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令和2年 予算常任委員会 本文 開催日: 2020-03-11

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  1. 彦根市議会 2020-03-11
    令和2年 予算常任委員会 本文 開催日: 2020-03-11


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時30分開議 ◯委員長(上杉正敏君)   それでは、ただいまから予算常任委員会を開きます。  本日は、9日にお諮りいたしましたように、議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算、議案第4号令和2年度(2020年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算、議案第6号令和2年度(2020年度)彦根市介護保険事業特別会計予算、議案第8号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計予算についての審査の後、本委員会に付託された全議案に対する討論、採決をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りします。  審査の方法については、最初に、議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑を行っていただき、次に、議案第4号および議案第6号の令和2年度各特別会計当初予算に対する質疑を行っていただくこととし、次に、議案第8号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計当初予算に対する質疑を行っていただくこととし、以上の3回に分けて審査願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  委員におかれましては、3月9日、10日に続き、会議規則第108条の「発言は全て簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲を超えてはならない」という規定を遵守していただきますようお願いしたいと思います。  また、執行部の方々も質疑の内容をしっかり把握した上で、簡潔明瞭かつ的確な答弁に努められますようお願いします。  なお、必要に応じて彦根市議会基本条例第10条第2項に規定する反問権を行使され、論点整理をしていただきますようお願いいたします。  それでは、最初に、議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について審査します。  議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  森野委員。 3 ◯委員(森野克彦君)   おはようございます。  まず、1点目、予算書の309ページ、主要事業の95ページですけれども、家庭教育支援事業について、これは今回からの新規事業ということですので、この詳細についてお聞かせいただきたいんです。令和2年度は、旭森小学校佐和山小学校の2校をモデル校として実施するということなんですけれども、この2校をモデル校として選定された理由等を含めて詳細を教えていただけますでしょうか。  2点目、予算書の283ページ、主要事業の92ページの社会に開かれた教育課程推進事業についてです。これも今回からの新規事業として、説明の方が省略されておりますので、詳細等を教えていただきますようお願いいたします。  3点目が、予算書の285ページ、主要事業の93ページのスクールサポーター配置事業についても同様に、詳細ですけれども、この8名の方の具体的な活動内容、また、このボランティア学生チューターの方ですね、どのようにこの80名を集めてどんな活動をされるのか等についてお聞かせください。よろしくお願いします。 4 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 5 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   家庭教育支援事業についてご説明をさせていただきます。
     本事業は、不登校傾向等に関して悩みや不安を抱える家庭に対して、主に訪問型の支援を行い、保護者との信頼関係を築き、悩みを拝聴し、相談に乗るという事業でございます。  モデル校として、令和2年度、2校を指定しております。どの学区においても家庭教育充実のニーズがあります。そういった学校のニーズをもとにして、隣接する学校での取り組みの充実を図るために、2校をモデル校といたしました。新しい取り組みでございますので、2校で成果や課題など、情報交換をしながら取り組みを進めていきたいと思っております。  以上でございます。 6 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 7 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   私から、社会に開かれた教育課程推進事業スクールサポーター配置事業につきまして、説明をさせていただきます。  まず、社会に開かれた教育課程推進事業ですけれども、これは、新学習指導要領のメインというか、大きな理念の一つでございます。これを推進していくために、まず3点があるんですけれども、社会に開かれた教育課程とは、教育課程を介して目標を学校と社会が共有すること、二つ目、子どもたちの育成すべき資質・能力を明確化すること。三つ目、社会の人的・物的資源の活用、社会と共有・連携しながら開かれた学校教育の展開を行うこととなっております。  3点目の考え方につきましては、ESDに近い考え方だと考えていただいたら一番わかりやすいと思います。ESDを発展させた形でしている事業でございます。これについては、主体的、課題解決型・探求型の取り組みをする、また、多様な人、もの、ことにかかわる体験的学習を行うとか、将来の自立に向けたキャリア教育を実施するということで、それを、各校が特色ある教育課程を編成していくというものになります。  それで、予算の方ですけれども、各校の配分と、やはり規模によって、人数が多くなるとさらに費用がかさむというような校長会からのご意見もございましたので、学級の配分分もあわせて予算を計上させていただいております。  続いて、スクールサポーター配置事業でございます。これは、これまでの議会で個人質問でも出てきたスクール・サポート・スタッフを配置するものと、学生チューターの保険料を合わせて事業としてまとめたものでございます。  まず、学生チューターにつきましては、今まで学力向上推進事業の方で予算取りをさせていただいておりましたが、今回、大幅な組み換えをさせていただいておりますので、今回、こちらの方に予算取りをさせていただいているものでございます。  学生チューターの働きにつきましては従来どおりで、主要事業の方にも書かせていただいておりますように、学校不適応とか、低学力とか、個別に支援を要する児童・生徒に対してチューターが援助を行うものでございます。  続いて、スクールサポーター配置事業の方は、教職員の働き方改革ということで、国が推し進めているものでございます。3分の2補助事業ということで、教員の業務のうち、教員でなくてもできるものということで、事務全般にわたりますけれども、当然、提出物のチェックとか採点等もございますし、さらには、いろんな印刷とか、主に事務的な部分の軽減を図ることによって教員の負担軽減を図る、また、教員が子どもに向かう時間を増やすというものでございます。 8 ◯委員長(上杉正敏君)   森野委員。 9 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。  1点目の家庭教育支援事業についてなんですけれども、このような不登校の方々に対する支援というのは、ほか、ともづなカウンセリング事業においても不登校の支援と、あと、家庭児童相談室においても電話や訪問などでの不登校を含む支援等をされていますけれども、そういったものとの違いはどうなっているんでしょうか。  あと、2点目の社会に開かれた教育課程推進事業についてなんですけれども、取り組まれる具体的な内容等がもし決まっているようでしたら、例を挙げて、どういったことをしていかれるのかを教えてください。  また、3点目のスクールサポーター配置事業についてなんですけれども、学生チューターは80名と書いてあるんですけれども、この人数の確保はきっちりできているのかということと、その学生のチューターさんの質についてはどのように考えておられるのかというのをお聞かせください。 10 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 11 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   本事業の支援員は地域の方でございます。地域の方による訪問型の家庭教育支援は、ほかの事業には見られないと思います。地域の方による日常的な声かけ、見守り、相談等により、支援が必要な方への継続的な支援が可能となると考えております。  以上でございます。 12 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 13 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   失礼します。私からは、2点についてご説明さしあげます。  まず、社会に開かれた教育課程の具体的な内容でございますけれども、先ほど、社会に開かれた教育課程を説明させていただいたときに、ESDに近い考え方もありますよという話もさせていただいたと思います。これについては、今までから各学校で取り組んでおりますので、そういう内容で継続して取り組むというのもございますし、さらに、この考え方をより高めていきたいということで、学校の方で工夫されて、さらに新しい内容を入れるということもあろうかと思いますので、ご理解の方、よろしくお願いします。  あと、二つ目のご質問の学生チューターの件ですけれども、今年度のチューターの方については、現在、把握しておりませんが、何十名かは来ていたと思っております。  あと、質の方ですけれども、当然、学生ですので、教職にかかわってみたいとか、そういうところに興味のある学生が申し込んできますので、本当に不適切であれば、当然、もう来なくていいよというような話もしなければならないと思いますけれども、教育に興味を持っている学生ですので、そういう学生が、実際に学校で、教員の指導のもと、いろんな支援を行うことによって、さらに教員になってみたいという思いを強く持っていただいたら本当にありがたいと思ってもおりますし、また逆に、そういう取り組みを通して、やはり自分は教職には向かないなと学生が判断することもよいかと思いますので、そういう取り組みとしてさせていただきたいと思っております。 14 ◯委員長(上杉正敏君)   森野委員。 15 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。  1点目の家庭教育支援事業なんですけれども、すみません、僕の勉強不足かもしれないんですが、不登校の保護者宅に訪問しての支援ということで、例えば先ほどの家庭児童相談室等でも、不登校の相談等があれば相談を受け付けたり、来ることが困難な方であれば電話や訪問などによって悩み相談を受け付けますというような、ホームページにも記載されていたんですけど、それとは違うのかなと思ったんですけれども、それ、お答えできるようでしたらちょっと教えていただきたいのと。  あと、2点目、お答えいただきました。今までと同じような事業をされているということなんですが、具体的に事業の内容が知りたかったというのと、新たに何か新規としての考えがあれば、その具体的な、こういったものをしていきますというのをちょっとお伺いしたかったんですけれども、もし答えられるようでしたらお願いいたします。  スクールサポーターの配置につきましては、人数は80人を確保できるかどうかも危うい状況ということなんですかね。数十名ということなんですけど、その数十名というのもどのぐらいの人数がいらっしゃるのかというのを。  以上です。 16 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 17 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   本事業につきましては、繰り返しになりますが、地域の方による訪問型の支援でございます。家庭訪問はもちろん、保護者の方が学校に来られた際での声かけ・相談も対応可能ですし、また、子どもたちへの支援も時には行うことがあろうと思います。日常的に、保護者の方への声かけ・見守り・相談、不登校傾向のある子どもたちの見守りあるいは登校支援も含まれておりますので、そういった継続的な支援が可能になると考えております。  以上でございます。 18 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 19 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   まず、学生チューターで、80名が確保されるのかというご質問でしたけれども、この予算につきましては80名の保険料を確保している予算でございます。最大でもそのあたりぐらいであろうということを見積もらせていただいて、しているものでございます。  あと、すみません、もう一つの質問の、具体的な内容につきましては、各校で地域の郷土学習をするというのもございますし、本来の、学区とか彦根市という地域を学習するという取り組みもありますし、例えばユネスコスクールとかで、外国との交流等の教育活動をするというのもございます。これについては、一番最初に説明させていただきましたように、主体的で課題解決型・探求型の学習になるようにとか、多様な人、もの、ことにかかわる体験的な学習をするとか、将来の自立に向けたキャリア教育をするとか、発展的な学習を目指しております。具体的な教材については、当然、学校の方でこれまで総合的な学習の時間でやってきた、それをさらに充実させていきたいという思いでしておりますので、具体については、また来年度、いろんな取り組みがあったらそれをまとめさせていただいて、いろんな機会でご回答させていただきたいなと考えております。  以上でございます。 20 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  角井委員。 21 ◯委員(角井英明君)   関連質問なので。 22 ◯委員長(上杉正敏君)   関連ですね。  角井委員。 23 ◯委員(角井英明君)   家庭教育支援員のことでお伺いします。話を聞いていて、地域の人という理解をしたんですけど、ともづなとか家庭児童相談室ではないのですから、資格とかはないということですね。そういう人員の確保というのはできるのかなと思うんですけど、どうでしょうか。 24 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 25 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   特別な資格等は考えておりません。相手の話を聞き続ける姿勢を持ち続ける方、傾聴の姿勢、受容・共感的な姿勢を持ち続ける方、身近な相談相手という方を想定しております。また、保護者のお気持ち、お立場、ご苦労をご理解いただける方を、両校の校長と教育委員会の方でお探ししたいと思っております。  以上です。 26 ◯委員長(上杉正敏君)   角井委員。 27 ◯委員(角井英明君)   今の回答というか、答弁を聞いて、余計、今の言われたことに該当する人はなかなか見つかりにくいなと思ったんですけど、そこら辺は大丈夫なんでしょうか。 28 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 29 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   地域に在住の教員のOB・OGの方、また、子育て支援関係の方、学校ボランティアにかかわってくださっている方を考えておりまして、本市では、地域の中で、子どもたちのために一生懸命お取り組み、活動いただいている方が多くいらっしゃいますので、きっとこの事業にもご協力いただける方がいらっしゃると思っております。  以上です。 30 ◯委員長(上杉正敏君)   角井委員。 31 ◯委員(角井英明君)   わかりました。  もう一つ、関連質問です。社会に開かれた教育課程推進事業は、体験学習とか環境学習とか、それぞれの学校に合わせたことをやっていくというふうに理解をしたんですけど、きのう、農業関係の事業があって、農林水産課がやっていたものは補助金がなくなってやめることになったんですけど、学校でそういう体験学習をする時間がないということで、学校の方からもうやめてほしいという声が上がっていたようなんです。この事業も、教育委員会がやると言えばやるんでしょうけど、きのうの話を聞いていて、学校現場が忙しくて大変という印象を受けたんですけど、そこら辺はどう考えておられるのか聞かせてください。 32 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 33 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   その農業に関する事業がどんな事業であったかというのは私は把握しておりませんけれども、小・中学校で、当然、総合的な学習で探求的な学習を行っていき、それをより充実させるような予算と考えておりますので、学校が困るような予算ではないことは明言できると思います。 34 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  野村委員。 35 ◯委員(野村博雄君)   2点お伺いします。  主要事業書の55ページの、民間保育所施設整備事業のところで、保育所施設整備補助金の確認をさせていただくということで。聖ヨゼフ幼稚園の増築をされるということなんですが、先般来、話題になっております、数値に多くの誤りが見つかった彦根市子ども・若者プランなどを見せていただきますと、こちらの園におきましては利用率が85.7%となっておりますけれども、その中で、今回、増築をされるということで、その内容等についての確認をちょっとさせていただきたいと思います。  続きまして、同じページで、保育一般経費人材確保事業のところの、今回、新しくキッズ・ガードを2カ所で導入されるということなんですが、この2カ所の根拠、そして1カ所で単純に60万円となるわけですが、その積算の根拠についてお伺いいたします。  以上、お願いします。 36 ◯委員長(上杉正敏君)   幼児課長。 37 ◯幼児課長(北村慎弥君)   それでは、まず1点目の施設整備の関係でございます。聖ヨゼフ幼稚園の増築の方ですが、現在、聖ヨゼフ幼稚園は認定こども園となっておりますが、そこの保育所部分、2号・3号認定の保育所部分の定員を増やすということでの増築でございます。利用率といいますか、定員の方が、160人に対して、今ほど85%といったお話もございましたが、既に2号・3号認定の方につきましてはほぼ定員いっぱい、保育所枠の方はいっぱいのような状態でございました。彦根市内におきましても保育園の待機児童がございまして、今回の増築で待機児童解消につながるということで、今回、補助をさせていただきたいと考えているものでございます。  次、2点目の人材確保事業でございます。新規事業で行うキッズ・ガードでございます。このキッズ・ガードですが、園外活動での安全確保として、見守りとして、キッズ・ガードといったものを外部の方にお願いして配置した場合に補助を行うもので、これは国の方から補助事業ということで制度設計されているものですが、これが明らかになった段階で、対象園、保育所、認定こども園の方に事業実施の意向を確認させてもらいました。その結果、2園が実施したいということで手を挙げられましたので、その2園分を予算要求させてもらったものでございます。  そして、積算の根拠ですが、これも国の方で基準がございまして、月額5万円と決まっております。これは上限ですが、月額5万円の12カ月分です。それの2園ということで予算の方は算出しております。  以上でございます。 38 ◯委員長(上杉正敏君)   野村委員。 39 ◯委員(野村博雄君)   ありがとうございます。  単純な疑問なんですけど、1点目なんですが、利用率が85.7%ということは、まだ施設的にキャパシティーに余裕があるということですよね。それで何か増築されるというのはどうも納得できないので、もう少しご説明をお願いします。  2点目につきましては、月5万円ということなんですが、どういう方がどういう活動をしていただくことに対しての5万円なのかというのを、もう少し詳しくご説明をお願いいたします。 40 ◯委員長(上杉正敏君)   幼児課長。 41 ◯幼児課長(北村慎弥君)   まず1点目の聖ヨゼフ幼稚園の増築の方でございますが、現在、聖ヨゼフ幼稚園は、今、2歳からの保育をされている認定こども園ですが、2歳から5歳までのお子さんがご利用いただいている施設でございます。  今回、増築の主な目的は、ゼロ歳からの受け入れをするということで、そこの0・1と、あと2歳の部分の方の増築といいますか、その辺、新たに建物を建てられるということでの補助になってまいります。定員にあきがあるところにつきましては、1号認定の部分について、あそこは160人定員でございますので、その中の幼児教育部分の方の定員にはあきはあるんですけれども、保育部分については、今、既にほぼいっぱいになっていると。そこに、さらに、ゼロ歳、1歳の受け入れから始めるということで、増築をするものでございます。  そして、次ですが、キッズ・ガードということで、予算の積算でございます。積算としては、実は補助基準額である5万円というのがございますので、これを設定させていただきました。内容としましては、保育園の方では、日々、園外活動ということで、お散歩とか、いろいろと行かれております。その際に、見守り、一緒に公園までついて行っていただいたりとか、危険箇所に立って見守っていただくといったことへの謝礼となっておりますので、予算としましては、国の補助基準額をベースに積算したものでございます。 42 ◯委員長(上杉正敏君)   野村委員。 43 ◯委員(野村博雄君)   1点目、理解いたしました。待機児童、待機児童とおっしゃいますけれども、利用率をしっかり見ていきますと、まだまだ100%に達していない保育園もたくさんありますので、その辺、また今後とも丁寧な説明をしていただきますようにお願いします。  それと、2点目なんですが、5万円というのは、1人に5万円を渡されるのか、いろんな方が来られて、それぞれ1回幾らとか、そういう形で支払われるのか、確認だけお願いします。 44 ◯委員長(上杉正敏君)   幼児課長。 45 ◯幼児課長(北村慎弥君)   今ほどの5万円の支払いですが、個人というわけではなくて各園に対してになりますので、当然、団体の方に委託なり依頼をされましたら園が支払う額になり、個人に払う額ではございませんので、よろしくお願いします。 46 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 47 ◯委員(小川隆史君)   それでは、私の方から3点お願いしたいと思います。  まず1点目ですけれども、予算書の143ページ、主要事業の35ページ、民生委員・児童委員の設置事業についてです。この方たちの今の定数と充足数・不足数を教えていただきたいと思います。  2点目、同じく主要事業の35ページですけれども、地域福祉ふれあい事業の中にあります、新規事業の地域福祉計画の策定委託とありますが、これ、どこに委託をして、終期、期間を教えていただきたいと思います。  それから3点目、これは関連質問になるんですけれども、先ほど、主要事業95ページの家庭教育支援事業において、私ももう少しお聞かせいただきたいと思うんです。まず、不登校の傾向にあるというような情報の入り方は、どういうふうにつかむのかというのを教えていただきたい。守秘義務とかその辺も、あわせて教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 48 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 49 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   それでは、私の方から、まず、民生委員の定数と充足数でございますが、民生委員が、定数は210名で、3月1日現在202名、主任児童委員が29名のうち28名です。合計239名定員で、230人が就任いただいております。充足率としては96.2%でございます。  次に、地域福祉計画の関係でございます。どこにということですが、今後、予算を認めていただければ、プロポーザルをして決めていきたいと考えております。期間としては、第3次計画は令和4年度から令和8年度としております。 50 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 51 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   本事業は、小学校家庭教育支援地域協議会に委託して行うものでございます。その協議会の会長は校長でございます。校長の指揮監督のもとに行う事業でございます。  そういった不登校傾向のある児童の情報につきましては、学校の方から、校長が、守秘義務の課されたメンバーの中で情報共有をすることができると考えております。  以上です。 52 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 53 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。  まず1点目、民生・児童委員ですけれども、地域の方から、今、非常になり手が少ないというふうな嘆きをよく聞くんですけれども、行政の方で、このなり手が不足している理由について、どのように分析をされて、どういうふうな取り組みをされているのかを聞かせていただきたい。  それから、2点目ですけれども、地域福祉計画というのは、実はすごく大事な計画で、この計画に載っていなかったら、次、実施に行けないというぐらいの位置づけなので、例えば、今までの地域計画と次期地域福祉計画との違い、どういうことを考えておられるのか、もしあれば教えていただきたい。  それから、3点目ですけれども、その協議会は、校長なりで、当然、公務員の身分ですので、地方公務員法の関係で守秘義務というのはあると思うんですけれども、それを実際に行う相談員の方について、どういうふうに縛りがかかっていくのかというのと、そこから上がってくる相談の内容は、個々人のお悩みであったり、こういうふうに助けを求めておられますよという、それに携わられる部門は行政の内部にたくさんあると思うんですけれども、そこで仕入れてきた情報を行政の中でどういうふうに情報共有をされるのか、その辺も、ちょっとわかればお教えいただけますでしょうか。よろしくお願いします。 54 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。
    55 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   まず、民生委員のなり手が少ない理由・分析ということでございますが、民生委員のなり手不足というのは、昨今言われています少子高齢化や核家族化の進行、また、人口減少、地域のつながりが希薄化されてきたというような、いわゆる地域を取り巻く環境が変わってきておりますことや、市民ニーズが多様化・複雑化してきていることから、なかなか私からしようというなり手が少ないのかなというふうな分析をしております。  ただ、私どもも、これでいいということではございませんので、今回の一斉改選のときにも、12月でしたけれども、年が明けて1月には、欠員地区の自治会長さん宛てに、もう一度推薦のお願いの文書を送るとか、改選の期間中でしたら、単位民児協の会長に地域の実情を聞かせていただいて、一緒に相談に乗って、どういうふうにしていったらいいかというお話もさせていただきました。また、今回は、民生委員児童委員協議会連合会におかれましても、その中で、民児協としてどう取り組んだらいいのか、今、ちょっと前向きに考えていただいていると聞いておりますので、期待しているところでございます。  それと、計画の方の今回の違いですけれども、今回、第3次計画では、国の方から言われているのでは、福祉分野の上位計画と位置づけて、地域における高齢者の福祉、いわゆる障害者の福祉、児童の福祉、その他の福祉に関して共通に取り組むべき事項を記載するとか、包括的な支援体制の整備に関する事項を盛り込むと言われております。また、今回、本市で検討しております再犯防止計画も、地域福祉計画と一体的に策定していきたいと考えております。  以上です。 56 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 57 ◯生涯学習課主幹(矢田充宏君)   各家庭を訪問する家庭教育支援員には、守秘義務を課します。本事業の実施要綱に個人情報保護条項を盛り込み、個人情報の保護を担保し、訪問型家庭教育支援にかかわる、小学校のチーム内、小学校ごとのチーム内での情報共有と検討を進めてまいります。それから、本事業の運営委員会を設置いたしますが、その中にも福祉部局の方にお入りいただきまして、情報交換、事業の検証等を行っていきたいと思います。  以上でございます。 58 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 59 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。  1点目の、民生委員は、私の方にも寄せられる声の中で、各種協議会とかそういうものの充て職が非常に多いと。本来、民生委員は、休みの日とか夜間も活動しておられる熱心な方が多いんですね。そういう方に、昼間の講演会の動員とか、これに来てくれとか、協議会の役員の充て職になっていたらそこに行かないといけないというので、かなり時間が制限される、それが苦痛だという話も聞きますので、その辺のあり方も一度考えていただけるとありがたいと思います。これはお願いなので、ちょっと頭に置いておいてください。  それから、2点目の地域福祉計画につきましては、先ほども言いました、非常に大事な計画でございますので、決して業者任せにするのではなくて、その計画の中に彦根の地域性がしっかりと含まれているような計画にしていただきたいというふうに思います。これも結構です。  3点目ですけれども、先ほどお答えしていただいたみたいに、今まで行政というのは出かけるということはなく、待っているだけだったので、非常にいい事業だと私は評価をしています。プラス、家庭教育支援員というのはすごく重要な役割ですね。そうであるからこそ、資質のある、造詣の深い、寄り添いのできる人でないとだめだと思っていますし、その方がその相談を聞いて、ここに相談を投げていったらいいというふうに判断できるような人であることも望みたいんです。だから、一概に充てるだけではなくて、研修を深めていただいて、ある一定以上のレベルを確保できるような、そういう方にお願いをして、この事業が彦根市のオリジナルの事業にどんどん近づいていくようにしていってほしいなと思いますし、福祉部門との連携とかも非常に大事だと思いますので、情報共有の会議を有効に活用していただきたいと思います。  ありがとうございます。私からは結構です。 60 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  森田委員。 61 ◯委員(森田 充君)   おはようございます。  主要事業の38ページの一番上のところに進学準備給付金支給事業というのがあるんですけれども、令和元年度から新規事業として立ち上げられたのかなというふうに認識しております。令和元年度は170万円の予算が上がっておりますけれども、今回、全体的に、120万円ということで減額になっています。こちらの理由の方を教えてください。  それと、2点目は、その下の方に少し説明が書かれていると思うんですけれども、令和元年度のときには少し表現が違いまして、「現宅に同居して進学する」というところが20万円となっています。今回の表現では「出身世帯と同一世帯の上限額」が10万円となっています。それと、令和元年度では「転居・下宿して進学する」が150万円というふうに上がっています。今回は「出身世帯と別世帯の上限額」が30万円となっているんですけれども、こちらの方の違いというか、この辺もちょっと説明をいただきたいんですけど、よろしくお願いします。2点です。 62 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 63 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   まず、進学準備給付金支給事業の関係ですけれども、今、委員おっしゃいましたように、今年度、令和元年度からの事業でございます。  それで、予算ですけれども、一応、現在、生活保護にかかっておられる方の年齢とかを勘案してしておりますので、人数によって減っているということでございます。  書き方ですけれども、前回よりちょっとわかりやすく書かせていただいたつもりで、前回のをちょっと手に持っていないんですけれども、いわゆる出身世帯と同一世帯というのは家から通われる方のことを書いていますし、出身世帯と別世帯というのはいわゆる下宿とか家から出られる方のことで、前回と同じ意味でございます。 64 ◯委員長(上杉正敏君)   森田委員。 65 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。  そうしたら、今回の予算では、出身世帯と同一世帯の上限額の方と、出身世帯と別世帯の上限額の方がおられると思うんですけど、何名ずつを対象にされているか、ちょっと教えていただきたい。 66 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 67 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   すみません、先ほどのところで、もう1回ちょっと、つけ加えというか、再度説明させていただきたいんですけれども、10万円のところが20万円になっていたというのは、10万円掛ける2人というふうに、要は予算額を書かせてもらっていたんです。それで、30万円掛ける5人で150万という予算額を書かせてもらっていたのが、今回は上限額を書かせていただいたということでございます。ちょっと先ほどの説明に補足させていただきます。  今回はどういう予算組みをしているのかということでございますけれども、一応、今回は、30万円、別世帯、いわゆる下宿とかをされる方は4人と想定しております。今の段階で家から通われるかどうかはわからないので、高い方というか、下宿の方が限度額が高いので、そちらの方で4人という積算させてもらっていまして、30万円掛ける4人で120万円の予算をお願いしているところでございます。 68 ◯委員長(上杉正敏君)   森田委員。 69 ◯委員(森田 充君)   ありがとうございます。  そういうことは、この予算額で生活保護世帯の方が全て補えるというふうに認識しておいたらいいんですかね。その想定されている方が進学されたときに、この金額で準備金として補えるという認識でよろしいでしょうか。 70 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 71 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   現在、対象となっておられる方を見ますと3名で、1名、今後、新規でかかってくるかもわからないので、その分で4とさせてもらっています。ただ、その方が大学へ行かれるか行かれないかはわからないし、今後、新規でかかってくるかもわからないので、その辺はちょっと想定が難しいんですけれども、今回の予算としては今言わせてもらったとおり積算していますので、よろしくお願いいたします。 72 ◯委員長(上杉正敏君)   森田委員。 73 ◯委員(森田 充君)   このような支給事業をしっかり立ち上げていただいて、ありがとうございます。この事業を立ち上げただけではなくて、しっかりと利用していただけることがやはり大事かなと思います。しっかりと予算づけの根拠もわかりましたので、ありがとうございます。  以上です。 74 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 75 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   すみません、令和元年度と言いましたけれども、これは平成30年度の途中から。平成30年度補正だったので、始まったのは平成30年度からでございます。 76 ◯委員長(上杉正敏君)   森田委員、よろしいですか。    (「はい」と呼ぶ者あり) 77 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  長崎委員。 78 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  まず、予算書の283ページ、主要事業91ページの学ぶ力向上推進事業の外国語教育推進事業のところで、これは一重丸の増額になっています。10人の講師の方が小・中学校を回られるということなんですけれども、その中で、講師の方が1人の児童・生徒にかける時間はどれぐらいになるんですか。そのあたりを少し教えていただきたいです。  次、主要事業の95ページ、荒神山自然の家管理運営事業のところのAEDリース料等が28万3,000円となっているんですけれども、この詳細、どこに何台置いているかということを教えていただきたいです。  次に、主要事業98ページの生涯スポーツ振興事業、社会体育関係団体活動支援事業について、詳細を教えてください。  以上3点、お願いします。 79 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 80 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   すみません、ちょっと反問権ではございませんけれども、お伺いさせていただいてよろしいでしょうか。  児童1人当たりということなのか、学級当たりということで答えさせてもらってもよろしいでしょうか。 81 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 82 ◯委員(長崎任男君)   小・中学校で10人の方ということでございますので、私としては非常に少ないのと違うかなというところがちょっとありまして、その10人とされたことによって、生徒1人に対してどれぐらいの接触・接点があるという根拠でこの10人という方を選んでおられるのかということをお聞かせ願いたい。ですので、「1人当たり」です。 83 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 84 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   それでは、お答えさしあげます。  小学校の英語科が必修化になりまして、5、6年生が週2時間の英語ということになりますので、小学校5、6年につきましては、週2時間、対応できるようになっております。中学校につきましては、どの学年も週1時間はALTが対応できるように考えております。 85 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 86 ◯生涯学習課長(山岸将郎君)   荒神山自然の家のAEDについてお答えいたします。  事務所のカウンター横に1台設置しております。  以上です。 87 ◯委員長(上杉正敏君)   保健体育課主幹。 88 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   それでは、社会体育関係団体活動支援事業について説明させていただきます。  この事業は、市民が主体となって自律した活動を促進するために、各種社会団体関係の活動を支援する事業で、主には、2024年の国体に向けて中心的な役割を担っていただいています、一般社団法人彦根市スポーツ協会への補助が主なものでございます。  その内容としましては、市民体育大会の委託料、競技選手育成強化事業委託金、国際大会参加補助金、国民体育大会等参加補助金、高等学校総合体育大会(インターハイ)の参加補助金、県民体育大会参加補助金、スポーツ少年団育成補助金と、このスポーツ協会の事務局の人件費として2名分の人件費補助、あと、事務局費の事務用品等の経費を計上しております。  以上でございます。 89 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 90 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。外国語教育推進事業に関しましては、5、6年生の子ども・生徒に対して、1週間に2時間の授業時間を持っていただけるということですよね。わかりました。  ちなみに、講師の方は、どういうふうな採用、どのような方に講師になっていただいているんですか、そこを教えてください。  あと、荒神山自然の家のAEDに関しましては、今、事務所に1台ということでした。私の知識がちょっと間違っているかもわからないんですけれども、大体、AEDというのは3分以内に使わないとかなり効果が落ちるように私自身は認識しているんですけれども、荒神山自然の家の中で、本当に事務所に1台だけで本来のAEDとしての機能が発揮できるのかというところも含め、事務所に1台という根拠といいますか、その辺ももう少し教えてください。  あと、社会体育関係団体活動支援事業について、大枠はわかったんですけど、中でも競技選手育成強化事業委託というところに関して、どのような競技とか、その辺に特化してその分のお金を配分されているのか、その辺ももう少し教えてください。 91 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 92 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   ALTの採用についてのご質問ですけれども、この事業につきましては、派遣委託事業でございます。だから、委託した業者が採用を行うものでございます。 93 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 94 ◯生涯学習課長(山岸将郎君)   事務所と言いましたけれども、今、事務所のカウンターの横に出ておりますので、事務所内ではございません。可動式で、持っていけるんですが、蘇生率が3分以内にしないとどうかというのは、私、今、ちょっと把握しておりませんので、確実なことはお答えできません。 95 ◯委員長(上杉正敏君)   保健体育課主幹。 96 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   今ほどの競技スポーツ育成選手強化事業の委託金の内容についてですが、この種目としましては、2024年の国スポの彦根市開催種目、ハンドボール、弓道、なぎなた、陸上の4種目に対して各10万円ずつの助成をする予定をしております。  以上です。 97 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 98 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  派遣で先生を採用されているということだったんですけれども、私自身、英語教育というのはこれから非常に重要だと思います。しっかりとその先生に接して、やっぱり生の英語に接してということが、本当に2時間でも少ないぐらいと違うかなというぐあいに思うんですけれども、そういった中で、やっぱり小学校・中学校全部を回っていただくのはなかなか10人では厳しいのではないかと感じておりまして、もう少しその辺の充実。甲賀市とかは新規で採用されているというようなお話も聞く中で、やっぱりその辺に対する取り組みをさらに強化いただきたいなと思いました。了解しました。  あと、AEDに関しましては、今、わかりませんということなんですけれども、私自身としては、事務所もしくは事務所の外に、活動範囲が広い中で1台というのはいかがなものかなと思います。実際にAEDが本当に必要だから置いておられるのであって、とりあえず置いているというわけではないので、蘇生率がちょっとわからんとか、そういうような話ではないのではないかなと思いますので、広い中で1台しかないという根拠をもう少し教えてください。  あと、ジュニア期の件ですけれども、これも昨年お話しさせてもらいましたけれども、国体の種目に特化して指導者を置いておられるということなんですけれども、たまたま今回、彦根市は四つの種目が国体の種目になっておりますけれども、やはり競技の競技人口とか、そういったところを加味して指導員をもう少し置いていただくのが本来ではないかなと私自身は思うんですけれども、そのあたり、再度教えていただけますか。1点目は結構です。 99 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 100 ◯生涯学習課長(山岸将郎君)   説明の方がちょっと不足しておりましたので、補足させていただきますけれども、AEDについては可動式でございます。危険な活動等がありましたら、その現場に持っていくという形になります。  1台で妥当なのかどうかという判断基準なんですけれども、例えば、各学校でいいますと、学校の方も事務所に1台のみという形でございますので、1台で現状では妥当なのかなと考えております。 101 ◯委員長(上杉正敏君)   保健体育課主幹。 102 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   今ほどのジュニア期の指導者の強化につきましては、彦根市スポーツ協会の方でその取り組みをしていただいていると思っております。その中で、市民大会の助成金とか研修費用とかというのも自主的にスポーツ協会の方でされていますので、そういうところで指導者の強化を図っていただきたいと考えております。  以上です。 103 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 104 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。先ほど補足で、AEDに関しては可動式であるので、活動範囲が広くなってもそこに持っていけるというようなご説明をいただいたので、そこで一定、理解いたしました。  あと、ジュニア期の支援のことに関しまして、市民運動会とかそういうところにという、お金のことはさっきの1回目でわかったので、なぜ国体の種目に特化して指導者を選定しているのかということに関しては、今の説明では、ちょっと私、理解できなかったので、もう1回説明いただけますか。 105 ◯委員長(上杉正敏君)   保健体育課主幹。 106 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   2024年の国スポに向けて、彦根市で開催する種目を盛り上げるというところもありますし、その種目が、今後、彦根市としてのレガシーとしてこの競技が根づくことも含めて、今回、この強化を図っているものでございます。  以上です。 107 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 108 ◯委員(長崎任男君)   当然、レガシーとして、今回の国体種目に関して力を入れられるのはわかるんですけれども、やはり、子どもたちが携わっている競技は幅広くあると思いますので、そういったところ、いろんな地域地域で活動されていることであったりとか、地域の特性もある中で、そこに、今、特化されるのはどうかなと。もう少し幅広くやるとか、例えば逆の意味で、もっとプロの、例えば野球なら野球、サッカーならサッカー、ラグビーならラグビーのプロだった人のセカンドキャリアの人を呼んできて、そこにまた特化するというのも一つであります。今回の国体を盛り上げるためにやっているというのは、どう言ったらいいんですかね、本当にそれが盛り上がることにつながるかどうかというのはやっぱり若干疑問に感じるところもありますので、今後の選定方法とかこの事業の運営方法に関して、さらなる検討をいただいて、今後はもう少し考えていただければなと思います。  以上です。 109 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 110 ◯委員(獅山向洋君)   主要事業で申し上げたいと思います。38ページなんですけど、老人クラブ活動助成事業で425万1,000円と書かれているんですが、まず第1は、現在の彦根市のいわゆる老人というのは、この定義がよくわからないのですが、一応65歳以上とすれば何人ぐらいいるのか、それに対して老人クラブに入会している人は何人いるのか、これのいわゆる組織率というものを知っておきたいと思うんです。それと、この組織率が非常に低いことはよくわかっているんですが、一体どこにその原因があるのかということも、あわせてお聞きしたいと思います。これは1項目と考えてください。  それから、次の上の方に老人保護措置事業というのが書いてあるんですけれども、これ、見ていまして、簡単に言うと、「高齢者虐待事案等で緊急保護を要する場合に」となっているわけですが、養護老人ホーム3施設31人、6,642万3,000円と書いてあるわけですが、こういう緊急保護を要する場合でこれだけ予算を必要としているのか、ちょっと積算の根拠というものを明らかにしていただきたいと思います。
     それと、もう1点、その次の39ページの一番下の欄なんですが、緊急通報システム運営事業。これは随分長い歴史のあるシステムなんですけれども、ここで、緊急通報システム業務委託料ということで412万6,000円と書いてあるわけです。これの積算根拠といいますか、一体何人ぐらいを対象にして積算されたのか、それを明らかにしていただきたいと思います。  以上です。 111 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 112 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   まず1点目の老人クラブの関係でございますけれども、65歳以上の市内の人数につきましては、高齢者の人数で、ちょっと数字は古いですけれども、平成31年3月末現在で2万7,855人でございます。少し時点がずれますので非常に申しわけないんですけれども、老人クラブにご加入の方、今年度、補助金の申請をいただいている86クラブの人数になりますけれども、5,301人でございます。率にいたしますと、2割程度の加入率という数字になっております。  86クラブと申し上げましたのは、今年度、補助金の申請をいただいたクラブ数で、主要事業の方に上がっております89クラブにつきましては、来年度、申請をされる見込みも含めて上げさせていただいているクラブ数でございます。失礼いたしました。  続きまして、2点目、老人保護措置事業の積算でございます。ご説明させていただきますと、事業内容の説明欄に書いております、まず1段目、要援護高齢者の老人福祉施設への入所措置事業の部分について、積算で申し上げますと、養護老人ホーム、盲養護老人ホーム、特別養護老人ホームの三つの部分が、老人福祉施設への入所措置事業の分の予算でございます。段落の二つ目にございます、高齢者虐待事案等で緊急保護を要する場合に入所を委託するという部分につきましては、金額の部分で申し上げますと、ポツの四つ目、高齢者緊急保護委託料の7万3,000円でございます。  この内訳につきましては、一度の受け入れで最長7日間になっておりますので、7日掛ける3件分の委託料として7万3,000円を上げさせていただいております。  すみません、1点目のご質問で、加入率が低い理由について答弁が漏れており、申しわけございませんでした。加入率が低い理由といたしましては、まず一つは、加入年齢の問題がございます。年齢が70歳を超えてもお仕事をされているような方が増えてまいりましたので、老人クラブに60歳なりで加入することについては、まだ仕事をしているのでその時期ではないと考えている方がおられるということもございますし、一番大きな理由としては、余り老人クラブに魅力を感じないというようなこともお聞きしております。  地域の方々との交流の部分については、皆さん、必要だというような認識は持っておられますけれども、そういったものとして、趣味のサークルに加入される方が多いように見受けられます。老人クラブといいますと、地域の地縁的な部分もございますので、そういった人間関係よりも、趣味でつながった人間関係の方を優先しておられるような部分があるのではないかなと考えております。  それでは、3点目の緊急通報システム運営事業ですけれども、今回、予算でお願いしておりますのは、313人分の台数としての委託料を計上させていただいております。直近の利用者の数としては306人になっております。ひとり暮らしの方も増えてきている状況もございますので、少し増加をさせていきたいということで、お願いさせていただいております。 113 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 114 ◯委員(獅山向洋君)   老人保護措置事業についてはわかりました。要するに、3件ぐらいこういうことがあるだろうという想定なんですね。はい、わかりました。  そこで、老人クラブについて聞いておきたいんですが、それでは、一応、平成31年3月現在で2万7,855人、大体、彦根市では4人に1人ぐらいがもう65歳以上になっているわけです。そうしますと、この中で仕事を持っている人がどれぐらいの割合でおられるかということは把握しておられるのかどうか、その点をお尋ねしておきたいと思います。  それから、もう1点、余り魅力を感じないというふうにおっしゃっているようですが、それは、趣味のサークルの方が魅力があるから老人クラブは魅力を感じないとおっしゃっているのか、その辺については、何らかの調査をされたようなことはあるんでしょうか。 115 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 116 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   まず1点目の、高齢者の中で、現在、仕事をしておられる方の状況につきましては、申しわけございませんけれども、把握しておりません。  2点目の、魅力を感じないというようなご意見につきましては、実は今年度、老人クラブに関して市民の方にアンケート調査をさせていただきました。現在、集計しているところで、細かなクロス集計等のところまではまだできておりませんけれども、単純集計させていただいたところ、「今後も加入のつもりはない」とお答えいただいた方の中で、約23%の方から「魅力を感じない」というようなお答えをいただいております。次に多かった理由としましては、「仕事や家事が忙しい」ということで、こちらが大体20%の率となっております。 117 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 118 ◯委員(獅山向洋君)   彦根市内に4人に1人、65歳以上の方がおられるということで、こういう予算というような行政の関係で見ると、老人についての組織的なものは老人クラブぐらいしかないわけなんですよね。ところが、これからフレイルの問題とか、あるいは、いわゆる介護の問題とか、さらには認知症の問題とか、皆、高齢者が率が一番高いわけなので、彦根市として何とか組織的にきちっと対応できるような考え方を持たないと、ただ老人クラブにさえこういうような助成をしていれば、もうそれで済みですというのでは困るのではないかと思うんですよ。  端的な質問として聞いておきたいんですが、それでは、福祉保健部において、高齢者のためにいろいろと仕事をしておられる方は、職員の数としてはどれぐらいおられるのでしょうか。これは前にも聞いたんですけど、現実に本当にここにかかりきりでやっている方がおられるかどうかがよくわからないので、もう1回ちょっと聞いておきたいんです。 119 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 120 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   高齢者、高齢福祉にかかわっている職員数ですけれども、介護福祉課、高齢福祉、また介護保険の方を含め、職員数としては、現在、正職員が15名でございます。あと、医療福祉推進課の方で介護予防等の取り組みを行っておりますけれども、こちらの職員が現在10名ということで、合わせますと25名でございます。介護保険の認定調査等を含めますと、介護福祉課の臨時職員としてさらに12名増える形になりますので、全て含めると37名になろうかと思います。 121 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 122 ◯委員(獅山向洋君)   そういうそれぞれの対応というか、対象に対応する職員はそれなりにおられるんですよ。けれども、高齢者全般について今後どうすべきかというようなことをきちっと考えて、また、例えば老人クラブについても専念している職員がおられるかどうかが私は知りたいんですよ。こんな状態では、ただ皆さんは、介護がこうだとか、福祉はどうだとか、いろんなことをやっておられるけれども、結局、彦根市の人口の4分の1ぐらいを占めるこの方々にどういうふうに対応していくかというような、全般的な政策というもの、政策というのは大げさだな、むしろ専念して考える方がおられないからちょっと問題視しているので、そういう人は例えば介護福祉課の中にはおられるんですか。 123 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 124 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今おっしゃっていただきました老人クラブで申し上げますと、老人クラブの担当としては1人おりますけれども、他の業務も兼ねておりますので、実質、丸々1人の人間が老人クラブにかかわっているという状況ではございません。 125 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 126 ◯委員(獅山向洋君)   これは前から問題にしているんですけど、実際、これから高齢者に対してどう対応していくかということは、本当は市長なり市のトップの方が考えるべきことなんですけど、余りにも人員の体制としてみすぼらし過ぎると思っていますので、この辺は、私、意見として申し上げておきたい。実際、これから介護とか認知症とかフレイルの問題がどんどん増えていくのに、こんなことでいいのかなと思っています。  本来、予算の中であれこれ言うのもおかしいかもしれないけれども、意見としてちょっと申し上げておきたいと思います。  3点、終わります。 127 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午前10時49分休憩                                 午前11時00分再開 128 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑はありませんか。  北川委員。 129 ◯委員(北川元気君)   北川元気です。よろしくお願いします。  教育関係の予算で、今、一斉休校されていて、子どもたちが本来なら受けるべき教育課程ができていないとかいうことがありますけど、新年度、そういった影響についてはどういう予算で対応されようとしているのかとかということを、まず1点お聞かせください。  それから、主要事業の40ページで地域福祉人材確保・育成事業というのがあって、説明では「地域で必要な福祉人材を確保・育成するため」となっているんですけど、この地域福祉人材というのがちょっとよくわからないので、地域福祉人材とは何かということと、彦根市の地域で福祉人材が何人必要なのかということと、新年度、この事業でどの程度確保されようという何か目標みたいなものがあるのでしたら、お聞かせいただきたいと思います。  それから、次に、主要事業の55ページで、こちらも保育一般経費人材確保事業というのがありまして、待機児童がたくさんいますよ、保育士が足りませんよということなんですけれども、保育士を確保するために、奨学金返済支援補助金とか、保育体制強化事業補助金とかを、新しく、あるいは拡充という形でされていますけど、この内容と、アンケートベースで保育士が五十数人足りないということが出ていますけれども、これで確保できるのか、十分なのか、その辺の見解を含めてお聞かせください。 130 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 131 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   それでは、お答えさしあげます。  まずもって、新型コロナウイルス感染症におきまして、議員の皆様方には多大なるご心配をおかけしまして、大変申しわけございません。  これの新年度予算の件なんですけれども、未履修の部分につきましては、当然、教員が授業を行うということでございますので、特段、予算をつける予定はございません。  以上でございます。 132 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 133 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   2点目の人材確保の事業に関してでございますけれども、ここで申し上げております地域福祉人材につきましては、1市4町の湖東圏域の福祉・介護の事業所に勤務される職員の方、介護のお仕事をされる方を確保していこう、育成していこうというものでございます。  全体での必要数につきましては、具体的な数字を何か持っているわけではございませんけれども、事業所の皆様からのご意見をお聞きしておりますと、介護職を含め、どの職場もまだまだ人が足りない状況であるというお話もお伺いしております。  この事業で、何人を確保していくというような目標があるのかということでございますけれども、特に具体的に、何人、今年度、就職をしてもらいましょうということで数字を持っているものではございません。ただ、内容といたしましては、合同説明会を開催することで各事業所の内容を知っていただいて、少しでも福祉の仕事に目を向けていただければというような取り組みでありましたり、補助金につきましては、介護施設で働いていただくための資格取得を支援していきたいということで、予算をお願いしているものでございます。 134 ◯委員長(上杉正敏君)   幼児課長。 135 ◯幼児課長(北村慎弥君)   それでは、3点目の人材確保の方で説明させていただきます。  新規事業となる保育士等の奨学金返済支援制度の方ですけれども、奨学金を利用して保育士資格等を取得して、彦根市内の私立保育所などに就職された方が、奨学金を返済するために要した費用の一部を補助するものでございます。  対象者としましては、奨学金を利用して保育士資格もしくは幼稚園教諭免許を取得した方、そして、令和2年4月1日以降に、新たに市内の私立保育所、認定こども園、小規模保育事業所のA型・B型、そして幼稚園に、常勤の保育士、幼稚園教諭、または保育教諭として勤務されている方を対象と考えております。そして、自ら奨学金を返済されている方や、これに類似する補助金をほかでは受けていない方、そして、年度末に在籍されていて翌年度も同一園で勤務する予定の方を条件に補助していきたいと考えております。対象としましては、今申し上げましたが、予算として20人分を見させていただいております。金額としては月額5,000円で、12カ月で6万円が補助金額となります。  今後の見解でございますが、当然、待機児童解消や保育の充実という意味では、保育士不足の解消は取り組まなければならないと思っておりまして、今年度、新たにこういったものを創設させていただきました。従前より、保育士フェアや高校生の保育体験、あと、潜在保育士のための人材登録といいますか、求人情報の登録制度を設けてやっておりますが、令和2年度につきましては、今回、予算でお願いしている事業をしっかりとやっていくのは当然でございますが、当然、やりながら、民間園の意見も聞きながら、さらに新しい取り組み等があるのであれば研究しながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 136 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 137 ◯委員(北川元気君)   一斉休校に伴う子どもたちへの授業未実施、実施できていないことを新年度で対応する予算がないということですけれども、では、どうやって対応されるおつもりなのか。  それから、地域福祉の人材で、何人が必要なのかもわからなければ目標もないということですけれども、そういうのは必要ないんですか。  3点目、保育士の人材確保について、20人分の奨学金返済支援補助金を見込まれていて、こういった制度をつくっていただいたことには感謝しますし、ありがとうございますなんですけど、いかんせん保育士さんの足りなさが五十数人となっているので、まだまだ不十分であると私は思うんですが、令和2年度のこの執行で何人確保される目標を持たれているのかもお聞かせください。 138 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 139 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   未履修についてどのように対応するかというご質問だったと思いますけれども、その部分につきましては、例えば長期休業を短くして、そこで授業時数を確保していくというような対応をさせていただきたいと考えております。 140 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 141 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   委員おっしゃっていただきますように、本来、事業をするのであれば、具体的な目標を持って取り組むべきものだとは考えておりますけれども、現在、介護職につきましてはかなりの数が不足しているとお聞きしております。この取り組みにつきましては、彦根市なりこの圏域の取り組みだけではなく、県の社会福祉協議会等も全体的に取り組んでいるもので、この湖東圏域に限らず、滋賀県全体で福祉に従事する職員をどのように確保していくのかということで取り組んでいるものでございます。  今後、各事業所での不足人数なりを正確に把握する部分も含めて取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 142 ◯委員長(上杉正敏君)   幼児課長。 143 ◯幼児課長(北村慎弥君)   3点目の方の保育士の確保目標数でございますが、まず、子ども・若者プランの素案につきましては、5カ年での目標数として834人としております。これにつきましては、今年度10月1日現在が749人で、85人を目標として保育士を確保したいと考えております。  この目標の中では年度計画というのはございませんが、5カ年で85人ということで、単純に割れば17人程度となってまいりますが、これまでやっている保育士フェアなどの取り組みで平成27年度から新たに保育士等で働いていただいた方が、実人数でいくと49人いらっしゃいます。5カ年の成果で49人で、年間約10人ほど確保できているところでございますので、当然、10人以上は目指した形でやっていきたいと思っております。  ただ、どうしても就労人口の減少といった部分もある中での保育士確保になりますので、なかなか厳しいところもございますが、いろんな方法を考えてやっていきたいと考えております。 144 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 145 ◯委員(北川元気君)   一斉休校の対応ですけれども、長期休暇などを短くして対応するというふうにおっしゃいましたけど、具体的に決まっているのであれば教えてください。  それから、地域福祉人材の件ですけれども、保育士の不足なんかだと、各園とかでアンケートをとられて、何人足りないのかということを、ことしからアンケートベースで数字を出されたりしていますので、地域福祉人材確保の不足分というのも、アンケートベースとかでもいいのではないかなと素人考えでは思うんですけど、今年度、しっかりとその数字を把握されて、目標を持って事業をされるようにお取り組みいただきたいと思っていますので、これは意見として要望しておきたいと思います。  それから、人材確保事業ですけれども、保育士さんからお話を聞いていますと、とにかく職場環境が非常によろしくないと伺っています。人が足りない、手が足りないということです。なので、環境の改善ももちろんですけれども、とにかく不足している、ここにもっと支援を拡充されるべきだと思いますし、市長の公約でもあります待機児童の解消ということが、計画では5年後だからとかというふうに先延ばしにされるのではなくて、できる限り早期に、早目に対策をどんどんここに打っていただく必要が私はあると思いますので、引き続き、予算の確保等、大変だと思うんですけど、ご努力をお願いしたいと思っております。  以上です。 146 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 147 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   具体的に決まっているのかというご質問だったと思いますけれども、まずもって、臨時休業に入りましたときに、未履修の状況については学校教育課として把握しております。それが学校によって差があるということも把握しております。まだ何名かの校長とお話をしている段階ですので、中には長期休業等を使って授業の確保に努めたいというふうに具体的に話している校長もおりましたけれども、教育委員会として一律にこうだと決まっているわけではございませんので、今、検討段階ということで、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 148 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 149 ◯委員(北川元気君)   心配されている保護者の方も多くいらっしゃると思いますので、早目早目の情報提供と、それから、必要な予算はしっかりと補正とかで確保していただきたいと思います。  ちょっと余談になるかもしれませんけど、さっき、学生チューターとか、その辺、ボランティアを使ってやっておられる事業もありましたけど、ボランティアをするなと言っているわけではないんですけど、ボランティアを当てにするようなことはやっぱりよくないと思うんですよ。しっかりと学校の方で対応していただきたい。それが大前提だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 150 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  谷口委員。 151 ◯委員(谷口典隆君)   まず1点目、今も出ていましたけど、新型コロナの対応で、先日来、備蓄用のマスクを配布されておられます。福祉保健部が3万6,000枚、教育委員会が3,500枚、子ども未来部は1,000枚ということで、都合、合計するとそうなるんです。基本的な考え方を教えていただきたいんですが、例えば福祉保健部は3万6,000枚と出ていますけど、来年度、新年度では、それぞれでこういうのを備蓄したり購入したり、そういう予算を見られていないのか。学校現場なら、いつもその学校の備品ということで購入されているようなんですけど、それが現在もう底を突きかけている状況であるということはお聞きはしているんですけれども、それはそれぞれの学校単位での判断になるのか。こういうことを受けて予算を組んでおられないでしょうけれども、余裕がある部分で、こういうところで購入することができるということなのか、明確に指示はないと思いますけど、ちょっとその考え方だけお聞かせいただきたいと思います。  また来年のこの時期にも、新型コロナだけではなくて、インフルエンザ等々の予防も、やっぱりこうなってくるとマスクって必ず必要になってくると思うんです。来年度の予算の中で、そういう対応のゆとりというか、余裕があるのか、ちょっと考え方だけお聞かせいただきたいのが1点目。  それから、2点目、次は教育になります。昨年の6月定例会で教育部長の方から、私の質疑に対しまして、昨年の2月定例会の議論も踏まえて、公民館長は地域との連携を深めて公民館主事の賃金を増額すると、今年度の予算を増額していただいたり、また、主事の勤務時間をフルタイムにしたりということで、平成31年度当初予算で随分議論があったことを踏まえて見直しをしていただきました。新年度においてはそれが継続しての予算が計上されているのか、予算説明書でいうと319ページになろうかと思いますけれども、会計年度任用職員という計上ではございますけれども、比較するとほぼ同額なのかなと思いますが、その辺、出張所の臨時職員との併任も含めて同規模なのかということを、ちょっとお尋ねさせてください。  それからもう1点、これは保健体育課になろうかと思いますが、聖火リレーが一応今のところの予定では5月29日に来ます。保健体育課の方で聖火リレーは担当だということですけれども、何かそれに向けて啓発の予算計上はされているのかされていないのか、教えていただきたいと思います。  以上です。 152 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 153 ◯教育総務課長(杉本弘之君)   それでは、マスクの件についてお答え申し上げます。  マスクにつきましては、通常ですと、小学校の管理用の消耗品の中で各校が購入されているところでございます。次年度につきましても、現在の当初予算案についてはそのような形で計上させていただいております。  このようなことが起こりましたので、次年度につきましては、備蓄も含めてその辺はちょっと柔軟に検討させていただきたいと考えております。 154 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 155 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   福祉保健部として、現在、備蓄のための予算はつけておりませんけれども、健康推進課の方で感染症の予防事業というのがありまして、その中で、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律というのがありまして、その法律に基づいて予防していかなければならないことが起こったときの対応として、マスクについても予算化しております。これは、50枚入りの箱を40箱分、健康推進課は備えております。 156 ◯委員長(上杉正敏君)   幼児課長。 157 ◯幼児課長(北村慎弥君)   幼稚園・保育園のマスクにつきましては、基本、各園の予算で民間・公立ともに購入いただくことになっておりますので、よろしくお願いします。 158 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 159 ◯生涯学習課長(山岸将郎君)   放課後児童クラブのマスクにつきましては、それぞれのクラブの方で、備蓄品というほどではないんですけれども、消耗品で、毎年、子どもが忘れてきた場合の分は購入するようにしています。特段、新年度予算で上げているということはございません。  続いて、公民館主事の件についてお答えいたします。公民館主事につきましては、来年度も同じような形でフルタイムで雇用する予定でおります。さらに、予算書でいいますと319ページで、会計年度職員の給与と職員手当を合わせると1,400万円ほどになるんですが、昨年度は賃金でいうと880万円でございますので、会計年度職員になりまして、地域手当と期末手当等が増えまして、560万円ぐらいの増額になっております。  以上です。 160 ◯委員長(上杉正敏君)   保健体育課主幹。 161 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   聖火リレーの経費について説明させていただきます。
     5月29日に開催されます聖火リレーですけれども、まず、経費として、警備費用につきましては昨年12月の補正予算の方でお認めいただきましたので、その経費を充てるつもりでございます。また、当日にかかわるスタッフのTシャツとか交通規制の看板等につきましては、県の組織委員会の方が対応されると聞いておりますので、それを充てさせていただきます。  そして、今、委員がお尋ねの啓発の部分につきましては、今年度予算の中で、何か、のぼり旗とかができないかということを、現在、検討していますので、近々また何かの形で執行していきたいと考えております。  以上です。 162 ◯委員長(上杉正敏君)   谷口委員。 163 ◯委員(谷口典隆君)   マスクについては、教育委員会の見解は理解はさせていただきました。それぞれの学校で対応していただくということでございました。  あと、健康推進課の方から答弁いただいた件につきましても、例えば、今、市内の方はご存じかもわかりませんけれども、本会議で私が質問させていただきましても、結局、その時点では、適用するというご答弁はなかったんです。例えば特定疾患をお持ちの方については、彦根保健所は把握はしておられるでしょうし、あと、基礎疾患をお持ちの方は、保健所なり健康推進課の方で把握していただける可能性はあろうかと思うんですが、そういった方々にマスクが現在も行き渡っていないという現状を鑑みると、来年度も何らかの、一番所管のところがやはり備蓄していただく必要があるのではないかなと思いますので、その辺は、できればお願いはしたいなと思います。  それから、子ども未来部の方で、幼稚園・保育所は各施設で対応していただくというご答弁をいただきましたけれども、現に今年度、もう1,000枚は幼稚園・保育所配備用ということで3月6日に配備されているわけですから、それならその1,000枚をほかの困っておられる方に回せばいい話なので、それであるならば、もう来年度は各幼稚園・保育所で配備の必要はないと言われるべきだと思います。必要ないならそんな1,000枚も取りなさんなという話になるんですけれども、これは今年度の今の事業の話なので、それは結構でございますけれども、配備が必要ならば、やはり学校現場のようにそれぞれで対応していただくなり、公立なら公立の予算を来年度見ていただくなりというお取り組みをしていただくべきだと私は思います。  そうでないと、来年度、こういう状況になったときに、また危機管理課の方で判断して、本部会議でないと決定できないなんていう、そんなばかげたことは私はすべきではないと思うので、それぞれが十分に確保した上で、それぞれ所管の判断で迅速に配備していただくべきだと私は思います。そんなことを本部会議の方で決定するなんていう、こんなばかげたことはもう二度としていただきたくないので、それぞれで考えていただいて、予算措置なり配備はお願いしたいと思っております。  それから、2点目の件は承知しました。  3点目の聖火リレーの件については今年度の予算でございますので、もう答弁は結構でございますけれども、初日もお話しさせていただいたんですけれども、オリンピックのマークなり、それを類推させるようなことは便乗商法で、禁じられております。ただ、自治体が申請すれば使えるということでもございますので、その辺も柔軟に対応していただくようにお願いしたいと思います。 164 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  辻委員。 165 ◯委員(辻 真理子さん)   すみません、昨日、一昨日と予算常任委員会をお休みさせていただいて、申しわけございませんでした。4、5日、せきがひどく、倦怠感もありましたし、この際ですので、皆様にご心配をかけるのは心苦しかったので、休ませていただきました。  私、自分が新型コロナウイルス感染症だとは思っていなかったんですが、その際は、保健所に一度やっぱり、広報に載っていたように、連絡をしてみようと思いまして、彦根保健所に連絡してみたんです。「私は該当していますでしょうか」と言ったら、とても丁寧な対応でしたけど、「平熱ですから該当していません。そのことをかかりつけ医のお医者さんにお伝えなさって、そちらで診療を受けてください」と言われたので、今度はかかりつけ医の先生にお電話して、診察をお願いしますと……。 166 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員、すみません、予算審査の方に入っていただけますか。  辻委員。 167 ◯委員(辻 真理子さん)   もう終わります。 168 ◯委員長(上杉正敏君)   もう終わりますではなくて、予算審査に入ってください。  辻委員。 169 ◯委員(辻 真理子さん)   かかりつけ医の方は「診察できません」とおっしゃったので、ここは混乱しているんだなということを実感いたしました。  それでは、私の質問をさせていただきます。予算書の方は325ページで、主要事業の方は103ページの図書費のことについてお伺いしたいと思っております。  昨年ちょっと問題になった図書館の図書費でございますが、昨年は、突然、800万円というとても少ない予算になってしまったということで、市民の方々何人かから抗議が来ましたので、福祉病院教育常任委員会の方で質問させていただいたと思っております。  ことしは、予算書の方を見させていただきましたら、昨年に比べたらちゃんと予算をつけていただいておりまして、復活しているなと思ったんですけれども、この図書費というのは、過去5年ぐらいで結構ですので、平成28年度から令和2年度までどのような金額の推移があったかということを、一度、今日はお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 170 ◯委員長(上杉正敏君)   三つ。  辻委員。 171 ◯委員(辻 真理子さん)   それでしたら、なぜ去年だけが格段に低かったのかという理由をお聞かせいただきたいのと。  それから、予算書の方を見ますと、図書費はどれなのかがやっぱりよくわからないので、一つ一つ計算してみますと、ああ、これとこれが図書の予算なんだなと、つまり、予算書の方ですと上から14段目、それから、備品購入費が下から10段目にあるんですが、普通でしたらこれが図書費とわからないんですね。主要事業を見ますと、ちゃんと館内の図書費用というふうに書かれているので、ああ、これとこれを足したらこの金額になるというふうになるんですが、これはどうしてこういうふうな書き方しかできないのかということをお聞かせ願いたいと思います。 172 ◯委員長(上杉正敏君)   図書館長。 173 ◯図書館長(北村 清君)   ただいまの何点かの質問のうち、まず、予算額の推移というところからご説明させていただきます。  まず、図書資料費に関しての定義といいますか、考え方なんですけれども、予算書の中では備品購入費というところがイコール図書の購入費ということで、この中ではほかの備品はまざっておりませんので、図書館管理運営費と、それから、327ページまでまたがりますけれども、湖東定住自立圏のところの備品購入費になります。ただし、図書資料費に関しましては、そのほかに消耗品費の中で、例えば新聞とか雑誌、定期刊行物とか、その他の資料もございますので、非常に予算が見にくくなっているところは申しわけなく思っています。  まず、推移の方で申し上げさせていただきたいと思います。平成28年度の図書費に関してですが、すみません、備品購入費のところの資料しか過去5年間持ち合わせておりませんので大変恐縮でございますけれども、平成28年度が2,426万9,000円、平成29年度が2,431万9,000円、平成30年度が2,395万9,000円、令和元年度が569万5,000円となっておりまして、令和2年度につきましては2,440万5,000円となっております。  それから、昨年度が低かった理由でございますが、2点ございます。一つには、耐震補強工事の関係で長期の休館をさせていただいていること、それから、もう一つには、前々からの課題でございますが、図書の収容能力、いわゆる書庫の状況がもう整理をしないと入らないということで、資料費の方を削減したところでございます。  それから、予算書から資料費が非常にわかりにくいということでございますけれども、図書館としましては、大きな事業、先ほど申し上げた図書館管理運営費、予算書では325ページになりますが、その中で、備品購入費としてという部分では非常にわかりやすうございますけれども、消耗品のところがわかりにくくなるかと思います。その部分を主要事業の方で補わせていただくべきところかとは思いますけれども、今回、主要事業の方では、資料費として、主要事業の103ページ上から2段目の館内図書資料の整備・充実事業の中で、「本館図書購入費(新聞・雑誌を含む)等」と記載させていただいておりますのと、また、その下に、館外といいますか、これは主にたちばな号の関係の経費でございますのと、それから、おめくりいただきまして、104ページでございますが、1段目の定住自立圏の関係の図書館サービスの充実事業ということで、事業費ごとにくくっている関係で、非常にわかりにくいところは申しわけなく思っております。  以上でございます。 174 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 175 ◯委員(辻 真理子さん)   今おっしゃっていただきました、予算書に上げる項目というのは、こういう書き方をしなければいけないという理由があるのかもしれませんけど、定住自立圏の方も入ってくるということはちょっとわかりにくかったので、何かしら括弧づけで、これとこれとこれを足すと図書費になることが予算書でもわかるとありがたいですね。私は去年からずっとやっていたので、計算してみて、ああ、これとこれとこれを足すんだと思いましたが、初めて見たときはわかりませんでしたので、できたら何かしら工夫していただきたいと思います。  それから、5年間の推移をお答えいただきましたので、ことしは、過去、今までの、平成28年度、平成29年度、平成30年度と大体同じような金額に戻っていることがわかりましたので、市民の方にはちゃんとそういうふうにお伝えしたいと思います。昨年度だけはちょっと違う事情があったということだとわかりました。ありがとうございました。 176 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 177 ◯委員(獅山向洋君)   主要事業の40ページなんですが、権利擁護サポートセンター運営事業、これも前に説明は聞いているんですが、改めてこの権利擁護サポートセンターの設置・運営について説明していただきたいんです。一体どこにあるのかとか、誰がやっているのかとか、そういうようなことです。  それから次に、主要事業の49ページの下の欄で、がん検診事業なんですけれども、これ、胃がん検診に二重丸がついているんですよ。新規事業のようですけれども、どういう点が新規事業なのかご説明いただきたいと思います。  それから、主要事業の95ページなんですが、一番下の欄です。これは、本来、市政功労者の関係で尋ねるべきだったんですが、うっかりして尋ねるのを忘れましたので、ここでちょっと説明を聞いておきたいと思うんですが、功労者表彰なり功績者表彰ですけれども、何人ぐらいを予定しておられるのか、表彰はいつおやりになるのか、あるいは、審査される方はどんな方々がおやりになるのか、そういうことについて説明していただきたいと思います。  もうこれで三つか。以上です。 178 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 179 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   まず1点目の、権利擁護サポートセンター運営事業についてご説明をさせていただきます。  主要事業の方にもございますとおり、認知症高齢者とか障害のある方に対しまして、成年後見制度とか虐待対応といった権利擁護全般の相談等を行っている組織でございますけれども、現在、平成30年度から令和2年度までの3年間につきましては、彦根市社会福祉協議会に委託して設置をしております。現在、事務所につきましては、福祉センター別館1階の社会福祉協議会の事務局のところにございます。 180 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 181 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   2点目の、胃がん検診の新規事業についてご説明いたします。  胃がん検診につきましては、これまで、国・県の指針に基づき、胃部エックス線検査を実施しておりましたが、平成27年度に、厚生労働省のがん検診に関するあり方検討会で、胃がん検診の検診項目を胃部エックス線検査または胃内視鏡検査とすると提言があり、平成28年度には滋賀県が胃内視鏡検査導入に向けての医療機関調査を実施され、翌年の平成29年度には、胃内視鏡検査導入に係る要件が示され、適切な方法および精度管理のもとで実施するために、実施体制が確保できた市町から導入することとされたところです。  本市では、今年度、令和2年度の開始に向け、彦根保健所および湖東地域の1市4町で胃内視鏡検査専門部会を計6回開催し、胃内視鏡検査導入の準備をしてまいりました。これを受けまして、来年度、胃内視鏡検査を実施したいと考えております。実施方法といたしましては、医療機関の委託ということで、3病院に委託する予定としております。 182 ◯委員長(上杉正敏君)   文化振興室長。 183 ◯文化振興室長(久保田雄介君)   私の方からは、文化功績者表彰事業について説明をさせていただきます。  文化功績者表彰につきましては、本市の文化芸術または郷土文化等の向上・発展に関して特に功績の顕著な方を表彰するものでございます。こちらにつきましては、彦根市功労者表彰とあわせて表彰するということで、隔年、2年に1回実施しているものでございます。来年度の時期につきましては、まだ確定ではございませんが、11月ごろを予定しております。  何人選考するかということですが、例年、5人程度を選考しております。  審査会のメンバー等につきましては、文化に携わる各分野の専門家の方、最大10名と規定しておりますが、例えば、美術、文芸、音楽、演劇、舞踊、伝統芸能、郷土史、茶道、華道、そういった方の中から、毎年、専門の方を選定して審査いただいているという内容でございます。  以上です。 184 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 185 ◯委員(獅山向洋君)   権利擁護サポートセンターのことなんですが、社会福祉協議会に委託しているというのはわかるんですが、一体どういう方々がこういうものを運営しておられるのか。簡単に言ったら、ある程度、専門家とかそういう方々が必要だろうと思うんですけれども、そういう意味で、構成している団体なり個人なりをちょっと教えておいていただきたいと思います。  それから、胃がん検診のことなんですが、いきなり内視鏡検査に行くわけでもないだろうと思うので、どういうことでひっかかったら胃内視鏡検査を受けられるのか、そういうことについてもちょっと教えておいていただきたいんです。  それと、もう1点は、エックス線とか何とかとおっしゃっているけれども、要するに、バリウム検査が胃内視鏡検査もできるようになったという意味なんでしょうか。  それから、もう1点は、功績者の表彰なんですが、かつては彦根ビューホテルあるいはひこね市文化プラザなどで結構華やかにやっていたわけですが、結局、今回も、この表彰については場所を借りるような予算は入っていないようなので、一体どこでおやりになるのか、これはどこかはわかっているんですが、どこでやるか、明確にやっぱり言っておいていただきたいと思います。  以上です。 186 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 187 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   権利擁護サポートセンターの体制でございますけれども、センターの職員といたしましては、所長を含めて3人の体制でございます。相談業務に当たる職員につきましては、社会福祉士の資格を持った者を充てるということでお願いしているところでございます。  また、専門的な相談に応えられない場合の対応といたしまして、弁護士、また、司法書士等との顧問契約を結んでおりまして、相談体制をとっているところでございます。 188 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 189 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   胃がん検診の再質問についてお答えします。  まず、胃部エックス線検査というのはバリウム検査のことでございます。  それから、受けられる対象なんですけれども、現在、胃のバリウムの検査につきましては40歳以上の方になっておりますけれども、胃内視鏡検査につきましては、50歳以上で、かつ2年に1回とされておりまして、今、受けてくださっている胃のバリウム検査を選ばれる方と、胃内視鏡を選ばれる方がいらっしゃるということで、どちらの検査も彦根市として実施することになります。 190 ◯委員長(上杉正敏君)   文化振興室長。 191 ◯文化振興室長(久保田雄介君)   文化功績者の表彰式をどこでするかということでございますが、先ほども申し上げましたように、彦根市の功労者表彰と文化功績者表彰をあわせて行う関係がございまして、会場費につきましては総務部総務課の方が予算計上されております。ただ、場所を確保する調整ということで、文化振興室と総務課の方で調整をしている中で、ひこね市文化プラザで実施したいという意向を伺っているところでございます。 192 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 193 ◯委員(獅山向洋君)   胃がん検診のことなんですけれども、そうしますと、一定のお金さえ払えばというか、例えば健康保険とかそういうもので、どちらかを選べば胃の内視鏡検査も受けられるという意味なんでしょうか。簡単に言ったら、受ける立場からそういうことが知りたいわけなので、その点、もう1回詳しく言っておいていただきたいと思います。  それから、功績者の表彰について、ひこね市文化プラザでやるというのは、要するに、どこかの部屋でも借りてやるという意味なんですか。その点、ちょっと確認しておきたいんです。といいますのは、結局、前は、やっぱりある程度、市議会議員などに案内もあったしということなんですが、案内的なものはあるけれども、何だか行ったらいけないような、どうも行っていいのか悪いのかわからないみたいなことがよくありますので、一般的に公開してやるのか、もう非公開でやるのか、その辺のこともちゃんと説明しておいてもらいたいんです。 194 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 195 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   胃がん検診について、不十分な説明で申しわけありませんでした。  お金を払えば受けられるのかということですけれども、50歳以上の方で2年に1回の健診となりますので、年度末年齢が偶数の方を対象に実施させていただきます。その対象の方でありましたら、ワンコインのバリウム検査を受けるか、それとも胃内視鏡検査を受けるかを選択して受けていただけるということになります。要するに、対象年齢の方については受けていただけます。 196 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 197 ◯委員(獅山向洋君)   対象年齢は一体何歳かだけ、ちょっと言っておいてください。 198 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 199 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   対象者につきましては、年度末年齢50歳以上で偶数年齢の方ということで、例えば、50歳、52歳、54歳と以降続きますけれども、その方を対象に実施させていただきます。  以上です。 200 ◯委員長(上杉正敏君)   文化振興室長。 201 ◯文化振興室長(久保田雄介君)   文化功績者表彰の表彰式、先ほど、ひこね市文化プラザでと申し上げましたが、具体的にはエコーホールで計画されているということは聞いております。  市議会議員の皆様に案内を出すかというところですが、現状では、来賓としての案内と、受賞者のご家族の方にご案内させていただいております。市議会議員の方全員にご案内をするかどうかということは、また今後、総務課の方とも相談をしてまいりたいと考えております。  以上です。 202 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 203 ◯委員(獅山向洋君)   こういうような検診について、市民に連絡がある場合もあるし、ない場合もあるわけです。そういう意味では、バリウムか、いわゆる内視鏡によるのかとか、そういうのは申し込みの段階で明確にするわけですか。何かその辺がよくわからないもので。 204 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 205 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   申し込みの段階で、胃がんの集団検診をお申し込みになるのか、それとも胃内視鏡検査をお申し込みになるのかということは、そのときに申し込みいただくことになります。 206 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 207 ◯委員(獅山向洋君)   私も誤解していたのは、集団検診でもやった上で、要検査とか要精密検査となって初めて内視鏡になるのかなと思っていたものです。そうすると、バリウムか内視鏡かという二者択一でもいいわけですか。ああ、そうですか。 208 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 209 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   はい、二者択一ということになります。 210 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 211 ◯委員(獅山向洋君)   功績者表彰でも、こういうふうに予算要求しておられる以上は、もうちょっと具体的に、どういう内容でやるかということを決めてからおやりになるべきではないんですか。何だかお金だけ請求しておいて、後は適当に決めていこうかという、そんなやり方が最近非常に多いように思いますので、その点、もうちょっときっちり財政課の方も精査して、たまたまこれは説明がなかったので聞いたからよかったんですけれども、こんなことでは問題ではないですか。財政課ももうちょっとしっかりしてくださいよ。  以上、私の意見です。 212 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 213 ◯委員(小川隆史君)   それでは、端的に質問しますので、回答の方、よろしくお願いします。
     まず1点目、主要事業でいうと44ページの相談支援事業、これ、事業概要も聞こうと思っていたんですけれども、事業概要は一応理解をしているつもりです。それで、予算が適正に運用されているかどうかということで、チェックの体制がどうなっているのか、相談内容をしっかりともらって、そのデータを活用できる状態にあるのかをお聞かせいただきたいのがまず1点。  それから2点目、主要事業でいうと88ページとか90ページにある校務支援システムですけれども、教育総合会議で、職員の働き方改革になるということで、鳴り物入りで導入されるものですけれども、職員の超過勤務時間の削減が可能というシステムというふうに聞いています。それの削減目標と、働き方改革の実践によって新たに職員が取り組む内容というのがもしあれば、それを教えていただきたい。よろしくお願いします。 214 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 215 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   一つ目の委員のご質問にお答えいたします。  相談支援事業のチェック体制はということなんですけれども、相談件数の実績をまず申し上げますと、年間の相談件数なんですが、平成28年は2,396人、平成29年は3,443人、平成30年は4,687人と年々増加しており、2年前から比べると2倍にもなっているところでございます。この相談件数につきましては、毎月、実績報告が上がってまいります。また、年間の実績報告につきましては、これは人件費に対する委託事業になるんですけれども、それぞれ支出内訳書について提出していただいております。この内容につきましては、協議会等で活用させていただいているところでございます。 216 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 217 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   2点目の校務支援システムについて回答させていただきます。  職員の勤務時間の具体的な目標はというお話でしたけれども、まず、先行市、例えば札幌市でありますと年間103時間となっておりますし、愛媛県の西条市ですと年間114.2時間の削減ができたと報告されているのを伺っております。導入当初は、どうしても、システムに慣れるとか、そういうこともございますので、初年度からこのような削減は見込めないとは思いますけれども、将来的に、同じように100時間程度削減できるのを目標にしていきたいと考えております。  あと、削減の具体的な内容をというご質問でしたけれども、教職員の超過勤務が多い現状は理解していただいていると思いますけれども、もちろんこれについて削減をしていきたいということと、先ほど森野委員のところでもご答弁さしあげましたけれども、やはり教職員の働き方改革というのは、子どもに向き合う時間を確保する、教員の本来業務をもっとしっかりさせていきたいというものもございますので、それも実現できるように努力してまいりたいと考えております。 218 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 219 ◯委員(小川隆史君)   校務支援システムついては了解しました。ぜひとも超過勤務削減だけではなくて、子どもとの時間を大事にとってもらいたいと思います。  1点目の方でもう1回だけ確認ですけれども、相談の内容をその施設だけが持っているのではなくて、そのデータを提供していただいて、データというか、相談の内容を、この人はこうこうこうなんだ、だから、ほかにもっと対応できるようなことにならないだろうかという協議ができるような、そういうデータの活用というのはいかがでしょうか。 220 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 221 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   それぞれの相談の内容についてなんですけれども、これには個々の個別のケース会議を随時開催させていただいております。 222 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「はい」と呼ぶ者あり) 223 ◯委員長(上杉正敏君)   あるようですので、暫時休憩します。                                 午後0時01分休憩                                 午後1時03分再開 224 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  最初に、執行部より答弁訂正の申し出がございますので、これを許します。  健康推進課長。 225 ◯健康推進課長(棚瀬惠理子さん)   申しわけありません。胃がん検診の対象者の年齢のことで訂正をさせていただきます。  対象者につきましては、年度末年齢50歳以上で偶数年齢の方ということで、例えば、50歳、52歳、54歳と、以降続きますけれども、その方を対象に実施をさせていただきます。  すみません、訂正させてもらいます。 226 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員、よろしいでしょうか。  それでは、質疑はありませんか。  北川委員。 227 ◯委員(北川元気君)   主要事業の42ページで、自殺対策強化事業、106万4,000円なんですけど、把握されている近年の自殺者数の傾向と、新年度、どのようなことをされるのかをお聞かせください。  続いて、主要事業の54ページで、ひとり親家庭自立支援事業ですけれども、彦根市内でひとり親家庭がどれぐらいいらっしゃるのかと、相談業務を行われるんですけど、相談の件数の推移などがわかれば教えてください。  それから、「支援員等の配置」とかと書いてあるんですけど、具体的に何人体制で、その体制が十分なのかということもあわせてお願いします。 228 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 229 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   1点目の質問にお答えさせていただきます。  近年の自殺者の推移ですけれども、数字的に申し上げますと、平成26年からでよろしいですかね。自殺者が、市の方では19人、県の方では259人、国の方では2万5,427人です。平成27年は、市は25人、県の方は242人、国は2万4,025人です。平成28年は、市は24人、県は227人、国は2万1,897人です。平成29年は、市は11人、県の方は211人、国の方は2万1,127人です。平成30年は、市の方では19人、県の方では206人、国の方では2万598人です。  来年度、どのような対策をされるかというご質問につきましては、自殺未遂者対策ネットワーク会議というのを年2回開催させていただいています。それと、市内の地域包括支援センターで事例検討会も年間2回させていただいておりますので、来年度も引き続きさせていただきます。あと、相談窓口ネットワーク会議の事例検討会議というのもありまして、こちらの方も年1回させていただくことになっております。それから、自殺対策推進会議というのを持っているんですけれども、こちらの方も開催させていただくことになっています。  あと、啓発の方で、いろんなパンフレットを購入して、いろんなところへ配布させていただくことで、啓発活動をする予定をさせていただいております。パンフレットは6種類でございます。  もう1点、エフエムひこねでも啓発の放送を行う予定をしております。  以上です。 230 ◯委員長(上杉正敏君)   子育て支援課長。 231 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   北川委員のご質問にお答えいたします。  まず、ひとり親世帯の件数でございます。子ども・若者プランの方で掲載させていただいているところでございますけど、平成30年度につきましては1,015世帯がひとり親世帯で、内訳といたしまして、母子世帯が962世帯、父子世帯が50世帯となっております。前年度、平成29年度につきましては、ひとり親世帯が1,069世帯で、その内訳といたしまして、母子世帯が1,011世帯、父子世帯が56世帯となっております。  それから、相談員が受けている、ひとり親の相談件数でございますけど、平成30年度につきましてはトータルで902件の相談がございます。内訳といたしまして、主な内容としては、住宅、それから医療、就労、養育費、借金等を含めて、生活全般ということで325件。それから、児童ということで37件。こちらにつきましては、教育とか非行、就職等でございます。それから、経済的支援・生活援護ということで536件でございます。こちらの中身といたしましては、経済的な支援でございますので、いわゆる公的年金とか児童扶養手当、生活保護、それから福祉資金等にかかわる相談、それから、それ以外がその他ということで4件という内訳で、トータル902件でございます。  それから、途中の集計にはなるんですけど、令和元年1月末現在ということで、中間集計は568件でございます。その内訳といたしまして、生活一般ということで268件、児童ということで28件、それから、経済的支援・生活援護が272件、その他はゼロ件ということで、トータル568件でございます。  それから、最後、支援員ということで、2名体制でいいのかどうかとおっしゃっておられます。まず、2名の内訳でございますけど、母子・父子自立支援員ということで、ひとり親家庭の生活全般の相談に応じる支援員が1名、それから、ひとり親家庭の自立、主に就労を支援する自立支援プログラム策定員が1名の計2名の配置とさせていただいておりまして、先ほどの件数的には何百という件数にはなっているんですけど、日々来られる件数、1日の件数としては1桁で推移しているところでございますので、2名の支援員の持ち分というんですか、専門の部分を生かした中で、日々、2名で対応させていただいているところでございます。  以上でございます。 232 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 233 ◯委員(北川元気君)   自殺対策強化事業の方ですけれども、件数が国でいうと2万人ということで、前に消費増税の影響で、2万人台だったのが3万人台にいきなりどんと増えたということもありましたし、去年の10月からの消費増税の影響で相当な経済的な影響が、GDP年7.1%減の下方修正もされたぐらい大変なことになりますし、それから、コロナショックでさらに経済も大変なことになると思いますので、自殺対策の強化が本当に必要になってくるのを心配していたので、こういう質問をさせていただきました。  啓発等をいろいろ、6種類のパンフレット等の配布とか、エフエムひこねなどでやっていただいたり、また会議もさまざま開いていただくということを、今、ご答弁いただきましたので、ありがとうございます。工夫していただいて、効果が出るように、万全の対応をお願いしたいと思います。  それから、次のひとり親の方ですけれども、世帯が1,000を超えているということですけれども、厚労省の数字では、母子家庭ですと貧困率が5割を超える。早急に支援が必要だとされるディーププア世帯は13%を超えるという数字があって、さらに、先ほども申し上げたとおり、経済の打撃もこれからあるということで、ひとり親世帯に対する支援が非常に大事になってくるのではないかと思ったので、質問させていただきました。今、2名の体制で回っていけるというようなご答弁だったかと思うんですけれども、こちらも、できたら、ひとり親家庭・世帯に対する支援の強化というか、拡充というか、そういう丁寧な支援をお願いしたいと思います。  以上です。 234 ◯委員長(上杉正敏君)   要望ですね。  ほかに質疑はありませんか。  角井委員。 235 ◯委員(角井英明君)   主要事業書の107ページ、はり・灸・マッサージ施術費給付事業についてです。去年24万7,000円あったのが18万5,000円になっているんですけど、その理由を教えてください。  二つ目、主要事業の105ページ、彦根休日急病診療所について、これも、開設……。 236 ◯委員長(上杉正敏君)   角井委員、すみません、これは介護保険事業特別会計予算の方に入りますので、そのときに尋ねてください。  角井委員。 237 ◯委員(角井英明君)   105ページは大丈夫ですか。これもですか。 238 ◯委員長(上杉正敏君)   国民健康保険事業です。  角井委員。 239 ◯委員(角井英明君)   これはOKですか。 240 ◯委員長(上杉正敏君)   左側に書いていますでしょう。左側の欄、1行に。  角井委員。 241 ◯委員(角井英明君)   それだったら大丈夫なんですか。 242 ◯委員長(上杉正敏君)   いや、だめです。  角井委員。 243 ◯委員(角井英明君)   すいません。  主要事業の104ページ、学童保育事業(WAっとねすサマースクール)、242万円なんですけど、ちょっと僕、詳しくないから間違っているかもわからないんですけど、河瀬小学校には学童保育があると思うんです。夏季休業中の河瀬小学校の学童というのは別の学童保育所ということになるんでしょうか、教えてください。 244 ◯委員長(上杉正敏君)   人権教育課長。 245 ◯人権教育課長(谷井昌弘君)   ただいまの質問にありました、夏の学童保育教室、WAっとねすサマースクールという名前で呼んでおりますけれども、同じ河瀬小学校区の児童を対象に行っております。ただし、目的が全く違いまして、生涯学習課の放課後児童クラブにつきましては、保護者の就労支援が大きな目的になります。それに対しまして、サマースクールの方は、児童の集団生活を通して、基本的な生活習慣の向上、また、豊かな情操や規範意識、仲間意識を育むというものが目的とされています。  そもそも生活基盤が非常に厳しいという状況の中で、現在でも、生活保護等の割合と、また、単身家庭等の割合が高いという現状を踏まえまして、そのような課題を解決するために、夏季休業中の期間を使い、子どもの教育に関すること、そして、基本的生活習慣の定着に関することを強化しております。  また、人権・福祉交流会館の方で、実際、実施しておりますけれども、交流という目的もございます。他地域の子どもが会館へ足を運ぶ、また、その保護者が会館へ足を運ぶ、そして、その指導に当たっている青年層の若者が会館に来るということで、他地域とその会館の交流が図られるというところで、また目的を果たしております。  以上です。 246 ◯委員長(上杉正敏君)   角井委員。 247 ◯委員(角井英明君)   ということは、河瀬小学校に入っていて、1年生から3年生までで、今、言われた条件を満たしたら、入りたい人は誰でも入れるということですか。 248 ◯委員長(上杉正敏君)   人権教育課長。 249 ◯人権教育課長(谷井昌弘君)   入っていただくことが可能です。 250 ◯委員長(上杉正敏君)   角井委員。 251 ◯委員(角井英明君)   夏休みに僕も、これとは違う学童を見学に行ったんですけど、どこもいっぱいだったんです。この学童、WAっとねすサマースクールの人数というか、参加している子どもの数はどれくらいなんでしょうか。 252 ◯委員長(上杉正敏君)   人権教育課長。 253 ◯人権教育課長(谷井昌弘君)   ここ数年、70名から80名という子どもの数で推移しております。河瀬小学校の放課後児童クラブの方も、大変たくさんの子どもが通っていると聞いておりまして、人権・福祉交流会館の方も、実際、活動のキャパシティーが70、80名ということで、非常に定員に近い形で実施しております。 254 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 255 ◯委員(獅山向洋君)   主要事業の99ページの下から2段目、彦根城博物館管理運営事業について、二重丸で彦根城博物館受付等委託業務が入っているわけです。これは彦根城の維持管理事業と共通する問題なんですけれども、私も新聞報道で読んだだけなんですけれども、こういう委託業務にするのは、会計年度任用職員について、財政的に増えてしまうので委託するんだとしきりにおっしゃっていたわけですが、新聞報道などよりますと、この会計年度任用職員については国の方が財政的な手当てをするというようなことも書いていました。そうなると、委託業務にする本来の理由からちょっと外れた話になってきているのではないかと思いますが、この辺について、本当に政府がきちっとそういう手当てをするのかどうか、また、その金額はどうなのか、その辺について説明していただきたいと思います。  それから、主要事業の103ページの真ん中辺です。舟橋聖一文学賞・舟橋聖一顕彰文学賞事業です。何だかこれ、もうやめるみたいなことをおっしゃっていたんですけれども、来年度についてはこういうふうに予算をおつけになったわけですが、計画どおりやめるのかどうかだけ、聞いておきたいと思います。  それから、主要事業の107ページの一番最後です。これは、私は角井委員とはちょっと違う考え方を持っております。これはだめなのか。介護保険事業特別会計か。これ、市の政策でやっているものではないんですか。何でそんなこと、おかしいな。介護保険事業特別会計で聞くって、ちょっと……。これ、介護保険特別会計から出ているお金なんですか。二つ制度があるのではないのですか。彦根市がやっているものと介護保険でやっているのと、二つあるのではないのですか。 256 ◯委員長(上杉正敏君)   執行部、答弁願います。  介護福祉課長。 257 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   はり・灸・マッサージ施術費給付事業につきましては、以前、市の一般会計の方で支給の事業をやっておりましたけれども、一旦その事業が廃止になりまして、その後、議会でも請願等をいただいた上で復活したということがございます。そのときに介護保険事業特別会計で行う事業ということでスタートさせていただいたという経過がございまして、現時点では介護保険事業特別会計でのみ実施をしている事業になります。 258 ◯委員長(上杉正敏君)   それでは、2問、お願いします。ああ、もう1問、どうぞ。  獅山委員。 259 ◯委員(獅山向洋君)   それと、主要事業の111ページですけど……。 260 ◯委員長(上杉正敏君)   111ページも……。  獅山委員。 261 ◯委員(獅山向洋君)   これもだめか。 262 ◯委員長(上杉正敏君)   これも介護保険特別会計ですので。104ページまでですね。  獅山委員。 263 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、病院事業関係はいいんでしょう。113ページはだめなのですか。 264 ◯委員長(上杉正敏君)   104ページまで。
     獅山委員。 265 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、以上です。 266 ◯委員長(上杉正敏君)   では、よろしくお願いします。  彦根城博物館管理課長。 267 ◯彦根城博物館管理課長(山本明彦君)   それでは、1点目、彦根城博物館受付等委託業務のことについてお答えさせていただきます。  業務委託にする理由として、委員がおっしゃった会計年度任用職員の人件費のこと、そして、人件費あるいは労務管理に関する業務およびその経費に関することというのを理由の一つに掲げておりました。  今、委員がおっしゃった国の方の財政的な措置は、申しわけございません、私の方では詳しく承知しておりませんけれども、業務委託に切りかえた理由は、そのこともあるんですけど、ほかにも、民間のノウハウを活用してサービスの充実を図ることも理由の一つでございますので、それを目的に委託業務を令和2年度から開始していきたいと考えております。 268 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 269 ◯財政課長(北村典彦君)   私の方から、会計年度任用職員制度の施行に向けた、いわゆる交付税措置につきまして、少しご説明をさせていただきます。  現在、私どもで確認いたしておりますのが昨年12月末に県の方から通知があった内容で、一応、総務省の方からは、交付税措置はしますよと。ただし、これは期末手当の支給等ということで、具体的に申し上げますと、予算書の348、349ページに職員給与の明細書がございまして、この一番下段に、会計年度任用職員の期末手当として約8,328万5,000円ございます。これが交付税措置の対象になるかなと考えております。  ただ、国の方からは、一応、令和2年度からこの会計年度任用職員制度が施行されることに伴いまして、大きく1,690億円という数字は示されておりますが、個々具体的に、この対象はこの期末手当等ということはございますが、これが交付税の方にどう反映されているかについては、まだこちらの方では承知はいたしておりません。  以上でございます。 270 ◯委員長(上杉正敏君)   図書館長。 271 ◯図書館長(北村 清君)   2点目の舟橋聖一文学賞関連事業につきまして、計画どおりやめるかというご質問でございます。  昨年の事業見直しリストの中で、令和元年度、令和2年度、103ページに記載の、舟橋聖一文学賞、同顕彰青年文学賞の二つを実施した後に廃止することとしております。ただ、その2年間の中で、舟橋聖一さんの顕彰のあり方を検討していくこととしておりまして、現在もその検討は続けております。今後、舟橋家ともいろんな協議をさせていただきながら慎重に対応してまいりたいと考えておりますので、今のところ確実なお答えができない状況となっております。  以上でございます。 272 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 273 ◯委員(獅山向洋君)   先に舟橋聖一文学賞について聞いておきますけれども、何だか、今、変なお答えで、まだ検討しておられるわけですか。そうすると、令和3年度にはやめるということではないんですか。その辺、ちょっと明確に言っておいてほしいんですよ。私だってやっぱりそういう関係から聞かれるので。「令和2年度はつけましたよ」「令和3年度はどうなるんですか」「いや、どうも検討しているようですよ」と。そうしますと、何か財政的な余地があったらやるということですか。それとも、舟橋家の意向だけで決めていこうとしておられるんですか。その点、担当の方よりも市長が恐らくこれを決めておられるのではないかと思うので、市長の方から明確に答えていただきたいと思うんですよ。  それと、今の会計年度任用職員の交付金とかの問題なんですけど、確かに、こういうふうに委託してしまってから、期末手当などについてそれだけのお金を政府が手当てするというんだったら、私たちがいただいた財政に関する一覧表なども随分変わってくるのではないかと思うんですよ。そういう観点から、やはり、国の制度が明確になったときには、委託の場合はこうだとか、会計年度任用職員制度をやった場合はこれだけになるとか、そういう表も変わってくると思うので、ぜひともやっぱり我々議員にもそういう説明の資料を渡してほしいと思うんですが、この点はどうでしょうか。 274 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 275 ◯市長(大久保 貴君)   舟橋聖一文学賞に関して申し上げます。  今、図書課長がお答え申し上げましたとおり、現在、検討中の状況でございます。舟橋家と協議をしながら、私も直接お伺いしてお話もさせていただいておりますので、十分、舟橋家の意向というものを酌み取りながら、どのような形で舟橋聖一さんを顕彰していくかということにつきましては、もちろん各種文学賞というのは基調にはありますが、そこも十分念頭に置きつつも、さまざまな選択肢はまだ残っていると思いますので、顕彰していくことについては変わりがないということでご理解いただきたいと思います。 276 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 277 ◯財政課長(北村典彦君)   会計年度任用職員制度の導入に伴う交付税措置と、それに伴う表記の仕方でございますが、今回、当初予算案の発表資料の方に、新たに資料14で、会計年度任用職員の要点についてご説明をさせていただいております。  ただし、先ほど申しました、やはり国の方の通知にまだ具体性がございませんでしたので、金額的にはお示しすることができておりません。現在も、まだ具体的な数字までは把握できておりませんが、今後、こういった資料に対しまして、今おっしゃいますような、反映できる部分につきましてはちょっと検討させていただきたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 278 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 279 ◯委員(獅山向洋君)   市長は、舟橋家の意向とかと何かいろいろおっしゃっていますけれども、また、舟橋聖一さんを顕彰することについては間違いないというようなことをおっしゃいますけど、私は、この舟橋聖一文学賞については、彦根市のプロモーションとしても非常に大きなウェートがあると思っているんですよ。せっかくこれだけ長いことやってきたものをいきなりばっさりやめてしまうというのは、逆に言うと、彦根市の財政というのはそんなものなのかと。こんな「花の生涯」であれだけ売り出していながら文学賞さえやめてしまうような市なのかと、こういう逆プロモーションになると私は思っているんですよ。そういう観点から、一遍、市長もよくお考えになった方がいいですよ。あれこれ言い逃ればかりしていないで、彦根市のために何が大切なのかと。これ、金額的にそんなに大きな金額ではないんですよ。だから、やっぱり来年度についてはしっかりと、検討するとおっしゃるけど、検討の余地なんて私はないぐらいに思っているので、その点、よろしく頼みます。  それから、先ほどの会計年度任用職員の問題については、これは国の方もはっきりしていませんので、できれば、新しくわかったことについては、せっかく議員にあれだけのものを配って、これだから委託が必要なんだと説明されたわけですから、変わったなら変わったで、やっぱりちゃんと一覧表でも示していただきたいと思います。これは強い要望として申し上げておきます。  以上です。 280 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  辻委員。 281 ◯委員(辻 真理子さん)   主要事業の方は38ページで、それから予算書の方は145ページです。先ほど獅山委員がちょっとご質問なさっていましたけれども、老人保護措置事業のことです。私、12月定例会でこれについて質問させていただいた中の答弁で、彦根市では養護老人ホームは1カ所で定員50名というふうに答弁いただいているんですが、ここには養護老人ホームは3施設31人と変化していますので、これはどういう意味合いでこうなったのかということ。  それから2点目は、6,642万3,000円という予算がついていますが、単純に計算すると、31人に対してでしたら1人200万円ぐらいというふうに理解するのか、また違う使い方があるのか、この詳細を聞かせていただきたい。  それから、養護老人ホームは県立だと思うんですけど、予算はここについていますし、県の事業だと思うんですが、ここのところ、ちょっと私、わからないので、お答えいただきたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。 282 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 283 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今ご質問いただいた3点につきまして、お答えさせていただきます。  まず1点目の施設の数ということで、12月定例会の際には、彦根市内に1カ所あるとおっしゃっていただいておりました。今回、予算で上げさせていただいております養護老人ホームは、盲養護老人ホームを合わせて5施設ですけれども、市が措置をする場合に、必ずしも市内の施設にお願いするというものではございません。ここに挙がっております5施設のうち、四つの施設については市外の施設であるということで、今回、このような予算を計上させていただいております。  続きまして、2点目の金額の部分です。施設の体制とか、措置をしている方の体の状態にもよるんですけれども、大体お一人当たり200万円なり、状態にもよりますけど、今、積算している中では、140万円ぐらいから400万円ぐらいまで、お一人にかかる金額としてはばらつきがございますけれども、算定の算式がございますので、それに合わせて、現在、措置されている方の状態で見積もらせていただいたのがこの金額になっております。  3点目の、県立の施設ではないのかということでございますけれども、今、県内に養護老人ホームにつきましては全部で7施設ございます。この7施設、いずれも設置の経営主体としては社会福祉法人が運営する施設になっておりますので、そちらの方に措置をお願いする場合、市の方から措置費としてお支払いをすることになっております。 284 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 285 ◯委員(辻 真理子さん)   入っていらっしゃる方がみんな無年金かというと、やはり年金をもらっていらっしゃる方もあると思うんですけど、そういう場合は、まず、持っていらっしゃる年金は出していただいた後を補てんすると考えてこの金額になるというふうな……。例えば、今、400万とおっしゃいましたけど、この方は無年金だからこういう金額になるのか、ちょっと私、わからないので教えてください。 286 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 287 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   措置費の考え方ですけれども、施設に対してお支払いする金額につきましては、お一人お一人の状態で算定するという形になっております。  今おっしゃっていただきました年金なりの収入がある方の場合には、所得に応じて負担金という形でお納めいただくようになっておりますので、必要な部分はお支払いをして、負担金として納めていただく部分については市の歳入の方に入れているという形になっております。 288 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 289 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑は、これにて終了します。  暫時休憩します。                                 午後1時42分休憩                                 午後1時53分再開 290 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に続き会議を開きます。  次に、議案第4号令和2年度(2020年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算、議案第6号令和2年度(2020年度)彦根市介護保険事業特別会計予算について審査します。  それでは、議案第4号および議案第6号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口委員。 291 ◯委員(谷口典隆君)   休日急病についてお尋ねしたいと思います。  令和元年度の業務委託について、いろいろと彦根医師会と協議・調整いただいたと。医師会所属のお医者さん方の負担軽減、また、薬剤師会等々の負担軽減ということでご調整をお願いできないかという話を平成30年12月定例会で質問もさせていただきました。それで、結果的に、ご調整いただいて、令和元年度、受けていただくようになっているんですけれども、令和2年度においてもその辺のご調整なり話し合いというものはしっかりとできているのか、お聞かせいただきたいと思います。 292 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 293 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   医師会を初め、休日急病診療所運営委員会において継続して協議をしております。  来年度につきましても、9月、10月につきましては、日曜日は休診させていただいて、医師の負担軽減を図るところです。また、特に小児科の医師の負担が大きいことから、7月と8月、それからゴールデンウィークの4日・5日・6日の3日間につきましては内科一診とさせていただいて、小児科の医師の負担軽減を図ったところです。 294 ◯委員長(上杉正敏君)   谷口委員。 295 ◯委員(谷口典隆君)   これは従来からかもわかりませんけど、市立病院はインフルエンザの検査をされていないというようなことで、今の新型コロナウイルスの感染予防に備えて、先日も彦根医師会の会合があったときに、市立病院に倣ってインフルエンザの検査はもうしないでおこうという市内の診療所が、全てかどうかはわかりませんけれども、うちもうちもで幾つかまた増えつつあるとお聞きしました。それに伴うのかどうかわかりませんけれども、休日急病診療所への駆け込みというものが大きくなるのではないかと思うと、よりその負担とかリスクは、増えることがあっても減ることはないと思うんです。それも踏まえてしっかりご協議いただいているのかどうか。  あと、今もおっしゃっていただきましたが、ゴールデンウィークも対象になるのかなと思うんですけれども、開所の日数は令和元年度と同じという捉え方でよろしいんでしょうか。 296 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 297 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   開所日数につきましては同じとなります。  それからもう一つの、医師のリスク軽減のことなんですけれども、市内の医療機関でインフルエンザの検査をしないというようなことは伺っておりまして、休日急病診療所に勤務される医師についても、その辺はすごく心配されております。万が一にもそこで感染した場合には、自分の医療機関が開設できないようなことになってしまいますので、すごく心配されまして、そこの協議もさせていただきました。それで、休日急病診療所につきましても、基本的にはインフルエンザの検査をしないという対応を現在はとっております。  ただ、受診された方がきちんと適正に治療を受けられるように、インフルエンザの診断につきましては、臨床症状から診断してお薬等も出していただくことになっております。 298 ◯委員長(上杉正敏君)   谷口委員。 299 ◯委員(谷口典隆君)   そうすると、来年度においてもまだインフルエンザの感染が確認されるようであれば、その検査をされないということでありますけれども、それも、検査されなくてもインフルエンザの兆候があれば対応していただけるというような、今、覚書がもう既に来年度に向けて交わされているということで、それも含めた覚書はもう締結されているんですか。  というのは、例えば新型コロナウイルスの関係もあって、要するに、もうこれ以上、今、市内の医療機関でもインフルエンザを検査しなくなってとなってきたときに、さらにこれ以上の負担は医師会として所属のお医者様に求めることができないとなってきたときに、今までどおりは厳しいよとおっしゃってくる可能性もあると思うんです。そうだけれども、今、既に、来年度、令和2年度に向けての覚書なりがあって、これに基づいてやってくださいという話がしっかりできているのか、万が一、こういう状況なので、その辺、さらに令和2年度も開所日数が減ることも考えられるのかどうかという点について、拘束といいますか、契約といいますか、そこらは今どうなっているのかというのだけお聞かせください。 300 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 301 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   来年度の契約書につきましては、今、まだ協議中です。緊密に医師会とは連絡をとらせていただいておりまして、今の新型コロナウイルスあるいはインフルエンザに対する手順について、一応、フロー図のようなものも一緒につくらせていただいたところですけれども、まず、それの最後の詰めを、この土曜日に医師会の会長と救急担当の理事とがされて、その後を受けて契約書を締結するということで、まだちょっと固まってはいない状況です。 302 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  角井委員。 303 ◯委員(角井英明君)   去年は開設日数が76日で、ことしは64日になった、その減った理由を教えてください。 304 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 305 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   開設の日数が減った理由につきましては、昨年度は、9月、10月の日曜日も昨年度は休んでいるんですけれども、予算の時点ではまだ入っていたけれども、今年度につきましては、9月、10月の日曜日分は除かれているため、開設日数が減っています。 306 ◯委員長(上杉正敏君)   角井委員。 307 ◯委員(角井英明君)   だから、医師の負担が大き過ぎて減らしたということではないんですね。 308 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 309 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   そういうことです。 310 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  野村委員。 311 ◯委員(野村博雄君)   110ページはここで質問しても大丈夫でしょうか。介護保険事業特別会計はよろしいですよね。大丈夫ですね。  大事な予算審査ですので、しっかり緊張感を持ってお願いしたいんですが、主要事業の110ページの介護保険事業の在宅医療福祉推進事業のところの、ちょっと私らは素人でわからないので確認なんですが、地域リハビリテーションの推進ということで、理学療法士1名を派遣していただいているということで、非常に大事な事業だと思うんですが、一般的な感覚で、1名派遣で928万円ということですので、ちょっとこの辺の積算についてお伺いしたいのと。  あと、恐れながらお戻りいただきまして、主要事業書の105ページ、休日急病診療所事業のところで、これもちょっと勉強不足ですのでお教え賜りたいということで、念のための確認なんですが、医師・薬剤師出務委託料ということで1,937万9,000円で、これを64日で割ると1日30万円ほどになりまして、報酬、需用費等が2,371万2,000円で、64日で割ると37万円ほどになるんですが、それぞれの明細というか、内容と支払い先を念のためにお教えいただけたらと思いますが、いかがでしょうか。  以上です。 312 ◯委員長(上杉正敏君)   医療福祉推進課長。 313 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   一つ目の、地域リハビリテーションの推進ということで、理学療法士の派遣負担金のことでお伺いいただきました。  これにつきましては、1市4町が実施している湖東地域リハビリ推進センターということで、在宅医療福祉推進事業の中の事業の一つになります。1市4町の方で、在宅の方で、介護生活の向上に向けた支援・啓発とか、あるいは、地域に出向いていってリハビリの習得を目指したものということで、市立病院の方から理学療法士(PT)を1名派遣していただいております。それの賃金ということで928万4,000円を上げさせていただいております。  また、その下のリハビリテーション専門職広域派遣事業ということで、リハビリテーション、作業療法士(OT)の方に来ていただいております。この派遣費用が190万1,000円になっております。  以上です。 314 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 315 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   2点目の質問の医師・薬剤師出務委託料ですけれども、医師につきましては彦根医師会に委託しております。日曜・祝日が9万8,000円掛ける53日で2人分、それから、年末年始・ゴールデンウィークが12万3,200円の5日分と、小児科については、先ほどの3日を除く2日分ですか。ごめんなさい。ゴールデンウィークについてが……。失礼いたしました。日曜・祝日が9万8,000円、それから、ゴールデンウィークが延長分として1万5,625円掛ける時間当たりで出して5日分、内科5日分、小児科医が2日分です。  それから、薬剤師につきましては彦根薬剤師会に委託をしておりまして、日曜・祝日が4,800円掛ける7時間で計算しておりまして、40……。ごめんなさい、ちょっと整理させてもらっていいですか。申しわけありません。1,900万……。 316 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩、とりますか。  暫時休憩します。                                 午後2時07分休憩
                                    午後2時10分再開 317 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  休日急病診療所主幹。 318 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   まず、委託料についてですけれども、医師会と薬剤師会に委託しております。  医師会につきましては、内科医が53日間で9万8,000円、それから小児科医が41日間で9万8,000円、ゴールデンウィークにつきましては、内科医が12万3,200円の5日分、小児科医は12万3,200円の2日分となっております。  それから、薬剤師会への委託料ですけれども、7,200円掛ける7時間の5万400円が1日分の費用になっておりまして、日数については医師会と同じ日数になっております。  それから、報酬につきましては、運営委員会の報酬・報償費になっておりまして、5,400円掛ける4人分の2回を予定しております。  それから、打ち合わせということで、調整会議につきまして、5,400円掛ける2人掛ける2回を予定しております。  もう一つは、休日急病診療所の管理者を医師会長に委託させていただいております。その管理者の報酬として5万円掛ける12カ月を計上させていただいております。  以上です。 319 ◯委員長(上杉正敏君)   野村委員。 320 ◯委員(野村博雄君)   報酬、需用費等で2,371万2,000円ということで、今、報酬のお話をいただきましたが、需用費等の方の説明は私の聞き漏らしですかね。 321 ◯委員長(上杉正敏君)   休日急病診療所主幹。 322 ◯休日急病診療所主幹(棚瀬惠理子さん)   需用費につきましては、医薬材料費が主なものになっております。 323 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  角井委員。 324 ◯委員(角井英明君)   主要事業の107ページ、はり・灸・マッサージ施術費給付事業なんですけど、前年度の24万円から今年度は18万円に減っているんですけど、その理由と、どれぐらいの人が利用しているのか教えてください。 325 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 326 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今年度、事業費が減額になっている理由といたしましては、まず1点は、給付金の対象人数、補助対象になるであろう人数が昨年に比べると2人分減っております。令和元年度、今年度の予算では14名分の予算を見込んでおりましたけれども、来年度、令和2年度に関しては12人分の予算を見込んでいるということで、減額になっております。  あと、事務的な経費の部分で、広報に申請の勧奨ということで出させていただいていましたけれども、そちらの方の単価が変わったことで減額になっております。  また、今年度の申請の状況ですけれども、この2月末現在の人数になりますが、申請いただいている方は4名でございます。 327 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 328 ◯委員(辻 真理子さん)   私は、主要事業の107ページの上から2段目の、おむつ等購入費助成事業についてお聞きいたします。予算書の方は119ページでございます。  これは去年の9月定例会で私の方が個人質問させていただいた件で、ことしはこの助成金が昨年度よりも増えているのではないかと期待して待っておりましたけれども、昨年度よりさらに減っていることがわかりました。  平成30年度は正常のままで、5,460万6,000円のおむつ等購入費助成金が支払われておりましたが、平成31年度は3,744万4,000円と1,716万2,000円の減額になりました。その理由は、要介護3・4・5の人も減額、そして要介護1・2の人はゼロとなりまして、市内のたくさんの方が助成金を打ち切られるということで、これは署名活動があったということは十分にお話しいたしました。5,496人の方が署名していただきまして、それをバックに9月定例会で請願書が出されておりまして、これはふだんはないことですけど、全議員が全会一致でこの請願を採択しているという重要な過程がありますのに、なぜ減額になっているんだと強く思うので、どうしてこれを増額していただけなかったのかということに対して、ご答弁願いたいと思います。 329 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 330 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   おむつの助成事業につきましては、委員おっしゃっていただきましたとおり、昨年度に比べて事業費の方が減額となっております。この理由につきましては、今年度8月から要件を見直しましたけれども、その要件が年間を通じてになるということで、減額になっているというものでございます。  ご質問いただきました、なぜ請願等が採択されているのに増額になっていないのかという部分についてですけれども、請願を議会の方で採択されたことは十分承知をしております。その中では、事業の見直しに当たっては、高齢者保健福祉協議会なり介護支援専門員の連絡協議会等に十分に意見を聞いた上で見直しをするようにという趣旨であったかなと考えております。  その後、介護支援専門員の連絡協議会の役員さんとお話はさせていただいておりますけれども、まず1点、従来の制度にすぐに戻すのがよいのか、それとも、もう一度、制度についてしっかり話をした方がいいのではないかというようなお話の中で、交付単価、以前ですと、補助金の上限としては6,300円が今回4,500円になったということで、従前の6,300円という単価につきましては、ケアマネジャーからの意見としても、県内他市と比べて非常に高い設定であるということも以前いただいておりましたので、今回、見直しに至ったという部分もございます。それにつきましても、現在、お話をしていますと、介護度で分けるのがよいのか、それとも、一律4,500円が低いのであれば6,000円の9割にするのがよいのか、そのあたりについては、実際に購入されている金額などを調べてみないと何ともよくわからないというようなお話も聞いております。  今、協議会の方とお話をさせていただいていますのは、第8期の計画を、現在、策定途中でございます。その作成の中で、このおむつの事業につきましては、介護支援専門員の協議会なり高齢者保健福祉協議会の中で十分に議論をした上で、制度設計をしていくべきであろうということでお話し合いをさせていただいておりまして、見直すのであれば、第8期計画がスタートする令和3年4月を一つ目安として、今後、作業を進めていこうということでお話をさせていただいておりますので、来年度の予算については反映されていないということになっております。 331 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 332 ◯委員(辻 真理子さん)   それは話し合いをするということだけで、結果として、予算に関してはっきりした答えを出すというところまではやるんですか。 333 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 334 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   計画の中に盛り込んでこようと思いますと、当然、事業内容をしっかりと固める必要がございます。また、その財源としても、特別会計でございますので、介護保険料というものにもかかわってまいりますので、計画を策定する中で、制度設計というものはしっかりと仕上げないといけないと考えております。 335 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 336 ◯委員(辻 真理子さん)   市長にお聞きしたいんですけれども、そのときも申し上げましたが、「福祉は現場」と、これ、大久保市長の公約なんですね。「福祉は現場です。国の制度では救い切れない市民が数多くいます。市独自の政策が必要です」というふうにおっしゃっているんですよ。これは今の現実にぴったりなんですね。国の方では切ってきたんだけど、市で補てんするというふうに公約でおっしゃっているのに、市長はこれをどのようにお考えなんですか。 337 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 338 ◯市長(大久保 貴君)   ただいま介護福祉課長がお答え申し上げたとおりで、現在、現場の皆さんといろいろと相談をさせていただいている状況でございます。 339 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 340 ◯委員(辻 真理子さん)   市長、それでは、公約でおっしゃっていることと相違しますけれど。  今、大型公共事業には何十億という金額を一気に、この前も13億円積み増したわけですし、市役所は2倍になってしまったわけではないですか。それに比べたらとてもささいな金額なんですけれども、「わかった、これはもとどおりにしよう」というのが政治の根本ではないですか。もともとは、介護職というんですか、介護施設の出身の方だから、そういう思いやりを予算に反映して当然だというふうに市民も思っているんですけど。何でこれ、ちゃんと復活しないんだと署名した方がやっぱりおっしゃっているので、もう1回お聞きしますが、復活というのは市長のお声だけでもできると思うんです。それについてどうお思いになりますか。 341 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 342 ◯市長(大久保 貴君)   まさに繰り返し委員もおっしゃっていただいておりますように、現場の声というものが重要で、今、関係者で協議をして、制度設計に反映するかどうかいうことで準備をしている状況でございます。ご理解のほどお願いいたします。 343 ◯委員長(上杉正敏君)   辻委員。 344 ◯委員(辻 真理子さん)   来年度の予算でこれがはっきりした答えが出なかったら、市民の方々に、市長はこういうふうだということはっきり申し上げますけど、よろしいですか。 345 ◯委員長(上杉正敏君)   それでは討論になっておりますので、また討論の機会で述べてください。  辻委員。 346 ◯委員(辻 真理子さん)   わかりました。それでは、これは全然納得がいきませんけれども、今後、話し合いをするというところにささやかな期待をかけて、このぐらいにしておきたいと思います。 347 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 348 ◯委員(小川隆史君)   主要事業の110ページ、生活支援体制整備事業についてお教えいただきたいと思います。  これ、事業内容のところを見ると、生活支援・介護予防サービスの体制整備を図るため、第1層・第2層の生活支援コーディネーターと協議体を設置するというふうにあるんですけれども、第1層については直営から委託へ変更して、それを社会福祉協議会の方に委託すると。第2層においても委託されると。要するに、全部を委託するということでいいんでしょうか。 349 ◯委員長(上杉正敏君)   医療福祉推進課長。 350 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   生活支援体制整備事業についてお答えさせていただきます。  この事業につきましては、地域住民の互助による助け合い活動を推進していくということで取り組んでいる事業でございます。今までは、第2層生活支援コーディネーター、地域支え合い推進員と呼んでいますけれども、この事業については、おおむね生活圏域・小学校区域の単位として、社会福祉協議会の方に7名の推進員を配置しておりました。  令和2年度からにつきましては、第1層生活支援コーディネーターというのを、市全域で見渡す職員ということで、市の職員、医療福祉推進課の方に1名置いて今までしていたのを、来年度、令和2年度からは第1層・第2層を合わせて社会福祉協議会の方に委託することになります。これは、今までから地域に深く根差して活動していただいているのが社会福祉協議会というふうに理解しております。  これからも、支え合いということ、地域での助け合いということを生かして広げていきたいと考えておりますので、今までから社会福祉協議会が培った経験を生かしていただいて、さらに進めていきたいというふうな考えのもとで、第1層・第2層の方を委託することになりました。 351 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 352 ◯委員(小川隆史君)   わかりました。  まず、第1層については、市全域のことを考えるということで、市から造詣の深い社会福祉協議会に委託というのはわかります。  ただ、第2層については、生活支援、それから介護予防サービスに携わっておられる民間の団体ないしNPOの団体とか、そういう方もたくさんおられて、その方たちもノウハウを蓄積されていると思うんです。全てを社会福祉協議会に委託ということではなくて、ほかの民間企業も含めた中で委託していくということは、例えばそれが法的に問題があるのであれば別なんですけれども、可能性としてはあるのではないのかなと思うんですが、その辺、お教えいただけませんでしょうか。 353 ◯委員長(上杉正敏君)   医療福祉推進課長。 354 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   ただいま、例えばNPO法人とか、いろいろそういった民間の方の活用をということでご質問いただきました。  民間の方の活用についても、例えばNPO、社会福祉法人、社会福祉協議会などの多様な主体による多様なサービスを提供していこうというふうな構築に向けた、この体制整備事業ということになっています。これをまとめて、民間の意見はそれぞれ吸い上げて、小学校区域でどういった課題があるのか、また、この課題については、仲間づくりとか生きがいづくり、あるいは閉じこもりの防止とか、身近なボランティア活動、さらには災害時の地域でのまとまりということも踏まえた、地域の福祉力を高める生活支援体制整備事業ということで取り組ませていただいています。  それをまとめていただくための第2層の生活支援コーディネーターということになっていますので、全部を含めた形でまとめていただいていって、それを全域でまとめるのが第1層ということで、そういう取り組みになっていますので、今、お話しいただいた、そういった民間の方の意見も聞きながら、今後、来年度以降も進めていきたいとは思っております。  以上です。 355 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 356 ◯委員(小川隆史君)   私がお話をしているのは、第1層ではなくて第2層の部分なんです。  第2層の部分で取り組みをしておられて、例えば介護とか生活支援をされている中において、市民からいろんな意見とか要望とか思い、そういうのを聞いておられるのは社会福祉協議会だけではないので、広く意見を求めるという部分からいうと、確かに最終的な取りまとめの第1層というのは理解します。ただ、第2層については、そういうふうな部分も、令和2年ということではないんですけれども、今後、広く意見を聞く意味も含めて、他団体の参画を検討していくことが必要ではないのかなと、地域を巻き込んだ事業になっていくのではないかなと思うんですが、その辺のお考えを聞かせていただけますでしょうか。 357 ◯委員長(上杉正敏君)   医療福祉推進課長。 358 ◯医療福祉推進課長(谷村雅史君)   ありがとうございます。  今、第2層の方の話をさせていただきましたが、地域の中で協議体というのも設置していただいております。こういった協議体の中で、地域で活動していただいているいろんなNPO法人なり今言われた団体の方も入り、そこの話し合いの中で、今後、ここの地域の中でどういう課題が出てくるのかということも検討されて、その問題について取り組みを進めていくことを考えておりますので、その辺は、また令和2年度以降についても取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 359 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 360 ◯委員(獅山向洋君)   1点だけ確認させていただきたいんですが、主要事業の107ページのはり・灸・マッサージ施術費給付事業なんですが、これにつきましては、請願があって、全会一致で採択されたという経過から、私はこれは彦根市独自の政策だと思っていたんですが、そうではなくて、要するに、介護保険の適用がある要介護とか要支援認定者、こういう方々の介護保険内での政策であると理解していいんでしょうか。何かちょっとその辺がよくわからないようになってきたので、確認のためにお聞きしておきたいと思います。 361 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 362 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   このはり・灸・マッサージ施術費給付事業につきましては、介護保険が適用される事業ではございません。という意味で申し上げますと、委員おっしゃっておられるように、市が独自にやっている事業という捉え方になろうかと思います。ただ、要支援・要介護認定者を対象としまして、事業の目的につきましても、現在、体の拘縮のある方の介護予防なり悪化防止のための事業ということで、目的が介護保険特別会計でやる事業という位置づけで、実施させていただいているものでございます。  また、こちらにつきましては、国の地域支援事業交付金という介護関係の交付金を活用しているという部分もございまして、現在、介護保険事業特別会計の中で実施させていただいているというものでございます。 363 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 364 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、要介護なり要支援認定者であるけれども、要は、介護保険の適用が受けられない人について、市の独自の政策としてやっている部分ということなんですか。 365 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 366 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   介護保険の国のサービスというものは、例えばデイサービスとか、ある程度、その内容が決まっております。そのメニューの中に、このはり・きゅうというものは支給の対象としてございませんので、国が制度設計を行っている事業以外に、彦根市として介護予防のために必要と思われるものについて実施をしているというようなことになってまいります。 367 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 368 ◯委員(獅山向洋君)   そういう意味では、彦根市がやっている事業と考えていいと思うんですが、先ほど角井委員もお尋ねになったように、金額的にどんどん減ってきているということで、減っているという問題と同時に、人数はさっきもおっしゃったんですが、一体何人の人が何回ぐらい利用しているのか、また、前もこれは問題になったんですが、どういう施術者のところでやっておられるのか。簡単に言うと、施術者の範囲というか、お医者さんの範囲がどれぐらいなのか、その辺もちょっと聞いておきたいと思うんです。 369 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 370 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   こちらの事業につきましては、まず、はり・きゅうの施術を連続して9回受けていただく必要がございます。9回施術を受けていただいたうちの最後3回分の経費について助成の対象とするものでございますので、年間に申請していただける回数につきましては1回となっております。先ほど申し上げました、今年度、4件の申請があったということでございますけれども、こちらの方につきましては、4名の方が9回施術を受けられた後に申請されたということでございます。  あと、施術先なんですが、すいません、今、具体的な件数については数字をちょっと持っていないんですけれども、こちらにつきましては、事前に登録していただく形をとっております。ただ、現在、登録いただいている件数につきましては、少ないわけではございません。ある程度、市内のはり・きゅうをやっておられる方々は登録いただいていると考えております。 371 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 372 ◯委員(獅山向洋君)   わずか4人ぐらいだったら、どこかぐらいは大ざっぱに覚えておられませんか。というのは、特定のところにある程度集中しているのではないかなという気もしますので、その辺について、大ざっぱでいいですから聞いておきたいです。 373 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 374 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今年度、既に助成をさせていただいた方4名につきましては、施術所としては3カ所でございます。助成対象者お一人のところが2施術所と、お二人の方が1施術所ということで、三つの施術所で受けておられます。 375 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 376 ◯委員(獅山向洋君)   こんなことで時間をとって申しわけないんですけど、この制度は、本来は、もちろん施術を受ける人のためであると同時に、やっぱり施術者が、例えば目の悪い方というか、目に障害のある方ができるだけそういう方の、言うならば助けになるようにというようなことから始まっているわけなんですけれども、どうしても、健常者と言うと失礼な言い方だけれども、とにかく目もいいような方のところへ集中するという問題もあったわけなんですよ。そういう意味で、今おっしゃった施術者はどういう方々か、わかったら教えてほしい。わからなかったらもう結構なんですけど、わかればということで。 377 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 378 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   すみません、施術所がどこかということは把握しておりますけれども、実際、施術されておられる方がどうかということについては、ちょっと把握をしておりませんので、申しわけございません。 379 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 380 ◯委員(獅山向洋君)   余り把握しておられないようですけれども、この制度の本来の趣旨というのがあるわけなので、そういうことから考えますと、わずか18万5,000円という予算案で、いろいろとこれ、煩わしい手続もあるし、むしろこういう事業こそ、いろいろと検討した結果、やめておきますと言うんだったらわからないでもないんですが、そういう意見は全くなかったんですか。 381 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 382 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   利用が余り伸びておりませんので、当然、見直す対象の事業として検討したことはございます。ただ、このはり・きゅうの事業につきましては、今の第7期介護保険事業計画の中で、推進していく事業という形で上げさせていただいておりますので、第7期の期間中、令和2年度までにつきましては継続をするということで、一旦、結論を出させていただいております。第8期以降の取り扱いにつきましては、今後、協議会等でご議論いただく中で、話の俎上に上げるのかどうかということについては検討してまいりたいと考えております。
    383 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 384 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第4号および議案第6号に対する質疑はこれにて終了します。  暫時休憩します。                                 午後2時41分休憩                                 午後2時59分再開 385 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に続き会議を開きます。  次に議案第8号、令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計予算について審査します。  これより議案第8号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  獅山委員。 386 ◯委員(獅山向洋君)   主要事業の113ページ、医療機器の整備ということで、3億円ですか、書かれているわけです。この内訳で、血管造影X線診断装置については、下にかなり詳しく説明が書いてありますが、正直に言って、これでわかりましたとは言えませんけれども、またしっかり読み直しさせてもらおうと思っていますが、その他更新等機器30件1億3,000万円と書いてあるわけですけれども、これは全部更新なんですか。例えば、二重丸がしてあるように、こういう新しいものを入れましたのでこういうことができるようになりましたとか、これについては性能が特別よくなりますよとか、そういうものはございませんか。 387 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長。 388 ◯病院総務課長(宮尾義一君)   今年度につきましては、全て更新でございます。 389 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 390 ◯委員(獅山向洋君)   特に性能がよくなるとか、そういうものもないわけですね。 391 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長。 392 ◯病院総務課長(宮尾義一君)   今年度につきましては、予算等も限られている中で、古く、更新、どうしてもかえなくてはならないものを優先してかえるということをしておりますので、新しいのが、表に出させていただいているもの、それも更新ですけれども、全て更新ということになります。 393 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 394 ◯委員(獅山向洋君)   それから、前の112ページなんですが、中期経営計画策定と書いてありまして、令和3年3月に新改革プランが終了するということです。これ、委託料と書いてあるわけですが、どういうところに委託されるのか、お尋ねしておきたいと思います。 395 ◯委員長(上杉正敏君)   経営戦略室次長。 396 ◯経営戦略室次長(前川 学君)   この委託料の委託先なんですけれども、医療コンサルタントということで、医療の内容を分析していただいている会社、コンサルタントの方に委託を予定しております。 397 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 398 ◯委員(獅山向洋君)   それは、当然、おっしゃるようなところに頼まれると思うんですけれども、私がお尋ねしたいのは、やっぱり中期経営計画を策定されるわけですから、もちろん仕様書はこういうものということで同じになるのはわかるんですけれども、今までから頼んでいたところにお願いになるのか、あるいは、例えば何者かに案を出させた上でその中から選んでいこうとしておられるのか、その辺のことについて聞いておきたいと思いますので、質問しているわけです。 399 ◯委員長(上杉正敏君)   経営戦略室次長。 400 ◯経営戦略室次長(前川 学君)   これについては、現在、見積もりの段階で、可能なところということで、3者に見積もりを依頼しまして、一応、2者から見積もりを出させてもらっています。業者の決定の際にもうちの仕様書を提示して、プロポーザルという形でさせていただきたいと思っております。 401 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 402 ◯委員(北川元気君)   病院事業の新年度予算の全体に関する質問になると思うんですけど、このたびの新型コロナウイルス感染症、あえて武漢ウイルスと言いますけど、これの診療の中心となって、入院などの治療にも対応することになる彦根市立病院ですが、医療資源ですね、人的資源、物的資源、経済的資源、情報的資源というものの確保についてはどのように考えておられるのか、お聞かせください。 403 ◯委員長(上杉正敏君)   それ、予算に関係ありますか。  北川委員。 404 ◯委員(北川元気君)   予算全体の。 405 ◯委員長(上杉正敏君)   全体のって、今のこの事業に対して、載っている範囲で言ってください。  北川委員。 406 ◯委員(北川元気君)   病院事業の新年度の予算全体で医療資源が確保できているのかという質問なんですけど、だめですか。 407 ◯委員長(上杉正敏君)   執行部、答弁できますか。  病院事務局長。 408 ◯病院事務局長(馬場完之君)   人的資源の関係ですけれども、医師等、昨年度よりも増員の予算を持っておりますし、さらに、人員の表、169ページにありますように、会計年度職員につきましても、病院は1億8,700万円も増額して人員体制を確保するということで、かなり人件費比率も上がっていると、こういうところで確保しているところでございます。 409 ◯委員長(上杉正敏君)   病院事務局長、以上ですか。    (「以上です」と呼ぶ者あり) 410 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 411 ◯委員(北川元気君)   医療資源というのは、人的資源、物的資源、経済的資源、情報的資源ということでお尋ねしましたけれども、人的資源のご回答しかなかったということで、もう結構です。 412 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 413 ◯委員(獅山向洋君)   主要事業の112ページなんですが、医師・看護師等確保対策というところで、医師の確保で、医師紹介手数料300万円と書いてあるんですが、この程度で何とか医師の確保はできると考えておられるんでしょうか。これだけ医師が逼迫している状況で大丈夫かなと思いますので、ちょっとお尋ねしておきたい。特にこの300万円をどんなふうにお使いになるのかがよくわからないので、それも説明していただきたいと思います。 414 ◯委員長(上杉正敏君)   職員課長。 415 ◯職員課長(野島英樹君)   基本的に医師の確保につきましては、近隣の大学病院等に派遣をお願いして、医局からの派遣で医師のほとんど大半はそれで確保させていただいているところですけれども、ここに挙げていますのは、民間の人材紹介サービスを利用した場合に、それで紹介を受けて採用が成立した場合には、紹介手数料ということで年収の約2割を負担することになっております。その分の費用をここで上げさせていただいておりますけれども、基本的には医局からの派遣での確保を考えておりまして、これが、民間というのは、実際、実績としては、ここ5年ですと過去に1件だけ、放射線科の医師で確保したことはあるんですが、それ以外には実績としてはありませんけれども、毎年、紹介手数料ということで計上させていただいております。 416 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 417 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第8号に対する質疑はこれにて終了します。  暫時休憩します。                                 午後3時10分休憩                                 午後3時17分再開 418 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りします。今回の審査に当たりましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、歳入歳出に係る説明を割愛して審査を行いました。各委員におかれましては、予算書、附属資料を熟読の上、遺漏なく質疑を行っていただいたと思いますが、議案第2号については、説明を割愛したことにより、しかるべき所管が不明なままとなり、質疑の時機を逃してしまった内容もあると考えます。  よって、討論の前に、議案第2号の審査において、歳入歳出の説明を割愛したことによりできなかった質疑を行う機会を設けたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 419 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、議案第2号に対する質疑の機会を設けることに決しました。  それでは、議案第2号に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  獅山委員。 420 ◯委員(獅山向洋君)   実は、中期財政計画については北川委員が詳細に聞いておられますので、私として、ちょっと概括的なことだけ聞いておきたいと思います。  北川委員もおっしゃいましたように、この中期財政計画は中期的な計画なので、来年度の当初予算案もそれを背景につくられているものと考えられます。そういう点でお尋ねしておきたいんですが、既に1回、昨年5月に中期財政計画が出ていて、そのときには、累積赤字といいますか、何もしなかった場合には79億円ぐらいの赤字になりますと、こういうことが書かれてあるわけです。しかも、昨年12月定例会で私がさらに確認したら、81億円ぐらいになりますというようなことまで明言しておられたのに、今回の中期財政計画では、約40億円ぐらいまで激減というか、40億円も減っているわけなんです。  それについていろいろと説明されましたけれども、いつも口頭だけの説明なんですよ。それは、本来ならば、中期財政計画の基本的な物の考え方が変わった以上、そこに明確に記載すべきだと思うんです。思うのではなくて、これは、統計とか財政において、ファクターなり物の考え方を変えたときには必ず明確にそれを記載するというのは根本的な問題で、今回はそれが全く書かれていないんですよ。しかも、これを既に公表しておられるわけですから、市民が読めば、あれあれ、去年は80億円ぐらいと言っていたのに、こんな40億円になってしまったのかと、それで、公文書だからこれで正しいんだろうと信用してしまうわけです。  そういう意味で、私がまず質問したいのは、これだけ大きく計算の根拠、基礎的な問題を変えたのに、なぜきちっとそれを中期財政計画に書かなかったのか。これは市民に対する市のいわゆる誠実性の問題なんですよ。そういう意味で、きっちりとお答えいただきたいと思います。 421 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 422 ◯財政課長(北村典彦君)   ご指摘いただいた件でございますが、一定、北川委員のときにもご答弁させていただきましたが、中期財政計画の将来の財政収支見通しにつきましては、これは、決算値とか予算額、あるいは国の動向によりまして、一定程度の変動が生じてまいります。したがいまして、大きな、例えば地方交付税が10億円程度伸びるとかとなりますと、全体の事業費も膨れ上がってまいります。  ご指摘いただきました、おっしゃいます大きな変更とか大幅な変更につきましては、他市の事例等も研究してまいりました結果、当然、記載している市もございますし、あるいは、そのまま、していない市もございました。  おっしゃいますように、今後、この計画の中で大きく変動している場合につきましては、その要因等も含めて、記載について検討してまいりたいと考えております。 423 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 424 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げているのは、既に市の公文書としてホームページなどで公表しているわけですよ。前の中期財政計画も公表しているわけであって、それがあれだけ金額が変わってくるのに、変わったということをなぜ記載していないのかという質問なんですよ。  それはいろいろと、国の交付税が変わったりどうのこうのとおっしゃっているけど、それならばそれで、「国の交付税がこんなふうに変わると考えたからこうしました」ということを書くべきでしょう。しかも、当初予算でやっていたのを決算でやったとおっしゃるなら、なぜそれをきちっとそういうふうに書いていないんですか。それを聞いているんですよ。そんな、あれこれあれこれ、そういうような言い訳ではないんですよ。財政計画として市民に公表する場合に、きちっと、なぜこういうような根拠で今回はやったのかというものを明確にすべきでしょう。財政をやっておられる方については当然の常識だと思うんですよ。それを、今みたいなことをおっしゃること自体がおかしいと私は思いますよ。検討ではないんですよ。きちっと書きなさいということを言っているんですよ。いかがですか。 425 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 426 ◯財政課長(北村典彦君)   ご指摘はごもっともかと思いますが、この中期財政計画につきましては、繰り返しになって申しわけないんですが、やはり一定程度の金額の変動は生じます。したがいまして、確かに大きな増減があろうかとは思うんですけれども、それは一定程度の変動という解釈の中でお示しをさせていただいております。  ただし、今回ご指摘いただきました、大きな変動をしている要因等の記載につきましては、再度、検討させていただきたいと思います。 427 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 428 ◯委員(獅山向洋君)   全然答えになっていないんですよね。  それでは、一つ例を挙げましょうか。一定の統計があるわけですよ。例えば東洋経済新報社が出している都市データパックなども、ずっと長年にわたって統計をやっているわけですよ。その中で、ファクターを変えた場合には必ず、こういう部分については、こういう事情でこういうふうにファクターを変えましたということをきちっと書いて、しかも、親切に、前回のファクターでやった場合は本年度はこうなりますけれども、新しいファクターの場合はこういう順位になりますとか、こんなものは統計の常識なんですよ。それを今みたいに、国がどうのこうのとか、そんなことを私は質問しているのではないんですよ。なぜそれをきちっと書かないのかということを質問しているんです。  今、財政課としてそんな答えしかできないなら、市長も先ほど何かしきりに中期財政計画を見ておられたけれども、市長、いかがですか。そんなのはおかしいでしょう。当初予算でやっていたのを決算の方に変えたとか、国の地方交付税がこんなふうに変わってくるから変えたとか、そんなばかな話はないでしょう。逆に言うと、まるで市長のために、どんどん財政状態をよくしてきているんですよ。いいですか、一番最初のころは150億円ぐらいの累積赤字になる予定だったんですよ。ところが、次に出したのは80億円になって、今度は40億円になったわけです。市長は、はっきり申し上げて、前回の市長選挙のときに、財政は健全だと言っていたんですよ。それなのに、当選した5月に出た中期財政計画では、突然とんでもない、何もしなければ累積赤字になるということになったわけですよ。ちゃんと覚えておられると思うんですよ。これは、市民に対してうそをついたことになるんですよ。  だから、今回の問題だって、市長選挙が1年前になってきたから、いよいよ市長選挙に備えて財政をねじ曲げつつあるのではないかと私は思っていますよ。違うなら違うで、今、私が言ったように、こういうふうにファクターを変えましたと、前回のとおりの統計でやればこういう中期財政計画になりますと、簡単に言ったら、こういうような、新たなやり方であればあと40億円というような話になりますと、そういうふうに変えるということをきちっと市長が指示すべきではありませんか。財政課ばかりに任せているのではない、むしろ財政課の方に市長がそういう指示をしたのではないかと思うから言っているんです。いかがですか。市民が誤解しないようにすることが市長としての誠実性の問題だと私は思いますので、その点、きちっとお答えいただきたいと思います。 429 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 430 ◯市長(大久保 貴君)   決して私の意図を持って反映したものではありませんということを、まず申し上げたいと思います。  誤解が生ずるということを受けまして、私どもも、その誤解を解消すべく精査させていただいて、提示させていただくようにいたします。 431 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 432 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、これから精査するということは、既に公表された中期財政計画は精査されていないということなんですか。 433 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 434 ◯市長(大久保 貴君)   また私の言い方が悪かったかもわかりませんが、おっしゃっていただくように、ベースが変わったことによって大きく見方が変わるというご指摘でございますので、前のものと今のもの、新たなものとの比較ということはさせていただこうと思います。  ただ、何度も申し上げさせていただきますけれども、これはあくまで一つの指標でございますので、いいかげんな指標を出すこと自体がおかしいという意見は確かにあるとは思います。ただ、このような形で漫然と何もしなければこんなふうになってしまうので、みんな努力しましょうということでございますので、そこは、繰り返しになりますが、ご理解をいただきたいと思いますし、そこで今おっしゃっていただくような誤解が生ずるのであれば、そこは正していくように努力いたします。 435 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 436 ◯委員(獅山向洋君)   これは非常に重要な問題なので、彦根市そのものの誠実さの問題だと思うんですよ。  あくまで指標とおっしゃるけど、その程度に考えておられるんですか。私は、たかが指標、されど指標で、指標そのものは誠実に正確につくるのが指標だと思うんですよ。今の言い方だと、何だか指標なんて単なる一つの指標だと聞こえるので。  それと、もう1点聞いておきます。それならば、前回のとおりやったならばこうなる、今回こういうふうになったらこうなる、そういうことをいつお出しになりますか。 437 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 438 ◯財政課長(北村典彦君)   今回、令和2年2月に出させていただいた中期財政計画につきましては、大変遅くなりまして申しわけございませんでした。  ただ、今回、遅れた理由の一つには、やはり、本庁舎耐震化整備事業、あるいは新市民体育センターなど大きな事業がございまして、それが今後の財政計画に非常に影響がございますことから、それらの数値をできるだけ反映させることに努力させていただきまして、提出の機会が遅れてしまいました。  今回、その目的にも書いていますとおり、この計画の目的の一つに、やはり予算編成という一つの目的の中の指標ではございますので、本来なら、予算編成時期までに編成時の編成方針とあわせて出すのが一番よいかなと考えてございますので、おおむね夏から秋にかけて作成し、お示しさせていただきたいと考えております。 439 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 440 ◯委員(獅山向洋君)   あくまで今は財政課の方のお答えなので、市長は本当に、今回は来年度の予算も明確になったわけでしょう。だったら、今申し上げたような中期財政計画、簡単に言ったら、前のとおりだったらこうなるけれども、今回のような考え方だったらこうなりますよというものを早急に出すべきではないんですか。いつお出しになりますか。市長として答えてくださいよ。 441 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 442 ◯市長(大久保 貴君)   これ、もちろん望ましいのは、やはり決算を見て次の年の財政計画を立てていくという手順になろうと思います。  5月に一通りの出納閉鎖があって、監査委員の監査も受けて、報告いただくのが8月ぐらいだと思いますが、その結果を受けて予算編成方針を固めていきます。それの指標となりますので、9月定例会には提出させていただくような段取りでよろしいですか。よろしくお願いします。
    443 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 444 ◯委員(獅山向洋君)   それはまさに言い逃れではないですか。といいますのは、決算をもとにしてやっているのは今回の新しいものでしょう。当初予算案でやっているのが前のやり方でしょう。だったら、当初予算は既に出ているではないですか。前の計算でいけばこうなるということは、ちゃんとすぐに出せるはずですよ。4月か5月にちゃんと出せますよ。おかしいではないですか。今まで5月に出していたでしょう。余り言い逃れしないでくださいよ。市民はあれをそのままうのみにする可能性があるから私は言っているので、非常に重要なんですよ。ちゃんと5月に出すと約束してくださいよ。 445 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 446 ◯財政課長(北村典彦君)   繰り返しの答弁になって申しわけないんですが、やはりこれは、中期財政計画をもとに予算編成を行ってまいりたいと考えております。また、中期財政計画というのは、やはり年1回、作成あるいは見直しをするものでございますので、その作成する時期につきましては、ちょっと今回、他市の事例もいろいろ研究させていただきまして、やはり予算編成の方針となりますと、先ほど市長が申し上げました決算数値とか、あるいは、私ども財政課におきましては、大体、夏場に各部局とのヒアリングを先行して行います。そういった要素を踏まえて予算編成の考え方に取り入れていますので、今後、そういった推計の事業もこの中期財政計画に入れていこうと思いますと、より決算値とか、あるいは今後の推計の事業を入れていきますと、お示しするには、より現実に近い数字になりますと、やはり今申し上げた9月ぐらいの予算編成のタイミングでお示しをさせていただきたいと考えております。 447 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 448 ◯委員(獅山向洋君)   幾ら言ってもわからないようなので、それでは、何で今まで5月で出していたんですか。何も予算編成とかそんなことは関係ないでしょう。中期財政計画は、今までいつも5月ごろに出していたではないですか。なぜ出せないんですか。それまでが変更になったならば、少なくとも今まで中期財政計画は5月に出していたけれども、予算編成とかいろいろな理屈をつけて。こうなりましたと、それをちゃんと公表してくださいよ。おかしいでしょう、まるで延ばすために予算編成を持ち出したようですよ。今までは当初予算案が出てからすぐに出していたではないですか。なぜ出せないんですか。 449 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 450 ◯財政課長(北村典彦君)   おっしゃいますように、例えば平成30年ですと5月に出させていただきまして、平成31年の2月に当初予算反映版というのを出させていただきました。それから、令和元年5月、これは暫定予算から本予算でご審議いただく場合に出させていただきました。そういうこともございまして、5月が多うございますが、今年度、いろいろご指摘をいただきました中で、他市の状況も確認して、皆様にお示しするタイミングと、あと、これをどう生かしていくかということを考えた場合に、ことしは少し遅れましたが、予算の編成という時期に出させていただくのが一番よいかと考えまして、今、ご答弁をさせていただきました。 451 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 452 ◯委員(獅山向洋君)   全然話がわからない市長と財政課なので、私ももうこれ以上は言いませんけど、やっぱり財政もプロなんですよ。やっぱり財政がしっかりしていなければ、国だって県だって市だって、もっていかないんですよ。今みたいな話でごまかそうとされること自体がおかしいと思いますよ。それならば、この2月に出したのを一遍取り下げて、昨年と同じような形式で、当初予算案で、地方交付税の問題も、繰越金の問題も、前のとおりでいいですから、5月に一遍出してくださいよ。市長、それぐらいはできるでしょう。 453 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 454 ◯市長(大久保 貴君)   これまで変則的な提出をさせていただいてきたとは思います。これは、やはり、大型公共事業の予算のお願いを一旦して、しかしながら、それでは十分ではなくて増額を手当てしなければならないということについて、大変厳しいお叱りもいただいて、それが、全体の予算、今後の計画にどう影響するのか、反映するのかということについて、繰り返しお尋ねをいただいたということを受けて、我々としても、できるだけ細かく小まめに改訂して提出させていただくのが正しいのではないかという判断をしたからでございます。  一定、今回、大型公共事業につきましては方向性が定まってまいりましたので、できましたら通常の情報提供という範囲でお願いさせていただきたいと思います。ただ、いわゆる誤解が生ずる云々の部分については少し工夫させていただきたいと思います。 455 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 456 ◯委員(獅山向洋君)   どんな工夫をされるんですか。これは市民に公表されているから、市民はあれを読めば、あっ、彦根市の財政はどんどんよくなっているんだなと思うんですよ。だから、どういう工夫をされるんですか。 457 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 458 ◯財政課長(北村典彦君)   先ほどもご指摘いただきましたとおり、やはり計画期間で大きく変動している要因等につきましては、もう少しこの中期財政計画の中でご説明するような形で考えてまいりたいと思います。 459 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 460 ◯委員(獅山向洋君)   考えるのではなくて、きちっと市民にいつ公表するかを聞いているんですよ。考えてまいりたいと言ったら、また1年、2年になってしまうでしょうが。いかがですか、きちっと期限を切ってくださいよ。 461 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 462 ◯財政課長(北村典彦君)   繰り返しの答弁になりますけれども、中期財政計画は年1回の見直しと考えてございます。その提出の時期につきましては、今ほど申し上げました、予算編成時、予算編成方針とあわせて提出するとなりますと、おおむね8月から9月と、9月10月、今、明確な月まではちょっとお答えできませんけれども、来年度の予算編成方針に合わせてご提出をさせていただきたいと考えております。  これも、県内他市を見てみますと、おおむね予算編成時期の8月から10月が最も多うございますので、やはり、この目的に応じた形で、中期財政計画の方は市民の皆様や議員の皆様にお示ししたいと考えております。 463 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 464 ◯委員(獅山向洋君)   年1回なんて一体誰が決めたんですか。  私が申し上げているのは、大幅な計算の根拠を変えてしまったから、前のままの計算の方法と新たな計算の方法を二つ出しなさいと、それと同時に、なぜこんなふうに変えたかを出しなさいと言っているわけであって、何も年1回とかそんなことを言っているわけではないんですよ。市民が誤解するから、きちっと誤解しないように直しなさいと言っているわけだから、それは早急にやらないといけないわけですよ。市長、それ、わかりませんか。それだったら、もうはっきり、市長、もう1回市長選挙に出てやろうと、それならば財政状態をよくしておかないといけないなと、こういう考慮が働いているとしか考えられませんよ。  首をかしげておられるけれども、読んだ市民は、皆、誤解してしますよ、ああ、またやる気だな、こうなるんですよ。政治的な問題は別にして、そういう誤解を受けても構わないと思っておられるようだから、問題として、これだけ大きく中期財政計画の基礎を変えてしまったのに、なぜそれをきちっと説明しないんですか。それは年1回の問題ではなくって、早急に説明すべきではないですかと言っているんですよ。そういう気持ちはないんですか。ないなら、ないとはっきり言ってくださいよ。あれこれあれこれ財政課に言いわけばかりさせないで。いや、本当に。 465 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 466 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しの答弁になってしまうわけですが、これまで、要するに、大型投資の見積もりが甘かったというか、増額をお願いしなければならないということのインパクトが市の財政にどれだけ反映されるのかという、そのときそのときに変わった状況をご説明するために不定期に出させていただいたものでございます。あくまでそういうことでご理解いただきたいと思いますし、いわゆる中期財政計画というのは一つの指標であって、重要なのは、やはり決算でどのような状況になっているのかということだと思いますので、そこはしっかり押さえていただいて、今の財政指標について、これはもう数字は動きませんので、そこでしっかりと判断していただくことが適切だろうと思います。  こちらがお示しする指標が年度内に何度も変更されることは、むしろ好ましくないと思いますので、しっかりとした数字をご提示させていただいて、誤解が生じることのないようにしてまいりたいと考えます。 467 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 468 ◯委員(北川元気君)   今のやりとりを聞いていて、ちょっとわからなくなったんですけど、確認させてください。今回出された中期財政計画は、新年度の当初予算の編成の指標にされたんですか、されていないんですか。 469 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 470 ◯財政課長(北村典彦君)   作成時期が2月になってございますが、予算編成時には少し間に合いませんでした。ただ、申し上げましたのは、本庁舎耐震化とか、あるいは新市民体育センターの大きな事業が反映できておりませんでしたので、一旦、中期財政計画の作成はスタートが遅れてまいりました。その後、同時進行みたいな形で予算編成とあわせてこの中期財政計画を作成いたしましたので、私が次年度からと申し上げています予算編成方針に合わせて出すとすれば、これは間に合いませんでした。予算編成の作業とあわせてつくらせていただいたというのが正直なところでございます。 471 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 472 ◯委員(北川元気君)   すみません、明確にしっかりとお答えいただきたいんですけど、新年度予算の指標にこの中期財政計画はなったのか、なっていないのか、はっきりお答えいただいていいですか。 473 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 474 ◯財政課長(北村典彦君)   今回の中期財政計画のスタートの年は令和2年度からということで、令和2年から令和6年の5年間でございます。したがいまして、令和2年度といいますのが、実際、同時進行で作成いたしましたので、なったかならなかったかと言われますと、決してならなかったわけではなくて、編成作業の中でこれも一定加味しながらさせていただいたということでございます。 475 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 476 ◯委員(北川元気君)   繰り返しの質問で大変恐縮ですが、明確にお答えください。これは2月につくったんですよね。ということは、新年度の予算編成はもっと前にやっているはずですから、この中期財政計画は新年度の指標にはなっていないと、ちゃんと言ってくださいよ、そういうごまかさないで。お願いします。 477 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 478 ◯財政課長(北村典彦君)   すみません、ちょっとまた中途半端な、そういう形でお答えしたのがまずかったんですけれども、実際のところは、全くならなかったというわけではございません。当然、同時進行でございますので、ならなかったというのではなくて、ちょっとまた言い方が、すみません、中途半端になるんですけれども、同時に予算編成作業をしながら中期財政計画をつくらせていただいたので、この令和2年度の予算につきましては、一定、この数字につきましては予算を反映してつくらせてはいただいております。 479 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 480 ◯委員(北川元気君)   繰り返しの質問で恐縮ですが、この中期財政計画が出たのは2月ですよね。予算編成はもっと前にやっていますから、この2月にできたものが予算編成の指標になるはずがないので、明確にこの指標になっているというわけではないわけでしょう。だから、なっていないとはっきりお答えくださいよ。 481 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 482 ◯財政課長(北村典彦君)   全くこれを令和2年度予算に反映していないというわけではなくて、一定、編成作業をやりながらつくらせていただきましたので、それは全く反映していないということではございません。 483 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 484 ◯委員(北川元気君)   いや、反映したとか反映していないとかは聞いていなくて、この中期財政計画の目標の一つに、この目的の中に、「予算編成や予算執行にあたっての指標とします」と二つ目に書いてあるんです。だから、僕は前々から早く中期財政計画を出してくださいとずっと言ってきているのに、それが、新年度の予算の発表と同じ時期になりますとずっと遅らされて、ようやくこの2月に出てきたわけですよ。てっきり僕は、新年度の予算の指標としますと書いてあるから、新年度の予算の指標とされたんだと思っていたんですけど、どうやら、獅山委員との議論を聞いていたり、今のご答弁を聞いていて、これ、2月につくっているわけですから、つくり始めたのはもっと前かもしれないけど、完成して発表しているのは2月でしょう。僕はそれまでから、早くできたらすぐに出してくださいとずっと求めていたのに、ずっと遅らせてきた事実があるわけですから、では、これは結局指標になっていないではないかと。だから、なっていないのなら、なっていないとはっきり言ってくださいよ。 485 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 486 ◯財政課長(北村典彦君)   私の答弁が不十分で大変申しわけございません。  まず1点、この中期財政計画につきましては、目的の中の、予算編成、予算執行の指標といいますのは、当然、今年度を含めて次年度以降の指標ということで書かせてはいただいております。確かに今の新年度でおっしゃいますと、同時進行という言い方でございますと、やはりなっていないと。これはまた別に作成したといいますか、予算編成は、方針は方針として、令和2年度はその方針で予算編成作業を行いました。  一方、確かに同時進行でございますので、予算編成方針を反映したというような意味合いでいきますと、当然、ここには反映しております。ただ、令和2年度に直接影響したか、こちらの計画が予算編成に示されたかといいますと、できていないというのが事実でございます。 487 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 488 ◯委員(北川元気君)   今、明確に、今回のこの中期財政計画は新年度の当初予算の指標としてできていなかったということをお認めになられました。  もう一つちょっと確認したいのが、市民に誤解を与える云々という議論を今ずっとされていましたけど、私自身も誤解を今していたので、これは新年度当初予算の指標になっていると思っていたんですよ。僕が誤解していたんですよ。もちろんこれ、市民に対しても誤解を与えることになります。市長とのやりとりでも、市長もこれでは市民が誤解するだろうということをお認めになられていましたよね。なっていないですか。 489 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 490 ◯市長(大久保 貴君)   誤解をされるとおっしゃるので、誤解をされる方があるならば誤解をいただかないような対応を工夫すると申し上げたところです。 491 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 492 ◯委員(北川元気君)   誤解をされると思います。この中期財政計画では5年間で40億円が累積赤字だと、前のものでは80億円が累積赤字だと、その前だと累積赤字が152億円でしたか、となっていたわけです。どんどん累積赤字額が半減半減になってきているわけですよ。それを市民が見たら、当然、えっ、何か財政がよくなっているのかなと誤解しますよね。けど、一方で、耐震の問題であり、国体関連、市民体育センターの問題でも、ばんばん工事費、総事業費が上がってしまっているわけですよね。借金もどんどん増えてきているわけですよね。それは誤解しますよね。間違いなく誤解すると思います。  なので、指標にもならないし、誤解を与えるような計画だとまずお認めになって、この中期財政計画を取り下げられるべきではないですか。 493 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 494 ◯市長(大久保 貴君)   この中期財政計画というのは、現在、我々が把握している数字をまとめたものでございますので、一つの指標としてご理解いただきたいと思います。 495 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 496 ◯委員(北川元気君)   誤解を与えるということはお認めになられますか。 497 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 498 ◯市長(大久保 貴君)   誤解という受けとめ方がどういう意味なのか、ちょっとよくわかりませんが、一つの指標として、何もやらなければこういうことになってしまうから努力をするための指標ですので。    (「わからないなら説明します」と呼ぶ者あり) 499 ◯市長(大久保 貴君)   それは、どのようにお受けとめになられるかというのはそれぞれ違うかもわかりません。しかしながら、中期財政計画というのはこういうものだと、県も他市も出しているのはこういうものでございますので、必ずこのようになってしまうということではなくて、我々、これから努力をしていくという指標でございます。 500 ◯委員長(上杉正敏君)   今の答弁と質疑ついては、この後の討論で十分に生かしてください。  ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 501 ◯委員長(上杉正敏君)   以上をもって、本委員会に付託されました議案第2号から議案第10号までに対する質疑を終結します。  それでは、ただいまから議案第2号から議案第10号までに対する討論を行います。  なお、討論に当たりましては、冒頭に議案番号と議案に対する賛成、反対の立場を述べていただきますようお願いいたします。  討論はありませんか。  角井委員。 502 ◯委員(角井英明君)   議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算、議案第3号令和2年度(2020年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算に対して、反対の立場から意見を述べます。  まず、議案第2号です。今定例会の提案説明の冒頭は、国の経済動向について述べています。新型コロナウイルスの影響はその時点では予想できなかったとはいえ、余りにも甘い国の認識を追認したものです。それでは、彦根市としての独自の、地域経済を守り、発展させる施策は生まれないと思います。  市の財政については、こうあります。「さらに、本庁舎耐震化整備事業や、2024年に開催されます第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会関連事業である市民体育センター整備事業、金亀公園整備事業などの大型の事業に取り組まなければならないことなどから、非常に厳しい状況にあります」と述べざるを得なくなっています。本来なら、ここで、市民の暮らしと福祉を守る方向にかじを切らなければならないのに、そうはなりません。こう続きます。財政状況は一層硬直化が進んでいくものと見込んでおりますが、公約に掲げる政策や施策、国スポ・障スポ大会関連事業等を重点に予算編成を行いましたと続くのです。  その結果が483億8,000万円という過去最大の当初予算額です。まるで今の政府にそっくりです。大きいことはいいことだ。大きかったら許されるとでも言うのでしょうか。国は、観光立国を掲げ、訪日外国人を2030年には6,000万人に増やそうとしていますが、彦根市も、定住人口の減少に歯どめをかけるのだと、交流人口や関係人口という概念を持ち出して、彦根城の世界遺産登録や新市民体育センターを使っての集客・誘客に乗り出そうとしています。  2019年6月に改定された彦根市まち・ひと・しごと創生総合戦略には、この二つがしっかりと明記されています。こうあります。「20世紀型観光からの脱却を図るため、国宝彦根城をはじめとする文化財や彦根城博物館を、市民をはじめとする多様な主体が文化活動等を展開できる文化的空間として活用し、磨きあげることで、ブランド力の向上を図り、まちなみ景観、文化財、食、伝統産業、文化・芸能等を取り込んだ魅力的な城下町『21世紀型城下町・彦根』を創造していきます」。体育センターについては、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、ワールドマスターズゲームズ2021関西の開催に伴うムーブメントが地方へも波及することを踏まえて、多様な交流やスポーツに親しめるにぎわいに満ちたまちづくりをめざしていきます。」  こうして読んでいると、彦根市民ではない人たちの、外部からの視線を感じます。若者や子どもたちを問題にしていても、高齢者は出てきていません。生産性がないとみなされているのかもしれません。でも、高齢者が、それぞれその人らしく暮らせていないとしたら、そんなまちに何の魅力や品格があるというのでしょう。  予算常任委員会で、獅山委員が事業見直し一覧を取り上げられました。農林水産課が担当する農業体験推進事業の廃止です。理由として、5カ年計画が終わり、国庫補助金の打ち切りなどが挙げられていましたが、学校にカリキュラムの変更ができるゆとりがないことも廃止の要因でした。子どもたちが生産者である高齢者と対話する、子どもたちが野菜栽培を通じて自然と対話する、仲間と対話する、こうした活動の中で、西嶋教育長が強調される、学力の根っこにある非認知能力、諦めずに粘り強くやり抜く力、協力して解決に向かう協働性、また、自分の感情をコントロールできる力が身につくのだと思います。  経済効率ばかりでは、また、他者や外部に依存するだけでは、急激に変化していく社会で生きていくことはできないのではないでしょうか。今回、総合計画を含めて、多くの計画が民間に委託されています。このままでは自前の政策形成能力をなくしてしまうのではないかと危惧します。そして、それは、市民の暮らしと福祉を守る防波堤としての自治体であることをやめてしまうことにつながります。  大規模な自然災害がいつ起こってもおかしくない今、地震学者の石橋克彦さんがこう言って警鐘を鳴らしています。平時から、多様な職業の老若男女が暮らし、小規模分散型のエネルギー自給や、食の地産地消が相当程度行われ、域内経済循環が成り立っていることが、大災害への対応上、必要だ。自然を破壊する大規模な公共事業は避け、比較的簡素なものを地元業者主体でつくること、大企業的農業ではなく、近隣で日常の食材を提供し、食料自給率を高め、生産地で暮らす農水産業事業者を大切にすること、こう述べています。  以上の理由で、議案第2号に反対します。  続いて、議案第3号です。国民健康保険料は、保険者である市町村が、当該年度において予想される1年間の医療費などの支出を見込んで、国からの補助金などを差し引いた不足分を加入者に対して保険料として徴収されるものです。低い国民年金、消費税10%増税などで、国保に加入する約1万5,000世帯の中に、何らかの理由で滞納せざるを得ない世帯がいまだに2割近くあります。平成30年度から国保制度の広域化が計画され、それぞれの市町の独自性がなくなり、令和6年度からは全県で保険料が統一されます。  これまで、基金は急激な医療費給付の上昇に伴う財源に充てるとされてきましたが、全県での広域になれば、それぞれの市町からの充当はなくなります。低い国民年金だけで細々と暮らしておられる市民がいます。国保料が払えず、保険証を取り上げられ、受診が遅れて亡くなられるという事例が全国であります。彦根市には基金があります。大変な暮らしをしている市民の生活に少しでも寄り添うために、高過ぎる国保料の引き下げの財源に充てるべきだと考えます。  以上の理由から、議案第3号に反対します。 503 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  獅山委員。 504 ◯委員(獅山向洋君)   私は、議案第2号について反対討論をいたします。  ただいま、本市の中期財政計画について延々と議論したわけですけれども、全然、話がかみ合っておりません。なぜかといいますと、とにかく、何もしなければ150億円ぐらいの累積赤字になりますと言っていたのが、次に出てきたら80億円ぐらいの赤字になりますと言っていて、とうとう今回は40億円ぐらいの赤字になりますと、こうなっているんですよ。だから、これだけ大きな変動があるなら、きちっと説明するのが当たり前でしょう。ただ数字だけを並べて、そしてホームページに出して、市民はそれを見て、ああ、彦根市の財政はどんどんよくなっているんだなと、こういう誤解を与えようとしているわけですよ。実際はどんどん借金が増えているわけであって、よくなっているはずがないんですよ。  どうも市長はそれさえも認識しておられないのかなと、私は心配しているんですよ。これだけ財政がわからない市長がいるのかなと、僕は不思議に思っております。そういう観点から私は申し上げているんですよ。今回の2月に出た中期財政計画が、少なくとも前の80億円の赤字になるという財政計画と、言うならば、計算の基礎を変えたなら、きちっと市民に対して、どういうところでどういうふうに計算の基礎を変えました、こういうふうに変えました、だからこうなりますと言うと同時に、先ほども申し上げたように、統計の常識として、ファクターを変えたなら、1年間ぐらいは、前年のファクターと同じであればこういうふうになりますが、ことしはこういうふうにファクターを変えたからこうなりますというものを出すのが常識なんですよ。  ところが、どうもこの彦根市においては、市長も財政課もそういう常識さえわきまえておられない。ただ数字さえよくなればそれでいいというような感覚でおられるから、この彦根市は今どんどん悪くなっていっているんですよ。  そこで、少し小さいことから申し上げますと、事業見直し一覧の中に、2番目、企画振興部で、行政評価委員会運営事業、令和元年度は41万円であったのをゼロにしているわけですよ。簡単に言えば事業ごと廃止。よっぽど市長は行政評価委員会の評価を嫌がっておられるんだなと私は思いました。なぜかといいますと、私は、ある意味では評価していたんですよ。やっぱり、本当に真面目にこの委員の方々は、一生懸命、各事業を一つ一つ評価して、ランクづけして、そうして彦根市のために働いておられたのに、こんなわずか41万円の事業をばっさり廃止するというのは、これは金額の問題ではないんですよ。市の現在の姿勢、市の姿の問題なんです。  参考まで申し上げておきますと、中島市長の時代にISO14001ということを本当に熱心におやりになりました。これは、私は当時の岩田助役のご尽力だと思っていますけれども、それはそれとして、彦根市は何と、小・中学校の全部の施設についてISOをやったんですよ。ところが、私もそれを引き継いで熱心にやっていたつもりなんですが、大久保市長になったらあっさりとやめてしまったんですね。みんなお金を理由にしておられるけれども、そんなお金の問題ではないんです。簡単に言えば、外部監査が嫌だから、また、今回の行政評価委員会は内部監査が嫌だからと、こういうことなんですよ。  こういうことをやっているから、過日、もうさんざん議論しましたけど、子ども・若者プランだって、実につまらないミスをやっているわけですよ。これは、ISOでもきっちりやっておれば、それなりにちゃんと、最初のいわゆる業者の間違いを、2次、3次の市の職員の段階でチェックできたはずなんですよ。ところが、そういうことをやめてしまったから、ああいうつまらないミスが次から次へと出ているということを申し上げておきたい。そういう意味で、この事業見直し一覧の一番重要なことは、私はあえて質問しませんでしたけど、現在の市政のあり方を示す一番大きなものだと私は思っております。  さて、もう一つ。これも、まず小さいことからお話ししますけれども、ジョージア国のムツヘタ市の問題でも、何だか変な理屈ばかりおっしゃるんですよね。今、彦根市は世界遺産登録で一生懸命になっていて、県と一緒に推薦書を出そうと言っているような事態で、まるで、登録してその後の管理が悪くて危機遺産になるようなところと仲よくしようとしているわけですよね。本末転倒ではないですか。そんなお金があるんだったら、もっと世界遺産登録の方にお金をつぎ込むべきでしょう。これも、まさに市長の一つの個人的な趣味かもしれませんね。何だかよくわからないけれども、途中で寄ったところでムツヘタ市というところがあったから、大使が来られたからというようなことで、どんどん深みにはまり込んでいくと。こういう現在の姿勢というのは非常に問題ではないでしょうか。  それと、もう一つ、これもいろいろ議論に上がりましたのでお話ししておきたいんですが、特別顧問の問題です。特別顧問って、何で彦根市に要るんでしょうか。何だか大久保市政になってから特別顧問ばかりなんですよ。それほど市の職員の意見を聞くのが嫌なんですか。市の職員は優秀な職員がたくさんいるんですよ。幾らでも聞けば意見を述べると思うんですよ。ところが、こういう特別顧問みたいな方とばかり親しくしておられます。しかも、過日というか、この予算常任委員会の中でもお尋ねしましたけれども、何だか稲枝駅の西口の開発についても、結局、よく聞いてみれば、単に公園事業について、PFIぐらいな話なんですよ。ほかにもいろいろあるとおっしゃるかもしれないけれども、その程度のことで、何で東京からあれだけ旅費を使って来てもらわないといけないんですか。そんなもの、PFIについての専門家はこの辺でも幾らでもおりますよ。現実にやられた方はおられるわけですよ。  そういう観点からいえば、小さい話ですけれども、彦根市の行政としての姿勢について、こういういろいろな問題があるということを申し上げておきたいと思います。
     さて、これからちょっと大きい話に入っていきますけれども、まず、やはり一番大きな問題であったのは、本庁舎耐震化整備事業だと思います。皆さんは、一時、ビオトープになっていたようなところが、基礎工事ができて、ああ、いよいよ動き始めたと喜んでおられるかもしれません。しかし、振り返ってごらんなさいな。あのいわゆる9億何千万円もの裏合意があったわけなんです。しかも、それが岐建なんですね。しかも、彦根市の誰とは言いませんけれども、彦根市の誰かと岐建とがそういう裏合意をやって、遅れに遅れて、さらにまた妙な調停。これも、彦根市と岐建という関係でいえば、地方自治法施行令違反をやった当事者がそういうような調停をやって、いつの間にか、岐建については瑕疵担保責任がないという奇妙な調停を成立させてしまったわけなんですよ。その間に、百条委員会の問題もありました。そうして延々と述べました。毎月800万円もの賃料を払わなければならなくなったわけなんですよ。  最後に、何と、何回も入札が成立しなかったわけですけど、これは皆さんも考えてごらんなさい。瑕疵担保責任を負わないような刻んだ鉄材をどこが使いますか。簡単に言えば、最後には岐建の方に回ってくるという前提で、ああいうことをやっていたわけなんですよ。とうとう、大団円ではないですけれども、円が閉じたらやっぱり岐建だったということなんですよ。こんなことを、市民の皆さんはもちろん何ということだとは思っておられますが、市議会議員が余りそれに対して、請願と言うと大げさですけれども、おかしいではないかというお気持ちを持たれないということが、非常に私は不思議に思っています。言うならば、もうこの彦根市は何だか腐ってきているのではないかなと、悪臭が立ち込めているのではないかなと私は思っておりますよ。  そういう意味で、この本庁舎耐震化整備事業、ただ単に工事が始まったからといって喜んでいるようなことではだめなんですよ。なぜ最後、岐建に決まったのか、副市長も何か本社にいらっしゃったようですし、いろいろと疑問がたくさんあるので、これこそきちっと反対して、市議会もメンツが保たれるのではないかなと私は思っております。  さて、次に、新市民体育センターについての予算もございます。よろしいですか、これについては、何回も何回もいろんなことがございました。言うならば、住民監査請求もやり、訴訟もやった。これは私がやっていたんですけれども、それから署名運動もございました。何といいましても、もう繰り返しはいたしませんが、弓道場にたくさんのお金使いましたね。こんなむちゃなやり方というのはないです。しかも、まだ30年も使えるひこね燦ぱれすを砕いて駐車場にしてしまうと、こんな乱暴な行政が行われている。これについて、議員の皆さん、おかしいなとも思われないんでしょうかねということをお聞きしておきたいんです。  そういう意味で、これについては、私は当然、反対いたします。  それと、もう1点、今回は余り注目されておりませんけれども、ごみ処理問題についても予算がついております。このごみ処理問題については、ご存じない方もおられるかもしれませんので、ちょっとだけ触れておきたいと思うんですけれども、西清崎の建設候補地は敷地の全域が浸水想定地域でございます。しかも、浸水深度は全域が2メートルから5メートル未満となっているわけです。そういう意味で、何でこんなところを選んだんだろうかということです。それにさらに輪をかけて、この敷地の一部を除くほとんどが沖積層なんですよ。沖積層というのは、簡単に言えば、土砂や泥が積み重なった層だと。厚さが10メートルから15メートルと推定されている軟弱地盤ということです。  それと、さらにもう一つ、これは一番重大なことなんですけれども、この敷地の北西側の6分の1程度が土砂災害危険箇所に指定されております。これは土石流危険渓流です。つまり、土石流が水と一緒に流れ出すような敷地が一部分あるわけです。これは北西側です。  しかも、もう一つは、北東側には急傾斜地崩壊危険箇所というのが敷地に接してあるわけなんですね。こういうような場所を、なぜわざわざ、管理者、彦根市長なり、副市長、副管理者なり、あるいは4町の副管理者が選んだのかと。何だか多数決で通れば何事もそれで選択できるみたいに思っておられますが、皆様も、まさに東北の大震災があったわけですけれども、想定外だと言っていてああいうことが起きたのに、今回のこの候補地は既にここに想定されているわけです。想定されているのに選んだ、管理者、副管理者、残念ながら彦根愛知犬上広域行政組合議会議員もそうなんですけれども、一体何を考えているんだろうかと。  このごみ処理場建設の問題についてもかなりの予算が組まれているわけでございますが、ここには、要するに、新広域ごみ処理施設建設に係る事務経費を負担すると書いてありますので、改めて私は、そういう意味で反対しておきたいと思います。  それともう1点は、これは、私、12月定例会で延々と反対したわけですが、彦根城維持管理事業、それから彦根城博物館管理運営事業の委託について、予算が上げられておりますので、これについても反対しておきたいと思います。  いろいろと申し上げましたけれども、もちろん賛成すべきところもあるんですよ。けれども、これだけ重要な問題について、まるで、ことしは、言うならば、予算は否決もなしでよかったなというようなことで済ませてもらったら困るんですよ。  来年度予算ほど、これほど重要なものがたくさん入っているんですから、本当はもっとしっかりと議論したかったんですが、残念ながらそういう時間的な余裕がなかったようでございますので、以上、反対討論とさせていただきますが、ちょっと一つだけ申し上げるのを忘れましたので、つけ加えておきますと、これは小さな話ですが、しきりにシティプロモーションということが議論されておりますけれども、今の彦根市はシティプロモーションなんて言う立場ではないんですよ。まるでめちゃくちゃなことばかりやっていて、それが県下の各市の執行部や市議会には知れ渡っているんですよ。まさに悪いシティプロモーションばかりやっているわけなので、いいかげんに、本当に彦根市の何がよいのかというプロモーションの検討というのにお金を使ってほしいと思うんですよ。何だか宣伝の話ばかりしているけど、何を宣伝するかも決めずにプロモーションをやっていても何の意味もないぞということです。  以上、いろいろと申し上げましたけれども、どうか意のあるところをお酌み取りいただきまして、ぜひとも予算案については反対していただきたいと切にお願いするものです。  以上です。 505 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  北川委員。 506 ◯委員(北川元気君)   議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算に反対の立場から討論します。  新年度の当初予算は過去最大規模で483億円、前年度比でいうと8.6%も増えてしまいました。借金に当たる市債は、大型事業の影響で、前年度の約57億円発行から大幅に増えて約90億円の発行。市債の残高は前年度991億円から増えて1,027億円の見込みで、市民1人当たりで概算すると約90万9,000円ということでございました。  主な反対の理由として、これから幾つか申し上げますが、まずは、でたらめだらけの彦根市中期財政計画です。  この中期財政計画は、質疑でも何度も指摘したとおりですけれども、私が一番問題だと思うのは、収支の見通しについて、今回、大幅に変更されたことです。5年間の累積赤字が今回は40億円となっていますが、前回までは80億円でした。その前は152億円だったと思います。そうやって、作文のようにどんどん累積赤字額が減ってきているということ。それから、市の歳入の方ですけれども、よくよく調べてみないとわからないので、僕もだまされかけたんですが、実質収支で残った分を決算見込み値に変更して、毎年新たに3億円が生まれています。地方交付税は、前の計画と対比して見比べておりますと、毎年毎年10億円ぐらい国から多くもらえる、そういう財源が新たに誕生しています。こんなでたらめで、この中期財政計画として公表されております。  この中期財政計画の策定の目的を見てみますと、一つ目が、中期的な財政収支の見通しを立て、将来の財政運営の健全性を確保するための指標とします。とんでもない話だと思いますし、二つ目、予算編成や予算執行に当たっての指標とします。これ、確認したら、新年度の予算編成には、この2月に公表された中期財政計画は指標となっていないということをお認めになられましたし、そもそもこの2番目が完全にでたらめだということがわかりました。3番目、三つ目の目的ですけれども、市民や職員への財政状況に関する情報提供の手法の一つとしますと。こんなでたらめな計画を市民や職員にばらまかれてしまったら、誤解を与えますし、間違った情報に基づいて間違った予算執行をされてしまうととんでもないということを指摘しておきたいと思います。  それから、今年度、過去最大の予算規模になった大きな原因の大型事業ですけれども、庁舎の耐震化問題で、これはもう繰り返しませんが、裏合意の問題で、川嶋前副市長1人に引責辞任という形で責任を押しつけて、ほかの誰もが責任をとっておられないと。その上で、大きな損害をこうむることになった市民はそのツケを払わされると、この責任を市長はやっぱりしっかりとられるべきだと思いますし、この庁舎耐震の件については、そうされない限り、私は賛成することはできません。  それから、新市民体育センターについても、これまで、るる反対の意見を議会でも述べてきましたけれども、当初64億円程度だったものが、それでも高過ぎると我々は批判してきましたが、今や95億円規模ということで、本当に大型になってしまっています。その一方で、僕は、今回の予算常任委員会でもいろいろと要望申し上げましたけれども、介護や福祉の現場、保育の現場にしっかりともっと予算をつけていただけないかと。現場は本当に苦しんでおられます。待機児童解消の問題も、保育士が見つからなくて、全然、解消のめども立っておりませんし、ついには、子ども・若者プランの計画のミスまで十何カ所も発覚してしまうような体たらくです。  あと、貧困問題。7人に1人が子どもの貧困。ひとり親世帯は貧困率が5割を超えて、本当に大変な状況なんです。そういうところにこそ、やっぱり支援の手を差し伸べるべきであると思いますし、貯蓄ゼロ世帯、これは若者が特に多いんですけれども、そんな若者に結婚して子どもを産み育てろということを、そういうことをすることさえ経済的に大変だという数字も出てきているのですから、やはりこういった大型事業をもう一度見直されて、つけるべきところに予算をつけるべきだと私は思います。  ということで、以上のことから反対といたします。  以上です。 507 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  谷口委員。 508 ◯委員(谷口典隆君)   私も、議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算について、反対の立場で討論させていただきます。  まず初めに、厳しい財政状況と言われる中、予算編成に当たっていただいた財政当局を初め、枠配分方式の限られた予算枠の中で、市民の福祉向上のために事業を立案していただいた職員の皆さんには敬意を表するところでございます。  過去最大となりました令和2年度の当初予算案は、国や県からの財源依存度も最大となり、これらは、本庁舎耐震化整備事業や新市民体育センター整備事業などの大型公共事業が予算全体を押し上げた形となったことは、私が述べるまでもありません。私は、これら2事業を決して否定するものでもございませんが、本庁舎耐震化整備事業と新市民体育センター整備事業の着手時期が重なったことは、大久保市長が就任間もなく本庁舎耐震化整備事業の見直しを明言されたことに端を発しており、その後の経緯を知る者からすれば、結果的に大久保市長の失政の大きなツケであると言わざるを得ません。  ただ、そのことをとらまえて、同議案に反対を申し上げているものでもありません。私は、これら2事業のあおりを受けて、市民生活に直結した事業や予算が縮減を余儀なくされ、職員の皆さんは、昨年に続き、緊縮の予算編成を強いられているとの認識を得ております。その一方で、まず人ありきの特別顧問の招聘や、ジョージア国ムツヘタ市との交流、アジア国際子ども映画祭の実施など、所管を置き去りにした市長の思いつき予算は、厳しい予算編成を強いられた職員の皆さんに思いをはせると、無条件に認めることは厳しいと言わざるを得ません。  また、これまで我々議会が調査・研究し、情報収集してきた他市の事例とは乖離がある、実行委員会頼みのシティプロモーション推進事業や、開催時期や責任の所在を市が他団体に転嫁しているかのような花火フェス開催事業、商業振興をうたいながら一部の媒体のみに情報発信を頼り、民業圧迫とも言われかねない事業の構築なども合わせると、今年度、来年度にわたり、事業見直しにより縮減された多くの事業と引きかえの対価とするには、余りにも説得力に欠ける答弁しか得られませんでした。  令和2年度当初予算案には、市民の生活に直結した大変重要な多くの予算が盛り込まれていることは承知しており、特別会計や企業会計への繰出金、負担金を初め、新年度において早急に取り組まなければならない事業や、必要な予算を否定するものではありません。しかしながら、大久保市長が、事あるごとに、彦根市の財政状況が厳しい厳しいと吹聴しておられる現状や、新型コロナウイルスの感染拡大により本市の税収も大幅な減収が予想される中、今、どうしても必要な予算をしっかりと見定める必要があると考え、私はこの議案第2号に反対いたします。  以上です。 509 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 510 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第2号から議案第10号までに対する討論は、これにて終了します。  以上をもって、本委員会に付託されました全議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  まず、議案第2号令和2年度(2020年度)彦根市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第2号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 511 ◯委員長(上杉正敏君)   ご着席願います。  起立少数であります。よって、議案第2号は、原案を否決すべきものと決しました。  次に、議案第3号令和2年度(2020年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第3号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 512 ◯委員長(上杉正敏君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第3号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号令和2年度(2020年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 513 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号令和2年度(2020年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 514 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号令和2年度(2020年度)彦根市介護保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 515 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第6号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号令和2年度(2020年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 516 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号令和2年度(2020年度)彦根市病院事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 517 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号令和2年度(2020年度)彦根市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 518 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号令和2年度(2020年度)彦根市下水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 519 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了します。  お諮りします。  本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 520 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で全て終了しましたが、皆様方には、3日間にわたり、慎重かつ熱心なご審査を賜り、また円滑な委員会運営にご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。  以上で予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後4時39分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...