彦根市議会 2019-06-17
令和元年 予算常任委員会 本文 開催日: 2019-06-17
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◯委員長(
上杉正敏君) 暫時休憩します。
午前10時55分休憩
午前11時08分再開
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◯委員長(
上杉正敏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより、議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市
一般会計予算のうち
市民産業建設常任委員会の
所管事項に相当する予算に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
谷口委員。
15 ◯委員(
谷口典隆君) お願いします。
説明書の40ページ、41ページなんですけれども、
商工使用料の歳入の部分で、前年度予算額よりかなり増えているんですけれども、この歳入の増額の要因を教えていただきたいと思いますのでお願いします。
それから、説明書46、47ページの
土木手数料につきましては、若干、減額なんですけれども、これは何か減額となるようなものがあるのか、これをちょっとご説明いただきたいと思います。
次、3点目は、歳出の部分で182、183ページ、
児童手当の部分なんですが、これも減額になっています。これは対象者が少なくなっているということかなと、単純に考えると思うんですけれども、この減額となっている要因を、こちらについてもお聞かせいただけますか。
以上です。お願いします。
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◯委員長(
上杉正敏君) 答えていただけるところからで結構ですけれども。
保険年金課長。
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◯保険年金課長(村田淳樹君) ただいま委員から三つ目で、
児童手当の減額7,600万円ほどということについてお尋ねいただきましたのでお答えさせていただきます。
委員もおっしゃいましたように、児童数の減少ということでございますが、積算の中で、例えば3年間の児童数等の、今まででしたら平均という形での数字の積算をさせていただいていましたところ、やはり児童数が減少しているということで、実際の少なくなった人数で本年度の予算は積算させていただいたということで、結果的に7,600万円ほどの減額ということで予算を上程させていただきましたので、よろしくお願いいたします。
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◯委員長(
上杉正敏君)
産業部次長。
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◯産業部次長(高月多智男君)
商工使用料で、昨年に比べましてかなり金額が増加しておりますけれども、これにつきましては、さきの2月定例会のときに条例改正をお願いいたしまして、駐車場の使用料を改正させていただいたものが主なものとなっております。
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◯委員長(
上杉正敏君)
建築指導課長。
21
◯建築指導課長(
青山雅英君)
土木手数料のうち
建築確認手数料につきましてですが、
建築確認の手数料、
中間検査手数料、
優良住宅認定手数料、
完了検査手数料におきまして申請が減りましたことから、今年度、予算としましては減額とさせていただいております。
その他のものにつきましては
例年どおりの予算とさせていただいております。
以上です。
22
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
23 ◯委員(
谷口典隆君)
土木手数料のところなんですけれども、実際に今年度の申請される予定の件数が少なくなるだろうということなんですよね。
24
◯委員長(
上杉正敏君)
建築指導課長。
25
◯建築指導課長(
青山雅英君) 私どもとしましては、一応、過去3年間のデータをもとに予算を上げさせていただいております。実際、これで確実かと言われますと、
経済状況等によっても変わったりすると思われますので、今年度はこういう形でご理解をお願いします。
26
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
27 ◯委員(
谷口典隆君) 開発の申請、
建築確認もそうなんですけれども、要するに件数が多ければいい、少なければどうだという話ではないんですけれども、ただ、3年間の平均で、そうすると、平成30年度もこの数字でそこそこ妥当なところでいっていたんですか。
28
◯委員長(
上杉正敏君)
建築指導課長。
29
◯建築指導課長(
青山雅英君) 平成30年度につきましてはまだ決算が終わっていませんので正式なものではございませんが、大型の物件等が中にございましたので、
建築確認手数料等においては若干増えた分もございます。ですがあとは大体このような形になっております。
以上です。
30
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
31 ◯委員(
谷口典隆君) ごめんなさい、さっき聞き漏らした。
開発申請手数料についても同じことですか。
32
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
33
◯都市計画課長(
古川雅之君) 件数としては横ばいです。
開発申請手数料につきましては、過去2年間の平均で出しまして、歳入の予算ということで計上しているんですけれども、大体この予算、ニアリーの手数料をいただいているという状況でございます。
34
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
35 ◯委員(
谷口典隆君) ご存じかもしれませんけれども、最近、人手不足で、業者さん等から非常に対応が遅いと。特に
都市計画の方、
建築確認もそうかもわかりませんけれども、対応が遅過ぎるということで、非常に困っていらっしゃる市民の方がたくさんいらっしゃいます。複数以上、私も数件、お聞きもしています。
その中で、しっかり入りを確保するという意味では、細かい数字かもわかりませんけれども、対応しなければならないと思います。平均でということなので、実際、その取り組みがどうかということは別なんですけれども、これがだんだん小さくなっていくということが結果的には市民も不利益をこうむる、また、
まちづくり、開発にとっても決して正しい方向ではないと思うんです。その辺をしっかり踏まえていただいて、入りを確保していただくべきだと思うんですけれども、人員が少ないからこのぐらいだろうという見解ではないということですか。
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◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
37
◯都市計画課長(
古川雅之君)
開発申請手数料と開発の許可までの時間がかかっているというものは別だと考えておりまして、
開発申請手数料はあくまで申請の面積によって変わっていって、その件数で蓄積されていくというものが手数料でして、遅いか早いかというのは処理の問題ですので、最近は件数は横ばいなんですけれども、人員が少ないという原因もありまして、遅いというご意見をいただいています。それについては、手数料とは別に、何とか早くやらせていただけるような改善策を、今、検討して、一部実施をしていって、周知もしかけておりますので、手数料は変わりませんけれども、別の問題として、手続を早目にやっていくということを検討して実施していきたいと考えております。
38
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
39 ◯委員(
谷口典隆君) 手数料は面積の多寡だということですけれども、ただ、それが来年度に先送りされてしまったら、今年度、入りを確保できないという部分はありますよね。要するに件数も、そういった意味では関係性が全くないとは言えないと思いますので、しっかり人員を確保していただく。今、市長、副市長もお聞きいただいたと思いますけれども、その辺も対応をしっかりしていただけるようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
結構です。
40
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
長崎委員。
41 ◯委員(
長崎任男君) 予算書257ページ、
主要事業81ページの
稲枝地区公園官民連携調査399万6,000円のことについてお伺いしたいんですけれども、これはそもそも
Park-PFIというのを用いて稲枝駅西側地区の開発に対する予算と私自身は理解しているんですけれども、本来、
Park-PFIというのは
国土交通省の
都市局公園緑地・景観課が出しております「
都市公園の質の向上に向けた
Park-PFI活用ガイドライン」から私自身が理解するところですが、本来、
Park-PFIは、飲食店とか売店とか、そういった公園の利用者が、公園の利便を向上するために、その収益で公園に木を植えたり芝を刈ったりするための費用を捻出するものだと理解しているんですが、そもそも稲枝駅西口開発に
Park-PFIを用いるという方法が本当に適しているのかということをお聞かせ願いたいです。
2点目が、399万6,000円ついているんですけれども、執行部が考える、財政課に提出された予算の
積算見積もりは、何をどのように使うとこの399万6,000円になるのかという
積算見積もりを教えてください。
3点目が、稲枝駅
西側開発を実施すると。平成33年、令和3年ですかね、
都市計画決定を行うということを前提にこの方法を進められていると思うんです。市長もこの問題は覚悟を持ってやるということを発言されているんですけれども、令和3年に
都市計画決定を行うために、今年度はどこまで進めるためのこの399万6,000円かということ、その令和3年までの
スケジュールを教えてください。
以上3点、お願いします。
42
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
43
◯都市計画課長(
古川雅之君)
官民連携事業ということで、まず1点目、お答えさせていただきます。
委員のおっしゃるとおり、
Park-PFIという手法が平成29年度に新たに設けられました。
Park-PFIは、先ほどのご質問のとおりでして、民間の投資を誘導しまして、市の財政負担を軽減しつつ、いかに公園の質の向上を図るかということが目的とされているんですけれども、
Park-PFIと、もう1つ、一般の
PFI事業ということもございます。この辺も含めて、今回、検討を進めていきたいなと考えておりまして、PFIの方では
運動施設等も民間の事業でやっておられるという実績もございますので、一般の
PFI事業およびこの
Park-PFI事業というのは稲枝の
地区公園では非常に有効であって、彦根市の現在の
財政状況を考えますと、
官民連携事業というのは非常に重要であると考えているところでございます。
それと、2点目の399万6,000円の内容でございますけれども、今年度考えております内容が、まず、前提条件の整理でございます。既存の方針であったり計画等を整理していくということがまず1点目です。2点目が事業者の
ヒアリングと
参画意欲の分析でございます。こちらは、どのような業種が
参画意欲があるのかというのを
ヒアリングしていくという内容のものでございます。先ほどありましたように、喫茶店とかそういうものに限るのか、
運動施設等も出てくるのか、ほかにいろんな
民間事業者さんが出てきたいと思うのか、この辺を
ヒアリングしながら、いろんな
参画意欲をチェックさせていただきたいと思っております。それと、
事業スキームの設計と構築の検討、
事業推進に関する課題の整理をさせていただいて、
ヒアリングによっていろんな課題が出てくると思いますので、その辺を整理して、方向性を見出していきたいと考えております。
それと、
西側開発における
スケジュールでございます。先ほどもありましたように、令和3年度を目標に
都市計画決定を予定しておりますが、まず、今年度はこのPFI、
官民連携の
可能性調査を行います。来年度に、引き続きましてPFIの調査、および
運営事業者の選定を行いたいと考えております。
可能性調査によっていろんな業種の方が
運営事業者として手を挙げてこられるということが考えられますので、その方々の
運営事業者としての選定を来年度にしていきたいと考えております。
その事業者さんも含めて、令和3年度に
基本計画を策定させていただいて、
民間事業者、当然、地域も含めてですけれども地域の方々、市が連携して
基本計画を策定することで
都市計画決定の材料にしていきたいと考えております。
以上でございます。
44
◯委員長(
上杉正敏君)
長崎委員。
45 ◯委員(
長崎任男君) ありがとうございます。ということは、そもそも
Park-PFIでこの事業を進めると説明があったように私は理解しているんですけれども、
Park-PFIに限らず本来のPFIもその選択肢の中にあると、
Park-PFIだけに限らないということであるのかを確認しておきたいというのが1点。
あと、二つ目、三つ目の回答にも絡むんですけれども、そもそも令和3年に
都市計画決定をするというのであれば、当然、
都市計画審議会にこういった問題を上げてきて議論する必要とかも出てくると思いますし、そのために私自身が考える、今年度としては方針の整理であるとかマーケット・サウンディングというところまでは、最低限、行っておかないといけないと思うんですけれども、それはその399万6,000円でそこまでは行けるという認識でよろしいんですか。
2点、お願いします。
46
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
47
◯都市計画課長(
古川雅之君) 1点目の、
Park-PFIに限らないのかというご質問につきましては、限らず、一般のPFIも含めて検討をしてまいります。
2点目の、
都市計画決定における準備の中で、今年度、方針の整理とマーケット調査というお話ですけれども、方針につきましては今年度の
可能性調査で整理ができると考えておりますので、方針の整理までは持っていきたいなと考えております。
以上でございます。
48
◯委員長(
上杉正敏君)
長崎委員。
49 ◯委員(
長崎任男君) 民間の創意工夫を発揮できる事業を選定することを目的としたマーケット・サウンディングを実施するところまでは、
スケジュールを逆算していって、そこまではやらなくても令和3年に
都市計画決定まで持っていけるという
スケジュールを立てられているということでよろしいんですか。
50
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
51
◯都市計画課長(
古川雅之君)
都市計画課としてはその方向で持っていきたい、令和3年度の
都市計画決定を目標に進めていきたいなと考えております。
52
◯委員長(
上杉正敏君)
長崎委員。
53 ◯委員(
長崎任男君) もう一回確認したいんですけれども、そうしたいというのはよくわかるんですが、逆算して、その
スケジュールで、今年度はここまでやるという、ある程度の事業者を選定するというか、最低限、事業の概要だとかその辺までを今回やっておかなくても、それは令和3年に間に合うんですか。そういったことも含めて、
都市計画審議会にこういう内容でやるということを、今年度中にそこまで持っていっておかなくても令和3年に
都市計画決定までこぎつけられるということで信用していいんですか。確認します。
54
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
55
◯都市計画課長(
古川雅之君) この399万6,000円につきましてはぎりぎりの予算なんですけれども、できるだけ予算を確保して前へ進めようと考えていたものでございます。
委員がおっしゃるように、どんどん前へ進められたらいいんですけれども、今、そういう状況でもないということですので、この399万6,000円でできるだけのことをさせていただいて、方向性を見出していきたい。
都市計画審議会につきましても、その都度、情報提供しながら、委員の方々にもいろんな意見をいただき、進めてまいりたいと思います。ただ、現段階では
可能性調査を、今年度、やらせていただきたいということでご理解をいただきたいと思います。
56
◯委員長(
上杉正敏君) ほかにありませんか。
小川委員。
57 ◯委員(小川隆史君) 絞った質問を少しさせてください。
予算書の127ページ、
主要事業の23ページにありますコンビニ交付のことですけれども、予算を支出する、その支出額の妥当性を考える中で、これの今の状況と傾向を教えていただきたいというのがまず1点。
それから次、これ、小さいことで申しわけないんですが、予算書でいうと119ページ、
主要事業のページですと25ページ中で、外国人の住民モニターの会議のことを書いていただいています。これは実施されてきていると思うんですが、その結果と、その結果を踏まえた上で、ことしはこれだけ予算を上げますという、そのことを教えていただきたい。それが2点目です。
それから、3点目なんですけれども、予算書でいうと229ページ、
主要事業でいうと69ページで、ひこね繊維協同組合への事業補助金が出ているんですが、これの積算根拠を教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
58
◯委員長(
上杉正敏君) 市民課長。
59 ◯市民課長(速田智之君) まず、1点目の、コンビニ交付に関する現状、推移でございますが、予算書の127ページにございますコンビニ交付に関する運営負担金というのは、実際に年間270万円負担しております。現状の推移といたしましては、平成25年7月からスタートしたわけですが、ここ3年間でいきますと、コンビニで受け取られた通数は、平成27年度が5,565通、平成28年度が5,993通、平成29年度が6,923通、ちょうど平成30年度末が出ましたので、平成30年度が8,260通ということで、年々、約1,000通ずつ増加している状況でございます。
以上です。
60
◯委員長(
上杉正敏君) 人権政策課長。
61 ◯人権政策課長(中村武浩君) ご質問の、外国人住民モニター会議ですけれども、こちらにつきましては平成30年度の新規事業として始めまして、昨年度、平成30年度は2回開催しております。テーマとしては「災害時における外国人の支援」ということで、モニター会議の中で外国の方からいろいろとご意見をいただいておりますし、市の防災訓練にも参画というか、体験をしていただいております。委員としては5名の方、中国の方がお二人、ブラジルの方がお一人、ベトナムの方がお一人ということで5名でございます。
本年度につきましても、テーマを変えて同じように開催しますので、同額の金額を上げさせてもらっています。
62
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
63 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) ただいまご質問のございましたひこね繊維協同組合への補助金の積算のことでございますけれども、ひこね繊維協同組合の方から本年度の事業計画、また、「補助金の要望について」をいただいております。その中で、全体としては300万円ほどの事業、そのうち2分の1が県の補助を受けているということでございますので、残り150万円に対して彦根市として2分の1の補助をしたということでございます。
64
◯委員長(
上杉正敏君) 小川委員。
65 ◯委員(小川隆史君) まず1点目の、コンビニの交付ですけれども、年々増えていっているということで、正直、もう少し増えるのかなと。というのは、交付の手数料がコンビニでとると200円、庁舎でとると300円という差があるので、もっとそちらが増えるのかなと思っていたんですが、思ったように増えていないと思います。もっとコンビニ交付を受けてもらうことによって、事業費も少なくて効果も大きいようになるのではないかなと思うので、その辺のところを今後どういうふうにしていきたいのか教えていただきたいというのが質問です。
それから、2点目の、外国人住民モニターの会議については平成30年の新規事業でやられた。そういういろんな意見が出て取り組みをされたというのはわかります。ただ、2回聞いて、災害時の支援以外にもたくさん要望……。というのは、今、外国人さんの転入であるとかそういうのが増えている状況にあると思いますので、そのいろんな要望を受けて、新しい取り組みというのは何か考えていかれるのか。要するに会議、会議ばかりなのか、新しい取り組みをそこから目指していかれるのか、その辺のところがわかれば教えていただきたいと思います。
3点目の、ひこね繊維協同組合ですけれども、補助金の流れ、全体のお金の流れはわかりました。具体的にどういうものを求めて言ってこられて、それは彦根市にとって有効なんだということをどういうふうに認められてオーケーをしたいなと思われたのか、そのところをもう少し教えていただけますでしょうか。
66
◯委員長(
上杉正敏君) 市民課長。
67 ◯市民課長(速田智之君) 今ほど委員がおっしゃいましたように、市役所の窓口ですと300円の手数料、コンビニ交付ですと200円で同じ、例えば所得証明であるとか住民票の写しがとれるというところの、やはりPR不足もあるかと思います。あともう一つは、今後、マイナンバーカードの部分が、当初、開始時期はかなり増えたんですが、ここ最近は年間で2,000から2,500の増にとどまっているのが現状です。やっぱりマイナンバーカードの交付率を上げて、それに伴ってコンビニでの交付が可能となりますので、その辺のPRをもっとしていかないといけないのと、もう一つは、チラシとかを作成しまして、マイナンバーカードを持っておられる方が仮に、例えばコンビニ交付できる方なのに市役所の仮庁舎の窓口に来られる方がおられたら、そういう方に、もしあれでしたらこういうことも可能ですのでということで、そちらのコンビニ交付は便利ですし手数料も100円お安いですので、そういう形でどんどんPRしていきたいと今後も考えておりますので、ご理解の方をお願いいたします。
以上です。
68
◯委員長(
上杉正敏君) 人権政策課長。
69 ◯人権政策課長(中村武浩君) 今、委員がおっしゃいましたように、外国人が彦根で生活する上でいろいろ不安とかをお持ちだと思います。今回のこの外国人住民モニターに関しては、テーマを決めて、そのテーマに沿った意見をいろいろいただき、それをまたフィードバックするということで、昨年度は災害時における外国人支援ということで災害時をテーマにさせてもらっています。今年度はまたテーマを変えまして、外国人の方に、そのテーマに沿ったご意見をいただくということで、一度にいろんな意見を聞くのではなしに、テーマを定めて、そのテーマに対しての意見を聞きながら、私ども人権政策課としてはそういう情報を提供していくというもので活用していきたいと考えております。
70
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
71 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 次に、先ほどひこね繊維協同組合のことで、どのようなものに対して、彦根市としてこれが妥当というか、補助していくのかということですけれども、この繊維につきましては地場産業、三つのうちの一つでございますし、それから、今、繊維協同組合の方でも美・REINE(ビ・レーヌ)というようなものを開発、また、LGBT用の下着等も開発しておりまして、そういったものを多く展示していただいて彦根の知名度を上げていくということも必要かということで、この補助金をつけさせていただいております。
72
◯委員長(
上杉正敏君) 小川委員。
73 ◯委員(小川隆史君) まず、コンビニ交付の関係ですけれども、私もそう思います。非常に積極的に考えていただいているのはありがたいことなので、今おっしゃられたみたいに、マイナンバーカードの普及ですよね。マイナンバーカードは、やっぱり持ちたいなと思ってもらえるほど魅力のあるカードにならないといけないので、その空き容量の中にどういうものが入れられるのかというのも、所管ではないかもしれませんが、関係のほかの所管と協議しながら、鋭意進めていっていただきたいなと。取り組みは非常にいいと思いますので頑張ってください。
それから、外国人の住民モニターの関係ですけれども、年2回実施されるということなので、テーマを決めれば、そのテーマから外れた意見というのは出てこないのではないかなと思うんです。だから、年2回のうちの1回でも、要するにフリーディスカッションで、今困っておられることはありませんかというところからそのニーズを拾い上げるというのも一つの方法かもしれないので、課内でそういうふうな検討もしていただけるとありがたいです。頼みます。
それから、3点目の、ひこね繊維協同組合の関係なんですけれども、そういうふうに頑張っていただくというのは彦根が元気になるので非常に賛成です。市としてできるのは、そういうふうに頑張ってしておられる事業を、何とか後方支援のためにPRをしてあげてもらうと、今、彦根は非常に元気がないので、元気になってくると思うので、その辺をお願いしたいと思います。
結構です。
74
◯委員長(
上杉正敏君) 辻委員。
75 ◯委員(辻 真理子さん) 彦根の観光施策についてお伺いします。
予算書の方は231ページ、その次のページにも出ておりまして、説明書、
主要事業の令和元年の方と平成30年といろいろ見比べておりまして、大体、花火大会を中心に城まつりパレード、ゆかたまつり、ライトアップ事業、ほぼ前年度と変わらないように復活してきたと思うんですが、その中で、YOSAKOIは一体どうなったんだと。選挙の間にいろいろ、ご質問というより抗議が多かったんですけれども、YOSAKOIに関しては平成30年は150万円の補助金が出ていますが、令和元年にはその記述がないので。
76
◯委員長(
上杉正敏君) 今、YOSAKOIは入ってないですよ。
辻委員。
77 ◯委員(辻 真理子さん) 入ってないので、前は入っていたけれども消滅しているので、そのあたりの経過を聞きたいなと思うんです。
78
◯委員長(
上杉正敏君) いや、今回はこの入っている中での審議をしていただきたいので、ほかのを、よろしくお願いします。
辻議員。
79 ◯委員(辻 真理子さん) そういう聞き方はだめなんですか。ご質問が来ているんですけれども。
(発言する者あり)
80 ◯委員(辻 真理子さん) わかりました。では、同じように総おどりについてもその記述がないので、また別のところで聞かせていただきます。
81
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
82 ◯委員(北川元気君) それでは、
主要事業の70ページのプレミアム付商品券発行事業についてお尋ねいたします。
前回、残念ながら否決となってしまいましたけれども、2月のときの予算の説明で、この中身についてはいろいろと質問させていただきました。簡単に、そのときと変わってないのかどうなのかという確認をまずさせてください。金額は一緒ですので、そのときの議論と何か変わっているのかということをお聞かせください。
83
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹。
84 ◯地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹(桂田 浩君) 昨年度、予算要求の段階に上げさせていただいた内容の部分ですけれども、予算的なものは基本的に変わってはおりません。その中で、実務をどのように進めていくかということを今検討して事業を進めさせていただいている最中ですので、まだ細かいことについてはちょっとご説明できるところまで行っておりません。
85
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
86 ◯委員(北川元気君) 低所得者世帯とか子育て世帯に4,000円、5,000円のパックを5セットとかという詳細な話は、その点は変わっていないと思うんですけど、前回の議論の中でも、その販売箇所とか販売の時期とか販売の方法とか、いろんなことでご要望を申し上げました。サテライトプラザだけで販売するのかとか、もっと増やすのかとか、低所得者の方が買いに来るのに周りの目を気にしないでもいいような販売方法を検討してほしいだとか、いろいろと申し上げたので、その辺を採用していただきたいと思うんですけど。もう予算が上がってきていますので、今、その辺を詰めていますというご答弁でしたけれども、どういう方向性かということぐらいはちょっとご答弁いただきたいというのが一つ。
それから、他市では予約制をとったり、コールセンターを委託したりとかということをやっているようなんですけれども、その辺を検討していただけるのか、そういうお考えがあるのかということですね。
あと、
主要事業の70ページの枠では、631万8,000円の事務費がかかって、それから、実際に商品券の発行業務としての予算が1億2,630万円ということなんですけど、他市では、これの経費がものすごく高くなっていて、その経費自体を国に全額求めるような報道もされています。なぜ彦根市だけ、そんなに事務費というか、経費がかからずやっているのかなという中身を調べていくと、結構、市が補助を出したり、この商品券自体を買ってもらうのに買いやすいようなサービスというのをいろいろ検討されているからなんだなということがわかってきたんですけれども、その辺の考え方もあわせてお答えいただきたいと思います。
87
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹。
88 ◯地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹(桂田 浩君) ただいま再質問いただきました件について、まず、お答えさせていただきます。
2月にいろいろとご質問いただきました内容の中で、販売箇所等について、もう少し何とかならないのかというご意見は承っておりましたので、そのことについては、やはり箇所数を増やすような形で、ただいま検討は進めております。
他市では予約センター、コールセンターということで取り組みを進めておられるということですが、彦根市でもコールセンターにつきましては先週の月曜日ぐらいから、フリーダイヤルであけさせていただいて、受け付けはさせていただいております。ただ、具体的な内容についてはまだご説明するところまでは行っておりませんので、事業の概要等の説明にとどまっているということでご理解いただきたいと思います。
それから、事業経費の部分につきましては、委員のおっしゃるように、他市ではプロポーザルという形で相当大きな金額の委託料というのが出ているということを私どももお聞きしております。ただ、国としては、かかる経費については一応100%見るというお話で昨年度はあったようなのですが、実際、事業の中身については、必要、不必要というような意味合いの中で、国としては、不必要だと思われる経費については補助金をつけませんと、そこまでの事務をしていただく必要はないですよというようなことを言い出してきた経過がありまして、彦根市としましても、やっぱり補助金がつく範囲内で、できるだけ事業の方は推進していく必要があるということで、4月以降、中身を精査しながら進めているという状況です。
89
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
90 ◯委員(北川元気君) コールセンターとか予約とか販売箇所を増やすということを検討されているというお答えでしたけど、そうなると、事務費自体が増えてくるのではないかなと思うんですが、前回のときと金額が一緒なので、その金額、予算づけについてはどういうふうに考えておられるのかというのが一つ。
それから、今、他市との比較の部分で、他市ではいろいろなサービスをつけて、だから経費が高くなるよと。その経費自体を国が認めるか認めないかという話を今していただきましたけれども、彦根市としては、全部自前でやって、そもそも最低限の経費でやるような考え方で組まれていたから今に至っているのか。なぜかというと、他市では6月議会にこれの関連の補正予算というのを上げて、国に認めてもらえるもらえないの部分を補正で上げようとされているような動きがあるんですけど、彦根市としてはそういう心配はないのかということをお聞かせください。
91
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹。
92 ◯地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹(桂田 浩君) 予算の方ですけれども、確かにオーバーする可能性というのが一方であるのかなというところは検討の段階から出ております。ただ、今回の補助金の内容につきましては、事業部分、事務部分という形で国はお金を流してくる予定という形になっておりまして、二つの予算を合わせた部分で見た場合には、今、オーバーするような状況ではないという形になっております。
ただ、二つの予算といいますのは、まず、商品券を2万円で売って、2万5,000円使っていただくという、この部分に約5,000円のプレミアムがつきます。その部分が事業費として1億円、国は基準額という形で見ております。それから、事務費の部分ですが、平成30年度でお認めいただいた予算の部分、672万6,000円、それと、平成31年度、今回、令和元年度の部分で事務費としては3,261万8,000円を上程させていただいております。合計しますと、事務費としましては3,934万4,000円がプレミアム分の1億円と合わせまして1億3,944万4,000円、予算としては使える状況にあると、まず、考えられるわけです。その中で予算を見ていく中で、事務費につきましては、先ほど言いましたように、3,934万4,000円の範囲内で執行すれば、当然、国としては100%補助を認めるという形になりますが、それに対して、オーバーし過ぎた場合にはちょっと考えますよというような通達が出ているような状況でして、できるだけこの金額をオーバーしないような形で執行事業をつくりたいと考えております。
その中で彦根市も、基本的には、ではどうするのかという形になるんですけれども、例えばシステムの部分につきましては、やっぱり業者委託という話になりますし、コールセンターの部分につきましても委託していくような形になります。それから、商品券の販売、印刷、換金、それから商店の募集、こちらについてもやはり委託をしていくような方向で、箇所数を設けていくような形をとっていく必要があると思いますので、そのような形で、今、計画は進めさせていただいております。
それと、他市のサービスと比べた場合という部分ですけれども、今ほどざっと説明をさせていただきましたが、他市が取り組む内容とほぼ同じような事業内容で彦根市もやらせていただく予定ですので、ご理解いただきますようにお願いいたします。
93
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
94 ◯委員(北川元気君) 意見だけ申し上げておきたいと思いますが、せっかくの機会ですので、効果を最大限に発揮できるような形でこの事業を進めていただきたいということと、その周知の方法についても、現段階で、コールセンターは設置したけれども、まだ詰められていない部分があるということ自体も早急に解決しないといけないのかなと思いますけれども、今回のプレミアム付商品券はちょっと複雑なので、しっかりとその辺の周知を、誤解のないように徹底していっていただけるように要望しておきたいと思います。
以上です。
95
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
獅山委員。
96 ◯委員(獅山向洋君) このプレミアム付商品券の問題なんですが、私も今回の選挙のときにいろいろ質問を受けて、「えっ」と思ったのは、市民がかなり誤解しているということなんですよ。簡単に言うと、子育てとか低所得の方々だけではなくて、自分たち市民全般に対するプレミアム付商品券の発行であると考えておられる方が結構あったんですよ。平成31年度の当初予算の重点事項にも、はっきりとプレミアム付商品券発行というのが重点事項として書いてあったわけなんですよね。報道でも出ていたんですよ。そういう意味で、今回のプレミアム付商品券の発行事業は明確に国の施策であって、そして、こういう方々しか発行しませんと、また、一般的にそれはもう宣伝はいたしませんよということを明確にしておかれないと、結構いろいろとそういうことについて、やっぱり主婦層は関心を持っておられるので、いつ発行されるのとか、どこで発行されるのということで、ちょっと私も聞いてびっくりしたわけなんですよ。
その点について、逆の意味で、逆の意味というのは宣伝しないという意味で、どういうふうに考えておられるのか、ちょっと聞いておきたいと思うんです。
97
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹。
98 ◯地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹(桂田 浩君) 委員の方からご指摘いただきました今回の商品券の部分についてのお話ですけれども、おっしゃるように、以前の商品券とは違う形で、買える方が限定されるという部分がございます。この部分については私どもも丁寧に説明していく必要があるとは考えております。
それで、第一弾といたしまして、彦根市の広報6月1日号に載せさせていただいたんですが、該当となる方、商品券の購入ができる該当の方というような意味合いで、市町村民税が非課税の方、それから3歳未満のお子さんをお持ちの方というような形での説明をまず載せさせていただきました。その後につきましては、やはりそういうふうな誤解は、当然、続いていく可能性はあると思いますので、広報なり、もしくはチラシなどの中で、実際に、例えば申請いただく時期になりましたら、もう一度そこら辺の内容も踏まえまして広報させていただき、わかりやすいような形で進めさせていただこうかなと考えております。これは消費税の増税に伴う商品券の発行だというような意味合いの記載は入れさせていただこうかなとは考えておりますので、どうかご理解いただきますように、よろしくお願いします。
99
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
100 ◯委員(獅山向洋君) それで、国は消費税の増税に伴う商品券の発行と説明しているわけですけれども、一般的な彦根市民の皆さんの感覚からいえば、増税されて困るのは何も子育て世帯とか低所得者だけではないよと、私らだって困るんですよということを、やっぱり私も反論としては当然言われたわけなんですよ。そういう観点からいいますと、国の施策は国がやるんだからいいんだけれども、市民レベルでの受け止め方からいえば、ある意味では、これはやっぱり差別されているのではないか、みんな、本当に苦しむのは自分らではないのかと、そういう考えがありますのでね。私は、もちろん対象者に対して宣伝されるのもいいんですけれども、同時に、それを読んだ人からいえば非常に差別されているなという意識が醸成される、それがやっぱり市政に対する批判にもなるということなので、その点について、もう少し具体的に、誤解を受けないようにこんなふうにきちっとやりますということを十分考えてもらいたい。
今おっしゃった程度の話だと、「広報ひこね」なんかに出ると、何で私らはもらえないのと、こういう感じになりますので、その点、もう少し突っ込んで、丁寧な対応を考えてもらえないでしょうか。
101
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹。
102 ◯地域経済振興課プレミアム付商品券
事業推進室主幹(桂田 浩君) ただいまご指摘いただきましたように、もう少し丁寧な対応ということにつきましては、今、ご意見をいただきましたことをもう少しこちらの方も検討材料の中に入れまして、今後の啓発に入れさせていただきたいなとは考えております。
一方で、国が6月後半、7月になりますと、プレミアム付商品券の取り扱いに関して、またコマーシャル等で流されていくようなこともお聞きはしております。そこら辺の情報が流れてくる中では、私どもが設置しておりますコールセンターにも同じような質問をいただくような形になるであろうと予測はしておりますので、その節に丁寧な対応をとらせていただきたいなと考えております。
今回の消費税の増税の部分については、国としましては軽減税率を導入することで低所得者対策の部分というのは基本的に考えているのかなと、臨時給付金の流れからいくとそういう形なのかなと担当者としては考えてはいるところなんですが、それに対して、子育て世帯、それから市県民税の非課税世帯についてはさらに消費が引き下がる可能性があるという意味合いの中での商品券の取り組みと、一定、理解をしているところですので、そこら辺の説明を少し丁寧にさせていただきたいなとは考えております。
103
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑がある方は挙手願います。
では、暫時休憩します。
午後0時03分休憩
午後1時02分再開
104
◯委員長(
上杉正敏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
質疑はありませんか。
野村委員。
105 ◯委員(野村博雄君) 一つだけ確認なんですが、予算書および説明書の67ページの一番最後の方に書いています物品売払収入の1,463万6,000円の積算根拠を、念のため、お教えいただけたらと思います。
106
◯委員長(
上杉正敏君)
市民環境部次長。
107
◯市民環境部次長(中村武浩君) 内訳としましては、清掃センターが1,454万2,000円、給食センターが9万3,000円、税務課が1,000円となっております。清掃センターにつきましては瓶類、缶類、金属類、古紙などの資源売却によるもの、学校給食センターは牛乳パックのリサイクル料、税務課につきましては廃車の原付のナンバープレートの処分売払収入でございます。
108
◯委員長(
上杉正敏君) 野村委員。
109 ◯委員(野村博雄君) 平成30年度はちょっと決算が出ていないんですけれども、平成29年度で見てみますと、私の覚えている範囲では3,500万円ぐらいになっていたかと思うんですが、予算よりも決算の方がかなり多くなる傾向にあると思うんですが、その辺をどのようにお考えか、確認をしたいと思います。
110
◯委員長(
上杉正敏君) 清掃センター所長。
111 ◯清掃センター所長(若林伊知郎君) 清掃センターに関しましては令和元年度が1,454万2,000円ということで積算しておりますけれども、物品売払収入につきましては社会経済情勢、市況によって変動を受けます。その状況を勘案して積算したものでございまして、令和元年度はこういう積算となったものでございます。
112
◯委員長(
上杉正敏君) 野村委員。
113 ◯委員(野村博雄君) ということは、どちらかというと低目に見ていただいているという、こういう捉え方でよろしいでしょうか。
114
◯委員長(
上杉正敏君) 清掃センター所長。
115 ◯清掃センター所長(若林伊知郎君) 若干、社会情勢によって波がありますので、低目の方で積算はさせていただいております。
116
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
角井委員。
117 ◯委員(角井英明君) 三つお願いします。
一つ目なんですけれども、土地改良区体制強化支援事業についてです。予算書219ページで、
主要事業は62ページです。平成30年度の450万円から310万円に減っています。
主要事業にはこの事業の目的を「土地改良組合の組合員が減少して効率的で効果的な組織運営ができない。だから、専門職員の配置に係る費用を支援する」とあります。専門職員は県から派遣されていると聞いていますが、どういった仕事をされているのか、予算が減ることで組織運営に影響しないのか、教えてください。
二つ目なんですけれども、工場等設置奨励事業についてです。予算書の229ページ、
主要事業だと69ページ。これも平成30年度3,909万円から、今回、3,332万円に減っています。その減らした理由と対象の12企業の中に新たな企業があるのか、教えてください。
最後、三つ目です。交通安全施設整備事業とバリアフリー施設整備事業についてです。予算書245ページ、
主要事業78ページです。平成30年度2,081万円から、今回、1,568万円に減っています。大津での子どもの事故とか高齢者による事故などが増えています。交通安全対策がますます必要になってきていると思うのですが、減らした理由を教えてください。
それと、その下のバリアフリー施設整備事業も平成30年度から半分に減っています。これも減らした理由を教えてください。
118
◯委員長(
上杉正敏君) 角井委員、それは4点目になるので、もしどうしてもでしたら、誰か3人答えられた後にしてください。
(「わかりました」と呼ぶ者あり)
119
◯委員長(
上杉正敏君) 農林水産課長。
120 ◯農林水産課長(福井圭輝君) 1問目の、土地改良区の支援の減額のことですけれども、前年度は週5日勤務で積算をして予算を認めていただいたんですけれども、今年度は、幸い、県の退職者で専門の人が見つかったんですけれども、週4日勤務という条件になりましたので、1日分の人件費として減っているのが主なものでございます。
どんな支援かといいますと、市内にある8土地改良区の中に、一応、専門職員がおられるところも二つほどあるんですけれども、ほとんどがおられないので、そこの積算業務であったり、測量等を委託しなくてはいけない事業等をされるときに、その委託業務をやってもらったりするのが主な業務でございます。
以上です。
121
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
122 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 工場等設置奨励事業で昨年よりも少なくなっているということにつきましては、これは一度受けていただくと、初年度、2年次、3年次ということで、どんどん金額が下がってきます。1年次は100%、2年次は75%、3年次は50%ということになっておりまして、企業数としては12企業。そのうち3年次が4社、2年次が3社となっております。新たに受けられました1年次の企業につきましては5社ございまして、これらを合わせて3,322万2,000円という金額になりました。
123
◯委員長(
上杉正敏君) 道路河川課長。
124 ◯道路河川課長(木村康介君) 今のご質問にございます交通安全施設整備事業およびバリアフリー施設の整備事業の減額についてですが、こちらにつきましては、平成30年度予算から見ますと額は落ちておりますが、内容的なものにつきましては、直営等もあわせて、修繕を行い整備してまいりたいと思っておりますので、極力、地元の要望等にはお応えできるような形で沿っていきたいと思っております。
また、大津市の事故を受けて、というお話もございましたが、そちらにつきましては、現在、交差点の点検等を実施しておりまして、その結果の内容によりましては、当然、交差点の補修等もしていかないといけない部分もございますので、そちらにつきましても、またこういった予算の中でやりくりしながらできるだけやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
125
◯委員長(
上杉正敏君) ほかにありませんか。
北川委員。
126 ◯委員(北川元気君) 資料の13で、事業見直し一覧の部分から質問させていただきます。11ページでございます。
観光企画課の方から出していただいている城まつりパレード開催事業のところからですけれども、「有名芸能人のゲスト招致中止」から「ゲスト招致などによる魅力づくりに取り組む」として、城まつりパレード開催委託料が125万円ということで追加になりました。理由としては「より魅力ある事業にすることにより効果的な誘客を図るため」と一言だけ書いてあるんですけれども。そしてまた、今後の対策としては「ゲスト招致やパレードの内容も含め、より誘客に効果的なイベントとなるよう、関係団体と協議していく」とありますけれども、もう少し詳しい説明をお願いしたいと思います。
それからもう一つ、その1個下の、ゆかたまつり開催事業および花火大会開催事業のところですけれども、こちらも花火大会、彦根ばやし総おどり大会は中断、見直すとありましたものが、花火大会の開催が追加されたり、ゆかたまつりの開催の補助が増額となっています。
仄聞しているのは、ゆかたまつりとあわせてなんですかね、彦根ばやしの総おどり大会があるようなことも伺っているんですけれども、その辺の詳細についてお聞かせください。
127
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
128 ◯観光企画課長(都築養子さん) まず、今回の予算の見直しということ全体にかかわりまして、一度、2月の予算をベースに、削減・廃止した事業につきまして、もう一度、主な関係団体さんに改めてご意見を聞きました。その上で、彦根市の観光振興計画にある基本方針にのっとった形で優先順位をつけさせていただきました。
城まつりのパレードにつきましては、毎年、必ずしも芸能人ゲストを呼んでいたわけではなくて、何度かゲストがいらっしゃらない年もあったということで、周年事業の際に検討するということで前回は予算を削減しておりましたけれども、やはり関係団体さんや市民のお声の中では、一定、楽しみにしているというお声であったり、集客につながる大事な要素ではないかというお声もいただきましたし、基本方針の一つであります21世紀型の城下町づくりの中で、まさに城まつりというのは城下町から町内を時代行列が練り歩くという大変魅力のある観光行事でもございます。より効果的に誘客を図るという視点に立ち返りましたときに、やはりゲストについても、再度、視野に入れながら、また、内容の方も、市民参画あるいはNPO等の参画など、観光客のニーズを勘案しながらパレードの内容を充実させていく方に判断をさせていただきましたので、増額をさせていただいたところでございます。
2点目の、ゆかたまつりにつきましては、夏の風物詩として本市に定着している行事ということでございますし、単に夏祭りというだけではなくて、彦根城やまちなみなど、本市のすばらしさを発信することを目的にも開催していただいております。また、彦根城に次いで本市の主要な観光立ち寄り拠点である夢京橋キャッスルロードで開催されていることから、飲食などの経済効果もあると考えております。
ただ、今回、四番町スクエアにもちょっと範囲を広げた形での計画と伺っており、さらに街なかへの誘客も期待できるのではないかということを検討材料とさせていただきました。また、比較的、若者の参加が多いということもありまして、参加した若者からの情報発信力ということも期待できるのではないかと。そういったことを総合的に判断させていただきまして、より魅力あるイベントとして増額をさせていただいたところでございます。
総おどりについては、総おどりをしてくださいということではなくて、ゆかたまつりそのもののブラッシュアップというか、より誘客につながるような内容、エリアの拡大等々というところで増額をさせていただいたわけですけれども、彦根ばやしといった伝統行事の方も取り入れる計画もいただいているというのを私も確認をしております。ただ、予算の段階では、あくまでもゆかたまつりに対しての予算増額ということでございます。
以上です。
129
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
130 ◯委員(北川元気君) 城まつりパレードの125万円の増額ですけれども、ゲスト招致に係る経費が125万円という理解でよろしいかというのが一つ。
それから、ゆかたまつり開催に対する補助金の増額が50万円ということですけれども、今のお話ですと、その50万円の中身というのがわからないので、どういうものに対して50万円という増額をされたのかというのが二つ目。
それから、城まつりパレードにしても、ゆかたまつりにしてもそうですけれども、何か目標の人数であったり効果であったり、そういうものを持っておられるのかというのをお聞かせください。
委員長、もしかかるようでしたら飛ばしていただいても。
131
◯委員長(
上杉正敏君) そうですね。もし後回しにしたら後で答弁できますか。
それでは、北川委員の質疑は後回しになりますが、ほかに質疑はありませんか。
獅山委員。
132 ◯委員(獅山向洋君) まず第一は、予算書の229ページ、
主要事業の71ページです。リフォーム事業の問題なんですが、これについては既に本会議で杉原議員が非常に詳細に厳しくお聞きになったので、ちょっと重複するかもしれませんが。
今回、移住、新婚、子育てならびに3世代同居の世帯と、こういうふうに限定されたわけですけれども、そうしますと、定住人口の増加を図るという方にウェートがかかってしまっているのではないかと思うんです。経済の活性化が本来のリフォーム事業の主たる理由だったわけなんですけれども、6,000万円あったものがわずか2,000万円程度になってしまって、経済波及効果そのものは、簡単に言うと3分の1になってしまったと。この理由はどういうところにあるのかというのが一つです。
それと、わざわざこんなふうに目的を変えてしまったというか、私に言わせれば、こんなものはすり替えてしまったと思わざるを得ないので、何でこんなふうに変えてしまったのか。それならば、経済波及効果を狙うためのリフォーム事業をきちっと残すべきであったのではないかと。全然違う目的を二つ並べてしまったというところに問題があるのではないかと思うので、その点について、二つ目としてお答えいただきたいと思うんです。
それと、もう1点は、これは本当にこういう机上の空論みたいなことをお立てになるから私らも不愉快に思うんですけれども、これ、本当にリフォーム事業をやろうという業者さんは一体どういうふうにして営業活動をやったらいいんですかということをお聞きしたいんですよ。簡単に言うと、移住してきたとか新婚、子育て、3世代同居というような、そんな条件を表から見てわかるんですかということなんですよ。だったら業者さんに、これは本当は個人情報に触れる問題ではないかと思いますけれども、やっぱり新婚さんはここにおられますよとか、3世代同居はここにおられますよと言わない限りは、飛び込みで営業活動はできないわけなんですね。何でこんなややこしいシステムをお考えになったのか。端的に言えば、営業活動をどうしてやるんですかと。これを3点目としてお聞きしたいと思います。
133
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
134 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 今、委員がご質問のリフォーム事業、定住人口の活性化になっているのではないかということで、要は経済的なものはどこへ行ったということですけれども、そもそもリフォーム事業につきましては、ご存じだと思いますけれども、平成20年に始まりました緊急経済対策、その後からいろいろ変わってきまして、政策的なものもありますけれども、前回、平成28年度からは経済活性と定住人口ということで、定住の方にも少し力を入れていくと。それで、今回は定住というところに変わったわけでございます。
市全体としましても、やはり人口の増加というのは必要になってきますので、定住というところにウェートを置いたと。当然、移住の方も含め、それから、そこにいていただくということも必要になってきますので、新婚さんで、当然、市内同士の結婚もありますけれども、市外から、結婚されて来られるということもありますし、子育てということでお子さんが増えるということ、それから、3世代ということになりますと、外に行かない、そこに住んでいただけるということで、そういう制度に、今回、見直しをさせていただいたものでございます。
あと、2点目の、目的を変えたのかということでございますけれども、先ほどご説明させていただいたように、やはり定住というところにウェートを置いたということで、以前の経済対策とはかなり変わってきていますので、そのように目的を変えさせていただきました。
次、3点目の、リフォーム事業をされる業者の方への、どういう形でお知らせできるかということですけれども、私どもとしましては、市としてリフォーム事業、特に定住であるとか子育てというところについては大々的にPRをさせていただきますので、そこから市内の業者を使っていただきたいということでお勧めを、また、説明をさせていただきたいと考えております。
135
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
136 ◯委員(獅山向洋君) まず第一は、これは平成31年2月定例会でも随分質問が集中したわけですけれども、本来、この10月1日から消費税が増税になるという話で、駆け込み需要があるから何とかかんとか言ってやめたんでしょう。やめたというよりも、大幅に減らしてしまったわけでしょう。だったら、そんな定住人口の増加の問題よりも、はっきりと言えば、消費税対策としてきっちりとやるということが、答弁の中でも、ある程度、様子を見て考えるみたいなことをおっしゃっていたのではないんですか。それがいつの間にか消えてしまっているということ自体が問題だと思うんですよ。
担当の方がお答えになるのもいいけれども、市長自身の方針として、これだけ大きな、まあ言うならば、消費税対策について何かいろいろと質問があって答弁があったのに、いつの間にか定住人口の方にウェートを置いたということ自体が間違っているのではないんですかということをちょっとお尋ねしておきたいんですよ。
それから、もう1点は、こういう三つの条件をおつけになったのなら、ひとり暮らしの老人とか、あるいは老人夫婦の家庭とか、そういうところの方がはるかにリフォームが必要なんですよ。そんな3世代同居の方は、失礼な言い方だけれども、どちらかというと、豊かとまでは言いませんけれども、3世代でちゃんと生活しておられるから、おじいさん、おばあさんもそれなりに面倒を見てもらっているわけですよ。ところが、子どもらが外へ出てしまって、家も直せないというようなひとり暮らし、ふたり暮らしの老人の家庭がたくさんあるわけでして、なぜそういう人々に対して目を向けないのかと。これがやっぱり一番問題だと思います。
それから、もう1点申し上げれば、新婚とか移住してこられた方がリフォームしなければならないような、そういう状況の方が来られるんですかということを聞きたいんですよ。既に定住についてはたくさんの、例えば家賃補助とかいろいろなことをやっておられるでしょう。それなのにわざわざリフォームまでやらなきゃいけないのかと。この辺を非常に不思議に思っているんです。この点も、一遍、お答えいただきたいんですよ。対象が間違っているのではないかということです。
それと、もう1点は、明確なお答えがなかった……。
137
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員、今、4点になりますけれども。
(「4点ですか」と呼ぶ者あり)
138
◯委員長(
上杉正敏君) はい。3問質問されたことについて一つずつ聞かれた。
獅山委員。
139 ◯委員(獅山向洋君) 今質問したことについて、もう1点だけ聞くので。私は、何で6,000万円あったのが2,000万円そこそこになってしまったのということも聞いているんですよ。これはお答えがなかったので。
140
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
141 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 先ほど6,000万円から2,000万円になりましたことをちょっとお答えできていなくて申しわけございませんでした。
そちらの方からご説明させていただきますと、まず、6,000万円につきましては、先ほどから説明させていただいています条件のついた、移住であるとか子育て、新婚、それから3世代というのは15%の補助率ということになってきておりまして、あと、残りの分については10%で、今まで6,000万円の予算を組んでおりました。今回は、先ほども申し上げておりますように、定住であるとか移住、それから新婚、子育てというところだけに絞りましたので15%の補助率で、そして、昨年までは前半の第1回と後半の第2回の募集でありましたので6,000万円になっておりますけれども、今回は後半だけになりますので、2,000万円という数字で予算を上げさせていただいたところでございます。
それと、先ほど再質問の中で、10月1日消費税増税につきましては、本来、消費税対策をすべきではないかというご意見でございますけれども、消費税対策につきましては国の方でも大々的にやっております。特に新築住宅を購入するとか、またリフォームをするといった場合は、ポイント制でございますけれども、リフォームの場合でしたら30万ポイントで物が買えるというような制度も国の方でやっておりますので、消費税については国の方が全国的にやっていると。彦根市としましては、定住というところに今回はウェートを置いたということでございます。
あと、ひとり暮らしの老人に対してしないのかというご質問、これにつきましては今後の彦根市全体の課題でもございますので、そういったものについてはまた検討してまいりたいと考えております。
それと、ひとり暮らしのお年寄りの方についてはほかの制度もあるかと思いますし、そういったものも活用していただけるかと思いますし、また、それらも複合的に考えていきたいと考えております。
あと、新婚、移住の方が本当にリフォーム事業を使うのかということでございますけれども、過去数年間のデータを見ておりましても、やはり新婚の方、移住の方のパーセンテージもございまして、例えば平成29年度で申し上げますと、第1回で移住の方が7件、そして新婚さんが1件、第2回のときに移住が5件で新婚3件とかいう形で、各年度合わせても、やっぱり5%から8%近くの利用者があるということでございます。
142
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
143 ◯委員(獅山向洋君) まず、国がやっているからいいんだという考え方を持っておられますけれども、ほかの市では、国がやっているからといって、それに完全に乗っかっているようなところは少ないと思うんですよ。むしろ、やっぱりそれぞれのまちでそれぞれの事情があるんだから、特に、今までリフォーム事業についてはずっと続けてきたのに、わざわざ消費税が増税になるときにやめてしまうということ自体、これは市長としておかしい、間違っているとは思わないのか、その点だけ聞いておきたいんですよ。思わないとおっしゃるなら思わないとだけでも言ってください。私は市民にそういうふうに言ってあげたいと思うんですよ。「市長は全然間違っていると思っていないようですよ」と言いたいので、やっぱりきちっと答えておいていただきたいんです。
それと、もう1点、経済的波及効果については、6,000万円あったときは全体の事業としては8億円ぐらいの経済活性化がなされていたわけですよ。それが、一遍に3分の1になればもちろん減るし、同時に、これだけの条件がつけられれば、そんな簡単に新婚ほやほやの方がこういうことでリフォームしようかなんて、普通の家庭では考えないと思うので、経済的波及効果が非常に減少するということだけは間違いないと思うので、それだけは認めておいていただきたいと思うんです。
これで三つぐらいになりましたのでその程度にしておきますけれども、いかがでしょうか、お答えください。
144
◯委員長(
上杉正敏君) 市長。
145 ◯市長(大久保 貴君) 先ほども課長がご説明申し上げましたように、政府が提示をいたしましたさまざまな経済対策がかなりきいてくると私も見ておりまして、政府の高官からもそのような説明を受けております。それに期待をしたいと。したがって、私どもの今回お示しさせていただいたプランについては十分だろうと考えております。
146
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
147 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 先ほど委員の方からご指摘がございましたように、経済的効果ですが、確かに昨年度につきましては6,000万円の予算に対して、やはり8億円とか10億円程度になりました。今回、2,000万円に対しては、当然、経済的効果は減少すると見込んではおります。
それはなぜかと申しますと、やはり数的に絶対数が少ないということもございますので減少するだろうと見ております。
148
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
149 ◯委員(獅山向洋君) 私が申し上げておきたいのは、今までリフォームの事業が全くなくて、その上で、やるかやらないかという話ならば消費税は関係ないと思いますよ。けれども、今回のように、今までずっと続けてきたのに、わざわざ消費税増税のときに一挙に金額を減らしてしまうということ自体が、これはやっぱり市内の中小業者、特にリフォームなんかをやっておられる事業者にとっては大変な打撃であるということだけはしっかりと認識してもらいたいんです。これは意見として申し上げておきます。
150
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
151 ◯観光企画課長(都築養子さん) すみません、答弁が遅くなりました。
まず、北川委員の再質問のうち、城まつりパレードの125万円の増額はゲストの招致に関する費用ということでお考えいただいて結構です。
2点目の、ゆかたまつりの50万円の中身ということでございますが、ゆかたまつりにつきましては実行委員会の方で具体的な内容というのを決めていかれますが、今お聞きしておりますのが、抽せん会であったり、子どもさん向けのイベントであったり、屋台村、キッチンカーといったものは昨年と同じように計画をされているということ、あと、先ほども申しましたように、エリアは四番町スクエアまで範囲を広げていただけるご計画であるということと、彦根ばやしだったり伝統芸能といったようなエッセンスも取り入れたいというご計画を聞いておりまして、費用につきましては、昨年度の実績で、会場設営費であったり広告宣伝費、商品代等々で約300万円近くかかっております。ですので、エリアを広げていただいた分、会場設営費であったりその他の費用がかかるということで50万円の増額をさせていただきました。
三つ目の、イベントごとの目標値はあるのかということでございますけれども、現在、観光計画の方で定めております目標値というのはイベントごとでは設定しておりませんで、例えば彦根城の入山者数を目標値、平成32年度においては80万人といったような設定、あるいは夢京橋キャッスルロードの歩行者数を1日1,480人、四番町スクエアの歩行者数を1日360人というような目標を観光計画には掲げているところでございます。ごめんなさい。日本人の入山者数が80万人で、外国人の入山者数が10万人ということになりますが、といった目標値を観光計画では策定しております。ですので、総合的にそういった数値に目標値を置いているということもございます。また、イベントごとの入り込み客数推移ということで県にご報告をしている、それはイベントごとの目標値というよりは実績報告ではありますけれども、ゆかたまつりについてはおよそ1万人で推移しており、お城まつりについては9万人で推移をしているので、前年度以上の入り込み客ということが最低限の目標値にはなるかなと考えているところでございます。
以上です。
152
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
153 ◯委員(北川元気君) 城まつりパレードの125万円の増額分についてはゲスト招致に係る経費であるということで理解をしました。
それから、ゆかたまつりに対する50万円についても、規模が拡大されたり、さまざまな取り組みを行っていただくことが根拠になっているということで、この辺も。
3番目の質問で、それぞれのイベントとかそういうお祭りに対してどれだけ費用対効果というか、目標、効果を期待されているのかというところで、最低限、去年よりも多くなっているのが目標ですということで確認をさせていただきましたので、理解しました。
ごめんなさい、もう1点、花火大会の方についてもお聞かせいただきたいんですけれども、今、花火大会は協議団体とまだいろいろと詰めていかれる段階だということで本会議の方でもご答弁がありましたけれども、現時点でどこまで決まっているんですかね。ちょっと確認のために、もう一度お聞かせいただけますか。
154
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
155 ◯観光企画課長(都築養子さん) 花火大会につきましては、実は14日の金曜日に事務局を受けていただいております観光協会さんの方で実行委員会が開催されました。もちろん19日に本市の予算は採決されるということですので、あくまでもこの6月議会、19日の予算採決において議決をいただければという前提ですということを参加者さんにご理解いただいた上で、今回、花火大会は北びわ湖花火大会を兼ねておりますので、長浜市さんもご参画いただく必要がございまして、そういった事情もあらかじめご説明の上で、ただ、やるとなったときに、できるだけ早い開催を希望されているという地元のお声もありますし、事務局を担う観光協会自体も、後になればなるほど、ほかの、お城まつりであったり秋の行催事に影響が起きますので、事務手続等々の関係でいくと、実行委員会は予算議決を前提にということで早い目に開催されました。現時点では、日にちにつきまして、夏休み中の8月26日月曜日ということで実行委員会において決定いただいたということでございます。あとは、
例年どおりの場所で開催していただけるということを実行委員会の方で了解されたという状況でございます。
以上です。
156
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
157 ◯委員(北川元気君) 花火大会についてはT.M.Revolutionの西川さんが、イナズマロックフェスの関連で何度も彦根市に行ったけれども、結局、門前払いだったみたいなことをツイートされて、そのことで話題になったので、市民の方も関心を持っておられるんですけれども、それはもう何の話もなかったのか、あれ以降、全く何もないのかというのが一つ。
この花火大会の開催、もちろん予算が決定した後の話だと思いますけれども、そうなった場合に、市民の方に周知していかれるのをどういうふうに考えておられるのか、その点をお願いします。
158
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
159 ◯観光企画課長(都築養子さん) 西川さんのツイートに関しましては、どういった思いでしていただいたのかということもあるんですけれども、確かに4月以降、関係者の方から何かお手伝いできることはありませんかといったようなお声がけはいただいております。ただ、具体的に何かするというよりは、西川さんの滋賀県に対する思いであったり、彦根、湖東、湖北に対する熱いお気持ちを伝えていただいたという状況でございまして、お気持ちとしては大変ありがたく受け取っているところでございます。
実際にこの6月議会に予算を上程させていただく中で、何か具体化をするには余りにも、4月、5月という2カ月間で具体化するというところは時間的にはなかなか難しかったという経緯もございまして、先ほども申しましたように、やっぱり地元の方としては夏に上げてほしいなという思いが強かったということ、事務局の方の状態ということもありますし、また、県の補助金も「夏の花火」という文言が入っておりますので、やはり早い開催をと考えましたときに、西川さんの思いを具現化するまでの日数がちょっとなかったかなという状況でございます。
周知につきましては、実行委員会の方でも話が出まして、前日と前々日に交通規制の告知のチラシは新聞折り込みをしようということで予定されています。あと、プログラムについても、彦根市内に新聞折り込みの予定でございます。また、市の「広報ひこね」にも載せさせていただきたいと思っておりますし、各種機関への情報提供ということで、観光協会であったりビジターズビューローであったりエフエムひこね放送さんなども含めて、考えられる周知の方を使っていきたいなとは思っております。
以上です。
160
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
161 ◯委員(北川元気君) T.M.Revolutionの西川さんの話ですけれども、市内にお住まいのファンの方からご連絡をいただきまして、すごく怒られました。誤解されているみたいで、西川さんがそんな思いで頑張ってくれているのに、声をかけていただいているのに何で門前払いなんだと言って、しかも、結果、花火中止ってどうなっているんだということですごくお叱りを受けたんです。
時間的なこともありますし、今後どうしていくかというのは予算が通ってみないとわからないことでもありますのでその辺は仕方がないとは思うんですが、今年度とは言いませんので、せっかくこういう機会、チャンスだと思いますので、今後、コラボというか、そういう形でやっていかれるお考えがあるのかだけ確認させてください。
162
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
163 ◯観光企画課長(都築養子さん) 今、どういったことができるのか、あるいは彦根市だけで何かできるのかということではなくて、いろんなイベント、やっぱり関係団体さんあるいは地元の方々、それぞれの調整等々が必要かと思いますので、そういった関係団体さんの調整も含めて、何かそういったことが実現できるのかどうか、相手さんもあることですので、思いもうまくすり合わせができればいいなという思いは持っております。
以上でございます。
164
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
獅山委員。
165 ◯委員(獅山向洋君) 予算書の203ページ、
主要事業の32ページです。
203ページの一番最後のところにプラスチック製容器包装分別処理経費6,841万3,000円と出ているわけです。これは先ほど野村委員がお尋ねになったことと関連するんですけれども、予算書の67ページの売払収入で、清掃センターの関係で大体1,400万円ぐらいというお話がございました。皆さんもご承知のとおり、最近、中国とか東南アジア諸国は、いわゆる先進国の廃棄物の輸入はやめだということになってきておりまして、いろいろと清掃センター関係の業者さんも、せっかく受け取ったいろいろな廃棄物も輸出できなくなってしまって、たまってきているというようなことが新聞にも書いてあったわけです。そういう観点から申しますと、6,800万円もかけてこういうふうに分別処理をやりながら、これがきちっとお金に換わっているのかどうかということも考えなきゃいけないのではないかと思うんです。
そういう観点から、清掃センターでどんなふうに、現状というかな、今の世の中の流れを見ておられるのか、いつまでも分別収集が必要なのかということについて、ちょっとお答えいただきたい。その上で、この6,800万円もの予算をつけなきゃいけないのかということについてお尋ねしたいと思います。
それから、もう一つは予算書の227ページ、銀座街のことなんですけれども、銀座街
まちづくり協議会支援業務委託料で100万円というのが出ております。金額的には小さいんですが、今回の選挙で私は銀座街に事務所を出しましたので、銀座街の方からいろいろなご質問を受けたわけです。今後、一体、銀座街はどうなっていくんだという話でございまして、正直言って、私も具体的に答えられなかったわけなんです。こういう100万円の支援業務委託料をおつけになったのはよろしいんですが、今後、銀座街をどんなふうにしていくのか、その中でのこの100万円という予算の位置づけをご説明いただきたいと思います。
それと、3点ということですのでもう1点。予算書の229ページの下の方で彦根仏壇活性化事業というのがあるんですけれども、これは
主要事業では70ページに書いてあります。ここに、彦根仏壇職人等後継者育成事業補助金480万円と書いてあるわけです。私ども議員としては、一応、説明は受けているわけですけれども、それはそれとして、改めまして、この後継者育成事業の内容というんですかね、これは仏壇業界から、当然、予算要求としていろいろ説明を受けておられると思いますので、具体的にこの事業内容についてご説明をいただきたいと思います。
以上3点、お願いいたします。
166
◯委員長(
上杉正敏君) 清掃センター副所長。
167 ◯清掃センター副所長(牛澤史幸君) ご質問の1点目、プラスチック製容器包装分別処理経費等のコストの観点からご質問だと思いますが、委員がおっしゃいますとおり、中国の方、廃プラスチックについては2017年末から輸入を禁止されております。それによりまして、処分費用については確かに高騰している部分があります。ただ、こういった廃棄物の処理につきましては、費用面もありますが、当然、限られた資源の有効活用でありますとか、地球環境、循環型社会という点から見まして、こういった再生利用の方も重要だと考えております。現時点ではこういった分別収集を啓発していきまして、適正処理に努めていきたいと考えております。
168
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
169
◯都市計画課長(
古川雅之君) 銀座街の
まちづくりにつきまして、
都市計画課も一緒に仕事をしておりますのでお答えさせていただきます。
銀座街につきましては、これまで3年間にわたりまして地域の方々とお話し合いをさせていただきました。その中では、全体会議であったり、グループごとといいまして、ビルが何棟か固まっておりますので、そのグループごとに検討会もさせていただいて、市と直接、意見交換をさせていただきました。その中で、アンケートもとっているんですけれども、アンケートをとらせていただいても回答率が非常に低いということがございましたし、かといって、危機感を持って真剣に取り組んでいこうという方々もいらっしゃいます。現状を見ていますと、そういう危機感を持って一生懸命に考えておられる方とそうでない方、意見がいろいろございます。この意見を取りまとめていって、皆さんの合意形成をとっていくことが必要な状況だと、今、判断をしております。今後、この合意形成をどのようにとっていくかということで考えた中で、やはり協議会というものをつくりまして、地元の代表の方にも出てきていただいて、協議会の中で今後の方向性を議論していきたいと考えておりまして、その協議会の中でいろんな議論を継続していくということで、今回、予算を地域経済振興課が100万円、
都市計画課が100万円ということで、200万円で継続審議をしていきたいなと考えているところでございます。
市としては、あくまでこれは民間の開発といいますか、
まちづくり計画になりますので、皆さんの危機感を共有していただいて、
まちづくりを皆さんが考えていただきたいということを考えておりまして、3年間、継続して意見交換はしてきたんですけれども、これからも、もうしばらく意見交換を続けていく必要があるということで、今回、予算を計上したわけでございます。
170
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
171 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) ご質問いただきました彦根仏壇の活性化事業につきましてですけれども、彦根仏壇につきましては、やはり伝統工芸品ということで、すごく技術も要ります。そういったものを習得していただくためにいろんな研修会等にも参加していただく、それから、伝統工芸の中での情報交換、ならびにそういったものを出展するための費用ということで、そういったものについて補助をしております。また、先ほども申しましたように伝統工芸でございますので、7工程ほどございますけれども、その中で職人を育成していく、後継者の育成のための事業補助というものをやっておりまして、今、こちらの予算で申し上げますと、月20万円の1年(12カ月)分で4人でありますが、それの2分の1補助ということで上げさせていただいているものでございます。
172
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
173 ◯委員(獅山向洋君) まず、廃プラの問題なんですけれども、世界の情勢からいけば、廃プラを何とかリサイクルするとか、そんな状況ではなくなってきつつあるのではないか。逆に言えば、海洋汚染の問題も起きているわけですから、そういう意味では、もうプラスチックを使わないという方向で、むしろこんな6,800万円も金を使っていくということ自体が無駄遣いではないかと思うんですよ。本年度予算としてはこういうことかもしれないけれども、やっぱり予算の段階できっちりと考えていくべきではないかと私は思っております。これは、今後、新しいごみ処理場の炉の問題にもかかわってくる問題なので、そういう点で、清掃センターにおかれては、やっぱりある程度きちっとした方針を立てていただきたいなと思っております。これは意見だけにしておきます。
それと、もう1点、銀座街の問題なんですけれども、今おっしゃったように、何か延々と協議したりアンケートとったり何かして、いつまでたっても何をするのかがわからないという状況なんですね。ですから、今、私も説明を聞いて初めてわかったんですが、200万円らしいですけれども、聞いておきたいのは、この200万円の予算で何をしようとしておられるのか、これだけはちょっときちっと答えておいていただきたいんですよ。私も銀座街の方に、恥ずかしながら答えられなかったんですよ。悪い答えをしたんですよ、私は。「そんな総おどりさえやめるような彦根市に金があるはずがない」と。「そんなもの、銀座街なんて恐らく変えられませんよ」と言っていたんですよ、逃げ口上ですけれどもね。ですから、そういう意味で、今回の予算はこういうことに使いますということをもう少し具体的に説明していただきたいと思います。
彦根仏壇のことはよくわかりましたけれども、ただ、後継者が決まった上で育成するならわかるのだけれども、ただ後継者だけ何とかしましょうというような、そういうやり方ではいつまでたっても後継者は出てこないと思うんですよね。そういう点で、もし後継者になられたら、こういうことをしますよということを大々的に日本全国にきちっと宣伝していただかないと、ただお金をつけただけで何とかなるというのでは、これはちょっと僕は困ったものだなと思っています。そういう点で、しっかりと宣伝する気があるのかどうか、あるいは宣伝方法としてはこんなふうに知らせますという、その点だけでもお答えいただきたいと思います。
174
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
175
◯都市計画課長(
古川雅之君) 銀座街の200万円の内容についてお答えをさせていただきます。
銀座街につきましては、先ほどもお答えしましたように、協議会をつくって議論を継続していきたいと考えております。その協議会につきましては地域の方々にも出てきていただきまして議論をしていくということなんですけれども、その中で、専門的知識を持っておりますコンサルタントも同席いただきまして、全国の事例であったり、コンサルタントとして、しているいろんな内容をその議論の中でも提案していただきながら議論を進めていきたいと思っておりますので、コンサルタントの出席をいただいて議論をしていくという内容の費用でございます。
176
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
177 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 委員がご指摘の、彦根仏壇の後継者育成に関する費用でございますけれども、やはり後継者につきましては、伝統工芸ということで、1人の方が育つのにかなり時間も要します。ですから、そういった育成のための費用でございますけれども、宣伝方法とかにつきましては、やはり仏壇の協同組合の方からもそういったものを活用してということで募集もされていますし、彦根仏壇のことにつきましては事あるごとに、ホームページ等も含めまして、いろんなところでPR、情報発信をやっていると聞いております。
178
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
179 ◯委員(獅山向洋君) 銀座街の件なんですけれども、そうすると、結局、コンサルタントに200万円も払うということなんですか。
銀座街の方々も余り信用しておられないんですよ。本当に銀座街のことをわかっている人が相談に乗ってくれるのはいいけれども、何だか、よその話ばかりされて、うちのことは全然ご存じないという、そういう印象を持っておられますので、やっぱりお金は有効に使ってほしいなと私は思っております。いかがでしょうか。本当によその話ばかりされる人が多過ぎて困ると、こういう話なんですよ。いかがですかね。
180
◯委員長(
上杉正敏君)
都市計画課長。
181
◯都市計画課長(
古川雅之君) これまでコンサルタントも同席して会合を何回も持って議論をしてまいりましたけれども、コンサルタントのアドバイスというのは全国的な事例を紹介しているということでそういう印象を持っていただいているのかなと思います。
ただ、これまでコンサルタントも直接、会議に出席して、銀座街の事情もよく承知をした上でアドバイスをしていると市の方は思っておりますので、今後も専門的知識を持っているコンサルタントのアドバイスといいますか、同席というのは非常に重要であるかなと。今後、銀座街をどうしていくかという、そのヒントにもなってきますので、コンサルタントの同席は重要であると考えておりますので、ご理解をお願いします。
182
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
谷口委員。
183 ◯委員(
谷口典隆君) 1点お聞かせください。
説明書の234、235ページの夢京橋あかり館運営管理事業なんですが、これは暫定予算に入っているのかどうかも含めて教えていただきたいんですけれども、2階の展示替えがあるということなんですが、これは具体的にどういうことなのかということと、あわせて、41ページの
商工使用料の、あかり館の観覧料が前年度より低くなっているんですけれども、展示替えをするのであれば、ここは積極的に収入増を目指していかなければならないのに、ちょっとその辺の整合性をお聞かせいただきたいと思います。
184
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
185 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 今ご質問がございましたあかり館の2階の展示でございますけれども、今まで「MITSUNARI 11」をずっとやっておられまして、新しく更新がされていなかったということもありますので、これにつきまして新たにやっていこうということで予算を計上させていただいたところでございます。
あと、41ページの方にございました観覧料につきましては、実際にあかり館に来られるお客さんは少し増えてはいるんですけれども、2階に上がっていただくという方が、ここのところ、若干低迷しておりますので、そういった実情に合わせて観覧料の積算をして、こちらの方に計上させていただいたものでございます。
186
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
187 ◯委員(
谷口典隆君) これは暫定予算に入っていたんですか。
188
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
189 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) これは暫定予算に入っております。
190
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
191 ◯委員(
谷口典隆君) ちょっと今さらで申しわけないんですけれども、では、何のために2階を展示替えされるのか。2階展示替えの目的は何ですか。
192
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
193 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 今お話しさせていただいたように、2階の展示場につきましては新たなものをもって集客をするということを考えているところでございますので、そのための予算です。
194
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
195 ◯委員(
谷口典隆君) 集客されるのであれば、歳入は増えるんですか、減るんですか。
196
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
197 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 1階のあかり館自体に人は増えても2階の方に上がらなければ観覧料は増えない。そしてまた、そちらの方で販売しているグッズ等も売れないということになりますので、やはり何か、リニューアルしましたというようなことで来ていただければ増えていくかなと考えております。
198
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
199 ◯委員(
谷口典隆君) 展示替えは2階ですよね。この歳入の方は1階ですか。2階ですよね。であるなら、これはイコールにならないとおかしい。今、ご説明はイコールというか、集客のためにリニューアルをするのに、その収入、観覧料が例年より減っているというのは、どう考えてもおかしいですよね。
200
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
201 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) あかり館の方にたくさんの観光客の方がお見えになっても、その上に上がる魅力がなければ。
(「言えば言うほど矛盾が」と呼ぶ者あり)
202 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) ただ、全部が全部、上がるとは限らないということで。
(発言する者あり)
203 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 今の展示替えにつきましては、確かに集客をするための展示替えでございますし、また、収入の方につきましては、現実的に昨年の実績とかを見てでございますので、集客が上がれば、当然、そちらの方も上がってくるというふうになります。
204
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
205 ◯委員(
谷口典隆君) では、その予算を組めばいいではないですか。
206
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
207 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 今の、実際にそれを組めばいいというお話でございますけれども、どれだけの人数が来ていただけるのか、こういったものについては予測がつかないものでございますから、これについては実績でいきました。
208
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
209 ◯委員(
谷口典隆君) それなら、この歳出も執行をやめられたらどうですか。何もしなくてもこれだけ歳入は、入りは確保できるわけですよね。何もしなくても、「MITSUNARI 11」をリニューアルしなくても、今の推移、年々だんだん下がっているから、でも、今年度はこれぐらいの人数は確保できるだろうと。だから観覧料はこれぐらいできるだろうという、次長のご答弁ではそういう予算の組み立て方でしたよね。入りはそれでわかりました。わかりましたというか、納得しましょう。納得したとして、では今度は、それであるならば、リニューアルしないでずっと右肩下がりになってきたのであるので、そこはリニューアル、支出を止めれば、無駄な経費をかけずに、とりあえず今年度の予算の48万円の入りは確保できるということですので、この無駄な修繕料の支出は執行しない方がいいのではないかと思います、展示替えを。
「MITSUNARI 11」を新しく更新と言われますけれども、ここ何年、「MITSUNARI 11」をしてこられましたか。まあ、いいですわ。結果的にこれね、「MITSUNARI 11」をされて一時的な時流に乗ったのはわかりますけれども、結局、集客につながっていないということだという認識はないですか。株式会社夢京橋からの提案どおり、もう一回、「MITSUNARI 11」を新たにリニューアルしよう、てこ入れをしようとお思いであるならば、入りも、しっかり観覧料を確保すべきではないんですか。それが確保できない、それだけの予算を打って出られないということは、市としても「MITSUNARI 11」ではだめだと思っているから予算を積極的に出せないのではないんですか。はっきり言って、「MITSUNARI 11」では幾らリニューアルしたって集客に結びつかないんですよ。もっと一般的に、一般的な人もわかって2階へ上がってもらえるようなものに変えないとだめなんですよね。そこをわかっていらして予算をつけていらっしゃいますか。入りと出の今のご説明では、そこをわかって予算組みしていないと思いますよ。これは執行をやめていただくことはできませんか。
210
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
211 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) こちらの「MITSUNARI 11」というところだけではなくて、やはり今、あかり館の方では、ひこにゃんWITHとかそういったものを活用して、彦根に来ていただいたときにキャッスルロードであるとか、また、あかり館の方に入っていただくというようなことを取り組んではおります。ただ、残念なことに、ひこにゃんWITH自体がさほどまだ広まっていないということもございましたので、今、あかり館の方では、ひこにゃんWITHも含めて、何らかの集客をやっていく方で検討していると聞いております。
212
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
213 ◯委員(
谷口典隆君) ひこにゃんWITHのダウンロード数も伸び悩んでいますよね、今おっしゃったように。それであるならば、ひこにゃんを中心にしたものに2階をリニューアルするということであるならば、もっと今後の展開も期待できるかもわかりませんし、観覧料の増加も見込めるかもわかりません。例えば観覧料の中にはひこにゃんWITHのダウンロード料も含まれているとか何かそういった形にするとかね、例えばですけれども、そういったことで集客につなぐということではいいと思うんですけれども、今のご説明では到底納得できない部分があるので、これはあくまで「MITSUNARI 11」をリニューアルするという方向で行かれるんですかね。
214
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
215 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 今回、こちらの方につきましては指定管理を行っている夢京橋あかり館に対して補助というか、委託料であったりしているものでございますので、より詳しい内容等につきましては株式会社夢京橋の方で、またいろいろと検討していただけるかと思っております。
216
◯委員長(
上杉正敏君)
谷口委員。
217 ◯委員(
谷口典隆君) 最後はそこへ振ったら逃げられると思ったら大間違いですよ。そんなもの、だめではないですか。そこをしっかりコミットしていくのが有効な税金の使い方ではないですか。集客がないんでしょう。では、何でこんな予算を組んだんですか、その入りを。もっと集客できる、もっと観覧料、売り上げが上がるようなもので予算を組めばいいではないですか。そこはもっとこういった意見をしっかり反映させていただくことはできないんですか。今みたいに、「株式会社夢京橋が決められることなので私どもは関知しません」みたいな答弁ではなくて、そこはもっとしっかりとコミットしていくと。「観覧料が少しでも増えるように取り組みをしていきます」と。そして、「そういった形での支援も含めて支援していきますのでご理解いただきますようにお願いします」みたいなご答弁はいただけませんか。
218
◯委員長(
上杉正敏君) 地域経済振興課長。
219 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 確かに私どもとしましても夢京橋に指定管理でお願いしている以上、私どもの関与も必要になってきますし、当然、あそこのあかり館自体が集客しないことにはいけませんし、夢京橋、あと、彦根自体にも来てもらうということで、私どもも市として積極的に関与をしてやっていきたいと思っております。
220
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。北川委員。
221 ◯委員(北川元気君)
主要事業の84ページの空き家等対策事業について質問いたします。
1,308万8,000円と結構な金額になっていますし、新規事業で子育て世帯空き家リノベーション事業補助金200万円とか、空き家対策総合支援事業補助金800万円とかがついているので、この辺をちょっと詳しくお聞かせいただきたいんですけれども、あわせて、彦根市空家等対策計画に基づいてこれをやるということなんですけれども、計画の中で示されている目標の設定というものもあると思うんですが、それぞれ各種の事業がどういったことをやるのか、それから、どういう目標値を何%ぐらい、パーセントではなくても何件とか、今年度、この予算でどこまで行くとか、そういったお考えについてもあわせてお答えください。
それから、
主要事業の72ページの彦根城ライトアップ事業についてもお尋ねします。
彦根城ライトアップ事業補助金、これは商工会議所さんの方にライトアップで500万円補助されると。開催期間が10月から12月の3カ月間なんですかね、10月から12月(予定)と書いてあるので。500万円って結構な金額ですし、このライトアップでどれぐらいの成果を見込まれているのかもあわせてお答えください。
以上です。
222
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
223 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 委員がお尋ねの、子育て世帯空き家リノベーション事業と空き家対策総合支援事業について説明させていただきます。
子育て世帯空き家リノベーション事業の目的は、子育て世帯に対し、彦根市空き家バンクを通じて取得した中古住宅の改修費を補助することによって、子育て世帯の住まいづくり、既存住宅の取得を支援し、もって、子育て世帯の定住による地域コミュニティの活性化と既存住宅の流通促進を図ることにございます。
補助対象者は、彦根市空き家バンクを通じて空き家を取得し、改修する子育て世帯の方でございます。なお、子育て世帯とは補助金を交付申請する年度の末日において中学生までのお子さんがいる世帯としております。
補助対象となる工事は住宅本体の改修に係る工事であり、主な例といたしましてはキッチン、風呂場、トイレ等の改修工事、断熱改修工事、屋根ふき替え工事、耐震改修工事などでございます。なお、外構、車庫、倉庫、家具、家電その他器具、特殊な設備等は補助の対象とはなりません。
補助率および補助上限額につきましては、補助率が経費の3分の2で、補助上限額は200万円でございます。
続けて、空き家対策総合支援事業につきましてですが、空き家対策総合支援事業補助金の目的は、市内にある空き家の改修等を行うことにより地域のために活用する団体に対して改修費を補助することで、地域の活性化および居住環境の改善を図ることにあります。
補助対象者は市内で活動する団体で、営利を目的としないことなどの要件を満たす団体となります。
補助金の交付の対象となる事業は、さきに述べた目的のもとに空き家の改修等を行い、地域交流施設等の用途に活用する事業になります。
補助の対象となる工事につきましては、事業を実施するために当該年度に行う空き家の耐震工事などがございます。なお、外構、車庫、倉庫、家具、家電製品その他器具、特殊な設備は補助の対象とはなりません。
補助率につきましては対象経費の3分の2でございます。
それから、彦根市空家等対策計画に基づく今年度の年次目標なんですけれども、数値目標がございまして、4点、数値目標を定めております。
一つが空き家セミナー等の実施回数。こちらは、空き家バンクの方を管理委託しているわけですが、そこにおいて、空き家セミナーの回数を年2回とすることを目標としています。
それから、管理不全の特定空き家等の是正率につきましては、1年当たりの是正の割合を、平成30年度の時点で50%だったものを2022年度(平成34年度)の時点で60%に持っていくということを目標としております。
それから、空き家バンクの登録件数につきましては、平成30年の7月に空き家バンクを設立したわけなんですが、ここでの登録件数を平成34年度におきまして100件。現時点では4件の登録でございます。
それから、空き家バンクの成約件数。こちらにつきましては、平成34年度(2022年度)の目標年におきまして35件、年に7件の成約を目標としております。
以上でございます。
224
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
225 ◯観光企画課長(都築養子さん) 彦根城のライトアップ事業補助金につきましてお答えをさせていただきます。
目的というか、考えられる成果としましては、やはり彦根城は、昼間に来て2、3時間で帰られるという旅行者の方から、できるだけその滞在時間を長く彦根の方にいていただきたい、夜のイベントに誘客をすることで宿泊数の増加につなげたいという思いでおります。
こちらのライトアップ事業は、昨年度までは1月まで開催していただいていたんですけれども、ことしは9月14日から12月の初めまで、少し時間を短くさせていただいて、期間中の金曜日、土曜日、日曜日、宿泊につながるような曜日の設定で開催をしていただく予定です。
以上です。
226
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
227 ◯委員(北川元気君) 空き家等対策事業の方で、子育て世帯空き家リノベーション事業費補助金は1件ですかね。今、200万円とおっしゃいましたけど、これは1件なのかというのを確認させてください。
それから、要するに目標を、今年度、この予算を執行することでどこまで行くんですかという質問をしているのに、計画に書いてある目標の数値だけを今読み上げられたので、ちょっと答弁になっていないので、今年度、この予算をすることで、この四つの指標をどこまで達成される考えなんですかということをちゃんとお答えいただきたいと思います。
それから、彦根城のライトアップ事業、これは11月、12月の金、土、日だけやるんですか。今までやってきたことと何ら変わりないので考えておられるんですか。それで500万円かかるということで理解していいんですか。
以上です。
228
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
229 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 委員のご指摘のとおり、リノベーション事業につきましては1件を想定しております。
数値目標につきましては少しお時間をちょうだいできますか。後で回答させていただきます。
230
◯委員長(
上杉正敏君) それでは、残りの。
観光企画課長。
231 ◯観光企画課長(都築養子さん) まず、期間中、毎日ですとやはり電気代がかかりますので、より宿泊につなげるということもありまして、金曜日、土曜日、日曜日と限定をさせていただいております。500万円のうち、やはり大きなのが電気工事の設置と撤去費用がほとんど、385万円という金額になっておりまして、お堀にペットボトルを浮かべるという形にはなるんですけれども、その費用が一番大きなものになります。
あと、期間をちょっと短くさせていただいたということと、箇所数についても若干見直しをさせていただくことで、昨年度は800万円の補助だったものですけれども、500万円の補助で、観光協会さんが行われる「観月の夕べ」などとの連携もございますので、宿泊の方、あるいは宿泊をしようかなと思われるように、城かいわいの誘客につなげてまいりたいと。玄宮園、黒門、開国記念館、二の丸の周りに図柄を投影するということで予定をしております。
232
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
233 ◯委員(北川元気君) 空き家等対策事業の方は後でまたご答弁いただくとして、ライトアップ事業の方から先に片づけたいと思います。
やらないよりはやった方がいいとはもちろん思うんですけれども、金、土、日で観光客の方が来られて、ちょっと夕暮れにライトがついてあるからって泊まろうと思うわけがないと思うんですよ。これ、僕、間違っていますかね。普通、泊まるか泊まらないかって、ある程度、予定を立てて来られるではないですか。だから、そこを毎回、ライトアップされているから彦根に泊まってもらえるんだという考え方自体が僕はぴんとこなくて、だったら、夜はこんなきれいな彦根城が見られるんだよということをPRするためのライトアップの方が、今度また泊まりに行こうと思えるなと、そういうことにつながるようなPRの方法がいいと思うんですけど、これはことしから始まるのではなくて、これまでもやってきた事業なので、そういったことを検討していただいているのか、市がそういうことをしっかりと協議していただいているのかどうなのか、そこを確認したいと思います。
234
◯委員長(
上杉正敏君) 観光企画課長。
235 ◯観光企画課長(都築養子さん) おっしゃるとおり、ライトアップをやっているということをご存じなくて、あらかじめ彦根に泊まるという方が偶然目にされるということもあるでしょうし、ただ、委員がおっしゃったように、ライトアップをやっているということで、それを見に行ってみようかな、あるいは泊まってみようかなということを考えました場合、一般的には、やはり週末の方が宿泊者としては予定が立てやすいということはあろうかなと思います。
私自身は市外の知り合いの方から、ライトアップがすごくきれいなので見に行ったと。「彦根のところでご飯を食べたよ」というお声を聞いたりはしていますので、ライトアップをやっているという周知が十分でないのであれば、そういったものに努めなければならないと考えておりますし、ライトアップをやっていてすごくきれいだということが広がりますと、では、一回行ってみようかな、ちょっと遠かったらちょっと泊まってみようかなというふうにつながっていけるように、課内で協議も進めながら、この事業のあり方というものは考えていきたいなと考えております。
236
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
237 ◯委員(北川元気君) いろんなライトアップのやり方があると思うんですけれども、せっかく380万円でしたっけ、工事費をかけて、電気代がかかるとはいえど、この期間で金、土、日だけしかやっていないのは、費用対効果を考えればもっとずっとやった方がいいのではないかなと思うんですけれども。それは金額はかかりますよ。けど、何で金、土、日だけなのということにもなるし、限られた予算の中で、この期間、今のところはこれだけでとりあえずやってみようみたいな話なのかもしれないですけど、せっかくこれだけの工事費をかけて使うんだったら、もっと効率的に使っていただきたいなという思いも伝えておきたいと思います。
それから、空き家の方の答弁がありましたらお願いしたいと思うんですけど。
238
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
239 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 子育て世帯空き家リノベーション事業も空き家対策総合支援事業も、今年度、初めて行う事業でございます。子育て世帯空き家リノベーション事業につきましては、そもそも空き家バンクに登録している住宅が対象になるのでございまして、その意味で、彦根市空家等対策計画の一つの柱が空き家バンクでございますので、そこで、この空き家リノベーション事業が空き家バンクをもととしていることから、彦根市空家等対策計画にのっとるものであると考えております。
以上でございます。
240
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
241 ◯委員(北川元気君) もう一回、ちゃんと質問しますね。
彦根市空家等対策計画の中には数値目標の設定という項目があります。これ、僕も今、手元に持っています。目標値、四つ大きくあって、その中で、空き家バンクの登録件数を2022年までに100件とか、空き家バンクの成約件数は2022年までに35件とか、そうやって目標が設定されている中で、今回、これを達成しに行くためにこういう新規の事業を考えられて、登録件数を増やそうとか成約件数を増やそうとされているんだと僕は思うんです。そのためにこれだけの予算、費用をかけてやられるんだと思うんですね。だからこそ、今年度、これをやることで何件の達成を見込んでおられるんですかということを聞いているんですけど、お願いします。
242
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
243 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 空き家バンクの方につきましては、通常の不動産市場の流通ルートに乗りにくい案件が非常に多うございまして、昨年1年間で5件の登録がございました。成約は1件で、現在のところ、4件のみの登録ということになっております。
子育て世帯空き家リノベーション事業を行うことによって空き家バンクへの登録件数が増えるかとは思いますけれども、具体的にどれぐらい上がるかというのはちょっと今の時点で申し上げることはできないと思います。
以上です。
244
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
245 ◯委員(北川元気君) では、これは何のためにやるんですか。僕はこの計画を読んで、なるほど、これは実現可能性がちょっと厳しいから、あえてここに新規事業の予算を組んで、これをすることで、この計画を達成できる最低限の見込みぐらいまでは、ことし、持っていきたいと思われているんだろうなと僕は予測したんですけど、そうではなくて、では、何のためにやるんですか。
あと、ごめんなさい、もう1点。空き家対策総合支援事業補助金の方、市内団体で営利企業ではないと言われましたけれども、こっちは何件ですか。
246
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
247 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 空き家対策総合支援事業補助金の方も1件でございます。
もちろん委員がご指摘のとおり、空き家バンクの登録件数を増やすためにこの事業をやっているわけなんですけれども……。
248
◯委員長(
上杉正敏君) 答弁できる方が答弁していただきたいと思います。
都市建設部次長。
249
◯都市建設部次長(久保達彦君) 空き家バンクの登録件数につきましては年間20件の登録を目標としております。
以上です。
250
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
251 ◯委員(北川元気君) だから、年間20件って、ことし、200万円使ってリノベーション事業をやって、ことし、20件登録してもらおうと思っているということですか。それだったら目標に届かないと思うんですけど、これ、届くんですか。
それと、もう一つの空き家対策総合支援事業の方で、1件に対して800万円も払うんですか。800万円出して団体にリフォームしてもらうんですか。
252
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
253 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 空き家対策総合支援事業の補助金につきましては、総事業費が1,200万円でございまして、国が3分の1の400万円、市が400万円、民間が400万円の合計で1,200万円で、市としては400万円でございます。市の分と国の分を合わせて800万円でございます。
(発言する者あり)
254
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
255 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 補助金は800万円でございますが、うち2分の1が国からいただきまして400万円、市から出す分が400万円で、合わせて800万円。総事業費としては、民間から400万円で、全部で1,200万円でございます。市が出す分は800万円でございます。
(発言する者あり)
256 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 国と市と合わせて800万円でございます。
257
◯委員長(
上杉正敏君) 都市建設部長。
258 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今回の総合支援の補助金は、1件の利活用で支出させてもらうんですけれども、そのうち民間の方が3分の1、国からの補助が3分の1、市からの補助が3分の1ということで、全部で1,200万円。このうち国と市の方を合わせて800万円ということでございます。
それと、空き家バンクの登録件数のことなんですけれども、目標値は年間20件程度、これはあくまでも登録の件数ということで、その中の成約件数を上げていくのに、今回の子育て世帯のリノベーションの補助をPRしていって、少しでも成約件数を上げていきたいと考えておりますので、ご理解の方をお願いしたいと思います。
259
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
260 ◯委員(北川元気君) 今、部長がおっしゃるように、登録件数とか成約件数を上げようと思ったら、200万円で1件にしたらだめなのではないんですか。もうちょっといっぱいいろんなというか、この1件をまず成功事例にしてPRしようと思っても、そしたら、次から200万円をずっと出し続けないとやってもらえませんよね。
261
◯委員長(
上杉正敏君) 答弁できますか。
都市建設部長。
262 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 子育て世帯の中で200万円というのはあくまでも上限でございまして、実際、どれだけ需要があるかというのは、今後また空き家バンクの中でもPRしていきたいと思っていますし、子育て世帯以外の空き家の所有者の方も多くおられますので、幅広く、空き家バンクを通じて登録件数を上げていきたいと考えております。
263
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
264 ◯委員(北川元気君) ちょっと待って。200万円で1件とさっき答弁されたから話が食い違ってきているんですけど、上限が200万円という話でしたら、100万円の2件になるかもしれないし、50万円の4件になるかもしれないしという話なんですか。
265
◯委員長(
上杉正敏君) 都市建設部長。
266 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 先ほど建築住宅課主幹の方が1件で200万円と申し上げましたけれども、実際は上限が200万円ですので、1件ということに限るわけではございませんので、申しわけございません、訂正させていただきます。
267
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
268 ◯委員(北川元気君) 訂正していただかないとおかしい話になってくると思いますし、もう1件の方の市内団体の非営利の方は、これは確実に1件だという話でないと、今の話、答弁がおかしくなりますよね。ここは変更しないんですよね。確認させてください。
269
◯委員長(
上杉正敏君) 都市建設部長。
270 ◯都市建設部長(藤原 弘君) もう一方の総合支援補助金の方は1件でございます。
271
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
272 ◯委員(北川元気君) で、話が戻るんですけれども、そもそものこの計画に書いてある目標を達成しに行くために、今回、この新規の事業をつけられて、この予算を執行することでどこまで行こうとしておられるんですかということが一番最初に聞きたかったんです。なぜなら、僕の周りは子育て世帯も多いですし、学生も多いんですよ。空き家でそういうのを活用したいとか、空き家に住みたいという需要が結構あるんです。でも、空き家バンクのホームページとかを見ても、なかなかそこに手が届かないんですよ。だから、もうちょっとそういう学生とか子育て世帯とかシングルの世帯とかがやりやすいような制度に持っていってほしいという思いが根底にあって、この質問をしているんです。その上で、この予算を執行した上で、この目標値に今年度はどれだけ行くんですかという質問をしたんですけど、もう1回、ちゃんと答えておいていただけませんか。年間20件だけとか、今の答弁とこの本質、この目標を達成しにかかろうとしている意図が全然つながっていないので、そこをしっかりと答弁しておいてください。
273
◯委員長(
上杉正敏君) 都市建設部長。
274 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 彦根市空家等対策計画の中には2022年度までの目標値がございます。今年度、この新たな補助制度を活用しまして、できるだけ登録件数は増やしてまいりたいとは考えております。委員がご指摘のとおり、なかなか行けないというのもありますし、PRの方はしっかりしていきたいと思うんですけれども、今年度、この新しい補助制度を活用して、登録は、先ほども言いましたように20件程度はしてまいりたいとは考えておりますし、リノベーションの補助事業を活用して、今年度、これを含めて成約件数を増やしていきたいと考えております。
275
◯委員長(
上杉正敏君) 北川委員。
276 ◯委員(北川元気君) もう時間をとるのが申しわけないので最後にしておきますけど、結局、成約件数を今回のこの新規事業で増やさないと目標にも届かないし、そもそもこの空き家を活用する意味がないと思うんです、成約件数が伸びなければ。その成約件数をとるためには登録件数がないと成約件数につながりませんよねという話だと思うんですよ。その登録件数なんて、別にこの事業をやったからって増えるわけではなくて、空き家を探して、登録してくださいと言えばいいだけの話なんですよ。それが年間20件って、えらく目標が低いわけですよ。
要するにマッチングするだけではないですか。需要と供給をマッチングするだけの話なので、僕はその登録20件は簡単だなと思っているんですけれども、成約につながるためのちゃんとした新規事業の中身にしていただかないと絵に描いた餅になるし、結局、さっきも言いましたけれども、子育て世帯とか、シェアハウスしたいとか思っておられる学生さんもよく話を聞くんですけれども、そういった方も、今、なかなか手がつけづらいような状況なので、そういったところも今後しっかりと検討していただいて、実効性のある空き家対策の事業にしてくださいと最後にお願いだけしておきます。
以上です。
277
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
獅山委員。
278 ◯委員(獅山向洋君) 私も実は空き家についてお尋ねしようと思っていたんですが、どちらかというと前向きな話ではなくて、簡単に言うと、管理不全の空き家についてお尋ねしておきたいんですけれども、今回のこの予算の中には管理不全の空き家に関して、予算措置としてはどんな金額が入っているのか、あるいは全然入っていないのか、その辺についてお尋ねしておきたいと思います。
279
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
280 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 今ほど委員がおっしゃられました管理不全の空き家についてなんですが、こちらにつきましては指導とか助言を行っておりまして、予算的にはその他の事務経費と書いてあります68万8,000円、この中に入っております。
以上です。
281
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
282 ◯委員(獅山向洋君) 私もそうだろうとは思っていたんですが、68万8,000円のうちの幾らかということと、その幾らかの内容についてお尋ねしたいと思います。
283
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
284 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 数字を上げさせていただきますと、報償費が6万5,000円、旅費が2万8,000円、需用費が10万4,000円、食糧費が2,000円、役務費が49万1,000円、それから手数料が28万4,000円。
以上でございます。
285
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
286 ◯委員(獅山向洋君) 私が聞きたいのは、管理不全の空き家についての事務についてどういうものを認めておられるかということを聞いておきたいんですよ。ただずらずらと並べられても、それが何の事務の内容かがわからないのでね。端的に聞けば、いざというときは彦根市空き家等対策検討会議というのを開かないといけない場合も出てくるだろうと思うんですよね。そういうものについての予算はないんでしょうか。
287
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
288 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 今ほど委員がご指摘いただきました空き家等対策推進協議会の会議の費用は最初に言いました報償費でございます。あと、具体的に数字で言いますと、例えば手数料、これは緊急安全措置用の費用でございまして、例えば落下危険物の撤去が3件で3万2,400円、通行の支障になる樹木の剪定を15万1,200円というふうに、今のところ、予算どりしております。
あと、空き家の相続人が不在の場合の相続調査の手数料、こちらにつきましては5万円を2件と考えております。
以上でございます。
289
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
290 ◯委員(獅山向洋君) そうしますと、やっぱり今日までのそういう事務経費を前提にして本年度予算を立てられたと思うんですよ。そういう意味では、今回のこの予算については、本年度では何件ぐらいそういうことがあるだろうと想定して決められたのか、その件数だけでも教えておいてもらいたいんです。
291
◯委員長(
上杉正敏君) 暫時休憩します。
午後2時54分休憩
午後3時08分再開
292
◯委員長(
上杉正敏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
地域経済振興課長。
293 ◯地域経済振興課長(高月多智男君) 先ほど
谷口委員からご質問のございました夢京橋あかり館のパネル等作成委託料の件でございます。
予算書では235ページ、
主要事業では71ページになります。そちらの方のパネル等作成委託料につきまして、暫定予算に計上されているかというご質問がございました。実は今回、予算を計上させていただいておりまして、暫定予算の方には計上させていただいていなかったんですが、しているとお答えしましたことにつきまして訂正をさせていただきたいと思います。
294
◯委員長(
上杉正敏君) 建築住宅課主幹。
295 ◯建築住宅課主幹(田中秀幸君) 先ほど獅山委員の方からお尋ねのありました管理不全の空き家の助言等の件数なんですけれども、助言文書の送付件数が110件、指導文書の送付件数が170件、それと、先ほどの答弁の繰り返しになりますが、緊急安全措置用の費用としまして落下危険物の撤去が3件、支障樹木の剪定が、これは件数は書いておりませんが、15万1,200円、それから、相続調査の手数料が2件でございます。
以上です。
296
◯委員長(
上杉正敏君) 獅山委員。
297 ◯委員(獅山向洋君) ありがとうございました。
とにかくこれからどんどんこれ、件数としては増えていくのではないかと思いますので、しかるべく対応をよろしくお願いいたします。
298
◯委員長(
上杉正敏君) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
299
◯委員長(
上杉正敏君) なければ、議案第71号令和元年度(2019年度)彦根市
一般会計予算のうち
市民産業建設常任委員会の
所管事項に相当する予算に対する質疑はこれにて終了します。
本日の委員会はこの程度にとどめたいと思います。
採決につきましては、明日18日の福祉病院教育常任委員会の
所管事項に相当する予算の審査終了後に行います。
本日は、皆様には長時間にわたり慎重かつ熱心なご審査を賜り、厚く御礼申し上げます。明日は午前9時半から、引き続き、委員会を開き、議案第71号のうち福祉病院教育常任委員会の
所管事項に相当する予算の審査の後、付託議案に対する討論、採決を行いますので、関係各位のご出席をよろしくお願いします。
以上をもちまして、本日の
予算常任委員会を閉じます。
お疲れさまでした。
午後3時11分散会
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