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  1. 彦根市議会 2021-06-01
    令和3年6月定例会(第11号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前8時59分開議 ◯議長(谷口典隆君) 皆さん、おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(谷口典隆君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、22番馬場和子さん、および24番安澤勝君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議案第41号から議案第54号ま で(質疑ならびに一般質問、委員会付託) 3 ◯議長(谷口典隆君) 日程第2、議案第41号から議案第54号までの各議案を一括議題とし、昨日に引き続き、各議案に対する質疑ならびに一般質問を行います。  24番安澤勝君。安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 4 ◯24番(安澤 勝君) 皆様、おはようございます。公政会の安澤でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  今定例会におきまして、私は3点質問させていただきます。どうか分かりやすい答弁を頂戴できますことを前もってお願い申し上げます。  それでは、まず1点目、鳥居本学園の今後の運営についてということで、小中一貫校鳥居本学園となり、はや6年が経過し、本年度で7年目を迎えました。なかなか生徒数が伸び悩んでいるということも仄聞いたしております。  では、細項目1番、今年までの小学生あるいは中学生の児童・生徒の推移についてお伺いしたいと思います。 5 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 6 ◯教育長(西嶋良年君) まず、小学校の児童数の推移でございますが、平成27年度123名、平成28年度121名、平成29年度117名、平成30年度107名、令和元年度106名、令和2年度102名、今年度94名となっておりまして、7年間で29名減少しております。  次に、中学校の生徒数の推移でございますが、平成27年度63名、平成28年度62名、平成29年度73名、平成30年度77名、令和元年度76名、令和2年度74名、今年度74名となっておりまして、7年間で11名増加しております。
    7 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 8 ◯24番(安澤 勝君) ありがとうございます。  では、今、小学校では29名減少している、中学生の方はプラス11名ということで、これはどういうことでこういう数字に推移しているか、分析はどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。 9 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 10 ◯教育長(西嶋良年君) まず、小学校の減少についてでございますけれども、これは自然減であると考えております。だんだん出生数が減少しているというところが影響しているのではないかと考えております。  中学校の増につきましては、全市からの入学を認めておりますので、そのことによりまして、平均しますと大体5名程度増加傾向ということがうかがえます。このことによって中学校では増加という状況になっているのではないかと分析しております。 11 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 12 ◯24番(安澤 勝君) では、自然減ということでございます。分かりました。  では、細項目2番に移りたいと思います。  校区外から通学、あるいは学区内に転入された生徒数の推移について伺いたいと思います。 13 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 14 ◯教育長(西嶋良年君) 学区外から通学あるいは学区内に転入された児童・生徒数でございますけれども、小学校では、平成27年度4名、平成28年度6名、平成29年度1名、平成30年度4名、令和元年度8名、令和2年度7名、今年度が2名でございます。  また、中学校では、平成27年度2名、平成28年度9名、平成29年度5名、平成30年度6名、令和元年度2名、令和2年度6名、今年度5名となっており、小・中ともに約5名程度の増加ということになっております。 15 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 16 ◯24番(安澤 勝君) 少しずつ増えてきているという、平均5名程度の増加がある、しかしながら、自然減が要因となって小学校では本年度94人となっていると、そういう分析であろうと思います。  今までの7年間の状況はこれでよく分かりましたので、では、次年度以降に予定の入学者数についてお伺いしたいと思います。 17 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 18 ◯教育長(西嶋良年君) 令和3年6月1日現在の鳥居本小学校区に在住の未就学児童数から、次年度以降の入学予定者は、令和4年度11名、令和5年度9名、令和6年度13名、令和7年度12名、令和8年度7名、令和9年度14名と見込んでおります。 19 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 20 ◯24番(安澤 勝君) 入学者数が随分少ないので、非常に心配をするところですが、子どもの数が少なくなるということは次の質問にもつながってくるんですけれども、やはり複式学級、いわゆる1年生と2年生が一つのクラスになって一緒に勉強するという複式学級になるということが危惧されるわけなんですけれども、この複式学級の定義についてお伺いしたいと思います。 21 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 22 ◯教育長(西嶋良年君) 複式学級とは、複数の学年で編制する学級でございます。その定員は、原則として、小学校におきましては16人以下、中学校は8人以下となってございます。小学校を例に挙げますと、例えば3年生が8名、それから4年生が8名ということで、2学年を合わせて16名以下という編制を行うような学級でございます。 23 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 24 ◯24番(安澤 勝君) 分かりました。それについては、小学校が16人以下、中学校では8人以下になると複式学級になるということで、複式学級がいけないというわけではないですけれども、できることであれば1学年それぞれで勉強に励んでいただけるのが理想かなと思うわけです。  そうなると、もっと鳥居本学園に通学していただける生徒さんを増やしていく方法ということで考えないといけないということで、以前にも質問させていただきました。通学の区域を全市へと拡大していただいておりますけれども、実際のところは、自転車で通える距離であるか、また、近江鉄道等公共交通機関が利用できるか、あるいは保護者が送り迎えできる環境であるかなど、通学手段が限られているのが現状であると思います。  平成28年12月定例会で私がスクールバスの運行を求めて質問をさせていただきましたが、「市内全域から通学できる体制を構築することは困難であると考えている」と答弁されました。年月も経過し、市長あるいは教育長もお替わりになっておりますので、ここで再度質問をさせていただきたいと思います。ここでもう一度スクールバスの運行を考えてもらうということはできないでしょうか、お伺いいたします。 25 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 26 ◯教育長(西嶋良年君) 平成27年度に小中一貫型小・中学校として鳥居本学園を開校し、市内全域からの入学を可能としました。学区外から通学している小学生については、保護者が送迎されております。  鳥居本学園の入学生の募集に際しましては、保護者による送迎のほか、JRや近江鉄道などの公共交通機関を利用するなど、保護者の責任の下で通学を前提としておりますことから、市内全域からスクールバスで通学できる体制を構築することは考えておりません。 27 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 28 ◯24番(安澤 勝君) 今、教育長の方からも市内全域から通学できる、これは前回と同じことでございます。では、例えば全域ではなくて、河瀬駅であるとか、稲枝駅であるとか、南彦根駅、彦根駅等、最寄りの駅まで保護者に連れてきていただいて、それで、いわゆる停留所という形でその拠点拠点でスクールバスを運行していただいてということは、再度お考えをいただくことは可能でしょうか。いかがでしょうか。 29 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 30 ◯教育長(西嶋良年君) 鳥居本学園として開校させていただきましたのは、特色ある活動を行いまして、学校も活性化していくと、そして、これからの地域を担う人づくりをするというところがございます。  そういったところで市内全域から募集しているわけでございますけれども、先ほど答弁させていただきましたように、数名程度、毎年度の増加はございます。このことで、学校の多様性というところではプラスになっていると私は考えておりまして、全域からの児童・生徒の募集につきましては、一定の成果を上げているものと考えているところでございます。  議員の方からございました、例えば最寄り駅からの送迎ということについては、このことをもってさらに児童数が増加していくという効果があるかどうかについて、研究は進めていくということも必要かなと思います。  以上でございます。 31 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 32 ◯24番(安澤 勝君) やはり鳥居本学園は環境も非常によろしいので、行かせたいんだけれども交通手段がないという保護者の方の声も聞いているところでございます。ぜひそういった研究を進めていただいて、何とかスクールバスの運行に結びつけていただければなと思います。  では、細項目6番にいきます。入学者数(生徒数)を増やす努力はどのようにされているのでしょうか、お伺いいたします。 33 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 34 ◯教育長(西嶋良年君) 鳥居本学園では、中学校教員の小学校への乗り入れ授業による専門性の高い教育等の実施、小規模校ならではの少人数の強みを生かした教育、豊かな自然・人・ものを生かした教育、ICTを活用した先進的な教育の四つの柱で特色ある小中一貫型教育を推進しております。  これらの特色をまとめまして、新入生募集要項とともに、市内の各保育園、認定こども園、幼稚園、小学校に配布しております。さらに、彦根市ホームページに掲載するとともに、「広報ひこね」でも広く周知をしているところでございます。  また、秋には学校見学会保護者向け説明会を実施して、鳥居本学園の魅力を広くアピールしまして、入学者の増加に努めていただいております。 35 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 36 ◯24番(安澤 勝君) いろいろとご努力をいただいているということで、先ほどの答弁にもありましたけれども、平均して5名程度の増加ということにつながっているのかなとも思います。これから倍増というのが私の望みではございますけれども、この平均で5名ができる限り、少しずつでも毎年増えていくように、さらなるご努力をお願いするところでございます。  では、次にまいります。特に、中学校の生徒数が少なくなると、先生の割当て数も、学校への人員配置ということですけれども、減って学校行事等の運営も少ない先生の人数で対応していただかなければなりません。学校現場での先生の負担増につながらないか心配するところでありますが、その辺についてお伺いしたいと思います。 37 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 38 ◯教育長(西嶋良年君) 鳥居本学園は、小中一貫型教育のよさを生かした学園としての取組を通しまして、小・中学校の教員が共同で運営に当たっております。そして、より効果的な取組が進められているところでございます。  議員ご指摘のとおり、今後さらに生徒数が減少すれば、教員数の減少につながり、教員の負担増につながることも考えられます。 39 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 40 ◯24番(安澤 勝君) 働き方改革という流れの中で、生徒が少なくなるにつれて先生の仕事量が増えるということに関しましては、それも全く逆行してしまうわけですので、ここでまた戻ってしまうんですけれども、やはり生徒数を少しでも増加できるように再度のお願いをさせていただければなと思います。  それでは、次にまいります。生徒数が減ると、今度は部活動にも影響が出てくるのではないかと思うわけです。伝統あるハンドボール部や、少数でも輝かしい実績のある吹奏楽部の存続も危ぶまれます。中学生を増やす対策についてお伺いしたいと思います。 41 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 42 ◯教育長(西嶋良年君) 鳥居本学園では、特色ある小中一貫型教育を推進しているところでございますが、中学校へ他校から入学してくる生徒にとっては、少人数の強みを生かした教育の充実として、個に応じたきめ細かな授業を推進し、学園自体の入学生の増加につなげたいと考えております。  また、小・中学校の両校長が市内の各保育園、認定こども園、幼稚園を訪れ、具体的な学園活動を例に挙げながらよさを広報したり、市内校長会議教頭研修会において、市教育委員会からも学園の魅力を発信したりすることで、入学生の増加を目指しております。 43 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 44 ◯24番(安澤 勝君) 分かりました。これはいろいろ通学の問題等がありますけれども、その辺もさらなるご努力をお願いしたいと思います。  では、次の方、9番に移ります。鳥居本の地域にとって、学校とは核となるもので、大変重要な施設であります。統合、廃校など、様々な臆測がある中、当時の市長、教育長の判断で校舎分離型の鳥居本学園で一定の存続策を講じていただいた。より地域に密着し、生徒数の増加を期待したところです。  また、英語学習に力を入れ、ICTの先進モデルなど特色ある学園としてスタートいたしましたが、学習指導要領の改訂やGIGAスクール構想タブレット端末が生徒に行き渡るなど、当初のセールスポイントが今や全校一律となってしまいました。  今後、どのような特色を打ち出して学園運営をされていくのか、その方針についてお伺いをしたいと思います。 45 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 46 ◯教育長(西嶋良年君) 鳥居本学園では、先ほども述べましたとおり、現在、中学校教員の小学校への乗り入れ授業による専門性の高い教育などの実施、小規模校ならではの少人数の強みを生かした教育、豊かな自然・人・ものを生かした教育、ICTを活用した先進的な教育の四つの柱で特色ある小中一貫型教育を推進しております。  これらの柱をさらに追求するとともに、今年度から本格的に始まりましたGIGAスクール構想における1人1台のタブレットによるICT活用を、少人数ならではのきめ細かな指導により、市内でも先進的・先導的に推進してまいりたいと考えております。  また、今後、地域学校協働活動推進事業を核としまして、幅広い地域住民の方の参画により、地域と学校が連携・協働して、地域全体で鳥居本の未来を担う子どもたちの成長を支え、地域を創生する活動を鳥居本学園を中心に広げていきたいと考えております。 47 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 48 ◯24番(安澤 勝君) よろしくお願いしたいと思います。  では、児童数が94人となり、市内小学校でも最も少なくなってしまった鳥居本小学校ですが、平成27年3月の定例会の答弁の中で、「学園長を中心に学園運営ができるように、そして地域の方々とともに学園運営ができるように規約をつくった。これからの学園がどのように運営されるかは、学園と地域とが連携を通して主体的に進める仕組みになっている。いわゆるコミュニティ・スクールを施行するもの」との答弁がございました。  現在、本市では、稲枝西小学校、若葉小学校、城北小学校、西中学校がコミュニティ・スクールとして学校運営されています。  では、細項目10番の先進4校のコミュニティ・スクールとしての特色についてお伺いしたいと思います。 49 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 50 ◯教育長(西嶋良年君) 今年度までにコミュニティ・スクールを導入した4校の取組の特色についてでございますが、本市で最も早く、平成28年度から導入した若葉小学校は、地域と学校がともにウィン・ウィンになる、このことを目標とし、学校運営協議会に学習・見守り・図書・広報・土曜の五つの部会を設けて地域学校協働活動を進めるなど、様々な活動を通して子どもを支援する取組が充実しており、地域の皆さんに学校を中心にやっていこうという機運が高まっていることが特色でございます。  また、平成30年度からコミュニティ・スクールを導入した稲枝西小学校は、花作りを通して子どもを育てるという方針を地域と学校が共有し、役割分担をして協働する活動が展開されており、花を育てることを通して子どもたちに豊かな心を育てる取組を地域と学校が一体となって進めておられます。  さらに、城北小学校と西中学校は昨年度からコミュニティ・スクールをスタートしております。  城北小学校では、地域と学校が子どものよさや課題を共有し、子どもたちに地域のよさを自信や誇りにする心を育てるという目標に向けて、地域の団体の方が地域での活動に子どもたちが参画するよう努めたいという意見を出されるなど、学校運営協議会が学校の応援団になり、話し合ったことを活動につなぐという意識が生まれてきています。  西中学校でも、学校運営協議会の皆さんに学校の方針や思いを受け止めていただき、学校を評価するだけでなく、自分の立場ではこういうことができそうだ、一緒に頑張ろうという気持ちや、みんなで子どもを育てるという意識が生まれてきているといったことが挙げられます。  昨年度からスタートしました2校につきましては、コロナ禍の中でのスタートとなりまして、子どもたちの活動があまりできなかったということも聞いております。特色を出していくのはこれからになるのかなと考えておりますが、現時点では、地域の方の意識が変わるという点におきましては導入の効果が現れていると考えております。 51 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 52 ◯24番(安澤 勝君) 四つのそれぞれ先進校、やっぱり学校運営協議会が中心となっていろいろ特色を出していただいているということでございました。  では、細項目11番、鳥居本学園のコミュニティ・スクールへ向けた取組について、市の見解を伺いたいと思います。 53 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 54 ◯教育長(西嶋良年君) 特色ある学校づくりについては、先ほどご答弁させていただきましたが、鳥居本学園の取組をつながりという視点で見ますと、学習指導においては、小学校の教員が中学校で複数指導をしたり、小学校の児童が中学校に出向いて授業を受けたりするなど、小・中連携による教科担任制や指導体制の工夫をしておられ、子どもと教職員、また教職員同士をつなぐ取組が進んでおります。  小・中学校の子ども同士の交流という点では、中学生が小学校で挨拶運動をしたり、小・中学校合同の英語発表会や合唱祭を実施したりして、子どもたちのつながりを紡いでおられます。  また、子どもたちが地域に出向く活動では、地域と学校が連携・協働するクリーン活動や、中学生によるお年寄り交流など、子どもが地域とつながる取組も進めてこられました。  さらには、地域の方がゲストティーチャーとして支援してくださったり、草刈りや芝刈りなどの環境整備を支援してくださったりするなど、学校を核とした多様なつながりが育まれております。  地域ぐるみで子どもたちを育てていこうという機運がとても高い地域でございますが、今年度からコミュニティ・スクールとしてスタートすることで地域と学校が目標を共有し、地域ぐるみで子どもたちの教育に携わることにより、さらに効果的で質の高い教育活動が推進され、これからの社会を生きていく力の育成とともに、魅力ある学園づくりにつながるものと期待しているところでございます。 55 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 56 ◯24番(安澤 勝君) 小中一貫校の特色をより生かした学園運営に努めていくということかなと理解をいたしました。
     では、細項目12番、ほかの市立学校のコミュニティ・スクールへ向けた取組の方向性についてお伺いをしたいと思います。 57 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 58 ◯教育長(西嶋良年君) コミュニティ・スクールの推進に当たっては、前提として、受皿となる地域の人材確保やネットワークが不可欠でございます。また、学校の規模や地域の実情もありますことから、これまで地域と学校が連携・協働する活動を進める中で、環境が整ったところから導入していくという考えの下で進めてまいりました。  現段階で、次年度からコミュニティ・スクールを導入する学校が決まっているわけではございませんが、教育の大きな方向性として示されております社会総がかりで子どもの教育に関わること、そして、地域と学校の連携・協働の推進、また、学習指導要領で示されている社会に開かれた教育課程の実現など、地域とともにある学校づくりの推進は必然の流れであると捉えておりまして、今年度の本市の教育行政方針においても、コミュニティ・スクールの拡充と推進をその重点として掲げているところです。  今後、さらにコミュニティ・スクール導入に向けての研修や機運の醸成に努め、コミュニティ・スクールの導入が加速するようにしてまいりたいと考えております。 59 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 60 ◯24番(安澤 勝君) 分かりました。やはり地域との連携ということが子どもたちの成長に大きな影響を及ぼしてくると思いますので、そういった取組も積極的にお進めいただければと思います。  では、大項目の2番にまいります。  コロナ禍で市内の中・小事業者を守るためにということで、コロナ禍で市内の飲食業、物販業など、中・小事業者は大打撃を受けており、先行きが全く読めない状況です。  本市では、公共工事はもちろん、物品購入にも一定の基準はあるものの、基本は入札によって業者選定されています。市内業者では対応できない内容だとしても、首都圏をはじめ全国の協力会社に協力を求めて納入することも可能な物品もございます。市内業者を守る意味でも、できる限り市内の事業者に発注をしていただきたいと考えて、以下、質問いたします。  公共工事、物品購入に対する市の入札基準および発注基準についてお伺いいたします。 61 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 62 ◯総務部参事(疋田 敏君) 本市では、平成30年11月に彦根市地元企業優先発注等に係る実施方針を策定しております。この方針の目的は、適正な競争原理の下、公平性を確保した上で、地元企業への優先発注および市内産品の活用を推進いたしまして、地域経済の活性化を図ることとしております。  公共工事や物品購入の発注につきましては、この方針に従って実施しており、入札に当たりましては、原則として市内業者を優先して選定しているという状況でございます。特に、建設工事につきましては、条件つき一般競争入札の発注基準を設けている主要な工種では、令和3年度から1億5,000万円未満の工事の発注を市内本店業者に限定しておりまして、この件については市のホームページにも掲載しているところでございます。 63 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 64 ◯24番(安澤 勝君) 分かりました。  では、2番にまいります。  そういった業者さんが入札された場合、結果的に応札業者が1社しかなかった場合に、その取扱いについてはどのように判断をしておられるのか、お伺いしたいと思います。 65 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 66 ◯総務部参事(疋田 敏君) 複数の事業者が参加できるような入札参加資格を設定したにもかかわらず、結果的に応札業者が1社しかなかった場合の取扱いにつきましては、複数の応札があった場合の取扱いと同様に、有効な入札として取り扱っているというのが現状でございます。 67 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 68 ◯24番(安澤 勝君) では、確認ですけれども、仮に10社が入札の資格があって出しました。結果的に今申し上げたように1社しかなかった、応札されたのが1社しか。当然、その条件、金額的な部分も範囲内であるという場合に、その応札をされた1社に「おたくですよ」と発注されるのかどうか、そこの最終確認をさせていただきたいと思います。 69 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 70 ◯総務部参事(疋田 敏君) おっしゃるとおりでございます。1社のみの応札であっても、有効な入札としてその業者さんに落札を決定するということでございます。 71 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 72 ◯24番(安澤 勝君) 今の答弁、私が聞いているのと若干違うんです。実際1社しかなかった。東京の方にいろいろ相談をして、ようやく金額が出たので、応札した。結果1社しかなかった。次、また条件を変えて入札をさせていただきますのでということで、1社しかなかったけれども断られたということをある業者さんから聞いております。  その辺、再度確認させていただきます。そういう場合は、1社でも間違いなく発注されるんですか。 73 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 74 ◯総務部参事(疋田 敏君) ただいまの件は、ちょっと私も把握しておりませんでして、実際にそういうことがあったのかどうか、またちょっと調べてみたいとは思いますが、基本的には、今申し上げましたとおり、1社の応札であっても落札を決定するということになろうかと思っております。 75 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 76 ◯24番(安澤 勝君) 市の方針としては、今確認をさせていただきましたので、私が聞いておるその業者さんに再度、そういう場合も1社で取扱いをされるということですよということでお伝えさせていただきます。  では、次にまいります。滋賀県では登記簿上、県内に本社を置く事業者のみに入札資格を与えるとされたように仄聞をいたしております。本市に置き換えれば、市内に本社を置く事業者のみで全てが入札可能だとは思えませんけれども、基本的に県と同様の条件に絞ってよいのではないかなと思います。入札資格は市内に本社を置く事業者に限定することについて、見解を伺いたいと思います。 77 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 78 ◯総務部参事(疋田 敏君) 公共事業等の発注におきましては、適正な競争原理の下、公平性を確保することが求められるため、案件によっては市内業者以外も含めた入札を実施せざるを得ない場合もあると考えておりますが、ただ、基本的には、先ほど申し上げました彦根市地元企業優先発注等に係る実施方針がございますので、この実施方針に従いまして、原則としては市内業者を優先して選定をしていきたいと考えております。 79 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 80 ◯24番(安澤 勝君) 原則としてはそういうことで、市内業者というあれでも、いわゆる県の方、私が聞いているのは、取りあえず事務所だけは借りておきます、電話番号もあります、しかしながら中身は誰もいないというような業者さんもやはりあると聞いております。  そういうのはもう全く駄目よと、いわゆる登記上、彦根市内にあるいは県内に本社があるという実態があって初めてそこが本拠地ですよと、いわゆる市内業者あるいは県内業者のすみ分けをされているということで、彦根市内に事務所はあっても、実際は空っぽでオフィスだけが設けてあって、入札資格を取るだけの名義上だけのものだという、これはやっぱり違反だと思うんです。  その辺について、どういうふうにその原則を考えておられるのか、再質問させていただきます。 81 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 82 ◯総務部参事(疋田 敏君) 確かにご指摘のとおりだと思っております。実際には、登記上はあっても事務所の実態があるのかどうか、そういったところまで本来は調査をするべきだとは思うんですが、なかなか実際のところはそこまでできていないという状況もございますので、その辺りは確かに大きな課題だと今のところは考えております。 83 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 84 ◯24番(安澤 勝君) そのように認識しておられるのであれば、その課題を解決できるように働きかけをしたり、あるいは、再度入札資格を、市内あるいは県内に登記上の籍があるということを確認した中で応札業者を決めるべきだと思いますので、課題であるというのであれば、その課題を克服していただいて、市内業者に発注ができるような体制を整えていただきたいと思います。再度見解をお願いします。 85 ◯議長(谷口典隆君) 総務部参事。 86 ◯総務部参事(疋田 敏君) ご指摘のとおりだと思います。やはり今市内業者さん、どこの業者さんでもそうですけれども、コロナ禍で大変厳しい状況にある中で、支援とかそういうこともありますけれども、やはりこういう経済を回していくということも非常に重要なことだと思いますので、その辺りはできるだけ対応してまいりたいと思っております。 87 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 88 ◯24番(安澤 勝君) それでは、できるだけ対応をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、大項目3番にまいります。  新型コロナウイルス感染症についてでございます。  中項目1番、新型コロナウイルスに感染してしまったらということで、この質問をつくりました6月7日現在では、県内では5,300例を超え、市内でも408例目に達しました。昨日調べましたら、県内では5,438例、市内では419例が発症されたということでございました。  11万2,000市民の多くは感染されていない状態で、もし自分が感染したらどのような症状に襲われるのか、不安な方は多くおられると思います。ニュースや情報番組では、発熱、倦怠感、味覚・嗅覚障害などが報道されていますが、高熱・微熱・無症状など症状は人それぞれ、十人十色、千差万別と言えるかも分かりません。  そこで伺います。新型コロナウイルス感染症の症状についてお伺いしたいと思います。 89 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 90 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 新型コロナウイルス感染症の症状といたしましては、発熱、喉の痛み、頭痛、下痢、体のだるさ、臭いや味が分かりにくい等の症状がございます。症状の程度は、高齢者になるほど重症化しやすく、若い年代の方では無症状の場合もあると聞いております。 91 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 92 ◯24番(安澤 勝君) これ以外にも、先ほど申し上げたとおり、人それぞれ、千差万別ですので、まずは体に異変があると、自分で異変があるなと思ったら、今は非常に気をつけていただきたいなと思います。  では、感染したかなと思ったらどうしたらよいでしょうか、お伺いをしたいと思います。 93 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 94 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 発熱等の症状がある場合は、受診する前にかかりつけ医やお近くの医療機関へまずは電話などで連絡していただき、相談していただきます。来院時間の指定や来院方法などを指定される場合がございますので、医療機関が指定される方法で受診していただきます。その際には、手洗い、マスクの着用など、感染予防に注意していただくようお願いしております。  滋賀県では受診・相談センターを設置されておりますので、相談先、受診先に迷われたときには相談センターに連絡していただくよう勧めております。 95 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 96 ◯24番(安澤 勝君) 再質問いたします。相談センターに電話をして、「しばらくおうちで様子を見てください」と言われて、様子を見ていました。でも、まだ熱は下がりません。そういう場合、どうしたらいいですか。 97 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 98 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今ほど言いましたように、かかりつけ医がなく困っておられるので、もう一度、近くの病院に連絡していただくか、再度、相談センターに連絡して、ちょっと待っていただくという方法になります。 99 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 100 ◯24番(安澤 勝君) 数日、自宅で様子を見ました。でも熱が下がりません。また電話しても「また様子を見てください」というのは、たらい回しと思われても仕方がないと思うんですけれども、その辺については深くは言いません。じゃ、その感染したご本人は今後どのように対応したらよろしいでしょうか。これ、再質問です。 101 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 102 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 本人が受診したときに陽性であると判断された場合には、そこの医療機関から保健所へ連絡が行きますので、保健所の指示に従っていただき、入院あるいは宿泊施設への入所等となっていきます。 103 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 104 ◯24番(安澤 勝君) では、ご本人については、検査を受けて陽性が確認された段階で病院あるいはホテル等の療養施設に入るということであります。  では、濃厚接触者、当然、一緒に住まわれているご家族について、濃厚接触者ということになるかと思うんですが、そのご家族については、どのように対応されるのでしょうか。 105 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 106 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 本人が感染、陽性とされた場合の家族についてでございますが、これもまた保健所の指示に従いまして、濃厚接触者であるのか、または検査が必要と判断されるのかは保健所で判断していただくことになり、濃厚接触者と指定された場合、保健所の方が1日2回、健康状態を把握するために連絡をされますので、そのときに健康状態等、体温等を測って自分の健康状態をお伝えすることとなります。期間としましては、保健所が指定する期間、おおむね2週間程度と聞いております。 107 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 108 ◯24番(安澤 勝君) それは、部長、陰性の場合ではないでしょうか。陽性になれば、当然かかったということになるので、ホテル療養ないし病院に行くということになるんですが、今ご答弁いただいたのは陰性の場合ではないですか。確認をさせていただきます。 109 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 110 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) すみません。そうです。まず、本人がかかった場合は、先ほど言いましたように、保健所の指示に従いまして、濃厚接触者あるいは検査が必要であると判断された場合は、そこでまた保健所の方が手配してPCR検査を受けられます。そこでプラスであった場合は、同じように入院ないし宿泊施設の方へ行っていただくことになりますし、そのときにマイナスだった場合が先ほど説明したことでございます。 111 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 112 ◯24番(安澤 勝君) 陰性の場合の説明をいただきました。  では、3番にいきます。市立病院に入院されたとして、治療された人数、あるいはどのような治療をされるのか、お伺いしたいと思います。 113 ◯議長(谷口典隆君) 病院事業管理者。 114 ◯病院事業管理者(金子隆昭君) まず、本院で新型コロナウイルス感染症の治療を行った人数でございますが、本院が県から同感染症対策の重点医療機関の指定を受けた令和2年4月1日以降、本年5月末日までに入院された方の人数は511人でございます。  次に、どのような治療を行っているのかについてお答えします。  現在、新型コロナウイルスそのものに効く治療薬はまだ確立されていませんが、ウイルスが上気道や肺で増えることで生じる発熱やせきなどの症状を緩和する治療が中心となっており、解熱剤や炎症を抑えるためのステロイド薬の投与、点滴等を実施しています。また、肺炎や呼吸器症状の状態によっては、酸素投与、人工呼吸器等の対応を行うこともございます。  議員ご指摘のとおり、症状の現れ方や重症化リスクは人それぞれに異なりますことから、その治療においては、患者さんごとの状態に応じた対症療法により全身状態をしっかりとサポートすることで、その間、体内でウイルスに対する抗体がつくられ、その免疫力により治癒に至ることを目指しています。 115 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕
    116 ◯24番(安澤 勝君) よく分かりました。ありがとうございます。  では、どのようになったら退院、療養解除となるのか、お教えいただきたいと思います。 117 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 118 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 厚生労働省の退院基準としましては、症状がある場合には、二つのケースがございます。一つは、発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合、退院可能とされております。もう一つは、症状軽快後24時間経過した後、24時間以上間隔をあけ、2回のPCR検査で陰性を確認できれば退院可能とされています。  無症状病原体保有者の場合も二つのケースがございまして、一つは、検体採取日から10日経過した場合は退院が可能となります。もう一つは、検体採取日から6日間経過後、24時間以上間隔をあけて2回のPCR検査陰性を確認できれば退院可能とされております。  宿泊療養等の解除基準も退院基準と同様とされております。 119 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 120 ◯24番(安澤 勝君) ある一定、抗体ができた頃には退所できるということで、約10日間ほど入院あるいは療養をしなければいけないということでございました。  では、5番にまいります。退院、それから療養解除したらふだんの生活をしても問題ないのか、要は人に感染させるおそれはないのかどうかということを確認させてください。 121 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 122 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 彦根保健所に確認しましたところ、退院後、他の方への感染性は低いと考えられておりますが、まれな事例としまして、退院後に再度新型コロナウイルス陽性となる方が確認されております。そのため、退院後4週間は手洗い、マスク着用等、一般的な衛生対策を徹底していただき、体温測定等、健康状態を毎日確認する必要がございます。また、せきや発熱などの症状が出た場合には速やかに最寄りの保健所に連絡し、指示に従うことになっております。  退院基準を満たして退院された後は特に行動制限はありませんので、体調が回復されている場合には、会社や主治医と相談されて、早期にふだんの生活に戻していかれる方もおられます。 123 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 124 ◯24番(安澤 勝君) 退院、退所したらふだんの生活、まれに2回目の発症をされるということもあるので、その辺については十分注意をしていただきたい、そういうお話だったかなと思います。  では、次にまいりますが、後遺症について伺います。  ようやく本市でもワクチン接種が始まり、コロナ禍の出口に一筋の明かりが見え始めている状況ですが、いまだに暗闇で悩んでおられるロング・コビッドと呼ばれる感染症の長期的な後遺症に苦しんで社会復帰ができない方もおられるようであります。  感染者の約76%の方が何らかの後遺症があったとの報告もあります。脱毛や倦怠感、息苦しさ、せきなど様々あるようですが、治っても後遺症は残るのでしょうか、お伺いいたします。 125 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 126 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症診療の手引き第4.2版によりますと、現在調査をされている段階であり、それぞれの症状と新型コロナウイルス感染症との因果関係は不明でありますが、患者によっては後遺症が残る方もおられることが分かってきております。嗅覚障害、呼吸困難、倦怠感、せき、味覚障害が症状として報告されております。 127 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 128 ◯24番(安澤 勝君) 後遺症というのが残るということで非常に厄介な病気であるということが分かるかと思います。  それでは、中項目2番の市内での変異株の感染状況についてでございます。  イギリス型、ブラジル型、インド型、南アフリカ型など、従来株とは違い、感染力が高い、もう一段階厄介なウイルスが出てきております。市内の変異株の感染状況についてお聞かせください。 129 ◯議長(谷口典隆君) 市長直轄組織危機管理監。 130 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症の変異株に関わる陽性者の居住地については、滋賀県から公表されていないため、市内の変異株感染状況は分かりかねますが、昨日6月15日公表分の滋賀県内における陽性者数は962件となっております。 131 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 132 ◯24番(安澤 勝君) 昨日で962件ということは、5,438例中の962件が変異株に感染しておられるということで理解をさせていただきます。非常に増えてきているなというのが私の印象でございます。  では、中項目の3番に移らせていただきます。コロナ禍による風評被害、誹謗中傷、人権問題についてであります。  悲しいことですが、コロナの感染者に対する風評被害、誹謗中傷、人権問題は現実のものであります。滋賀県感染症関連情報で、本市危機管理課から出されている情報を見て、この町、どこの学校など、地域や人物を特定しようと詮索が始まります。ちまたでは「あの辺、あの町には近づいたらあかんで」とか「あそこは行ったらあかんで」とか、うわさはすぐに広がってしまいます。  読売新聞が3月から4月に新型コロナウイルスに関する全国世論調査を有権者数3,000人を対象に実施されて、回答率は72%でありましたが、日本の社会に感染者への差別があるとの回答は88%に上っております。また、自分が感染した場合、差別に遭う不安を感じる人も83%だったと報道されています。  こうした風評被害、誹謗中傷は、医療従事者やその家族にも及んでいます。そして、「あの病院には行かんとこう」「あの人としゃべったらあかんで」などとちまたではささやかれております。また、あるお店の方は感染を境に売上げが半減したとか、ある方は事実無根のうわさ話を流され、風評被害に困っておられます。  そこで、コロナ感染による風評被害、誹謗中傷、人権問題の相談状況についてお伺いしたいと思います。 133 ◯議長(谷口典隆君) 企画振興部長。 134 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 新型コロナウイルス感染症に関する本市の人権政策課に寄せられております人権相談の件数は、昨年度で1件、今年度の5月末時点で1件の計2件でございます。  昨年度の1件は、感染症患者の関係者からのご相談で、法務局が設置しています人権相談の窓口をご案内しております。また、今年度の1件は、ご自身が誹謗中傷を受けられたため、市として積極的な啓発活動をお願いしたいという内容でございます。 135 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。 〔24番(安澤 勝君)登壇、資料掲示〕 136 ◯24番(安澤 勝君) 419例ある中の2件の方がご相談をされたということで、そういった風評被害等に悩んでおられるということです。ここでモニターの方に映していただけますでしょうか。  本市と彦根市人権教育推進協議会では、新型コロナウイルス感染症に関する「彦根市民人権宣言」を掲げていただき、啓発に努めていただいております。ありがとうという頭文字を取って、あ、「相手を思いやる気持ちを持ちます」、り、「理解する意識を身につけます」、が、「頑張っている人に感謝し応援します」、と、「共に助け合います」、う、「うわさに惑わされない心を育てます」というものがございます。  この市民人権宣言を今後さらに広げていく必要があると思います。市民への周知はどのような方法を取られているのか、お伺いしたいと思います。 137 ◯議長(谷口典隆君) 企画振興部長。 138 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 昨年の12月末に彦根市人権教育推進協議会と共同で行いました「彦根市民人権宣言」につきましては、本年の2月1日号の「広報ひこね」や2月号の「こんきくらぶ」への掲載を通して広く周知を図りました。  また、現在、本市の各施設におきまして、利用される市民の皆様の誰もが見ていただけるような場所に掲示していただき、啓発を図っております。  さらに、本市ホームページにおきましては専用ページを設定し、家庭や事業所、地域の集会所等への掲示などによる啓発を目的としてダウンロードや印刷ができるよう、常時、この彦根市民人権宣言を掲載しているところでございます。 139 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 140 ◯24番(安澤 勝君) 分かりました。  では、最後の質問にいきます。「彦根市民人権宣言」を今後どのように活用していかれるのか、お伺いしたいと思います。 141 ◯議長(谷口典隆君) 企画振興部長。 142 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 本市では、現在、来庁者への啓発を目的として、市庁舎への掲示をはじめ、本市が主催する人権啓発の研修会における啓発資料として活用いたしております。この「彦根市民人権宣言」については、誰もが簡単にホームページからダウンロードしていただけますので、有効な啓発手段の一つとして位置づけているところでございます。  また、彦根市人権教育推進協議会では、本年5月20日の研修会における資料としてこの宣言を配布し、各学区人権教育推進協議会での取組の際に活用していただくようにお願いをいたしました。人権のまちづくり懇談会が思うように開催できない状況の中、人権啓発の取組の一助としてこの宣言を掲示・配布するなどといった活用を考えている自治会もあるとお聞きしております。  今後とも、差別や誹謗中傷などの人権侵害を防止するため、誰もが簡単に使える啓発手段の一つとして、引き続きこの宣言を有効に活用してまいりたいと考えております。 143 ◯議長(谷口典隆君) 安澤君。   〔24番(安澤 勝君)登壇〕 144 ◯24番(安澤 勝君) 本市は人権尊重都市宣言をしている市でもございますし、また、こうして新しく「彦根市民人権宣言」を出していただきました。こういった宣言を広く市民に周知し、人権に対する正しい理解と、新型コロナウイルスについても正しい認識を持って、これからも手洗い、うがい等をしっかりとして感染防止に努めていただき、医療従事者の負担を減らせるように努めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  これにて質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 145 ◯議長(谷口典隆君) 暫時休憩いたします。            午前10時03分休憩            午前10時12分再開 146 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  16番小川吉則君。小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 147 ◯16番(小川吉則君) 夢みらいの小川吉則でございます。よろしくお願いいたします。  私は今回、大きく3点につきまして質問させていただきます。  大項目1であります。子どもの支援について。  子どもの問題としましては、現在、様々な課題があります。子どもへの虐待、子どもの貧困、不登校、ひきこもり等々であります。その中で、今回は不登校について見てみたいと思います。  全国の令和元年度の不登校児童・生徒の数は、小学校で5万3,350人、中学校で12万7,922人、高校で5万100人となっております。  中項目1であります。彦根市教育支援教室「オアシス」について。  細項目1、彦根市の不登校児童・生徒数は。  彦根市の不登校児童・生徒数をお教えください。 148 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 149 ◯教育長(西嶋良年君) 本市における令和元年度の小・中学校の不登校児童・生徒数は204人で、小学校が80人、中学校が124人でございます。 150 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 151 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。昨年度まで「オアシス」は適応指導教室となっておりました。その説明では、「学校に行きたくても行けない小・中学生のために、指導員が子どもと一緒に活動しながら、心の安定や生活への適応力向上を援助し、学校復帰を目指します」とありました。  この4月から彦根市教育支援教室と名称を改称されましたが、細項目、2であります。彦根市教育支援教室「オアシス」の目的をお聞かせください。 152 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 153 ◯教育長(西嶋良年君) 彦根市教育支援教室「オアシス」では、不登校およびその傾向の児童・生徒を対象に、学習や体験活動などを通して好ましい人間関係を築き、集団生活への適応力を高めるとともに、児童・生徒が自分の進路を自ら考え社会的に自立することや、学校へ復帰するなど、一人ひとりに応じた狙いをもって不登校およびその傾向の改善を図ることを目的としております。 154 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 155 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。最近は不登校の方々の居場所というものが重要だと言われております。適応指導教室では「学校復帰を目指します」とありましたが、今のご説明ですと、学校復帰も一つですが、それだけではなく、居場所提供というところも含めると解釈してよろしいでしょうか。 156 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 157 ◯教育長(西嶋良年君) 「オアシス」につきましても、不登校、また不登校傾向の児童・生徒にとって大切な居場所の一つであると認識しております。 158 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 159 ◯16番(小川吉則君) それでは、続きまして、細項目3、「オアシス」の現在の登録(利用)人数をお教えください。 160 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 161 ◯教育長(西嶋良年君) 彦根市教育支援教室「オアシス」の現在の利用人数は、12人でございます。 162 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 163 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。12名ということは利用人数ということで、登録人数はもう少し多いと考えてよろしいのでしょうか。 164 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 165 ◯教育長(西嶋良年君) 今答弁させていただきました利用人数と登録人数は一緒でございます。例年でございますけれども、年度の後半にはさらに増加していくという傾向がございまして、年度末で申しますと約倍になるという傾向がございます。 166 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕
    167 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。それですと、約30名近くまで増えるということかと思います。  細項目4であります。「オアシス」の1日の平均利用人数をお教えください。 168 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 169 ◯教育長(西嶋良年君) 今年度の5月末現在で、「オアシス」の1日の平均利用人数は3人でございます。 170 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 171 ◯16番(小川吉則君) 「オアシス」の対象者は小学校4年生から中学3年生までとなっているとお聞きしました。  細項目5であります。小学1年生から小学3年生が対象外なのはなぜでしょうか。 172 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 173 ◯教育長(西嶋良年君) 小学校の学年の低い子どもたちが不登校や不登校傾向となる原因の中には、幼稚園や保育所からの進学による環境の変化や、母子分離不安なども考えられます。不安を解消するような担任の声かけや友達の誘いで登校することができるようになったり、教室に入れたりすることができるようになる、その見極めが大変難しいところがございます。  早い段階から、例えば「オアシス」に入室をするということで、学校と切り離してしまって、その子にとっての居場所が「オアシス」となるよりも、不登校の原因を学校や保護者、教育相談機関などで探りまして、その子どもにとっての居場所を見つけることが重要であると考えておりますことから、「オアシス」におきましては、小学校1年生から小学校3年生を現在は対象外としているところでございます。 174 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 175 ◯16番(小川吉則君) 細項目6であります。それでは、その対象外であります小学1年生から小学3年生への支援は、具体的にどのようにされていますでしょうか。 176 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 177 ◯教育長(西嶋良年君) 小学校1年生から小学校3年生の支援につきましては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門家や教育研究所の訪問教育相談員が、学校の教育相談担当をはじめ関係教員と連携を図りながら、不登校やその傾向の児童や保護者の支援を組織的・計画的に行っております。  訪問教育相談員は、これまでから子どもや保護者などが悩みや不安などを気軽に相談できる存在であり、不登校をはじめとする様々な学校不適応の未然防止と早期対応に努めてきました。また、担任や教育相談担当との情報交換や指導助言を行うことにより、不登校や不登校傾向の児童・生徒への支援をしております。さらに、教室に入れずに別室登校をしている児童・生徒の話を聞いたり、時には一緒に遊んだりして、安心して子どもたちが学校で過ごせるように支援しているところでございます。 178 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 179 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。今朝もネットで「彦根市、オアシス」と検索をしてみましたら、まだ適応指導教室「オアシス」と出てきますね。彦根市教育支援教室というのは出てきていません。  細項目7であります。彦根市教育支援教室「オアシス」の広報は、今のことも含めまして、どのようにしておられますでしょうか。 180 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 181 ◯教育長(西嶋良年君) 彦根市教育支援教室「オアシス」の概要につきましては、彦根市のホームページに掲載しております。  また、不登校の児童・生徒やその保護者へは、教育研究所の訪問教育相談員や学校の教育相談担当などから「オアシス」のことをお知らせしております。  さらに、「オアシス」の様子につきましては、月に1回「オアシス通信」を市内各幼稚園・こども園、小・中学校の管理職や教育相談担当、不登校コーディネーター、「オアシス」に通室する児童・生徒の学級担任などに送付しております。通室生の活動の様子や体験活動などで力をつけている子どもの姿などを記載いたしまして、各校園での支援の参考資料として活用していただいております。 182 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 183 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。そうしましたら、各学校へも通知しているということで、一般の担任の先生ですとか、そういう方々にも十分周知しているとお考えでしょうか。 184 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 185 ◯教育長(西嶋良年君) 各担任に対しましても、教育相談担当を通じて周知するなどしておりまして、先生方には適切に周知をしていると考えております。 186 ◯議長(谷口典隆君) ホームページが修正できていないということには。教育長。 187 ◯教育長(西嶋良年君) 申し訳ございません。ホームページの件につきましてでございます。現在、適応指導教室となっているというところでございますけれども、ご承知のとおり、この7月に、「オアシス」につきましても、中央庁舎の方に移転する予定にしております。それに伴って、ホームページに示しております「オアシス」の概要等につきまして変更する予定をしております。 188 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 189 ◯16番(小川吉則君) そういう機会をということでありましょうが、当事者につきましては、いち早い情報提供というのが必要だと思いますので、できましたらば、速やかな変更をお願いしたいと思います。  続きまして、中項目2、教育機会確保法について。  不登校の児童・生徒を支援する法律、教育機会確保法が2017年(平成29年)2月より施行されました。その基本理念では五つの項目が示されておりますが、その2項目めには、2、不登校児童・生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の状況に応じた必要な支援、また、5項目めでは、5、国、地方公共団体、民間団体等の密接な連携が示されております。  2項目めの多様な学習活動の実情とは、フリースクールの存在を想定したものと考えられます。また、5項目めでは、それらとの密接な連携が示されております。つまり、教育機会確保法というのは、一つ、不登校の児童・生徒が教育の機会を失わないための法律、一つ、フリースクールなど学校以外の居場所を認める法律となっております。  細項目1であります。フリースクールの位置づけは。  教育委員会におきましては、上記の内容を踏まえまして、フリースクールの位置づけはどのように考えておられますでしょうか。 190 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 191 ◯教育長(西嶋良年君) フリースクールにつきましては、学校以外の不登校児童・生徒一人一人の状況に応じた教育機会を確保する重要な場の一つと捉えております。 192 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 193 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目2であります。教育委員会と学校とフリースクールの連携は。  5項目めにある密接な連携につきまして、教育委員会と学校、教育委員会とフリースクールおよび学校とフリースクールとの連携はどのようになされているでしょうか。 194 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 195 ◯教育長(西嶋良年君) まず、教育委員会と学校の連携につきましては、不登校児童・生徒への支援の在り方に関する研修会などを行い、学校における環境の整備や、多様な教育の機会の提供について周知をしております。また、学校から不登校児童・生徒の支援状況などの報告を受け、個に応じた支援について指導・助言を行っております。  次に、教育委員会とフリースクールの連携につきましては、フリースクール運営の趣旨や状況を確認するとともに、市内のフリースクールの取組について、教育相談担当者会で紹介する機会を設けるなど、連携を進めております。  そして、学校とフリースクールの連携につきましては、学校から保護者に対してフリースクールに関する情報提供が行える体制を整えております。また、フリースクールに通所する児童・生徒の活動状況を共有し、学校において指導要録上の出席扱いとすることや評価を行うなど、学校とフリースクールが連携して児童・生徒の将来の社会的な自立を目指しております。 196 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 197 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  再質問であります。今ほどは三つの連携をということでしたが、この学校と教育委員会とフリースクール、3者が一堂に立ち会って連携をといいますか、何らかの協議をするという場は設けておられますでしょうか。もし設けていないのであれば、今後そういうのを定期的に設けるのはいかがでしょうか。 198 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 199 ◯教育長(西嶋良年君) 協議という場につきましては、現在、設けられておりません。しかしながら、フリースクールの運営者の方、教育委員会担当者、また学校の教育相談担当が一堂に会する機会というものは、今年度当初に持たせていただいたところでございます。  今後、子どもたちのために必要となる連携については、進めてまいりたいと考えております。 200 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 201 ◯16番(小川吉則君) よろしくお願いいたします。  それでは、中項目3、フリースクールへの支援についてお伺いいたします。  令和3年2月議会におきまして、フリースクールへの公的支援に関する請願書が全会一致にて採択されました。  細項目1であります。請願の採択を受けて、フリースクールへの支援はどのようにお考えでしょうか。 202 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 203 ◯教育長(西嶋良年君) 請願採択を受け、不登校児童・生徒にとってフリースクールを含めました学校以外の居場所が必要であるということを改めて認識いたしました。不登校児童・生徒への支援の充実を図っていく必要があると考えております。  ご質問のフリースクールへの支援につきましては、不登校児童・生徒の保護者への支援について検討しているところでございます。  また、年度当初に、フリースクールについて、学校に紹介する機会を設けたほか、フリースクールで作成されている活動紹介のチラシを学校に配布し、不登校児童・生徒の保護者へ情報提供を行うよう働きかけるなど、フリースクールの連携を進めているところでございます。 204 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 205 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。保護者への支援を考えていただけるということです。  細項目2であります。フリースクールへの公的支援は。  彦根市内には現在2か所のフリースクールがあるとお聞きしております。そのうちの「てだのふあ」というところの代表にお話を聞いてきました。「てだのふあ」では、現在、小学生から高校生までを対象に、登録者が9名で、1日平均5、6名の児童・生徒が利用しているそうであります。10時から15時の活動時間で、開校日は週3日、それから自然教室というものを月2回実施されております。令和2年度のスタッフは、代表者を含め常勤スタッフが2名と学生1名とで運営に当たっていたそうであります。  令和2年度の会計状況は、概略でありますが、支出は月10万円。これは内訳としましては家賃が3万円、光熱水費が1万円、スタッフ報酬が2万円、これは学生への報酬だそうでして、代表者を含む常勤スタッフ2名は無報酬だそうです。備品が1万円、通信費に約1万円、雑費で約2万円であります。対しまして、収入としましては、保護者の利用料が月5万円程度だそうであります。結果、月5万円、年額にしますと60万円の赤字だそうであります。この不足分は代表者の個人的な負担にて賄っているとお聞きしました。  また、札幌市では市が確認したフリースクールが17か所存在し、フリースクール等民間施設事業費補助制度にて施設の設置者に対して直接経費の一部を助成しています。補助対象施設の要件はありますが、年間に一定額の補助金額が受けられるそうであります。その額は児童・生徒数により変わるそうですが、例えば、「てだのふあ」のように児童・生徒数が9名から16名では年間の補助限度額が200万円となっているそうであります。それだけあれば民間のフリースクールが事業として成り立つと思われますが、いかがでしょうか。 206 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 207 ◯教育長(西嶋良年君) 議員ご指摘のとおり、フリースクール運営のための補助がそれだけありましたら、事業として成り立つと考えます。しかしながら、教育委員会としましては、本市の不登校児童・生徒一人一人に合った場所での学びを保障するためには、フリースクール等民間施設を利用する児童・生徒の保護者への支援がより適切ではないかと考えまして、現在検討を進めているところでございます。 208 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 209 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。保護者への支援もいいとは思います。ですけれども、本元のフリースクールが財政難で倒産してしまいましたら、その保護者への支援も、通う場所がなくなるということだと思いますので、ぜひ前向きにご検討をしていただきたいと思います。  中項目4、不登校児童・生徒への支援は。  細項目1であります。市内不登校児童・生徒への支援は十分なのか。  「オアシス」にしろ、2か所のフリースクールにしろ、現在、小学校および中学校以外の不登校児童・生徒の居場所というものは市内に3か所ということになります。その利用者数は、先ほどお聞きしたのですとか、「てだのふあ」ですとか、それからもう1か所のところは、この4月で約3名の方がいらっしゃると聞きましたので、全て足しても多くて40から50名程度であります。先ほど市内の不登校児童・生徒数をお聞きしましたら、204名ということでした。その数からしますと、ごく一部でしかありません。  多くの児童・生徒が、家等にひきこもり等の居場所がない状態ではないかと考えられます。こうした方々への支援はどのようになっていますでしょうか。 210 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 211 ◯教育長(西嶋良年君) 市内には、教育支援施設「オアシス」やフリースクールなど、不登校児童・生徒にとって学校以外の居場所となるところがありますが、そういった居場所をご存じであっても、家からなかなか出られない児童・生徒もいます。そのような児童・生徒に対し、学校は家庭訪問をして、不登校児童・生徒やその保護者との関係構築を行い、社会とのつながりをつくる支援を行っております。  また、教室に入れない児童・生徒には、別室への登校や時間をずらしての放課後登校を促しまして、学習だけでなく、教員と話したり、スクールカウンセラーなどに相談したりすることで、学校が安心できる居場所となるように努めているところでございます。 212 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 213 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  細項目2であります。近隣市町との連携は。  先ほど紹介しましたフリースクール「てだのふあ」でも、9名のうち4名ということですので、利用者の約半数は市外の児童・生徒ということであります。市内に利用できる場所がなく、市外のフリースクール等に行っている児童・生徒もいるかもしれません。また、「てだのふあ」のように、市外からの利用者もいらっしゃいます。  当人や保護者にとりましては、市内・市外にかかわらず利用できる居場所があればいいわけでありますけれども、こういう広域にわたる場合が生じてきておりますので、近隣市町との連携というのが大切だと思いますが、その連携はどのようになっておりますでしょうか。 214 ◯議長(谷口典隆君) 教育長。 215 ◯教育長(西嶋良年君) これまでにも市外のフリースクールなど民間施設に通われていた不登校児童・生徒の方はおられまして、学校において指導要録上の出席扱いとすることや評価を行うなど、市内の施設と同様に学校とフリースクールが連携をしてまいりました。  また、教育委員会では、他市町のフリースクールの開設状況などにつきまして、県内の教育委員会と情報を共有しているところでございます。 216 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 217 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。私も10年前にはこの当事者の一部でありました。こういう保護者の方々というのは、とにかく情報がないわけであります。適切な情報、連携、広報、そういうのに一層努めていただきたいと思います。  続きまして、大項目2、市長の公約についてお伺いします。福祉の分野における、以下の2点についてお聞きしたいと思います。
     中項目1、医療費無償化拡大について。  医療費の無償化拡大を掲げておられます。  細項目1、彦根市の子どもの医療費助成の現状は。  彦根市の入院および通院にかかる子ども、小学生・中学生への医療費助成制度の現状の内容をお教えください。 218 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 219 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 本市の子どもの医療費助成の現状についてお答えいたします。  入院につきましては小学1年生から中学3年生まで、通院につきましては小学1年生から小学3年生まで、所得制限なしで医療費負担を無料とする助成を行っております。 220 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 221 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。他市町の状況を見てみますと、米原市は、小学1年生から中学3年生まで入院および通院費ともに無料とお聞きしております。長浜市は、小・中学生の入院費助成を行っているということであります。近江八幡市は、入院費助成が小学1年生から中学3年生までで、通院費も、この4月からですか、小学1年生から中学3年生まで無料とお聞きしております。守山市は、入院費助成が小学1年生から中学3年生までで、通院費助成につきましては、小学1年生から小学3年生までですが、自己負担があるとお聞きしております。  いろいろと比較をしましても、彦根市の助成はそんなに見劣りするとは私には思えません。  細項目2、通院費助成の拡大における増額分は。  数年前に小学1年生から小学3年生まで通院費助成を拡大されたとお聞きしましたが、そのときの増額分はいかほどになりますでしょうか。 222 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 223 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 本市におきまして、平成30年4月診療分から通院医療費助成の対象を小学1年生から小学3年生までに拡大しています。拡大分に当たります小学1年生から小学3年生までの通院医療費助成額は、平成30年度が約5,000万円、令和元年度が約6,300万円、令和2年度が約5,000万円となっております。 224 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 225 ◯16番(小川吉則君) 細項目3であります。中学生3年生まで通院費無償化を拡大したときの金額は。  それでは、小学4年生から中学3年生まで通院費の無償化を拡大した場合の費用はいかほどになりますでしょうか。 226 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 227 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 過去3年間の実績値から拡大したときの金額を推定しますと、平成30年度は4月から1月分までの診療分の実績となっており、また、令和2年度につきましては新型コロナウイルス感染症の拡大による医療控えのため助成額が低くなっておりますので、参考となる扶助費の実績値は令和元年度の約6,300万円となります。小学4年生から中学3年生まで6年間の拡大ですと、倍の1億2,600万円程度の扶助費の増額が必要となります。 228 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 229 ◯16番(小川吉則君) 細項目4であります。無償化拡大のための財源は。  今、約1億2,600万円とお答えでしたが、それでは、小学4年生から中学3年生まで通院費無償化を拡大した場合の財源はどのようにされるおつもりでしょうか。 230 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 231 ◯市長(和田裕行君) 通院医療費の無償化につきましては、公約の若い世代が出て行かずにさらに移り住んでもらえる市を目指すため、限られた財源の中でも最大限の子育て支援をし、一層の子育て環境の充実のために実施させていただこうとしているところでございます。  小学4年生から中学3年生までの通院医療費を無償とする助成拡大を実現するためには、扶助費で1億2,600万円程度の毎年の財源が必要となってまいります。他の事業を積極的に見直して無駄を省き、経費を削減し、本事業に係る予算を捻出してまいりたいと考えております。 232 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 233 ◯16番(小川吉則君) 小学4年生から中学3年生までの通院費無償化、多額の費用もかかりますので、一度にはなかなか難しいことでもありますでしょう。例えばですが、小学4年生から小学6年生までを先にして中学生を後からといった方法もありますでしょうし、また歯科診療費、こちらを先にして、その他の一般診療費を後からといった方法もあるかもしれません。  細項目5であります。医療費無償化拡大のタイムスケジュールは。  現状の小学1年生から中学3年生までの入院費助成と、小学1年生から小学3年生までの通院費助成に加え、小学4年生から中学3年生までの通院費助成を無償化する拡大は、どのようなタイムスケジュールにて行うお考えでしょうか。 234 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 235 ◯市長(和田裕行君) 医療費無償化拡大のタイムスケジュールにつきましては、私の任期期間中の令和6年度までに、まずは小学4年生から小学6年生までの医療費無償化拡大を先行して実施させていただき、その後、財源確保の状況等を踏まえ、中学3年生までの医療費無償化拡大に着手するという段階的なスケジュールを考えさせていただいております。 236 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 237 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、中項目2であります。小・中学校給食無償化について。  小・中学校の給食無償化についてお尋ねをいたします。  細項目1、小・中学校給食の提供の現状は。  現在、彦根市には給食センターがありますが、小学校および中学校への給食の提供はどのようになされているのでしょうか。 238 ◯議長(谷口典隆君) 教育部長。 239 ◯教育部長(広瀬清隆君) 本市における学校給食の提供方法につきましては、小学校では、各小学校において給食を調理し提供する自校方式、中学校では、学校給食センターにおいて調理し、各校へ配送を提供するセンター方式で実施しております。 240 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 241 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。給食の対象人数は。  それでは、給食の対象となる市内の小学生および中学生の人数をお教えください。 242 ◯議長(谷口典隆君) 教育部長。 243 ◯教育部長(広瀬清隆君) 給食の対象となる彦根市立小・中学校の児童・生徒数は、令和3年5月31日現在で、小学校が6,190人、中学校が3,043人となっております。 244 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 245 ◯16番(小川吉則君) 細項目3であります。給食費の額は。  それでは、現在、保護者の方々が納めている給食費は幾らになりますでしょうか。その総額は年間幾らになりますでしょうか。 246 ◯議長(谷口典隆君) 教育部長。 247 ◯教育部長(広瀬清隆君) 現在、保護者に納めていただいております給食費につきましては、小学生1人当たり年間4万5,100円、中学生1人当たり年間4万7,300円としております。  また、市全体の給食費総額につきましては、令和3年度当初予算において、小学校児童分が2億8,593万4,000円、中学校生徒分が1億4,710万3,000円を見込んでおり、合わせまして4億3,000万円ほどとなっております。 248 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 249 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目4であります。小・中学校給食無償化のための財源は。  年間で4億3,000万円ほど必要だとお聞きしましたが、その給食費の総額が年間で必要となります。多分、一度無償化をしたならば途中でやめるというのはなかなか難しいかと思いますが、その財源はどのようにお考えでしょうか。 250 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 251 ◯市長(和田裕行君) 小・中学校給食の無償化につきましても、私の公約であります若い世代が出て行かずにさらに移り住んでもらえる彦根市を目指すため、限られた財源の中でも最大限の子育て支援をして、一層の子育て環境の充実をするために実施させていただこうと考えているものでございます。  小・中学校給食の無償化、これを実現するためには、現在、保護者の方々にご負担いただいている学校給食費4億3,000万円、これが新たな財源で毎年、必要となってくるわけではございますが、その財源につきましては、こちらも他の事業をしっかりと見直して、無駄を省いて経費を削減しながら、本事業に係るこの予算、これの優先順位を高めることで何とか捻出してまいりたいと考えております。 252 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 253 ◯16番(小川吉則君) 細項目5であります。小・中学校給食無償化のタイムスケジュールは。  先ほどの医療費のところでは、この4年間でまず小学校の無償化をということでありました。  それでは、市長は、公約にて無償化に向けて段階的に取り組むとおっしゃっていましたが、この給食無償化のタイムスケジュールはどのようにお考えでしょうか。 254 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 255 ◯市長(和田裕行君) 小・中学校給食無償化のタイムスケジュールにつきましては、私の任期中にまずは中学校給食の無償化、こちらを先行して実施させていただき、財源の確保のめどが立ち次第、小学校給食の無償化に着手するという、こちらの順序は逆ですけど、段階的なスケジュールを考えております。 256 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 257 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。財源、なかなか厳しいと思いますけれども、よろしくお願いをしたいと思います。  大項目3、職員の職場環境について。  職員の評価、人事、職場環境等について、先ほど、会派夢みらいにおきまして人事課にお話を聞く機会がありました。職員の働きやすさのため、様々な制度にて対応しているとのことでした。その中の課題について何点か質問をさせていただきます。  中項目1、有給休暇について。  細項目1であります。職員の有給休暇取得率はどのようになっておりますでしょうか。 258 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 259 ◯総務部長(辰巳 正君) 職員の年次有給休暇の取得率につきましては、令和2年1月1日から同じく令和2年12月31日までの全期間在職した現業職を除いた市長事務部局の正規職員525人の実績で、平均取得日数が10.7日、取得率は27.2%でございました。  なお、今ほど申しました取得率は、前年繰越分も含めた数値です。一般的に有給休暇取得率は、新規に付与された日数に対する取得日数の割合とされておりますので、その場合の取得率は53.5%となります。 260 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 261 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。高いのか低いのか、高いのかもしれませんけれども。  細項目2であります。有給休暇の年間取得が5日未満の職員数は。  それでは、有給の取得が年間で5日に満たない職員は何名いらっしゃいますでしょうか。 262 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 263 ◯総務部長(辰巳 正君) 年次有給休暇の年間取得日数が5日未満の職員数は、令和2年1月1日から同じく令和2年12月31日までの全期間在職した現業職を除いた市長事務部局の正規職員525人のうち、101人であり、その割合は19.2%でございました。 264 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 265 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。この数字、101人や19.2%は高いと私は感じました。といいますのは、民間企業では、2018年に働き方改革関連法案が成立しまして、2019年4月1日から、一定条件の職員には毎年5日間以上有給休暇を取得させることが義務づけられました。違反をした場合は、事業所に1人につき30万円以下の罰金が科せられるそうであります。  細項目3であります。彦根市の制度はどのようになっておりますでしょうか。 266 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 267 ◯総務部長(辰巳 正君) 正規職員の年次有給休暇制度につきましては、彦根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例第12条等において規定しております。  具体的には、暦年ごとに1月1日に在籍する職員には20日、当該年の中途において採用された職員には、採用月から12月末までの月数に応じて案分した日数が付与され、また、未使用の残日数につきましては、20日を超えない範囲内で翌年に繰り越すことができる仕組みとなっております。 268 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 269 ◯16番(小川吉則君) 細項目4であります。年間5日以上の有給休暇取得の義務化は。  先ほどの民間企業の方は、この5日の罰金が課せられた取得義務化で、もう必死で皆さん有給を取られております。顧みまして、市立病院の勤務になると、この5日間の有給休暇の取得が義務化されているとお聞きしました。ですが、市役所自体にはこの5日間取得の義務化がないとお聞きしまして、その結果、101名の方が5日未満ということで、これは矛盾しているようにも思います。
     民間企業並みに、市においても年間5日以上の有給休暇の取得の義務化、これを検討してみてはいかがでしょうか。 270 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 271 ◯総務部長(辰巳 正君) 国の働き方改革に基づく労働基準法の一部改正による年間5日の年次有給休暇取得の義務化につきましては、企業会計職員や現業職を除く本市職員には適用除外とされておりますことから、法的な義務はありませんが、本市職員におけるワーク・ライフ・バランスを推進するため、さらなる年次有給休暇取得を促進してまいりたいと考えております。 272 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 273 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。約20%もの方が、義務がないとはいえ、年間5日も有休が取れないということでありました。民間でも、この法律ができる前は取れない取れないと言っておりましたが、罰則つきの法律ができた途端、皆さん取れているんですね。取れているのは事実であります。  そこで、市長、いかがでしょうか。民間並みということで、この際、市全体に5日間の義務化というものを英断で入れられるというお考えはいかがでしょうか。 274 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 275 ◯市長(和田裕行君) なかなか義務化まではすぐには進められないかもしれませんが、この促進という部分では、私もやはり休んでしっかりと趣味を充実させる、あるいは、個人的にではありますが、遊びができない者は仕事もできないという信念もありますので、そういったことも含めてしっかりと有給休暇を取っていただくよう、働き方改革の中でも私自身、進めてまいりたいと思います。  その中で、やはりご指摘いただいた、101名ですか、このような数字が改善されないようなことがあったら、義務化の可能性も含めて検討してまいりたいと思います。 276 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 277 ◯16番(小川吉則君) よろしくお願いいたします。  続きまして中項目2、介護休業について。  細項目1、彦根市の介護休業制度は。  彦根市の介護休業制度はどのようになっておりますでしょうか。 278 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 279 ◯総務部長(辰巳 正君) 本市の正規職員の介護休暇制度につきましては、彦根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例第15条等で規定しており、配偶者や父母、子等の家族で、負傷、疾病または老齢により、2週間以上にわたって日常生活を営むのに支障がある者、つまり要介護者を介護するため勤務しないことが相当であると認められたときに取得できるものです。  具体的には、職員の申出に基づき、要介護者のおのおのが、当該介護を必要とする一つの継続する状態ごとに3回を超えず、かつ通算して6か月を超えない範囲内で指定する期間について、1日または1時間単位で取得することができ、勤務しない時間については、給与が減額される仕組みとなっております。 280 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 281 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。職員の介護休業取得率をお聞かせください。 282 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 283 ◯総務部長(辰巳 正君) 昨年度中、市全体で介護休暇を取得した職員は1人です。  なお、介護休暇の対象となる要介護者がいる職員数については、把握しておりませんことから、介護休業取得率はお示しができませんので、ご理解をよろしくお願いします。 284 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 285 ◯16番(小川吉則君) 1人ということで、大変少ないなというのが実感です。  再項目3の方にも関係しますので、細項目3にいきます。  その1人の方は、男性職員の介護休業の取得者数はとお聞きしたかったんですが、そのお一人の方は男性でしょうか、女性でしょうか。お答えしていただけますでしょうか。 286 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 287 ◯総務部長(辰巳 正君) 昨年度、市全体で介護休暇を取得した職員は女性でありまして、男性の取得者はおりません。 288 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 289 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。これだけ要介護高齢者の方が増えて、特別養護老人ホームも多数ある中で、彦根市職員だけ、親御さんなり親戚なり、身内の方々に介護が必要な方がいないということはないはずでありますので、その中で1人というのは大変少ないと思います。  介護休業もしくは介護休暇の取得が進まない理由は何だと思われますでしょうか。 290 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 291 ◯総務部長(辰巳 正君) まず、制度の周知をもう少しさせていただきたいということと、やはり職場への配慮等もあるかと思います。介護離職ということが起きないように、制度の周知でありますとか、相談に応じますとともに、あと、例えば在宅勤務、こちらを進められるようにしたいと思っております。  ハンディを克服して職員が能力を発揮できる環境を整えるというのは、まさにICT技術活用の目的でもありますので、そういう、職員が介護しながら勤められるように図っていきたいと考えております。 292 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 293 ◯16番(小川吉則君) もう一つ、再質問をさせていただきます。今、介護離職という言葉が出ました。介護離職をされた職員の人数というのを把握されておりましたら、お聞かせください。 294 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 295 ◯総務部長(辰巳 正君) 介護離職した人数につきましては、ちょっと把握はしておりませんが、過去にもそういった理由でお辞めになった職員もおられますので、ある程度おられるのかと思います。 296 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 297 ◯16番(小川吉則君) 人それぞれ、様々家庭事情もおありでしょうけれども、そういう介護離職をせざるを得ない方が介護休業を気兼ねなく取れるようにしていただきたいと思います。  中項目3、育児休業について。  細項目1であります。彦根市の育児休業制度は、どのようになっておりますでしょうか。 298 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 299 ◯総務部長(辰巳 正君) 正規職員の育児休業制度につきましては、彦根市職員の育児休業等に関する条例等で規定しており、父親・母親の区別なく、また、配偶者の就労の有無や育児休業等の取得の有無にかかわらず、職員の子を養育するため、その子が3歳に達する日までの間で、必要な期間について取得することができる仕組みとなっております。 300 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 301 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。それでは、職員の育児休業の取得率をお聞きかせください。 302 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 303 ◯総務部長(辰巳 正君) 昨年度、育児休業を取得した職員は、市全体で144人でございました。  なお、昨年度中に新たに育児休業を取得した職員数を、同じ年度中に新たに育児休業が取得可能となった職員数で除した育児休業取得率は、男性が28.2%、女性が100%でございました。 304 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 305 ◯16番(小川吉則君) 女性の100%は立派なものだと思いますが、やはり男性は少ないと。  再項目3であります。男性職員の育児休業の取得者数がお分かりでしたら、お聞かせください。 306 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 307 ◯総務部長(辰巳 正君) 先ほど答弁で申し上げました昨年度育児休業を取得した144人の職員のうち、男性職員は12人でございます。 308 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 309 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。女性の育児休業取得率が100%と大変立派なものに対しまして、男性は12名ということ、男性の育児休業の取得が低い理由をどうお考えでしょうか。 310 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 311 ◯総務部長(辰巳 正君) 実際、産んで授乳される、そういう女性に比べて、男性がやはり仕事を優先してしまうような考えがまだあるのかと思いますけれども、男性職員の取得も年々増えてきておりまして、また、市の中でもイクボス宣言という、所属長が率先して所属職員に働きかける取組をしておりますので、これからも徐々に男性職員の取得が増えていくかと考えております。 312 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 313 ◯16番(小川吉則君) やはり男性の育児休業の取得が増えるのは、本人の意識もあるでしょうけれども、職場環境、世間一般の意識というものがもっと必要かと思います。  それで関連しますが、細項目4であります。育児休業制度の見直しは。  新聞等の報道で知りましたが、衆議院本会議にてこの6月3日、改正育児・介護休業法が可決、成立いたしました。改正法は、男性が育児休業を取りやすくするためのもので、企業に対しまして、男性・女性にかかわらず、育休を取る意思があるかどうかを確認することを義務づけております。また、父親には、子どもが生まれて8週間以内に最大4週間分、いわゆる男性版の産休を取ることができる制度もつくられるそうであります。  非常に画期的なことだと思いますが、彦根市におきましても、この機会に、先駆けて育児休業制度の見直しをして、企業に課せられたものではありますけれども、取り入れるというお考えはございませんでしょうか。 314 ◯議長(谷口典隆君) 総務部長。 315 ◯総務部長(辰巳 正君) 地方公務員の育児休業につきましては、地方公務員の育児休業等に関する法律の規定に基づいているところであり、今後、当該法律の改正状況を踏まえ、適切に制度の見直しを行ってまいりたいと考えております。  また、育児休業等の取得意向の確認など、法改正を待たずとも実施できる部分につきましては、順次、運用の見直しを行いながら、男性職員も積極的に育児休業を取得できるよう制度の周知を図ってまいりたいと考えております。 316 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 317 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。国の制度を待ってということもいいかとは思いますけれども、この改正法というのは大変内容的にいいものだと私は個人的に思います。そういうことであれば、そういう国からの指示とか、県からの指示を待たずに、どんどん市独自で考えて改定していくというのも一つの方法だと思いますが、市長、そういうお考えはございませんでしょうか。お伺いします。 318 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 319 ◯市長(和田裕行君) しっかりと研究したいと思います。今、それが企業に対する意向確認という法律ということでございましたけれども、そこは運用の部分で十分対応できることもあります。  まず、28.2%でしたか、これがどの程度なのか、これも含め、運用の部分で本当に改善していけるのかを含め、今後検討させていただきたいと思いますし、法律を待たずに、もし制度を変えていける部分の必要性を感じた場合は、先進的に取り組んでまいりたいと考えております。 320 ◯議長(谷口典隆君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 321 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。有給休暇や育児・介護休業が必要に応じて必要な人が気兼ねなく取得できるような、そういう開かれた職場環境となることを切に願っております。  それでは、以上をもちまして、新市長の下、彦根市の福祉がますます充実することを心より祈念いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 322 ◯議長(谷口典隆君) 暫時休憩いたします。            午前11時11分休憩            午前11時25分再開 323 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番中川睦子さん。中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 324 ◯2番(中川睦子さん) 日本共産党の中川です。質問させていただきます。  市民の不安軽減、コロナウイルス感染対策を。  新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大してから1年半。自粛に伴う日々の暮らしから当たり前と思っていた価値観を無理やり変えざるを得ない日常が続いています。  日本国内では感染拡大が収まらない中、6割以上の国民がオリンピックは中止または延期を望んでいます。政府は、そのような状況でも強行にオリンピックを開催するため、全国民に予防のためのワクチンを早く接種するための事業を各自治体に急がせています。  ワクチン自体は輸入せざるを得ず、全世界がワクチンの争奪戦です。また、国内でも同じように、各自治体の生活環境の違いとそれぞれの力量により接種状況は大きく違っています。  政府の方針は1年半たった今でも変わらず、経済界のごく一部のための利益ばかりを優先しています。結果、弱者は置いてきぼり。日本は今、弱い者が淘汰され、強い者だけが生き残る、まさにルールなき資本主義の断末魔と言わざるを得ません。
     変異株が広がり、滋賀県内でも感染者が毎日2桁、そしてクラスターも出るような中で、市民の不安は消えることはありません。このような中で、市民の信頼を取り戻し、新たな市政のかじ取りを担う市長は公約をどのように果たされるのか伺いたいと、以下質問いたします。  中項目1、現在の彦根市の新型コロナウイルス感染の状況と市の対応について。  滋賀県内では、毎日、陽性者が出て、変異株も広がる懸念があります。この中で、現在、市の感染状況と対応を改めて伺いたいと思います。  細項目1、市内医療機関の対応。  現在、感染状況が数字上は比較的落ち着いているようですが、やはり全国的規模で見れば、これまでどおりの対応は続けなければなりません。市内医療機関も、ワクチン接種も重なり、本当にご苦労かけていると思いますが、発熱等の症状に不安があるとき、どの医療機関でもこれまでどおりの対応であるのか、お聞きしたいと思います。 325 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 326 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 発熱等の症状のある場合は、受診する前にかかりつけ医やお近くの医療機関へまずは電話などで連絡し、相談していただきます。相談された医療機関で発熱患者を診ることができない場合については、診療できる医療機関を案内されます。  なお、受診する医療機関に迷われる場合は、滋賀県が設置する受診・相談センターに相談いただき、受診が必要な場合は診療・検査医療機関に案内されることになっております。 327 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 328 ◯2番(中川睦子さん) 細項目2です。この中で陽性者への対応です。陽性と判断された後、またクラスターと判断されたときの対応は。 329 ◯議長(谷口典隆君) 市長直轄組織危機管理監。 330 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症に関わるPCR検査で陽性が判明した方や、クラスターとなったコミュニティに対しましては、県内の保健所において聞き取り調査をはじめ、療養や感染防止対策の指導等が行われております。  本市の対応といたしましては、滋賀県から提供される感染患者等に関する情報につきまして、メール配信や市ホームページ、アプリ「ひこまち」等の様々な媒体を活用し、市民の皆さんへの情報配信に努めているところでございます。 331 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 332 ◯2番(中川睦子さん) 再質問です。クラスターが出たときですね。今、県内では、クラスター発生した事業所41か所と、それから医療機関も22と、合計100のクラスターが出ています。市内でも以前、袋町ですか、あそこでという状況はあったんですけれども、今後、クラスターがこの彦根市内で出た場合というのは、どう対応されるんでしょうか。 333 ◯議長(谷口典隆君) 市長直轄組織危機管理監。 334 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) クラスターとなったということでございますが、具体的にどこがクラスターという形の部分については、県からも公表はされておりません。大まかにどういった事業所とかいうのは出ておりますけれども、具体的にどこというところにつきましては、私どもにも正式な通知等があるわけではございませんので、状況によりまして、指導であったり対応が必要な場合は、個別に了解を取りながら対応はいたしますけれども、積極的な発信、個別の発信というところにまでは原則至っていない、そういう状況でございます。 335 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 336 ◯2番(中川睦子さん) 分かりました。  そうしましたら、細項目3にいきます。これらの情報ですけれども、ホームページと、それから月1回の広報で市民に伝え切れているのかなということなんです。  情報は、ホームページが月1回と、それから広報ということなんですけれども、県内情報はテレビなどで、恐らく市民の皆さんとかも全国ニュースではよく聞いていることがあると思います。だけど、市内の身近な情報はどのように得られるのかということなんです。  現在、月初めの広報では「広報ひこね」、それからラジオのエフエムひこね、それからホームページというのがあります。緊急事態が続いている状況ではより丁寧な情報を市民は求めていると思うんですけれども、十分にできているかということをもう一度お聞きしたいと思います。 337 ◯議長(谷口典隆君) 市長直轄組織危機管理監。 338 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 本市では、これまでから新型コロナウイルス感染症患者の発生情報や同感染症に伴う各種支援策、ワクチン接種に関する情報など、同感染症の関連情報について、連日のメール配信をはじめ、市ホームページ、アプリ「ひこまち」や「Yahoo!防災速報」、市公式LINE、同報系屋外放送設備および市公用車による広報のほか、YouTubeによる動画配信、市有施設における館内放送、「広報ひこね」の記事掲載、エフエムひこねによるラジオ放送等によりまして、情報を受け取られる方が限定されることのないよう、様々な媒体を活用しながら、時期を逸することのないよう情報配信に努めてきたところでございます。  今後も、より多くの市民の方へ必要なタイミングで情報をお届けできるよう、様々な媒体を模索、活用しながら、できる限り分かりやすい情報発信に努めてまいりたいと考えております。 339 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 340 ◯2番(中川睦子さん) 私もエフエムひこねはあまり聞いたことはなかったんですけれども、視覚障害者の方とか、そういう方も、やっぱりラジオとかを結構聞いておられるということなので、紙媒体とか、それからホームページというのは、なかなか苦手な人もいるし、いろんな立場の方に情報が入るようにぜひお願いしたいなと思っております。  中項目2です。拡大を防ぐための重点施策です。  細項目1、感染拡大防止のためにこれまでやってきたこと。  感染拡大防止のためにこれまでやってきたことは、どのようなことがあったでしょうか。 341 ◯議長(谷口典隆君) 市長直轄組織危機管理監。 342 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 本市ではこれまでから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、滋賀県にて策定された「コロナとのつきあい方滋賀プラン」における、各ステージに応じた感染拡大防止対策の実践を市民の皆さんにお願いしております。  具体的には、メール配信システムやアプリ「ひこまち」、本市ホームページへの掲載等により、手洗い、マスクの着用、三つの密の回避といった基本的な感染対策の徹底をはじめ、家族以外の方と接する場面では、感染リスクが高まる五つの場面に注意いただくことや、滋賀県と緊急事態宣言対象地域をはじめとする感染拡大地域との間の往来は控えていただく、また、会食は、屋内・屋外にかかわらず、いつも一緒にいる人とするなど、感染拡大防止対策の徹底を市民の皆様にお願いしてまいりました。  あわせまして、新型コロナウイルス感染拡大防止システム「もしサポ滋賀」および接触確認アプリCOCOAの利用等もお願いしております。  また、事業者の皆様には、徹底した感染防止対策を実施するとともに、業種別・感染拡大予防ガイドラインを遵守していただいた上で、「もしサポ滋賀」の導入や感染予防対策実施宣言書の掲示をお願いしております。  加えて、同感染症に負けない新しい生活様式の普及・実践に取り組む市民団体等を支援するための新型コロナウイルス感染症対策市民活動支援補助金の交付など、各種支援策を講じているほか、市職員においても、基本的な感染対策のさらなる徹底や、消毒タイムを設けての定期的な消毒作業、分散勤務、在宅勤務等の利用の促進など、同感染症の感染拡大防止に努めてきたところでございます。 343 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 344 ◯2番(中川睦子さん) 1年間、本当に大変だったと思います。事業所の感染対策というのが、市からも県からも国からもいろんな支援は出ていたと思います。それでも、市内を見ていますと、そういう中でお店を閉めざるを得ないような状況も見えます。  補償の方で、国ももうこれで打切りという形も出てきています。市としては、今後、この感染防止をさらにお願いするという中での補償というのはどうなんでしょうか。 345 ◯議長(谷口典隆君) 補償というのは、具体的にもう少しお話ししていただけますか。  中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 346 ◯2番(中川睦子さん) すみません。補償というのは、金銭的なものも含めてですね。それでどうかなと思うんですけれども、彦根市でそこまでできているのか、これからどうなるのかなということです。 347 ◯議長(谷口典隆君) 事業者へということで、ちょっとそこをもう少し詳しく。  中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 348 ◯2番(中川睦子さん) 事業所の方の支援ですね、そちらの方をお願いしたいと思います。 349 ◯議長(谷口典隆君) 市長直轄組織危機管理監。 350 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 当然、コロナに苦しまれる方という部分につきましては、一般市民をはじめ、また事業者、様々な形でご苦労されている中で、市としてどういう対応ができるのかというところにつきましては、今後も積極的に検討してまいりたいと考えておりますし、私、今、危機管理監、また市民生活・経済再生支援副統括監、総括という立場もございますので、総合的なお話しかできませんけれども、当然、今の事業者という絡みにつきましては、産業部の方とも連携を図りながら、当然、国や県、ほかの施策もございますので、やみくもに市が何かをするというのではなくて、その辺の施策との整合も図りながら、市内の方が必要とされる支援につきましては今後も模索していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 351 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 352 ◯2番(中川睦子さん) まだまだ続きそうなので、またよろしくお願いしたいと思います。  細項目2です。検査体制、PCR検査とか抗原検査を増やすべきだと前から言っていたんですけれども、市の考えをお願いしたいと思います。  ほかの自治体でも感染の抑え込みに努力しているというのも聞いております。検査体制の強化をすべきだと思いますが、市の考えをお願いしたいと思います。 353 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 354 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) PCR検査は県が行う行政検査が主体であり、感染拡大が起こらないよう、感染者との接触者にも調査の下、適切に検査を実施されているところです。  県の警戒ステージや緊急事態宣言等が近隣自治体で発令されているかどうか、時期による感染者数の増減もありますが、現状においては、感染者数は抑制傾向でもあり、検査数を増やすことで医療体制への影響も勘案し、市独自にPCR検査を行うことは考えておりません。 355 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 356 ◯2番(中川睦子さん) 再質問になります。現在、隣の甲良町なんですけれども、250万円の予算で無料の検査体制をつくっております。陽性者が出た場合、濃厚接触者は国負担となりますが、保健所からの指示以外でも、不安を持つ住民に対して町独自の対策を取っております。  町長はじめ担当課は、小学校などで感染者が出たこともあって、早く全員がPCR検査を受けられるようにと、県に直接出向いて、それを強く求めてきました。それが住民の命と健康を守るという自治体の強い思いだったと思っております。  もちろんワクチン接種が進んでいけば不安は少なくなるとは思うんですけれども、全員に接種が行き届くには、恐らく年内かかるのではないかと思っております。接種と併せて検査というのはやっぱり必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 357 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部長。 358 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) すみません。現在でございますが、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種も始まっておりますことから、この時期での検査機関である医療機関への過度な負担を強いることとなりますので、今のところ実施することは考えておりません。 359 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 360 ◯2番(中川睦子さん) 感染拡大の抑制のためにこれまでの経験と検証を生かしまして新たな対策を行うべきと思いますが、市の見解をということです。  感染拡大の抑制にはこれまでの経験と検証が生かされるべきで、1年半のコロナ禍で、全国や県内の取組を参考に、これ以上の感染者を出さないための新たな対策が必要だと思いますが、市の見解をということです。よろしくお願いします。 361 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 362 ◯市長(和田裕行君) これまでの本市における対応を振り返ってみますと、新型コロナウイルス感染症は、今でこそ一定の研究が進み、市民へのワクチン接種も始まったところではございますが、いまだ不明な点も多い感染症でございまして、今後の収束時期も読めない中で、感染防止対策と経済活動支援策とを並行して考える必要があったことから、市として長期的な視点に立った施策の立案や対応が困難な状況であったと感じております。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、これまでの経験を生かしながら、市内における同感染症の感染拡大を防止するためには、今後も全力を尽くしていかなければならないと考えております。  そのため、まずは市民一人ひとりが、自分自身や大切な人の命を守り、感染しない、感染させない意識を継続して持ってもらえるよう、引き続き、粘り強く啓発に努めていくとともに、国や県、全国の他の市町の状況あるいは動向等も常に注視しながら、同感染症の感染防止対策をしっかりと講じてまいりたいと考えております。 363 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 364 ◯2番(中川睦子さん) よろしくお願いします。本当に命と暮らしを守るという点でも、市の責任は大きいと思いますので、先ほど言いましたように、補償も含めた形での対応ということをぜひお願いしたいと思います。  それでは、中項目3にいきます。コロナウイルスワクチン接種についてです。  全国で7月末までに、高齢者全員にワクチン接種を完了させるよう指示が出ています。それに合わせて、彦根市の対象の高齢者約2万8,500人に対して、3月から準備を進めてきました。しかし、多くの市民からワクチン接種への不満や怒りの声が届いています。行政と医師会の連携がしっかり取れているのかなということが本当に疑問です。  東京練馬区の医師会の伊藤大介会長は、現場の声を聞きながら区と医師会とでつくり上げたワクチン接種体制が理想どおり進んでいると言っています。変異株が次々登場する新型コロナのワクチン接種は、今後、数年間にわたり続く可能性があるため、持続可能な接種体制をつくる必要があったと語り、昨年11月から担当課と準備を進めてきていました。  日本でワクチン接種が遅れているのは、新たな対策を打ち出さず、唐突な発言ばかりの国の在り方に大きな問題があります。国は地域の医療現場で奮闘するスタッフの努力に応えるための保障と敬意を示す姿勢が必要です。地域医療と行政が一つになり取り組んでいかなければ、国が示す全員へのコロナウイルスのワクチン接種の迅速で安全な取組は望めません。このことを踏まえて、以下質問します。  細項目1、高齢者への接種スケジュールの組み方に問題はなかったのか。  高齢者への接種のスケジュール、予約クーポンの発送から予約日の取り方、接種の仕方など、分かりやすい周知の仕方は考えられなかったのか、このことについて見解を求めたいと思います。 365 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 366 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 本市における高齢者への接種につきましては、4月下旬から、重症化リスクの高い介護施設の入所者から行い、施設入所者以外の一般の高齢者については、5月10日から個別接種・集団接種の予約を開始いたしました。個別接種は5月11日から、集団接種は5月24日から実施しているところです。現在は、国の方針を踏まえまして、7月末までの接種完了を目指して、鋭意、接種を進めているところでございます。こうしたことから、接種スケジュールについては問題がなかったと考えているところでございます。  次に、発送から予約の取り方、接種の仕方については、まず「広報ひこね」4月号で折り込みチラシを全戸配布し、4月5日から65歳以上の高齢者を対象に接種券を発送することや、5月中旬から予約受付を開始する旨の周知を行ってまいりました。  また、「広報ひこね」5月号の折り込みチラシにおいては、具体的な予約開始日とともに、集団接種の開始日をお知らせしてまいりました。さらに、チラシの中では、予約方法や接種前の準備といたしまして、予診票への記入例や接種当日の服装など必要な情報を提供し、ネット環境のない方へ紙媒体による広報やチラシにより周知を行ってきたところであり、問題はなかったと考えているところでございます。  しかし、一方で、65歳以上の方に全て同時に予約をスタートしたことにより、申込みが殺到したこと、また、個別接種の周知についても、十分な周知期間が確保できていたとは言えない面もあったと考えております。  こうしたことから、今後の65歳未満の方の接種につきましては、十分な周知期間を確保した上で、予約できる年齢を分ける等、予約方法の検討をしてまいりたいと考えているところでございます。 367 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 368 ◯2番(中川睦子さん) 再質問になります。先ほど練馬区の準備の話をしました。準備を始めたのは昨年の11月からと聞いております。彦根では、準備に取りかかったのはいつだったんでしょうか。 369 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 370 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 昨年の年末から調整に入っております。 371 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 372 ◯2番(中川睦子さん) ワクチン接種というのがもう始まるんじゃないかということで、どこでも準備というのは始めていたと思うんです。彦根の場合、やはり昨年末から調整ということになったと今お聞きしました。それで、いろんなやり方とか検討されたとは思いますけれども、予約券が届いたのが4月というのも、国の調整に合わせてそういうふうにされたのではないかとは思うんです。
     4月の初めに届いたという方、この予約券が、大変文章が細かくて、枚数も多くて、なかなか読みづらいということで、80過ぎの人なんですけれども、ちょっと私に見てほしいということで、見せてもらいました。目を通すんですけれども、本当に文章が大変で、字が小さいのもあって、私は見えなかったんですけれども、必要な内容を絞って届けるべきで、段階的な周知の仕方というのも検討すべきでなかったかなとも思いました。  また、届いてから予約日までの時間がちょっとあったということなんですけれども、その間なくしてしまった人とか、焦って何度も心配されて尋ねられた方とかがあったと聞いております。  発送の日程の調整というのはできなかったのかなと、これからは調整されるということですけれども、そこを考える時間というのはなかったのかなと思うんです。再質問です。 373 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 374 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 今、議員ご指摘いただいた点は、数多く市民の皆様から寄せられているお声でもございます。調整といいましても、当時はワクチンの供給がまだ不確定な部分もございましたし、当然、医師会をはじめ関係機関との調整を進めてきた上で、集団接種とか、そういう会場も含めて決定していきますので、周知の仕方については幾つか問題点はあったかと思いますが、接種の調整時期等については、やはりそれぐらいの時間がかかったと考えているところでございます。 375 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 376 ◯2番(中川睦子さん) これからということに、まだ引き続き接種は続くわけですので、丁寧にまたお願いしたいなと思っております。  細項目2です。65歳以上の方の予約で、現在まで完了された人数のことをお聞きしたいと思います。1回目、2回目、3回目の予約の数です。 377 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 378 ◯福祉保健部参事(速田智之君) コロナウイルスワクチンの接種の予約受付は、これまで5月10日、5月17日、6月3日の3回実施しておるところでございます。  予約を受け付けました人数といたしましては、1回目の5月10日が1万2,840人、2回目の5月17日が3,246人、3回目の6月3日につきましては、6月10日現在ではございますが、7,754人、合計2万3,840人の方が予約されているという状況でございます。 379 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 380 ◯2番(中川睦子さん) 再質問です。予約数と、それから高齢者の数でいうと、予約ができてない人の数というのはその中で出てくるんでしょうか。 381 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 382 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 失礼します。当初、接種計画を立てた段階では、令和2年の10月1日現在の高齢者人口で割合とかを出させていただいています。その当時、高齢者人口は2万8,456人で、現在予約されている方が2万3,840人ですので、現在、予約をまだされてない方を差し引きすると、その数が出てくるかと思います。 383 ◯議長(谷口典隆君) その数をお尋ねなので。分母がいつの時点か分かりませんけれども。  暫時休憩いたします。            午前11時59分休憩            午後0時00分再開 384 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  福祉保健部参事。 385 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 失礼いたしました。令和2年10月1日現在の高齢者数が2万8,456人で、現在予約されている方が2万3,840人、まだ予約されておられない方が4,616人という数字になります。 386 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 387 ◯2番(中川睦子さん) そうしましたら、細項目3にいきます。  65歳以上で7月末までにまだ予約ができてない高齢者、この方々に対してどう対応するのかということをお聞きしたいと思います。 388 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 389 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 本市においては、現在、国の方針を踏まえ、接種を希望される65歳以上の高齢者の方が7月末までに2回の接種を終えられるよう接種計画を見直したところでございます。  まだ予約ができていない高齢者や障害者の方につきましては、彦根市包括支援センター、ケアマネジャーや民生委員・児童委員の皆さん、湖東圏域指定特定相談事業所などの福祉に関わっていただいている方に情報の提供をお願いしているところであり、今後もお願いしてまいりたいと考えているところでございます。 390 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 391 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。本当に、まだもうちょっと残っている方、先ほど言いましたように、クーポン券をそのままどこかになくしてしまったとか、そういうことで、民生委員さんも声をかけたりとか、私も身近なところでは声をかけさせてもらっていますけれども、やはり落ちこぼれがないような形で、この辺りも民生委員、それから自治会長を通して、ぜひお願いしたいなと思っています。  細項目4です。集団接種4会場はどのように考えたのかということです。  公平な形での会場の確保がぜひ必要だと思います。 392 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 393 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 集団接種4会場につきましては、当初は市内全域を三つに分け、北部にアル・プラザ彦根、中部にくすのきセンター、南部にみずほ文化センターを設けました。  選定におきましては、電車や路線バス、愛のりタクシーなどの交通アクセス、自動車の収容台数、あるいは密にならないような会場レイアウトが可能かなど、様々な角度から検討を行い決定したものでございます。  また、彦根ビューホテルにつきましては、令和3年7月末までに高齢者向けのワクチン接種を終えることができるよう、追加で会場を設けたところでございます。 394 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 395 ◯2番(中川睦子さん) よろしくお願いします。  細項目5です。高齢者の会場までの交通アクセスに助成ができるのかどうかということです。  他市町では、タクシー代など移動支援、付添い支援者にも助成が行われているところがあります。高齢者の会場までの交通アクセスについての考えをお聞かせください。お願いします。 396 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 397 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 高齢者の会場までの交通アクセスに係る助成につきましては、検討は行いましたが、公共交通機関や愛のりタクシーなどの交通手段が利用可能な施設を集団会場として設けたこと、また、地域のかかりつけの医療機関での個別接種が利用できるように接種体制を整備したことから、助成制度の創設には至りませんでした。  しかし、現在、彦根ビューホテルにつきましては、JR彦根駅東口と会場を結ぶシャトルバスを運行しております。また、今後、JR南彦根駅からもご利用いただけるシャトルバスの運行を予定しているところでございます。 398 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 399 ◯2番(中川睦子さん) このシャトルバスは駅なんですけれども、この駅まで行くのはどうするのかということもまた検討する課題だと思っております。  それでは、細項目6にいきます。予約方法は、高齢者に対して配慮が足りなかったのではないかということについての見解です。  予約方法は電話とネットでしたが、その割合は明らかにネット予約が多くて、65歳以上の方で日頃から扱い慣れている方が多くはない中、電話のコールセンター、最初は8台、それから2台含めて10台と聞きましたけれども、それでもやっぱり少ないのではないかということです。  高齢者に対しての配慮が足りなかったのではないかということで、改めて、もう一度見解をお聞きしたいと思います。 400 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 401 ◯福祉保健部参事(速田智之君) これまで予約については、3回受付を行っております。1回目、2回目の受付時においては電話がつながりにくい状況が発生し、つながったときには専用ウェブサイトからの予約で既に受付が終わってしまっている状況もあり、コールセンターを利用して予約していただいた方にはご不便をおかけいたしました。一定の配慮が足りなかったと考えているところではございます。  今後は、年齢を段階的に区切って、予約枠と同数程度の方を予約対象とすることで予約の競争を防ぐこと、さらに、コールセンターの予約枠と専用ウェブサイトの予約枠を設定し、電話での予約が取りにくいという声を反映し、コールセンターでの予約分を一定確保するなど、よりスムーズに予約できる仕組みに変更することを検討していきたいと考えているところでございます。 402 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 403 ◯2番(中川睦子さん) この苦情は、恐らく、もう皆さん何回もいろんな市民からお聞きになっていたと思うことなので、改めて言いませんけれども、本当に大変な状況だったということでぜひ改善していただきたいと思っております。  それでは、細項目7にいきます。福祉施設、介護とか、それから保育、障害者施設の従業員への接種を早く進めてほしいという要望があります。これについて見解をお聞きしたいと思います。 404 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 405 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 7月中には接種を希望される65歳以上の高齢者の方への接種を終了するめどが立ちましたことから、高齢者等が入所・居住する社会福祉施設、例えば介護保険施設や障害者施設等において、利用者に直接接する職員の方にも、7月中旬以降より接種が開始できるように現在準備をしているところでございます。  また、保育士の方につきましては、県が設置されます大規模接種会場でも接種対象となる予定ですが、感染のリスクが高いことから、本市といたしましても早く接種を進められるよう検討してまいりたいと考えているところでございます。 406 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 407 ◯2番(中川睦子さん) よろしくお願いします。  細項目8にいきます。今後、全ての市民が安心して受けられるワクチン接種についてです。  分かりやすい仕組みと周知方法、またスケジュールをお願いしたいと思います。 408 ◯議長(谷口典隆君) 福祉保健部参事。 409 ◯福祉保健部参事(速田智之君) 市民の方が安心してワクチン接種を受けていただけるよう、今後は可能な限り早めに予約や接種時期を「広報ひこね」や折り込みチラシ等でお知らせしていきたいと考えております。  今後のスケジュールといたしましては、65歳未満の方への接種につきましては、国の優先順位に基づき、基礎疾患のある方および介護施設等従事者の方を優先接種し、その後、一般の方へ接種を進めていきたいと考えております。  接種券の発送につきましては、7月の上旬に送付し、基礎疾患のある方につきましては、予約を7月中旬、接種を7月下旬以降に実施し、一般接種につきましては、予約を8月中旬から、接種を8月下旬以降に順次実施する予定でございます。  予約方法につきましては、コールセンターおよび専用ウェブサイトによる予約とし、集団接種および個別接種により実施します。65歳未満の方への一般接種の詳細な予約時期や接種方法につきましては、今後、協力いただいております関係機関との調整は必要になりますが、例えば年齢別で時期を指定した方法で実施を検討してまいりたいと考えているところでございます。 410 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 411 ◯2番(中川睦子さん) ぜひお願いしたいと思います。それとワクチン接種に関しては、もう本当に市民の協力なしには進められないということなので、ぜひ自治会等にもきちんとした情報を、それから、接種をしてくださる開業医の皆さん、本当に大変だと思いますので、ぜひその辺についても配慮をしながら進めていっていただきたいと思っております。  それでは、大項目の2です。市の発展の基本である子育て支援の充実についてです。  これまでも、市長の公約ということで子どもの医療費、それから給食のことを詳しくまたお聞きしたいなと思っております。  中項目1、子どもの医療費を中学校卒業まで無料に。  細項目1、現在行われている無償化の過去3年間の拠出についてお聞きしたいと思います。 412 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 413 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 本市におきましては、平成30年4月診療分から子どもの通院医療費の無償化を小学1年生から小学3年生までに拡大しています。拡大分に当たります小学1年生から小学3年生までの通院医療費助成の扶助費の実績値は、平成30年度が約5,000万円、令和元年度が6,300万円、令和2年度が約5,000万円となっております。 414 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 415 ◯2番(中川睦子さん) 細項目2です。中学校卒業まで無料にすることで係る費用をお願いしたいと思います。 416 ◯議長(谷口典隆君) 市民環境部長。 417 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 平成30年度は4月から1月までの診療分の実績となっており、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の拡大による医療控えのため扶助費の実績値が低くなっておりますことから、参考にする小学1年生から小学3年生までの扶助費の実績値を令和元年度の約6,300万円としますと、小学4年生から中学3年生までの6年間の拡大では、2倍となる1億2,600万円程度、扶助費の増額が必要となります。 418 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。 〔2番(中川睦子さん)登壇、資料掲示〕 419 ◯2番(中川睦子さん) 細項目3です。今年度の予算での無料化への努力をすべきということなんですけれども、今、これ、資料の中で今年度の状況をパネルにしました。  9月から湖南市が自己負担なしで、完全中卒までの無料、10市町となりました。19市町で半分以上が中卒までの完全無料化です。この北の方、彦根も含めて北の方では、長浜が残念ながらまだなんですけれども、ここは給食を無料にしているということもあるんですけれども、子どもへの手厚い支援というのが、子育て世代の励みになりますので、ぜひこれを参考に見ていただきたいと思います。  この医療費というのは、アレルギーやぜんそくのある子どもさん、お持ちのお子さんというのが本当にこれを必要とされておりますので、これについて、ぜひ市長の見解をお聞きしたいと思います。 420 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 421 ◯市長(和田裕行君) ご指摘いただきましたように、近隣の市町に比べて負担が多いこの子どもの医療費でございますが、この負担削減に努め、若い世代が出ていかない、あるいは移り住んでもらえる彦根市、これを目指していきたいと考えております。  小学校4年生から中学校3年生までの通院医療費を無償とする助成拡大、これを実現するには、扶助費で毎年1億2,000万円程度財源が必要となってきます。本市の財政状況、本事業の財源を捻出するために、先にほかの事業をしっかりと見直して、無駄を省いて経費を削除することが必要となりますので、なかなか今年度の予算化でということは難しいと判断しております。ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 422 ◯議長(谷口典隆君) 暫時休憩します。            午後0時15分休憩
               午後0時16分再開 423 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 424 ◯2番(中川睦子さん) 細項目3までいったんですね。すみません。もう1回質問になるんですけれども、早期の受診というのが大切だと思うんです。今学校で、去年、校内での健診がなかなか遅れてしまったということがあるんですけれども、今年度、やっぱり内科、眼科、そして歯科ということを学校の中でぜひ、これも進めていっていただきたいなと思っております。  それでは、中項目の2にいきます。市民の期待が強い学校給食の無償化の実現についてです。  実現するための年間予算をお願いしたいと思います。 425 ◯議長(谷口典隆君) 教育部長。 426 ◯教育部長(広瀬清隆君) 学校給食の無償化を実現するための年間予算につきましては、現在、保護者の方々にご負担いただいております学校給食費約4億3,000万円を新たな財源で賄う必要がございます。 427 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 428 ◯2番(中川睦子さん) 再質問です。長浜市が現在小学校は無料化になっております。2億5,000万円かかっていると聞いております。その中で、お金の捻出の仕方ですけれども、この中では一般財源が1億2,500万円、あと半分が基金という形で出ています。まち・ひと・しごと創生総合戦略推進基金の中の活用をされて、その基金と合わせて、それに補てんしているということなんですけれども、彦根での財源の確保の仕方については、そのような基金というものを使うことはできないのでしょうか。 429 ◯議長(谷口典隆君) 教育部長。 430 ◯教育部長(広瀬清隆君) 財源につきましては、これまで市長がご答弁されておりますように、財政状況を改善するよう、また費用効果の高いものを厳選しながら優先度を考えた上で捻出するということであります。基金の活用については、現在のところは考えておりません。 431 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 432 ◯2番(中川睦子さん) それでは、細項目の2です。公約実現に向けての市長の見解なんですけれども、コロナで本当に今厳しい状況の中だからこそ、兄弟がいれば減額だとか、それから半額にするだとか、いろんなやり方があると思います。  現在、小・中でも無償化をしている都道府県というのは、今年度、高島市が加わって、そして小学校のみは長浜市と、県内でも2市がされております。ちなみに、群馬県は今60%の実施率と上がっております。全国でも25%が子育てに手厚い施策を取っています。もちろん群馬県は、医療費の方も早くからこれを実施しているということで、子育てするのは群馬県だというぐらいの状況になっております。  彦根のこれからの状況について、市長の見解をお願いします。 433 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 434 ◯市長(和田裕行君) 私の公約の重点政策「コロナ禍での子育て支援と教育を拡充します」では、若い世代が出ていかずに、さらに移り住んでもらえる市を目指すため、限られた財源の中でも最大限の子育て支援が必要であると考えております。  学校給食の無償化につきましては、子どもの医療費負担軽減と同様に、近隣の市町に比べて負担の多い子育てに係る負担の軽減を図ることを目的として実施したいと考えており、この取組によって多くの方に移り住みたいと思ってもらえる彦根を目指して全力で取り組んでまいります。  やはり今、非常に厳しい財政状況で、言うなれば借金を借金で返している状況でございます。非常に多くの費用を必要とする給食費、これを継続して実現していくためには、やはり何よりもまず、この財政状況の改善に全力で取り組まなければならない。持続可能性を考えても、まずはそちらに取り組ませていただきたい。ずっと続けていかなければならない大切な事業ですので、その方向でまずは一刻も早くこの財政状況の改善に取り組んでまいりたいと考えております。 435 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 436 ◯2番(中川睦子さん) ぜひいろんな工夫しながら、いろんな財源の出し方を研究しながらやっていっていただきたいなと思っております。  そうしましたら、中項目の3です。子どもの貧困対策についてです。  学校の公共施設への生理用品の配布です。学校の公共施設への生理用品の配布は、生理の貧困にある女性や子どもに寄り添う支援として、政府方針に盛り込まれております。  自治体が行う生理用品の提供は、地域女性活躍推進交付金、また地域子供の未来応援交付金を活用して、子どもの支援に結びつけることや学校福祉事務所などへの生理用品の提供が進むよう、文部科学省や厚生労働省、内閣府が連携しています。現在、全国255の自治体で危機管理や住民の寄附で、提供によって取り組まれております。滋賀県では、先ほど話があったかもしれないですけれども、草津市が行っております。  このように、生理用品は、緊急事態時も含め、今貧困と格差が広がる中、安心・安全で、そして健康に過ごせる当たり前の暮らしを子どもたちにも提供するため、自治体の役割というのが必要だと思います。ぜひ市長、この辺についてお聞かせください。 437 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 438 ◯市長(和田裕行君) 生理の貧困の問題につきましては、本市としましても、長引くコロナ禍で苦しまれている女性の生活を守ることは重要であると認識しております。  学校や福祉事務所などでの生理用品の配布状況につきましては、小・中学校においては独自に調達し、保健室等で子どもからの相談に対応できるよう一定数用意しておりますが、福祉事務所については、現在、配置も配布もいたしておりません。しかしながら、本市における生活に困窮しておられる女性への施策の一つとして、生理用品が配布できるよう前向きに検討させていただきたいと考えております。 439 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 440 ◯2番(中川睦子さん) 特に今の学校での子どもたちへの支援というのが、先ほど言ったように広がっております。生理の日は学校を休む子たちがいると言われておりますし、保健室に今ストックされているのは当然知っております。突然のことですぐに処置ができないという経験というのがあります。各トイレの個室にきちんと置いてもらえないかという要求もあります。  以前と比べて随分この話はオープンになったと思うんですけれども、思春期でデリケートな問題として、これは男性も含めて全ての方に分かっていただきたい問題だと思っております。私たちもフードバンクなどを使う中で、大学生なんかの女性に聞きますと、食料品と同じような形で必要だと言っております。また、ぜひ、このことについても積極的にお願いしたいということです。  細項目2にいきます。地域子供の未来応援交付金の活用についてです。  地域子供の未来応援交付金の活用はどのようなものでしょうか。 441 ◯議長(谷口典隆君) 子ども未来部長。 442 ◯子ども未来部長(多湖敏晴君) 本市では、平成28年度から毎年度、本交付金を活用しており、平成28年度は、子どもの貧困に視点を置いたアンケート調査の実施および彦根市子どもの貧困対策計画の策定費用として活用いたしました。  続きまして、平成29年度は、子どもの貧困対策を地域で実施していただくための人材の掘り起こしや育成等を目的とした事業、具体的に申し上げますと、子ども食堂や学びの場などの立ち上げに係る相談等ができる窓口を彦根市社会福祉協議会に常設するために活用しております。  なお、現在は、地域子供の未来応援交付金ではなく、生活困窮者就労準備支援事業費等補助金を活用し、事業を継続いたしております。  さらに、平成29年度からは彦根市子ども・若者総合相談センターに子どもの貧困相談窓口を新設し、コーディネーターを新たに配置するために活用しています。こちらにつきましては、現在も継続して活用しているところでございます。  地域子供の未来応援交付金は、子ども食堂や居場所づくりなどの事業を民間団体に委託して行う場合、活用することもできますが、委託契約に限られ、利用しづらい部分があるため、本市では、交付金ではなく、ふるさと納税の基金を活用し、子ども食堂等への支援を実施しております。 443 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 444 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。  細項目3です。地域子供の未来応援交付金を十分に生かすための計画をぜひしていただきたいなと思っています。委託という形でなきゃできないということなんですけれども、ほかにもいろんな方法があるかと思うので、お聞きしたいと思います。 445 ◯議長(谷口典隆君) 細項目3ですね。  子ども未来部長。 446 ◯子ども未来部長(多湖敏晴君) 本市では、第2期彦根市子ども・若者プランに子どもの貧困対策をまとめており、本プランを着実に推進し、子どもの貧困対策、子育て支援等を実施しております。  子どもの貧困対策として、彦根市子ども・若者総合相談センターの機能を追加し、子どもの貧困も含めた総合相談ができるよう体制を整備し、取組を進めるため、地域子供の未来応援交付金を活用しております。  また、平成28年度に策定いたしました彦根市子どもの貧困対策計画ならびに令和元年度に策定いたしました第2期彦根市子ども・若者プランの策定費用にも地域子供の未来応援交付金を活用しております。  子どもの貧困対策を地域で実施していただくための人材の掘り起こしや育成等には、生活困窮者就労準備支援事業費等補助金を活用し、子ども食堂や学びの場など、子どもの居場所を運営する団体への財政支援には、ふるさと納税を活用した基金を利用しております。  今後につきましても、様々な制度を活用し、本市におけます貧困対策、子育て支援を実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 447 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 448 ◯2番(中川睦子さん) いろんなことで支援の形を取っていただいていると思うんですけれども、地域を巻き込んで様々な支援のため活動できる場所が必要だと思います。例えば、今、解体の計画があるひこね燦ぱれすだとか、そういう地域になじんだところでの地域の人たちが気楽に集えるような所で、市民と一緒にこういう相談もできる体制を取ったりとか、市ができる環境を十分取っていただけたらなと思っています。  このような中で貧困世帯を支援する、そういう形について、市長の見解を伺いたいと思います。 449 ◯議長(谷口典隆君) 子どもの貧困対策から少し離れているので、もう少し具体的にお願いします。 450 ◯2番(中川睦子さん) 対策としての居場所づくりですね、先ほどおっしゃっておりましたけれども、それも含めて市全体で対策するために充実させるということが大事なんですけれども、その全体を含めた考えを、市長の見解を伺いたいと思います。 451 ◯議長(谷口典隆君) 市長。 452 ◯市長(和田裕行君) 今こちらが述べさせていただきましたように、まず、この様々な制度を積極的に活用して、できる限り貧困対策を進めてまいりたいと思います。私の公約でもあります子育て世代に移り住んでもらえるようなまちということを含めましても、こういった子育て政策、特に貧困対策というのは重要になってまいりますので、もっともっと研究させていただいて、その居場所づくり等を含めて、積極的に私としても研究させていただきたいと考えております。 453 ◯議長(谷口典隆君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 454 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。私たちもまだまだ地域の状況を全部含めて知っているわけではありません。いろんな情報を集める中で、ぜひ彦根市一丸となって、子育て支援も含めた地域の応援をしていきたいなと思っております。特に今こういうコロナの状況の中で、本当に厳しい中を皆さんと力を合わせて取り組んでいきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。これで終わります。 455 ◯議長(谷口典隆君) 暫時休憩いたします。            午後0時32分休憩            午後1時34分再開 456 ◯副議長(上杉正敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りします。  本日、会議録署名議員に指名されました22番馬場和子さん、および24番安澤勝君が退席されましたことから、この際、会議録署名議員の追加指名の件を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 457 ◯副議長(上杉正敏君) ご異議なしと認めます。よって、会議録署名議員の追加指名の件を日程に追加し議題とします。 ────────────────── 追加日程 会議録署名議員の追加指名 458 ◯副議長(上杉正敏君) 本日の会議録署名議員の追加指名を行います。会議録署名議員に、21番伊藤容子さん、および23番長崎任男君を指名します。  日程第2を継続し、議案第41号から議案第54号までの各議案を一括議題とし、個人からの質疑ならびに一般質問を行います。  23番長崎任男君。長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 459 ◯23番(長崎任男君) 公政会の長崎任男でございます。今回は、大きく2点について質問させていただきます。どちらも地元に直結する地元の懸案事項でございますので、市長はじめ執行部の皆様の分かりやすいご答弁をよろしくお願いいたします。  大項目1、彦根市立図書館中央館の建設について。  中項目1、市長の図書館に対する考え方について。  細項目1、彦根市立図書館につきましては、市立図書館整備基本計画に基づき、用地の選定が進められ、令和3年3月30日に市より正式に清崎町地先、彦根市立図書館(中央館)の候補地として決定する旨の発表がありました。  亀山学区連合自治会ならびに地元清崎町自治会は、長年にわたり文化施設の誘致活動に取り組み、図書館の基本計画(素案)が発表された平成29年1月には、市からの意見公募にのっとり、地元清崎町の自治会とともに連携を図りながら誘致に係る要望書を提出し、誘致活動を展開してまいりました。  図書館は、子どもから親、学生、ビジネスマン、シニア層など、年齢も目的も様々な利用者が図書を軸に思い思いの時間を過ごせる知的インフラであり、公共図書館は読書推進という役割に加え、地域住民の生活や地域の産業に役立つサービスの提供など、様々なまちづくりに貢献することが期待されており、市長の提案される未来の子どもたちにツケではなく夢を与える彦根市をつくるために必要な施設であるとの思いから、財政が厳しい状況でも、未来に向け必要な投資をすべきと考え、お伺いいたします。  市長は図書館の効用や効果、価値についてどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 460 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 461 ◯市長(和田裕行君) 図書館の効用や効果、価値についてどう思うのかという質問でございますが、まず、図書館とはどのような施設であるのかについてお答えさせていただきます。  図書館とは、議員の後ほどのご質問にもございますとおり、国民の知る権利・学ぶ権利、これについても後ほど説明させていただきたいと思いますけれども、それに関連する施設であると認識しております。  また、図書館法第2条によれば、図書館は、図書、記録その他必要な資料を収集、整理、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的としております。  これらを踏まえまして、彦根市図書館整備基本計画では、「第3章 彦根市立図書館が目指す姿」において基本理念と五つの基本方針が示されております。基本理念は「本と人、人と人とをつなげる文化・知の宝庫」となっております。また、基本方針は、市民の課題解決を支援する図書館、郷土の文化を守り伝える図書館、子どもの健やかな成長と豊かな心を育てる図書館、心の安らぎを与える居心地のよい図書館、そして、市民の活動・交流を通して新たな出会いを発見できる図書館となっております。  彦根市が考える図書館、そしてその効用や効果とはこのようなものであり、市民憲章のうち、とりわけ「歴史と伝統を生かし、文化の香り高いまち」をつくる上で重要な役割を果たす施設であると考えております。 462 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 463 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  細項目の2番でございます。昭和54年に開館し、今なお多くの市民の利用があり、広く愛されている現在の彦根市立図書館でありますが、市長は現在の図書館をどの程度利用しておられますか、お伺いいたします。 464 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。
    465 ◯市長(和田裕行君) 私は、彦根東高校時代のときには時折利用させていただいておりましたが、それ以降、記憶では、1回か2回程度しか利用させていただいておりません。 466 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 467 ◯23番(長崎任男君) ということは、最近は本をあまり読まれてないということですか。再質問です。 468 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 469 ◯市長(和田裕行君) 本の方はかなり読んでいる方だと思います。購入とか、あとは無料で読める書籍等多数ございますし、ちなみに、稲枝に住んでおった頃は、借りることはできませんでしたけれども、能登川図書館等は積極的に利用させていただいていたところでございます。 470 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 471 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  それでは、細項目の3番でございます。昨年はコロナの影響で実施されておりませんでしたが、一昨年実施された全国学力テストでは、滋賀県は全国最下位という状況です。彦根市も滋賀県内で決して高い順位ではありませんが、それを踏まえ、市長は、彦根市の教育改革、教育大綱のアップデートが早急に必要であるとおっしゃった上で、十数年前、杉並区立、その名も和田中学校の藤原和博校長先生が取り組まれた教育改革がとても参考になるとおっしゃっています。  地域本部、地域のコミュニケーションを利用していく中で、図書館、図書室の運営も非常に大きなピースだと認識いたしますが、和田市長は彦根市の学力向上に図書館は必要とお考えではないのか、お伺いいたします。 472 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 473 ◯市長(和田裕行君) 和田中学校の件で図書について触れさせていただきましたのは、地域の皆さんと連携する中で和田中学校の図書室を地域の方が運用していただいているということの例としてお話しさせていただきました。  彦根でも、安澤議員のお話で出てきたコミュニティスクールですね、若葉小学校の部会で図書の部会というのがございますので、そちらで取り組ませていただいている活動、こういったものをもっと広げていくべきだという発想で学校図書館の在り方についてお話しさせていただいたところでございます。  総論となりますが、図書館というのは、やはり本を貸し出したり、本にまつわるイベントを開催することを通して、子どもたちに多くの読書機会を提供しております。読書は、美しい日本語を学び、創造力を高め、豊かな感性や情緒を育むだけでなく、他者の知識や考えに触れ、言葉によって自らの考えや気持ちを相手に正しく伝える力を身につけるために不可欠であり、子どもの成長にとって大切なものでございます。  したがいまして、図書館は、子どもたちの学力や情緒面、その他の成長にとって大切な役割を果たしていると考えております。 474 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 475 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。そのとおりだと僕も思います。  中項目2、中央図書館の候補地決定の経緯について。  細項目1、平成25年3月に策定された「湖東圏域内における望ましい公共図書館整備のあり方(報告書)」はご覧になられたでしょうか、お伺いいたします。 476 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 477 ◯市長(和田裕行君) 報告書「湖東圏域内における望ましい公共図書館整備のあり方について」につきましては、市政に係る懸案協議の中で教育委員会から説明を受けるとともに、私自身、改めて読ませていただいております。  この報告書は、湖東圏域内図書館整備等検討委員会において、湖東圏域内の公共図書館の連携の拠点となる図書館整備の望ましい姿、在り方を多角的に検討し、その結果がまとめられたものであると理解をしております。  また、その内容は、報告書の策定後に立案されると見込まれました彦根市図書館整備基本構想の草案的なものであることも承知いたしております。 478 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 479 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  細項目の2番、平成29年3月に策定された彦根市図書館基本計画はご覧になりましたでしょうか、お伺いいたします。 480 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 481 ◯市長(和田裕行君) 彦根市図書館整備基本計画につきましては、前市長から引継ぎを受け、また、市政に係る懸案協議の中で教育委員会から説明を受けるとともに、読ませていただいております。  本計画は、先ほどお答えしました報告書「湖東圏域内における望ましい公共図書館整備のあり方について」を基に教育委員会において検討され、彦根市図書館協議会からの意見を聞いて取りまとめ、意見公募を経て平成29年3月に作成されたものであると理解しております。 482 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 483 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  細項目の3番でございます。昨年11月20日から実施された用地選定委員会は、社会教育委員や大学教員、小学校校長など9名の委員で構成され、現地視察を含めた4回の会議では幅広い観点から協議検討がなされ、教育委員会会議の議決を経て候補地が決定されたと認識しております。  市長は、前市長の単なる政治判断ではない、そういった多くの方が携わった経過をお聞きになりましたか。お伺いいたします。 484 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 485 ◯市長(和田裕行君) 彦根市図書館(中央館)用地選定委員会の審議経緯につきまして、図書館から説明を受けるとともに、同委員会から教育委員会に対する提言書を頂いて読ませていただいております。 486 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 487 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  それでは、中項目の3でございます。利用者の南北間格差について。  細項目1、現在の市北部に偏った図書館配置について、市長は市民サービスの不平等が生まれていないとお考えなのか、お伺いいたします。 488 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 489 ◯市長(和田裕行君) 図書館の利用状況を学区別に見ますと、おおむね図書館から距離が離れるほど利用率が低くなっております。そのようなことから、図書館からの距離とサービスの利用状況におきましては一定の相関関係があると認識し、彦根市図書館整備基本計画において、1館体制から3館体制を目指すこととしております。 490 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 491 ◯23番(長崎任男君) 認識していただいているということです。  細項目の2番でございます。市南部地域、犬上川以南は図書サービスの空白地域となっており、不均衡で不公平な状態であると感じます。市民の知る権利、学習する権利が保障されていないと思いますが、市長の見解をお尋ねいたします。 492 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 493 ◯市長(和田裕行君) 図書館への距離、アクセスに対して地域性があることは認識させていただいております。ただ、知る権利といいますと、憲法第21条の表現の自由と対をなす基本的な自由権になりまして、どちらかというと、国や行政に対して情報請求したときに、それを阻むということに対して国民側から訴える権利、例えば、伊藤議員や辻真理子議員からご指摘のありました、ああいった情報公開条例の際に、その判断について問われるところがやはり知る権利と私は認識しております。  また、学ぶ権利につきましても、これは憲法第26条、教育を受ける権利として、どちらかというと児童・生徒が教育を受ける権利という使われ方で学ぶ権利というのは使われております。ただ、広く国民全体が学ぶ権利ということですと、やはり社会権ということになりまして、一定の自由権に対しては一定のある程度の制限を受けてもやむない権利という意味で学ぶ権利というのは保障されているという前提の下、お話をさせていただきたいと思います。  彦根市におきまして一定の図書館への距離の格差、これは認めておりますが、動く図書館、たちばな号の運行や地域文庫に対する助成等を通じて、広く市民のニーズに応えられるよう努めているところでございます。  また、来年度に完成予定のスポーツ・文化交流センターで図書館のサービスポイントを設置することになっておりますし、さらに、図書館サービスではございませんが、蔵書数1万5,000冊の図書コーナーを設けることとなっております。  いずれにしましても、先ほど憲法解釈も申し上げましたところではございますが、市民の知る権利・学ぶ権利を制限しているまでとは言えない。図書館へのアクセス数の差は認めますけれども、この憲法上の市民の権利を市が制限しているまでとは言えないと考えております。 494 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 495 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。憲法ですとか、法の解釈の上でそういったところは侵されてないという考えなんですけれども、今、市長おっしゃっていただいたように、来年、市民体育センターのところに図書のサービスポイントができるということでございますけれども、当初、冒頭で申しました市南部、犬上川以南は図書サービスの空白地帯であるという状況は変わらないと思うんです。  私が住んでおります亀山ですとか、稲枝の子どもたちが図書館に行こうと思いますと、お父さん、お母さんの休みだとか仕事終わりを待ってでないと、なかなか自力では行けないという状況でございます。それが来年できますサービスポイントであったとしても、やっぱり同じような状況であると思いますので、そういったところはかなり不公平感が残るのではないかなと私は思っております。これは意見です。  細項目の3番です。さらに南部へ行くほど高齢化率も高くなり、移動手段を含め、現在の図書館に足を運ぶのは困難な状況です。これらの問題解決についてどのようにお考えか、お伺いいたします。 496 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 497 ◯市長(和田裕行君) 高齢化がさらに進むことに伴い、移動の確保が課題となってまいります。その解決手段といたしましては、例えば図書館を増設するとか、動く図書館、たちばな号の運行を増やすこと、あるいは紙媒体の図書貸出しを補完するための電子図書館の設置、あるいは郵送サービスの実施など、いろいろな考えはあると思います。  図書館におきましては、今後、効率的な費用対効果を踏まえながら、住民サービスや市民満足度をどのようにして高めるのか、研究してまいりたいと考えています。  移動の確保、これは図書に限らないんですが、やはり交通対策上の大きな課題でありますことから、市全体の研究・検討課題として取り組んでまいりたいと考えております。 498 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 499 ◯23番(長崎任男君) よろしくお願いしたいと思います。  中項目の4番、整備計画の白紙発言について。  細項目1、和田市長は当選後の新聞報道で、清崎町を候補地として2025年以降の開設を目指している市立図書館中央館については、整備計画をゼロベース、白紙にし、電子図書館の方向で考えるとされ、図書館の整備計画自体を見直す考えを示されております。  ただし、直近のYouTube、和田ひろCH「週刊・彦根市長」第3刊では、図書館に関しては撤回ということではなく延伸するとおっしゃっていますが、ネット環境が十分でない方や、特に高齢者の方々、紙ベースでの情報に頼っておられる地元の方々の中では、まだまだ白紙撤回になるのではないかと戦々恐々、夜も眠れない気分で市長の一言一句を注視されております。  おとといの角井議員の質問の答弁にもありましたが、改めてこの発言の意図についてお聞かせください。 500 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 501 ◯市長(和田裕行君) 私は、選挙前から大型公共工事についてはゼロベースで見直すという言葉を使わせていただいております。これは、すなわち白紙撤回ということではございません。  スポーツ・文化交流センターにつきましても、ゼロベースで見直して、費用を削減できるところはないか精査したところ、やはりどうしても見直すことができないということで進めさせていただきました。あれもゼロベースで見直したところでございます。  今回の図書館については、ゼロベースで見直していく中、先ほど来、議員にご指摘いただいております計画、各計画書を読みまして、また、教育委員会等から説明を受ける中で、やはり必要性というのは当然認識しておるところでございますので、YouTubeでも申し上げたかもしれませんが、延伸ということで決めさせていただいておりますし、地元の自治会の皆様方への説明も延伸をさせていただくということを述べさせていただいたところでございます。ですから、延伸という言葉遣いで間違いございません。  また、電子図書館の方につきましては、やはり24時間毎日、来館せずにいつでも自由に図書が借りられるほか、文字を大きくして読むこともできますし、建物整備が電子図書館については不要であるということから費用負担が少ないというメリットがございます。ただし、紙の図書に比べてコンテンツ数がまだまだ少ないこと、新刊図書のデジタル配信に時間を要すること、あとまた、保存できる保障というのがないことなどのデメリットがあるのも事実でございます。そのため、電子図書館は図書館に全く替わり得るものではなく、むしろそれを補完し、利用者の利便性を高めるものとしての機能を果たすと考えております。 502 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 503 ◯23番(長崎任男君) 今のご説明で図書館の延伸というお話が出たので、昨日、角井議員の質問のときもありましたけれども、苦渋の決断の後にこの延伸という結論になったということです。  再質問なんですが、用地選定委員会で決定された清崎町地先を候補地とすることに変更はないのですか。 504 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 505 ◯市長(和田裕行君) 延伸ということですが、今のところ変更等は想定していませんが、ただ、その用地買収等に着手することができませんので、その後、地権者さん等が売られてしまったときにどうするんだとか、そういったことに関してちょっと対応ができないので、亀山学区で要望される中央図書館ということに関しての用地変更ということは、今のところ何も考えておりません。 506 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 507 ◯23番(長崎任男君) 分かりました。亀山学区清崎町地先の候補地には変わりないということで確認させていただきました。  細項目2番でございます。市立図書館中央館の候補地に決定した亀山学区は、候補地決定がゴールとは考えておらず、少子高齢化、人口減少の解消に向け、交流人口の増加など、図書館を核にした地域の活性化をどう図っていくのかの検討を進めております。  誘致に際しご同意いただいた全地権者の方々のみならず、地元や図書館の建設を心待ちにされている方々の熱い思いに対し市長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 508 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 509 ◯市長(和田裕行君) 中央館の用地選定に当たりまして、彦根市図書館(中央館)用地選定委員会において、6項目の選定基準を定めて慎重審議を重ねられた結果、清崎町地先が優位であるとして教育委員会に対して意見提言がございました。選定基準は、利便性や周辺環境との調和、土地の有効性などであり、図書館を設置・運営する上での適性が判断されたものでございます。  しかしながら、亀山および河瀬両学区連合自治会からご提出いただきました要望書には、地元住民の皆さんが図書館整備を熱望しておられることや、図書館整備を契機とした地域活性化に対する期待がつづられておりました。地権者の皆様をはじめとした地域住民の皆様、また中央館の整備を心待ちにされている皆様には、その期待や思いにただちに応えることができませんので、大変心苦しく思っております。  この上は、まずは一日でも早く市の財政状況を好転させ、財源をしっかりと確保して中央館の整備に着手できるよう努めてまいりたいと考えております。 510 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 511 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  細項目の3番でございます。別の観点からお聞きいたします。市長は行政の継続性についてどのようにお考えでしょうか。  中央図書館建設に対して多くの職員が関わり、時間をかけ知恵を絞って取り組んでこられました。市長は就任当初、市の職員はとても優秀であると評されていましたが、その職員の方々の意見はどうであったのか、お伺いいたします。 512 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 513 ◯市長(和田裕行君) 行政の継続性につきましては、必要な行政サービスや事業、施策を安定してお届けし、あるいは、実施するために十分に留意すべきであると考えております。その一方で、社会・経済情勢の変化や市の財政状況等により、見直すべきときには果敢に見直していくこともまた重要であると考えております。  私は、このたびの市長選挙に臨んで、彦根のリセットと復活をメインに市民の皆様に訴え続けてまいりました。現在の彦根市には解決すべき課題が山積しておりますが、とりわけ財政状況の改善は喫緊の課題であり、それを解決するためには、一旦リセットする一方で、復活に向けた新たな施策を展開する方が重要と判断することもございます。
     私は、市長就任後、市政の重要課題について前市長から引継ぎを受けるとともに、各部局あるいは所管課から直接説明を聞くとともに、私の意見を述べて、お互いに議論し協議を行っております。  中央館の整備につきましても、教育委員会あるいは図書館から、これまでの取組の経過、今後の計画予定のほか、事業推進上の課題などについて十分説明を受け、また、今後の取組について互いに思うところを述べ合ってきたところでございます。その上で、現状の非常に厳しい市の財政状況を考慮して、それが改善されるまで事業を延伸するというのが私の考えでございまして、その点について共通の理解が得られたものと考えております。  今後とも、教育委員会と緊密に連携するとともに、図書館をはじめ関係所属職員の意見をよく聞いて、議論を尽くして対応してまいりたいと考えております。 514 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 515 ◯23番(長崎任男君) 優秀な市の職員の方の意見をよく聞いていただいて、その方たちの努力が無にならないよう、よろしくお願いしたいと思います。  細項目の4番でございます。私は、たとえ財政が厳しい中にあっても、将来の彦根市のために継続や投資をしなければならない事業にはしっかりと対応すること、お金がないからやめてしまうのではなく、その財源を生み出すことが市長の役割であり、責任であると思います。  市長は財政が厳しいからとおっしゃいますが、本当にそれでよろしいのでしょうか。現時点の市長の考えをお伺いいたします。 516 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 517 ◯市長(和田裕行君) たとえ財政状況が厳しくても、市の将来のために継続実施や投資すべき事業は行うべきで、そのために市長は財源を生み出すべきであると、今ご意見をいただきました。私もそのとおりであるとは思います。もちろん財源確保に向けた努力を怠るつもりはありません。収入の確保に努めてまいりますとともに、不要不急の事業の廃止を含む見直しや延伸も併せて行いながら、新たに中期財政計画を策定して事業や施策の優先順位をしっかりつけ、緊急かつ真に必要な事業については必ず実施してまいりたいと考えております。  中央館の整備につきましては、これまでご答弁させていただきましたとおり、財政状況が現在、非常に厳しいことから、やむなく延伸をさせていただいたところでございますので、財政状況が改善でき次第、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。 518 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 519 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  再質問でございますが、今、市長の答弁でやむなく延伸と、財政状況が改善でき次第というご答弁がございました。地方自治体の財政指標には、実質公債費比率や実質赤字比率、将来負担比率等がありますが、それらの指標がどのような数字になったら財政が改善したと判断されているのか。何らかの具体的な再開のめどといいますか、判断の基準をお持ちでしたら、お聞かせください。 520 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 521 ◯市長(和田裕行君) 今後想定されております投資的な事業や本市の財政指標を見据えた上で判断していきたいと考えておりますけれども、具体的な数字ということですと、現在課題としている状況が改善されることで、財政調整基金が標準財政規模の5%以上を確保したとき、あるいは投資的事業に一般財源を使えるように、経常収支比率が80%以下になることが必要ではないかと考えております。それが私が財政状況が改善したと言える一つの指標ではないかと考えております。 522 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 523 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。具体的に市長のお考えの数値をお聞かせいただきました。この問題はすぐにはなかなか答えが出るような問題ではないと思いますし、非常にご苦労なされると思いますけれども、やはり財政指標につきましては私も注視してまいりたいと思います。  あと、延伸ということでございますけれども、何もかもストップしてしまうというのではなく、財政改善後は将来的には建設していただけるということでございます。先ほど、土地を買うとか、そういうことはできないとおっしゃいましたけれども、やはりほったらかしにするといいますか、候補地に対して何もしないというのはどうかなと思います。何らかのちょっとアクションを起こす必要があるのではないかなと思うんですけれども、それに対して市長の見解を再質問としてお聞かせください。 524 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 525 ◯市長(和田裕行君) この事業指標というのがまだ決定していないところで詳細な事業スケジュール等を出せないところでありますけれども、やはり整備の手法の検討、あるいはこの中央館の整備基本計画を策定した後、用地測量や用地買収とか、そういったスケジュールがございますので、何らか用地買収までのところでできることがないのか、延伸ということではございますが、そういったところもこれからちょっと検討して、できることにつきましては取り組ませていただきたいと考えております。 526 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 527 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。全てお金がかかることばかりではなくて、お金がかからなくてもやっぱりできることもあると思いますので、そういった何らかのアクション、ほったらかしにはしていませんよというようなアクションをお願いしたいと思います。  それでは、大項目の2番でございます。広域ごみ処理施設のアクセス道路についてでございます。  この質問に関しては、既に堀口議員、辻議員、伊藤議員、林議員など、多くの方々が聞かれておりますが、私は、当該事業の地元議員の立場で、地元目線での質問という意味で通告どおり質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  中項目1、報告第13号に関して。  令和2年度彦根市繰越明許費に関しましては、29事業、39億8,641万5,000円が令和2年度から令和3年度に繰り越されるとのことですが、そのうち報告案件であります土木費の道路橋梁費、道路新設改良事業(単独・事務費)の削減について、詳細をお聞かせください。 528 ◯副議長(上杉正敏君) 総務部長。 529 ◯総務部長(辰巳 正君) 報告第13号令和2年度(2020年度)彦根市繰越明許費繰越計算書についてのうち、道路新設改良事業(単独・事務費)につきまして、2月市議会定例会において議決をいただきました金額が5,417万5,000円に対して、実際に翌年度へ繰り越す金額は2,319万3,000円であり、繰越しを行わないとした金額、議員のおっしゃる削減額になりますが、3,098万2,000円となります。  繰越しを行わない事業費のうち、広域ごみ処理施設のアクセス道路である市道大藪金田線(清崎工区)の計画取りやめに伴う事業費の減額は、調査等委託料の3,000万円であります。残りの98万2,000円につきましては、道路整備プログラム策定の関連経費が不用になったことに伴う減額と、稲部三津線の工事請負費について、事業費が確定したことに伴う減額によるものです。 530 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 531 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。その詳細をお聞かせくださいと申しましたら、細項目2番の削減されるのは荒神山トンネルだけの調査費かというところも含めてご答弁いただいたように思いますので、細項目の2番は割愛させていただきます。  細項目の3番、未執行とせず、あえてこの6月定例会で報告案件とされた理由は何かあるのでしょうか、お伺いいたします。 532 ◯副議長(上杉正敏君) 総務部長。 533 ◯総務部長(辰巳 正君) 繰越明許費とは、会計年度独立の原則の例外として地方自治法第213条に定められたもので、議決をいただいた繰越明許費の繰越額は、繰り越して使用することのできる額の最高限度額を示すものであります。  このため、実際に繰越手続を取る額は、議決をいただいた繰越額の範囲内で、当該経費の執行状況等を判断して必要な額を繰り越すことになります。予算の議決を得た金額を全額繰り越した上で、未執行とした不用額を決算において報告させていただくということも考えられましたが、情報公開と説明責任の徹底を図る意味で、現時点で不用と判断したものについて繰越額の減額を行ったものであります。また、当市の厳しい財政事情を鑑み、未執行とする額を繰り越さないことで、来年度の決算を待たずに財源確保できることから、今回の報告案件とさせていただいたものです。 534 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 535 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。よく分かりました。私としては、使わないままで未執行としたらいいんじゃないかなと単純に思ったわけですけれども、やはりそういった理由と、使わないのであればその分お金に余裕ができるので、やはりまた次の新たなことにもお金が回せるという考えも分かりました。  それでは、中項目の2番でございます。新ごみ処理施設のアクセス道路の考え方について。  細項目1、市道トンネル案の取りやめで新ごみ処理施設の建設に影響はないのでしょうか。  前市長がこの市役所本庁舎の耐震化工事を一旦立ち止まって検討するとした結果、工事費が大きく膨れ上がり、市政が混乱したという経緯がありますが、そういった心配はないのでしょうか、お伺いいたします。 536 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 537 ◯市長(和田裕行君) 新ごみ処理施設建設につきましては、アクセス道路の整備を含め、市民の費用負担が最小限になることを最優先としており、経費増大による負担増加の影響がないよう、市として意見を述べてまいりたいと考えております。 538 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 539 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  細項目の2番でございます。新ごみ処理施設の建設は1市4町の広域行政組合の管轄ですが、このアクセス道路である市道トンネル案の取りやめで、広域行政組合や広域行政組合議会との調整は必要ないのでしょうか、お伺いいたします。 540 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 541 ◯市長(和田裕行君) この市道トンネル案を取りやめたことでアクセス道路の整備につきましては、彦根愛知犬上広域行政組合が再度検討されていかれますが、本市としましては、市民の声を聞きながら費用負担が最小限になる方向で組合に訴えてまいりたいと考えております。 542 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 543 ◯23番(長崎任男君) 和田市長のおっしゃることはよくよく分かるんですけれども、そういったことも含めまして広域行政組合や広域行政組合議会ともめないかといいますか、折り合いはちゃんとつくのかというところが心配であったんですけれども、その辺りは粘り強く交渉いただけるということで理解してよろしいですか。再質問です。 544 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 545 ◯市長(和田裕行君) そういった彦根市の立場をしっかりと訴えてまいりたいと考えています。 546 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 547 ◯23番(長崎任男君) それでは、よろしくお願いいたします。  細項目の3番でございます。地元である荒神山神社やその関係者の皆様のご意見はお聞きになられましたでしょうか、お伺いいたします。 548 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 549 ◯市長(和田裕行君) 本市が市道トンネル案を発表した際に、彦根愛知犬上広域行政組合の方が荒神山神社の関係者に同案に対するご意見をお伺いされたと聞き及んでおります。 550 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 551 ◯23番(長崎任男君) すみません。再質問でございますけれども、このアクセストンネル案をやめますということに関して、荒神山神社ですとか、その関係者の皆様のご意見はお聞きになられたのかなということが私はちょっと聞きたかったので、私の表現が悪かったのかも分からないですけれども、再度お伺いいたします。 552 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 553 ◯市長(和田裕行君) まだ荒神山神社の関係者に私自身はお会いさせていただいてないんですけれども、今後、やはり広域行政組合の方へ私は申し上げてまいりますけれども、当然、私は管理者でございますので、そっちの立場でお会いすることになろうかとは思います。 554 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 555 ◯23番(長崎任男君) 承知いたしました。  再項目の4番でございます。荒神山を管理されている日夏町財産区の皆様のご意見はお聞きになられましたでしょうか。  これも先ほどと同じような状況で、このアクセス案をやめますということに関しまして日夏町財産区の皆様のご意見をお聞きになられたのか、お伺いいたします。 556 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 557 ◯市長(和田裕行君) この市道トンネル案の発表以降、詳細なルートや構造が決まり次第、財産区を含めた地域住民の皆様に対し説明会を行う予定をしておりましたけれども、このたび同案を取りやめたことにつきましては、現時点で財産区の皆様のご意見は伺っておりません。 558 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 559 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。承知しました。  それでは、中項目の3番でございます。地元が懸念する諸問題についてでございます。  細項目1、新ごみ処理施設の候補地が西清崎地先に決定した際、地元としての懸案事項として、県道2号線賀田山西交差点の渋滞を懸念する意見があり、その対応策としてアクセス道路案が提示されたと認識しておりますが、そういった声に対しての対応策はお考えなのでしょうか、お伺いいたします。 560 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 561 ◯市長(和田裕行君) 地元の皆様から、西清崎地先に新ごみ処理施設が整備されることで県道2号線賀田山西交差点が渋滞するのを懸念されているということはお聞きいたしております。  今後のアクセス道路につきましては、これも彦根愛知犬上広域行政組合が関係部局と調整され、アクセス方法を検討していかれるものと聞き及んでおります。 562 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 563 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  同じく県道2号線中沢交差点の渋滞を懸念する地元の方々の声への対応策はあるのでしょうか、お伺いいたします。 564 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 565 ◯市長(和田裕行君) 地元から、県道2号賀田山西交差点同様、中沢交差点についても渋滞発生を懸念されているということはお聞きしておりまして、こちらにつきましても、彦根愛知犬上広域行政組合が関係部局と調整され、検討していかれると聞き及んでおります。 566 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 567 ◯23番(長崎任男君) 細項目3番です。さらに地元の懸念材料として、子どもたちの通学路に大型のパッカー車が多数通行し、交通量が増えるということが心配されますが、その対応策をお考えいただいているのでしょうか、お伺いいたします。 568 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 569 ◯市長(和田裕行君) 今ほどご答弁いたしました県道2号賀田山西交差点や中沢交差点での渋滞以外にも、パッカー車の多数通行により子どもたちの通学に危険が発生しないか懸念されているという声はお聞きいたしております。  子どもたちの通学路に関しましても、彦根愛知犬上広域行政組合が関係部局と調整しながら、その安全確保のためのアクセス方法を検討していかれると聞き及んでおります。  私個人としましては、通学はおおよそ8時15分から20分ぐらいに終えられると思いますけれども、この1市4町から集まってくるパッカー車がそれ以降に来るような方法とか、そういったことも彦根市として訴えてまいりたいと考えております。 570 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕
    571 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。広域行政組合が関係部局と調整ということでございますけれども、実際その関係部局として、もう既にこういった問題にアクションを起こしていただいているのでしょうか。 572 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 573 ◯市長(和田裕行君) まだ管理者選任ということで管理者会でお会いさせていただいただけで、会議はもうまさに来週ぐらいからになると思いますので、そこで彦根の意見として訴えさせていただきたいと考えております。 574 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 575 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。この問題、広域行政組合、管理関係部局、賀田山西交差点と中沢は特に都市建設部の管轄だと思うんですけれども、この通学路の問題に関しましては、やっぱり市長、管理者をはじめ教育委員会も交えての問題となりますので、教育委員会としても、通学路の問題ですので、これを真剣に考えていただいて、道路の問題だから都市建設部に全部お任せというわけではなく、教育委員会も一緒に最優先課題として検討していただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。教育長もうなずいていただいているということですので、ご了承いただけたと思います。  中項目の4番、アクセス道路の必要性について。  今までるるお聞きいたしましたが、市長は、現在、建設候補地に決定した西清崎に対し地盤等の調査や建設費用に関し再度調査するようにご指示されているように仄聞いたしますが、年度内に正式決定とされる広域ごみ処理施設が従来どおり西清崎で問題ないとなった場合に、将来的にアクセス道路はトンネルに限らず必要とお考えでしょうか、お伺いいたします。 576 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 577 ◯市長(和田裕行君) 西清崎地先が新ごみ処理施設建設地となった場合の話でございますが、周辺環境に影響を及ぼさず、ごみが施設に効率的に搬入されるためにもアクセス道路は必要であると認識しており、これも彦根市民の費用負担が必要最小限となる方向で整備していただくよう、彦根市として訴えてまいります。 578 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 579 ◯23番(長崎任男君) 細項目の2番でございます。アクセス道路が必要とされる場合、そのアクセス道路は市道として責任を持って市が整備するべきとお考えでしょうか、お伺いいたします。 580 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 581 ◯市長(和田裕行君) 今後計画していきますアクセス道路につきましては、市道として整備していくかどうかも現時点では未定でございますので、こちらも彦根愛知犬上広域行政組合が関係部局と調整しながら検討していかれると聞き及んでおります。 582 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 583 ◯23番(長崎任男君) 再質問でございます。この広域ごみ処理施設の候補地といいますか、場所を決定する、今年度中に調査結果を経て正式に発表するということでございますけれども、その場合にアクセス道路がやっぱり必要だということが明らかになった場合に、当然その調査が必要になると思うんです。今回削減された調査費ということになるんですけれども、そういった場合、なるべく市長は前倒し前倒しで、そういったところも明らかにしていくと表明されておりますけれども、そういった場合、その調査費等は補正予算で対応されるご予定ですか。再質問です。 584 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 585 ◯市長(和田裕行君) まず、そもそものごみ処理施設を最終に決定するというのは今年度中に結論を出させていただいてと考えておりますので、調査費等を前もって補正予算でつけるということは今のところ考えておりません。 586 ◯副議長(上杉正敏君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 587 ◯23番(長崎任男君) 市長は今年度中とおっしゃっていまして、できればそういったこともなるべく早め早めにということでございましたので、もう少し早い時期に結論が出て、そういう方向性を出された場合に、スケジュール的にはもうそういう形で動くということでございましたので、そういった面も含めて補正予算等で対応されて、調査を早めて進められるのかなと思いましたので、お伺いさせてもらいました。  以上でございます。私の質問は、今回、皆さん非常に気にされていた質問二つでございます。これは私の地元での懸案事項でもございますので、改めて市長の口からご答弁いただきまして、理解させていただきました。どうもありがとうございました。 588 ◯副議長(上杉正敏君) 暫時休憩します。            午後2時29分休憩            午後2時38分再開 589 ◯副議長(上杉正敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番野村博雄君。野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 590 ◯12番(野村博雄君) 副議長の折には、皆さん大変お世話になりまして、ありがとうございました。副議長の間は個人質問ができませんでしたので、1年分の思いが込もった質問ということで、かなりのボリュームになっております。何とぞご容赦賜りますとともに、皆様の私の熱い思いに寄り添っていただいた適切なご答弁によりまして、スムーズに進行いたしますようにご協力をお願いいたします。  まず、多くの高齢者の方々が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、人との交流を控え、家に籠もっていらっしゃるということで、孤立を深め、心身ともに苦しみ、急激に弱っていらっしゃると仄聞しております。  コロナ禍で孤立する高齢者への対応、支援につきまして、まず、老人福祉センターを生かした取組の現状をお伺いします。 591 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 592 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 本市では、老人福祉法に基づき老人福祉センターを3施設設置しており、高齢者の生きがいや交流を創出するため、健康増進、レクリエーション活動促進、各種相談等の様々な事業を行っております。  昨年度は4月10日から5月末まで一時休館したことも影響し、来館者数につきましては、令和元年度に比べ27%減の3万9,381人となっており、大きく減少しました。しかしながら、特に高齢者が外出を自粛している状況において、少しでも活動が促進されるよう、また、安心して来館してもらえるよう、各センターで工夫を凝らした取組が実施されております。  具体的な例を挙げますと、センターに来館できない方にも情報が行き届くよう、クイズや健康づくりのメッセージを取り入れるなど、内容を工夫した広報紙を充実され、地域住民への配布や関係機関に設置されているほか、報道機関への資料提供も積極的に行われています。また、密にならないよう、野外でのイベントを企画したり、いつでもクラブ活動の成果が観覧できるよう、作品を常設で展示したり、感染症拡大防止対策も徹底しながら取り組まれているところです。 593 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 594 ◯12番(野村博雄君) 次へいきます。高齢者の方々の心と体の健康を維持し、コロナ禍でも心身ともに元気にお過ごしいただくため、老人福祉センターを生かした今後のさらなる取組についてお伺いします。 595 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 596 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) コロナ禍が長引く中で、高齢者の活動の場を確保し、健康増進や交流促進に向けた取組を充実させることは必要であると考えておりますことから、老人福祉センターでは、引き続き、感染症拡大防止対策を徹底しながら事業を実施することとしております。  今年度新たに、家庭でもできる体操を運動指導員の方に指導していただく講座を始められており、利用者アンケート等から、活動ニーズやセンターに期待される役割も踏まえながら、様々な事業を展開してまいりたいと考えております。 597 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 598 ◯12番(野村博雄君) 次へいきます。民生委員を生かした取組の現状について、お伺いします。 599 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 600 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 民生委員・児童委員の方々には、常日頃、それぞれの地域で見守りや訪問活動、また困り事を抱えられた住民の方々に対し必要な情報の提供や行政へのつなぎ役をしていただいております。  新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、訪問活動を自粛されることもございましたが、感染防止対策をしての訪問や電話での相談、安否確認など、地域での見守りや訪問活動にご尽力いただいております。  本市としましては、毎月開催されます民生委員児童委員協議会連合会の定例理事会において、高齢者のみの世帯や独居の高齢者の方など、特に地域で孤立しがちな方に気をかけていただき、声かけや必要に応じて相談に乗っていただくようお願いしております。  また、新型コロナウイルス感染症関連の施策について、民生委員・児童委員に情報の提供を行い、困り事を抱えておられる方々に必要な支援や情報が届くよう努めております。 601 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 602 ◯12番(野村博雄君) 次へいきます。民生委員を生かした今後のさらなる取組についてお伺いします。 603 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 604 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 現状行っていただいております地域での見守りや訪問活動について、引き続き、高齢者のみの世帯や独居の高齢者の方など、地域で孤立しがちな方に対し気をかけていただき、声かけや相談に応じていただくようお願いするとともに、訪問に際しての感染防止や見守り活動において民生委員・児童委員の方々が必要とされることに対し、協力を行っていきたいと考えております。 605 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 606 ◯12番(野村博雄君) 次へいきます。社会福祉協議会を生かした取組の現状をお伺いします。 607 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 608 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 社会福祉協議会では、暮らしの困り事に寄り添う活動やボランティア活動の支援など、地域福祉の推進に向けた活動をされております。また、新型コロナウイルス感染症関連施策や各地域での活動の際の課題や問題点などの情報共有を行われており、困り事を抱えておられる方々に必要な支援や情報が届くようご尽力いただいております。  本市としましては、各地域で活動されます学区(地区)社会福祉協議会へ、彦根市社会福祉協議会を通じ、学区の行事などで地域の方が集まる際に、高齢者のみの世帯や独居の高齢者など特に地域で孤立しがちな方に対して気をかけていただき、声かけや必要に応じ相談に乗っていただくようお願いをしております。 609 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 610 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですが、ほかに具体的な取組がありましたら、お願いします。 611 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 612 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 社会福祉協議会では、地域の各種団体で行われる敬老行事とか、そういった取組に対して、いつも以上にコロナの対応をして訪問していただくとか、また電話による訪問活動、訪問していただくのが本来なんですけれども、こういう危ないというか、ご心配なときは電話とか、そういう方法でもやっていただいております。先ほど民生委員・児童委員のこともお伝えしましたけれども、個人的なことは民生委員・児童委員さんがしてくれて、社会福祉協議会の方は、どちらかというとボランティア団体の方にそういった活動をしていただいております。 613 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 614 ◯12番(野村博雄君) 次へいきます。社会福祉協議会を生かした今後のさらなる取組をお伺いします。 615 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 616 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今後のさらなる取組につきましては、学区の行事などで地域の方が集まる際に、引き続き、高齢者のみの世帯や独居の高齢者の方など地域で孤立しがちな方に対し気をかけていただき、声かけや相談に応じていただくようお願いするとともに、情報共有や連携を図り、コロナ禍で高齢者の方が孤立せず、安心して生活していけるよう努力してまいりたいと考えております。 617 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 618 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですが、コロナを皆さんご心配やと思いますので、コロナ対策でさらに何かお助けできることは、この協議会に対してありますか。 619 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 620 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今ほども言いましたように、ふだんから社会福祉協議会というのはそういった活動をされており、今までからですけれども、やっぱり地域の中で今よく言われる地域の希薄化とか、隣同士がなかなか出会えないというか、見守りができないということがありますので、そういったことをさらにボランティア団体とか、そういったところに声かけをしていただくようにお願いしております。 621 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 622 ◯12番(野村博雄君) 次にいきます。老人クラブを生かした取組の現状をお伺いします。 623 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 624 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 本市では、彦根市老人クラブ等活動補助金交付要綱に基づき、各老人クラブに対して補助金を交付しておりますが、その実績を見ますと、令和元年度申請された86クラブ中、活動を縮小されたクラブが2クラブであったのに対し、令和2年度は申請された78クラブ中11クラブが活動を大幅に縮小され、補助金を一部返還されたクラブが増加しました。その理由としましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、各種行事や活動をやむなく中止されたことが大きく影響しているものです。  一方で、このような状況の中でも各老人クラブでは、様々な工夫をしながら活動されたと聞いております。具体的な活動事例としましては、会員の自宅へマスク等コロナウイルス感染症対策グッズの配布、電話や訪問での安否確認、教養講座の資料の配布、人数を最小限にして間隔を取りながらの清掃活動等があります。  コロナ禍の中、例年どおりの活動が難しく、活動数が減っている老人クラブもありますが、高齢者の活動が少しでも推進できるよう、多くの老人クラブで継続的に活動されているところです。 625 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 626 ◯12番(野村博雄君) 次、いきます。老人クラブ活動補助金では、高齢者の孤立防止活動や電話での様子確認、新型コロナの情報発信など、まさにコロナ禍で求められている活動をしていただくことによりまして補助金を受けていただけるようになっており、本補助金についてもっと強力に周知する必要があると考えますが、いかがですか。 627 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 628 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 議員ご指摘のとおり、コロナ禍の状況で、お互いに励まし合い支え合える老人クラブの活動は重要でありますことから、活動支援のためにも、補助金を申請されていない団体への周知は必要であると考えております。  補助金の周知につきましては、老人クラブが地域の中で結成されていることが多く、自治会と密接に連携している老人クラブもあることから、その地域の代表的な組織である自治会に周知することが有効であると考え、今年度はまちづくり推進課が取りまとめて、全自治会長宛てに送付する資料の中に本補助金に関する案内文を加え、まだ補助金を申請されていない老人クラブにも知っていただけるよう取り組みました。  今後につきましても、補助金に関する案内文を老人福祉センター等の市の施設にも設置するなど、幅広く周知を図ってまいりたいと考えております。 629 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 630 ◯12番(野村博雄君) 先ほどの再質問ですけれども、実際の老人クラブの数が二百数十から300ぐらいと言われていますので、少ない中、さらに強力な周知が必要と思いますが、いかがですか。 631 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 632 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 議員おっしゃるとおり、周知は必要だと認識しておりますので、いろんなチャンネルを使って、まずは今言いましたように、老人福祉センター、老人の方が集まる市施設に設置するなどしていきたいと考えております。 633 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 634 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、出てこられにくい中でこちらからもっと積極的な働きかけはありませんか。
    635 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 636 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 先ほどの民生委員さんとか社会福祉協議会とかにそういった活動の支援をお願いしていきたいと思います。 637 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 638 ◯12番(野村博雄君) では、次へいきます。老人クラブ活動補助金の一層の周知に併せまして、この補助金を活用していただけるよう積極的な働きかけや、あるいは、これまでもほかの議員も質問されておりますけれども、活用しやすいように制度を見直す等、さらに積極的な活用促進策が必要と考えるが、いかがでしょうか。 639 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 640 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 老人クラブ活動補助金の活用促進策としましては、まず、交付申請や実績報告に係る事務手続の簡素化について取り組む必要があると考えており、今年度は押印廃止を実施いたしました。  また、実績報告について、支出の根拠資料となる領収書の添付について、その煩雑さから、過去に補助金申請を取りやめられたクラブがありました。  補助金を交付する以上、一定の書類をそろえて提出いただき、金額の妥当性を確認する必要もありますことから現在の手続方法に至ったものでありますが、今後、より活用していただきやすいものとなるよう、関係部局と協議を行い、できる限り手続の簡素化ができるよう検討しているところでございます。  また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、老人クラブが各種行事・活動の延期や中止等、対応に苦慮されている状況を鑑みて、少しでも補助金を活用していただけるよう、随時、窓口や電話で活動の提案や補助対象経費の確認を行っているところであり、こうしたきめ細やかな対応を行いながら、今後も補助金活用の促進に努めてまいりたいと考えております。 641 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 642 ◯12番(野村博雄君) 次にいきます。身近な場所で顔の見える相談窓口の充実をということで、顔を見て話すことが不安や悩みを解消するのに非常に有効だと言われております。  1件の相談時間を短時間にするなど、感染拡大防止にも配慮しながら、ワクチン接種会場で接種後の待機時間に相談ができたり、公民館等の身近な場所で出張相談窓口を設けるなど、そのような充実が必要だと考えますけれども、いかがでしょうか。 643 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 644 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 身近な場所で顔の見える相談窓口の充実としまして、ご提案いただきましたワクチン接種会場での待機時間における相談でありますが、接種会場におきましては、感染拡大防止の観点から、密になることを避け、できる限り接種者等が短時間で帰宅していただける体制を取っておりますことから、接種会場で相談窓口を設置することは望ましくないと考えております。  また、市内8か所ある地区公民館での出張相談窓口の充実につきましては、現在、おおむね中学校区単位の7区域に高齢者の身近な総合相談窓口である地域包括支援センターを設けて、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の専門職を配置し相談支援を行っているため、公民館に相談があった場合は、担当の地域包括支援センターにつないでいただくということで対応してまいりたいと考えております。  今後さらに利用しやすい地域包括支援センターの体制づくりに努め、相談窓口の充実を図ってまいります。 645 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 646 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。地域包括支援センターというところも確かにありますけれども、公民館というのは、また皆さん行きやすいというか、ふだんからいろんな用事で行かれますので、その辺、公民館でさらに相談がしやすい。あるいは、そこから地域包括支援センターでもやっていますよということを市民の皆さんにもっと分かってもらえるような、そういうアピール、周知が必要かと思いますが、いかがですか。 647 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 648 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今おっしゃったように、公民館での周知、地域包括センターで相談に乗っていただきますよというような周知は必要だと思いますので、今後もそういった周知はしてまいりたいと思います。  公民館の方でも、日常的な相談等は乗っておられると思います。ただ、ちょっと高齢者というか、専門的になったことには、地域包括センターの方に専門職員がいますので、そちらへご案内をしていただくようにすればよいかと思います。 649 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 650 ◯12番(野村博雄君) 今後とも身近なところで相談がしやすい周知、環境づくりをお願いいたします。  次へいきます。電話など音声による相談窓口の現状についてお伺いします。 651 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 652 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 本市では、高齢者の相談窓口として、今ほども言いました地域包括支援センターをおおむね中学校区域に7か所設置しております。  この地域包括支援センターが令和2年度に受けた相談方法の内訳としましては、全体の相談件数1万1,423件のうち6,691件が電話による相談であり、その割合は58.6%でございました。 653 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 654 ◯12番(野村博雄君) 次にいきます。電話など音声による相談窓口のさらなる充実や十分な周知が必要と思いますが、いかがですか。 655 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 656 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今ほどもお答えしましたとおり、地域包括支援センターへの相談のうち約6割が電話相談でございますことから、電話などの音声による相談は高齢者にとって利用しやすい方法であるものと考えております。  地域包括支援センターの音声による相談窓口体制の充実につきましては、現状において、つながりにくさや職員の不在により相談を受けられないなどの理由で市民の方にご不便をおかけするようなことはなく相談していただく体制が取れているものと認識しております。  しかし、高齢者の相談窓口として地域包括支援センターの認知度を上げていく必要がありますことから、ホームページ、各種訪問や出前講座などで機会を捉えて周知してまいりたいと考えております。 657 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 658 ◯12番(野村博雄君) 次にまいります。手紙やメールなど文字による相談窓口の現状についてお伺いします。 659 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 660 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 高齢者の総合相談窓口であります地域包括支援センターに対する問合せにつきましては、直接に相談者からの電話を受けて訪問し、お話を聞かせていただくことが中心であり、手紙やメール等による相談はほとんどありませんでした。  また、本市では、市政への意見・提言およびホームページからメールを通じてご相談をいただいているところでございます。コロナ禍によるものとは限りませんが、令和2年度の実績としましては、投書、メール、意見箱を合わせた意見・相談件数は355件あり、そのうち60歳以上の年齢が記載されていたものは46件でございました。 661 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 662 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですが、市政への提言というものと、ここで私が申し上げている相談窓口は違うと思いますが、いかがですか。 663 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 664 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今言いましたように、まずは地域包括支援センターでお受けする体制としておりまして、そちらの方ではメールや手紙でというのはほとんどなかった状況でございます。  議員おっしゃるように、ホームページとかはちょっと思っているのと違うということでございますが、一つの相談、高齢者はいろんな相談がありますので、総合的な相談として、その中で高齢者の方の相談ということでご答弁させていただきました。 665 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 666 ◯12番(野村博雄君) では、次にいきます。次の答弁でいいのが来ると思いますので。励ましの手紙やメールをお送りしたり、あるいは手紙やメールなど文字による相談のさらなる充実を図るとともに、十分な周知が必要と思いますけれども、いかがでしょうか。 667 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 668 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 高齢者の方々は、お互いが顔を合わせて話し合うことにより信頼関係を築くことができます。その中で、相談者からの主訴を的確に把握し、関係機関につなぐことで課題解決に向けた支援が図れます。しかし、孤立する高齢者に対しては、手紙やメール等の手段を用いて連絡を取り合うことも有効な手段であると考えております。  コロナ禍におきましては、外出を控えられる高齢者の方が多くあり、また、サロンなど通いの場が中止になったところもありました。このような現状に対しましては、自治会では手紙による安否確認やお弁当の配布など、様々な支援をされており、こうした地域での助け合い、支え合い、見守り合いの活動により励まされた方が多くおられたと聞き及んでいます。  本市におきましては、市政への意見・提言、ホームページからのメールを通じて相談に応じているところでございますが、その中に励ましの言葉や寄り添った言葉を添えて回答してまいりたいと考えております。  今後も、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるように相談支援体制の充実や地域での支え合いの仕組みづくりに努めてまいりたいと考えております。 669 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 670 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、先ほども言いました市政への提言等でということは、相談という発想がありませんので、それとは違って相談しやすい、相談用の何かそういうメールの窓口とかはないんでしょうかね。 671 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 672 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 先ほども言いましたように、市の体制としまして、まず、市政への提言のメールが来て、それを各課に割り振っているところで、割り振られた相談に応じて回答をさせていただいております。  それで、今後もいろいろ、老人福祉センターとか、そういったところでも相談事業をそれぞれ自主事業でされておりますので、そういったところにもお声かけをし、そういった手紙とかも提案していきたいと考えております。 673 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 674 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですが、市長はこういうのをよく使われますので、ホームページに「メールで何でも相談してください」とかいうコーナーをつくったらどうですか。 675 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 676 ◯市長(和田裕行君) こっちの地域包括支援センターの方でまずメールができるシステムがあるのか、確認が今取れないんですけれども、まずはそちらで対応していただいた方が、電話での対応に慣れておられる方が読まれた方が、より早く解決ができることもあろうかと思います。  また、今も提言というのは、随時頂いているのを読ませていただいております。確かに相談みたいな内容も含まれておりますけれども、ちょっと文字の書き方で市政への意見の提言、また、これ、相談という書き方をさせてもらってもいいかもしれないとは今のところ思っております。 677 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 678 ◯12番(野村博雄君) 次にも関わってきますので、次へいきます。その他、今後さらなる取組についてお伺いします。 679 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 680 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今般の社会福祉法の一部改正に伴いまして、厚生労働省が提唱しているビジョンであります「地域共生社会の実現」といったことが明記されましたが、本市におきましても、いわゆる誰一人取り残さない社会の実現に向けて、地域の人と人がつながり、支え合うための取組を進めているところでございます。  一方、コロナ禍において、地域における様々な活動が停滞しますと、外出の機会や人と出会う機会が減ることで家の中で孤立し、弱っていく人や認知症が進む人、ひいては長期間の孤立による悩みや苦しみが孤独死という最悪の形で顕在化する場合もあります。また、地域のつながりが弱まり、ひいては地域の課題の発見が困難になることにつながってしまいます。  こうしたことから、本市の今後のさらなる取組としましては、コロナ禍の中でも地域活動を一定継続していただけるよう、例えばサロンなどの集いの機会や安否確認などの見守り活動において参考となる事例を紹介し、地域づくりを担う関係の皆さんにお示ししていきたいと考えております。 681 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 682 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれど、地域包括支援センターでかなり受け止めていただいているようですけれども、そこにあまり負担もかけてもあれですし、一般の方はやっぱり市役所から何か相談できないかなと思われると思いますので、その辺りにつきまして、具体的な今後の取組をお伺いします。 683 ◯副議長(上杉正敏君) 福祉保健部長。 684 ◯福祉保健部長(田澤靖壮君) 今ほど言いましたように、やはり誰一人取り残さない社会、これが老人、高齢者の方だけではなく、それぞれセーフティネットの機能が今まで充実してきましたところですけれども、やっぱりヤングケアラーとか、そういった社会的孤立、複数の分野にわたる課題、特に高齢者では8050問題、そういったこと全てに関わってくると考えております。  そういったことで、地域全体で多様な課題に気づいていただき、制度の垣根を越えて多職種・多機関の協働によりそういった仕組みを今後つくってまいりたいと考えております。 685 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 686 ◯12番(野村博雄君) 相談を聞いてもらうだけでも大分楽になりますので、今後ともいろんな窓口をお願いいたします。  次、大項目2へいきます。本市における俳句文化の護持とさらなる発展を願いまして、理事者の本市における俳句への捉え方をお伺いします。  彦根市民憲章に「わたくしたち彦根市民は、歴史と伝統を生かし、文化の香り高いまちをつくります」とありますけれども、理事者の考えをお伺いします。 687 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 688 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 彦根市民憲章にあります「歴史と伝統を生かし、文化の香り高いまちをつくります」につきましては、彦根市総合計画基本構想においてその考え方を示しており、「彦根城をはじめ、本市には、歴史の中でこの地に生まれ、守られてきた貴重な文化財が多くあり、城下町として栄えてきた中で、人々の活発な交流を通じて育まれた様々な文化が残っています。このような文化・文化財を守り、生かしながら、本市ならではの歴史的・文化的都市づくりを目指して、文化・芸術の香り高いまちをつくります」としております。  この考え方を基に、「優れた文化・芸術に触れる機会の充実や、市民主体の文化・芸術の振興を図り、新たな地域文化を育てること」、「文化財を守り、生かしながら、良好な歴史的環境を維持・向上させ、後世に継承するために歴史まちづくりを進めること」、「市民と行政が一体となって、市内に残る文化財の保全や彦根城の世界遺産登録の推進に努め、市民の共有財産である文化財を守ること」の3点を政策の方向性として掲げているところでございます。 689 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 690 ◯12番(野村博雄君) 次にまいります。松尾芭蕉門下の十哲の一人とも言われます森川許六に対する理事者の評価をお伺いします。 691 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 692 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 森川許六は、ご承知のとおり、彦根藩士で、俳諧、絵画、書、剣術、槍術、馬術の六芸に優れた人物であると言われております。  本市といたしましては、文化振興の観点から、松尾芭蕉の高弟として蕉門十哲の一人に数えられ、彦根の地に彦根俳壇という芭蕉流派を生んだ俳人森川許六を彦根の文化に多大な貢献をされた先人の一人として高く評価しております。 693 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 694 ◯12番(野村博雄君) では、次にまいります。森川許六を輩出し、松尾芭蕉、与謝蕪村など多くの俳人にも詠まれた本市での俳句への取組についての理事者の考えをお伺いします。
    695 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 696 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 本市としましては、森川許六など彦根の文化に多大な功績を残した方々の事績や文化芸術を守り伝えるとともに、現在の市民が中心となった文化芸術活動の振興を図っていくことが必要であると考えていることから、俳句をはじめとする文芸活動への取組についても、施設の利用環境の整備や市民の主体的な活動への支援を行っていく中で推進してまいりたいと考えております。  具体的には、文化芸術活動の拠点であるひこね市文化プラザをはじめとする文化施設において、より市民が利用しやすい施設運営に努めるとともに、俳句など文芸作品の発表の機会を創出し、市民の主体的な文化芸術活動の振興を図っているところでございます。 697 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 698 ◯12番(野村博雄君) 次にいきます。本市における俳句文化の護持・発展のための取組の現状についてお伺いします。 699 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 700 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 本市における俳句文化の護持・発展のための取組といたしましては、高校生以上の市民および市内の文芸団体等に所属されている方を対象に彦根市民文芸作品を、市内小・中学校に在籍している児童・生徒を対象にひこね子ども文芸作品を募集の上、作品集として取りまとめ、優秀作品に対しての表彰を行っております。  彦根市民文芸作品につきましては、俳句を含め、短歌、川柳、冠句、詩、随筆・評論、小説の七つの部門に今年度は318人、872点の応募をいただきました。また、各部門の選者による応募作品への講評や創作における注意点などを解説する部門別研修会の開催により、俳句をはじめ、日頃の文芸活動への創作意欲の向上を図っているところでございます。  小・中学生を対象としたひこね子ども文芸作品の取組といたしましては、夏休み時期に創作についてのポイントを学習する夏休み文芸ワークショップを開催しており、これと連動してひこね子ども文芸作品を募集いたしております。令和2年度においては、俳句を含め川柳、短歌、詩の四つの部門に4,802人、7,778点の応募があり、市内の小・中学校において熱心に取り組んでいただいていることから、若年層に向けて文芸の楽しさを知る一助になっているものと考えております。  このほかにも、彦根城においてボランティアガイド協会による投句箱の設置や、ひこね市文化プラザの自主事業である市民大学講座において俳句をテーマとした講座を行うなど、俳句をはじめとした文芸文化の裾野を広げるとともに、内外に認められる本市の文化芸術の向上に努めているところでございます。 701 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 702 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。俳句文化の拠点となっていました俳遊館が耐震の問題などで閉鎖され、俳句文化が衰退してしまっている。本当に危惧をされているんです。  俳句文化の護持・発展のため、俳句文化の拠点となる場、いつ行ってもそこで俳句が楽しめる、親しめるという場の確保・整備が何としてもぜひとも急務、俳遊館が閉まって1年半ほどたちますので、急務と考えますが、理事者に問います。 703 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 704 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 議員ご指摘の俳遊館につきましては、現在、その在り方についての検討を進めているところではございますが、本市の文化振興に係る施設といたしましては、彦根市文化施設適正管理計画において、ひこね市文化プラザ、みずほ文化センター、高宮地域文化センターの3施設を位置づけており、文芸活動をはじめとした様々な文化芸術活動にご利用いただける施設として提供しているところでございます。  なお、市内文化施設に加え、公民館等の社会教育施設についても活動の場としてご利用いただけるものと考えております。 705 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 706 ◯12番(野村博雄君) 今後の取組を聞いたら、そこでまたいい答弁が来ると思いますので、次へいきます。  本市におけます俳句文化の護持・発展のため、今後のさらなる取組についてお伺いします。 707 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 708 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 今後の取組といたしましては、彦根市民文芸作品やひこね子ども文芸作品の募集、夏休み文芸ワークショップの開催など、現在行っている文芸関連事業の継続はもとより、ひこね市文化プラザなどの文化施設において利用環境をより充実させることや、森川許六をはじめとする郷土の先人が残した文化的功績を伝承していくために、その事績を知り学ぶ機会を市民の皆様に広く提供していきたいと考えております。  こうした取組により、地域の特色ある彦根独自の俳句文化の護持とさらなる発展につながるものと考えております。 709 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 710 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。今ちょっとその場所がないので、どんどん衰退していっていると。今こういう取組をされているというのは聞きましたけれども、さらなる取組として、いつ行っても俳句に親しめるとか、そういう場所をつくるべきだと思います。俳遊館が閉まっていますからね。そういうのは今後どうされますか。 711 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 712 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 先ほどもお答えして、繰り返しになって申し訳ないんですけれども、俳句をはじめといたしまして、文芸作品との触れ合いといいますか、そういったことにつきましては、先ほど申し上げましたひこね市文化プラザ、みずほ文化センター、高宮地域文化センターの3施設を位置づけておりまして、そちらの方でしていただいたらどうかなということで考えております。  また、公民館等の社会教育施設におきましても、活動としてはしていただけるものと考えておりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 713 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 714 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、ちょっと今の現状では非常に衰退して、ほんまにどうなるんやと心配されていますので、やはり彦根市の都合で俳遊館を閉めましたから、それに代わる所、今の三つ挙げていただいた所に、いつ行っても俳句に親しめるコーナーというのはあるんですか。 715 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 716 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 先ほども申し上げましたが、公民館での活動でございますが、実際に東地区公民館、西地区公民館、中地区公民館、稲枝地区公民館におきましても、俳句のサークルで活動していただいているという実績もございますので、そういった公民館等、それから文化施設のご利用もいただきたいと考えているところでございます。 717 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 718 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけど、衰退するのを非常に危惧していると言われるので、もっと積極的な取組をお願いできませんか。 719 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 720 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 俳句をされている方におかれまして、公民館ですとか文化施設等でもそういったサークル活動はできますよといったとこら辺の周知を図らせていただいて、衰退を危惧されているというところでございますので、こういったところでも活動ができますよということで周知を図らせていただきたいと考えております。 721 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 722 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。一歩進んでいただいたんですけど、やはりいつ行っても、そこに行ったら俳句に親しめる、皆さんで俳句について語れるという場所がないと、今後の維持発展に困るということなんですけど、これ、どうかなりませんか。 723 ◯副議長(上杉正敏君) 文化スポーツ部長。 724 ◯文化スポーツ部長(西田康浩君) 何とか衰退しないように、例えば春秋の文化祭でそういった周知を図らせていただいて、コーナーを設けさせていただくとか、そういったとこら辺も考えていきたいと思います。 725 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 726 ◯12番(野村博雄君) 今すぐと言ってもあれだと思いますので、ちょっと今後検討していただいて、いつ行っても俳句の人が集まっているという場所をぜひとも、俳遊館が彦根の都合で閉めましたから、どこかにつくっていただけたらと思いますので、今後検討をお願いしたいと思います。  次にいきます。大項目3、荒神山古墳についてお伺いします。  これまでの議会答弁で述べられていますように、荒神山古墳は本市中南部地域の重要な観光資源との認識に相違はないか、お尋ねします。 727 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 728 ◯産業部長(中村武浩君) ご質問の荒神山古墳はもちろんのこと、山頂からの琵琶湖の眺望、豊かな自然景観、また宇曽川沿いのサイクリングコースを含め、荒神山につきましては、本市中南部地域の重要な観光資源の一つであると考えております。 729 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 730 ◯12番(野村博雄君) 次にいきます。本年5月25日認定の、文化観光推進法に基づきます地域計画に荒神山古墳を含めた意義についてお伺いします。 731 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 732 ◯産業部長(中村武浩君) 彦根城・彦根城博物館を拠点とした文化観光推進地域計画につきましては、文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律、いわゆる文化観光推進法に基づき、本年5月25日に国の認定を受けたもので、本計画では本市全域を計画区域と位置づけ、拠点施設である彦根城および彦根城博物館はもちろんのこと、佐和山城跡周辺や高宮・鳥居本の中山道宿場町など、本市が有する様々な文化資源の魅力の磨き上げや滞在周遊コンテンツの充実などに取り組むこととしております。  荒神山古墳につきましても、今ほどのご質問にお答えしましたとおり、本市の中南部地域における重要な観光資源と捉えておりますことから、本市が有する主要な文化資源として本計画に位置づけているものでございます。 733 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 734 ◯12番(野村博雄君) 今の認識に基づきまして、次の質問に移らせていただきます。荒神山古墳への交通手段の充実についてお願いするということで、河瀬駅の西口に設置をいただきました「めぐりんこ」というのがあるんですが、その河瀬駅前サイクルステーションは、私もこれまで強くお願いをさせていただいて、看板を設置していただくなど、利用者も増えてきております。  「めぐりんこ」は、健康志向やCO2の排出削減からもこれからの時代に一層求められる有益なものであると思います。さらなる活用へ今後一層の取組が必要と考えるが、いかがでしょうか。 735 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 736 ◯産業部長(中村武浩君) 議員ご指摘のとおり、自転車、特にスポーツサイクルは、密集を回避した開放感のあるアクティビティとして全国的にも需要が高まっており、サイクリングスポーツに限らず、通勤・通学の手段や観光周遊の手段としても有益なものと認識しております。  こうしたことから、引き続き「めぐりんこ」に関しましては、パンフレットやホームページ、SNSなどを通じて、豊かな自然や歴史に恵まれた荒神山と自転車を組み合わせた観光の魅力発信を行い、利用者の拡大につなげていきたいと考えております。  また、河瀬駅前サイクルステーションにおきましては、体力に自信のある方にはスポーツサイクルを、体力に自信のない方には電動アシストをお勧めするなどして、荒神山古墳に接する機会を発信したいと考えております。 737 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 738 ◯12番(野村博雄君) また今後もいろいろと聞いていきますので、取組を一層お願いいたします。  次へまいります。本市の均衡の取れた文化観光の推進のため、また新しく市長に就任いただいた市長は、荒神山周辺のさらなる利活用をお考えのようでもあります。  今後、「めぐりんこ」に加えまして、ほかの公共交通手段の誘致の検討も強く望むが、いかがでしょうか。 739 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 740 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 荒神山古墳への公共交通でのアクセスにつきましては、現在、愛のりタクシー日夏線・亀山線が運行しております。荒神山古墳への最寄り停留所は日夏線・亀山線の両路線が停車いたします子どもセンター停留所、亀山線が停車いたします天満天神社停留所および天満橋西詰停留所であり、JR河瀬駅からも利用することができます。  観光地への移動手段としての愛のりタクシーの活用例といたしましては、愛荘町内を運行いたします金剛輪寺線がございます。金剛輪寺線停留所は、公式サイト上で公共交通でのアクセス手段として愛のりタクシーが案内されていることもあり、令和元年度の実績で年間約700人に利用されております。このことから、愛のりタクシーは観光目的であっても活用できるものと考えております。  荒神山古墳最寄りの子どもセンター、天満天神社、天満橋西詰停留所の利用者数は、令和元年度実績で、合わせて年間90人となっており、愛のりタクシーで対応できる状況と考えておりますが、今後、荒神山古墳を訪れる観光客が増加し、愛のりタクシーの輸送力では不十分となった際には、新たな移動手段の検討が必要であると考えております。 741 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 742 ◯12番(野村博雄君) 愛のりタクシーを中心に考えていらっしゃるということですが、これ、電車を降りてすぐ愛のりタクシーというのは利用できるものですか。再質問です。 743 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 744 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 河瀬駅前の方に、以前議員からのご提案もございまして、案内看板を設置させていただいております。そこでも荒神山古墳の案内とともに愛のりタクシーの案内も併せてさせていただいておりますので、観光客の皆様につきましても、この愛のりタクシーをできるだけご利用いただければとは考えております。 745 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 746 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、いろいろと充実していただいているのはありがたいと思います。私の質問は、電車を降りたときに、すぐに愛のりタクシーに乗ることができるのかどうか、予約をしたりとかあるんですかと、こういうことを聞いております。 747 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 748 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 失礼しました。愛のりタクシーは、事前に予約することになっておりますので、すぐにはご利用いただけないということでございます。  荒神山古墳を目的に出られる場合であれば、愛のりタクシーが運行しているという情報を発信した中で、事前にご予約をいただいて活用していただけるように進めていく必要があるとは考えております。 749 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 750 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、今のこの情報発信はどういう形でされていますか。 751 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 752 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 現在の荒神山古墳を目的とした案内については、十分な発信はできてないとは認識しております。これにつきましては、いろんな媒体ございますので、それを十分、関係部局とまた今後協議していきたいとは考えております。 753 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 754 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。今も言いましたように、愛のりタクシーは、やっぱり一般の方にはすぐには利用しにくいかもしれません。荒神山周辺の開発を考えていらっしゃる市長は何とお考えでしょうか。 755 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 756 ◯市長(和田裕行君) 今すぐに代替の公共交通手段を導入するというのは非常に難しいと思いますので、「めぐりんこ」を紹介するのは、私はどこかの段階で自分が自転車に乗っていって、撮ってきますよ、YouTubeで。愛のりタクシーも利用できますよという案内は、私が撮った中でもできて、一定の効果はあると思いますので、その点は今できるお約束でございます。 757 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 758 ◯12番(野村博雄君) 今後、また来られる方も増えましたら、それに合わせて検討いただきたいと思います。
     次の質問にまいります。多くの皆様に気持ちよくお越しいただくために、「めぐりんこ」の利用者やあるいはビワイチで近くを通行される方にぜひ荒神山古墳に寄ってみたいと思っていただけるような、自転車で来られる方へ一層分かりやすい、誘導標識が必要と考えますけれども、いかがでしょうか。 759 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 760 ◯産業部長(中村武浩君) 荒神山古墳への分かりやすい誘導につきましては、質問にあります誘導標識の設置のほか、パンフレットやホームページの充実、SNSでの発信など、自転車を利用される方にとってどのような手段を用いるのが効果的か、費用対効果を含めまして研究してまいりたいと考えております。 761 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 762 ◯12番(野村博雄君) 次にまいります。自転車で来られた方の駐輪場の充実が必要と考えますが、いかがでしょうか。 763 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 764 ◯産業部長(中村武浩君) 荒神山古墳に最寄りの駐車場として、彦根市子どもセンターの駐輪場がございます。施設に確認しましたところ、約30台駐輪可能とのことです。  駐輪場が満車になった場合は、隣接している荒神山公園管理者との調整により、駐輪場外への駐輪も許可しているとのことでしたので、荒神山の麓に駐輪される際は、子どもセンターの駐輪場をご利用いただくことも可能と考えております。 765 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 766 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、可能かどうかじゃなくて、荒神山古墳に来られた方が自転車をどこに止めようと思ったときに、駐輪場が充実しているかどうかということで、ご答弁をお願いします。 767 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 768 ◯産業部長(中村武浩君) 今ほども申しましたとおり、子どもセンターにおいて自転車を止めることは可能ということですので、あえて荒神山古墳に来られる方のための駐輪場の整備というのは考えていないということでございまして、既存の駐輪スペースの中で十分対応できるのではないかと考えております。 769 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 770 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、荒神山古墳に自転車で来られたときに、そこに自転車を止めていいというのはすぐ分かるようになっておりますか。 771 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 772 ◯産業部長(中村武浩君) そちらにつきましては、その前の質問でも答えておりますように、ホームページなりパンフレットまたはSNSでの周知という部分の中で検討もしていきたいと考えております。 773 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 774 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。車で来られる方へ一層分かりやすい誘導標識が必要と考えるが、いかがですか。 775 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 776 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほどの自転車と同じような答弁になりますけれども、自動車で荒神山を訪れる方への分かりやすい誘導につきましては、自転車と同様に、案内看板やパンフレット、ホームページやSNS等を活用していく中で、どのような手段を用いるのが効果的か研究してまいりたいと考えております。 777 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 778 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。次の質問は前にもご答弁いただいておりますので、子どもセンターや荒神山公園の駐車場を利用するということですけれども、土日はすぐいっぱいになりますので、休日等に車で来られた方の駐車場の確保・整備が必要と考えるが、いかがでしょうか。 779 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 780 ◯産業部長(中村武浩君) 駐車場の状況として施設に確認しましたところ、彦根市子どもセンターと荒神山公園では、第1から第4駐車場で約400台の駐車が可能ということですが、野球などの団体利用が重なりますと、土日には駐車場が満車になることがあるとのことです。  しかしながら、荒神山内、要するに荒神山の中にも幾つか駐車するスペースもあることから、荒神山古墳を訪れる方々に対しましては、その利用についても周知してまいりたいと考えております。  また、「めぐりんこ」の活用促進の視点もあることから、自転車利用での荒神山への来場についての周知・広報を図ってまいりたいと考えております。  このようなことから、休日等に荒神山古墳を訪れる方のために、新たに駐車場の確保・整備は考えておりませんので、ご理解をお願いしたいと思います。 781 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 782 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。卵が先か鶏が先かと一緒の話になるかもしれませんが、中南部地域の大事な観光資源であれば、駐車場がなければ行きにくいということになりますので、駐車場を整備することによって、よりたくさんの方に「あ、行ってみようかな」と思っていただけると思いますが、いかがでしょうか。 783 ◯副議長(上杉正敏君) 産業部長。 784 ◯産業部長(中村武浩君) 今ほど申しましたように、子どもセンター、また荒神山公園としての駐車場整備が一定なされておりまして、この辺、今ほどありましたように、土日、利用団体によっては駐車場が満杯になるということもございますけれども、こちらにつきましては、公園の事業者等が、利用団体の方に相乗りで来ていただくなどの部分の中で、駐車場からはみ出さないような取組をされているように聞いております。  そういう部分の中で有効に駐車場を利用していただくと、また、その部分の中で市民の方が荒神山の施設を利用するときに駐車できる部分のスペースを確保するということを実際されておりますので、その部分の中で十分回していけるのではないかと考えております。 785 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 786 ◯12番(野村博雄君) 今後、また様子を見ていただけたらと思いまして、次の質問へまいります。  平成28年6月定例会の私の質問に、公衆トイレの整備については引き続き検討を続けるとの答弁もいただいておりますが、今後さらに増加するであろう来山者に対応した市営の公衆トイレの整備推進が必要と考えますが、いかがでしょうか。 787 ◯副議長(上杉正敏君) 市民環境部長。 788 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 荒神山来山者に向けた山頂での公衆トイレの整備につきましては、付近に市有地がなく、上下水道も未整備であることなどの課題がある中、平成28年6月に、ご質問にありましたように、議員から質問を受けまして、検討のために生活環境課職員が現地を訪れましたところ、荒神山神社のトイレが奉納を受けられて、平成27年6月に簡易水洗トイレに改築されていることが分かりました。  そこで、神社の宮司様とお話をさせていただいたところ、ご好意で公衆用に開放してもよいとのご返事をいただきましたことから、現在、当該トイレを公衆用トイレとして活用させていただいております。それに伴い、市としましては、平成28年10月からし尿収集手数料の全額免除やトイレットペーパーの援助をさせていただいているほか、案内看板の設置により来山者にご利用いただけるよう誘導を行っており、今後も当該トイレを公衆用トイレとして活用させていただきたいと考えております。 789 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 790 ◯12番(野村博雄君) ありがとうございます。  今の推移も存じ上げながらの質問でございますので、現在もこれからも使っていいかどうかというのは、時々、所有者の方に確認をされているかどうか、再質問させていただきます。 791 ◯副議長(上杉正敏君) 市民環境部長。 792 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほどもご答弁させていただきましたが、収集手数料の免除であるとか、トイレットペーパーの援助等をさせていただいておりますので、その都度お伺いして、お話をさせていただいているところでございます。 793 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 794 ◯12番(野村博雄君) 無理を言ってお借りさせていただいているということですので、十分対応していただきたいと思います。  次にいきます。荒神山古墳についてのさらなる情報発信をということで、荒神山への玄関口としての河瀬駅での情報発信は十分になされているか、確認をいたします。 795 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 796 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 河瀬駅の自由通路は、荒神山の文化財をより広く理解していただくためには格好の場所であり、平成30年度より駅改札の正面の壁面において荒神山古墳のパネル展示や解説リーフレットの設置をさせていただいております。  今後も、荒神山古墳とともに周辺の文化財の情報を追加するなど、情報発信に努めたいと考えております。 797 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 798 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。部長は時々見ていらっしゃるかもしれませんが、本当に十分に情報発信がされているかどうか確認します。 799 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 800 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) さらなる改善の余地はあると考えております。例えばリーフレットにつきましても、現在モノクロのような状態になっておりますし、これをカラーにするなど、それと、さらに新たな周辺の情報追加などによりまして興味を持っていただけるような刷新は検討してまいりたいと考えております。 801 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 802 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。中南部地域の重要な観光資源としまして、マスメディアやインターネットを活用した、より多くの方に向けた荒神山古墳についてのさらなる情報発信が必要と考えますが、いかがでしょうか。 803 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 804 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 荒神山古墳は、平成23年に国の史跡指定を受けましたが、市域南部における初めての国史跡であることから、河瀬駅での情報発信以外にも各種シンポジウムや現地案内を実施し、情報の発信に努めてまいりました。  現在では、荒神山古墳の地元において、地元の子どもたちが参加する植林活動やトレッキングなど、荒神山古墳に関わる地域住民主導のイベントも実施されるようになり、地域主体の取組の機運が芽生えつつあります。  今後は、地域やその周辺の住民だけでなく、遠方からも多くの方々に荒神山古墳を訪れていただけるよう、議員もご指摘のようにインターネットの利用などを検討したいと考えております。 805 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 806 ◯12番(野村博雄君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  次にいきます。大項目4、人口の推移予測に対応した公共施設整備をということで、河瀬駅を中心に人口が増加する河瀬学区の人口の推移予測につき、お伺いします。 807 ◯副議長(上杉正敏君) 企画振興部長。 808 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 本市の人口の推移予測につきましては、第2期彦根市まち・ひと・しごと創生総合戦略人口ビジョンにおいて、学区ごとに2013年と2018年の実績値を比較した増減率から2023年と2028年の推計値を算出しております。  その中で、河瀬学区に関しましては、2013年7,983人、2018年8,630人と河瀬駅を中心に人口が増加している状況から、増減率は約8.1%となっておりまして、2023年に9,329人、2028年には1万85人に推移すると予測しております。 809 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 810 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。人口の推移予測に応じた公共施設整備をということで、小学校の整備状況について確認をいたします。 811 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 812 ◯教育部長(広瀬清隆君) 河瀬小学校では、平成29年度から令和5年度にかけて約150人の児童が増加すると見込まれましたことから、国の補助金等を活用しながら、令和元年度には校舎増築工事を行い、令和2年度には給食室の増改築工事を行ったところでございます。  児童数の増加などに伴い学校施設が狭隘となるような場合は、関係法令に基づき適切に学校施設を整備し、児童が安心して安全に学校生活を送れるよう努めてまいりたいと考えております。 813 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 814 ◯12番(野村博雄君) 次にまいります。今の答弁を受けまして、整備された小学校は、子どもたちが安心して本当に気持ちよく学び、生活する場として問題はないのか、お尋ねいたします。 815 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 816 ◯教育部長(広瀬清隆君) 本市では、国の補助金などを活用しながら、関係法令に基づき適正に学校施設を整備しておりますことから、児童が安心して安全に学校生活を送れる環境が整備されていると認識しており、子どもたちが学び、生活する場として問題はないと考えております。 817 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 818 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、現場の方にもその状況についての確認、声は聞かれていますか。 819 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 820 ◯教育部長(広瀬清隆君) 実際、私は行ったことはないんでございますけれども、担当者の方が現場の声は聞かせていただいております。 821 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 822 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、どのような答えがあったのか、分かればお教えください。 823 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 824 ◯教育部長(広瀬清隆君) 担当者の方から直接詳しいところまでは聞いてはおらないんですけれども、工事をして従前の建屋とは違う形になっているということもありまして、その辺の使い勝手について聞いておるという次第でございます。 825 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕
    826 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、聞いていただいてどうだったかということを教えていただけますか。 827 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 828 ◯教育部長(広瀬清隆君) 聞かせていただいて、先ほどもご答弁させていただきましたが、一応適正に学校施設を整備しておりますことから、安心・安全に学校生活を送れているということで聞かせていただいております。 829 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 830 ◯12番(野村博雄君) また今後とも、新しくなりましたから、教育長をはじめ、時々見ていただいて、様子を見ていただけるとありがたいなと思います。  次にいきます。中学校の整備状況をお伺いします。 831 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 832 ◯教育部長(広瀬清隆君) 河瀬小学校の児童数の増加見込みに伴い小学校を整備してきたところではありますが、今後は、小学校の児童数増加の影響を受けまして、彦根中学校におきましても生徒数が増加すると見込んでおります。  これからの推移予測では、令和5年度に教室不足が発生しますことから、令和4年度には増築工事を行う計画を立てており、今年度は実施設計委託を行っているところでございます。 833 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 834 ◯12番(野村博雄君) よろしくお願いいたします。  次へまいります。出張所・地区公民館の整備、あるいは人員は十分対応できているのか、お伺いします。 835 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 836 ◯教育部長(広瀬清隆君) 河瀬出張所、河瀬地区公民館につきましては、彦根市庁舎等適正管理計画および彦根市集会施設適正管理計画におきまして、施設の整備方針等の検討を行っております。  出張所機能を含んだ施設の個別計画であります彦根市集会施設適正管理計画では、「河瀬地区公民館は河瀬出張所と複合しており、コストや維持管理・運営等に優位に働くこと」、また、「各地区公民館については、地域住民が利用する施設でありますことから、現在の中学校区を基本として、長寿命化を図り、安全・安心な施設管理を行う」との方針を示しております。  また、近年の学区の人口は増加傾向にあるものの、公民館利用者数の推移はおおむね横ばいの状態が続いており、今後も大きな変化はないと考えております。こうしたことから、現在の施設を適正に維持・管理していく方針としております。  今後は、この方針に基づき、目標とする耐用年数を目指した長寿命化対策として計画的な施設の予防修繕を行うなど、施設の整備に努めてまいります。  職員体制につきましては、現在、出張所職員が3名、公民館職員が3名の配置となっておりますが、うち2名は併任でありますことから、実際には4名の配置となっており、限られた財源・人員の中で工夫しつつ対応しているところでございます。 837 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 838 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。人口が2割以上増えるということで、それに向けて、現在と同じよりもやっぱり対応は考えていかないといけないと思いますが、その辺いかがでしょうか。 839 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 840 ◯教育部長(広瀬清隆君) 先ほどご答弁申し上げましたが、過去の事例を見ますと、大体8%程度、人口は増えておるんですが、公民館に関しましては利用者数がほぼ横ばいの状態ということでございますので、今後、公民館に来ていただくという努力はしつつも、今後の人口増加に対しましては対応できると考えているところでございます。 841 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 842 ◯12番(野村博雄君) これまではということですけれども、これからかなり増えますので、その動向を見ながらちょっと検討すべきかと思いますが、その辺、再質問でいかがでしょうか。 843 ◯副議長(上杉正敏君) 教育部長。 844 ◯教育部長(広瀬清隆君) あくまで現在は推移予測でございますので、実際に利用者数の増加等がございましたら、改めてその時点で考えていきたいと考えております。 845 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 846 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。大項目5、子どもたちが毎日通行する学校園周辺道路や通学通園路の安全確保についてお伺いいたします。  今春の全国交通安全運動の実施に際しまして、令和3年3月10日に発せられました2文科教第1014号にも安全な道路交通環境づくりの促進がうたわれております。大々的に報じられる事故が発生いたしますと、安全確保の整備がその時点ではクローズアップされますけれども、悲劇的な事故の発生を未然に防ぐためにも、現在も引き続き学校園関係者への丁寧な聞き取り、そしてそれを受けての整備推進というものを迅速かつ十分に行っていただいているのか、お尋ねします。 847 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 848 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 通学路等における交通安全対策につきましては、彦根市子どもの移動経路交通安全プログラムに基づき実施しております。取組状況としましては、幼稚園や保育園、小学校から報告いただきました危険箇所について、各園や学校と教育委員会事務局、都市建設部、彦根警察署および県湖東土木事務所の関係機関合同で現地にて点検を実施し、道路の改良や歩道のグリーンベルト化、通学路の変更など、具体的な対策の検討を行っております。  議員ご指摘の学校関係者への丁寧な聞き取りにつきましては、合同点検時に具体的に危険となっている状況などをしっかりお聞きし、その後、検討した対策につきましても、できる限り速やかに実施できるよう取り組んでいるところでございます。  今後におきましても、より一層の関係者への丁寧な聞き取りと迅速な対応に努めてまいりたいと考えております。 849 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 850 ◯12番(野村博雄君) 本当に大事なことですので、ぜひとも今後とも続いてしっかりお願いしたいと思います。  次へまいります。グリーンベルトの事故防止効果への理事者の評価をお伺いします。 851 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 852 ◯都市建設部長(藤原 弘君) グリーンベルトは、歩道が整備されていない道路の路側帯を緑色に着色して車のドライバーに通学路であることを視覚的に認識させ、車両の速度を抑制させるとともに、通行帯を明確にすることで歩行者との接触事故の防止にも効果があるものと考えております。 853 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 854 ◯12番(野村博雄君) それでは、今のような答弁も踏まえまして、これまでの議会答弁によりますと、本市の道路延長約640キロに対しまして、グリーンベルトが設置されたのはわずか3から4%ほどということで、また、グリーンベルトというのはドライバーへの注意喚起、あるいは子どももグリーンベルトからはみ出さずに歩く目印となるなど、事故を未然に防ぎ、子どもたちが安心して通行できる大事なものだと思います。さらなるグリーンベルト整備の推進を強く訴えますけれども、いかがでしょうか。 855 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 856 ◯都市建設部長(藤原 弘君) グリーンベルトの整備につきましては、彦根市子どもの移動経路交通安全プログラムに基づき、通学路や集団で移動する経路において、各小学校および幼稚園、保育園から報告のあった危険箇所の点検・検討を行い、経路の変更が困難で歩道が整備されていない交通量の多い道路において、子どもたちへの歩行場所の目印およびドライバーへの注意喚起として行っているもので、これまで約20キロメートルの整備を行っております。大変効果的な対策であると認識しております。  今後も、この彦根市子どもの移動経路交通安全プログラムに基づきまして、現場の状況や警察からの意見などを踏まえ、さらにグリーンベルトをはじめとする安全対策の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 857 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 858 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。令和元年9月定例会の私の質問にお答えいただきまして、「スクールゾーン等の設置についても検討を行い、子どもたちの通園・通学の安全対策を充実していきたい」と答弁をいただいておりますけれども、その後のスクールゾーン等の整備推進状況をお伺いします。 859 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 860 ◯都市建設部長(藤原 弘君) スクールゾーンなどは、小学校や保育所等を中心とするおおむね半径500メートル程度を範囲とし、子どもたちの交通安全の確保を図る地域のことで、学校や教育委員会、警察、道路管理者が協議し、各種交通安全対策を実施していくものでございます。  本市におきましては、これまでから通学路安全プログラム等において、学校や教育委員会、警察、道路管理者等が協議して通学路の安全対策を行っており、また、今年度からは、子どもの移動経路安全プログラムとして、中学校を対象に含め、子どもの移動経路安全対策を行おうとしております。  令和元年9月議会でご答弁申し上げて以降、こうした交通安全プログラムの検討会議の中で、対策案に併せスクールゾーンなどの設定についても議論を重ねておりますが、本市としましては、子どもたちの通学路等の安全対策につきましては、対策箇所をゾーン全体に分散させるのではなく、まずは学校等からの報告がある通学路等の危険箇所に対する安全対策に優先的に取り組み、子どもたちの安全確保を図ってまいりたいと考えております。  今後、子どもの移動経路安全プログラムにおいて安全対策を検討する中で、スクールゾーンなどを設定することがより効果的であるとなりましたら、改めて設定を検討してまいりたいと考えております。 861 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 862 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、スクールゾーン等もいろんなことを考えて、子どもたちのためにしっかり安全対策、整備推進をしていくと、こういう捉え方でよろしいですか。 863 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 864 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今ほどもお答えいたしましたとおり、現在、子どもの移動経路安全プログラムの中で、通学路を中心に危険箇所を抽出していただいて、危険であるところに対応していくという形で進めております。現在も年度ごとに何か所もいただいているところでございまして、その危険箇所をまずは優先して、対策を講じていきたいと考えております。  そうした中で、例えば面的に通行規制が必要であるとか、そういった場合に、そのときにエリアを設定して、警察とも協議しながら、例えば通行規制と併せてスクールゾーンとしての設定をしていく方がより効果的であると考えております。  したがいまして、今後、いろいろな危険箇所等が出てくるんですけれども、そういった対策が必要であるという場合においては、こういうゾーン設定というのは必要であるとは考えておりますけれども、現在は個別の箇所の要望が出ておりますので、まずはそこに対策していきたいと考えております。 865 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 866 ◯12番(野村博雄君) いろんなことも考えて、子ども第一でお願いいたしたいと思います。  次へまいります。後悔先に立たずで、子どもたちが事故に巻き込まれることなく、安全に通学あるいは通園でき、また、安心して学校園生活を送れるよう、学校園周辺の安全確保のため、今後のさらなる整備推進への取組についてお伺いします。 867 ◯副議長(上杉正敏君) 都市建設部長。 868 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 安全確保のため、今後の取組につきましては、小学生の通学路をはじめ、未就学児等の移動経路の交通安全対策を総合的に推進しておりまして、また、先ほど申し上げましたが、子どもの移動経路交通安全プログラムについて、今年度4月に中学校の通学路を含めることでエリアを拡大する改訂を行ったところでございます。  このプログラムに基づきまして、危険箇所の点検、検討、対策ならびに検証を継続して実施し、子どもたちの安全確保に努めてまいりたいと考えております。 869 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 870 ◯12番(野村博雄君) ひとつよろしくお願いいたします。  次へまいります。大項目6、都市計画決定された河瀬公園の整備事業についてお伺いいたします。  一般論として、都市計画決定の重み、都市計画決定されるということの重み、重要性への市長の認識をお伺いします。 871 ◯副議長(上杉正敏君) 市長。 872 ◯市長(和田裕行君) 都市計画決定につきましては、都市計画法に基づき本市の都市計画に位置づけ、土地利用の制限も生じるものでございますので、事業の円滑かつ着実な実施を約束するというものであり、非常に重要なものであると認識しております。 873 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 874 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。現在の進捗状況についてお伺いいたします。  昭和48年度の都市計画決定以来、用地となった地権者の皆様は、自らの意思での土地活用もままならず、これまで50年近く、つまり半世紀、ほぼ半世紀になります、近くの長きにわたって種々の負担に耐えてこられ、やっと光が見えてきたというところでございます。  公園というのは、老若男女を問わず、心身の健康維持・増進の場として、また、子どもたちが安心して伸び伸びと遊べる場として、あるいは災害が起こったとき、災害時の一時避難場所等としても一刻も早い、昭和48年度からですから、一刻も早い完成が待たれますけれども、現在の進捗状況をお伺いします。 875 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 876 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 河瀬公園整備事業の進捗状況につきましては、まず用地買収ですが、令和2年9月定例会において答弁いたしました契約者数と変わらず、総地権者34名のうち32名の用地買収が完了しており、進捗率といたしましては94%でございます。  また、工事の進捗につきましては、令和元年度より造成工事ならびに水路工事に着手し、令和2年度におきまして、公園出入口の整備や側溝整備等を行ったところで、進捗率は全体事業費の63%となっております。 877 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 878 ◯12番(野村博雄君) 再質問ですけれども、用地の買収につきまして、令和元年9月の定例会の答弁から変わっておりません。これは今後どんな感じでしょうか。 879 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 880 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 今年度、そのうちの1件につきましては、いろんな登記の処理等を行いまして、用地確保を進めてまいりたいと思います。また、もう1件につきましては、引き続き交渉を続けまして、何とか用地の確保ができるように進めてまいりたいと考えております。 881 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 882 ◯12番(野村博雄君) 細項目4に関わってきますので、この辺りにさせていただいて、次の質問にまいります。  工事を進める中で、あるいは公園ができることによって、環境や様子が変化します。そうすることによって近隣の方が思わぬ迷惑等に感じられることもあるかもしれませんけれども、近隣にご迷惑等がかかることがないように十分に配慮した整備の推進を図っていただけているか、確認をいたします。 883 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 884 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 工事の施工につきましては、近隣の皆様や地元自治会のご協力をいただきながら順調に進めております。  また、整備内容につきまして、一部の近隣住民の方々からのご要望を受けており、今後におきましても、近隣住民の皆様や地元自治会と協議を行う必要があると考えておりますので、連絡調整を図りながら事業を進めてまいります。 885 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。
      〔12番(野村博雄君)登壇〕 886 ◯12番(野村博雄君) 次へまいります。これまでの議会答弁もしっかり踏まえ、踏まえてくださいよ、今後の整備推進についてお伺いします。 887 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 888 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 河瀬公園整備事業は、これまでの議会でもご質問、ご指摘をいただいており、一刻も早い完成を目指して努力していくと答弁しておりますことから、それをしっかりと踏まえ、整備推進を図っていく必要があると認識しております。  今年度におきましては、用地買収の進捗を図るとともに、工事につきましても、グラウンドやトイレの整備工事を実施し、全体事業費の82%まで進捗を図る予定であり、来年度以降においても、一刻も早い完成に向けて努力してまいります。 889 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 890 ◯12番(野村博雄君) ここは全て再質問になるわけですけれども、これまでの答弁で、「用地取得ができた区域から工事を進め、一刻も早い完成を目指す」とありますけれども、このとおりで間違いないですか。 891 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 892 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 完成を目指しまして、一刻でも早い事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。 893 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 894 ◯12番(野村博雄君) 再質問です。前段の部分、用地取得ができた区域からしっかり工事を進めていくと、そして一刻も早い完成を目指す、これでよろしいですか。 895 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 896 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 用地買収の完了しているところは工事に着手できますので、そういったところにつきましては、議員ご指摘のとおり、工事等に着手してまいりたいと考えております。 897 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 898 ◯12番(野村博雄君) 用地取得につきましては、いろんな大変な部分もありますけれども、ぜひとも努力を何とかしていただきたいと思います。  半世紀たち、部長も替わりましたので、都市計画決定されました河瀬公園整備につきましての思い、心を理事者の方からお聞きしたいと思います。 899 ◯副議長(上杉正敏君) 歴史まちづくり部長。 900 ◯歴史まちづくり部長(荒木城康君) 議員がおっしゃっていますように、長きにわたりまして事業を進めてまいりました。いよいよ大詰めを迎えるところまで進んできたとは考えておりますが、少しでも早く完成できますように、これからも職員共々努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 901 ◯副議長(上杉正敏君) 野村君。   〔12番(野村博雄君)登壇〕 902 ◯12番(野村博雄君) 本当にお世話になりますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。  1年ぶりの個人質問ということで大変緊張しまして、かなりボリュームがありましたので、時間もないし、議長に番号をトリで引いていただきまして最後になりましたので、皆さんもお疲れだということで、かなり早口、その分、大変失礼な言葉遣いになったかもしれませんけれども、本当に切実な意見をたくさん聞いての私のここでの質問でございますので、今、回答が十分いただけなかった部分についても、今後、できるだけご検討いただいて、対応していただけたらと思います。どうぞよろしくお願いをさせていただきまして、久しぶりの1年分の思いを込めた個人質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 903 ◯副議長(上杉正敏君) 暫時休憩します。            午後4時14分休憩            午後4時29分再開 904 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  以上で、通告による質疑ならびに一般質問は終わりました。  ほかに質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 905 ◯議長(谷口典隆君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑ならびに一般質問を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております各議案のうち、議案第46号、議案第48号および議案第49号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 906 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、議案第46号、議案第48号および議案第49号については、委員会付託を省略することに決しました。  暫時休憩いたします。            午後4時30分休憩            午後4時30分再開 907 ◯議長(谷口典隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案第46号、議案第48号および議案第49号に対する討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はございません。討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 908 ◯議長(谷口典隆君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  最初に、議案第46号彦根市市税条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 909 ◯議長(谷口典隆君) ご着席願います。起立全員であります。よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第48号彦根市特定教育・保育施設および特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 910 ◯議長(谷口典隆君) ご着席願います。起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第49号彦根市家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 911 ◯議長(谷口典隆君) ご着席願います。起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ただいま議題となっております議案第41号から議案第45号まで、議案第47号および議案第50号から議案第54号までの各議案については、配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  次に、今期定例会において、本日までに受理しました請願につきましては、配付しております請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 ────────────────── 912 ◯議長(谷口典隆君) お諮りいたします。  明17日、18日および21日から25日までの7日間は、議事の都合により休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 913 ◯議長(谷口典隆君) ご異議なしと認めます。よって、明17日、18日および21日から25日までの7日間は、休会することに決しました。  なお、19日、20日、26日および27日は、市の休日のため休会であります。  来る28日は、定刻から本会議を開き、各常任委員長に委員会審査の結果報告を求め、質疑、討論ならびに採決を行います。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでした。            午後4時33分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...