彦根市議会 > 2018-09-25 >
平成30年 福祉病院教育常任委員会 本文 開催日: 2018-09-25

  • 家庭内暴力(/)
ツイート シェア
  1. 彦根市議会 2018-09-25
    平成30年 福祉病院教育常任委員会 本文 開催日: 2018-09-25


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時29分開議 ◯委員長長崎任男君)   ただいまから福祉病院教育常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付いたしております委員会審査事項のとおりでありますので、審査をお願いいたします。  最初に、議案第63号彦根市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  生涯学習課長。 2 ◯生涯学習課長(都築養子さん)〔議案第63号について提案説明〕 3 ◯委員長長崎任男君)   これより議案第63号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  北川委員。 4 ◯委員(北川元気君)   簡単な質問なんですけど、これが改正されると、放課後児童クラブの先生が増えると思うんですけど、そういう理解でいいんですか。 5 ◯委員長長崎任男君)   生涯学習課長。 6 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   今回の条例改正では、放課後児童支援員となる資格を受講できる方の対象が広がるということになります。 7 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 8 ◯委員(北川元気君)   広がるので、結果的に増えるとは思うんですけど。あともう1点、第10条第3項(10)の「市長が適当と認めたもの」の例えばのケースなんかで、どういうのを想定されているんですか。 9 ◯委員長長崎任男君)   生涯学習課長。 10 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   5年以上、放課後児童クラブにかかわっていただいている、その勤務態度が適正であったかということが一つとして例に挙げられると思います。ただ、5年間のうちに、夏休み期間だけというような短期でかかわっておられるというよりは、児童と継続的にかかわっておられるということが重要であり、一つの目安となりまして、また、その勤務姿勢が適正であったかということが判断の対象になると思います。 11 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 12 ◯委員(山田多津子さん)   この前段の最初の説明のところで、「教員免許状の更新を受けていない場合の取り扱いを明確にし、有効な教員免許状を取得した者を対象とするための改正が行われたもの」と書いているんですが、これは非常にわかりづらいあらわし方なので、第10条第3項(4)で明確化していただいたのかと思うんですが、これは非常に有効なものだと思います。これは、これから求人をしていただく中で、こういうことをきちっと明確化したよということを広報していただけるのかと思うんですが、その辺を教えていただきたい。
     それから、第10条第3項(10)について、今、北川委員の方からもありましたけれども、従来は2年間従事した者というのが対象だったものが5年になりました。彦根では5年間従事をする方が対象としてあるのかどうか、そこを教えていただきたいと思います。 13 ◯委員長長崎任男君)   生涯学習課長。 14 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   求人につきましては、放課後児童クラブの募集につきまして、教員免許なり有資格者の方というのは、時給の方も幾らですということで募集をしておりますので、有資格者の方で更新をしている者ということは、これまでも書いておりませんけれども、有資格者の方は一定、時給の方が高いということで募集をしております。  二つ目の、この改正において、現在の彦根で働いていただいている方に対象がいらっしゃるかということですけれども、今、現状としては対象の方はいらっしゃいません。 15 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 16 ◯委員(山田多津子さん)   そういうところでは、この5年以上従事した者というところで、これからどんどんと、今ありましたけれども、指導員確保の増員を見込めるということが、これの改正につながっているのかなと思いますし、ぜひそういうことも広報していただいて。今、本当に放課後児童クラブ指導員不足というところが大きな問題にもなっていますし、この夏休みですと本当に満杯状態で、クラブそのものの運営が大変だということもお聞きしておりますので、ぜひこういったことも多くの方に知っていただきたいと申し添えておきたいと思います。  以上です。 17 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 18 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第63号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 19 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第64号彦根市家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  幼児課長。 20 ◯幼児課長(北村慎弥君)〔議案第64号について提案説明〕 21 ◯委員長長崎任男君)   これより議案第64号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  山田委員。 22 ◯委員(山田多津子さん)   非常に複雑な制度に聞こえるんですが、この家庭的保育事業というのは、彦根で事業としてやっておられるのかどうかというのをお聞きしたいのと、それから、小規模保育事業所もこの事業に参入ができるとお聞かせをいただいたんですが、この小規模保育事業は彦根でどれだけ事業所として運営されているのか、まずその点をお聞きしたいと思います。 23 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 24 ◯幼児課長(北村慎弥君)   現在、彦根市内におきまして、家庭的保育事業を実施しているところはございません。そして、小規模保育事業としましては、A型が1カ所、B型が2カ所の計3カ所で実施しております。  なお、そのほかに同じ地域型保育事業としまして、事業所内保育事業所というのが1カ所でやっております。  以上です。 25 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 26 ◯委員(山田多津子さん)   ということは、この小規模保育事業所というのは6人から19人の事業所のことだと思います。全部で4カ所。これからこういう連携をしていくということが認められるということですけれども、先ほど説明もありましたけれども、どういうケースとして想定をされるのか、教えていただきたいと思います。 27 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 28 ◯幼児課長(北村慎弥君)   今回、改正の対象となっております代替保育につきましては、保育を実施している者が保育者の病気等で急遽保育が実施できない場合があれば、代替保育所の連携施設と協力して代わりに保育を行うということになりますので、現在、小規模保育ということで彦根市内ではやっております。ですから、ある程度の規模がある保育所ですので、そんなに頻繁に起こることではないとは思っております。  以上です。 29 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 30 ◯委員(山田多津子さん)   今、小規模の規模は6人から19人と言いました。そんなに頻繁ではないというようなお答えもあったんですが、例えば職員配置の問題であったり、床面積の問題であったり、マックス19人の保育事業をやられている場合、問題が生じないのかどうかという点をお聞かせいただきたいと思います。 31 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 32 ◯幼児課長(北村慎弥君)   連携施設としまして、当然受け入れるからには、職員定数なり、面積というのは基準を満たしておく必要があると考えております。  なお、この基準といいますか、連携の項目が実は平成32年3月までの経過措置ということでされておりまして、現在、そういった連携を皆さんに探していただいているところでございます。そういった意味では今回、今まででしたら保育所、幼稚園、こども園に限っていたんですが、そこが小規模まで広がりますので、その中でまず適切な連携施設を見つけていただくと、お互い提携していただくというところの改正ということで考えております。 33 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 34 ◯委員(山田多津子さん)   この連携を始められるに当たって、今言っていただいたように、職員配置であったり、規模の問題であったりということですが、不足が生じないというように市の方はきちっと把握をされているんですか。 35 ◯委員長長崎任男君)   幼児課長。 36 ◯幼児課長(北村慎弥君)   現在、この連携項目につきましては、市内の小規模の事業所につきましては、まだ連携項目が結べていないところばかりですので、実はまだ具体的な相談はいただいておりませんが、当然、連携施設が上がってきた場合は、そういったところも含めて適切に確保できるかというのは見てまいります。 37 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 38 ◯委員(山田多津子さん)   そうですよね。せっかく連携をしても、今言ったような条件が整っていなければ、受け入れができないという事態が生じてくるということが一つ、心配かと思いますし、その辺はしっかりと市として把握をしていただいて、しっかりとした指導をしていただきたい。そのことを申し添えておきたいと思います。  以上です。 39 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 40 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第64号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 41 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第65号ひこね市文化プラザおよびみずほ文化センター指定管理者の指定につき議決を求めることについての件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  文化振興室長。 42 ◯文化振興室長久保田雄介君)〔議案第65号について提案説明〕 43 ◯委員長長崎任男君)   これより議案第65号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  矢吹委員。 44 ◯委員(矢吹安子さん)   株式会社ケイミックスが前の事業団体のメンバー、その前にいらした事業メンバーがどれぐらい残っていらっしゃるんでしょうか。また、現在、彦根の人を採用されているのか、その辺を伺わせてください。 45 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午前10時03分休憩                                 午前10時10分再開 46 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  文化振興室長。 47 ◯文化振興室長久保田雄介君)   先ほどのご質問でございます。  まず1点目ですが、前回NPOが管理されていたときからの職員の人数、今はどういう状況かということでございますが、NPOから今の株式会社ケイミックスになったときに引き続き残られた方は6名でございまして、そのうち1人が、その後退職をされております。現在5名ということでございます。  2点目でございますが、文化プラザの職員として彦根市の方は採用されているのかということでございますが、職員については、今申しました引き続きでございますが、その後、臨時職員等につきましても、できる限り地元採用をされております。  以上でございます。 48 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 49 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。6名とおっしゃいましたが、その当時、臨時でも働いていらした方があったと思うのですが、その人たちはおやめになったんでしょうか。  そして、もう一つ前に進みます。そうなると、みずほ文化センターで現在働いている人たちは、今度株式会社ケイミックスに行くことによって、どんな対応、どんな処遇をされようとしているのか、その辺も聞かせてください。 50 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 51 ◯文化振興室長久保田雄介君)   臨時職員につきましては、雇用期間も短いということもございまして、NPOから今の株式会社ケイミックス指定管理者が替わりましたときは当初6名でしたが、今は12名ということで、それをシフトで回している形ですので、メンバーは入れ替わっておりますが、地元採用はしているという状況でございます。  それと、2点目ですが、みずほ文化センターの現状の臨時職員の雇用はということでございますが、今回、次期指定管理者から提案をいただいております中で、今の職員が継続雇用を希望されましたら、積極的に雇用したいという提案をいただいておりますので、まずは今の職員の希望もございますが、そのことも踏まえまして、適切に対応してまいりたいと考えております。 52 ◯委員長長崎任男君)   教育部長。 53 ◯教育部長(安居庄二君)   1点目で、臨時職員をやめられた方がおられる中で、今、文化振興室長もお答えしましたが、引き続き臨時職員の方が正規職員として替わられている、臨時職員であった方が正規職員に転換されている方も1人おられます。 54 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 55 ◯委員(矢吹安子さん)   それでは、念のために、現在みずほ文化センターで働いている人の人数を教えてください。 56 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 57 ◯文化振興室長久保田雄介君)   現在みずほ文化センターの職員は臨時職員3名でございます。 58 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 59 ◯委員(山田多津子さん)   今、みずほ文化センターの職員の処遇のところでは、継続雇用の希望があればということでしたので、これはきっちりと進めていっていただきたいというのはお願いをしておきたいと思います。  この指定管理料が、平成31年度から平成35年度まで、年度ごとに金額が変化しているんですけれども、この理由は何でしょうか。 60 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 61 ◯文化振興室長久保田雄介君)   この指定管理料につきましては、先ほどもご説明いたしましたとおり、ひこね市文化プラザみずほ文化センターの両施設の合計金額になるんですが、年々増加している理由につきましては、指定管理者候補者から提出をされております収支計画書では、上がっている部分といいますのは職員の人件費、これは昇給等も含むと思いますが、職員の人件費が年々増加しているのと、光熱水費が増加している部分であると考えております。  以上です。 62 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 63 ◯委員(山田多津子さん)   先ほどのところをもう一回確認したいんですが、指定管理になることによって、1年間で856万円、5年間で4,280万円の縮減とおっしゃっていただいたと思うんですが、今、職員の人件費であったりとか、光熱水費が増加を見込んでいるということですけれども、この金額というのは変わらないんですね、856万円というのは。年間で大体ということで示していただいたんですが、これの確認をもう一度したい。  それから、今、みずほ文化センターの職員は継続雇用が可能であればということでしたけれども、私たちの稲枝の地域にありますので、全体の連合自治会長会にもみずほ文化センターは参加をしていただいて、事業内容の報告、それから、できるだけ文化的な行事にもご参加ください、それから、全町内に回覧板を回される、これが地域との密着であり、連携であると思うんですけれども、こういうことが今後も可能になるのかどうか。今、文化プラザでは、彦根の広報にはチラシが入りますけれども、本当にこういう地域の密着連携というのが継続していただけるのかどうかということを確認したいと思います。 64 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 65 ◯文化振興室長久保田雄介君)   まず1点目の指定管理料の縮減、年間856万4,600円というご説明をさせていただきました。これにつきましては、指定管理料を年度別で見ますと年々増加をしていっているんですが、先ほど申し上げましたのは、5年総額を年で割りまして年度平均としておりますので、この縮減額を1年当たりにすると856万4,600円ということで間違いはございません。  みずほ文化センターがこれまでのように地域協力、連携をしていけるのかというご質問でございますが、今回公募をするに当たりまして、みずほ文化センターの管理運営仕様書におきまして、地域住民や周辺公共団体、周辺公共施設等との連携に関して、あらかじめ規定をしております。  具体的には、みずほ文化センターやその周辺を会場とした地域活動等の推進への協力、地域住民で組織する自治会組織やまちづくり組織等との連携、また、隣接する稲枝支所や稲枝地区公民館等との相互協力について規定をしておりまして、みずほ文化センターが果たしてきた、地域に根差した文化芸術活動の拠点施設としての役割を指定管理者においても引き続き協力することを条件として公募をしておりまして、次期指定管理者もそのことに基づいて提案をされていますので、引き続き地域協力、連携はしていただけるものと考えております。 66 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 67 ◯委員(山田多津子さん)   文字でそういうようにあらわしていただいているかと思うんですが、稲枝では割と大きい施設になりますし、かなり拠点施設かと思います。今言っていただいた、例えばまちづくりであったり、自治会と今後も引き続いて従来どおりの連携もしていただける、そういうことの理解でよろしいですか。 68 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 69 ◯文化振興室長久保田雄介君)   仕様書に基づいて提案もされていまして、この提案内容が適切に守られていくかどうかというのは、モニタリングはずっとしていきますので、そこは提案内容を必ず守っていただくということが大前提でございます。  それと、今までの地域とのつながりということもございますので、そういった意味も含めて、今の臨時職員が雇用継続していただけると連携協力も進んでいくのかと考えておりますので、その辺も含めて今後の雇用については対応していただこうと考えております。  以上です。
    70 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  北川委員。 71 ◯委員(北川元気君)   決してこの株式会社ケイミックスが指定管理をされることに反対するものではないんですけど、申請団体が1団体しかなかったということで、それから、今まではひこね市文化プラザ文化プラザで、みずほ文化センターは文化センターということで分かれていたんですが、これが一つの議案として一つになって、審査も一緒にされて、金額も全部一緒になっていると思うんですけど、こうなると前回との比較とかいうことが個別に僕らはできないわけです。だから、決して反対するものではないんですけど、なぜこういうことになったのかということをわかりやすく説明しておいていただけますか。 72 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 73 ◯文化振興室長久保田雄介君)   今回みずほ文化センター文化プラザの指定管理の切り替えとあわせまして、一括で管理運営を行うという仕様で指定管理を公募いたしました経過についてでございます。  まず、みずほ文化センターの管理運営ですが、いろいろと課題がございまして、まずは職員の問題です。一つは、みずほ文化センターという施設が、規模は小さいんですが、本格的な音響・照明・舞台設備を備えておりまして、また、自主事業も多くやっております。これらの企画運営ですとか、舞台照明の操作、仕込み、準備等をやっていくには知識と技術を備えた職員の確保が必要になるんですが、これを今は臨時職員という形でやっておりますが、そういった人材をこれからも市の人事配置なりで確保していくということが非常に難しいという現状がございます。  あともう一つは、南部地域の方にはなじみも深くて、定期的に利用はいただいているんですが、まだまだ利用率が低いという現状もございますので、利用率を何とか上げていきたいということがございました。  ということで、今後も安定的に効率的に館を管理運営していくということが課題として挙げられていたんですが、文化プラザ指定管理者みずほ文化センターと2施設あわせて管理をしていくことで、これらの課題がクリアできるということで考えて、このたび2施設をあわせた一括管理ということでお願いをするものでございます。 74 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 75 ◯委員(北川元気君)   事情は今おっしゃったので理解はするわけですけれども、みずほ文化センターみずほ文化センターとして指定管理をするということになれば、申請団体が1団体という結果にはならなかったのではないかと考えなくもないわけですが、そういったことはどういうご見解でしょうか。 76 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 77 ◯文化振興室長久保田雄介君)   今回、最終的には申請団体は株式会社ケイミックスパブリックビジネス1団体でございましたが、公募を開始してホームページにアップをした後に、ひこね市文化プラザみずほ文化センターの2施設の施設見学会と現地説明会というのを実施したんですが、そのときには市内で2者、県外で3者、計5者の参加もありまして、熱心に説明も聞いておられたんですが、最終的に1者であったということでございます。  それがなぜ1者となったのかというのは、ちょっとわかりかねるんですが、みずほ文化センターが加わったから、ほかに申請団体がなかったということではないとは認識はしております。 78 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 79 ◯委員(北川元気君)   わかりました。  最後に、せっかく株式会社ケイミックス文化プラザで指定管理をされている経験もありますので、これまでの利用者が増えてきているのか、減ってきているのかとか、アンケートとかもとられていると思いますので、満足度調査とかがどうなってきているのか。株式会社ケイミックスがどういう評価を受けているのかというところを最後にお聞きしたいと思います。 80 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 81 ◯文化振興室長久保田雄介君)   現在の文化プラザ指定管理者の評価はということでございますが、指定管理者の事業評価につきましては、毎年実施をしております彦根市教育委員会指定管理者候補者選定委員会での総合評価点数というのがございます。これは指定管理者の管理運営状況や提供したサービスの内容等について客観的に審査・審議をして総合評価を行っているものです。  現在の指定管理者となりました平成26年度以降の評価点数ですが、5点満点で平成26年度が3.6点、平成27年度が3.7点、平成28年度は3.8点、平成29年度も3.8点ということで、おおむね高い評価でございます。  また、利用者アンケートにつきましても、事業内容の充実やスタッフの対応等、おおむね評価をする意見をいただいておりまして、教育委員会としてもそのような評価をしているところでございます。 82 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 83 ◯委員(北川元気君)   質問がかみ合っていないと思うんですけど、株式会社ケイミックス文化プラザを管理された経験がありますよね。その中で、文化プラザ自体を利用されている市民の皆さんとかお客さんが増えているのかどうなのか。それから、市民や利用者の方にアンケートをとられていると思うんですけど、そういった満足度調査とかというのをここにも書いていますので、そういったものは株式会社ケイミックス自体はどういうように満足度調査をされて、どういう結果だったんですかということをお聞きしたいんです。 84 ◯委員長長崎任男君)   文化振興室長。 85 ◯文化振興室長久保田雄介君)   失礼いたしました。  まず、文化プラザの利用率でございますが、利用率も年々増加をしておりまして、今の株式会社ケイミックスパブリックビジネスが指定管理を開始した平成26年度当初に掲げた、ホールの利用率を70%とするという目標ですが、今5年目途中ですが、もうその目標はクリアしております。70%を超えている状況ですので、かなり高い利用率であるということと、利用者は増えてきているということで考えております。  あと、利用者満足度ですが、これにつきましては、各自主事業でご利用いただく方へお配りするアンケートや、常に館へ置いているご意見箱ですとか、そういったあらゆるアンケートにつきまして、平成29年度でアンケートの回収総数は4,000弱ありました。あらゆるアンケート、満足度調査等で把握をしているところですが、具体的に申し上げますと、第三者機関の満足度調査というのを行っておりまして、これについては民間企業の顧客満足度調査に当たるものですが、指定管理者が年に一度、調査会社に依頼して、500人の市民を対象に無作為で抽出アンケートを行っているものでございます。  その結果につきましては、各項目で100点満点で70点以上であれば高い満足度を維持していると評価されますが、平成29年度の調査では、全29項目中26項目が70点以上で、上演内容、自主事業の内容とか音響のよさ、舞台の見やすさ、スタッフの対応等が高評価となっております。  一方、70点未満であったのが3項目ございまして、交通の便ですとかレストランの有無・充実度、売店の有無・充実度、この3項目が70点を切ったという結果でございます。全体としてはおおむね評価はよかったと考えております。 86 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 87 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第65号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  山田委員。 88 ◯委員(山田多津子さん)   この議案に対して反対の討論をしたいと思います。  もともと、やはり指定管理というそのものが労働者の雇用条件を大きく変えるということ。それから、みずほ文化センターですと臨時職員だとおっしゃっていただきましたけれども、さらにこれから年間おしなべて856万円の経費の縮減をしていくという金額も示されました。そういうところで、本当に今、まだまだワーキングプアと言われる非正規の方々がたくさんおられる。そういう中で、先ほどおっしゃっていただいたように、職員の問題として専門性を問う技術であったり、そういうところでの人材の確保が難しいんだとおっしゃっていただきましたけれども、そうであればきちんとした賃金も示して、そういう方をしっかりと確保していくことが施設運営には大事なことではないのかと思います。  そういった点で、本当に労働環境をしっかりと確保していくことこそが地方自治体の役割であると思いますし、先ほど言っていただいた地域に根差したところでは、継続雇用を希望されればとおっしゃっていただきましたけれども、それもどうなるかはわからない。それから5年に区切ったそういう事業運営になってくるといった点では非常に不安定な雇用形態になってくる。そういった、もともと指定管理者制度そのものには問題があるという点で反対をしておきたいと思います。  以上です。 89 ◯委員長長崎任男君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 90 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第66号彦根市荒神山自然の家の指定管理者の指定につき議決を求めることについての件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  荒神山自然の家所長。 91 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)〔議案第66号について提案説明〕 92 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午前10時43分休憩                                 午前10時53分再開 93 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案第66号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  馬場委員。 94 ◯委員(馬場和子さん)   るるご説明いただきましてありがとうございます。利用率の向上のためには種々努力をいただいてということもよく存じ上げておりますし、今回、食事提供の制限ということが大きな課題となってということも一定の理解をさせていただく中で、指定管理のこの業務の提案内容の中で、3施設の三位一体管理運営ということが大きく述べられております。  (2)の中で「施設の効用の最大限の発揮」ということで、新たな提案も含めて業者からされているわけですけれども、まず、これに関して一定どのような評価をされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 95 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 96 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   今回、指定管理者候補者として選定をいたしました高木・技研特別共同体については、荒神山公園の指定管理を行っており、子どもセンターの指定管理にもかかわっておられる業者でございます。結果としてそういうことで、それぞれの施設でのイベントを相互協力するなど、これまでも3施設の連携というのは行ってきていたんですが、それが、より強固な連携が可能になってくるものと思います。  具体的には特に食堂運営の面で大きいかと思っております。提案内容にも書いておりますとおり、公園の利用者、子どもセンターの利用者へも食事の提供の検討について模索をしていただけるというところ、そして、それぞれの施設が連携した、例えば子どもセンターの天体観測の施設を利用したりとかいう自主事業の開催というのに期待ができるものと考えております。 97 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 98 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。提案を見せていただいていますと、また新たな取り組みをしていただいたりということで、非常に期待もできるかと思っております。  そんな中で、先ほども施設ができた経緯を説明いただいた中で、平成23年に市が移管を受けた時点で大がかりな改修というのをしていただいているんですけれども、少年自然の家というのから大人も使える、利用可能だという施設に変わりましたよね。そんな中で大人の利用数の推移というのも一定把握された上で、今後どう活用していくのかというのも提案されているのではないかと思いますが、利用数の推移というのをどのように把握されて、この指定管理の提案に臨まれたのか、お聞かせいただきたいと思います。 99 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 100 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   今、馬場委員におっしゃっていただいたとおり、市が移管を受けてからは大人の方にも積極的に利用の促進を図っていこうということで取り組んでまいりました。結果としましては、一定、企業の新規採用職員の研修であったり、いわゆる親睦会的な利用について、特に平成26年度、平成27年度ぐらいをピークに大人の利用も広がりが出てきたという感触を受けております。  その後、平成28年度、平成29年度に関しては横ばい、ややちょっと減少しているかという感覚ですが、具体的に利用の団体数、人数を申し上げますと、平成23年度でいわゆる大人の利用については45団体、1,343人、平成24年度が37団体、836人、平成25年度が38団体、1,260人、平成26年度は60団体、2,629人、平成27年度が88団体、3,037人、平成28年度が63団体、1,733人、平成29年度が87団体、2,486人と、年度によって非常にばらつきがあって、一概に下がっている、上がっていると言いにくい推移を示しておりますが、特に最初の平成23年度、平成24年度と比べると、かなり好調な推移になっているのかと考えております。 101 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 102 ◯委員(馬場和子さん)   数字を示していただきまして、年度推移も理解をしましたし、なかったものが増えてきて、ちょっと頭打ちになっていて、ちょっと下がり気味だということも数字から読み取れるわけなんですけれども、今後また利用を拡大、あるいは施設の最大限の利用という意味合いでは、大人の利用というところにもポイントが移るのかと思う中で、例えばビワイチの中継地点にとか、シャトルバスの運行をという提案がある中で、施設自体あるいは施設周辺に改修なりの必要性も出てくるのかな。大人の方に利用していただくために、いろんなアンケートなどをとられているので、その中でもいろんなご意見があったと思うんですけれども、利用を増やすための改修の必要性というのはどのように考えておられますか。 103 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 104 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   もともと少年自然の家だったということがございます。以前の市議会本会議の中でもご質問に答弁をしました経過で、ベッドがいわゆる子ども仕様で小さいとかいう問題がございますが、現在のところ、例えば学生とか、大人の団体が宿泊される場合も、やや小さ目のベッドを使っていただくか、あるいは和室もございますので、そちらで宿泊をしていただいているという現状でございます。  現時点で具体的なそういう施設改修の計画はございませんし、予定も立てておりません。今後また指定管理者に移行したとしましても、施設の改修というのは必要に応じて検討をしてまいりたいと考えております。 105 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 106 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございました。利用者の声の中から聞き取っていただいているという部分は、また指定管理者の方にもお伝えしていただきながら、より利用が拡大するように努力をまたしていただきたいと思います。  大人の利用と並行して、子どもの森林環境学習「やまのこ」という事業も継続して、していただけると。非常に環境的には恵まれた地域ですので、うってつけの環境のフィールドだと思うんですが、「やまのこ」の事業を継続していただくに当たっては、やはり指導者というか、専門的な知識も有する方が必要ではないかと思いますが、指定管理者に導入された後も、この辺の事業継続に当たっては、どのようなポイントで管理者の方へ申し入れておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 107 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 108 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   この指定管理者の公募に当たりましては、職員配置の条件といたしまして、まず1人以上の教員の経験者の配置、そして体験活動の指導の経験のある方を、今の教員1人を含めて3名以上というのを義務づける形で公募をさせていただいております。さらに、義務とはしませんでしたが、教員とその体験活動指導の経験者は5人以上の配置が望ましいという形で公募をいたしました。 109 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 110 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。ぜひとも今の施設を十分に活用して、そして、子どもの環境学習も進めていただき、また並行して、大人の方も自然ということに触れながら研修の機会をより広げていただくということで活用していただけることを切に希望させていただきますし、また、今後の指定管理者導入後の推移もしっかりと見守っていきたいと思います。  以上です。 111 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 112 ◯委員(小川喜三郎君)   食堂経営についてお尋ねをしたいと思います。確かに食堂が運営されないと、利用客にもご不便をかけているということにもなるんですけれども、一体で管理されますので、たくさん利用されると食堂が満員になって、利用のお客様に不平なりが出てくるのかと思います。食事の提供というのは、スポーツ大会なんかですと、サッカーなんかですと駐車場がいっぱいになりますし、こういう場合はおにぎりか弁当か何かの提供と考えてもいいのか。あるいは子どもセンターでお子様連れでお越しになる方にも食事を提供ということですので、そういう考えを指定管理者としてどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 113 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 114 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   いわゆる近隣施設の利用者への食事提供という件でございますが、これは公募におきまして当方から、これも必須ではありませんが、そういったことも検討して施設の活性化に資する提案をということで募集をいたしました。それに答える形で今回の指定管理者候補者からは、そういうスポーツイベント等への食事提供等を考えて活性化を模索するという提案をいただいております。  今、小川委員がおっしゃったような、具体的にどういう形で提供するかまでは、提案内容には含まれておりませんので、この提案書からは、現時点では不明な点がございますが、常識的に考えて、例えば公園等の利用者に対して弁当を提供する、自然の家まで来ていただいて、そこでいわゆる店頭販売的なことをするか、そういったことが可能なのではないかと考えております。  以上でございます。 115 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 116 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。食堂の経営については、食事を提供するということが一番かと思いますので、衛生管理の問題もございますけれども、その辺は積極的に市としても働きかけていただきたい。  もう1点だけ、以前は路線バスがありましたけれども、これは私が以前、子ども会をやっていたころですので、もう20年も、30年も前ぐらいです。シャトルバスの運行の検討ということで、これはお申し出がないと検討もされないんだと思うんですけれども、私もそうした関係で、県下の子どもさん、指導者を寄せ集めて、2泊3日ぐらいのキャンプなりをさせていただいた経験があります。こうした利用もなかなか交通の便が、大人が引率するというのか、そういう形でなかなか利用客が、今は子どもだけが対象ではないのでいいんですけれども。一つは、こうしたシャトルバスの運行というのは有効かと思うんですけれども、どの辺のお考えでこういう提案をされたのか、お聞かせをいただきたいと思います。 117 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 118 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   これについても、提案書に書かれて提案をされている内容で、具体的なところまではまだ聞き取っていないので、詳細についてはわかりかねるところがございます。提案の内容では彦根市内のバスの業者と連携をして、シャトルバスを運用するというところまでがわかっているところで、例えばどこまでなのか、河瀬駅までなのか、もっと市内に広がるのか、それと頻度についても、まだ詳細については現時点ではわかっておりません。これから詰めていくことになっていくと考えております。 119 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 120 ◯委員(小川喜三郎君)   スポーツ大会なり、多目的広場での行事のある日には、満車でなかなか車がとめられないという現状もありますので、バスがいいのかどうか、希望者がなければバスを走らせても効果的ではございませんので、その辺はまた指定管理者になられた方と十分ご相談をいただくなり、検討していただきたいと要望しておきます。 121 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 122 ◯委員(山田多津子さん)   今いろいろ質問が出ましたし、よくわかった部分もあるんですが、まず1点目、職員は今5人ですけれども、継続して最低5人は配置がされるのかということ。それから、この平成30年度の自然の家の予算が1億1,100万円で計上されていますね。今回6,800万円で1年間の指定管理料ということの算出がされているんですが、先ほど市が提示をされた提示額で4年間で38万円の縮減という説明をしていただいたかと思うんですが、この1億1,100万円から6,800万円というと4,300万円の差があるんですが、これで本当に荒神山自然の家が運営していけるのかどうかということが非常に心配をするところですけれども、その点の説明をしていただきたい。  それから、今言いました職員配置ですが、宿泊施設ですので夜間の警備員がおられると思うんですが、警備員はその5人の職員の中に入るのかどうか。というのは、この提案内容の(3)のところで、冒頭に「各職員が複数の役割を担うマルチスタッフ化を推進」となっていて、「相互に仕事を補完することで効率化を図る」と書いているんですが、その辺の、今申し上げました警備の仕事も非常に重要なお仕事で、夜間、子どもたちが泊まっていたりとか、そういうところでの警備が必要になってくるかと思うんですけれども、その辺の配置がどうなっているのか、どういう提案がされているのかということを教えていただきたいと思います。 123 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 124 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   まず、ご質問の平成30年度の予算で計上しております荒神山自然の家の人件費5人でございますが、この5人の内訳は行政事務職員が3名、そして、いわゆる市費の教員が2名でございます。現在そのほかに県教委から駐在をしていただいております教員が1名、そして臨時職員として、事務であったり活動支援の補助をお願いしている方が1名、そして「やまのこ」学習を推進していただく「やまのこ」指導員が2名の臨時職員は計3名ということで、合計9人の職員で運営をしております。  この指定管理者の公募に当たりましては、特に人数を指定して、職員配置は指定まではしておりませんが、当方から提示しました職員配置の案としては同じ9名の配置案で示しております。  現在の職員の指定管理に移行した後でございます。行政事務職員3人については、ほかの市の行政機関の方への配置替えということになろうかと考えております。教員、市費2名、県費1名の合計3名については、それも行政機関あるいは学校現場への配置替えと考えております。あと、臨時職員3名でございますが、これについては配置の条件として、こういう指導経験のある方を配置するようにという条件もございますので、現在の指定管理者候補者からも引き続き施設に残ってほしいという意向は示していただいております。あとはそれぞれ3名の方の当人の事情がまず最優先でございますので、それを優先しつつ、可能な限り続けて勤務していただけるようにしていきたいと考えております。  指定管理料でございますが、平成30年度の予算額と指定管理料との乖離ということになるかと思います。この平成30年度の予算額の中で、指定管理料から除いたものの中で大きなものは、まず施設計画策定委託料、これは指定管理の業務とは全然関係のない業務でございますので、これが474万9,000円ございます。そして施設の修繕料のうち、この指定管理期間中のリスク分担で20万円以上の大規模な修繕に関しては市が経費を負担することになっております。平成30年度予算でこれに該当する部分が680万円ございます。あと、ちょっと細かなものになりますが、電話機とコピー機、AEDとかのリース料ですが、AEDについてはずっと市が負担をする。電話機とコピー機については現在長期継続契約でリースをしておりますので、現契約が続く間は市の方で負担をするというので、これで28万3,000円ということになります。そういったものを合計していきますと1,183万2,000円ということになります。
     さらに、現在、市の収入としておりますうち、宿泊代ですとか施設の使用料については引き続き市の収入として、指定管理に移行しても変わらないわけですが、食事代、キャンプファイヤーや野外炊事のときのまき代であるとかクラフトの材料費、シーツ代、自主事業のときの参加者負担金、これらの収入については指定管理者の収入としていただくこととしております。これらが合計で1,889万円ございます。そういったものが収入として指定管理者の方に入ります関係で、その分は差し引いた感じで指定管理料を算定しております。  あと残り、まだ大きな開きがございますが、この部分については、平成30年度予算で、いわゆる人件費が占める額が非常に多くなってございます。具体的には平成30年度の予算額で予算書に提示しております先ほどの市職員5人で4,621万8,000円、そして、それに臨時職員3名の分の人件費を加えますと、5,323万4,000円という額になります。指定管理料の算定に当たって、人件費を算定するに当たりましては、先ほど馬場委員への説明にさせていただいたとおり、少なくとも5名以上の教員あるいは体験活動の指導経験者を配置していただくという前提で、それに見合った人件費を計上しているわけですが、それが9名分で3,900万円とこちらで計算をしております。そこの部分で、5,300万円、先ほどの提示した予算額とで2,233万4,000円の開きが出てございます。  それと3点目、警備員でございますが、夜間警備、宿直対応については、現在でも職員ではなくて業務委託をしております。委託先から警備員を配置していただいて、実際に行っているという状況でございまして、指定管理後についても同じような形態でされることになろうかと思いますが、それを委託ではなくて、指定管理者が直接実施していただくことも別に可能という扱いにしております。具体的にはまだそこはどうなるかというのは現在決まっておりません。  以上でございます。 125 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 126 ◯委員(山田多津子さん)   9人の職員配置の案で指名をされたということで、予算のところで出ている数字とは違うということがわかったんですが、先ほどおっしゃっていただいた臨時職員と「やまのこ」の事業に対しての職員は継続していただけるというか、そのことを要求していただけると思うんですが、この方たちは教職の経験がある方なのか、その辺をお聞かせいただきたいと思うのと。  今いっぱい数字を並べていただいたんですが、2,200万円の差が出てきているということでの確認をさせていただきたいと思います。 127 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 128 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   まず1点目、臨時職員3名の方は教員経験者ではございません。教員経験はない方が3名でございます。  もう1点、人件費に関しましては、先ほど申し上げましたとおり、平成30年度の予算額と指定管理料の積算の額とは2,200万円を超える額の乖離がございます。  以上でございます。 129 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 130 ◯委員(山田多津子さん)   先ほど馬場委員の質問のときもあったかと思うんですが、特に「やまのこ」事業ですと、今まで事業をずっとやってきていただいたんですが、やはり子どもたちの参加が中心になりますので、教員の経験者を、今後1名以上の教員経験者、それから体験学習もそういう経験をされた方をということでおっしゃっていただいたんですが、この継続をしていただく臨時職員、希望として、継続されるかどうかわかりませんけれども、3名の方は教員免許をお持ちでないということですね。ということは、新たに、先ほどおっしゃっていただいた1人以上の教員経験者をきちっと配置していただくこと。それから、体験学習のところでの教員の経験者も配置が必要だと先ほどおっしゃっていただいたかと思うんですが、これとは符号しないんですか。全く関係なしで、そういった方をきちっともう一度配置をしていただくという理解でよろしいんですか。 131 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 132 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   「やまのこ」専任指導員というのは、利用していただく学校と連携して「やまのこ」事業を推進していくということを担っていただいていまして、県の補助金を活用して、今、配置をしているものでございます。ここに現行でも教員の資格あるいは経験等は必要とされておりませんので、現在も教員の資格をお持ちではない方2人を配置しております。もう1名の事務あるいは活動支援の補助についても、そういった経験、資格等は問わずに採用しております。指定管理移行をした後も、本人が希望されれば継続して勤務をしていただきたいと考えております。これとは別に教員経験者は最低1人が必要ということでございます。体験活動の指導経験者を含めると少なくとも3名、できれば5名以上という配置を希望ということで公募をいたしました。  また、「やまのこ」指導員2人のうち、1人は、これも体験活動の経験のある方を希望するという形で公募をいたしている状況でございます。 133 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  北川委員。 134 ◯委員(北川元気君)   まず、この説明会および現地見学会に参加されたのは何団体あったんでしょうか。それから申請された団体は2団体ということでいいんですか。 135 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 136 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   まず、お尋ねの説明会、現地見学会ですが、7団体の参加がございました。そして、申請を提出していただいたのは、おっしゃったとおり、2団体でございました。 137 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 138 ◯委員(北川元気君)   指定管理料を見ていると、ものすごく高いと思ったんですけど、そういった経緯で、この4年間を指定管理されるのに特段反対するわけではないんですが、選定理由のところで1から5まで書いてありますけど、なかなか数値的な具体的な目標みたいなものが書かれていないので、具体的な数値目標みたいなものはあるんでしょうか。これだけのお金を使うんですから、そういったこともないと説得力がないと思うんですけど、いかがですか。 139 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 140 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   今回の指定管理者公募に当たって具体的な数値目標というのは設定をしておりません。  以上でございます。 141 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 142 ◯委員(北川元気君)   具体的な数値目標がないということですけれども、何回も申し上げますが、すごく高いと思います。今、ほかの委員の皆さんがさまざまな質問とか指摘もされましたけれども、この4年間はこれで指定管理するということで、僕も特に反対することではないんですが、将来的に考えていかないといけないと思いますので、この4年間の結果がそういった議論のベースになってくると思うんですね。なので、しっかりと数値目標みたいなものは、この公募については設定はしなかったということですけれども、今後この運営していくに当たって、目標みたいなものを持たれた方がいいのではないかと思うんですが、ご見解をお聞かせください。 143 ◯委員長長崎任男君)   荒神山自然の家所長。 144 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   おっしゃるとおり、目標を具体的に、数値を掲げるというのが、もちろんいろんな方にわかりやすいとは考えておりますが、現時点で利用状況については、平成26年度、平成27年度は大幅な伸びを示したんですが、その後、平成27年度をピークに、今年度まで若干減りつつある状況というのが続いている状況で、どのあたりで目標設定という部分もありますし、特に平成28年度に市長部局から教育委員会へ移管をしてからは、もちろん利用者数、数も大事なんですけれども、支援の中身というのに重点を置いて運営をしてまいりました。  おっしゃるとおり、今度、指定管理にして活性化を図っていく中でということになれば、今まで以上にこの利用者数、数字というのは大きな意味を持ってくると思います。その辺については、現時点で具体的にどういうような、どの時点で設定するとかというのは決まっておりませんが、おっしゃるとおり、その中で検討はしていくべき課題かと考えております。 145 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 146 ◯委員(北川元気君)   明確に目標を持って、数値化して、それが達成できたのか、できていないのかということが、今後継続していくのかどうなのかというところの議論のベースになると思うので、検討の課題とおっしゃいますけど、明確に設定してやっていただきたいと思います。今、確約はいただけないかもしれないですけど、そういう思いで僕はこの議案を見て審議していますので、よろしくお願いします。  以上です。 147 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 148 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第66号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  山田委員。 149 ◯委員(山田多津子さん)   この議案に対しても反対の討論をしたいと思います。  いろんな努力をしていただいているということはよくわかったんですが、先ほどもお示しいただいたように、やはり経費の削減が大前提になっていると言わざるを得ない、そういう数字もはっきりしてきました。もともと公的な施設の目的にふさわしい住民サービスの向上をしていかなければならない。それが経費の縮減によって困難になってくる。それから、そういう業務に従事していただいている労働者の労働条件が悪化してくる。私はやはりそう思います。そういった点での自治体の責任の後退につながっていくと言わざるを得ない、そういう点で反対といたします。  以上です。 150 ◯委員長長崎任男君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 151 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第67号損害賠償の額の決定につき議決を求めることについての件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  病院総務課長。 152 ◯病院総務課長(高月多智男君)〔議案第67号について提案説明〕 153 ◯委員長長崎任男君)   これより議案第67号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  奥野委員。 154 ◯委員(奥野嘉己君)   この際、1点だけ確認させていください。こういう事故といいますか、事例が生じました。その後、彦根市立病院として、腹腔鏡下手術の実施はどのぐらい症例としてされていますでしょうか。    (「この事例で萎縮されてしまっているのかどうかというのが気になっているので。     いいです、また別途聞くので」と呼ぶ者あり) 155 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。  北川委員。 156 ◯委員(北川元気君)   全員協議会の議案説明では、詳しくこの経過とかについてお聞かせをいただきましたが、ここで議事録に残しておかないといけないということもありますので、まず、その損害賠償の額の根拠についてご答弁ください。 157 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 158 ◯病院総務課長(高月多智男君)   損害賠償の金額の内訳ということなんですが、まず、精神的損害に対します慰謝料、そして次、死亡がなければ本来得られるべきであったという逸失利益、そして死亡事故がなければ、ただちに負担することがなかった葬儀費用ということで、この三つの区分で分けることができます。それぞれの三つを合わせまして合計金額の2,859万8,467円ということになっております。  具体的な算出方法、算出額につきましては、私どもが保険契約している損保会社の方で過去の同類の保険事故案件の例に鑑みて積算されたものでございまして、より細かくとなりますと、亡くなられた方の個人情報的なことも含まれますので、この金額の内訳としては慰謝料と逸失利益と葬儀費用、この3点になります。 159 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 160 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。もう1点、全員協議会の議案説明のときにも、これだけ時間がかかってしまったことについて、病院サイドの対応について反省の弁がかなり述べられていたんですが、その点についてお聞かせください。 161 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 162 ◯病院総務課長(高月多智男君)   今回の事故につきましては、2年という時間がかかりました。同じような時期にもう1件ございましたけれども、それとこちらの事故とは中身も明らかに違っておりましたし、それから、私どもの方としては、病院として亡くなられた方のご家族の方に真摯に説明もさせていただいたりとかいうことで、そちらの方にかなり時間を費やしたということでございます。 163 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 164 ◯委員(北川元気君)   時間がかかった理由は今お聞きしたところなんですが、初期対応に問題があったということで、反省の弁を議案説明のときに述べられていますよね。その点について答弁しておいてください。 165 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 166 ◯病院総務課長(高月多智男君)   私どもの方では今後もインフォームドコンセントということで、患者さんのそれぞれの状態に応じた、リスク等も含めて事前に説明する必要がやはりあるだろうということで、それにつきましては、あらゆる方面で、多職種において患者さんに向き合って説明をしていく、対応をしていくというように今後はなっております。 167 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 168 ◯委員(北川元気君)   議案説明のときには、この事故が起きて数日間の最初の対応について、言葉遣いであったりとか、態度であったりとか、そういったところに反省すべき点があったとおっしゃっていました。もう少し遺族の、ご家族の気持ちに寄り添った対応ができたのではないかとおっしゃっていましたので、その点をお聞きしたかったんです。もう一度お願いします。 169 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 170 ◯病院総務課長(高月多智男君)   委員ご指摘のとおり、私どもの方としましては、亡くなられた段階でご家族の方に、適切な時期に適切な説明を行うことができなかったということが今回ございましたので、それにつきましては、今後はもうそういったことがないように、発生したときにすぐに説明するように対応してまいります。 171 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 172 ◯委員(北川元気君)   ぜひ改善していただく努力をお願いしたいと思います。  以上です。 173 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 174 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第67号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 175 ◯委員長長崎任男君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第63号彦根市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 176 ◯委員長長崎任男君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第63号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第64号彦根市家庭的保育事業等の設備および運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 177 ◯委員長長崎任男君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第64号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第65号ひこね市文化プラザおよびみずほ文化センター指定管理者の指定につき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第65号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 178 ◯委員長長崎任男君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第65号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第66号彦根市荒神山自然の家の指定管理者の指定につき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第66号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立)
    179 ◯委員長長崎任男君)   ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第66号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第67号損害賠償の額の決定につき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 180 ◯委員長長崎任男君)   ご異議なしと認めます。よって、議案第67号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  なお、本委員会の審査結果報告等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議はありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 181 ◯委員長長崎任男君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  なお、所管事項に対する一般質問の発言については、委員お一人につき1回、30分以内となりますので、ご留意いただきますようお願いいたします。  質問はありませんか。  馬場委員。 182 ◯委員(馬場和子さん)   では、所管事項について幾つかお尋ねさせていただきたいと思います。  まず1点目なんですけれども、昨日も市内の各小学校で運動会が開催・実施されました。非常に厳しい暑さの中で練習をするということが想定されたり、あるいは運動会や体育祭、体育大会当日も暑さが予想されるということで、早くから対策という意味でプログラムの変更や時間短縮というのをされていたと、それぞれ情報として得ているんですけれども、このプログラム変更や時間短縮についての実態というか、現在教育委員会で把握されているのはどういう内容か、まず教えていただきたいと思います。 183 ◯委員長長崎任男君)   保健体育課長。 184 ◯保健体育課長(日夏晶一君)   小学校の運動会、中学校の体育大会につきましては、今年度、かなりの熱中症の対策が必要であることから、開催時期の見直しも含めて、各校に柔軟に対応するようにということでお話をしております。その中で、まだ全部の把握はできておりませんが、プログラムの変更といたしましては、PTA種目、色別対抗種目等の削除あるいは短縮、入場行進、開閉会式の時間短縮、マスゲームの削除や短縮と聞いております。 185 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 186 ◯委員(馬場和子さん)   きのう実施のところもあるので、全体把握はまだできていないかもしれないんですけれども、今おっしゃったように、かなりプログラムの中で、これはちょっと省きましょうとかいうのがあったというのは聞いているんです。そんな中で特に小学校の運動会というのは、老人会の皆さんにご案内状を出したりとかいうので、交流の機会という意味合いもある中で、楽しみにされていますが、例えば旭森小学校なんかは午前中でもう運動会が終わってしまったりということも聞いております。これは今ほど説明があったように、学校へそれぞれに投げかけされていて、学校裁量でされたという理解でよろしいんでしょうか。 187 ◯委員長長崎任男君)   保健体育課長。 188 ◯保健体育課長(日夏晶一君)   運動会、体育大会につきましては、学校行事でありますので、こちら側から「こういうことを考えてくださいね」という注意等はしておりますが、開催の時期あるいは開催の内容につきましては、各校の判断になっております。  ちなみに、今出ました旭森小学校の運動会につきましては、今年度の運動会は午前中の開催とするということで、次年度以降のことが決まっているわけではなく、今年度は暑さ対策を考慮し、午前中に開催されたと聞いております。 189 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 190 ◯委員(馬場和子さん)   今ほど答弁がありましたように、生徒・児童の身の安全とか保健的な意味合いから、教育委員会としては注意を喚起することはあっても、学校裁量でそれは決められたと理解をさせていただきます。  そんな中で、これは今ほどの答弁の中にもあったんですけれども、当初は時期の見直しも含めて学校の方へは通達されたということなんですけれども、いろんな気象状況等を考えますとこの暑さというのが今年に限ったということでもないのではないかと思います。そんな中で、実施時期の再検討や見直しにつきまして、学校へはおろしておられるけれども、学校としてはなかなかそこへ踏み切れない。というのは、多分学校関係とか教育関係の市全体の行事があって、単独の学校で、うちだけ6月にしますとかいうのがしにくいのではないかというのがあったりするんですけれども、市全体行事とのかかわりから、変更するなら「小学校、一回その月にしましょうか」というようなことも言っていけるのかと思うんですが、その辺の考えをお聞かせください。  そして、今9月の初旬に中学校が大体実施されて、中旬から下旬にかけて小学校が実施されているという状況です。学校行事の関係とか、中学校なら中間試験や中体連などがあって、6月にはなかなかというのがあったりするとは思うんですけれども、実際、子どもたちの健康とか身の安全とかを考えると、やはりこれは再検討すべき時期なのではないかということは思いますので、その辺についての見解をお聞かせいただきたいと思います。 191 ◯委員長長崎任男君)   保健体育課長。 192 ◯保健体育課長(日夏晶一君)   以前も体育大会あるいは運動会を含め学校行事全体の見直し、カリキュラムの見直し等はやっていただいて、随分前になりますが、体育大会を6月にされたという例もございます。昨年か一昨年、僕の方から各学校の方へ「体育大会の時期を、見直しを含めて、各校で検討をお願いします」という話をさせていただきました。今年度につきましても、体育大会が終わって、各学校の取り組みの反省等をしっかりとやってもらった上で、次年度の学校行事について検討をしてもらえるように、こちらから話をしていきたいと考えております。 193 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 194 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。先ほど申し上げましたように、市全体としての行事とのかかわりとかいうのもあるので、もちろん学校裁量で決めてくださいだけれども、市の教育委員会としてもかかわっていく必要があるのだろうということは思いますので、それぞれに通達していただくということと並行して、教育委員会の中でも、どういう方法であれば、そういう検討の余地があるのかというのを学校自体に教えていただくというのが大事なことかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、またこれも子どもたちの身の安全とか、あるいは体に対しての安全ということの中で、これを私は機会があるごとにいろんな場面でも申し上げてきたんですけれども、いわゆる置き勉ですね。教科書とか学校のものを学校へ置いて帰るということが、今までは絶対だめですよということだったんですけれども、文部科学省の方も、いろんな状況から、それは一定認めてもいいのではないかという通達が9月の上旬ごろに、それぞれにされたと思うんです。  そんな中で賛否両論があって、家庭学習の絡みとか、いろんなことがあるとは思うんですけれども、この文部科学省の通達を受けて、彦根市の教育委員会としては、どのような受けとめをされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 195 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 196 ◯学校教育課長(清水貴博君)   確かに国の方から9月6日付事務連絡で頂戴をしております。まずは実態把握ということで、各学校の様子を確認いたしたところでございます。  まず、小学校におきますと、ランドセルを採用している学校が17校中8校、このランドセルというのは大体1キロ前後の重さがございます。それ以外の学校はランリュックという名称で呼んでいるんでしょうか、大体500から600グラム前後と、そこで若干の差はございますけれども、例えば高学年、6年生ぐらいがそれぞれの教科、教科書やノート、計算ドリルだとか漢字ドリルだとか資料集だとか、さらには音楽や書写、図工とか、こういったものをもろもろ入れますと、ランドセルも入れて5.5キロになります。ただ、低学年になりますと教科の数も少ないですので、これが半分ちょっと強の、ランドセルを入れて3キロぐらい。でも、小学校の高学年と低学年は体力が全然違いますので、軽いから大丈夫という認識はしておりません。  今はどの学校も、今、委員がおっしゃいましたように、一方で、家庭でしっかり復習もさせたいというところはございますけれども、決して軽視しているわけではございませんが、音楽であったり、書写であったり、図工、保健体育といった教科書、あるいは1週間の中で使う期日が限られている絵の具セットや習字セット、こういったものは基本、学校に保管をして、そして使用したときには洗ったりとか整えたりする必要はあるんですけれども、そんな工夫を今のところ、どの学校もしてくれております。  ただ、子どもも体格に差がありますので、本当に小さな小学校の低学年の子が3キロとはいえ、それに体操服がありますと、別の袋に入れて上手にランドセルの上にきゅっとかけたりして、さらには水筒を持っていくとかいうことがあるので、本当にただランドセルだけということでもないので、そのあたりは十分に管理職あるいは学校の教員に様子を見てもらえるような。決して親にばかりお願いするわけではありませんが、ものによっては、機会があるときに保護者の方に持ち帰っていただくとかいったこともお願いをしたりする場合があるというのが現状でございます。 197 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 198 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。実態把握もしていただいているということで、今ご指摘があったように、夏場でしたら、小学校の小さい低学年の子が、たくさん要るからといって大きい水筒を両側にかけて、両手で持ってというので、ころんだときに顔からこけないといけないのと違うかというぐらいに危険です。そして、成長段階のときに、余り重いものを、肩に過重がかかると成長にもやはり影響があるかと思います。市教育委員会としては一定理解を示していただいて、学校へ教材をある程度、体操服だとか書道とか絵の具とか、そういうものは一定置いておいてもいいよとかいろんな方法で考えていただくということなんですけど、今、副読本というのがビジュアル化になってきて大型化していて重くなってきたりというので、教科書自体もゆとり教育から脱出するのに内容が多くなったりというので、前より重量が増えていたり、いろんなところが重くなる要因ばかりがあります。そういう意味では学校へ置いて帰ってもいいよという一定のことを学校現場にも伝えていただきたいし、置いていくのであれば、それを置くだけの、学校にも施設が必要かということも思いますので、教育委員会として今後どういう方針で、そういうとこら辺を解決していただけるのか、もし考えがあるようでしたら、お聞かせいただきたいと思います。 199 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 200 ◯学校教育課長(清水貴博君)   いわゆる置き勉ということで、今のところ、置ける場所というのは子どもの机の中でありますとか、教室の後ろにロッカーがございますので、そのロッカーというように、余り教室から離れたところに置くということは、これはまた紛失したりだとか別の問題性を生じることがありますので、離れて置くことはできないと思っていますけれども、委員がおっしゃるように、資料集なんかが、丁寧なのはいいんですけれども、A4版というのが当たり前になっておりまして、こうした資料集も、特別その日その日、家での家庭学習を教員の方が提示する際に、そういう資料集が必要でないならば、それは学校の方で残して保管しておく、そんなことも気にとめながら指導をしていただいているところでございまして、一層、また今後、その状況についても、学校訪問もさせていただきますので、注視しながら、また管理職を通じて先生方にもご指示をさせていただきたいと思っているところでございます。 201 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 202 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。ぜひとも子どもたちに、これは置いて帰っても大丈夫とか、具体的に指導をしていただくように、教育委員会からも各学校へお伝えいただきたいと思います。今までの重いランドセルから、いろんなものを外していったら軽くなったから、歩くのが楽になったとかいう実際のほかの市の例もありますので、そういうことも考えて、よろしくお願いしたいと思います。  では、次なんですけど、これは本会議の中でも議論があったんですけど、十分な答弁がいただけなかったのではないかという思いもあります。議案第72号で教育長の任命同意ということで、教育長をまた担っていただくということなんですけど、今後3年間の中で教育長として、ひこねっこ教育をどのように進めていかれるという思いを持っておられるのか、決意を込めてお伺いできればと思います。 203 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 204 ◯教育長(善住喜太郎君)   今後3年間の、私が特にこれと申し上げられるものを先に。教育委員会全体ということになりますと、現在まだ年度途中でもございますし、これまでやってきたことの継続が当然ございますので、特にこれが大事だと思っているものを3点申し上げさせていただきます。  まず一つ目は、やはりこれまで学校教育を見ていくときの糸口になると考えておりました学力向上でございます。これまでの学力向上に向けた方策について一定成果は見えているとは思いますけれども、今年度、平成30年度、全国平均を超えた科目が一つもなかったということについては、正直私も悔しく思っております。平成28年度に四つ全国平均を超えることができた、平成29年度には二つ超えることができた、今年度はなかったということについては、一定、手を打つ必要があると、単純に右肩上がりで順調に上がっていくものではないと思いながら、そのように考えているところでございます。そのために最近では、家庭学習の定着をもうちょっと学校で考えてみたらどうだろうかと、これは親御さんにお願いするのではなくて、学校が子どもたちに自主的な勉強の態度を育てていくという形でやっていくべきではないか等の話も進めているところでございます。  それから、これについては、学力向上に向けた具体的な方策を平成27年度に検討していただいて、10の方策というものをまとめせていただきましたので、それが3年たって、やはりもう一度見直すべきかと考えています。  二つ目は、これは今年度も申し上げておりますが、教員の働き方改革についての取り組み。今年度、本格的にスタートしたところでございまして、県の方向に従いながら、教員が遅くまで残っている状況、それによって子どもたちとふれあう時間が十分にとれていない、そういう状況を何とか改善していく。これは、今年度はお盆の時期に教員が一斉に集中休暇をとったりしながら、そのために学校の研修行事とかが動いたりもしておりますので、これをまたさらに、どういう形でもって続けていくかということを考えていきたいと思っています。  三つ目は、これは何回も申し上げておりますけれども、この夏の終わりにありました、本市教員の逮捕事案に対する対応でございます。私はやはり教育長として、服務指導者である校長への指導を徹底して、各校において教育公務員、教員が公務員としての自覚を高めて一層の責任ある行動がとれるように、不祥事の根絶が図れるように、服務監督者の長として私が先頭に立って進めてまいりたい、このように考えているところでございます。  特に申し上げたいのはこの三つでございますが、現在年度途中でもございますし、教育行政方針の中に「生きる力を育む」等五つの目標を定めておりまして、その中に進められているさまざまな事業がございます。例えば平成36年の国体開催に向けた競技力の向上であるとか、あるいは学校施設の更新・長寿命化、あるいは放課後児童クラブで待機する子どもたちが出てこないようにするとか、あるいは文化財行政について、保存だけではなくて、今後は計画的な保存と管理の両方を進めていきたい、このような思いを持っております。これらを引き続き、私の次の任期で進めてまいりたいと考えているところでございます。 205 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 206 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。とつとつとした語り口の中に、しっかりと決意も述べていただいているかと思いますし、多種多様な課題など懸案事項があると思うんですけれども、今おっしゃったように、三つの大きな柱のもとに進めていただくということで、今、ぱっと目新しいものはなかったですけれども、確実に目標として、これはやり遂げていきたいというものがあればいいということを思いながら私は質問させていただきました。  どれも大事なことですので、これに特化してということはできないと思いますが、ただ、これがしたい、そのためにはどういう計画を立てていって、年次的に、1年目にはこれをしたい、2年目にはこれをもう一段階上げたいとか、そういう具体的な筋道というか、マップが必要だというのはすごく、いつの場合も感じます。そういう意味では、ぜひとも今おっしゃっていただいたことを、どのようにして実現していくかという何か思いがおありであれば、お聞かせいただきたいと思います。 207 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 208 ◯教育長(善住喜太郎君)   特に今申し上げた三つの件については、例えば学力の向上については、後戻りできないような数値を自分で自分に出していこうと最初から思っているところがございまして、それが例えば全国平均を超えたいと、彦根市の子どもたちに全国平均を超えてほしいというのが一つございます。それが学校教育の全てではもちろんございませんけれども、それが学校教育を見ていくうちの一つの糸口になる。今後もそのことについては皆さんに見てもらいやすい数字でもありますので、掲げていくべきであろうと考えています。  二つ目の働き方改革については、教育委員会の中にワーキンググループを立ち上げておりまして、市の校長会等と一緒になって、どのような形で学校現場におろしていったらいいのかということを考えていただいているところでございまして、それを今年度も、きちっと目標に。去年、今年の4月の初めに保護者宛てに教育長名で、こういう形で彦根市はやりますというのを出させていただきましたが、ああいう形で市全体として方向性が示せるものが必要だと考えております。  三つ目の不祥事の問題につきましては、まず私は学校へ行きたいと、この秋から全ての学校を回って、実際に現場で教職員を指導してもらっている校長の意見を全部聞いてまいりたいと。勝手にやるのではなくて、いろいろ本当に現場で苦労をしてもらっていますので、それをまずやりたいと思っているところです。 209 ◯委員長長崎任男君)   馬場委員。 210 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。具体的に進め方というのも言及していただきました。教育委員会の所管する事項というのは、文化財も含めて、本当に多岐多様でございますけれども、教育長のリーダーシップのもと、将来を担う子どもたちがひこねっことして健やかに育ってくれること、そして、大人になったときに郷土を愛するという気持ちも育てていただきながら、ぜひとも奮闘していただきたいと思います。  以上です。ありがとうございます。 211 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午後0時08分休憩                                 午後1時12分再開 212 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  質問はありますか。  小川委員。 213 ◯委員(小川喜三郎君)   1点目は公共施設の総合管理計画について、全体的なものはまた別のところで議論をさせていただきますけれども、個別計画の中で、とりわけ福祉施設の関係ですけれども、福祉センターの本館の利活用、あるいは障害者福祉センターの利活用について、現在どのような計画をされているのか。この計画では事業費の削減であったり、長寿命化というものもありますし、組織の再編とか施設の再編成等もございますけれども、現状、特に福祉センターでは本館の1階部分の検討状況、あるいは障害者福祉センターの検討状況についてお尋ねをしたいと思います。 214 ◯委員長長崎任男君)   社会福祉課長。 215 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   福祉センターの本館につきましてお答えを申し上げます。現在、平成30年度予算を組ませていただきまして改修の方に取りかかっております。9月18日以降、1階の活用を一旦停止させていただく形で改修を進めさせていただいております。予定としましては、今年度中にあらかた改修工事を終わらせていただこうと思うんですが、その改修工事が終わりましたら、1階に介護福祉課、それと障害福祉課に入っていただき、一部利用がしやすいようスロープを設けて、利用・活用を広げていく形で対応を考えております。  障害者福祉センターの関係でございますが、設備の改修、機能の再配置等による利便性・効率性の向上を考えながら、適正な維持管理の実施によって長寿命化を進めてまいろうと考えております。  以上です。 216 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 217 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。福祉センターの本館につきましては、業務は来年度から、実施されると理解させていただいたらいいのかどうか。それから、以前、障害者福祉センターにつきましては、指定管理者制度の導入も検討しておられたようですけれども、そうした外部での運営というか、管理をされるというお考えは現状のところではございませんでしょうか。 218 ◯委員長長崎任男君)   社会福祉課長。 219 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   本館1階の活用につきましては、5月の連休以降、各課を移動して、活用させていただく予定をしております。それまでの間に設備等、IT関係等々の工事がまだ少し残る形になりますので、それを済ませた後、5月の連休以降で活用を考えております。  障害者福祉センターの指定管理云々という部分につきましては、現時点においては考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 220 ◯委員長長崎任男君)   福祉保健部次長。 221 ◯福祉保健部次長(田澤靖壮君)   障害者福祉センターの指定管理につきまして、補足させていただきます。一応、何年か前から、福祉センターを改修して障害福祉課を持ってくるときに、指定管理にするとか、委託するとか、それから直営するとか、いわゆる組織的なこととか、いろいろなことを検討させていただきました。来年の5月を目標に課を福祉センターへ持ってきますので、すぐには指定管理が単独でできないので、今回は一旦直営でさせていただきまして、今後またその辺の指定管理とかいうのは、検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 222 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 223 ◯委員(小川喜三郎君)   障害者福祉センターにつきましては直営でということですけれども、今のところ、業務がほとんどない、施設自体があいてしまうというと語弊がありますが、その辺の利活用についての考え、来年のいわゆる障害福祉課が本館の1階に移った場合の、その後の検討状況というのはお考えでございますでしょうか。 224 ◯委員長長崎任男君)   福祉保健部次長。 225 ◯福祉保健部次長(田澤靖壮君)   今は外から見れば障害福祉課が大きく見えて、センターの活動というのがなかなか見えにくいのかもしれませんが、実際、講座とかをさせていただいていまして、障害者の方に毎日出入りもしていただいていますし、それなりの効果のある活動をさせていただいています。後ほど課長の方から答弁しますが、幾つか講座がありますので、今後は講座の人がたくさん集まるとか、そういうことを検討しながら進めていきたいと思います。 226 ◯委員長長崎任男君)   障害福祉課長。 227 ◯障害福祉課長(木村 徹君)   現在、障害者福祉センターではデイサービス事業といたしまして、通所による創作活動、軽作業および生活訓練等を実施している状況でございます。 228 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 229 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。今後も利用者が増えますようにご配慮をいただきたいと思います。これは要望でございます。  二つ目が病院の関係ですけれども、10月1日から地域包括ケア病棟が開設されるということで、議員にも資料提供がございました。41床活用されるということですけれども、1点、ハード面は当然病院の中ですので準備が進んであるのではないかと思いますけれども、ソフト面について、10対1の看護体制とかいうこともお聞きをしているんですが、現状、人員の確保といいますか、スタッフの確保、そういうものについてどのようになっているのかということが1点でございます。  それから、私も勉強不足で申しわけないんですけれども、これは入院患者さんが在宅へ戻られるためのリハビリであったり、直接帰られるとまだまだ不十分で、もう少し病院で治療なり、面倒を見ていただくという病棟だと思うんです。これは基本的には市立病院に入院されていた方が対象だと思うんですが、ほかの病院では他病院からいろいろご紹介をいただいて入院されるというケースもあるように思うんですけれども、彦根市立病院として10月1日に開設されるそのケア病棟の概要について、もう少し詳しくお教えいただきたいと思います。 230 ◯委員長長崎任男君)   看護部長。 231 ◯看護部長(谷口孝二君)   ただいまソフト面につきまして、地域包括ケア病棟、現在許可申請を届け出する最中で、10月1日から本格稼働を予定しております。基本体制といいますか、病棟の機能につきまして、今ほどは10対1と言われていましたが、条件としましては13対1以上というのがありますので、それをクリアできるということで申請届け出ができると思っております。  スタッフですが、その13対1以上ということで算出しますと、現在のところは21名の看護師、看護補助者が4名ということで、10月1日からと考えております。  それで、そのほかにリハビリの療法士が必ず1名、専従でいなければいけないということもありますので、リハビリの専従の方が1名。それから在宅復帰支援とか、連携担当者としまして専任の方が1名要るので、これは看護師を専任で置きまして1名、連携担当者として配置をさせていただいています。ソフト面については概要は以上です。 232 ◯委員長長崎任男君)   経営戦略室次長。 233 ◯経営戦略室次長(瀧口美津子さん)   今ほどの地域包括ケア病棟の彦根市立病院としての概要についてお答えいたします。  基本的には、地域包括ケア病棟へ入院される患者様につきましては、急性期の治療をして症状が安定したものの、自宅やサービスつき高齢者住宅やグループホームなどの居宅施設などへ退院されることに対して不安がある患者さんの在宅復帰支援を行うことを目的にしております。ですので、基本的には当院の一般病棟に入院された患者様に転棟していただくという流れを中心に置いております。  そのことによって、本来当院の役割であります確固たる急性期病院としての役割を維持することも可能になりますし、強化にもつながると考えております。  しかし、今、委員がおっしゃいましたように、地域から直接地域包括ケア病棟に入院される患者様の対応につきましては、それを拒むものではございません。レスパイトなどの場合もあろうかと思いますので、そういったニーズにも応えていきながら対応を進めていきたいと考えております。 234 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。
    235 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。レスパイトの病床とはちょっと意味が違うのかなと思うんですけれども、私が質問させていただいたのは、在宅から直接というのは、この病棟とは関係が薄いのかと思うんですけれども、圏内あるいはどこかで入院しておられて、彦根に帰ってこられたが、ちょっと在宅では厳しいのではないかという方も市立病院では入院させていただける体制なのかどうかということだけをお聞きしたいんですが。 236 ◯委員長長崎任男君)   地域連携センター副参事。 237 ◯地域連携センター副参事(北川智美さん)   他院からの地域包括ケア病棟への転入に関しましては、この医療圏に地域包括ケア病床をお持ちの病院施設との関連も鑑みまして、当院では急性期の地域包括ケア病床の利用ということで、他院で急性期を終えた患者さんを慢性期としてお預かりできる地域包括ケア病床をお持ちの病院に対して転院していただく。当院では急性期を終えた直後の患者様の地域包括ケア病床として、すみ分けの方を考えていきたいと考えております。 238 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 239 ◯委員(小川喜三郎君)   申しわけない、十分理解ができなかったんですけれども、圏域にはもう一病院あるとお聞きしています。直接在宅から入院もされずに、このケア病棟へ入られるということはないと思うんですけれども、いわゆる他病院、湖東圏域外において急性期で入院されていて、自宅が彦根であったと仮にしますと、そういう場合でも市立病院では、今の病床は利用できるのかどうかということだけを教えてください。 240 ◯委員長長崎任男君)   病院長。 241 ◯病院長(金子隆昭君)   当院の地域包括ケア病棟は回復期なんですね。ですから、他院で急性期を終えて、まだ回復期の段階という患者さんはもちろんお引き受けすることはできます。けれども、他院でもう回復期が終わって、慢性期になった患者さんは当院の病棟ではもちろんお引き受けすることはできない。あくまでも患者さんの病期で入っていただく、そういう病棟ですので、他院からの転院を拒むものではございません。  しかしながら、当院がこれまで地域包括ケア病棟を設けなかったのは、周辺の2病院さんが最初から地域包括ケア病棟を構えておられるんですね。当院で急性期が終わった患者さんがそちらの病院に流れるという流れがここ何年も起きているわけです。ですから、当院が地域包括ケア病棟を構えて、当院の急性期の終わった患者さんを全てとってしまうと、そちらの病院さんの方に大きな迷惑をかけてしまう。これは、それこそ地域包括ケアシステムを破壊することにもなりかねませんので、当然これまでどおり、他院に流れていた患者さんはそのまま移動していただきます。  しかしながら、それでも当院は急性期を終えた患者さんというのがまだ50%近くいるという現実があって、そういう患者さんは当院で診させていただくということです。ほかの病院に転院した患者さんはそのまま、これまでどおり診ていただくということの打ち合わせというのは毎週当院の方でも行っております。 242 ◯委員長長崎任男君)   小川委員。 243 ◯委員(小川喜三郎君)   確認だけでございますけれども、そうしますと、先ほどすみ分けをするとおっしゃったのは、いわゆる急性期から慢性期に移られたという患者さんについては、今のケア病棟には入院できずに、相当の病床のある病院に移っていただくということで、在宅に移られる前の支援の中間というと語弊があるかもしれませんが、それのケアをこの病床を利用して市立病院で行うという理解でよろしゅうございますか。 244 ◯委員長長崎任男君)   病院長。 245 ◯病院長(金子隆昭君)   結構でございます。 246 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 247 ◯委員(矢吹安子さん)   小川委員の続きになるかと思いますが、その地域包括ケア病棟は全ての科を対象にされているのか。そして、大体そこへ入ってからの期間、これ以上長いのはというのがあるのではないかと思いますが、最長どれくらいの期間までが猶予とされているのか。それから、今まで入っていて費用を払われていたけれども、そこに入ることによって費用的な面はどうなるのか、その辺を教えてください。  もう1問あるんですが、それは後にします。 248 ◯委員長長崎任男君)   経営戦略室次長。 249 ◯経営戦略室次長(瀧口美津子さん)   今お尋ねになりました、全ての診療科の方が対象になるかという点につきましては、全ての診療科がその対象になります。ただ、一部の診療科におきましては、地域包括ケア病棟の対象患者に該当しない場合がございますので、そういった部分も含めて全ての診療科となります。  あと、最長どれぐらいかという点についてですが、これは60日となっております。この9月末、もう間近なんですけれども、今後近畿厚生局の方へ地域包括ケア病棟の入院料2という施設基準を届け出ます。その届け出の内容の施設基準におきまして60日までをその入院料でもって対応することができるというルールがありますので、それに従います。 250 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 251 ◯医事課長(桂田厚子さん)   地域包括ケア病棟の入院料につきましては、特定入院料である地域包括ケア病棟入院料に1日につき10割負担で2万5,580円を算定させていただきます。この入院料につきましては、入院料の加算であります医療安全対策加算や感染防止対策加算、入退院支援加算などの一部の入院基本料等の加算であったり、在宅医療関係の診療報酬、あと、リハビリの中で摂食機能療法、それから透析とか手術、麻酔などの一部の薬剤の費用を除き、それ以外の費用につきましては地域包括ケア病棟入院料の中に包括になります。  先ほど申し上げましたとおり、入院した日から起算して60日までを限度として、この入院料を算定する形になります。 252 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 253 ◯委員(矢吹安子さん)   さっき最初に言われました、該当しないところというのは、私は皆さんから、けがをして入院をされて、リハビリになって、もう湖東記念病院とか豊郷病院とか遠いところに行くから、彦根市立病院でしてほしい、してほしいという声をよく聞くんです。ひょっとしたらこれも入るのかと思ったら、ちょっと気になりましたので、該当しないとおっしゃったのはどういう科というか、どういう病気の方なのかを教えていただきたいのと、それから、今、費用の面でいろいろいっぱい言ってくださいましたけれども、ちょっと理解はできないんです。では、今まで入っていて、支払っていた金額よりは、その続投になるのか、ちょっと上がるのか、下がることはないと思うんですが、上がるとしたらどの程度上がるのか、その辺を聞かせてください。 254 ◯委員長長崎任男君)   経営戦略室次長。 255 ◯経営戦略室次長(瀧口美津子さん)   今ほどお尋ねになりました該当しない場合、こちらにつきましては、小児科ですね。あと、同じ整形外科の疾患であっても、在宅に帰られたときに、トイレだとか食事だとか、そういった部分での生活機能を少しリハビリで重点的に補えば、在宅での生活が不安なく対応できる患者さんについては、地域包括ケア病棟になるんですけれども、もう少し体の機能を十分に回復する必要がある、それもリハビリで回復する必要がある患者さんについては、地域包括ケア病棟ではなくて、回復リハビリの病棟がある病院の方への転院になります。  あと、特に整形の患者さんにおいては、地域連携パスというのがございまして、この圏域の中においては、その地域連携パスによる病病連携の方が非常に充実しておりますので、そのパス、治療計画に基づいて転院されるルールがありますので、そこの流れにのるような疾患の患者さんについては、当院の地域包括ケア病棟ではなくて、他院の回復リハビリになります。 256 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 257 ◯医事課長(桂田厚子さん)   委員ご質問の入院料の詳細について回答させていただきます。  地域包括ケア病棟入院料というのは、例えば緩和ケア病棟入院基本料と同じような特定入院料という中の部類に入ります。この入院料につきましては、この入院料の中に、例えば検査であったりとか、あと、注射とか点滴であったり、それらが全部包括、含まれてしまっていますので、別に算定することはできません。この地域包括ケア病棟入院料の2は、1日につき10割負担で2万5,580円と先ほど申し上げましたが、患者様がもし3割負担であれば、そこの3割の分をお支払いいただくという形になります。  あと、9月末までは急性期のDPCの入院基本料を算定されていた患者さんが、10月1日からそのまま地域包括ケア病棟に入られた場合には、10月1日から、もう一度最初からリセットされまして、地域包括ケア病棟入院料というのを算定する形になります。それが1日幾らと決まっておりまして、患者さんの負担割合によって金額はさまざまです。  この費用に関しましては、もともと入っておられたDPCの入院料を算定している患者さんで、疾患によっても金額というのはさまざまですので、その方が地域包括ケア病棟に入られましたら、高くなるか、低くなるかというのは、その疾患によって、もともとの病棟に入っておられた入院基本料によっては、高くもなったり、低く下がったりもしますので、一概には今ここで申し上げることができませんので、申しわけありません。 258 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 259 ◯委員(矢吹安子さん)   少し理解できなかったんですが、ずっと今まで入っていて、払っていたお金に2万5,500円の3割だったら、3割分だけがちょっと上がるという発想ではないんですか。大体そう思ったらよろしいんですか。違いますか。下がるときはすごく下がる。 260 ◯委員長長崎任男君)   医事課長。 261 ◯医事課長(桂田厚子さん)   入院費につきましては、もともと入っておられた病棟というのはDPCの7対1の入院基本料を算定しておりますので、全くまた地域包括ケア病棟とは入院料の計算が異なってきます。なので、入院料というのは1カ月単位で計算をしますので、9月末で一旦7対1の入院基本料は切れてしまいますので、10月1日から新しい病棟での入院料という形になりますので、上乗せされるというわけではございません。 262 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 263 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。  それでは、次にいかせていただきます。世界遺産登録のことですが、来年に向けて県との関係がもっと強化されると伺っているのですが、例えば今年度では県予算が40万円ほどだったと伺っています。それで、来年からは県予算はどれぐらいと聞かれているのでしょうか。 264 ◯委員長長崎任男君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 265 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   現時点で来年度の予算については聞いていないというのが現状でございます。本会議におきましてもご答弁させていただきましたが、今年度末には推薦書原案を文化庁へ提出する予定をしております。これによりまして、来年度の当初に文化審議会に諮られ、滋賀県に対しまして推薦書原案の課題が示されてまいります。したがいまして、その対応につきましては、県がするという必要になってまいりますことから、担当する部署なり、一定の予算も当然必要となってまいりますので、その進行状況によって県の方も予算を必要に応じて講じるという状況になるかと考えているところでございます。 266 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 267 ◯委員(矢吹安子さん)   例えば現在、県から彦根市に1人が入っていらっしゃいますが、その方の費用は彦根市が持っていると思うのですが、来年度は市の方から県の方に行かれるようなお話を伺うのですが、そのお金も、では反対に県が持っていただける交渉をされているのでしょうか。 268 ◯委員長長崎任男君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 269 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   委員ご指摘のとおり、今は県から支援という形でお一人職員を派遣いただいており、費用は彦根市が持たせていただいております。世界遺産登録を進めている他市の事例を見ますと、やはり市から県に派遣しているという状況がありますので、市としましても今後世界遺産登録を進めていくに当たりましては、市から県に職員を派遣することが必要になってくるかと思いますが、それ以外にもいろんな費用の負担、業務の負担も含めまして、今後協議をして進めてまいりたいと思います。 270 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 271 ◯委員(矢吹安子さん)   世界遺産という大きな事業ですので、県もしっかり担っていただかないといけないのではないかと私は思っているのですが、市としてどのような話をしっかりなさっているのか。例えば翻訳のこととか保存管理とか、これからひっかかってくるのではないかと思うのですが、そういう具体的な話なんかはされているのでしょうか。 272 ◯委員長長崎任男君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 273 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   こちらも本会議の方で少しご答弁をさせていただきましたが、今後世界遺産登録を進めていくに当たりましては、三つの重点項目があろうかと考えております。  まずは推薦書原案の作成、そして構成資産となる文化財の保存管理体制の整備、最後に情報発信・啓発活動という形になりますので、この3点をいかに県と市が分担しながら効率よく進めていくかという話は現在検討を進めておりますし、今後もそれに向けて進めてまいりたいと考えているところでございます。 274 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 275 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。今までが市が中心であったからかもしれませんが、県の動きが少し弱いようにずっと思ってきたものですから、ぜひしっかり話をしていただきたいと思います。そして、世界に認められる世界遺産登録という大きな事業なので、例えば大久保市長と三日月大造知事との間のトップ間の話し合いはどれぐらい持たれているのでしょうか。また、どれぐらい持たれようとしているのでしょうか、伺わせてください。 276 ◯委員長長崎任男君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 277 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   これまで個別にお話しされたことはあろうかと思いますが、正式に、今ほど申し上げました県と市の費用や業務の分担についての話はこれからという形で考えております。今後は市長、教育長を初め、県知事や県の教育長ともお話をいただきながら協議を進めてまいりたいと考えております。 278 ◯委員長長崎任男君)   矢吹委員。 279 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。今、教育長というお話がちらっと出たものですから、教育長、世界遺産登録に向かって市は県にどのように接していこうとされているのか。今までが少し弱かったもので、気にしているものですから、教えてください。 280 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 281 ◯教育長(善住喜太郎君)   具体的な話は今、推進課長の方が話をさせていただいたとおりでございますけれども、今年度から青木教育長と話をしているときも、「県はやりますよ」という声を私は直接聞いておりますので、今後もそういう形で青木教育長と連絡をとりながら進めさせていただきたいと思っております。 282 ◯委員長長崎任男君)   ほかにありますか。  北川委員。 283 ◯委員(北川元気君)   それでは、学校関係でお尋ねいたします。  まず、いじめとか暴力行為の問題で、教育委員会として把握されている認知件数をまずお聞かせください。 284 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 285 ◯学校教育課長(清水貴博君)   本年度、平成30年度のここまで、1学期が過ぎた段階でございますけれども、小学校、中学校合わせて10件の暴力行為の件数がございます。小学校の方で対教師暴力というのが随分増えているのが特徴と捉まえております。  いじめの認知件数につきましても、今年度ここまで73件ございまして、うち小学校60件、中学校13件という状況でございます。こちらの方も小学校におけるいじめの認知件数が数多く報告されておりますけれども、これまで見過ごしがちだった集団登校時に上級生が下級生に対して、ちょっと心ない言葉をかける。それは上級生はどういう思いから発しているのか、後々の指導の中では、そういうつもりではなかったということを教員に話し、そして、子ども、それぞれのご家庭の方にも説明をしている状況ではございますけれども、こういった細かなことについても、いじめの認知ということで確認をいたしまして、今申し上げた数字として報告を受けているところでございます。 286 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 287 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。まだ1学期の期間だけの数字だということですけれども、これは増えていると見ていいんですか。その辺の認識を伺います。 288 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 289 ◯学校教育課長(清水貴博君)   全体の数字といたしましては、問題行動、暴力行為の件数については昨年度と変わりはないところでございますけれども、小学生の問題行動、暴力行為の件数については増えている。したがって、中学校ではそういう問題行動の件数は減っているということを申し上げることができると思います。  いじめの認知件数につきましては、これは現段階としては、昨年度がトータルで97件でございましたので、それから比べますと、これから2学期、3学期と、もちろんそういうことのない日常生活ということで学校では指導を進めていこうとは思っておりますけれども、同時期と比べると増加している、認知件数が増えているということでございます。 290 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 291 ◯委員(北川元気君)   認知をしていただく、例えばこれがいじめだという発見できたいじめと、それと、まだ発見できていない、だからここには数字として上がってきていないけれども、あるいじめということもあろうかと思うんですが、今、集団登校でのそういった事例も一部紹介していただきましたけど、学校外で、例えば学童の時間とか放課後の時間とか、そういったところでの把握というのはどういう状況なんでしょうか。 292 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 293 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今、委員がおっしゃいましたように、確かに放課後児童クラブの中でトラブルが起きているケースもございますし、中には子どもたちが学校を終えてから通う学習塾の中でトラブルが発生して、これを学校で教員の方へ相談をしていじめという形で捉まえて指導をしているケースもございます。年度の途中ということもございまして、現段階で、放課後児童クラブで今ほどの73件中何件起こっているかということは、詳細はお許しをいただきたいと思うのですけれども、時期を見ながら、それがどういう割合で起こっているか。年に3回専門家も入れながら、いじめ問題の対策の連絡協議会をやっておりますので、その折々には今申し上げたような形も適切に示しながら、子どもたちがよりよい学校生活を送れるように対処してまいりたいと考えているところでございます。 294 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 295 ◯委員(北川元気君)   なぜこういう質問をするかといいますと、実際に僕の年代の子育て世代の人が、それこそ中学校とか小学校とかの保護者が多くなってきたので、よくこういう事例を聞くのかと思う半面、実際にその認知件数自体はどうなっているのかというところで、お尋ねしたかったんです。よくお聞きするのが、例えば子どもがいじめに遭っている子を見たということを自分の子どもから聞いたと。親はそれを学校に伝えたら、またちくったとかいうことで、自分の子どもがいじめに巻き込まれてしまうのではないかとか、いじめに直接かかわっていないけれども、それを見たとか聞いたとか知ったとか、例えばそれこそ学習塾とか、地域の方もいらっしゃるでしょうし、そういった人たちが学校にこういったいじめがあるんですよという事実を伝えられる仕組みというのが必要なのではないかと思うんです。  そこで、せっかくつくっていただきました各学校のホームページなんかを見ますと、いじめは各学校でいろんな個別の取り組みをやっていますということで書いてあるところもあれば、書いていないところもあって、一切更新されていないところとかもあります。その辺は本会議でも指摘させていただきましたけど、すぐに更新をしていただきたいと思うんですが、例えば教育委員会のホームページでいじめ相談の電話番号とかはわかるんです。ただ、学校のホームページにそれが載っていないから、例えばどこどこ小学校と、そこのホームページに行っても、いじめについての取り組みが中に載っていないので、地域の人からそういういじめの情報とかをすくい上げにくくなっているかと思うんです。そういうところを対応していただきたいと思うんですが、ご見解をお聞かせください。 296 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 297 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今ほど委員の方からご指摘をいただいたこと、もっともなことだと思って聞かせていただいております。今年の1月より学校のホームページを開設しておりますので、今後、今、委員がご指摘されたことも含めてですけれども、各学校のホームページの中に、うちのホームページの方につながるリンクを張りつけるなど工夫をしながら、直接連絡がとれる方向を、一々彦根市のホームページを見なくても済む方法、ご意見をいろいろ頂戴しながら、より適切に進めてまいりたいと思っております。 298 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 299 ◯委員(北川元気君)   各学校のホームページには教育委員会のリンクは恐らくもう既に全部ついています。ではなくて、学校のホームページから、いじめにかかわるご相談はここに電話してくださいということが直接わかるようなこととか、地域の人とか、直接いじめにはかかわっていないけれども、見た、聞いたという方とかも相談しやすい体制づくりというのをお願いしたい。それは要望です。  それともう1点、せっかくあれだけお金がかかってつくったホームページなんですけど、恐らく全部PC対応なんですね。スマホ対応になっていないんですよね。だから、すごく見にくくて、利用者はほとんどスマホで見ると思うんですよね。なぜこれをスマホ対応にしていただけなかったんですか。 300 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午後1時56分休憩                                 午後2時00分再開 301 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  教育総務課長。 302 ◯教育総務課長(坂井博之君)   学校ホームページのシステムの関係でございますけれども、昨年度、プロポーザルによって導入をしたわけなんですが、もともとのパッケージングにスマホの対応という部分がなかったというところで、現在、パソコンの画面を中心にした展開になるんですが、スマホで拡大で見ていくという、ちょっと不便ですけれども、見ることは可能であるという状況でございます。  当時、プロポーザルをやられたときに、いろんな条件がある中で、やはり学校の教員、要はホームページ画面を作成する、更新する学校の負担の軽減という部分、負担をかけないようにというところを優先して取り組んだというところもありまして、そういった部分、更新のしやすさという点では今のシステムがすぐれているというところで、総合評価をした上で今のシステムを導入したという経過があるということでございます。  今、委員からご指摘のありましたように、スマホでの展開というところにつきましては、今後、導入時期なんかを踏まえまして、検討していく形で進めていければと考えております。 303 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 304 ◯委員(北川元気君)   つくったのはいいけど、利用していただけなければ意味がないというのは言うまでもなくて、あと、時代的にもモバイルファーストというのは当たり前のことで、むしろパソコンで見る人よりもスマホでアクセスする人の方が多いんですから、その点は早急に進めていただかないと。むしろパソコンのページの方が要らないのと違うかというぐらいの印象を持っていますので、その点はしっかりとしていただきたいと思います。  それから、繰り返しになって申しわけないんですけど、各学校で更新をしていただいているんですが、見ていると本当にばらばらで、トピックスとかバナー自体も全部統一がされていないんです。それぞれの学校の取り組みがあって情報発信をされているので、全部一緒じゃないといけないというわけではないんですけど、片やPTA通信とか地域の方々への情報発信とかがしっかりされている学校があれば、こちらではないという状況があって、「最新のニュースはありません」とか、そういう状況というのはすごく見ばえが悪いので、その点、しっかりと更新をしていただくように再度お願いをしておきたいと思います。  続けて、鳥居本学園でやっているタブレットの導入の件についてお伺いをしたいと思いますが、現在のタブレットを使った教育の取り組み状況をお尋ねします。 305 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 306 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今ほど委員がお話に出していただきましたように、鳥居本学園、いわゆる鳥居本中学校の方で全ての子どもたちにタブレットを持たせて、もともとがモデル事業として実施をし始めたものでありまして、私どもも何度となく学校の方には訪問をさせていただいておりますが、いずれも子どもたちが効果的にタブレットを活用して学習をしている様子、教員も電子黒板といいますか、こういったものを活用しながら授業の方を進めている。その結果であるかどうかというところまで細かく分析しているわけではありませんけれども、子どもたちが非常に意欲的に学習をして成果を上げているということは、これまでの委員会あるいは本会議の中でも話題としてご説明させていただいたところでございます。 307 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 308 ◯委員(北川元気君)   授業としてタブレットをこういうように使っているという一例みたいなものを紹介していただければと思うんですが。 309 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。
    310 ◯学校教育課長(清水貴博君)   例えば社会科の学習の中で、もちろん地図を見ながら子どもたちが学べばいいわけですけれども、タブレットを持っていることによって、こういった地図もピンポイントで指定されたまちのところにそのまま焦点化して学習を進めたりだとか、さらには、特別支援学級がございますけれども、そこの子どもたちも比較的、図・絵といったものを見ながら学習に向かえる。ただ単に黒板に書いている文字を見ながら、あるいは教科書に書いてあるといった文字だけを追いかけるのではなく、こうしたタブレットを使いながら、次の動画あるいは次の静止画というようにして次々と進めていく中で、学習活動が円滑に行われているという利点を学校の方からは伺っているところでございます。 311 ◯委員長長崎任男君)   教育部長。 312 ◯教育部長(安居庄二君)   補足なんですけれども、実は私も鳥居本学園の方に行きまして、実際にその現場を見せていただきました。今、北川委員がおっしゃったように、例としましては、体育の授業を見ていたわけです。そのときに前転とか、いろんなことがあるんですけど、それを先生が動画をタブレットで撮られて、それを次に子どもたちが、自分がどういう形で飛んでいるのかというのをその場で確認ができる、リアムタイムということが一番大きかったと思います。それを見て、もう一回繰り返し練習をしていくということにも役立っていたと思っています。 313 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 314 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。今後、そのタブレットを使った教育というのは、まずは鳥居本学園から始めていただいていますけど、彦根市としてどうしていかれようとお考えですか。 315 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 316 ◯学校教育課長(清水貴博君)   学校の校長、特に中学校の校長の中には、こうしたタブレットをより効果的に子どもたちに持たせて、家庭学習などの充実にも生かしたいという要望はこれまでからも受けているところでございます。しかしながら、子どもたちにタブレットをどれだけの台数、どのようにして持たせることができるのか、タブレットだけの問題ではございませんので、無線ラン等の設備も含めながら考える必要があります。  今でも数値的には本市における無線ラン等の整備は7割方できているというのが県の方を通じて国の方に出している資料ではありますけれども、これは教員のところに持っているタブレットを教室の方へ持っていって、そこから配信をしているということを含めていますので、全部の子どもたちが持つというのには、おおよそ及ばない状況がございます。  一方で、鳥居本学園においても、全体で100人に満たない子どもたちでありますけれども、タブレットを一斉に立ち上げようとすると、なかなかそれだけの容量がないので、立ち上がってくるまでに時間がかかるとかいったことも現状としてはあるように伺っています。したがいまして、大きい学校では700人、800人という学校が市内にはございますので、こういったところを整備していくのには、すぐれものではあると認識しながらも、一定時間はかかるのかという認識です。でも、タブレットを使った学習というものを効果的に進めていくための研究というのは進めていかないといけないと思っているところでございます。 317 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 318 ◯委員(北川元気君)   福祉病院教育常任委員会の方でも視察を考えていまして、荒川区の方に先進的な事例があるということで、全生徒にタブレットを支給されていて、家まで持って帰っていただいて、家庭教育も実施されていると、そういった事例を今度学んでこようと思っています。そうした中で、時代的には必ず1人1台タブレットという時代には多分なってくるでしょうといった中で、彦根市がそういったところにも遅れをとらないように、また、最近ですと、子どもの方が使えて、教員の方が使うのが難しいとか、それこそエデュケーションなので、基本的にはセキュリティの問題とかもいろいろありますから、そういった管理の課題とかもきっとあるんだろうというところで、その点を勉強してこようと思っています。積極的にその点を教育委員会としても認識をしていただきながら、積極的にタブレットの導入を進めていただきたいという思いで質問させていただきました。  これはこの程度にしておいて、次にいきます。次に、プログラミング教育というのがありまして、これはこの3月に、多分2020年度から必修化になるということで、報道とかでも出ているんですけど、まずこのプログラミング教育は彦根市はどのように認識をされているのか、お聞かせください。 319 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 320 ◯学校教育課長(清水貴博君)   おっしゃるとおり、2020年度からプログラミング学習というのが学習指導要領の改訂に伴って持ち込まれることになるわけですけれども、本市では教育研究所がございまして、その教育研究所の中に複数の教科研究グループというのがこれまでからもあるんです。今年度からはそのプログラミング学習の実施ということを踏まえながら、小・中学校から教員を推薦いただき、そして4月以来、どういうようにして進めていくのが効果的なのか。  ともすると、プログラミング学習という言葉から連想をして、みんながパソコンを本当に上手に使って、そして、いろんなプログラムを組んでやっていかないといけないというイメージを持っている。教員でさえ、そういう教員が多いんですけれども、あくまでプログラミング学習といいますのは、これまでからもゴールをきちっと示して、そしてそれに向けて、この時期には何をやっていく、そして、次はこれをやって、最終的にこういうことができますよねというのが国が進めているプログラミング学習です。  もちろんタブレットだとか、そういった機器がそこに使われれば、より効果的なのは言うまでもないことですけれども、決してそれがないとできないというものではないという、そういったところから、今、研究を進めているところでございます。 321 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 322 ◯委員(北川元気君)   今言っていただいたとおり、多くの誤解が、このプログラミング教育、プログラミング学習という名前だけ聞くと、すぐタブレットとかパソコンが要るのではないかと思われている教員の方も多いと思いますけど、決してそういうことではなくて、各教科においてプログラミング的思考というものを取り入れたものに変えていくということで、2020年度からの必修化ということで私も認識をしています。  それに当たって、もう2020年度なので、すぐなので、どういった準備をされているのか、今、一部紹介もありましたけど、準備状況についてお聞かせください。 323 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 324 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今申し上げたように、月に一度、教員が集まって話をしております。正直、私自身がその一部始終を把握しているわけではございませんが、この年度末、2月20日と日にちは決まっておりますけれども、彦根市内の教員を一斉に集めた教育研究会の中で、プログラミング学習を研究しているチームの中間発表といいますか、そういったことを予定しておりまして、こういったものを一つのきっかけに、それぞれの学校で、今、委員も言ってくださいました、いわゆるプログラミング思考なのだということで認識をより一層高めるようなときにしたいと考えているところでございます。 325 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 326 ◯委員(北川元気君)   そうしたら、今の段階では具体的な課題であったりとか、必要な予算であったりとかというところまではわからないということですかね。 327 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 328 ◯学校教育課長(清水貴博君)   そのとおりでございます。現段階のところでは、調査チームだけの費用だけを計上しているということでございます。 329 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 330 ◯委員(北川元気君)   民間の方からも、こういった2020年度からプログラミング教育が始まるので、ぜひとも、要するに学校に入って、こういった情報とか資料を提供したいと言っておられる方もすごく多く、意外といらっしゃって僕もびっくりしているんです。そういった学校の中だけで、先生だけでいろいろ考えるというよりも、もっと民間との協力とかもやりながら、準備とか課題の方を進めていっていただきたいという思いで質問させていただきましたので、よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして、残念ながら起こってしまった教員の逮捕事案の件についてですけれども、前回の全員協議会のところで、これについての事案の内容を詳しく説明をいただきました。その中身については相手もあることですしもう触れません。ただ、その場で僕が申し上げたのは、当日にいきなり設定された、保護者への説明会がありますよということで、たしかこれは午後7時から急遽開催ということになったと思うんですけれども、その場で「必ず教育長と教育委員会はその説明会に行ってください」ということでお願い申し上げましたけれども、実際に行かれましたでしょうか。 331 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 332 ◯教育長(善住喜太郎君)   私は参加をしておりません。担当の者に、その後、出席という報告を受けております。 333 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 334 ◯委員(北川元気君)   なぜですか。 335 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 336 ◯教育長(善住喜太郎君)   このことについては、それの前回、彦根市内であった不祥事のときもございまして、直接私が行くよりも、学校が一定の当事者としての責任を持って対応をして、それを私はきちっと後で確認をするというのが適切な方法であると判断したからでございます。 337 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 338 ◯委員(北川元気君)   では、僕がその場で要望を申し上げた、その理由は理解していただけなかったということですか。 339 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 340 ◯教育長(善住喜太郎君)   それをお聞きして私なりに考えましたけれども、これまでのそういう経緯等も含めて、これまでの学校の対応、あるいは学校が当事者意識を持ってきちっとやってきてくれているということも考えまして、見送らせていただいたということでございます。 341 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 342 ◯委員(北川元気君)   教育長はそのとき、体を張って子どもたちを守るんだということをおっしゃっていましたよね。僕が今SNS等でどういった状況になっているのかというのを説明した上で、これは学校だけでは必ずしも守れるものではないから、必ず教育長と教育委員会は行って、学校だけの責任にするのではなくてということを申し上げたんですけど、それでも教育長は行かれない判断をしたということですよね。わかるように説明いただけますか。 343 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 344 ◯教育長(善住喜太郎君)   繰り返しになりますけれども、それまでの学校の取り組み、校長とかの話も聞きましたし、私がその場に行く、行かないの問題よりも、学校がきちっと説明する形で正面に立ってやってくれる方が、私は適切な対応になると判断したわけでございます。 345 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 346 ◯委員(北川元気君)   教育長が行かない方が適切な説明になる、責任のとり方になる。よくわかりませんけど、そこをちゃんと理解できるように教えてください。 347 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 348 ◯教育長(善住喜太郎君)   その一つの理由は、学校がやはり子ども、親御さん、あるいはそういうものに対する取り組みの窓口であるということを私は忘れてはいけないと思ったということでございます。私が行って、教育委員会が出てきて、どうのこうのというよりも、やはり現場で動いて、その取り組みをしていくと。あくまで動きは現場でやってもらうということが、その後の子どもたちとの対応のことも考えると、より適切であると考えたからです。 349 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 350 ◯委員(北川元気君)   聞いている皆さんはどう思われるんですかね。普通、会社で大事件があったら、社長自らが表に立つんです。何が窓口なんですか。僕には全く意味がわかりませんけど。それは今回の事案で、僕は、僕の母校ですし、いろいろ話も聞くんですけど、こんなことはあり得ないんです。なぜそこを教育長が、あれだけこの事案の説明のときに私もお願いしましたし、そのときに直接わかりましたとは言っておられないかもしれないけど、この要望はちゃんと聞いていただけるんだと、教育委員会も教育長も行っていただけるんだという、僕はその空気感で認識をしていたんです。誤解だと言われれば、そうかもしれないですけど。それの答えが「いや、学校が窓口だから、窓口が対応することが」。その意味が僕にはわからないんです。  結局この説明会で保護者の方々からどういった意見があったんでしょうか。 351 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 352 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今ほど教育長からご説明がありましたが、当日、教育委員会の方からは教育委員会事務局の管理職、それから教職員係の担当者はその集会の方には参加をさせていただいて、保護者の皆様方、17名でしたか、の方々が学校のことを思う立場でお話をいただきました。もちろん厳しい意見も当然ですけれども、いただいているところであり、こういう場なので、一つ一つ、こういう話、こういう話というのは申し上げませんけれども、一つ一つ、そのような話をいただき、私どももそのことは受けとめて、こちらの事務局の方へ戻ってきた管理職の者から私も確認をさせていただいたところでございます。 353 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 354 ◯委員(北川元気君)   この件はその後、どうなったんですか。 355 ◯委員長長崎任男君)   学校教育課長。 356 ◯学校教育課長(清水貴博君)   8月27日の逮捕事案でありました。学校の方の保護者会は8月31日に実施をされました。警察事案になっておりますので、詳細は私どもも、全く知らないというわけではございませんけれども、被害者にかかわる話はこの場では保護の立場からご容赦いただきたいと思いますけれども、加害の側につきましては、いわゆる起訴という扱いになったと報告を受けておりまして、今後は刑事的な処罰を受けると、当然ですけれども、そのような形で認識をしております。さらに学校の教職員でございますので、その教職員の処分については、県の教育委員会の方にも適切に報告を、こういう状況であるということはさせていただき、どのタイミングで処分をされるのかはわかりませんけれども、その加害の者についての処分というのは、処分がなされた段階で真摯に受けとめねばならないと思っております。  一方で、被害者については、全力で彦根市として、教育委員会として守らねばならないと、それはかかわりのある管理職も含めてですけれども、強い気持ちでいるところでございます。 357 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 358 ◯委員(北川元気君)   これは誰がどう責任をとっていただけるんですか。 359 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 360 ◯教育長(善住喜太郎君)   責任のとり方については、さまざまなレベルがあろうと思いますけれども、彦根市の教育長として私にも重い責任があると考えているところでございます。ただ、その責任がどういう形になっていくかというのは、具体的には、さらにこれからさまざまなところと、例えば県は県なりの手続と処理の仕方でしてくるでしょうし、学校は学校として、私はというか、教育委員会は教育委員会として、どういう形でこの後、責任をとるかということは考えていかなければならないと思っています。 361 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 362 ◯委員(北川元気君)   全員協議会の説明のときには、教育長はもう少し強気に、校長会だったかな、そこで教育長は「体を張って子どもたちを守っていかなければいけない」と。報道関係ともいろいろあったでしょうし、準備説明会でもいろいろあったでしょう、私も聞き及んでいますけど、そういった中で、人事案も出ているこの段階で「どうするんですか」と言ったら、教育長は、「今ここで明言はできませんけれども、それなりに体を張って責任をとります」というようなお考えをその場で述べられたと私は理解をしているんですが、なぜそれを今述べられないんですか。 363 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 364 ◯教育長(善住喜太郎君)   体を張ってとは確かに申し上げました。ただ、その体を張ってというのは、例えば私がそれをすぐ進退の問題にするという意味で申し上げたのではございませんし、こういう形で起きた案件について、私がどのような責任のとり方をするのが一番自分にとって適切な責任かということを考えていかなければならない、そのために私は自分が全力でできることをしていく。場合によっては、体を張るということが、例えば進退になるということが絶対に必要になるのであれば、それをいとうものではありませんし、けれども、あのときも申し上げましたけれども、やはりあの案件で苦しんだ全ての子どもたち、あるいは親御さんのために、例えば子どもたちが明るく楽しい学校生活が送れるようにすることが私の一番大事な責任のとり方であるならば、私はそれに向かって全力でやりますという意味でございます。 365 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 366 ◯委員(北川元気君)   それを考えていかなければいけないと、今おっしゃいましたけど、それを考えていただくためにも説明会に教育長は必ず行ってくださいと私は申し上げたんです。保護者の皆さんがどう思っておられるのか。ここまで来たら言ってしまいますけど、一部報道なんかからも、情報を隠しているのではないかという指摘だってされているわけです。SNSだって、どんどん、写真までついて特定までされたりしているわけです。だから、そういった状況を学校だけの責任にするのではなくて、教育委員会としても、教育長としても、しっかりとそこに行ってくださいねとお願いしていたわけです。それでも行かれなかったわけでしょう。これぐらいにしておきます。  続いて、福祉関係で、以前に福祉理美容師の質問をさせていただいたんですが、その場では、「これから他市の状況等も調べて、彦根市において検討していきます」というような答弁でありました。福祉理美容師というのは、高齢者の方とか、なかなか自由に美容室や理容室に行けない方のお宅まで行ってとかいうことで、そういった補助を他市ではやっておられるということがありますし、また、市内の理容室、美容室の方もこういった資格を積極的に取りに行かれて彦根市でやろうとしておられる方もいらっしゃいます。そういった状況の中でも補助がされていないということで、その背景があったので以前にも質問をさせていただいたんですが、その後どういった検討をしていただいたのか、他市の状況等をどのように把握されているのか、お聞かせください。 367 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 368 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今ほどのお話は2月の議会のときに委員の方からご紹介をいただいたとお聞きしております。その後、県内の実施の状況等を確認させていただきますと、おっしゃっていただいたように、幾つかの市で介護保険の給付という形で実施をされているということは確認をさせていただいております。彦根市で実施をしていくかどうかという部分の検討についてでございますけれども、一つは、この3月まで第7期介護保険計画の作成を行う中でニーズ調査等を実施してまいったわけなんですけれども、その中で具体的にそういった訪問理美容の要望といったものが彦根市においてはなかったということもございますし、福祉施設の方で理美容師がボランティアで実施をいただいているということもあるということで、今の時点においては、彦根市としては実施をするということは考えていないという結論を出させていただいております。 369 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 370 ◯委員(北川元気君)   ニーズの把握の調査をしていただいて、結局需要がないということを今おっしゃったと思うんですけど、どういったニーズ調査をしていただいたんですか。本当になかったんですか、それ。 371 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 372 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   介護保険の今後3年間の事業量なりの見込みを立てるということでニーズ調査、実際にどういったサービスを利用されているのか、利用をしたいと思っているかということでのアンケートをとらせていただいておりますけれども、その中に特別その項目がなかったということもあるのかもしれないですけれども、そういった要望については市の方へは上がってきていないという状況でございます。 373 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 374 ◯委員(北川元気君)   要望がなかったというか、質問の項目がなかったんでしょう。今、そうおっしゃいましたよね。 375 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 376 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   すみません。私は今アンケート用紙を持っておりませんので、はっきりとしたことは申し上げられませんけれども、特別その項目が上がってきたということではないと思っております。 377 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 378 ◯委員(北川元気君)   そうしたら、質問していないのに、回答がなかったから需要がないので、結論としては検討した結果、これは必要ないというのはおかしくないですか。 379 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 380 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   サービスを利用されているご本人様の要望ということもございますけれども、ケアマネージャーの皆様にも、どういったサービスが必要なのかということもお聞きをしております。その中でも特段お聞きをしていないということでございますので、ご理解いただきたいと考えております。 381 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 382 ◯委員(北川元気君)   そんなもの、補助制度がないから、みんなないものだと、知らないから要望がないだけであって、他市ではあるんです。補助も出しているんです。実際にやっているんです。福祉理美容師という資格もちゃんとあるんです。そこに実際、市内の方も資格をとりに行って積極的にやっておられるんです。そういう方から話も聞いているんです。それでもまだ検討した結果、必要ないと言われますか。 383 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 384 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今、委員がおっしゃっていただいていることは十分理解をしているつもりではございますけれども、今、現時点として、市として新しくそういったサービスを行っていくということは考えておりませんので、ご理解いただきますようにお願いいたします。 385 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 386 ◯委員(北川元気君)   考えていないって、結論ありきで、そこまでのロジックがおかしいではないですか。だって、ニーズがないからやらないとおっしゃっているんでしょう。でも、ニーズの調査がちゃんとできていないということが今明らかになった。では、そこは認めてください。 387 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 388 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今回、結論を出させていただきましたニーズ調査の中で不十分な点があったということは、おっしゃっていただいているとおりかと思います。 389 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 390 ◯委員(北川元気君)   では、ニーズ調査をちゃんと早急にやって、本当に必要かどうなのか、再検討していただけますか。 391 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 392 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   今後、第8期の計画を策定するという形になってまいります。その中で次期の計画を目指して、またニーズ調査等を実施するということになりますので、その中でそういった調査項目等の設定等を考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 393 ◯委員長長崎任男君)   北川委員。 394 ◯委員(北川元気君)   調査項目を検討するというのは、大分テンションが低いんですよ、その答えは。ではなくて、ちゃんとそういった要望があるのかどうなのかということを把握して、この補助制度が必要なのかどうなのかということを再度検討していただけますかという質問なので、そこをちゃんとお答えください。 395 ◯委員長長崎任男君)   介護福祉課長。 396 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   第8期の計画を策定する中で、そういったことを検討させていただきたいと考えています。    (「だから、ニーズの把握をしてもらえますかと」と呼ぶ者あり) 397 ◯介護福祉課長(細野晃史君)   はい。ニーズの把握をした上で、実施について検討をさせていただきます。    (「よろしくお願いします」と呼ぶ者あり)
    398 ◯委員長長崎任男君)   暫時休憩します。                                 午後2時36分休憩                                 午後2時49分再開 399 ◯委員長長崎任男君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  質問はありませんか。  山田委員。 400 ◯委員(山田多津子さん)   3点お願いします。  まず、子ども食堂の件について質問をいたします。市内で6カ所、今、事業を展開していただいています。さまざまな団体が受けていただいていると思うんですが、その事業を展開するに当たって、県の縁創造実践センターから補助金を出すという事業になっているかと思うんですが、これが年度が切られて平成30年度で終わると聞いています。でも、子ども食堂というのは、これからもずっと続けていっていただかなければならない事業だし、これからももっともっと増えていくという事業だと思うんですが、市として、この補助金が終わった後の継続した補助金を今後どのように考えていかれるのか。これから予算を組んでいただく段階に入ってきていますので、来年度の予算にもかかわってくる話かと思いますので、その辺の考え方をお示しいただきたいと思います。  それから、病院の食事の際の湯茶の配給というんですか、これまで入院したとき、食事のときにはお茶を配っていただいていたと思うんですが、現在ない状態ですね。これがいつから廃止されたのか、その理由。患者さんから、私も何人か「非常に不便だよ」と、「お茶は自分でご用意ください」という、最初、私も入院したときにそういう説明を受けました。そういう状況なので、その辺の患者さんの声なども含めて、どんな把握をしていただいているのか、お聞かせいただきたい。  それから、今ちょっと前に北川委員の方からもありましたけれども、午前中、教育長はご自身の教育ビジョンをお示しいただきました。私はきっちりとお示しいただいたと思うんです。ただ、最後の、三つあった三つ目の教員の逮捕事案について、不祥事をなくしていく、そのためには自分も学校にも出向いて取り組んでいかなければならない、学校現場の声も直接お聞きになるという発言をしていただいたかと思うんです。  であるならば、私は今のやりとりを聞いていて、非常に整合性がないと言わざるを得ないと思うんです。8月27日に説明があって、学校から保護者に対しての説明会があった。その後、今、こういうビジョンを出していただいた。教育委員会として被害者を守っていかなければならない、そういう責任がある。明るく楽しい学校生活を送ってもらうためにはと、今、そんな発言もありました。であるならば、なぜ直接説明会に行って、厳しいご意見もありましたと担当の課長の方からもありましたけれども、なぜお聞きにならないのか。体を張ってと言われる、物心なのかということも今は言われましたけれども、なぜそういう直接の生の声をお聞きにならないのか。やはりそこの姿勢が問われてくるのではないのかと思いますので、その辺、見解をもう一度お示しいただきたいと思います。 401 ◯委員長長崎任男君)   子ども・若者課長。 402 ◯子ども・若者課長(多湖敏晴君)   まず1点目の子ども食堂についてお答えをさせていただきます。  現在、子ども食堂への運営支援につきましては、滋賀県社会福祉協議会の滋賀の縁創造実践センターが「遊べる・学べる淡海子ども食堂」推進事業として補助金を交付されておりますが、委員おっしゃるとおり、この補助制度につきましては、平成30年度が終期となっておりまして、平成31年度以降の詳しい支援策については聞き及んでおりませんけれども、継続されたとしても、現在と同等の支援は難しいと聞いているところでございます。  子ども食堂の整備につきましては、本市としましても大変必要な事業であるとの認識のもと、子どもの貧困対策計画にも数値目標を記載しております事業でございますので、県社協の補助の縮小によりまして、子ども食堂の事業が衰退することのないよう、代替の補助制度について創設できないかということを検討いたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 403 ◯委員長長崎任男君)   看護部長。 404 ◯看護部長(谷口孝二君)   委員の質問の二つ目の、毎回食事の際にお配りするお茶のことですが、完全に患者さんにお配りするお茶をやめたわけではございません。これは昨年の8月1日から行っております。治療上、当然水分制限の必要な患者さんには毎回計量されたお茶が配膳をされますし、また、その際にも完全なお茶ではなくて、とろみが必要な方には、そういった配慮をして、とろみをつけて摂取しやすいようにもしております。  治療上、ベッド上、安静にしなければいけない方、それから家族環境等によって患者さんご自身で用意ができない方についても、栄養科から準備しておりますお茶を、病棟看護師や病棟看護補助者がお配りをするといったことは、ずっと継続をさせていただいています。  それ以外の患者さん、一部の患者さんになりますが、患者さんご自身やご家族が用意できる方々については、申しましたように、昨年の8月からお茶の用意をお願いしているところです。そういった一部、お茶についての整理をさせていただいております。  このようにお茶の一部をお配りすることをやめたことにつきましては、配った後のお茶の管理ができない。いつ配られたお茶なのかわからないとか、案外と不衛生な状態のままがずっと一晩中とか、そういった置きっ放しというのもあったこととか、治療上、水分制限が必要な患者さんについて管理を徹底させるという意味から、このような形をとりました。  そして、患者さんからのご意見は幾つか、ご意見箱とかいったところでお聞きもしております。もちろん最初の入院した当初から不便を感じたりとかされている方については、先ほど言いました、用意をできている予備のお茶といいますか、病棟で用意できているお茶がありますので、そちらをお配りするといった、そういった患者さんを看護師や看護補助者がちゃんと見つけて、きちっとお配りをさせていただくというサービスもありますし、申し出ていただきたいということをお願いしもしています。そういう配慮もしているという状態です。  今後は、いろんな病院も調べまして、当然このお茶をお配りすることをやめておられるところもありますし、していないところもありますが、開院当初、もう十何年前になりますが、デイルームにお湯とかお茶、それから冷水等が配れるティーサーバーを用意しておりました。それについても、今後は検討をしていくということで、現在検討をしております。  以上です。 405 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 406 ◯教育長(善住喜太郎君)   先ほどのご質問と似ているかと思うんですけど、なぜその日の保護者説明会に直接行かなかったかと。先ほどもお答えしましたけれども、全員協議会のときに委員からそのようなご発言があったことはよく覚えておりますし、私もその後、ずっと考えておりました。そして最終的な私の判断としては、今回は行かないと。行ってもらって、その状況を私は全部聞こうというようにいたしました。  その理由は、先ほども申し上げたとおりでございます。それまでの、校長を中心とした中学校の教員が、子ども、あるいは今後の学校としての指導のあり方、あるいは、これは学校としても子どもたちに謝らなければいけないと言っていましたので、そういうことについて一生懸命考えてくれておりました。学校が自分らで考えて、こうすると言って考えてくれていたわけでございます。  やはりそういう、学校が自分たちで何とかしていくと動いて、今晩こういうように保護者会もすると。この後、子どもたちにこういうように向き合っていきたいということを一生懸命言っている中で、学校の、言うなれば上司として、私が出ていって、「教育長、全ておまえの責任だから、おまえがどうするのか言いなさい」という形の、最終的に私の判断で全ていくという形でいくことが、本当にあのときの、これから、あしたの学校、あしたから来る子どもたちに向かう先生方の取り組みにとってプラスになるんだろうかと。学校が自分たちで、こういうようにやっていきたいと思っている。それを、どうなったのか、私もすごく心配でしたけど、その場に私が行かないということが、この事態の今後の処理の仕方の一つになるのではないかと判断をしまして、私は今回は行きませんと決断した次第です。 407 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 408 ◯委員(山田多津子さん)   滋賀の縁創造実践センターの補助金の問題ですが、支援策継続はわからないということ。でも、今後、市として継続の方法を考えているとおっしゃっていただきました。今、年間10万円の補助だったかと思います。そんなに大きな金額ではありませんし、でも、子どもたちの居場所づくり、それから、子どもたちが本当に「遊べる・学べる淡海子ども食堂」というモデル事業として今やっていただいていますので、ぜひこれをきっちりと継続をしていただくためにも、市としての援助策というのか、支援策をきっちりと考えていただきたいし、この補助を切らすことなく、よろしくお願いしたいと思います。これはお願いしておきたいと思います。  それから、病院の湯茶の問題ですが、私、少し理解できていないところもあるんですけれども、必要な患者さんにはきちっと配布をしていただいているというのはよく理解をしているところですが、管理の問題で不衛生になって、そのまま置きっ放しになっているという問題も多分起こっているのかと思うんですが、そういう点での管理というのか、看護師さんはよく病室の方にも来ていただいていますし、どういう状況かということも含めて、患者さんの様子も見ていただいたときに、「これ、大丈夫か」ということを一言声をかけていただくということが、私は大事かと思うんです。  なぜ私がこういう質問をさせてもらったかというと、最近、食事も有料になってきていますし、なおかつ「お茶は自分でご用意くださいね」というのを入院患者さんが冒頭に言われて、食事の負担があり、そこにさらにお茶も自分で用意をするという点での、病院としてのサービスの気持ちというのか、患者に対しての思いやりというのが非常に欠けてしまったという受けとめ方をされています。管理の問題は当然あると思うんですが、きちっとその辺は、ほかの病院でやめておられるところもあるかもしれませんけれども、私が聞いた限りの病院ではやっていますよと聞いていますし、そういう1点でのお茶の提供をしっかりとしていただきたい。  先ほど改善策として出していただきましたけれども、では、いつからこういう実施をしていただけるのか、その辺もお考えがあれば、お示しいただきたいと思います。  それから、教育長の件ですけれども、何回聞いても理解ができないんですが、非常に心配をしていたよというお声もいただきました。であるならば、先ほどの三つの今後の教育長のビジョンとしてお示しをいただいたときに、教員の逮捕事案があった、こんなことは絶対、今後あってはならない。だからこそ不祥事をなくしていくんだと、学校現場に足を運んでいくんだと、そういうご発言をいただきました。しかし、指導のあり方であたり、現場の考え方があるので、自分はその場に行かない方がいいであろうという判断をされたというところが私はどうしても理解ができない。そこにやはり行っていただいて、生の声を聞いていただくということが、本当に子どもさんを学校に通わせている親御さんの心配であるし、私は、先ほど北川委員の方もありましたけれども、以前に着任しておられたときに担任してもらった親御さんも非常に不安な思いを持っておられます。そういう思いをたくさん、今回の事案では波紋を広げているという点では、私はやはりその現場に出向いていただいて、そういう教育長の姿勢を示していただきたかったと思うんですが。逆になぜ、こういう不祥事をなくしていくんだということをビジョンとしてお示しになったのか、私はそこに整合性がどうしても見られないと思うんですが、再度見解があれば、お聞かせをいただきたいと思います。 409 ◯委員長長崎任男君)   病院総務課長。 410 ◯病院総務課長(高月多智男君)   今、委員ご指摘のティーサーバーにつきましては、患者様からいろいろなご意見をいただいております。これはたしかでございます。それにつきましては、先ほど看護部長もご説明させていただいたように、現在検討中ということでございます。  その中で設置をする場合なんですが、やはり保守、それから管理等の問題がございます。ましてやデイルームに設置ということになりますと、現在デイルームには自動販売機が既に設置をされておりまして、自動販売機の設置のときに、そういったティーサーバーがないという条件で設置していただいております。これがティーサーバーを設置するということになりますと、当然設置業者にとってはマイナス面にも働いてきますので、そういった費用のこともありますし、保守、それから誰がどういう形で管理をするのとかいうような、どうしてもそれのメンテナンス等も必要になってきますので、そういったものが解決された時点で早急に設置していくと考えております。 411 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 412 ◯教育長(善住喜太郎君)   繰り返しの答弁になって恐縮でございます。私が行かなかった理由は、学校が今まで一生懸命やってくれていたように、自分たちが軸になって一生懸命やってくれていたように、学校が最後まで子どもたちに向き合ってやっていくという形を崩さずに、2学期の初めでしたし、これからもやってもらうことが一番大事だと考えたからでございます。  私がこれから学校訪問をして、いろんな話を、特に校長から聞きたいと思っております。不祥事の防止については、もう既にご存じだと思いますけれども、さまざまな教員不祥事がございまして、繰り返し不祥事防止のための研修をやっております。今回このような件で研修をしないといけないということなのは涙が出るほど悔しいです。そこまで教員に言わなければいけないかと、本当に悔しい思いです。けれども、考えてみますと、今まで繰り返し、繰り返し、県からも毎年度のように指示の文書が出てくる中で、やっているのがなぜ届いていないのかということをもう一回学校へ行って、校長などと話をする中で探ってみたいと。そういう思いで今回は学校訪問をしようと考えているところでございます。 413 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 414 ◯委員(山田多津子さん)   病院の件につきましては、ぜひ早急というか、これからいろんな保守の問題、それから管理の問題が出てくると思いますけれども、患者さんからこういう声が上がってきているということをきっちりと受けとめていただいて、できるだけ早い対応をお願いしたいと思います。  それから教育長の件ですけれども、なかなか同じことの繰り返しにしかならないんですが、であるならば、今回はこういう不祥事に対して説明会には行きませんでしたと。でも、こういう不祥事をなくしていくためには、現場の先生方に対しての研修なんかも強めていくんだということとあわせて、現場の考え方、自分たちできっちりと考えてもらう、子どもたちと向き合ってもらう、そのことを大事にしていきたいという、今そういうお示しもいただきました。今後、例えばこういう事案があった場合は、どういう対処をされていくとお考えでしょうか。 415 ◯委員長長崎任男君)   教育長。 416 ◯教育長(善住喜太郎君)   今回はこのように判断させていただきました。全てのケースも同じようにすべきものと考えているわけではございません。 417 ◯委員長長崎任男君)   山田委員。 418 ◯委員(山田多津子さん)   何回も申し上げますが、先ほど三つのビジョンを示していただいた中に、このことをきっちりと言われた、そのことをやはり責任を持っていただきたい。そういった点で、こういう不祥事が起こることは絶対になくしていかなければならないんですが、やはり教育長としての姿勢をしっかりと見せていただきたい。そのことが彦根の子どもたちが本当に生き生きと、しっかりとした教育が受けられる、そういう教育現場をつくっていけるんだということを私は確信していますし、よろしくお願いをしておきたいと思います。  以上です。 419 ◯委員長長崎任男君)   ほかに質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 420 ◯委員長長崎任男君)   以上で、福祉病院教育常任委員会を閉じます。  お疲れさまでございました。                                 午後3時10分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...