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平成31年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2019-03-15

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  1. 彦根市議会 2019-03-15
    平成31年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2019-03-15


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時29分開議 ◯委員長(八木嘉之君)   皆さん、おはようございます。ただいまから企画総務消防常任委員会を開きます。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りをいたします。  本日は、所管事務調査として本庁舎耐震化整備事業および彦根市のシティプロモーションについての調査を行います。よって、審査の方法については、最初に、本委員会に付託された議案についての審査を行い、次に、本庁舎耐震化整備事業および彦根市のシティプロモーションを除いた所管事項に関する一般質問を行い、一般質問終了後、説明員を入れ替えていただいた上で、本庁舎耐震化整備事業についての調査を行い、最後に、再度説明員を入れ替えていただいた上で、彦根市のシティプロモーションについての調査を行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  それでは、付託された議案についての審査を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりですので、案件ごとに審査をお願いします。  最初に、議案第12号彦根市事務分掌条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 3 ◯人事課長(馬場敬人君)〔議案第12号について提案説明〕 4 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第12号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  野村委員。 5 ◯委員(野村博雄君)   おはようございます。  市民の方からすると、余り分割するとわかりにくくなると思いますので、念のため確認ですけれども、地域の安全に関することということで企画振興部にされますけれども、地域の安全というのは具体的にどういうことを指すのでしょうか。 6 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 7 ◯人事課長(馬場敬人君)   地域の安全という部分につきまして、わかりにくい部分がございますので、今回、地域の防災および安全という部分で、危機管理の所掌事務ということで考えております。すみません、安全という部分では企画振興部でございます。  それで、防犯灯の設置とか、自治会関係の安全の取り組みを想定しているものでございます。
    8 ◯委員長(八木嘉之君)   野村委員。 9 ◯委員(野村博雄君)   その辺、市民の方にこれがどっちだというのがわかるように、また今後ともしっかりお願いしたいと思います。  以上です。 10 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 11 ◯委員(和田一繁君)   彦根城の世界遺産登録の推進に関する事務についてということで、推進に関する事務というのは具体的にどういったものかだけ、ちょっと確認させてください。 12 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 13 ◯人事課長(馬場敬人君)   これまで文化財部、また文化財課、世界遺産登録推進課の方で行っておりました事務をそのまま市長直轄組織の方でとり行うということで、これまで行っていたものを特別に変えるということは想定しておりません。引き続き世界遺産登録に向けて事務を進めさせていただきます。それに当たっては、市長直轄組織に移しまして、シティプロモーションとかまちづくりという観点を踏まえて取り組んでいきたいというものでございます。 14 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 15 ◯委員(和田一繁君)   それでは、啓発活動とか推薦書原案とか、そういった登録に関することに関しても、この市長直轄組織で全て受け持つということで理解してよろしいでしょうか。 16 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 17 ◯人事課長(馬場敬人君)   そのとおりでございます。 18 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 19 ◯委員(和田一繁君)   これからいろいろ相談するときは、シティプロモーション推進課の方に行けばいいんでしょうか。どこで相談すればよろしいでしょうか。 20 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 21 ◯人事課長(馬場敬人君)   世界遺産登録とか、文化財部で今までやっておりました事務につきましては、市長直轄組織という一つの部といいますか、組織には移行しますが、文化財課とか、世界遺産登録推進課の方は現在は文化財課の課内室ということで思っておりますけれども、課として残りますので、そのままの体制で維持するということでございます。  シティプロモーションの部分は、そういった啓発とか、そこの連携を図っていくということで想定しております。 22 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 23 ◯委員(和田一繁君)   一応、相談に関しては、推薦書原案というのは今までどおりの文化財のところに行って、いわゆる啓発に関してはシティプロモーションのところで相談すればいいということでよろしいですね。 24 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 25 ◯人事課長(馬場敬人君)   そのとおりございます。 26 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 27 ◯委員(獅山向洋君)   私も和田委員と同じようなことを聞こうかと思っていたんですが、この企画総務消防常任委員会で例えば世界遺産について尋ねると「その資料は文化財部の方にある」とか、また、今回、文化財の保護に関することまで入ってきましたので、保護に関しては当然ここで質問ができるようになるわけですが、また「いや、資料は文化財部の方にあります」とかいうことになると、一体こういうふうに……。市長直轄組織にしても、本来、市長直轄組織なんて市長部局全部が直轄なんですよ。  そういうことを考えれば、特に世界遺産とか文化財を直轄にするということは、言うならば、従来は教育委員会の方でやっていたような内容を市長直轄にするんだということになれば、やはり、この企画総務消防常任委員会の所管であるということできちんと答弁できるようにしておいてもらわないと困るんですよね。その点、ちょっとどういうふうに考えておられるのか、お聞きしておきたいと思います。 28 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 29 ◯人事課長(馬場敬人君)   組織体制としましては、文化財部の文化財課とか、そういった今までどおりの部分が直轄組織に来るということです。今回の条例の改正の趣旨としましては、今まで、保存と活用というのは、当然、文化財部の方でも取り組んでいただいていたんですけれども、それをさらに、まちづくりの観点も踏まえて市長部局との連携を図りながら進めていくということで、そういった意味から、当然、この企画総務消防常任委員会の所管となってくるということでございます。 30 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 31 ◯委員(獅山向洋君)   だから、所管はわかったけれども、ここで具体的な質問をすると、従来、どうも何か「教育委員会の方に資料がありますので」というようなお答えも多かったので、これからどうなさるのか、従来どおりなのか、これからはこちらできちんと答弁しますとおっしゃるのか、それだけを確認しておきたいんです。 32 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 33 ◯人事課長(馬場敬人君)   所管としては市長直轄組織に移管するものでございますので、ここの場、企画総務消防常任委員会の方が、文化財の登録とか世界遺産登録につきまして所管になりますので、こちらで答弁させていただくことになります。 34 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  谷口委員。 35 ◯委員(谷口典隆君)   現在、市長直轄組織の参事級は2人置いておられるんですが、今後、その担当者というのは何人置かれるのか。参事級なのか副参事級なのかわかりませんけれども、防災等々も入ってくると現状より人数は増えるかなと思うんですが、その辺の見込みをお聞かせいただけませんか。 36 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 37 ◯人事課長(馬場敬人君)   委員がおっしゃっていただきましたように、現在の文化財部の要素が博物館を除いて市長直轄組織に入ってきますので、比較的、市長直轄組織の体制が大きくなります。そのため、現在、市長直轄組織参事は、総括と、世界遺産登録を推進するまちづくり担当ということでいていただいていますけれども、通常の部局と同様に、部長級、また次長級、それに加えて世界遺産登録の担当という部分で想定しております。 38 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 39 ◯委員(谷口典隆君)   危機管理もあると思いますが、要するに、総括の参事は1人だけということですか。 40 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 41 ◯人事課長(馬場敬人君)   総括としましては1人を想定しております。 42 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 43 ◯委員(谷口典隆君)   これまで以上にそのお一人の参事の方が持つ担当が増えるという認識なんですけれども、果たしてそれでいけるんですか。今まで以上に業務としては増える。担当は増えるわけですよね。もちろん下の課も増えると思うんですけれども、具体的に組織をちょっとわかりやすく説明していただけるとありがたいんですが。 44 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 45 ◯人事課長(馬場敬人君)   人事異動の作業中でございますので、現在の想定としてお答えさせていただきますが、部長級の総括参事が1人、あとは次長級として次長の総括、それで危機管理監は当然現状の体制のままでございますし、それとあと……。    (「ちょっと、委員長」と呼ぶ者あり) 46 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 47 ◯委員(谷口典隆君)   ごめんなさい、危機管理監は現状のままというのが……。参事級でしょう。    (「参事です」と呼ぶ者あり) 48 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、参事級でまた別におられるということですか。さっきの説明だと、総括の参事がおられて、次長、課長がおられるという話の中で、危機管理の話は出てこなかったので、危機管理は従来どおりということは参事級がもう1人おられるということなのか、ちょっとその辺もわかりやすく。 49 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 50 ◯人事課長(馬場敬人君)   すみません、先ほどの答弁の中で危機管理の部分をお答えできていなくて申しわけございません。  危機管理室を移管することに伴いまして、危機管理監も、現状おられるという体制が移管するという想定をしておりますので、市長直轄組織としましては、参事の総括、参事級の危機管理監、それと次長級で総括、あと、ちょっと級はあれですけれども、世界遺産登録の推進担当という方の位置づけを思っております。 51 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 52 ◯委員(谷口典隆君)   そうすると、文化財のところは世界遺産担当ということになるんですか。  では、市長直轄組織の中の参事級というのは、今の見込みで結構なんですけれども、お二人ということですか。危機管理担当と、総括の参事というお二人ということですか。  副参事になるのか、次長級の総括というのは総括の下に入られるのか、市長直轄組織全体なのか、どうなんですか。危機管理の下にも次長級がおられるんですか。 53 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 54 ◯人事課長(馬場敬人君)   部長級としては、市長直轄組織参事と危機管理監でございます。それと、次長級として副参事の総括、これは市長直轄組織全体を総括するというイメージを持っております。 55 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 56 ◯委員(谷口典隆君)   シティプロモーションなんかもその総括のラインで見られるということですか。 57 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 58 ◯人事課長(馬場敬人君)   基本的には総括というのは各部局でいう部長・次長というイメージをしておりますので、ラインで見ていただく形を想定しております。 59 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 60 ◯委員(谷口典隆君)   機構改革というか、機構の変更の中で、4月1日以降に出されることだとは思うんですけれども、今、市長直轄組織というのが果たして機能的に働いているのかというと、市長はどういう思いかわかりませんけれども、これは市長の専任事項というか、専権事項だと思いますのでお好きにされたらいいと思いますけれども、ただ、市長が思っていらっしゃるほどフレキシブルに対応というか、その動きがとれていないのではないかなと僕は思います。その中で、市長直轄組織の中に参事を幾つも増やす、また抱え込むというのが果たして正しいのかなと思います。  では、現状、市長直轄組織の中で参事級がお二人おられますけれども、参事級の頭数として、市長直轄組織の中で参事級の人数としては変更がないということでいいんですか。現状の人事の範囲でお答えいただきたい。 61 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 62 ◯人事課長(馬場敬人君)   参事級の人数としましては、現状として、市長直轄組織で総括と世界遺産登録推進担当の2人、それと、移管する危機管理の方で危機管理監がおられて、移管した場合という想定でいきますと、3名になると思います。それの中で、移行後につきまして、先ほど申しましたように、市長直轄組織で、総括の参事および危機管理監ということで、今は部長級2名という想定をしております。 63 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 64 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第12号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 65 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第13号彦根市職員定数条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 66 ◯人事課長(馬場敬人君)〔議案第13号について提案説明〕 67 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第13号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 68 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第13号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第14号彦根市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 70 ◯人事課長(馬場敬人君)〔議案第14号について提案説明〕 71 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第14号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  和田委員。 72 ◯委員(和田一繁君)   派遣期間というのは決まっているんでしょうか。そのあたりだけお願いします。 73 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 74 ◯人事課長(馬場敬人君)   派遣期間につきましては、法令では3年を超えないということになっておりますが、現在、市から派遣する期間については2年を想定しております。 75 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 76 ◯委員(獅山向洋君)   特にこの時期に派遣できる団体として観光協会をお加えになった事情が何かあるのか、ちょっとお尋ねしておきたいと思います。 77 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 78 ◯人事課長(馬場敬人君)   この部分につきましては、観光協会の方からも、観光協会の方の職員体制ということも市の方で相談を聞いておりますし、そういった中で、連携を強化しながらそういった体制を整えていくということも含めて、派遣の方をさせていただきたいという思いでございます。 79 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。
    80 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、特にそういう必要性が出てきたのか、ただ単に観光協会から要請があったからこういうふうに変えるんだとおっしゃるのか、その辺をちょっと明確に説明しておいてもらいたいんです。 81 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 82 ◯人事課長(馬場敬人君)   相談といいますか、観光協会からのお申し出も含めて、市として必要性があるということで、送らせていただきたいと思っております。 83 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 84 ◯委員(獅山向洋君)   率直に言って、観光協会は、彦根市のいろんな行事なりイベントの受託というか、下請機関みたいになっていたわけで、今回、予算案などを見るとそれが随分減ってしまっています。そういう意味で、ちょっと意味がよくわからない。観光協会の強化みたいに見えるんですけれども、実際、そうなんでしょうか。やはり一般的に見ると、何で今こんなことをするのか、それならもっと早くからやっておけばよかったのではないのという気持ちがあるのでね。  この点、市長、いかがなんですか。ちょっと私も違和感を感じているんですよ。何だかお願いする事業はどんどん減らしているのに、市の職員を送り込むというのはどういうことなのかなと思うので、何か事情があるのですか。 85 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 86 ◯市長(大久保 貴君)   今も人事課長がお答え申し上げましたとおり、観光協会の方との協議というのは一昨年ぐらいから続けてまいりました。いわゆる時代の要請もいろいろあって、観光協会の組織そのものを強化していかなければならないという認識は共通で、いわゆる観光協会の事務局長、それから専務理事、市のOBが、これは観光協会の方で独自に交渉されてその任に当たっていただいてきたわけでございます。その辺のところもさまざま事情がございますので、いろいろと協議をさせていただいた結果、職員を送って体制整備をし、これからの観光を担っていただく民間の方々のご協力をさらに得て、観光施策を推進していきたいという思いでございます。 87 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 88 ◯委員(獅山向洋君)   一般論としてはわかるんですけれども、さまざまな事情なんておっしゃると、さまざまな事情とはどういうことなのかということを聞きたいんですよ。どういうさまざまな事情があるんでしょうか。 89 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 90 ◯市長(大久保 貴君)   これは、通常の年齢的な問題とか、いろんなことがあろうと思っております。そうしたご事情によって事務局長もご退任されましたので、そうした意味において、社会全体が人手不足でございますし、私どもとしましては、若い職員を送ってしっかり体制整備をしていきたいという思いでございます。    (「もう結構です」と呼ぶ者あり) 91 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 92 ◯委員(谷口典隆君)   派遣される職員さんの階級とか、職階というんですか、は何になるんですか。 93 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 94 ◯人事課長(馬場敬人君)   これも人事異動の前のことでございますので、具体的にこれだというのは今なかなか申し上げにくいんですけれども、管理職として課長級、もしくは課長補佐級のいずれかぐらいの職員を想定しております。 95 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 96 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第14号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 97 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第15号彦根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 98 ◯人事課長(馬場敬人君)〔議案第15号について提案説明〕 99 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第15号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  安藤委員。 100 ◯委員(安藤 博君)   働き方改革の一環ということで理解はするんですけれども、今、規則で定めるとおっしゃいましたけれども、改正で、上限を45時間の1カ月100時間、年720時間とおっしゃいましたけれども、現在はどういう形になっているんですか。まず、それを教えてください。 101 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 102 ◯人事課長(馬場敬人君)   今時点では、市の一般職としては労働基準の適用除外ということもございます。それで、基本的には上限の設定というのは具体的にされておりません。  ですから、当然、民間の労働法制等を踏まえた取り組みを行っているということで、民間等でも、80時間を超えた場合に産業医の診断を受けるとかいったメンタルヘルスに配慮した取り組みを行うとか、そういったことは進めているわけでございますけれども、具体的な規制というものは現在ない状況でございます。 103 ◯委員長(八木嘉之君)   安藤委員。 104 ◯委員(安藤 博君)   わかりました。基本的に働き方改革で上限の縛りをかけにいくということなんですけれども、いわゆる一般職、管理職以外の方に適用かなと思いますが、残業時間、いわゆる時間外労働の部分の残業代そのものが生活の一部になっているということも当然ございます。  その点について、まずは、職員組合との協議というのはどういう形でされたんでしょうか。 105 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 106 ◯人事課長(馬場敬人君)   職員組合の方とも当然協議はさせていただきまして、民間労働法制が改正になって、そこに準じていくという流れについては組合の方に一定の理解をいただいております。  それで、今後、具体的な、どういった所属がそこにおさまらないとか、そういったことも含めて、やはり働きやすい職場を目指して労働組合の方とはお話をさせていただきたいと思っております。 107 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 108 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第15号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 109 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第16号彦根市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 110 ◯人事課長(馬場敬人君)〔議案第16号について提案説明〕 111 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第16号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 112 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第16号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 113 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第17号平成30年度および平成31年度における彦根市長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 114 ◯人事課長(馬場敬人君)〔議案第17号について提案説明〕 115 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第17号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  獅山委員。 116 ◯委員(獅山向洋君)   今回、また随分延ばすということですが、16カ月間という期間については何か根拠があるんでしょうか。 117 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 118 ◯人事課長(馬場敬人君)   さきの12月定例会で市長が答弁されましたが、今年度、平成31年度いっぱいということでの今回の条例提案とさせていただいております。 119 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 120 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、あくまで市長答弁に基づいて期間は決めたということなんですか。 121 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 122 ◯人事課長(馬場敬人君)   現在のところ、庁舎耐震化工事の方も並行して進んでおりますというか、ご審査いただいている状況でございますけれども、平成31年度におきましては、市長として答弁された中で、その責任という部分でございますので、当面、平成31年度ということで今回ご提案させていただいております。 123 ◯委員長(八木嘉之君)   総務部長。 124 ◯総務部長(犬井義夫君)   市長は、以前、議会の方でご答弁させていただいた際に、耐震工事が完成するまでということでご答弁申し上げていたところです。現在の工事のスケジュールで申しますと、工事完了は平成32年度に入ってということでございますけれども、今回、年度で一旦区切らせていただきました。  この予算案の方でも市長の給与というのは出てまいるわけございますけれども、現在、提案させていただいております平成31年度予算案につきましても、市長給与につきましては年度を通して50%削減ということで、この条例の内容と整合させて上げさせていただいているところでございます。  平成31年度中ということで、年度で一旦区切らせていただいているところでございます。 125 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 126 ◯委員(獅山向洋君)   今回の問題は、本庁舎耐震化整備事業についての、言うならば管理運営とかの不行き届きという話なんですけれども、これに限定して、一種の懲罰的な意味を込めての減給を市長が提案しておられるということになりますと、本来、こういうふうに自分がこういう不手際をやったから減らしますというにしては、余りにも期間が長過ぎるのではないか。  従来、よその例を見ても6カ月ぐらいが限度といって、この提案説明のときも本来はそうとおっしゃっていたと思うのに、今度は16カ月にするという話になると、これは、自分に対する戒めなり、悪かったという趣旨以外のものが含まれてきているのではないかと思うんですが、その点についてはいかがなんでしょうか。 127 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 128 ◯市長(大久保 貴君)   これは、さきの議会でご答弁申し上げた内容を反映させていただいたものでございます。 129 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 130 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、ただ単に答弁したからこうしたというのでは、こんなものは理屈にならないんですよ。なぜ16カ月にしたのかということをきちんとおっしゃった上で、だからそういう答弁をいたしましたということが大切なんですよ。  これ、市民に対して私も説明できないですよ。何だかただただ延ばしていくだけなのか、そんなことで本当に市長の責任は済むんですかという人が、やはり結構おられるわけなので、そういう意味で私は聞いているんですよ。そんな16カ月も半額でやっていくということは、逆に言うと、どういう趣旨なんですかということを改めて聞いておきたいんです。 131 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 132 ◯市長(大久保 貴君)   さきの議会でさまざまな角度からご議論を頂戴しました。私としましては、事の現状をしっかり深く心に刻み、管理監督者としての責任を明らかにするという意味で、工事完了まで減額措置をさせていただくということをご答弁申し上げました。会計年度上の整理もございまして、今回、平成31年度内という提示をさせていただいて、これは先ほど総務部長もご答弁申し上げましたが、予算との整合をとっているということでございます。  その後のことにつきましては、改めてお諮りさせていただきたいと考えております。 133 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 134 ◯委員(獅山向洋君)   何か、その後のことはお諮りさせていただきたいというのは、そうすると、まだこの16カ月をさらに延ばすつもりもあるわけなんですか。 135 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 136 ◯市長(大久保 貴君)   さきの議会におきまして工事完了までと申し上げたことは、反映させていただきたいと思っております。 137 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 138 ◯委員(獅山向洋君)   これ、本当に全国的に見て異常な事態だと思うんですよ。  そういう意味で、公約にも何もなかったわけですよ。公約は30%とおっしゃっていたわけで、それは、よその地方自治体では公約に基づいて減らしたという方はおられるんですけれども、懲罰的なと言うとおかしいけれども、自戒の意味を含めてこんな長期間やっているというのは、それが、自分がそういう答弁をしたからと、こんな理屈はないと思うんですよね。  市民に対して、一体何でなのというような、ただ工事が終わるまで減額を続ける気もあるとおっしゃるけれども、そんなことで責任が済むんですかということを言う人もやはりたくさんおられるので、異常だと思いませんか。減額をこんな長期間やっていくことについて、こういうような事態そのものを異常だとは全然思っておられないんですか。 139 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 140 ◯市長(大久保 貴君)   まれな事態だと思っております。 141 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。
    142 ◯委員(獅山向洋君)   まれな事態ということについて、そのまれということを具体的にちょっと説明してもらいたいんですよ。  市民だって、どうなっているのとやはりみんな言っているんですよ。だから、まれな事態だと思われるのはならば、なぜまれなのかということをきちんと説明してほしいんです。 143 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 144 ◯市長(大久保 貴君)   これはこれまでもご説明申し上げましたとおり、地方自治施行法令違反というものは先例がありません。その意味において極めてまれな事態でございます。そのことを受けまして、このような対応をさせていただいているということでございます。 145 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 146 ◯委員(獅山向洋君)   どっちにしても、こんな責任のとり方なんてとんでもない話だと私は思っています。そういう意味で、もうこれ以上は言いませんけれども、こういうふうに市長が、給料は半額にする、ただ、ボーナスはちゃんと受け取っておられる、これは市民もわかっているんですよ。きちんと新聞に出ますからね。そんなもので反省していることになるのかという意見が非常に強いわけなんです。それならばボーナスも返上すべきではないのかという意見もあります。  それと、ただいたずらに延ばすというのは、簡単に言えば、本庁舎の耐震化整備事業だけではなくてさまざまな問題があるではないの、それならば、ほかのさまざまな問題についても給料を減額してもらえないのと。例えば花火大会なども中止してしまう。それも事前に関係者に協議もせずにやってしまう。そういうことについての懲罰はないんですかという意見があるんですよ。  それでは、給料をさらに減額される考え方はないんですか。これは市民から見れば本当に厳しい問題なんですよ。私は舟橋聖一さんの文学賞の問題も言いたいぐらいだけれども、それだけいろんなものを削りながら、ただ本庁舎耐震化整備事業だけで半分にしましたからと、そんなことで済むと思っておられるのかどうかということだけは聞いておきたいんです。いかがですか。ほかにも問題はないんですか。 147 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 148 ◯市長(大久保 貴君)   ご意見はありがたく承らせていただきます。 149 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  谷口委員。 150 ◯委員(谷口典隆君)   まず、昨年12月からの削減のときには、私は、年度内、4カ月にすべきだということを主張させていただきました。市長は、6カ月と表明していることもあって、6カ月で提案したいということをおっしゃいました。これは政治的判断なので、前もお話ししていたように、どこまでいったって給料の削減というのはパフォーマンスであると思いますので、それは一定は理解するところです。  ただ、今回、新年度までまたがるということは、市長の先般の論でいえば半年という区切りでいいということを考えれば、6月以降はまた半年とかいう形で区切りをすべきではないのかなと思うんです。今回は年度末までとされたということと、先ほどまた、工事完了までというお話もございましたけれども、その辺の整合性がちょっととれないように私は思うんですが、見解をお聞かせいただけませんか。 151 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 152 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどもご答弁申し上げて、繰り返しになってしまいますが、これは年度を合わせにいって予算に反映するという事務的な作業でございます。さきの議会において工事完了まで削減を継続すると表明したことを基本ベースにして、このような対応をさせていただいたというものでございます。 153 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 154 ◯委員(谷口典隆君)   工事完了までというふうにお話をされました。今年度は予算に合わせにいく形で年度末までということは理解いたしますが、先般の全員協議会の中でもちょっと議論がありましたけれども、工事完了までと先ほど市長がおっしゃいましたのでお尋ねしたいんですが、工事完了までというのはいつまでを指すのか教えていただけませんか。 155 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 156 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもご答弁申し上げておりますとおり、工事完了というのは平成32年度中ということでございます。    (「平成32年度中ですか」と呼ぶ者あり) 157 ◯市長(大久保 貴君)   はい。 158 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 159 ◯委員(谷口典隆君)   それから、これは事務方になるのかどうかわかりませんけれども、我々というか、市議会の多くの議員が、この新年度予算を踏まえて、大久保市長の政治姿勢、方針も含めて、市長に対して辞職すべきだというような強い意思をお持ちの方も増えております。この条例が可決された場合に、我々としては、大久保市長が一旦この彦根市政からご退任されるべきだという強い思いを持っている議員もいらっしゃる中で、多選禁止条例などは、市長が提案されましたらその当該の市長に類が及ばないような形での時限的なものになろうかと思うんです。  例えば、せんだっては予算案が否決されましたけれども、仮にこの条例が可決されて専決で走られたときに、もし大久保市長がご退職されて選挙があったとして、新しく市長がかわった、別の市長になったときにも類が及ばないような措置がされているのかどうかをお聞かせいただきたいと思います。 160 ◯委員長(八木嘉之君)   総務部長。 161 ◯総務部長(犬井義夫君)   現在の条例の改正案につきましては、これはあくまで市長と指しているだけでございますので、大久保市長個人を指しているわけではございません。あくまで仮定の話になりますけれども、もし市長がどなたということでも、これは彦根市長である以上は適用される条例になってまいります。  もちろん、大久保市長の任期は、平成で申し上げますと33年5月までございますので、現在の大久保市長の任期期間中ということも考えて、条例を提案させていただいているところでございます。 162 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 163 ◯委員(谷口典隆君)   それであるならば、先ほどからの獅山委員とのやりとりの中ででも、あえて簡単な言葉を使わせていただくと、要するに、大久保市長の失政によって市民の信頼を失ったことから今回この条例を提案されるという趣旨で、人事課長からもるるご説明がございました。それであるならば、大久保市長で限られるべきであって、市長がもし万が一かわられたときに類が及ばないような措置をとるべきではないんですか。そういった条例の提案の仕方をすべきだと思うんですが、いかがですか。 164 ◯委員長(八木嘉之君)   総務部長。 165 ◯総務部長(犬井義夫君)   先ほども申し上げましたが、大久保市長の任期期間中ということで、今、上げさせていただいております。  万が一ということで申し上げるなら、今、市長が自身の管理監督者としての責任を明らかにするという趣旨で上げさせていただいているところでございますが、万が一、市長が別の方にということであれば、その時点で改正することが事務的な手続になってこようかと思っております。 166 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 167 ◯委員(谷口典隆君)   事務的にはというか、議会の承認が得られればそういう形になると。では、それはこういうものに関しては通常の出し方ですか。  私も今、詳しい条文を見ていないですけれども、多選禁止条例などだと、その期限りといいますか、それを更新し続けていらっしゃるように思うんですが、その辺も含めてご検討されましたか、されていないですか。どちらかだけ。 168 ◯委員長(八木嘉之君)   総務部長。 169 ◯総務部長(犬井義夫君)   今の繰り返しになりますが、市長の任期期間ということは、もちろん考慮というか、現在の工事完了はその期間におさまっておりますので、その中でこの条例の期間の設定は適切であると判断して提案させていただいているところでございます。 170 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 171 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第17号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  獅山委員。 172 ◯委員(獅山向洋君)   私の質疑の趣旨からもおわかりだと思いますが、まず、この本庁舎耐震化整備事業についての不手際に対する責任をとってということならば、これは、ある程度問題が限定されているわけでして、こんなに長期間、まるで工事完了までということは全国的にも本当にまれ過ぎて、異常ではないかと私は思うんですよ。  そういう意味で、責任の重大さに対する認識のもとにこんな長期間の状況になってしまったということなんですよね。ですから、それならばそれで、もっと別の責任のとり方があるのではないのということを私は申し上げたいんです。こんな彦根市政始まって以来みたいなわけのわからないことばかり続いているわけで、やはり自治日報とかも彦根市に注目していまして、またこんなことをやっているのかということを書かれるのではないか。まさに悪い意味でのシティプロモーションばかりやっているということなんですよ。それが全て市長の物の考え方なり答弁から出ているということ自体が、私は非常に問題だと思います。  それともう1点は、既に大久保市長は、やめない、信を問わないということは何回も何回も繰り返しておられるので、おやめにならないことは明確になっているんですよ。だから、自分から進んでおやめにならないということは明確になっているわけでして、その中で今回のこういうような16カ月も延ばすというような条例を認めますと、何だかこの企画総務消防常任委員会で、全部で16カ月ですが、市長がやめずに今後も、あるいは工事完了までやることを間接的に認めるようなことになるのではないかと思うんですよ。  そういう意味で、この条例については、よほど限定的な意味をきちんとわきまえて賛否を明確にしておかないと、市民の方から見たら、何だ、まだ市長がやられるという前提でこんな議決をされたんだなとなってしまいますので、そういう意味で、私はきっぱりとやはり反対しておくべきだと思います。 173 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 174 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第18号彦根市市税条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  税務課長。 175 ◯税務課長(牛澤史幸君)〔議案第18号について提案説明〕 176 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第18号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 177 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第18号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 178 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第20号ふるさと彦根応援寄附条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  まちづくり推進室長。 179 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)〔議案第20号について提案説明〕 180 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第20号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  谷口委員。 181 ◯委員(谷口典隆君)   この条例の第2条(7)を追加するというのは理解はいたしますが、これは極めて内向きな内部的な整理の話での文言になると思うんです。これを、市内外の皆さん、一般の方に発信するときに、パンフレットとかに「その他市長が必要と認める事業」なんて書いたら、今、花火大会が中止されて、また耐震改修工事に使われるのではないかとか、いろんな臆測を呼んでしまうと思うんです。  こんな行政用語を使うべきではないと思いますが、この辺の工夫というのは何か考えていらっしゃるんですか。 182 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 183 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   今おっしゃっていただいたところもございますので、もう少し、市民向けの方のパンフレットには寄附していただきやすいような文言をパンフレットには書かせていただこうと、今、ご意見等をいただきましたので、その辺はさせていただこうと思っております。 184 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 185 ◯委員(谷口典隆君)   こういう指摘がなかったら、パンフレットには「その他市長が必要と認める事業」と書こうとされていたんですか。 186 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 187 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   先ほどの件ですけれども、パンフレットの中にも、六つ事業があります一番最後の「ふるさと彦根まちづくり事業」の中に、もともと「指定をしない」ということで、そういう形で広く市の施策に活用できる事業ということで使っておりました。今回、「市長が認める事業」ということではございますけれども、もともとあったのを言葉として出させていただいたというところがございます。 188 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 189 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、先ほどの答弁では少し前向きでしたけれども、今度は、今、部長からですか、ご指導いただいて、「特に指定をしない」という項目が七つ目に挙がるということですか。そんなことでは、やはりだめではないですか。もっとほかに、有効な、寄附をかき立てるような文言にされるべきではないかなと思うんですが、今、明快な明確な答え、文言は、一字一句、その辺はいいですけれども、どうですか。今、ちょっと逆戻りというか、1歩進んだのに2歩下がったようなご答弁になってしまったので、ちょっともう一度お願いできませんか。 190 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部長。 191 ◯企画振興部長(馬場完之君)   改正の趣旨の中でも説明させていただきましたとおり、そもそも論で、いろんなサイトでも「どの事業を応援したいですか」というのがあって、最後に「特にない」というような、どこの市でもその1項目が入っています。  近年、返礼品が取り沙汰されて、ちょっと言葉は悪いかもしれませんけれども、それを目的にされる方が多くなりまして、特に指定しない方が非常に増えてきたと。その中で、今までこれをまちづくり基金に一律積んでいましたので、そこが特に指定されない意図が、ここに行ってもいいのだろうかというのが改正の最初の趣旨でした。そういうことは、もともと寄付された方は特に彦根市全体を応援しようという意味かと捉えまして、そうでしたら、いただいたこちらの方が、市長がそのいただいたところをどこに定めるというふうに、他市の条例を参考に改正させていただいたというのがもともとでございますので、ご理解願いたいと思います。 192 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 193 ◯委員(谷口典隆君)   ごめんなさい、私、誤解した受けとめ方をしているかもわかりません。  では、過熱するふるさと納税に乗っかって、特に指定しないという項目を設けることで、さらに増やそうということですか。そういう意味ではないですよね。ちょっと確認だけ。 194 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部長。 195 ◯企画振興部長(馬場完之君)   そうです。今の寄附の状況の実態に合わせて改正をしにいったということでございますので、そういう意味ではございません。 196 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 197 ◯委員(谷口典隆君)   趣旨とか流れはわかりました。ただ、せっかくなので、その辺が、条例では「その他市長が必要と認める事業」とうたっている以上は、好きに使えるわけではないですけれども、どうしても必要とされるところに使われるべきだと思いますので、その辺は、ただ単に「特にない」ということにならないようにご配慮いただきたいとは思います。  以上です。 198 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり)  なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第20号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 199 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第28号彦根市消防団条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。
     消防総務課長。 200 ◯消防総務課長(橋本公志君)〔議案第28号について提案説明〕 201 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第28号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  上杉委員。 202 ◯委員(上杉正敏君)   3点ほどお聞かせ願います。  このたびの消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律の改正について、私にとっては大変喜ばしいことだと思います。  私も本会議で、5年連続で消防団員の年報酬を上げていただいたことについては感謝しておりますけれども、今回の改正について、ただいま説明がありましたように、機能別消防団員を設置するということで、防災力の強化ということであります。冒頭でも述べさせていただきますけれども、これが絵に描いた餅にならないようにお願いしたいということで、3点ほど質疑させていただきます。  まず1点は、先ほど大災害とかいろんなことをおっしゃっていましたが、具体的に特定任務とはどのような任務を言われているのか。  そして、2点目です。現在、15分団あるんですけれども、その中に既に大学生の団員はおられるのかというのが2点目。  3点目です。先ほども言いましたように、これが制定されまして、当然、そういった大学生とかの団員が増えることを想定されていると思うんですけれども、それらの勧誘とかいう準備はどのようにされているのか、その3点についてお聞かせください。 203 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 204 ◯消防総務課長(橋本公志君)   お尋ねの3点のうち、まず、特定任務とはどのようなものかということでございます。  大規模災害団員につきましては、幸いにして彦根市内では起こっておりませんけれども、全国的に起こっております大規模な広域災害等が起こった場合に、基本消防団員の方は平時からそういう災害には出動いただいているわけでございますけれども、それだけではとても回り切れない状況が考えられますので、そうしたときにサポートしていただくといいますか、そうしたときのみ活動いただくという部分も特定の一つと考えております。  また、大学生団員につきましては、そうした大規模災害時もあるんですが、平時から広報活動とか啓発活動をその任務に限ってお願いするというところで、特定と位置づけているものでございます。  次、二つ目でございます。大学生が今の分団の中にいるのかというところでございますが、今、500人弱の消防団の方がいらっしゃいますので、その中に、大学生の方もいらっしゃいます。  また、勧誘でございますが、今、平成29年に結成されました、聖泉大学の方に防災サポーターチームというのがございまして、その方々を現在は対象に考えているわけでございます。  そうした中で、大学とも連携・相談を図りながら取り組みたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 205 ◯委員長(八木嘉之君)   上杉委員。 206 ◯委員(上杉正敏君)   そうしますと、そういった勧誘されているのはいいんですけれども、実際、やはり有事が発生したときに訓練をせずにいきなりできるとはちょっと考えにくいんですけれども、そういった中で、訓練等はどのようなことを想定されているんでしょうか。 207 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 208 ◯消防総務課長(橋本公志君)   大学生のサポーターチームにつきましては、今年度もそうですが、市の防災訓練にも出ていただいて、ブースを設けるなり、また、一つの役割を担っていただいておりますし、年初めにありました出初め式の方で広報・PR等もしていただいております。そういう意味では訓練には参加いただいておりますし、今後、機能別消防団員として正式な消防団員になりますので、また消防団の行事の際には積極的に参加いただけるようにはと考えております。  ただ、大規模災害団員につきましては、現在、彦根市に消防シニア隊というのがございまして、消防職員、また、団員のOBで構成しているものでございます。平時の訓練等はございませんが、いわゆる熟練といいますか、経験豊富な方の集まりでございますので、心強く感じているところでございます。  以上です。 209 ◯委員長(八木嘉之君)   上杉委員。 210 ◯委員(上杉正敏君)   大規模災害の団員についてはOBとかシニア隊でわかるんですけれども、大学生の団員は、消防本部としてはどれぐらいの人数を想定されているんでしょうか。 211 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 212 ◯消防総務課長(橋本公志君)   今のは機能別の大学生団員ということでよろしいですね。  現在は、聖泉大学のサポーターチームに33名の方がいらっしゃいますが、卒業等もございますので、基本、この機能別消防団員に入っていただく部分につきましては、新入生・在学生を見込んで、当然、卒業される方等を考えまして、20名という形で仮定しております。 213 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 214 ◯委員(獅山向洋君)   この条例の趣旨は私も賛成なんです。ただ、この条例の決め方について、私ももうちょっとちゃんと調べておけばよかったんですが、ここに、改正案として、第1条の3第2項で「基本消防団員は、機能別消防団員以外の団員とする。」と書いてあるんですが、本来、消防では、基本消防団員が中心であって、その基本消防団員以外か機能別消防団員になるのではないかと思うんですよ。  そういう意味で、読んでいると随分違和感を感じるというか、本来、基本消防団員の定義をやってから、それ以外に機能別消防団員がこういう2種類ありますよというような決め方をすべきではないかと思うんです。これは国なり何かのひな形にのっとってこういう条例なり条文の決め方をされたのでしょうか。 215 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 216 ◯消防総務課長(橋本公志君)   条例改正に当たりましては、もう既に機能別消防団員制度を導入しておられます先進地の条例等も参考にしながらつくらせていただいた次第でございます。 217 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 218 ◯委員(獅山向洋君)   今申し上げたように、先進地も結構なんですけれども、やはり消防団員は、本来の消防なり消防団員に基づく団員が中心であって、それ以外に機能別消防団員をこういうふうにつくりますというのが本来のあり方ではないんですか。何だか「基本消防団員は、機能別消防団員以外の団員」なんて、こんな妙な決め方のないのではないですか。  その点、法規係の方と十分相談されたんでしょうか。 219 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 220 ◯消防総務課長(橋本公志君)   この条例改正に当たりましては、何度も法規の担当の方とも私どもの担当がすり合わせをさせていただいて、つくり上げはさせていただいております。  ちょっと法令上のスタンダードな見解をご指摘されているのかなと思いまして、私ども消防としても、その辺、不得手な部分はございますけれども、やみくもにこういったものをやったものではございませんので、ご理解をお願いいたします。 221 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 222 ◯委員(獅山向洋君)   だから、私が聞いているのは、そういう意味で、法規係とかの条例などを改正したりつくったり常々しておられる部署と十分協議されたのかどうかをちょっと聞いておきたいんですよ。私は、こんな内容であったら、趣旨は賛成だけれどもちょっと条文のつくり方については異論があるので、もう1回聞きますが、要は、十分相談されたんでしょうかということです。 223 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 224 ◯消防総務課長(橋本公志君)   相談させていただいております。 225 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 226 ◯委員(獅山向洋君)   当然、そちらの方の決裁判もあるわけですね。 227 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 228 ◯消防総務課長(橋本公志君)   はい、決裁いただいております。 229 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  和田委員。 230 ◯委員(和田一繁君)   2点だけ、ちょっと教えてください。  大学生の定義というところで、これは大学院とか専門関係の方が入るのかが1点と、あと、消防団は、企業とかでしたら「何名以上で優遇」みたいな形でメリット的なものがあるんですけれども、大学生にとってのメリットはどういったものになるかだけ、お願いいたします。 231 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 232 ◯消防総務課長(橋本公志君)   大学院生につきましても、入っていただくことは可能になっております。職員、また学生と考えておりますので、大学院の方も候補の一つと考えております。  メリットでございますが、消防団に入ることで、直接的なメリットというとおかしいんですが、今後、社会人になっていただくに当たりまして、当然、地域活動といったものに取り組んでいただくことになると思います。そうした中で、地元の消防団の活動に参加して、また、大学生の方ですと出身地がこの辺ではなくて帰られることもあるかもしれませんけれども、地域コミュニティであったり地域の連携については学んでいただけると思いますし、これから、災害対応といいますのもそのときだけに限ることではございませんので、ここで積んでいただいた経験は今後に生きてくるのではないかと思います。  それと、大学生団員に限ったわけではないんですが、彦根市の消防団活動認証制度というのがございまして、消防団員の団員として顕著な実績をおさめて地域社会に多大な貢献をした学生に対し、その功績を認証して就職活動等を支援する制度というものを、彦根市では平成29年4月1日に導入しております。そうした制度を活用していただくことによりまして、例えば就職のときのちょっとポイントアップになったりとかいったことはできるのではないかと考えております。  以上です。 233 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  谷口委員。 234 ◯委員(谷口典隆君)   先ほど獅山委員もおっしゃった「基本消防団員」という文言で、この同条例の中の文言を基本消防団員と機能別消防団員で整理する必要はないんですかというのが1点。  報酬は条文の改正はあるんですけれども、費用弁償はもう従来どおり支出されるということでよろしかったですか。 235 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 236 ◯消防総務課長(橋本公志君)   もう一度お願いしたいんですが、整理する必要という部分について、もう1回お願いします。 237 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 238 ◯委員(谷口典隆君)   例えば、条文のほかの全てが「団員」となっていると思うんです。今までなら、いわゆるここでいう基本消防団員だけだったので全て「団員」で読みかえていましたが、これからは機能別消防団員と基本消防団員という分け方をする必要が……。ここで明確に「団員の種類」という形でうたっておられるので、ほかの条文の中の「団員」という文言に「基本消防」をつける必要があるのではないかというところを指摘させていただいたんです。 239 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 240 ◯消防総務課長(橋本公志君)   ご指摘のことはごもっともかと思いますが、基本、条例の中に書いておりますことは平時に活動する消防団のことを書いておりますので、今の段階では、基本消防団員の活動という形の中では問題ないのかなとは考えております。ただ、やっていく中で、ちょっとすみ分けが難しくなるような状況が出てきた場合には、もう少し精査させていただきたいと考えております。  費用弁償につきまして、1回出ていただいたときの活動につきましては、技能の違いはございましても、あくまで同じような内容で実務をしていただきますので、同額を払う予定をしております。  以上です。 241 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 242 ◯委員(谷口典隆君)   今、第12条では費用弁償のことがうたわれている中で、ここでは「団員が」というふうなことしか書かれておりませんので、この条例の中の「団員」というものは、この改正でうたわれていない限り、基本消防団員と機能別消防団員、両方とも含まれると全て読みかえてよろしいですね。 243 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 244 ◯消防総務課長(橋本公志君)   おっしゃるとおりでございます。 245 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 246 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第28号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  獅山委員。 247 ◯委員(獅山向洋君)   質疑でも申し上げましたように、私はこの条例の趣旨については賛成なんですけれども、ただ、この条例の決め方というのには非常に疑問があると思います。  なぜかといいますと、「基本消防団員は、機能別消防団員以外の団員とする。」なんて、まるで基本消防団員が例外規定みたいに読めるんですよ。  例を挙げますと、正規社員と臨時社員がいるとすれば、正規社員は臨時社員以外の社員とするみたいな決め方で、何だか奇妙な決め方だと私は思います。何か先進地の条例に倣ったようなこともおっしゃっていますけれども、こんな決め方はないでしょうというのが私の意見で、また、そういう意味で、こういうような条文をお決めになったことについて反対したいと思います。  法規係に決裁をもらったとおっしゃっているけれども、何だか法規係の人もどうかしているのではないかなと思います。やはり、基本消防団員は消防とか消防団員の法律に決められた団員であるということをきちんと明確に言った上で、機能別消防団員としてこういう2種類のものを定めるというような形にしないと、何か基本消防団員は例外的というか、「以外の団員」みたいな考え方そのものが、従来の消防団員の皆さんをちょっとおとしめるというか、何だか低く見ているかのように私には思えますので、そういう意味で、これについては反対しておきます。 248 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 249 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第29号彦根市男女共同参画センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題とします。  提案者の説明を求めます。  企画課地域経営・地方創生推進室主幹兼企画課女性活躍推進室長。 250 ◯企画課地域経営・地方創生推進室主幹兼企画課女性活躍推進室長(山岸将郎君)〔議案第29号について提案説明〕 251 ◯委員長(八木嘉之君)   これより議案第29号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  獅山委員。 252 ◯委員(獅山向洋君)   今回の消費税関係の値上げについて、えらく詳細なご説明をいただいたんですが、幸か不幸か、この常任委員会では男女共同参画センターの使用料だけなんですね。  私、お尋ねしたいのは、これは辻真理子議員やほかの議員のご質問にもあったんですけれども、要するに、私たち市議会議員として困るのは、消費税の2%だけ上がるはずなのに、なぜ3割も上がるのがたくさんあるのということなんですよ。現にこの男女共同参画センターについても、今おっしゃいましたように、軽運動室などは従来1,020円であったものが1,350円に上がってしまうわけですね。この軽運動室は非常に利用率が高い施設で、やっぱりこれについては、当然、便乗値上げではないか、その便乗値上げも2%で済むところを30%も値上げするではないかと、これに対してどうお答えしたらよいのか、これが非常に我々としても苦しいところなんですね。  率直に、今まで適切な値上げを何年もしてこなかったから今回これだけ上げさせていただきますという説明をしてもらわないと、やはりいけないと思うんです。今の延々と長い説明の中にはそういう趣旨は入っていましたけれども、端的にそういうふうに言ってもらえませんでしょうか。いかがですか。 253 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課地域経営・地方創生推進室主幹。 254 ◯企画課地域経営・地方創生推進室主幹(山岸将郎君)   説明の中には、平成27年6月定例会の段階で、次回の消費税率が10%になるときに適正な料金設定の見直しを行いますというお答えをしたんですが、市民の方にとってはそのことはわかりにくいことだと思いますので、昨日の委員会でもお答えさせてもらったんですが、前回、コストの見直しを行ったのが平成18年4月でございます。10年以上経過して全く料金の改定をしていない状況でございましたので、それは、現時点で適正な価格に見直しを行うことが消費税と同時期になってしまったのは申しわけないとは思いますけれども、する必要があると考えております。
    255 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 256 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、私が申し上げたいのは、10月1日から2%上がった上にと言うと言い方は悪いけれども、2%上がった中に30%上がるということが含まれてしまいまして、市民から見ればダブルパンチという受けとめ方になるわけなんですよ。  ですから、我々議員に対しては、いついつの議会でこういうことを申し上げたとか、そういう説明で、私は済まないと思っているんですが、済むかもしれませんが、市民から見れば、議会で何があったかは別にして、何でこんな消費税が上がるときにいきなりまた30%も値上げするんだということなので、市民に対する説明としてはどうなさいますかということを聞きたいんですよ。  それを正直に、いや、実はこのときにこういうふうに上げておかないといけなかったのに、こんなときになって申しわけありませんという説明なら、市民も、腹を立てながらも、そうだったのかとなるかもしれないけれども、10年間もほったらかしにしておいて、わざわざ消費税値上げのときに上げるということ自体について、やはりどういうふうに説明するかということを聞いておきたいんです。いかがでしょうか。 257 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課地域経営・地方創生推進室主幹。 258 ◯企画課地域経営・地方創生推進室主幹(山岸将郎君)   料金改定については、大体どこの自治体でも、行政大綱、改革大綱をつくって定期的な見直しをする形になっていると考えております。  本市におきましても、そういった形で定期的な見直しをしていく必要があったところではありますが、先ほど言いましたとおり、10年間、見直しができなかったというところもありますし、適正な料金改定というのを進めていかないと、施設運営にとっては、やはり破綻というか、運営が滞ってしまうことにもなりますので、そういった料金改定を現時点でしていく必要があるということは、説明し、理解していただく必要があるかなと考えております。 259 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 260 ◯委員(獅山向洋君)   これは市民の受けとめ方の問題なので私どもは非常に重視しているわけですが、適正なときにちゃんとやりませんでしたということを市の広報とかに明確に書いていただかないと、今回の来年度当初予算みたいに、むやみやたらにいろんな事業を見直しして削っている、これを見ると、今度は逆に、大久保市長はお金が足りないからこういう機会に3割も上げて、言い方は悪いけれども、市民に大変な影響を与えているのにさらに使用料・手数料で市民からお金を巻き上げようとしているのではないかと思われるわけですよ。  だから私はこれをちょっとしつこく聞いている。市長としてどうお考えですか。これを正直に言ってもらわないと、市民はダブルパンチなんですよ。いろんな事業は切られてしまった、それで、やはりリフォームでも何でも業者も影響を受けているんですよ。そこへまた手数料をこれだけ上げるというんだったら、やはり批判が強くなるばかりなので、市長としてきちんとした説明を考えておられるかどうか、ちょっとお聞きしておきたいんです。 261 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 262 ◯市長(大久保 貴君)   この件については、獅山委員がおっしゃっているとおりでございます。適時適切な料金改定をしてこなかったということは、ご指摘を承らないといけないとは思っております。  ただ、改定するということ自体、なかなか困難な作業でございますので、ある意味、平成27年の段階でアナウンスをさせていただいて、今回、消費税改定に合わせて改定させていただくということで今日を迎えたわけでございます。唐突に上げてくるということでは決してないとは思っておりますが、おっしゃっていただくように、激変緩和というのでじわじわとすればインパクトは少ないかもわかりませんが、一定、アナウンスはさせていただいたものと考えてございます。  そういうことで、ぜひご理解をいただきたいと思っております。 263 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 264 ◯委員(獅山向洋君)   議員がご理解するとかいう問題ではなくて、市民に対してどういう説明をされるのか。平成27年にアナウンスしましたなんて、そんなことを広報にお書きになるんですか。そんなことではないでしょう。やはり、これだけ当初予算でばさばさ切っていて、それでまた、10月1日から、消費税分の2%ではなくて30%上げるものもたくさんありますよということに対して、市長としては、別にもう議会さえ通ればそれでいいという程度に考えておられるのかどうか、それだけちょっと聞いておきたいんです。 265 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 266 ◯市長(大久保 貴君)   私ども、こうしてアナウンスをさせていただいてきたつもりでございますので、それも含めてしっかりとご説明させていただきたいと思っております。 267 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 268 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、その説明させていただきたいというのは、どういう媒体を使って説明するんですか。 269 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 270 ◯市長(大久保 貴君)   彦根市広報を初めとした媒体を使ってご説明を申し上げたいと思います。 271 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 272 ◯委員(獅山向洋君)   意見を申し上げておきますけれども、やはりそれなりに関心を持っておられる方、特にこの男女共同参画センターなどについては多くの方々が使っておられますので、どういう使用料になるんだということも随分関心を持っておられるわけですよ。  そういう意味で、我々議員も説明しないとならないし、といいながらも、本当は市が上げる当事者なんですから、市がきちんと正直にあってほしいと思うんですが、これこれこういう事情でこうなりましたと説明してもらわないと困るので、そういう観点で、もしこれがそのまま議案として通れば、やはり直近の広報とかできちんとやっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 273 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  谷口委員。 274 ◯委員(谷口典隆君)   付則の2の、ほかの委員会の議案でもご質疑が出たかと思うんですが、これは、いわゆる利用申請が、10月まで、9月いっぱいであれば、10月1日以降でも新しい料金が適用されないということでよろしいんですか。 275 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課女性活躍推進室長。 276 ◯企画課女性活躍推進室長(山岸将郎君)   そのとおりでございます。 277 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 278 ◯委員(谷口典隆君)   それであれば、これは民間の商取引でも、消費税増税前に契約すればというようなことでも、今、巷間言われているわけですけれども、この辺は厳密に何か、やられる人が応対してとか、電話で利用申請したとかいうトラブルを回避しようと思うと、先ほどご説明いただいた中で、窓口での受け付けとかでの明確な基準が彦根市としてあるんですか。その辺が十分に各施設に徹底はされているのか。特にこれであれば、男女共同参画センターの方にも徹底されているのかというのをお聞かせいただきたいんですが。 279 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課地域経営・地方創生推進室主幹。 280 ◯企画課地域経営・地方創生推進室主幹(山岸将郎君)   経過措置の件につきましては、各施設担当課の所管になりますので、各施設の方で啓発を行っていただくという形になると思います。  ウィズに関しては当課の方の所管になりますので、これから窓口で半年かけてきちんと周知していきたいと考えております。 281 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 282 ◯委員(谷口典隆君)   先ほどご指摘もございましたけれども、料金の改定もさることながら、要するに、10月1日までに申し込みをされることによる、10月1日を境にする料金の変更がトラブルにもなりかねないと思いますので、その辺は、たまたま今日は担当としておられますが、各施設に十分に対応を、ウィズならウィズでしっかりとその辺もお願いしたいなと思います。  それから、先ほどおっしゃっていた広報等でその辺もしっかりと周知するべきではないかと思いますが、お考えはございますか。 283 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課地域経営・地方創生推進室主幹。 284 ◯企画課地域経営・地方創生推進室主幹(山岸将郎君)   今回、議案をお認めいただいた場合には、各施設所管課の方にはそういった形の対応をとるように当課の方から通知したいと思います。 285 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 286 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第29号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 287 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  以上をもって、議案に対する質疑および討論を終了します。  暫時休憩します。                                 午前11時40分休憩                                 午前11時49分再開 288 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第12号彦根市事務分掌条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 289 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号彦根市職員定数条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 290 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号彦根市公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 291 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号彦根市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 292 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第15号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第16号彦根市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 293 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第17号平成30年度および平成31年度における彦根市長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第17号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 294 ◯委員長(八木嘉之君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第18号彦根市市税条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 295 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第18号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第20号ふるさと彦根応援寄附条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 296 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第20号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第28号彦根市消防団条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第28号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 297 ◯委員長(八木嘉之君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第28号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第29号彦根市男女共同参画センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 298 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第29号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は終了しました。  暫時休憩します。                                 午前11時52分休憩                                 午後0時59分再開 299 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  質問のある方。  獅山委員。 300 ◯委員(獅山向洋君)   時間のルールがありますので、続けてやらないとならないのは大変なんですけれども、とにかく、できる限りやりたいと思います。  さて、まず一つは、議案第13号の質疑として聞くべきかなとも思ったんですけれども、今回、彦根市職員定数条例が改正になりまして、教育委員会と市長部局の間でプラスマイナス24人の改正がなされたわけです。そうしますと、教育委員会の文化財部というものは教育委員会からはもう消滅するのかどうかだけ、ちょっと確認しておきたいと思います。 301 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。
    302 ◯人事課長(馬場敬人君)   今、委員がおっしゃっていただきました文化財部というものはなくなります。 303 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 304 ◯委員(獅山向洋君)   文化財部というのがなくなるということですが、そうしますと、例えば文化財部の中にもいろいろなセクションがありまして、埋蔵文化財の発掘とか、どちらかというと教育委員会固有かなと思われる部分もあるんですが、これについてももうなくなるということですか。 305 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 306 ◯人事課長(馬場敬人君)   文化財部の中で、彦根城博物館に限っては教育委員会の方に残りますけれども、現在文化財部としてある、おっしゃっていただきました埋蔵文化財とか文化財課が所管している部分は全て市長直轄組織の方に移行する、教育委員会からなくなるということでございます。 307 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 308 ◯委員(獅山向洋君)   そこで、先ほども問題になっていましたけれども、これが市長直轄組織となりますと、文化財部は、現在、文化財部の部長というのがあるわけですけれども、こういう肩書もなくなってしまうということならば、それはどんな名前で、市長直轄組織での位置づけになるんでしょうか。 309 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 310 ◯人事課長(馬場敬人君)   文化財部自体がなくなりますので、市長直轄組織の中に入りまして、今の文化財部の中にあります、文化財課、世界遺産登録推進課、彦根城管理事務所の三つの所属について、市長直轄組織の所管の課といいますか、そういった位置づけで市長直轄組織に入ってくるというイメージでございます。 311 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 312 ◯委員(獅山向洋君)   課までは、三つとわかったんですが、そうすると、それを束ねるような肩書を持った人というか、部長はないようですけれども、参事とか、そういうものはやはり新たにできるわけですね。 313 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 314 ◯人事課長(馬場敬人君)   市長直轄組織という組織にありまして、現在、部長という役割を果たされているのが市長直轄組織参事。新たに市長直轄組織において、次長級で、通常の部でいう次長という役割が、副参事の総括というイメージを持っております。 315 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 316 ◯委員(獅山向洋君)   これは私の印象ですが、今まで、教育委員会で文化財部というのはある意味ではかなり大きな部としてあったわけで、それが彦根市の特徴でもあったわけなんですよ。  そういう観点からいいますと、市長直轄組織になって、今後、世界遺産の問題とかいろいろと三つの課を束ねていく人は、先ほど総括参事みたいなこともおっしゃっていたわけですが、一体どの参事になるのかがよくわからないので、どうなんでしょうか。 317 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 318 ◯人事課長(馬場敬人君)   現在の組織でいいますと市長直轄組織の参事ということで、秘書政策課とシティプロモーション推進課を持っている組織になっておりますけれども、そこに課が増えるというイメージになって、総括という方が、当然、その市長直轄組織の総括的な部長的な動きをしていただくというイメージでございます。 319 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 320 ◯委員(獅山向洋君)   これは、文化庁の方、外部から見た受けとめ方にも関係するので聞いておきたいんですけれども、今は現状の市長直轄組織でおっしゃっているわけで、今度新たに、文化財部であった24人の職員が市長直轄組織に入るわけですよ。これは大変な大所帯なので、そういう意味での市長直轄組織の中での位置づけをやはりきちんとしておいていただかないといけないので、そういう意味で、今のことではなくて、今後どういうような形になるのかを聞いているんです。 321 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 322 ◯人事課長(馬場敬人君)   新しい組織として、部長級として市長直轄組織の参事の総括、危機管理の部分はちょっと除きまして、あとは次長級として副参事の総括、それに加えて世界遺産登録に特化した何らかの役職の方を置きたいというイメージを持っております。 323 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 324 ◯委員(獅山向洋君)   どうもよくわからないのですが、ちょっと市長のお考えを聞いておきたいんですよ。  というのは、市長直轄組織であるというけれども、文化財部が現実に市長直轄組織に入るので、元文化財部のトップは市長直轄組織の中の参事としてはどの参事になるのかがよくわからないので、それをちょっと明確にしてほしいんですよ。  私がお尋ねしたいのは、要は、現在の文化財部が市長直轄組織に入るわけですから、しかも24人もおられるわけで、大きな所帯なんですよ。それのトップは、市長直轄組織の中の、何人いるのかよくわかりませんが、とにかく参事なんですよね。参事としては、一体、何人かいる参事の中のどういう位置づけなのかよくわからないから聞いているんです。どういう参事になるわけですか。 325 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 326 ◯市長(大久保 貴君)   先ほど来、人事課長がご説明申し上げているとおり、市長直轄組織には、参事というか、部長級が2人おります。1人は危機管理監、1人が総括参事ということになります。この参事が文化財課も総括するということでございます。  趣旨は、この改正にもございますように、文化財の保護・活用ということでありますので、他のセクションとの協力関係・協働を進めていくというのが目的でございます。 327 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 328 ◯委員(獅山向洋君)   私は一般論を聞いているのではないんですよ。  ならば、端的に聞きましょう。現在、文化財部長がおられるんですけれども、文化財部長が市長直轄組織に入ったらどの参事になるのかがよくわからないから聞いているんですよ。参事ではないんですか。総括参事でもない。どういうことなんですか。 329 ◯委員長(八木嘉之君)   総括参事になるというふうに答弁されているのではないんですか。  市長。 330 ◯市長(大久保 貴君)   要するに、市長直轄組織の参事というのは2人いまして、1人は危機管理監です。お一人が参事。この方が、いわゆる市長直轄組織の危機管理以外の部分を部長として総括するという趣旨でございます。 331 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 332 ◯委員(獅山向洋君)   それで、私が聞きたいのは、総括参事がいるというのはわかっているんですが、総括参事がすなわち現在の文化財部長なのか、それとも、総括参事の下にさらに現在の文化財部長的な参事がいるのか、そこだけちょっと確認しておきたいので聞いているんです。 333 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 334 ◯市長(大久保 貴君)   それはおりませんで、副参事が下に、いわゆる次長級が2人つくということでございます。 335 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 336 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、今までの教育委員会の文化財部長は「部長」という名前がついていたわけですが、これはあくまで市長直轄組織ではいわゆる次長級になるということですね。 337 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 338 ◯市長(大久保 貴君)   文化財課だけを統括する部長級はいないということです。 339 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 340 ◯委員(獅山向洋君)   ちょっとその辺、よく整理しておいてもらいたいんですよ。  やはり、今まで彦根市の文化財部というのは一つの顔だったし、世界遺産についても一定の方針のもとに動いておられたわけなので、それが何だか市長直轄組織になった途端によくわからないようになってしまうので、その点、ひとつ我々にもわかるように整理しておいていただきたいと思います。  さて、次に、世界遺産の総合調整ということを市長直轄組織が持っておられるわけですから、その点でちょっとお尋ねしておきたいんですけれども、かなり観光客とか、あるいは城山によく来られる方々から、最近、苦情が随分出ているんですよ。というのは、もうはっきり申し上げますけれども、本丸の天守への入り口で文教スタヂオさんが客引きをやっておられるわけですよ。簡単に言うと、「写真撮りませんか、写真撮りませんか」と盛んにやっておられまして、やはり、来た観光客も、印象が悪いとはっきり言っています。しかも、よろいとかかぶとの例の木のくり抜いたようなものを用意して、記念撮影をどんどん進めているわけですね。とにかく、観光客の方から「一体、彦根城は何なんだ。我々は観光ということで彦根城を見に来ているのに、写真の勧誘ばかりされて本当に迷惑だ」とおっしゃられているわけなんです。  これは、まさに世界遺産の総合調整というか、彦根城郭が世界遺産の暫定リストに載っているわけですから、そういう観点からいうときに、こういうことをきちんと把握しておられるのかどうかお聞きしておきたいんです。 341 ◯委員長(八木嘉之君)   お答えできますか。  市長。 342 ◯市長(大久保 貴君)   その事実は私は把握してございますが、現状は、あそこの管理は文化財課になりますので、私ども、こちらの総合調整というのは世界遺産登録推進の総合調整という整理をしておりますので、ちょっとお答えはご容赦いただけたらと思います。 343 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 344 ◯委員(獅山向洋君)   私は、やはり世界遺産登録を第一義に考えるべきだと思うんですよ。それでありながら、そんなまさに彦根城の本丸の天守の入り口でそういう商売をやっておられるということは、大変な問題だと私は思っているんですよ。世界遺産登録したよそのところでそんなことをやっていますか。そんなものは絶対やらせないですよ。なぜかというと、世界遺産なんですから。皆さんはそれを見に来ているわけなので。  そういう観点から、まさに総合調整すべきではないんですか。市長として知らなかったというならいいんですけれども、ご存じならば、当然、総合調整をやるべきではないんですか。なぜおやりにならないんですか。 345 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 346 ◯市長(大久保 貴君)   総合調整というのは登録の準備のためのということでございます。ご趣旨は承らせていただいて、文化財部とも協議をさせていただきたいと思いますが、ご容赦いただけたらと思います。 347 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 348 ◯委員(獅山向洋君)   現に市長直轄組織ということで「総合調整」というのはきちんと書いてあるわけで、しかも4月1日からは「推進に関すること」になるわけですよ。だったら、まさに世界遺産に障害になるようなことについては、市長直轄組織としてきちんと把握すべきではないんですか。  だから、答弁できるできないの問題ではなくて、やはり、そういうことはやめさせますとか、そういうことを明確におっしゃるべきではないんですか。 349 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員、微妙なところだと委員長としては判断するので、ちょっと質問の内容を変えていただけますか。  獅山委員。 350 ◯委員(獅山向洋君)   実は皆さんがおっしゃっているのは、現在の副市長が彦根城管理事務所の所長をやっておられるときに、どうも文教スタヂオに許可したようだといううわさがあるんですよ。  副市長にお答えいただきたいんですが、そういう許可をなさったことはありますか。 351 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 352 ◯副市長(山田静男君)   私、1年前までいましたので、国宝・彦根城築城410年祭のときに、文教スタヂオから申請がありまして、許可をしました。 353 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 354 ◯委員(獅山向洋君)   それは彦根城管理事務所長として権限の範囲内に入っているんですか。 355 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 356 ◯副市長(山田静男君)   それは、文化財課とも全部協議しまして、文化財課との協議に基づいて許可したということでございます。 357 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 358 ◯委員(獅山向洋君)   当然、決裁書類もあるんだろうと思いますので、また公文書公開請求したいと思います。  それはそれとして、どういう内容で許可されたんですか。というのは、目に余るとおっしゃる方もおられますので、どういう内容の許可をされたんでしょうか。 359 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 360 ◯副市長(山田静男君)   許可の内容でございますけれども、要は、文教スタヂオが、いわゆる彦根の写真クラブという形で現在加入しています。彦根市内の写真協会といいますか、それの代表ということで、今、実際には文教スタヂオしかいないんですけれども、毎月1万円でしたか、ちょっと記憶があれなんですけれども、いわゆる彦根城に対して使用許可ということで、使用の金額を彦根市に払っていただいています。  そういうことから、文教スタヂオには、そういう写真を撮るということ、彦根市、彦根城を宣伝していただくという目的で許可したと。410年祭のときにいろんな事業はあったんですけれども、いわゆる写真を撮って、活性化といいますか、盛り上げたいというご希望等がございましたので、そういう観点から、いわゆる本丸の天守の入り口について許可したということでございます。 361 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 362 ◯委員(獅山向洋君)   ほかの写真館からも、なぜ文教スタヂオだけなんだと、かなり厳しい批判が出ているんですよ。なぜ文教スタヂオだけに許可されたんですか。簡単に言えば、ほかのところから申請がなかったから許可したということなんですか。410年祭は、やはりみんなが盛り上げようと思って一生懸命になっているのに、文教スタヂオだけという話だと、彦根市の行政として非常に不公平で不公正ではないかと思うんですが、その点はどういうふうにお考えになったんでしょうか。 363 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 364 ◯副市長(山田静男君)   文教スタヂオという名義では許可していないと記憶しています。ちょっと名前は忘れたんですけれども、彦根写真クラブか、何かそういう名前でございました。それの代表としては文教スタヂオですけれども、文教スタヂオの名前ではなくてこの団体に許可したということでございます。 365 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 366 ◯委員(獅山向洋君)   ただ、副市長もご認識というか、今おっしゃったように、団体で許可していても、団体そのものの構成員が1者だけだったと思いますが、いかがでしょうか。 367 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 368 ◯副市長(山田静男君)   実際には、文教スタヂオといろんなお話をさせていただいていまして、一応、代表ということで、先ほど言いましたけれども、毎月、使用料をずっと前からいただいている経過もございましたので、そういうことから文教スタヂオとお話をさせていただいたところでございます。 369 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 370 ◯委員(獅山向洋君)   前から使用料をいただいていたというのは、では、いつごろからこの使用料をもらっていたんでしょうか。また、その使用料は一体どこへ入っていたんでしょうか。 371 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 372 ◯副市長(山田静男君)   私の記憶でございますけれども、いつからもらっていたのかはちょっと今ご返事できません。随分前からということで、彦根城が開設しまして、本丸といいますか、昔は文教スタヂオが代表的に写真を撮っていたと聞いております。今はデジカメとかスマホが結構普及していますので非常に少なくなっていますけれども、どこの観光地に行っても文教スタヂオが写真を撮っておられたという経過から、今は彦根城の黒門とか表門で券売していますけれども、その当時、天守の入り口の部分で券売していたその場所で、いわゆる営業といいますか、写真を撮っておられたと伺っております。 373 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 374 ◯委員(獅山向洋君)   確かに文教スタヂオが既得権のような形でやっておられた。現にベンチなども置いたりいろんなことをやっていて、よその人がそこを使ったりすると、これはうちのものだ、使うなということを言っておられた。それはわかっているんですよ。  ただ、今、聞いているのは、副市長が彦根城管理事務所長をやっておられたときに許可したとおっしゃるからちょっと話がおかしくなっているんですよ。既得権益ではないでしょう。許可されたのではないんですか。しかも410年祭で許可したとおっしゃるからそれを聞いているわけであって、その点の関係はどうなのですか。既得権とはちょっと別の話だと私は思っているんですが。 375 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 376 ◯副市長(山田静男君)   410年祭を開催したときに許可したということございますけれども、その後、一応、使用許可は1年更新でございますので、更新で1年の更新をしているということで、今、理解しています。  410年祭以降、文教スタヂオさんは、彦根城、彦根を宣伝したいとしきりに言っておられました。そういうことから、410年祭についても、いろんな観点から、浜松の直虎もありましたけれども、そのときにも文教スタヂオが関与しておられたと聞いておりますので、いわゆる彦根城の宣伝という効果で許可したということでございます。 377 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 378 ◯委員(獅山向洋君)   今後の世界遺産の問題とか観光政策に絡んできますので申し上げておきますけれども、そんな文教スタヂオだけで構成しているような団体が、彦根市、彦根城を宣伝したいと言ってきたということで許可すること自体、おかしいのではないんですか。それならば、彦根市内にある写真館全部に開放するとか、あるいは、文教スタヂオだけが宣伝するといっても、現状は写真を撮ってもうけるためにやっておられるわけですから、そんなことぐらいわからないんでしょうか。  そういう観点で、今後の世界遺産登録の推進という観点から、一体どうすればよいかということをきちんとここで答えていただきたい。特に4月1日からは世界遺産登録推進担当になるから、こんな市内の写真館から文句が出たり、あるいは観光客から、自分たちは自分たちで写真を撮れるのに「写真を撮れ、写真を撮れ」と言われて本当に不愉快な思いをしているということなんですよ。  また、もう1つは、やはりボランティアガイド協会でも、お客様を連れて入っているのに、出てきた途端に「写真を撮りませんか」なんて声をかけられたら、お客様の手前、本当に恥ずかしい思いをすると言っているわけで、今後の方針としてちょっと明確に言っておいてほしいんですよ。そんな1年で更新するんだったら、もう更新しなければそれで済む話なので、いかがなんでしょうか。 379 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 380 ◯副市長(山田静男君)   苦情等はちょっと私は今のところ聞いておりません。現職のときは、そういう、今、獅山委員のおっしゃるとおりの苦情等がございました。その対応をさせていただいたときには、いわゆる無理やりというのはだめだということで、許可取り消しも踏まえて考えますということで文教スタヂオにも注意させていただいた記憶がございます。そういうことから、無理やりではなくて、あくまでも任意という形で撮ってもらわないと許可しないということでございます。  私も現場を離れていますので、ちょっと今の状態を掌握していない部分がございますし、一度確認させていただいて、対応も踏まえて考えさせていただきたいと思います。
    381 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 382 ◯委員(獅山向洋君)   今おっしゃっている無理やりとかいう話になってくるととんでもない話で、私は、そういう意味では、客引き行為をやっているのではないかと思うんですよ。「撮りませんか、撮りませんか」と言って、観光客から苦情が出るぐらいなんですよね。  そういう観点からいって、検討させてもらいたいではなくて、彦根城の世界遺産登録を目指しているような、彦根城の本丸の天守の周辺でそういう商売をさせないという原則をきちんとやってほしいんですよ。売店はあるから、売店はしようがないですよ。けれども、「撮りませんか、撮りませんか」という客引き行為的なことは一切やらせないということはここで約束はできないんですか。 383 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 384 ◯市長(大久保 貴君)   今のご指摘につきましては、所管課から事実関係をよく聴取して、課題整理をするとともに、今後のことについては検討させていただきます。 385 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 386 ◯委員(獅山向洋君)   検討検討で何でも過ごしてしまうと本当に困ったことになるので、これ、今にまた、観光客から投書とか、場合によっては、よくテレビで憤懣何とかとやっているでしょう。そんなもの、テレビで撮ろうと思ったらすぐに映せるんですよ。現にあるんですから。だから、そういう意味で、今からでもきちんと対応してもらいたいと思います。  それでは、次に移ります。もう既に忘れ去られたような感じですが、消防団に関しまして、消防団長が、副団長に選ばなかったばかりか団員の資格まで剥奪されてしまったということがあって、どうもこれが訴訟になっていると新聞に出ていました。  これは現状はどんなふうになっているのか、わかる限りで結構ですから、これは市長が被告になっているだろうと思いますので、よくおわかりだと思います。いかがでしょうか。 387 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 388 ◯消防総務課長(橋本公志君)   消防団の人事にかかわります案件につきましては、訴訟になっているのは事実でございまして、1回目が11月29日に弁論期日が設けられた後は、弁論準備手続期日として1月31日、2回目が先日3月12日に開催されたところでございます。  相手方の出す準備書面に対しまして、こちらも反論するというような形で準備書面の提出のやりとりをやっております。その相手方から出た準備書面に対しまして、今度、4月17日の予定でございますけれども、私どもの方も反論的な準備書面を用意しまして、争っていくではないですけれども、こちらの正当性を主張していくという状況です。  詳しい内容は、ちょっと裁判過程でもありますので、ちょっとどこまでお話しできるかという部分はあるんですけれども、相手方は、退団させられたという部分について、地位の保全であったり、また、損害賠償等を求めておられるという状況でございます。 389 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 390 ◯委員(獅山向洋君)   私も内容はよくわからないですが、損害賠償は幾らぐらい求めておられるんでしょうか。 391 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 392 ◯消防総務課長(橋本公志君)   慰謝料30万円と利息でございます。 393 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 394 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、次の質問に移ります。  まず、この市議会の方では市長部局に先駆けてタブレットを導入したわけですけれども、市長部局なり教育委員会の方では、このタブレット導入についてどのように考えておられるのか、その点、ちょっと聞いておきたいんですが。 395 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部長。 396 ◯企画振興部長(馬場完之君)   タブレットが導入されたことによりまして、事務的には文書を流したりするのが非常に楽になった部分はあるんですけれども、こちら側はまだタブレットは使えませんので、なかなか厳しい、ちょっと差ができてしまったなというのが実感です。 397 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 398 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、差ができたのは別にしまして、市長部局の方でタブレット導入については否定的なのか肯定的なのか、その辺のことを聞いておきたいなと思って質問しているわけです。 399 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員、今のは議会側が導入したことに対してですか。もう一度。  獅山委員。 400 ◯委員(獅山向洋君)   すみません、私は、議会側が導入するとかしないとかは別にしまして、私どもも、行政視察へ行きますと、どちらかというと、やはりいろいろな理由で市長部局からまず始めた、それに合わせて市議会もやったというような例が多いです。そういう意味で、市議会が入れた入れないの問題ではなくて、簡単に言うと、やはり事務事業のいろいろな改革にもつながることなので、ICTというか、こういうものについて市長部局として一体どんなふうに考えておられるのか、それだけでもちょっと聞いておきたいと思いまして。 401 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部長。 402 ◯企画振興部長(馬場完之君)   当市の方も管理職以上はタブレットの導入をなし遂げておりまして、次の段階として、テレビ会議等ができるようなベースは整いましたので、今度はそれをどんどん進めていかないといけない運用の段階に入っていると思っております。当然、ICTはどんどん進めていく立場かなと思っております。 403 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 404 ◯委員(獅山向洋君)   こういうタブレット導入のときに、やはり市長部局側と市議会とが十分すり合わせた上でやっていくべきではないかと私は思っていたんですけれども、どうもそういうものがなかったようで、現に、例えば電池の容量とかいろんなことでも違っているという話もあります。そういう観点から、これは、今後こういうすり合わせは無理で、市長部局は市長部局でやっていく、市議会は市議会でやっていくと、こういうふうに考えておられるんでしょうか。 405 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部長。 406 ◯企画振興部長(馬場完之君)   今も、実際上、導入されるときに、当市の情報政策課の課長なりが行きまして、その辺、機種の説明なり、十分、細部を詰めさせてもらって、当市の持っているものと互換性のあるものとか、そういう検討も随時進めているところでございます。 407 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 408 ◯委員(獅山向洋君)   わかりました。  それでは、次の質問に移ります。  全然話が違うんですが、今、人口の減少が問題になっていまして、どこの自治体でもこれに対する対応で非常に苦労しているわけです。幸いというか、滋賀県は流入・流出が、ちょっとこのごろは流出の方が増えてきていますが、それほど大きくないわけです。  そこで、彦根市について、この人口の出入りについてどんなふうに考えておられるか。単純に言いますと、彦根市の、昨年度でも一昨年度でもいいんですが、流入・流出はほぼわかっているんですが、一体どういう流出が多くてどういう流入が多いのかという漠然としたことで結構ですが、ちょっとその傾向だけでも教えていただきたいと思います。 409 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課長。 410 ◯企画課長(山岸将郎君)   平成29年と平成30年の10月1日で大体統計をとるんですけれども、そのときの人口でいいますと、平成29年度は前年よりも155人の減、平成30年度は385人のプラスという形になっています。自然増、これは出生と死亡の差ですけれども、平成29年は前年比較のプラス9人なんですが、マイナス23人です。平成30年はマイナス113人です。前年よりもマイナス90人で死亡の方が多いという状況です。  社会動態は、流入・流出、今、委員が言われた形なんですが、平成29年はマイナス159人、平成30年は564人のプラスという形で、平成29年は前年よりもマイナス307人、平成30年はプラス723人という形になっています。  一番大きいのは春先の、委員会でもお答えさせてもらったと思うんですけれども、外国人の方の登録が多いので、総数でいいますと、平成29年は外国人の方が2,264人です。それが平成30年になりますと2,571人になっています。これだけでも300人増えておりますので、これも漠とした形なんですが、外国人の方が増えているという状況でございます。 411 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 412 ◯委員(獅山向洋君)   外国人の中でもどういう国の方が多いのか教えてください。 413 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課長。 414 ◯企画課長(山岸将郎君)   平成30年の状況で順番にいいますと、一番多いのが中国の方で572人です。次がベトナムの方で499人、3番目がブラジルの方で475人、4番目がフィリピンの方で420人になります。 415 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 416 ◯委員(獅山向洋君)   そういうことで、彦根市の人口についてはどちらかというと外国人でもっているという傾向があるので、これは今までもそういう傾向にあったわけなんですね。私が一番心配していますのは、こういうふうに外国人が増えてきているのに、外国人への対応が遅れているのではないかなと思うわけです。  そこで、私が特に申し上げたいのは、ブラジル人などは、これは当然のことですが、ポルトガル語なんですよ。ところが、最近、市長は、スペイン、スペインとおっしゃるわけでして、私が心配しているのは、そんなにスペインに力をお入れになる、全世界で3番目の言語だとおっしゃっていますけれども、そんなことよりは、やはりポルトガル語というものにきちんと対応していくべきではないかなと。  今回の教育委員会の予算でもその辺についての配慮が足りないのではないかと思っているんですが、その辺はいかがでしょうか。 417 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 418 ◯市長(大久保 貴君)   ポルトガル語の在住外国人の方々への対応に関しましては、人権政策課でポルトガル語対応の職員を配置してございます。現状、2名だったと思うんですが、対応させていただいているところでございます。また来年も引き続きCIRもお願いする予定でございますが、所管は市民産業建設常任委員会でございますので、ご了承いただきますよう、お願いします。 419 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 420 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げているのは、これは所管は違うかもしれませんが、やはり彦根市の外国人の現状を見るとき、余りスペイン、スペインとおっしゃらない方がいいのではないかなと思って、ご忠告申し上げているということです。  さて、話は変わりますが、滋賀大学のデータサイエンス学部というのは非常に注目されているわけでして、滋賀県なども、健康長寿についてデータをお互い交換し、分析しましょうということをやっておられるわけですが、地元の彦根市では、どうもそういうニュースがさっぱり出てこないんです。  彦根市として、現在、滋賀大学のデータサイエンス学部と何らかの協力をしておられるのかどうかだけ、ちょっと教えていただきたいと思います。 421 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課長。 422 ◯企画課長(山岸将郎君)   細かい名称はちょっとわからないんですが、現在、観光企画課が何か委託をしているというのは聞いたことがございます。  来年度に向けて、当市の予算常任委員会の方で説明をさせていただいた市民意識調査のどれかについては、データサイエンス学部と連携してやっていきたいとは考えております。  ほかにも、ビッグデータを使った形の業務ができないかというようなことは、市長を初め、当部の部長も、たびたび大学の方にはお願いに行っております。 423 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 424 ◯委員(獅山向洋君)   こういうデータを彦根市の方から出すということがまず第1歩なんです。そのためには、このデータを出すことについてのきちんとした契約が必要なんですよ。なぜかというと、セキュリティーの問題などいろいろありまして、今の話だと、漠然とこういうことをやりたいみたいな話で、彦根市側の準備というものがきちんとできていないのではないかと思うんです。  そういう観点から、やはり彦根市として、滋賀大学にお願いしたり、あるいは向こうからデータをもらったりというときには、こういうような契約内容でやっていきたいというようなものはあるんですか。 425 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課長。 426 ◯企画課長(山岸将郎君)   こちらの方からデータをどういうふうにして出すかというような取り決めは、現在のところはございません。 427 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 428 ◯委員(獅山向洋君)   別に取り決めを言っているのではないんですよ。お互いに協力関係になる場合には、彦根市側もきちんと準備しておかなければいけないわけなんです。  ですから、端的に言えば、滋賀県がやっておられるなら、どんな内容でやっておられますかということで、くれるかどうかわかりませんけれどももらってきて、そして、それを検討して彦根市に合うようなものをつくっていくとか、そういう具体的なことをやらなければいけないので、一体そういうことをやる気はあるんですか。  せっかくあるのに何にも、活用と言ったら失礼だけれども、実際、活用していないと感じますので、その辺の準備はいかがでしょうか。 429 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部長。 430 ◯企画振興部長(馬場完之君)   この年明け早々、都筑特別顧問と私と市長の方でデータサイエンス学部の方にお邪魔して、例えば国民健康保険料の算定を、ビッグデータを活用しながら、また、人工知能などを活用できないかとか、幾つかご提案申し上げて協議した経過はございます。  そのときには、学校の方では卒業生もまだ出ていない状況ですし、ちょっと体制的にも、いろんな業務を抱えておられて、なかなかマッチングするような事業がなくて、それぞれ今後もまた一緒に検討していきましょうというようなことで終わっております。 431 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 432 ◯委員(獅山向洋君)   何か向こうの方の体制がだめかのように聞こえたんですが、私たちは新聞報道しか知らないんですけれども、現に、県を初め、県内の市などが、このデータサイエンス学部の方と、いろいろ協定というか、こういうことをやりましょうというのを結構やっておられまして、それを私たちは新聞報道で見ているわけなので、何で彦根市はやらないのかなというのが一般的な印象なんですよ。しかも、都筑顧問といらっしゃったとおっしゃっていますが、結局、都筑顧問は、簡単に言ったらもう再任用はしないことになってしまったわけでして、ますます遅れるのではないかと思うんです。  よその市は滋賀大学とどんなふうにやっておられるのか、そういうことを研究されたことはあるんでしょうか。 433 ◯委員長(八木嘉之君)   企画課長。 434 ◯企画課長(山岸将郎君)   まだそこまでは至っておりませんので、そこまでの研究はしておりません。ただ、大津市が保育に関してのAIみたいな形でデータサイエンス学部と協力体制が整っているとか、そういった情報は知っております。 435 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 436 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げたいのは、今、彦根市の政治なり行政が大変なことになっていると。そういうことで皆さんも浮足立っているのではないかなと思っているんです。そういうことを考えても、何だかよその市に比べると彦根市はやる気がないなという印象を持っていますので、そういう観点から、現状は現状として、ちょっとよその市に負けないようにしっかりやってもらえないかと、これが私の言いたいことなんです。  以上で終わります。 437 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質問がある方。  和田委員。 438 ◯委員(和田一繁君)   2点お願いいたします。  世界遺産登録推進の啓発に関してですけれども、本会議とかでいろいろ質問とか要望をしておりますが、懸垂幕であったりとか、いわゆる世界遺産登録推進の発信に関して、その後、進捗を含めて、今、どのような対応をされているかをお尋ねいたします。  それと、もう1つ、ことし11月、熊本でハンドボール女子の世界大会が開催されますけれども、市として具体的な取り組みがあれば教えてください。  以上2点、お願いします。 439 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 440 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   世界遺産登録推進の啓発・PRの部分につきましては、昨年の12月定例会以降の取り組みで申し上げますと、まず、ポスターを作成いたしました。ポスター約2,000、チラシ1万を作成して、それを商工会議所とか商店街連盟にお願いして、今、配布いただいているところです。また、各自治会へも3月15日号でポスターの発送をかけさせていただきました。またこれから地域の中で、いろんな掲示とかチラシの配布をさせていただきたいと思います。  あと、彦根城世界遺産登録意見交換・応援1000人委員会の方でも、子どもたちにもっと世界遺産をというお話がございまして、全小学生を対象に自由帳を啓発物品として作成いたしました。2月27日・28日にかけて小学校でお配りいただきました。  あと、懸垂幕の関係につきましては、12月定例会の委員会でもおっしゃっていただいた内容を踏まえ、議論させていただく中で、まず、アル・プラザの壁面に懸垂幕を設置することについて、公有財産課を通じて看板業者とも協議をしたんですけれども、北側につきましてはかなり風がきついことということで、以前つけた場合も剥離してかなり危ない状態にあったということも聞きまして、そこの設置は断念しました。  また、次に駅前の時計塔のところを検討したんですけれども、現在、看板がついております。やはりそことの関係も検討しながら、何とか駅前の方でできないかというところで、「彦根城を世界遺産に」というキャッチのシールをつくり、現在、本庁舎の囲いがあるところに3月中には張らせていただいて、春、来られる方の目にとまるような取り組みで進めております。  あと、11月の2019女子ハンドボール世界選手権熊本大会につきましては、この熊本に合わせた交流事業を、今、スペインの方にも話をしております。また、こちらの方も、熊本の方に応援に行くという部分につきましては、予算、ならびに、またハンドボール協会の方にも話をしながら、その応援活動を進めていきたいと思っています。  ただ、現在、スペインのチームの方が、世界選手権への出場の切符をかけて、今、戦っておられますので、その状況を見ながら向こうの方と詰めていきたいと思っています。 441 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 442 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。  確認なんですけれども、今のは、本庁舎の囲いというか、パネルにそういう啓発をしていただけるということでよろしかったですか。 443 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 444 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   通りに面した工事用の白い囲いのところにシールでつけさせていただく予定です。 445 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 446 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。
     3月中ということで、これから4月、春に向けて、やはり観光客の方がたくさんいらっしゃる。今、たしか、何か小中学生の啓発のポスターを張られておりますけれども、あれはそのまま残しながら、あいているスペースでされるということですか。 447 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 448 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   駅側、東の方の、前に公衆電話のあった部分の1区画があいておりますので、そこを使って掲出する予定です。 449 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 450 ◯委員(和田一繁君)   わかりました。  ハンドボールに関しましては、市としてもそうですけれども、実際に競技をしていらっしゃる方とか市民に対して、熊本の世界大会に関して一緒にツアーを組んだりとか、そういったことはまだそこまで考えていらっしゃらないですか。 451 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 452 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   熊本大会の応援については、彦根ハンドボール協会の方と前から話をしております。  ただ、今、競技されている方々にお声かけをしてどういうふうにというところまでの具体的な話はできておりません。 453 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質問のある方はいらっしゃいますか。  谷口委員。 454 ◯委員(谷口典隆君)   何点かお願いします。  まず1点目は、先ほど獅山委員もおっしゃった消防団の裁判の訴訟の件なんですけれども、これは市が受けているだけで、消防団の現職の幹部の方に対する訴訟というのはそれぞれ対応されているのか、それは該当がないのか、ちょっとお聞かせいただけませんか。 455 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 456 ◯消防総務課長(橋本公志君)   私どもが聞く話では、訴訟の相手方は彦根市だけと聞いております。 457 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 458 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、消防団幹部の分までと言ったらあれですけれども、それを彦根市が裁判をやっているということではないということですね。 459 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 460 ◯消防総務課長(橋本公志君)   あくまで彦根市の対応に対する訴訟と理解しております。 461 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 462 ◯委員(谷口典隆君)   わかりました。  次、引き続き消防団の話です。年末夜警で、昨年の年末は、大久保市長も、自粛というか、体調不良かわかりませんけれども、ご挨拶だけで各分団の激励に回られたという形でございました。その翌日29日も彦根警察署の署長が担当だったんですが、副署長さんが回られたけれども、ご挨拶だけでということでございました。最終日は、団長、消防協会の支部長が回られたという形でございました。  現役の消防団のいろんなお話を総合していくと、昨年の年末警戒はそういう形で負担が非常に軽かった、負担が軽微で済んでよかった、そのときだけは、大久保市長よかったねという形で、賛辞の声、賛辞の嵐がやまなかったという年末でございました。  そんな中で、消防署本部の方に、そうした年末警戒についての感想というか、そういったご意見というのは寄せられていますか。 463 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 464 ◯消防総務課長(橋本公志君)   年末警戒については所管が警防課の方ではございますが、私どもも警防課の方でも、何か具体的なお声を聞いているということはございません。 465 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 466 ◯委員(谷口典隆君)   先ほども申し上げましたように、異口同音に、負担が軽微で済んでよかったというお声がありました。また、それはいずれいろんな形でお耳に入るかもわかりませんけれども、そもそも分団の詰所は公共施設でもございますので、そこで公人である市長なり消防団長が上がられて、そこで食事はいいかもわかりませんが、飲酒というものをともにすることの是非というのは、やはりこれからどんどんしっかり、コンプライアンスというか、見ていかないとだめだと思うんです。  もう今は、消防の職員が上がられたときにご一緒に飲酒されるという光景は随分と減ったようには思っていますけれども、その辺、消防の職員、消防長以下で、年末警戒の際に一緒に飲酒はやめておこうという取り決めとか申し合わせはされていますか。 467 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 468 ◯消防総務課長(橋本公志君)   年末警戒の激励であったり、そのときの話に限ってということでございますか。    (「そうです。詰所レベル」と呼ぶ者あり) 469 ◯消防総務課長(橋本公志君)   具体的にこれをやめるとかいうような協議はしておりませんけれども、基本的に公務中でもございますので、飲酒を伴うような部分については極力避けていきたいと本部の中では考えております。 470 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 471 ◯委員(谷口典隆君)   詰所で市長なり団長が一緒にお酒をともにするというのが、やはり分団、消防団の車庫という公共の中で、厳密に言っていけば、今後は例えばたばこも分煙にしていかなければいけないという話にもなってくるでしょうし、飲酒を伴うものなんていうのはもっともだという形になってくるのではないかなと思います。  そんな中で、何を申し上げたいかというと、やはり昨年の年末は、3日間のうち2日間はそうした形でご挨拶だけで済んで、消防団の団員の皆さん方は負担軽減になった、各分団長さんも喜んでおられました。しかし、3日目となると、団長が来られてお酒を出さないとだめだというような、それは暗黙の了解で、あしき慣例になっています。これは私が言うまでもないと思います。それを、やはりこの際やめてしまうべきだと思うんです。  たまたま昨年の年末は市長がそういった形で上がられなかった、次の日も警察署の副署長が上がられなかった、3日目だけはお酒を出さないとだめだとなったんです。では、そもそも分団の詰所でお酒を飲むことが許容されるのかというところに立ち返ったときに、やはり厳しく見ていかないとだめだと思うんですけれども、それでもまだ、そのお酒を飲む、飲まないということに関して、ことしの年末に関してそうしたことを議題として取り上げるというお考えはないですか。あくまでそれは消防団で決めることという判断ですか。今の消防本部のお考えをお聞かせください。 472 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 473 ◯消防総務課長(橋本公志君)   今のご時世ですと、そういう公的な施設の中での飲酒というのはものすごく気をつけなければならないというのは重々自覚しております。  ただ、消防団というのは、特別職の地方公務員ではございますけれども、皆さん、お仕事を持ちながらボランティア的に活動しておられて、長い歴史があることでもございます。だめなものはだめですけれども、やはり慣習的な部分と、親睦であったり慰労であったり、いろんなさまざまなものが加味されてきますので、一概に本部の方で、もうだめですよというのは難しいかとは思います。  ただ、私、就任してから約1年たちますけれども、今年度、見ていますと、改善できるところは改善していこうよというような、トップというか三役はよくお話も聞いていただいておりますので、徐々に徐々にですが、いろんなものが改善されていると思います。  ことしの年末に向けて、いきなりそういうことがしっかり、もうだめとできるかというのは難しいかもしれませんけれども、現状といいますか、今の社会情勢等を加味しながら、今後、また詰めていく必要があるのかなとは考えております。 474 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 475 ◯委員(谷口典隆君)   では、分団の詰所で飲酒された消防団員が帰りに飲酒検問に引っかかられました、もしくは、飲酒運転、酒気帯び運転で事故を起こされました。としても、今と同じような答弁をされますか。そういうお考えですか。 476 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 477 ◯消防総務課長(橋本公志君)   決して飲酒運転を認めているわけではございませんので、あくまでお酒を飲まれたときには、場所がどこであれ車には乗らないという認識のもとでお話をさせていただきました。 478 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 479 ◯委員(谷口典隆君)   そういった認識のもとで、事故が仮に起こったとしても、それでもやはり慰労のためには必要だというご答弁を繰り返されますかということをお尋ねしています。 480 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 481 ◯消防総務課長(橋本公志君)   そこはやはり、車を運転するのに飲酒はしてはいけない、飲酒をされるに当たっては絶対に車に乗らないでほしい、そういうスタンスでございます。 482 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 483 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、事故が起こらないとそういったことは改善できないということですか。そういうことをおっしゃっているのですか。 484 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 485 ◯消防総務課長(橋本公志君)   ちょっと仮定の話というか、谷口委員が何か私が知らない話をご存じなのかもしれませんけれども、基本、そういったお酒を飲む際には、たとえ近くであっても車には乗っておられないという思いで今日までいますので、当然、詰所でお酒を飲むのがいいのか悪いのかとはちょっと切り離した上で、今、ご答弁をさせていただいております。 486 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 487 ◯委員(谷口典隆君)   では、違う言い方をすれば、年末警戒で市長なり消防団長が来られました、お酒を出しました。お酒をともに飲んでいらっしゃる方に、一々、皆さん今日は車でないかということは確認はされますか。していただけますか。 488 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 489 ◯消防総務課長(橋本公志君)   その辺は、しっかり団の方にも伝えながら確認させていただきたいと思います。 490 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 491 ◯委員(谷口典隆君)   いや、団の方ではできないので。消防団長なり団幹部が来られたときにはお酒を強要されるわけですよ。そこを言っているんですよ。そのたびに、いや、今日、私、車なのでお酒は飲めないんですということがまかり通りますかという話ですよ。まかり通らないからそんな話をしているのであって。  だから、もうこの際、昨年の年末、よいか悪いかは別かもしれませんけれども、そういったことが3日のうち1日になったということであれば、分団長会議なりの交流の場、懇親の場は必要かと思います。消防団員が、一緒にお酒を楽しく飲みに行きましょうと懇親されるのは結構ですよ。でも、車で来ているか来ていないかわからない消防団員をつかまえて、団長なりが来られたら、お酒を出さないとだめだ、「お酒はないのか」と言われるというような風潮は、もうこの際やめるべきではないですかということを申し上げているんです。それでも、団会議にも分団長の声からいろんな声も反映するなりという形で、年末警戒でお酒を飲むということ、団幹部が行ってそこでお酒を出すことはもう一切やめてくれというぐらいの気構えはないですか。  今年度、いろいろと担当も含めてご努力いただいて、改革をしていただきました。大きな幾つもあった分団長会議の時間を変更してもらうなり、懇親会を年に2回だけにしてもらうなり、そのご努力は認めます。私もそれなりの思いを持って議会でも発言させていただいたし、今、裁判になっていますが、いろんな犠牲も払ったけれども、その分、改革もできたと思っています。そこは敬意を払います。それであるならば、もう1歩踏み込んで、思い切ってここはメスを入れないと、事が大きくなってからとか、事が起こってからでは私は遅いと思うんです。  だから、今、副参事がおっしゃっていただきましたけれども、来て時間的に日が浅い中で随分やっていただいたのは本当に感謝します。さらにそこでもう1歩踏み込んで大なたを振るっていただかないと、余計に消防団員の確保というのは難しくなると思いますし、今後、機能別消防団員で学生を集めていこうとなったときに、一方では、古い体質、古い慣習のまま残しておくのも、あしきとはいうものの、それは必要悪だというような言い方というか、捉え方をされてしまうというのは、私は逆行していると思うので、思い切ってそこは提言していただくことはできないですか。 492 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 493 ◯消防総務課長(橋本公志君)   言っておられることはよく理解いたしました。  もうはっきりやめましょうというのがいいのかどうかは、今、私の段階ではちょっとお答えはしかねます。ただ、そういったご意見があるというのもちゃんと伝えさせていただきますし、今の社会情勢を考えたときには、徒弟関係ではないですけれども、上の者が言ったら断れない今の状況の中で、やはり法令違反も起こり得る状況というのもしっかり伝えた上で、幹部会議等もございますので、協議はしていきたいと思います。 494 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 495 ◯委員(谷口典隆君)   この場で結論を出してくれという思いはございません。  ただ、それは議論のテーブルに上げてしっかり対応していかなければならないことは百もご承知だと思いますので、その辺はお願いしたいと思います。  たまたま年末の警戒の話になりましたけれども、ほかのというか、各分団の分団長さんなり団員さんのいろんなお声を聞いていると、何とか来年もこんな形にならないかというご相談を随分と受けます。  ということは、市長が来られて接待するということも含めて、やはり今までそれを負担に思っておられたということなので、そこはまだまだ改善の余地があるということだと思いますし、これを議論のテーブルに上げていただいて、「そんなのはだめだ」と消防団幹部がおっしゃるのであれば、それはそれで、こっちだって私もそれなりにもっといろんな材料を提供して、市として公共施設でお酒を飲んでいる、市長も一緒に飲んでいる、特別職の準公務員である団長も一緒にお酒を飲んでいる、しかも強要していることまでつまびらかになったときに、どっちに分があるかは火を見るより明らかではないですか。  それであるならば、ここでやはり襟を正すべきだと思いますので、お願いしたいと思いますが、もう1回、ちょっと見解を聞かせていただけませんか。 496 ◯委員長(八木嘉之君)   消防総務課長。 497 ◯消防総務課長(橋本公志君)   本当に何度も同じような答弁になりますけれども、今の社会情勢を考えたときには今のご指摘はごもっともだと思います。  ただ、今、お褒めいただいたとちょっと捉えているんですけれども、いろんな面がこの1年でだんだん改善されてきている部分は事実だと私は自負しております。いろんな課題がある中で一つ一つ改善していっておりますが、今、チャンスだから全てとなりますと、やはり、こういういいところもあるんだけどな、何もかもやめるのはどうかなという意見があるのも事実でございます。ただ、いいこと、悪いことを踏まえた上で、ざっくばらんに幹部の方ともご相談をさせていただいて、しかるべき方向に持っていけたらいいと考えております。 498 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 499 ◯委員(谷口典隆君)   そちらのおっしゃることもわかりますし、ご意向もわかります。ただ、今回たまたま昨年の年末は3日のうち1回だけでした。最低限そのラインは崩していただかないというのは、これはもう切なる思いです。皆さんの思いだと受けとめていただきたいと思いますので、対処していただきたい、善処していただきたいと思います。  もう1点、続けていいですか。  まちづくり推進室にお聞きしたいんですけれども、市民からのご意見、市長への手紙というのか、ご意見というのが一旦まちづくり推進室に入って、そこから各課に振り分けられると思います。  花火大会が中止になったりとか、新年度予算が発表されてから、そういった形で投書したとか、電話をした、メールをしたとかいういろんなお声もちらほらお聞きします。そういった数が、実際、それが多いのか、昨年と比較できるのかどうかわかりませんけれども、実感として現段階で多いとお感じになられているのかどうか、ちょっとお聞かせいただけませんか。 500 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 501 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   私どもの方へ、市政への意見の提言ということで、市民の方からご意見をお聞きするわけでございますけれども、この平成31年度当初予算の話が出てからの件数で申し上げますと、一応2件ほど、市民からの意見・提言ということで投書は来ております。  内容といたしましては、市民が楽しみにしている行事ということで、花火大会、彦根ばやし総おどり大会、そういうものがなくなったので、それを優先した予算を組んでほしいとか、また、団体への補助とかもなくなってきているので、それを優先したものにしてほしい、市民の税金が適切に使われていないので適切に使ってほしい、そういうご意見がありましたのと、先日、巡回市長室がございまして、そのときに、同様に花火大会の関係とかで市長の方に意見された方がおられたことはお聞きしております。  以上です。 502 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 503 ◯委員(谷口典隆君)   これは電話等も含めて2件ですか。 504 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 505 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   電話の方は、こちらの方で把握しておりますのが、私どもの方の総合補助金、自治会関係になるんですけれども、そちらの方で見直しとかがあるのかどうかというのが5件ほどあったと聞いております。  以上でございます。 506 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 507 ◯委員(谷口典隆君)   その2件というのは、花火大会に関してということですか。明らかに予算に関してということですか。 508 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 509 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   花火大会とか総おどりを含めて、市民が楽しみにしている行事、また、団体への補助を優先した予算を組んでほしい、市民の税金ですので税金を適切に使ってほしい、そういうようなご意見です。 510 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 511 ◯委員(谷口典隆君)   観光企画課とか観光協会にそういったものがあるということは把握はし切れていないんですよね。 512 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 513 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   そちらの方に話が行っているかどうかは、こちらで把握はしておりません。 514 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 515 ◯委員(谷口典隆君)   これは、自治会の総合補助金に関してはあるかもありませんけれども、当初予算に関してこういったご意見は例年あるようなものなんですか。 516 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。
    517 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   私もことし1年目なんですけれども、聞いていますと、過去にはそういうお話はなかったということです。  以上です。 518 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 519 ◯委員(谷口典隆君)   これ、対応というのは、匿名の方には市としては基本的には返事をされないんですが、住所と名前が書いてあればお返事を出されるんですか。 520 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 521 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   この市政への意見・提言につきましては、投書が来ましたら、私ども、まちづくり推進室の方で受け付けをさせていただきまして、まず、市長の方へ供覧させていただきます。そして、内容で、それぞれ所管の方にその写しを配らせていただきます。  最終的には各所管の方でどういう対応をするか、例えば文書で回答してほしいとか、連絡先がわかるようでしたら電話するとかいう形で、それぞれ所管の方で最終判断されるというところでございます。 522 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 523 ◯委員(谷口典隆君)   当初予算は、我々議会だけではなくて市民の方も関心を持っていただいているのだなと思いますし、あと、自治会関係で今5件とおっしゃいましたけれども、何か手続上は、やはり予算の関係で種々の話はありましたけれども、ご迷惑をかけている、何かそういった形で連絡が遅くなっているとかいうのはほかにもあるんですか。まちづくり推進室として、自治会向けの話の中で。 524 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 525 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   まちづくり推進室といたしましては、例年、こういう総合補助金とか、ほかに自治会向けですと防犯灯の設置補助金があるんですけれども、いつも5月の中ごろに自治会長の会議をさせていただきますので、その中で手続の仕方等をお示しさせていただいている状況でして、予算的にも、今回、お認めいただきましたらまだ通常の予算枠は確保できておりますので、自治会に対して早急に連絡するというところはございます。 526 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 527 ◯委員(谷口典隆君)   自治会長会議というのは、ことしはもう日程も決まっているんですか。 528 ◯委員長(八木嘉之君)   まちづくり推進室長。 529 ◯まちづくり推進室長(橋本邦彦君)   予定としましては、今のところ5月11日を予定しております。 530 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 531 ◯委員(谷口典隆君)   市民の方も非常に関心を持っておられるということで、私も、観光協会とか観光企画課の方にも一部そういったご質問の電話があるようにお聞きもしています。  皆さん、ご承知かもわかりませんけれども、観光業者の方などにも花火大会に関してはご迷惑をかけているようなところもありますので、十分な説明というのはやはり必要になってくると思いますし、自治会の会長には、特に日程とか、いろんな行事等々、予定されていたものであるとか、その辺も含めて対応に困っておられるところもあるように聞いていますので、十分に説明していただきたいなと思います。  私からは以上です。 532 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質問のある方はいらっしゃいますか。  ないようでございますので、一般質問については終わりにしたいと思います。  暫時休憩します。                                 午後2時21分休憩                                 午後2時34分再開 533 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  本日の二つ目の議題であります本庁舎耐震化整備事業の件を議題といたします。  資料等につきましては特に配付いたしておりませんが、委員の皆様方から本庁舎耐震化整備事業に係る質問がございましたら、お願いいたします。  谷口委員。 534 ◯委員(谷口典隆君)   せんだって、全員協議会の中で、非公式の場でお聞かせいただいたんですけれども、2期工事の入札に係る工事契約に向けての進捗といいますか、その辺のスケジュール感と、それから、総務部長が全員協議会の中でもお答えいただいた工事完了までの全体のスケジュールを、もう一度詳しくというか、改めてこの場でお聞きしたいと思います。全員協議会と同じ内容の答弁で結構ですので、もう一度お聞かせいただけませんか。 535 ◯委員長(八木嘉之君)   総務部長。 536 ◯総務部長(犬井義夫君)   そうしましたら、今ご質問いただきました今後のスケジュールでございますけれども、ご説明させていただきます。  本定例会の開会日、2月25日の本会議にご審議いただいて可決いただきました、本庁舎耐震化整備事業(2期工事)でございますが、こちらの債務負担行為をこの定例会開会日に可決いただいたわけでございます。この債務負担行為の可決を受けまして、2月28日付で入札の公告をさせていただいたところでございます。  なお、この入札に当たって、さきの定例会でのご審議の中で、本体工事の入札に参加される業者を数多く確保するための条件、つまり、設計図書による積算期間を十分にとって、多くの業者が応札されるような対応を行うことといったご指摘をいただいていたところでございます。今回、入札の実施に当たりましては、このご指摘を受けとめまして、公告から開札までの日数を54日とらせていただいております。なお、平成29年度に当初入札を行いました際は、公告から開札までの日数は32日でございました。今回は54日とっているという状況でございます。  具体的な日程で申し上げますと、先ほど2月28日付で公告をしたと申し上げましたが、この後、年度をまたぐわけでございますが、4月18日の木曜日、それから翌日の19日の金曜日の2日間にかけて、業者の方が入札書を提出される期間としております。その入札書を提出されたものを受けまして、札をあける日、開札日でございますが、これを土日を挟んで4月22日の月曜日と設定して公告の方をさせていただいております。  それで、4月22日に開札、札をあけて、落札の業者が決定した後、この週末から大型連休に入るわけでございますが、その5月の大型連休明けをめどに仮契約を行うことといたしまして、順調に進めさせていただければ、例年5月に臨時会が開催されますので、この際に契約の議決をいただければと思っているところでございます。  なお、今回、入札の期間を十分にとらせていただいた関係で、今後の工事日程に変更がございます。さきの本会議の場でスケジュールについてご質問いただいた際に、現時点で考える最短スケジュールとしては2020年8月末ごろまでに2期工事を完工しということで、私、ご答弁させていただいていたところでございますけれども、入札の期間を十分とらせていただいた関係で、1カ月、工事期間が後にずれまして、現時点で考える最短スケジュールとしては、2020年9月末までに2期工事を完工させていただくという状況でございます。  その完工した後、あわせてご答弁はさせていただいておりましたが、什器関係の設置とか引っ越し等、これらを経て、仮庁舎の現状復旧も含めまして、2020年度末となる2021年3月末までに事業全体を完了させていただくということでご答弁させていただいておりました。こちらのスケジュールにつきましては、この1カ月の遅れは吸収できるものと考えておりまして、何とか2020年度末、2021年3月末までには事業の方を完了させていただきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 537 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 538 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。  ごめんなさい、繰り返しになるかもわかりませんけれども、2020年9月末までに工事完了を予定してから以降、この1カ月遅れることによって後の引っ越しとかその辺のスケジュールに変更はないのかということもあわせて、ちょっと9月以降の話もお聞かせいただけませんか。 539 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 540 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   2020年9月に庁舎が完成しましたら、その後に新しい庁舎の方に新しい什器をリースいたします。その什器を搬入・設置していきます。その什器が入りましたら、今の西口仮庁舎にいる職員が、新しくできた庁舎の方に引っ越しをいたします。引っ越しをして……。    (「そこが何月ぐらいにできるのか」と呼ぶ者あり) 541 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   今の予定でございます。9月に終わりますので、9月から、その後、できるだけ期間をあけずに什器の搬入をしていきたいと思っております。実際、什器の搬入については11月ぐらいまでかかると思っているんですけれども、以前は引っ越しは別の時期にやろうと思っておりましたが、その間に西口仮庁舎から本庁舎への引っ越しもあわせてできないかと考えております。それを11月末ぐらいまでに終えたいなと考えております。  それと並行して、西口仮庁舎の什器を解体します。解体したものを、今度また新たに新庁舎の方に持っていきます。その解体を始めるのが11月ぐらいから12月の年末ぐらいまで、そこで、本庁舎の方に什器が入りましたら、その後に、市民会館なり中央町の庁舎の方から新たな庁舎の方に引っ越ししていきたいなと、正月から1月中ぐらいになるのかなと思っております。  その後、アル・プラザの方の現状復旧がございます。それが2月・3月ぐらい、2カ月程度かかるかなと思っております。  前回と比べて1カ月遅れたことで、什器の設置と、今のアル・プラザの什器を撤去する部分とかを引っ越しと重ねてやっていこうと考えて、工期を短縮して、3月末には完成するというような考えでおります。  以上です。 542 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 543 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。  これ、実際に、今、西口仮庁舎におられる職員がこちらに戻ってこられて業務をできる、すなわち、市民の皆さんに仮庁舎ではなくて本庁舎の方に来庁いただく時期は、もう4月以降になるということですか。その辺は決まっていますか。 544 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 545 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(林 達也君)   先ほど室長が申しました初めの方の西口仮庁舎の引っ越しというのは、11月末にしようと考えております。  それが終わりましたら、西口仮庁舎でやっていた業務は本庁舎ですぐに開始します。引っ越しをしたらすぐにやるということでございます。それが第1期といいますか、今、西口仮庁舎がある方で、次、第2期は、年末年始、ないしは、もう少しかかるかもしれませんが、1月上旬までかかって市民会館とかを集めてきます。そこは引っ越したらすぐにまた業務を始めますので、業務自体がここに集まる1月の中旬以降ぐらいからは、一旦、仕事はここでできますということにはなろうかと思っております。2段階に分かれるということでございます。 546 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 547 ◯委員(谷口典隆君)   そうすると、多目に見ておられるのかもわかりませんが、3月末の事業完了というのは、例えば西口仮庁舎の現状復旧というものも含めての3月末の事業完了という認識でいいんですか。  それと、市民の皆さん方は、11月末から12月、来年の年末ぐらいから12月以降は本庁舎で徐々に来ていただくことはできますよということでいいんですか。 548 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 549 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   平和堂に今借りて改装しているところの復旧を含めて3月末までにと考えている次第です。先ほど主幹が言いましたように、1月から2月、ちょっとその時期がまだはっきりしておりませんけれども、そのころにはここで全ての業務を開始できたらというのが今の見込みでございます。 550 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 551 ◯委員(谷口典隆君)   スケジュールのことはわかりました。  もう1点、入札の中で、開札までにJVでという取り決めがあって、JVでの申し込みの期限がたしかあったように思うんですけれども、その期日はわかりますか。要するに、入札で応札があるまでその業者はわからないではなくて、ここが入札に参加される見込みというのがどこかでわかるのではないかなと思うんですけれども、ちょっとその日が限られてあるのであれば教えていただきたいです。 552 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室次長。 553 ◯契約監理室次長(奥村揮一君)   公告させていただきまして、JVでの参加期限を4月8日にしておりますので、その時点で参加者はわかると考えております。 554 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 555 ◯委員(谷口典隆君)   わかりました。4月8日ですね。  もしこれが4月8日の時点で1企業体しかなかったとしても、そのまま入札は予定どおり行われるものなんですか。 556 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室次長。 557 ◯契約監理室次長(奥村揮一君)   1者でありましても入札は行います。 558 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 559 ◯委員(谷口典隆君)   もし1者の場合で金額が合わなかったときには、またこの1企業体との随契とか、前のときは2者あったので再入札という形になりましたけれども、1企業体だけのときには、もし金額が合わなかったときにはどういう手続になるのか教えてもらえませんか。 560 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室次長。 561 ◯契約監理室次長(奥村揮一君)   1者の場合で予定価格を超えたりとかとなりましたら、そのままその入札につきましては不調ということで、また新たに例えば入札公告とかそういう形で、その入札自体はもうそれで終了となります。 562 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 563 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、4月22日が開札なので、その時点で不調に終わってしまえば、もうその入札自体は不調になるということですね。  先日からたらればの話で市長には申しわけないですけれども、仮に不調に終わった場合に、もう一度新たに次の再入札をするまで時期的には最短でもどれくらい必要になるんですか。 564 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室次長。 565 ◯契約監理室次長(奥村揮一君)   入札が不調になりましたときには、設計図書等の見直しも必要な場合もありますので、その辺のところは時期的にはちょっとわかりませんが、少し時間はいただきたいと思っております。 566 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 567 ◯委員(谷口典隆君)   全く素人なので教えていただきたいんですけれども、もしそれが不調に終わった場合は、設計図書の見直しというのは具体的にどこをどう見直すか、もう1回、単価の見直しになるのか、仕様変更になるのか、何をどう見直されるのかを教えていただきたいんです。 568 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 569 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(鈴木康浩君)   入札額と予定価格との乖離、金額の差にもよると思うんですが、基本的には仕様書を見直して、金額を上げたり下げたりという形の調整をさせていただくことになると思います。 570 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 571 ◯委員(谷口典隆君)   いわゆるそれが掛け率というところの数値をさわりにいくということですか。 572 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 573 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(鈴木康浩君)   掛け率につきましては基本的には当初のとおりで、あと、1番に設計の内容をもう一度見直す形になると思います。 574 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室長。 575 ◯契約監理室長(長野繁樹君)   ちょっと途中で腰を折りまして申しわけありません。  もし不調に終わりましたら、設計図書の見直しということも一つの方法なんですが、仮の話ですけれども、例えばJVでやっているのを単体に変えたり、あるいは条件つき一般競争入札を指名競争に変えたり、そういう入札方式を変更することも一つの方法として考えられることです。設計図書の変更とあわせて、どういう形がいいのかということは、入札制度等検討委員会がありますので、その中で早急に検討したいなと思います。 576 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 577 ◯委員(谷口典隆君)   お答えいただいた入札制度等検討委員会というのは、この前できた監視委員会とはまた違うんですね。 578 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室長。 579 ◯契約監理室長(長野繁樹君)   違います。副市長をトップにした市の内部検討委員会でございます。 580 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 581 ◯委員(谷口典隆君)   それだと、ある程度、一定、それによって時間がかかったり短く済んだりするということですか。その入札方法を見直すという形によって違うということですね。ケース・バイ・ケースによって。 582 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室長。 583 ◯契約監理室長(長野繁樹君)   ケース・バイ・ケースによって、おっしゃるとおり、これは違います。    (「はい、わかりました」と呼ぶ者あり)
    584 ◯委員長(八木嘉之君)   安藤委員。 585 ◯委員(安藤 博君)   一昨日も地震がありまして、ちょうどこの会議中だったもので、8年前の東日本大震災を思い出したんですけれども、以前、制震のダンパーは点検もしているし大丈夫ということをおっしゃっていたと記憶しているんです。  僕は建築の素人なのでよくわからないんですけれども、今、5階は壁があります。けれども、4階から下は壁がない状態ですよね。そういうところついては、以前、大丈夫ですよという話もあったんですけれども、それは、もう一度確認なんですが、今、ダンパーそのものが吹きさらしの状態で、まさに風通しのよい庁舎になっているんですけれども、そこのダンパーの検査とかは、実際、何かやられているんですか。以前は見たとかいう話も聞いたんですけれども、まず1点、教えてください。 586 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 587 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(鈴木康浩君)   前にもお話しさせていただいていると思うんですが、基本的に、当市の職員によりまして、内部については、老朽化調査に準じた形で一応定期的に調査はさせていただいておりまして、この前も地震がありましたが、現在のところ異常はございません。  あと、制震装置につきましては、もともとああいう吹きさらしにしても問題のないタイプのもので、メーカーにも確認しておりますが、今のままでも十分機能しているということで、その点につきましては問題ないかと考えております。 588 ◯委員長(八木嘉之君)   安藤委員。 589 ◯委員(安藤 博君)   以前もそうやってお答えいただいているので、基本的に、おとといみたいに地震が実際にあると気持ち悪いという感想を持つんです。職員の方が専門的な見地から調べておられると思うんですけれども、先ほども谷口委員からスケジュール的なところの話もありました。スケジュール的には、いろんなことを想定しても、早くとも工事完了が来年の9月末という話になっているので、一刻も早く工事に着工していただきたいんですが、その部分について、さっきのように入札が不調に終わったとかいうことになっていくと、延びていく可能性だってあるではないですか。  やはりそれが、ずっと1年もそういう状態になっていて大丈夫なのか非常に心配なんですけれども、そういうのは、職員の方を信用しないわけではないんですけれども、専門的な見地から定期的に検査をするという考え方はあるんですか。 590 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 591 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(鈴木康浩君)   基本的には、職員による目視の検査は今後も引き続いてさせていただきたいと思っておりますし、委員がおっしゃいますように、現在、制震措置が入っておりまして、今のところ特に問題ないと思うんですが、確かに長期間放置することによりまして機能低下とかがあるというご心配は十分承知いたしましたので、一度メーカーの方と協議させていただきまして、今後どういう形がいいのか考えさせていただきたいと思います。 592 ◯委員長(八木嘉之君)   安藤委員。 593 ◯委員(安藤 博君)   ぜひとも安心をいただきたいと思いますので、そこら辺はよろしくお願いしたいと思いますし、何年か前に、トンネルが目視検査をしていながらも崩落したというのがあったと思うんですよ。だから、専門業者であれば、今だったらドローンなどを使って人間が目視で見られないところも検査できるとも聞いているので、そこはぜひとも専門の業者に依頼していただくなり、お願いしたいと思います。  もう1点、増築のところの部分で、いわゆる汚染土壌を排出されました。今、雨水がたまっている状態で、僕は内堀かなと思っているんですけれども、結構量がある、目視で見てもかなりたまっているように思うんですが、こちらの既存庁舎の方には影響がないものなのか、そこついてお聞かせいただきたいんですが。 594 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 595 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   既存庁舎側の方に掘れてくることもということだと思いますけれども、比較的、地盤の方が粘性土で、掘削したところも粘性土で、周辺も粘着性の高い土が多かったので、山が崩れてくることなく切り立ったような状態でございます。そういったことで、このままえぐれていくことはありませんし、建築をする際には、再度もう一度、締めかため等は、現在掘削している庁舎との合間の付近は十分にやらせていただきますので、問題ないと思っております。  現在も、若干、上水の方を順次排水しておりまして、ちょっと今日の状態は、私、見ていないんですけれども、通常でしたら30から40センチメートルぐらいの水深を保っております。それぐらいでしたら、ほぼ大丈夫かと思っております。 596 ◯委員長(八木嘉之君)   安藤委員。 597 ◯委員(安藤 博君)   粘土質な土壌だとおっしゃいましたので、そのお言葉を信用させていただきます。いずれにしても、定期的なポンプアップはやはりしてもらわないと、見ていても気持ち悪い感じを受けますので、その点はよろしくお願いします。 598 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質問はありませんか。  和田委員。 599 ◯委員(和田一繁君)   市庁舎の鉄骨の管理についてです。今、庁舎裏とか彦根総合地方卸売市場に鉄骨を一時保管されておりますけれども、シートが破れたりとか、さびている部分が結構目立つんですね。この間も市場の方に行ったら、かなり破れていたり、雨にさらされてかなりさびている部分があるんですけれども、その辺の管理体制等は大丈夫なのかということをちょっとお聞きしたいんです。 600 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 601 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   管理の不具合、雨などが降ると、どうしても合間に水がたまって、それで角が破れてきたりしますので、そういったものは次の業者が決まるまでの間は職員が常時見回りをして養生していくつもりをしております。  鉄骨のさびにつきましては、加工が終わった状態でさびていくさびについては、さび自体は強度的なものには余り影響が出るものではなくて、よく建築現場とかを見ていただいたら、鉄骨自体がさびているまま組み立てたりしているところもあると思うんですけれども、そういったところの強度はさび部分も見込んで厚みがつくられておりますし、そのあたりは大丈夫かと思っております。  ただ、組み立てるときに接合しなければならない部分とかだけは、もう一度その場で、現場でちょっとショット的なことをしてさび落としをして、施工がしやすいようにという作業は若干出るかと思いますけれども、全体的には大丈夫であると考えております。 602 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 603 ◯委員(和田一繁君)   そんなには影響はないということですか。 604 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 605 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   現在、新たな未完成鉄骨ということで加工させていただいたわけなんですけれども、その前にさびどめもしておりますので、さびもそこまで、腐食はしてこないと思っておりますし、ある程度さびても、建築上は、構造上は問題ないと考えております。 606 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 607 ◯委員(和田一繁君)   もう1点、この間も報道でありましたように、東京オリンピック関連で、建設ラッシュで、今、近江八幡市の認定こども園で、いわゆるボルトが不足して1年間その工事が遅れたという話を聞きました。  今回、耐震の入札を含めた中で、ボルト不足とか、後々に、ボルトが足りなかったからまた延期になるとか、そういった想定はされていらっしゃるんでしょうか。それはないと思えばいいんでしょうか。 608 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 609 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   この後、現場の方での検査もするわけなんですけれども、ボルトも今回頼んではおりますし、次の工事には間に合うようにはしております。それで、一旦、実際、全てを一つ一つ確認というのは数が多過ぎて無理なわけなんですが、建築中、不足の部分が出てきましたら、これについては岐建の方の瑕疵ということで、この分についてはすぐに対応するということになっております。今後、もし仮に不足が出てきても、それは何とか調達するという形で現場に間に合わせると考えております。 610 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 611 ◯委員(和田一繁君)   それが不足した場合は岐建が全て持っていただけるということで理解してよろしいでしょうか。 612 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 613 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   調停条項案の中で、今後、今やっている未完成鉄骨について、そこの瑕疵とかについては岐建が責任を負いますということになっておりますので、それは岐建側も十分承知しております。この後、3月末に現地の方で確認はさせていただくんですけれども、それ以降のことも、何かあったら必ず岐建の方で瑕疵については対応しますということで話も聞いております。 614 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 615 ◯委員(和田一繁君)   それはしっかりと確認していただいて。この間、近江八幡市の担当者も、入札して、その中に全部含まれると思っていたら、逆にボルトだけは違ったという話も聞いていますので、そこをしっかり確認していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 616 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 617 ◯委員(獅山向洋君)   私が心配しておりますのは、例の調停条項の問題なんです。今回の2月28日の公告とかについては、簡単に言ったら、人が途中までやったものをあとはやるという工事なので、これを2期工事と言うのはおかしいのではないかと私は思っているんです。  それはそれとして、引き継いでおやりになる場合、この調停の内容についてもきちんと、この入札の公募について明確にしてあるんですか。こういう条件なんですよということなんですよ。それはいかがなんでしょうか。 618 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 619 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   調停条項案を細かく載せたりとかいうようなことはしておりませんけれども、仕様書で、途中までできている工事であるということと、当然、この後はこれだけ残っていて、鉄骨が今組み立てた状態で仮置きしてあるとか、そういった現状がわかるような形で設計の仕様書の方に記載しておりますので、そこは見ていただいたらわかっていただけると思っております。 620 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 621 ◯委員(獅山向洋君)   私はわからないから聞いているので。  この調停条項案の解釈だって、もしこの工事が、誰かが落札して完成させたと。その後で、例えばダンパーなどについて隠れた瑕疵があったとか、あるいは、例の裏合意部分のことについて、仕様書はあったにしても完成後に隠れた瑕疵などが出てきて、一体どっちに責任があるんだということになったら、これはまた大変なことになると思うんですよね。そういうリスクを考えたときに、そう簡単にこの入札に応じる業者が出てくるかどうか、私は心配しているんです。  ちゃんと応札するだけの業者はいるんですか。前回みたいにまた2者だけみたいな形になって、また裏合意みたいになったら困るのでね。 622 ◯委員長(八木嘉之君)   契約監理室次長。 623 ◯契約監理室次長(奥村揮一君)   先ほども谷口委員にお答えしましたけれども、4月8日まで、今回、JVでということで申し込みを受け付けしております。現在、それに対して、設計図書等の資料をとりに来られる方が複数いらっしゃいますので、4月8日まで待たないとわかりませんが、今、そういう状況で業者の方は反応していただいているところでございます。 624 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 625 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げたいのは、仕様書で何とかわかるはずだとおっしゃっていますけれども、現に中断していたような工事を再開してやるというときに、わざわざ調停までやっておられるわけですから、やはり調停調書とか、そういうものをきちんとこの入札の資料として提出しておくべきではないんですか。提出する気はないわけですか。 626 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 627 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   今はもう公告を開始しておりますので、入札の仕様に入れるわけにもいかないんですけれども、ホームページ等でも掲載しておりますので、そういったところからごらんになっていただけるかと思っております。 628 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 629 ◯委員(獅山向洋君)   もう既に公告したからできないというのはおかしいんですよ。なぜ最初からそれをやらないかということなんですよ。  それともう1点は、この調停はホームページに載っているからとおっしゃるけれども、そんな問題ではないでしょう。むしろ、こういういきさつがある物件ですよということを明確にしておかないと、後々問題が起きたときに、簡単に言ったら、こんなものは別に条件に入っていませんでしたよと業者が言ったら、それで終わりなんですよね。  そういう観点で、なぜ最初からそれを明らかにしておかれなかったのかということを、ちょっと確認だけしておきたいんです。 630 ◯委員長(八木嘉之君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 631 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(近藤弘明君)   明らかに隠すということは全く考えておりません。建築工事を見積もり、今後、設計していただく上で、そこのところをあえて仕様書の中に記載しておかなくても、工事の方の入札参加の意思は確認できると思いますし、入札参加してもこの状態でも問題がないと考えておりましたので、こういった形で公告させていただきました。 632 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 633 ◯委員(獅山向洋君)   私は、簡単に言ったら、こういう厄介な問題があった物件について、応札される業者もそれなりにいろいろと考えるだろうと思うんですよ。だから、応札者が少なかったら困るなというのがまず第一なんですよ。何せ20億円も増やしているような工事で応札が余りありませんでしたでは困るので、できるだけ今までの事情をきちんと開示しておくことが必要ではないかと私は思っているんです。  そういう観点から、公告したのはしたでいいけれども、こういう事情があるんですよというぐらいのことは、やはり応札される方にきちきちと、隠蔽とは言わないけれども、隠蔽していないということと、ちゃんと開示していますということとは全然違うので、それについては、もう幾ら同じことを言ってもやる気がないようですから意見だけにしておきますけれども、これはもう、第一、問題だと思うんです。  それともう1点は、例の調停調書だって、いわゆる瑕疵担保責任というか、隠れた瑕疵の問題についてあれだけ書いてあるわけですよ。当然、それを応札する業者は読んだ上でやらざるを得ないわけなので、知らなかったと後では言えない問題だと思うので、やはりああいうことも、本当にどういう公募条件にするかは話は別ですけれども、こういう調停もありましたよということぐらいはきちんと書き加えるのが、公募する側の一つの義務ではないかと私は思っているんです。これはもう意見だけにしておきます。 634 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 635 ◯委員長(八木嘉之君)   ないようでございますので、これにて本庁舎耐震化整備事業の件を終了といたします。  暫時休憩します。                                 午後3時13分休憩                                 午後3時20分再開 636 ◯委員長(八木嘉之君)   それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。  本日の三つ目の議題でございます、彦根市のシティプロモーションの件を議題といたします。  本日、この彦根市のシティプロモーションの件を議題として皆さんにご議論いただく経過だけ、少し私の方から申し述べたいと思います。  彦根市が、今、シティプロモーションの戦略案の策定をされたところですけれども、そこに至るまでの先進地としていろいろ参考にされているということもございまして、企画総務消防常任委員会で那須塩原市の方へ視察に伺いました。  2月18日に、この本委員会に先んじて、企画総務消防常任委員会のメンバーだけで協議会の方を開かせていただきました。その中で、本日は資料の方も、皆さん方には特段、執行部の方からお配りもしておりませんし、委員会としては統一した資料はないんですけれども、彦根市シティプロモーションの戦略案に基づいて、その中身について議論をしていくことになってまいりますと、そのシティプロモーション戦略案について、今、パブリック・コメントの状態でもございますし、議会としてお墨つきを変に与えることにつながってしまうことも懸念されますので、今日については資料の方もお配りしていないということでご容赦いただきたいと思います。  したがいまして、本日の彦根市のシティプロモーションの件を議題とする中で、各委員の皆様から建設的なご意見等をぜひ頂戴して、また今後の彦根市のシティプロモーションに生かしていただくことができればという思いもございます。予算常任委員会でもいろいろと議論されているとも仄聞しておりますので、特段、発言の制限はもちろんするものでございませんけれども、そうした状況を十分にご理解いただいて議論に臨んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、どなたからでも結構でございますので、彦根市のシティプロモーションの件につきまして、質問がございましたら、よろしくお願いしたいと思います。  谷口委員。 637 ◯委員(谷口典隆君)   ありがとうございます。本日、お世話になります。  今、委員長からもございましたように、栃木県の那須塩原市のシティプロモーションの取り組みについて視察させていただきました。既にもう先行だと認識もしておりますし、本市が那須塩原市の取り組みを、参考にといいますか、されていることもお聞きしています。その中で、もう既に那須塩原市の場合は、1回やって、もうその結果が出て、余りだったものもありますし、成果があったものもありますし、非常に早い取り組みというか、すばやい取り組みをされていて、その結果を既にもう分析をしておられたりというところもございました。  これは、ただ単に取り組みが早かったというだけの話なのか、那須塩原市の方がいろんな、国のメニューなのかわかりませんけれども、手を挙げられて取り組みが早かったというものに尽きるのか、それとも、的確にタイミングを見て、得て、那須塩原市が適宜そういった取り組みをされていたというものなのか、本市としても那須塩原市を調査研究されていると思いますので、那須塩原市に対する評価というか、その辺を彦根市として何かお持ちであればお聞かせいただきたいなと思うんですが、お願いできませんか。 638 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 639 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   本市のシティプロモーション戦略は、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいて作成するということで取り組みをしております。  那須塩原市がシティプロモーション戦略を策定された経過まではちょっと把握できていませんけれども、当然、当市が策定するに当たって、まず、やはり那須塩原市の取り組みが著名であるということ、また、東海大学の河井先生の理論をもとにしながら、いわゆる三つの指標をもとにしながら取り組んでおられるという点、また、市民の誇り・愛着・推奨といったものを高めていく、シビックラブの醸成を図っていくことが重要であるというような取り組みをされているという中で、共感する部分がありまして、当市としても参考にさせていただきました。  視察の中では、市職員の方も行っておりました。そして、その結果も聞いてきております。子育てとか、いろんな冊子に那須塩原市のシティプロモーション戦略を交えながら展開されていること、また、市民からの動画投稿といったものをうまく活用しながらPRされているという話も聞いてはおります。  ただ、今、当市の段階としてはこれから進めていくところでございますので、そうした市民が集まっていただいた中でどういったものをいわゆる醸成させて生まれていくのかということについては、お互い、市民と意見をまじえながら、当然、那須塩原市の方のその後の経過も確認しながら効果的な発信を進めていきたいとは思っています。 640 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 641 ◯委員(谷口典隆君)   那須塩原市の場合、既に、雇用、結婚、子育て、教育、暮らし、交流、広報、それぞれの各事業を重点的に展開しておられるということで、そのベースにあるのは定住促進だと考えています。  そういった取り組みをされている中で、それぞれが非常に目新しさ、大したことはありませんでしたとおっしゃるのもありますし、関東圏、首都圏域という中で、東京との近さというものもありますので、その辺はインセンティブがあるかもわからないんです。ただ、向こうは行政がこれぐらいやって、市民とかいろんなところにPRできるものはあるんだな、これぐらいやらないとやはりだめだなというところは認識を新たにしたというか、そういう感じを受けたんです。  この場では余り議論にしないでおこうという話をしていたんですが、彦根市が出されている計画の中で3カ年かかってやるようなものを、例えば那須塩原市なら予算もあるとは思いますが、すぐにでもできるではないのと思うものもやはり中には含まれていると思うんです。当座、やはりそういったもので、すぐに成果が出せるようなもの、すぐに結果が目に見えてあらわれるような取り組みも、まずは打ち上げ花火として必要ではないのかなと思うんですが、彦根市としてそうした取り組みはあるのかどうかということ。もちろん、彦根市外の方にもアピールも大変大切だと思いますけれども、彦根市としてPRを、市民に対して、こういった取り組みをしている、定住促進をこうした取り組みの中で図っていくんだということをまずは知っていただくことも重要ではないかなと思うんです。  那須塩原市の場合は、東京の池袋でイベントをしたり、雑誌と連動する企画をつくったりということで、「ああ、那須塩原、うちの行政頑張っているな」というふうなことが非常に手にとるようにわかるのが、やはり一つの見える化戦略ではないかなと思うんです。そうした取り組みというのは、彦根市としては、今、できるものなんですか、できないものですか。インスタグラム等々での発信というのはわかります。やっておられるのも十分わかりますけれども、限られた予算と、それは言い出したらきりがないかもわかりませんけれども、もう少しもっと目に見える形の取り組みは必要ではないかなと思うんですが、その辺、いかがですか。 642 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 643 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   現段階ではまだパブリック・コメントをしている最中でございますので、これが策定され次第、運営本部というのは立ち上げていきたいとは思っています。  そして、来年度の予算でお願いさせていただいている一つが(仮称)未来フェスというものです。これについては市の委託事業として市が主催する事業ですので、できるだけ、実行委員会の中で話がまとまり次第、これについては取り組んでいきたいと思っています。  また、情報発信の方につきましても、予算でお願いしております。今回は、例えば市民ライター講座とか、そういったものをしながら、私たちがSNS等で発信してきたものを市民の方々と一緒に発信していきたいというところもございまして、今は企画段階ではありますが、そうした市民自らも発信していただけるような形というのは早期に取り組んでいきたいと思っています。
    644 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 645 ◯委員(谷口典隆君)   先ほどもお話ししていました東海大学の河井先生の、彦根市として何かもっと前面に出すような取り組みとか、そういったものはないんですか。 646 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 647 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   私どもも本を読ませていただいたところなんですけれども、実際に話をしていただくのが、市民の方としても、活動されている方にも、伝わってくる部分は一番多いかなとは思います。  ただ、今年度、一応、未来フェスの段階では、実行委員会の予算の根拠の中に、一つは講師の謝礼というのも含んでおります。ただ、それは河井先生を充てた額ではございませんので、いわゆる市民活動なり、いわゆるプロモーションに携わっておられる方々なり、そうした効果のある先生に来ていただいて、元気といいますか、喝といいますか、そういったものを与えていただけるような講演も一つ考えてはおります。 648 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 649 ◯委員(谷口典隆君)   那須塩原市のものを参考にされるということであれば、その河井先生をお招きして、委員に入っていただく形でやってもいいのではないかなと思っていたんですけれども、そういったお考えは全くなかったんですか。 650 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 651 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   参考にはさせていただきましたが、実際にこの計画づくりの中では、当市の戦略の策定委員、それからワーキングのメンバーが議論を重ねてつくり上げてきたものですので、先生に来ていただいてこれから進めていただくというようなことは考えておりません。 652 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 653 ◯委員(谷口典隆君)   議会図書室でもその河井先生の本を2冊ほど購入させてもらって、議会としていろいろと調査研究もしているんです。周回遅れとは言いませんけれども、今、シティプロモーションって、河井先生の論でいくと、もう1周回った後ねという感を受けなくもないんです。その中で、周回遅れでもまたそれで時流に乗れればいいのになとは思うんですけれども、何かその辺、もっと奇抜な発想といいますか、そうした取り組みを、先頭集団でなければないなりの取り組みの仕方はあると思うんです。  ただ、彦根市らしさということが、そこにかせが入るかもわかりません。それでも、もっとそういった先例としておられる方を招聘して、まずは職員の啓発もそうかと思いますし、市民の皆さん方もそうかと思いますし、彦根市としてシティプロモーションというものを何のためにしているのかがまだまだ見えてこないと思うんです。  計画をつくる。もちろん、ワーキングをつくって、市民の皆さん、住民の皆さんに参加していただいても、もうそれはそれで結構です。結構かと思うんですが、ではその先に何があるのかというところが、現状では、僕は、インスタグラムですばらしい景色をというのはもちろん重要ですけれども、那須塩原市を視察させていただいて、それが全てになっているように思えてならないんです。その先に定住促進というものがしっかりと見えている、もちろん、交流人口の増加というものも那須塩原市も掲げておられますけれども、それがずばり明確であるということがあります。それが我々在外者に明確だということは、そのメッセージが市民の皆さんにも明確に伝わっていると思うんです。  彦根市はそのメッセージが届いていないように思うので、今後、市民の方への啓発、シティプロモーションというものは何のためにしているのか、ただ単にという言い方は失礼かもわからないですけれども、インスタグラムで発信しているというだけではだめだと思うんですが、その辺の見解を何かお聞かせいただけませんか。 654 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 655 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   今回のシティプロモーション戦略という中には、まちの魅力を高めて、価値を高めていって、定住・移住の促進というのが目標に上がっているということで、当然、この交流人口も含めて人口減少社会に対応していくための戦略であるというのは、それを目標につくっております。  ただ、市民の方々に届いていない、見えてこないという部分はあるかと思いますので、その辺につきましては、また計画ができる段階とか早期の段階で、PRというか、目的をはっきりと明示した中で、戦略として打っているんだということをきちんと説明していきたいと思います。 656 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 657 ◯委員(谷口典隆君)   計画は3年でしたか。そうですね。3年後というか、3年目ぐらいには、もうシティプロモーションというのが行政のトレンドワードではないのかなと思うんです。それぐらいやはり時代は速いと思うので、計画ができてからというよりも、それは計画がないと動かないのかもわかりませんけれども、できるだけすばやい対応をしていただきたいと思うし、その計画にのっとって、1年目はここまでだという縛りをかけてしまうのではなくて、今申し上げたように、やはり市民に対してできるだけ発信というのを私はしていただくべきだと思います。  意見で結構です。 658 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質問はありませんか。  獅山委員。 659 ◯委員(獅山向洋君)   この点はもう予算常任委員会でも申し上げたので、また同じことを言うのもどうかなと思うんですけれども、行政のやっておられることは、鉄砲でいったら何か空砲ばかり撃っておられるなと。実弾は一体何なのかということをさっぱり明らかにしておられないので、私はそれが一番の不満なんです。  私、率直に言って、那須塩原市の話を聞いていて大したことがないなと思ったのは、そのやり方については大したことだと思うんですけれども、那須塩原市の持っている実弾そのものは大したことがないなと思ったんです。単純に言いますと、やはり彦根城があって、彦根藩があって、そして井伊直弼公があって、ひこにゃんもいる。しかも、彦根城はもう既に、国宝だけではなくて世界文化遺産の暫定リストに載っている。  こんなたくさんの弾がいっぱいあるのに、それを彦根市民が本当に認識しているかといえば、ほとんどの人が認識していません。それは言葉としては知っているんですよ。だからといって、一体どれだけすばらしいものであるかということは、ご存じの方はほとんどないですね。しかも、そういうことを市民を通じて発信してもらうなんていうことが現に書いてあるのですから、その発信源をきちんと教育するのが一番重要なことではないでしょうか。  それともう1点は、これも言ったことですけれども、住みよさランキングでも814の市・区の中で彦根市は、今、98位くらいですか。これも市民が聞いたら本当にびっくりされるんですよ。ええっ、こんなに余り快適でないまちが全国で98位ですかと、皆、びっくりされるんですよ。この間も申し上げましたけれども、知名度だって、全国の中で滋賀県で100位以内に入っているのは彦根市だけなんです。そんなことも市民は全く知らないわけなんですよ。  そういうことで、ただあれをしよう、これをしようといって、ほかのまちがやっているのと同じようなことをしないで、せっせと彦根市のよさというものを市民にきちんと理解してもらって、市民が誇りを持って、例えばよそへ行けば、いや、うちのまちはこうなんだと自慢できるようにしてもらうことが大切なのではないんですか。特に400年祭のときに、ひこにゃんのバッジをつけていたら、やはり知らない人が電車の中でも声をかけてくれたと、これがまさに市民の誇りなんですよ。  そういう観点から、何でこんな迂遠なというか、悠長なことばかりやっておられるのかなと、お金ばかり使って。僕はそういう意味での不満が非常に大きいということだけ、同じことばかり言っているけれども、もう1回言わせておいていただきます。 660 ◯委員長(八木嘉之君)   同じことの答弁かもわかりませんが、執行部の方として、今の一つのご提言ということで、見解等がありましたら。  シティプロモーション推進課長。 661 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   もう1回、同じことで申しわけございません。  市民ワーキング会議の中でも、彦根の魅力ということをテーマに話し合いをしました。その中では、豊かな自然がある、交通環境がいい、買い物にいい、また、受け継がれてきた歴史がある、三つの大学がある、働く場所がある、そうしたいいところがあるという話もありました。また、市民アンケートの調査では、順番にいきますと、災害の少なさが一番です。あと、次に居心地のよさ、3番目に歴史が挙がってきます。4番目が自然ということで、市民アンケートの中でもいろいろな魅力というのが出てきました。  ですので、彦根市の魅力をこれと決めるのではなくて、これがいいと思う人がそのよさを伝えていただくことで、共感を得て、まちのファンが増えていくと認識しております。これを広げていくことで、まちの相対的な価値が高まっていくと思っておりますので、その辺は、申しわけございません、こういう見解です。 662 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 663 ◯委員(獅山向洋君)   その認識の違いがあるんですよ。  というのは、皆さんがそういうふうに言っておられますと言っているだけではなくて、まさに戦略として市民一人ひとりがそのよさを具体的に認識することが大切なので。そこで初めて市民も、よそへ行ったら、うちのまちはこうなんだ、ああなんだといって自慢話ができるんですよ。それがどんどん全国に広がっていって、まさにシティプロモーション、言っておられる定義のシティプロモーションはよくわからないですが、とにかく市民が全国に発信してくれるということなので、なぜもっと具体的にそれをおやりにならないのか。  ただ自然に恵まれているとか、文化財に恵まれているとか、そんなことだけ言っているのではだめなんですよ。やはり何がいいのかということをしっかり認識してもらってこそプロモーションができるので、プロモーションというのはやはり認識がまず第一なんですよね。それがない限りプロモーションなんてできないので、その辺がちょっと、おっしゃっていることと、私、違和感を感じるというか、よくわかっておられないなと思っています。  以上です。 664 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかの委員の方。  野村委員。 665 ◯委員(野村博雄君)   那須塩原市におきましては、担当者だけでは十分に活動できないので、庁内の職員の方に呼びかけて、会員募集ということでされているようなんですけれども、その辺についての本市の担当部局のお考えがありましたらお教えください。 666 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 667 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   今回のシティプロモーションを進めていく上で、庁内プロジェクトチームの設置を明記しております。  やはり、市民の中で話をするというよりも、まずは庁内の中できちんとこのシティプロモーションの位置づけを理解して、そして、具体的な庁内的プロジェクトを進めていくための庁内のワーキング会議の設置を、来年度以降、早々にしていきたいと思っております。  選出方法等はまだ未定ですけれども、できましたら各部局にわたる中から、それと自分自身でこれに立候補される方、いろいろなところから職員を集めまして、具体的なプロジェクトというのを何か目標をつくって、それをつくり上げるような作業を進めていきたいと思っています。 668 ◯委員長(八木嘉之君)   野村委員。 669 ◯委員(野村博雄君)   職員の方もそれぞれお忙しいですのであれでございますけれども、プロジェクトチームということで各部局なり課に割り振って出してもらうというのと、会員募集ということで自分から進んで協力してくださる人はありませんかと協力してもらうのは、いろんな取り組みの温度であったり考え方も違うと思いますが、こうやって自分から協力していただける方はありませんかというのもまた非常におもしろいと思いますので、その辺も参考にしていただけるとありがたいかなと思います。  以上です。 670 ◯委員長(八木嘉之君)   上杉委員。 671 ◯委員(上杉正敏君)   僕もこのシティプロモーションについては大変難しいなとまた思っているところでございます。  これは、先ほど獅山委員がおっしゃったように、本当に彦根にはいい弾がたくさんあるんだと胸を張って言えるところは僕自身も感じているところなんですが、それがいかに発信できていないかが原因かなと思う中で、子どもが吉田松陰先生のいろんなお言葉を読んでやっている山口県萩市のコマーシャルとかを見たときに、この彦根に置きかえたら、彦根に住んでいて、彦根にはこんな歴史のまちがあるんだというのも小さいときからできるようなことも一つのPRのあり方かなと。これは教育とのあれになるかもわかりませんけれども、そういった手法も交えてされてはどうかなと。  そういった子が、やがて青年になり、社会人になって、できればそのまま社会人で彦根に定住して、外に巣立たずに、やはり彦根という誇れるところに住んでよかったと言えるようなまちづくりがいいのかなと、ふと思ったところです。いろんな手法の中にも、やはり小さいときから子どもの記憶の中にも、そういった分野をちょっと発信していただければなと思ったところでございます。 672 ◯委員長(八木嘉之君)   何か今のことに関しては特によろしいですか。    (発言する者あり) 673 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 674 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   今のご意見は、これからの推進に参考にさせていただきます。 675 ◯委員長(八木嘉之君)   西川委員。 676 ◯委員(西川正義君)   このシティプロモーションについては、いろんなテーマなどがあって非常に難しい取り組みだと思いますけれども、例えば彦根市は中学校区でいくと七つありますよね。例えばどこか候補を決めて、そこを集中的にやって、それがモデル地区になって、そこから広げていくというやり方もひとつの方法かなと。  例えば稲枝でいうと、今、ヒョウタンを子どもがつくっていますよね。ヒョウタンが広がって広がって、そこへ年寄りなどがまねをして、そこへ会員になって入ってきてやるというようなこと、「ヒョウタンのまち稲枝」とか、そういうことから、まちづくりを通じて彦根市全体に広げていく。  今、細かい小学校区の中でもヒョウタンなどは採用しておられるところもありますけれども、そういった何か特産的なものでもいいし、遊びの方でもいいし、年寄りでも何でもいいけれども、そういったものをまとまった1カ所を候補地にして、それに端を発してそこから広げていく。そこの地域についてはこういった趣味趣向がある、ここへ行ったら特産があるよ、こっちの地域にはこんなものがあるよというものを、最初は一つずつ地域で見つけていって、それを集約して市の取り組みにしていくと、いろんな交流もできるという取り組みができるのと違うかなと。そこからいろいろな人と人のつながりもコミュニケーションもできると思うので、何かそんなことを考えたらどうかなとちょっと思っています。 677 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 678 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   今、委員がおっしゃっていただきましたように、子どもたちがヒョウタンをつくって、その展示をされて、また、稲枝というのはヒョウタンでかなり盛んで、それが文化として展示会とか大会をされるとお伺いもしています。  今回のその切り口の中で、学区を限定して、いわゆる地域発でどういったものが生まれていくのかというのも、中では議論したことがございます。ただ、そこの部分につきましては、これからそうした運営本部を開かせていただいて、市民の方とかにお入りいただいた中で、やはりメンバーとかの状況を見ながら、ポイントとしていわゆるそのモデル活動的なものを出してこられるのであれば、そうしたものを提示しながら進めていくのは効果的かなと考えております。 679 ◯委員長(八木嘉之君)   ありがとうございます。ほかにありませんか。  和田委員。 680 ◯委員(和田一繁君)   シティプロモーションの戦略に関して、多分、戦略案に関してはかなりの予算計上でされていると思います。3年間のプランでこれから活動していこうという中で、予算ではないですけれども、まだはっきりとした形が見えていないのでなかなかつけられないんですけれども、これも逆に枠配分とかで影響があるのか、3年間ということであれば、逆に3年間をベースでしっかりと予算的なものをつけたりして、いわゆる動きやすいような、動きというか……。結局、単年単年になると、この3年という計画の中ではありますけれども、そのあたり、市民側といわゆる行政側というところではもう少し行政側がしっかりと調整してあげるべきかなとは感じます。  特にやはり一番大事なのは、那須塩原市もそうですけれども、いわゆる行政側の職員が本当に彦根のことを思う、今回、いろんな目で見てみると、そういうふうに感じられないところが全体的に見えてきているので、やはりそう思う職員たちが本当にどれだけいて、どれだけ集められるのかが僕は非常にポイントになってくるかなと思います。  そういういろんな部分で今問題になっていることも、いや、こんなことは何でやめるんだぐらいの若手の職員とかの声が本当はあってほしいなと。それがあって初めて市民もうまくコラボしていけるのかなと思いますので、そのあたり、ちょっと行政側の方から意見をいただければと思います。 681 ◯委員長(八木嘉之君)   橋本市長直轄組織参事。 682 ◯市長直轄組織参事(橋本昌子さん)   今回、この戦略策定を進めていくに当たっては、先ほどから出ております40人の公募市民による市民ワーキング会議をしたのと、それから策定委員会をさせていただいております。その策定委員会の中でも、市民活動にかかわる方とか社会福祉協議会の方が来られて、市民の方がお話しされる中では、やはり行政の役割は何なんだというところもかなり発言としておっしゃっていただいていたところです。  先ほどもありました、もちろん予算をつけるというところも大事になるとは思うんですけれども、先ほど言われました、若手の職員からの意見をもっと吸い上げるとか、やはりコーディネートする情報発信なり戦略というのは、最終、やはり手法的な部分、いかにまちの魅力発信をしていくかというところの手法をいかにつくり上げていくかというところではないかと思います。それをつくり上げていくためのコーディネート、情報なりを皆さんにお知らせして、最良の方法を見出していく、そういったところのコーディネートをいかに市の職員が果たしていけるかは大変大事で、そこをこの戦略の中にも、やはりそういう意味で、市民会議の運営本部については市がきちんと主導、責任を持って設置するとか、そういう話がされてきたところで、そういったところで市の職員への意識づけということも大事です。  そういったところもあわせて取り組んでいかなければいけないなと感じているところです。 683 ◯委員長(八木嘉之君)   和田委員。 684 ◯委員(和田一繁君)   そういう市民ワーキング会議の皆さんの思いをしっかりと、シティプロモーションの担当の方は、上とけんかでもいいので、やはりフォローしていくぐらいの思いがなければなかなかシティプロモーションというのは前に進まないかなと思います。幾ら市民が一生懸命いろんなアイデアを出して提案をしても、いや、実はもう上がこういう形でだめだったとか、そうではなくて、やはりそういったところをうまくパイプというか、しっかり物の申せるような内部の調整もしっかりしていただければと思いますので、お願いいたします。  以上です。意見で。 685 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 686 ◯委員(谷口典隆君)   新年度の予算が、移住促進も含めてですけれども、定住人口とか、交流人口の花火大会とか、そういったものの予算が現状として削減されている中で、この計画自体が、今、パブリック・コメントをやられていざ実行となったときに、やはり多少影響がありますよね。全くないですか。 687 ◯委員長(八木嘉之君)   橋本市長直轄組織参事。 688 ◯市長直轄組織参事(橋本昌子さん)   当然、当初予算には、この次の段階を進めていくための未来フェスとか市民の魅力発信の事業などは投資的経費として上げさせていただいておりますので、予算をお認めいただいてこそ、その事業に取りかかっていけるところはあるかとは思っております。  ただ、それがなくても、今年度、先ほどもありました市民ワーキング会議なりで、いろんな市民の皆様からの地道な芽といいますか、そういうものも出てきているかなとは思いますので、予算との兼ね合いはありますけれども、そういったものを潰さずに生かしていくように取り組んでいかなければいけないなとは考えております。 689 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 690 ◯委員(谷口典隆君)   ただ、シティプロモーションが持っている予算というよりも、各部課が持っている予算というか、各課が持っている事業を、要するに、木の枝にぶら下げていって、ロゴマークのように、橘の木のように実がなるというものではないんですか。  だから、そういう意味では、今、プロモーションとして大きな幹はあるかもわからないけれども、そこに実がなっていくというものが、やはりそれが、計画でいえば3年間で橘の木のオレンジ色の立派な実がなる予定が、いろんな事業の予算が削られることによって思いどおりの成果が上がらないというのはありますよね。 691 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 692 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   行政の分野でいけば全て予算での執行という形にはなるんですけれども、今回は市民とともに進めていくということで、一定、やはり当市としても、プロモーションをしていく上では各課がそれぞれ移住なり交流人口増、また、そういったもののプロモーションに関係する予算というのが連動しながら、そうした方向でまとめ上げていくのであれば、やはり、全体的な今のこの当市の計画を立てた段階がスムーズに進んでいけば、3年間の中で実っていくのであろうなという思いは持っています。 693 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 694 ◯委員(谷口典隆君)   先ほど、失礼な話かもわからなかったけれども、インスタグラムをやっているだけではだめですよという話をさせてもらいました。  恐らく職員、全庁の中で、シティプロモーションというのは、申し上げたように、幹をつくり、育てていただいているのがシティプロモーションの所管であって、あとは、いろんな施策をそこにぶら下げて、いろんな実がなっていくのが本当の彦根市全体のプロモーションだと思うので、その辺、今、課長がおっしゃっていたように、職員にもそうだということは十分に理解していただける機会はあるんですか。  シティプロモーションというのは彦根市全体で取り組んでいくものだから、我々だけがやっているのではないよと、要するに、あなたのところの施策も、あなたのところの事業も、あなたのところの予算も、全て定住人口・交流人口の増加につながるものなので、しっかりお願いしますねということは言っていただいているんですか。言っていただく機会というのはこれからあるんですか。 695 ◯委員長(八木嘉之君)   シティプロモーション推進課長。 696 ◯シティプロモーション推進課長(疋田元伯君)   当然、庁内には、まず、このシティプロモーションについての説明をきちんとしなければいけない。アンケートを全職員にとっておりますので、こうした動きで、趣旨は一定、職員の中でも理解はしてもらっていると思います。  ただ、本当にこうした体系で進めていくんだということは職員の中できちんと説明しなければいけないし、それはもう来年度早々に取り組もうと思います。その中には、当然、広報担当の部局、移住の部局、それから市民活動、まちづくり、そうした部局、観光振興の部局と、いろんな部局にまたがってきますので、そうしたところとの連携があってこのプロモーションは成り立っていくものだと思っています。 697 ◯委員長(八木嘉之君)   谷口委員。 698 ◯委員(谷口典隆君)   最後に。  先ほどの、那須塩原市にお伺いしたときに、観光の担当の方ですかね、はっぴを着てお迎えいただきました。那須塩原の牛乳を飲んでくださいということで、コップに黒い斑点がついているグラスに牛乳を注がれると白黒になる、牛の模様になるというコップがありました。また、埼玉県の飯能市というところでは、議会の視察なのに、我々議員を市の職員が玄関で拍手でお出迎えしてくださるところがあったんです。それをまねしてくださいということではないんですけれども、要するに、そういうことは印象に残ります。では、次に行くときにどうなのか、あそこは全庁を挙げてそういう取り組みしておられるんだということ思い出すと、やはりシティプロモーションの根幹はそこではないかなと思うんです。  それを、ぜひとも、今おっしゃっていただいたようなところを全庁で広げていただくような取り組みにつなげていただきたいと思いますし、いろんな事業がやはり定住人口を増やしていくものにつながってくということを、しっかりと市職員の皆さん方が受けとめていただくように、そういう機会はできるだけつくっていただきたいと思いますので、意見だけですが、お願いします。 699 ◯委員長(八木嘉之君)   ありがとうございます。ほかにありませんか。  獅山委員。 700 ◯委員(獅山向洋君)   私もかつては行政にいたわけですが、私、職員の行政的感覚なり考え方には腹が立って腹が立って、けんかばかりしていたんですよ。そういう意味で、今、谷口委員のおっしゃったように、この彦根市役所に勤めていながら本当に彦根市を愛しているんだろうかと、これは、彦根市民が、皆、税金を払っているのに、何だか空理空論ばかり言っておられるなというのが私の印象だったんですよ。  それはそれとしまして、彦根市のシティプロモーションがしきりにこのごろ話題になっていますけれども、今、全国の目が彦根市をどういうふうに見ているかという観点からいいますと、私、シティプロモーションなんて必要性がないのではないかなと思っているんですよ。というのは、今までの過去の歴史で、彦根市は十分に全国にプロモーションをしてきたわけであって、その果実を摘み取るというのが抜けているだけだと私は思っています。
     この間もお話ししたので、また同じことを言いますけれども、1,000の市区町村の中で、彦根市の知名度なり魅力度というのは73位なんですよ。こんなすごい市なんて県下にはありませんし、近畿でも9番目ぐらいの知名度があるわけなので、むしろ私は、そういう彦根市の持っている潜在力というものを彦根市民にきちんと知ってもらって、彦根市民がよそに行ったときに、自信を持って、うちの市はこうなんだ、ああなんだと言えるようにすることが一番大切だと私は思っています。  そういう観点からいいますと、3年間とか何とかとおっしゃっているけれども、何のための3年間かがよくわからないんですよ。しかも、お金を使って。そんなことぐらいだったら、彦根市民に、いいところを全部挙げろということで、それを細かく一つ小冊子にして全員に配った方が早いんですよ。そうすれば、自分の関心があるところを見て、うちの市はとにかく全国の知名度では73番目だと言ったら、よその市の人はみんなびっくりしますよ。また、住みよさランキングで98番目だということを言えば、みんなびっくりするわけでして、何でそういうことをお考えにならないのかなと。  これ、私が行政の立場だったら絶対に大変な議論になっていますね。ここはあくまで意見だけございますけれども。 701 ◯委員長(八木嘉之君)   ありがとうございます。  それでは、意見の方も出尽くしたようでございますので、質問につきましてはこの程度にとどめておきたいと思います。  執行部の皆さんにおかれましては、今ほど、厳しいご意見もございますし、あるいは建設的なご意見、執行部としてぜひ参考にしていただきたいご意見等もあったかと思います。  本来ですと、委員長の方から、あるいは議会として議長の方から市長宛てに、シティプロモーションの今後の進め方について政策提言という形でお出しできるといいんですけれども、ちょっと時間的な余裕もございませんし、今日この場で議論をして出された意見について、3月22日でパブリック・コメントについては終了すると伺っておりますけれども、その後の3年間とは言わず、すぐにでもできることから今後の彦根市のシティプロモーションの政策にぜひ生かしていただきたいということだけ申し上げて、本委員会の継続調査については閉じたいと思います。  それでは、これで彦根市のシティプロモーションの件につきまして終了したいと思います。  それでは、これで全ての委員会の審査を終了したいと思います。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 702 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で企画総務消防常任会の方を閉じさせていただきます。お疲れさまでございました。                                 午後4時05分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...