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  1. 彦根市議会 2020-06-01
    令和2年6月定例会(第13号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前9時04分開議 ◯議長(安澤 勝君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(安澤 勝君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、4番獅山向洋君、および5番堀口達也君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議会改革特別委員長中間報告 の件 3 ◯議長(安澤 勝君) 日程第2、議会改革特別委員長から中間報告の申出がありましたので、これを許します。  議会改革特別委員長、中野正剛君。8番中野君。 〔議会改革特別委員長(中野正剛君)登壇〕 4 ◯議会改革特別委員長(中野正剛君) それでは、私から議会改革特別委員会委員長中間報告をさせていただきます。  6月1日に開催した委員会では、滋賀大学経済学部との連携を継続するかどうかを議題として協議いたしました。  平成29年8月1日に滋賀大学経済学部との連携を締結し3年、これまで大学での講義や意見交換、議会傍聴の実施に加えて、滋賀大学生をファシリテーターとした議会報告会の開催など、双方に一定の効果が上がっております。  滋賀大学の柴田先生には、現在、今年度は新型コロナウイルス感染症が発生した影響で、例年どおりの事業が行えるかは不確定ではありますが、新型コロナウイルス感染症対策の状況を鑑みながら、前向きに連携事業を行う検討をしていただいております。  議会改革特別委員会としても、今後も連携を継続したいとの思いがありますので、8月1日以降も連携を継続することを決定いたしました。  以上で議会改革特別委員会委員長の中間報告とさせていただきます。 ────────────────── 日程第3 議案第57号および議案第61号
    から議案第66等まで(委員長報告・質疑・ 討論・採決) 5 ◯議長(安澤 勝君) 日程第3、委員会報告書が提出されましたので、議案第57号および議案第61号から議案第66号までを一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  その順位は、予算常任委員長、企画総務消防常任委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長の順とし、順次ご登壇願います。  予算常任委員長、馬場和子さん。 〔予算常任委員長(馬場和子さん)登壇〕 6 ◯予算常任委員長(馬場和子さん) 予算常任委員会委員長報告を行います。  6月11日に委員会を開催し、1件の議案について慎重に審査いたしました経過ならびに結果について報告いたします。  付託されました議案第57号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算(第3号)については、原案のとおり可決すべきと決しました。  なお、議案第57号に対する主な討論として、反対の立場から、金亀公園整備事業そのものに反対であり、鹿児島国体の開催延期の可能性などから事業の必要性が疑問であり、当初の24億円から大幅に減額されたものの、市民のためにならない無駄な事業であることから反対する。  同じく反対の立場から、金亀公園整備への8億円は過度な出費であり、既存設備を活用するという方針に反することからも反対する。GIGAスクール構想の推進により、仲間や先生とのゆったり学べる時間を大切にすべきで、整備のための費用を少人数学級対応の先生の配置に使うべきであることから反対するとの討論がありましたことを申し添えます。  以上で予算常任委員会委員長報告を終わります。 7 ◯議長(安澤 勝君) 企画総務消防常任委員長、杉原祥浩君。杉原君。 〔企画総務消防常任委員長(杉原祥浩君)登壇〕 8 ◯企画総務消防常任委員長(杉原祥浩君) それでは、私から、企画総務消防常任委員会の委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案等の審査・調査のため、6月15日に本委員会を開き、慎重に審査・調査いたしましたその結果についてご報告をいたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第63号彦根市非常勤消防団に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案、議案第65号財産の取得につき議決を求めることについての2件でありましたが、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  議案第65号については、消防ポンプ車の取得の案件でありまして、主要装備品がどういう面でよくなっているのかという質問では、真空ポンプが昔の回転式のものからピストン式に変わるなどの性能が向上されている旨の答弁がなされました。  また、古い消防自動車はどのように処分されるのかという質問には、現在、海外寄贈ということで、ホームページにも上げさせていただいていますが、要望があれば検討していくという旨の答弁がございました。  続いて、所管事務調査である本庁舎耐震化整備事業について協議いたしましたので、その経過についてご報告をいたします。  委員からは、工事の進捗状況についての質問があり、それの答弁では、令和3年3月19日の完成に向けて、予定どおり進んでいる旨の答弁がなされました。  また、地元業者への発注や資材調達はしていただいているのかという質問に対しては、現時点で3社の下請業者の届けを受理している状況であると答えられました。  以上をもって企画総務消防常任委員会委員長報告を終わります。 9 ◯議長(安澤 勝君) 福祉病院教育常任委員長、赤井康彦君。赤井君。 〔福祉病院教育常任委員長(赤井康彦君)登壇〕 10 ◯福祉病院教育常任委員長(赤井康彦君) 福祉病院教育常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案審査のため、6月16日に本委員会を開き、慎重に審査しましたので、その経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第64号工事請負契約の締結につき議決を求めることについての1件でありましたが、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、主な討論の内容として、反対の立場から、国が今年度中という期限をつけて全国一律に事業を進めること、大手業者にばかり仕事が行くような形であること、教員の10万人増員や教育条件の抜本的整備を進めることが先決であるとの3点から反対するとの討論がありました。  以上をもって福祉病院教育常任委員会委員長報告を終わります。 11 ◯議長(安澤 勝君) 市民産業建設常任委員長、上杉正敏君。上杉君。 〔市民産業建設常任委員長(上杉正敏君)登壇〕 12 ◯市民産業建設常任委員長(上杉正敏君) 市民産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案審査のため、6月17日に本委員会を開き、慎重に審査しましたその経過ならびに結果について報告します。  本委員会に付託されました議案は、議案第61号彦根市国民健康保険条例の一部を改正する条例案、議案第62号彦根市介護保険条例の一部を改正する条例案、議案第66号彦根市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等または認定農業者等に準ずる者とすることにつき同意を求めることについての3件でありましたが、いずれも異議なく、原案のとおり可決、同意を与えるべきものと決しました。  以上をもって、市民産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 13 ◯議長(安澤 勝君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  暫時休憩いたします。            午前9時15分休憩            午前9時34分再開 14 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告書が2名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、3番角井英明君、4番獅山向洋君の順とし、順次ご登壇願います。  3番角井英明君。角井君。   〔3番(角井英明君)登壇〕 16 ◯3番(角井英明君) 日本共産党の角井です。二つの議案について討論します。  議案第57号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第3号)に反対する立場で討論します。  反対する理由は三つです。  一つ目の理由は、金亀公園整備事業です。  24億円もの事業費が8億円になりました。2024年開催予定の国スポ・障スポと、彦根市と県が一体となって進めている世界遺産登録のための整備事業です。  考えてみると、老朽化を理由に解体される野球場は、緑がいっぱいの中で彦根城を見上げながら野球が楽しめる場所でした。1日の生活を終え、それでも仲間と野球を楽しむ。1週間の疲れがあるけれど野球をする。こんなふうに市民生活が普通に営まれているからこそ、彦根城は世界遺産としての価値があると思うのです。  市民の楽しみをなくし、きれいに整備された彦根城のどこに世界遺産にふさわしい文化の香りがあるのでしょうか。今ある施設を市民にもっともっと利用してもらう。こうしてこそ世界遺産にふさわしいものになるのだと思います。  二つ目の理由は、GIGAスクール構想です。  国からの補助金の事業です。まさかこの事業に持続化給付金のような再々々々委託はないと思いますが、コロナ危機の下、子どもたちに必要なのは、一緒に学んだり遊んだりできる仲間や自分のことを分かってくれる先生たちの存在だと思います。  しかし、幾ら仲間や先生たちが必要だといっても、何かに追われせかせかと生きている仲間や先生たちでは駄目だと思います。ゆったりと学んでいる仲間や先生たちこそ必要です。  コロナ危機の下、学習権を保障するためにオンライン授業が脚光を浴びています。GIGAスクール構想が不要ということではありませんが、しかし、もっと大事なことは、子どもたちがゆったりと学べる時間や先生たちの創意が生かされる学校現場だと思います。  多額の予算は少人数学級を可能にする教員の増員に使うべきです。先生たちにゆとりが生まれれば、学校現場の自主性や創意工夫が発揮され、学ぶことの楽しさ、仲間と学ぶことの喜びを全ての子どもたちに保障できると思います。  三つ目は、国からの全面的な補助金で戸籍住民基本台帳事務を請け負うことです。  この社会保障・税番号制度には大きな問題があります。普及率がまだ16%であるのには理由があります。あれやこれやの手を使ってこの制度を進めようとしている政府の言い分は、マイナンバー導入で効率化し、行財政の無駄をなくすというものですが、コロナ危機の中、持続化給付金事業を巡って再々々々委託を指摘されている政府が言うのですから、説得力がありません。  マイナポイントも、カードの保持者が2万円を事前入金して、1人1回のみ5,000円のポイントがもらえるというものです。消費税10%の増税対策として導入されましたが、消費税を上げなければいいだけの話です。お金がある人には特典がある。誰一人取り残さないのが原則ではないでしょうか。  この制度の利点を市民に周知徹底すべきだと予算常任委員会で言われていましたが、この制度の成立の経緯を振り返ってみると、出発点は、財界が社会保障と税の情報を一元的に管理する共通番号を提起したことです。この人は負担に比べて給付が過ぎるなど、国民が納めた税・保険料の額と社会保障として給付された額を比較できるようにするためのものでした。国民の権利としての社会保障ではなく、納めた税・保険料に相当する対価を受けるだけの仕組みに変質させるものでした。  このように社会保障の給付削減を狙う社会保障・税番号制度には賛成できません。社会保障の削減を狙うこの社会保障・税番号制度は、日本国憲法第25条第2項、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」に違反していると考えます。  以上三つの理由で議案第57号に反対します。  議案第64号工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、反対の立場で討論します。  一つ目の理由です。  コロナ危機の下、いつやってくるかもしれない第2波、第3波に備え、オンライン授業を可能にするGIGAスクール構想対応彦根小・中学校校内LAN整備委託業務は必要になっていると思います。しかし、国が今年度中という期限を切って全国一律にこの事業を進めることには反対です。  国がやるべきは、子どもたちの教育を保障するという観点に立って、必要だと判断し手を挙げた自治体には満遍なく支援の手を差し伸べるということです。各自治体の自主性や判断力はそういうところで育つのではないでしょうか。これが本来の地方自治です。  二つ目の理由です。  彦根市全体でのLANの工事になり、市内の業者では手に負えないと聞いています。そうなると、どうしても大手の業者が請け負うことになります。保守点検も任されます。コロナ危機の下、地域経済の再生が大きな課題になっているときに、3億円という工事に市内の業者の参加がたったの2者というのでは、あまりにも寂しい限りです。大手にばかり仕事が行くようなGIGAスクール構想対応の整備委託業務に反対します。  三つ目の理由です。  議案第64号関係参考資料に、Society5.0時代を生きる子どもたちにとってGIGAスクール構想が必要だとあります。  ちなみに、Society1.0は狩猟社会、Society2.0は農耕社会、Society3.0は工業社会、Society4.0が今の情報社会で、IoTやAI、ドローンや自動走行車、無人ロボットなどを活用することで、少子高齢化、地域格差、貧富の差などの課題を解決し、一人ひとりが快適に暮らせる社会を実現することがSociety5.0の目的だと言われています。  Society5.0時代が実現さえすれば全てうまくいくと言っているように聞こえます。しかし、子どもたちに必要な教育とは、発達段階に合わせた自然教育や体験教育ではないでしょうか。2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんが、「自然に学ぶ」という本の中でこう言っています。「学校教育でいくら学んでも、前提となる体験や自然を観る目がなければ、受験対策には役に立つかもしれないが身に付いた知識にはならない。」「私にとって科学の一番の先生は大自然で、そこから自然そのものを学ぶこと」である、こう言っています。  逆説的ですが、情報化社会だからこそ、自然教育や体験教育がしっかり行われなければならないと思います。大きな予算をかけるなら、若葉小学校にあるような林や小川を各校に整備したり、何より子どもたちと先生にゆったりと流れる時間を確保するべきです。そのためにも、日本教育学会が提案しているように、教員の10万人増など、教育条件の抜本的整備をすることが求められています。  市内に住む教師経験者が、タブレット整備をする前に密な状態で学習することを解消すべきであり、その上で整備を進めていくことが大事、窮屈な教室でタブレット学習はあり得ないと言っています。本質を突いた意見だと受け止めました。  以上三つの理由で議案第64号に反対します。 17 ◯議長(安澤 勝君) 4番獅山向洋君。獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 18 ◯4番(獅山向洋君) 私は、議案第57号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第3号)について、反対の討論を行います。  最初に、GIGAスクール構想の問題でしたが、私はこれについては特に反対するわけではございませんけれども、ただ、要望としては、やはりこの端末整備ということについて、いろいろと質問したわけですが、これからの子どもたちが将来に向かって本当に有効に活用できる、また、経験を積んでいけるような端末整備をぜひともやっていただきたい。  それともう1点は、何か全て県の協議会で決めるようなことで、彦根市の独自性というものが出していけないようでございます。そういう意味では、ぜひとも彦根市としての考えをきちっとまとめた上で、県の協議会で主張していただきたい。これは反対ではないんですが、要望として申し上げておきます。  次に、反対の一番大きな理由でございますが、金亀公園の整備事業です。この趣旨はほぼ角井議員と同じなんですが、私は世界遺産登録はあまり関係ないのではないかなと、こう思っているんです。  これは、最初は総額24億円使って整備するということで、しかも、これは国スポ・障スポの関係でと、こういうことで説明を受けておりました。ところが、この24億円が大幅に減額されてしまったわけで、現状では国スポ・障スポとはもうほとんど無関係であると。言うならば、連絡橋だって彦根城へ行ってもらうための連絡橋みたいな説明になってしまっておりまして、金亀公園に来るための連絡橋ではないわけです。それだったら何もわざわざこの連絡橋を通っていただかなくても、ぐるっと回っていただいても彦根城へは幾らでも入れるわけでしてね。そういう意味でも、この整備事業そのものの意味が失われてしまっているということです。  さて、皆さんもお考えいただきたいんですが、そうしますと、要するに、現在ある金亀公園の中で、言うならば、ある施設を、今ここにあるのをこちらへ移すとか、あるいは外へ持っていくとか、そういうことだけをやっているわけでありまして、全然国スポ・障スポとは関係なくなってしまっているんですよ。そういう観点からいいますと、まさにコロナウイルスの感染症対策などで大変な財政危機に陥ろうとしているときに、こんな不要不急の工事をなおやろうと考えること自体が非常に大きな間違いであると私は思っております。  そういう観点から、金亀公園整備事業につきましては、大幅に事業が縮小されただけでなく、今さらなぜこんな不要不急の工事をやるのかと、そういう観点からも十分な検討がなされるべきであると思います。  しかしながら、これに関しては、市長部局の方から、あるいは教育委員会からも何の説明もございません。ただ従来どおりの計画をこのまま進めていくという考え方であるわけで、そういう観点から私は補正予算全体についても反対せざるを得ないということでございます。  以上です。 19 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 20 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第57号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
     本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 21 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第61号彦根市国民健康保険条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 22 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号彦根市介護保険条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 23 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号彦根市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 24 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第64号工事請負契約の締結につき議決を求めることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 25 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数でございます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第65号財産の取得につき議決を求めることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 26 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号彦根市農業委員会委員の少なくとも4分の1を認定農業者等または認定農業者等に準ずる者とすることにつき同意を求めることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、同意であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり同意を与えることにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 27 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意を与えることに決しました。 ────────────────── 日程第4 諸般の報告 28 ◯議長(安澤 勝君) 日程第4、諸般の報告を行います。  市長から、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、損害賠償の額の決定についてが報告第12号として議長宛てに提出されましたので、配付しておきましたから、ご了承願います。  以上で諸般の報告を終わります。 ────────────────── 日程第5 議案第67号から議案第90号ま で上程(市長提案説明・質疑・委員会付 託) 29 ◯議長(安澤 勝君) 日程第5、議案第67号から議案第90号までを一括議題といたします。  職員にこれを朗読させます。   〔北坂議会事務局次長朗読〕 30 ◯議長(安澤 勝君) 提案者の説明を求めます。市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 31 ◯市長(大久保 貴君) 本日提出いたしました議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。  議案第67号から議案第70号までにつきましては、いずれも新型コロナウイルス感染症に関連した経費について、予算の補正が必要となったものでございます。  まず、議案第67号は、一般会計について、新型コロナウイルス感染症対策支援基金積立金、子ども・子育て応援給付金給付事業、妊婦特別支援金給付事業、中小小売商業対策事業、みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業、誘客・宣伝事業、家庭学習支援事業、GIGAスクール構想に係る小学校教育用コンピュータ整備事業、同じく中学校教育用コンピュータ整備事業等の増額補正を行おうとするものでございまして、13億8,881万9,000円の補正を行うものでございます。これは国県支出金、繰入金をもって賄うものでございます。  次に、議案第68号から議案第70号までは、特別会計および企業会計の補正予算でございます。  議案第68号につきましては、国民健康保険事業特別会計の補正予算で、財政調整基金を活用し、1期および2期の保険料を免除するための財源更正を行うもの。  議案第69号につきましては、病院事業会計の補正予算でございまして、寄附の申出がございましたので、そのご意向に基づき、自動で来院者の体温を測定するAI顔認証式体温測定カメラシステムの購入経費について増額補正を行うもの。  議案第70号につきましては、水道事業会計の補正予算でございまして、今年度7月から10月までの検針分に係る水道基本料金の免除を行うため、財源更正を行うほか、これに伴い必要となりますシステム改修経費につきまして増額補正をするものでございます。  次に、議案第71号は、新たに条例を制定するものでございまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、感染症により影響を受けた市民生活の支援および地域経済の回復その他の感染症に関する対策に要する経費の財源に充てるための基金を設けるに当たりまして、地方自治法の規定に基づき、彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の設置、管理および処分に関する条例を制定するものでございます。  最後に、議案第72号から議案第90号までは、いずれも彦根市農業委員会委員の任命につき議会の同意を求めるものでございます。  以上が本日提出いたしました議案の大要でございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 32 ◯議長(安澤 勝君) これより質疑に入ります。  発言通告書が6名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、16番小川吉則君、10番谷口典隆君、21番伊藤容子さん、1番辻真理子さん、4番獅山向洋君、14番林利幸君の順とし、順次ご登壇願います。  16番小川吉則君。小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 33 ◯16番(小川吉則君) おはようございます。それでは、私、会派夢みらいを代表しまして、小川が質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。  6月補正予算では、15の市単独事業をはじめ、安心して暮らせる日常を取り戻す観点から、総額約20.6億円の補正予算を組んでいただきました。第2波、第3波の備えの意味も踏まえ、以下、質問させていただきます。市長をはじめ執行部の皆様、よろしくお願いをいたします。  それでは、大項目1、議案第67号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第4号)について。  中項目1であります。緊急雇用対策として会計年度任用職員(事務補助)の任用について。  細項目1であります。彦根市の雇用情勢は。  今回、緊急雇用対策として、会計年度任用職員(事務補助)の任用の施策を打っていただきましたが、彦根市としまして、コロナ禍における彦根市の雇用情勢はどのように認識されているのかお聞かせください。 34 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 35 ◯産業部長(中村武浩君) 彦根市の雇用情勢は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、滋賀県から緊急事態措置による休業要請が実施されるなど、経済活動が停滞しており、ハローワーク彦根からの情報によりますと、彦根管内の有効求人倍率も毎月低下しており、雇用情勢は厳しい状況と認識しております。 36 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 37 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目2であります。緊急雇用対策として10名任用予定の根拠は。  フルタイム5名、パートタイム5名の計10名の任用予定になった根拠をお聞かせください。 38 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 39 ◯総務部長(牧野 正君) 緊急雇用対策として会計年度任用職員10名を任用しようとする根拠につきましては、先行して実施された県内他市の例を参考にしつつ、本市において新型コロナウイルス感染症対策に関連した事業の実施などのために要した人員を勘案したものでございます。  フルタイム勤務5名、パートタイム勤務5名を募集する予定でございまして、フルタイム勤務の場合は週5日、1日7時間45分の勤務となり、パートタイム勤務の場合は週5日、1日5時間45分の勤務となります。一定の収入を望まれている方向けにフルタイム勤務を、また、求職活動のために余裕のある勤務を望まれる方向けにパートタイム勤務を設定いたしまして、市民のニーズに応じた2種類の勤務形態を設けたところでございます。 40 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 41 ◯16番(小川吉則君) 細項目3であります。令和3年4月以降の継続雇用の考えは。  任用任期は令和3年3月までとお聞きをしておりますが、雇用情勢の悪化が継続していれば継続雇用は考えているのかお聞かせください。 42 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 43 ◯総務部長(牧野 正君) 本事業は、新型コロナウイルス感染症の影響によって、勤務先を解雇されたり就職の内定を取り消されたりなどした市民の方を対象に、次の仕事に就かれるまでの間、一時的に支援することを目的として実施をするものでございます。このため、現時点におきまして、令和3年4月以降の事業継続を検討する段階には至っておりません。  しかしながら、議員ご指摘のように、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大をし、雇用情勢の悪化が続くようであれば、必要に応じて事業の継続を検討してまいりたいと考えております。
    44 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 45 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目4であります。雇用情勢を鑑み、今後さらなる任用予定は。  雇用情勢の悪化が継続していれば、緊急雇用対策としてさらなる会計年度任用職員の増員を考えているのか、お考えをお聞かせください。 46 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 47 ◯総務部長(牧野 正君) 今年度中におけるさらなる会計年度任用職員の任用につきましては、現在のところは予定しておりませんが、これは、緊急雇用対策としてこれから募集を開始しようとする段階の事業でございまして、その応募状況等を見極めることができないためでございます。  したがいまして、今定例会でご承認をいただきましたら速やかに募集を開始し、本事業に対する市民ニーズを把握するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響による本市の雇用情勢にも注視しながら、必要に応じて事業の拡充を検討してまいりたいと考えております。 48 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 49 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  それでは、続きまして、中項目2、中国湘潭市交流事業についてお聞きいたします。  新型コロナウイルス感染症下の状況を踏まえ、交流事業の中止はやむを得ない状況と十分に理解をしておりますが、全てを中止にしてしまうことは寂しいと考え、以下、質問させていただきます。  細項目1、減額により事業は全てなくなるのか。  減額補正により全ての事業を中止するお考えでしょうか、お聞かせください。 50 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 51 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 中国湘潭市との交流につきましては、平成3年11月1日に友好都市となって以来、中止になる年もありましたが、友好使節団の相互の派遣、湘潭市からの研修生受入れや中学生の相互派遣など、各種交流事業を実施してまいりました。  令和2年度における交流事業につきましては、湘潭市からの友好使節団を受け入れる予定をしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の状況に鑑み、その受入れが困難であると判断し、中止させていただくものでございます。 52 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 53 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。形を変えての事業継続は。  今のお話ですと、少し内容が違っているかもしれませんが、リモート交流会など今しかできない形式を経験させてあげることも大事ではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 54 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 55 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 今年度受入れを予定しておりましたのは、中学生の交流ではなく、大人の友好使節団の受入れでございます。  友好使節団の受入れにおきましては、市内企業や福祉施設など湘潭市が希望される分野の視察および意見交換会をはじめ、彦根城や彦根城博物館などの観光地視察などを例年実施しております。  このように、交流事業におきましては、大人や中学生といった対象者のいかんにかかわらず、やはり直接現地を視察し、相互に触れ合うところに意義があると考えております。  議員ご提案のリモート交流会などを行うことにつきましては、今回のコロナ禍を受け、今後検討していく課題ではございますが、今年度の実施は難しいと考えております。 56 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 57 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。  ホームページを見ておりましたらば、平成29年12月23日から26日に中学生2名その他の方々が湘潭市を訪問されております。大変よいことだと思うんですが、今後コロナが落ち着いてきましたらば、こういう交流、中学生等の交流を再考するというお考えはございませんでしょうか。 58 ◯議長(安澤 勝君) 企画振興部長。   〔企画振興部長(長野繁樹君)登壇〕 59 ◯企画振興部長(長野繁樹君) 湘潭市から本市への中学生の受入れにつきましては、平成24年を最後に中止が続いておりまして、逆に本市から湘潭市への派遣につきましても、平成29年を最後に中止が続いている状況でございます。これは、その年の湘潭市のご意向もございますし、また、応募者が少なかったため中止したという場合もございます。  ただ、毎年度定期的に担当者同士のやり取りというのは行っておりますので、このコロナ禍の状況が落ち着きまして双方の環境が整いましたならば、また再開に向けまして協議検討を進めてまいりたいと考えております。 60 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 61 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。やはり児童・生徒の交流というのは大変すばらしいことだと思いますので、前向きにご検討のほど、よろしくお願いいたします。  中項目3でございます。新型コロナウイルス感染症対策支援基金について。  細項目1、補正予算額の算出根拠は。  積算の内訳は理解をいたしましたが、補正予算額の算出根拠をお聞かせください。 62 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 63 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症対策支援基金への積立金額につきましては、市の財政調整基金から1億円、市議会議員各位の6月期末手当減額分が198万9,000円、特別職の6月期末手当減額分が65万6,000円、市民等からの寄附金が50万円の計1億314万5,000円でございます。  このうち、財政調整基金からの1億円につきましては、限られた財源の中で、今後、新型コロナウイルス感染症対策関連事業に必要な予算規模として積算したものでございます。  また、市民等からの寄附金につきましては、補正予算編成時に既にお申出をいただいておりました寄附金額を積算したものでございます。 64 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 65 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。再質問でございます。  その市民からの50万円の寄附というのはどういう方か、支障がない範囲で結構ですが、お聞かせいただくことはできますでしょうか。 66 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 67 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 事業所の方でございます。何か役立ててほしいということで。   (「市内の事業所ですか」と呼ぶ者    あり) 68 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 市内の事業所の方でございます。 69 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 70 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目2であります。6月補正にて新たな事業化をする考えはなかったのか。  国・県の施策を見て、新型コロナウイルス感染症対策支援基金を使い、新たな施策を立案する考えはなかったのかお聞かせください。 71 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 72 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症対策に係り現時点で事業化いたしました新たな施策につきましては、本定例会の追加議案として上程させていただいたものとなります。  なお、新型コロナウイルス感染症対策支援基金につきましては、本定例会に上程しております同基金の設置、管理および処分に関する条例案について議決をいただいた後に、さらなる市民生活の支援や地域経済の回復策、また、今後予想される第2波、第3波を想定した施策などに活用してまいりたいと考えております。 73 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 74 ◯16番(小川吉則君) 細項目3であります。6月補正にて既存事業への増額は考えなかったのか。  既存の施策への増額は考えなかったのかお聞かせください。 75 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 76 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 今回、本定例会の追加議案として上程させていただいております新型コロナウイルス感染症対策に係る施策につきましては、「広報ひこね」5月1日号にて実施いたしました新型コロナウイルス感染症拡大防止緊急アンケート等の結果や、全職員を対象に募集した提案事業などを参考に検討する中で、本市独自の新規事業に限定せず、国や県が行う支援への上乗せや、それらの支援に該当しない方への支援など、様々な角度から検討してまいりました。  なお、新型コロナウイルス感染症対策支援基金を活用した既存施策の拡充や増額につきましては、先ほどのご質問でもお答えしましたとおり、同基金の設置、管理および処分に関する条例案について議決をいただいた後、検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。 77 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 78 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  続きまして、中項目4であります。中小小売商業対策事業について。  中小小売商業対策事業におけるうち食応援事業補助金308万8,000円が計上されており、既に事業も開始されております。  まず、補助対象者の近江ツーリズムボードですが、以前、私たち会派夢みらいの代表質問において観光協会との違いを質問した折には、インバウンド対応における旅行会社などからの対応は近江ツーリズムボードが行い、個人観光客など広く一般に対しての誘客と受入れは本市と彦根観光協会が担うという考えを示しておられました。  いずれにしても、近江ツーリズムボードは観光施策の団体であると考えられる中で、この事業は市内の事業者支援であると考え、以下、質問させていただきます。  細項目1、なぜ近江ツーリズムボードが実施主体となるのでしょうか。  この施策は、事業者支援が主な目的と認識しておりますが、なぜ実施主体となられたのでしょうか、お聞かせください。 79 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 80 ◯産業部長(中村武浩君) 新型コロナウイルス感染症により来店者が激減し、大きな打撃を受けた飲食業者を支援するため、本市では、料理の配達代行ができないか検討しておりましたが、配達用車両の確保やドライバーの雇用など、市が直接実施するには多くの問題がありました。  このような状況の中、彦根商工会議所に相談に伺ったところ、近江ツーリズムボードがタクシーによるデリバリーサービスを計画されており、この事業が本市が検討していた配達代行事業の目的に沿うものであるため、近江ツーリズムボードが市内飲食事業者支援のために実施するタクシーデリバリーサービス事業に対し支援をすることとしたものです。 81 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 82 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。市内のタクシー会社全体が参加しているのでしょうか。  タクシー会社の選定時には、彦根市内タクシー会社全体が参加されていたのでしょうか、お聞かせください。 83 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 84 ◯産業部長(中村武浩君) タクシーによるデリバリーを行うためには、道路運送法における有償貨物運送の許可が必要であります。タクシー会社選定時において、市内タクシー業者にこの許可を得ている業者はありませんでしたが、近江ツーリズムボードが近江タクシーに相談したところ、同社が有償貨物運送の許可を得たことから配達が可能になり、同社が参加することとなったものです。 85 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 86 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。  そのときに他のタクシー会社への働きかけ、もしくは参加したいという意向はございませんでしたでしょうか。
    87 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 88 ◯産業部長(中村武浩君) こちらにつきましては、あくまで近江ツーリズムボードが相談をされていたのがまず近江タクシーということでございます。  タクシー会社は旅客自動車運送事業の許可を得ておられますけれども、そこから改めて貨物自動車運送事業の許可を取ろうと思いますと、大変な事務量もかかってきますし、その認可までの時間もかかります。また、法令によります試験も行われます。  そういうことを考えまして、市内のタクシー業者さんの方で取るのがなかなか難しいと半分私ども諦めていたんですけれども、今回、近江タクシーさんの方が取られたということで、近江ツーリズムボードが頼まれているという、そういう状況でございますので、ほかのタクシー会社に直接お聞きになったかどうかというのは私の方では確認しておりません。 89 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 90 ◯16番(小川吉則君) 分かりました。ありがとうございました。  細項目3であります。デリバリーを利用する人や乗客のいずれかに支障はないのでしょうか。  デリバリーを利用する人や乗客のいずれかにタクシーが配車できないなど、影響はないのでしょうか、お聞かせください。 91 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 92 ◯産業部長(中村武浩君) タクシーなど密閉性のある乗り物については、感染防止策を講じても完全に感染の不安を解消できないと考えておられる方も多く、依然として利用者が少ない状況でございます。  今後、新型コロナウイルス感染症が収束に向かう中、タクシーの利用者が増え、配車に余裕がなくなれば、縮小等を検討いたしますが、現状はまだまだ利用者が少ないため、影響はないと考えております。 93 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 94 ◯16番(小川吉則君) 細項目4であります。タクシー利用料が大幅に増えてきたときにさらなる補正予算を組むお考えは。  最後に、この事業は1回2,500円を1日20件の44日間の計上で220万円となっているようですが、タクシーの往復利用料が、例えば鳥居本の方が稲枝の方のお店の料理を注文すれば往復2,500円では足りないように、タクシー利用料が大幅に超えてきたときには、さらなる補正を組むということでしょうか。 95 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 96 ◯産業部長(中村武浩君) うち食応援事業は、市民の方がお店に行けないこと、店舗も配達ができないこと、タクシー業者の参画があって成り立つ事業であり、あくまでも一時的なものであるため、現時点で補正は考えておりません。  なお、ご質問にありましたタクシー料金につきましては、お店から注文された方のご自宅までの片道運賃になります。 97 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 98 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  それでは、中項目5であります。観光推進事業について。  次に、彦根の観光業は大変大きな打撃を被ったと思っており、観光のまち彦根として早急に観光業の支援をすべきと思います。こうした中で、観光推進事業の彦根観光協会支援補助金として2,895万5,000円を計上されました。以下、質問をさせていただきます。  細項目1、運営補助金自己負担分補てんとはどういったものか。  まず、運営補助金自己負担分補てんとはどういったものでしょうか、お聞かせください。 99 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 100 ◯産業部長(中村武浩君) 今回ご提案させていただいている彦根観光協会支援補助金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、自主事業による収益がほとんど見込めない状況において、会員離れを防ぐとともに、観光協会の経営維持を図るため、必要な経費を補助しようとするものです。  彦根観光協会に対しましては、同協会の円滑な活動を支援し、効率的な誘客促進や観光客の受入体制の整備を図るため、職員の人件費や管理費など同協会の運営に係る経費に対して彦根観光協会運営補助金を交付しております。  この運営補助金につきましては、対象経費の3分の2を補助することとしており、議員ご質問の運営補助金自己負担分補てんにつきましては、補助対象経費の残り3分の1に相当する、観光協会が事業収益など自主財源により賄うことを予定していた部分への補助になります。 101 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 102 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。ご城下にぎわい市損失分補てんとは何の損失補てんでしょうか、詳細をお聞かせください。 103 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 104 ◯産業部長(中村武浩君) 例年、彦根観光協会が実施されているご城下にぎわい市につきましては、春の観光シーズンにおける観光客のおもてなしとして、彦根城域の金亀児童公園内に特設テントを設置し、彦根の名産品やお弁当、ひこにゃんグッズなどの物産販売を行っているもので、本年も3月20日から5月6日までの開催が予定されておりました。  このご城下にぎわい市の開催に対しましては、本市から上限100万円の補助金を交付しており、それを上回る経費については、出店者からの受託販売に係る手数料収益などにより賄っておられたところです。  しかし、本年におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、開催直前となる3月17日には開催日の延期、その後、4月13日には開催の中止が決定されました。  このため、彦根観光協会におかれましては、既に特設テントの設置・撤去費用のほか、会場となる土地の整地や電気工事、各種許認可に係る手数料など、執行経費として約743万円がかかりましたが、中止になり、販売に係る収益が全く得られないこととなったため、この執行済み経費から本市の補助金100万円を除いた約643万円を補てんしようとするものです。 105 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 106 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目3であります。決算書など観光協会の経営状況を示すべきでは。  観光協会の損失分を補てんしていくことは理解をいたしましたが、これまでどのような経営をしていたのか分からないまま判断するのではなく、決算書など観光協会の経営状況を示すべきではないでしょうか。見解をお聞かせください。 107 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 108 ◯産業部長(中村武浩君) 議員ご質問の観光協会の経営状況につきましては、法令や彦根観光協会の定款などに基づき、ホームページや事務所などにおいて公開されており、監査報告書においても適正な執行が認められているところですが、令和元年度決算については、去る6月11日開催の定時総会において承認されたところであり、あらかじめお示しをしておりませんでした。  なお、令和元年度決算では、3月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大により桜まつりが中止され、観光客も激減したこともあり、収入を示す経常収益が約1億5,171万円のところ、支出を示す経常費用が約1億5,361万円となり、一般正味財産の期末残高は、前年比約190万円マイナスの約223万円となっております。 109 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 110 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  それでは、その令和元年度の決算書は、今後ホームページに掲載されるということでよろしいでしょうか。 111 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 112 ◯産業部長(中村武浩君) こちら、彦根観光協会の定款の中にも、「貸借対照表は、定時総会終結後遅滞なく、公告しなければならない」という記載がございますので、これに沿って今後公告されると思います。 113 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 114 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  それでは、中項目6であります。誘客・宣伝事業について。  宿泊促進キャンペーン事業とおもてなしチケット発行事業の割引クーポンと商品券がセットになったチケットについて、以下、質問させていただきます。  細項目1、クーポンの上限金額、発行枚数、対象人数をお聞かせください。  二つの事業の上限金額、発行枚数、対象人数をそれぞれお聞かせください。 115 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 116 ◯産業部長(中村武浩君) まず、宿泊促進キャンペーン事業において発行する宿泊クーポンにつきましては、現時点では、宿泊料金に応じ還元率25%、上限5,000円の割引クーポンを9,000室分発行することを想定し、制度設計しております。  次に、おもてなしチケット発行事業においては、2種類のチケットの発行を想定しており、一つ目は、宿泊観光客に限定したチケットで、彦根城、玄宮園、彦根城博物館および夢京橋あかり館の入場券1,470円相当分と、市内の飲食店、土産品店等で使用できる商品券2,000円分がセットになったチケットを2万冊用意し、1冊1,000円で販売するものです。  二つ目は、主に日帰り観光客を想定したチケットで、同様の入場券に1,000円分の商品券がセットになったチケットを1万冊用意し、1冊1,000冊で販売するものです。  この二つの事業の対象人数は、宿泊客2万人、日帰り客1万人を見込んでおります。 117 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 118 ◯16番(小川吉則君) 細項目2であります。どの施設までが対象か。  どの施設までが対象か、お聞かせください。 119 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 120 ◯産業部長(中村武浩君) まず、宿泊促進キャンペーン事業につきましては、市内の宿泊施設のうち、クーポンを発行する宿泊予約サイトへ登録していただける施設をクーポンの使用の対象にしたいと考えております。  次に、おもてなしチケット発行事業につきましては、市内の飲食店や土産店などを商品券の使用の対象施設として募集したいと考えております。 121 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 122 ◯16番(小川吉則君) 細項目3であります。おもてなしチケットの使用期間は。  二つの事業のクーポン、チケットのそれぞれの使用期間をお聞かせください。 123 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 124 ◯産業部長(中村武浩君) まず、宿泊促進キャンペーン事業における宿泊クーポンにつきましては、10月には発行を開始し、使用期間2か月程度のクーポンを3回発行したいと考えております。  次に、おもてなしチケット発行事業における観光施設入場券つきチケットにつきましても、10月には発行を開始し、使用期間は6か月程度としたいと考えております。  なお、いずれの事業におきましても、今後の新型コロナウイルス感染症の収束状況や国のGoToキャンペーンの状況なども見ながら、柔軟に対応していきたいと考えております。 125 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 126 ◯16番(小川吉則君) 再質問であります。  今、10月からということですが、全国の自治体も同じように実施をされると思います。この間、他府県の移動が解除されまして、この土日、結構な各地にぎわいがあったと聞いております。少しでも早くすることが全国に先駆けて彦根にお客さんを呼ぶことではないかと思いますが、もう少し早くというお考えはないのでしょうか。 127 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 128 ◯産業部長(中村武浩君) こちらにつきましては、このクーポンのシステムの方を立ち上げるのに結構な時間がかかりますので、すぐにというわけにはいかないんですけれども、できるだけその作業が早く進むようでしたら、期間の方も前倒しということも含めて柔軟に対応したいと考えております。 129 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 130 ◯16番(小川吉則君) 再度再質問であります。  それに関連をしてですが、今、この6月、7月、どこの事業所でも苦しい時期だと思います。少しでも早く知らしめると、いろいろな便宜を図っているサービスもあろうかと思います。ここの店はどういうサービスがあるとか、そういうことを考えるチラシですとか、そういうのを広く啓発するお考えはございませんでしょうか。
    131 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 132 ◯産業部長(中村武浩君) この予算の方をお認めいただきましたら、早速この事業を委託したいと考えております彦根観光協会の方と打合せを行いまして、スピーディーに事業展開というか、その募集も含めてできるように進めていきたいと考えております。 133 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 134 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。少しでも早い事業展開をよろしくお願いいたします。  続きまして、中項目7であります。水泳場管理事業について。  細項目1、業務委託がなくなり自治会としても収入減となりますがお考えは。  水泳場の管理事業ですが、今年は開催中止となったことは非常に残念であります。こうした中で、ほぼ全て減額補正となっておりますが、新海浜水泳場においては自治会が業務委託を請け負っていたかと思います。観光協会には損失補てんを行う中で、ある意味、自治会も業務委託がなくなることで収入が減となる損失ではないかと思いますが、いかがでしょうか、お聞かせください。 135 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 136 ◯産業部長(中村武浩君) 新海浜水泳場につきましては、新海町自治会および新海浜自治会が実施主体となり運営いただいており、本市からは、自治会に対して、業務委託ではなく、運営補助として運営に係る経費の補助を行っているところでございます。  今年度、新海浜水泳場の開設を中止され、運営に係る経費は発生しないと認識しており、自治会での損失はないものと考えております。 137 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 138 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  それでは、続きまして、中項目8、小・中学校の教育用コンピュータ整備事業について。  細項目1であります。備品購入費の詳細は。  備品購入費用とありますが、確認の意味も踏まえまして詳細をお聞かせください。 139 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 140 ◯教育部長(岸田道幸君) 備品購入費の詳細つきましては、まず、小学校費につきましては、小学校1年生から4年生までの学習者用端末4,497台の購入費として2億236万5,000円、学校からの情報発信用の遠隔学習用としてのマイクやカメラ等の購入費用として59万5,000円、Wi-Fi環境が整えられていない家庭に対しての貸与等を目的としたモバイルWi-Fiルーター909台分の購入費用として909万円でございまして、合計は2億1,205万円でございます。  次に、中学校費につきましては、中学校1年生および2年生の学習者用端末2,166台の購入費用として9,747万円、マイクやカメラ等の購入費としまして24万5,000円、モバイルWi-Fiルーター513台分の購入費として513万円でございまして、合計は1億284万5,000円でございます。 141 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 142 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  それでは、続きまして、中項目9に移らせていただきます。名勝「玄宮楽々園」保存整備事業について。  細項目1であります。閉園の影響を受け4・5月は観覧料の減少金額は。  閉園の影響を受け、4月、5月は観覧料の減少金額はどれくらいになったのでしょうか、お聞かせください。 143 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 144 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 彦根城におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月12日から5月22日までの間、玄宮園を含む有料区域内全域の公開を休止いたしました。  その後、5月23日には、屋外部分および一部建造物の公開を再開し、6月15日からは、天守や櫓など全ての建造物内部の公開を再開いたしました。  しかしながら、4月、5月の2か月間で彦根城を公開しておりました期間が20日間であったこと、それに加えまして、観光目的の外出を控えられたことなどから、彦根城への入山者数は、昨年同時期の4月、5月には約22万人でございましたが、本年は1万1,405人と極めて少ない状況となっております。  このため、観覧料収入も当初の見込みより大幅に減少しており、本定例会の追加補正予算の歳入に計上しておりますとおり、その額は1億5,547万8,000円の減と見込んでいるところでございます。 145 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 146 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございます。  細項目2であります。開園後の今の状況は。  6月に入り全面的に開園ということですが、今の状況への考えをお伺いいたします。 147 ◯議長(安澤 勝君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 148 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 国の緊急事態宣言解除による社会活動緩和の目安では、県をまたぐ観光は6月19日からとされておりましたことから、緩和後の週末対応の準備のため、6月19日からは屋外に加え、天守や各櫓など、ほぼ全ての建造物の公開を再開いたしました。  しかしながら、新型コロナウイルスによる観光への影響は大きく、観覧者数は、先ほどご答弁いたしましたとおり、昨年同時期と比較いたしましても大きく減少している状況でございます。  新型コロナウイルスの今後の動向が不透明でありますことから、現時点で先の状況を予測することは困難でありますが、県をまたぐ観光の自粛が緩和されましたことから、今後は彦根城の維持管理等を委託している近畿日本ツーリスト関西と連携し、安心してお越しいただけるよう十分な予防対策を講じながら、国のGoToキャンペーンをはじめとした観光振興を回復させる流れを注視しつつ、市の宿泊促進キャンペーン事業やおもてなしチケット発行事業等とも連携して情報発信に努めてまいりたいと考えているところでございます。 149 ◯議長(安澤 勝君) 小川君。   〔16番(小川吉則君)登壇〕 150 ◯16番(小川吉則君) ありがとうございました。  今後、お客様たち、旅行者の方々が回復して、少しても赤字が縮まることを願っております。ありがとうございました。  以上をもちまして、私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 151 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午前10時47分休憩            午前11時00分再開 152 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  10番谷口典隆君。谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 153 ◯10番(谷口典隆君) それでは、私から質疑させていただきます。よろしくお願いします。  まず1点目、支援基金積立金についてでございます。  新型コロナウイルス感染症対策支援基金に積み立てようとする積立金額の根拠についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。 154 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 155 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 新型コロナウイルス感染症対策支援基金への積立金額につきましては、市の財政調整基金から1億円、市議会議員各位の6月期末手当減額分が198万9,000円、特別職の6月期末手当減額分が65万6,000円、市民等からの寄附金が50万円の計1億314万5,000円でございます。  このうち、財政調整基金からの1億円につきましては、限られた財源の中で、今後、新型コロナウイルス感染症対策関連事業に必要な予算規模として積算したものです。  また、市民等からの寄附金につきましては、補正予算編成時に既にお申出をいただいておりました寄附金額を積算したものです。 156 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 157 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させていただきますが、私、根拠をお尋ねしていたんですけど。先ほども質問ございましたけれども、要するに今後のコロナ対策の事業としては1億円が上限という認識でよろしいんですか。 158 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 159 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 今、取りあえず当面の規模として1億円という形でさせてはいただいておりますけれども、必要に応じてまた積み増し等も考えていきたいと思っております。 160 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 161 ◯10番(谷口典隆君) 先ほど小川議員の質問に対しては、今後の事業を見ながら1億円ということを財政調整基金から繰り出したというお話がございましたけれども、では、1億円が上限ではないということですか。では、今後も必要があれば、この基金にさらに積立てを財政調整基金から取り崩して基金に積み立てるという認識でよろしいでしょうか。 162 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 163 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 基本的に、今この基金を活用した事業につきましては、お認めいただいた後に具体的な制度設計にこれから入っていくと。今その作業を進めている最中ではございます。市民の皆さんからの寄附等がどれだけあるかという部分もございますけれども、基金の中で回っていきたいという考えは一定持ってはおります。ただ、その事業によりまして、やっぱり必要に応じて、足りない分につきましては、そこへ積み増し等も検討してまいりたいと考えております。 164 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 165 ◯10番(谷口典隆君) 参考までに、国から入ってくるお金に関しては、もう10分の10市民の皆さんに配付するものに関してはこの基金は通らないということでよろしいですか。 166 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 167 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) おっしゃるとおりでございます。 168 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 169 ◯10番(谷口典隆君) もう1点だけ再質問させてください。  市立病院に寄附、せんだっても50万円の寄附等々ございました。これはあくまで市立病院の方でお使いになられる。この基金は市立病院の事業には使わないということで、病院に寄附されたものはこの基金には積み立てないということでよろしいでしょうか。 170 ◯議長(安澤 勝君) 市民生活・経済再生支援副統括監。   〔市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君)登壇〕 171 ◯市民生活・経済再生支援副統括監(橋本公志君) 現在、病院の方に寄附をされたものにつきましては、病院の方で活用されると聞き及んでおりますが、今後、例えば今いろんな寄附が募集がありまして基金に積み上げた中で、病院にも使うという部分がありましたら、それはそれで活用させていただく予定です。 172 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 173 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきます。  中項目2でございます。緊急雇用対策として採用される会計年度任用職員、これは彦根市内在住者に限られるんでしょうか。 174 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 175 ◯総務部長(牧野 正君) 今回の会計年度任用職員の任用は、新型コロナウイルス感染症の影響によって、勤務先を解雇されたり就職の内定を取り消されたりなどした市民の方が、次の仕事を見つけられるまでの一時的な間、一定の収入を確保していただくための支援事業と位置づけております。  したがいまして、本事業の対象者につきましては、彦根市民に限定をさせていただくものでございます。 176 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕
    177 ◯10番(谷口典隆君) 昨年9月に私、危機管理上、市内在住の市の職員を増やしたらどうかという質問をさせていただいたときに、総務部長から、日本国憲法第22条で定められている、居住、移転の自由等々に鑑みまして、市内在住の職員だけを増やすことはできないとおっしゃいましたけれども、法との整合性というものは図れるのかどうかお聞きしたいと思います。 178 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 179 ◯総務部長(牧野 正君) 議員ご指摘のとおり、日本国憲法第22条では「居住、移転及び職業選択の自由」が、また、地方公務員法第13条では「平等取扱の原則」がそれぞれ規定されております。したがいまして、一般的な職員採用において、市民に限定して募集を行うことは好ましいものではないと認識をしております。  しかしながら、今回の緊急雇用対策としての会計年度任用職員の任用につきましては、一般的な職員採用とはその目的を異にし、先ほども申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響によって、勤務先を解雇されたり就職の内定を取り消されたりなどした市民の方が、次の仕事を見つけられるまでの一時的な間、一定の収入を確保していただくための支援事業と位置づけているものでございます。  まさに失職などによって生活困窮に陥られた彦根市民を市として救済するための期限つき雇用創出事業でございまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用事例にも挙げられている事業でございます。  したがいまして、本事業の目的を達成するためには、市外の方を任用するということはあり得ないことでございまして、また、県内外の多くの自治体が本市と同様の基準によって任用されていることからも、応募資格を市民に限定することについては問題はないものと考えております。 180 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 181 ◯10番(谷口典隆君) 先ほど小川議員の質問にもお答えになられている中で、今後、この年度内に限らず、状況を見ながらというご答弁があったと思いますけど、それで間違いないですか。 182 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 183 ◯総務部長(牧野 正君) 間違いございません。 184 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 185 ◯10番(谷口典隆君) それであるならば、今後、その危機管理上からも、そうした会計年度任用職員の皆さん方は市の職員のお一人として、活用といいますか、ご活躍いただくわけでございますよね。必然的に市内在住者が増えるという認識でよろしいでしょうか。危機管理上からもそうした働きをしていただけるということでよろしいですか。 186 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 187 ◯総務部長(牧野 正君) 今回は、先ほども申し上げましたように、困窮しておられる彦根市民の職を市の方で雇用創出させていただくという事業でございますので、市民の方が受験をされる、そして、市民の方ということになりますので、危機管理上の役割も一定担っていただくということになろうかと思います。 188 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 189 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきます。  では、今ほど、失職された方、生活困窮の方を市として救済していくんだというご答弁がございましたけれども、では、雇用情勢の悪化等の影響を受けたとする認定はどのように行われるのかお聞かせください。 190 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 191 ◯総務部長(牧野 正君) 新型コロナウイルス感染症の影響によって、応募者が勤務先を解雇されたり内定を取り消されたりなどしたことを確認する方法につきましては、提出をしていただきます履歴書を基に、選考の際の面接におきまして応募者ご本人に確認する予定でございます。 192 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 193 ◯10番(谷口典隆君) それでは、その履歴書がもう採用の条件といいますか、証左となるということですか。履歴書だけになるんですか。 194 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 195 ◯総務部長(牧野 正君) ご提出をいただきますのは履歴書だけということになります。実は、今ご質問をいただきましたように、履歴書のほかに何らかの証明書を添付していただくということも検討をさせていただきました。しかしながら、例えば雇い止めであったり、あるいは小規模な企業などではなかなかそういった証明の発行も難しいのではないかと、そういうケースもあるだろうということを想定いたしました。  実際他市の事例を申し上げましても、これは様々でございます。県内では草津市であったり、あるいは米原市、県外では大阪の柏原市、岐阜県の多治見市などは資料の提出を求めないということにされております。  我々としては、できるだけ市民のご負担を軽減すると。できるだけハードルを低くさせていただいて、できるだけ受験をしていただきやすいような環境を整えると。そういう視点から、今回は履歴書のみご提出をいただくということにさせていただいたものでございます。 196 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 197 ◯10番(谷口典隆君) では、例えば自営業をされているご夫婦がおられたと。非常に売上げが減少して、生活が困窮して厳しくなっているという方が、自営業を営んでおられるご夫婦どちらかが市の職員に応募しようとしたときに、何ら証明がないと。ただ、生活困窮、売上げが減少しているんですよというときに、どのように履歴書に書けばよろしいですか。 198 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 199 ◯総務部長(牧野 正君) おっしゃっていただきましたような事例については、恐らく履歴書の方にはなかなかご記入をいただくことが難しいと思います。  私ども、今考えておりますのは、履歴書はご提出をいただきますけれども、面接の中でそれぞれ皆さんがどういう状況にあるのかということをお尋ねさせていただくと。今、議員おっしゃっていただいたようなそれぞれのご事情を面接の中で聞かせていただいて、それを我々の方で承認をさせていただいて、採用に結びつけるという流れで今考えているところでございます。 200 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 201 ◯10番(谷口典隆君) 確認なんですけれども、例えばそういった方が、会計年度任用職員といえどもダブルワーク的なことは駄目ということになるわけですね。そうすると、家業をお手伝いされるということも、市の職員として採用されて以降は駄目だということになるんですか。 202 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 203 ◯総務部長(牧野 正君) おっしゃるとおり、地方公務員法上で兼業の禁止規定がございます。したがいまして、仮にフルでご勤務をいただくような場合でございますと、今回の例で申し上げますと、そういうことはしていただけないだろうと思いますけれども、一応そういうご事情にあるということを申請していただいて、それでいわゆる兼業を認めるということも現実的にはあるわけでございます。  営利企業等の従事願を出していただいて許可をするということも制度上はございますけれども、ただ、フルでご勤務をいただいて、なおかつそういう自営業をしていただくということになりますと、ご本人は一切休んでいただく時間がないわけでございますので、これは逆に言うと、労働基準法上の問題も発生してくるだろうと思います。したがいまして、フルでご勤務をいただく方については難しいと思います。  ただ、パートでご勤務をいただく方については、少しお時間ができるわけでございますので、営利企業等の従事願を出していただきましたら、許可をさせていただくということも出てこようかと思います。ケース・バイ・ケースになろうかと思います。 204 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 205 ◯10番(谷口典隆君) では、緊急雇用ということで採用しようとされる職員の方について、例えばコロナの影響で市税を滞納といいますか、支払うことが難しいという方、実際市税を滞納されている方はこの採用の条件として引っかかるんですか。そういった方でも採用はしていただけるんですか。 206 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 207 ◯総務部長(牧野 正君) 今回、そういった市税を納めていただいてないということをもって、受験をしていただけないということはございません。条件にもございませんし、そういう事情も加味した上での雇用ということになります。  恐らく今ご自身の先行きが見通せない、将来が見通せないことに不安を抱えておられる彦根市民の皆さんに、少しでもその未来を照らす希望の光になるような事業にしていきたい、そういう意味で、できるだけ多くの皆さんに受験をしていただこうと考えているところでございます。 208 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 209 ◯10番(谷口典隆君) では、次の項目にいきます。  今、立派なことをおっしゃっていただいて、市民の皆さんを救済していただこうという考え方は理解をいたしますが、緊急雇用対策として今の予算を計上されている一方で、子ども・子育て応援給付金給付事業では、議案概要を見させていただきますと、担当課が会計年度任用職員を採用する予算が計上されております。各所属採用の会計年度任用職員を緊急雇用対策としない理由をお聞かせください。 210 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 211 ◯総務部長(牧野 正君) 職員人事管理(任用)業務において、緊急雇用対策として実施をいたします会計年度任用職員の募集につきましては、先ほどのご答弁でも申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響によって、勤務先を解雇されたり就職の内定を取り消されたりなどした市民の方が、次の仕事を見つけられるまでの一時的な間、一定の収入を確保するための支援事業として実施するものでございます。  このため、本事業における会計年度任用職員の任用期間については、令和3年3月31日までとしておりますが、次の仕事が見つかって退職の意向を示された場合については、任用期間の途中であっても柔軟に対応をしてまいりたい、つまり、そういう願いがあれば受け入れてまいりたいと考えております。  一方で、各所属において予定しております会計年度任用職員の任用につきましては、緊急雇用対策の趣旨とは異なり、新たな事業の実施に伴う事務量の増加に対応する必要が生じたことにより、一定期間のマンパワーを確保するための任用でございます。したがいまして、その職員につきましては、住所要件を設けず募集をすることとし、任用期間中においては勤務を全うしていただきたいと考えているところでございます。  このように任用しようとする趣旨が大きく異なりますことから、今回緊急雇用対策としての会計年度任用職員の募集と各所属採用の会計年度任用職員の募集を分けたものでございます。 212 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 213 ◯10番(谷口典隆君) 今のご答弁はその後づけの理由ではないんですかね。この子ども・若者課の給付事業は、子ども・子育て応援給付金として1人につき1万円を給付するというもの、これに、今、部長おっしゃったように、非常にマンパワーが必要だということで、会計年度任用職員を採用されようとするんですけれども、一定年度内しっかりご勤務いただけるという条件で市内在住の方にすることはできないんですか。これは担当課がご答弁いただく方がいいのか分かりませんけど。  まずは市内在住ではないと駄目という条件をつけてもいいではないですか。それで駄目なら、条件を広げればいいと思うんですけれども。この方は、子ども・若者課は絶対に市内在住者とはされないんですか。  そうすれば、先ほど総務部長がご答弁いただきましたけれども、生活困窮の方を一人でも救えるではないですか。ぜひともそうすべきではないですか。いかがですか。 214 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 215 ◯総務部長(牧野 正君) 一般に会計年度任用職員の任用につきましては、住所要件を設けずに、広く市内外を問わずに募集をかけさせていただいているところでございます。これは、できるだけ広く募集をさせていただきまして、できるだけ優秀な人材を確保したいということでございます。  先ほど申し上げました緊急雇用対策としての事業については、市民の皆さんを救済する、助ける、そういう事業の性格でございますが、今、子ども・若者課で実施をしようとする事業については、これは何としてもやり遂げなければならない。そういう条件を絞った形で募集するのではなく、広くお声かけをさせていただいて、一日も早く事業が達成できるように、戦力になっていただける方を募集しようということでございます。 216 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 217 ◯10番(谷口典隆君) 緊急雇用で採用される方が優秀ではないというような言い方でございましたね、今。ちょっと何か訂正されたらいいのではないですか。 218 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 219 ◯総務部長(牧野 正君) すみません。ちょっと答弁に誤解を招くような発言があったかと思います。決してそういう意味で申し上げているわけではございません。今回、子ども・若者課が実施をしようとする事業については、本当に一日も早く給付をしなければならない。できるだけ広く皆さんにお声かけをさせていただいて来ていただかなければならない。そういう事業でございますので、ちょっと誤解を招くような表現になりましたら、それはおわびを申し上げたいと思います。 220 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 221 ◯10番(谷口典隆君) では、どうしてもこの子ども・若者課が採用される会計年度任用職員は、市内在住者ということで限定はされないということですか。 222 ◯議長(安澤 勝君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 223 ◯総務部長(牧野 正君) 今のところ、これはもちろん原課の意向もあろうかと思いますが、基本的に私どもが市として会計年度任用職員を任用する場合については、住所要件を設けずに広くお声かけをさせていただいている。子ども・若者課もそれに準じて対応をするということになろうかと思います。 224 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 225 ◯10番(谷口典隆君) 今、原課が対応ということが出ましたのでお答えいただきたいんですけれども、原課を所管されている子ども未来部はおられないんですね。では、いいです。分かりました。では。こういうことが起こりますよね。  次へいきます。  私は、この緊急雇用対策としなくても、原課対応でしっかりと市内在住者を募集をまずかければいいと思うんですけどね。再考いただきたいと思います。原課に再考いただきたいと思います。  次へいきます。  妊婦特別支援金給付事業についてお尋ねしたいと思います。  同事業の対象、4月27日時点で妊娠している等の複雑な受給条件を設けられた理由をお聞かせいただきたいと思います。 226 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 227 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 本事業は、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、出産までの間、常に不安を抱える妊婦の皆様が、経済的・精神的に少しでも穏やかに過ごしていただき、安心して出産できるよう生活を支援するために、給付金を支給するものでございます。  受給対象者につきましては、国の特別定額給付金の支給対象が4月27日時点で住民基本台帳に記録されている方であることから、本事業につきましても、同日に同台帳へ記録されている妊婦とし、本市から該当する妊婦への申請書類を発送する時点において、住民基本台帳に記録されている方を対象といたしました。  また、この場合、基準日でございます4月27日時点に妊娠をされている方の届出につきましては、遅くとも約1か月以内に届出がされるということから、6月1日を提出期限とさせていただいたものでございます。
    228 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 229 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させてください。  「広報ひこね」に令和3年1月11日以降の出産予定日の人を除くとありますが、これ以降の出産というのは、ここに書いておりますけれども、医学的に絶対あり得ないという認識でいいんですか。 230 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 231 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 確認をさせていただきますと、1月11日以降は今おっしゃいましたようにあり得ないということで、こういう条件をつけさせていただいたところでございます。 232 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 233 ◯10番(谷口典隆君) 再質問です。  6月1日までに出産届という話ですけれども、これは制度設計する中で議論の中で、例えば東近江市さんはじめいろんな市がやっておられるように、この年度内に出生された方、来年の4月1日までに生まれた子どもさんに対して給付すべきではないかという考えもあるんですけれども、そういった議論はあったんでしょうか、なかったんでしょうか。 234 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 235 ◯福祉保健部長(田中一朗君) ただいま今年度までに誕生した子どもさんを対象にということでお尋ねだと思いますけれども、今回の場合、彦根市で制度設計をいたしましたのは、このコロナ禍の中で不安な思いをされて過ごしておられる妊婦の方にできる限り早く支援金を支給するということで考えておりましたので、生まれてこられます子どもさんではなく、妊婦の方を支給の対象とさせていただいたものでございます。 236 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 237 ◯10番(谷口典隆君) 次に、細項目2にいきます。  では、住所要件は必要となるのかどうかというのをお答えいただけますか。 238 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 239 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 先にもお答えいたしましたように、国の定額給付金の支給対象が4月27日時点で住民基本台帳に記録されている方であるために、本事業につきましても同様といたしまして、彦根市民を対象とした独自の事業でもございますことから、申請書類の発送時点においても同台帳に記録されている方といたしたものでございます。 240 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 241 ◯10番(谷口典隆君) 分かりました。  では、次にいきます。  妊娠届出書の提出期限を6月1日までとした理由をお聞かせいただきたいと思います。 242 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 243 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 妊娠につきましては、妊娠届出書の提出をもって本市が把握することとなります。妊娠届出書を市に提出されますと、母子健康手帳と一緒に妊婦健診の助成券をお渡ししておりまして、その後の健診から助成券を使用することができます。  そのため、4月27日時点で妊娠をされていた方は、遅くとも次の健診までには届出を提出されることとなりますので、届出書の提出期限を約1か月の猶予を見まして、6月1日までとしたものでございます。 244 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 245 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させてもらいます。  この6月1日までとしたことで、確実にこの4月27日時点で妊娠されていた方はすくえていますか。 246 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 247 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 6月1日に提出期限を設けさせていただいたわけですけれども、この6月1日のこの時点で妊娠届がぎりぎりに出されたという妊婦の方につきましては、医学的な計算上、出産予定日が令和3年1月10日ということになりますので、この11日以降の方については省かせていただいたということにもなりますけれども。   (「届出書の提出期限の話なので」    と呼ぶ者あり) 248 ◯福祉保健部長(田中一朗君) この6月の提出期限までに出していただいた方というのは、基本的に8週目以降という形での妊婦さんとなりますので、4月27日時点ではまだ3週間程度で、妊娠がかろうじて成立しているという状態の方もいらっしゃいますけれども、6月1日時点でぎりぎり8週という方も提出してこられる場合もございますので、そういう方についてはその対象という形でさせていただくということになるものでございます。 249 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 250 ◯10番(谷口典隆君) 4月27日時点で妊娠は分かりますし、来年の1月11日以降の出産予定の方は駄目というのは分かるんですけれども、その6月1日の提出期限をこの予算が成立したからといって大々的に告知されるわけではないですよね、もう過ぎているわけですから。6月2日、3日に妊娠届を出されている方で4月27日時点に妊娠されていなかったという証明というのは、こちらとしてはそれがしっかり言えるんですかという話なんです。  これから7月1日までに出してくださいよということであるならば、そこはチェックはかけられると思うんですけれども、6月1日までという過去に遡ることはできないので、それで本当にこの対象の方をすくえていますかというお話で6月1日ということをお聞きしているんですけど、それは大丈夫ですかという確認なんです。 251 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 252 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 条件の中に令和3年1月11日以降の方は対象外ということで申し上げていますので、1月10日までに誕生をされました子どもさんにつきましては対象とさせていただくということで考えておりますので、そういう方が6月1日以降に提出される場合もございますので、そういう方々については柔軟に対応させていただきたいと考えております。 253 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 254 ◯10番(谷口典隆君) では、もし6月1日以降に、6月2日、3日にそうした方がおられた場合は、その対象とするということですね。今そういうご答弁いただきましたので。  では、それを受けて、給付対象者の人数、もう既に6月1日までに出されている時点での人数をお聞かせください。 255 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 256 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 給付対象者数につきましては、予算上470人と見込んで計上をさせていただいております。   (「いやいや、6月1日時点で把握    されている人数」と呼ぶ者あり) 257 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 予算の締切りの関係もございまして、5月の下旬、20日過ぎぐらいが予算の。   (「いやいや、予算は言ってない。    6月1日でもう妊娠届出書を出さ    れている人数」と呼ぶ者あり) 258 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 届出書を提出されている方がこの月末から増えていたということもございまして、現在は500人を超える方の届出があったと聞いております。 259 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 260 ◯10番(谷口典隆君) では、500人を超えている方が、もう既に予算をオーバーしているということですけれども、では、先ほど部長がご答弁いただきましたように、6月2日、3日に提出された方で、仮に今後その来年の1月までにということの条件もクリアされる方があれば、500人をさらに上回るというか、さらに追加になるということでよろしいんですか。 261 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 262 ◯福祉保健部長(田中一朗君) そのように考えております。 263 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 264 ◯10番(谷口典隆君) では、このような条件の中で制度設計する中で、トラブルであったりとか課題というものはありませんでしたか。 265 ◯議長(安澤 勝君) 福祉保健部長。   〔福祉保健部長(田中一朗君)登壇〕 266 ◯福祉保健部長(田中一朗君) 5月25日の補正予算の記者発表後に新聞等で本給付事業に係る報道がなされたこともあり、この時期にまだ妊娠が確定できないような方が医療機関を受診されるということが懸念をされましたために、医学的に妊娠されていないと考えられる令和3年1月11日以降の出産予定日の方は除くということで対応をさせていただきました。  そのほかトラブルや課題についてはございませんでしたが、給付金の対象についての問合せが数件程度ございました。 267 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 268 ◯10番(谷口典隆君) 医療機関等にそうしたことで殺到されたということは、それだけご要望が多いということだと思います。やっていただく分にはもう少し分かりやすくですね。私は当該年度にお生まれになる子どもさん皆さんを対象にされてもいいのかなとは思いますけれども。とにかくないよりはいいかと思いますので、進めていただきたいと思います。  今、部長ご答弁いただきました提出期限等々も含めまして、できるだけ条件に沿うような形で拡大していただきたいと思います。  次の項目にいかせていただきます。うち食応援事業補助金についてでございます。  うち食応援事業補助金は誰に対する支援なのか。飲食店なのか、タクシー会社なのか、教えていただきたいと思います。 269 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 270 ◯産業部長(中村武浩君) 新型コロナウイルスは多くの業種に影響を及ぼしております。特に飲食店では来客がないことから、一時閉店や時間短縮営業、さらには、店内飲食からテイクアウトへ営業形態を変えるなど工夫をしておられます。  また、外出自粛などによりタクシーを利用する方も減少しておりますので、今回のうち食応援事業補助金は、飲食店とタクシー事業者への支援となります。 271 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 272 ◯10番(谷口典隆君) 再質問させていただきます。  飲食店は理解いたしますが、先ほど小川議員もご質問されましたけれども、タクシー会社の支援というのであれば、この事業が先ほど手続が煩雑になるので、タクシー会社は近江タクシーさんしか今その免許をお持ちになってないということでございましたけれども、市が補助金を出すに当たって、では、市内のタクシー会社さんにこうした取組をしますけれども参加はされませんかという打診はされましたでしょうか。 273 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 274 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほど小川議員の質問にもお答えしましたけれども、こちらのタクシー会社との交渉につきましては、近江ツーリズムボードの方でされていまして、私どもは、その体制が整ったということで、この事業の方をされている近江ツーリズムボードへの補助金を出させていただくということで今回ご提案をさせていただいておりますので、市の方からタクシー会社へ直接意向等の確認等は行っておりません。 275 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 276 ◯10番(谷口典隆君) なぜされないんですか。市の公金を使う以上は、一般の方も条件を設けることなくいろんな方に参画していただく、利用していただくというのが最大の役目ではないか、取組ではないかなと思います。  今までからその条件を設けて、どこかその委託事業ですか、これは。補助ですよね。委託するのならまだしも、そのタクシー会社が市内に複数社ある以上、そこにも、こうした形で補助金を出しますけれども、参加をするかしないかを、その近江ツーリズムボードに対して確認をしてもらうように、今までなら、そういう取組をされていたはずですよ、補助金を出すに当たって。  近江ツーリズムボードのこの近江タクシーさん、会員さんですよね。会員さんだけに、この補助金が回っているような誤解を受けかねませんが、なぜ、近江ツーリズムボードさんを通じてでも確認をされなかったんですか。タクシー会社も支援するということならば、では、そこは近江ツーリズムボードに対してしっかりと皆さんをフォローアップできるようにしてくれと言うべきではないですか。これまでなら細かいですけれども、そういった取組をされていましたよね。 277 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 278 ◯産業部長(中村武浩君) このタクシーデリバリーにつきましては、単純にタクシーを使って配るというものではなしに、お客様からご注文をいただいて、それをタクシー会社の方に伝えて、タクシー会社がお店に物を取りに行って、その取りに行った商品をお客様の方に持っていきまして、そこでその中でもお金の授受とかも実際あります。そういう構築の方を近江ツーリズムボードでされていたということで、その対象がたまたま1社でされていましたので、その辺のやり方の構築というところから一から始めておられますので、その部分でなかなかどこのタクシー会社に声をかけていいのかという部分はあって、多分会員様の近江タクシーの方にご相談をされて、お互いにその形の方をつくってこられたと理解をしております。あくまで市としては、そういうシステムを構築されて、それが市が危惧していたお店の商品を配達するという部分に有効だと考えましたので、今回補助としてさせてもらうということです。  ただ、どこのタクシー会社さんでもできるのかと言われると、なかなか、実は保健所の関係とかいろいろありますので、大変難しいものだと考えております。そういうものを構築されたものに対して、私どもとして支援策をということで補助金を出させていただくということでございます。
    279 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 280 ◯10番(谷口典隆君) 今のご答弁であるならば、飲食店も、では、その会員さんだけですよという話をしたら、それが通ってしまいませんか。再質問です。 281 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 282 ◯産業部長(中村武浩君) こちらにつきましては、たくさん要件があるんですけれども、一つには会員というのもあります。それとあと、今度のデリバリータクシーのホームページに掲載している方というのの二つ要件がございます。このデリバリーのホームページに登録するのは会員以外でもできますので、今回は、配達されている対象の事業者につきましては、そちらのホームページの掲載店となっておりますので、会員以外の方も対象となっております。 283 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 284 ◯10番(谷口典隆君) だから、会員以外でもできるということはおかしくないですかという話です。では、タクシー会社も、そういったことでこういうやり方で市が一生懸命模索をしていましたと。でも、やれなかった。どこであれ、彦根市がやろうとしていたのはどこのタクシー会社でもよかったわけですよね。それであるならば、では、たまたまこのシステムを構築した近江ツーリズムボードさんに協力いただこうと。ただし、彦根市もやろうとしていた経緯があるので、タクシー会社、一応市内の3社なら3社に聞いてもらえませんかと。これができるできない、それでできないのであれば、近江タクシーさんだけでしようがないので、それでいいのでやっていただいたら結構ですと。それに補助金を出しますよという話を本来はすべきだったのではないんですか。  だから、飲食店の条件が会員さんだけというシステムを構築されているならば、近江ツーリズムボードの会員しかこの飲食店事業には参加できないと言われても、では、それは認めたんですかという質問をさせてください。 285 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 286 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほども申しましたように、市内の飲食店が大変厳しい状態にあって、それの少しでも一助になればということで、このタクシーデリバリーというものも一つの方法として考えております。近江ツーリズムボードにつきまして、他のうち食応援事業もそうですけれども、会員以外の方にも声かけをされていますので、そういう部分でいくと、こちらから特にとは言っていませんけれども、会員以外の方も含めて事業として展開しておられましたので、その辺は会員に絞ったというものではなしに、広く募集をかけておられるという部分もございますので、基本的には会員以外の方に対しても参加できる条件になっていると考えております。 287 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 288 ◯10番(谷口典隆君) それは分かるんですよ。ただ、その声かけをタクシー会社にも本来ならすべきだったのではないですかということです。  では、逆に聞きますけれども、飲食店を近江ツーリズムボードの会員しか利用できませんよということに関しても補助金は出されていましたか。 289 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 290 ◯産業部長(中村武浩君) あくまで彦根市内の飲食店の救済策といいますか、少し支援をするという制度ですので、その部分については当初から会員以外も含めて広く彦根市内の飲食店ということで話をさせてもらっています。ですから、例えばそれが会員のみということであるならば、おっしゃるように補助金につきましてもある程度制限は加えるべきだと思いますけれども。今回の場合はそこまでしていませんけれども、本来ですと、広く市内の飲食店に対する支援ということで構築をしておりまして、たまたまといいますか、近江ツーリズムボードがやっておられることも同じような形でされていましたので、それでこの補助金制度を構築したということでございます。 291 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 292 ◯10番(谷口典隆君) 公平性の観点からいえば、彦根市がもしこれを事業としてやっていれば、市内のタクシー会社さんに当たって、当たってもどこも手を挙げてもらえなかったわけですよね、当時は。やってもらえなかったんでしょう。結果的に近江タクシーさんだけ挙げられたということであるならば、3社なら3社、4社なら4社に回られたと思うんですよ。それであるならば、補助金を出すのであれば、同じような条件、同じような声かけをやっぱりすべきだったと思います。  次へいきます。  同事業に参加できる飲食店の条件をお聞かせください。 293 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 294 ◯産業部長(中村武浩君) 本事業に参加するには、市内で営業していること、保健所においてお弁当または仕出しの業種種目の届出をしていること、近江ツーリズムボードの会員またはウェブサイト「おうち外食応援団」掲載の飲食店であることが条件ですが、実際に参加されているのは同ウェブサイトに登録されている飲食店になります。 295 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 296 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきます。同事業費用の内訳をお聞かせいただけますか。 297 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 298 ◯産業部長(中村武浩君) 近江ツーリズムボードがこの事業を実施するためのホームページ作成・更新費用として88万8,000円、タクシー会社の配達費用が1回当たり2,500円の1日20回として44日間で220万円でございます。 299 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 300 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきます。補助対象費用の積算根拠は適切と考えられますか。  今おっしゃっていただきましたようにホームページの運営費用が88万8,000円、このタクシーデリバリーのホームページだけ見させていただくと、それだけ費用がかかるのかなと思うんですけれども、これは適切だとお考えですか。 301 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 302 ◯産業部長(中村武浩君) ウェブサイト作成・更新費用については、これらに要する経費相当分としております。ですから、今おっしゃいましたように、このウェブサイトの部分が適切かどうかということにつきましては、今回のタクシーデリバリーの部分のいろいろな修正とか作成部分の経費相当分としておりますので、適切と考えております。 303 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 304 ◯10番(谷口典隆君) 申し訳ないけど丸投げの事業でね。この補助事業なら実績払いということであるならば、例えば、10分の10の補助金なら、近江ツーリズムボードさんがおっしゃった金額をそのままつけられているわけですか、この予算は。精査なりしておられないんですか。 305 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 306 ◯産業部長(中村武浩君) 経費につきましては、確かに近江ツーリズムボードの方でこれだけの経費がかかりますということでいただいておりますので、実際補助金を出させてもらう段階では、その辺の詳細をまた確認させてもらって、補助の方をしていきたいと考えております。 307 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 308 ◯10番(谷口典隆君) あくまでこの彦根市のうち食応援事業に対する補助であるということをご理解いただいて、その辺、適切にお願いしたいと思います。  次へいきます。みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業についてでございます。  事業の概要をお聞かせいただけますか。 309 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 310 ◯産業部長(中村武浩君) みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業の概要といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響で市民の購買意欲や市内事業者の営業活動が低下していることから、市民生活を支援するとともに市内経済の活性化を図ることを目的として、全世帯にお届けするカタログの中から1人当たり2,000円相当の市内店舗の商品または飲食券を選んでいただき、各店舗から申込みをされた市民に届けていただくものでございます。 311 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 312 ◯10番(谷口典隆君) 2.000円相当なんですけれども、この2,000円の中に商品代以外に送料であったり振込手数料も引かれますよね。実質この2,000円分の商品を提供できないという実態に陥っているということはご認識されますか。 313 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 314 ◯産業部長(中村武浩君) こちらの方は、市の方からカタログの商品に対してお支払いするのは2,000円ということになっておりますので、その2,000円をどうカタログに載せて、その中で必要な経費とかを含めて対応できるかというのは、そこのお店の方の考え方というか、やり方になってこようかと思っています。  ただ、市の方でその送料まで賄うということはもちろん考えておりませんので、あくまで2,000円相当額の商品を掲載していただいて、実際2,000円の振込等も後ほどございますけれども、それを発送してもらうということですので、その辺の中身の内訳につきましては、申し訳ないですが、各店舗さんのご努力でお願いしたいと考えております。 315 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 316 ◯10番(谷口典隆君) あんまりご存じないのかも分かりませんけれども、2,000円の内訳の中に消費税、送料等込みで2,000円相当の商品または飲食券を掲載できますよということになっています。  例えば酒屋さんがお酒の小さい瓶を送ろうとしても、市内であれば県内と一緒なので700円、800円かかるそうです。では、それだけで既にもう1,000円近く金額が出てしまいます。それを引かないと駄目ですよという話になってきています。  そこへ加えて消費税であったりとか、振込手数料もその2,000円の中に含まれていると書いていますけれども、実際、2,000円分が丸々市内経済に行き渡らないということは認識としてはお持ちですか。今のお話、送料等々が含まれているということで、市民1人当たり2,000円分の市内経済循環ができていないということはご認識されていますか。 317 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 318 ◯産業部長(中村武浩君) 今の経費の部分ももちろんそうなんですけれども、実際それも含めて2,000円相当額のお金がそこで動いていると思いますので、市内経済、一時的な消費の部分につきましては、それの1件のカタログを申し込まれることによって2,000円の経済効果はあると考えております。 319 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 320 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきますね。関連します。  カタログに商品を掲載できる事業者の条件をお聞かせください。 321 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 322 ◯産業部長(中村武浩君) カタログに掲載される登録業者の条件としましては4点ございます。  1点目は、飲食業または小売業を行う彦根市内の中小企業者または小規模企業者であること、2点目は、彦根市内に店舗があり、1店舗当たりの店舗面積1,000平米以下であること、3点目は、パソコンメールまたはファックスに対応できる事業者であること、4点目が、市税を滞納していない事業者であることとしております。 323 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 324 ◯10番(谷口典隆君) 4点目の市税を滞納していない事業者であることということを条件として付与する必要はあろうかと思いますが、6月15日号の「広報ひこね」では、このカタログギフトを大々的に告知しておられます。その下には事業者に市税の支払い猶予もできますよということをうたっている一方で、この市税を滞納していない事業者であることということをわざわざ記載する必要というのはあるんでしょうか。 325 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 326 ◯産業部長(中村武浩君) 基本的にこれも市の税金の中から出させていただきますので、市税の滞納をしていないという条件というのは必然的かと思っております。  ただ、あくまで滞納という部分の中では、例えばいろんな事情によりまして分納、分割納付ということで少しずつお支払いいただいているというか、納税していただいている方もございますので、あくまでそこまで排除しようという考えはございませんけれども、あくまで本当に滞納して全く納めていただけないような方につきましては、やはりこの事業にふさわしくないのではないかということで、そういう記載の方をさせていただこうかと思っております。 327 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 328 ◯10番(谷口典隆君) 先ほど総務部長は緊急雇用対策の中で、市税が滞納されていた方でも、いや、一切それは条件として設けるものではないですよと。とにかく生活困窮の方に対して採用させていただくような形で、条件としては付しないというご答弁がございました。だから先ほど聞いたんですよ。  今回、では、別にこれは事業者の方、皆さん方が非常に売上げが減って困っていらっしゃる中で、市税滞納をしていないということだけで線引きをされてしまうと。逆に言えば、市税滞納をしていない事業者であることという一文を見ただけで、では、これはもうすぐに払込みに行かなければならないという形で、無理をしてこの納税をされることだってあるではないですか。  そうしたことを考えれば、この一文に何かつけ加えるなりということは考えられなかったんですか。この一文を外されるお考えはないですか。 329 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 330 ◯産業部長(中村武浩君) こちらの方につきましては、通常、納税証明なりの確認という方法もあるんですけど、そこまではいたしませんけれども、現在の状況の中で納税猶予とか取られている方に対してこれを適用するというつもりはございませんので、あくまで過年度、昨年度の状況の中でどういう形で税の滞納があるのかどうかという部分を見ながらしていきたいとは考えておりますので、一律で全てを除外するということではなしに、ただ、基本的にはやはり税を納めている方と納めていない方、同じ事業者の方もおられますので、その部分でいきますと、税を納めている方がやはりこれに掲載されている、税を納めてないところもここに掲載されているとなりますと、やはり違和感を持たれる部分がありますので、市としてはあくまで税を納めていることという、滞納していないということを条件とさせていただきたいと考えております。 331 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 332 ◯10番(谷口典隆君) 納税課にお尋ねしましたら、納税証明を取ったならば、この未納の額が出てくるそうですよね。それであるならば、今取られないとおっしゃいましたけれども、では、そこで「広報ひこね」では支払い猶予を求めてくださいねと、厳しければ支払いの猶予をしますよということをうたっているのであれば、あえてこの一文をどうしても、今の部長のご答弁であるならば、そこまで正確な書類の提出を求めないということであるならば、この一文をわざわざ入れる必要はありましたか。  これ、先週この地域経済振興課から観光協会はじめ、各商店街はじめ、いろんな団体にファックスが来ました。カタログチョイス、掲載してくださいと。最初には、この市税を滞納していない事業者であることの一文がなかったんです。これ、慌てて、慌ててというか、追加されましたよね。追加されてファックスを送られました。これによって、では、慌ててその市税を納められた方、いらっしゃるかも分からないではないですか。今の部長のご答弁のように、今年度に限ってないと。前年度までで滞納、悪質な滞納の方は排除したいというお考えは理解ができます。でも、この一文だけでそこまで類推できますか。  それであるならば、この一文を削除するなり、その他、何かご相談いただくなりという一文をつけ加えるべきではないんですか。全く事業者の方に寄り添ってないではないですか、厳しい、厳しいと言いながら。いかがですか。 333 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕
    334 ◯産業部長(中村武浩君) 基本的なスタンスというのは変わりませんけれども、今、谷口議員がおっしゃったように、誤解の部分もあると思いますので、この予算をお認めいただきましたら、正式にまたご案内の方をさせていただきますので、そのときにもう一度字句等も含めて検討はしていきたいと考えております。 335 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 336 ◯10番(谷口典隆君) ついでに言わせていただきますけれども、令和2年度彦根市新型コロナウイルス感染症対策経営力強化補助金交付要綱の中にも市税を滞納していない者というのがございます。これについても、一方では、市の方では事業者に向けて市税の支払い猶予を認めますよということを広報でうたっておきながら、これ、どうしても条件なのかというお尋ね、やっぱりあるわけですよ。いや、そこまでは厳しく納税証明等々提出は書いてないのであれば大丈夫かも分かりませんと言っていますけれども、それでも、これを見て、税金を今納めに行かなければならないと、猶予をしてもらおうと思っていたけれどもということで、お金を厳しい中でお支払いをされる方、いらっしゃるんですよ。それは納税は義務ですよ。それでも、今厳しい中でやってあげようと、しっかり補助しましょう、事業者に寄り添いましょうということで地域経済を回していかなければならないとおっしゃっているのに、やっていることは逆ではないですか。このほかの事業に関しても、その辺の猶予というのはしていただけるものですか、経営力強化についても。 337 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 338 ◯産業部長(中村武浩君) そちらにつきましては、ただ、例えば県等、ほかの事業と絡みもありまして、事業的にそういう条件がついている場合もございますので、それが可能かどうかというのは一度検討させてもらいますけれども、それを外すか外さないかということにつきましては、ここではちょっと申し上げることはできませんので、ご容赦お願いします。 339 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 340 ◯10番(谷口典隆君) では、今のは議題外にわたりますので答弁は結構ですけれども、では、カタログチョイスについては、一文加えていただくなり、もう一度考慮していただく、配慮していただくということでよろしいですか。 341 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 342 ◯産業部長(中村武浩君) 一つの方法として、滞納の条件もつけますけれども、そういう方については地域経済振興課の方にご相談くださいという部分の字句を加えることは可能だと考えております。 343 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 344 ◯10番(谷口典隆君) 先ほどその納税証明等々は提出を求めないとおっしゃいましたけれども、それで間違いないですかね。納税証明は求めない、もしくは未納でない証明書ですね。これらは添付する必要はないですか、カタログチョイスについて。 345 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 346 ◯産業部長(中村武浩君) 納税証明とか取っていただくのは大変お手間も要りますし、その部分、時間を割いていただくこともございます。また、こちらの方から納税課の方に依頼をして確認するという方法も現実的にはできますので、できればそういう負担は避けた状態の中でしていければと考えております。 347 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 348 ◯10番(谷口典隆君) 納税課の方に確認をされて、原課から確認されて、それが支払い猶予なのか、純然たる未納、滞納なのかというのを判別できるんですか、原課で。 349 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 350 ◯産業部長(中村武浩君) その辺は、まず税の滞納があるかどうかという部分が出てきましたら、その内容についてまた問合せをすれば、ある程度の部分は分かると思っております。 351 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 352 ◯10番(谷口典隆君) ある程度のことは分かるという形で、結局カタログチョイス事業なんてもう日が限られているわけではないですか。可決されたら、23日、明日から既にもう募集でも始めたいとおっしゃっているんですけど、猶予はありますか。それなら、もう一切この文に関しては削除されてもいいのではないですか。 353 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 354 ◯産業部長(中村武浩君) 今おっしゃっていただきましたように、この予算をお認めいただきましたら、明日から1週間程度の募集をかけさせていただこうと思っております。  これにつきましては、商工会議所や観光協会、商店街連盟や商店街の方に事前に概要の方を送らせていただいております。まずはそれで申込みをいただいて、その後に中身についていろいろとやり取りをさせていただきますので、その1週間の中で全てを決めてしまうということでなしに、まず、募集をさせていただいて、どのぐらいの店舗の方とか事業者の方が応募されるかで、その中身について、それから中身を確認していくということになりますので、時間的には可能かと考えております。 355 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 356 ◯10番(谷口典隆君) できるだけ配慮していただくようにお願いしたいと思います。  次へいきます。  システム改修・封入封緘等業務委託料の内訳をお聞かせください。 357 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 358 ◯産業部長(中村武浩君) システム改修・封入封緘等業務委託料の内訳としましては、配付対象となる世帯を約5万世帯と見込み、返信、送信用封筒の作成が330万円、通知書の作成が110万円、申込書の作成が110万円、カタログの作成が605万円、対象者を反映するためのシステム改修費が110万円で、合計1,265万円となります。 359 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 360 ◯10番(谷口典隆君) 取りまとめ・発注等業務委託料の内訳、次、お聞かせください。 361 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 362 ◯産業部長(中村武浩君) 委託料の内訳につきましては、店舗募集・登録・発注等業務、申込書電子化業務、読み取り情報確認業務、機器のリース料等の諸経費で合計が550万円、全市民約11万2,700人に対し2,000円の商品分として2億2,540万円で、合計2億3,090万円でございます。 363 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 364 ◯10番(谷口典隆君) この業務はどこかに委託されようともう決めていらっしゃいますか。 365 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 366 ◯産業部長(中村武浩君) こちらの業務につきましては、株式会社四番町スクエアの方に業務委託をする予定でおります。 367 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 368 ◯10番(谷口典隆君) では、続きまして、参加店の募集方法、また、その募集方法は効果的かについてお聞かせいただきたいと思います。 369 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 370 ◯産業部長(中村武浩君) 参加店の募集方法につきましては、事前告知として、現在、市ホームページに募集条件や枠組み等の情報を掲載するとともに、彦根商工会議所、稲枝商工会、彦根観光協会、商店街連盟、各商店街組合など、関係する団体にお知らせし、周知のご協力をお願いしているところでございます。  本事業の予算をお認めいただきましたら、正式な募集要項および申込用紙について、ただちに市ホームページに詳細を掲載しますとともに、関係する団体にお知らせし、周知していただくよう依頼するなど、広報に努めてまいります。  なお、募集期間は令和2年6月23日から令和2年6月30日までを予定しておりまして、周知方法につきましては、今考えられる最善な方法であると考えております。 371 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 372 ◯10番(谷口典隆君) 参加店の募集、いろんな団体を使っていただくのは結構かと思いますけれども、先ほど申し上げましたように、誤った情報が先に出てしまうということもございます。それから、先ほども申し上げました2,000円が、これ、丸々商品代にはならないという矛盾がございます。  地域経済振興課の方では、2,000円のうち、送料が商品代に反映されないから配達に行きますよということで、配達は認めておられるようなんですけれども、では、商品を取りに来てくださいというのは、密を避けるため駄目だとおっしゃっています。そうなったときには、先ほど申し上げましたように、少なくとも何百円、数百円の送料というのがかかってきます。  直接お店の方が配達するという形でもいい、逆に取りに行ってもいいということに条件緩和等はできないでしょうか。 373 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 374 ◯産業部長(中村武浩君) こちらにつきましては、事業内容等を精査した中で考えております。それと、一刻も早く事業の方を進めていきたいと思いますので、今、議員がおっしゃったように、また一からその内容の部分を精査するということは考えておりません。とにかく明日からも募集をかけて、できるだけ早い時期にもうこのカタログギフトという事業を開始したいと考えておりますので、先ほどのとこは別ですけれども、大きな部分につきまして変更というのは考えておりません。 375 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 376 ◯10番(谷口典隆君) だから、さきの本会議の方で質問しましたように、この後ろにまとめる必要はなかったではないですか。コロナだけここにまとめるのではなくて、もっと早い段階で、何ならこういった事業なんていうのは、もう急を要するんだからということで、6月の冒頭にでも議決をもらうぐらいの勢いでやられればよかったと思いますし、こんな追加議案という形は、私はこんなのはそぐわないと思います。スピード感がないと言わざるを得ません。  先ほど申しました2,000円のうち、送料が大半を占めてしまうということを考えれば、実際2,000円分が市内経済に回らない。では、その大半が、先ほども2,000円分とおっしゃいましたけれども、配送料、大手の宅配業者であり、郵便局であり、そうしたところが潤うだけのことであって、実際その2,000円分が回らないわけではないですか。それであるならば、もう1,000円増やすなりという形ならまだ理解もできますけれども、果たして効果の方は疑問だと言わざるを得ません。  しかしながら、迅速に、できるだけ配慮していただいて、参加店、事業者の多くの皆さん方、生活困窮も含めて困っていらっしゃる皆さん方に寄り添うような形で、今から見直しができるところ、変更の猶予なり、幅を持たせていただけるところはできるだけ配慮していただきたいと思いますので、お願いをしておきたいと思います。  次へいきます。  家庭学習支援事業についてでございます。  図書カード調達方法についてお聞かせいただきたいと思います。 377 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 378 ◯教育部長(岸田道幸君) 新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、自宅での学習支援を図るため、市内全ての小・中学生に図書カードを配付する家庭支援事業を実施したいと考えております。この事業では、約1万枚の図書カードを短期間で調達し、該当児童・生徒に配付する必要があること、また、市内事業者の活性化という観点も含め、適切に業者選定を行い、事業を進めてまいりたいと考えております。 379 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 380 ◯10番(谷口典隆君) 市内事業者の活性化というもの、今申し上げましたけれども、今の形でできる限り市民、事業者の皆さん方に寄り添っていただくような調達方法をご検討いただきたいと思います。  次へいきます。  図書カードの配付時期をお聞かせいただきたいと思います。 381 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 382 ◯教育部長(岸田道幸君) 配付時期といたしましては、夏休みに入る前に発送できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。夏休みには、家庭において子どもたち一人ひとりが学習状況に応じた必要な学びができるよう、また、読書活動の充実が図れるように進めてまいりたいと考えております。 383 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 384 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきます。  図書カードの配付方法、これをお聞かせください。 385 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 386 ◯教育部長(岸田道幸君) 配付対象としている小・中学校の児童・生徒に確実に届くよう、対象児童・生徒がいる世帯ごとに簡易書留による郵送を予定いたしております。また、返送があった場合などには、本人や保護者に届けられるよう、適切に対応してまいりたいと考えております。 387 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 388 ◯10番(谷口典隆君) 再質問ですけれども、郵送というのは、今聞き漏らしたかも分かりませんけれども、宛名は親御さんになるのか、それとも子どもさんになるのか、どのような形になるんでしょうか。 389 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 390 ◯教育部長(岸田道幸君) 封書で送るわけでございますけれども、その封書の中に、まず、保護者様、該当児童・生徒の名前ということを書いて、その対象者が分かるように記載をするということでございます。
      (「封書の中。宛名は」と呼ぶ者あ    り) 391 ◯教育部長(岸田道幸君) すみません。宛名の方は、今考えているのは、窓開き封筒にしてまいりますけれども、そこに保護者名をまず入れていくと。あと、該当児童・生徒の部分は、そのスペースの関係とかありますので、そこはもう少しちょっと検討が要るかなと。今申しましたように、その中に入れる文書の中には保護者名と該当児童・生徒の名前は確実に入れるということで考えております。 392 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 393 ◯10番(谷口典隆君) では、次へいきます。  図書カードを配付する目的と意義、これについてもお聞かせください。 394 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 395 ◯教育長(西嶋良年君) 図書カードの配付の目的につきましては、新型コロナウイルス感染症に伴う小学校および中学校の臨時休業の影響を踏まえ、家庭における子どもの学びを支援するために行うものです。  次に、意義についてでございますが、これからの新しい時代を生きる子どもたちには、主体的に学ぶ力が求められています。図書カードを受け取ってどのように使うか、保護者と相談をして、また、自ら考え、計画を立て、本やドリルなどの教材を購入するということ自体、意義があると考えております。  また、読書につきましては、新しい知識や情報を与えてくれるだけでなく、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かにするなど、生きていく力を身につける上で欠くことができないものであると認識をしておりまして、本事業により、子どもたちが自ら学び続ける上で土台となる大切な力を育てることができると考えているところです。 396 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 397 ◯10番(谷口典隆君) 再質問です。この目的にもあります家庭学習支援というのは、あくまで夏休みを想定してこの事業は始められたということですか。例えば守山市さんなんかであるならば、もう早々に学校がコロナで休業中に図書カードを配付しておられます。これは先ほど部長のご答弁もございましたけれども、夏休み前に配付をしたいということでございましたけれども、当初からこの夏休みに向けてということでの制度をお考えになられたのかどうか、お聞かせください。 398 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 399 ◯教育長(西嶋良年君) 先ほど目的というところで申しましたけれども、臨時休業に伴う子どもたちの家庭での学びの支援ということでございましたので、できれば早期に図書カードを配付しまして、子どもたちの学びに役立つような教材であるとか、また、図書、図鑑とか、そういったものの購入に充てていただくということを考えておりましたけれども、休業が明けまして、子どもたちが学校で共同で学ぶということが今行われておりますので、夏休み前には配付をして、その配付前に子どもたちの1学期の学びの状況を子ども自らが振り返って、また、教員がどういう学びが一人ひとりの子どもにとって必要かということの指導もこの時期ですとできますので、そういった指導も入れながら、夏休み期間中に子どもたち一人ひとりにとって必要な学びが実現できるということを考えているところでございます。 400 ◯議長(安澤 勝君) 谷口君。   〔10番(谷口典隆君)登壇〕 401 ◯10番(谷口典隆君) 本来ならば、今おっしゃっていただいたようにコロナの休業期間中に配付できて、それで家庭学習の支援につながればよかったと思います。遅きに失した感はございますけれども、配付しないよりかはしていただいて、今、教育長ご答弁いただいたような形で、子どもさん、各ご家庭にそうした思いがしっかりと届いて、それを教員の皆さん方も共有していただけるようにご努力いただきますことをお願いしまして、私の質問は終わらせていただきます。  ありがとうございました。 402 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午後0時19分休憩            午後1時18分再開 403 ◯副議長(野村博雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  21番伊藤容子さん。伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 404 ◯21番(伊藤容子さん) 21番伊藤容子、質問をさせていただきます。  なお、今回追加議案として具体的な支援策が上がってきたんですけれども、なぜ最初に6月定例会のほかの議案と一緒に提出されなかったか。スピードを持った対応が必要とされる昨今、この支援策、強くそれは不満を持っておりますことをちょっと冒頭に述べさせていただきます。  では、質疑に移ります。  大項目1、国民健康保険料免除の支援策について。  中項目1、国民健康保険料免除の支援策について。  細項目1、本支援策を選択した理由は。  5月の広報の緊急アンケートの結果では、国民健康保険料の免除の要望が多かったのでしょうか。本支援策を選択した理由をアンケート結果にも触れて教えてください。 405 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 406 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 緊急アンケートは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響が出ていることを踏まえ、現状の把握と今後の施策の推進に活用させていただくために、5月1日号の「広報ひこね」と4月27日から6月30日まで本市のホームページで実施しているもので、5月18日時点では829名の方から回答をいただきました。  緊急アンケートの設問の一つに「新型コロナウイルス感染症により、あなたが今(もしくは収束したとき)、求める支援は何ですか」という問いには、複数回答が可な問いではありますが、829人中357名の方が料金の減免・支払猶予とお答えになっておられます。国民健康保険料という個別名称は出ておりませんが、回答いただいた方の4割の方が各種料金の減免・支払猶予をご希望されていることになります。  今般、新型コロナウイルス感染症により地域経済や市民生活へ大きな影響が出ている状況を鑑み、本市においても彦根市国民健康保険の保険者の責務として被保険者の負担軽減を図るべく、支援策として国民健康保険料の一部を免除させていただくものでございます。 407 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 408 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございます。  細項目2、国民健康保険被保険者の構成は。  被保険者の構成について、市の資料がなければ、ほかの資料ででも概要を教えてください。 409 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 410 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 本市の国民健康保険被保険者の構成のデータはございませんので、国のデータでお答えさせていただきます。  国民健康保険中央会が令和元年11月に作成された「国保のすがた」という国保の概況を記した冊子によりますと、厚生労働省の「国民健康保険実態調査報告」を基に作成されたデータが記載されております。平成29年のデータとなりますが、農林水産業が2.3%、自営業が15.6%、非正規雇用などの被用者が32.7%、主に年金受給者ですが無職の方が45.3%、その他4.1%となっております。  国保制度創設時には農林水産業や自営業者が多くを占めておりましたが、ほかの医療制度に属さない人の全てを被保険者としているため、高齢化や産業構造の変化、医療保険制度の改正などの影響を受けて、制度創設時と比較すると高齢者の割合が増加するとともに、農林水産業および自営業者の割合が減少し、無職や被用者の割合が増加しております。 411 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 412 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございます。今のご説明で、現在では無職、年金受給者の人たちの割合が多くなったということが分かりました。  細項目3、被保険者全員を免除対象にした理由を教えてください。 413 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 414 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 新型コロナウイルス感染症の直接的・間接的な影響を考慮して、国民健康保険被保険者の生活や経済活動を支援するため、国民健康保険被保険者の全員を対象としたものでございます。 415 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 416 ◯21番(伊藤容子さん) 次に移ります。  細項目4、国の健康保険料免除・減免制度への市の独自の上乗せ支援を考えなかったのか。  市のうたう必要な支援を必要な部分に行き渡るような支援をするためには、新型コロナにより経済的な影響を受けている方々に対し、集中的に支援を厚くする政策も選択できたと思います。例えば、現在、国で申請受付中である国保の免除・減免制度に市の独自の上乗せ減免をするなどの施策も考えられたと思います。  この国の申請の内容は収入が前年度より3割減の方ということで、必要な方に対しての支援策でございますけれども、現在その受付を市も受け付けられております。このように必要なところに集中的に支援をするような施策を取らなかったのか、市の見解を伺います。 417 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 418 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 新型コロナウイルス感染症対策として、国民健康保険被保険者の生活や経済活動を支援するための市独自の施策につきましては、5月中旬頃に、国の制度である国民健康保険料の減免の上乗せにつきましても案の一つとして検討していたところです。  国の制度については、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少し、経済的に影響を受けた被保険者が対象になっておりますが、国の制度の対象者となる被保険者だけでなく、今後の生活や金銭的な不安を抱えておられる全ての被保険者が少しでも安心していただけるよう、保険料の一部免除を選択させていただいたものでございます。 419 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 420 ◯21番(伊藤容子さん) 再質問です。  先ほどこの国保の概要、国のデータ、資料ということでありますけれども、現在は年金や無職の方が多く入られているということは、特にこのコロナの影響で大きく収入が減っているわけではない方々も多くいらっしゃるこの国保に対して全員の免除というのは、支援の効果として考えたら本当にこれがベストだったのかという疑問が残ります。  今後このような、先ほど言いましたような国の施策に上乗せをしていくような市の独自の政策を考えられないでしょうか。見解を伺います。 421 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 422 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 先ほどの答弁の中で、年金受給者、無職の方が多いと申し上げました。国民健康保険の構成者全体になりますが、比較的所得が高くない方が大勢を占めておられます。そのような中で全員を対象にするということは、その方たちの支援ということで考えていただければいいかと思っております。 423 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 424 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございます。皆さんに免除をするという意味もあるということは分かりました。  細項目5、本支援策の効果は。  この本支援策の効果、経済コロナ対策に対しての効果をどのように考えるか、彦根市の経済波及効果にも触れて教えてください。 425 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 426 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) この支援策は、新型コロナウイルス感染症により各方面に影響が出ている現状を鑑み、今後の生活や金銭的な不安を抱えておられる全ての被保険者が少しでも安心していただけるよう、保険料の一部を免除させていただくものでございます。  支援策の効果につきましては、一例としまして、世帯所得300万円で40歳代夫婦と子ども2人というのは標準世帯と申しておりますが、この場合で比較しますと、前年度の保険料に比べ、今回の制度を適用しますと約7万円保険料が減額となり、被保険者の皆様の負担軽減となっております。  以上です。 427 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 428 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございました。  再質問です。  今、国保の被保険者は全般的に所得の高くない方々が多いと。その中で減免することは、非常にコロナのこの時期、どなたにとってもほっとするものではないかと。確かに市民の皆さん、喜んでいらっしゃいます。  ただ、コロナの支援策として考えた場合に、年金受給者とか、また、収入が定期的に入ってくる、コロナはあまり関係がない人たちも国保に入っていらっしゃるかと思います。その部分のこの7万円、平均で7万円が減額になると。これを彦根市の経済が回るような、彦根市で例えば何か買ったり消費したりしていただけるような施策が、既に今回この原資がこういう形で市内に回るわけなので、それがどんどん経済を回していくような施策を考える必要があるかと思いますが、見解を伺います。 429 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 430 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) ただいまの議員のご質問の経済を回していくという考え方でございますが、現在、市民環境部以外の産業部なりの経済対策、いろいろしておりますので、今申し上げた40歳代の標準世帯、7万円保険料が減額になるということで、その減額になった分で今回市の方でご提示させていただいています経済対策でご使用いただければ、それで市内で循環するのではないかと考えております。 431 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 432 ◯21番(伊藤容子さん) 私も実は国保に入っているんですけれども、先日、国保の今年の保険料というものが封筒でやってまいりました。そのときに、例えば支援策が今回可決されると実行されるわけですけれども、そういう使い道、お得にといいますか、支援に結びつくようないろいろなプログラムといいますか、事業を同時に同封されるとか、減免のお知らせはいただいて、今年の保険料は幾らだなと思って皆さんほっとされているところだとは思うんですけれども、同時に使ってもらう具体的なプログラムもそこに同封すると、より具体的にメッセージが市民の皆さんに届くと思うので、今後何か郵送物とかお知らせするときは、また全庁挙げて何かお知らせができないかと考えていただきたいと思うんですけれども、ご見解を伺います。 433 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕
    434 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) ただいまの議員の提案、ごもっともかと思いますが、それぞれの対策をやっておりますし、所管の方で例えばホームページに流すなり「広報ひこね」に出すなり、それぞれがやっておりますので、市民環境部、この国民健康保険の通知につきましては、今回減免なり、その免除なりの通知だけになっております。またおいおいそういう形で連携が取れるようなところがありましたら、また今後は考慮させていただきたいと考えております。 435 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 436 ◯21番(伊藤容子さん) 国保だけでなく、各ご家庭に彦根市から郵送物とか連絡をすることが多々あるかと思いますが、ぜひそういうのもチャンスだと思って、いろいろな施策を分かっていただける伝える手段として、全庁挙げて考えていただければと思います。  次に移ります。  中項目2、財源について。  細項目1、財政調整基金の国民健康保険に関するこれまでの推移は。  基金残高と過去5年間の残高推移を教えてください。 437 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 438 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 彦根市国民健康保険財政調整基金に関して、令和元年度末現在残高が9億270万1,598円となっております。過去5年分の推移についてお答えいたしますと、平成26年度末が5億2,000万円、平成27年度末が5億2,000万円、平成28年度末が5億2,054万1,583円、平成29年度末が7億4,100万1,200円、平成30年度末が10億2,500万1,598円となっております。 439 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 440 ◯21番(伊藤容子さん) 再質問です。  この当初3年間は5億2,000万円と横ばいで基金残高が推移しておりますけれども、平成29年、30年と大体2億円から3億円毎年積み上がっています。これはどういう理由でしょうか。 441 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 442 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 平成27年度までの残高につきましては、通常、例えば5億2,000万円の基金がありましたら、その基金の運用によりまして利息が発生するんですが、その利息につきまして、平成27年度末までは通常の収入として受け入れていたんですが、平成28年度以降はその利息分を基金に積み増すという、加えていくという方法で、平成28年度が僅か54万1,583円増えております。これは利息分とお考えください。  そして、平成29年度、30年度につきましては、繰越金としてプラスで上がっておりました金額の方を、基金残高を増やすためにちょっと積み増しをこの2年間はさせていただいております。  以上です。 443 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 444 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございます。  この繰越金で大きく2億円から3億円2年連続積み増せたということなんですけれども。これは保険給付金、病院にかかる人が少なかった、金額が少なかったためなのか、それとも、保険料をアップしたためか、どういう理由が考えられますでしょうか。 445 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 446 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 平成29年度、30年度につきましては、保険料率は平成29年度は前年度と据置き、そして、平成30年度は僅かながらちょっと下がっております。つまり、今、議員おっしゃったように、保険料を上げておりませんので、その他の要因でございますね。歳出の方が伸びが少し少なかったという形になるかと思います。  以上です。 447 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 448 ◯21番(伊藤容子さん) 分かりました。  では、細項目2、財政調整基金の残高の今後の見通しを教えてください。 449 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 450 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今回上程いたしております追加補正予算をお認めいただき、令和2年度決算時に予算額どおりの執行した場合、財政調整基金を取り崩すこととした場合、令和2年度末残高は5億2,880万4,958円となる見込みでございます。  令和3年度以降の見通しでございますけれども、令和元年度の保険料率と同程度の水準を維持するためには、毎年1億円から1億5,000万円の基金取崩しが必要となり、さらには、国保財政の責任主体が、平成30年度からなんですが、都道府県に現在移行しております。移行されたことに伴いまして、制度上、基金を大きく積み増すことも難しくなったことから、今後、財政調整基金は減少していくものと考えております。 451 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 452 ◯21番(伊藤容子さん) 令和6年までが県に国保が移る移行期間と聞いております。その間までにこの財政調整基金をうまく全部使うというか、使えるような残高ということで、この5億円を大体今年、来年と、これ以上取崩しを予定しないということでしょうか。再質問です。 453 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 454 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今おっしゃいました令和6年といいますのは、県の方の方針で令和6年以降に県下の保険料率を統一するという、そういう大きな方針がございます。それに向けまして、現在持っております基金、今年度末で5億2,000万円の予定ではございますが、これをその統一保険料に合わせて激変緩和といいますか、今現状は県が示しております標準保険料率と市の出しております保険料率、差がございます。市の方が僅かながら低額になっておりますので、それを県の示す金額に合わせにいこうと思うと、ちょっと保険料が上がる可能性がありますので、それに対しましてこの基金の方を崩しながらやっていくという、そういう考え方を今持っております。  ただ、それをそちらの方の国保、県一本化の国保の財政の考え方ですが、先ほどの問いにもお答えさせていただきましたが、財政調整基金そのものが、もし医療費が急激にアップして財政がマイナスになったときの補てんでございますので、その辺はちょっとまだ今回のこの案には入っておりませんが、そうなったときは財政調整基金で補わせていただくという、そういう形になります。 455 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 456 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございました。  細項目3、今後の国民健康保険の収支の見通しを教えてください。 457 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 458 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今後の彦根市国民健康保険事業特別会計の収支見込みでございますけれども、本会計は一般会計とは異なり、支出額、先ほど申した医療費等の支出でございますね。支出額に応じて収入額を確保しなければならないという形の会計になっております。本会計の主たる収入でございます保険料につきましては、毎年度始まる前に支出額見込みに応じて必要となる料率を設定しているところでございます。  今後も収支が均衡するよう事業運営を進めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。  なお、先ほども申しましたが、仮に医療費が変動、高騰するなり何かの事情があった場合に、保険料の収支が悪化した場合におきましては、財政調整基金を使ってその分を補てんするという、そういう形になります。 459 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 460 ◯21番(伊藤容子さん) 細項目4、今後交付される地方創生臨時交付金などを今回の免除に充てるのでしょうか。教えてください。 461 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 462 ◯総務部長(牧野 正君) 本年6月12日に成立をいたしました国の第2次補正予算に係る新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、いまだ国から具体的な通知等はございません。したがいまして、今回の臨時交付金の交付対象事業をどのように設定されるのか、また、本市への交付限度額がどの程度になるのかも現在のところは不明な状況でございます。  こうしたことから、増額されます臨時交付金をどの事業の財源に充当をしていくかにつきましては、国からの詳細な通知等があり次第検討をしてまいりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。 463 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 464 ◯21番(伊藤容子さん) 再質問です。  国のこの交付金の概要は分からないけれども、今の段階ではこれらの交付金を充てる予定はなく、財政調整基金をこの免除の金額を充てると。後から財政調整基金に交付金を積み立てるというか、変えるということはないという理解でよろしいでしょうか。 465 ◯副議長(野村博雄君) 総務部長。   〔総務部長(牧野 正君)登壇〕 466 ◯総務部長(牧野 正君) 今回おっしゃっていただいています今後交付される地方創生臨時交付金というのは、国全体で2兆円規模の交付金でございまして、いろいろ報道によりますと、そのうち1兆円を、家賃補助を含む事業継続や雇用維持への対応に振り向けるとか、その残りの1兆円については、新しい生活様式に向けた取組の枠にするとか、それぞれ条件を定めて交付をされるということになってございます。  市にはまだ下りてきてはございませんけれども、1兆円のさきの国の第1次補正の交付金については、既に財源の充当先事業も決まってございますので、現在のところ、その臨時交付金を今の国民健康保険の減免、支援策に充てるという、今のところはそういう予定はないということでご理解をいただきたいと思います。 467 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 468 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございました。  細項目5、今回の免除が今後の国民健康保険料の金額アップにつながらないのでしょうか。見解を伺います。 469 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 470 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今回の保険料免除によって不足する見込みの3億円につきましては財政調整基金を活用する予定ですが、3億円を取り崩したとしても、滋賀県において検討されております県内保険料率の統一が実施されるまでの間は、後年度の保険料に影響はないものと考えております。 471 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 472 ◯21番(伊藤容子さん) 再質問です。  今回の取崩しによって、これから9億円から5億円ぐらいになると。財政調整基金の残高が5億円ぐらいということで、それを大切に取っておくというお話でしたけれども、今後この支援策に対してさらにこの財政調整基金を使うとか、保険料を下げるとか、保険料率を下げるとか、そういうことは考えていらっしゃらないでしょうか。 473 ◯副議長(野村博雄君) 市民環境部長。   〔市民環境部長(鹿谷 勉君)登壇〕 474 ◯市民環境部長(鹿谷 勉君) 今ご質問いただきました今後の対策ということで、第2波、第3波が来たときにどうかというご質問かとも思いますが、現在、3億円取り崩して、残り5億円ということになっております。先ほども申しましたように、県内の保険料統一の段階で市の保険料率がどの程度になるかというのはまず一つありますが、それまでの間は、一応現在の5億円で何とかしのげるものと考えております。以上でございます。 475 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 476 ◯21番(伊藤容子さん) 確認の再質問なんですけれども、最近新たな保険料がホームページにアップされておりますけれども、これは県内のほかの市町に比べて保険料は低い方だということでしょうか。県内の状況の中で彦根市の立ち位置を教えていただければと思います。 477 ◯副議長(野村博雄君) これは通告を超えてきますので。次へいってください。 478 ◯21番(伊藤容子さん) 分かりました。  次の質問にまいります。ありがとうございました。  大項目2、文化財保護基金積立金について。  中項目1、文化財保護基金について。  平成19年に制定され、平成20年に施行された彦根市文化財保護基金の設置、管理および処分に関する条例に文化財保護基金について定められておりますが、文化財保護基金とは何でしょうか。目的などを教えてください。 479 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 480 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 文化財保護基金につきましては、彦根市文化財保護基金の設置、管理および処分に関する条例第1条に定めておりますとおり、彦根市内に所在する文化財の保存整備および活用のために設置されたものでございます。 481 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 482 ◯21番(伊藤容子さん) 今回の議案では、城山観覧料収入が減少する見込みということで、7,300万円の補正、取崩しの補正の案が出ていますけれども、基金取崩しの理由をもう一度教えてください。 483 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 484 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 本市の文化財に関する事業につきましては、国や県の補助金、民間開発等による埋蔵文化財発掘調査の受託料などの歳入を除き、基本的に城山観覧料収入を充当して事業を実施しております。今年度の城山観覧料収入は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、4月12日から5月23日まで有料区域内全域の公開を休止していたため、大きく減少する見込みでございます。  一方、歳出につきましては、大部分が施設の維持管理や修繕、保存整備に関するものであり、文化財の毀損や、保存状態が悪化することを避けるため、できる限り計画どおりに実施する必要がありますことから、歳入の減少により不足する財源を基金の取崩しによって賄おうとするものでございます。
    485 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 486 ◯21番(伊藤容子さん) この文化財保護基金が非常に文化財の保護、また、維持管理に重要な資金だということが分かりました。  細項目3、今後の基金残高の見通しは。  今の現状を踏まえて見通しを教えてください。 487 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 488 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 今年度初めの基金残高は約2億103万6,000円であり、今年度当初の繰入額は5,400万円でしたが、城山観覧料収入が減少したため、今回補正をお願いしております6,848万4,000円を合わせた1億2,248万4,000円の繰入額となります。  一方、積立額は、当初予算では1億3,397万3,000円を計上しておりましたが、城山観覧料収入が減少いたしましたことから、今回補正をお願いしております7,390万4,000円を減額した6,006万9,000円となります。したがいまして、今年度末の残高見込は6,241万5,000円減少の約1億3,862万1,000円となります。  なお、積立額は城山観覧料収入に大きく左右されますことから、今後の新型コロナウイルスが及ぼす影響が不透明であるため、基金残高の見通しを立てにくい状況であると認識しております。 489 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 490 ◯21番(伊藤容子さん) ありがとうございました。  新型コロナウイルスが第1波でもこのような大きな収入の減少があって基金の取崩しが行われ、今後、第2波、第3波がどのようになってくるか、どこの観光地と文化財を抱えるところも同じでございますが、彦根市も今後の予定が見通せない中、観光、文化財をどのように展開していくか、事業として展開していくか難しいところだと思いますが、細項目4、今後の文化財保護への影響を教えてください。 491 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 492 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 新型コロナウイルスの影響により、今年度、基金残高や市の収入減少は避けられないと考えておりますが、文化財は本市にとって欠かすことのできない資産であり、新型コロナウイルスの終息後、観光面において反転攻勢に転じるためにも、彦根城をはじめとする文化財を適切に保存していくことが必要であると考えております。  基金残高は平成30年度初めの約9,100万円から令和2年度初めは約2億円と大きく増加いたしましたため、基金を活用することによりたちまち大きな影響が出ることは避けられると考えておりますが、今後も新型コロナウイルスの影響が続くことを想定し、計画的な事業執行を図るとともに、事業執行の原資となります城山観覧料落ち込みの早期回復に努めてまいりたいと考えております。 493 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 494 ◯21番(伊藤容子さん) 先ほどの質問にも関係してきますけれども、細項目5、今後の文化財の活用事業への影響は。  彦根市の観光の発展のためには、文化財を積極的に活用することが重要であります。今後の観光振興の要と言っても過言ではないのは、先ほどの市の見解のとおりです。現在でも木俣屋敷の整備や金亀会館の移築、また、お浜御殿の整備、稲部遺跡、また、長曽根口御門をはじめとする外堀跡をどうするかなど、たくさんの多くの事業が残っております。  今後の文化財活用事業に及ぼす影響について、市の見解を教えてください。 495 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 496 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 本市では、これまでから年間を通じて彦根城を公開活用しているため、城山観覧料収入の減少による文化財保護基金の残高減少や新型コロナウイルス感染よる社会状況は、本市の財政面にとってマイナスの影響であることは確実でございます。  しかしながら、今年度の文化財に関する事業では、基金を活用することで、当初の予定どおり施設の維持管理や修繕、整備などを行い、収入を上げていくため公開を中心とした活用事業を行ってまいりたいと考えております。  また、今後も彦根観光協会や彦根城の維持管理等を委託している近畿日本ツーリスト関西など関係団体と連携して文化財の活用を進め、収入増につなげてまいりたいと考えております。 497 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 498 ◯21番(伊藤容子さん) 現在の基金残高の1億3,000万円ぐらいの金額があって、今後見通せない中でありますが、今後の基金残高として、活用事業への残高として十分かどうか、また、その対策、見解を教えていただけたらと思います。 499 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 500 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 文化財保護基金の残高でございますが、当初2億円から始まりまして、大体1億7,000万円からずっと推移しているわけですが、過去に21年、22年、また、最近では28年、29年、いずれも平成でございますが、こちらで大きく基金を運用しております。その後、いわゆるふるさと納税や城山の観覧料収入が好調でございましたので、先ほど答弁でも申し上げましたとおり、当初は2億円まで回復する予定でございました。  このようなコロナウイルスによる収入減少が例えば2年、3年と続くようなことがありますと、なかなか基金の運用が難しくなるかなとは思いますが、現在のところ、答弁申し上げましたとおり影響はないと考えております。 501 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 502 ◯21番(伊藤容子さん) 今の答弁でも、コロナ禍であってもいかに収入を増やしていくか、この文化財の事業を前へ進めていくかというのは本当に全市を挙げて問われていることだと思いました。  次へ移ります。  細項目6、世界遺産登録への影響は。  この今回のコロナの影響で、基金残高減少による文化財保護、また、活用事業への影響が世界遺産への登録へ影響しないか、市の見解を教えてください。 503 ◯副議長(野村博雄君) 歴史まちづくり部長。   〔歴史まちづくり部長(広瀬清隆君)登壇〕 504 ◯歴史まちづくり部長(広瀬清隆君) 現在、彦根城の世界遺産登録の実現に向けて、特別史跡彦根城跡整備基本計画の改訂作業などを進めるとともに、彦根城の魅力を発信するための展示や啓発などの取組を行う予定であり、現時点において文化財保護基金の残高減少が直接世界遺産登録に影響するものではないと考えております。  まずは、多くの方々に彦根城にお越しいただけるよう適切な文化財の保存と活用に努め、彦根城の世界遺産登録を予定どおりに実現したいと考えております。 505 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 506 ◯21番(伊藤容子さん) この世界遺産登録の機運に対しては、このコロナの影響が全国的に人々の気持ちを観光に向かわせなくなってしまったんですけれども、ぜひ今こそ機運を高めて世界遺産に向かって彦根市が向かっていくんだというまたメッセージなり前向きな具体的な行動を市として示す必要があるかと思いますが、市長の見解を伺いたいと思います。 507 ◯副議長(野村博雄君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 508 ◯市長(大久保 貴君) 彦根城の世界遺産登録に関しましては、令和元年度に推薦書原案を文化庁に提出させていただいております。これを基に文化審議会でご協議をいただいて、さらなるご指導を仰ぐという方向になってまいります。いまだ文化審議会が開催されたという報告を受けておりませんが、いずれかの時期に開催をされて、我々の推薦書原案についての評価をいただけるものと思っております。そのご評価をいただきながら、さらに準備を重ねてまいりたいと思っております。  コロナ禍で意気消沈しているということは全くございませんし、何とか登録が実現できますように全力を尽くしてまいりたいと考えております。 509 ◯副議長(野村博雄君) 伊藤さん。   〔21番(伊藤容子さん)登壇〕 510 ◯21番(伊藤容子さん) 今の市長のご答弁でコロナ禍で意気消沈しているわけではないということでありますけれども、職員さんは熱くやっていただいているかと思うんですが、市民の皆様、また、議員にも、その熱い思いというか、今でも継続して力強く世界遺産登録に向かってやっていらっしゃることをぜひ伝えていただければと思います。これは要望です。またどうぞよろしくお願いします。  ありがとうございました。 511 ◯副議長(野村博雄君) 暫時休憩します。            午後2時05分休憩            午後2時11分再開 512 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  1番辻真理子さん。辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 513 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、私は、このたびの追加議案に対しまして、二つの項目について質疑をいたします。  大項目1、議案第71号について。  中項目1、彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の設置、管理および処分に関する条例案について。  細項目1、条例の目的は。  この条例案は、新型コロナウイルス感染症に特化した基金を設けようとするものです。これ以外の感染症は適用外なのでしょうか。 514 ◯議長(安澤 勝君) 副市長。   〔副市長(山田静男君)登壇〕 515 ◯副市長(山田静男君) 新型コロナウイルス感染症対策支援基金につきましては、新型コロナウイルス感染症によります市民生活や地域経済への影響が極めて大きく、特段の対策が必要であることから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、または、市民生活の支援および地域経済の回復等に要する経費の財源に充てることに限定し、設置するものでございます。  そのため、現時点では、新型コロナウイルス感染症以外の感染症につきましては適用外としているものでございます。 516 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 517 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目2にまいります。  恒久的な感染症対策として、失効期限を定めない方がよいのではないか。  条例案第1条に、新型インフルエンザ等対策特別措置法(平成24年法律第31号)を根拠とするとしてあります。この法律は、平成24年のMERSの感染拡大によって制定された法律でございますが、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についても新型インフルエンザに含めるという趣旨で本年3月13日に急遽法の改正が行われまして、同月14日に公布・施行されたものです。  この改正における附則の改正では、改正法施行から2年を超えない範囲で新型コロナウイルス感染症を新型インフルエンザに含めるという趣旨が明記されています。  この条例案では令和4年3月31日で失効する旨の条文が付則第2項で示されていますが、万が一令和4年3月14日以降も感染が拡大している場合には、根拠法である新型インフルエンザ等対策特別措置法の当該期限が延長される可能性もあります。また、今後もこの法律によって、「新型インフルエンザ等」という概念に含まれる別の感染症が現れることも考えられます。  このように考えたとき、条例名を新型コロナウイルス感染症と明記するよりも、根拠法である「新型インフルエンザ等」と改めるとともに、所要の修正を加えた方が、国において新たな感染症が「新型インフルエンザ等」に含まれると認定したとき、本市としては迅速に対応できると考えますが、いかがでしょうか。 518 ◯議長(安澤 勝君) 副市長。   〔副市長(山田静男君)登壇〕 519 ◯副市長(山田静男君) お答えします。  今ほどお答えしましたとおり、新型コロナウイルス感染症対策支援基金につきましては、新型コロナウイルス感染症によります市民生活や地域経済への影響が極めて大きく、特段の対策が必要でございますことから、新型コロナウイルス感染症の影響に限定した支援策等の財源に充てることを目的として設置したいと考えているところでございます。  また、新型コロナウイルス感染症は、非常に流行性のものでございまして、今後の先行きは不透明でございますので、一定の目標を定めまして、事業を集中的に行う必要があると考えたことから、期限を設けたものでございます。  なお、今、議員ご指摘のご提言でございますけれども、今後の感染状況、いろいろちょっと長期ということで、第2波、第3波ということで、いつ収束するか非常に難しい期間でございます。そういうことから、今後、期限の延長もそういうときには検討してまいりたいと考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いします。 520 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 521 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたします。  おっしゃったことはよく理解できますが、この新型コロナウイルスというのは、今後も第2波、第3波がおきていつ復活してくるか分からない、今までにないような感染症でございます。  それで、3月14日というそこの期限を設けますと、その直後に大きく感染があった場合に、また、今おっしゃったように継続するということも考えられますが、議会を経たり、いろいろ手続が必要ですので、この一番最初からもう新型インフルエンザの中に含んでしまうという考えはいかがでしょうかと私は申し上げていて、それは私の考えでございますが、今回のこの基金の条例があれば、即座に対応できるのではないかと思うんですね。失効期限が設定してあるということで、結局つくってあったのに間に合わなかったということが起こるのではないかということを考えたわけですが、もう一度答弁お願いいたします。 522 ◯議長(安澤 勝君) 副市長。   〔副市長(山田静男君)登壇〕 523 ◯副市長(山田静男君) 再質問でございますけれども、この期限は令和4年3月31日までとしております。この新型コロナウイルス感染症対策支援基金につきましては、これはあくまでも感染してから事後の経済対策とか市民生活を守るという趣旨でございますので、もしまた蔓延という形になれば、3月14日以前から蔓延ということになりますので、時期的にはそれ以降という形になろうかと思います。  そうすると、当然時期的にももっと早くアクションができますので、その場合、この基金を使って支援策等、期限を延ばすとか中身をまた充実するとか、いろんな観点から検討することができると思いますので、その点、そういうことでご理解をいただきたいと思います。 524 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 525 ◯1番(辻 真理子さん) 理解いたしました。私の申し上げた考え方もあるということでございます。  それでは、大項目2にまいります。議案第67号についてでございます。  中項目1、中小小売商業対策事業について。
     細項目1、なぜ対象の異なる事業が一括で提案されたのか。  中小小売商業対策事業というのは3本の柱からできています。これは予算書の29ページに載っておりますけれども、中心となるのは、取りまとめ・発注等業務委託料約2億3,000万円、次に、新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金約2億4,000万円、うち食応援事業補助金約308万円で成り立っております。  これらの事業は、通常、個別に事業提案が行われるのが一般的ですが、予算書によりますとなぜ対象の異なる事業がひとくくりにされているのか、明快な説明を求めます。 526 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 527 ◯産業部長(中村武浩君) 今回ご提案させていただいておりますみんなで応援!ひこねカタログチョイス事業、新型コロナウイルス感染症拡大防止臨時支援金、うち食応援事業補助金の3事業は、全て市内の中小企業者、個人事業主の支援策としております。予算上は、中小小売商業対策事業として計上させていただいておりますことから、一括計上しているものでございます。 528 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 529 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目2にまいります。財源とその対象事業の説明を求めます。  補正予算によりますと、これらの財源として、国・県からの支出金が2億円、本市の一般財源が3億円余りとなっています。国・県からの支出金は何に対して幾ら支出されるのでしょうか。その分につきまして、本市からの支出は幾らなのでしょうか。 530 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 531 ◯産業部長(中村武浩君) 財源の内訳ですが、まず、彦根市新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金とうち食応援事業補助金については、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億円と本市の一般財源1億4,311万5,000円の合計2億4,311万5,000円、みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業についても、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億円と本市の一般財源1億5,475万円の合計2億5,475万円となります。 532 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 533 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目3にまいります。取りまとめ・発注等業務委託料、カタログチョイスのことですが、2億3,090万円の内訳と、その対象となる事業者どれだけか。  取りまとめ・発注等業務委託料とは誰が何をどのように取りまとめ発注などをし、その対象はどれだけの事業者なんでしょうか。 534 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 535 ◯産業部長(中村武浩君) では、まず、内訳の方からお答えさせていただきます。2億3,090万円の内訳は、店舗募集・登録・発注等業務、申込書電子化業務、読み取り情報確認業務、機器リース料等の諸経費で合計が550万円、全市民約11万2,700人に対して2,000円の商品分として2億2,540万円で、合計が2億3,090万円となっております。  次に、対象となる事業者はどれかなんですけれども、カタログの発注対象世帯は5万世帯で、各世帯から申込みされたものを委託業者が取りまとめ、発注いたします。  対象事業者の数につきましては、飲食業が483、小売業が844の合計1,327事業所となります。 536 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 537 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたします。  カタログチョイスですけれども、2億3,090万円のうち、純粋に事業者の手元に届く真水の金額はどれだけでしょうか。 538 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 539 ◯産業部長(中村武浩君) 事業者に届く金額ですけれども、先ほど申しましたように550万円になります。 540 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 541 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目4にまいります。通信運搬費1,122万7,000円は何についての経費か。  通信運搬費約1,122万7,000円は何を送ったりするための経費でしょうか。 542 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 543 ◯産業部長(中村武浩君) 通信運搬費につきましては、彦根市新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金に関するものが2万7,000円、みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業に係る彦根市内全世帯に送付するカタログと申込書返信用の郵送経費が1,120万円になります。 544 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 545 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたします。  細項目4の取りまとめ・発注等業務委託料と重複するのではありませんでしょうか。 546 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 547 ◯産業部長(中村武浩君) ただいま申しました1,122万7,000円はあくまで郵送料になります。先ほどの再項目3で答えさせていただいたのは郵送料は含まれておりませんので、二重にはなっておりません。 548 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 549 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目5にまいります。新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金の対象となる事業者は。  新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金の対象となる事業者は、いつ現在の事業者でしょうか。 550 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 551 ◯産業部長(中村武浩君) 新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金につきましては、滋賀県の休業等の要請に応じていただいた市内で事業を営んでおられる中小企業および個人事業主を対象としております。 552 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 553 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目6にまいります。いつ配付を行う予定か。  新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金は、いつ市民、業者に配付するのでしょうか。 554 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 555 ◯産業部長(中村武浩君) 新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金につきましては、本定例会で予算をお認めいただきましたら、閉会後速やかに申請手続を開始する予定をしております。したがいまして、この支援金については、配付という手段ではなく、申請された対象事業者の方に要件審査を経て口座へ振込させていただく方法によりお支払いすることになります。 556 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 557 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目7にまいります。配付をする手段は何か。  どのような方法で全市民に配付をするのでしょうか。 558 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 559 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほどの答弁とも重複しますが、新型コロナウイルス感染拡大防止臨時支援金については、配付ではなく、申請された対象事業者の方に要件審査を経て口座へお振込させていただく方法によりお支払いすることとなります。 560 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 561 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問ですが、総額2億円もの市のお金を取り崩して市民にお渡しするわけでございますので、個別の金額は少なくとも、全体では大きな金額となります。例えば普通郵便なのかポスティングなのか、そのことを私はお聞きしたいと思っているんですが、いかがでしょうか。 562 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 563 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほども申しましたけれども、県の方でこちらの方の制度はございます。他市ではそれに上乗せでされているところもありますけれども、彦根市はそれとは別個に、その休業要請とか時間短縮を要請されたことに対して実際に実行された事業者の方に対してこの支援金を交付するものでございまして、ですから、ある程度枠を広げますけれども、基本的に県の制度と同じでございますので、あくまで申請主義になりますので、ご理解お願いします。 564 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 565 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目8にまいります。みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業に関しましてですが、参加する事業所は何社なのでしょうか。  先ほどおっしゃっていただいたかも分かりませんが、もう一度お願いいたします。 566 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 567 ◯産業部長(中村武浩君) カタログに掲載する商品の数は300点ほどを想定し、1店舗1商品と考えておりますので、対象事業者の数につきましては、本予算成立後募集いたしますけれども、おおよそ300店舗と予定しております。 568 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 569 ◯1番(辻 真理子さん) 細項目9にまいります。システム改修費用というのはどのようなものでしょうか。  システム改修費用の中身の説明を求めます。 570 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 571 ◯産業部長(中村武浩君) みんなで応援!ひこねカタログチョイス事業において、全世帯にカタログを配付いたしますけれども、この場合、特別定額給付金のシステムを改修いたします。カタログチョイス事業におきましては、対象者を令和2年6月1日現在の住民登録者を想定しており、特別定額給付金とは基準日が異なることから、対象者の抽出など発送に係るシステムを改修するための費用となります。 572 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 573 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたしますが、特別定額給付金の支給に当たってシステム改修費が計上されておりました。今回の支援金も特別定額給付金も同じように全ての市民に支給するものでありますので、私は、同じデータを抽出して支給する案内文書を作成するので、同じ作業をするのではないかと思えるんですが、いかがでしょうか。 574 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 575 ◯産業部長(中村武浩君) まず、今申しましたように4月27日が基準日の特別定額給付金と基準日が違うということで、そこで修正が必要になってくるのと、あと、定額給付金の方の申請様式とカタログチョイスの申請様式も異なりますので、その辺を調整するために修正が必要だということです。 576 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 577 ◯1番(辻 真理子さん) 再々質問いたしますが、担当する部署が違うといつも新しくシステムを構築するというのが従来無駄だなと思っているんですけど、今のでも、一部修正とおっしゃいましたので、十分今までその定額給付金のを修正するだけの金額であっていいと思うんですが、かなりの金額を費やすということに対して無駄ではないかと言っているんですが、いかがでしょうか。 578 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 579 ◯産業部長(中村武浩君) 定額給付金とこのカタログチョイス事業の目的が違いますので、その分の修正は必要になってこようと思います。基準日も違いますし、お送りしている申請様式も異なりますので、その部分によって印字のレイアウトを変えたりとか、その辺のシステム変更は要りますので、こちらの方は業者さんの方に確認をさせていただいて、修正に対してこれぐらいの費用が要ると出しておりますので、問題はないと考えております。 580 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 581 ◯1番(辻 真理子さん) それでは、細項目10にまいります。カタログではなくて、商品券に変更することは考えなかったのか。  臨時支援金を現金で配付することには、市外に流出する可能性がありますが、いわゆる真水の部分を増やすことの方がより商店に対する支援が厚い上、市民にとっても支援金が増額されると思います。
     昨年の消費税引上げに際しては、プレミアム付商品券などの経験が市民にあるわけですから、そのノウハウは蓄積されていると思います。しかも、2,000円については、自宅への配送費も込みであります。すると、その部分が配送に消費されて、実質的に各商店などの手元に入るものではなくなったりいたします。また、カタログへの参加商店が増えれば、配送費も増額するはずです。  カタログにしたことと同時に、商品券に何でしなかったのかなと私は思うんですが、明確な説明を求めます。 582 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 583 ◯産業部長(中村武浩君) 商品券につきましては、偽造防止加工を施した商品券の作成、また、販売、換金等に多くの時間と費用を要しますけれども、カタログチョイス事業につきましては、そのような手間を省くことができ、迅速に効果を発揮することができます。  また、商品券の場合、市民の方が商品券を使用される店舗が偏ってしまうおそれもあるため、今回いろんなところで商品を購入していただこうということで、カタログにさせていただきました。 584 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 585 ◯1番(辻 真理子さん) 再質問いたします。  私はいろんな方にこのカタログチョイスについてどう思うと聞きましたけれども、何でそんなややこしいことをするんだという印象が多かったんですね。  例えば、カタログを作るのにまずお金がかかりますし、カタログに載せる商品に対して募集して応募していただかなくてはなりませんね。カタログチョイスという冊子を作らなければいけませんでしょう。それを一旦市民のそれぞれの家族に送るわけですよね。この送ることに対する通信費が発生するし、やっとカタログが行ったとして、それから皆さん選んでいただいて、今度どれにしますかということをまたこのはがきか何かで返信するわけですよね。それに対して、今度各お店が、うちに注文してくださったというので今度送ることに対しては、持っていけないと思うのでまた配送すると。  何回も郵送とか配送とかいうところにお金がかかっているので、やっぱりもう商品券を送ってあげた方が簡単ではなかったかなと思えるんですね。私の周りの人もそうおっしゃっています。何でこんな面倒くさいことをするんだとおっしゃっているんですが。どうしてそうは思えなかったんですかね。 586 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 587 ◯産業部長(中村武浩君) まず1点目が、商品券の作成に多大な時間とお金が要るという、これはあくまで偽造防止ということになりますので、例えば簡単にコピーされて同じような商品券が出回れば、その分、換金の際に予定額よりも多くなってしまうということもありますので、偽造防止という部分で大変お金もかかるし時間もかかるということで、今回は迅速に対応しようとことでカタログを用いております。  カタログは、確かにおっしゃるように、手間が要るかも分かりませんけれども、例えば商品を買わなくても、ここのお店にこういう物があるということが見てもらえる部分もありますので、それを選ぶ楽しさも市民の方にあるのかなと思いますし、逆に、載せることによって、実際注文されなくてもPRの方もできますので、そういう部分からいって、地域の経済を動かす上で今回はまずカタログの方がいいのではないかという判断をさせていただいております。 588 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 589 ◯1番(辻 真理子さん) 何度考えてもやはり、今おっしゃったように商品券は偽造されてはいけないので、とても慎重にやらなくてはいけないとおっしゃったんですけど、では、その偽造されないようナンバリングがあったりするのかなと思うんですが、どうその偽造されない工夫ですか、今まであまり考えませんでしたが、どういう過程で作られてくるんですか。 590 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 591 ◯産業部長(中村武浩君) 要するにお札と同じ、ホログラムできらきら光る部分がございますよね。あれほどの加工は大変難しく、偽造がしにくいということで、そういうものをつけると。そのためには印刷技術もある程度要りますので、そういう対応ができる業者に頼まなければならないというものです。  ですから、ナンバリングとかそういうものではなしに、要するにコピーができない形の加工をすると。日本銀行券がいい例になりますけれども、そういうレベルまで作らなければならないということで、お金も要りますし時間もかかるということでございます。 592 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 593 ◯1番(辻 真理子さん) そういうことで今私も理解いたしましたが、お札を作るのとほぼ同じくらいの注意が必要だということで。でも、市民の方はそういう丁寧な説明は聞かないわけですので、「何でそんなややこしいまどろっこしいことをして、時間もかかるやんか」と、こうおっしゃっているんですね。  この発想は一体どこから出てきたのか。例えば市長が「こんなのどうだ」とおっしゃったのか、一体どこからそんな発想というのは出てきたんでしょうかとちょっと疑問に思いますので、答えてください。 594 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 595 ◯産業部長(中村武浩君) 市内のお店の商品がまず動くというのが目的の一つとしてありました。その中でどのような方法がいいのか検討する際に、職員間の話合いの中でカタログがいいのではないかということで、職員提案で出てきたものでございます。 596 ◯議長(安澤 勝君) 辻さん。   〔1番(辻 真理子さん)登壇〕 597 ◯1番(辻 真理子さん) そうですね。カタログギフトというのは10年前ぐらいにとても人気があったんですけど、今はあまり人気がないんですね。当時はちょっと珍しくて、それを見ているだけでも楽しいとかありましたけど、それは全国的な商品がありますでしょう。だからいろんな物が載っていて、きらきらして見えるというんですか。  だけど、彦根市、300店応募なさると聞きましたけど、市民の方、私も含めてですが、カタログギフトということに新鮮味がないんですね。それが普通の感覚なんですね。だから、今何でこんなことするのというのが主婦たちのご意見でございましたので。でも、もうこういう計画を立てていただいたので、なさると思いますが、大変批判が出るのではないかと思います。  私にとってもそれは賛成しかねますが、もう既にいろいろ考えていただいた結果ですので、やっていただいたらいいかと思いますが、そういうことも含めて市民の気持ちとはちょっとずれていたのではないかなということを思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 598 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午後2時45分休憩            午後2時52分再開 599 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番獅山向洋君。獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 600 ◯4番(獅山向洋君) それでは、議案第67号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第4号)について質疑を行います。  まず、中項目1ですが、新型コロナウイルス感染症対策の主要な補正予算が今回今質疑を行っています追加議案となっております。それについて理由を説明してもらいたいと思います。  細項目1です。本来急ぐべき感染症対策予算をなぜ追加議案としたのか。県内の市町を見ましても、こんな重要な問題について追加議案にしているところは、私が見た限りでは見当たりません。そういう意味で、なぜ彦根市はこんな追加予算にしてしまったのか、その理由を説明していただきたいと思います。 601 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 602 ◯市長(大久保 貴君) 獅山議員のお尋ねにお答え申し上げます。  彦根市新型コロナウイルス感染症対策関連事業につきましては、5月臨時会に上程・議決をいただきました事業に加えまして、「広報ひこね」5月1日号にて実施いたしました新型コロナウイルス感染症拡大防止緊急アンケート等の結果によって、何が現在必要とされているのかについて市民の皆様方のお声を伺いながら、それらを実現するために果たして市役所として何ができるのか、また、国や県が行う支援とのバランス、また、全職員を対象とし募集をいたしました提案事業などを勘案しまして、全庁一丸となって検討を重ねた結果、5月25日、ようやくまとまってきたというところでございます。  このことから、日程的に6月定例会の当初提案には残念ながら間に合わなかったものでございまして、今回、追加で議案を提出させていただいて、ご審議を願っているものでございます。 603 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 604 ◯4番(獅山向洋君) 再質問します。  今回のコロナウイルスの問題ですが、もう早くから分かっていたことであって、各市町ともそれに対していかに市民の要望に応えるかということで、一生懸命準備された上で6月定例会できちっと提案しておられるわけですよ。それが何かいろいろ意見を聞いていたからという、そんな言い訳はちょっとおかしいのではないんですか。はっきり言えば、準備不足であった、準備が遅れていましたと、そうおっしゃるべきではないんですか。 605 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 606 ◯市長(大久保 貴君) これはさきの一般質問でもお答えを申し上げましたが、私どもはこの全体の支援策において何が必要なのかということをそれぞれに精査させていただいて、実行に移すものについては、まずは定額給付金を早くお届けするという作業から始まったところでございます。  したがって、今ご説明申し上げましたとおりに、他の市単独事業などはしっかり庁内で練り上げて政策を立案して実行に移すという手順を踏んでまいりました。確かに他市に比べて動きが遅いのではないかというご批判は、これは甘んじてお受けをさせていただきます。  ただ、私どもとしましては、確実に着実に市民の皆様に必要なものがお届けできていると現在のところ考えておりまして、今後もなお必要な対策につきましては万全を尽くしてまいりたいと考えております。 607 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 608 ◯4番(獅山向洋君) 何か確実にとかそんなふうにおっしゃいますけど、今回は急ぐということが非常に重要だったわけなんですよ。ああいうふうに市民向けに折り込みのビラをされることだけは極めて迅速だったわけですが、それに沿うことをどれだけおやりになったかという問題もあると思います。  少なくとも、どうもよその市町に比べて遅れていたということはお認めになったかのように聞こえましたので、この程度にしておきます。  それでは、細項目2です。現時点で市民にとって最も重要な感染症対策の予算案について、追加提案としたために、言うならばこの本日の閉会日に僅か1日足らずの時間で予算についての審議はやらないといけないわ、質問はやらないといけないわ、あるいは討論、採決と、こういうことになったわけですよ。  これは、言うならば、議会に本当に慎重にしっかり審議してもらおうというお気持ちがないのではないかと。こんなことは毎定例会においてやっていることだから、分かっているはずなんですよ。分かっているのにこんなことになってくるということについて、提案者として市長は反省しておられるんでしょうか。あるいは、我々議会に対してちゃんと、こんなことになって申し訳ないという謝罪されるべきではないんですか。 609 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 610 ◯市長(大久保 貴君) この新型コロナウイルス感染症への対策は、必要な支援を必要なタイミングで提供することが最も重要であると考えておりまして、状況が刻一刻と変化をする中で、国や県の支援内容や社会情勢、市民ニーズなどを鑑み、適切なタイミングでの提案に努めてきたところでございますが、先ほども申し上げましたように、結果的にこのようなことになったところでございます。  議員ご指摘のように、審議時間を十分確保できないではないかというご批判はそのとおりかと思いますが、今期の定例会で事前にお示しをさせていただいた情報を基に一般の質問もしていただいているということも踏まえまして、なお追加の詳細な説明の下にご審議をいただくということになったわけでございまして、本日十分にご審議をいただきたいと思っております。 611 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 612 ◯4番(獅山向洋君) 何かこんな追加提案の仕方をしながら本日十分に審議していただきたいとおっしゃるのは、あまりにも言い方としておかしいのではないんですか。  やっぱりよその市町を見ていますと、新聞にもちゃんと出ているんですよ。どういう審議をやっているかというのはね。こんな閉会日に追加提案のものを審議しているような市議会なり町議会はあるんですか。あるんだったら、例えばここはこういうことをやっていますよと、けれども、県内では少数ですというぐらいのことをおっしゃっていただきたいんですよ。いかがですか。  我々議員だって、やっぱり今回の事件は大変なコロナ戦争だと思っているんですよ。だから慎重に審議したいんですよ。けれども、こんなね。これからまだ予算の審議をやらないといけないわけですよ、常任委員会で。こんなことでいいんでしょうかね。本当にいいと思っておられるのかどうか、それだけ聞いておきたいんです。 613 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 614 ◯市長(大久保 貴君) 先ほども申し上げましたとおりに、概略の情報は、これはできるだけ早くお示しをさせていただいて、今期定例会の一般質問の中で審議をいただいていたところでございます。本日はより詳細なところに立ち入ってということになりますが、この時間でぜひ十分なご審議を頂戴したいと思っております。 615 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 616 ◯4番(獅山向洋君) 市長はこういうやり方をやっていながら絶対に謝罪はしない、反省もされない。これが各定例会で絶えず繰り返されているわけですよ。そういう意味で、今さら反省も謝罪もされないことはよく分かっているんですけれどもね。あるいは、それをちゃんと言葉でおっしゃらないことはよく分かっているんですがね。やっぱりこれは我々にとっては重要な問題なのでね。ちょっとはやっぱり頭に置いてもらって、今後こういうことをするまいとか、そういう気持ちを持ってもらわないと、毎定例会同じようなことを繰り返しているんですよ。  それでは、次へいきます。  中項目2です。市議会議員の期末手当10%削減ということが臨時会で一応採決はされておりました。この問題については、5月18日の臨時会において私は厳しく指摘したところでございますけれども、要するに議員報酬削減予算の根拠となる会議案第1号彦根市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案、これの制定経過を検討いたしますと、この条例は地方自治法第102条第4項に違反しておりますし、また、同条第6項の要件も満たしておりません。ですから、私は無効だと考えております。  そこで、確認しておきたいんですが。  細項目1です。地方自治法に違反して制定された条例に基づいて議員報酬10%を削減する予算案は無効であると考えておりますが、その合法性について改めてきちっと説明していただきたいと思います。 617 ◯議長(安澤 勝君) 議会事務局長。   〔議会事務局長(廣瀬 淳君)登壇〕 618 ◯議会事務局長(廣瀬 淳君) 議長、副議長および議員の令和2年6月に支給する期末手当を削減する会議案第1号彦根市議会議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案につきましては、5月臨時会において、コロナ禍における大変な状況のときに議員としての姿勢を市民に示すため、動議により議員提案され、議会運営委員会での協議を経て、賛成多数により臨時会の議題とされ、審査の結果、賛成多数で可決されました。  当該条例の提出に当たっては、5月臨時会に上程されていました議案第53号令和2年度における彦根市長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例案の審議内容および結果を確認する必要があったこと、また、5月臨時会当時は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、提出者としては当該条例の提出の機会は今回提出された5月臨時会中しかなく、地方自治法第102条第6項の「緊急を要する事件」に該当するという判断をされたと議会事務局としては認識をしております。  したがいまして、5月臨時会での制定経過および提出の状況から、当該条例は適法に可決されたものであり、同条例に基づき提案される予算案は有効であると考えております。 619 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 620 ◯4番(獅山向洋君) 当時もそんなことをおっしゃっていたんですけれどもね。  そうしますと、コロナという問題が起きたら地方自治法に反しても別に構わないという感覚、あるいは議会運営委員会さえ通っておればそれでよいという感覚、そういう考えを議会事務局は持っておられるんでしょうか。  それから、もう1点だけ聞いておきたいんですが、議員報酬を10%削減するというようなこういう予算案が出てきた場合、これはほかの市町でもやっておられることですよ。多くのところはこんな臨時会で突然会議案で出てくるということはやっておられません。きちっと6月定例会でやっておられるわけでね。そういう意味では、それでは、ほかの市町は緊急性は別に認めておられない。言うならば、6月定例会で十分と考えておられると思います。彦根市だけがそんな緊急性をお認めになったのはどういうところにあるんでしょうか。  ちょっと3点ありますが、お答えいただきたいと思います。 621 ◯議長(安澤 勝君) 議会事務局長。   〔議会事務局長(廣瀬 淳君)登壇〕 622 ◯議会事務局長(廣瀬 淳君) 当該条例が提出されました5月臨時会当時は、新型コロナウイルス感染症の影響もございまして、その後の議会が開催できるかについては非常に不透明な状況でございました。5月臨時会の機会を逃すと、期末手当の基準日までに当該条例を提案する機会がなくなることが十分想定されたため、議会として「緊急を要する事件」に該当するという判断をなされたと事務局としては理解をしております。  それと、他市町の状況ですけれども、議員報酬を削減しておられるところは、6月定例会の議決を経て7月以降の議員報酬の削減を予定されているというところが多くございますので、支給の基準日以降の支払いに関係するものになっています。彦根市は議員報酬ではなくて、期末手当ということでしたので、6月の期末手当の基準日である6月1日までに可決をする必要があったということで、5月臨時会で提案されたと事務局としては理解をしております。
    623 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 624 ◯4番(獅山向洋君) ここで議論していてもしようがないんですが、念のために申し上げておきますがね。何だか6月1日が基準日であったと、こうおっしゃいますけど、逆に、それでは、基準日前にこういうものを出すということは、まだ確定してないわけですから、かえっておかしかったのではないんですか。基準日を過ぎて初めてきちっと議員の期末手当が決まるわけですから、それから放棄する放棄しないの問題が出てくるのではないですか。その点についてちょっと聞いておきたいと思います。 625 ◯議長(安澤 勝君) 議会事務局長。   〔議会事務局長(廣瀬 淳君)登壇〕 626 ◯議会事務局長(廣瀬 淳君) 議員の報酬、職員の給与についても同じですが、該当者の不利益になることについては遡及ができないという大原則がございますので、基準日の時点を過ぎてから期末手当を削減するということになりますと、遡及して不利益を生じさせるということになりますので、基準日までに当該条例については可決する必要があったということでございます。 627 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 628 ◯4番(獅山向洋君) 何か基準日にとらわれて今回緊急性を無理やりつくり出したかのように私は思っているんですよ。それを言い出したら、ほかの市町の市長や副市長や教育長、その方々だって基準日は6月1日だったのではないんですか。その方々はその後で皆条例を提案して放棄しておられるわけですよ。そうしますと、今の論理からいうと、ほかの市町の方が間違っているんだと、こういうことになるんですか。 629 ◯議長(安澤 勝君) 議会事務局長。   〔議会事務局長(廣瀬 淳君)登壇〕 630 ◯議会事務局長(廣瀬 淳君) 先ほども申し上げましたように、6月定例会で削減をされている市町につきましては、7月以降の議員の報酬についての削減を決定されておりますので、不利益の遡及には当たらないと考えております。 631 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 632 ◯4番(獅山向洋君) これは別の場面で議論しなければならないと私は思っております。  それでは、細項目2に移ります。この予算案の提案者は大久保市長ですが、提案された以上は10%削減条例は合法であると考えておられると思いますけれども、念のために合法と考えておられるのか、また、合法であると考える理由をきちっと答弁しておいていただきたいと思います。 633 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 634 ◯市長(大久保 貴君) 地方自治法第102条第4項では、「臨時会に付議すべき事件は、普通地方公共団体の長があらかじめこれを告示しなければならない」とされております。また、同条第6項では、「臨時会の開会中に緊急を要する事件があるときは、前3項の規定にかかわらず、直ちにこれを会議に付議することができる」と規定されてございます。  本件の条例は、6月の期末手当を削減するため、支給の基準日でございます6月1日までに議決を要するものでございましたが、今もるる議会事務局長からご答弁がありましたとおりに、新型コロナウイルス感染症に伴う本市を取り巻く状況が日々変化をしている通常とは異なる状況下で、6月1日までに再度の議会を開くことが現実的に難しく、5月18日の臨時会において対応せざるを得ないと議会においてご判断された結果、動議および議決がなされたものと理解をしてございます。 635 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 636 ◯4番(獅山向洋君) 市長の考えは、議会の方から送られてきたら、それを公布すればいいんだという感覚でおられるわけですが、そうではないんですよ。まさにいつも言われるように、市の執行部と議会は車の両輪である。両輪というのは、一方が間違っていたら、それに引きずられたらいけないということなんですよ。  ですから、もう1回確認しておきますが、これは合法であると、今回の条例は合法的に制定というか、採決されたと考えておられるかどうかということが重要なんです。その点、もう1回きちっと答えておいていただきたいと思います。 637 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 638 ◯市長(大久保 貴君) 適切に対応されたものと考えております。 639 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 640 ◯4番(獅山向洋君) 適切に対応されたということを聞いているのではないんですよ。市長として議会から送られてきた条例がきちっと法にのっとって制定されている、合法性があると考えているかどうかを聞いているんですよ。適切に制定されたとか、そんなことを聞いているのではない。市長としてどう合法性を認められたのか、また、合法であると認めているのかということを聞いているんです。しっかりとちょっと答えておいていただきたいんです。 641 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 642 ◯市長(大久保 貴君) 繰返しの答弁でいつも怒られるんですが、先ほど来ご答弁申し上げておりますとおりに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の局面にあって、この機を逃してまた参集することが難しいと議会が判断された議案につきまして、私は合法的に議決をされて公布に至ったと考えております。私は合法的なものだと思っております。 643 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 644 ◯4番(獅山向洋君) 最後の言葉の合法的なものだと思っておりますということがかろうじて私の細項目2に対する、あの質問に対する答えだと受け止めておきます。合法的だと思っておりますということですね。  私がこれだけしつこく聞くのは、議会に合法性があったかどうかと同時に、市長が合法的であると考えて公布する。これが議決されればですよ、公布するだろうと思いますのでね。そういう意味で何回も聞きますが、合法的であると、合法性があると市長が考えているかどうかを聞いているんですよ。細項目にそう書いてあるのでね。ちゃんとこれに対してもう1行でいいですから、きちっと答えてくださいよ。いかがですか。もう1回確認しておきたいんです。 645 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 646 ◯市長(大久保 貴君) 合法だと判断しております。 647 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 648 ◯4番(獅山向洋君) 中項目3については、議長の方から割愛してくれという話でしたので、割愛いたします。  それでは、中項目4に移ります。生活・雇用・事業を守る取組ということでお尋ねします。  細項目1です。中小企業者20万円、個人事業主10万円の支援金について、県内他市の支援金の内容および金額を調査した上で、彦根市の支援の位置づけをなされたいと。  しきりに他市町に比べて遜色ないと、こうおっしゃるのでね。市民は新聞に公表されたことしか読んでないのでね。一体どうなんだと。長浜なんかに比べるとちょっと少ないのではないかという話もよくありますのでね。その辺について、遜色がないという言葉だけではなくて、金額的な面で県内の他市について彦根市はどの辺の位置づけになっているかというのをちゃんと説明していただきたいと思います。 649 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 650 ◯産業部長(中村武浩君) 滋賀県の臨時支援金に上乗せしている市町については、彦根市の法人20万円と同額の自治体が3自治体あり、一番高い金額となっております。続いて、法人に対して10万円の上乗せをしている自治体が8自治体、同じく法人に対して5万円を上乗せしている自治体が2自治体となっております。  個人事業主について、彦根市と同額の10万円を上乗せしている自治体は9自治体であり、こちらも一番高い金額となっております。続いて、5万円の自治体が4自治体となっております。  以上のように、他の市町と比べても本市の臨時支援金は遜色ないと考えております。 651 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 652 ◯4番(獅山向洋君) それでは、細項目2に移ります。この支援金の支給はスピードが非常に重要です。国の支援金の支給を待っていては駄目だということで、国よりも早く払っているところもあるわけですね。そういう意味で一体いつ頃支給できるのか。  これは商店にとっては非常に重要なことなので、改めてちょっとはっきり言っておいていただきたいと思います。 653 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 654 ◯産業部長(中村武浩君) 本支援金につきましては、既に彦根商工会議所や稲枝商工会を通じて多くの事業者からの問合せがあり、本定例会で予算をお認めいただけましたら、閉会後速やかに申請手続を開始し、7月上旬には支給を始める予定でございます。 655 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 656 ◯4番(獅山向洋君) 意見だけ申し上げておきます。とにかく本当はこういう支援金なんかは、まさに6月の定例会の冒頭ぐらいでさっさと議決しておいたら早くできたはずなんですよ。それなのにこんな追加議案なんかにしてしまったら、明らかに支給も遅れてしまうわけですよね。  さて、次の中項目5ですが、これにつきましても議長の方から割愛してくれという話でしたので、割愛しておきます。  さて、中項目6です。ひこねカタログチョイス事業について。  これについては、私もどうもイメージが湧かないのでね。そういう意味でちょっと聞いておきたいわけです。  まず、細項目1ですが、このような事業を実施した、あるいは実施を予定している自治体がありましたらお教えいただきたいんです。 657 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 658 ◯産業部長(中村武浩君) ひこねカタログチョイス事業と同様の事業を実施している自治体は、把握しておりません。 659 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 660 ◯4番(獅山向洋君) これは辻議員のご質問にもあったわけですが、結局そうしますと、市の職員のアイデアということなんでしょうか。もう一点、これは再質問です。ですから、これは制度設計そのものも彦根市でおやりになったと、こういうことなんでしょうか。 661 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 662 ◯産業部長(中村武浩君) 先ほどの辻議員にもお答えしましたけれども、この制度設計自体は、市職員の中の意見を交わしている中で出てきたものでございます。 663 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 664 ◯4番(獅山向洋君) それでは、細項目2にいきます。それで、一応このフロー図みたいなものが書いてあったわけですけど、あれを見ただけでもよく分からないんですね。そういう意味で、この事業の仕組みとか流れだけではなくて、具体的なこのカタログの掲載品とか、この掲載事業者数は先ほど辻議員のご質問で分かったんですが、特に具体的なカタログの内容、これをちょっと詳しく説明してほしいんですよ。  特にもう少し細かく申し上げますと、2,000円配るというのは、カタログに載っているのは全部2,000円の商品なのかどうかとか、あるいは食品でもやっぱり2,000円の食品ばかりなのかね。そういうカタログの掲載品をもう少し詳しく説明してもらえませんか。 665 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 666 ◯産業部長(中村武浩君) 具体的なカタログ掲載品および掲載事業者数につきましては、参加店舗の募集は本事業の予算成立後となりますが、市内中小事業者等が対象となり、小売店等につきましては配送可能な2,000円相当の商品、飲食店につきましては飲食店が発行する飲食券の掲載を予定しており、先ほども申しましたけれども、事業者数は300店舗を想定しております。  つまり、カタログは1店舗1商品を載せていただきますので、その商品を選んでいただくと。飲食店につきましては、この2,000円ですけれども、例えば1,000円券2枚でも構いませんけれども、そういう形での飲食券を掲載していただいて、それを送っていただくということでございます。 667 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 668 ◯4番(獅山向洋君) そうしますと、小売店の場合、例えばトイレットペーパーでも買いたいというのだったら、その場合は結局2,000円分買わないといけないということなんですかね。あるいは石けんでも、結局2,000円分の石けんを買わないといけないということになるんでしょうか。その辺が私としても幾らイメージしても分からないんですわ、はっきり申し上げてね。  食品でも、そしたら、1,000円券2枚だったら1,000円の食品を注文しなければいけないわけですか。あるいは、2,000円の食品を注文しないといけないんですか。  さらに、お釣りも何ももらえないことになりますね、当然。その辺のことについてもう少し具体的に説明してほしいんです。 669 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 670 ◯産業部長(中村武浩君) 想定しております例えば小売店の商品につきましては、2,000円相当分の商品ということです。ただ、今おっしゃっていただいたように、トイレットペーパーがそこの商品のメインかどうかという部分になってくるとあれですけれども、一般的には、例えば加工品、湖魚を加工品にされているところもあれば、近江牛なりもありますし、そういうものを食料品で日持ちのするような形でちゃんとされているものというのもあるでしょうし、例えば彦根らしい工芸品的なものもあると思います。  ただ、おっしゃっていただいたようなトイレットペーパーというのは私どもの方では想定はしておりません。また、それをされると、先ほど谷口議員からもございましたように、送料が大分かかりますので、その辺はお店の方で考えていただいて、この2,000円に見合うような商品パターンをつくってもらえばいいと思います。  それと、飲食店に関しては、幾らの券にするかというのは、そのお店の出しておられるものの単価にもよると思いますので、例えば最低単価が1,500円のお店でしたら1,000円券でもあと500円足せばいけますよという部分もあるでしょうし、単価が500円ぐらいのところのお店でしたら500円券という形でされると思いますので、それはそのお店の方でいかに市民の方に券を送ったとき、物を送ったときに喜んでいただけるかという部分で考えていただければと思っております。合計金額は2,000円ということで考えております。 671 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 672 ◯4番(獅山向洋君) そうしますと、2,000円を送るという話なんですけど、それは例えば500円券を4枚とか、何かそういう単純に2,000円分を送る意味ではないんですか。こんなのは本当はもう予算常任委員会で聞いた方がいいかもしれないけれども、ただ、市民としては、本当にイメージが湧かないというご意見が多いです。これは辻議員もそれをおっしゃっていましたけどね。私ども、あれ、何をくれるのという話なんですよね。  そういう意味で制度設計として500円券4枚ですか。その辺のこともちょっと。何かさっきは1,000円券2枚みたいなこともおっしゃっていましたのでね。いかがでしょうか。 673 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 674 ◯産業部長(中村武浩君) 私どもからしますと、カタログに載せていただいて、それを市民の方が選んでいただけると。そしたら、その選んでいただいたお店に対して、その商品を発送していただければ2,000円を振り込ませていただくということですので、お店としては、その入ってくる2,000円に見合う部分の商品というものをカタログに載せていただくということになります。  ですから、先ほど食事券2,000円と申しましたけれども、例えば今言いましたように、商品、売っておられる食べ物が例えば500円の単価のものであれば、1,000円の商品券を送っていっぱい食べられたら500円どうするのかということになりましたら、そのお店の判断で500円券としていただいてもよろしいですし、例えば大体1,000円ぐらいの食べ物を売っているというお店でしたら1,000円券というのもあるということで、それはあくまでお店としての考え方で工夫をしていただければと思っています。取りあえずそれをチョイスしていただいて、発送していただければ、2,000円をこの事業者の方に振り込むという制度でございます。
    675 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 676 ◯4番(獅山向洋君) どうもよく分からないんですけどね。そうしますと、市民に対しては、何を送られるんですか。カタログは分かりましたけど、商品券というのも送るんですか。送らないですよね。送らない。  そうすると、カタログでチョイスして、チョイスしたものについて、その店にはどういうふうにこれを伝えるわけですか。ちょっとよく分からないんですわ。 677 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。全体の流れを。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 678 ◯産業部長(中村武浩君) イメージとして、定額給付金の方をイメージしていたければいいと思いますけれども、先ほど申しましたように、世帯にクーポンという形でお送りさせてもらいます。そこに世帯主さんがあって、ご家族の方が載っております。そしたら、その世帯主さんとご家族の人数掛ける2,000円分のクーポン券だと考えていただければいいと思いますけれども。  カタログを見ていただいて、今度そのご家族が、例えば5人家族でしたら2,000円で1万円分のクーポンが使えるということですので、では、カタログの中で五つ商品を選ぶのか、同じ物を三つで違う物を二つ選ぶのか、それはご自由なんですけれども、そこで5人家族であればカタログから五つの商品を選んでいただくと。  先ほど返信用封筒と言いましたが、申込書を郵送で返していただければ、取りまとめをしていただく業者の方で確認させていただいて、おのおのの店舗に発注をかけてもらいます。おのおの店舗からその申込みされた市民の方に届くというシステムになっております。   (発言する者あり) 679 ◯産業部長(中村武浩君) すみません。今のは例で申しましたので、申し訳ございませんけれども、イメージとしてはそういうイメージになりますので。 680 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 681 ◯4番(獅山向洋君) 何となく私、このカタログチョイス事業、制度設計そのものがね。本当にそれ、きちっと市民の方に、クーポン券かどうか分かりませんが、お送りになったとき、市民がどれだけ理解できるかというのを非常に心配しているんですよ。何というか、手間賃だけかけてあんまり効果なかったということになるのではないかなと思って心配しているんです。よほどきっちりした説明をしていただかないとよく分からない。  例えば私が2,000円を送っていただいて、500円のラーメンを食べたいと思ったとき、一体どうしたらいいんだろうということから考えなければならないんですよ。本当にこれ、大変な手間がかかるんですよね。それだけでもやっぱり制度設計される方々はきちっと考えておいてもらわないといけないのではないかと思います。  それでは、細項目3に移りますが、これ、経済的な波及効果というのはどの程度考えておられるのかということなんですよ。  なぜかといいますと、これは確かにもらう市民にとっては、有価証券とは言いませんけれども、一つの金券みたいなものですね。それに対して業者はそれによって何らかの形で潤うという、そういう双方向の効果があるはずなんですが、経済的波及効果というのはどれだけあるのかよく分からないんですね。  例の住宅リフォームなんかは、例えば6,000万円の予算をつけた場合、それが1割分だけ補助金を出しますというと、大体6億円ぐらいの事業効果が出てくるわけなんですよね。そういう意味で、これについてどの程度の経済的波及効果があるとお考えになっているのか、もう一度ちょっと説明していただきたいんです。 682 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 683 ◯産業部長(中村武浩君) 彦根市民全員に1人当たり2,000円相当の商品または飲食券をお届けする事業でありますので、申込人数を11万2,700人と想定した場合、2,000円掛ける11万2,700人イコール2億2,540万円となります。さらに、飲食店において2,000円以上の飲食、小売店においては商品や店舗を知っていただくことで購買意欲や新規顧客、リピーターが発生することが考えられます。このことにより、さらに二次的、三次的な消費が生まれることで経済効果がさらに上乗せされるものと見込んでおります。 684 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 685 ◯4番(獅山向洋君) そういう意味では、今のご説明では経済的に波及する効果がどれだけあるかということなので、ただそれだけのものが売り買いできたみたいな感じに受け止められるんですけどね。本当に波及効果があるのか、ちょっと私、疑問に思っています。  それでは、次、中項目7に移ります。図書カードの配付について。  この図書カードについては、私ちょっと、私が極めて読書家というか、本ばかり読んでいるのでね。そういう立場からいうと、極めて疑問に思っていることがあるんですよ。  細項目1ですが、図書カードは金券の一種であるという観点から検討したことがあるんでしょうか。  これは一般的に有価証券といいますか、いつでもお金に換えられるものだと考えられているわけです。そういう観点から検討はしておられるんでしょうか。 686 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 687 ◯教育部長(岸田道幸君) 金券とは、硬貨や紙幣などの現金通貨ではないものの、現金通貨に準ずる形で流通しているものと捉えております。今回、家庭学習支援事業として配付予定の図書カードは金券に当たるものと認識しております。  この図書カードを使用し、市内小・中学生が家庭学習として必要とする図書を購入する本事業は、新型コロナウイルス感染症に伴う学校の臨時休業の影響を踏まえ、家庭における子どもの学習支援を行うものとして検討したものでございます。  そのため、配付時には保護者宛て文書を通じまして、図書カード配付の趣旨や活用方法を周知するとともに、各学校において推薦図書を紹介するなど、効果的な活用がなされるよう進めてまいりたいと考えております。 688 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 689 ◯4番(獅山向洋君) 趣旨は分かるんですけどね。  例えば図書カードというものは、金券ショップへ行けば、1,000円の図書カードだったら少なくとも900円ぐらいで売れるわけなんですよ。ですから、5,000円の図書カードだったら、4,000円で売れば現に4,000円の現金が入ってくるんです。これは金券ショップだけではないんですよ。通信販売でも幾らでも売っているわけですよ。  そういう観点からいいますときに、こういう金券を配るということは、本当に生活に困っておられる家庭だったら、図書カードそのものがお金と大して変わりがない、すぐにお金に換えてしまわれると、そういう可能性もあるわけですよ。  そういう観点から本当に検討されたのか。何か図書カードという名前がついていれば図書を買うだろうという、そういう単純な物の考え方をしておられるのではないかと思うのでね。その点、もう1回確認しておきたいんです。 690 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 691 ◯教育部長(岸田道幸君) 図書カードは小・中学生のおられる各家庭に送付をいたしますが、配付する封筒の中に新型コロナウイルス感染症に伴う小・中学校の臨時休業の影響を踏まえ、家庭における子どもの学習を支援することを目的としていることなどを、先ほどもご答弁申し上げましたように、明記した文書を同封させていただきます。  この文書の内容をお読みいただくことで、この事業の趣旨をご理解いただきまして、その上で子どもたちとも相談し、有効に活用いただけるものと考えております。  換金の規制をすることはできませんが、市としては、目的を理解いただいた上で有効に活用していくよう、周知に努めてまいります。 692 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 693 ◯4番(獅山向洋君) 教育委員会が考えておられることと世の中でどう取り扱われるかは全く別問題ということをよく考えてもらいたいんですよ。  そういう意味で、私もよく図書カードをもらいますけど、図書カードでもらったやつは大体文庫本ぐらいしか買わないんですよ。やっぱり重要なものは、自分であれを買おうか、これを買おうかとさんざん考えた上で、高い本でも買うわけですけどね。本当に子どもらが漫画を買わないという保障があるんですか。その辺のことについてよく考えていただきたいし、どうお考えになっているか。  それともう1点は、夏休み、これ、完全に短くなるでしょう。何だか夏休みのためみたいなことをおっしゃっていたけど、それはもう明らかに今、時々刻々と変わっているわけですから、そうではなくなってしまっているでしょう。いかがですか、その点は。 694 ◯議長(安澤 勝君) 教育部長。   〔教育部長(岸田道幸君)登壇〕 695 ◯教育部長(岸田道幸君) この図書カードは、夏休みでの家庭学習の支援をさせていただくということで先ほどもお答えをさせていただいているところでございますけれども、その図書カードの利用につきましては、額面が5,000円分ということですので、通常は買えない図鑑であるとか、そういったものも、保護者と子どもたちがどのように使うか、どう有効に使うかということを考えていただいた上で、有効に使っていただくと。  確かに議員ご指摘のように夏休みが短くはなっておりますが、その中で効果的な利用をしていただくということで、これも繰り返しで申し訳ないんですが、そういった文書も入れさせていただいて、ご理解いただいて有効に使っていただくというのが趣旨でございますので、よろしくお願いいたします。 696 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 697 ◯4番(獅山向洋君) 建前論ばかりおっしゃっていますけれども、私はそういう固定化した物の考え方で何事も進めていらっしゃるということ自体、おかしいと思います。私はこれだけのお金があったら、やっぱり小・中学校の図書室にきちっとした本を入れるという物の考え方の方がはるかに正しい考え方だと私は思っております。  細項目2、図書カードの配付が本当に家庭学習支援になると考えているのか。 698 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 699 ◯教育長(西嶋良年君) 図書カードの配付につきましては、新型コロナウイルス感染症に伴う小学校および中学校の臨時休業の影響を踏まえ、家庭における子どもの学習を支援する目的で行うものでございます。  これからの新しい時代を生きる子どもたちには、主体的に学ぶ力が求められています。図書カードを受け取ってから、どのように使うか保護者と相談して、また、自ら考え計画を立てて本やドリル教材を購入することは、子どもたちの主体的な学びにつながると考えております。  また、読書は新しい知識や情報を与えてくれるだけでなく、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かにするなど、生きていく力を身につける上で欠くことができないものだと認識しておりまして、本事業により、子どもたちが自ら学び続ける上で土台となる大切な力を育むことができると考えているところでございます。 700 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 701 ◯4番(獅山向洋君) 既に申し上げましたけど、そんな建前論よりも、小・中学校の図書室を充実させる方がはるかに意味があると思いませんか。 702 ◯議長(安澤 勝君) 教育長。   〔教育長(西嶋良年君)登壇〕 703 ◯教育長(西嶋良年君) 図書館の充実ということも必要だとは考えておりますけれども、まず、子どもたちが本に興味を持つ、また、学びの機会を持つということで本事業は大切なものであると考えておりますので、図書カードの配付について今回進めるということにさせていただいたところでございます。 704 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 705 ◯4番(獅山向洋君) それでは、次へいきます。  中項目8、予算編成において特別顧問が果たした役割について。  細項目1、感染症対策の予算編成において特別顧問に助言を求めましたか。 706 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 707 ◯市長(大久保 貴君) 毎週ウェブ会議で助言をいただいております。 708 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 709 ◯4番(獅山向洋君) 予算編成について意見を求めたかということを聞いているわけです。  細項目2、特別顧問はこの予算編成の各事業についてどのような意見を述べられましたか。 710 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 711 ◯市長(大久保 貴君) 特別顧問には、庁内で検討しておりました経済対策案・支援策案をお示しさせていただいてご意見を伺っております。また、コロナ対応について大きな考え方やその視点についてもご助言をいただいています。  私どもがお示ししました経済対策案・支援策案につきましては、庁内での検討結果を尊重していただいて、あえてこういう修正をということは言及をされておりませんが、支援策検討時の大きな視点として、短期的にはシンプル、スピードを重視し、機能的であること、また、コロナ対応は今後も中長期的に取り組まなければならないことを踏まえた上で、緊急時の混乱した現場を標準とみなして、このような状況においても行政機能が普通に果たせる体制づくりを目指すことが重要であるとした視点でご助言をいただきました。  さらに、コロナ禍の対応においては、市民目線、事業者目線、行政目線で組み立てる政策のそれぞれのポイントについて、整理をして助言をいただいたところでございます。 712 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 713 ◯4番(獅山向洋君) そんなことは誰でも言えることでしょう。特別なことは何もありませんな。  細項目3、特別顧問の意見を採用した事業はあるんでしょうか。 714 ◯議長(安澤 勝君) 市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 715 ◯市長(大久保 貴君) 今ほどもお答え申し上げましたとおりに、特別顧問には個々の事業についてご提案をいただいたということではなくて、コロナ禍への対応について、大きな考え方、視点についてご教授いただいたところでございます。  さらに、中長期的な視点に立って庁内で検討した経済対策案あるいは支援策案以外のアイデアも頂戴をいたしております。  例えば東京の状況をご説明いただいた上でいわゆるテレワーク、在宅勤務をどのように進めていくかということについていろいろ協議をさせていただいて、結果として、本市としてはいわゆる分散勤務を徹底していくということで取組をしたところでございます。  加えて、フレックス勤務の導入、あるいは庁内会議の原則電子化などについても、特別顧問から取組が進んでいる全国の状況をお伺いした上で、本市におきましてもこれらの導入を進めてまいりました。  また、特別顧問自身のご経験から、緊急時における支援はできるだけハードルを下げ、漏れのないサービスを提供すべきという支援の仕方についてご教授いただいたところでございます。こうしたことを基に本市の新型コロナウイルス感染症対策の事業の具現化に努めてきたというところでございます。 716 ◯議長(安澤 勝君) 獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 717 ◯4番(獅山向洋君) 大したご意見ではございませんな。  以上で私の質問を終わります。
    718 ◯議長(安澤 勝君) 暫時休憩いたします。            午後3時52分休憩            午後4時00分再開 719 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  14番林利幸君。林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 720 ◯14番(林 利幸君) 追加議案に対しまして質疑を行いたいと思います。分かりやすいご答弁をよろしくお願いいたします。  まず、大項目1、議案第67号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算案について質疑を行います。  中項目1、水防に要する経費についてです。  彦根市防災訓練を中止するために、経費を減額補正するものとあります。  細項目1、防災訓練を中止する理由は。  先週15日に開かれました企画総務消防常任委員会の場でも申しましたが、コロナ禍の中、各地で地震が発生している状況です。先日17日にも岐阜県美濃地方を震源とする地震が発生し、彦根市内でも震度2を観測しました。  今日は天気がいいんですけれども、現在梅雨の真っただ中でございます。近年はスコールのような急激な降水により、河川氾濫の危険や土砂崩れの発生のおそれがあり、先日は甲賀市でも土砂崩れが発生しておりました。さらには、今後、台風シーズンを迎えるわけで、自然災害の発生が心配されます。  災害はいつ発生するのか分かりません。いつ発生するのか分からない災害に対応するためにも、防災訓練は非常に重要であると考えます。  今回、例年行われてきました防災訓練を中止するとのことで、その経費が削減されているのですが、中止を決めたのはいつ頃で、なぜ中止することにしたのか、その理由を教えてください。 721 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 722 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 例年、本市が開催する防災訓練につきましては、彦根市地域防災計画に基づき、災害時において関係機関が連携し、迅速かつ的確に対応できる防災体制の確立と市民の防災意識の高揚を図ることを目的として、各防災機関、関係団体、企業および市民が参加の下、風水害と地震が同時に発生する複合型災害を想定し、実施しております。  令和2年度の防災訓練につきましては、当初、令和2年8月29日の土曜日に滋賀県立大学において開催することとして、開催に向けた準備や調整を行っておりましたが、その後、国内および県内で新型コロナウイルス感染症が蔓延し、国による緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大をされ、滋賀県における緊急事態措置が実施されるなど、予断を許さない状況となりました。  このような状況を踏まえ、本年4月16日に開催をいたしました第26回彦根市新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、彦根市主催イベント等の実施に関する市の方針を改め、おおむね年内までをめどに、屋内外を問わず不特定多数の人が集まる市主催のイベント等の開催を原則中止することを決定いたしました。  この決定を受け、令和2年度の防災訓練につきましても、当該方針に基づき中止することを決定したところです。  なお、この決定につきましては、4月20日に中止決定イベント等一覧として本市ホームページに掲載したほか、4月30日付で関係団体等に中止する旨の通知を行ったところです。 723 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 724 ◯14番(林 利幸君) 細項目の2に移ります。災害が発生した場合を考えますと、今は新型コロナウイルス感染症の脅威もあり、例年とは全く状況が違うと思います。様々な協議を経て中止を決められたとは思いますけれども、その協議の中で延期という考えは出なかったのでしょうか。 725 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 726 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 今ほどの答弁にて説明させていただいた彦根市主催イベント等の実施に関する市の方針につきましては、今後、第2波、第3波が到来し、小康期と感染期を繰り返していくことが予想される中、収束の時期が読めず、少なくとも今年度内は影響があるという認識の下、市として対策を講じる必要があると考えており、長期の休止期間を設定することによりイベント等の準備が必要なくなることで、新型コロナウイルス感染症対策に対応する職員のマンパワーの確保につながり、さらには、市職員が感染した場合など、BCPのステージ移行時にも効果的な対応が可能となるものと考えております。  議員お尋ねのとおり、中止ではなく延期とすることも選択肢の一つとして考えておりましたが、同方針における考えを考慮しつつ、本市の防災訓練は、開催日の約半年前から、訓練内容、会場レイアウト等の検討や地元自治会や関係団体等との調整など、各種準備を始める必要があること、また、同感染症はいまだ不明な点が多く、今後の収束時期の想定も困難であることなどを踏まえた上で、最終的には延期ではなく中止とすることに決定したものです。 727 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 728 ◯14番(林 利幸君) 細項目の3に移ります。私はこの新型コロナウイルス感染症という例年と違う状況だからこそ、訓練は実施すべきだと考えます。  もちろん開催の規模や開催の時期は考慮しなければなりません。ある市民の方もおっしゃっていました。もしこんなときに災害が起こったらどうするんだろう。本当にどうしていいのか分からないとおっしゃっている方もおられました。見解をお示しください。 729 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 730 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 例年のように多くの関係機関や市民等が参加の下、多種多様な訓練を実施する総合的な防災訓練の実施は中止することといたしましたが、新型コロナウイルス感染症への対応に追われる中にありましても、災害時において迅速かつ的確に対応できる防災体制の確立や市民の防災意識の高揚を図るためには、何らかの取組は必要であると認識しております。  このことから、今後、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況等を注視しつつ、規模、訓練内容および開催時期等を検討し、何らかの訓練を実施する方向で進めてまいりたいと考えております。 731 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 732 ◯14番(林 利幸君) ありがとうございます。  再質問させていただきます。  今、何らかの方法ということでおっしゃっていただきましたけれども、私は、せっかく防災無線があるんですから、点検も兼ねてその防災無線を使った訓練もできるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 733 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 734 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 代替訓練につきましては幾つか考えております。避難所の開設訓練もそうですし、また、情報収集であったり、その伝達訓練等もございます。当然、無線を使った、移動系の無線もそうですし、いわゆる防災スピーカー、屋外の伝達設備ですけれども、そうしたものを使って、例えばシェイクアウト訓練といいまして、地震が起きたことを一斉に周知する中で、その場で皆さんが身を守る行動を取っていただくという訓練も有効かと考えております。幾つかできる範囲で取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 735 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 736 ◯14番(林 利幸君) では、次、細項目の4です。市民の防災意識高揚のためにも、啓発は必要だと考えます。  先ほども啓発をしていただくということもおっしゃっていただきましたけれども、改めて見解をお示しください。 737 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 738 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) 議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症への対応が必要な中にありましても、市民の防災意識高揚のための啓発は必要であると認識しております。  このため、国内および県内における新型コロナウイルス感染症の蔓延等に伴い中止しておりました地域における防災出前講座等への講師派遣につきましては、同感染症の状況が小康期に入りましたことから、明日6月23日から再開する予定でございます。今後は、同感染症の蔓延状況等を注視しながらにはなりますが、様々な機会を捉えて防災意識高揚のための取組を行ってまいりたいと考えております。 739 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 740 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  先ほども申しましたように、コロナ禍ということで、災害発生時にも感染症対策など、今はいつもと違う状況で、問題、課題がたくさんあると思います。市民の安心安全のためにも、本当に啓発は必要だと思います。  例えば「広報ひこね」などでコロナ禍での防災に対して備えておくべきことなど特集を組むことなどは考えられないでしょうか。 741 ◯議長(安澤 勝君) 市長直轄組織危機管理監。   〔市長直轄組織危機管理監(橋本公志君)登壇〕 742 ◯市長直轄組織危機管理監(橋本公志君) これまでにも、5月、6月とコロナに特化するような形で注意喚起等もさせていただいております。今後も、機会を捉えてまたそういう対応はやってまいりたいと考えております。 743 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 744 ◯14番(林 利幸君) 本当に備えあれば憂いなしだと思います。コロナ禍でも災害はいつ発生するか分かりません。市民の皆さんが災害発生時に不安になることのないように、関係各所と対策を練っていただければと思いますし、可能であるならば、先ほどもおっしゃっていただきましたように、時期や規模を検討いただいた上で防災訓練の実施もお願いしたいと思います。  では、次に移ります。  中項目2、水泳場管理事業についてです。  新型コロナウイルス感染症の影響で、様々なイベントが中止ということが発表されまして、今回の補正予算の中にも城まつりパレードや鳥人間コンテストなどの開催中止による経費の減額が上程されております。イベントが行われないということは、観光産業に携わられている事業者の方々にとっては大きな痛手です。  今回、イベントとは違うんですけれども、毎年夏に開設されている市内の松原水泳場、新海浜水泳場の開設を中止することによる経費の減額がなされています。  細項目1、この松原水泳場、新海浜水泳場の開設を中止とした理由を教えてください。  どのような協議を行い、どのような理由で中止を決定したのでしょうか。 745 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 746 ◯産業部長(中村武浩君) 松原水泳場および新海浜水泳場につきましては、毎年、水泳場を開設する期間のみ、本市が琵琶湖および湖岸を管理する滋賀県に対し、松原水泳場で150メートルの区間、新海浜水泳場で200メートルの区間で水泳場設置の許可申請を行い、許可を得た上で開設しているものです。  本市では、本年4月17日に彦根市主催イベント等の実施に関する市の方針を定め、新型コロナウイルス感染症の発生や感染拡大の防止を図るため、おおむね年内までをめどに、屋内外を問わず不特定多数の人が集まる市主催のイベント等の開催を原則中止することとしており、この方針に基づき、本市が直営で開設する松原水泳場につきましては、今年度開設を中止する判断をさせていただいたところでございます。  また、地元の新海町自治会および新海浜自治会にて運営いただいている新海浜水泳場につきましては、先に申し上げました彦根市主催イベント等の実施に関する市の方針および松原水泳場の開設中止の方針を本市から自治会にお伝えしてご協議いただいた結果、新海浜水泳場の運営につきましても中止とする判断をされたところでございます。 747 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 748 ◯14番(林 利幸君) 細項目の2に移ります。今ほどのご答弁の中にもありましたが、念のためもう一度お伺いさせていただきます。  両水泳場の管理主体はどこかということです。この水泳場開設期間、その期間中はどこがそれぞれ管理をされているのでしょうか。 749 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 750 ◯産業部長(中村武浩君) 松原水泳場につきましては、本市が直営で管理運営しております。また、新海浜水泳場につきましては、地元の新海町自治会および新海浜自治会にて管理運営いただいております。 751 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 752 ◯14番(林 利幸君) では、細項目3に移ります。  私自身も子どものときには稲枝にあります近くの新海浜水泳場に連れていってもらったりもしましたけれども、大人になってからは、新海浜にしても松原水泳場にしても、開設期間には行ったことがございません。子どものときには大変にぎわっていたなという記憶があるんですけれども、両水泳場の近年の来場者数の推移を教えてください。 753 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 754 ◯産業部長(中村武浩君) 近年の来場者数は、過去5年で申し上げますと、令和元年度は開設期間30日間で、松原水泳場5,022人、新海浜水泳場4,604人、平成30年度は開設期間30日間で、松原水泳場5,278人、新海浜水泳場5,313人、平成29年度は開設期間33日間で、松原水泳場3,895人、新海浜水泳場6,084人、平成28年度は開設期間32日間で、松原水泳場5,400人、新海浜水泳場8,400人、平成27年度は開設期間30日間で、松原水泳場3,767人、新海浜水泳場7,928人です。 755 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 756 ◯14番(林 利幸君) ありがとうございます。非常にたくさんの方が来られているので、私も驚いているところではございますけれども。  次、細項目の4に移ります。県内他水泳場の状況をお伺いしたいと思います。  県内には多くの水泳場があります。彦根市においては、水泳場は5月25日に開設を中止すると新聞紙上等にも発表されていましたけれども、彦根市以外にあります水泳場は、現時点でそのような発表がないように思います。他地域の今年度の開設状況を教えてください。 757 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 758 ◯産業部長(中村武浩君) 観光客を対象とした水泳場の今年度の開設状況でございますが、公益社団法人びわこビジターズビューローが取りまとめた結果によりますと、6月18日時点において開設予定の場所は、大津市で9か所、高島市で8か所の水泳場が開設予定となっております。  なお、湖東、湖北エリアの水泳場は全て開設しないこととなっております。
    759 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 760 ◯14番(林 利幸君) 細項目の5に移ります。  今ほどご答弁もありましたように、やはり開設されるところもあるということなんですよね。今年度はイベントも中止、また、水泳場も開設されない。コロナの影響とはいえ、何か寂しいよなというような声を聞きます。  水泳場は最初のご答弁もありましたように、範囲が決まっているために、例えばその範囲をくいを打って虎ロープなどで仕切って、出入口を決めて、検温も実施でき、来場者の管理をすることも可能だと思います。新型コロナウイルス感染症対策を講じて開設することはできないのでしょうか。そういったことはご検討いただきましたでしょうか。 761 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 762 ◯産業部長(中村武浩君) 近年の水泳場来場者は、開設期間合計で3,500人から8,500人程度で推移しておりますが、1日当たりの来場者の多い日では、令和元年度実績で、松原水泳場は最大で553人、新海浜水泳場は最大で734人となっています。  屋外ではあるものの、土日やお盆休み、また、時間帯によっては密になることが予想されること、また、不特定多数の方が利用される中で入場制限が難しいこと、新型コロナウイルス感染症感染拡大の第2波、第3波の懸念が払拭されない中で感染症への対策を万全に講じることができないことから、今年度の開設を中止したところでございます。  なお、水泳場開設に係る各種申請や警備等の委託など、例年であれば、4月の中旬頃から準備を進めているところでしたが、今年度、同時期に国や滋賀県の緊急事態宣言が発出されたこともあり、準備に要するスケジュール面においても開設は難しいと判断したものでございます。 763 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 764 ◯14番(林 利幸君) 細項目の6です。管理はどうするのかということです。  水泳場として開設しなくとも、立入禁止とするわけでもないでしょうから、泳ぎに来られる方はおられると思います。そういった方の対応はどうするのでしょうか。  また、当然ごみも発生すると思います。開設されている間はそういった管理もしていただいているのかなと思いますけれども、発生するであろうごみの管理、どうするのでしょうか。 765 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 766 ◯産業部長(中村武浩君) 松原水泳場および新海浜水泳場につきましては、本市が琵琶湖および湖岸を管理する滋賀県に対して水泳場設置の許可申請を行い、許可を得た上で開設しているもので、今年度、水泳場として管理しないことから、通常時の松原湖岸、新海浜湖岸として、県において管理されることになります。  このことから、松原および新海浜にお越しになる方への対応やごみの管理については管理者にて対応されるものと考えておりますが、例年、水泳場として認識いただいていることから、県とも協議の上、水泳場を開設していない旨の啓発看板を設置するなどして周知するほか、「広報ひこね」やホームページ等で今年度の水泳場開設中止について周知してまいります。  また、ごみへの対応でございますが、松原水泳場に関しては、例年ですと、水泳場開設に伴いごみ箱を設置してごみを回収しておりましたが、今年度はごみ箱を設置する予定はございません。通常時と同様、県における管理となりますが、状況に応じて県と共に対応することになると考えております。 767 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 768 ◯14番(林 利幸君) 再質問させていただきます。  新海浜の水泳場に関しましては、新海町自治会、新海浜自治会が管理されている、通年はそういうことだと思います。今、水泳場を設置しないので基本的には県の管理だということでご答弁をいただきました。  ただ、泳ぎに来るなと言っても、恐らく来られると思います。また、県内の方ならある程度考えていただけるのかなと思いますけれども、県外の方も来られることも予想されます。ごみがたくさん出て、新海浜自治会の方、新海町自治会の方が苦労されることも懸念されますけれども、そういったことにもし自治会の方が対処してくださるということになった場合、彦根市として何か補助していただくとか、そんなことは考えておられるのでしょうか。 769 ◯議長(安澤 勝君) 産業部長。   〔産業部長(中村武浩君)登壇〕 770 ◯産業部長(中村武浩君) 今ご提案のありました新海町自治会、また、新海浜自治会の方が清掃活動される場合の補助ということですけれども、具体的にそういうお話を聞いておりませんので、この場で補助するしないも含めて回答はできませんし、また、逆に言いますと、県は大体週2回ぐらい清掃されていると思いますので、そちらの方の強化をお願いするという方法もございますので、その分については、また新海町自治会なり新海浜自治会の方と話をさせていただいて、しかるべき対応をしていきたいと考えております。 771 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 772 ◯14番(林 利幸君) 松原の方も地元には住人の方がおられます。新海浜も水泳場の近くに住人の方がおられます。開設をしないからといって、何度も申しますように来られる方はおられます。トラブル等ないようにしっかりと、県の管理ということですけれども、市としても対応していただくようにお願いしたいと思います。例えば啓発の車で回っていただくとか、そういうことも可能かと思いますので、どうぞお願いいたします。  今回、防災、観光の面で質疑をさせていただきました。  以上で終わります。 773 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による質疑は終わりました。  ほかに質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 774 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております各議案のうち、議案第72号から議案第90号までについては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 775 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、決議案第72号から議案第90号までについては、委員会付託を省略することに決しました。  暫時休憩いたします。            午後4時29分休憩            午後4時43分再開 776 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案第72号から議案第90号までに対する討論に入ります。  ただいまのところ、討論の通告はございません。  討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 777 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第72号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 778 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第72号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第73号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 779 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第73号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第74号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 780 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第74号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第75号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 781 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第75号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第76号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 782 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第76号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第77号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 783 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第77号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第78号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 784 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第78号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第79号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 785 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第79号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。
     次に、議案第80号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 786 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第80号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第81号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 787 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第81号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第82号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 788 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第82号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第83号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 789 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第83号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第84号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 790 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第84号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第85号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 791 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第85号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第86号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 792 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第86号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第87号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 793 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第87号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第88号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 794 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第88号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第89号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 795 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第89号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第90号彦根市農業委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 796 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第90号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  ただいま議題となっております議案第67号から議案第71号までの各議案については、配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  休憩中に予算常任委員会および企画総務消防委員会を開き、付託議案を審査願い、再開後は委員長に委員会審査の結果報告を求めます。  暫時休憩いたします。            午後4時53分休憩            午後7時40分再開 797 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  ただいま予算常任委員長および企画総務消防常任委員長から委員会報告書が提出されましたので、この際、議案第67号から議案第71号までを日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 798 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、議案第67号から議案第71号までを日程に追加し、議題とすることに決しました。 ────────────────── 追加日程 議案第67号から議案第71号ま で(委員長報告・質疑・討論・採決) 799 ◯議長(安澤 勝君) 委員会報告書が提出されましたので、議案第67号から議案第71号までを一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  その順位は、予算常任委員長、企画総務消防常任委員長の順とし、順次ご登壇願います。  予算常任委員長、馬場和子さん。馬場さん。 〔予算常任委員長(馬場和子さん)登壇〕 800 ◯予算常任委員長(馬場和子さん) 予算常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査をいたしましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第67号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第4号)、議案68号令和2年度(2020年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第69号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計補正予算(第2号)、議案第70号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計補正予算(第1号)の4件でありましたが、議案第67号は起立多数で、議案第68号、議案第69号、議案第70号は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議案第67号に対しまして反対の立場から、議員の期末手当10%削減は条例制定経過や緊急性の有無などの問題があること、カタログチョイス事業は不明点が多いこと、小・中学生の図書カードを配るより学校図書の充実が必要であること、本来出されるべき予算が提案されていないことなどから反対する。  同じく議案第67号に対し反対の立場から、GIGAスクール構想は現場からではなく押しつけ事業であること、ランニングコストが財源を圧迫することや多額のICT活用環境整備に費用を投じるよりゆとりのある少人数学級を求めることから反対。  同じく議案第67号に対し賛成の立場から、他市に遜色のない額であり、今はコロナ禍から市民を支えるために賛成する。  同じく議案第67号に対し賛成の立場から、感染対策3本柱を立て、迅速に対応された。雇用を支える、子ども・子育て支援、避難所対策、GIGAスクールなど、しっかりした対応を願う。気になる内容はあるが、木を見て森を見ず、全体の反対はできず、市民のためにも賛成する。  以上のような討論がありましたことを申し添えます。  これをもちまして予算常任委員会委員長報告を終わります。 801 ◯議長(安澤 勝君) 企画総務消防常任委員長、杉原祥浩君。杉原君。 〔企画総務消防常任委員長(杉原祥浩君)登壇〕 802 ◯企画総務消防常任委員長(杉原祥浩君) 企画総務消防常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果についてご報告します。  本委員会に付託されました議案は、議案第71号彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の設置、管理および処分に関する条例案の1件でありましたが、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって企画総務消防常任委員会委員長報告を終わります。 803 ◯議長(安澤 勝君) 以上で委員長の報告は終わりました。
     暫時休憩いたします。            午後7時45分休憩            午後8時10分再開 804 ◯議長(安澤 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はございません。  質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 805 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告書が2名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、2番中川睦子さん、4番獅山向洋君の順とし、順次ご登壇願います。  2番中川睦子さん。中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 806 ◯2番(中川睦子さん) 日本共産党を代表しまして討論をさせていただきます中川睦子です。  議案第67号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第4号)について、反対の立場で討論します。  今回の補正は新型コロナ対策に向けた予算で、中でも市の独自施策では、国民健康保険料が平均14%の免除という提案がされ、全県一で、他市と比較しても評価されるものです。また、水道料金の免除も基本料金4か月分とはいえ、日々の暮らしに直結する内容で、市民からも喜ばれています。  コロナの影響は、さらに第2・第3波の感染拡大とこれからの影響が様々な業種に広がることが予測されますから、対策は引き続き行わなければなりませんし、それに伴う長期的予算の編成が必要です。必要なところに必要な予算と支援がどのくらいどんな形で取り組むのか、国はそれぞれの自治体に事業計画を任せ、さらなる補正予算を追加すべきです。また、市も、さらに市民要望に応える事業計画と予算を追加すべきです。  ここで改めてGIGAスクール構想の問題点を指摘します。GIGAスクール構想の予算が昨年12月、閣議決定で莫大な税金2,318億円が計上されました。既に2018年にはICT化に向けて単年度1,805億円で進められている事業です。  今回、新型コロナウイルス感染対策として、自宅学習に必要なタブレットを1人1台、急遽全学年一人ひとりに貸与することと、全ての施設に通信ネットワーク整備をする予算が組まれました。合計で4,123億円の安倍政権下での肝煎り大プロジェクトであること、現場からの声で予算化された事業ではなく、大企業の利益を見越した押しつけ事業であることです。  彦根市は、今回、国の計画に、国からの予算は年度内に使わないと次がないこと、今回、彦根市もこの事業に後れを取ってはいけないと、総額9億円が予算化されています。しかし、国の補助は約半分、市の持ち出しは4億円を超えます。さらに、今後この端末の更新や維持するための予算を国が最後まで責任を持つのか確認はできていません。  これからどのくらいの維持費がかかるか分からないし、ランニングコストが自治体の財政を圧迫するのではないかという指摘もあります。恐らく教育委員会、彦根市もこのことを感じておられるのではないでしょうか。  現在の学校現場では、英語教育の拡大や4月からのプログラミング教育を進めるための準備など多忙化していることに、今回のコロナウイルス感染拡大に相当な緊張感と労力を費やしていること、その中でさらに新たなパソコン指導を加えられると、この分野でもサポーターをつける予算は入っていますが、少額で少人数であり、丁寧な支援は期待できません。本格稼働は今年度末といいますが、それまでの準備にかける時間をどう確保するのか。しっかり現場での準備もない中、ハード部分のみを先行させることには疑問です。  これからの現場は、休業分を取り戻すためのカリキュラムと、子どもたちの安全を守り、学校への信頼を築くことを最優先にすべきです。  子どもたちにとって、教育におけるICT教育、これを基盤として先進技術等の効果的な活用やそのための環境整備の必要性は十分認識をしております。また、今回のような休業措置が取られた場合、ICT環境による在宅学習はとても有効です。子どもの学習権を保障することはとても大切であるということも認識しています。  あえて言うのであれば、一人ひとりに端末を与えるのであれば、全ての子どもたち、家庭にも端末が使える環境整備がどうしても必要で、それに伴う予算措置、これを優先すべき。これらの準備を十分整え、そして、保護者や市民の皆さんの理解を得ることが、国からの補助金を得るよりも先決であると考えます。  コロナ禍により経済格差がさらに広がり、今後もそれがさらに拡大すると予測される中、優先すべき課題は、果たして教育のICT整備のタブレット1人1台5億円と、そのための学校設備の高速大容量通信ネットワーク整備4億円、総額9億円でしょうか。  3密を避けるために努力をし、神経をすり減らしている教育現場の願いは、ゆとりのあるスペースでのじっくり20人程度の子どもたちと向き合うこと、これは訪問した学校の若い先生の言葉でもありました。  教員の大幅増員で、窮屈な学校生活を余儀なくされている全ての子どもたちにも少人数学級をプレゼントするための予算を確保することを国に求め、また、このときだからこそ彦根市でも市の独自の教員増の予算を改めて追加することを訴えて、反対討論といたします。 807 ◯議長(安澤 勝君) 4番獅山向洋君。獅山君。   〔4番(獅山向洋君)登壇〕 808 ◯4番(獅山向洋君) 私は、議案第67号について反対討論を行います。  この議案第67号は、コロナウイルス感染症対策が主体となった補正予算でございます。  まず一つ申し上げたいのは、追加予算になって、この閉会日にいろいろな審議が行われていると。一体何だと申し上げたい。よその市や町では、もう最初からこれについてはきっちりとやっぱり審議されてやっておられるわけですよ。まさに私はこれは彦根市の怠慢だと思います。  何だか市民には5月25日の時点でチラシをまいたとか、いろんなことをおっしゃっていますけど、何で今頃になってしまうのかということをやはり市民としてもよく考えていただきたい。やっぱり彦根市そのものが非常に対応が遅れていると言わざるを得ません。  また、この補正予算の内容でございますけれども、私、これを論評すれば、まるでこれは大政翼賛会。太平洋戦争のときに、簡単に言えば、もう政府も議会も何もかもみんな一緒になって、これがコロナだという御紋にひれ伏しているような感じを受けているわけです。  その幾つかの例を申し上げますと、まず一つは、議員報酬10%削減という補正予算が今回提案されております。これは5月の臨時会で採決されたわけでございますけれども、その採決の経過というのが、まさに地方自治法に違反していると私は思っております。  臨時会は通常は市長提案というのが原則です。それと同時に、臨時会は議員が招集を求めて、そうして議案として出せると、こういうことになっているんです。ところが、この5月の臨時会においては、市長が11件ほど提案なさったわけですが、それに対して突然議員の方から会議案が出てきた。これははっきりと地方自治法違反です。  それと同時に、この臨時会において本当に緊急を要する場合には、一応審議はできることになっているんですが、この10%の削減の会議案は、何ら緊急性がなかったということです。そう考えますときに、私たちは十分考えないといけないのは、なるほど、コロナ、コロナで大変なときかもしれないけれども、法律だけは犯してはいけないんですよ。そういうことをしっかりと私たちは認識する必要があると思います。  さて、もう一つ、これもいろいろと審議されたわけですが、例えばカタログチョイスの件なんですけれども、これは職員の提案だということですから、皆さんも私もあんまり文句は言えないんですけれどもね。だからといって、制度設計が本当になされているのかということをよく考えなければいけません。いろいろと質問し説明を受けましたけれども、私はいまだによく分からないということです。  しかも、購入券という言葉が使ってあったので、私はこれは商品券ではないかなと、こう思っているんです。この点も本当に税務署とかそういうところと十分協議されたのかどうかということを非常に心配しております。  彦根には地域通貨の「彦」というのがございますけれども、これの制度設計に何年もかかったわけですよ。また、彦根税務署とも何回も打合せをして、そうして何とか制度としてつくり上げたわけですけれどもね。こんなに簡単に短期間におやりになるということ自体が、私としては信じられないという気持ちでございます。  それともう1点、この図書カードの問題ですけれども、これについても私も色々質問しましたので、皆さんも問題点はお分かりだと思いますけれども、図書カードそのものは有価証券、簡単に言ったら金券ショップで取り扱っているカードなんですよ。ですから、これはいつでもお金に換えられるわけです。例えば5,000円の図書カードであるならば、現金に換えれば4,000円ぐらい入ってくる。  私はそういう意味で、困っておられるご家庭がお金にお換えになるということについては、別に反対するわけではございませんけれども、あたかも図書カードであれば教育上問題ないという物の考え方をされることについて、非常に疑問に思っております。  しかも、この図書カードについては、どうも保護者の方にお送りになるようなので、保護者の方がどうお使いになるかということも心配しております。  そういう観点からいいますと、例えば国の補助金、交付金、県の補助金、交付金があると。また、市民の税金があると。いずれもやっぱり我々国民、市民、県民の税金を使っているわけですよ。それを使うときに、きちっとした制度設計なり本質を見極めた上でやっぱり使っていかなければいけません。そういう観点から、私はやっぱりこの今回の補正予算、あまりにも何かコロナだから許されるかのような物の考え方が多過ぎるのではないかと思っております。  私としては申し上げたいのは、本当に市民のため、あるいは彦根市の経済のためにやるならば、既に制度設計としてきっちりとできているものを使うべきだと思うんですよ。  例えば図書カードだったら、これ、5,000万円でしょう。そして、このカタログチョイスだったら2億円使うというんですよ。これだけの金を使うなら、例えばプレミアム商品券を彦根市独自でやっても別に構わないんですよ。2億円もあったら、どれだけ市民の方々が喜ぶかということです。  また、5,000万円も使うんだったら、もう既に制度設計ができている住宅リフォームでもやってあげれば、やっぱり市内の土木建設業者の方々も本当に喜んで営業活動されるのではないかと思うんですよ。それなのに、こんな図書カードとかこんなことでおやりになること自体、私はおかしいと思います。  今、中川議員もおっしゃいましたけれども、例えばGIGAスクールの構想であっても、図書カードに5,000円も使うんだったら、やっぱりこれ、本当に今後オンラインの授業をやるんだったら、各家庭に5,000円配って、皆、Wi-Fiルーターでもつけてもらえばいいんですよ。それの方がはるかに私は効果があると、こう思っております。  さて、私、ちょっと質問のときに議長がおっしゃったので削りましたなんて申し上げたので、市民の皆さんは一体何を質問しようとしていたんだと、こうお考えになるかもしれませんので、念のために申し上げておきますけれども。  一つは、公共施設の感染防止対策ということで、トイレ手洗い器の自動水栓化ということが市民に配られたビラには書いてあったんですよ。これは5月臨時会には確かに出ていましたけれども、これだけでこの公共施設の感染防止対策になると思っていなかったものでね。だから、当然今回のこの追加補正予算でもそれが出てくるのではないかなと、こう思っていたら、ないのでね。それで、なぜないんだという質問をしたかったと、こういうことです。  それともう1点は、これはある主婦から質問を受けたので聞こうと思ったんですが。この彦根プレミアム商品券の発行、今後検討と書いてあったわけです。しかも、ご丁寧に国の施策の動向を見極め実施を検討しますと書いてあったわけです。  これをお読みになった方は、国の施策の動向を見極めと書いてあるから、当然国がそれを考えているんだと、こうお考えになったわけですね。ですから、一体いつプレミアム商品券は発行されるんだということをお聞きになったわけです。なぜかというと、これ、プレミアム商品券は人気があるので、もう見逃したらあっという間になくなってしまうわけなのでね。そういうご質問をされましたので、いや、実はこういうことなんだとお話ししたんですけれども、国の方が考えているのではないんですかということなのでね。念のためにこれも、ない、補正予算には入ってないけれども、それを質問したいと思ったわけです。  こういうビラさえまいておられなかったら、私もこんな補正予算に載ってないような質問はしないんですよ。けれども、あそこまで市民にきっちり知らしめたというか、お知らせしていながら、やっぱり補正予算に載ってなかったら、誰だって疑問に思うわけでしてね。そういう観点でお聞きしたかったわけです。  それともう1点、これは質問のときにも申し上げましたけれども、彦根市民から匿名の投書がございまして、なぜ県下で多くの市が、三役といいますか、市長、副市長、教育長らの期末手当を全額返上しているのに、彦根市は彦根市長なり副市長、教育長はなぜそれをやらないんだと、ぜひ聞いてくれという質問がありましたので、これも質問したかったんですけれども。  こういうように本当は市民としてはここまで全額返上しておられるならば、彦根市においてもこの追加補正予算で返上するのではないかなと思っておられたようなんですよ。ところが、それがないということなのでね。これも私としてはぜひとも反対討論のときに、こういう追加補正予算でありながらいろんなところが抜けていますよということを言いたかったわけでございます。  以上、いろいろと申し上げましたけれども、私としては、あるいは皆さんもそう考えていただきたいんですが、コロナ戦争だと言って、そのコロナ、コロナの御紋だけで何でもかんでもまかり通るという物の考え方は絶対にやめていただきたい。やっぱり我々は国民、県民、市民の税金を使っているわけですから、その使い道について十分な審議をしなければいけませんよ。それが我々この市議会議員の役割ではないですか。うっかり大政翼賛会みたいになってしまったら、車の両輪ではなくて、まるで一輪車になってしまうんですよ。これほど危険なことはないということだけ私は最後に強調しておきたいと思います。  以上、議案第67号に対する反対討論といたします。ありがとうございました。 809 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 810 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第67号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議がございますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 811 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第68号令和2年度(2020年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 812 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 813 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 814 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号彦根市新型コロナウイルス感染症対策支援基金の設置、管理および処分に関する条例を採決いたします。  本案に対する委員長報告は、可決であります。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 815 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ────────────────── 日程第6 意見書案第1号上程(提案説 明・質疑・討論・採決)
    816 ◯議長(安澤 勝君) 日程第6、意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案を議題といたします。 ────────────────── 817 ◯議長(安澤 勝君) 提出者の説明を求めます。  6番北川元気君。北川君。   〔6番(北川元気君)登壇〕 818 ◯6番(北川元気君) 令和会、北川元気でございます。意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案について、説明をさせていただきたいと思います。  2019年の10月に消費税率が8%から10%に引き上げられました。その結果はもう皆さんご案内のとおりですね。2019年の10月から12月期のGDPに表れているとおり、年率換算でマイナス7.1%の減と、衝撃的な減となりました。これは東日本大震災のときのGDPの減が5%程度だと思いますので、それよりもはるかに大きい影響がありました。  しかも、これは10月から12月期なので、コロナは乗っかっていません。この上にさらにコロナショックが日本に、いや、世界中に襲ってくるわけでありますが、中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広がって、日本政府は国民の健康と安全を守るために、1日でも早く感染拡大を終息させるとともに、国民経済に及ぼす影響を最小限に食い止める必要があります。  我が彦根市においても、緊急事態宣言の自粛要請等によって、飲食店をはじめ、観光業やイベント・音楽関係者、地場産業など様々な業種への甚大な影響が出ておりまして、大幅な収入減による廃業の危機、あるいは従業員の解雇をせざるを得ないといった個人事業主や中小企業も出てきております。  これらの経済被害は、感染拡大を防ぐために日本政府が要請をし、国民が協力した結果、生じているわけであります。だからこそ、政府が責任を持って国民の負担を軽くするため、迅速かつ大胆な経済対策が必要であると考えます。また、景気悪化を抑え、個人消費と内需を拡大し、経済回復させるためにも、この以下の2点を強く要望したいと思います。  一つ目が、当面の間、全国民の負担減となる「消費税ゼロ」の特別措置を求める。そして、二つ目が、財源は国債を発行するなど、地方自治体の負担増に配慮すること。これを彦根市から政府の方に意見書を提出したいと思います。  加えて、6月21日の京都新聞では、10万円では足りないというデモ行進が記事になっていました。苦境にあえぐお店の店主さん、それから、学生なんかもたくさん参加されて、こういったデモが繰り広げられています。これは京都だけではなくて、全国的にも展開されていまして、SNSなんかでも消費税ゼロを求める声は日に日に高まっております。  また、安倍総理はこの10%への増税のそのときに、リーマンショック級のことが起こらない限り増税すると、こういった説明を国民に対してやっておられましたが、今後の経済見通しというのは戦後最悪の見通し、リーマンショックをはるかに上回るという予測が立てられています。  ということは、リーマンショック級のことが起これば増税しないという総理の発言からすれば、当然リーマンショック級を超える影響があるんだから、減税はすべきだということも併せて申し上げたいと思いますし、それから、自民党の若手有志の会から、100名以上を超えるメンバーから政府に対して消費税ゼロを求めるそういった提言もなされているところです。  こういったことを踏まえまして、ぜひとも議員各位にはご賛同をお願いしたいと思います。  この後、質疑をいただきましたので、これ以上の詳しいことについてはそちらで回答したいと思います。よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 819 ◯議長(安澤 勝君) 以上で提出者の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑の通告書が提出されておりますので、発言を許します。  14番林利幸君。林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 820 ◯14番(林 利幸君) それでは、ただいま説明のありました意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案について、質疑をいたします。  私も、この消費税ゼロという動きが自民党内若手議員の中で話があるということは承知しております。その中でいろいろと考える中で、消費税ゼロに対して私が思っていることを率直に質疑させていただきたいと思います。  まず、そもそもの話ですが、現在の消費税10%による年間の税収は幾らでしょうか。加えて、消費税は何に使われているのでしょうか。  2点目、消費税率の変更により、納税者である事業者、企業の負担をどのように考えておられますか。  3点目、今回の新型コロナウイルス感染症で売上げが激減し、大きな打撃を受けておられる市内の事業者や経済団体の声というものは聞かれましたでしょうか。  4点目です。コロナ禍で自粛ムードが広がっている中で、消費税率がゼロとなったところで人々の消費が増えると考えておられるのでしょうか。そのように考えておられるなら、その根拠を示してください。  5点目です。消費税ゼロが消費拡大につながるという考えだと、今後予想される第2波、第3波が到来してしまうかもしれない懸念がある中、感染拡大を防ぐという意味では逆効果ではないかと思いますが、見解を求めます。  6点目、収入が減少している中で、消費税がゼロになったところで人々は消費を増やそうとするのでしょうか。見解をお示しください。  7点目です。我が国の消費税は1989年4月1日より導入され、3%の税率からスタートし、段階を経て現在の10%の税率となりました。意見書案には当面の間「消費税ゼロ」の特別措置を求めるとありますが、この当面の間とはいつまでと考えているのでしょうか。その期限をお示しください。また、その根拠を示してください。  8点目、新型コロナウイルス感染による経済対策としての特別措置を求めておられるわけですけれども、当面の期間に到達した時点で現在の10%の税率に戻すことについて、国民の理解を得られるとお考えでしょうか。考えておられるのなら、その根拠をお示しください。  最後です。コロナ禍が収束すれば、現在の10%の税率は適正であるとの考えでしょうか。  以上9点になります。明確なご答弁、ご回答をお願いいたします。 821 ◯議長(安澤 勝君) 6番北川元気君。   〔6番(北川元気君)登壇〕 822 ◯6番(北川元気君) 林議員のご質問いただきまして、本当にありがとうございます。  弱小会派である私たちからこういった意見書案を提案したところ、無視されるのではないかと思っていたんですが、こうして質疑をしていただいて議論が深められることに本当に感謝しております。ありがとうございます。  できるだけ丁寧にお答えさえてもらいたいと思うわけですが。  まず、1点目の消費税10%による年間の税収が幾らかという話ですけれども、これ、約28兆円程度ということです。  何に使われているかということですが、それこそ社会保障の充実のためにということで増税したのに、実は2割程度しか使われてなかったとか、そういったことはもう報道でも明らかになっていますし、また、この8%から10%にしたときは、これは幼児教育・保育の無償化ということでなったのは理解しておりますけれども、まず1点目の答えとしてはそれです。  2点目、消費税率の変更による納税者である企業の負担についてのご質問ですが、これは負担というよりもメリットの方がはるかに大きいということです。例えば消費税ゼロにすることによってレジを変更しなければいけないとか、それが負担だと感じておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも10%の消費税を支払えない、消費税すら納税できないという企業が多くいるのが現状でありまして、また、消費税をゼロにしてしまえば、単に全ての品目を税抜き価格で売るようにすればいいだけですので、レジのシステム変更は最小限で済むと言われています。また、それに伴う予算なんかは、しっかりと政府から補てんをすればいいと私は思っています。  そして、3点目のご質問で、市内事業者、経済団体の声は聞いたかというご質問でありましたが、市内事業者については、私の知人とかいろんなところから多くの方から、消費税、何とかしてほしいという声、たくさん聞いております。  また、全国商工新聞では、消費税率10%への増税と新型コロナウイルス感染症の拡大が日本の経済に深刻な影響を与えている中、消費税の減税こそ経済危機を打開する道と、全国商工団体連合会、全商連も加盟する消費税廃止各界連絡会は、これ、4月17日に財務省に緊急に消費税率引下げを求める要望書というのを手渡しておられると、こういう報道もあったところであります。  また、東京都内の世論調査では、景気対策として消費減税に賛成するが57%、どちらとも言えない、分からないが12.9%、反対するは30%と、こういう結果であったという報道もありまして、市内はもちろんのこと、全国の消費者や企業、団体が消費減税を求めていると理解をしております。  4点目のご質問です。消費税率がゼロになり人々の消費が拡大するのかというご質問ですが、今回の景気後退は、2019年の10月の消費増税によって始まったというのが事実です。消費税率が8%から10%に引き上げられたために消費が失速し、去年の10月-12月期のGDPは年率でマイナス7.1%も減少しました。しかし、ここにはコロナショックの影響は全く入っておりません。消費増税が消費を失速させたということは明らかであって、消費税をゼロにすれば消費は戻るのは、火を見るより明らかであると思います。  5点目のご質問で、感染拡大を防ぐという意味では消費拡大は逆効果ではないかといったご質問に対してですけれども、消費税ゼロにより消費が拡大し、新型コロナウイルス感染が拡大するといった客観的あるいは専門的なデータは私は持ち合わせておりません。  一方で、消費税が上がって消費が冷え込んで、自殺者が増加するといったデータはたくさんありまして、多くの専門家も指摘をしておられます。消費税率がちなみに3%から5%に引き上げられた1997年の翌年、年間の自殺者数は2万人台から3万人台に急増をしました。その後10年以上も高どまりとなっています。  また、景気悪化による失業の影響、今コロナショックで失業者はたくさん増えていますけれども、これについて、元内閣官房参与で京都大学大学院教授の藤井聡教授の予測によれば、仮に1年で終息する超楽観的なシナリオであっても、年間の自殺者数は最大1万人以上、2年で終息する悲観的なシナリオでは、約2万人以上が増加すると。自殺者数が現在の水準、現在2万人程度なんですが、そこに増えた自殺者数が2万人程度に戻ってくるまでには、合わせて14万人から26万人の自殺者が出るのではないか、その可能性があると主張をされております。  感染防止するのか経済か、このどちらかではなくて、感染防止も経済も両方やらなければいけない。そうでなければ国民の命は守れないと考えます。  6点目のご質問です。収入が減少している中で消費を増やそうとするのかというご質問ですが、消費税をゼロにすることは、国民に約28兆円を配るのと同じであります。収入が減少して消費ができないからこそ消費税ゼロが必要であります。収入が減少しているからこそ消費ができません。しかも、消費に10%もの税金がかけられているから、なお消費ができません。消費ができず経済が冷え込むから、さらに収入が減少すると。このようないわゆるデフレスパイラル、負のスパイラル、これが失われた30年とも言われるデフレ不況、間違った経済政策でした。  さらに、今コロナショックにより経済が大きく傷つき、さらに消費が冷え込む状況ですから、国民の所得を守るためにも消費税ゼロが必要だと考えます。  消費税減税は、全ての国民にあまねく届きます。消費税率を0%にすれば、商品を事実上1割引で、全部10%オフで買えることになるので、一番効果があります。しかも、消費税は所得が低い人ほど負担に感じるという逆進性も持っています。超大金持ちの人がお金を使うときも子どもたちがお金を使うときも同じ税率になるわけですね。裏返せば、税率を下げれば、消費税をゼロにすれば、所得の低い人ほど恩恵があるとも言えると思います。  続いて、7点目のご質問、消費税ゼロの特別措置、当面の間とはいつまでかのご質問でありますが、これは、景気の状況、世界経済の影響などもありますので、それらを勘案して当然政府が判断することとなりますので、今私がこの場でいつまでですと申し上げることは当然できないわけでありますが、少なくともコロナショックにより傷つけられた経済が完全に回復し、デフレからの完全な脱却をした上で、政府がこれはもう既に掲げられておりますインフレターゲット2%という目標、これが達成された時点までが最低条件なのではないかと私は考えております。  続いて8番目の質問、当面の間の期限に達し、元の税率に戻すとき、国民の理解は得られると考えているのか、このご質問に対してですが、そもそも元の税率に戻す必要があるかが疑問です。仮に景気が絶好調で経済が過熱し過ぎてインフレが進み過ぎたと、こういった場合には、その経済対策として増税をする必要があると思いますが、そこまで行くには相当な時間がかかると思います。  これまでに約30年間、世界中の国々は確実に経済成長をしていながら、我が国は経済成長できていないどころか、世界最悪のマイナス30%成長、まさに世界で唯一の衰退国家となってしまいました。再び大きく経済成長ができる国になれば、それこそ国民は喜んで増税を受け入れてくれると思います。  続いて、9番目の質問、10%の税率は適正かというご質問でありますが、適正でないから消費税ゼロを求めています。デフレのときにはインフレになるようなインフレ化政策、つまり、積極財政であり増税であり、こういったものが必要で、逆にインフレのときにはデフレ化政策、緊縮財政、減税というものが必要となるわけです。  日本はデフレ不況で苦しんでいるのに、さらにデフレ化政策、さらにデフレになろうという、増税ということをやってしまったからこんなにも貧しくなってしまいました。この間違いを認め改めなければ、私たちは未来の子どもたちにとんでもなく貧しい日本を残すことになります。だからこそ今消費税ゼロが必要だと考えています。  ありがとうございました。 823 ◯議長(安澤 勝君) 林君。   〔14番(林 利幸君)登壇〕 824 ◯14番(林 利幸君) 1点だけ再質問させていただきます。  先ほどの回答いただきました中で、消費税の10%がそもそも適正でないということもおっしゃっておられました。今回の意見書案の中に、この消費税ゼロにした場合の財源は国債を発行するなどと考えておられる記載がございました。この10%の税率が適正でないというお考えで、今後、消費税の見直しも考えられるのかなと思うんですけれども、その財源、国債を発行し続けるということについてはどのようにお考えでしょうか。  また、私は国債の発行ということは、未来の子どもたちにツケを回すことでもないかなと考えるんですけれども、そのことについてのご見解を求めます。  以上です。 825 ◯議長(安澤 勝君) 北川君。   〔6番(北川元気君)登壇〕 826 ◯6番(北川元気君) すばらしいご質問をいただきまして、ありがとうございます。  国債発行について、ちょっと私の見解を述べたいと思います。この間、池上彰さんもテレビで、国の借金、1,000兆円超えました、国民1人当たり900万円ですとかということをしきりに主張されて、SNSではうそつけということで大炎上していたわけですけれども。もう既にそのことは多くの方が知るところで、国の借金というのは国民の借金ではありません。国の借金というのは政府の借金であって、それを貸しているのは国民です。つまり、国民の借金ではなくて、国民からすれば、それは全く関係ないことなんですよね。しかも、今の日本の国債というのは、ほとんどが自国通貨建てであります。  ちなみに申し上げますと、私は自国通貨建ての国債は全く借金しても問題ない、しかも、その借金がこれから増えても当然問題ない、財政破綻なんてあり得ないと思っています。しかも、これは僕が言っているのではなくて、何とかの財務省が公式文書で出しているんですよね。ぜひ参考までに皆さんお持ちのタブレットか何かで財務省の公式見解をお調べいただきたいんですけれども。  財務省の公式見解、何て書いてあるか。日米などの先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられないと。これは僕が言っているのではなくて、財務省が公式見解として述べておられます。つまり、国債を発行して借金して、それは未来のツケになるんだと心配されている方いらっしゃるんですが、それは実は大きな間違いであって、国債というものは、あるいは逆の面で見れば通貨発行なんだと、要するに供給することなんだという形で現在は多くの専門家や識者がいろんなところで情報を発信しておられます。  ということで、未来にツケを残すというよりは、僕が一番心配しているのは、このままどんどん衰退していって、貧しい国を未来の子どもたちに残す方がよっぽど問題だと思います。ここでしっかりと消費税ゼロにして、経済をしっかりと立て直して、そして、経済成長をしていく国をつくり、豊かな日本を未来の子どもたちに残したいと考えております。  以上です。 827 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による質疑は終わりました。  ほかに質疑はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 828 ◯議長(安澤 勝君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 829 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第1号については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告書が2名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、9番杉原祥浩君、2番中川睦子さんの順とし、順次ご登壇願います。  9番杉原祥浩君。杉原君。   〔9番(杉原祥浩君)登壇〕 830 ◯9番(杉原祥浩君) それでは、私は公政会を代表いたしまして、意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案について、反対の立場から討論をいたします。  昨年の10月に消費税率が8%から10%になったそのときに、納税する側の事業者や企業は、消費税の計算のために経理システムの設定、改修や、先ほどもお話がありましたけど、対応するレジの導入など、膨大な作業と膨大な費用を要しました。今回もし消費税率をゼロにしたのなら、また膨大な作業や費用がかかってきます。売上げが落ち込んでいる中、中小・小規模事業者にとっては大きな負担がかかります。消費税がゼロになったからといって、コロナ禍で売上げが落ち込んでいる企業がその分価格が引き下げられるかといったら、決してそうではないと思います。  そもそもコロナ禍によって自粛ムードが広がっている現在、消費税率がゼロになったところで人々の消費は増えるようには思われません。先ほどのお話の中でもそのように感じております。コロナの影響で収入が減ってしまった人が消費行動を起こそうと考えられるとは思いません。  消費税率引下げの議論よりも、今最優先すべきは、この売上げの減った中小・小規模事業者への支援、収入が減ってしまった働く人への支援、職を失ってしまった方々への支援、これからの将来を担う若者や学生への支援、正規、非正規、フリーター、雇用の形態に関係なく、同じ補償のある支援をもっと考えるべきだと私は考えます。  先ほどありました一つ目の当面の間と、また、2番目に財源は国債を発行、納得ができません。確かに2019年10月から12月期の国内総生産、GDPは改定値は年率換算でマイナス7.1%でした。10月から12月の値ですから、この数字はコロナの影響がないということもおっしゃってはいましたけれども、そういう意味では増税はマイナスであったかもしれません。ただ、新型コロナウイルス感染による経済対策としてではなく、コロナが終息してから日本経済を立て直すための消費税減税を議論するなら大きな意味があると思いますが、今優先すべきは支援策をもっと充実することが最優先であると考えます。  以上のことから、意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案については反対をいたします。  以上、終わります。 831 ◯議長(安澤 勝君) 2番中川睦子さん。中川さん。   〔2番(中川睦子さん)登壇〕 832 ◯2番(中川睦子さん) 私は今度の新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案について、賛成の立場で討論いたします。  安倍政権が昨年10月1日に消費税率を10%に引き上げてから8か月です。2014年4月にも消費税は5%から8%に上がっています。一つの政権で2度も消費増税を強行したのは前例のない暴挙だと思います。  大増税で痛めつけられた国民の暮らしと日本経済は、今まさに新型コロナウイルス感染拡大に直撃され、いよいよ危機的状況に陥っております。  日本共産党は、新型コロナの感染拡大防止と暮らしと営業を守る緊急対策を強化するとともに、経済の再生に向けて消費税廃止を目指すとともに、緊急に消費税5%への減税を決断すべきだと、このように訴えております。  そこで、消費税が導入されて31年、政府は消費税を社会保障のため、財政再建のためと繰り返しながら、社会保障は切り下げての連続です。消費税増税の397兆円に対し、法人税の税収は298兆円も減りました。大企業の減税分の穴埋めに消費税が回ったことは明らかです。
     2014年に5%から8%へ引き上げた際、政府は増税の影響は一時的だと、このように言いながら、現実には実質消費支出は2019年10月の段階でも回復せず、20万円の落ち込みとなりました。そんな中でも強行された10%増税は、無謀の極みです。  政府はリーマンショック級のことがない限り増税すると、このようにしましたが、今はリーマンショックをはるかに超える状況ではないでしょうか。当然増税は元に戻すべきです。緊急事態の中、これまで私たちが提案していた大企業優遇税制をただして富裕層への適正な課税、例えば研究開発の減税の是正や所得1億円以上の税負担率を適正に見直すこと、さらに、毎年増額される5兆円を超える軍事費の削減、大型公共事業の見直しをすれば、財源は十分つくり出すことができます。このことを地方自治体からも強く訴えなければなりません。  今回コロナ対策では、水道料金基本料金を減免する、それから、国民健康保険、これも適正に直すなど、市民に直結した部分での身近な生活の中での対策というのが今強く求められています。新型コロナウイルス感染症による国民の暮らしと命を保障する経済対策として、今こそ消費税の減税は有効であるということを確信して、賛成討論といたします。 833 ◯議長(安澤 勝君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 834 ◯議長(安澤 勝君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案を採決いたします。  お諮りいたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 835 ◯議長(安澤 勝君) ご着席願います。  起立少数であります。よって、意見書案第1号新型コロナウイルス感染による経済対策として「消費税ゼロ」の特別措置を求める意見書案は否決されました。  お諮りいたします。  企画総務消防常任委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長および議会運営委員長ならびに議会改革特別委員長から会議規則第103条の規定に基づき、お手元に配付しております閉会中の継続審査(調査)の件のとおり、閉会中もなお審査および調査を継続する必要がある旨の申出がございました。  お諮りします。  各委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 836 ◯議長(安澤 勝君) ご異議なしと認めます。よって、企画総務消防常任委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長および議会運営委員長ならびに議会改革特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することに決しました。  以上で、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  これにて令和2年6月彦根市議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでした。            午後9時15分閉会 会議録署名議員  議 長  安 澤   勝 君  副議長  野 村 博 雄 君  議 員  獅 山 向 洋 君  議 員  堀 口 達 也 君 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...