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  1. 彦根市議会 2020-11-01
    令和2年11月定例会(第25号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前8時59分開議 ◯議長(安澤 勝君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(安澤 勝君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、6番北川元気君、および7番上杉正敏君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議案第121号から議案第132号 までおよび議案第136号から議案第148号 まで(質疑ならびに一般質問、委員会付 託) 3 ◯議長(安澤 勝君) 日程第2、議案第121号から議案第132号までおよび議案第136号から議案題148号までを一括議題とし、昨日に引き続き、個人からの各議案に対する質疑ならびに一般質問を行います。  18番赤井康彦君。赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 4 ◯18番(赤井康彦君) 私は、今定例会に際しまして、大きく三つの質問をさせていただきたいと思います。理事者の皆様方の明快なるご答弁をお願い申し上げまして、早速始めてまいりたいと思います。  まず初めに、直弼公を顕彰するということで質問をいたします。  彦根の偉人で、偉大なる政治家であり文化人であった直弼公は、彦根の市民にとって、郷土の偉人としてあがめる存在であると信じております。6年前にも1度、直弼学をという質問をして、郷土の偉人をもっと知り、郷土愛を育む一助になればとの趣旨の質問をしたこともございますが、依然として地域に差があるように思いますので、以下、質問いたします。  まず初めに、市内の小学校の授業にて直弼公について学ぶ機会はあるのでしょうか。 5 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 6 ◯教育長(西嶋良年君) おはようございます。よろしくお願いします。
     それでは、お答えします。  彦根の偉人、直弼公は市民にとってなじみ深い人物であり、その功績については、市内24校全ての小・中学校において、社会科や総合的な学習の時間等で学習をしております。  具体的には、直弼公について、子どもたちが、「開国までの道のり」、「直弼と茶の湯」などテーマを決めまして、自分なりに調べて校内の研究発表会で発表したり、直弼公に関わるお茶や湖東焼などの体験活動を行ったりしているところです。 7 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 8 ◯18番(赤井康彦君) では、再質問しますが、これ、直弼学ということで何年も前にも質問させていただいて、同じような趣旨のご答弁をいただいております。  その中で、総合学習と普通の歴史の学習があろうかと思うんですけれども、今、質問は小学校に絞って申し上げたいなと思うんですが、小学校の中で、総合学習で直弼公のことを勉強している学校と、ただ単にというか、歴史とかそういった事業の中の一環として勉強しているのとでは、ちょっと度合いが違うのではないかなと思っておりますので、もう少しその小学校だけで具体的に授業の種類を挙げていただきたいなと思うんですが、可能でしょうかね。 9 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 10 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  社会科以外で、総合的な学習の時間、また、学校行事などで直弼公に関わる事象について学んでいる学校につきましては、小学校で6校ございます。  以上です。 11 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 12 ◯18番(赤井康彦君) 総合学習等で直弼公を学んでいるのが6校ということは、歴史等の授業でしているのが11校ぐらいなのかなと思いますが、もう一度再確認しますけれども、これ、17校全てで直弼公については勉強されているということなんですよね。ちょっとそこをもう一度確認して、また再質問をすると思いますけれども、お願いします。 13 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 14 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  直弼公については、全ての学校で学習を進めております。  以上です。 15 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 16 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。  整理しますと、総合学習等で手厚く直弼公について学習しているのが6校、あとの11校は、授業の中で、歴史の授業等でやっているという認識でございます。そこに差があるということを私が申し上げたいわけでありますので、次に移りたいと思います。  加えて、地域によって直弼公に対する学習の差があるとのことですが、そのことについて教育委員会としてはどう思っているんでしょうか。 17 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 18 ◯教育長(西嶋良年君) 地域について学習を進める総合的な学習の時間は、地域にある素材を教材化し、地域に学習活動の場を設けることから、より身近な偉人や歴史的事象などから課題を設定し、学びを進めているため、学校により直弼公に関する学習内容に違いが生じるものと考えております。  しかしながら、本市の偉人である直弼公を誰もが身近に感じ、学ぶ姿勢や態度等を身につけることができるよう、いいなおすけ公の名前から始まる折句で表現しました「彦根教育 学びの提言」の下敷きを平成26年度から市内小学校1年生全員に配布をし、また、今年度につきましては、「彦根教育 学びの提言 プラス」の下敷きを市内小学校1、2年生全員に配布をしております。  また、直弼公の業績を表した「直弼かるた」や、彦根城博物館が刊行しました「江戸時代の彦根を知ろう」を各校に配布しまして、直弼公についての学習に活用できるようにしております。  今後も、各校の特色ある取組を大切にしながら、彦根を代表する偉人や歴史遺産にも学びが広がるよう努めてまいります。 19 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 20 ◯18番(赤井康彦君) まず、先ほどの6校というところで総合学習、これ、教員経験者の方々に少しお話を聞くと、大体こういう総合学習の手厚くというか、深く直弼公について学んでいるのは、イメージですけれども、お城が見える小学校だということをおっしゃっていた教員経験者の方がおられました。確かにそうだなと、この6校を見ても、6校って具体的に聞いていませんけれども、多分そうだろうと。お城がぎりぎり見えるところまでが大体よくやっているよというお話でした。  それでいいのかなというのが一つですし、先ほど「直弼かるた」などの題材があるとおっしゃいましたけれども、題材があっても、それを活用しているかどうかということが本来の問題であって、あるのは前から知っていますし、そういった質問はいつもしているんです。  全校でそういったことをやっているのかというと、やってないということだと思うんですよ。あるというご答弁ではあまりよくないかなと思いますし、あと、学びの6か条だって、文化人としての直弼公の功績をきちっと書いているかというと、一番下の欄にちょっと書いているかどうかというぐらいです。政治家としての部分は書いているかもしれませんが、文化人としての功績をきちっと見極めるというか、書いているようなところはほぼほぼありませんので、私が趣旨として言いたいこととはちょっと違っているなと思います。これは意見として申し上げたいと思います。  次に、数年前には、鎖国という言葉が教科書からなくなるとの報道がありましたが、直弼公の名前も教科書から既に消えているとのことであります。いつ頃、教科書から井伊直弼の文字が消えたのでしょうか。 21 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 22 ◯教育長(西嶋良年君) 彦根市の小学校で使用しております教科書において、教科書本文、それから年表がついておりますけれども、年表から直弼公の記載がなくなりましたのは平成8年度版からと確認しております。 23 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 24 ◯18番(赤井康彦君) 随分と前からだということですね。  加えて、教科書から直弼公の名前がなくなった時点で、教育委員会として何らかの対応をしたのでしょうか。 25 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 26 ◯教育長(西嶋良年君) 教科書から直弼公の名前の記載がなくなりましたのは今から24年前のことであるため、当時の彦根市教育委員会の詳細な対応については定かではございませんが、記載されなくなった平成8年の翌年、平成9年に、教育研究所において郷土愛に関する調査研究会を立ち上げ、『彦根城アドベンチャーブック』発行しております。  その内容は、彦根城を探索しながら、各所にゆかりのある歴史上の人物の説明がされている中で、直弼公についても肖像画とともに開国へと導いたことが紹介されております。また、当時の事業記録から、『彦根城アドベンチャーブック』を活用し、直弼公に関する学習が行われた学校もあったということを確認しております。  さらに、平成10年に彦根城博物館の学芸員の方をゲストティーチャーとして招き、「開国と井伊直弼の人物像」と題してお話しいただいた学校もあるなど、教科書から記載がなくなってからも、学校現場において直弼公について学習を進めているということを確認しております。  以上です。 27 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 28 ◯18番(赤井康彦君) 意識というか、ちょっと見解が違うんだなと思うんですけれども、ゲストティーチャーを呼んだとか、いろんなことを先ほどからおっしゃっていただいていますが、それにしても、それも一部の小学校・中学校での実施だと思うんですよ。私が申し上げているのは彦根市全体でやっぱりどう考えていくのかということを問題にしているということを、もう少しご認識いただければなと思います。  次に、彦根市小学生イングリッシュコンテストには中川禄郎杯としているのですが、直弼杯は囲碁・将棋大会くらいしか使われていないように思います。ほかに直弼公を冠とする事業はないのでしょうか。 29 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 30 ◯教育長(西嶋良年君) 議員ご指摘のように、直弼公を冠とする事業には、直弼杯将棋大会、そして、直弼杯囲碁大会がございます。しかしながら、ほかに直弼公を冠とする事業はございません。 31 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 32 ◯18番(赤井康彦君) 直弼杯の将棋大会は、以前、私、議会で質問というか、お願いをして、その後、こういう直弼杯という名前で冠をつけていただいていたなと記憶をいたしております。これからいろんな事業、またあろうかと思いますので、ぜひ直弼杯というものも頭に入れていただいて、活用していただければいいかなと思います。  それでは、次に、教育長は以前に、教育大綱の基本方針の「ふるさと彦根に愛着と誇りを持ち、次代を担う心豊かでたくましい人を育みます」に基づき取組を進めたいとも話されておりますが、郷土を代表する偉人を子どもたちが学ぶことは必要だと思わないのでしょうか。 33 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 34 ◯教育長(西嶋良年君) 議員ご指摘のとおり、井伊直弼公をはじめとする本市を代表する偉人について子どもたちが学ぶことは、非常に意義があり、必要なことであると考えております。  先ほどご答弁申し上げましたように、本市の偉人である直弼公の名前から始まる折句で表現した下敷きの配布を行うとともに、本市教育研究所において、小学校の3年生と4年生に向けた社会科の副読本「わたしたちの彦根」の改訂に伴う編さん作業を現在進めているところでございますが、その中で直弼公について、郷土の偉人の1人として政治的な功績とともに、茶道や和歌などに精通した文化人としての側面にも触れて紹介することとしておりまして、この副読本を活用した学習によりまして、さらに直弼公の生き方等について見識を深められると考えております。  今後も、彦根を代表する偉人の学びが広がるように努めてまいりたいと考えております。  以上です。 35 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 36 ◯18番(赤井康彦君) ちなみに、教育長は、直弼公以外に郷土の偉人と思われる方というのはどんな方がおられると思っておられるか、お聞かせください。 37 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 38 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  これまで冠大会としてお名前をつけておりますけれども、中川禄郎さんが、直弼公の開国への決意に関わった人物として、私は子どもたちに学ばせるということについては大切なことと思っておりまして、郷土の偉人として認識をしているところでございます。  以上です。 39 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 40 ◯18番(赤井康彦君) よかったです。郷土の偉人に大久保貴と言われるのかと思いまして、ちょっとどきどきしましたけれども。すみません。  それでは、最後に、毎年直弼公の奉告祭をしていただいておりますが、観光などでは井伊直弼と開国150年祭や井伊直弼公生誕200年祭など、事あるごとに直弼公の名前を利用する割には、学校教育において直弼公の政治家や文化人としてのすごさを学ぶ機会が少ないことに矛盾を感じ、歯がゆさを感じております。  彦根市民が直弼公の功績をよく知ることは、市民の郷土を愛する心を育み、市政発展につながると思いますが、市長はどう思っているのでしょうか。 41 ◯議長(安澤 勝君) 市長。 42 ◯市長(大久保 貴君) 赤井議員のお尋ねにお答え申し上げます。  彦根市民が直弼公の功績から、その政治家としての功績だけではなく、文化人としても優れた面を持っていたということ、これを知ることは、彦根市民一人ひとりのふるさとに対する誇り、また、愛着が今まで以上に強くなると考えております。  本市は歴史あるまちであり、それゆえに変化を嫌う一面もございますが、持続的に発展していくためには変化していかなければならない部分がございます。幕末の混沌とした中、まずは外国との交易を興し力をためていくべきだという判断をして、開国を決断された直弼公のその現実をしっかりと見据えて、変化へとかじを切る力、これはまさしく今のコロナ禍でも必要とされていることであると思っています。  こうした変化に常に対応していくその文化は戦略にまさると言われています。市民とともに変化にしっかりと対応して、市民文化を創造していくことが重要だと思っています。今後も、直弼公の功績を市民とともに大切にして、市民が主役のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  また、私としては、直弼公の名誉を回復していくということが彦根市にとって極めて重要なことだと思っておりますので、対外的にもそのことについて引き続き働きかけてまいりたいと考えております。 43 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 44 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。ぜひ奉告祭以外にも、またぜひ直弼公を顕彰するような事業をしていただくことを念頭にお願いしたいと思います。  それでは、次に、彦根市スポーツ・文化交流センターの設置および管理に関する条例について質問をいたします。  この質問は、パブリック・コメントが実施された後の9月定例会にて質問をいたしておりますが、条例提案をされるに当たり名称等も変わってきていることから、以下、質問してまいります。  まず、これまで(仮称)彦根市新市民体育センターおよびまちなか交流棟として話をしてきましたが、名称が彦根市スポーツ・文化交流センターに変更されました。体育からスポーツに名称がは変わるのは時代の趨勢なのかも分かりませんが、名称変えた理由をお聞かせください。 45 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 46 ◯スポーツ部長(西田康浩君) (仮称)彦根市新市民体育センターにつきましては、スポーツ棟とまちなか交流棟から構成され、スポーツ棟は、旧市民体育センターの機能を引き継いだものでございます。  体育とスポーツの違いについては、双方とも身体運動を表す言葉としては明確な違いはありません。  これまで体育は、運動を通した身体の健康な生活習慣を養うことなど教育的な概念とされ、スポーツを含む意味を持つ言葉として使用されてまいりました。  しかしながら、現在、スポーツが社会に浸透し、自身が競技を楽しむだけでなく、勝敗を競うことを目的とした競技を見るなど、体育や身体活動の概念を包括したより広義の意味を持つ意味となりましたことから、旧日本体育協会がスポーツの定義を明文化し、後に日本スポーツ協会へと改称されております。  このように、スポーツ協会の趣旨も鑑み、彦根市スポーツ・文化交流センターの名称につきましては、体育ではなくスポーツとさせていただいたものでございます。 47 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 48 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。体育とスポーツの定義というものをご答弁いただきましたので、よく分かりましたが。  これ、再質問したいんですけれども、これ、ネーミングライツが基本として何度もお話をさせていただいていますが、これ、ネーミングライツに企業が応募されなかった場合は、この彦根市スポーツ・文化交流センターという名前でいくということになるんですよね。 49 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 50 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 企業さんからのネーミングライツの応募がなかったという場合は、ちょっと堅苦しい名前となってございますので、市民の親しみやすい施設となるように、市民の方に公募をしてまいりたいなと考えているところでございます。 51 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 52 ◯18番(赤井康彦君) 市民に公募をしていただけるというのは大変ありがたいんですけれども。  再質問です。一旦決まって、また何年後かにネーミングライツを募集するということはしないんですか。
    53 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 54 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 市民の方に公募をしてつけていただいた親しみやすい名前ということですので、ネーミングライツ等した場合、二つの名称ができてしまうということで、名称が混在するということも考えられますので、今のところは、ちょっとネーミングライツを再度するのは難しいのかなと考えてございます。 55 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 56 ◯18番(赤井康彦君) 整理しますと、ネーミングライツで募集、企業がなかった場合は、公募をして名前を募集するということで、名前が公募で決まった場合は、ネーミングライツは今後しない方向であるということかなということでよろしいですね。分かりました。  次、加えて、以前にも体育推進委員からスポーツ推進員に、国民体育大会から国民スポーツ大会へと名称が変更されてきましたが、各学区の体育振興会も名称を変えていくということになるのでしょうか。 57 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 58 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 各学区の体育振興会の名称につきましては、それぞれの体育振興会において定められているものでありますことから、他自治体での名称の変更状況を踏まえ、市内24学区の体育振興会で組織される彦根市学区体育振興会連絡協議会において検討していただきたいと考えております。 59 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 60 ◯18番(赤井康彦君) そうですね。体育振興会という名前が変わることによって、いろんな弊害もあろうかと思います。例えば判この問題とか、通帳を変えるとか、あと、規約の問題とか。私も体育振興会の会長をしていますので、そういった問題があるかなと思いますが、スポーツに変えることによって、先ほど定義もおっしゃっていただきましたが、私自身は幅が広がるのではないかななんて思いますし、私の学区、自分が思うには、そういったことが幅を広げることによっていろんな変化が起きて、例えばeスポーツができるのと違うかとか、期待もあるところでございますので、ぜひそういったことも含めて検討いただきたいと思います。  それでは、さらに、まちなか交流棟は文化交流センターへと、大変硬い名称に変更されます。センター全体はネーミングライツで募集をかけられますが、別館とも言えるまちなか交流棟は、くすのきセンターのように親しみやすい名称を市民に公募されてはいかがでしょうか。 61 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 62 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 条例案名称の彦根市スポーツ・文化交流センターにつきましては、スポーツと文化それぞれに関わる人々が交流する意味を込めて、施設全体の名称として決めたものでございます。  また、ネーミングライツの募集につきましては、市民に親しまれ、施設の設置目的にふさわしい愛称を募集するもので、応募資格につきましては、できるだけ広く募集を行ってまいりたいと考えているところでございます。  その上で、議員ご提案のとおり、施設全体の名称がある中で、まちなか交流棟の市民公募による名称を別につけることにつきましては、施設全体のネーミングライツと混在し、その効果が薄れてしまうなどの影響があると考えております。  なお、募集方法など詳細につきましては、来年度に設置いたしますネーミングライツパートナー選定委員会において検討することになりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 63 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 64 ◯18番(赤井康彦君) ちょっとごめんなさい。もう一度したいんですけれども。  このネーミングライツで例えば企業の名前が出ると。何とかスポーツセンターという名前で、まちなか交流棟の部分はそれの別館という感じで名称になるというか、もう名称はなくなって、企業名、スポーツセンター全体になるんですかね。それとも、そこの別館でもう呼び名はなくなってしまう、呼び名はないと、別館だという扱いだけで終わってしまうということなんですかね。ごめんなさい、ちょっと今の答弁で分からなかったので、もう一度詳しく教えていただきたいと思います。 65 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 66 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 名称につきましては、一つの施設で二つできるというのはややこしいものになるかなということも考えられますし、今おっしゃっていただきましたように、別館としてネーミングライツをつけるということも考えられなくもないかなと思っておりますので、どちらがよいのかというとこら辺につきましては、ネーミングライツパートナー選定委員会というのを立ち上げて検討したいと思っておりますので、そちらの方で検討してまいりたいと考えてございます。 67 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 68 ◯18番(赤井康彦君) この選定委員会で、こういった意見もあるということはちょっとお話しいただきたいなと思いますし、もう一つしたいと思うんですけど。  これ、ひこね燦ぱれすという名前は、なくなっていくということで理解してよろしいですかね。 69 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 70 ◯スポーツ部長(西田康浩君) ひこね燦ぱれすの名称につきましては、なくなっていく方向で考えております。 71 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 72 ◯18番(赤井康彦君) 地域の人たちは、新ひこね燦ぱれすとか、多分何かそんなふうに言われるのと違うかなと思います。行政がつけなくても、勝手に地域の方々がそういう名前を言われるのではないかなとも予想されますので、そういったことも含めてネーミングライツの選定委員会でお話しいただいて、検討していただければなと思います。  それでは、次に、指定管理者の業務についても明記されておりますが、この施設はスポーツだけでなく様々なイベントにも対応し、さらには、図書業務にも精通してもらわないといけないと思っております。  指定管理者には様々なノウハウやスキルが望まれる施設となりますが、彦根市として指定管理者に望むポイントがあればお示しください。 73 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 74 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 本施設につきましては、スポーツ、文化、福祉、教養、健康など幅広い分野にまたがり、その業務内容も、諸室の貸出し管理から教室などの自主事業、興行・大会などの誘致、図書・学習ラウンジにおいての図書業務および施設・設備のビルメンテナンス業務と多岐にわたり、本施設の運営につきましては、議員ご指摘のとおり、様々なノウハウやスキルが指定管理者に求められます。  その中で、本市が特に望むポイントにつきましては、誰もが安心して利用ができる安定した運営力はもちろんですが、本施設は本市のにぎわいの拠点となる施設でありますので、指定管理者選定時には、その目的を達成できるような企画・実行性のある提案を求めてまいります。そのほか、指定管理者制度の最大の利点である民間による経済性を発揮し、さらにコスト縮減に寄与する提案を期待しているところでございます。 75 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 76 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。具体的に大会誘致とかプロスポーツを呼べるという答弁があるのかなと予想はしておりましたけど、同じようなことなのかなと理解をいたします。  しかしながら、私自身は以前からずっと質問しておりますけれども、やっぱり図書館機能を有する館であるということから、司書の資格を有する方とか、そういった方があったらいいななんて思います。リファレンスというソムリエ的なことができるような方がおられるということは大変有意義だなと思いますので、そういったことも要望として申し上げておきたいなと思います。  それでは、次に、前回指摘もいたしましたが、今回、施設利用料が明記されました。新しい施設で駅に近い好条件の施設にしては、使用料金が低めに設定されたように思いますが、近隣の施設と比較してみてどうなのでしょうか。 77 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 78 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 近年に建設されました近隣施設との料金比較につきましては、例えばスポーツ棟の平日におけるメインアリーナの利用の場合、バスケットコート1面当たりの単価は1時間当たり1,250円となります。これは、旧市民体育センターや東近江市能登川アリーナと比較すると高くなっておりますが、昨年供用開始されたくさつシティアリーナと同程度となり、令和4年度に供用開始と聞き及んでおります県立の滋賀アリーナと比べると低い設定となっております。 79 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 80 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。  それでは、次に、前回の質問において、館内において利用できるスポーツは、以前使用できたスポーツはもちろんのこと、プロレスや相撲などの興行に加え、柔道などの武道も利用可能であるとの答弁がありましたが、センターの外、仮称でお祭り広場と言われる外の広場で事業等を行えるのかどうかなど、あまり議論されていないかと思いますが、いかがでしょうか。 81 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 82 ◯スポーツ部長(西田康浩君) お祭り広場を含むスポーツ棟とまちなか交流棟の間の南北を通り抜ける交流ストリートにおいてのイベント、催しにつきましては、人と人との交流を促進し、にぎわいの創出につながるため、積極的に活用をいただけるよう検討してまいりたいと考えております。 83 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 84 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。夢が広がるというか、例えばフリーマーケットをしていただけるとか、私自身は、朝、毎日ラジオ体操ができればいいなという思いもあります。それはまたご相談させていただきたいなと思いますが、そうした可能性もあるということで理解をいたします。  それでは、次に、10月頃に近隣住民と小学生などを対象に図書アンケートを実施していただきましたが、結果はいかがだったでしょうか。 85 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 86 ◯スポーツ部長(西田康浩君) さきの9月定例会でもご答弁させていただきましたとおり、供用開始当初に設置する図書1万冊の選定につきましては、地元住民、地元小学校の児童、地元保育園の保護者のほか、ひこね燦ぱれすの利用者の方を対象にアンケートを実施し、その結果を参考としながら、図書館の支援を得て行ってまいりたいと考えております。  アンケート結果につきましては、10月からアンケート用紙を3,000枚配布し、1,164枚回収をいたしております。現在、集計中でございますが、人気作家のシリーズ本や児童書、英語などの学習に関する図書、気軽に立ち寄れるよう、漫画、雑誌、新聞などを置いてほしいなどの多くの意見をいただいております。  なお、集計結果につきましては、年内にはまとめてまいりたいと考えているところでございます。 87 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 88 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。集計結果は年内ということですので、また見させていただきたいと思いますし、今3,000配った中で1,164の回答があったと。これはすごい期待の表れだなと私自身は思いましたけれども、ぜひそれだけ期待されている方がたくさんおられるということを思っていただいて事業を進めていただきたいと思います。  それでは、最後に、この条例が可決された後のスケジュール等をお聞かせください。 89 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 90 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 当条例案をお認めいただきましたら、今年度内には指定管理者候補者選定委員会を設置し、公募要項等の審査を経て、来年度夏頃にかけて公募の開始をする予定でございます。滞りなく進めば、来年度12月市議会において指定管理者の指定議案を上程させていただくスケジュールとなっております。  また、ネーミングライツにつきましても、来年夏頃にはネーミングライツパートナー選定委員会を開催し、同年秋頃に公募の上、来年度内には選定業者の公表ができるよう進めていきたいと考えております。  なお、図書・学習ラウンジにつきましては、先ほどご答弁させていただきました図書1万冊の選定のほか、書棚のレイアウトや導入する図書システムの内容、また、図書館が設置するサービスポイントの機能等について、引き続き、図書館と協議を重ねながら進めてまいります。 91 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 92 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。よろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、次に、彦根に唯一無二の条例はあるのかということで質問をいたします。  条例は、言うまでもなく、日本の現行法制において、地方公共団体が国の法律とは別に定める自主法であります。地方独自の条例には、その自治体の未来の形や思い、熱意など、自治体の力が透けて見えるものだと思っております。  これまで私は十数年の間に幾つかの条例制定を提案いたしておりますが、いまだ実現できておりません。今回の質問は、提案した条例を制定してほしいのではなく、自治体の懐の深さや、普通のどこにでもあるような都市になってほしくないという思いから、以下、質問をいたします。  まず、彦根市には唯一無二とも言える誇れる条例があるのでしょうか。 93 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。 94 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 本市の条例の中で最も彦根らしいと感じておりますのは、美しいひこね創造条例でございます。  この条例は、美しい行為、つまり、まちの美観を保つ活動や地域安全活動、助け合い活動などをしていただいた市民や市民団体の方々に地域通貨の「彦」を発行し、市民との協働により市の活性化を図り、美しい彦根を創造するというもので、市民の自発的な意思に基づく他人や地域社会への貢献という意味からも、本市が誇れる条例であると考えております。 95 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 96 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。おっしゃるとおりかなと思っております。  彦根の中で考えていくと、美しいひこね創造条例かなと私自身も思っておりましたが、これ、地域通貨とかで複合的にできることで、大変すばらしい条例かなと。ちょっとじり貧的なところもあるのと違うかなと思うので、もう一度てこ入れするべきではあるなと思いますが。  この美しいひこね創造条例は、全国からの視察ですね。議会事務局にリストアップしていただきましたけれども、その中でも毎年のように視察に先進地事例としてお越しいただいているということもございます。やっぱりこういったところが誇れる条例なのかなと思います。いいかなと思っております。  次に、加えて、唯一無二の条例は、市の誇りや市の底力を見せられると思わないのでしょうか。 97 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。 98 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 本市独自の条例を制定することは、本市の魅力を広く発信することができ、彦根らしさをアピールするための有効な方法の一つであると認識いたしております。議員ご指摘のとおり、これにより、市の誇りや底力を発揮できるのではないかと考えております。 99 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 100 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に、シティプロモーションでは、彦根の未来を創るアイデアコンテストをされると先日議員各位に連絡がありましたが、これまでも荒神山にて「ひこねいろの木」など、この数年にわたって若者を中心とした事業を展開されておりますが、こうした若者の意見を一過性のイベントに終わらすのではなく、まちづくりの条例制定を目的として意見を反映できないものでしょうか。 101 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。 102 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 本市では、彦根市シティプロモーション戦略に基づきまして、市民がまちに誇りと魅力を感じ、当事者意識を持ってまちの課題解決に参画し、そのまちへの誇りや課題解決への行動が発信されることで、市内外からの共感と憧れを獲得することを目的として、議員ご紹介のアイデアコンテストや市民の思いを集め発信するイベント「ひこねいろ」、市民ライターによる情報発信など、市民と協働した様々な事業を展開しております。  これらの事業に参加いただいた若い世代の方々のご意見をまちづくりのための条例に反映させていくことは、同条例の内容をよりよいものにするために有効な方法であると考えております。  今後、彦根にふさわしい唯一無二の条例を制定することとなった際には、単に若者の意見やアイデアを集約するだけでなく、ワークショップなど条例制定のプロセスにも参画いただいて、一体となって進めてまいりたいと考えております。 103 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 104 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。協働の行き着く先が条例制定とかそういうものになれば、やはり市民が盛り上がっていくのではないかなという思いもございますので、ぜひお願いをしたいと思います。  それでは、最後に、市長は現状の彦根に満足することなく、唯一無二の条例をつくることによってまちづくりの機運を高めようと思わないのでしょうか。 105 ◯議長(安澤 勝君) 市長。 106 ◯市長(大久保 貴君) お答え申し上げます。  本市は、2024年、彦根城の世界遺産登録を目指しております。また、市内には象徴的な文化財が数多く存在しておりますことから、私はこれからの本市を世界遺産が似合うまちへと発展させてまいりたいと考えております。  具体的には、まちを愛し、歴史を尊び、400年以上にわたって築かれた歴史を後世に伝えていくこと、守り育てていくことで本市の価値を上げていくという好循環が生まれるような、彦根らしい文化の香り高い条例が制定できればと思っておりますし、これからこの地を担っていただける若い人たちにそうした条例をしっかり意識していただいて、後世に伝えていただきたいと思っております。 107 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。
      〔18番(赤井康彦君)登壇〕 108 ◯18番(赤井康彦君) 昨日、馬場議員の質問で、出馬するかどうかは明言されませんでしたが、多分、恐らくされると思っております。  そんな中で、先ほどおっしゃっていただいた美しいひこね創造条例は、前市長がされた条例制定だったと記憶をいたしております。大久保市政で8年の間にそういったことはなかったと思っております。次、当選されたら、当選されるか分かりませんけれども、そういった暁には、驚異の公約達成率97%の大久保市長でございますので、ぜひ条例の制定を目指していただければと思います。  以上で私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 109 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午前9時45分休憩            午前9時51分再開 110 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  19番小川隆史君。小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 111 ◯19番(小川隆史君) 小川隆史でございます。支援者を代表いたしまして質問をさせていただきます。理事者の明確で分かりやすい具体的な回答をよろしくお願いいたします。  まず、本市行政で事務改善が行われることは、ひいては彦根市民に対する住民サービスの向上が図られることになることから、積極的に取り組んでいただきたいことを申し入れており、市長もその重要性は認識しているとして、スピード感を持って取り組むとの答弁をしていただいているところでございます。  私は今までに、特にAIやRPA等の技術を活用し事務改善に取り組まれるよう、再三にわたり提案をしてきたところでございます。この私の提案に対しまして市は、彦根市の各種会議においてAIを活用した議事録作成を実施していただいたこともあり、その点は評価するところでございます。しかしながら、大切なことは、議事録作成をもってAIであるとかRPA等の活用は終わりでなく、議事録作成に続く積極的な事務改善を行うことが必要であると思います。  事務改善の目的は、事務処理に係る時間短縮を図り、短縮をした時間で住民が真に必要とする行政サービスを実施することでございます。事務改善を図ることが、同時に市職員の働き方改革につながるものになります。  彦根市における事務改善が求められる業務の一つが福祉分野であり、いまだに職員の事務処理において職員の手作業に頼っているところが多い職場でございます。それで、かねてから私は、福祉業務の事務処理においてAI、RPA等を活用するよう、福祉業務の所管課に具体的な提案を行ってきております。検討や研究に長時間をかけているのでなく、スピード感を持って対応する意識が大切であり、自分の足跡として事務改善の実現を行ったという自信を持ってほしいと思います。  この観点から、次年度に向けての新たな挑戦として、取組等について質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  大項目1、福祉行政の住民サービスの向上について。  中項目の1、福祉行政の事務改善の検討について。  細項目の1、幼稚園、保育園への入所手続の事務改善についてでございますが、以前から、幼稚園、保育園の入所手続においては、就労者にあっては、有休等を活用したり、入所手続のために開庁時間にわざわざ福祉の窓口まで出向き、11月頃に入所申込みをされます。その後、園の担当者と市の担当者の間で申込者の家庭状況、就労状況等をつぶさに知り、面談を繰り返し時間をかけて調整し、1月頃にやっと申込みに対する決定を通知されると聞き及んでおります。申込みをされて外れた方は、それ以降4月までの短期間に入所できるところを探さねばならず、場合によっては就労先を辞めざるを得ない場合もあったようです。  そこで、入所手続において本年から電子申請を実施されて、一部は改善していると聞いておりますが、役所に出向かずに申請できた後、短時間で結果が出せるよう、AI等を活用した事務改善の検討について、現在の状況をお聞かせください。 112 ◯議長(安澤 勝君) 子ども未来部長。 113 ◯子ども未来部長(田澤靖壮君) 幼稚園、保育所の利用申請につきましては、これまで、第1希望の施設に直接提出することとしていましたが、このコロナ禍で多くの利用希望者が施設に集まることを避けることと申請手続の利便性向上を目的に、令和3年度からの利用に当たる本年度申請から、電子と郵送による申請も可能とさせていただきました。結果、保育所の電子申請件数は72件となり、全体の約1割の方が電子申請をご利用いただきました。  来年度は、利用申請書にQRコードを印刷し、電子申請がより簡単にしていただけるよう、利便性向上に努めてまいりたいと考えております。また、今後も、申請者が就労などの生活状況に対応した申請方法が選べるよう、多様な申請手続を検討していきたいと考えております。  次に、申請をいただいた後の利用調整につきましては、既にAIを導入している自治体によっては、利用調整にこれまで複数の職員が数百時間かけて行っていたものが数十秒でできたとの情報も聞いております。このことから、利用調整にAIを導入し、これまでより早く保護者の皆さんに調整結果をお知らせするとともに、職員の負担が軽減されることで、保護者や保育所との利用調整をこれまで以上に丁寧に行うほか、職員の政策立案につなげていきたいと考えているところでございます。 114 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 115 ◯19番(小川隆史君) 進めていただいたということで、期待をしておりますので、よろしくお願いします。  事前通告の中で言いましたが、今ほど言われた電子申請でございますが、その申請はマイナンバーカードを利用した申請でしょうか。それを教えてください。 116 ◯議長(安澤 勝君) 子ども未来部長。 117 ◯子ども未来部長(田澤靖壮君) 今回の申請につきましては、まず、申請者の利便性向上という長期的な目的でスタートをさせていただいております。しかしながら、今般のコロナウイルスの感染症の対策として、まず、不特定多数の方が保育所とか幼稚園に申込みに来られることを避けるのが一番の狙いとしましたので、ちょっと時間が迫る中でしたので、いろいろ電子申請を検討しました結果、今のところはマイナンバーまではひもづけておりません。 118 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 119 ◯19番(小川隆史君) 再質問です。  事務改善の観点から言うと、入園申込みの電子申請においてマイナンバーカードが使えると、その入所申請だけでなくて、入園後、我が子の園での生活状況のお知らせを聞くであるとか、そういうことにもどんどん広がっていく可能性がありますので、その観点から電子申請にマイナンバーを活用するということが非常に重要になってくるかと思うんですが、それについての見解をお聞かせいただきたい。 120 ◯議長(安澤 勝君) 子ども未来部長。 121 ◯子ども未来部長(田澤靖壮君) マイナンバーカードにひもづけることは、今、議員がおっしゃられましたように申請者の利便性の向上につながると考えており、私たちも目標としているところでございます。  ただ、このマイナンバーひもづけにつきましては、保育所とか幼稚園に限らず全庁的に進めていかなくてはならないものと考えておりますので、そういった庁内で調整される手続等に当部として乗り遅れることがないように進めていきたいと考えております。 122 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 123 ◯19番(小川隆史君) ありがとうございます。「ほかがやったさかいにしゃあないで」ということではなくて、まず自分のところからという意識を持ってやっていただくと。これからも聞かせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、細項目の2でございますが、介護認定手続の事務改善はということで、介護支援を得るためには、介護度を認定してもらい、認定手続というものが必要になります。申請されると、介護認定のため担当者が家庭訪問を行い、多くの事項を聞き取って、帰所後、聞き取った内容をデータ入力し、そのデータを加工し、介護審査を受ける書面をまた手作業で調整し、審査後、介護度が決定され、実際の介護サービスが行われることになります。実際の介護が行われるときには、該当者がもう既に入院をしてしまったり他界をされて、介護の時期を逸していることがあるということも聞き及んでおります。  そこで、時期を逸することなく介護認定が行われ、職員の介護認定に係る事務処理が改善される検討内容についてお教えください。 124 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 125 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 議員ご指摘のとおり、要介護認定の手続につきましては、介護保険法第27条第11項の規定により、認定申請のあった日から30日以内に認定結果の通知をしなければならないと定めておりますことから、事務が滞らないように適切に対応しているところでございます。  一方、高齢者の増加に伴い認定者数も増加しておりますことから、今後、事務の効率化は避けられないものと考えております。  このため、今年度8月以降、3回にわたり、介護福祉課、情報政策課および業務改善の実証実験協力システム業者との間で、現状の事務作業の確認やRPA導入の可能性について協議を行ってまいりました。この介護認定に係る一連の事務は、申請の受付から認定結果の通知まで七つの行程に分けることができ、協議の結果、まずは、最後の7番目の認定結果の通知に係る工程について、RPAの導入が有効であるとの見解を得たところでございます。  こうしたことから、まずは、この工程において、今年度内に実証実験協力システム業者にデモンストレーションでシステムを構築していただき、その後、事務の効率化の効果が得られるかどうかを検証する予定をしております。  RPAの導入により事務の効率化が図れ、また、事務処理がより円滑に進められるように、今後さらに検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 126 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 127 ◯19番(小川隆史君) 新しい技術を導入していただく予定だということについては、評価をするところです。  再質問をさせてください。  私が介護福祉課の職員に確認したところ、何が一番困っている作業ですかという話を聞いたところ、介護認定をするに際して聞き取りをしに行って、その聞き取りが終わって帰ってから、超勤において残業時間でそれを入力すると、そういうことが非常に手間だという話を聞きました。  そのことから言うと、事務改善というのは最も事務効率が悪い部分の改善を行うこと、本件で言えば、まさにその部分を帰所後の残業でのデータ入力をしなくて済むということだと思うんですが、この部分にRPA等を活用すべきだとは思わないんでしょうか。その点についていかがでしょうか。 128 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 129 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 業務改善の実証実験協力システム業者との協議の中におきまして、ご提案の認定審査時におけるRPAの活用について協議をさせていただいた中で、業者の方からは、あまり効果がられないとの見解がございました。  そのため、具体的には検討というのは現在進められていないところではございますけれども、RPAは、基本的には決められたプロセスを決められた順番で決められたとおりに実行することに特徴がございますことから、定型的で、かつ繰返し型の単純作業には効果をもたらすと今聞き及んでいるところです。  一方、認定調査につきましては、対象者ごとに判断する内容も異なりまして、また、対象者の状況に応じて調査の手順も変わる業務でありますことから、RPAよりも、例えばタブレット端末の活用といったICTの導入が有効であるということも助言をいただいているところでございます。 130 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 131 ◯19番(小川隆史君) 何でもかんでもAIを使う、RPAを使うというわけでなくて、私が提案をさせていただいたのは、まさにその点なんですよ。タブレットを持っていってその場で聞き取りしたことを入力すれば、それが瞬時で帰ってからの入力作業をしなくて済むということなので、その技術・技法だけにとらわずに、一番適切で早く事務処理が簡潔に行えるという、そういう観点から自分の事務事業を見直すという、そういう意識が大切だと思っています。  スピード感を持って次年度での介護認定全体の事務改善を行う考えはありますでしょうか。 132 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 133 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 今ほどもお答えをさせていただきましたとおり、介護認定における一連の事務の効率化につきましては必要であると考えておりますので、できる限り早く対応をしていきたいと考えておりまして、可能な部分につきましては、令和3年度からでの取組も視野に入れながら、検討をしてまいりたいと考えております。  また、その一方で、RPAの導入はもとより、ICTの導入に関しましては、その前提といたしまして、現場の職員の意向も反映したものであることが必要であると考えておりますので、拙速な導入にならないように、十分かつ慎重に判断をしていくことも必要であると考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。 134 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 135 ◯19番(小川隆史君) 私が聞いたのは、職員から聞いて、こういうところの改善が望まれるという、そういう話を聞いておりますので、その観点も特に注意していただきながら検討を進めていただきたいと思います。  次の質問です。  細項目の3でございますが、身障手続の事務改善はということで、身体障害者への福祉サービスについては、その障害の程度、年齢等に応じてサービスの内容が異なる等の理由により、今までなかなか事務改善がなされず、紙ベースでの事務処理がなされてきたと聞き及んでおります。いまだに多くの事務手続が、窓口の開庁時間内に障害の窓口まで出向き、サービスの手続を行ったり、所定の書類に必要事項を記入し、また、郵送手続を活用したりしながらしている状況があることから、自宅からの電子申請の実施であるとか、サービス受給者からの提出書類等に対する行政手続の事務改善というのは求められておりますが、その検討状況をお教えください。 136 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 137 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 障害福祉サービスの各種申請書につきましては、記入する項目が多く、また、利用者それぞれの状況に応じ、対面での説明を要するものとなっておりますが、法定の様式であり、内容を変更することはできません。  また、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳につきましては、市で受付を行い、県から手帳を交付されるものでございますが、これに関する市と県の事務手続につきましては郵送で行っております。  障害福祉に関するシステムにつきましては、令和4年度に現在全庁的に使用しております基幹系システムへの合流を前提といたしまして、全庁的な事務改善の取組に加え、障害福祉に係る事務について抜本的な見直しを進めるとともに、事業ごとに検証を進めているところでございます。  今後の国や県の動向を注視しながら、各種申請に係る市民の負担軽減につきましても、窓口における申請手続の簡素化をはじめ、障害特性を考慮しながら検討を進めているところでございます。  以上でございます。 138 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 139 ◯19番(小川隆史君) 再質問をさせてください。  今ほどの回答の中で、法定の様式だから無理であるとか、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の事務は市は受付だけで、県の事務だから事務改善ができないというお話がございましたが、事務改善は職員の意識改革が必要だと先ほど言いました。例えばその中で、手書きで持ってこられた書類をOCR等を活用してデータが自動的に入力が読み取れる、そういう検討をすれば、それだけでも立派な事務改善で、それの事務手間というのは省けると思うんですが、そういうことに対する検討というのはされているんでしょうか。 140 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 141 ◯福祉保健部長(田中一朗君) ただいまのご質問の中でOCRの活用ということでのお話でございましたけれども、OCRの活用につきましては、これまで検討はしてまいりましたが、障害福祉に関する申請書等は、文字の記述が多いことや様式が多様であり申請件数が少ないなどの点で、費用対効果は上がらないということが想定をされているところです。それで、まずは、先ほど申し上げましたように、基幹系システムに移行した上で、RPA導入で省力化が可能かを検討する予定をしております。  また、事務事業見直しに係る現行システムの改修につきましては、次期システムへの移行作業段階でもございますことから、大幅な改修はできない状況でございます。  一方で、窓口での申請書への本人記載を省くことや、記入の苦手な方への支援として、聞き取りした内容をその場で職員が入力をして印字をすることで、署名のみで申請が済むような受付方法を現在工夫して実施しているというところでございます。 142 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 143 ◯19番(小川隆史君) 事務手続の件数が少ない、職員が窓口で相手が言われたことも入力しているという話、それから、令和4年に基幹系システムを更新するので、それに合わせて検討していきますよというお話をいただいたんですが。  まず、その件数が少ないから事務改善できないのかということではなくて、常にそういう意識を持って仕事をするという、仕事を見つけ出していくということが必要だと思うんですね。  加えて、令和4年にシステムが変わるんだけれども、では、令和2年、3年というのは何もしなくてもいいのかということではなくて、その間でもできることをやっていくべきだと思うんですが、その間の検討というのはなされる予定はあるんでしょうか。 144 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 145 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 令和2年、令和3年の検討というお話でございますけれども、今程も申し上げましたように、前提といたしまして、令和4年度に新たな障害福祉システムの方に移行するという予定でございますので、この令和2年度の後半、令和3年度にかけましては、事業ごとの抜本的な見直しや処理方法の検証等、やるべき作業が多く発生するということでございますので、当面はこちらの作業を優先をさせていただきたいと考えております。 146 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 147 ◯19番(小川隆史君) 再質問ですが、事務改善というのは、ひいては住民の利便性の向上につながるものであり、その点では、検討は行政の内部、職員だけで行うのではなく、例えば身体障害者更生会であるとか、それらの関係団体に例えばモデル的に検証していただいて、それで得られた効果が非常に有効であるとなったときには、それを全市的に広げるような取組ができれば、行政だけではなくて、住民、市民の方も一緒に事務改善を図っていけるということになると思うんですが、このことに対する考えをお聞かせください。 148 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 149 ◯福祉保健部長(田中一朗君) ただいまのご質問に対しましてですけれども、事業ごとの検証につきましては、行政内部としての事務処理の効率化について検証するということでもございますので、現時点で関係団体に検討をしていただくという予定はございませんけれども、今後、必要に応じまして関係団体のご意見を参考にさせていただくこともあるかもしれませんので、そのときのことを念頭に考えていきたい、研究していきたいと考えております。 150 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕
    151 ◯19番(小川隆史君) まず、事務事業の改善というのは、職員の事務手間が省けるというより以前に住民の方の利便が図れるという、そういう点に力点を置くべきだと思うんですね。それであれば、そういう関係団体の方の意見を聞くというのは、まさに自分たちの問題が楽になるということで、意見がすごく事務にどんと入ってくると思うんですね。  今後、今の私の話を聞いて、関係団体の方と調整であるとか意見を聞く場というのを設けようという気持ちはありますでしょうか。 152 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 153 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 繰返しの答弁になるようで申し訳ないんですけれども、現時点においては、関係団体等に対しましてそういうことで検討していくという予定はございませんけれども、今後、必要が生じた場合、職員がいろいろな検証をしていって、これでどうだろうかという最終的な段階になって、そこで各関係団体のご意見をお伺いするという場が生じてくる可能性もございますので、それは想定してやってまいりたいと考えております。 154 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 155 ◯19番(小川隆史君) 最後になりますが、既に障害福祉課の職員たちはその関係団体と協議をされている部分があるんですよ。その協議の話の中に、今ほど言った事務改善の観点も聞き取りとして入れられる方が私はいいと思います。もう一度現場の方とよくよく話をしていただいて、事務改善が進むようにお願いをしたいと思います。  続きまして、大項目の2でございます。高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施について。  中項目の1、同じでございます。  細項目の1、本市における改革の取組状況はということで、2025年は団塊の世代が75歳の後期高齢者となり、2040年には団塊ジュニアの世代が高齢者となり、高齢者人口がピークを迎えます。  医療費や介護保険料の削減を今から図っていかなければ医療・介護制度が維持できなくなることから、重症化やフレイルのリスクが高い特に後期高齢者を対象に、後期高齢者医療広域連合が保険者となり市町が受託する形で、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を行い、財源は国の特別調整交付金を活用する事業を活用してという内容の通知が国から出ております。  KDBシステム等を活用し、医療レセプトと健診、介護レセプト、要介護認定結果等から高齢者の健康状況を把握し、と同時に医療の健康課題の分析を行って、対象者への個別的支援と通いの場等への積極的な関与を行うことで、保健事業と介護予防の一体的な実施を行うものであります。  これは10分の10の事業でございまして、今現在、全国からこの事業を取り組もうと一生懸命躍起になっておられると聞き及んでおりますが、本市における当該事業への取組状況についてお教えください。 156 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 157 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市では、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を令和3年4月から実施する予定で関係課との協議を進めております。  具体的には、この事業の実施に向けた取組について、主管課である医療福祉推進課のほか、事業に関係する保険年金課、介護福祉課、健康推進課において、課長および担当者レベルで4回、担当者レベルで1回の連携会議を開催し、検討してまいりました。  その内容といたしましては、事業概要について共通の理解をすることからスタートし、本市の後期高齢者の医療費の実態、介護認定の状況等から見た健康課題の分析や取組の基本的な方針(案)、事業計画(案)について協議を行ってきたところでございます。  また、10月の連携会議では、滋賀県後期高齢者医療広域連合、滋賀県国民健康保険団体連合会、滋賀県医療福祉推進課、滋賀県医療保険課の担当者にも出席をいただきまして、今まで4課で協議をしてまいりました内容について報告し、助言をいただいたところでございます。  現在は、実施に向けて事業計画(案)に基づき予算編成を行ったところでございます。  今後は、この事業を進めていくために、関係する医師会、歯科医師会等に事業の概要の説明と協力をお願いする予定でございます。  以上でございます。 158 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 159 ◯19番(小川隆史君) 彦根市も全国の流れに乗り遅れることなく果敢にアタックをしていただいているということを聞いて、少し安心をしました。  この事業がどんどん進んでいくように、協議の場が必要だと思います。これもポピュレーションアプローチであるとか、すなわち通いの場合の積極的な関与でありますが、医療福祉課の職員が対応しているのでは、限られた高齢者にしか対応できないこととなります。また、押しつけの事業となり、高齢者の積極的な参加というのがなかなか難しいと思っております。  そこで、高齢者の地域団体であります老人クラブ連合会であるとか、そのような団体に協力要請を行って、健康教室や介護サービスの利用勧奨誘導などにおいて連携を図っていくということはできないのでしょうか。 160 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 161 ◯福祉保健部長(田中一朗君) この事業の内容につきましては、高齢者が集まる通いの場等に保健師や管理栄養士などの医療専門職が出向いていって、低栄養、高血圧症等の生活習慣病の重症化予防について、健康教室、健康相談を行うというポピュレーションアプローチと、通いの場の参加者に健康状態を把握する質問票を記載していただきまして、リスクの高い対象者に個別指導を行うハイリスクアプローチの二つの方法がございます。  単位老人クラブや老人クラブ連合会の方につきましては、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施につきましてそれぞれ周知、案内を行い、希望する老人クラブの方に出向いていってポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチの両方を実施させていただくということで予定をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 162 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 163 ◯19番(小川隆史君) そういう関係団体をどんどん巻き込んでやるというのが本市の一つの特徴を担っていくようなことを切に望んでおりますし、そういうときの職員の努力というのを期待しておりますので、よろしくお願いをいたします。  続きまして、大項目の3、新市民体育センターの管理運営について。  中項目1、新市民体育センターの管理運営について。  細項目の1、整備の進捗状況と今後の予定ということで、現在整備が進められております新市民体育センターですが、現在までの整備の進捗状況と今後の予定についてお教えください。 164 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 165 ◯スポーツ部長(西田康浩君) (仮称)彦根市新市民体育センターの建設工事につきましては、本年8月から取りかかっておりましたスポーツ棟の基礎杭の打設を完了し、現在、基礎工事を進めているところでございます。  今後の建物整備の予定といたしましては、今年度末頃から躯体工事に取りかかり、以降、屋根・内外装の工事を行い、令和4年6月の竣工に向けて取り組んでまいります。  また、敷地造成工事につきましては、昨年より実施しておりました1基目の地下貯留槽の工事が完了し、この12月から、ひこね燦ぱれす旧第4駐車場内にて2基目の地下貯留槽の設置に着手いたします。以降、造成工事、外構工事の順に進めていくこととなり、新市民体育センターの整備につきましては、令和5年3月末頃の完成を目指しております。  以上でございます。 166 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 167 ◯19番(小川隆史君) ありがとうございます。  整備において多くの方に関心を持ってもらうことは非常に大事なことで、工事の時系列での進捗状況が分かる工事現場の航空写真を掲出していただいたことであるとか、私も整備室の職員に同行をして近隣の保育園を訪問の上、依頼し、園児さんに絵を描いてもらって、それを貼り出していただいたということは地域の方も喜んでおられて、感謝を申し上げるところです。  そこで再質問ですが、今ほど説明をしていただいた工事の進捗状況であるとか、あと、スケジュールですね。それを同じように工事の壁面を活用して皆さんの方にお知らせ、地域の皆さんであるとか市民にお知らせをするということは可能なんでしょうか。 168 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 169 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 議員おっしゃっておられますように、工事の進捗状況等をお知らせする、周知するというのは非常に大事なことだとは考えております。ただ、周知するに当たって、壁面にどのように周知していくのかとか、そこら辺はちょっと検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 170 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 171 ◯19番(小川隆史君) ありがとうございます。  細項目の2でございます。整備費総額と完成後の維持管理費の総額の見込み。  当初の整備工事額では入札ができず、追加整備を補正し、ようやく整備が始まった新市民体育センターでありますが、今回、指定管理における維持管理を念頭に置いた条例制定案を提案されましたことから、かねてから市は整備費であるとか維持管理費の回収を目指してセンターの稼働率を上げ、使用料等の収入により金もうけのできる施設として活用を図りたいとの説明をされてきたところですが、改めて新市民体育センターの整備総額、それから、先ほどの維持管理費の総額の見込みを教えてください。 172 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 173 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 整備費につきましては、建設工事と建設工事監理委託業務の契約を締結したことにより、建設工事が74億9,000万円、建設工事監理委託業務は6,000万円、そのほか、敷地造成工事等においては6億3,000万円となっております。外構工事においては今後の発注となることから5億8,000万円と試算をいたしておりまして、総額でおよそ87億6,000万円と見込んでいるところでございます。  また、維持管理費につきましては、人件費、維持管理経費および図書・学習ラウンジに係るシステム経費などで、年間およそ1億3,000万円と見込んでいるところでございます。 174 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 175 ◯19番(小川隆史君) 申し訳ないです。その1億3,000万円に指定管理料は入っているんでしょうか。 176 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 177 ◯スポーツ部長(西田康浩君) これは別でございます。 178 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 179 ◯19番(小川隆史君) 細項目の3でございます。今ほどの指定管理料の概算額ということで、新市民体育センターの指定管理者制度は料金徴収制を前提にしたものであり、指定管理者が努力をすればするほど収入が増える制度でございます。指定管理者の経営手腕を存分に発揮できることとなることは、非常に評価できるものであると思います。  では、その指定管理料は、料金収入を含めどのような概算額を想定されているのか、また、市の負担額を含め、詳細を教えてください。 180 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 181 ◯スポーツ部長(西田康浩君) (仮称)彦根市新市民体育センターにつきましては、指定管理者による管理運営を行うとともに、利用料金が指定管理者の収益となる利用料金制の採用をすることといたしております。  議員ご質問の指定管理料につきましては、想定の年間経費約1億3,000万円から利用料収入3,800万円を差し引いた額として、現段階での試算ではございますが、およそ9,000万円を見込んでいるところでございます。  ただし、現段階での試算でございますので、減免の規定等、さらなる収支の精査などの理由で今後変動する可能性がございますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 182 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 183 ◯19番(小川隆史君) 再質問でございますが、指定管理者はどんどん収入を上げて、使用料等のみで運営ができることが可能となれば、市からの指定管理料が減額または不要となり、その分、市の負担が減少することになります。そのためには、自由に運営でき裁量が多い体制としなければ、優良企業が応募してくれないということがあると思います。そのことに対する市の見解を求めます。 184 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 185 ◯スポーツ部長(西田康浩君) この指定管理をするに当たりまして、指定管理者候補者選定委員会というものを設置いたしますので、今ご提案いただきましたようなとこら辺も含めまして検討してまいりたいと考えております。 186 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 187 ◯19番(小川隆史君) 優良企業が来てもらえるかどうかというのはすごく大事な問題でございますので、そのことをしっかりと検討していただきたいと思います。  続きまして、細項目の4、市町直営事業における使用料ということで、新市民体育センターは湖東定住自立圏構想の一環であり、1市4町の使用料等を同一料金とすると聞き及んでおりますが、彦根市および多賀町、甲良町、豊郷町、愛荘町が自主事業を当センターで開催される場合の使用料および減免の考え方を教えてください。 188 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 189 ◯スポーツ部長(西田康浩君) (仮称)彦根市新市民体育センターの湖東圏域住民に対する使用料については、当センターの建設を湖東定住自立圏の取組とする協議の中で、スポーツを通じたにぎわいと交流を創出する湖東圏域の拠点施設として位置づけたことから、使用料につきましては、湖東圏域の住民や団体については同一水準の料金設定といたしております。したがいまして、1市4町が実施する自主事業における使用料につきましても同一料金といたします。  また、減免につきましても、湖東圏域の4町についても市と同様の取扱いとするよう考えているところでございます。 190 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 191 ◯19番(小川隆史君) 分かりました。  再質問でございますが、提案されている条例案の第1条においては、勤労者の福祉の増進というのが挙がってございますが、この点から、彦根市に働きに来られている個人とか団体も彦根市民と同様の使用料および減免となるということなんでしょうか。 192 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 193 ◯スポーツ部長(西田康浩君) そのように考えてございます。 194 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 195 ◯19番(小川隆史君) 分かりました。  細項目の5でございます。使用料等の算定根拠はということで、料金徴収制の指定管理者制度にあっては、徴収する使用料等の上限が定められることでありますので、規定以上の使用料等は徴収することができないということのため、使用料等の設定金額は施設運営上極めて重要なものであります。指定管理者として申請するかどうかの大きなポイントであることから、今回提案された使用料等の算定根拠をお教えください。 196 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 197 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 使用料の算定方法につきましては、令和元年度に市内各施設の使用料見直しを行った際の算定方法を基準とさせていただきました。  具体的には、施設全体の運営に係る年間コストから1時間単価を算出いたします。次に、その額を使用料が生じる各諸室の面積で按分し、諸室ごとの1時間当たりのコストを算出いたします。さらに、その金額と旧施設の現行料金と比較をいたしまして、算出額が旧施設の現行料金より低い場合は現行料金に据置き、大幅に高い場合は激変緩和の措置を行います。最後に、県内および近畿圏内の類似施設の平均使用料と比較して均衡が取れない場合は調整を行います。  例えば、メインアリーナにおきまして施設全体の運営に係る1時間当たりの単価が3万8,200円となりますので、面積按分いたしますと、メインアリーナにおける1時間当たりのコストは1万7,340円となります。その金額が旧体育センターの第1競技場の使用料と比較し急激な料金上昇となりますので、激変緩和の措置を行い、最終的な1時間当たりの使用料上限額を3,760円といたしたものでございます。  他の諸室につきましても、メインアリーナと同様の考え方で算出をさせていただいたものでございます。 198 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 199 ◯19番(小川隆史君) 再質問ですが、指定管理者にとって料金徴収制については、使用料等はあくまでもその上限規定であって、その額の範囲内で使用料等を決めることができるということでございますので、例えばあまり活用されていない時間帯であるとか曜日であるとか、それによって金額を決定することもできるという解釈でよろしいでしょうか。 200 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。
    201 ◯スポーツ部長(西田康浩君) それは指定管理者の方で考えていただいて、もちろん市長の了承を得てからという条例にしておりますので、可能でございます。 202 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 203 ◯19番(小川隆史君) もう一つ再質問をさせてください。  今後、指定管理者の経営状況の報告を恐らく毎年受けられると思いますが、一度決めた使用料等は、その状況に応じて変更をするということは考えられるのか、必要に応じて改定する考え方を教えてください。 204 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 205 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 一般的に、契約を一旦結びますと、よほどの何か変更するようなことがないと、例えば指定管理でしたら通常4年なり5年のスパンで契約をいたしますので、通常はそのときの契約金額でいくのかなと考えております。翌年、もうかったから減額しますよとかというのは、相手方さん、契約業者さんにとって不利になるので、なかなか難しいのではないかなと考えてございます。 206 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 207 ◯19番(小川隆史君) それも最初の契約で、例えば今金額設定が最も妥当であるかどうかというのは分からないわけですよね。だから、それの妥当性を検討する意味においても、毎年報告をもらって、これだけの価値があってこれだけの収入が入ってくるんだから、当初の考え方を若干変更していくということもあり得るという、そういう話を最初にしておけばいいのかなと思うんですけれども、そういうがんじがらめで全く変えられない、変更ないということではなくて、そういう柔軟な対応というものが必要ではないかというのを、先ほどの減免の考え方であるとか、いろんな今後のことについて検討する際にその項目は挙げてもらえると非常にありがたいので、その点をよろしくお願いします。  細項目の6でございますが、使用料等と減免の考え方についてでございますが、新市民体育センターの建設については、完成後、体育センターを利用する人も利用しない人も含めた全市民から負担をいただいて建設をしています。使用料等は新市民体育センターを利用する人が負担をするもので、減免は利用する者により使用料等を軽減する制度でございます。  料金徴収制を導入する指定管理者制度においては、使用料等が施設運営の収入になるため、採算に合わない使用料等の設定であれば、先ほども言いましたように優良企業の参入を拒むこととなり、健全な施設運営が阻害されることが想定されます。  また、低い使用料等を設定したり高い減免率を適用すると、指定管理料が高額となり、整備費や将来の施設修繕を含めた膨大な維持管理費の多くが市の負担となり、その全てが税金で賄われることとなるという一面と、逆に、市民のスポーツ・文化力の向上を図るという目的からは、より多くの方が使いやすい使用料等の設定が必要となるという一面を併せ持つ、まさに表裏一体、もろ刃のやいばの関係があることから、慎重な検討が必要となってくると思われます。  これらの観点を踏まえて、使用料等と減免に関する市の考え方をお教えください。 208 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 209 ◯スポーツ部長(西田康浩君) 使用料の考え方につきましては、施設を利用される方と利用されない方との負担の公平化を図るため、受益者負担を原則と考え方と、当該施設のサービスで寄与するスポーツ・文化の振興ならびに健康・福祉の増進などの分野については、一定公費負担すべき性質との考え方とを勘案して導くものと捉えております。  また、減免につきましては、検討中ではございますが、これまでも政策的な観点から実施されてきたことにより、スポーツや文化の振興のために一定の成果を上げていること、一方で、市民全体の平等性を維持していく上からも、使用料額の意義を保つためには適正に運用していく必要があることの両面を念頭に置きまして、基準を検討してまいりたいと考えているところでございます。 210 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 211 ◯19番(小川隆史君) 先ほどから、例えばもうすぐ選挙が近づいてきますが、選挙の材料になるような高い利率の減免を決定するであるとか、そういうことがないように、状況をしっかりと踏まえた第三者的な意見をちゃんと入れて、最終の金額設定をしていただきたいと思います。  続きまして、最後でございますが、細項目の7、条例の別表の対象外の施設の使用ということで、新市民体育センターの施設の貸切り使用に関する施設が別表の第7条関係に規定されていますが、交流ストリートであるとかエントランス広場、それから、お祭り広場、芝生などは多くの方でにぎわう場であり、絶好のマルシェであるとか大道芸、それから野外での展示会場など、イベント会場としての活用について高い出店ニーズが考えられる場所であり、当該区域を有料貸出し施設として活用を図ることについて見解を求めます。 212 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 213 ◯スポーツ部長(西田康浩君) お祭り広場を含むスポーツ棟とまちなか交流棟の間の南北を通り抜ける交流ストリートにおいてのイベント、催しにつきましては、議員ご指摘のとおり、人と人との交流を促進し、にぎわいの創出につながるものと認識しておりますことから、積極的にご活用いただけるよう、当該区域の有料化も含めて検討してまいりたいと考えているところでございます。 214 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 215 ◯19番(小川隆史君) ありがとうございます。普通の公園ではなくて、そういう施設だということはしっかりとしていただきたい。  再質問を最後にさせてください。  大きな大会が開催されると、数千人規模の方が来場されることになります。言い換えれば、ここにいれば数千人の方と接することができる場所になるわけです。集まった数千人の方を対象に種々の営業ができる大きな魅力の場所であり、絶好のビジネスアピールができる場所でもあります。言い換えれば、このような場所の活用は大きな収入源となると思います。  文化プラザや市民会館は、駐車場を借りるために使いもしない会議室を借りなければならない現状というものがある中で、誰しもその矛盾を感じているところでございます。これはその規定がないからでありまして、そのようなこともしっかり想定して、使用する場合の規定をつくっておく必要があると思うんですが、それに対する見解をお教えてださい。 216 ◯議長(安澤 勝君) スポーツ部長。 217 ◯スポーツ部長(西田康浩君) まずは、公の施設である敷地にふさわしくない内容のものがあったり、または申請者同士での争いが起きないよう、一定のルールづくりが必要となりますので、どのような団体、事業内容に対して許可ができるかなど、今、議員おっしゃっていただきましたようなことも含めまして、運営マニュアル等の整備もしてまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 218 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔19番(小川隆史君)登壇〕 219 ◯19番(小川隆史君) ありがとうございます。  大きな全国大会や国際大会が来れば、使用料等の収入が入るだけではなく、遠方からの方は必ず宿泊を伴うわけで、宿泊料であるとか食事代、それからお土産代が彦根に入ってくることとなります。経済効果は大きなものがある。  もう一つは、その潤った宿泊業者さんであるとか飲食店さん、お土産屋さんから税金として彦根市に貢献してもらえるということがあるわけですから、大いに使ってもらえる施設となることを期待したいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 220 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午前10時49分休憩            午前11時00分再開 221 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  16番小川吉則君。小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 222 ◯16番(小川吉則君) 小川吉則でございます。よろしくお願いをいたします。  今回、私は大きく2点につき質問をさせていただきます。  大項目1でございます。認知症について。  毎年敬老の日に合わせまして、統計局から日本の高齢者人口が発表をされています。最新の発表によりますと、2020年9月現在では、全人口の28.7%が65歳以上の高齢者だそうです。その数は3,617万人になります。厚生労働省からは、併せて100歳以上の高齢者の人口も発表されていまして、その数は8万450人であります。1995年には6,378人でしたので、わずか25年で12倍以上となっているわけであります。  平均寿命が延び、100歳以上の方々が増えることは大変喜ばしいことでありますが、加齢とともに切り離すことのできないことの一つにありますのが認知症であります。2012年の認知症高齢者の人口は462万人であり、2020年の予測値では602万人と推測をされております。  認知症の場合、生活や介護等、様々な課題が発生してきますが、その中の一つに行方不明者の問題があります。2020年10月21日の中日新聞によりますと、高齢化に伴い認知症が原因で行方不明になる人が増えており、昨年2019年では全国で1万7,479人の方が行方不明となったそうであります。これは警視庁の発表であります。  中項目1であります。認知症の行方不明者について。  まず、彦根市の現状よりお伺いをいたします。  細項目1、直近の高齢者の人数をお知らせください。 223 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 224 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市の令和2年10月31日現在の65歳以上の高齢者の人口は、男性が1万2,636人、女性が1万5,807人でございまして、合計といたしまして2万8,443人となっております。 225 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 226 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目2であります。その中で認知症の方々の人数をお知らせください。 227 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 228 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 九州大学による福岡県久山町での研究データでは、各年齢の認知症有病率が上昇する場合、令和2年の認知症有病率は18%と推計をされております。  本市の高齢者数は、令和2年10月31日現在の65歳以上の人口は2万8,443人でありますことから、認知症有病率の18%を掛け合わせますと、5,120人が認知症であると推計されるところでございます。 229 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 230 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  それで、全国では認知症の方の行方不明者は約1万7,500人ということでしたが。  細項目3であります。過去3か年の彦根市の認知症行方不明者の人数をお知らせください。 231 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 232 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市が把握しております行方不明者数は、認知症などにより行方が分からなくなった方の早期発見・早期保護のための彦根市総合情報配信システムによる人数を把握しておりますので、これによる配信状況でお答えをさせていただきます。  これによりますと、過去3年間の人数といたしましては、平成29年度が2人、平成30年度が3人、令和元年度が8人となっております。  以上でございます。 233 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 234 ◯16番(小川吉則君) 再質問でございます。  この3か年の2名、3名、8名の方々ですが、この方々は結果的に全員無事に発見されましたでしょうか。 235 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 236 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 3年間という資料をちょっと持ち合わせていないので、令和元年度の分でお答えをさせていただきますと、8件のうち発見されましたのは7件で、現在も発見されていない方は1件となっております。 237 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 238 ◯16番(小川吉則君) 再度質問させていただきます。  7名発見された方々は、全部生存といいますか、無事に発見されましたでしょうか。不幸にして亡くなられたとかという方はいらっしゃいませんでしょうか。 239 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 240 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 発見されました7件の中で、お亡くなりになっておられました方は2件ということでございます。 241 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 242 ◯16番(小川吉則君) 死亡された方が2名ということですと、令和元年度が8名のうち3名の方が結果的に無事には発見されていないということで、1名行方不明ということですので、よろしいでしょうか。  昨年の行方不明者は全国で約1万7,500人。これは単なる推計なんですが、滋賀県は全国の100分の1と、それから、彦根は滋賀県の人口の約10分の1ということから一つの推測をしますと、1年間で昨年1万7,500人の行方不明者ということは、滋賀県下で175人、彦根で17人の方がいるという考え方も一つはできるかなと思います。当然全ての方が、彦根市の方で把握できているというわけではないでしょうし、行方不明に一旦なった後に家族の方が自力で見つけられたという方もいらっしゃるんでしょうけれども、一定の行方不明の方々はいらっしゃるということだと思います。  細項目4であります。認知症行方不明者の方々への対応はどのようになっておりますでしょうか。 243 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 244 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市では、認知症SOS安心ネットワーク事業といたしまして、認知症等で行方不明になられた高齢者の早期発見・早期保護のために、彦根市総合情報配信システムを活用して、広く情報の提供を行っているところです。  このシステムを活用するために、ご家族等からの申出により、本人の住所、氏名や特徴、緊急連絡先などをお伺いし、事前登録をさせていただいております。また、併せて、家族の方の承諾により、写真の提供もお願いをしております。  行方不明になられたときは、警察署に捜索願の届出をしていただいた後に、家族等の申請に基づきまして高齢者の情報を配信し、市民や事業所に捜索の協力を呼びかけております。  なお、事前登録につきましては、ホームページにおいて周知をするとともに、地域包括支援センターやケアマネージャー、地域の民生委員、児童委員などに呼びかけを行っているところでございます。  さらに、事前登録をされた方には、登録番号を記載した蛍光ステッカーを配布し、夜間でも発見しやすいように、履物やつえなど、日頃身につけて外出されるものに貼付していただくよう、お勧めをしているところでございます。  以上でございます。 245 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 246 ◯16番(小川吉則君) 彦根市のホームページの方にも載っていました認知症支援策のイメージという中で見させていただきまして、その中にあります認知症SOS安心ネットワーク事業ということかと思いますが。  細項目5であります。この認知SOS安心ネットワーク事業の実績をお知らせください。 247 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。
    248 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 認知症SOS安心ネットワーク事業は、あらかじめ捜索の協力者として登録いただいております個人・事業所に行方不明になられた方の情報を配信し、捜索の協力をお願いするものでございます。  行方不明になる可能性のある方は、事前に登録をしていただいておりますとメール配信がスムーズに行えることから、事前登録を勧めているところでございます。  令和2年11月末現在の実績といたしましては、事前登録者数が106人、捜索の協力者である市民の登録は8,529人、事業所の登録は170事業所となっております。  なお、繰返しになりますけれども、メールの配信件数は、直近では令和元年度は8件でございました。  以上でございます。 249 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 250 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。いろいろな方策を練られて対策をされているということで、よく分かりました。  また、他市町ではそのほかにもいろいろな対策をされているとお聞きしております。  例えば、群馬県高崎市では、5年前から認知症の方々に持っていただくGPSを家族に無料で貸し出しているそうです。これは、利用者が行方不明となった場合、市が委託している専門業者があるそうですが、そこに24時間体制で位置情報から本人の居場所を調べ、家族に連絡するということとなっているそうです。現在は約270名の方が利用しているということです。この専門業者の見守りセンターでは、これまで約900件の捜査依頼があり、何と全員が無事に発見されているそうであります。  また、岐阜県大垣市では、2年前から行方不明者の情報を共有できるスマホのアプリ、オレンジセーフティネットというのがあるそうですが、これを導入しております。  また、認知症の人の衣類やバックに貼るQRコードがついたシールを配布するという自治体も増えているそうです。発見者がコードをスマホで読み取ると認知症の方の情報が表示され、家族には発見した後のメールが届く仕組みとなっております。  現在お聞きしている中では、こういういろいろなGPSだとかQRコードというのを彦根市は使われてないように思われるのですが。  細項目6であります。このGPSやQRコード等の導入予定はございませんでしょうか。 251 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 252 ◯福祉保健部長(田中一朗君) GPSは、捜索の一つのアイテムといたしまして、行方不明になられた方の居場所を発見できる有効なものとされております。県内の他市町でも機器の貸出しや費用助成を行っておられるところはありますが、導入されております市町に状況を確認しましたところ、携帯電話のアプリの普及のほか、維持費用がかかること、絶えず携帯が必要なこと、充電が必要なこと等の理由から、利用が進まないと聞き及んでおります。  このようなことから、GPSの導入につきましては予定はしておりませんが、最近では、衣服や所持品にQRコードがついたラベルシールを貼付し、発見者がQRコードを読み取り情報送信を行うことで、行方不明になった方の発見場所、健康状態、現在の居場所などを発見者と保護者がやり取りできるシステムを使用する団体もございますことから、本市においても導入を検討しているところでございます。  以上でございます。 253 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 254 ◯16番(小川吉則君) 再質問でございます。  先ほど言いました三つほど、GPSとかスマホのアプリですとかQRコードということですが、それらをいろいろ検討した結果、一番やりやすいといいますか、費用対効果があるだろうと思われるQRコードを導入するということでよろしいんでしょうか。それはいつ頃導入して、実際に運用がいつ頃できる見込みでしょうか。 255 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 256 ◯福祉保健部長(田中一朗君) このQRコードを採用する方向で検討させていただいておりますのは、県内の他市町でもGPSという形で導入はされておりますけれども、利用者数がなかなか多くなってこないということも聞いておりますので、もう少し費用もかからなくてやりやすいQRコードの方式でさせていただこうと考えているところでございます。  それと、この導入につきましては、予算の関係もございますので、こちらとしましてもできる限り早期には導入していきたいと考えておりますけれども、その予算の関係でちょっとはっきりとは申し上げられないというところはございますので、その辺はご了承いただきたいと思います。原課としては、できるだけ速やかに導入はしていきたいと考えております。 257 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 258 ◯16番(小川吉則君) 予算があるということですので、無理にとは言えません。ですけれども、現実に令和元年度では8名中3名の方が結果的に不幸な見つかり方もしくはいまだに見つかってないという方がいらっしゃいます。一日も早く、できれば来年度予算にこれからにでも入れていただいて、早急な導入をお願いしたいと思います。  続きまして、細項目7でありますけれども、当然家族とか市だけで、先ほどの安心ネットワーク事業でも他機関といろいろ協力されているということは一部お伺いしましたが、他機関との連携も重要となってくると思います。  細項目7であります。警察、市の社協、民生委員、老人クラブ等との連携、これも重要となってくると思いますが、これはどうなっておりますでしょうか。 259 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 260 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 警察署との連携とましては、警察署で行方不明の方の捜索願を受理された際に、認知症の疑いのある方であれば、本市のメール配信システムの事前登録の申請を行うように促していただいております。また、本市からは、その情報を彦根警察署に提供し、行方不明の可能性のある方の情報をお互いが共有することで、事案が発生した際に早期発見・早期保護につながるよう連携をしているところでございます。  次に、社会福祉協議会では、各小学校区を担当しております地域支え合い推進員が地域の支援を行う際に、認知症など困り事を抱えて生活されている方の情報収集や相談への対応、地域の通いの場等に出向いた際に、日頃からお互いに声を掛け合うことにより地域で見守り合いをしていただけるよう啓発をしているところでございます。  さらに、民生委員や老人クラブ等には、認知症サポーター養成講座を通じまして認知症を正しく理解していただき、身近で相談があった際に支援をしていただけるよう啓発を行うとともに、高齢者の総合相談窓口でございます地域包括支援センターにつないでいただけるように連携を図っているところでございます。  以上でございます。 261 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 262 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  認知症の方は時として驚くような場所で発見されることもあるとお聞きしています。こんな高齢の方がこんなに体力があるのかというように歩いていかれる場合ですとか、たまたま来たバスに乗ってしまうとか、時には電車に乗られて他市町ということもあるとお聞きしています。市内だけでなく広域での連携が必要になってくるかと思います。  細項目8であります。彦愛犬等の広域との連携はどのようになっていますでしょうか。 263 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 264 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 広域連携につきましては、行方不明の方の捜索協力を市外の自治体に求める場合、県担当課を通じて協力を希望する自治体へ依頼をする全国的なネットワークの仕組みがございます。  また、彦愛犬との連携といたしましては、行方不明高齢者のメール配信申請時にご家族等から希望があれば、防災無線のシステムを備えられております愛荘町、豊郷町、甲良町に配信を依頼し、地域を越えての捜索に協力をしていただいているところでございます。さらに、メール配信の事業所も、市外の事業所にも協力をいただいているところでございます。  以上でございます。 265 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 266 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目9であります。こうした認知症の方々を抱える家族というのは大変ご苦労だと思います。この認知症を抱える家族の方々への支援というものは、この行方不明のことも含めましてどのようになっておりますでしょうか。 267 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 268 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 認知症の方を介護するご家族の支援につきましては、主にケアマネジャーや地域包括支援センターが中心となって行っております。介護保険を利用される場合は、サービス担当者会議でその方に関わるサービス事業所が集まって情報を共有し、ご本人だけでなく、ご家族の介護負担や思い等を酌み、支援を行っているところでございます。  そのほか、認知症の方を介護する家族が日々の介護の疲れから少しでも解放され、日頃からの思いを話し合える時間として、また、これから介護を続けていく上で情報交換等が行われる寄り添いの場として、「介護家族のつどい ほっこり」に対して支援を行っているところでございます。  さらに、認知症カフェを設置する団体の運営補助といたしまして、「彦根市認知症HOTカフェんde事業」を実施しておりまして、市内4か所の認知症カフェの運営に対する支援も行っているところでございます。  以上でございます。 269 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 270 ◯16番(小川吉則君) また、認知症行方不明者の方々の早期発見には、住民の方々の意識向上も欠かせないと言われています。  福井市では、2014年から1人で歩いている認知症の人を見かけた際に声をかける模擬訓練を実施しているそうであります。また、2017年には声かけの手引も作り、雨が降っているのに傘を差さず下を向いて黙々と歩いているとか、深夜にコンビニの前で長時間座っているなど、実際に保護された人の事例を紹介して啓発に努めているそうです。  また、専門家によりますと、声をかけるときは、驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけないように、ゆっくりと話すことが重要だそうです。  ついおととい、12月7日付の文書を頂きましたが、そこには12月1日に金城小学校の4年生110名の方々が認知症サポーター養成講座を受講したと書かれておりました。大変いい試みだなと思っております。こうした試みもいろいろされていると思いますが。  細項目10であります。認知症に関する市民への啓発活動はどのようになっておりますでしょうか。 271 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 272 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市が行う認知症に関する市民啓発といたしましては、彦根市HOTサポートセンターに委託して認知症サポーター養成講座を実施しております。この講座は、認知症を理解し、認知症という病気を持つ方や家族、介護者を見守る認知症サポーターを増やすことで、安心して暮らせるまちをみんなでつくっていこうという取組で、地域、学校、企業と広く啓発を行っているところでございます。  また、早期発見と予防を目的に、「ほっとかない!認知症出前講座」を地域包括支援支援センターに委託し、地域に出向いて自治会や老人クラブなどに周知・啓発を行っております。  今年度は「広報ひこね」や「彦根市物忘れHOT安心ガイド」による市民啓発をはじめ、9月の世界アルツハイマー月間には、彦根城ライトアップや、図書館に認知症や介護に関する関連図書の特設コーナーを設置するなどの取組を行ったところでございます。  今後も市民に対して認知症の理解を深めるため、引き続き啓発活動を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 273 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 274 ◯16番(小川吉則君) 再質問をさせていただきます。これは分かればで結構です、急に言いましたので。  先ほど金城小学校で4年生が認知症サポーター養成講座を受けたと。大変いい試みだと思いますので、他の小・中学校でされているのか。されていなければ、今後される予定とかおありでしょうか。管轄が違うかもしれませんので、分からなければ結構です。 275 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 276 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 他の小学校でもやっておられるのかということでございますけれども、これまでの実績といたしましては、中学校でもやっておられますし、高校でもやっておられます。小学校もやっておられますね。そういう市民をはじめ、先ほど申し上げましたように、学校、企業等、広く啓発をさせていただいているということで、それぞれ実施をさせていただいております。 277 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 278 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。小さいうちからこういう啓発、大変重要だと思いますので、継続でのお願いをしたいと思います。  それでは、昨年の認知症行方不明者の数は約1万7,500人と言いましたが、そのうち、年内に所在が確認された方は1万6,775人ということでした。不幸にして死亡が確認された方も460人いるとお聞きしました。認知症行方不明者の方々が一刻も早く発見をされる体制づくり、環境整備を祈っております。  続きまして、大項目2であります。老人クラブについて。  先日、10月30日でありますが、福祉病院教育常任委員会におきまして、中老人福祉センターにて彦根市老人クラブ連合会の皆さんと意見交換会を行いました。当日は、連合会の活動内容や現状、また課題等をお伺いすることができ、大変有意義なものとなりました。  中項目1、老人クラブ活動補助金についてお伺いします。  老人クラブが行う高齢者の生きがいを高め健康づくりを進める活動やボランティア活動等の地域を豊かにする活動に対し、補助金があるとお聞きしています。友愛活動や奉仕活動、地域支え合い、防災安全活動等の活動が対象になるとお聞きしております。  細項目1であります。この補助金の過去3年間の実績をお知らせください。 279 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 280 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 各単位老人クラブに対する補助金の交付実績につきましては、平成29年度においては93クラブに対しまして314万5,856円、平成30年度においては92クラブに対しまして311万7,830円、令和元年度においては86クラブに対しまして215万4,195円となっております。  以上でございます。 281 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 282 ◯16番(小川吉則君) この補助金に対する意見でありますが、これは老人クラブ連合会との意見交換でも出ておりましたのですが、使途の制限が厳しいという意見がありました。例えば、飲食は駄目、金券・商品券の配布も駄目と制限が多いということでありました。  例えば、言っておられましたのは、誕生会にて記念品を渡したいということがありますが、これも補助対象外と要綱には書かれておりました。もう少し柔軟に対応するということはできないのでしょうか。  細項目2であります。補助対象の見直しをお考えにはなりませんでしょうか。 283 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 284 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本補助金につきましては、県の滋賀県老人クラブ活動等事業費補助金を充当しておりまして、原則としまして、この県費補助金の対象経費の範囲や基準に準じて市の補助金を交付しているところでございます。  老人クラブは、健康、友愛、奉仕を基本理念に高齢者が集う自主的な組織でありますことから、補助対象となる活動もその理念に対応したものとなっております。  県の基準におきましては、まず、飲食につきましては、例えば美化活動参加者への茶菓子代や友愛訪問に係る食材費は補助対象となっておりますが、誕生会や新年会などの娯楽を目的といたしました活動に伴う経費や、弁当代やお酒代といった個人負担とすることが適当である経費につきましては補助対象外とされております。  また、記念品等につきましては、例えばグラウンドゴルフ大会における表彰用のトロフィーや友愛訪問における粗品は補助対象となっておりますが、敬老行事の記念品や商品券などは、個人への配布を目的とした経費であることから、補助対象外となっているところでございます。  こうしましたことから、現在のところ補助対象外となっている経費を新たに補助対象とすることは難しいと考えております。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、こうした補助金は、利用される側にとって少しでも使いやすい制度にしていくことが重要であると考えておりますことから、老人クラブから寄せられた意見につきましては、滋賀県へもお伝えをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 285 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 286 ◯16番(小川吉則君) 県の補助金が入っているとなりますと、すぐに彦根市単独でということにはいかないんでしょうが、部長も先ほど言われましたように、やはりもらう方が使いやすいというのが第一だと思いますので、難しいかもしれませんが、県の方との折衝、交渉をよろしくお願いしたいと思います。
     そして、もう一つの意見に、この補助金の手続が煩雑であるということがありました。補助金である以上、計画書や報告書等の書類の提出は、それは当然必要でありましょう。しかし、老人クラブであり、専門の専属の職員がいない老人クラブもあるんでしょうし、煩雑な提出書類は難しい場合もあります。  報告書の添付資料に、老人クラブ全体の決算書が必要だと聞きました。その補助金に関する決算は必要でしょうが、関係のないものまで含まれる全部の決算書が必要でしょうか。もっと使いやすく簡略化すべきではないでしょうか。これも、やはり補助金を申請する側から立った考え方というものが大切なのではないでしょうか。  細項目3であります。補助金の事務手続の見直しをする考えはございませんでしょうか。 287 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 288 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 議員ご指摘のとおり、補助金の交付申請や実績報告に係る事務手続が煩雑であるというご意見は毎年寄せられております。その主なものといたしましては、実績報告において支出の根拠資料となる領収書の添付についてでございます。  この領収書は、交付金額に係るものだけでなく、そのクラブの年間の支出額のうち、補助対象となる経費に係る全ての領収書を添付してもらう必要があり、こうしたことを理由に補助金申請をやめられたクラブもあると聞いております。  補助金を交付する以上、一定の書類をそろえていただいて提出していただき、金額の妥当性を確保する必要がありますことから現在の手続方法に至ったものでございますが、今後、こうしたご意見を踏まえて、関係部局と協議を行い、できる限り手続が簡素化できるように対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 289 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 290 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  補助金額云々を言うわけではありませんけれども、この補助金額に対して手続が複雑、煩雑だということだと思います。何十万円も100万円ももらえたら少しぐらいでしょうけれども、この補助金額はたしか数万円であったかと思います。そういうこともあろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それともう一つ、老人クラブの規模というのはそれぞれ地域によって差があります。会員数の当然多い少ないが出てきます。活動補助金額の要綱によりますと、29人以下の場合と30人以上の2種類に分けられています。これは2種類だけですです。  ですが、これでは30人以上で、例えば30人でも50人でも、大きなところですと100人単位、3桁の老人クラブもいると聞いていますが、それでも同じ補助金額となってしまいます。そうなりますと、当然1人当たりの単価というのは、大きな老人クラブになればなるほど少なくなるということになっております。  1人幾らとすれば一番いいのでしょうが、それもなかなか難しいとは思いますが、せめてもう少しきめ細やかな区分が必要ではないかと思うのですが。  細項目4です。補助対象規模の見直しというものは考えられませんでしょうか。 291 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 292 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 議員ご指摘のとおり、会員数が多いクラブからは、補助金額が会員の規模に見合っていないといったご意見もございます。しかしながら、先ほどのご質問でもお答えいたしましたとおり、この補助金は県費補助金を充当しておりますことから、会員の規模に応じて段階を設けるということになりますと、新たに市の単独経費が必要となってまいります。  こうしましたことから、現段階では補助対象規模の見直しは困難であると考えておりますが、ご指摘のとおりの課題もあると考えているところでございますので、事務手続の簡素化を含めまして、今後、見直しを検討してまいりたいと考えております。  以上です。 293 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 294 ◯16番(小川吉則君) よろしくお願いをいたします。  続きまして、中項目2、彦根市老人クラブ連合会につきまして。  老人クラブは地域を基盤とする高齢者の自主組織であり、自らの生きがいを高め、健康づくりを進める活動やボランティア活動をはじめとした地域を豊かにする各種活動を行っております。各地域に単位老人クラブがあり、そして学区の連合会があり、そして彦根市老人クラブ連合会があるとお聞きしています。  この彦根市の老人クラブ連合会は、昭和34年4月に学区連合会長21名を理事として彦根市老人クラブ連合会が発足したとお聞きしております。平成に入る頃には加入クラブ数が160を超え、会員数は1万人近くなったと聞いております。しかし、近年は、少子高齢化の進展に伴いまして、高齢者の就労需要の高まりにより高齢になっても働く人が増えたり、また、価値観の多様化や地域の人々の絆が以前より薄くなったことなどを背景に、これまでの老人クラブ活動に魅力を感じない会員が増えまして、各地域の老人クラブの会員数も減少しているという状況にあるそうです。  特に平成20年以降は、加入クラブ数、会員数が激減しているとお聞きしました。現在は、11クラブ547名の会員数になっていると聞きしました。連合会に入るメリットがないといった言葉もお聞きしています。  しかし、高齢者問題は、要介護者への支援も大変重要な問題でありますが、元気な高齢者への支援も同じように重要な課題であります。平均寿命も大切でありますが、健康事業も大切であります。このように健康な高齢者が少しでも健康で元気に過ごすことができるように、老人クラブの役割はますます重要と考えます。  高齢者が高齢者を支える。そのためにも老人クラブ連合会の果たす役割は重要と考えます。独居老人や高齢者夫婦世帯の見守りですとか地域の活性化等のために老人クラブを活用するということも大切ではないでしょうか。高齢者にも社会の中で役割を持ってもらうということが重要であります。  細項目1であります。彦根市としての老人クラブ連合会への支援内容をお聞かせください。 295 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 296 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市の彦根市老人クラブ連合会への支援といたしましては、まず、老人の福祉を増進するための事業に対して補助金を交付しております。  具体的に申し上げますと、彦根市老人クラブ大会や単位老人クラブのリーダーに対する研修会の開催などの団体の活動や加入の促進に対する支援のほか、体操講習会やグラウンドゴルフ大会の開催などの健康づくりに対する支援、あるいは事務局職員の人件費補助による組織の運営に対する支援を行っております。  なお、令和元年度の補助実績といたしましては、総額で115万1,606円となっております。  また、組織の在り方や事業の運営に係る支援といたしまして、定例の理事会への出席のほか、相談や協議の機会を随時設けて対応をしているところでございます。  以上でございます。 297 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 298 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目2であります。老人クラブ連合会と彦根市の社会福祉協議会との連携でありますが、そもそも老人クラブ連合会は、市社協の中の一部として発足したと聞いております。それが規模が拡大する中で、ある時期で独立をしてということになります。いろいろと連携をしてやっていたということですが、私が聞いている範囲では、最近少し社協の方へと重きがなされていて、老人クラブ連合会の支援がという声もありました。  その中で、この市社協との連携、老人クラブ連合会等の連携、これはどのようになっているのでしょうか。 299 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 300 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市がこれまで彦根市老人クラブ連合会と関わってきた中で、老人クラブ連合会と彦根市社会福祉協議会が近年具体的に連携を図られたということは聞き及んではおりません。  一方で、単位老人クラブの活動は、会員の健康づくりや友愛訪問、交通安全や防犯などの見守り活動、まちの美化活動といった奉仕に取り組むことで、高齢者の居場所や生きがいづくりにつながっております。これは社会福祉協議会における地域福祉活動とも重なる部分が多くございまして、地域によっては学区社会福祉協議会の活動と連携を図っているクラブもあると聞いております。  以上でございます。 301 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 302 ◯16番(小川吉則君) 老人クラブ連合会の活性化には、老人クラブ連合会自身の見直しも必要であろうかと思いますけれども、市社協との連携、そして、お互いにうまく連携をし合って活動していくことが必要ではないかと思います。  そこで、彦根市の方からその橋渡し役といいますか、そういうものをして、お互いに切磋琢磨、向上し合って、高齢者のためのそういう支援というものができればなと思いますので、よろしくお願いいたします。ここに老人クラブ連合会の活性化を期待いたしまして、お願いを申し上げます。  中項目3であります。福祉バスについてお伺いします。  以前、福祉バスの助成があったとお聞きをしました。老人クラブでは、それを活用して、会員の親睦に、いろいろ研修に役立てていたとお聞きしております。  細項目1であります。福祉バスとはどのようなものでしたでしょうか。 303 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 304 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 福祉バスとは、本市の社会福祉団体および福祉ボランティア団体等が実施をする社会福祉を増進するために自主的に行う福祉活動や構成員の研修、障害者の自立および社会参加を促進する活動等を実施するに当たり、必要な移動手段としてご利用をいただいておりました事業でございます。  事業といたしましては平成28年度末に廃止となりましたが、平成26年度末までは福祉バス設置事業として運用し、平成27年度から平成28年度には廃止に伴う激変緩和措置ということで、社会福祉団体等福祉活動費補助金制度として運用を行っていたものでございます。  以上でございます。 305 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 306 ◯16番(小川吉則君) この福祉バスの補助事業というのは彦根市の単独事業とお聞きしました。  それでは、細項目2であります。これを廃止した理由をお聞かせください。 307 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 308 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 廃止の理由といたしましては、福祉バス本来の事業目的に合わない利用や、利用される団体がある程度固定化されていたなどの理由に加え、福祉バスを利用することの効果が不明確であるといったことも、外部委員で構成をされる行政評価委員会においてご指摘をいただいたことから、検討を行った結果、事業の廃止となったものでございます。  以上でございます。 309 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 310 ◯16番(小川吉則君) 老人クラブ連合会との意見交換会でも、この福祉バスがよかったと再開を望む、利用を望む声がありました。やはり会員の皆さんとの親睦というのは楽しいものだと思うんですが。  細項目3であります。平成28年で廃止と聞きましたが、廃止したことの影響はお分かりでしょうか。 311 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 312 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 福祉バスを廃止したことの影響につきましては、利用団体に対して制度の変更や廃止につきまして丁寧に繰り返し説明を行うとともに、さきにもお答えしましたとおり、事業廃止に伴う激変緩和措置として社会福祉団体等福祉活動費補助金制度へ移行したことによりまして、利用団体の皆様には一定のご理解はいただけたものと考えておりますので、ご理解賜りますようにお願いいたします。  以上でございます。 313 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 314 ◯16番(小川吉則君) この現在のコロナ禍の現状では、団体活動というのは難しいかもしれません。しかし、いずれ落ち着いたときには、クラブ活動の大切な移動手段と考えます。  細項目4であります。再開の考えというのは全くないのでしょうか。 315 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 316 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 福祉活動を行う上での移動手段として福祉バス制度を設けておりましたが、行政評価委員会から様々なご指摘をいただいたことを踏まえ検討しました結果、事業が廃止となったこと、また、激変緩和措置として補助金制度へ移行したことにより、福祉バスの廃止については利用団体の皆様に一定のご理解をいただけたものと考えておりますことから、現状では再開の予定はございませんので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 317 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 318 ◯16番(小川吉則君) 再質問といいますか、少し要望になりますか、いろいろなご意見があって委員会でも上がってということでしょうか、いろいろその使途とか使用目的が最初の目的に合わなくなってきたということも一部お聞きしましたけれども、現に再開を望む方々の声もあります。もし不都合な部分があるのであれば、そういう関係団体の方々ともう少し話合いをして、どのようにしたら再開できるのか、どのような使い方をしたらいいのかということをもう少し丁寧に、廃止ありき、復活なしではなく、再考するという形ことで一度検討する、もしくは関係団体と協議をするということはお考えになりませんでしょうか。 319 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。 320 ◯福祉保健部長(田中一朗君) この制度を廃止するに至りましては、それぞれの利用団体さんの方にもいろいろと廃止の理由等もご説明をさせていただきましたし、利用目的に合わない利用ということが以前から行われておりまして、行政委員会からのこの指摘があった以降もずっと続いておりました関係もございまして、そうしたことを踏まえて、結果的に平成28年度には廃止ということになっております。  今後、また再開ということにつきましては、平成28年度で一定のそれまでの経過を踏まえまして議論の上で廃止をされたものでございますので、現段階ではそういう団体との協議というのは考えておりませんので、ご理解いただきますようお願いいたします。 321 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 322 ◯16番(小川吉則君) 使用目的に合わないと言われますとなかなか難しいのでありますけれども、やはりそこを丁寧に説明をして、こういう使い方をしていて、これはこうですよということをして、それでなおかつ相手の方々がなかなかそれに応じられないということであれば仕方がない部分もあるのかもしれませんが、やはり交通手段、特に高齢者の方々というのは移動手段というのは大切なものであると思いますので、もう全くなしということではなく、できましたら部長さんの頭の片隅にでも置いていただいて、いつの日かできる日があればということでお考えいただきたいと思います。  それでは、全体的に高齢者の方々のますますの活躍を祈念いたして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 323 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩します。            午前11時51分休憩            午後0時58分再開 324 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  9番杉原祥浩さん。杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 325 ◯9番(杉原祥浩君) 公政会の杉原でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今期定例会に大項目で三つの質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  大項目の1番、彦根市高宮地域文化センターについてということで、私が生まれ育った高宮にある高宮地域文化センターは、従来、公民館活動の場として利用されていましたが、文化芸術団体の日常的な練習発表や地域住民の文化芸術事業の鑑賞の場として、また、文化を媒体とした住民の交流の場とするとともに、出張所等の機能を有する複合施設として存在をしております。  中項目の1番、彦根市事務分掌条例についてということで、今期定例会に提出をされました議案第132号の彦根市事務分掌条例について質問をいたします。  細項目の1番、スポーツ部を文化スポーツ部に改める意味はということで、彦根市事務分掌条例の一部改正の第1条の中において、スポーツ部を文化スポーツ部に改めるとありますが、高宮地域文化センターにとってその意味は何であるのかお伺いをいたします。 326 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。 327 ◯総務部長(牧野 正君) スポーツ部を文化スポーツ部として再編する理由につきましては、文化振興とスポーツ振興を結びつけ、文化イベントとスポーツイベントを通じた地域活性化を進めるなど、効果的に地域振興を推進することを目的として、市長と教育委員会がそれぞれ所管する文化に関する事務ならびにスポーツに関する事務を、市長の下で文化スポーツ部として統合をするものでございます。
     また、これによりまして、現在の教育委員会におきまして、文化芸術の振興および文化活動の促進などに係る事務を所管する文化振興室および同室が所管し主に文化芸術の振興を目的とする彦根市民会館、ひこね市文化プラザ、みずほ文化センター、そして彦根市高宮地域文化センターの4施設につきましても、市長の事務として文化スポーツ部に移管をするものでございます。  以上でございます。 328 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 329 ◯9番(杉原祥浩君) 細項目の2番、それに対しての影響はということで、今回、文化スポーツ部に改めることによっての高宮地域文化センターへの影響はどのようなことが考察されるのかお伺いいたします。 330 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。 331 ◯総務部長(牧野 正君) 今回の彦根市事務分掌条例の改正によって、高宮地域文化センターを含め、先ほど申し上げました四つの施設の設置目的が変わるものではございません。したがいまして、これまで教育委員会が行っていた使用許可等の事務を市長の事務として行うことになるほかは、施設の役割や利用方法などにつきまして、利用者の方への影響はございません。  以上でございます。 332 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 333 ◯9番(杉原祥浩君) 一つ再質問です。  今回、教育長が今までしていたことが市長の方に移るということで、教育委員会がやられていた所管が文化スポーツ部ということで市長部局の方に移るということなんですけど、それに対しての対応に問題はないのか、もう一度お伺いをいたしす。 334 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。 335 ◯総務部長(牧野 正君) 再質問にお答えをいたします。  今まで、先ほど申しましたように、教育委員会の事務として行ってきたものを今回新たに市長の事務として実施するということでございます。  これまでですと、正規職員で申し上げますと、高宮出張所長、そして一般職の職員、正規職員で2名おりますけれども、それぞれその2名の職員が高宮地域文化センターの職を併任しておりました。市長部局と教育委員会の事務局で分かれますので、併任という形を取ってございました。  これが4月からは市長部局の職員ということになりますので、同じような形で兼務、今度は兼務ですね。同じ市長部局の職員ということで兼務発令をする予定でございます。  したがいまして、職員も特に替わることはございません。もちろん人事異動があれば替わりますけれども、現在の職員がそのまま事務を引き継ぐということになるわけでございますので、ご心配をいただいているような利用者の方にご迷惑をおかけするようなことは一切ないと考えております。 336 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 337 ◯9番(杉原祥浩君) ありがとうございます。  今までは、確かにいろんなことがあって、昨年も防災ベンチを設置するということを教育委員会の方とご相談をしながらされていたような経緯があります。それが今度市長部局になって、文化スポーツ部、何かぴんとこないなというイメージはあるんですけれども、今までと変わらない、今おっしゃったように兼務をされるということで、どうぞまたよろしくお願いしたいと思います。  続けます。  中項目の2番、窓口業務についてということで、現在のこのコロナ禍において、市民課の窓口業務の分散化のためにも大きな役割を果たしてきたと思われる、高宮を含めて出張所の窓口業務についてお伺いをいたします。  細項目の1番、マイナンバーカードの更新等ができなくなった理由はということで、先日、私の知人から、高宮地域文化センターの窓口で、マイナンバーカードの更新の案内が届いたので手続に行ったら、ここではできなくなりましたと言われたと。そのご主人に詳しく聞きますと、7月に行ったときには自分のマイナンバーの更新ができたのに、今度、先月11月ですか、奥様の更新に同行されたらそのように言われたとおっしゃいました。以前できた市民サービスができなくなった理由について教えてください。 338 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 339 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 出張所でのマイナンバー関連業務につきましては、令和2年11月10日をもって終了させていただきました。ご利用の市民の皆様には、ご不便をおかけいたしますこと、深くおわび申し上げます。  業務終了の理由としましては、西口仮庁舎の市民課におけるマイナンバー関連業務の混雑緩和のためでございます。  マイナンバーカード関連業務は、カードの検品作業や交付通知はがきの発送のほか、データ管理については市民課で一括対応しております。また、電子証明の登録・更新、暗証番号再設定等につきましては、市民課、支所および出張所で対応し、カードの交付につきましては、支所において予約制で対応しているほかは、市民課のみで対応しております。  交付枚数の推移でございますが、令和元年度は年間で2,826枚、月平均230枚程度であったものが、令和2年度には10月末で7,760枚、月平均1,100枚程度で、月平均で4.8倍近くの交付枚数となっております。  このため、待ち時間も最長で4時間近く長くなっており、市民課前の待合スペースは多くの来庁者で密集状態がほぼ常態化しております。この状況を改善するため、市民課での増設も検討いたしましたが、端末の新規調達や業者の作業工程には3か月以上要することから断念をしたところです。  市民の皆様が密集状態で長時間お待ちいただくことは、著しいサービスの低下であるとともに、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点からも好ましい状況ではありませんので、速やかに改善が必要との判断の下、出張所からの端末引揚げを実施させていただいたものでございますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 340 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 341 ◯9番(杉原祥浩君) そこで、一つ再質問いたします。  今回この出張所で端末を引き揚げられたので、できなくなった出張所はほかにあるんですか。 342 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 343 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 市内の4出張所から全て機械の方を引き揚げさせていただいております。 344 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 345 ◯9番(杉原祥浩君) 皆さん、どこまでご存じかと思うんですけれども、四つの出張所で今までできたことができなくなったということに私も驚いたんです。それを聞いてみると、本庁の方が混雑をしているのでということで、本当にこれが、また後で続きますけれども、判断のことをまた後でお伺いをいたします。  続けます。細項目の2番、パソコンを増設することは検討されないのかということで、市役所の市民課において3密を防ぐためにも、今後、高宮の地域文化センターにパソコンを増設することは検討はしていないのか、今後のことをお尋ねいたします。 346 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 347 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 現在、本市の出張所は、先ほども申しましたが、高宮、鳥居本、河瀬、亀山の4か所ございます。市民へのサービス提供を考えますと、増設する場合は4か所同時が好ましいと考えております。  さらに、マイナンバー交付率が約20%という低い状況を考慮しますと、増設をする折には、カードの交付事務も出張所で取り扱えればと考えております。  増設を実施するには、設置に一定の費用がかかるほか、カード交付事務は現在の出張所の人員体制では難しく、端末を操作する人員も必要となってくることから、今後の動向につきましては、市民課の窓口状況を注視し、検討してまいりたいと考えております。 348 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 349 ◯9番(杉原祥浩君) ありがとうございます。  ここで一つ再質問です。  今言われたようなことが、今後も新規のマイナンバーカードもできるように逆に検討しているとお聞きしましたけれども、今現在こういう状況にあるということは、市民サービスとして引き揚げたということが正しい選択であったように思えないんですけれども、もう一度お願いします。 350 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 351 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 最初の答弁でも申し上げましたが、即今といいますか、このマイナンバーカードの交付によります西口仮庁舎の混雑状況、これを見ておりますと、これを何とかしないといけないというのはもう今年度始まりからずっと対応してまいったんですが、方法としましては、現在3台ある交付機を増やして処理能力を増やすというのが今できる最良の方法ではないかという決断をさせていただきました。  出張所の方でやっておりました個人認証の更新であるとか、そういう業務もございましたので、それをやめることは大変苦渋の決断ではございましたが、それに増しましても、このマイナンバーカードの混雑状況を改善するためということで、誠に申し訳ございませんが、そちらの方の選択をさせていただきました。 352 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 353 ◯9番(杉原祥浩君) もう1回再質問です。  先ほどちょっと順番が後先しましたけれども、今回でマイナンバーカード更新と今ちょっとおっしゃっていただきましたけど、それ以外に何ができなくなったんですか。 354 ◯副議長(野村博雄君) パソコンの増設を検討されないということですので、その辺の再質問だったらお願いします。杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 355 ◯9番(杉原祥浩君) いやいや、ごめんなさい。戻るというのはそういう意味ではなくて、私の頭の中でちょっとそう感じただけで。  次、いきます。これも再質問です。  端末の台数というのは、行政によってもう限られているものなのか。今回このもともと3台あったところを四つの施設から取り寄せて増やされたとあるんですけれども、これを増設するということがそんな難しいことなのかなと思うんです。だから、これは結局予算にも関係してくる、準備も大変、人も要るということを今ご回答いただいたんですけれども。  今、全国的にもテレビコマーシャルの中でもマイナンバーをできるだけ進めてくれと言っているようなときに、また、今3密を避けると言っているときに、このタイミングでそれを。その予算的なものなのか、どこにこれ、本当に原因があるのかというところをもう一度お願いします。 356 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 357 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほどもお答えさせていただきましたが、まず、増設するには、このマイナンバーカードの事務そのものが国の方の機関との連携でさせてもらっておりますので、増設する場合にその増設の許可を得るという、そういう行為も必要ですし、そして、その交付端末、端末そのものが、また特殊なといいますか、その業務に特化したものでございますので、それの調達にそれも時間的なものがかかります。  それとあと、ソフトの部分を設定していただくそういう時間、それと、先ほど申しました予算的なもの、当然そのパソコン1台につき幾らかという、その特殊なものですので高額な金額がかかりますし、それの操作をしてもらう人件費等もかかってまいります。  それとあと、それを設置した後に操作をする人間そのものがいないとできませんので、そちらの方の手当て等が必要ですので、申し訳ございませんが、すぐにそれはなかなかできないというのが現状でございます。 358 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 359 ◯9番(杉原祥浩君) もう1回だけお聞きします。  私が聞いているのは、予算が一番なのかと聞いているんですけれども、次年度、この時期ですので、今それほどマイナンバーカードのもともとできなかった申請からやろうと思っているとおっしゃったのでね。この予算立ては考えておられるんですか。もう一度お願いします。 360 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 361 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) ただいま来年度の予算について編成作業を行っておりますが、この問題が出てきましたのが11月で直前でしたので、現状の予算要求の中にこの増設というのは今のところ入っておりません。必要でありましたらまたその辺は要求をさせていただくということになるかと思います。 362 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 363 ◯9番(杉原祥浩君) どうも答弁が違うように思うんです。必要でありましたらと、先ほど必要だと思われていたような感じをしたんですけれども、この予算要求をしてないとおっしゃるので、来年度1年間は高宮の出張所にはそれができないようになった。  実際のところ、私の知り合いの方は、先日奥さんを連れて市役所まで来たと。「30分かかって、30分待って、帰るのにも30分かかった。ほんまに公共の交通機関を使うのやったら近江鉄道でも行けたんだろうけど、多分半日仕事になっとったやろな」と嫌みを言われました、私が。それ以上は申しませんけれども。  今のそこら辺の話を受けて、細項目の3番、今回の対応について、市民ファーストを掲げておられる市長の見解をお伺いいたします。 364 ◯副議長(野村博雄君) 市長。 365 ◯市長(大久保 貴君) ご不便をかけて大変申し訳ないと思っておりますが、この出張所からの端末の引揚げにつきましては、確かに市民サービスの低下となると思っております。  本庁舎において市民の皆様がご存じのように大変密の状態で長時間お待ちいただくということは、サービスの低下であるとともに、このリスクを非常に感じておりまして、これをただちに改善しなければならないと強く思い、関係者と担当者とも協議をさせていただいてまいりました。  引き揚げた端末で市民課の窓口を増設しまして、新たに人を配置をしまして3名増員をして、マイナンバーカードの関連事務のスピードアップを図ったところでございます。どうしても本庁においでになる方が多いということもございますので、まず、ここのリスクをヘッジしないといけないという思いが強く働いたものです。  11月29日、これは日曜日の休日におきましても開庁していただいて、153名の方が休みの日においでいただいてカードを交付。本庁で手続をしていただきますとその日のうちに交付ができますので、出張所ではそれができませんので、迅速にやはり対応するということも別の意味でサービスの向上になっていると思っています。ただ、この日も午後1時30分で、午前中の開庁ということでございましたけれども、1時30分には業務を終了することができたというところです。  端末の移設の前、8月、9月の同様に休日開庁をいたしましたときと同じぐらいの人数で対応をしたにもかかわらず、業務時間は3時間短縮ができたということでございます。その意味では、全体の効率としては上がって、効果が出てきているというところでございます。  この問題については引き続き検討しておりまして、どのような対応が最も望ましいのかということは検討をしていただいておりますので。とにかくまだ8割の方が交付を受けてないということで、マイナポイントも延長されるということ、これからもまだ同じぐらいのペースでいくだろうと思いますので、これ、新庁舎に移っていきますし、総合窓口等々、この案内も含めてサービスの向上を願っておりますので、その中で対応を検討してまいりたいと考えております。 366 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 367 ◯9番(杉原祥浩君) 市長、担当部局のこれからの四つの出張所に対してのまたお力をいただきますようにお願いをいたして、終わりたいと思います。  続けます。  大項目の2番、ごみ処理についてということで、次に、清掃センターや中山投棄場のごみ処理について質問いたします。  中項目の1番、清掃センターについてというところで、現在、1市4町にて検討されています広域行政ごみ処理場も建設地がようやく決定をされて、令和11年の完成に向けて着々と準備が進められていますが、建設地の変更などで大幅に遅れております。清掃センターは老朽化の限界を超えていると思われますが、これに関して幾つかの質問をいたします。  細項目の1番、煙突補修工事の内容はということで、先日、私、個人的に家庭の粗大ごみを搬入した際に、煙突に足場とネットが設置してありました。焼却炉が閉鎖をされていましたが、どのような工事をされていたのか、内容を教えていただきたいと思います。私が考えるに、老朽化がそれほど進んでいるところが心配なので、そういう質問をいたします。 368 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 369 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 令和2年3月に煙突についての点検を実施しましたところ、煙突の内側円筒に数か所、金属腐食の著しい部分があることを確認しました。煙突と申しますのは、外側に見えているコンクリートの部分だけではなく、中側に金属が入っておりますので、その内側の円筒とのことでございます。  このままでは金属腐食がさらに進行していく可能性があることから、補修方法や補修のため必要となる焼却の停止期間や時期など種々の検討を行いまして、令和2年10月8日から令和3年1月25日までを工期として、補修工事を実施しているものでございます。  なお、現場での補修工事につきましては、令和2年11月28日で完了しております。 370 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 371 ◯9番(杉原祥浩君) 私もお聞きすると、大規模な修理ではなかったと、取りあえずの補修工事だとはお聞きしたんですけれども。
     細項目の2番にいきます。施設の老朽化における令和11年までの修理工事の予算見込みはということで、施設の老朽化における令和11年度までの修理工事の予算見込みの方を教えてください。 372 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 373 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 施設の修理工事予算見込みにつきましては、今年度、新ごみ処理施設の稼働、これは令和11年の予定でございますが、まで現有施設を延命するための公共施設等個別施設計画、長寿命化計画と申しておりますを策定しており、その中で維持管理に係る概算経費を算出し、計画的に補修をしていくことを検討中でございます。そのため、現在のところ、令和11年までの修理工事の予算見込みについては精査中でございます。 374 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 375 ◯9番(杉原祥浩君) 続けます。  細項目の3番、コロナ禍における大量のごみの発生量はどのぐらいあったのかということで、現在コロナ禍で、先日は学校がお休みになったり会社がリモートワークをされていたりした中で、清掃センターに大量のごみが搬入されたと聞き及んでおります。FMの放送とかでも、ごみの搬入を抑えるように告知をされていましたが、その量は一体どのぐらいあったのですか、教えてください。 376 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 377 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 新型コロナウイルス感染症の拡大が国内でも始まり、学校の休校や緊急事態宣言が発令されていました令和2年3月から5月までのごみ等の総排出量は、料金改定を控え搬入量が増加した令和元年度でなく、前々年の平成30年と比較しますと、両年度とも9,100トン余りとほぼ横ばいであります。これは、事業所から排出される廃棄物を収集し清掃センターに搬入している一般廃棄物収集運搬処理許可事業者の搬入量が約363トン減少している一方で、家庭から排出されるごみの量が約400トン増加していることによるものでございます。  ただし、同様に粗大ごみ搬入量の比較をしますと、搬入量は26.6%増の629トン、搬入台数は23.2%増の1万1,904台となっております。  特に清掃センターの搬入台数が最大となりました令和2年5月7日には、家庭から直接持ち込まれました燃やすごみ、粗大ごみの搬入台数が合わせて712台あり、非常に混雑しましたことから、新型コロナウイルス感染拡大防止を図るため、議員もご存じのとおり、エフエムひこねなどを活用し、直接搬入を控えていただくようお願いをしたところでございます。  以上です。 378 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 379 ◯9番(杉原祥浩君) 続けます。  細項目の4番、今後の対応策はということで、先ほどの質問もありました煙突の補修工事も、この大量のごみの焼却によるものではないかとも私は心配をするんですけど、今後の対応策は何かお考えになられているのかお尋ねをいたします。 380 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 381 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 議員ご指摘のとおり、大量のごみを処理することにより施設も負担がかかりますことから、かねてから市民の皆様にお願いしておりますとおり、ごみの正しい分別やリデュース、リユース、リサイクルの3Rの推進によるごみの減量に引き続き取り組みます。  また、先ほどもお答えしましたが、現在、公共施設等個別施設計画、長寿命化計画がございますが、策定中でありまして、この計画に基づき、令和11年の新ごみ処理施設稼働まで、安全適正な管理に努めてまいりたいと考えております。 382 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 383 ◯9番(杉原祥浩君) ここで再質問いたします。  私が心配をしているのは、今、コロナが終息をしておりません。また第3波、今、3波と言われておりますけれども、第4波という感じで、また会社員の方がリモートをしたりとかいうことで、また粗大ごみが大量に発生してきたら本当にどうするんだろうなということを心配しているんですけれども。それに対しての何か対策は考えておられないんですかということをもう一度お聞きいたします。 384 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 385 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) ごみの搬入が集中しますと大変混雑して、5月7日の搬入時には、お隣にありますスーパーマーケットの前まで並んで、お客さんの車が入れないという苦情までいただいておりました。  それと、それに合わせて場内におきましても混雑しますので、搬入された市民の方同士で接触事故を起こされるとか、そういうこともありまして、なかなか安全確保の方が難しい状況になります。  これにおける対応としましては、他市でも導入されているんですが、ごみの搬入時の事前申請あるいは許可制。今まで市民の方、自由に持込みができましたので、それを始めますと、ちょっと市民の方には不便をおかけするんですが、大量のごみの搬入がありますと、周囲の交通渋滞を招いたりしてご迷惑をおかけしますので、その辺をできないかということで検討をさせていただきたいと考えております。  以上です。 386 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 387 ◯9番(杉原祥浩君) もう一つ再質問します。  今おっしゃっていただいた前もって受付するとかしていただけると分散化するのかなと。ただ、市民の方にとっては、今、粗大ごみは直接行けるんですね、あそこに。何の許可証も要らない。ただ、中山投棄場に行こうと思うと、出張所かどこかで用紙を頂いて、そこに持っていかないといけないという、ちょっと様式が違うんですね。だから、それなら、今のスーパーの前に並ぶぐらいまで車があったことを考えると、前もって受付をしていただいて時間を分散する、日にちを分散するようなことを考えていただくのがいいのではないかな。それほど難しいことではないかと思います。  ただ、今の新ごみ処理センターができるまでの10年って割と長いですので、皆さんもご存じだと思うんですけれども、粗大ごみは車であの上り坂をバックで上がっていくって、本当に怖い施設なんです。だから、混雑すると本当に大変なことで、それができるまでの間、何とか皆さんで知恵を出し寄ってもらいながら考えていただきたいと思います。  続けます。  中項目の2番、ごみの分別について。  細項目の1番、近年のごみ搬入量の推移はということで、広域ごみ処理場が計画されている中、彦根市民もごみの減量に努力をしていかなければならないと当然のように思いますが、近年のごみの搬入量の推移をお示しください。 388 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 389 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 過去5年間のごみ等の総排出量は、平成27年度3万9,892トン、平成28年度3万6,877トン、平成29年度3万6,210トン、平成30年度3万6,141トン、令和元年度3万6,352トンとなっており、ほぼ横ばいとなっているところです。  分別ごとに見ますと、可燃ごみは同じくほぼ横ばいになっておりますが、先ほど申しましたように粗大ごみでございますが、こちらの方がこの5年間で約40%程度増加している状況でございます。 390 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 391 ◯9番(杉原祥浩君) 私が先ほどから心配しているやっぱり粗大ごみが年々増えてきているということで、それについて、これからまた質問を続けます。  細項目の2番、遺品整理業者とはということで、最近の高齢化社会になって、一人暮らしのお年寄りが心配をされているのが、自分がいなくなってからの整理を誰がするのか。子どもたちは遠くにいるので頼りにならないので困っている。そういう方のために遺品整理業者がおられると聞きましたが、どのようなことをしていただけるのか教えてください。 392 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 393 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) いわゆる遺品整理事業の定義は、令和2年3月に総務省行政評価局が公開しました遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書の中で、「明確な定義が、制度的に、あるいは、社会的に固まっていない段階にあると言える」としながらも、遺品整理の役割を担った者の依頼を受け、依頼者に代わって遺品整理を行うなどの役務を提供するサービスであると定義されています。  つまり、遺品整理業とは、法律の定めによらず依頼者宅の片づけを行うもので、遺品整理事業を行う者の全てがごみの運搬処分ができるものではありません。ごみを搬出する際には、一般廃棄物処理業の許可が必要になります。  本市としましては、現状、遺品整理業を行っている業者を把握しておりませんが、自宅や実家の整理をされたいといった問合せがあった場合は、ご自身で清掃センターに搬入をいただくか、一般廃棄物処理業の許可を有している事業者に依頼されるよう案内をしているところでございます。 394 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 395 ◯9番(杉原祥浩君) 再質問します。  ちょっと今のお話で、遺品整理業者は把握をしていないと聞いたんですけど、これは彦根市の方から業者に対してそれを持ち込むとかいう申請があって、その業者があると思うんですけれども、それは把握をしておられないということでよろしいですか。 396 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 397 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今申しましたのは、遺品整理業というカテゴリーの事業を行っておられる方ということで把握をしてないということで、例えば、言いましたように一般廃棄物処理業の許可を得ておられる方で、そういう個別の個人宅の清掃をされて搬入されているという方に許可を出しているという実例は把握をしております。 398 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 399 ◯9番(杉原祥浩君) 私もこういう遺品整理業者がおられるというのを初めて知ったんです。それは、その業者が、彦根市の許可を得て彦根市の粗大ごみに運んでおられるというのを聞いたんですけど、そういう実態はないということですか。もう一度。再質問です。 400 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 401 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほど申しましたが、遺品を整理されて、そのごみとして運んでこられるかどうかは把握をしてないということで、やっておられる事業者が一般廃棄物運搬処理業の許可を得ておられるかどうかというのは把握をしております。  その方が例えばどこそこの家のごみを大量に出すので、事前にセンターの方に報告をされて何日に持ち込みますという、そういうやり取りはしておるんですが、それが遺品であるかどうかまでは把握はしておりません。 402 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 403 ◯9番(杉原祥浩君) もう一度だけお尋ねします。  個人の方から遺品整理業者がいるというのをお聞きしたんですけどと言われたときには、彦根市はそういう業者がおられますという、こういうあっせんをしたりとか、そういうことはしてないということですか。 404 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 405 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) そのとおりでございます。 406 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 407 ◯9番(杉原祥浩君) これをお聞きになっている方は、そういう業者はあるということで、ただ、それはあっても、運ぶのは個人が粗大ごみとして運ぶということかなと、そういう理解でよろしいですか。個人が粗大ごみを搬入していくのは、それが遺品なのか、それは生前の整理なのか分からないですけれども、個人が粗大ごみを運ばれるのには問題はないということですか。もう一度再質問です。 408 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 409 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほどの答弁の中でも申し上げましたが、個人が粗大ごみなり可燃ごみを自分のものを運び込まれるのは許可も何も必要ございません。ただ、個人のごみを誰かにお願いして運んでもらうという、その運ばれる方が彦根市の収集運搬業の許可を受けておられないと、それは廃掃法に違反、法律違反になりますので、その辺を申し上げているのでございます。  以上です。 410 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 411 ◯9番(杉原祥浩君) 再質問をもう1回します。  だから、そこで遺品を整理するために、それを業者にお願いを、どこかありませんかと言われたときには、ここの地区だったらこういう業者がおられますということは、彦根市の方からはあっせんは一切していないし、されないということですね。もう一度。 412 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 413 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 遺品を整理する業者を紹介してくださいという問合せに対しては、その業者を把握してないのでお答えできませんが、例えば遺品を整理してごみとなったものを運んでもらう業者を紹介してくださいとおっしゃいましたら、市の許可を与えている業者を何社か紹介させていただいてそこの業者に運搬をしてくださいという、そういうことは申し上げております。  以上です。 414 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 415 ◯9番(杉原祥浩君) 僕は一緒だと思うんですけどね。そこの違いがどこにあるのかが分からないんですけど、言葉の違いで、そういう業者が実在するというのは現実で。  最近、私のところに彦根市から来た税金の封筒の裏側にその業者の名前が書いてあったりね。そういうこともあるんです。そこで私も初めて見たりしたので、そういう商売が、遺品整理、生前整理というのが広告で載っていたんですけどね。それで今回そういう質問しました。  これを聞いておられる方は、そういう方がおられるということを認識していただいて、また詳しいことは清掃センターにお問合せをしていただいたらと思います。  次へいきます。  細項目の3番、火災の後始末の分別にはどのようにするのか。  火災の後の処分は清掃センターと中山投棄場でできるのか、お尋ねをします。 416 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 417 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 火災により発生しましたごみにつきましては、清掃センターや中山投棄場に搬入いただくことで処分ができます。ただし、一部、産業廃棄物に該当するものは搬入いただけません。  清掃センターに搬入いただけるものは、罹災したたんすや特定家電、これは冷蔵庫であるとかテレビであるとかエアコン等の家電製品をちょっと除かせていただいているんですが、それを除く電化製品、家財道具など、中山投棄場に搬入いただけるものは、陶器類など通常受けているものと同じになりますが、手数料につきましては通常と異なり、罹災された方の支援を行う目的で手数料免除とさせていただいているところでございます。  なお、罹災された方が少しでも早く後始末に取りかかれるよう、ご連絡をいただきましたら、職員が訪問し、詳しい説明をさせていただいております。  以上です。 418 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 419 ◯9番(杉原祥浩君) 先日も私の知り合いが罹災されたというのでちょっとお聞きしたのでこういう質問するんですけれども、清掃センターと中山投棄場であったら処分ができると思っておられた。いや、そうではないぞということで、それ以外のものが割とたくさんあるということで、最後の処分にも苦労されたということをお聞きしましたので、今回お聞きしました。  細項目の4番、一般廃棄物と産業廃棄物の違いはということで、一般的に一般廃棄物と産業廃棄物の違いを教えてください。 420 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 421 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 一般廃棄物と産業廃棄物の違いは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第2条第2項および第4項に定義をされており、産業廃棄物とは、営利・非営利に限らず事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、その他同法律の施行令で定めるもので、業種によっては、木くず、紙くず、繊維くず等があります。一方、一般廃棄物とは、今お示しした産業廃棄物に該当するもの以外のものということになります。  例えば、同じ紙であっても、市役所から出る紙ごみは一般廃棄物扱いになりますが、製紙工場等、紙の製造等をしているところから出される紙ごみは産業廃棄物になるなど、誰が何のごみを出したのかということでも違ってまいります。  また、家庭から出る一般廃棄物の処理責任は市町村にある一方で、事業活動に伴って生じた一般廃棄物および産業廃棄物の処理責任は排出者自らにあることが、この廃掃法の第3条および第4条で定められております。  以上です。
    422 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 423 ◯9番(杉原祥浩君) 皆さんこの辺はよくご存じだと思うんですけれども、なかなかその辺のはっきりしてないところがありまして、今回質問したんですけれども。  次へいきます。  中項目の3番、中山投棄場についてということで、細項目の1番、中山投棄場の今後はということで、中山投棄場は今年度いっぱい、3月末をもって閉鎖となるようにお聞きをしております。その後、東近江市の小八木地先に中継基地機能を移転すると聞き及んでおりますが、中山投棄場の跡地利用は現在計画はあるのですか、お尋ねをいたします。 424 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 425 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 中山投棄場は、令和3年3月末をもって不燃ごみの施設外搬出に係る中継事業を終了し、令和3年4月からは東近江市小八木町で中継事業を開始いたします。  中山投棄場は、使用終了後から廃止に至るまでには、地下水質、排水基準、発生ガス、内部温度など11項目の廃止基準に基づくモニタリング調査を実施し、基準項目の全てに適合した状態が2年以上継続しなければならず、それまでの間は表層部のみの暫定的な土地利用しか認められないことから、彦根愛知犬上広域行政組合が地元である中山町自治会の要望に基づいて表層部分の土地利用計画を令和元年度に作成され、廃止までの暫定的な利用が図られます。  また、廃止後の本格的な跡地利用につきましては、廃止のめどが立った時点で本市と広域行政組合、鳥居本学区自治連合会および中山町自治会の4者で協議を行い、検討を進めることとなっております。  以上でございます。 426 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 427 ◯9番(杉原祥浩君) 再質問します。  広域ごみのごみ処理場が完成するまでに10年あります。それまでにこの中山投棄場は中継地点、今現在も中継地点です。今回、東近江市の小八木地先に移された。  ここで一つ私が引っかかるのは、1市4町がやっている広域ごみ処理の中継地点が東近江市に行くということが、これは広域の中でまた精査をされた内容なんですけれども、彦根市として、前回の広域ごみの竹原、愛荘町に行くときに中継基地を造らないといけないという話もありましたけど、彦根市としては、1市4町をまたいで今現在は東近江市になっているところに運ぶということは、中継地点、中継基地をそれまで考えてはおられないのかお尋ねをいたします。 428 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 429 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 現在のところ、中継基地への中継基地の設置につきましては、まだ検討はしておりません。 430 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 431 ◯9番(杉原祥浩君) これも皆様に、このように、ちょっと今、中山投棄場から遠くなるというご認識で覚えておいていただいてほしいということでございます。  以上でこの項目については終わります。  大項目の3番、動物愛護についてということで、まさに私にぴったりの題材かと思うんですけれども、今回動物愛護についてお伺いをいたします。  中項目の1番、彦根市の取組はということで、動物愛護について彦根市の取組についてお尋ねをいたします。  細項目の1番、犬や猫の最近の相談や問合せの数はということで、犬や猫の最近の相談や問合せの数について教えてください。 432 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 433 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 令和2年の4月から11月までの数字でございますが、相談件数につきましては、犬についての相談件数が4件、全て個人の方からの相談でした。相談内容は、いずれもほえる、放し飼いをしているというものでございます。  猫についての相談件数は13件で、個人の方からの相談が12件、自治会からの相談が1件でした。相談内容は、野良猫の餌づけが11件、多頭飼いが1件、野良猫の増加が1件という状況でございます。  以上です。 434 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 435 ◯9番(杉原祥浩君) 細項目の2番にいきます。  犬や猫についての対応はということで、彦根市生活環境課での犬や猫についてのその対応について教えてください。 436 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 437 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 犬、猫の相談につきましては、原因者が特定できる場合は、滋賀県動物保護管理センターに苦情受付簿を送付し、滋賀県から原因者に対して直接指導・助言を行っていただいております。  原因者が特定できない場合には、チラシ等の配布、敷地内に被害が出ているときは、猫であれば、猫よけ機の貸出しを行っております。  以上です。 438 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 439 ◯9番(杉原祥浩君) 続けます。  細項目の3番、他市町や県の取組はということで、ほかの市町や県ではどのような取組をされていますか、教えてください。 440 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 441 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) まず、犬につきましては、本市では飼い方に関する相談が主に寄せられておりますが、全国的にはふん害に対する相談が主に寄せられております。県内でいきますと、草津市におきまして、本年9月から、ふん害対策として、飼い主にマナーを守ってもらう呼びかけとしまして、放置されたふんの周囲を黄色のチョークで円形の印をし、飼い主に注意喚起をする方法、イエローチョーク作戦を実施しておられます。  猫につきましては、野良猫の餌づけで猫が増えていることが問題となっていることから、滋賀県動物保護管理センターの事業として、野良猫の増加を防止したい地域の自治会等に、不妊去勢手術等の経費の補助を行っておられます。  以上です。 442 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 443 ◯9番(杉原祥浩君) 今の答弁をお聞きしていますと、彦根市では対応はあまりされてないという感じがするんです。県の方に相談をしているとか、彦根市として犬が4件、猫が13件の苦情があったにもかかわらず、結局県に振っているような感じがします。  この後の答えにもかかってくるんですけれども、野良猫の被害が一番多いかなと。私も相談されたのはそれでございまして、彦根市のあるところで猫が15匹いる。ある市営住宅で30匹いる。「杉原さん、ちょっと見に来てえな」と言われて、そこで初めて知ったんですけれども。町民の方、それがいざこざになっているというのは彦根市にも相談をしていると聞いていたんです。  今お話の中から、そのように餌を与えて増えた子や多頭飼育の崩壊で、また、飼い主の高齢化や飼い主の病気等で、それが世話ができなくなって増えていっているという被害が確かにあるようにお聞きするんですけれども。  他市町の取組、特に神戸市が本当に先進な取組をされていまして、神戸市といったら彦根市の10倍ぐらい人口もあるんですけれども、それがわざわざ条例をつくって、平成29年4月に人と猫との共生に関する条例ということで、人と猫が共生をしていくような、多頭飼育とか、猫のそういうことにならないように条例をつくったりしております。  続けます。  細項目の4番、地域猫とはということで、今言いました彦根城周辺には数十匹の野良猫がいます。また、市内の市営住宅に30匹の野良猫が、地域の方々が困っておられる、今話しました。  そこでお尋ねをいたします。地域猫とはどのようなものですか、教えてください。 444 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 445 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 地域猫とは、特定の飼い主がいないものの、地域住民の合意の下、不妊去勢手術や一定のルールに基づいた餌やり、トイレの管理など、共同管理されている猫のことをいいます。  また、地域猫活動というものがございまして、地域で猫問題として解決する活動のことで、県が自治会など地域猫活動に取り組まれている団体に補助を行われております。野良猫に不妊去勢手術を実施したり餌やりを管理することで生活環境を改善する活動であり、平成30年度にこの補助金を県の方は出しておられます。  補助対象としましては、大津市を除く県内の地域猫活動で、補助額は5万円が上限となっております。補助対象としましては、不妊去勢手術費、餌・トイレの管理にかかる費用、諸経費。啓発用品購入であるとかチラシ作成等に使用する諸経費でございます。こちらの方は、湖南市にございます滋賀県動物保護管理センターの方が実施をされています。  以上です。 446 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 447 ◯9番(杉原祥浩君) ここで再質問です。  地域猫というのは、今、神戸市でやられているような活動なんです。それが、この後の質問にも絡んできますけれども、最近、動物の遺棄・虐待は犯罪ですということで大分テレビでもコマーシャルでもやっているのと同じで、今は地域猫で困っておられる方は、ボランティアの方が手を差し伸べて、そういう去勢の手術をされたりということをやっておられます。これがやっぱり行政と地域の住民とボランティアも一緒になって手伝われるので、そういう地域猫という活動に変わっていくんですけれども、それが今彦根市には全くそのシステムがありません。機能もしていませんし、やろうともしておられない感じがするんです。  俗に言うTNR活動というのがありまして、Tはトラップ、Nはニューター、Rはリターンということで、トラップ、捕まえて、ニューターというのは手術をする、リターンというのは元いた場所に返すということで、その猫にはさくらカットといいまして、耳をちょっとカットして桜の花びらのように見せると、その地域で地域の方が管理をしているんだなと分かるようなことを神戸市さんあたりはやられているんです。そのような活動をされていくことをご存じですか、お尋ねをいたします。 448 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 449 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 前回の9月定例会でも、赤井議員の方から質問をいただきまして、その際勉強させていただきまして、野良猫の地域猫活動といいますか、対策としましてそのような活動をされているということは確認をさせていただいております。 450 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 451 ◯9番(杉原祥浩君) 続けます。  次、細項目の5番、どうぶつ基金とはどのようなものですか、お尋ねをします。 452 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。 453 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) どうぶつ基金とは、昭和63年に富岡操氏によって横浜市に財団法人横浜動物福祉協会として設立されたことに始まり、平成18年には名称を財団法人どうぶつ基金に変更されています。  活動概要としましては、動物の適正な飼育法の指導、動物愛護思想の普及活動により、環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の建設に寄与することを目的とされており、基金の事業は犬と猫の不妊手術が主なもので、特に猫につきましては、一匹でも多くの猫に不妊手術を実施することが殺処分をゼロにするための最も有効な手段であるとして、飼い主のいない猫に獣医、行政、ボランティアと協働して不妊手術を実施し、そのあかしとして、猫の耳をカットして桜の花びらのような形にするさくらねこを増やす取組を展開しておられます。  以上です。 454 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 455 ◯9番(杉原祥浩君) この動物基金というものは、結局募金で成り立っております。募金を申請をするように個人の方がされても、なかなかこれが当たらない。その募金の数も全国的なものですので、それで、ボランティアの方がそこがなかなか追いついていないということで、やはり行政にそこのところもお手伝いをいただきながら地元の、最近この彦根でも獣医さんが大変増えてきておりますので、地元の獣医さんとそういうボランティアの方々とが連携をしながら、そういう今もおっしゃっていただいたさくらカットということをしていただけると、本当によいまちになるのかなと思います。  続けます。  細項目の6番、ひこにゃんのいわれはということで、ひこにゃんが誕生したいわれはどのようなものでしたか、お聞きをいたします。 456 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。 457 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) ひこにゃんは、江戸時代、彦根藩井伊家の二代当主であります井伊直孝公をお寺の門前で手招きし、雷雨から救ったと伝えられる招き猫をモデルとし、井伊軍団のシンボルとも言える赤備えの兜をかぶったキャラクターで、平成19年3月21日から11月25日まで開催いたしました国宝・彦根城築城400年祭のキャラクターとして誕生しております。  以上でございます。 458 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 459 ◯9番(杉原祥浩君) ありがとうございます。  これは皆さんもよくご存じのいわれというのはいろいろあるんですけれども、もともと招き猫の由来にもなった、また、ひこにゃんのモデルにもなったお話でございます。  これほど子猫というものが彦根市にとっては大事な関係のものと認識をしていただいていると思います。  細項目の7番に移ります。  市長の見解はということで、ひこにゃんが誕生した彦根で、たくさんの野良猫たちが日々苛酷な環境の中で必死に生きています。身勝手な飼い主に捨てられた子、かわいそうだからと餌をもらったせいで繁殖してしまった猫、様々な理由から増えてしまった野良猫たちです。不妊手術を施してさくらねこや地域猫として一代限りの命を見守っていくこと、これは大事なことではあると思います。  彦根市は観光のまちであり、ひこにゃんにちなんで、野良猫と人々が共存できる、人にも動物にも住みよい彦根をつくって、滋賀県の中でも先駆けた魅力のあるまちにしていただけないでしょうか。市長の温かい見解をお伺いいたします。 460 ◯副議長(野村博雄君) 市長。 461 ◯市長(大久保 貴君) お答え申し上げます。  動物、特に犬や猫等のペットについては、単なる愛玩動物ではなくて、家族の一員であると広く認識されておりまして、これはペットによる癒やし効果やコミュニケーションを取ることの効果は大変大きいものがございます。したがって、人とペット等の間には、飼い主の高齢化など何らかの事情で飼育できなくなるという問題が発生することがあります。  動物の命を大切にする観点から見れば、毎年県内では一定数の犬と猫が捕獲をされて、その後、譲渡される場合も幸運にはありますが、結果的に、残念なことですが多くの犬、猫が殺処分される事態となります。私も、殺処分される直前のこれらの動物を見に行きましたけれども、大変心を痛めたことを覚えております。  犬よりも猫が多く引き取られていることから、野良猫対策は大変重要であると考えておりまして、避妊された猫が増えることは望ましいことであると思っています。  一方で、動物が苦手な人やアレルギーを持つ人がいることを理解して、ペット等が生活環境に影響を与えないようにする社会のルールやマナーを飼い主および動物好きな方に守っていただきたいと考えています。  ペットを飼う人も飼わない人も同様に、市民の皆様に動物愛護についてしっかり正しく理解をしていただいて、人と動物の適正な共生を進め、動物に優しい美しいまちにしていかなければならないと思っております。  特に猫には大変お世話になっている彦根市ですので、広く市民の皆様に理解を深めていただくということがまず重要だと思っておりますので、今後も働きかけをさせていただきたいと思っています。 462 ◯副議長(野村博雄君) 杉原さん。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 463 ◯9番(杉原祥浩君) ありがとうございます。心温まるお言葉をいただきまして、ありがとうございます。
     本当に彦根はひこにゃんで観光を誘客しているところがあります。滋賀県の中には、こにゃん市といいまして、駅長に据えたりとかいう活動もされているとこもあるんですけれども、特に彦根は猫に優しいまちを目指していただけると、午前中、赤井議員の話もありましたけど、特色のある条例というのはこういうのではないかなと私は思うんです。  神戸市の事例を基にしながら、地域の動物たちと共存し合うようなまちをつくるようなことをしていただけると、特色のある市長だなと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。  終わります。 464 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩します。            午後2時07分休憩            午後2時13分再開 465 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  5番堀口達也さん。堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 466 ◯5番(堀口達也君) 会派令和会の堀口達也です。本日は、市民に分かりやすく、そして適切な答弁をしていただきたいと思います。  まず最初に、行政のデジタル化について。  令和2年7月に閣議決定された国の経済財政運営の基本方針、骨太の方針で、デジタルガバメントの構築は1丁目1番地の最優先課題と位置づけ、行政の電子化を重点に置くことを宣言されました。彦根市においても、新型コロナウイルス感染症ならびに市民サービス向上のためにも、行政のデジタル化は大変重要であるとの考えから質問いたします。  彦根市では、市民サービス向上を図るため、押印廃止による行政手続の簡素化をすることになりました。今後、さらなる電子申請システムの活用を推進するため、以下、質問します。  現在、オンライン申請可能な書類は何件で、どのような書類があるのでしょうか、お聞かせください。 467 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 468 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 令和2年12月1日現在におきまして、本市の電子申請システムが可能なものは13種類でございます。  その内訳を申しますと、乳幼児の相談会、令和3年度保育所等利用申込み、自転車駐車場使用料の還付申請、国民健康保険の人間ドック・脳ドック助成申込み、市政への意見・提言、保育士・幼稚園教諭求人情報提供依頼書、文化財課書籍購入申込み、彦根暮らしガイド申込み、新修彦根市史・彦根明治の古地図の購入申込み、児童手当の現況届、すくすく・のびのび教室申込み、令和3年度市立幼稚園・認定こども園入園申込み、乳幼児健康診査申込み、以上の13種類でございます。 469 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 470 ◯5番(堀口達也君) 続きまして、オンライン申請の活用状況についてお聞かせください。 471 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 472 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 12月1日現在のオンライン申請の活用状況ですが、乳幼児の相談会が448件、令和3年度保育所等利用申込みが72件、自転車駐車場使用料の還付申請が74件、国民健康保険の人間ドック・脳ドック助成の申込みが185件、市政への意見・提言が44件、保育士・幼稚園教諭求人情報提供依頼書が1件、文化財課書籍購入申込みが4件、彦根暮らしガイド申込みはゼロ件でございます。新修彦根市史・彦根明治の古地図の購入申込みが10件、児童手当の現況届が9件、すくすく・のびのび教室申込みが99件、令和3年度市立幼稚園・認定こども園入園申込みが53件、乳幼児健康診査申込みが109件となってございます。 473 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 474 ◯5番(堀口達也君) 再質問させていただきます。  10件以下でかなり申請件数が少なかったものに対しては、どういった理由があるんでしょうか。 475 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 476 ◯企画振興部長(長野繁樹君) これにつきましては、ちょっと個々の事情があると思いますけれども、例えば申込みのもの、文化財課の書籍申込みとか彦根暮らしガイド申込みとか、こういったものにつきましては、実際に申込者が少なかったというのもございますし、個々の理由があって、特に何らかの特筆すべき理由があるということはないと考えております。 477 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 478 ◯5番(堀口達也君) あまり認知されてなかったとか、そういったことは特にないということですかね。再質問です。 479 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 480 ◯企画振興部長(長野繁樹君) オンライン申請ができるということにつきましては、各所属から周知はしていただいておりますので、確かに浸透していなかったという部分は一部あるかもしれませんけれども、それが全ての原因ではないとは考えております。 481 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 482 ◯5番(堀口達也君) 続きまして、押印廃止によりオンライン申請可能な書類は何件で、今後どのような書類が追加される予定でしょうか。 483 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 484 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 現在、働き方・業務改革推進課におきまして、全庁的に押印の廃止が可能な申請書類について調査しているところでございます。今後、この調査結果から押印の廃止が可能なものに絞り、情報政策課からオンライン申請が可能かどうかについて照会をかける予定をしております。  したがいまして、現時点において、押印の廃止によりオンライン申請が可能となる具体的な件数を申し上げることはできませんが、対応可能なものから順次オンライン申請を進めてまいりたいと考えております。 485 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 486 ◯5番(堀口達也君) オンライン申請等で、国の方でもそういった政策を1丁目1番地の政策として掲げておられて、彦根市においてもそういったことも早急に把握する必要があるように感じるんですけど、その点についてお聞かせください。再質問です。 487 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 488 ◯企画振興部長(長野繁樹君) その点につきましては、議員おっしゃるとおりでございます。  まず最初に、押印の廃止を取りあえず照会させていただいて、その中からちょっと絞り込みをかけて電子申請が可能なものを再照会すると。その照会には、例えば添付書類が、申請は単なる1枚だけではなくて、添付書類が必要なものが出てまいります。そうなると、容量制限とかがあって電子申請できないものも出てきますので、そういったものがあるのかどうかということを再度しっかりと調査した上でないと、なかなかすぐに電子申請というわけにはまいりませんので、そういったものを調査させていただくということでございます。 489 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 490 ◯5番(堀口達也君) 早急にご対応の方、よろしくお願いいたします。  続きまして、押印廃止によりオンライン申請が今後進むことによって、市民サービスや事務作業にどのような効果が期待されるのかお聞かせください。 491 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 492 ◯企画振興部長(長野繁樹君) オンライン申請が進むことによる効果といたしまして、まず、24時間365日、時間を問わず申請できますので、市民の皆様に市役所までお越しいただく必要がなくなり、利便性が高まります。  また、市役所に来庁される方が少なくなることにより、窓口の混雑が緩和でき、対面での対応も少なくなることにより、新型コロナウイルス感染症による感染リスクを回避できるという点においても大変有効であると思われます。  また、担当課におきましても、申請結果をデータとして取り扱うことができますので、当該担当課の業務システムに直接取り込むことによりまして、入力誤りの防止や処理時間の短縮が図られ、事務の合理化が期待できるところでございます。 493 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 494 ◯5番(堀口達也君) 再質問させていただきます。  24時間利用できるとか、窓口混雑の緩和で新型コロナウイルスの感染症対策にもなる、そして、処理時間が短縮するというメリットがある一方で、オンライン申請が進めば、どういった逆にその課題が出てくるとお考えでしょうか。 495 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 496 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 当然市民の皆様にその仕方、電子申請の仕方というのをしっかりと知ってもらわないと、なかなか電子申請も進んでいかないのかなということは一つ思います。  それとあと、これは職員側の話になるんですが、今後、電子申請が進むことによりましてシステムに取り込めるという部分はあるんですけれども、それに伴う職員の合理化はできるものの、そこら辺をしっかりと情報共有する必要があるということで、1人の職員だけがそれをしていても駄目ですし、みんながちゃんと共有して、ここまで今入力したよということをしっかりと共有しなければ、またそういうミスにつながってしまいますので、そういった部分の情報共有化というのは必要かなとは考えております。 497 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 498 ◯5番(堀口達也君) しっかりその辺の対策をしていただくよう、よろしくお願いします。  続きまして、今後オンライン申請が進むと、利用方法が分からず、窓口での説明などが増える可能性があります。そのため、例えばなんですけど、動画等を活用した使用マニュアル等があれば、そういった申請方法が市民の方にも分かりやすいのではないかなと思いますので、事前に対策を行ってはどうでしょうか。 499 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 500 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 議員ご指摘のとおり、オンライン申請が進みますと、操作方法の質問等が増加することが予想されます。その対応による事務量を軽減するため、動画を活用したマニュアルを作成しホームページ等で公開することは大変有効な手段であると思われますので、オンライン申請の推進と併せてしっかりと検討してまいりたいと考えております。 501 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 502 ◯5番(堀口達也君) ぜひよろしくお願いします。  続きまして、市民目線に立ち、出前講座や「広報ひこね」、そして、ホームページやSNSなどあらゆる手法を活用し、積極的なその利用方法の周知徹底というのを行う必要があるかと思います。それについての見解をお聞かせください。 503 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 504 ◯企画振興部長(長野繁樹君) まさに議員のおっしゃるとおりでございます。今ほど申しました動画配信だけでなく、「広報ひこね」やホームページ、SNSなどあらゆる媒体を通じて利用方法等の周知徹底を図っていく必要があると考えております。 505 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 506 ◯5番(堀口達也君) ぜひ市民の方にも分かりやすい積極的なその周知徹底、よろしくお願いいたします。  続きまして、自治体クラウドの活用についてです。  令和4年度から令和10年度までの期間、高島市と共同利用する次期基幹業務システムの構築に当たり、債務負担行為補正を行う案があるため、今後の自治体クラウドの活用について質問します。  自治体クラウド導入の目的についてお聞かせください。 507 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 508 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 現在利用しております住民基本台帳や税などの基幹業務システムにつきましては、平成29年5月から彦根市単独クラウドとして運用しており、契約期間が令和4年3月で終了いたしますことから、検討を重ねました結果、このたび高島市と共同で自治体クラウドを導入する運びとなったものでございます。  その目的の一つ目は、システム基盤を共有することにより、高島市と費用負担を按分し、経費削減を図ることでございます。  二つ目は、カスタマイズの抑制による業務の標準化を図ることでございます。今回の標準パッケージを使用することにより、法改正時に迅速・確実な対応が可能となるものでございます。  三つ目は、現行と同様に、システム機器を自前の庁舎でなくデータセンターに設置いたしますので、非常に高いセキュリティレベルが維持できることや、災害が発生した際の業務への影響を最小限に抑えることができるということでございます。 509 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 510 ◯5番(堀口達也君) 続きまして、導入に対しての詳細といたしまして、各市の費用分担や補助額、そして導入スケジュールなど、詳細をお聞かせください。 511 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 512 ◯企画振興部長(長野繁樹君) まず、費用分担につきましては、両市で共同利用する部分については人口規模に応じた割合とし、各市独自で使用する業務部分につきましてはそれぞれの市で必要額を負担することとなります。今回の自治体クラウドにつきましては、国や県の補助金はございません。  次に、導入スケジュールでございますが、今回の補正予算をお認めいただけましたら、令和3年2月から業者を選定するプロポーザルを実施し、令和3年3月に業者を決定いたします。その後、令和3年4月から詳細設計とシステムの開発による移行作業等を行いまして、令和4年7月からの本稼働を目指しております。  以上でございます。 513 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 514 ◯5番(堀口達也君) ちょっと1点再質問させていただきたいんですけれども、今まで単独で使用されてたということで、共同で利用というのが導入は進んでなかったその理由とかって何かあったりするんですか。 515 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 516 ◯企画振興部長(長野繁樹君) これは後ほどの既存クラウドの導入は検討したかという部分の質問にちょっとかぶってくる部分があるんですが、今ほかのクラウドとしましては、例えばおうみ自治体クラウドというのもございますし、あるいは、長浜市と東近江市の共同利用されているものもございます。そういった部分でいろいろ検討を重ねてきましたが、ちょっと条件にいろいろ合わなかった、タイミングも合わなかったということがありまして、種々検討を重ねてきたんですけれども、そういった理由でちょっと今回このような形になったということでございます。  これにつきましては、後ほどの質問でまた詳細にお答えさせていただきます。 517 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 518 ◯5番(堀口達也君) 続きまして、そおの導入により、どれぐらいの行政コストの削減につながるのでしょうか。
    519 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 520 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 現在の本市で運用しております単独クラウドから2市共同利用に移行した場合、現時点でのあくまで債務負担行為限度額の予算ベースでの試算になりますけれども、令和4年7月の本稼働予定時から令和10年6月の契約満了予定時までの6年間で、約3億4,000万円のコスト削減を見込んでおります。  以上です。 521 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 522 ◯5番(堀口達也君) すみません、再質問させていただきます。  この3億4,000万円、6年間でということで、どれぐらいの削減率になるんでしょうか。 523 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 524 ◯企画振興部長(長野繁樹君) ちょっと今すぐには計算できないんですが、債務負担行為の限度額を単純に差し引いたら3億4,000万円の金額になるということで、ちょっと率については今すぐには出せない状況でございます。すみません。 525 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 526 ◯5番(堀口達也君) また分かったら教えてください。  その次の質問に移ります。  おうみ自治体クラウドなど、滋賀県内の既存クラウドの導入は検討したのでしょうか。このおうみ自治体クラウドでは、例えばそのコスト6割削減が導入した自治体でできたそうです。新規で導入するに至ったその経緯についてお聞かせください。 527 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 528 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 今回の導入に先立ちまして、平成30年5月に県内他市の状況について調査を行っております。その結果、おうみ自治体クラウドにつきましては、現在本市で使用している業務パッケージと異なるパッケージを採用されておりまして、本市が加入する場合、システムの機能要件の見直しやデータの移行作業が膨大となりますので、参加を見送らせていただいております。  また、本市と同じパッケージを採用しております長浜市、東近江市の共同利用につきましては、本市と高島市を加えた4市での共同利用を最初見据えておりまして、平成31年1月から、長浜市、東近江市の共同利用の協議会に彦根市も高島市と共にオブザーバーとして参加して協議を重ねてまいりました。  しかしながら、長浜市、東近江市と彦根市、高島市とのシステムの共同利用の範囲の考え方の相違を解消することがどうしてもできなかったということ、また、費用面において、4市による共同利用をするよりも、彦根市と高島市による2市での共同利用の方が安価であるということが明確になりましたので、令和2年2月にオブザーバーを辞退いたしまして、4市協議の中止の申入れを行いました。  その後、高島市と2市で共同利用について協議を重ね、今回の共同利用に至ったという経緯でございます。 529 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 530 ◯5番(堀口達也君) すみません、単純に考えると、4市で利用した方が安くなるのではないかなと思うんですけど、2市で利用した方がコストが安価になった理由とか、分かる範囲で教えてください。 531 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 532 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 大変申し訳ございません。そこら辺の理由につきましては、ちょっと私も今、手持ちを持ち合わせてございませんので、種々協議を重ねてこのようになったと聞いておりますので、そこら辺の状況が分かりましたら、また後ほどでも答弁させていただきます。  それと、ちょっと先ほどの削減率の関係ですけれども、単純に引いたと言いましたけれども、計算いたしますと21%の削減になるということでございます。よろしくお願いいたします。  今のは、後ほどまたお答えさせていただきます。 533 ◯副議長(野村博雄君) 暫時休憩します。            午後2時38分休憩            午後2時43分再開 534 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  企画振興部長。 535 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 失礼いたしました。今ほど堀口議員からお尋ねいただきました長浜、東近江、彦根、高島4市でやった方が費用は安価で済むだろうと、なぜ2市の方が安価で済むのかといったようなご質問だったと思いますけれども。  現在、彦根市では、共同利用を行う彦根市自体の業務数が51の業務がございまして、そのうち高島市は今進めておりますのが36の業務を共同で行おうとしております。ところが、長浜市と東近江市の場合は、彦根市と21業務だけしか共同利用ができないということが分かりましたので、共同利用できる業務が多いほどやはり費用も安くて済むということでございます。その業務数の違いによって、高島市の方が安価で行えるという結論に達したということでございます。 536 ◯副議長(野村博雄君) この辺りまで話が出ることですので、事前にまたしっかりお調べをお願いいたします。  堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 537 ◯5番(堀口達也君) 先ほどの答弁で理解しました。  続きまして、高島市との運用で期待する効果についてお聞かせください。 538 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 539 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 高島市とシステムを共同利用することで、運用コストの削減はもとより、業務の共通化・標準化が可能になると考えております。また、高島市との定例会の場でお互いの事務状況等を共有することができますので、両市の業務改善にもつながるものと考えております。  さらに、システムの運用面におきまして、業者への操作面等に係る改善要望等を行う場合がありますが、それにつきましても共同で行うことができますので、より効果も大きいと考えているところでございます。 540 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 541 ◯5番(堀口達也君) 次の質問なんですけれども、ちょっとなかなか先ほどの答弁とかでも難しいのかなと思うんですけど、今後、他自治体との積極的な連携等は予定しているのでしょうか。 542 ◯副議長(野村博雄君) 企画振興部長。 543 ◯企画振興部長(長野繁樹君) システムをクラウド化することで、県内はもとより、他府県の自治体との共同利用も可能でありまして、また、参加自治体が増えるほど費用の按分による経費削減効果も大きくなりますので、今後、県内外を問わず、同じシステムを利用している自治体との共同利用について、研究・検討を続けてまいりたいと考えております。 544 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 545 ◯5番(堀口達也君) ぜひよろしくお願いします。  続きまして、コロナ禍の緊急雇用対策とセーフティネットについて質問いたします。  新型コロナウイルス感染拡大により経済活動が停滞し、企業の倒産や廃業などによる失業者が増加傾向にある中、長期にわたる失業期間を生み出さないよう、早期の就職支援が必要となっています。また、彦根市においても、市民誰一人取り残さない安心して暮らせる社会の実現のため、緊急雇用対策とセーフティネットを構築する必要があるとの考えから質問いたします。  コロナの影響により廃業された事業所数、市内の失業者数、就職希望者数、有効求人倍率など、市内の社会状況について詳しくお聞かせください。 546 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 547 ◯産業部長(中村武浩君) コロナの影響により廃業された事業所数につきましては、彦根商工会議所、稲枝商工会、彦根職業安定所からの情報により市が把握している範囲では、宿泊関連において4社の倒産がありました。  雇用につきまして、ハローワーク彦根では管内の完全失業者数は把握しておりませんが、求職登録人数は10月末現在で3,139人となっております。また、彦根管内での有効求人倍率は10月末現在で1.10倍となっており、9月の1.07倍から0.03ポイント上昇しておりますが、依然厳しい状況が続いております。職種別の求人倍率では、サービス業、福祉業、運送業、建設費が高くなっておりますが、これらは以前から求人倍率が高い業者となってございます。  以上でございます。 548 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 549 ◯5番(堀口達也君) 国の方でもコロナが起こった4月以降がかなり前年の同月と比べまして失業者数が大幅に増加しておりまして、この10月で前年同月比で51万人その失業者数が増えているとことで、かなり厳しい状況なのかなと思います。  そこで、市が行っている就職支援とか雇用対策について、次の質問をいたします。  市が現在行っている就職支援や雇用対策などについてお聞かせください。 550 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 551 ◯産業部長(中村武浩君) 就職支援と雇用対策につきましては、ハローワーク彦根管内の1市4町の各自治体と彦根商工会議所および彦根職業安定所等で組織しました彦根地区雇用対策協議会において、地域ぐるみの求人活動を活性化するため、労働力確保の課題を調査研究するとともに、経済情勢に沿った取組をしております。  例年、同管内の事業所を対象に合同企業就職説明会を開催しておりますが、本年度は5月に開催を予定をしておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため中止いたしました。しかしながら、学生の就職活動の機会が失われることもあり、ウェブにて参加事業所の動画配信や求人情報を見ることができるよう工夫されたところでございます。  また、来年になりますけれども、令和3年3月には、新型コロナウイルス感染防止対策を実施した上で、彦根地区雇用対策協議会において、合同企業就職説明会を対面で行えるよう、彦根商工会議所、彦根職業安定所と連絡調整を図りながら進めているところでございます。  以上です。 552 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 553 ◯5番(堀口達也君) ウェブにて対応したということだと思うんですけど、それについての効果ってどれぐらいあったのか教えてください。再質問です。 554 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 555 ◯産業部長(中村武浩君) 実際、効果とどれぐらいの申込みがあったかというところまではこちらでは把握していないんですけれども、ウェブとしましては参加企業が24社ございまして、この24社につきましては、全て企業情報、求人票の掲載をしていただいているのと同時に、13社がリクルート説明の動画掲載、会社の業務とか雰囲気とかを示すための職場の雰囲気を表したような動画の方で配信をさせてもらって、学生さんの方に会社のことを理解してもらうということでさせていただいております。  ただ、実際に結果としてどれだけかというところまではまだ把握しておりませんので、申し訳ございません。 556 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 557 ◯5番(堀口達也君) 続きまして、現在2名の会計年度任用職員の採用を市として予定されておりますが、現在の状況を鑑み、採用枠を一時的に増やしてはどうでしょうか。 558 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。 559 ◯総務部長(牧野 正君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により仕事を解雇されたり内定を取り消されたりした市民の方を会計年度任用職員として任用する緊急雇用対策につきましては、本年6月下旬から7月上旬にかけて、フルタイム職5名、パートタイム職5名の計10名を募集したところでございまして、面接と選考の結果、フルタイム職5名、パートタイム職1名を任用し、新型コロナウイルス感染症等への対応のために業務が増加した所属等に配属をいたしました。  「広報ひこね」12月1日号で募集をしております2名の会計年度任用職員につきましては、いずれもフルタイム職でございますが、これは、最初に採用したフルタイム職5名のうち2名が退職されたことなどによる欠員分を補充するものでございます。  また、パートタイム職につきましては、当初の募集において5名の定員に達しなかったため、8月から随時募集に切り替え、「広報ひこね」11月1日号で再度募集記事を掲載するなど、引き続き募集を行っているところでございます。  緊急雇用対策における会計年度任用職員の募集人数につきましては、フルタイム職、パートタイム職とも、現在のところそれぞれの定員の数には達していないことから、当面のところは現状の募集を継続したいと考えておりますが、今後、いずれかの職が定員に達した場合には、定員に達していない職を定員に達した職へ振り替えて募集をすることを検討するなど、柔軟に対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 560 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 561 ◯5番(堀口達也君) 再質問させていただきます。  フルタイムの方が2名辞められたということで、これは新しい就職等につながってやめられたのか、何か理由があってやめられたんでしょうか。また、そのパートタイムが5名の募集に対して1名しか採用されてないということで、その辺の理由について教えてください。 562 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。 563 ◯総務部長(牧野 正君) まず、フルタイム職の5名採用したうちの2名が退職をされたその理由でございますけれども、1名の方につきましては、これは自己都合により退職をされたということで、ご本人は詳細な理由はおっしゃっておりませんでしたので、その方についての退職理由は承知しておりません。もう1名の方につきましては、新しい職に就かれたものでございまして、そのために退職をされたということでございます。  それから、もう一つご質問をいただきましたパートタイム職の希望が少ない理由ということだったかと思いますけれども、もともと今回、フルタイム5名、それからパートタイム5名、募集をしました。  その理由なんですけれども、まず、フルタイム職については、一定の収入を望んでおられる方向けに5名を募集したと。そして、パートタイム職については、求職活動のために余裕のある勤務を望まれている方向けにということで、あえてフルタイム職とパートタイム職を分けて5名ずつ募集をした経緯がございます。  条件的には、フルタイム職の基本給が実は月額で15万600円でございまして、パートタイム職については時間額が980円となってございます。これは単純に月額の賃金を時間で割り戻しただけのことでございまして、あと、フルタイム職の場合は地域手当がついたりとか、あるいは期末手当がついたりとかということで、若干条件は異なってまいりますけれども、恐らくご希望されているのは、一定の収入を望まれている方の方が多いのかなと考えております。  先ほど申しましたように。最初に募集をかけたときは、フルタイムの方は7人実は応募がございまして、お二人の方についてはパートタイム職の方のご案内もさせていただいたんですけれども、やっぱりフルタイムを望んでいるということでございまして、全体としてそういう傾向にあるのかなと考えております。市としては、柔軟にその辺りは今後対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 564 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 565 ◯5番(堀口達也君) すみません、ちょっとここ、重要なところかなと思うので、もう一度再質問させていただきたいなと思うんですけど。  5名パートタイムとして募集していたけど、1名しかその採用が決まらなくて、その時給としては980円ということで、例えばこの時給を少し上げたりとか、例えばこの4名分の採用があるのであれば、そのフルタイムの採用を1名増やすであったりとか、何かそういったその対応とかというのができるのではないかなと思うんですけど、その点についてお聞かせください。 566 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。 567 ◯総務部長(牧野 正君) もう少し正確に申し上げますと、パートタイム職については、当初募集をかけた際に決まったのは1人だけだったんですけれども、トータル的に申し上げますと、実は3名応募がございました、一定の時期が過ぎてから随時の募集に切り替えてからでございますけれども。今現在採用に至っているのはお一人。  そのうちのお一人については、実は採用は決定をさせていただいたんですけれども、ご本人が辞退をされて採用には至らなかった。そして、もう1人の方については、今回募集条件の中に、先ほど申しましたように感染拡大の影響によって仕事を解雇されたり、あるいは内定を取り消されたりした市民の方を救おうということで、そういった方を対象にしていたんですけれども、おいでになった方についてはそういう要件を満たしていなかったということでございまして、3人来られた方のうちのお一人の採用にしか至っておりません。
     これは谷口議員の方からも以前に9月の常任委員会の中でもご質問をいただきまして、例えばフルタイムの希望が多いのだったら、いわゆるパートタイム職のその分の経費をフルタイムの方に回してでもそちらの方の対応をしたらいいのではないかというご提案もいただきました。  結果、今、フルタイムもパートタイムもいずれもちょっと欠員が生じている段階でございますので、このまま募集は続けますけれども、今おっしゃっていただきましたように、フルタイムの方のニーズが高いようでございましたら、その辺りは柔軟な対応をしていきたいと考えております。  以上です。 568 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 569 ◯5番(堀口達也君) やっぱりこういう社会情勢ですので、そういった方々のためにもぜひ前向きに検討していただきたいと思います。  続きまして、本年11月より彦根市いきがいわくワークセンターの取組にも協力され、障害をお持ちの方の就職や仕事体験を行われているジョブタス彦根事業所がオープンしました。  このように、市としても就労継続支援事業など、さらなる連携強化をし、就労サポートを行う必要があるのではないでしょうか。 570 ◯副議長(野村博雄君) 福祉保健部長。 571 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 障害のある方の一般就労につきましては、主にハローワークや働き暮らしコトー支援センターが相談や支援を行っておられますが、すぐに一般就労が困難な方については、一般就労に必要な技能の習得や就労の機会の確保を目的に、障害者総合支援法に基づく就労継続支援A型や就労継続支援B型、就労移行支援といった障害福祉サービスを障害福祉課に申請いただき、ご利用をいただいております。  議員にご紹介いただきましたジョブタス彦根事業所につきましては、就労継続支援A型事業となり、利用に当たっては、ハローワークや障害福祉サービス事業所との連携が必要となります。  また、社会福祉課では、ハローワーク等を介さず、福祉の就労支援員が直接企業や事業所と相談しながら就労サポートが行えるよう、彦根市いきがいわくワークセンターを開設しております。このセンターでは、生活困窮世帯、一人親世帯、障害のある方やひきこもりの方など、様々な課題や困り事を抱え就労できずにいる方などに対して、その事情や特性に合わせた職業紹介を行い、支援員が付添いながら就職や就労定着に向けての支援を行っております。  今後も、利用者の多様なニーズに丁寧に向き合いながら、福祉担当部門が連携を強化し、就労をサポートしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 572 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 573 ◯5番(堀口達也君) 今後かなり重要となってくるかと思いますので、ぜひ連携してよろしくお願いします。  続きまして、生活に困られている求職者に対して、公営住宅の安価もしくは無償提供等も視野に入れ、サポートを検討するべきではないでしょうか。 574 ◯副議長(野村博雄君) 都市建設部参事。 575 ◯都市建設部参事(山本茂春君) 市営住宅につきましては、従来から、住宅に困窮されている方に対し低廉な家賃で住宅を提供することにより、セーフティネットの役割を果たしているところでございます。今般のコロナウイルス感染症拡大に伴いまして、離職等の理由により収入が減少した現在市営住宅に入居されている方に対しましては、現行制度による家賃減額措置を適用することでより低廉な家賃設定とし、入居者の方の生活の安定を図っているところでございます。  また、市営住宅の無償提供につきましては、現在入居されている方との公平性を確保する必要がありますことから、現在のところ実施はしておりませんが、今後のコロナ禍におけるあらゆる動向の注視に努め、県営住宅等の施策とも連携を図りながら適切な対応を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 576 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 577 ◯5番(堀口達也君) 生活等に困られている方のためにも、こういった社会情勢ですので、ぜひそういうのも視野に入れて検討していただきたいと思います。  続きまして、フードバンク等の連携により、生活に困っておられる方への食料の提供体制を整備してはどうでしょうか。 578 ◯副議長(野村博雄君) 福祉保健部長。 579 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本市では、彦根市社会福祉協議会が運営を支援しておりますフードバンクひこねと福祉担当部門が連携をしながら、一人親世帯や生活困窮世帯など必要な方に支援が行き届くよう体制を整備し、随時、食料の提供が行われております。  また、フードバンクひこねとして、毎週第2・第4土曜日には食料の無料提供を行うフードパントリーが開催され、食料を配布する事業等が実施されておりますことから、今後もフードバンクひこね等との連携を図りながら、こうした取組を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 580 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 581 ◯5番(堀口達也君) すみません、再質問させていただきます。  フードパントリーの取組として、第2土曜日と第4土曜日、していただいているということで、どれぐらいの今現在利用者とかがいるのか、分かる範囲で教えてください。 582 ◯副議長(野村博雄君) 福祉保健部長。 583 ◯福祉保健部長(田中一朗君) そのフードパントリーの利用状況でございますけれども、6月から7月、夏場にかけましては大体15世帯から20世帯という状況でございまして、8月以降につきましては若干増えてきまして、25世帯から35世帯がご利用いただいているという状況でございます。  以上です。 584 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 585 ◯5番(堀口達也君) 利用者さんも増えてきているということで、困っておられる方が大変多いかと思いますので、そういったところも支援等、整備等をしていただきたいと思います。  続きまして、違う視点でまた質問させていただきたいと思うんですけれども、例えば彦根商工会議所や稲枝商工会などと連携し、自立支援のための起業塾等のサポートをしてはどうでしょうか。 586 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 587 ◯産業部長(中村武浩君) 本市では、彦根市の総合支援等事業計画に基づき、彦根商工会議所や稲枝商工会と連携し、創業希望者からの相談受付や補助制度の案内、支援機関の紹介等を行っています。  また、彦根商工会議書や稲枝商工会では、それぞれの通常業務の中で、起業相談や起業塾に当たる創業セミナーを実施しており、起業を希望される方の自立支援を行っています。  本市としましては、彦根商工会議所および稲枝商工会のこれらの取組に対し交付金を交付するなど、支援を行っております。  以上です。 588 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 589 ◯5番(堀口達也君) すみません、例えば今回のコロナの影響で失業された方とかで、そういった利用されている方とかというのはいるんでしょうか。 590 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 591 ◯産業部長(中村武浩君) 今聞いている段階では、特にそういう話は聞いておりません。ただ、今後、今のテレワークの関係とかで、新たな事業展開ということで起業を希望される方が増えるのではないかという予想は、会議所と商工会とはされております。  以上です。 592 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 593 ◯5番(堀口達也君) 今後増えることが予想されますので、そういったところに対してもきめ細やかな支援をしていただきたいと思います。  続きまして、茅ヶ崎市では、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者および求職者向けに緊急雇用対策期間を設け、茅ヶ崎市おしごとマッチングプロジェクトと称した市独自の奨励金制度ありの合同企業説明会を開催し、雇用人数1人につき10万円を市内業者に支給されているそうです。  このように、彦根市においても求職者や市内企業へのサポートを行ってはどうでしょうか。 594 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 595 ◯産業部長(中村武浩君) 本市では、茅ヶ崎市のような事業者に対しての奨励金制度は考えておりませんが、先ほども申し上げましたとおり、求職者や市内企業へのサポートとして、彦根地区雇用対策協議会において、ウェブでの事業所の動画配信や求人情報の提供、また、令和3年3月には、新型コロナウイルス感染症対策を実施した上で合同企業就職説明会を対面で行えるよう、現在、関係機関と連絡調整を図りながら進めているところです。  本市といたしましては、今後とも、彦根商工会議所、稲枝商工会、彦根職業安定所などの関係機関と連携し、サポートを行ってまいりたいと考えております。  以上です。 596 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 597 ◯5番(堀口達也君) 対面で合同説明会を開催予定ということで、そういったところに対しても、例えば茅ヶ崎市のように1人10万円ということであれば、10人その雇用が確保されることによっての必要な経費としても100万円程度と説明会の開催費用ということで、かなり安い金額で多くの方を救えるように思うんですけれども、そういったところについて見解をお聞かせください。 598 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。 599 ◯産業部長(中村武浩君) こちらの奨励金がなぜ必要なのかというところが一番の問題になってこようと思うんですけれども、今現在のこの就職説明会などマッチングの中でも、企業の求めている人材を集めたり、いろんな努力はしておりますけれども、それには奨励金を出すということを今までからしておりませんし、実際に茅ヶ崎の方でいきますと、予算的には1,000万円を超える予算でされていますので、やっぱりやるとなればある程度の予算確保も要りますし、その予算を出した以上はその効果というのが出てきますので、その辺を鑑みると、現時点ではそういう奨励金は必要ないのではないかなという考え方でおります。  以上です。 600 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 601 ◯5番(堀口達也君) 1,000万円ということは100人ぐらいの雇用を創出しているということで、かなりの効果があるのではないかなとは思います。  次の質問に移らせていただきます。  令和2年度末の新型コロナウイルス感染症対策支援基金の残高約4,100万円の使い道について、具体的にどのように考えておられるのかお尋ねいたします。 602 ◯副議長(野村博雄君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 603 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 本基金につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、感染症により影響を受けた市民生活の支援および地域経済の回復、その他感染症に関する対策に要する経費の財源に充てるため設置したものでございます。  また、本基金の運用期間としましては、令和3年度末までの2か年としておりますので、引き続き、同感染症の感染拡大状況や市民生活および地域経済への影響を注視・分析しながら支援策の検討を行い、財源として活用してまいりたいと考えております。  以上です。 604 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 605 ◯5番(堀口達也君) ごめんなさい。質問の方で、具体的にどのように考えておられるのかという質問をさせていただいたと思うんですけど、あまりちょっと具体的ではなかったように感じるんですけど、よろしくお願いします。 606 ◯副議長(野村博雄君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 607 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 今現時点におきまして、6,500万円弱を基金から充てさせていただいております。その中身といたしましては、市民活動への支援補助金であったり、医療機関への支援補助金でございます。  その他の事業につきましては、今この基金を財源充当はしておりませんが、この定例会でもご指摘がありましたように、既存事業がまだ継続中の中で、新たな事業が具体的に構築できておりませんので、そうしたものが構築でき次第、財源についても考えていく必要があるのかなと。ただ、期間が今年度に限ったものではございません。来年度もございますので、その辺を見極めながら充当していきたいと考えております。  以上です。 608 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 609 ◯5番(堀口達也君) 最後の質問に移らせていただきます。  様々な対策を示させていただきましたが、市としても、やっぱり市民誰一人取り残さない安心して暮らせる社会の実現のため、しっかりそのセーフティネットを構築する必要があるのではないでしょうか。市の見解をお聞かせください。 610 ◯副議長(野村博雄君) 副市長。 611 ◯副市長(山田静男君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が危惧される中、今、第3波でございますけれども、市民が安心して暮らせる社会を構築するため、市民にとって何が優先されるべきなのかを念頭に、国や県等の支援の状況を確認しながら、同感染症の感染拡大状況や市民生活および地域経済への影響を注視・分析しながら、さらなるセーフティネットとして柔軟な支援策が構築できるように検討してまいりたいと考えているところでございます。 612 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 613 ◯5番(堀口達也君) いろんな対策等があるかと思うんですけれども、彦根市としてこれだけは譲れないというか、一番重要だと考えておられて、これだけはやっていかないといけないということがあれば、お聞かせください。 614 ◯副議長(野村博雄君) 副市長。 615 ◯副市長(山田静男君) 彦根市として重要な部分としては、当然これ、全国的にも一緒なんですが、地域経済ですね。それで、あと、感染予防という二つ目がございます。あと、地域経済もそうなんですけれども、実際市民で困っておられる方、ここへやっぱり支援をする必要があると考えております。多くのいろんなご意見を聞かせていただいて、その中でできることをやっていくということで現在彦根市で考えているところでございます。  ただ、国とか県、他市町でもいろんな支援を出しておりますので、それは参考にしながら、彦根市としてできることを一生懸命やっていきたいということで考えているところでございます。 616 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 617 ◯5番(堀口達也君) あまり具体的にこれということというのは決まってないということでしょうか。 618 ◯副議長(野村博雄君) 副市長。 619 ◯副市長(山田静男君) 具体的といいますか、既にいろいろな支援策を彦根市としてできることは今現在やっております。それで、今第3波という中で、今後、実際どういう形で感染が拡大するのかという不透明な部分が現在ございます。今、GoToキャンペーンで、例えば土日なんかですと、彦根城も大体8割ぐらい戻っていると、そういう中でお客さんも結構、観光客の方も来られています。それで、お店も結構賑わっている状況ですけれども、昨年以上にはなかなか戻ってないという状況もございます。
     そういうことから、どういう支援ができるか、その状況によって変わってきますので、今後、この上積みの分も、今までやった分の上積みとか、それ以外の部分もこれから出てこようと思いますので、それらを踏まえて今後も支援策を構築したいということでございます。 620 ◯副議長(野村博雄君) 堀口さん。   〔5番(堀口達也君)登壇〕 621 ◯5番(堀口達也君) 大変困っておられる方が多いですので、そういった雇用対策、そしてセーフティネットをしっかり構築していただきたいと思います。  以上で終わります。 622 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩します。            午後3時22分休憩            午後3時35分再開 623 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  23番長崎任男君。長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 624 ◯23番(長崎任男君) 大変お疲れのところと思いますけれども、私は今期定例会で大きく2点についてお伺いさせていただきます。執行部の皆様の誠意あるご答弁をお願いいたします。  大項目1、広域ごみ処理施設に伴う市道整備について。  この問題は大変大きな問題で、今期定例会でも何名もの方からご質問がされておりますけれども、私は、私の地元でもこの問題に関しましてかなり賛否がございますので、そういった地元の目線で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  中項目1、住民説明会で示された内容について。  細項目1、アクセス道路案の概要は。  宇曽川と安食川の二つの一級河川に橋をかけ、さらにトンネル工事も必要となると思いますが、道路の幅員や、道路やトンネルの延長などについて、計画の概要をお聞かせください。 625 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 626 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 当該アクセス道路案につきましては、一級河川犬上川にかかります開出今橋、通称赤橋を南に進み、甘呂町、日夏町を経て県道三津屋野口線までの市道大藪金田線と、荒神山南側に位置し、金田町から稲里町を結ぶ稲村山農道との間を連絡する道路で、荒神山の山間部を通過する延長約2,600メートル、幅員といたしましては3メートル幅の車道2車線と片側に3メートル幅の歩道を設置する計画としております。  なお、計画する道路につきましては、住民説明会でお示しさせていただいた資料では、計画線に幅があり、詳細なルートを決定したものではございません。このことから、今後の調査や設計により詳細なルートを決定いたしますが、区間内には荒神山や宇曽川、安食川が存しますので、トンネルの検討や橋梁の架設が必要になるものと考えております。  以上です。 627 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 628 ◯23番(長崎任男君) 細項目の2番でございます。なぜこのタイミングで公表されたのか。  この市道計画は、広域ごみ処理施設の候補地が決まる以前よりあったように聞き及んでおります。なぜ広域ごみ処理施設整備事業に係る環境影響評価方法書素案の住民説明会のタイミングで公表となったのか、お聞かせください。 629 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 630 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 当該市道計画につきましては、以前より円滑な道路網構築の観点から、幹線道路としての構想を持っておりました。  そうした中、当地が広域ごみ処理施設の候補地として決定し、広域行政組合による住民の皆様への説明や協議を行う中で、本市の南北間幹線道路であります県道2号線や市道芹橋彦富線の混雑や安全性、さらに、収集車両の増加によります交通渋滞の懸念など、多くのご意見をいただきました。  こうした地域の懸念に対応するため、新たな幹線道路を整備することで、交通量の分散化による混雑緩和と安全性が確保でき、また、処理施設へのアクセス性においても最適なルートとなりますことから、このタイミングをもって具体的に着手することといたしました。  なお、当該市道は施設へのアクセス道路にもなりますので、一体的な事業としての位置づけが必要であると考えており、広域ごみ処理施設の整備について皆様に説明いたします今回の環境影響評価方法書素案の説明会時において、住民の皆様に対しお示しをさせていただいたものでございます。  以上です。 631 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 632 ◯23番(長崎任男君) 再質問させていただきます。  今ほどご説明いただきました内容で、広域ごみ処理施設のアクセス道路というお話でございましたけれども、であるならば、なぜ1週間前の10月12日に開催されました新ごみ処理施設整備連絡協議会の席での発表とならなかったのでしょうか。何か理由はあるのでしょうか。 633 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 634 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 計画道路を含め、施設に関する地域住民の皆様からの様々なご意見につきましては、これまで広域行政組合によります住民説明会でありますとか計画段階環境配慮書に対する意見により取りまとめられております。これらの意見に対する事業者の見解を示す機会が、今回、環境影響評価方法書の素案に係る住民説明会となっておりましたので、この機会を捉えて道路計画をお示しさせていただいたものでございます。  以上です。 635 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 636 ◯23番(長崎任男君) 再々質問で何度も申し訳ない。  1週間前に開催されました新ごみ処理施設整備連絡協議会というのは、この問題に関しまして、その周辺地域のそれに特化した方がその役員となってそこに集っておられると。やはりその問題にさらに深く問題性がどうかということを考えておられる方たちの集まりである場が1週間前にあったわけですよね。そのわずか1週間のこの差なんですけれども、何でそこではなかったのか、もう一度ちょっとお聞かせください。 637 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 638 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 議員がおっしゃいますように、連絡協議会の中に地域の役員の方々がお集まりになっているとは十分承知をしております。そうした中で、どういう課題があるのかという部分も含めて改めてご意見を伺った中で、今後の方向といたしましてアクセスはどうするのかということについて、改めて次の今回の説明会の中でお示しをさせていただいたというところでございますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 639 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 640 ◯23番(長崎任男君) 分かりました。  次、細項目の3番です。地元や地権者の理解は得られているのか。  公表前に該当する地元や地権者に説明され、理解は得られたのでしょうか、お聞かせください。 641 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 642 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 当該道路の計画につきましては、先般の住民説明会におきまして初めて皆様にお示しをし、説明をさせていただいたものでございまして、地元や地権者の皆様に前もって説明をさせていただいてはおりません。  今後、地形測量や地盤の調査、また、詳細設計の前段階である予備設計を行うとともに土地所有者の調査なども行い、詳細なルートが決まりましたら速やかに地元や地権者の皆様に説明をさせていただくことを考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。  以上です。 643 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 644 ◯23番(長崎任男君) 再質問でございます。  この辺りにトンネルなり切り通しで市道が通るであろうという案があることを、この発表前にどれぐらいの方がご存じだったのでしょうか、お聞かせください。 645 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 646 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 発表前にどのくらいの方がご存じだったかということはちょっと分からないんですけれども、ただ、先ほど来申し上げましたように、以前から幹線道路としての整備の構想を持っておりまして、これについては、平成7年頃に稲村山農道の方が県の方で着手されておりまして、また、時期を同じぐらいにしてて平成5年頃に大藪金田線の赤橋、開出今橋の事業にも着手しているという、荒神山を挟んで前後の幹線道路が進んでいるという状況の中で、例えば稲枝地区の方でありますと、行く行くつながるんだろうというお話もされていますし、実際にご要望もいただいておりますので、稲枝地区の方につきましては、承知しておられる方もおられるかとは考えております。  以上です。 647 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 648 ◯23番(長崎任男君) すみません。今おっしゃられた説明ですと、稲枝地区の方でありますとかこちらの開出今の方の方とか、こっちとこっちとこのように工事しているのであれば、いずれそこはつながるだろうという臆測の中でそう理解されていたという見解ですか。再度お伺いします。 649 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 650 ◯都市建設部長(藤原 弘君) この道路計画案につきましては、平成10年に道路整備の将来を示す道路整備プログラムを策定しております。ただ、これにつきましては、幅広く市民の皆様方に公表をしているものではございませんので、どういう構想を持っているのかについては十分な周知はできてないと思います。したがいまして、今、議員がおっしゃられましたように、推測の下で承知しておられるとは考えております。  以上です。 651 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 652 ◯23番(長崎任男君) その説明は一定理解しました。  中項目2、アクセス道路案のメリットについてでございます。  細項目1、採用に至った根拠は。  今回提示されました道路以外に検討された道路案はあったのでしょうか。今回の道路案に至った決め手、根拠についてお答えください。 653 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 654 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今般お示しをさせていただきました道路計画案につきましては、広域ごみ処理施設へのアクセス性を考慮しまして複数の案を検討いたしましたが、アクセス道路としての位置づけだけでなく、地域の皆様から多くのご意見をいただいております県道2号線の混雑の緩和や安全性の課題解決、円滑な道路網構築を踏まえ、当該道路計画案を採用させていただいたものでございます。  以上です。 655 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 656 ◯23番(長崎任男君) 細項目の2番です。交通量はどのようになるとお考えか。  今回のアクセス道路を含め、建設予定地周辺の県道や市道の交通量は、今回のこのアクセス道路が開通することによってどのように変化するとお考えでしょうか。現時点での予測をお聞かせください。 657 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 658 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 当該道路の整備によります交通量の変化につきましては、県道2号線は現況で1日当たり約8,000台の交通量がありますが、新たに南北の幹線道路を整備することになりますので、この交通量は分散によりまして減少するものと推測をしております。  新たな交通量、交通の流れといたしまして、例えば通称赤橋から南へ向かう車両は、市道大藪金田線から日夏町中沢交差点を経由することなく市南部地域へ向かうことができます。また、市南部地域から北へ向かう車両は、県道2号線の賀田山町西交差点を経由せずに、例えば市立病院とか市北部地域へ向かうことが可能となると考えております。  以上です。 659 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 660 ◯23番(長崎任男君) おおまかな市南北の流れは分かったんですけれども、この広域ごみ処理施設のアクセス道路という考え方もやっぱりある中で、パッカー車でありますとかごみ処理施設に行かれる方とかの交通量とかも、やっぱりこのアクセス道路を使うことによって分散されるというお考えでよろしいですか。これ、再度お聞かせ願いたいと思います。 661 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 662 ◯都市建設部長(藤原 弘君) ごみ収集車のパッカー車等の搬入経路につきましては、広域行政組合の方で検討されていると思うんですけれども、今回の道路で南北に分散した形でそれぞれ搬入されると聞いておりますので、ごみ収集においても分散が図れるとは考えております。  以上です。 663 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 664 ◯23番(長崎任男君) 細項目の3番です。地元としてのメリットについてお聞かせください。  今回のアクセス道路整備によって、地元や周辺地域にはどのようなメリットがあるのでしょうか、お聞かせください。 665 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 666 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 当該道路の整備によりまして、主要幹線道路であります県道2号線、特に賀田山町西交差点のこの部分の交通量の分散によりまして混雑の緩和は図られるとともに、新たな道路整備によるアクセス性や安全性が高まりますので、地元の皆様にもメリットがあるものと考えております。  以上です。 667 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 668 ◯23番(長崎任男君) おっしゃるそのメリットは一つ分かったんですけれども、このアクセス道路をしますと、稲枝の方が、彦根に行くという表現がどうかちょっと分からないですけど、彦根に行くのにはすごく便利になると思いますし、彦根の方が稲枝に行くと、この表現もちょっとどうか分からないですけれども、便利になると思うんですけれども。
     私らこの地元の者がそこに行くのには結構このアクセス道路ができることによって楽に行けるというか、便利になるかというのを、そのイメージがちょっと湧きづらいんですけれども、その辺、当該地元としてその辺はどんなメリットがあるんでしょうか。再度お聞かせください。 669 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 670 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 地域の地元の方の一番のメリットということは、やはり交通量の分散による渋滞の緩和ですね。交通量が減ることによるメリット、これによって安全性も高まりますし、通行もしやすくなるというところがメリットとは考えております。  以上です。 671 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 672 ◯23番(長崎任男君) 今の説明ではあまりメリットがあるようにはちょっと思えないですね。  次、中項目の3番、懸念材料についてお聞かせください。  細項目1、神社のご神体や樹木への影響は。  十分にご承知のこととは思いますが、このアクセス道路案の周辺には、唐崎神社や天満天神社、荒神山神社という、私たちの先祖が代々信仰してきた神社があります。その神社の建物やご神体、神社周辺の樹木について、あらゆる面で影響はないのでしょうか、ご見解をお聞かせください。 673 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 674 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 議員ご指摘のとおり、荒神山には唐崎神社や天満天神社、また、荒神山神社が立地しておりますし、文化財の包蔵地、自然公園、風致地区に指定されているなど、多くの配慮すべき要素がございます。  今後の測量や調査により現地状況を十分に把握し、その対策を踏まえた計画や設計を進めてまいりますが、神社への直接的な影響や参道が分断されることがないようにし、樹木につきましてもできる限り対策を講じてまいりたいと考えております。  以上です。 675 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 676 ◯23番(長崎任男君) 再質問させてもらいたいんですけれども。  もともとこういうトンネルを掘ったりですとか大きく削ったりとかするような工事をするときに、そこに例えば神社でありますとかお寺でありますとか、そういう先祖代々信仰の対象であったような建物とかがあったようなケースでこのような工事をしたということは今まであったのでしょうか。 677 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 678 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 計画道路の中でそういう神社があったかどうかと、今私が覚えている範囲ではないんですけれども。ただ、今回の道路につきましては、先ほども申し上げましたけれども、現在幅を持たせた道路ということで計画させていただいております。今後進める中で、特にそういう神社とかには影響がないような法線の方を十分検討していきたいと考えております。 679 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 680 ◯23番(長崎任男君) そういう信仰の対象でありますとか、心の、ずっと先祖代々祭ってきたといいますか、そういうところでございますので、そういうことに関してもやっぱり非常に懸念を感じておられる方も正直おられます。だから、そういった方に丁寧な説明をさせてもらうために、そういった案があるのかなということもお聞かせいただいたんですけれども、ないということであれば、初めての試みということでございますので、丁寧な説明を今後ともよろしくお願いいたします。  細項目の2番でございます。荒神山林道への影響はということで、荒神山山頂まで続く林道への影響についてお聞かせください。 681 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 682 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 詳細なルート構造につきましては、今後具体的に検討してまいりますけれども、林道は分断することがない構造を考えていきたいと考えております。  以上です。 683 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 684 ◯23番(長崎任男君) よろしくお願いいたします。  細項目の3番でございます。地盤に対する懸念はということで、調布市のトンネル工事でルート上の市道が陥没するということがあったと報道されておりますが、周辺を含めた地域にそういったことはないのでしょうか、お聞かせください。 685 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 686 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 道路の構造につきましては、トンネルなどの大型構造物の設置も検討しておりますが、現況地盤の方で十分に調査いたしまして、構造物本体だけでなく周辺への影響がないように十分検討、また、それに合わせて設計を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 687 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 688 ◯23番(長崎任男君) 周辺を含めた地域の皆さんが安心できるような内容で検討いただけるよう、よろしくお願いいたします。  中項目4、財政面についてでございます。  細項目1、費用に関してはどのようにお考えか。  アクセス道路の整備は市道整備として実施されると考えますが、架橋やトンネル掘削など大規模な工事となることが見込まれます。工事費はどれぐらいになると算出されているのでしょうか、お答えください。 689 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 690 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 議員ご指摘のとおり、当該道路の計画区間内におきましては山間部や河川などが存していることから、トンネル等の山間部に設置する構造物、河川を横断する橋梁が必要になるなど、多額の費用を要することを想定しております。  計画策定に当たり、現段階で概算の事業費を算出いたしましたところ、計画延長約2,600メートルで、測量や調査、設計費、用地取得費およびトンネルや橋梁を含む道路改良工事の総額で約38億円を見込んでおります。  以上です。 691 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 692 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。  今のお答えと若干かぶるのかも分からないんですけれども、細項目の2番でございます。調査には、どれくらいの時間と調査費が必要か。  この計画の実施に向けて来年度の予算に調査費等を見込まれているのではと考えますが、現時点でどれくらいの時間と調査費が必要とお考えなのかお聞かせください。 693 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 694 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 広域ごみ処理施設の開設は令和11年度を予定されており、開設時にアクセス道路を開通させるには時間的猶予はございませんので、速やかに事業に着手する必要があると考えております。  このことから、まずは現況の地形測量や地盤の調査、道路設計の前段階になります予備設計を行い、具体的なルートや構造について決定することを考えております。  なお、これらの調査につきましては、約2年間、費用は約3,000万円を見込んでおります。  以上です。 695 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 696 ◯23番(長崎任男君) 令和11年に開設するということで、それに間に合わなかったら意味もありませんのでね。やっぱりそういったことも含めて、やることはやる、急ぐことは急ぐでお願いしたいと思います。  続きまして、細項目の3番でございます。市の財政への影響は。  この計画の実施には大変大きな費用がかかることとなりますが、その財源や実施年度の財政状況についてのお考えをお聞かせください。 697 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 698 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今ほどご答弁させていただきましたとおり、概算での全体事業費は約38億円を見込んでおり、実施に当たりましては、最も有効な国庫補助金や交付金が活用できるよう、県とも協議をしております。また、広域行政組合からの負担金が得られるということも聞き及んでおりますことから、これら財源を組み合わせ、できるだけ市の財政負担が軽減されるよう努めてまいります。  なお、具体的な用地取得や工事の実施につきましては令和5年度以降を予定しておりまして、現在実施中の国スポ関連の道路や河川の周辺整備事業や立花船町線の整備を終える時期になりますので、道路事業等が集中することはないと考えております。  以上です。 699 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 700 ◯23番(長崎任男君) 非常に常々厳しい財政状況という話が出ますので、そういったことが重ならないように、よろしくお願いしたいと思います。  中項目の5番でございます。今後のスケジュールについてお聞かせください。  細項目1、新たな住民説明会は実施するのか。  今後、再度住民説明会を開催される予定はあるのでしょうか。また、関係する自治会などに出向いて説明される予定はあるのでしょうか、お聞かせください。 701 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 702 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 当面のスケジュールといたしまして、まずは地形測量や地盤の調査、詳細設計の前段階であります予備設計を行ってまいります。  なお、新たな住民説明会につきましては、土地所有者の調査を行い、詳細なルートや構造が決まりましたら速やかに住民説明会を開催することを考えております。  以上です。 703 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 704 ◯23番(長崎任男君) このアクセス道路のことに関しまして、冒頭申しましたけれども、なかなか私の地元でも賛成だと言っている方と、いや、こんなものは絶対反対だと言っておられる方が結構おられます。ですので、やっぱりそう簡単になかなかこの問題、できるような話ではないのではないかなと私自身もこう思っておりますので、そういったことをやるならやるということで、何度もやっぱり足を運んでいただいて、一人ひとりご説得、一人ひとりにご説明いただくぐらいの心構えで臨んでもらうことがやっぱり必要ではないかなと思いますので、その辺り、よろしくお願いしたいと思います。  細項目の2番でございます。今後のスケジュールについてお聞かせください。  アクセス道路完成までの大まかなスケジュールをお聞かせください。 705 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。 706 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今後のスケジュールとしまして、速やかに地形測量や地盤の調査、詳細設計の前段階であります予備設計を行いまして、詳細なルートや行動について決定していきたいと考えております。その後、詳細設計を行いまして、用地測量、事業用地の取得を終えた後に道路改良工事を実施いたしまして、広域ごみ処理施設が開設されます令和11年度までの完了を目指してまいります。  以上です。 707 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 708 ◯23番(長崎任男君) ぜひよろしくお願いいたします。  大項目の2番でございます。コロナ禍における彦根市の文化振興についてでございます。  中項目1、彦根市における文化の位置づけは。  ドイツのメルケル首相は、5月9日に芸術文化関係者と市民に向けて行った演説で、連邦政府は芸術支援を優先順位の一番上に置いているとして文化を重要とする姿勢を強調されており、今後も芸術文化関係者の声に耳を傾けながら、各州と連携して支援を行うと明言されております。  私たち彦根市でも、市民憲章の文言の中にも「歴史と伝統を生かし、文化の香り高いまちをつくります」とうたわれておりますように、彦根と文化は切っても切れない密接な関係を持って歩んでまいりました。それらのことを踏まえ、以下、お尋ねいたします。  細項目1、文化はどのような役割を果たすとお考えか。  文化振興を図ることはどのような効果があるのか、文化が彦根に彦根市にとってどのような役割を担っているのか、お聞かせください。 709 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 710 ◯教育部長(岸田道幸君) 国が定めた文化芸術基本計画においては、「文化芸術は、豊かな人間性を涵養し、想像力と感性を育む等、人間が人間らしく生きるための糧となるものであること」、また、「他者と共感し合う心を通じて意思疎通を密なものとし、人間相互の理解を促進する」とされています。  本市としましても、彦根市総合計画後期基本計画において、伝統文化の継承と発展や市民の主体的な文化芸術活動の支援を図り、市民の文化資質の向上とともに彦根への誇りと愛着がより一層高まることを目指すとしております。  そのため、優れた文化芸術に触れる機会を提供し、文化・芸術活動の取組環境を整備することで、市民の創作意欲の向上や人の心の豊かさを醸成することにつながるよう努めているところでございます。 711 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 712 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。それでは、中項目の2番でございます。  コロナ禍における彦根市の文化に対する影響についてお聞かせ願いたいと思います。  細項目1、どのような業種に影響があると理解されているのか。  新型コロナウイルスの感染拡大により、文化芸術関係の展覧会、講演、イベント等が中止・延期となり、日頃文化芸術の分野で活動されている方々の制作や発信の場が失われております。劇場に出演されている演者の方をはじめ、多くの業種の方に影響が出ていると思われますが、彦根市としてどのような方に影響が出ているとお考えなのか、見解をお聞かせください。
    713 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 714 ◯教育部長(岸田道幸君) 議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、施設の臨時休館や各種イベントの中止を余儀なくされる状況の中、文化芸術の分野で活動されている方、また、それらの活動を支える音響、照明等、舞台運営や作品の創作に必要な資材、場所、技術等を提供される業務等に携わる方々にも影響が出ていることを認識しております。  また、業種や分野を問わず、市民が主体となって活動されている市内の文化芸術団体においては、感染拡大により活動場所や成果発表の機会をなくすことを危惧されている状況にあると理解しております。 715 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 716 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。ご理解いただいているということで非常に安心しました。  それでは、そういったことに対しまして、細項目の2番でございます。彦根市としての支援策をお聞かせ願いたいと思います。  この件に関しましては、多くの業種の方に影響が出ていると感じておりますが、国の持続化給付金とは別に、市としての支援策はあるのでしょうか。例えば文化プラザの施設の利用料の減免でありますとか、感染防止対策に必要な経費の助成といった支援策はお考えでしょうか、お聞かせください。 717 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 718 ◯教育部長(岸田道幸君) 彦根市としましては、全般的な施策として、市民団体が行う新型コロナウイルス感染症対策への支援のため、彦根市新型コロナウイルス感染症対策市民活動支援補助金を交付しております。まずは、当該補助金を市内の文化団体や音楽団体においてもご活用いただけるよう、積極的に周知しているところでございます。  また、コロナ禍における文化芸術団体の継続した活動を支援するため、ひこね市文化プラザをはじめとした市内の文化施設を利用されるに当たり、感染症対策を講じた上で貸館利用のできるよう条件を整えたり、新型コロナウイルス感染症対策を理由として予約をキャンセルされた場合には施設使用料の還付に応じるなど、コロナ禍においても文化活動に取り組みやすい環境整備に努めているところでございます。 719 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 720 ◯23番(長崎任男君) 今ご説明いただきました感染症防止対策の費用というのは、いろんな団体にされた5万円のことでしょうか。  となりますと、その以外にそういう業者に対して非常に多くの業者の方に影響があるということをご理解いただいている中で、業者への直接的な経済支援というのはないのでしょうか。再度お伺いします。 721 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 722 ◯教育部長(岸田道幸君) 彦根市といたしましては、コロナ禍の影響を受けている文化芸術関係の事業者に限定した補助金の給付など、直接的な支援策は現在のところ設けておりません。しかしながら、中止としていた事業等を可能な限り再開し、また、多くの文化芸術団体に文化芸術活動を継続していただけるようになれば、関連する事業者への間接的な支援につながるものと考えております。  こうしたことから、文化施設での貸館業務を継続できるよう、おのおのの場面に応じた新型コロナウイルス感染症対策を講じたり、また、3密を避ける形で実施できる少人数を対象とした事業を年明けから再開したいなとも考えております。また、コロナと共生できる形での文化芸術活動の継続実施や環境整備に今後とも努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 723 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 724 ◯23番(長崎任男君) 直接的な経済支援はないですけれども、やっぱりいろんなその文化活動を続けていただくということに関して力を入れられているというイメージで受け取ってよろしいですかね。  次、中項目の3番でございます。彦根市美術展覧会(市展)の中止についてお伺いいたします。  細項目1、市展の中止に至った経緯は。  今年の市展が中止に至った経緯について、どのような検討をした結果やむなく中止に至ったのか、お聞かせください。 725 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 726 ◯教育部長(岸田道幸君) 年度当初には、日頃の創作活動の成果を発表していただく機会として、本市の文化振興の主要事業である第69回彦根市美術展覧会の開催に向けて準備を進めておりましたが、国の新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が発令された中で策定した彦根市主催イベント等の実施に関する方針に基づきまして、出品者や来場者の安全・安心を第一に考え、今年度の開催については中止するという判断に至った次第でございます。  なお、中止の判断におきましては、市展運営にご協力をいただいている彦根市美術展覧会委員の皆様にも中止に係る市の考え方をご説明申し上げまして、ご理解をいただいたところでございます。 727 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 728 ◯23番(長崎任男君) 今、市の美術展覧会委員の方にもご説明いただいてご理解いただいたということのご答弁だったんですけれども、この第69回、68回まではずっとされてきたわけで、すごく伝統があるといいますか、歴史があるこの市展なんですけれども、市の展覧会委員の方からやっぱりやりたいなという声は出なかったんですかね。その辺、再度お伺いします。 729 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 730 ◯教育部長(岸田道幸君) 今ほども議員ご指摘がございましたように、彦根市美術展覧会は歴史のある事業でございますので、中止に当たっては、方針もあるというものの、慎重な検討を行ったところでございます。  その中で、やはり運営の要となっていただきます彦根市美術展覧会委員の方々に対しましてもご意見を頂戴いたしております。今年度の市展の中止に係る市の考え方をこの委員の方々にご説明を申し上げ、その際に委員の皆様にもご意見をいただきました。  委員の皆様からの主な意見でございますけれども、感染症の終息の見通しが立たない上、特に市展への出品者、来場者ともに高齢の方が多くを占めるため、今年度の開催中止はやむを得ないということもご意見いただきました。そういうことでご理解をいただきました。また、今後の感染状況を見ながら次年度の開催に向けて検討を進めていくよう、ご助言もいただいているところでございます。併せて、出品者や来場者の混乱を招かぬよう、早期に開催中止のお知らせを行うようご教示もいただいたところでございます。 731 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 732 ◯23番(長崎任男君) ご判断いただいたのが、コロナが一番ひどかったといいますか、みんなコロナの恐怖におびえていたときの判断だったということもやっぱりあると思いますので、そうなったのではないかなと思います。分かりました。  細項目の2番です。市展を楽しみにしておられた方への対応は。  市展への出品を楽しみに創作活動を続けられていた方、また、市展での鑑賞を楽しみにしておられた方への市の対応についてお聞かせください。 733 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 734 ◯教育部長(岸田道幸君) 彦根市美術展覧会につきましては、出展される方はもちろん、出展された作品の鑑賞にも幅広い世代の方にお越しいただいております。  市展中止に係る対応といたしましては、まずは、過去3年間の出品者の皆様に対して5月上旬に開催中止をお知らせするはがきを送付すると同時に、報道資料提供やホームページ、「広報ひこね」を用いて広く周知を行ったところでございます。  特に、市展への出品を予定されていた方につきましては、日頃の創作活動の成果発表の場として楽しみにしておられる中ではありますが、作品制作スケジュールへの影響を鑑み、早期に年内の開催中止を判断し、次回以降の開催に向けた創作活動への取組をお願いすることで、一定の理解をいただけたものと考えております。 735 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 736 ◯23番(長崎任男君) ちょっとこれも再質問させてもらいたいんですけれども。  今、過去3年間に出品されておられた方を抽出してといいますか、その方に対してはがきでその案内、もう今年は中止しますよという案内をしたというご説明があったんですけれども、そのはがきを受け取った方から何か意見はなかったんですかね。やっぱりしてほしいなとか、何かそういう意見はなかったのでしょうか。再度お伺いします。 737 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 738 ◯教育部長(岸田道幸君) 市美術展覧会の開催中止のお知らせに対する出品者の反応でございますが、開催中止は大変残念であるけれども、感染拡大防止を図るためにはやむを得ないと中止についてご理解をいただきながらも、そのときのご意見として、次年度の市展への出品に向けて創作活動に励みたい、次年度の開催に向けて準備を進めてもらいたいといったご意見もいただいたところでございます。 739 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 740 ◯23番(長崎任男君) そもそも私がこの質問をしようと思いましたのは、やっぱりそういう日頃から創作活動をされている方だとかいう方が、今回その市展だとかその発表の場がなくなったことによって、「やっぱりその創作意欲をなくすわ、なくしてしまったわ」というお声を正直いろんなところからお聞きすることになりました。  今ご説明いただいたみたいに来年は何とか開催できるということも考えていただいているということでございますので、そういった方がまた頑張って創作活動しようと思われる対応を今後ともどうぞよろしくお願いしたいと思います。  細項目の3番でございます。対応策について代替案はなかったのか。  私が住んでおります亀山学区のある自治会の例を挙げさせていただきますと、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの自治会が秋の文化祭を中止する中、この自治会は、町民の方が出品された作品の写真を撮り、QRコードを使い、ネットで各人が自宅や職場などの離れた場所でそれぞれの自由な時間に作品に触れられる取組をなされておりました。このような取組のおかげで、形は違えど、コロナ禍で心が落ち込む中において、毎年恒例の文化祭として大きな成果があったと私はとてもうれしい気持ちになりました。  彦根市として、そのような代替案をお考えにならなかったのでしょうか、お聞きかせください。 741 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 742 ◯教育部長(岸田道幸君) 市美術展につきましては、5月に年内の開催中止を判断したものの、彦根市主催イベント等の実施に関する方針を踏まえた上で、コロナ禍の状況いかんにより時期や規模を変えての開催や、代替手法による開催ができないか検討を重ねておりました。  彦根市美術展覧会については、多くの出品者に出展いただくことにより開催いたしており、来場者にとっては、展示作品を直接見て肌で触れることで、文化芸術に対する資質の向上や創作意欲につながるという意見もございます。そのため、彦根市立展覧会の代替案としての開催については、他の自治体の事例を踏まえながら検討を進めることとし、今年度はやむなく代替案としての開催についても断念した次第でございます。  なお、本市が主催する文化振興事業の中でも、講義形式で開催した内容をテキストの配布により実施するなど、感染拡大防止の上で形態を変えて実施した夏休み文芸ワークショップ事業や文芸作品募集や入選集の作成を行い、表彰式など人が集う場面を控えて開催した彦根市民文芸作品事業もございます。  また、議員ご提案のような、コロナ禍にける形を変えての事業開催については、次年度以降に向けて、彦根市美術展覧会委員のご助言等を踏まえ、創意工夫しながら取組を継続できるよう、引き続き検討してまいりたいと考えております。 743 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 744 ◯23番(長崎任男君) 直接目で見る、肌で感じるということが重要だということで、今回はやむなく中止だということだったんですけれども、今ご答弁ございましたことにも関係するかもしれませんが、次の細項目4番、次年度の開催の見込みについてお伺いします。  例で申し上げましたネットで作品を見ることができるような環境を整備することを含めた次年度の取組と開催見込みについてお聞かせください。 745 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 746 ◯教育部長(岸田道幸君) 市美術展は歴史と伝統のある美術展覧会であり、出品者、来場者の方々に文化芸術の魅力に直接触れていただきたい思いもあることから、感染防止対策を講じながら、可能な限り従来の形で開催したいと考えております。  新型コロナウイルスの感染状況によっては、従来どおりの開催が難しい場合も想定されますが、全国的にはコロナ禍における新たな取組として、ウェブを用いたオンライン環境での展覧会の開催に踏み切った自治体もございます。  本市においても、次年度の彦根市立展覧会の開催に向けて、先進的な取組をしている自治体の事例を研究するとともに、彦根市美術展覧会の各委員のご意見等賜りながら、その時々の感染状況に応じた最善の開催の在り方について検討を重ねてまいる所存でございます。 747 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 748 ◯23番(長崎任男君) 直接目で見て肌で感じるということは、なかなかコロナ禍では難しいかも分かりませんけれども、いろいろそういったことを可能な限りできる施策を考えていただきまして、よろしくお願いいたします。  中項目の4でございます。コロナと共存する文化振興について。  細項目1、コロナ禍における彦根市の文化振興の方向性は。  最後に、コロナ禍における彦根市の考える文化振興の方向性についてお聞かせください。 749 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。 750 ◯教育部長(岸田道幸君) 令和2年度の彦根市主催の文化振興事業の実施に当たっては、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けながらも、感染リスクを伴わない形で実施した事業がございます。  コロナ禍においても、文化の香り高いまちとして文化の振興を図る上で、文化芸術に触れることができる機会の提供や、市民の主体的・積極的な文化芸術活動の推進を支援できる体制が必要であると考えております。  議員ご指摘のコロナと共存する新たな文化振興事業の在り方についても、引き続き検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 751 ◯議長(安澤 勝君) 長崎君。   〔23番(長崎任男君)登壇〕 752 ◯23番(長崎任男君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  来年は文化振興室が市長部局に移管されるという条例案が出されております。世間ではコロナ禍でいろいろ工夫してやっておられます。そういった例を参考にしていただき、彦根市の文化振興の向上のため、これを契機に市全体として取り組まれることを強く要望し、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 753 ◯議長(安澤 勝君) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  暫時休憩いたします。            午後4時31分休憩            午後4時38分再開 754 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  13番森野克彦君。森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 755 ◯13番(森野克彦君) 公政会の森野克彦でございます。本日といいますか、本定例会の最終の質問者でございます。皆さんお疲れのところ申し訳ございませんけれども、よろしくお願いいたします。  今定例会は大きく三つのことについてお伺いしたいと思います。  大項目1番、新型コロナウイルス関連についてお伺いいたします。  中項目1番、教育関連についてです。  細項目1、臨時休校で失われた学習時間と内容の補てんの進捗はということで、冬季休業期間も予定どおり短縮して学習時間の確保をされるということですが、順調に学習時間と内容の補てんができているのか、また、詰め込み学習となっていないか、また、必要な学習の習得がしっかりとできているかなど、進捗状況についてお聞かせください。 756 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 757 ◯教育長(西嶋良年君) 各校において学習の重点化や時間割編成の工夫などにより新たに見直しました6月以降の学習計画に基づいた学習の進捗状況につきましては、現在、一部の学校において、教科により数時間程度の遅れが生じております。しかし、冬季休業期間の短縮により確保する学習時間を活用したり計画を随時見直したりすることで、今年度中には学習内容の遅れが補てんされることを確認しております。  議員ご指摘のとおり、学習内容の習得を急ぎますと、ともすると詰め込み学習となるおそれがあると考えております。そのため、子どもの学習の定着状況を丁寧に見取り、分かりやすい授業の工夫に努めた上で計画的に学習が進められるよう、各校に指導をしているところでございます。 758 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。
      〔13番(森野克彦君)登壇〕 759 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  すみません、1点再質問させていただきます。  今お伺いいたしました必要な学習の習得がきっちりとできているかというところなんですけれども、やはり保護者の立場からいたしますと、学校でテストがありました。返ってきた答案を見たときに、どうしてもやっぱりその点数によって、ひょっとしてこの詰め込みの時間の学習によって点数が落ちたのではないかとか、そういったことを気にされる保護者の方の声というのもいろんなとこからちょっと聞かれたりもするんです。  詰め込み学習とならないように、必要な習得がしっかりできるように丁寧な指導をしていただいているのは十分に承知しておりますけれども、例年どおりの授業の日程で習得されている、例えば4年生でしたら、去年の4年生と同じぐらいの習得がしっかりとできているというその確認といいますか、例えば同じ内容の試験。カリキュラム等が違ってくるので、全く同じようなことができるかどうかというのが分からないんですけれども、そういったその検証といいますか、本当にそれが子どもたちにしっかりと身についているかどうかというのを数字的な検証といいますか、どうしてもそういうものでちょっと確認して安心感を得たいという、そういった保護者の方の思いというのもあるので、何かそういったことというのが可能かどうかというのを一つ再質問させてください。 760 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 761 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  今、例えば4年生でということでおっしゃいましたが、その年によって子どもの集団の状況というのは変わりますので、その集団の比較ということについては、ほかの要素も加わるので、そのことはちょっと除外というか、少し差し引いて考える必要があるかとは思いますけれども、その学年で学習をしました内容につきましては、どの程度の習得状況かということは、指導の最終の評価問題、評価テストを行うことにより確認をすることと加えて、授業を行っている際に、子どもによって習得のスピード、また状況が変わってきますので、そのときに、例えば机の間を回りながら指導をしながら習得が進むような形で教員は支援をしているところでございます。  コロナ禍によって例年と違う指導計画、重点化もしましたし、家庭での例えばワークであるとかドリルであるとか、そういうことと併せまして学習の補てんができるように努めてきましたので、子どもたちの習得状況につきましては、例年と同じように考えるということはできませんが、子どもたちが学年で身につけなければならない資質・能力を身につけられるよう、今後も各学科において補充等を行いながら、定着が図れるように指導してまいりたいと考えております。 762 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 763 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。丁寧な指導していただいているということで、3月末までの間、しっかりとその学年での取得ができるように、また引き続きお願いいたします。  細項目2番にいきます。来年度の行事は予定どおり行えるのかということで、来年度の行事についてですが、学校行事に関してなんですけれども、コロナの状況が収まらなかった場合、今後どのように対応していかれるのかについてお聞かせください。 764 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 765 ◯教育長(西嶋良年君) 学校行事は、集団への所属感や連帯感を深め、よりよい人間関係を築く上で大切な教育活動でございます。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の現在の感染拡大状況を考えますと、今後も感染症対策を講じながら教育活動を進めなければなりません。  来年度の学校行事の実施に際しましても、感染状況を注視しながら、感染レベルの状況に応じまして集団感染リスクの対応を徹底した上で、行事の規模や内容を十分に検討しながら工夫をして行う必要があると考えております。  今年度の経験、また、いろいろなウイルスの性質も分かってきたところでございますので、感染を防ぐための手だてを講じながら、可能な限り学校行事が実施できるよう支援に努めてまいりたいと考えております。 766 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 767 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  今年1年はどうしても、想定外の初めての出来事だったということで、なかなか積極的な選択というのができなかったかとは思いますけれども、まだ来年以降も引き続きこのような事態が続くことを想定した上で、今年の経験を踏まえていただくと、ありとあらゆる可能性を想定した上での計画、予定というのを立てていただけることによって積極的な選択をしていただくことで、子どもたちにとって必要な機会をしっかりと与えていただけると考えておりますので、またよろしくお願いいたします。  細項目3番です。修学旅行の中止の代替案は全小・中学校で行われたのかということで、前回の9月定例会のときにお伺いいたしました修学旅行の中止を市の全小・中学校で決定されたということで、ただ、その修学旅行という行事の意義的に非常に重要なものであることから、その代替案を各学校等で検討し、実施を検討していただけるということでした。  学校によって著しく異なるような対応であることに対する不平等等が生じていないかどうかというのお聞かせいただけますでしょうか。 768 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 769 ◯教育長(西嶋良年君) 各小・中学校におきましては、修学旅行の中止に伴う代替行事としての校外学習を行っている学校は19校ございます。具体的には、感染症対策に十分配慮した上で、奈良方面へ日帰りの校外学習に出かけたり、彦根市内において切り絵教室などの体験活動と商店街散策を組み合わせてウォークラリーを楽しんだりするなど、子どもたちにとって強く印象に残る価値ある教育体験活動となるよう、工夫して実施をしていただいています。  一方で、代替行事としての校外学習を行っていない学校は5校ございますが、これらの学校では、例年は学校の体育館で行われています校内合唱コンクールをひこね市文化プラザのグランドホールを借用して行ったり、全校で医療従事者への感謝のメッセージを伝える企画を考案し実施したりするなど、内容や場所、規模を工夫し、仲間とともにつくり上げる喜びや成就感を得て、よりよい人間関係を築くことを狙いとした行事を計画的に実施しております。  学校行事は、集団への所属感や連帯感を深め、よりよい人間関係を築く上で大切な教育体験活動でございます。そのために、コロナ禍においても、各校の職員が一丸となって、子どもたちにとってどのような教育活動が大切かを十分に検討した上で学校行事の重点化を進め、必要な行事を行っておりますことから、各校の取組を比較するものではなく、それぞれが貴重な教育活動、行事であると考えております。 770 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 771 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  1点再質問させていただきますけれども、24校ですかね、全小・中学校のうち19校が校外学習に出られているということで、その代替案は校外学習に限ったことではないので、ただ、修学旅行に代わる代替案が実施されているかどうかというのを知りたかったんです。  今のご答弁いただいたことによりますと、校外学習以外の5校も含めて、全ての小・中学校で修学旅行に代わる代替案の実施ができた、もしくは今後実施する予定であるということでよろしいでしょうか。 772 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 773 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  24校全てにおいて、現時点で代替案を実施されたということでございます。 774 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 775 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。既に実施されたということで、学校ごとに、各校、子どもたちのことをしっかりと考えた上で実施していただいたということで理解いたしました。ありがとうございます。  続きまして、細項目4番ですけれども、赤外線カメラの導入を検討してはということですけれども。  自治体によっては、全小・中学校の入り口で検温する体制を整えるために赤外線カメラの導入をしているところもあるようですが、新型コロナウイルス対策だけでなく、インフルエンザに関しても、その感染予防の観点からも、入り口でしっかりと検温をすることによって感染予防につながる一定の効果があるということを考えると、そのような体制を、この新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザに関しましても毎年、流行する時期があるわけでございますので、そういったことを検討されてはいかがかなと思いますけれども、見解をお示しください。 776 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 777 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  小・中学校の児童・生徒は、毎朝家庭で体温を測定し、健康状態を含め体温等を健康チェックカードに記入し、登校後、教員が確認をしています。家庭で検温できていない児童・生徒に対しては、登校後すぐに検温が実施できるよう、非接触型体温測定器を2本ずつ各校に配付しております。  学校は、家庭と連携し、児童・生徒の体調管理を現時点では実施できているため、赤外線カメラの導入については考えておりません。 778 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 779 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  すみません、1点だけ再質問させていただきます。  毎朝子どもたちが検温して、そのチェックカードに記載してというのは分かるんですけれども。  可能性としてなんですけれども、朝の忙しい時間というのは、ぴっと押してすぐに温度が測れるそういった検温の機械を備えている家庭ばかりではなく、やっぱり従来どおり時間をかけて体温を測るという検温をされている家庭というのもたくさんある中で、朝のお忙しい時間に、可能性としてなんですけれども、測るのを忘れて、ぱっと手で触った感触で大丈夫だろうというので、例えば36.3と記載されていた子どもたちが登校することによって、実は熱が37度以上あった場合において学校内へその感染が拡大するということ、そういったこともあるのかなということで、そういったことを防ぐ一つの意味でも、入り口でそういった検温ができれば、そういったミスといいますか、感染の拡大を防止する一つの手だてとしては有効なのかなという思いで質問をさせていただきました。いかがでしょう。 780 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 781 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  議員ご指摘のように、家庭で検温をお願いしておりますが、うまく検温できていないような状況もあるかと思いますけれども、登校をした際には、教職員の方が教室で待機していることが多いわけですけれども、教員の方が子どもたちの状況を見て、ふだんより元気がないとか、ちょっと調子がおかしいなという異常を感じた際には、子どもに声をかけまして、必要があればもう一度検温するという対応を取っております。  また、赤外線カメラについては、有効であるかとは思いますけれども、例えば小・中学校でカメラを導入した場合には、カメラの対応に人手が要るという状況が生まれます。また、そのカメラの前に児童・生徒が集まって密になるということもございますことから、現在では先ほど答弁させていただいたような対応をしているところでございます。  いずれにしましても、この子どもたちの身体の状態を把握する、体調が悪い子どもさんについては登校を控えてもらうということについては、家庭との連携がなければできないものでございますので、今後も学校と家庭がしっかりと連携をしていただいて、子どもたちの安全・安心をしっかりと確保していきたいと考えておりますので、ご理解願います。 782 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 783 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございました。  細項目5番です。コロナ禍の経験から今後の教育で生かせることはどのようにお考えでしょうか。 784 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。 785 ◯教育長(西嶋良年君) コロナ禍による学校の新しい生活様式の中で、今後の教育活動に生かせることも多く見えてきました。  例えば、感染症対策を通して危機管理について深く学ぶことができ、これまで以上に危機管理に対する意識も高まりました。  また、各校において教育活動の重点化を図り、見直しを行ってきた結果、これまで実施してきた教育活動の価値について再考し、教育活動の内容や方法を改善して教育活動の質を高めるいわゆるカリキュラム・マネジメントが進み、職員で共有することができました。  さらに、ICTの活用による教育効果について認識が広がりました。例えばオンライン授業の実現に向けた研修や、学校と家庭での試験通信を実施したり必要な機材やソフトを選定したりすることで、大勢が集まらなくても分散して学習する方法について研究することができました。また、教職員の会議や研修におきましても積極的にオンラインを活用することで、業務の効率化を進めることにもつながりました。  コロナ禍での感染症対策として、危機管理やこれからの教育に求められるICT活用、教育活動の検証、改善による教育の質の向上、また、教員の働き方改革について今後の教育や教育行政に生かしてまいりたいと考えております。 786 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 787 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございました。  続きまして、中項目の2番に移ります。市民生活についてお伺いいたします。  細項目1番、児童虐待の影響はないかということで、全国的に懸念されております児童虐待の彦根市の影響についてお伺いいたします。 788 ◯議長(安澤 勝君) 子ども未来部長。 789 ◯子ども未来部長(田澤靖壮君) 小・中学校が臨時休業になりました本年3月から11月までの児童虐待通告受理件数は42件で、昨年同時期と比較しますと4件の減少となっております。しかし、相談対応の中で、学校の休業により児童と保護者が一緒にいる時間が長くなることや経済的な不安から、強いストレスを抱えているといった事例が増えています。  通告受理件数としては減っていますが、新型コロナウイルス感染拡大により各家庭での児童虐待の要因は増えていることから、影響はあると考えております。  このような中で、本市におきましては、子どもを守る地域ネットワークである要保護児童対策地域協議会が中心となり、学校や保育所、幼稚園、各種関係機関と連携し、家庭の状況を把握し、児童虐待の適切な予防・対応が取れるよう努めているところでございます。 790 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 791 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  件数は減っているということですけれども、相談の内容的にはやはりコロナの影響がかいま見えるということですので、今後の動向によっては、またこの件数が増加する傾向になることも考えられますので、必要な対策等、今、考えられていることをしっかりとやっていただきたいと思います。  細項目2番、生活支援緊急相談窓口の相談状況については、いかがでしょうか。 792 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 793 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 生活支援緊急相談窓口につきましては、新型コロナウイルス感染症対策の一環として今年度4月に設置をし、主に電話対応にて市民の方々への相談支援を実施しております。各月ごとの相談状況といたしましては、4月196件、5月4,089件、6月2,426件、7月303件、8月209件、9月5件、10月7件、11月12件でございます。  なお、主な相談内容といたしましては、特別定額給付金に関するお問合せ、また、金銭面でのお困り事の相談や市の各支援制度に関する問合せ等であり、それぞれの相談・問合せ内容に合わせて、国、県、市の各種支援施策、また、社会福祉協議会の貸付制度等の案内を実施してまいりました。  以上でございます。 794 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 795 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  この、5月、6月というのはすごい数字になっております。  細項目の3番にいきます。最近では減ってきておりますが、この5月の4,089件とかすごい数字になっているときとかですけれども、適切な支援等はしっかりと、人員等に関してもそうですけど、行われていたのかどうかについてお伺いします。 796 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 797 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、これまでから同感染症の感染拡大状況に応じて大きく三つの段階に分け、それぞれの段階で市民にとって何が優先されるべきなのかを念頭に、国や県の支援内容、社会情勢、市民皆様の声を基に施策検討を行ってまいりましたので、適切な支援が行えているものと考えております。  今後につきましても、引き続き、ウイルスの感染状況や市民生活および地域経済への影響を注視・分析しながら、柔軟に支援策を講じてまいりたいと考えております。  以上です。 798 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 799 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  すみません、1点だけ再質問です。  この5月の4,089件のときって1日当たりすごい件数だと思うんですけれども、対応って大丈夫でしたか。 800 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 801 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 今、月ごとにお示ししました相談件数が合計7,247件になるんですが、このうち大半がコールセンター、特別定額給付金の関係で設置したコールセンターの相談がやっぱり多くございます。ちょうど特別定額給付金の給付が開始した時期でもございましたので、そういう相談が多かったということです。当然委託業者によってスタッフも確保しておりましたので、何とか逃げ切れたというところでございます。 802 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。
      〔13番(森野克彦君)登壇〕 803 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。数が多いので適切な支援が行き届いているかどうかというのが少し不安になりましたので、質問させていただきました。  続きまして、細項目4番の彦根市新型コロナウイルス感染症対策市民活動支援補助金の購入期限を申請期限までに延長すべきではないかと考えますけれども、見解をお伺いいたします。 804 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。 805 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 本補助金は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止対策に取り組む市民団体等の活動を支援するため、当該市民団体等が感染症の感染拡大の防止対策として行う設備整備や消耗品等に対し交付することを目的に設置したものでございます。申請受付は令和2年7月27日から開始をし、現在までに343件の団体から申請を受け付けているところです。  議員お尋ねの購入期限と申請期限の関係でございますが、この補助金の交付条件として、対象経費の購入期限を令和2年12月31日までとし、申請受付期日は令和3年3月31日までとしております。これは、購入後、申請までに一定期間が必要と考え、定めたものでございますが、現在の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等を考慮し、購入期限を3月中旬まで延長したいと考えております。 806 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 807 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。購入期限を延長していただけるということでしたので、もし延長できないのであれば、今ご答弁いただきました一定期間、期間を置くことの必要性についてお尋ねしようかなと思ったんですけれども、やめておきます。  大項目2番にいきます。木俣屋敷の整備と利活用についてお伺いいたします。  中項目1番も同じです。  細項目1、この木俣屋敷とはということに対してお答えいただきたいと思います。 808 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 809 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 旧木俣家屋敷は、彦根藩の筆頭家老としての家格を持つ木俣家の屋敷跡であり、井伊直孝公が藩主に就任してからは、江戸などから彦根に戻った際に、場内に入る前、一旦木俣家の屋敷に入って接待や報告を受けるということが恒例となるなど、筆頭家老の屋敷として彦根藩の中で大きな役割を担っておりました。 810 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 811 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  細項目2番です。この木俣屋敷の文化財としての価値について教えてください。 812 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 813 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 旧木俣家屋敷は、彦根藩の筆頭家老の屋敷として彦根藩の中で重要な役割を担っておりましたが、近年まで個人所有の住宅として住まわれていましたことから、江戸時代の建物の一部は現存しているものの、現代の生活に合わせた改築等も行われております。  今後、発掘調査や建物調査、文献調査等を総合的に実施し、各部の遺構の残り方を実際に確認した上で、文化財としての価値を判断してまいりたいと考えております。 814 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 815 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。文化財としての価値は今から判断されるということなんですけれども。  細項目3番のこの木俣屋敷の現状についてお聞かせください。 816 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 817 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 旧木全家屋敷は、平成25年度に彦根市が取得し、現在は文化財課が管理をしております。  現状といたしましては、板塀で囲まれた敷地内に、母屋に加え、長屋や持仏堂と呼ばれる建物が現存しているほか、約4,100平方メートルの庭園には、杉や竹などの樹木が繁茂している状況であり、年間2回程度、草刈りによる清掃や危険木の伐採などを実施し、敷地の維持管理に努めているところでございます。 818 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 819 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  すみません、1点再質問なんですけれども。  ある程度の一定の文化財としての価値はあるということなんですけれども、その取得されてから、現状ほったらかしとは言いませんけれども、今のこのような状態で置かれていることに対してはなぜでしょうか。 820 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 821 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 彦根市が公有地化をしてからしばらく時間がたっているということになるんですが、ご承知のとおり、木俣家屋敷は特別史跡内に位置しておりますので、いわゆる勝手に整備できるというものではございませんので、しっかりと整備計画を立てた上で整備をしていくということになっております。  整備計画の方がなかなかできなかったということもございますが、現在、今年度中の特別史跡内の整備計画の策定に向けて進めておりますので、その中に木俣家屋敷の整備も含まれていくということになりますので、それを受けて実際の整備をやらせていただきたいと考えております。 822 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 823 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  細項目4番の答えを今いただいたのかなと思ったんですけれども。今後の整備等利活用の予定について教えてください。 824 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 825 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 現在、旧木俣家屋敷を含む特別史跡彦根城跡の整備基本計画を改定中であり、遺構保存に関する計画はもとより、建造物や石垣、庭園等の修復に関する計画や公開活用等に関する計画についても、学識経験者のご意見をお聞きしながら検討をしているところでございます。  今年度中をめどに検討した内容をまとめ、特別史跡彦根城跡整備基本計画を改定した上で、文化庁や県と協議をしながら、この計画に基づき、より具体的な整備や活用を進めてまいりたいと考えております。 826 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 827 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  細項目5番です。経済効果が見込めるのかということで、整備するにもお金が必要でありまして、その整備の必要性とその効果についてどのようにお考えでしょうか。 828 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 829 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 旧木俣家屋敷につきましては、江戸時代、彦根藩の中で大きな役割を担ってきた筆頭家老の屋敷跡であるとともに、特別史跡彦根城跡を構成する要素として必要不可欠なものであり、整備の必要性は高いと考えております。  また、公開することにより得られる経済効果といたしましては、整備や公開に係る経費を考慮いたしますと、旧木俣家屋敷だけでは難しいのではないかと考えております。しかしながら、名勝玄宮楽々園にも近く、多くの来訪者が見学される動線上にございますことから、名勝玄宮楽々園の八景亭や、かつて梅林や菊畑等があった桜場駐車場と一連で整備することで、特別史跡全体としての魅力をより一層高めることになると考えております。  今後は、このような整備手法も検討し、本市への来訪者の増加につなげ、経済効果が得られるよう努力してまいりたいと考えております。 830 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 831 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。単体での経済効果というのは難しいということですけれども、彦根城を世界遺産にということに関しましても、周辺整備の必要性というのは高いと思いますので、ぜひ計画どおり進めていただきますようによろしくお願いいたします。  あと、すみません、1点だけ再質問なんですけれども。  私も一度中の方を拝見させていただいたんですけど、一般的にはまだ非公開ということで、この整備が整って中に入れるようになるまでの間なんですけれども、彦根市民、住んでおられる方に対しての一定の整備ができた段階で特別公開であったりとか、市民の方にできる限り関心を持っていただいて、市民の方のお力もお借りしてこういった整備を進めていこうであるとか、そういった動きにつながるのかなとも思いますけれども、そういったことをされる計画とかというのはお考えでしょうか。 832 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。 833 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 今ほど申し上げました整備計画の中に位置づけて本格的な整備をするということになりますと、少し時間はかかりますが、それに先んじて、まず、樹木調査を行って樹木を伐採した後につきましては、一般公開に先駆けて特別公開という形で、できればお浜御殿のように、春、秋と時期を区切ってということになりますけれども、先に特別公開をさせていただいて、皆さんに見ていただける機会を持てればと考えております。 834 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 835 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  大項目3にいきます。獣害対策についてお伺いいたします。  細項目1番、近年の取組内容と成果についてお伺いいたします。 836 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。 837 ◯産業部長(中村武浩君) 獣害対策として、農林水産課では、田畑等の耕作地に被害を与えるニホンジカ、イノシシ、ニホンザル、カラス、ドバト、ハクビシンおよびアライグマの捕獲に取り組んでおります。  主な取組といたしましては、捕獲檻による捕獲、猟友会による銃器の一斉駆除の実施、また、緩衝帯整備および獣害侵入防止柵の支給、追い払い用花火の支給による防除対策を行っております。  成果につきましては、平成29年度から令和2年11月末までの実績でありますが、捕獲実績が、ニホンジカ274頭、イノシシ393頭、ニホンザル39頭、カラス493羽、ドバト64羽、ハクビシン10頭、アライグマ9頭となっております。  また、緩衝帯整備は、荘厳寺町で0.86ヘクタール、石寺町で2.6ヘクタールを実施し、獣害侵入防止柵は、鳥居本町、宮田町、野田山町、日夏町および下岡部町で合計2,465メートル支給しております。  一方、生活環境課では、住宅および宅地内の家庭菜園等に被害を与えるハクビシンと特定外来種のアライグマおよびヌートリアの捕獲に取り組んでおります。  主な取組といたしましては、捕獲檻での捕獲であり、平成29年度から令和2年11月末までの捕獲実績は、ハクビシン74頭、アライグマ78頭、ヌートリア6頭となっております。  以上でございます。 838 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 839 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  すみません、1点だけ再質問させていただきますけれども。  その取組と成果ということで、最近、猿とかですけれども、山の近くではなくても、結構市街の方にまで広範囲にわたって出没して、その情報等が流れてきているということがありましたけれども、これ、どういった原因でそのようなことになっているのかというのを分かれば教えていただけますか。 840 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。 841 ◯産業部長(中村武浩君) 一つは、今の熊と一緒で、山に食べ物が少ないというのもあるんでしょうけれども、一番大きな原因としましては、例えば畑に取った野菜の残りを捨てておくとか、食べないけれども柿の木を残しておくとか、そういうことで、そういう獣たちが食べられる環境をそのまま残しておくことによって、それを食べた獣、猿に限らずイノシシでもそうですけれども、それが食べ物がそこにあると認識してしまって、人里というんですか、人間が暮らしているところまで出てくるというのが一番大きな原因となっておりますので、獣害対策の中では、そういう畑に野菜とかくずを残さないとか、例えば柿の木で食べないのであれば柿の実を落として、猿とかイノシシとかが近づかないようにすることが一番大切だと聞いております。 842 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 843 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  以前はあんまり猿が出てこなかったというか、見かけることがなかったんですけれども、今年に限っては、私の家の付近でも10匹近く集団で猿が現れたりということがありましたので、特に野菜を作っているとかそういったこともないんですけれども、今まで出没することがなかった地域にまで及んで出没していることに対して、なぜなのかなということをちょっとお聞きしたかったんですけれども、分かればお願いします。 844 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。 845 ◯産業部長(中村武浩君) 後ほどの答弁になるんですけれども、猿につきましては、今、彦根の方は四つの群れがございます。四つの群れが大体は同じようなところを移動しておりますので、その群れの方が移動の範囲の中でそこがたまたま含まれるところが、ただ、それ以前に猿が移動したところでそういう食べ物が人家の近くにあるということを覚えてしまっていると、それが移動した先でもまた同じように、人家のところに食べ物があると思って近づいてくるということがあろうかと考えております。 846 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 847 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございました。分かりました。  細項目2番です。各地域からいろいろ獣害対策に対しての要望等を受けておられると思いますけれども、毎年同じような状況、現状が続いております。効果的な対策というのがなかなかない中で、毎年同じような被害に遭われているわけですけれども、そういった地域に対しての継続的な支援というのはしっかりとしていただいているのでしょうか。お願いします。 848 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。 849 ◯産業部長(中村武浩君) 継続的な支援といたしましては、地域や農業者のご要望を受けまして、先ほど言いました獣害侵入防止柵、また、追い払い用の花火の支給、そして、小型檻の設置を行っております。また、捕獲檻による捕獲駆除、猟友会による銃器の一斉駆除につきましても、毎年引き続き実施をしております。  以上でございます。 850 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 851 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。また引き続き継続的な支援の方、よろしくお願いいたします。  最後です。細項目3番、ドローンを活用した獣害対策についての見解はということで、近年、獣害対策の現場においてもドローンであったりとかIoTの活用というのが行われているようですが、これらを活用した本市の獣害対策の将来性についての見解をお聞かせください。 852 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。 853 ◯産業部長(中村武浩君) ドローンを活用した獣害対策は追い払いと行動域調査を目的とした活用が一般的ですが、本市におきましては、イノシシ、ニホンザル、ニホンジカは捕獲檻による捕獲を、ニホンザルは捕獲が難しいことから花火による追い払いを行うとともに、発信機による行動域調査を行っているため、現時点でドローンを活用した獣害対策は考えておりません。  また、IoTを活用した獣害対策につきましては、センサーが獣種を判別し、特定の獣種が檻に侵入した場合に自動で檻を閉め、その旨をメール等により通知し、人による巡回・監視を省力化するシステムが存在いたしております。  しかしながら、本市におきましては、捕獲対象以外の動物が檻に侵入する頻度が少ないこと、餌づけのための檻捕獲の巡回は必要であること、加えて、システムの導入には高額な機器の購入費や通信回線料が必要になることから、現時点ではIoTを活用した獣害対策は考えておりません。  以上です。
    854 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 855 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  獣害対策、なかなか難しいもので、完全に対策、防げるということも厳しいのかと思います。その中で、各地でいろんな新しい技術を用いたりとか、いろんな最新の情報というのがまた出てくるかと思いますので、その辺、注視しながら、その要望がある地域等に教えていただければなと思いますので、また引き続き対策の方、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 856 ◯議長(安澤 勝君) 以上で、通告による質疑ならびに一般質問は終わりました。  ほかに質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 857 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑ならびに一般質問を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております各議案のうち、議案第137号、議案第140号および議案第148号の各議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 858 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、議案第137号、議案第140号および議案第148号の各議案については、委員会付託を省略することに決しました。  暫時休憩いたします。            午後5時27分休憩            午後5時28分再開 859 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はございません。討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 860 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第137号彦根市督促手数料および延滞金徴収等に関する条例等の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 861 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第137号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第140号彦根市火災予防条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 862 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第140号は原案のとおり可決されました。  最後に、議案第148号彦根市功労者の表彰につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 863 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第148号は原案のとおり同意を与えることに決しました。  ただいま議題となっております議案のうち、議案第121号から議案第132号まで、議案第136号、議案第138号、議案第139号および議案第141号から議案第147号までについては、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  明10日、11日および14日から18日までの7日間は、議事の都合により休会したいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 864 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、明10日、11日および14日から18日までの7日間は、休会することに決しました。  なお、12日、13日、19日および20日は、市の休日のため休会であります。  来る21日は、定刻から本会議を開き、各委員長に委員会審査の結果報告を求め、質疑、討論ならびに採決を行います。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  本日は、これにて散会します。  お疲れさまでした。            午後5時31分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...