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平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-03-13

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  1. 彦根市議会 2018-03-13
    平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-03-13


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時29分開議 ◯委員長(上杉正敏君)   皆さん、おはようございます。  それでは、ただいまから予算常任委員会を開きます。  本日は、9日にお諮りいたしましたように、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算、議案第4号平成30年度(2018年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算、議案第6号平成30年度(2018年度)彦根市介護保険事業特別会計予算、議案第8号平成30年度(2018年度)彦根市病院事業会計予算についての審査の後、本委員会に付託された全議案に対する討論、採決をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りします。  本日の審査は、説明員が多数になるため、福祉病院教育常任委員会に係る部局のうち、福祉保健部、子ども未来部教育委員会事務局の所管分と市立病院の所管分に分けて審査を行いたいと思います。  よって、審査の方法については、最初に、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について説明を受けた後、それに対する質疑を行っていただき、次に、議案第4号および議案第6号の平成30年度各特別会計当初予算について説明を受けた後、それに対する質疑を行っていただき、次に、議案第8号の平成30年度事業会計当初予算について説明を受けた後、それに対する質疑を行っていただくこととし、以上の3回に分けて審査願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  委員各位におかれましては、3月9日、12日に続き、会議規則第108条の「発言は全て簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲を超えてはならない」という規定を順守していただきますようお願いいたしたいと思います。  また、執行部の方々も、質疑の内容をしっかり把握した上で、簡潔明瞭かつ的確な答弁に努められますよう、お願いします。  なお、必要に応じて、彦根市議会基本条例第10条第2項に規定する反問権を行使され、論点整理をしていただきますよう、お願いいたします。  それでは、最初に、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について審査します。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 3 ◯財政課長(杉本弘之君)〔議案第1号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 4 ◯委員長(上杉正敏君)   福祉保健部次長。 5 ◯福祉保健部次長(田澤靖壮君)〔議案第1号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 6 ◯委員長(上杉正敏君)   子ども未来部次長。 7 ◯子ども未来部次長(橋本昌子さん)〔議案第1号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕
    8 ◯委員長(上杉正敏君)   教育部次長。 9 ◯教育部次長(長野繁樹君)〔議案第1号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 10 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財部次長。 11 ◯文化財部次長(広瀬清隆君)〔議案第1号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 12 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。再開は11時20分とします。                                 午前11時04分休憩                                 午前11時19分再開 13 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  赤井委員。 14 ◯委員(赤井康彦君)   それでは、2点ほど質疑させていただきたいと思います。  1点は、297ページであろうかと思いますが、2月の補正予算の方でトイレの洋式化が上がっております。こちらは新年度予算の方ではどのように上がっているのかどうか、そのことをまず含めてお聞かせ願いたいと思います。  さらに、もう1点は、333ページの動く図書館の「たちばな号」の運行委託料についてでございます。  こちらの方は、何度も質疑もさせていただいておりますし、さきの子ども議会で子ども議員さんも少し触れておられましたけれども、運行の時間帯の方が大体3時、4時程度で終わろうかと思います。それを受けて、今回どのようにされているのかということをまずお聞きしたいと思います。 15 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 16 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   まず、小・中学校のトイレの洋式化についてのご質疑でございますけれども、確かに国の交付金を受けまして補正予算をお願いするということで上げさせていただいているわけです。当該年度に工事を執行することができませんので、次年度、平成30年度に繰り越して予算を行っていこうとするものでございます。それにつきましては、小・中学校の工事請負費の方で上げさせていただいております。予算書で申しますと、小学校で学校営繕費でございます。  まず、小学校の方は……。    (「何ページですか」と呼ぶ者あり) 17 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   297ページをお願いしたいんですけれども、297ページの小学校営繕費の工事請負費の……。申しわけございません。明許繰越をしておりますので、それがお認めいただけないと執行できないということで、当初予算の中には計上しておりません。補正予算の中の繰越明許ということで計上させていただいておりますので、よろしくお願いします。 18 ◯委員長(上杉正敏君)   図書館長。 19 ◯図書館長(神細工信二君)   「たちばな号」の運行にかかわる委託料の件でございますが、この「たちばな号」の運行につきましては、長期継続契約をしておりまして、金額的には昨年度と同額の金額となっております。しかしながら、委員ご指摘の昨年の子ども議会で、子どもさんの方から、学校から帰ってからの時間帯に「たちばな号」が来ていないとか、休日等に来ていただければ利用しやすいので、その辺も考えてほしいというご質問をいただいております。そうした中で、運行の経費には影響はしませんけれども、土曜日の運行日を増やしていくなど、子どもたちが家にいるときの時間帯にできるだけ「たちばな号」が運行できるような形で進めていきたいと、組み換えの方をちょっと考えておりますので、ご理解の方をよろしくお願いいたします。 20 ◯委員長(上杉正敏君)   赤井委員。 21 ◯委員(赤井康彦君)   ありがとうございました。  学校のトイレのことにつきましては、2月の補正の方でまたご質疑をさせていただければと思っております。  あわせて、「たちばな号」の方ですけれども、今ほど土曜日も検討していくというお話でございましたけれども、例えば、日曜日も当然、子どもたちは家にいることも多いということでございますし、土日になっていくのか、さらに平日の夕方ということも考えられるわけですよね。その点、前に進めていかれるのかどうかというのをお聞かせ願いたいと思います。 22 ◯委員長(上杉正敏君)   図書館長。 23 ◯図書館長(神細工信二君)   土日につきましては、現在、シフト制で図書館の方の業務に当たっておりますので、土曜日は現状では4分の3ぐらいの職員が務めます。日曜日は2分の1という人数の配分でございますので、その辺のシフトの関係での職員配置の部分もございますし、そして、平日ですと、大体4時過ぎぐらいには「たちばな号」も図書館の方に帰ってくるんですけれども、大体3時半ぐらいまで最終のステーションの方にはいるという形にはなるんですが、帰ってから、受け付けた図書のたくさんのデータ処理等にも時間が1時間程度かかります。そういうことも考えながら、今までから4時ぐらいの帰庁となっており、その辺も職員体制にも関係していますので、土日全てとかはちょっと難しいかもわかりませんけれども、できるだけ休日に平等にというか、できるだけ多くのステーションに巡回できるように検討してまいりたいと考えております。 24 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  安澤委員。 25 ◯委員(安澤 勝君)   では、幾つかお尋ねしたいと思います。  まず、歳入の方で、債務負担行為の19ページの下から二つ目、外国語指導助手派遣委託業務ということで、ALTの外国人の先生ということなんですが、これは3年間の講師の債務負担なんですが、どれぐらいの人数の先生を確保しようとされておられるのかというのをお聞かせいただきたい。それから、全ての学校で外国人による英語教育がされていくのかどうかということもあわせてお尋ねをしたいと思います。  それから、あと、主要事業の85ページにございます小学校の教育用コンピュータの整備事業につきまして、もう少し具体的に内容等を詳しく教えていただければと思います。  それから、同じく主要事業の101ページに、荒神山自然の家管理運営費ということで5,959万円が計上されております。荒神山自然の家自体が大分たってから経年劣化しておりますけれども、今ほど赤井議員の質疑にもございましたが、小学校のトイレを洋式に改修されていかれる方針なんですけれども、この荒神山自然の家のトイレも、洋式というよりは和式の方が多分相対的に多かったと思うんです。同じぐらいかもわかりませんけれども、やはり家庭でも今ほとんど洋式でされているかと思います。小学校もそうやって洋式になっているのに、荒神山の方が結構和式が多かったような気がするんですが、それに伴って、荒神山自然の家の方の改修の中でトイレの洋式化というのが含まれているのかどうかというのもあわせてお伺いできればと思います。  以上です。 26 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課主幹。 27 ◯学校教育課主幹(藤居英樹君)   まず、一つ目の債務負担行為に上げさせていただいています外国語指導助手派遣委託のALTの人数でございますが、現在は小学校、中学校合わせて7名のALTを派遣しているわけでございますが、本格実施が行われる平成32年からは10名のALTを予定しております。その前の平成30年度、平成31年度と移行措置の期間になるんですけれども、31年度につきましては8人、平成32年、平成33年が10人ということで拡充を図ってまいりたいと考えております。これによりまして、小学校でいきますと、小学校の授業の英語の時間のうち、およそ8割から9割の授業については外国人の助手の方とコミュニケーションを図る授業がとれるということでございます。 28 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 29 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   二つ目のご質疑でございますけれども、主要事業の85ページの小学校教育用コンピュータ整備事業に関するお尋ねかと存じます。これにつきましては、まず、主なものとしましては、書いてございますように、コンピュータ等に係るリース料ということなんですが、11の小学校、申しますと、城東、城南、平田、城北、城陽、金城、鳥居本、高宮、稲枝東、稲枝西、稲枝北の11の小学校のコンピュータ機器および17小学校のネットワーク機器の更新を行うというものでございまして、ちょうど契約期間が切れますので、これを機に、長期継続契約ということで、機器の更新と合わせて教育のICT化に向けた環境を少しでも整えていこうとするものでございます。  具体的な内容と申しますと、コンピュータ室のデスクトップのパソコンをタブレットパソコンの方に変更していくということが一つ。それと、職員室に無線のアクセスポイントを設置するというところが一つ。そして、その無線LANにおけるアクセスポイントの識別名を統一でき得るSSIDと呼ばれる無線LANにおけるアクセスポイントの識別名を統一するということ、それによって、タブレットをほかの教室で使用できなかったのが、どの教室でも使用できるようになるということでございます。  そして、現在、コンピュータ室のパソコンに授業支援ソフトを導入しておりますけれども、既設の普通教室のタブレットパソコンにその授業支援ソフトを導入していくといったことによって、先生が持っておられるタブレットとコンピュータ室のタブレット、生徒機のタブレットを連動させて使用することができるということになると思います。そのようなことをやっていくというのが一つでございます。  もう一つは、教育情報化先進地視察に係る旅費等ということで、これにつきましては姫路市の方の視察を考えております。姫路市というのは、学校ICT環境が非常に整っているということで、普通教室の常設のICT機器、あるいはグループ学習用のタブレット型の端末、あるいはパソコン教室を連携して活用しておられる、いわゆる姫路スタイルというのが特徴的になっておりまして、そこら辺のところを私らも学ばしていただいて、今後の彦根市のICT整備方針を検討して計画的に進めていきたいと考えておりますので、整備モデルとして参考にしたいということで、姫路市の方を訪問させていただく費用を見込んでおります。  それと、情報教育支援委託業務ということですが、これはヘルプデスク委託料と言われるもので、学校の先生方がパソコンの使い方がわからないですとか、あるいは、ちょっと故障が起きてしまったとか、パソコンが立ち上がらないとか、いろんなトラブルがあったときに、朝の9時から夕方の5時まで電話一本でそれに対する対応をしていただけるといった支援の委託でございます。これにつきましては、小・中学校もありますけれども、今は小学校に限定しますけれども、同じように対応していただけるということで、困ったときにここへ電話すれば全部解決していただけるというものでございます。  それと、ホームページシステム保守委託料につきましては、ことしの1月26日からホームページを立ち上げて運用しておりますけれども、そのシステム保守の委託料でございます。  あとは、もろもろ事務的経費等でございます。  以上のような形で小学校のコンピュータ整備を進めていきたいと考えているところでございます。 30 ◯委員長(上杉正敏君)   荒神山自然の家所長。 31 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   荒神山自然の家のトイレについてお答えをさせていただきます。  自然の家は、県から受け入れをしましたときに、トイレに一定の改修を施しておりますが、現在、圧倒的に和式の方が多うございます。その受け入れた際に、限定的に宿泊棟の2階、3階のトイレの各1カ所ずつを洋式に変えているということで、現在、圧倒的に和式の方が多いのが現状でございます。  小学校と同様に改修ということでございますが、県から受け入れをしましたときに、施設全体の一定の修繕等、改修を施しておりますが、その後、年数も経過して老朽化等がいろいろ進んでおります。現在の施設の維持管理については、特に来年度、平成30年度で計上しておりますのは、安全・安心の確保ということをまず優先して計上しておりまして、トイレの改修というのは予算の中には含まれておりません。今後につきましても、そういう施設の老朽化の部分で改修すべき点というのは何カ所もあると認識はしているんですけれども、優先度合いとかを検討しながら進めていきたいと思っております。  以上でございます。 32 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員。 33 ◯委員(安澤 勝君)   ありがとうございます。  まず、歳入の部分のALTの人数につきましては、平成32年から10名体制ということでお伺いしました。平成31年に対しては8名の方。では、今、平成30年度は小・中学校は現状が7名ということですので、同じように平成30年度は7人でいいのかということだけを確認させていただければと思います。内容についてはよく理解できました。  あと、小学校のコンピュータの方ですが、小学校11施設については、今、小学校の名前を挙げていただいたんですが、全部で市内17校あって、残りの6校についてはどういう状況なのかというのも教えていただきたいと思います。  姫路スタイルということで今教えていただきました。最終的には、この姫路スタイルを彦根に導入されていかれるのかとも思うんですけれども、その辺についても、今後の目標の部分に関しても教えていただければと思います。  あと、荒神山に関しましては、ほぼほぼが和式だと、今、所長さんの方からもご返答いただきました。しかしながら、やはり子どもたちは洋式化に慣れておられるので、少ない予算ながらも洋式化に随時取り組んでいただきたいと。これは要望とさせていただきます。  最初の2点だけご答弁いただければと思います。 34 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課主幹。 35 ◯学校教育課主幹(藤居英樹君)   小学校、中学校に派遣をしますALTの人数ですけれども、来年、平成30年度は、今の契約の内容でということで、7名で行うということでございます。 36 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 37 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   今ほどのご質疑の残り6校でございます。平成28年度に城西・若葉・旭森・河瀬の4校は既に整備を済ませております。残る2校の佐和山・亀山はまだ更新できておりませんので、平成31年度に更新し、今回同様の整備を行う予定でございます。  それと、姫路を視察してということなんですけれども、教育のICT化に向けた環境整備5か年計画というのを国の文科省の方もつくっておられまして、ICT化に向けて積極的に進めていこうという姿勢を国もとっておられます。私どもも、小学校、中学校ともに、この更新時期を見計らって、徐々にこのような整備を進めておりますけれども、いかんせん、やはり費用が高くつくということもございますので、一朝一夕にはなかなか進んでいかないだろうとは思っております。ただ、このような更新時期を捉まえまして、少しでもICT化に向けて、学校がうまくICTを活用して授業をしていただけるように整えていければと思っております。課題も幾つかございますので、そういった課題を一つ一つクリアしていきたいと考えております。 38 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員。 39 ◯委員(安澤 勝君)   最後に確認をさせていただきたいんですが、コンピュータについては、タブレット型ということで、全児童に配布するのか、それとも、多分、コンピュータ室の部分のデスクトップをタブレットに替えるということだったと思うので、コンピュータ室にある部分のコンピュータを、タブレット型、いわゆるノート型にされるのかと思うので、そこだけ確認をさせてください。 40 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 41 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   そのとおりでございまして、コンピュータ室にあるデスクトップのパソコンをタブレットパソコンに替えるということで、それによってコンピュータ室の外に持ち出して使用ができますので、授業に応じた多様な利用が可能になってくるということになります。児童用のタブレットパソコンについては、実は小学校には児童用のタブレットパソコンというのは導入しておりませんで、その導入が検討課題の一つでございます。あくまで今回のはコンピュータ室のデスクトップをタブレットに替えるということでご理解いただきたいと思います。 42 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員、よろしいですか。  安澤委員。 43 ◯委員(安澤 勝君)   今、例えば、ある小学校に仮に40台あるとすれば、そのあるだけの40台をころっと替える。だから、それぞれに今コンピュータ室にある台数がイコールノートパソコンなりタブレットに替わると理解しておいてよろしいですか。 44 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 45 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   そうです。コンピュータ室にあるデスクトップのパソコンそのものがタブレットに替わるということですので、そのように理解していただいて結構かと思います。 46 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  長崎委員。 47 ◯委員(長崎任男君)   ちょっと僕は自然の家のことで関連でお願いしたいんです。自然の家の予算の中で、食堂運営委託料というのが2,000万円ですけれども、これは、食堂の運営が非常に難しいということで、営業日とかがころころと変わったような話だったんですけれども、この営業日はどうなったかということと、業者との折り合いはちゃんとついたのかということがまず1点。  次が、施設計画策定委託料というのが上がっているんですけど、これは何の計画を策定されているのかということと、また、どこの業者に委託されているか、このことについて詳しくお聞かせください。  3点目が、備品購入費で45万1,000円上がっているんですけれども、何を買おうとされているのかという明細を教えていただきたい。これは、利用者で頻繁に使われる方が洗濯機だとかを置いてほしいとか、冷蔵庫もちょっと小さいので、それも置いてほしいということを私は聞いているんです。そういった希望をかなえていただいているのかどうかを知りたいもので、この備品の購入は何を買おうとされているのか、この3点をお願いします。 48 ◯委員長(上杉正敏君)   荒神山自然の家所長。 49 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   まず1点目、食堂の営業といいますか、提供を制限させていただくというお話は、前回の常任委員会でお答えをさせていただきましたとおりでございます。平成30年度4月から、夏休みを除く土・日曜日、あるいは、20人未満の施設利用については食事を提供できないという状況になっております。  食堂運営委託料2,000万円というのは、昨年度から約330万円ほど上がっているということなんですが、これについては、食堂運営がいわゆるサービス低下という状況になった際に、現委託者といろいろお話をさせていただいた中で、やはり繁忙期にお手伝いをいただく補助員の確保にかなり苦慮されている等々のお話をいただいた中で、サービスの低下ではありますが、やはり人件費も正当なものを見積もってほしい、予算措置をしてほしいというお話を受けまして、その中で、昨年度より増額となります2,000万円ということで予算を計上させていただいているものでございます。  次の2点目、343ページの施設計画策定事業というのは、公共施設等総合管理計画に基づく公共施設マネジメントを推進していくための自然の家の個別の施設計画を策定するものでございます。債務負担行為等で、いわゆる社会教育系とか、ほか説明をさせていただきましたが、この荒神山自然の家というのが、ちょっと分類上、観光施設という分類になってしまっていまして、その辺と一緒に平成30年度単年度でこの計画を策定する予定をしております。  3点目、備品購入費45万1,000円につきましては、今、予算で上げておりますのは、リバーボート1艇の増設を予定しております。今、委員お話しいただきました洗濯機あるいは冷蔵庫でございますが、今、洗濯機については、施設の維持管理用に使っているものはございますが、基本的には利用者の方に使っていただく洗濯機というのはございません。使いたいというご要望が確かにあるのかもしれませんが、そこまでのものは見積もりはできておりません。冷蔵庫に関しては、かなり大型の冷蔵庫を使っていただいていると私としては認識しておりましたので、それをもっと大型化というお声は、私はちょっと今、実際……。    (「冷蔵庫の使い勝手が悪いと何か聞いていたもので」と呼ぶ者あり) 50 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   それも、かなり大型のものを利用者の方に使っていただいていると認識しております。ただ、同時に二つの団体、三つの団体が使われると、そういう使い勝手的なことの要望はあるのかもしれませんが、現在のところ、冷蔵庫に関しては考えておりませんので、ご理解をお願いしたいと思います。  以上でございます。 51 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 52 ◯委員(長崎任男君)   1点目の食堂の件でございますけど、金額的には330万円、昨年よりもプラスになっているんです。休みとかはやはり制限がかかり、この前、発表があったみたいに、土日が使えないとか、20人以下だったらだめだとかいう状況は、今の説明だったら全く変わらない。やはり今のままだったらできないと言っておられるところを、330万円を上乗せすることによって引きとめたみたいな形でとまっていると認識できるのかと思うんですが、そのあたりをもう1回説明いただきたい。あと、45万1,000円でリバーボートを1艇買っただけというところですけれども、やはり自然の家も、実際に市外の方とか合宿に使ったりとかされる方の利用というのが、観光施設といった意味合いでも非常に大事だと思うんです。そういったところの方が、やはり洗濯機とかを一つでも、小さいのでもいいから欲しいと言っておられたんですけど、それよりもリバーボートの1艇の方が大事だということですよね。その辺、2点お願いします。 53 ◯委員長(上杉正敏君)   荒神山自然の家所長。 54 ◯荒神山自然の家所長(山本明彦君)   まず、食堂運営の委託料でございます。先ほどちょっと申し上げましたとおり、ご理解いただいているとおりでございまして、土日とか20人未満の場合は食事を提供しない、食堂としては営業されない日が増えてくるということになりますが、それであっても330万円を増額する。その経過といいますのが、前回の常任委員会でお話ししました、平成30年度の食堂事業を担っていただく方が現行の受託者を含めて見当たらない状態になってしまいました。その中で、事業者の方から要望をいただいたお話ということで、土日全て、20人未満が全てだめということではなく、少なくとも学校ですとか公的機関の団体については、原則、今までどおり土日も含めて対応していただくということで、まずその部分を最優先して、やむを得ないと判断しているところでございます。  2点目の備品、洗濯機等については、まず、リバーボートというのは、現在、20艇を持っておりますが、時々、やはりちょっと空気が抜けてきたりとかという損傷等が出てきております。予備的にもう1艇は確保しておきたいということで、平成30年度予算計上しているものでございます。いろいろ洗濯機、冷蔵庫、施設の利用に当たっての利便性をということでご要望されるというのも十分理解をさせていただいておりますが、優先の度合いを考えるということであれば、活動の方に使うものを優先的に整備していきたいというのが私どもの考え方でございます。ただ、その中で、利便性の向上ということも当然大事でございますので、その辺は今後また、優先度合いを見極めながらになりますが、そういったことも考えていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 55 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  北川委員。 56 ◯委員(北川元気君)   先ほど安澤委員が質疑されました小学校のコンピュータ整備事業の件について。主要事業の85ページです。これは、本会議の代表質問の方でも、県教委の方から発表された働き方改革の方針というのが出されていまして、こういうコンピュータの整備を進めることで学校の先生の働き方改革というところにつながっていくのかという前提でちょっと質疑させていただきますが、先ほど、コンピュータ等に係るリース料のところで、タブレット化をしていくんだということがありましたけど、具体的に台数をお教えいただきたいのと、それから、県教委が発表した働き方改革の方針、つまり、学校の先生が働く環境というものがこの整備でどう変わっていくのかという見解をお聞かせください。  それから、ホームページについては、各学校で、今、一旦整備はしていただき、もっと使いやすいようにいろいろ取り組みはされているんだと思いますけれども、この平成30年度でどういう取り組みをされていくのか、この3点をお願いします。 57 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 58 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   台数につきましては、すみません、ちょっと今即答いたしかねますので、後ほど回答させていただきたいと思いますので、ご容赦ください。 59 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課長。 60 ◯学校教育課長(清水貴博君)   今、委員の方からいただきました2点目と3点目については、私どもの方で回答をさせていただこうと思います。
     県の教育委員会の方から働き方改革の方針が示されたところではございますけれども、確かにICTといった機械を導入することで教職員が迅速に職務が進められるようになる、それによって働く時間が縮減されるというのが理想ではございます。今のところ、本市のコンピュータの配置状況は、子どもたちに活動を仕組んでいくという中での整備を優先的に進めているということもございまして、例えば、これを教職員の働き方の方にシフトしていこうとすると、まだまだ検討の余地といいますか、勤務時間の管理を、こういったパソコン環境を整えて、実際、どれだけ仕事をしているんだとかいうことにもなるだろうと思いますし、今、公務用パソコンといいますか、教職員には全て1台ずつパソコンが支給されてございます。それで、例えば授業に向けた教材研究といいますか、授業準備、これを教員が自身の公務用パソコンで策定したものを、教室等へ行けば、それをそのまま子どもたちに提示して、プリント化するとか紙ベースで示すとかいうことは一定縮減できるのかとも思いますし、そのあたりをどのようにどうすれば縮減につなげることができるかということは、次年度以降も、私ども教育委員会としても進んで研究をしてまいりたいと思いますし、少しでも学校に対して効果的な取り組みが示せるように努めてまいりたいと考えるところでございます。  3点目のホームページのことでございますけれども、先ほどもお話をさせていただきましたが、年明けからホームページの方を各校開設して二月ほどではございますけれども、見せていただいていると、各学校のホームページは、保護者の方を中心なのか、かなりのアクセス数をいただいていると認識しております。そこには、学校からの学校だよりであったり、それぞれ教員個々が自分たちの通信等々でそれぞれ保護者の方に案内をしていたものが、学校としてホームページを使ってお知らせができるという利点は大いにあるのではないかと思いますし、次年度におきましてもそのような取り組みが進められるように努めてまいりたいと思っております。  ただ、それぞれの学校が独自でずっと取り組んでいくと、なかなか効率的な取り組みになっていない学校があったり、格差が出ますので、定期的に管理職を中心に、どういった取り組み、ホームページの活用をしているかというのを交流いたしまして、ホームページそのものの様式は、市としておおむね同じような様式で進めていることから、円滑にその辺の取り組みができるようにしてまいりたいと。これも働き方改革で申し上げますと、その結果として学校の教職員の勤務時間の縮減につながればいいと思いますし、保護者や地域の皆様方にも学校のことが今まで以上にご理解、周知いただけるということになれば、それもまた希望しているところでございますし、そういった状況で取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 61 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 62 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。僕の質疑は、とにかく学校の先生の時間をつくっていただきたいと。忙しい先生ですから、子どもに直接接する時間というのを増やしていただきたいという思いから、IT化を進めるなり、そしてまた、ホームページでいろんな地域の方に情報をシェアすることによってということで考えています。今の見解で十分理解はしましたし、この平成30年度に新しい取り組みを、ホームページの方でもそうですけれども、情報化の部分、IT化の部分で、学校の先生が、その年パソコンを導入したとなると、そこでまた仕事が増えてしまったりするという懸念もありますので、その辺は、やはりITにたけている先生を中心に、しっかりと学校の中でシェアしていただいて、それからまたヘルプデスクとかも十分に活用していただきながら、学校の先生の手間をとらせないように、かつ使いこなしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 63 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 64 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   先ほど私がお答えできなかったタブレットの台数でございますけれども、440台のタブレットを導入する予定でございます。よろしくお願いします。 65 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。再開は13時ちょうどとします。                                 午後0時01分休憩                                 午後0時59分再開 66 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に続き、会議を開きます。  教育総務課長から発言訂正の申し出がありますので、これを許します。  教育総務課長。 67 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   失礼いたします。先ほど、安澤委員のご質疑で、小学校11校以外の6校のコンピュータはどうなるのかというご質疑がございました。私、6校とも今後更新の上ということを申し上げたんですが、城西と若葉と旭森、河瀬の4校につきましては平成28年度に既に整備を済ませております。残る2校の佐和山、亀山がまだ更新できておりませんので、この2校につきまして、平成31年度に更新して今回同様の整備を行う予定でございますので、おわびして訂正させていただきます。よろしくお願いします。 68 ◯委員長(上杉正敏君)   質疑はありませんか。  小川委員。 69 ◯委員(小川喜三郎君)   それでは、主要事業の102ページで、予算書でいきますと317ページでございます。  朝鮮通信使の関連ですけれども、昨年というか、平成29年度は部会に入っていないということで、特に世界遺産になりましても事業をやらないというか、計画がないということでございましたけれども、部会にやっと平成30年度にお入りいただけるということで、ただ、予算についてはちょっとどこに入るのかわからないのですが、事業計画の内容をお知らせいただきたいと思います。事務局の対馬市の担当者は、昨年寄せていただいたときには、大いに活用して、観光なりいろんなところでお使いいただきたいというお話もいただきました。そういうことで、どのような考えをお持ちなのかというのが1点です。  それから、2点目に、主要事業の85ページですけれども、小学校の学校図書購入費ですが、読書の推進ということでいろいろとお骨折りをいただき、また、ボランティアの方にもお入りいただいて図書の整理等をいただいているんですが、図書の購入費が非常に少ないということも、学校関係者の方からも、また、図書のボランティアをしていただいている方からもお聞きをしております。この辺の購入は各校に割り当てられるんだと思うんですけれども、十分というか、充足されるような形なのか、その辺、内容をお教えいただきたいと思います。  それから、博物館で、予算書でいくと335ページですけれども、展示スペースの照明設備の改修ということで、これは工事請負でもない委託業務ですので、球の取り替えだけのことなのか、工事が伴わないということなのか、それから、どの程度まで、展示室全部の照明器具の取り替えをされるのか、その辺についてもお教えをいただきたいと思います。  以上、3点お願いいたします。 70 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 71 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   まず、1点目の朝鮮通信使の連絡部会に入って何か事業計画があるのかということなんですけれども、現在、朝鮮通信使ユネスコ記憶遺産連絡部会が設立されて、彦根市としましても加入する方向で予算も計上させていただいております。正式に加入いたしましたら、朝鮮通信使をアピールするための情報発信をまずしていければと考えておりまして、現在準備を進めているところでございます。特段幾らかかるという事業費は見ておりませんけれども、まずは朝鮮通信使の基本的な事項を知ってもらうような、例えばホームページで情報発信をするといったことを考えております。 72 ◯委員長(上杉正敏君)   教育総務課長。 73 ◯教育総務課長(長野繁樹君)   今ほどのご質疑のうち、図書の整備でございます。これにつきましては、予算書で申しますと、小学校の場合ですと299ページの備品購入費の中に入ってございます。299ページの小学校教育振興経費の中の備品購入費の中に含まれているわけでございまして、小学校の場合が1,237万8,000円の図書購入費でございます。これは対前年で比較いたしますと411万4,400円増えてございます。これにつきましては、図書整備の国の積算基礎単価が増額することによりまして、414万4,000円増やして充実させているところでございます。  中学校の図書購入費用でございますけれども、予算書で申しますと303ページの中の備品購入費の中に含まれてございます。これにつきましても中学校の備品購入費の中に含まれておりまして、図書整備事業につきましては、この中で845万4,000円が図書整備でございまして、これにつきましても269万4,000円、昨年度に比べますと増えております。先ほど申しました基礎単価が増額したということでございます。基本的に図書整備につきましては、学校からの要望にも応じてその分対応するようにしておりますけれども、基本は文部科学省が出しておられる積算単価に基づいて積算をいたしております。それに実際の学級数等、あるいは規模に応じて配分するということにしておりますので、そういう意味で、なるべく学校の要望に応えられるようにはしたいと思いますけれども、基礎は文科省の単位積算基礎によるものになっているということでご理解をいただきたいと思います。 74 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城博物館管理課長。 75 ◯彦根城博物館管理課長(竹内清司君)   彦根城博物館の照明の改修についてのご質疑にお答えいたします。  照明施設の対象となるものは、展示室内における展示ケース内の照明と、その展示室の天井照明、スポットライトというものです。それで、実は平成29年度、ことしでございますが、展示室5、6の照明ケースならびに天井照明を改修させていただきました。このたび予算計上の対象となる展示室は、1の天井照明と、あと、2と3の展示室の天井照明ならびに2、3の展示ケースの照明でございます。これらは、既存の展示物の照明施設の照明器具が、博物館ができて30年たった今、交換部品もなくなってまいったことで、LED照明設備に交換を順次してきているものでございます。このLEDの照明につきましては、特に工事というより、そのLED管にどのようなメーカーの製品を使うか、また、色、温度といったり、光を明るくするとか全くゼロに落とすとかの調光の能力とか、演色性といって、色の暖かさ、どれだけ昼間の色に近くなるかとか、展示室のケース自体の展示物を置いたときに、光ができるだけ満遍なく当たるような、均斉度と申しますが、そういう博物館の特殊的、専門的な光、照明の技術を要するということで、単なる工事という意味ではなく、博物館の展示等を手掛けている、また、設備等を手掛けている業者で入札ということを予定しているものでございます。それでもって、全体の光の調整という部分を全部含めての業務を委託するということで委託料を要求させていただいているところです。 76 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 77 ◯委員(小川喜三郎君)   1点目の朝鮮通信使ですけれども、今の説明でいきますとホームページで情報発信するという話ですけれども、これは、今年度でも十分おできになる範囲ではないかと思うんです。昨年、平成29年度では、部会に入っていないからどうのこうのという条件を述べておられましたけれども、ホームページでの情報発信程度しか今のところ考えておられないのか、再度お伺いをいたします。  それから、学校図書については、文科省の基準ということですので、これをクリアしてのことだということで十分理解をさせていただきました。  3点目も、委託業務の内容、委託にした理由というのがわかりましたので結構でございます。  1点目だけ再度お尋ねをいたします。 78 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 79 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   まず、朝鮮通信使の連絡部会の件なんですけれども、設立の話は伺っているんですけれども、実際には、それに入るかどうかという伺いがあって、それに応える形で入るという手続を踏んでいくことになるんですが、そのことがまだ進んでいないということと、実際に最初の会合が予定されているのが5月ということで、そちらの連絡部会の方でどういう活動をしていくのかという動向を踏まえてからアピール等の詳細については詰めていきたいと考えております。 80 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 81 ◯委員(小川喜三郎君)   再度の質疑もさせていただきましたけれども、部会に加入しているか加入していないかということで世界遺産の登録がされたということには全く関係ないと、対馬市の世界遺産登録の事務局の方も、彦根市さんの名前は十分知っておりますし、協議会にもお入りになっているということでしたので、大いに今回の世界遺産登録について彦根市なりにお考えいただいて活動してほしいと申しておられました。今からでもできることですし、部会に入る予算は来年度からかもしれませんが、そういうことで、これ以上申し上げませんけれども、せっかくの機会でしたので申し上げておりますので、できるだけことしから、今年度からでも取り組めるものは取り組んでいただきたいと要望しておきます。それに対して何かご意見ありましたら。 82 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 83 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   先ほど説明させていただいたとおり、準備そのものは進めておりますので、今年度といっても、もう余り時間もないのですけれども、準備ができ次第、情報発信の方はさせていただきたいと思っておりますので、ご理解の方をよろしくお願いいたします。 84 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 85 ◯委員(獅山向洋君)   今の記憶遺産の問題ですけれども、私もこの予算を見て、何を今さらという感を免れないのです。それで、一つ質疑しておきたいのは、今回初めて予算要求して認められたのか、それとも、数年前から予算要求していながら認められなかったのか、この辺についてまずご答弁をお願いしたいと思います。 86 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 87 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   今回の彦根ユネスコ協会の連絡部会というのは、これから発足するものということになりますので、この予算要求としては初めてということになります。 88 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 89 ◯委員(獅山向洋君)   過去の議会で、いろいろと委員あるいは議員として質問があったわけですが、そのときには現在の連絡部会というのはなかったということなんですね。そうしますと、この連絡部会に相当するような部会はあったのではないでしょうか。その点はいかがでしょうか。 90 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 91 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   ユネスコの世界遺産に登録されたので、その資料を活用していくという趣旨で今回の新しい部会が立ち上がるわけです。それまでにつきましては、朝鮮通信使ユネスコ記憶遺産日本推進部会という部会がございまして、そこが主体となって記憶遺産の登録等の活動をしていたと理解をしております。 92 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 93 ◯委員(獅山向洋君)   これは彦根市の姿勢としても非常に重要なのでお尋ねしておきたいんですけれども、なぜ推進委員会に入っていなくて、既に昨年の10月でしたか、11月でしたか、例えば長浜市とか近江八幡市は、きちっと記憶遺産の資料を出して、でかでかとお名前まで出ていたわけなんですが、そういう推進委員会の方に彦根市として入る、もちろん会費とかは必要だったと思うんですが、そういう予算要求というのは過去にはしておられなかったんでしょうか。 94 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 95 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   文化財関係の予算としては予算化はしておりません。 96 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 97 ◯委員(獅山向洋君)   ちょっと微妙なお答えなので。文化財部として推進委員会の方に入る予算要求はしておられなかったんでしょうか。 98 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課主幹。 99 ◯文化財課主幹(井伊岳夫君)   いたしておりません。 100 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 101 ◯委員(獅山向洋君)   担当を代わられたばかりでこういう質疑をするのはまことに申しわけないのですけど、私どもは何回も、やはりこの推進委員会に入って、彦根市も井伊家としては多くの資料を朝鮮通信使について持っておられるわけですから、何とかならないのかという話をしていたわけなんですが、もう過去のことですから率直に言っていただきたいんですが、なぜこういうものを文化財部なり文化財課としてその点をきちっと予算要求されなかったのか、その辺がよくわからないのです。これは多少一般質問的になりますけれども、やはり今回の3万円について関連がありますので、ぜひとも明らかにしておいていただきたいと思うんですが。 102 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財部長。 103 ◯文化財部長(馬場孝雄君)   今のご質疑の朝鮮通信使の件でございますが、3年ほど前に、今、獅山委員おっしゃいました推進部会に入りませんかというお誘いがありました。今回の連絡部会については、世界の記憶の登録が認められましたので、今後は登録された資産について活用を図っていこう、それで連携を図っていこうという連絡部会でございます。前段の推進部会というのは登録を目指そうという部会でございまして、それには加入していなかったということでございます。  それはなぜ加入しなかったということですが、それについては、そのときの所管は文化財部ではなくて市長部局の方にございましたので、市長部局の方から一定の判断をされたんだと私は理解しておりますが、文化財課の方には、そういう資料はあるのかどうかということの確認はございました。これは以前、和田委員のご質問にもお答えしたことがありますが、世界の記憶に関する資料はあることはあるんですが、ちょっと乏しいですよという回答はさせていただきました。そういうことで、先ほど獅山委員もおっしゃいましたように、部会に入るに際しては負担金等も必要ですので、そういうことも市として総合的に判断されて推進部会の方は加入されなかったと。今回の連絡部会の方は、資産の活用を図るということですので、これは市長協議等をして入るということになったということでございます。  以上です。 104 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 105 ◯委員(獅山向洋君)   本当に今、そのご答弁がいただきたかったんです。これは市長部局にあったわけで、市長部局で入らないという判断をされたと私は思っております。これはわずか3万円ですけど、そういう重要なときに入らずに、これは登録されたものについていかに活用するかであって、その中には彦根市のものは全く入っていないのです。それなのに今さら、3万円ぐらいの話だけれども、なぜ今ごろから入るのかがよくわからないので、この予算が認められたら、市長の方でどういうお考えなのか、ちょっと明らかにしておいていただきたいんです。 106 ◯委員長(上杉正敏君)   副市長。 107 ◯副市長(山根裕子さん)   先ほど文化財部長がお答えになったことでちょっと訂正をさせてください。推進部会に参加しないということを決めたのは、3年前ではなくて4年以上前でした。その後、私は、ユネスコの人の話も聞いて、これは彦根市も入った方がいいということで、そのころは市民環境部が担当していまして、2年前なんですけど、とにかく過去の部会費を払うことでもいいから入ろうと動いたら、今と同じ文化財部長と市民環境部長がお話し合いをされて、過去の費用に関して議会に予算を提出することはできないのでそれはだめですということで、予算を計上しようということはずっと試みていたんですけれども、そういう理由で入らなかったわけです。 108 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 109 ◯委員(獅山向洋君)   ちょっと私は市長に聞いたんですが、そんな弁解めいた話よりも、それだったらなぜお入りにならなかったんですか。何か彦根市には朝鮮通信使の資料が少ないみたいなことをおっしゃるけど、私は随分たくさんあると思います。朝鮮通信使をお迎えになったときの献立表だってあるし、そんなものは彦根藩としてはたくさんあるんです。また、井伊直孝さんが、やはり江戸の方から彦根藩のここへきちっと朝鮮通信使をお迎えしなさいという書状まであるんです。なぜそんな立派なものがあるのにお入りにならなかったのか、その辺がよくわからないので聞いているわけです。まあ、よろしいです。  それで、これから登録された資産について利活用していこうということなんですが、そこで彦根市が入って、どういう意見をお述べになるつもりなのかがちょっとよくわからないのですよね。現実にいろいろな資産をお持ちの方々が部会をつくっておられると思うんですが、その辺はいかがなんでしょうか。 110 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財部長。 111 ◯文化財部長(馬場孝雄君)   今ほど申し上げましたように、推進部会は世界の記憶の登録を目指した部会でしたけれども、今回の連絡部会は、登録資産も含めてですけれども、加入している大もとの縁地連絡協議会というのがございます。対馬市が事務局を持っておられますが、そこが中心となりまして、構成資産があるなしにかかわらず朝鮮通信使というものを盛り上げていこうと、そして、関連する自治体の地域の活性化を図っていこうという趣旨ということで聞いております。当然、構成資産がある自治体が中心になるかと思いますが、それを応援するという意味も含め、今、獅山委員おっしゃったように、彦根は朝鮮通信使にゆかりのある自治体でもございますので、一緒になって盛り上げていこうという趣旨で加入させていただこうということでございますので、ご理解をお願いします。 112 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 113 ◯委員(獅山向洋君)   これは議員なり市民が誤解するといけませんので確認しておきたいんですが、とにかく今回の記憶遺産連絡部会負担金は、ここに入ったからといって今さら彦根市が所蔵しているといいますか、そういう記憶遺産が改めて登録されるということではないと。私はこれを見たとき、ひょっとしたらそうかと思ったんですが、そうすると、あくまで連絡会に入っているだけであって、改めて彦根の記憶遺産が登録されるということではないということなんですね。その点だけ明確にしておいていただきたいと思います。 114 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財部長。 115 ◯文化財部長(馬場孝雄君)   追加登録ができないかというご質疑かと思いますが、基本的には、これも対馬市の方に確認しておりますが、世界の記憶に登録した段階で、そのときに完全性ということが一つの条件になっていますので、追加登録というのはなかなか難しいということは聞いております。ですが、全く道が閉ざされているかというと、そういうことではないと聞いていますので、今後、そういう可能性も含めて、連絡部会に入るということで、追加登録の可能性についても探っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 116 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  和田委員。 117 ◯委員(和田一繁君)   予算書の341ページで、主要事業の104ページですね。彦根城の維持管理事業におきまして、天秤櫓のライトアップの設計委託料ということで540万円ついておりますが、この仕様と、大体ライト的には何基ぐらいを予定されているのか、それが1点。  もう一つ、城内の樹木の伐採の整備の委託料ということで、300万円ですけれども、これは、今期は大体どのエリアを中心にされる予定なのか、その2点お願いいたします。 118 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 119 ◯文化財課長(稲野善行君)   まず、天秤櫓のライトアップの件です。今年度、本会議でもお答えしましたけれども、設計委託ということで現場調査や照明機器の配置検討をさせてもらっているんですけれども、現段階では何基ということは想定しておりません。  それと、樹木整備につきましては、一応平成30年度予定しているのは、山崎曲輪の周辺を予定しております。  以上です。 120 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 121 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。天秤櫓のライトアップということで、今、西の丸と天守と、今回3カ所目ということで、天秤櫓のライトアップの運用開始は大体いつぐらいを想定されているか、その1点お願いいたします。 122 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 123 ◯文化財課長(稲野善行君)   来年度設計委託ですので、平成31年度、一応工事という形をとっております。ライトアップは、天守と西の丸は常時ついているんですけれども、一応予定しているのは、秋の夢あかりで周りを照らす、あれを9月ぐらいまでには設置して、城内の周りのライトアップ、お堀のライトアップとあわせて、天守、西の丸、天秤といければと思っております。  以上です。 124 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 125 ◯委員(和田一繁君)   では、来年、平成31年の9月には、三つの施設がライトアップされるということでよろしいでしょうか。    (「はい」と呼ぶ者あり) 126 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 127 ◯委員(獅山向洋君)   天秤櫓の照明がいよいよ現実になって、大変喜ばしいことですが、設計委託ということなんですが、設計委託の委託先ということについてはどのようにお考えになっているか、お尋ねしたいと思います。 128 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 129 ◯文化財課長(稲野善行君)   委託先なんですけれども、一応そちらの方は見積もり合わせと入札等で決定はしていきたいと思います。ちなみに、前回の天守のLED化と西の丸については、実績の方はパナソニックの方になっておりますけれども、そちらの方の委託先については見積もり、入札等で決定していきたいと思います。  以上です。 130 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。
    131 ◯委員(獅山向洋君)   パナソニックさんにつきましては、西の丸三重櫓で大変ご苦労いただいて、その上でノウハウを蓄積していただいたと。そうして、さらに天守の方もお願いした経過がありまして、私は、やはり地元の企業であるということ、そして、彦根城でかなり照明のついてのノウハウを蓄積していただいたという経過がありますので、これはあくまで要望ですが、できる限りやはり地元企業を優先してもらうような物の考え方をしていただきたいと思っております。その点、行政としてははっきり言えないかもしれませんけれども、やはりできる限りの配慮というものをお願いしておきたいと思います。  以上です。 132 ◯委員長(上杉正敏君)   要望でよろしいですか。  獅山委員。 133 ◯委員(獅山向洋君)   はい。 134 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 135 ◯委員(杉原祥浩君)   それでは、主要事業の方で、91ページ、地域学校協働本部事業ということで、その中で754万5,000円上がっております。これは昨年度から始まったことだと思うんですけれども、学習の場ということで、地域未来塾の授業ということをしていただき、ことし1年の経過など実績を、これは子ども未来部とも共催をされているのかと思っているんですけれども、それがまず一つ。  それから、次は、96ページの市民体育センター整備事業のところで、市民体育センター整備事業で1億8,766万6,000円ということで上がっております。現在、埋蔵文化財の発掘の調査をされているように見受けます。これが今年度末ということで、今年度は二重丸で8,000万円の造成工事と用地の取得費ということで上がっておりますけれども、今年度はこのとおりに進む計画等、現在予定どおり進んでいるという進捗状況や、図面や設計の変更は現時点ではないのかということをちょっと教えていただきたいということが二つ目。  三つ目が、103ページの玄宮楽々園の保存整備事業ということで、これは毎年事業費が上がっております。もう何年も継続されているのかと思うんですけれども、ことしも1,282万4,000円と上がっております。第4区ということで、これは誰か今まで過去に質疑があったのかもわかりませんけれども、この事業はいつまで続くのか、どのような何年計画でされているのか、また、これが国体とかにかかわってくるのか。庭園の方もさわられるということも聞いておりますので、この三つ、よろしくお願いします。 136 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課主幹。 137 ◯生涯学習課主幹(森 貞以子さん)   それでは、主要事業の地域学校協働本部事業にかかわってお答えいたします。  ここに754万5,000円とありますけれども、このうち地域学校協働本部事業にかかわる委託金が492万3,000円で、地域未来塾事業にかかわるものは262万2,000円となっております。地域学校協働本部事業にかかわりましては、もう10年来の活動ということもありまして、今年度の成果としましても、各校の方から、全小・中学校での取り組みが浸透して、地域住民が学校内外で子どもと接する機会、会話が多くなって豊かなかかわりができたでありますとか、地域の人たちが一緒に地域の子どもを守り育てるという機運が高まったという成果の報告をいただいております。  それから、地域未来塾事業に関しましては、今年度からのスタートですけれども、今年度の成果としましては、地域未来塾事業実施そのものは、中学校全部の総計として年間418日実施しております。1回当たりの平均の子どもの人数は、20人以上のところもありますれば、1対1という形で個別のところもありますので、平均しますと13人ほどの参加で活動しております。それから、1回当たり1.5時間から2時間という形で活動しておりました。  それの学習支援数としましては、合わせてですけれども、96人の学習支援員の方、地域の方あるいは大学生の方のご協力で進めることができました。その成果としまして、子どもたちの心の居場所になったということ、あるいは、支えてくださる地域の方同士のつながりにもなったという成果として報告をいただいています。  以上です。 138 ◯委員長(上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 139 ◯新市民体育センター整備推進室長(田口 清君)   新市民体育センターの事業に係りましての現在の状況と今後の進捗状況ということだと思います。現在の進捗状況といたしましては、現地の方は、埋蔵文化財の発掘調査ということで、今のところ順調に進んでいると県の文化財保護協会の方からは伺っております。来年度も引き続き残りの部分ということでお願いをしておりまして、来年度内には終わるということをお聞きしております。  あと、来年度、平成30年度につきましては、敷地造成に一部入ってくるわけでございますけれども、これにつきましても、都市建設部、文化財部と連携を図り、現在、工程の調整を随時させていただいておりまして、遅れが生じないようにということで進めているところでございます。  図面や計画変更の予定はないのかということでございますが、こちらにつきましては、現在、実施設計の方を鋭意設計業者の方で取り組んでいただいております。そうした中で、柱の位置ですとか、面積というか、費用の削減という部分で一部検討をいただいているというところでございますので、わかり次第、またご報告させていただきたいと思っております。  以上でございます。 140 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 141 ◯文化財課長(稲野善行君)   お尋ねの玄宮楽々園の事業の関係なんですけれども、もともと玄宮楽々園の事業は、ご承知のとおり、玄宮園の池の方の護岸の部分の工事の部分と、奥の方の楽々園の建造物の方と、二つの事業がございます。平成30年度、今年度、予算計上させていただいていますのは、玄宮園の護岸の部分の5区あるうちの4区の工事という形になります。玄宮園の護岸の方は5区までですので、あと2年ぐらいで終わろうかと思っているんですけれども、楽々園の建造物につきましては、今年度の方は一応予算計上しておりません。今年度、一応楽々園の玄関棟、御書院棟に続きまして、地震の間が今年度でほぼ完成という形になりまして、その後、残されているのは後ろの楽々の間と表の部分という形になっているんですけれども、当初、全て完成するのは、予定を立てていたのが平成37年度でしたが、国の補助金のカットと、地震の間につきましては、部分解体で事業を少しずつ行っていた関係で、予定以上に時間がかかっておりますので、こちらの方の事業完成のスケジュールの方ももう少し見直さなければならないということで、来年度以降、名勝の委員会の方で諮っておりますので、そちらの方で計画の方も見直していきたいと思います。  以上です。 142 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 143 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございます。  まず最初の地域子ども未来塾ということで、丁寧に説明をしていただきまして、もう再質疑することがないぐらい聞かせていただきまして、ありがとうございます。  基本的に、これは原則無料で、中学生の学習の支援をするというお手伝いだと思うんです。いい活動をしていただいているかと思うので、特に彦根市の学力向上にも優秀な学校の先生がそんな担当をしていただいているので、これからも継続をしていただきたいと思います。ありがとうございます。  市民体育センターでございますけれども、現在、発掘調査で、今、発掘調査が現時点で何%ぐらい終わっているのかというのをちょっとお聞きしたいのと、図面がまた新しくできたら、またお伝えをしていただけるのかというのを楽しみにはしているんですけれども、ここのところ、今、発掘調査がどのぐらい進んでいるか、10%なのか、90%なのかというところで、そこをもう一つ。  それと、今の最後の玄宮楽々園でございますけれども、ことしは地震の間が完成をしたので、建造物については予算を上げられないということで、今年度は今の玄宮園の池のところだけの整備をするということで、建物に関してはされないということで把握をしました。最終、平成37年度を予定していると。この平成37年度がずれ込んでくると、最後の完成が平成37年度以降という認識でいいのかと思うんですけれども、そこだけもう一度、今の平成37年度以降ということの完成で、はっきりいつとは決まっていないということだけ、もう1回お願いします。 144 ◯委員長(上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 145 ◯新市民体育センター整備推進室長(田口 清君)   申しわけございません。ざっくりですけれども、今年度分につきましては、今年度予定分の約9割方が完了しているというところでございます。今年度と来年度2年分でいいますと約4割ということになります。  以上でございます。 146 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 147 ◯文化財課長(稲野善行君)   あくまでも現計画では平成37年度を目標としておりますけれども、先ほどもご説明させてもらいましたが、建造物の文化財的復元ですので、時間がかかることもありますし、国の補助金が必ずしもずっとつくということでもないと思いますし、その後、国の補助金の関係もありますので、平成37年度以降にずれ込むことは確かだと思います。  以上です。 148 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  矢吹委員。 149 ◯委員(矢吹安子さん)   概要書の31ページ、生活困窮者自立支援事業についてですが、昨年より1,908万8,000円増の予算を計上されていますが、今年度の実績を教えてください。それが一つ目。  二つ目は、84ページ、放課後児童クラブ運営事業のところですが、副統括指導員の仕事内容と立ち位置はどうなっているのでしょうか。そして、報酬と教えてください。  そして、もう一つは、98ページの少年センター運営経費のところなんですが、青少年の健全育成に努める内容は昨年と同じなのに予算が221万8,000円減少しているわけを教えてください。 150 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 151 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   生活困窮者自立支援事業の関係でございますが、まず、増額になった部分につきましては、学力向上支援員さんを1名増員させていただきましたので、その賃金が主なものでございます。  実績といたしましては、今年度、まだ途中ですので、途中の数字になりますけれども、自立相談支援事業ということで、延べ相談人数は1月末現在で323件、住宅確保給付事業は、現在、1世帯3カ月分出しております。一時生活支援事業は、14人の方をお入れしました。就労支援準備事業は、実人数で9名の方が就労支援を準備させていただいております。学力向上支援事業につきましては、人数で小学校、中学校合わせまして32名の方を現在対応させていただいているところでございます。それで、もう1個、家計相談支援事業ですけれども、現在10名の支援をさせていただいております。  以上です。 152 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 153 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   私の方からは、放課後児童クラブに関しまして、副統括指導員について回答させていただきます。  放課後児童クラブの指導にかかわりましては、これまで、市全体を統括いたします統括指導員が1名、そのうち市直営の放課後児童クラブの指導にかかわります管理指導員1名の計2名が、各クラブを訪問いたしまして指導に当たっておりました。しかしながら、最近の放課後児童クラブの入会児童が年々増加していることに加えまして、高学年の児童も増えており、また、支援などが必要な児童さんも増えて多様化しているということになりまして、クラブの指導員さんからのご相談ということも増えております。また、保育をする上での課題も多くなっております。  17クラブの指導員業務といいますのは、市の直営だけでなくて、四つのNPO法人さん、シルバー人材センターさんにも委託して担っていただいているところもありますので、放課後児童クラブの運営主体である市としましては、17クラブそれぞれの状況をよく綿密に把握させていただくこと、また、丁寧に指導員さんとお話しさせていただく、また、助言をさせていただく必要もあるということで、もう1名増員をさせていただいて、新たに副統括指導員として要求をさせていただいているものです。クラブ訪問指導の業務に当たる者が1名増の3名体制になることで、各クラブを訪問指導する回数も増えますし、これまで以上に充実したクラブの運営が行えるものと考えております。  報酬でございますけれども、現状の統括指導員と管理指導員と同様、月額の雇用を予定しております。  以上でございます。 154 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後1時48分休憩                                 午後1時56分再開 155 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に続き、会議を開きます。  少年センター次長。 156 ◯少年センター次長(森 貞以子さん)   先ほどのご質疑です。減額分は、昨年度までは少年センターに臨時職員が入っていましたけれども、平成29年度から再任用の職員に代わりましたので、ここでの人件費は計上されていない、職員の給与費で計上されています関係で、その分が減額となっております。  以上です。 157 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 158 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。  それでは、再質疑をさせていただきます。  一番最初の生活困窮者自立支援事業のところですが、さっきも言いましたような1,908万円も増となっていて、この平成30年度予算の特徴は、学力向上支援員1人の分が入っているとおっしゃいましたが、1,900万円も大きいので、ざくっとでいいんですが、平成30年度予算の特徴を教えていただけませんでしょうか。  もう一つは、放課後児童クラブのところなのですが、さっき副統括指導員の報酬はと伺ったら、月額の雇用だとお答えくださいましたが、差し支えなければ幾らになるのか教えていただきたいのと、直営とNPO四つとおっしゃいましたが、さっき、ちらっと中もがちゃがちゃしたりするというお話を聞いたのですが、その現状をお聞かせください。これは予算には入らないかな。いけないのですかね。わかる範囲で教えてください。  最後はいいです。聞きたかったですが。 159 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 160 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   先ほどの説明で、自立支援のことばかりしゃべっていまして、二重丸の「我が事・丸ごと」の地域づくりというのが増えていますので、すみません、これが大きな増額でございます。この「我が事・丸ごと」地域づくりというのがまず一つの大きな増額と、それと、先ほど言いました学力向上支援員が増えたということでございます。  この「我が事・丸ごと」事業といいますのは、12月補正のときに補正で上げさせてもらって、平成29年度から開始している事業でございます。この事業は、今日の背景といたしまして、少子高齢化とか核家族化の進行、また、人口減少といった地域のつながりが希薄化してきていることから、福祉のニーズが多様化したり複雑化しておりますし、また、国が言われましたニッポン一億総活躍プランにおきましても地域共生社会の実現を提唱されました。そういうことから国が実施している事業でございまして、去年、平成29年度から載りまして、今年度、平成30年も引き続き載るものでございます。 161 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 162 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   副統括の月額でけれども、15万6,540円になります。  現状ですけれども、特にどこかがどうということではなくて、預かっている子どもさんが高学年も預かりますので、やはり子どもさんの発達段階によって、少し思春期の方ですと、なかなか悩みだったりということが増えて、1年生から6年生という幅広いお子さんを預かっていただいている中で、やはり高学年の子は高学年なりに、低学年の子は低学年なりの接し方というところで、指導員さんの中で悩んでいらっしゃるというか、悩みが多くなってきたということが一つと、あとは、子どもさんの中でも、やはり集団の生活に対してなかなかなじめなかったりという支援が必要なお子さんが増えてきたということもあります。たくさんのお子さんを年々預かっていただいている中で、指導員さんの中で、統括指導員なり管理指導員なりに相談をされることに対して、きめ細やかに丁寧にもっと接していきたいという思いがありまして、今現状、何か運営に支承があるということではないのですけれども、よりもう少し教育委員会として現場の方の状況を把握して、子どもさんなり指導員さんなりの状況把握に努めたいという思いで、増員ということでお願いをしております。  以上です。 163 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 164 ◯委員(矢吹安子さん)   一つだけ、ごめんなさい。放課後児童クラブのところで、現在、直営はどこか教えていただけませんでしょうか。 165 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 166 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   直営は、河瀬と若葉と高宮と城南が、平成29年度、直営でさせていただいております。 167 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 168 ◯委員(矢吹安子さん)   平成30年度も同じということですか。 169 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 170 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   平成30年度につきましては、直営が一つ増える予定でおりまして、金城小学校も直営で運営させていただく予定をしております。 171 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 172 ◯委員(矢吹安子さん)   金城は今までは違いましたね。そうですね。  これ以上いいです。ありがとうございます。 173 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  山内委員。 174 ◯委員(山内善男君)   それでは、3点伺います。  1点目です。概要書では39ページ、予算書では157ページで、障害者の移動支援なんですけれども、これまで65歳までを対象としていただいていたんですが、65歳以上の方は外れるということだったんですが、今回の予算措置で、新たに65歳以上の人も対象に見ていこうということで拡大をしていただいたということで、私たちが従来から要望していたことで、要望を実現していただいたということで大変喜んでいるんですが、これは新たに65歳以上になった人も対象になるのかどうか、その点、一つ確認をさせてください。  二つ目です。特別障害者手当のことでお聞きいたします。主要事業書では40ページ、予算書では159ページです。何年か前、制度を知らない人がたくさんいてて、介護保険事業の中で、ケアマネさんも含めて制度の周知をぜひお願いしたいということで、その後、件数も増えていったかと思うんですけれども、来年度、平成30年度はどれぐらいの人を対象に見込んでいるのか。過去、毎年、介護保険のケアマネさんなども含めて制度の周知をしていただいていると思うんですけれども、過去、そういう制度の周知をしていただいたことでどれぐらい件数が伸びてきたのか、その点把握されていたら、紹介をしながら、平成30年度、対象者がどれぐらいを見込んでおられるのか教えていただきたいと思います。  以上、その2点お願いいたします。 175 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 176 ◯障害福祉課長(多湖敏晴君)   障害福祉で2点お尋ねをいただきました。  1点目の移動支援の拡大部分についてですけれども、現行制度、障害のある方のサービスの利用体制ですけれども、65歳未満の方は障害者総合支援法でサービスをご利用いただきますし、65歳になられますと介護保険の方に移行されるという形になります。障害部分も介護部分も移動支援という事業はさせていただいているんですけれども、対象範囲が介護の方が少し狭くなっているという部分がございまして、64歳未満で移動支援をお使いの方が65歳になられて介護保険の方に移行されますと、今まで使えていたものが使えない部分があるということで、その辺の不都合を解消するということで、65歳未満でお使いの方が65歳になられたときに延長でご利用できるという形になります。  2点目の特別障害者の手当の関係で、支給状況ですけれども、平成26年は157名、平成27年は156名、平成28年は167名、平成29年は185名ということで、平成30年度予算については、年々増えておりますので、185名から10名の増加を見込んで195名の予算組みをさせていただいております。周知につきましては、毎年度の当初と年度末に、先ほど委員がおっしゃいましたように、ケアマネさん等の会議に出席をさせていただいておりますけれども、平成30年度につきましても同様に周知の機会を設けていきたいと思っております。  以上でございます。 177 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 178 ◯委員(山内善男君)   もう一度確認させていただきたいんですが、65歳以上の移動支援の関係なんですが、あくまでも65歳未満で制度を使っていた方のみが対象ということなんでしょうか。できれば新たな方も含めてお願いしたいと思いますけれども、その点だけ1点確認させてください。  あと、二つ目の障害者特別手当の関係については、従来と同様にケアマネ会議などで含めて周知をしていただいているということで、今後も継続して同様の取り組みをお願いしたいと思います。  最初の1点だけお願いいたします。 179 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 180 ◯障害福祉課長(多湖敏晴君)   平成30年度の予算につきましては、継続の方のみの予算で計上させていただいております。 181 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。
    182 ◯委員(山内善男君)   わかりました。その方のみの対象の拡大ということで、一歩前進だと思います。ありがとうございました。今後は、できれば新たな方も含めて対象にしていただけるようにご努力いただきたいと、あくまでも要望としてお願いしておきます。 183 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  北川委員。 184 ◯委員(北川元気君)   それでは、市民体育センター関連の質疑をちょっとさせていただきたいと思います。  主要事業の96ページの一番上の市民体育センター閉館で備品等の払い下げや移管とか、その下は新市民体育センターでありますし、この前のページでも市民体育センター閉館に伴っての予算が複数あるわけですけれども、現時点で新市民体育センターの総事業費に変更はないとは思うんですけど、現時点でどれぐらいになっているのかというのがまず1点。  それから、本会議で奥野議員から質問もあった内容なんですけれども、市長と三日月知事の間で1月に契約が交わされていたということが県からの情報公開請求のところで奥野議員が入手されたことから明らかになったわけです。たしか1月26日の契約だったと思うんですけど、その内容を再度ちょっと確認させていただきたいと思います。 185 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員、今の件は……。  北川委員。 186 ◯委員(北川元気君)   市民体育センター取り壊しの予算に伴う契約なので、その質疑をお願いしたいと。 187 ◯委員長(上杉正敏君)   2問目のものは何ページですか。  北川委員。 188 ◯委員(北川元気君)   2問目も市民体育センターなので、一番最初に申し上げた94ページの一番下にも市民体育センター閉館に伴い動産の移転が書かれていますし、95ページの一番下にも市民体育センターの閉館に伴うスポーツ教室の実施ですし、96ページの一番上にも市民体育センター閉館に伴う予算が上がっている、この全体の話ですのでご答弁をお願いします。 189 ◯委員長(上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 190 ◯新市民体育センター整備推進室長(田口 清君)   新市民体育センターに係る今までの総事業費ということでございます。こちらにつきましては……。    (「今までのではないよ」と呼ぶ者あり) 191 ◯新市民体育センター整備推進室長(田口 清君)   全体事業費ということでございます。現時点でお示ししているのが、市民体育センターの本体建築部分が60億円、造成と用地、それと測量委託費等で64億円ということで見込んでおります。本会議の中でも申し上げましたように、外構等については含んでいないということでご理解の方を賜りたいと思います。  補償の契約の内容ということでございます。こちらにつきましては1月26日付の契約でございまして、補償費用といたしましては2億5,000万9,200円でございます。そのほかといいますか、現市民体育センターの解体および撤去については県において行っていただくということでございます。 192 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 193 ◯委員(北川元気君)   総事業費全体でざっと64億円プラス外構は含んでいないということなんですけど、つまり64億円以上かかるということで、外構費用がわかるのは大体いつぐらいかというのがわかればお願いしたいと思います。再質疑です。  それから、補償の契約なんですけど、1月26日に市長と知事の間で交わされたということの契約なんですけど、これはどこで交わされたんですか。お願いします。 194 ◯委員長(上杉正敏君)   新市民体育センター整備推進室長。 195 ◯新市民体育センター整備推進室長(田口 清君)   外構を含む全体の費用の明確になる時期ということでございます。建物自体の実施設計分については9月末を目標にしているということでございますので、正確な金額についてはそれ以降になるのかと思っています。ただ、それまでには外構の設計の概算的なことも出てきますので、夏ぐらいには全体費用というものをつかめればというところで設計業者の方には指示をさせていただいているところでございます。  どこで契約ということでございますけれども、契約につきましては事務方で進めさせていただいているということでございますので、私どもの事務所の方でさせていただいているということでございます。 196 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 197 ◯委員(北川元気君)   一般論で、一般的な感覚で契約というと、本人同士が契約書に印鑑をつくイメージなんですけど、そうではなくて、ちょっとその辺が知りたいんです。 198 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員、契約に関しては予算の審査にはちょっと外れるので、場所とかそういう内容については差し控えてください。  北川委員。 199 ◯委員(北川元気君)   では、なぜこの質疑が予算に関係あると思うかという説明を先にさせていただいていいですか。 200 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 201 ◯委員(北川元気君)   これは、動産の移転保管とか市民体育センターが潰されることによって、今、さまざまな予算が上がってきていますね。つまり、これを認めるということは、市民体育センターの取り壊しがもう前提になってしまっているわけですね。ただ、今の市民体育センターが取り壊されている補償の話ですから、その補償がどうなっているかによって、これは予算を認めるか認めないかの審議に大きく影響してくることだと思うんです。なぜこれを言うかというと、僕らに耐震の全協で地方自治法施行令違反のあの報告があったのが、たしか1月23か4でしたね。24ですね。その当日、1月24日に、同時に川嶋副市長が辞任されたという説明がありました。それで、この契約が結ばれているのが1月26日なんです。この契約の県との交渉を担当されていたのが川嶋副市長なんです。だから、僕は、恐らく慌ててこれを契約されたのではないかと思うんです。なぜかといえば、この担当をしていた川嶋副市長が引責辞任になったと、そしたら、今まで川嶋副市長が担当されていたいろんなことに当然議会からも疑問が出てくるであろうと、疑問が出てきたら、この県との交渉がもしかしたらゼロベースでひっくり返ってしまうかもしれないから、先に契約書を巻いてしまおうという考えがもしかするとあったのか、これは僕の邪推です。邪推ですけれども、そうなるのかどうかということを確認させていただきたくて今の質疑をしているので、その契約はどこでどのようにされたのかということを再度お聞きしたいと思います。委員長、いかがでしょうか。 202 ◯委員長(上杉正敏君)   今の北川委員の質疑の中に、審査についてはわかるんですけれども、それをどこでやったとかというのについては予算の審査には関係ないので、それについては排除してください。  北川委員。 203 ◯委員(北川元気君)   では、質疑を変えます。この補償の契約をされたのは、市長と三日月知事の名前でされているんですけど、その契約は、今、僕が申し上げたとおり、川嶋副市長が担当されていたことで、今、僕は自分自ら邪推と申し上げましたけれども、そういった議会から問題視されてこの契約がゼロになってしまうというおそれがあって、早いこと巻いてしまおうみたいなことはなかったんでしょうか。市長、お答えいただきたいと思います。 204 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 205 ◯市長(大久保 貴君)   今、いろいろとご想像いただいているということは、事実とはかなり離れておりますので、それはご理解をいただきたいと思います。この協議の内容は、ずっと継続をして協議してまいりまして、昨年の秋、12月でしたか、一応基本合意をするということで川嶋さんに県庁へ行っていただいて、向こうの西嶋副知事とそのことを確認していただいて、これで契約を結びましょうという前段のミーティングをしていただいています。それも私の承認を得て行っていただいています。そういうことで、今、室長が申しましたように、その手続の流れで事務的に1月26日に印鑑を押して契約が成立したということでございます。 206 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  北川委員。 207 ◯委員(北川元気君)   僕はそういう推測を勝手にしてしまっているわけですけれども、何はともあれ、現行の市民体育センターが7月には取り壊されてしまう、今のところそういう計画になっています。7月以降という答弁でしたけれども。12月定例会では、この市民体育センターの廃止条例というのが議論されましたけれども、その後に今回の耐震の契約の事件が起こって我々に明らかになったわけで、そこからやはり一気に行政に対する不信感というのは私たちも持っています。なので、これは予算常任委員会ですので、こういった市民体育センターを潰すという前提の予算が出てくると、やはりそこを議論しないわけにはいかないと思います。本会議の方でも廃止条例を廃止する考えはないのかという質問も出ましたけれども、そのとき、答弁としてはないというお答えでしたけれども、再度、その考えについて、必要があるのではないかということを私は考えるんですが、いかがでしょうか。 208 ◯委員長(上杉正敏君)   今のは条例に関する質問なので、今はあくまでも予算審議に関する質疑でございますので控えてください。  ほかにございませんか。  長崎委員。 209 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  きのうの質疑と若干関連するんですけど、がん検診のところでございます。私、以前から、がんの検診受診率の向上のために、特に乳がんに関してのライトアップのことを常に申しているんですが……。 210 ◯委員長(上杉正敏君)   何ページですか。  長崎委員。 211 ◯委員(長崎任男君)   予算書195ページの概要書43ページなんですが、がん検診事業というところでございますけれども、5大がんの早期発見の受診率の向上ということで出ているんですが、以前、予算書の方の195ページの話をさせてもらったところ、ライトアップをするには、費用は消耗品費の中からお金を捻出するようなお話を伺っておりまして、今回、24万3,000円の消耗品費というのが出ているんですが、同じように、パープルにライトアップする費用が、きのうは他の部局では5万5,000円という金額が出ていたんですが、以前から申しておりますライトアップしてもらう5万5,000円という分の費用は、この消耗品費の中に入っているんでしょうか。 212 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 213 ◯健康推進課長(五坪千恵子さん)   12月定例会の常任委員会でこのお話を長崎委員の方からお伺いしていたと思いますが、私どもの方で消耗品を使ってライトアップするという答弁はさせていただいていないと認識をしております。長崎委員の方から消耗品を使ってライトアップすることも可能ではないですかというお話はあったかとは認識しております。  このライトアップにつきましては、平成29年6月・9月・12月常任委員会で委員の方からご質疑をいただいております。その中で、12月の常任委員会では、滋賀県の女性が生き生き輝く社会を目指すことを目的に活動されているBiwajyoさんが健康推進課の方に来られまして、乳がん撲滅の取り組みをしたいというお話がございました。それについては、彦根らしく身近な活動を実施したいとか、あるいは、地域の市民団体や企業と一緒に活動したい、活動の一つとして彦根城のライトアップを考えているということでお話がございまして、実行委員会の立ち上げを検討されていると、これもこのときにご答弁申し上げたと思います。  ライトアップについては、12月の常任委員会では予算化しておりませんということと、委員の方から消耗品を使ってということも可能ではないですかということのご意見がございました。私の方からは、Biwajyoさんの方が考えておられるライトアップについては、県の方でも民間団体が使えるがん対策団体・民間等自主事業費補助金というものがありまして、そういったものを活用するということもございますと。ただ、そういういろんなことを考えた上で、種々検討した上でまたその辺は検討してまいりたいというご答弁をさせていただいたと認識をしております。  以上です。 214 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 215 ◯委員(長崎任男君)   私が12月の常任委員会で消耗品費の話をさせていただいたのは、今おっしゃられた方たちが健康推進課にお伺いして話をされたときに、健康推進課さんの方から、そういった分でしたら消耗品費で賄うんだという説明を受けたということを私は伺ったので、一民間の方が、この予算書の中でどこの科目でお金が出るなんていうことで、消耗品費という言葉はそちらの方から言っていただかないと、そういったことは一般の方には多分わからないと私は思うんですけれども、そういう話の流れで、私はその一般の方から聞いた話を常任委員会でする中で、私の一提案という意味合いで消耗品費という言葉を出したんですが、それを私が出したから私は言っていないという言葉は、私はちょっとおかしいと思うんです。そういう話がそちらの方からあったと、もしやるならば、そういうところから捻出するという話をそちらの方からされているという前提がある中で私はその話をしているのに、今の答弁はおかしいと思います。訂正してください。 216 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 217 ◯健康推進課長(五坪千恵子さん)   私の方からBiwajyoさんの方に消耗品を使ってライトアップをするということもできますということをお話しさせていただいたという認識はございません。あのとき、長浜のライトアップをされている実行委員長さんも来られました。彦根市の方でも予算化できないのですかということでお話はございましたけれども、それについては、予算化しますということであったり、消耗品を使ってライトアップするというお話は申し上げていないと認識をしております。 218 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 219 ◯委員(長崎任男君)   そしたら、これはどこまで行ってもその話は平行線かもしれないのですけれども、では、課長は、消耗品を使うということは課長の口から言っておられない、その行かれた2名の方が消耗品を使うという話を課長から聞いたとおっしゃられるのは違うということで認識しておいていいということですね。 220 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 221 ◯健康推進課長(五坪千恵子さん)   私はそのように申し上げた記憶はございません。 222 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  和田委員。 223 ◯委員(和田一繁君)   主要事業の106ページで、予算書が321ページですけれども、彦根城世界遺産の登録準備事業ということで、学術検討委員会ということで年4回の開催が334万5,000円で上がっております。この4回の開催予定地を教えていただきたいのと、普通の旅費で130万円ありますけれども、これはどなたが行かれるかを教えてください。  以上です。 224 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 225 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   まず、学術検討委員会の開催場所でございますが、今年度と同様に彦根城博物館講堂を予定しております。  続きまして、旅費につきましては、文化庁ですとか県とか、推薦書原案を作成していくのに必要な関係のところに出張をさせていただく予算、あるいは、国内、国外の有識者の先生のところに出張させていただく予算等でございます。いずれも、普通旅費につきましては担当課の職員、費用弁償につきましては学術検討委員会にご出席いただく国内外の有識者の先生方および文化庁から学術検討委員会にご出席いただく調査官等の旅費になります。 226 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 227 ◯委員(和田一繁君)   学術検討会議は全て彦根にいらっしゃるという形の4回ということで理解してよろしいですね。  それと、先ほどの130万円というのは、当然国内ということで、国外もその中に入っているということで理解してよろしいでしょうか。 228 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 229 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   国外の先生につきましても、どなたに来ていただくかということはまだ確定はしておりませんが、外国からお招きする先生の旅費も入ってございます。 230 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 231 ◯委員(和田一繁君)   それと、もう1点、国際学術会議の彦根大会運営の負担金ということで315万8,000円が入っておりますけれども、この運営というのは、あくまでも運営に関しては彦根城世界遺産登録推進室が中心となってされるということで理解してよろしいでしょうか。ただ予算をつけているだけなのか。 232 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 233 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   国際会議につきましては、本会議で山根副市長がご答弁されたように、日本イコモス国内委員会と彦根市の共同の開催事業でございます。負担金につきましては、彦根市民が参加できる記念シンポジウムの開催に当たっては、外国語で先生方がご発言なさいますので、通訳の費用、それから、その同時通訳を聞くレシーバーの費用、いろんな国々から先生方がいらっしゃいますので、会場内に多言語の案内等をする費用等々がございまして、これを日本イコモスの方に負担金という形で、日本イコモスなのかICOFORTの事務局なのかは今のところまだ詰めてはいないのですけれども、お渡しいただいて使っていただくということを考えております。 234 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 235 ◯委員(和田一繁君)   運営に関してはこれからということで理解してよろしいでしょうか。 236 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 237 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   この議会におきまして当予算をお認めいただきましたら、ただちに日本イコモス国内委員会と運営の体制等につきまして協議をし、いち早く事業の準備を進めてまいりたいと考えております。 238 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  山内委員。 239 ◯委員(山内善男君)   3点伺います。  1点目です。主要事業書でいえば90ページ、予算書でいえば289ページで、小一すこやか支援員なんですけれども、30人以上のクラスで小学校1年生で2学期終了まで先生をつけていただくということで、18人というお答えをいただいております。予算は1,150万9,000円ということなんですけど、これは、従来はたしか10月までで、2学期までということで拡大をしていただいたと思うんですけれども、従来、実際来ていただいていた教師の方で、途中でやめるということが非常に忍びないということで年度末まで行っていただいていたこともあって、この委員会でも紹介をさせていただいたんですが、これは1学年終了までぜひつけていただきたいと思うんですが、その議論の過程を紹介していただければありがたいと思います。  2点目です。主要事業書では96ページ、97ページ、予算書では293ページで、人権教育費が予算書では全体で7,358万9,000円出ております。いつか私はこの委員会で聞いたときに、この事業の中で特定の運動団体、はっきり申し上げたら部落解放同盟に対する研修会の参加費用が入っているというお答えもいただいたことがあるんですけれども、私自身はこの団体は正当な団体と認めていないのですが、そのような団体の研修の参加経費も含まれているのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。  あと、3点目なんですが、先ほど矢吹委員から放課後児童クラブの副統括指導員について質疑がありました。私も従来から現場の指導員の先生などからもお声を聞かせていただいていたんですけれども、副統括指導員を新たにつけるということは現場からの要求だったのかどうか、その点だけお聞かせ願いたいと思います。  以上です。 240 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課主幹。 241 ◯学校教育課主幹(藤居英樹君)   今ほどご質疑いただきました小一すこやか支援員につきまして、2学期終了末までのということで検討していた道筋ということについてですが、お答えさせていただきます。  小一すこやか支援員につきましては、これまでの答弁でも述べさせていただきましたが、緊急雇用制度で行われていたときは1年間を通じてということでございますが、平成28年までは9月の終わりまでということで市独自の予算で認めていただいていたものでございます。ことし、9月終了時を2学期末までに延長させていただきましたのは、小学校1年生にとって、運動会が終わった後、音楽会であるとか作品展であるとかいうことで初めての行事が大変多く、その中で、やはり子どもたちが初めてのものについても戸惑いなくできるようにということと、それから、ある一定、夏休みが明けて、運動会が終わって、その後ですけれども、友達とのかかわりも増えてくる中で、いろいろとトラブルとかも2学期は生じてくることが多いということ、学習習慣づくりというのを再度定着させていく必要があるということから2学期延長までということでございます。  支援員の方が2学期の年度の途中で終わられて、その後もということも議会の中でもお話をいただきましたけれども、今年度につきましては、2学期が終了しまして、3学期に続いてボランティアで支援に行っておられるということにつきましては、私どもの方のところには情報としては入っておりません。  やはりこの小一すこやかにつきましては、本当に支援が必要なというところの時期までをきちっとつけていきたいということで、本当は子どもたちが慣れたところであれば、ある程度、1学期の間とかいうこともあったんですけれども、やはり行事等が多くて一番子どもたちが支援を要するであろうという2学期末までということで今年度も引き続きさせていただいたということでございます。  3学期になりまして、今の1年生の様子とかを聞いておりますと、来年の2年生に当たって、自分たちも少しずつ、下の幼稚園の子たちが入ってきて入学説明会等でも触れ合ったりとかいうことで、2年生になるんだという自覚も芽生えてきて、比較的落ちついているという話を聞いております。  以上でございます。 242 ◯委員長(上杉正敏君)   人権教育課長。 243 ◯人権教育課長(谷井昌弘君)   委員のお尋ねいただきました特定の団体が開催する集会への参加ということでございますが、集会自体、値打ちあるものと捉え、現在も参加しております。  以上です。 244 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 245 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   副統括につきましては、子どもさんが年々増えていくという中で、もう少し丁寧に現場の方を把握する必要があるのではないかということで、指導員さんからの希望といいますよりは、教育委員会として必要であろうという判断をして要求させていただきました。  以上です。 246 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。
    247 ◯委員(山内善男君)   小一すこやか支援員については、ことしから延長していただいたということで、ありがとうございました。平成28年からは市独自でということだったんですが、できれば3学期も含めて、今後は継続して張りついていただけるようにご努力をお願いしたいと。これは要望です。もう答えていただかなくて結構です。  あと、二つ目なんですけれども、人権教育のかかわりで、特定の運動団体、特に部落解放同盟の主催するそれにも参加をしていると、公費で認めているということでした。この近くでは、JA事業に対する干渉などもあって、一定それは清算できたと思っているんですけれども、私は、この団体がいろんな団体に干渉を加えて正常な事業を妨げていると思っています。そういう点では、社会の評価が、本当にこの運動団体について全てが評価を与えているわけではないので、このような団体に公費の税金を使っているということ自体、私自身は非常に問題だと思っていますので、それは意見として申し上げておきたいと思います。今後は、ぜひこの運動団体がかかわっている行事などに公費を使って参加をさせないという立場をはっきりしていただきたいと申し上げておきます。これは要望で結構ですが。  あと、放課後児童クラブの副統括責任者の配置の問題ですけれども、本当に現場に寄り添えているのかどうか。現場に寄り添えていたら、現場から当然要求が出てくると思うんですけれども、そのあたり、ぜひ検証しながら今後は予算の使い方も考えていただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。お答えは結構です。 248 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  小川委員。 249 ◯委員(小川喜三郎君)   1点だけお教えをいただきたいと思います。  主要事業の30ページでございます。来年度からだと思うんですけれども、社会福祉法人の指導・監査業務ということで、県からの権限移譲で、市町だと思うんですが、いわゆる業務と会計の監査や定款等の許認可業務を行うということになったと記載されておりますけれども、これに対して会計監査の委託の料金が記載されております。もちろん許認可は彦根市が行うわけでございますけれども、業務の監査とあわせて会計の監査も委託されるということですけど、これは、委託先と、それから彦根市の関係についてはどのようになるのか、少し教えていただきたいと思います。 250 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 251 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   社会福祉法が改正されましたのが平成29年4月1日でございます。その中で、経営組織のガバナンスの強化とか、事業運営の透明性の向上とか、財務規律の強化等といったことが挙げられております。また、その中で、社会福祉法人に公認会計士や税理士の専門家の関与が求められるということも言われています。こうした中で、所轄庁、市としましても、こういった法令、通達に基づいて適正な指導が求められているところでございます。国のガイドラインにおきましても、所轄庁、市においても会計関係の指導監査を適切に行うために、必要に応じて公認会計士等の専門家や財務会計に関する知見の有する者の活用を図ることが望ましいと言われていますので、平成29年度、今年度からですけれども、お願いしております。委託先というのは、一応税理士さんがおられますので、ことし現在は税理士さん2人に委託しておりますし、市との関係は嘱託職員として任命しております。 252 ◯委員(小川喜三郎君)   はい、結構です。 253 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。休憩は3時までとします。                                 午後2時44分休憩                                 午後2時59分再開 254 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に続き、会議を開きます。  質疑はありませんか。  安澤委員。 255 ◯委員(安澤 勝君)   では、概要書の86と87ページでございます。86ページの方では、教職員研修事業ということで31万4,000円を上げていただいております。また、87ページでは、学力向上推進事業ということで1,686万5,000円上げていただいておりまして、両方とも先生の資質の向上ということになろうかと思いますが、まず、31万4,000円の教職員の研修事業で、ここに人数が書いてあるのは、一番下の英語リーダーは、5日間で1人で2回ということでお二人なのかと。総数にして、この事業としては5人の先生の費用が上げられております。また、87ページの学力向上へ向けた先進的な取り組みをしている学校を視察するにつきましても40万円の予算を上げていただいていますが、まず、31万4,000円で5人ということで、私としては、やはりたくさんの先生にスキルアップをしていただいて学力向上につなげていただきたいという思いがあります。さきの平昌オリンピックでも、日本が過去最大のメダルを取ったというのも、ご本人らの努力もありますけれども、やはりコーチ、スタッフの新たな取り組み、指導力というのが大きな力になっているかと思います。そういうことから、やはりこういった学力向上に取り組んでいただける先生のスキルを上げていく、そういう先生に多く学んでいただく場が必要かという思いで、この31万4,000円の5人の先生に限定しているというのは非常に残念だと思いますので、この辺について、もっと増員するお考えはないのかという部分でのご見解をいただければと思います。  まずそこが1点と、それから、4万円で先進地へ行っていただくわけなんですが、これについても、行き先とかその辺について、どういう計画をされているのか、お尋ねしたいと思います。 256 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課主幹。 257 ◯学校教育課主幹(藤居英樹君)   今ほどお尋ねいただきました教職員研修事業についてお答えをさせていただきます。  ここに上げさせていただきました31万4,000円の事業につきましては、つくば市にございます教員研修センター、今、独立行政法人教職員支援機構という名前に変わりましたけれども、そこに1週間で泊を伴って研修派遣をするものでございます。小・中学校の教職員につきましては、県費教職員ということで、滋賀県の教育委員会の方に推薦者を報告しまして、県の教育委員会の方で各市町から上がってきた推薦された教員をその中で決定されて、認められて行くものでございます。ここにある以上のたくさんの者が行けるようにしたい気持ちはあるんですけれども、推薦を上げて、彦根市で推薦枠としてもらえる各教員も、今までの実績から大体5名ぐらいであるということから予算計上をさせていただいているものでございます。ここに書かれている研修につきましては、行く者が大変人数は限られているんですけれども、滋賀県の代表として中央の方の研修に行ってきた者につきましては、各小・中学校はもちろんですけれども、教頭研修会であるとか、教務主任研修会であるとか、また、それぞれ教科主任会等で集まったところで、国の文科省の視学官であるとか著名な大学の先生から教えていただいた内容について、伝達研修をするという形で行っているものです。  それから、学力向上推進事業の中の二つ目のご質疑の学力向上推進事業での先進地視察についての計画はということについてでございますが、これは4万円ということで、市のマイクロバスを使いまして、それの燃料費であるとか、市の教育委員会の方のスタッフが行く日当に当たるということで、できるだけ限られた予算の中で効果を上げたいという研修でことしも計画したものでございます。今年度は石川県の方の小学校、中学校の方に研修に参りましたが、来年度につきましては、お隣の岐阜県の大垣市教育委員会さんの方に依頼をしまして研修を行う予定をしております。学力・学習状況調査の結果で、岐阜県全体ではそう高くはないのですけれども、大垣市さんの方は、その中でも、外国人児童・生徒さんの在籍が多かったりとか、支援の必要なお子様が多い中で全国平均を上回る結果を残しておられるということで、あらかじめ学校教育課長と私の方で事前に協議にも行きまして、小学校の方は1学期に、2学期に中学校の方にということで研修計画をしております。これにつきましては、費用は少ないのですけれども、各学校の先生方から参加をいただいて、できるだけ、今、委員がおっしゃったように、直接目で見て、肌で感じて、それを学校に持って帰るという手法をとってまいりたいと思います。  いずれにしましても、教職員の指導力向上ということは学校教育における本当に喫緊の課題でもございますので、限られた予算の中でも工夫をしながら、できるだけ多くの教員が学ぶ機会を設けていきたいと考えてございます。  以上でございます。 258 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 259 ◯委員(獅山向洋君)   予算書の43ページですね。使用料の件で、区分では14の城山観覧料です。ここには5億606万4,000円という予算が書かれているわけですが、この金額の計算根拠があると思いますので、それをちょっと説明していただきたいというのが第1点。  それから、第2点として、600円から800円に上がったわけですけれども、平均的な600円のころを想定していただいて、一体200円上がっただけでどれぐらいの増収になったか、これはもう大ざっぱで結構ですから、ちょっと計算して教えていただきたいと思います。  それから、第3点は、これは一般質問になるかもしれませんが、とにかく増収になることは間違いないのですが、これはあくまで彦根市民が観覧料を払って増収になるわけではなくて、全国の観光客の皆さんが払っていただいて増収になるわけで、本来は観光客の方に何らかの形で還元するという考え方も必要ではないかと思います。このままでは、あくまで一般会計で使われてしまって、どこへ行ったかわからないということになりますので、何らかの考えがあるならお教えいただきたいし、また、いや、これだけ増収になったので、こういうところへ使いましたというご意見があるなら、それを教えていただきたいと思います。  以上、3点お願いいたします。 260 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 261 ◯文化財課長(稲野善行君)   城山観覧料のことについてお尋ねだと思いますけど、まず積算根拠ですけれども、平成30年度の城山観覧料につきましては、平成26年度から平成28年度までの3カ年におけるお城とか玄宮園セットでの大人、小・中学生および団体、玄宮園単独での平均入城者数にそれぞれの観覧料を乗じた金額を計算しております。  2点目の質疑なんですけれども、600円から800円に上がってどれだけの増収見込みかと。ざくっとなんですけれども、増収見込みにつきましては約1億2,000万円程度と思っております。  それと、3点目の今後の増収分の使い方ということなんですけれども、従来、観覧料につきましては、文化財課の職員給与費や各事業の特定財源として充当しております。例年、文化財保護基金には前年のふるさとの誇り保存整備事業の寄附金分を積み立てていますけれども、平成30年度は、これに加えまして観覧料収入の一部も積み立てる予定をしております。  以上です。 262 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 263 ◯委員(獅山向洋君)   1点だけ確認しておきたいんですが、そうしますと、600円から800円に値上げしたけれども、それほど入山者といいますか、観覧料を払って入る人は変化がないだろうと考えておられるわけですな。 264 ◯委員長(上杉正敏君)   文化財課長。 265 ◯文化財課長(稲野善行君)   結果として値上げ分がどう入山数にはね返るかはわかりませんけれども、現段階としては影響はないと考えております。  以上です。 266 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  山内委員。 267 ◯委員(山内善男君)   主要事業の87ページ、予算書の285ページで、先ほど安澤委員の方から学力向上推進事業についてお尋ねがありましたけど、その中の学力テストのことについてお聞きいたします。  従来と同様かと思いますけれども、この詳細について説明をしていただきたいと思います。  1点だけです。以上です。 268 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課主幹。 269 ◯学校教育課主幹(藤居英樹君)   今ほどお尋ねのありました彦根市学力テストの中身についてということでお答えをさせていただきます。  これにつきましては、これまで、彦根市基礎学力確認テストということで、4月に標準学力テスト、マークシートによるNRTということでテストを行っておりました。これにつきましては、特に全国学力・学習状況調査で申し上げますと、A問題は基礎的、基本的な内容を問うものが多くて、平成27年度まで、そのA問題も大変厳しい状況でございましたので、続けて経年変化を見ながらということでやっていたものでございます。ここ平成28年度、平成29年度の学力・学習状況調査の結果を見ますと、ある一定、基礎的な問題につきましては成果が見られつつあるということも踏まえまして、この学力・学習テストにつきましては見直しを図りました。形としましては、今までの基礎的な問題に加えまして、思考力、活用力というものも診断できるものをするということが一つでございます。なおかつ、今までのテストは標準学力テストといって、経年変化を見るということで、問題については回収をして、どういった問題を解いたのかというのが子どもたちとか保護者の方のもとに戻らないということで、その活用をするのも子ども自身が使いにくかったということもありまして、それと一定の成果も見られたということから、特に学力・学習調査でいいますと、A問題とB問題を合わせたような内容のテストを2学期の後半に実施いたしまして、そこで結果を検証してPDCAのサイクルを回しまして、4月の全国学力・学習状況調査に生かしていくという形を考えております。これにつきましては、記述式の問題とかいうことも含みますので、業者の方で採点をして、結果を出して、考察をしてやるということで、教員の負担もできるだけ少なくして行いたいということを考えております。  次年度につきましては、対象学年は、小学校5年生と、それから中学校2年生、小学校については国語と算数科、中学校については国語と数学科と英語科について行う予定をしております。  以上でございます。 270 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 271 ◯委員(山内善男君)   全国学力テストは、ちなみに何年生を対象にやっていますか。 272 ◯委員長(上杉正敏君)   学校教育課主幹。 273 ◯学校教育課主幹(藤居英樹君)   全国学力・学習状況調査につきましては、例年どおり小学校6年生、それから中学校3年生を対象として4月に実施するものでございます。 274 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 275 ◯委員(山内善男君)   わかりました。全国学力テスト以外に市独自で、小学校5年生、中学校2年生、従来どおりやっていただいているということだと思います。  従来から意見を申し上げておりますけれども、現場の教師の皆さんに聞くと、どこに弱点があるというのは日々の授業の中でわかっているんだけれども、非常に繁忙で一人ひとりの生徒たちに向き合うことができないということをおっしゃっています。最近、働き方改革で、特に教職員の皆さんの残業時間が国会でも問題になっていますけれども、そういう点では、このような学力テストではなしに、先ほども言いましたけれども、小一すこやか支援員とか、実際のそういう先生を増員していただいて、ゆとりある授業ができるようにという声が現場からは出ているということを申し上げて、このようなお金の使い方はぜひ今後見直していただきたいということで、これは意見として申し上げておきます。  以上です。 276 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  北川委員。 277 ◯委員(北川元気君)   では、福祉保健部所管の主要事業の32ページの生活保護費の関係ですけれども、不正受給の現状と、この平成30年度、防止の取り組みをどのようにされるのかというのがまず一つ。  それから、主要事業の36ページの自殺対策強化事業で、この平成30年度に自殺対策の計画を策定されるということですけど、これはどういった背景でこういう計画を策定することになったのかということをお教えください。お願いします。 278 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 279 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   不正受給につきましては、毎年、収入申告書というのを出していただいております。働いている方には毎月、年金収入とかの方にも年2回出してもらって、できる限り新しい不正受給、不正な申告がされないように周知徹底を図るとともに、生活保護を開始するときには、そういった収入申告の義務という説明をさせていただいております。    (「何件で幾らとかはわからないですか」と呼ぶ者あり) 280 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   今、ちょっと持っておりませんので、後ほどお答えさせていただきます。 281 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 282 ◯障害福祉課長(多湖敏晴君)   自殺対策計画についてお答えをさせていただきます。  日本の自殺者数ですけれども、2016年の時点で2万1,897人ということで、ほぼ毎日60人の方がご自分で命を絶たれているという深刻な状況がございまして、国としましても、国を挙げて取り組まなければいけない問題であるということで、国の方では自殺総合対策大綱というのを定められて各種施策を展開されておられます。その中で、国だけではなく、県、市町も一緒にこの自殺に向いて取り組みをしなければならないということで、平成30年度に、市町についてもそれぞれの地域特性を踏まえて計画を策定しなさいということが義務づけられましたので、それに基づいて、平成30年度、計画を策定するということで、必要な予算を計上させていただいたというところでございます。 283 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 284 ◯委員(北川元気君)   自殺対策の計画のところは、どこがこの計画を策定されるんですか。 285 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 286 ◯障害福祉課長(多湖敏晴君)   現在、自殺対策の取り組みにつきましては、障害福祉課と健康推進課が協力して施策を実施しておりますけれども、計画策定の担当部局としては障害福祉課を予定しております。 287 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 288 ◯委員(北川元気君)   特に委員会だ、審議会だとかでやるのではないということですね。 289 ◯委員長(上杉正敏君)   障害福祉課長。 290 ◯障害福祉課長(多湖敏晴君)   5名の委員会を設置して、計画策定に係るご意見は頂戴をしたいと思っております。その分の報償費は予算に計上させていただいております。 291 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 292 ◯委員(北川元気君)   理解しました。せっかく地域における計画をつくっていただくので、ちょっと確認をしたかっただけです。ありがとうございます。 293 ◯委員長(上杉正敏君)   社会福祉課長。 294 ◯社会福祉課長(田澤靖壮君)   先ほどの不正受給の件数と額ですけれども、今年度、まだ途中ですけれども、15件の743万3,761円でございます。 295 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 296 ◯委員(獅山向洋君)   予算書の321ページです。これは先ほども質疑があったんですが、彦根城世界遺産登録準備事業ですけれども、これの上から11番目ですか、海外渡航業務委託料、通訳業務委託料、海外有識者招聘業務委託料、推薦書作成等支援業務委託料と、このように委託料が随分たくさんあるわけですけれども、この委託の目的はある程度わからないでもないのですが、この委託先について、多少具体的にわかれば教えておいていただきたいんですが。 297 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 298 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   お尋ねの委託料の委託先でございますが、まず、海外渡航業務委託料というのは、世界遺産の推薦書を作成するために、海外の方に、例えば世界遺産委員会ですとか、あるいは海外の有識者のところに協議に行ったり、現地調査に行ったりする費用でございますけれども、これは、当市の職員が海外に渡る際に必要な業務になりますので、彦根市の登録業者、いわゆる航空券の扱い等を行っている登録業者の見積もり合わせなり入札なりをして決定する予定でございます。  続きまして、通訳業務委託料につきましては、海外から専門家の先生をお呼びして学術検討委員会を開催するときに、その先生のおしゃべりになられている言葉を日本語に通訳し、また、日本語をその当該外国語に通訳する業務でございますが、これも、基本的には彦根市の登録業者の中から、専門的な通訳の知識、技術にたけた業者を見積もり合わせないしは入札等で決定したいと考えております。  海外有識者招聘業務委託料というのは、学術検討委員会にお招きする先生方を彦根市までお迎えし、またお帰りいただくまでの航空券の手配等でございますが、これも海外渡航業務委託料と同じように、彦根市の登録業者のうち、航空券等の手配をしていただける業者を見積もり合わせあるいは入札等で決定したいと思います。  最後の推薦書作成等支援業務委託料でございますが、これは、まず一つは、海外の有識者の先生に彦根に来ていろいろとご議論をいただいた内容を踏まえて、ご提言をしていただくレポートをできればお書きいただきたいと思っておりますので、その先生。さらにもう一つ、来年度は推薦書原案の作成を考えておりますが、推薦書原案に掲載する写真につきましては、最近、いわゆる使用料というものが必要だというところもございますので、できのいい写真を業者の方から手に入れて掲載をするときに……。ごめんなさい、写真ではないです。推薦書原案に掲載する図面です。申しわけございません。図面を作成していただく費用でございまして、これも彦根市の登録業者の中から、図面を作成する能力、技術にたけた業者さんを見積もり合わせ、入札等で選ぶ予定にしてございます。  以上です。 299 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 300 ◯委員(獅山向洋君)   海外渡航業務委託料については市の職員がいらっしゃるということなんですけれども、この場合は通訳とかそういうのは必要ないのですか。 301 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 302 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   市の担当職員でございますが、100%英語がしゃべれるわけではありませんけれども、例えば、今年度、昨年度と彦根市にお招きしたニコラ・フォシェール先生との間では簡単な英語でのやりとりをしてございますので、基本的には英語のやりとり、それから、予算を作成した段階では、海外でお会いする先生のお一人が日本語が非常に上手な先生でございますので、通訳は不要と考えております。 303 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 304 ◯委員(獅山向洋君)   念のために確認しておきますが、海外渡航業務委託料というのは、市の職員がいらっしゃるということで、52万8,000円と書いてあるんですが、これは市の職員1人が行くという意味なんですか。 305 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 306 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   海外渡航業務委託料につきましては、2件の渡航を考えておりまして、1件は世界遺産委員会に出席するためで、これは2名。それから、もう一つは、フランスに渡航させていただく、これは1名を考えておりますが、その職員の航空チケット、現地でのホテル等の手配を業者にしていただく費用として見積もりをいたしました。 307 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。
    308 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、これはどうもヨーロッパの方のようですが、3名の職員が行く委託料が52万8,000円であるということなんですね。 309 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 310 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   そのとおりでございます。航空チケット・ホテル代でございます。 311 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 312 ◯委員(獅山向洋君)   推薦書というのが非常に重要なんですけれども、非常に早口でおっしゃったので、どうもあまりよくわからなかったんですが、要は、そうすると、有識者の方々から提言を受けると。その支援業務というのがどうも意味がよくわからないのです。この作成等支援業務で、委託というのは有識者の方に委託するという意味なんですか。 313 ◯委員長(上杉正敏君)   彦根城世界遺産登録推進課主幹。 314 ◯彦根城世界遺産登録推進課主幹(小林 隆君)   先ほど説明いたしましたこの支援業務委託料のうち、有識者の方にお願いするのは、いわゆるレポートの執筆を委託する執筆委託料でございます。 315 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 316 ◯委員(獅山向洋君)   これは、予算書の145ページ、そして、主要事業では33ページ、老人クラブのことなんですけれども、私も老人ですので、ちょっと老人クラブ専門みたいになってきたんですが、予算書には老人クラブ創造推進員というのが書いてあるんです。それで、主要事業の方にはコーディネーターの雇用と書いてあるんですが、これは同じことなんですか、別のことなんですか。それを1点お尋ねしたいんです。  それと、もう1点は、この主要事業で二重丸がしてあって、連合会加入負担軽減補助と。これは新しい事業になっているようなんですが、これは具体的にどういうことなのか、少し説明していただきたいと思います。 317 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 318 ◯介護福祉課長(山本 登君)   まず、委員ご質疑の第1点目の老人クラブ創造推進員と、そして外部コーディネーターですけれども、これは一人ひとり別の方でございます。  まず、老人クラブ創造推進員は、主な役割といたしましては、グラウンドゴルフ大会、また、老人クラブの会報、年1回開催する市老人クラブ大会の企画・立案等を行っております。  また、コーディネーターにつきましては、平成29年度で、外部指導者招聘事業ということで老人クラブ連合会の補助金に新しく設けたものでございまして、老人クラブ連合会の加入者、また、加入のクラブが激減しておりますので、このコーディネーターの方が、今年度、今まで退会されたクラブ、また、新しく創設された単位老人クラブがございますので、その方を対象に勧誘活動をされておられます。  また、この平成29年度のコーディネーターが、老人クラブ連合会の魅力づくりのためのクラブ活動参加事業の企画・立案をしております。  以上でございます。 319 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 320 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、この老人クラブ創造推進員というのは一体何人おられるのかということと、もう一つは、コーディネーターの雇用については金額が書いていないのですが、これについては幾らの金額になるのか。それと、先ほどお尋ねした連合会加入負担軽減補助というのが金額的にどの程度の金額なのかについてちょっとご答弁いただきたいと思います。 321 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 322 ◯介護福祉課長(山本 登君)   老人クラブ創造推進員の方は1名でございます。また、コーディネーターの方ですけれども、こちらの方の費用というのは、平成30年度、53万5,080円になります。また、平成30年度の新たな補助、加入負担軽減ですけれども、今年度は、コーディネーターの方が、今まで退会されたクラブ、また、先ほど申した新しく創設されたクラブの勧誘活動をしていただきました。今現状で報告を受けておりますのが、601人の方が新たに平成30年度、加入していただけるであろうということで報告を受けております。  しかしながら、コーディネーターの方が今年度、各クラブに意向調査をされたときに、現在連合会に加入をされておられます、その中の一つの大きいクラブですけれども、市の老人クラブにも、県の老人クラブにも負担金を払わなければいけない、その会費の負担が大きいということで退会の意向を示されておられるという情報をつかみました。600人が新しく加入見込みであるにもかかわらず、現在1,342人の約半数程度が抜けられるという情報を得ましたので、何とかしなければならないということで、県老人クラブへの会費分1人当たり100円、そして、1クラブ当たり1,000円の負担分を補助として連合会に支出いたしまして、市老人クラブ連合会といたしましては、加入クラブに対しまして県への負担金分を免除するということの補助でございます。  以上でございます。 323 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 324 ◯委員(獅山向洋君)   それで、ここに二重丸で書いてあるので、どうも新しい制度らしいんですけれども、この負担軽減補助の金額は結局幾らになるんですか。その辺がちょっとよくわからないので。金額が書いていないのです。 325 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 326 ◯介護福祉課長(山本 登君)   金額といたしましては、加入負担軽減補助といたしまして22万5,000円でございます。内訳といたしましては、平成30年度の市老人クラブ連合会加入予定25クラブの1,000円、そして、600人余が新しく加入していただけるということで、2,000人の会費分掛ける100円を合計した金額の22万5,000円が新たな加入負担軽減補助金となります。  以上でございます。 327 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  杉原委員。 328 ◯委員(杉原祥浩君)   予算書の方では165ページの湖東定住自立圏ファミリー・サポート・センター運営事業、その下の地域子育て支援事業ということで1,600万円の予算が上がっています。その中の一番大きいのは、賃金と地域子育て支援拠点事業委託料、これは多分ビバシティでやるものかと思うんですけれども、その下の家庭教育推進委託料、この辺の金額が何をするとこの金額になるのか、ちょっと私は勉強不足なので教えていただきたいと思います。  これを見て、こっちの主要事業書の方、45ページになるんですけれども、これを見ると、同じ項目なんですけど、地域子育て支援事業で、こっちには1,300万円になっているんです。これも湖東定住自立圏の対象で取り組むということで、地域子育て支援事業の784万円、これは合っているんですけれども、その下が事務経費として523万円。523万円なんかどこにも出てきていないのです。これが、項目が同じなのに金額も違うんですけど、この辺をちょっと詳しく教えていただきたいのが一つ。  それと、もう一つが、予算書の方の191ページの真ん中辺、母子訪問事業ということで、私なんかが母子訪問事業で質疑するのも勉強不足なんですけれども、この中で686万5,000円、その中の賃金で583万円、これは何人の人が携わっておられるのかと思うんです。一番下の方を見ると、乳児家庭全戸訪問事業委託料ということで、私も孫が3人いるんですけれども、生後4カ月ぐらいのときにそんな方が来たような覚えが余りないのですけれども、これは何か特定の方の母子訪問の事業をされているのか、その2点、よろしくお願いします。 329 ◯委員長(上杉正敏君)   子ども・若者課長。 330 ◯子ども・若者課長(橋本昌子さん)   まず、1点目の地域子育て支援事業に係る部分なんですけれども、まず、地域子育て支援事業で、予算書の方には1,609万7,000円となっておりまして、主要事業の方は二つ、1,307万8,000円と301万9,000円となっておりますが、この地域子育て支援事業の中には、地域子育て支援事業に係る部分と家庭教育支援事業の二つ、この合計したものが1,609万7,000円ということになっております。  この1点目の子育て支援事業の中には、今ほどもおっしゃっていただきましたように、まず、ビバシティに委託をしております地域子育て支援拠点の3カ所のうちの一つであるまんまるひろばの委託料が784万2,000円として上がっているほか、その他事務経費の中に含まれているものは、地域子育て支援拠点の中におきましては、このビバシティのまんまるひろばのほかにも、地域子育て支援として、家庭での育児をされている方が多いという中で、在宅での子育て支援をしていくという上での、地域での子育て広場等の開催にかかわる部分であるとか、子育てサポーターの養成といったものを行う保育士2名を子ども・若者課の方で雇用しております賃金なんかも、その他事務経費の中に含まれているものになっております。  そのほか、301万9,000円の方の家庭教育支援事業というのは、各地区公民館などの9カ所において実施しておりますゼロ・1歳児親子対象のすくすく教室、それから、2、3歳児親子対象ののびのび教室、こういったものをしているのが家庭教育支援事業ということになっておりまして、この二つを地域子育て支援事業として、地域子育て支援拠点の関係と、子育て不安を解消する子育て広場、サポーター養成といったものを支援する保育士の賃金、公民館の家庭教育支援、すくすく・のびのび教室、こういったものがまじって合計1,609万7,000円という予算要求をさせていただいているものになっております。 331 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 332 ◯健康推進課長(五坪千恵子さん)   私の方からは母子訪問事業についてご説明申し上げます。  この事業については二つの事業がございまして、一つは、ここに書いております乳児家庭全戸訪問事業です。これは、生後4カ月までの乳児のいる家庭全てを訪問して、子育てに関する情報の提供であったり、保護者の心身の状況や養育環境の把握をしていただくと。そして、これは冒頭、次長の説明にもありましたように、彦根市民生委員児童委員連絡協議会連合会の方に委託をしておりますので、専門職ではないけれども、いろんな子育て支援の知識はお持ちいただいて、そして訪問していただいて情報提供していただくと。気になるお子さんの場合は、健康推進課の方にご連絡をいただいて、健康推進課の保健師が支援をさせていただくというものでございます。  もう一つが、妊産婦・新生児訪問指導事業というのをやっております。これは、助産師、保健師等の専門職が家庭を訪問させていただいて、赤ちゃんの発育状況であったり、ミルクや母乳の飲みぐあいがどうであったりという専門的な観点でお子さんの状況を見させていただいて、必要な指導をさせていただくというものでございます。これについては、現在、母子健康手帳を発行したときに、妊婦健診のチケットが入っている別冊というのをお渡ししているんですが、それに新生児訪問の希望のはがきがついております。その希望のはがきをお出しいただいた方に助産師や保健師が訪問させていただくということで、全数の訪問にはなってはいないのですけれども、この訪問をできるだけ多くしたいということで、母子手帳の発行時に必ずこのはがきを出していただくようにということでご説明させていただいております。来年、平成30年度としましては、新生児訪問が677人分、それから、低出生体重児は別枠で行くんですけれども、要は体重が2,500グラム未満の方については、訪問については33件、妊婦さんも訪問が必要な場合もございまして、これは3件なんですけれども、その場合も予算を見ているという状況でございます。  以上です。 333 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 334 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございます。地域子育ての支援事業は、いろんな事業がこの中に含まれているということで、余計わからなくなったんです。賃金で465万円、今言われたのは保育士2名しか出てきていないのですけれども、それ以外にもいろいろあるという認識でよかったのかが一つと、ビバシティでやられている事業と、もう一つ大きな事業があると言われましたけれども、そのビバシティでやられている事業に関しては幾らぐらいかかっているのか、教えていただきたい。  それと、今の母子訪問事業です。今お聞きしていると、全部ではないということでしたけれども、たまたま私と孫が3人健康だったので余りなかったのかと、母子手帳ではがきを出していないのかと思うんですけれども、それにしても、これも賃金が583万円。だから、これが民生委員さんにこのままいっているとは思えないのですけど、民生委員さんには幾らぐらいのお支払いをされているのか、ちょっとお教えいただけますか。 335 ◯委員長(上杉正敏君)   子ども・若者課長。 336 ◯子ども・若者課長(橋本昌子さん)   賃金としては、先ほども申しましたとおり、この465万1,000円で、保育士を子ども・若者課に2人分雇用しております金額になっております。この2人の雇用によりまして、先ほどもいろいろ申しましたが、週1回のさくらひろばであるとか、子育てサポーターの養成であるとか、利用者支援事業といいまして、子育て不安なんかを抱えられる方への育児相談であるとか、さらには子育てガイドブック等の発行といったものをさせていただいております。  ビバシティのまんまるひろばの委託料というのも、ここにあります784万2,000円ということで委託をさせていただいて、地域子育て支援拠点の事業をやっていただいておりまして、これについても、子育て交付金なんかもここに入ってくるということになっております。 337 ◯委員長(上杉正敏君)   健康推進課長。 338 ◯健康推進課長(五坪千恵子さん)   一つの乳児家庭全戸訪問事業につきましては、これは民生委員さんにお願いしているものですが、予算書の191ページの乳児家庭全戸訪問事業委託料42万7,000円、これが民生委員さんにお願いしている委託料でございます。賃金ではなく委託という形で実施しておりますので、この金額で委託をさせていただいておりまして、民生委員さんが1件に対して幾らか報酬が入るというものではなくて、この事業をこの金額で受けていただいているということでございます。  もう一つ、賃金と書いているのは、先ほど言いました妊産婦訪問指導、妊婦さんの訪問指導ですね。産婦さんも低出生体重児の方も。これがこの583万5,000円なんですが、これについては、出産された赤ちゃんの訪問になると、赤ちゃんも見ないといけないということと、お母さんの体調、母体の回復状況も確認させていただくとか、それから、最近は鬱病、産後鬱の問題もありますので、EPDSという産後鬱のスケールがあるんですけれども、それを細かくチェックさせていただいたりとか聞き取り等をすると、大体3時間程度、1件にかかります。一応、今、助産師、保健師の賃金が1時間1,404円で雇用させていただいていますので、3時間で4,212円、それの先ほど言った件数を掛けて、この賃金が583万5,000円になるという状況でございます。  以上です。 339 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 340 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございました。 341 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 342 ◯委員(獅山向洋君)   もう最後ですので、ひとつお願いします。私としては最後ということで。  予算書の315ページ、それから主要事業の91ページなんですが、湖東定住自立圏彦根市サイエンスプロジェクト推進事業についてお尋ねしたいと思います。  新学習指導要領によると、いよいよ2020年から小学校でプログラミングが必修化になったというので、私も大変喜んでいるわけですが、そういう関係で、質疑としては簡単なんです。この主要事業で四つ、子ども科学教室から始まって、サッカーロボット、活動拠点、サイエンスプロジェクト、このように書いてあるんですが、これは170万1,000円で、それぞれ金額的に幾らずつなのかだけでもちょっと教えていただきたいと思います。 343 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後3時51分休憩                                 午後4時08分再開 344 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  生涯学習課長。 345 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   湖東定住自立圏サイエンスプロジェクト推進事業の四つの内訳でございますが、子ども科学教室の分が25万3,000円、子ども向け自律型サッカーロボット講座、初級、中級、上級の講座全てで84万9,000円、活動拠点運営経費、これはロボットクラブの運営経費ですけれども、44万9,000円、サイエンスプロジェクト推進事業補助金として15万円でございます。 346 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 347 ◯委員(獅山向洋君)   随分わずかの予算でみんな頑張っていてくれるようですが、最近、特にサッカーロボットは講座ということなんですが、そうすると、あくまでサッカーロボット関係では、活動拠点運営経費もサッカーロボットの関係なんですか。 348 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 349 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   活動拠点運営経費は、ロボットクラブの年間の開所委託料ですとか、活動拠点に関するものが活動拠点の運営経費になります。講座代として、その上の子ども向け自律型サッカーロボット講座の分が84万9,000円になります。 350 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 351 ◯委員(獅山向洋君)   ロボット講座としましては、結局、これは講師の費用か何かなんですか。 352 ◯委員長(上杉正敏君)   生涯学習課長。 353 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   講座の委託として理科会さんに払っている委託料が75万6,000円、消耗品として教材用のロボットなども含めて8万1,000円、保険料が1万2,000円になります。 354 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 355 ◯委員(獅山向洋君)   現在委託を受けておられる、何という会でしたかな。そこは大体何人ぐらいでやっておられるんでしょうか。 356 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後4時12分休憩                                 午後4時16分再開 357 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  生涯学習課長。 358 ◯生涯学習課長(都築養子さん)   子どもの理科離れをなくす会の会員さんが何人いらっしゃるかということは、申しわけありません、ちょっと把握していないのですけれども、ロボット講座の方に、開催時には、講師の方がお一人と補助員として2名来ていただいている状況です。 359 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 360 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑はこれにて終了します。  次に、議案第4号平成30年度(2018年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算、議案第6号平成30年度(2018年度)彦根市介護保険事業特別会計予算について審査します。  提案者の説明を求めます。  福祉保健部次長。 361 ◯福祉保健部次長(田澤靖壮君)〔議案第4号および議案第6号について提案説明〕 362 ◯委員長(上杉正敏君)   それでは、議案第4号および議案第6号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  山内委員。 363 ◯委員(山内善男君)   介護保険事業でお尋ねいたします。  予算書の153ページ、主要事業では109ページ、はり・灸・マッサージ施術費給付事業ですけれども、これは、今年度、対象件数がどれだけで、金額はどれぐらいの措置をされて、その上に立って来年度の予算が組み立てられていると思うんですけれども、そのあたり、来年度の対象件数の見込みなども含めてお答えいただきたいと思います。 364 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 365 ◯介護福祉課長(山本 登君)   はり・灸・マッサージ施術費給付事業についてでございますけれども、今年度、平成29年度2月末時点におきまして、給付件数は9件、支払い金額が12万600円でございます。  平成30年度の予算についてですけれども、施術を受ける方を一応見込みとして30人、9,000円掛ける30人、27万円。そして、往診料分として、往診を受けられる方が25人を見込んでおります。  以上でございます。 366 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。
    367 ◯委員(山内善男君)   これは、はり・きゅう・マッサージの施術費の補助が打ち切られて、議会でも全議員が賛成をして制度の再開を議決したところなんですけれども、当初、217万円が予算化をされましたけれども、介護保険事業の中で見ていくということで、非常に利用者が少ないという現状の中でこのような状況に今なっているということだと思います。非常に使用しづらい状況にあるということをお聞きしているんですが、そのあたり、利用者のお声をどのようにお聞きしているのか、現状をお知らせいただければありがたいです。 368 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 369 ◯介護福祉課長(山本 登君)   以前のはり・きゅう・マッサージ施術費の助成事業につきましては、目的としては、高齢者の健康維持向上と福祉の増進を図ることを目的ということでなっておりまして、この事業は平成27年10月から開始をさせていただいたんですけれども、この平成27年から始まりましたはり・灸・マッサージ施術費給付事業は、介護予防・生活支援サービス事業対象者、また、要支援・要介護者で身体に拘縮がある高齢者や寝たきりの者に対して、身体機能の回復または悪化防止を図るため実施しているもので、利用者といいますか、こういう状況であるということは、年度が終わったときには鍼灸マッサージ師会にご報告にも上がりまして状況を説明させていただいております。その中で、マッサージ師会としては、平成27年当初は12回施術を受けられた最後の3回に対して給付を行っていたものですけれども、できるだけ回数を見直していただきたいという要望も受けておりました。それに伴い、この制度を開始した当初の理学療法士さん等に確認したところ、12回ですけれども、9回連続で施術を受けても身体の拘縮が緩和できるということをお聞きしまして、この平成29年度から、今までおおむね週1回、12回連続から、おおむね週1回、9回連続ということで見直しております。そして、この平成29年4月から、本格的に介護予防・日常生活支援総合事業が実施されましたので、その総合事業対象者も追加をさせていただいております。  以上でございます。 370 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 371 ◯委員(山内善男君)   そういうことで、非常に利用しづらい状況の中で、当初、200万円を超える予算で事業を見ていただいたんですが、結果的には非常に利用が低調な傾向に終わったということだと思います。  私は、これはもう介護保険事業の中で幾ら担当が努力していただいても不可能な状況に来ていると思います。この事業は、来年度はこの介護保険事業の中でまた連続して行っていただくということなんですけれども、基本的には、やはり200万円ぐらいの予算を使って、もともとの事業をもっと使用しやすいようにしていただこうということになると、やはり一般施策、一般会計の予算の中で執行していただいて、例えば、市内の何歳以上の高齢の方に広く利用できる機会を保障するとか、そういう形で一般施策に戻さないと、もう利用を上げるということは介護保険事業の中で難しいと思いますので、そのあたりのことについては、市長、ぜひ再考をしていただくということは不可能でしょうか。一度ちょっと市長のご見解を賜りたいと思います。 372 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 373 ◯市長(大久保 貴君)   この事業は具体に健康の維持回復にどのように効果があるかということで始めたわけでございますけれども、当初からも申し上げておりますように、やってみて、使い勝手が悪いというご指摘も頂戴しながら改善をし、しばらく様子を見ていかなければならないと思っております。もうしばらく介護保険で実績を見ていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 374 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 375 ◯委員(山内善男君)   連続して9回、それも間隔をほぼ1週間おきにということで、非常に特定の人しか使えないという状況にあると思います。来年度の事業として、私は事業としては、継続をしていただいたということで評価をしたいと思うんですが、ぜひ次の年度については、一般施策に移していただいて、広く対象者を募って、もっと市民が利用しやすい形で事業を改善していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  もう1点質疑をさせていただきます。  主要事業の111ページのところで、宅老所の整備をプラス2カ所していただくという計画になっているんですが、この2カ所については具体的にどこなのか、教えていただきたいと思います。 376 ◯委員長(上杉正敏君)   医療福祉推進課長。 377 ◯医療福祉推進課長(馬場敬人君)   予算の積算としまして、新たに2カ所ということを見込んでおりますけれども、具体的に現在どこから申し出があって2カ所ということではございませんが、サロンですとか、いろいろな地域での住民さんの活動が広がってきておりますので、そういった中で、宅老所として週1回以上開設していただけるところを募って、その中で補助を出していきたいと考えております。 378 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 379 ◯委員(山内善男君)   従来、私どもも申し上げておりますけれども、地域的に非常に偏在があるということで、例えば平田学区ですと3カ所、金城学区も2カ所、あと、城東、城陽、河瀬、稲枝西、稲枝北、若葉、城南ということで各1カ所なんですけど、全部で12カ所ということになるんですが、例えば私の地域、稲枝東学区も全くない地域になりますし、そういう点では、全く宅老所が開けていないところ、やはり重点的に2カ所については開いていくという努力をしていただきたいと思います。引き続いてのご努力をお願いしたいということで、もしご見解があれば。 380 ◯委員長(上杉正敏君)   医療福祉推進課長。 381 ◯医療福祉推進課長(馬場敬人君)   今、委員に意見をいただきましたとおり、ない地域、学区があるということは事実でございますので、そういった地域には重点的にお願いしたいと思っております。ただ、宅老所という形で位置づけておりますのが週1回以上ということでさせてもらっていますけれども、それ以外に、地域での活動ということで自治会等で取り組まれている地域に密着したサロンというのが広がりを見せていただいております。それは、社会福祉協議会の方に委託しました生活支援コーディネーターが地域の方に入って、そういった地域の方々の意見を聞きながら、どういった支え合いの体制、共助というものを進めていくかということで活動しておりますので、そういったサロンの活動の中で、というのは、全くないということは、どこの地域でもないと。ただ、頻度が月1回であったりという現状もありますので、回数を増やしたりといったことで、地域の皆さんが集っていける場ということで今後も取り組んでまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 382 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 383 ◯委員(山内善男君)   ぜひ引き続いてご努力をお願いしたいと思います。  もう1点質疑をさせていただきたいと思います。  特に介護保険の事業については、第6期から第7期へ移っていくという節目の予算になるんですが、これは別途条例も出ているんですけれども、具体的にお聞きしたいと思うんですが、現行基準額がどれだけで、この予算ではそれぞれの介護保険料はどのように推移をしていくのか、そのあたりのご説明をお願いいたします。 384 ◯委員長(上杉正敏君)   介護福祉課長。 385 ◯介護福祉課長(山本 登君)   介護保険料につきましては、第6期の保険料の基準額は5,365円でございます。第7期の保険料の基準額は5,860円、金額にして495円、上昇率としては9.2%でございます。  以上でございます。 386 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 387 ◯委員(山内善男君)   別途条例も出てくるんですが、495円引き上がるということなんですね。一応事実だけ確認をしておきます。 388 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 389 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第4号および議案第6号に対する質疑はこれにて終了します。  暫時休憩します。                                 午後4時59分休憩                                 午後5時05分再開 390 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第8号平成30年度(2018年度)彦根市病院事業会計予算について審査します。  提案者の説明を求めます。  病院事務局次長。 391 ◯病院事務局次長(高月多智男君)〔議案第8号について提案説明〕 392 ◯委員長(上杉正敏君)   それでは、議案第8号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  北川委員。 393 ◯委員(北川元気君)   平成30年度は、新たにCT、医療機器を整備していただけるということで、本会議の方でも質問がありましたけど、その他更新等の機器も15件ということで聞いています。基本的に医療機器というのは、新しいのを入れたら古いものはどう取り扱われるのかという単純な質疑なんですけど、それと、今回新たに整備していただけるCTというのは何年ぐらい使えるのかということと、それから、何かメンテナンスとかのランニングコストみたいなのがかかってくるのか、その3点お願いします。 394 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長。 395 ◯病院総務課長(大久保裕次君)   まず、1点目の古い機器はどうするのかといったものでございますが、8列のCTは基本的には廃棄するということになります。  それから、2点目の何年程度使えるのかといったところでございますが、CTにつきましては、大体使用の平均可能年数が15年から16年程度ということで聞いております。本院につきましても、今回更新させていただく8列のCTにつきましては、この2月末現在で15年11カ月使ったところでございます。大体15年程度といったところでございます。  それから、3点目のメンテナンスの費用でございますが、これも当然かかってまいりますが、機器を購入しまして1年目につきましては、1年間はメーカー保証で含まれておりまして、2年目からまたメンテナンス費用をお支払いしていくということになっております。  以上でございます。    (「メンテナンス額も」と呼ぶ者あり) 396 ◯病院総務課長(大久保裕次君)   今度入れます320列になりますと、保守の費用としまして大体2,000万円程度はかかってくるのではないかと考えております。  以上でございます。 397 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 398 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。病院の経営改善のためにも医療機器の整備をしていただきたいんですけれども、やはりそういうランニングコストとかもかかってくるので、計画的に整備していただけるように、当然、計画していただいているとは思うんですが、引き続きよろしくお願いします。ありがとうございました。 399 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 400 ◯委員(獅山向洋君)   関連質疑ですが、今、何か古いのは全部廃棄するみたいなことをおっしゃって、しかも、CTについては8列についておっしゃったんですが、そしたら64列はもう廃棄になるんですか。 401 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長。 402 ◯病院総務課長(大久保裕次君)   64列につきましては、まだ使用はさせていただきます。今回更新しますのは8列でございまして、8列を320列に変えるといったものでございます。 403 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 404 ◯委員(獅山向洋君)   今おっしゃったのは誤解します。何か64列も廃棄するかのように聞こえたんでね。64列はもう古いでしょう。とにかく、当分の間は64列も320列と一緒に使っていくということですな。 405 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長。 406 ◯病院総務課長(大久保裕次君)   そうでございます。 407 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 408 ◯委員(獅山向洋君)   そしたら、ちょっと訂正してください。古いのは廃棄するみたいなことをおっしゃったからね。そうではないでしょうが。 409 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長から発言訂正の申し出がありますので、これを許します。  病院総務課長。 410 ◯病院総務課長(大久保裕次君)   失礼しました。今回更新しますのは8列でございますので、8列のCTにつきましては廃棄をさせていただきます。64列につきましては、今度入れます320列と一緒に2台で稼働をさせていただくということでございます。訂正させていただきます。 411 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 412 ◯委員(矢吹安子さん)   195ページの下から二つ目の看護師等奨学金貸付金の平成30年度の内容を聞かせていただきたいのと、その前のページの193ページの下から四つ目ぐらいの看護師奨学金に係る貸倒引当金繰入額というのがあるのですが、これも、平成29年度の奨学金を受けた人数と、どこから来ていらっしゃる人があるのかということと、そして、この奨学金をいただいても市立病院で勤めなかった人とか途中でやめた人とかがいらしてこういうことがあるのかと思うんですが、これの内容を聞かせてください。 413 ◯委員長(上杉正敏君)   職員課長。 414 ◯職員課長(野島英樹君)   まず、今年度の奨学金ですけれども、当初予算で計上させていただいておりますのは、前年度からの継続分19人の部分と、あと、新規に貸し付けを申請される分、これは過去3年間の平均値をもとに積算しておりまして、15人分を今回予算計上しております。  次に、引当金の部分ですけれども、この部分に関しましては、奨学金は、貸与した期間に応じて、決められた一定の期間を本院で勤務すれば返還が免除されるという制度になっておりますので、貸与した奨学金は回収できずに貸し倒れとなる可能性が高いことから、その保険としてあらかじめ免除予定の額を予算で計上しておくというものです。今回、この1,090万円につきましては、平成30年度末で貸し付けが終了して、平成31年の4月に本院で勤務することになるであろう職員の分でありまして、5人分で1,090万円でございます。この5人の内訳ですけれども、今、この5人の出身校につきましては、聖泉大学が4人、そして、近江八幡市立看護専門学校の方がお一人の5人になっております。  以上です。 415 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 416 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。そうすると、聖泉とか5人分とおっしゃいましたが、変な言い方ですが、奨学金は何年で償還できるんだったでしょうか。 417 ◯委員長(上杉正敏君)   職員課長。 418 ◯職員課長(野島英樹君)   免除になる期間は、貸し付けしている月数に応じて決まっていまして、今回、この5人の方に関しましては、そのうちの4人の方は、4年間分、48月分、目いっぱい貸し付けを受けておられまして、4年間貸し付けを受けておられますと、本院に4年勤務すれば返還が免除になる、3年以上の貸し付けを受けておられますと、4年勤務すれば免除になるという仕組みになっています。あともう一人の看護専門学校の方は、26月分を借りておられますので、これは2年以上3年未満ということで、この方は3年勤務をすれば免除になるというものでございます。  以上です。 419 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 420 ◯委員(小川喜三郎君)   1点だけお教えください。  CTの320列、私も県内で初めてかと思ったんですけれども、この前、新聞か何かに載っていたんですけれども、新しい医療機器を新規で導入すると、周辺の病院からも診察なんかでかなりの需要があるとお聞きをしました。ただし、今回の概要書では、東近江以北では導入されていないということですので、県内ではそう新しい導入ではないかと思うんです。そのように、この320列が彦根市立病院のPRの一つとしてお使いできるものなのか、患者さんの負担も大変少ないし、被曝量も少ないし、短時間で終わるということでご説明をいただいているんですけれども、その辺についてだけお教えをいただきたいと思います。 421 ◯委員長(上杉正敏君)   病院総務課長。 422 ◯病院総務課長(大久保裕次君)   今ほど小川委員おっしゃったとおりの導入の状況でございます。特に8列につきましては、県内で今持っていたのが彦根市立病院だけでございましたので、その部分につきましては、また新しく高規格のものを入れさせていただくということで、非常によいPRになるのではないかと思っております。  それから、本会議の安藤議員のご質問でも管理者の方からご答弁させていただきましたが、かなり精度の高い高規格のものでございますので、これまでCTの撮影が難しかった子どもさん等につきましても検査がしやすくなりますし、医療の質とか安全性も高まってまいりますので、他の圏域からでも紹介患者さんが増えて、患者数の増加にもつながるのではないかと期待しているところでございます。 423 ◯委員長(上杉正敏君)   病院事務局長。 424 ◯病院事務局長(西山 武君)   320列は、県内では、例えば滋賀医科大学にも入っておりますし、すみません、主要な事業のところで東近江以北では初めてという書き方をししたんですが、正確ではございませんでした。これは東芝製の機器を入れるんですけれども、第1世代から第4世代まであるんですが、本院が入れますのは第4世代の最新型のものを入れるという意味で、東近江以北では初めてであるということです。その第4世代中でも、FIRSTというソフトがあるんですけれども、そのソフトを入れることによって被曝線量が非常に少なくできるでありますとか、そういう高規格のものになりまして、これは十分本院のPRになるものだと思っております。このCT320列を導入しました場合には、それを活用して健診で心臓ドックを新たにやろうと思っていますので、導入しました際には積極的にPRをしていきたいと考えております。 425 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 426 ◯委員(小川喜三郎君)   そうしますと、患者さんなり、市民の方なり近隣の住民の方にはそういうことになりますが、一つ、湖東、湖北でも導入がされていないということですので、私もよくわからないのですけれども、いわゆる医療機関同士でのこういったいいものがあるんだということは、当然、連絡網とかそういうもので周知をされて、仮に言えば、多くの地域というか、医療圏からも診察の依頼があったりということがあるのかどうかだけ最後に教えてください。 427 ◯委員長(上杉正敏君)   地域連携センター副参事。 428 ◯地域連携センター副参事(北川智美さん)   ただいまのCTの共同使用ですけれども、76の枠数に対してただいま57%と、現在のものは57%程度にとどまっております。それを考えますと、今度、的確に当院の方が地域の方に宣伝ができるとなると、利用率が上がると見込んでおります。現在、地域連携室では、毎月診療の状況等を発行しておりますので、新たな機器等の導入は毎月広報させていただいている状況です。 429 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 430 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第8号に対する質疑はこれにて終了します。  以上をもちまして、本委員会に付託されました議案第1号から議案第9号までに対する質疑を終結します。  暫時休憩します。                                 午後5時40分休憩                                 午後5時52分再開 431 ◯委員長(上杉正敏君)   それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
     ただいまから議案第1号から議案第9号までに対する討論を行います。  なお、討論に当たりましては、冒頭に、議案番号と、議案に対する賛成・反対の立場を述べていただきますようお願いします。  討論はありませんか。  山内委員。 432 ◯委員(山内善男君)   それでは、日本共産党を代表して、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算に対して反対する討論を行います。  政府の方でも来年度予算が審議をされておりますけれども、アベノミクスの5年間で大企業や富裕層の利益が大きく増える一方で、労働者の実質賃金は年間16万円低下して、家計の消費は22万円も落ち込みました。今必要なのは、この格差と貧困を是正することです。  ところが、政府の予算案は、生活保護費の最大5%、平均1.8%の削減を初めとして、社会保障関係費の自然増分1,300億円を削減するとしています。安倍政権下の6年間で社会保障関係の自然増削減は1兆6,000億円に上り、各分野で給付減と、そして国民の負担増を招いています。他方、法人税や研究開発減税などの大企業優遇税制、富裕層の金融所得への優遇税制などは温存しています。さらに、国民には、来年10月に消費税10%増税を強行すれば、さらに格差と貧困が広がることは必至です。軍事費は過去最大の5兆1,911億円となりました。第2次安倍政権発足以来増額を続けており、4年連続で過去最高を更新しています。原発問題では、原発の再稼働、核燃料サイクル、原発輸出の推進を進めて、国民の原発即時ゼロの願いに反しています。国民の暮らしを守り、日本経済のゆがみを正すことこそ国政に国民が望むことです。このような国政だからこそ、市政は市民の暮らしを守ってほしい、そのような願いに対して、来年度予算、彦根市の予算はどのようであったか検証する必要があると考えます。  市は、一般会計は6年連続増加し、過去最大規模になったと発表されました。しかし、預金に当たる基金は、財源不足を確保するため30億円余りを取り崩して、平成30年度の基金残高は約51億円で過去最低となることが明らかになりました。特に、財政調整基金は前年度比約23億円の減で約2億円となり、まさに枯渇状態となることが明らかになっています。  このような状況の予算立てで、私たち日本共産党は前進面もあったと評価はしています。  一つは、小学校3年生まで通院も含めた医療費の無料化が図られたことです。私たち日本共産党が何度も議会で取り上げ、市民団体からも強い願いがあった子どもの医療費が、やっと4月から通院も含めた医療費の無料化が小学校3年生まで拡大されます。8,113万9,000円の予算立てですが、通院無料化の一歩として評価をいたします。多賀、甲良は対象は中学校卒業まで、特に豊郷は高校卒業まで実施をされていることから、さらに拡大に向けてご努力をいただきたいと願っています。  二つ目には、前年の除雪費の対策が不十分で非常に市民に混乱を招きました。その反省に立って、従来は委託業者への重機の借り上げ経費について実績払いから固定経費として充実をさせ、安定した除雪体制の構築を図るため、予算が736万6,000円から4,613万円と拡充されました。また、機械購入補助や作業委託事業補助など拡充をされ、さらに充実をされたことは評価に値すると考えています。  三つ目には、住宅リフォーム制度の継続がされ、5,800万円から6,000万円と予算が増額をされました。市内の事業者の経営応援と、そして市民の暮らし応援になるための制度が継続をされたことは評価できると考えています。  そのほか、栗見橋補修設計費の計上で、本格的な開通にめどが立ちました。  五つ目には、障害者65歳以上の移動支援の継続の予算がついて、障害者の皆さんに明るい材料が提供できたことは評価できます。  しかし、以下の点では、市民にとって本当に暮らし応援になったのかどうか、無駄遣いの公共事業と言われる状況ではなかったのか、強く反省を求めたいと考えています。  一つ目には、市庁舎耐震化整備事業21億5,000万円が計上されています。岐建株式会社との間に裏合意があり、真相究明のための百条委員会が設置をされ、事態の究明に議会が動き出したにもかかわらず、建設会社への支払いのための予算計上など論外と言わなければなりません。  さらに重大なのは、昨年6月定例会で確かに議会は賛成多数で約30億円で岐建との随意契約を認めましたが、これはあくまで市の設計書に基づく工事を全て行っていただくことが契約の前提です。今、予算常任委員会で、市長は、驚くべきことに、これまでいわゆる表の契約はあくまで有効であるとの弁護士の見解があると述べられていました。しかし、一転をして、裏合意が有効であるとの弁護士の見解があるとして、いわゆる裏合意に基づいた交渉を岐建と進めていると答弁をされました。であるなら、今日提案をされている21億円の予算計上は裏合意に基づく支払いとなります。なおさら議会は認められないことになります。なぜなら、昨年6月定例会で契約を認めたのは表の契約であり、9億4,000万円もの工事を除いた裏合意を議会は認めてきたことはありません。裏合意に基づく支出を議会に諮るのなら、表契約から外した9億4,000万円分の工事をどうするのかなど、全てを整理した上で議会の提案をすべきではなかったかと考えます。  二つ目に、金亀公園整備事業に1億円、そして、荒神山公園整備事業に約2億円が計上されました。このことを認めれば、金亀公園の整備事業24億円に道を開くことになります。そしてまた、市民体育センターの整備事業に1億8,766万円が計上されています。埋蔵文化財調査、設計業務、敷地造成工事等です。この市民体育センターの整備費は64億円。この64億円には外構工事が含まれていないとの答弁がありました。まさに市の会計を圧迫する大きな要因になるこれらの事業は見直すことを強く求めたいと考えています。  また、同和関連事業に1億円を超える予算が計上されています。2002年に同和対策事業特別措置法が廃止されたもとで異常と言わなければなりません。憲法25条では、誰もが文化的な生活を保障されるはずです。この予算を困っている市民に等しく救済することに使うことこそ求められています。特に、先ほどの委員会の中でも、特定の運動団体、部落解放同盟に対する公費の助成が盛り込まれていることが明らかになりました。このような予算の使い方はきっぱり是正をすることを求めておきたいと考えています。  また、工場設置奨励事業に4,000万円が使われることが明らかになりました。市内の12の会社、特に大手企業にこのお金が使われるということです。私たちは、住宅リフォームのさらなる拡充で市内の自営業者の皆さんや市民の暮らしを応援できる、そのような手だてこそ求めていきたいと考えています。  以上、議案第1号に対して反対討論といたします。  議案第2号平成30年度(2018年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算に反対する討論を行います。  国保会計では今年度の状況をお尋ねいたしました。今年度の状況は、国民健康保険事業に加入をしている世帯は市内で1万4,080世帯、そのうち滞納世帯が2,936世帯と答弁がありました。これは実に加入世帯の20.8%にも上ります。また、一旦病院で全額を払わなければならない資格証明書の発行が22世帯あったとお聞きいたしました。まさにこのような状況は、高くて払えない国保の保険料の状況をあらわしていると考えています。  来年度の国民健康保険料についてお尋ねをいたしました。40代の夫婦と子ども2人の世帯、介護保険料の負担がある世帯で世帯所得が300万円の場合、51万3,200円になることが明らかになりました。これは今年度の保険料から約3,100円の引き上げとなります。これは、ほぼ県下で6番目に高い金額であるとの推定の答弁となりました。国保の都道府県化でも、市町村がこの国保事業に責任を持つことは依然として続きます。私は、一般会計からの補填などで引き下げる努力をしていただけなかったか、疑問に感じているところです。特に、基金の残高が今年度5億5,000万円から来年度は6億1,000万円に積み上げる予定であると言われました。6,000万円も積み上げるのなら、このお金を保険料の引き下げに回すべきではなかったか、そのことを強く申し上げて国保会計の反対討論といたします。  次に、議案第6号平成30年度(2018年度)彦根市介護保険事業特別会計予算について反対をいたします。  特に介護保険については、3年前の保険料の見直しで、第6期介護保険計画から第7期介護保険計画に移行をいたします。先ほどの市の答弁では、月額5,365円が5,860円、年額にしましたら6万4,400円が7万320円に引き上げられることが明らかになりました。一般会計からの繰り入れで保険料を引き下げる、あるいは維持する、このような努力ができなかったか疑問に感じているところです。  以上、三つの議案に対して反対討論といたします。 433 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  西川委員。 434 ◯委員(西川正義君)   議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算について、公政会を代表して反対の立場から討論をいたします。  一般会計予算のうち、本庁舎耐震化整備事業における工事請負費につきましては、工事請負契約において、1月段階で地方自治法施行令に違反が発覚したとの説明が執行部からあったところであります。本予算常任委員会におきましても、多くの議員から契約への疑義の発言が出されております。本案件につきましては、議会で設置された百条委員会における調査が控えている状況であり、現時点におきましては耐震化工事を中止・凍結するべきと考えます。よって、平成30年度一般会計予算につきましては、市民生活に大きな影響をもたらすことを十分に理解しているところでありますが、公政会として反対の意を表して討論といたします。 435 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 436 ◯委員(獅山向洋君)   議案第1号に対する反対討論を行います。  反対の趣旨は幾つかあるのですが、まず、第1は本庁舎耐震化整備事業でございます。  それから、第2は、ご本人を目の前に置いて言いにくいんですが、山根副市長が特別顧問になられるということについて反対いたしたいと思います。  それから、第3は、荒神山公園整備事業、金亀公園整備事業について反対いたしたいと思います。  第4点は、新市民体育センターに関係する移転の予算について反対いたします。  それから、5番目は、これは金額的には小さいんですけれども、アナーバー市との関係で、国際交流推進ということになっておりますが、これは、やはり大久保市長の市民に対してどう考えているかということについて私は厳しく批判したいと思っておりますので、反対したいと思います。  最初の1番、2番はちょっと後回しにいたしまして、まず、3番目の荒神山公園整備事業と金亀公園整備事業について反対の理由を申し上げたいと思います。  これは両方を合わせますと3億円余の事業になっているわけでございます。これはなぜ今急ぐ必要があるのかということが一番大きな理由です。なぜかといいますと、金亀公園整備も荒神山公園の整備も、国体に向けとは書いておりますけれども、国体関連ではございません。それなのに、なぜ、これだけ財政状態が厳しい、特に財政調整基金が本年度は2億円という状態のもとで、このような事業をやるのか、これはまさに財政に対する音痴ではないか、全くその方面について感覚がないのではないかと私は思っております。そういう点でこれに反対しますし、同時に、先ほどもお話がありましたように、これを認めてしまうと、さらに全体として24億円という話につながってまいりますし、また、間接的には、これは市民体育センター取り壊し、そして、さらにその敷地を県にただで貸す、半永久的に貸してしまう、しかも、県営の多目的広場がなくなるからこちらへ持ってくるという、非常に我々として、彦根市としては耐えがたい問題であると。そういう意味でも反対せざるを得ないということでございます。  それから、次に、市民体育センター整備事業で、これだけでも1億8,700万円余でございます。これも大きい金額でございますけれども、これについては今まで何回も反対を述べてまいりましたので、今この場においては余り詳しく述べません。やはりこれについては反対しておかなければいけないと考えております。  さて、それともう一つ、アナーバー市の問題でございますけれども、半世紀もアナーバー市と交流してきたわけです。しかも、彦根市は形だけの交流ではなかったんですね。本当に真面目に交流してまいりました。ですから、彦根市の中学生も、この半世紀の間、たくさんの人がアナーバー市を訪れましたし、同時に、アナーバー市からは中高生の人が彦根市にたくさん来ているわけなんです。そういう50年という節目を迎えながら、何とご説明では、市からの参加は市長と議長と随行職員3名と。これだけで済まそうと考えていること自体、私は彦根市民として耐えがたい気持ちでおります。本来ならば、彦根市50年を記念して、彦根市からきちっと使節団を送るということが当然ではないかと思います。  それから、同時に、今までアナーバーへ行って、ある意味では人生でよい体験をした、悪い体験もあるかもしれませんが、何とも言えませんが、とにかくよい経験をしたたくさんの方々がおられるんですから、50周年を記念して、やはりそういう方々に彦根市でたくさん集まっていただいて、そして華やかに祝賀するというのが当たり前ではないでしょうか。  皆さんも最近いろいろお聞きになっているかもしれませんが、定住人口、交流人口、このごろは関係人口というのも総務省は言っているわけです。まさにこのアナーバー市に行って全国に散らばっておられる方々は、彦根市にとっては非常に貴重な関係人口なんです。なぜこういう方々を呼んで祝賀会でもやらないのかと。この辺が発想の貧困と言うほかないのではないかと思っております。同時に、アナーバー市へ行っても、彦根市に来られたアナーバー市民が結構おられるかもしれない。少々のお金を使っても、そういう方々に来ていただいて彦根市の思い入れを語っていただく、そしてまた、交際交流の実を上げる、それぐらいのことを考えなければいけないと私は思っております。そういう意味で、これは余りにも金額が小さいという意味で、また、発想が貧困であるという意味で私は反対いたします。  さて、一番重要な本庁舎耐震化整備事業でございます。これについては既にいろいろな意見が議員各位から出ておりますので、余り詳しくは申し上げませんが、ただ、非常に重要なことは、今までの山根副市長や市長が言っておられたことは、民法のイロハを完全に失念しているか、あるいは無視していると思います。民法の第95条には、ちょっと読み上げますけれども、「意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。ただし、表意者に重大な過失があったときは、表意者は、自らその無効を主張することができない」と。これは第95条ですから、我々は民法を習い始めて最初ぐらいに出てくる話でして、簡単に言うと、契約するときに重要な部分について錯誤、思い違いがあったときはもう無効ですよと。ただ、契約するときに、表意者、簡単に言えば彦根市長、彦根市が請負契約の相手方との間で契約を結んだときに、彦根市側に重大な過失があったときは、彦根市は無効を主張することができないということなんです。極めて常識的な話なんですよね。  そこで、一つ例として挙げますと、私たち議会は、去年の6月定例会で岐建と彦根市との間の請負契約を議案として出されたわけです。賛否両論ありましたけれども、最終的にこの議案は可決されました。しかし、皆さん、考えてください。こんな9億円も10億円もなる裏契約があったということだったら、我々議員はこの議案を議決したでしょうかということなんです。これは明らかに議会も錯誤があったんです。要素の錯誤、重大な錯誤があったわけです。そういう議決だから、これが契約であれば無効なんです。我々議会も、本当はこういう去年6月の議決は無効だと言っても決して笑われることではないと思います。だから、議会としては明確に、我々にははっきりした錯誤があったから、あの議決は無効だと言うべきだと私は思っております。  さて、次に契約の問題になりますが、最高裁に一つの判例があったとか何だかんだおっしゃって、あたかも有効であるかのようにおっしゃっていますけど、私はとんでもない話だと思います。もし本当に彦根市長が知らなかったということならば、知らなかったというのは錯誤なんです。こんな裏契約があるということを知らなかったんだから錯誤なんです。だから、当然に重要な要素、9億円、10億円の金額について錯誤があったんだから、無効だと彦根市長は主張しなければいけないです。ところが、それを一向に主張されないから私は不思議でかなわないのです。逆に言うと、表意者、つまり彦根市長に重大な過失があったのではないか、だから無効を主張することができないのではないかと私は思っているんです。ただ単に重大な過失ではなくて、言うならば、むしろ彦根市長がそういう請負契約を職員に対してやれと言ったからこういうことになっているのではないかと思っています。ですから、彦根市長は現在疑われている立場なんです。  また、私は山根副市長にも申し上げたいんですけど、なぜこういう民法のイロハみたいなことをきちっと大久保市長に言わないのですか。むしろそれは本当におかしいと思っています。こんな重大な錯誤がありながら、知らなかったと言いながら、なぜ無効ということを言わないのか。これは残念ながら弁解することはできませんので、また後で聞きましょう。    (「再交渉。再交渉です」と呼ぶ者あり) 437 ◯委員(獅山向洋君)   違います。再交渉ではないです。たまたま今、再交渉とおっしゃいましたからね。再交渉は無効だと言ってからの問題です。無効とも言わずに再交渉するというのは明らかに官製談合です。いいですか。9億円も10億円も差があるのに、それを再交渉して、そして5億円、6億円でおさめようなんてことを考え出したら、これはもう罪を重ねていることになるんです。重大な錯誤があったから無効とすることも言わずに再交渉しているということは、官製談合をまさにやっているということなんです。  それで、私は申し上げておきたいのは、逆に言うと、無効だと言ったら損害賠償請求されるとか、そんなことをおっしゃるけど、それはおかしいんです。なぜかといいますと、無効だと言った途端に、岐建の方から、市長、こういう文書がありますよと言われるのではないかとか、あるいは、録音がちゃんとありますよと言われるのではないかという弱みを持っているから再交渉しておられるのではないですか。ですから、私は、盛んに市長はお知恵を借りたいとかおっしゃるからお知恵を貸しますけど、こんなものははっきりと無効だと言うべきなんです。知らなかったとおっしゃっているんですから無効だと言うべきです。無効だと言って契約を完全にもとへ戻してしまった上で、債務負担行為を増額して補正して、そして新たに入札すると。こんながらんどうになっていますけれども、そんなことは関係ないのです。改めて、がらんどうのままでどうするかということで、きちっと金額を積算して、そして、言うならば、再入札というのは語弊がありますが、現状のままで入札をしてもらうと。それが本来のあるべき姿でしょうが。だから、今やっておられることは、私は極めて怪しいと思っています。ですから、こんなことに絶対市議会としては承知できないのです。言うならば、この部分だけではないのです。ほかの部分についてもみんな疑いが広がってきているということだけはしっかりと認識していただきたいと思います。これはいずれ本会議でも当然しっかりとまた申し上げますけれども、いつまでたっても、まるで契約が有効であるかのようなことばかりおっしゃっているから、改めてここで念を押しておきます。  そこで、さっき2番目に申し上げた、山根副市長がまた特別顧問になるみたいなことをおっしゃっているけれども、私は反対します。なぜかと申しますと、言うならば特定の問題について、例えば世界遺産とか、そういうことだけについての顧問ならば、それはわからないでもないですが、どうもご答弁によると、何か市政全般についての顧問であるかのようなことをおっしゃる。これは私は反対なんです。なぜかと申し上げますと、現に法律の問題でも、初歩的なことについて民法のことを無視しておられるわけです。市長にこういう条文がありますよ、だからこうしたらどうですかと言うのが本来なのに、まるで弁護士がこう言ったとか、あるいは有効だとか、そんなことをおっしゃっていること自体が市政のあり方をゆがめていると私は思っております。  同時に、もしそんな全般的な顧問になられたら、まさに言うならば身内みたいな形でいろいろなことを大久保市長にささやかれると私は思っています。ひょっとしたらというか、前にも新聞に書かれたご記憶があると思いますが、人事についてまで、またこそこそおっしゃって、そして大変な被害をこうむる方が出てくるかもしれない。そういう意味で、私は、こういう法律的にもおかしなことをおっしゃっているし、いろいろなことであらゆる面でアドバイスを受けたとおっしゃっているけれども、私は大久保市長がどういう面でアドバイスを受けられたかわからないから心配しているんです。やはり彦根の行政としては、本来はきちっと、副市長はいるべきですけれども、それはいないとしても、部長から、あるいは次長、課長、皆ヒエラルキーとしてあるわけなんです。その正当な組織の中で、きちっとやはり市長はアドバイスなり、いわゆる報・連・相というものを受けられるべきです。そんな妙な形で特別顧問を置かれては私どもが迷惑だということをはっきり申し上げておきたいと思います。  以上、いろいろと申し上げましたけれども、私はやはり、議員の皆さんもほとんど反対しておられるので安心はしておりますけれども、それはそれとして、いかに深い問題があるかということだけはわかっていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。以上です。 438 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。  北川委員。 439 ◯委員(北川元気君)   それでは、議案第1号の一般会計予算に反対の討論をいたします。  反対の前提として、まず、もう大久保市政が信じられないということです。その理由は、もう皆さんが述べられたとおり、今回の耐震の問題、地方自治法施行令違反の裏合意があったということの問題も当然ですけれども、大久保市長は、今回の代表質問のところでもありましたけれども、今回、この裏合意にかかわったのは誰かと私が質問をしたところ、川嶋前副市長、それから都市建設部長、企画振興部長、総務部長と4人の名前を挙げられました。しかし、企画振興部長、総務部長は、その後、いや、そんなことはないということで全く違う答弁が上がってきました。ということは、その時点ででも大久保市長は誰がこの裏合意にかかわったかということをわかっていなかったわけですね。この時点で完全に大久保市長の組織は崩壊していると私は感じました。  それから、トップマネジメントの強化ということで副市長を2人にしてこられましたけれども、私は、代表質問の方でも、トップマネジメントの強化になっていたんですかと聞いたら、これだけの問題があったにもかかわらず、大久保市長はこう述べられています。「副市長それぞれの専門的知識を活用していただき、個々の事業内容の充実や進展が図られたと考えており、トップマネジメント機能が強化されたものと考えております」と、この副市長2人でやってこられたことを評価しておられるんですね。これを聞いて私は本当に驚きました。  そこで、予算の反対、具体的に何かというところですけれども、もう耐震の事業は皆さん述べられているので、それ以上は申しませんが、一つだけ言わせていただくと、この耐震の事業をもし市民を代表する我々議会が認めたとしたら、これは裏合意を認めたことになるんです。そして、今、岐建と市の方で、間引いた分、取りやめた分の工事をどうするかという協議を弁護士を入れてしているという答弁がありましたけれども、これこそまさに官製談合ではないですか。それの片棒を担ぐような予算には、当然、私たちは賛成はできません。  それから、先ほども申し上げましたけれども、副市長体制がもう崩壊している、トップマネジメントが機能していないということを申し上げましたけれども、それに加えて、山根副市長を特別顧問にされるという今回の予算です。これについても私は反対なんですけれども、そもそも副市長1人分の予算もここに上がってきておりますけれども、その副市長はまだ誰かもわかりません。どういった方になってもらえるのかもわかりません。報道でもありましたけど、そんな火中の栗を拾うような方が見つかるとも思えません。そんな状態でやっていけるのかということはさらさら疑問でありますので、当然、この特別顧問にも、副市長の今のお考えにも反対であります。  それから、次に、金亀公園の再整備にかかわる予算も計上されていました。これももう反対討論がありましたので詳しくは述べませんが、この予算を認めてしまうと、これから24億円という計画がどんどん進んでしまうと。ここでしっかりととめておかなければいけない。財政調整基金は残り2億円の見込みとなっています。市長は、去年の市長選挙で、多くの市民から財政の不安についての声が上がったときに、財政は健全だと言っておられたけど、予算説明のときには厳しい財政状況でということで、ダブルスタンダードのようなご答弁をされています。市民を欺くような言葉だと私は感じています。こういったことからも、しっかりとこの金亀公園再整備の大型事業を見直していかなければいけないと私は思います。  それから、市民体育センター取り壊しがもう既に前提となって関連の予算が出てきております。新市民体育センターは64億円、まだここから外構費もかかるということであります。これも、先ほど申し上げましたとおり、中期財政計画を新年度早々に発表するということで答弁がありましたけれども、しっかりと大型事業を見直す必要があると。今ここでスタートしてしまったら、市民体育センターを取り壊してしまったら、これはもう戻れないわけですから、そこをしっかりと見直していただく必要があると再三申し上げてきております。そういった点からも、この当初予算には反対とさせていただきます。 440 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 441 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第1号から議案第9号までに対する討論は、これにて終了します。  以上をもって、本委員会に付託されました全議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  まず、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第1号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 442 ◯委員長(上杉正敏君)   起立なしであります。  よって、議案第1号は原案を否決すべきものと決しました。  次に、議案第2号平成30年度(2018年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第2号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 443 ◯委員長(上杉正敏君)   ご着席願います。  起立多数であります。  よって、議案第2号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号平成30年度(2018年度)彦根市下水道事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 444 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号平成30年度(2018年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 445 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号平成30年度(2018年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 446 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号平成30年度(2018年度)彦根市介護保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決します。  議案第6号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 447 ◯委員長(上杉正敏君)   ご着席願います。  起立多数であります。  よって、議案第6号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号平成30年度(2018年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    448 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号平成30年度(2018年度)彦根市病院事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 449 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号平成30年度(2018年度)彦根市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 450 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了します。  お諮りします。本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 451 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で全て終了しましたが、皆様方には、3日間にわたり慎重かつ熱心なご審査を賜り、また円滑な委員会運営にご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。  以上で予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後6時38分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...