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平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-03-12

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  1. 彦根市議会 2018-03-12
    平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-03-12


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時29分開議 ◯委員長(上杉正敏君)   皆さん、おはようございます。  ただいまから予算常任委員会を開きます。  本日は、先日お諮りしましたように、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算、議案第2号平成30年度(2018年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号平成30年度(2018年度)彦根市下水道事業特別会計予算、議案第5号平成30年度(2018年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算、議案第7号平成30年度(2018年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第9号平成30年度(2018年度)彦根市水道事業会計予算に対する審査をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りします。  審査の方法については、最初に議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について説明を受けた後、それに対する質疑を行っていただき、次に議案第2号、議案第3号、議案第5号および議案第7号の平成30年度各特別会計当初予算ならびに議案第9号の平成30年度事業会計当初予算について説明を受けた後、それに対する質疑を行っていただくこととして、2回に分けて審査願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  委員各位におかれましては、9日に続き、会議規則第108条の「発言は全て簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲を超えてはならない」という規定を遵守していただきますようお願いしたいと思います。また、執行部の方々も質疑の内容をしっかり把握した上で、簡潔明瞭かつ的確な答弁に努められますようお願いします。  なお、必要に応じて彦根市議会基本条例第10条第2項に規定する反問権を行使され論点整理をしていただきますようお願いいたします。  それでは、最初に、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について審査いたします。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 3 ◯財政課長(杉本弘之君)〔議案第1号のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 4 ◯委員長(上杉正敏君)   市民環境部次長。 5 ◯市民環境部次長(辻 宏育君)〔議案第1号のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 6 ◯委員長(上杉正敏君)   産業部次長農業委員会事務局長。 7 ◯産業部次長農業委員会事務局長(中村武浩君)〔議案第1号のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 8 ◯委員長(上杉正敏君)   都市建設部次長。 9 ◯都市建設部次長(藤原 弘君)〔議案第1号のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕
    10 ◯委員長(上杉正敏君)   上下水道部次長。 11 ◯上下水道部次長廣田進彦君)〔議案第1号のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 12 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午前10時58分休憩                                 午前11時13分再開 13 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  赤井委員。 14 ◯委員(赤井康彦君)   予算書の111ページのキッズISO事業委託料についてです。毎年聞いているのですが、先ほどのご説明で、4年生から6年生を対象とのことでした。35万3,000円の内訳ですが、全小学校分の予算なのかをお聞かせいただきたいと思います。  予算書の231ページ、空き店舗活用地域経済活性化事業チャレンジショップひこね事業補助金についてです。前年度も補助していただいていたと思いますので、実績等をお聞かせ願いたいと思います。  以上です。 15 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 16 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   まず、キッズISO事業委託料35万3,000円の件です。こちらは市内全校ではありません。毎年の実績でいきますと、1校ないし2校ぐらいで実施していただいています。その分として、予算を見ている状況です。国際芸術技術協力機構に委託して実施することがありますが、大体、生徒の使う教材の材料代として委託料を見て、予算を計上しております。 17 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 18 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   空き店舗活用地域経済活性化事業の実績ですが、平成29年度につきましては、2件の申請があり、2件の利用者となっております。両方とも美容院を経営されています。 19 ◯委員長(上杉正敏君)   赤井委員。 20 ◯委員(赤井康彦君)   ありがとうございます。  キッズISOですが、もう10年近く事業をされております。今も1、2校という話でした。もうそろそろ考えるべき時期に来ているのではないか。事業的には大好きな事業ですので、いいとは思うのですが、ここまで来ると、もう少し考えるべき時期に来ていると思います。そのあたりについてお聞かせ願いたいと思います。  それと、チャレンジショップですが、2件の実績とのことでした。前々回にお話したときに、芹川以北の地域を対象にされていたと思っております。広域的に広げることこそ、チャレンジショップの意義があるのではないかというような話をした記憶がありますけれども、そのあたりについての変化やお考え等をお聞かせ願えればと思います。 21 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 22 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   キッズISOの今後についての見解です。委員のおっしゃるとおり、前は4校とか、7校というような実績で、200、300人近い生徒に受講いただいて実施してきた経緯がありますが、ここ数年は1校ないし2校程度で、多くても150人程度の参加になっています。将来的には、やり方を見直す必要があると思っています。おっしゃられたように、私もこの事業自体はいいことだと思っていますので、何らかの形で継続していきたいと思っています。やり方として、小学校4年生、5年生という形で進めていますけれども、どうしても学校のカリキュラムに組み込んでいただくのが手間がかかって難しいところがありますので、学校単位でやるのかも含めて検討しながら、今後のあり方を議論していきたいと考えております。今すぐに「こうだ」という方向は持っておりませんけれども、何らかの方法は考えていかなければならない、検討課題だと思っているような状況です。 23 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 24 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   空き店舗活用事業につきましては、おっしゃるように、芹川以北の中心市街地の区域を対象にして実施しております。それを芹川以南にもとのことですが、この事業は効果があるものだと認識しておりますけれども、中心市街地の活性化を目的に実施していますので、芹川以南については、引き続き、調査・研究してまいりたいと考えております。 25 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員。 26 ◯委員(安澤 勝君)   大きく、2点教えていただきたいと思います。  予算書の203ページのごみ対策経費のうち、先ほど、不法投棄されたごみの処理というようなご説明を聞いたと思っております。現状、不法投棄されたごみの処理費用が幾らぐらいかかっているのか。こういった予算立てをされているのですが、山中などで結構不法投棄が増えているような状況だと思うのです。この予算の中で、どういう方向で取り組んでいかれるのか、詳細についてお聞かせいただければと思います。  もう1点。予算書の205ページのごみ処理施設新設事業3,940万7,000円の詳細な内訳をご説明いただきたい。  まず、この2点お願いしたいと思います。 27 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 28 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   答弁が前後いたしますがよろしいでしょうか。 29 ◯委員長(上杉正敏君)   結構です。  生活環境課長。 30 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   先に予算書の205ページのごみ処理施設新設事業3,940万7,000円の詳細を説明させていただきたいと思います。  この科目どおり、現在進められております新ごみ処理施設の建設に向けた経費の市町負担金です。彦根市だけではなく、まず総額でご説明させていただきたいと思います。市町負担金の総額が6,336万7,000円となっております。冒頭で、建設推進室の職員4名の人件費と申し上げました。そこに臨時職員2名分の人件費も含めた額として約4,000万円。新ごみ処理施設整備基本計画策定検討委員会の委員報酬が主なもので11万3,000円。整備基本計画策定等業務委託の全体経費が460万1,000円。建設推進室の事務経費的なものが70万1,000円。広域行政組合の全体的な管理運営を行う経費、建設推進室、紫雲苑の管理運営、中山投棄場の管理運営の三つに按分されていまして、その経費が1,677万円ほどかかりますので、合計6,429万2,000円。ここに予算の歳入として財源充当される部分として、国庫補助金の財源充当92万5,000円がありますので、結果として6,336万7,000円となります。彦根市の負担分としましては、均等割、人口割を合わせまして62.19%が彦根市の持ち分になりますので、掛けまして3,940万7,000円になってくるとご理解いただきたいと思います。 31 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 32 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   不法投棄の件についてお尋ねだったと思います。  不法投棄対策につきましては、現在、委託しまして、毎日、市内を巡回しておりますのと、市内を8ブロックに分けまして、監視に巡回をしてもらっています。そういった取り組みのおかげをもちまして、年々、不法投棄物は減少してきているところです。また、不法投棄の多くは、河川敷、林道沿いにされますが、そういった件数も年々減ってきており、過去の実績等を勘案しまして、予算計上させてもらっているところです。 33 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員。 34 ◯委員(安澤 勝君)   広域行政組合の彦根の負担の部分に関しては、詳細についてご説明いただきましたので理解いたしました。約3,900万円のうち460万1,000円は、2月27日の広域行政組合の方でバツになったのですけれども、この予算の中に含まれていると思うのです。その執行はどのようになるのでしょうか。 35 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 36 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   2月下旬の広域行政組合議会の方で修正案が出されて、整備基本計画策定業務委託の460万1,000円が除かれた状態で予算が可決されました。本市がどうなるかというよりも、広域行政組合の方でどのような処理をされるかということになってくると思います。現状としましては、申し上げた予算上の金額になってくるだろうと思うのですが、例えば修正案のままとなれば、委託料の分は減額された状態での負担金になってくると考えております。本市の持ち分としましては、460万1,000円のうち250万1,000円が委託料になりますので、その分が減額になると考えております。 37 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  矢吹委員。 38 ◯委員(矢吹安子さん)   予算の概要書の17ページ、コンビニ交付事務ですが、昨年より953万7,000円減少しています。昨年の実績を聞かせてください。それと、今回の予定人数。それが一つ目。  それから、その下の番号制度対応事業も、昨年より418万5,000円の減です。彦根市の平成30年度の予定枚数は幾らでしょうか。  同じく概要書の75ページの立花船町線街路事業です。いつも自転車で通っているのですが、完成予定は平成31年と伺いましたけれども、このままで供用開始できるのでしょうか。また、文化財調査というのはどの辺を調査されるのかも聞かせてください。 39 ◯委員長(上杉正敏君)   市民課長。 40 ◯市民課長(吉田としみさん)   今聞かれた中で、まずはコンビニの実績なのですが、戸籍や印鑑証明、住民票を窓口に取りに来られている方の約6%がコンビニで出されているという形です。人数的には手持ちの資料がないので、また後ほどになります。お願いします。  それから、マイナンバーカードですが、交付し始めたのが平成28年1月からで、累計で1万2,000人ほどがマイナンバーカードを取得されています。伸び率は、最初はすごくよかったのですが、段々と少なくなりました。最初は、絶対につくらないといけないものだと思われていた方がかなりおられたようですが、段々、目減りしているような状態です。今年の1月末までで1万1,900人、約1万2,000人、2月1カ月間で100人ほどの実績となっております。 41 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 42 ◯道路河川課長(木村康介君)   ご質疑のありました立花船町線についてです。  今のところ、平成31年度完成に向けて努力しているところですが、実際問題として、地権者がまだ4件残っております。その用地が平成30年度で買収できれば工事のみとなりますので、ある程度のめどは立つと思いますが、用地交渉がまだ4件残っておりますので不確定な部分があるというのが正直なところです。  また、文化財調査につきましては、契約している用地での文化財調査となる予定です。場所的には、キャッスルホテルの南側の道路を立花船町線の方へ入ってきていだいたところで、用地の買収が完了している部分がありまして、そちらの文化財調査の予定となっています。 43 ◯委員長(上杉正敏君)   矢吹委員。 44 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。  コンビニ交付は6%とのことですが、平成30年度はどれぐらいを予定されているのか。また、全体ではどれぐらいのパーセンテージになっているのか。同様に、マイナンバーカードの平成30年度の予定枚数を教えてください。  それから、キャッスルホテルの近くと言われましたが、この前、見せていただいて関心しました。埋めてしまうともったいない。ガラス張りだったらよく見えていいのに、道路になるから無理なのだろうと思いました。わかりました。平成31年度の完成予定ですが、遅れる可能性があるのですか、教えてください。  以上です。 45 ◯委員長(上杉正敏君)   市民課長。 46 ◯市民課長(吉田としみさん)   先ほどのコンビニの件については、調べておりますので、もうしばらくお待ちください。  マイナンバーカードの予定枚数ですが、1カ月に100枚程度ですので、年間1,200枚となっております。住民基本台帳カードを持っておられる方は、有効期限が切れていない方がほとんどですので、引き換えが遅いのではないかと思っています。 47 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 48 ◯道路河川課長(木村康介君)   平成31年度完成の話ですが、先ほど言いましたように、用地交渉がまだ4件残っております。順調にいけば、平成31年度完成のめどが立つと思いますが、正直、用地交渉が非常に難航していますので、遅れる可能性の方が高いと思っております。 49 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 50 ◯委員(北川元気君)   それでは、主要事業の19ページの国際交流推進経費について質疑いたします。姉妹都市提携50周年事業として、交流事業を行うとのことですが、詳細を教えてください。  それから、国際交流サロン運営事業で、外国人住民と日本人住民が気軽にふれあう場として国際交流サロンを設置するとのことで、継続でされていると思うのですが、中身についてお聞かせいただきたいと思います。 51 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 52 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   まず、1点目の姉妹都市提携50周年事業の内容についてです。彦根市とアナーバー市は1969年3月に姉妹都市となって以降、市民使節団の相互派遣や中学生の相互派遣、彦根市職員の研修派遣など、交流事業を実施してまいりました。2019年3月28日に50周年を迎えますので、平成30年度は50周年を記念して、彦根市長と市議会議長がアナーバー市を訪問し、アナーバー市の市長や教育長、アナーバー市の姉妹都市の委員会の方とお会いする予定です。  2点目の国際交流サロンの件です。国際交流サロンは、日本人や外国人を問わず、市民が気軽に集い交流を育む場として、平成6年4月に開設しております。サロンには、日本語だけではなく、英語やポルトガル語、中国語を初めとする外国語の書籍や資料をそろえているほか、国際交流事業に関する情報提供も行っています。サロンの主な業務としましては、県内の国際交流情報の提供や、国際交流団体との共同で外国人市民と日本人市民との交流促進をうたっております。さまざまな問い合わせも入っております。例えば外国の方からは、日本語教室はどこでされているのか、奨学金や就職についての相談もあると聞いております。逆に、日本人の住民からは、英語を勉強するところの問い合わせがあると聞いております。 53 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 54 ◯委員(北川元気君)   50周年を記念して、市長と議長がアナーバーに行かれるとおっしゃったのでしょうか。2人だけですか。確認させていただきたい。  国際交流サロン運営事業は、これまでやってきたことと新年度にやることは大差がないのですか。同じことをずっとやってこられているように思うのですが、そういうことなのでしょうか。 55 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 56 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   1点目のアナーバー市への訪問は、市長、議長、それぞれの随行職員、国際交流の担当職員の5名が訪問する予定です。  2点目の国際交流サロンですが、サロンとしては特に新しい取り組みは考えておりません。同様の事業を行っていく予定です。 57 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 58 ◯委員(北川元気君)   アナーバー市に、市長、議長を含め5名で行かれるとのことですが、市民の方を公募したり、自費で参加する人は一緒に行きませんかとか、そういうことは考えておられるのかというのが、1点。  国際交流サロン運営事業については、これまでと変わりないとのことでした。19ページの国際交流推進経費の下の方で、中学生が研修に行ったり、アナーバー市から受け入れたり、湘潭市の費用も入っていますが、これまでやってこられたことと変わりなく、同じ形でやっていかれるのかを教えてください。 59 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 60 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   まず、アナーバー市との50周年記念事業で、市民の公募はしないのかとのご質疑ですが、滋賀県とミシガン州が昨年11月に友好提携50周年を迎えられ、平成30年9月、我々がアナーバーへ行く時期に、滋賀県のミシガン州友好使節団を募集して、ミシガン州を訪問されます。県の使節団と参加する彦根市民の方が、アナーバー市に滞在する期間に、彦根市長と議長の訪問団も訪問して、彦根市民の方と50周年を祝うこととしております。したがいまして、彦根市としては公募はしませんが、滋賀県が公募されるミシガン州友好使節団に参加される彦根市民の方がアナーバー市を訪れることとなっております。本市としましても、「広報ひこね」等で、ミシガン州の友好使節団の公募を周知する際、アナーバー市との姉妹都市提携50周年記念としてアナーバーを訪れることも掲載し、多くの彦根市民の方が応募されるように努めてまいりたいと考えております。  それと、2点目の国際親善事業での中高生の事業が新年度はどうなるのかとのことですが、まず中学生の北米派遣事業は、毎年秋に行っている事業で、相手先がありますので、研修先なども相手先と相談しながら推進しております。アナーバーからの中高生の代表団の受け入れは2年に1回で、彦根に来られたときはいろいろな体験をしていただいているのですが、中高生に喜んでもらえるような中身を考えながら進めてまいりたいと考えております。それから、湘潭市の中学生交流団受け入れ事業も、予定では隔年にしていた事業だったのですが、ここ6年ほど中学生は来られていませんでした。平成30年度は、湘潭市との電話やメールでの連絡では、湘潭市から中学生が彦根に行きたいというご意向も伺っております。来られたら6年ぶりとなりますので、中学生の方が彦根に来てよかったと喜んでもらえるような事業にしていきたいと考えております。 61 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 62 ◯委員(北川元気君)   まず、姉妹都市提携50周年事業で、市としては市民に公募はしないけれども、県が募集されて、向こうで合流するというお話でした。県が募集されることを市としても周知していくというお話がありましたけれども、9月とおっしゃったので、その前に募集されると思うのですが、募集の時期や中身、人数はどれぐらいなのか、わかればお答えいただきたいというのが一つ。  せっかくアナーバー市と50周年だと言っているのに、中高生の交流について何か新しいことをやるという考えがないようなのでお聞きしたい。そういう考えはあるのでしょうか。 63 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 64 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   1点目の滋賀県の使節団ですが、募集される人数などは手持ちの資料にありませんので、調べて、わかりましたら、後でご連絡させていただきます。  2点目に、50周年なので中高生にも何か取り入れたらどうかとのことですが、募集を5月に行いまして、6月から事前研修を10回ほど行い、秋に北米に行きます。そのときに、毎年、中学生の代表団がパフォーマンスをされます。これから内容を考えていきますので、中学生のパフォーマンスの中で、何か50周年を取り入れられるようなものにできたらいいと思っております。 65 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 66 ◯委員(北川元気君)   募集の中身については、追って答弁いただけるとのことで、わかりました。  せっかく50周年なので、交流の目的をしっかりと捉える。行ったり、来てもらったりするときに、毎年やっていることと同じでは寂しいと思うのです。行かれる方にも、来ていただく方にも失礼だと思うので、何か知恵を絞って、新しいことに挑戦していただくことを要望したいと思います。  以上です。 67 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 68 ◯委員(獅山向洋君)   私も、アナーバー市との50周年は非常に関心を持っているのです。北川委員のご質疑の中で明らかになったのは、姉妹都市提携50周年事業といいながら、滋賀県のミシガンとの友好使節団に便乗しているように聞こえたのですが、明確にしておいていただきたいと思います。いかがですか。 69 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 70 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   彦根市からアナーバーの方に訪問するのは、ミシガンと滋賀県が行かれるタイミングと同じです。毎年、周年事業では、アナーバーからも彦根に来ていただいておりますので、アナーバーの訪問団をお迎えするのは平成31年度以降を考えております。 71 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 72 ◯委員(獅山向洋君)   私はアナーバー市から来られることについて聞いているのではないのです。市長と議長がいらっしゃるのは、滋賀県のミシガンの使節団でいらっしゃるのですかと聞いているのです。
    73 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 74 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   滋賀県の使節団ではございません。彦根の使節団として、市長も議長もアナーバーに向かわれます。 75 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 76 ◯委員(獅山向洋君)   日程的には重なっているということなのでしょう。滋賀県の使節団と彦根市の使節団では、どういう点が違うのですか。計画をきちんと言ってください。例を挙げますと、アナーバー市には、滋賀県の使節団とは別に、何日間か滞在して、交流を深めるとか、そういう話はどうなのか。 77 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 78 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   まず、滋賀県のミシガン州友好親善使節団の日程ですが、滋賀県の資料によりますと、9月5日から9月14日までです。県庁で出発式を行われて、9月14日に県庁に戻ってきます。私ども彦根市のアナーバーへの使節団は、現在の予定では、9月7日に出発して、9月10日に帰国する予定になっております。アナーバーでの滞在は短いのですが、50周年の交流を深めてきます。 79 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 80 ◯委員(獅山向洋君)   随分寂しい話。仮に彦根市民が滋賀県が主宰するミシガンの使節団に入っていたとしても、市長と議長とは行動をともにしないのか。アナーバー市だけ、一緒にいるのか。明確にしておいてください。 81 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 82 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   アナーバー市で県民団の彦根市民の方と彦根市の市長・議長の代表団が合流するように、滋賀県とも調整しているところです。 83 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 84 ◯委員(獅山向洋君)   まだ県と調整しているだけであって、県の使節団がアナーバー市へ来るかどうかも明確ではないわけですね。 85 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 86 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   滋賀県のミシガン州友好使節団の日程の中に、滋賀県で公募された方がそれぞれの姉妹都市に滞在される日程があります。そのときに彦根市の方はアナーバーに訪れますので、それにあわせて市長と議長の彦根からの代表団もアナーバーに向かうということです。 87 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 88 ◯委員(獅山向洋君)   県の計画にそのまま乗っているかのように聞こえる。これが姉妹都市50周年の事業というのはおかしいのではないかと思うのです。私が市長のときにあったのですが、湖南省と県が何周年かをお迎えになって、彦根市も湘潭市と記念の事業をやりました。このときも彦根市が湘潭市に滞在して、その周辺の観光もした。調査において、滋賀県が湖南省との行事をおやりになるときに、彦根市も合流したという経過があるのです。こんな50周年という記念すべき年に、市長と議長だけで彦根市の随行というような小さなことにされたのはなぜか。なぜ彦根市も、市民を募集して、使節団を出さないのですか。県の方にいらっしゃるのも構わない。けれども、なぜ彦根市として使節団を組まないのか。課長にお聞きしても無理だと思うので、市長にお聞きしたい。市長、50周年なのに、なぜですか。高松との間でもあんな失態があったのに、50周年という、まさに半世紀たっているところで、こんな小さなことをやること自体、問題だと思うのです。市長のご意見を伺いたいです。 89 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 90 ◯市長(大久保 貴君)   基本的な仕組みは、獅山委員のおっしゃった湖南省への訪問団と同じことだと思っております。平成29年度は、ミシガンから知事を初め使節団がおいでになりました。県下各地でおもてなしをしました。来年は県からミシガンへ出向く。向こうに行った際には、彦根市民の皆さんはアナーバーに滞在して友好を深めるという仕組みです。私が伺っているのは、県と州との記念式典がランシングでありますので、市長と議長は式典に参加させていただいて、その後にアナーバーで市民の皆さんが交流されている現場に合流する。向こうの市の幹部とも交流して、意見交換をさせていただきたい。  いずれにしましても、相手があることです。今年も職員が参りまして、この事業をどうしていくのか、どういうセレモニーをするのかもあわせて、向こうと協議する予定になっておりますので、平成30年度はそのようにさせていただきたい。向こうと会話をして、今後のことについての協議をしていくということでご理解いただきたいと思います。 91 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 92 ◯委員(獅山向洋君)   この程度にしておきますが、彦根市は姉妹都市を持っているので、これから中国としっかり交流しないといけないと思うのです。しかし、現状では、アナーバー市の方がはるかに人気があって、中学生の方々もこの50年にどれだけたくさんの方が行っておられるか。既に立派な社会人になっておられる方もおられる。こういうときにこそ、彦根市としてきちんと使節団を組んで、「あと半世紀、仲よくやりましょう」ということをするのが当然ではないかと思うのです。それなのに、市長と議長だけというような話。議長、怒らないでください。市長は、アナーバーへ自分が行きたいからいらっしゃるのではないかと思っています。なぜ使節団を率いていかないのですか。それが市長の役割だと思うのです。この予算に反対するというよりも、なぜこんな小さな計画ばかり立てるのか。厳しく意見を申し上げておきたいと思います。返事は要りません。私が言っているのは、なぜ使節団を送らないのか。たくさんの彦根市民が来るかもしれないのです。  以上です。 93 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後0時03分休憩                                 午後1時02分再開 94 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  市民課長。 95 ◯市民課長(吉田としみさん)   先ほど矢吹委員がお尋ねになったコンビニの実績枚数をお答えいたします。  1年間で、戸籍が351通、住民票と戸籍の附票が合わせて2,437通、印鑑証明が2,442通、税務課の所得証明と納税証明を合わせて763通、合計5,903通となっております。  それから、コンビニ交付率の今年度の予定ですが、現在、ホームページ、「広報ひこね」で折に触れてPRしておりますが、なかなか交付率が伸びてきません。今後とも引き続きコンビニのPRと、マイナンバーカードの交付も含めてPRを行って、8%を目指していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 96 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 97 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   午前中に北川委員から滋賀県のミシガン州友好親善使節団の募集概要をお尋ねでしたので、お答えいたします。  県内に在住の18歳以上の方を対象に40人募集されます。申し込み期間は4月16日から5月15日。彦根市でも、「広報ひこね」4月1日号に記事を掲載する予定です。 98 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 99 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。県内の18歳以上で40人とのことでした。応募ありきで、最終何人になるかはわかりませんけれども、せっかくなので彦根市民として参加していただくことが望ましいと思っています。4月1日号での広報の仕方によって、彦根市民がたくさん応募していただけるように努力していただきたいと思います。 100 ◯委員長(上杉正敏君)   要望でよろしいですか。    (「はい」と呼ぶ者あり) 101 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  小川委員。 102 ◯委員(小川喜三郎君)   ごみについて、2、3点お聞きいたします。  まず、1点目、本会議でも、ふれあい収集の件で質問がありましたが、地域については公表できないとのことでした。予算上、どの程度の規模で、ふれあい収集されるのか。収集頻度、予算計上の対象世帯数をお聞かせいただきたいと思います。  2点目に、焼却場の運営経費です。広域行政組合の新焼却場はすぐにはできませんので、来年度の定期整備工事も今年度よりは多く予算を計上されています。空気圧縮機の取り替えなども入っていますが、長寿命化というと語弊があるかもしれませんけれども、継続していくための対策として特にどのようなことに取り組まれるのか。  それから、委託料が大幅に増加しております。平成30年度主要事業29ページです。焼却灰が増えるとの説明なのですが、それだけでこれほど額が増えたのか。あるいはほかに処分される経費があるのか。4,000万円近く増えていたと思うので、理由をお聞かせください。 103 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 104 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   まず、1点目のふれあい収集ですが、現在、モデルとなる地域を選定しており、そちらの地域の代表者の方、福祉関係の方と協議を進めております。この段階では、どちらの地域なのかお答えできませんが、他市町の事例を見て、彦根市に当てはめると、モデル地域では20件ぐらいではないかという計画をしております。その20件に対して週1回、収集に伺いたい。玄関先に設置していただく専用の回収ボックスに、分別していただいた上で、一括して出していただく。それを週1回程度、収集する計画です。平成30年度予算には、回収ボックスの費用とそれに伴う収集の軽車両を計上させていただいているところです。  2点目の焼却場の予算額についてです。焼却場は昭和52年にできており、その後、平成11年度、平成12年度にダイオキシンの高度排ガス処理対策ということで大がかりな補修をやっております。しかしながら、その大改修後17年程度たっており、施設はかなり老朽化しております。ごみ焼却場の中期整備計画は、平成39年度新施設を目標に立てており、それぞれの設備について耐用年数、損傷具合等を考慮し、整備計画に基づいて整備しているところです。平成30年度の予算につきましては、前年度より額が上がっておりますが、これは先ほど委員がおっしゃいましたように、調温塔の整備・更新、ガスを冷却するために使う空気圧縮機などの損傷が著しいため、整備計画の中で挙げているところです。  3点目の委託料の大幅増についてです。保守点検委託料に関しましては、例年、同内容の保守点検をしていますが、保守点検業務の中に簡易な修繕も含めておりまして、その範囲が平成29年度より増えたために増額になったものです。それと、ごみ焼却処分手数料につきましては、大阪湾のフェニックスの方に埋め立て処分しておりますが、そこでの処分委託経費が平成30年度から価格が上がりますので、その分が上昇になったものです。 105 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 106 ◯委員(小川喜三郎君)   1点目のふれあい収集ですけれども、20件というのは20世帯ですか。1週間ありますので5日間。これだけがモデルでよろしいのでしょうか。  それから、3点目の委託料については、フェニックスの料金が上がったので増額ということで、量的なものとか、そういうことはないのですね。    (「はい」と呼ぶ者あり) 107 ◯委員(小川喜三郎君)   では、1点だけ。 108 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 109 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   1点目のふれあい収集の件ですが、世帯ということで考えております。県内で同じような取り組みをされているところがありますが、その事例を参考にしますと、彦根市規模であれば、今対象としています地域で20世帯ぐらいと見込んでいるところです。 110 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 111 ◯委員(小川喜三郎君)   私の理解が悪いのかもしれませんけれども、モデルですので、1日当たり20世帯の回収をして、安否確認とかいろいろ条件がありましたけれども、それでよろしいのですか。これでモデル地区としての実績がとれるということでよろしいのでしょうか。 112 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 113 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   1日ではなく、モデル地域で20世帯ということです。 114 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 115 ◯委員(小川喜三郎君)   ということは、地域はまだ特定していませんので、一つの学区で20世帯をモデル地区とするのか、平均的にデータをとるために幾つかの学区で20世帯を当てはめるのか。特定の学区で実施されるという試みなのでしょうか。それだけ最後にお聞かせください。 116 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 117 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   現在想定しておりますのは、学区単位で考えております。 118 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  長崎委員。 119 ◯委員(長崎任男君)   予算書の236、237ページ、概要書の70ページ、広域観光振興事業のびわ湖・近江路観光圏活性化協議会負担金259万3,000円。インバウンド事業、石田三成事業関連等となっています。彦根市、長浜市、米原市の3市合同ですが、一昨年、市長も行かれたと思うのですが、Touch The Japanで台湾に行かれたときのびわ湖・近江路観光圏のところだと思うのです。今回、インバウンド事業、石田三成連携事業となっていますが、一般質問でも質問したのですけれども、Touch The Japanへは何をしに行かれたのかよくわからない。その成果もはっきりと出ていない中で、何をしようとしているのか、詳しく教えていただきたい。  2点目は、予算書の232、233ページ、概要書の66ページ。今回、近江ツーリズムボードに関する予算がかなりついている中で、一番最後に近江ツーリズムボード補助金と書いてあって、近江ツーリズムボードに対する補助で400万円と書いてあるのですが、これは何をどのように補助するのか。詳細が全くわかりませんので教えてください。  3点目は、そのすぐ下のホストタウン登録推進事業で、谷口議員も言っていましたが、スペイン・セゴビア市との国際交流で、市長の旅費という話もありました。Touch The Japanとか、昨年のフランス、今度はスペイン・セゴビアに市長が行かれるのですが、一体何をしに行かれるのかを教えていただきたい。とりあえず行くというだけではなく、台湾に行かれたときも、どの程度深くされたのか、正直はっきり見えてこない。行くのは行く、次から次へ新しいところへ市長が出かけられるのですが、何を目的とされているのか、さっぱりわからない。  この3点よろしくお願いいたします。 120 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 121 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   まず、1点目のびわ湖・近江路観光圏活性化協議会の内容についてお尋ねです。予算書では237ページのびわ湖・近江路観光圏活性化協議会負担金としまして、平成30年度は259万3,000円の予算を計上しております。質疑でもいただきましたように、石田三成をテーマとした事業やインバウンド事業を実施するために、彦根、長浜、米原の3市で、この協議会を設けているものです。平成30年度の事業内容としましては大きく二つありまして、インバウンド事業につきましては、Touch The Japanで台湾に行っているのですが、台湾は彦根市へもかなり多くの方が来ていらっしゃいますので、海外ブロガー、海外のブログを発信する影響力のある方をこちらへ招いて、こちらの名所等の情報発信をしていただくような事業。それと、海外旅行会社を対象としました商談会の参加を考えております。もう一つ、石田三成関連事業につきましては、継続して三成タクシーの運行や「三成めし」の事業などを実施しております。三成関連につきましては、「煉獄に笑う」という漫画があります。石田三成の子どもである石田佐吉を主人公にした漫画がありますので、それに関連して、各地でスタンプラリー等をするような事業を予定されております。  次に、2点目の近江ツーリズムボード補助金です。予算書233ページの国際観光振興事業で、400万円の補助を計上しております。昨年と同額の予算を計上しており、近江ツーリズムボードが活動される事業費に対する補助金です。補助対象経費は、人件費、備品、飲食費を除く経費となっております。補助対象事業費は970万円となっており、彦根市のほか、県、近江ツーリズムボードの構成各町が負担することになっております。補助対象となっている事業費としては大きく四つありまして、調査事業費、開発事業費、販売促進事業費、研修事業費となっています。一つ目の調査事業費は、観光資源の調査分析やマーケティング調査を行う事業。開発事業費は、周遊ルートや体験メニューを開発する事業。販売促進事業費は、ホームページやウェブ等で販売促進を行うための経費。研修事業費は、講師を招いて研修を行うものです。  続いて、3点目のホストタウン経費です。予算書233ページの国際観光振興事業に入っており、予算の概要でもホストタウン登録推進事業は313万9,000円と上げておりますが、県の方へ負担金をお支払いするほか、ホストタウン登録を進めるに当たり、関係機関の視察や、彦根市で事前合宿をしていただくのが前提ですので、彦根市へ来られて視察をしていただくための経費を見込んでおります。  それから、この中の海外渡航業務委託料68万円が観光企画課で計上しておりますスペインへ渡航する経費で、2人分で、人権政策課と一緒に行くことになっています。何を目的に行くのかですが、昨年、ホストタウン登録を推進するに当たり、県を通じてスペインへ意向をお持ちかどうかを打診したところ、興味を持たれて、「ぜひスペインへ来てほしい」ということで、10月の初めごろに県とスペインを訪ねております。スペインのハンドボール連盟とセゴビア市の観光局を訪問し、交流等を進めるに当たり、かなり好感触を持っていただけましたので、再度、セゴビア市の観光協会等を訪問するのが内容となっております。 122 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 123 ◯委員(長崎任男君)   1点目のびわ湖・近江路観光圏活性化協議会の負担金ですが、台湾の有名なパワーブロガーを招聘してやっていただくことと、旅行社の商談会に参加とのことでした。パワーブロガーを招聘して、ブログにも書いていただいているのは私も確認していて、台湾の外務省の関係の方にもブログを読んでいただいて、感想も聞きました。彦根市として、どのような効果があったのかをしっかりと検証して、同じことをされようとしているのかをお聞かせいただきたい。  2点目の近江ツーリズムボードへの400万円の補助ですが、昨年と同様に400万円つけておられます。どんどん進めることによって、台湾がフランスになり、フランスがスペインになりということで、発想が広がっていって、永遠に結果が出ないまま、国が増えていくのではないかと思うのです。どうしても400万円の補助をつけないといけないものなのかをお聞かせ願いたいと思います。  とりあえず、2点。 124 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 125 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   1点目のブログの効果ですが、どのように効果をはかっていくかは難しい。海外のブロガーが発信されることによって、台湾の方が彦根を知っていただく。そのブログを見て、彦根に興味を持って、彦根に来られたのか。その検証ができるのかについては、協議会等で検討したいと思います。  それから、近江ツーリズムボードへ補助を出さないといけないのかとのご質疑ですが、規則等に基づきまして補助するものです。平成29年度は観光コンテンツ開発事業補助金81万円があったのですけれども、平成30年度は廃止し、400万円の中に含むという見直しを行っています。 126 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 127 ◯委員(長崎任男君)   前回招聘されたパワーブロガーの検証も終わらないまま、またもう1回やろうとしているということでよろしいのですね。前回来られたときは、彦根だったらキャッスルホテル等に泊まったというような内容をブログに載せていたと把握しているのですが、また同じようなことをされるのか。1回だけブログに載せてもらって、そこから継続してやっているのではなく、次々にほかの都市へ行って、過去のものになってしまっていると思っているのです。しっかり検証して、またもう1回やろうとしているのか。年に1回やればいいという程度に思っているのか。しっかり教えてください。 128 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 129 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   ブログの効果の検証につきましては、どのような数値で推しはかるのかを協議会や担当課長会議等で諮っていきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。    (「関連です」と呼ぶ者あり) 130 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 131 ◯委員(和田一繁君)   ホストタウンの関連質問です。主要事業の66ページです。ホストタウンの滋賀県の推進委員会負担金150万円の内訳を教えていただきたい。 132 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 133 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   負担金につきましては、登録しておられる自治体が県内では大津市、守山市、米原市とありまして、彦根市はこれから申請して登録を目指しているところなのですが、市は一律150万円となっております。全国の状況を見ますと、市が単独でやっているところや県と共同でやっているところなどさまざまありますが、滋賀県はかなり積極的にホストタウン登録に乗り出しておりますので、県と市が共同で行うことになっております。この負担金は、実際に招致をする経費や事務局経費などが内容となっています。 134 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 135 ◯委員(和田一繁君)   要は滋賀県への登録料が150万円と考えればいいですか。 136 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 137 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   滋賀県とホストタウン登録を目指している自治体が共同で負担するという考え方です。 138 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 139 ◯委員(和田一繁君)   確認なのですが、ホストタウン滋賀県交流推進委員会というのは、東京オリンピック・パラリンピックの滋賀交流推進と理解してよろしいでしょうか。 140 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 141 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン登録まで、あるいは当該年度という形だと受け取っております。 142 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 143 ◯委員(和田一繁君)   ホストタウン滋賀県交流推進室が見当たらない。ホームページなどで確認すると、東京オリンピック・パラリンピックの滋賀県交流推進という形で挙がってきますので、そういう名称でよろしいのでしょうか。
    144 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 145 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   予算書では、こういう名称で上げさせていただいております。 146 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 147 ◯委員(和田一繁君)   あくまでもオリンピックの参加国を優先とした形でよろしいですね。その確認だけ。 148 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 149 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   ホストタウン登録も踏まえてということでご理解いただきたいと思います。 150 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 151 ◯委員(和田一繁君)   あくまでもオリンピックに参加される国を対象としていらっしゃるということですね。 152 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 153 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   おっしゃるとおりです。 154 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  山内委員。 155 ◯委員(山内善男君)   荒神山公園整備事業についてお聞きいたします。予算書265ページ、主要事業77ページです。金亀公園整備事業にもかかわるのですが、全体の経費が1億9,903万5,000円という非常に高額な整備になります。その内容についてお聞きいたします。荒神山公園に照明設備を設置する背景は、金亀公園の照明設備を撤去するためですが、金亀公園の照明設備が設置された年月、設置費はどれぐらいかかったのか、現在、金亀公園を使っている主要団体、人数がどれほどあるのか、照明設備の稼働率はどれぐらいあるのか、教えてください。言いたいことの背景は、これだけの設備を簡単に撤去して、2億円近いお金をかけて荒神山公園に設置する必要があるのか。私自身は非常に疑念を抱いているので申し上げておきたいと思います。お答えいただきたいと思います。 156 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 157 ◯都市計画課長(荒木城康君)   ご質疑の荒神山公園整備事業につきましては、委員がおっしゃいましたように、金亀公園の再整備計画で、野球場をリニューアルする予定です。2020年の解体に先立ちまして、代替施設として、荒神山公園野球場の照明施設の整備工事を実施するものです。  1点目の金亀公園野球場の概要ですが、昭和50年度(1975年度)に整備を始め、昭和52年(1977年)に完成しております。約40年以上経過しており、非常に老朽化し、グラウンドも地盤沈下等があり、改修の必要性があると認めております。事業費につきましては、概算の資料で申しわけないのですが、約7,400万円、ナイターとしては約5,000万円です。  続きまして、使用団体ですが、昨年度、金亀公園基本計画を策定しまして、そのときに平成25年度から平成27年度のデータをまとめております。どこの団体が使用しているかは把握できていないので申しわけないのですが、延べ件数になります。団体数は平成25年度は480団体、平成26年度は481団体、平成27年度で466団体と、大体470、480団体を推移しております。ちなみに平成28年度は、降雪が多く、1月の使用はゼロで、2月の使用も非常に少なく、437団体でした。正月休み等は営業していないので除きますと、大体40%前後を推移している状況です。ナイターの稼働率は60%から65%の間を推移している状況です。 158 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 159 ◯委員(山内善男君)   非常に多くの方が利用されています。荒神山公園の近隣には子どもセンターもありますし、荒神山自然の家もあります。以前にも申し上げたことがあるのですが、子どもセンターでも、荒神山自然の家でも、天体観測が行われております。彦根市の国土利用計画でも、基本構想でも、荒神山は自然を大切にして、自然を売りにして誘客を図る施設として位置づけています。だからこそ、荒神山公園ではナイター設備を意識的につけてこなかったという背景があると思います。天体観測をする上で人工照明は障害になることからつけてこなかったし、自然を大切にするからこそ人工照明は意識的に設置してこなかったという背景があると思うのです。荒神山自然の家の所長をされていた方ともお話をしましたけれども、「導入路でも人工的な照明灯をつけなければいけないことはわかっているのだけれども、自然を大切にして、自然を売りにしている施設だからこそ、意図的につけてこなかった」とおっしゃっていました。キャンプファイアーをしているのに、向こうの方で人工照明が明々とついているというのは、相反する施設になるので、意識的に人工照明をつけてこなかった。今回、施設のコンセプトを打ち破って、人工照明をつける。2億円近いお金をつぎ込むことになる。私自身は非常に違和感を覚えております。子どもセンターや荒神山自然の家からの意見具申などはなかったのでしょうか、お聞きします。 160 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 161 ◯都市計画課長(荒木城康君)   委員ご質疑のナイター照明につきましては、荒神山自体、非常に自然を大切にした公園ですが、先ほども言いましたように、ナイター照明の設備を計画しているところです。  子どもセンター等との協議はどうであったかとのことですが、昨年6月の議会のご質問でもありましたように、天体観測等は年間約20日間行っておられ、ナイター照明等がなされた場合は影響があると考えられます。そのあたりは、ナイター利用の制限等により調整していくことが可能であると考えております。また、荒神山自然の家につきましても、キャンプファイアーなど敷地内での夜間行事については、位置関係からしますとほぼ影響がないのではないかと考えられます。そうしたことから、今回は整備という形になりますが、所管であります都市計画課、荒神山自然の家、子どもセンターの3部局によりまして定期的に連絡会議を実施し、情報共有しているところですので、今後も各施設の円滑な運営が図れるよう調整し、整備を図ってまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 162 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 163 ◯委員(山内善男君)   もう一度、確認しておきたいと思います。従来からおっしゃっているのでわかっているのですが、確認の意味でお聞きいたします。そもそもなぜ金亀公園のナイター設備を撤去しなければならないのか。大きな理由をお示しください。 164 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 165 ◯都市計画課長(荒木城康君)   先ほども申しましたように、今回、国体の整備に伴い、県が進めております国体の主会場とあわせて一体的な整備を図っていくというようなことで進めておりますのと、同時に、金亀公園は非常に老朽化が激しい施設で、老朽化の解消にあわせて再整備を図るものです。また、景観に配慮した整備を図る必要もあります。多目的競技場をあわせて整備することによって一体的な利用を図り、ソフトボール等も可能な球場も含めた二つのグラウンド整備を考えており、多目的な競技ができるように考えております。荒神山公園に整備されております野球場は、平成10年に整備された立派な球場ですので、ナイター施設を整備することによって、北は金亀公園、南は荒神山公園というような二つの総合公園があり、拠点として整備するという点から、こういった計画で進めているところです。 166 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 167 ◯委員(山内善男君)   最後に、1点だけ、お聞きしたいと思います。現在の金亀公園の位置で照明設備を更改すればいいと思うのですが、なぜそういう計画にならなかったのですか。 168 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 169 ◯都市計画課長(荒木城康君)   先ほども申し上げましたように、金亀公園につきましては、多目的競技場の方で整備を図っていきたい。野球場だけとなりますと、野球場の稼働率は若干低いところもあります。そういった点からも、多目的球場に整備することによって、皆さんの利用促進を図ることも考えておりますのでご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 170 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  杉原委員。 171 ◯委員(杉原祥浩君)   関連で、野球場の照明ですが、予算を見ていると、荒神山公園整備事業の中で照明施設を整備されるのはわかりました。現金亀公園の照明は今年度の予算には入っていないのか。現在の金亀公園の野球場はいつまで使用する計画なのか。まず、これだけお願いします。 172 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 173 ◯都市計画課長(荒木城康君)   金亀公園の解体ですが、基本計画では平成32年度の予定です。今年度の予算につきましては、遊具広場の遊具の移設とそれに伴うフレンドリーの里の造成工事等が含まれておりまして、今回のナイター設備は平成32年度以降の計画ですので予算には含まれておりません。 174 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 175 ◯委員(杉原祥浩君)   今の市民体育センターも、新しいものができてから解体するのが正しいやり方だと思う。  遊具施設を解体されるとおっしゃいました。違うところにつくってから、遊具施設を解体されるのですか。 176 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 177 ◯都市計画課長(荒木城康君)   遊具施設はわんぱく広場と呼んでおりますが、金亀公園の琵琶湖側にありまして、大型遊具が3基あります。この大型遊具は設置年度も浅いので、再利用を考えております。今回の工事で一旦解体した上で、図書館の横のフレンドリーの里に遊具広場を移設する計画です。そういった形でローテーションしながら整備する。全部とめてしまうのではなしに、利用できるところは利用いただきながら進めていく計画ですので、よろしくお願いいたします。 178 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 179 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございます。そのように、何もかもなくならないように、市民体育センターみたいに空白の時間ができないように、どうぞよろしくお願いいたします。  続いて、主要事業の26ページ、公衆便所管理事業で、市内6カ所の公衆便所の維持管理。高宮町に立派な公園を整備していただきまして、この場をお借りして、お礼申し上げます。トイレが増えたと思うのです。河瀬駅にも新設されるそうですが、維持管理に539万円と上がっています。単純計算すると、6カ所なので、1カ所90万円ぐらいの予算がついていますが、どのように維持管理しているのか。どこかに委託して、1カ所のトイレを90万円かけて清掃されるのか。地元でも、トイレは誰が管理をしているのかと心配されていましたので、この際、お聞きします。  それから、主要事業の72ページ、除雪対策事業で、二重丸になっている除雪機械の固定経費をもう少し詳しく。どういう予算立てをされているのか、お聞きします。  以上です。 180 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 181 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   予算書の205ページの公衆便所清掃委託料です。予算化しておりますのは、市内6カ所の公衆便所です。外馬場公園、本町公衆便所、彦根駅前公衆便所、河瀬駅自由通路公衆便所、稲枝駅自由通路公衆便所、新設しました高宮町の公衆便所の計6カ所です。隔年で清掃業者等と委託契約を結び、清掃を実施しております。次年度はどこになるかわかりませんが、本年度で申し上げますと、シルバー人材センター、ナショナルメンテナンスといったところに委託し、日々の清掃やトイレットペーパーの交換等を行っていただいています。 182 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 183 ◯道路河川課長(木村康介君)   ご質疑の除雪対策経費の中にあります固定経費についてですが、除雪作業に使用されております機械の保守を充実させ、作業効率を一層高めるためのものとして、今回計上させていただいています。従前は、作業時間当たりに機械の保守料を割り戻して、実施された作業時間についての保守料を計上するような形で進めておりましたが、今回、除雪期間約50日間の機械の保守を計上しております。それにより機械の固定経費等についても、その中から捻出できるような形になると思っております。固定経費につきましては、除雪委託業者等から機械の更新や装備を充実させることにこの費用が使えるというお話も聞いております。ただ、目的としましては、あくまで除雪期間中の機械の保守を万全な形にしていただくために計上しております。 184 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 185 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございます。  まず、公衆便所の方です。先ほども言いましたけれども、6で割ると、1カ所が90万円です。90万円というと、1人の女性のパートの1年間の金額なのです。毎日、トイレの掃除をしているのかということになってくる。それほどまでしてくれるのなら、90万円ぐらいの予算が上がってもいいと思うのですが、金額がいい金額だと思うので質疑しているのです。もう1回、お聞かせいただきたい。  それと、除雪の方ですが、固定経費で保守点検するのはわかりました。固定経費だけでどのぐらいの予算を見ておられるのか。もう一度、お願いします。 186 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 187 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   場所によって若干違うところがありますが、トイレの清掃や維持管理以外に、公衆便所周辺の除草や近くにあるポケットパークの管理も含めて委託しています。高いと言われると、市場価格は調査しておりませんが、随意契約や指名競争入札でお願いしておりますので、私どもとしては適正であると考えております。 188 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 189 ◯道路河川課長(木村康介君)   ご質疑にあります固定経費についてですが、平成30年度予算でお願いしておりますのは、平成29年度除雪委託業者が使用しておりました75台の機械分を上げさせていただき、トータルで3,580万円の予算です。 190 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 191 ◯委員(杉原祥浩君)   トイレの方ですが、高宮を新しくしていただいたので、新しいうちはそんなに経費がかからないと感じたのです。古いところは、近くの除草作業もある。ただ、1年間で、トイレの清掃をするだけで500万円と言われると、そこそこ大きいと感じた。近くの除草なども含まれているということなので、よく検討して、次年度考えていただきたい。  それから、除雪機械の方ですが、3,580万円はよくわかりました。  ありがとうございます。 192 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 193 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   次年度予算で、清掃委託としては332万円です。500万円といいますのは、工事請負です。新たに河瀬駅の自由通路の公衆便所の洋式化を図るための工事費用です。    (「539万円」と呼ぶ者あり) 194 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   その分につきましては、トイレ等の光熱水費です。水や電気も込みで、その額になってくるとご理解いただければと思います。清掃委託だけでいきますと332万円です。平成29年度は5カ所で300万2,000円でした。新たに6カ所になって、32万円ほど増加したとご理解いただければと思います。 195 ◯委員長(上杉正敏君)   西川委員。 196 ◯委員(西川正義君)   説明書の219ページ、農地費の一番下、内湖等周辺環境保全事業神上沼地区です。神上沼地区の管理委託料の内容をお教えいただきたいと思います。神上沼は、平成21年度当時、2,500万円もの予算をつけてナガエツルノゲイトウを駆除していただきましたが、その後の経過がわかればお教えいただきたいと思います。  同じく、説明書の247ページ、芹橋彦富線の彦富工区道路改良事業ですが、稲部遺跡でかなり路線が変更されたアクセス道路になっております。測量調査をされるとのことですが、昨年11月、12月の説明の中ではアクセス道路の路線も決まっていたように思いますけれども、なお測量調査をされるのか、お教えいただきたい。また、該当する路線部分には、家屋が何件含まれているのか、お教えいただきたいと思います。  3点目に、説明書の249ページ、交通安全対策経費です。各小学校等の通学路に、自治会から交通安全週間等に立ち当番がおられます。30、40年前からで、たすきが古くなっています。彦根市の交通安全協会からもたすきの供給はありませんが、市の方で何かお考えになっているのか、お教えいただきたいと思います。ちなみに、交通安全協会はポールとのぼり旗等については準備されておりますが、たすきが老朽化していて、各自治会からの要望も非常に多いのに、実現していない。どのようにお考えなのか、お教えいただきたいと思います。 197 ◯委員長(上杉正敏君)   農林水産課長。 198 ◯農林水産課長(細野晃史君)   1点目の神上沼の管理委託料の内容についてです。神上沼の施設の維持管理ということで、周辺の地元4町に清掃活動等をお願いしております。薩摩町、柳川町、甲崎町、普光寺町の4町です。清掃等の内容につきましては、草刈りを年2回、ヨシ刈りを年1回、周辺のごみ拾い等の清掃は月1回ということで、お願いしているものです。また、ナガエツルノゲイトウの現在の状況ですが、平成28年度にも広範囲で繁殖しまして、県の事業で駆除作業を実施していただきました。平成29年度は大きな面積で繁殖しているようなことは確認しておりませんけれども、ボランティアの方の協力をいただきながら、必要に応じて駆除作業を実施していきたいと考えております。 199 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 200 ◯道路河川課長(木村康介君)   今ほどご質疑のありました芹橋彦富線についてです。概要書にもありましたように、稲部遺跡の関連がありまして、計画の法線を変更しております。平成29年度に、変更後のルートでの詳細設計を進めております。平成30年度に予算をお願いしております測量等につきましては、新たな道路法線により用地買収が必要となってまいりますので、そちらの用地の測量費等をお願いしております。今後、用地測量を進め、用地買収もある程度進めてまいりたいと思っております。新しい法線に変わった場合の建物の関係ですが、現時点では、1件の建物がかかるのではないかと想定しておりますが、まだ最終の法線が決定しておりません。予定としては1件になっておりますが、その方との交渉もありますので、最終の法線が決まり次第、交渉を進めたいと思っております。よろしくお願いいたします。 201 ◯委員長(上杉正敏君)   交通対策課長。 202 ◯交通対策課長(宮永幹雄君)   ご質問いただきました自治会等で交通安全の立ち番等で使っていただくたすきですが、現在、交通安全対策経費の消耗品として見ていますのは、市の方で主催して実施します交通安全教室のときにお配りする啓発品で、例えばボールペンやキーホルダーといったものです。また、交通指導としてお願いしている方がいらっしゃいまして、立っていただくときにお使いいただく旗などはこちらの方で見ています。自治会で交通安全の取り組みとしてお手伝いしているのは、地域の中で飛び出し坊やを設置するときに、一つの自治会に対しては年間1体までなのですが、飛び出し坊やをお渡ししています。たすき等については、現在は計上しておりません。 203 ◯委員長(上杉正敏君)   西川委員。 204 ◯委員(西川正義君)   ありがとうございました。  神上沼については、ナガエツルノゲイトウが突発的に繁殖するときがありますので、管理をよろしくお願いしたいと思います。  それから、芹橋彦富線の道路改良事業ですが、時期的には計画どおりなのかもわかりませんけれども、それによって稲枝駅西側の開発が遅れるのではないかと危惧しております。都市建設部の中で調整していただくようにお願いしておきたいと思います。特に立ち退きの関連につきましては、前回も言ったと思うのですが、慎重に対応していただくことを要望しておきたいと思います。  交通安全ですが、毎年、飛び出し坊やについては各町希望されております。たすきについては、どの町の交通安全担当の方も私におっしゃられますので、交通安全協会とも調整して、検討いただきたいと思います。 205 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 206 ◯委員(北川元気君)   それでは、主要事業の77ページ。先ほども出ましたけれども、荒神山公園整備事業の件について、山内委員に関連しつつ質疑します。  まず、荒神山公園の野球場に夜間の照明施設を整備するとのことですが、山内委員からは現在の野球場の利用状況の質疑がありました。新たに照明を整備して、どれぐらいの利用を見込まれているのか、供用開始の時期はいつか、お聞かせください。 207 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 208 ◯都市計画課長(荒木城康君)   野球場の想定ですが、現在の荒神山野球場と合わせまして、金亀公園等の利用人数は具体的に何人というのは想定しておりませんけれども、その二つを合わせたような形での利用になるのではないかと考えております。  供用時期につきましては、来年度、照明等の工事ができましたら、平成32年度までには供用開始できるように進めてまいりたいと考えております。 209 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 210 ◯委員(北川元気君)   供用開始は平成32年度からで、どれぐらいの人数が利用するのかというと、現在の金亀公園の野球場と荒神山公園の野球場を合わせたぐらいの人が利用する見込みとのことだったと思います。そもそも金亀公園の再整備自体、本当に必要なのか、疑問に思っていますので、2億円もかけて照明を整備して、どれぐらいの人がナイター照明を使われるのか。もったいないという感想を持っているのです。  次に、その一つ下の金亀公園整備事業の質疑に移ります。こちらも、国体開催に向け主会場に隣接する公園の再整備について実施設計を行うとか、わんぱく広場遊具移設工事を行うとか、県との連絡橋について進めていく費用が上がっていて、1億円超えているのです。金亀公園の再整備は、現時点で、総事業費として一体どれぐらいになっているのかをお聞かせいただきたいと思います。 211 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 212 ◯都市計画課長(荒木城康君)   委員ご質疑の総事業費ですが、昨年度に策定いたしました金亀公園再整備基本計画によりますと、総事業費は24億3,000万円を想定しております。 213 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 214 ◯委員(北川元気君)   総事業費は24億円ということで、24億円の計画がスタートしてしまうのがこの事業、この予算からだと思うのです。ですので、この実施設計などの予算を認めてしまうと、24億円の事業がスタートしてしまうのだと思うのです。  そこで、もう一つ聞いておきたいのが、金亀公園整備事業で平成30年度では今上げられているものが出ていますけれども、たしか完成は国体後になるという計画だったと思うのです。何年にどういうことを計画しているのかを教えていただいてもいいですか。 215 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 216 ◯都市計画課長(荒木城康君)   委員ご指摘のように、国体のときにはまだ暫定です。計画としましては、平成39年までの期間で整備を進めていきます。概略を説明いたしますと、平成31年度は遊具の移設、連絡橋。連絡橋につきましては、今回、県の方が概略設計を実施されるのですが、平成29年度予定の概略設計が来年度にスライドしたという形になっております。平成32年度に野球場の解体。平成33年度に野球場の跡地に多目的競技場を整備に入りまして、今のグラウンドは平成34年度に解体。平成35年度には多目的広場を整備し、平成36年の国体を迎える。その後、テニスコートの整備、解体、広場の整備等を進めていく予定ですので、ご理解をお願いいたします。 217 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 218 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。平成39年の整備に向けた計画で、各年でどういうことをやっていくのかをご紹介いただきましたが、特に急がなくてもいいのではないかと思うのです。どうしても平成30年度にやらなければいけない理由をお示しください。 219 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 220 ◯都市計画課長(荒木城康君)   野球場の整備につきましては、多目的競技場を国体に合わせて整備するということで進めております。先ほども言いましたように、野球場の老朽化が進んでおります。40年経過しており、改修の必要性はあると考えております。そういった点からも、野球場は解体整備するという計画で進んでおりまして、その代替施設としての荒神山球場の整備という計画で進めているところです。
    221 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 222 ◯委員(北川元気君)   荒神山公園に新たに整備される野球場の夜間照明の必要性はおっしゃいましたけれども、僕が聞いているのは金亀公園の整備全体の話です。実施設計や遊具の移設、県との連絡橋を進めるとか、なぜ平成30年度の予算でやらないといけないのか。整備はもっと後なので、遅らせることは可能なのかをお聞かせください。 223 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 224 ◯都市計画課長(荒木城康君)   実施設計につきましては、現在進めている中では多目的競技場と多目的広場の整備を優先して進めてまいりたいと考えております。連絡橋も含めてなのですが、国体の主会場として進めていくに当たり、平成36年度までには、暫定ではありますけれども金亀公園も使いながら国体が開催できるような整備を進めているところです。そういった点から、この二つのグラウンドにつきましては早急に整備を進めてまいりたい。しかしながら、今後の財政状況もありますので、テニスコートの整備や広場につきましては見直しも必要であると考えており、今回の実施設計はテニスコートや広場の整備に伴う設計は期間を延ばそうと考えております。今後、事業費等も考えながら、期間を延ばす。現在も10年間という長いスパンでの計画ですが、財政状況等を見ながら、国体の開催に支障のないように県と調整して進めてまいりたいと考えているところですのでよろしくお願いいたします。 225 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 226 ◯委員(北川元気君)   明確にお答えいただきたいのですが、平成30年度にこの実施設計や遊具移設をやらなければ国体に間に合わないのですか。 227 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 228 ◯都市計画課長(荒木城康君)   基本計画の中に、国体開催時の予想平面図があります。国体と1年前のプレ大会もあります。国体開催時には、多目的広場1面、多目的競技場、連絡橋は必ず整備を進めてまいりたいと考えております。スケジュールを追っていくと、平成30年度に設計して、工事に入っていくことが必要になってまいりますので、設計から進めています。 229 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 230 ◯委員(北川元気君)   僕は、本会議の代表質問の中でも申し上げましたけれども、非常に厳しい財政状況の中で、また中期財政計画とは大きく乖離して、財政調整基金も残り2億円という非常に厳しい状態で、中期財政計画自体を早く見直すよう求めました。年度明け早々に中期財政計画が示されるので、それからでも、大型事業はしっかりと見直さなければいけないと申し上げております。そういった中で、こうして金亀公園の整備事業が上がってきて、これを認めてしまったら、24億円という計画が流れで進んでいってしまうと思います。もう一度見直すべきだと考えておりますけれどもどうでしょうか。市長、お答えいただけますか。見解をお示しください。 231 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 232 ◯市長(大久保 貴君)   本会議でもお答え申し上げましたとおり、大変厳しい財政事情だということは重々承知した上で、都市計画課長もお答えしましたように、どうしても必要な部分と少し時間をかけてもいい部分との色分けを始めておりますので、そうしたものも含めて整備していかないといけないとは思っております。ただ、国体は時期が決まっていますので、それには間に合わせるようにさせていただきたい。総事業費が24億円とお示ししておりますが、もちろん国庫の支援もあります。自主財源は厳しい中ですが、そうした補助金を活用しながら進めていくということでご理解いただきたいと思います。 233 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 234 ◯委員(北川元気君)   そうは言いながらも、これまでの財政計画でさえうまくいっていない。早くやらなければいけないものとか、遅れてしまったらいけないものとか、色分けをしているというような話がありましたけれども、抜本的に大型事業を見直していく考えが必要だと思います。これ以上質疑しても繰り返しになると思いますので、もう質疑はしませんが、私はそういう思いを持っております。  以上で質疑を終わります。 235 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  暫時休憩します。                                 午後2時25分休憩                                 午後2時35分再開 236 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑はありませんか。  小川委員。 237 ◯委員(小川喜三郎君)   道路に関して、2点お尋ねいたします。  主要事業の73ページです。岡町工区の神宮踏切の拡幅ですが、物件移転と設計費が予算計上されています。補償というのは、JRの踏切の遮断機などを補償されるのとそれに対する設計ということで、工事費は計上されておりません。供用開始がいつごろになるのかもわかりましたらお教えいただきたいと思います。  二つ目は、主要事業の72ページの一番下と73ページの一番上。原町の道路改良ですが、同じ場所のことが二つに分けて書いてあると理解しています。東沼波原線については用地測量がついていますし、同じ原町工区で72ページの中山道の分は用地買収のみです。場所が同じですが、市道の名前が違うので分けて書いているのか、具体的な内容をお教えいただきたいと思います。用地買収と測量ですので、事前準備だろうと思うのですが、具体的にお教えいただきたいと思います。 238 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 239 ◯道路河川課長(木村康介君)   1点目の彦根口河瀬馬場線の岡町工区についてですけれども、平成30年度に予算をお願いしております物件移転補償費は、神宮踏切の西側にあります土地に立っております看板等の補償の調査と物件補償です。踏切の拡幅につきましては、詳細設計と書いておりますJRの踏切部分の設計委託によりまして、JRの踏切の拡幅を進めてまいる予定です。予定としましては、現在、JRの東側の工事を進めており、平成30年度には予算でお願いしておりますJRの西側の看板等の工作物の移転を進めさせてもらうのとJRの踏切の詳細設計。これはJR委託になると思いますが、そちらの方を進めさせていただきます。JRとの話の中で、JRが平成32年に踏切の拡幅工事を進めたいと言っておられますので、そちらにあわせた形で彦根口河瀬馬場線を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、中山道ほか1線道路改良事業と東沼波原線道路改良事業ですけれども、場所は違います。中山道ほか1線道路改良事業につきましては、県で進めておられます原松原線の先線ということで、彦根インターへ国道306号線を琵琶湖側から進みますと、原町へ入っていく側道があると思いますが、その側道と中山道を通って国道306号の正法寺交差点までの区間です。こちらが中山道ほか1線道路改良事業です。もう1線の東沼波原線につきましては、レストラン「ココス」の向かい側に原団地におりていく道があると思いますが、その道の改良事業です。中山道ほか1線につきましては、現在、詳細設計等を進めており、平成30年度は用地買収に着手していきたいと思っております。また、原松原線につきましては、今年度に土質調査等をしており、来年度に用地測量と用地買収に一部入っていけたらと思っております。 240 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 241 ◯委員(小川喜三郎君)   予算には関係ないので委員長が否定されるかもしれませんけれども、踏切の工事については、JRの遮断機などいろんな設備がありますが、市が負担することにはならないのですか。これだけ教えてください。 242 ◯委員長(上杉正敏君)   道路河川課長。 243 ◯道路河川課長(木村康介君)   JRの踏切工事につきましては、来年度に詳細設計を進めて、平成31年度からJRとの協定協議に入ってまいります。そこで、費用の負担等の話が出てくると思いますが、全てがJRではないと思います。    (「ありがとうございます」と呼ぶ者あり) 244 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 245 ◯委員(長崎任男君)   予算書の100、101ページ、概要書の18ページです。男女共同参画推進経費の男女共同参画推進事業の彦根城のパープルライトアップ事業5万5,000円。この詳細を教えていただきたい。何日間やるとか、何をするとかという詳細を教えていただきたい。既にやっているから5万5,000円でできるのか、初めてやるのだとしたら幾らぐらいかかるのか、教えてください。 246 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 247 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   パープルライトアップ事業は、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなみ、彦根城の夜間のライトアップを紫色で点灯し、パープルリボンのメッセージを呼びかけるものです。また、そのパープルライトアップにあわせまして、駅前で街頭啓発ということで、パープルリボンを配布しております。かかる経費ですが、パープルリボンの作成費用や彦根城のパープルライトを点灯するのに紫色のフィルムで覆いますので、そのためのフィルム代等です。この事業は今年初めてではなく、ここ数年続けているものです。紫色のフィルムを多少古くなってくると更新することはありますが、初年度だから高くなったり、費用に変化がある事業でもありません。 248 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 249 ◯委員(長崎任男君)   予算書を見て、多分それだと思うところが、使用料及び賃借料になっているのです。人権政策課長からのご説明によると、既に事業をやっているから、フィルムはあるものを使うというような感じに受け取ったのですが、フィルムは幾らするのですか。フィルムは借りるのですか。そこだけ教えてください。 250 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 251 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   まず、予算書の使用料及び賃借料で5万5,000円上げているのは、平成30年度に女性活躍推進フォーラムを予定しており、ひこね市文化プラザの使用料です。  パープルライトアップのフィルムは、使用したものを倉庫で保管しているのですが、古いものは交換しております。5万5,000円の内訳ですが、後で説明させてもらいます。 252 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員、この件は後で。  長崎委員。 253 ◯委員(長崎任男君)   フィルム代は幾らするのか。 254 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 255 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   その件につきましても後でご説明させてください。 256 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 257 ◯委員(長崎任男君)   結構です。 258 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  山内委員。 259 ◯委員(山内善男君)   予算書の113ページ、主要事業の20ページです。人権推進費でお聞きいたします。人権のまちづくり推進事業補助金の交付で307万8,000円出ております。自治会ごとの出前講座の分だと思うのですが、どの程度の自治会を予定されているのか、お聞きいたします。  主要事業のところで、一つ飛んで、ヒューマンアクター4人の配置が出ています。従来、ヒューマンアクターは8人いらっしゃったと思うのですが、削減して4人になりました。この4人はどこの地域なのかをお聞きします。8人いたものが4人になって、どのように変わったのか、お聞きしたいと思います。  それから、ヒューマンアクターの下の人権啓発指導に371万円つけられていますが、これはいつからつけられているのか、教えてください。  以上です。 260 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 261 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   まず、人権のまちづくり懇談会に関する補助金でどれぐらいの回数を見込んでいるのかですが、近年のまちづくり懇談会はおおよそ280自治会で開催されていますので、280程度の自治会数を見込んでおります。  それから、ヒューマンアクターがどこの区域を担当されているのかですが、現在、市内に17学区ありますけれども、そのうち支援を必要としない学区が5学区あります。平田学区、金城学区、亀山学区、旭森学区、河瀬学区の5学区は支援が必要でないので、それ以外の小学校区でヒューマンアクターの支援を必要とされています。 262 ◯委員長(上杉正敏君)   ヒューマンアクターが8人から4人になった際の変化については。  人権政策課長。 263 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   先ほども申し上げましたが、ヒューマンアクターは自治会のまちづくり懇談会の支援等をされています。私どもは、あくまでも地域主体で人権啓発活動をお願いしており、五つの学区はヒューマンアクターなしでまちづくり懇談会をされています。その結果、平成27年度にはそれまで7名おられたのを5名にし、平成28年度からは4名ということで、それぞれ3学区ずつの支援をお願いしております。4人になってどうなのかとのことですが、ヒューマンアクターの支援が必要ないところは地域での取り組みが定着してきていますけれども、地域だけではなかなか活動できない学区もありますので、ヒューマンアクターの支援をなくしてしまうと、これまでの取り組みを後退させてしまうことになりかねないと思います。地域によって差はありますけれども、各学区には人権教育推進協議会がありますので、毎年2回ほど、活動状況を聞き取りながら、支援が必要なのかどうか、ヒアリングをしております。市内均等ではありませんけれども、市内全域に人権啓発活動が広がるように進めていきたいと思っております。  それと、人権啓発指導をいつから設置しているのかに関しましては、後でご説明させていただきます。 264 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 265 ◯委員(山内善男君)   人権のまちづくり推進事業補助金ですが、280自治会で取り組んでいるとのことでした。ほぼ全部の自治会で取り組んでいることになっていると思います。私の集落でも毎年取り組んでおりますので定着していると思うのですが、ヒューマンアクターが7人から4人になって、一体どういう弊害があるのかと思うのです。必要とされていない5学区の名前も挙げられましたけれども、いなくても十分やっていけるわけですし、これだけ多くの自治会が取り組んでいるわけですから、本当にヒューマンアクターが要るのか、非常に疑問に思います。先ほど杉原委員からもありましたけれども、ヒューマンアクター1人の年間費用が約80万円以上です。うちの妻もパートで行っていますけれども、ほぼ毎日働いて、年間に得る金額です。本当にそれだけの稼働が必要なのか。7人から4人に減ったのはよかったと思いますが、その4人も本当に必要なのか、疑問に思っています。そのような形で指摘しておきたいと思います。  引き続いて、もう1点。ごみの減量化についてお聞きしたいと思います。予算書の201ページ、主要事業の26ページ、27ページ。27ページで清掃事業一般経費ということで、ごみ減量資源化推進啓発事業28万8,000円が見込まれています。各自治会に出前講座をするとか、子どもたちに出前講座をするとか、ごみ減量で環境を守っていこうという取り組みもして、かなりの市民の皆さんに参加していただいていると思います。先ほどの人権のところでは非常に多くの予算がつぎ込まれ、その結果、ほとんどの自治会で出前講座に参加するという状況がつくられているのですが、こちらは28万8,000円という予算で取り組めるのか。新しいごみ焼却場が計画されていますが、できるだけごみを減らして、大きな規模の施設をつくらないように、ぜひごみ減量に取り組んでいただきたいということで申し上げています。ほかの自治体では、新しい施設をつくるときに、自治体挙げてごみ減量化に取り組んで、小さな規模の施設をつくっていく取り組みがされています。これだけの金額でやっていけるのか、お聞きしたいと思います。 266 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 267 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   ここに計上させてもらっているのは資料代のみで、出前講座等につきましては、職員が直接出向いて、各自治会や地域に説明をさせていただいているところです。また、小学校等につきましては、生活環境課の協力を得ながら、環境問題等について出前講座を実施しているところです。 268 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 269 ◯委員(山内善男君)   私の見方が悪いのかもしれませんが、その予算はどこで積んでいるのですか。 270 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 271 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   予算書の201ページの消耗品費の中に含まれております。 272 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 273 ◯委員(山内善男君)   201ページの消耗品費121万2,000円ですか。 274 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 275 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   すみません、間違っておりました。199ページの清掃事業一般経費の消耗品費253万3,000円の中に含まれております。 276 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 277 ◯委員(山内善男君)   199ページの消耗品費253万3,000円とお聞きしました。どれぐらいの自治会あるいは市民を相手に減量化のお話をしていただいているのですか。 278 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 279 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   調べまして、後ほど数値をお答えしたいと思います。 280 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  北川委員。 281 ◯委員(北川元気君)   主要事業24ページの人権・福祉交流会館運営経費。前から思っていたのですが、地域内および周辺地域の住民を対象にパソコン講習会を開催し、地域住民の情報リテラシーの向上と交流の促進により相互の理解を深め、人権意識の高揚を図るとあります。人権意識の高揚とパソコン教室とは何の関係があるのか、ずっと疑問だった。  それから、次の25ページのWAっとねすグラウンドゴルフ大会で、これも人権意識の高揚を図ると書かれています。グラウンドゴルフ大会で人権意識の高揚というのはどうつながるのか。その理屈を教えてください。 282 ◯委員長(上杉正敏君)   人権・福祉交流会館長。 283 ◯人権・福祉交流会館長(若松直明君)   まず、パソコン教室ですが、20名を募集し、ワードを3日間、エクセルを3日間、インターネットを楽しむということで応用編を3日間、計9日間、朝9時から4時ぐらいまで、昼飯を挟んで、1日勉強をしていただいています。人権意識とどうかかわるのかですが、河瀬学区で募集しており、地域の人だけではなく、人権交流という意味でやらせてもらっていますし、エクセル3日間、ワード3日間と言っていますが、3日目には1日の始まりの最初の30分ぐらいを人権講習ということで、職員が人権の講話をしているということでご理解いただきたいと思います。  それと、グラウンドゴルフの方も、河瀬学区の各自治会、高宮、近隣の甲良町、豊郷町の地域の方にも通知して、自治会から合計20チームから24チームに出てきていただいています。総勢140、150名の方に来ていただいていて、交流という意味での人権意識の高揚と考えて、やらせてもらっております。 284 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 285 ◯委員(北川元気君)   お聞きになった皆さんも、「えっ」と思うと思うのです。毎年、この予算が上がっていますけれども、そういうずる賢い書き方ではなく、「パソコン教室をやります」と。「3日目の最初の30分だけしゃべっています」とか、そういうことではなく、「パソコン教室による情報リテラシーの高揚」でいいではないですか。わざわざこういう変な書き方をする方が変だと思うのです。  それから、グラウンドゴルフ大会も同じ理屈で、「WAっとねす春日」でグラウンドゴルフ大会をしてもらったらいいではないですか。健康とか、そういう形でやってもらったらいいと思うのです。下手に、人権とか、そういう事業として取り組むとなると、誰が聞いてもおかしいと思うので、改めていただきたいと思うのですが、どうですか。 286 ◯委員長(上杉正敏君)   人権・福祉交流会館長。 287 ◯人権・福祉交流会館長(若松直明君)   グラウンドゴルフに関しましても、地域との交流なくして部落解放はあり得ないという考えがありましたので、交流という意味で上げておりました。委員からご指摘もありましたので、館に戻りまして、検討して、内容を書くときに考えていきたいと思います。 288 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 289 ◯委員(北川元気君)   時代も変わってきています。僕も事情はよく知っていますので、従来の書き方ではなく、ここも時代に合った形を検討していただきたいと思います。 290 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 291 ◯委員(獅山向洋君)   予算書の227ページ、商工費の関係です。来年度も商工総務経費で特別顧問報酬と書いてあります。一つ目に、日額と書いてあるのですが、年間どれぐらい来て、旅費などはどれぐらいかかるのか。年間の計画と総費用を明らかにしていただきたい。  二つ目に、特別顧問は、来年度は何をなさるのか。具体的な内容について、もう少し詳しく説明していただきたい。  三つ目に、決算特別委員会でも問題にしたのですが、かなり休んでおられたような経過がありました。一体いつまで特別顧問が必要なのか、どういうことが達成されたら必要なくなるのか、明確にしていただきたい。  とりあえず、この三つについてお尋ねします。
    292 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 293 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   まず、特別顧問にどの程度費用がかかっているのかです。平成29年度につきましては、まだ日数がありますので確定した数字ではありませんが、2月末現在で97日、お越しいただいております。97日ですので、金額にしますと232万8,000円を報酬としてお支払いすることになります。交通費は、基本的に週3日、月3週という形で平成29年度予算は組んでおり、先ほど申しました2月末までの97日に対しての交通費は手元に資料がありませんので、後ほどお答えいたします。  それから、内容ですが、特別顧問は平成26年度からお願いしており、地場産業の活性化、観光振興のテーマに沿って計画を立ててもらい、その結果、平成27年に彦根市地場産業活性化基本方針および行動計画、彦根市観光振興計画を策定していただきました。平成28年度、平成29年度は、こういった計画の進行管理をしていただきました。平成30年度につきましても、これらの事業の推進を図っていただくことになっております。  それから、時期につきまして、現段階では、いつまでというのは考えておりません。地場産業活性化基本計画が5年間という計画期間になっておりますので、期間が終了するまでというのが一つの考え方になると考えております。 294 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 295 ◯委員(獅山向洋君)   もう少し堂々と、自信を持って答えてください。何かよくわからない。  念のために聞いておきますが、今年は日額2万4,000円と書いてあったり、報酬とか、費用弁償とか書いてあるのですけれども、要するに1人の特別顧問のために幾ら予算を立てているのか。総額だけでもちゃんと言っていただきたい。  平成26年度から、地場産業活性化基本方針とか観光振興計画を立ててもらったとおっしゃっていますが、この方がお立てになったのではないでしょう。委員会で委員長か何かを務められて、まとめをやった。しかも、基本方針は、コンサルタント的なものが入っていたのではないですか。こういう特別顧問がなぜ必要なのか、私にはさっぱりわからない。もう1回、聞いておきますが、観光振興計画とか地場産業活性化基本方針というのは、特別顧問が立てたのではなく、委員会の委員長としてつくられたのではないのでしょうか。明確に答えていただきたい。  それから、平成30年度は事業の推進とおっしゃるけれども、顧問が事業を推進するのですか。その辺がよくわからない。顧問はアドバイザーとして意見をおっしゃるかもしれませんが、事業の推進は行政がやるのではないのですか。その辺について明確にお答えいただきたいと思います。  それから、先ほど5年というお話がありましたが、それなら平成26年度から始まったので平成31年度までやるということなのでしょうか。 296 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 297 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   まずは、特別顧問の報酬ですが、年間で172万8,000円です。    (「総額で幾らになるかだけ」と呼ぶ者あり) 298 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   総額ですが、報酬が172万8,000円、費用弁償が106万6,000円、合わせて279万4,000円という予算です。  それから、計画ですが、委員のおっしゃるように、顧問は委員長としてこの計画に携わっておられますので、事業を実務面で推進していくのは行政です。ただ、推進に当たり、顧問のアドバイス等を踏まえて動かしています。  それから、地場産業活性化基本方針および行動計画は平成27年3月に策定しておりますので、そこから5年ということで、平成32年3月まで、平成31年度となっております。 299 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 300 ◯委員(獅山向洋君)   足し算して、「平成32年」とおっしゃったけれども、特別顧問について5年間という期間を決めておられるのはわかります。5年間、顧問をやってもらうという契約を結んでおられるのですか。  それと、委員長としてまとめられたのはよくわかります。ただ、コンサルタントなどに入ってもらって計画をつくったのではないのですか。確認しておきたい。 301 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 302 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   特別顧問に携わっていただいた計画のうち、観光振興計画についてお答えします。  獅山委員がおっしゃいましたように、計画自体は経済活性化委員会で、5回ほどの委員会を開催して、論議していただきました。委員としましては、観光協会、商工会議所、大学の識者等に来ていただきました。市川特別顧問は委員長でした。資料収集や冊子作成はコンサルタントに委託しておりました。  観光振興計画については以上です。 303 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 304 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   まず、コンサルタントですが、計画を策定するに当たり、コンサルタントは入れておりません。  それから、後ほどお答えすると申しておりました費用弁償ですが、平成29年度の現時点での費用弁償額は144万7,620円です。 305 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 306 ◯委員(獅山向洋君)   私は、予算の審議に当たって、特別顧問に総額で一体幾らかけているのかを知りたいのです。細かい話を言わないで、「200万円かけています」、「300万円かけています」と、それだけ言ってください。我々はそれでもって費用対効果を検証したいのです。特別顧問にこれだけの金をかけて何をやっておられるのかと言いたいわけです。もう1回、総額だけはきちんと言ってほしい。  それと、コンサルタントを入れたとか、入れていないとかいう話ですが、私も傍聴しました。はっきり言って、市川顧問は彦根のことを全然ご存じないと思いました。むしろ、「彦根はこうなんだ」と委員の方々が発言して、特別顧問に教えているような感じを受けました。こんな方を特別顧問に置いておくこと自体、本当に無駄だと思ったのです。市の職員の皆さんは高く評価しておられるようだけれども、一体何をやっているのだろうということで、非常に疑問を持っております。5年間というのは、債務負担行為でもとって5年間雇うということになっているのですか。きちんと言っていただかないと、いつまでたっても、あまり効果がなくても、予算として上がってくるのは困る。5年間契約しておられるのなら、それでいいです。債務負担行為というのは私の冗談ですが、そういう契約をしておられるのかを確認しているので、きちんと答えてください。 307 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 308 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   先ほど5年と申し上げました数字ですが、この計画が5年間ですので、それが一つの考え方として申し上げました。そのように決まっているわけではありません。基本的には単年度、単年度でお願いしております。  それから、特別顧問に係る総費用ですが、予算額で申し上げますと279万4,000円となります。 309 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 310 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、市長にお伺いします。特別顧問を引っ張ってこられたのは市長ではないかと思っているのですが、どういう関係でいつまでも使っておられるのか。地場産業活性化基本方針や観光振興計画を読ませてもらいましたが、内容は大したことない。現実に、行政の方が事業推進をやっておられるのかどうかも疑問に思っています。どうでしょうか。いつまでも必要なのですか。約280万円もの金を使うのは、さっき山内委員がおっしゃったように、パートよりもはるかに高い。しかも、常勤でも何でもない。旅費だけがむやみにかかっている。費用対効果はお考えにならないのですか、質疑いたします。 311 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 312 ◯市長(大久保 貴君)   特別顧問の制度は平成26年度から導入させていただきました。1名は本市のIT化を推進していく。もう1名は地場産業の活性化という目的です。市川顧問におかれましては、商社で、海外での豊富な経験を生かして、彦根市の産業の国際展開を大きな宿題として担って、今日まで取り組んできていただいております。皆様にもなかなか見えてこないというご指摘は、私どもの情報発信が十分でないからだと思っております。  一つの事例を申しますと、ビワライトの採用拡大についても大変ご尽力をいただいてまいりました。ビワライトに関しましては、パテントがもう半ばですので、急いでやらなければいけませんが、いろんなアドバイスをいただいて、実績は上がってきていると私は思っております。さらに、繊維に関しましては、ビ・レーヌという地場のブランドがつくれました。ビ・レーヌは中国への展開が始まっております。また、仏壇に関しましては、技術の伝承が非常に重要だという観点から、仏壇事業組合と共同しながら、仏壇アカデミーの創設に向けてご尽力をいただいています。  観光振興計画に関しましては、いろいろご意見があろうと思いますが、特にインバウンド対応が弱いというご指摘をいただいて、鋭意取り組みをしております。平成30年度の予算についてもお願いしているところです。  そうしたことから、この地域の観光産業、地場産業の活性化に向けて大いにご貢献いただいた。さらに加えるなら、海外へ目を向けていくことが非常に重要だと関係者に説いていただいた結果、ジェトロの彦根事務所の開設にもつながった。そうした機運は盛り上がったと考えております。 313 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 314 ◯委員(獅山向洋君)   随分、市川顧問の業績ばかりにしてしまわれた。例えばビワライトなんて、彦根のバルブ業界が開発したものであって、一生懸命になっておられるのです。これを本当に市川顧問の手柄にしてしまっていいのですか。本当におかしいと思っている。いかがですか。公言されたので、別に構いませんけれども、そんなことを聞いたらびっくりしてしまいます。 315 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 316 ◯市長(大久保 貴君)   ビワライトにつきましては、鉛フリーのバルブ弁。    (「そんなことはわかっているのです」と呼ぶ者あり) 317 ◯市長(大久保 貴君)   しかし、それを正面から市の政策として取り上げて、取り組んできたという実績は大きいと思っております。もちろん開発していただいた皆さんや製作していただいている皆さんのご努力もありますが、やはり実際に展開していくことについて大いに尽力していただいたと、私自身は思っております。 318 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 319 ◯委員(獅山向洋君)   最後に申し上げておきますが、そこまでおやりになっているのでしたら、市川顧問は、当然、市の方に顧問としてきちんと報告書を出しておられると思うのです。それはあるのですね。公文書公開請求すれば出していただけるのですね。 320 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 321 ◯市長(大久保 貴君)   ございます。 322 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  北川委員。 323 ◯委員(北川元気君)   主要事業の28ページ、プラスチック製容器の分別処理事業で、拡充になっている予算が約6,800万円あります。説明では「適正分別されずに混入しているペットボトルについてもリサイクルを推進する」とありますが、簡単な質問で、どれぐらい拡充したのか。適正分別されずに混入しているペットボトルをわざわざリサイクルして、どんな効果があるのかを教えてください。 324 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 325 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   まず、容器包装プラスチックの資源化業務ですが、市民の皆さんが分別されて、集積所に容器包装プラスチックとして出されたものを、資源化できるように選別して、機械で圧縮、梱包しております。その中で、容器包装プラスチックとして資源化できる品質が厳しく決まっておりまして、同じプラスチックでも、ペットボトルが入っていれば容器包装プラスチックとして資源化できない。現在、そのペットボトルは異物として取り除いています。その取り除いたペットボトルをそのまま異物として処分するのではなく、同じセンター内にペットボトル資源化施設がありますので、そちらの方で資源化できるように、異物として出てきたペットボトルのキャップを外して、ペットボトルの資源化施設で資源化しているところです。しかしながら、平成30年度からはペットボトルの品質基準が厳しくなりまして、従来ですと、キャップを外せばよかったのですが、ラベルもついていたらだめということで、異物として取り除いていたキャップを外す作業に加えて、ラベルを取り外す作業をつけ加えました。そのことによって、容器包装プラスチックの中に入っていたペットボトルも無駄なく資源化していこうという計画です。容器包装プラスチックの中に入っているペットボトルは、ペットボトルとして資源化する量の約2割。年間250トンほどペットボトルを資源化しておりますが、容器包装プラスチックから50トンほど異物として出てきます。それを資源化するために、この業務を拡充します。  何がメリットかというと、資源化は当然していかなければならないのと、ペットボトルは単一素材でできており、売れている状況ですので、その分の売却益が入ってくることになります。 326 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 327 ◯委員(北川元気君)   答弁漏れはないですね。    (「はい」と呼ぶ者あり) 328 ◯委員(北川元気君)   僕はリサイクルについて不勉強で、今まではいいものだと思っていたのですけれども、いろいろ調べてみますと、リサイクルは地球のために、環境のためになっていないことがわかりました。だからこそ、今のような質疑をしたのです。プラスチックをリサイクルすることがいいことであるかのように、毎年、すごい金額の税金を投じていますけれども、当たり前のように予算をつけるのではなく、市としてもいろんな研究・調査をしていただきたいと思うのです。僕はここで皆さんを説き伏せるほどの知識もないですし、リサイクルがどう悪いかを説明できるほどの力がないのでこの程度にしますけれども、そういう思いを持っています。彦根市として、リサイクルがどうなのかを研究していただきたいと申し上げておきたいと思います。 329 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  山内委員。 330 ◯委員(山内善男君)   主要事業の64ページ、予算書の231ページ。毎年聞いているのですが、工場設置奨励金です。来年度は12社に3,899万4,000円、約4,000万円近いお金を投入するとのことです。この12社はどこなのですか。雇用拡大が見込まれるから奨励金を出すのだと思うのですが、市内の労働者でどれぐらいの雇用拡大できるのか、教えてください。  主要事業の56ページ、予算書の219ページ。農業の関係で、土地改良推進事業の土地改良区体制強化支援事業に450万円つけていただきました。今年度から土地改良区の業務を支援するということで予算をつけていただきました。それぞれの土地改良区も期待されていた業務ですが、今年度の場合、支援金が中途半端で、人を確保することができず、県の土地改良連合会に事業を委託されたと聞きました。今年度の事業総括を通じて、来年度はどのように展開されようとしているのか。明確に述べていただければと思います。私の集落は、前年度、農地耕作改善事業に取り組みました。従来、土地改良区が窓口で取りまとめてくれていたのですが、農林水産課の職員に取りまとめていただく。土地改良区の稼働を農林水産課で引き受けていただいたということで、土地改良区は評価していたのです。ところが、今年度、ふたを開けてみると、その職員が農業委員会の方へ移ってしまって、人がいなくなってしまった。悪い見方をすれば、その分をこの事業で流用してしまったのではないかという見方もあるのです。そういう見方が間違ったら間違ったで、修正していただければいいです。ご見解をお願いしたいと思います。 331 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経済振興課長。 332 ◯地域経済振興課長(山縣忠一君)   まず、1点目の来年度の奨励金の対象となる事業所です。平成30年度は12社あります。会社名は、日立化成株式会社、東海漬物株式会社、フジノ食品株式会社、有限会社伊藤金属、両備ホールディングス株式会社、株式会社メカテック、株式会社中通、廣瀬バルブ工業株式会社、株式会社フロウエル、FSP株式会社、マルホ株式会社、株式会社シンセイの12社です。  それと、もう1点新規の雇用人数です。12社合計で68名の新たな雇用が生まれます。そのうち市内の方が49名という数字です。 333 ◯委員長(上杉正敏君)   農林水産課長。 334 ◯農林水産課長(細野晃史君)   2点目の土地改良区体制強化支援事業補助金についてです。委員がおっしゃいましたように、平成29年度は専任職員の雇用に至りませんでしたので、県の土地改良団体連合会に業務を委託する形で進めさせていただいております。平成29年度は補助金の予算額としまして223万6,000円で、この予算の範囲内で各土地改良区が計画されておりました事業について設計委託などの業務を割り振っております。ただ、土地改良区の事業も年度の途中で変わる部分もあり、なかなか思っていたほど使い勝手がよくないというご意見もありましたので、平成30年度は今年度当初に考えておりましたような形、専門の職員を雇用することで事業を進めたいと考えております。また、平成29年度は雇用単価の部分で人が見つかりませんでしたので、平成30年度は雇用単価も増額しております。平成30年度は日額1万3,485円とさせていただきました。平成29年度は月額で15万6,140円という設定でしたので、月20日として考えますと7,800円程度でした。その単価を1万3,500円程度まで引き上げております。  また、耕作条件改善事業は、平成28年度は農林水産課で事務等をさせていただきましたけれども、事業の実施方法により、市が事業主体になる場合、土地改良区が事業主体になる場合がありました。今後は土地改良区もしくは地域が主体となって進めていただくことになりますので、この補助金で雇用する職員を活用していただきたいと考えております。 335 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 336 ◯委員(山内善男君)   工場設置奨励金についてはわかりました。ありがとうございます。ひとり親方と言われるような自営業者を含めて支援をしていただきたいというのが、私たちの立場です。  もう一つ。土地改良区に対する支援については、来年度は改良して取り組んでいただくということで、ぜひ積極的な取り組みをお願いしたいと思います。ありがとうございます。 337 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 338 ◯委員(北川元気君)   主要事業の68ページ、観光推進事業の誘客宣伝事業のうちアプリケーション管理運営委託料、観光ガイドアプリ「ナビ彦」105万3,000円です。これも毎年これぐらいの金額で上がってきているのですが、これまでの実績と必要性を教えてください。  それから、1枚めくっていただいて、71ページ。ひこにゃん商標管理事業の中にもアプリケーション管理運営委託料として、史跡散策アプリに係る運営経費32万4,000円が上がっています。アプリを一本化した方がいいのではないかと思うのです。こっちはひこにゃんの事業、こっちは観光事業と、わざと分けている。やっていることは一緒です。一本化する考えがあるのかをお聞かせください。 339 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 340 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   まず、予算書235ページの中段の上の方にありますアプリケーション管理運営委託料105万3,000円につきましては、委員ご質疑のとおり、「ナビ彦」の管理運営経費です。予算の内訳としましては、維持管理するレンタルサーバー代、ストアに申請登録する申請料、OSが新しく変わったときの経費等を含めまして、前年度同様105万3,000円を計上しております。「ナビ彦」の実績ですが、予算を作成しました11月現在で延べ1万3,296件のダウンロード数があり、平成29年度中のダウンロード数は3,814件となっております。例えば9月ですと、行楽に訪れる方が多いのか、3,800件のうちほぼ半分の1,900件がダウンロードされています。  次に、予算書239ページ、ひこにゃん商標管理事業のアプリケーション管理運営委託料32万4,000円ですが、ご質疑のとおり、去年8月に作成しました史跡散策アプリの平成30年度の保守管理委託料です。  この二つのアプリケーションを統合したらどうかとご質疑ですが、おっしゃられるように、「ナビ彦」も、史跡散策アプリも、マップ機能や案内機能がついております。ただ、「ナビ彦」はお土産屋や店舗の情報がプラスしてついていますので、すみ分けが違うのではないか。また、統合するに当たっての経費等もありますので、平成30年度は同じように並行して使うということで予算を計上しています。 341 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 342 ◯委員(北川元気君)   観光に来られたお客さんが、2件のアプリをダウンロードしなければいけないという手間。一つにされた方が明らかに簡単で、利用率も上がると思います。だから、一つになったものを考えていく必要があると思います。「ナビ彦」のダウンロード数をおっしゃられましたけれども、ダウンロードしただけではわからないと思うのです。「ナビ彦」は、僕もダウンロードして、何回か見ていますけれども、更新もされていないし、使いづらい。「ナビ彦」は毎年予算に出ているので、考え直した方がいいのではないかと思うのです。その点どうですか。 343 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 344 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   先ほど答弁しましたとおり、史跡散策アプリができたところですので、史跡散策アプリはそのままにさせていただく。「ナビ彦」はすみ分けが違いますので、統合について平成30年度の予算に反映するという状況には至っていません。 345 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 346 ◯委員(北川元気君)   平成30年度予算でそういう考えに至っていないのはわかりましたけれども、このままずっと続けていくのは問題があることを指摘しておくので、しっかりと考えてください。  もう1点だけ質疑しますが、ダウンロードしたからOKではなく、ダウンロードして、実際に地域で買い物をしていただいたとか、実際にどういう利用があったのか、効果があったのかという検証をしないといけないと思うのです。検証や効果の考え方はどうですか。 347 ◯委員長(上杉正敏君)   観光企画課長。 348 ◯観光企画課長(牛澤 淳君)   北川委員がおっしゃっているダウンロード数と実際に利用された数というのは、別の問題です。確かにダウンロード数がいっぱいあったからといって、実際に利用されていなかったら、アプリケーションを開発した意味がないというのは感じております。ダウンロードして、彦根に来られたときに、いかに活用してもらえるか。利用されている数をどのようにつかんだらいいのか。その方法については調査・研究させていただきたいと思います。 349 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 350 ◯委員(北川元気君)   これまで何回も、質問で、効果の検証については指摘しております。「こういう効果がありました」というのであれば、予算をつけていただいてもいいと思うのですが、どんな効果があるかもわからないのに、毎年、「ナビ彦」に100万円を垂れ流しているように感じています。その点きちんと調査・研究して、議会にも報告していただきたいと思います。 351 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  山内委員。 352 ◯委員(山内善男君)   もう一度、農業の問題でお聞きいたします。  主要事業の55ページ、予算書の217ページ、環境保全型農業直接支払支援対策事業です。水稲でいいますと、こだわり米の作付に対して直接支払支援をするという事業ですが、この事業は全国展開され、特に滋賀県は真ん中に琵琶湖を抱えているということで、化学肥料や薬剤を抑えて琵琶湖を守ろうという取り組みをされています。来年度はそのままなのですが、平成31年度から2取り組みにされている場合は1取り組みだけになります。現在、彦根市内で2取り組みをしている面積、支払っている経費は幾らで、1取り組みになってどれぐらい減るのか。平成30年度では関係ないかもしれませんけれども、平成31年度では影響が出るので、平成31年度にはどういう手立てをするのか、お考えがあればお聞きしたいと思います。  あともう1点。やはり農業の関係で、主要事業の58ページ、予算書の221ページ、多面的機能支払交付金事業です。農地・水・環境保全活動で、農村地域の環境を農家だけでなく地域一体となって地域の環境を守っていこうという取り組みに対して、集落に支援がおりる取り組みです。45活動組織が取り組んでいるとなっていますが、事務手続がわずらわしく、なかなか取り組みにくい。取り組み組織は増えてきているのか。行政の方でしっかりサポートできているのか。ご見解をお聞かせ願えればと思います。手続がわずらわしくて、リタイアする集落も出てきていると聞いています。そのあたりのサポート体制が十分できているのか、お聞きしたいと思います。 353 ◯委員長(上杉正敏君)   農林水産課長。 354 ◯農林水産課長(細野晃史君)   まず、1点目の環境保全型農業直接支援対策事業の関係です。委員からは、平成31年度から二つ目の取り組みが対象外になるとご質疑いただきましたが、平成30年度から対象から外れることになっております。まず、その部分についてご報告させていただきます。また、二つ目の取り組みの状況ですが、今年度の実績数値は、二つ目の取り組みに取り組まれた面積が約98ヘクタールで、補助金額は約407万円です。一つ目の取り組みに取り組まれた面積が約773ヘクタールですので、12%から13%の面積で二つ目の取り組みを実施されている状況です。次年度から二つ目の取り組みの約400万円程度が減額になりますが、来年度からのことですので、この制度改正を知らなかったということのないように、3月1日に各取り組み者を集めての説明会を県と合同で開催させていただいております。来年度は、二つ目の取り組みのほかに、国の制度も改正された部分がありますので、とりあえずはそういった情報提供に努めていきたいと考えております。  二つ目の多面的機能支払交付金事業ですが、平成30年度の予算におきましては45の取り組みについて予算をお願いしております。平成29年度の実績は43でしたので、来年度に向けて2集落増えることになっておりますけれども、一方で、委員が言われたように、事務の煩雑さから継続しないということで、平成29年度に取り組みをやめられた集落もありますので、今のところ、40半ばの数字で前後しているような状況です。支援体制ですが、できるだけ集落と連絡をとりながら、担当の方で対応しておりますけれども、今後長く継続していくことがだんだん難しくなってきていますので、来年度の予算で広域組織運営支援業務委託料を上げさせていただいております。今までは集落ごとに組織化していたものを、広域で、もっと言えば彦根市で一つの組織をつくって、皆さんにそこに参加していただくことで、各集落で行われていた事務処理等を一本化し、集落の皆様方には実際の現場での作業に専念していただければと考えております。広域活動組織は、平成30年、平成31年の2年で立ち上げていきたいと考えております。 355 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 356 ◯委員(山内善男君)   ありがとうございます。
     環境保全型農業直接交付金の関係については、平成30年度から2取り組み目が外れるとお聞きしました。1市4町の定住自立圏を組んでいるほかの町では、自治体独自で環境保全型農業の直接支援をやっています。国の支援に上乗せしてやっています。平成30年度ではつきませんでしたけれども、将来的には市独自でも上乗せするという考え方も含めて、今後再考していただければありがたいと思います。2取り組み目がなくなることも含めて、ぜひ考えていただいて、市独自の支援をお願いできればと思います。これは要望としておきます。  二つ目の農地・水・環境丸ごと保全活動の取り組みですけれども、そういう事務の煩雑さから外れていく集落をサポートするために、広域活動組織の設立というお話をいただきました。この取り組みでどれぐらいの集落を救い上げることができるとお考えになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 357 ◯委員長(上杉正敏君)   農林水産課長。 358 ◯農林水産課長(細野晃史君)   広域活動組織の立ち上げに関しましては、今取り組まれている各集落に対しまして平成30年度にアンケート調査等を実施し、参加していただける、参加していただけないというところが具体的にわかってくると思います。市の考え方としましては、今取り組まれている全ての組織に参加いただいて、これからも長く活動を続けていただきたいと考えております。 359 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 360 ◯委員(山内善男君)   拡大するのではなく、現在取り組んでいる集落を取りこぼさないという形で考えているのですか。 361 ◯委員長(上杉正敏君)   農林水産課長。 362 ◯農林水産課長(細野晃史君)   広域活動組織につきましては、他市の状況も含め、調査しているところで、今取り組んでいるところが引き続き取り組んでいただけるようにということをまず第一に考えております。その次の段階としまして、取り組まれていたけれども、そういった理由によって取り組まなくなった集落に戻っていただきたい。さらに拡大していくのは、その後になると考えております。 363 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 364 ◯委員(山内善男君)   わかりました。ぜひよろしくお願いいたします。 365 ◯委員長(上杉正敏君)   先ほどの山内委員の質疑での、人権啓発指導の設置はいつからかについて、人権政策課長からの答弁をお願いします。あわせて、長崎委員からのリボン代5万5,000円の内訳について教えてください。  人権政策課長。 366 ◯委員長(上杉正敏君)   人権政策課長。 367 ◯人権政策課長(綾木陽一君)   まず、長崎委員のパープルライトアップの5万5,000円の内訳です。パープルライトアップのフィルムやパープルリボンのほか、チラシやポスターを作成しますので上質紙やカラーコピー代などの消耗品費、そのチラシやポスターを市内の宿泊施設に送付する郵送代で5万5,000円となっております。  続きまして、山内委員の人権啓発指導がいつからおられるのかとのご質疑についてです。確認させていただいたのですが、かなり以前から設置しておりまして、いつからなのか確認することができませんでした。申しわけございません。いずれにしましても、人権に対して幅広い知識をお持ちの方にお願いしており、人権政策課に在中して、人権啓発全般にご指導いただいているところです。 368 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員のフィルム代は。  長崎委員。 369 ◯委員(長崎任男君)   担当課に聞きにいきます。 370 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 371 ◯委員(獅山向洋君)   予算書の265ページ、主要事業の77ページ。既に金亀公園整備事業と荒神山公園整備事業については質疑があったのですが、私はこれには反対なので、反対討論をするために質疑をしておかないといけませんので、質疑をさせていただきたいと思います。  まず、金亀公園整備事業と荒神山公園整備事業を足し算すると3億円にもなるのです。彦根市の財政状態は非常に厳しいとおっしゃりながら、なぜこんな事業を来年度にやらないといけないのか。もう一度、きちんと説明していただきたいと思います。 372 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 373 ◯都市計画課長(荒木城康君)   先ほども申し上げましたが、金亀公園の再整備につきましては、全ての施設が約30年経過しており、ほぼ全施設で改修の必要性を生じております。それと同時に、国体の会場として県との一体的な整備を進めていくということで、多目的競技場と多目的広場を更新し、野球場の整備を行う。野球場にも40年以上経過している照明灯がありますが、金亀公園で整備するのではなく、荒神山公園の野球場で照明灯の整備を行うものです。現金亀公園の基準では4基ですが、現在の基準では6基必要になります。いずれにしても改修が必要ですし、国体の準備も兼ねて、整備をしていく必要があると考えております。いずれ施設を更新するのであれば、金亀公園については配置を見直し、よりよい施設整備をする方が将来的にベターであると判断しております。それに伴い、野球場の照明は荒神山公園で整備する。平成32年度に野球場の解体を予定しておりますので、その代替施設としまして、荒神山公園野球場に照明灯をつける必要があると考えておりますので、現段階での予算要求をさせていただきました。 374 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 375 ◯委員(獅山向洋君)   改修問題と時期の問題とは別だと思うのです。今まで30年も、40年も放置してきて、全然修理も維持管理もしてこなかったというのですか。あと1年とか、2年とか、先に延ばすという考え方は全くないのですか。確認しておきたいと思います。 376 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 377 ◯都市計画課長(荒木城康君)   金亀公園の今までの施設管理につきましては、以前、長寿命化計画等に基づいて進めていたところもあります。野球場につきましても、改修の必要性を認めており、いずれは改修しなければいけないという状況まで来ておりました。その中で、ちょうど国体主会場整備がタイミング的に来たのもありまして、それにあわせて改修することで進めております。決して施設を放置していたのではなく、順番に整備を進めていたという経緯もありますので、ご理解いただきたいと思います。 378 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 379 ◯委員(獅山向洋君)   私は理解できないから質疑しているので、「ご理解を」とは言わないようにしてください。  照明設備だけかどうかは知りませんが、少なくとも荒神山公園へ持っていくだけで約2億円の金が必要なのです。それでは、金亀公園にある野球場を直した方がはるかに安くつくのではないかと思うのです。そういう計算をなさったことはあるのですか。 380 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 381 ◯都市計画課長(荒木城康君)   照明設備につきましては、4基あるのが、今度は6基必要になってきます。しかも、野球場の規格は同じ軟式野球場で、金亀公園のグラウンド自体も老朽化が進んでいます。金亀公園で整備をし直したとしても、それ相当の金額は必要になってくると考えております。 382 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 383 ◯委員(獅山向洋君)   それ相当の金額が必要ということならば、それ相当の金額を明確にしてもらいたいのです。いかがですか。 384 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 385 ◯都市計画課長(荒木城康君)   荒神山公園に伴います積算につきましては、6基分の照明機器、照明柱等の単価を想定しておりますが、これと同じだけの照明設備は必要になりますので、金亀公園で整備するとしても、基礎の杭の形状とか多少の差は出てくると思いますが、同じだけの費用はかかってくると思います。金亀公園の野球場ですと、それ以外の擁壁や施設の整備も必要になってきます。具体的に幾らという積算まではしておりませんけれども、それ相当の金額が必要になると考えております。 386 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 387 ◯委員(獅山向洋君)   予算をどうするかという問題で議論しているので、「それ相当の金額」で判断できますか。今まで金亀公園にある野球場を整備してこられたのだったら、どうしても照明設備を変えないといけない状況があるのかどうかがまず第一でしょう。その上で、そういう状況があるから変えなければならないと言うのがまず最初でしょう。どうしようもないから荒神山の方に移そうというならわからないでもない。「それ相当の金額」としか言えないわけですね。そんなことで、我々が「そうですか」と言うと思っているのですか。とんでもない話です。2億円も金をかけて、荒神山に持っていくと言うのですから。それ相当の金額がかかるとしか答えられないことがわかりましたので、次の質疑に移ります。  それでは、金亀公園に照明つきの野球場があるにもかかわらず、荒神山の野球場に夜間の照明設備を整備するのなら、よく我々が使うスクラップ・アンド・ビルドという言葉があって、既に陳腐化した事業をやめて新しい事業にすることですけれども、この場合は、金亀公園の野球場をスクラップして、荒神山にビルドするだけであって、要するに移設なのです。それに2億円も、3億円も金をかけることになる。担当の方に聞いても仕方がないので、市長なり、副市長なり、もう少し地位の高い方に説明してほしい。これが彦根市のスクラップ・アンド・ビルドなのですか。 388 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 389 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどご説明したとおり、今の金亀公園の野球場の照明施設は、現状のスペックに合わない。耐用年数もかなりきているという課題もあります。加えて、球場自体、両翼が八十数メートルで、公式の試合ができない状態です。したがって、今回、荒神山に照明施設を整備して、金亀公園は国体に協力していこうということです。そういう意味から言えば、スクラップ・アンド・ビルドになろうかと思います。 390 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 391 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げているのは、現に使える野球場をつぶして、荒神山の方に照明をつけるというのが、彦根市のスクラップ・アンド・ビルドかと言っているのです。こんなものはスクラップ・アンド・ビルドではないです。無駄遣いとはっきり言えます。国体に関連があるかのようにおっしゃいますけれども、今回のこの二つの事業は本当に国体に関係あるのですか。それをきちんと説明してください。 392 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 393 ◯都市計画課長(荒木城康君)   施設の改修につきましては、荒神山公園で代替となります。国体に関連するというのは、一体的な整備を進める中で、野球場の代わりに多目的競技場を設置することによって二つの機能を持たせた競技場と広場をつくるというようなことと、野球場は平成10年に整備したものですが、しっかりした野球場がありますので、こちらの方で機能を補完する必要性から進めているものです。 394 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 395 ◯委員(獅山向洋君)   先ほど多目的競技場とおっしゃいましたけれども、多目的競技場を野球場の跡地につくるらしいのです。なぜ多目的競技場をつくらないといけないのですか。現に金亀公園の中にも多目的競技場はあるのではないですか。これについてはどう説明するのですか。 396 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 397 ◯都市計画課長(荒木城康君)   現在、彦根総合運動場に多目的広場があります。国体主会場として整備されることで、この機能が失われるということもあります。市民の利用も非常に多く、市民ニーズも高いことから、金亀公園において多目的広場として整備することで機能を補完し、市民サービスの維持を図ることとしているものです。また、金亀公園で整備する多目的広場につきましては、国体のような大規模なイベントを開催する際には、臨時駐車場やサブグラウンドなど主会場と連携した一体的な利用が図れるものと考えております。このように、両方の機能を一体的に配置することによりまして、公園の機能を補完し、相互活用による一体的運用ができるように、再整備に当たりまして再配置を検討したものです。また、多目的広場につきましては、ソフトボールや草野球的な競技もできるような広場として、二つの競技場が利用できますので、そういった点では補完できるものと考えております。 398 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 399 ◯委員(獅山向洋君)   説明がよくわからない。どこの多目的広場がつぶれるのですか。県営の多目的広場がつぶれるという意味なのですか。それをはっきりしてください。 400 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 401 ◯都市計画課長(荒木城康君)   今申し上げましたのは、現在あります県営の多目的広場のことです。現在、金亀公園にありますのは、先ほど言いましたように、野球場。野球場は野球だけのグラウンドです。金亀公園には、野球場と多目的広場の二つがありますが、野球場は稼働率が62%と若干利用率が低い状況もありますので、今回、二つの広場を整備することによって、総合的、一体的な公園整備を図りたい。 402 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 403 ◯委員(獅山向洋君)   私が確認したかったのは、県営の多目的競技場がつぶれるから、彦根市の野球場をつぶして多目的競技場にすると聞こえるし、現に県の計画を見ると、そうとしか理解できないのです。市長、この点はいかがですか。県営の多目的競技場がなくなるから、彦根の野球場をつぶして、ここに多目的広場をつくるのではないのですか。 404 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 405 ◯市長(大久保 貴君)   今も課長が説明したとおり、国体に合わせて一体整備をしていこうというのは大きな前提です。ただ、金亀公園の利用状況も踏まえまして、さらに利用度が高まって、かつ国体主会場の機能も補完し、全体的に利用効率を上げていくというもう一つの大きな目的がありますので、再整備が妥当だと判断しているものです。 406 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 407 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、彦根市は、市民体育センターをつぶす。また、敷地や駐車場は県にただで貸す。さらに、県営の多目的競技場がなくなるから、彦根市の金亀公園の野球場をつぶして、そこに多目的競技場をつくるということになるのです。そのように理解してよろしいのですか。 408 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 409 ◯市長(大久保 貴君)   先ほど来、ご説明しておりますとおり、金亀公園の利用状況を踏まえて、更新しなければならない、新たに投資しなければならない状況があります。したがって、より市民が使いやすく、効率が上がるように整備するというのが一つの大きな目的。同時に、県営の国体競技のための公園整備と一体的に利用する。県の方は県営金亀公園とおっしゃっていますが、大きな彦根市民の公園につながっていくとご理解いただけたらと思います。 410 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 411 ◯委員(獅山向洋君)   大久保市長がおっしゃったことを市民が聞けば、彦根市の松原一帯や金亀公園にある競技場を全部県に乗っ取られたのではないかと思います。今おっしゃった内容は、まさにそうではないですか。こんな計画を進めていくこと自体、おかしいとはっきり申し上げておきたい。  もう一つ、なぜこんなとんでもない計画を平成30年度にやらなければならないのですか。まだまだ国体は先の話でしょう。彦根市民体育センターは整備しないといけないから、早くつぶさないといけない。そして、条例で廃止した。大久保市長の論理から言えばわからないでもないけれども、同時に、まだまだ先の国体のために3億円も使って来年度に金亀公園整備をやらなければいけないのか。その時間的な問題をどう考えているのですか。本当に腹が立ってくる。無茶なことばかりやっておられる。どう思いますか。まだ2、3年先でも構わないでしょう。 412 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 413 ◯市長(大久保 貴君)   先ほど課長が説明したとおりです。 414 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 415 ◯委員(獅山向洋君)   違う。課長が説明したとおりではなく、市長が責任持って答えてください。当然、市長の言葉を引用して、市民に訴えます。こんな県に全て乗っ取られるようなことが許されていいのか。金亀公園まで乗っ取られようとしているのです。いかがですか。全然思わないのですか。 416 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 417 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどもお答えしましたように、私の発想は逆で、この大きな金亀公園が、彦根市民がこれから活用していく大きな公園になるということです。時期も、国体という時間軸は動かせませんので、これに向けて整備をしていくということです。 418 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 419 ◯委員(獅山向洋君)   これは予算の問題で、重要なことなので、もう少し聞いておきます。金亀公園の野球場を荒神山の方へ照明つきでやる。さっき言いましたように、これはただ場所を移動させるだけなのです。同時に、あの基本計画を見ますと、金亀公園の中でさえ、テニスコートなどの場所を変えていているだけであって、言うならば、我々が自分の庭いじりをしているだけなのです。庭いじりは金がかからないかもしれないけれども、これは3億円の金を投入しようとしているわけです。こんなことを私の考えと違うとおっしゃるのだから、正しいと思っておられるのでしょう。これは本当に正しいのでしょうか。これだけ財政状態が逼迫していて、財政調整基金も来年度は2億円ぐらいになってしまう。その中で、ただ場所を移動させるだけで3億円も金を使うというようなことが正しいと思っているのですか。正しいと思っているなら、「思っています」と言っておいてください。私はそれを市民に訴えますから。どうぞ。 420 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 421 ◯市長(大久保 貴君)   正しいと思っております。 422 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 423 ◯委員(獅山向洋君)   次に、わんぱく広場遊具移動工事というのが入っているのですが、二重丸をつけているから、新規事業みたいに見える。現実は、わんぱく広場の遊具を移設する。さっき言いましたスクラップ・アンド・ビルドではなくて、移動させるだけでしょう。移動させるだけに3,450万円も使うことが正しいと思っていますか。 424 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 425 ◯都市計画課長(荒木城康君)   先ほども申しました金亀公園の再整備につきましては、再整備を行うに当たり、いろんな施設の配置等も考慮した上での配置となっております。現在のわんぱく広場につきましては、新たにできる多目的競技場を整備するに当たり、その部分が支障となってくることもあり、移動の必要性が出てくる。遊具広場につきましては、図書館の南側、現在のフレンドリーの里のところに整備したい。また、将来的に、テニスコート等につきましては、玄宮園からの景観も考慮して、玄宮園の前は修景的な広場を設置していく。総合的に金亀公園の配置を考えた上で、また施設それぞれを一度に撤去することで皆さんにご利用いただく期間をさえぎってしまうのではなく、可能な限り利用いただけるような形で動かしていくというような設計で進めていますので、ご理解をいただきたいと思います。 426 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 427 ◯委員(獅山向洋君)   全く理解できません。今の彦根の市政はどうなっているのかわからないけれども、3,450万円もの金を使うことを当然のように考えておられるのです。逆でしょう。こんなわんぱく広場の遊具を移動するのに3,450万円もかかるならば、移動させなくてもいいような計画を立てていくのが、彦根市ではないのですか。まさに本末転倒なのです。誰かがかいた絵に合わせるためならば、どんなお金でも使っていこうというような状態になっている。市長、そうではないですか。何でこんな無駄な金を使うのですか。3,450万円といったら、パートの方なら何十人も雇えるようなお金なのです。こんなお金を、遊具を移動させるだけに使おうと思っているのですか。それが正しいと思っていますか。正しいと思うのなら、正しいと言ってください。 428 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 429 ◯市長(大久保 貴君)   必要な予算だと思っておりますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 430 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 431 ◯委員(獅山向洋君)   何でこんなことぐらい理解できないのか。不思議で仕方がない。一体、この社会に住んでおられるのかと不思議に思う。  金亀公園連絡橋負担金2,003万8,000円と書いてあります。ここだけを読むと何の負担金なのかわからない。私たちは場所さえわかりませんけれども、連絡橋をつくることになったのは県の計画なのか、彦根市の方が要望したのか、その辺のことから説明しておいてほしい。 432 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 433 ◯都市計画課長(荒木城康君)   金亀公園の連絡橋整備につきましては、県の国体主会場整備、また金亀公園の再整備について検討委員会も開いて進めていたわけですが、県とあわせた一体的な公園整備とすることで、金亀公園自体も都市計画上は区域を拡大しております。そうした中で、現在は連絡橋といっておりますが、公園には三の丸橋という橋があります。この橋も架設年次が昭和52年で、耐震設計もまだできておりません。40年経過しております。県の歩道橋も約37年経過しております。この橋の代わりという形で、連絡橋ということで一体的に整備し、公園をより有効に利用できるように整備していこうということで、県・市とともに進めていくことを協議で決めているところです。  なお、連絡橋の負担金につきましては、県とともに概略設計を行いますので、それに伴い延長に見合う分の費用をお互いに負担し合いながら設計を進めるという予算計上です。 434 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 435 ◯委員(獅山向洋君)   そのような県との協議の結果、何らかの契約書のようなものができているのですか。 436 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 437 ◯都市計画課長(荒木城康君)   現在の県の計画や彦根市の金亀公園再整備基本計画に、この連絡橋の整備について明記しておりますし、市民の方にもお知らせしているところです。今後の負担金の契約等につきましては、協定を結んで進めていきます。実際に進めていくのはこれからです。 438 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 439 ◯委員(獅山向洋君)   市長にお尋ねしますが、彦根市として、市議会に対してそういう計画を説明したことはありますか。 440 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 441 ◯市長(大久保 貴君)   金亀公園再整備基本計画をお示しして、そこはご説明させていただいていると思っております。 442 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 443 ◯委員(獅山向洋君)   「ご説明させていただいていると思っております」とおっしゃるけれども、いつ市議会に対してそういう説明をされましたか。 444 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。
    445 ◯都市計画課長(荒木城康君)   まず、昨年度、金亀公園再整備基本計画の策定の際には、議員の皆様に資料もお配りさせていただきました。整備基本計画の委員から市長へ提言を受けたことにつきましても、議員の皆様にご報告させていただいています。金亀公園再整備基本計画書につきましても、皆様の方に配付しております。 446 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 447 ◯委員(獅山向洋君)   市の方は、配付したら、それで了承を得たものというような感覚でおられるから、おかしいと思うのです。彦根市として、「金亀公園についてはこのようになりました」という説明をしたことは1回もないでしょう。ただ資料を配るばかり。資料を配ったのも、県がつくった図面を配っているだけなのです。そうではありませんか。重要なことなので、明確にしておいてください。 448 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 449 ◯都市計画課長(荒木城康君)   今申し上げましたのは、彦根市が作成しております金亀公園再整備基本計画という計画書です。これは平成28年度に作成して、平成29年度にお配りしているものです。県の計画とはまた別で、市の計画書です。 450 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 451 ◯委員(獅山向洋君)   市の計画書ですけれども、再整備の委員会が「このようにいたしましょう」と言ってつくった計画書ではないのですか。 452 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 453 ◯都市計画課長(荒木城康君)   金亀公園再整備基本計画検討委員会というのがありました。平成27年6月から始めまして、平成28年3月まで約10回の会議をしております。第10回の検討委員会を経まして、平成29年4月に委員長より彦根市長に対しまして金亀公園再整備基本計画素案を提言し、市長が了承しております。これを受けまして、本市が基本計画として取りまとめたものですので、市の計画です。 454 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 455 ◯委員(獅山向洋君)   それほど重要なものであるのに、書類を配っただけでしょう。その点を確認しておきたいのです。私はそんな細かい説明を聞いた記憶がないので、念のために、はっきりしておいてください。 456 ◯委員長(上杉正敏君)   都市計画課長。 457 ◯都市計画課長(荒木城康君)   金亀公園再整備基本計画が作成できた段階で、議員の皆様には資料提供等はさせていただいていると思います。 458 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 459 ◯委員(獅山向洋君)   市長に確認しておきたいのですが、資料提供はされたけれども、彦根市として説明したことはないと、市長、明確に言っておいてください。    (「確認させてください。全協でご説明させていただいたと記憶しています」と呼     ぶ者あり) 460 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後4時41分休憩                                 午後4時55分再開 461 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。    (「議事進行」と呼ぶ者あり) 462 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 463 ◯委員(獅山向洋君)   本日、午後5時から、アル・プラザ彦根で、近江高校と彦根東高校の壮行会、激励会が入っているのです。確かに予算審議も重要ですけれども、彦根市でめったにないような行事が行われようとしているのに、彦根市の幹部や我々市議会議員も、1世紀に1回あるかないかのような行事に参加したいのです。市長が「教育長を代わりに」というようにおっしゃっているけれども、これは彦根市の恥です。彦根市長が激励の挨拶をするのが当たり前のことであって、教育長が代わりにやったとなれば、一体彦根市はどうなっているのだと思われかねません。ぜひとも、委員長の権限で、「壮行会が終わるまで延ばしましょう」とでも言っていただいたらいいし、「どうしても」とおっしゃるなら、皆さんで申し合わせて、「これ以上、質疑はありません」ということで散会していただくなり、それぐらいのことを考えてほしい。ぜひよろしくお願いします。 464 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員からの壮行会での要請ですけれども、委員長としましても、市長に「行かれないのですか」と確認したところ、「行きません」とおっしゃられました。委員会としては、このまま続行いたします。  獅山委員。 465 ◯委員(獅山向洋君)   「彦根市はどうなっているのか」と言われるのです。報道関係者も皆、来ています。その中で、彦根市長が激励の言葉も言っていないという、こんな恥ずかしいことはない。市長、しっかり考えてください。今からでも、十分間に合います。どうなのですか。「私は行かない」と、それだけで委員長が「続けます」と言う。そんなばかな。彦根市全体の話なのです。これは市民からも批判を受けます。ぜひ考えてください。 466 ◯委員長(上杉正敏君)   再度、獅山委員からの要請ですが、議会としましては議長が代表で行っておりますし、執行部には再度重ねて申しましたけれども、そのようなお答えでしたので、このまま予算常任委員会を再開したいと思います。  都市計画課長。 467 ◯都市計画課長(荒木城康君)   先ほどご質疑の全員協議会が実施されたかどうかについてですが、全員協議会までは実施しておりません。しかしながら、その前段としまして、平成29年2月6日から3月8日までの間、意見公募を実施した上で、計画を取りまとめ、その後の計画書を議員の皆様に情報提供した上で報告させていただきました。 468 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 469 ◯委員(獅山向洋君)   全員協議会までは開いていないとか、意見公募は市民の話であって、私は市議会との関係を聞いているのです。市長に改めてお尋ねしておきたいのは、これほど重要な問題について、なぜ全員協議会などできちんと説明されないのか。その点だけお尋ねしておきたいと思います。 470 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 471 ◯市長(大久保 貴君)   確かに詳細な説明ができていなかったというご指摘は、真摯に受けとめさせていただきます。ただ、私どもはまとめた情報を提供させていただいてきたと思っておりますし、こうした審議の中でご指摘いただいたものについて反映させるべく努力していきたいとは思っております。しかしながら、先ほどからご説明しておりますとおり、私どもは大きな目標に向かって進んでおりますので、そのあたりのところをお含みいただいて。ご意見はご意見として私どもも受けとめさせていただきますが、ご理解のほどお願い申し上げたいと思います。 472 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 473 ◯委員(獅山向洋君)   最後に確認しておきたいのは、いかにも国体に関係があるかのようにおっしゃっているけれども、別にここで国体の協議をするわけではないので、要するに、再整備するだけの話なのです。現に金亀公園に球場もあって、使えるわけです。あわてて整備する必要も何もない。百歩譲って、2、3年でも延ばせば財政状況が少しでも楽になるということさえも、市長は考えないのですか。 474 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 475 ◯市長(大久保 貴君)   先ほど来、ご説明しておりますが、要するに全体計画に関しましては、財政事情を勘案して、必要なところから進めていく。テニスコート等々は、本来の計画にはありますが、十分検討しながら進めていこうということです。必ずしも国体までに全体計画をやり切るものではありませんので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 476 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 477 ◯委員(獅山向洋君)   どちらにしても、金亀公園再整備に関する予算は、今回初めて出てきて、初めて議論している。彦根市議会がどのように判断するかは、我々の責任でもあるわけで、そのようにお聞きしておきます。私は市長の考えとは全く正反対であるということだけ申し上げて、一連の質疑を終わらせていただきます。 478 ◯委員長(上杉正敏君)   先ほどの山内委員の質疑に対し、執行部の答弁があります。  清掃センター副所長。 479 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   先ほどの山内委員からのご質疑で、概要書の27ページ、ごみ減量資源化推進啓発事業28万8,000円の市民啓発の実績だったと思います。清掃センターが実施しました分のみの実績を申しますと、平成28年度が20自治会、1,093人、平成29年度が現時点で13自治会、374人という実績になっております。また、この推進啓発事業につきましては、生活環境課とも関連して出前講座等を進めておりますが、生活環境課と合わせますと、平成28年度の実績が26回、1,657人、平成29年度が現時点で19回、584人という実績になっております。 480 ◯委員長(上杉正敏君)   生活環境課長。 481 ◯生活環境課長(辻 宏育君)   今の答弁に関連しまして、追加で、生活環境課の分をご答弁させていただきたいと思います。  平成34年までの一般廃棄物処理基本計画がありまして、廃棄物減量等推進審議会に進捗管理をいただきながら、現在は中間年に当たりますので、中間見直しを行っております。その中で、委員ご指摘のとおり、新ごみ処理施設の建設に向けて、ごみの減量をしなければならないという大きな課題があります。ご質疑のあった環境教育や出前講座の開催に鋭意取り組んでいかなければならないということで、広報紙やホームページを通じ、ごみ減量トピックスを載せさせていただいています。また、どのような形でごみ減量や資源化の取り組みを実践していただけるのか、その方法論も含めて議論している最中です。今後見直しがかかる部分はありますけれども、平成34年度には出前講座の延べ参加者数を5,000人以上にしたいという一応の目標は掲げています。ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 482 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 483 ◯委員(山内善男君)   私は、消耗品費の253万3,000円が活動の人件費に当たるとおっしゃったので、そのお金で一体どれだけの自治会や市民の方に啓蒙できるのかとお聞きしたつもりだったのです。 484 ◯委員長(上杉正敏君)   清掃センター副所長。 485 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   先ほど申しました253万3,000円の中の28万8,000円です。253万3,000円全てがごみ減量・資源化啓発推進事業ではありません。ほかの事業も含めての金額となっておりますので、ご理解をお願いいたします。 486 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 487 ◯委員(山内善男君)   人権の問題では、非常に大きなお金を使って、280自治会で人権の取り組みをしているのに、ごみ減量化では、新施設の建設を目の前にして、喫緊のごみ量が新施設に反映されるという状況にあるのに、取り組みそのものが迫られていないのではないかという気がしたのです。新しい施設を建てるために、ごみを減量化して、できるだけ小さな施設にして、市民の税金を大切に使うという立場で、市民の協力を仰ぐ。お金も使い、労力も使っていただきたいということを申し上げて、私の質疑を終わっておきます。 488 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 489 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑はこれにて終了します。  次に、議案第2号平成30年度(2018年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号平成30年度(2018年度)彦根市下水道事業特別会計予算、議案第5号平成30年度(2018年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算、議案第7号平成30年度(2018年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第9号平成30年度(2018年度)彦根市水道事業会計予算について審査します。  提案者の説明を求めます。  市民環境部次長。 490 ◯市民環境部次長(辻 宏育君)〔議案第2号について提案説明〕 491 ◯委員長(上杉正敏君)   上下水道部次長。 492 ◯上下水道部次長廣田進彦君)〔議案第3号について提案説明〕 493 ◯委員長(上杉正敏君)   産業部次長。 494 ◯産業部次長(中村武浩君)〔議案第5号について提案説明〕 495 ◯委員長(上杉正敏君)   市民環境部次長。 496 ◯市民環境部次長(辻 宏育君)〔議案第7号について提案説明〕 497 ◯委員長(上杉正敏君)   上下水道部次長。 498 ◯上下水道部次長廣田進彦君)〔議案第9号について提案説明〕 499 ◯委員長(上杉正敏君)   これより、議案第2号、議案第3号、議案第5号、議案第7号および議案第9号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  山内委員。 500 ◯委員(山内善男君)   国保会計についてお伺いいたします。  資料14の4ページ、5ページ。平成29年度の当初予算と平成30年度の当初予算で、平成29年度の保険料が22億8,778万円、平成30年度の当初予算案では21億7,404万9,000円と約1億1,000万円減額になっているのですが、全体として保険料を下げたという理解でよかったでしょうか。  全体としてお聞きいたしますが、今年度の保険料は標準世帯で幾らとされて、それは県下で何番目の保険料であったのか教えてください。また、今年度の滞納世帯数と全加入者に占める割合。今年度の資格証明書の発行数はどれだけでしょうか。 501 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員、もう三つ以上になっています。  山内委員。 502 ◯委員(山内善男君)   そこでとめておきます。 503 ◯委員長(上杉正敏君)   保険年金課長。 504 ◯保険年金課長(前川 学君)   それでは、全員協議会で配付しました資料でのご質疑にお答えいたします。  保険料の額が下がっているとのことですが、保険料を下げたということではなく、被保険者の減少により総額が下がったもので、1人当たりの保険料としては微増となっているところです。  続きまして、今年度の保険料は標準世帯で幾らとなり、県下で何番目であるかとのご質疑です。モデル世帯で計算しまして、所得300万円で、30代の夫婦、子ども2人の場合、平成29年度は42万9,555円となり、県下では同じ資産割を賦課していない13市町中で6位となっております。また、同じく介護ありの場合、所得300万円で、40代の夫婦、子ども2人の場合、平成29年度は51万125円で、同じ13市町中県内6位という順位となっております。 505 ◯委員長(上杉正敏君)   保険料課長。 506 ◯保険料課長(村田淳樹君)   それでは、滞納世帯数等のご質疑にお答えいたします。  滞納世帯数は、平成30年1月末現在で2,936世帯です。全加入者に占める割合とのことですが、世帯主に賦課しておりますので世帯数で申しますと、1万4,080世帯ですので、全加入世帯に占める割合は20.8%となります。  また、資格証明書の発行数ですが、22世帯です。  以上です。 507 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 508 ◯委員(山内善男君)   県内で6番目の保険料ということで確認させていただきました。  滞納世帯は2,936世帯、約20%の世帯で滞納があると確認させていただきました。  来年度の保険料なのですが、5月または6月ぐらいにしか確定しないのですけれども、現在の見込み額で、どのような金額と算定されているのか。また、その金額は県下で何番目の金額となるのか、教えてください。  私は財政の形で読み取れないのですが、基金がどれだけあり、どれだけ取り崩そうとしているのか。今年度も国の支援費がありましたけれども、来年度はどれだけ国の支援費があって、その支援費をどれだけ保険料に反映させようとしているのか。教えてください。 509 ◯委員長(上杉正敏君)   保険年金課長。 510 ◯保険年金課長(前川 学君)   それでは、最初の質疑にお答えします。来年度の保険料の金額はどうなり、またそれは県下で何番目となるのかとのことです。委員のおっしゃったとおり、保険料の正式決定は、来年度の賦課所得を見てから、6月1日に決定することとなっておりますので、まだ具体的には不明です。ただ、県が2月に提示しました標準保険料率で試算しますと、代表質問でお答えした数字と同じなのですが、モデル世帯、30代の夫婦と子ども2人、所得300万円で、平成30年度は42万3,999円で、平成29年度に比べ1.29%のマイナスとなります。それと、介護ありの場合、所得300万円で、40代夫婦、子ども2人の場合は51万3,155円で、先ほどの数字に比べて0.59%アップとなります。県内の順位については、本市のように正式に決定していない市町もあるため不明となっております。ただ、モデル世帯ではなく、県が標準保険料率の設定に合わせて試算しました、保険料を全体の被保険者数で割った平均保険料額で試算した結果によりますと、県内では7位というような状況になっているところです。  続きまして、財政調整基金の残高等についてのご質疑にお答えします。国保制度改革に伴いまして、国の方では1,700億円の公費拡充をしたと言われています。正確には、大体1,650億円でありまして、滋賀県は例に漏れず100分の1県で、県全体に対して16.5億円程度が拡充されたということです。内訳といたしましては、従来の普通調整交付金、特別調整交付金の拡充に8億円、このうち3億円が激変緩和分です。平成30年度以降は、県の方で受けて、県の中の財政でならした上で納付金を決定されますので、拡充分が彦根市にどれだけ来ているのかというのは算定しにくい状況で、一本になった県の財政の中で拡充された普通調整交付金を除いたところで納付金を決められ、本市に対しても一定の拡充が行われていると思われます。次に、保険者努力支援制度というのが新しく創設されまして、県分として4.9億円、市町分として3.6億円ということで拡充され、8億円と合わせて県内では16.5億円の増となっています。先ほど申しました調整交付金と同様に、県の財政に入って、ならされた上で、市町の納付金を減額しておりますので、その効果額はわかりませんが、市町分の3.6億円については市町へ直接交付されます。予算書の11ページに県補助金という欄があるのですが、保険者支援分1,386万9,000円というのが彦根市へ直接やってきている拡充分です。  最後に、基金の残高ですが、年度当初は5億2,054万1,000円ほどありました。その後、12月補正で前年度の剰余金の半分の2億2,000万円を積み立て、さらに利息45万9,000円を足して、現在の残高は7億4,100万円となっております。このたび追加議案で計上してご審議いただく2月補正の中で、基金から9,486万5,000円を取り崩す予定です。その結果、残高は6億4,613万6,200円となります。平成30年度の当初予算においては、この基金から2,818万7,000円を繰り出して、納付金に充てて、保険料を軽減する予定で、残りは6億1,794万9,200円となる見込みです。 511 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 512 ◯委員(山内善男君)   ありがとうございます。結果的には、来年度の保険料は、40代夫婦、子ども2人、世帯所得が300万円の場合、年間51万100円から51万3,200円ということで、約3,100円の引き上げになる。世帯所得が300万円で国民健康保険料が51万3,200円ということで、世帯所得の約17%の国民健康保険料を払わなければならない。一般的に考えると、非常に過酷な保険料。彦根市が悪いわけではなく、国の負担金が年々減らされて、こういう結果になってしまっている。そういう結果の中で、今年度も滞納世帯が約20%も出てくる状況です。基金の残高を聞きましたけれども、今年度は5億5,000万円であったものが、結果的には6億1,000万円ということで、まだ積み増しする会計になるとお聞きしました。これだけ高い国民健康保険料になっているので、基金の取り崩しなども含めてやっていただいて、保険料の引き下げに回す努力をしていただきたいと申し上げて、質疑を終わっておきます。 513 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  安澤委員。 514 ◯委員(安澤 勝君)   二つだけ教えていただきたいと思います。
     特別会計予算書28ページ、29ページの出産育児諸費のところで、出産育児一時金が去年と比べると1,092万円も減額になっております。説明をいただきたい。  一つ下の葬祭諸費にしましても、昨年より130万円減額になっていますので、詳細を。葬祭費については、その内容も教えていただければと思います。 515 ◯委員長(上杉正敏君)   保険年金課長。 516 ◯保険年金課長(前川 学君)   それでは、出産育児一時金の減少についてお答えします。これは被保険者の減少もあるのですが、やはり出産件数が年々減少している。平成30年度予算では104件を予定しています。実績ですが、平成28年度では103件、平成27年度では109件、平成26年度では125件、平成25年度では134件と、年々減ってきているという現状に合わせて予算を組んでいます。  続きまして、葬祭費については、被保険者が死亡された場合、5万円を支給するものです。被保険者数の過去の死亡率を出してきまして、それを乗ずることによって人数を出しているものですが、被保険者の減少によって葬祭費も減少する見込みということで予算を立てているところです。 517 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 518 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、議案第2号、議案第3号、議案第5号、議案第7号および議案第9号に対する質疑はこれにて終了します。  本日の委員会はこの程度にとどめたいと思います。  採決につきましては、明日13日の福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算の審査終了後に行います。  本日は、皆様には、長時間にわたり慎重かつ熱心なご審査を賜り、厚く御礼申し上げます。  明日は、午前9時半から引き続き委員会を開き、議案第1号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算、議案第4号、議案第6号および議案第8号の審査の後、本委員会に付託された全議案に対する討論・採決を行いますので、関係各位のご出席をよろしくお願いします。  以上をもちまして、本日の予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後6時23分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...