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  1. 彦根市議会 2018-09-01
    平成30年9月定例会(第22号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前8時59分開議 ◯議長(安藤 博君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(安藤 博君) 日程第1、本日の会議録署名議員を指名をいたします。  会議録署名議員に、13番小菅雅至君および14番和田一繁君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議案第55号から議案第74号ま でおよび諮問第1号から諮問第8号まで (質疑ならびに一般質問、委員会付託) 3 ◯議長(安藤 博君) 日程第2、議案第55号から議案第74号までおよび諮問第1号から諮問第8号までを一括議題とし、14日に引き続き、個人からの質疑ならびに一般質問を行います。  16番中野正剛君。中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 4 ◯16番(中野正剛君) それでは、おはようございます。今回、3点について質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  大項目1、ひこにゃんとの記念撮影について。  先日、ひこにゃんとツーショットの写真を撮りたいとの声を聞きました。私は、「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリの中に記念写真があって、その中にひこにゃんやいいのすけがいるので、それを使って写真を撮ればいいと言ったのですが、イラストではだめだそうで、ひこにゃんとのツーショットが撮りたいと言っていましたので、これをもとに質問させていただきます。  中項目1、ひこにゃんとの記念撮影について。  細項目1、ひこにゃんの人気は変わっていないか。  最近、ひこにゃんの人気はいつまでも続かないという声も聞きますが、先ほどの例にあるように、まだまだ根強い人気があるようにも思います。ひこにゃんが登場した当初と比べて、今のひこにゃんの人気はいまだに変わっていないのでしょうか、教えてください。 5 ◯議長(安藤 博君) 副市長。
    6 ◯副市長(山田静男君) おはようございます。  それでは、本市のキャラクター、ひこにゃんにつきましては、平成18年に国宝・彦根城築城400年祭のキャラクターとして登場してから、ことし4月13日で12年を迎えようとしています。  ひこにゃんの人気につきましては、何を基準とするかが難しいところではございますが、例えば毎日の彦根城域での登場時の観客数であれば、平成20年度におきましては年間11万4,847人であったのに対し、直近の平成29年度では年間38万2,035人と約3倍に増加しております。また、ひこにゃん宛ての年賀状につきましても、直近の平成30年に過去最高の1万7,473通を記録したものでございます。  こうしたことから、ひこにゃんの人気は変わっていないものと考えているところでございます。 7 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 8 ◯16番(中野正剛君) それはすごくいいことですね。人気が変わっていないということは本当にいいことだと思います。  それでは、細項目2番、ひこにゃんの人気はということで聞かせていただきます。  彦根城博物館でも、ひこにゃんの登場時間には多くの人が集まっています。しかし、博物館前のプレートのイラストひこにゃんとともに記念撮影をする人は余り見かけないように感じます。今、イラストひこにゃんとひこにゃんと比べると、どちらに人気があるのでしょうか、教えてください。 9 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 10 ◯副市長(山田静男君) 市民の皆様やお客様から、どちらが好きかというお声をいただくことはもちろんございますが、本市といたしましては、イラストであれ実物にしろ、ひこにゃんは変わりがございませんので、申しわけない、比較することはできないと考えております。 11 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 12 ◯16番(中野正剛君) わかりました。  それでは、細項目3番です。観光客とひこにゃんとのツーショット撮影は可能か。  先ほどの方の意見では、せっかく待って博物館でひこにゃんに会えても、離れているひこにゃんを撮影するだけなので、できればひこにゃんの横に立ってツーショット記念写真を撮りたいとのことでした。  「広報ひこね」で土屋太鳳さんや大橋悠衣さんなど有名人とのツーショット写真は見ますが、観光客とひこにゃんとのツーショット撮影は可能なのでしょうか、教えてください。 13 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 14 ◯副市長(山田静男君) 細項目1の質問でございますけれども、現在でも彦根城域での毎日の登場では、年間約38万2,000人、登場1回当たりで平均しますと約350人のお客様にお越しいただいており、全ての方とツーショット撮影に応じることは、大変難しい状況でございます。  しかしながら、冬の閑散期や悪天候のとき、あるいはイベントに出陣した際などにおきましては、観客数等の状況に応じましてツーショット撮影を実施しておりますほか、ひこにゃんファンクラブの会員宛てに開催していますファンクラブの集いにおきましてもツーショット撮影を実施している場合があるなど、対応が可能な場合におきまして積極的に実施しているところでございます。 15 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 16 ◯16番(中野正剛君) 再質問ですけれども、観光客の方が少ないときなんかは臨機応変に対応しているという意味でよろしいでしょうか。 17 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 18 ◯副市長(山田静男君) お客さんが多いと対応がなかなか難しいので、お客さんが少ない場合ですね。雨天とか閑散期、冬場でございますけど、そういうときは臨機応変に対応させていただいているということでございます。 19 ◯議長(安藤 博君) 中野君。 〔16番(中野正剛君)登壇、資料掲示〕 20 ◯16番(中野正剛君) わかりました。ぜひそういうサービスをしていただきたいと思います。  細項目4です。ひこにゃんと観光客とのツーショット撮影を。  このひこにゃんとのツーショット撮影がしたいという意見には根拠がありました。それは、ことし国体が開催される福井県の陸上競技場、桐生選手が記録を出した9.98スタジアムでは、桐生選手とのツーショット撮影ができます。  ちょっと小さいのであれですけれども、こういう、9.98スタジアムでは桐生選手とツーショットの撮影ができます。  この9.98スタジアムの桐生選手のように、ひこにゃんに会えなくても、「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリの記念写真の中にひこにゃんを登場させて、記念撮影ができるようにはできないのでしょうか。  彦根城博物館でもひこにゃんの登場する時間まで待てなくて、残念がって帰っていく観光客の姿も見かけます。意見をお聞かせください。 21 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 22 ◯副市長(山田静男君) 現在、夢京橋あかり館指定管理者でございます株式会社夢京橋では、ARの機能を活用しまして、議員のご提案のようなひこにゃんの画像を使ったツーショット写真を撮ることができるアプリケーションの開発を進められているところでございます。  このアプリの開発に当たりましては、本市もひこにゃんの画像提供という形で協力させていただいており、本市といたしましても、このアプリの利用を促してまいりたいと考えておりますので、アプリ「彦根ほんもの歴史なぞとき」に重複するような機能を追加することは現在考えておりませんが、今後、アプリの改善時や利用者のご意見が多い場合におきましては、前向きに検討してまいりたいと考えております。 23 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 24 ◯16番(中野正剛君) ありがとうございます。ぜひともこれ、なかなか、実際行ってみたんですけど、すばらしいと思いましたので、ぜひとも進めていただきたいと思います。  細項目5、ひこにゃんを大切に。  このひこにゃんとの記念写真の話を聞いて、福井県の9.98陸上競技場へ行ってみました。そこで一つ気づいたのですが、9.98スタジアムの桐生選手とのフォトアプリは、陸上競技場から半径500メートル以内でないとアプリが動かないのです。つまり、9.98スタジアムに来ないと桐生選出の記念写真が撮れないのです。うまくつくってあります。  そこで、この9.98スタジアムで試しにスマホの「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリを動かしてみましたら、福井県の9.98スタジアムでひこにゃんとの記念撮影ができてしまいました。正直、がっかりしました。これでは、彦根に来てひこにゃんに会おうという気持ちがなくなってしまう、ひこにゃんの価値が落ちてしまう、そう感じました。  ひこにゃんとの記念撮影は彦根市に来ないとできない、これはひこにゃんのブランド力を維持するためにも大事なことです。「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリのひこにゃんと記念撮影ができるエリアを早急に制限すべきだと思いますが、ご意見をお聞かせください。 25 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 26 ◯副市長(山田静男君) 本市といたしましても、ひこにゃんのブランド力の維持は大変重要なことと考えております。  ただ一方、より多くの観光客の方にこのアプリを利用していただき、歴史なぞときやモデルコースの機能を使って実際に彦根のまちなかを周遊していただくことがこのアプリの開発の目的であり、重視するべきだと考えているところでございます。  本市といたしましては、どこでも使用が可能な記念撮影などの機能を入り口として、まずアプリの利用の促進、そして、本市への誘客、また、周遊の促進につなげていきたいと考えており、現在のところ、記念撮影が可能なエリアを限定することは考えておりませんが、今後、必要に応じて対応していきたいと考えているところでございます。 27 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 28 ◯16番(中野正剛君) この福井県のスタジアムの近くに一乗谷というところがありまして、朝倉氏の館跡があります。ここに「戦国浪漫」というアプリがあるんですけれども、これが同じようなフォトのアプリがついていまして、これも彦根で記念写真が撮れる。本当につまらんのです。  ですから、もう一度再質問させていただきますけど、せめて彦根でとまるようなことは考えられませんか。 29 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 30 ◯副市長(山田静男君) 議員のおっしゃるとおりで、ごもっともなご意見でございますけれども、現在のところはちょっとできない状況でございまして、先ほどご答弁させていただきましたけど、株式会社夢京橋におきましては、エリアの限定と。彦根城も含む夢京橋のエリアの限定で今開発していると。今、議員おっしゃっていますとおり、エリアの限定ということでやっております。とりあえずそれは民間でやっていただきますので、民間で利用の促進を図っていただいて、今、議員がおっしゃるとおり効果を出していただいて、それで、今後においてはこれらを踏まえて、整合性も考えていきたいと思います。 31 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 32 ◯16番(中野正剛君) ありがとうございます。ぜひとも有効な使い方をしていただきたいと思います。  それでは、中項目2に移らせていただきます。国体に向けて「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリの活用を。  2024年、滋賀県で国体が開催されますが、このときまでに「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリをひこにゃんとの記念撮影を通して、来られた選手や観光客の皆さんに使ってもらいたいと思い、以下、質問させていただきます。  細項目1、「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリの記念写真の利用状況は。  現在の「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリの記念写真の利用状況はどうでしょうか、教えてください。 33 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 34 ◯副市長(山田静男君) アプリ「彦根ほんもの歴史なぞとき」の記念写真の利用状況でございますけど、昨年8月のリリースから平成30年8月末までの期間で撮影回数が2,405回となっております。 35 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 36 ◯16番(中野正剛君) やはり先ほどひこにゃんを見に来られている数から考えると、かなり低いような感じがします。  それでは、細項目2、ひこにゃんの姿に制限があるのか。  9.98スタジアムの桐生選手との記念撮影と同じようなことを滋賀国体が開催される彦根でもできればいいのにと思います。  昨年行われた弓道の眺遠的大会でのひこにゃんの弓道をする姿は、全国から参加された方から大人気を呼びました。  2024年に開催される滋賀国体では、彦根で陸上、ハンドボール、弓道、なぎなたが行われます。これらの競技の姿をしたひこにゃんと「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリを通して記念撮影ができれば、参加した選手や応援に来られた方から喜ばれると思います。ひこにゃんの姿に何か制限はあるのでしょうか、教えてください。 37 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 38 ◯副市長(山田静男君) 原則として、ひこにゃんにつきましては、ひこにゃんのイメージを損なうおそれがあるもの、また、本市の意図しないイメージづけにつながるおそれがあるものにつきましては、身につけさせてはいけないことになっております。  なお、具体的には、陸上、ハンドボール、弓道、なぎなたの格好をひこにゃんがすることが可能かどうかにつきましては、この原則に基づき、デザイン等も見据えた上で個別に判断することになるため、現時点ではお答えすることはできませんが、リレーのバトンやハンドボール、弓やなぎなたなど各競技に使用する道具を持たせることについては、特段差し支えないものと考えているところでございます。 39 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 40 ◯16番(中野正剛君) 問題ないというご回答、ありがとうございます。  それでは、細項目3に移らせていただきます。国体競技姿のひこにゃんを記念撮影アプリに追加しては。  彦根で開催される国体競技のひこにゃんの姿を「彦根ほんもの歴史なぞとき」アプリの記念撮影に追加してもらい、彦根の陸上競技場に来ないと陸上をするひこにゃんとの記念撮影ができない、彦根新市民体育センターに来ないと弓道をするひこにゃんと記念撮影ができないというようにしてもらえれば、話題も呼んで、彦根で開催される国体競技も盛り上がるでしょうし、国体が終わった後も、陸上競技場や彦根新市民体育センターが多くの方に利用されると思います。  ぜひ滋賀国体までに各競技会場で陸上、ハンドボール、弓道、なぎなた姿のひこにゃんとの記念撮影ができるようにしてもらいたいと思います。ご意見をお聞かせください。 41 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 42 ◯副市長(山田静男君) 先ほどご質問にお答えしましたとおり、現在、株式会社夢京橋におきましては、ひこにゃんとツーショットが撮れるようなアプリを開発されているところであり、また重複するような機能をアプリ「彦根ほんもの歴史なぞとき」に追加することにつきましては現在考えておりませんが、今後、2024年までまだ期間がございますので、それらを踏まえて、技術的なもの、予算、これは変更しようと思ったら予算が要りますので、それらを含めて今後また検討していきたいと考えております。 43 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 44 ◯16番(中野正剛君) すみません、似たような質問で申しわけなかったですけど、ぜひとも有効にこのアプリを利用してもらいたいと思います。  それでは、中項目3に移らせていただきます。結婚のお祝いにひこにゃんとの記念撮影を。  細項目1、ひこにゃんの図柄入り婚姻届の評判は。  ことし4月からひこにゃんの図柄入り婚姻届が配布されています。評判はどうでしょうか、教えてください。 45 ◯議長(安藤 博君) 市民環境部長。 46 ◯市民環境部長(小林重秀君) ひこにゃんの図柄入り婚姻届は、「婚姻手続き早わかりBOOK」とあわせて2,000部作成し、本年のひこにゃんの誕生日である4月13日から配布を開始いたしました。本事業は、当該BOOK作成事業者が広告料で作成していただいておりますので、本市の経費負担はございません。  ご好評いただきまして、平成30年4月から8月末までに約700部を配布し、市内在住者の方に加えて、本籍が彦根市で市外在住者の方からも届け出があり、8月末までの間に婚姻届総数は537件で、そのうちひこにゃん婚姻届は100件、割合にいたしますと18.6%となっているところでございます。  なお、他の市区町村に届け出される方でも、希望があれば配布しているところでございます。 47 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 48 ◯16番(中野正剛君) 結構5カ月ぐらいで700部、すごい人気だと思います。本当にすばらしいことだと思います。  それでは、細項目2、ひこにゃんのパネルの利用状況は。  彦根市のホームページには、婚姻届を提出される際に記念撮影をしていただけるよう、窓口の近くにひこにゃんのパネルを設置しますので、ぜひご利用くださいとあります。心配りのあるいいアイデアだと思いますが、利用状況はどうでしょうか、教えてください。 49 ◯議長(安藤 博君) 市民環境部長。 50 ◯市民環境部長(小林重秀君) 現在、記念写真撮影コーナーとしてひこにゃんのパネルを西口仮庁舎3階に設置し、窓口で婚姻届をご提出の際に、ご希望の方については市民課職員が撮影しており、土・日・祝日は日直担当者などが撮影することもございます。  なお、ひこにゃんのパネルを利用されたカップルは、週1組から2組程度でございます。 51 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕
    52 ◯16番(中野正剛君) 週1組から2組というのは、結構多い方と捉えていいんでしょうか、少ない方と捉えていいんでしょうか。 53 ◯議長(安藤 博君) 市民環境部長。 54 ◯市民環境部長(小林重秀君) 多いとは捉まえてはおりません。 55 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 56 ◯16番(中野正剛君) わかりました。もっと撮ってくれる人がいてもおかしくないという感じですかね。  それでは、細項目3、結婚された方とひこにゃんとの記念撮影を。  埼玉県吉川市では、シティプロモーションを進めていくために、新庁舎開庁記念の一環として、庁舎内で結婚する市民の門出を祝うミニ挙式が無料で行われています。そして、その席に市のマスコットキャラクター「なまりん」も参加して祝福しています。  彦根市でも新庁舎ができて、屋上に市民ホールができます。そのときには、市民ホールでミニ挙式とは言いませんが、パネルではなくひこにゃんと新婚カップルの記念撮影ができる機会を設けられたら、彦根で婚姻届を出して住もうかと思われる方も増えるのではないかと思います。ご意見をお聞かせください。 57 ◯議長(安藤 博君) 企画振興部長。 58 ◯企画振興部長(馬場完之君) 結婚支援につきましては、彦根市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきましても取り組みを進めていくこととしておりまして、現在も湖東定住自立圏の1市4町で婚活イベントを実施しているところです。  現時点で婚姻届を提出される際にひこにゃんとの記念撮影を行うことは考えてはおりませんが、今後、婚活支援施策にひこにゃんを活用することについて、関係各課が連携し、検討をしてまいりたいと考えております。 59 ◯議長(安藤 博君) 中野君。 〔16番(中野正剛君)登壇、資料掲示〕 60 ◯16番(中野正剛君) ぜひ検討をお願いいたします。ありがとうございます。  それでは、次へ移らせていただきます。  大項目2、女性視点の防災対策について。  ことしも各地で災害が発生しています。防災対策に女性の視点を取り入れる動きが各地で広がる中、東京都では3月に全国でも先進的な取り組みとして、「東京くらし防災」が無料で配布されています。  これが冊子をちょっと拡大したものです。  これは女性有識者6人を中心に作成されたもので、女性の視点から日常生活で無理なくできる対策や避難所での対処方法が掲載されています。  彦根市でも「東京くらし防災」のような女性視点の防災対策を多くの女性の方に知っていただくことは大切なことだと思いますので、以下、質問させていただきます。  中項目1、「東京くらし防災」について。  細項目1、彦根市でのハザードマップの周知度はどうか。  今、ハザードマップが注目されています。7月に発生した西日本豪雨では、浸水箇所とハザードマップに示された危険箇所が見事に重なったと報道されていました。  彦根市で発行されているハザードマップをぜひ市民の方に周知していただきたいと思いますが、私の聞いた範囲では、全戸配布されたことは知っていても見ていない方が多くいます。  彦根市でハザードマップの内容を見てもらっているのでしょうか、現状をお聞かせください。 61 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 62 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 本市のハザードマップにつきましては、彦根市民防災マニュアル保存版の中に各種ハザードマップを掲載し、平成30年3月に市内全戸配布するとともに、「広報ひこね」や市ホームページ等で周知を図ったところです。  また、平成30年6月1日号の「広報ひこね」で「確認しよう彦根市民防災マニュアル」と題した特集を組み、マニュアルの見方や重要性について掲載したほか、自治会等への防災出前講座でマニュアルの活用方法の啓発を図ったり、防災関連のイベントでハザードマップの見方や活用について説明するなど、災害に備えた身近なツールとしてハザードマップの内容を見てもらうよう努めております。 63 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 64 ◯16番(中野正剛君) わかりました。「広報ひこね」でも時々というか、頻繁に見かけますので、理解しました。  それでは、細項目2、ハザードマップの周知徹底を。  「東京くらし防災」にも、地域の災害リスクを確認するために役立つのがハザードマップです、災害時の避難ルートや避難方法など、地図を見てあらかじめ考え、実際に歩いてみましょうと紹介されています。  自治会の役員をされている方や防災に関心のある方などは防災講習等でこのようなことは聞いていますが、子育てや仕事で講習会に参加できない方には周知されていないように思います。このような方にもハザードマップを見てもらうよう、周知徹底する必要があると思います。ご意見をお聞かせください。 65 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 66 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 本市といたしましても、多くの市民の方にハザードマップを見ていただくよう周知徹底する必要性があると考えております。  そのため、彦根市民防災マニュアルには、折り込みハザードマップで避難経路を確認し、実際に歩いて危険箇所等をマップに書き込む「マイ防災マップ」や防災に関する知識を紹介しております。  また、防災に関心のない方でも気軽に防災に触れ興味を抱いていただけるよう、大型店や大学等でも防災関連のイベントを行い、多くの方にハザードマップを見て・聞いて・触れていただけるよう工夫を凝らしております。 67 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 68 ◯16番(中野正剛君) また継続してお願いいたします。  それでは、細項目3、彦根には女性視点の防災冊子はあるのか。  彦根市では彦根市地域防災計画はありますが、専門的な計画で、一般の方にはとても読めない内容と量です。  一般の方が気軽に読めて、女性からの視点も盛り込まれた防災冊子はぜひ必要だと思いますが、彦根にはあるのでしょうか、教えてください。 69 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 70 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 本市で作成している防災冊子として、女性の視点に考慮したものは、彦根市民防災マニュアルや彦根市避難所運営マニュアルがありますが、議員ご紹介の「東京くらし防災」のように、一般の方が読みやすく、女性の視点に立った事細かな情報を掲載した冊子はございませんので、今後作成する冊子の中で、幅広いニーズに対応できるものも考えてまいりたいと存じます。 71 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 72 ◯16番(中野正剛君) ぜひとも今のお言葉、よろしくお願いいたします。  それでは、細項目4、「東京くらし防災」のような情報提供を求められていないか。  「東京くらし防災」は、第1章、始めよう、助かる暮らし方、第2章、覚えておこう、発災時の基礎知識、第3章、想定しよう、被災後の暮らし方の3章から成っており、災害が起こる前にできる防災、災害が発生したときの行動、被災したときの暮らし方をイラストや体験者の声を交えてわかりやすく紹介しています。また、音声コードが印刷されていて、スマートフォンアプリで読み取ると内容を音声で読み上げてくれるので、目の不自由な方にもわかるようになっています。  これが大ざっぱなあれです。中の字は読めないと思いますけど、このようにイラストが入っていて、それで、これ、避難所での子どもの育て方のところの一部なんですけれども、簡単な体験者の声とか音声コードが入っているということで、一目で見てもわかりやすい。  このような情報提供を彦根市に求める声はないのでしょうか、教えてください。 73 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 74 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 本市で作成しております彦根市民防災マニュアルは、各種災害における発災前の対策や発災時の行動、避難所生活に関することなどの防災情報に加え、各種ハザードマップを集約したものであり、イラストを多くすることや色覚に配慮するなど、わかりやすく読んでいただきやすい冊子の作成に努めました。  本市では、議員がおっしゃるように目の不自由な方向けに音声で聞くことができるものはないかというご意見がありましたので、現在、市障害福祉課、県視覚障害者センターと共同で防災マニュアルの音声化を検討しているところでございます。 75 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 76 ◯16番(中野正剛君) やはりそういう声はあるんですね。ぜひとも進めていただきたいと思います。  それでは、細項目5、「広報ひこね」で女性視点の防災コーナーを設けては。  「東京くらし防災」に書かれているようなことは、一度目を通すだけではすぐに忘れてしまうと思います。  「広報ひこね」では、年に1回、防災の特集を掲載していますが、気候が変わってきて各地で異常気象が見られる昨今、彦根市に特化した、彦根市の季節に応じて発生する災害の可能性に合わせた防災対策の紹介や、「東京くらし防災」に書かれているような災害が発生したときの行動、被災後の暮らし方を紹介したり、今まで被災地に応援に行かれた職員の方の体験談を掲載するコーナーを「ナターリャの部屋」や博物館からのメッセージ「ときの玉手箱」のように定期的に掲載して、多くの皆さんの目に触れる機会を増やし、気軽に読んでもらうようにしてはどうかと思います。ご意見をお聞かせください。 77 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 78 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 本市では、毎年「広報ひこね」に防災特集を掲載しており、今年度は6月1日号、昨年度は7月1日号、一昨年度以前は9月1日号に掲載しております。  掲載に当たっては、内容が重ならないようにするほか、彦根市地域防災計画の全面改訂や彦根市民防災マニュアルの活用等、市の施策として市民へ特に周知させていただきたい話題を掲載するよう工夫しております。  しかし、議員がご指摘されているとおり、年に1回の掲載では十分でありませんので、風水害が多発する出水期前に風水害対策に関する記事を掲載することや、防災活動に参加する女性や子どもへ取材を行い、生の声を市民へお届けするコーナーを定期的に掲載することで、難しいイメージがある防災を身近に感じていただけることから、今後の「広報ひこね」の活用方法について検討してまいりたいと考えております。 79 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 80 ◯16番(中野正剛君) ありがとうございます。ぜひともお願いいたします。  それでは、中項目2に移らせていただきます。乳児用液体ミルクの解禁について。  今回、乳児用液体ミルクの国内での製造・販売が解禁されることになります。乳児用液体ミルクは、東日本大震災や熊本地震の際にフィンランド製品が支援物資として被災者に提供され、好評を得ました。国内での製造・販売まではまだ1年くらいかかるそうですが、この乳児用液体ミルクについて質問させていただきます。  細項目1、被災地での乳児用液体ミルクの利便性は。  乳児用液体ミルクは常温で保存でき、ふたをあけて吸い口を装着すればすぐに飲めるのが特徴で、衛生的で、水や燃料が確保できない災害時に使用できることが大きな利点とされています。  被災地で乳児用液体ミルクを使用した声を聞いていましたらお聞かせください。 81 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 82 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 厚生労働省では、乳児用液体ミルクの国内での製造・販売を可能にする製品の規格基準を定めた改正省令を公布、施行され、乳児用液体ミルクは災害時に有用であるとの見解を示されています。  しかし、国内の市販までは1年以上かかる見通しであり、また、賞味期限が短いなどの課題も挙げられているところであり、動向に注意しているところでございます。  現在、本市では、被災地で乳児用液体ミルクを使用したという声は聞いておりませんが、議員ご指摘のとおり、ふたをあけて吸い口を装着すればすぐに飲める利点はあると考えております。 83 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 84 ◯16番(中野正剛君) 賞味期限が短いということですか。そうですか。  それでは、細項目2です。彦根市でも乳児用液体ミルクの備蓄をということで。  彦根市でも毛布、アルファ米、乾パン、かゆ、飲料水を備蓄物資として防災備蓄倉庫や公共機関に保管していますが、赤ちゃんの必需品である乳児用液体ミルクも常温保管できるのであれば、製造・販売が解禁されたときには備蓄品として追加してもいいのではないかと思います。ご意見をお聞かせください。 85 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 86 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 現在、乳児用食料としての粉ミルクを指定緊急避難場所に合計200箱備蓄しており、粉ミルクの備蓄目標としては100%となっております。  粉ミルクは水が必要であり、また、お湯を沸かし沸騰させ冷ますなどの手間等がかかることがデメリットでありますが、量がかさばらないことや保存期間が長いことがメリットといえます。  一方、乳児用液体ミルクは、賞味期限が短いなどのデメリットがあるものの、容易に使用することができ、また、衛生的であるなどのメリットもあることから、今後、備蓄について調査研究してまいりたいと考えております。 87 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 88 ◯16番(中野正剛君) ぜひとも調査研究をお願いいたします。  それでは、次に移らせていただきます。  大項目3、がん教育について。  平成29年度から文部科学省が小・中学校や高校でがん教育を本格化させています。平成26年に上杉議員ががん教育について質問しており、がん教育のモデル校である稲枝中学校3年生を対象に保健体育で学習を行って、がんに関する正しい知識や命の大切さについて考える学習を行っていると前教育長から答弁がありました。  文部科学省のスケジュールによると、平成32年度から小学校で、平成33年度からは中学校でがん教育が全面実施されることになっていますので、がん教育について質問させていただきます。  中項目1、彦根市のがん教育について。  細項目1、モデル校でのがん教育の効果は。  ある小学校のがん教育の実践報告に、がん教育を受けた児童のメッセージが紹介されていました。「お父さん、たばこは吸わない方がいいと思います。ぼくと一緒に運動しましょう」、「お母さん、私は留守をしていますので、がん検診を受けに行ってきてください」、「お父さん、お母さん、もしかしたらがんと診断される日がくるかもしれません。そのときはぼくも一緒に病院を探すから安心してください」とあったそうです。  また、がん専門医である東京女子医科大学の林センター長が講演の中で、「一人も漏れなくがんについて学べる学校教育は究極の啓発だ」と述べ、がん教育を受けることで、健康への意識が高まるだけでなく、病気の人を初め他人を思いやる気持ちも養えて、10年後、20年後、がん教育を受けた子どもたちが大人になったときに日本の社会は大きく変わると言っています。  モデル校である稲枝中学校での授業の結果はどうでしょうか、がん教育の効果をお聞かせください。
    89 ◯議長(安藤 博君) 教育長。 90 ◯教育長(善住喜太郎君) 平成26年度、県のがん教育総合支援事業のモデル校の指定を受け、稲枝中学校では平成26年6月、7月に県作成の指導資料を活用した保健学習、9月には、がんを経験された方を講師に迎え講演会を実施し、11月には県のがん教育研修会で実践発表を行いました。  がんを経験された方の講演を聞いた生徒の感想には、がん患者の思いに触れ、「今、普通に生きていることは当たり前じゃない」と、生きていることへの感謝の気持ちがつづられ、「早期発見でよかたね」という言葉がけは、励ましの言葉のつもりでも、心に傷を負うこともあると知りました」や「自分の身近な人ががんにかかってしまったらその人の心の支えになりたい。何と声をかければ、その人の気持ちを少しでも軽くできるか」と考えをめぐらせ、自分と無関係ではないこととして深く考えることができていました。  また、「今まで「がんは必ず死ぬ」と思っていましたが、死ぬ病気ではなく、逆に早期発見であれば助かる確率があることを知りました」と書いている生徒もおり、定期的な検診を受けることや子宮頸がんのワクチン接種が重要であることを知り、まずは自分や家族が受けるよう呼びかけたいといった感想が聞かれました。  がん教育には、確かな知識が必要であること、心に響く教材の選定をすること、繰り返し指導をしていくことが必要であり、そうしたがん教育を受けた生徒たちは、がん患者への共感的理解が高まり、実践力の育成につながると考えております。 91 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 92 ◯16番(中野正剛君) 彦根ではやはりすごく効果があったということですね。本当にすばらしいことだと思います。  それでは、細項目2、配慮が必要な児童・生徒に対しての対応はということで。  がん教育の実施により、自分や他人の健康を管理することのできる思考力、判断力、表現力が育まれることが期待できますが、小児がんの当事者がいる場合や家族にがん患者がいる児童・生徒、家族をがんで亡くした児童・生徒がいる場合などの配慮が要ると言われています。この点については、モデル校で実施した結果、どうだったのでしょうか、ご意見をお聞きかせください。 93 ◯議長(安藤 博君) 教育長。 94 ◯教育長(善住喜太郎君) がん教育を推進していく中で、身近な人ががんの治療中であったり、がんで亡くなったりしている児童・生徒が対象学年に在籍しているということは大いに考えられます。中学校でのがんに関する講演会では、生徒の動揺や心の負担がないよう、講演内容について学校と講師であらかじめ打ち合わせを行い開催したと聞いております。  今後ともがん教育の実施に当たっては、児童・生徒や家族に対して事前にその趣旨を伝え、思いを聞いておく等の配慮が大切であると考えております。 95 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 96 ◯16番(中野正剛君) ぜひよろしくお願いします。効果はあるようですけど、やはりこういう配慮は必要だと思いますので、お願いいたします。  それでは、細項目3、がん教育全面実施に向けての彦根市の取り組みは。  最後に、今後がん教育全面実施に向けて、これから彦根市はどのような準備・取り組みをしていくのかをお聞かせください。 97 ◯議長(安藤 博君) 教育長。 98 ◯教育長(善住喜太郎君) 本市では、平成27年度に体育主任や中学校の保健体育科教員、養護教諭を対象に、彦根市立病院のがん相談支援センター職員とがんを経験した方を講師に迎え、がん教育研修会を開催いたしました。また、学校保健研究協議会で校園長、学校保健関係者、PTA役員等を対象に、「がんの基礎知識とがん教育」と題して彦根市立病院副院長に講演いただき、教職の研修を進めてまいりました。  平成28年度のがん教育実施状況調査では、小学校では17校中13校、中学校全てが保健体育の授業の中でがんに関する学習を実施し、平成29年度は、小学校で17校中14校、中学校で7校中6校が学習を実施しています。そのうち、小学校2校では、ゲストティーチャーとして学校薬剤師を迎え、がんに関する基礎知識や生活習慣について指導いただき、また、中学校1校では、がんを経験された方からの講演会を開催しております。  今後は、これまでの取り組み結果を生かしながら、彦根市立病院がん相談支援センターや健康推進課を初めとした関係機関との連携により、外部講師の活用、がん検診の必要性や理解を深めるための資料の配付など、彦根市の子どもたちの将来を見据えたがん教育の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 99 ◯議長(安藤 博君) 中野君。   〔16番(中野正剛君)登壇〕 100 ◯16番(中野正剛君) ありがとうございました。学力向上も当然大切ですけれども、こういうことも大切だと思いますので、ぜひとも進めていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 101 ◯議長(安藤 博君) 17番山内善男君。山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 102 ◯17番(山内善男君) それでは、大きく3点について質問いたします。  1点目です。百条委員会の終結を受けて、市長はどのように対応するのかお伺いいたします。  市庁舎耐震化整備工事にかかわって、岐建株式会社の見積もり額38億7,700万円に対して9億4,200万円分については施工しなくてよいなどとして、29億3,500万円で岐建株式会社が受注をしました。しかし、裏合意があったとして、地方自治法100条に基づく調査特別委員会が設置され、4人の証人喚問を実施、さらに、市の幹部の聞き取りを行うなどを重ねてまいりました。  ほぼ全容が解明されたとして、委員会のまとめの報告書について、8月22日、鳥居本地区公民館で最終の委員会が行われました。これを受けて、市長の対応についてお聞きいたします。  中項目1です。関係者の処分について、具体的対応をどうされるのかお伺いいたします。  懲戒審査委員会の意見具申を放置し、さらに、百条委員会が終了したにもかかわらず、いまだに関係者の処分が下されないのはなぜでしょうか。6月定例会では、「百条委員会の推移を見ながらできるだけ早く対応したい」と市長は答弁されていたのではなかったでしょうか。  細項目1、関係者の処分をいつ発表されるのかお伺いいたします。 103 ◯議長(安藤 博君) 市長。 104 ◯市長(大久保 貴君) お答えを申し上げます。  関係者の処分につきましては、百条委員会の調査により新たな事実が判明する可能性もあると考えておりましたために、これまでの調査経緯を見ながら対応していきたいと答弁させていただいております。  ご指摘のように、百条委員会における調査結果が報告されたことを受けまして、処分の内容、時期も適切に判断し対応したいと考えてございますが、先週もお答えさせていただいておりますように、私ども、調停に移ってございまして、その状況も参考にする必要があると私自身は思ってございまして、いずれにしても慎重に対応させていただきたいと思っております。 105 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 106 ◯17番(山内善男君) 2月定例会のときも、それから6月定例会のときにも百条委員会の結果を待ってということでした。今度またそれを先延ばしされるというお話でしたけれども、これは調停がかかっているということと関係者の処分ということと、一体何がどう関係してくるんですか。これはやはり議会としても、それから市民の皆さんとしても理解できない説明だと思います。再度ご回答お願いいたします。 107 ◯議長(安藤 博君) 市長。 108 ◯市長(大久保 貴君) 繰り返しのお答えになってしまうかわかりませんが、私どもの調査というのは、内部調査というのは任意調査でございまして、それぞれからてんまつ書を徴取して事情を聞いたと。拘束力はございませんが、任意の調査を進めた結果を懲戒審査委員会でまとめていただいたというものでございます。  それよりも強力な権限をお持ちの百条委員会が開かれるということでございますので、そこで新たな事実関係が出てくるという可能性があると考えておりましたので、それも参考にしながら対応する必要があると思っておりました。  さらに、今度調停に今移っておりまして、そこで何らかの事実関係の確認がされるということもないことはないということでありますので、そうしたことも十分踏まえて対応させていただく必要があると考えたところでございます。 109 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 110 ◯17番(山内善男君) 私は今のご回答は納得できないと思います。今の岐建と進めている調停というのは、現在までのいわゆる進捗がどこまで行ったかと。その出来高によってどこまで支払いをするのかという調停だけですので、要は実際工事がどこまで進んだかどうかだけの把握をするのが調停なわけです。  今、百条委員会は、なぜこういった裏合意と言われるような状況が出てきたのかということを真相究明するために行ったわけですけれども、これは全然事の性質が違うわけですから、調停を待つという意味が全く議会も市民の皆さんにもわからないと思います。  今、市長の言われた説明は、議会でも市民の皆さんも納得できないと思うんですが、市長はどう思われますか。 111 ◯議長(安藤 博君) 市長。 112 ◯市長(大久保 貴君) 実際に出来高の計算で差異があるというところでございますが、そこに何かミスがあるかどうかということも一つの要因になるだろうと思っております。  いずれにしましても、第1回調停が20日と定められてございますので、その状況を見て対応させていただくということは遅くはないとも思っております。 113 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 114 ◯17番(山内善男君) これは出来高で認識の差異があるということだけですので、いわゆる裏合意がなぜこんな状況になって行われたのかということと全く別だと思います。また時間をかけて待つということであれば、市民の皆さんは納得しないし、議会も当然納得できないと思います。  私は、百条委員会が終わって、多くの新聞に百条委員会の結論、疑惑なしという見出しが躍りました。しかし、百条委員会が言った疑惑というのは、金銭の授受があったかどうか、あるいは関係当事者間で裏取引のようなものがあったのかどうか、これは証言であったのかどうかということだけです。だから、これは証言ではなかったということです。  しかし、いろんな皆さんの証言を線でつなげれば、一体事実が何であったのかということはもう一目瞭然にわかると思います。これは議会の百条委員会で出ていた委員の皆さんもマスコミの皆さんも執行部の皆さんもいろんな証言を聞いて、点を線で結んで実態はどうであったのかということはほぼほぼわかっていらっしゃると思うんです。市長はそれがおわかりにならないんでしょうか。 115 ◯議長(安藤 博君) 市長。 116 ◯市長(大久保 貴君) おっしゃっている意味がよく、申しわけございませんが判然といたしません。最終その委員会から提出されました報告書を見る限りにおいては、おっしゃるような確定的な、どこに導こうとされているのかわかりませんが、そのようなものを読み取るということは私どもにはできないということでございます。 117 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 118 ◯17番(山内善男君) 私は一番キーポイントは、昨年の5月19日、岐建と交渉に入るまでに4人が協議を行った、これは非常に大きなポイントだと思います。その中で犬井部長も馬場部長も、それから川嶋前副市長も、裏合意にかかわるような指示はしていないし、そのような話は出なかったとおっしゃっています。だったら、結論はもう出るわけではないですか。真相に近づけるわけではないですか。  なぜそれが、市長、この処分ができない、いまだに処分ができない、そういう判断ができない。これは議会も市民もマスコミも納得できないと思います。再度答弁をお願いいたします。 119 ◯議長(安藤 博君) 市長。 120 ◯市長(大久保 貴君) 次の、以下の質問にもかかわってくると思うんですが、誰が決定的に何か確定的な指示を行ったかということは判然としないということは、調査の結果でも明らかになったということでございますが、次の質問でもお答えをさせていただいておりますけれども、この調査委員会の報告書の中にもございますけれども、いわゆる予算が足りないので一部条件を変更して交渉するということについて了承し指示をしたと当時の川嶋前副市長が委員会でも証言をされていると。いわゆる条件変更を認め指示をしたということについては揺るがないんだろうと思っております。  地方自治法施行令違反というのはいわゆる条件を変更したと、その内容のいかんを問わずその手続をしてしまったということでございますので、そこは変わっていないんだろうと、私どもの解釈は間違っていなかったと思っております。 121 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 122 ◯17番(山内善男君) ネゴシエーションに当たった、交渉に当たった当事者の部長は、「お金は何とか用意します。それはもう前提です。それは4人、川嶋前副市長、総務部長、企画振興部長、私、4人の中でお金は後で何とかしようというのが前提で話をした」と証人喚問の証言で言われましたけれども、しかし、あとの3人の方はこのような話はなかったということをこの本会議でも、そしてまた、川嶋前副市長からは、裏合意にかかわるような基本的な指示については私からはしていない、非常に作為的なストーリーによって経過報告書がつくられているという証言も証人喚問の中でありました。  だったら結論はもう出るわけではないですか。そう思われませんか、市長。 123 ◯議長(安藤 博君) 市長。 124 ◯市長(大久保 貴君) 5月19日の証人尋問のやりとりで、最終報告書の文言でございますけれども、「発案で指示で作成したような書き方であるが、これは作為的な意図を感ずるものであり違和感があると証言をした」とございます。また、「外構工事、備品工事、空調工事を抜くということの指示はしていないが、そのような内容について確認し承認したことに間違いはない」と証言をされています。  私どもの聞き取りでも同様のことを述べておられまして、その前提として、そもそも数億円足りないという全体の認識がある、工事契約をこの機を逃すと再入札がなし得るかどうかもわからないと、さまざまな懸念が条件変更を容認するということにつながってしまったということでございますので、そのいわゆる手続の適切ではなかったことについては変わらないんだろうと思っております。 125 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 126 ◯17番(山内善男君) 証人喚問の中で川嶋前副市長は、レクチャーを受けて当初の仕様を変更するものではないという説明を受けていた、それからまた、外構工事など別途対応することの懸念を持った、こういう説明を受けて、相反する、いわゆる矛盾する説明を受けていたということも証言されています。ですから、全くこの3工事を外すということについて報告を受けていなかったということは川嶋前副市長は述べられておりませんけれども、いってみればその説明が十分でなかったということは明らかだと思います。  4人の会議の中でその抜くということを説明したと1人だけはおっしゃるけれども、あとの3人はそのような説明を受けた事実はないとおっしゃっているわけですから、真相に近づこうと思えば、この証言を聞くにつけ、極めて簡単な結論に到達できると思います。市長がなぜそこへ到達しようとされないのか、非常に私自身は不可解に思います。  百条委員会でも体制的な問題というのは言っていますけれども、しかし、交渉に当たった人がその中身を正確に伝えないと、入札監視委員会などを幾らつくったとしても全く絵に描いた餅だと思います。そういう点では、核心に迫ろうとする姿勢が市長に本当に欠けていると申し上げておきたいと思います。  時間がないので、次の中項目2に移ります。  川嶋前副市長の名誉回復と山根前副市長(現顧問)の責任を問うことについてお伺いいたします。  市が議会に提出した経過報告書について、最終校正を山根前副市長が行ったことが複数の市の幹部の供述で明らかになりました。川嶋前副市長は、この経過報告書を見て、作為的に作成されていると証言していました。当経過報告書では、空調、外構、備品の3工事を抜いて交渉するよう指示したのは川嶋前副市長であると断じていましたが、証人喚問で同氏は施行令違反につながる指示はしていないと供述していました。また、市の幹部も全面的な指示があったとは感じなかったと供述いたしました。  百条委員会の使命は、なぜ地方自治法施行令違反につながる請負契約がされたかであり、この言明はその核心に迫る供述と言えます。真相を曲げ責任の所在を違った方向に向けたのなら、当然その責任は厳しく問われなければなりません。  市長がこの報告書に基づいて川嶋前副市長に辞職を迫ったとすれば、その行為は間違っていたことになり、事実を曲げた報告書を作成した山根前副市長(現顧問)の責任は重大と言わなければなりません。  細項目1です。百条委員会が終結し、改めてその内容を把握した上で、川嶋前副市長への評価について市長の見解を述べるべきではないかと思います。お伺いいたします。 127 ◯議長(安藤 博君) 市長。 128 ◯市長(大久保 貴君) ちょっとこれは先ほど来ご答弁申し上げていて重複してしまいますが、あえてご答弁をさせていただきます。  6月定例会で答弁した内容でございますが、川嶋前副市長が詳細な工事の内容について具体的な指示を行ったとは考えてございません。ただ、随意契約に移行する際において、前都市建設部長に対してできるだけ契約できるように交渉努力をしてほしいという指示をしたと、このことはご本人がおっしゃっている。その内容というのは、条件変更を伴うものだということでございます。  外構あるいは備品の一部を別途とするということについて条件変更をすることは、後ほど説明が尽くせるという判断のもとに行ったということでございます。いわゆる仮庁舎の契約期間の問題であるとか再入札のリスクであるとか、そうしたものはこの説明が尽くせるということで縫合できるというか、何とかクリアできるのではないかとそのときにご判断になったということでありまして、結果的にその判断が地方自治法施行令違反を招いてしまったということだと認識をしております。 129 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 130 ◯17番(山内善男君) 私は、市の経過報告書が作為的に校正をされたというお話を市の幹部の皆さんから百条委員会の供述の中でお聞きいたしました。その言ってみればねじ曲げられた報告書に基づいて市長が川嶋前副市長に対して辞職を迫ったのであれば、これは間違った結論を川嶋前副市長に押しつけた、こういうことになるのではないかと思います。  いわゆる裏合意につながるような、空調、外構、備品の3点を抜いて交渉に当たるように指示をした、そのような事実はないとはっきり百条委員会で川嶋前副市長は述べられたわけですから、その証言の重みは非常に重いと思います。その証言を市長はどう受けとめられるんですか。再度お聞きいたします。 131 ◯議長(安藤 博君) 市長。 132 ◯市長(大久保 貴君) 解釈によってはさまざまあるのかもわかりません。いろいろとそうした条件変更の話し合いをして了承して、その方向で交渉するように指示をしたということについては述べておられるわけであります。時系列で申し上げますと、いわゆるてんまつ書をそれぞれから提出させたのが1月11日ごろだったと思いますが、それを見て、さらにその後19日に人事課のヒアリングが当事者にも行われて、その資料を私自身が読ませていただいて、本人とも話し合いをさせていただいて、これは遂行が難しいと。ご本人は解任をする、解職してもらった方がいいという進言はありましたけれども、辞表を出していただいたという判断をしたわけでございまして、経過報告書等々はまだもう少し後の話でありますので、それの因果関係は全くございません。  私とご本人との話し合いでこういうことになったことについては大変申しわけないと何度も何度もおわびをされていましたけれども、やはりただすべきところはただしていかなければならないということからそういう選択をした。私自身は本当に自分自身の一番身近な人で支えていただいた方ですので、断腸の思いではありましたけれども、そういう選択をせざるを得なかったというところでございます。 133 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 134 ◯17番(山内善男君) 市の幹部の皆さんの聞き取りの中でも、懲戒審査委員会の聞き取りをされた市の幹部の証言でも、川嶋氏がそのような全面的な指示をしたとは感じなかったという発言が百条委員会の中でもありました。私はやはりその発言の重みは非常に重いと思います。
     だから、そういう点では市の経過報告書の中では川嶋前副市長が3点を抜いて交渉に当たるように指示したことになっておりますけれども、そのことを事実として辞職を迫ったとすれば、それは結果的には間違いであったということにならざるを得ないと思います。  時間がないので次に移ります。  細項目2です。  山根前副市長(現顧問)の経過報告書の校正のかかわりは極めて不当であることが複数の市の幹部の供述で明らかになりました。このことに関して市長の見解を求めたいと思います。 135 ◯議長(安藤 博君) 市長。 136 ◯市長(大久保 貴君) 経過報告書につきましては、関係職員のてんまつ書と公有財産管理課庁舎耐震化推進室の記録をもとに、これは山根前副市長の指示によって、いわゆる公有財産管理課の記録には先ほども述べられましたような核心的な部分が欠けるというその情報がないというところでございまして、職員のヒアリングの資料であるとかてんまつ書を参照することができない立場にありますので、懲戒審査委員会の資料を補足、確認をしてつくるということの指示があったということでございまして、最終的に私のところに提出を、皆さんにご説明させていただく直前でありましたけれども確認をいたしまして、ご説明をさせていただいたものでございます。  経過報告書の作成に当たりまして、議員おっしゃるような山根前副市長による不当な校正があったとは考えてございません。 137 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 138 ◯17番(山内善男君) 百条委員会の中で市の幹部の聞き取りの中で、このように懲戒審査委員会の担当になっていた方はおっしゃいました。「川嶋前副市長から出されたてんまつ書に基づきヒアリングを行い、内容を確認した。川嶋氏が全面的に指示したとは感じなかった」。もう1人、「一通り関係者からのヒアリングは終わり、懲戒審査委員会開催まで日数がない中、弁護士と山根前副市長による対応に切りかわり、その指示を受けて修正をしていった」。つまり、最初の校正は山根前副市長、懲戒審査委員会の責任者が山根前副市長でしたから、そういう最終校正をされたと述べられております。  つまり、ここのところで川嶋前副市長は3点の指示を交渉担当者にした覚えなないとはっきり百条委員会の中で言ったわけですけれども、この報告書は川嶋氏が3点の指示をしたということになっています。まさにそのように校正によって川嶋氏の全面的な指示による裏合意が行われたという報告が市の経過報告書です。  この市の経過報告書をつくる上で山根前副市長が最終校正を行ったという、この供述は非常に衝撃的でした。少なくとも、今、山根前副市長は現顧問ですので、私は事実を曲げた報告書をつくった責任者であったのは山根前副市長、現在の顧問であったとするなら、これは逆に山根氏に対する処分を明らかにしなければならない、このように思うんですけれども、市長の見解はどうでしょうか。 139 ◯議長(安藤 博君) 市長。 140 ◯市長(大久保 貴君) 今、あったとするならとおっしゃっているので、私はなかったと申し上げておりまして、そのような事実はないと重ねて申し上げたいと思います。 141 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 142 ◯17番(山内善男君) 市の幹部の聞き取りで校正を受けたのは山根前副市長の指示であったということを証言されているわけですから、そのことがあったということで山根前副市長、現顧問に対する市長の見方というのは厳しくされなければならないと思います。引き続いて顧問の役割を果たしていただく、こういう見解で市長はいいんですか。 143 ◯議長(安藤 博君) 市長。 144 ◯市長(大久保 貴君) 校正があったとおっしゃっていますので、校正がなかったと私は申し上げておりまして、その経過報告書の関連はないと。いわゆる懲戒審査委員会でまとめた資料を参考に事実関係をまとめるという指示をされただけでありまして、そこに筆を加えるとか、そういった事実はなかったんだろうと思います。現顧問に対して何らかの対応をするということは考えておりません。 145 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 146 ◯17番(山内善男君) 最終校正をしたのは山根前副市長だという証言を市の幹部2人の方がされているわけですから、そのことを幾ら市長が否定されても、百条委員会の中でその幹部の発言は翻らないと思います。  もう時間がないので次へいきますけれども、少なくとも現顧問に対する見方を市長は変えるべきだと申し上げておきたいと思います。  中項目3です。細項目1、百条委員会の終了をけじめとして、市長は責任をとって職を辞すべきだと考えております。見解を求めます。 147 ◯議長(安藤 博君) 市長。 148 ◯市長(大久保 貴君) こうした事態を招いたことについては非常に重大な責任を感じておりまして、本当に重ね重ね深くおわびを申し上げたいと思っております。  百条委員会でそれぞれの委員の皆さんから出されましたご意見というのも身にしみて、私自身刻んでいかなければいけないと思っております。ただ、今、調停に舞台を移し、そして、この工事を何とかやり遂げていかなければならないわけでありますが、極めて困難な作業だと思っております。最終的にどのような形で終えられるのかということも含め、私が責任を果たしていかなければならないという思いは変わってございません。  また、適時皆様方にも状況もご報告をさせていただいて、またご指導いただきながら進めていかなければなりませんので、ご理解とご協力のほど、お願い申し上げたいと存じます。 149 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 150 ◯17番(山内善男君) 私は、百条委員会を通じて市長への疑惑はますます強まったと思います。私は、百条委員会を通じて、交渉担当者1人の判断で9億4.200万円を抜く判断をしたということに今なっていると思いますけれども、その指示をやはり市長はされたのではないか。百条委員会に参加した議員の皆さんや多くのマスコミの皆さん、そして、関心を持って見ておられる市民の皆さん、誰もがそのような疑惑を持って見ておられると思います。  業者の岐建に対しても、小菅支店長1人の判断で9億4.200万円抜くという判断をされたのかどうか。本社の方にも多分お伺いを立てられただろうし、恐らくそんなことを口頭だけでやってもよいという話をされたのかどうか。恐らく何か一冊書いてほしいと言われて何らそういうことがあるのではないか。百条委員会に参加した議員の皆さんやマスコミの関係者の皆さんも、そのような疑惑を持って今回の事態を見ているのではないかと思います。  今、国でも森友問題や加計問題が言われていますけれども、総理は一点の曇りもないとおっしゃっていますが、多くの国民は総理夫妻に原因があったと見抜いていると思います。  私は市長が幾ら疑惑に関係していないとおっしゃっても、処分もいまだに何らせずにこのまま来ている。このような状況を見るにつけ、市長の優柔不断な態度に市民や議員の皆さん、マスコミの皆さん、率直に言って、怒りを通り越して市政に対する信頼、これを諦めてしまっているのではないかという状況だと思います。姿勢の信頼を取り戻すという点でも、市長は潔く市長の職を辞すべきだと考えますけれども、再度のご見解をお願いいたします。 151 ◯議長(安藤 博君) 市長。 152 ◯市長(大久保 貴君) 山内議員も委員としてご参加をいただいたこの百条委員会の調査報告書について、さきの本会議でも議員がご賛成をいただいて承認をしていただいたと認識をしてございます。その中には議員がおっしゃるような内容が書かれているとは見えないんですが、その上でいろいろとおっしゃっていただいている個人的なご意見ということで承らせていただきますが、この難事業を何とかやり抜いていくということについて、その考え方は揺るぎがございませんが、さらに皆様方のお知恵もかり、ご協力を頂戴して何とかやり遂げさせていただいて、責任を果たしてまいりたいと考えてございます。 153 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 154 ◯17番(山内善男君) 市政の本当に信頼を揺るがした一大事件であります。ぜひ市長がその自覚を感じていただきたいということを申し上げて、次の項目に移ります。  生活困窮者に対して、市は市民に本当に寄り添っているのか、このような観点でお伺いいたします。  2016年度の介護保険料の滞納による差し押さえ処分を受けた65歳以上の人が過去最多の1万6,161人になったことが厚生労働省の調査でわかりました。調査は1,741区市町村に聞いたもので、この数字は2016年度に滞納処分をした区市町村は31%、この中に彦根市は含まれ、当該年度において市は50件の差し押さえを行ったとしています。逆から見れば、70%の自治体は強権的な発動は行っていないということです。  次に示す例は、市が税や上下水道料金を滞納した市民に対して、生活困窮に寄り添い解決に導くのではなく、さらに市民の生活を窮地に陥れ、目先の収納にだけ目を奪われている姿が浮き彫りになっています。  市の体制として、市民に寄り添うために生活相談窓口の設置について伺っていきます。  中項目1です。最近、生活相談にかかわった例を挙げ、市は生活困窮者に本当に寄り添っているのか検証していきます。  細項目1です。最近の市税の差し押さえ実績について伺います。 155 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 156 ◯総務部長(犬井義夫君) 最近の市税の差し押さえ実績についてお答えをいたします。  まず、平成27年度の差し押さえ件数は1,462件、それから、平成28年度は1,221件、平成29年度は736件となっております。 157 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 158 ◯17番(山内善男君) 非常に多くの差し押さえがあるということがわかりました。  細項目2です。固定資産税の分割納付の際、都度、通知をことしから廃止されておりますけれども、この通知を廃止したのはなぜか。従来どおり、都度、通知文書を送付すべきではないでしょうか、お伺いいたします。 159 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 160 ◯総務部長(犬井義夫君) 納付書の発送方法についてでございますが、昨年度まで5月の当初の納税通知書および第1期の納付書送付以降、7月、11月、それから翌年2月の納期月に2期から4期の各期納付書を送付しておりましたが、今年度から当初納税通知書の送付の際に1期から4期までの納付書を一括で送付する方式に変更しているところでございます。この変更につきましては、まず、納期月以外でも任意のタイミングでの納付を可能とする納税環境の整備や、郵送料等の事務経費の効率化の一環で見直しを実施させていただいたところでございます。  なお、2期以降の都度の通知がございませんので、2期以降の通知がないことによる納付漏れが起きませんように、当初の納税通知書に同封をしておりますチラシに発送方法が変更になったことに関するお知らせを掲載させていただいておりますほか、各納期月の「広報ひこね」に納期月であることの記事を掲載するなど、周知に努めているところでございます。  今回の変更につきましては、分割の回数が4回ということで、これは減少していることではございませんでして、また、1回1回の納付金額にも変更はございません。また、県内の状況を見てみますと、彦根市以外の12市中9市において、当市と同様、一括発送を実施もしくは実施予定をされている状況から、周知に工夫を加えながら来年度以降も同様の発送方法で実施をしてまいりたいと考えているところでございます。 161 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 162 ◯17番(山内善男君) これは結局、期ごとに通知をしていたものを一度に通知してしまうということで、納付忘れが多くて結局は督促をしなければならない、このような逆に手間が増えるのではないかと思われるんですが、その点、ご見解はどうでしょうか。 163 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 164 ◯総務部長(犬井義夫君) この納付忘れということに関しましては、先ほども申し上げたとおりでございますが、そういったことが起きないように周知の方を努めてまいりたい。「広報ひこね」などを活用しながら、あるいはチラシを入れながら周知を努めることによって、そうならないようにしてまいりたいと考えております。 165 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 166 ◯17番(山内善男君) 再度お聞きいたしますけれども、このような方法が本当に丁寧な、市民に優しいやり方だとお考えでしょうか。 167 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 168 ◯総務部長(犬井義夫君) これに関しましては、この周知をしていく。もちろんこの導入をしたとき慣れないというお声があろうかと思いますけれども、このような方法を周知させていただくことによって、市民の皆様に間違いのない納税をしていただくように、これは丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。 169 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 170 ◯17番(山内善男君) 市民の皆さんから怒りの声が届いておりますので、その声をお届けしたいと思いまして、細項目の2の質問を起こしました。ぜひわきまえていただきたいと思います。  細項目の3です。商売の相手先に未納の情報を知らせ、売掛金を押さえることは、販路がまたなくなることになるのではないかと思います。このようなやり方は改めてほしいという立場でお伺いいたします。  市内の小売商店に品物を卸す仲買の仕事をしているAさんは、平成29年度の4期分と今年度分の1期目の固定資産税約8万円が未納となっていました。  5月22日、6人の職員が店にやってきて、決算書などを見て分割納付などの話をした。  7月2日に市から電話がかかってきたが、来客があり、後に電話すると言ったが、そのままとなってしまっていた。  7月27日、商品を納めていた相手先に売掛金の一部8万円を差し押さえると通知がされ、8月2日に差し押さえ書がAさんのもとに届きました。  さらに、8月5日には、平成30年度分の、今期ですね、3期分と4期目分の分納を認めない、8月7日までに7万2,000円を一括納付するよう納期限変更通知が届いた。  このような収納方法は余りにも異常ではないかと思います。また、差し押さえ通知の予告通知の発送もないなど、通常の営みさえ省略しているのではないでしょうか。丁寧な対応から逸脱しているのではないかと考え、見解を求めます。 171 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 172 ◯総務部長(犬井義夫君) 議員ご指摘のとおり、売掛金の差し押さえにつきましては、少なからず事業に影響を及ぼすおそれがあることから、前もって催告書の発送や電話での催告、臨戸訪問を行うなど、この差し押さえに至るまでには納税折衝を重ねて納付を促しているところでございます。それでも納税誠意が見られず市税を納付されない場合につきましては、財産調査をするなどし、やむを得ず売掛金を差し押さえすることになります。  市民の納税につきましての不公平感を払拭するためにも、滞納・脱税を防止しまして、厳正かつ公正な執行が大変重要と考えているところでございますので、ご理解をお願いいたします。 173 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 174 ◯17番(山内善男君) この方は、このようなことをされて、結局一つのところから切られたとおっしゃっておりました。商品を納入できなくなったということです。  国税徴収法基本通達47の17、2010年の6月15日で財産の選択のところで国の方はこのように指導しております。2のところで、滞納者の生活の維持または事業の継続に与える支障が少ない財産であること、いわゆる差し押さえの場合は財産の選択をしてから行えと言っていますけれども、まさにこの人は販路が絶たれたわけですので、いってみれば市が税金を納めろと言っておきながら商売を立ち行かなくなってしまう、こんなことをすることがこの国税徴収法基本通達に反しているのではないかと思うんですが、再度ご見解をお願いいたします。 175 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 176 ◯総務部長(犬井義夫君) 今ほど議員ご指摘の通知でございますけれども、これに反するとは思っていないわけでございまして、当然今回というか、これは個別の事情というのはちょっと申し上げるのは差し控えたいと思いますけれども、この売掛金の差し押さえということをさせていただく場合、これはいきなり差し押さえをさせていただくということではございませんでして、その以前に、これ、繰り返しになりますけれども、訪問させていただいて納税の折衝、お願いをさせていただく、あるいは、場合によりましては、税の納付方法、例えば分割でしていただくとか、そういうご相談も受けさせていただいておって、それでもなかなか誠意を見せていただけないという場合、やはり税というのはこれは皆さんに公平公正に納めていただくということが原則でございますので、やはりお持ちのそういう資産関係を差し押さえさせていただくという判断になるわけでございまして、これはある意味、公平公正な市民の方々に税をご負担いただく上では避けては通れないものだと思っているところでございます。 177 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 178 ◯17番(山内善男君) 今回のケースの場合、差し押さえ予告通知も送られていないわけですが、この手続についてはどうお考えになっているんでしょうか。 179 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 180 ◯総務部長(犬井義夫君) これも個別の事情ということを申し上げるのは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、当然これまで話し合い、あるいはさせていただく場合、これはさまざまな方法があるわけでございまして、決して突然差し押さえというか、この売掛金、今回例として出していただいている件でございますけれども、売掛金を差し押さえするということはないと思っております。 181 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 182 ◯17番(山内善男君) 通常の手法では、差し押さえする場合は差し押さえ予告通知というのが送られて当然だと思うんですが、今回の場合は送られていませんけれども、その点についてのご見解をお願いします。 183 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 184 ◯総務部長(犬井義夫君) 法的に差し押さえ予告書というのは必ず送付をする必要があるというものではございません。ただ、差し押さえは滞納者の生活等に影響を及ぼすということにはなってまいりますので、それまでにさまざまな形でこの納税者の方々にはお知らせ、あるいは交渉させていただくということになってまいります。 185 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 186 ◯17番(山内善男君) 6人もの職員が1人の店に押しかけていっているわけですけれども、このような6人の職員も一度に行かなければ話し合いができないんでしょうか。 187 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 188 ◯総務部長(犬井義夫君) これはもちろんケース・バイ・ケースということによるかと思いますけれども、例えば、これは今回おっしゃっていただいている介護保険料というお話もあるわけでございますけれども、例えば滞納されているという場合が複数の所属にまたがる場合なんかですと、複数の職場で、これは何度も分けて寄せていただくということがかえってその市民の方のご負担になるというケースもございますので、合わせた中でお話をさせていただくというケースもございます。そうした中で人数が多くなってしまうというケースもございます。
     以上でございます。 189 ◯議長(安藤 博君) 山内君。 〔17番(山内善男君)登壇、資料掲示〕 190 ◯17番(山内善男君) 私は市民に寄り添う、丁寧な説明をするということとは裏腹に、6人も一度に押しかけるというのはまさに威圧そのものだと申し上げておきたいと思います。  生活が困ったときに、納税の猶予あるいは看過の猶予、滞納処分の停止、ちょっと余りもう時間がないので詳しくは申し上げませんけれども、このような三つの手法があるんですけれども、このような猶予や、あるいは滞納処分の停止などの方法を駆使して市民の生活を助けるということで、税の徴収や、あるいは国保の徴収なども含めて、このような市民の生活を守るという点で市民を誘導した昨年は一体どれだけ件数があったか、把握されているでしょうか。 191 ◯議長(安藤 博君) 山内議員、今のところはちょっと通告外という判断をさせていただきますので、質問を続けてください。  山内君。 192 ◯17番(山内善男君) このような方法を駆使して市民の生活を守るということをぜひ考えていただきたいと申し上げておきたいと思います。  秋田県の鹿角市で滞納されていた方が窓口に行って今までの状況を話してみたところ、担当した職員さんがこのようにおっしゃったといいます。「今は生活することが優先、税金を支払ってもらうことはありがたいが、支払ったことによって生活できなくなるのでは困る。状況が少しでもよくなってから支払う方法を考えていきましょう」と声をかけていただいたと言って、市民の皆さんは非常に市の窓口を信頼され、不安が吹っ飛んだとおっしゃっています。  このような感想をお聞きになって、実際、今、彦根市が対応したこのような具体的事例と鑑みて、感想などがありましたら一言コメントをいただきたいと思います。 193 ◯議長(安藤 博君) 総務部長。 194 ◯総務部長(犬井義夫君) 今おっしゃっていただいた件でございますけれども、当然私どももそれぞれの現場で税の納付をお願いするという際に、これは突然に差し押さえをするということはしていないところでございます。話をさせていただく、話をやはりお聞きするということが、これはまず第一でございますし、議員今ほどもご指摘いただきましたように、これは生活を税を取ることによって壊すということは、当然それはあってはならないことだと思いますし、それは本意ではないわけでございます。  そういった納付に関しましては、訪問させていただき、あるいは電話等も含めましてでございますけれども、納税に関するやはり相談というものはお受けさせていただいておりますし、やはり納めていただく方法ということは探っているわけでございます。それでもという場合にいろいろな判断があるわけでございますけれども、私どもも基本的にそういった市民の方々の生活というものをやはり守りながら、この納税をしていただくということが基本と考えております。 195 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 196 ◯17番(山内善男君) ぜひ市民に寄り添った税の徴収を行っていただきたいということを申し上げて、次の項目に移ります。  細項目の4です。上水道の漏水時における料金請求についてお伺いいたします。  これはBさん夫婦、80歳代の2人暮らしで、3年前、地下水のポンプが故障になったために、従来依頼したことがあるH業者に修理を依頼した。その際、地下水のパイプと上水道のパイプを連結し、開閉バルブがつけられましたけれども、その意味が理解されず、何かの拍子であけてしまい、上水道が地下水のパイプに流れ込むことになりました。  最初の検針で漏水の可能性があるということで検針が連絡、Bさんは市の紹介した水道業者に漏水の修理の依頼をしましたけれども、わからないということで終わってしまいました。その2カ月後の検針でも異常な水量となっていましたが見過ごされ、ようやく次の2カ月後の検針で異常が指摘され、近くの水道業者が原因を発見し、修理しました。結局、漏水の現象が始まってから半年がたっていました。  ことし1月に下水道料金が差し押さえられましたけれども、本来、このようなケースの場合、市民が故意で工事を業者に依頼したわけではなく、一度目の検針では市民は市の紹介した業者に連絡するなど誠実に対応しています。減免制度や減額制度が活用されてもよかったのではないかと思います。  また、市民は、市が紹介した工事業者に原因の探索を依頼しましたが発見できず、また、次の次の検針日まで漏水が続くことになりました。市の体制として修理できたかどうか把握できる体制があれば、早期に解決できたのではないかと考えます。市の見解をお伺いいたします。 197 ◯議長(安藤 博君) 上下水道部長。 198 ◯上下水道部長(山口昌宏君) 本件は、クロス配管が原因で高額請求となったもので、漏水減額の対象とはなりませんので、ご理解をお願いいたします。  クロス配管は、上水道と井戸水などの配管を直結するもので、井戸水などが水道管に逆流して水道水を汚染するおそれがあり、法令で禁止されています。  使用者に対しましては減額できないことをご説明し、上下水道料金を分割で納付することをお約束いただきました。しかしながら、長期にわたり納付約束を履行されず、下水道使用料のみ滞納処分をしたものでございます。  2カ月に1回の検針において、通常より水量が異常に多かった場合は、検針から使用者に対し漏水等の疑いがあることをお伝えしています。屋内の配管は使用者の財産であり、管理責任がありますので、修繕については直接工事業者に依頼をしていただくようお願いしております。  市として修繕が完了したかどうか把握することは難しいと考えておりますが、過大水量が続く場合は改めて修繕していただくようお願いしているところです。  さらに、漏水箇所の特定が困難であるなど、使用者からご相談があったときは、委託事業者とともに臨時に検針に伺うほか、漏水原因を早期に特定できるよう努めております。  市内において高齢者のみのご家庭が増えております。今までに増してきめ細かい対応に努めたいと考えております。 199 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 200 ◯17番(山内善男君) 市として漏水があったときにそれがちゃんと修理できたかどうか追いかける体制があれば、もっと早くに探索できていたのではないかと思いますけれども、そのような追いかける体制についてどのようにお考えになっているんでしょうか。 201 ◯議長(安藤 博君) 上下水道部長。 202 ◯上下水道部長(山口昌宏君) 先ほどもお答えしましたけれども、二次側と申しますけれども、屋内の資産については、その使用者の方の責任がありますので、修繕をされるかどうかというのはその使用者の方が判断をされます。家庭の事情等で修理をされない場合もありますので。  しかしながら、この場合ですと、最終、議員が言われるように、6カ月に1回、2回の検針で見つからなかったわけですが、現在におきましては、先ほどもお答えしましたけれども、過大水量が続く場合には、委託しております事業者とともにお宅に訪問したり連絡をしながら早期に漏水が見つかるよう、原因追求を今はしているところでございます。 203 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 204 ◯17番(山内善男君) これ、市民が業者に言ったのではなしに、業者が主導的にこのような工事を行ったんですが、当然、業者も資格を持っているわけですから、業者の責任や業者のペナルティーといったものについて市はどうお考えになっているでしょうか。 205 ◯議長(安藤 博君) 上下水道部長。 206 ◯上下水道部長(山口昌宏君) 彦根市指定給水工事事業者にこの場合は登録がありません。ですので、市としては指導等はできないと考えております。  しかしながら、違う案件で例えば現在も給水工事の事業者に指定されている場合には、事実確認等を行い、違法行為等であれば、彦根市指定給水工事事業者の違反行為に対する処分等に関する要綱に基づき対応することとなります。 207 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 208 ◯17番(山内善男君) 近年では公益財団法人給水工事技術振興財団が試験を担っているようですけれども、以前は行政ごとに資格を与えていたということで、この方も彦根市から資格を与えられた方ですので、そういう点では彦根市も責任をぜひ感じていただきたいと思います。  時間がないので次の項目に移ります。  中項目2です。生活相談窓口の設置をということでお伺いいたします。  A町のFさん、50歳代のひとり暮らしで、家は閉め切り、どう生活しているのかわからない。ひきこもり状態で、収入もどのようにあるのかもわからない。健康推進課が定期に巡回し、窓越しに生存を確認していただいています。50歳代ですけれども、地域の包括支援センターも巡回しています。  また、A町のYさん、夫婦2人暮らしでしたけれども、夫ががんで入院、彦根市立病院です。4月上旬、奥さんが生活が成り立たず、悲観して自殺をされました。  福祉、医療、介護等の専門分野を横断した生活相談窓口が必要と考えます。見解を伺います。 209 ◯議長(安藤 博君) 福祉保健部長。 210 ◯福祉保健部長(牧野 正君) 現在の生活相談窓口につきましては、生活困窮者自立支援事業および生活保護業務におきまして、相談3名を社会福祉課に配置し相談を受け付けております。医療、介護などの生活支援を行っている部門や、市税、国民健康保険料、上下水道料金などの債権にかかわる部門において生活にお困りの方がおられた場合、各部門から相談窓口へ案内を行い、相談につなげているところでございます。  また、地域の困り事につきましては、地域包括支援センターや地区民生委員などの相談窓口があるほか、「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業により、委託先の彦根市社会福祉協議会におきまして、なんでも相談会、心配ごと相談などを開催し、課題について対応できる体制をとっております。 211 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 212 ◯17番(山内善男君) 2例目の夫ががんで入院ということは、市立病院なんですけれども、さきの議論でもいろんな相談体制を充実しているというお話がありました。この方の場合、相談に伺っていれば未然に防げたでしょうか。その点、ご見解があればお願いいたします。 213 ◯議長(安藤 博君) 病院事務局長。 214 ◯病院事務局長(西山 武君) お答えをいたします。  当院に入院されている患者さんの配偶者の方が自死されたということで、そのことについては当院としましても大変残念であり、心苦しく思っているところであります。  当院のがん相談支援センターでは、さまざまな相談に応じているところであります。自死されるような事例の場合には、経済的な理由のほかにさまざまな理由があってお亡くなりになることが多いと認識しております。  当院のがん相談支援センターにご相談いただけたら必ず助かったかと、救えたかというと、そこまでの確信はございません。ございませんが、各相談窓口と連携をすることによって、自死回避への何らかのお手伝い、支援ができたのではないかと考えておりますので、もしも相談をしていただけていなかったのだとしたら、今後は当センターの周知や啓発に努めるとともに、各相談窓口との連携を強めていくことが必要であると思っております。 215 ◯議長(安藤 博君) 山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 216 ◯17番(山内善男君) ぜひよろしくお願いいたします。  ちょっと時間がなくなってきてしまいました。  大項目3の世界遺産登録についてお伺いいたします。  今、単独で世界遺産登録を目指すという方向になっていますけれども、従来、四城も含めて世界遺産登録を進めるという方向に転換する必要があるのではないかと思います。  ありがとうございました。 217 ◯議長(安藤 博君) 暫時休憩いたします。            午前10時47分休憩            午前10時59分再開 218 ◯副議長(馬場和子さん) 休憩前に引き続き会議を開きます。  18番山田多津子さん。山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 219 ◯18番(山田多津子さん) 私は、今回の議会におきまして、大きく3項目について質問をいたします。  まず1点目です。国体用地取得の難航が彦根市にもたらす影響は。  2024年に開催の国体で主会場予定となっている彦根総合運動公園の用地確保が難航しています。土地所有者の49人のうち、現在8人の方と用地買収の交渉がまとまっていません。彦根市は2014年5月20日に開催された国体主会場選定専門委員会からの確認事項に対して、市は選定された地域住民への説明や合意形成ならびに必要となる施設整備やその用地確保として彦根市民体育センターの敷地を含む周辺市有地の一体利用および県立彦根総合運動場に隣接している彦根市松原地先の民有地約7ヘクタールの取得について、主会場の整備のスケジュールに決して遅れが生じないよう、彦根市は県と協力をして対処することを県に確約しています。  このことを踏まえて、以下、質問をしていきます。  中項目の1です。土地確保が難航していることについて。  細項目1、買収対象の面積はどれだけでしょうか。 220 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 221 ◯企画振興部長(馬場完之君) 国体主会場となる県立彦根総合運動場拡張のための買収面積は、約6.1ヘクタールとなっております。 222 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。 〔18番(山田多津子さん)登壇、資料掲 示〕 223 ◯18番(山田多津子さん) これが今までいろんなところから出てきた資料の黄色い枠のところ、ちょっと上の方が切れているんですけれども、黄色いところが今その用地取得の必要なところかと思っています。  では、2番目ですが、2024年に開催の国体で主会場予定となっている彦根総合運動公園の用地取得の計画をお示しください。 224 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 225 ◯企画振興部長(馬場完之君) 国体主会場整備に係る用地取得の当初計画では、平成27年度から平成29年度までの3カ年で買収を完了する予定となっておりました。しかし、平成27年度当初に滋賀県が用地測量に入る段階で、土地所有者の方々の理解を得ることに日数を要したこと、当該地域はもともと内湖であったことから現況と公図の合わない箇所があったこと、また、民地や土地改良区との境界確認に時間を要したこと、さらに、これらの土地に係る資料収集を含め調査に時間がかかったことなどの理由から、スケジュールに遅れが生じました。その結果、全ての契約書類が整い、土地所有者の皆様へ実際に契約締結のお願いができるようになりましたのは、平成29年10月中旬からとなっております。  用地の売買契約完了につきましては、奥野議員にも先週お答えしましたとおり、県からは平成30年末を目安にしたいと聞いていたところでございますが、先日の新聞報道にありましたとおり、先日開催された滋賀県議会スポーツ振興対策特別委員会におきまして、この秋を目安にしたいとの意向が示されたことでございます。  この秋と申しますと、先日、杉原議員の中で、気象庁が定める気象上の夏は6、7、8月と答弁したところでございますけれども、気象上の秋は9、10、11月ということになるということでございますが、いずれにいたしましても1カ月から2カ月早まったということでございますので、こういうことを県に確認しながら連携して、鋭意努力してまいりたいと考えているところです。 226 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 227 ◯18番(山田多津子さん) そうですね。昨日の答弁からすると、先日、新聞報道を見て皆さんも多分びっくりされたのではないかと思っています。本当にこのままで計画が進んでいくのかどうかということも非常に心配をするところですが。  では、3番目に移りたいと思うんですが、土地の確保が難航していることが国体開催のスケジュールにどのような影響を及ぼすのでしょうか、お示しください。 228 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 229 ◯企画振興部長(馬場完之君) ご指摘のとおり用地取得は難航しておりますが、2024年度の国体および全国障害者スポーツ大会の開催に向けての全体スケジュールには、現在のところ遅れが生じているとは県からは聞き及んでおりません。  本市としましては、今後も引き続き県と連携しながら、早期の用地取得に向けまして鋭意努めてまいりたいと考えております。 230 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕
    231 ◯18番(山田多津子さん) 当初、平成30年度中とお示しがあったんですが、秋ごろということ、実際もう秋に差しかかっていますよね。こういう状況からすると、かなり県の方は用地取得に、言い方が正しいかどうかわかりませんが、かなり時間的な余裕がなくなってきて焦りが出てきているのではないのかと思います。  そういった点で本当にこのスケジュールにいろんな影響が出てくるのではないかなと思うんですが、その辺、どんな見解でしょうか。 232 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 233 ◯企画振興部長(馬場完之君) 8月に地元説明会が開催されたところでは、その中で県のスポーツ局からは、現在、工事のスケジュールの見直しや工事のやり方の変更等もあわせて検討しているところであり、当初のスケジュールが期限ということではないということも言われております。ということで、県からは全体のスケジュールの中でまだ調整するということも言われておりますので、そういったことかと思っております。 234 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 235 ◯18番(山田多津子さん) いずれにしましても、やはり県はかなり焦りが出てきているのかと、非常にこの間の新聞報道であったり県議会の情報からすると、本当に時間的な余裕がだんだんなくなってきているということがかなり次の方にも関連してくるんですけれども。  では、この4番目ですけれども、土地の確保が難航している原因はどこにあるとお考えでしょうか。 236 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 237 ◯企画振興部長(馬場完之君) 滋賀県が提示された価格と土地所有者から要求されております金額に開きがあるケース、また、代替地の調整が不調に終わっているケース、また、相続手続に時間を要しているケースなどがございます。 238 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 239 ◯18番(山田多津子さん) この相続の件ですが、いわゆるかなりさかのぼって相続をしなければならないケースもあるように聞いていて、相続人とうまく手続が進んでいかないという、そういうケースがあるように聞いています。そこの土地の確保は難しい。価格の問題もあるんですけれども、そこの相続のところでのかなり難しさがある、これが難航していると聞いているんですが、いかがでしょうか。 240 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 241 ◯企画振興部長(馬場完之君) おっしゃるとおりに、土地の買収につきましてはそういったこともあります。ちょっと詳しい情報は個人情報になりますので言えませんけれども、そういったいろいろ問題があるところを一つずつクリアしていって、何とかしたいと思っております。 242 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 243 ◯18番(山田多津子さん) お聞きしていると、この土地の相続のところが本当に難しいと聞いています。この辺は本当にこれからのスケジュールにも大きく影響をしてくると言わざるを得ないということ、このこともしっかり踏まえていただきたいと申し上げておきたいと思いますが。  では、5番目ですけれども、三日月知事は8月21日の定例記者会見で、これはこれから情報がだんだん変わってきているんですけど、私がこの通告を出したときには8月21日時点の情報で書かせてもらったんですが、土地買収の交渉がまとまらない場合は強制収用も辞さないとの見解を示されていますけれども、強制収用に至るまでにはどれだけの日数がかかるとお考えでしょうか。 244 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 245 ◯企画振興部長(馬場完之君) 土地収用法に基づく裁決申請から裁決までの期間につきましては、それぞれの事案により異なりますことから、一概に日数をお示しすることは容易ではございませんが、東京都収用委員会が公表されている情報によりますと、一般的な事案につきましては約10カ月で裁決を目指しているとされておりますことから、この程度の日数が必要になると思われます。 246 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 247 ◯18番(山田多津子さん) 今、東京都の事例でおっしゃっていただいたんですが、この滋賀県の範囲内でのそういう情報というのはないんでしょうか。 248 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 249 ◯企画振興部長(馬場完之君) 滋賀県の部分までは情報に接していないんですけれども、例えば大阪の収用委員会では最長で今までかかったので328日で、最短では98日があるということで、案件によってこの長さがかなり開きがあるのかと思っております。 250 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 251 ◯18番(山田多津子さん) かなり短いケースが事例に挙がっているのではないかと思うんですが。  ちょっと画像が余りきれいではないんですけれども、これが強制収用に係る手続です。青い枠の方が最初の前段で、かなり時間を要すると言われています。これがこの部分ですけれども、ここに持ってくるまでがかなり時間がかかると言われていまして、本当に10カ月でこのことが済むのかどうかということには非常に疑問に思います。  そういった点で、本当にこの10カ月は、これは先ほども東京都での事例でということで収用委員会が公表されている情報とおっしゃていただいたんですが、やはり日をかなり要するということ、先ほど短い事例も挙げていただいたんですが、私、今回のこの難航している部分には非常に困難を要する事例ばかりだと思います。  そういった点で、こんな強制収用に対して10カ月でできるのかどうかということ、その辺での見識はどのようにお考えなのかお示しいただければと思うんですが。 252 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 253 ◯企画振興部長(馬場完之君) 実際収用の手続をとられますのは事業主体であります県の方になってまいるわけでございますけれども、その中では、先ほども申し上げましたとおり、全体スケジュールの中で調整するということも言われておりますので、そういうことかと思います。 254 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 255 ◯18番(山田多津子さん) 事業主体は県ですと言われてしまうとなかなか困難なところもあるんですが、私、冒頭に申し上げましたけれども、土地の確保、それから、その用地の買収の交渉なんかも彦根市が遅れを生じないように県と協力をして対処していきます、全面的に市が、先日の答弁にもありましたけど、委託を受けて交渉にもかかっておられる。そういった点では、彦根市がかなり前面に出てこの土地の買収の交渉に当たっていただいていると思うんです。そういった点では、本当にこんな手続も全部彦根市にかかわってくる問題だと思うんです。  そういった点で、事業を執行するのは県であるかもしれないけれども、彦根市がかなりこのことにかかわって市にいろんな影響が出てくると思うんですけれども、今のようなそういう見識で本当にいいのかどうかというところ、その辺でもう一度見解があればお示しいただきたいと思います。 256 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 257 ◯企画振興部長(馬場完之君) 確かに事業主体は県ということでお出ししたんですけれども、実際用地取得の委託契約も交わしておりますし、受託者としてのやはり責任があると十分認識しておりますので、その辺、県と協力しながら、できるだけ早くご納得いただけるような契約に結びつけたいと思っております。 258 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 259 ◯18番(山田多津子さん) 今回のこの強制収用という言葉が、地権者もですけれども、滋賀県内の市長会があったときにもかなり批判的なご意見があったということも多分承知はしていただいていると思うんです。そういう強制収用という言葉そのものが非常に地権者にも、それから県全体にもいろんな影響を及ぼすということをしっかりと認識していただきたいと思うんです。  そこで、6番目ですけれども、国体主会場の変更が生じる可能性が出てくると思うんですけれども、見解をお伺いしたいと思います。 260 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 261 ◯企画振興部長(馬場完之君) ことしの8月16日および18日に開催されました地元住民を対象とする説明会の質疑応答におきまして、滋賀県スポーツ局からは主会場変更の意思はないとの見解が明確に示され、さらに、報道機関の取材に対して、知事も「一定のプロセスを経て決められたものであるため、簡単に変更はできない」と発言されておりますことから、国体主会場の変更はないものと考えております。 262 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 263 ◯18番(山田多津子さん) 先ほども申し上げましたけれども、この強制収用の情報を得られた地権者の方は非常に憤慨をされている。そういう情報も得ています。  先ほどこの強制収用の手続のところでも、私、申し上げましたけれども、10カ月というのは本当に東京都の公表をした事例であって、今回の難航している理由が、先ほどの質問にも言いましたけれども、非常に難しい事例で難航をしていると思います。  そういった点からいうと、本当に10カ月でこれが終わるのかといったら、絶対そんなことはあり得ないと思うんです。成田闘争なんかですと数年かかったとも聞いていますし。そういう事例であるならば、本当にこのまま計画が進んでいくのかどうか、そういった点での彦根市の見解をもう一度お伺いしたいと思います。 264 ◯副議長(馬場和子さん) 企画振興部長。 265 ◯企画振興部長(馬場完之君) 彦根市の見解ということでございますけれども、先ほどお答えさせていただきましたとおり、委託契約を結んで受託者であります彦根市でございますので、そこは最後の最後まで地権者の方にご納得いただけるように取り組んでまいりたいと考えております。 266 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 267 ◯18番(山田多津子さん) これは新聞報道ですが、県の担当者の方は本当にその土地の買収が遅れているので余裕がない、なので、強制収用を視野に入れているということも言われているんですけれども、ただ、強制収用はしないことは前提だけれども、手続に時間がかかるとして準備に入られている、そういう情報もあります。  こういう情報がある中で、先ほど言いました県内の市長会の中でのある市の市長は、国体は晴れの舞台である、強制収用は避けてもらうべき、そして、あるもう1人の市長は、強制収用は絶対にあってはならない、こういう意見が出ている中で、本当にこのまま強制収用が進んでいくのかどうか。そういった点で、私は本当にこの計画が順調に進んでいかないと思うんです。これ、同じ答えしか返ってきませんので次へいきますけれども、本当に今困難を来しているということをしっかりと踏まえていただきたい。  彦根は窓口だけだとおっしゃいますけれども、主会場は彦根です。しかも、彦根に来てほしいということを招聘した、そういう彦根市でもあります。そういった点で、本当にこれが計画どおり進むのか、これがうまくいかなかったらどういう責任をとらなければならないのかということも私は本当に影響してくると思うんです。  だからこそ、次にいくんですが、7番目ですけれども、主会場用地の確保が難航しており、大幅な整備計画の遅れが生じ、県議会の中では主会場を見直すべき、こんな意見も出てきています。彦根市民体育センターの解体を、今、中を一部もう取り壊しにかかっておられますけれども、現段階で一旦中止をしてほしいということを県に求めるべきだと思いますが、見解を求めます。 268 ◯副議長(馬場和子さん) 教育部長。 269 ◯教育部長(安居庄二君) 平成30年1月26日付で滋賀県と締結いたしました物件移転等損失補償契約に基づき、彦根市民体育センターの解体は県が実施するもので、既に解体工事に着手されておりますので、ご理解をお願いいたします。 270 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 271 ◯18番(山田多津子さん) 通常どおりの答弁です。今の状況を本当に、これ、市長、しっかりとこの議論の中身を聞いていただきたい。どういう状況かということ、どういう決断を県がするかということも私は本当に今しっかりと踏まえていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次に移ります。  大項目の2番目に移ります。住民福祉を守るための移動手段確保に向けた地方自治体の役割は。  公共交通に期待される重要な役割は、通院、買い物等、生活に必要な移動を支えることです。  愛のりタクシーの導入は、2006年10月のバス路線の見直しに伴い、公共交通を補完する目的で実証運行が2008年10月より鳥居本地区と稲枝地区で実施され、2012年から本格運行をされています。  市内では路線バスとともに愛のりタクシーにおいて、市民の利便性を高めるため路線や停留所を設定して、日常生活の中で気軽に利用ができるものでなければなりません。  地域交通は生活をするための基本であり、住民の交通手段を守り市民の移動手段を確保することは最優先の課題です。住民福祉の機関として自治体本来の役割をしっかり果たすべき点から、以下、質問をいたします。  中項目1です。  愛のりタクシーは充実をしているのか。  細項目1番、平成27年から平成29年の利用実績と推移をお示しください。 272 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 273 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 愛のりタクシーの利用状況でございますが、湖東圏域を構成する1市4町の合計で、平成27年度は利用人数延べ3万3,786人、平成28年度は延べ3万2,554人、平成29年度は延べ3万4,688人と推移しております。 274 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 275 ◯18番(山田多津子さん) 事前に私もお聞かせをいただいたんですが、余り大きく変わっていない。結果的には、やはり利用される幅が余り広がっていないのかと思います。この数字を見ても、3万3,786人、3万2,554人、3万4,688人、大きな変動というのはないですよね。  特に私は、これ、全体で見ているんですが、犬上郡、愛荘町の方というのはかなり利用のウェートが高いんですが、彦根市内での利用がかなり低い。そういう実態も私は事前にお聞かせをいただいた中身でそういう状況がわかったと思っています。  それでは、2番目ですが、愛のりタクシーの運行費用に対して市の実質負担額はお幾らでしょうか。 276 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 277 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 愛のりタクシーの運行費用のうち、国庫補助金を除いた本市の実質負担額は、平成27年度が939万2,871円、平成28年度が1,141万1,500円、平成29年度が1,516万8,840円でございます。 278 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 279 ◯18番(山田多津子さん) 確認ですが、平成28年から平成29年にかけて彦根市の実質負担額がかなり増えている。利用者数というのはそんなに変わっていないのですが、これは国からの補助金の変動があったということでよろしいんでしょうか。 280 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 281 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 議員ご指摘のとおり、平成28年度に比べますと、国からの補助金が減額されているという状況でございます。 282 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 283 ◯18番(山田多津子さん) 私は何が言いたいかというと、彦根市の持ち出しがすごく増えたので、負担額が増えたのかと思うんですが、実際増えているんですが、国庫補助が減らされたということが原因だということで理解をいたしました。  では、次に移ります。  中項目2番にいきますが、停留所の増設について。  近年の新規停留所の設置数をお示しください。 284 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 285 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 愛のりタクシー停留所の近年の新規設置数でございますが、平成26年4月に3カ所、平成26年10月に7カ所、平成28年10月に1カ所、平成29年10月に1カ所行っております。  なお、平成26年につきましては、松原線の運行開始に伴い、特に多くなっている状況です。 286 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 287 ◯18番(山田多津子さん) この停留所の設置については、自治会などから要望が上がれば設置をしていただける。検証も必要ですけれどもしていただけるということで、かなり努力をしていただいているんだと思いますが。  2番目ですけれども、集落内に停留所を増設してほしい場合の条件はあるのでしょうか。
    288 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 289 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 停留所の設置に関しましては、まず、地元自治等、住民の総意を得た要望に基づき設置することとしております。  そのほかの条件としましては、安全にタクシー車両を停車させ、他の交通に支障なく乗降できる環境であることや、近隣の停留所からおおむね300メートル程度離れていることなどであり、この条件に見合うか、事業者や湖東圏域公共交通活性化協議会で協議し、決定しております。 290 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 291 ◯18番(山田多津子さん) 300メートルとお示しいただいたんですが、この300メートルというのは何かの規定があるんでしょうか。湖東圏域の活性化協議会の中での規定を持っておられるんでしょうか。 292 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 293 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 300メートルにつきまして、特にその基準があるというわけではないんです。圏域の中でおおむね300メートルと規定させていただいているところでございます。 294 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 295 ◯18番(山田多津子さん) 要望があって、どうしてもそこが必要であるという、必要があるから要望が出るんだと思いますので、300メートル以内というのは、これまでの議会答弁でもその規定があるわけではない、基準を設けているわけではないとおっしゃっていただきましたので、ぜひそこは柔軟な対応をしていただきたいということをお願いしておきたいと思います。  では、中項目3番に移ります。  利用しやすい料金になっているのかということで、導入当時の利用料金は、500円、1,000円、1,500円でしたけれども、現在は450円、900円となっています。この金額設定の根拠をお示しください。 296 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 297 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 愛のりタクシーの料金設定につきましては、導入当時、1人当たりの運賃をタクシーのメーター運賃の3分の1程度になるように、距離に応じて500円、1,000円、1,500円と設定しました。  その後、愛のりタクシーのエリア拡大に伴い、平成23年に湖東圏域内の全エリアで運賃制度の統一と値下げによる利用促進を実施したことで、400円、800円としました。さらに、平成26年、消費税改正による増税分とタクシー業界によるメーター運賃の値上げ分を加算し、現在の450円、900円の運賃としたものでございます。 298 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 299 ◯18番(山田多津子さん) 基本はやはりタクシー料金に見合う、いわゆる相乗りですから、3人の方が利用されるとタクシー料金に見合う、そういう料金になるというのが一番根本的な考えの始まりだったと思うんですが。  次、2番目に移りたいと思うんですけれども、バス料金と愛のりタクシーとでは料金に大きな乖離があります。公共交通を補完する目的で導入をされたものであれば、整合性がありません。このことの見解を求めたいと思います。 300 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 301 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 議員ご指摘のとおり、バス料金と愛のりタクシーの料金には乖離がございますが、一定数を一度に運べる路線バスと違い、愛のりタクシーはタクシー車両を使い、一度に2、3人程度の乗客に利用いただくことを想定しております。  この条件で将来にわたり持続可能な運行となるよう、450円、900円の運賃設定としているところであり、路線バスと同じ料金設定は非常に困難ですので、ご理解をお願いいたします。 302 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 303 ◯18番(山田多津子さん) これまでに議会答弁でも、住民の移動手段として必要なものである、いわゆる公共交通の補完をすることが目的だという、これまでの議会でもありました。  そういった点では、次の質問にもかかわってきますけれども、3番目ですが、公共交通を補完する意味からも、市民利用の公平性からも、バス料金と愛のりタクシーの料金は一律にすべきではないかと考えますが、見解を求めたいと思います。 304 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 305 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今ほどお答えしましたとおり、運行条件の違う路線バスと愛のりタクシーを同じ料金設定することは、運行の持続可能性を大きく損ない、困難でございます。  一方で、愛のりタクシーは、集落の中でも停留所が設定されていること、1時間に1便が確保されていること、遠距離でも乗りかえなしで目的地に到達できるよう路線が設定されていることなどの特徴がございます。  このように、愛のりタクシーは路線バスよりも利便性がすぐれており、地域のニーズに合わせた最善の方法であり、公平性については単純に比較することはできませんが、総合的に保たれていると考えております。 306 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 307 ◯18番(山田多津子さん) 公平性という点では、もともとバス路線があったところ、そこは300円の範囲内で移動されていたはずですが、これ、愛のりタクシーの路線に変わってから、例えば区間がAからB、AからCへ移る場合だと900円かかります。私の住んでいるところから市立病院へ行く場合ですと900円かかるんですね。従来であればバスがあったので、そんな大きな金額はかからなかったです。そういった点での公平性と言われる部分では、非常に私はそこが乖離があると思うんです。  例えば長浜市の導入は300円、米原市でも300円、東近江市で200円、甲賀市で250円という、そういう料金設定がされています。長浜市へ私はちょっとお伺いに寄せてもらったんですが、やはり公共交通という点で、300円という料金はもう念頭から300円だという設定をしていますと。タクシー料金という換算は全然していないんだと言われるんです。そこの私は考え方が違うと思うんです。  冒頭、私、市の持ち出し分のことも聞きましたけれども、やはり彦根市の持ち出し分というのをできるだけ抑えようとしておられる。そういった点で、この乖離の部分については、やはり一律にすることが私は今求められていると思います。私のご近所の方でも、年金生活で往復1,800円かかる、そういうことを言われている。これが公共交通なのかという意見もいただいています。そういった点で再度ご見解があればお示しください。 308 ◯副議長(馬場和子さん) 都市建設部長。 309 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 確かに議員ご指摘のとおり、もともとバス路線があったところに愛のりタクシーになると運賃が上がっていくという、ほかにも他市の事例等もございますけれども、できる限り利用しやすい環境といいますか、現在、料金につきましては、相乗りしていただきますと半額程度の割引とか、いろいろと工夫をしていきたいと。それを公共交通活性化協議会の中で検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 310 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 311 ◯18番(山田多津子さん) 今ちょっと前進した意見をいただいたかと思うんですが、相乗りをした場合、いわゆる乗り合い率を上げれば料金の方の見直しをしていく、そういうことも今検討していただいているということですので、ぜひ公平性を保っていただきたいということを強く求めておきたいと思います。  では、3番目の項目に移りたいと思います。  市民の投票する権利が守られているのかという点で、選挙権を含む参政権は、国民が主権者として、直接もしくは代表者を通じて間接的に国の政治に参加する権利です。選挙は議会制民主主義を実現するために不可欠の手段であり、選挙権はそのための国民の最も重要な基本的権利です。  参政権とは、国民が主権者として直接または代表者を通じて間接的に国の政治に参加をする権利です。しかし、近年、彦根市の投票率は県下でも非常に低く、ことし6月に行われました知事選挙では35.30%と県下で最下位、非常に恥ずかしいそういう結果となっています。  そこで、彦根市では国民に与えられている権利が守られているのかということを、以下、質問していきます。  中項目1です。投票所の設置について。  投票率が最下位であることの認識はどのようにされているでしょうか。 312 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 313 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 今回の滋賀県知事選挙の投票率について前回の知事選挙と比較すると、県平均で9.53ポイント減少しており、本市についても同様に9.65ポイントの減少となりました。議員ご指摘のとおり、投票率は35.3%と県下最下位であり、この結果を選挙管理委員会としても真摯に受けとめております。  なお、年代別に4年前の滋賀県知事選挙の投票率と比較してみますと、本市では特に40歳代から60歳代までの投票率の低下が著しく、中高年の選挙離れが投票率低下の一因となったのではないかと考えております。 314 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 315 ◯18番(山田多津子さん) では、2番目ですが、どのような打開策が必要とお考えでしょうか。 316 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 317 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 投票率は、選挙の種類や争点、また政治状況などさまざまな要因が影響し、一概に要因を定めることは困難だと考えております。  しかしながら、議員ご指摘のとおり、さきの滋賀県知事選挙で投票率が県下最下位であったことを踏まえ、全ての投票所での車椅子設置や、不在者投票の指定施設となる要件を満たす可能性がある老人ホーム等に対し、不在者投票に関する説明を行うとともに不在者投票の指定施設となっていただくことなど、投票環境の向上に努めることが必要だと考えております。  また、市民への啓発活動として、本市の投票率が低いという現状を全戸配布の「白ばら通信」などの広報紙を通して市民の皆様に知っていただくほか、今後は、市内の小・中・高等学校への出前講座の実施、市内の3大学と連携した啓発活動を行う予定であり、主権者教育にも力を入れたいと考えております。 318 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 319 ◯18番(山田多津子さん) では、3番目に移りますが、2001年に54カ所あった投票所が38カ所に減らされたことによって、投票率が激減しています。2000年に行われた衆議院選挙の投票率は60.36%であったものが、投票所が減らされての2001年4月に行われた市長選挙では、投票率が47.16%になっています。投票率が激減した結果は、投票所が減らされたことによるものであることは明らかです。さらに、投票率も年々低下してきているのは、身近にあった投票所がなくなったことによるものであり、再度、投票所の増設をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 320 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 321 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 平成13年に投票所を減らしたことにより投票率が激減したとのご指摘がありますが、さきに答弁しましたとおり、選挙管理委員会としては、投票率は選挙の種類や争点、また政治状況などさまざまな要因が影響し、一概に要因を定めることは困難だと考えております。  議員は衆議院選挙と市長選挙の投票率で比較されていますが、例えば同じ滋賀県知事選挙で比較しますと、彦根市の投票率は、平成10年が61.62%、平成14年が38.12%と23.5ポイントの減少をしております。しかし、県内全体の投票率は、平成10年が65.96%、平成14年が38.67%と27.29ポイントの減少をしており、彦根市だけでなく県下全体も同様の減少傾向にあり、投票所数の減少が投票率の減少につながるとは一概には言えないと考えております。  現在の投票区は、投票所までの距離についても考慮の上編成されており、また、全市的な見地から、地理的状況、有権者数、投票所としての施設の状況、類似都市の投票所数等も考え合わせ、多角的に検討を行った結果で編成されております。現時点では投票所を増設する予定はございませんので、ご理解くださいますようお願いいたします。 322 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 323 ◯18番(山田多津子さん) 今、投票率のことをおっしゃっていただいたんですが、先ほど、投票率が低下していること、最下位であるときにどんな打開策が必要ですかと私、お尋ねをしたら、いわゆる環境整備ですよね。車椅子であったりそういったこともしっかりやっていく、期日前投票の設置の仕方も考えていく、不在者投票の方法も考えます、いろいろもろもろおっしゃっていただいたんですが、私は投票所が減らされたことがやはり市民が投票をする権利が奪われているというところで、選挙管理委員会でこういったことを、いわゆるそのことも一つの課題として議論されているのかどうかということをお尋ねしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 324 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 325 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 選挙が終わった後には委員会で検討いたしておりますが、この投票所が編成されたのは平成13年でございまして、以来17年間、選挙人にもある程度認識をされているのではないかと。今ここでまた投票所を変更するということは大変な困難がありますし、いろんな問題が出てくるだろうということで、今のところ、委員会としては投票所を変更することは考えておりません。 326 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 327 ◯18番(山田多津子さん) 投票所を変更するのに困難を来すというような今ご答弁があったんですが、少なかったところを増やしていくのにどんな困難が出てくるんでしょうか。 328 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 329 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 大変抽象的な言い方でございますけれども、投票所を設定しようとすると、今の時代、車の利用が大変多うございますし、駐車場の確保とかそういったことも必要となってまいりますし、そういう点を考えて、今の投票所が一番ベターではないかと結論をいたしているところでございます。 330 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 331 ◯18番(山田多津子さん) 申しわけないんですが、駐車場の確保であったり、いわゆる投票をする場所の環境のことをおっしゃっている。これは当局側の考えであって、市民が投票をしやすい環境をつくっていく、そういうことを議論していただくのが選挙管理委員会の中の議論だと思うんです。  総務省が出している通告もありますけれども、そもそも投票所の数の決定というのは、いわゆる自治体の裁量だとも書かれています。そういった点で投票がしやすい環境をつくっていくのが私はそれぞれの自治体の選挙管理委員会の責任だと思うんですが、いかがでしょうか。 332 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 333 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 私1人の意見ではなかなか決められませんので、今後は委員会としても鋭意検討してまいりたいと思っております。 334 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 335 ◯18番(山田多津子さん) 検討をしていただくというご答弁をいただきましたけれども、ちなみに、私、ちょっと他市の状況を調べたんですが、大津ですと、人口的なものもありますが122カ所、彦根は38カ所なんですね。長浜では124カ所もあるんです。人口的にいうと同じような条件です。合併をしているということもあるんですが、やはりこれだけのたくさんの投票所を設けているということ、それから、甲賀市でも95カ所、米原ですと、非常に有権者は少ない、3万2,674人しか有権者はないんですが、49カ所。彦根から見ると雲泥の差ですよね。そういう投票所の設定をして、やはり投票をする条件を整えておられるんです。  今、自分お一人では決定はできないというご答弁もいただきましたけれども、こういう他市の状況もしっかりと踏まえていただく。そして、投票所の数の設定、やはりしていただくということだと思うんです。先ほど車での移動、いわゆる駐車場の確保と言われましたけれども、以前は歩いて投票に行くのが通常だったんです。それが投票所の統合によってできなくなった。そのことによって、投票をする、いわゆる選挙権の行使ができなくなってきているということに対してどうお考えでしょうか。 336 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 337 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) そういったこともいろいろと意見を聞いておりますけれども、なかなか委員会として結論が出せない段階でありまして、今後、鋭意また検討いたしてまいりたいと思います。 338 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 339 ◯18番(山田多津子さん) これ、何回もこういう問題は本会議で質問させていただいているんです。これまでの議会答弁ですけれども、今のところ増設は考えておりませんが、ただ、地域の人口によっての変更とかいろいろ起こった場合については今後検討していく余地がある、こういうような議会の中でしっかりとした答弁をされているんです。そういったことを踏まえて、私は選挙管理委員会の委員会の中で議論をしていただく。  これ、公式に発言をされている内容ですよね。このことを踏まえていただいて、今の委員長さんではないんですけれども、やはりこれまでの議論がどういうふうにされてきたのか、やはり投票率を上げるのには何が必要かといったことも委員会の中でしっかりと議論をしていただく。先ほど、これから検討していかなければというお答えをいただいたことを私はしっかりと踏まえていきたいと思うんです。  私の地域なんかでも、本当に近くにあったんですが、車でなければ移動ができない。となると、やはり面倒だと。人に乗せていってもらわなければならないので投票に行くのはもうやめる。やはり身近な選挙は割と行かれる率が高いんですが、国政なんかですと、やはりそんなに自分の1票でどうなるんだという意識になってしまうので、やはりそういう意識にさせてしまうこと自体が私は問題だと思うんです。  だからこそ投票所の設置、これはそれぞれの自治体の裁量でできます。先ほど私、数を申し上げましたけれども、そういう設定をされている自治体がたくさんあるということ、このことも私は絶対に議論をしていただきたいということ、このことを強く求めておきたいと思います。また機会があったらこのことはまた再度質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  では、中項目2番ですが、誰もが投票できる権利が守られているかという点で、細項目1、移動が困難な投票をためらうことの内容に、全ての投票所にスロープ設置や車椅子等の配置が必要ですけれども、見解はいかがでしょうか。 340 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 341 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 市内の投票所および期日前投票所は、できる限りスロープや昇降機などバリアフリー設備の整っている施設に設置するようにしております。また、スロープが設置されていない投票所については、要望のあった箇所に簡易スロープを設置しています。  しかしながら、投票所施設内の全ての段差を解消することは難しいため、段差により投票が困難な方が投票所に来られた場合は、職員による介助を行うよう指示しております。  また、車椅子につきましては、要望があった投票所に選挙管理委員会事務局が所有する車椅子を配置しているところです。  今後も障害のある方への配慮について、より一層の改善に向け努力してまいりたいと考えております。 342 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕
    343 ◯18番(山田多津子さん) 努力はしていただいているんですが、スロープの設置とか車椅子が入っていけない、そういう投票所もあるとお答えいただきましたけれども、私も実際この間の知事選挙のときに、行きたいんだけれどもスロープがないということで、職員さんが介助をしますと言われたんですが、両脇を抱えていわゆる投票所のその設置のところまで行きますという、そういうお答えでした。そんなことをされるのであればもう行かないと言われたんです。  やはり皆さんの目もあるし、そういう状況の場合は本当にその方がしっかりと投票をするそういう状況をつくっていただきたい。どういう方法があるのかということはぜひ検討していただきたいと思うんですが、職員さんに抱えられてそこまで行くという状況はぜひ回避をすべきだと思うんです。そのことの見解があればお答えください。 344 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 345 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 委員会としては、車椅子で何とか投票できるようにという方法ばかりを検討いたしておりましたので、そういうお気持ちの方は余り検討はいたしておりませんでしたので、ご理解いただきたいと思います。 346 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 347 ◯18番(山田多津子さん) ぜひお一人お一人に寄り添っていただく、その気持ちになって、どうすればいいのかということをぜひ今後の検討課題として、そして、善処した対応をしていただきたいと求めておきたいと思います。  では、2番ですが、障害者が投票できない投票所への対策はあるのでしょうか。 348 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 349 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 平成30年4月、滋賀県視覚障害者福祉協会から、視覚に障害がある方への配慮について要望があり、当委員会で検討した結果、滋賀県知事選挙の投票の際に生かせるよう、「視覚に障害がある方の介助の手引き」を職員に周知しました。また、投票所入場券の封筒に点字シールを張ってほしいという要望もありましたので、こちらも前向きに検討したいと考えております。  現在、車椅子を設置していない投票所では、車椅子を必要とする方の投票が困難であるため、彦根市社会福祉協議会にご協力いただき、全ての投票所に車椅子を設置する方向で対応を考えております。  その他の対策としては、都道府県の選挙管理委員会が指定した病院、老人ホーム、身体障害者更生援護施設などの不在者投票施設に入院・入所中の方は、その施設において不在者投票をすることができますので、不在者投票の指定施設となる要件を満たす可能性がある老人ホーム等に対し、不在者投票に関する説明を行うとともに、不在者投票の指定施設となっていただくなど、障害のある方が投票しやすくなるよう、投票機会の拡大と投票所の環境改善に努めてまいりたいと考えております。 350 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 351 ◯18番(山田多津子さん) では、3番目です。重い障害があったり、介護が必要だったりするために投票所に行けない人は、郵便等による不在者投票という代理投票の制度がありますけれども、どのような手続が必要でしょうか。 352 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 353 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 郵便投票を行うには、あらかじめ市区町村の選挙管理委員会に郵便等投票証明書の交付申請の手続をしていただき、選挙管理委員会は申請者の身体に重度の障害があるか確認の上、郵便等投票証明書を交付します。  この重度の障害とは、身体障害者福祉法第4条に規定する身体障害者、戦傷病者特別援護法第2条第1項に規定する戦傷病者、または介護保険法第7条第3項に規定する要介護者でもあるもので、政令で定める者となっております。この政令に定める者のうち、上肢、視覚に一定の障害がある方は代理記載人の届け出をすることが可能です。  なお、郵便による不在者投票については、障害福祉課が発行している「平成30年度障害福祉のてびき」にも記載されております。  郵便等投票証明書を交付している方には、選挙の際、郵便による投票用紙の請求について案内する通知を発送します。投票用紙の請求がありましたら投票用紙を送付しますので、届いた投票用紙に記載の上、再度郵便により選挙管理委員会に返送していただく流れになります。 354 ◯副議長(馬場和子さん) 山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 355 ◯18番(山田多津子さん) では、この不在者投票の制度を利用されている人数の推移をお示しください。 356 ◯副議長(馬場和子さん) 選挙管理委員会委員長。 357 ◯選挙管理委員会委員長(小川良紘君) 郵便等投票証明書交付者数の推移でございますが、10年前の平成21年が36人、5年前の平成25年が25人でした。その後、交付者数は徐々に減少しており、平成28年が20人、平成29年が14人、現在は9人という状況でございます。 358 ◯副議長(馬場和子さん) 暫時休憩いたします。            午前11時56分休憩            午後0時59分再開 359 ◯議長(安藤 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  15番上杉正敏君。上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 360 ◯15番(上杉正敏君) それでは、私は今回の定例会におきまして、2点について質問させていただきます。  1点目でございます。学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全確保の推進について。  ことしの6月18日に発生しました大阪北部地震で、通学路において女子児童が亡くなる事故が発生しました。このことを受け、文部科学省から都道府県教育委員会などに7月27日を最終報告とする安全点検等状況調査が依頼されました。  また、学校施設が常に健全な状態を維持できるよう、適切な管理についても通知が出されました。  そこで、彦根市における学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全確保の推進について、以下の質問をします。  中項目1、学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全確保の推進について。  細項目1、文部科学省からの依頼があったブロック塀等の調査内容は。  今回のブロック塀倒壊における事故で文部科学省から依頼があった学校施設におけるブロック塀等の安全点検等状況調査とはどのようなものであったのかお聞かせください。 361 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 362 ◯教育部長(安居庄二君) 平成30年6月16日に発生しました大阪府北部を震源とする地震にかかわり、6月19日付で文部科学省から、学校敷地内に設置されている組積造または補強コンクリートブロック造の塀の安全点検および必要な安全対策の実施ならびに通学路の確認についての通知がありました。  また、6月29日付で、7月27日を報告期限とする学校施設におけるブロック塀等の安全点検等状況調査についての通知がありました。その内容は、外観点検として高さ、長さ、厚さ、控え壁の有無、劣化損傷の有無等により安全性を確認し、安全性に問題があった場合の応急対策の実施状況や今後の対応として塀の撤去、改修、内部点検の実施等の計画の報告でございます。  申しわけございません。冒頭に平成30年6月16日に発生したと申し上げましたが、18日の誤りでございましたので、訂正しておわびいたします。 363 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 364 ◯15番(上杉正敏君) それでは、細項目2番、安全性に問題のあるブロック塀等を有する学校は何校あったのか。  今回の調査において、ブロック塀等に問題があった学校は何校あったのかお聞かせください。 365 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 366 ◯教育部長(安居庄二君) 安全点検につきましては、6月19日の火曜日の午後から同月27日の水曜日にかけて、市内の小・中学校、幼稚園を実施いたしました。建築基準法で定められている高さ1.2メートル以上の塀でありながら控え壁が設置されていない塀があった学校としては、幼稚園で1園ありました。  また、塀ではありませんが、プール施設内のシャワー部や手洗い、目洗い部等において同様の基準に適合していない箇所がある小学校は3校ございました。いずれも目視による点検では、ひび割れ、傾き、ぐらつき等はございませんでした。  なお、中学校については該当はございませんでした。 367 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 368 ◯15番(上杉正敏君) 今、教育部長のお話の中で幼稚園で一つあったと聞いたんですけれども、その幼稚園一つについての対応はどのようにされているんですか。 369 ◯議長(安藤 博君) 子ども未来部長。 370 ◯子ども未来部長(高橋嘉子さん) 点検でわかりましたので、工事発注いたしまして、今月中にブロック塀のブロックを下2、3段残して、あと、フェンスに取りかえる工事をしております。 371 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 372 ◯15番(上杉正敏君) ありがとうございます。そのように速やかに明らかになったものについては、緊急を要するところがあったということで対処していただきたいと思います。  細項目3番でございます。法定点検の対象外の施設はあったのか。  今回の調査において法定点検の対象外の施設はあったのかお聞かせください。 373 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 374 ◯教育部長(安居庄二君) 法定点検として建築基準法第12条第2項の規定に基づく定期点検では、全ての施設、工作物等が対象となりますので、対象外の施設はございません。 375 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 376 ◯15番(上杉正敏君) それでは、細項目4番でございます。安全性に問題のあるブロック塀等の工事着手までの間、安全確保をどうするのか。  今回の調査で安全性に問題があったブロック塀等の修復に着手するまでの間、早急にできない場合の安全確保はどのように考えているのかお聞かせください。 377 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 378 ◯教育部長(安居庄二君) 安全性に問題がある幼稚園の塀につきましては、通常、人が立ち入らない箇所ではありますが、念のため植木鉢等を置くなどの立入禁止の対策を実施し、既に改修工事にかかっており、9月中に工事を終える予定でございます。  小学校のプール内の該当箇所につきましては、今年度に撤去等の改修を予定しておりますが、現在はコーン等を設置し、児童が近づけないようにしております。  また、水泳の授業を行うに当たっては、必要時以外はシャワー部等に立ち入らないようにするとともに、教員には監視強化をするとともに携帯電話を常時所持させまして、緊急地震速報が出たときは速やかに該当箇所から児童が退避できる体制をとるようにいたしました。 379 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 380 ◯15番(上杉正敏君) 関連なんですけれども、これは地震でブロック塀等のことがあったんですけれども、今回の台風21号で彦根市内、私の知るところによりますと、城東小学校の、民家の塀ですけれども、それも倒壊しまして、持ち主は大変だったということをお聞きしています。早急に復旧の方をされたんですけれども、その崩壊した状態での当時の城東小学校の通学路についての安全対策はどのようにされたんでしょうか。 381 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 382 ◯教育部長(安居庄二君) ただいま台風21号ということで議員おっしゃっていただいたんですが、今回のこの城東小学校の件では台風20号かとは思っております。  隣の建物の2階から城東小学校の敷地へのブロック塀の落下でございますが、これは8月24日の朝に台風20号の被害状況調査ということで確認したものでございます。幸い夏休みで登校日ではございませんでしたので、児童への被害はございませんでした。  発見後、ただちに所有者に連絡をいたしまして、落下したブロックの撤去と建物屋上のブロック塀の安全対策の申し入れを行いました。所有者につきましては、同日の午前中に落下したブロックの撤去と建物屋上の整理をされまして、9月1日、2日に、残るブロック塀につきまして金網等で落下防止策を講じられたということでございます。  なお、落下をしました箇所につきましては、登下校時に児童も利用するようなところでございますので、所有者に対しましては屋上の定期的な点検を行うよう申し入れを行っておりますし、現在、通路にはコーンを設置しまして民地側の通行を禁止するとともに、教職の監視を強化いたしているところでございます。 383 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 384 ◯15番(上杉正敏君) 朝の登校はわかるんですけれども、帰りは皆さん学年それぞればらばらと思うんですけど、その場合も学校の対応としてはどうされているんですか。 385 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 386 ◯教育部長(安居庄二君) 発生しました当日につきましては、夏休みということで登下校はございません。現在は学校が始まっておりますので、登下校時に影響が出ないように、先ほども申しましたように、民地側の通路の部分には、通路の半分をコーンで仕切らせていただいて民地側を避けて通ると、このような形で登下校をしているということでございます。 387 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 388 ◯15番(上杉正敏君) わかりました。今回、私も城東小学校の前を通りまして大変びっくりしたんです。速やかにやられているということで、ほかにもそういったところがあるのかないのかというのは後の方で聞かせていただきますけれども、危険性が及ぶようなところにあっては早急にやっていただきたいということがあります。  続いて、細項目5番でございます。  学校防災マニュアルに基づき改めて通学路を確認すべきではということで、今回の調査で問題が発生した通学路では、学校防災マニュアルに基づいて通学路を確認すべきと考えますが、その回答をお聞かせください。 389 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 390 ◯教育部長(安居庄二君) 通学路の安全点検につきましては、各校教職が通学路上の危険箇所の確認や指導上の課題の洗い出しを定期的に行ったり、保健体育課や道路河川課、県土木事務所など関係各課と合同の通学路の点検を毎年1学期に行ったりするなど、学校防災マニュアルに基づき従前から実施をいたしているところでございます。  今回、文部科学省から依頼のありました学校施設におけるブロック塀等の安全点検等状況調査におきましては、学校施設内に設置されていますブロック塀についての調査でありましたが、その前段に出された通知文においては、通学路の安全確認にも留意するように書かれておりまして、登下校中の子どもの安全確保、地震災害における危機管理の視点から、改めてブロック塀等の倒壊が特に心配される箇所についての確認を各校に指示し、報告を求めました。  小・中学校の教職が目視により行った確認作業では、通学路におけるブロック塀やフェンス等の倒壊が特に心配されると報告された箇所は全部で117カ所でございました。報告を受けた箇所につきましては、今後、保健体育課および建築指導課、道路河川課等とともに改めて確認作業を実施する予定をいたしております。 391 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 392 ◯15番(上杉正敏君) 今、教育部長からの答弁の中で調査の117カ所ということをいただきましたけれども、その中で特に緊急を要するような箇所はあったのでしょうか。 393 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 394 ◯教育部長(安居庄二君) ただいま申し上げました117カ所、これにつきましては、各校に通知をし点検いただく中で、特に心配される箇所についての報告を求めておりますので、この117カ所につきましては、目視ではございますが、それぞれ何らかの危険性をはらんでいると、このような認識をしているところでございます。 395 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。
      〔15番(上杉正敏君)登壇〕 396 ◯15番(上杉正敏君) 今後、例えば通学路において、児童、また保護者、そして、学童であればスクールガード等の方からの通報等があれば、民地等もあると思うんですけれども、そういったところも踏まえてですけれども、緊急を要する場合の対応はどのように考えておられますか。 397 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 398 ◯教育部長(安居庄二君) それぞれ通報、連絡等いただきました箇所、また、学校が確認をその都度している箇所等があろうかと思いますが、教育委員会といたしましては、危険を及ぼす可能性が高いブロック塀のある通学路、これにつきましては、学校長が保護者や地域の皆さんとご相談をさせていただきながら、塀の反対側を通行したり、場合によっては通学路を変更することも含めて対応をしてまいりたい、このように考えております。  また、ブロック塀の所有者に対しましては、安全対策を講じていただくように関係所管と協力しながらお願いをしていきたいと、このように考えております。 399 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 400 ◯15番(上杉正敏君) それでは、細項目の6番でございます。安全性に問題のある通学路をどうするのか。  今、部長の方が一部お答えになったと思いますけれども、安全性に問題のある通学路に対してどのように対処していくのかお聞かせください。 401 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 402 ◯教育部長(安居庄二君) 通学路沿いの安全性に問題がある民間のブロック塀については、所有者、管理者において適正に管理を行い、適切な措置や対応をしていただく必要がありますことから、彦根市ホームページならびに「広報ひこね」8月1日号により、広く注意喚起を図っているところでございます。  教育委員会としましては、児童・生徒の安全確保が最優先となりますので、安全性が心配される通学路につきましては、より安全な道路に変更することも含め、柔軟に対応することといたしております。 403 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 404 ◯15番(上杉正敏君) それでは、細項目7番でございます。通学路に面している民間のブロック塀等の撤去費用等を支援すべきと考えるのか。  今回の地震において、ある市では民間のブロック塀等の撤去費用等に市の支援がされたと聞いていますが、彦根市としてこのような場合支援を考えているのかお聞かせください。 405 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 406 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 現在、本市におきまして民間のブロック塀等の撤去費用等に対する支援制度はございませんが、平成31年度国土交通省関係予算概算要求におきまして、平成30年6月に発生しました大阪府北部を震源とする地震による被害を踏まえ、ブロック塀等の安全性を確保するため、危険なブロック塀等の除去、改修等を支援する方針が8月末に公表されました。  このことから、今後、詳細な内容の把握に努めるとともに、県とも調整を図りながら、通学路に限らず道路に面している民間のブロック塀の撤去費用等に対する支援について検討してまいりたいと考えております。 407 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 408 ◯15番(上杉正敏君) 今、都市建設部長から国土交通省の今回の大阪北部地震によるブロック塀に対する国からこういう施策が出たとお聞きしたんですけれども、彦根市として、民間に限ってですけれどもこのようなブロック塀等の相談があればどこが窓口になって対応していただけるんでしょうか。 409 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 410 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 民間のブロック塀等の相談につきましては、都市建設部の建築指導課の方でご相談に乗っておりますし、また、専門家の分野としましては、滋賀県の建築士会でありますとか滋賀県建設業協会等でも相談の窓口となっております。 411 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 412 ◯15番(上杉正敏君) 今回の大阪の地震と台風20号、21号で彦根市内におきましても結構ブロックに支障を来しているというのをお聞きしています。先ほど国からの援助があるということなんですけれども、こういったブロック塀等で危険が及んでいるところはこれからもひょっとしたら増えるかもわからない。そういった中で悠長なことを考えているわけでもないんですけれども、こういった場合、せっかく国からこういった施策が出ているのであれば、彦根市としてもいち早くこの件について対応していかなければならないと思うんですけれども、その点について都市建設部長はどのようにお考えでしょうか。 413 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 414 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 国の支援制度につきましては、現時点で具体的な詳細な情報はつかんでおりませんけれども、市としまして国の情報をしっかり把握して支援していけるような、まずは詳細な内容を把握していくように努めてまいりたいと考えております。 415 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 416 ◯15番(上杉正敏君) 先ほども申しましたように、国の方がこういった対応を進めていこうとしておりますので、彦根市としても受け身ではなくて、国からそういったきちっとした報が出ればすぐ対応できるようにしていただきたいと思います。これは要望として申し上げます。  それでは、細項目8番でございます。  これらの問題に対しての今後の課題と対策はということで、今回の問題に対して通学路の安全性確保を実現するにはさまざまな課題や対策が必要と考えますが、その考えをお聞かせください。 417 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 418 ◯教育部長(安居庄二君) これらの問題に対しましての今後の課題としましては、安全性に問題がある民間のブロック塀等をそのまま放置されることが懸念をされます。民間のブロック塀等につきましては、本来、所有者、管理者において適正に管理を行い、適切な処置や対応をしていただく必要があることから、引き続き注意喚起を行う必要があると考えております。  教育委員会といたしましては、安全性に問題がある通学路については、より安全な通路に変更することも含めて対応することを考えておりますが、災害が発生した際、慌てず状況をつかんで避難することが大切でありますことから、学校防災マニュアルに基づく避難訓練などの機会を捉え、児童・生徒への安全指導を繰り返し行いたいと考えております。  安全指導の際には、彦根市小中学校防災教育副読本「明日に向かって」を活用しまして、登下校中の災害時には塀や門柱から離れる、かばん等で頭を守って広い場所へ移動するなど、具体的な命を守る行動を児童・生徒が自分で判断し行動できるよう指導をしてまいりたいと考えております。 419 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 420 ◯15番(上杉正敏君) 先ほども申し上げていますように、民間の場合、連絡がとれなくてどうしようもないと。といいながらも、通学路に危険なブロック塀等があったという場合についての対応なんですけれども、彦根市としては、先ほど都市建設部長からもお話がありましたように、国土交通省が出しておられます情報について彦根市も随時進めていくということなんですけれども、例えばそういった連絡がとれなくて緊急を要するところがあれば、それについての彦根市の対応はすぐやっていただけるんでしょうか。 421 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 422 ◯教育部長(安居庄二君) 教育委員会といたしましては、先ほども申しておりますように、児童に対する安全対策を講じる上で通学路を変更したりということもありますが、今、議員おっしゃいましたように、いわゆる所有者、管理者がなかなか判明しないという場合ですけれども、できるだけ市としても調査を行いまして、何とか所有者にご連絡できるような形をとっていきたいとも思っていますし、一方で、塀だけではなくて、例えば特定空き家みたいな形で塀も一緒にある場合ですね。そうした場合については、そうした中で対応もしていくのも一つ方法であるのかなとは考えております。 423 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長から答弁の訂正の申し出がございますので、これを許します。  都市建設部長。 424 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 先ほど民間ブロック塀の相談窓口につきまして建築住宅課と申し上げましたけど、建築指導課の誤りでございます。申しわけございません。 425 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 426 ◯15番(上杉正敏君) 何はともあれ、やはり子どもの命がかかっていることでございますので、緊急を要する場合については、民間であろうがどこであろうが、そうした場合は、通学路に限らず、そうした市民からの要請があれば、これは民間だからできないということではなくて、最大限努力していただいて、連絡等に努力していただいた上で、どうしても連絡等がつかない場合については、これはもう市の税金を使ってでも安全を確保するのが第一だと考えますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、続きまして、大項目の2番でございます。国土強靱化地域計画の取り組みについて。  国土強靱化地域計画策定の取り組みについては、平成28年2月定例会でも質問させていただきました。この時点では、全国の都道府県や市町村においても策定が進んでいませんでした。もともとこの国土強靱化地域計画は、東日本大震災の教訓を機に平成25年12月に公布、施行された国土強靱化基本法をもとに各都道府県、市町村に推進しているものでございます。  近年の異常気象では、数十年に一度と言われるぐらいの大雨や台風、大雪が発生しています。そういった中で、国会でも、防衛費をとるのか防災費を拡充するのか議論されているところでございます。  そこで、以下の質問をします。  中項目1、国土強靱化地域計画の策定に向けた取り組みは。  細項目1、地域防災計画との関係は。  彦根市においては、地域防災計画がやっとできたところでございますが、国が進めている国土強靱化地域計画との関係がどのようなものかお聞かせください。 427 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 428 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 国土強靱化地域計画は、国土強靱化の観点から、地方公共団体におけるさまざまな分野の計画等の指針となるものであり、国における国土強靱化基本計画と同様に、地域における国土強靱化に係る計画等の指針、いわゆるアンブレラ計画としての性格を有することから、国土強靱化に関しては、災害対策基本法に基づく地域防災計画に対しても指針となります。  したがいまして、国土強靱化地域計画の策定後は、そこで示された指針に基づき、必要に応じて地域防災計画の見直しを行う必要があると考えております。 429 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 430 ◯15番(上杉正敏君) それでは、細項目2番でございます。滋賀県における国土強靱化地域計画策定の取り組みは。  全国レベルにおける都道府県では、国土強靱化地域計画策定の取り組みが進んでいると聞いていますが、滋賀県の現状をお聞かせください。 431 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 432 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 滋賀県では、平成25年12月に公布、施行された「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法」の理念に賛同し、平成28年12月に「滋賀県国土強靱化地域計画~強くしなやかな滋賀の県土と県民生活実現計画~」を策定されました。  現在は、この県地域計画に基づき、個別施策や横断的施策において、部局ごとにさまざまな事業を推進されている状況であると聞き及んでおります。 433 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 434 ◯15番(上杉正敏君) それでは、3番でございます。彦根市における国土強靱化地域計画策定の取り組みは。  平成28年2月定例会時点での彦根市における国土強靱化地域計画策定の取り組みはできていませんでした。当時は滋賀県の動向を見ながら対応していくとの答弁でしたが、その後の現状がどうなのか。  今ほど危機管理監から県におきましても地域計画を各部局で進めているとの答弁がございましたが、そういったものを踏まえまして、彦根市としてはどのようなことになっているのかお聞かせください。 435 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 436 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 本市では、国土強靱化地域計画の策定にはまだ着手していないのが現状であります。  その理由としましては、国土強靱化地域計画と密接な関係にある地域防災計画を平成28、29年度に全面改定し、昨年度から今年度にかけて計画の検証や不足部分の補完等を行うとともに、あわせて市民防災マニュアルを全面改定したところであります。まずは、災害予防や実災害時に的確に運用できるものとなるよう、地域防災計画の充実に傾注してきたことが大きな理由でございます。  本市におきましても、今後、国の動向や他市の状況等も見ながら、本市の地域計画策定に取り組んでまいりたいと考えております。 437 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 438 ◯15番(上杉正敏君) 今、危機管理監から国土強靱化地域計画策定についての取り組みについては、大変、先ほど冒頭でも申しましたように、彦根市については地域防災計画がやっとできた段階で、これからそれを進めていこうというところでございますけれども、この国土強靱化地域計画については、国を挙げて各地方自治体に推進しているところでございますので、今、危機管理監がおっしゃるような各市町の動向を見ながらということではなく、やはりこういった国を挙げてやっている我々の防災意識を高める意味でも、彦根市が率先してやっていただきたい。  なお、東近江市では既に県下でもいち早くされているというところでございますけれども、その点についてどのようにお考えなのかお聞かせください。 439 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 440 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 議員のご指摘のとおり、県下では東近江市が平成28年3月に策定され、この平成30年3月には改定をされております。県下19の市町の中では、唯一、東近江市が策定されているというところでございます。  一方、国全体に目を向けますと、全国で1,718ある市町村におきまして、策定済みのところは78市町村で、全体としては4.5%というところでございます。  これの一つの要因といいますか、私なりにちょっと考えておりますのが、平成25年にこの国土強靱化を打ち出されてきているんですけれども、その後、平成28年4月には熊本の地震が起こったり、いろいろな出来事が発生しておりまして、国におかれましてもガイドラインを毎年のように改定して出しておられます。  また、アクションプランというのでこのようにやってくださいということでやっておられまして、本市としても、取り組んでいくためには、まず、市全部局における協議が必要であると考えておりますし、そして、そうした中で合意、コンセンサスを得て取り組んでいこうということが必要であると考えております。  そして、最終的には策定のための策定予算の確保が必要であると考えておりますので、今後そういうスキームを考えつつ取り組んでまいりたいと思っております。 441 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 442 ◯15番(上杉正敏君) この国土強靱化地域計画策定については既に、先ほども言いましたように平成25年の12月に公布されていますので、もう5年が近づこうとしています。危機管理監も今回彦根市においては地域防災計画がやっとできて、これからこれについてももっと充実化していきたい。また、国においても、先ほど危機管理監からもお話がありましたように、年々大災害、特に熊本地震とか、最近におきましても大災害が結構全国各地で発生している中で、国土交通省としても見直されているのはよくわかるんですけれども、それだけではなくて、今、各部局にわたってこれからこの作成について進めるに当たって、当然マンパワーも要りますし、そして、予算的にも当然これ、市職員だけでできるような問題でもなくコンサル等を介して策定していかなければならないと思うんです。そういった予算組みも、これ、彦根市の皆さんの命と財産を守るような計画でもございますので、これは市長にも要望としてお伝え願いますけれども、予算がかなり必要だということは承知しておりますけれども、国が進めている政策については、遅れることなく進めていっていただきたいと申し上げます。  それでは、続きまして、細項目4番でございます。  総務省の観光・防災Wi-Fiステーションの整備事業はということで、防災に係るWi-Fi整備については、これも平成28年度から年次的に市内の全ての避難所に災害発生時用無料Wi-Fiを整備していく予定とのことでしたが、現状をお聞かせください。 443 ◯議長(安藤 博君) 企画振興部長。 444 ◯企画振興部長(馬場完之君) 平成28年2月定例会でお答えいたしましたとおり、本市では平成28年度に実施された総務省の観光・防災Wi-Fiステーション整備事業を活用した取り組みは行ってはおりませんが、防災に係るWi-Fi整備につきましては、当時、株式会社ZTVから災害時の避難所において無料でWi-Fi通信が行える環境の提供につきましての提案を受けまして、本市でも当事業に同意し、年次的に整備していく予定で進めていたところです。  しかしながら、Wi-Fi通信を行うためには大規模なアンテナをマンション等の高い建物の上に設置する必要があるため、所有者の同意が要ることや、効率よく広い範囲をカバーできる場所を見つける必要がありますことから、最適な場所が見つからず、今のところ実現はできておりません。  そのような中で、このたび、株式会社ZTVからアンテナの設置について所有者の同意が得られた場所が1カ所あるとの連絡を受けましたので、今後、電波状況の調査等を実施し、Wi-Fi環境の整備を進めていきたいと考えております。また、その結果を踏まえながら、順次他の避難所にも広げてまいりたいと考えております。  それと、このこととは別に、本市独自の取り組みといたしまして、避難所にも指定されています各地区公民館へ今年度中に市民向けWi-Fiの設置を予定しておりまして、災害時におきましては情報収集手段として使用できるよう準備を進めているところでございます。  いずれにいたしましても、防災に係るWi-Fi整備につきましては順次進めていく必要があると考えておりますので、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 445 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 446 ◯15番(上杉正敏君) 今、企画振興部長からの答弁で、避難所、各地区公民館ということでございますけれども、これ、全ての今の地区公民館につけられるのか、そして、もう1点は、今後何年ぐらいをめどに避難所について計画されているのかお聞かせください。 447 ◯議長(安藤 博君) 企画振興部長。
    448 ◯企画振興部長(馬場完之君) もともとこの基幹システムを構築していく中で、庁舎関係は無線の環境で整備していくということで順次進めていたところでございまして、その基盤整備を活用して無線Wi-Fiを広げておこうというのが今の取り組みでして、ことし中に各地区公民館は全て終える予定をしております。近々に申請をする予定です。  その後、指定緊急避難場所については、小・中学校はちょっとまだなんですけれども、それを除く施設についてはことし中に終わる予定をしております。 449 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 450 ◯15番(上杉正敏君) それでは、細項目5番です。文部科学省の学校施設環境改善交付金は。  学校施設環境改善交付金の活用についても、平成28年度からこれは3年計画で整備するとの予定でしたが、現状をお聞かせください。 451 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 452 ◯教育部長(安居庄二君) 本件につきましては、小学校の空調設備の整備のことでお聞きしておられるのかと思いますので、そうした趣旨を踏まえてご答弁をさせていただきます。  学校施設環境改善交付金を活用いたしました小学校空調設備設置事業につきましては、当初、平成28年度より3カ年計画で整備することとしておりましたが、国の平成28年度補正予算において事業採択がされましたことで、事業を前倒しし、平成29年度に事業完了いたしました。このことによりまして、全ての小・中学校の普通教室、特別教室の空調設備の設置は完了いたしております。 453 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 454 ◯15番(上杉正敏君) この空調設備以外の環境改善で、今後のその交付金の活用というのはあるんでしょうか。 455 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 456 ◯教育部長(安居庄二君) 今の空調以外で申し上げますと、現在進めております各学校におけるトイレの洋式化とか、そうしたものが対象になってくるかと思います。 457 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 458 ◯15番(上杉正敏君) わかりました。文部科学省からこういった交付金が出ておりますので、そういった面につきましても空調と同様に不便を要していますトイレの洋式化等に活用していただきたいと思います。  それでは、細項目6番、環境省の循環型社会形成推進交付金は。  この交付金の活用については、これも当時、平成28年度以降も浄化槽関連が続くということで、まだ活用するということをお聞きしているんですけれども、現状はどのようになっているのかお聞かせください。 459 ◯議長(安藤 博君) 市民環境部長。 460 ◯市民環境部長(小林重秀君) 本市が交付対象とされております浄化槽関連事業といたしましては、浄化槽設置整備事業と単独浄化槽撤去事業がございます。本事業は、事業額、設置者に対して交付する金額でございますけれども、その3分の1を国が補助するものでございます。  平成28年度以降の循環型社会形成推進交付金の状況は、撤去はございませんでしたので設置のみとなりますが、平成28年度は5人槽が9基、7人槽が11基で249万7,000円、平成29年度は5人槽が15基、7人槽が6基で247万2,000円でございます。平成30年度は、8月末現在で5人槽が10基、7人槽が5基の交付決定を設置者に対して行っております。 461 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 462 ◯15番(上杉正敏君) ということは、今後もまだ浄化槽を改善されるのが続くということで理解していいわけですか。 463 ◯議長(安藤 博君) 市民環境部長。 464 ◯市民環境部長(小林重秀君) 国の当該交付金につきましては、県を通じて今年度をもって終了するということは聞いておりませんので、当然次年度も実施されると考えております。それ以降につきましても、実施されるとは考えておりますけれども、ちょっと明言は控えさせていただきたいと考えております。 465 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 466 ◯15番(上杉正敏君) それでは、最後です。  国や他の地方公共団体等との連携をということで、今回、国土強靱化地域計画の策定についていろいろと質問させていただきましたが、この問題につきましては、彦根市単独でできるものとは考えておりませんし、今後、国や県、そしてまた他の市町との連携を図らなければできないと思うんですけれども、その辺についての考えをお聞かせください。 467 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 468 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 国土強靱化地域計画の策定に当たりましては、国は平成30年6月に国土強靱化地域計画策定ガイドライン(第5版)を策定され、地域計画の位置づけや策定に当たって定める事項、他の計画との関係、国への相談窓口やQ&Aをこの中で示されています。  また、地域計画の策定に当たっては、国の基本計画との調和を求められるとともに、県の地域計画との調和を図ることが効果的であり、合理的であると推奨されています。  さらには、隣接する市町の地域計画相互の調和の確保も同様で、国、地方公共団体が相互に連携を図りながら協力するよう努めなければならないとされているところです。  滋賀県は既に地域計画を策定されましたが、県内19市町の状況は、策定済みが1市で、本市を含む18市町は未着手であり、今後策定する方向にありますことから、連携を図ってまいりたいと考えております。 469 ◯議長(安藤 博君) 上杉君。   〔15番(上杉正敏君)登壇〕 470 ◯15番(上杉正敏君) これも先ほども何回も言っておりますように、公布されたのが平成25年12月でございますので、もう5年もたってまだ県下でも東近江市しかできていないということでございますけれども、滋賀県におきましても徐々に進めているということでございますので、これに遅れず彦根市も進めていってほしいと願いまして、私の質問を終わらせていただきます。  以上です。 471 ◯議長(安藤 博君) 4番谷口典隆君。谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 472 ◯4番(谷口典隆君) それでは、私から3点について質問させていただきます。よろしくお願いします。  まず1点目、議案第55号一般会計補正予算に対する質疑でございます。  まず、地域交流センター等運営事業についてお尋ねをしたいと思います。  1点目、株式会社四番町スクエアの議案が上がっております。まず最初に、同社の設立の目的と役割についてお聞かせください。 473 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 474 ◯副市長(山田静男君) 株式会社四番町スクエアは、街なか観光を促進するため、観光客の商店街への回遊性を高め、中心市街地を活性化させるという目的で設立された街づくり会社であり、その拠点となる地域交流センターと観光交流センターの管理運営を行うなどによって、街への集客、来街者を増やしていくことがその役割であると考えております。 475 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 476 ◯4番(谷口典隆君) では、2点目でございます。  議案概要にも記載されておりますけれども、同社が第三セクターとして行う公共性の高い事業とは何なのかお示しいただきたいと思います。 477 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 478 ◯副市長(山田静男君) さきのご質問でお答えしましたとおり、株式会社四番町スクエアは、街なか観光を促進するため、観光客の商店街への回遊性を高め、中心市街地を活性化させるという目的で設立された街づくり会社であり、街への集客を目指し行われる全ての取り組みが公共性の高い事業となると考えております。  具体的に申し上げますと、観光案内とともに観光客の方に観光や商店街の情報を提供するための公共施設である地域交流センター「街なかプラザ」の運営、そして、観光交流センター「四番町ダイニング」では、集客の核となる施設として、観光客をお迎えする店舗や農産物直売所、レストランなどを運営しておられます。  さらに、近年、街を訪れる観光客が減少しておりますことから、バス会社へ積極的に営業活動を展開され、地元商店街である四番町スクエア協同組合と連携しながら団体客の誘致に取り組まれ、彦根城を含めた周辺地域へ回遊を促進されております。こういった観光客誘致のための取り組みが公共性の高い事業となると考えております。 479 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 480 ◯4番(谷口典隆君) 再質問なんですけれども、今おっしゃいましたような同社が例えば商店街の案内であったり地図を配ったりということを地域交流センターでされているということなんですが、これは観光協会が今されているのではないんですかね。 481 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 482 ◯副市長(山田静男君) 観光協会の方にもそういうチラシ等もございますけれども、街なかプラザといいますか、いわゆる売店の方に一部そういうパンフレット等も置いているということで考えております。 483 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 484 ◯4番(谷口典隆君) 地域交流センターで商店街の案内をしたりマップを配布したりというご答弁だったと思うんですけれども、今、そこは観光協会にテナントとして貸しておられて、実際に同社が直接、管理運営はされているかもわかりませんけれども、同社がこの地図を配布したりということはされていないですよね。 485 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 486 ◯副市長(山田静男君) この地域一帯が交流センターという考えをしておりまして、観光協会も当然これ、やっておられますけれども、この会社が直接は現在やられていませんが、地域とかそういうイベントとかを通して宣伝をやっておられると聞いております。 487 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 488 ◯4番(谷口典隆君) 地域一帯が地域交流センターではなくて、その観光協会が入っているところが地域交流センターという施設名ですよね。そこに入っている観光協会が配っているということで、先ほどの答弁とそごがございませんか。 489 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 490 ◯副市長(山田静男君) 観光協会が入っておられますが地域交流センターということで入り口の方にちょっといわゆる案内等パンフレットとかがございます。観光協会事務所等は2階、3階の会議室を貸しておりますけれども、地域交流センターの場所であるフロアの方にそういうパンフレットを置いているものでございます。 491 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 492 ◯4番(谷口典隆君) 確かにチラシを置くラックは置いてありますね。チラシも入っていますけど、あれを株式会社四番町スクエアが配布していると捉えるというのはちょっと無理があるのではないかと思います。  次へいきます。  では、現在、四番町ダイニング2階フロアで行われている改修工事の目的と概要をお聞かせください。 493 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 494 ◯副市長(山田静男君) 施設改修につきましては、観光交流センター2階にあります歴史茶屋について、壁面の展示物を一部補修の上、地域の食材を使った食事ができる食事会場や講演会が開催できる多目的なスペースとして模様がえをされるものでございます。  本改修工事により、食事会場として利用できるため、トップシーズンを中心に満席であることや1会場100席が準備できないことから従来断っていました団体客の取り込みによる来街者の増加を見込み、夢京橋キャッスルロードや彦根城等の近隣施設への波及効果も期待し、行われるものでございます。 495 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 496 ◯4番(谷口典隆君) 私が申し上げるまでもなく、その四番町は旧市場、商店街であったということから、この四番町スクエア、このまちなみも含めて改修をされるときに、その食というものを一つのテーマに掲げられていると思うんですが、当初あったジオラマ的なものも全て撤去されてしまいましたし、いつぞやは物販スペースがかなり占めていて、その食を発信する、食を通じて彦根の情報発信するという当初のコンセプトが随分崩れてしまっていたように思いますけれども、その改修によってまたぞろさらにその当初のコンセプトというのが崩れてしまうと思うんですが、その辺の見解はいかがですか。 497 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 498 ◯副市長(山田静男君) この改修はしますけれども、一応地元の食材等を提供するこの館に入っています赤鬼さんから料理等を搬入するということを聞いております。経営が非常に苦しい中、誘客するために食堂を改修するということでございますので、地域の食材を使った食事ができる会場の整備ということでご理解いただきたいと思います。 499 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 500 ◯4番(谷口典隆君) ちょっともう一度お答えいただきたいんですが、当初は食を通じて彦根を情報発信していこうというコンセプトであったということは今も変わりはないと思うんですけれども、ということは、お金を払って食事をしなければそういった情報を受信することはできないということになるんですか。  当初は、先ほど申し上げましたパネルであるとかジオラマであるとかいろんな工作物も含めて、彦根には鮒ずしであったり近江牛であったりといった歴史的なものが食材として豊富にあるよという情報発信の2階のフロアではございましたけれども、一切そういうものはなくなってしまって、お金を払って食べることでしかそうしたことを観光客の方たちは享受できないということになるんですか。 501 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 502 ◯副市長(山田静男君) 一応2階はやはり食事会場ということで、団体さんの食事会場でスペース的に確保するものでございますけれども、1階にいわゆる地元の食材とかを販売しています。例えば鮒ずしとかアユとかいろいろ売店にあるわけでございますけれども、これは地元の特産品ということで販売しているわけでございます。1階の方でそういう食の発信ができるような形で検討してまいりたいと思っております。 503 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 504 ◯4番(谷口典隆君) 検討してもらわなくても、もう今販売されていますよね。私が申し上げているのは、お金を払って買うとか食事をしないと、できた当初のような食の情報発信というコンセプトに基づかないと。だから、お金を払わないとそういった情報発信を受益できないんですか、受信できないんですかということをお聞きしているんです。 505 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 506 ◯副市長(山田静男君) お金を払って食事をしていただくわけでございますけれども、彦根市のいわゆる食べ物、お店の紹介とか名物等、パンフレット等もございます。また、これからそれにかわりますSNSとかそういう情報発信も含めて、彦根市の食についての発信をしてまいりたいと考えております。 507 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 508 ◯4番(谷口典隆君) 今おっしゃっていただきましたように、では、有料以外の発信もしていただけるということでよろしいですね。間違いなくその営業、バスの営業、誘客であるとか食事どころだけではなくて、当初の同社のコンセプトどおり食を通じて彦根の情報発信をするということを明確にしてください。 509 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 510 ◯副市長(山田静男君) 議員のおっしゃるとおりでございまして、有料以外の分、そういう形で発信できるように最大限努力してまいりたいと考えています。
    511 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 512 ◯4番(谷口典隆君) では、次へいきます。  議案にもございます。同社に貸し付けようとする今回の金額と利率の算定の根拠についてお聞かせいただきたいと思います。 513 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 514 ◯副市長(山田静男君) まず、貸付金額の根拠につきましては、借入金残高は、9月末現在で長期貸し付け、短期貸し付け等を合計しまして4,580万6,000円となりますことから、市より4,500万円を貸し付けるものでございます。この市からの貸付金によりこれまでの借入金を一括返済していただき、その後、毎年、市に計画的に返済していただくというものでございます。  利率につきましては、現在償還中の金融商品の利率は2.175%から3.475%であり、利息の支払いも経営を圧迫していることから、市から低利で貸し付けしようとするもので、利率の算定根拠につきましては、市中金利を考慮した中で、現在、市が市内金融機関から借入しています利率がおおむね0.6%でありますことから、これを妥当な利率と判断して決定したものでございます。 515 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 516 ◯4番(谷口典隆君) ごめんなさい、議案概要では長期だけで4,500万円という捉え方を私はしているんですけれども、今ご答弁では長期と短期と合わせて4,500万円ということでお聞きしたんですが、ちょっともう一度お願いします。 517 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 518 ◯副市長(山田静男君) すみません。長期と短期がございます。例で申し上げますと、短期継続型融資保証制度ということで、これについても借り入れはございます。あと、長期で保証協会等の連動しているものもございますので、短期および長期も含めての借り入れということでございます。 519 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 520 ◯4番(谷口典隆君) ちょっと次にお尋ねするのとも重なっているのかもわかりませんけれども、では、次へいきます。  現在の同社の借り入れ金額、借り入れ先も含めてお答えいただきたいと思います。 521 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 522 ◯副市長(山田静男君) 同社の借り入れ金額につきましては、平成30年9月末日現在、滋賀県信用保証協会と金融機関が協調して融資保証をされている商品であるアシストラインの協会保証分が1,450万円、金融機関分が755万6,000円、短期継続融資保証制度が1,000万円、また、ビジネスローン925万円が主なもので、総額として4,580万6,000円であり、借入先は滋賀銀行であります。 523 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 524 ◯4番(谷口典隆君) ということは、先ほどの短期、これらも含めたものを4,500万円、同社に貸し付けようとされているということですか。先ほどの短期というのはこの中ということですか。 525 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 526 ◯副市長(山田静男君) 今ご説明させていただいた内訳に基づきまして貸し付けするものでございます。 527 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 528 ◯4番(谷口典隆君) では、次へいきます。  彦根市がこれまで株式会社四番町スクエアおよび同社の事業に対して投資した金額を教えていただけますか。 529 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 530 ◯副市長(山田静男君) 株式会社四番町スクエアへの市からの投資につきましては、市は、一般的に用いられています利益を得る目的で事業・不動産・証券などに資金を投下するという意味での投資は行っておりません。これまで当該第三セクターが公共的・公益的な事業を展開するために必要な支援を実施しておりますので、その金額についてお答えします。  まず、会社設立後の第三者割当増資の際に1,000万円を出資し、貸付金につきましては、設備資金として平成26年度に500万円を貸し付けして、その残額が200万円でございます。その他、夜間観光誘客調査委託料として22万5,000円を支出しております。  次に、補助金といたしましては、平成18年度から平成29年度の12年間で地域交流センター等運営事業に1億1,022万5,000円、中心市街地誘客事業に平成28年度および平成29年度で828万5,000円、さらに、平成29年度のみ自転車タクシー循環事業153万円を支出しており、これら出資金、貸付金、委託料、補助金のこれまでの合計は1億3,526万5,000円となっております。 531 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 532 ◯4番(谷口典隆君) かなり大きな金額が投資をされています。これは、ここでお聞きしている我々よりも、市内の商店街である方とか、また市民の方が非常に四番町に、大変なお金が入っているということをご認識されていたと思いますけれども、より明確になったわけでございます。  これはちょっとお尋ねをしたいんですけれども、こうした金額が、2016年度からだったと記憶しているんですが、総務省から地方自治体の財政指標の一つであります将来的負担比率か何かに三セクへの貸し付け金額も、短期だけだったのかちょっとわからないんですけれども、貸し付け金額もその負担比率に計上しなければならないと改正をされたようにちょっと調べる中でわかったんです。これは長期も含まれるのか、それはこの四番町が対象になっているのか、ちょっと確認をさせてください。 533 ◯議長(安藤 博君) 暫時休憩いたします。            午後2時04分休憩            午後2時24分再開 534 ◯議長(安藤 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  執行部、答弁お願いします。総務部長。 535 ◯総務部長(犬井義夫君) 大変失礼をいたしました。先ほどのご質問の件でございますが、この貸し付けにつきまして将来負担比率に入ってくるかというご質問でございますけれども、ちょっと調べておりまして、この将来負担比率に算定をいたします貸し付けの関係でございますが、これは三セク自体が借り入れをされた際に市が損失補償、要は返せなかったときに市がかわって返すという場合については将来負担の比率の中に算定をしてくるということでございまして、今回の場合は直接市が貸し付けを行うということでございまして、この将来負担比率の算定の中には含めないということでございます。 536 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 537 ◯4番(谷口典隆君) ちょっとまだその点も深くお聞きしたいところがございますけれども、もうこの辺で終わっておきます。  では、次でございます。  第三セクターへの過剰な投資は、全国の自治体がいつか来た道との感も拭えないと考えています。同社の経営改善計画の履行を見定めて、今後、適切な対応をすべきと考えますが、見解をお聞かせください。 538 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 539 ◯副市長(山田静男君) 株式会社四番町スクエアにつきましては、経営改善計画の履行について、積極的に誘致を進められている団体客以外の一般客の売り上げの減少が影響しまして、全体的な損失として赤字となっておりますが、当計画で掲げられた事業、具体的にはテナント誘致による賃貸収入の確保や団体客の誘致等は着実に実行されていると考えております。  しかしながら、一般客の減少に歯止めがかからず、来年度以降も同規模で赤字が続いた場合、数年後には債務超過になるとも考えられるため、現在、今後の公的支援のあり方について株式会社四番町スクエアと鋭意協議を進めているところでございます。今回の貸し付けにつきましても、公的支援の一環として行うものと考えておりますので、同社の今後の経営状況等を注視しながら適切に対応してまいりたいと考えております。 540 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 541 ◯4番(谷口典隆君) 今のご答弁をしっかり履行していただきたいと思います。聞き方によっては四番町スクエア、同社を私が一方的に責めているような感じに聞かれるかもわかりませんけれども、そうではなくて、この四番町スクエアに担わせた公共性というものを市はやはり責任を持つべきだと思うんです。  長浜市さん、例に出して申しわけないですけれども、例えば、駅前の再開発ビルだって非常に経営が苦しかったら、1年ぐらいですか、事業内容をがらっと変えられました。黒壁さんにしたって今もお話ございました三セク、しっかりうまいことやっていたのが、だめになってきたら方針を変えられたりという形でリニューアルしておられます。経営者もかえられました。  そうした非常に転換というものをしっかりしていかなければならないと思いますし、その辺の指導は、彦根市がここまでお金を投資したのならば最後までしっかりやっていただかないとだめだと思うんです。そこをずぶずぶとお金をとにかく投資して、このままだったらほっといたら2億円になるではないですか。このまま放置して、今かつてのような状況のまま事業内容をそのまま進めなさいと。バスを幾ら誘致したって限界が、限りがあります。その辺をしっかり見定めて事業計画も抜本的にもう一度見直すぐらいの気構えでやっていただきたいと思います。そうでないと、この四番町スクエアにかかわっていらっしゃる皆さん、社長さん初め皆さんが私は気の毒でならないという思いです。市民のことも考えると、やはりその辺を適切に対応していただきたいと思いますので、くれぐれもその辺は副市長と産業部長にお願いしたいと思います。  では、次へいきます。  有価証券売払収入についてでございます。南彦根都市開発株式会社の株式の問題でございます。  同社が設立された経緯とその役割についてお聞かせください。 542 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 543 ◯副市長(山田静男君) ビバシティ彦根につきましては、平成3年5月に施行された特定商業集積の整備の促進に関する特別措置法に基づき整備されたものでございます。  この特別措置法につきましては、地域のコミュニティの場を形成する商業集積を核とした街づくりという幅広い視野に立った施策として制定されたもので、本市はこの制度に基づき、国の示す基本指針に沿って彦根市特定商業集積整備基本構想を策定し、平成7年3月30日に県知事の承認を受けました。  この構想に基づきまして、特定商業集積を構成する商業施設や商業基盤施設とあわせて、集積と一体的に整備する道路や橋りょう、河川、公園、下水道などの公共施設の整備を行い、本市の副都心的な位置づけによりまして、官民一体で取り組みましたものでございます。  このような中、特定商業集積施設であるビバシティ彦根の不動産賃貸業務や運営管理等を行う南彦根都市開発株式会社が平成7年4月に設立され、本市も2,000万円の出資を行っているところでございます。 544 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 545 ◯4番(谷口典隆君) では、次、彦根市が所有する南彦根都市開発株式会社の株式400株の譲渡を求め、平和堂はどのような申し出をされてきたのかお聞かせください。 546 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 547 ◯副市長(山田静男君) 本件につきましては、株式会社平和堂から、「近年、商業環境は大きく変化し、競争激化により、ビバシティ彦根、また、核店舗として営業しているビバシティ平和堂の経営も厳しさを増し、当施設の時代に適合した改廃による活性化が課題となっていた。ついては、一つの商業施設に三つの組織体が存在するという非効率を排して、今後の意思決定のさらなる迅速化や効率向上を図るため、子会社である南彦根都市開発株式会社の吸収・合併を行い、最終解散することを検討していることから、株式の譲渡を希望するもの」との趣旨の要請書をいただいているところでございます。 548 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 549 ◯4番(谷口典隆君) 次、彦根市の保有株式売却により、南彦根都市開発株式会社は第三セクターとしての役目を終えることになりますが、影響はないのかお聞かせください。 550 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 551 ◯副市長(山田静男君) ご質問の影響につきましては、例えば、これまでから彦根市がイベント等でのビバシティ彦根の利用等につきまして、株主として調整を図ることができたことが挙げられますが、株式会社平和堂様からは、これまでの関係は変わらない旨の回答を得ております。そういうことから、大きな影響はないものと考えております。 552 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 553 ◯4番(谷口典隆君) 再質問しますけれども、これ、同じような議案が昨年12月かな、東近江市議会にも提案しておられます。総務部でもお聞きをしたんですが、これ、本来なら平和堂さんからどのような申し出があって、そうしたメリット、デメリットというのを東近江市では議案として上程をされて、それを議決事項にしておられます。今回私ども彦根市では、予算の中に盛り込んでいるだけで、この株式売却のことを議案とされませんでしたが、その辺の意図があるのか、なぜそういうふうに議案化されなかったのかお聞かせいただけませんか。 554 ◯議長(安藤 博君) 企画振興部長。 555 ◯企画振興部長(馬場完之君) 当初、議案として上げようかという検討を産業部の方でなされておりました。それで、法律相談等をかけまして、株式の関係については財産の譲渡には当たらないという回答を得まして、今、彦根市にあります条例上にはのらない関係で、これは上程の必要がないということが弁護士相談の方から回答がありましたので、今回この関係は上げなかったわけであります。  そうしますと、これ、何も皆様方にお伝えする方法がございませんので、補正予算の議案の概要の方で、通常、歳入の説明はしないわけですけれども、そこにあえてこの概要を載せさせていただいたという経緯でございます。  以上です。 556 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 557 ◯4番(谷口典隆君) 私も東近江市さんが今のご説明のとおりならばその必要がなかったものをあえて議案にして、八日市駅前のアピアですかね、その中の商業開発の株式売却についてのちょうど同じ株数で同じ売却金額だったと思います。そうしたものをしっかりとやはり我々に説明していただく説明責任というのはあったのではないかと思います。  これ、確認ですけれども、先ほど副市長にご答弁いただきましたが、影響についてイベントの調整がという話がございましたが、その辺の問題はクリアできるということなんですか。 558 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 559 ◯副市長(山田静男君) これまでどおりということで平和堂から聞いております。例えばイベント等、会議室等が、下のイベント広場のところについても従来どおりお借りできるということを聞いております。 560 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 561 ◯4番(谷口典隆君) もう一つお聞きします。今回これ、金額も丸々その500株、出資当時と同じ金額ということになるんでしょうか。いわゆるキャピタルゲインというんですか、その株式による収損益というのは一切ないものという形での申し入れがあったのか、その辺の経緯についてもお聞かせください。 562 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 563 ◯副市長(山田静男君) 株の譲渡でございますので、額面のとおりで買い取るという申し出でございます。 564 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 565 ◯4番(谷口典隆君) 株のことですので、市場原理に基づけば、ビバシティは非常にこれまでから、大きな改修なくずっと堅調に経営をされてきたということも、中で経営されている方からもお聞きもしておりましたので、本来でしたら市民の皆さんからの公金をこうした活用にするのであれば、多少の収益があってもよかったのかとは思うわけでございます。  次にいきます。  第三セクターとして同社が国や県、そして本市からの補助金を活用した施設整備を行ってきたものと考えますが、返還等の必要性の有無はないんでしょうか。 566 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 567 ◯副市長(山田静男君) ビバシティ彦根の設立に当たりましては、南彦根都市開発株式会社には、国・県、そして本市の補助を受けております。  株式会社平和堂は、ビバシティ彦根の用途の変更等は行わず、南彦根都市開発株式会社を吸収合併し、その土地、建物等の資産がそのまま株式会社平和堂のものとなる予定であり、このような状況であれば補助金の返還を生じない旨、株式会社平和堂より聞き及んでいるところであり、また、本市も国や県に確認したところでございます。  本市の補助につきましても、彦根市補助金等交付規則第23条各項の規定によりまして財産譲渡の手続を行っていくこととなり、同様に補助金の返還は生じないということで考えております。
    568 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 569 ◯4番(谷口典隆君) 株式会社平和堂さんがそのまま所有されて、テナントでまたお貸しされても現状は変わらないということでよろしいんですか。返還の必要はないんですね。 570 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 571 ◯副市長(山田静男君) 確認しておりますのは、補助金は商業の目的で補助を出しているということで、名義が変わっても目的が変わらない以外は補助金の返還は必要ないということを聞いております。 572 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 573 ◯4番(谷口典隆君) では、次、中項目3にいきます。幼稚園空調設備設置事業についてでございます。  予算計上されております稲枝東幼稚園の空調設備設置の事業概要をお示しください。 574 ◯議長(安藤 博君) 子ども未来部長。 575 ◯子ども未来部長(高橋嘉子さん) 稲枝東幼稚園の空調設備の事業概要につきましては、二つの保育室に空調設備を新設するもので、室内機の天井つり型エアコンを各保育室に2台の計4台、室外機の1台を設置予定です。電気式の空調設備ですので、電気容量が増量することなどから、通常の配管などの工事のほかに電気設備工事を行うものです。 576 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 577 ◯4番(谷口典隆君) では、次、彦根市立の幼稚園および保育所の空調設備設置の現況をお聞かせください。 578 ◯議長(安藤 博君) 子ども未来部長。 579 ◯子ども未来部長(高橋嘉子さん) 保育所につきましては、全園に空調設備が設置されております。  今回の9月補正予算案に上程中の稲枝東幼稚園を含みます公立幼稚園8園については、一部のリース物件であります保育室を除き、空調設備は設置できておりません。  既に予算をお認めいただいています7園につきましては、秋以降設置工事を行ってまいりますが、補正予算をお認めいただきましたら、稲枝東幼稚園につきましても速やかに予算執行し、今年度中に全ての幼稚園の保育室に空調設備を設置してまいります。 580 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 581 ◯4番(谷口典隆君) では、次にいきます。  幼稚園および保育所に空調設備が設置されてはいるものの、ある幼稚園および保育所では、ことしの夏も十分に活用されずに、園児が熱中症になったケースがあったとの声が寄せられております。先日の質問でもございました。弾力的な使用が求められますが、見解をお聞かせください。 582 ◯議長(安藤 博君) 子ども未来部長。 583 ◯子ども未来部長(高橋嘉子さん) 本年の夏の暑さは大変厳しい暑さが続き、まさに災害レベルの気象現象とも言え、保育環境におけます高温対策は重要な課題と認識しております。  国の定めます学校環境衛生基準や保育所における感染症対策ガイドラインを踏まえ、子どもの様子や部屋の状況に応じて各園で対応しておりますが、今後の空調使用につきましては、部屋ごとの状況にもより柔軟に使用するよう徹底してまいりたいと思っております。 584 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 585 ◯4番(谷口典隆君) 部長、幼稚園、保育所の中で園長の許可がないとつけられないのでということで、熱中症になられていた子どもさんがいて、午前中入れてもらえなかったという現状があったことはご認識いただいていますか。 586 ◯議長(安藤 博君) 子ども未来部長。 587 ◯子ども未来部長(高橋嘉子さん) はい、報告を受けております。 588 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 589 ◯4番(谷口典隆君) 先日、夢みらいの赤井議員の代表質問の中で、子ども未来部長が幼稚園の保育室に空調設備が整備できたら夏季休業日において預かり保育の実施も検討するというご答弁がございましたけれども、しっかりと弾力的な運用をしていただかないと、こんなもの、夏季休業日にまたやってもらっても、また熱中症になるお子さんが増えるだけなので、その辺、しっかり対応していただけるか、もう一度お答えください。 590 ◯議長(安藤 博君) 子ども未来部長。 591 ◯子ども未来部長(高橋嘉子さん) 議員おっしゃっていただいたとおり、今年度、幼稚園、保育園で熱中症の疑いというか、早くにお迎えに来ていただいた方、それから、おうちに帰られてからお医者さんに連れていっていただいた方が何人かいらっしゃいます。  その報告も受けておりまして、幼児課の方とそれぞれ現場とも話をして、各園の子どもの様子を一人ひとりを大事に見て、その様子に異変があるのであれば、すぐに対応をしていくとしっかりと指示を出しましたので、その辺のことについては十分に対応していきたいと思っております。 592 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 593 ◯4番(谷口典隆君) 当たり前の話で、こんなことで時間をとるのは本当にもったいないぐらいだと思いますので、くれぐれもよろしくお願いします。  次、大項目2、県道彦根城線京橋修繕工事の影響と対策について質問させていただきます。  滋賀県が平成31年度に県道彦根城線京橋修繕工事を実施する予定であることが先ごろ明らかになりました。同工事は、夢京橋キャッスルロードと彦根城を結ぶ京橋の耐震化等の修繕がなされるものでありますが、京橋は彦根城からまちなかへと観光客に回遊していただく重要な幹線の一部であり、工事の時期や工期、工法等によっては観光や中心市街地の経済に大きな影響を与えかねないとの懸念が広がっております。加えて、同路線は周辺の小・中学校の通学路にも指定されていることから、児童の安全確保の観点からも十分な事前の協議や調整等が必要であると考えます。  私は同工事の情報に接した際に庁内での情報共有などの連絡調整をお願いした立場から、現状における課題の抽出や対応策についてお尋ねいたします。  まず1点目、同工事の内容、目的についてお聞かせください。 594 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 595 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 県が計画しています県道彦根城線京橋修繕工事は、橋りょうの長寿命化対策を目的にした事業になり、平成26年度の実施された橋りょう点検において早期に措置を講ずべき状態にあると判定されたことから、道路交通の安全性を確保するために実施される修繕工事になります。  概要といたしましては、橋りょう上部工のヒンジ部分、継ぎ目ですけれども、を中心にクラックや鉄筋の露出が確認されたことから、断面修復などが計画されております。 596 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 597 ◯4番(谷口典隆君) 次、同工事の工期についてお聞かせください。 598 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 599 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 工期につきましては、現時点で決まっておりませんが、今年度に詳細設計を行い、平成31年度以降に修繕工事を実施する予定であり、工法にもよりますが、工事には数カ月必要になると県から聞いております。 600 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 601 ◯4番(谷口典隆君) 同工事の工法について、わかればお聞かせいただけますか。 602 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 603 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 県の説明では、現在詳細な調査中であり、損傷原因の特定後に修繕工法を検討するとのことですが、一般的な工法であれば、ジャッキ等を用いて橋りょう上部工を持ち上げ、足場を設置してコンクリート部材や鉄筋の断面修復等を行うことになると聞いております。 604 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 605 ◯4番(谷口典隆君) 現状でお答えいただける範囲で結構なんですけれども、京橋の工事中は仮設の橋なんかをつけるのは非常に困難かと思いますけれども、やはり難しいですかね。 606 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 607 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 仮に仮設橋、車というのはちょっと難しいと思うんですけれども、歩行者だけでも何とか通れないかということは県にもお話はさせてもらっております。県道側、いわゆる南側は堀を利用して仮設の仮橋、歩道橋をつくる場所はあるんですけれども、逆にお城側の方が非常に間口が橋と同じような間口ですので、そちら側にちょっと課題があるかとは考えております。 608 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 609 ◯4番(谷口典隆君) 聞けば聞くほど非常に大きな工事になるんだということがわかりました。  では、次へいきます。  同工事に関する県との協議および庁内での協議経緯についてお聞かせください。 610 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 611 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 同工事についての協議経緯につきましては、まず、当該工事が特別史跡彦根城跡の範囲内での工事施工となり、文化財保護法に基づく現状変更の手続が必要になりますことから、本年1月に県の担当者と文化財課で施工方法についての協議が行われております。  その後、当該工事の施工が観光や地域経済、交通への影響が大きいことから、この7月に庁内の関係する7課で情報共有と課題抽出を目的にした協議を行っております。  なお、抽出した課題や意見につきましては、後日県の担当者へ伝えており、この7月に発注されました詳細設計の中で対応を検討していただくようお願いしております。 612 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 613 ◯4番(谷口典隆君) では、次へいきます。  同工事が及ぼす観光への影響と対応策はどのようなものが想定されるのかお聞かせください。 614 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 615 ◯副市長(山田静男君) 本市の観光スポットは、彦根城、夢京橋キャッスルロード、また、四番町スクエアの3地点がメインとなっていますが、県道彦根城線京橋修繕工事によりまして、これまで徒歩でも十分に移動できた彦根城域と夢京橋キャッスルロード間が京橋で分断されてしまうため、彦根城や博物館、玄宮園を訪れた観光客が夢京橋キャッスルロードや四番町スクエア方面に立ち寄れず、彦根城のみを観光される場合が多くなると想定されます。  そうしますと、周遊性が損なわれ、観光客全体の立ち寄り地点も減ると考えているため、観光消費額についても影響があるというのが懸念されるところでございます。  また、ご城下巡回バスの運行ルートにもなっているため、工事の時期によっては一定期間運行ルートを変更し、大きく迂回する必要も生じてまいります。  その対応策としましては、県道彦根城線京橋修繕工事をできる限り影響の少ない観光のオフシーズンに行ってもらうこと、また、工事期間中に仮設橋りょうを設置できないか、また、彦根城域と夢京橋キャッスルロード、四番町スクエア方面を結ぶ代替交通手段、これはバスを今想定しておりますけれども、こういう形でピストン輸送ができないかなどの対策を想定しながら、万全のいわゆる代替としての機能を果たしていきたいと考えているところでございます。 616 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 617 ◯4番(谷口典隆君) では、次です。同工事は地域経済に今度は影響と対応策、どのようなものが想定されるのかお聞かせください。 618 ◯議長(安藤 博君) 副市長。 619 ◯副市長(山田静男君) 地域経済への影響につきましては、彦根城を訪れる観光客の動線が分断されますと、夢京橋キャッスルロード、四番町スクエアなどの商店街への影響が考えられます。この影響を軽減するためには、歩行者の通行は必須でございますので、県に対しまして仮設の橋りょうの設置などの対策を要望してまいりたいと考えております。 620 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 621 ◯4番(谷口典隆君) では、同工事が及ぼす交通への影響と対応策についてもお聞かせください。 622 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 623 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 交通への影響といたしましては、京橋は県道彦根米原線と主要地方道大津能登川長浜線を結ぶ幹線としての機能がありますが、修繕工事によって通行ができなくなることにより、周辺の道路が渋滞して通過時間が増大する影響が想定されます。  特に、いろは松の南西方向に位置する市道立花佐和線が迂回路として利用されることにより、彦根インターチェンジと京橋口駐車場を結ぶ主要地方道彦根近江八幡線の通過時間に影響することが考えられます。  このことへの対応策としましては、案内表示等により交通の流れが円滑に進むよう、交通渋滞に影響しない道路への適切な誘導や周知を行うことなどが考えられます。  具体的には、今後、滋賀県と十分協議を行いながら、考え得る対策を滋賀県に対して要望してまいりたいと考えております。 624 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 625 ◯4番(谷口典隆君) では、次、通学児童・生徒への影響と対応策についてもお願いします。 626 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 627 ◯教育部長(安居庄二君) 京橋を通学路としておりますのは、尾末町から通学している城西小学校の児童と、本町一丁目、二丁目から通学している西中学校の生徒でございます。  対応策としましては、児童・生徒の安全確保を最優先に考えますと、通学路を変更することのない仮設の橋りょう設置が考えられます。  京橋が通行できなくなり通学路を変更することとなりますと、通学距離や通学時間が延びること、道路環境、また迂回車両で交通量が増えることにより、通学児童・生徒への安全面が心配されます。 628 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。
      〔4番(谷口典隆君)登壇〕 629 ◯4番(谷口典隆君) 今おっしゃっていただきましたように、これ、城西小学校も西中学校も非常に影響があります。仮に尾末町からこの京橋を通れなくて城西小学校まで通おうと思うと、立花町の方を通る、学区外を通って通るか、それか、末尾町から場内をずっと通って西中、滋賀大の前を経て、さらに堀端を今度は東に上っていって城西小学校まで行かなければならない。非常に長い距離でございますので、その辺もしっかり一緒にご協議いただきたいと思います。  最後に、文化財への影響について、また、対応策をお聞かせください。 630 ◯議長(安藤 博君) 文化財部長。 631 ◯文化財部長(高田秀樹君) 県道彦根城線京橋修繕工事については、特別史跡彦根城跡の範囲内でありますので、工事を実施する際は、文化財保護法に基づく現状変更申請が必要であり、本年1月、滋賀県湖東土木事務所と工事の工法等についての事前協議を行ったところであります。  このとき滋賀県湖東土木事務所から示された当初の計画案では、橋台となっている石垣の解体や江戸時代当時のものと考えられる木製の橋脚の上に足場を設置するなど、特別史跡の保存に影響がある工法が含まれておりましたので、石垣や橋脚に影響のない工法に変更するよう指導を行っております。  また、本件については、滋賀県湖東土木事務所に対し滋賀県教育委員会からも同様の指導をしていただいておりますとともに、今後予定されております実施設計の段階でも引き続き協議が行われる予定でございまして、文化財保存の面で影響のない形で工事が行われる予定となっております。 632 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 633 ◯4番(谷口典隆君) 先ほど副市長から一部ご答弁をいただきましたけれども、次の項目でございます。  同工事について、観光シーズンを除外するなど、その時期や工期については県に対し配慮を求めるなど協議が必要と考えますが、見解をお聞かせください。 634 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 635 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 現時点では工事の時期や工期は決まっておりませんが、修繕工事には数カ月は必要であるとの説明を受けており、特に観光や地域経済、交通への影響が懸念されることから、比較的影響の少ない時期に施工していただくよう県にはお願いしており、今後、具体的な工法や工期がおおむねまとまりましたら、関係各課を含めた県との協議を実施したいと考えております。 636 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 637 ◯4番(谷口典隆君) 1点、再質問させてください。もし彦根市役所庁内の次の協議の時期とか県との次の協議の時期というのは決まっていれば教えていたただきたい。 638 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 639 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 今、県の方で詳細設計を発注されたところでございます。市のこの要望は伝えておりますので、それに対してまた県からいろんな工法の提案があると思います。それに対してまた協議を県としていきたいと考えておりまして、現時点で具体的に時期的にはまだ未定でございます。 640 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 641 ◯4番(谷口典隆君) 先ほど文化財部長からご答弁いただきましたけれども、非常に県としては当初は余り文化財のことを重視していないような工法がとられようとしていたということもございますので、その辺、こちらから積極的にアプローチしていただいて、詳細設計はどうなっているという話も積極的に情報をとりに行くように心がけていただきたいと思いますので、これは都市建設部長だけではなく、関係各課、所管の部長にお願いしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の項目でございます。先ほどこれも一部お答えいただいようでございますけれども、さまざまな影響を及ぼす同工事の期間中に、せめて彦根城からまちなかへ市民や観光客が回遊してもらえるような代替輸送について確保するべきと考えますが、再度ご見解をお聞かせいただきたいと思います。 642 ◯議長(安藤 博君) 都市建設部長。 643 ◯都市建設部長(藤原 弘君) 工事期間中の代替輸送につきましては、当該橋りょうは多くの市民や観光客が通行する道路であり、また、城西小学校への通学路に指定されていることから、通学路の変更やスクールバスの運行、また、シャトルバス運行についての検討が必要になりますが、まずは、歩行者については、工事期間中も橋りょうを通行できるよう、工法選定や仮橋の設置などを検討していただくよう県にお願いをしております。 644 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 645 ◯4番(谷口典隆君) 仮橋の設置も、また、スクールバスというご答弁もございましたけど、まだいずれも候補だと思っておりますけれども、決まりましたら早急に、早目に決めていただきまして、比較的早い段階で市民や観光客の皆さんへ情報提供できるように心がけていただきたいと思います。これは都市建設部長だけではなくて、各課、各部長にお願いしておきたいと思います。よろしくお願いします。  では、三つ目の項目でございます。より多くの自主避難施設の開設を求めてという項で質問させていただきます。  近年、大雨や台風の接近に伴う避難施設の開設に当たっては、自主避難施設として迅速に対応されており、ご高齢の方を初め多くの市民への安心・安全のための備えとなっていることと思います。  一方で、想定される被害状況などにより、開設される自主避難施設が毎回異なることに、私はさまざまな事情も一定理解はするものの、これまでから自主避難施設が全く開設されない地域があることに疑問を抱く者として、以下、質問いたします。  1点目でございます。避難施設の開設基準についてお尋ねをしたいと思います。  自主避難施設として開設される施設の基準についてお示しをいただきたいと思います。 646 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 647 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 自主避難施設は、大型台風接近等の状況で、避難勧告等の発令には至らない段階で開設する施設であり、旭森地区公民館、西地区公民館、福祉センター、鳥居本地区公民館、亀山出張所、河瀬地区公民館、稲枝地区公民館の7カ所を選定しています。  自主避難施設の開設および運営についての運用規定を平成29年度に作成しており、中学校区ごとに開設するものとしていることから、この7カ所としております。  これは、災害が近づく前に避難したい市民の不安を取り除くためのものであり、また、避難勧告等が発令されるまでの余裕がある時間帯に開設するものであることから、小学校区よりも広い範囲で設定しています。 648 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 649 ◯4番(谷口典隆君) 続きまして、土砂災害時に備えて開設される自主避難施設はどこかお示しください。 650 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 651 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 土砂災害の発生が危惧される場合に優先的に開設する施設は、土砂災害警戒区域や土砂災害危険箇所が含まれる中学校区に所在する旭森地区公民館、福祉センター、鳥居本地区公民館、亀山出張所、稲枝地区公民館、市民交流センターの6カ所としています。 652 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 653 ◯4番(谷口典隆君) では、続きましては、指定緊急避難場所の開設基準をお示しください。 654 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 655 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 指定緊急避難場所の開設基準は明確にはありませんが、基本的には、「避難準備・高齢者等避難開始」、「避難勧告」、「避難指示(緊急)」の発令に応じて開設することとなります。開設する避難場所については、その災害の種類や規模によって異なります。  なお、勤務時間外または休日に震度5強以上の地震が発生した際は、市内17小学校に緊急初動対策チームが自動参集し、開設することとしております。 656 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 657 ◯4番(谷口典隆君) 続きまして、台風21号の接近に伴う対応についてお聞かせいただきたいと思います。  まず、この台風21号、9月4日に本市には最も接近するのではないかと言われておりました。そんな中、9月3日の午後3時に自主避難施設を開設されました。その理由についてお聞かせをいただきたいと思います。 658 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 659 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 9月3日の時点で当市が台風21号の強風域に入る予測時間帯が4日午前8時でありましたことから、台風が接近するまでに避難したい人がいる場合、4日での開設では間に合わないこと、また、明るく安全なうちに避難できるようにとの判断のもと、3日の午後3時に自主避難施設を開設することにしたものでございます。  なお、自主避難施設の開設については、9月3日午前10時から開いた台風21号警戒に係る臨時部長会議において協議の上、決定したものでございます。 660 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 661 ◯4番(谷口典隆君) ちなみに、お聞かせいただきたいんですけれども、この9月3日の午後3時に自主避難施設を開設されて、その避難施設に、この3時の段階で結構なんですけど、詰められた職員さん、動員された職員さんの人数はおわかりになりますか。 662 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 663 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 基本的には各施設2人ずつは行っていただくように指示をしておりましたので、7カ所を開設しておりますので、少なくとも14人は執務をしていると認識しております。 664 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 665 ◯4番(谷口典隆君) ありがとうございます。  では、次、避難者数なんですけれども、この比較的早い9月3日の午後3時から自主避難施設を開設されて、3時からこの日の夜9時までの間、各施設の避難者数というのを教えていただきたいと思います。 666 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 667 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 9月3日午後3時に自主避難施設を開設してから午後9時までの避難者数は計3名でございます。内訳は、福祉センターに2名と稲枝地区公民館に1名でございます。 668 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 669 ◯4番(谷口典隆君) 考え方の問題かと思いますが、自主避難施設を開設しなければ来られなかったかもわかりませんけれども、来られて、3人の方の安全安心に応えられたという自負というものについてお聞かせください。 670 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 671 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) いろいろ災害が起こるたびに、自主避難施設等、なるべく早いうちに開設しているということで、特に福祉センターには毎回自主避難の段階で避難してこられる方もいらっしゃると。非常にご高齢の家族を持たれている方がご高齢者と一緒に避難してこられるということで、安心していただける状況をつくれているのではないかと思っておりますので、必要なことだと考えております。 672 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 673 ◯4番(谷口典隆君) もう1点だけ、すみません。職員さんが結果的に最低でも14名の方が動員というか、その避難施設に詰められたということです。これは、3日のこの時点の段階、私の認識でも翌日の4日の午前中まででも割と平静といいますか、少なくとも3日は市民の方も平生の生活をされているように思いましたけれども、日常の業務ということに関しては何ら影響はなかったのかということだけもう一度お願いします。 674 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 675 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 今回の台風21号襲来といいますか、平日でございましたので、特に自主避難施設を担当いただいているのは市民環境部が中心でございますけれども、市民環境部といいますと窓口業務も抱えておられる課がたくさんございますので、そういう意味で全く影響がないかということは言えないと思いますけれども、その中で部長初め各次長、課長がやりくりしていただいて回っていただいたということで、影響がなかったとは言えませんけれども、何とかしのいでいただいたのではないかと思っております。 676 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 677 ◯4番(谷口典隆君) わかりました。  では、次、災害情報発信システムについてお尋ねしたいと思います。  9月4日の午前6時過ぎに災害情報発信システムにより自治会長等の登録者に架電をされました。その登録者数をお聞かせください。 678 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 679 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 災害時に自治会や社会福祉施設へ早急に情報を伝達するため、緊急通報システムを用いて電話、メール、ファックスで情報配信しております。年度初めに各自治会へ連絡先の照会を行っており、登録者数は1,054人でございます。 680 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 681 ◯4番(谷口典隆君) 今回この1,054人の方に全て着電をしたのかどうか。もし着電しなかったら次の登録者、団体、自治会等ならば、例えば会長さんにつながらなければ副会長さんという形になると思うんですが、これは着電したのかどうかというのは確認できますか。 682 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 683 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 全ての方が電話のご登録ではありませんので、先ほど言いましたように電話、メール、ファックスの中でご登録をいただいているということで、そして、今ご指摘のように、会長さんがご不在の場合、副会長さんに行くと、こういうシステムになっておりまして、一応つながらなかったという報告は受けておりませんので、つながったものと考えております。 684 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 685 ◯4番(谷口典隆君) 次へいきます。  今回、災害情報発信システムが今のファックス、メールはそんな間違いはなかったと思うんですけど、架電の場合、誤読がありました。音声での読み上げだったので、その入力による間違いなのかどうなのかわからないんですけれども、例えば自主避難施設として以下の施設を開設しておりますということで、彦根市立金城小学校を「かなき」小学校、城北小学校を「しろきた」小学校、稲枝東小学校を稲枝「あずま」小学校という読み上げがありました。  この避難施設の名称が誤読されていたということは、非常にこれ、万が一のときには重要なことだと思いますので、迅速な対応を求めたいということを質問に出させていただいたんですが、なぜこういうことが起こったのか、また、対応をされたのかお聞かせください。 686 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 687 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 緊急通報システムによる架電は、電子音声で配信しております。議員ご指摘のとおり、今回の対応において、メールやファックス等の文字では正しく伝達できていましたが、音声読み取り時には音読みと訓読みの違いで正しく読み上げることができていないところがありました。  情報配信する際、誤配信を防ぐため、配信者と立会者の2名で操作を行うようにしておりますが、問い合わせ等の電話対応に追われていたため、十分な確認ができていないまま配信を行ったことが誤読の原因でございます。  今後は、2名体制での情報配信を徹底するとともに、配信内容のテンプレートをあらかじめ準備することで、避難施設等の固有の名称について正しく読み上げられるよう対応してまいりたいと考えております。 688 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 689 ◯4番(谷口典隆君) これは今何回も言いましたが、金城小学校を「かなき」小学校と音声が発信してしまった原因というのはわかっていらっしゃるんですか。 690 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。
    691 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 漢字で「きんじょう」と我々は読めるわけなんですけれども、認識がそういう認識になってしまっているということですので、例えば平仮名で入力をするとか、あるいはルビを打つとか、漢字の後に括弧書きで読み仮名をつけるとか、何かそういった工夫をしてこういうことを防いでいきたいと思っております。 692 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 693 ◯4番(谷口典隆君) それは別にシステムの改修が必要とかいうことではないんですか。対応できるんですかね。 694 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 695 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 操作する職員が慎重に対応すれば防げますので、今後は、先ほど言いましたように2人体制で配信をするということを徹底して、防いでいきたいと思います。 696 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 697 ◯4番(谷口典隆君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  では、最後の項目でございます。全ての地区公民館を自主避難施設にということで、大雨や台風の接近に伴う自主避難施設の開設の際に、全ての地区公民館が対象となってはおりません。先ほどもございました。しかしながら、中学校区に1ないし2カ所ずつ整備されている地区公民館は、本来、自主避難施設として最も適した施設と考えます。全ての地区公民館を自主避難施設として開設されていない理由をお示しいただきたいと思います。 698 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 699 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 自主避難施設として開設していない地区公民館は、東地区公民館、中地区公民館、南地区公民館の3館です。このうち、中地区公民館と南地区公民館は、指定緊急避難場所として指定しておりません。  指定していない理由としましては、平屋建てであり、浸水想定区域内に所在する施設であるためです。  自主避難施設に避難された方は、災害の影響が最も大きくなる時間帯もその施設にとどまることが想定されるため、指定緊急避難場所としての条件に満たない施設を自主避難施設として開放することは望ましくないと考えております。  なお、東地区公民館は2階建てであり、浸水想定が0.5メートル未満の地域であることから、指定緊急避難場所として指定しているため、自主避難施設としての条件は満たしております。  自主避難施設は、各中学校区に1施設という考えで運用を開始したため、現在までは自主避難施設として開設しておりませんが、開設することが望ましいと考えており、教育委員会と協議しているところでございます。 700 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 701 ◯4番(谷口典隆君) では、次へいきます。  全ての地区公民館を自主避難施設にということで、今もご答弁が一部ございましたけれども、台風接近のたびに自主避難施設として開設されている地区公民館は、避難所としての運用経験が蓄積され、避難勧告等が発令された際にもそのノウハウは生かされるものと考えております。  今おっしゃっていただきましたように、中地区公民館、南地区公民館は平屋建てであり、指定緊急避難場所として指定していない、また、適していないというお考えもあろうかと思いますけれども、地域住民の安心・安全のために、全ての地区公民館を自主避難施設として開設されるべきではないかと考えます。  少なくとも指定緊急避難場所となっており2階建ての東地区公民館は自主避難施設として今後は開設するべきと考えます。また、市役所の今この西口仮庁舎にも最も近い公民館でございます。市役所が一番近いという形でこの地域の方はやはり安心しておられる。なのに、肝心の指定避難場所がこの地域の方なら例えば西地区公民館に行きなさい、旭森地区公民館に行きなさいということになろうかと思いますけれども、しかしながら、それまでに川であったり鉄道を越えたりという弊害もございます。  やはりその辺はしっかり認識をしていただきたいと思いますし、また、これまで、せんだってのご質問の中でもございましたけれども、世界遺産について学ぶという文化セミナーがこの10月から始まります。彦根市議会も後援をさせていただいておりますけれども、これの会場なんかを見ておりましたら、全ての地区公民館を会場として開催されます。というのは、やはりこれをきめ細やかに市民の皆さんにご理解をいただこうというものについては、こうして各地区の公民館を利用されるわけでございます。  この文化セミナーは、加えて高宮地域文化センターも利用されるわけでございますので、こうした観点からいいますと、今申し上げましたように地区公民館を指定緊急避難場所とは言わないまでも、自主避難施設として一時利用することは適切ではないかと私は考えます。少なくとも東地区公民館は今後は自主避難施設として開設していただきたいと思います。もう一度ご答弁をお願いします。 702 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 703 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 議員ご指摘のとおり、運用経験の蓄積により、よりレベルの高い避難所運営が可能になると考えております。  東地区公民館は、他の公民館と比べて駐車場の台数が少なく、施設も広くはなく、また、開設施設を増やすことで職員配置の問題もあり、自主避難施設としての開設を教育委員会と協議しているところです。  中地区公民館と南地区公民館については、指定緊急避難場所としての条件を満たさない施設であるため、自主避難施設としての開設は考えておりません。 704 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 705 ◯4番(谷口典隆君) 先ほど教育委員会との協議というのは、教育委員会と協議されて、今、どのような感触を得られているのかお聞かせいただけませんか。 706 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 707 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 自主避難場所のうち、地区公民館が結構ございますので、そうしますと、教育委員会の方々も施設管理者の立場になっておられます。また、指定緊急避難場所に移行したら教育委員会がまさに担当していただくということで、それが継続して開設するとなりますと、職員配置の問題が出てくるという指摘を1点受けております。長時間になりますと交代要員もまた送らないといけない、そういったことでございます。かなり一つの所属といいますか、部に負担が偏るということも懸念されますので、市全体の中でちょっと調整をしていく必要もありまして、これからそういった課題を話し合っていきたいと思っております。 708 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 709 ◯4番(谷口典隆君) でも、今の一つの部に偏るというのと指定緊急避難場所である東地区公民館を一時避難施設として開設しないということとは違いますよね。そこは教育委員会としてご理解が進まないということなんですか。では、なぜ東地区公民館を緊急指定避難場所にされているんですか。 710 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 711 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 教育委員会としてご理解が進まないということではなくて、自主避難場所については、先ほども答弁させていただきましたけど、平成29年に自主避難施設の開設運営についての運用を内規ではございますけれども定めた際には、一応中学校区に一つをということで考えておりました。ということで現在7カ所になっております。  これから私どもとしては、さっきもお答えしましたけれども、東地区公民館については2階建てでもあって、あけることは望ましいと考えていますので、庁内理解も得ながら協議をしていきたいと思っております。 712 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 713 ◯4番(谷口典隆君) 教育委員会がその弊害になっていると言うと語弊があるかもわかりませんけれども、何かそのように捉えてしまいます、今のお答えでは。そうではないのであれば、しっかりと協議というか、今回9月4日に台風接近に備えて9月3日の午後3時から比較的早い段階であけられたというのを、では、それを夕方、もう少し夜にずらしてでも数を増やすということをしなければ、一つの中学校区とおっしゃっていても、この駅前の方が旭森地区公民館までどうやって行くんですかという形になると思うんです。そこはしっかりと配慮して体制をとってもらわないとだめではないんですか。原則として先ほど何度も中学校区に一つの避難施設というお答えであったので、ちょっと理解が進まないんですが、もう一度お願いします。 714 ◯議長(安藤 博君) 総務部危機管理監。 715 ◯総務部危機管理監(谷澤幸治君) 現在、定めにつきましては、運用の内規を定めているものでございますけれども、ことしにつきましては台風などもたくさん近くを通るということがありました。そういう状況を鑑みますと、私どもの方では東地区公民館も開設していくべきではないかと考えておりますけど、そこはこれからちょっと検証して、庁内でのコンセンサスを得ながら進めてまいりたいと思っております。 716 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 717 ◯4番(谷口典隆君) ちょっと申しわけないですけど、教育部長、その辺、十分に協議していただける俎上というのはあるんですか。土台というのはあるんですか。 718 ◯議長(安藤 博君) 教育部長。 719 ◯教育部長(安居庄二君) 教育委員会の何か話になっておりますけれども、この東地区公民館というのは今おっしゃっていますように緊急避難の施設になっておりまして、自主避難の場合には教育委員会、当然館長とかは平日であればおりますし、その場合は他の部署から応援をなされて、指定緊急になれば教育委員会と入れかわると、このようなシステムかと思うんですが、危機管理監が申していますように、市全体で考える話と私は考えております。  東地区公民館をあけないという意味ではないです。全体で考えていくことだし、当然必要な場所として考える必要はあるとは思っております。 720 ◯議長(安藤 博君) 谷口君。   〔4番(谷口典隆君)登壇〕 721 ◯4番(谷口典隆君) 台風シーズン、まだまだこれからでございますし、まだことしで終わるわけではございませんので、しっかりその辺は協議はしていただいて、できるだけ、少なくとも指定緊急避難場所である東地区公民館をあけてもらうようにお願いしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 722 ◯議長(安藤 博君) 以上で通告による質疑ならびに一般質問は終わりました。  ほかに質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 723 ◯議長(安藤 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑ならびに一般質問を終結いたします。  お諮りします。  ただいま議題となっております各議案のうち、議案第70号から議案第74号までおよび諮問第1号から諮問第7号までの各議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 724 ◯議長(安藤 博君) ご異議なしと認めます。よって、議案第70号から議案第74号までおよび諮問第1号から諮問第7号までの各議案については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はありません。  討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 725 ◯議長(安藤 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、議案第70号彦根市監査委員の選任につき同意を求めることについて採決いたします。  お諮りします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 726 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第70号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第71号彦根市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 727 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第71号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第72号彦根市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 728 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第72号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第73号彦根市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 729 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第73号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、議案第74号彦根市功労者の表彰につき同意を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり同意を与えることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 730 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、議案第74号は、原案のとおり同意を与えることに決しました。  次に、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。
     お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 731 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第1号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  次に、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 732 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第2号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  次に、諮問第3号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 733 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第3号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  次に、諮問第4号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 734 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第4号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  次に、諮問第5号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 735 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第5号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  次に、諮問第6号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 736 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第6号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  次に、諮問第7号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  原案のとおり適当と認めることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 737 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立全員であります。よって、諮問第7号は、原案のとおり適当と認めることに決しました。  ただいま議題となっております議案のうち、議案第68号および議案第69号については、会議規則第37条第1項の規定に基づき、決算特別委員会に付託の上、審査することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 738 ◯議長(安藤 博君) ご異議なしと認めます。よって、議案第68号および議案第69号については、決算特別委員会に付託の上、審査することに決しました。  なお、議案第55号から議案第67号までおよび諮問第8号の各議案については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託いたします。  休憩中に、市民産業建設常任委員会を開き、諮問第8号を審査願い、再開後は、市民産業建設常任委員長に委員会審査の結果報告を求めます。  暫時休憩いたします。            午後3時32分休憩            午後4時49分再開 739 ◯議長(安藤 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  お諮りいたします。  ただいま市民産業建設常任委員長から委員会報告書が提出されましたので、この際、諮問第8号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 740 ◯議長(安藤 博君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第8号を日程に追加し、議題とすることに決しました。 ────────────────── 追加日程 諮問第8号(委員長報告・質疑・討論・採決) 741 ◯議長(安藤 博君) 諮問第8号を議題とし、市民産業建設常任委員長の報告を求めます。  市民産業建設常任委員長、赤井康彦君。赤井君。 〔市民産業建設常任委員長(赤井康彦君) 登壇〕 742 ◯市民産業建設常任委員長(赤井康彦君) 市民産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において本委員会に付託されました案件のうち、諮問第8号公共下水道使用料の賦課処分についての審査請求につき意見を求めることについての審査を行うため、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査しましたその経過ならびに結果について報告します。  審査の結果、諮問第8号は、審査庁の見解のとおり棄却されるべきとすることに決しました。  以上をもって、市民産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 743 ◯議長(安藤 博君) 以上で、市民産業建設常任委員長報告は終わりました。  暫時休憩いたします。            午後4時51分休憩            午後5時00分再開 744 ◯議長(安藤 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより市民産業建設常任委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はありません。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 745 ◯議長(安藤 博君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告書が提出されておりますので、発言を許します。  2番獅山向洋君。獅山君。   〔2番(獅山向洋君)登壇〕 746 ◯2番(獅山向洋君) 私は、諮問第8号公共下水道使用料の賦課処分についての審査請求につき意見を求めることについてに関して、棄却するということに反対いたしたいと。その討論をいたします。  まず、私は、確かに法律上は議会にかけることになっておりますけれども、なぜこの執行部がやったような内容について議会に対して諮問するのかと、この立法論に対して極めて強い反対意見を持っております。このようなことは本来は執行部においてきちっと対処すべきであって、もちろん第三者委員会とかそういうものを構成されてもいいわけですが、なぜこんな内容のことを議会に諮問するのかと。これは法律がございますので幾ら文句を言ってもしようがないんですけれども、しかし、問題があるということだけは我々も認識しなければいけないのではないでしょうか。  さて、次に、本件は大雪の日に、駐車場を経営しておられる方が、融雪というか、雪を解かすために随分たくさん上水道の水を使われたと。それがみなし規定によって下水道を使ったことになってしまったと。こういうことで、上水道についてお金を払うのには別に文句を言っておられないんですが、下水道料金まで何で払わないといけないんだと、こういうお話でございます。  それについては、もちろんそういうことに使うんだったら事前にちゃんと申請しておいてくださいとおっしゃっているわけで、それはわからないでもないんですが、ただ、大雪なんていうものはいきなり突然来るわけであって、そういうことをあらかじめ予測できないような人の場合は非常に困難であるということです。その方はどうも大垣の方のようですけれども、この彦根で大雪に遭ったわけで、大垣の方でも常に大雪が降っているんだったら、それはそれで事前に申請されたかもしれませんけれども、突然大雪が降って、その人にとって予想できないような場合には、そういうことを求めること自体、非常に難しいのではないかと私は思います。  それと同時に、上水道をどれだけ使ったかということは、これはメーターですぐわかるわけなんですね。そして、現実に大雪が降ったということをみんな知っているわけでして、そしてまた、駐車場を経営しておれば、何とか融雪したいということになって、水をまくということもわからないわけでもないわけなのでね。  そういう状況のもとであるならば、あらかじめ届けておくことも難しいし、突然大雪が降って、簡単に言ったら一種の災害をこうむったわけですから、それに対応したということならば、ある程度の配慮を認めてもいいのではないかと、こう思うわけです。  皆さんは、それならば、ほかでもいろいろとたくさんの人が迷惑を受けたんだから、そういう人に対しても何らかの対応をしなければいけないのではないかと、こうおっしゃるかもしれませんけれども、私、残念ながら細かく読んでないのでよくわかりませんが、ある程度の面積の駐車場をやっておられて、雪が降って非常に困っていたと。それならば、その日に逆に申請を出したら通してもらえるのかという問題もありますね。  そういうことをいろいろ考えますときに、ただ規則はこうですからとか、あるいは、みなし規定で上水道を使えば下水道も使ったことになりますとか、そういう固定的な観念で物事を考えるのではなくて、やはりこういう一種のクレームが出たとき、わかりましたと、それならば、こういう規定、簡単に言えば市長が減免できるということになっているわけですから、半分ぐらいの損で何とか手を打ちませんかとか、そういう物の考え方ができないような行政はちょっとおかしいのではないか。  特に、皆さん、よく考えてください。みなし規定なんて、本来はおかしいんです。ただ、いろいろな費用をできるだけ節約するためにみなしているだけであって、みなし規定を認めない人が出てきたら、その人にきちっと立証させて、簡単に言えば大雪が降ったということと水をこれだけまいたということと駐車場をやっている、これぐらいのことである程度わかるわけなんですから、そういうことで私はやはり行政のこの一定のレベルの段階できちっと話し合うべきだったのではないかと、こんなふうに思っております。  そういう点で我々議員は余り行政の固定観念にとらわれないで、自由な発想でいろいろな意見を出してもいいのではないかと思います。常任委員会でも非常にいろいろな意見が出ておりました。私もそれを聞いておりまして感心していたわけですけれども。今後、これは立法論についてちょっと反対意見があるので、あえて反対したわけでございます。  それと、もう一つ、やはりこういうクレーマーがおられるということについて、全員が棄却という点ではちょっと議会としても格好悪いなと、こう思いましてね。私はあえて棄却に対して反対意見を申し上げたわけでございます。ぜひご賛同くださいとは申しませんので、ひとつ私の反対意見もちょっと耳を傾けておいていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。 747 ◯議長(安藤 博君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 748 ◯議長(安藤 博君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。
     諮問第8号公共下水道使用料の賦課処分についての審査請求につき意見を求めることについてを採決いたします。  本案に対する委員長報告は、審査庁の見解のとおり棄却されるべきとするであります。  お諮りいたします。  本件について、審査庁の見解のとおり棄却されるべきこととするについてご異議がありますので、起立により採決いたします。  本案を審査庁の見解のとおり棄却されるべきとすることに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 749 ◯議長(安藤 博君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は、審査庁の見解のとおり棄却されるべきものとすると決しました。  お諮りいたします。  明19日から21日までおよび25日ならびに26日の5日間は、議事の都合により休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 750 ◯議長(安藤 博君) ご異議なしと認めます。よって、明19日から21日までおよび25日ならびに26日の5日間は、休会することに決しました。  なお、22日から24日までは、市の休日のため休会であります。  来たる27日は、定刻から本会議を開き、各委員長に委員会審査の結果報告を求め、質疑、討論ならびに採決を行います。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでございました。            午後5時09分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...