長浜市議会 > 2013-11-28 >
11月28日-01号

  • 野中広務(/)
ツイート シェア
  1. 長浜市議会 2013-11-28
    11月28日-01号


    取得元: 長浜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成25年第4回定例会          平成25年長浜市議会第4回定例会会議録────────────────────────────────────            平成25年11月28日(木曜日)────────────────────────────────────議事日程 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 議案第105号 平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第106号 平成24年度長浜市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第107号 平成24年度長浜市診療所特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第108号 平成24年度長浜市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第109号 平成24年度長浜市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第110号 平成24年度長浜市休日急患診療所特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第111号 平成24年度長浜市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第112号 平成24年度長浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第113号 平成24年度長浜市浅井簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第114号 平成24年度長浜市湖北簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第115号 平成24年度長浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      決算特別委員長報告      質疑、討論      採決 日程第5 議案第116号 平成25年度長浜市一般会計補正予算(第7号)      議案第117号 平成25年度長浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第118号 平成25年度長浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      議案第119号 長浜市地域の元気づくり基金条例の制定について      議案第120号 浅井ふれあいの里・プラザふくらの森条例の停止に関する条例の制定について      議案第121号 長浜市風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について      議案第123号 長浜市職員退職手当条例の一部改正について      議案第124号 長浜市診療所条例の一部改正について      議案第125号 長浜市農業集落排水処理施設条例の一部改正について      議案第126号 高山キャンプ場条例の一部改正について      議案第127号 長浜市道路占用料徴収条例の一部改正について      議案第128号 長浜市法定外公共物管理条例の一部改正について      議案第129号 長浜市市営住宅条例の一部改正について      議案第130号 長浜市公共下水道使用料条例の一部改正について      議案第131号 長浜市サイクリングターミナル条例の一部改正について      議案第132号 長浜市民スポーツ施設条例の一部改正について      議案第133号 長浜市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第134号 長浜市簡易水道給水条例の一部改正について      議案第135号 長浜市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部改正について      議案第136号 長浜市地域活性化施設条例の一部改正について      議案第137号 長浜市宿泊観光施設条例の一部改正について      議案第138号 長浜市水道事業給水条例の一部改正について      議案第139号 長浜米原休日急患診療所条例の一部改正について      議案第140号 ウッディパル余呉指定管理者の指定について      議案第141号 長浜文化芸術会館指定管理者の指定について      議案第142号 浅井文化ホール指定管理者の指定について      議案第143号 長浜市民体育館等指定管理者の指定について      議案第144号 浅井文化スポーツ公園等指定管理者の指定について      議案第145号 長浜市勤労青少年ホーム指定管理者の指定について      議案第146号 木之本運動広場運動場・体育館の指定管理者の指定について      議案第147号 長浜市民プール等指定管理者の指定について      議案第148号 健康パークあざい指定管理者の指定について      議案第149号 長浜東部福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第150号 長浜西部福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第151号 長浜北部福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第152号 浅井福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第153号 びわ福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第154号 西浅井福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第155号 慶雲館本館等指定管理者の指定について      議案第156号 つづらお荘の指定管理者の指定について      議案第157号 湖北みずどりステーション指定管理者の指定について      議案第158号 奥びわ湖水の駅の指定管理者の指定について      議案第159号 河毛駅コミュニティハウス等指定管理者の指定について      議案第160号 永原駅コミュニティハウス等指定管理者の指定について      議案第161号 海道・あぢかまの宿等の指定管理者の指定について      議案第162号 余呉茶わん祭の館の指定管理者の指定について      議案第163号 北淡海・丸子船の館の指定管理者の指定について      議案第164号 平成24年度滋賀県自治会館管理組合一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第165号 工事請負契約の変更について      議案第166号 市道の路線の認定について      議案第167号 上水道料金等徴収事務の委託について      議案第168号 公共下水道使用料等徴収事務の委託について      議案第169号 財産の譲渡について      議案第170号 公平委員会の委員の選任について      議案第171号 長浜市職員の給与に関する条例の一部改正について      諮問第 4号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 5号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 6号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 7号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 8号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      市長提案説明 日程第6 決議案第4号 滋賀県流域治水の推進に関する条例の再考を求める決議について      意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書について      議員提案説明      質疑・討論      採決────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 議案第105号 平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第106号 平成24年度長浜市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第107号 平成24年度長浜市診療所特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第108号 平成24年度長浜市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第109号 平成24年度長浜市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第110号 平成24年度長浜市休日急患診療所特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第111号 平成24年度長浜市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第112号 平成24年度長浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第113号 平成24年度長浜市浅井簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第114号 平成24年度長浜市湖北簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      議案第115号 平成24年度長浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について      決算特別委員長報告      質疑、討論      採決 日程第5 議案第116号 平成25年度長浜市一般会計補正予算(第7号)      議案第117号 平成25年度長浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第118号 平成25年度長浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)      議案第119号 長浜市地域の元気づくり基金条例の制定について      議案第120号 浅井ふれあいの里・プラザふくらの森条例の停止に関する条例の制定について      議案第121号 長浜市風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について      議案第123号 長浜市職員退職手当条例の一部改正について      議案第124号 長浜市診療所条例の一部改正について      議案第125号 長浜市農業集落排水処理施設条例の一部改正について      議案第126号 高山キャンプ場条例の一部改正について      議案第127号 長浜市道路占用料徴収条例の一部改正について      議案第128号 長浜市法定外公共物管理条例の一部改正について      議案第129号 長浜市市営住宅条例の一部改正について      議案第130号 長浜市公共下水道使用料条例の一部改正について      議案第131号 長浜市サイクリングターミナル条例の一部改正について      議案第132号 長浜市民スポーツ施設条例の一部改正について      議案第133号 長浜市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第134号 長浜市簡易水道給水条例の一部改正について      議案第135号 長浜市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部改正について      議案第136号 長浜市地域活性化施設条例の一部改正について      議案第137号 長浜市宿泊観光施設条例の一部改正について      議案第138号 長浜市水道事業給水条例の一部改正について      議案第139号 長浜米原休日急患診療所条例の一部改正について      議案第140号 ウッディパル余呉指定管理者の指定について      議案第141号 長浜文化芸術会館指定管理者の指定について      議案第142号 浅井文化ホール指定管理者の指定について      議案第143号 長浜市民体育館等指定管理者の指定について      議案第144号 浅井文化スポーツ公園等指定管理者の指定について      議案第145号 長浜市勤労青少年ホーム指定管理者の指定について      議案第146号 木之本運動広場運動場・体育館の指定管理者の指定について      議案第147号 長浜市民プール等指定管理者の指定について      議案第148号 健康パークあざい指定管理者の指定について      議案第149号 長浜東部福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第150号 長浜西部福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第151号 長浜北部福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第152号 浅井福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第153号 びわ福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第154号 西浅井福祉ステーション指定管理者の指定について      議案第155号 慶雲館本館等指定管理者の指定について      議案第156号 つづらお荘の指定管理者の指定について      議案第157号 湖北みずどりステーション指定管理者の指定について      議案第158号 奥びわ湖水の駅の指定管理者の指定について      議案第159号 河毛駅コミュニティハウス等指定管理者の指定について      議案第160号 永原駅コミュニティハウス等指定管理者の指定について      議案第161号 海道・あぢかまの宿等の指定管理者の指定について      議案第162号 余呉茶わん祭の館の指定管理者の指定について      議案第163号 北淡海・丸子船の館の指定管理者の指定について      議案第164号 平成24年度滋賀県自治会館管理組合一般会計歳入歳出決算の認定について      議案第165号 工事請負契約の変更について      議案第166号 市道の路線の認定について      議案第167号 上水道料金等徴収事務の委託について      議案第168号 公共下水道使用料等徴収事務の委託について      議案第169号 財産の譲渡について      議案第170号 公平委員会の委員の選任について      議案第171号 長浜市職員の給与に関する条例の一部改正について      諮問第 4号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 5号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 6号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 7号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      諮問第 8号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて      市長提案説明 日程第6 決議案第4号 滋賀県流域治水の推進に関する条例の再考を求める決議について      意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書について      議員提案説明      質疑・討論      採決────────────────────────────────────応 招 議 員 ( 29名 )出 席 議 員 ( 28名 )  1番 浅 見 勝 也 君            2番 落 合 武 士 君  3番 北 田 康 隆 君            4番 脇 阪 宏 一 君  5番 浅 見 信 夫 君            6番 竹 内 達 夫 君  7番 杉 本 敏 隆 君            9番 西 尾 孝 之 君  10番 押 谷 憲 雄 君            11番 藤 井   繁 君  12番 柴 田 清 行 君            13番 伊 吹 正 弘 君  14番 竹 本 直 隆 君            15番 土 田 良 夫 君  17番 東 野   司 君            18番 中 嶌 康 雄 君  19番 吉 田   豊 君            20番 山 岡 孝 明 君  21番 石 田 節 子 さん           22番 林   多恵子 さん  23番 東   久 雄 君            24番 柴 田 光 男 君  25番 田 中 伝 造 君            26番 押 谷 與茂嗣 君  27番 松 本 長 治 君            28番 森 田 義 人 君  29番 阪 本 重 光 君            30番 溝 口 治 夫 君────────────────────────────────────欠 席 議 員 ( 1名 )  8番 野 村 俊 明 君────────────────────────────────────事務局出席職員氏名 事務局長 伊 藤 喜久雄 君         次長   西 川   昇 君 副参事  大 塚 邦 生 君         副参事  宮 川 尚 久 君────────────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名 市長     藤 井 勇 治 君       副市長    吉 浜 隆 雄 君 総務部長   大 塚 義 之 君       企画部長   藤 居 茂 樹 君 市民生活部長 川 崎 圭 司 君       健康福祉部長 福 井 正 俊 君 産業経済部長 今 井 克 美 君       都市建設部長 千 種 利 明 君 教育長    北 川 貢 造 君       長浜病院事務局長                               北 川 典 明 君 湖北病院事務局長               北部振興局長 米 澤 辰 雄 君        林   幸 男 君 財政理事   且 本 安 彦 君       財政課参事  田 中 正 樹 君────────────────────────────────────    (午前10時00分 開会) ○議長(土田良夫君) それでは、皆さんおはようございます。 議員の皆様方には、定刻にご参集いただきまして、まことにありがとうございます。 会議に先立ち、ご報告を申しあげます。 本日の会議に、8番野村俊明議員から欠席の届けを受けておりますので、ご報告いたします。 これより平成25年長浜市議会第4回定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。───────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(土田良夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において柴田光男議員杉本敏隆議員を指名いたします。───────────────────── △日程第2 会期の決定 ○議長(土田良夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 今期定例会につきましては、去る11月21日に開催されました議会運営委員会におきまして、既に配付いたしております会期予定表のとおりご協議いただきました。 お諮りいたします。 今期定例会の会期につきましては、本日から12月18日までの21日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田良夫君) ご異議なしと認めます。 よって会期は本日から12月18日までの21日間と決しました。───────────────────── △日程第3 諸般の報告 ○議長(土田良夫君) 日程第3、事務局長から諸般の報告をいたします。 事務局長。 ◎事務局長伊藤喜久雄君) ご報告いたします。 まず、議案の送付についてでありますが、平成25年11月21日付長財第117号で藤井勇治市長から土田良夫議長宛て今期定例会に提出するため、議案55件及び諮問5件の送付がありました。 案件は、送付書記載のとおり、議案第116号 平成25年度長浜市一般会計補正予算(第7号)ほか54件及び諮問第4号 人権擁護委員の推進につき意見を求めることについて、ほか4件であります。 あわせて、予算に関する説明書及び地方自治法第180条の規定による市長の専決処分についての報告が、それぞれ地方自治法の定めにより提出されております。 次に、平成25年11月26日付長財第120号で藤井勇治市長から土田良夫議長宛てに、議案第122号 長浜市の職員の給与に関する条例の一部改正について議案の取り下げがあり、同日付長財第121号で藤井勇治市長から土田良夫議長宛て今期定例会に提出するため、議案第171号 長浜市職員の給与に関する条例の一部改正についての送付がありました。 次に、今期定例会に提出するため、平成25年11月21日付で、会議規則第14条の規定により、藤井 繁議員ほか11名から決議案1件、竹内達夫議員ほか2名から意見書案1件の提出がありました。 案件は、決議案第4号 滋賀県流域治水の推進に関する条例の再考を求める決議、意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書であります。 これら議案、決議案、意見書案及び関係書類につきましては、先般その写しを議員の皆様方にお届けしております。 最後に、監査委員から本年8月、9月及び10月に実施されました定期監査報告書及び例月現金出納検査報告書地方自治法の定めにより提出され、議会事務局に保管をいたしております。 以上、報告を終わります。───────────────────── △日程第4 継続審査中の議案第105号から議案第115号までについて      決算特別委員長報告      質疑、討論      採決 ○議長(土田良夫君) 日程第4、継続審査中の議案第105号から議案第115号までについてを議題といたします。 本件に関し、決算特別委員長から委員会審査の結果報告を求めます。 決算特別委員長 竹内達夫議員、登壇願います。 決算特別委員長。 ◆決算特別委員長竹内達夫君) (登壇)決算特別委員会審査報告をご報告申しあげます。 平成25年長浜市議会第3回定例会におきまして継続審査となっておりました議案第105号 平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算の認定について外10議案につきまして、10月22日に産業建設分科会、10月23日に健康福祉分科会、10月24日に総務教育分科会を開催し、当局からの説明を求め、慎重に審査を重ねてまいりました。 加えて、本日、決算特別委員会を開催し、各分科会からの報告を受け、総括的な審査を行ったところであります。 その結果、まず議案第105号 平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算の認定につきましては、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第106号 平成24年度長浜市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定につきましては、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第107号 平成24年度長浜市診療所特別会計歳入歳出決算の認定につきましては、全員一致で認定すべきものと決しました。 次に、議案第108号 平成24年度長浜市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定及び議案第109号 平成24年度長浜市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定につきましては、賛成多数で認定すべきものと決しました。 次に、議案第110号 平成24年度長浜市休日急患診療所特別会計歳入歳出決算の認定、議案第111号 平成24年度長浜市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定、議案第112号 平成24年度長浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定、議案第113号 平成24年度長浜市浅井簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定、議案第114号 平成24年度長浜市湖北簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定及び議案第115号 平成24年度長浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定につきましては、それぞれ全員一致で認定すべきものと決しました。 なお、各分科会での審査過程において、事務遂行に当たり指摘や意見、論議された事項の一部については、その概要を申しあげて付言をいたします。 まず、健康福祉分科会では、しょうがい者雇用について、市職員のしょうがい者法定雇用率達成のために、しょうがいの種類や程度に応じた仕事内容とサポート体制を研究し、継続可能な雇用体制を図られるようなプランの提案を検討するようにとの意見。これは総務教育分科会でも意見として出されております。 次に、放課後児童クラブについて、充実していくという方向は確認できるものの、利用したくとも利用できない児童がいることから、公平・公正な対応を図ることとの意見。 地域交流促進活動事業について、事業計画の3年が終了するが、当初の目的であった老人クラブの活性化に至っていない現状であり、今後、この事業の目的である老人クラブの活性化や、さらに高齢者の健康増進とひきこもり防止などの効果が十分得られる事業を検討するようにとの意見が出されました。 最後に、総務教育分科会では、教育関係においては、評価指標をもって研修等を実施し、教員の資質向上及び養成に努められたいとの意見、スクールバスの運行委託に関して、より安全な運行を期すように業者指導をされるようにとの意見、幼・保職員の正規職員化及び園長はできる限り現場育成主義とされるようにとの意見。一部の窓口対応には市民から苦情が寄せられていることから、人事当局において職員の適正配置及び指導育成を図るようにとの意見。入札関係においては、入札中止や落札取り消しをなくすため、違算の解消に向けた取り組みを図るようにとの意見がございました。 以上、各分科会及び委員会での審査過程において論議された事項について、その概要の一端を申しあげましたが、当局におかれましては、本決算審査を通じてなされた質疑及び意見並びに要望等を真摯に受けとめるとともに、市民が求められている行政サービスを的確に見きわめながら予算編成に十分反映され、今後とも開かれた市政を目指して全力を尽くされんことを強く求めます。 以上、決算特別委員会の審査結果報告を終わります。 ○議長(土田良夫君) ただいまの報告に対しまして質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田良夫君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。 浅見信夫議員、登壇願います。 浅見議員。 ◆5番(浅見信夫君) (登壇)それでは、議案第105号 平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第106号 平成24年度長浜市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第108号 平成24年度長浜市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について及び議案第109号 平成24年度長浜市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日本共産党市議団は反対の態度を表明しておりますので、以下、反対理由を述べます。 平成24年度の一般会計と10の特別会計の歳入歳出の額は1市6町合併による3年目の通年決算となり、実質収支額は一般、特別会計合わせて約11億8,100万円の黒字となっております。 一般会計においては、市では、歳出削減を前提に地方交付税総額維持などの措置をとるという、平成24年度の国の地方財政計画や合併時の財政計画、財政健全化計画などにより財政運営を行ってきました。 その結果、経常収支比率は過去最高であった平成21年度の91.3%と比較すると84.8%と改善はされましたが、市税全体の先行きが不透明で、自主財源比率は38.5%と低い状態が続いており、財政力指数も0.58と県内市平均0.7に比べて低く、合併以後も財政状況は依然として厳しいものがございます。 また、交付税の合併算定替えの終了への対応の問題で、平成27年度からの激変緩和期間を経て、平成32年度から年約57億円の交付税削減に対する改善に取り組まざるを得ない状況にあり、合併に対する特例的な財政支援に依存しない財政に移行できるよう、市では行政改革大綱などにより受益者負担の適正化など、市民にとっては厳しい財政運営を進めております。 これに基づく財政運営の徹底は、人件費の大幅削減、市民向けの行政サービスの縮小・廃止、支所の縮小など、周辺地域切り捨てといったことに力点が置かれ、このことが市民の生活基盤を弱め、家計や地域経済をますます冷え込ませる一つの要因となっております。 市では、過去の市債の繰上償還や基金の積み立てを行い、将来に負担を残さない財政運営を行っているとしておりますが、合併した現在の市民に過重の負担を強いているのではないでしょうか。将来に負担を残さないことも大切ですが、この点を少し改善すれば、福祉や保健、市民の暮らし対策などは充実させることができ、サービスの引き下げや負担増は行わなくとも可能であります。 しかし現実は、平成24年度において、市民のための施策を展開する上で欠かせないマンパワーである市職員は、定員適正化計画を上回って平成21年度に比較して104人も削減され、給与も連続して引き下げられています。 一方、市職員の大きなウエートを占めている臨時職員の賃金や待遇は改善されない状況が続いております。また、受益者負担の適正化のもと、保育料は平成22年度、平成23年度と28%も引き上げられたままで、公民館の有料化、幼稚園の保育料も値上げされ、住民票などの証明書手数料も引き上げられたままです。 また、平成19年度から行われた事業仕分けによって、はり・きゅう・マッサージ助成事業や敬老祝い金支給事業が廃止されたのを初め、社会福祉協議会活動推進事業、老人クラブへの補助など、各種福祉に関する施策も事業の縮小や補助率の見直しで事業費が削減しております。 市長の公約でもあり、市民から拡大の要望の多かった住宅リフォーム助成事業も廃止となっている状態であります。派遣切りに遭った非正規労働者への支援の取り組みも費用も全く不十分であります。さらに支所は縮小され、地域子育てセンター費用なども統合・縮小され、周辺部の利便性が損なわれています。 予算は市民の暮らしに向けられるべきであって、市民税や地方交付税など、市の自主的な判断で執行できる一般財源の総額は確保されているのですから、社会保障や住宅リフォーム助成など、市民向けサービスの充実や高すぎる国保料などの負担軽減のために財源を振り向けるべきであります。 平成24年度の決算書を見ますと、企業立地促進助成金は10社で2億584万円にも上ります。これによる市内居住者の新規雇用は32人となっています。10社の助成金のうち、その大半の75%は、228億円の経常利益を上げ、内部留保を4,889億円もため込んでいる一大企業に助成されています。同企業は、2008年9月以降、県内工場で500人から600人の非正規労働者を解雇している企業であります。 大企業の固定資産税免除のための助成金は、市の中小企業対策も含む商工業振興費の54%を占めている異常な状態で、中小企業対策に予算を振り向けるために企業立地推進事業費に上限を設けるなどの見直しを行うべきであります。 また、姉川コミュニティ防災センターの浴室無料開放の見直し、丹生ダム対策事業費の廃止なども行うべきであります。 このように、平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算については、国からの地方財源の確保などの手直しがあるものの、市民の暮らしを支援するものとはなっておらず、また合併による地方交付税の減収の見込みやその影響を市民や職員、周辺地域に押しつけるもので、賛成することはできません。 次に、国民健康保険について、その保険料は平成24年度は据え置かれましたが、平成20年度の15%、平成21年度の10%引き上げられたままであります。市では、高過ぎる国保料について被保険者の負担は限界に達しているという認識を示しつつも、財源不足を回避するためには引き上げはやむを得ないと説明をしてきております。 しかし実際には、平成24年度の決算では2億1,700万円の黒字となっています。財政調整基金残高約3億5,200万円を加えると約5億7,900万円の財源があります。国保財政悪化の最大の要因である国保負担率の引き下げについて、50%に戻すことを国に強く求めるとともに、国保の保険者である市として基金の取り崩しや一般会計からの計画的な繰り入れにより、高過ぎる保険料を引き下げるべきであります。 後期高齢者医療制度については、75歳以上の高齢者に重い負担と差別医療を押しつける医療制度で、一日も早い廃止が求められています。保険料について、県後期高齢者医療広域連合は、平成22年度に3.19%の値上げを行い、さらに平成24年度には9.9%の値上げを行い、保険料は年約6万2,000円となっています。 国は、国保の広域化にあわせて後期高齢者医療制度にかわり地域保険を国保に一本化する議論をしておりますが、差別医療の拡大やさらなる重い保険料負担を高齢者に課すのではなくて、後期高齢者医療制度は直ちに廃止し、75歳以上の医療費は国の責任で無料化するという制度を確立するよう市は強く要請すべきであります。 介護保険については、平成24年度から3年間、第5期ゴールドプランながはま21が実施されています。事業費の伸びを見込んで、介護保険料は65歳以上の第1号被保険者の基準額で17%増、月額で5,080円と大幅に引き上げられました。 しかし、平成24年度の決算を見ると、約2,100万円の黒字となっております。財政調整基金残高から約1億4,100万円を加えると、約1億6,200万円の財源があります。さらに、介護保険料は事業費が基礎となって算出されますが、特別会計の事業費不用額は約1億2,000万円となっています。介護の社会化がますます求められる中で、介護を必要とする高齢者が安心して地域で暮らしていくために、地域包括ケアシステムの確立や介護、介護予防サービスの計画的な充実への展望を示すとともに、基金の取り崩しや一般会計からの計画的な繰り入れにより高過ぎる介護保険料を引き下げるべきであります。 以上の理由で、議案第105号、議案第106号、議案第108号及び議案第109号については、決算の認定を容認することができません。市が地方自治体の本旨である市民の健康、福祉を守り、安全・安心のまちづくりを進めるという視点に立って、市の判断で執行できる歳入の7割に当たる一般財源を市民向けサービスに振り向けるなど、市民にシフトした財政運営を行っていただきたいことを申しあげるとともに、反対討論に対する議員各位のご賛同をお願いして討論とします。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(土田良夫君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決をいたします。 まず、議案第105号について採決いたします。 議案第105号 平成24年度長浜市一般会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員長報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(土田良夫君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって議案第105号は認定されました。 次に、議案第106号について採決いたします。 議案第106号 平成24年度長浜市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員長報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(土田良夫君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって議案第106号は認定されました。 次に、議案第107号について採決いたします。 議案第107号 平成24年度長浜市診療所特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田良夫君) ご異議なしと認めます。 よって議案第107号は認定されました。 次に、議案第108号について採決いたします。 議案第108号 平成24年度長浜市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員長報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。    〔賛成者起立〕
    ○議長(土田良夫君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって議案第108号は認定されました。 次に、議案第109号について採決いたします。 議案第109号 平成24年度長浜市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員長報告のとおり決することに賛成の方はご起立願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(土田良夫君) ご着席ください。 起立多数であります。 よって議案第109号は認定されました。 次に、議案第110号から議案第115号までについて採決いたします。 議案第110号 平成24年度長浜市休日急患診療所特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第111号 平成24年度長浜市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第112号 平成24年度長浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第113号 平成24年度長浜市浅井簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第114号 平成24年度長浜市湖北簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について及び議案第115号 平成24年度長浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、決算特別委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田良夫君) ご異議なしと認めます。 よって議案第110号から議案第115号までについては認定されました。 以上をもちまして決算特別委員会の審査は終了いたしました。 委員の皆様方には慎重なる審査、ご苦労さまでございました。───────────────────── △日程第5 議案第116号から議案第121号まで、議案第123号から議案第171号まで      諮問第4号から諮問第8号まで      市長提案説明 ○議長(土田良夫君) 日程第5、議案第116号から議案第121号まで、議案第123号から議案第171号までについて及び諮問第4号から諮問第8号までについてを一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(藤井勇治君) (登壇)本日ここに平成25年度長浜市議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご参集を賜り、厚くお礼を申しあげます。 さて、日本の景気は、経済指標においては、大企業を中心に雇用拡大や設備投資に拡大傾向があり、中小企業において明るい兆しが見えてきていると言われています。 一方で、来年の消費税増税等による景気への影響も懸念されるところであり、地域経済の活性化が今後とも県や各市町における重要課題であることは間違いのないところであります。 こうした中、市民生活を支える基礎自治体にとりましては、着実な市政運営を図るべく来年度の予算編成に取り組んでいく必要があります。 私は、これまでも国、県から予算を確実なものにするため、直接関係省庁に出向き、その交渉に当たっておりますが、今後さらに強力に提言と要請を行ってまいりたいと考えております。 来年3月には、私の1期4年の任期が一区切りを迎えますが、引き続いて市政を担当させていただくことが私の使命であり責任であると考えております。まさに継続は未来への力、思いをしっかりと実現していくために、財政の健全性をしっかり堅持した上で、市民の皆さんの暮らしを守り育てていくことを念頭に置いて、将来も継続して長浜市が発展していくために必要となる政策の立案を関係部署に指示し、鋭意その取りまとめを行い、継続した取り組みへの準備をしているところであります。 それでは、ここで議案の説明に先立ち、9月定例会以降の主な市政の動きについて幾つかのご報告を申しあげます。 まず、一つ目でございますが、新庁舎東館のオープンについてであります。 去る9月の定例会におきまして、建設状況についてのご報告をさせていただいたところでございますが、10月15日に新庁舎東館のオープンをいたしました。 当日の開所式には、議員の皆様にもお忙しい中、多数お越しをいただきましたことを厚くお礼申しあげます。 開所以降、東館はこれまで東別館に配置していた18課の職員350名が新しい庁舎で執務をしているところで、東日本大震災以降に建設された庁舎として初めてということもあり、新庁舎には市内外からも視察にお越しをいただいているところでございます。 なお、現在、旧東別館の解体作業に着手したところであり、来年末の全館完成を、オープンを目指し、安全にまた確実に工事を進めているところでありますので、いましばらくご不便をおかけいたしますが、ご理解をいただきたいと存じます。 二つ目には、10月28日、29日の両日にわたって開催をいたしました外国人集住都市会議についてであります。 今年度から2年間、長浜市が全国27都市で構成する外国人集住都市会議の座長として、関係府省庁を初め、全国から首長や担当者、研究者、あるいは企業担当者など、一般参加者も含めて約400名の方に長浜にお集まりをいただきまして、そして「多文化共生社会をめざして~すべての人が互いに尊重し、共に支え合う地域社会をめざして~」、このテーマのもと、現場を抱える基礎自治体の首長と国との間で、今回の会議において議論が深められたことは大変意義深いものであり、その結果を受けて発信した「ながはま2013」メッセージは、今後の多文化共生社会の構築に向けて大きな足跡を残したものと確信いたしております。 三つ目は、黒田官兵衛博覧会についてであります。 来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映にあわせ、来年1月19日から大河ドラマ館となるきのもと交遊館、そして歴史館となる長浜城歴史博物館、また城下まち館となる曳山博物館をメーン会場に、344日間にわたり黒田官兵衛博覧会を開催いたします。 博覧会開催に当たりましては、市民、企業、行政団体、関係機関等で構成される博覧会実行委員会を設立し、官民連携して広報宣伝、前売り券販売、協賛企業募集、会場運営、イベント開催、おもてなしガイドや物販など総合的に取り組んでいただいております。 市としましても、今回、博覧会により、奥琵琶湖や長浜まちなかの魅力を全国に情報発信し、国内外からのお客様を地域ならではのおもてなしでお迎えできるよう、全市を挙げて全力で取り組んでまいりたいと思っております。 四つ目には、今年度実施した防災訓練についてであります。 まず、市総合防災訓練について、10月20日に西黒田・神田連合地域を対象に実施をいたしました。 当日は悪天候の中ではありましたが、全自治会防災関係機関、団体の皆様のご参加をいただき、一致団結した防災活動ができたことは大変心強く感じたところでございます。 また、11月10日には原子力防災訓練を実施いたしました。 今回の訓練は、滋賀県、高島市と合同で地域防災計画の原子力災害対策計画に基づき初めて行う訓練で、杉野連合自治会、飯浦自治会の皆様にご協力をいただき、東近江市への広域避難訓練や湖上輸送による避難訓練も実施をいたしました。 こうした防災訓練を通じて、十分な検証を重ねて防災意識の高揚や防災知識の習得を図りながら、今後とも災害に強い、安全で安心なまちづくりに努めていきたいと考えております。 最後に、冬季の除雪体制についてであります。 いよいよ師走を控え、我が湖北地方は本格的な降雪の時期を迎えることになります。特に、冬季における道路交通の安全確保は毎日の市民の暮らしに直結するものであることから、12月1日より職員500名、5班体制を基本とする除雪体制を編成し、本庁、北部振興局、支所ごとに除雪対策本部を設け、万全の体制で臨んでまいります。 また、地域特性に応じた降雪に対応を図れるよう、雪寒期間中については、自治会を初め、地域住民の皆様方や地元のおよそ60の委託業者の方々にご協力を賜りながら、協働による安心・安全な冬季の道路交通の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申しあげます。 それでは、本日ご提案いたしました諸議案につきましてご説明を申しあげます。 議案第116号から118号につきましては、平成25年度の補正予算であります。一般会計を合わすと、総額9億8,800万余円の追加補正となります。 まず、災害復旧、除雪対策などに関する予算措置であります。 7月末の豪雨及び台風18号被害による林道、市道の復旧工事について、国の災害査定の結果を受けまして所要の経費を計上しております。 雪寒対策費では、本格的な降雪期を控え、本年度の除雪体制を踏まえた所要経費を精査し、当初予算額を増額するものです。 次に、県の補助採択を受けまして、福祉避難所の開設、運営人材の育成や停電対策として発電機を配備するなど、所要の経費を計上しております。 その他、主な事業の予算措置といたしましては、総務費では、国の緊急経済対策として創設された地域の元気臨時交付金を平成26年度も活用するための基金を積み立て、民生費では子ども・子育て支援法の施行に備えたシステム整備費、衛生費では湖北広域行政事務センター及び長浜水道企業団の事業計画の変更等に伴う負担金、農林水産業費では平成26年度に予定される公共施設整備への市産材活用を見据え、市産材調達管理基金の増額について計上いたしたところであります。 次に、高月認定こども園、木之本認定こども園につきましては、合併前からの各町の懸案事項として引き継いだ事業でございますが、国庫補助の内定を受けましたので、建築工事に着手するため、債務負担行為として所要経費を措置するものであります。 豊公園の市民プール移転後の跡地活用につきましては、平成27年秋の全日本テニス選手権大会や平成36年に県内で開催が予定されている国体を見据え、公園内のテニスコートを現在の12面から16面の人工芝コートへと拡張する方向で、設計費や公園の解体工事費を債務負担行為として措置するものであります。 また、社会福祉法人青祥会が、今後、多様な認知症患者に対応し、在宅復帰を促す機能を備えた、湖北地域では初めてとなる専門病棟への改修を計画されたことから、本市といたしましては認知症施策の充実につながる事業として、県とともに支援をすることといたしました。 そのほか、年度当初から事業が実施できるよう予算措置を講じたほか、指定管理料を設定しており、また翌年度に予算を繰り越す必要が生じたため繰越明許費を追加いたしました。 以上の財源としましては、国県支出金、市債を充て、収支の均衡を図っております。 特別会計につきましては、公共下水道事業特別会計において、雨水渠整備の事業費を繰越明許とするものです。 農業集落排水特別会計は、処理施設の管理予算が不足するため、所要の経費を措置するものであります。 次に、議案第119号から139号及び171号は、条例案についてであります。 議案第119号は、地域の元気づくり基金を設置するため条例を制定するものです。 議案第120号は、浅井ふれあいの里・プラザふくらの森を隣接する施設との一体的な利活用を今後検討するため、指定管理期間満了をもって当分の間休館とするため、所要の条例を制定するものであります。 議案第121号は、地方分権改革に係る関係法令の改正に伴い事務権限が移譲され、移譲された風致地区における建築等の規制に関し必要な事項を定めるものです。 議案第171号は、国家公務員に準じ、55歳以上の職員の昇給を抑制するため、所要の改正を行うものです。 議案第123号は、職員の退職手当について、国家公務員に準じ、早期退職募集制度を導入し、早期退職特例措置を拡充するため、所要の改正を行うものです。 議案第129号は、市営住宅の管理運営の適正化を図るため、入居者の収入の申告に関する事項についての所要の改正を行うものです。 議案第132号は、神照運動公園の市民プールの開業期間を確定するため、所定の改正を行うものであります。 議案第135号は、災害派遣手当を支給できる対象に、大規模災害における復興計画策定のために本市に派遣される職員を追加するため、所要の改正を行うものです。 議案第124号から128号、130号から131号、133号から134号、136号から139号は、消費税率の引き上げに伴い、使用料消費税分を使用料等に加算する改正であります。本市の消費税率引き上げに伴う公共料金等の取り扱いにつきましては、8%から10%へと段階的な税率の引き上げが予定されることから、及び合併協定などに基づく過去2回の料金の見直しからいとまがないことから、一律の対応は見送り、水道や下水道、病院などの公営企業に係る料金及び利用料金制により運営する指定管理施設のうち民間と競合する宿泊施設の料金を対象とし、税率の増加分のみを改定することといたしました。この方針に基づきまして13の条例を改正するものでございます。 次に、議案第140号から163号までにつきましては、公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の規定に従い、選定委員の意見を賜りましたので、地方自治法の規定に基づき議会の議決を求めるものです。 議案第164号は、地方自治法の規定により、平成25年3月31日をもって解散した滋賀県自治会館管理組合の決算認定を求めるものです。 議案第165号は、浅井地区の小・中学校冷暖房設備設置工事の契約金を減額する変更契約を締結することにつき、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものです。 議案第166号は、道路法の定めに基づき、8路線を市道として認定することについて議会の議決を求めるものです。 議案第167号及び168号は、水道企業の統合による事務の効率化の一環として、水道料金及び下水道使用料の徴収事務を長浜水道企業団に委託することについて、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものです。 議案第169号は、一般社団法人滋賀県造林公社と締結しております分収造林契約において、公共の経営改善のため本市の収益分収権の割合を引き下げることについて議会の議決を求めるものです。 議案第170号は、現公平委員の方より辞職願が提出されましたことから、新たに漣 藤寿氏を選任することについて議会の同意を求めるものです。漣氏は、滋賀県職員として、長年、地方行政に携わってこられ、健康福祉部長総務部長などの要職を務めてこられました。人格高潔で、地方自治の本旨等にも理解があり、人事行政に関し卓越した見識をお持ちの方でありまして、公平委員として適任であると考えています。 続きまして、諮問第4号から8号については、5名の現人権擁護委員の方が任期満了を迎えられることになり、沢尾武廣氏、主馬益夫氏、柴田勘治氏を再び推薦したく、また二宮 保氏、大橋基明氏の2名を新たに推薦するものです。 5名の方々は、人格、見識ともに高く、社会実情に通じ、人権擁護への深い理解をお持ちであり、人権擁護委員として適任であり、人権擁護委員法に基づく議会の意見をいただき、法務大臣に推薦したいと考えますので、よろしくお願いを申しあげます。 以上が本日ご提案申しあげました議案の概要でございます。何とぞ慎重なるご審議の上、適切なるご議決を賜りますようよろしくお願いを申しあげます。───────────────────── △日程第6 決議案第4号及び意見書案第6号について      議員提案説明      質疑、討論      採決 ○議長(土田良夫君) 日程第6、決議案第4号及び意見書案第6号についてを議題といたします。 まず、決議案第4号 滋賀県流域治水の推進に関する条例の再考を求める決議について、提出者から提案理由の説明を求めます。 藤井 繁議員、登壇願います。 藤井議員。 ◆11番(藤井繁君) (登壇)皆さん、おはようございます。 それでは、決議案第4号 滋賀県流域治水の推進に関する条例の再考を求める決議につきまして、皆様方に配付させていただきました資料に基づいて朗読をさせていただいて説明とさせていただきたいと思います。 全国各地における台風および集中豪雨による被害や、全国で初めてとなる特別警報が県内に発令され県南部を中心に甚大な被害が発生するなど、今日ほど命の尊さと治水対策の重要性を考えさせられることはなく、市民の生命、身体および財産を守る責任を担う基礎自治体としては、この甚大な被害などを教訓に、あらためて治水対策を見直し、その徹底を図る必要があります。 こうした意味で、平成25年9月滋賀県議会定例会に提案された県流域治水の推進に関する条例の目的について「将来にわたって安心して暮らすことができる安全な地域づくりが重要である」と宣言することに一定の理解はするものの、本条例は、地域住民が長年望んでおられる湖北地域の河川整備計画を策定し、抜本的な河川改修や堤防の強化をすること等をなおざりにし、対象地域における罰則を伴う建築規制に特化したものであり、地域が貶められ、地域の誇りが損なわれ、地域コミュニティの崩壊につながり、県が示す浸水危険区域内の住宅約1,070戸のうち800戸がある長浜市の議会として、「市民の安全確保に全く実効性の無いうえに大きな負担を強いる」内容に異を唱えるものであります。 また、条例制定の過程や支援制度の策定段階において、何よりも重要となる民意の反映が何一つされておらず、地域住民のみならず県民が県行政に対し、大きな不信と不安を抱くものとなっています。 つきましては、県が進められる「滋賀の流域治水」にあたっては、早期に下記に対処され、現在、滋賀県議会において継続審議とされている条例について、真に住民の生命と財産、文化、伝統、地域コミュニティを守る条例となるよう再考をされるよう求めます。 記。 1.スケジュール、工程を含めた湖北地域の河川整備計画を早急に策定し、併せて抜本的な河川改修のための財源等の確保をされること。 2.県民、特に浸水危険の高い地域住民に対しては、十分な意見の聞き取りとその反映、条例や支援制度の懇切丁寧な説明を行うこと。 3.浸水危険区域(浸水警戒区域)や災害危険区域の指定による建築規制よりも、長浜市指定の避難所等を活用するなど避難誘導の仕組みづくりを構築すること。 4.条例にかかる避難所の指定・設置や避難誘導の仕組みの構築については、長浜市をはじめ地域の意見を真摯に受け止めるとともに、非現実的な避難所の設置を前提としないこと。 5.河川改修や内水排除対策、堤防の強化等が進捗するまでの間については、浚渫や竹木伐採等適正な河川管理に努めるとともに、実効ある支援制度を整備されること。 以上のことを決議する。 平成25年11月28日 なお、本日この決議案を上程いたしましたのは、実は滋賀県議会も今日が開会日でございます。皆さん方に、各議員にご理解賜りたいのは、たった県下1,100軒のうち800軒が旧虎姫町であり、桜町以下9自治体でございます。 さきに、この9月に県議会に提案されるまで、対象地域でありますこの800世帯は、県からは何ら一切の説明もなく9月に県議会に上程されました。私の唐国もちろんでございますが、桜町以下、今、虎姫16自治会のうち2自治会は自治会長さんおられませんが、14自治会長さん全員が反対でございます。 特に、この浸水危険区域指定という指定をされてしまえば、新しい地域差別が生まれるんじゃないか。あそこは水つき場だというような風評が発生することは、もう明らかでございます。 どうかこの治水案につきましては、新しい地域の差別を生むことなく、安心して孫や子どもたちが帰ってきていただけるような、より現実的な条例にしていただきたいと思っております。 なお、12月1日に初めて県は地元で説明会を開くことになっております。議員各位には、この治水条例についてもっと詳しくお知らせすることが必要と思いますが、今日この11月28日、県議会が始まります。知事は、この11月県議会にも、どうも継続審議になったにもかかわらず採決をされるということも予想されますので、ぜひ議員各位の皆様方の賛同を得られますことを心からお願い申しあげまして提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(土田良夫君) ただいま提案のありました決議案第4号に対する質疑を行います。質疑のある方は、発言通告書を提出してください。 発言の通告がありませんので、質疑なしと認めます。 次に、意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書について、提出者から提案理由の説明を求めます。 竹内達夫議員、登壇願います。 竹内議員。 ◆6番(竹内達夫君) (登壇)提出者を代表いたしまして、意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書について提案説明を行います。 12月21日の議運の時点では、まさか26日に衆議院で強行採決されるとは思いませんでした。情勢が大きく変わりましたので、補足説明を中心に訴えたいと思います。 昨日の中日新聞でも、決められる政治横暴、国民の不安、数の力で黙殺。福島の公聴会は、陳述者全員が反対や懸念を述べていたのに、被災地の声を聞くふりをしただけ。国民軽視の強行突破だ。巨大与党が力ずくで渦巻く反対をねじ伏せたのは看過できない。国民視線や基本的人権、平和主義の三大原則から逸脱していることだ。特定秘密保護法案について、どれだけの議員がこの深刻さを理解しているのか。本来は、議員こそ反対の先頭に立つべきである。軍事面に過度に傾いている法案である上、安倍内閣は来年にも集団自衛権の行使ができる国家安全保障基本法案の提出を目指しております。平和主義とは相入れない、改めて反対表明をすると。 これは中日新聞の社説でありますが、朝日におきましても民意を恐れぬ力の採択、毎日では民主主義の土台を壊すもの、このように各社が社説で強くこの法案についての反対の態度を示しておられます。 テレビでおなじみのキャスターやジャーナリスト、鳥越俊太郎、田原総一朗、岸井成格、大谷昭宏さんなど、また女優の藤原紀香、あるいは菅原文太、仲代達矢さん等々、有名な芸能人もこぞってこの法案に反対の態度を示しています。 日本ペンクラブの浅田次郎会長は、言論統制の第一歩だ。もし波風も立たずに法案が成立してしまえば民主主義の暴力だ。議員の数だけで物事が決まっていく危険な世の中になる。それは日本にとって経済が不景気になることよりも大ピンチのことだと、このように指摘をされております。 自民党の元幹事長であります古賀 誠さん、元内閣官房長官、野中広務さん、こういう方も、あの太平洋戦争でひどい目に遭った方でございます。今、戦争の足音が聞こえてくる。昔の大政翼賛会のようだ。そら恐ろしい。日本は戦争をしない、戦争にくみしないということを厳粛に誓う国にしていくべきだと、このように秘密保護法案廃案を訴えられております。 日本新聞協会、日本雑誌協会、日本民間放送連盟、週間現代や女性セブン、こうした週刊誌も、編集長が120名、日本弁護士連合会も、多くの団体が徹底審議を参議院でして、廃案にしてほしいと声明を明らかにしているところであります。 世論調査におきましても、毎日の11月12日付は、賛成が29%、反対が59%、慎重に審議すべき、これは産経でございますけれども、82.5%の方がこういう形に慎重に審議しろと言っておられます。 国民に真実が広がる前に強行してしまう、わずか2週間の審議。自民党は、さきの衆議院選や参議院選挙とともに、こういう法律をつくる旨、前面に掲げて戦っておりません。私たちから知る権利を奪い、国民の私権の根幹を揺るがす法案なのに、いきなり国会に出して強行採決など、これほど国民を軽視したひどいやり方はございません。 重ねて申しあげますが、今の日本には平和憲法があり、二度と戦争はしてはならない、国民のかたい信念があります。こんな法案は要らない、こんな政権は許さない。党派を超えたこの意見書に対して、皆さんのご賛同を心からお願い申しあげまして、私の提案説明といたします。どうもありがとうございます。よろしくお願いします。 ○議長(土田良夫君) ただいま提案のありました意見書案第6号に対する質疑を行います。質疑のある方は、発言通告書を提出してください。 発言の通告がありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております決議案第4号及び意見書案第6号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。 ◆10番(押谷憲雄君) 議長。 ○議長(土田良夫君) 押谷議員。 ◆10番(押谷憲雄君) 決議案ですけれども、即決を議運で決められたそうなんですけど、もう少し十分に議員の中でも全てがこの事項について詳細に把握されているかというと多少なりとも温度差がある。そして決議案という形で前回議会に出されたときは、議会で相当議論された結果、決議案が提出されて全会一致で決められたということです。決して、これに反対するものではありません。大変重要なことだと思うんですけども、この即決に至った経緯と、議会基本条例が9月に成立したということで、議論を深めていこうというような動きも議会自らがとっていながら即決でいったと。それも、滋賀県の中で千幾つのうちで800が長浜に集中していくんだと。その重要なことをもう少し議会で議論して、しっかりと理解をより深めた上で、これに僕は賛成という形の態度をとりたい。議会も判断する経緯がもう少し不十分ではないかということで、即決に至った経緯をご説明いただきたいと思います。 ○議長(土田良夫君) 暫時休憩いたします。    (午前11時06分 休憩)    (午前11時21分 再開) ○議長(土田良夫君) それでは、再開をいたします。 なお、押谷議員から貴重なご意見があったと思いますし、休憩中でございましたが、議会の運営委員長さんからも経緯の説明がございました。 なお、後、討論がされる予定をいたしておりますので、この議題を進めます。 それでは、決議案第4号及び意見書案第6号につきましては、委員会付託を省略し、直ちに採決することにいたします。 これより討論に入ります。 討論のある方は、発言通告書を提出してください。 東野 司議員。 ◆17番(東野司君) (登壇)それでは、今し方説明がありました意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書に対しまして、反対の立場で討論をいたします。 私は、外に漏れれば国の安全が脅かされる情報を国が秘密にするのは当然のことであると思います。国を守るため、情報漏れの処罰法を整えるという政府の意図は、本質的に私は暗黒だとは思いません。 国際社会の動向はますます厳しく、激しく、直近では中国は尖閣諸島を含むエリアを防空識別圏に設定するなど、日本への挑発が過激さを増しております。しかも、アメリカは財政的な事情も相まって、世界の警察官役から退いていくこの時期だからこそ、日本の自立、自衛がまさに問われていると思います。 連日、コメンテーターや街頭インタビューで、市民のコメントは、軍事は邪悪、秘密は暗黒であるという恣意的ともとれるあおり的発言も含めて、過度の思い込みを改める必要があると思います。 かれこれ何十年も、この日本国はスパイ天国であると世界中から言われてまいりました。北朝鮮における拉致問題につきましても、こういった法案がもっと早くできていれば、もっと早く解決に向けて動いたのではないかと、今も私は残念に思うところでございます。 いいかげんこの平和ぼけした世界各国の情報機関から見れば、甘々な状況からは卒業したいものであります。 これは石破幹事長のコメントでありますが、秘密保護法の要点は、いかに行政の恣意を防ぐかに尽きます。民主主義である以上、時の熱狂などによってまともではない政府ができるリスクは常に存在します。国家のために決して漏らしてはならない情報ではなく、政権にとって漏らしてはならない情報が秘密として指定されることが皆無とは言えません。このような事態を防ぐためには、立法府としての秘密保護の体制が甚だ不十分な現在のままではどうにもなりません。憲法に定められた秘密会の規定を実際に活用すべく、これを整備し、運用を厳密に行わない限り、国会に機密性の高い情報が入ることはありませんと、このように石破 茂自由民主党幹事長はおっしゃられております。 まさに、国会に機密性のある情報が入ってこないというのはゆゆしき事態であるというふうに、私も考えるところでございます。 今回の意見書案中でも、まず冒頭にマスコミやジャーナリストが反対していると挙げておられます。先ほども中日新聞、朝日新聞というふうな名前も出ておりましたが、こういった新聞社がいかに国益を損なうような発言をあちこちでしているか、こういったことも鑑みなければなりません。 今や、もう多くの国民がネットという情報収集手段によって、いかにマスコミが恣意的に情報操作や世論操作を行ってきたかを知っております。国民の知る権利や取材、報道の自由を侵害すると言うならば、どうして河野談話の根拠となった、ずさんな元慰安婦16人の聞き取り調査結果、そしてまた尖閣諸島沖での中国漁船衝突事故の映像について非公開だったのか、この二つにおいては安倍首相も特定秘密事案ではないと言っておられるのであります。 また、どうして普天間基地の周囲を旗を持ってうろついて、オスプレイ反対の行為をし、パイロットの目に向けてレーザー光照射しているのが本当の地元住民なのかどうか調べて報道しないのはなぜなのか。 あげつらったら切りがありませんが、これだけ恣意的に世論操作しようとするマスコミをご都合主義的に持ち出すのは妥当だとは言えません。 法律家においても、右から左までおのおのの立場でおっしゃっているのでありましょう。そして今回の意見書の7行目では、何が特定秘密なのかわからないと言いながら、20行目では全ての行政情報が対象となりますと拡大解釈した上で断言しておられますし、軍事立法の文言については、文中4回も出てくるなど、まさに不安や危機感をあおっておられるとしか思われません。 最後に至っては、日本が軍事国家になったかのような締めくくり方です。まるでどこか日本以外の国の国益のために法案成立を妨害しているようにさえうつります。 日本共産党長浜市議団の意見書にしては、余りに感情的、扇情的過ぎ、ずさんな敵の意見書としか言えず、がっかりさせられました。次は頑張っていただきたいと思うのであります。 最後になりますが、日本で活動し、スパイ天国日本を観察した旧ソ連共産党KGBのスパイが警句を発せられておりますので、紹介して終わりたいと思いますが。確かに民主主義は開放的な制度だが、民主主義を損なうほど開放的であってはならない。このように申されておられます。これはKGBの見た日本、レフチェンコ回想録という本にあがっております。 こういったことも含めまして、議員各位の良識ある判断をよろしくお願い申しあげ、意見書案第6号の反対討論といたします。 ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(土田良夫君) 以上で通告による討論は終わりました。 それでは、これより採決いたします。 まず、決議案第4号について採決いたします。 決議案第4号 滋賀県流域治水の推進に関する条例の再考を求める決議について、原案のとおり決することに賛成の方はご起立を願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(土田良夫君) ご着席ください。 ありがとうございます。 起立全員であります。 よって決議案第4号は可決されました。 次に、意見書案第6号について採決いたします。 意見書案第6号 特定秘密の保護に関する法律案を廃案にすることを求める意見書について、原案のとおり決することに賛成の方はご起立願います。    〔賛成者起立〕 ○議長(土田良夫君) ご着席ください。 起立少数であります。 よって意見書案第6号は否決されました。 ただいま可決されました決議案第4号につきましては、議長から関係機関へ提出をいたします。 なお、決議の中での字句等の整理を要するものにつきましては、議長に一任をお願いいたします。 ◆5番(浅見信夫君) 議長。 ○議長(土田良夫君) 浅見議員。 ◆5番(浅見信夫君) 意見書案第6号の賛否の数をもう一度確認してください。 ○議長(土田良夫君) 間違いございません。13人起立でございます。 本日の日程はこれをもって全部終了いたしました。 お諮りいたします。 明29日から12月8日までの10日間は、議案熟読のため休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田良夫君) ご異議なしと認めます。 よって明29日から12月8日までの10日間は休会とすることに決定いたしました。 なお、発言通告書は内容を詳細かつ具体的に記入の上、12月3日正午までに議会事務局へご提出ください。 本日はこれをもって散会いたします。 大変ご苦労さまでございました。    (午前11時33分 散会) 会 議 録 署 名 議 員   議 長   土 田 良 夫   議 員   柴 田 光 男   議 員   杉 本 敏 隆...