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  1. 彦根市議会 2018-11-29
    平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-11-29


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午後1時10分開議 ◯委員長上杉正敏君)   ただいまから予算常任委員会を開きます。  今期臨時会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりですので、審査をお願いします。  委員各位におかれましては、発言の際には、会議規則第108条の「発言はすべて、簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲をこえてはならない」という規定を遵守していただきますようお願いしたいと思います。  それでは、議案第78号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)の件を議題とします。  提案者説明を求めます。  財政課長。 2 ◯財政課長杉本弘之君)〔議案第78号について提案説明〕 3 ◯委員長上杉正敏君)   総務部次長。 4 ◯総務部次長野崎孝志君)〔議案第78号について提案説明〕 5 ◯委員長上杉正敏君)   これより議案第78号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  獅山委員。 6 ◯委員獅山向洋君)   本会議でこの6カ月間だけではなくて、本庁舎ができるまでこの給与減額するかのようなご答弁があったんですが、これは間違いないのでしょうか。もし間違いないのであったら、あっさりと、少なくとも1年ぐらい減額すべきではないのでしょうか。 7 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 8 ◯市長大久保 貴君)   先ほどご答弁申し上げたとおりでございます。このたび提案させていただいております案件は、さきの2月臨時会、そして9月定例会で上程を見送ったものを改めて上程させていただいたところでございまして、その後のことについてもご答弁申し上げたとおりでございます。 9 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 10 ◯委員獅山向洋君)   見送ったというのは、ただ単なる経過の話であって、現に本会議で今そういう答弁をされたのだから、なぜそれなら、最初からそういう答弁に合わせた予算提案をされないのか、そこを聞いているんですよ。あんまり論点をはぐらかさないで、きちっと質問に対して答えてくださいよ。 11 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 12 ◯市長大久保 貴君)   繰り返しの答弁になってしまうかわかりませんが、今回、11月21日に職員の処分を行いました。それにあわせて管理監督責任を明確にするという意味提案をさせていただいているということでございます。これは、他の事例に比較しましても、重大に受けとめているということでご理解をいただきたいと思っております。
     加えまして、その後も私どもとしましては、この本庁舎耐震化工事に当たって大変な事案を招いてしまったということを重く受けとめまして、完成までの間、粉骨砕身努力をするということと、自らの処分についても、政治姿勢についても、明らかにする意味で対応させていただきたいと、こういう意味でございます。 13 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 14 ◯委員獅山向洋君)   私の質問は単純なので、本会議でああいう答弁をされたなら、今後1年間ぐらいは間違いなく本庁舎ができないことはわかり切っているんだから、少なくとも1年間ぐらい給与を半額にしますと、そういう修正でもされたらいかがですかということを聞いているんですよ。するならする、しないならしないで、はっきり答えてくださいよ。全然こっちの質問に答えていないですよ。いかがですか。 15 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 16 ◯市長大久保 貴君)   このたびは、いわゆる管理監督責任を明確にするために提出をさせていただいているということでございます。その後については、工期がまだはっきりいたしませんし、その時点で、明らかになった段階提案させていただくということにさせていただきたいと思います。 17 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 18 ◯委員獅山向洋君)   工期が明らかになっていないのではなくて、本庁舎完成するまでとおっしゃったと私は記憶していますよ。工期の問題ではないではないですか。では、あしたにでもできるとおっしゃっているんですか。あるいは、来年の5月には完成しますと、こういうふうに考えておられるんですか。そんなものできないことはわかり切っていでしょう。だから聞いているんですよ。これは、やっぱり、議員も重要ですけれども市民にとっても重要な問題なので、一遍発言されたことについては、きちっと責任をとってもらわないと困るので、いかがなんですか。もうちょっとちゃんと答えてくださいよ、時間ばかりとりますから。 19 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 20 ◯市長大久保 貴君)   今後、どのような形で工事を完了させていくか、その期間についてまだ判然といたしません。申しわけない限りだと思っています。速やかに調停を経て入札を執行し、これも入札がきちっと入札できるかどうかという問題もまだ残っていると思っております。工事が完了するまでというのは、道のりはまだまだ長いということで、改めてはっきりしてきた段階でご提案させていただきたいと思っております。 21 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 22 ◯委員獅山向洋君)   工事完成するのは、いつごろだと思っているんですか。 23 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 24 ◯市長大久保 貴君)   これまでもご答弁申し上げましたとおり、順調にいって平成32年の前半に完了し、夏には帰ってきたいということを考えているものでございます。 25 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員。 26 ◯委員獅山向洋君)   平成32年まで完成しないということは、市長自身考えでも明らかなんですから、それならば、先ほど本会議でおっしゃったような、工事完成まで給与を半額にするとおっしゃるなら、6カ月で足りないことは明らかなんですよ。だから、はっきりとどうなんですか。そう答えていながら、結局は6カ月でとどめるということなんですか。市民だって、あれを聞いているわけですから、我々だってそれを確認しておく義務があるんです、議員としては。聞かれて、工事完成までと言われていたけれども議員、どうなんですかと、いや聞いてみたら何だかよくわからないなどと、それなら議員として何をしておられたんですかと言われるんですよ。どうなんですか。もうちょっと明確に言ってくださいよ。 27 ◯委員長上杉正敏君)   獅山委員、今の委員会におきましては、来年3月までの市長減額の分についての審査でございますので、それ以降につきましては、またその時期に、市長答弁されましたように、その時期に来て提案されるなりということでありますので、本委員会におきましては、来年3月までの、今、提出されております市長原案についての審議でお願いしたいと思います。  獅山委員。 28 ◯委員獅山向洋君)   では、委員長の方にお伺いしたいんですけれども、この本会議で現にこの予算についていろいろ質問が出た。その中での答弁に対して、確認しているわけですよ。ですから、この予算案に賛成するしないの一つの指標としては重要な問題なんですよ。市民もこれを皆聞いていたわけですから、インターネットを通じて。それについて、あんまり明確に返事されないなら、これは単純に言えば、ただ、この予算には反対したらよろしいと言われているだけの話になってまいりますのでね。その点だけ、委員長としても認識しておいてもらいたいと思います。 29 ◯委員長上杉正敏君)   その件については認識しておりますので、あくまでも来年3月までにおける市長減額についての審査でございますので、その旨の理解をお願いしたいと思います。  ほかに質疑はございませんか。  山内委員。 30 ◯委員山内善男君)   さき質疑で、北川元気議員質疑に答えて、川嶋前副市長退職手当について、支給制限に該当する項目がなかったが、検証するために、今になったという答弁があったと思います。それなら、私自身山根前副市長も、やはり、同じように副市長としての責任は当然あったので、そのことを川嶋前副市長退職金の検証と同時に、山根前副市長も同じ立場で検証されなければならなかったのではないかと思うのですが、その点、どのようにお考えになっているのかお聞きしたいと思います。 31 ◯委員長上杉正敏君)   山内委員、この件については、先ほどから申していますように、議案第78号については、市長の3月までの減額についてと、川嶋前副市長退職金予算についての審査でございますので、山根前副市長については答弁を控えていただきたいと思います。  北川委員。 32 ◯委員(北川元気君)   川嶋前副市長退職手当は、この補正予算が可決されれば、いつの支給になるんでしょうか。 33 ◯委員長上杉正敏君)   人事課長。 34 ◯人事課長馬場敬人君)   可決いただければ、速やかに手続をとり、その場合、年内にという思いを持っております。 35 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 36 ◯委員(北川元気君)   川嶋前副市長は、退職手当を受け取られる意思があると確認されているのでしょうか。 37 ◯委員長上杉正敏君)   人事課長。 38 ◯人事課長馬場敬人君)   現在、退職されて以降、私どもの方にご連絡、退職金はまだかということもおっしゃっていただいていませんので、その部分、受け取られるかということについては確認はできておりません。 39 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 40 ◯委員(北川元気君)   もし受け取られなかった場合、どうなるんですか。 41 ◯委員長上杉正敏君)   人事課長。 42 ◯人事課長馬場敬人君)   基本的には退職手当条例の方で支払わなければならないとされておりますので、口座の方を確認させていただいて、お支払いはさせていただくという手続をとらせていただくと思っております。 43 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 44 ◯委員(北川元気君)   受け取りは拒否できないということですか。 45 ◯委員長上杉正敏君)   人事課長。 46 ◯人事課長馬場敬人君)   基本的には市としても支払う義務がありますので、お支払いさせていただくというつもりでおります。 47 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 48 ◯委員(北川元気君)   だから、受け取られなかった場合、どういうことになるんですかということを知りたいんですけれども。 49 ◯委員長上杉正敏君)   人事課長。 50 ◯人事課長馬場敬人君)   受け取られないということであれば、本人の意思として自主返納ということであれば、そのように取り扱わせていただくという形になろうかと思います。 51 ◯委員長上杉正敏君)   北川委員。 52 ◯委員(北川元気君)   この川嶋前副市長の辞職は、市長が勧められたということですけれども市長はその後、川嶋前副市長意思疎通とかされていないんですか。この退職金の件も含めて。 53 ◯委員長上杉正敏君)   市長。 54 ◯市長大久保 貴君)   してございません。 55 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 56 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第78号に対する討論を行います。  なお、討論に当たりましては、冒頭に議案に対する賛成・反対の立場を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。  山内委員。 57 ◯委員山内善男君)   議案第78号に反対する立場討論をいたします。  市政始まって以来の百条委員会の設置など、今回の事案で、来年5月から新庁舎に移動するはずが、順調に経過しても再来年の8月にしか移動できないため、アル・プラザの借用料が1億円以上の追加が必至となっており、また、再入札で約10億円の追加予算の措置が必要となることは明らかです。今回の件で、市民議会市当局への信頼の土台が大きく損なわれたのであり、このことへの責任は余りにも大きいと言わねばなりません。  市長給与の6カ月半額、今回の提案については、4カ月の減額予算提案ですけれども、先ほどの質疑の中で、これだけではなく、工事終了までと答弁の中でもありましたが、しかし、それでも、余りにも前代未聞の事態となった市庁舎耐震工事責任は、市長管理監督のなさ過ぎのことから起きており、市長は辞職する以外にはないと考えます。  二つ目に、川嶋前副市長退職金満額支給についてです。市が議会に提出した経過報告書について、最終校正山根前副市長が行ったことが、複数の市の幹部の供述で明らかになりました。川嶋前副市長は、この経過報告書を見て、作為的に作成されていると証言していました。当経過報告書では、空調、外構、備品の3工事を抜いて交渉するように指示したのは川嶋前副市長であると断じていましたけれども、証人喚問で、同氏は、地方自治法施行令違反につながる指示はしていないと供述されました。また、市の幹部も全面的な指示があったとは感じなかったとの供述もありました。  百条委員会の使命は、なぜ地方自治法施行令違反につながる請負契約がされたかであり、この言明はその核心に迫る供述とも言えます。深層を曲げ、責任の所在を違った方向に向けたのなら、当然その責任は厳しく問われなければなりません。  私たち日本共産党彦根市会議員団は、川嶋前副市長が百条委員会の証言で述べられたとおり、地方自治法施行令違反につながる指示はされていないと確信しています。しかし、昨年6月定例会市当局の企業努力の詳細や部材の見直しで9億円も削減できたとする説明議員の詰問に答え切れなかった状況から、岐建と交渉に当たった当事者等に執行部内部で検証する機会はあったはずで、そういった意味では、市当局の幹部の皆さんそれぞれの職階に応じた責任はあるはずです。川嶋前副市長の直接的な責任はともかく、不可解な金額の妥当性について、担当副市長として、結果として解明する責任を果たし得なかった責任は問われなければなりませんと考えます。裏合意の発覚で、市の信頼と明確に賃貸料の1億円以上も無駄に出費しなければならない事態となった責任は極めて重く、退職金満額支給市民の皆さんに説明できないものと考えます。  以上の立場から、今回の議案については反対せざるを得ないということを申し上げておきます。  以上です。 58 ◯委員長上杉正敏君)   ほかにありませんか。  北川委員。 59 ◯委員(北川元気君)   議案第78号に反対する討論を行いたいと思います。  まず重要なのは、市民が納得できるかどうか、この点だと思いますが、市長給与減額については、その目的をお尋ねしましたが、まず、この不適正な事務処理が行われたことに対しということですが、この不適正な事務処理というのは、これまでは違法な契約、違法な事務処理であったのに、こういうことに置きかわっていることがまず理解できない点。それから、管理監督者としての責任を明らかにするためと書いていますが、市長給与減額することで管理監督者の責任が明らかになるというのは、どうしても僕はよく理解できません。市民の皆さんもこれを聞いてわからないと思います。それから、管理監督者としての責任というものが、具体的に何を意味するのかというのも、質問しましたけれども、よく理解できません。  それから、減額の詳細についてですが、この議案は年度末までということで4カ月分ですが、本会議答弁では、庁舎の耐震工事が完了するまでと、今、めどは2020年の前半までとおっしゃいましたけれども、でしたら、その点もそういう意味でもっとわかりやすいように変えないといけないのではないかと思います。それから、この裏合意問題で生じた損害の総額についても、現時点ではわからない。市民が損害を受けた総額がわからないのに、市長給与の50%カットというその根拠が、僕にはよく理解できません。市民が受けたこの裏合意問題の損害額の総額の何%かということもご答弁できない現状でしたので、妥当だとは言えないと私は思いますので、この点についても反対です。  それから、川嶋前副市長退職手当の件ですが、本会議でも指摘しましたけれども、顧問弁護士の意見書の中では、法律的には、彦根市は川嶋氏に対して退職手当支給しなければならないと解するという意見を述べられていますが、その一方で、ごく一部の裁判例において、実質的に懲戒免職相当の非違行為がある場合には、退職後であっても懲戒処分相当と解して退職金を不支給とすることができると解釈をとるものも存在するという紹介がありました。大阪地裁平成11年1月29日判決、資料2というものがついています。  つまり、裁判例によっては、弁護士によっては支給する必要があるという方もいらっしゃれば、そうではないという弁護士さんも、探して見つけてくれば、いるということだと思います。そういう意味で、川嶋前副市長退職手当支給について、現在、顧問弁護士の意見書だけで妥当だと判断することはできませんので、反対するということであります。  以上です。 60 ◯委員長上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 61 ◯委員長上杉正敏君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  以上をもって、議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  議案第78号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第78号は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 62 ◯委員長上杉正敏君)   ご着席ください。起立多数であります。  よって、議案第78号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件審査を終了します。  なお、本委員会審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 63 ◯委員長上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後1時34分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...