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令和2年 市民産業建設常任委員会 本文 開催日: 2020-06-17

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  1. 彦根市議会 2020-06-17
    令和2年 市民産業建設常任委員会 本文 開催日: 2020-06-17


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時28分開議 ◯委員長上杉正敏君)   ただいまから、市民産業建設常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりですので、案件ごとに審査をお願いします。  最初に、議案第61号彦根市国民健康保険条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  保険料課長。 2 ◯保険料課長綾木陽一君)〔議案第61号について提案説明〕 3 ◯委員長上杉正敏君)   これより議案第61号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 4 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第61号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第62号彦根市介護保険条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  保険料課長。 6 ◯保険料課長綾木陽一君)〔議案第62号について提案説明〕 7 ◯委員長上杉正敏君)   これより議案第62号に対する質疑を行います。
     質疑はありませんか。  小川委員。 8 ◯委員(小川隆史君)   勉学のためにちょっと教えてほしいんですが、今回、本則の第17条第2項の中に、後段、「申請書に減免を受けようとする理由を証明する書類を添付して」とあるんですけれども、証明する書類というのは、具体的にどんな書類があるのか教えていただけませんでしょうか。 9 ◯委員長上杉正敏君)   保険料課長。 10 ◯保険料課長綾木陽一君)   今回のコロナウイルスの影響につきましては、前年の収入から3割以上減収ということなんですけれども、例えば、「申請時点までの一定期間の帳簿や給与明細書などの提出等により、年間を通じた収入の見通しを立てるなど」と、厚生労働省から来た資料には書かれております。そういった書類を通じまして判断していきたいと考えております。 11 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 12 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。なぜ聞いたのかというと、公が証明する書類でなければならないということであれば、例えば確定申告をしていないと駄目だとか、そういう制限があるので、例えば自分で帳簿をつけていたらその帳簿でもオーケーとかいう少しでも幅広い証明、それも証明という書類に含まれるのであればありがたいと思って確認させてもらったんですが、それも含まれるということでよろしいでしょうか。 13 ◯委員長上杉正敏君)   保険料課長。 14 ◯保険料課長綾木陽一君)   我々が判断する上で、その方の所得がどれぐらい前年から減っているのかということを判断させていただくためのものでございますので、ふだんからつけておられる帳簿等でも結構でございます。 15 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 16 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。どうしてもこういう文面を見ると、証明というと、何か自分は駄目なんだと思ってしまうような人が私の支援者の中にもやはりおられますので、その点を酌んでいただいて、今のような判断をお願いしたいと。非常に安心しました。ありがとうございます。  以上です。 17 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 18 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第62号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 19 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第66号彦根市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等または認定農業者等に準ずる者とすることにつき同意を求めることについての件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  農林水産課長。 20 ◯農林水産課長福井圭輝君)〔議案第66号について提案説明〕 21 ◯委員長上杉正敏君)   これより議案第66号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  矢吹委員。 22 ◯委員(矢吹安子さん)   認定農業者のところが88人で、それで19掛ける8の152人を下回りとおっしゃるのですが、その内容は別といたしまして、「委員の任命に著しい困難を生ずることとなる」という段のことなんですが、どういうことで著しく困難になっていくのでしょうか。もう少し詳しく教えてください。 23 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 24 ◯農林水産課長福井圭輝君)   国が定めております規定で、本市の委員の数字からいくと152名ほどが認定農業者であるという数字が出ておりまして、その約半数しか実際のところいないという現状がありまして、それが著しく困難という状況であるということを説明させていただいているところでございます。 25 ◯委員長上杉正敏君)   矢吹委員。 26 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。今おっしゃってくださったように、人数が少ないから、その中で5人の人をとおっしゃるんですが、人数が少なくなったということが、著しく困難になったと解釈してよろしいんですか。 27 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 28 ◯農林水産課長福井圭輝君)   そのような説明をさせていただきました。そのほかの要件としましては、農業委員会というのは案件があれば月1回開かれるということがあります。認定農業者の方に月1回、しかも指定された日に出席をしてもらわなくてはいけないというのがありまして、認定農業者で生計を立てておられる方としては天気都合の仕事がやはり多くありますので、その辺がなかなか公募に応じてもらえないという要件等がございます。その辺が著しく困難ということの要因にもなっていると思われます。 29 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 30 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第66号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 31 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第61号彦根市国民健康保険条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 32 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第61号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第62号彦根市介護保険条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 33 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第62号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第66号彦根市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等または認定農業者等に準ずる者とすることにつき同意を求めることについては、原案のとおり同意を与えるべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 34 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第66号は原案のとおり同意を与えるべきものと決しました。  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は終了しました。  なお、本件に係る委員長報告等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 35 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  暫時休憩します。                                 午前9時50分休憩                                 午前10時03分再開 36 ◯委員長上杉正敏君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  所管事項に対する一般質問の発言については、委員お一人につき1回、30分以内となりますので、ご留意いただきますようお願いします。  なお、新型コロナウイルス感染症関連の質問においては、本会議での一般質問や今後予定されている追加議案への質疑と同じ内容が繰り返されることのないよう、ご注意をお願いします。  通告書は5名の方々から提出されております。発言の順位は挙手の順とさせていただきますので、ご了承願います。  それでは、質問のあります方は挙手をお願いします。  森野委員。 37 ◯委員(森野克彦君)   まず1点目なんですけれども、彦根城の維持管理業務委託による民間ノウハウの活用効果についてということで、彦根城の維持管理業務委託が始まって2か月余りが経過しましたが、市の直営から管理運営が変更となり、民間企業ノウハウが現れた事項や、新しく提案された事項の協議決定プロセスについて教えてください。 38 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課長。 39 ◯文化財課長(松宮智之君)   彦根城につきましては、今年度より近畿日本ツーリスト関西維持管理等の業務を委託しておりますが、業務を開始しました4月1日時点で建物施設内の公開は休止中であり、その後さらに、4月12日からは有料区域内全域が公開中止とさせていただいております。5月23日土曜日から段階的に公開を再開しておりますが、これまでの間に、誘客面等での民間ノウハウを活用するのは難しい状況でございました。  しかしながら、公開の再開に当たっては、検温の実施やソーシャルディスタンスの確保のご案内といった丁寧な対応等、管理運営ノウハウを発揮していただくことで、大きな混乱なく再開することができたものと考えております。  今後、新型コロナウイルスの影響にもよりますが、落ち込んだ入山者数を少しでも回復させるために、ホスピタリティの向上はもとより、ご提案いただいております彦根城の公式ホームページの立ち上げや、旅行エージェントとしてのノウハウを活用した情報発信等に取り組んでいただくことを期待しているところでございます。  以上でございます。 40 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 41 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。まだ休止中ということで、実際効果として現れるのはこれからということだと思います。これまで文化財課長の管理の下運営されてきたものから民間企業の管理に変更になるわけでございますが、よく管理者が変わったときに起こり得るといいますか、民間企業がこういったことをしたいといった発想を、これまでの経験を踏まえて、文化財課長、所管課長が民間の新しい創造的な発想を止めるようなというか、民間からしたらやはりいろんなことにチャレンジしてやっていきたいというその気持ちが強いとは思うんです。ただ、今までの経験からちょっと抑制したりであったり、消極的な姿勢で民間の発想を止めたりとか、そういったことが実際行われると、どうしても新たな発想による展開というのがやりにくくなってくるというのも一つ考えられるんですけれども、そういったことはないでしょうか。大丈夫でしょうか。 42 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課長。 43 ◯文化財課長(松宮智之君)   今年度から業務を委託しております目的の一つは、やはり民間のノウハウを活用するということもございますので、ご提案いただいた内容をご協議いただいて、こちらのほうがまず止めるということはしないようにしていきたいと考えております。あくまでもご提案いただいた内容を実現していただく、そのようなスタンスで臨みたいと考えております。 44 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 45 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。せっかく民間委託していただいて、そのノウハウを活用してこれまでできなかったことを達成しようという試みが今から行われますので、そういった消極的な姿勢を取られて、それがストップにならないようにだけまたお願いしたいと思います。  また、この維持管理業務を委託されて、来山者数を増やしていこうという試みが今から行われていくわけですけれども、これまでうまく進捗してきていた世界遺産登録に向けた動きが、今のコロナ禍の影響によって集客が減っていることがどのように影響するかということだけ、分かる範囲でありましたらお聞かせいただけるとありがたいです。 46 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 47 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   世界遺産の影響につきましては、今のところ、どれだけ新型コロナウイルスの影響が出るかによって変わりますので、注視しているところです。今年度、市の中で関係の民間の団体にもお声かけをして、どのように彦根城を生かした世界遺産登録を進めていくのかという検討をする予定にしてございます。できるだけ市民の方にも観光客の方にも喜んでいただけるような取組にし、しかし一方で、多くの観光客の方が彦根城に集中をして、文化財保存の観点からいかがなものかと専門機関からご指摘されないように、適切なラインをいろんな団体と協議をしながら見極めてまいりたいと考えております。 48 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 49 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。  続きまして、別の項目です。2点目です。  4月17日、旭森地区ふれあい広場の公園で事故が起こったということですけれども、再度、その事故の経緯と原因、その後の対策についてお聞かせください。 50 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 51 ◯都市計画課長(古川雅之君)   旭森地区ふれあい広場で起こった事故の経緯や原因、対策についてご説明をさせていただきます。  まず、経緯でございます。事故発生日は、令和2年4月17日金曜日の午後3時ぐらいに起こってございます。概要といたしましては、午後3時頃に旭森地区ふれあい広場において、小学生の男子、10歳の5年生になりますが、ブランコにて遊戯中に、ブランコの上部のつり金具のボルトが破損したことにより落下されて、骨折、右肩の鎖骨でございますが、骨折をされたのと後頭部を打撲されたということでございます。  その後、経緯の続きといたしまして、本市といたしましては、ブランコのこのような事故が起きたということで、翌18日に一日かけまして、都市計画課所管の350か所の公園と、子ども・若者課所管の児童遊園5か所を含めました全公園遊具の安全点検を行ってございます。その中で58か所の遊具について、点検の結果、安全性が危惧されるということで使用中止にさせていただいております。  けがを負われた方への対応といたしましても、事故の直後、栗東のほうに運ばれましたので、夕方にお見舞いにも寄せていただいておりますし、その後も、コロナの関係もありましたので、電話でのやり取りということと、あと5月に入りまして、おうちのほうにも寄せていただいて、お見舞いとお子さんの状況も確認をしております。  原因につきましては、毎年2回安全点検をやっておったんですけれども、つり金具ということで、なかなか見えづらいところでの破損であったということでございます。2回点検してもなかなか見切れなかったというところでございまして、その辺の点検については反省をしているということでございます。  今後の対策ですけれども、今お話ししましたように、安全点検についてはこれまでも実施しておりましたけれども、職員による実施ということでございましたので、よりもっと精度を上げていくということで、専門業者に点検の前に講習をしていただいて、それから点検を実施していくということで対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 52 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 53 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。この破損というのが、1月21日に点検された段階では確認不足だったのか。そのときは別に問題ない程度だったけれども、その2、3か月の間に、ちょっと不具合というか悪くなって事故につながったのか。どうなんでしょうかね。 54 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 55 ◯都市計画課長(古川雅之君)   点検はしておりまして、点検においては問題なしということになってございます。ただ、つり金具で非常に見づらいボルトの、製品自体はステンレスでございますので、その辺もあって、中の腐食状態がなかなか見えなかったということと考えております。 56 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員
    57 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。ということは、点検された段階ではしっかりと点検はしていたけれども、専門的・技術的な部分で、市の職員の、要は専門的な知識がない方が確認した段階では、なかなか発見することができなかったということですかね。 58 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 59 ◯都市計画課長(古川雅之君)   はい、なかなか発見しづらい。部品の中の腐食の状態ということですので、なかなか目視では難しいかと考えております。 60 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 61 ◯委員(森野克彦君)   これ、点検を年に1回されているときというのは、点検記録であったり、写真を撮ったりというのはされているんでしょうか。 62 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 63 ◯都市計画課長(古川雅之君)   点検の折に全て記録は残してございます。 64 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 65 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。その次の日、緊急点検350か所されて、これ12班に分かれて2人ずつで、8時半から5時半まで自主点検と書いてある書類を頂いたんですけれども、この350か所の中に遊具が設置されていない公園等もあるかと思うんです。1日で350か所をこの12班で回るとなると結構なタイムスケジュールで回られているかと思うんですけれども、この辺、事故が起こって直後にもう一度再度点検という中では、十分な点検がこの時間、人数できっちりされたということで大丈夫なんでしょうか。 66 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 67 ◯都市計画課長(古川雅之君)   事故もありましたので、次の日でもございますので、入念に点検をしたと考えております。 68 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 69 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。先ほど一番最初の答弁でいただきましたけれども、やはり専門的な知識を持った方からの講習を受けたりということが必要なのではないでしょうかということをまた質問させていただこうと思ったんです。何か、公園の遊具の点検の資格等もあるということをお聞きしたんですけれども、今後、講習を受けてたとしても、やはり専門的な資格を持っている方が点検するのとはちょっと差があるのかなということを危惧するんですけれども、その辺どのようにお考えでしょうか。 70 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 71 ◯都市計画課長(古川雅之君)   点検につきましても、グレードを上げていけば上げていくほどいいとは認識しておるんですけれども、そうなりますと、やはり費用も必要になってきます。ですので、今考えているところとしては、専門業者にまず教えていただいて、それでチェック項目を再認識して実施してまいりたいと考えております。 72 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 73 ◯委員(森野克彦君)   子どもたちが公園で遊ぶ、遊具があって普通に遊んでいて、普通に遊具の点検不備でけがをするということのないように、今言っていただいた対応で、しっかりと子どもたちが公園で遊べる整備等をしていただきたいと思います。  最後に1点だけ。今、使用中止になっている遊具等、公園等がいろいろたくさん、今現状としてどうなっているか分からないんですけれども、この前見に行った段階ではまだ使えない箇所というのもあったと思うんですけれども、今後いつになったら遊具が使えるんだということを聞かれたりするんですけど、今後のスケジュール的にはどんな感じになっていますか。 74 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 75 ◯都市計画課長(古川雅之君)   現在、止めています遊具の改修の工事の段取りをしております。予定でいきますと、7月上旬ぐらいには業者を決めさせていただけるかと思っておりますので、中旬から工事を実施して、2週間程度で何とか工事はできると考えております。一刻も早い再開を目指しておりますけれども、8月ぐらいには再開できると考えております。 76 ◯委員長上杉正敏君)   森野委員。 77 ◯委員(森野克彦君)   時間がかかってもいいので、きっちりと整備・点検していただいて、また使えるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございます。 78 ◯委員長上杉正敏君)   続きまして、どなたかありませんか。  小川委員。 79 ◯委員(小川隆史君)   では、私の方から3点お願いしたいと思います。これは通告をさせていただいていますので、入念な準備はしていただいていると思います。よろしくお願いいたします。  まず1点目、金亀会館の関係なんですけれども、市の文化財であります金亀会館が今かなり損傷が進んでいる状況にも思われます。かつ、その玄関先がトラロープで封鎖されている無残な状態でございます。市として、それの現状の認識と、それから今後の建物の具体的な年次計画を教えてください。よろしくお願いします。 80 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課主幹。 81 ◯文化財課主幹(鈴木康浩君)   金亀会館の現状の認識につきましては、敷地の草刈りや清掃を年4回行い、また、不定期ではございますが職員によるパトロールを実施し、建物や敷地に異常があれば随時修繕等を行うなど、日々適正な管理に努めているところでございます。  次に、今後の建物の具体的年次整備計画につきましては、旧彦根藩藩校の弘道館の一部であります金亀会館は、平成21年度に彦根市へ寄附を受けて以来、元来の場所、現在の西中学校グラウンドへの移転復元に向け、平成21年度に耐震診断を行うなど事業を推進してまいりました。  しかし、平成24、25年度に実施しました弘道館の範囲確認調査により、弘道館の規模が西中学校のグランド全域に及ぶことが判明し、金亀会館を含む弘道館の復元にはグラウンドの代替先や西中学校全体の移転も含めた土地の問題をクリアする必要があり、それには相当の時間を要することや金亀会館の老朽化も進んでいることから、現地、現在建っている中央町での復元を模索しているところでございます。今年度中をめどに県や土地所有者とも協議を行い、現地での復元を可能とした上で検討してまいりたいと考えているところでございます。 82 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 83 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。支援者の方から、あのような姿をいつまでさらしておくんだという質問があるんです。今の話を聞いていると、平成21年に耐震化の調査をし今の状況が分かっていると、その後の平成24年、25年の調査で弘道館の全体の範囲が分かったので、それの今度は移転を検討しなければ決定は見えない、それまでの間は今の現地で保存をすると。  では、今の話で質問をしたいのは、移転を含めて、移転をするのかどうか、そういう検討というのはいつ行われているんでしょうか。 84 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課主幹。 85 ◯文化財課主幹(鈴木康浩君)   検討につきましては、過去の資料を見させていただく限りではございますが、平成24、25年度に西中学校での調査を実施いたしました。その時点で、弘道館の範囲がグラウンド全域に及ぶということで、金亀会館だけを例えばそこに持っていくということでは、歴史的な資料としてあまり効果がないであろう、最終的にはあそこの場所には昔あった弘道館を復元するほうが効果があるという形のお話が、多分、平成27年か28年頃にございまして、そういうときが来るまで現地で保存していきましょうということで、現在に至っているところでございます。 86 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 87 ◯委員(小川隆史君)   先ほど、森野委員のほうから世界遺産の話も少し出ましたが、全て関連していると思うんですよ。だから今の話でいうと、西中のところの移転をしていただいて、整備を進めていくのかどうか検討しますよと。それはバッファゾーンであったりコアの部分であったり、世界遺産登録に向けての非常に重要な要件だと思うんです。それをしっかりと結論を出しておかないと、世界遺産登録に影響が出てくるのと違うのかなと。今後検討します検討しますで、では、いつそれをするのかというのは分からないんですけれども、その点について教えていただけますでしょうか。 88 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 89 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   現在、彦根城の世界遺産登録につきましては、特別史跡という史跡に価値があると考えて作業を進めております。したがって、どうしても金亀会館の建物を登録が決定するまでの間に元の場所に移さなければいけないということはありません。しかしながら、関連する建物が今後どうなっていくのかというプロセスは登録が決まるまでには決定しておかなければなりませんので、2024年の世界遺産登録が決定されるまでの間に、金亀会館の建物をどのように保存管理していくのかという計画は立てなければならないと受け止めております。 90 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 91 ◯委員(小川隆史君)   先ほどご説明があったので聞くんですけれども、西中学校の全体像を含めて、西中学校の部分も含めてという話があったんです。では、2024年までにその西中の移転をするかしないかもしっかりと検討し結論を出していくと、それをもって世界遺産登録の進捗を進めていくということでよろしいでしょうかね。 92 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 93 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   今、委員からご発言のありましたように、登録が決まるまでの間に、西中の敷地につきましては構成資産内にございますので、どういうふうにするのか。別にすぐにどうこうするということではなくて、10年後、20年後、場合によっては30年後、このようにいたしますという見通しを立てておかなければいけないと考えております。 94 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 95 ◯委員(小川隆史君)   分かりました。西中学校以外にも第二郭の中にはいろんな建物がありますので、それも同じような考え方だと思うので、よろしくお願いします。  もう一度、主幹のほうに聞きたいんですけれども、私は、支援者の方がどうなっているのと言うことに対して、しっかりと答えられないのが非常に残念なんです。  それはなぜかというと、例えば市が文化財を取得したり、その後、取得したのはいいんだけれども、それからそれをどのように活用するかというのが市民の方に見えていないというのが問題かと思うんです。通常であれば、指定文化財なりそういう文化財を取得すれば、まず一番最初として整備方針を立てて、それから整備計画を立てて、実施計画を立てて進めていくと。それが保存なんですよね。その保存は何のためにするのかというと、その後の活用をするためにその整備を進めていくということになると思うんですけれども、現在がどこの時期にあるのかが見えてこないというのが問題かと思うんですが、それに対する見解を教えていただけますでしょうか。 96 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課主幹。 97 ◯文化財課主幹(鈴木康浩君)   委員のおっしゃるとおり、整備を進めていくということはそのような形になると思います。現在、彦根市内いろんな文化財がございまして、その中で、見える形で整備、どのように進めていくかということをお示ししているものもあるんですが、確かに委員のおっしゃるように、そういうものを示していない文化財というのもございます。今後はそういうことに目を向けまして、公表するような形に、皆様に知っていただけるような形に努めてまいりたいと考えます。 98 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 99 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。今までの文化財のほうでは、そこの部分が少し弱かったかと思うんですよ。主幹が来ていただいたこともあるし、技術の専門家でもありますので、そこのところは今後しっかりと、先ほど私が言った順番で、今どこの位置に来ているんだ、全体像が見えて、今後どういうスケジュールで動くんだというのが分かるように、年次の検討を進めていっていただくのと、公表をしていっていただきたいと思います。  最後に、支援者の方に言わないといけないので、金亀会館の今年度の活用の検討会はいつ頃される予定なのか、教えていただけますでしょうか。 100 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課主幹。 101 ◯文化財課主幹(鈴木康浩君)   整備に関する協議会というものは今のところつくっておりませんので、そうしたものを今年度開催するという予定はしておりません。  先ほども申し上げましたとおり、現地での復元に係る協議を何とか今年度中に県や土地の所有者の方と協議して、現地での復元を可能とした上で、先ほど申し上げました年次整備について策定してまいりたいと考えているところでございます。 102 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 103 ◯委員(小川隆史君)   では、今のトラロープが張られている現地なんですけど、どのようにしていこうと思っておられるのか、教えてください。 104 ◯委員長上杉正敏君)   文化財課主幹。 105 ◯文化財課主幹(鈴木康浩君)   現在の状況につきましては、日々草刈りとかをして何とか維持管理を適切にさせていただいている状況でございます。これを今年度何とか現地での復元を可能といたしまして、来年度から、例えば利活用、どのように活用していくかなど、先ほどは整備検討委員会と申し上げましたが、そのようなものではなくて、利活用に関する検討委員会みたいなものを、専門家やNPO、あと地元の自治会とかを含めまして委員会を立ち上げて、検討してまいりたいと今ところ考えているところでございます。 106 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 107 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。支援者の方にもそうしてお伝えをしていきます。要するに、今年こういうことをしてくれて、こういうことを目指されるんですよという答えがやはりしたいんですよね。市民の方もそういうことを聞いていただけると、あそこはそういうように動いているんだというのが分かるので、そんな整備を進めていただきたい。よろしくお願いします。ありがとうございます。  2点目でございます。観光企画課のほうにお尋ねします。現在、佐和山の山麓の大洞弁財天の登り口のところにあります市の観光施設の管理地において、観光駐車場とトイレが約20年以上も前だと思うんですが整備をされた後に、現在は観光ボランティアの詰め所が設置されています。山麓の付近は雑草が繁茂して、ひどい状態になっています。当該地の現状の認識と適正管理のための手だて、今後の具体的年次計画を教えてください。よろしくお願いします。 108 ◯委員長上杉正敏君)   観光企画課長。 109 ◯観光企画課長(北村慎弥君)   佐和山山麓にございます東山観光駐車場につきましては、佐和山城跡や周辺の社寺へ来訪する観光客の利用のために、観光企画課が設置及び管理を行っております。敷地内の維持管理につきましては、公衆トイレの定期的な清掃や進入路の照明設備の設置管理を行っているほか、年2、3回程度、駐車場周辺の草刈りについても実施をしまして、環境の整備に努めているところでございます。  今回ご指摘の山麓付近の敷地につきましては、葉刈り等の維持管理は行っておりますが、現時点においては具体的な事業化には至っていないのが現状でございます。  今後につきましては、佐和山城跡への来訪者や駐車場の利用の状況などを踏まえながら、活用方法について検討したいと考えております。また、防犯上不安の声が上がっているとのことですので、現状を確認の上、関係課とともに対応について検討してまいります。  以上になります。 110 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 111 ◯委員(小川隆史君)   これも先ほどの文化財課のほうに質問したのと一緒で、市が持っている管理地、それを年間3回程度の草刈りとか管理はちゃんとしていますよと。それは分かりました。では、そのまま5年、10年、これを継続するのか。今、私が聞かせていただきたいというのは、今後あの土地をどのように活用するのか。それは、いつ、どのような人が集まって協議をして整備をしていくのか。それについて具体的に教えてほしいとお願いしましたので、よろしくお願いします。 112 ◯委員長上杉正敏君)   観光企画課長。 113 ◯観光企画課長(北村慎弥君)   具体的な年度につきましては現時点ではございませんが、観光企画課の考え方としましては、現在、佐和山城跡の方に具体的な来訪者数とか、駐車場の利用台数というのも実は台数としては把握しておらないところがありますので、まず、そういったところの人数把握からできないかと考えております。  そういった状況を踏まえた上で、今後の土地の利用の仕方について検討していきたいと思っておりますので、現時点の具体的な年度まではないんですが、まず利用状況を踏まえながら活用について考えたいと考えております。 114 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 115 ◯委員(小川隆史君)   今の現状と意見は聞きました。大事なのはやはりスケジュールなんですよ。これも支援者の方から聞かれて、どう答えたらいいのかよく分からないんです。今の話、今後またそういうのを検討しますというのが、何十年前からそのままというのが一番これ問題だと思うんですよ。だから、また次回以降、その年次的な整備計画をいつ立てるのか、どのようにその検討が進んでいるのか、具体的にまた聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  3番目でございます。市民課にお尋ねですけれども、現在のマイナンバーカードの取得率の状況と、それから、今後来るべきマイナポータル等の活用を見込んだカードの魅力発信に係る検討の状況、それから、以前に検討するとお話をいただきましたコンビニの同一機種を窓口に設置するという、その状況の検討状況を教えてください。 116 ◯委員長上杉正敏君)   市民課長。 117 ◯市民課長(多湖敏晴君)   市民課に3点お尋ねいただきましたので、順にお答えをさせていただきます。  取得率につきましては、令和元年度末で14.38%、1万6,182人となっておりまして、前年度末より2.09%、2,296人増加しております。  2点目ですけれども、マイナポイント事業の開始時期が近づいてまいった影響もあるかと思いますけれども、最近、マイナンバーの交付枚数が増加をしてきております。平成31年4月から令和2年2月までの11か月間は平均して200枚の交付でございましたけれども、令和2年の3月は553枚、4月、5月の2か月間におきましては合わせまして924枚を交付している状況でございまして、既に昨年度の交付枚数の3分の1を2か月で交付しているという状況になってございます。  マイナポイント事業につきましては、市ホームページへの掲載のほか、本年2月1日号の「広報ひこね」にも掲載し、周知を図らせていただきました。「広報ひこね」では、併せてカードの取得メリットも掲載をさせていただいて、取得の促進に努めたところでございます。マイナポイント事業の事業開始時期が近づいてまいりましたら、再度、あらゆる媒体を活用し周知を行いたいと考えております。  なお、現在市民課で実施をしておりますマイナンバーカードの取得促進としましては、本年度も毎月最終日曜日の9時30分から13時までをカード受け取りの窓口として開設しているほか、本年1月からは、福祉センターにあります証明書発行コーナーにおきまして、マイナンバーカードの申請支援も開始したところでございます。  今後におきましても、カードの魅力発信を行い、カードの普及促進に努めてまいりたいと思います。  最後ですけれども、コンビニ交付システムは、市民の方にとりましても、休日・時間外を問わず、また市役所にお越しいただくことなく、最寄りのコンビニエンスストア等でサービスを受けられるというメリットがありますけれども、いま一つ利用が進んでいない状況にございます。  その原因の一つとして、ご利用方法に不安があるのではと思われますので、新庁舎にマルチコピー機を設置しまして、サービス対象の方が来庁された場合には職員が寄り添い、マルチコピー機の利用手順をお教えすることにより、利用拡大の促進、繁忙期の窓口の混雑緩和にもつながるものと考えております。  以上でございます。 118 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 119 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。マイナポータルは政府が運営するオンラインサービスなんですよね。その中には、子育てのワンストップサービスが始まるというのも、国の方ではもう明確に示しています。例えば保育園の入所手続であるとか児童扶養手当の現況届もオンラインでできる、予防接種の時期とかもそれで知らせてもらえるという利点がどんどん出てきます。今、取得率が上がったと言っておられますけれども、10万円の特別定額給付金をそれで申請できるよというのがあったので、いっときに集中したというのも原因の一つかと思うんです。今期の企画総務消防常任委員会でも、市長は取得率を自ら低いとおっしゃっていました。その低いのは、やはり上げるためには魅力がないと駄目なので、持っていたらすごく便利よと、その便利だということを示していく、そういうことに今彦根市は取り組んでいるということを言わないといけないのかなと。  市民課の担当ではないと思うんですけれども、市民課も入った中でのそういう検討会、庁内のカードの普及率を進めるだとか、サービスを付加するような検討会というのはなされているんでしょうか。 120 ◯委員長上杉正敏君)   市民課長。 121 ◯市民課長(多湖敏晴君)   委員ご指摘の委員会のようなものは設置しておりませんけれども、例えばマイナポイント事業でありましたら地域経済振興課との連携が必要になってまいりますので、その辺の連携は図らせていただいているところでございます。 122 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 123 ◯委員(小川隆史君)   この質問をすると、今みたいな答えが非常に多いんですよ。ほかの課と連携してやっています、これについてはここの課と連携してやっています。市民の方は見えてないんですよね。だから、こんな今の検討した結果をまた公表していただくとか、今、彦根市がどういう状況まで進んでいますよ、こんな魅力があるものをやりますよ、例えば、国が決めたんですけれども、来年、保険証の機能がここに入るよというのも言えば、それは魅力の一つになるのかもしれないし、その見える化を図っていただきたいと思います。市民課が主導ではないと思うんですけれども、そういう話があったよとか、そういうのを働きかけていただきたいと思います。その点いかがでしょうか。 124 ◯委員長上杉正敏君)   市民課長。 125 ◯市民課長(多湖敏晴君)   カードの普及促進につきましては、委員おっしゃるとおり、魅力をいかにアピールするかというところが問題になってまいると思いますので、今後、それを含めて、どういう手法で市民の皆様に魅力をお伝えするかというところもしっかり検討して、実施をしてまいりたいと思います。 126 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 127 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。今回、ちょっと答えにくいというか、大変だな、しんどいなというようなお答えを求めた部分もありますけれども、市をよくするためにぜひともお願いしたい点がありましたので、そういうお話をさせていただきました。  ありがとうございました。よろしくお願いします。 128 ◯委員長上杉正敏君)   続いて、和田委員。 129 ◯委員(和田一繁君)   まず1点目ですけれども、コロナ禍による彦根城世界遺産登録に関しての影響はということです。県と市は、先月5月20日に彦根城世界遺産登録推進協議会を設立されております。今回、コロナ禍の感染防止の観点から書面決議で開催をされておりますけれども、まず、この推進協議会の構成団体、構成員の方を教えてください。
    130 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 131 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   彦根城世界遺産登録推進協議会は6名の委員で構成されています。滋賀県知事が会長、彦根市長が副会長を務めまして、そのほか、県の文化スポーツ部長と、同じく県の文化スポーツ部理事が委員となり、市からは、歴史まちづくり部長と歴史まちづくり部次長が協議会の委員に参画しております。 132 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 133 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。今回、令和2年度の主な事業ということで、いろいろと調査研究の事業であったり学術の会議の開催、国際会議の開催とかございますけれども、今回、コロナ禍ということで、令和6年に世界遺産を目指す県・市といたしまして、この令和2年度の事業というのは、今後、世界遺産登録するに当たっては本当に大きなポイントになる年だと思います。この件に関して、今、コロナ禍で、文化庁とかそういったところから何かアドバイスであったりとか、何かそういうものというのは現時点であるのか、教えてください。 134 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 135 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   本来ですと今年の4月に文化庁の文化審議会が開催されて、そこで文化庁から彦根城の世界遺産登録に対するコメントが示される予定でした。また、6月の末から7月の初めにかけて、文化庁の文化審議会委員へのプレゼンテーションを行う予定でした。ところが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から文化庁での審議会が今までストップしておりましたので、文化庁からのご指導はいただけておりません。しかしながら、5月27日付で文化審議会へプレゼンテーションをする資料を提出してほしいという通知がございまして、期日までに提出いたしましたので、間もなく何らかの会議が持たれるのではないだろうか。数か月遅れにはなりますけれども、文化庁からご意見をいただけるものと受け止めております。 136 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 137 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。文化庁のほうからそういうアクションがあったということは分かりました。  この会議に関しましても、今、こういう形でその総会も終わっているわけですので、その辺りしっかりと情報発信、県のホームページを含めて、それは毎回私のほうもお伝えしていますけれども、市のホームページでもその進捗だけでもやはりしっかりとアップをしていただくなり、そういう形でお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 138 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 139 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   今年度は県のほうにおきましてホームページを通じての情報発信に取り組むということをお聞きしておりまして、既に文化庁に提出した推薦書原案の要約文を掲載していただいております。今後も、協議会で取り組む事項、例えば会議を開くとか、こういう啓発事業を行うということについては、まずは県の文化財保護課のホームページで情報発信をしていただけるものと思いますし、また市のホームページ「彦根城を世界遺産に」のページにおきましても、その取組や、例えばリンクを張ったり、あるいは市民の方に分かりやすいように書き換えるなどして、お伝えをしていきたいと考えております。 140 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 141 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。今後も多分、別に集まらなくてもテレビ会議とかでも、そういう形で進捗ができると思いますので、その発信の方だけよろしくお願いいたします。  続きまして、コロナ禍の中で市民に対してどのような啓発活動をするかということで、今、彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会がございますけれども、そちらのほうの進捗がどのような状況なのか教えてください。 142 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 143 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会の活動につきましては、大人数での集まりというのが現在できませんので、役員の皆様には、4月に、しばらくの間、役員会の開催を見合わせますという通知を出しております。今後、新型コロナの感染が収まってまいりましたら役員会を開催し、彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会の取組もまた盛んにしていきたいと思いますし、できれば今年度中には総会を開催し、そこで彦根城の世界遺産登録を前進させていくための情報発信に取り組んでいきたいと思っております。また、宮川会長は、できればその彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会の活動として、城下町や彦根城を現地で理解できるような取組もできないかということをおっしゃっておられますので、そうしたいわゆる現地でよさを確認していただくというような取組もできないかどうか。ちょっと年内は難しいと思いますが、年が明けてからできないかどうかということも検討してまいりたいと考えております。 144 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 145 ◯委員(和田一繁君)   今おっしゃるとおりに、彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会のメンバーの方々は、やはりこの彦根城世界遺産登録を目指そうということで強い意思を持って集まっている方々でございます。今、何もない状態で、彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会のメンバーの方々も、今の世界遺産はどうなっているんだろう、このコロナ禍の状況でどうなっているんだろうということを非常に不安がっている方もいらっしゃいますので、やはりその情報発信、それが紙ベースなのか、メール登録されている方にはメールでしっかり、今、現状はこういうコロナ禍でも彦根の世界遺産は今こういう状況ですよということをしっかりと伝えてもらいたいんですけど、その辺りいかがでしょうか。 146 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進室主幹。 147 ◯彦根城世界遺産登録推進室主幹(小林 隆君)   彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会にご参画いただいている方には、市のホームページに彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会の会員用のコーナーを設けているということをお伝えしております。まだ今のところはできていないんですけれども、今後、彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会のコーナーに、こういう動きがありました、こういうことが分かりましたという知らせからまず始めていきまして、総会を開催するときには個人宛てのメールでの情報発信、メール登録いただいていない方につきましては郵送でのご連絡をしていきたいと考えております。 148 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 149 ◯委員(和田一繁君)   本当につなげていくことが大事ですので、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、2点目なんですけれども、当初、通告書には彦根城の天守の開場はいつかということで質問をしておりましたけど、これ15日に開場されましたので、この質問に関しましては割愛をさせていただきます。お願いいたします。  それでは、次の質問です。ひこにゃんの新たな商標イラストのポーズの製作の考えということで、こちらは2月定例会での答弁でもありましたけれども、現在、平成28年度から平成30年度の申請の件数であったり使用許諾料の収入というのは答弁のほうでいただいておりますけれども、令和元年の申請件数と使用許諾料の収入を教えてください。 150 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 151 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   お尋ねいただきました令和元年度の商標使用の許諾料でございますが、1,444万7,735円でございます。件数につきましては486件でございます。 152 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 153 ◯委員(和田一繁君)   そのとき定例会の答弁でありますように、いわゆる平成29年度以降の使用許諾収入につきましては顕著な増加は見られませんでしたということで、今後、ファンやひこにゃんグッズ販売事業者のニーズ等も踏まえながら、新たな商業イラスト作成について検討してまいりたいということで発言をされております。これ、その後、販売業事業者のニーズとかは把握をされていらっしゃるんでしょうか。教えてください。 154 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 155 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   ひこにゃんにつきましては、今年度から文化財課の課内室でありますひこにゃんブランド推進室のほうで担当させていただきますが、昨年度の2月以降、業者であるとかファンの方についての聞き取り等は行ってはおりません。 156 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 157 ◯委員(和田一繁君)   では、昨年度末に新しいひこにゃんのポーズの商標イラストの提案というのが出たと聞き及んでおりますけれども、その件に関しては間違いないでしょうか。 158 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 159 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   昨年担当しておりましたシティプロモーション推進室の方との引継ぎの中で、そのようなご提案をいただいているということは認識しております。 160 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 161 ◯委員(和田一繁君)   その後、課ではどのような検討をされたんでしょうか。 162 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 163 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   ひこにゃんの新たなイラストポーズの製作につきましては、今ほど述べましたけれども、昨年度にシティプロモーション推進室において検討を行っておりますが、平成28年度に新たな図形イラスト、第4のポーズでございますが、これを追加した際の結果などから、使用許諾料の増収への効果は限定的でありましたので、現在のところ、新たなイラストポーズの製作については考えてはおらない状態でございます。  新たなイラストの製作ではなくて、まず、ひこにゃんの活動を通じてこれまで以上に認知度を上げ、新たなファン層を獲得していくことで、彦根に来ていただいたときにお土産を買っていただくなど、そういった形で使用許諾料の増収につなげていければと考えております。 164 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 165 ◯委員(和田一繁君)   販売事業者のいろんな声を聞かせていただいているんですけれども、申請も含めて、収入も含めて、一番の願いは、新しいイラストを作ってもらいたい。今の4ポーズのイラストでは、どれだけ商品開発、どれだけ商品を作っても売れないんですよね。やはりひこにゃんのファンクラブの方であったりとか、ひこにゃんを好きな方々は、新しいポーズの商品を望んでいらっしゃいます。これは、何件か聞いている事業者、みんなそのように言われますね。新しいひこにゃんのポーズであれば、新しいまた商品開発であったりとか、何かでまた販売ができるとおっしゃっているんです。そういった面では、やはり販売事業者のニーズをしっかりと捉えていただきたいんですけども、その件について、ご意見をお願いいたします。 166 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 167 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   ひこにゃんのグッズの販売事業者であるとかファンクラブの会員につきましては、今後になりますけれども、そういったお声を聞いてまいりたいと考えております。 168 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 169 ◯委員(和田一繁君)   今、コロナ禍で本当にいろんな事業者が苦しんでいる中で、いろんな支援策であったりとかは本当にありがたいんですけれども、一番やはり望んでいるのは、そういったことを庁内で調整していただいて、そういうイラストができれば、やはりそういう商品化ができて、またそういった形では許諾の収入もやはり市として入ってきますし、業者もそれで販売していこうという形で増えていくわけですから、ぜひ、このイラストに関しましては、本当に早急に……。当然、昨年度末には幾つかそういう案件は上がっていたはずですので、しっかりとそれの形づくりを今後していただきますようにお願いしたいんですけれども、もう一度ご意見をお願いいたします。 170 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 171 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   今ほどもお答えさせていただきましたが、イラストの製作が本当に必要なのかどうか。販売業者、そして、ひこにゃんファンクラブ会員の声を聞いてまいりたいと考えております。 172 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 173 ◯委員(和田一繁君)   事業者は必要だとおっしゃっているので、ぜひともお願いいたします。  ちなみに、くまモンは今期、約35種類のイラストをつくられております。全部で追加で214種類。35種類の内訳は、コロナ感染予防啓発に3種類、明日をイメージしたイラストで2種類、スポーツイラスト12種類、その他イラスト18種類。また期間限定で、くまモンは県内となりますから、3月まで県内事業者に限るイラストとか、やはり柔軟に。くまモンとひこにゃんという形では権利関係は違いますけれども、やはりひこにゃんのファンの方々、ひこにゃんを応援していらっしゃる方々というのは新たなイラストを望んでいらっしゃいます。ぜひとも、こちらのほうは進めていただきますように。それが一つの事業者の支援策にもなると思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、最後の質問になります。今、ひこにゃんに関しましては、5月23日に、ひこにゃんが玄宮園に3か月ぶりに登場いたしました。新しい生活様式の一つとして、NHKの全国版で朝と夜に放送されております。「Yahoo!ニュース」のトピックスにも上がるなど、テレビ、ネット、新聞で取り上げていただきました。同じ世界遺産の姫路城の天守も15日に公開されております。しかしながら、「Yahoo!ニュース」の電子版のトップニュースは、やはりひこにゃんなんですね。ひこにゃんが彦根城の天守前に出ましたということがアップをされております。  今、ちょうど6月15日からは公開をされまして、10時半、玄宮園鳳翔台、また、1時に天守前広場、3時に彦根城博物館で登場しております。当然、密にならない対策ということでは一定の理解ができますけれども、この時期だからこそ、再度、四番町スクエア、以前までは毎回登場しておりましたけども、この四番町スクエアの登場とかを徐々に緩和していくというか、そういう方法というのは考えはないんでしょうか。その辺りお答えください。 174 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 175 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   ひこにゃんの登場につきましては、少しでも早く通常の形に戻したいと考えておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためには、ある程度の距離を取るとか十分な対策をした上で実施する必要があります。ひこにゃんの管理運営業務を委託しております近畿日本ツーリスト関西と協議を重ね、5月23日からは、まずはお客様同士のソーシャルディスタンスが取りやすい玄宮園にて登場を再開し、6月15日からは、彦根城天守前広場、彦根城博物館の冠木門前への登場を加え、段階的に再開を進めているところでございます。  四番町スクエアでの登場につきましては、場所的にどの方向からもお客様が入ってこられるようなオープンスペースであることや、ひこにゃんの運営スタッフ以外にも、ひこにゃんの登場ルートの確保やお客様同士の距離の確保等、十分な安全対策を行う人員が必要となりますことから、現段階では登場場所には含めておりませんが、今後の状況を見ながら、四番町スクエアの登場再開時期について、近畿日本ツーリスト関西や四番町と協議・検討してまいりたいと考えております。 176 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 177 ◯委員(和田一繁君)   ソーシャルディスタンスの見解から、天守前の広場と四番町スクエアの違いというのはどういうものなんでしょうか。 178 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 179 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   彦根城の天守前広場につきましては、まず天守の前に立ちますので、後ろの一方は石垣で、お客様が入ってこられないような形で距離は保てることになります。前方の3方向になりますが、見ていますと、現在のところ、そこまでお客様が押しかけるような状態ではございませんので、それぞれ距離は取れるような状況でございます。一方、四番町スクエアにつきましては、現在出ている場所、少し天守よりも狭いこともありますし、どの方向からも入ってきやすいというような状況でございます。  加えて、天守につきましては、ひこにゃんが出るときに、ひこにゃんスタッフ以外にもお城の天守の方であるとか、そういった方のサポートも入られる状況になります。そういったことの違いがございますので、現段階ではまだ登場に至っていないということでございます。 180 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 181 ◯委員(和田一繁君)   民間委託しているわけですから、サポートというのは当然どれだけでもできると思いますし、できない理由ではなくて、四番町スクエアでしたら2階に出すとか。2階からひこにゃんを出していただいて、お客様は下から見ればいいことであって、どうしたらできるだろうかということをしっかり考えてもらいたいです。後ろが彦根城だから後ろは大丈夫ではなくて、四番町スクエアでもいろんな見せられる方法、手法はあると思うんですね。2階からひこにゃんを出す。1階から、下から見てもらって、ある程度の距離を保ってもらうとか、そういったことをしながら。  先ほども言いましたように、持続化給付金であったりとか国の支援、また市独自のいろんな支援、これは我々にとっても皆さんにとっても本当にありがたいことです。でも、それは全て守りのものであって、結局、幾らいろんなお金の支援をいただいても、お客さんが来なければお金が落ちないんですよね。幾ら商店主なり事業者が頑張ったところで、お客が来なければ意味がない。お客さんを来させる仕掛けというのは、やはりそれは市が考えるべきだと思うんです。その一つとして、ひこにゃんというのがこれだけ全国に発信をされて、ひこにゃんが来るからそのまちに行こう、そのまちに見に行こうということで、人の流れが彦根城から中心市街地に流れてくるんですよね。それでこそ本当に事業者の支援、いわゆる可視化できる支援ではないかと思うんです。  それが一つひこにゃんが、今の担当は文化財課でございますけど、そこは地域経済振興課であったり観光企画課であったり、そういう商売の方々が、どうしたら地域の方々や観光客の方がまちに繰り出してもらえるか、お金を落としてもらうかということを、そこは庁内でやはり真剣に考えてもらいたいんですね。  本当に支援はありがたいです。それは守りだけで、いつかそれは途切れます。そう何回も何回も支援が来るわけではありません。お客様が来て初めてお金を落としていただいて回してもらう。食べていただいて泊まってもらうという形になりますから。そこは今、頼れるのはやはりひこにゃんなんですね。そのひこにゃんをしっかりとまちの中に出す。それは感染対策をしていただきながら、そこは皆さんで知恵を絞ってやっていただきたい。もう一度、見解をお伺いします。どうでしょうか。 182 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 183 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   一番最初のご答弁でもお答えしているんですが、四番町スクエアについても再開時期について協議をしている段階でございます。決して出さないということではございません。できるだけ早い時期に、ひこにゃんのほうを出せればいいなとは考えております。 184 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 185 ◯委員(和田一繁君)   先ほど小川委員からありましたように、それはいつなんですか。検討されて、それはいつから出していただけるのか。その辺りをやはり明確に。今、給付金も頂いて、どうしようかなと。これから「GoToキャンペーン」とかいろいろあります。これから検討ではなくて、いつから。今週末から、来週からでもぜひとも出していただきたいんですね。さっきから言っていますとおり、やはりそれが一つの可視化できる支援策だと思うんです。もう一度お答えください。お願いします。 186 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 187 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   具体的にいつからということにつきましては、委託先であります業者とも相談してからになりますので明言はできませんが、できるだけ早い時期に再開できればと考えております。 188 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 189 ◯委員(和田一繁君)   民間事業者は絶対出したいはずですので、その辺りしっかりとしていただきたい。これを基本的に決めるのは文化財課長が決めるのか、それは民間事業者が決めるのか。その決定権はどこにあるんでしょうか。 190 ◯委員長上杉正敏君)   ひこにゃんブランド推進室長。 191 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   決定権といいますか、ご相談はいただきますけれども、委託をしておりますので、基本的には決定権は委託事業者のほうにあると考えております。 192 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 193 ◯委員(和田一繁君)   民間事業者が一応決定権を持っているということで、分かりました。本当にひこにゃんというのは彦根城に次ぐ、彦根城以上の集客効果があります。今回の報道を見てもそう感じますので、その辺りは縦割りではなくて、地域経済振興課、観光企画課、また文化財課で合わせて、お客さんが来る、中に来てもらえるような仕掛けをしっかりとしていただきますように、これは強く要望いたしますので、よろしくお願いします。  以上です。 194 ◯委員長上杉正敏君)   続いて、長崎委員。 195 ◯委員(長崎任男君)   それでは、私、2点お聞きします。  私の地元の彦根市の賀田山町のところに、唯一、1件だけコンビニのファミリーマートがあるんですけれども、そのファミリーマートの道を挟んで向かいのところに、土地の違法転用による産業廃棄物等が置かれているということは皆さんご承知のことだと思うんです。5月末にこれを撤去するという報告をいただいていたにもかかわらず、いまだ改善の兆しがないどころか、強風時には周りの水田にごみが飛散しているという報告を受けております。問題の実際の当事者との交渉の進捗状況と今後の対策、スケジュール的なところも含めてご説明いただきたいと思います。 196 ◯委員長上杉正敏君)   清掃センター副所長。 197 ◯清掃センター副所長(牛澤史幸君)   賀田山町地先の農地に置かれました廃棄物につきましては、その置かれたものが廃棄物、それも一般廃棄物及び産業廃棄物の混合物と思われますことから、産業廃棄物の監督官庁であります滋賀県の湖東環境事務所、そして彦根警察署とも、廃棄物処理法違反を視野に内偵のほうを行ってまいりました。そこで、2月には原因者本人を市役所に呼び出し事情聴取をしましたところ、これを廃棄物と、有償で回収し一時保管を行っていることを認めたことから、廃棄物処理法に違反することを説明しまして、早急にその廃棄物の撤去と原状回復を行うように指導しました。  その後、原因者本人が地元の関係者の方に謝罪と、5月末までに原状回復を行うと地元の方に対して約束をしたとお聞きしたことから、原因者に対しては、その約束の履行を強く求めてまいりました。  しかしながら、今ご指摘がございましたとおり、原状回復が進まないばかりか、原因者の知人が新たにごみを持ち込んでいるという情報が地元からもたらされたため、改めて約束の期限前の5月21日に市役所に出頭させたところ、有価で一部を処分した以外は、引き続き有償での回収を行っていることが判明しました。このままでは改善の見込みがないため、今度は原因者の親族も交えまして、5月26日、そして6月12日と複数回にわたり市役所の方に出頭させ、提出された改善計画を基に、早期の原状回復を強く求めているところです。  今後の対応についてですが、原因者は親族も含め資力に乏しいと思われること、そして市内の他所や市外においても同様の事案を起こしており、早急な解決は難しいものと考えております。しかしながら、廃棄物処理法の趣旨から、まずは原因者本人が責任を持って処理する事柄であること、また、本市が彦根警察署の方に刑事告訴しても直接の原状回復にはつながらないことが考えられますことから、市としては提出された本人の改善計画を精査し、早急に原状回復を強く指導していくとともに、原状回復までの間、飛散防止対策等の適正管理を行うよう、今後も継続して指導していくつもりでございます。  以上です。 198 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 199 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。私が見ていますと、ずうっとほったらかしなのかなという感じに思っておったんですけれども、今のご説明を聞きますと、小まめに当事者との接触とかも図っていただき、解決に対して動いていただいているということはよく分かりました。  次のめどとしましては、いつ、5月末に全部撤去するというお話を当時いただいておったんですけども、それができていないのでこのようにお聞きしておるんですけれども、次の目安といいますか、それはいつ頃をお考えですか。 200 ◯委員長上杉正敏君)   清掃センター副所長。 201 ◯清掃センター副所長(牛澤史幸君)   その件につきましては、本人から今、改善計画の方を提出させております。現場に置いているものですが、先ほど申し上げましたように産業廃棄物及び一般廃棄物ということで、いろいろなものがございます。それについて、まず本人に対して分別をさせて、家電であるとか、あと瓦とかタイヤとかの産業廃棄物がございますし、それ以外の可燃のごみもございます。それについて分別した結果、どれくらいかかるかと、幾らぐらいかかるか。それで、一番早急に手をつけられるものからすぐにかかるように指導しているところです。費用の面もございますので、それについては今後の聞き取りに早急にかかるように。またそれについては近々確認をさせてもらう予定でございます。 202 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 203 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。この問題、簡単そうに見えてなかなか解決が難しいという問題であると思いますので、そういったところを含めまして、小まめな接触、またすごく懸念されているところもございますので、地域に対してのご説明も含めてお願いいたします。よろしくお願いします。  2点目です。稲枝駅西側開発の官民連携調査の結果と今後の西口開発のスケジュールについて。これは本会議で林議員からもこういった問題があったんですけれども、改めましてこの問題についてお聞かせ願えればと思います。 204 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 205 ◯都市計画課長(古川雅之君)   まず、官民連携可能性調査の結果でございます。稲枝駅西側地区で、公園整備について官民連携の可能性調査を昨年度行っております。その結果でございます。  まず、15社に対してヒアリングを行いました。その結果の概要といたしましては、当該事業に関心を持っていただいた業者は、農業事業者、スポーツメーカー、キャンプ事業者、温浴事業者ということでございました。また、その中で望ましい導入機能といたしまして、田園風景を生かした食、エンタメ、スポーツ、宿泊等のコンテンツづくりに力を入れることがいいのではないかという意見を頂戴しております。また、一方では、独立採算というのは非常に難しいということをおっしゃってございます。一定の彦根市の負担も必要になってくるかということで、ヒアリングの結果でございます。  次に、事業手法といたしましての検討結果でございます。指定管理者制度やPFIの手法、パークPFIの手法等を比較したところ、今回の稲枝の公園につきましてはPFIの手法が最も有効であるということで整理をしております。ただ、パークPFIについても、初期段階での実施はなかなか難しいということですけれども、オープン以降の集客の状況を見て、パークPFIについても併用することも十分可能であるという結果となってございます。  あと、事業化に当たっての課題といたしまして、一番の課題ですけれども、総事業費に対する彦根市の負担額について実現できるのか、庁内で調整していくことが必要ということと、また、国の補助をいかに取って、それらを有効に実施していくことにつなげていくかというところ、その辺が課題であったということで整理をしております。
     今後の西口開発のスケジュールについてということで、まず、西口開発の中で先行的に進めておりますのは、この公園の整備についての検討でございます。令和3年度での都市計画決定ということを目標に今進めておりますので、今年度以降になりますが、基本計画をまずつくっていかなければならないということで、何とかその基本計画の策定に向けて実施していけるよう、今、努力をしているところでございます。  もう一方、西口開発については地区計画のほうも並行して進めております。これは県道の愛知川彦根線沿いの開発事業になりますが、こちらの方は、この6月26日に都市計画審議会を開催させていただいて、そこで第1回の相談事項になりますが、地区計画の内容を審議していただこうと考えております。それ以降手続を進めていきまして、コロナの状況もありますが、今年度末最終の都市計画審議会、これを3月ぐらいに予定しておりますので、そこで最終審議ということを目標に進めてまいりたいと考えております。  スケジュールについてでございますが、公園については、先ほども説明しましたように、令和3年度での都市計画決定を目標に進めておりますが、その後については一刻も早く事業実施につなげてまいりたいと考えております。都市計画課としては、予算の状況もあるんですけれども、令和4年度を目標に事業実施ということで進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 206 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 207 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。官民連携可能性調査、その結果を受けて、第2弾の補正を6月定例会ぐらいで提案されるのではないかということをお聞きしておったんですけれども、今回、そういったものが出てきていないように思うんです。全体的にそういったところも含めてスケジュールがちょっと、コロナの影響もあると思うんですけども、大分ずれてきているように思います。その辺の理由を教えていただけますか。 208 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 209 ◯都市計画課長(古川雅之君)   今年度につきましては、先ほども説明しましたように、基本計画の策定を目指しております。そのために、国の補助、第2弾の補助について申請を既にしておりまして、この申請の結果が出るのが6月の下旬ということになってございます。コロナの関係もございますのでちょっと遅れるかも分かりませんけれども、国の補助の決定が6月の補正の段階ではまだ確定をしていなかったという状況でございますので、確定が出次第に予算を要望していきたいと考えているところでございます。 210 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 211 ◯委員(長崎任男君)   どうもありがとうございます。ということは、国のほうにはもう既に申請している。6月下旬に大体の結果が出るんだろうというところは把握されている。ですが、コロナの関係で遅れるかも分からないということなんですけども、遅れているというのはコロナの問題だけが原因ですか。ほか内容的なものですとか、そういったところで、国の方がその問題をちょっとこれは難しいんではないですかと言っているのではなくて、遅れているのはコロナの問題。問題はコロナだけですか。 212 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 213 ◯都市計画課長(古川雅之君)   遅れるかなと思っているのはこちらサイドでございまして、明確に遅れるという国からのお知らせがあったわけではございません。申請も受付をいただいておりますし、条件にも整合しておりますので、前には進んでいると認識しております。 214 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 215 ◯委員(長崎任男君)   ということは、9月定例会には補正として上げてこられて、目に見えて前に進めてこられるような感じと思っておいてよろしいんですかね。 216 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 217 ◯都市計画課長(古川雅之君)   予算でございますので財政当局との協議等も必要になってきますが、担当部局としては何とかその方向で考えております。 218 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 219 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。令和3年受注の公園に関しては都市計画決定ということなんですけれども、都市計画公園に関しまして、全てが完了して操業開始といいますか、公園として使えますよ、公園がスタートしますよというのは大体いつ頃になるんですかね。 220 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 221 ◯都市計画課長(古川雅之君)   公園のオープンにつきましては、現段階でいつ頃というのは非常に難しい状況であると考えております。PFIということでありますと当然民間事業者との関係も出てまいりますし、先ほど説明しましたように、彦根市の予算がどれだけ確保できるのかということもまだまだ未確定でございます。事業実施の目標は持っておりますけれども、完了というのはなかなか今の段階でまだ見えてきていない。面積もまだ決まっていませんので、事業量、事業費も明確になってきていない状況で、なかなか完成のめどは現段階では見えていないという状況でございます。 222 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 223 ◯委員(長崎任男君)   それが例えば5年先なのか10年先なのか、はたまた30年先なのか、そういうことすらも全く見えていないんですか。 224 ◯委員長上杉正敏君)   都市計画課長。 225 ◯都市計画課長(古川雅之君)   公園の区域もまだ明確になってきていませんし、その中で事業費がどうなるか、その中でまた、大きな事業となると部分的に供用開始していく必要があるのかとか、いろんな検討が必要になってくると思っておりますので、今の段階で、どういう形でいつ頃にオープンできるかというのはまだ見えていない状況でございます。 226 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 227 ◯委員(長崎任男君)   この問題、一日も早く公園のオープンを望まれている地元の方もたくさんおられると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  稲枝駅西側開発についてもっと全体的なお話になると思うんですけれども、青地の農振解除の問題、これも本会議での答弁を一部いただいているところもあるんですけれども、その進捗状況についてお聞かせください。 228 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 229 ◯農林水産課長福井圭輝君)   本会議のほうの答弁にもあったんですけど、今、公園の計画予定地が二つあります。その予定地以外の部分というお話かと思いますけれども、今、その部分以外の部分で、個別に民間等から具体的な計画で協議をしたいというお話をまだ伺っておりませんので、個別具体の計画がないので行っていないというのが現状であります。  ただ、先ほど都市計画課長が申しました公園の中の農業の関係というのがあったかと思うんですけど、そういう面において、農業サイドの施設が公園の中にあった場合に、農業の方の関係のもの、例えば水であったりとか、そういうもののご相談等は受けていて、私どもの方から関係団体等にはお話を伺っているところであります。  また、解除ということではないんですけど、青地のままで活用という方法もあるかと思います。ちょっと情報を得ているのは、残りの部分で、IOTといいますか、先進的な農業を一部してはどうかという情報提供もありました。その辺のことに関してももちろん相談等しているところでございますけれども、何分、西側の開発に関しては地元さんのご意見も伺わなくてはいけないと思います。今、まだ情報を得ているだけの状況ですので、もうちょっと具体的な計画が上がってきた場合には、地元のほうにも相談をさせてもらいまして、そういう進め方でもいいのかというのをまた伺わなくてはいけないかと思っておりますので、十分その辺は慎重に配慮してまいりたいと考えております。 230 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 231 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。西側開発、22ヘクタールですか、あそこ全体でいえばすごく大きなところで、一遍に農振解除というのは絶対難しいと思います。今おっしゃるように、青地のままで開発としてできることだとかできないことだとか、どうしても変更しないといけないとか、そういった問題はいろいろたくさんあると思います。そういったことをここの中で話してもらうのも当然ですし、地元の人に、今はこういう案がありますよとか、こういうものだったらどうですかとかという案を、話合いの機会を綿密に持っていただいて、地元からの意見を今待っているだけですよとかという状態ではなくて、やはりこちらからもそういったところをアプローチをしていただきたいなと。それが早期の開発に対する解決の早道ではないかと私自身思いますので、その辺、連携していただいて、ぜひよろしくお願いいたします。  以上です。 232 ◯委員長上杉正敏君)   先ほどの和田委員の質問に対しての執行部の訂正がありますので認めます。  ひこにゃんブランド推進室長。 233 ◯ひこにゃんブランド推進室長(松宮智之君)   すみません。先ほど、和田議員のひこにゃんの登場のご質問に対する答弁でございますが、1点、日付のほうを間違っておりましたので訂正させていただきます。  ひこにゃんの玄宮園での登場の再開につきましては、先ほど5月25日と申し上げましたが、正確には5月23日でございます。訂正させていただきます。 234 ◯委員長上杉正敏君)   それでは、ほかに質問はございませんか。  中川委員。 235 ◯委員(中川睦子さん)   中川です。今回は四つお願いしているんですけれども、まず初めに、彦根市の現在進めているリフォーム助成制度についてお伺いしたいと思います。  1回目の助成については、4月1日から5月29日まで申請期間があったということなんですけれども、それについて100件の見込みだと聞いていたんですけれども、問合せは何件あって、そのうち助成対象となったのは何件か、お願いします。 236 ◯委員長上杉正敏君)   地域経済振興課長。 237 ◯地域経済振興課長(高月多智男君)   今回、令和2年度の第1回のリフォームの受付が4月1日から5月29日までございまして、この期間の受付につきましては63件の受付を行いました。 238 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 239 ◯委員(中川睦子さん)   受付でその対象となったというか、実質これが通ったという形では、このままの数でよろしいんでしょうか。 240 ◯委員長上杉正敏君)   地域経済振興課長。 241 ◯地域経済振興課長(高月多智男君)   そのとおりでございます。63件の方が提出されまして、この方たちにつきまして決定通知の発送を行うことになっております。 242 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 243 ◯委員(中川睦子さん)   新型コロナ感染症の中で、4月、この期間というのはちょうどその期間であったんですけれども、どの事業所も自粛の中で経営状況が本当に厳しいということだと思うんです。中でも飲食関係はすぐに手当てが必要ということで、彦根市も5月の臨時会でも対応は早かったと思うんですけれども、また、国の持続化給付金も、飲食を含め、一時的でも事業所にとって救いとなっていたと思います。  しかし、建築関係は仕事が継続して続かないと。このような状況の中では、これからも先、とても厳しい状況はもっとひどくなっていくのではないかと懸念されます。コロナのこの状況の中で、建築関係の方々に少しでも仕事が回るという事業として、ぜひこの住宅リフォーム助成制度、彦根では、随分前には緊急経済対策として500件ぐらいの件数を持ちながら、地域で相当な影響を持った事業だと聞いております。ですので、今、移住、新婚、子育て3世代という限定的なものになっているんですけれども、この辺について、小さな仕事でも請け負えるような形にぜひしていただきたいと思いますので、見解をお示しください。 244 ◯委員長上杉正敏君)   地域経済振興課長。 245 ◯地域経済振興課長(高月多智男君)   今、委員ご指摘のとおり、今回、「ひこねで暮らそう」リフォーム事業につきましては、令和元年度から、子育て世代と移住、新婚、3世代世帯に限定して行っております。ただ、今回、コロナの影響によりまして、実際リフォームをされる方も減ってきております。また、工事事業者の方につきましては資材供給の遅れなどもあり、リフォーム事業そのものが困難な状況であるということでございますので、拡充ということにつきましては難しいと感じております。ただ、リフォーム事業の拡充、また見直し等につきましては、今後の経済状況等を見ながら行ってまいりたいと考えております。 246 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 247 ◯委員(中川睦子さん)   秋にもまた9月から1か月、2か月申請期間があるということなので、ぜひ、こちらのほうも募集のほうもたくさんしていただけるような形で、またアピールしていただけたらと思っています。  そしたら、二つ目なんですけれども、愛のりタクシーのことについてちょっとお伺いしたいと思います。  彦根でも大分定着してきている愛のりタクシーなんですけれども、そういうこともあって湖東圏域で広がっているということで、バス停という形で、今、彦根の方では、ここが愛のりタクシーですよという形で皆さんにお知らせはされていると思うんです。もう既に使っている方はここがバス停だということは知っているとは思うんですけれども、初めての方だとか、それから、少しでも時間を有効に使いたいということで利用される方だとかいらっしゃると思います。  その中で、私の近くにもバス停はあるんですけれども、以前、湖国バスのバス停だった形のところに、「愛のりタクシー」と薄く書かれたものがペタンと張ってあるというものがほとんどでした。河瀬駅のところまで行けば、確かに屋根のあるバス停ということでバス停らしくなっているんですけれども、あとは本当に貧相な形で立っているというお知らせの愛のりタクシーのバス停となっております。甲良の方まで行きますと、病院前だとかお店の前だとか、そういうところに愛のりタクシーが寄れるようになっているので、乗る方は、恐らくそこでお客さんとかは待って雨もしのげると思うんです。  あと、様々なところをちょっと見に行ってきたんですけれども、なかなか愛のりタクシーとして皆さんに本当に乗っていただける形にはなっていないような、ちょっと寂しい形になっております。ぜひその辺について、雨の日でも屋根がついたりとか、それからベンチなども置いて、みんなが使えるような形になればいいなと思っていますので、それについて見解をお示しください。 248 ◯委員長上杉正敏君)   交通対策課長。 249 ◯交通対策課長(宮永幹雄君)   愛のりタクシーの停留所は利用者が愛のりタクシーの乗降する位置を示すもので、分かりやすく親しみやすい停留所看板の設置によりまして、これまで利用したことのない近隣住民の方にも愛のりタクシーの存在を知っていただき、新たな利用につながる可能性があると考えております。  愛のりタクシーの停留所は、湖東圏域で約500か所、彦根市内で約230か所ありまして、全てを1度に変更するということは困難なんですけれども、機会があるごとに、できるだけ皆さんに認識してもらいやすいものとなるよう、検討してまいりたいと考えております。  また、愛のりタクシーに関するご意見、ご要望の中には、停留所の設置場所について、屋根がなく悪天候とか炎天下の中で使用に適さないので、移してほしいという声もございます。これまで地域からのご要望で、地域内の共用施設の中に停留所を移設して、屋根の下で待てるようにしてほしいというお声もありまして、そういったお声に対応しまして改善したということもございます。  今後とも、利便性と利用環境の双方を考慮して、地域の声に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 250 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 251 ◯委員(中川睦子さん)   ありがとうございます。これも私の地域からの要望で、雨の日に暑い中とかに立って傘を差している方を見かけると大変心が痛むということで、そういうお話も聞いたので、ちょっと私も見て周りました。ありがとうございます。よろしくお願いします。  あと、またもう一つお願いします。前回もちょっとお尋ねしたんですけれども、荒神山の崖崩れを引き起こす可能性がある日夏の掘削についてです。  その後、私も近くなので現場もよく見ているんですけれども、素人のやっている破壊行為ということで、市道の際ぎりぎりまで破壊行為がまた広がっているということを確認しています。そこですけれども、落石した岩が流れを止めていたりとか、それから、上の樹木は根がむき出しになっていて、長雨で道路側に崩れ落ちてもおかしくないような状況というのを見ております。ですので、近隣の住民の皆さんも大変そのことについては不安を持っているということで、ネットなどの防止策もできるのではないかとおっしゃっておりました。その辺について、またお話をぜひ聞かせてください。 252 ◯委員長上杉正敏君)   景観まちなみ課長。 253 ◯景観まちなみ課長(久保達彦君)   それでは、荒神山の件につきましてお答えいたします。本件に関しましては、風致地区の関係もありましたので、今年の3月まで、都市計画課の景観まちなみ保全室でこれまでの経過等を把握しておりますので、景観まちなみ課の方でお答えをさせていただきます。  ご質問の件につきましては、平成28年2月に、この天満の土地を個人が樹木伐採に伴って土地を広げているという連絡がありまして、現地の方を確認させてもらっております。その後、平成29年3月に今度は法面を削っているという連絡がありまして、即日現地の方に向かいまして、対象者がおられましたので直接状況を聞いております。そのとき、風化した土を撤去しているだけで、これ以上作業はしないとおっしゃっておりましたので、これ以上の行為は許可が必要になる可能性がありますよということを説明しております。  今年の3月以降につきましては、大体2週間に1回程度、現地の方を確認しております。平成28年当時から比べてみても、崖地の方にはそんなに大きな変化を見ることもありません。しかしながら、今の場所、風致地区のほかに自然公園に隣接したところでもありますので、現在も県の湖東環境事務所と情報共有を図って連携して、今後、現場の情報を把握していきたいと考えております。 254 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 255 ◯委員(中川睦子さん)   ありがとうございます。今の状況では大丈夫ではないかと取られているということでよろしいんでしょうか。 256 ◯委員長上杉正敏君)   景観まちなみ課長。 257 ◯景観まちなみ課長(久保達彦君)   今の現状では、崖地につきましては平成28年当時からそんなに変化がないと認識をしております。 258 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 259 ◯委員(中川睦子さん)   毎年ですけれども、これから大変雨が多かったりとかいうことで、この間も溝が詰まっているということもありますし、今回はコロナの関係だと思うんですけれども、あまりお掃除とか、堤防も含めて、山の管理なんかもちょっと遅れているような感じはするんです。いろんな状況が起こることも想定する中で、防護柵ももしできるのであれば、また様子を見ながらですけれども、市の責任として逐一また見ていただきたいと思っております。 260 ◯委員長上杉正敏君)   景観まちなみ課長。 261 ◯景観まちなみ課長(久保達彦君)   崖地の方につきましては風致地区の関係もありますので、今後も経過の方を観察していきたいと思いますし、そのときに、例えば市道のほうに影響がしそうであれば、道路管理者のほうとも情報共有して対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 262 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 263 ◯委員(中川睦子さん)   ありがとうございます。  そしたら、最後なんですけれども、こちらのほうも前回とちょっとつながることでお願いしたいことです。  今回、衆議院の本会議で農業用地のため池の防災工事を進めるための法案というのが可決されました。これが3月の段階ではまだ財政措置が確定されていないということでしたけれども、今回、私人保有とか自治体の保有の区別なく、農家負担なしでの防災工事を行うことができるというものでした。既に国からの調査要請はあったと思うんですけれども、市の現時点での進捗状況をお聞きしたいと思います。 264 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 265 ◯農林水産課長福井圭輝君)   今年度のため池の関係ということでお答えをさせていただきます。  まず、今年度は18個ある防災重点ため池の耐震調査を行います。これは6月30日の入札予定で今動いているところでございます。それから、平成28年から29年に、その当時の重点ため池であった11のため池のハザードマップは整備をしておりましたけれども、平成30年の豪雨を受けまして変わりまして、追加になった七つのため池についてのハザードマップの作成につきましても、これも同じく6月30日の入札で、今年度内の完了を目指して今進んでいるところでございます。  先ほど、衆議院のほうを通ったという新法の話がありましたけれども、それは整備に関して、例えば耐震調査でNGが出たりとか補強が要るとかなったときのことですので、まず今年度の調査の結果次第かと思われます。 266 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 267 ◯委員(中川睦子さん)   それと関連してですけど、附帯決議というのがそれについていまして、防災工事で生物多様性の景観が壊されないような配慮を明記するように求められたというのも、それに合わせて入っております。ですので、正法寺のほうのため池につきましては、ちょっと私も見せてもらったんですけれども、特に要望の大きい村木池というところがあるんです。周辺は高台の新興住宅開発地で新たな道路もできているんですけれども、急な法面にたくさんの葛が覆いかぶさっているという状況です。住民の方だけでは法面の除草作業もなかなかできないということで、恐らく地域からも要望が上がっているとは思うんです。それに輪をかけて、多賀につながる山から猿がたくさん出てくるということで、住民の方も大変怖がっているということです。  この村木池は大変きれいに整備されているんですけれども、また釣り人のような人たちがたくさん入ってきて、今、コロナで入るなとか、いろいろ危ないから入るなということで書いてはあるんですけれども、そこを壊して中に入っているということです。この間見に行ったときも金網が壊れていたという状況でした。そういう中で、この村木池周辺の整備ということもちょっとお聞きしたいと思います。 268 ◯委員長上杉正敏君)   道路河川課長。 269 ◯道路河川課長(關谷真治君)   委員ご指摘の村木池につきまして、除草のお話はいただいておりますので、まずその除草の件についてお答えさせていただきます。  村木池の周域の道路につきましては開発でできた道路になっておりまして、そこの法面につきましても市道の一部となっております。特に住宅側の法面につきましては、平成30年度から継続して地元自治会からご要望をいただいております。この箇所の除草につきましては、市道として通行の支障がないように、これまで最低限の除草を行っておりました。改めて現地のほうを確認させていただきましたところ、法面部が非常に急勾配となっておりまして、なかなか地元自治会で除草するには危険な作業ということも判断しております。今後は一部除草の範囲を広げて対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 270 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 271 ◯委員(中川睦子さん)   よろしくお願いします。  それから、ここにはもう一つ、306号線沿いの彦根側のほうに上池というのがあります。ここは以前から水鳥が飛来するようなとても広い池だったんですけれども、今、山のほうから水路を伝って泥が集積をしていまして、葦が茂っているという状況で水面はほとんど見えない状況です。こちらのほうもぜひ、調査の対象になっている池だと思うんですけれども、これについても、地域の方がこの対応について、埋めてもらうのか、水路をどうするのかということを聞いておられたので、そのことについてお聞きしたいと思います。 272 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 273 ◯農林水産課長福井圭輝君)   今の上池の件でございます。上池の管理者は正法寺町の水利組合でございます。今、新法でいろいろ工事費等の予算化の話があるんですけれども、それはあくまでも耐震工事とかそういうことで、日常管理のしゅんせつには今のところ使えないということを聞いております。その中で、中のガマとかが多分生い茂っている状態かと思うんですけれども、その部分を何か補助するメニューとしては、今、農林水産省の所管では国や県の補助事業のメニューはございません。  そのような中でどういうことができるかということでありますが、あれはあくまでも農業用の用水のため池でございます。その用水の水を貯水するのに、ああいうガマ等があってはできないということで、管理者である水利組合が事業化をされるようなことがあって、農業に維持管理として必要ということが申請等で分かれば市単独の補助事業というのはあるんですけれども、あくまでも管理者からの申請にもなりますし、地元負担が結構かかるものでございますので、その辺も地元の水利組合がいかに考えておられるかによるかと思われます。
    274 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 275 ◯委員(中川睦子さん)   分かりました。これ、もしもう要らないよと、農業用水としてもう使わないので埋めてほしいということについても、地元負担ということになってしまうんですね。 276 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 277 ◯農林水産課長福井圭輝君)   もし、あの池がもう農業用水に使われない、要は廃池にしてもいいという話が出てきたという仮定の話ですけれども、今、完全に池を埋めてしまうという国のほうの考えはございません。あそこは上からの水が流れ込んでいますので、当然、下のほうの水路へ流していかなければならないという整備はできます。その整備をする場合であれば国の補助等々でできますけれども、あくまでも水利組合がそういう決断を下さなければならないということがございます。 278 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 279 ◯委員(中川睦子さん)   分かりましたということで、ちょっとまた地元の方とお話しできたらと思っています。  それともう一つ、この下の八反池のほうです。前回も言っていたんですけど、ここは池の中でも一番水がたくさんある池ということで見ているんですけれども、やはりここも水が大量に流れる水路というのが、本当に狭い水路ということになっております。恐らく今度の国の指針の中でこのことについても出てくるかと思うんですけれども、またこの辺についても、池と水路との関係で地域の住民の皆さんが、たくさん雨が降る中でまた不安がこれから出てくるのではないかと思うので、その辺もまた併せて、八反池についても、今回、国の指針の中では恐らくこれも出てくると思うんですけれども、それをまた地域の皆さんにも返していただけるような情報を流していただけたらと思っております。 280 ◯委員長上杉正敏君)   農林水産課長。 281 ◯農林水産課長福井圭輝君)   八反池も対象の池に入っておりますので、もちろん耐震調査をまずさせてもらいます。その後でまた水利組合とのご相談になるかと思うんですけれども、これはあくまでも池の耐震的なことですので、下のほうにある水路となると、ちょっとそのメニューでは行えないと思っております。 282 ◯委員長上杉正敏君)   中川委員。 283 ◯委員(中川睦子さん)   何回もすみません。ですので、地域住民の不安ということではそのことも併せて、また、市としても責任を持って見ていただきたいと。こちらは私の要望です。よろしくお願いします。 284 ◯委員長上杉正敏君)   以上で市民産業建設常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午前11時55分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...