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平成31年 予算常任委員会 本文 開催日: 2019-02-25

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  1. 彦根市議会 2019-02-25
    平成31年 予算常任委員会 本文 開催日: 2019-02-25


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    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午後5時54分開議 ◯委員長上杉正敏君)   ただいまから予算常任委員会を開きます。  今期定例会において本日、本委員会に付託されました案件は、各位に配付いたしております委員会審査事項のとおりでありますので、審査お願いいたします。  それでは、議案第2号平成30年度(2018年度)彦根一般会計補正予算(第8号)の件を議題といたします。  提案者説明を求めます。  財政課長。 2 ◯財政課長杉本弘之君)〔議案第2号平成30年度(2018年度)彦根一般会計補正予算(第8号)について提案説明〕 3 ◯委員長上杉正敏君)   総務部次長。 4 ◯総務部次長野崎孝志君)〔議案第2号平成30年度(2018年度)彦根一般会計補正予算(第8号)について提案説明〕 5 ◯委員長上杉正敏君)   これより、議案第2号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  長崎委員。 6 ◯委員長崎任男君)   僕も何点か質問をしたいので、まず1個ずつ聞きます。  今回の補正ですけれども、今年度中に、私たちの今期中に執行をするというご希望のように、私自身はいろいろお話を聞いていて思うんですけれども、急ぐ本当の理由というのをもう一度教えていただきたいなと思うのと、もしこれが本日賛成多数で議決されなければ、どのような損害が生じるのか、改めてお聞きします。 7 ◯委員長上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 8 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長近藤弘明君)   急ぐ理由ということでございますけれども、この場だから急ぐというのではなく、以前から一刻も早く庁舎の方の完成をさせていただきたいということと、庁舎というものも災害時の防災拠点になるものでもありますし、そういった点からも彦根市にとっては一刻も早い完成が必要だと思っているところでございます。  本日議決されなければ損害が何か起こりますかということですと、損害というわけではないんですけれども賃借料等はその分、またその後もかかっていくということになろうかと思います。損害ということで今それが言えるのかどうかはわかりません。 9 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 10 ◯委員長崎任男君)   となると、今日は2月25日ですけれども、この定例会中には難しいということであれば、次の直近の議会となると、新しい期になっての5月の臨時会となるので、3カ月分仮庁舎での家賃が増えるだけということでよろしいですか、今のお答えですと。 11 ◯委員長上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長
    12 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長近藤弘明君)   その後の入札スケジュール等もございますので、そのあたりで変わってくるかと思いますけれども、3月、4月、5月が入るかと、賃料としてはその程度の変化があると思われます。 13 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 14 ◯委員長崎任男君)   もう一回確認しますけれども、3カ月分の賃料の分だけ負担が大きくなるだけですか、問題は。 15 ◯委員長上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 16 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長近藤弘明君)   主なものは賃料駐車場も含めたそういった賃料とかで、ほかの維持管理にかかる経費というのが同じようにこちらの庁舎でもかかりますし、金額金銭面ではそういったことですけれども、何か災害があったときに、もう少し早ければということがないようにとはしていきたいなと思っておりますので、そういったところは不利益にはなるのかなと思っております。 17 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 18 ◯委員長崎任男君)   僕もあまりしつこく言うのはあれなんですけれども、ということは、3カ月ないし2カ月、5月だったら2カ月か。その分の時間と賃料、1カ月800万円ぐらいの2カ月1,600万円、ないし、多く見て3カ月分2,400万円、負担する分が大きくなる。時間的なものと金銭的なものはそれだけということですね。念のためにもう一回聞いておきます。 19 ◯委員長上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 20 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長近藤弘明君)   今、いろいろと考えてみたんですけれども、主なものとしては、やはり賃料ということになると思います、お金の面でいえば。そのほか、利便性の件とか、そういったようなこととかはありますけれども金銭面では賃料、それになるのかなと思っております。 21 ◯委員長上杉正敏君)   ほかにありませんか。  和田委員。 22 ◯委員和田一繁君)   言っていただいたように、先ほど野村議員財政内訳質疑の中で、今回、財政負担ということで約37億円というところの中で、緊急防災減災事業費交付税充当率100%、算入で70%ということで、いわゆる市が負担する金額というのは14億円ということでお話しされたと思うんですけれども、今トータルで52億円と言われておりますけれども、52億円でもう一度その辺の財政内訳を教えていただいて、市の負担が幾らなのか教えていただければ、お願いいたします。 23 ◯委員長上杉正敏君)   財政課長。 24 ◯財政課長杉本弘之君)   お答えをいたします。総事業費で申しますと52億2,400万円という額になります。このうち、緊急防災減災事業債発行額が46億6,000万円、それから一般単独債が4億2,200万円、一般財源として約1億4,100万円。先ほどと同じように緊急防災減災事業債の70%が交付税算入されるということで見込ませていただきますと約19億6,000万円が実質的な市の負担になります。 25 ◯委員長上杉正敏君)   和田委員。 26 ◯委員和田一繁君)   事業総額が52億円に対して、市の負担とすると19億円ということでよろしいですか。 27 ◯委員長上杉正敏君)   財政課長。 28 ◯財政課長杉本弘之君)   19億6,000万円が52億2,400万円に対する実質的な市の負担額となります。 29 ◯委員長上杉正敏君)   長崎委員。 30 ◯委員長崎任男君)   ということは、市民の方の税金、市民の方に負担してもらう金額は、今おっしゃった19億円だけという意味ですか。乱暴な言い方をすると、19億円分のそのお金で52億円の庁舎が建つというように理解してもいいんですか。 31 ◯委員長上杉正敏君)   財政課長。 32 ◯財政課長杉本弘之君)   このたびは緊急防災減災事業債を多く借りられることになっておりますので、その7割が交付税で入ってくると、そういう試算をしておりますので、実質的に市民負担をいただく金額が約19億6,000万円ということになります。 33 ◯委員長上杉正敏君)   ほかにございませんか。  小川委員。 34 ◯委員小川喜三郎君)   1点目は、参考資料の3ページでございますけれども、これが実勢掛率設計の目安、二つの建築設計事務所にお頼みをいただいて、石本建築事務所の方が48億円余り、それから大村建築設計事務所が43億円余りということで、極力予算額を減らそうというのであれば、一番ではないかもしれませんけれども大村さんの方の積算でいけば43億円でいけるのではないかなと思うんですけれども、これは参考のための資料というふうに理解するべきなのかどうかということでお尋ねをしたいと思います。  それから、参考資料の5ページでは、物価上昇率もあわせてつけておりまして、1億6,600万円を見ておられますので、この設計額でも十分いけるのではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。この2点をお尋ねいたします。 35 ◯委員長上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 36 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹鈴木康浩君)   委員のおっしゃいますとおり、2社に今回再算定していただきまして、それぞれ5億円ぐらいの差があるということで、今回、参考資料3の方でお示しさせていただいているのでございますが、実際問題、実際設計するに当たりましては、もちろん今回石本さんと大村さんの資料参考に、当市の方でもきちっと査定をさせていただいて、金額を出させていただこうというふうな形で思っておりますので、両方の設計事務所の間の金額、両者の設計事務所の方といろいろと事情を聞きながら、組み合わせた形で設計を組ませていただこうと考えておりまして、全部大村さんの方の安いほうでいけるのではないかという意見もあるんですが、実際、今回低く掛け率を採用させていただいて、不調になったということも考えますと、委員のおっしゃるとおり、大村さんでもいけるというお話もあるんですが、反対石本さんの設計書という筋もございますので、トータル考えまして、安いものを全部という形でやっていきますと、結果的にまた同じ結果になるということも考えられますので、中間を見た形で設計書の方は組ませていただきたいと考えているところでございます。  それと同じく、物価上昇率の1億6,600万円新たに加算させていただいているんですが、こちらにつきましても、今回2社の設計事務所の方に出していただいています金額につきましては、多分これから入札をするであろう時期と比べますと、また幾らか上昇分とかがございますので、そういうものも含めまして、今回安全を見まして、物価上昇率という形で項目として上げさせていただいているところでございます。 37 ◯委員長上杉正敏君)   小川委員。 38 ◯委員小川喜三郎君)   先ほど、この議案が議決されないと庁舎賃料と時間という話でしたけれども、今のご答弁ですと、時間がおそくなるほど物価上昇率も上がってくると想定されているのでしょうか。 39 ◯委員長上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 40 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹鈴木康浩君)   委員のおっしゃいますとおり、今後物価の方につきましては、上がってくるというような形の予想はできるんですが、これにつきましては、今のところ予想はできませんので、上がるか下がるかというのは、今現在のところ不明でございます。 41 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 42 ◯委員獅山向洋君)   今回、今日冒頭でこういう提案をされたというのは、私は極めて政治的判断が入っているのではないかなという感じがするんですよ。なぜかといいますと、いよいよこれから2月議会に入ってしまって、そして4月には、県会議員選挙もあれば、市議会議員選挙もあるわけですよ。そういう事態で何でこんなきわどいときにこういう大変重大な問題を出されるのかというのが、私は第一に疑問を持っているんですよ。どうなんでしょうか、市長。これ、今の議員に何とか認めていただきたいというのか、新しい議員では困ると考えておられるのか、その辺が非常に重要な問題だと思うんですよ。今の議員なら通ると思われている、どうもそういう感じを受けているんですよ。今この辺は、私らは小さな会派なので、全然情報が入ってこないのでわかりませんけれどもね。そういう感覚でおられると、今回この問題が市議会議員選挙県会議員はないと思うけれども市議会議員選挙争点になってしまうんですよ。いうならば、こんなひどいことをやっているよとか、こんないいことと、私はいいこととは思いませんけれども、やっているよとか、これが争点になってしまうわけなのでね。そんなことでいいとお考えになっているのかどうかだけ、ちょっと聞いておきたいんです。こんな微妙な時期に何でやるのかというのが、私は疑問に思っていますのでね。 43 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 44 ◯市長大久保 貴君)   そうしたご心配をいただくということはまことに恐縮でございます。私どもとしましては、昨年この案件を公表いたしまして、できるだけ早く正しい方向へ進めていきたいということで考えてございましたけれども、調停も難航し、そして、私ども積算について信頼が置けないという声もいただいた中で、セカンドオピニオンとして業者に改めて積算依頼をいたしました。その結果が1月末に出てきましたので、私としましては、できるだけ早く、汚染土壌の搬出が終わりましたら、次の工事にかかれるようにと思っておりましたが、そのようにはいかなかったわけでございます。  結果として、この時期になってしまったということでございますが、そこはいろんな政治的な思惑ということは抜きにして、できるだけ早くこの工事の再開をしたいという思いの一念でございますので、入札も実際にどのようなことになるのか、今回お願いをしております予算に関しては、十分なものにしていただけるとは思いますけれども、実際、参加者があるかどうか心配な部分がございます。これからのこと、不確実なところも多くあろうと思っておりまして、今回ご無理なお願いだということは十分承知の上でございますけれども、ご審議をいただいた上で、適切なるご判断を頂戴したいと考えているところでございます。 45 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 46 ◯委員獅山向洋君)   だから、私は、そんな一日も早くという一念からということだけで物事を決めてよいのかということを聞いているんですよ。政治的なことも現にあるわけなんですからね。市長としてそういうことを考えるのは当然ではないですか。こんなのが市議会議員選挙になったら、当然これを争点にしますよ。私は当然しますよ。ほかの議員はこんなことを言っているけど、私はこんなのは絶対反対やと言ったら、これは票がよく入るに違いないんですよ。だから、そんなことまでして、一日も早くと、今、長崎委員がおっしゃったけれども、5月やったらわずか3カ月ぐらいの話でしょう。何でそういうお考えをお持ちにならないのか、また、そういう意見をおっしゃる方がいないのかが僕は不思議に思っているんですよ。いかがですか。同じご答弁はよろしいんですよ。要は政治的な話は全然考えてませんというなら、それだけで結構なんですよ。 47 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 48 ◯市長大久保 貴君)   先ほどの答弁のとおりでございます。 49 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 50 ◯委員獅山向洋君)   それで、先ほど私、本会議でもお尋ねしたんですけども、いかがですか、例えば立ちどまって考えるとおっしゃってから、これを計算しましたら、完成の2021年3月まで、7年6カ月かかるんですよ。いいですか、7年6カ月ですよ。こんなに長い間かけて、しかも今回債務負担行為で20億円も上がってしまってね。そんな状態のもとで、わずか2、3カ月待てないというそんな事情があるのかどうかということは、やっぱり、きちっと言っておいていただきたいんですよ。こんなに急ぐんですか。これは長崎委員と同じ質問になりますけれども、そんなに急がなければならないのですか。同じご答弁だったら、もういいですけどね。  それならお尋ねしますけども、仮に2、3カ月延ばしても、日程表なんて、1日1時間明確なものでなくて、その間にいろいろ準備ができるでしょう。例えば業者に対して、もちろんインターネットなどいろんなもので発表して、業者の方も慎重に見積もりをやって、入られるか入られないかということも考えなければならないわけですよ。本会議のときもぎりぎりみたいなことをおっしゃっていたわけで、何でそんなにこんな重要な事業について、業者を慌てさせるのかということも非常に問題でしょう。なぜなんですか。そこをちょっと説明しておいてほしいんですよ。今まで何回も、急げ急げと。緊急防災減災事業債だってそうでしょう。緊急防災減災事業債は何年度までだから急げ急げと言っていて、結局は何年も何年も延びて、現在は使えているわけですよ。そういう感覚からいけば、今、私は急げ急げとか、一日も早くというのは信用していないんですよ。なぜそういうふうなゆとりを持って、慎重に今回はやろうという気持ちにならないのか、それが問題なのでね。もう一回きちっと答えてください。なぜ慎重にしっかりやろうと。また、政治的な判断を、市議会議員さんに苦労をかけないようにしようとか、そういう配慮というものは何でやれないんですか。 51 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 52 ◯市長大久保 貴君)   私どもは、慎重に物事をこれまで進めてきていると思っております。再発防止策をきちっと設けて、そして、前回合意解約を受けまして、現設計図の供覧もできるようにしております。十分な準備をしてきていると思っておりまして、ただ、この状態を放置しておくということは、やはり、これは適切ではないと。早期に事業を再開させろというのが市民の声だと私は思っております。そうした意味から、急いでという表現になってしまうことはまことに心苦しいわけでありますけれども、ぜひこの事情を十分酌み取っていただいているとは思いますけれども、その上で適切なるご判断お願い申し上げたいと思っております。 53 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 54 ◯委員獅山向洋君)   だから、今この2、3カ月をなぜ急ぐのかという質問なんですよ。特に統一地方選挙があるんですよ。みんな忙しいんですよ。市議会議員は、本当に大変なんですよ、みんな。そういう状況のもとで、なぜこんな難題ばかりを我々に押しつけるのか、私は腹を立てているんですよ。理屈の問題ではないんですよ。選挙の準備もやらなければならないしね。選挙管理委員会からはいついつまでに事前審査をやりますとか言われているんですよ。そういうことがわからないんですか、市長は。選挙をやったことがあるんでしょう。自分は全然やってないんですかね。だから、問題なんですよ。ちゃんと答えてくださいよ。 55 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 56 ◯市長大久保 貴君)   大変お忙しい中、まことにご迷惑をかけているとも思っております。ただ一方で、やはり、市民の皆様は、この庁舎のこのありさま、今のこの状態が放置されていることについて、大変ご心配をいただいているということもございます。汚染土壌の搬出が終わりましたら、できるだけ速やかにということを申し上げてまいりましたので、これまでの答弁をお聞き届けいただいて、ぜひとも適切なるご判断を頂戴したいと考えているところでございます。 57 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 58 ◯委員獅山向洋君)   私は、2、3カ月待てないのはなぜかと聞いているのであって、汚染土壌の問題だって何だって、現状がいいと誰も思っていませんよ。そんなことぐらいわかった上で、さらに今質問しているのでね。なぜなんですか、一日も早くと。市民はそんなもの見なれてしまっているんですよ。本当のところ、そんな心配なんて誰もしてませんよ。ああ、相変わらずやねと、これだけなんですよ。どうなんですか。何か自分の都合のいいときだけ、一日も早くとおっしゃるわけでね。その都合を聞いているんですよ。何でこんなに急がなければならんのですかと。もういいですよ。 59 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑ありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 60 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより、議案第2号に対する討論を行います。  討論に当たりましては、冒頭に、議案に対する賛成・反対の立場を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。  北川委員。 61 ◯委員(北川元気君)   私は、議案第2号平成30年度彦根一般会計補正予算反対の立場で討論いたしたいと思います。  会派から討論するときは、重なる討論をするなというのっぴきならない理由がありますので、あえてこの予算委員会のところで反対理由を述べておきたいと思いますが、本会議の方の質疑で私の反対の意向というのは、はっきりと示させていただきましたので、大きな理由だけを一つだけ述べたいと思います。それは、やっぱり、大久保市長が責任は感じているとか、大変重く受けとめているとか、そういう反省の弁を言う一方で、その責任について詳しく聞いていくと、その時々の判断は間違いではなかったとか、20億円以上無駄になる、市民の税金を使われるわけですから、あるいは国民の税金を使われるわけですから、そういう無駄になるお金についても、いやこれは必要なものなんだと認識していると、そういった答弁をされたわけですよ。つまり、こういった市長の見解を示された答弁が出た以上は、私たちがこれを賛成してしまうと、市長は責任がないんだよと、その時々の判断は間違っていなかったよと、その20億円以上無駄になるお金というのは必要なものだったんだよと私たちが認めることになるのでね。そんなことはできませんので、反対です。  以上です。 62 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  山内委員。 63 ◯委員(山内善男君)   議案第2号に反対する立場で討論を行います。  一つ目は、裏合意をした契約を解除したのに、質疑の中で明らかになったのは、再契約の際は当該業者を排除しないという答弁でした。これでは市民議会も納得させることはできないと指摘をしておきたいと思います。  二つ目です。今、市は来年度予算をめぐって87事業、12億円近くを削り落とすということで、市民の間でも大変憂慮されている声が聞こえてきております。最近では、新市民体育センターが64億円とされていたものが82億円、約18億円跳ね上がりました。さらに、金亀公園の整備を含めれば、約100億円が2週間の国体のために消えることになります。それなのに、今回の市庁舎耐震工事では、2年前の6月議会では31億円とされていたものが、外構工事などを含めれば52億4,300万円ということで、約22億円跳ね上がることになります。裏合意、いわゆる9億4,000万円も抜いた部分を含めれば、41億円となりますけれども、それを勘案しても12億円の予算が跳ね上がることになりました。私は、このような大きく跳ね上がった予算に対して、市長は、自らの出処進退と引きかえるぐらいの重大な決意を持って、議会市民説明をされる責任があると考えます。しかし、質疑の中ではそのような決意がうかがえませんでした。  以上、二つの理由でこの議案反対する討論といたします。 64 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  小川委員。 65 ◯委員小川喜三郎君)   では、議案第2号に対する賛成討論をさせていただきます。  本議案は、さきの2月臨時会で市庁舎耐震補強増築改修工事工事請負契約の解約と出来高払いの精算に対する調停成立のための議案が可決されまして、調停が成立したことを受けて、現在中断している工事を再開するための工事費用を計上するものであり、平成30年度から平成32年度までの期間の債務負担行為でございます。  多くの市民の皆さんから庁舎工事について、いつまであの状態で放置するのか、また、庁舎は吹きさらしになっており、あのままでよいのか、さらには、市民サービスの一環として市民会館での業務の教育委員会や下水道部の本庁舎での一元的な業務はいつからできるのかというような話をお聞きするところであります。  また、一方、財源確保につきましては、内訳では耐震補強工事および既設庁舎改修工事ならびに庁舎増築工事にも緊防債、いわゆる緊急防災減災事業債を充てることで、元利償還金の70%が基準財政需要額に算入され、交付税措置が講じられることから、一般財源としては算定4%となっているところでございます。こうしたことから、早期に工事再開のための債務負担行為補正を行う必要があります。  今回の2期工事と言われる工事では、まず本体工事入札に参加される業者を数多く確保するための条件、つまり、設計図書による積算期間を十分にとって、多くの業者が参加されるような対応を行うこと、あるいは、分離発注ということですので、市内の業者の応札の仕組みを講じることなどが必要と思っております。  なお、債務負担行為額よりは低い値で請負金額が決まると思うんですけれども、さらなる減額を強く申し入れておきまして、賛成の討論とさせていただきます。 66 ◯委員長上杉正敏君)   ほかにありませんか。  和田委員。 67 ◯委員和田一繁君)   議案第2号に対しまして、賛成討論をさせていただきます。  さきの臨時会におきまして、調停に賛成をさせていただきまして、裏合意に至り、まず契約は解除され、ようやく次のステップに向けて入札ができる土壌は整っております。今回の債務負担行為を認めることにより、素早く入札を行い、入札監視委員会を通じて契約まで進めていただきたい。といいますのは、やはり、先般調停のときにもお話しいたしましたように、耐震基準以下の市民会館で日々業務されていらっしゃる上下水道部、教育委員会事務局を早く市庁舎へ移動させなくてはなりません。いつ災害が起こるかわかりません。その中で、重要な拠点として市民の命、財産を守り、安心安全の居場所を早急につくっていかなければ、今は市民体育センターも庁舎も大きい箱物がございません。やはり、多くの市民を受け入れる場所としても早急に進めることが重要であるということの2点で、賛成とさせていただきます。  以上です。 68 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  ただいまから採決を行います。  議案第2号平成30年度(2018年度)彦根一般会計補正予算(第8号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第2号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 70 ◯委員長上杉正敏君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第2号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件審査を終了いたします。  なお、本委員会審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 71 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後6時33分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...