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令和元年 予算常任委員会 本文 開催日: 2019-06-18

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  1. 彦根市議会 2019-06-18
    令和元年 予算常任委員会 本文 開催日: 2019-06-18


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時28分開議 ◯委員長上杉正敏君)   ただいまから予算常任委員会を開きます。  本日は14日にお諮りいたしましたように、議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市一般会計予算のうち、福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算についての審査の後、本委員会に付託された議案に対する討論、採決をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  委員各位におかれましては、6月14日、17日に続き、会議規則第108条の「発言はすべて、簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲をこえてはならない」という規定を遵守していただきますようお願いしたいと思います。  また、執行部の方々も質疑の内容をしっかり把握した上で、簡潔明瞭かつ的確な答弁に努められますようお願いします。  なお、必要に応じて、彦根市議会基本条例第10条第2項に規定する反問権を行使され、論点整理をしていただきますようお願いいたします。  それでは最初に、議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市一般会計予算のうち、福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算について審査します。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 2 ◯財政課長北村典彦君)〔議案第71号のうち福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算について提案説明〕 3 ◯委員長上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午前9時41分休憩                                 午前10時15分再開 4 ◯委員長上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  財政課長。 5 ◯財政課長北村典彦君)〔議案第71号のうち福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算について提案説明〕 6 ◯委員長上杉正敏君)   福祉保健部次長。 7 ◯福祉保健部次長田澤靖壮君)〔議案第71号のうち福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算について提案説明〕 8 ◯委員長上杉正敏君)   子ども未来部次長
    9 ◯子ども未来部次長(多湖敏晴君)〔議案第71号のうち福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算について提案説明〕 10 ◯委員長上杉正敏君)   教育部次長。 11 ◯教育部次長(杉本弘之君)〔議案第71号のうち福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算について提案説明〕 12 ◯委員長上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午前11時36分休憩                                 午後1時01分再開 13 ◯委員長上杉正敏君)   休憩前に引き続き委員会を再開します。  皆様にお知らせします。昼からの委員会につきまして、危機管理の対応としまして、副市長、教育長、教育部長子ども未来部長、4名の方が欠席されておられますので、ご理解願いたいと思います。  それでは、これより議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市一般会計予算のうち、福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  辻委員。 14 ◯委員(辻 真理子さん)   それでは、図書費とそれから図書館の管理運営費について質問をさせていただきます。  この前の議会での一般質問中野議員が質問されていた図書費のことについても含まれておりましたが、私自身もいろいろ調べてみました結果、納得のいかない点がございました。それと、市民の方々から納得がいかないという切なる私に対する訴えがありましたので、その皆様のお気持ちに応えて質問させていただきたいと思います。  まず、主要事業の方は99ページでございます。それから、予算書の方は321ページ、これが図書館関係のページでございます。  主要事業の方を見てみますと、ことしになりましてからは約800万円、令和元年主要事業の100ページなのですけれども、図書館の管理運営費の中で本館の図書購入費などというところがございまして、そこは814万9,000円という金額が書かれておりまして、比較して平成30年の同じ主要事業を見てみましたら、そこには2,073万2,000円という金額が書いてありました。平成30年から令和元年を比較してみますと約3分の1に減っているということがわかります。図書館の中で図書費というのは非常に重要なものでありますので、これが800万円に減ってしまったということに対しては、本当に愕然とする思いでありますので、これに対して、私は去年とことししか比較ができませんので、さかのぼって5年前ぐらいから、あるいは10年ぐらい前から、図書館の図書資料購入費というのがどう変化しているかというのをまずお聞かせいただきたいと思います。 15 ◯委員長上杉正敏君)   辻議員、すいません、今のご質問ですけれども、あくまでも令和元年度の予算についての質疑に絞っていただきたいと思いますので、過去の……。    (「比較して言っただけです。本来は817万円について質問しています」と呼ぶ者     あり) 16 ◯委員長上杉正敏君)   だからそれのことについて、ご質問願いたいと思います。  辻委員。 17 ◯委員(辻 真理子さん)   はい、わかりました。  今年度の814万9,000円という金額が11万市民の彦根市にとりまして、図書館は1館しかございませんので、この図書および資料の購入費がここまで低い額になってしまうことに対して疑問を感じるわけでございますが、さかのぼって10年ぐらい前からどういう経緯になっているかということはお伝えいただきたいと思うのですが、それもだめですか。どう変化してきたかということを聞かせていただきたい。なぜ、ここで800万円になっているのかということです。 18 ◯委員長上杉正敏君)   だから、ことしの814万9,000円になっているところの理由を聞かれたらどうですか。    (「聞いております」と呼ぶ者あり) 19 ◯委員長上杉正敏君)   過去云々ということは別としてね。    (「それはちょっとおかしいと思いますけど」と呼ぶ者あり) 20 ◯委員長上杉正敏君)   おかしくないと思いますけど。続けて、どうぞ。  辻委員。 21 ◯委員(辻 真理子さん)   運営費そのものでございますけれども、これは、平成31年2月定例会では一旦減りまして、また修正がかけられたということでございますが、予算書の321ページのところの図書館費というところをずっと見てみますと、下から7段目ぐらいに工事請負費というのが6,169万円入っているんですね。これは今年度の耐震工事の費用だと思いますが、図書館の管理運営費の中にこの金額が入っているために、この金額は私は別のところに置いて、運営費とは別のものだと思うんですね。でも一緒に入っているので、ほかのものが減らされてもわからないという現状になっています。なぜここの中に6,169万円が入っていて、全体で予算としては増えたような感じに見えているんですが、かなりの金額がここで削減されていて、それが図書購入費にも影響していると思われるんですが、予算書に入れる入れ方が耐震工事の工事費を運営費に入れているというのがおかしいと思うんですが、この点についてお聞きしたいと思います。 22 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 23 ◯図書館長(北村 清君)   ただいまのご質問2点でございますが、まず、図書資料費がこのような金額に大分減額になっているということにつきまして、お答えをさせていただきます。  まず、ちょっと補足の説明をさせていただかなければいけないところがあるんですが、主要事業100ページの814万9,000円といいますのは、館内図書資料整備充実事業という事業の中で、いわゆる図書館の館内、つまり、たちばな号とかの分は除いておりますのと、また、その中にも消耗品とか賃金とかが含まれておりますので、まず、全体の数字を申し上げたいと思います。  今もおっしゃっていただきましたように、予算書の見方が非常に見づらいんですけれども、321ページの上から2段目の図書館管理運営費というところがございまして、その中の6段ぐらい下に消耗品費というのがございます。この中には、例えば図書資料費の中には新聞でありますとか雑誌、その他、官報とか法規とかそういったものもここに含まれてまいります。それから、公課費から5つ目の備品購入費、これがいわゆる図書費、本を買うお金ということになります。これがここでは505万円ということで、対前年の1,955万円から大きく減額しております。  もう1点、湖東定住自立圏、一番下のところでございますが、次の323ページの方にも、右上でございますが、同じように消耗品費としまして雑誌代、その他の経費を見ております。また、備品購入費では、こちらでは図書館内の部分と、それから、たちばな号、館外で活用する本とに分けて図書費を見ております。これを全部合わせますと、今年度につきましては、図書資料費の合計が785万9,000円となります。ちなみに先ほどおっしゃっていただきました経年変化ということで申し上げますと、万単位で申し上げます。平成26年度からの5年間で失礼いたします。  平成26年度が2,706万円、平成27年度が2,691万円、平成28年度が2,691万円、平成29年度が2,693万円、平成30年度が2,657万円、令和元年度、今お願いしておりますのが785万円でございます。  なぜこうなったかということでございますが、当然ながら本市の財政状況の部分もございますけれども、先ほども委員がおっしゃられたように、図書館費の中に図書館耐震補強工事が含まれておりますけれども、これをお認めいただけましたら、秋口、お客様がちょっと少なくなってくるころから約3カ月程度休館をしながら耐震補強工事を予定させていただいております。まず、その休館期間がありまして、それに対応しなければいけないということが1点。  それから、もう1点は、なかなか1階の書架を見ていただいてもそうなのですけれども、もう本が書棚の上にも積んであるような状況がございまして、それが2階、3階の書庫の状況なのですけれども、毎年今までずっと順調に買い続けてきていたものなのですが、それを削るというのは私どもも非常にしのびない思いではございますけれども、いかんせんもう入れるところがないというのが正直なところでございまして、この休館期間に何とか少しでも整理をしていきたいというような趣旨が主な理由でございます。  最後に、予算書がちょっとわかりにくいという工事請負費がここで入っているというところでございますが、私どもの予算要求上の事業があるんですけれども、図書館の管理運営という管理の範疇の中でくくってしまった関係でこうなってしまったというところでございます。  以上です。 24 ◯委員長上杉正敏君)   辻委員。 25 ◯委員(辻 真理子さん)   今お答えいただきまして、平成26年から平成27年、平成28年、平成29年、平成30年、2,700万円ぐらい図書資料購入費というのがついていたわけで、いきなり令和元年には785万円に激減するということでございますので、これに対してやっぱり市の方の事情というのがあるかと思うんですが、でも、市民の側からいたしますと、理由がはっきりわからないのに、なぜこんなに減らされるんだろうということが、私の方に声として届いているわけです。  もう1つ、今年度減ったことがこの先もずっとこのような金額で推移していくのであろうかということもご心配になっているんですが、まず、そのことについてお答えいただきたいと思います。  それから、2問目の方の再質問ですけれども、図書館の管理運営費という言葉の中に耐震工事も含まれるという理屈は正しいかなとは思うんですが、しかし、6,000万円というのは別にしておかないと、運営費の方に入ってしまいますと、私なりに計算してみましたら3,500万円ぐらい運営費が減っているわけですよね。そうしましたらそれは、ことしの2月定例会に提出されました資料13の中で、やはり3,500万円も図書館の運営費は減ったんだと載せなければいけなかったと思うんです。それは78項目、11億7,200万円減らした中に絶対入れなければいけないのに、かなり大きな金額だけど入っていないということが現状にありますので、それは予算上の問題としても資料もそれは不備ということになりますので、それについてもご回答を願いたいと思います。 26 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 27 ◯図書館長(北村 清君)   予算編成上の321ページのところの図書管理運営経費の中での仕分けがということでございますが、流れとしまして、平成29年度にこの同じところで耐震診断の委託を見まして、昨年度、耐震設計をここで見せていただいて、その流れの中で工事請負費を上げさせていただいたということがございました。その関係での整理ということでご理解いただきたいと思います。  リストの関係につきましては、ちょっと私どもとしてお答えはしにくいんですけれども、基本的にお聞きしていますのは、例えば、明らかに事業を廃止したものとかは87事業に入っているということでございますが、入らなかったところについては、ちょっとお答えは、私どもとしてはできかねるかなと思っております。 28 ◯委員長上杉正敏君)   辻委員。 29 ◯委員(辻 真理子さん)   最初の図書資料購入費の件ですけれども、3カ月工事をするということで、館内を明け渡さなければいけないということもあるでしょうし、その間に入り切らない蔵書があるので、それを整理したいということはわかります。だけれども、例えば、ほかに臨時的に置く場所がないかというと、中央の仮庁舎、あそこに空白の部分があると思うので、その間だけはそっちに持っていくというアイデアを駆使すればできると思うんですね。  それから、根本的な問題としては、図書館を建て直すということが喫緊の彦根市の課題でありました。それを多くの人が待っていて、次は中央図書館を建てるということを心の中にみんな描いていたわけですが、残念ながら当てにしていた土地は新市民体育センターの方にいってしまいましたので、こちら側の図書館が1館しかなくて、本来は40万冊しか入らないところにもう既に70万冊入れていて、爆発寸前だということはほかの方からも聞いております。それを根本的に解決するような施策も必要だし、それによって蔵書を減らすというのは、図書購入費を減らすというのはやはり考え方としてはおかしいと思うので、そこについてお答えいただきたいと思います。  それから、2番目の質問の再質問ですけれども、私が計算いたしましたところでは6,000万円の耐震工事の費用をここに突っ込んだために、3,500万円ぐらいの経費がここでなくなっていると、経費が少なくなっている。それに対して、本来ことしの2月定例会に提案されました資料13の78項目の件ですけれども、そこには入ることが難しかったという理由も成り立つわけですけれども、やはり図書を図書館の管理運営費からは離さなくてはいけなかったと思うんです。でないと、実際に減らされた図書購入費がそこに隠れてしまったということになりますので、そこについてもう少し考えがなかったのかということ、公には出なかったけれども、非常に問題だったということに対してもう一度お答え願いたいと思います。 30 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 31 ◯図書館長(北村 清君)   まず1点目の場所の問題でございます。  今、昨年度末で私どもの蔵書が約76万5,000冊となっております。平成22年の段階から60万冊台から70万冊台に入りまして、そのころは大体年間に1万6,000冊ぐらいの図書が入っておりました。そこで、当然ながらもう既に限界は早くから言われておりまして、その対応としてその時期ぐらいに館外に約5万冊出しております。それで、その図書も実際に廃棄するのか、正式な言葉で申し上げますと除籍をするのか、とりあえず書庫からは余り利用もないということで抜き出して別の場所に保管をしているだけということで、蔵書の中には含まれております。  ただ、その作業を今もおっしゃっていただいた仮庁舎ということでございますが、しようとしますと、通常の毎日の運営の中ではちょっとできない作業になってまいります。抜くだけでもどの本を抜いたらいいのかというのは、やっぱり専門的な知識とかを持った職員でないとできないということがございますので、その点があるということだけご理解いただきたいということと、当然ながら、耐震工事の関係で閉館をするという中で、倉庫も何とかならないかなということも考えましたが、やはり今先ほどおっしゃっていただいたように、中央館を建てるという中で、それまでの間、何とか今の建物で踏ん張っていくと、どこかの場所を仮に借りたとしましても、一時的に保管をしたとしましても、一旦出してしまうとその本を取りに行ったりすることは、まずできませんので、よっぽどそこは慎重にというような考え方で、今回はできるだけ除籍をして、最終的には整理と廃棄という方向につなげていきたいという考え方でございます。  2点目の工事費の考え方でございますけれども、確かに予算としては対前年と比べても増えているというところがありまして、見づらいというところ、わかりにくいところはあったかと思います。私どもも本当に、この予算の上げ方はちょっとあれにしましても、ここまで図書館として資料費を切り詰めるというところの思いといいますか、そこはすごく厳しいものがございましたというのは、本当に利用者の方にご迷惑をかけることになるということも踏まえた上で判断をさせていただいたということでございます。  以上です。 32 ◯委員長上杉正敏君)   辻委員。 33 ◯委員(辻 真理子さん)   職員の方も切なる思いで800万円に下げたということだと思うんですが、先ほどもちょっと言いましたが、来年も再来年もこのような金額のままでいくのか、復活することがあるのかということを心配しておられましたので、その件に関してもう一回お答えをいただきたい。それから、2問目の再質問ですけれども、やはり市長の公約の中に、図書館は3館、中央館、北館、それから稲枝ですか、3つということは公約の中に入っていたわけですから、これに対して全然一歩踏み出すことができずに今に至っていまして、新市民体育センターの方が先になってしまいました。この件に関してこういう問題が起こってきているわけで、蔵書が入り切らないというせっぱ詰まった状況になっているわけですので、今後、図書館の建設に当たってはどのようにお考えいただいているのかということを市長にお尋ねしたいと思います。 34 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 35 ◯図書館長(北村 清君)   1点目にすみません、先ほどの答弁がちょっと漏れまして、申しわけございません。  来年度についてということでございますが、来年度につきましては、まだ予算の編成方針がこれからということになりますので、こうしたいという思いはございますけれども、ちょっと今申し上げられないという状況でございます。 36 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 37 ◯市長(大久保 貴君)   新たな図書館の建設に関しましては、現在、基本構想、基本計画が策定済みでありまして、大まかな中央館の設置位置については、河瀬亀山地区という指定までできたところでございますが、その河瀬亀山地区内でどこが適地となるのかということについて、いろいろと検討しているところでございますが、まずは用地選定ということをしていかなければならないと思っております。でき得る限り地元でもいろんなご意見を聞かせていただいておりますが、そうした選定に移っていけるように今後検討してまいりたいと考えております。 38 ◯委員長上杉正敏君)   辻委員。 39 ◯委員(辻 真理子さん)   来年も再来年もこのままの金額でということは、おそらく市民の方々のお気持ちに応えることができませんので、今ははっきり申し上げられないとおっしゃいましたけれども、どうかこのままにしないで積極的に予算のときに、なるべくもとの金額に戻していただくようにお願いしたいと要望にしておきます。  それから、市長がお答えいただきました件ですが、やはり図書館を建てるということは、新市民体育センターより前にあった事業の計画ですので、それを待っていた方は本当に不安と、それからいつまでも待っているという環境の中にいらっしゃいますし、本があふれて置き場所がないという現状がこのように浮き出しているというんですか、私も改めて自覚しましたので、今後なるべく早く中央図書館の建設について努力をしていただきたいと思います。  以上で終わります。 40 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 41 ◯委員(獅山向洋君)   図書館に関しての関連質問ですが、図書館に本があふれてしまっているから、また、処分すべき本が処分されていないから予算がこれだけ減ってしまったんでしょうか。それとも、財政上の事情で減らしたのか、この辺をちょっと明確にしておいてもらわないと、それでは、本があふれている限り従来というか今の予算規模でしか買えないことになってしまいますので、その辺はどちらなのですか。 42 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 43 ◯図書館長(北村 清君)   図書資料費の見直しにつきましては、もちろん背景として財政上のというところは彦根市全体に共通すると思いますけれども、図書館としましては、耐震補強工事を3カ月の休館の間で何とかきっちり仕上げなければいけないということと、あわせて先ほど申し上げました、本当は図書資料費を要求しないということは課題であると思うんですけれども、そういう事情がございましたので、例年よりも大きく削減となったものでございます。  以上です。 44 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 45 ◯委員(獅山向洋君)   どうもよく理解できないんですがね。本というものは毎年毎年出ておって、やっぱりその年に買わなければいけない本というのがあるからこそ、平均した金額でずっと経過しているわけなのですよ。ところがいきなり資料費を減らしてしまいますと、その年に本来買うべきであった本が買えなくなってしまうわけなのですよね。これは、司書の方や館長は当然ご存じのはずなので、こんなにいきなり減らして、しかもいっぱいだからというようなね、そんな図書館があり得るはずがないんですよ。それは図書館というもののあり方の基本に外れていると思うんですが、その点はいかがなのでしょうか。 46 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 47 ◯図書館長(北村 清君)   委員ご指摘の部分でございますけれども、私ども職員も含めまして、確かにおっしゃっていただくようにその時期でないと買えないという本があるということは、当然ながら認識しております。例えば、そういう本は当然ながら優先的に買わせていただくというような方針と、それから今まで、人気がありまして、同じ本を4冊、5冊と買っていた本なんかについて、それを2冊ぐらいに減らさせてもらうとか、そういったことも鑑みながらということで、当然、そのときに買わなければならない本というのが、必ず全て買えるとは申し上げにくいところはございますけれども、図書館のあり方としてはおっしゃるとおりではありますが、こういった事情背景もございます関係でこういった決断に至ったということでございます。 48 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 49 ◯委員(獅山向洋君)   図書館長としては十分認識しておられるということはわかったんですが、そういう意味で何か財政が背景にあるとか、あるいは図書館の修繕というか修理とかそんなことをやらなならんとか、そんな理由を出されたら図書館の存在意義そのものがなくなってしまうんですよ。どうも市長がそういうことをわかっておられないようなのですが、私みたいに本で何とか今までやってきた者にとっては、今の財政のこととか、そんな話が出てきてしまったら、まさに生涯教育そのものについて否定的な話になってしまうと思うんです。市長、この点についてはっきりと言ってくださいよ。こんな極端に下がってしまうと、滋賀県は全国的にも図書館の利用率が非常に高いと有名なのですよ。それなのに彦根市においてこんな予算をつけているということ自体が県下の恥なのですよ、そう思いませんか。思わないならこれはもうとんでもない話だと僕は思うんですよ。そういう意味で、これは本当に一時的なことだということを市長として明確に言うといてもらいたいですよ。  一時的というのは、財政とか修繕とか理屈に合わん理由だけれども、本年度だけだということだけは明確に言っておいていただかないと、やっぱり図書館を当てにしている市民はたくさんおられる。非常に重要なことなので、いかがでしょうか。 50 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 51 ◯市長(大久保 貴君)   何についても減ってしまうというのは寂しいことで問題があるということではございます。それはよく認識をしております。今もるる説明をさせていただきましたが、現在の図書館についての課題というものはございますので、そこも勘案しながら、さらに新たに新市民体育センターには図書スペース、アクセスポイントも整備する予定でございますので、そうした新たな要素も勘案しながら今後の対応を検討してまいりたいと考えております。 52 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 53 ◯委員(獅山向洋君)   今寂しいことだとおっしゃったけど、そんな言葉は取り消していただきたいんですよ。現実に我々は生涯学習していかなければいけないので、そのために市民が要望しておられるわけなのですよ。寂しいというような問題ではないということを明確にしていただきたい。  それともう1点は、今、また市民体育センターにどうのこうのとおっしゃるけど、それは単なる設備の問題でしょう。今問題にしているのは図書としての資料費をどうするかということなのですよ。それについてやっぱり明確に答えておいてください。簡単に言うと、彦根市民11万3,000人ぐらいいるんですけど、この一人当たりの図書の資料費が県下で何番目かと、八百何万円にしたら何番目かということぐらいは、市長として認識してもらいたいんですよ、いかがですか、そこははっきり答えてください。 54 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 55 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどもお答え申し上げましたとおり、新たな体育センターにおける図書スペースで1万5,000冊程度の図書を用意するということをうたってございますので、そうしたものも含めまして、今後の対応を検討していきたいと思っております。 56 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 57 ◯委員(獅山向洋君)   どうも市長は図書というものを全然わかっておられないのではないんですか。新市民体育センターに1万5,000冊を置くと言っても、ことしの本を1万5,000冊置くとおっしゃるならわかりますよ。そうではないでしょう、古い本であっても1万5,000冊の中に入る。これは辻委員も私も今申し上げているのは、本年度の図書資料費が余りにも少ないのではないかということを言っているわけですよ。だから、そういう答弁をずらすようなことをしてもらいたくないんですよ。問題をしっかり把握して答えてください。 58 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 59 ◯市長(大久保 貴君)   大変厳しいご意見をいただいておりますので、それも踏まえまして来年度の対応を考えさせていただきたいと思っております。  余談でございますけど、私は学生時代ずっと図書館でアルバイトをしていましたので、図書館のことはよくわかっているつもりでございます。 60 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 61 ◯委員(獅山向洋君)   厳しいご意見とおっしゃるけど、厳しいんではないんですよ、当たり前の話をしているのに変に答弁をずらされるから私も腹を立てているわけであって、これだけはきちんと会議録に残しておいてほしいんですよ。  それと、図書館でアルバイトをしているということと、本を読むということは全く別だということだけはやっぱり自覚していただきたいんです。 62 ◯委員長上杉正敏君)   角井委員。 63 ◯委員(角井英明君)   これは彦根だけの問題ではなくて、山内前議員が質問したときに、ほかの町とも一緒になって地域全体で図書館をよくしていこうという、そういう視点から考えたら、彦根だけが一挙に3分の1も減らすいうことが、ほかの町に理由がつかないの違うかなと思うし、ほかの町がどう考えているかということも知りたいんですけど、お教えください。 64 ◯委員長上杉正敏君)   図書館長。 65 ◯図書館長(北村 清君)   本市の状況につきましては、当然、滋賀県の中では県立図書館を中心とした公共図書館のネットワークがございます。私ども予算がある程度こういう金額でというようなときに、県立図書館の方にも状況のご説明には寄せさせてもらっていますのと、何らかのまたご協力をお願いしたいということも申し上げております。
     また、近隣の1市4町でやっております定住自立圏の方の事業につきましても、当然ながら、そこには背景として私ども彦根市が拠点図書館を建設するということが一番大きな課題で、そこから物流のいろんなネットワークをつくっていったりというような計画になってございます。今回、彦根市でこれだけの予算になったということについては申しわけない思いだということはお伝えさせていただいているところでございます。  以上です。 66 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  長崎委員。 67 ◯委員(長崎任男君)   予算書333ページの生涯スポーツ振興事業の中の競技選手育成強化委託料40万円のところでございますけれども、これ、前年は80万円ついていたと私の記憶ではあるんですけれども、これが半分の40万円に減っていると。どういう競技といいますか、もともと8種目にこの委託のお金がついていたと思うんですが、彦根市で国体が開催されるときに、彦根市で開催される競技の陸上とハンドボールと弓道となぎなたの4つの種目に限定して選手強化をするということで、今までついていました柔道とか剣道とかバレーボールとかバスケットのところは軒並みゼロになっているんですけれども、なぜ、彦根市で国体を開催する種目に限定してそうしたのか、もっと私としては競技人口だとか、別に彦根市で大会がなくても彦根市の子が隣の東近江市や近江八幡市や長浜市で活躍したらそれでいいん違うかと僕は思うんですけど、なぜ彦根市で開催される競技だけに人口も関係なく絞ってしまったのか、そこの理由を教えてください。  2点目でございます。  335ページのスポーツ協会事務局補助金484万8,000円のところでございますけれども、これもそもそも金額が約3分の2に減らされていると私自身は思うんですけれども、もともとこれ、そこのスポーツ協会の人が3人おられた人の分を2人分にこれでやれというような話というように思うんですけれども、そもそも3人で仕事をやらなければいけなかったのを、なぜ2人にしないといけないのか。実際現在、いろいろ聞きますと、結局3人でどうしてもやらないとだめなのに、自分のところのお金で何とかやりくりしているように私はお聞きするんですが、なぜ、人を2人に減らして、それでこの仕事ができるようになると思われたのか。財政課とかに出していると思うんですけど、その積算根拠といいますか、何にどうしてこの金額になったのか、それを教えてください。  以上、2点です。 68 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課主幹。 69 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   ではまず1点目の、競技選手強化委託料につきまして説明させていただきます。  本事業は、2024年に開催されます国民スポーツ大会において、本市の出身選手が活躍することを目指し、ジュニア期における競技人口の拡大と強化育成を彦根市スポーツ協会に委託し、各競技団体で実施していただいているものでございます。  現在、国民スポーツ大会に向けての競技力の向上については、県が中心となって取り組みをされておりますが、本市としましては、その中でも彦根市で開催されますハンドボール、弓道、なぎなた、陸上の4種目に焦点を当てて市として強化を図っていきたいということで、今年度からこの4種目に絞らせていただいたということでございます。  次に、2点目のスポーツ協会の事務委託料につきましては、昨年度まで3人の職員で事務を行っていただいておりました中で、稲枝体育館の管理運営事業、また、ニュースポーツの用品の貸し出し事業等をスポーツ協会に委託していたんですが、その分を市の方で行うということで、ことしスポーツ協会との協議の中で業務を分けましたので、その業務量の分に対しての一人分の人件費を削減させていただいたということでございます。  以上です。 70 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 71 ◯委員(長崎任男君)   1点目の説明は、なぜ、彦根市で開催する種目に限定したのかという理由を教えてくださいということを言っていまして、そもそも国体で彦根市の子どもたちが活躍することに対して、もともと県の事業やけれども彦根市としてもそれを応援しようという形でお金をつけているんですけれども、何で開催する4種目に限定したのですか。隣の東近江市とか長浜市とか米原市で彦根市の子が活躍したらそれは応援しないということですか、そこら辺の意味がちょっとよくわからないので、何で4種目に限定したのかという理由を教えてください。  2点目ですけれども、そもそも3分の2、分けたのはそれはそれで言うことはわかりますけれども、実際現在、それでは回らない、この金額ではできないから自分たちのお金を使って3人で仕事をしているわけでしょう。だからそこを、なぜそうなったのかという積算の根拠をもう一回しっかり教えてください。  以上です。 72 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課主幹。 73 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   まず、1点目のこの4種目に関しましては、この4種目が彦根で行われる種目でありまして、その種目をこの彦根市で盛り上げていこうというのが、国体を契機に盛り上げていこうということがまずありますので、そこを強化していきたいということがまず1点ございます。  2点目の積算根拠につきましては、3人の月額賃金がございます。15万幾ら何がしの。その中で、それぞれ先ほど言いましたように、体育館の運営事業にかかわる時間を積算して、その時間を割り戻した額を計算していきますと、大体1人分の人件費に当たったということで、1人分の人件費を削減させていただいたということになります。 74 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 75 ◯委員(長崎任男君)   1点目ですけど、盛り上げていこうとおっしゃるのはわかりますけれども、盛り上げていこうではなくて、それはこっち側の話でしょう。彦根市のいろんな競技に携わっている人たちを応援することにはこれはならないですよね。こっちが開催するところに特化しているわけですから。例えばそこのところを、こっち10にしたものをこっちは5にするとか、3にするとかやったらまだわかるけど、ゼロにしてしまうという、僕はそこはわからない。今携わっている子どもたちはどうなるんですか、それはもうええということですか。まず、それは1点目。  2点目は、3分の2でしたと、1人分の人件費をゼロにしたというような計算になりますね。ということは、実際今それが回っていない状況で、例えばそれをゼロにするのではなくて、もう少しきっちり3分の2にするのではなくてですよ、減らした分の業務の分だけを減らすのだったらまだわかりますけど、それを丸々1人でやっているということを試算しているのかどうかはわかりませんけれども、丸々それをなくしてしまうのは僕はいかがなものかなと思うんですけれども、そこをもっとしっかりと人件費がこれで、484万8,000円にどうなってこうなったのかということを、これを教えてください。  1番目の4つの種目はやるということはわかっていますし、質問の段階でも彦根で開催する種目に限定したのはなぜかということを僕は言っているわけで、わざわざそんなことを言ってもらわんで結構なので、そこをしっかりと教えてください。 76 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課主幹。 77 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   今ほどのこの4種目以外の競技の強化につきましては、今まではそのほかにも4競技、バスケットとか剣道とかも行っていましたが、その分については選手たちの活躍に対して、激励金であったりとかそういうところで応援していきたいと考えております。  2点目の先ほどおっしゃった484万何がしの積算根拠としましては、人件費2人分がございます。1人分の賃金として賃金は194万3,520円、2人目の方が186万8,640円というような形の賃金体系で、賃金に対しての社会保険料等々がつきますけれども、大まかな積算根拠としてはそういうことになります。  以上でございます。 78 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 79 ◯委員(長崎任男君)   納得できたようなできないようなところなんですけど、おっしゃることは一定理解しました。ですが、やはり先ほど言った1点目の8つの種目が4つの種目になったという件、それはやはり、今回はおっしゃることは私は理解したんですけど、来年以降は当初やっていたような8つの種目の方に、金額はわからないですけれども、そういったことはしっかりとつけて応援してあげていってほしいということは要望いたしますし、2点目のスポーツ協会の件でもそうですけれども、実際、自らのところで何とかやりくりして向こうはやっておられているというような状況でございますので、そういった今現状でございますので、来年以降の予算に関しては、再度そういった人たちの人件費も見て、しっかりと運営してもらえるような状況で予算をつけていただくことを要望として言っておきますけど、お願いいたします。 80 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 81 ◯委員(北川元気君)   主要事業の100ページの新市民体育センター整備事業について質問いたします。  まず、ごめんなさい、本会議の方でも国体事業の見直しについてお聞きしましたところ、新市民体育センターの方でも整備費の縮減を目指しているとか、いろいろとご答弁をおっしゃっていまして、結局今、総事業費が幾らになっているのかというのを、前我々に全員協議会の時点で示されている資料では、82億2,000万円という数字を示されましたよね。それからも引き続き見直しをされているということなので、まず、今年度の金額の妥当性をする議論の前提ということで、今幾らになっているのかお聞かせください。 82 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 83 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   金額につきましては、82.2億円のままでございます。 84 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 85 ◯委員(北川元気君)   ということは、本会議でおっしゃった縮減とかいろいろ、構造の合理化とか内外装の見直しを行うことで、その縮減に努めてきたところでございますみたいな、これは何のことなんですか、金額に反映されていないんですか。 86 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 87 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   それにつきましては、さきの2月のときに説明いたしました、実施設計の際に縮減に努めてまいりました、そういった内外装の見直しでありますとか、そういったものの縮減に努めてまいったということの説明でございます。 88 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 89 ◯委員(北川元気君)   ということは、2月で我々に示された資料の後は見直しはされていないということでいいんですか。 90 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 91 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   基本的には2月にお示しさせていただいたスペック等、構造等につきましては、あのままでございます。 92 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 93 ◯委員(北川元気君)   そしたら82.2億円の中から今年度29億2,000万円とか、債務負担行為で四十二億何がしとかとなっていますけど、これはどうなったら最終82億円になるんですか、その内訳というか、何足す何で82億円になるのか教えてください。 94 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 95 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   82.2億円の内訳でございますが、それもさきの2月の答弁で申し上げました金額でございまして、建築費用が69.1億円、敷地造成費用が3億円。    (「それはもう資料を持っているので」と呼ぶ者あり) 96 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   それが82.2億円、足すと。    (「予算の金額」と呼ぶ者あり) 97 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   予算の金額につきましては、これ、全体ではございませんで、31年、32年、33年にわたりましての建築費用でありますとか、造成工事、ここにはちょっとまだ外構工事は次年度以降の予算計上になりますけれども、その中の建築工事の69.1億円はこの3年間に含まれておりますし、あと、ほかの事業費によりますものにつきましては、ハード事業以外のソフト整備でありますとか、一般的な旅費等のいわゆる必要となります経費的なものを足した金額が今年度の予算の計上になっております。 98 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 99 ◯委員(北川元気君)   ということは、僕らは令和元年度の予算と債務負担行為の一部を今審議するわけですけど、これをオーケーしてしまったら82億円はもう丸々オーケーしてしまったと同じことになってしまいますよね。これまで、僕は新市民体育センターにずっと反対をしてきましたし、82億円もの大きいものをつくって、これから支出を確定してしまうと市民に直結したサービスを削ったりし続けないといけないので大変なことになるということで、さんざん反対してきましたけれども、要するにもうこれを通してしまったら、新市民体育センターもストップがきかなくなるということですよね。 100 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 101 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   基本的にお認めいただきましたならば、それを基本に進めてまいるということになります。ただ、議会で述べておりました仕様の見直しといいますのは、今決めました全体の概要の中で、さらに工夫等をして仕様が少しでも安くできないかというような工夫と、まだ外構工事につきましては、今後の発注になりますので、例えば、舗装材を見直すことによって少しでもそういった経費が落とせないか、内容的には落とすことによって非常に、言い方がちょっと悪いですけど、みすぼらしくなるようなことにならないような形で、ある程度の機能を保ったままでそういった仕様等が少しでも安いものがないか等の見直しを行っているというところでございます。 102 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 103 ◯委員(北川元気君)   例えばですけれども、今年度のこの予算で全体の何パーセントぐらい、大体でいいので、何パーセントぐらいはこの金額でいけるんですか。普通に金額で割って、ざっくり3分の1ぐらいだと思うんですけど、そういう感じなんですか。 104 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 105 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   建築費につきましては、69.2億円の40%でございます。あとの造成工事等につきましては、約50%ぐらいとか、ちょっといろいろあるんですけれども、一番大きい建築費69.2億円に関しましては40%ということになります。これは工事を発注いたしまして、工事のいわゆる前払金という形で40%の支出を見込んでおります。 106 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 107 ◯委員(北川元気君)   耐震工事のときでも途中で金額を安くしようとしたがために裏合意に発展してしまったりだとか、あるいは実勢掛け率ですか、掛け率の計算自体が合わなかったと途中で金額を変更することになったりとか、いろんな問題は起きましたけれども、今回これ、82億円は結構でかい数字ですけれども、結局それ実際工事をやってみたら金額が変わってきたりとか、また耐震工事の二の舞みたいなことにならないのかというのが不安なんですけど、そういう不安をお持ちの方に対して、市民の方もいらっしゃると思いますので、何かご答弁をいただけませんか。 108 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 109 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   これから今、発注に向けて委託課の方で積算の準備をしていただいているところでございます。この額につきましては、今の予算額の中で執行できる額であるとは思っておりますので、そういった点については、いろんな入札等の状況は把握しておりますけれども、この額において予算の範囲内で執行できるものと思っております。 110 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 111 ◯委員(北川元気君)   最後にしておきますけど、入札が耐震の方でも何回も不調になったりしていますよね。その理由として市場が盛況ですとか、技術者、労働者が不足していますとか、インバウンドだ、東京五輪だ、大阪万博だで忙しいのでという理由を述べられていますけれども、こういった大型の工事になりますから、そういった入札不調の懸念というのが同じようにあると思うんですけれども、その点についてはいかがお考えですか。 112 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 113 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   委員ご指摘のように最近の建設工事の増大によりまして、技術者不足等で非常に大型工事の落札が厳しい状況であるということは聞いております。ただ、当該建設工事につきましては、新しい造成地の新築工事ということと、施工条件、建築物形状、構造等も施工性、工程管理面においては問題ないものと考えております。  また、当建設工事につきましては、いろんな業者の方からの問い合わせも多くありますし、業界新聞などでも情報として掲載していただいていることなどから、決して楽観視するものではないんですが、応札工事として予定いただいている業者があるものと期待しているところでございます。 114 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 115 ◯委員(北川元気君)   僕は再三、新市民体育センターの建設計画については、燦ぱれすを残す腹案も用意した上で、どちらが合理的かということをしっかりと議員や市民の皆様にもわかるように示した上で、では、これでいこうということを選択肢の一つとして示していただきたいということを再三申し上げてきたんですが、最後にそれはやっていただけないということで、こういう予算が出てきたことを残念に思うんですけれども、そういうコメントだけ残しておきたいと思います。 116 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  谷口委員。 117 ◯委員(谷口典隆君)   今のに関連するんですけど、この予算常任委員会の初日に大久保市長の方から、市民体育センターの予算は執行段階で少なくしていきたいというようなご発言がございました。これについては今ご説明があったような形での、具体的にどういったことなのかということをもう一度お尋ねしたいのと、それと、我々議員には、例えば事業費、設計の段階で見直していくのであれば、どの段階で説明していただけるのかというのが1点目でございます。  2点目、教育委員会の方なんですけれども、小学校管理運営事業と中学校管理運営事業の事業費比較一覧の方にも載っているんですけれども、用務員のフルタイム化という形で平成31年度の当初と比べて予算が増額されております。 118 ◯委員長上杉正敏君)   何ページかな。  谷口委員。 119 ◯委員(谷口典隆君)   13-1ですね。この事業費が増額になっているその理由を、用務員をフルタイム化にした理由をお聞かせいただきたい。  それから、続きまして、これは保健体育課の方なんですけれども、先ほど長崎委員がお尋ねになられたのと関係するのかもわからないですけど、社会体育関係団体の活動支援事業で激励金で105万円、これについてもご説明いただけますか。  以上、3点お願いします。 120 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 121 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   1点目の件でございますが、予算をお認めいただけましたならば実施設計に入って、発注、いわゆる入札の段取りをしていくことになります。現在もその実施設計に向けまして、委託課の方に設計等の精査を行っていただいているところでございます。基本的には当初予算で計上しましたスペックで今設計に入らせていただいていますが、その中でいろんな内外装の仕様でありますとか、もう一度精査をしまして、その中の仕様で少しでも経済的なものがないかということとか、照明灯の照度の検証をいたしまして、余りに落としたりしてしまうと無理があるんですけれども、ある程度落とせるところがあればその分も落としていくなどのそういった検討をした中で最終的な設計をまとめていくということで、そういったコストの縮減に対しての精査は図っているところでございます。  また、いつお示しできるのかということでございますけれども、これから入札の手続を踏ませていただいて、予定価格等にも影響してきますので、入札に関しましては、入札決定後の予定価格、入札が終わりました段階でお示しすることは可能かと思います。また、今回工事に入っておりません外構工事等の部分につきましては、今、建築工事の方を優先して精査しておりますが、外構工事の方につきましても先ほど言いましたように舗装材を見直すとか、植栽を可能な範囲で少なくできないかということで経費を少しでも落とせないかというような取り組みはしております。これにつきましても一定の成果が出ました段階ではお示しできることになるかと思いますし、外構につきましては来年度また予算要求をさせていただくことになりますので、そこではそういった精査の結果を反映した予算の上程をさせていただくことになるかと考えております。 122 ◯委員長上杉正敏君)   教育総務課長。 123 ◯教育総務課長(杉本弘之君)   続きまして、用務員のフルタイム化についてお答えを申し上げます。  当初の予算の段階では用務員の業務は多岐にわたっておりまして、その中でも小修繕でありますとか、草刈り等の環境整備については事務局の職員なり、あるいは学校の先生方に少しでもご負担をいただいて、あるいは業務の中でも1日置きにできることはないかとか、その辺の効率化等も考え合わせて、半日、4時間の要求とさせていただいたところではございますけれども、今年度に入りまして現場の実情を見ていく中で、やはり教員の先生方にも負担がかかっておりますし、特に草刈り等につきましては、なかなか手が回らないということもございます。  その中で校長会の方からも用務員のフルタイム化をもう一度考え直してもらえないか等々の要望も出ておりまして、再度、教育委員会の中で再検討をいたしました結果、やはり教員の働き方改革という面もございますし、教員が子どもとかかわる時間を少しでも長くとりたいということもございましたので、再検討の結果、もう一度フルタイムでお願いできないかということで今回予算の計上をさせていただいたというところでございます。 124 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課主幹。 125 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   国際大会、国民スポーツ大会、インターハイ等の激励金の増額についてですが、激励金についてはスポーツ協会の事業として支給されているものに対して市が補助しているものでございます。スポーツ協会独自に民間資金の活用などをしていただくことを検討しておりましたが、彦根市のスポーツ協会からは補助金がカットされることにより、スポーツ協会に加盟している団体や選手が協会に加盟しているメリットが損なわれるなどとの理由等の課題が示されましたことから、滋賀国民スポーツ大会を控える中で活躍する選手の意欲の低下が想定されることもあり、今回、補助金を増額したものでございます。  以上です。 126 ◯委員長上杉正敏君)   谷口委員。 127 ◯委員(谷口典隆君)   市民体育センターの方なのですけれども、担当室長は大久保市長が先日、執行段階で少なくしていきたいとご発言された趣旨というのは、どの段階だと思っていらっしゃいますか。予算の執行などの設計の話なのか、実際、建築工事費の話なのか、どのように捉えていらっしゃいますか、お聞きしたい。それと、例えば、当初の基本設計のところでは我々議会にも十分丁寧な説明をしていただきましたですよね。頼んでもいないのに動画をつくられたりという形で動画で見せていただいたりしました。では、屋根の形状がRのところを直線にして安くするとか、そういうように今おっしゃった照度を落とすとかいう話もありますけれども、そういったものについては、我々にも早い段階で説明していただく必要があるのではないんですかね。  今の進捗に対して異を唱えている議員もいらっしゃいますけれども、もっとやってほしいと、今の計画どおり進めてほしいというお声もやっぱりあると思うんです。そういった両方の意見というものを踏まえますと、事前に入札云々ということを申し上げているのではなくて、では、こうした方針に変えましたと、これで予算をこれぐらい落としましたということで初めて先日、市長がおっしゃられた執行段階で落とせるということが具現化していくと思うので、できるだけ早い段階での説明というものを私は求めていきたいし、議会としても求めるべきだと思うんですけれども、それは早く説明していただくべきではないんですか、その絵も含めて、と思いますのが1点目。  2点目なんですが、これは2月定例会の中で、平成31年度当初予算の反対討論の中でも私は述べさせていただいたんですけれども、用務員がフルタイム化にならないということで、ある小学校の用務員をされていた方が、もうこれでは生活できないのでやめますということをおっしゃいました方もいらっしゃいました。結果的に今、次長がお答えになられたことって、我々2月定例会でも当然懸念していたことですし、申し上げてきたことです。それに対して結果的に教員の働き方改革だなんだかんだと理由をつけて予算化されたことは悪いことではないですけれども、そもそも予算をつけなかったことが私は大きな問題だと思っています。  大げさな言い方かもわかりませんけど、ある1人の市民の方の人生設計、人生計画を狂わせたことにもなりかねませんよね、ということは。だから我々は厳しい見方をして、2月定例会に臨んだわけでございました。結果的にこういう人件費というのは、こうした大きな影響を与えるということをよく考えていただきたい。だから我々も厳しい見方をして、言い方をさせていただいて、予算は否決した、結果的にこうなりましたけれども、こんなことを繰り返していたら全くだめだと思うんです。  これは次長に申し上げるのは酷な話かもわかりませんけれども、そうしたことを踏まえて、今年度予算はそれぐらいの思いで予算をつけていただけたのかどうかということをもう一度お聞かせいただきたいと思います。我々2月定例会で、我々が申し上げてきたことを、厳しい意見も踏まえて予算を措置していただいたのかどうかということを、もう一度そのご覚悟をお聞かせください。  それから、3点目なんですけれども、これはスポーツ協会が支給はしますけれども、お金を出す基準というのが市の方の基準に基づいて出しておられますよね。先ほど長崎委員もおっしゃいましたけど、これが曖昧というか、やっぱりもっと明確に、では、この部分は出しましょう、こうしてわざわざもう一度予算をつけたのであれば、この基準を出すべきだという話をしっかり一緒になって取り組んでいただきたいんです。これは一方では、スポーツ協会に市の基準に基づいて出す、出さんは判断ですわと、それはあくまで保健体育課で判断してもらわないとしようがないという話になるし、こちらとしては予算をつけているのでスポーツ協会の方で判断をしてもらったら、判断というか予算を出すのはスポーツ協会だという話で、本当に行政のたらい回しというか、なすりつけでしかないと思うので、はっきり本当に今、主幹がご答弁されたような趣旨であるならば、これはどんどん出してくれというような基準はやっぱり的確に協会に伝えていただくべきだと思いますので、その辺もう一度ご見解をお願いできませんか、お願いします。 128 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 129 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   まず、いつの段階かというご見解、質問に関しましては、実施設計については基本的には皆さんにお示しした実施設計については変えない。例えば、曲線部分を変えるとか、そういったことはしないというのが前提でございます、建築工事に関しましては。ただその中で、例えば2階部分のGRCパネルといいますガラス繊維でできました採光用のデザイン部分があるんですけれども、そういったものがデザインに影響しない範囲で、もう少し体育館の裏側の方でありますとか、そこで、デザインそのままで少し減らせないかでありますとか、あと、中のミニキッチン等の仕様、そういったものの変更、グレードという形になるのかもしれないですけれども、落とせないかとか。  あと、先ほど言いました照明の照度を落とせないかとか、また、その中で照明器具などを初めまして、いろんな新製品の情報なども注視しておりまして、設計の段階で見ておりました照明器具につきましても、消費電力、省エネや製品のランニングコスト、施工性などからそういった情報もいろいろと今調べていただいておりますので、そういった設計自体はそのままで変更しないという、縮減に努めているということでございますので、建築に関しましては、このままの形で発注させていただくという形になりますし、予定価格等、これから入札の手続を進めていく中で、基本的には今の計画で進めていきたいというふうに考えております。
     ただ、外構工事等につきましては、まだこれから見直しをしてまいりますので、そういったことにつきましては、来年度の予算等につきましても見直し等によりまして、仕様等についてここを建築工事に比べまして外構工事については、そういった点の変更箇所は出てくるというように認識しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  建築工事の方に関しましては、今の段階ではできないということでお答えさせていただきます。 130 ◯委員長上杉正敏君)   教育委員会事務局参事。 131 ◯教育委員会事務局参事(西山 武君)   市長が申し上げました縮減に向けた取り組みといいますのは、要する予算額は今の実施設計額でございます。これから入札に向けまして、予定価格を決定するために予算額を上限としましてもう一度精査をしていると、今申し上げましたような仕様の見直しでありますとか、その作業を今一生懸命やっているということでございます。  この内容を余り具体に事前に申し上げるということは、入札に影響してきますので、それまでには申し上げられないということを室長がお答えしたものでございまして、入札後に結果としては明らかになってお示しすることができますと、こういうお答えでございます。 132 ◯委員長上杉正敏君)   教育部次長。 133 ◯教育部次長(杉本弘之君)   今回、増額計上させていただいた教育予算全般にわたりましては、2月定例会での議員の皆様のいろんな議論でありますとか、あるいは学校現場のご意見等を踏まえまして、教育委員会として教育予算をどうしていくかということを十分考えて要求等をさせていただいております。来年度予算に当たっての覚悟ということですけれども、予算総額が限られている中でなかなか難しいところはございますけれども、今回のこういう議論等も踏まえまして、その辺については選択と集中といいますか、必要なところに必要な予算を配分していくという、そういう方針で臨んでいきたいと考えております。 134 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課主幹。 135 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   激励金の基準につきましては、彦根市スポーツ協会活動事業補助金要綱というのを定めておりまして、その中で国体、高校総体それぞれの額についても規定しております。また、必要条件についても規定しておりますので、それに基づいてスポーツ協会の支給に関しては要綱として定めているというところでございます。 136 ◯委員長上杉正敏君)   谷口委員。 137 ◯委員(谷口典隆君)   3点目のその基準以外で、例えば、オリンピックではないけれども世界大会規模のものに出場されたときには、多分その規定がなかったりするのではないかなと思うんです。そうなってくると、保健体育課の市の方の基準に立ち返ってしまってという形になるのではないかなと思うんですけど、そうではないんですか、違いますかね。 138 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課主幹。 139 ◯保健体育課主幹(小山圭映君)   国際大会につきましても基準がございますので、それに基づいて支給の方をさせていただいております。 140 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はございますか。  小川委員。 141 ◯委員(小川隆史君)   それでは、私の方から3点なんですけれども、予算書の中では145ページ、それから、主要事業の中では資料4の中の34ページ、民生委員設置事業の中で、協議会連合会の補助金を拡充されておられるんですが、この拡充された内容、それを教えていただきたいというのが、まず1点目。  それから、予算書で言うと147ページ、主要事業の資料4の中で言うと37ページなんですけれども、老人クラブ活動助成事業、これを金額の予算の妥当性を判断するためにこの状況を教えていただきたい。  それから、予算書で言うと181ページ、主要事業で言うと52ページですね。子ども・若者の支援事業、これは非常に大きな金額になっていますので、これも予算を判断するために事業の内容を教えていただきたいと思います。  よろしくお願いします。 142 ◯委員長上杉正敏君)   社会福祉課長。 143 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   今ほどご質問をいただきました、民生委員児童委員協議会連合会等への補助金の拡充ということについてでございますが、これは145ページの1つ上の活動補助金と関連しますので、よろしくお願いします。  以前、今言っていただいています連合会補助金というのは去年はゼロでございました。逆に上の民生費活動補助金が2,300万円強ありまして、この分減額をことしはしております。というのは、もうご承知のことと思いますけれども、民生委員児童委員連合会の事務局を当福祉社会課から、社会福祉協議会の方へ移させていただきました。それで今まで補助金を全部事務局から出していたんですけれども、上の活動補助金の中には民生委員個人に渡す活動交付金、連合会に渡していた連合会の活動補助金、県民生委員児童委員協議会連合会への補助金、全国民生委員児童委員協議会連合会への補助金、理事会等への補助金というのがありまして、これも事務局を移管したことで連合会へ渡す補助金を別枠にした、整理させていただいたものでございます。だから、新しく下の方の連合会補助金という形になっております。  拡充の部分ですけれども、若干、差額よりも金額が多くなっていますので、拡充させていただいたのは、うちには臨時職員として民生委員児童委員協議会のことをしていただいた方を雇用する補助金をここへ上乗せさせていただいたこと。今年度限りですけれども、初めて事務局を持っていきますので、備品等購入していただくものをここにつけ加えさせていただいたということでございます。  以上です。 144 ◯委員長上杉正敏君)   介護福祉課長。 145 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   2点目の老人クラブ活動助成事業についてご説明をさせていただきます。  こちら、主要事業の方につきましては、大きく3つの項目で上げさせていただいておりますけれども、単位老人クラブの活動補助につきましては、各集落等で組織をされております老人クラブが、その地域におきまして見守り活動ですとか、環境美化活動ですとか、そういった取り組みをしていただく際に補助金として交付させていただいていますもので、29人以下の老人クラブと30人以上の老人クラブで少し単価は違いますけれども、合わせまして95クラブに対しまして助成金を交付させていただきたいということで計上させていただいております。  なお、ことしにつきましては、今、予算のご審議をいただいているところでございますので、7月の活動から補助の対象として交付ができればと考えているところでございます。  また、老人クラブ連合会活動補助につきましては、単位老人クラブが構成します市の連合会に対して助成しておりますもので、事務局の職員の人件費に関するものでございますとか、連合会として活動される事業費に対して助成をさせていただいております。  今、単位老人クラブ、連合会ともになかなかご加入がいただけないような状況になっておりまして、昨年の本会議におきましても、市の考え方と高齢者の方の思いとミスマッチがあるのではないかというようなご指摘も頂戴しておりますので、今年度、こちらその他事務経費の中に含まれておりますけれども、高齢者の方を対象にアンケート調査を実施させていただきたいと考えております。65歳以上の高齢者の方で任意に抽出してご意見をお伺いする部分と、単位老人クラブに対して活動の実態でございますとか、市に対してのご意見等をお聞きさせていただきまして、少しでも老人クラブに加入していただける方が増えていくような形で今後検討ができればと考えております。 146 ◯委員長上杉正敏君)   子ども・若者課長。 147 ◯子ども・若者課長(多湖敏晴君)   3点目の子ども・若者支援事業でございますけれども、事業の内容としましては、子どもの貧困やニート、ひきこもり等、社会生活を円滑に営む上で困難を有する子ども・若者、その家族に寄り添うために事業を実施するというものでございます。子ども・若者総合相談センターにつきましては、39歳までの方が何でもできる相談窓口ということで、NPO法人の方へ業務を委託している経費でございます。若者サロン運営業務委託につきましては、特定の目的があるわけではございませんけれども、若者が集える場所ということで、その場を設定していただくのをNPO法人の方へ委託しているという事業でございます。  3点目の人づくり、地域づくり業務委託につきましては、彦根市社会福祉協議会の方へ委託をしている事業でございまして、私どもの方では子どもの居場所ということで、学べる場ですとか、子ども食堂などを普及拡大していこうという思いを持っておりますので、それらを広めていくためには、まずはそういう気持ちをお持ちの方を探し出すということが必要でございますので、地域に日ごろから入っていただいている社会福祉協議会の方にそういう方を探していただいて、活動、居場所づくりにつなげていただくような支援をしていただくというお仕事を委託しているものでございます。  最後の居場所づくり事業補助金につきましては、先ほど申しました子どもの居場所等ということで、学べる場、子ども食堂、フリースペースを開設していただいている団体に対しまして、経費の一部を補助するという事業でございます。当初申し上げました、子どもの貧困やニート、ひきこもりに対する目的を持った事業ということで展開をさせていただいているものでございます。  以上でございます。 148 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 149 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。  まず、1点目ですね、民生委員の協議会をまとめられたということで、それはいいことなんだと思います。ただ、社会福祉協議会の方にお願いしたからといって、もう市は関係ないよというわけではなくて、どういうふうに事業が動いて整理をしているかとか、あと、どんな事業をされてまとめられているとか、その中でもう少し工夫をする点が、市長もよく言っておられるのが、改革ですね、それを言っておられるので、改革の芽というのがないかというチェックは市の方でしっかりしていただきたいと思いますので、それだけよろしくお願いします。もうそれは結構です。  2点目、老人クラブなんですけれども、この対象になるのはあくまでもそのクラブに加入されているところ、要するに加入クラブと老人クラブに入っておられない団体ですね、その比率というのはわかったらちょっと教えてほしいんですけれども。  何でかというと、補助があるところとないところ、それがあることをどう考えておられるのか、そういうところなんですけど、それを教えていただきたいというのが2点目。  それから、3点目ですね、先ほどお答えいただいた中で、相談については聞くというのはすごく大事なんですけれども、相談を聞くというのは相手から来られて相談を聞く、その2つ目の……。 150 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員、今2問目のものについて増やしてくれているの、質問を。  小川委員。 151 ◯委員(小川隆史君)   いや、違います、ごめんなさい、3点目です。 152 ◯委員長上杉正敏君)   3点目ね、はい。  小川委員。 153 ◯委員(小川隆史君)   3点目のもう一度の質問について、子ども・若者の方に聞きたいんですけれども、この子ども・若者支援事業の中で、相談事業であるとか、それから、ニーズを探していく、要するに地域の中に参加してもらう人を民生委員とか、社会福祉協議会にかかわっている人に探していく方法というものを、探してもらいますよという説明があったと思うんです。  それから、居場所づくり事業の補助金にしても、そこに来られたことに対しての補助というのはすごくいいんですけれども、一番問題なのは、相談に来たくても来られない人であるとか、探し出す具体的な方法であるとか、それから、居場所づくりに来られない人を引っ張り出すという、そういうのがすごく大事になってくると思うんですが、そこに対して具体的に進めていこうと思っておられる内容を少しお聞かせいただきたいと思います。  以上、お願いします。 154 ◯委員長上杉正敏君)   介護福祉課長。 155 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今、ご質問をいただきました連合会に加入をしているか、していないかという部分でございますけれども、正確な比率としてはちょっと把握はできておりませんけれども、今ほど申し上げました95ほどございます単位老人クラブの中で、連合会に加入をされているクラブにつきましては、21クラブということでお聞きをしております。ただ、老人クラブは助成金をもらっておられないクラブもございますので、正確に全体の何割かと言われますと、ちょっとそこの部分は把握できていないというような状況でございます。 156 ◯委員長上杉正敏君)   子ども・若者課長。 157 ◯子ども・若者課長(多湖敏晴君)   3点目のご指摘でございますけれども、相談に来られない方への対策ということですけれども、まずは、子ども・若者総合窓口ですとか、逓信サロンについて必ず広報に載せさせていただいて、こういう活動をしていますというのを周知させていただいております。この2つの事業については、こういうものがありますよということを知っていただくために、いろんな考えられることに今後も努めていきたいと思いますし、居場所づくり事業補助金なんかについては、これは社会福祉協議会が補助金は直接出されるものでございますので、社会福祉協議会におかれましては、いろいろフードバンクとかの行事をやられていますので、そういうときに、こういう補助金がありますよというチラシをつくってお配りいただくということをされていますので、私どもとしましても、この補助金がありますよということは、また機会を捉えてPRしていきたいと考えております。 158 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 159 ◯委員(小川隆史君)   2点目の老人クラブのことで、私がお願いしたいと思っているのは、要するにクラブに入らないとか、その団体に言えないという、その部分というのは、そこに手を挙げても魅力がない、ここのクラブに入っても魅力はないというその裏返しなのかなと思っているんですよ。それをもう1つ裏返したら、このクラブが魅力のある事業とかそういうのをしておられたら加入は戻ってくるのかなと。  今の福祉を取り巻く状況の中で、例えば、サロンの事業であるとか、ほかの社会福祉協議会とかほかの福祉がやっておられる事業、それとの連携で老人クラブ連合会の方もそういう事業にも一緒に参加していくよという、そういう感覚を持っていかれるといいと思うので、先ほどアンケート調査を実施されるということなんですけれども、その項目であるとかその中にも、ほかとの連携の可能性であるとか、そういうのを探っていただくと魅力ある老人クラブになっていくのかなと思うので、否定をするわけではなくて、楽しく、彦根がわくわくするようなそういう方向にいくように引っ張っていってほしいと思うんです。だから、そういうきっかけになるような事業にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。それはもう結構です。  それから最後なんですけれども、子ども・若者の方で、広報でお知らせするというのはよくわかります。結局は一方通行なんですよね。例えば、民生委員であるとか、地域の中に入っておられる人から個人情報の関係もあるかもしれませんが、あそこに困っておられる人がいるみたいよであるとか、そこに声かけが行けるとか、そういうふうに地域の声を探しに行くという、先ほど探す方法を探していますとおっしゃっていたんですけれども、それは具体的に動いていけるようなことをするのが本当の福祉なのかなと思うので、今までとはだんだん変わってきていると思うんですよ、社会がね。だから、それに対応するような動きをとっていただくように、そのエッセンスも加えた事業としてしていけると、先ほど言いましたように、彦根がすごく楽しい、おもしろい都市になっていくと思うので、その点よろしくお願いしたいと、これはちょっとお願いをしておきますので、よろしくお願いします。結構です。 160 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  辻委員。 161 ◯委員(辻 真理子さん)   予算書の方は323ページの彦根城博物館管理運営事業というところでございますが、この中で、一度暫定予算になって4カ月分で削られた事業が実際には戻ったのか、そして、資料13-1でどうしても復活しなかったと書かれているのが、12ページの一番下の方にあります、企画展と特別展というのは中止したと書いていますので、博物館にお勤めになっている方や一般の方から選挙のときにいろいろご意見がありまして、一体どうなるんだと、今後、博物館は前の事業は削っていくのかみたいなご意見が多かったので、最終的にはどれが削られたのか、私にはちょっとわかりにくいところがありますので、それについてお答えいただきたいと思います。  それから、319ページの中ほどの下の方に、地区公民館の管理運営事業というところがございまして、指定管理をされている公民館が2つあるわけですが、この片一方にかかわっていらっしゃる方からも、選挙後でしたが、非常に抗議がございまして、実習事業というのをせっかく懸命に努力して育ってきたものの予算を切るのであれば私たちはこの事業はやめるぞというようなすごい抗議がありまして、実際は、私の中ではそれは復活したのかどうかを確かめたいと思うんですが、この2点についてお尋ねいたします。 162 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城博物館学芸史料課長。 163 ◯彦根城博物館学芸史料課長(渡辺恒一君)   ただいまの辻議員のご質問なんですけれども、博物館の事業で削ったものというのは、先ほど議員は323ページの管理運営事業のうちということでおっしゃいましたけれども、正確には325ページの彦根城博物館学芸史料業務というこのうちの事業となります。  削りました事業につきましては、事業費比較一覧の中でもございます、博物館企画展開催事業と博物館特別展開催事業、この2つの事業ということになります。  以上です。 164 ◯委員長上杉正敏君)   生涯学習課長。 165 ◯生涯学習課長(山岸将郎君)   ただいまの319ページの公民館の自主事業の関係ですけれども、今、委員がおっしゃられました稲枝地区と中地区に関しましては、指定管理でございまして、自主事業については削減しておりません。契約を4年間しておりますので、自主事業は削減していません。削減したのは直営館の方でございます。 166 ◯委員長上杉正敏君)   辻委員。 167 ◯委員(辻 真理子さん)   博物館の方ですけど、項目が違ったということで、削ったものの中にはやっぱり能楽というのは削られていると納得してよろしいんですかね。そして、ここの資料13-1では「大名と茶壷」という特別展を中止したと、この2点ははっきり中止したということは、私の方にお尋ねになった方にもお伝えしなければいけないので、もう一回ご答弁いただきたいと思います。  それから、中地区公民館と稲枝地区公民館の自主事業ですけど、私は片一方の公民館の方から聞いたんですが、ここは直営のところではなく指定管理のところの方に伺ったわけなんですが、その指定管理をやっておられる方のお仕事を一緒にやっていらっしゃる方で、自主事業に対する予算は削られたという抗議だったんですけど、今の話とちょっと合わないんです。本当に直営だけの方を削ったのか、もう一遍お願いしたいと思うんですが。 168 ◯委員長上杉正敏君)   彦根城博物館管理課長。 169 ◯彦根城博物館管理課長(山本明彦君)   先ほど学芸史料課長の方がご説明申し上げました、学芸史料業務のうちの特別展の開催事業、企画展の開催事業は削っておりますが、委員お尋ねいただきました能に関する事業、彦根城能等開催事業というのは管理運営事業の中に含まれておりまして、これについては2月に上程しました予算から変更なく本予算でも計上しているところでございます。 170 ◯委員長上杉正敏君)   生涯学習課長。 171 ◯生涯学習課長(山岸将郎君)   先ほどお答えしたとおりでございまして、指定管理の中地区と稲枝地区に関しては、今年度までが指定管理の期間でございますので、削減しようにも削減できませんので、これは削減しておりません。おそらく直営館が削減されたのを知られておられますので、そういったことが指定管理館にまで及ぶようであればやってられないということを言われたのではないのかなと想定します。 172 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  角井委員。 173 ◯委員(角井英明君)   3つお願いします。  1つ目、小一すこやか支援事業についてです。予算書の283ページで主要事業の93ページです。  この事業の狙いは、小学校1年生がスムーズに学校生活になじめるように支援員を9月末まで配置するとあります。でも今までは、2学期の末までやっていたそうです。子どもたちの現状とか学校の現状を考えての2学期末までだったと思うんですけれども、短くした理由を教えてください。  2つ目です。予算書と主要事業で見つけることができなかったんですけど、先ほど谷口委員が言われた、用務員のフルタイム化の下にあるんですけど、事業見直し一覧表の16ページです。小学校と中学校の児童用の机と椅子のお金が400万円から230万円になっています。この予算額で小学校17校、中学校7校分が賄えるのか教えてください。  3つ目ですけど、これはどこを見てもわからなかったので、ちょっと僕が間違っているかもわからないんですけど、こういう声を聞いたので伺います。  在宅介護へのおむつの支給が7,000円から5,000円になって困っているという声を聞きました。今まで支給を受けていた要支援1、2と要介護2までが廃止になったと聞いています。ヘルパーも大変困っていて、何とかしてほしいということを言っておられます。わかれば詳しい中身を教えてください。 174 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 175 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   1点目のご質問の小一すこやかについて回答させていただきます。  小一すこやか支援員については、教育長のご回答もありましたように、大切な支援員だという認識はしております。ただ、この中の子どもの育ちの面とか学級担任としての学級経営の面とかそういうことを考えまして、最終的には当然、学級担任が子どもたちの育ちをしっかり見ていかなければならないということを考えますと、1学期と、あと夏休みを終えて少しやっぱり子どもたちが家庭に帰りますので、それからまた学校に来まして、運動会で子どもたちが成長したそのあたりを一旦めどとして支援員の配置をそこまでとさせていただきたいという思いもございまして、9月末日ということでさせていただきます。よろしくお願いします。 176 ◯委員長上杉正敏君)   教育総務課長。 177 ◯教育総務課長(杉本弘之君)   それでは、小中学校の机と椅子の関係のお答えをさせていただきます。  小学校は予算書で言いますと289ページの小学校一般管理経費の中に入っております。この予算で足りるのかというところですけれども、予算的には机で言いますと130、椅子についても同様でございます。今のは小学校です。それから、中学校が机、椅子とも60、予算要求をさせていただいております。平成30年度の予算書で言いますと、小学校が机、椅子とも約180、それから、中学校が120程度予算措置されておりますけれども、これまでの実績から申しましても十分賄える予算額と考えております。 178 ◯委員長上杉正敏君)   介護福祉課長。 179 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   ただいま、在宅介護のおむつの事業につきましてご質問をいただきましたけれども、おむつの事業につきましては、介護保険事業の特別会計で実施をしている事業でございまして、ただいまご審議いただいております一般会計の予算の中には含まれておりませんので、ご了承の方、お願いしたいと思います。 180 ◯委員長上杉正敏君)   角井委員。 181 ◯委員(角井英明君)   わかりました。  1つ目のすこやか支援事業なんですけど、けさラジオで聞いていたら、睡眠の世界的な研究者が、自分は小学校1、2年生のときに先生の話をあんまり聞いていなくて、すぐ動き回ったり、友達とおしゃべりをしていたということを言っていて、先生に廊下に立たされて友達とずっと立っているけど、そこからまた自分だけ外へ行ったという話をされていて、それで言ってたのは、先生が自分のことを決めつけることなく、ちょっと余裕を持って見てくれたということを言っていて、この支援員がいることによって、担任の先生も余裕を持って子どもたちを見ることができるから、これはすごくいい事業だと思うので、ぜひ、もっと財政があればですけど、延ばしていってほしいなと思いました。  以上です。 182 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  長崎委員。 183 ◯委員(長崎任男君)   小学校体育連盟の水泳の記録会や陸上の記録会が去年まであったものが、今年度は早々に中止が決定されているんですけれども、予算書の283ページの県小学校体育連盟の事業で、連盟の負担金で3万4,000円とあるんですけれども、この3万4,000円に減らされた根拠をまず教えていただきたいのと、あと、現場からどんな声があって3万4,000円になったのかということをお示しください。  あと、次、予算書の279ページでございます。  今申しました小学校体育連盟や陸上記録会がなくなった理由としましては、現場の教師の負担がかなり大きいからというように原課で私自身お聞きしたんですが、という中で、279ページの情操教育推進委託料というところではないかなと思うんですけど、小学校の音楽会とかもそういったいろんなところに学校として出かけることがあると思うんですが、そういったことに関しては現場の教師の方から、体育のことに関してはクレームといいますか、何とかしてほしいという話は出るんですけれども、音楽会に連れて行ったりするのは全然問題がないのかということが聞きたいです。  それを双方2つ合わせて、やはり運動が得意な子がそういったところで活躍して、彦根市内全体で一生懸命活躍したいと思っておられる子もいるでしょうし、音楽の得意な子はやっぱりそういう音楽会とか、そういったところでそういうようなことを発揮したいと思うんですけれども、そういったところを含めて、教育委員会としては予算の配分の仕方というのはどうお考えですか、これまとめて3つお願いします。
    184 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課長。 185 ◯保健体育課長(山内徹好君)   まず、小学校体育連盟の負担金の件ですが、この3万4,000円につきましては、県への小学校体育連盟の負担金となっておりますので、根拠としては2,000円掛ける17校の分でございます。  委員ご指摘の陸上競技会等の廃止につきましては、経緯としましては、陸上競技場の廃止に伴いまして、平成28年度ごろより市の小学校体育連盟の方でずっと話し合いが持たれました。そういった経緯の中で、一堂に会することができないであるとか、先ほど議員ご指摘の教員の負担増というのも理由の一つではございますけれども、昨年度分散でされた課題点等を整理されまして、今年度廃止を決定したという経緯がございます。 186 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 187 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   ちょっと反問になるのかよくわかりませんが、これは予算のご質問としてお答えさせていただくということでよかったんでしょうか。 188 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 189 ◯委員(長崎任男君)   聞き間違えていたら申しわけないんですけれども、情操教育推進委託料264万1,000円のところは、市の音楽会とかそういうことの予算だと私は先ほどの説明で受けたもんですから、それはそれでついているんですけれども、そういったことは現場の教師とか学校サイドから、陸上記録会や水泳記録会は連れて行くのは非常に大変やと言うけど、音楽会は全然いいんですかという、そういう意見は出てないんですかということをまず聞きたいんです。 190 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 191 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   質問の意味がわからなくて大変申しわけなかったです。  情操教育に関しまして、音楽会とか美術展とかそういうものにつきましては、学校から特に負担というようなお声は聞いておりません。 192 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 193 ◯委員(長崎任男君)   陸上記録会とか、別に恨みを持って言ってるのではないんですよ、これだけ本当に言っておきますからね、しつこく。そこで、学校から連れて行かないといけないとか、子どもたちをいろんなところに、例えば、昔だったら陸上競技場、去年だったら城南小学校とか、稲枝の小学校とか、そういうところに連れて行かないといけない、バスを利用して行かないといけない、そういったことが非常に教師の負担になるという話の中から小学校の水泳記録会とか陸上記録会は中止になった。ただ、スポーツを得意とする子どもたちとしては、すごいそれを楽しみにしていたのがなくなった。音楽を得意とする音楽会の方は何の問題もなくそれは開催されようとしている、そこはなぜ同じ学校の教師として意見が出なかったんですか、それは教育委員会としては、出なかったとするならばですよ、教育委員会としては音楽が得意な子やスポーツが得意な子、同じようにやっぱりそういった発表の場というのを持ってあげたいというようにはお考えにならないんですか。 194 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課長。 195 ◯保健体育課長(山内徹好君)   私の説明で足らない部分がございまして、まず、昨年度、分散開催でないと場所的な問題と、あるいは用具などの問題等もございまして、昨年度分散開催を決定されたんですが、そこでの負担というのは開催したその場所だけに限らず、残った学校、いわゆるあれは小学校5年生、6年生が行うものですので、残った方にも学校の負担がかかる。また、それに加えて前日の準備も分散開催によって、今まで行っていた一堂に会して、いわゆる陸上競技場だけで行っていた準備等の負担とは比べものにならないような負担がわかってきたと、整理されてきたということもございまして、廃止というか、今年度については中止を小学校体育連盟の方で決められました。  片や、情操教育の部分につきましては、そのような運営上の負担、残っている方とか、あるいは行っている方等の負担はずっと今までと変わりがございませんので、そのまま継続されていると考えております。 196 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 197 ◯委員(長崎任男君)   ちょっと予算のつけ方といいますか、そういったところとしてお聞きしたいんですけれども、何度も言うとおり、スポーツの得意な子が活躍したいと思った場所は奪って、音楽や絵が得意な子、そういった子どもたちの努力の成果だとか、得意なところを発揮する場面は残している、それで教育としてみんな公平という考えでよろしいんですか。 198 ◯委員長上杉正敏君)   保健体育課長。 199 ◯保健体育課長(山内徹好君)   そこの部分につきましては、今、小学校体育連盟の方で今年度廃止に伴って、いわゆる運動が得意な子が活躍する場が一定ちょっと昨年度とは違った形になったということを踏まえまして、例えば、記録は残すというような形で小学校体育連盟の方で何とか生徒たちの活躍の場を残してやりたいなという方向で今検討されていると聞いておりますので、そこはまた小学校体育連盟の方でお考えいただいていると考えております。 200 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 201 ◯委員(獅山向洋君)   いただいた予算の資料をよく読めばわかると思うんですが、ちょっと私なかなかよくわからんもので、まず、教育関係の予算についてお尋ねしたいんですけれども、平成31年度については、平成30年度と比較してこれぐらい見直ししましたよというのが出ていたわけなんですけど、今回の令和元年の予算についても平成30年度予算と比較して、差し引きこの程度まで減っていますとか、あるいは平成31年度に比べれば、これぐらい回復というかな、増額しましたよとか、こういう端的な数字をひとつ教えていただきたいと思います。  それから、もう1つは、金亀公園の連絡橋のことなんですが、これがちょっと関係がよくわからんのですが、これは予算書の259ページに2億円という金額が出ていて、その上で同じ予算書の19ページの債務負担行為のところにも、金亀公園連絡橋整備負担金で2億円と出ているんですよ。予算書の債務負担行為で言うと、2年にわたって負担額を払うかのようにも読めるし、259ページを読むと単年度、令和元年度で2億円を払ってしまうようにも見えるので、この辺の説明をしてもらいたいと思うんです。 202 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員、これは市民産業建設常任委員会の分、土木費、債務負担行為の。  獅山委員。 203 ◯委員(獅山向洋君)   そうか、これもう済んだわけやな、はい、結構です。  それから、もう1つあるんです。市民体育センターの関係なんですけど、これも一応債務負担行為なり、いろいろと書いてあるわけですが、結局幾つもあるので、時間的な経過でどんなふうにお金が使われていくのかという、そういうスケジュールなり日程がよくわからんのですよ。先ほどのご質問の中でも、実施設計をまだやっておられるような感じも受けたわけですけれども、実施設計はまだできていなかったんですかね。できていたはずだと私は思っているんですが、それはそれとして、金額的な関係で一体いつ、どこでどういう金が出されていくのか、そのスケジュールだけでも教えておいてもらいたいと思います。 204 ◯委員長上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 205 ◯新市民体育センター整備推進室長(荒木城康君)   まず、実施設計が終わっているのかというご質問でございますが、実施設計は終わっております。私の説明の仕方が悪かったのかと思いますが、実施設計に基づいて、現在、実施に向けての設計といいますか、入札のための、積算等のための設計のチェックでありますとか、そういった作業を行っている、それの精査を行っているということですので、実施設計ができましても、発注の際にはその設計を見ながら、やはりツールの拾い出しでありますとか、再度チェックをしながら進めますので、そういった意味での精査ということでございますので、基本実施設計につきましては、でき上がったものについて進めているということでございます。  それと、債務負担行為の流れでございますが、いずれにしましても3つございますが、これにつきましては、現年度予算に計上しております部分が3つございまして、それが建設工事によりますと27億6,400万円、それにまず、建設工事につきましては一番下になりますが、19ページの41億4,600万円がございます。これを合わせますと、69億1,000万円になります。これにつきましては、先ほど言いました設計をまとめまして、これから入札の段取りをするわけなんですけれども、これによりまして契約をいたします。そうしまして、契約がいただけましたら、この金額に見合うような形で工事を進めていくわけになるんですけれども、建設工事につきましては、まず一番に言いました27億6,400万円、当初予算に計上している分、これは平成31年度に前払金として執行いたします。  続きまして、残りの41億4,600万円でございますが、これにつきましては、契約に基づいた残りの額を令和2年度と令和3年度にわたりまして、執行した分によりまして支出をしていくということでございまして、債務負担行為をお認めいただけましたら、来年度以降の支払いという形で、令和2年度につきましては、今の41億4,600万円のうちの出来高払いの予定では38億1,432万円、これは55.2%を見込んでおりますが、支払いまして、工事が完成するのが令和3年度を見込んでおりまして、残りの3億3,168万円で完了払いという形で執行する形でございます。  同じように工事管理委託業務、これはこの建設工事に伴います工事の管理委託業務でございますが、これも同じように当初予算で今年度執行して、3年度分の契約をして次年度、令和3年度という形で支払いをしていくという形になります。  また、管理運営支援業務の委託につきましても、これも令和元年度に695万2,000円を執行いたしまして、全体で1,543万3,000円の予算の中で契約して、残りの848万1,000円につきましては、今言いましたように、ちょっと内訳は省きますが、令和2年度、令和3年度で支払いを進めていくという、そういった形になります。 206 ◯委員長上杉正敏君)   教育部次長。 207 ◯教育部次長(杉本弘之君)   それでは、教育委員会の予算がどれだけ平成30年度と増減したかというところのご質問にお答えをさせていただきます。  この見直し一覧に上がっております教育委員会の当初の予算で言いますと、平成30年度と比較をいたしまして、減額が1億4,384万9,000円でございました。今回の増額計上させていただいた額が5,842万6,000円ということで、差し引きをいたしますと8,542万3,000円の平成30年度と比較しての減額ということになります。  以上でございます。 208 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 209 ◯委員(獅山向洋君)   もう一回数字だけ言い直してもらえませんか。 210 ◯委員長上杉正敏君)   教育部次長。 211 ◯教育部次長(杉本弘之君)   当初、見直し一覧に上がっております事業で申しますと、減額分が1億4,384万9,000円でございました。今回、増額をさせていただいている部分が5,842万6,000円でございます。これを差し引きいたしますと、マイナスの8,542万3,000円ということになります。 212 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  辻委員。 213 ◯委員(辻 真理子さん)   病院への繰出金について1点だけお伺いしたいと思います。  予算書は208ページで、主要事業の説明書の方は21ページでございます。  主要事業の説明書の方に病院事業会計に対して企業債、元利償還金や救急医療、高度医療分研究研修などの繰り出しを行うほか、国が認めている基準であるリハビリ病院、院内保育所運営および医師確保対策分の繰り出しを行うと説明が書いております。この12億7,593万2,000円は基準内繰り入れとして、指定を受けて国の方から彦根市に送られてくる金額だと理解いたします。  この間、物件費でいろいろ言いましたところに書いてあります、資料2の4ページの繰出金というところがあるんですが、6で繰出金というところがありまして、そこが平成30年度に比べまして、繰出金が全体で4億891万2,000円、特別会計とかに出しているお金が少なくなりましたというご報告がありまして、これは実は病院への繰出金が減ったんですと、市単独のですね。こういうような説明がありましたので、病院は頑張っていただいたんだなと理解いたしましたが、12億7,593万2,000円が基準内繰り入れなのか、この中には市単独のものは入っていないのか、12億円というのはそっくり国の方から来るお金で賄えるものなのかを確かめたいと思います。 214 ◯委員長上杉正敏君)   財政課長。 215 ◯財政課長北村典彦君)   ご質問をいただきました、病院への繰出金につきましては、今回の予算につきましては、全て基準内の繰出金でございます。当初、平成28年、平成29年、平成30年につきましては、病院が新改革プランに取り組むということで、新たに基準外として支援をした分がございました。それが平成30年度で終わりましたので、その差額で今回繰出金のマイナス3億円近くが減額となったものでございます。 216 ◯委員長上杉正敏君)   辻委員。 217 ◯委員(辻 真理子さん)   ありがとうございました。非常に頑張っていただいた結果、彦根市からの独自の繰出金がもうなくなったということを認識しまして、ありがたかったと思います。  今いろいろ削減することばかりなんですが、そういう中で頑張っていただいたことがわかりましたので、ありがとうございました。 218 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  北川委員。 219 ◯委員(北川元気君)   たくさんありますので、飛ばしていきたいと思います。  主要事業の101ページで小学校給食の公金化事業で、これは前々からずっと公金化にすべきだということを主張していまして、ようやく来年度からいけるということなんですけど、これは何でシステムの改修を行うのと、システムの導入を行うので、しかも令和6年度までという予算がここに計上されているんですけど、ちょっと簡単でいいので、ご説明いただきたいと思います。  それから、主要事業の93ページの方で、スクールソーシャルワーカー活用事業ということで、これもスクールソーシャルワーカースーパーバイザーという言葉が出てきているんですけど、ちょっと僕もインターネットで調べたら、要するにスクールソーシャルワーカーの業務もやるし、スクールソーシャルワーカーを育てていくようなこともやるしみたいな、そういう意味のスーパーバイザーなのかなという認識なんですけど、彦根市でのスーパーバイザーをどう考えておられるのかというのを、ちょっとお知恵をいただければと思います。  それから、92ページの特別支援教育支援員配置事業で、特別支援教育支援員が32名と医療的ケアの支援員が1名ということで見込んでいただいているんですけど、これは、そもそも対象となる児童・生徒の数を教えていただけますでしょうか。  以上です。 220 ◯委員長上杉正敏君)   学校給食センター所長。 221 ◯学校給食センター所長(小島久喜君)   1点目の給食の公金化でございますが、令和2年度から小学校で事務をしておりました給食に係る事務を、市の公会計化ということで市の方でその処理を行うんですが、そのための準備といたしまして、2つ市の方のシステム改修を考えております。  1点目につきましては、給食費の徴収システムでございます。これにつきましては、今年度、単年度で現在の基幹システムの中に新たに小学校給食分に係ります給食費の徴収管理のためのシステムを構築して、令和2年度から運用していきたいと考えております。  もう1点といたしましては、債務負担行為で今回予算計上しておりますけれども、給食管理システムにつきまして導入を考えております。これにつきましては、給食17校分の食材の発注管理、または献立の作成管理等々を一手に市の方で行うためのものでございまして、工事期間につきましては今年度で行うことを考えておりまして、残りの期間につきましては、それをシステムとして運用していくための経費として期間を見ておりますので、システムの構築としては今年度構築していくというように考えております。  以上です。 222 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 223 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   委員からご質問があった2つ目のスクールソーシャルワーカーとスーパーバイザーについてお答えいたします。  スクールソーシャルワーカーは、福祉的な視点を入れて学校のいろいろな問題を解決するということでお願いしているものでございます。スーパーバイザーにつきましては、学校の職員に対してそういう視点から指導をしていただくというところで派遣をしております。  続いて、3点目についてお答えします。  対象の児童・生徒数ということをお聞きされましたけれども、特別支援教育支援員につきましては、特別支援学級の児童・生徒だけを対象にしているものではございませんので、今実際に何名だというご質問がありましたけれども、それに対してちょっとお答えはしかねるということでご理解の方よろしくお願いいたします。 224 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 225 ◯委員(北川元気君)   公金化についてはわかりました。今年度両方とも、要するに給食費を徴収する分の改修は来年度できますよと。発注とか給食の献立とか、要するに出ていく方とか、そういうところの改修というのがこれから令和6年までかけて、来年度にはできるんだけれども、引き続きやっていきますよということだったので理解しました。わかりました。  スクールソーシャルワーカーのスーパーバイザーという方についてですけど、これは何が聞きたいかというと、スクールソーシャルワーカー自体も足りないと、スクールソーシャルワーカーのスーパーバイザーにお越しいただくことによって、そういう人たちの研修とかが効率的になって、人材不足みたいなのが解消されていこうという考えがあってとか、そういうことがこの予算でわかるのかと思って、ちょっとふと疑問に思ったので、その辺のお考えがあれば教えてください。  あと、特別支援教育支援員の方は発達障害を含む障害のある生徒・児童だけとかかわっているわけではないので、という今お答えでしたけど、要するに発達障害を含む障害のある生徒・児童が何人ぐらいいらっしゃって、この人数で、例えば何対何とかよくあるではないですか、そういう基準というのがあれば教えてください。ごめんなさい、質問がわかりにくくて。 226 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 227 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   まず、1点目のご質問についてでございますけれども、スクールソーシャルワーカーは社会福祉士の資格ですので、教育委員会がどうこうできるものではございません。だから、そういう視点をしっかり持って子どもたちのいろんな課題に対して解決に向かうようにご指導いただいているというところがスーパーバイザーの仕事内容でございます。  あと、次の2点目のご質問についてなんですけれども、先ほどの私の回答が不十分で大変申しわけございません。特別な支援が必要なお子さんのうち、特に重たいお子さんで保護者の理解が得られている場合に特別支援学級に在籍をするということでございます。通常学級にも特別な支援なり、特別な配慮を必要とする児童・生徒はいますので、そういう子どもに対しても対応いたしますので、人数については申しわけないけどお答えできませんということで回答はさせていただきました。  ちなみに、特別支援学級の在籍児童についてのもしご質問でありましたら、それについてはお答えすることは可能だと思っております。 228 ◯委員長上杉正敏君)   学校給食センター所長。 229 ◯学校給食センター所長(小島久喜君)   1点、補足させていただきたいと思います。  2つシステムを申しまして、給食管理システムの方ですね、給食費ではない方のシステムのご説明ですけれども、今年度にそのシステムを導入するための作業を行いまして、予算自体は来年度以降もそれをリースで運用していきますので、そのための5年間の経費というところでございます。  以上です。 230 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 231 ◯委員(北川元気君)   資料13の事業見直しのところで、事業見直しのうちの17ページのいじめ等問題行動対策総合事業で、これは事業見直しで大分予算を削られてしまっているんですね。この中で外部専門家、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、弁護士等の訪問回数を見直したということで、今後の対応策の部分でもソーシャルワーカー、スクールカウンセラーといった専門性の高い人材を効果的に活用できるように適切にコーディネートを行うということが書かれてあります。なので、さっきの質問につながってくるわけなんですけど、ごめんなさい、僕の質問がわかりにくくて。スーパーバイザーという方が来られることによって、こういうことが、訪問回数が増えたりとか、そういうことができるのかなと読み取ったんですけど、間違っていたら訂正してください。 232 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 233 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   いじめ等問題行動対策事業に書かれております、スクールカウンセラーとかスクールソーシャルワーカーにつきましては、さざなみ学園の派遣事業も使いまして、昨年度と同等の時間数は確保しておりますので、それで対応させていただきます。 234 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 235 ◯委員(北川元気君)   さざなみ学園のと本会議でも答弁ありましたけど、僕はよくわからないので、詳しく教えてください。要するに予算を削られたことによって、いじめ問題がちゃんと対応できるのかというのは、これまでもずっと福祉病院教育常任委員会の方でも議論になってきましたよね。ただ、今回これだけ予算が削られていますよね。教育長も方針で、いじめの対策については万全にしていくという形の答弁をされていますよね。そういった背景がある中で、いじめについて大丈夫なのかなという不安を持っているので質問させていただいているんですが、さざなみ学園のものを使って、前年度よりも予算は下がったけれども、同じことができるんだということをおっしゃるので、その中身をちょっと詳しく教えていただけますか。 236 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 237 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   前々からご心配をいただいていて、大変本当に申しわけないところでございますけれども、まず、さざなみ学園につきましては、鳥居本養護学校のところにある学園でして、そこに多くの臨床心理士がおられまして、前々から彦根市はいろんなところでお世話になっているところでございます。そこで、そういう専門家の方ですので、そういう方にもご協力をいただいて、一部対応いただきたいという話をして、ご理解いただいているものでございます。  また、いじめ問題につきましては、2月定例会でも答弁がありましたように、指導主事を1名増やして対応させていただきたいということで話もさせていただいているところでございます。さらには、いじめは確かに先生方の負担になっていくんですけれども、未然防止と早期発見と早期対応、やはり早く見つけて、未然防止が当然一番でございます。関係性の問題でございますので、当然、早く見つけて早く対応すれば、そういう部分は負担は少ないということで、今、冷やかしとかからかいとか、そういう軽微なものもいじめとしてとらえて、早期に対応していくというところで取り組んでいるところでございます。  そういうところを踏まえて、この予算でやっていけると判断をしましたので、この予算を計上させていただいているところでございます。 238 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 239 ◯委員(北川元気君)   主要事業の91ページの学力向上推進のところで、前々から学生チューターという言葉が使われていまして、市内の大学生の方々にボランティアに来てもらう系のものが、学力向上だけではなくて、ほかにもいろんなところで大学生にボランティアで来てもらうみたいな予算もあったりするんですけど、これは前々から思っていたんですけど、大学生の皆さんはそんなに暇ではないというか、忙しくてお金もそんなにないんですよ。東京オリンピックの学生ボランティアのときにも問題になりましたけど、多くの学生の皆さんは、やっぱりバイトとかもしながら経済的に結構大変な中でやっておられる方が多いんですね。そういった中で行政自体が、大学生のボランティアを当たり前のように、そこに依存していくかのような方針というのが増えてきているような気がしていて、僕は。  確かに彦根市は大学生が多いですから、そういったところを見込んでおられるのはよくわかるんですけど、大学生の立場からすると、何かボランティアと言ったら何でもありかよという意見をお持ちの方もいらっしゃいますので、ちょっとその辺のお考えについて、ここは予算常任委員会ですので、学生チューターというのを一つ例にして質問させていただきたいと思うんですけど、その点をお願いいたします。  それから、主要事業の90ページの教科等指導充実授業で、これは令和2年度に小学校で使用する教科書が全面的に改訂されるため、それに先立ち市内小学校に全科目の指導書を整備するということは、これは指導書の話です。指導書が変わる、整備されるのでということで、要する道徳の教科書と、それから指導書の予算とこれを分けて数字を出して教えていただきたいと思います。 240 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課長。 241 ◯学校教育課長(國友孝浩君)   まず、1点目のご質問についてお答えいたします。  教員を目指す学生について、やはり教育現場を知るということは非常にプラスになることですし、最終的にそれによってさらに教員になりたいと思う学生もあろうかと思いますし、逆に実際に教育現場を見て残念ながらという進路変更もあるかもしれません。けど、教育というのは非常に志をしっかり持っていただいてやっていただかなければならないものでございますので、やはりそういう体験はできるだけ積極的に行っていただきたいと思っております。  あと、今年度予算で謝金を廃止したということで、2月定例会の際にも獅山議員の方からご質問があったと私も承っておりますけれども、実際に市内の大学なり、滋賀大学の方には係の者が出向きまして、現状と、大変申しわけないけどこのようになりましたという説明もして、さらには各学校に学生が来ました折には、申しわけないけど謝金についてはないんだと、それでもしてくれるかと確認をとって、実際に募集を受け付けるという方法をとっておりますので、いろんな学生がおられると思いますけれども、納得してチューターの事業に参加していただいていると考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 242 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課主幹。
    243 ◯学校教育課主幹(宮崎良雄君)   教科用指導図書の件ですけれども、今年度採択の事業を行っております。教科書が全面に変わりまして、教科書会社、中身も変わりますので、来年度から使う教科書につきまして、その教科書に合った指導書、教員が持つものですけれども、それも全面的に中身が変わりますので、来年度当初から使えるようにということで、今年度予算計上をさせてもらっております。額としましては、教師用指導書小学校ということで1,776万5,281円が小学校、令和2年度用の全科の費用となっております。  あわせて、外国語が来年度から始まりますので、外国語用の指導書が116万1,270円でございます。道徳との区別をとおっしゃったと思うのですが、中学校用の道徳の指導書が40万1,760円でございます。ただ、これにつきましては、今年度から道徳が始まっておりますので、前年度に63万円道徳用の指導書としていただいておりますので、合わせてという形になるかと思います。 244 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 245 ◯委員(北川元気君)   それだったら、この事業内容の書き方が余りにも不親切なように感じるので、もうちょっとわかりやすいように書いていただきたいんですね。  周りの先生から聞いたんですけど、教員の指導用の教科書、指導書というのがものすごくばか高いといううわさを聞いたんですけど、今1,776万円とか、英語については116万円ぐらいということありましたけど、1冊の単価がわかれば教えてください。  もう一個、学生ボランティアの方のことで、何か今、学生がこのボランティアをすることで教員になるか、ならんかの将来を選択するいいチャンスだみたいなことをおっしゃったんですけど、僕が言っている趣旨はちょっと違っていまして、あんまり大学生に行政が大学生ありきで、ボランティアありきでただでやってもらえるという、そこに依存していくような方向は余りよくないのではないかという、そういう意見でありますので、この事業自体に反対したりすることではないんですけど、意見として申し上げておきたいと思いますので、今後よろしくお願いします。 246 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課主幹。 247 ◯学校教育課主幹(宮崎良雄君)   単価なんですが、小学校の指導書につきましては、まだ実際に販売されておりませんので、価格が決まっておりません。ただ、前回、現在使っております平成27年度の指導書でいきますと、例えば、国語の学習指導書となりますと、小学校1年生で1セット2万7,000円、税込みという形になっております。 248 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 249 ◯委員(北川元気君)   では、この1,776万円とか116万円という積算の根拠は平成27年の教科書の決算の積み上げでつくられたということですか。 250 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課主幹。 251 ◯学校教育課主幹(宮崎良雄君)   その前が平成23年度だったんですけれども、平成23年度から平成27年度に変わったときに定価ベースで1.15倍になっておりました。そこで今回、消費税が10%に上がるということも踏まえまして、平成27年度から1.15倍になるというように考えて積算をさせていただきました。 252 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 253 ◯委員(北川元気君)   それはそう聞いておくとして、1セット2万7,000円とおっしゃいましたけど、このセットの中身はどういうセットなんですか、各教科の指導書がついているのか、中身をちょっとお願いします。 254 ◯委員長上杉正敏君)   学校教育課主幹。 255 ◯学校教育課主幹(宮崎良雄君)   中身ですけれども、小学校1年生の国語でいきますと、上下に分かれておりますので2種類、そして、音読、朗読および話す、聞く、音声資料ということでCDがそこについている、合わせて2万7,000円ということです。 256 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 257 ◯委員(北川元気君)   これは道徳だけの話ですか。    (「国語」と呼ぶ者あり) 258 ◯委員(北川元気君)   国語。  何かすごいわかりにくいんですよね、いろんな教科があって、いろんな教科の中には指導書とかいろいろセットがあって、この主要事業の説明だとそれがわからないので、こういう無駄な時間をとることになるんですけど、もうちょっと詳しく説明をしていただけるように、今後お願いしたいと思うんです。もうこれぐらいにしておきます。 259 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑ありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 260 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市一般会計予算のうち、福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算に対する質疑はこれにて終了します。  以上をもちまして、本委員会に付託されました議案に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。                                 午後3時36分休憩                                 午後4時02分再開 261 ◯委員長上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまから、議案第71号に対する討論を行います。  なお、討論に当たりましては、冒頭に議案に対する賛成・反対の立場を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。  獅山委員。 262 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、議案第71号の反対討論を行います。  まず、既に平成31年度当初予算案については否決されたわけで、それに対して今回、令和元年度の予算案が出たわけです。ですから、少なくとも否決されたんですから、2回も否決されんようにということで提案されただろうと思うわけですが、実際はあんまり内容は変わっていないということを申し上げておきたいと思います。  それは、平成31年度の予算案では、例えば花火大会はやめてしまうとか、やめてしまうではない中断でしたね。あるいは総おどりはやめるとか、言うならば彦根の歴史とか伝統とか、あるいは教育についても大幅に削減したとか、いろいろな事情があって否決されたわけですが、その中に新市民体育センターの問題とかそういうものが埋もれてしまって否決されたと、こういう関係にあるわけです。今回、かなり修正されたかもしれませんけれども、しかし、修正の度合いというものは、いわゆる市長特別枠はほとんどそのまま残っておりますし、また、大きな事業についてはそのままと。結局、目ぼしいものというか、目立ったものについてだけ、特に象徴的な花火とか、そういうものについてだけは予算を復活させたということなんです。  今日も質問いたしましたけれども、教育費の関係の予算でも随分戻したかのようにおっしゃっていますけれども、実際は4割ぐらいはやっぱり戻したと言っても、前年度に比べれば6割程度になってしまっているわけでして、そういう意味で骨格は全然変わっていないという認識を持ってもらう必要があるのではないかと思います。  それともう1点は、やっぱり我々は議員として未来というか将来が現在を規定するものだということを考えなければいけないと思います。特に中期財政計画というのは、当然、皆さんごらんになっていると思いますけれども、令和元年から令和5年、特に令和5年には、もし全然取り組みというか対応しない場合には、ここに書いていますね、財源不足への取り組みを実施しなかった場合の収支見通しの推移ということで、何と令和5年度には79億円の累積赤字になるわけなんですよ。そのために今後、毎年のように20億円か30億円、いろいろと収支バランスをとるようにやっていかなければいけないと、こういうふうになっているわけですが、現に平成31年度のこの予算のときでさえ、11億7,000万円ですか、87事業を削減したり見直したりしたと。この11億円そこそこで大騒ぎになったわけなんですよね、それで否決された。  今後は毎年のように20億円から30億円削っていかないと、こういう状況にあるわけでして、そういうような状況のもとで本年度のこの予算というものを考えたとき、こんなことでいいのかいというのが普通の考えでしょう。ところが、大久保市長はどうもそういう考え方がないようで、これから5年間どんなふうにきちんと20億円、30億円削っていくかという計画さえもなしに本年度の予算を提案しておられるわけでございまして、これは普通常識的というか、企業会計とか複式簿記まで分かれとは言いませんけれども、普通の単式の簿記がわかる人だったら、こんなこととんでもない話だとわかるはずなんだけれども、おわかりにならないというところが本当に彦根市の現在の不幸であると考えます。  そういう点で、私はやはり中期財政計画というもの、これは公文書として市が出しておられるわけですから、この公文書をしっかりと理解されないような、そういう市長が提案した予算案については反対せざるを得ないと思います。  それともう1点、これは例として挙げておきたいんですが、このたび全員協議会で金亀公園の再整備計画についての見直し案が提出されました。簡単に言うと、向こう側というか、県の運動公園側と金亀公園側を結んで一体化してやるということなんですが、これが24億円かかるということになったのを9億円まで減らしたと、何かご自慢のようでございますけれども、実際は、この中期財政計画にはほとんど影響が出ていないということです。なぜかというと、それは結局市民体育センターが最初の計画の64億円から82億円ぐらいになってしまって、それで割り引きというか、収支とんとんどころか全然減っていないという状況なんですね。  ですから、そういう意味では金亀公園整備をそれだけ縮減したのならば、同時にもう既に国民スポーツ大会までそこは一部分しかいじらないわけですから、例えば、弓道場だってきちんと残っているわけですね。そしたら、あの弓道場を広げて整備すれば、現在の市民体育センターのように屋内でやる場合、私はちょっと床面積で比例計算していたんですが、7億円ぐらいかかっているんですよ、あの弓道場のためにね。  ところが普通の平地でやればせいぜい3億円か、どれだけかかっても5億円ぐらいでできるんですよね。だから、そういう見直しをしたならば節約ということで、何とかこういうふうに計画を変えていこうではないかというのが普通の感覚なんですよね。ところが全然そういう考え方もない、そういうことから言いますと、今回、金亀公園で2億円また負担するようですけれども、簡単に言うと、国体でほとんど使わんような橋に2億円もかけるということ自体もおかしな話でして、そういう観点から私は全般的に反対しておきたいと思います。もちろん、リフォーム事業の問題とかたくさんのことについて細かく申し上げたいんですけれども、当面、大筋についてだけ反対意見を申し上げておきたいと思います。  以上です。 263 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  北川委員。 264 ◯委員(北川元気君)   それでは、議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市一般会計予算に反対の立場から討論をいたします。  まず、そもそも平成31年度の当初予算が否決になったこと、これの理由を本会議の個人質問でも市長に直接お伺いしましたけれども、市長はどうやら議員の皆様に対する説明が尽くせず、十分にご理解をいただくことができなかったことが否決の理由ですと、簡単に述べられました。これを聞いた私は、議員が理解しなかったから否決になったんだということで非常に残念に思いました。全く反省をしておられないというか、原因を理解しておられないのだなということで、その姿勢にショックです。  否決となった原因を理解せずに、根本的な問題解決となっていないんだということがわかりました。その上で当初予算が否決となって、2月定例会の議論をもとに、今回、令和元年度の予算ということで編成されたわけですけれども、獅山委員もおっしゃったように、目立ったところだけ予算が組まれていますけれども、削減された事業、否決された予算のときは87事業、11億7,000万円という削減でしたけれども、今回の予算では約10億6,000万円の削減ということで、金額ベースでも1.1億円しか変わっていないわけですね。そうした形で再度出されたということで、この点からも市民に直結する市の予算が削られたことに対して議会は反対したのにもかかわらず、理解されておられないのだなということがわかりました。  そして、予算が否決になったことで暫定予算という形になりましたので、さまざまな影響が出ていますよということで、これも本会議の方でご答弁をいただいておりますけれども、本来であればできる事業ができなくなったりとかたくさんありました。そして、その責任を市長はどう感じておられるのかという質問をさせていただきましたけれども、力不足を感じているということを言われた上で、まだ市長として政治的責任を果たしていきたいと、一つ一つの事業をこれからやっていきたいというようなご答弁でした。私は本会議でも申し上げましたけれども、前代未聞の予算が否決となったことに対する市長の責任をしっかりととられるべきだ、辞職をされるべきだと思います。  その上でもう少しちょっと深く入っていきたいんですけれども、枠配分方式という形をとられましたけれども、この枠配分方式のプロセス自体に私は問題があったのではないかなと思うんです。だからこそ市民ニーズを的確に把握してとか言われていますけれども、市民ニーズを的確に把握していない予算が出てきたから否決となってしまったのにもかかわらず、今回の令和元年度の予算編成についても、否決された当初予算がベースにあるので、今回の令和元年度の予算についても枠配分方式という認識も示されていました。これを認めてしまうと、また来年も同じ方式で、枠配分方式で予算が組まれて否決となって、また混乱するという可能性も高まりますし、議会がそれを容認したかのようにとられてしまいます。  それから、根拠となる中期財政計画についても本会議の方でも質問をしましたけれども、この中期財政計画は、中期財政計画と呼べるようなものではそもそもないのではないかと私は思っておりまして、なぜならば各項目で、特にその他という部分の中身も明らかにされていませんし、他市と比較しても中期財政計画の中身が非常に不透明であるといったこともあります。それから、非正規の雇用の人件費の部分についても、年間5億円とか6億円とかかかるということを市長ご自身が説明しておられるにもかかわらず、それがこの中期財政計画に反映していません。  それから、反映されていない状況でも毎年20億円から30億円お金が足りないよと、だから毎年20億円から30億円お金を削っていく、市民サービスを削っていくんだよということが示されているんですが、では、具体的に何を削るんだということについては一切書かれていませんし、全く具体性がないと言わざるを得ません。  それから、こういった中期財政計画、間違った情報に基づいて、間違った結論を導き出してしまうような不十分な中期財政計画が今回予算審議の根拠として出されたことは、これも指摘しておきたいと思います。  それから、本庁舎耐震化のことについても、吹きさらしのずさんな管理をされていますけれども、これについても何の改善もされようとしていませんし、入札不調が相次ぐ中で、今後確実に業者を見きわめていきますという旨の答弁がありましたけれども、これも本会議で質問したところ、大久保市長のもとでは本当に業者が決まるのかどうなのかというような期待が持てない状況だということを私は判断しました。  それから、新市民体育センターの整備の予算も組まれています。約29億2,000万円とか債務負担行為で42億円という予算も組まれていますけれども、これ認めてしまうと総事業費が82億円の新市民体育センターの工事が始まってしまうので、もう引き返せないんですね。今年度のこの予算に賛成するということは、イコール約82億円もの巨大な体育センターを建設するということを認めること、それから、今後数年にわたって市民サービスを数十億円単位で削ることに賛成するということ、それと同じことだと思いますし、これまで燦ぱれすを残して事業費を抑制するというような腹案を、せめて腹案でもいいから選択肢として示していただきたいということを再三お願いしてきましたけれども、それさえもやっていただけなかったということは非常に残念でありますし、このようなやり方は強引だと感じます。  そもそも当初予算を議会はなぜ否決したのでしょうか。これを認めてしまったら、あの予算が否決になったことは何の意味を持つのかということは甚だ疑問でありますので、これぐらいにしておきますけれども、反対させていただきます。  以上です。 265 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  角井委員。 266 ◯委員(角井英明君)   反対の立場で討論をさせてもらいます。  今日の辻委員の質問で、市立図書館の図書購入費が3分の1も減らされているのがわかりました。否決された当初予算案でも、これは少し戻ったと思うのですが、学校の図書費が9割も減らされていました。国民スポーツ大会重視の予算が市民の暮らしの予算を削っているというのがよくわかる例だと思います。市長は大学のとき図書館でバイトをしていたと言っていましたが、他町の図書館には行ったことがないようです。能登川図書館について京都のある人が気分が落ち込んだとき、能登川図書館に行くと元気が出るという意味のことを言っていました。  市民生活の拠点として図書館は今どんどん進化していると思います。市長は図書館建設を公約にしていたそうです。こちらの方を公約どおりにぜひ実現してほしいと思います。すばらしい図書館ができていたら、市はいいものをつくってくれるなと、新市民体育センターにも大きな期待が集まっていたのではないでしょうか。新市民体育センターの建設より、市民福祉の向上を優先すべきです。  以上の理由でこの予算案に反対します。 267 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  谷口委員。 268 ◯委員(谷口典隆君)   私は公政会を代表して、議案第71号に賛成討論させていただきます。  彦根市議会は2月定例会で、平成31年度当初予算案を否決いたしました。公政会も当時、和田議員からいい予算を組めたと胸を張っておられた大久保市長の予算に対する見方と、枠配分方式による事業見直しをせざるを得なかった各部局、市職員の予算編成に対する見解との不一致や、大久保市長の失政を棚上げしたまま市民の誇りや未来ある子どもたちの将来に大きく影響を及ぼす予算編成に異を唱え、平成31年度当初予算案に反対をいたしました。  当初予算案の否決は多くの市民に多大なるご迷惑をおかけし、改選を迎えた現職の議員には風当たりも強く、予想していたとはいえ、さまざまな施策に影響を及ぼしていることを改めて認識をしたところでございます。しかし、それでも教育費の大幅削減や花火大会を初めとする大型イベントの中止、中断、また、人件費の削減など、彦根の文化や歴史、伝統など多くの問題をないがしろにする平成31年度の当初予算案は認めるわけにはいかないとする我々の矜持を持って選挙戦を闘い、そして、そのことをご理解いただき、ご支持いただいた有権者のおかげで私たちはこうして議会で発言をさせていただく機会を与えていただくことができました。さらに、志を同じくする仲間も増え、我々としては今この議会に臨ませていただいているところでございます。  こうした経過を踏まえ、議案第71号の審議に当たり本会議では枠配分方式の予算について、職員に十分な説明がなされないまま予算編成に至った点が省みられ、令和元年度当初予算編成に当たっての事業見直しは、教育費においては約5,800万円を押し戻す格好となり、一部とはいえ事業予算が復活し、市民の思いや願いが結実したとも言えます。本市は大型事業を控え、大久保市長のもとで財政状況の悪化を招いた事実は拭い去ることができません。まだまだ十分とは言えない部分もございます。また、本庁舎耐震化補強増築工事の再々入札を控え、同事業費の予算審議など私たちは議会のチェック機能をさらに強めていかなければならない局面をこれからも迎えていくことになります。  今回は議案第71号には賛成いたし、市民のために早急に予算を執行されることを望むものでありますが、平成31年度当初予算案を否決したという経験則を有した私たちは、これからも大久保市長には失政の責任の所在を明らかにしていくように求めるとともに、これからも予算審議や議案審議においては、その時々において適切な判断をし、今後さらに是は是、否は否の政治信条、政治姿勢で議会人としての職責を全うしていくことを申し添えまして、私からの討論とさせていただきます。  以上でございます。 269 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 270 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、議案第71号に対する討論はこれにて終了します。  以上をもって本委員会に付託されました議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第71号は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 271 ◯委員長上杉正敏君)   ご着席願います。起立多数であります。  よって、議案第71号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  お諮りします。  本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 272 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で全て終了しましたが、皆様方には3日間にわたり慎重かつ熱心なご審査を賜り、また、円滑な委員会運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。  以上で予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後4時27分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...