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平成30年 福祉病院教育常任委員会 本文 開催日: 2018-12-17

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  1. 彦根市議会 2018-12-17
    平成30年 福祉病院教育常任委員会 本文 開催日: 2018-12-17


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時29分開議 ◯委員長長崎任男君)   ただいまから福祉病院教育常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております請願文書表のとおりでありますので、審査をお願いいたします。  それでは、請願第8号市民体育センター建設の見直しを求める請願書の件を議題といたします。  なお、本請願につきましては、請願者による説明の申し出がありましたので、請願者の方に出席いただいております。  それでは、審査に入ります。  請願第8号について、紹介議員山田多津子議員に説明を求めます。  紹介議員におかれましては、簡明な説明をお願いいたします。  なお、請願者が説明される場合の時間は5分以内となりますので、ご留意いただきますようお願いいたします。  山田議員。 2 ◯紹介議員山田多津子さん)   ご指名いただきましたので、この請願の紹介議員として発言をさせていただきます。  この問題は、今定例会の一般質問でも取り上げました。この内容に賛同したので、紹介議員となりました。今日は請願者がお見えですので、趣旨については請願者から説明をしていただきます。よろしくお願いいたします。 3 ◯委員長長崎任男君)   請願者。 4 ◯請願者久保正弘さん)   おはようございます。  今日の請願ということで、こういう機会を設けていただきましてありがとうございます。私は、市民体育センターを残す会で事務局をしております久保正弘と申します。  2024年に行われる第79回国民体育大会および全国障害者スポーツ大会の開催にかかわる中で、私たちはなぜ6,400万円もかけて耐震工事を行った松原にある彦根市民体育センターを解体する必要があるのか、問いかけをしてまいりました。さらに、彦根市の今日の財政を考えれば、新しい体育センターに64億円もの巨費を投じることが彦根の財政にとって大変重大な影響を及ぼすことを訴えて、体育センターは残すようにという問いかけをしてまいりました。  この流れは、その後、本年5月の彦根市民体育センターの再開を求める直接請求署名という形に結実してまいりましたが、残念ながら、民意に逆らって、松原の体育センターは解体されてしまいました。  その後、本年6月になりまして、財政問題では、彦根市の方から中期の財政計画が発表されました。この中で、財政の収支見通しはこれから5年後に何と152億円の累積赤字。このようなことが明らかになりました。このことは多くの皆さんが既にご承知のことと思います。まさに私たちが心配していたとおりの財政の危機的状況を迎えようとしているのではないでしょうか。  こうした中で、あえて新しい体育センター建設に64億円もの巨費、さらには国体関連ということで考えれば合わせて100億円近くが投じられることは、彦根市の財政の破綻、市民の生活から見れば大幅な市民サービスの引き下げにつながるのではないでしょうか。既に聞き及んでいるところでは、平成31年度から予算の総額を12億円削減することも明らかにされています。まさに今、市民サービス犠牲と引き換えに、巨額の投資計画だけが優先して進められている。こういう心配をしているのは、多くの市民の共通のことだと思います。  皆さん、国内では、2020年の東京オリンピック、さらには2025年の大阪万博、こうした大型の公共事業がめじろ押しです。この中で、国内では、建設資材の高騰、人材の真剣な不足が続いています。こういう状況のもとで64億円とも言われている建設計画は、果たしてこの枠内でおさまる。この保証はどこにもないと思います。そういう意味でも、天井知らずになるような新しい体育センター建設計画はストップして、見直すことが必要ではないかと思います。
     私たちは国体を開くことそのものには全く反対もしておりません。しかし、国の国体開催基準では、施設は既存施設の活用に努め、施設の新設・改修等は最小限にとどめる。こういう国体開催に当たっての原点というべき指針があると思います。この指針に立って、彦根財政の身の丈に合った国体にするためにも、新しい体育センター建設計画はここで一旦立ちどまり、建設規模の見直しやコスト削減など徹底的に見直していただくよう請願をするものです。どうかご審議のほど、よろしくお願いいたします。 5 ◯委員長長崎任男君)   請願第8号について質疑等の発言はありませんか。  北川委員。 6 ◯委員(北川元気君)   執行部にお答えいただきたいのですが、新市民体育センターに係る建設費用は、これまでの議会答弁でも約64億円、プラス外溝費と答弁され、その後、きちんとした金額がなかなか示されない状況が続いております。現時点でわかる金額と64億円プラス外溝費という答弁ですが、建設資材の高騰や人件費も高くなるという状況を見ていますと、これからその金額がさらに膨らんでいく可能性が考えられるのか。その点をお聞かせください。 7 ◯委員長長崎任男君)   新市民体育センター整備推進室長。 8 ◯新市民体育センター整備推進室長荒木城康君)   議員お尋ねの事業費の積算につきましては、本会議でもお答えしましたとおり、現在、基本設計に基づき実施設計を進める中で、機能等を損なうことなく進めているところで、金額についてはお示しすることができませんので、ご理解いただくようよろしくお願いいたします。    (「可能性は」と呼ぶ者あり) 9 ◯新市民体育センター整備推進室長荒木城康君)   今後の可能性につきましては、お示しすることができましたら、皆様にお示ししていきたいと考えております。 10 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 11 ◯委員(北川元気君)   可能性の話を聞いているのです。そういった可能性は当然考えられると思うのですが、なぜ答弁できないのですか。 12 ◯委員長長崎任男君)   新市民体育センター整備推進室長。 13 ◯新市民体育センター整備推進室長荒木城康君)   資材の高騰、また消費税の増税等の要因がある中で現在積算を進めており、その点につきましては、お示しできるようになりましたらお示しさせていただきたいと考えております。    (「可能性があるのかどうかを聞いている」と呼ぶ者あり) 14 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午前9時38分休憩                                 午前9時39分再開 15 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  新市民体育センター整備推進室長。 16 ◯新市民体育センター整備推進室長荒木城康君)   消費税の増税、労務単価の高騰の動向等を考えますと、可能性はあると考えております。 17 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 18 ◯委員(北川元気君)   請願者の方、ご説明をありがとうございました。請願の趣旨を含め、私もほぼ100%同感です。そう申し上げておきながら、ただ1点、請願事項の中で「現在進められている体育センター建設計画を一旦立ちどまり」という、この「立ちどまり」というのが、正直申し上げると、引っかかる点なのです。なぜかと言うと、「立ちどまり」という意味がどこまでの意味なのかで、大分変わってくると思うのです。4年間、体育センターがない状況です。計画をとめてしまうと、市民に直接負担になるのではないかと捉えられても、そのような解釈もできるのではないか。規模の見直しやコストの削減、64億円プラス外溝費、さらにはそれを上回る可能性があり、財政が危機的状況である中、影響がかなり考えられる。そこには全く異議はないのですが、「立ちどまり」という1点だけはどうなのかと、引っかかっています。このことに対して、請願者だけではなく、紹介議員でもある山田委員も含めて、見解があればお願いします。 19 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 20 ◯委員(山田多津子さん)   確かに、一旦立ちどまり、コストを削減しましょう、見直しをしましょうとなっています。本会議でも申し上げましたが、耐震工事のときも、市長は一旦とまって、ずっととまった状態になりました。もう1回、再考しましょうということになったと思うのです。だからこそ、こういう状況のもとで、計画そのものをとめてしまう、もう一度しっかりと考え直していく、そういう立場で請願をされたと理解しています。立ちどまるというのは、そういう意味です。見直しも必要なのですが、見直しをするのであれば、何のための国体なのか、誰のための国体なのかも含める。4年間、体育館がないという状況のもとで、多くの市民が困っておられる。でも、そういう状況をつくったのは今の市政そのものの責任だと思いますので、そういうことも含めて、立ちどまって、きっちりと考え直していく。そういう意味で書かれたのだと、私は理解しております。 21 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 22 ◯委員(北川元気君)   一番現実的ではないかと思うのは、ひこね燦ぱれすの解体を含めた計画案になっていますが、ひこね燦ぱれすを残すという副案も検討していくべきなのではないかと思います。そういった考えは執行部にはないのでしょうか。議会の方では、特別委員会を設置して、建設について議論してきましたけれども、その特別委員会は絶対ではない。副案という形でもいいので、ひこね燦ぱれすを残しながら、コストの見直しや規模の縮小という形で体育センターを整備していくような考えはないのでしょうか、聞かせてください。 23 ◯委員長長崎任男君)   新市民体育センター整備推進室長。 24 ◯新市民体育センター整備推進室長荒木城康君)   結論から言いますと、考えはございません。ひこね燦ぱれすにつきましては、施設を合築することにより集約が図れ、敷地の確保や運営面、財政面から効果的な施設整備が図れるものと考えております。また、2021年には築30年を迎えることも考慮させていただいた一つです。 25 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 26 ◯委員(北川元気君)   考えはないとのことですが、これは市民の税金なのです。そんな巨額な費用を、市民サービスを削りながら、当たり前のように使われるのはどうかということで、この請願が上がってきています。ぜひとも検討していただきたいという思いです。それから、築30年うんぬんと言われましたが、管理計画では倍の60年使えるという設定になっているではないですか。30年使っているからという論理はおかしいと思います。  今回は請願の審査なので、請願の話に戻りますが、どうしても「一旦立ちどまり」というのが遅延につながってしまうのではないかという意味で、内容自体に反対するものではないのですが、気持ちの中でどうしても丸というところまで踏み出せないニュアンスを持っています。賛成、反対するのはすごく難しい。遅延しないように、副案をしっかり検討していただいて、市民の皆さんに納得いただけるような形で進めていただきたいというのが僕の思いです。このことは請願の説明をしていただいた方にも理解していただけるのではないかと思います。遅延することによって市民にご迷惑をおかけするのもだめだし、これだけの巨額の費用で市民サービスを削りながらやるというのもいかがなものかと思いますので、そういった私の気持ちを申し上げて、質問を終わります。 27 ◯委員長長崎任男君)   ほかに発言はありませんか。  ほかに発言がないようですので、これより請願第8号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  馬場委員。 28 ◯委員(馬場和子さん)   請願第8号市民体育センター建設の見直しを求める請願書に対しまして、反対の立場から討論をさせていただきたいと存じます。  2024年の国民体育大会全国障害者スポーツ大会に向けまして、期限は刻々と迫ってきています。主会場整備に向けましては、市民体育センターが解体され、新たな施設が完成するまでの間は、利用されていた方には大変ご不便をおかけしていることは事実です。二巡目国体で、本市で開催される弓道競技の会場として想定されていることからも、国体開催の前年のリハーサルには間に合わせて整備する必要があります。現体育センター設置管理条例も本会議で可決され、廃止という経過もございます。新市民体育センターの建設に関しましては、議会の中でも特別委員会を設置し、慎重に審議を重ねた経緯がございます。規模や施設内容についての議論があったことも記憶に新しいところです。また、検討委員会で、有識者による規模等の審議も十分に尽くされました。新施設は防災拠点としての役割も担うもので、今後、南海トラフ地震等の大きな災害も考えられる中、その機能に期待するものです。利用者の体育センター空白期間をできるだけ短くし、来るべき国体に備えるためにも、今一旦立ちどまる猶予はないと考えます。費用の縮減努力を十分にしていただくことを強く申し入れますが、以上のような理由から、請願第8号市民体育センター建設の見直しを求める請願書に対しまして、反対の立場からの討論といたします。  以上です。 29 ◯委員長長崎任男君)   奥野委員。 30 ◯委員(奥野嘉己君)   賛成の立場で討論をいたします。  整備推進の必要性に関しましては、古い方の体育館が今日時点ではもうないという状況を踏まえますと、早くしないといけない。ここに関してはそのとおりだと思います。とはいうものの、特別委員会などで聞いている中では、64億円という建設費に対しての議論はほとんどなかった。ある日、この数字が出てきて、裏づけ等も何もない。その後、私の方からも、本会議での一般質問等も含めて、これは膨張する可能性があるのではないかなどの質問もいたしました。新たに再積算した数字を至急示してほしいというお話を、前回の議会でもいたしました。今日に至っても、数字が上がったら提出しますと。それでは、今の状況において数字がどんどん膨張してしまい、歯止めがかからないとも思います。来年度予算編成に際して、各職場が非常に苦労している状況を踏まえますと、この数字に関してもう少し慎重に我々議員も議論しないといけないのではないかと思い、今回の請願趣旨を読みますと、全くそのとおりだと思いますので、賛成というところで討論を終えたいと思います。 31 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 32 ◯委員(山田多津子さん)   賛成討論をさせていただきたいと思います。  財政の問題は奥野委員の方からありました。本会議の中で、獅山議員が質問されたときに、63億7,000万円、適正な見積もりをしているという答弁があったのですが、北川委員が質問されたら、まだどのようになるかわからないという非常に曖昧な状況だと思っています。これから部材の価格が上がってくるのは目に見えています。東京オリンピックを控えている。大阪万博も開催が決まったということで、人材も不足して、人の確保すらも難しいという状況の中で、どれだけ高騰するのかわからない。これだけの大きなお金をかけて建設することがいいのかということでの一旦立ちどまるということ。  それから、請願の中にはありませんでしたけれども、当然、ひこね燦ぱれすを解体する必要はない。それも見直していく必要がある。私たちが、ここで審議をしていることに責任を持つという点では、将来いろんな禍根を残すような状況をつくってはだめだ。そういう点でこの請願の趣旨をしっかりと踏まえていただきたいと思うのです。  一旦立ちどまり、見直すとありますけれども、本当に一旦立ちどまる。今なら立ちどまれます。そういう時期であることに私は確信を持っていますので、議員の皆さん、この請願の趣旨にご賛同いただきたいと申し上げて、私の討論といたします。 33 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 34 ◯委員(北川元気君)   請願第8号市民体育センター建設の見直しを求める請願書に、賛成の討論を行います。  今も質疑の中で、私の気持ちは申し上げたとおりです。加えて、署名運動をさせていただいたときに、直接、市民の方からたくさんのお叱りやお声をいただきました。その中で、箱物よりも、もっと市民サービスに直結した優先すべきことがあるだろうという、本当に切実なご意見がたくさんありました。  私は、新市民体育センターの建設を一旦立ちどまって考える必要性については、三角なところが正直あります。申し上げたとおり、ひこね燦ぱれすを残す案を含めて、副案という形でしっかりと検討し、市民に対して合理的な説明、納得していただける説明を尽くしてこその市民体育センター建設という形にしていかなければ、それこそこの請願に書いてあるとおり、山田委員奥野委員がおっしゃったとおり、市民の皆さんに納得していただけない、禍根を残す市民体育センターに、国体になってしまうのではないかと思います。常々、次の世代の子どものことを考えて政治はやるべきだと思っていまして、子どもたちに禍根を残していいのかという純粋な思いで、それであれば副案とか、いろんな形で検討していただいて、立ちどまる猶予がないのであれば、遅延しないように、合理的な説明ができるように計画を考えていただいて、執行部にはやっていただくべきなのではないかと申し上げて、賛成の討論とします。 35 ◯委員長長崎任男君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 36 ◯委員長長崎任男君)   なければ、請願第8号についての審査を終了いたします。  請願者の退席をお願いいたします。  以上をもって議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  請願第8号市民体育センター建設の見直しを求める請願書は、採択すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 37 ◯委員長長崎任男君)   ご着席願います。  起立少数であります。よって、請願第8号は不採択とすべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  なお、本委員会の審査結果報告等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 38 ◯委員長長崎任男君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  北川委員。 39 ◯委員(北川元気君)   それでは、学校ホームページについて質問をさせていただきます。  全小学校、中学校、それぞれでホームページをつくっていただきましたけれども、そもそも何のためにつくったのか、幾らかかったのか。まず、お示しください。 40 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 41 ◯教育総務課長(坂井博之君)   各学校のホームページにつきましては、各学校の行事であるとか、いろいろな情報について幅広く、保護者を初め、市民の皆さんに周知させていただくという目的で、ホームページ作成の事業化をし、整備してきたものです。学校案内、学校生活、行事予定、通信、PTA活動といったメインのカテゴリーがありまして、その中でそれぞれの学校で工夫をして、いろんなカテゴリーの中で情報発信をしていただくという中身となっております。それぞれサブカテゴリーといったところで、各学校の特徴、特性といったものを出して、整備いただいているという状況になっております。  費用につきましては、ホームページの作成にかかりますシステム保守の部分になりますが、小学校は月額12万6,000円ほど、中学校は月額5万2,000円といった金額で契約しているところです。 42 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 43 ◯委員(北川元気君)   小学校と中学校でそんなに開きがあるのはびっくりしました。前回も質問させてもらったのですが、更新されていないことを指摘したのですけれども改善されていましたか。 44 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 45 ◯教育総務課長(坂井博之君)   小・中学校のホームページの運用につきましては、ホームページ管理規定に基づき、各学校長を管理運用責任者として、校長の承認を受けて教職員が行うという形になっております。  更新度合いにつきましては、1週間に1回更新するというように決めているわけではありませんし、更新状況について、市教委から各学校側に対して報告を求めることはしておりません。全小・中学校で、学校の様子などを活発に発信されている状況にあります。近々では、インフルエンザに関する注意喚起や、学校の行事・催事の紹介などについて掲載している状況です。  学校ホームページにつきましては、毎日、24校分をチェックしているわけではありませんが、随時見ておりまして、長らく更新していない学校があれば、こちらの方から連絡させていただくという形をとっております。 46 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 47 ◯委員(北川元気君)   改善されたのかという質問なので、明確にお答えください。 48 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 49 ◯教育総務課長(坂井博之君)   程度は出てくると思いますけれども、情報発信の部分についてはまめに更新いただいていると認識しているところです。改善しているところだと思います。 50 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 51 ◯委員(北川元気君)   「だと思います」ですね。  学校長が管理責任者とのことでしたので、更新されていなかったら学校長のせいということでいいのですね。 52 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 53 ◯教育総務課長(坂井博之君)   管理責任者という意味では、そうした形になってくると思います。ただ、ホームページの更新に当たりましては、働き方改革の部分もございまして、更新に係る作業が教職員の負担になってまでは本末転倒のところもあります。その辺のバランスにつきましても、各学校の方にお願いしているところですので、そのあたりについてはご理解いただきたいと思います。 54 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 55 ◯委員(北川元気君)   全くご理解できません。よく考えてください。さっき、僕は何のためにつくったのですか、幾らかけたのですかと質問しました。そのときに、どうお答えになったのか。保護者の皆さんにわかりやすい情報を伝えて、幅広い学校の情報を見てもらうために、お金を使って、市民の税金を使って、ホームページをつくりました。けれども、更新は働き方改革に影響したら本末転倒ですのでというのは、それこそ本末転倒だと思うのですがいかがですか。 56 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 57 ◯教育総務課長(坂井博之君)   更新状況の度合いに関しましては、その都度、全部のページを更新するのは当然不可能になってきます。随時、バランスよく情報を発信することについては、各学校でお取り組みいただいているところです。ホームページ全てにわたって、ここが直っていないとかいうことではなく、その都度、情報の部分については取り上げて直していただいているところですので、よろしくお願いいたします。 58 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 59 ◯委員(北川元気君)   前回、質問しているので、もう1回、確認しますが、本当に改善して、直してもらっているのですか。 60 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 61 ◯教育総務課長(坂井博之君)   情報発信の部分に関しましては、結構まめに取り組んでいただいていると認識しております。 62 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 63 ◯委員(北川元気君)   では、お知らせしましょう。私の母校の南中学校ホームページ。トップバナーには学校案内というものがあります。その中には概要というものがありまして、概要は更新されていません。学校経営計画のトピックも更新されていません。特色ある教育活動もだめ。校内研究というページはPDFデータが張りつけられているだけです。いじめ防止基本計画もPDFデータが張りつけられているだけ。次のバナー、学校生活。3月23日が更新です。今はもう12月です。年間の行事もPDFを張りつけているだけ。通信というバナーがあります。ここに学校だより、学年だより、保健だよりというページがありますけれども、全て更新されていません。情報が一切ありません。PTA活動のトピックについては、PTA組織、年間活動予定、PTA支部、全て更新がありません。各種取り組み、学年ページ、学力向上、生徒会、部活動、全て更新がありません。これで改善していただいているということでいいのですね。 64 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 65 ◯教育総務課長(坂井博之君)   各学校によって多少の温度差といいますか、そういったものがあるかもわかりませんけれども、情報発信に関しましては結構まめに発信いただいていると考えております。変更のないところはそのままというようなところも出てくるとは思うのですが、行事・催事とか、トピックス的な内容といったものについては発信いただいていると思っております。 66 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 67 ◯委員(北川元気君)   更新されてないではないですか。更新されてないのだから、更新されているという答弁はおかしいでしょう。「情報がありません」と出るのです。いかがですか。
    68 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 69 ◯学校教育課長(清水貴博君)   ご心配をおかけしているところですが、年度初めから1年間の経営方針やいじめ防止にかかわる取り組みなどはその時々で変更していくものではございませんけれども、そのほか学校内での状況とかにつきましては適切に更新されていると私どもは確認しておるところです。 70 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午前10時09分休憩                                 午前10時14分再開 71 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  学校教育課主幹。 72 ◯学校教育課主幹(麓 裕史君)   今ほどご指摘いただきました南中学校の学校生活あるいはたよりについては、確かに更新等はできておりませんでしたので、訂正をさせていただきます。できていない部分とできている部分でいいますと、今月の学校行事等については更新しておりますが、先ほどご指摘のあったところについては更新できていません。 73 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 74 ◯委員(北川元気君)   これは議事録に残るので、今の言い方ですと、読んだ人は半分以上が更新されているような印象を持つと思うのですが、明らかに半分以上というか、ほとんど更新できてないではないですか。そこは認めていただけますか。僕がうそをついているようになるのでお願いします。 75 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課主幹。 76 ◯学校教育課主幹(麓 裕史君)   ご指摘のとおりで、先ほどお話いただきました多くが更新されていませんので、今後、校園長等の会議で更新するように努めてまいりたいと思います。 77 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 78 ◯委員(北川元気君)   繰り返しになりますが、先ほど、何のためにつくったのか、幾らかかったのかをお尋ねしました。保護者がこのホームページを見て、納得いただけると思いますか。 79 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課主幹。 80 ◯学校教育課主幹(麓 裕史君)   確かに、その学校の保護者の方であれば、更新されていない、見たい情報が見られないということですので、十分な情報提供ができていないと思われる点は多々あると認識しております。 81 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 82 ◯委員(北川元気君)   情報すら上がっていないのですから、見たい情報が見られないと思う前に、憤慨すると思うのです。そのページがあるのに、「情報がありません」と出るのです。しかも、前回質問して、改善をお願いしているのに、いまだにほったらかしで、この状況になっていることを、もう少ししっかりと認識していただきたいと思います。これは学校長の責任なのですね。 83 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課主幹。 84 ◯学校教育課主幹(麓 裕史君)   規定の方では管理者ということで、学校長でございます。 85 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 86 ◯委員(北川元気君)   では、学校長に教育委員会からしっかりと伝えていただけると、ここでお約束いただいていいですか。 87 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 88 ◯学校教育課長(清水貴博君)   委員ご指摘のことは十分承りました。一方で、多くのものをホームページで公開しつつ、紙媒体でも子どもを通じて家庭や保護者の方へ配布させていただいているところですので、そちらの方もお含みいただければと思います。 89 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 90 ◯委員(北川元気君)   紙でやってようが、なかろうが、市民の税金を使ってホームページをせっかくつくったのですから、更新をしていただく必要があると思うのです。いかがですか。 91 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 92 ◯学校教育課長(清水貴博君)   おっしゃるとおりでございますので、適切に努めてまいりたいと思います。 93 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 94 ◯委員(北川元気君)   それから、スマホ対応ができていないと前回も指摘させていただきました。モバイルファーストの時代で、スマホに適した形で表示されるような改善はできないのですか。 95 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 96 ◯教育総務課長(坂井博之君)   委員おっしゃるとおり、現在のホームページはスマホ対応にはなっておりません。申しわけないのですが、もともとスマホ対応といった部分での仕様でプロポーザルをしていたわけではなかったので、このような状況になっている次第です。今後、更新の時期等に合わせまして、そういった形で工夫をしていければと考えておりますのでご理解願います。 97 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 98 ◯委員(北川元気君)   IT特別顧問の都筑さんにお聞きしたところ、その時点でベンダーから外しているという話を聞きましたけれども、そうではなかったのですか。仕様の確認をちゃんとしておいてください。 99 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 100 ◯教育総務課長(坂井博之君)   もう一度確認させていただきます。 101 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 102 ◯委員(北川元気君)   予算の方で、彦根市のホームページの予算が上がってきたときも、わかりやすいホームページをということで、いろいろと指摘させていただきました。学校ホームページについても、働き方改革を錦の御旗のように掲げて、更新しなくてもいかのような説明は本当に不適切だと思うのです。ごらんいただく保護者の方や地域の方に見やすいような取り組みというものをしっかりとしていかなければ、何のためのホームページなのかわかりません。PDFデータを張りつけるだけという手順ではなく、しっかりと見ていただける、わかりやすいホームページに改善していただきたいと思うのですがいかがでしょうか。 103 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 104 ◯教育総務課長(坂井博之君)   今後、そういったことも検討していき、更新の時期に合わせて対応するような形で整備していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 105 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 106 ◯委員(北川元気君)   さっきから更新の時期、更新の時期と言って、更新の時期が来ないと改善されないような口ぶりですが、確認させてください。 107 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 108 ◯教育総務課長(坂井博之君)   年度の途中でカスタマイズできるかどうかといったところも含めまして、新たな費用が発生するかもしれませんので、そういったところもあわせて整備を図っていきたいと考えております。 109 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 110 ◯委員(北川元気君)   アクセス分析はされていますか。 111 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 112 ◯教育総務課長(坂井博之君)   学校別のホームページのアクセス数は月ごとに集計しております。 113 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 114 ◯委員(北川元気君)   では、認識についてお聞かせください。 115 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 116 ◯教育総務課長(坂井博之君)   毎月定期的にアクセス数を集計しており、アクセス数の順位づけをしている状況です。個人的な感想としまして、1月から10月までの集計分で、16万件以上のアクセスがある中で、学校別に差が出てきていますが、もう少しアクセス数が伸びてもいいのではないかという思いを持っています。 117 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 118 ◯委員(北川元気君)   16万件のビューがあったのは全部でということですか。 119 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 120 ◯教育総務課長(坂井博之君)   市内24校のトータルで16万件のアクセスがあったという状況です。 121 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 122 ◯委員(北川元気君)   どこがよく見られていて、どこが見られていないかというのは、更新頻度や内容に差があればわかるようなものだと思うのです。これ以上は言いませんから、次のこの委員会で、さらに指摘することがないように、しっかりと更新していただきたいと思います。それから、更新時期でないと更新できないかのような言い方はやめてください。市民の税金を使うのであれば、それなりのものをつくっていただきたい。あんなに更新されていないホームページだったら、見た人が怒ると思います。わかりやすいホームページにしていただくよう、重ね重ねお願いしたいと思います。  次に、せっかく南中学校へいきましたので、同じ南中学校で、インターネットで「彦根市 南中」と打つと、残念ながら、逮捕事案のニュースが学校ホームページの次に出てきます。このことについてはこれまでも教育長に厳しい質問もさせていただきました。2件目の逮捕事案が発生して、そのときの説明会で、教育長ご自身で説明会には出席していただけると方針を変えられて、ご出席いただいたと思うのです。その説明会の状況や内容を改めてお聞かせください。 123 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課主幹。 124 ◯学校教育課主幹(麓 裕史君)   教育長とともに、私も出席させていただきました。保護者の方々からは十数件、それぞれ学校への不信、あるいは市の教育委員会への不信等、厳しくご指摘いただいて、こちらも十分に問題点を把握し、お答えさせていただいたという状況でございました。 125 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 126 ◯委員(北川元気君)   詰まるところ、再発防止の取り組みが、保護者も、地域の方も、彦根市民も気になっているところだと思うのです。全員協議会の場だったのかは忘れましたけれども、教育長ご自身が教育委員会としての取り組みや再発防止の取り組みについて説明をいただいたところですが、実際にどういう再発防止の取り組みがあったのか、されたのかを確認させていただいていいですか。 127 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 128 ◯学校教育課長(清水貴博君)   私自身も全員協議会に出席させていただき、お話を申し上げたところです。具体的には、これまで教育長が全ての小・中学校に直接出向いて、今回の2件の事案を受けて、それぞれの学校全員に対して再発防止に向けた訓示を行ったところです。加えて、教育長名でのそれぞれの教員個々に対する再発防止に向けた強い思いをメッセージとして語り、市の教育委員会においても、今後二度とこうしたことを起こさないための方策として、コンプライアンス委員会を立ち上げ、日々努めているところです。しかしながら、ここでとどまることなく、今年度末あるいは次年度早々においても、教職員にその辺のことを、たった1年もたっていないのに風化なんていう言葉はおこがましいですが、そうさせないために全力を挙げて取り組んでまいりたいと決意しているところです。 129 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 130 ◯委員(北川元気君)   ということは、実際にやったことは、メッセージを発信されたこととコンプライアンス委員会をつくられたこと、ほかに何かありますか。 131 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 132 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今ご説明したのはそのとおりですけれども、もちろん個々に学校で、毎月、このことに特化した研修を実施しております。そこには本市の教育委員会が県の方との合作でといいますか、本市独自のものもあるのですが、不祥事防止のためのチェックシートというものを作成しまして、毎月、各学校で、教員はこのチェックシートで確認し、忘れない、繰り返さないというような思いで取り組みを強めているところです。 133 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 134 ◯委員(北川元気君)   今の3点、チェックシート、コンプライアンス委員会、メッセージを発信されたことは、今回の逮捕事案があって新たにやられたという理解でいいのですね。 135 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 136 ◯学校教育課長(清水貴博君)   そのとおりでございます。 137 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 138 ◯委員(北川元気君)   そしたら、その大きく三つの取り組みをされて、どんな効果があったのか。新たに何か事案の発生が確認されたとか、何か効果があったのでしょうか。 139 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 140 ◯学校教育課長(清水貴博君)   新たな事案が発生することは決してございませんけれども、チェックシートの中で、若い教職員が増えてくる中、もちろん悩ましい事案に直結するようなものはありませんけれども、SNSの活用の仕方が気になるというようなところで、割合としては学校によっても違いますし、0%というところもあるのですが、規模の大きな学校によっては数%、SNSの活用の仕方で、もちろんそれが不祥事に直結するような内容ではありませんが、自分のツイッター上に少しメッセージを載せるというようなことが見られたりして、学校でまず個別に指導してもらっているところです。 141 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 142 ◯委員(北川元気君)   新たな事案が発覚・発生しないのが一番いいのですが、逆に潜在的な事案があるのであれば明らかにすべきだろうと思います。二度あることは三度あると言いますので、そういったことがないように取り組んでいただきたいという思いで質問しているのです。  コンプライアンス委員会というのは、各学校に設置されているのか。それとも、中学校、小学校というくくりであるのか。教育委員会の方でもたれているのか。詳細を教えてください。 143 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 144 ◯学校教育課長(清水貴博君)   コンプライアンス委員会は本市の教育委員会の中に設置しているもので、本部長を教育長として組織化して、取り組みを始めているところです。 145 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 146 ◯委員(北川元気君)   コンプライアンス委員会も、チェックシートも、学校だけでやっていたら、結局、教育委員会は把握していなかったという話になると思うので、効果があるようなチェックシートであり、コンプライアンス委員会でないとだめだと思うのです。その辺を解説いただけますか。 147 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 148 ◯学校教育課長(清水貴博君)   委員のおっしゃるとおりだと思いますけれども、なかなか現段階で解説というのは非常に難しい。本市教育委員会の中のコンプライアンス委員会で、各校が取り組むべきところを十分に検証しながら、今ご紹介させいただいたチェックシートは、私ども教育委員会から各学校長に依頼して、学校長の責のもと、各自に研修してもらっているというようなもので、そこで気になるような内容、各学校の状況については、学校を訪問する折に、こちらも確認いたします。そういったものをもとにして、コンプライアンス委員会の中でも、どういうようなことが懸念材料になっているのか、なりつつあるのかを適切に把握できるような、そんな組織体制でありたいと思っております。 149 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 150 ◯委員(北川元気君)   再発防止の取り組みについてはよくわかりましたけれども、形だけではなく、しっかりと効果があるようなものにしていただきたいと思います。  もう1点。逮捕事案の件で、「彦根市 南中」と打ったら出てくるページがあるのですが、そこに書かれているのは、我々が受けた説明とは違う内容が一部書かれています。学校の同僚からの通報とか、そういう形でこの事件が発覚したのではないかということです。学校ホームページの下に、目立つようなところにそういう情報があると、教育委員会が我々や市民に対して説明している内容と全く違う記事が書かれているので、市民がそれを見たら混乱すると思うのです。それは確認されていますか。 151 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 152 ◯学校教育課長(清水貴博君)   確かに委員のおっしゃるとおりで、事案が発生したときに、いろんな新聞社から取材を受けました。ただし、こちら側の情報で新聞社がそれを記事にしたというよりは、新聞社が独自の書きぶりで、新聞社ごとに書きぶりが違うので、そういった形で外に発信して、インターネット上ではそれぞれの新聞社の書きぶりで出てくる。大変悩ましいことではございますけれども、議員の皆様の協議会や私どもが会見の中で話したことが全てです。この辺をどのようにすれば改善できるのか。南中学校に関係する記事を意図的にどんどんアクセスすれば、それが次に上がっていくという形にはなるのでしょうけれども、かつてのものまでも出てきたりして、大変悩ましいと思っているところです。ただ、学校におきましては、機会あるごとに、学校長から、あるいは学年それぞれで、事実について適切に保護者や地域の方に発信させていただいていると確認しているところです。 153 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 154 ◯委員(北川元気君)   確認していただいていることが確認できましたので、これ以上は突っ込みませんが、デリケートな事案で、逮捕の事案になりました。あのように、トップの方に記事が載っています。しかも、その内容が学校ぐるみで隠していたのではないかと捉えられるような書きぶりの記事で、チェックシートやコンプライアンス委員会といったものが本当に機能するのかと思われても仕方がないと感じたので、質問させていただきました。ネットの記事なので、対応は難しいと思うのです。けれども、デリケートな問題でもありますので、教育委員会の方でも学校と連携しながら、どういうことができるのか、検討していただきたいと思います。  次に、福祉病院教育常任委員会で、荒川区へ視察に行きました。タブレットPC活用の教育について視察してきました。次長も一緒に来ていただきましたが、その視察を受けた上で質問させていただきます。  彦根市では、鳥居本学園で、タブレット導入を先進的にやっていただいています。事前にレクチャーしていただいて行ったのですが、一番得てきた内容がまさにこの1冊なのです。荒川区の「ICT教育におけるタブレットPC活用の成果検証及び今後の方針について」という冊子にまとめていただいているのですが、内容が非常に細かくて、なるほどというところがたくさんあります。特に、どういう端末をどのように使えば、どういう効果、どういうメリット、デメリットがあるのかというのがよく検証されています。また、タブレットPCを使った教育に対するそもそもの考え方。21世紀型の課題解決、問題解決という形で、考え方もしっかりとまとめられた上で、今後こういった方針で、子どもたちにタブレットPCの教育をやっていく。その上での課題や、学校の先生がどのように研修して子どもたちに教えていけばいいのか、どういう活用方法があるのかといったところまで、本当に詳しく載っています。僕はこれが究極だと思ったので、質問させていただきます。  彦根市の事前のレクチャーと、この1冊の冊子を比べても、比較にならないほどのできばえでした。僕としては、このような成果検証をしっかりしていただきながら、今後の方針を明確にしないと、何で鳥居本学園だけタブレットがあって、ほかの学校はないのかという不公平感にもつながってくると思いますので、ぜひお取り組みいただきたいと思いますがいかがでしょうか。 155 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 156 ◯教育総務課長(坂井博之君)   今ほどおっしゃっていただきましたように、荒川区につきましては、家庭の経済状況や家庭環境にかかわらず、全ての子どもに21世紀型能力を身につけさせるといった区長さんの強い思いを目標にされ、全国に先駆けて整備していったという経過のお話をお聞きしました。21世紀型能力と申しますのが、問題解決能力、コミュニケーション能力、情報スキル、情報モラルなどを全体として捉えて定義されているもので、21世紀を生きる子どもたちにとって必要な力になるという認識のもとで、そういった考え方を推奨されています。彦根市につきましては、荒川区とは当然自治体の規模も違いますけれども、ICTの整備に関しましては、新学習指導要領においても、今後の学習活動の中でより積極的なICT活動が求められておりますので、文部科学省からも整備水準も示されております。今後、そういった水準をもとにしまして、彦根市でも整備をしていくことが必要になってくると考えておりますけれども、予算的なものもございますので、一度に全児童・生徒にいきわたるというのは無理な話です。導入の仕方も含めまして、整備計画について考えていきたいと思います。 157 ◯委員長長崎任男君)   北川委員
    158 ◯委員(北川元気君)   確認ですが、整備に係る費用、彦根市でタブレットを整備しようと思えば、1校につきとか、1人につきとか、1台につきとか、いろんな費用の考え方があると思うのですが、今のところはどういう情報をとっておられますか。 159 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 160 ◯教育総務課長(坂井博之君)   文部科学省が示しました水準では、児童・生徒用の学習用コンピュータについては3クラスに1クラス分程度整備をしなさいと示されております。この水準でいきますと、小・中学校合わせまして399クラスあり、3クラスに1セットとなりますと133クラスとなり、1セット40台としまして5,320台のパソコンを準備しなければなりません。具体的に見積もるといった話まではいっていませんが、ほかの自治体の例などをもとにしてざっと計算しますと、周辺の整備にどこまでかかってくるかはありますが、大体11億円以上の金額になってまいります。仮に5年のリースで考えた場合ですと、大体年間で2億7,000万円ぐらいの金額になってくるのではないか。大まかな試算ですが、それほどの大きな費用がかかってきます。先ほども申しましたように、一度に導入することは無理ではないかという思いも持っておりますので、導入の仕方については、文部科学省の水準に近づけていくような形で、どのように整備をしていくかについて検討していきたいと考えております。 161 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 162 ◯委員(北川元気君)   一緒に視察に行って、一緒に勉強させていただいた内容です。その道中、いろいろとお話をさせていただいた中で、さすがにこれだけの予算だと今の財政状況ではかなり難しいだろうということは、私も重々承知しております。なので、お金がかからない、鳥居本学園でやってきたものでもいいですから、それを成果としてまとめて、考え方を確立し、今後の方針というものを明確にして、次の準備をしておくことが必要だと思って、質問しているのです。検討ということなのですが、つくろうというお考えはないのでしょうか。こういうものをつくろうという考えはないのですか。 163 ◯委員長長崎任男君)   教育総務課長。 164 ◯教育総務課長(坂井博之君)   そうした冊子といいますか、荒川区のような立派なものはなかなか難しいところがあると思います。導入計画につきましては、先ほど申しました文部科学省の水準もあります。荒川区に寄せていただいたときもおっしゃっていたのですが、学力向上に直接かかわるような検証までは見られなかったけれども、21世紀型能力については効果があったというような話も聞いておりますので、そういったところも考え合わせて計画を検討していくことになると思います。いずれにしましても、整備計画の年次計画も必要になってくると思います。ICTの分科会があり、情報政策課もオブザーバーとして入っていただいていますので、そういった専門的な意見も聞きながら整備していきたいと考えております。 165 ◯委員長長崎任男君)   北川君。 166 ◯委員(北川元気君)   全面的に整備のことをおっしゃいました。予算の関係もあるので、否定的なお考えはよくわかります。僕が言っているのは、今までの成果をちゃんとまとめて、本当に効果があるのかどうかを、鳥居本学園でやっているものをもとに、荒川区がやられたような形でまとめることが、今後の整備の必要性の根拠になるから、やっていただくべきではないか。やってきたことの検証なので、こっちはお金がかからない。成果の検証の部分はやっていただけると理解していいですか。 167 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 168 ◯学校教育課長(清水貴博君)   委員ご指摘のように、本市においては鳥居本中学校のみですけれども、一定、県の事業も受けているところですので、これまでの学校の取り組み、成果、課題というものは、学校としてまとまっているものは当然ございます。しかしながら、外向きに、例えば学力との関係とか、私も拝見させていただきましたが、荒川区の冊子のように、あわせるようにお示しすることは、うちの場合は限定した1校、しかも規模も限られておりますので、同じような形では難しいのではないかと思っております。しかし、今後に生かせる重要な資料であることは認識しておりますので、そういった意味で、きちんとまとまったものを、本市の教育委員会としても精査して、今後につなげてまいりたいと考えているところです。 169 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 170 ◯委員(北川元気君)   今のお話ですと、教育委員会内部の情報として持っているし、つくってあるけれども、我々、例えばこの委員会に出すとか、報告していただけるとか、そういうことはできないということですか。 171 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 172 ◯学校教育課長(清水貴博君)   荒川区の場合、いろんな項目でグラフ化して、わかりやすくまとめられています。そういった形では、できることはないですけれども、県の方にも成果と課題という形で報告しておりますので、そういったものについては、公文書でもありますし、公開することができます。新たに学力との相関関係とか、そういったものでお示しすることは難しいということで申し上げた次第です。 173 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 174 ◯委員(北川元気君)   では、委員会の方にぜひ報告をお願いしたい。  何回も繰り返しますけれども、根拠になってくると思いますので、成果の検証をちゃんとつくった上で、今後どのように整備をしていくのかという方針を決めていく必要があるのではないか。ただ金がないから、12億円、11億円かかるからということで、思考停止ではなく、そこの検証をちゃんとしていただきたいという思いで、さっきから質問しています。ぜひともよろしくお願いします。 175 ◯委員長長崎任男君)   北川委員、今の報告は、委員会への提出を約束してもらうことは多分できないと思います。してもらおうと思ったら、委員会での採決が必要だと思います。そのあたりをご理解いただきたい。 176 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午前10時49分休憩                                 午前10時53分再開 177 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  執行部に対しまして、委員長として、北川委員から請求のありました資料に関しまして提出願うようにお願いいたします。  北川委員。 178 ◯委員(北川元気君)   そうしたら、今後のICT教育の整備に係る根拠として、その資料を活用させていただきたいと思いますので、提供をよろしくお願いいたします。  続きまして、保育の無償化のお話を。本会議の一般質問でも、小川議員が取り上げていただきまして、その議論を拝聴しておりました。答弁になっていないと、すごくびっくりしました。そもそも保育無償、幼児教育無償となったら、当然、保育ニーズが増えます。議会答弁にもありましたとおり、待機児童の解消が大変厳しくなるのではないか、受け入れ態勢の確保、処遇改善や人材確保、課題が残るのではないか。まるで他人事のようなご答弁だったので、すごく心配になりました。保育無償化になって待機児童が増えたら、よけい保護者の方は怒られます。何でただなのに入れないのかという話になります。そんな悠長なことを言っている場合ではないと思うので、再度、見解をお示しください。 179 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 180 ◯幼児課長(北村慎弥君)   保育の無償化につきましては、特に3歳以上のお子さんが無償になるということで、従来、公立幼稚園の場合ですと、保育料が保育所に比べて安いということもありましたので、幼稚園を利用されていた方が、保育料が無償になるのであれば、自分も保育所を利用することで働きに出たいといったニーズが増えるであろうと見ております。そういった意味で、公立幼稚園では、今まで水曜日の午後は午前保育としておりましたが、平成31年度から午後保育を実施していくことや、夏休みの間、幼稚園はありませんが、今年度にエアコンの整備をさせていただきますので、来年度からは夏休み期間の預かり保育ということで、保育が必要な方については試験的に預かりを実施していきたいと考えておりまして、公立幼稚園の方でそういった保育ニーズを受け入れる形で対応していきたいと考えております。 181 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 182 ◯委員(北川元気君)   人材確保、処遇改善、受け入れ態勢の確保の点についても、今からできることを片っ端から考える。来年から始まるのは国の予算となっていますけれども、その次の年からは市の財政にもかかわってくることになりますので、できるだけ早い段階で、考えられる策は全部講じて、対策を打っておかないと、大変なことになると思うのです。午後もやるなどのご答弁をいただきましたけれども、受け入れ態勢の確保、処遇改善、人材確保の点についても何かコメントをいただけませんか。 183 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 184 ◯幼児課長(北村慎弥君)   処遇改善につきましては、国の方で来年度からかなり増額するように聞いておりますので、当然、それにあわせて市の方も取り組んでいきたいと思っております。  保育士の確保につきましては、従来やっております保育士フェアもありますし、民間も含めまして、保育士確保は重大な課題だと認識しております。他市の事例なども参考にしながら、やれることは検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 185 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 186 ◯委員(北川元気君)   参考までに、処遇改善を国の方がいろいろやってくれるとのことですが、具体的にどういったことをやってくれるのですか。 187 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 188 ◯幼児課長(北村慎弥君)   国の方からは、来年度、1人当たり月3,000円程度の賃金の増、公定価格の見直しということで聞いておりますので、そういったことがなされてくると考えております。 189 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 190 ◯委員(北川元気君)   僕ばかり質問していても仕方がないので、保育の無償化についてはこれぐらいにしておきますけれども、ただになったのに入れないとなったら、絶対に不満がすごく出ると思います。今からでも徹底して準備しておく必要があるということを申し上げて、次へいきたいと思います。  次は、病院関係で、外国人の医療費の未払いの問題が報道でもあります。以前にも、この委員会で、彦根市立病院で、外国人の医療費が未払い、未収になっているものがあるのですかとお尋ねしましたが、その時点では把握されてないということでした。それからも、厚生労働省やいろんなところが情報を出しています。訪日外国人旅行者の医療機関受診者の未収金発生率は、国内患者に比べて約10倍だという数字も出ています。こういったことを認識されているのかどうか、お聞かせください。 191 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 192 ◯医事課長(桂田厚子さん)   委員の質問ですが、外国人旅行客の件につきましては、現在認識はしておりません。    (「厚生労働省が出していたり、報道なんかでもいっぱいあるのに、認識していな     いという答弁ですか」と呼ぶ者あり) 193 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 194 ◯医事課長(桂田厚子さん)   委員がおっしゃました厚生労働省やニュースでも、外国人の未払いの件につきまして、認識しておりませんと言いましたが、一応、認識はしております。 195 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 196 ◯委員(北川元気君)   認識した上で、市立病院の実態はどうなのでしょうか。 197 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 198 ◯医事課長(桂田厚子さん)   当院における外国人旅行客の未収金につきまして、10月31日現在ではございません。ビザの種別等の管理は行っておりませんので、氏名と住所での集計をしております。平成30年度は、10月末現在で、外国人旅行客が3名受診されております。ただ、未払いはございません。 199 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 200 ◯委員(北川元気君)   全国的な問題として、外国人の医療費の未払いの問題が取り上げられています。彦根市立病院でも、こういったものはあるのか、対策しておく必要があるのではないかと思って、質問しました。今のところないとのことでしたけれども、国籍では管理してなくて、名前と住所で管理しているという話でした。その管理が正確なのかどうかというのも疑問点なのですが、いかがですか。 201 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 202 ◯医事課長(桂田厚子さん)   外国の方が受診された場合には、外国人登録証明書というのをお持ちですので、そちらを確認させていただいて、氏名等間違いはございません。 203 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 204 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。今のところないとのことですが、医療費未払い対応マニュアルを国の方で示していただいていますので、ないからといって何もしないのではなく、対応マニュアルに沿った彦根市立病院の対応をお願いしたいと思いますが、見解をお願いします。 205 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 206 ◯医事課長(桂田厚子さん)   委員がおっしゃいましたように、未収金の対応マニュアルについても、こちらの方で確認させていただいて、準拠していけるようにしていきたいと思います。 207 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 208 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。  もう1点。医療通訳の問題が取り上げられていますけれども、彦根市は国内だけではなく国外からもインバウンドの推進ということでやっていますので、病院にかかられる外国の方に適切に対応していくためにも、医療通訳は必要だと思うのですが、まずその認識をお聞かせください。 209 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 210 ◯医事課長(桂田厚子さん)   医療通訳につきましては、昨今、当院におきましても、ブラジルの受診患者さんがだんだんと多くなってきておりますので、現状、通訳の配置は必要だと思っております。当院におきましても、現在、ポルトガル語の通訳者を2名常駐させていただいており、そちらの方で対応させていただいております。 211 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 212 ◯委員(北川元気君)   医療通訳の問題は、その地域によってもいろいろ違うと理解しています。丁寧に対応していただくことが、医療費の未払いにつながらない、抑止策になるという見解もありますので、そういったことをお願いしながら、私の質問を終わります。ありがとうございました。 213 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午前11時05分休憩                                 午前11時15分再開 214 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  ほかに質問はございませんか。  小川委員。 215 ◯委員(小川喜三郎君)   先般、委員会としまして、三浦市立病院で視察をさせていただきました。三浦市立病院は黒字経営でしたけれども、特に気になる点が何点かありましたのでお聞きしたいと思います。病院改革につきましては、数字は忘れましたけれども、120項目程度あって、さらに加えて180項目ぐらい改善点を列挙されたようです。  1点目に、委託事業については、20近くあったのを一括して委託業者にお任せするということで事務の改善と経費節減を図っておられました。市立病院として幾つも委託契約をされていますが、これについて一括は難しいと思うのですけれども、できるだけ統括した委託業務を検討されているのか、お伺いしたいと思います。 216 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 217 ◯病院総務課長(高月多智男君)   お話がありましたように、当院もいろんな業種を委託しております。どうしても委託業者によって得意・不得意の分野もありますので、一括でというのは難しいと考えております。ただ、類するような業務につきましては、当院も一括でということで取り組んでおります。 218 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 219 ◯委員(小川喜三郎君)   事務の省力化という部分でも大きく貢献するようですので、ご検討いただきたいと思います。  2点目に、病院改革について、職員の皆さんの目に見えるように、職員の皆さんがお通りになる階段の踊り場に、成果が一目でわかるグラフ的なものや改善点を掲げていましたけれども、市立病院としては、事務改善や病院改革について職員にどのように周知され、協力願っているのか、お伺いしたいと思います。 220 ◯委員長長崎任男君)   病院事務局長。 221 ◯病院事務局長(西山 武君)   当院が取り組んでおります経営改革につきましては、職員の意識の醸成が最も大切だと思っております。そのために、目標管理により進捗を管理しています。まず、年度の初めに、目標を設定いたします。これについては院長、院長代理、私、副院長、看護部長がヒアリングに入りまして、目標を設定いたします。その後、その進捗管理をするために、所属長以上で組織しております経営推進会議に諮るなどをしております。そうしたことを通じて、全ての職員に当院の置かれている現状、取り組んでいる目標は何であるか、どこまで取り組めているのかといったことの浸透を図っているところです。  ただいま小川委員からご提案いただきました方法、目に見える形でビジュアル化して、いろんなところに張って周知していくことは、非常に有効な手段だと思いました。当院は電子カルテを持っておりますので、そこには必ず経営戦略にかかわる情報を張りつけております。そうしたところからも、職員は情報を得、意識を高めていると考えております。 222 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 223 ◯委員(小川喜三郎君)   職員に見えるような形、全員が同じ方向を向いて業務改善や病院改革を進めていく表示や周知方法をとっていただけると理解してよろしいのでしょうか。 224 ◯委員長長崎任男君)   病院事務局長。 225 ◯病院事務局長(西山 武君)   そのようなことも一つの手段として取り組んでまいりたいと思います。 226 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 227 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。  二つ目に、世界遺産登録の関係です。市民の皆さんを対象にしました文化セミナー、「世界遺産について学ぶ」ということで、各公民館と高宮文化センターで開催されています。私の記憶では、9会場で実施されるということで、まだ実施されていないところもあるそうです。市議会も後援団体として名前が挙がっておりますので、市民の皆さんの関心度、参加者数などがわかりましたらお教えいただきたいと思います。 228 ◯委員長長崎任男君)   小川委員、文化セミナーはシティプロモーションの管轄です。  小川委員。 229 ◯委員(小川喜三郎君)   取り下げます。  学校の関係ですが、教育委員会が、学校評価ということで、各小学校・中学校に評価委員会をつくっています。学校経営や学習指導、あるいは道徳教育など十数項目、市の指定で各学校にお取り組みいただいています。それぞれの学校でも、地域の特色のある取り組みということで、児童・生徒にアンケートをとったり、保護者の方からアンケートをいただいたりして、その結果を学校で自己評価し、評価委員会にお諮りいただくとのことです。このごろはずっと同じ項目で取り組んでいただいているようですが、目標値が上がってくるということは、達成されたから、もう一つ上のランクへという取り組みだと思うのですが、その辺の経過についてお教えいただきたいと思います。 230 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 231 ◯学校教育課長(清水貴博君)   学校評価につきましては、今ほど委員からご説明いただいたとおりの手法で、全ての小・中学校で実施しているところです。教育委員会からあらかじめ指定した項目については、私どもの方で取りまとめます。主にうちの委員会の中でおこしている事業にかかわる検証が多いですが、学校独自で取り組むものが全体の3分の2以上あり、多くの学校で重なる部分もありますけれども、その学校が独自でやっている事業もありますので、年度末にそれぞれの評価員にご評価いただき、次の年度に生かす。先ほどの北川委員のご質問にも関係するのですが、こうした教職員の日々のあり方などについても、子どものアンケートもありますので、そこまでは及んでいませんけれども、評価員の方々から、教職員の子どもへの向かい方、言葉づかい、服装など、忌憚のないご意見を賜りながら、より毅然とした形あるいは適切な形で子どもたちへの指導に臨めるよう取り組んでいるところが多いです。そういったところは、日頃の子どもたちの学校での様子、もちろん課題もありますけれども、落ち着いて学習に取り組める、いじめ等も進んで教員に相談できるような体制づくりにも役立ってきているのではないかと考えているところです。 232 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 233 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。毎年度、自己評価をもとに、学校評価委員会で総合評価という形をとっておられますけれども、翌年度にその成果を生かして、さらにパーセンテージを上げたり、いろんな取り組みをされているのだと思うのです。次年度の取り組み内容や、どのようにしていくのかというのは、教育委員会で指示されているのか、学校独自で数値目標などを定めているのかわからないが、次年度にどのように対応されているのか、お教えいただきたいと思います。 234 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。
    235 ◯学校教育課長(清水貴博君)   年度末に全ての学校で検証しておりますので、その年にパーセンテージが下がったところについては、次の年度初めの学校教育目標の中でさらに重点的に取り組む。子どもたち、あるいは保護者、地域の実情に合わせて内容を変更していく必要のあるものについてはご意見を頂戴しながら、次の年度の最初には、新たにこういう項目で取り組もうというような形で、年度末の評価を次の年度に生かしているような状況です。 236 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 237 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。  もう1点だけ、お伺いしたい。保護者の皆さんを対象にする参観日がありますけれども、私どもには「地域の皆さんへ」という宛名で、各小中学校全て、フリー参観日のお知らせがあります。これは市教委からの通知なのか、学校独自でやっておられるのかわかりませんが、学期に1回ずつくらい実施されているように思います。生徒や児童の様子を見てくださいという内容でいただくのですが、これは各団体の長、自治会長の宛名ではないと思うのですが、参加者が非常に少ないように私は思うのです。もっと広く地域の皆さんに見ていただくという思いがあるのなら、回覧するとか、そういう手法を講じてもらえたら、もっと多くの地域の皆さんに学校の様子や子どもの様子、もちろん先生の授業の様子もわかっていただけると思うのです。そういう取り組みをされるのか、あるいは指導されるお考えはないか、お聞きいたします。 238 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 239 ◯学校教育課長(清水貴博君)   非常に大事なご提言をいただいたと受けとめております。開かれた学校というようなことで進めておりますが、実際、そういった学習参観日等の設定は各学校に委ねているのが現状です。そして、どういう方々にご案内しているかというのも、学校の独自の考えによるものです。ただ、おっしゃるように、より多くの方々に学校を見ていただく、子どもたちが頑張っている姿、教員が子どもたちに相対している様子をごらんいただきたいという思いは教育委員会にございます。時折、学校に少し気になる内容がありますと、「思い切って、フリー参観日を一定期間設けて、より地域に開かれた取り組みをしてはどうですか」という助言をする場合もございます。貴重な意見として受けとめながら、今後に生かせていけるよう取り組みたいと思います。 240 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 241 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。  以上で終わらせていただきます。 242 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質問はありませんか。  馬場委員。 243 ◯委員(馬場和子さん)   端的に、幾つかお尋ねしたいと思います。  まず、1点目。先ほども保育料の無償化によって保育ニーズが高まり、預けたいのに預けられないというようなことが起こってくるのではないかという質問がありました。そんな中で、十分な答弁をいただきました。就職に向けた保育フェアに私も寄せていただいて、一生懸命されているのは理解しているのですが、新卒の方が対象という感じを受けました。資格を持ちながら離職されている潜在的な保育士も、地域にはいらっしゃいます。新卒の方だけではなく、地域にいらっしゃる方の掘り起こしも一つの方法ではないかという思いを持ちます。見解があれば、お聞かせいただきたいと思います。 244 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 245 ◯幼児課長(北村慎弥君)   今ほどいただきました保育士フェアの関係ですが、こちらは特に新卒者が対象というわけではございません。学校などに周知文を送っている関係で、多くなっております。ご指摘いただきましたように、ご自宅にいる潜在保育士がたくさんいらっしゃると聞いておりますので、周知方法を工夫して、そういった方にも届くように考えていきたいと思っております。よろしくお願いします。 246 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 247 ◯委員(馬場和子さん)   保育士が不足していることによって、場所はあっても預かれないという場合も聞いております。保育士の拡充のために、いろんな手法を考えていただく。もちろん待遇や処遇を含めて、ぜひ確保していただいて、預けたい方が預かってもらえる体制を整えていただきたいと思います。  2点目です。先ほども質問がありましたけれども、先進地の行政視察として、神奈川県小田原市へ行かせていただきました。ここではアクティブシニア応援ポイントについて勉強させていただきました。所管の委員会ですので、共有させていただきたいという思いで質問させていただきます。この事業は、高齢者が生きがいを持って、もっと外へ出かけていける仕組みづくりを目指して、小田原市の福祉健康部高齢介護課で、平成25年の10月から先進的に始められています。60歳以上の方が対象で、1時間ボランティアすると1スタンプで、スタンプを集めると商品に交換できるという事業なのです。参加されている方が、外へ出るのが楽しくなってきたとか、自分が必要とされている感があり自分の健康にも気をつけるようになったとか、すごくいい成果が出ています。  視察に伺っているときに、新しい情報として、彦根でもシルバー人材センター内にシニアサポーターズクラブ事業が始まるという情報に接しました。彦根市の直営ではないのですが、シルバー人材センターでシニアサポーターズクラブ事業が始まるとのことです。彦根市としても、高齢者の方の生きがいづくりや介護予防という意味では、生き生きと活動していただける場や機会は必要だと思うのです。シニアサポーターズクラブとの連携もあると思いますけれども、見解をお示しいただければと思います。 248 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 249 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今ほどご質問いただきました彦根市で実施しておりますシニアサポーターズクラブにつきましては、今年度から、シルバー人材センターの方に委託して実施しているものです。目的といたしましては、高齢者の方が地域に出て、今まで経験されてきたことなどを生かしてご活躍いただくというような形で、今年度から始めさせていただいているものです。対象は60歳以上の方で、まだまだお仕事をされている方、これからいろんなことをやりたいという方がいらっしゃいますので、そういった方々に地域の活性化という部分でご活躍をいただきたいということで始めた事業です。 250 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 251 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。まずは事業を始めた、委託したということです。おっしゃるように、60歳というと、現役でお仕事をされている世代だと思います。どんどんお仕事をされる年代が上がってきて、本会議の中でも議論があったように、放課後児童クラブのお手伝いをしていただくなど、シルバー人材センターの会員や事業実績が右肩上がりで、どんどん増えてきています。社会の一員として大きな役割を果たしていることは、皆さんもご存じですし、私たちも認識しているところですけれども、この制度を委託したから、それだけではないと思うのです。委託は委託としてあるけれども、彦根市としてもシルバーの方に輝いてもらえるような明確な方向を示していただきたいという思いを持っておりますので、シルバーサポーターズクラブ以外で、彦根市として取り組みをしておられるのか、これからしようとしているのか、教えていただきたいと思います。 252 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 253 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   彦根市といたしましては、今年度からスタートしております第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中で、高齢者の生きがいづくりやまちづくりという項目を挙げております。その中で、シルバー人材センターへの支援ということで、シルバー人材センターを通じて、高齢者の方に社会参加やご活躍いただくものもあります。また、老人福祉センターの事業としまして、趣味的な活動で、高齢者の方々の相互交流や体力づくりを進めております。それから、介護福祉課の事業ではありませんが、公民館等の事業でも、高齢者の方に参加いただける事業やご活躍いただける場がありますので、そういった部分で活動範囲を広げていただきたいと考えております。 254 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 255 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。ご答弁いただきましたように、高齢者のことだから介護福祉課だけということではないと思いますので、庁内横断的に。これからますます高齢化が進展する想定ですので、元気で、生き生きと、健康長寿を全うしていただけますように、引き続きよろしくお願いいたします。  それでは、別の件で、社会福祉協議会の方で、フードバンクひこねというのを卸売市場の中に設けていただいております。先だっても、ちょうど1周年の記念というのがございました。非常にたくさんの方からご厚情をいただいて、発展しているとのことです。彦根市としても連携する必要があると思います。寄せられた食材が、子どもの貧困対策の一つになっている子ども食堂へも渡っています。フードバンクひこねの取り組みについての所見、彦根市との連携のあり方について、お考えがあるようでしたらお教えいただきたいと思います。 256 ◯委員長長崎任男君)   社会福祉課長。 257 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   社会福祉協議会の取り組みでありますフードバンクひこねの取り組みですが、社会福祉協議会の活動の一つとして認知はしております。その中で、先ほどありました子ども食堂への食材の提供や、困窮者自立支援の中でいきますと、一時的な食料支援にもご協力いただいており、今後も見守ってまいりたいと考えております。 258 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 259 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。見守るという、ちょっと横からの視点でした。社会福祉協議会の事業ではありますけれども、この間の1周年のときも彦根市長がいらっしゃって、ご挨拶をされていました。彦根市としても積極的に連携しながら取り組んでいただきたいと思います。これはお願いしておきます。  もう1点。最後にしますが、いよいよ12月も中盤になってきまして、年末のごみの直接搬入ということで、いろんなことが出てくる時期だと思います。  これは市民産業建設常任委員会ですね。すみません。  混雑すると、苦情が寄せられることもあります。何事もそうなのですが、際になってからいろんなことをすると、混雑の原因になります。早目、早目にしてくださいとおっしゃることが、何事においても大事なことだと思います。年末のごみの直接搬入の例を挙げましたけれども、早目に対応するよう呼びかけることによって、いろんなことが解決できていくと思います。 260 ◯委員長長崎任男君)   何について対応するのですか。  馬場委員。 261 ◯委員(馬場和子さん)   何事も早目にしていただくことが大事ですので、よろしくお願いしたいと思います。  シルバー人材センターを一定評価していただいているのですが、委託したから終わりではなく、ぜひともかかわりを深くしていただきたいと思っております。お願いしたいと思います。 262 ◯委員長長崎任男君)   ほかにありませんか。  山田委員。 263 ◯委員(山田多津子さん)   まず、聴覚障害者に対して、人工内耳という機械を入れて補強することがあると聞いています。人工内耳というのは、彦根市内にどれぐらいおられるのか。件数の把握は難しいと思うのですが、把握しておられるのかをお聞かせください。 264 ◯委員長長崎任男君)   障害福祉課長。 265 ◯障害福祉課長(木村 徹君)   人工内耳装着者の把握ですが、障害者手帳には聴力レベルでの記載しかされておりませんので、その方が人工内耳を装着されているかどうかにつきましては手帳からは読み取れません。したがいまして、人工内耳装着者の数につきましては把握できないというのが現状です。 266 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 267 ◯委員(山田多津子さん)   難しいとのことですが、人工内耳の手術は保険適用できるとお聞きしています。保険適用して手術をされた方の人数も把握できないのですか。 268 ◯委員長長崎任男君)   障害福祉課長。 269 ◯障害福祉課長(木村 徹君)   医療行為となりますので、障害福祉課で把握するのは難しい状況です。 270 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 271 ◯委員(山田多津子さん)   どこでも難しい。あっちでぶつかり、こっちでぶつかりです。人工内耳の手術は、生後2歳からできると聞いています。普通の補聴器だと、子どもが動いたりするとすぐ外れたりするけれども、内耳ですから、中の方に機械を装着しますので、非常に有効なものだとお聞きしています。彦根市でも、人工内耳の手術に対して上限で30万円の補助がされていると聞いています。ぜひそういう状況を把握してほしい。障害者手帳につながりますので、件数や人数を市として把握していただきたい。把握していただけないでしょうか。 272 ◯委員長長崎任男君)   障害福祉課長。 273 ◯障害福祉課長(木村 徹君)   障害福祉課といたしましては、過去に人工内耳の外部装置を支給した方については把握しておりますが、それ以外の方は把握できていない状況なので、今後何らかの方法で把握できるのかどうかも含めて、検討させていただきたいと考えております。 274 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 275 ◯委員(山田多津子さん)   ありがとうございます。そんなにたくさんの人数ではないと思うのです。そういう状況に置かれている方を、障害福祉課の方で把握していただきたい。これから検討するという回答もいただきましたので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  人工内耳の装置は電池で動いているので、毎月、電池の交換をしなければならないとお聞きしています。電池の交換に1カ月5,000円かかると聞いているのですが、他市の状況ですと、大体半額から、多いところですと5,000円ぐらいの補助をされているところもあると聞いています。そういう補助をしてもらえるのか、検討していただけるのか、お聞かせいただきたい。 276 ◯委員長長崎任男君)   障害福祉課長。 277 ◯障害福祉課長(木村 徹君)   人工内耳の充電池の補助につきましては、平成29年8月に、本課の窓口におきましてご要望がありましたことから、平成30年度当初予算において計上すべきかどうか検討させていただいた経緯がございます。最終的には、障害福祉サービス給付事業の大幅な伸びが見込まれましたことから、計上は見送らせていただいたところです。しかしながら、委員もおっしゃったように、充電池の負担が大きいことは理解しておりますので、引き続き検討は行っていきたいと考えております。ご理解いだけるようお願いいたします。 278 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 279 ◯委員(山田多津子さん)   ぜひ検討していただくことを強く申し上げたいと思います。この方が、ストレスで難聴になられて、口話でしか声が聞こえなかったものが、人工内耳を入れたことで世界が広がった。こういうものをあることを知って、非常に喜んでおられる。海外へも旅行へ行けたというお話も聞かせていただきました。ただ、電池代の負担がかなり大きなものになってきています。他市の状況ですと、長浜、甲賀、東近江、湖南、守山、大津では、電池代の補助が毎月支給されています。こういった方にも寄り添っていただくことも含めて、来年度はぜひ上程していただくことを強く申し上げておきたいと思います。よろしくお願いいたします。  もう1点だけ、お聞かせいただきたいと思います。この問題は質問することもはばかるかと思ったのですが、私は市立病院に大変お世話になって、命も救っていただいて、感謝をしています。実はこの11月にも救急搬送される状況になって、救急の部屋では大変手厚い看護をしていただきました。皆さん、いろんな努力をしていただいていると思っていますし、感謝もしているところですが、ある入院患者さんから、複数お聞かせいただいていることがあります。職員の接遇に対して、皆さんよくしていただいているのだけれども、中には、どういうことでこんな対応になってしまうのかというご意見をいただきました。職員の接遇に対して、病院としてどのような取り組みをされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 280 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 281 ◯病院総務課長(高月多智男君)   ご質問のありました接遇に関することですが、当院としましては、年に全員が接遇研修を受けるということで実施しております。それぞれの情報、入院患者さんからのご意見や外来患者さんからのご意見につきましては、院内に設置しております意見箱や電話等でいただいた意見を持ち寄って、週に一度担当者が集まります会議で情報共有し、改善に向けて取り組んでいる状況です。 282 ◯委員長長崎任男君)   山田さん。 283 ◯委員(山田多津子さん)   研修をしているというお答えをいただきました。医師や看護師、いろんな職員がおられます。全職員対象の研修ですか。 284 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 285 ◯病院総務課長(高月多智男君)   委託業者も含めて、全ての方を対象にしております。講師の方も、医療用の講師、一般事務や医療技術者用の講師というように分けて、専門分野的に接遇についての研修会をやっております。 286 ◯委員長長崎任男君)   看護部長。 287 ◯看護部長(谷口孝二君)   看護師は多くいますので、看護部として接遇委員会を別途設けており、毎月きちんと活動しています。あるいは、皆さん、表に立って挨拶、いろんな内容等について検討している会を設けております。 288 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 289 ◯委員(山田多津子さん)   ありがとうございます。何度も申し上げますが、私も大変手厚い看護をしていただいたし、すごい対応をしていただきました。なぜこのような質問をするかと言うと、医師の対応が、顔を見ない、目を合わせて患者と話をしてもらえないというご意見をいただきました。皆さん、本当によくしていただいているし、努力もしていただいている。委員会であったり、アンケートであったり、会議であったり、情報共有であったり、いろんな努力をしていただいている。そういう状況のもとでも、そういう方がおられることによって、市立病院から足が遠のいてしまうというご意見をいただいている。こういうことをしていただいているにもかかわらず、接遇に問題が起こることは、努力がマイナスになってしまう。私が申し上げたような具体的な例で、そういう問題が起こったときには、医師や看護師、職員にも、直接指導を行っておられるのかをお聞かせいただきたい。 290 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 291 ◯病院総務課長(高月多智男君)   そういったご意見に対しまして、対応するための委員会もございます。その中には、当然、診療局の先生方も入っております。先ほど申しましたように、1週間に一度、意見箱を集めたものを回覧するとか、全て院長まで回っておりますので、上位の先生方にもどういった状況があったのかを知っていただいて、適切に注意を与えるということもやっております。 292 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 293 ◯委員(山田多津子さん)   具体的にお名前が書いているかどうかはわからないのですが、直接、その先生方にきちっとした指導をしているということでよろしいのですか。 294 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 295 ◯病院総務課長(高月多智男君)   そのとおりです。 296 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 297 ◯委員(山田多津子さん)   かかった科によって、先生がずっと同じ先生であった場合と先生が変わった場合とでは、全然対応が違う。そこに、市民からの意見が上がってくる。これだけの努力をしていただいているにもかかわらず、なかなかそこが改善されない。せっかくいろんな努力をしていただいているので、患者さんに足を向けてもらえるような病院にしてもらえるような努力をしていただきたい。具体的に申し上げて申しわけないのですが、ポケットに手を入れたまま、病室に来られても顔を合わさない、ベッドの近くに寄らない。そこで、少し患者さんの様子を見て、「大丈夫」と言って、すっと引かれてしまった。入院している患者さんは非常に不安定になり、切実に訴えてこられた。そういうことが現実にあることをぜひ知っていただきたいと思って、申しわけないのですが、この委員会の中で発言させていただきました。いろんな努力をしていただいていることをお聞かせいただいたので、少しでも改善されるような努力を引き続いてお願いしておきたいと思います。  以上です。 298 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 299 ◯委員(矢吹安子さん)   平成31年度の保育園と幼稚園の件です。平成31年度の入園発表があり、私の知っている方が三つともすべってしまって、どうしようかというのでお話を伺いました。それぞれの園の応募人数と待機児童数を、森の子とか、レイモンドとか、わかりましたら教えていただきたいと思います。 300 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 301 ◯幼児課長(北村慎弥君)   今ほどの件ですが、保育所の利用調整につきましては現在調整しているところで、手元に数字は持っておりませんので、ご了承いただきますようお願いいたします。  幼稚園ですが、調整会が終わりまして、現時点で入園が決まっていない方の数は把握しております。公立幼稚園とこども園を合計しまして、3歳児では25人が決まっておりません。4歳児では平田こども園で2人が決まってない状況となっております。 302 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 303 ◯委員(矢吹安子さん)   そうすると、3歳児の25人、平田こども園の2人も、どこかに入っていけるということなのでしょうか。 304 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 305 ◯幼児課長(北村慎弥君)   今ほど現在決まっていないお子さんの数を申し上げましたが、一方で、空いている数を申し上げますと、3歳児では彦根市全体で42人の定員枠がございます。4歳児は全ての園で枠がありますので、希望いただければどこかの園には入っていただける状況になっております。 306 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 307 ◯委員(矢吹安子さん)   保育園に入れないお子さんは出てくるのでしょうか。昨年の待機児童は。 308 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 309 ◯幼児課長(北村慎弥君)   保育園につきましては、現在利用調整中ですので、数は申し上げられないのですが、実は昨年度よりも申し込みが増えておりますので、待機児童数は増えるのではないかと考えております。 310 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 311 ◯委員(矢吹安子さん)   そうすると、1年間待たれる保育園児が出てくるということですね。  それから、病院の保育所ですが、3歳になると外へ出ていかなければならない。看護師のお子さんが保育園に入れなくて、苦しんでらっしゃる方がいるのですが、病院としてはどう考えていらっしゃるのか、教えてください。 312 ◯委員長長崎任男君)   職員課長。 313 ◯職員課長(野島英樹君)   病院の院内保育所やよい園ですが、クラス編成としましては、0歳児と1歳児、2歳児以上の3クラス編成となっており、3歳児以上については地域の保育園に就園するケースがほとんどではあるのですが、やむを得ない場合は2歳以上のクラスでお預かりしております。地域の保育所を希望されながら入れないお子さんについては、やよい園の方で対応させていただくようにしております。 314 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 315 ◯委員(矢吹安子さん)   そうすると、3歳の子も2歳の子どもたちと一緒に入って、同じ保育を受けるということですか。 316 ◯委員長長崎任男君)   職員課長。
    317 ◯職員課長(野島英樹君)   どうしてもクラス編成が同じになってしまいますので、基本、同じ保育士のもとで保育を受けるという形になります。そういう意味では余り好ましくないのかもわかりませんけれども、建物の都合上、今は3クラスが精いっぱいの状況ですので、そこはご理解いただきたいと思います。 318 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 319 ◯委員(矢吹安子さん)   2歳児以上クラスに3歳以上の子は何人ぐらい入っているのですか。 320 ◯委員長長崎任男君)   職員課長。 321 ◯職員課長(野島英樹君)   そんなに人数は多くないのですが、古い数字になりますけれども、平成30年8月実績で、38名中3歳以上は5名です。 322 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 323 ◯幼児課長(北村慎弥君)   先ほど保育所の申し込みの件を申し上げました。申し込み件数というのは、0歳から5歳までの全ての数でして、現時点では年齢別には把握しておりません。このうち3歳以上の申し込みが増えているかどうか、現時点では把握しておりません。例年でしたら3歳以上の保育所の待機はゼロですが、今年度はそういったことのないように、極力、皆さんが希望するところに入れるよう調整しているところですので、よろしくお願いいたします。 324 ◯委員長長崎任男君)   矢吹さん。 325 ◯委員(矢吹安子さん)   できるだけ待機児童のないように、協力をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 326 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 327 ◯委員長長崎任男君)   ないようですので、以上で、福祉病院教育常任委員会を閉じます。  お疲れさまでございました。                                 午後0時05分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...