彦根市議会 > 2020-06-15 >
令和2年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2020-06-15

  • PTA(/)
ツイート シェア
  1. 彦根市議会 2020-06-15
    令和2年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2020-06-15


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時29分開議 ◯委員長(杉原祥浩君)   ただいまから企画総務消防常任委員会を開きます。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りをいたします。  本日は、所管事務調査として、本庁舎耐震化整備事業についての調査を行います。よって、審査の方法については、最初に、本委員会に付託された議案の審査を行い、次に、本庁舎耐震化整備事業を除いた所管事項に関する一般質問を行い、一般質問終了後、説明員を入れ替えていただいた上で、本庁舎の耐震化整備事業について調査を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(杉原祥浩君)   異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  それでは、付託された議案についての審査を行います。  今期定例会において、本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりですので、案件ごとに審査をお願いいたします。  最初に、議案第63号彦根市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  消防総務課長。 3 ◯消防総務課長(疋田元伯君)〔議案第63号について提案説明〕 4 ◯委員長(杉原祥浩君)   これより議案第63号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  黒澤委員。 5 ◯委員(黒澤茂樹君)   1点だけ確認をさせていただきます。  今まで機能別消防団員退職報奨金の支払いはなかったのかどうかだけ確認をしたいと思います。 6 ◯委員長(杉原祥浩君)   消防総務課長。 7 ◯消防総務課長(疋田元伯君)   機能別消防団員につきましては、昨年度から設けており、昨年の5月19日に入団式を行っておりますので1年を経っておりません。したがいまして、退職報奨金の支給の対象にはなっておりません。 8 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかに質疑はございませんか。
       (「なし」と呼ぶ者あり) 9 ◯委員長(杉原祥浩君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第63号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 10 ◯委員長(杉原祥浩君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第65号財産の取得につき議決を求めることについての件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  警防課長。 11 ◯警防課長(門西吉則君)〔議案第65号について提案説明〕 12 ◯委員長(杉原祥浩君)   これより議案第65号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  獅山委員。 13 ◯委員(獅山向洋君)   いつもの質疑ですけれども、15年経過したので、かなり主要諸元とか主要装備品も新しくなっているのではないかと思います。そういう意味で、どういう面でよくなっているのか説明していただきたいと思います。  それともう1点は、いつもこれも質疑にあるんですが、古い消防自動車はどんなふうに処分されるのか、それについてもご説明願いたいと思います。 14 ◯委員長(杉原祥浩君)   警防課長。 15 ◯警防課長(門西吉則君)   装備につきましては、今年度更新します消防ポンプ自動車は、緊急消防援助隊設備整備費補助金を受け、車両の更新を行いますことから、県外等で大規模災害が発生したときに対応する緊急消防援助隊の車両として登録を行います。このことから、消防活動に必要な三連はしごであるとかホース、筒先、ホース延長のホースカー、そういった資機材をはじめ、隊員が乗車するキャビンをハイルーフとしまして、長距離移動での隊員の疲労軽減を図るための装置などを仕様としております。  ポンプにつきましては、真空ポンプが昔の回転式のものからピストン式に変わるであるとか、基本的な形は変わらないんですけれども、性能自体が向上しているものになります。  それと、古い自動車につきましては、現在、海外寄贈ということでホームページにも上げさせていただいていますけれども、そういった要望が私どもの方に入ってきましたら、またそういった方法も含めて車両の処分を進めていきたいと考えております。 16 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかに質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 17 ◯委員長(杉原祥浩君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第65号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 18 ◯委員長(杉原祥浩君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって、議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第63号彦根市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 19 ◯委員長(杉原祥浩君)   異議なしと認めます。よって、議案第63号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第65号財産の取得につき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 20 ◯委員長(杉原祥浩君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第65号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は終了しました。  それでは、次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  所管事項に対する一般質問の発言については、委員お一人につき1回、30分以内となりますので、ご留意いただきますようお願いをいたします。  なお、新型コロナウイルス感染症関連の質問については、本会議での一般質問や今後予定されている追加議案への質疑と同じ内容が繰り返されることのないようにご注意をお願いします。  黒澤委員。 21 ◯委員(黒澤茂樹君)   それでは、何点か質問をさせていただきたいと思います。  今回のコロナウイルスの関係なんですけど、まず、彦根市の職員採用試験への影響ということでお伺いしたいと思います。  実施時期が6月28日のようですけれども、国家公務員試験とか司法試験も延期になったのに、なぜ彦根市は例年並みになったのかということと、応募者は何人程度で、実施について特に問題はないのかということ。  2点目、これは人事課に対してですけれども、資質向上に向けた職員研修への影響はということで、新規採用職員会計年度任用職員への研修とか、その他階層別の研修を実施できているのか。こういった状況でございますので、集合研修もなかなか難しいと思いますけれども、どのような手法を考えているのか、お伺いしたいと思います。  まず最初、それだけお願いします。 22 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 23 ◯人事課長(池田征史君)   では、今ほどお尋ねいただきました採用試験の件と研修の件についてお答えさせていただきます。  採用試験につきましては、少しでも良い人材を確保するためには少しでも早くしたいという考えと、また、県内他市の状況を踏まえて、おおむね例年の時期ということで開催をしております。実際、応募者の数ですけれども、先週末、6月12日の時点で、一般事務につきましては109名の応募があったところでございます。参考までに、昨年度は、終了時点、申込みを閉じた時点で130人の申込みがありましたので、若干まだ少ない状況にあると思います。  また、研修につきましては、委員もちょっとおっしゃっていただきましたように、例えば会計年度任用職員の研修、これにつきましては4月当初に予定をしていたんですが、中止をさせていただきました。このように、本市が独自で実施する研修につきましては、一部、参加人数がもともと少ない等の理由で実施したもの、それから、日程を分けられるものについては二つの日程に分けて実施したものもあるんですけれども、多くの研修が時期を変更もしくは中止をすることになりました。また、本市の研修といたしましては、市が独自で実施する研修以外に、大津市にあります研修センターを利用して実施する研修がありますけれども、こちらの研修センターを利用する研修につきましては、9月末までに当初実施予定だった研修につきましては、時期を変更もしくは中止をするということになりまして、現在、それらの研修につきまして、今年度中のスケジュールの組み直し、それから、一部につきましては来年度に先送りをするということで調整しておられると聞いております。  以上でございます。 24 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 25 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。やっぱり良い人材を採用していただくというのは、彦根市にとっても非常に大切なことですので、また来年の3月になりますと人が退職されますので、しっかりと補充していただく必要もあると思いますし、しっかり対応を考えていただきたいと思いますが、1点だけ、今回は非常事態宣言が解除されましたので6月に実施できるわけなんですけれども、今後、いろんな職種を採用される場合に、万が一、またこういった非常事態宣言があったりすると、人の移動とかもできなくなりますので、その辺の対応については何か考えていらっしゃいますか。お伺いしたいと思います。 26 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 27 ◯人事課長(池田征史君)   今ほどお尋ねいただきました、今後、再度コロナウイルスの感染が拡大した場合の対応でございますけれども、これは今回につきましてもそうなんですが、例年、特に受験者数が多い一般事務の試験につきましては、同じ日に実施をしているんですけれども、本市につきましては、一般事務の試験は2種類の試験を実施している関係で、今年度につきましては2種類の試験で実施日を分けて開催することにしております。こういった形で密を避けるという取組、それから、マスクの着用を参加者にお願いすることと、もしマスクをお持ちではない方につきましては、こちらで提供できる準備をさせていただくこと、それから、手指消毒用のアルコールを準備して感染の防止に努めてまいりたいと考えております。 28 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 29 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。何といっても良い人材が大切ですので、企業ではネット採用なんかもあるようでございます。それがよいか悪いかは別として、彦根市の方も十分に検討いただきたいなと思います。  続きまして、二つ目ですが、今回の新型コロナウイルス感染症発生に関しまして、地域防災計画の見直しも必要ではないかなと思うんですが、見直すとすればいつ頃までに予定しているのかということと、この新型コロナウイルス感染症防止対策のBCPが作成されているようですけれども、その中身と、実効性や可能性はどのように判断しているのか、お伺いしたいと思います。 30 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 31 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   まず、1点目の地域防災計画の見直しについてでございます。今回の新型コロナウイルス感染症の発生に関しての部分での地域防災計画の見直しといいますと、避難所等におけるそういった感染症の拡大防止対策という観点での改正が必要になってくるのかなと思っています。具体的には、避難所等の運営部分についての見直しというのが必要になってくると考えております。時期といたしましては、次回の防災会議でお諮りをして、そこで改正ということを考えております。  それと、二つ目のBCPのことでございますが、BCPについては、今までからも通常のBCPというのは策定をしていたんですが、今回、新型コロナウイルスの関係で新たにBCPを策定いたしました。今回は新型コロナに特化するということですので、職員自身が感染者になったり、あるいは濃厚接触者になった場合に、市として継続すべき業務が遂行できなくなるというおそれがあります。そのために、あらゆる事態をあらかじめ想定して、各所属、各部局における最低限実施すべき通常業務を確実に継続するということを目的として、各所属、各部局において作成をしたものでございます。  具体的に申し上げますと、今回、2段階で作成をいたしました。まず1段階目といたしましては、発生段階別の優先業務、応急的にしなければいけない業務、あるいは、通常業務でもどうしても継続しなくてはいけない業務というものであったりとか、休止してしまう業務といったものを整理して、優先業務を実施する上での必要最低人員数を整理したものということで、これを非常時優先業務表という一覧表にいたしまして、これは3月16日に作成をいたしました。  その後、第2弾といたしまして、今度は、部局とか課内で実際に感染者が発生した場合にどのような応援体制を実施するのかというところを、例えば、課の中で誰かが感染して仕事を休まないといけないというときに、その課の中の誰がカバーをするのか、あるいは、課の中でカバーできなければ、その部局内で誰がカバーするのか、あるいは、部局でもカバーできなければ、部局以外から誰がカバーをするのかということで、できるだけ具体的に、しかも、可能であれば個人名まで挙げて、誰が感染したらどうするのかというところまで整理した人員体制表というものを4月6日に策定しております。  中身というのはこういうものなんですが、実際にその実効性、可能性という点でございますが、確かに県内でも、大津市役所で職員が感染してクラスターが起こったということで、市役所を閉じるという事態もありましたけれども、そう考えると、やはり彦根市でもいつ何どき同じような状況になってもおかしくないと思っています。当然、そのようにならないために感染予防対策というのは講じているわけですが、残念ながら市職員が感染した場合には、今言いましたBCPを基にそれぞれの所属で業務を行うということになりますので、そういった意味では、かなり具体的に示しているというところもありますので、一定実効性もあるものではないかなと思っています。 32 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 33 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。地域防災計画の見直しについては、避難所の運営ということでございましたけれども、どこへ避難するかということも含めてやっぱり必要なことがあるのかなと思ったりしています。その辺についてはまた併せてご検討いただいたらいいかなと思いますのと、BCPにつきましては、大津市のような状況が出ますと、その部局を閉めてしまわなければならないということになります。大きいかどうかは分かりませんけど、大津市とか彦根市のような都市については市役所内で対応も可能かもしれませんけれども、場合によっては彦根市では対応できかねるということが出てくるかもしれません。そうなってくると、例えば定住自立圏の中の感染のないまち、隣の長浜市とか米原市とか東近江市とか、そういうところからも応援をいただくようなことも必要になるかもしれませんので、その辺も併せて検討いただければどうかなと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。実際そういったところがあるようでございますので、またご検討いただきたいと思います。  続きまして、来ない方がいいんですけれども、新聞なんかを見ていますと、恐らく秋になったら第2波、第3波が来るのではないかということが出ていますが、施設の休館とか使用禁止、またイベントの中止、これにつきましては市民の皆さんに非常に影響があったと思います。今日も見ていますと、県内ではここしばらく、21日間、3週間ずっと感染者が発生していない状況で、関西におきましても、ごくまれに大阪で1人とか京都で1人とか、そんな感じでございます。特に、この周辺の定住自立圏の1市4町ではゼロでございますし、米原市、長浜市、東近江市もあまり多くないという状況で、これを考慮した場合、さらに規制を緩和していくことも必要かと思います。市長におかれまして、終息状況であるとかワクチンの体制、それから診療体制、国の状況を見て、イベントの開催、手法も検討するとのことでございますけれども、何か彦根市として独自の基準を定めて段階的に元に戻していくという考え方はないのか、お伺いしたいと思います。一度決めた方針でありましても柔軟に変更する考え方はないのかということでございます。年度内のイベントは全部中止ということでございますけれども、そういったものも必要に応じてはできるのではないかなと思います。特にイベントとか講座などにつきましては、人数制限とか時間制限など感染対策を十分に取れば実施可能なものも多いと思うんですが、いかがでしょうか。 34 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 35 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに委員おっしゃいますように、今の市の方針といたしましては、おおむね年内までをめどに、屋内外を問わず、不特定多数の人が集まる市主催イベント等の開催を原則中止するという方針を現在も継続しているという状況でございます。これは、今、委員もおっしゃられましたが、これから第2波、第3波が到来するであろうと言われておりますし、今は小康期になっているのかもしれませんが、これから小康期と感染期を繰り返していくということが予想されている中で、最終的な終息の時期が読めないというのが現状でございます。ですから、少なくとも、この第2波、第3波に備え、今年度内は影響があるだろうという認識で、年内のイベントを原則中止する方針を継続したというのが一つの理由であります。  もう一つの理由といたしましては、長期の休止期間を設定することで、イベント等の準備が必要なくなるということがございます。それで、新型コロナウイルス感染症に対応する職員のマンパワーといいますか、職員の能力を確保するということにつながることにもなるのかなと。さらには、市職員が感染した場合などには、BCP移行時にも人的な対応がそういったところで可能となるということもございますので、そういったことも重ね合わせて、おおむね年内までの市のイベントについては原則中止するということで今やっております。  ということで、確かに今は小康期だと思いますけれども、このような理由から、今直ちに方針を変更する予定はないということでございます。しかしながら、これからの蔓延状況であったり、国全体の収束状況であったり、あと、ワクチンの開発であったり、診療体制であったり、そういった国・県の状況等があると思いますので、そういったものは常に注視をしながら、その都度、新型コロナウイルス感染症対策本部会議というものの中で対応の検討を行っていきたいなと思っております。  それと、イベントや講座について、感染対策を十分に取れば実施可能なものもあるのではないかということでございます。確かにその部分は、委員がおっしゃるとおり、比較的小規模で準備を要しないようなイベントや講座につきましては、その時々の国内や県内の感染状況によって、感染拡大防止策を講じた上で開催が可能なものもあろうかと思いますので、その部分については今後また検討していきたいなと思っております。 36 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 37 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。対応を緩めよというわけではなくて、しっかり状況を判断して、どうするかという指針をぜひとも示していただきたい。特に、今ほどのイベントや講座の開催などについては、例えば人数がどれだけであって、時間がどれだけであればいいのかとか、そういった具体的に分かるものを市民の皆さんに示していただかないことには、正直な話、なかなかそういったものが開きにくい。ですから、それをしっかりと決めていただけるとありがたいかなと思います。よろしくお願いします。これは要望です。  続きまして、今の話とよく似てくるんですけれども、休館とか使用禁止、イベントの中止を決めるのは比較的容易でありますけれども、なかなか元に戻すのは難しいと。どのような状況になれば、段階的にではあると思いますけれども、元に戻していくのかということですね。これも、今言いましたけど、市としての方針を定める必要があると思うんですけれども、この辺のことはいかがでしょうか。 38 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 39 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   市主催のイベントの方針の考え方については今ほどお答えをさせていただいたとおりでございますけれども、市有施設の休館とか、あと、再開に関する方針については、滋賀県の方が「コロナとのつきあい方滋賀プラン」というものを策定されておりますけれども、その中で、県内の感染状況や国の基本的対処方針等を踏まえ、三つのステージを設けて、各ステージごとに対応内容を結構細かく設定されております。具体的に見ていくと、実際の人数であったり、あとは収容率であったり、そういったものを段階的に3週間ごとの状況によって見直していくと県は言っておりますので、本市独自の方針を持つことで、そういった県の方針とかぶるといいますか、幾つか方針があるような状態になると、かえって市民の方、県民の方も分かりにくい部分もあるかもしれませんので、彦根市としては、この県のプランを参考に対応したいと考えております。いずれにいたしましても、コロナウイルス感染症に対するこれまでの対応を振り返りながら、これから来るであろう第2波、第3波の到来に向けて、対策本部会議の中でそういったところも含めて議論を進めていきたいと思っております。 40 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 41 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。県の方針に従うというのであれば、それで構わないと思うんですが、正直言って、その内容が市民の皆様はあまり分からないんです。何とかそのPRを上手にしてもらうといいかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、特に休館なんかですと、彦根市の施設でも、当初の予定より早めに開館された施設であるとか、当初の5月31日まで休館した施設とかがあったりするんですけれども、やっぱり休館した時点で、すぐ次には開けることを考えておかないといけないと思うんですね。やっぱりその辺はできるだけ迅速に対応できるように、休館するときに、こういったときにはすぐに開館できる対応を取っていただくようにお願いしたいと思います。具体例でいいますと、図書館ですと5月20日ぐらいに開けましたけれども、地区公民館とかは5月31日まで休館という話でございましたし、何で地区公民館は図書館と合わせて早めに開けられなかったのかなということも思ったんですけれども、その辺のことを今後対応していただければなと思います。  次に、ちょっと雑駁な質問なんですけれども、近畿も梅雨に入りまして、今日も非常に蒸し暑いんですけれども、マスクの着用はいつまでするのかということをお伺いしたいと思います。 42 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 43 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   先ほども申しましたけれども、現在、感染が一定抑制されている状況であると思います。いわゆる小康期に入っているのではないかなと思われますけれども、やはり小康期であっても感染防止対策というのは必要なことだと思います。ですから、今も国や県の対処方針に基づいてやっているわけですけれども、基本的には、このマスクの着用については、今の時点としてはこれからも求めていくということになると思います。ただし、一方で、これから夏に向けて気温や湿度が上昇いたしますので、熱中症対策というのも大変重要で、必要になってくると思っています。厚生労働省で今提示されている令和2年度の熱中症予防行動というものがございますので、そこを見てみますと、例えば、屋外で人と十分な距離を確保できる場合にはマスクを外す、あるいは小まめに水分補給をするという、そういった熱中症の予防行動というのが示されておりますので、そういったところも併せながら周知啓発をしていきたいなと思います。 44 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 45 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。マスクも、今お話ありましたように、厚生労働省の方の指針があるようでしたら、これも積極的に市民の皆さんに周知していただいて、こういったときは外しても構わないよという形でしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。  次ですけれども、新型コロナウイルスの感染症によりまして、新聞なんかを読んでいますと、企業の状況が非常に悪いということでございまして、法人住民税だけでなく個人住民税や固定資産税も減少すると見込まれているということで、市としての財政余力がなくなる可能性があると。新聞なんかも非常に地方財政は厳しくなると書いていますけれども、本年度の収支見通しをどのように見込んでいるのか、お伺いしたいと思います。  併せてもう一つ、市立病院のご質問がたくさんございましたけれども、市立病院の方を見ていますと、患者が激減して、非常に厳しい経営状況がここも予想されるんですけれども、市立病院に対する財源補てんとかはどんなふうになるのか、これもお伺いしたいと思います。 46 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 47 ◯財政課長(山岸将郎君)   まず、1点目ですけれども、税収が落ち込んで財政余力がなくなるのではないかということですけれども、現時点では、新型コロナウイルス感染症の収束状況の見通しが立たないこともありますことから、その影響額を算出することができない状況でございます。参考として、平成20年度のリーマンショック後の市税の影響額ですけれども、全体として6.4%の減少となっておりまして、専門家の意見では、さらに大きな影響があるとの推測から、議員のおっしゃるとおり、税収入の大幅な減少は避けられないと考えられております。このため、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い中止した事業や延伸ができる事業があれば見直しを行い、財源を確保していきたいと考えております。また、事業見直しとともに、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用や、国・県補助金の情報収集と要望に努めてまいりたいと考えております。  あと、地方税に関してですけれども、総務省からの通知で、地方税の徴収の猶予制度の特例に伴う一時的な減収に対しまして、特例債による資金手当が可能であるとされたことから、この活用についても検討してまいりたいと考えております。  2点目の市立病院の財源補てんということでございますけれども、病院などの公営企業におけます新型コロナウイルス感染症に伴う減収による資金不足につきましては、令和2年度の特別減収対策企業債を発行することが可能でありまして、この企業債については、償還利子の2分の1が一般会計から繰り出せるもので、さらに、繰出金の80%について特別交付税を措置される大変有利なものであるため、この企業債の活用について、市立病院と検討してまいりたいと考えております。  また、都道府県が医療体制の整備などに使います国の緊急包括支援交付金につきましては、2020年度第2次補正で、これまで2分の1補助であったものが全額補助となりまして、また、1,500億円から1兆6,000億円程度増額されておりますので、この緊急包括支援交付金の活用についても、県などと協議し、検討していくなど、市として可能な範囲での協力をしてまいりたいと考えております。 48 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 49 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。現在では影響額は算定できないということでございますけれども、かなり落ち込むことは間違いないと思いますので、いろんな交付金に頼ることも必要かもしれませんけれども、何とか市の方で財産をふやす手法を考えていただくことも必要かなと思います。  それと、今、厳しくなってくるということでございましたので、今後、新ごみ処理施設整備とかいった大規模プロジェクトがあるんですけれども、こういったものに影響が出てこないのかということと、それと、公共施設等総合管理計画等がありまして、いろいろ長寿命化とかをされているわけなんですけれども、その辺のことに影響がないのかということと、もう1点、先ほど厳しい予算ということでございましたけれども、今後、来年度に向けて予算を立てるときに、今までと同じような枠配分方式のままで進まれるのかもしれませんけれども、その辺のことはしっかりと上の方から指示してやっていただくことが必要かと思うんです。併せてお願いしたいと思います。 50 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 51 ◯財政課長(山岸将郎君)   まず、新ごみ処理施設などの今後行う大規模プロジェクトに影響が出ないかということについてでございますけれども、先ほどもお答えしましたとおり、収入の大幅な減少は避けられないという状況でございます。このため、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴いまして中止した事業や延伸できる事業があれば見直しを行って、今年度の財源は確保していきたいと考えております。本年度の見通しが不透明な中で、将来的なことは明確にお答えすることはできませんけれども、市にとって重要なプロジェクトは、いろんな要因に影響されることなく優先的に進めていかなくてはならないと考えております。 52 ◯委員長(杉原祥浩君)   働き方・業務改革推進課長。 53 ◯働き方・業務改革推進課長(杉本弘之君)   それでは、私の方から公共施設等総合管理計画の関連でお答えをさせていただきます。  この計画につきましては、平成28年の3月に策定をいたしまして、計画期間が平成28年度から令和7年度までとなっております。この計画の策定の趣旨につきましては、委員おっしゃるとおり、公共施設が大量に更新時期を迎える中で、今後、多額の更新費用が見込まれますことから、計画的な更新、統廃合、あるいは長寿命化を推進することで、長期的な財政負担を軽減して安全・安心な公共施設のマネジメントを確立しようとするものでございます。  現在、この計画の行動計画としまして、各施設の個別施設計画を年次的に策定しておりまして、今年度で全施設の計画の策定が完了するところでございます。この個別施設計画の中に今後10年間程度の改修計画を織り込みまして、個別施設計画に基づいた改修を予算計上して進めているというところでございます。  今回の新型コロナウイルス感染症による財源不足の関係で、この改修計画の見直しが必要ではないかということだとは思いますけれども、この計画に基づきます改修には、充当率90%の起債が充てられまして、そのうち、財政力に応じてですが、30%から50%の交付税措置が講じられております。この財政措置につきましては有期限でございますので、できる限り計画どおり進めることで、短期的にも長期的にも財政負担の軽減が図られると考えております。
     なお、この公共施設等総合管理計画につきましては、個別施設計画の内容を反映させて見直しを行うように国からの通知も来ておりますので、全ての計画が出そろいます次年度に、財政状況に応じてということではございませんけれども、この計画の見直しも順次行っていきたいと考えているところでございます。 54 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 55 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。  1点だけ、来年度の予算は今までと同じく枠配分でやられるのか、また新たな方法を考えられるのかだけ再度確認したいんですが。 56 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員、それはちょっと通告外でございますので。  黒澤委員。 57 ◯委員(黒澤茂樹君)   予算の関係で今話が出たけれども、無理なんですか。 58 ◯委員長(杉原祥浩君)   どうですか、答えられますか。ちょっと持ち合わせていないと思います。  黒澤委員。 59 ◯委員(黒澤茂樹君)   予算のやり方だけのことで、それぐらいは分かると思うんですが、駄目なんですか。 60 ◯委員長(杉原祥浩君)   先に進んでいただきますようによろしくお願いします。  黒澤委員。 61 ◯委員(黒澤茂樹君)   それでは、ちょっとよく分からないのでお伺いしたいんですが、市長直轄組織市民生活・経済再生支援統括監であります副市長と、副統括監(総括)ということであります危機管理監の役割分担がよく分からないので、説明していただきたいと思います。本会議では副統括監の答弁ばかりのように感じていたんですけれども、統括監はどのような役割と責任を持って、どういった指示を出されているのか、併せて、関係部署の部長級8人の方に副統括監の発令が必要な理由は何かということをお伺いしたいと思います。 62 ◯委員長(杉原祥浩君)   副市長。 63 ◯副市長(山田静男君)   黒澤委員のご質問でございます。市長直轄組織市民生活・経済再生支援統括監の副市長と、副統括監(総括)、危機管理監の役割分担と責任でございますけれども、まず初めにそれについてご説明申し上げます。  市長の指示の下、本市の新型コロナウイルス感染対策につきまして、庁内各部局をまとめて全体を責任を持って統括するのが統括監の責務と考えているところでございます。また、危機管理監が兼務しています副統括監(総括)につきましては、危機管理監と兼務ということで、これはまさしく危機管理的な対策でございまして、関連しておりますことから、本市の新型コロナウイルス感染症対策全般に係ります実務面での取りまとめと、直接的に市民生活・経済再生支援室担当業務や副統括監間の連絡調整を担っていただいているものでございます。  次に、どのような指示、命令をしているのかということでございますが、例で申し上げますと、今回の特別定額給付金、市民1人につき10万円を支給する事業でございますが、5月1日からマイナポータルの受付開始をしたわけでございますけれども、そのための準備から支給までの全体的なスケジュール表の作成指示、また、同じく5月18日から発送しました書類による申請書の郵送の管理など、また、庁内応援体制の増員につきましての指示とか、できるだけ早く市民の方に給付できるような指揮を執ってきたものでございます。  また、市が実施します支援策全体につきましては、様々な分野で国・県などの支援策とのバランスの取れた支援策が展開できますよう、関係する副統括監に支援策の立案などを指示するとともに、職員に支援策等を公募するよう指示するなど、部局間の横断的な調整に努めてきたところでございます。  今後におきましても、彦根市の新型コロナウイルス感染症対策として取りまとめをした支援策が市民の方々にしっかり届くよう、全体の進捗管理に努めてまいりたいと考えているところでございます。  最後になりますけど、次に8人の部長級の副統括監の発令でございますが、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、複数の部局や所属が連携して検討、実施するべき事業があることから、市民生活や経済再生の支援に関係の深い八つの部局の部長等を副統括監に任命し、各副統括監は、それぞれの担当業務におきまして、事業の立案と実施、部局内外の調整などを行っているところでございます。 64 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 65 ◯委員(黒澤茂樹君)   もう一つはっきりよく分からないんですけれども、8人の副統括監にしましても、別に副統括監に任命しなくても、副市長がしっかりこれをこうしろと言ったらいいだけのことと違うかなと私は思います。何でこんなことを言うかといいますと、平成25年の新型インフルエンザのときは、対策本部の設置条例なんかもつくられて対応されていましたし、それをつくるかつくらないかは別にしまして、今回はそういったものも何もない中で、新型コロナウイルスの対策本部はつくったらいいと思いますし、そこで対応するのはそれでいいと思うんですけれども、その中で職務権限として市長なり副市長がちゃんと部長に言えばいいだけのことかなと思いますので、わざわざこんな頭でっかちと言ったら悪いですけど、何かこうバランスの悪い組織をつくるのはいかがかなと思ったのでお伺いしたところです。これについては、今後またお伺いしていくかもしれませんので、よろしくお願いします。  続きまして、第32回彦根市新型コロナウイルス感染症対策本部会議で市長が話されました新しい生活様式をつくるチャンスというのは必要だと思うんですけど、市長が考える彦根市における新しい生活様式というのは、どのようなものを想定されまして、それはいつまで続くと考えているのか、お伺いしたいと思います。 66 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 67 ◯市長(大久保 貴君)   お答え申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の感染防止に求められるものは、感染のルートというのは飛沫と接触でございますので、手洗いの推奨であるとかソーシャルディスタンシングなどが言われているわけですが、つまるところ、密度を下げるということに尽きると思われます。この経験を踏まえて、例えば民間の大手企業でありますと、在宅勤務を継続していくということを表明されている企業が多いわけですが、この新しい生活様式というのは、やはり人と人とのいろんな意味での距離、ソーシャルディスタンシングを保っていくということにほかならないと思います。したがって、これまで役所の中でも慣例的に行われてきた様々な事業、仕事のやり方についても見直しをし、ゆとりを持ったクオリティーの高い仕事をしていく、そうした生活を希求していくというところが、この感染症の対策によって生まれた大きなレガシーではないかと思っております。したがって、新しい生活様式というのは、そうしたより望ましい姿をこれから構築していくということを示唆していると思っております。その意味で新しい生活様式をこれからも続けていこうという呼びかけをさせていただいたというものでございます。 68 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 69 ◯委員(黒澤茂樹君)   非常に抽象的なことで分からないんですけど、私らは下世話なもんですから、新しい生活様式となると、例えば、みんなが集まってがやがやすることはやめよとか、そういったことをおっしゃっているのかなと思ったんですけど、そういうわけではないんですか。 70 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 71 ◯市長(大久保 貴君)   集まってがやがやすることが悪いわけでは決してないと思っています。そうしたことも必要だと。しかし、感染対策をする上で、そのやり方があるということを示唆していただいているわけです。そうしたことを意識しながら、これから具体的に、例えばオンラインの会議であるとか、ペーパーレスであるとか、そうした感染対策をしていくということで、新たな活用ができる部分というのはたくさんあるわけです。したがって、そうしたところを再発見し、さらにそれを習得し、高めていくというところで、より効率的な、また質の高い仕事をしていこうという意味で申し上げているところでございます。 72 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 73 ◯委員(黒澤茂樹君)   これについては、また次回の議会のときにでもお伺いしたいと思います。  続きまして、最後ですが、第33回彦根市新型コロナウイルス感染症対策本部会議で市長が話されました、第2波によります業務制限を想定し、仕事の在り方、行動変容、働き方改革を早急に進めることは、私も大切なことだと思います。その実現に向けて、統括監である副市長はどのように市役所をマネジメントされるのかということと、2点目は、これも市長のおっしゃっていることですけれども、市民サービス改革という言葉も具体的にお話になったようでございますが、その市民サービス改革というのは、市民サービスが具体的にどんなふうに変わるのかということを、できれば事例を挙げて教えていただけたらありがたいなと思います。 74 ◯委員長(杉原祥浩君)   副市長。 75 ◯副市長(山田静男君)   1番目のご質問の、第33回彦根市新型コロナウイルス感染症対策本部会議で市長が話された、第2波によります業務制限を想定した仕事の在り方、行動変容、働き方改革を早急に進めるということのマネジメントについてお答えします。  今回の新型コロナウイルス感染症の拡大防止の取組につきましては、私が市民生活・経済再生支援統括監として、特別定額給付金の一刻も早い給付をはじめとしまして、市民生活の支援および市内企業等の経営支援方策などについて、何よりも優先して取組を各部局長に指示し、その陣頭指揮を執ってきたものでございます。一方、職員の働き方につきましても、職員の感染防止という観点から、分散勤務や在宅勤務などについて推し進めてきたところでございますが、今後想定されます第2波に備えるためにも、現在の取組が定着し、さらに進むよう、副市長としてリーダーシップを執ってまいりたいと考えているところでございます。特に、いかに効率よく、そして早く市民の皆様に必要なサービスを提供していくかという観点では、仕事の優先順位や時間管理の在り方について、職員の意識改革を含め、マネジメントを強力に行ってまいりたいと考えております。 76 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 77 ◯市長(大久保 貴君)   私が申し上げた市民サービス改革の具体例ということでございますが、我々は、ここ数年、新庁舎が開設された際には、総合窓口を設けさせていただいて、市民の皆さんがご来庁いただいた際には、いろんな部署へ行っていただかなくても、一元的にサービスを提供するという体制を構築すべく準備をしてまいりました。今回のコロナの感染対策に当たって、様々な意味で市役所の窓口が大変混雑をして、感染リスクが非常に危ぶまれ、高くなったと心配をしておりました。そんな中で、サービスの内容をさらに充実していくためには何が必要かというところを考えたときに、もちろん、おいでになって一元的にサービスを提供する、手続をさせていただくということはそのとおりなんですが、加えて、さらに踏み込んで、おいでいただかなくても対応ができる方策をもっと具体的に確立していくべきだというところでございます。マイナンバーカードで申請をしていただくということについて、様々具体的に困難なところがよく分かりました。これと口座をひもづけするということは国においても作業をされていくということでございますけれども、さらに、様々なサインであるとか印鑑であるとか、その辺のところも見直して、また、支所・出張所の機能についてもさらに検討しながら、本庁舎にどうしても行かなければならないというケースをできるだけ少なくしていく、そして、マイナンバーカードなりを持っていただいて、これはどんどん普及していくと思うんです。これから保険の対応等々も進んでまいりますので。したがって、おいでいただかなくても市民サービスが享受できるという体制も踏み込んで検討していくべきだという意味で申し上げたところでございます。 78 ◯委員長(杉原祥浩君)   黒澤委員。 79 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。来なくても対応できるというのは非常にこれから進むところだと思うんですけれども、考え方を変えてみましたら、密を避けるということで、特に窓口なんかですと、今は市役所は8時半から5時15分ですが、例えば極端なことを言いますと朝の7時から夜の9時まで開けて、その代わり職員は、3分割ですか、分散で出てきてもらって、当然職員の数が減りますので、窓口としては、昼間の時間にたくさん来られたら、それはお客さんも待ってもらわなければならないんですけれども、逆に朝早く来るとか、夜に来てもらうとか、そういったことも考えてみたら、非常に市民サービスもよくなるし、密も防げると思うんです。特に図書館なんかですと、窓口も含めてですけど、そのようなことも可能ではないかなと思いますので、またぜひ検討いただきたいなと思います。  以上です。 80 ◯委員長(杉原祥浩君)   暫時休憩します。                                 午前10時35分休憩                                 午前10時41分再開 81 ◯委員長(杉原祥浩君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  発言される方は挙手の方をお願いします。中野委員。 82 ◯委員(中野正剛君)   よろしくお願いします。  1点目です。今ほど市長からの答弁にもありましたけど、今回の新型コロナウイルスの感染リスクを回避するためにテレワークなど接触機会を減らす取組が行われましたが、多くの企業で書類に印鑑を押すためだけに出社せざるを得ない人が続出したということがニュースで流れていました。彦根市役所でもこのようなことがあったのかどうか、教えてください。 83 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 84 ◯人事課長(池田征史君)   今お尋ねの印鑑を押すためだけの出勤ということでございますけれども、人事課としては、そういったことはなかったと認識しておりますし、そういった事象があったということは聞いておりません。 85 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 86 ◯委員(中野正剛君)   これから先のことですけれども、例えば、今、なかったということなんですが、印鑑を押すような作業をなくしていくというか、そういうことは彦根市は考えているんでしょうか。 87 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 88 ◯人事課長(池田征史君)   今回、通常の執務場所を離れて行う勤務につきましては、在宅勤務、それから、この場所も使ってですけれども、分散勤務という制度がありましたが、いずれの場合も、例えば通常の決裁の文書の作成に使用しております文書管理システムというのは使用可能な環境でございましたので、文書決裁の多くは通常の執務場所を離れている場合においても可能であったと考えております。一部、個々の業務システム等については、これから検討しなければというところはありますけれども、基本的な部分では、印鑑を押すために出勤をするということはないかなと考えております。 89 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 90 ◯委員(中野正剛君)   分かりました。今の部分で、さほど問題はないということで受け止めさせてもらいました。  それでは、次ですけれども、災害について質問させてもらいます。本会議でも災害についての質問はありましたけれども、熊本県の美里町では、5月16日に局地的大雨に見舞われて、現実に対応を迫られました。町内4か所で避難所を開設して、町では、入り口での検温とか健康状態の確認をして、37.5度以上の発熱がある人は別室に誘導して、間仕切りの準備、それから車中泊の検討も呼びかけたそうです。本会議で先ほども言いました質問がありましたけれども、友人、知人のところへ避難して3密を避けるようにとかいうことも言われていました。避難所の定員のことですけれども、今までと比べてどれぐらいの割合に設定をこれからしていくのか、決めていましたら教えてください。 91 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 92 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   避難所の定員につきましては、今、地域防災計画でもそれぞれの施設ごとに定員を定めているわけですけれども、もろもろの計算はあるんですが、現在の地域防災計画に掲げている算出の1人当たりの面積というのが2平米でございます。2平米当たりで計算して、いろんな収容人数であったりを出しているわけなんですが、今回、新型コロナの関係で、それをどうするのかということで、課内でもいろいろと検討いたしまして、幾つかシミュレーションもしてみたんですけれども、結論的には、1人当たりの面積を今度は4平方メートルとなりました。ですから、通常の2倍の面積を1人当たりの面積と換算して、その部分が避難できる人数と計算するということになると、結局、今の人数の半数ぐらいの方までにとどめることが一番望ましいのではないかと今のところ考えております。 93 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 94 ◯委員(中野正剛君)   それでは、次にいきます。  政府は、防災基本計画を修正して、感染症対策を新たに盛り込みました。注目すべき点は、避難所としてきた公民館や学校のほかに、ホテルや旅館の活用をするように示しています。彦根市は観光都市なので、幸いホテルや旅館が多くあります。もし今年の梅雨時期に豪雨が起きて災害が発生して、避難所で新型コロナウイルスの第2波が起きたら、彦根市の観光は多分どん底に落ちるのではないかなと思います。今年、年内だけでも災害時にホテルとか旅館を使わせてもらえるように協定を結んでおく必要があるのではないかなと思って質問させてもらいます。 95 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 96 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに現在、滋賀県の方で、市が開設する避難所が不足する場合に備えて、県内の旅館であったりホテル業の団体と連携をされていまして、避難所として利用可能な旅館やホテルのリストアップを県の方で進めていただいております。広域的な避難対策ということで避難所の確保に努めているということで、今後は協定も結んでいくということも聞いておりますので、そのリスト化の後に、市としても、そういった協定も踏まえながら、またほかの市の動向もあると思いますので、そういったものも情報収集しながら、今後必要に応じて検討してまいりたいと思っております。 97 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 98 ◯委員(中野正剛君)   彦根で感染を起こさないように、よろしくお願いします。  それでは、次ですけれども、彦根新市民体育センターの観客席について、3点ありますので順番にさせてください。これは2024年の先のことなので、要らない心配かもしれませんけれども、いい体育館を造ってもらいたいという思いから質問させてもらいます。  まず、1点目ですけれども、世間では今、間隔を空けてということをしきりに言われています。観客席の工事は今の設計どおり行うのかどうかについてお願いします。 99 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 100 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   新市民体育センターの観客席につきましては、興業や様々な大会を開くことを想定して設計していることから、座席そのものを減らすことは利用の制限につながります。また、設計変更には時間を要する上に、工期や費用にも影響が生じる可能性がございますので、当初の設計どおりに施工させていただきたいと考えております。 101 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 102 ◯委員(中野正剛君)   分かりました。当初の設計どおりということですね。  それでは、2点目ですけれども、万が一ですが、2024年のときに、今のようなソーシャルディスタンスというんですか、フィジカルディスタンスというんですか、そういうことを取るように対応が求められた場合は、今の設計でも大丈夫ですか。 103 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 104 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   コロナウイルス感染症の対応といたしましては、「社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」がスポーツ庁より令和2年5月25日に出されており、この中で、施設管理の面からは、観客同士が密な状態にならないよう、必要に応じ、あらかじめ使用できる観客席数を減らすことや、マスク着用の周知を行うことを記載されています。新市民体育センターにつきましても、同ガイドラインに従い、使用できる座席を制限し、観客間の距離を離すことや、換気、マスク着用を徹底するなどの運用で対応していきたいと思っております。 105 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 106 ◯委員(中野正剛君)   よろしくお願いします。  再質問になりますけれども、直近の鹿児島、三重の国民体育大会ではコロナ対策は確実に行われるかなと思っているんですけれども、彦根としてはそこを研究に行かれるんでしょうか。 107 ◯委員長(杉原祥浩君)   国スポ・障スポ推進課長。 108 ◯国スポ・障スポ推進課長(荒木城康君)   先週ですけれども、情報といたしましては、鹿児島県知事が今年の開催は難しいということをおっしゃっていましたし、その後催県になります三重、栃木、佐賀、滋賀の方が、我々のときは国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会になりますが、今後の国民体育大会に影響のないようにお願いしたいということで要望はされておりますが、まだ現在のところ、どういう状況になるのかはちょっと分かっておりません。その動向を見ながら、もし実施されるようであれば視察の予定もしておりますし、まずは今後の動向を注視しているという状況でございまして、ちょっとまだ具体的にどうかというところまでは言えない状況でございます。 109 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 110 ◯委員(中野正剛君)   分かりました。よろしくお願いします。  3点目ですけれども、これももしのことで申し訳ないんですけど、先ほどの防災基本計画の変更みたいに、こういう新市民体育センターの工事の途中で、これはあるかどうか分かりませんけれども、国から観客席の基準を変更とかされたときに、彦根市としては国に物を申せるのかというのを聞きたいんです。なぜかというと、せっかく彦根市が新たな発展の基本にしているところで、いきなり古い基準になってしまうというのがすごく悔しいので、ちょっと教えてください。 111 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 112 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   体育センター施工中に新たな基準等が策定された場合には、国・県などの判断を仰ぎながら、内容を十分に勘案し対応することになるかと思われます。今後の動向を注視して取り組んでまいりたいと思っております。 113 ◯委員長(杉原祥浩君)   中野委員。 114 ◯委員(中野正剛君)   分かりました。どうかいい体育センターを造ってください。ありがとうございます。 115 ◯委員長(杉原祥浩君)   言い忘れましたが、本日、5人の委員から発言通告書を提出いただいております。各自挙手をしてお願いします。今、2人終わりましたので、あと3人の委員でございます。  谷口委員。 116 ◯委員(谷口典隆君)   それでは、何点かお願いしたいと思います。  まず初めに、今ちょっと出ていましたけど、新市民体育センターの建設工事の進捗と寄附について、なかなか集まりが悪いということで、いろいろと新聞報道等もなされておりましたけれども、建設工事の進捗と寄附の状況についてお聞かせいただきたいと思います。 117 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 118 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   新市民体育センター設計工事の進捗状況につきましては、令和2年4月24日付で地元自治会の皆様に工事に関する周知文書を配布し、5月11日に着工いたしました。既に施工済みの作業内容といたしましては、工事区域の外周における仮囲いや現場事務所の設置ならびに工事区域の整地などの準備工事を行っており、今後は、令和2年8月からくい工事を着手し、基礎工事、鉄骨工事を経て、令和4年6月の竣工を目指して取り組んでいるところでございます。  次に、寄附の状況についてですが、令和2年5月末時点で、件数は、個人が27件、企業が2件、合計29件、金額は146万2,522円となっております。これに加えまして、5月末から今日までに6件で24万円の寄附の申出を伺っております。  以上です。 119 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 120 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。寄附は、いつまでに目標額の1億円というのを集められる予定でございましたかね。 121 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 122 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   一つの目安として、竣工の令和4年6月までと考えております。
     以上です。 123 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 124 ◯委員(谷口典隆君)   今、見通しが非常に厳しいということで、苦戦されているという状況であるとお聞きしていますけれども、コロナがあるなしにかかわらず、なかなか厳しい目標設定ではなかったのかなと思うんですが、今後、このようなコロナという状況の中で、どのような形で寄附集めに奔走されるおつもりなのか、お聞かせください。 125 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 126 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   コロナの影響がどれだけ長引いていくかということによりますが、企業からの寄附については、本社が本市以外、寄附額10万円以上の要件もあるものの、寄附額の約9割が法人税等から控除されるメリットのある企業版ふるさと納税制度が創設されたことから、積極的にPRしていき、トップセールスを含めて寄附を募っていきたいと思っております。市内については、商店街連盟様や各種団体様にも直接寄附のお願いをさせていただきたいと考えております。 127 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 128 ◯委員(谷口典隆君)   コロナの影響を受けて、商店街等々は今大変だということで、商店街に支援がされていることは市長もご承知かと思いますけれども、そういうところに今の状況で、このタイミングで寄附の要請に行かれるというおつもりですか。 129 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 130 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   今のこの経済情勢の中では大変厳しい状況かと思っておりますので、今後の社会経済情勢、景気の動向を確認しながら寄附の方には回ってまいりたいと思っております。 131 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 132 ◯委員(谷口典隆君)   建築には、寄附の集まりであるとかネーミングライツとか、その辺は全く影響しないというお考えでよろしいんですかね。 133 ◯委員長(杉原祥浩君)   新市民体育センター整備推進室長。 134 ◯新市民体育センター整備推進室長(馬場俊雄君)   寄附の集まりがネーミングライツや建築の進捗に影響はしないと考えております。 135 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 136 ◯委員(谷口典隆君)   少しでも浄財が集まればいいと思いますけれども、今、コロナのこういった状況の中で、企業、商店街はじめ、中小零細企業への支援というのは十分ではございませんで、まだまだ届いていないというか、まだ支援も始まっていない中で、そういったところに向けて寄附集めに行かれるというのは、当然どういう考えなのかと怒られるに決まっていますので、このコロナ禍が収まってもどうかというのは分かりませんけれども、行かれるのであれば、その辺はタイミングを見てと思いますが、非常に厳しい状況であるということは分かりました。  次にいきます。今の件は結構でございます。  次でございますけれども、議会事務局にちょっとお尋ねしたいんですが、今回、この定例会で、委員会もそうですけれども、メール等でのやり取りで一般質問の発言通告書を受け付けるということになりました。ただ、発言通告書もそうですし、修正があった場合には議員の印鑑が必要になるという決まりはまだ取り除かれておりません。先ほどもご質問の中でもございましたけれども、やはり印鑑の取扱いであるとか管理も含めてなんですけれども、その点について、事務局サイドとして、発言通告書に押印するということについて、これまで議論があったのかとか、また、課題等はなかったのかということだけお聞かせいただけますか。 137 ◯委員長(杉原祥浩君)   議会事務局次長。 138 ◯議会事務局次長(北坂 崇君)   まず、印鑑ということですけれども、本人確認の手法として文書に印鑑を求めているものであると考えております。今お話がございました発言通告書への印鑑のことにつきまして、議論があったかどうかということですけれども、それにつきましては、議論の方はなかったと記憶をしておりますが、今後は確認手法の見直しを図ることによりまして、全体的な業務改善を図ることも可能であるかと思いますので、議会事務局として一定整理を図った上で、例えば、法令、例規上の規定があるのかないのかですとか、議会上の規則、申合せの規定があるのかないのか、それと、押印を求める実質的意義があるのかないのか、また、今お話ございましたメールでのやり取りということになりますと、オンラインでの申請を可とするのかどうか、あと、その際の本人確認、セキュリティの担保をどこまで図るかということについて整理を図らせていただきまして、議会運営委員会においてなど、しかるべき場所でご協議の方をいただきたいと考えます。 139 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 140 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。今おっしゃっていただきましたような、いろいろとどうしても必要な分野はあると思いますけれども、今もちょっとお話しいただきましたが、働き方改革であるとか、職員の負担であるとかということも含めて、前々から議員が発言通告書を提出する際には全て責任を負っているわけですから、事務局サイドでそこを再度改めてという議論もございました。ただ、こういった時世になって、メールでの受付もできるようになったということで、果たして印鑑の必要性があるのかないのかということは、やっぱり事務局としても議論はしていただきたいと思います。本人確認ということもおっしゃいました。それは、本人だという認識で電話でやり取りして、そこに訂正印を押すというのが果たして適切かどうかということもありますし、これまでからファックスでの受付はしない、代理ではなくて本人が必ず事務局に持参するという発言通告書を、今回からメールも可能だという形にした以上は、それに付随するものについて、見直しはできるところはしていただいて、職員の負担の軽減に努めていただきたいと思いますし、今、次長がおっしゃっていただきましたように、しかるべき機関は、当然ながら議会運営委員会等々もございますので、その辺で事務局としての案なりをまとめていただくなり、議会側にもご理解いただけるような取組というのはしていただきたいなと思いますので、お願いしたいと思います。以上で結構です。  続きまして、先ほど黒澤委員の質問で市長からもご答弁が一定ありましたけれども、再度改めてで申し訳ないですが、第33回彦根市新型コロナウイルス感染症対策本部会議における市民のサービス改革についてということでご説明がございましたけれども、同時並行で進めるという趣旨のご発言があったとお聞きしていますが、これは、そうした先ほどご答弁ございましたような形で、サインであるとか印鑑の見直し等々というものが現段階で始まっているのかどうか、そういったご指示を出されたのか、これから出されるのか、その辺についてだけお聞かせいただけませんか。 141 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 142 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどご答弁申し上げましたとおりに、今まで我々は、サービス窓口の一本化、一元化、総合サービスを進めていこうとしておりました。それに加えて、これからはさらに踏み込んで、おいでいただかなくてもサービスが提供できるようなシステムを構築していくということについて言及をしたというところでございます。したがって、これは今、定額給付金についても新たな課題も出てきましたが、そうした課題も具体的に解消しながら、おいでいただかなくてもサービスが提供できるような仕組みというのをつくっていこうということについて指示をしたところでございます。 143 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 144 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、例えば市民課であるなり、保険年金課というか、市民サービスの窓口なんかで、今、そういった議論が始まっているという認識でよろしいんですか。 145 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 146 ◯市長(大久保 貴君)   まずは、具体的に形として表していこうとしているのは、総合窓口の設置というところでございます。今申し上げたような、おいでいただかなくても完結するようなものについて、これは丸山特別顧問にも入っていただいて検討を開始しているというところでございます。 147 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 148 ◯委員(谷口典隆君)   まさか丸山顧問がそういうところでご活躍いただくというのは、私の次の質問をご存じなのかどうか分かりませんけれども。  では、今おっしゃった総合窓口の設置というのは改めることはないということですか。先ほど密になる云々というお話もございましたけれども、あくまで新庁舎での総合窓口の開設、設置、ワンストップサービスというのは改めることはないという認識でよろしいんですかね。 149 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 150 ◯市長(大久保 貴君)   新庁舎に帰ったときには総合窓口を設置するという方針に変わりはございません。 151 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 152 ◯委員(谷口典隆君)   総合窓口は設置するけれども、市役所本庁舎にお越しいただかなくても完結できるようなサービスとしては同時に考えていき、実施をしていくというお考えですか。 153 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 154 ◯市長(大久保 貴君)   これは新たに始まったものでは決してございませんで、コンビニ交付というのも始まって、さらにそこから発展をしてマイナンバーカードというのが普及し、そこに今度は保険証も乗ってくると。ここがどんどんどんどん充実していきますと、これでおおむね役所に来ていただかなくてもできるサービスというのは幅が広がっていくと考えますが、残念ながら、マイナンバーカードの普及率についても、本市では15%までいってなかったか、そんなに高くないんです。全国一律そうなんですけれども、そこをもっと拡大していってということが同時に進んでいますので、これは今申し上げていますけれども、新たに始まったことではなく、これをさらに充実していく、そして発展させていこうということを申し上げているとご理解いただけたらと思います。 155 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 156 ◯委員(谷口典隆君)   当初、新庁舎において、総合窓口の設置ということで想定されていた市民サービスというものと、今、コロナ禍によって、市長がおっしゃっている未来予想図というのは随分と変わってきているのではないかなと思いますので、その辺が相反するものではないというお考えではございましたけれども、またそれによって新庁舎での新しい機器の導入であるとかオペレーションの構築であるとかというものを考えていく必要はあると思いますので、何らか影響はすると思いますけど、現段階では、新庁舎での総合窓口を設置するということを踏まえた上で、そうした市民にお越しいただかなくても完結するサービスというものを考えよというご指示を出されたという認識でよろしいんでしょうか。 157 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 158 ◯市長(大久保 貴君)   それで結構です。 159 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 160 ◯委員(谷口典隆君)   分かりました。分かりましたけれども、私は頭が古いのか分かりませんが、現状では、新庁舎でのワンストップサービス、総合窓口の開設というものしかちょっと思い至りませんので、どういった形になるかというのは今後いろんな各課で対応していただけるものと思いますので、それに期待しておきます。  次に、予算のことについて質問を上げさせていただきました。今年度の各事業における予算の取扱いについてでございます。この定例会で追加議案として、主として減額補正等々の予算が提案されました。一部事業の中では、事業廃止・中止を決めたものについては減額対応されるものであったり、場合によっては繰越しをされるという事業方針を決められたところもあります。それぞれの事業によって対応が各所管で分かれているように感じるんですけれども、その辺の一貫した方針というものがあるのかないのか、また、あるのであればどういった分け方をされているのか、所管任せなのかということについてお聞かせいただきたいと思います。 161 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 162 ◯財政課長(山岸将郎君)   新型コロナウイルス感染症に対する支援策の必要な財源につきましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金とともに、各種基金を活用するほか、事業の延伸や見直しを行うことで財源確保していきたいと考えております。事業の延伸や見直しの方針につきましては、令和2年5月29日付財政第109号で、副市長名により、各部局長、次長、所属長宛てに通知をしておりまして、ソフト事業、ハード事業問わず、事業の見直しを行ってもらうよう指示したところでございまして、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、今年度中止を決定した事業や、延伸や縮小が可能なものについて減額をしていただき、その財源を元に新型コロナ感染症対策事業を実施したいと考えております。  ちなみに、繰越明許費とは、地方自治法第213条で規定しておりまして、歳出予算のうち、その性質上、または予算の成立後の事由に基づき、年度内にその支出を終わらない見込みのあるものについては、予算の定めるところにより翌年度に繰り越して使用することができるとありますことから、事業を中止したものを繰り越すものではなく、事業を実施して終わらないものを繰り越すものと認識しております。 163 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 164 ◯委員(谷口典隆君)   では、基本的には減額補正で対応するようにという方針ということなんですけれども、今回の追加の予算の中で減額補正の対応をされていない事業に関しては、今年度中には何らかの形でやるという方針が所管から示されているということでよろしいんですかね。例えば、夏の事業でもそうですけれども、秋まで向けて、城まつりパレードが今年は中止ということで減額補正されていますけれども、それまでに例年であれば開催されている事業が減額の補正対応されていないということは、今年度、どこかのタイミングでされるという認識なのか、それとも各所管でまだ判断に迷っておられるのか、そういうことなんでしょうか。 165 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 166 ◯財政課長(山岸将郎君)   先ほどもお答えしましたとおり、基本的には中止事業については減額の方向でという通知も出させていただいております。ただ、今回の6月追加の方で足並みがそろっていないというところにつきましては、原課の方でいろいろと相手方と交渉もしておられるところでございますので、その結果がまだ確定していないというところでございますので、今回、補正には上がっていないということでございます。 167 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 168 ◯委員(谷口典隆君)   では、ちなみに、この6月の追加で減額補正されたものに関しては、いつまでをタイムリミットとして、その事業が中止なら中止というものの決定を言いなさい、で、減額補正対応しなさいという指示が出されているのか、お聞かせいただけませんか。 169 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 170 ◯財政課長(山岸将郎君)   またいろんな意味合いで予算の事務作業についてはあるんですけれども、大体上程の一月前には提出期限を設ける形になります。なので、今回でいきますと、6月22日ですから、5月22日ぐらいまでには出していただきたいという形でお願いをしているところでございます。 171 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 172 ◯委員(谷口典隆君)   分かりました。そうしますと、今後、9月、12月等々でさらに事業中止を決めたものに関しては、減額補正をされる予算が上がってくる可能性があるということですか。 173 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 174 ◯財政課長(山岸将郎君)   財政課としては、そのようなお願いをしているところでございます。 175 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 176 ◯委員(谷口典隆君)   今、「財政課としては」とおっしゃいましたけれども、そうすると、基本的には、事業中止を決めたものに関しては、繰越しということはあり得ないということですよね。事業を中止にしたものに関しては必ず減額をするということでよろしいんですよね。例えばですけれども、花火大会に関しても、そういう判断をされるのであれば、中止と決めたならば、今後、減額をされることになってくるということでよろしいんですね。中止をしたのに繰越しをするなんていうことはあり得ないということですね。 177 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 178 ◯財政課長(山岸将郎君)   中止という決定をされたのであれば、会計年度の独立の原則もありますし、先ほども言いましたように、繰越明許費の規定からは外れてきますので、本来は今年度で精算をしてしまうという形になるべきものだと思っております。次年度に関して何らかの形の担保を取るのであれば、債務負担行為補正とか、そういった形になるものと考えております。 179 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 180 ◯委員(谷口典隆君)   そうすると、どこかのタイミングで債務負担行為を取れば、今の財政課長がおっしゃるような原則には引っかからないということになるんですか。今年度、コロナ禍で中止した事業に関しては、予算をコロナ対応に回すという方針も含めて、そういう形も可能性としてはあるということですか。 181 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 182 ◯財政課長(山岸将郎君)   手法としての話でございますので、それについてはあるとは思いますけれども、コロナ禍の中でイベントだけを担保して債務負担行為を取っていくのが是か非かというところの判断はあると思います。 183 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 184 ◯委員(谷口典隆君)   事業名は出しませんけれども、いろんな幾つかの事業の中で、中止となった場合には繰越しを所管としてお考えであるようなこともちょっと聞きました。ただ、その一方で、先ほど申し上げましたように、追加議案では減額補正が随分と幾つも上げられております。その姿勢をどうこう言うつもりはないんですけれども、そこの明確な線引きというものがあるのかなということを考えましたので、その辺を確認させていただきました。もう一度言います。そうすると、事業として中止を決めたものに関しては、市の方針としてコロナ対策に回すと、だから各課には減額補正の指示を出されたということでよろしいんですね。 185 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 186 ◯財政課長(山岸将郎君)   その方針を出したところでございます。 187 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 188 ◯委員(谷口典隆君)   分かりました。ありがとうございます。  では、次にいきます。  今年度の市民運動会に関してお聞かせいただきたいんですが、各学区の市民運動会の開催有無の状況について、まずお聞かせいただけますか。 189 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 190 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   各学区における市民運動会は、地域行事の一環として例年10月頃に実施されておりますが、今年度の開催につきましては、現時点でほとんどの学区において未定と聞き及んでおります。  以上です。 191 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 192 ◯委員(谷口典隆君)   一部中止を決められた学区もありますけれども、それは把握はしていただいていませんか。 193 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 194 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   すいません、1学区、中止を決定しておられます。 195 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 196 ◯委員(谷口典隆君)   1学区だけですね。分かりました。私がお聞きしたのはもう少し多いように思うんですが。この各学区が未定とされている理由というのは承知されていますかね。 197 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 198 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   市民運動会につきましては、地域行事の一環として実施されている事業でございますので、なかなか市から強制的に開催中止の決定は難しいと考えております。そのため、各学区の方も、開催をするかしないかに関して検討されているというか、ちょっと苦慮されていると思われます。 199 ◯委員長(杉原祥浩君)   ちょっと答弁が違うと思います。市民運動会を未定とされている理由は何かご存じですかと聞かれたので、もう一度お願いします。  スポーツ課長。 200 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 201 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   すいません、存じ上げてございません。 202 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 203 ◯委員(谷口典隆君)   今先ほど答えていただいた答弁になるのかも分かりませんけれども、未定が多いということは、結局、その基準がないまま、今、各体育振興会なり自治会は対応に苦慮されているのではないかなと。これだけ未定が多いということを、例えばスポーツ課として、どこか、危機管理課でもいいですし、市民生活・経済再生支援室でもいいですし、市長、副市長でも結構なんですけれども、やっぱりこれは一定何か指示を出してあげなければいけないのと違うかなというお考えにはなりませんでしたかね。 204 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 205 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   学区によって運動会の規模や地域性が違うため、一律の指針を出すというのは難しいと考えております。その中で、滋賀県がコロナウイルスの対策を段階的に定められており、その指針を踏まえての対応を考えております。市独自として市民運動会に対しての指針というものは、今のところは考えておりませんが、やはり今、委員の仰せのとおり、なかなか指針がないというところでお困りのところもございますので、今後、危機管理課を含めて、このほかのイベントにも影響してきますので、そこら辺は検討していかないといけないと考えております。 206 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 207 ◯委員(谷口典隆君)   今まで、市もそうですけれども、スポーツ協会の方も、各学区の体育振興会等に、こういう市の方針、県の方針が出ていますから、開催については慎重にしてくださいとか、そうした指示なりアドバイスというのはなかったわけですか。 208 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 209 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   スポーツ協会に対しましては、県のガイドラインや市の指針等を踏まえた通知文というか、このような形でという部分でお示しはさせていただいていますけど、それも、スポーツ協会の方から各団体の方に、マスクの着用など、密を防ぐとか、そこら辺の部分とかの啓発というか、指針に関しては指導いただいているところでございます。 210 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 211 ◯委員(谷口典隆君)   まちづくり推進室が各自治会に、自治会活動の中止とか自粛とか、そういった形で文書を出されていることはご承知だと思いますけれども、それと同じで、各学区の体育振興会というのは自治会のさらに延長線上にあるような組織であります。そうしたところが主として各学区の市民運動会に関しては主催なり主管をしていただいているというのは、スポーツ課としては当然認識をされていると思うんです。それであるならば、スポーツ協会には、自主事業、主催事業に関しては、こういう注意をということではなくて、さらにその先を行くなり、指示をしていただくなり、先ほどもちらっとおっしゃっていただきましたけれども、各学区の市民運動会の対応に苦慮されている。今把握されているのが、ほとんどが未定なんですよね。1学区だけが中止を決めたという現状を、今、この時期で、例年10月頃であるならば、各自治会さんが対応も苦慮している中で、やっぱり一定の指針なり助言なりというのをされるべきではなかったんですかね。自治会で早くにも5月のいつまで自粛してくださいという大変厳しい通知が出て、「じゃあ、やっぱり自粛やな。これは市民運動会もないな」というのは、地域の方々は皆さん思っていらっしゃいます。ただ、その一方で、緊急事態宣言が解除されました、自治会活動はまたこの程度の規模なら大丈夫ですよということで緩められていって、今度、またこの19日以降ですかね、緩められていけば、今度は逆に、自治会としては、いろんな事業や行事ができるんだということになる一方で、今まで締めてきた自治会の活動はどうなるのと、その先にある学区の市民運動会とかいろんな行事はどうなるんですかということが、僕はさらに市民、住民の皆さん方を迷走させてしまう結果になってしまうと思うんです。だから、ころころ方針を変えるなとは言いませんけれども、彦根市の主催事業はもう年内一切やらないという基本的な考えがある中で、自治会活動は緩めます、体育振興会に関しては市から一切何もない、スポーツ協会からも何もないというのは、ちょっとやっぱり住民を置き去りというか、市民に対して十分な説明がなされていないと思いますし、私はちぐはぐだと思うし、あっちこっちいろんな方針を幾つも出されて、時期が違うというものの、その状況を考えていけば、自治会活動なんて即座に対応できるものではないのに、やはり少しでも早くこういった方針なり体制なり、現在の状況を踏まえて、密になるのでそうした運動会は避けてくださいということを早め早めに市は出すべきだったのではないかなと思うんですが、その辺のお考えはいかがですか。
    212 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 213 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   学区体育振興会に関しましては、学校開放の方を委託しておりますので、学校開放を始めるに当たっては、消毒してくださいねとか、あと、換気の徹底とか、そういう部分での市としての方針は示させていただきました。でも、市民運動会という部分に関しては、ちょっとこの通知文には入ってございませんでしたので、そこら辺の部分を含めて早急に対応してまいりたいと思います。 214 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 215 ◯委員(谷口典隆君)   早急に対応していただけるということでございますので、もう幾つかの体育振興会なりが学区の市民運動会を中止にされたと私も聞いているんですけど、スポーツ課として、まだほとんどが未定だというご認識であるならば、早速にそうした指針なりというものをお示ししていただきたいと思います。今おっしゃっていただきましたので、それは期待しておりますけれども、早い段階で決めていただかないと、各学区の体育振興会なりが主催はしますけれども、参加選手を集めたり運営のお手伝いというのは、各単位の自治会であるなり、PTAさんであるなり、いろんな各種団体にご協力いただくわけですから、その辺の早い指針というのは早急に出していただくようにお願いしたいと思います。間違いないですかね。もう一度お願いします。 216 ◯委員長(杉原祥浩君)   スポーツ課長。 217 ◯スポーツ課長(馬場俊雄君)   市民運動会も自治会活動の一環ではございますので、市民運動会だけでなく、その他の地域行事のお祭りやフェスティバルとか、そういういろんなものとの関連性もございますので、そこら辺も含めて、関係部署と協議しまして方針を立てていきたいと考えております。 218 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 219 ◯委員(谷口典隆君)   関係部署と協議していただくと、ぼやけてしまうと思うんです。もう既にまちづくり推進室の方では、自治会活動に関しては、一定、通常に戻せとは言っておられませんけれども、一旦締めたのを緩めておられるわけですから、そんなところと協議したら、いや、そんな曖昧な文書をまた出せないということになると思いますので、僕は、体育振興会なら体育振興会なりに、もう市民運動会に関しては3密を避けることは不可避ですので、中止なり、対応を十分に慎重に協議してくださいというはっきりした文書を出すべきではないですか。 220 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 221 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   市全体の対応でございますので、私の方からちょっと一言お話しさせていただきます。  市の主催するイベントにつきましては、先ほどからのご答弁にもありますように、やっぱりおおむね年内と決めさせてはいただきました。その間、国の動向、また、県の動向も、緊急事態宣言の発令であったり解除であったり、いろんな動きがある中で、私どもも制限といいますか、対応を協議してまいりました。その中で、滋賀県が解除された段階において、市のイベントをどうしましょうということも本部の中で議論させていただいております。出た結果が、市が主催するイベントについては、今、方針転換するのはちょっと時期早尚ではないかと。やはり大きなイベント等になりますと、いろんな準備の関係もございますので、その方針は現時点では堅持したいと。ただ、一定その時点では5月末までいろんな自粛のお願いなり休止のお願いをしていたという状況の中で、個別の部分について、いつ解除するかという議論をしてまいりました。自治会につきましては、一定緊急事態宣言が解除された中で、解除するのもどうかという意見もあったんですが、まだその動向が不透明ということもございまして、5月いっぱいは自粛していただく旨を堅持しようと。結果、6月になって、いろんな対策を講じた上で活動していただいて結構ですという通知をさせていただいたと思います。そこに至るに当たっては、当然、県が示すプランであったりを参考にしているところもございます。今の市民運動会であったり個別の案件の中で、まだ議論を尽くせていないところもございますので、そうした様々な状況も加味しながら一定方針はまた立てていきたいと思います。ただ、現時点で具体的に出せていないのは事実だと思いますけれども、本部としていろいろ議論をしていきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 222 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 223 ◯委員(谷口典隆君)   これまでの取組もよく分かりました。理解をしております。ただ、今、スポーツ課長がご答弁いただきました今後の対応については、早急にご協議いただき、決定していただいて、方針なりということをお伝えいただきたいと思います。特に学区の市民運動会は準備も大変です。楽しみにされている方も多い分、それに関わる方も多いということで、できるだけ早急な対応を求めたいと思いますので、よろしくお願いします。  では、今の件は結構でございます。  続きまして、コロナ禍を受けて、いろいろと影響が出ているのではないかと思われる事業や様々な取組についてお尋ねしたいと思います。  まず1点目、消防本部ならびに署および団活動の今後の制約であるとか事業の見直しというものはあるのかないのか、お聞かせいただけますか。 224 ◯委員長(杉原祥浩君)   消防総務課長。 225 ◯消防総務課長(疋田元伯君)   まず、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止になった、また、中止した主なものとしましては、全国消防操法大会、滋賀県消防操法訓練大会が既に中止となっております。また、東近畿地区の消防救助技術指導会、また、県の消防技術指導会も中止になっております。また、今年の春の火災防御訓練でありますとか、春の火災予防運動とか、また、家庭防火診断につきましては中止としております。それから、今年の春の新たな消防団員の入団式、また、規律訓練につきましては中止としておりまして、今年度入られた方につきましては、来年度に2年分実施をする方向で検討しております。救急フェア、9月にビバでやっているものにつきましては中止としております。また、防火絵画展につきましては、同じくビバになりますので、たくさんの方が来られるという部分で中止にはしております。ただ、ポスターコンクールそのものにつきましては、各学校に依頼をして実施をします。おおむね7月頃に開催予定の危険物の取扱いとか防火管理者の講習会につきましては中止としておりまして、これらの講習会につきましては、後期の部がございますので、こちらの方で対応していきたいと考えております。また、4月以降中止しておりました職員によります訓練指導でありますとか立入検査につきましては、滋賀県の感染経路不明の感染者が最後に出ました5月23日から2週間を経過した6月7日から、感染防止策を講じた上で実施をしているということでございます。一部救命講習につきましては、人工呼吸の関係等もありますので、当面中止としております。  消防本部につきましては、コロナ対策の消防本部会議をつくっております。県内の状況とか県の動向を見極めながら、段階的に開始するべきものはする方向で、感染防止策を第一に手法や時期を考えながら、特に秋の火災予防運動期間以降の諸行事について検討していきたいと考えております。  消防団の方につきましては、三役で協議をいただきまして、4月8日付で団長名で例会および広報は当面の間中止、訓練につきましては、分団長の判断で、感染防止策を講じた上で実施していただくよう通知をしました。また、緊急事態宣言の解除を受けまして、6月4日付で団長名で、3密を避けることのできない分団車庫内での例会とか、また、3密を避けることのできない車内での広報活動は当面の間中止とする一方で、訓練の方につきましては、3密を避けて、マスク、手洗い、消毒を行った上で実施、また、自治会等での訓練指導につきましても、感染予防策を講じて実施していただくよう通知しているというところでございます。各団のチェーンソーの訓練でありますとか無線の訓練につきましても、時期を見直して実施していきたいと考えておりますし、消防団活動につきましては、引き続き状況を見ながら、団長等と協議しながら対応していきたいと考えております。  以上でございます。 226 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 227 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。これから、例えば年末であるとかに向けて行事もありますけれども、秋から年末に向けての行事に関しても、市の主催に入るのかどうか分かりませんけれども、その辺に関しては、もう決定されている部分というのはあるんでしょうか。 228 ◯委員長(杉原祥浩君)   消防総務課長。 229 ◯消防総務課長(疋田元伯君)   まず、イベントというものについては市の方針どおりということになりますけれども、火災予防の運動の広報でありますとか、また、年末警戒、また、もう出初めの準備も始まってこようかと思います。こうしたものにつきましては、その手法等につきまして、今後の状況を見ながら検討して、その結果を早急にお伝えさせていただきたいというところで、今検討している段階ということです。 230 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 231 ◯委員(谷口典隆君)   分かりました。ありがとうございます。  次にいきます。各種会議や協議会等の運営方針についてでございます。  コロナ禍を受けて様々な会議等が中止されているとお聞きしております。こうした会議や協議会、外部団体も含めたものについては、いつか解除されるのか、もう既に始めておられるのか、その辺の方針についてお聞かせいただきたいと思います。 232 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 233 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   各種会議や協議会の運営につきましては、基本的に、市関係会議、協議等を行う場合の対応フローということで、マニュアルみたいなものですけれども、そういった対応フローを作成し、対応しております。ちょっと説明をさせていただきますと、基本的にこのフローには2種類ございまして、一つが、滋賀県が緊急事態宣言の対象となっている場合、あるいは特別警戒ステージの場合のもの、もう一つが、これは県のステージでございますが、警戒ステージまたは注意ステージの場合のものということで、2種類ございます。現在においては、滋賀県は注意ステージの段階でございますので、注意ステージのフローでいいますと、会議の開催時の厳守事項として、三つの密の回避を遵守するということ、そして、感染予防策として消毒の徹底、健康管理、せきエチケットや手洗い等の励行、こういったことを一定の条件と定めまして会議や協議会等を開催していくという方針になっております。ただし、今後につきましても、今のステージが変わる可能性もありますので、今言いました対応フローに基づきながら、各所属にて、会議の内容であったり、あるいは緊急性などを鑑みまして、会議や協議会等の運営を行ってまいりたいと考えております。 234 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 235 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。今のお話でいくと、会議等々は、いろんな3密を避ける等して、各所管ごとの判断で開催をされているということですけれども、本当にこれは開催されているのか。例えば、外部の団体の方を招いた運営協議会等々が、コロナの影響で3密を避けられないということを理由に一向に開かれていないということもお聞きしておりますが、その辺、一定各課は必要な会議というのを開催されているというご認識でよろしいんですか。 236 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 237 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   正直言いますと、危機管理課としては、ちょっとそこまでは把握していないというのが現状でございます。ただ、このフローを作成しましたのは危機管理課でありまして、対策本部にもかけて決定された事項ですので、基本的にはこれに基づいて、各課それぞれの会議の種類とか、いろんな内容とか緊急性を鑑みて行っていただくというのが基本かなと思っております。 238 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 239 ◯委員(谷口典隆君)   そうすると、対策本部会議でお聞きになられていた参加者、主に部長の方が各部に持ち帰って所管に伝えない限りは、その方針が一向に一般職員の方に伝わらないということですか。 240 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 241 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   もちろん、各部長から各所属長、そして課員に伝達していただくというのは当然のことだと思いますが、それ以外にも、グループウェアのシステムで会議の結果をインフォメーションに掲載したりということをしておりますので、それについては各課の職員も把握していると思います。 242 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 243 ◯委員(谷口典隆君)   では、各課の職員は、グループウェアを見に行って初めて分かるわけですか。見に行っているだろうと。当然ながら見に行かなければならないのかどうか分かりませんけれども、今の危機管理課長のお話であるならば、要するに、各全職員が今の注意ステージで会議の開催はしても大丈夫だよということの認識である、皆さんが総じてそうであるという認識でよろしいですか。 244 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 245 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   今のフローの関係でちょっと補足させていただきますと、4月27日に、緊急事態宣言中でございましたけれども、会議等を行う場合の注意事項とか、そういったものを定めさせていただきました。当然、この中には、県が提唱する5分の1ルールであったり、結構厳しいことを書いておりますし、例えば、来客者等の打合せ等につきましてもウェブ会議で行ったり、可能な限り接触しないような対応で想定して、当然、部局長には対策本部会議でも示しておりますし、全職員が見れるようなインフォメーション機能というか、掲示板機能がございますので、そこに貼付けをしておりました。その後、5月28日以降、警戒ステージ、注意ステージというか、緊急事態宣言も解除されて、いろいろ動きがある中で、一定その実施に際して緩和することも必要であろうという中で、今、最終案をそこの掲示板に貼り付けております。見に行くというよりは、ふだんから職員が見れるようなところに貼り付けておりますし、その際には、危機管理課の方から、こういう状況ですので、これを参考にいろんな取組をお願いしますという状況で周知をしておりますので、ご理解をお願いいたします。 246 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 247 ◯委員(谷口典隆君)   仕組みは分かりました。ただ、実際、外部の方も含めた必要であると思われる会議等がどうも開かれていないと。では、今の認識であるならば、3密に注意しながら、今、コロナ前にほぼほぼ戻っていてもおかしくないという状況ですよね。 248 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 249 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   おっしゃるとおりでございまして、その後、どういう運用をされているかというのは原課の判断もあると思います。ただ、あくまで、こういう状況でございますので、積極的にやりましょうとかいうものではない中で、一定の注意基準を定めた中でやってくださいということでございます。今の個別に行われている会議があるなしにつきましては、事情も様々かなとは思いますけれども、一度、私の方でも、今こういう状況になっていますというのは再度徹底してまいりたいと思います。 250 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 251 ◯委員(谷口典隆君)   本会議でも質問させていただきましたけれども、各所管が持つ会議なので進捗管理とまでは言いませんけれども、ただ、一定、どうしてもこれは必要なのに、なぜ一向に開いてくれないんだという会議が幾つもあるようにお聞きをしています。やはり必要なものに関しては開催をしていくべきだ、開催していきなさいよということは、もう1回再度強く言うべきではないですか。この辺は、申し訳ないですけれども、自分たちに都合のいい解釈で外部の方を招いての必要な会議というのが開催されていない状況にあるということを認識されるべきではないかと思うんですが、いかがですか。 252 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 253 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   確かにその辺は徹底を図る必要もあると思います。ただ、危機管理課の立場で言いますと、何でもかんでもやってくださいというのはなかなか言いにくい中でございますけれども、必要なものは必要なもので、いろんな対策を講じてやってほしいという思いも一方でありますので、やっぱり対策本部会議の中で各本部員さんの意見も聴きながら、最終的に市の対応については再徹底してまいりたいと考えております。 254 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 255 ◯委員(谷口典隆君)   それであるならば、各部長さんなりに、開催をしていない数々の会議に対して、そっちの方が少ないのであれば、なぜ開催しないんだと、必要でないということを逆に挙げてもらったらいいのではないですか。それぐらいしないと、都合のいいように市の方針で、書面なりということで、市民とか関係団体の意見をいただけないまま方針等が決められていくおそれがあると思いますが、そうした手法で会議を開催しない理由を挙げてもらったらいかがですか。 256 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 257 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   今、議会中でもございますけれども、早急にしかるべき会議は持ちながら、先ほどの件も踏まえて協議をしてまいりたいと思います。 258 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 259 ◯委員(谷口典隆君)   ぜひよろしくお願いします。  では、続きまして、コロナ禍を受けて、本市の国際交流員は本来の業務や活動をできているのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 260 ◯委員長(杉原祥浩君)   人権政策課長。 261 ◯人権政策課長(奥村揮一君)   本市の国際交流員は、私ども人権政策課とシティプロモーション推進課、2課にまたがって1名ずつおりますので、まず、私の方から人権政策課の国際交流員につきましてお答えさせていただきます。  人権政策課の国際交流員の主な仕事としましては、SNS、広報紙等の様々な手段を活用した情報発信や、各種手続の通訳支援、各種資料の翻訳のほか、ブラジルにルーツを持つ子どもに対する母語教室の講師、外国にルーツを持つ小・中学生の交流の事業、その他、彦根市の外国人住民と日本人住民との交流の事業など、様々なものがあります。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止した事業もありますが、主に多文化共生を進める活動をしておりますので、ほぼ例年と同じように活動できる見込みでございます。 262 ◯委員長(杉原祥浩君)   シティプロモーション推進課長。 263 ◯シティプロモーション推進課長(細野晃史君)   現在、シティプロモーション推進課におきましては、スペインとの交流を通じまして、スポーツの振興、また、教育文化の向上ですとか共生社会の実現を図ることを目的に、スペインから国際交流員を1名招致しております。国際交流員の主な業務といたしましては、彦根市民との交流を通じた国際理解の推進、SNSを活用したスペインの情報発信、また、スペインに向けた彦根市の魅力発信などがございます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして、昨年度実施をしておりましたスペイン語講座ですとかスペイン文化講座といった対面型の講座は開催できておりませんが、SNSを活用してスペイン語会話などの配信を行っているところでございます。  今後につきましては、引き続き、SNSを通じた彦根市民へのスペイン語ですとかスペイン文化の発信を続けていきたいと考えておりますし、今後の感染状況にもよりますけれども、コロナウイルスの感染症対策を講じた上で、対面型のスペイン講座についても開催をしていきたいと考えております。 264 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 265 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。特に人権政策課の方の、例えば、今おっしゃったブラジルにルーツを持つお子さんであるとかご家庭とか、そうした方に、このコロナで大変不安なお気持ちの方もたくさんいらっしゃったかと思うんですが、それが本来の業務かどうかは別にして、そうした方の対応とか相談とかの窓口になっていただくことはできたんですか。 266 ◯委員長(杉原祥浩君)   人権政策課長。 267 ◯人権政策課長(奥村揮一君)   特に具体的にそういった方の親御さんからは聞いておりませんけれども、こちらにつきましては例年行っているんですが、コロナの感染症も小康になりましたので、また事業としては進めていく方向で検討してまいりたいと考えております。 268 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 269 ◯委員(谷口典隆君)   多文化共生という観点からですけれども、コロナで、外国籍の方、特にブラジルの方とかが多かったと思うんですけれども、そういった方の相談窓口というのはどこか別にあったんですかね。 270 ◯委員長(杉原祥浩君)   人権政策課長。 271 ◯人権政策課長(奥村揮一君)   特に別にはございませんけど、今回のコロナの関係で、こちらの人権政策課の方にお問合せ等をいただいております。特別定額給付金の関係につきましても、こちらの窓口を案内させていただく形で、人権政策課が窓口になっておりました。 272 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 273 ◯委員(谷口典隆君)   そういうときに、人権政策課の国際交流員の方は役割を果たしていただいたという認識でよろしいですか。 274 ◯委員長(杉原祥浩君)   人権政策課長。 275 ◯人権政策課長(奥村揮一君)   そのとおりでございます。 276 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 277 ◯委員(谷口典隆君)   分かりました。  では、次にいきます。  地域おこし協力隊の方は、本来の業務や活動はできていましたか。 278 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 279 ◯企画課長(牛澤 淳君)   地域おこし協力隊ですけれども、企画課で所管しております地域おこし協力隊につきましては、移住に関するご相談ですとか、また、別のところで行われる移住フェア等での情報発信など、移住に関する業務に携わっていただいております。しかしながら、今回のコロナウイルス感染症の影響がございまして、全国的に外出自粛等が呼びかけられたことなどから、本年の3月以降、移住に関するイベントが中止または延期等の措置がなされました。また、移住を希望される方の市内案内なども思うように実施できない状況となっております。このため、地域おこし協力隊の方とも相談の上、現在は実施可能な業務を中心に実施していただいております。具体的には、市内を取材していただきまして、資料の収集、作成に力を入れていただき、移住関係業務を再開した後に、速やかに本市の宣伝に活用できるよう準備を整えております。また、こうした外出自粛等の制限の中でも可能でございますオンラインでの移住ツアーというものがあったんですけれども、そちらの方へ出演していただきまして、本市をPRしていただきました。また、ほかの県が主催されておりましたオンラインの移住セミナーに今後の参考のために参加していただくなど、工夫しながら今活動を続けていただいているところでございます。 280 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 281 ◯委員(谷口典隆君)   地域おこし協力隊の方が本来の活動をしにくい中で、企画課の業務を担わせたり、雑務をさせたりということはないですかね。国際交流員さんもそうなっていないことを願っているんですけれども、本来の業務以外のことをしてもらっているということはないですか。 282 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 283 ◯企画課長(牛澤 淳君)   そのようなことはございません。協力隊の方につきましては、一月に一度、面談の機会を持っていまして、担当、それと私、それと地域おこし協力隊の方と、一月の実績でありますとか今後の計画等を報告していただいておりまして、今、この状況下で、かなり活動に困ってはいらっしゃるんですけれども、その空いた時間に企画課の業務を担っていただいているということはございませんので、よろしくお願いいたします。 284 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 285 ◯委員(谷口典隆君)   ご本人もじくじたる思いというところはあろうかと思いますけれども、本来の業務に専念していただくようにお願いをしたいと思います。  次にいきます。  丸山特別顧問は、このようなコロナ禍でどのような業務を行っておられるのか、お聞かせください。 286 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 287 ◯企画課長(牛澤 淳君)   コロナウイルスの影響によりまして、全国に緊急事態宣言が出されました。このことから、特別顧問がお住まいの東京都から本市の移動に制約を受けた状態になりました。このため、4月以降につきましては、いろいろご相談等は電子会議システムを利用いたしまして、市長、副市長との意見交換や助言、それと、各部局・所属から上がってきております重要課題の解決の相談についても従来どおり行っていただいているところでございます。 288 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 289 ◯委員(谷口典隆君)   では、費用弁償、交通費等々は発生しないと思いますけれども、報酬については従来どおり支払われるつもりですかね。 290 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 291 ◯企画課長(牛澤 淳君)   1回という形で報酬が規定されておりますので、従来どおりの形でお支払いをさせていただいております。 292 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 293 ◯委員(谷口典隆君)   コロナで大変であるという市場の動向であるとか、そういったものをしっかり把握していただくという本来の活動ができていないと思うんですけれども、市内を回れない中で、従来の報酬というのはそれでも発生するものですか。 294 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 295 ◯企画課長(牛澤 淳君)   丸山特別顧問の相談につきましては、こちらの方で丸山特別顧問のスケジュールの空いた日を調整いたしまして、何日と何日に相談をいただく日を設けまして、所属から相談が上がってきたら、そのところで相談をするということをしているんですけれども、4月以降につきましても、電子会議システムに形は変わっておりますけれども、通常どおり相談業務としてはできておりますので、報酬を支払っているものでございます。
    296 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 297 ◯委員(谷口典隆君)   このコロナで地域経済が今後も疲弊していく中で、何か役割は果たされたんですかね。 298 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 299 ◯企画課長(牛澤 淳君)   コロナ対策に関しましては、市長、副市長との意見交換の中でも議題として上がっておりましたし、また、特別顧問におかれましては、「コロナの対応策検討の視点」という、どういう考え方で行ったらいいかという資料とかも作成していただいたところでございます。 300 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 301 ◯委員(谷口典隆君)   それはコロナ対策に生かされていますか。 302 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 303 ◯企画課長(牛澤 淳君)   経済対策支援等を検討していただいたときにも、この資料は出させていただいておりまして、いろんな短期、中期、長期的なという観点でも整理をしていただいていますので、そういう面では参考になっていると思います。 304 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 305 ◯委員(谷口典隆君)   ただ、とはいうものの、本来想定していた業務というのはできていないわけですよね。 306 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 307 ◯企画課長(牛澤 淳君)   各所属から上がってくる重要な課題についての相談は今までどおり行っております。ただ、コロナに対する影響ですとか支援とかいうのが間に挟まってきていますので、その意味では、顧問に相談して、それを行おうとする原課も、かなり状況的に大きく変わっている部分があるのかなとは感じております。 308 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 309 ◯委員(谷口典隆君)   以前おられた特別顧問に関しては、市内を回っていただいて、いろんな中小企業なり、地元の地場産業なり、いろいろアドバイスを直接いただいていました。そういった意味では十分に地域経済にご貢献いただいたと思うんですが、今のような状況の中で、本当に十分特別顧問としての職務を果たしておられるとお考えですか。 310 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 311 ◯市長(大久保 貴君)   丸山特別顧問は、特別顧問としてご就任をいただいて、市政に対する重要な意見提言をしていただくというところが最も重要な役割でございます。その意味において、このコロナ禍で市がどのような対応を取らなければならないのかということについて、俯瞰的に大変重要なご意見も頂戴いたしました。特に、金融機関のご出身でございますので、この4月、5月、6月の金融支援の重要性、そして、その上で基礎自治体として取るべき対応、こうした極めて根本的な基礎的な重要な政策の方針について協議をさせていただいて、大変有益なご示唆をいただいたと思っております。今後とも、民間シンクタンクの視点に基づいて、様々な情報を得ておられますので、経済界の事情等々も踏まえて、これからも意見提言をいただきたいと考えております。 312 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 313 ◯委員(谷口典隆君)   ただでさえ商工会議所の方とあまり折り合いがよくないという中で、しかも、このコロナ禍で回ることはできるんですかね。では、いつから市内を回っていただけるんですか。 314 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 315 ◯市長(大久保 貴君)   以前おられた経済に特化した市川特別顧問と役割は違いますので、そのようなことを想定しているわけではありません。今、お一人の特別顧問が彦根市に対して総合的なアドバイスをしていただいていると私は認識をしておりますので、以前おられた特別顧問と役割が若干違うということは改めてご認識をいただきたいと思います。 316 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 317 ◯委員(谷口典隆君)   では、いつからオンラインではなくて、実際彦根に来ていただくことになりそうですか。 318 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 319 ◯市長(大久保 貴君)   ちょっと付け加えさせていただきますけれども、以前、特別顧問はお二人のときがございまして、お一人はIT専門ということで、庁内にとどまってご示唆をいただき、役割分担していただいたという経緯がございます。その上で、今、丸山顧問お一人で政策提言をいただいていることをご理解いただきたいと。今、物理的に東京との行き来が緩和をされていきますので、それをもって、また彦根にお出ましをいただいて、意見交換をさせていただくという段取りになると考えております。 320 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 321 ◯委員(谷口典隆君)   今のままで十分であるならば、コロナ禍で非常に予算も大変逼迫する中で、交通費だけでも助かるのであれば、このままオンラインでの会議を続けられたらいかがですかね。 322 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 323 ◯市長(大久保 貴君)   オンラインはオンラインの意味合いがあり、そしてまた、おいでいただいたらおいでいただく意味合いもございます。我々は、これから「Go To キャンペーン」などもさせていただいて、いろんな方においでいただいてお泊りをいただくというのも一つの経済政策でございますし、そうしたことも含めて、オンラインで私だけの時間で大体2時間半ぐらい協議をさせていただきますけれども、各課それぞれにやっていただいていますが、そうした時間の制限のない中でいろんな意見交換をさせていただくということも重要だと考えております。 324 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 325 ◯委員(谷口典隆君)   先ほど、オンラインでも今十分だと、市川顧問とは役割が違うとおっしゃったのでお尋ねしたんですけれども、それであるならば、やっぱり現在では十分な活動ができていないと言わざるを得ないと思います。2時間半かけて来ていただいて2時間半の会議であるならば、2時間半のオンライン会議だけで済ます方が私はよっぽど効率的だと思いますし、市長が先ほどおっしゃっているような庁舎に来ていただかなくても十分に役割を果たせるのであれば、そういうふうに取り組んでいただきたいと思います。  次にいきます。最後でございます。  コロナ感染症対策について、特別定額給付金の受付、申請書預り所というのが庁内に設けられておりますけれども、これはもう廃止されたんですかね。 326 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 327 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   特別定額給付金ですが、基本的には、感染拡大の予防の観点から申請は電子や郵送での受付のみとしていましたが、申請用紙の提出や方法について、一定数の方が窓口に来られることもありますので、彦根市の障害者福祉センター内の窓口や西口仮庁舎のほか、支所・出張所において、必要な感染防止の対策を講じた上で窓口対応をさせていただきました。  なお、西口庁舎におきましては、受付開始5月18日から6月10日まで、368名の方が来られましたが、ここ最近、来所者も少なくなったということもありまして、6月12日をもって預り所は閉鎖しまして、今後は総務課の窓口にて随時対応させていただくこととしております。 328 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 329 ◯委員(谷口典隆君)   もし今日以降、西口仮庁舎にお持ちになられた方に関しては、どこかでお預かりいただくという対応は取られているんでしょうか。 330 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 331 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   今ほども申し上げましたように、総務課の窓口にて職員が対応させていただくこととしておりますので、ご了承いただきたいと思います。 332 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 333 ◯委員(谷口典隆君)   それは、3階の総合受付かどこかにご案内をしていただいているんでしょうか。 334 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 335 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   そのとおりでございます。 336 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 337 ◯委員(谷口典隆君)   いろんなコロナ対策で対応していただくのは十分かと思いますけど、本会議でもお聞きしましたが、進捗管理というものに関しては統括監である副市長が対応していただけるかと思うんですけれども、現在、こうしたお取組をしていただける中で、先ほど危機管理監もお答えいただきましたが、進捗管理に関しまして、何かお考えなり、どういう対応を取られたというのはございますか。ありましたらお聞かせください。 338 ◯委員長(杉原祥浩君)   副市長。 339 ◯副市長(山田静男君)   進捗管理でございますけれども、例えば、定額給付金などの工程表、スケジュール表を作成して、申請から給付ということで目標管理を立てまして、その中でスケジュール管理をしていると。ただ、これは、職員、関係者が情報共有し、確認しながらやっているという状況でございます。今後におきましても、いろんなケース、事業ごとに、常に工程表の中でスケジュールを管理しながら、関係の職員が情報共有し、確認しながら、一日も早く市民の方にご支援が行くような形でしてまいりたいと考えているところです。 340 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 341 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。改めてスピード感を持った対応をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上で終わります。ありがとうございました。 342 ◯委員長(杉原祥浩君)   暫時休憩します。                                 午後0時11分休憩                                 午後1時08分再開 343 ◯委員長(杉原祥浩君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  林委員。 344 ◯委員(林 利幸君)   では、私の方から数点質問させていただきたいと思います。既に午前中、他の委員の方からご質問がありましたことと重複する部分がございますので、その部分に関しては割愛させていただきたいと思います。  まず初めに、既にこちらはいろいろとご回答いただいている部分なんですけど、ちょっと違った観点で質問させていただきます。災害発生時における避難所での新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策についてお伺いします。  昨今、各地で地震が頻発しております。この滋賀県におきましても、今のところ地震はございませんけれども、活断層も走っているということで、地震の発生は懸念されているところでございます。また、近畿地方は梅雨入りもしましたし、今後、また台風の到来による自然災害の発生も心配されております。避難所における感染症対策、特にコロナウイルス感染症の拡大防止対策が重要だと考えられますが、現時点で、新型コロナウイルスに対して、避難所でどのように対策をするのか、決まっていることがあれば教えてください。 345 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 346 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに、災害発生時にかかわらず、避難所というのは基本的に集団生活をするところですので、3密になりやすい場所だと思います。ですから、特に今のこのコロナ禍においては、避難所の感染症対策というのは大変重要なことであると思いますし、市としてもやはりできるだけの対策をしていきたいというのが大きな方針であります。  具体的に申し上げますと、避難場所が過密状態になることを防ぐために、各避難場所における避難スペースを拡大すると。一つの部屋だけではなくて、複数の部屋を空けるとか、そういった拡大をするということと、あとは、市が指定している避難場所がありますけれども、そういったところに状況に応じてできるだけ多くの施設を開設するということも必要になってくるのかなと思っています。あと、その避難場所の衛生環境の確保のために、今、感染防止用の備蓄品を配備するということを考えております。  あと、安全が確保できる場合については、家での在宅避難や、あるいは親戚の方、友人の方の家への避難についても事前に呼びかけてまいりたいと思います。  あと、避難場所に避難する際には、感染防止や健康状態確認のために、皆さんそれぞれ避難される方が、マスクであったり、消毒液であったり、体温計であったり、避難生活において必要なものをできるだけご持参いただきたいという周知もしていきたいと思います。  あと、実際避難をしてこられましたら、避難所内では、手洗いであったり、ほかの避難者の方もいらっしゃいますので、せきエチケット、そういった基本的な対策の徹底と、あと、これはこちらの開設者側の対策になるかもしれませんけれども、できるだけ十分な換気に努めていきたいと思っております。  あと、避難場所へ来られる前には必ず体温を測定していただきたいということで呼びかけを行っていきたいと思いますし、万が一、避難所内で発熱者とか体調不良の方がおられる場合には、場合によっては帰国者・接触者相談センターへ相談をするということも必要になってくるかもしれませんが、そういったできる限りの感染予防対策に努めてまいりたいと思います。 347 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 348 ◯委員(林 利幸君)   今、できるだけ各自宅の方で対策も取っていただく、準備もしていただくということでおっしゃっていただいたと思うんですけど、例えば、検温に関してなんですが、避難するのに余裕があって、家で体温計で測れるという状況だったらいいと思うんですけど、それこそ災害はいつ起こるか分からない。大きな地震があったときなんかですと、それこそ身一つ、体一つで避難しなければならないという状況も出てくるかと思うんです。そういった観点で、ちょっとほかのニュースで見たことなんですけど、名古屋市なんかでは、6月10日に避難者の受入訓練を行われたそうです。例えば、屋外に設けた受付では、フェイスシールドをつけて避難者役の方の検温を実施して、発熱がある避難者を一般の避難者と別のスペースに誘導する流れなんかも確認をされていました。避難者の密集を避けるということが、やはり先ほどもおっしゃられたように重要だと思いますし、従来よりも広いスペースが必要になるということで、午前中のご答弁でもありましたように、1人当たりのスペースの確保ということも考えていただいているということだと思います。そういった訓練なんかは、今後はされていく必要があるのではないかと思いますけど、どのようにお考えでしょうか。 349 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 350 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに避難所の実際の訓練というところまでは、ちょっと今の時点ではまだ想定はしていなかったんですけれども、そういった避難所運営をしてもらう職員については、事前に説明とかはしていきたいと思います。今おっしゃったように、例えば体温を測ってこられない方もいらっしゃると思いますので、できれば、非接触の体温計を各避難所に配備したり、あと、フェイスシールドとかも配備をして、そういったもので受け入れる側の職員については対応ができるように、そしてまた、どういう部屋の動線で避難をしてもらうかとか、その辺はちょっとシミュレーションをしていかないといけないかなと思っております。 351 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 352 ◯委員(林 利幸君)   ぜひ、本当にこういったことはしっかりと対策も取っていただかないといけないと思いますので、今後、検討いただいて、対応を取っていただきたいと思います。  また、先ほど来、スペースを確保することが重要だということですけれども、例えば、学校等の教室の利用ということも考えてはどうかなと思うんですけど、そういった学校の教室の活用なんかは検討されているんでしょうか。 353 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 354 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに、基本的には体育館ということになるかと思いますが、できれば、場合によっては普通教室になるかもしれませんけれども、特別教室であったり、あるいは、放課後児童クラブで使っているような部屋であったり、そういったものが使えるかどうかというのは、ちょっと私どもではなかなか判断しかねるところがあるので、まさにその辺りは教育委員会と事前に協議をしようかなと思っておりますので、危機管理課としては、やはりできるだけスペースを確保していきたいと思います。 355 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 356 ◯委員(林 利幸君)   ただでさえ災害が発生したときの避難に関しては大変な状況だと思いますけれども、今回は、またさらにそれに加えて新型コロナウイルス感染症という重要な課題がございますので、十分に対策を取っていただきたいと思います。  次に移ります。  2番目に発言通告書の方で出させていただいていたのが、丸山特別顧問の勤務の状況についてということなんですけど、こちらに関しては、先ほども谷口委員の方から詳しく質問していただいて、回答もいただいておりますので、1点だけ質問させていただきたいと思います。  重要施策の企画や立案とか、また、先ほどは、いろんなコロナに関することも携わっていただいているということでご答弁をいただいておりますが、私の中で一番重要だなと思っているのは、稲枝駅の西側地区のことにもいろいろと助言をいただくということでお話を伺っておりますが、この件に関しては、4月から勤務をいただいているということですけれども、今のところ影響はございませんでしょうか。 357 ◯委員長(杉原祥浩君)   企画課長。 358 ◯企画課長(牛澤 淳君)   今ご質問いただきました稲枝駅の西側の開発についての特別顧問の関わりですけれども、例えば、民間活力をどう導入すればいいかみたいなことについても相談事例としてございまして、これにつきましては、民間活力の導入に向けて公園の将来図を分かりやすく示すこと、また、休日もさることながら、平日の利用を視点に検討する必要等を担当課に対してご助言していただいているところでございます。担当は都市建設部なんですけれども、特別顧問が就任以来、今年度に入って1月から今までの間に都合4回ほど、この件に関して相談がございますので、この件については、重要な課題として取り組んでいただいているところでございます。 359 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 360 ◯委員(林 利幸君)   今のご答弁を聞いて少し安心をしました。ただ、谷口委員もおっしゃっていたように、このコロナの影響で丸山特別顧問に関わっていただく様々な市の事業が停滞しては何の意味もないと思いますので、しっかりと丸山特別顧問の力を発揮していただけるように、市としても対応の方をしていただければと思います。  最後、3番目になります。分散勤務や時差出勤の効果についてお伺いいたします。これもほかの委員や本会議でも質問された方もおられますが、少しまた観点を変えて質問させていただきます。  目的としては、市役所庁舎内での職員の密を避けるための分散勤務や時差出勤というこことが実施されたと思うんですけれども、現時点でその効果はどのように考えておられるでしょうか。 361 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 362 ◯人事課長(池田征史君)   分散勤務、それから時差出勤の効果でございますが、これらの取組が本当に感染の防止に関して実際どういう効果があったかということを数値的に測ることはなかなか難しいと考えております。ただ、分散勤務につきましては、3月から5月までの3か月の間で、延べでございますが3,129名の利用がありました。時差出勤につきましては、同じく3月から5月までの間ですが、716名の利用者がいたということですので、職場内の職員の密度を下げるという点で一定の効果があったとは考えております。 363 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 364 ◯委員(林 利幸君)   では、ちょっと質問の仕方を変えます。民間においては、こういった今回のコロナ禍において、分散勤務や、また、時差出勤を取り入れられたことで、それぞれの働き方に意識の変化があったということをおっしゃっておられます。例えば、時差出勤することによって、今までは満員電車に揺られながらの出勤で、出勤時においてかなりのストレスを感じておられた方なんかが、満員電車に揺られずに出勤することで、その朝のストレスから開放されたことで仕事の効率が上がったとか、働き方に対して意識が変わったとかいうことをおっしゃられる方もおられます。この市役所職員の方については、そのような意見というのはありましたでしょうか。 365 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 366 ◯人事課長(池田征史君)   それぞれにアンケート等を取ったわけではないんですが、例えば、分散勤務につきましては、先ほど3月から5月の間で3,129人の利用者があったと申し上げました。ただ、このうち、3月16日から取り組んだので、3月はどうしても少ないというのはあるんですけれども、3月の利用者は76名にとどまっています。4月と5月はそれぞれ1,300人余り、1,700人余りが使っているということで、実際、この背景には、コロナウイルスの関係で、半ば、まず業務は必ずしも事務室でやっているとおりにはいかないけれども、感染を防止するという目的で分散しましょうということだったんですが、なかなか3月の時点では、プリンターでございますとか、必ずしも通信環境が安定しないとか、いろんな面がございまして利用者が伸びなかったということにはなりますが、4月に入りまして、県内での感染例が増えたこと、彦根市内でも発生しましたことから、それぞれの職員もしくは所属部局も、是が非でもやらなければいけないという意識があって、今ある環境の中でということでそれぞれ工夫して取り組んだところでございます。例えば、スタートの時点では、分散勤務につきましては、朝、職場に行って、端末を持っていって、最後、帰りは持って帰らなければいけないというのがありましたが、これをなくしたこと、で、複数の日を職場に行かなくて分散勤務先に行くということを可能にしたことで、もちろん荷物を運ばなければいけないというのはあったかもしれないですが、そういった面での効果というのはあったのではないかなと思っております。 367 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 368 ◯委員(林 利幸君)   今、ちょっと端末のお話が出ましたので、その件でちょっと質問させていただきたいんですけど、この端末というのは、今までは原則持ち帰りはしていないということだったんですが、その運用を変えられたということで、やはり一番懸念されるのは、個人情報の流出であるとか、その辺が問題になってくるのかなと思うんです。今、それぞれ皆さんがお持ちになっておられる端末には個人情報等が入っているなら、その流出を防ぐための何か対策とかはされているんでしょうか。 369 ◯委員長(杉原祥浩君)   情報政策課長。 370 ◯情報政策課長(杉本 昭君)   職員に配っていますタブレットにつきましては、端末に入る際に指紋認証というので認証していますので、本人以外はそのパソコンには入れないと。あと、自宅に持ち帰っても、庁内のネットワークが使えるわけではありませんので、個人情報が漏れるということはありません。 371 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 372 ◯委員(林 利幸君)   ありがとうございます。安心しました。本当に民間においても個人情報の流出というのはすごい問題になってきている昨今ですので、その辺の対策もしっかりしていただいているということでよかったと思います。  最後に、民間では多く取り入れられていました在宅勤務ですけれども、彦根市も一部されていたのかなということもお伺いしているんですが、どれぐらいの方が在宅勤務の方は利用されていましたでしょうか。 373 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。
    374 ◯人事課長(池田征史君)   本市の在宅勤務につきましては、4月13日からスタートをしたところでございます。この対象につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令された対象区域となった他府県から通勤を行う職員としたところでございます。  お尋ねの実績でございますけれども、実人数で申しますとお二人の方、延べ日数でいいますと16日間、在宅勤務をされたということが今回の実績でございました。 375 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 376 ◯委員(林 利幸君)   ありがとうございます。県外の方ということでありましたけれども、本当にいろいろと世間で言われているのが、学校が休業になったことでお子さんの世話をしないといけないということで、例えば、民間でしたら、会社に出勤できないから有休を消化しないといけないだとか、企業によっては在宅勤務ということで対応していただけたということがあると思うんですけど、彦根市においては、例えばそういった子どもさんの世話とかで仕事を休まないといけないという事例は職員の方であったのでしょうか。 377 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 378 ◯人事課長(池田征史君)   これは在宅勤務と直接関係ないかもしれませんが、今回のコロナウイルスの関係では、今おっしゃった子どもさんがおられて小学校が休校になったりとか、幼稚園、保育園が休園になったりする、どうしてもおうちで見る人がいないという場合に、職員が子どもの世話をするために休暇を取る場合に、特別休暇の適用がなされましたので、これを利用した職員というのは実際におりました。 379 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 380 ◯委員(林 利幸君)   では、今ご答弁いただきました件、分散勤務や時差出勤、在宅勤務に関して、現在、まだ利用されている方もおられるんですかね。在宅の方はもう今はおられないのかなと思いますけれども。 381 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 382 ◯人事課長(池田征史君)   おっしゃるとおり、在宅勤務につきましては、こちらの定めている趣旨が、今、そういう状況にはございませんので、おられません。分散勤務と時差出勤については、一部の所属もしくは職員が継続している状況でございます。 383 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 384 ◯委員(林 利幸君)   今、まだ継続いただいているということですけれども、いつまでとかいったものは、市の方で何か定めておられるとかはあるんでしょうか。 385 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 386 ◯人事課長(池田征史君)   分散勤務の方につきましては、一旦は5月末で市全体として取り組むというのは終了したところでございます。時差出勤につきましては、当面の間は継続するという形にしておりますので、現時点でいつまでという終期は定めておりません。 387 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 388 ◯委員(林 利幸君)   ありがとうございます。コロナの影響でということで、今回、このような措置も取られているかと思うんです。収束はいつになるか分かりませんけれども、本当に職員の方の働き方等を見直す機会、いい機会という言い方はおかしいですが、そういった機会かなとも思いますので、しっかりと検証していただいて、今後もコロナが収まった後も、何かこういった職員の方の働きやすさを改善できるのであれば、いろいろと対応していっていただければと思います。  以上です。 389 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 390 ◯委員(獅山向洋君)   最初に期末手当の問題についてお尋ねしたいと思います。  新聞紙上に県内の各市町の首長あるいは三役の期末手当全額返上のニュースが次々出ているんですが、彦根市で把握しておられる現在の状況について、分かっている限りで結構ですから言っていただきたいんですが。 391 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 392 ◯人事課長(池田征史君)   お答えいたします。  本議会が始まりました6月1日の時点でございますけれども、市長、副市長、教育長らの期末手当の何らかの削減を表明している市長は、予定を含めて12市3町でございます。このうち、全額削減を表明しておられる市町におきましては、これも予定を含めてでございますが、10市3町でございます。 393 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 394 ◯委員(獅山向洋君)   つい最近、近江八幡市も新聞に出ていたんですが、これも10市3町の中に入っているんですか。 395 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 396 ◯人事課長(池田征史君)   入ってございます。 397 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 398 ◯委員(獅山向洋君)   そこで、私も市民から匿名の投書あるいは電話とかでいろいろ問合せを受けているわけですが、単純に言えば、彦根市の三役はなぜ期末手当を全額返上しなかったのかという質問でございます。これについてはちょっと私の方も答えようがありませんので、お答えいただきたいと思うんです。 399 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 400 ◯人事課長(池田征史君)   削減の割合につきましては、この削減を検討した時期に、当時は県内ではありませんでしたので、県外の市町等の例を参考に市長が最終的には決定されたものでございます。 401 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 402 ◯委員(獅山向洋君)   市長が決定されたのはいいんですけど、市民は、市長が決定したとかそんな問題ではなくて、今おっしゃったように10市3町が期末手当を全額返上しているのに、どうして彦根市は市長が2割、副市長が1割、教育長が5分ということにしたのか、その理由について説明してもらいたいとおっしゃっているので、ただ経過だけを説明されるのではなくて、やっぱりお決めになった市長がこういう理由だということをちゃんと説明していただきたいと思うんですよ。いかがでしょうか。 403 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 404 ◯市長(大久保 貴君)   先ほども人事課長がお答え申し上げましたとおりに、私どもが期末手当を全額いただくということについて、何らかの対応をしなければならないのではないかと考えたのが5月に入った頃だったと思います。その当時、どういう対応をするかという検討を内部でもしておりまして、当時は県内ではそのような議論がなかった中で、全国的な他の県のいろんなケースがないか調べていただいて、その事例を参考に、かつ、かつて東日本大震災のときに対応したいろんなケースを参照しまして、今回、前回臨時会でお認めいただいた内容の提案をさせていただくに至ったというところでございます。 405 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 406 ◯委員(獅山向洋君)   私が匿名でいただいた手紙は、要するに理由を聞いてくれということだったんですが、電話で私の方に問合せをされた方が、もちろん私もそういう経過は説明したんですよ。「じゃあ、なぜ今回の追加の補正予算でそれをやらんのだ。これは市長がもうやらないと決めたんじゃないか。それだったら、幾ら経過を説明しても、全額返上しないという気持ちが市長にはっきりとあるということだけは間違いないんじゃないか」と、こうして私自身が反論されて返事のしようがなかったんですよ。だから、「市長に聞いてみます」と、こういうお答えをしたわけなので、いかがですか。簡単に言うけど、今、経過はそうですよ。けれども、結果的には、これだけの市がどんどん返上してきておられるということを見た場合、幾らでもこれは補正予算で、こういうことならばこういたしましょうということができたのではないかと思うんですよ。それについてはどうですか。する気はなかったんですか。 407 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 408 ◯市長(大久保 貴君)   する気がなかったかという過去形ではなくて、現在、これ以上の削減をするという状況にないと思っています。コロナ対策は今後これから続いてまいります。前回の記者会見の際にもお話しさせていただきましたが、これは12月の対応というのも考慮していかなければならないかも分かりません。そうしたことをこれからよく考えていきたいというところでございます。 409 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 410 ◯委員(獅山向洋君)   それは明らかに論理のすり替えだと思いますよ。全額返上された市長は、確かにコロナ対策ということは念頭にあることは間違いないけれども、今必要だということでやっておられるわけですよ。12月にやるということになりますと、これはかえっておかしいことになるのではないですか。率直に申し上げますけど、もう市長選挙が目の前に来ていて、そんなことをやったら、こんなものは当然利益誘導ではないかと誰だって思うんですよ。そういう観点からいいますと、なぜ今やらないんだという素朴な市民の質問に対して、やっぱりきちっとお答えいただきたいんですよ。答えられないなら答えられないとはっきり言ってください。そしたら私も、また問合せで「どうやった」と聞かれたときに、「いや、答えられないということでした」と答えられますので、その点、明確にしておいていただきたいんです。 411 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 412 ◯市長(大久保 貴君)   これは本会議でも申し上げましたとおり、様々な意見があるということは承知をしております。私どもも、シティプロモーション推進課の方に直接お電話をいただいて同様のご意見も頂戴しております。ただ、一方で、全く期末手当の削減等々の対応をされていないところもかなりあるわけでございまして、それこそ考え方はいろいろだと思います。ただ、私どもは、今申し上げましたような経緯で今回の対応を決めさせていただいております。12月にするということではありませんよ。これはこれからまた検討させていただかなければならないけれども、そういう経緯をたどり、今がありますので、そこをご説明いただいて、ご納得いただけないかも分かりませんけれども、それは意見はいろいろでございますので、そのように理解をしております。 413 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 414 ◯委員(獅山向洋君)   何かというと意見がいろいろあるとおっしゃるけれども、市民から見たら、全額返上というニュースばかりが目につくわけですよ。返上しておられない市もあると、それはそうかもしれないけれども、そんなことはニュースとして載らないから。市民は、全額返上していない市長はここだというニュースが載れば分かるんですけど、出ていないわけですから。そういう観点からいいますと、いや、実は彦根市としてはこう考えたんだ、あるいは、彦根市長としてはこう考えたんだということをやっぱり明確におっしゃるべきではないかなと思うんです。そういう意味で、私は、この問題が今回、本会議でもどこでも全然出てこないので不思議に思っているんですよ。市民は「なぜだ、なぜだ」と言って非常に関心を持っています。市長はどうも匿名の投書とかそういうものはお嫌いなようですけど、そうではないんですよ。むしろ、はっきりと名前まで言ってしまったら、これはその人がどんな被害を受けるか分からないわけですよ。そういう観点から、匿名で来るということは、その人としては悩みに悩んだ上で匿名で来られるわけです。  もう1点だけ理解しておいてほしいのは、電話をいただいた方は、はっきりと言えば匿名ではありません。分かっているんですよ。分かっている上でも、その方の名前は言えないですよ。匿名としておかないと、またその方にどういう迷惑がかかるか分からないし、今後もその方のご意見はもう表に出てこないと、こういうことになるわけですから、私は、そういう意味で、匿名は信用できないみたいなことをおっしゃる市長の発言の方がはるかに問題だと思いますよ。  そこで、もう1点聞いておきますけど、いかがですかね。本当に市民がどう受け止めているかということについて、市長としてあんまり気にしておられないわけですね。それだけちょっと聞いておきたいんです。 415 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 416 ◯市長(大久保 貴君)   匿名だからどうのこうのということではなくて、私どもも、直接間接、お名前をおっしゃってご意見をいただいています。それも気持ちとしてはよく分かるところもあります。したがって、そこはそこで参考にさせていただきますが、今までご説明申し上げたとおりの経緯をたどり、臨時会で提案をさせていただいて、認めていただいておりますので、そこは改めてご理解をいただきたいと思います。  気にしていないかということでございますが、気にしていないわけではございませんので、そうしたご意見をしっかり受け止めさせていただいて、ただ、いろんなご意見があります。それは、要するに、期末手当を返上して、それを支援策に回せというご意見が多いんです。我々としましては、財政的に全体の調和を図りながら、できる限りの支援策をこれからも講じてまいります。今度、追加でご提案をさせていただいてご審議をいただきますが、そうした支援策も十分にやった上で、また市民の皆様にもご理解をいただきたいと。  確かに、返上して、それは潔いという思いを持たれる方も多いとは思いますが、しかし、それはそれの一つの見方だと思います。結果としてこういう状況になってございますので、私どもとしましては、市民の負託に応えるべく、しっかりした支援策をこれからも講じてまいりたいというところでご理解いただきたいと思います。 417 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 418 ◯委員(獅山向洋君)   この問題はこの程度にしておきますけど、私自身、市長に対して全額返上を考えなかったのかという質問までしているわけですよ。それに対してそういうお答えをしておられるから、私もこれはしつこく聞いているんですよ。聞いていなかったら「ああ、そうか」で済むんですけど、あのときどうお答えになったか、ちゃんと思い出していただきたいんですよ。  さて、次、2番目にいきます。  現金10万円の給付について、既に一定の日までの給付率は出ているわけですが、直近の給付率はどの程度になっているのか、まずお答えいただきたいと思います。 419 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 420 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   給付につきましては、5月8日からオンラインでの給付を開始しておりまして、6月12日現在で3万6,680世帯、88億9,920万円を支給しております。給付率といたしましては79%となっております。  参考までですが、あさって17日の振込を入れますと、給付率は91.48%となります。  以上です。 421 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 422 ◯委員(獅山向洋君)   なかなかいい給付率だと私は思います。そういう意味で、ちょっと参考までに、よその市役所なんかもその程度までいっているのか、あるいは遅れている市役所があるのか、その辺について、もし知っておられたら教えていただきたいんです。別にどこの市役所ということは聞きませんので、全般的に県内での平均給付率といいますか、それはどんなものでしょうか。 423 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 424 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   県内の平均が出ておりますので、お答えさせていただきます。6月10日現在で50.5%が平均の給付率となっております。  以上です。 425 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 426 ◯委員(獅山向洋君)   そういう意味では、彦根市は頑張っていてくださるなと思っておりますが、このために、相当給付のための市役所としての体制を整えられたのではないかなと思うんですが、どんなふうに体制を整えられたのか、簡潔で結構ですから、ちょっと教えていただきたいんです。 427 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 428 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   特別定額給付金の事務は市民生活・経済再生支援室で行っており、専任職員5名、併任職員3名、会計年度任用職員1名の計9名のほか、コールセンターや申請受付等を民間事業者に委託しております。また、申請が集中した際には、最大で1日に24人の職員を動員するなどして対応してきたところでございます。  以上でございます。 429 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 430 ◯委員(獅山向洋君)   大変ご苦労さまでございます。  そこで、給付が100%というのはなかなか難しいと思うんですが、おおむね大体いつ頃にはほぼ完了するのではないかなと思っておられるのか、その点、分かれば教えていただきたいんですが。 431 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 432 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   本市におきましては、5月18日より郵送での申請を開始し、申請期間が3か月と定められていることから、申請期限は8月18日となっております。現時点におきましては、申請率が90%を超えており、現在も日々100件から200件程度の申請が出てきていることから、ほぼ申請が出てきていると思われます。なお、今後は、未申請の方に勧奨通知を送付するなど、できるだけ全市民に給付が届くよう取組を行ってまいりたいと考えております。 433 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 434 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、結局は8月18日まではかかるということですね。 435 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 436 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   8月18日が期限になっておりますので、その日まで申請を受け付けることとなります。 437 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 438 ◯委員(獅山向洋君)   それで、東京とか大阪とか大都市においては、住民票のない申請者なんかの対応に相当苦慮しておられるようなんですが、彦根市ではそのようなことはないんでしょうか。 439 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 440 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   住民票の登録が抹消されている方は、市民課にて再登録の申請を行っていただくことで受給の対象となることから、住民票の再登録をしていただくよう対応しております。現在のところ、今回の給付の申請により、2名の方が住民票の再登録をされておられます。 441 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 442 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、特にこの彦根市においては、住民票がないとか、そういうことについてはまず問題にはなっていないと理解してよろしいんでしょうか。 443 ◯委員長(杉原祥浩君)   市民生活・経済再生支援室長。 444 ◯市民生活・経済再生支援室長(小山圭映君)   そのとおりでございます。  すいません、先ほどのお答えの中で1点ちょっと修正させていただきたいんですが、職員の体制で併任が3名と申し上げましたけれども、5名の誤りです。訂正いたします。 445 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 446 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、次に移ります。  本年度当初予算編成後に新型コロナウイルス感染症対策が始まったわけで、その後、いろいろな意味で、市の経済あるいは財政、特に収入について大幅な減少が予測されております。これは来年度予算になるのかもしれませんけれども、それはそれとして、今から本年度予算の執行について、何らかの修正とか変更は考えているのでしょうか。これはちょっと補足して申し上げますと、なるほど、城まつりのイベントをやめたとか、いろいろなことをやめたやめたとおっしゃっているんですけど、こんなのは、失礼ながら、金額的には小さなものなんですよね。だから、来年は収入は随分減ると、だから、今からでも少しでも予算執行について考えておかなければいけないということを考えておられるのかどうかをお聞きしておきたいんです。 447 ◯委員長(杉原祥浩君)   財政課長。 448 ◯財政課長(山岸将郎君)   先ほどから答弁いたしていますとおり、現時点では、新型コロナウイルス感染症の収束状況等の見通しが立たないことから、その影響額を算出することはできません。参考として、平成20年度のリーマンショック後の市税の影響額は、全体として6.4%の減少となっておりまして、専門家の意見では、さらに大きな影響があるとの推測から、委員のおっしゃるとおり、収入の大幅な減少は避けられないと考えております。このため、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い中止した事業や、延伸ができる事業があれば見直しを行い、財源を確保していきたい考えでございます。このことにつきましては、令和2年5月29日付財第109号で、副市長名により各部局長、次長、所属長宛てに通知をし、ソフト事業、ハード事業を問わず、事業の見直しを行ってもらうよう指示したところでございまして、各部局内での事業の見直しを行っているところでございます。今後、新型コロナウイルス感染症対策事業に係る支援策や経済対策の補正予算をお願いする際には、同時に事業見直しに係る補正予算も上程し、審議いただきたいと考えております。 449 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 450 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げたいのは、私自身がリーマンショック経験者なんですよ。リーマンショックそのものがあったとき、これは秋だったかな、もう既に市においては、来年は大変だということで大騒ぎして、今から何とかしておかなければいけないということで随分と対策を考えた。それと同時に、予算規模も、そんな当時は6.4%なんて全然分からなかったんですよ。けれども、絶対に縮小することは間違いないということで、予算規模までもう検討に入っていたわけですよ。そういう観点からいいますと、今回はリーマンショック以上の大変な経済の落ち込み、あるいは財政の落ち込みだと言われているので、ただ通達を出しましたという程度の話ではいけないと思うんですよ。市長としての覚悟、これをしっかりと今からやっぱり全職員なり我々市議会議員に表明しておいてもらわないと、また、表明した以上、それをきちっと実行していただかないといけないと思うんですよね。そういう意味で、財政課の方が覚悟しておられるのはよく分かるんですけれども、やっぱり執行部としてどう受け止めておられるのか、その点、今この段階できっちりと表明しておいていただきたいんです。 451 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。 452 ◯市長(大久保 貴君)   今、財政課長がお話しさせていただいた、実務としてはそういうフレームになっていますが、リーマンショックのときとの違いというのは、国がどんどん国債を発行して、日銀が引き受けて、金利もマイナスという状況になっております。今回の政府における第2次補正も含めましても、実にGDPの何十%の予算を立ててきております。したがって、まず第一義的には、国の来年度の財政方針というものがどのような形で出てくるのかということを注視しなければならないと思います。税源が減りましても、それを補うだけの財政支出というのを政府においても考えておられるということを今の段階では思うわけですが、そこも含めまして、通常ですと7月の早い段階で来年度の予算編成方針というのを出すわけでございますけれども、それに向けまして、鋭意情報収集をし、取組を行っていきたい。要するに、選択と集中をより進めなきゃならないと。縮小ということは、一つの税源が減るから縮小だということになるのかも分かりませんが、そこを補って経済を動かしていかなければならないという側面がありますので、その辺りをしっかりと情報収集して編成方針を立てていきたいと思っております。 453 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 454 ◯委員(獅山向洋君)   一体何の情報を収集するんですか。現にこれだけ経済が落ち込んで、失業者もどんどん増えているわけですよ。しかも、本当はもっと緊急事態宣言を長引かせたいのに、経済がもっていけないというので緩めてきているわけなんですよね。そういう認識の下に、地方自治体の長として、これは国が助けてくれるかもしれないけれども、国だって危ないんだと、だから我々がしっかりしなければいけないということを、まるで評論家みたいなことを言っていないで、しっかりとここでやりますということをやっぱり言ってもらわないと、今みたいなお話では駄目ですよ。リーマンショックのときにどれだけ彦根市の財政が落ち込んだか、また、財政規模も減っているか、これはグラフを見ればすぐ分かるわけですよ。ですから、それ以上に下がる可能性があるというのだから……、どうも今みたいなお話では、情報収集って、何の情報を収集するんですか。そんなもの、国がこういうことをやってくれる、ああいうことをやってくれるという、そんな情報を待っていたのではとても間に合いませんよ。いかがですか。もう1回しっかり言っておいてくださいよ。 455 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長。
    456 ◯市長(大久保 貴君)   結論を申し上げますと、できる限りのことはさせていただくというつもりでございます。要するに、我々は、このコロナ禍において、今、これはまさに進行中ですので、第2次補正予算が成立して、これが実際に市場に回っていく上で、どのような効果が出てくるのかというところをしっかり見極めていかないといけないと思います。したがって、今、雇用調整助成金の効果がじわじわと上がってきているとも思いますので、来年度の大卒の内定率も98%ということで割と高止まりしているというところや、いろんなところの指標も見ながら対応していかなければならないと思います。ただ、今までのように何もかもということはなかなかできない。だから、やはり選択と集中をし、市民生活がしっかりと支えられるように事業を行っていくということが大事だと思っております。したがって、7月に予算編成方針を出すに当たって、その辺のことをしっかり織り込んで通知をしていきたいと思っております。 457 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 458 ◯委員(獅山向洋君)   今頃選択と集中とか、そんなありきたりなことをおっしゃっているようでは駄目ですよ。私は、そういう意味では、財政課の皆さんがもっとしっかりしてもらわないと困ると思うんですよ。何だか今みたいな市長の考え方でまた来年度予算なんかを考えてもらったら、本当にとんでもないことになると私は思いますよ。こんなものは幾ら言っても仕方がありませんので、少なくとも私がこういうことを言っていたということだけはやっぱり残しておきたいので申し上げたわけです。  さて、次にいきます。  テレワークに関する市全体の取組についての質問ですが、これについては、林委員を初め、いろいろとご質問がありましたので、あえて聞きません。私自身は、テレワークというものについては、在宅勤務のことについて、テレビでは企業関係で何回も何回もこれが映っていましたので、ついつい地方自治体でもと思って質問したわけですが、結局、県外から通っておられる職員2名、16日間ということで分かりました。  ただ、一つだけ聞いておきたいんですが、このお二人の方々の職種といいますか、どういう仕事をテレワークでやっておられたのか、それだけちょっと教えていただきたいんです。 459 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 460 ◯人事課長(池田征史君)   今ほどお尋ねいただきましたお二人の方の職種ですけれども、お二人とも専門職、お一方は文化財課の職員でございます。もう一方は彦根城博物館の職員でございまして、それぞれの方が担当しておられるのは、例えば、文化財課の方につきましては企画書の作成でございますとか、博物館の方につきましては、これもいわゆるテーマ展等の開催準備に係るような作業、原稿の作成などをしていらっしゃったと聞いております。 461 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 462 ◯委員(獅山向洋君)   それで、県外というのは総務省のお話らしいですが、これは、今後、県内であってもそういう在宅勤務を広げていくということについては、やっぱり全国的な問題だから、結局、自治体としてはそこまでは今のところ考えていないということになるんでしょうかね。 463 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 464 ◯人事課長(池田征史君)   今回の在宅勤務につきましては、もともと準備していた環境ではございませんで、急ごしらえの環境で行ったこともございまして、利用人数も30人から50人程度、上限がそれぐらいにしかできないということでございましたので、当初の対象を非常事態宣言が発令された区域とさせていただきました。ただ、今、委員が少しお話しいただきましたけれども、コロナ対策という点ではこういったことになろうかと思うんですけれども、働き方の見直しという点では、今後、県内外を問わず、職員が一定の条件の下で、例えば子育て中の職員でございますとか、いわゆる親の介護を抱えている職員とかが在宅で勤務できる環境というのを整えていかなければならないと思っております。 465 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 466 ◯委員(獅山向洋君)   今の問題、お話はよく分かりました。  次はちょっと話が変わるんですけど、彦根市か彦根市長と、消防団員、これは元消防団員というべきか、ちょっとその辺がよく分からないですが、訴訟があったはずなんです。これはどういう経過をたどっているのか、あるいは結果が出ているのか、その点について教えていただきたいんですが。 467 ◯委員長(杉原祥浩君)   消防総務課長。 468 ◯消防総務課長(疋田元伯君)   今おっしゃっていただきました訴訟の経緯でございますけれども、彦根市消防団の幹部等の役員の任期が4年でございまして、一昨年度の平成30年度がその改選の年度でございました。このことに伴いまして、平成29年度の末に、役員改選の作業において、次期団長等の選考過程やその後の結果およびその後の処遇等に不服があるとして、40年以上の長きにわたり彦根市消防団に在籍され、副団長等の要職を務めてこられた方を中心とする3名の方が原告となり、彦根市を相手取り、平成30年9月29日付で訴状が提出をされました。本件訴状における具体的な請求の趣旨は、原告らが彦根市消防団の地位にあることの確認、団長推薦決議および推薦行為が不存在であることの確認、損害賠償、慰謝料30万円プラス利息の請求、そして、訴訟費用の被告負担となっております。  平成30年11月29日、大津地方裁判所において第1回口頭弁論期日が設けられ、その後、8回にわたる弁論準備手続期日において、双方、反論準備書面の陳述等を行ってまいりました。また、令和元年11月1日の第8回の期日をもって弁論準備が終結されまして、令和2年1月23日に証人尋問が行われました。原告側は、原告本人お二人と元消防団長のお一人、市側は、消防団長と役員改選当時の消防総務課長が尋問に答えております。  これをもって第1審の手続は終了となりまして、4月23日に判決が言い渡される予定になっておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴いまして、判決期日が6月5日に延期になりました。6月5日に判決が言い渡されまして、原告の請求はいずれも却下、棄却、これは、原告らが消防団の地位にあることの確認については棄却、団長推薦決議および推薦行為が不存在であることについては却下、損害賠償につきましては棄却、そして、訴訟の費用については原告の負担とするという判決が言い渡されました。  以上でございます。 469 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 470 ◯委員(獅山向洋君)   よく分かりました。それで、これはつい最近の話なんですが、控訴したかどうか、そこまでは分かりませんか。 471 ◯委員長(杉原祥浩君)   消防総務課長。 472 ◯消防総務課長(疋田元伯君)   その後の状況は聞いておりません。  それから、先ほど説明の中で訴状が届いたのが9月29日と申しましたが、9月26日の間違いでございますので、訂正をさせていただきます。 473 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 474 ◯委員(獅山向洋君)   分かりました。  それでは、これは最後の質問ですが、新型コロナ感染症対策は長期にわたると言われております。私、いろいろと市の執行部の説明を聞いているんですが、何か決裁関係が一体どんなふうに行われているのかよく分からないんですね。簡単に言うと、対策本部とかいろんな話が出てくるんですけど、最終的に一体どこがどういうふうにやっているのかがよく分からないもので、もう少し明確にするために、市長が好きなんですけれども、コロナ問題の司令塔ともなるべき課とか室とか、そんなものを設置する考えはないんでしょうか。 475 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 476 ◯人事課長(池田征史君)   今ほどの新設の課、室に関するご質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対策に関する所属としましては、4月27日付にて事務分掌規則を改正しまして、市長直轄組織内に市民生活・経済再生支援室を設置したところでございます。市民生活・経済再生支援室の事務分掌といたしましては、特別定額給付金の支給に関すること、市民生活の支援に関する相談窓口の設置に関すること、市民生活支援、市内企業等の経営支援に関することとなっておりまして、新型コロナウイルス感染症対策に係る全体的な企画や調整は、引き続きこの市民生活・経済再生支援室が担当することになります。  一方、新型コロナウイルス感染症について、市民の方でございますとか関係団体への啓発や、感染者の発生、感染拡大の防止といった側面では、現在、彦根市新型コロナウイルス感染症対策本部を所管する市長直轄組織危機管理課が引き続き担当することを考えております。  ですので、現時点で、ご指摘のようなさらに新しい課、室を設置する予定はないというところでございます。 477 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 478 ◯委員(獅山向洋君)   確かに新しい部署をおつくりになったことは知っているんですけど、何だかどちらかというと、コロナ感染症対策の中の経済面、経営面ばかりで、コロナ感染対策そのものについては、一体どこがやっておられるのかがよく分からないんですよ。その点で、もう1回念のために聞いておきますが、それはどこがやっているんですか。 479 ◯委員長(杉原祥浩君)   人事課長。 480 ◯人事課長(池田征史君)   今ほどおっしゃっていただいたのが、コロナウイルスに対する感染予防対策でございますとか、それに伴う市民等への啓発ということでございますと、危機管理課が担当しているところでございます。 481 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 482 ◯委員(獅山向洋君)   実は、これは市民の立場からいいますと、現在、市立病院が何をやっているのかとか、あるいは、例えば感染症対策でビラが入りましたけど、そのビラの内容を見ましたら、結局、新しく変わっているのに、古い内容をそのまま載せたりしているわけなんですよ。市民からも私は言われたんですよ。「これは前のままじゃないか。4日間熱がどうのこうのとか、これはもう変わっているんじゃないのか」ということも言われたわけですよ。そういう観点からいうと、何かどこがきっちりと責任を持って広報とかそういうものをやっているのかが分からないからね。そうすると、ああいう内容は危機管理課であると答えてよろしいわけですね。 483 ◯委員長(杉原祥浩君)   危機管理課長。 484 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに、新型インフルエンザの特措法に基づく担当課というのは危機管理課でございますので、その対策本部については危機管理課が事務局を持つということでやっております。その新型インフルエンザの対策についてはいろいろな観点があって、例えば、情報提供のことがあったりとか、実際の感染症対策のことがあったりということがありますので、今の場合ですと支援という部分もあるかもしれませんが、そういったものについては、それぞれ、例えば健康推進課なり、あるいは市民生活・経済再生支援室なり、そして、経済面ですと地域経済振興課であったりとか、その部分はそれぞれの担当になるということで、今の件がどの案件か分かりませんが、全部が全部、危機管理課がチェックするというわけではないという状況にはなっております。 485 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 486 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   今、危機管理課長がお答えさせていただいた部分については、危機管理課が所掌する事務という観点でお話はさせていただきましたけれども、実際、感染予防というスタンスの中では、危機管理課が総合的に取りまとめをさせていただいておりますし、対策本部の招集等につきましても私どもの方で執り行っております。 487 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 488 ◯委員(獅山向洋君)   私は、もっとこれについては議論を深めたいところなんですが、とにかく、この新型コロナの感染症については、第2波、第3波が来るという、まるで来るのを前提にしているような風潮なんですよ。ですから、そういう第1波から第2波、あるいは第2波から第3波の間に、そういう問題を市役所内部でもしっかり深めてほしいんですよ。あんなビラが入りますと、やっぱりちゃんと勉強している人は、「こんなもん、もうとっくに変わっているやないか」と言う人がいたんですよ。皆さん、あれをどう思いますか。何か4日間発熱とかいうものがそのままビラに入っていたんですよ。ところが、それは既にもう政府の方で変えていたわけですよ。そういう問題を一遍よく検討してほしいんですよ。日にちを追ってきちっと見ていただいたら分かると思うんですよ。その辺について、やっぱり第2波が来るなら来るで、来るまでの間に、きっちりとどこにそういう責任の所在があるのか明確にできるように検討を十分してほしいと思うんです。いかがでしょうか。 489 ◯委員長(杉原祥浩君)   市長直轄組織危機管理監。 490 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)   今、獅山委員がおっしゃっておりますそのビラがどのことを指すのかが、ちょっと私は把握できていないんですが、危機管理課といたしましては、国なり県から来る通知等にも絶えず注視しておりますし、当然、対応等が変わった場合、例えば医療的な部分ですと、福祉部局の方から情報を入れさせていただいたりしながら、ある程度、その時点に合った周知、広報はさせていただいているつもりでございます。ただ、ちょっとその辺に抜けがあるというご指摘でございますので、今後、さらに気をつけてまいりたいと思います。 491 ◯委員長(杉原祥浩君)   最後に、消防総務課の方から訂正があるということで、お願いします。  消防総務課長。 492 ◯消防総務課長(疋田元伯君)   申し訳ございません。先ほどの答弁で、口頭弁論期日の回数を言いました。第1回口頭弁論期日が設けられ、その後、弁論準備手続期日が9回と言いましたが、8回の誤りでございます。  おわびして訂正させていただきます。 493 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員、よろしいですか。  それでは、所管事項に対する一般質問はこれにて全て終了しました。  暫時休憩をいたします。                                 午後2時20分休憩                                 午後2時31分再開 494 ◯委員長(杉原祥浩君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  本庁舎耐震化整備事業の件を議題といたします。  ご質問のある方は挙手をお願いいたします。  谷口委員。 495 ◯委員(谷口典隆君)   お疲れさまでございます。  2点ほど最初にお聞かせいただきたいんですが、2月定例会でも委員からもご質問がございましたけれども、コロナの影響はそうないということでございましたが、現在までの工事の進捗についてお聞かせいただきたいのと、今、工事の監理は内部の職員の方でやられているのかどうかということについてお聞かせいただきたいと思います。 496 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 497 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   1点目の今の工事の進捗でございますが、2月から本格的に工事を始めまして、基礎工事が連休前に終わりまして、連休明けから増築棟についての建て方の方を始めております。現在、鉄骨の建て方が4分の3程度終わっております。あと、既存棟の方につきましては、内部の5階の取壊しとかに入らせていただいておりますのと、東西のアウトフレーム、張り出していたところの基礎と1階の鉄骨を上げた状態で、増築棟の方の鉄骨については、6月中には全体が建ち上がる予定をしております。7月から8月にかけてアウトフレームを完成させるという予定でございます。その後、順次、外装、内装の方を始めていきまして、電気機械の設備につきましても、建築工事の進捗状況に合わせて、順次、配線器具とか機器を取り壊しして、取付け等をやっている状態で、本会議のときにもお答えしましたけれども、進捗率としましては、3月19日完成ということで計画どおり現在のところ進んでいる状況でございます。  もう一つ、監理についての件でございますけれども、現在は担当部局の職員の方でやらせていただいているところでございます。  以上でございます。 498 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 499 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。工事監理については内部でということでございましたけれども、これまでずっと当初から関わっておられた、例えば水原建築設計事務所さんとかの知見というのは全く生かされていないのか、そこら辺もいろいろと経緯があったと思います。契約を解除したという経緯もあると思うんですけれども、今の職員が技術を大変お持ちかも分かりませんが、これまでの知見、民間の力というのが生かされてもよいのかなと思うんです。その辺が何かお分かりであればお聞かせいただきたいのと、もう1点、常々ずっと地元の業者の育成なり発注なりというお話もしておりましたけれども、それには答えていただいている部分もありましたが、入札に参加ということではなくて、資材調達等々含めて、今の業者が契約を取られて以降、その辺も含めてお話はできていたのか、また、地元で資材調達等々ができているのかどうかということについてお聞かせいただきたいと思います。 500 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 501 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   それでは、私の方から、1問目の、前回、監理委託、設計等をお願いしていた業者さんの方で監理をしていただいているのではなくて、職員がやっているというところでございますけれども、職員の方も十分熟知を担当職員の方がしているところでございますので、できるものについては内部でやろうと。ただ、今後、構造計算等、そういったところの確認等という仕事も出てくるかと思います。部分的には外部に委託をせざるを得ないかなというところもあると、現在、担当部署の方から聞いている状況でございます。 502 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 503 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   2点目の資材調達を含めまして地元業者様のご採用についてですが、現在、市内業者の下請業者といたしましての選定状況につきましては、3者、下請届を受理している状況でございます。今後、外装、内装の仕上工事に入っていくわけでございますが、これからますます業者の数が増えていくような状況にございます。本市といたしましても、引き続き、地元業者の採用につきまして、積極的に採用いただくように工事請負業者に対しまして働きかけをしてまいりたいと考えております。 504 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 505 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。今の地元業者に関しましては、結果的に下請届が3者出ているという状況なのか、今もご答弁いただきましたけれども、こちらからも常々そうした形での要請というのはしていただいている結果ということで受け止めさせていただいてよろしいんですかね。 506 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 507 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   やはり下請業者につきましても、地元業者の育成という観点におきまして、極力採用いただけるように市としましても積極的に要望してまいりたいと考えております。 508 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 509 ◯委員(谷口典隆君)   もう1点だけ、すいません。これから建築建て方とかが本格的になってくる中で、要するに費用面で、今、コロナも含めていろんな経済状況も変わってくると。調達できるかできないかというのは先行きのことで分かりませんけれども、中国の経済が止まってしまっているということで、大きく世界全体の経済予測というのも変わってきているという情報等々もある中で、現段階において、何かやはり不測の事態に備えて建築資材等々が高騰しているとか、少し見通しが厳しくなるというお話は、業者からそういったお声というのは今のところございませんか。予定どおりしっかりできるということでよろしいですか。 510 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 511 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   今回の新型コロナウイルスの影響に伴います資材、機器等の納入についてですが、一時は機器の納入に2、3カ月要するとか、そういう状況も聞き及んでおりました。最近の状況でございますが、技術者の確保におきましても、資材、機器等の調達に係る遅延なども含めまして大きな影響はないとはお伺いしております。したがいまして、現時点、予定どおりの進捗率でもって工事は進捗を図っている状況でございますが、引き続き、今後の状況につきましては注視しながら工事の進捗を図ってまいりたいと考えております。 512 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  林委員。 513 ◯委員(林 利幸君)   まず、1点目ですけれども、本当にコロナ、コロナという状況であるんですが、この庁舎耐震化増築工事において、コロナ対策というのは、市の方から何か指示をされたりということはあるんでしょうか。 514 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 515 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   工事の進捗に当たりましては、毎週、工程会議を開きまして、請負業者をはじめ、下請業者、機械設備工事、電気設備の業者様と打合せをしている中で、当然、コロナ対策は、現場で作業していただく中で、マスクの着用でありますとか、打合せにしましても十分な換気を施した環境の中で行うとか、基本的な対策を実施しながら工事を進めていただくようにお願いしているところでございます。 516 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 517 ◯委員(林 利幸君)   十分な対応、対策を取っていただいて、そのことで工事が遅れるということがないようにしていただきたいと思います。  先ほど谷口委員の方がご質問された中で、市内業者さん等に積極的に入っていただくようにということでお話があったと思うんですけれども、下請届は、もう今3件でしたっけ、受理していただいているということです。既に施工体系図なんかは出されているのではないかなと思うんですけど、その中に、今後増えてくる工種で、まだ下請届が受理されていない業者さんも入っているのかなと思うんですが、そんな中で、県外とか県内とか市内とか、業者さんの状況というのはどういう状況ですか。 518 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 519 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   下請業者様につきましては、元請の請負業者様において選定されまして、逐次下請届の提出がございます。市内業者様につきましては先ほどご答弁させていただいたとおりでございますが、そのほかにも各種専門業種の工種もございます。そういった工種につきましては、県外の業者様もおられますし、また、市外ではございますが、県内の業者様もございます。これから仕上工事に入るに当たりまして、随時下請届が提出されてくると思います。  以上でございます。 520 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。 521 ◯委員(林 利幸君)   もし教えていただけるのであれば、その下請届が受理されている今の三つの業者さん、どういった工種で、名前まで教えていただければと思うんですけど。 522 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 523 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   市内業者様の選定状況でございますが、1者は型枠工事の業者様でございます。もう1者は機械設備工事の業者様、最後に、もう1者は昇降機設備工事の業者様でございます。 524 ◯委員長(杉原祥浩君)   業者名は、言うのはやっぱり難しいですか。  公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 525 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   施工体系につきましては、現場におきましても皆様に目が届くような形で掲示をさせていただくことになりますので、今ほどお話がございました業者名につきましてご報告申し上げます。型枠工事につきましては森原工務店様、また、機械設備工事につきましては一圓テクノス様、昇降機設備工事におきましては鳥居本にございますフジテック様、以上3者でございます。 526 ◯委員長(杉原祥浩君)   林委員。
    527 ◯委員(林 利幸君)   ありがとうございます。今後も、谷口委員もおっしゃっていましたように、市内業者さんが積極的に参加していただけるような環境を整えていっていただきたいということと、当然、元請の岐建さんの方が下請さんを決められるということで、業者さんのお付き合いというか、業種ごとの専門的な技能を持っておられる業者さんというのも、やはり会社ごとに抱えておられる下請さんもおられると思うので、なかなか全部が彦根市内の業者さんというのは難しいのかもしれないんですけれども、彦根市としましても、やはり働きかけを今後もしていっていただきたいなと思います。何よりも、先ほども申しましたように、コロナの状況も見据えて、ひょっとしたら工事が今後遅れるかもしれないということもありますし、また、一番大事なのは、やはり安全第一ということだと思いますので、引き続き監理の方も徹底してよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 528 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 529 ◯委員(獅山向洋君)   谷口委員が質問された監理のことなんですが、何か彦根市の職員がやっているということをおっしゃっているんですけれども、そうしますと、この監理は彦根市ということになるわけですか。 530 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 531 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   監理は彦根市ということで、ほかの工事でもそういう場合はございますので、今回は彦根市という形でやらせていただいております。 532 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 533 ◯委員(獅山向洋君)   職員という表現がよく分からないので、彦根市のどこがやっているということを明確に言っていただけませんか。 534 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 535 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   工事を委託しております都市建設部の方で監理をしていただいております。 536 ◯委員長(杉原祥浩君)   獅山委員。 537 ◯委員(獅山向洋君)   よく分からないのでお尋ねするんですが、そうすると、工事の監理は彦根市都市建設部ということでよろしいわけですか。普通は、よくきちっと民間業者の名前が書いてあるものですから、どんなふうに表現しておられるのかがよく分からないもので。まあ、また見ておきますけれども、どういうふうに言っているんですか。 538 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 539 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   現地の方では、彦根市の都市建設部、そういったような記載がしてあったと私の方は今思っております。 540 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  北川委員。 541 ◯委員(北川元気君)   今ほど工事の進捗についてお答えをいただいたんですが、工事を進める中で様々問題が起こっているということはありませんか。 542 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 543 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   現在、彦根市におきまして工事監理を行っているところでございますが、監理をするに当たりまして、毎週の工程会議におきまして、請負業者の方と施工方法等の協議を行いまして、現場の品質確保と円滑な工事の進捗に努めているところでございまして、委員おっしゃっております特段大きな問題が生じているという状況にはございません。 544 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 545 ◯委員(北川元気君)   大きな問題は起こっていないということなんですが、聞いた話なんですけど、異常にごみがたくさん出ている問題が起きているという話を聞いたんですが、そういうことはありませんか。 546 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 547 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   今、委員がおっしゃっておりますごみの発生についてですが、現場におきましては、各階、部分的に解体工事等も順次進めながら、耐震補強工事と増築棟の鉄骨の建て方工事を実施しておりますけれども、現場から発生するごみといいますか、産業廃棄物につきましては、適正に処理をしているところですので、そういった問題は現在のところ聞き及んではおりません。 548 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 549 ◯委員(北川元気君)   ちょっとどこのことを言っているのか分からないんですけど、掘れば掘るほどすごくごみが出てきたということで、非常に苦労したということを聞きましたので、またそういうことがあったら、こういった進捗の報告のときにおっしゃっていただきたいなと思ったんです。  次に、インターネット中継が初日に止まった原因が、本庁舎の耐震工事の関係が原因だと聞いているんですけど、その点は……。 550 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員、それは、この間、局長からも話がありましたけど、違ったんです。何かWi-Fiの接続の不具合でということで、工事に関することではなかったと聞き及んでおりますので、それでご納得をいただけませんか。 551 ◯委員(北川元気君)   僕がちょっと聞いた話なんですけど、本庁舎の管理の関係で、インターネット配信の機材をあるところに移したと、それで、扉を閉めたらインターネットが接続できなくなったという話を聞いたんです。そうではないんですか。 552 ◯委員長(杉原祥浩君)   答えられますか。大丈夫ですか。  公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 553 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   先日のWi-Fiの不具合についてですが、確かにジェイ・フィットの機器の場所を工事の関係で移設したという事実はございます。ただ、本会議の初日に不具合が生じました現象につきましては、工事の影響ということではなく、機器の不具合、Wi-Fiの電波の状況の不具合が原因であるということでございます。 554 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 555 ◯委員(北川元気君)   機器を移動する前に、これは移動していいのかどうかの確認も再三した上で移動をして、鉄板か何か、扉を閉めたらインターネットが接続できなくなったと。逆に、その扉を開けたらインターネットは接続できるけれども、ほこりがかぶってしまうからこれはできないということで、何か手当をしたと。再三これは移動してもいいのかということを確認したけれども、そういうことが起こったと。そのことについて、担当の職員が施工業者さんの方に、後日なのかな、その後に行って、「話と違うやないか」という話で、どういう話だったのか、僕はそこにいないので分からないですけど、そういう話を聞いたんですが、違いますか。 556 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 557 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   委員おっしゃいますように、機器の場所を移設いたしまして、鋼製の扉のあるスペースに移設しております。その鋼製の扉の開閉に限らず、当然、試験的に、閉めた状態で不具合が生じないかという試験は何回も事前に実施しておりまして、その段階におきましても不具合は生じておりませんでした。にもかかわらず、当日、短時間配信が止まったという状況になったわけですが、扉を閉めることでこういった不具合が生じたということではなく、機器のWi-Fiの電波の配信状況の不具合によって一時的にそのような状況が起きたと理解しております。 558 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 559 ◯委員(北川元気君)   では、その後、そのトラブルについて謝りに行ったということはないということなんですね。 560 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 561 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   その後、謝りに行ったという状況もなく、ただ、電波のことですので、いつ何どきそういった現象が起きるかということが懸念されますので、3階のサーバー室から有線でその日のうちに即つないで、今後、電波による支障が生じないような対策は施したというところでございます。 562 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 563 ◯委員(北川元気君)   では、私は聞いた話が間違いだったということで理解をしておきます。  次に、水原設計さんが作成された設計なのか、よく分からないんですけど、要するに、工事を進める中で使用されている図面が、1種類ではなくて、何か違うのが幾つかあるということを聞いたんですけど、そういうことはないですか。 564 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 565 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   委員おっしゃいますように、設計図書が何種類もあるという事実はないと考えております。 566 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 567 ◯委員(北川元気君)   複数存在して、現場の工事の担当の方は困っておられるという話を聞いたんですけど、それも間違いだということですね。  続いて、その図面の精度というか、図面の内容がかなりひどい内容になっていると。耐震補強する壁の近くに、例えばLANケーブルみたいなのが大量に走っているとか、この図面でどう考えてもいけるわけないだろうという内容になっていたりとか、例えば、照明の照度が、これだけというもともとの決まりがあるのにそうなっていなかったりとかといったトラブルが起きているということはありませんか。 568 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 569 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   委員おっしゃいます情報LANケーブルの配線につきましては、既存庁舎の既存のLANケーブルがございまして、その配線が、耐震補強工事を新たにする中で、若干の迂回を必要とする状況下にあるということは事実でございます。こうした内容につきましても、工程会議の中で、請負業者様と十分な協議、打合せをし、その対処方法等を協議する中で、工事の進捗に支障がないように進めているところでございます。  また、2点目の照明設備の照度につきましては、計画が照度不足であるといった内容は、現在のところ聞き及んでいる事実はございません。 570 ◯委員長(杉原祥浩君)   北川委員。 571 ◯委員(北川元気君)   確認できないので事実かどうか分かりませんけれども、もともとの設計であったりとかの内容が、ちょっと工事の現場の方からすると考えられないひどいものだというお話を私個人的に伺いました。今後、こういった進捗を報告していただく際には、大きい問題だけを報告されるのではなくて、できたら中身のある細かい問題についてもしっかりと報告していただきたいと思います。  以上で終わります。 572 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  森田委員。 573 ◯委員(森田 充君)   ちょっと1点だけ確認をさせてください。  今、庁舎の工事の方で囲いの壁があると思うんですけれども、完成が来年の3月ということで、あれは結構早いタイミングで取り外されるんですかね。最後ぐらいまであるんですかね。イメージ的にちょっと教えてほしいと思います。 574 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 575 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   現場敷地外周の仮囲いでございますが、工期の終盤に当たりまして、本格的に外構工事に入っていくわけでございますが、周辺の歩行者や車両等の安全のためにも仮囲いは必要なものでございます。しかし、終盤の外構工事に入る際には、仮囲いの方も撤去しながら施工するということにはなりますので、十分安全対策を考慮しながら、工期の終盤に仮囲いを撤去するという形になろうかと考えております。 576 ◯委員長(杉原祥浩君)   森田委員。 577 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。工期の終盤ということは、年が明けてからというイメージですかね。  それと、今、あそこに、国宝・彦根城の絵ですかね、展示していただいていると思うんですけど、今後、あそこの作品が何か変わっていくとか、そういうご予定とかはあるんですかね。 578 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 579 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   現在、シティプロモーション推進課の方で、彦根城であったり、駅の方向であったりとか、いろいろな種々の広告兼イラストのようなものをつけていただいております。現時点では、それが取り替わるということは聞いておりませんけれども、できる限り有効には使いたいので、また庁内の方からも使われる部署がありましたら、積極的に使っていただくような形でやっていきたいと思っております。 580 ◯委員長(杉原祥浩君)   森田委員。 581 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。  今、ちょっと聞かせてもらったのは、その作品をまた見に行きたいというご家族の方がおられるんですけれども、このコロナの関係で、少し県をまたいでということになるので、作品がずっと続くのかどうなのかなという話をされていました。掲載期日等もあるかと思うので、その辺、もしも絵のデザインが変わるようなことがあれば、また分かれば少し教えていただければなと思います。ありがとうございます。 582 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  谷口委員。 583 ◯委員(谷口典隆君)   もう1点だけ、すいません。工事が始まって、臨時会でしたっけ、結構大きな音がしていたりしていまして、結果的に、この中央町で、本会議も委員会も全てここにということになりました。当初は、もう定例会中は臨時会も含めて本会議は向こうでやるというお話でございましたが、それが、いろいろと言いますか、工期の遅れもあって、結果的にここへ移ってきてという話になっています。私は、いつの間にかと言うと失礼かも分からないですが、議会にも説明はされたんでしょうし、その経緯はあるようにはお聞きしていますので、いつの間にかという感が拭えないのは私個人的なものなのかも分かりませんけれども、その後、正式に最終的な図面というのを我々は見ていないというか、工事期間中の議会の開催場所の移動については、この年内はということで了解はしたんでしょうし、それはしようがないとしても、新しくなる新庁舎に関しては、何ら我々が当初聞いていたのと変更とかいったものはないという認識でいいんですかね。 584 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 585 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   こちらの方に移動をお願いしましたのは、工事がその当時遅れていたということではなくて、コロナが蔓延しまして緊急事態宣言とかが出ておりましたので、今後、遅れる可能性が十分あるということもありましてお願いをさせていただきました。それに伴います庁舎建物自体の変更というのはないということで認識しております。  以上でございます。 586 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 587 ◯委員(谷口典隆君)   これは、コロナの影響でここへ移っただけであって、工事の工期とは全く関係ないんですか。そうすると、また収束すれば、いずれ本会議定例会中は工事を止めていただけるという認識でいいんですか。 588 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 589 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   コロナで今後遅れるということも十分考えられる状況でございましたのでお願いしたわけでございます。それによりまして、工期の方も順調に進めることができ、工期も守ることもできますので、ぜひお願いしたいということでございました。ただ、議会の方は、工程としては少し5階の取壊しを早くしている関係もありまして、今戻るということがちょっと物理的にできない状況でございます。そういったことでございますので、年内、こちらの方で本会議もお願いしたいということでございます。よろしくお願いいたします。 590 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 591 ◯委員(谷口典隆君)   このコロナの前に中央町に移るという話があったわけではないですか。それであるならば、工程は遅れがないということであるならば、コロナの影響がなければ、もう少し予定よりも早まって工事が完了するのではないんですか。議会本来で、今の室長のご答弁によると、コロナ禍がなければ中央町でもやっていなくて、定例会をきっちり止めて工事を進めていたということを前提にしているのであれば、今、コロナで一時的にここへ緊急避難した、その分、工事は定例会中も止めずに進められるということであるので、現在、コロナ禍による影響の遅れはないということであるならば、先ほど主幹が申し上げられたような予定の工期よりも早まるということになるのではないんですか。 592 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 593 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   現在のところ、こういった状況で、コロナの影響も受けずに進んでおります。今後につきましては、当然、一刻でも早く建築の方が完成するような形で努力をしていただいているところでございまして、どういった状況になるかというところもございますので、あくまで工期内の完成ということで考えております。  あと、それと、議会の什器、映像システム、そういったものを戻す時期というのが2月の定例会からということで決まっておりますので、戻れるというのは、新しい議会の机とか什器、映像システム、それが完成してからということになるかと思います。庁舎の建物自体の進捗は、今、少しでも早く終わるように、必ず間に合わせたいということで努力はしておりますけれども、そちらに戻れるのは2月の定例会になってくるかなと認識しております。そういった状況でございます。 594 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 595 ◯委員(谷口典隆君)   当初は、各会派の部屋なり、私物も含めて、細かい話ですけど、一人の議員について段ボール箱2箱までは部屋に置いておけばいいと、5階が工事に入る際には、その荷物等々は業者さんなりの方で移動していただけるので一切問題ないですよというお約束でしたよね。それが、先日、5月臨時会終了後に、直ちに全てどけてほしいと変遷しました。それで、どこかで議会としては了としているんだと思うんですけれども、当初のお話からそうやって徐々に変わってきていますよね。そういったことは十分ご認識いただいているんですかね。 596 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 597 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   当初の予定では、増築棟ができまして、そちらの方に入っていただきつつ、議場の方にも戻っていただくということもありましたし、荷物の方の件も承知をいたしているところでございます。それが私どもの方の工事の都合で変わりましたことにつきましては、大変申し訳ございませんでした。今、何も状況を知らずにお願いしたということではなく、ご迷惑をかけているということは承知しております。大変申し訳ございませんでした。 598 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 599 ◯委員(谷口典隆君)   では、あくまでこの中央町に移ってというのは、コロナによる工事の遅れがあるかも分からないということでの移動だということでよろしかったですね。その後、議場も含めて、備品等々は予定どおりということでよかったんですか。 600 ◯委員長(杉原祥浩君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 601 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   コロナの状況によって、業者さんが一旦工事が止まるかもしれないという状況にもありましたので、そこで一旦下請さん等を離してしまうと、その後、再開したときに、また戻ってきてもらえるかどうか分からないという不安が非常に大きかったので、このまま順調に工事の方を継続していきたいということでお願いをさせていただきました。そのほかの什器等の引っ越しの件につきましては、予定どおり進んでいるということでご理解いただきたいと思います。 602 ◯委員長(杉原祥浩君)   谷口委員。 603 ◯委員(谷口典隆君)   2月定例会も当初から委員会はここでしていたわけですし、悪いとは言いませんけれども、ただ、なし崩し的に、工事が遅れているんだから早くしなければいけないので議会も協力してくれと、捉え方として、こちらにやっぱり十分なご説明というのがあってしかるべきだと思うんです。もっともっとさらにね。当初、何年か前なら、前期の第1期目の工事のときに、重機の音がしただけで、当時の担当部長さんなどはすぐに慌てて工事を止めに行ったりもされていました。なのに、この前の臨時会でしたっけ、大きな音がしていても一向に誰も席を立とうとしないというか、そういった指示もないというところに、ちょっと感覚が鈍くなっていらっしゃるのではないかなと思います。これは市民の責任でもなくて、ましてや我々議会の責任でもなくて、工事が遅れた根本的な原因というのはやっぱり執行部なりにおありだと思いますので、その辺を十分にご認識いただいているのであれば、もっと十分丁寧な説明も必要でしょうし、けちをつけるわけではないですけれども、やはりその辺は、十分な審議ができるような時間的余裕も確保していただく必要もあるし、環境を確保していただくというのを大前提にして工事を進めます、議会開会中には市民の傍聴も含めて審議に迷惑はかけないということで工事がスタートした、これが大前提にあるということをやっぱり忘れないでいただきたいと思います。工事が遅れているんだからしようがないだろうと、期日までに何とかしなければいけないという話は、それはなかなかやっぱり理解をしてくれと言われても、一定は理解し、協力はしますけれども、当初の約束が全くほごにされているという問題とはまた別だと思うんです。その辺を、なし崩し的に何でもありだというお考えは、やっぱりちょっと改めていただく必要があるのではないかなと思いますし、先ほどの市内業者、地元の業者の育成ということも含めて、我々は1期目の工事のときの前から話をしているわけです。それが十分かなわないという当時の担当部長のお答えもございましたけれども、できる限り反映できるようにしたいというお答えもあったわけでございます。その辺が、この2期工事に変わって、どこまで生かされているのかというところも心配なところはあります。たまたま業者さんが1期目と2期目で一緒になっている。でも、途中で契約解除ということもあったわけですし、建築設計の監理の業者さんは代わっていらっしゃいます。そうなってくると、やっぱり我々議会というか、私としては、1期目の当初にお話をして約束したでしょうという話がほごにされてはないかということは懸念をするわけでございます。完成したからいいでしょう、いや、これは聞いていた話と違うのではないかということは、やっぱりそごが生じないように、皆さん方もやっぱりその辺は十分ご配慮いただきたいと思いますし、説明が足りないと思われる点があるのであれば、ここは変更になっているように思うとか、変更になっていませんよという確認は、やっぱり議会サイドにも十分していただく必要があると思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 604 ◯委員長(杉原祥浩君)   ほかにありませんか。  それでは、これにて本庁舎耐震化整備事業の件を終了いたします。  これにて本委員会の審査を終了します。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 605 ◯委員長(杉原祥浩君)   異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で企画総務消防常任委員会を閉じます。お疲れさまでした。
                                    午後3時17分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...