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令和2年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2020-03-13

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  1. 彦根市議会 2020-03-13
    令和2年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2020-03-13


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時30分開議 ◯委員長谷口典隆君)   皆さん、おはようございます。ただいまより企画総務消防常任委員会を開催いたします。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りをいたします。  本日の議案審査に当たりましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、議案に関係する所属のみに出席いただいております。  また、本日は、所管事務調査として本庁舎耐震化整備事業についての調査を行います。  よって、審査の方法については、最初に本委員会に付託されました議案についての審査を行い、次に、説明員を入れかえていただいた上で、本庁舎耐震化整備事業を除いた所管事項に関する一般質問を行い、一般質問終了後、再度説明員を入れかえていただいた上で、本庁舎耐震化整備事業についての調査を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長谷口典隆君)   ご異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  それでは、付託された議案についての審査を行います。  今期定例会において、本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりですので、案件ごとに審査をお願いいたします。  初めに、議案第11号令和2年度における彦根市長の給与の特例に関する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 3 ◯人事課長(池田征史君)〔議案第11号について提案説明〕 4 ◯委員長谷口典隆君)   これより議案第11号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  獅山委員。 5 ◯委員(獅山向洋君)   今ちょっと早口でおっしゃったので、メモがちゃんととれてないんですが、要するに、これによって給料について年間555万円ですか、ぐっと金額が少なくなるということと、もう1点は、先ほどおっしゃったかと思うんですが、要するにこういう特例条例を始めてから、来年度1年間555万円を引いて、その累計額がどれぐらいになるのかね。その点について、もう1回ちょっと確認のために質問しておきたいと思います。 6 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 7 ◯人事課長(池田征史君)   大変失礼いたしました。来年度1年度間の削減額につきましては555万円になります。また、平成30年12月1日から来年度末までの通算の削減額につきましては1,295万円になります。
     以上でございます。 8 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  黒澤委員。 9 ◯委員(黒澤茂樹君)   おはようございます。それじゃ、一つお伺いしたいんですが、この条例案なんですけれども、彦根市特別職報酬等審議会条例があると思うんですけれども、これの所掌事務に該当する案件でしょうか。 10 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 11 ◯人事課長(池田征史君)   この削減につきましては、報酬等審議会の方では所管外と判断しておられます。 12 ◯委員長谷口典隆君)   黒澤委員。 13 ◯委員(黒澤茂樹君)   所掌事務の事項のところを見ますと、「市長は、議会の議員の議員報酬の額、市長、副市長および教育委員会教育長の給料の額ならびに議会の会派または議員に対し交付する地方自治法第100条第14項に規定する政務活動費の額に関する条例を議会に提出しようとするときは、あらかじめ当該議員報酬等について審議会の意見を聞くものとする」となっていますが、これは額に関する条例ではないのか、その辺はどう判断されたのかお伺いします。 14 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 15 ◯人事課長(池田征史君)   確かに給料の額に関するものではあろうかと思いますが、報酬等審議会におきましては、いわゆる市長その他特別職のそれぞれの職の職責に対する報酬として妥当であるかということを審査するということにされております。過去に中での検討もなされたようですけれども、市長が独自に自分の給料を削減される分については、これは職責とは関係がないということで、報酬審では取り扱わないというご判断をしておられます。 16 ◯委員長谷口典隆君)   黒澤委員。 17 ◯委員(黒澤茂樹君)   わかりました。  それじゃ、もう1点ですが、今回、市長が独自の判断で50%削減されるということなんですけれども、これは内容を読みますと、管理監督者としての責任を明らかにすると書いておりますけれども、職員でいいますと、懲戒処分になりますと、戒告とか減給、停職、免職ということがございますから、それのうちの減給を自らするということになると思うんですけれども、これは実際その原因となった方の処分に対してこの減給というのはちょっと公平というわけではないのじゃないかなと思うんですが、その辺はいかがですか。あくまでも原因となった方のその処分を取り消せとか、そういうわけではございませんので、その辺、よろしくお願いします。 18 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 19 ◯市長(大久保 貴君)   お答え申し上げます。  これはあくまでも政治的判断でございますので、当時議会との議論の中で信頼関係が損なわれたということに鑑み、私としてはこういう判断をするということでご説明申し上げて、継続しているものでございます。 20 ◯委員長谷口典隆君)   黒澤委員。 21 ◯委員(黒澤茂樹君)   わかりました。それならそれで結構なんですけど、これ、市長だけが対応すべき問題なのかということで一つ疑問があります。当然副市長も同様に何らかの対応をすべきかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 22 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 23 ◯市長(大久保 貴君)   これはあくまで発生当時の対応をさせていただいておりまして、その対応を継続しているということでございます。 24 ◯委員長谷口典隆君)   黒澤委員。 25 ◯委員(黒澤茂樹君)   そういう考えもあるかとも思いますけれども、普通、職員が何かしたときには、その次の上司である次長なり部長が当然いろいろ処分を受けるわけですけれども、後から来られたからといってそのままほっとくというわけにも本当はいかないのではないかと私は思います。やっぱり当然それなりの責任を持って受けていらっしゃるんですから、何らかの対応をすべきかなと思いますし、また、あと、28カ月というのはちょっと長いのと違うかなと思うんです。実際耐震化の工事もある程度もうめどが立ってきたわけですから、もう本来の月額給与であっても構わないのかなと思うんですが、その辺はいかがですか。 26 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 27 ◯市長(大久保 貴君)   当時議会に対してお約束した内容でございますので、継続しているということです。 28 ◯委員長谷口典隆君)   黒澤委員。 29 ◯委員(黒澤茂樹君)   すみません、私、当時おりませんでしたので確認できませんけれども、市長が在任中はずっと減額するということでしょうか。 30 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 31 ◯市長(大久保 貴君)   当時議論をさせていただいておりますのは、この耐震整備工事が完了するまで継続させるということを平成30年12月定例会でお話をさせていただいたものでございます。 32 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 33 ◯委員(北川元気君)   おはようございます。北川元気です。  まずは、この50%削減されるというこの50%という根拠を改めてちょっとお聞かせください。 34 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 35 ◯市長(大久保 貴君)   根拠はありません。あくまでも政治的な判断ということでございます。 36 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 37 ◯委員(北川元気君)   それから、前からご答弁もらっていますけれども、この50%の給与削減は管理監督者としての責任を明らかにするためされることでありますので、本庁舎耐震化整備事業に関して不適切な事務処理が行われたということですから、改めて不適切な事務処理とは何だったのかということをお聞かせください。 38 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 39 ◯人事課長(池田征史君)   不適切な事務処理でございますけれども、本庁舎の耐震化の工事事業に当たりまして、地方自治法施行令違反ということがあったことだと認識しております。 40 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 41 ◯委員(北川元気君)   不適切な事務処理が行われたことで、本来であれば必要でなかった市民の税金が使われたり、それを前々から私は損害という言葉で申し上げて、その損害額は幾らで、大久保市長が給与月額を半分にされて、トータル28カ月でも1,295万円ですけれども、その損害額の何%なのかという質問をさせていただいていますけれども、一切それにはお答えになっておりませんが、損害という言葉をお使いになるのが嫌であれば別に結構ですので、不適切な事務処理が行われたことにより発生した費用あるいはそれに伴う必要となった費用、これについて明確にお答えください。 42 ◯委員長谷口典隆君)   ご発言のご趣旨はわかります。いわゆる損害だとされる金額と要するに市長給与減額とのその差額という、それが対価かどうかというご判断だと思うんですけれども、今それについてちょっとご答弁できる職員がこの議案審査の中では出席しておりませんので、申しわけないですけれども、違う観点から再度ご質問いただけるとありがたいです。  北川委員。 43 ◯委員(北川元気君)   では、正確な数字ではなくても結構ですので、これは大久保市長の政治判断で50%とただいまおっしゃいましたので、じゃ、この50%とされた根拠という意味で、大体大久保市長の計算の中では新たに必要となったこの不適切な事務処理が行われたことで発生した費用の何%ぐらいを削減しようということで考えられているのか、大久保市長の中でどう思われているのかということでお聞かせください。 44 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 45 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもお答え申し上げてきたとおりでございますが、この削減によって本庁舎整備工事の必要経費をいくらか相殺するという意図は全くありませんで、本庁舎整備に関しましては、不適切な事務処理が行われたけれども、粛々と必要な対応をしながら完成をさせていくというものでございます。 46 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 47 ◯委員(北川元気君)   ちょっとご答弁の意味が全然わからなかったんですけど。ということは、本庁舎耐震化整備事業に関して不適切な事務処理が行われたことに対して、大久保市長は、僕は損害という言葉を使っていますけれども、それにより発生した費用については意識を持たれてないということなんでしょうか。 48 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 49 ◯市長(大久保 貴君)   不適切な事務処理が行われたということは事実であって、まことにそのことについては申しわけないと思っておりますし、平におわびをするばかりでございます。ただ、どのようなミスがあったとしても、それをきちっと正して整備をしていく、事業を進めていくという必要があります。その中には、それこそ弁護士さんの費用であったり、いろんなものが必要になってくるわけでありますが、これは耐震補強・増築整備の事業の一環と考えますので、それをいかに低減させて効率的に確実に進めていくかどうかということが求められていると理解をしております。したがって、こうしたことで一番大きな問題は、やはり皆様方にご心配をかけたということと、事業が遅れてきているということでございまして、そこの事実をしっかり受けとめながら整備に努めてまいりたいと考えております。 50 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 51 ◯委員(北川元気君)   これだけの問題を引き起こして市民に大きな損害を与えておきながら、給料を満額もらわれるというのは僕はあり得ないと思うので、給与削減に反対しようなんてこれっぽっちも思ってないんです。ただ、足りないのは、どれだけの損害を与えたのかという認識をしっかりと示していただきたいと思いますので、反対するわけじゃないんですけど、市民や我々議会に対してこれだけの、損害という言葉をお使いにならなくても結構ですので、これにかかわる費用がこの程度かかったと見込まれるという形で発表されるお考えはありませんか。 52 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 53 ◯市長(大久保 貴君)   既にこの工事全体の費用についてはお示しをさせていただいているところでございます。それをもってご理解をいただきたいと思います。 54 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 55 ◯委員(北川元気君)   工事全体の費用ではなくて、不適切な事務処理が行われたことにより発生した費用の総額をお示しいただかないと、それまでの不適切な事務処理がなかった場合の費用と比較してどれだけ損害額が発生したのかというのがわからないので、お示ししていただけませんか。 56 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 57 ◯市長(大久保 貴君)   率直に申しまして、それはわからないと思います。もし仮に何もなくて完成していたらというお話でありますが、事業を進める上ではいろんなことが起こります。土壌の問題も後から出てきた話でありますし、その間の中断もこれはもちろんありました。そうしたことが起こり得るとは思いますし、実際に起こったわけですし、他のことにつきましても起こり得る可能性はありますので、それが何もなかったときと今の現状と比較するということは難しいと思います。 58 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 59 ◯委員(北川元気君)   もう終わろうと思っているんですが、そういうお答えされると反論せざるを得ないので仕方がないんですが。大久保市政でこういう不適切な事務処理が起こったことによってこれだけの費用が発生したという見解を示してくださいと言っているんですよ。それは不適切な事務処理がなかった場合の想定とか、いろんなことでわからない金額があるというのは、それはそのとおりだと思いますけれども、そうじゃなくて、大久保市政のもとでその見解をしっかり示して、恐らくこれぐらいの費用が発生したんだろうで結構ですので、そういう形でも示していただかないと、これ、市民の税金を使っていますから、わからないでは済まされないと思うんですけれども。再度、最後にご答弁もう一度お願いします。 60 ◯委員長谷口典隆君)   議案第11号に関しての関連になりますので、今、北川委員がおっしゃる損害という金額を示せるか示せないかというご見解だけで、その金額が幾らか、その多寡についてはこの議案とはまた直接関係するものではございませんので、今のご指摘について、この第11号議案を審査するに当たって示していただけるのか示していただけないのかということについての見解をお願いしたいと思います。  市長。 61 ◯市長(大久保 貴君)   お示しすることはできないと思います。 62 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  獅山委員。 63 ◯委員(獅山向洋君)   私はもう反対討論で申し上げようと思っていたんですけどね。本年度50%給料を減額した555万円ということですね。これ、平和堂の賃料、800万円なんですよ。幾らやっても1カ月分にも足らないということなんですよ。それから、今までというか、今後も累計して1,295万円とおっしゃっているわけですけどね。これだったら800万円を基礎にすれば、1.5カ月分にちょっとというその程度の金額なんですよ。そう考えるときに、今、北川委員がるる質問されたこの555万円程度給料を減額しておけばこれでもういいんだというお考えなんですか。そこが一番重要なんですよ、彦根市民から見ればね。たったこれだけで、もう管理監督責任者としてのいうならば不適切な事務処理で済ませるというお考えなんですか。そこをちょっと明確に聞いておきたいと思います。 64 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 65 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しの答弁になって恐縮ですが、その額を賄うという観点で提案させていただいているものではありません。 66 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 67 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、私はいつもこの議案に反対しているんですよ。責任のとり方として、給料を減らすからと言うから額の問題になってくるんですよ。それならば、例えば全額でも減らせば、これは彦根市民も、ああ、そうかということになるかもしれん。額の問題ではなくなってきますのでね。けれども、50%という話をされると、何だ、金額的な問題なのかと誰だって思うわけですよ。そういう意味で、もう1回同じように聞いておきたいんですよ。この程度の給料減額で、いうならば管理監督者としての問題は済んだと考えておられるのか、それを聞いておきたいんです。 68 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 69 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しの答弁でございますが、これまでご答弁申し上げてきたとおりでございます。 70 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 71 ◯委員(獅山向洋君)   だから、答弁してきたなら、済んだと考えておられるのかということをきちっと答えてくださいよ。 72 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 73 ◯市長(大久保 貴君)   私なりに管理監督責任の示し方としてご提示をさせてきていただいてきたというものでございます。 74 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 75 ◯委員(獅山向洋君)   これも反対討論で言おうと思っていたんですが、質問としてしておきたいんですがね。管理監督が不適切だったということをおっしゃっているんですが、それならば、本来そういう不適切な事務処理を行った人に対して給料減額とか退職金減額とかやるべきじゃないんですか。それをやって初めて市長としてのいうならば二次的責任が出てくるわけです。一次的責任は一体何をおやりになったんですか。例えば給料減額とか退職金の減額とか、そういうことをやりましたか。 76 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 77 ◯市長(大久保 貴君)   さかのぼっての話になってしまいますけれども、私どもとしましては、この不適切な事務処理が行われたということに対して、庁内においてきちっと懲戒審査委員会を開き、事実関係を明らかにし、そして、当時それを指示した副市長が辞任をして、関係した職員に対する処分を行ってまいりました。しかしながら、議会との信頼関係ということにおいて、私どもがその政治責任を一定明らかにしなければならないということで、平成30年12月に私の管理監督責任者としての責任のとり方ということでお示しをさせていただき、お認めいただいて、今日まで来たわけでございます。その当時、私は議会に対しまして、要は新しい庁舎が建つまでしっかりこれを継続するということでお認めいただいたと思っておりますので、それを引き続き提案させていただいているものでございます。 78 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 79 ◯委員(獅山向洋君)   何か済んだような話をしておられますけど、現にこれ、条例の審議をしているわけですからね。ちゃんと答えていただきたいんですよ。市長が給料を50%もカットしていながら、この不適切な事務処理を行った者については、余りにも軽いどころか、もう処分さえなかったように見えるので、市民だって一体何を考えているんだと。きちっと不適切な事務処理を行った者に対して懲戒処分をやって、懲戒処分ももっと厳しいですよ。給料、何か50%カットを市長がやっていたらそれで済むような、そんな問題なのかということを言われているから聞いているんですよ。ただ、こういうふうに来年度も50%カットしますが来年度も市長を続けていたいというだけの話じゃないんですか。こんなものを認めていたら、ああ、また来年度も大丈夫だと、こういうことになってしまうわけなんですよ。そういう観点からいうと、市長としての責任のとり方として、こういうただずるずる50%カットを続けていくことが正しいと考えておられるのかどうか、そこだけはきちっと答えておいてください。というのは、私らだって市民に対して、いや、どうもこういうやり方が市長の考え方らしいよと、正しいと自分で言っていますよと、こう答えなきゃならんのでね。きちっと答えておいてもらいたいと思います。 80 ◯委員長谷口典隆君)   では、職員の処分も含めて、その50%が適切であるかどうかということを市長が考えているかということですよね。そういうことですね。  市長。 81 ◯市長(大久保 貴君)   職員の処分に関しましては、庁内の懲戒審査委員会の結論でございますので、そこはご理解をいただきたいと思います。その処分と私のこの条例とは必ずしも一致をしないものでございまして、平成30年にいろんな議論を重ねた中で私が議会に対してお約束したというものでございます。 82 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第11号に対する討論を行います。  討論がございます方、挙手をお願いします。  北川委員。 84 ◯委員(北川元気君)   議案第11号の令和2年度における彦根市長の給与の特例に関する条例案に対して賛成の討論を行いたいと思います。  本庁舎耐震化整備事業に関して不適切な事務処理が行われたこと、このことに対して管理監督者としての責任を明らかにするためにということのこの条例でありますが、庁舎耐震の裏合意の問題で市民には大きな損害が発生して、そのツケを払わされることになりました。そんな中で市長が給料を満額もらわれるなんてことはあり得ないと思いますので、本当は辞職されるべきだと思いますけれども、何もされないよりはましだということで賛成したいと思います。 85 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 86 ◯委員(獅山向洋君)   私はこの条例については従来から反対しておりますので、同じような趣旨で反対しておきたいと思います。  ようやく本庁舎についても、私は異論ありますけれども、工事にかかってきたという意味では、一定のこの給与減額についての期限というかな、いつまでということについてはめどがついたように思います。しかし、根本的に考えていただきたいのは、一体こういう管理監督者としてきちっとやっていなくて、不適切な事務処理が行われてどれだけの損害が生じたかということをやはり市民は絶対に忘れていません。やっぱり私は会うたびに、「あの仮庁舎に幾ら払うてはるの」と、「800万円ってとんでもない話や」と、「何であんなに遅れてしもたんや」と、「この責任を誰がとらはるの」と、「市長がとるべきじゃないんですか」という話をしきりに聞くわけなんですよ。  今回1年間延ばすと555万円ということになるわけですが、アルプラザの1カ月が800万円ということはもう市民にも浸透しておりましてね。また、「へえ、たった1カ月も満たない金額で、それで責任が済んだと思ってはるのか」と。また、通算しても1,295万円、いうならば2カ月にも満たないような金額なんですよね。これだけの混乱を起こしていながら、管理監督者としての責任は、これを済ませておけばまだ市長を続けても構わんわなと考えておられるそのことについて、市民の中には非常に立腹している人もたくさんいるわけです。  それともう1点は、これも問題なんですが、不適切な事務処理を行った者は、いうならば実に軽い処分しか受けてない、あるいは全く処分を受けてないと言う人もたくさんいるわけでしてね。何だか今の彦根の市政は、市長さえ「はい、私の責任でございます」と言えばそれで済むかのような、実にずさんなそういう行政になりつつある。何か審査委員会とか懲戒委員会で決まりましたからと、何を言っているんですか。そもそもそれじゃ、その委員そのものがおかしくなっているんじゃないかと考えるのが市長でしょう。ところが、こんな軽くやっているというのは、逆に言うと、市長と不適切な事務処理を行った者との間に何か癒着があるんじゃないかと、市民は誰でもそう思っていますよ。おかしいなと。そんなばかなことあるのかと。そんなもの、懲戒で3カ月でも6カ月でも減給するのが当たり前じゃないのと。それを何もやらないということ自体がおかしいんですよ。  そういう意味で、今の彦根の市政は無責任体制というか、例の子ども・若者プランでも、課長が「何もかも私の責任です」と言ったらそれで済む、また、「何もかも私の責任です。それも政治的な問題です」と、こう言えば済んでいくかのような、そういう状況になっているということでね。現在の彦根市のまさにおかしな行政というものの象徴として私はこの条例を受けとめておりますので、従来どおり反対意見を申し上げておきたいと思います。 87 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり)
    88 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第13号彦根市事務分掌条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 89 ◯人事課長(池田征史君)〔議案第13号について提案説明〕 90 ◯委員長谷口典隆君)   これより議案第13号に対する質疑を行います。  質疑がございます方は挙手をお願いいたします。  中野委員。 91 ◯委員(中野正剛君)   ちょっと2点ほど教えてください。文化に関することというのは、多くが歴史まちづくり部に移っていると思うんですけれども、この企画振興部の中の文化の総合調整というのは一体どういうことを目的とされているのか、どういう内容なのかというのを教えていただきたいのと、あと、人権政策と多文化共生をこちらに入れたということで、これの目的を教えてください。 92 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 93 ◯人事課長(池田征史君)   まず、1点目の文化の総合調整でございますが、もともと文化とスポーツの総合調整ということでございました。これにつきましては、文化とスポーツにつきましては、これまで教育委員会事務局の方で所管しておりまして、市長部局の所管ではございませんでしたが、その事業について市長の方でも一定調整として把握するために、総合調整ということで文化とスポーツを設けたものでございます。  具体的には、文化につきましては、いわゆる文化事業等に係るものでございまして、文化財の方ではないと考えております。今回の改正におきまして、スポーツにつきましては、市長部局の方に基本的に参りますので、スポーツの総合調整の分はなくなりますが、文化につきましては、引き続き教育委員会の方に残りますので、文化の総合調整のみ残しているということになります。  あと、人権施策と多文化共生を移管した理由でございますけれども、人権政策課が所掌しております人権に係る施策、それから多文化共生に関する施策でございますけれども、こちらについては、人権政策に関するものにつきましては、現在企画課内で所管しております女性活躍推進室と関連する部分があること、また、啓発業務などについても関連する部分が多いこと、また、多文化共生につきましては、同じく企画振興部に移管します国際交流事業と関連する部分が深いことから、同一の部で行うことがより連携がとりやすくなると考えるために移管したものでございます。  以上でございます。 94 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  獅山委員。 95 ◯委員(獅山向洋君)   この問題については、既に本会議で谷口委員長がいろいろ聞いておられるんですが、ちょっとよくわからんのは、何だか市長直轄組織がどんどん肥大化していたところを、突然またもとへ戻るようになっているわけですよ。それに対して市長は社会情勢の変化とかいろんなことを理屈をおっしゃっているんですけどね。一体どう変化してきたのか、その変化に応じてこう変えるんだという説明が明確になかったように思うんですよ。そういう意味で、改めて一体何でこんな大変な改正をされるのか、きちっと説明をしておいていただきたいと思います。 96 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 97 ◯市長(大久保 貴君)   これは本会議でもご答弁申し上げた部分でございますが、要するに、新しい事業を起こすときには、その社会情勢の変化等々によって新しい事業を起こしていかなきゃならないということで立ち上げたわけですが、そのときに迅速に立ち上げるために、まず、それを所管する部署がなかなか決まらないということがありますので、そうしたものをこの地方創生あるいは東京オリンピック・パラリンピック、そして、ワールドマスターズあるいは国スポに向けまして、さまざまな事業をやっていかなきゃならないときに、まず、迅速にその着手をするためには、直轄組織で事業を始めていく必要があるということをこれまでご答弁させていただいてまいりました。実際にそうさせていただいてきたわけですが、昨年の2月定例会でもご説明をさせていただきましたが、軌道に乗った、そして、所管が落ちついてくる先が見えてきたならば、そちらに移管をして事業を継続させていくということをお話しさせていただいていましたので、一定その成果に基づいて今回再編をさせていただくという整理でございます。 98 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 99 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、そういう一般論をおっしゃっているけど、具体的にこの部門についてはこうだからこうしましたという説明がないから聞いているんですよ。もうちょっと具体的にきちっと説明してもらえませんか。市長直轄組織にまず入れたけれども、軌道に乗った、それだからまた直轄組織から出したというのは、それを一つ一つ言っておいてくださいよ。そうでないと、これ、職員自身も混乱してしまうんですよね。説明があれば、今度の人事では自分はどこへ行くだろうなというのは大体予測がつくけど、これだけの説明では何のことかよくわからないですよ。だから、私が聞いておきたいのは、あんまり抽象的な説明ばかりせずに、具体的にきちっと説明してくださいということです。 100 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 101 ◯市長(大久保 貴君)   それでは、ちょっと長くなるかわかりませんが、ご説明をさせていただきます。  そもそもさまざまな事業が立ち上がってきたというのは、地方創生が叫ばれて、その国の政策に呼応して取り組んできたということでございます。その中で出てきた課題が、それぞれの地域のよさを再確認して発信していく、そのシティプロモーションという考え方が一つ重要だということで、シティプロモーション推進課を今まであったものを新たに単独の課として立ち上げまして、いわゆるシティプロモーションの基礎をつくっていくためにさまざま市民を巻き込んでというか、市民主体のさまざまな発信をしていくプラットフォームもつくろうということで進めてきました。それも、これは外部のコンサルタントにも入っていただいて、一定の成果が出てきたものだと思っています。これは事業として立ち上がって、これから推進していくということになります。  また、東京オリンピック・パラリンピックに向けまして、ホストタウン事業というものに取り組んでまいりました。これもやっぱりシティプロモーションの一環として事業を立ち上げていく、しかし、国際交流とスポーツという分野、あるいは地方創生の事業の一環でございますので、そこには自治体間交流、文化交流、こういうものが要件として定められております。そうしたものを総合的に対応していくために、このシティプロモーション推進課でとり行ってきたものでございます。そうしたものが実際にスペインとの交流、そして、事前合宿ということにつながってきて、スペイン女子チームも世界大会で準優勝するというところまで成果が出てきたというところでございます。一定の成果が上がって、これを実際にスポーツの分野でホストタウン事業につなげていくということで、スポーツ部においてこのことについても取り組んでいくということにしたわけでございます。  さらに、ワールドマスターズゲームズ、これも地方創生の一環として我々取り組んでまいりましたけれども、実際に来年2021年の募集が今始まってきてございまして、参加者、応募者も随分たくさんの方が応募をいただている状況でございます。こうした事業が見えてきておりますので、これもスポーツ振興ということと地域振興ということ、その事業として進めていける段階になってまいりましたので、これはスポーツ部の所管として明確に位置づけて進めていこうということでございます。  さらに、歴史まちづくり部を新設いたしますのは、おかげさまで彦根城の世界遺産登録もこの令和元年度、文化庁に対して推薦書原案をお示しさせていただくところまでまいりました。ただ、ここでやはり国内の学術検討委員会でもご指摘をいただいておりますのは、開発と文化財の保存・活用との調和ということが強くご示唆をいただいておりますし、議論の対象になってございます。それをしっかり市として対応していくためには、やはり世界遺産登録という大きな目標に向かってそれにふさわしいまちづくりをしていくということではないかと考えますので、歴史まちづくり部の中で、景観であったり都市計画であったり公園であったり市街地整備であったり、そうした一貫した考えのもとに仕事をしていかなきゃならないと思っておりまして、文化財につきましても、埋蔵文化財調査というのを開発行為の中で求めておりますし、開発と密接に関連するものでございますので、この一つの部の中で調整をしていただくというのが適切だろうという判断をしたものでございます。  いずれにいたしましても、こうして所管を決めて進んでまいりますが、やはり相互に各部局がよく連携をしながら全庁挙げて取り組んでいく必要があると思っておりますので、こういう形で来年度は進めさせていただきたいと考えているところでございます。 102 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 103 ◯委員(獅山向洋君)   結局いろいろ聞いてみても抽象的なのでね。それじゃ、もうちょっと具体的に聞きましょうか。  歴史まちづくり部という不思議な部ができるということになっているわけですけどね。なるほど、世界遺産登録推進は重要かもしれないけれども、彦根市は特に文化財関係とかそういうものについては、もちろん荒神山とかいろいろありますけれどもね。世界遺産登録そのものに限定すれば、芹川以北だけでしょう。しかも芹川以北でも非常に限られた地域、バッファゾーン、緩衝地帯というんですか、バッファゾーンは限られた地域なんですよ。それなのに、従来の都市建設部の都市計画とか景観とか公園とか市街地整備、これはどちらかというと芹川以南に今後重要な問題なのに、何でこんなものを全部歴史というものに絡めてしまうんですか。それじゃ、これから芹川以南についても、全て歴史というものが、あるいは世界遺産登録推進が絡んでくるんですか。しかもこれ、人事的にもまるで、普通は世界遺産登録なら文化財の関係かなと思っていたら、都市計画というか、都市建設部のものが入ってくるわけでね。一体人事ってどうおやりになるのかなという、そういう疑問もあるわけなんですよ。  それで、とりあえず質問としては、彦根市全体が歴史まちづくりになってしまうんですか。それだったらもう新しい開発も何もできなくなりますよ。その点、いかがですか。 104 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 105 ◯市長(大久保 貴君)   決して新しい開発を否定するわけではなく、調和をさせていこうということでございます。世界遺産登録の観点から芹川以北が中心、それに限定されるのではないかというお考えを持つ方も多いと思います。ただ、世界はそうではありません。イコモスで世界遺産登録をしていただきますのでね。イコモスはもっと広い範囲でいろんな観点から、景観ということから求めてまいります。  そこを、先日もちょっと、脱線するかもわかりませんが、ムツヘタの事例を出させていただいてご説明をさせていただいたんですが、要するに遺産というものがあるその周辺だけということで登録をされてきた。ところが、そうではなくて、最初8ヘクタールぐらいの登録だったんですが、バッファゾーンを180ヘクタールまで求められてきたと、こういうこともございます。彦根の場合も、例えば彦根城はどこから見えるのかということになりますと、宇曽川の土手からも見えます。そうしたところも重要な要素になってくるということは、彦根城の世界遺産登録に関してだけでもそういうところでございます。  例えば稲部遺跡、これも要は歴史を生かしたまちづくりをしていく、開発をしていく、それをどういう形で開発の素材に加えていくかというところが問題でございますので、必ずしも新しい開発を否定するのではなくて、新しい開発をするに当たっても、歴史的価値を活用して、よりいい魅力ある開発につなげていくというのが目的でございますので、荒神山もそうでございますし、山崎の城もそうでございますし、肥田の城もありますし、いろんな歴史遺産がありますので、そうしたものを生かしていく、アドバンテージにしていくという意味でご理解をいただきたいと思います。 106 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 107 ◯委員(獅山向洋君)   随分バッファゾーンも広がってしまったわけですね。そういうことなんですかね。もう1回確認しておきたいですよ。そこまで広げてしまう。これは世界遺産登録の基本的な考え方から随分外れてきていると思うんですよ。何回もこれ、文化庁から言われているでしょう。バッファゾーンについてきちっと整理しなさいと。今おっしゃったのでは、もう要は彦根城が見えるところまで皆バッファゾーンに入るという市長の見解なんですか。そこを明確にまず一つしていただきたい。  もう一つは、何か稲部遺跡とか山崎山とかいろいろおっしゃったけど、こんなもの、都市建設部で当然考えてやっているわけですよ。それをあえて歴史まちづくり部なんてしてしまったら、それを超えて何をやろうとしているのかということをやっぱり知りたいんですよ。彦根市民だってそれぞれ生活があって、自分の住んでいるところが住みよいまちになってほしいと思っているのに、そこにまだ歴史まちづくりまでがかぶさってきた場合、大変な影響が出てくるのでね。一体何を考えているんですかということをやっぱりここできちっと聞いておかないといけないから質問しているんですよ。もうあんまり抽象的なムツヘタとかそんな話じゃないでしょう。それならば、ムツヘタがどんな危機遺産になったかということをきちっと説明してから彦根市もこうなんだというならわかるけど、ムツヘタの危機遺産の問題は違うでしょう、この問題とは。いかがですか。それで、まず最初の質問に答えてくださいよ。 108 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 109 ◯市長(大久保 貴君)   私どもが提示させていただいているバッファゾーンというのは彦根市の芹川以北でございます。しかし、先ほど申し上げたのは、いわゆる歴史的景観ということについての概念が新しく学者の中でいろいろと議論されているということでございまして、そこをやはり我々は注意して見ないといけないと思っております。今ちょっとこれは世界遺産の議論ではないんですが、補足的に申し上げると、芹川以北の我々が指定をしてこういう形でということで思っておりましたバッファゾーンよりももっと北に広くとるべきだというご意見をいただいていて、今いろいろと議論をさせていただいているというものでございます。そこにはやはり開発と景観の保全ということが課題となってくるわけでありますが、そこも一つの材料として我々認識をし、それをほかのところにも生かしていくという市の行政としての姿勢はしっかりと説明をして、イコモスの皆様方にもしっかり理解をしていただけるように努力をしていきたいと思います。 110 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 111 ◯委員(獅山向洋君)   さっぱり私が質問していることについてお答えにならないんですよね。彦根市だっていろいろなきちっとした地域があって、やっぱり農村地帯もあれば山林地帯もあるし、これは都市部もある。駅だって、JRの駅だってちゃんと各所にあってそれなりに開発しているわけでしてね。それに歴史まちづくり部なんて名前をつけて、彦根市がまるで全部歴史で統一されているんだという印象を与えること自体が非常におかしいと思うんですよ。例えば多くの工場が進出しておられますけど、これから歴史まちづくり部の言うことを聞いてくださいと、こういうように会社の外観もやってくださいと、そういうことまで言うつもりなんですか。というのは、これを見る限りはそうしか考えられないから言っているんですよ。 112 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 113 ◯市長(大久保 貴君)   これまでも企業の皆様方にもご協力をいただくようにお願いをしてまいっております。その姿勢は変わらないと。より具体的に、企業の皆様とお話しさせていただいていましても、歴史を生かしたまちづくりをするということは共感するし、それが企業の価値にもつながっていくということはおっしゃっていただいていますので、さらにご理解を深めていただけるように名称も変わって、そういうところが浸透しやすくなるということも期待をしたいと思います。 114 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 115 ◯委員(獅山向洋君)   私は名称を非常に重視しているんですよ。本当に世界遺産登録推進をやろうと思っているのならば、なぜ世界遺産登録推進部としないんですか。そこの部長が例えば都市建設部長にこれこれこういうことだからぜひこうしてほしいとおっしゃるのはいいんだけれどもね。こんな両方、文化財部と何だか都市建設部を合わせたみたいなややこしい矛盾した部にすると、一体誰がそれを決定するのか。部長が決めると、こういうことなんですか。都市計画そのものだって、きちっと法律があるんですよ。それなのに、ここへ歴史が入ってくると、これは非常になかなか大変なことになるんですよ。どうしてそういうふうにね、何だか要は一つにまとめりゃいいんだという感覚でおられるから、非常にこの行政としてややこしくなってくるのでね。そういう意見は全くないんですか。これは市長の考えなんですか。それとも、どこかの部から上がってきた考えなんですか。その辺をちょっと明確にしておいてほしいんです。市長の考えなら市長の考えとはっきり言っておいてください。我々も議員として責任がありますのでね。「こんな妙な部ができ上がったんや」と。「いや、これは市長の考えなんだ」と言えますのでね。もう1回確認しておきたい。市長の考えなんですか。 116 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 117 ◯市長(大久保 貴君)   これは庁内でもしっかり議論をしていただいて出てきたものでございますし、他の自治体の事例も参照しながらこうしたものに落ちついたということでございます。 118 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 119 ◯委員(獅山向洋君)   都市建設部の方からは何の異論もなかったわけですか。それと、どこで一体こういう議論をされたんですか。そこをちょっと明確にしておいてくださいよ。 120 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 121 ◯市長(大久保 貴君)   都市建設部で議論をしていただいて、出てきたものでございます。 122 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 123 ◯委員(獅山向洋君)   それじゃ、世界遺産登録推進の担当をしている方々の意見はどうだったんですか。 124 ◯委員長谷口典隆君)   協議があったのかなかったのかだけでも結構です。  副市長。 125 ◯副市長(山田静男君)   名称につきましては、都市建設部と文化財担当、直轄組織でございますけれども、文化財課も踏まえて名称を決定させていただいたというところでございます。 126 ◯委員長谷口典隆君)   名称じゃなくて、一緒にするということですね。一緒にこの歴史まちづくり部をつくるということに関して、都市建設部からは協議をされたということだったんですけれども、世界遺産とか文化財の方での協議はあったのか、意見はどうだったのかということでしたので、そこには協議があったのかなかったのかということだけお答えいただいて。名称ではなくて、その組織をするに当たってということです。  副市長。 127 ◯副市長(山田静男君)   両部、都市建設部と文化財課も踏まえて協議させていただいたところでございます。 128 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 129 ◯委員(獅山向洋君)   協議の結果、異存がないということだったんですか。そういうことだけちょっと聞いておきたい。これはもう世界遺産登録の責任問題なんで。 130 ◯委員長谷口典隆君)   副市長。 131 ◯副市長(山田静男君)   世界遺産を進める上で、先ほど市長からご答弁させていただきましたけれども、学識のそういう委員会がございまして、彦根城だけでは非常に厳しいとご意見をいただいています。その中で今の規制ですね。都市計画法の関係とか高さ制限、眺望もございまして、そういう観点とかいろんな関係の調整が出てきます。それで、それを彦根市として全体にまとめた形で推進する必要があるとご意見をいただいているところでございます。  それで、今までですとばらばらに協議していたんですけれども、都市計画の関係とかいろいろ調整が非常に時間もかかるという中、今回それらをスムーズにするために、こういう歴史まちづくり部を創設するというところで調整させていただいたところでございます。 132 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 133 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、今までは調整ができなかったと、だからこういうふうにもう一緒にしてしまうんだと、こう理解してよろしいんですか。 134 ◯委員長谷口典隆君)   副市長。 135 ◯副市長(山田静男君)   調整はしておりましたけれども、スピード感もございますし、それで、今後一丸となってやる必要がございます。それで、当然この意思決定も踏まえて、それらの調整、そして目的ですね。世界遺産進める中でいわゆる開発と保有、文化財の保護を踏まえた形でやっていくという姿勢でございます。 136 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 137 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、私は、これは市の執行部というか、市長も自覚しておられるようだけれども、調整能力がないわけですよ、市長なり副市長にね。本当ならば、都市建設部なり、あるいは世界遺産登録推進しているところとか、そういうところがいろいろ意見が出て、最終的にやっぱり市長、副市長のところで調整してもらうというのが本来のあり方なので。ところが、今回は部の中で調整させようとしているわけでね。これはむしろリーダーシップがないということを明らかにされたんじゃないかなと、こう思っています。これは私の意見です。  それで、もう一つちょっと質問があるんですよ。この世界遺産登録推進が非常に重要な段階にかかってきているわけなんですよ。これは自分でもそうおっしゃっているんだから、推薦書を出すとか何とかね。だから、これは非常に重要なレベルに来ている。それと、スポーツに関しても、国スポとか障スポとか、これも非常に重要な段階にかかってきているのに、わざわざ外へ出してしまうと。むしろ市長直轄できちっとやっていくべきじゃないかと私は思うんですよ。何か逆ばかりやっておられるような気がするのでね。何でもうちょっとリーダーシップを発揮して、世界遺産登録とか、あるいは国スポ・障スポについて市長は力を入れないんですか。何だかこれ、また部長任せになってしまいますよ。その点、ちょっと聞いておきたいんです。 138 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 139 ◯市長(大久保 貴君)   その理屈でいくと、全部直轄にしないとということになると思うんですがね。  一応一通りの事業が軌道に乗ってきたということでありまして、世界遺産登録も県、市の協議会を立ち上げて、いよいよ県においてしっかり動いていただけるという状況になりました。役割分担をしようということです。彦根市は、いわゆる地域の保存管理計画をきちっとつくり上げること、同時に市街地の整備を世界遺産と関連性を持たせたものにしていくということが今求められているわけでございます。そのことを新たな歴史まちづくり部でやっていただくということでございます。総合調整がとれてないということでは決してないと思っています。  一つの例を申し上げると、稲部遺跡が発掘された際に、いわゆる芹橋彦富線の都市計画道路を変更してまちづくりを進めていくという決定も、これも迅速にさせていただきました。スピーディーにやらせていただいたと思っていますが、ただ、地域の方々には大変ご批判もいただいたし、ご不満があったということも事実でございます。ただ、我々は歴史的価値を生かしたまちづくりをした方が長期的な展望としてはプラスになるという判断をいたしましたので、そういうことを一つの例として受けとめていただけたらと思います。  いずれにしましても、文化財と都市計画は人的にも非常に密なこれまでも交流がありますので、そうしたところのメリットを生かして、さらに新たな課題に向かって仕事をしていただきたいと考えております。 140 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 141 ◯委員(獅山向洋君)   何か言うと例ばかり挙げられるけど、端的に質問していることについて何で端的にお答えにならないのか。  最後に意見だけ申し上げておきますけどね。私としても何でこんなに市長直轄組織にばかり入れてしまうんだろうかと。例えば市議会のああいう部長さん方の座っておられるのを見ていても、何だか産業部みたいなところがいつの間にか私らから見れば左の方に入ってしまったり、ちょっと不思議に思っていたんですよ。ただ、ここまで市長直轄組織を大きくしていながら、今こういうふうに外に出してしまうと、外から見た対外的なというか、外から見た視線としては、何だ、これはもう市長直轄ではないのかと受けとめられかねないことがあるんですよ。特にこの歴史まちづくり部とか、何かスポーツ部とか、こうなると、目前に迫っている重要な事業であるのに市長直轄ではないのかと受けとめられかねないのでね。その辺についてはやっぱりしっかりとお考えになるべきだと私は思いますよ。  以上です。 142 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにありませんか。  黒澤委員。 143 ◯委員(黒澤茂樹君)   それでは、ちょっと具体的なところを少しだけお聞きしたいと思うんですけれども。  まず、市長直轄組織のところですけれども、防災および危機管理に関することは残るわけなんですが、市長直轄組織があれば、やっぱり秘書と渉外というのはやはり市長のところにいるので、本来は市長直轄組織にあるべきではないかと思うんですが、それをわざわざ企画の方に持っていかれた理由をお伺いしたいと思います。  それと、組織が効率化するのは非常にいいことだと思うんですが、例えば歴史まちづくり部とスポーツ部が増えるということで、部が増えるというのもいかがなものかと。今、獅山委員おっしゃったように、スポーツ部なんかにつきましては、令和6年の国民スポーツ大会・障害者スポーツ大会が終わりますと、所掌事務が減ってくるんじゃないかと私は思います。わざわざ部にする必要はないかと思うんですが、そこも部に上げられた理由ですね。  そしてまた、都市建設部が残ってくるわけなんですけれども、都市建設部と例えば産業部と合体というんですか、名前はわかりませんけど、そうされたら、例えば技術の方を非常に有効に活用して、道路と河川とか、また、今年は雪が少なかったですけれども、除雪とかも非常に効率的に職員が使えると思うんですけどね。そういった増やすばかりでなく、効率的にもう少し合体するということを特にお考えにならなかったのかということはお伺いしたいと思います。  そして、もう一つわかりにくいのが、シティプロモーションの部分はやっぱりちょっとわかりにくいなと私は思います。何がわかりにくいかというと、観光とのすみ分けがやっぱりわかりにくいなと私は非常に思いますので、場合によってはシティプロモーションも市長直轄組織に置いたままにして、観光をシティプロモーションの中の係にするとか、そのぐらいのことでも思い切ってやられた方がよりわかりやすいと思うんですが、その辺、もしご意見ありましたらお伺いしたいと思います。 144 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 145 ◯人事課長(池田征史君)   今ほど4点ほどご質問いただいたかと思っております。  まず、秘書、渉外を市長直轄組織から企画振興部へ移管した理由でございます。  委員のおっしゃるところも理解するところでございます。まず1点としましては、市長直轄組織については縮小という方向であったということ、また、現在の予定でございますけれども、市長直轄組織には危機管理課だけが残るということになるんですけれども、危機管理課につきましては中央町仮庁舎の中にございます。一方、秘書課につきましては西口仮庁舎の中にありまして、現状、正規職員の配置につきましては、秘書課長、これは直轄組織の副参事を兼ねておりますけれども、職員1人と、あと、再任用の短時間勤務の職員が1人という状況でございます。同室内に現在おります直轄組織の参事を含めても3人と再任用の短時間勤務ということになります。4月以降につきましては、直轄組織の縮小に伴いまして、直轄組織の参事については配置はなくなる見込みでございます。非常に小規模な所属となってしまいます。こういったこともございまして、広報課、シティプロモーション推進課と統合した上で、効率的に秘書業務を行うことができると考えたものでございます。  あと、部が増えることにつきましてですけれども、確かに今回2部増えるということでございますが、それぞれ先ほど市長も答弁申し上げましたとおり、スポーツ部につきましては、国スポ・障スポ、それからスポーツ事業を一元化して進めていくということで設置したものでございます。また、歴史まちづくり部につきましても、彦根城の世界遺産登録およびそれに伴う世界遺産を活用したまちづくりを進めるということで設置したものでございます。  あとは、都市建設部と産業部の合体、それから、シティプロモーションと観光のすみ分けでございますけれども、ここの部分につきましては、今年度は確かにこういうことはしておりません。ただ、こういった部分についても次年度以降、もしくはもう少し先になるのかもしれませんが、いわゆる重複する部分というのは整理していくのは一定必要だと思いますので、検討課題とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 146 ◯委員長谷口典隆君)   黒澤委員。 147 ◯委員(黒澤茂樹君)   大体お考えはわかったんですけどね。人数が減って小規模になる、それで、広報、シティプロモーションと統合ということでしたら、改めてその二つを統合して秘書、渉外とあわせて市長直轄組織にされる方が私はより効率的になるなと思います。どう考えてみても、この企画振興部の事務分掌が非常に増え過ぎているんじゃないかなと、私は正直、見た感じで思います。わざわざ市民環境部にあった人権政策とか多文化共生、そういったものを移管するんじゃなくて、企画振興部の方から市民環境部の方に移管されても別によかったんじゃないかなと私は思います。  それと、ぜひとも、このシティプロモーションと観光というのが本当にわかりにくい部分になっていますので、これは十分検討いただきまして、より効率的な組織、頭でっかちになるんじゃなくて、しっかりとしたスリムな形の組織にしていただきたいと私は思います。 148 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。
       (「なし」と呼ぶ者あり) 149 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第13号に対する討論を行います。  討論ございます方は挙手をお願いいたします。  獅山委員。 150 ◯委員(獅山向洋君)   質問の中でいろいろ意見を申し上げたわけですけれども、私、やっぱり歴史まちづくり部というのは、一体こんな部をつくっているところがほかのまちにあるのかなと思うんですよ。本来、最終的に歴史まちづくり的な問題を集約するのはやっぱり市長、副市長のレベルでやるべきであって、本来の世界遺産登録に関する意見とか、あるいは都市計画に関する意見をきちっと部長の方が意見を申し上げて、調整できないような部分については市長、副市長がきちっと話を聞いて調整すべきだと思います。ところが、これだと、部長レベルというか、部長が調整していかなければならないわけで、その調整した結果を副市長あるいは市長に上げたら、そのまま、はい、そうですかということで通っていっては、本来のこの行政というものが何のためにこういう一種の縦割りになっているのか、その辺についての認識ができてないんじゃないかと思います。  市長はたしか市長になられるときというか、その前のときも、縦割り行政はけしからんということを言っておられた。私らは当然縦割り行政が悪いと言う以上はきちっとしたリーダーシップをとられるものと思っていたら、そうじゃないんですよ。要するに自分はリーダーシップをとらずに、下の方で皆調整させてしまうという考え方があるのでね。これは非常に問題だと私は思っています。  それからもう1点は、先ほど申し上げましたように、こういう世界遺産登録とか、あるいは国スポ・障スポが目前に迫っているようなときに、なぜわざわざ部を創設してそこへ下ろしてしまうのかということです。本来、市長直轄組織というのは、市長がきちっとその場その場で迅速に判断してやっていくという前提でつくったはずだと思っているんですがね。今度は部の方に下ろしてしまう。結局これもリーダーシップをとろうという意識がないんじゃないかなと、こんなふうに思うわけです。  それからもう1点、私も質問を忘れてしまいまして、今、黒澤委員がお聞きになったことですが、ちょっと小さい話ですけれども、確かに以前は市長直轄組織というものがなかったので、秘書とか渉外に関することは企画あるいは企画振興部でやっていたわけですけれども、市長直轄組織がありながら、一番のこのセクレタリーというんですか、秘書的な問題とか渉外に関することについては企画振興部に出してしまうというのは、私はちょっとこれも全然本来の市長直轄組織というもののあり方から外れているんじゃないかと、こんなふうに思っております。  そういう意味で、これだけ重要な変化について、ただここだけでこういう議論をして終わりみたいなことでは本当に情けないなと、こう思っているんですよ。そういう意味で、私はやっぱりこれはもっと慎重に検討すべきだと思いますので、反対意見を申し上げておきたいと思います。 151 ◯委員長谷口典隆君)   ほかに討論ございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 152 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第15号彦根市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 153 ◯人事課長(池田征史君)〔議案第15号について提案説明〕 154 ◯委員長谷口典隆君)   これより議案第15号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 155 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第15号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 156 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  暫時休憩いたします。                                 午前11時15分休憩                                 午前11時25分再開 157 ◯委員長谷口典隆君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、議案第16号彦根市国民体育大会等運営基金の設置、管理および処分に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  国体準備室長。 158 ◯国体準備室長(西田康浩君)〔議案第16号について提案説明〕 159 ◯委員長谷口典隆君)   これより議案第16号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 160 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第16号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 161 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第25号彦根市病院事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 162 ◯人事課長(池田征史君)〔議案第25号について提案説明〕 163 ◯委員長谷口典隆君)   これより議案第25号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 164 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第25号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 165 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第29号第2期彦根市まち・ひと・しごと創生総合戦略を定めることにつき議決を求めることについての件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  企画課地域経営・地方創生推進室長。 166 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)〔議案第29号について提案説明〕 167 ◯委員長谷口典隆君)   これより議案第29号に対する質疑を行います。  質疑がございます方、挙手をお願いします。  北川委員。 168 ◯委員(北川元気君)   それでは、第2期総合戦略を策定するに当たって、第1期の総合戦略では外部委員からの評価とか意見とかがあったと思いますので、主なものをご紹介ください。 169 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 170 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   第2期の総合戦略を策定するに当たりましては、まず、庁内の職員から成ります部会で検討いたしまして、部長級で構成します本部会議で案をつくりまして、その後、外部委員から成る推進協議会で第1期の総合戦略の実績や指標の進行状況、それを踏まえまして第2期についての素案について検討をいただいております。  第1期を振り返ってみますと、思うような結果が出てない個別の取り組みもございますが、施策の柱立てとしては妥当なものであるという評価をいただいていまして、人口減少対策が効果を発揮するためには通常の施策よりも長い時間を要すると考えることから、継続して実施していくという意見でこういう戦略を策定しております。  また、KPIについては、なかなか第1期の策定のときに意欲的な設定にしたこともございまして、結果として実績値と大きく乖離しているものもございますが、こうした点につきましても外部委員の皆様からご指摘いただいておりまして、そうした反省をいたしまして、第2期の総合戦略においては各部会において実態に即したKPIを設定するような変更を加えております。 171 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 172 ◯委員(北川元気君)   ちょっともう少し踏み込んで、そのKPIのところでどういうご指摘があったのかというのを紹介いただけますか。 173 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 174 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   例えばどうしても増、増、増という目標を立てていることに対して、人口減少ということを踏まえて、もうちょっと抑えて実態に合わせて目標数値を設定したらどうかという意見ですとか、それとあと、7ページのところで有効求人倍率の目標値を設定しております。これは基準値が平成27年度から30年度の平均で1.72倍なんですけれども、目標値が1.50倍と下がっております。こちらの方は、第1期の数値目標におきましては、平成26年度の基準値が1.23倍で、平成31年度、令和元年度ですけれども、この目標数値が1.37倍でございました。つまり、もう今この目標値としては既に達成しておりまして、有効求人倍率としては従来掲げていた目標値を超えています。ただ、逆にこの有効求人倍率が高くなることに伴いまして人材不足等が深刻になってまいりましたので、この1.5倍という目標値につきましては、2017年の全国で完全雇用を達成したときの目標値として設定したわけなんですけれども、この数値目標について各種意見をいただいたところでございます。 175 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 176 ◯委員(北川元気君)   大きな変更点として、数値目標で年間の出生数、彦根市は1,000人の維持を目指そうとしていたのが、目標値ですら1,000人を切ることになっていますが、このことに対するその評価とかご意見について詳しくお聞かせください。 177 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 178 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   このことにつきましては、引き続き、この大きな基本目標で「次代を担う子どもたちを安心して産み育てることのできるまちづくり」というのがございますけれども、これについて進めていくようなご意見をいただいているところでございます。 179 ◯委員長谷口典隆君)   その目標値が1期と比較して減っているその理由、その根拠というものを、何に起因しているんですかということなので。  企画課地域経営・地方創生推進室長。 180 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   まず、全体の出生率が、出生数等が下がってきておりますけれども、アンケート等とかもとっているんですが、基本的に未婚率が高くなってきたりとか、晩婚化とかが進んでいる影響も大きいと考えております。 181 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 182 ◯委員(北川元気君)   この計画は、少子高齢化が問題だから、目標を持って施策を進めて、子どもを産み育てやすい環境をつくったり、出産、子育て、切れ目のない支援をしていこうということで目標を設定しているのに、1期目設定した目標が、ちょっと目標が高過ぎたから下げますと言って、1,000人を切るような目標にされてしまったりすると、そもそもの目的が弱くなっているような気がしているんですけど、その辺はいかがですか。 183 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 184 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   この合計特殊出生率に関しましては、出生率の2060年の目標値が前回は2.13ということで設定していたんですけれども、今回1.80と設定をして人口の目標数値を算定しているんですけれども、こちらの方につきましては、2060年に全国の希望出生率である1.80を達成するということで試算いたしまして、その逆算といたしまして、この第1期の1,000人という数字からはちょっと低くはなっているんですけれども、この959人という数値目標を設定しているものでございます。 185 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 186 ◯委員(北川元気君)   社会増減数で転入超過の目標が逆にこれ、すごく増えていて、つまり、彦根市で子どもの出生数1,000人にしていたのに、これが1,000人を切るように目標を下げているにもかかわらず、社会増減数の方は100人にしていたのに150人に増えている。要するに彦根で産む子どもは諦めてよそから人を入れるような、わかりやすく言うとそう見えるんですけど。 187 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 188 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   今の現状ですけれども、人口は社会増減と自然増減の両方の作用になってくるわけなんですけれども、今、彦根市の現状では、社会増減数というのが幅もありますけれども比較的好調になっておりますので、前回の転入超過100人を目指していたのを150人と上方修正をしているものでございます。 189 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 190 ◯委員(北川元気君)   だから、自然増減、要するに彦根で子どもを産んでもらいましょうの目標を下げて、よそから人に来てもらいましょうの社会増減の方を上げて調整したということなんでしょうけど、それは、僕はなぜこのもともと年間の出生数1,000人を維持という目標があったのにそんなことをされたのか、彦根で子どもを産み育てやすい環境を整備するというところに力を注いでもらえるのが1期目の目標だったのに、2期目はそれが弱くなってしまっているんじゃないかという危惧を持っているわけですから、そこについて僕が安心できるようなちょっとご説明がいただけたらありがたいです。 191 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 192 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   1,000人が具体的に959人という形で下がったようには見えますけれども、引き続き、彦根で子どもを産み育てていただいて人口をどう増やしていくかの施策には積極的に取り組ませてもらいますので、ご理解いただきたいと思います。 193 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  獅山委員。 194 ◯委員(獅山向洋君)   前回の総合戦略を決める場合も、いわゆるコンサル業者が入っていたと説明を受けたと記憶しているんですがね。今回もそういうコンサル業者が入っているんですか。 195 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 196 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   今回につきましては、前回第1期の総合戦略の際も人口ビジョンの策定についてはコンサルタント会社等の力をいただきましたけれども、総合戦略本体の策定につきましては、職員で起案というか、原稿をつくりまして、それをいろいろ検討してつくり上げているものでございます。  今回第2期の策定に当たりましては、職員の方で作業をいたしまして、人口ビジョンにつきましては、新しいデータの更新ですとか将来推計人口の推定などは職員でやっております。また、総合戦略につきましても、部内で部会等で横断的に論議していただいて、それをまた部長級の本部会議でかけて、外部員で構成します協議会でお諮りしてつくっているという構成になっています。ただ、この人口ビジョンの中で一部市民アンケート調査というのをとっているんですけれども、この市民アンケート調査の実施と、それとあと、この戦略が完成しましたら、それを印刷していただくという部分だけはコンサル会社にお願いしているものでございます。 197 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 198 ◯委員(獅山向洋君)   ちょっと印刷してもらうというのは、そんなところへコンサルが関係してくるんですか。ちょっとよくわからんもので。 199 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 200 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   今申しました市民アンケート調査とこの人口ビジョンと総合戦略を300部ずつ印刷していただくことについて、委託を行っております。 201 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。
    202 ◯委員(獅山向洋君)   前回も私、いろんな意見を申し上げたんですけどね。やっぱり人口増あるいは維持が非常に重要なので、そういう観点からいいますと、やっぱりこの彦根市が住みよいまちだということがまず第一の要件じゃないかと思っているわけです。  前回のときには、かなり東洋経済新報社の住みよさランキングというのをたしか3回ぐらいちゃんとこの総合戦略の中に出ていたんですけれども、今回は結局1回ぐらいで、しかも随分順位を下げた212位でしたかな、ということで書いてあるわけですけどね。そうすると、結局前回では住みよさランキングというのを非常に重視していたけれども、今回はランクが下がってきたから重視しないと、こういう意味なんですかね。その点、ちょっと明らかにしておいてもらいたいんですが。 203 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 204 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   前回の人口ビジョンのときにつきましても住みよさランキングについて掲載しておりますが、割いているページとしては1ページでございますので、そこへ費やしている分量は変わっておりません。ただ、この住みよさランキングというのは引き続き目安となる指標ですので、今回も順位等を掲載させていただいているという次第でございます。 205 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 206 ◯委員(獅山向洋君)   その点は指摘だけしておきましょう。何だか順位が下がったから住みよさランキングへの言及が減ったなと、こう私は思っていますのでね。  それから、先ほど北川委員が質問しておられたように、何だか今回はもう社会増に頼るという人口政策のように私も受けとめているわけですけれども。この社会増については、最近の傾向としては実際は外国人にかなり依存している傾向が強いように思うんですけど、その辺について今回のこの総合戦略の中ではあんまり出てないような気がするんですけどね。これはいかがでしょうか。 207 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 208 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   社会増減につきましては、景気ですとかそういうことによりまして結構年度によって幅がございます。本会議でも、現在の社会増の要因といたしましては外国の方の転入が多いということをお答えしております。ただ、人口につきましては今までも外国籍の方も含めた人口でございますので、もちろん外国籍の方が住みよいまちづくりというのは必要でございますけれども、特に今、外国籍の方を云々ということについては総合戦略では記載はしておりません。 209 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 210 ◯委員(獅山向洋君)   記載はしておりませんとおっしゃるのはおかしいのでね。むしろこれ、社会増を毎年ずっとたどっていきますと、確かに増減はあるんだけれども、結局彦根市の現在の人口を維持できているのは外国人による場合の方がかなりウェートが高いように思うんですよ。そういうことについて意見は全く出なかったんでしょうかね。むしろ、これからさらに外国人関係が増えてくる可能性があると思うんですよ。現にこの間も答弁にありましたように、ちょっと私、きちっと覚えていませんが、ベトナム人の方が一番多いとか、あるいはブラジルの人が多いとか、いろいろもう明確に出ているわけですよね。なぜここではそれが出てこないのかがちょっと私もよくわからないんですよ。 211 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 212 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   先ほどもお答えしましたとおり、人口全体でという観点でおりますので、日本人の方、外国人の方ということについては言及はいたしておりません。 213 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 214 ◯委員(獅山向洋君)   まち・ひと・しごと創生総合戦略というのは、まさに地方の創生のためにこういうことをやっておられるわけでしてね。その中で外国人の、失礼な言い方だ。研修生なんだけれども、労働者の方々によって非常にこの地方は依存していることは事実なのでね。私、この計画を見ていて、なぜ外国人について触れないのか、逆に言うと、外国人にとって住みよいまちであるならば、人口維持もある程度できる可能性があるんじゃないかと私は思っていますのでね。その点、もうないんだから、幾ら文句を言ってもしようがないのでね。ただ、その点は重要なことなので、指摘しておきたいと思います。  今後やっぱりこれ、そういうものをきちっと入れてもらわないと困るんですわ。彦根市の政策にどこにウェートを置くかというときに、外国人の方にウェートを置かなきゃいけないという認識が出てこないといけないと思うんです。例えばつい最近、甲賀市なんかも今回のコロナの問題でも、何か県下で3番目ぐらいに外国人の人口比率が高くなってきたからということで、きちっとそれに対応しておられるわけですけれども、そういうことを彦根市も明確に戦略の中に入れてもらわないと、これは私はまずいと思います。これはちょっと意見なので。  もう1点、ちょっと質問させてください。 215 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 216 ◯委員(獅山向洋君)   それともう1点は、関係人口ということを総務省が非常に提唱しているわけなんですけれども、何かこの戦略を見させていただいても、関係人口の増加について具体性が全然ないように思うんですがね。具体的にこういうことをしようとか、そういうアンケートとか、あるいは有識者の意見とか、あるいは部長級の皆さんの中から出てこなかったんでしょうか。もし何らかの具体的な意見が出てきたならば、ちょっと明らかにしておいていただきたいと思うんです。 217 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 218 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   関係人口増の施策につきましては、この基本目標の3の「若者がチャレンジでき、新しい人の流れが生まれるまちづくり」に位置づけておりまして、この議案の中ではお示ししておりませんが、この中で各施策を挙げておりまして、関係人口増加策の推進といたしまして、例えばふるさと納税のPRを強化することですとか、シティプロモーション等の推進によりまして、例えば彦根出身者ですとか大学の卒業者ですとか、彦根に縁のある方で市外にお住まいされている方に彦根を推奨してもらうという意欲の向上に向けた取り組みの研究や検討を進めるということをこの5年間の取り組みとして考えているものでございます。 219 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 220 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、そういう抽象的なことを書いてあるけど、それでは具体的に何をやるのかということなんですよね。だから、そういうものが明確でないから、予算措置も何も出てこないんですよね。ただ書いてあるだけということなのでね。そういう点も、私、この戦略についてはあんまり評価してないんですけど、それはそれとして、とにかく指摘だけはしておかないと、いつまでたっても具体性が出てこないのでね。  以上、それだけです。意見ということで。 221 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 222 ◯委員(中野正剛君)   すみません、同じような質問になると思いますけど、この総合戦略というのはすごく大事なものだと思いますし、この指標を見ながら彦根市がどういう方向に動いているのかというのを確認していかないといけないと思うんです。ただ、この今の数値目標、五つありますよね。これだけ見ても、5年後につじつまが合えばいいというものじゃないじゃないですか、これは。要するに常にこの数値から上に行っているのか下に行っているのかと見ながらやっていかないといけないわけで、こういう総合戦略に書いていいのかどうか、私、これはわかりませんけれども、マイナスにぶれた場合どういう手を打つかというのをここの基本目標の中に記入するべきではないかと思うんですけど、ちょっとご意見をお聞かせください。 223 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 224 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   この数値目標につきましては、毎年度その目標に対して実績がどうであったかというのをきちんと押さえまして、その実績の評価を外部委員の皆様方にも資料等を出しましてご意見等をいただいておりますので、例えばそれがなかなか達成できてないということについては、毎年評価、それと、どうしたらいいかというのをご意見をいただきまして、所属等でもどうするかということについて検討をしているところでございます。 225 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 226 ◯委員(中野正剛君)   5年後といえばそんなに遠い将来ではないじゃないですか。そしたら、今の彦根の現状で、先ほど答弁されたように関係人口のこととかこういう目標に、下振れしたらここに力を入れますという項目を挙げておいてもらえると、皆さん、これはどうなっているんだ、これはどうなっているんだという確認がしやすくなると思うので、私はぜひ入れていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 227 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 228 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   繰り返しになりますけれども、推進協議会等でこの数値等は評価いただいて、内部等でも認識しているところでございます。また、第1期の戦略のときには、この数値目標について変えないというルールづけをしていたんですけれども、状況に応じてその目標値を変更するということも、第2期の推進協議会で施策を評価していくときについては、それも考えていきたいと思います。 229 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 230 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第29号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  北川委員。 231 ◯委員(北川元気君)   議案第29号に反対の立場から討論します。  今、質問でも指摘させていただきましたけれども、基本目標の2「次代を担う子どもたちを安心して産み育てることができるまちづくり」これの数値目標についてですが、前回の第1期のところでは、平成26年時点で1,031人だったので、5年後には1,000人をキープしますと、彦根市は子どもさんを1,000人産んでいただけるまちをキープしますと、そういう第1期だったはずが、平成30年の時点で947人にまで落ち込んだため、5年後の目標を959人にしますということで、ここに対する目標がぐんとこれ、下がったわけですね。  安倍政権は少子化が国難だと言って解散したぐらいですし、このまち・ひと・しごと創生も地方創生から端を発したわけですけれども、少子化をどうして食いとめるか、歯止めをかけるかということがそもそもの目的であったわけです。なのに、この「次代を担う子どもたちを安心して産み育てることができる」彦根のウェートを下げて、そのかわりに3番の方の数値目標、社会増減の数の方で何とか対応していこうということになっています。  社会増減数の方では、当時は70人の転入超過だったのが、目標を100人としていましたけれども、今回では151人の転入超過が基準値であって、150人の転入超過を維持していこうということになっています。外国人が彦根市にお住まいになられるということも背景にあるんだと思いますけれども、社会増の方にウェートを置いて、子どもを産み育てる環境を整備することのウェートが弱くなってしまっているということが非常に残念でありますし、ほかの、今の中野委員からもご指摘があったとおり、できなかった場合、目標が達成できなかった場合に目標値を下げるなんてことをやったらだめだと思うんです。むしろ目標を掲げたのに達成できなかったんだから、それを補うほどのそこに対する支援を付加していく、もっと手厚くしていかないとだめなんだという危機意識を持って対応していかなければならないはずが、このような目標値の改定、下方修正みたいなことをされると、彦根市はどんどん次の世代を担う子どもたちを安心して産み育てることができない彦根に近づくと思いますので、反対をいたします。 232 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにありますか。  獅山委員。 233 ◯委員(獅山向洋君)   質問の中でも申し上げたことなんですけれども、まず、前回の総合戦略では、いわゆる東洋経済新報社の住みよさランキング、これを結構重視しておられて、何も最初の1ページだけじゃなくて、最後の結びのところにも書いていたと私は記憶しているんですが。ところが、それ以降どんどんこの住みよさランキングは下がってまいりまして、とうとう212位ぐらいまで下がってしまったと。そうすると、こういう彦根市にまずい数字はやめておこうとお考えになったのかどうか知りませんけれども、あんまり住みよさランキングということを考えないようになってしまったようです。  けれども、基本的にこれは人口問題、地方の人口問題が中心なのでね。やっぱり住みよさのランキングが下がっていくということは、彦根市に来る人がだんだん減っていくんじゃないかという心配を持っているので、やっぱり市長はここにおかれても、住みよさランキングを少しでも上げるためにどうすればいいのかという、そういう戦略をここに明確に入れていくべきだと私は思っております。  それからもう一つ、人口の増減の問題ですが、今指摘しましたように、やっぱり今後外国人の研修生や労働者、労働者というのはちょっと語弊があるかもしれませんが、研修生なりに、そういうものに頼らざるを得ない状況になってきているわけですよ。また、留学生も入れておかないといけないですね。そういう状況なのに、なぜ統計上そういうものをきちっとお入れにならないのかと。そうでないと、彦根市の外国人への対応というものが完全に抜けてしまうわけです、この総合戦略の中でね。こういうのはやっぱり明白な欠陥じゃないかと、こう思っております。  それから、最後に関係人口についても聞きましたけれども、何も関係人口だけ増やせばいいということじゃないんですよ。関係人口をしっかりと増やしていけば、それが交流人口になり、さらに定住人口になるということで総務省は提唱しているわけですから、今おっしゃったような非常に抽象的で何を一体やるのかということが明確でないような戦略というのは戦略じゃないと私は思っております。  そういう意味で、賛否は私も迷っていたんですが、結局反対せざるを得ないかなと思っているんです。なぜかというと、かなり重要な問題についてきちっとした考察ができてないという意味で、やっぱり私はちょっと反対しておかないといけないなと、こう思っております。  以上です。 234 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 235 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第11号令和2年度における彦根市長の給与の特例に関する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第11号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 236 ◯委員長谷口典隆君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号彦根市事務分掌条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第13号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 237 ◯委員長谷口典隆君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号彦根市職員の服務の宣誓に関する条例等の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 238 ◯委員長谷口典隆君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号彦根市国民体育大会等運営基金の設置、管理および処分に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 239 ◯委員長谷口典隆君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第25号彦根市病院事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 240 ◯委員長谷口典隆君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第25号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第29号第2期彦根市まち・ひと・しごと創生総合戦略を定めることにつき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第29号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 241 ◯委員長谷口典隆君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第29号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で本委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。  暫時休憩いたします。                                 午後0時18分休憩                                 午後1時28分再開 242 ◯委員長谷口典隆君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、定例会でもございますので、所管事項に対する一般質問を行います。  なお、所管事項に対する一般質問の発言については、委員お一人につき1回、30分以内となりますので、ご留意いただきますようお願いいたします。  では、順次挙手をもってお願いいたします。  森田委員。 243 ◯委員(森田 充君)   昼からもよろしくお願いします。  1点、地域安全の観点から少し質問の方をさせていただきます。  彦根のメールシステムというのがあると思うんですけど、我々議員の方にも随時飛ばしていただいて、しっかり情報の方、確認をさせてもらっているんですけど、その中で、防犯であったり、その辺のメールも流れてくると思うんですけど、そのメールを送信していただいているその基準というか、どういう情報を流していただいているのかというところをちょっと教えてもらいたいんですけど、よろしくお願いします。 244 ◯委員長谷口典隆君)   まちづくり推進室長。 245 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   防犯メールについてでございますけれども、配信をさせていただいておりますのは、彦根警察署の方から情報提供いただいたものを配信しております。これは彦根警察署と締結をしております安全・安心ネットワークに関する協定、これに基づきまして、情報提供いただきました犯罪情報、それとか、不審者情報、そういうものについてメール配信をさせていただいておりまして、彦根警察署の方から私どもの方へファックスでこういう事件、また、不審者情報がありましたので、こういう内容で配信をお願いしますということでファックスが届きますので、それに基づいてメール配信をしているという状況でございます。 246 ◯委員長谷口典隆君)   森田委員。 247 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。  少しそのメールの中で、2月10日にメールをいただいた内容がございます。こちらの方、少し読ませていただきますと、犯罪情報ということで、動物虐待容疑の発生についてということで、2月10日午前8時、彦根市芹川の側溝において胴体から上部のみ猫の死骸が発見されましたという情報をいただきまして、不審な人物等を見かけられた際は警察へ通報していただくとともに、子どもの通学の安全等の見守り活動にご協力をお願いしますというメールをタイムリーにいただいたんですけれども。また、何かその後にも、3月7日ですかね、同類の事案があったように思うんですけど、それはこのメールで発信されなかったのは何か意図があるんでしょうか。よろしくお願いします。 248 ◯委員長谷口典隆君)   まちづくり推進室長。 249 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   3月7日にメールを配信しておりませんのは、彦根警察署の方からその情報提供がございませんでした。そのため、ちょっとメール配信ができておりません。私も後日その内容を、最近なんですけれども情報を知りましたので、警察の方になぜこのメール配信の情報を頂けなかったのかということで確認はさせていただいております。  警察としましては、このメール配信は、基本的に子どもの登下校時の安全確保を大きな目的としているということで、3月7日につきましては、新型コロナウイルスの関係で学校自体が休みだったということから、配信してなかったんだというお答えがあったんですけれども、ただ、これ、子どもだけじゃなくて、地域住民の方々の安全な安心な暮らしにもかかわるということですので、今後はこういう大きな事件等につきましては連絡をしていただくようにということで警察署の方には申し入れはもうしているところでございます。
    250 ◯委員長谷口典隆君)   森田委員。 251 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。  内容としては、警察から情報をもらった内容しか流せないということなんですかね。よろしくお願いします。 252 ◯委員長谷口典隆君)   まちづくり推進室長。 253 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   基本的にはそうでございます。 254 ◯委員長谷口典隆君)   森田委員。 255 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。  3月7日というのは土曜日ということで、今、学校の方も休校ということで、家に子どもだけでいるご家庭もございますし、やはりこの情報というのはしっかりと流しておくべきかなと思っています。次世代を担う子どもたちを安心して産み育てることのできるまちづくりという目標の方も掲げられているということなんですけど、具体的な施策をしっかり打ってやっていくことも非常に重要ではあるんですけど、やっぱりこれが安心するというところにつながるなという感度も非常に大事かなと思います。市民の皆さんが安心できる情報というのはしっかり、ルールはあると思うんですけど、やはりそういうところもしっかり考えていただいて、情報提供をするべきかなと思いますので、またよろしくお願いいたします。  以上です。 256 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  林委員。 257 ◯委員(林 利幸君)   私の方から2点質問させていただきたいと思います。  まず、自主防災組織の育成事業ということで、ずっと予算をつけていただいておりますが、令和1年度、新たに自主防災組織が結成されたところがあるのかということをお教えいただきたいと思います。  続きまして、埋蔵文化財の発掘調査事業で、先般の予算常任委員会の中で、稲部遺跡については2,500から3,000平米の調査が必要で、あと5年ぐらいはかかるということでご答弁いただいていたかと思うんですけれども、今現在で一体どれぐらい調査が進んでいるのかということをお聞かせいただきたいと思います。 258 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 259 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   まず、1点目の自主防災組織でございます。  令和元年度につきましては、残念ながら新たに結成された組織はございませんでした。  以上です。 260 ◯委員長谷口典隆君)   文化財課長。 261 ◯文化財課長(松宮智之君)   稲部遺跡につきましては、委員おっしゃいますとおり、約2,500から3,000平米程度の発掘が必要かと考えておりまして、大体15本程度トレンチを掘る必要があるかなと思っておりますが、現在では、そのうちの4本について発掘をほぼ終了したところでございます。 262 ◯委員長谷口典隆君)   林委員。 263 ◯委員(林 利幸君)   まず、自主防災組織についてですけれども、令和元年度、1年度は0件だということでご答弁いただきましたけれども。対象地域というのは何カ所あって、実際結成されているのは何カ所かということ、恐らくまだ結成されていないところもあるのかなと思うんですけど、どのような状況になっているのか、もしわかっておられたら教えてください。  そしてもう1点、稲部遺跡についてですけれども、15本のうち4本、トレンチ調査していただているということですけど、これはどうなんでしょう。順調かどうかというのは、慎重に調査を進められていると思うんですけど、もう少し早く調査を進めていただくということはできないのかお聞かせください。 264 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 265 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   1点目の自主防災組織でございます。  組織率といいますか、全体の自治会に対する結成されている数ですけれども、全体の自治会数が327ございまして、そのうちの200の自治会で結成をしていただいているということでございますので、これ、単純に率にいたしますと61.2%と。あと、その自治会によって世帯数というのが違いますので、その世帯をどれだけカバーしているのかという世帯の活動カバー率というのがございますが、それについては74.2%という数字になってございます。  以上です。 266 ◯委員長谷口典隆君)   文化財課長。 267 ◯文化財課長(松宮智之君)   稲部遺跡につきましては、保存していくということで発掘を進めておりますが、最初に重機で掘削をした後、あとは手作業で慎重に掘らなければなりませんので、やっぱり普通の発掘と違って時間がかかります。こちらも鋭意できるだけ早く進めたいと思っておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 268 ◯委員長谷口典隆君)   林委員。 269 ◯委員(林 利幸君)   自主防災組織について、まだまだ127自治会が結成されてないということだと思うんですけど、これ、市としてはやはり全自治会に結成してほしいという思いなのか、そういうもし思いであるのならば、どういう働きかけをされているのかお聞かせください。昨年がゼロだったので、実際もっと働きかけしないといけないのかなと僕は思うんですけど、その辺、どのように考えておられるのかお聞かせください。  稲部遺跡についてですけれども、慎重に調査していただくということだと思うんですけど、今までその調査、発掘の中で当然重要遺構の跡だとか出てきておりますし、そのことは私自身も把握しておりますけれども、例えば出土してきた品もあったかと思うんですけど、その扱いというのは今現在どうなっているのでしょうか。 270 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 271 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   自主防災組織の方でございますが、確かに今年度は残念ながらゼロ組織ということでございますが、実は平成30年度までは3組織であったり4組織、2組織といったところで、毎年3、4組織ぐらいは新たに結成していただいた自治会というのがあったんですけれども、たまたまといいますか、今年度はなかったということでございます。  これは地方創生のまち・ひと・しごとの方でもいろいろと外部監査の方からご意見もいただいておりますけれども、やはりなかなか一朝一夕で増えるというものではありませんので、地道に、今もそうですけれども、広報であったり、出前講座で出向いていったり、あるいは5月の自治会長の合同会議ではそういった必要性を説明させていただいたりということで、いろいろと地道には努力はさせていただいているんですけれども、なかなか増えないというのが現状であります。  市としては、やはり特にこの共助という地域が助け合って防災を進めていくということは非常に重要なファクターだと思っておりますので、やはりこれはできるだけ100%を目指してこれからも引き続き、地道ではありますけれどもこつこつと取り組みを進めていきたいなと思っております。 272 ◯委員長谷口典隆君)   文化財課長。 273 ◯文化財課長(松宮智之君)   稲部遺跡におきましては、これまでに土器や石器、金属製品、木製品など数多くの出土品が見つかっております。これらの出土品につきましては、まず、警察署への発見届の提出や県への文化財としての認定申請など事務手続を行いまして、それとあわせて、実測や製図、写真撮影などの整理作業を行いながら文化財課で保存しております。その一部につきましては開国記念館で展示しております。また、地元の方からも地元で展示ができないかという要望もいただいておりますので、稲枝地区公民館であったり稲枝商工会等でパネル等の展示ができないか検討してまいりたいと考えております。 274 ◯委員長谷口典隆君)   林委員。 275 ◯委員(林 利幸君)   自主防災組織に関して申しますと、本当に災害に関していいますと、今いつどこで何が起こるかわからないという状況だと思いますので、しっかりと各地域でそういった組織を結成されるのが理想かなと私自身も思います。  ただ、一部お伺いしたところによりますと、組織は結成したものの、何もその後活動らしいことはしてないというところもあるように仄聞しております。結成されたところに関して、例えば避難訓練であるとか、そういった働きかけというか、こういう活動をしてはどうですかみたいなメニューというのは市としては用意をされているのかどうかということと、また、例えば防災訓練とかしたいんだけどどうしたらいいんだろうという場合の窓口は市の中にあるのか、もしあるのであれば、どこが窓口なのか教えてください。  2点目の稲部遺跡に関しましては、今もおっしゃっていただきましたように、私も稲枝の地域でせっかく出たんだから展示をしてほしいという声を聞いておりますので、早急にまた、場所等調整も必要だと思いますけれども、稲枝の方でも展示していただけるようにお願いしたいと思います。2点目に関しては結構でございます。 276 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 277 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   まず、窓口といたしましては、私ども危機管理課の方に来ていただいたら結構でございます。実際には、どういった活動をしたらいいかとか、こうやって防災訓練をしたいんだけど誰か講師に来てもらえないかとか、どういった内容にしたらいいのかというご相談というのは何件か毎年お伺いしておりますので、そういったものに対してはそういったところでご回答させていただいているということです。  あと、それと、毎年ですけれども、自主防災組織のそういうリーダー研修会という形でそういった自主防災組織の中でリーダー的な役割の方に参加をしていただいて、いろんな実際の講義を受けてもらったり、実務でそういった体験的なものをしてもらったり、それとか、あとは、去年初めてやりましたのは、実際に自主防災組織がどんな活動をされているのかというのを二つの自主防災会の方に実際に発表していただいて、そこで意見交換会みたいなものをしてもらうという形もとりましたので、できるだけいろんな形で周知ができるように今後も取り組んでいきたいと思います。 278 ◯委員長谷口典隆君)   林委員。 279 ◯委員(林 利幸君)   そうしましたら、今おっしゃっていただいたように、窓口が危機管理課ということで一本化されているということでお伺いしましたので、今後また私の方にもそういった相談がございましたら、そのようにお伝えさせていただきたいと思います。  以上です。 280 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  中野委員。 281 ◯委員(中野正剛君)   2点質問させていただきたいんです。1点目が分煙について、もう1点目が液体ミルクについて教えてもらいたいんですけど。  分煙については、本庁舎のことと新市民体育センターのことで聞きたいんですけど、本庁舎のことは、委員長、後の方がいいですかね。ここで一緒でいいですか。 282 ◯委員長谷口典隆君)   分煙の状況であれば、ここで聞いていただいて、その耐震後のということであれば、また後ほど。  中野委員。 283 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。  分煙のことですね。この4月1日から施設内でもうたばこが吸えなくなるよというのが「広報ひこね」に載っていました。これが健康増進法の一部を改正する法律ということで、望まない受動喫煙をなくす、それから、受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮するというのが載っています。それで、本庁舎は今工事が始まっていますけれども、しばらくとまっていましたので、本庁舎の分煙の考え方というのを教えてもらいたいのと、それから、今度できる新市民体育センターの分煙の考え方というのをまず教えていただきたいと思います。 284 ◯委員長谷口典隆君)   工事完了後ということでよろしいですよね、本庁舎は。  公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 285 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   本庁舎、工事後でございますけれども、従来は外に喫煙ができるボックスといいますか、屋上に喫煙のスペースを設けるということとしておりましたが、工事入札を何度か繰り返す中でも法も変わってきておりましたので、現在では、屋上に第1種施設として望まない受動喫煙が起こらないような場所ということで、屋上の一角に喫煙区画というのを設けまして、人の動線に当たらないところで、そこで喫煙をするという方向で現在のところは考えておりますので、よろしくお願いいたします。 286 ◯委員長谷口典隆君)   体育センターのことについては、公有財産として市全体の認識ということでご答弁いただければ。  公有財産管理課長。 287 ◯公有財産管理課長(近藤弘明君)   彦根市としましては、全て市の施設につきましては第1種施設ということで、屋内は原則禁煙、敷地内も原則は禁煙で、特定喫煙場所ということで、望まない受動喫煙が起こらないような人の動線から外れたところで喫煙所ということを明示して区画を設けた中ででしたら喫煙場所を設けられるということになっておりますので、新市民体育センターの方の喫煙場所がどうなるかというのは今わかりませんが、その範囲内での設置になるものと考えております。 288 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 289 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。本庁舎に関しては屋上で吸えるということで。  ただ、ちょっと新市民体育センターの件で、まだできてもない話なので申しわけないですけれども、施設内ではもうたばこは吸えない。屋外ではたばこはちゃんと分煙ができれば吸えるということなんですけれども、新市民体育センターの場合は、南彦根駅から新しくそれができたところに歩いていけば、右側は住宅街、左側は福満公園、奥に行けば小学校ということで、屋外にもきっちりした分煙の施設がないと設置できないんじゃないかというのを思っていますので、それが一つ。  それと、全面禁煙にできればいいんでしょうけれども、多分、国スポが終わってからが本格的な利用になると思います。特に大きな近畿大会とか、それからプロスポーツの大会なんかを誘致するのであれば、お金を取るわけですから、やはり喫煙場所というのはある意味では必要なのかなというのも思っています。そういうのは今どうお考えなのか、それをちょっと聞かせてください。 290 ◯委員長谷口典隆君)   すみません、施設の詳細な喫煙場所ということになると所管外になるので、新しい体育センターがそういう立地にあるということを踏まえて、市としてのご見解だけお願いできたらと思いますので。  公有財産管理課長。 291 ◯公有財産管理課長(近藤弘明君)   市の施設としましては、今方針を出しておりますとおり、全て第1種、市民体育センターとか第2種になるかと思うんですけれども、第1種扱いで、敷地内においては特定喫煙場所ということで、煙が喫煙されない方のところに流れていかない、望まない受動喫煙が起こらない、人の動線から離れたところで一定の区画を設けて、囲いをするしないというのはまた法的にしなくてはならないということが決まったわけではないのですけれども、煙の方が上の方に上がっていくということもありますので、そういったある程度の囲いとかを考えられたりとかして、そういう適正な方法で設置されると思いますので、よろしくお願いいたします。 292 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 293 ◯委員(中野正剛君)   よろしくお願いします。  今回本会議でも森野議員から受動喫煙の件で質問がありました。それで、私もたまたまなんですけど、今回議会報告会でビラを配っているときに、南彦根駅の喫煙所が余りにもひどい、すぐホームに煙が流れてくるということを言われまして、そうしていたら今回部長の方からあれはもう撤去しますという回答があったので、やっぱり世間はそういうふうに流れているのかなと思います。だから、市民体育センターができたときも、両方にとって使いやすい施設にぜひともしていただきたいと思います。  以上です。 294 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 295 ◯委員(中野正剛君)   それとあと、もう1点ですけれども、液体ミルクについてですけれども、今回予算で液体ミルク785個が計上されていました。ありがとうございました。これは大体何日分を想定していると思えばいいんでしょうか。 296 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 297 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   乳児が一応271名と想定しているんですが、全体の対象としては。そのうちの約半分の140名から145名分ぐらいの分を一応この液体ミルクで賄うという想定で考えております。 298 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 299 ◯委員(中野正剛君)   これは今後も増やしていく計画はあるんでしょうか。 300 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 301 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   来年度ちょっと初めて入れてみようと思っておりますので、実際に使うかどうかはわかりませんけれども、できれば増やしていきたいというか、そもそもが液体ミルクは缶タイプとパックのタイプがありまして、缶タイプの方は保存期間が1年、紙パックの方は半年でしたかね。半年という大変短い期間ですので、来年買ったとしても1年後にはその期限が到達してしまうということで、増やすというよりも毎年買っていくということになるのかなと思います。 302 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 303 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。それで、これはどこに置かれるんでしょうか。 304 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 305 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   今、備蓄倉庫が何カ所かございますので、そういったところに置いていくということになると思います。 306 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 307 ◯委員(中野正剛君)   備蓄倉庫で保存期間の短いものは大丈夫でしょうか。 308 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 309 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   一応そこにまとめて置いて、何らかのときにはそこから、実際のときに運び出すという形にはなるかと思います。 310 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 311 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。  これ、液体ミルクですけど、私もそんなに数多く備蓄する必要はないと思っているんです。逆に家庭内備蓄をぜひともこれを使って推奨していただきたいなと思っています。  それで、この前NHKのニュースでこの液体ミルクというのが意外な効果があるというのが紹介されていましてですね。例えばおじいちゃん、おばあちゃんとか、お父さんが粉ミルクからつくらなくても、ただ乳首をつけたらもう自分の子どもに、お孫さんにミルクをあげられるということで、喜んでおじいちゃんなんかがやってくれているという話がニュースでありました。やっぱりこういう保存期間の短いものですから、ぜひともそういうところとかに紹介していただいて、そして家庭内備蓄につなげていただきたいと思いますけれども、ご意見をお聞かせください。 312 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 313 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに他に備蓄としては水であったり食料であったりというのがあるんですが、私どもとしても、できましたらこういった粉ミルクであったりふだん皆さんが使われるようなものについてはできるだけ備蓄をしていただきたいというのは思っておりますし、ふだんからこういった液体ミルクをお子さんにあげておられると、子どもさんもそれに慣れるということもありますし、使ったらそこからまた補給してまた買うというローリングストックでしたか、そういった形というのは大変望ましいと思いますので、できるだけそういった啓発をしていきたいなと思います。 314 ◯委員長谷口典隆君)   新年度予算に係ることに関しては、予算常任委員会の付託でございますので、今は液体ミルクの備蓄計画についてという範疇での質問とさせていただきましたので、各位におかれましてはくれぐれもお気をつけいただきますようにお願いしたいと思います。  ほかにございますか。  北川委員。 315 ◯委員(北川元気君)   それでは、働き方改革の関連でお尋ねしたいと思います。これからアウトソーシングしていかれるような事業について、何かリストにされたりとかということになっているんでしょうか。 316 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長
    317 ◯人事課長(池田征史君)   現時点で何か一覧のようなリストがあるわけではございません。 318 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 319 ◯委員(北川元気君)   働き方改革で、コンサルに頼んでどういうものがアウトソーシングできるのかというのを調査されていると思うんですけれども、では、その結果は、アウトソーシングしようとされているその事業というのはもう決まっているんですか。 320 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 321 ◯人事課長(池田征史君)   今、市民サービス向上部会等において、いわゆる窓口業務のアウトソーシング化について検討が進められておりますが、これ以外に具体的に検討俎上に上がっているものは現時点ではないと思っております。 322 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 323 ◯委員(北川元気君)   では、今後、窓口業務のアウトソーシングを検討されているけれどもまだどうなるかわからないけれども、それ以外はないということですか。 324 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 325 ◯人事課長(池田征史君)   今、働き方改革の例えば市民サービス向上部会でございますとかワークスタイル部会とかで検討している中で、具体的になっているものはございません。 326 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 327 ◯委員(北川元気君)   わかりました。また予算とかで急にばんと出してこられるんじゃなくて、事前にそういう情報は検討されているのであれば確認させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それからもう1点、この新型コロナの影響を受けてですけれども、拡大感染を防ぐために、職場などに出勤せずに在宅で働けるようにするテレワークの取り組みであったり、通勤ラッシュの時間を避ける時差出勤という取り組みが全国的にも推進されていますし、彦根市においてもやりますという通知をいただいているんですけれども、その市の実施状況と今後の取り組みについての考え方をお聞かせください。 328 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 329 ◯人事課長(池田征史君)   テレワークにつきましては、現時点では実施しておりません。これにつきましては、今、検討課題だと考えております。  時差出勤につきましては、これは3月5日から昨日までの数字となりますけれども、全部で時差出勤については53人の者が利用しております。また、同じように年次有給休暇の取得につきましても、いわゆる今回のコロナウイルス感染症対策として年次有給休暇の取得を推進しました結果、15名の職員が3月5日から昨日までの間に利用しております。  また、コロナウイルス感染対策につきましては、国の方から特別休暇を利用することが可能だという指針が示されていまして、例えば学校が休みとかのために休暇をとらなければならなくなった職員がいた場合に、このコロナウイルス関連ので特別休暇がとれるという形になっております。今のは一例なんですけれども、これについても15人の職員が3月5日から昨日の間に利用しているところでございます。 330 ◯委員長谷口典隆君)   今後の取り組みについてよろしいですか。  人事課長。 331 ◯人事課長(池田征史君)   テレワークにつきましては、先ほど検討課題と申しましたが、費用がかかることと一定の時間がかかると考えておりまして、これについては、ちょっとすぐというわけにはできないと思っているんですが、なるべくできるようにしていきたいと思っております。  時差出勤等につきましては、これは今いつまで続くかというのはあります。当面の間ということになっておりますが、引き続きこれにつきましてもできる限り時差出勤、それから年次有給休暇等の取得について推進をしてまいりたいと思っております。  以上です。 332 ◯委員長谷口典隆君)   消防総務課長。 333 ◯消防総務課長(橋本公志君)   今発表されました15名ですけれども、消防業務については、ちょっとそこの規定からは外れております。ただ、その規定を準用する形でできる範囲で取り組みたいと思っておりまして、業務の特性上、どうしても隔勤職場、要するに消防現場ではなかなかそういう取り組みができませんが、本部職員は日勤ですので、一応2名電車通勤している者がおりますので、今その2名については時差出勤を実施しております。先ほどの15名には含まれておりません。 334 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 335 ◯委員(北川元気君)   テレワークの方ですけれども、現状はちょっと課題があって、まだできてないということでしたけれども、国の方でも環境省や総務省を初め、テレワーク、すぐに導入してやられているということでも聞いていますし、他市の方でもその取り組みが進んでいると聞いているんですけど、なぜ彦根市は課題があってできないという状況でとまってしまっているのかということがわからないのでお聞かせください。  それから、時差出勤の方も、現状、今取り組めるところから取り組んでいただいているということで理解をしているんですが、今の時差出勤の状況で、この感染防止の対策としては十分だということでいいんでしょうか。 336 ◯委員長谷口典隆君)   人事課長。 337 ◯人事課長(池田征史君)   テレワークにつきましては、先ほど、費用の面もあり現状実施していないのと、今後の検討をさせていただきたいという旨を答弁させていただきました。情報環境、IT環境の整備などもございますので、情報政策課と相談しながら進めてまいりたいと思います。また、あわせて、自宅で仕事をするルールづくりなどについても進めてまいりたいと思っております。  時差出勤につきましては、どれだけ効果があるのかというのをはかるすべがあるのかも含めて、そこまでの効果をはかれているものではございません。ただ、今の人数が多いのか少ないのかというのもありますけれども、こちらについても可能な限り職員に呼びかけて、時差出勤、取り組んでまいりたいと思っております。 338 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 339 ◯委員(北川元気君)   わかりました。  テレワークは、今はコロナ感染防止の観点からということで、全国的に一気に取り組みが進んでいますけれども、これ、そもそもコロナその前からもテレワークというものは言われていましたし、これについて、今回のこのコロナをきっかけに彦根市もぜひ推進していただきたいと思いますので、予算も含むことですので、今後のことはしっかりと市長の方から、今どういうお気持ちで、新年度でもいいですし、今後どう考えておられるのかということだけちょっとお聞かせいただけませんか。 340 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 341 ◯市長(大久保 貴君)   テレワークにつきましては、何とかできるようにということで準備をしてきたつもりではございますが、システム上の新たな投資というものもまたあるということでございますので、今の段階では実現ができていないということです。ただ、やっていかなければならないと思っていますので、特に子育てに関すること、あるいは介護に関することなどでこれを導入しなければワーク・ライフ・バランスの確立につながっていかないとも思っておりますので、これは前向きに取り組みたいと持っています。ただ、今できる範囲でどういうことが可能かということもあわせて検討していますので、このコロナ対策を機にそういうことをもう少し深掘りをして、できるところから対応するようにしてまいりたいと思っています。 342 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 343 ◯委員(北川元気君)   前向きなご答弁だという理解をしておきたいと思います。ICTの環境整備も含めて、テレワークの推進の優先順位が今回ではっきり言って上がったと認識されていると思いますので、しっかりと進めていただきたいと思います。  ちょっと次の質問にいきますけれども、大久保市長、本会議のご答弁の中で、職員の給与を増やしたいという趣旨のご発言をされたと記憶しているんですが、その意味をお聞かせいただけますか。 344 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 345 ◯市長(大久保 貴君)   まず1点は、我々が直面している働き方改革の問題は、労働生産性を上げるということでございます。働いている時間により成果が上がっていくということが一つの指標、あるいは同じような仕事でもより短時間に効率よくなし遂げることができれば、それは労働生産性が上がっていくということ、時間単価が上がっていくということにつながります。  実際に可処分所得を増やしていけるかどうかというのは、これは業績評価になってきますけれども、そこにはすぐ到達することは制度上難しいところがありますが、やはりこれはそれぞれの職員が効果的に短時間に効率のいい仕事をし成果を上げるということで、自分の自由な時間を確保するということもできるし、これからやはり同一労働同一賃金ということになってくると、やはりその能力に応じて給料が支払われていく、その仕事の内容によって支払われていくという方向に進んでいくんだろうと思います。  ですから、市役所もいわゆる成果給だけを求めるということはまた一方でいろんな問題があるかもしれないけれども、やはりそうした指標をどんどん人事考課の中に織り込んでいくという流れだと思います。そういう意味において、科学的分析を人事評価の中に織り込んでいって、頑張っただけ評価されるという方向に進むんだろうと思います。進んでいかなければならないと思います。  したがって、自ら職員一人ひとりの処遇が上がっていくことによって就労満足度も上がってくるし、そのことによってさらにいい仕事ができて、住民サービスが向上されていくという好循環を生み出していこうというのが今我々が取り組んでいることですので、そういう意味で、とにかく給料をもっともらえるように頑張っていく。必ずしも民間企業と同じようなことではないかもわかりませんけれども、そういう方向性であるということを申し上げたつもりです。 346 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 347 ◯委員(北川元気君)   ということは、市長のおっしゃる職員の給与を増やしていきたい旨の答弁の意味というのは、職員一人ひとりが生産性を上げていこうぜと、そういうことであって、具体的な中身について、例えばどういった職員がどの程度給与を上げるんだとか、いつからだとか、そういうことの考えではないということですか。中身がないということですか。 348 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 349 ◯市長(大久保 貴君)   具体的な制度改正に至ってないということで、現状はそういうことなんですが、例えば一つの考え方として、定時退庁であるとか、残業をなくしていくであるとか、これは要するに効率的な仕事をする、要するに残業しなければならない要因というものをきちっと職場で分析をして、そういうものをなくしていくと。そうした業務改善によって一人ひとりの時間コストが効率よくなっていく、早く帰れる、いろんなことができるというところの改善からまず今入っているわけですね。  まずそうした第一段階にあると、これは常にこの段階なんですが、これから先にステップアップしていくためにはさらに構造的な、いわゆる先ほど触れていただきましたけど、アウトソーシング、今もできるところで進めてきていますけれども、そうした取捨選択をしていって、真に職員が汗をかいていく部分、民間にお願いする部分、そうしたことを整理しながら、職務内容の高度化とそれに伴う報酬の見直しというのも、これは当然これも行われていくだろうと思いますし、その方向に進んでいきたいと思います。 350 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 351 ◯委員(北川元気君)   ということは、今おっしゃったようなことは、国の方でもどこの自治体でも民間でも言われているようなことじゃないですか。労働生産性を上げていきましょうだとか、今おっしゃったようなことですよ。それはもう皆わかっていることなので、じゃなくて、彦根市長として彦根市で職員の給与を上げていきたいとおっしゃったから、その中身については何かお考えがあるのか。例えば時期的にいつぐらいからどういう職員に対してどういう賃上げをやるんだとかという、その裏に何かお考えがあっての発言だったらわかるんですけど、全く中身がないようにね。一般で言われているようなことばかり今抽象的におっしゃるので、それだと、何だ、その程度のことかという話で終わるんですけど、いかがですか。 352 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 353 ◯市長(大久保 貴君)   一般的に言われていることだけれども、それがなかなか難しいというのが現状です。我々としては、年度ごとにいろんな形で人事考課制度も見直しながら取り組んではきております。ただ、やはり公務員という大きな範疇の中でできる内容というのも限度があるということも事実です。しかし、その中でやはりいろんな方法を、手段を講じて取り組んでいくということ、その道が少しずつ見えてきています。  例えばいわゆる高度人材の登用とか、そうしたものも一つの例ですけれども、それも一つの導入事例として特別顧問という制度も彦根市は導入をして、これまで4名の方に来ていただいています。さらに、高度人材を常勤で雇うという方法もこれまでも検討したことがありますが、実現には至りませんでしたけれども、そういうことも可能性としてはある。いろんな方法で人事制度の中で今対応でき得る手法というものを模索しながら、職場に刺激を与えながら改善作業をしていきたいと思っております。 354 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 355 ◯委員(北川元気君)   じゃ、彦根市長として彦根市の職員に対して具体的な時期や具体的な内容についての賃上げという発言ではなくて。そういうことではないということはわかりましたので。彦根市財政がどんどん厳しくなっていく、そういう中で借金もどんどんあって大変な状況の中ああいう発言をされたので、よっぽどの考えがあるんだろうということで期待をしていましたけれども、そうではなかったということで。わかりました。  続きまして、大久保市長の公約についてですけれども、進捗状況について以前からも質問をさせていただいていますが、その進捗の確認方法ですね。前もどうしたらいいんですかということを議論させていただきました。議会の方に報告させていただいているという答弁がありましたけれども、それは議員がこういう質問をして、そこのお答えの中で言われているだけであって、市長の方から積極的に公約の進捗状況を報告していただいているという認識では全くないんですけれども。その点は市長はいかがお考えでしょうか。 356 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 357 ◯市長(大久保 貴君)   ご指摘のとおり、お尋ねをいただいたらお答えをさせていただいているという現状でございます。 358 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 359 ◯委員(北川元気君)   では、質問しないとお答えいただけないということは今後も変わらないんですか。 360 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 361 ◯市長(大久保 貴君)   ある時期には市民に対してトータルでお示しをさせていただく必要があるとは思います。 362 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 363 ◯委員(北川元気君)   ある時期っていつですか。 364 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 365 ◯市長(大久保 貴君)   4年の任期を迎えるころではなかと思います。 366 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 367 ◯委員(北川元気君)   あと、前回も市長の、大久保市長のということではなくて、大久保貴さんのホームページのところにその公約が載っていますよということで、「そのホームページは市長のものですか」と。「いやいや、後援会がつくったものです」と。「市長、それ、更新されてないんですか」と。「していません」とお答えになっていたので、「それだと、市民からいろいろ政策についてそこに実績とか政策とか書かれているわけで、誤解を与えることになりますよ」と言ったら、「何とかしたいと思います」と、前回こういうやりとりがあったんですけれども、覚えていらっしゃいますか。どうされましたか。 368 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 369 ◯市長(大久保 貴君)   そのままになっていると思います。 370 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 371 ◯委員(北川元気君)   じゃ、誤解を与えることについてとか、改正をしますとかということは、今も何もされてないということですか。 372 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 373 ◯市長(大久保 貴君)   申しわけございませんが、私が誤解を与えると発言したかどうかという記憶がないんですが、いずれかの時期にそれは更新していかれるだろうと思います。 374 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 375 ◯委員(北川元気君)   前回何とかしたいということをおっしゃったのに、今回は何とかされるだろうというか、人ごとになっているんですけど。答弁を変えられたんですか。 376 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 377 ◯市長(大久保 貴君)   個人的には何とかしたいと思っているということでお話を申し上げましたが、ホームページの更新作業というのはどなたかにお願いしなきゃならないということでございますので、それは検討させていただきたいと思います。 378 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 379 ◯委員(北川元気君)   これ、2回目の質問なので、じゃ、いつしていただけるのか。前回もそうやって言って、何もされてなかったので、いつというのをちょっとちゃんと聞いておきたいと思います。 380 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 381 ◯市長(大久保 貴君)   今後検討いたします。 382 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 383 ◯委員(北川元気君)   今後検討いたしますで、ずっと今後、今後で引っ張られてしまっているんだなということで、非常に残念です。  次の質問にいきます。まち・ひと・しごと創生総合戦略の中の今回新しく追加された新しい視点の取り組みを強化するというところで……。 384 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員、すみせん。議案審査、今回の第2期の議案は議案審査なので、議案審査は終わっていますので、第1期についてということであればいいので、そこはうまく質問してください。 385 ◯委員(北川元気君)   うまく質問しようと思っているんですが。今回新たにその視点の取り組みを強化するというのが追加されていまして、その中に、データサイエンス学部ですね、滋賀大学の彦根キャンパスにできたと。こことデータを共有しながら合理的根拠に基づく政策立案を推進していくと。ビッグデータや人工知能の活用をして、経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety5.0に向け、研究・検討を進めていきますとも示されています。  質問は、彦根市が今認識されているSociety5.0、あと、実際に実務としてデータサイエンス学部とデータのそのやりとりであったりとか政策立案というものが具体的にちょっとイメージができないので、その辺を、彦根市として現時点で結構ですからどういったイメージを持たれているのかということをお聞かせいただけますか。 386 ◯委員長谷口典隆君)   企画課長。 387 ◯企画課長(前川昌敏君)   まず、データサイエンス学部との連携についてお答えさせていただきます。  現状考えておりますのが、今現在、各所属に対して、それぞれ事業を執行している中で課題があるはずだというところで、なかなか職員が知恵を絞っても長年解決できない課題を各所属から上げてもらっています。その課題をリストにしましてデータサイエンス学部の方に企画の方で持っていきまして、その中で一緒に解決、研究できるような課題を選択しようと考えています。選択するに当たっては当然データが必要になってきますので、そのデータについては、今、本市で持っているものがあれば出していくことになりますし、なければデータを集めに行くと。例えばアンケートをとるという手法もあるかと思います。  そういった形で解決していくんですけど、今、データサイエンス学部にお願いしているのは、単に委託をして分析してもらうのではなくて、そこに今回研究する課題を持っている所属の職員が参加をして、一緒に分析すると。その中で、そういったデータに基づく政策立案ができる職員を育てていこうという狙いが1点あります。  それから、これ、継続してやっていきたいなと考えているんですけれども、ちょっと理想かもしれないんですけれども、そういった自治体の課題を解決、分析する中で、データサイエンス学部の学生の中から一人でもそういった自治体に貢献できるような仕事につきたいという学生が出てきてもらえれば非常にありがたいかなと。そういった職員が入ることで本市のそういった課題を解決できるスペシャリストの職員が育ちますし、そういった2点目の狙いがございます。  何よりもそういったデータに基づく課題の解決というのが彦根市として定着できればいいのかなというところで、今、データサイエンス学部の先生とお話を進めている状況です。 388 ◯委員長谷口典隆君)   企画課地域経営・地方創生推進室長。 389 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   続きまして、Society5.0ですけれども、このSociety5.0というのが第5期の科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されたものでございます。それで、5.0ということになっていますけれども、この考え方では、Society1.0が狩猟社会、要は……。    (「それはここに書いてある」との声あり) 390 ◯企画課地域経営・地方創生推進室長(牛澤 淳君)   書いてあるとおりです。このとおりなんですけれども、基本的にはこうした未来社会として経済社会と社会的問題を解決する人間中心の社会がSociety5.0になっているんですけれども、この内閣府の解説によりますと、Society5.0で実現する社会というのがよく言われますIoTですね。インターネット・オブ・シングスですけれども、全ての人と物とがつながっていろんな知識とか情報が共有されて、今までにない新たな価値を生み出すことでいろんな課題や困難を克服するということです。それと、AI、人工知能によりまして、必要な情報が必要なときに提供されるようになって、ロボットですとか自動車、自動走行車などの新しい技術によって、少子高齢化や地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されるというものでございます。  こうした社会の変革を通じてこれまでの閉塞感を打破して、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合える社会、一人ひとりが快適で活躍できる社会というのがSociety5.0ということになっていますので、平たく言いますと、AIですとかそういったものを今後できるだけ活用していきたいということを目指しているというものでございます。 391 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 392 ◯委員(北川元気君)   Society5.0の方で何でこんなことを言うかというと、「Society5.0って何で横文字やねん」と思ったんですけど。内閣府でしたっけ、イメージの動画を出したりとか、僕も見させていただいて、ああいうのはちゃんとやっぱり勉強しないとよくわからないんですよね。なので、彦根市の中でもこのSociety5.0の社会というものがどういうものなのかということを、職員の方同士でも、あるいは民間企業とコラボしてでも、そういった勉強をしていかれないと、なかなかこの認識って広がりにくいのかなと思っていましたので、ぜひご検討をお願いしたいと思いますし。
     もう一つ、データサイエンス学部の方は、現時点でのイメージとしてはよくわかりました。これから具体的に、じゃ、どんな問題の研究をこれから一緒にされていくのかということについてわかっていくということなんだろうと思いますけれども、初めての取り組みですので、どうなるかがよくわかりませんし、結果、データサイエンス学部のあちら側としても何か成果が出てこないと、何のためにやっているんだという話になってくると思いますので、またその辺も追加で我々にお知らせしていただけるものがあるのであれば、ぜひともお願いしたいと思いますし、積極的に進めていただきたいと思って応援するようなポジションで私は気持ちとしては持っていますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  では、以上です。 393 ◯委員長谷口典隆君)   ありがとうございます。  では、ほかに質問ございますか。  獅山委員。 394 ◯委員(獅山向洋君)   今回の質問はやっぱりコロナウイルスの関係が主体ですけれども、まず一つ聞いておきたいのは、過日滋賀県内で感染者が1人出たということで、いうならばフェーズというか、局面が変わったというお話があったんですが。例えば、今、滋賀県、幸いなことに1人で済んでいるんですが、今日、彦根で1人出たという場合、そういう場合は局面というかな、フェーズなり、あるいはその対応は変わってくるんでしょうか。 395 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 396 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   まず、新型インフルエンザの行動計画というのがございまして、その中でいろんなそのフェーズといいますか、その段階というのを定めております。今回、新型コロナについては、新型インフルエンザ特措法には今のところは対象にならないということでございますが、今、法改正をされて、それが適用されるということになるようですが、私どもとしては、従前からその新型インフルエンザ等行動計画に基づいて、それに準じて対応していこうということで対応してまいりました。  フェーズとしては、いろいろ海外で発生したとき、そしてまた国内で発生したとき、そして県内で発生したとき、特に県内については、県内発生早期と、あと、県内発生期というもう少し段階が上がることがあるんですが、今回のコロナについても、今、県内発生早期という段階でございます。それが彦根市内かどうかというのはそもそも県の発表としてないわけでありますが、発表としては多分彦根保健所管内という言い方をされると思いますが、その段階になると、やはりフェーズとしては一つ上がって、それぞれの対応というのは変わってくると思います。 397 ◯委員長谷口典隆君)   暫時休憩いたします。                                 午後2時33分休憩                                 午後2時34分再開 398 ◯委員長谷口典隆君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  危機管理課長。 399 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   どうもすみません。大変失礼いたしました。  次の局面というのはいろいろとあるんですが、例えば彦根市内で発生した場合には、そこの施設であったりご自宅であったり、そういったところの消毒をするというところもございますし、そこに濃厚接触者の方がおられる場合はそういった方の対応もしていくということと、あと、それ以外には、やはり今も施設の休館であったりイベントの中止・延期というのをしておりますけれども、さらにそれを例えば期間を延長するなり、民間の団体の方にも要請をしていくなりという、ちょっとフェーズが上がってくるのかなと思います。 400 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 401 ◯委員(獅山向洋君)   私の質問が彦根というのがまずかったのなら、彦根保健所管内に訂正しますけれどもね。彦根保健所管内で例えば誰か感染者が出たというとき、私が知りたいのは、一体行政としてどういう対応をされるのか。別に消毒とかそんなことまでおやりになるのかどうかは知りませんけれども、行政も消毒されるわけですか。  それと、やっぱり議員としても必ずそういう局面が来るんじゃないかと予測していますのでね。そのときに議員として、こうフェーズが変わったんだと、それならば、例えば人から質問されたときに、いや、もうこれはこうなりますよということが言えるようにしておかないといけないので、そういう意味で、あんまり漠然としたことじゃなくて、彦根保健所管内で感染者が出た場合、フェーズが上がりますから行政としてはこういう対応をします、議員の皆さんもそう承知しておいてくださいと、そういうことを聞いておきたいので質問しているんですわ。あんまり曖昧なというかな、いろんなところがいろんな行動をすることはわかっているんだけれども、行政としてどういうことをされるのかということだけでもやっぱり明確にしておいていただきたいんです。 402 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 403 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   ごめんなさい。消毒というのは、発生した施設なりがするということでございます。やはりもし彦根保健所管内で発生した場合には、今も極力不要不急の外出は控えるというのは申し上げていますけれども、さらにそういった、近隣でそういった感染者が発生をしたので、今まで以上に不要不急の外出は極力控えていただくということと、今まで以上にやはり手洗いとかそういった咳エチケットをしていただくということになろうかと思います。 404 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 405 ◯委員(獅山向洋君)   私がこういう質問をするのは、やっぱり行政としても、フェーズが1ランクでも上がった場合にはこうしようということを今からきっちりと協議なり検討しておいていただかないと、何かなってからあたふたあたふたでは困るのでね。その点だけちょっと注意しておきたいと思います。  それから、今もおっしゃったんですが、結局、広報という問題があるんですよ。県内で感染者が出て、市長がホームページで一ついろいろとしゃべっておられるわけだし、お隣の長浜の市長もそういうことをやっておられるわけですけれども、今のようにフェーズが上がった場合にどういう広報をしていくかということもきっちり考えておいていただかないといけないのでね。それはいかがなんですかね。前も一遍答弁はいただいているんですけど念のために。広報の方法としてはあんまり変わらないということですか。 406 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 407 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   一つは、獅山委員の方から本会議でもご提案がありましたけれども、例えば紙に自分がそういった肺炎に、もし心配になったらどういうところに連絡すればいいのかというところがございましたので、それについては、家に張れるような形でPDFファイルで1枚物でそういった表というのをホームページにも載せておりますので、それをできるだけ印刷してどこかに張っていただきたいというのが一つと、それともう一つは、今まではあまりやってなかったんですが、広報車を使って広報をさせていただこうかなと思っています。今までは消防の方で消防の火災予防週間とあわせてそういった広報をやっていただいていたんですけれども、これはちょっと市の職員が中心になってもっと広範囲に広報車を走らせようというのが一つ大きな広報ということでございます。 408 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 409 ◯委員(獅山向洋君)   本会議の質問でも申し上げたんですけどね。非常事態の場合と平常時は違うんだという認識をもうちょっとしていただきたいと思うんですよ。例えばこの3月15日の「広報ひこね」も、この表紙には家の中で楽しく過ごそうとか、小まめに換気して手洗い・うがいをするとか、金亀体操で楽しく運動不足を解消するとか書いてあるんですけどね。まず、感染したんじゃないかなと思ったときにどういう要件でどう行動するかということが、前の「広報ひこね」の一番最後に載っているんですけれども、これぐらいをやっぱり今度はもうこの1面に出すぐらいの配慮をしてもらわないと、結局はいざ本当に熱が出てきたらどうしようかというときに、市民として、特に高齢者が致死率も高いわけで、また、かかりやすいので、そういう方々が本当にきちっと対応できるようなことを考える必要があるんじゃないですかね。  そういう意味では、私は逆にこういう非常事態のときは、1回広報したらもうそれで済んだと、もう市民は知っているはずだという感覚は捨てて、何回でも同じことをきちっと広報するという、そういう心構えをしてもらいたいと思うんですがね。それはいかがでしょうかね。 410 ◯委員長谷口典隆君)   市長直轄組織危機管理監。 411 ◯市長直轄組織危機管理監(谷澤幸治君)   本日の朝も本部会議をさせていただきまして、新型コロナウイルス感染症予防の市公用車による広報啓発をもう来週から早速始めていくということで、消防本部でやっていただいているのは続けてやる、そして、青パトや市の集中管理の公用車、これで出られる人には流してもらうということで、何回でも耳にしていただけるようなことを考えています。1回だけで終わりということではなくて、市内くまなく走って流していくということで、緊急になってきたなという認識を市民の皆さんに持っていただけるような形での広報をやっていきたいということでございます。  それと、先ほどご指摘のあった自分がかかったかなと思う場合のもの、前回の広報で出させていただいていますけれども、それは先ほども危機管理課長がお答えしていますけれども、保健所からもそういったものを出していただきましたし、市の健康推進課の方でもそういういったものをつくって、実はこのビルの1階にもそういったものを掲示もさせていただいています。これを広くいろんなところに張って目にしていただいて、緊急の場合は保健所に連絡をして検査を受けていただけるような、そういったことを考えていきたいと。もう実施をしております。全庁に働きかけて、意思統一をして取り組んでおりますので、ご理解をいただきたいと思います。 412 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 413 ◯委員(獅山向洋君)   私が何回も言っているのは、ただどこどこにこういう張り紙したとか、そんなことで広報したと思うのは、これは平常時の話であって、これはちゃんと見てない者が悪いんだと、こういうことになってしまうんですよ。逆に言うと、やっぱり手元にきちっとあるということで、いざというときにそれを見ればわかるという、そういう体制をつくっておかないといけないということを私は申し上げているのでね。そこだけちょっとくれぐれも頭に置いていただきたいと思うんです。  それともう1点は、これも広報のことで申しわけないけどね。例えば彦根市のホームページなんかを読みますと、内容はコロナウイルスのことばかりなのに、ただ単に大事なお知らせとしか書いてないんですよ。やっぱり今もう市民は皆このコロナウイルスのことが頭に入っているわけなのでね。大事なお知らせじゃなくて、コロナウイルスに関するお知らせということをやっぱり一番最初のところにきちっと書くべきじゃないんですかね。私も「大事なお知らせって何やろうな」と思って見たら、コロナウイルスの話ばかりなのでね。なぜそういう明確な市民への周知徹底をされないのか、ここがちょっと疑問を持っていますのでね。お答えといっても、もうどうしようもないので、ちょっとちゃんと考えていただきたいですよ。これもあくまで平常時の感覚なんですよ。やっぱり非常事態のときはやっぱり明確にコロナということでやってもらわないといけないと思いますね。  それから、ちょっと話は変わりますけれども。委員長、すみません。 414 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 415 ◯委員(獅山向洋君)   マスクについては既にホームページに出ておりますので、私も拝見しました。非常にあちこちに配布しておられるわけですけれども、大ざっぱでいいですから、どこにどれぐらい。もう細かいのはいいんですよ。例えば彦根保健所とか福祉保健部とか、その程度でいいんですが、今、一体、結局配布した結果、あとどの程度残っているかということをちょっと明らかにしておいてもらいたいんですが。 416 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 417 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   マスクでございますが、今時点で配備といいますか、配布しているのが5万4,000枚ということでございます。ざくっとした大きな内訳といたしましては、彦根保健所に1万2,000枚、これは病院用ということで、湖東医療圏管内の病院ということで、中央病院であったりとか友仁であったりとか豊郷病院といったところが対象になると思いますが、そういったところ用ということで1万2,000枚、そしてあと、教育委員会に3,500枚ということで、これは小・中学校の配備用と、あと、放課後児童クラブ用ということでございます。それとあと、清掃センターの業務用ということで500枚、それと、高齢者福祉施設と事業所用に1万2,000枚、それと、医師会や歯科医師会が1万5,000枚、それと、妊婦さん、これは市民の方になりますが、妊婦さんの方に9,000枚、それと、幼稚園・保育所に1,000枚、そして、最後になりますが、清掃センターの業務用ということで1,000枚ということで、5万4,000枚ということでございます。  すみません、それと、今日の本部会議で新たに障害者施設に7,500牧というものが加わりましたので、合計しますと5万4,000足す7,500で6万1,500枚ということでございます。  配るまでの備蓄数が12万9,600枚でございましたので、6万8,100枚が今残っているという状況です。 418 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 419 ◯委員(獅山向洋君)   それで、病院の方にも足りているのかという問い合わせしましたら、やっぱり節約しているという話をしておられたんですよね。これは私の意見がまじっていますけれども、これ、今、日本の政府そのものがこのマスク増産ということで、もう北海道なんかは無料で配るみたいなこともおっしゃっているわけなのでね。今後どんどんこの増産体制が整っていくんじゃないかと思うんですよ。そういうことを考えれば、もちろんある程度の備蓄は必要かもしれないけれども、できる限り、今この1、2週間というのが非常に重要だと私は思いますのでね。そういう意味で、あんまり出し惜しみしないでしっかりと配って、それで、いずれは増産でたくさん出回るだろうという一つの予測を立てておやりになったらどうかなと、こう思っているんですが、その点はいかがでしょうか。 420 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 421 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かに今、実際に病院の方にお伺いすると、実際にストックしていたものがだんだんなくなってきていて、あともう何日しかもたないというのを幾つか聞いておりますので、例えば病院とかそういった介護施設、高齢者施設というところの実際にストックされているマスクがもしなくなったら大変なことになりますので、そのあたりは特に優先的に、当然出し惜しみすることなく、そういったためのものだと思っておりますので、今配布すべき時期だと思っております。 422 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 423 ◯委員(獅山向洋君)   それから、マスクについては、妊婦さんにも配布していただいた、9,000枚と、こう書いてあるんですが、これなんかは優先順位というか、どんなふうにして配布されたのか、あるいは配布しようとしておられるのか、その辺、ちょっとお尋ねしておきたいんですが。 424 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 425 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   確かにその配布すると一口で言いましても、市民の方全員に配布するわけにはいきませんので、どうしてもやはり優先順位をつけてくという必要があります。となると、やはり新型コロナに対して一番その感染リスクが高い、そしてまた、感染したときに妊婦さんの場合ですと薬が投与できないとかございますし、重篤化するということもございますので、そういったところをいろいろ保健所であったりとか、市でいうと健康推進課であったり、あるいは県の方に聞いたりとか、あと、ほかの市の配布の状況なんかもいろいろと見ていますと、結構ほかの市ではやっぱり妊婦というのは外してないというか、必ずやっぱり妊婦さんには配っているという状況もありましたので、やはりそういったところでより感染リスクの高いと思われる方を中心に配布したいということで、配布をしたということでございます。 426 ◯委員長谷口典隆君)   どのような形で配布されたのかということです。配布方法を。  危機管理課長。 427 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   妊婦の配布については郵送でございます。一応10枚ずつ封筒に入れまして、3月10日に郵送をしたということでございます。失礼しました。 428 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 429 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、今おっしゃったように、妊婦さんであって、産婦には別に配布は予定はないわけですね。 430 ◯委員長谷口典隆君)   危機管理課長。 431 ◯危機管理課長(疋田 敏君)   そのとおりでございます。 432 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 433 ◯委員(獅山向洋君)   さて、ちょっと話が変わるわけですけれども、私は本会議で総合教育会議のことをお尋ねしたんですけれども、今回は小・中学校、そして幼稚園については対応はかなり違っているようですが、少なくとも市町村レベルでの対応という意味では、小・中学校、幼稚園というのがやっぱり一番大きな問題になっているわけなんですが。この点についてもう1回確認しておきたいんですが、あのときは総合教育会議は別に開いてないようなことをおっしゃったんですが、今後もこれは開く予定はないんですか。 434 ◯委員長谷口典隆君)   今の総合教育会議のお話がございましたけれども、基本的にこの新型コロナに対する対応については、教育委員会、教育長の対応ということになりますかね。その辺、いかがですかね。お答えいただける範囲で今の答弁をお願いします。  市長。 435 ◯市長(大久保 貴君)   総合教育会議ではなくて、対策本部で決めていくということでございます。 436 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 437 ◯委員(獅山向洋君)   その点は、総合教育会議はやっぱり市長なり企画振興部が事務局を持っておられるんですから、そこがお考えになるべきだと思うんですけれども。  そうしますと、何か対策本部でやっておられるということは、逆に教育委員会というか、教育委員そのものは排除されてしまって、やっぱり意見を言う場がないんじゃないかと思うんですがね。本会議でも私は読み上げたんですけれども、本来、児童・生徒の生命、健康について何らかの措置をしないといけないときには総合教育会議とちゃんと書いてあるわけなのでね。なぜこれをおやりにならないのかがよくわからないし、なぜ教育委員を排除しておられるのか、それもよくわからないのでね。学校のプロパーの問題でありながらね。その辺だけちょっときちっと説明しておいていただきたいんです。 438 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 439 ◯市長(大久保 貴君)   教育委員会の方針をお決めになる際には、教育委員と協議の上に対策本部に上げてきていただいていますので、排除しているわけではないということです。 440 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 441 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、これは教育プロパーの問題なのでね。せっかく総合教育会議というのがあるのに、なぜそれをお使いにならないのか。ただ協議してこられるという問題じゃなくて、総合教育会議の中でこういう検討をしましたという、そういうきちっとした経過を残しておくということが非常に重要だと私は思いますのでね。ちょっとしつこいようだけれども聞いているんですよ。その点はどうなんですか。 442 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 443 ◯市長(大久保 貴君)   これまでも基本的なところを説明させていただいてきたつもりでございますけれども、現在は危機対応をしておりますので、この新型コロナウイルス感染対策本部において行政全般の方針を決めてまいりますので、これは教育委員会だけでやれるものでは決してなくて、協力を全庁で優先順位を決めてやっていかなければならないことでございますので、もちろん子どもたちの命を守っていくということもそうでございますけれども、今の状況は、学校を休業して子どもたちの動きを少し抑制して、いわゆる感染のリスクを低くしようと。高齢者に感染していくことが最も危険なことでございますので、そこを何とかみんなで努力して抑えていこうとしているわけでございます。 444 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 445 ◯委員(獅山向洋君)   もうこんなことで議論していてもしようがないんですけどね。今、高齢者のことをおっしゃいましたけど、児童・生徒の生命なり健康を守るためということだったんじゃなかったんですか、学校を休校にするというのは。そうではなかったんですか。高齢者のためだったんですか。 446 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 447 ◯市長(大久保 貴君)   これは要請を総理がなされた背景というのは、私も国会でいろいろとご発言になった限りしかわかりませんけれども、今の新型コロナウイルス対策というのは、要するに感染者の拡大をできるだけゆっくりするということです。同時に、これは若い子どもたちがこれに感染をしても重篤化する可能性は低いと指摘をされております。これが高齢者の方々に感染が早くいかないように皆で努力をしているという状況ですので、私は少なくともそのつもりでやらせていただいているものでございます。 448 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 449 ◯委員(獅山向洋君)   私はつもりを聞いているんじゃなくて、組織の問題としてそうすべきではないかということを聞いているだけなので。やる気がないということはよくわかりましたので、つまり総合教育会議で検討する気はないということはよくわかりました。  さて、次のちょっと質問に入りたいんですが。 450 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 451 ◯委員(獅山向洋君)   そこで、もう一つ話が全然変わってくるんですが、この彦根城のことなんですけどね。確かに彦根城の天守閣や櫓なんかは閉めてしまいましたわね。それなのに、相変わらず800円という入山料を取っておられるわけですけどね。これについては何も、これはちょっとまずいぞとか、そういうことはお考えになりませんか。 452 ◯委員長谷口典隆君)   文化財課長。 453 ◯文化財課長(松宮智之君)   彦根城につきましては、今、委員おっしゃったとおり、建物内の入場を今制限している状態です。その際に入場料についても検討いたしましたが、彦根城につきましては、例えば国宝5城の中でも、有料で公開している面積が約16ヘクタールと飛び抜けて広うございます。また、ほかのお城にはない名勝庭園の玄宮園もごらんいただくことができますので、ほかの城の状況も参考にしましたが、現行の入場料でやらせていただいているということでございます。 454 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 455 ◯委員(獅山向洋君)   何かそれは現状を維持するための、私からいえばへ理屈だと思いますよ。広いからなんて、そんなことをおっしゃっても、皆さんはやっぱり天守閣へ登りたいとか、あるいは櫓に入りたいとか、そういう気持ちで来ておられるんですよ。それなのに、いざ来てみたら、同じ料金を取られて、しかも天守閣も櫓も入れませんということを書いてあったら、まるでだまされたみたいなものなんですよ。そういうことを、どうですか。これはやっぱりトップである市長が本当に観光客の立場に立ってお考えになるべきことじゃないですか。担当が要は面積が広いからそれでいいんだというのが、そういう感覚で市長もおられるんですか。そこをちょっと聞いておきたいんです。 456 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 457 ◯市長(大久保 貴君)   ただいま文化財課長がお答え申し上げましたとおりに、いろいろと検討はさせていただいたわけですが、その料金を、価格を安くしてお客さんに来ていただくということは、人の流れをできるだけ抑制しようということにも逆行していくということにもなりますし、我々としては、閉めるという選択肢は非常に困難だと。ただ、おいでいただくに当たっては、執務をしていただく人員等々はそのまま維持して公開するというのが原則でありますので、料金もそのままで公開をしていると。ただ、天守、櫓については、人の集まる場所ということになりますので、感染リスクを考えたときに、ごらんいただけるようには配慮をするけれども、中に複数人でお入りいただくということを避ける意味で、中にお入りになっていただくということはお断りしているという状況でございます。 458 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 459 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、先に担当者の方がお答えになったけれども、トップとしての市長も結局同じ考えだと、こういうことなんですか。 460 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 461 ◯市長(大久保 貴君)   我々内部で協議をさせていただいて、城山には登っていただきたいし、庭園もごらんをいただきたい、そのためには適切な人員をそこに配置してごらんをいただくという体制は維持するということで、料金変更なく公開をさせていただいているというところでございます。 462 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 463 ◯委員(獅山向洋君)   観光客というのは、一旦来た以上は、料金を取られるけど登ろうかでいいんですけれどもね、おもてなしの心とかお迎えする者の心というのをやっぱり観光客にきちっとあらわしてこそ、もう1回彦根城へ行こうかという気持ちが出てくるわけですよ。今回なんか、いうならば、天守閣も櫓も入れないわ、それなのに同じ値段で800円取られたと、こんなものはコロナウイルスの問題じゃなくて、彦根市の市民なりあるいはトップの考え方がこんな考え方かと、こう理解されると、そうは思いませんか。逆に言うと、800円据え置きというのはあんまり入らないようにするために据え置いているんですか。さっきの理屈からいうとそう聞こえましたよ。 464 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 465 ◯市長(大久保 貴君)   いろんなとり方があるとは思います。ただ、申し上げておりますように、この城山、彦根城跡全体が、おいでいただいた方にしっかりとご案内をさせていただいて、その体制を維持しながら、要するに天守の中へ入るか入らないかというのは、これは確かにあると思いますが、そうでなくても、いろいろとごらんになっていただいて楽しんでいただける部分は十分にあると思いますので、そこは一定議論をさせていただいて、この方針になったというところでございます。 466 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 467 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、その中で、やはりこれはまずいんじゃないかという意見はどの程度あったんですか。 468 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 469 ◯市長(大久保 貴君)   どの程度あったかというのはよくわかりませんが、要するに入場料を下げるという意見もあったと私は認識をしています。ただ、800円に値上げをしていただいた際に、私どもとしては、公開範囲が狭くなるので料金値上げは適切ではないという主張をしておりましたが、そうではなくて、彦根城はそれだけの価値があると、そういう議論もあったことも踏まえまして、重要なことは、城山に登っていただくということについていろいろとやはりご案内をさせていただかなきゃならないところがありますので、体制維持をしてお迎えするということを優先するという判断をしたものでございます。 470 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。
    471 ◯委員(獅山向洋君)   私もそのことを言おうと思っていたんですよ。思い切って1,000円にしたらどうだと言ったら、あんまりちゃんと開いてないからとか。都合のいいときに都合のいい理屈ばかりおっしゃるのでね、それなら今回なんて、天守閣なんか上がれないんですよ。彦根を一望できないわけですよ。櫓だって入れないと。それなのに800円取りますという、そういう感覚が、普通の市民から見たら、何というむちゃな取り方をするところだと思われるわけでね。  それで、ちょっと質問としてもう一つだけしておきます。それでは、全部ただにしようという意見はなかったんですか。 472 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 473 ◯市長(大久保 貴君)   そういうことも考えないではなかったんですが、先ほどから繰り返し申し上げておりますが、お迎えする体制を維持しながら公開するということ、公開の内容を少し変えるということはそうなんですが、やはり重要なのは、おいでいただいて入っていただいて、城山に登っていただく、庭園を散策していただく、これの動線の一部を規制をかけるということはやむを得ないところだとは思います。お城も風通しをよくして入っていただいたらどうかという議論もあったり、いろいろありましたけれども、最終的には、やはり管理上おもてなしする側として人を配置してしっかりご案内をさせていただかなきゃならないということは変わりませんので、今回のような判断になったものでございます。 474 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 475 ◯委員(獅山向洋君)   例えば今こういう時期にただにして、そして、確かに天守閣も登れなかった、櫓にも入れなかった、そういうお客さんは、あのときの彦根市は大したものだと、ただで我々を入れてくれたと。だから、リピーターとしてもう1回やっぱり天守閣へ行こうかとか、そういう先まで見越した考え方というのが全然ないんですよ、今の彦根市には。今要するに金が取れたらいいみたいな感覚でおられるからね。どうなんですか。何か本当に全部無料で入ってもらおうと、体制は維持しながらですよ。確かに費用はかかるかもしれん。けれども、体制を維持しながら入ってもらうという考え方は市長にはなかったんですね。その点だけちょっと確認しておきたいんです。 476 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 477 ◯市長(大久保 貴君)   いろんな選択肢を検討いたしました。その中に無料公開というのももちろん私の中にはありましたが、現実的にはそれは難しいと。  失礼します。 478 ◯委員長谷口典隆君)   暫時休憩します。                                 午後3時09分休憩                                 午後3時09分再開 479 ◯委員長谷口典隆君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  じゃ、もう一度、すみません、市長、ご答弁お願いできますか。市長にその無料にするという考えはなかったのかということですよね。  市長。 480 ◯市長(大久保 貴君)   もちろんそういう選択肢もあると私も思っていましたが、要はいわゆる彦根城の公開をやめて、閉鎖するかどうかというのが一つの課題でございます。政府の要請を受けて、大規模な観光施設についてもそこを閉鎖するということの選択肢も検討しなきゃならない中で、さまざま検討した結果、一部公開の制限を加えながらも、できるだけをごらんいただくという選択をしたわけでございます。 481 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 482 ◯委員(獅山向洋君)   私、ちょっと何かいいとこ取りばかりしているなと思ってね。というのは、ディズニーワールドでもディズニーシーでもやめておられるわけですよ、やっぱり人がたくさん集まるから。そういう意味で、何で彦根城も年間少なくとも70万人ぐらい入ってくるところだから、政府の方針に合わせてやめておきますと明確に言えば、うっかりして来る人もいないだろうと私は思うんですよ。ところが、あけておいた上で同じだけの金を取るというのも、また政府の方針どころか、これは彦根市の方針じゃないかと、こう思いますのでね。  そういう方針をおとりになったのはいいんですけれども、ただ、一つだけ確認しておきたいのは、そう思ったことがあるがとおっしゃっても、はっきり明確に会議録とかそういうものに市長の考えが出てない限りは、こんなもの、後で思ったのを今思ったかのように言っても、我々にはわからないわけですよ。本当に思っていたのかいなと。普通なら、思ったならきちっと表に出して、どうしようと検討するのが当たり前でしょう。ところが、会議録とかそういうものはないようなのでね。結局そんなものは出てないでしょう。それだけは間違いないですね。思っただけであって、きちっと公表はしてないということだけ明確にしておいてください。 483 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 484 ◯市長(大久保 貴君)   公表はしておりません。 485 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 486 ◯委員(獅山向洋君)   この問題ばかり聞いていてはどうかと思うので。例のいよいよ彦根城の維持管理も委託になるということで、これはもう既に予算の方に出ているんですが、ちょっとそれに関連して聞いておきたいのは、ひこにゃんのファンクラブの問題なんですけど、これは彦根市で一応予算措置しておられるんですがね。私もこれはもう井伊家のご当主から聞かれたことでない、ただ、私が個人的に心配しているのは、そういう委託した先が、ひこにゃんファンクラブの会長として井伊家ご当主にちょっと出てきてもらえませんかということになった場合、これはどんなふうに彦根市は考えておられるのか一遍聞いておきたいと思うんです。何回も言いますが、別に井伊家のご当主から、これ、聞いてくれと言われたわけじゃないんですよ。私のこれは個人的な関心として聞いておきたいんです。 487 ◯委員長谷口典隆君)   シティプロモーション推進課長。 488 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   ひこにゃんファンクラブにつきましては、現在事務局はシティプロモーション推進課にございます。そして、ひこにゃんファンクラブ、年に3回行っておりますが、そこのファンクラブに会長として来ていただくに当たりましても、私どもの方から直接井伊会長の方に日程の連絡をさせていただいて、調整をして来ていただいておりますし、ファンクラブの進行につきましても、シティプロモーションの方で考えながら、一部委託業者と連携はしておりますけれども、そうした中で進めております。 489 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 490 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、今回の委託の趣旨の中に、ファンクラブの会長について何らかの要請があるかもしれんとか、そういう想定は全くしておられないんですね。これは今後ファンクラブの会長を務めていただく場合も非常に重要な問題なので、聞いておきたいんですよ。本当にそういうことはないんですね。例えばこの委託先がイベントなんかやるとかおっしゃっていますからね。そういうときにファンクラブとして来てもらいたいみたいなことを言われたら、ちょっとやっぱり井伊家のご当主としてそんなところへ出かけていくわけにいかんだろうと思うのでね。その辺、確認しておきたいんです。 491 ◯委員長谷口典隆君)   シティプロモーション推進課長。 492 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   繰り返しになりますが、ファンクラブの事務局は市の方でやっております。委託に出しているのは、定時と随時の登場です。ですので、ファンクラブの関係で会長等にオファーなりが来る場合につきましても、当然ファンクラブの事務局を通してやっていただくのがしかるべき筋かと思っております。 493 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 494 ◯委員(獅山向洋君)   ファンクラブの事務局を通すというのは、それは当然だろうと思うけれども、ファンクラブの事務局がまた、「井伊さん、頼みますわ」なんて言われたら、これはまた困るのでね。事務局がしっかりしているかどうかが心配なんですよ。その点、いかがですか。 495 ◯委員長谷口典隆君)   シティプロモーション推進課長。 496 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   ファンクラブの事務局につきましてはシティプロモーション推進課の職員が担っておりますし、これはあくまで公正な業務の中での遂行の一つと認識しておりますので、そうした部分につきましては、きちっと整理をした上で対応していきたいと思っています。 497 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 498 ◯委員(獅山向洋君)   まだちょっと時間があるようなので、もう1回このコロナウイルスのことについてお尋ねしておきたいんですが。  例えば茂木町でしたかな、ある自治体では、簡単に言うと、最初からもう学校を休校はしないというところもあった。最近いろいろテレビのニュースなんか見ていますと、やっぱりこれ、もう学校を再開しようかと、休校をやめて開こうかというところもある。さらに、本当にこの、いうならば子ども食堂へ行かなければいけないような子どもたちのために、現に滋賀県内でも給食だけはきちっとやろうということでやっておられるところもあるわけですよ。彦根市としてもそういうことはある程度協議しておられるのかどうか。協議した上で、まだ、まあ、やめておこうとなっているのかね。この辺は市民にとって、例えば給食の問題とかこれなんかも業者の問題もあるし、子どもさん方の問題もある、お母さん方もだんだん疲れてきておられるわけなのでね。こういうことについて本当に対策本部の中で協議しておられるんでしょうか。 499 ◯委員長谷口典隆君)   市長直轄組織危機管理監。 500 ◯市長直轄組織危機管理監(谷澤幸治君)   教育委員会ももちろん対策本部に入っておりますので、教育長も教育部長もですけれども、いろんな案件を対策本部の方に上げてきていただいているということです。例えば臨時休校するお話や卒業式の取り扱いも対策本部の方で承認をさせていただいたということでございますし、放課後児童クラブにつきましても、もちろんそういうことでございます。放課後児童クラブにつきましては、例えば保護者の方からの延長のご要望もありましたので、そういったこともきちっと上げていただいて対応しております。給食等についてのご要望も聞いておりますけれども、それについては今のところするということはしておりませんけれども、教育委員会との連携といいますか、対策本部の一員としてそういったことを全て上げていただいて、協議をさせていただいているというところでご理解をいただきたいと思います。 501 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 502 ◯委員(獅山向洋君)   対策本部の本部長が市長なのでね。協議させていただいているでは困るんですよ。一体、それで、やめなら当分そんなことはやめておこうとか、そういう話をやっぱり市民に伝わるようにしてもらわないと、現実に本当に困っておられる方がおられるわけですよ。だから私は言っているのでね。いかがなんですかね。ただ協議しています、協議していますでこの物事が進んでいくのだったら、こんな楽なことはない。こんな非常事態のときに、ただ協議していますで済ませていくということ自体がおかしいと思うのでね。いかがでしょうかね。協議しているなら、こういう協議をしているということをここで報告してもらいたいし、同時に、協議した結果やっぱりやめておこうということになりましたと、その理由はこれこれこれですとかね。一つ例だけ挙げてもいいですよ。学校給食の問題でも、そういう協議して、その経過なり結果を一つ言っていただけませんか。 503 ◯委員長谷口典隆君)   市長直轄組織危機管理監。 504 ◯市長直轄組織危機管理監(谷澤幸治君)   学校給食については、具体的に教育委員会から協議をしてほしいということはございませんでした。  一例を挙げさせていただきますと、本日も第11回の対策本部会議をさせていただきましたけれども、放課後児童クラブの延長についての協議は本日もさせていただいたと。必要により対応させていただいております。 505 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 506 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、教育委員会から上がってこない限りは協議しないということですか。私らはやっぱりテレビなんかもラジオなんかも聞いていて新聞も読んでも、やっぱりどこどこの地方自治体ではこういうことをやっているとか、こういうことを始めたとか、ちゃんと書いてあるわけですよ。そういうことさえ皆さんは情報として取り込んで言うべきじゃないんですか。ただ上がってこないからそれで終わりというのはおかしいと思いますよ。 507 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 508 ◯市長(大久保 貴君)   学校を休校する際に、給食の話も私も直接教育長からも報告がありました。何らかの対応ができないかと再検討するように指示をしましたが、もう時間的にも余裕がなくて難しいという状況でありました。加えて、中学校の場合は給食センターで行っておりますし、定住自立圏の市以外の町にも適用しているということもありまして、非常に難しいということでありました。  ただ、これはおっしゃっていただくことはよくわかるんですが、総理もおっしゃったように休校するという、大変我々としては、休校というのはインフルエンザ対策に準じてやる場合にはもっと後の行動ですので、そこが先に来ましたので戸惑う部分はありましたが、ここは人の動きをできるだけ抑制するという方針にのっとって協力をすると、要請を受けるということを判断をしたわけです。  まさに今おっしゃっていただくように、国内幾つかの自治体において再開の動きも出てきている中ではありますが、実際に私たちが毎日接している情報は、毎日検体が確認作業をされている状況で、市内からも検体が送られている状況でございますので、いつ彦根市で感染者が確認されてもおかしくない状況が続いています。そこを考えますと、まことに申しわけないと思いますし、大変苦しい状況に置かれているご家族もおられるとは思います。  ただ、ここはちょっと食いしばっていただいて、できるだけ不要不急の外出を避けるということについてのご理解、ご協力をお願いしたいと思います。政府もさまざま対応をしていくとおっしゃっていただいておりますので、我々でこの地域で補える部分があれば、そこは丁寧に拾っていきたいと思っていますが、現在の状況はそういう状況だということはぜひご理解をいただきたいと思います。 509 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 510 ◯委員(獅山向洋君)   よく市長は社会情勢はどんどん変化していくみたいなことをおっしゃるのでね。これ、さっきおっしゃったのは、あくまで小・中学校を休校にするというときの話であって、今本当にこれ、休校したから広がってないのか。人に言わせれば、やっぱり今まできちっと学校でこういう組織的に対応してきたから、それがいまだに日本ではこれが働いているから大丈夫なんだと、広がらないんだと言っているわけでね。そういう中で、やっぱりちょっと待てよと、ここまで続けていて、春休みまでと言っていたけれども、春休みまでということは、春休みになったら春休みなんですよ。本当にこれはますます困られる家庭が出てくるんじゃないかと思う。  そこでやっぱりトップのリーダーシップというのが非常に重要なのでね。ただ対策本部でこういう意見があった、ああいう意見があったじゃなくて、自分はこう思うという、そういうものを明確におっしゃらないと、こんなものはもう船頭多くして船山に上るみたいな形になってしまうのでね。そういう観点でですよ。今の時点では考えてないということはわかったけれども、やっぱりそういうことも市民に対してちゃんと訴えてくださいよ。こういう非常事態だから、自分はこう考えているからこうなんですということを絶えずやっぱりきちっとホームページで、動画でもよろしいですからね。もうちゃんと動画も出されたんですから、それをやってもらいたいと思うんですが、いかがですかね。 511 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 512 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しで恐縮ですが、今とにかくできるだけ集まらない、動かない、換気をよくして耐えていただくというしか方法がないと思います。これ、この山が少し穏やかに見えていますが、これ、いつか上がっていきますので、そのときにきちっと市民サービスが一定維持できるように、今、一生懸命庁内で協議をさせていただいていますので、ぜひそこはご理解のほどをお願いしたいと思います。おっしゃっていただくことはよくわかりますので、発信をしていきたいと思います。 513 ◯委員長谷口典隆君)   獅山委員。 514 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げているのは、この場でそういう答弁ばかりしておられても市民には何も伝わってないから、それだから言っているんですよ。それならそれで、よその地方自治体では給食をちゃんと最初からやっているところもある、また、これから再開しようとしているところもある。ただ、私が市長をしているこの彦根市においては、私はこういう考えだから、だからやりませんとか、そういうことを絶えず訴えかけていくということが市長のあり方だと私は思いますのでね。そういう意味で、ここだけで、ああ、もうこれで答弁で終わったわというんじゃなくて、市民にちゃんと訴えてほしいということを私は申し上げているんです。どうですかな。訴えていただけますかね。 515 ◯委員長谷口典隆君)   市長。 516 ◯市長(大久保 貴君)   おっしゃるようにきちっと伝わるように、あらゆる媒体を使い、私自身が発信していきたいと思います。 517 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 518 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、一般質問についてはこれで終了といたします。  暫時休憩いたします。                                 午後3時27分休憩                                 午後3時38分再開 519 ◯委員長谷口典隆君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  続きまして、本庁舎耐震化整備事業の件を議題といたします。  執行部から発言の申し出がございますので、これを許可します。  公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 520 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   それでは、市庁舎耐震補強・増築・改修工事の進捗状況につきましてご説明申し上げます。  本年1月18日に本庁舎周辺の地元自治会、住民の皆様を対象に工事説明会を実施し、2月上旬から本格的に工事に着手し、現在、増築棟の基礎工事を行っているところでございます。  今後の工程計画といたしましては、現在、工事請負業者と下請業者の間で細かな工程について精査中でありますことから、現時点におきまして確実なことは申し上げられませんが、大枠についてご説明申し上げ、今後、変更等の可能性もありますことをご承知おきいただきますようお願いいたします。  まず、増築棟につきましては、今後、引き続き基礎工事を行い、5月のゴールデンウイーク明けから鉄骨の建て方を予定しております。その後、各階床等のコンクリートを順次打設し、外装工事を行った後、10月ごろから各階順次内装仕上げ工事を進めていく予定でございます。  既存庁舎棟におきましては、増築棟と並行いたしまして、今後サーバー室の免震化を行った後、4月下旬から既存庁舎の東西部アウトフレームの基礎工事に入り、6月から8月にかけまして鉄骨の建て方工事を行い、並行して7月から順次、制震装置の取り付けや耐震壁の設置、炭素繊維補強などの耐震補強工事、外装工事を行った後、各階順次内装仕上げ工事を進めていく予定でございます。  なお、電気設備工事、機械設備工事につきましては、建築工事の進捗状況に合わせ、順次、各所配管、配線、器具、機器等の取り付けを行ってまいります。また、外構工事につきましては、令和3年1月から取りかかり、令和3年3月完成に向けて工事の進捗を図るものでございます。  以上でございます。 521 ◯委員長谷口典隆君)   ありがとうございます。  それでは、本庁舎耐震化整備事業につきましてご質問ございます方、挙手をもってお願いいたします。  林委員。 522 ◯委員(林 利幸君)   そしたら、ちょっとお聞かせいただきたいんですけれども、そもそもいろいろな経緯があって工事再開されたということで、いろんな方から、やっと工事が始まったのかということを私自身もお伺いしております。以前、分離発注とかされた際に、地元業者に受注の機会をということもおっしゃっていたかと思うんですけれども、現在、元請は岐建さんという形で施工を進めていただいていると思うんですけれども、その地元業者という考え方から、今現在ちょっと下請として入っていただいている業者さんというのは地元の業者さんは入っていただいている状況なのでしょうか。 523 ◯委員長谷口典隆君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 524 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   今現在、増築棟の基礎工事をさせていただいている途中でございますが、元請の請負業者の方と順次下請業者の選定をしていただいている状況でございます。まだ具体的に下請業者の選定届が出てきている状況ではございませんが、順次市内業者を優先的に採用いただくようなお願いは市の方からもさせていただいておりますので、そういう配慮はしていただけるものと考えております。 525 ◯委員長谷口典隆君)   林委員。 526 ◯委員(林 利幸君)   ということは、常に、今後工種が増えていくとそういった下請さんも増えてくるかと思うんですけど、市としてもしっかりと働きかけをしていただいているということでよろしいですかね。 527 ◯委員長谷口典隆君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 528 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   市の方からも積極的にそういう働きかけはさせていただいております。 529 ◯委員長谷口典隆君)   林委員。 530 ◯委員(林 利幸君)   専門工種になってくると、市内の業者ではなかなか無理な部分もあるかと思うんですけれども、できるだけ本当に地元の彦根市内の業者に彦根市役所の工事に携わっていただけるように、今後もしっかりと働きかけをしていっていただきたいと思います。今そういった働きかけを行っていくということでご答弁いただきましたので、これはここだけはちょっと今回聞きたいなと思っていたことですので、ありがとうございます。  以上です。 531 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。  北川委員。 532 ◯委員(北川元気君)   コロナの感染防止の影響で工期が遅れるとか、そのほかでも工事の遅れが生じるとかというのは今のところないということなんでしょうか。 533 ◯委員長谷口典隆君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 534 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(瀧澤秀起君)   新型コロナウイルスの感染の工事進捗への影響についてでございますが、技術者の確保でありますとか、資材、機器等の調達に係る遅延なども含めまして、工事の一時停止でありますとか工事の延期等の影響は現時点ではないということを確認いたしております。ただ、今後の状況を注視いたしまして、工事の進捗を図ってまいりたいと考えております。 535 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 536 ◯委員(北川元気君)   ホームページの方でも進捗の状況ということで、これ、更新日が3月11日で上がっていまして、進捗の状況は3月3日の状況と2月3日の状況と、1カ月置きに上げていただいていて、丁寧に写真までつけていただいて状況を報告していただいているんですけれども、これは毎月1回程度で引き続きこういう進捗の状況というのは公開されていく予定なんですか。 537 ◯委員長谷口典隆君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 538 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   ホームページにつきましては、基本的に月一度写真をつけて公開をしていく予定をしております。そのほか、特に特筆するようなときがありましたら、またその都度に掲載もさせていただきたいと考えております。
    539 ◯委員長谷口典隆君)   北川委員。 540 ◯委員(北川元気君)   丁寧に対応していただいてありがとうございます。よろしくお願いします。 541 ◯委員長谷口典隆君)   中野委員。 542 ◯委員(中野正剛君)   今、北川委員の同じような質問なんですけれども、コロナの影響で万一工期が延びたとき、これは岐建さんにとっても、私のところも不可抗力だよということを言われて、例えば追加料金がかかったときにはちょっと持ってよとか、そういうことなんか言われる可能性はあるのかな。これはもう万一のことですけれども、ちょっと教えていただけませんか。 543 ◯委員長谷口典隆君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 544 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   コロナウイルスの関連で工事が中止されたときは、現時点におきましては国土交通省の方から、これは天災とかと同じような扱いということで、その分かかった経費等は基本的に発注者側の方で見てあげなさいよというお知らせが来ております。それに該当するかどうかというところを慎重にまた調べた上で決定していくことになるかと思いますが、そういうことにならないように、岐建側の方も社内の方でそういったところのコロナ対策については衛生環境も含めて指示が出ているということですので、そういったところで今後起こったときに、その状況と理由を調べて検討していくことになろうかと思います。 545 ◯委員長谷口典隆君)   ほかにございますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 546 ◯委員長谷口典隆君)   なければ、以上をもちまして本庁舎耐震化整備事業の件を終了といたします。  これにて本委員会の審査および調査を終了いたします。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 547 ◯委員長谷口典隆君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で企画総務消防常任委員会を閉じます。お疲れさまでございました。                                 午後3時48分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...