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  1. 彦根市議会 2020-06-01
    令和2年6月定例会(第11号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前8時59分開議 ◯議長(安澤 勝君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(安澤 勝君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、23番長崎任男君、および1番辻真理子さんを指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議案第57号から議案第66号ま で(質疑ならびに一般質問) 3 ◯議長(安澤 勝君) 日程第2、議案第57号から議案第66号までの各議案を一括議題とし、昨日に引き続き、各議案に対する質疑ならびに一般質問を行います。  2番中川睦子さん。中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 4 ◯2番(中川睦子さん) おはようございます。日本共産党の中川睦子です。今年度の学校現場での子どもたちのことと、それから、中小業者の皆さんへの支援という形での二つの項目で質問させてもらいます。  まず初めに、今年度の学校現場での子どもたちをどう育むか。  3月の突然の休校から、この間、混乱する教育現場で、そして家庭でも、子どもたちを支えている全ての皆さんに敬意を表したいと思います。寄ればすぐに兄弟げんかになる、遅くまで起きていて朝から起きられない、ゲームばかりをしている、学校のありがたさを本当に実感したなど、地域での声が聞かれます。このような中、何よりも子どもたちの命と健康を守ることが求められています。同時に、子どもの豊かな成長・発達と学ぶ権利をどう保障するのかが大きく問われています。  4月15日の国連児童基金(ユニセフ)は、最も弱い立場に置かれた子どもたちの命を守るための行動指針として、「子どもの健康を保つ」、「子どもたちの継続した学びを支援する」、「暴力・搾取・虐待から子どもを守る」などを掲げました。  憲法と子どもの権利条約に基づき、子どもの最善の利益、子どもの権利条約第3条を保障する立場から、コロナウイルス感染症拡大から子どもたちと教育を守るために、今こそ多くの保護者、教職員、そして市民の皆さんが一緒に子どもを守る取組を進めることが必要です。学校での学びや仲間と過ごす時間を奪われた子どもたちは、今後も外出自粛要請などによって、その成長・発達への深刻な影響が危惧されることから、以下、質問します。  中項目1、今月からの学校運営の中で学習等どう進めるのか。  細項目1、休校中の学習の補強はどのように考えているのか。  長期の休業で各学年において取り組まなければならない課題がありますが、休業中の学習時間の確保をどうするのか、市としての方針をお示しください。
    5 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 6 ◯教育長(西嶋良年君) 皆さん、おはようございます。どうぞよろしくお願いします。  臨時休業期間中も、子どもたちは家庭で教科書やワークシートなどを使って学習を進めてきました。各校では、家庭学習の課題を示すとともに、一日の過ごし方を例示するなどして、子どもたちが計画的に学習に向かうことができるよう支援を行ってきたところです。  臨時休業期間中の未指導内容の学習時間の確保については、夏季休業および冬季休業期間の短縮や長期休業中の登校日、土曜日授業の設定、さらに朝の短時間学習など時間割の工夫により、子どもたちの学習を保障できるよう努めてまいりたいと考えております。 7 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 8 ◯2番(中川睦子さん) 再質問になります。  学習の遅れとか各学年によって時間の割り振りというのは違ってくるとは思うんですけれども、3月から4月、5月、年度の節目として子どもたちも親も大切な時期でした。この時期で特に大切にしなければならないということで、時期がずれても土曜日、朝というようにいろいろ考えておられるみたいなんですけれども、この中でも絶対に保障しなければならない内容というのを考えておられると思うんですけれども、それはどういうものになるでしょうか。 9 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 10 ◯教育長(西嶋良年君) 特に年度当初につきましては、学習する上で土台となります集団づくりについてが最も重要な内容ではないかと考えております。  例えば6年生の児童にとりましては、最高学年になって、子どもたちを小学校ですと集団登校で連れていくということから、リーダー性を身につけていく大切な時期になります。また、中学校ですと、特に3年生につきましては生徒会の中心として自主的な取組を進めていくような、そういうスタートに当たりましての大切な時期になるかと思います。  そういった仲間づくり、よりよい集団行動ができるような資質を身につけるというところが少しスタートが遅れたというところで、今後の取組の中で大切にしていかなければならないと考えております。 11 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 12 ◯2番(中川睦子さん) もう一つお聞きしたいんですけれども、カリキュラムの変更です。そのように大事な部分は踏まえつつ、でもやはり時間が足りないということで、詰め込みになっていないかということが危惧されます。  ある学校の方では、2年生なんですけれども、7時間授業ということを言われて大変驚いているということだったんです。お聞きすると、時間を少し短くしての7時間ということになると思うんですけれども、1日、それでも2年生で七つの課題をしなければいけないというのは相当負担になるのではないかと思うんです。  そういうことも踏まえて、各学校いろいろだとは思うんですけれども、なるべく詰め込みにならないような工夫を、大規模、小規模、いろいろ学校の都合があると思うんですけれども、その辺についてもぜひしっかりと教育委員会の方から指導していただきたいと思っています。その辺についても、またもう1回お聞きしたいと思います。 13 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 14 ◯教育長(西嶋良年君) 議員ご指摘のとおり、これまで休業により学校で集団での学びができていないということから、各学校では計画の見直しはしております。例えばコマ数を多くする。例えば、小学校ですと45分授業のところを40分授業にして、また、長休みを少し短縮をしまして40分の7時間授業ということを、下学年でも実施をするケースもあると思います。  しかしながら、学校での学びというのは集団での学びということで、学び合うというところが非常に大事なポイントになります。ですから、子どもたちが今、学校が再開しまして一緒に学習ができるときに、できるだけ様々な教科で学校でしかできないことに重点を置いて学んでおくということで、あと、家庭学習の方で適切に課題を出して学びを深めていく、広げていくということが大事だと思います。  そういったところで、時間割の工夫で7時間ということも出てきますけれども、決して詰め込みにならないように市教育委員会として指導をしていきたいと考えております。 15 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 16 ◯2番(中川睦子さん) 細項目2にいきます。少人数学級にするために、教員を増やすべきではないかと思います。  学校現場でもコロナ対策は続きます。この時期をに、全ての学校でゆとりのある少人数学級にして、教員の増員を図るべきだと思います。政府に対して少人数学級の制度化を要望すると同時に、たちまち、密を避けるためと遅れた学力回復のため、細かく一人ひとりの子どもたちに接することができるよう、市費で教員の増員を図るべきです。市の見解を求めたいと思います。 17 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 18 ◯教育長(西嶋良年君) 本来、教育水準の維持のため、教員を適切に配置するのは国の責務であると考えています。少人数学級について、滋賀県につきましては、小学校2年生から中学校3年生までは国の基準で1学級40人としている学級編制を、独自に35人の少人数学級編制が可能となるようにしております。  さらに、学級の人数を少人数にするには学校施設の整備と教員の補充が不可欠であり、そのための財源確保も必要であるため、市費での教員の増員は困難であると考えております。  一方で、学力補充をしていくことは大変重要であると考えておりまして、本市では、学習指導員を活用しまして放課後などの時間を使って補習を行うことにより、学力補充を行っていくこととしています。  また、議員ご指摘の密を避ける対策として、教室では机と机の間を空けて座席を配置することや、多目的教室やオープンスペースなどを活用して身体的距離の確保に努めているところです。 19 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 20 ◯2番(中川睦子さん) 今、分散で5月中はやっていたということで、学校の方をちょっと訪問させてもらったんです。小さい学校でしたら10人ぐらいとかいう形でやっておられて、学校の先生から直接話を聞くと、先生自身はやはり20人ぐらいが一番やりやすいですねと、このように現場の声としては実体験として上げておられるということも聞いております。  今回、コロナということで、国からの支援金をぜひ教員の増員という形でも使っていただけないかと思っています。いろんなところにも回す予定にはなっているかと思うんですけれども、ぜひ教育現場に回していただけるように要請できたらなと思うので、その点、またちょっとお聞きしたいと思います。 21 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 22 ◯教育長(西嶋良年君) 国の第2次補正予算につきまして説明が実は本日午後からあるわけですけれども、事前に入手をしています資料を見ておりますと、少人数学級編制のための教員の加配、それから、学習指導員のさらなる増員というメニューもございます。  そこで、少人数学級編制については、今、4月から新しい担任の下で学級がスタートしているというところで、この1学期の中盤になってまた学級をさらに分けて学習を進めるということがどうかという判断を各校でしていただいた上で、希望がある学校についてはお申し出いただくということで、県を通して国への要望を上げるという形で進むと考えています。  それから、あと、先ほど申しました補充をする指導員として学習支援員というメニューもございますので、特にこちらにつきましては、長期休業に関わる学力補充に放課後等を活用して充てられるということが期待をされますので、学習指導員について、特に市教育委員会としては配置が充実できればと考えているところです。  しかしながら、これは県への要望を上げまして、どういう配置をするかということにつきましては県として決めることになりますので、希望した数だけいただけるか分かりませんけれども、そういう希望については伝えていきたいと考えています。 23 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 24 ◯2番(中川睦子さん) 市費でできる分ということもちょっと言っていたんですけれども、学校側の先生方の負担も考えて、ぜひこちらの方もお願いしたいと思っています。  細項目3にいきます。今年の夏休みをどう考えているかということです。  夏休みはとても暑い時期でもあります。自主的に学習し、野外活動に友人や家族と過ごすことなど、独自の意義があると考えております。学習時間の確保のため予定変更せざるを得ませんけれども、夏休みがあることの意義を踏まえて、今年の夏、市として夏季休暇をどう考え、どのように進める方針なのかをまた具体的にお示しください。 25 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 26 ◯教育長(西嶋良年君) 新型コロナウイルス感染症により社会全体が大きな影響を受け、先行きが見通せない状況の中、「今年の夏休みは例年とは違う」という認識を持つことが大切であると考えています。本市教育委員会としましても、子どもの学びを保障することを第一に考え、授業時間の確保に向けて、今年度の夏季休業期間を短縮することとしました。  例年より短い夏季休業期間ではありますが、子どもたち一人ひとりが学習状況に応じました必要な学びができますように、夏季休業期間中の学習や生活について、計画段階からきめ細かに支援をしていくよう指導したいと思っております。 27 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 28 ◯2番(中川睦子さん) 夏休み、今年も恐らく暑いだろうと思うんです。エアコンなどを使って今は涼しくなる環境ではあるんですけれども、大変密な状況では駄目だということで、非常に配慮しながらしなけれはいけないということで大変だとは思うんです。またこの辺も、夏休みのあり方というのを各学校でもいろいろ考えておられると思いますけれども、ぜひ配慮していただきたいと思っております。  細項目の4にいきます。「三密」が課題の中で、学習環境をどう補障するのか。  国の指針から、余裕を持った学習環境が求められています。どのように環境を整えるのかということをぜひお示しください。 29 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 30 ◯教育長(西嶋良年君) 文部科学省から出されました「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」を踏まえまして、本市教育委員会では、学校再開時における感染症対策ガイドラインを定めました。  学校再開に当たり、三つの密を避け、マスクの着用および手洗いなどの手指衛生など、基本的な感染予防対策を継続する新しい生活様式を学校に導入し、感染およびその拡大リスクを可能な限り低減しつつ、教育活動を継続し、子どもの学びを保障していくことが必要であると考えています。  具体的には、密閉を避けるために教室では2方向の窓を常時開放して換気すること、密集を避けるために机と机の間を空けて座席を配置することやオープンスペースや多目的教室を活用すること、さらに、密接による感染を避けるためにマスクを着用し、向かい合っての発声等を避けることを各校において徹底をしてまいりたいと考えております。 31 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 32 ◯2番(中川睦子さん) もう1回お聞きしたいんですけれども、6月から通常のクラスの人数で進めていくということになるんですね。そうしますと、これだけ余裕を持って教室をするということは、クラスを広げることのできるところはそれをされるということだし、いろいろ工夫はされるとは思うんですけれども、その中での対応というのは難しくないでしょうか。  それと、保護者や教職員の心配というのは、コロナにかからないということを一番希望されているみたいなんですね。絶対コロナにかかりたくないという声というのが保護者の一番の心配事だと思うんですけれども、そのことについても、保護者からのいろんな声があるかと思うんですけれども、もう1回お聞きしたいと思います。 33 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 34 ◯教育長(西嶋良年君) 学校では、3密を避けるということについては教員の方の指導の徹底をしていきますけれども、状況に応じては3密のうちの幾つかの密が重なるという状況も想定をされます。一番心配しておりますのは、特に教員の目の届かない例えば休み時間ですとか、あと、登下校のときを心配をしております。  ですから、まず子ども自身がこの感染症についてしっかりと理解をする、それから、コロナウイルス感染症にかからないためにどうすればいいかということを、予防についてもしっかりと理解した上で行動に移すということが一番大事であると考えています。ですから、学校再開に当たりましては、そのことを各学年の発達段階に応じて指導をしていただくように、市教育委員会として指導をしたところでございます。  それから、どうしても教室におきましては、最大で35人になりますけれども、児童・生徒が在籍をしているということで、机間の距離を空けて児童・生徒の間の距離を取るということで対応をしていくことになります。  現時点では滋賀県の感染症のレベルが、ステージでいきますと一番下のレベルというところになります。文部科学省も三つの段階でレベルを分けているわけですけれども、今、滋賀県におきましては一番下のレベルということになります。ですから、マニュアルに基づいた子どもの間の距離というのは95センチだったかと思うんですけれども、取れるように各学校で配慮をしていただいていると認識しております。 35 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 36 ◯2番(中川睦子さん) 考えておられるということ、よく分かりました。  東日本大震災のときでも同じように、やはり子どもたちに震災のことをきちんと話しすることで心の安定というのを保てるということでは大変効果があったと聞いておりますので、ぜひ今回もコロナのことをしっかりと子どもたちに教えていくというか、知らせていくということは大切なことだと思っています。  そうしましたら、細項目の5にいきます。発達段階で必要な学年ごとの行事をどのように考えるのかということです。  成長段階で大切にしている行事、生徒も保護者も同様に大変期待されているもので、また学校ならではの学習として、これをどのように対応していくのでしょうか。4年生の合宿だとかフローティングだとか修学旅行とか、あと運動会、音楽会などがあると思うんですけれども、その辺についてもお願いします。 37 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 38 ◯教育長(西嶋良年君) お答えさせていただく前に、先ほど答弁させていただきました子どもの間の距離についてでございますが、これはあくまで子どもと子どもの間の距離ということで、座席の間の距離ではございません。訂正をさせていただきたいと思います。私、95センチと申しましたけれども、1メートル5センチということで、間違いでした。申し訳ございません。  それでは、細項目5についてお答えをします。  学校行事につきましては、行事の教育的意義を十分に検討しながら、感染拡大防止の観点を踏まえ、行事の精選や重点化を図りつつ、実施について適切に判断することとしております。  実施に際しては、行事における子どもたちの接触、密集、近距離での活動、向かい合っての発声などについて、可能なものは避けるなどの感染症対策を行い、内容や方法について工夫をすることとしています。  現在、行事の規模の見直しや方法などを検討しながら何とか実施をできないかということについて考え、できることにつきましては準備を進めているところでございます。  しかしながら、今後の感染の拡大状況によりましては、やむを得なく中止、また延期をするということも考えられると思います。 39 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 40 ◯2番(中川睦子さん) 集団が大事だということで、最初におっしゃっていたように大事な行事だったと。これまでも皆さん楽しみにしていたので、今後の成り行き次第だとは思うんですけれども、ぜひこれも子どもたちが納得して、保護者も納得できるような形にしていただけたらと思います。  細項目6にいきます。今後の給食についてどう考えるのかということです。  今回の休校で、改めて給食が教育の一環としていかに大切であったかということが示されたと思います。どの子どもも一様に提供される給食は子どもたちに安心を与え、何より健康の保持のために欠かせない存在です。今後の給食の提供についてどのようにされようとしているのか、市として見解をお示しください。 41 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 42 ◯教育長(西嶋良年君) 学校給食は、児童および生徒の心身の健全な発達に資するとともに、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものです。本市におきましては、こうしたことを踏まえ、安全・安心な学校給食の提供に努めているところです。  今後の学校給食の提供につきましては、学校再開時における感染症対策ガイドラインで示す対策を徹底し、新型コロナウイルス感染症の拡大による学校給食への保護者の不安の解消に努めるとともに、さらなる安全・安心な給食の提供に努めてまいりたいと考えております。 43 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 44 ◯2番(中川睦子さん) 細項目7です。夏休み期間の給食の提供が望まれます。今回は通年と違い、社会全体の流れが変わる中、学校でもこれまでと違う流れになってきています。夏休みの在り方も変わることで、給食の予定も変えるべきではないかと思っています。子どもたちや父母の願いに応えて給食の提供をすべきではないかと考えますが、市の見解をお聞かせください。お願いします。 45 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。
      〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 46 ◯教育長(西嶋良年君) 夏季休業の短縮による学校給食の実施につきましては、8月に2日間、給食実施日を増やす予定をしております。  小学校につきましては、夏季の調理作業には給食室の温度管理がスポットクーラーでの対応しかできないことや、調理中は虫などの異物混入防止のため窓を閉め切っての作業となりますことから、他の時期と比較して室内の温度が高温となります。このため、食中毒の発生を防止するための食材の温度管理の作業工程、これは冷蔵庫への出し入れ等になります。この作業工程が増え、また、回転釜付近でのいため物や汁物の調理時は特に高温となりますため調理員の身体への負担も大きくなりますことから、食材の衛生管理上や調理員の健康管理上支障があると判断をしまして、これ以上の学校給食の実施は困難であると考えております。  また、全小・中学校において、児童・生徒への身体的負担や暑さによる熱中症のおそれなどを考慮しまして、原則午前日課で授業を行うとしておりますことから、学校給食は実施しないということにしております。 47 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 48 ◯2番(中川睦子さん) ちょっと聞いて、ああそうかなとも思うんですけれども、恐らく7月のメニューというのはもう既に発注されていて無理かなと思うんですけれども、8月、お盆過ぎぐらいからまた授業が始まるんだと思います。2日間というのがどの日になるかちょっと分からないんですけれども、8月下旬辺りからでも始められるのであれば、保護者の負担も少し考慮するという意味で、子どもたちの健康とかを考える上においても、少しでも給食の時間を増やしてもらえたらと思っています。  これは地域での声だったんですけれども、学校が休みの間、お昼を食べられない子どもたちがいて、全ての子どもたちではないんですけれども、それで、お昼を食べられないということで、お昼時間になったらまちの中を友達の家を探しながら家に行って、そういう子どもたちがいたということも聞いております。やはり食ということを考えると健康面非常に心配なことがあるので、少しでも給食という形で補助していただけたらと思います。  この2日間というのはいつになるのか、お示しください。 49 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 50 ◯教育長(西嶋良年君) 8月に2日間実施をします日ですけれども、8月の27日と28日ということで計画をしております。  これにつきましては、夏休みが8月の20日で終了して、8月の授業開始日が8月21日からということになっておりますので、子どもたちが学校生活に徐々に慣れていってもらって、27日からの提供ということで考えているところです。 51 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 52 ◯2番(中川睦子さん) ぜひまた少しでも広げられるのであればお願いしたいと思います。  細項目の8です。学校給食の無償化は考えていないかということです。  この際ですけれども、上記関連で、厳しい状況の中、少しでも保護者の心配を解消させる給食の無償化というのはどうかと思っています。市の見解をお示しください。 53 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 54 ◯教育部長(岸田道幸君) 学校給食における児童・生徒の保護者の負担すべき経費につきましては学校給食法第11条において定められておりますが、本市におきましては、この規定に基づき、学校給食に使用する食材費の実費負担を学校給食費としてご負担いただいているところでございます。  学校給食費の援助については、経済的理由により就学困難と認められる児童および生徒等に対して支給する就学援助費等により行っており、無償化につきましては現在のところ考えておりません。 55 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 56 ◯2番(中川睦子さん) 今回、全国的にもコロナということもあって、生活が本当に厳しい親御さんたちに対しては給食費を逆に渡すという形を取っているところもあると聞いております。  それから、お隣の長浜なんですけれども、小学校が今無償になっています。小学生の数は彦根よりもちょっと少ないんですけれども、2億5,000万円ぐらいの年度予算を計上されているということを聞いております。  こういう時期でもありますし、少しでも保護者の負担を考えると、それから実務的なことも春から大変複雑な形になっておりますので、そのことについても考えれば、今年度、少しそういう方向でも考えられたらいいのではないかと思ったんですけれども、もう一度お聞きします。 57 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 58 ◯教育部長(岸田道幸君) 学校給食費の援助につきましては、先ほどもお答えをさせていただきました、経済的理由により就学困難と認められる児童および生徒に対して支給する就学援助費等により行っているところでございます。  無償化に当たっては、これは全部支給した場合でございますけど、保護者の方々に年間約4億3,000万円をご負担をいただいているところでございまして、これらを新たな財源で賄う必要があることから、現在のところ、学校給食費の無償化については考えていないということでございます。ご理解をお願いいたします。 59 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 60 ◯2番(中川睦子さん) それと、もう一つお聞きしたかったのが給食費なんです。中学校の給食費が今年度4,300円から4,730円に値上がりしているのではないかと思うんですけれども、ちょっと確認したいと思います。 61 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん、今のは通告外ということで。  中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 62 ◯2番(中川睦子さん) 失礼しました。申し訳ないです。また改めて。  そうしましたら、中項目2にいきます。生徒の健康管理に学校は責任をということでお聞きしたいと思います。  新学期はスタートの段階で、一人ひとりの健康を確認することは一般でも重視されています。特に学校現場での健康管理はとても大切です。そこで、以下、質問します。  細項目1です。通年行われる校内での健康診断の予定です。  新学期からの休校により遅れているそれぞれの健診について、どのような形で対応するのかをお示しください。 63 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 64 ◯教育長(西嶋良年君) 今後の健康診断の予定としまして、身体測定や視力検査など校内で実施できる検査項目については1学期中に、医師による内科健診、歯科健診などについては2学期以降に実施することとしています。  なお、結核検査については、例年どおり6月から7月にかけて実施をいたします。  また、業者委託による検査についてでございますが、尿検査は6月中に、心電図検査は8月末から9月上旬に実施してまいります。  全ての検査、健診において、マスクの着用、部屋の換気、室内の人数制限、待機場所の換気や間隔を空けての待機など3密を避ける対策を講じながら、あわせて、診断器具等の消毒を実施し、感染対策を徹底して進めていきたいと考えております。 65 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 66 ◯2番(中川睦子さん) 時期をずらしながらやっていくということで。  歯科健診なんですけれども、いつも大体6月頃に歯科健診をやっておられると思うんです。保護者の方が、特に今年は長期の休みで、子どもたちが結構生活リズムを崩しながらの食生活もあったということで、歯のことをとても心配されていました。これ、2学期ということになっているんですけれども、前倒しすることはできないかということ。どうしても無理ということであれば、また別の方法でということも考えるんですけれども、保護者の方に納得できるような形でこれもぜひ説明していただきたいと思うんですけど、その点についてもお願いします。 67 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 68 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  歯科健診については歯科医師の方の協力の下で実施をするということになりますので、現在、新型コロナウイルス感染症に係る感染のリスクがあるということで、歯科医師会の方とも今後調整を行っていかなければいけないと思っておりますが、健診の1学期の実施については考えておりません。  なお、う歯についての治療ですけれども、健康診断等が遅れているということから、学校では日常的な健康観察などによりまして児童・生徒の健康状態を把握するように指導をしているところです。  う歯も含めまして健康上の問題があると認められる場合には、保健指導を実施しながら、対応をしていただくよう家庭へのご協力をお願いしていきたいと考えております。 69 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 70 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。これに関連して、細項目2にいきます。学校で行う各種健診ができないとき、無料で医院に行けるように補助をということをお願いしたいと思ったんです。  休校に伴って、必須の各種健康診断の時間の確保を全て取れるかどうかということを今お聞きしたんですけれども、学校で取れない項目については各医院で対応し、全ての児童・生徒に丁寧な健診を受けてもらうということが必要だと思います。  そこで、医療費なんですけれども、今、小学校3年生までは無償になっています。けれども、そこから高学年になってくるとそれが無償でないということで、今回、こういう時期でもありますし、丁寧な健康観察ということを考えますと、学校だけにお任せという形ではなく、個別に病院の方で診断できる環境であればぜひそれもお願いしたいと思っています。そのことについてお聞きしたいと思います。 71 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 72 ◯教育長(西嶋良年君) さきのご質問で答弁いたしましたように、医師による健診等につきましては2学期以降に実施することとしております。内科健診、歯科健診につきましては、学校行事等の日程を踏まえまして複数日に分けて検査を計画しておりますため、欠席などで受けられない場合も別の実施日に受けることが可能となります。全児童・生徒が学校で受診できるように進めておりまして、校外で受診をされ、その際の保護者負担を無償にするということは考えておりませんので、ご理解をお願いします。 73 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 74 ◯2番(中川睦子さん) 分かりました。学校でということで、学校にお任せするという形になると思います。分かりました。  細項目3にいきます。長期休業による生徒それぞれの心の変化に対応する方策はあるのかということです。  コロナ禍で大きく変わった環境の中、ようやく動き出した学校生活です。この環境の変化による生徒一人ひとりの気持ちを察すれば、精神面のケアが十分されることが重要であると思います。具体的な対応について方策を講じておくべきだと考えますが、市の見解をお聞きしたいと思います。 75 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 76 ◯教育長(西嶋良年君) 長期休業による児童・生徒それぞれの心の変化への対応については、重要課題としまして臨時休業期間中から対応を進めてまいりました。  担任と児童・生徒のコミュニケーションについては、各校により取組は違いますが、例えば定期的な電話連絡や日記・生活ノートのやり取り、往復はがきを使ったアンケートや課題配布を兼ねての家庭訪問など、児童・生徒の思いに丁寧に寄り添えるよう努めてきたところです。  また、児童・生徒を支えていただく保護者の皆様へ向けまして、臨時休業中の子どもたちの心のケアについての啓発資料「ひこねっこだより」を彦根市ホームページに掲載して、ご理解とご協力をお願いするとともに、保護者の皆様が安心して児童・生徒の心の変化や対応について相談いただけるよう、各学校での個別の対応や彦根市教育研究所などの電話相談窓口を案内いたしました。  学校再開後も担任や養護教諭などを中心に児童・生徒の様子を十分に観察し、教職員間での情報共有を積極的に行うことや、学校生活に関するアンケートの実施や児童・生徒全員に対して不安や悩みを教職員が直接聞く教育相談の時間をなるべく早い段階で設け、早期の児童・生徒理解に努めるよう指導をしています。  さらに、必要に応じて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、訪問教育相談員などの専門家を適切に活用し、長期休業による児童・生徒の心の変化への対応に当たっているところです。 77 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 78 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。スクールカウンセラーとかスクールソーシャルワーカーというのは、この期間、特別に増やしたということはないですか。この間、人数を増やしたということはないですか。 79 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 80 ◯教育長(西嶋良年君) 休業に伴って派遣日数等を増やしたということはございませんが、例えば中学校ブロック間で必要に応じてその派遣先を調整するということで、必要なところ、学校へ行っていただけるよう、そういう調整は日常的にやっているところでございまして、そういったことで専門家の効果的な活用をしていただくように努めているところです。 81 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 82 ◯2番(中川睦子さん) 今おられる方の人数で調整しているということですね。できれば、要望があれば、またこちらの方も少し市費の方で回してもらえるといいなと思っています。  細項目4にいきます。コロナ対応での安全対策はできているのかということです。  先ほどからの話にも重なるかとは思うんですけれども、マスクや消毒液、体温計、水道の自動化などなんですけれども、それについてそろっているのかということで、改めてお伺いしたいと思います。 83 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 84 ◯教育部長(岸田道幸君) 衛生環境の整備に必要な物品等のうち、1点目に、マスクにつきましては、本市教育委員会作成の学校再開時における感染症対策ガイドラインにおいて、感染症対策用の持ち物として保護者への協力をお願いしております。  2点目に、手指消毒液につきましては、去る5月市議会臨時会におきまして、小・中学校合わせて400リットル分の予算をお認めいただいており、その予算を各学校に配分をいたしまして、必要に応じて購入することといたしております。  3点目に、体温計につきましては、非接触式体温計を本市の友好都市である中国湘潭市から寄附をいただいたものと教育委員会で購入したものとを合わせまして、各小・中学校に2本ずつ配布をしているところでございます。  4点目に、小・中学校の児童・生徒が常時使用する自動水栓は、各校において一定の数は確保しているものと考えております。 85 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 86 ◯2番(中川睦子さん) 安全の面を考慮しての、また各学校から声を聞きながら、その辺についても不十分がないようにぜひお願いしたいと思っています。  中項目3にいきます。コロナ対応の中での放課後児童クラブの運営についてです。  3月からの休校に伴い唯一開所されている放課後児童クラブですけれども、日々、国の方針にのっとり、厳しい規制の中で児童を安全に預かる責任を任されていると思います。どの指導員さんも神経をすり減らしながらの勤務であることを訴えておられます。そこでお聞きしたいと思います。
     細項目1、各17クラブの状況と今後の対応です。  今月から新たに子どもたちが1年生などを含めて入所されます。また、クラブで今必要なアルコール、マスク、体温計、ペーパータオルの準備は、そこのクラブではどうかなと思っています。コロナウイルスの危機下にあるからこそ、いつにも増して指導員の確保を十分すべきだと思いますけれども、指導員の確保はできているのか。またその辺もお聞きしたいと思います。 87 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 88 ◯教育部長(岸田道幸君) 学校の臨時休業期間中も放課後児童クラブは午後から開室し、保育を必要とする児童の受入れを行ってまいりました。臨時休業が新型コロナウイルス感染拡大防止のための取組であることから、家庭で過ごすことが可能な児童については自宅での保育をお願いしており、保護者の皆様のご協力もあり、休業期間中にクラブを利用された児童は、1日当たり平均いたしますと在籍児童の約3割、17クラブで540人程度となりました。  6月に入り学校が再開され、放課後児童クラブを利用する児童も6割程度まで増えていることから、3密を避けるため、学校の特別教室等を使用し放課後児童クラブを開室しています。  放課後児童クラブの指導員については、受託事業者において必要となる指導員数を確保していただいているところでございます。利用する教室が増えることや児童の体調把握にきめ細かな配慮が必要なことから、現在も統括アドバイザーと生涯学習課の担当職員が定期的に各クラブを訪問するなど現状把握に努めており、今後も引き続き、委託事業者と連携しながら、円滑なクラブ運営に取り組んでまいりたいと考えております。 89 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 90 ◯2番(中川睦子さん) 本当にクラブの方は大変ご苦労されていると思います。委託先の事業所の方も大変なことをされているなと、今この状況の中で苦労されているのではないかと思います。学校側も含めて、委託事業所の方にも丁寧な対応をぜひしていただきたいと思っています。なかなか情報がうまく入らないということも聞いております。その辺の密な取組をぜひしていただいて、働いている指導員の皆さんも含めて、まだまだ長期化するこの状況の中ですので、指導員さんご苦労されると思いますけれども、その辺のお力添えをぜひ学校側からもしていただきたいと思っております。  特に、今後これから注意しなければならないことは何かと思うんですけれども、それについても、これから子どもさんが増えていく中で、ぜひこの辺も注意していく中で、指導員の数というのが一番心配なところなんですけれども、もう一度、その辺りについてもお願いします。 91 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 92 ◯教育部長(岸田道幸君) 今、議員からご指摘がございましたとおり、コロナ感染症対策の防止ということで、事業者の方もその部分について重点的な取組をしていただいて、現場の方でもご苦労をかけているということは認識しておりますし、私もこの休業期間中に現場の方も見させていただいて、特に3密を避ける対策であるとか、特に子どもたちに気を配りながら運営されているということを見てきたところでございます。  今後もこの対策はやはり継続していかなければなりませんので、今ほどもご指摘ありましたように、業者との情報交換等も緊密にしながら、子どもが安全安心して過ごせるクラブ運営ということに努めてまいりたいと思っております。指導員との連携という部分を含めて取り組んでまいりますので、よろしくお願いをいたします。 93 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 94 ◯2番(中川睦子さん) よろしくお願いします。  細項目2にいきます。コロナ対策でより広いスペースが必要となるが、その対応は。  国からの指導で3密を避けるための指導がされていますが、児童数に応じたスペースが十分確保できる状況になっているのかということです。指導員の方から部屋の確保のことをちょっとおっしゃっていたので、聞いてよろしいでしょうか。部屋の確保のことです。 95 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 96 ◯教育部長(岸田道幸君) それでは、細項目2ということでございますので、お答えを申し上げます。  緊急事態宣言解除後の放課後児童クラブの開室につきましては、令和2年5月14日付の厚生労働省からの通知に、「必要に応じて、教育委員会等との連携を積極的に図り学校施設を活用すること」とあり、密集性を回避し感染を防止する観点等から、各クラブの出席児童の状況により、図書室や音楽室などの特別教室を使用しております。  今後も学校と連携することで、3密にならないように児童の受入れに努めてまいります。 97 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 98 ◯2番(中川睦子さん) 国からの支援ということで、指導員の確保については国からの支援も一応あるということを聞いておりますので、ぜひこの辺も活用しながら、スペース確保と、それから人員の確保もこちらの方に回してもらえるように、またお願いしたいと思います。  大項目2にいきます。安心して経営ができる環境をどう補償するのかということです。  新型コロナウイルス感染症の拡大が広がり全国に自粛と規制を余儀なくされていることから、社会情勢は私たちの暮らしを大きく変えました。全国にある企業の中99.7%を占める中小個人事業所は、この間、事業を守るために苦悩の日々を過ごしておられます。努力を続けておられます。これらの事業所がなくなることは国そのものが成り立たなくなるということです。その危機感が国の給付金事業や休業補償事業を大きく拡大させております。  また、県の支援事業やそれに上乗せの市の事業も大きな力にして、市民の不安を少しでも和らげ、これからも事業を安定的に続けられ、そこで働く労働者の皆さんのための希望の補償であることを強く願い、以下、質問いたします。  中項目1、新型コロナ対策で困窮を深める業者を救う対策を。  感染拡大が広がる中、国の緊急の支援が順次予算化されております。また、県、市なども次々緊急の相談窓口を開設し、各市町独自の支援策も発表されております。その中で、困窮する中小個人事業者向けの給付金は一刻を争うスピードが望まれております。中でも、期待された持続化給付金は5月1日からオンライン申請が始まって、すぐに申請に間に合う資料があったりネットをこなす事業者は、彦根でも約2週間で給付金100万円が振り込まれております。しかし、資料が間に合わなかったりネット環境が十分でないところはこれからになっております。  そのほかにも、次々と国・県も新たな事業や積み増し、手続の簡素化などで補正予算が進められております。それでも一人ひとりの手元に確実に支援が届くのには時間がかかります。厳しい時期を不安なく乗り越えるためだけの公的支援が早く望まれております。  彦根市の中小個人向け支援は5月末の補正予算で今進められていますが、市民誰もが、この時期、今後のことも十分予測された、もっと手厚い支援を期待したいと思います。市民の期待に応える支援を実現させることを要望しております。  細項目1、新型コロナ感染症の影響を受けたことの相談がどれくらいあったのかをお聞きしたいと思います。  この間の市の相談窓口は何か所で、何人のどんな相談があったのか、お聞きしたいです。 99 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 100 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症による影響を受けられた市民等からの相談につきましては、本市といたしましては、直接担当所管に該当するものを除き、4月21日に設置いたしました生活支援緊急相談窓口が一元的にお受けをしております。  相談件数と主な相談内容につきましては、窓口設置から5月末までに4,318件のお問合せをいただいており、特別定額給付金の申請に関することが4,015件、事業収入の減少等による経営支援に関することが97件、生活費の困窮に関することが39件などとなっております。 101 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 102 ◯2番(中川睦子さん) それぞれの相談にはどのように対応したのかということですけれども、ちょっとお聞きしたいです。 103 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副総括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 104 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 給付金の申請等に関することにつきましては委託業者の方でコールセンターの方でお受け等しております。相談員も3名配置しておりますので、いろんな相手に寄り添った、どんな状況で困っているのかというのを一から丁寧にお聞き取りをして、必要な支援について助言等を行うなり、必要な窓口の方にご案内等をさせていただいております。 105 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩します。            午前10時05分休憩            午前10時06分再開 106 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 107 ◯産業部長(中村武浩君) それでは、細項目2、それぞれの相談にどのように対応したかについてお答えいたします。  中小企業者や個人事業主に対する相談時の対応でございますが、相談された時点での国や県、市の支援制度等を説明いたしまして、申請方法や相談窓口等の案内をしております。  具体的には、資金繰りの場合、日本政策金融公庫や商工中金の有利な貸付制度に係る案内、そして県制度融資、いわゆるセーフティーネット保証制度を利用の際に必要となる彦根市の認定書の速やかな発行処理など、早急に融資が実行されるよう努めております。  また、給付金の支援につきましては、県の感染拡大防止臨時支援金や国の持続化給付金制度を紹介しているところでございます。 108 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 109 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。  細項目3にいきます。これまでの支援内容で救われた事業所は把握されているでしょうか。 110 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 111 ◯産業部長(中村武浩君) これまでの支援内容で救われた事業所の把握はできておりませんが、彦根商工会議所や稲枝商工会との協議の中で、多くの事業者が資金繰りのためのセーフティネット資金等有利な融資を活用され、事業活動を継続されていると聞いております。  また、市内事業者の現状を把握している彦根商工会議所や稲枝商工会など経済団体との連携は重要でありますので、引き続き、連携して事業者支援に取り組んでまいりたいと考えております。 112 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 113 ◯2番(中川睦子さん) 再質問になります。  雇用調整助成金の活用なんですけれども、中小事業者にこれを周知しているかということです。今まで、8,330円から1万5,000円に引き上げられたということになっていると思うんですけれども、こういうこともなかなか小さい業者さんというのは知らないということで、休業補償がされていないという方も多いと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 114 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 115 ◯産業部長(中村武浩君) 雇用調整助成金はハローワークが窓口になっておりますので、特段、市の方に直接来られるということはございませんので、現状としての把握はできておりません。 116 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 117 ◯2番(中川睦子さん) 分かりました。  今後さらに必要とされる事業と予算をお願いしたいと思います。 118 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 119 ◯産業部長(中村武浩君) 現在、彦根市新型コロナウイルス感染症対策として、市民の方々が安心して暮らせる日常を取り戻していただくため、生活、雇用、事業を守る取組を行っております。  今後のさらなる取組といたしまして、コロナウイルス感染症の状況を見ながら、将来の不安を解消するため、積極的に経済回復の施策を展開してまいりたいと考えており、具体的には(仮称)ひこねプレミアム商品券の発行など、国の動向を注視し、国の施策に上乗せした形で支援していくことを考えております。 120 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 121 ◯2番(中川睦子さん) 細項目5にいきます。必要な予算はどこから生み出すのでしょうか。 122 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 123 ◯総務部長(牧野 正君) 予算につきましては財政規模に応じて優先度を決めて編成を行っているものでございまして、新型コロナウイルス感染症に対する中小企業者や個人事業主、生活困窮者への支援は現在本市が取り組まなければならない最優先課題であると認識をし、補正予算をお願いしているものでございます。  一方、市民体育センターにつきましても、本県で開催されます国民スポーツ大会や全国障害者スポーツ大会の競技会場として、またスポーツと文化がつながる市民交流の拠点として、さらには防災の拠点施設としても市民の皆様に長く活用していただける大変有益な施設であると考えております。このことから、市民体育センターの整備事業を中止して、新型コロナウイルス感染症対策事業を行うことは考えておりません。  新型コロナウイルス感染症に係る支援策の財源といたしましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しますほか、今定例会で追加上程を予定しております新型コロナウイルス感染症対策支援基金をはじめ、各種基金を活用する予定でございます。  また、市民体育センター整備など必ず実施しなければならない事業を除いて、延伸等ができる事業があるようでしたら見直しを行いまして、財源を確保していきたいと考えております。  また、国や県の動向を注視しながら情報収集に努め、確保できる財源の取り込みを行うほか、追加の財政措置に対する要望も併せて行ってまいりたいと考えております。 124 ◯議長(安澤 勝君) 中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 125 ◯2番(中川睦子さん) ありがとうございます。今回は国の支援もあるということなんですけれども、彦根市、これまでも私たちも言っていましたように、国民スポーツ大会、先ほどはそのまま続けるという話でしたけれども、ぜひお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。 126 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩します。            午前10時14分休憩            午前10時21分再開 127 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  8番中野正剛君。中野君。
      〔8番(中野正剛君)登壇〕 128 ◯8番(中野正剛君) 私は大きく2点について質問させていただきます。よろしくお願いします。  今回、5月25日時点での彦根市新型コロナウイルス感染症対策が彦根市のホームページに掲載されました。水道の基本料金の免除、国民健康保険料の一部免除、子どもへの応援給付金に加え、4月27日時点において妊娠されていた妊婦への10万円の給付、高校生世代への応援給付金5,000円の増額、小・中学生には5,000円の図書カード配布など様々な提案がなされて、助かるといった大きな喜びの声が私のところにも届いています。また、カタログギフトを送付してくれるという配慮も、病人や高齢者にはうれしいとの声をもらいました。  この取組のように、まずは市民を感染拡大から守り、市民の生活を守って、それから地域経済を回復させる取組を行って、彦根市の将来の不安を解消してもらいたいと切に願います。  私からは、あと3点、この彦根市新型コロナウイルス感染症対策で検討していただきたいことを質問させていただきます。  大項目1、彦根市新型コロナウイルス感染症対策から。  中項目1、彦根市立図書館に書籍消毒を設置しては。  新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各地の図書館で書籍消毒の需要が高まっています。メーカーには通常の10倍ほどの依頼が来ているそうで、中日新聞の記事によれば、愛知県の豊橋市中央図書館では1か月の利用が150件前後から1,300件に増えました。昨年9月定例会で書籍消毒について質問しました答弁では、「県内外の導入状況やニーズの把握に努めて研究していく」とありましたので、以下、質問させていただきます。  細項目1、彦根市立図書館の貸出図書は感染防止策をしているのか。  今回、コロナウイルス感染症が発生してからは、地元の医院や銀行などから書籍が消えました。5月20日からやっと彦根市立図書館が再開されましたが、平日でも多くの親子が楽しそうに図書館に入って多くの書籍を借りて出ていく姿を見ますと、改めて図書館の重要性に気づかされます。今、彦根市立図書館では、返却された図書に対して何らかの感染防止策をしているのでしょうか。お聞かせください。 129 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 130 ◯教育部長(岸田道幸君) 図書館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月5日から24日まで、および4月14日から5月19日までの2度にわたり休館をさせていただき、市民の皆様には大変ご不便をおかけいたしました。5月20日の再開に当たりましては、感染防止対策の徹底を図ったところでございます。  具体的に申し上げますと、三つの密を避けるため、まず密閉対策として、窓・引き戸を全開し空調および扇風機により空気を循環させることとしました。また、密集・密接対策として、出口と入り口、本の返却窓口と貸出窓口等を分離するための動線を設定するほか、サービスカウンターに透明ビニールでシールドを設置するとともに、利用者の方に滞在時間30分以内をお願いしているところでございます。  ご質問いただきました返却された本自体に対する感染防止対策につきましては実施はしておりませんが、今ほど申し上げました様々な対応のほか、石けんによる手洗いやアルコールによる手指消毒の徹底により感染防止を図っているところでございます。 131 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 132 ◯8番(中野正剛君) 書籍に対してはしていないということでお答えいただきました。  それでは、細項目2です。書籍消毒を導入すればどうか。  これも中日新聞の記事からですが、茨城県日立市では、先行していた多賀図書館に続き、4月27日に残る3図書館全てに書籍消毒を設置しました。図書館では昨年秋から導入を検討していたが、新型コロナウイルスが感染拡大する中、タイミングがよかった、利用者にとっても安心な面はあると思うと話しています。彦根市立図書館にも書籍消毒を導入するときが来たのではないでしょうか。見解をお聞かせください。 133 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 134 ◯教育部長(岸田道幸君) 書籍消毒につきましては、議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大を背景として、全国各地で導入の動きがあると認識しております。市立図書館における書籍消毒の導入につきましては、中野議員から昨年9月定例会にてご質問いただきまして、「今後研究していきたい」とご答弁をさせていただいております。  その結果を申し上げますと、まず県内における導入状況は、滋賀県を含み本市を除く県内19自治体のうち、現時点で導入済みが1団体、今年度に導入予定が2団体、検討中または今後検討するが6団体、導入意向なしが10団体となっております。  また、当館利用者のニーズにつきましては、利用者からのご意見、ご要望等は伺っておりません。  さて、この消毒は紫外線を使って書籍を殺菌消毒するものでありますので、新型コロナウイルス感染防止のためこれを導入するに当たっては、ウイルスに対する紫外線照射の有効性を確認する必要がございます。しかしながら、インフルエンザや黄色ブドウ球菌に対する高い有効性は実証されておりますものの、新型コロナウイルスについては検体が得られないという事情もあって、有効性を実証するデータはございません。  ただし、その一方で、従来から存在するコロナウイルスの不活化に対して紫外線は大変有効であるとの科学的知見もあるということは承知しております。  いずれにしましても、今後とも新たな科学的知見を注視し、書籍消毒の導入について前向きに検討してまいりたいと考えております。 135 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 136 ◯8番(中野正剛君) 今のお話で19分の9が県内でも検討していると、半分ぐらいが検討しているということになっています。それで、前向きに検討しますという回答、ありがとうございます。  再質問ですけれども、この新型コロナウイルス、世界に目を向けたら長い戦いになると思います。ぜひとも彦根市でも来年の予算に入れていただきたいと思うんですけれども、市長の見解、お聞かせいただけますでしょうか。 137 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 138 ◯市長(大久保 貴君) よく検討させていただきます。 139 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 140 ◯8番(中野正剛君) よろしくお願いします。よく検討ではなく、前向きにぜひともよろしくお願いします。  それでは、細項目3、図書館パワーアップ事業への取組をということで。  内閣地方創生推進室から出された新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用事例に、図書館パワーアップ事業があります。これは、在宅で過ごす時間を少しでも有意義に過ごしてもらい外出抑制につなげるため、図書館の蔵書を増やしたり、蔵書情報のオンライン化やインターネットでの予約、郵送による貸出しなどの読書環境充実に向けた取組に使えるようです。彦根市立図書館にとっても、今までの図書館のあり方を再構築するチャンスだと思います。この機会にぜひとも取り組んでいただきたい。見解をお聞かせください。 141 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 142 ◯教育部長(岸田道幸君) 図書館パワーアップ事業は、ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用事例の一つでございまして、在宅で過ごす時間を少しでも有意義なものとして、外出抑制につなげるための読書環境の充実を図るものでございます。  掲げられております四つの具体例につきまして当館の考え方を申し上げますと、第1に、蔵書情報のオンライン化につきましては、既にこれまでから実施をしております。  第2に、インターネット予約につきましては、現在、貸出し中の蔵書についてのみ行っていますが、それ以外の蔵書につきましては、体制やシステム上の課題もありますことから、今後の研究課題とさせていただきます。  第3に、郵送による貸出しにつきましては、5月31日まで予定していました臨時休館中の対応として着払い郵送方式による貸出しを準備しておりましたが、5月20日に前倒して開館しましたことから実施には至りませんでした。しかしながら、今後、長期の臨時休館を余儀なくされる事態になることも想定して、実施を検討してまいりたいと考えております。  第4に、図書館の蔵書数を増やすことにつきましては、今回の臨時休館中に行いました放課後児童クラブや小・中学校に対する貸出冊数を増やすこと。また、今回は行いませんでしたが、個人に対して1回当たりに貸し出す冊数を増やすなどを勘案の上、財源の確保を前提として実施を検討してまいりたいと考えております。  以上のほか、市立図書館では、同じく臨時休館中に図書館ホームページで行いました「調べる&楽しむ子ども向けリンク集」の紹介など、図書館を活用した取組を積極的に進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 143 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 144 ◯8番(中野正剛君) ありがとうございます。ちょっと再質問させていただきます。  今、着払い郵送を考えていたということですので、これまた実施する方向でやっていくということですけれども、いつ頃から実施するかというのは決めておられるんでしょうか。教えてください。 145 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 146 ◯教育部長(岸田道幸君) 具体的にということはまだそこまで至っておりませんけれども、こういったコロナウイルスの感染でまた急遽休館ということであれば、そういうことも見据えて、また料金設定であるとか、着払いということで考えておりますので、その料金の中でどういった方法ができるのかということも検討してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 147 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 148 ◯8番(中野正剛君) もう一つ再質問させていただきたいんですけれども、この地方創生臨時交付金を書籍消毒に使うということはできないんでしょうか。 149 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 150 ◯教育部長(岸田道幸君) 臨時交付金の市の使い方につきましては財政当局との検討も要りますので、今、教育委員会の方として、これが使えるとか使えないということについてはお答えができないので、ご理解をいただきたいと思います。 151 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 152 ◯8番(中野正剛君) 分かりました。  それでは、中項目2に移らせていただきます。  中項目2、今後の新型コロナウイルスに対する診療体制の道筋を示してほしい。  細項目1、冬場に風邪の症状が出た時の診察先を分かり易く示してもらえないか。  先日、市民の方から要望がありました。今回の新型コロナウイルス感染拡大の中、風邪の症状が出たので、心配になり保健所へメールで連絡したそうです。翌日、保健所の方から連絡があり、「しばらく様子を見てください」と言われ様子を見ていましたが、重くならないようなので、かかりつけ医に診察を依頼したら、そこの医院では診察を受け付けていませんでした。何件か電話したら一つの医院が「来なさい」と言ってくれ、車で診察に向かって対応してくれて、やっと安心できたと話していました。  その方は、「保健所の方も真摯に対応してくれているのはよく分かった。また、彦根市立病院は本当に治療が必要な方が行くところなので、風邪かなどうかなと思うくらいでは申し訳なくて行けない。しかし、地元のかかりつけ医では診てもらえない。これから、大きいか小さいかは分からないが、新型コロナウイルス感染症は第2波、第3波が来る可能性がある。秋冬と寒くなれば当然、通常の風邪の方も増えてきます。この冬までに、風邪の症状が出たらこの医院に行ってくださいと、整理して私たちに広報などで伝えてもらいたい」との要望です。再び感染拡大を招かないためにも大事な要望だと思いますので、見解をお聞かせください。 153 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 154 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 当初、本市にもかかりつけ医に診察をしていただけないという相談がございましたが、最近では、発熱等の症状がある方を時間や場所を分けて診療されている医療機関もございまして、現在、このような相談というのは本市および彦根保健所にも入っておりません。  新型コロナウイルス感染症につきましては、いまだ治療方法が確立されていないことや有効なワクチンが開発されていないことなどから、医療従事者を含めて、市民の皆様の不安が拭い切れない状況にございます。  このような中、インフルエンザ感染症の流行期である冬場に向けまして準備をしておくことは重要であると考えており、滋賀県や彦根医師会と協力しながら、冬場に風邪の症状が出たときに安心して受診していただけるよう、医療提供体制を整えているところでございます。 155 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 156 ◯8番(中野正剛君) ありがとうございます。この市民の方のように安心感を与えてもらうというのが、結局は、コロナに対する風評被害とか、それからパニックを起こさせない最大の方法だと思いますので、ぜひとも整備をお願いします。  そしてまた、広報などで通告なんかはしていただけるんでしょうか。再質問をお願いします。 157 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 158 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 適切な医療供給体制が整った場合につきましては、広報等で市民の皆様にお知らせをしてまいりたいと考えております。 159 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 160 ◯8番(中野正剛君) ありがとうございます。  それでは、中項目3です。彦根市内の一人暮らしの学生・留学生への支援を。  細項目1、彦根市内の一人暮らしの学生・留学生の状況は。  新型コロナウイルス感染拡大で、バイト先がなくなり経済的に困窮している学生が増加して、テレビや新聞で大きく報道されています。国は困窮する学生を支援するために、学生支援緊急給付金を10万円または20万円を支給しています。彦根市に住む一人暮らしの学生・留学生も大変困っているのではないでしょうか。状況を把握していましたら教えてください。 161 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 162 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、滋賀大学、滋賀県立大学、聖泉大学の市内3大学に対しまして、留学生を含む学生からの相談内容をお聞きしましたところ、オンラインでの遠隔授業や単位の取得方法、教育実習といった授業の履修に関することをはじめ、収入の大幅な減少等による授業料の分割納付に関することや、こうした家計急変に対応する国の制度の活用に関することなど、生活面での相談も寄せられているとのことでございます。  市内3大学におかれましては、こうした相談への対応として、資金面で不安を抱える学生に対し、収入が大幅に減少するなどの家計急変があった場合に申込みができる国の授業料・入学金の減免と給付型奨学金の支給をセットにした高等教育の就学支援新制度など、新型コロナウイルス感染症に対応するための各種支援制度の活用を案内しておられるとお聞きしております。 163 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 164 ◯8番(中野正剛君) やはり彦根の三つの大学の学生も困っているということですね。  それでは、細項目2です。彦根市内の一人暮らしの学生・留学生への支援を。  滋賀県では、県内大学等の一人暮らしの学生・留学生への支援として、近江米2キログラム、シリアル、缶詰、飲料などの企業から提供してもらったものを困っている学生に提供しています。彦根市内には大学がありますが、彦根市新型コロナウイルス感染症対策の中には、市内の一人暮らしの学生・留学生に対する支援がありません。彦根市内の一人暮らしの学生・留学生に対して、アルバイトのあっせんや県のように食品の支援など、何か支援はできないでしょうか。将来、彦根市の味方となってくれる方です。見解をお聞かせください。 165 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 166 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 国においては、新型コロナウイルス感染症の影響により資金面での支援が必要になった学生に対し、授業料・入学金の減免と給付型奨学金の支給をセットにした高等教育の就学支援新制度をはじめ、ご質問の学生支援緊急給付金等の支援を実施されております。
     一方、本市におきましても、学生を含めた本市にお住まいの市民の皆様に対し、1人10万円の特別定額給付金の給付に加え、本市独自の支援策として、水道料金の基本料金の4カ月分の免除や国民健康保険料の2カ月分の免除を行うこととしておりますほか、市民1人につき2,000円分相当のカタログギフトの送付等の支援を予定しております。  こうした中、現在、市内3大学では、彦根市社会福祉協議会が設立された「フードバンクひこね」と連携しながら、困窮している学生向けに学内で食料を配布する取組等を検討されていると伺っており、滋賀県立大学では6月11日、12日の両日、食料の配布を実施される予定でございます。本市といたしましても、こうした取組を支援すべく、滋賀県立大学に対して、本市の災害備蓄品で消費期限が年内に切れる食料品、具体的には、ワカメご飯、梅がゆ、クラッカーをそれぞれ700食ずつ提供させていただきます。  今後も、各大学におけるこうした学生支援の取組に対するニーズをしっかりとお聞きした上で、必要な支援を検討してまいりたいと考えております。 167 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 168 ◯8番(中野正剛君) ありがとうございます。ぜひともお願いします。  国は生活困窮者などに提供するフードバンク関係者からの声を受けて、5月26日付で、子ども食堂とかフードバンクに政府の備蓄米をただで提供するということを決めています。例なんですけれども、神奈川県の厚木市にある「フードバンクあつぎ」では、5月21日から23日の3日間、学生らに無料で食品を配って、すごく学生たちに喜ばれたということがあります。ぜひ今の取組を支援してあげていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  それでは、大項目2に移らせていただきます。GIGAスクール構想について。  昨年12月、文部科学省はGIGAスクール構想として、学校ICT環境の抜本的な改善と、ICTを効果的に活用した多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない公正に個別適正化された学びや創造性を育む学びの実現を目指していくことを打ち出しました。5Gがまだ始まったばかりなのに、総務省は2030年には6Gを実用化して、テレワークや遠隔授業、高度な遠隔医療も実現して世界のトップを走ろうとしています。そして今回の補正予算にも、小学校教育用コンピューター整備事業として1億2,006万4,000円、中学校教育用コンピューター整備事業として5,745万6,000円が計上されています。  また、5月25日に発表された彦根市新型コロナウイルス感染症対策にも、GIGAスクール構想が生活、雇用、事業を守る取組として上げられています。これは、新型コロナウイルスという試練をばねにして、GIGAスクール構想を通してさらに強い彦根にしていこうという計画の一つだと思いますので、以下、質問させていただきます。  中項目1、GIGAスクール構想について。  萩生田文部科学大臣はGIGAスクール構想について、「コンピューター端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムです。1人1台の端末環境は、もはや令和の時代における学校のスタンダードであり特別なことではない。これからの学校教育は劇的に変わる」と、メッセージで言っています。ICTを使いこなす力は、これからの子どもにとっては、読み書きそろばんと同じ位置づけと言えると思いますので、以下、質問させていただきます。  細項目1、彦根市のコンピューター端末の現状は。  今、学校のコンピューター端末の整備状況は、昨年3月時点で全国平均5.4人に1台、最も整備されている佐賀県は1.9人に1台、最も低い県では7.5人に1台と地域格差が大きいようです。彦根市の現状は、今、何人に1台なのでしょうか。教えてください。 169 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 170 ◯教育部長(岸田道幸君) 文部科学省が実施しております「平成30年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」では、本市における平成31年3月現在の教育用コンピューターの整備台数は、5.6人に1台でございます。 171 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 172 ◯8番(中野正剛君) 5.6人に1台。低い方に入ると捉えてよろしいんでしょうか。再質問お願いいたします。 173 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 174 ◯教育部長(岸田道幸君) 5.6人に1台ということで今お答えしました。これ、県内の状況で比較といいますか、ご紹介をさせていただきますと、順位的には県内では9位ということになっております。これは19市町中ですけれども、県平均で申しますと、県平均は5.2人に1台ということになっておりますので、よろしくお願いいたします。 175 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 176 ◯8番(中野正剛君) 分かりました。県内で見ると平均的だという感覚かという感じで思います。  それでは、細項目2です。彦根市はどのようにして整備を加速させる計画なのか。  これは全国で展開される計画です。遅れを取れば彦根市の子どもの学力低下にもつながりかねないと思います。国は令和5年度までに小・中学校の全学年で1人1台環境の実現を目指していましたが、新型コロナウイルスへの緊急経済対策として前倒しで織り込んだのが今回の補正予算です。この速度はますます加速するのではないでしょうか。彦根市も早急に追いつかないといけないと思いますが、どのようにして整備を加速させる計画なのか、見解をお聞かせください。 177 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 178 ◯教育部長(岸田道幸君) 令和元年12月に国から示されたGIGAスクール構想では、令和5年度までに全児童・生徒に対し1人1台の学習用端末を整備することが示され、これに基づき彦根市でも年次的に整備を行い、令和5年度までに事業を完了する予定としておりました。  しかしながら、本年2月頃から新型コロナウイルス感染症が拡大し、災害や感染症の発生等による学校の臨時休業等の緊急時に子どもたちの学びを保障できる環境を早期に実現する必要が生じ、国においてはGIGAスクール構想の実現を加速させることとされました。  こうしたことから、本市におきましても平常時、非常時における一律の学習環境を確保するため、本定例会では、小学校5年生、6年生、中学校1年生の学習用端末の整備に係る費用を計上させていただいております。残りの中学校2年生、3年生、小学校では1年生から4年生までの全ての児童・生徒用の学習用端末を今年度中に配備することとしており、その必要な予算につきましては、本定例会において追加議案としてお諮りをさせていただきたいと考えております。  なお、1人1台端末の整備については、現在のところ、令和3年1月から配備を目標に進めてまいりたいと考えております。 179 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 180 ◯8番(中野正剛君) すごい速度で整備していくのかなという感じは思うんですけれども、先日、新聞を読んでいたら、ルーターとか端末が品不足になっていて、いつ手に入るか分からないということを記事に書いていました。本当にこの今のスケジュールでいけるんでしょうか。一度またお願いいたします。 181 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 182 ◯教育部長(岸田道幸君) 議員ご指摘のとおり、今、新型コロナウイルス感染症の関係で、品物が品薄になっているとか流通していないという課題があります。そういったことから、できるだけ早くということでこの6月の定例会で予算を上程もさせていただいております。今後につきましては、こういう状況ではございますけれども、国・県等とも情報を得るなど、できるだけ早く目標に向かってできるようにしていきたいと思っております。  なお、国の方につきましても議員ご指摘のことは懸念をしておられるところですので、こういう大量発注もあるということで、業界団体とも随時情報を交換しているということは聞き及んでいるところでございます。 183 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 184 ◯8番(中野正剛君) ぜひとも遅れないよう対応をお願いいたします。  それでは、細項目3です。指導体制の充実はどうしていくのか。  令和5年度までに1人1台を実現するとなれば、これも来年ということでしたけれども、数年という短い単位で整備する必要がありますし、同時に、教える側の準備も早急に対応する必要があると思います。教師の働き方改革を進める中で、どのようにして教える側の準備をするのか。自治体としての取組をお聞かせください。 185 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 186 ◯教育長(西嶋良年君) 議員ご指摘のとおり、ICTを活用し教育の情報化を推進するためには教員の指導力向上が不可欠であると考えております。  まず、ICTを活用した教育に専門的な知見を有する人材を活用しまして、各校において、普及する力のある中堅教員を対象としましてICT推進リーダーの養成を行いたいと考えています。  次に、全ての教員がICTを活用した教育を推進するため、働き方改革の観点から、校内において各校のICT推進リーダーと市教育委員会の指導主事が中心となりまして、ICT活用研修を全ての教員に実施することとしております。  これらのことによりまして、教員の情報活用能力や情報セキュリティに対する知識・技能の習得など、指導力の向上に努めてまいりたいと考えているところです。 187 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 188 ◯8番(中野正剛君) 分かりました。ぜひとも充実を早急にお願いいたします。  それでは、細項目4に移らせていただきます。支援を必要とする子どもへの整備を。  公明党として強調したいのは、ICTは特別な支援を必要とする子どもたちが勉強をしていく上での困難を改善・克服するのに役立つということです。視覚に障害がある子どもは、読み上げ機能や拡大機能を利用することで同年代の子どもと同じように学べますし、聴覚に障害のある場合は、先生やクラスメートの話を音声認識技術を用いて文字に変換することも可能です。また、滋賀医大にある瀬田中学校の院内学級では、病気と闘っている生徒が分身ロボット「OriHime」を使って遠隔で授業に参加しています。このような取組を彦根市で実現させるためにも、1人1台のコンピューター整備は欠かせないと思いますが、見解をお聞かせください。 189 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 190 ◯教育部長(岸田道幸君) コンピューター等の情報機器は、特別な支援を必要とする児童・生徒に対し、その障害の状態や発達の段階等に応じて活用することにより学習上または生活上の困難を改善・克服させ、指導の効果を高めることができる有効な機器であると認識をしております。  障害のある児童・生徒が1人1台端末を効果的に活用できるよう、音声読み上げソフト、点字ディスプレイなどの支援装置につきましても、一人ひとりの状況に応じて機器の整備を行っていきたいと考えております。 191 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 192 ◯8番(中野正剛君) ありがとうございます。そのような細かい配慮、ぜひともよろしくお願いします。多様な子どもたちを誰一人取り残さないという彦根であっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、中項目2です。彦根市学習支援サイト「ひこねっこ まなびのや」について。  令和2年5月20日に彦根市学習支援サイト「ひこねっこ まなびのや」が開設されました。このサイトで配信する動画は彦根市内の小・中学校の教員と連携して作成したものですとあり、今は毎日の運動をアップしていますが、今後、国語、算数・数学、理科、社会、英語といった他の教科も追加する予定だとあります。これも1人1台のコンピューター整備に関連していくことだと思いますので、以下、質問させていただきます。  細項目1、いつ頃から他の教科の配信を始める予定か。  彦根市学習支援サイト「ひこねっこ まなびのや」の通知には、「動画を通して子どもたちの学習意欲の向上、学習習慣の定着につなげ、学校再開後も復習に活用するなど、家庭学習の充実を図ります」とあります。すばらしい取組だと思いますが、いつ頃から他の教科の配信を始める予定でしょうか。スケジュールがあるなら教えてください。 193 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 194 ◯教育長(西嶋良年君) 彦根市学習支援サイト「ひこねっこ まなびのや」は、臨時休業中において子どもたちに学びの機会を提供する目的で開設をしたところでございます。特に長期休業による子どものストレス解消、運動不足解消を図るため、毎日の運動を優先して配信をいたしました。  他の教科の配信に関しましては今後随時作成していく予定でございますが、動画の作成については彦根市の教員の協力により成り立つものでありますため、学校が再開した今、教員の負担が増えないように配慮しながら進める必要があります。  このことから、今後、市教育委員会の担当者で作成できるものから作成をするということで、現在、音楽、これはリコーダーの演奏の仕方についてでございますが、これについてはアップをしております。市教育委員会の指導主事を中心として、まずは更新できるものから更新していくと、追加をしていくということで考えておりますが、年間を通して進められますよう、長期的な運用を図ってまいりたいと考えているところでございます。 195 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 196 ◯8番(中野正剛君) 分かりました。できるところから進めていただきたいと思います。  それでは、細項目2です。家にコンピュータのない家庭の子どもへの対応は。  家庭学習と言われても、家にコンピュータのない家庭では動画が見られません。そのような子どもに対しては、コンピュータ端末を持ち帰らせるような配慮はできるのでしょうか。お聞かせください。 197 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 198 ◯教育部長(岸田道幸君) 現在、学校に設置されているコンピュータ機器は家庭学習を想定して導入したものではないため、家庭学習をするためには機器の設定変更が必要になることや、学校外に持ち出した場合において、セキュリティフィルターがかからないなど多くの課題があります。このため、現在学校に設置されているコンピュータ機器の持ち帰りは予定をしておりません。  なお、今回のGIGAスクール構想に対応した1人1台端末の整備につきましては将来の家庭学習も想定した調達を想定しておりますが、端末を持ち帰っての学習については、運用のルールの策定やセキュリティ対策などを十分行った上で実施していく必要があると考えております。 199 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 200 ◯8番(中野正剛君) そうですか。持ち帰れない。  次の細項目3にいかせてもらいます。通信環境は整備できるのかということで。  細項目2の質問と同じような疑問があります。通信環境は均一に整備できるのでしょうか。家庭学習をしたくても、通信費用がかかったり、通信環境が悪くて家で復習をしたくても動画が見られないとなると、所得の差や家庭環境の差がそのまま学力の差になってしまうのではないでしょうか。子どもがいつでも平等に家庭学習ができる通信環境の整備は絶対条件だと思いますが、見解をお聞かせください。 201 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 202 ◯教育部長(岸田道幸君) 新型コロナウイルスのような感染症や自然災害の発生等による学校の臨時休業等の緊急時においても、ICTの活用により、全ての子どもたちが家庭にいても学習を継続できる環境を整備しておく必要があると考えております。  子どもの学びの保障と教育の機会均等の観点から、Wi-Fi環境を整えられない家庭に対しましては、このGIGAスクール構想の中で、モバイルWi-Fiルーター等の貸与により家庭学習が可能となるインターネット通信環境を提供していきたいと考えております。 203 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 204 ◯8番(中野正剛君) 再質問です。  そうなりますと、やはり端末の持ち帰りというのはしないといけないのではないですか。もう一度、再質問お願いします。 205 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 206 ◯教育部長(岸田道幸君) 今、議員ご指摘いただきましたように、まずは、こういう非常時において活用していくという部分では持ち帰りということが考えられますし、また、その使い方を今後どうしていくかというのもこれから検討していく必要があるんですが、そういった中で、また必要があれば持ち帰りということも考えていかなければなりません。まずは、こういった非常時に家庭でどう使えるかということを考えると、パソコンの持ち帰り、そしてWi-Fi環境というのか、インターネット環境の整備というものは進めていかなければならないと考えております。 207 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕
    208 ◯8番(中野正剛君) 子どもの教育のことですので、ぜひとも平等を確保できるようにお願いいたします。  細項目4、GIGAスクール構想への市長の決意は。  まだ終わっていませんが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに日本は大きく変わろうとしています。彦根市の社会や経済もこれから大きく変わっていくと思います。このGIGAスクール構想は、彦根市を支えてくれる子どもを育てる重要な施策です。GIGAスクール構想に対する市長としての決意をお聞かせください。 209 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 210 ◯市長(大久保 貴君) 令和時代のスタンダードとしまして、学校ICT環境を整備しまして全ての子ども一人ひとりにふさわしい教育を目指すGIGAスクール構想の実現は、次代を担う彦根の子どもたちのために大変重要だと考えております。  また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って5月31日まで学校の臨時休業を行ったところ、このような緊急事態においても子どもたちの学びを保障できる環境をいかに整えていくかも新型コロナウイルス感染症対策の一つでございまして、大変重要であると認識をいたします。  本定例会で補正予算をお願いしております児童・生徒の端末整備や、契約議決をお願いしております校内LANの整備事業、さらには、この後、追加のさらなる補正予算としてお願いをいたします予定でございます児童・生徒1人1台の端末整備など、学校ICT環境の整備を着実に進めていくことによって、GIGAスクール構想に加えまして、感染症拡大や自然災害の発生等の緊急時におきましても、ICTの活用により、全ての子どもたちに学びの保障をできる環境を実現してまいりたいと考えております。  第2波、第3波には間に合わないかも分かりませんけれども、何とか早急に整備を進めていきたいと思っておりますし、さらに5Gについてのご要請も承っておりますので、その辺りもよく研究をして、市全体が情報通信の先端地域になれますように努力をしていきたいと思っております。 211 ◯議長(安澤 勝君) 中野君。   〔8番(中野正剛君)登壇〕 212 ◯8番(中野正剛君) 熱い決意、ありがとうございます。  では、次の9月定例会のときには新型コロナウイルス感染症対策以外の前向きな質問ができる状況であることを願いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 213 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午前11時08分休憩            午前11時19分再開 214 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  13番森野克彦君。森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 215 ◯13番(森野克彦君) 公政会の森野克彦でございます。発言通告書の内容に従い質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  大項目1、新型コロナウイルス感染症対策について。  新型コロナウイルスの影響によって世界中で様々な影響が出ており、ウイルスの蔓延による健康被害のみならず、自粛要請による経済活動の縮小による経済への悪影響も深刻で、今後さらに深刻化していくことも考えられます。  また、第2波の到来も懸念される中、早急な対応や支援、そして次に起こり得る事態を想定した対策までもが求められるようになってきており、行政機関、医療機関や教育機関の皆様のご苦労は計り知れないものがあると感じております。各機関におかれましても、現状の対応と今後の対策等をしっかりと計画して準備を進めていただいている中で、市民の皆様や保護者の皆様から問合せや要望も多いかと思います。  私も小学生の子どもを持つ1人の保護者として、今回のこのコロナの影響による長期の休校を経験いたしました。その中で感じたことや保護者同士での協議の内容を踏まえて、今後の教育機関の対応等に関して質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  中項目1、市内小・中学校の対応と今後について。  細項目1、臨時休校となった前学年の3月分の学習内容の習得はどうするのか、お聞かせください。 216 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 217 ◯教育長(西嶋良年君) 前年度3月分の未指導内容の回復方法につきましては、令和2年3月の臨時休業時に通知をし、各校へ指導を行ったところです。  その方法につきましては、1点目に、次学年で授業を実施する、2点目に、例えば国語の「書くこと」の内容のように、次学年でも繰り返し指導する内容に含めて指導する、3点目に、家庭学習の定着状況を把握した上で、不十分と見られる子どもには補習を実施するなどによりまして、3月分の学習内容についても習得できるように指導したところです。  また、これらの実施状況について調査を行い、3月分の学習内容について未指導とならないよう、今後も指導をしてまいりたいと考えております。 218 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 219 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  細項目2。続きまして、4月、5月の臨時休校で失われた学習時間の不足と日数はどれぐらいになるんでしょうか。 220 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 221 ◯教育長(西嶋良年君) 各学校・学年によって違いはございますが、小学校1年生は32日間の約145時間、小学校2年生、3年生は32日間の約165時間、小学校4年生から中学校3年生は32日間の約170時間となります。 222 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 223 ◯13番(森野克彦君) 細項目3で、長期休業の短縮で確保できる時間と日数はどれぐらいを想定しておられるのか、教えてください。 224 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 225 ◯教育長(西嶋良年君) こちらも各学校・学年により違いはございますが、夏季休業の短縮により12日間、54時間、冬季休業の短縮により3日間で14時間となりまして、合計いたしますと、15日間で68時間の学習時間を確保しております。 226 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 227 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。先ほど、細項目2番で、失われた不足時間、日数と、今、長期休業の短縮で確保できる時間の日数との要は差が足りない時間になるかと思うんですけれども、再質問で、その差の足りない時間に対しては、どのように対応していかれるのか、お考えをお聞かせください。 228 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 229 ◯教育長(西嶋良年君) 不足分につきましては、長期休業期間中にさらに登校日を設けたり、授業日として登校日を設けている学校もございます。また、土曜日に授業を設定をしたり朝の短時間学習など、時間割の工夫により例えば通常6こまのところを7こまで実施をするなど、時間割の工夫等によりまして子どもたちの学習時間を保障できるように努めてまいりたいと考えております。  あわせまして、休業中になりますけれども、休業明けの教育計画について各校で見直しをしております。これにつきましては文部科学省の方から、重点化を図るということで、通常の8割の学習内容について、各学校で、特に学校で求められる学習活動、例えば集団での学習効果が上がるものであるとか、学習の動機づけにつながるような学習の導入部分の学びでありますとか、そういったことを国においても例示をしまして、各学校において今後の授業日の中で充実した学びができるように努めるように国の方からも示しているところです。それを基にしまして、各校で年間の計画を見直しを図る、いわゆる重点化をするということで、さらなる学習の保障を考えているところでございます。 230 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 231 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。長期休業の短縮だけではなくて、土曜日であったりとか、今お答えいただいた内容等を実施することによって、失われた学習時間はきっちりと担保できるということでよろしいんですかね。再質問でお願いいたします。 232 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 233 ◯教育長(西嶋良年君) 現在のところというところで、今後、年度末までに残された授業日数の中で計画をして学習内容の未指導が起こらないというところで、今計画をしていることについて申し上げました。  今後、第2波による臨時休業となった場合には指導ができないところも出てくるということが想定されますので、この場合の対応につきましては、中学校3年生と小学校6年生についてはやり切るということで、例えば休業中に分散登校を設けて、小集団で学習を進めていくということが考えられます。  そのほかの学年については、次年度にその残された学習内容を回していくと、または次の次の学年に回していくということも国では特例的な措置として認めているところでございますので、今後の感染症の状況によってはさらに計画を見直すということが必要になると考えられますので、そういった場合には、今ほど申し上げました方法によって、子どもたち一人ひとりの学びの保障に努めていきたいと考えております。 234 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 235 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。今ほど、第2波の懸念と、また、今計画段階でということで、もう1点再質問させていただきたいんですけれども。  国の方で9月入学という案が出ていましたけれども、検討が見送られている段階で、9月入学になるのであれば、第2波が起こったとしても時間、日数がまた延びますので、休業要請がかかって休校になったとしても、その時間をまた確保できるということも考えられるんです。しかし、9月入学がなくなった今、また状況によって変わるかもしれませんけれども、来年の3月に節目を迎えるという意味でいうと、今、計画ではぎりぎりの計画の中で何とかやっていって、その繰越し分があったらまた次年度対応であったりとか、6年生と3年生はやり切るという形での計画だと思うんです。  それであれば、今、時間、日数等も不足している中で、その計画の一つとして、夏休みとかの長期の休業の期間、これ半日日課で計画を考えられているところだと思うんですけれども、この半日を1日、半日ではなく1日の日課にするといった検討はできないのかということを、一つ再質問でさせていただきます。 236 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 237 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  授業時間の確保という観点からすれば、長期休業中に1日日課で行うということも考えられるかと思いますけれども、子どもの学びの状況を考えたときに、例えば学習内容に追われて詰め込みになって、子どもたちがどういう力がつくのかいう懸念もございます。各学校では、子どもたちにどういう力をつけるか、そのためにどういう学習を子どもたちにさせるかということを考えて、計画を見直しているところです。  ですから、現時点では、長期休業中の厳しい条件の中で、1日の授業ということについては、特に7月の長期休業を短縮する部分についてのさらなる授業時間の確保ということについては、考えておりません。 238 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 239 ◯13番(森野克彦君) もう1点、再質問です。  今の時間、日数の獲得で、現在も小学生3年生でも7時間であったりとか、学校によって違うと思うんですけれども、月曜日から金曜日までずうっと6時間授業であったりとか、そういった形で時間は延長されているわけではないですか。  夏休みに関しても、朝から夕方までずうっと勉強詰めということではなくて5時間であるとか、少しでも時間日数を稼げるのであれば、午前中だけではなく、別に夏の夏期講習みたいに7時間、8時間やるといった意味合いではなく、時間を少しでも確保して、できるだけ遅れた分を早めに取り戻すということを検討する必要があるかとも考えています。  これは保護者の立場かもしれませんけれども、夏休み、10日間半日やるんでしたら、5日間1日でやっていただける方がやはり予定も立てやすいですし、ほか、いろんなこと、影響等を考えても望まれるところだと思います。  ただ、今教育長がお答えいただいたように、子どもの教育のことを一番に考えてという意見でしたらそれはそれなのかなと思いますけれども、そういったことについて、最後、再質問をまたお願いいたします。 240 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 241 ◯教育長(西嶋良年君) 市としまして、長期休業につきましては8月1日から8月20日ということで、長期休業の短縮をしたところです。ですが、これについては、各学校での授業の進捗状況によりまして、さらに長期休業中に授業日を設ける学校もございます。特に中学校が中心になりますけども、小学校においても数校、さらに8月に入ってから授業を実施する学校もございます。  いずれもほとんどにおいて午前中の授業ということになりますが、各学校の状況に応じて授業時間を増やすという工夫をいただいておりますので、市教育委員会として、統一してさらに長期休業中に1日でやることで授業時間を確保するということは考えておりませんので、ご理解をお願いします。 242 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 243 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございました。  続きまして、細項目4の給食実施で保護者の負担軽減はできないかという質問です。  給食なしの半日日課では確保できる時間も少なく、保護者の弁当であったりとか昼食の負担も大きくなる中で、先ほどの答弁ともかぶる部分もあるかもしれませんけれども、給食を実施して保護者の負担を減らしていただくという意味でも、半日ではなく短縮した1日で、給食をありにした日程を検討していただきたいという声がやはり多く上がっていますので、それに対してお答えをいただきたいと思います。 244 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 245 ◯教育長(西嶋良年君) 夏季休業の短縮による学校給食の実施につきましては、8月に計2日間、実施日数を増やす予定をしております。  小学校につきましては、夏季の調理作業には給食室の温度管理がスポットクーラーでの対応となりますことや、調理中は虫などの異物混入防止のため窓を閉め切っての作業となりますことから、他の時期と比較して室内の温度が非常に高温になるという状況でございます。このため、食中毒の発生を防止するための食材の温度管理の作業工程が増え、また、回転釜付近でのいため物や汁物の調理時は特に高温となることから、調理員の身体への負担が大きくなります。また、食材の衛生管理上支障があると判断しまして、これ以上の学校給食の実施は困難であると考えているところでございます。  また、全小・中学校において、児童・生徒への身体的負担や暑さによる熱中症のおそれなどを考慮しまして、原則午前日課で授業を行うこととしていることから、これ以上の学校給食の増については考えていないというところでございます。 246 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 247 ◯13番(森野克彦君) 給食が実施できないという理由を今ご答弁いただいたんですけれども、簡単に言うと、食材が腐るからということと、調理する方の暑い中での調理による健康の影響が心配だからと、その2点ということでよかったのかということで再質問させていただきたいんですけれども、契約で、この期間でないと給食が提供できないであるとか、そういった決め事が何かしらあったのかということです。  今お答えいただいた内容によるものだけの理由で、それが理由で絶対できないものなのか。やろうと思えばできるけどというものなのか。その辺がやはり保護者から気になる部分で、できるのであれば対応していただきたいという部分で、絶対できないという理由があるのでしたら、それを挙げて説明、周知をしていただきたいということもありますので、その辺、もう一度、説明をお願いできますでしょうか。 248 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 249 ◯教育長(西嶋良年君) 学校給食のこれ以上の提供が困難であるという理由につきましては、先ほど申し上げました、調理室の環境から食中毒の心配がされるということと、それから、かなり高温になることから調理員の方への身体的負担が大きくなるということが主な理由でございます。  特に7月に入りましてからですけれども、給食室の天井が低いというところで、通常室内に入っているエアコンでは室温が十分に落ちません。そういうことからスポットクーラーで対応しているということでございます。そうしたスポットクーラーで対応する状況において火を使うということですから、室内はものすごく高温になります。現場に私もおりますときに、特に調理員の方の熱中症について心配をしておりまして、いろんな対応をお願いしたところですけれども、非常に大変な作業ということになると思います。ですから、調理員の方への健康ということについても給食のこれ以上の提供は困難であると、理由として挙げさせていただいたところです。  また、どうしてもできないのかということですけれども、例えば、現在業務委託をしておりますけれども、その受託先との契約の変更、また、何とかその環境改善の取組等が可能であれば提供についても検討できなくはないと思いますけれども、これからの時間の中で、これらのことを改善していくということには困難な面がございますので、この夏につきまして、これ以上の給食提供については困難であるとさせていただいたところでございます。
    250 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 251 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。もう1点だけ再質問です。  給食を実施される期間で、7月の17日までで給食が終了となって、その翌週からが給食がない半日日課が始まるという形なんですけども、7月17日であったとしても20日、21日にしても、温度的にはさほど変わらないかと思うんです。7月17日でも十分暑いですし。  給食室の温度管理、健康管理ということを言われたんですけれども、暑い中、何日も何日もずうっとというわけではなく、だからこそ短縮して、短縮というか、夏休みの授業を実施されるその間中ずうっととなると、やはり夏中ずうっと危険というのも分かるんです。だからこそ、日程を10日間の半日で長いこと続けるのではなくて、5日間なら5日に凝縮して1日の日課ですれば、保護者の負担もそうですし、給食をつくられる方の負担も軽減はできますし、また先生方の、学校にはいつも来られているかもしれませんけども、そういった負担等も考えた上で、やはり半日ではなくて1日で給食をしてもらうと。  今答弁いただきました給食室の温度の管理・調整の件に関しましても、技術的なことであれば、その温度管理、何か設備をどうこうすることによって対応することができないかとも思いますし、その辺、最後にご答弁をいただけるとありがたいです。 252 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 253 ◯教育長(西嶋良年君) 議員ご指摘の点につきましては、授業時間を確保するというところと保護者の負担というところで、給食のさらなる実施をというところかと思います。  授業時数の確保については、先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、午前中のこま数を増やすということですとか指導内容の重点化を図るということで、子どもたちの学びが保障できるように努めていきたいと考えています。  あと、保護者の負担を考えたときの給食の提供についてですけれども、先ほど申しましたように、給食室の状況ということを考えたときに、やはり疲労というのはこの暑い時期にだんだん蓄積をされていくというところもありますので、まず調理員の皆さんの健康を考えるということも必要でございますので、そういった点から、保護者の皆様にはご負担になるかと思いますけれども、今回の夏休みを短縮しての授業実施における家庭の協力ということもお願いしたいと考えております。 254 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 255 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。調理される方の健康面もちろん大事ですので、それを優先して、給食ができないのであればできないで結構なんですけれども、それであれば保護者の方に対して、要望はたくさんいただいていますけれども、こういった理由を加味した上で給食の実施ができないということをしっかりと周知していただきたいと思いますので、その辺だけまたよろしくお願いいたします。  続きまして、細項目5の夏季休業の短縮による熱中症対策はということで。  全教室にエアコンが完備されておりますので、グラウンドやエアコンのない体育館の利用は制限して、小まめな水分補給など熱中症対策を徹底して、学校内は大丈夫かと思いますが、心配なのは登下校です。今も、まだ6月の初旬ですけれども、相当の暑さの中、朝の時間とはいえ、やはり20分、30分、遠い距離から歩いてくる子どもたちはマスクをしながら登校しております。マスクをして歩いておりますと、子どもたちの顔を見ていると、顔が赤くなって暑そうにしていたりとか、ふだん以上に汗が流れたりとか、そういった状況も心配なところでございます。  テレビとかでもよく今ニュースでも言われていますが、コロナの感染症予防対策と同時に、また、今の時期で心配されておりますのが熱中症対策ということにもなっております。その熱中症対策で今年一番危惧されているのは、今の時期、通常でしたらマスクをつけないが、マスクをつけて、今までと違うような生活様式で生活しなければいけないということになると思います。  マスクをつけて28度の屋外で5分立っているだけで、顔の表面が2.5度上昇するとも言われています。では、5分立っているだけでそれだけ上昇するのであれば、登下校で20分、30分歩いている子どもたちの顔の表面はものすごく温度が上がって、それでも子どもたちは素直なのでマスクをして、誰一人としてマスクを外して登校している子はいないというぐらい、マスクを皆しているんですね。  それがまた熱中症の危険性というのを保護者の方が心配されている部分もありますので、この辺の今の状況を加味した上で、夏休み等学校を実施されるのであれば、遠い距離であったりとかすれば、車で学校まで送迎したいという親御さんもいらっしゃると思います。この辺の夏休みの熱中症対策に関してどのようにお考えなのか。見解をお聞かせください。 256 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 257 ◯教育長(西嶋良年君) 夏季休業の短縮により登下校時における熱中症のリスクが高まることが予想されるため、その対策としまして、夏季休業の短縮期間につきましては午前授業を基本としたところでございます。  また、学校での健康観察による子どもの体調管理や小まめな水分補給はもちろんのこと、集団での下校、帽子着用の徹底、体温を下げるため、ぬれタオルの活用や日陰での休憩など、登下校時の熱中症を未然防止するための適切な対応を講じるよう指導するとともに、保護者やスクールガードなどの地域ボランティアの方へ、子どもの見守りをお願いをしてまいりたいと考えております。  議員ご指摘のとおり、車での送迎は熱中症対策の一つとして考えられますが、下校時に教員が子どもたちへの指導に当たるため、車での送り迎えができる体制づくりについては困難であると考えております。  また、学校周辺における事故などの危険性が高まることや、送迎に対応できない方もおられるということが予想されますことから、このことについて取り組むことについては考えておりませんので、ご理解をお願いします。 258 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 259 ◯13番(森野克彦君) 再質問させていただきます。  マスクを着用しての登下校の熱中症の危険性についてなんですけれども、それは夏休みどうこうではなく、今の現段階、今日にしてもそうです。これだけ天気のいい日であれば朝からすごく暑くなっていますので、今からその指導をしていただけるということでいいのかを再質問でまずお伺いしたいんです。  夏休みは暑いから間隔を2メートル空けるなり、そういったことで対応をしっかりして、マスクを外したりとか、そういった対応を周知していただきたいといいますか、指導していただいて、今、マスクを外して歩いている子どもたちが、どうしても周りから白い目で見られるという状況にもなっております。  暑くてマスクを外したいけど、マスクを外すと、みんなからマスクを外しているからということを言われたり見られたりといったことがあって、暑くて苦しくてマスクを外したいけれどもマスクを外せない。それで我慢して熱中症になってしまうとか体調を崩してしまうとか、そういったことが一番心配です。  ですから、学校の方で、登下校で、例えば間隔を空けて、マスクをずうっとつけている必要はないということを、保護者に対しても子どもたち一人ひとりに対しても周知をしていただいて、苦しいときにしっかり自分で判断してマスクを取れる。周りが、暑そうにしている、汗をかいている、顔が赤くなってきた、苦しかったらマスクを取っていいよと言えるような環境づくりというのをしていただかないと、今は、マスクをしていない人間が、マスクをしていないからとすごく白い目で見られたりするような状況にもなっています。  その辺、夏休みではなくて今の現段階でも、子どもたち、毎朝登校する中で、すごい暑い中、30分歩いたらもう汗だくで、マスクも本当にびしょびしょになっているんですね。その辺の苦しかったらマスクを取れるような指導をしていただいて、保護者にもスクールガードの方に対してもその周知を徹底していただいて、その対策を取っていただきたいと思います。すいません、最後、それについての見解だけお願いします。 260 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 261 ◯教育長(西嶋良年君) 本市教育委員会で作成しました学校再開時における感染症対策ガイドラインの中で、授業などにおけるマスクの着用につきましては、気候の条件などにより熱中症等の健康被害が発生する可能性が高いと判断する場合には、マスクを外すこととしております。外す際には児童等が適切な距離を保つように声かけをするようにはしていただいておりますけれども、登下校時につきましても、熱中症のおそれがあるという場合にはマスクを外してもらうということについては必要であると考えておりますので、登下校時のマスクの着用について指導してまいりたいと考えております。  あわせまして、やはり子どもたちがこの感染症に対しての理解をして、どのようにすれば予防になるのかということを認識をして行動に移せるという力も大事であると思いますので、状況に応じてマスクを外す、その場合にはどのように行動するかということについても併せて指導していきたいと考えています。 262 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 263 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。今からの時期、皆さんマスクをして登下校されていますので、悲しいですけど、登下校中、子どもたちがマスクをして、それで体調を崩してというニュースが絶対どこかで出てくる可能性もありますので、そういったことにならないようにだけの対策をお願いしたいと思います。  続きまして、細項目6の担任の先生と児童・生徒とのコミュニケーションは図られていたのかということで。  休みの間中、プリント等を配布していただいておりましたけれども、先生とつながる機会というのがあまり子どもたちがなかった。家で学習している中で、先生と映像であったりとか電話で会話したりのコミュニケーションの必要性をものすごく感じました。その辺の対応ができなかったのかということをお伺いします。 264 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 265 ◯教育長(西嶋良年君) 担任と児童・生徒とのコミュニケーションについては、各校により対応、取組は違いますが、定期的な電話連絡や日記・生活ノートのやり取り、また、往復はがきを使ったアンケートや課題配布を兼ねての家庭訪問など、児童・生徒の思いに丁寧に寄り添えるよう努めてきたところです。  分散登校などで児童・生徒が登校した際には、担任だけでなく管理職や学年所属の教員も児童・生徒に声をかけ、健康状態や生活の様子を確認されていることを、私も学校を訪問して確認をさせていただいたところです。短時間ではありますが、気になる児童・生徒については個別に教育相談を実施し、悩みや不安を聞くような取組もなされておりました。  児童・生徒とのコミュニケーションにつきましては、繰り返しになりますが、学校によって対応は違いますが、様々に工夫して行っていただいていたと認識をしております。 266 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 267 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  1点再質問です。  学校が休みの間、最初の頃はいいんですけれども、長くその期間が続いていくと、どうしても子どもたちは与えられた課題やプリントを自分1人でこなす。学年によってはできる学年もありますけど、できない学年はやはり保護者であるとかの支援を得ながら学習課題をこなしていく。ただ、その期間が長くなればなるほど、親の言うことはなかなか子どもは聞かないんですね。そこで先生のありがたさを再度実感するわけです。  月曜日から金曜日まで1週間、ずうっと家で勉強していてなかなか身が入らないというときに、学校の担任の先生から電話1本入って、今、こういう状況で大変だけれども、課題、プリントを見てしっかりと、親御さんの言うことを聞いて、保護者の言うことを聞いて勉強を頑張ってねという一言だけでいいんですね。会うことなんてできる状況ではないので、電話1本でそういった一声でもかけていただけると、ものすごく子どもたちは素直なので、その一言で、ああ、では1週間頑張ろうと思える。今後また第2波等でそういうことが起こり得たときに、そういったことが可能かどうかということだけ、最後お伺いします。 268 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 269 ◯教育長(西嶋良年君) 感染の状況によりまして、感染が拡大しているような状況におきましては、やはり教員も子どもとの接触は避けるということで、例えば家庭訪問等は難しいかもしれませんけれども、今おっしゃっていただいた電話での連絡等につきましては、安全を確保する中でコミュニケーションが図れると思いますので、第2波で休業を余儀なくされるような状況になりましたら、各学校においてそういう働きかけに努められるように、また指導してまいりたいと考えております。 270 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 271 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  最後、7番、細項目7です。運動の動画の配信がスタートしましたけれども、学習の動画の配信はできなかったのかということで。  現在準備中ということなんですけれども、インターネット等で検索して、運動関係の動画と検索するとやはり出てくるんです。何かしら子どもが楽しんで見て、運動できるような動画というのはありますし、実際そういうこともやっていました。  ただ、探してなかなかなかったのが、例えば子どもが小学生3年生であれば、3年生の国語という検索で、例えばユーチューブとかで何か今のこの時期の子どもに合わせた、今、学校が休みで課題をやっていますけれども、今の時期に何か教えてあげられるものがあればという形で検索しても、ピンポイントで3年生の国語であったり3年生の数学、5年生の国語とか、そういった形では無料動画で見つかることがなかなかありませんでしたので、運動関連よりも先に学習の方を何かやっていただきたいと感じました。その辺についてのご見解をお聞かせください。 272 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 273 ◯教育長(西嶋良年君) 臨時休業中の学習支援を目的にホームページの整備を進めておりましたが、まずは、外で遊ぶ機会が減ったことによる子どものストレス解消、運動不足解消を図るため、屋内でもできる運動動画を優先して配信をしたところでございます。  当サイトにつきましては、彦根市内の学校で子どもたちの指導に当たります教員の協力の下、運営できるものでございます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため学校現場の業務が増大をする中で、現場での対応とともに、併せてこの動画を作成していくということについては難しい状況がございましたので、運動動画の配信ということで進めてきたところでございます。ご理解をお願いします。 274 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 275 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。学校現場は非常に大変だと思います。今後またいろんな対応を求められると思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。  続きまして、大項目2の受動喫煙防止に向けた取組についてお伺いいたします。  5月31日が世界禁煙デーでありまして、WHOが制定しました禁煙を推進するための記念日でございました。そして5月31日から先週の6月6日土曜日までが禁煙週間とされており、彦根市でもこの禁煙週間に合わせて、市民の皆さんに望まない受動喫煙の防止に関心を持っていただくために、彦根城を受動喫煙防止のイメージカラーでありますイエローグリーンにライトアップして、「広報ひこね」でも、「2020年、受動喫煙のない社会の実現を目指して~たばこの害から子どもたちをまもろう~」というスローガンを載せて取組をしていただいたことだと思います。  4月1日から改正されました健康増進法が全面適用となったことで、飲食店等を含めて受動喫煙防止の取組範囲も拡大となっております。市内でもこの変化に合わせた対応が必要になってきているところだと思いますので、以下、質問させていただきます。  中項目1、彦根市の取組についてお伺いします。  細項目1、路上喫煙防止条例に係る指定喫煙場所の現状はということで。  受動喫煙の可能性があるということで、撤去、移動、専用ブースの設置などの対応を検討されている路上喫煙禁止地域にある6か所の指定喫煙場所の現状はどのようになっておりますか。 276 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 277 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) まず、観光企画課が所管しておりますいろは松駐車場、京橋口駐車場の2か所の指定喫煙場所につきましては3月末に撤去をされております。次に、南彦根駅東口および西口の2か所の指定喫煙場所につきましても、5月上旬、5月7日付でございますが、に撤去を行っております。  一方、彦根駅前の東口および西口の指定喫煙場所につきましては現在の場所からの移設を検討中であり、現在、移設先候補地の関係者等と協議を行っているところでございます。 278 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 279 ◯13番(森野克彦君) 1点再質問させていただきます。  撤去されたと今ご答弁いただきました京橋口の駐車場のところなんですけれども、駐車場の入り口付近に喫煙所が設置されていたと思うんです。そこがなくなっていたんですけれども、出口付近にまた別の喫煙というか、灰皿が置いてあったんですね。あれはどうなっているんですか。今、撤去されて、撤去というよりも、それであれば移動ということになるかと思うんですけれども。 280 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 281 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 申し訳ございません。そちらの出口付近の灰皿につきましてはちょっと確認が取れておりませんので、また確認をさせていただいて、撤去という形でさせていただきたいと思います。 282 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 283 ◯13番(森野克彦君) 移動だったら移動で、受動喫煙の影響がなければ別にいいと思うんですけれども、ただ、出口付近で、通常であれば人が立ち寄らないところというケースに当てはまらないと思いました。あと、灰皿をちょっと触ってみたんですけれども、結構がっしりと地面に固定されていましたので、一度、確認だけまたお願いします。  細項目2の撤去・移動に伴う弊害はあったのかということですけれども、移動・撤去等されまして、何か弊害等ありましたか。お聞かせください。 284 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 285 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 南彦根駅前の東口および西口、いろは松駐車場、京橋口駐車場の4か所の指定喫煙場所の撤去を行いましたが、いずれの場所においても撤去に伴う弊害はなく、その後の苦情も聞いておりません。 286 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 287 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。撤去に伴い苦情等がないということは、撤去してよかったと思っております。  続きまして、細項目3の未対応の場所の今後の対応予定はということで。  まだ撤去・移動されていない彦根駅の西口、東口の今後の予定等あれば教えてください。 288 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕
    289 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 彦根駅前東口および西口の指定喫煙場所につきましては、彦根駅を利用される方が1日当たり2万人ぐらいおられるんですが、その乗降客のうち、全国平均でいきますと約2割の方が喫煙されているということですので、その程度の喫煙者がおられるということや、駅前周辺で喫煙場所を残してほしいという要望も聞いておりますことから、現在の場所からの移設も含め、引き続き指定喫煙場所を設置して分煙を図りたいという考えを持っております。 290 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 291 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。再質問させていただきます。  たばこを吸われる方がいらっしゃって、喫煙所を残してほしいという要望があるのはもちろん分かります。ただ単に撤去するだけではなく、今回の改正健康増進法というのが受動喫煙の影響を防止するという観点ですので、吸われる方がいるとか利用者が多いからといった理由ではなくて、駅をそれだけ利用する方がいらっしゃるということは、たばこを吸わない方の利用も多いということなので、要は分煙をきっちりしていただいて、受動喫煙の影響がない環境にできるだけ早く整備をしていただくということが重要であると考えておりまして、単なるたばこを吸われる方が撤去してほしくないという要望があるからとか、そういったことではなくて、受動喫煙の防止をどのようにしていくか、その整備の問題だと認識しております。  だからこそ、吸われる方の権利ももちろん分かります。なので、煙が漏れない場所を移動設置していただいたり専用ブースを設けていただくなり、吸われる方と吸わない方が要はともに共存できるような環境整備をしていただきたいという観点で質問をずっとさせていただいておりますので、その辺どのようにお考えか、お聞かせください。 292 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 293 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 現在、彦根駅駅前の東口および西口で検討しておりますのは、現状のように灰皿がただ置いてあるだけというような状況の喫煙場所ではなく、おっしゃったように、ガードがしてあって煙が外に出にくいというものを今考えております。  ただ、それをしますにはやはり面積をかなり食いますので、その辺の調整といいますか、どの辺の場所にするかということを含めて今検討しておりますので、そういう形でやらせていただきたいと考えております。 294 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 295 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。西口に関しましても東口に関しましても、学生、子どもたちが通る道でもありますので、実際、現在でもその付近でたばこを吸っておられる方の煙が来て、マスクをつけている小学生、中・高生が登下校する中で、マスクに煙が付着するという現状になっていることもしっかりと理解していただいた上で、できるだけ早めの対応をしていただきたいと思います。  西口、東口、両方にある必要はないかとも思います。どっちかに一つに要は寄せていただくのであれば、駅を利用される方、東口から来られた方、東口になくなって、取りあえず西口だけになりましたであっても、受動喫煙の被害の影響は縮小になると思いますので、その辺の対応を踏まえて、また検討していただきますようよろしくお願いいたします。  細項目4、路上に流出する喫煙者に対する対応はということで。  4月1日から全面適用になりまして、路上喫煙禁止地域内における飲食店の屋外での喫煙所が設置されて、要は当該路上を通行する人に受動喫煙の影響があると考えますが、どのように対応されますか。 296 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 297 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 路上喫煙禁止地区内の飲食店の店外敷地内につきましては、路上喫煙禁止条例の適用範囲外に当たります。喫煙禁止を指導できるものではございませんが、その前面道路上は喫煙禁止地区であり、また、改正健康増進法の趣旨により、望まない受動喫煙の防止が図られなければならないことから、路上喫煙禁止地区内であることが認識できるよう、店舗や道路管理者の協力を得ながら周知看板等を目に留まりやすいよう工夫して設置し、喫煙者に対して、路上通行者の受動喫煙防止への配慮を促してまいりたいと考えております。 298 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 299 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  再質問です。  店舗の敷地内と路上とが密接に接している場合で、路上喫煙禁止の路上でなければその範囲外とおっしゃいましたけれども、結局、お店からしたら、そのスペースに灰皿を設置して問題はないと。屋外でということで対応はされているんです。  ただ、喫煙される方がそのお店から出て、その敷地内だけではなく、密接して道路がありますので、結局、2、3人たばこを吸われる方がいらっしゃると、1人はその枠内に収まっていても残り2人が路上で喫煙しているという。要はそれが現状なんですね。そういったことを踏まえた上で、今後対策をしていただきたいと思います。  先ほどご答弁いただいた中で、これは経営されている店舗さんに対してのそういった周知であったりとか働きかけや注意喚起をしていただけるということなんでしょうか。 300 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 301 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今お答えしております路上喫煙禁止条例そのものが、もともとが受動喫煙に適用する条例ではございませんので、この条例内で各店舗の方に指導するなりの権限は持っておりません。先ほども申しましたように、店舗付近に看板を設置して、それによって喫煙者に周知するという形の方法になるかと思っております。 302 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 303 ◯13番(森野克彦君) 再質問です。  条例での店舗に対してどうこう言うのはできないというのは分かりますけれども、条例どうこうではなくて、彦根市として全体として受動喫煙を防止して健康の影響を防止していこうという取組の中で、彦根城をグリーンライトアップされていたわけですよね。そういった観点から、お店に対して、そういった影響がないまちづくりをしていきますので、ご協力をお願いしますといった取組すらできないということなんですかね。 304 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 305 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) この路上喫煙禁止条例ではなく、先ほどから出ております健康増進法の方の受動喫煙防止のお願いという形で、今、私が答えております市民環境部がやっております環境の方ではなしに、また健康福祉の方の関係でお願いをするという形になるかと考えております。 306 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 307 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。お店も店前でそうやってたばこを吸われる方がどうこうとなると、またお店の評判、イメージにも関わってくるので、お店、店舗を守るという意味合いでも、そういった指導をきちっとしていただければと思います。  次、細項目5の公園での受動喫煙の防止はできているのかということで。  市内の公園は全面禁煙となりましたが、その周知と確認などは行われているのか、お聞かせください。 308 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 309 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 市内の公園につきましては4月以降全面禁煙としておりますが、金亀公園、荒神山公園、庄堺公園のバラ園などは指定管理者による公園でありますことから、指定管理者による周知と確認を行っております。また、庄堺公園全体につきましては、庄堺公園管理事務所の職員により周知と確認を行っております。  一方、その他小規模な公園につきましては、公園入り口部に掲示する公園利用上の注意看板に禁煙の事項を加えて周知を図っているところでございます。しかしながら、これらの公園につきましては管理者が常駐しておりませんことから、職員による公園施設点検時などに吸い殻がないかなどを確認し、喫煙の形跡があれば啓発看板を増設するなどの処置を行いながら、喫煙の防止に努めてまいりたいと考えております。 310 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 311 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。  再質問です。  指定管理者の管理の金亀公園等に関しまして、管理者が管理している、その管理者が周知看板等、灰皿の撤去等はされていると思うんですけれども、その後、公園内でたばこを吸っている人が見かけられるとか、その辺の状況は把握はされていますか。 312 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 313 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 指定管理者による公園につきましては、先ほどの注意看板のほかに、ホームページなどで禁煙のことをお知らせしているんですが、いわゆる公園の見回りの時点で喫煙者がおられないかどうかというのを把握していただいておりますので、私どもの方には、少しおられた場合に注意をさせていただいたという報告は受けております。実際、何人か喫煙をされている方がおられたと把握しているところでございます。 314 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 315 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。公園内禁煙になっても、管理者以外の人間が知らない人に注意したりとかするとまたいろんな問題が起こっていますので、やはり管理する側がしっかりとそれを周知しながら吸っている方に注意をしていただいて、受動喫煙の影響がないような環境づくりを公園ではしっかりしていただきたいと思いますので、引き続き、その周知と、しっかり守られているかどうかの確認だけ、またよろしくお願いいたします。  最後の6番目の細項目6、彦根市の受動喫煙防止に向けた今後の方針はということで。  路上喫煙禁止地域における今後の対策等についてお聞かせください。 316 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 317 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 本市の路上喫煙防止条例につきましては、先ほども申し上げましたが、もともとの趣旨が歩きたばこの火による危険から市民等の安全を守るとともに、火災の危険の防止や吸い殻のポイ捨ての防止による生活環境の保全を目的としております。路上喫煙禁止地区を定めるとともに指定喫煙場所を設定したものでございますが、健康増進法の改正により、望まない受動喫煙の防止を優先して図っていかなければならない一方で、喫煙者が喫煙をする権利も保護する必要があり、利用者の共存が図れるよう適切な分煙を進めていく必要があると考えております。  このことから、路上喫煙禁止地区内におきまして、先ほども一部申し上げましたが、受動喫煙が懸念される場所においては、当該路上が喫煙禁止地区であることを示す看板等の設置により、その周知をより図ってまいりたいと考えております。 318 ◯議長(安澤 勝君) 森野君。   〔13番(森野克彦君)登壇〕 319 ◯13番(森野克彦君) ありがとうございます。吸う人も吸わない人も気持ちよく過ごせるようなまちづくりのために頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 320 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午後0時22分休憩            午後1時24分再開 321 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  10番谷口典隆さん。谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 322 ◯10番(谷口典隆君) それでは、今期定例会に当たりまして、私、新型コロナウイルス感染症対策について質問させていただきます。多くの皆様方もご発言ございましたけれども、今まさに、医療、介護、保健、衛生の各分野においていろいろと従事していただいている皆様に敬意を表するとともに、私自身も最前線でご活躍いただいている皆様方にエールを送るつもりで、この数か月過ごしてまいりました。彦根市の取組についてお尋ねをさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず初めに、スピード感のある対応はできているのかということについて、お尋ねをさせていただきたいと思います。  他市と比較して、施策の検討、判断、実行が速やかであったとは私自身は言い難い状況であるんではないかと考えるわけでございますけれども、本市はスピード感のある対応ができていたと考えておられるのか。見解をお聞かせいただきたいと思います。 323 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 324 ◯市長(大久保 貴君) 谷口議員のお尋ねにお答え申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の影響が市民生活に甚大な影響を与えている中で、スピード感を持った対応は極めて重要な要件だと考えておりますが、今回の新型コロナウイルス感染症に対する国や各都道府県、市区町村が取り組む一連の対応について、スピード感に欠けるという意識が国民全体にあるということも認識をしております。  本市におきましても、5月1日号の「広報ひこね」において実施いたしました新型コロナウイルス感染症感染拡大防止緊急アンケート調査などでもご指摘をいただいております。ご期待に応えられなかったことは大変残念で、申し訳ないと思っております。  こうした状況の中ではございますけれども、本市では、給付対象者1人につき10万円を支給するとされる特別定額給付金、これをできる限り早急に市民の皆様にお届けすることがまずは最重要課題だと考えまして、全庁一丸となった体制を構築しながら、県内でも早期となる5月8日には口座への振り込みを開始をいたしまして、その後も順次給付を行ってきているところでございます。  また、本市独自の事業につきましては、ウイルスの感染拡大状況に応じて大きく三つの段階に分けまして、それぞれの段階で市民にとって何が優先されるべきことなのかを念頭に、国や県等の支援の状況を確認しつつ、より効果的な支援ができますよう、タイミングを見定め施策を形成してきたというところでございます。  とりわけ、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止緊急アンケート等の結果を分析をしまして施策に反映できたことは、市民に寄り添った事業の策定に寄与できたのではないかと考えております。 325 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 326 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させていただきたいと思います。  今ほど、市長からスピード感に欠ける認識とのご答弁がございましたけれども、市民の皆さん方からもそうしたご指摘があったということでございますが、この施策を進めていただいている途中に、では、そういったご意見を踏まえて何らかの対応、こういうところは少しスピードを上げようかとか、もう少し何とか対応できないかということで、このスピード感に欠ける認識を踏まえて、何らか途中で変更といいますか、大きな方針を転換するなりして、スピード感というものを市民の皆さん方に実感していただけるような取組というのはされたのかどうか。1点お聞かせください。 327 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 328 ◯市長(大久保 貴君) 繰り返しの答弁になってしまうかも分かりませんが、我々は、何よりも10万円の定額給付金をはじめとした国の施策を早急に市民の皆様お一人お一人の手元にお届けするということが最重要だと考えたところでございまして、それに注力をしてきたところでございます。  市独自の施策についての発表が先行した市に比べて遅れてきたということはご指摘のとおりかと思いますが、私どもとしましては、重要だと考えた特別定額給付金の支給事務が他の同規模の自治体に比べましてかなり早くできたと思っておりますので、そこはプラスマイナス、それぞれの市民の皆さんにお考えをいただかなければならないと思います。 329 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 330 ◯10番(谷口典隆君) もう1点、再質問させていただきたいと思います。  今、市長おっしゃっていただきました特別定額給付金につきましては、27日に専決処分されて執行されたわけでございます。それにつきましては次の項目でもちょっと触れさせていただきたいと思うんですけれども、まず、今の1点目で、市長が今強弁されておられます、1日でも早くとおっしゃった10万円の特別定額給付金について、5月30日時点では世帯ベースで約81%の市民の方に申請がされているということでございましたけれども、現在、直近のデータで、この申請の割合とか給付の割合というのは、もしお分かりであればお答えいただけませんか。 331 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 332 ◯市長(大久保 貴君) 直近で私が伺っておりますのは、一昨日のデータかと思いますが、申請をいただいた方は90%を超えているというところでございます。ただ、振り込みに関しましては若干時間をまだ要しているということでございますので、どれぐらいの方にお届けできたかという数字は今持ち合わせておりません。よろしくお願いいたします。 333 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。
      〔10番(谷口典隆君)登壇〕 334 ◯10番(谷口典隆君) 一日も早く今市長がおっしゃいました10万円を早急に届けたいということで、確かにオンラインは5月1日からされて、5月8日の日には最初の入金が振り込みがされているということはお聞かせもいただいております。それについてはいろんな各方面でご努力をいただいた結果かと思うんですけれども、今おっしゃっていただきました90%を超える申請件数があったと。要は、給付の割合なり給付の件数がどれだけかというところがやはり要になってくるかと思いますので、鋭意、数字には注視していただきたいと思います。  政府の持続化給付金なんかは2週間というところが3週間、いや、ほぼ一月たってようやく振り込まれる、まだ振り込まれていないという状況も見聞しておりますので、その辺、給付の割合につきましても、これからも市長として注視していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次、2点目いきます。議会への予算提案時期は適切であったかという問題でございます。  5月臨時会の招集時期も含めまして、新型コロナウイルス感染症対策に係る予算や事業の提案時期は適切であったのかどうか。その考えについてお聞かせいただきたいと思います。 335 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 336 ◯市長(大久保 貴君) 先ほどもお答え申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症への対策は必要な支援を必要なタイミングで提供させていただくということが重要だと考えておりまして、状況が刻一刻と変化する中で、国や県の支援内容や社会情勢、市民ニーズなどに鑑み、適切なタイミングでの提案に努めたところでございます。  先ほどもお触れいただきましたけれども、国の施策について、本来ですと議会にお願いをして承認をいただいてから執行するというのが常道でありますが、こうした事態を受けまして、議会の皆様方のご理解を頂戴して、専決処分をまずさせていただいたというところでございます。  その他、今も申し上げましたとおりに、アンケート調査等々、しっかりと調整をし手順を踏んだというところもございまして、結果的にこういうタイミングになってきたというところでございますので、ご理解のほどお願い申し上げます。 337 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 338 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させていただきます。  まず最初に、今、市長もご答弁されました4月27日の専決、結果的にこれは専決処分で致し方なかったと思うわけですけれども、それより前に、4月中に臨時会を招集されるべきではなかったのかと私は考えます。  こうしたイレギュラーな事態だからこそ、また危機管理のマネジメントの観点からも、やはり議会を招集して、これだけのお金が要る、予算が要る、早急に取り組まなければならないということの経過、スケジュールも踏まえて、議会に十分な説明をされてもよかったのではないかと。議会のこれまでのルールとか日程とか、そんなことは度外視してでも、臨時会を4月中に招集を早めにされるべきではなかったのかと思うんですけれども、その点、なぜされなかったのかというお考え、及ばなかったのかどうかについてお聞かせいただきたいと思います。 339 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 340 ◯市長(大久保 貴君) 結果論にはなるわけですが、当時、国におきましても、特別定額給付金が30万円から10万円になったり、いろいろと議論があったところでございます。最終的にまとまったということで可決をされて、それまでの間に、ご指摘いただきましたように、市の施策も含めて臨時会をお願いをして承認をいただくという段取りも考えたところではございますけれども、先ほど来申し上げておりますような、我々としてのまず優先すべきことについては、特別定額給付金を早急に支給をしていくということにおいては専決処分でもご承認いただけるというお話をいただきましたので、そのような対応をさせていただいたというところでございます。  おっしゃっていただくことはごもっともでございまして、私どももそのことを重々検討させていただいたところでございますが、あまりにも国の動き等々が様々動いておりましたので、結果としてこのようなことになったというところは、ご理解のほどお願い申し上げたいと思います。 341 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 342 ◯10番(谷口典隆君) 今、市長からは臨時会というものも当然というお話もございましたけれども、そもそも全体的に、では、仮に27日の専決は特別定額給付金の10万円はよかったとしても、それ以降がどうもやはり他市と比べるとちぐはぐというか遅い、遅きに失しているという感が拭えないというのは、私だけではなくて市民の皆さんも多くお感じになられているのではないかと思います。  これ再質問をさせていただきたいんですけども、今回のこの6月の追加での予算提案というものが多いです。これはなぜ分けられたのか。これこそ当初に乗っけて、もしくは早ければ5月臨時会にでも乗せられるようなものがさらにあったのではないかと考えるわけでございますけれども、6月定例会になぜこれだけのものを分けられたのかというところもお聞かせをいただきたいと思います。  先ほど、どなたかのご質問の答弁で、総務部長からは最優先課題というご答弁がございました。最優先課題として取り組むのであれば、逆に、この追加で出そうとされている6月の追加の予算なんかは、この冒頭ででも議決をもらって早急に執行していくというのが、先ほどからの市長のご答弁をなぞって取組とするならば、それぐらいの取組が必要ではないかと思うんですけれども、この6月追加に分けられたというこの提案時期、提案の仕方についてもご見解をお聞かせください。 343 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 344 ◯市長(大久保 貴君) おっしゃっていただくことはごもっともかと思っております。振り返って、今日このような提案をさせていただくことになったということは、一つは、様々我々も内部で検討し、どのような施策を講じていくのかというところは日々協議をさせていただいてきたところでございます。  ただ一方で、同時に、国・県においても同様の検討がされてきたところでありまして、一例を申し上げますと、GIGAスクールに関しましても、当初はもう少し先ということで考えていたところが、もっと前倒しというところにまで発展してきた。そのような大きな流れが国全体で起こっているというところで、我々としましては、現段階でまとめられるところについて、効果的に執行していくためにはどうするかというところも併せて考えたところであります。  例えば市内の事業者、個人事業主への休業要請のいわゆる支援金が県において検討されましたが、これは、例えば、県は同様に早く議決をいただけるのであれば、県の支給に乗せて執行するというご提案もいただきました。しかし、それはどの程度の額でということも検討する必要もありましたし、確かに県がやっていただくということになればその手間が省けるということもあるけれども、一方で、事業者の方として見たら、1度にこうやってもらうということもそれなりのメリットはあるけれども、県の執行が7月であれば、我々がこれを今回認めていただいた場合に8月に執行ができると、切れ目なく支援ができるという部分も考慮したところでございます。  確かに冒頭でということも検討したところはありますが、しっかり時間を練って、そしてコロナ対策という分かりやすい形でお願いをするというのも一つの方法で、ただ、審議時間が十分ではないというお叱りもごもっともかと思いますので、できるだけ概要はあらかじめご説明をさせていただいて、この一般質問においても議論を頂戴するということでご理解をいただいたところかと思います。  いずれにいたしましても、今後、またさらに様々な施策が展開されていく、あるいは我々もしていかなければならないと思っておりますので、その辺りはしっかり皆様方とコミュニケーションを取りながら、効果的な形で執行ができますように、またご提案させていただけますように工夫をしていきたいと思っております。 345 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 346 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させていただきます。  市長、効果的に執行していくための方法を考えたとおっしゃいますけれども、本当に効果的なのかというところがやはり疑念が残るところでございます。また、切れ目なく支援をしていく方が事業者にとってはいいのではないかというお話でしたけれども、この「切れ目なく」が本当に果たしてできるのかというところにあろうかと思います。  また、次の施策の形成過程についての中でも触れさせていただきたいと思いますけれども、この「切れ目なく」と言いながらも実際切れてしまっていると。事業所においては確実にこの2月、3月、4月の落ち込みで、現金なんかはショートしているわけですよね。その辺は市長ならよくよくご理解いただけると思います。  では、今まとまったお金が確かに必要だ。それ以外でも切れ目なくそれがあればいいですけれども、それが果たして7月、8月なんて待てないわけですよ。今、4月、5月、6月にお金が必要だというところに、今、中小の企業、零細の企業なんかは苦しい思いをされているということを考えたら、国や県ではなく、一番身近な市町がやはりしっかりと支援していかなければならないのではないかと考えています。そのためのいろんな国からのひもつきの予算であったり補助金であったりではないかと考えるわけでございます。  ちょっと話を戻しますけれども、要するに提案時期というものがそもそもちぐはぐな感じがしたというのは、まさにこの5月30日にチラシを折り込みをされました。6月1日号の「広報ひこね」でもいろんな施策を紹介をされております。これの中で、いろんなものが、ではいつできるんだと、もうすぐこういう補助金なり給付金がもらえるんだなというものが、多くの市民が実感としておありになったと思います。このチラシを折り込んだことのよし悪しではなくて、ここまでまとまったものを市民の皆さんに広報するのであれば、早くにこれを決めておく必要があったのではないかということを私は先ほどからお話をしているわけでございます。  これ、実際、この新聞折り込み、また広報を見て、先ほども4,000件を超えるお問合せがあったとお聞かせいただきましたけれども、実際、この提案時期でこのタイミングでチラシを折り込みをされて、これに対して、では、期待値も含めたお問合せとか、そんなのは把握をされていますか。いや、それは6月議会で決まることなので、まだ予算はついていませんなんていう回答をされているわけですよね。実際そういったお声はお聞きになっておられませんか。 347 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 348 ◯市長(大久保 貴君) これまでもご答弁申し上げましたとおりに、今、コールセンターなりに相談、お問い合わせいただく内容は、10万円の特別定額給付金がいつ振り込まれるのかということが、ほぼ9割方がそうしたお尋ねでございます。それにつきましては、努力をしてデータを送っておりますので、順次振り込まれるだろうというご案内をさせていただいていると。  これ、チラシを入れさせていただきましたのは、アンケート調査でも、いわゆる市独自の施策について全く情報がないというお叱りを幾つかいただきました。我々も、これはいつも思うことですが、施策が新聞でまず記事になりますと非常にそれは新鮮に受け止められるわけでありますが、2番目、3番目になるとあまり印象が残らないということも事実かと思います。  私どもとしましては、何が市の施策としてこれから展開されて支援につながっていくのかということをしっかりとお届けをすると、まずこういう方向性だということだけでもお伝えをするということが重要と考えたところでございます。あらゆるツールを使いまして、メールシステムあるいはラジオ、ホームページ、こうしたものも活用しながらお伝えをしてきたわけですが、やはりそこには限界があるというところがございましたので、チラシを入れさせていただいたというところでございます。  いずれにしましても、まだまだこれから様々取り組まなければならないと思っておりますが、しっかりとお伝えするということが重要だと思いますので、こういう時期でもございますので、いち早く方針だけでもお伝えをさせていただく必要があると判断したものでございます。 349 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。  〔10番(谷口典隆君)登壇〕 350 ◯10番(谷口典隆君) 市独自の情報を届けたいという思いは一定理解はします。ただ、そこを遡ると、そもそも取組が遅かったのではないかということに尽きるわけでございます。  このチラシには5月25日時点の内容ということでお断りが触れられております。今後、市議会での審議、議決を経て実施する事業を含みますということ、これを見て、市民の方、これ何のことはないということが多いと思うんです。  例えば、市議会でこの審議、議決を経るということが、内容に変更が生じる場合もあるというところまで読み取れるかどうかということは、多くの方が決してそうじゃないと思うんです。  それであるならば、それであるならば、早い方針を出したいというのであれば、この5月25日という時点で、5月18日で5月臨時会は終わっているわけではないですか。では、もう少し早く前倒しで検討して決定をして決断をすれば、5月臨時会にでも乗せられたわけではないですか。そしたら、この確定ですよということがはっきり言えたわけだと思います。  一月に何回臨時会をしたら駄目ということの決まりもないわけですから。では、5月の10日にしてもいいし、5月20日にしてもいいし、先ほど市長が言われたように、いろんな手だてでとにかく市民の皆さん方に早急に届けるということを本当はすべきだったのではないかと思うわけでございます。その辺、今後今後とおっしゃいますけれども、これ、市のお金が尽きるまで、どこまでされるのか分かりませんけども、今後というよりも、今すぐにでも対応していただくべきところは、まだまだ改善の余地はあると思います。  それに関連をしますので、次の質問、3項目めへいかせていただきます。  政策や各所管の施策について、その形成過程や取りまとめ手順などのプロセスをお聞かせいただきたいと思います。 351 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 352 ◯市長(大久保 貴君) 今回の施策形成におきましては、まず私から職員に対しまして、今回のコロナウイルス感染症対策により、真にお困りの市民の方に求められている支援が早く届く施策をまず構築してほしいという方針を伝えた上で、新型コロナウイルス感染症対策に係る各所属から予算要求を行って、市長直轄組織でございます市民生活・経済再生支援室において取りまとめをいたしました。  その後、支援対象から漏れた層はないかなど様々な視点から、「広報ひこね」5月1日号において実施いたしました新型コロナウイルス感染症感染拡大防止緊急アンケートの結果や、同時に全職員を対象にしました提案事業などを参考に、市全体として調整を行って、再度、各所管課におきまして施策の練り直し、また追加を行うことで、この新型コロナウイルス感染症対策をまとめたものでございます。 353 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 354 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させていただきます。  市長から、支援室で取りまとめて、市民にいち早く届く事業、取組をということのご指示があったということは理解はしました。ただ、それが本当に届いているのかどうかというところは検証というのはされていますでしょうか。 355 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 356 ◯市長(大久保 貴君) これから届けるということになろうかと思います。本当に時間のない中ではありましたけれども、職員、様々提案もしていただいたし、市民の皆さんからもご意見も頂戴をして、どのような部分でどういう手だてをするべきなのかということを真剣に議論を重ねてまいりました。一定まとめさせていただいて、お届けをさせていただける段にはなってきたと思います。  しかしながら、一方で、これはちょっと再質問にそぐわないかも分かりませんけれども、5月の時点よりもさらに今雇用情勢が悪化してきているということもあります。したがって、まだこれからいろいろ手を打たなければならないことがあろうと思っておりますので、まず今回ご提案をさせていただく内容についてお認めをいただいて、できるだけ早くお届けをさせていただく。保険料にしても水道の基本料金にしても、手当てをまずするということをお認めいただいて、なおさらにこれから練っていかなければならない部分があるのではないかと今心配をしております。  いずれにしましても、スピード感に欠けるというご指摘は真摯に受け止めさせていただきながら、できるだけ今後も早い展開ができますように、議会の皆様方ともご相談をさせていただいて、迅速な対応をしてまいりたいと考えております。 357 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 358 ◯10番(谷口典隆君) 今、市長がおっしゃいました水道料金にしても国民健康保険料の一部免除にしても、まだこれからではないですか。これから提案ではないですか。市長のおっしゃることは一定は理解はいたします。  しかしながら、市民の皆さん方からしてみたら、いや、そんなことが早く決まっているのならば、もっと早くちゃんとしっかり連絡が欲しかったいうことになるわけですよ。1枚広報に入れた、チラシを折り込んだから皆さんが見ているからではなくて、直接その方に、猶予ではなくて、そこはもう減免しますよなり、水道料金基本料もそうかも分かりませんけれども、しっかり届くような施策、取組をしなければならないと。そう考えるならば、先ほどの質問に戻るわけでございますけれども、もっと早くこれはできたわけではないですか。  だから、それは遅い、遅いと言われるご指摘はもっともだということを言われましても、では、そこをしっかりリカバリーするためには、少なくともこの6月に追加されるものを当初に提案をされるべきだったと私は今でも思うわけでございます。  1点、先ほどの3番の質問の中でお聞かせいただきたいんですけれども、市民生活・経済再生支援室で取りまとめをされるに至るまでに各所属原課が上げてくるというのは、ざっくりとしたものを上げてくるのか、そこそこ制度設計されたものを上げてくるのか。どういった形で上がってくるのかというのをちょっと教えてもらえませんか。 359 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 360 ◯市長(大久保 貴君) 上がってくるものはかなり具体的なものが上がってきていたと思っています。それに加えて、職員の提案というのもかなり具体的なものが上がってきていたと記憶しております。その中で効果的に早く実現できるものというところを内部でまた議論をさせていただいて、構築をしたというところでございます。 361 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 362 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させてください。  かなり具体的なものが上がってくるとおっしゃいましたけども、それであるならば、5月18日の臨時会で、産業部長おられますけれども、商店街継続活動補助金というのが認められましたね。これはいつ頃のご案内になるんでしょうと地域経済振興課の方にお聞かせいただきましたら、6月中旬には案内をしたいと。議決を経てから、もうほぼほぼ一月ですよ。商店街だからいいだろうというものではなくて、商店街だからこそ、まさに先ほど市長がおっしゃるように、1日でも早くこれを届けるための取組をしなければならないのではないですか。  では、この5月臨時会に議案が出されたということは、当然ながら4月中なり5月の頭、ゴールデンウイークのかかりまでには、今の市長の弁をかりれば具体的な取組の案が素案が市民生活・経済再生支援室の方に出てきているわけですよね。市民生活・経済再生支援室で取りまとめをされているのに、なぜこれがまだこれからなんですか。確かに6月から地域経済振興課、職員の人事異動をされて1人増員されておられます。  しかしながら、これ6月中旬と。議決を経てから一月後ですよ。それを考えるならば、この追加議案、6月22日閉会のときに我々仮に議決したとしましょう。それからだったら、市民の皆さんに届くのが8月の声を聞くのではないですか。これ、市長の先ほどからおっしゃっている一日も早く届けられる。全然届いていないではないですか。これこそ、先ほどおっしゃいましたように、切れ目なくと言ったって、完全にこれは切れていますよ。  今、どんな思いでその商店街の皆さん方が、5月臨時会で決めた、我々議会が認めた予算を待ち望んでおられるかと、ここにいらっしゃる皆さん方は思いを馳せたことがありますか。なぜこんな6月中旬まで一月もかかるんですか。具体的な取組なんて全く素案として上がってきていないではないですか。それであるなら、もっと早くこれを取り組む方法を考えなければ駄目だという指示を出すなり、もっと具体的な案を5月臨時会までに持ってきて、5月20日にはすぐ出せますというぐらいのものをすべきだったのではないですか。  これ、たまたまこの商店街継続活動補助金について私お尋ねしたわけですけれども、多分これだけではないですよ。その辺、見解をお聞かせください。 363 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 364 ◯市長(大久保 貴君) ご指摘はごもっともなところがかなりあると私も思います。ただ、行政手続上、議決をいただいて、そこから手だてをしていかなければならないということで時間がかかるということも我々は織り込んで、そうすると何を一番最初にしなければならないのかということになると、やはり特別定額給付金をまずお手元にお届けするということが重要だという判断に至ったわけです。  我々の施策をお認めいただいても、それは時間がかかっていくと。県の施策、国の施策、いろいろございますが、そこをうまくつないでいくために、実際に執行する段で工夫ができないかということを考えたわけです。したがって、まず、特別定額給付金の支給ができるだけ早く取りかかれるようにということで段取りをしました。  そして、同時に市民生活・経済再生支援室を立ち上げて、本当にお困りの方のいわゆる公共料金の猶予等々のご相談に応じるということに努めてきました。その間に我々が独自施策として打ち出していけるものについて整理をして、今回お願いをさせていただくという段になったというところでございます。  何もかもが発案と同時にお届けできるという状況が理想かとは思いますけれども、なかなかそういうわけにもいかないというところがございます。そこは結果としてこうなっておりますので、ご意見は本当にもっともだと思いますけれども、結果としてこうなっておりますことは、まずご理解のほどお願い申し上げたいと思います。 365 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 366 ◯10番(谷口典隆君) 市長が一日も早く市民の皆さんにお届けできるような取組をしなければならないとおっしゃったから、では早くしないと駄目なのではないですかということを私は申し上げているだけで、市長が、いや、そう早くしろ早くしろ言われてもいろんな市の行政の仕組み上できないんだと言われても、市長がそのようにリーダーシップを出しておっしゃって指示を出されたわけですよね。  地域経済振興課から何人の方がこの特別定額給付金のお手伝いに行っておられるんですか。全員。1人でしょう。1人ですよね。1人であるならば、この取組がこんなにかかるものですか。地域経済振興課として、こんなことは一日も早くやはり取り組んでもらわない駄目なのではないですか。この商店街の事業は一日も早く取り組んでもらう必要があると思います。次また追加で出されるものなので、それはまた別の機会に質疑させていただきます。  近江ツーリズムボードがタクシーデリバリーサービスをされております。これも近江タクシー株式会社と彦根市の協力の下、実施いたしますということで、報道にも大きく取り上げられました。彦根商工会議所が発行しておられます月刊誌におきましても、その辺のしっかりPRをされております。これに関しては、もう既に6月1日から始められているわけです。7月14日までの予定で、期間限定で実施をされます。  このOTBにお聞きしましたら、今、市の補助金がなければ無料にならないと、市の補助金ありきの当然ながら事業でございますというご回答がございました。今、これどうしておられるのかといったら、タクシー代は一旦OTBの方で立替えをしていますということなんです。  結果的に、商店街のように独自で大きな蓄えがあるかないか分かりませんけれども、資金力を有していないところは、そうして立替えで、各商店にお返しもできないわけですよ。そしたら市の補助金が入ってくるのを待たなければならない。一方で、OTBのようなところ、会員がたくさんいらっしゃるところは独自で始められますいうことで、ここ既に差ができているわけですよね。  市長が先ほどからおっしゃっているように、しっかりと市民の皆さんに十分実感していただいて、市民の皆さんに一日も早くこうしたものをお届けしようと思ったら、やはりもっと具体的な策をしっかり決断をして、すぐにでもかかれるような取組というのが私は必要だと考えております。  こうしたことで、今ずっとお話をお聞かせいただきましたように、市の取組として遅いというのもありますけれども、その政策の形成過程の手順の中でも、私は、これ一定、何か手続として間違っていたのではないかと思います。このような給付なり補助金が遅いというのは、そうとしか思えないです。  次いきます。
     市民への支援についてということで、滋賀県の休業要請の対象となっていない事業者への彦根市としての支援についてお聞かせいただきたいと思います。 367 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 368 ◯産業部長(中村武浩君) 滋賀県の休業要請対象施設以外の事業者に特化した彦根市としての支援はございませんが、今回提案を予定しております「みんなで応援!ひこねカタログチェイス事業」において、カタログ商品対象店舗として、休業要請対象施設にかかわらず小売業や飲食業を想定しており、事業者の支援につながると考えております。  また、5月市議会臨時会でお認めいただいた彦根市新型コロナウイルス感染症対策経営力強化補助金も支援になると考えております。  ほかに、市独自の支援ではございませんが、資金繰り対策として、セーフティネット保証制度、労働者が休業等を行った場合に活用できる雇用調整助成金制度、売上げが大きく減少した事業者を対象とした持続化給付金制度など、国や県の支援制度を事業者の方々に周知しているところでございます。  今後の事業者支援につきましては、本定例会に追加提案を予定しております彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の活用も検討してまいりたいと考えております。 369 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 370 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させてください。  今ほど、ございませんというご答弁でございましたけれども、チラシなり、市として対策の中でこの6月に追加上程される予定のもので、県の支給要件に一部該当しなかった事業者に対しても支援するとあるんですが、これは具体的にはどういうことなんでしょうか。 371 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 372 ◯産業部長(中村武浩君) こちらにつきましては、県の支援の条件としまして期間が設けられておりますけれども、その期間よりも短くても、休業期間が県の定めている期間よりも短くても対象とするということで、その部分は県の制度とは異なる部分ですので、拡充の支援になるということでございます。 373 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 374 ◯10番(谷口典隆君) では、滋賀県は飲食店には休業要請をしておりません。しかしながら支援金は拠出をされます。これについて、飲食店については彦根市としてはどのようなお考えですか。 375 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 376 ◯産業部長(中村武浩君) 飲食店につきましては、協力依頼ということで時短ですね。営業時間短縮を求めておられますので、市の方も同じ基準で考えております。 377 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。  〔10番(谷口典隆君)登壇〕 378 ◯10番(谷口典隆君) 4月の下旬ですけれども、全国知事会が旅館、ホテルを休業要請対象にしてもらうように政府に要望されました。それを受けて政府としての動きはなかったんですけれども、各自治体で独自の支援、三重県であるとか山形県であるとか静岡県の伊豆市等々が独自に休業要請をされております。  そうしたことで、先ほどもご答弁ございましたけども、滋賀県の規定というか基準にのっとるということなんですが、全国知事会がこうした取組をされていたわけでございますが、彦根市独自として、ホテル、旅館、これからGoToキャンペーン等々でいろいろ協力、パートナーシップを結んでいかなければならない相手方でありますけれども、ホテルや旅館に対しての支援というのはないと考えてよろしいんですか。 379 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 380 ◯産業部長(中村武浩君) ホテル、旅館につきましては、以前、市庁の方にも来られまして要望等を受けております。そのときにおっしゃっていたのは、今いたしておりますように、市の観光施設、お城とかそういう部分を無料で開放してほしいというご要望もございましたので、今回、観光の方で考えておりますのには、そういう観覧券つきのクーポンを作るということは、そのホテル旅館組合からのご要望に沿った形での支援策を考えております。 381 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 382 ◯10番(谷口典隆君) 過去への支援と、これからの未来への支援と、やはりしっかり整理して分けて考えないと駄目だと思うんですよ。確かにそのときの要望は観光施設を開けてほしいという要望だったでしょう。しかしながら、今こうした県の取組を受けて、市として独自にこうしたことをしますよでは、GoToキャンペーンまでもたない宿泊業者とかが出てくるのではないですか。それこそ地域経済を支えていく産業部として、取り組んでいく考えをしなければならないのではないかと思うんですよ。  これがまだ5月とか4月に早々に出ていて、では今から追加せいなんていうことは私も申し上げませんけれども、今まだこの時点で提案もされていないわけですよね。  先ほど申し上げましたように、産業部長、商店街の補助金なんて、先ほど市長は十分そこそこ練ったものが出てきているというものの、まだこの6月中旬以降にしか案内できませんという状況なんですよ。これから幾らでも手を入れて変えていこうと思ったら、検討する余地はあるのではないですか。いかがでしょうか。 383 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 384 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほどの説明が正確ではなしに、開けてほしいではなくて、無料で開放してほしいというご要望がございまして、無料開放ということで、今のクーポンに無料券をつけているということでございます。  それと、今のおっしゃっていただいている分につきましては、あくまで予算がついた上で補助金の交付要綱をつくって、それを内部の決裁として成立させるまでの時間がどうしても必要になりましたので、そういう形での大体6月中旬というお答えをさせていただいていると思います。  それと、今回、先ほどのタクシーデリバリーにしてもカタログチョイスにしても、要するにできるだけ早く取りかかりをしたいと。OTBは、タクシーデリバリーは時期を逃すとその辺の部分がということでできるだけ早くしたいとおっしゃったので、それなら市の方からの補助金、ほかの補助金も入っていますので、その中で回れるようなら先にしてくださいということでさせていただいています。  カタログチョイスにつきましては、カタログに載せたいと希望されるお店の公募の方はもう既にさせていただいていますので、予算がついてから実際にカタログの作成とかに入るんですけれども、その事前段階はこちらの方、進めさせていただいています。  ですから、今回の部分につきましては、できるだけ早く物事が進むということでの取組をしておりますので、その辺、ご理解をお願いしたいと思います。 385 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 386 ◯10番(谷口典隆君) 答弁があったので、お尋ねしてよろしいですか。  カタログギフト、もう公募されているということですけれども、いつされていますか。どこを通じてされていますか。 387 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 388 ◯産業部長(中村武浩君) 商工会議所と観光協会を通じて声かけの方をしていただいています。要するに正式な公募ではなしに、商工会議所と観光協会を通じて、こういうことを市がするんですけれどもどうですかというご案内をさせてもらっています。実際に正確な商品のものではないですけれども、それが出たときには手を上げてもらえますかという形のご案内をさせてもらっています。 389 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 390 ◯10番(谷口典隆君) 会員のところに届いているという認識でよろしいんですか。全会員のところに、観光協会なり商工会議所から既に案内が行っているということでよろしいですか。 391 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 392 ◯産業部長(中村武浩君) そこの確認の方はしておりませんけれども、そういう形で募集をかけるということはしております。   (「確認していないのではなくて、    先ほどおっしゃったのと答弁が違    ってくるので、では、公募をかけ    ているとおっしゃったのが違うの    かどうかだけ」と呼ぶ者あり) 393 ◯副議長(野村博雄君) 暫時休憩します。            午後2時13分休憩            午後2時14分再開 394 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 395 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほど、答弁の中で公募と使いましたけれども、公募の方は訂正させてもらいます。ご案内の相談を今させていただいていて、最終の調整を今しているということで。  それで、実際に出すということで進めているところで、今、調整をしていて、最終段階に入っているということでございます。 396 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 397 ◯10番(谷口典隆君) 再質問です。  なぜそんな誤った情報を強弁されたのか。本当に大丈夫ですか。地域商店街の話に戻りますけれども、そういうこともちゃんとしていただけますか。今こんなところで頑張って、商工会議所、観光協会に公募していますと。何を言っているんですか。早くしていますよということをそこで頑張られても、来ていないのだから。公募していないのではないですか。ちゃんと正確な答弁……。部長、今までの答弁も間違いないですか。 398 ◯副議長(野村博雄君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 399 ◯産業部長(中村武浩君) もう一度正確に申しますと、カタログチョイスのこういう制度で進めていきます、こういう形でカタログに載せて、市民の方にはこういう形でクーポンみたいなものをお出しして、これで申し込みいただいてという流れについては、観光協会にも商工会議所の方にも説明はさせていただいております。それを実際の会員さんに下ろす段階で若干まだ調整が残るということで、まだ実施には至っておりませんけれども、商工会議所と観光協会の方とは、そういう形の調整を進めさせていただいているということです。 400 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 401 ◯10番(谷口典隆君) とにかく市民への支援、市民に寄り添っていただくような取組をお願いしたいと思います。公募とかをした、しないということはどうでもいいんですけれども、ちゃんとやはり早く届くようにしていただきたいと思います。特に産業部、このセクションが大変重要だと思いますよ。お取組をお願いしたいと思います。  次いきます。  まず、2点目、学校給食の食材を納入している業者への彦根市としての支援についてお聞かせください。 402 ◯副議長(野村博雄君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 403 ◯教育部長(岸田道幸君) 本市におきましては、3月からの小・中学校の臨時休業に伴い、5月末までの給食の実施は1回のみとなっています。臨時休業中の学校給食食材の取扱いのうち、3月分の発注食材については食材納入業者の意向をご確認させていただき、キャンセルができるものについては業者の方にご協力を得てキャンセルといたしましたが、キャンセルができないものについては、食材を納品してもらうとともに支払いを行いました。  キャンセルを行ったもののうち、牛乳、パン、麺などについて、年間計画に基づき生産されるものにつきましては国の学校臨時休業対策補助金の補助対象経費に含まれることとなったことから、さきの5月臨時会でその費用を計上し、議決をいただきまして支払うこととしております。  4月以降分につきましては、発注済みの食材につきましてはキャンセルの可否にかかわらず全て支払いを行うこととし、食材納入業者にとって負担がないように配慮したところでございます。これは、食材納入業者から、食材のキャンセルは4月以降も引き続き行われると経営に甚大な影響があるため受け入れられないなどの要望が寄せられたことや、地域の八百屋さんなど小規模業者も多く、この状態が続けば、給食事業からの撤退や、最悪の場合、倒産が起こることなどにより、今後の給食提供の継続に甚大な影響を及ぼす可能性もありましたことから、そのような対応を行ったものでございます。  本市においては6月から学校給食の提供を再開しておりますが、今後、万一給食の停止を行う場合については、食材納入業者の経済的損失の防止や今後の学校給食食材の安定的な供給体制の確保等を踏まえ、食材納入業者への適切な支援に努めてまいりたいと考えております。 404 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 405 ◯10番(谷口典隆君) 内閣府の地方創生臨時交付金の活用事例集の中にも、学校給食関連事業者等への応援事業ということで、今、部長がご答弁いただきましたように、学校再開時に安定的な事業を継続することができるよう、こうした取組として活動事例がありますよということもございますので、しっかりその辺、支援していただきたいと思います。  特に、先ほどにも関連するんですけれども、要するに給食への納入事業者の方というのは生活物品、生活用品に関することですので、恐らく休業要請等々の対象外の方が多いと思っております。ただ、納入先であるホテルであったり飲食店が休業しているということになればさらに経営が厳しくなっておりますので、しっかりその辺ご支援いただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  次、3番目いきます。生活保護や生活資金の緊急貸付等の申請、融資に係る事業者からの相談などについて、市民に寄り添う対応はできていたとお考えになられているでしょうか。お聞かせください。 406 ◯副議長(野村博雄君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 407 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 本市では、今回の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で生活に不安を抱えられた市民の相談窓口として、4月の21日に生活支援緊急相談窓口を設置し、会計年度任用職員による相談員3名で対応を開始いたしました。また、5月13日からは通話料のかからないフリーダイヤルを開設し、委託事業者のスタッフ6名を追加配置して対応に当たっております。  利用状況につきましては、窓口開設から5月末までに4,318件のお電話があり、その大半は特別定額給付金に関するお問合せですが、事業収入が減少したことによる経営支援に関することや、生活費の困窮や住居、雇用に関することなど具体的なご相談をいただいた場合は、相談員が丁寧に事情をお聞きし、市が実施する各種施策のほか、生活福祉資金制度による緊急小口貸付や国の持続化給付金制度、また滋賀県の休業要請に応じた事業者に対する支援金など必要な支援制度を紹介しながら、制度活用に関わる助言を行うなど、市民に寄り添った対応に努めているところでございます。 408 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 409 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させてもらいます。  市民に寄り添うという観点から、先ほどもるるお話させてもらっていますけれども、商店街の継続活動補助金を含めまして、いろいろとやはり速やかに市民の皆さん方のお手元に届くようなということの進行管理というのは、この市民生活・経済再生支援室なりでされないんでしょうか。市民に寄り添うという意味から、そうした管理、チェックというものをしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 410 ◯副議長(野村博雄君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 411 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 現在ですけれども、各種事業の進行管理というのは、私、副統括監が総括させていただいておりますが、各関係部局の者も副統括監となっております。先ほどからご答弁させていただいています産業部長もそうですし、教育部長もそうです。福祉関係の部長もそうでございます。
     事業をまとめて私どもの方で総括的な対応はしておりますけれども、個別の部局で具体的な対応はしている状況もございますので、そちらの方での管理もしていただくようにとは考えておりますし、また、市民生活・経済再生支援室としても全体的な取りまとめ等については努力していきたいと考えております。 412 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 413 ◯10番(谷口典隆君) 何人も副統括監がおられて、その対応をしっかりしているということでございますけれども、行政の理屈とかそういうことではなくて、とにかく、これは先ほど市長がおっしゃったんですよ。私が言っているのではない。市長がおっしゃった、一日も早く市民の皆様方のお手元に届くようなその取組なり事業なりというものをしっかり遂行する責務というのは職員の皆さん方にあると思うんです。これをしっかりお届けいただきたいと思います。  例を出して申し訳ないですけれども、この図書カードを小・中学生に配るということで、彦根の図書組合の皆さん方が教育委員会に行かれました。ぜひとも経済の活性化のために図書カードを地元で買ってくださいということをおっしゃいましたら、担当課は何とおっしゃいましたか。いや、契約監理が決めることだから、ここでは答えられません。そんな思いで言っておられるのではないんですよ。市民に寄り添うということはどういうことか。では、地元で経済を回しましょう、こういうときだからこそ何とかしましょう。そしたら、教科書だって同じようにしているんだから、合議を取って、簡単にできるということらしいではないですか。  それぞれの担当課が、それぞれの所管がやはり市民に寄り添うという気持ちを持っていただくように、これ、統括監は副市長ですよね。しっかりその辺のご指示をいただきたいと思いますし、進捗もしっかり管理していただいて、遅い、早い、早くしろということも指示を出していただきたいと思うんです。本当の意味で市民に寄り添う取組をお願いしたいと思います。要望です。  次、最後いきます。寄附されたマスクの取り扱いについて。  彦根市および市立病院に寄附されたマスクの枚数をお聞かせください。 414 ◯副議長(野村博雄君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 415 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 6月1日現在における寄附いただいたマスクの数量でございますが、市立病院でN95マスク7,783枚、不織布マスク1万8,138枚、布マスク220枚の計2万6,141枚となっております。  市立病院以外の所属では、N95マスク69枚、不織布マスク4万6,300枚、布マスク1,700枚、ウレタン製簡易マスク1万枚の計5万8,069枚でございまして、本市全体では8万4,210枚の寄附をいただいたところです。  なお、先ほど入った情報でございます。湘潭市から残りの不織布マスク8,000枚が届いたという情報が入りましたので、それを合わせますと9万2,210枚となるところでございます。今ほど入った情報でございます。 416 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 417 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させてください。  危機管理監も兼ねておられますのでお尋ねしたいんですが、現在の備蓄枚数、彦根市としてのマスクの備蓄枚数、それ以外の備蓄枚数は今お分かりですかね。 418 ◯副議長(野村博雄君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 419 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 在庫数でございます。不織布マスク、今の湘潭の8,000枚は入っていませんけれども7万9,230枚、N95マスク1万1,509枚、それと布マスク1,500枚、ウレタン製簡易マスク1万枚でございます。 420 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 421 ◯10番(谷口典隆君) 次の項目へいきます。最後の項目です。  この寄附されたマスク9万2,000枚強、それと今の備蓄も含めてなんですけれども、特にこの寄附されたマスク、どのように活用をされているんでしょうか。お聞かせください。 422 ◯副議長(野村博雄君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 423 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 寄附いただきましたマスクは、彦根市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき備蓄しておりますマスクと同様に、原則といたしまして、現場対応する医師、看護師、救急隊員等の社会機能維持者となる職員が利用することを想定しております。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に当たっては、同感染症の蔓延状況や市中におけるマスクの供給状況に加え、寄附申出者のご意向等を鑑みながら、状況に応じて、病院や学校、福祉事業所等、マスクをより必要とする施設への配備等を行っているところでございます。 424 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 425 ◯10番(谷口典隆君) 再質問です。  病院等へマスク配布ということ、活用していただいているということは結構かと思うんですけれども、これ、病院の職員ということですか。患者には行き渡らないんでしょうか。 426 ◯副議長(野村博雄君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 427 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 私どもは医療従事に使うものという形でお配りを危機管理としては原則させていただいておりますので、職員が業務に使う分という認識をしております。 428 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 429 ◯10番(谷口典隆君) 例えば市立病院宛ての寄附というのもかなりありますね。これ、例えば市立病院の方で、今後また増えるかも分かりませんけども、寄贈された方にご確認いただいて、これを例えば患者の方、私、前も申し上げましたけれども、基礎疾患をお持ちの方であるとか持病をお持ちの方で、どうしてもやはり病院にかからなければならないと、でも貴重なマスクだからなかなか使えにくいという方に対して、病院等で私は患者でも配布をすべきだと思うんです。  これは当然、その寄贈された方が職員なり医療従事者に使ってくださいということかも分かりませんけれども、例えば、今、こうしてたくさんのご厚意をいただいているので、この中で市の備蓄も含めて、例えば寄贈された方に、こうした使い方で患者なり市民の皆さん方にお配りをさせていただいていいですかということも含めて対応していただいて、そうした疾患を持っておられる方とか持病をお持ちの方にマスクを配布していただくということはできないですか。せめて寄附されたもの。備蓄したものはしようがないかもしれませんけれども、寄贈されたマスクについてはもっと自由にフリーハンドで配布をしていただいて、本当に困っている皆さん方に、市民に寄り添っていただいてマスクを配布するべきだと考えるんですが、いかがでしょうか。 430 ◯副議長(野村博雄君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 431 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 今ご指摘のように、寄附いただいたマスクにつきましては、当然、寄附された方のご意向等もございますし、いろんな状況を見極めながら、そうしたお申出に準じた形で対応できればとは考えております。 432 ◯副議長(野村博雄君) 谷口さん。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 433 ◯10番(谷口典隆君) 行動計画に基づいて、備蓄のマスクはしようがないと思います。今、危機管理監がおっしゃっていただいたように、本当に市民に配っていただくように、市長、お願いします。それは市民皆さん方ではないです。せめて病院に来られる持病を持っておられる方、基礎疾患で困っている方、たくさんそういったお声を聞いております。ぜひとも寄附されたマスクをお配りいただくようにお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 434 ◯副議長(野村博雄君) 暫時休憩します。            午後2時32分休憩            午後2時38分再開 435 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  1番辻真理子さん。辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 436 ◯1番(辻 真理子さん) 志は高く、政治を諦めない辻真理子でございます。  主権者は市民。主権者は市民であって、市民の信頼がなければ政治は成り立ちません。主権者である市民がいささかでも疑念を抱くようであれば政治は成り立ちません。コンプライアンスというのは単に法令遵守というだけにとどまらず、市民に映る外形的な部分を含めまして、企業・組織の社会的責任、つまりコーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティー(CSR)もクリアしてこそ初めて市民の信頼が得られ、政治が成り立つと考えます。まさに論語の「民信なくば立たず」でございます。  そういった意味におきまして、政治を行う者に対して市民が疑いの目を持てば成り立たないわけで、一瞬アベノマスクが浮かんでしまいますが、同時に、大阪府の知事、若い吉村知事に、全国の調査をした半分の方が吉村知事を支持したということもございます。何があっても吉村知事の言うことについていく、これが、それぞれの地域のリーダーを信じて、政治を信用して成り立っていくということではないかと思います。  私は、本年の2月定例会におきまして大きく四つの項目を立てて、細項目は36項目となってしまいまして、質問時間の配分を誤り、大項目4を質問することができず反省しております。もともと、この大項目4は市民の方の投書によるものでした。市民の方のご期待も裏切り、誠に申し訳なく思っております。  その後、再度、多分同じ方からまた匿名での投書が届きました。書かれてある内容は、多くの市民、それから市役所の職員、そして市役所のOB、それぞれが疑問に、そして私もですが、疑問に思っていることでもありましたので、ぜひとも正確にご答弁をいただき、市民、そして私たちの疑問の解消をお願いしたいと思います。  大項目1です。本庁舎第2期工事について。  中項目1、施工監理はどうなっているのか。  細項目1、施工監理業務の契約はどうなっているのか。  昨年の12月定例会で質問をいたしました本庁舎の工事費について、個別の金額をご答弁いただきました。その中で、工事監理委託料が約3,273万円との答弁をいただいております。第1期の工事は調停によって一旦解約されておりますが、当初の工事開始段階で、施工監理業務についてはどのような契約を誰と締結されましたでしょうか。お尋ねいたします。 437 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 438 ◯総務部長(牧野 正君) 当初の工事開始段階におきましては、平成29年8月2日付で、株式会社水原建築設計事務所と市庁舎耐震補強・増築・改修工事工事監理委託業務の契約を締結いたしました。  履行期間につきましては、平成29年8月3日から平成31年5月31日までで、契約金額は2,538万円でございました。 439 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 440 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目2にまいります。当初の契約は随意契約であったんでしょうか。  この施工監理業務は、当初、競争入札だったのか、随意契約だったのか、お伺いいたします。 441 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 442 ◯総務部長(牧野 正君) 随意契約でございます。  その理由といたしましては、市庁舎耐震補強工事実施設計委託業務および市庁舎増築工事実施設計委託業務を請け負った実績があり、本工事の工事監理を行う上で必要となる知識・情報等を有するなど、市庁舎の現場状況を熟知している設計事務所と、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号および第7号の規定に基づきまして、随意契約を締結したものでございます。 443 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 444 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目3にまいります。工事中断によって当該契約はどのようになったのか。  工事請負契約は調停によって一旦解約されましたが、施工監理業務はどうなったのでしょうか。一旦契約解除されたのか、現在も続いているのかをお伺いいたします。 445 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 446 ◯総務部長(牧野 正君) 当該監理委託業務につきましては、監理業務を行う工事が中断しましたことから、平成30年7月25日付で履行期間の短縮と契約金額を減額した変更契約を締結し、その業務は平成30年8月3日付で完了しております。 447 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 448 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、中項目2にまいります。工事の進捗について。  細項目1、令和元年11月26日開札の入札での工事完成までの日数は何日でしょうか。 449 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 450 ◯総務部長(牧野 正君) 契約工期といたしましては、契約日の翌日であります令和元年12月24日から令和3年3月19日までの452日間でございます。 451 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 452 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目2にまいります。現在の進捗状況は工程表の工事予定と比較してどのようになっていますか。  働き方改革や新型コロナウイルス感染症による影響によって、工程表の工事予定と比較して遅延日数が発生しているのではないでしょうか。 453 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 454 ◯総務部長(牧野 正君) 工事着手時に作成をされました工事工程表の予定では、令和2年5月末時点での工事進捗率を5.2%と計画しておりましたが、現在、5月末現在での進捗率は5.6%でございまして、ほぼ当初の計画どおり進んでおりますことから、遅延日数は発生しておりません。 455 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 456 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、中項目3にまいります。本庁舎耐震化整備事業の担当について伺います。  細項目1、第2期工事の担当部署はどこか。  第1期工事においては、担当だった当時の川嶋副市長が裏合意問題の責任を取って辞職されました。それでは、第2期工事の担当の部署はどこなのでしょうか。 457 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。
      〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 458 ◯総務部長(牧野 正君) 事業の主管課であります総務部公有財産管理課庁舎耐震化推進室から委託を受け、現在、都市建設部建築住宅課が工事の担当をしております。 459 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 460 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目2です。第2期工事の責任者は誰か。  今ほども申し上げましたが、第1期工事では副市長の職務分掌に従って当時の川嶋副市長が担当されておりましたが、第2期工事の責任者は誰でしょうか。 461 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 462 ◯市長(大久保 貴君) お答え申し上げます。  第2期工事の責任者は、私、彦根市長でございます。 463 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 464 ◯1番(辻 真理子さん) もう一度お聞きしますが、第2期の工事は、責任者は市長とお答えになりましたか。分かりました。  それでは、細項目3にまいります。工程会議はどの程度の頻度で行われておりますか。  工期が非常にタイトでありますので、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の関係でより一層厳しくなっていると思いますが、工程会議はどの程度の頻度で行われていますか。 465 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 466 ◯総務部長(牧野 正君) 工程会議につきましては1週間に1回、それから、月例会議につきましては一月に1回の頻度で開催をしております。 467 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 468 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目4です。工程会議の出席者は誰か。  工程会議には誰と誰が出席していますか。 469 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 470 ◯総務部長(牧野 正君) 工程会議の出席者につきましては、協議する内容によりまして若干の変動はございますが、基本的には本市の事業主管課であります総務部公有財産管理課庁舎耐震化推進室の職員ならびに工事担当部署の工事監理者および都市建設部建築住宅課の職員、そして工事請負業者の現場代理人、監理技術者および下請業者であります電気設備工事、機械設備工事の技術者において構成をしているところでございます。 471 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 472 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目5にまいります。今おっしゃいました工程会議の出席者の中に、庁内の一級建築士は含まれていますか。 473 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 474 ◯総務部長(牧野 正君) 工事担当部署の工事監理者および都市建設部建築住宅課の一級建築士の資格を持つ職員が含まれております。 475 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 476 ◯1番(辻 真理子さん) もう一度、再質問いたしますが、その職員というのは、どの部の所属でしょうか。 477 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 478 ◯総務部長(牧野 正君) 1名につきましては都市建設部の職員、それから、あと建築住宅課の方から2名ですね。一級建築士の資格を持ち、工程会議に出席をさせていただいております。 479 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 480 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたしますが、一級建築士が3名いらっしゃって、そのうちの1人が都市建設部という理解でよろしいですか。あと2人がちょっと分かりませんでしたが、その方も都市建設部ですか。 481 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 482 ◯総務部長(牧野 正君) 説明が十分でなくて申し訳ございません。工程会議に出席をしております一級建築士、3名おります。そのうちの1名が都市建設部の職員、それから、もう2名が都市建設部建築住宅課の職員でございます。 483 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 484 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目6にまいります。毎回の工程会議の報告は市長に対して行われておりますか。  市長は毎度、「完成させることが私の責任」と記者会見で述べておられますが、工程会議の報告は逐一受けておられますか。 485 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 486 ◯総務部長(牧野 正君) 工程会議につきましては、施工業者から、進捗状況および次週の作業予定の報告や提出書類の確認と内容の説明、施工に係る質疑の報告などが主な議題として上げられまして、市からは、回答や承諾、対処方法の指示などを行っているところでございます。  ご質問の毎回の工程会議の報告につきましては市長に対して行われているのかということでございますけれども、これは本庁舎第2期工事に限らず、通常はどの工事におきましても、工程会議の内容については逐一報告はしておりませんが、施工する上で大きな問題が発生した場合については、個別に報告および協議をすることとしております。  また、毎月末日現在の工事の現況につきましては、契約規則に基づきまして、月初めに市長へ報告をさせていただいているところでございます。 487 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 488 ◯1番(辻 真理子さん) これは再質問ですが、百条委員会の折に、市長は、報告がなかった、聞いていない、記憶にない、この三つしか答弁なさいませんでしたが、市長は、今おっしゃったように、きちっと報告を現在も受けておられるということでしょうか。 489 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 490 ◯市長(大久保 貴君) 今、総務部長がお答え申し上げましたとおりに、週ごとの会議の記録というのは私のところにも上がってきません。ただ、月例の報告については上がってきておりまして、決裁をしているいうところでございます。  先ほどの答弁にもありましたように、通常いろんな事業がございますけれども、それは、それぞれに担任の中で責任を持ってやっていく部分、そして上まで上げなければならない部分、それぞれございますので、内規によって対応させていただいているというところでございます。 491 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 492 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目7にまいります。ここが今日のメインでございます。裏合意問題で懲戒処分を受けた職員がなぜ第2期工事に関わっているのかという重大な問題を質問させていただきます。  この質問の基になった投書の一部を紹介いたします。これが実際に来た投書のコピーでございますが、一部割愛の上、読ませていただきます。  「今年の4月の人事異動を聞いて驚きました。3年前に株式会社岐建と裏合意をして処分を受けた当時の担当部長がまた復活したとのこと。さらに、またまた庁舎工事に携わっているらしいじゃないですか」。中略。「今現在、庁舎の工事に関わっている。何と市民をばかにした配置なんだ。彦根市始まって以来の汚点の百条委員会までやったのに、本当に汚点ですよ。大久保市長の考えが全く理解できません。庁舎の工事に出入りしている関連業者から聞いたところ、当時の担当部長が毎週会議に出席して、工事内容にあれこれ指示を出しているとのことである」。あとは省略いたします。このように厳しく指摘されています。  そもそも、いわゆる裏合意については地方自治法施行令第67条の2第2項に違反する行為であって、公務員として許されることではありません。その直接の当事者が本庁舎の第2期工事で再度、直接工事のプロセスについて交渉することは、誰もが納得できるものではありません。なぜ、裏合意問題で懲戒処分、戒告処分ですが、を受けた職員が第2期工事に関わっているのでしょうか。 493 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 494 ◯市長(大久保 貴君) 人事配置の基本的な考え方といたしまして、適材適所および事業の継続性、内容を考慮しまして、任命権者の判断で行っているものでございますので、ご理解のほどお願いしたいと存じます。  私の感想というか、意見を申し上げさせていただくことができるならば、今、辻議員が取り上げておられる内容は、匿名の方から投書があったということです。先ほどそのようにご説明になりました。議会において責任のある立場のお互いが、匿名の方、その内容はいろいろあると思いますけれども、責任のない発言についてここで議論をするということがふさわしいのかどうか。私はいささか疑問に思うということを付け加えさせていただきたいと思います。 495 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 496 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたします。  当然そのように言って返してくることは想定内です。最初におっしゃいましたように、適材適所であったというその発言は、私にとっては、私だけではなく、もともと懲戒処分を受けていて戒告処分になった人をもう一度同じところに出させるということに対して全然問題ないとおっしゃいましたけれども、そのことについて、問題ないとおっしゃっているんですか。 497 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 498 ◯市長(大久保 貴君) 先ほどお答え申し上げたとおりでございまして、適任だと判断をしたところでございます。 499 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 500 ◯・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 501 ◯副議長(野村博雄君) 暫時休憩します。            午後3時03分休憩            午後3時50分再開 502 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  この際、お諮りいたします。  辻真理子議員から発言取消しの申出がありましたことについて、議会運営委員会でその取扱いを協議いたしましたところ、議会運営委員会で了解が得られましたので、この際、発言取消しの申出について発言を許します。  1番辻真理子さん。辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 503 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、私の質問の大項目1の中項目3の細項目7に関しまして、再質問をいたしました部分に適切でない文言がございましたので、これを削除したいと思いますが、よろしいでしょうか。 504 ◯副議長(野村博雄君) それでは、お諮りいたします。  ただいま、1番辻真理子さんからの発言取消しの申出について、会議規則第65条の規定により許可することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 505 ◯副議長(野村博雄君) ご異議なしと認めます。よって、1番辻真理子さんからの発言取消しの申出を許可することに決しました。  1番辻さん、続いてどうぞ。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 506 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目7につきまして再質問をいたします。  当時、百条委員会で山本前都市建設部長は、「一部工事を取りやめることについては、地方自治法施行令違反になる可能性が高いと感じていた」と証言されております。このことにつきまして、市長は新たに都市建設部参事の人事をなさったことに対して「適材適所であった」とご発言になりましたが、これに関しては問題ないとお考えでしょうか。 507 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕
    508 ◯市長(大久保 貴君) 問題ないと考えております。 509 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 510 ◯1番(辻 真理子さん) これは感想でございますが、市民の方々がご判断なさることだと思いますので、この件につきましてはこれ以上申し上げないことにいたします。  続きまして、大項目2にまいります。新型コロナウイルス感染症による市立病院への影響は、について質問をさせていただきます。他の議員と重なる項目もありますが、通告どおり質問をさせていただきたいと思います。  世界中の人々が医療従事者に感謝の心を持っていただくことになりまして、本当に喜ばしいことだと思います。市立病院は、今までも、そして現在も、懸命に頑張っていただいていることが市民にも相通じたと思っております。  中項目1、新型コロナウイルス感染症による市立病院への影響は。  市立病院は、滋賀県の指定により新型コロナ感染症の重点医療機関の一つに指定されました。屋外に発熱患者の受付を設けるなど、様々なご苦労をいただいております。そこで、新型コロナウイルス感染症の関連によって、市立病院にはどのような影響があったのかをお伺いしたいと思います。 511 ◯副議長(野村博雄君) 病院事業管理者。   〔病院事業管理者(金子隆昭君)登壇〕 512 ◯病院事業管理者(金子隆昭君) 県からの重点医療機関の指定につきましては、今般の新型コロナウイルスの感染拡大の過程において、県から個別に緊急的・臨時的な要請があり、本院としてこれに応じたものでございます。  3月以降、県内で新型コロナウイルス陽性患者の発生が相次ぎ、県における医療政策上、その受入れ体制の構築に一刻の猶予も許されない状況にあって、県内の地域バランスや感染症患者受入れ体制の状況等の観点から、県立総合病院と本院に対して重点医療機関として指定が行われたものです。 513 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 514 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目2にまいります。指定を受けた市立病院ではどのような対策をされたのでしょうか。 515 ◯副議長(野村博雄君) 病院事業管理者。   〔病院事業管理者(金子隆昭君)登壇〕 516 ◯病院事業管理者(金子隆昭君) 指定を受けてからの本院での取組につきましては、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ体制を強化するとともに、院内感染を防止するため、感染症患者と一般患者との動線や病棟を分離し、感染経路を遮断する対策を行いました。  さらに、感染症患者を受け入れるエリアにおきましては、重症度に応じて病室を区分けし、重症者の病室には専用の人工呼吸器を備えて、当該病棟内で対応できるようにいたしました。  また、県内で陽性患者が発生したことを受け、本年3月5日付で院内に対策本部を設置し、組織横断的にその対応に当たってまいりました。  さらに、意思決定や対策実施をより機動的に行っていくため、現場の責任者による推進本部を立ち上げ、院外連携部門、診療部門、資機材部門、看護部門などの責任者が緊密に連携し、毎日、朝と夜にミーティングを行うなど、情報の共有を行ってまいりました。  こうした取組を確実に行ってまいりましたことから、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れながらも、院内感染を一度も発生させることなく、本院の診療体制の維持を図ることができたものと考えています。 517 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 518 ◯1番(辻 真理子さん) ありがとうございました。  それでは、細項目3にまいります。3月から5月の患者数の増減について、前年度との比較はどうだったでしょうか。 519 ◯副議長(野村博雄君) 病院事務局長。   〔病院事務局長(野崎孝志君)登壇〕 520 ◯病院事務局長(野崎孝志君) 3月から5月の外来患者数の増減につきましては、外来延べ患者数でお答えをさせていただきます。  まず、令和2年3月、本年の3月でございますが、1万7,694人に対し、平成31年3月は1万9,129人で、前年同月と比べまして1,435人、7.5%の減少、令和2年4月が1万5,032人に対しまして、平成31年4月は1万9,648人で、前年同月と比べまして4,616人、23.5%の減少、令和2年5月が1万2,917人に対し、令和元年5月は1万9,461人で、前年同月と比べまして6,544人、33.6%と、いずれも減少しております。 521 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 522 ◯1番(辻 真理子さん) やはり新型コロナウイルス感染症による影響があったということが感じられます。  細項目4にまいります。3月から5月の医業収益の前年度との比較はどうでしたでしょうか。 523 ◯副議長(野村博雄君) 病院事務局長。   〔病院事務局長(野崎孝志君)登壇〕 524 ◯病院事務局長(野崎孝志君) 医業収益の前年度との比較につきましては、まず令和2年3月分は、本年の3月分でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響も少なかったことから、入院収益は6億5,922万円で、平成31年分の6億7,851万円に対し、1,929万円、2.8%の減となりました。また、外来収益は3億1,911万円で、平成31年分の2億9,676万円に対し、2,235万円、7.5%の増となりました。  次に、本年4月分につきましては、滋賀県内でもクラスターが発生するなど感染症患者が増え始め、本院が県から新型コロナウイルス対策に係る重点医療機関の指定を受けましたことから、一般の患者数が減少し、入院収益は5億7,378万円で、平成31年分の6億3,252万円に対し、5,874万円、9.3%の減となりました。また、外来収益、本年4月分でございますが、2億6,832万円で、平成31年分3億853万円に対し、4,021万円、13.0%の減となりました。  なお、5月分につきましては現在集計中でございますが、今年度の入院患者数および外来患者数が前年度より減少していることから推測しますと、前年度と比べ入院および外来収益とも大幅な減収となることが予測されます。 525 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 526 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目5にまいります。新型コロナウイルス感染症対策によって増加した医業経費はどれくらいでしょうか。 527 ◯副議長(野村博雄君) 病院事務局長。   〔病院事務局長(野崎孝志君)登壇〕 528 ◯病院事務局長(野崎孝志君) 新型コロナウイルス感染対策によって増加した医業経費について主なものを申し上げますと、まず個人用防護具として、医療用マスク、フェイスシールド、手袋、医療用ガウンなどを購入したほか、消毒用のアルコール等を購入いたしました。また、受付窓口等における飛沫感染防止用のアクリル板の設置や、感染病床エリアとの動線を分離するためのパーテーションの購入を行いました。現在、請求額が把握できております4月分の医業経費を集計しますと、約1,500万円の増加となります。  さらに、さきの5月臨時会におきまして新型コロナ対策に係る補正予算としてお認めをいただいております医師、看護師等の従事者の特殊勤務手当や宿泊施設利用助成金、医療用マスクやフェイスシールドなどの個人用防護具の購入費用、人工呼吸器等の医療機器購入費用など、合わせて約1億2,000万円の予算の追加をお認めいただいておりますので、こうした経費につきましても今後執行してまいりたいと考えております。 529 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 530 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目6にまいります。今後の経営における財政的補てんに対して、国・県への要望はどのようにされますでしょうか。 531 ◯副議長(野村博雄君) 病院事業管理者。   〔病院事業管理者(金子隆昭君)登壇〕 532 ◯病院事業管理者(金子隆昭君) 県への要望としましては、本年4月10日および同月17日の2回にわたり、マスク、消毒用アルコール、その他の必要物品の国・県からの供給の確保、また、診療報酬上の損失を被らないような特段の支援等について、私自らが要望書を県に直接持参し、県の速やかな対応と国への働きかけを要請したところです。  その後、4月以降の経営実績を顧みますと、先ほどの答弁にもございましたとおり、医業収益の大幅な減少が見込まれますことから、そうした感染症患者受入れ体制の整備・運用に関する経費に対する新たな財政支援策ならびに診療報酬上の優遇措置等について、国・県に要望をしてまいります。 533 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 534 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目7にまいります。全国的に新型コロナウイルス感染症の疑いのある救急患者のたらい回しがあったと聞きますが、その理由はどのようなことだとお考えになりますか。 535 ◯副議長(野村博雄君) 病院事業管理者。   〔病院事業管理者(金子隆昭君)登壇〕 536 ◯病院事業管理者(金子隆昭君) 感染症に対応する病床につきましては、感染予防の観点から、陰圧にすることが求められるなど設備の整備が必要なほか、頻繁に患者が発生すると想定されていないこともあり、今回の新型コロナウイルス感染症におけるパンデミックのような状況に対して、全国的に病床の確保が十分になされていない体制でした。  それに加え、新型コロナウイルス感染および治癒を確認するためのPCR検査の体制が十分整っていなかったこと、PCR検査には6時間程度時間を要すこと、当初は重症度に関係なく、陰性が2回確認されるまで患者を入院させていたことなどが重なり、感染症用の病床がすぐに満床になってしまい、新たに患者を受け入れることができない医療機関が多数発生したものと考えられます。  さらに、流行に伴いN95マスクや防護服などの資機材の不足から受け入れる体制が整わない医療機関が出始めたこと、院内感染の発生により、設備を持ちながら受入れができない医療機関が発生したこと、重症患者の受入れの際、スタッフを多く必要とする人工心肺装置(エクモ)を使用できる体制が整わない医療機関もあったことなどもたらい回しの発生に関係したのではないかと推察されます。 537 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 538 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目8にまいります。世界的に医療従事者への感謝のウエーブが沸き上がっておりますが、医療従事者の皆さんの反応はいかがでしたでしょうか。 539 ◯副議長(野村博雄君) 病院事業管理者。   〔病院事業管理者(金子隆昭君)登壇〕 540 ◯病院事業管理者(金子隆昭君) 医療従事者や事務職員をはじめ、医事業務や施設メンテナンスの委託事業者など本院の運営に携わる全てのスタッフは、新型コロナウイルス対策というこれまで誰も経験したことがない対応を行ってまいりましたことから、公私ともに非常に負担がかかる状況でございました。  このような状況の中、多くの皆様から温かい励ましのお言葉や、フードバトンプロジェクトとして市内飲食店の有志の方からお弁当の提供をいただくなど、様々な形で医療従事者への支援や感謝をいただいていることは、医療従事者の非常に大きな励みとなっております。こうした温かいお気持ちを受けて、皆様とともにこの危機を乗り越えようという思いを、職員一同、一層強くしているところでございます。 541 ◯副議長(野村博雄君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 542 ◯1番(辻 真理子さん) 彦根市立病院と市民の皆様が一つになってお互いに心を温めることができましたことは、今まで皆様が、医療従事者の方々が努力してこられた結果だと思いますので、本当に私も心から喜ばしいし、また皆さんに本当に心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  そして、今日は皆様にいろいろお気遣いをいただきまして、配慮もいただきまして、皆様どうもありがとうございました。これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 543 ◯副議長(野村博雄君) 議事の都合によりまして、本日の会議時間はあらかじめこれを延長いたします。  暫時休憩します。            午後4時09分休憩            午後4時24分再開 544 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  14番林利幸君。林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 545 ◯14番(林 利幸君) 私は、今回定例会におきまして、大きく3点質問させていただきます。分かりやすいご答弁をよろしくお願いいたします。  大項目1、彦根市新型コロナウイルス感染症対策について。  こちらにつきましては、既にほかの議員の方々が質問され重複する部分もございますけれども、通告書どおり質問させていただきたいと思います。  4月16日、政府による新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域に、滋賀県も指定されました。これにより、4月23日の午前0時から、外出自粛要請に加えイベント開催の自粛の要請、施設使用制限の要請など、いわゆる休業要請が発令されました。この間、彦根市内にたくさんあります飲食店などは、それぞれ独自でテイクアウト等の対応を取っておられましたが、その営業損失は莫大なものであったと伺っております。  また、飲食店のみならず、ホテル、旅館といった宿泊・観光関連の事業者、また、中小・小規模事業者においては、仕事の激減により資金繰りの悪化や従業員に対しては自宅待機をお願いするなど、その影響は計り知れないものとなっております。  緊急事態宣言も解除され、徐々にそれまでの日常を取り戻しつつあるのかもしれませんが、よく言われておりますウイズコロナ(コロナと共生する)、また、アフターコロナ(これからの再生)ということが重要な課題となっております。  政府や滋賀県におきましても様々な支援策が用意されておりますが、先般、彦根市独自の対策としてホームページ上にも公表されました彦根市新型コロナウイルス感染症対策も含め、商工業、観光分野に関連する事項を中心に、彦根市の考え方をお伺いしたいと思います。  中項目1、感染拡大から市民を守る取組について。  細項目1、彦根市独自の施策ということで、生活支援緊急相談窓口が4月21日から障害者福祉センター内に設置されました。その業務の内容はどういったものでしょうか。  また、相談件数、こちらにつきましては中川議員も質問をされましたけれども、相談件数はどれくらいあったのでしょうか。お答えください。 546 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 547 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 生活支援緊急相談窓口は、新型コロナウイルス感染症の影響で生活不安などを抱えられた市民の相談窓口として設置をしており、現在は、会計年度任用職員による相談員3名と、委託事業者スタッフ6名が常駐して、基本的にはお電話でご相談を受付しております。  相談件数の実情といたしましては、窓口設置から5月末までに4,318件のお問合せをいただいており、主な相談内容は、特別定額給付金の申請に関することが4,015件、事業収入の減少等による経営支援に関することが97件、生活費の困窮に関することが39件などとなっております。 548 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 549 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  職場を解雇され家賃が払えない、学校が休校となって、うちにいる子どもの世話をするために仕事を休まざるを得なくなり収入が減った、家賃や家のローンが払えない、生活に困窮された方々からの生の声を私も聞かせていただきました。先ほどご答弁の中では、39件、生活困窮の方からの相談があったということでしたけれども、そういった方々に対して、しっかりと寄り添った支援につながったと言えますか。 550 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕
    551 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 相談窓口で相談に乗っている相談員さんにつきましては、これまでのご答弁もさせていただきましたように、福祉部門にも精通したお方でございますし、また人柄的にも温和な方でございます。本当に親切丁寧にお話を伺った上で、必要な対応に心がけておられます。聞いた後は、当然、生活困窮とかそういったことに関しては福祉部局なり社会福祉協議会の方を紹介させていただいておりますし、また、後ほどの答弁にもあると思いますけれども、そうした方々に寄り添うような形での対応には心がけております。 552 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 553 ◯14番(林 利幸君) では、次に移ります。  細項目2です。生活保護の申請件数についてお伺いします。  新型コロナウイルス感染症の影響で、新たに生活保護を申請された件数は何件ありましたでしょうか。また、その申請された件数のうち、何件支給をされたのでしょうか、お伺いします。 554 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 555 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 生活保護の申請件数につきましては、緊急事態宣言が4月16日に発表されましたことから、令和2年4月および5月における件数についてお答えさせていただきますと、4月が20件で、5月が15件となっており、その中で新型コロナウイルス感染症に起因すると考えられる失業等による申請件数は、4月が2件で、5月が5件となっております。  これらの申請に対しましては、国が定める基準に照らし、訪問での聞き取りや提出された資料を確認する等の調査を行った結果、4月においては全ての方に、5月についても調査が終了しております12件につきましては、保護の適用を行っております。 556 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 557 ◯14番(林 利幸君) しっかり対応していただいたということだと思いますので、よかったと思います。  続きまして、細項目の3番です。生活資金緊急貸付の申請件数をお伺いしたいと思います。  新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した世帯を対象にした国の生活資金緊急貸付は、県内全体では、3月末に受付が始まって以降4,800件に上っているとのことです。彦根市におきましては、彦根市社会福祉協議会が窓口として受け付けていただいたということですけれども、この生活資金緊急貸付の申請件数は何件ございましたでしょうか。また、そのうち貸付決定件数というのは何件ございましたでしょうか。 558 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 559 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 彦根市社会福祉協議会が受付を行っております生活資金の貸付けにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による貸付要件の緩和が始まりました令和2年3月25日から5月31日までの間で319件の申請がございました。このうち、休業などによる収入の減少で一時的な生計維持を目的に貸付けをされます緊急小口資金は245件、失業などにより長期的な生活支援の必要が見込まれる方への支援を目的とした総合支援資金は74件となっております。  なお、令和2年5月31日時点で319件の申請のうち300件の貸付けが決定しており、そのうち、緊急小口資金は238件、総合支援資金は62件となっております。 560 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 561 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  今、総数でお答えいただきました数字なんですけれども、319件の申請があって、300件の貸付決定があったということだったと思うんですけれども、全てが貸付けということにつながっていないということだと思うんです。何か理由があってそうなっているのでしょうか。お答えください。 562 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 563 ◯福祉保健部長(田中一朗君) ただいのご質問にお答えさせていただきます。  申請があったものにつきましては、滋賀県の社会福祉協議会において審査・決定されるということになっております。緊急小口資金につきましては1週間程度、総合支援資金につきましては1か月以内に決定されるということで進められております。申請件数と決定件数のこの差につきましては、こうした審査中のものが含まれるということでございます。  なお、これまで申請があったものにつきましては、全て貸付決定がされているところでございます。 564 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 565 ◯14番(林 利幸君) では、次、細項目の4に移ります。市民への情報発信や啓発活動の現状と今後の見通しをお伺いしたいと思います。  先般、公政会の会派内で意見を取りまとめさせていただいて、議長を通じて大久保市長の方へ、新型コロナウイルス感染症拡大防止における市内の広報活動について要望をさせていただきました。  市民に向けて、広報やホームページを含むSNS、またエフエムひこね、広報車による巡回などを行っていただいておりました。さらに屋外放送設備も活用していただきました。しかしながら、高齢者の方や、いわゆるインターネット弱者と言われる方々には情報が十分に伝わっていないように思います。正確な情報の伝達は大変重要です。また、情報発信のタイミングも重要です。現状における課題と、今後はどういった形で啓発活動を行っていくのでしょうか。情報が十分伝わったとお考えでしょうか。 566 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 567 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症の拡大状況を受けまして、市民の皆様にご留意いただきたい事項や彦根市新型コロナウイルス感染症対策の内容などにつきましては、市公用車や同報系屋外放送設備による広報のほか、随時、市長によるメッセージ動画を撮影し、字幕表示つきで本市ホームページと公式ユーチューブチャンネルに掲載することで、できる限り迅速で分かりやすい情報発信に努めてまいりました。  なお、本市ホームページにおきましては、5月の18日に新型コロナウイルス感染症関連情報をまとめたページを立ち上げ、ごらんいただきやすいページづくりに努めるとともに、メール配信システムやアプリ「ひこまち」、「Yahoo!防災情報」、市が運営するSNSなどを活用して情報の拡散を図っております。  また、「広報ひこね」におきましては、3月1日号から毎号、新型コロナウイルス感染症に関する相談先や感染予防対策を掲載しているほか、5月1日号を新型コロナウイルス感染症感染拡大防止特集とするなど、断続的な情報発信と啓発に努めております。  さらに、5月30日に市内全域を対象に新聞折り込みいたしました特別定額給付金に関するチラシにおきましても、給付金詐欺に関する注意喚起や、国や県の制度も含めた支援策について掲載したところです。  このように、様々な媒体を活用し、工夫しながら情報発信と啓発活動に努めておりますが、こうした情報媒体に接する機会が少ない方にもよりきめ細かに情報をお届けする必要があることから、民生委員児童委員連絡協議会や社会福祉協議会と調整し、地域でご相談いただきやすい環境づくりを進める中で、必要な情報伝達についても取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。 568 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 569 ◯14番(林 利幸君) 1点再質問させていただきます。  ちょっと念のため確認させていただきたいんですけれども、今回、屋外放送設備において啓発活動等も行っていただいたということですけれども、苦情が寄せられているということもお伺いしまして、スピーカーの近くにお住まいの方からは、音量が大き過ぎるなどという苦情もあったと伺いました。  この屋外放送設備については現時点では使用されていないと思うんですけども、この設備、いつからいつまでの間使用されたのか。また、どれぐらいの頻度で使用されたのか。お答えいただきたいと思います。 570 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 571 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) お答えいたします。  同報系屋外放送設備による広報でございますけれども、4月の21日から5月の14日まで行わせていただきました。その間、放送内容等も修正を加えながらやっております。基本、月曜日から土曜日まで1日1回という形で広報してきたところでございます。  ただ、今、議員のご指摘にもありましたように、近くの方から、「同じような放送が絶えずあるし、うるさい」というご指摘もいただきましたので、5月の14日をもって、本部会議にも諮らせていただいて一旦終了させていただいたということでございます。 572 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 573 ◯14番(林 利幸君) 今ほどもありましたように、苦情もあったということです。また、実際のところ、私の住んでいるところでは、この設備からは何も聞こえなかったという声も、ほかの方からも聞いております。今後はこういったものの活用というのも検討していただく必要があるかと思いますので、検討の方よろしくお願いします。  次に移ります。  中項目の2です。生活・雇用・事業を守る取組みについてです。  国の特別定額給付金10万円の支給につきましては、少しでも早く市民の方へ届くようにと、職員の皆さんは5月のゴールデンウイーク期間中も休みを返上して作業をしていただいたと伺っております。こちらに関しては心より感謝を申し上げます。  マイナンバーカードをお持ちの方で受付が開始された5月1日に申請された方は、5月8日には振り込みがあったと大変喜んでおられました。市民の生活・雇用・事業を守る取組として挙げられている中から質問させていただきます。  細項目1、緊急雇用対策とは。  緊急雇用対策として会計年度任用職員を採用とありますけれども、採用に当たりまして、基準や条件は設けているのでしょうか。 574 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 575 ◯総務部長(牧野 正君) 緊急雇用対策の具体的な内容につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて雇用情勢が悪化したことにより、勤務先を解雇されたり就職の内定を取り消されたりした市民の方を対象として、今年度末までを任用期間とした会計年度任用職員10名の募集を行うものでございます。  応募資格につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により解雇されたり内定を取り消されたりして、現在、求職中の市民の方といたします。  採用までのスケジュールにつきましては、今定例会でご承認をいただけましたら、6月下旬から7月上旬にかけまして彦根市ホームページや「広報ひこね」などを通じて募集を行い、7月下旬から任用を開始したいと考えております。  配属先につきましては現在検討中でございますが、市民生活・経済再生支援室を設置した影響などによりまして人員が減少した所属や、今後実施をいたします経済対策等の事業のために業務量が増加することが見込まれる所属へ配属をしたいと考えているところでございます。 576 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 577 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  今ほどご答弁の方で、10名の採用の予定と、そして令和2年度、今年度の末までということで考えておられるということでした。募集の条件として、職を失われた方を対象とするということでしたけれども、その間、この令和2年度末までの間にほかの仕事を見つけられて、そちらの仕事につきたいと思われる方もたくさんおられるかと思いますけれども、そういった場合、この期間の縛りというのはどうなんでしょうか。 578 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 579 ◯総務部長(牧野 正君) 今回、来年の3月末までを任用期間とさせていただきましたまず理由でございますけれども、一旦勤務先を解雇されたり、あるいは就職の内定を取消しをされたことで収入を失った方が、次の仕事につかれるまでの間、新たな就職活動をなさると思いますが、大変厳しい雇用状況になるかも分かりませんが、そういった方を一時的に支援をする目的で、今回、こういった緊急雇用対策を講じるものでございます。  したがいまして、新たに雇用をさせていただきました方が、いわゆる正規の職員として採用されたり、あるいは社員として採用なされることがございましたら、それについては、私どもの緊急雇用対策としての意味合いは一旦そこで終了するわけでございますので、それは雇用された方のその就職状況等を判断をさせていただいた上で、私どもとしては柔軟に対応したいと考えております。 580 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 581 ◯14番(林 利幸君) もう1点、再質問させていただきます。  反対に終わりを決められたわけですけれども、その期間の延長ということは考えておられないんでしょうか。 582 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 583 ◯総務部長(牧野 正君) 会計年度任用職員、そもそもこれは読んで字のごとしで、会計年度を期間とする任用職員でございます。したがいまして、一旦は3月31日までとさせていただきますが、このコロナウイルスの感染状況につきましては、まだこれから第2波、第3波がやってくる可能性ももちろんございます。先行き不透明な状況でございますので、一旦は来年の3月31日までとさせていただいておりますけれども、さらに感染が拡大をして、新たなそういった雇用が必要な状況になるようでございましたら、時期を見て再度募集をさせていただくということもあろうかと思います。 584 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 585 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  ちょっと人事の関係のことになりますので、併せてお伺いしたいことなんですけれども、一般企業におきましては、この新型コロナウイルス感染症の影響によって業績が伸び悩み、また業績が悪くなったということで、来春の採用を見合わせるという声も上がってきております。この彦根市におきましては、来春の職員の採用計画には影響はないのでしょうか。 586 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 587 ◯総務部長(牧野 正君) 実は、正規職員としての採用試験でございますけれども、既に日程が決まってございまして、一般職の募集期間については6月15日までとなってございます。条件としましては30歳以下の方とさせていただきますので、今回雇用を失われた方と同じ条件ということではございませんけれども、30歳まで、30歳以下の方で職を失われた方がもしございましたら、ぜひ受けていただきたいと思います。  民間では内定の取消し等が報道されております。実態は分かりません。また、今後のコロナウイルスの感染状況にもよるかと思いますけれども、一旦は予定どおり私ども採用試験をさせていただいて、その結果を見させていただいて、もし例年に比べて著しく募集される学生の数が大きく変動するようでございましたら、また別途の対応が必要になるかも分かりませんが、今、ちょっとまだそこまで考えている状況にはございません。ご理解をいただきますようお願いをいたします。 588 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 589 ◯14番(林 利幸君) では、次に移ります。  細項目の2、新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金の拡充支給とはということです。  まず、この拡充支給の内容、また申請の方法を教えてください。 590 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 591 ◯産業部長(中村武浩君) この臨時支援金は、4月16日、国の緊急事態宣言の全国拡大により滋賀県全域が緊急事態措置の実施区域となったことを踏まえ、滋賀県では感染拡大を防止するため、事業者の皆様に施設の使用制限や施設の営業時間の短縮への協力をお願いしたことを受け、本市も滋賀県の協力依頼に応じられた対象施設の事業主の方を対象に、県と同額の中小企業者に20万円、個人事業主に10万円の追加支給をするものです。  また、拡充支給として、休業等の対象となる施設で、滋賀県の支給要件として令和2年4月25日から令和2年5月6日までの全ての期間において休業等を行われた方を対象としておられますが、本市におきましては、その期間のうち6日間以上休業等をされた方も対象といたします。  申請方法としては、県の拡大防止臨時支援金を支給された方は無審査で支給し、休業期間不足により支給されなかった事業所については県と同様の申請書類を提出していただく予定で、主に郵送での申請を考えております。 592 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕
    593 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  恐らく該当される事業者がたくさんおられるかと思いますので、この申請について、スムーズにしていただけるようにお願いしたいと思います。  本当に今日、明日の資金繰りをどうしようか、家賃が払えないし、従業員の給料の支払いをどうしようかなど、困っておられる方たくさんおられます。事業者はたくさんおられます。今本当に必要なのに申請してもすぐにいただけないということでは、それはいかがなものかと思います。スピード感を持って対応していただけるのでしょうか。 594 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 595 ◯産業部長(中村武浩君) 今ほど申しましたように、まず一つは、県の支援金を受給された方は無審査で行うということで、県の支援金を受領されたということが分かれば、申請だけで無審査で支給の方をいたします。  それと、期間不足等により支給されない方につきましては県と同様の申請書類を出していただきますけれども、それは6日間以上が確認できればすぐに支給できるような形で、できるだけ書類も簡素化して、手続も簡素化して行いたいと考えております。 596 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 597 ◯14番(林 利幸君) では、次に移ります。  細項目の3番です。商工会議所、観光協会への補助とは。  市内商店街組合の補助に関しましては、さきの5月臨時会において議決されました。今回発表されていました中には、商工会議所や観光協会へ補助を行うと書いてございましたけれども、どういった形で補助をするのでしょうか。 598 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 599 ◯産業部長(中村武浩君) まず、彦根商工会議所への補助につきましては、会員から徴収する会費を補助しようとするもので、会議所では例年、会費を前期と後期の2回に分けて徴収されていますが、今年度については、新型コロナウイルス感染症の影響により会員事業所が資金繰りや雇用調整など厳しい状況にあることから、その前期分の会費を会員の負担軽減を目的に20%減免して徴収されておられまして、今後の会議所運営に影響が出ることから、その減収分について補助しようとするものです。  次に、彦根観光協会への補助につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により自主事業による収益がほとんど見込めない状況において、会員離れを防ぐとともに、観光協会の経営の維持を図るため必要な経費を補助しようとするもので、その内容としましては、会員から徴収する会費に対する補助、物販事業等の減益分補てん、物産販売を紹介するためのホームページ改修費用の補助がございます。  具体的には、会費に対する補助につきましては、観光協会が会費の負担軽減を目的に今年度の会費を免除される予定であることから、その減収分の2分の1に相当する額を補助しようとするものです。  次に、減益分補てんにつきましては、「ご城下にぎわい市」が中止になったことや、観光案内所等での物産販売が落ち込んでいる状況等を踏まえ、損失分および減益見込み分を補てんしようとするものです。  最後に、ホームページ改修費用の補助につきましては、今後の第2波、第3波も見据え、来客が見込めない期間におけるインターネット通販などの販路の確保・拡大を支援するため、彦根観光協会のホームページにおいて、各事業者のホームページともリンクした物産品紹介ページを整備するための経費を補助しようとするものです。 600 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 601 ◯14番(林 利幸君) 続きまして、細項目の4番です。商工会への補助は考えていただいているのかということです。  様々な協議は進めていただいているとは思いますけれども、今般の発表された中には記載がございませんでした。稲枝商工会に対しては補助を行う考えはあるのでしょうか。また、もしあるのなら、どういったことを考えていただいているのでしょうか。 602 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 603 ◯産業部長(中村武浩君) 今回、彦根商工会議所に対しまして、会費の減免分を補助することを提案させていただく予定でおりますが、このことを稲枝商工会にお伝えし、会費の減免など会員の負担軽減につながる取組をされていないか確認をいたしましたが、その時点では、県内のほかの商工会との調整が取られておりませんでした。しかし、今後、具体的な要望や支援要請がありましたら、検討してまいりたいと考えております。 604 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 605 ◯14番(林 利幸君) 稲枝商工会には3月の末時点で195の事業者が所属しております。今回のことで本当に困っておられる事業者もたくさんおられますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に移ります。  中項目の3番です。地域経済を回復させる取組について。  外出自粛要請や休業要請等によって、全国規模で消費が落ち込んでいる状況です。彦根市内におきましても、特に飲食や宿泊、観光に関連する業界は大変な状況です。地域経済回復の施策を積極展開し、将来の不安を解消するとありますが、飲食店経営者や観光関連の事業者、また市内の中小・小規模事業者にとっては先行きは不透明で、将来に向けて不安だらけであるのが現状だと思います。  細項目1、みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業とは。  谷口議員の再質問の中でも上がってございましたけれども、市内循環による地域経済の活性化を目的に、市民1人につき2,000円相当分のカタログギフトを送付とありますが、その詳細を教えてください。どういった形で実施するのでしょうか。 606 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 607 ◯産業部長(中村武浩君) 本事業は、新型コロナウイルス感染症の影響で市民の購買意欲や市内事業者の営業活動が低下していることから、市民の購買意欲と事業者の営業活動を活性化するために、市民全員に1人2,000円の商品および飲食サービスの購入券を配布いたします。そして、市民生活を支援するとともに、市内経済の活性化を図ることを目的としております。  具体的には、まず、この事業に参加される事業者を募集し、その事業者からのお勧めの商品や飲食サービスを出品していただき、出品していただいたものを取りまとめてカタログを作成します。そのカタログと1人2,000円分の購入券を世帯単位で発送し、受け取った世帯はカタログ内の商品を選んでいただき、注文書を返信した後、各事業者から直接商品が送られてくるというものでございます。 608 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 609 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  そのギフトの内容の方は事業者の方から提案いただくということでしたけれども、いろんなものを提案されてくるかと思うんですけれども、中には、ちょっとこれはふさわしくないなということもあるかと考えられるんですけれども、その内容の決定はどのようにされるんでしょうか。 610 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 611 ◯産業部長(中村武浩君) 今のところ、郵送で送るということですので、例えば冷凍物とかそういうものは少ないと思うんですけれども、また商品が出てきた段階で、それが安全性があるのかどうかということとか、ふさわしいものかどうかということは、市の方でも中身を検討させてもらいたいと思います。  それと、あくまでこれは2,000円という設定の中でお店が選ばれますので、一応、送料とか消費税も込みの金額でやってくださいということでお願いします。私どもの方は2,000円のサービス券分をお支払いすると、あとは出された事業者の方が負担できる形でつくってもらうということを考えております。 612 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 613 ◯14番(林 利幸君) もう1点、再質問させていただきます。  この発行をしていただいて、市民の皆さんが全て使っていただくということが一番いい結果かとは思うんですけれども、このカタログギフトの使用期限というのは設けるんでしょうか。 614 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 615 ◯産業部長(中村武浩君) こちらの方の事業は市が直接するわけではなしに外部に委託をしようと思いますので、ある一定期間を設けまして事業を進めたいと思います。その部分につきましては、どうしても換金のこともありますので、換金というか、お金を支払う部分もありますので、余り長いと、逆に市民の方もまだいいだろうと、使わなくていいだろうということにもなりますので、ある程度期間を設ける方が市民の方も使っていただけると思いますので、期間の方を設けさせてもらいます。 616 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 617 ◯14番(林 利幸君) 今おっしゃいましたように期間を定めていただけるのであれば、しっかりと使っていただくように啓発もしていただく必要があるかと思いますので、そこはよろしくお願いします。  次に移ります。  細項目の2です。ネット予約サイト用の宿泊クーポンの発行というのがございました。この宿泊クーポンの発行の目的をお聞かせください。また、どういった形で発行するのでしょうか。 618 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 619 ◯産業部長(中村武浩君) 令和2年5月29日に観光庁が発表した宿泊旅行統計調査の速報値では、令和2年4月の全国の延べ宿泊数は昨年同月比マイナス76.8%と大きく減少しており、本市におきましても、市内の関係団体や宿泊事業者からは、国と同様に昨年度と比較して大きくマイナスであると聞き及んでおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、現在、観光事業が大きく落ち込んでいると認識しております。  今回、地域経済を回復させる取組の一つとして挙げさせていただいておりますネット予約サイト用宿泊クーポンの発行につきましては、本市の宿泊客の増加を図ることで、大きく落ち込んでいる観光事業を回復させることを目的に実施するものです。  内容につきましては、インターネット上の宿泊予約サイトと連携し、サイト上に本市専用の紹介ページを作成するとともに、市内の宿泊施設を利用される方に対して割引クーポンを発行するもので、現時点では、還元率25%、上限5,000円の割引クーポンを9,000室分発行することを想定し、制度設計しております。  スケジュールといたしましては、予算をお認めいただきましたら、宿泊予約サイトにおける紹介ページの作成等の準備を進め、新型コロナウイルス感染症の収束状況や国が行う「GoToキャンペーン」等の動向も踏まえつつ、10月にはこのクーポンを使った誘客を始めたいと考えております。 620 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 621 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  今ほどご答弁いただきましたように、彦根の観光ということですけれども、発行する対象者というのは、まさにこの彦根に来ていただく人ということで考えておられるのでしょうか。 622 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 623 ◯産業部長(中村武浩君) こちらの方は、県内の方でも宿泊される方はおられると思うんですけども、あくまでメインは宿泊ということになりますので、県外の方が中心になると考えております。 624 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 625 ◯14番(林 利幸君) では、次に移ります。  細項目の3、観光施設入場券付き飲食・土産等用チケットの発行とは。  こちらのチケットの発行する目的と、どういった形での発行を考えておられるのでしょうか。 626 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 627 ◯産業部長(中村武浩君) 観光施設入場券付き飲食・土産等用チケットの発行につきましては、先ほどの宿泊クーポンの発行と同様に、本市への観光客の誘客を促進させることで、落ち込んでいる観光需要の回復を図ることを目的に実施するもので、彦根城、玄宮園、彦根城博物館および夢京橋あかり館の入場券1,470円相当分と市内の飲食店、土産店等で使用できる商品券がセットになったチケットを、本市へお越しいただく観光客の皆様に購入していただき、利用していただこうというものです。  チケットは2種類を想定しており、一つ目は、市内宿泊観光客に限定して、さきに申しました観光施設入場券に2,000円分の商品券がセットになったチケットを2万冊用意し、1冊1,000円で販売するものです。二つ目は、主に日帰り観光客を想定し、同様の入場券に1,000円分の商品券がセットになったチケットを1万冊用意し、1冊1,000円で販売するものです。  スケジュールといたしましては、予算をお認めいただけましたら、チケットの利用できる店舗を募集するなどの業務に取りかかり、新型コロナウイルス感染症の収束状況も考慮しながら、10月には観光客の皆様にご利用いただけるよう準備を進めてまいりたいと考えております。  次に、チケットの販売につきましては、宿泊観光客に限定したチケットは各宿泊施設で販売していただくことを考えているほか、日帰り観光客を想定したチケットは彦根市観光案内所や彦根観光センター等での販売を考えております。 628 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 629 ◯14番(林 利幸君) 再質問します。  飲食店は市内にたくさんございます。この対象となる飲食店全ての飲食店を対象とするんでしょうか。 630 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 631 ◯産業部長(中村武浩君) あくまでこのクーポンを使いますので、このクーポンの換金をまた行いますので、全てというわけではなく、やはり限定をしなければなりません。今言いましたように、考えているのは、観光協会の方にそちらの業務の方をお願いしようと思っておりますので、観光協会の会員がメインになると考えております。 632 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 633 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  先ほど、宿泊施設での発行も考えておられるということでしたけれども、宿泊施設での発行となりますと、彦根市の南部地域の飲食店でもチケットを使っていただけるような工夫をしていただく必要があると思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 634 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 635 ◯産業部長(中村武浩君) まだ具体的にどこのホテル、どこの店舗と決まっておりませんので、今後、実際に予算が成立した時点でその辺の募集をかけますので、その時点で参加していただくホテルなりお店等も決まってくると思います。そのときに、おっしゃっているように、南部地域の方からも応募がありましたら、その辺の対応はできると考えております。 636 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 637 ◯14番(林 利幸君) ぜひしっかりと検討をお願いしたいと思います。  次に移ります。
     細項目の4番です。大きな打撃を受けている飲食事業者や宿泊事業者、観光関連の事業者をはじめ、市内の中小・小規模事業者の困窮しておられる状況、地域経済の再生に対して、市長はどのように考えておられるのか。お考えをお聞かせください。 638 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 639 ◯市長(大久保 貴君) 今議会においてもこれまでいろいろとご説明をさせていただいてまいりましたが、これまで我々が経験したことのない事態に至っているという認識の下に、やれることは全てやるという思いで今臨んでおります。特に、早く相談事業を立ち上げましたので、ご相談をいただく皆様方には、いわゆる公共料金についてもご相談に乗らせていただいていると。そういう中から基本料金の減免というところも出てまいりましたし、保険料の減免についてもその中から出てきたというところでございます。  我々としましては、今、担当部署において、いわゆる金融の部分の手続のお手伝いもさせていただいておりますが、これは業種を超えて600件以上の金融支援の申出があって、それが今度は実際に金融機関から支給をされていると、融資をされているという状況に移ってきております。何とか人の動きが回復するまでの間、持続化給付金も含め、あらゆるツールを使って何とかもたせていただいて、できるだけ早く、今ご紹介をいただきましたような回復刺激策のステージに移っていけるように努力をしていきたいと思います。  また、今後も様々な景気刺激の方策もあろうかと思いますので、ぜひ議員の皆様方も事業者の皆様から聞き取っていただいて、ご提言もいただく中で、我々も施策として確立をしていきたいと思っております。 640 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 641 ◯14番(林 利幸君) 市の職員の方、市長をはじめ皆さんいろいろとご苦労いただいてることは十分承知しております。困っておられる市民や困っておられる市内の事業者に寄り添ってこその行政だと思います。ついつい他市町と比べてしまいがちだと思います。彦根は対応が遅いだとか補助が手薄いだとか言われることのないように、しっかりと今後も取組をいただきますようにお願いしたいと思います。  次に移ります。  大項目の2、JR稲枝駅西側地区の開発についてお伺いします。  中項目1、同じです。  細項目の1、現在の状況をお伺いします。  昨年6月の定例会におきまして、この稲枝地域の農用地区域指定の解除に向けて、県や国、農林水産省と引き続き協議を進めてまいりたいとご答弁をいただきました。それから1年です。現在に至るまでの間に何か進展はあったのでしょうか。現在の状況を教えてください。 642 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 643 ◯産業部長(中村武浩君) 令和元年6月定例会でもお答えしましたとおり、稲枝駅西側地区については、農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法上の農業振興地域の指定を受けており、その大半が農用地区域で占められております。このため、当該地区での開発行為を農振法に基づき行おうとする場合には、必ず農用地区域からの除外手続を行う必要があるために、滋賀県知事の同意を得る必要があります。  これまで再三、近畿農政局や滋賀県と協議をしてまいりましたが、農用地区域から除外を行うためには、具体的な事業内容を明確にした上で、当該農地でしか開発ができない相当の理由づけが必要となり、現在も協議が進まない状態にあります。この期間に個別具体的な計画は出ておりませんので進展はございませんけれども、今後も、個別具体な計画がありましたら、その都度、協議を行ってまいりたいと考えております。 644 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 645 ◯14番(林 利幸君) 今のご答弁でちょっとがっかりしたんですけれども、何も進展がないということでしたので、本当にいろんな協議はしていただいているかと思うんですけど、少しでも早く進展するようにお願いしたいと思います。  細項目の2番です。今後の取組についてお伺いします。  令和3年度の都市計画決定という目標は達成できるのでしょうか。 646 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 647 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 議員のご質問にありますように、JR稲枝駅西側地区での都市計画公園につきましては、令和3年度の都市計画決定を目標としております。今後も基本計画の策定など必要な業務が控えておりますが、その目標に向けて努力してまいりたいと思います。 648 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 649 ◯14番(林 利幸君) ぜひこの目標はやはり達成してもらいたいと思いますので、引き続き、本当に全力のご努力をお願いしたいと思います。  細項目の3番にいきます。稲部遺跡の現状をお伺いします。  この件に関しましても、6月定例会から1年がたちました。ご答弁をいただきましてから現在に至るまでの状況を教えてください。発掘調査や範囲確認調査は進んでいるのでしょうか。 650 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 651 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 稲部遺跡につきましては、重要な遺構が確認されておりますことから、国の史跡指定を受け、その周辺と合わせ約4ヘクタールを遺跡公園として保存していく予定であり、平成29年度から史跡指定のための範囲確認調査を継続的に実施しております。  昨年6月の定例会以降も、現場での発掘作業を進めるとともに、遺構測量図の分析や出土遺物の科学分析、実測図作成等の作業も並行して実施しており、昨年12月24日には稲部遺跡群調査検討委員会を開催し、専門的な知識を持つ有識者に、調査現場の視察と蓄積した成果や今後の調査計画についての指導と助言をいただいております。  また、地元から要望をいただいていた除草作業につきましても、昨年6月下旬から7月上旬と12月上旬の2回実施したところでございます。  今年度におきましては、滋賀県や稲部遺跡群調査検討委員会の指導に基づき、現地での発掘調査につきましては7月から実施する予定で準備を進めているところでございます。 652 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 653 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  この地域の活性化に向けた活用について検討してまいりたいと6月の定例会でご答弁いただいておりますけれども、この地域の活性化に向けて、何か検討いただいたのでしょうか。 654 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 655 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 歴史公園ということになりまして、今までにもご答弁をさせていただいたと思いますが、歴史の部分だけではなくて、例えば別の要素を持ってきて複合施設にするとか、そのような方向で最終的には歴史公園を整備していきたいと考えておりますが、まずは遺跡部分をしっかりと調査をして、国の史跡指定になるように作業を優先して進めてまいりたいと考えております。 656 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 657 ◯14番(林 利幸君) 恐らくこの調査はまだまだかかるんだろうなと思っておきます。  再質問させていただきます。  この稲枝地域の皆さんにもこの稲部遺跡のことを知っていただけるようにとお話をさせていただいたところ、稲枝地区公民館において資料の展示を実現をしていただきました。こちらに関しては本当にありがとうございます。私も早速見に行かせていただきましたけれども、今後は資料の充実等も考えていっていただければと思います。公民館の方からも展示してあることをPRしてくださるとのことでしたので、こちらの検討、今後どのように考えていただいているでしょうか。 658 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 659 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 稲部遺跡を知っていただくための普及啓発活動というのは非常に大事だと考えております。重要性や魅力を広く知っていただくために、開国記念館においても遺物と解説パネルを展示をさせていただいております。  議員ご指摘いただきましたように、稲枝地区公民館においては、速報展として解説パネルの展示をさせていただいておりますが、周知がもう少し足りないというところもございますので、いろんなホームページなどを使って、今後、周知に努めていきたいと考えております。 660 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 661 ◯14番(林 利幸君) では、次に移ります。  中項目の2番です。官民連携可能性調査についてです。  細項目1、官民連携可能性調査についてお伺いします。  この調査は、彦根市におきましては初めての事業で、また取組であったと思います。令和元年度事業として官民連携可能性調査を実施していただきましたが、そもそもこの官民連携可能性調査とは何なのでしょうか。 662 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 663 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 現在、稲枝地区には都市計画公園が整備されていないことから、市域における都市公園の配置バランスを考慮し、庄堺公園と同規模の4ヘクタール程度の公園整備に向けた検討を進めており、昨年度は官民連携可能性調査を実施をいたしました。  この官民連携可能性調査は、昨今の厳しい財政状況を踏まえ、都市公園の整備に民間の優良な投資を誘導して公園管理者の財政負担を軽減し、より効率的に公園整備を進めることを目的としております。この調査は、民間事業者に対し都市公園事業への参画意向の聞き取りを行いながら、その実現可能性を見いだすものでございます。 664 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 665 ◯14番(林 利幸君) 細項目の2番です。その調査の結果についてお伺いします。  地元の事業者団体ということで、稲枝商工会にも、2月の26日に、「稲枝駅西側地区における新たな官民連携の都市公園整備可能性について」ということで聞き取り調査が実施されました。私も商工会の一員として、その席に同席をさせていただきました。この官民連携可能性調査におきまして、一体何社から聞き取りをされたのか。また、その調査の結果はどのように扱われているのでしょうか。 666 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 667 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 本調査では、官民連携による事業の実施について、事業形態や市の投資額等の条件が合致できれば、その可能性は十分にあるとの結果が得られております。  また、この調査の結果につきましては、稲枝駅西側地区の都市公園整備事業に係る基礎資料であり、今後も事業を継続する根拠として取り扱うこととなります。  なお、本調査は国の補助事業でありますことから、取りまとめた最終成果は国へ報告しており、国からは、その概要をホームページで公開する予定であると聞き及んでおります。  また、調査の聞き取りにつきましては15社に対して行っております。 668 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 669 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  今ほど、15社から聞き取りをしていただいたということですけれども、あの地域で実現に向けて可能性として高い提案といったものもされたと思うんですけれども、この提案されたこと、こういったことだったらできるのではないかということ、今後、この結果をどのように生かしていくのでしょうか。 670 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 671 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 15社に対して聞き取りを行いました結果、例えばですが、キャンプ業者ですとか温浴業者、eスポーツ、農業関連の方々とかに聞き取りを行っておりますが、関心を示していただきましたのは、農業事業者、スポーツメーカー、キャンプ事業者、温浴業者でございました。  今後ですが、可能性調査を受けまして基本計画等を作成していただく中で、どのような形で実際にその事業に参画していただけるかという計画および方針を立てながら、事業を進めてまいりたいと考えております。 672 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 673 ◯14番(林 利幸君) では、最後の項目に移ります。  大項目の3、JR稲枝駅周辺の整備についてお伺いします。  中項目1、JR稲枝駅周辺整備事業についてお伺いします。  稲枝駅周辺整備につきましても、昨年6月の定例会におきまして質問させていただきました。その時点での進捗状況は、事業費ベースで、東口は69%、西口は61%だとご答弁をいただきました。  細項目1、昨年度、整備事業において進捗があったのでしょうか。現在の状況をお聞かせください。 674 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 675 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) まず、東口の進捗状況ですが、同じく事業費ベースで申し上げますと、全体事業費4億5,700万円に対しまして、令和元年度末で4億500万円を実施しておりまして、進捗率は89%でございます。令和元年6月の定例会では、平成31年3月末で69%の進捗とお答えしておりますので、1年間で20%進捗している状況でございます。  また、市道稲枝西口停車場線を含む西口の進捗状況ですが、全体事業費6億3,000万円に対しまして、令和元年度末で4億1,000万円を実施しており、進捗率は65%となり、平成31年3月末時点の61%から、1年間で4%進捗している状況でございます。 676 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 677 ◯14番(林 利幸君) 細項目の2番です。今年度、令和2年度の計画をお伺いします。東口、西口それぞれの今年度の計画、進捗の目標を教えてください。 678 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 679 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 令和2年度におきましては、東西駅前広場内の駐車場の完成を目指しております。東口駐車場では、全体2,100平方メートルのうち930平方メートルが完成しておりますので、残りの1,170平方メートルの整備を実施する予定でございます。  また、西口駐車場は560平方メートルの整備を予定をしております。 680 ◯議長(安澤 勝君) 林君。
      〔14番(林 利幸君)登壇〕 681 ◯14番(林 利幸君) 細項目の3番です。駅西口へのアクセス道路の早期整備をということで。  昨年度、駅西口停車場線の第1工区85メートルの区間は整備をしていただきました。しかしながら、依然として駅へのアクセスは非常に不便な状況です。駅を利用される方々からも、また地域の住民の方々からも、早くアクセス道路を何とかしてほしいとの声が上がっております。今年度の駅西口停車場線の計画はどうなっているでしょうか。 682 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 683 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) JR稲枝駅西口へのアクセス道路の一部として整備を進めております市道稲枝西口停車場線につきましては、令和2年度に延伸区間を含む第2工区の用地取得費を予算計上をしております。買収予定地の13筆のうち現在までに6筆が取得済みであり、引き続き用地取得に向けての交渉を進めてまいりたいと考えているところでございます。 684 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 685 ◯14番(林 利幸君) 中項目の2に移ります。市道芹橋彦富線についてお伺いします。  細項目の1です。現在の状況を教えてください。  この芹橋彦富線も稲枝駅西口へのアクセス道路として重要な道路だと思います。稲部遺跡を迂回する形で道路法線を変更され、実施設計も進んでいるとは思いますが、現在の状況はどうなっているのでしょうか。昨年度1年で進展はあったのでしょうか。 686 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。   〔都市建設部長(藤原 弘君)登壇〕 687 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 市道芹橋彦富線をはじめといたしますJR稲枝駅西口周辺の市道整備につきましては、全体計画のうち、主要地方道大津能登川長浜線の金田町の交差点から市道稲部本庄線、芹橋彦富線を経てJR稲枝駅西口を結ぶ区間を、特に整備を優先して進める区間として、令和5年度末の供用開始を目指しているところでございます。  市道芹橋彦富線の現在の状況でございますが、昨年度、この優先する区間の用地測量業務を発注いたしまして、現在、関係する土地の境界確定作業を進めているところでございます。  また、法線変更に伴いまして道路区域から外れる部分、いわゆる旧法線での用地取得に要した交付金の国への返還処理が令和元年度末に完了いたしまして、今年度からは新法線での道路整備に交付金が投入できることとなりましたので、境界確定等の用地測量を終えましたら、事業用地の取得に向けまして地権者の皆様との交渉に取りかかる予定でございます。 688 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 689 ◯14番(林 利幸君) 細項目の2番です。地域の方々は整備を待ち望んでおられます。計画、いつになったら整備をしていただけるのでしょうか。 690 ◯議長(安澤 勝君) 都市建設部長。   〔都市建設部長(藤原 弘君)登壇〕 691 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今後の計画でございますけれども、現在実施しております用地測量を終えましたら用地交渉に着手いたしまして、用地を取得した箇所から順次文化財調査を実施、その後、施工箇所が一定規模まとまりましたら工事に着手する予定としております。  なお、優先して進める区間以外のその他の区間につきましても、引き続き早期完了を目指して進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 692 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 693 ◯14番(林 利幸君) 本当に1日でも早い整備を強くお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症は、現在の時点では休息状態と言えるかもしれません。しかし、感染の第2波、第3波が来ることも危惧されています。後手後手の対応とならないように、今後も引き続き対応をしっかりとお願いしたいと思います。  と同時に、経済も回していかなければなりません。事業者への補助もしっかりとしていただきたいと思います。  また、新型コロナウイルス感染症対策で大変な時期ではありますが、インフラの整備も遅れることなく進めていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 694 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午後5時36分休憩            午後6時03分再開 695 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  18番赤井康彦君。赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 696 ◯18番(赤井康彦君) 私は、今定例会において大きく3点の質問をいたします。皆さんお疲れでしょうが、最後までよろしくお願い申し上げます。  獣害対策について質問をいたします。この質問は、これまで、私も含め多くの議員も同様の質問をされておりますが、被害は多くなっているように思いますので、以下、質問してまいります。  まず、4月の下旬に地元の方から畑が荒らされているとの連絡を受け、現場に行ってみると、苺が全て食べられておりました。担当課職員に来てもらい、まずは暗視カメラで動物の種類を見極めてから、対象の動物であれば捕獲用の檻を設置するとのことであり、その監視カメラには、キツネ、タヌキ、ハクビシンが写っており、対象であるハクビシンが写っていることで捕獲檻が設置されることになりました。  しかし、捕獲用檻が全て貸し出されていて、設置は少し日数がたってからとのことであり、時期を逸したのか、現在も捕まっていないということでございます。数年前にもこの畑ではスイカが食べられている被害が出て、捕獲用檻を設置していただきましたが、結局、捕獲できないままでありました。この畑以外の周辺の畑で作業をされている方々にもお話を聞いていると、同様の被害が何件もあったと聞いたところでございます。  そこで質問ですけれども、市内の獣による被害の総額はどれくらいになるとされているのでしょうか。 697 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 698 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 農林水産課が地元アンケートと農業共済からの情報を基に算出された数値によりますと、令和元年度の被害額は、ニホンジカが82万円、イノシシが169万6,000円、ニホンザルが109万2,000円で、合計360万8,000円となっております。それ以外の動物による被害については把握できておりません。 699 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 700 ◯18番(赤井康彦君) そうですよね。これ、基本的には有害鳥獣と言われるものかと思うんですけれども、家庭菜園等の被害というものは把握をこれからはすべきではないかと思うんですけども、いかがですか。 701 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 702 ◯産業部長(中村武浩君) 今、市民環境部長が申しましたこのアンケート調査は、毎年、国からの依頼に基づいて行っておりまして、家庭菜園は栽培の実態および被害状況の把握が困難なため調査対象から除外するという基準が設けられているため、あくまで出荷作物に限定した調査を行っているということでございます。 703 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 704 ◯18番(赤井康彦君) そこも何度も質問していますので重々分かっているんです。これほどたくさん畑の被害とかが出てきているということで、基本的には多分、皆さん家庭菜園されている方は近所に配る程度だと思うんですけれども、やはり悔しい思いがあると思うんですよね。被害はずっと続いていることなので、1回ぐらいは調査すべきではないかという意味で申し上げたんです。その決まりはよく分かっているんですけれども、どうですか。 705 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 706 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 家庭菜園につきましては、なかなか調査の方も難しいとは思います。我々市民環境部の方で生活環境課が担当することになると思うんですが、そちらの把握方法等考えなければならない部分もありますので、ちょっと検討課題として受け止めさせていただきたいと思っております。 707 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 708 ◯18番(赤井康彦君) よろしくお願いいたします。やはり被害の状況が分からないとこれからの施策というものは反映してもらえないかと思い、再質問をしていたところでございます。  それでは、次に移りたいと思います。  加えて、ハクビシンやアライグマは市内にどれくらい生息していると想定されているのでしょうか。 709 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 710 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) ハクビシン、アライグマの生息数につきましては把握しておりません。 711 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 712 ◯18番(赤井康彦君) 先ほど申し上げたとおり、家庭菜園の状況、被害の状況も分からない、そして生息数も把握しようとしていないのか分かりませんけれども、それで何の対応ができるのかと思い、この質問を立ててさせていただいております。  それでは、また、ハクビシンやアライグマは年間何頭捕獲しているのでしょうか。 713 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 714 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 令和元年度本市の年間捕獲数は、アライグマ23頭、ハクビシン23頭でございます。 715 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 716 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に、同時期、4月の下旬だったと思いますけれども、ほかの方からもアライグマの被害を訴えて、担当課に捕獲檻の貸出しをお願いしたところ、2週間かかると言われたと話されていました。被害や生息数から考えても、捕獲檻の数が少ないと私は思っております。彦根市は、現在、幾つ捕獲檻を所有しているのでしょうか。 717 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 718 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 現在市で持っております捕獲檻ですが、生活環境課で4基、農林水産課で7基、合計11基でございます。 719 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 720 ◯18番(赤井康彦君) 生息数が分からない状況で、この捕獲檻が多いか少ないかという判断はつきにくいのかも分かりませんけれども、少ないと思いませんか。 721 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 722 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今年度、令和2年度におきまして、捕獲檻の増設を検討しております。生活環境課で2基、農林水産課で1基、増設予定をしております。 723 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 724 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に、捕獲檻ではあまり捕獲できないとも指摘されておりますが、ほかの捕獲方法を考えることはないのでしょうか。 725 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 726 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) その他のわなとしましてエッグトラップという、動物の手とか指を固定するわなも存在しておりますが、捕獲檻と比較し設置場所が限定され設置時間を要します。また、エッグトラップの特性上、捕獲された動物が露出しており、わなの周囲を動き回るために、市民に危害が加わる可能性がございます。さらに、動物捕獲檻に移し替え移送する作業につきましても、職員に危険が伴い、捕獲檻での捕獲・移送と比較し、多大な時間を要します。  これらのことから、安全性、効率性の点から、アライグマ、ハクビシンの捕獲については従来どおり、捕獲檻を使用することが適当であると考えております。 727 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 再質問します。  先ほど申し上げましたとおり、ハクビシンも数年前もスイカの被害のときも一回も捕まっていないんですよね。本当にこの捕獲檻は有効なのかと。考え直すということはないんですか。 728 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 729 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほど答弁させていただきましたように、現状の捕獲方法としましては、捕獲檻が一番安全、効率性がいいと考えております。 730 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 731 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に移りたいと思います。
     加えて、捕獲は時期を逸することなくタイムリーに行うことが重要であろうかと思いますが、捕獲檻が不足する中で、業者等の民間委託や捕獲に対する補助を出してはいかがでしょうか。 732 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 733 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) アライグマ、ハクビシンの捕獲については、その一部を民間の専門業者に業務委託をして実施しております。令和元年度は27カ所について業務を委託し、先ほどご答弁いたしました年間捕獲数46頭のうち、アライグマ10頭、ハクビシン2頭を委託業者が捕獲しております。  また、捕獲に対する補助につきましては、野生動物を捕獲するには、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、狩猟に関する知識や技能を伴うものでありますことから、現在のところ考えておりません。 734 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 735 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に、今回の担当課である生活環境課は、アライグマやハクビシンの外来生物の捕獲を目的としているとされており、有害鳥獣の捕獲は農林水産課とのことであります。まず、有害鳥獣とはどの動物を指すのでしょうか。 736 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 737 ◯産業部長(中村武浩君) 国内に生息する野生鳥獣は、鳥獣保護法及び鳥獣保護基本指針に基づき保護することとされていますが、生活環境、農林水産業、または生態系に重大な被害を与えている鳥獣については、有害鳥獣捕獲により駆除が可能となります。ただし、この捕獲は原則として、被害防除対策を講じてもなお被害等が防止できないときに限るとされています。  その上で、議員ご質問の有害鳥獣とは、法的に具体的な獣類の定めがあるものではありませんが、本市が有害鳥獣捕獲許可等により駆除に取り組んでいる獣種としましては、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザル、カラス、ドバト、アライグマ、ハクビシン、ヌートリアになります。 738 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 739 ◯18番(赤井康彦君) アライグマとハクビシンは入っているんですね。理解いたしました。  それでは、次に移りたいと思います。  加えて、生活環境課と農林水産課とは獣害における連携はされているのでしょうか。 740 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 741 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 農林水産課では田畑等の耕作地での被害、生活環境課では住宅及び宅地内の家庭菜園等での被害について対応するなど、対象範囲を分けて対応を行っております。  なお、市街地において、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザルが出没し人的被害の発生が予測される場合には、両課が連携を図り、現場の状況確認や地元自治会、近隣の小・中学校、幼稚園、保育園等への周知や注意喚起、パトロールなどを実施し、市民の安心・安全の確保に当たっております。 742 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 743 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に移りたいと思います。  また、捕獲対象でない動物が捕獲檻に入った場合、解放して逃がすとのことであります。猫などが入ってしまうことも多く、こうした動物の場合の解放はよく分かるのですが、捕獲対象外の動物で畑を荒らす動物、例えばタヌキなどは対応できないものでしょうか。 744 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 745 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 生活環境課では、日本の固有種や在来種を保護する生態系の保全を目的として、特定外来種であるアライグマと指定外来種であるハクビシンの捕獲を行っているものであり、在来種であるタヌキ等の捕獲は行っておりません。 746 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 747 ◯18番(赤井康彦君) 捕獲ができないということでございますので、次の質問になるんですけれども。  それでは、捕獲するのではなく、動物を寄せつけないような方法も有効かと思いますが、その方法を教えてください。 748 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 749 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 個人で実施できる対策としましては、動物侵入防止用に柵・ネットの設置や動物の餌となるものを置かない等の物理的防除のほか、動物が嫌がって近寄らないような薬剤、超音波式獣害対策機械を使用しての防除が考えられます。 750 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 751 ◯18番(赤井康彦君) 市民ができるような簡単な寄せつけない方法等もあろうかと思うんですけれども、そういったものはご存じないんですかね。 752 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 753 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほど一番最初に、畑の荒らされたときに暗視カメラで動物を捕らえたというのがあるんですが、大体、動物というのは同じ経路を通って畑なり家屋なりに入ってくるという習性がございます。そこで、その経路が分かればそこに柵を作るとか、あと簡単な方法としましては、猫よけの薬剤とかがありますよね。匂いをつけて寄せつけないという。そういう方法が手軽といいますか、簡単にできる方法だと考えております。 754 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 755 ◯18番(赤井康彦君) 木酢液とかハッカ油とか、そうしたことがあろうかと思います。寄せつけないのであれば、そうしたことを市民の方にも周知するというのも一つの手かと思います。  それでは、次に移りたいと思います。  最後に、近年、外来種であるヌートリアやジャンボタニシが市内に増えてきているとのことであります。ヌートリアとは体長40、50センチほどのネズミのような動物で、沼や川辺に住んでおり、土手が巣穴だらけになり落盤や堤防の決壊のおそれがあったり、稲の被害などもあるようでございます。ジャンボタニシはスクミリンゴガイと言われ、ピンク色の卵を産み、稲を好んで食べると言われておりますが、このヌートリアやジャンボタニシの市内での防除の状況をお聞かせください。 756 ◯議長(安澤 勝君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 757 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) まず、ヌートリアにつきましては、令和元年度から曽根沼周辺で目撃情報が多く寄せられたため、彦根市ヌートリア防除実施計画を作成し、捕獲檻の設置等による捕獲を行っています。令和元年度は曽根沼で1頭捕獲しており、本年度は、6月1日現在ですが、野田沼で5頭捕獲をしております。  次に、ジャンボタニシにつきましては、平成17年に市内中部での発生が確認されており、以後、一部地域においては駆除作業が継続して行われております。ジャンボタニシの拡散を防止するため、生息区域が確認されている野田沼では、農業用水の循環かんがい施設からの取水を取りやめるなど、水稲被害の発生抑制を継続して実施されているところでございます。 758 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 759 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。令和元年と2年ということで、初期の段階かと思います。早めの防除というものが必要かと思いますので、ご対応いただきたいと思います。今回ご対応いただいた職員というのは大変研究熱心で、いろんな知識を持っておられました。こうした職員もたくさん増やしていただくこともお願いを申し上げたいと思います。  それでは、次の大きな題の方に移りたいと思います。  それでは、防災スピーカーと自動起動式ラジオについて質問をいたします。  この質問は何度かさせていただいており、防災スピーカーにおいては既に36カ所、今年も18カ所を設置予定でありますが、新型コロナウイルスの影響で皆が情報伝達の必要性を改めて実感していると思い、以下、質問してまいります。  まず、これまでの防災スピーカーの活用実績をお聞かせください。 760 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 761 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 同報系屋外放送設備の活用実績といたしましては、最初に設置した平成30年10月から令和2年5月末までの間、Jアラートおよび緊急地震速報の訓練放送で使用したほか、平成30年台風第24号や令和元年台風第10号および第19号の際に、注意喚起や自主避難施設開設等につきまして随時放送を実施いたしました。  また、今年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、4月21日から5月14日までの間、日曜日を除き、毎日1回の放送を実施したところでございます。 762 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 763 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に、今年の防災スピーカーの設置箇所が公民館等18カ所として予算化されておりますが、4月の下旬に担当課にお聞きしましたところ、設置箇所はまだ決められていないとのことでありました。設置場所を決めていないにもかかわらず予算を承認してしまったことに大変恥ずかしく思っておりますが、現在、今年の設置箇所は決定されたのでしょうか。 764 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 765 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 令和2年度の設置箇所につきましては、既存設備の位置関係や想定される災害のリスク、市民の皆さんからの意見、新型コロナウイルス感染症対策での放送運用実績等から、より効果的と判断される場所に設置できるよう、現在、協議検討を進めているところでございます。 766 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 767 ◯18番(赤井康彦君) それでは、なぜ18カ所と予算化を決めたんですか。 768 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 769 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 初年度に18本設置し、その後については、財政状況や設置場所の選定の手間等も考慮して、初年度と同数の18本を設置することといたしました。当初5カ年計画程度を考えていたわけでございますけれども、そうしますと大体18本程度ということで、18本、同数程度をさせていただきたいということで予算化をさせていただいたところでございます。  ただ、国の補助等の絡みもございますので微妙に変化もしてくるものかとは思いますけれども、令和2年度の予算化をさせていただいたときには、前年に引き続いて同数を要求させていただいたということでございます。 770 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 771 ◯18番(赤井康彦君) もう一度確認します。5カ年計画でしているということで、これは総数が決まっているということですか。もう少し詳しくお聞かせ願えませんでしょうか。 772 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 773 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 平成30年に設置を始めたわけですけれども、当初は100カ所から110カ所程度を想定していたようでございます。それを、単年では難しいので、5カ年か3カ年かという検討の中で、一定、5カ年もしくは6カ年程度でできる範囲ということで計画を立てたようでございます。  ただ、ここにつきましても、国の緊急防災・減災事業債の補助の関係もございます。当然、一定いついつまでその補助金の期限というのはございますが、緊急防災・減災事業債につきましては、当初、私、平成23年に危機管理室長をさせていただいたときに、単年だと、平成23年に限りというお話もありました。今やっております防災行政無線の移動式につきましても、その1年の中でということで、本来2年、3年かかる事業を1年でやったという経過もございます。  ただ、今、蓋を開けてみますと毎年延長されてきている状況もございますので、私どもも、もう1年ないしもう2年延長されることを要望はしているところでございますけれども、今の段階で明確なお答えをいただいておりませんので、そうした状況も踏まえて、数についてはちょっと検討する必要もあるかと。そうなりますと、設置場所につきましてもちょっと工夫が必要なのかなと。今そういう状況でございます。 774 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 775 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に、昨年の防災スピーカー設置は12月頃になったとのことであります。災害はいつ起こるか分からないことからも、予算が確定したなら早急に設置に向け動くべきかと思いますが、いかがでしょうか。 776 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 777 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 議員ご指摘のとおりでございます。先ほどの答弁でもお答えしましたとおり、既存設備の位置関係や想定される災害のリスク、市民の皆さんからの意見、新型コロナウイルス感染症対策での放送運用実績等から、より効果的と判断できる場所を選定し、今後の災害対応や新型コロナウイルス感染症対策に活用できますよう、早急に設置に向けて進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 778 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 779 ◯18番(赤井康彦君) これは12月頃に設置ということですけれども、聞くところによると、その次の年の1月の後半に運用開始だったというお話も聞いております。かなり遅いと思うんですよね。ぜひ今回は早めにしていただきたいと思いますけども、早急というのは、どれぐらいのことを想定されているんですか。 780 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 781 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 今、具体的に何月というものはないんですけれども、私も交えまして、今年度の設置箇所について協議も進めさせていただいております。  ただ、先ほどご答弁させていただきましたように、国の補助等の絡みもある中で、やはり次年度以降の計画についてもちょっと本格的に検討する必要があると。そうなりますと、例えば、設置場所というか、重なるエリアをではどうするのかという問題も生じてまいります。そうしたところもいろいろ総合的に判断する必要もございますので、早急にはさせてはいただきたいと思います。  ただ、最近では一定落ち着いてはきておりましたけれども、コロナウイルス対策の関係でいろんな業務が限られた時間の中で、我々精いっぱい対応させていただいている状況でもございますので、ちょっと遅くなったことは申し訳ないんですが、当然必要な設備でもございますので、極力早めに対応できるようには考えてまいりたいと思います。 782 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 783 ◯18番(赤井康彦君) この質問は昨年があまりにも遅いから質問しておりますので、ぜひ対応をお願いしたいと思います。  それでは、次に、昨年には防災スピーカーの活用内容が少し緩和され、自治会などの連絡事項や学校イベントの中止などにも防災スピーカーが活用できるようになりましたが、実際活用されたことはあるのでしょうか。
    784 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 785 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 同報系屋外放送設備につきましては、昨年度、要綱を制定し、一般放送の要請ができるものを、市の所属長、市立小学校長および市立中学校長、自治会長および連合自治会長。自主防災組織の長、学区単位の公共的組織・団体の長、消防団長および分団長と定め、昨年9月1日から運用しているところでございます。また、この内容については、令和元年9月1日号の「広報ひこね」においても周知を行ったところです。  なお、災害および試験以外の放送実績は今のところ1回のみで、令和元年9月に、自主防災組織主催の防災訓練の際に使用をされております。 786 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 787 ◯18番(赤井康彦君) 1件ということですけれども、これからこうした活用を地域の方々もしていただければと思います。具体的にどのような活用ができるのか。ちょっとイメージしたいので、もう一度教えていただきたいと思います。 788 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 789 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 放送の種類というところを、内規ではありますが、要綱に定めさせていただいておりまして、まず緊急放送、災害等非常事態に関することが1点あります。それと試験放送、伝達試験であったり保守点検のために試験的に行う放送。それと一般放送と。  一般的な連絡として行うものとして、市の行政情報に関すること、また、学校、公民館および自治会等からの連絡事項、イベントの中止等市民に影響が生じる連絡事項。この中でも、だから自治会等が使われます連絡事項等にも活用いただけると考えておりますし、災害時の利用が今お話ししましたように基本とはなるんですけれども、自治会長や自主防災会長の方には、例えば地域で事件等があった際に周辺住民への緊急情報の配信、また連絡事項の案内等、有効にご活用いただけたらと考えております。 790 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 791 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。  それでは、次に、自動起動式ラジオについてでございます。  以前に何度も質問しておりますが、その間に多くの自治体で導入され始めているところであります。防災スピーカーは屋内では聞こえにくいときもあることや、スマホなどを使わない方や障害をお持ちの方、就寝中などにもこの自動起動式ラジオが有効であろうかと思っております。総務省も普及の方針であるかと思いますが、自動起動式ラジオ導入の考えをお聞かせください。 792 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 793 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 現在、本市における災害時の情報伝達ツールとして、緊急通報システム、メール配信システム、市ホームページ、エフエムひこね、同報系屋外放送設備、災害用ツイッター、NHKデータ放送、アプリ「ひこまち」、アプリ「Yahoo!防災速報」等を活用しております。  災害時の緊急情報につきましては、これらを用いて市民に避難情報等を伝達しておりますが、全ての市民の方に情報が行き届くためには、情報伝達手段のさらなる多角化が必要と考えております。いつ何どきでも不特定多数の方が自動的に受信可能となるツールといたしましては同報系屋外放送設備の設置を進めているところですが、議員ご指摘の自動起動式ラジオにつきましては、気象状況等により聞き取りが困難となり得る同報系屋外放送設備を補完できるものとして、その必要性を認識しているところでございます。  しかしながら、導入に当たりましては、機器本体の購入費だけでなく、各世帯に配布するラジオの保守対応、また故障対応、転入出に伴う機器の改修及び配布対応等、維持管理面の負担など多大な費用と労力を必要とすることなどから、現在のところ導入については検討しておりませんが、今後も引き続き、様々な媒体を活用した情報伝達手段の在り方を研究してまいりたいと考えております。 794 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 795 ◯18番(赤井康彦君) これ、全てを行政が受け持つことはないと思うんです。補助等も考えて、前向きに進めればと思っております。ご検討いただきたいと思います。  次に移ります。  今回のコロナ騒動で、テレビなどでは頻繁に東京や大阪などの都市部のルールや動きが放送されることから、地方でも同様だと混同してしまう市民が多くいたと実感いたしております。例えば都市部の病院の逼迫状況から、彦根市立病院でも大混乱になっているかのようなうわさが絶えませんでした。県や彦根市が独自の情報をもっと頻繁に伝達する必要があったかと思っております。  こうした意味からも、情報伝達のための手段はこれからもっと充実すべきかと思いますが、広報誌やメール配信などの文字発信とスピーカーやラジオなどの音発信の違いや特徴を考え、情報伝達の手段の充実をお願いいたしたいと思いますが、最後に、情報伝達について、今後の対策があればお聞かせ願いたいと思います。 796 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 797 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 今回の新型コロナウイルス感染症対策における情報発信として、「広報ひこね」、市ホームページ、車両広報、メール配信システム、アプリ「ひこまち」や「Yahoo!防災速報」、同報系屋外放送設備、動画配信等の様々な手段を活用し、周知・啓発を図ってまいりました。  とりわけ、市公用車による車両広報においては、状況が刻一刻と変化することから放送内容を9回変更いたしましたし、市長による動画については計11回の配信を行ったところです。  情報発信は、今回のように文字、音声、動画など様々な伝達手段を複合的に活用しながら、迅速かつ正確に実施することが重要となりますので、今後も様々な手段を用いて、より多くの方に実情に合わせた情報をお届けできるよう努めてまいりたいと考えております。 798 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 799 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、大項目3番、コロナ禍の経済対策について質問したいと思います。  甚大な影響を及ぼしている新型コロナウイルスは、県内においては5月14日に緊急事態宣言が解除され、ようやく少しずつではありますが平時に戻ってきているところであります。しかし、第2波、第3波も来るとの予想もあり、予断を許さない状況でもあります。  このような状況下の中でも、経済活動を再開させ、市民の生活の安定を支援していかねばなりませんが、5月25日には事業費約24億2,000万円の彦根市の経済対策案が示されましたので、以下、質問してまいります。  まず、経済対策全体を見てみますと、様々な対策を講じていただいておりますが、世代や組織などで対応されていないものもあろうかと思っております。示された経済対策案には大学生への支援が示されておりません。私たち会派夢みらいは、5月から社会福祉協議会が行った「あったかごはんプロジェクト」のボランティアをしておりました。経済的な支援が必要な方にお弁当などを配る事業のお手伝いをしていたわけですが、その中で、学生たちがアルバイトもできずにとても困っている人が増えているとのことをお聞きいたしました。  国が支援する予定ではありますが、大学のまち彦根であり、事あるごとに大学連携をPRしている彦根市や市議会としても、困窮した大学生の支援をすべきかと思いますが、いかがでございましょうか。 800 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 801 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 国におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により資金面での支援が必要になった学生に対し、授業料・入学金の減免と給付型奨学金の支給をセットにした高等教育の就学支援新制度をはじめ、学生支援緊急給付金等の支援を実施されております。  一方、本市におきましても、学生を含めた本市にお住まいの市民の皆様に対し、1人10万円の特別定額給付金の給付に加え、本市独自の支援策として、水道料金の基本料金の4カ月分の免除や国民健康保険料の2カ月分の免除を行うこととしているほか、市民につき2,000円分相当のカタログギフトの送付等の支援を予定しております。  こうした中、現在、市内3大学では、彦根市社会福祉協議会が設立されたフードバンクひこねと連携しながら、困窮している学生向けに学内で食料を配布する取組等を検討されていると伺っており、滋賀県立大学では、6月11日、12日の両日、食料の配布を実施される予定でございます。  本市といたしましても、こうした取組を支援すべく、滋賀県立大学に対して、本市の災害備蓄品で消費期限が年内で切れる食料品、具体的には、ワカメご飯、梅がゆ、クラッカーをそれぞれ700食ずつ提供させていただきます。  今後も、各大学におけるこうした学生支援の取組に対するニーズをしっかりとお聞きした上で、必要な支援を検討してまいりたいと考えております。 802 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 803 ◯18番(赤井康彦君) 小・中学生とか高校生には特別に支援が出てきている中で、彦根市独自の支援が大学生にないのはちょっと不公平ではないかと思い、質問をさせていただいております。そういう部分もありますし、これは何人かの親御さんというか、大学生のお父さん、お母さん、保護者から聞いたんですけれども、どちらかというとバイトができないと、仕送りもかなり増えているという状況で、なぜ小・中学生や高校生には支援があるんだというご質問を受けたので、こういったことを言わせていただきました。ぜひ、これからまた大学生の支援についても検討いただきたいと思います。  次に、今回の支援策には高齢者に対する支援策がないように思われますが、その理由をお答えください。 804 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 805 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 新型コロナウイルス感染拡大防止のためのイベントの中止や自粛、外出控え等は、高齢者のみならず市民全体の活動に影響を及ぼしておりますことから、さきのご質問にもお答えしましたが、高齢者を含めた市民の皆さんに対しまして、1人10万円の特別定額給付金に加え、本市独自の支援策として、水道料金の基本料金の4カ月分の免除や国民健康保険料の2カ月分の免除のほか、市民1人につき2,000円分相当のカタログギフトの送付等の支援を予定しております。  また、高齢者やご家族にとって安心して日常生活を送っていただくことが重要であると考えておりますので、こういった生活を支える上で欠かせない介護サービス等の維持継続のため、介護サービス事業所に対しまして、国・県等からの速やかな情報提供や衛生用品の配布等を行うとともに、市民や事業所からの相談等にも対応しているところでございます。  新型コロナウイルスへの対応は長期戦になるとも言われておりますことから、今後の感染状況も踏まえながら、他自治体の取組事例を参考にし、本市としてもできることを検討してまいりたいと考えております。 806 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 807 ◯18番(赤井康彦君) それでは、次に移りたいと思います。  さらに、彦根市として町内会や自治会に対して集会や河川清掃等の自粛を呼びかけていたかと思いますが、今回の支援策には町内会や自治会に対する支援策が示されておりません。町内会や自治会にはこれからも様々なお願い等をしていかねばならないかと思いますが、町内会や自治会への支援をすべきかと思いますが、いかがでございましょうか。 808 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 809 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 6月1日から滋賀県のイベント開催の自粛が段階的に緩和されたことに伴い、本市におきましても自治会行事の開催自粛を緩和させていただいておりますが、密閉・密集・密接の三つの密を避けることや、せきエチケットの徹底等の基本的な感染防止対策を徹底していただいた上での活動再開をお願いしております。  そのため、今後、自治会が活動を再開される際、基本的な感染防止対策として必要な物品の整備を行っていただけるよう、既存の彦根市まちづくり推進事業総合補助金交付要綱を改正いたしまして、補助項目を追加いたしました。  具体的には、同要綱におけるコミュニティ活動推進事業の中の「安心・安全な地域をつくるために」のメニューに、感染症対策の実施の項目を加えまして、感染症対策用物品の整備を補助対象といたしました。補助金の額等につきましては、補助対象基本額が5万円以上で、補助率は2分の1、補助金の限度額は10万円で、具体の対象物品としましては、空気清浄や手洗いの自動水栓化等を想定しております。  このことにつきましては、6月1日付で各自治会長様、連合自治会長様に対し、補助メニューの追加についてお知らせさせていただいたところでございます。 810 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 811 ◯18番(赤井康彦君) ありがとうございます。ただ、自治会には大小様々あろうかと思いますので、そういったところも考えて施策を行っていただきたいと思います。以前、大雪で大混乱したときに、除雪の補助を新設されたかと思います。こうしたことも新たに今付け加えてくださったという話ですのでいいんですけれども、こうした実績もありますので、前向きにこれからも進めていただきたいと思います。  それでは、次に移りたいと思います。  次に、子どもたちへの図書カードの配布についてであります。  図書カードの配布は、私自身も6月に提案しお願いしようと思っていたところでありましたが、5,000円もの金額に少し驚いてしまいました。小学1年生から中学3年生まで一律にした理由はあるのでしょうか。 812 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 813 ◯教育長(西嶋良年君) 平成30年度文部科学省による子どもの学習費調査、これは子どもの学校教育および学校外活動のために支出した1年間の経費について調査するもので、文部科学省の方で隔年実施をされております。  この調査におきまして、1年間の図書費の金額は、公立小学校が平均9,839円、公立中学校が平均1万424円という結果でありましたことから、小・中学校において図書費に大きな差が見られないということで、本市としましても、図書カードの金額を学年にかかわらず一律とするとしたところでございます。 814 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 815 ◯18番(赤井康彦君) 図書費に差がないことは憂うべきことかと私は思います。私の感覚で言うと、お年玉で中学校3年生と小学校1年生は多分差があるのではないかと思っておりましたので、こうしたところで、いろいろと段階があるのかという質問をさせていただいたところでございます。  次に移りたいと思います。  また、購入図書については、私自身は漫画等でも構わないと思っておりますが、教育委員会として推薦する図書等があるのでしょうか。 816 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 817 ◯教育長(西嶋良年君) 読書活動の充実に向けまして、小学校および中学校では、本市で作成した「ひこにゃん読書ノート」を活用しまして、推薦図書の紹介をしています。図書カード配布の際にもその活用について周知をしまして、推薦図書の購入につながればと考えております。  また、図書カードの配布につきましては家庭学習支援を目的としているところでもありますことから、学習参考書や問題集の購入にも充てていただけるよう、周知をしていきたいと考えております。 818 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 819 ◯18番(赤井康彦君) 再質問したいと思います。  今、推薦をするという形かと思いますけれども、ならばほかのものでもよいと、ほかの図書を購入してもいいということでよろしいんですかね。  併せて申し上げますけれども、図書カードは図書だけが購入できるものではないとお聞きいたしておりますけれども、そういったことも含めて、どう見解があるか、お聞かせ願いたいと思います。 820 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 821 ◯教育長(西嶋良年君) お答えします。  子どもたちが興味がある本を購入してもらえればと考えております。そのことが子どもの学びを広げたり深めたりということにつながることも期待されますので、特に推薦図書の中から選ぶということだけを意図するものではございません。 822 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 823 ◯18番(赤井康彦君) 分かりました。図書カードで文具等も買えるかと思いましたので、それはどうなのかということだったんですけども、今後、決めていただければと思います。  それでは、最後に、私は子どもたちもコロナの影響で大きく被害を被ったと思っておりますが、それゆえ、しっかりと図書カードが子どもたちの手に渡るようにしていただきたく思っております。大人が使えないように、図書カードに「子ども専用」とか教育委員会の名をプリントするなど、必ず子どもたちが欲しい図書を購入できるようにすべきと思いますが、見解をお聞かせください。 824 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕
    825 ◯教育長(西嶋良年君) 図書カードは子どもたちの家庭学習支援を目的としておりまして、迅速に配布をするということが必要だと思っております。議員ご提案の図書カードにプリントをするということは、既製品のカードを送付することに比べまして日数を要します。配布が遅くなることとなりますことから、議員ご提案の子どもたちが使えるということで考えることも重要であると考えておりまして、子どもたちが欲しい図書等を購入できるように、その趣旨であるとか活用方法を同封する文書に明記をするということで周知を図りたいと思っております。 826 ◯議長(安澤 勝君) 赤井君。   〔18番(赤井康彦君)登壇〕 827 ◯18番(赤井康彦君) スピード感も必要かと思いますので、一定の理解はいたします。ぜひ子どもに渡るように、子どもが好きなというか、欲しい図書が購入できるように徹底していただければと思っております。  これから、国は2次補正、3次補正というコロナに対する経済対策があろうかと思っております。先ほどの答弁で、市長はやれることをやるというお話をしていただいておりました。ぜひ、抜けているところを補うということで、これからも困っている方はたくさん増えてくるかと思いますので、変わらぬご支援のほどをお願い申し上げ、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 828 ◯議長(安澤 勝君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 829 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決しました。  明日は、定刻から本会議を開き、本日に引き続き、各議案に対する個人からの質疑ならびに一般質問を行います。  本日はこれをもって延会いたします。  ご苦労さまでございました。            午後6時56分延会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...