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平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-03-09

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  1. 彦根市議会 2018-03-09
    平成30年 予算常任委員会 本文 開催日: 2018-03-09


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時30分開議 ◯委員長(上杉正敏君)   皆さん、おはようございます。  定刻となりましたので、それでは、ただいまから予算常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりであります。  お諮りします。委員長としましては、議案第1号から議案第9号までの各議案の審査に当たりまして、本日と12日および13日の3日間を日程とし、議員の皆様のご協力のもと、本日は企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算に対する審査をお願いし、週明けの12日は市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算に対する審査をお願いし、13日は福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算の審査と付託議案に対する討論ならびに採決を行うという日程で進めたいと思います。このような日程でご異議ありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議なしと認め、その日程で進めてまいりたいと思いますので、ご協力のほど、よろしくお願いします。  審査に入ります前に、皆様にお願いします。  委員各位におかれましては、既に議案ならびに付属資料を十分お調べいただいていることと思いますが、発言の際にはそれらの資料を再度ご確認の上、会議規則第108条の「発言はすべて、簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲をこえてはならない」という規定を遵守していただきますようお願いしたいと思います。  また、質疑につきましては、より多くの委員にご発言をいただきたいと考えますので、1回の発言は3項目以下とし、それ以上の項目については他の委員の発言後に行っていただきますよう、ご協力をお願いします。なお、3項目の選び方は、全く別の事業3点でも、一つの事業の中で3点でも構いません。  また、執行部の方々も質疑の内容をしっかり把握した上で、簡潔明瞭かつ的確な答弁に努められますようお願いします。  なお、必要に応じて、彦根市議会基本条例第10条第2項に規定する反問権を行使され、論点整理をしていただきますようお願いいたします。  それでは、議案の審査に入りますが、この際、議案第1号から議案第9号までの各議案を一括議題とすることにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 3 ◯委員長(上杉正敏君)   ご異議がないようですので、議案第1号から議案第9号までの各議案を一括議題とします。  それでは、各位に配付しております審査事項に基づき、平成30年度当初予算の全体説明および議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち、企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について審査します。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 4 ◯財政課長(杉本弘之君)〔平成30年度当初予算全体説明、議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 5 ◯委員長(上杉正敏君)   議会事務局次長
    6 ◯議会事務局次長(山口和子さん)〔議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 7 ◯委員長(上杉正敏君)   総務部次長選挙管理委員会事務局長。 8 ◯総務部次長選挙管理委員会事務局長(廣瀬 淳君)〔議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 9 ◯委員長(上杉正敏君)   企画振興部次長。 10 ◯企画振興部次長(野崎孝志君)〔議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 11 ◯委員長(上杉正敏君)   出納室長。 12 ◯出納室長(北村典彦君)〔議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 13 ◯委員長(上杉正敏君)   監査委員事務局長。 14 ◯監査委員事務局長(田中一朗君)〔議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 15 ◯委員長(上杉正敏君)   消防本部次長。 16 ◯消防本部次長(廣瀬清順君)〔議案第1号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算について提案説明〕 17 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午前10時46分休憩                                 午前11時01分再開 18 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  財政課長。 19 ◯財政課長(杉本弘之君)〔議案第1号について説明追加〕 20 ◯委員長(上杉正敏君)   消防本部次長。 21 ◯消防本部次長(廣瀬清順君)〔議案第1号について再説明・訂正〕 22 ◯委員長(上杉正敏君)   これより、平成30年度当初予算の全体説明および議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑を行います。  どの所管にも属さない、予算全体にわたる質疑については、本日のみとさせていただき、12日、13日は各所管に相当する質疑とさせていただきますので、ご注意いただきますようお願いします。  質疑はありませんか。  長崎委員。 23 ◯委員(長崎任男君)   予算書の2ページの市税のところでございますけれども、先日の本会議での市長の答弁の中で、平成29年の事業費の不用額がまだ不確定ということ、決算における不確定ということで、この市税の部分ですけれども、できる限り取り崩しは避けていきたいというように答弁をされているんですけれども、そのあたり、どの程度この取り崩し等を考えられているのかというところをちょっとご説明いただきたい。  あと、資料6のその財政調整基金の表なんですけれども、概要書の方ですかね。そのところで25億円の財政調整基金が2億円になるというようなこの表がついているんですが、これ、市長にも直接お聞きしたところなんですけれども、これはあくまでシミュレーションであるということと財政状況はすごく健全性があるという答弁を随時されているんですが、そのあたりの根拠を再度お示しいただきたいというように思います。  あと、予算書の95、96、97ページにわたります庁舎耐震の部分でございますが、このあたりのこの中の債務負担行為に当たる部分はどれとどれとどれとに当たるのかということをお示しください。  以上3点です。 24 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 25 ◯財政課長(杉本弘之君)   まず、議会答弁の中で、今年度不用額等が出ましたら基金の取り崩しを極力抑えていきたいというところでございますが、今年度に入りましての1月末現在あたりで予算額と比べまして既に市税収入が5億円程度伸びております。さらに、今月に入りまして担当課の方からは法人の収入が伸びているということもあります。現段階で見込んでおります前年度の繰越金がさらに1億円程度ございます。合わせて現段階でも6億円程度は見込んでおりますし、さらに、例年事業の不用額が出てまいりますので、その分を合わせますと10億円程度行くのかなという見込みはしております。その分を全額ではございませんけれども、今年度、18億8,000万円、財政調整基金の取り崩しを見込んでおりますので、その分のある程度、一定部分はそこに充てまして、財政調整基金の取り崩しをやめていきたいとまず考えております。それは平成30年度ではなくて平成29年度、今年度の取り組みとして行うというまず前提でございます。  さらに、財政指標の関係で、財政は健全という話も議会答弁の中でさせていただいておりますけれども、これにつきましては、各種財政費用実質公債費負担比率でありますとか、そのあたりが国が示しておりますいわゆる危険ラインというもの、4指標ですね、その辺までは到底行かないということで、指標上は財政は健全性を保たれているという、そういう説明をさせていただいたものと考えております。  以上でございます。 26 ◯委員長(上杉正敏君)   債務負担行為に係る部分は。  公有財産管理課庁舎耐震化推進室長。 27 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室長(坂井博之君)   債務負担行為に係るものといたしましては、まず、調査等委託料の分、今回805万8,000円で計上させていただいておりますものと、それから、現場管理、工事監理委託料、こちらの1,522万8,000円、それと、工事請負費に係りますもので計上させていただいております19億2,018万円のうち、19億188万円分が債務負担行為に係りますものでございます。 28 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 29 ◯委員(長崎任男君)   わかりました。先ほどの財政調整基金の資料6のシミュレーションのところで、この表にはこうなっているんですけれども、健全であるという、2億円しか残らないような表を私らはいただいているんですけど、その表に関しては、あくまでもシミュレーションだから問題ないと理解していいんですかね。 30 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 31 ◯財政課長(杉本弘之君)   資料6の表で基金残高の推移というグラフを当初予算の概要の方でつけさせていただいております。  これにつきましては、予算見積もり段階で平成29年度の見込み額を示させていただいて、この時点では基金全額を予算どおりに取り崩したという前提をしております。それと、平成30年度財政調整基金23億円を取り崩すと、決算上2億円の残高しか残らないということで、税収等は、日々といいますか、その都度伸びておりますし、不用額の部分は予算上はなかなか見込むことはできませんので、その部分は控除して、あくまでシミュレーションということで基金残高の推移を、ほかの表もそうですけれども、示させていただいたところでございます。 32 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 33 ◯委員(長崎任男君)   わかりました。ありがとうございます。  それと、耐震化のところの問題なんですけれども、そもそもこの問題、契約が有効か無効かというところで、市長は有効ということで、その根拠としては、弁護士からの助言があって、有効とされているんですけれども、まだまだ疑惑があることでございまして、そのあたり、弁護士からお聞きになられているということなんですけれども、1人の彦根市の顧問弁護士からの意見を参考にされているということなんです。以前、稲枝駅のところから石炭殻が出たときに、やはり複数の方からのご意見を参考にしてやられたという経緯があるんですけれども、そもそも1人の意見でこのすごく大きな問題の疑惑の払拭になるのか。この疑惑のあるこの予算をそもそもここに載せてくるということはどういうものだろうということがちょっとありますので、債務負担で義務的経費だから載せてくるとはおっしゃっておられるんですけれども、その前段の問題ではないかと私は思うんですけれども、そのあたりの見解をお聞かせください。 34 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 35 ◯市長(大久保 貴君)   大変なご心配をかけて申しわけないと思っておりますが、せんだって行われました常任委員会でもお約束をいたしました弁護士の意見書というものもご用意をさせていただいて、来週ご提出させていただきたいと思っております。  さらに、他の弁護士、セカンドオピニオンを含めてお聞きをしていないわけではございません。ただ、一般論として、やはり県の市町振興課の見解もそうでございますけれども、基本的には契約は有効であろうということでございます。したがって、有効に契約を結んでいる前提で義務的経費として今回上程をさせていただいた議案の中に盛り込んでございます。これを今、弁護士にかかわっていただいて施工会社と協議を始めておりますけれども、一方的に私どもが予算上程を見送りますと、場合によっては施工業者から契約破棄という意思表示ととられてしまう懸念もございますので、ここは大変難しいことではございますけれども、私どもとしては有効という立場で上程をさせていただいた予算の中に算定をさせていただいているところでございます。 36 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 37 ◯委員(長崎任男君)   何度聞いても答えは同じような状況で、なかなか疑惑という部分が払拭されないわけなのでございます。この債務負担の問題で義務的経費として上げておられるんですけれども、考え方として、私も知識不足でちょっとわからないところもあるんですけれども、その債務負担を一旦取り下げられて、百条委員会とかでその疑惑が明らかになった時点で再度この補正とかでその分を上げてくるということはできないのかということと、もしできるとするならば、なぜそうされなかったのかというあたり、百条で明らかになってからもう1回補正でするという方法があるのかないのかも含めて、ちょっとご説明いただきたいと思います。 38 ◯委員長(上杉正敏君)   総務部長。 39 ◯総務部長(犬井義夫君)   今ほどのご質疑でございますけれども、契約自体、これ、継続して昨年の5月29日に仮契約を結びまして、6月22日に議決をいただいて本契約に移行しているということでございまして、これがずっと平成29年度から平成30年度に継続した契約ということになってございます。  その中で、今ほど予算措置ということでございますけれども、当然予算に基づいて我々、技術的な話になりますけれども、負担行為というのを起こしまして、業者に資金を支払えるという状態に持ってくるわけでございますけれども、これが継続した契約でございますので、途切れるということがやはり許されない。先ほども市長が申しました、これは契約破棄ととられかねないような状況でございますので、そこは補正ということになりますと、どうしても間が途切れてしまう予算のない状態という時期が発生してしまいますので、今回、当初予算の方で上げさせていただいているところでございます。 40 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 41 ◯委員(長崎任男君)   私も記憶の中で今ちょっと申させてもらうんですけど、これは平成30年の2月とか3月に支払う分を今これ、補正で今年度の予算で予定されていると思うんですけれども、当然私らも百条委員会を考えている中で、早急に、それを何カ月も何年もと延ばすつもりは全くなくて、疑惑の部分が解明されたらそれはそれでもう解決すると私は思っている中で、支払われるのが来年、年明けた今ごろというような時期であればですよ、その間に補正を起こすことは私は十分可能だと思うんですけれども、なぜそういうようにしたのか。  それをやめろと言っているわけではなくて、それが正しければ全然問題ないということになる。その疑惑があるものだから私はこう言っているわけで、そもそも例えばローンとかを組んだときに、正規のものを買いましたと。それを分割で払っていかなければいけないというのは当然当たり前のことだと思っているんですけれども、もともとそれが例えばにせものであった。本物だと思って私らはお金を払う約束をして、それを承諾しているんですけれども、もともとそこが間違っているものに対して、その契約というか、それに臨む姿勢としていかがなものかということを思ってそういう一旦取り下げておいて明らかになってから、正規のものとなった段階で払うということをされたらいかがかと思うので、そのあたりのことをできないのか、なぜされなかったのかということも含めて説明していただきたいんです。 42 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 43 ◯市長(大久保 貴君)   おっしゃっていただいていることはごもっともで、私もその部分については理解をいたします。ただ、司法上というか、お互いの契約上、お約束したという契約内容を義務、債務負担でお認めいただいたものでありますので、その認めたことそのものが不本意だとおっしゃっていただいているのもよくわかります。ただ、施工業者と約束した契約内容というものが有効だという前提でおりますので、これは後半部分、おっしゃっていただくように平成30年度の後半でお支払いするという約束になってございますけれども、技術的な問題でこれは計上せざるを得ないということを判断したということでございます。もちろんこれから百条委員会等々でいろんな調査をしていただくということも十分理解をしておりますが、これは計上せざるを得なかったということで今ご理解をいただきたいと思います。 44 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 45 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  平成30年度の後半に用意しないといけないということで、例えば私らでもお金を払うときに、お金を払わなければいけない日の例えば前日までにこのお金を口座に入れておけばちゃんと決済されるわけでして、だから、その間本当に疑惑がなくて再度補正でその債務負担の分をカバーできるのであれば、私はそうすべきだと思いますし、今どうしてもこれをそうされると言い張られるということは、逆に百条委員会で本来市長が思っておられる方向と違うようなことになって、結局そのお金が捻出できないように私らが思ってしまうということを僕は危惧されているようにも勘ぐれるんですけれども、そのあたりを。早々に片づくのであれば、そういう方法をとられた方が私はいいと思うんですけれども、それはやはりどうしてもできないのですか。技術的な問題でもできないのですか。 46 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 47 ◯市長(大久保 貴君)   これを計上すべきかどうかということも一定議論を内部でもいたしましたし、まさにセカンドオピニオン、弁護士のご意見も頂戴いたしました。この契約そのものに問題があるのではないかというもちろん議会のご認識もそうでございますし、私どもも地公法施行令違反というものを認識しておりますので、その前提で施工業者と協議をもう始めているわけではありますが、ここで一方的に予算計上を見送るということをいたしますと、施工業者との協議にも影響が出てくるという懸念がやはり生まれてくるということがございましたので、その辺は弁護士とも相談をさせていただいてこうした計上に至ったということでご理解をいただきたいと思います。 48 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 49 ◯委員(長崎任男君)   どこまで行っても多分この議論はこのままで終わるところなので、私の中では納得がいってはいないのですけれども、ほかの方がまた私に引き続いてやっていただけると思いますので、私の1回目の質疑はこれで終わっておきます。 50 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 51 ◯委員(山内善男君)   今の関連なんですけれども、ページ数でいうと95ページの21億1,507万円、主要事業のところでいうと13ページのやはり本庁舎耐震化整備事業の同一の金額の件なんですが。今、長崎委員の方からもお尋ねがありましたけれども、私、市長の基本的な考えはどう思っておられるのかがよくわからないのです。というのは、議会で答弁されていますけど、二通りの答弁をされているんです。わかりやすく言いますが、表契約も有効だという顧問弁護士の見解があると。そして、いわゆる裏契約も有効だという見解を市長は議会でも述べておられますけど、一体市長の本音はどちらの線で貫こうとされているのか、そのあたり、わかりやすくお答えいただきたいと思います。 52 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 53 ◯市長(大久保 貴君)   今、二つの契約が有効だという見解を述べているということ、ご指摘をいただきました。これは誤解を与えたということならば、まことに申しわけないと思っておりますが、いわゆる結ばれた契約というのは要するに口約束をしたもの、これが法的に有効であるということで今進んでおります。そのことはまず前提でご理解をいただきたい。それが私どもの立場でございます。 54 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 55 ◯委員(山内善男君)   裏合意が有効だという判断で現在事態を進めているということなんですか。私はやはり社会的に考えて、二つの契約をしているというこのことに対して本当に契約そのものが有効なのかどうかという、そこのところはやはり議会も疑念を非常に持っているということだと思います。私は、だから、あんまり議論を言いませんけど、こういう状況で21億1,500万円ものお金の支出を議会が認めるということを市民が本当に納得するかどうかといえば、これは納得を得られないのではないかと思います。僕は、百条委員会の結論なども含めて、そこの結論をしっかりした上で、改めてその結論の上に立って出される方が賢明だと思います。私はこの支出については、皆さんはどう思われるかしれませんけれども、市民も含めて私は認められないと思います。ちょっとその見解だけを述べておきたいと思います。 56 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 57 ◯市長(大久保 貴君)   今ご答弁申し上げたこと、重ねてちょっと皆様いろんな解釈があるということでございますので、改めてご説明をさせていただきます。  現契約というのは表面上が31億数千万円で、設計図書の通りやりますという契約でございます。ただ、その契約、随意契約をする上で、一部修正をするという合意があった。この合意の上に合意をされた内容が契約として有効だと、こういうことでございます。したがって、そこのいわゆる地公法施行令違反にはなっているけれども、その一部工事内容を変更するとした話し合いのもとにこの契約が成立をしているということでございます。 58 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 59 ◯委員(北川元気君)   ちょっと今の関連で耐震化のことなんですけど、今、工事の業者と市とで弁護士を入れて協議をしているということをおっしゃいました。この予算を一旦今はストップして、しかるべきタイミングで補正予算にするということにこっちがすると、その業者側から見たら、これは契約がもう維持できていないんだと捉えられて破棄されるおそれがあると今おっしゃいました。協議をしているのなら、その辺をしっかりと協議して、そこである程度の協議をした結果、合意を得て、こんなのを出してきたって市民を代表する我々が認められるわけがないんだから、そこを業者となぜ協議してこられなかったのか、全く僕には理解ができないのです。協議はしていると言っておきながら、一番大事なそこが協議できていないわけでしょう。ちょっとその辺について確認をさせていただきたいのと、それから、業者側の聞き取りなんかも山根副市長がされているようにおっしゃっていまして、今、市長は、いわゆる地方自治法施行令違反となる裏合意が有効だという認識をおっしゃいましたけれども、ちょっと山根副市長に今度お聞きしたいんですけど、それでいいんでしょうか。  この2点、お願いします。 60 ◯委員長(上杉正敏君)   協議の確認です。山根副市長でも結構です。  暫時休憩します。                                 午前11時30分休憩                                 午前11時34分再開 61 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  市長。 62 ◯市長(大久保 貴君)   業者との交渉内容で一部一旦立ちどまる云々も含めて話をしていないのかというお尋ねでございますが、あらゆる可能性について話を開始しています。ただ、今の交渉内容については具体的にお知らせすることができない状況でございますが、そういう状態にあるということはご理解をいただきたいと思います。 63 ◯委員長(上杉正敏君)   総務部次長。 64 ◯総務部次長(廣瀬 淳君)   業者の方の見解は、私の方もその業者との話し合いの方には一度出席をしておりまして、私の方から答えさせていただきますが、業者の方も、一般的には裏合意と言っていますけれども、提案書の内容に基づいて交渉するということで、最初の金額だけではなくて、市の方から出してくれということで出された提案書をもとに、その内容をもとに交渉していくということで双方が合意しているということでございます。 65 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 66 ◯委員(北川元気君)   全く答弁の意味がわからなくて。議会でこういう予算を認められないと考えられるから、業者さんと、ちょっと一旦この予算はとめるけれども、これは契約をこっちから破棄するなんていう考えはないし、こういうことはちゃんと協議をしていくという話し合いをしていたのかしていないのかと聞いているのに、あらゆる協議をしていますけど内容をお示しできませんって、これはおかしい。それをまずもう1回再質疑します。  それから、市側が出した提案書、何ですか、それ。ちょっとわかりません。 67 ◯委員長(上杉正敏君)   総務部次長。 68 ◯総務部次長(廣瀬 淳君)   一般的に裏合意と言われていますが、最初20項目と申し上げていましたけれども、後ほど詳しく30何項目の部分を抜いた合意があったということを申し上げましたが、それは市の方から交渉に当たって提案できる内容を示してくれということで、業者側からこういう項目があると、金額を合わせにいくにはこういう項目があるということで示されたというものがございます。それが今申し上げた提案書でして、それに基づいて交渉していこうということで双方は合意していると。それは市としても否定できない、そういうことでございます。 69 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 70 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどもお答えいたしましたとおりに、この契約をやり直すことも含めて、どういう可能性があるのかということについて協議を始めている状況でございます。ただ、この債務負担行為を計上する云々ということはちょっと別の問題でありまして、この事業全体をどのように合法的に進めていけるのかということについてお互いの認識を今確認し始めているところです。したがって、協議を進めていきまして、きちっと方針を固めて、改めてご説明をさせていただきたいと思っております。 71 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 72 ◯委員(北川元気君)   僕ら、これ、予算審議をしているんですよね。市民を代表する我々がこの予算を認めてしまったら、今いわゆるその裏合意が合法だということを我々が認めたことになるわけです。そんなのできるわけないではないですか。地方自治法施行令違反と、つまり違法の契約が有効だと考えておられるその根拠は弁護士だとか言っておられますけど、僕らにはそれ、まだないのです。僕らがそれを信じる根拠もないし、市側と業者側でどういう交渉を行われているかもわからない。一部工事の取りやめや仕様の変更だというのがどうやってできたのかも僕らはわからない。その中で僕らにこの予算をどうやって認めろとおっしゃっているのか、その意味もわからない。もうこれ以上言っても、おそらく考えが取り下げられないとおっしゃっているので平行線かもしれませんけれども、それぐらい、この予算を上げてくる前に予想できたことではないんでしょうか。もう質疑をやめておきますけど、認められません。  以上です。 73 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 74 ◯委員(獅山向洋君)   これは予算審議で、この予算説明書の95ページ、特に区分の15ですね。工事請負費の問題なんですけれども。先ほどおっしゃいましたように、そういう内容でこの予算を認めるか認めないかということが我々の立場であるということを十分認識しておいてもらいたい。その上でお尋ねしたいのは、岐建と契約を締結した。これは有効だと。それから、裏かどうかは別にして、それにかかわって別の契約をしていたと。それも有効だということなんですよね。違うんですか。有効ではないのですか。    (「さっきそう言った」と呼ぶ者あり) 75 ◯委員(獅山向洋君)   さっき有効だと言ったのに。ちょっと確認しときたいので。 76 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。
                                    午前11時40分休憩                                 午前11時41分再開 77 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  獅山委員。 78 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、確認しておきたいんですが、岐建との間で結んだ、市長がきちっと判を押しておられるそういう契約があると。それと、もう一つは、これも公文書として、これ、2月2日に出しておられる書面があるんです。ここには、市庁舎耐震補強・増築・改修工事において岐建株式会社滋賀支店との交渉で当初の設計内容から除いたものとして、一連の一覧表があるわけです。これが私が今申し上げた、裏契約と言うと怒られるので、別契約であると、こう考えているわけです。ですから、もう1回確認しますが、この別契約も有効なんですね。さっきそうお答えになったと思っていますので、確認しておきたいと思います。 79 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 80 ◯市長(大久保 貴君)   私が説明してきたことで疑念を持っていただいているような状況だと思いますので、もう一度担当者からご説明をさせていただきます。 81 ◯委員長(上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 82 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(林 達也君)   すみません、もう一度わかりやすくご説明をさせていただきたいと思うんですが、今回の契約は、皆さんもおっしゃっておりますとおり、もともとあった仕様から交渉時に幾ばくかのものを抜いています。    (「幾ばくかではないでしょう」と呼ぶ者あり) 83 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(林 達也君)   9億円部分を抜いています。抜いたもので契約をさせていただいたと、そういう認識で市もおりますし、業者もいると。それが1個の契約ですよと。今、多分、本契約があって、それに裏契約があって、二つがあるんだとご認識をいただいていると思うんですが、そうではなくて、それはもう既に最初の契約時に口頭であれ、この部分からこれを抜いて契約をしてしまっておりますので、今の契約というのは一つで、既に抜いたものが一つの契約として存在してしまっていると。これは悪いんですけど、悪いんですけれどもそれが現実としてそうあると認識をしている。それで、そういうことがありましたということで、私どもはそれは違法でございますということで認めているということでございますので、ご理解をよろしくお願いします。 84 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 85 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、岐建滋賀支店と大久保彦根市長が締結した契約書というのはありますね。その契約書は有効なんですか、無効なんですか。簡単に言ったら抜けているんです。大きな分、10億円分が抜けているものを有効だと考えておられるんですか。 86 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 87 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもご説明させていただいておりますように、契約をした際に、まだ今も設計図書一覧が変更されていない状態です。これが一つの契約ではございますが、その中で調整をしますという約束をした。契約時に内容を変更する、抜くということですね。その口約束が有効であると。口約束のもとにこの契約を結ばれたものを有効だということでございます。    (「口約束。その辺がおかしいわ」と呼ぶ者あり) 88 ◯市長(大久保 貴君)   その口約束というのは、要するにこれから契約をするに当たって施工業者に提案をしてくださいということを依頼し、向こうが、こういう調整をすれば、工事をこれだけ抜けばできますよということに提案があって、それを合意したと、こういうことです。ですから、これがその地方自治法施行令違反ではあるけれども、この地公法施行令というものは我々市側の内部規制の問題であるので、これを違反したからといってこの契約自体が無効になるというものではないということが顧問弁護士から見解書をいただいているわけでございます。これは最高裁の判例もあります。    (「最高裁って、そんな要らんことを言わないでください」と呼ぶ者あり) 89 ◯市長(大久保 貴君)   はい。ですから、それは有効であるということを私どもは考え、そして、施工業者も同様の考えであるということでございます。 90 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 91 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、施工業者は10億円も抜けているという認識を持っていたんでしょう。ところが、市長はそれを知らなかったと、こうおっしゃるわけです。それだったら、施工業者が知っていながら市長が知らない。知らなかった者にとってはまさにだまされたか錯誤か何かで、そんなもの幾らでもこの契約を取り消せるでしょうが。どうなんですか。この辺は、山根副市長がなかなか法律に詳しいようですから、山根副市長にお尋ねしますわ。いかがですか。一方はちゃんと知っているんですよ、抜けていることを。無理だったらもうよろしいです。とにかく私はそこを聞いておきたいんです。わからないならわからないで結構です。どうなんですか。 92 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 93 ◯市長(大久保 貴君)   この契約自体が有効に締結されているということでございますので、私どもが今どうこうと言うことが難しい状況にあるということでございます。 94 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 95 ◯委員(獅山向洋君)   もう1点追加、これからもちょっと聞きますけどね。今の点について確認しときたい。有効、有効とおっしゃっている契約は、結局10億円分ぐらいが抜けているその契約が有効だと、こういう意味なんですね。それを前提にちょっとこれから聞いていきたいんですけどね。  そうしますと、大きな部分が抜けていて、それが有効であると。しかも、相手方もそれを知っているわけですよね。知っていて、それで有効だと言っていると。そうすると、10億円分が抜けているままの契約でよろしいんですな。そこをちょっと明確にしておいてほしいんです。10億円分だけ抜けている契約ということで、それを有効で今後やっていこうとしているわけですね。それをちょっと確認しておきたいです。 96 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 97 ◯市長(大久保 貴君)   これは実際工事内容について担当者と協議をしながら進めているものでございまして、今の段階でこのまま進んだときにどういう状況になるのかということが判然としない部分が実はあります。したがって、一定の増額が必要になる可能性もこれは否定できないと今思っておりますが、そこも含めてよく検討させていただかなければならないという風に思っています。 98 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 99 ◯委員(獅山向洋君)   先ほどから今後検討するような話ばかりしておられますけどね。なぜ、この予算要求のときに検討した上でこの予算書を出すのが当たり前ではないのですか。検討されていないような予算についてはさっさと取り下げるというのが本来の市の執行部のあり方ではないのでしょうか。これ、ちょっとちゃんと答えておいてください。 100 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 101 ◯市長(大久保 貴君)   ご指摘もごもっともなところがあるんですが……。    (「このままだとだめ」と呼ぶ者あり) 102 ◯市長(大久保 貴君)   これが義務的経費ということで計上せざるを得ないという判断に至ったということでございますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 103 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 104 ◯委員(獅山向洋君)   義務的経費の問題ではないでしょう。10億円分も抜けているのに、それなのに市長はこの工事を一日も早くやりたいと。業者が10億円も損するものをやるはずがないでしょう。だから、本来のあり方は、今こんなむちゃくちゃなことになっていますけど、本来のあり方を、債務負担行為の補正をやって10億円分増やして、その上で、何も岐建とやろうと言っていません。ちゃんと正当な入札をやって、業者を決めてやるのが当たり前です。なぜそれをやらずに、いうならば前のままの債務負担行為でやって、こうして協議しているということを言うんですか。これは市の執行部のあり方としてとんでもないことだと私は思います。どうですか。ごもっともではないですか。 105 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 106 ◯市長(大久保 貴君)   ごもっともなことなんだと私も思っています。ただ、実際の工事に関していろんな技術的な難しい問題がそこにもあるということでありますので、例えばおっしゃるように今施工業者と違う業者がこの現場に入ってきていろんな工事ができるかどうかということも、これは技術的にも、そういう話も出ておりますので、そこも含めてしっかりと対応をしなければいけないと。残念ながら、この時期にそういうことが整えられて上程させていただくというタイミング的に間に合わなかったところはございます。しかしながら、私どもも、今委員おっしゃっていただいたことはまことにごもっともなご意見でございますので、そこも含めて検討させていただいております。 107 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 108 ◯委員(獅山向洋君)   それではごもっともな私の方のというか、委員の方の理屈だと思うなら、これが否決されても構わないと思っているんですか。それだけをちょっと明確にしておいてください。我々の方も、委員も困っているんです。こんなものを突きつけられてね。本当に困っているんです。だから、あっさりと否決したいんです。ごもっとも、ごもっともとおっしゃれば、当然否決されても構わんみたいに聞こえるのでね。そういう意味でのごもっともですか。 109 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 110 ◯市長(大久保 貴君)   否決されてもいいというごもっともではなくて、要するに当初の設計図書でやろうと思いますとお金が要るということが現実としてわかったということでございます。したがって、ただ、これをどのように議員の皆様初め市民の皆様にご納得いただいた形で修復していくのか、この設計図書に近いものにしていくのかと。技術的な問題もあって、今協議を始めているというところでございます。そこはご理解をいただきたいと同時に、今回の予算に関しましては、契約が有効であって債務負担の義務的経費として計上せざるを得ないということでございますので、そこもあわせてご理解をお願いしたいと思います。 111 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 112 ◯委員(獅山向洋君)   答弁の内容がさっぱり進展がないのです。ですから、ちょっと観点を変えてお尋ねしましょう。2月2日に配られた当初の設計内容から除いたものというものがありましてね。その中に、例えば増築棟についてはガス・空調工事って、これ、抜かれているんです。空調が抜かれているんです。いいですか。それから、増築棟については、さらに2階から5階の腰壁羽目板張り、これも抜かれているんです。がらんどうです。それと、もう一つ、既存建物については、既存建物改修工事、これも抜かれているんです。今、風がもう吹きさらしになっているんですけどね。この改修工事さえ抜かれているんです。いいですか。それと、やはりOAフロアって非常に重要なんですけどね。OAフロアも増築棟からはもう抜かれているんです。さらに、増築棟で内部の床タイル、壁タイルも抜かれているんです。  今こんな、もちろんこんなもの、とてもできないことはわかっているけれども、仮にこれ、認めても、10億円、合計で9億4,000万円抜かれているものがお金をあと9億円増やさない限り、こんなもの、がらんどうみたいな増築棟と既存棟になってしまうということを認識しておられるんですか。こんなことを、こんな予算を我々が認められると思っておられるのかどうかを認識をお聞きしておきたいんです。 113 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 114 ◯市長(大久保 貴君)   私のご答弁させていただいた後で建築住宅からご説明をさせていただきますが、このまま進んで、今のこの4階まで、今の状態、スケルトンのようなこの状態で完成されるとは思っておりません。このスケルトンのような状態で返ってくるとは思っていません。ただ、そこは技術的なところがありますので。    (「できるんですか」と呼ぶ者あり) 115 ◯市長(大久保 貴君)   いや、そんなようには思っていません。もとのとおりには、要するに今まさにおっしゃった腰壁が美しくなっているかどうかということではなくて、施工業者としては復元はするんだろうと思っています。    (「何で復元できるんですか、そんなので」と呼ぶ者あり) 116 ◯市長(大久保 貴君)   いやいや、こんなスケルトンの状態で返ってくるとは思っていません。そこはまた建築住宅からお答えをさせていただきます。 117 ◯委員長(上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 118 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(鈴木康浩君)   2月2日のときにお配りいたしました当初設計から除いたものにつきまして、もう少し詳しくご説明させていただきたいと思います。 119 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 120 ◯委員(獅山向洋君)   私、聞いているのは、9億4,200万円も抜かれているんです。そうすると、業者は9億4,200万円も損してこれだけのものをやるのかということだけ明確にしてください。その上での話です。そんな細かい話を幾ら説明されても、金額はこれ、否定できないでしょう。またこの公文書、うそだったと、こうおっしゃるんですか。その上でお答えがあるのだったら言ってください。 121 ◯委員長(上杉正敏君)   公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹。 122 ◯公有財産管理課庁舎耐震化推進室主幹(鈴木康浩君)   こちらの表のご説明といいますか、させていただきたいんですが、一番最初に別途工事としたものにつきましては、全く工事は別にしますということですので、除かれるものでございます。二つ目の工事を取りやめしたものの中の既存の改修工事、ほとんど既存の改修工事の金額になるんですが、両括弧書きで耐震補強工事以外という形で表記させていただいております。それにつきましては、耐震補強工事をさせていただいて、現況復旧するという金額のものにつきましては、今の31億円の金額の中に含まれているというものでございまして、先ほど市長が申し上げました今外から見ますと窓とかがないような状態でございますが、工事の内容といたしましては制震装置を入れまして、その後、窓とかも、あと、中の内装とかも現況の状態で復旧するという金額まで入っておりますので、今の状態のままいただけるというものではございません。  あと、最後に仕様を変更したものという表記があると思うんですが、こちらはほとんど増築棟の部分ですが、こちらにつきましては基本的に、前のときもお話しさせていただいたと思うんですが、若干仕様とか内容とかの質を落としますが仕上げにつきましてはさせていただくということで、増築棟につきましても、今のこの部屋のような形できちっと内装まではさせていただけるという内容でございます。 123 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 124 ◯委員(獅山向洋君)   これは非常に重大な発言だと思うんです。そうすると、我々の方が説明を聞いているその仕様書とは随分内容が変わりますよね。はっきり言うと、もうレベルが随分落ちてしまうわけです。それは、市長、認めるんですか。その上できちっとこれ、提案すべきではないですか。そんないいかげんなことでこれだけ認めさせてという話では困るんです。どうですか。明らかにレベルは下がるんだということですな。 125 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 126 ◯市長(大久保 貴君)   もとの、要するに特別委員会でも含めて議論をいただいて成り立った設計図書には、この今の契約内容ではそこまで行かないということでございます。ただ、それならば増額をしてここに今の19億円にその必要額を乗せて提案をすればいいではないかというご趣旨だとは思うんですが。    (「趣旨ではないですよ」と呼ぶ者あり) 127 ◯市長(大久保 貴君)   違うかもわかりませんが。    (「あり方なんですよ」と呼ぶ者あり) 128 ◯市長(大久保 貴君)   あり方。その設計図書に近づけるような予算が必要だということでお願いするのが本筋だとおっしゃっていただいていると思うんですが、ただ、それがなかなか法的にうまく成り立つかどうかについて検討を要していると。    (「できてからこの予算でしょう」と呼ぶ者あり) 129 ◯市長(大久保 貴君)   それが要するに今交渉をしている中身でございますが、その増額なりを仮にするとしても、岐建がそれを請け負うということの正当性も、これはもちろん皆様方もご議論があるところだと思うんです。そこも含めましてきちっと整理をして対応していかなくてはならないと思っておりまして、そこで弁護士さんに入っていただいて協議を始めているというところでございます。 130 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後0時02分休憩                                 午後0時59分再開 131 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き質疑を行います。  獅山委員。 132 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、午前中に引き続きまして、少し私どもが追及すると初めて出てくるような事実が多いもので、念のためにこの場でいろいろとお聞きしておきたいと思います。  まず、整理しておきたいのは、岐建との本来の契約があったと。それに対して当初の設計内容から除いたものという新たな一つの約束があったと。結局その除かれた部分の契約が有効だとおっしゃったわけなので、それを前提にしてお聞きしますが。そうしますと、その当初の設計内容から除いたそういう契約が新たにできたと考えなければいけないわけなのでね。そう考えたときに、市長はそういう契約がなされたということについてもう了承しておられるんでしょうか。 133 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 134 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどからあたかも二つの契約があるような。    (「そんなこと言っていません」と呼ぶ者あり) 135 ◯市長(大久保 貴君)   はい。要するに、本件、業者との間で契約における請負工事内容について、入札時に提示された仕様書の内容から一部工事内容を間引く旨の合意を行っていたということがこの契約にあるということでございます。 136 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 137 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、私はそういう契約を現在市長は了承しておられるんですかということを聞いているんです。 138 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 139 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもお伝えさせていただいておりますように、この契約がいわゆる地公法施行令違反の契約であるということを認めているということでございます。 140 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 141 ◯委員(獅山向洋君)   私が聞いているのは、何も地方自治法施行令のことを聞いているのと違うんです。しきりに市長は有効だ、有効だとおっしゃっているから、それならば、当然有効と言う以上は、その契約の存在というものを認めておられるのかということを聞いているんです。 142 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 143 ◯市長(大久保 貴君)   この契約がその内容を変更したものであるということでございます。    (「認めているのかということを聞いている」と呼ぶ者あり) 144 ◯市長(大久保 貴君)   認めております。 145 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 146 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、とにかく市長のおっしゃっているのでは、川嶋前副市長と都市建設部長ですか、その方々が岐建との間でそういう契約をしたとおっしゃっているわけですから、そうしますと、結局この川嶋前副市長がやったり、あるいは都市建設部長がやったりした行為そのものも、追認かもしれないけれども認めておられるわけですね。 147 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 148 ◯市長(大久保 貴君)   これが要するに地公法施行令違反であるという行為であるという認定をして、今その対応を検討しているところでございますが、川嶋前副市長につきましては、この問題の責任をとって引責辞任をされたということでございます。 149 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 150 ◯委員(獅山向洋君)   どうも質疑したことにちょっともお答えにならないのでね。そういうことを聞いているのではないのです。既に川嶋前副市長と、それと都市建設部長が岐建と交渉の上、一部分抜かれたような契約をしたということになっているわけですから、それを市長は追認しておられるんですかということを聞いているんです。有効とおっしゃっているから、ちょっと念のために確認しているんです。 151 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 152 ◯市長(大久保 貴君)   これを認めざるを得ないという状況にあるということです。 153 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。
    154 ◯委員(獅山向洋君)   認めざるを得ないということと認めるということは全然違うと思うんです。なぜ、それでは認めざるを得ないと考えているんですか。 155 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 156 ◯市長(大久保 貴君)   契約が有効であるという判断をいただいているからでございます。 157 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 158 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、弁護士の見解だけで市長は有効だと認めざるを得ないと考えているわけですね。どうなんですか。 159 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 160 ◯市長(大久保 貴君)   そのとおりでございます。 161 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 162 ◯委員(獅山向洋君)   通常、もし誰かさんというか、私でもいいんです。市長だったら、自分が知らないところで仕様書に反するような契約が、簡単に言ったら改定されて締結されているわけです。普通の市長だったら激怒すると思います。とんでもないことだと。それと同時に、岐建の方もそういう事情を知って川嶋前副市長と都市建設部長と改定された契約を結んだわけです。なぜ市長はそれについてとんでもないことをやってくれたという、そういう気持ちはないのですか。 163 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 164 ◯市長(大久保 貴君)   あってはならないことだということではございますが、弁護士の見解によりますと、これを一方的に解除することはできないという旨、見解をいただいておりますので、これをいかに正していくかということで今努力をしているところです。 165 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 166 ◯委員(獅山向洋君)   私は市長のあり方として不思議に思っているんです。自分の知らないところで勝手な契約がされてしまったと。まさに甲賀市長と同じ立場です。知らないところでそんなことをされたと。とんでもないことだと。岐建に対してなぜ立腹されないのか、その辺がよくわからないのです。弁護士の見解とかそういうことではないのです。市長としてどう思っておられるかがちょっと不思議なので聞いているんです。いかがですか。全然腹が立たないのですか。 167 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 168 ◯市長(大久保 貴君)   もうやり場のない怒りは持っていますが、この契約が有効に締結されているということの見解があって、これをいかに正していくかと、難しい問題、いろいろ聞かせていただきますが、どのようにしたらいいのかということを、今、担当部署も初め、弁護士さんのご意見も聞きながら協議をしているところでございます。 169 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 170 ◯委員(獅山向洋君)   いつもおっしゃるのは、契約破棄されるおそれがあるとか、あるいは、損害賠償請求されるかもしれないと、こうおっしゃるんですがね。一体その契約破棄されるかもしれないということについて、弁護士はどんなように言っているんですか。    (「それが破棄したらということです」と呼ぶ者あり) 171 ◯委員(獅山向洋君)   破棄したらですか。それでも結構です。それでは、なぜこちらが契約を破棄したら損害賠償請求されるとか、そういうことをおっしゃるのか。その点、ちょっと明確にしてください。 172 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 173 ◯市長(大久保 貴君)   これはお求めをいただきましたので、この弁護士さんの意見書を常任委員会に提出いたします。それをまた当たっていただいたら結構なんですが、この契約が有効である以上、要するに私どもから一方的に解約云々の話を持ち出しますと、当然向こうにはいわゆる損害賠償の権利があると、こういうことの見解をいただいているということです。 174 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 175 ◯委員(獅山向洋君)   まだその書面をいただいていないので何ともわかりませんけどね。では、どれぐらいの損害賠償請求を受けると書いてあるんですか。 176 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 177 ◯市長(大久保 貴君)   額については書いてございません。 178 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 179 ◯委員(獅山向洋君)   それだったら、1円かもしれないわけですな。額が一番重要なんです。そうでなけりゃ、市長としては、こんなひどいことをする業者だったら、そんなもの、損害賠償請求されてもいいから契約破棄しようと普通は考えるものなんです。だから僕は聞いているんです。幾らなんですか。それだったら議会だって、よし、それならばやりなさいと、こう言います。 180 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 181 ◯市長(大久保 貴君)   現時点で仮に申し上げますと、今、後半部分、平成30年度部分支払いを支払わないとすると、その同額が請求される可能性があると考えます。 182 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 183 ◯委員(獅山向洋君)   それは弁護士の見解ですか。しっかり書いてあるんですか、そういうように。後で見るんですから、ちゃんと答えてください。 184 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 185 ◯市長(大久保 貴君)   これはいわゆる解除の時期もそれは関係すると思いますが、ですから、この意見書にはどの時点でどのような対応をするかということが明記はされてございませんが、その状態によって請求をされるということは可能性があるということを述べているわけでございます。 186 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 187 ◯委員(獅山向洋君)   今おっしゃったのが、今予算に書いてある金額を損害賠償請求されるかもしれないとおっしゃったから確認しているんです。そんなように書いてあるんですか。 188 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 189 ◯市長(大久保 貴君)   先ほども申し上げましたとおりに、仮に今この時点で解除しましょうということになれば、その額が要は一つの参酌になると。ただ、もう既に平成29年度で私どもから支払った分以上のものを支出しているということを述べる可能性ももちろんございます。したがって、その辺のことはわからない。今、弁護士からの意見書も、そうした具体の日時、いわゆる工事の内容について言及しているものではありません。これも含めて常任委員会に提出をいたしますので、ご参照いただけたらと思います。 190 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 191 ◯委員(獅山向洋君)   本来こんな重大な問題だったら、予算要求するときに出すべきではないですか。我々はそんなものを全く読んでないわけですからね。それで、念のために言っておきますけど、そんな地方自治法施行令に違反して、しかも市長の了解も得ずにということらしいけれどもね。市長の了解も得ずに副市長と都市建設部長がどうも主犯みたいに目されている。かわいそうだと思いますけどね。そんな勝手なところで契約した岐建から損害賠償請求を受けるなんて、弁護士は本当に考えているんでしょうか。そういうように書いていますか。 192 ◯委員長(上杉正敏君)   山根副市長。 193 ◯副市長(山根裕子さん)   お答えが遅くなってすみません。この弁護士の見解書ですが、これは6月22日に締結された請負工事代金31億6,980万円、消費税を含む、これの司法上の、つまり民法上の効力に関するものです。ですので、今、質疑に対して弁護士がこう言っているというところは、ちょっと離れているところもあると思います。  先ほどのお尋ねでしたが、岐建の方でのヒアリングには顧問弁護士も行かれました。どういうことを引き出したかといいますと、川嶋前副市長は指示をなさったと。その経緯についてはいろいろほかの文書あるいはヒアリングで確かめてあるんですが、直接交渉なさったのは都市建設部の方々で、その方々がどういうように交渉なされたかについてはいろいろ聞いておりまして、顧問弁護士は、この締結された契約が地方自治法施行令に違反する状況に至った原因は専ら彦根市担当者の側にあると推認されるべき状況と解される、これを前提にしておられます。口どめもかなりかたくずっとしておられたようですし、そのことは私自身もいろいろ聞いております。ですので、こういう前提の上で、司法上の効力がなくなるような要因は見当たらないというのが顧問弁護士の見解です。ですので、岐建さんが市長を直接だましたとか、そういうことは言えないので、民法上の無効になるような原因はないということなんです。  では、有効、無効の議論なんですが、これは前から市長がご説明しておりますが、地方自治法の施行令のような規制的な取り決めというか、法規に関しては、これは内部の手続を決めているものだということで、ほぼ判例で見ると原則有効だと。違反があっても原則有効。無効にされたというのは、よっぽど特別な原因があった場合、特別なことがあった場合。その特別な場合については、1件、最高裁の判例があります。ですので、もちろん無効だという訴訟を裁判所に起こすことは可能ですが、これは大体の場合、民法上の効力を裁判官は見るので、有効と考えられると。そのことで、では、私が考えますに、市長がおっしゃっていることは、今こういう困難に直面していると。それも市の中側のいろいろなことでこういうことになったということで、では、これからこの一応前提、原則有効と考える、この契約を踏まえ、一番いい解決方法は何かということで、いろいろなことをおっしゃっておられると私は考えております。 194 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 195 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、そこが山根副市長と市長のおっしゃることが有効、無効論でおかしいと思うんです。山根副市長がおっしゃっているのは、6月22日に成立した契約について有効、無効論を言っておられるんです。ところが、大久保市長はそれではないのです。むしろ10億円ぐらいのものが抜かれてしまった契約そのものを、有効、無効で有効だとおっしゃっているんです。私はそこはもうはっきりと矛盾していると思うんです。弁護士だって、そんなときに抜かれているとか、こんな問題まで言及していないはずなんです。あくまで6月22日は確かに地方自治法の施行令違反であると。あるけれども、原則論としては有効なんだと、こういう話なんでしょう。そこをちょっと整理してもらわないと、私らもさらに追及できないのです。おかしいのではないですか。弁護士はおそらくそんなこと言っていないと思うんですよ、抜かれた部分についてね。  先ほど山根副市長にも質疑しましたけれどもね。いいですか。30億円、本当は40億円かかったものが30億円になったと。だから、10億円分、簡単に言ったら、とても岐建としては取り返しがつかないと。だから、その部分はやめますよと。契約上は40億円の内容になっているんですよ、仕様書は。ところが、実際は30億円しかやりませんと。こんなものについて錯誤とかそういうものは全くなかったと思われますか。仮に大久保市長が知らなかったとしたらです。当然、契約上3分の1も金額が違うんですから、こんなもの、錯誤だと言って契約を破棄するのは当たり前ではないのですか。 196 ◯委員長(上杉正敏君)   副市長。 197 ◯副市長(山根裕子さん)   私はこの契約書に判こを押したわけでもないですし、川嶋前副市長の担当のところには検討する機会がなかったのですが、昨年の終わりのころにこういうことがあるということを聞きました。私は、市長は、本当に契約締結のときに判こを押されたときに、そういう背後に何か別途工事になっているというその事実を知るすべが全くなかったと思います。  1月の11日にもう一度、私、遅ればせながら市長から相談を受けました。どういうことになっているのかよくわからないけれども、この契約に違反があるらしいとおっしゃるので、契約自体を見ました。仕様書と書いてある図面のことも書いてあるそれを見せてくださいとお願いしたところ、それはついてなかったと。そしたらわからないだろう。私はそのころは何らかの独禁法上の違反があるのではないかと思ったんです。それで、私、結構独禁法の実務には経験上詳しかったので、いろいろ書面がどこかにあるはずだし、価格について合意のない何か企業との契約があるわけないんだから、探してくださいと申しました。本当にそのときには市長はそういう。で、その日です。多分この人ならご存じでしょうと私が言って、市長が指示をなされたその日にこれが出てきたわけです。本当に私は市長がそのときまでそういう背後の合意が企業とあったということはご存じなかったと思います。 198 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 199 ◯委員(獅山向洋君)   私が聞いているのは、そんな経過を聞いているのではないのです。これだけ10億円もの差があるような契約になっているんですから、これ、もし大久保市長が本当に知らなかったんだったら、市長として、こんなとんでもない契約は、私はそんなものは破棄しますと言うのが普通ではないですかと。法律的にもこんなものは明白な錯誤でしょうが。あるいはだまされたかもしれません。何にしても取り消しができるわけだと思うのでね。その辺は山根副市長はどうお考えですか。何か盛んに市長が手を挙げておられるけど、山根副市長、今まで延々としゃべられたんだから、ちょっとはちゃんと答えてください。 200 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 201 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもご説明させていただきましたとおりに、いわゆるその差額が埋まったということは、私どもが皆様にご説明させていただいたとおりです。そのように理解をしておりました、私も。いわゆる同等品で安いものに変えていく企業努力をいたします。そうしたもので埋まるんだということ、そういう認識をしていたということです。    (発言する者あり) 202 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後1時24分休憩                                 午後1時34分再開 203 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  市長。 204 ◯市長(大久保 貴君)   契約時において契約内容の錯誤はなかったのかというお話でございますが、それはありません。それが正当なものだと思っていたということでございます。    (「錯誤の意味が違う」と呼ぶ者あり) 205 ◯市長(大久保 貴君)   錯誤の意味が違うんですか。    (発言する者あり) 206 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 207 ◯委員(北川元気君)   予算審議なので、この予算が仮に正当なものだとして我々がこれを認めてしまうと、先ほど山根副市長は経験上独禁法にお詳しいという発言がありましたので、それから、今、工事業者と、つまり岐建と市側で弁護士を入れていろんな調整をしているとおっしゃっていますので、これ、独禁法という観点から見てどうなのかということを山根副市長にお伺いします。 208 ◯委員長(上杉正敏君)   副市長。 209 ◯副市長(山根裕子さん)   独禁法は、私企業間の談合であれば、不法な合意を指しますが、もう一つ関係あるのは、これは独禁法自体ではないですが、官製談合防止法があります。これは縦の関係です。独禁法は横の関係ですが。独禁法上の違反は、私たちは調査権限はほとんどありませんので、事業者間でどういうことがあった、何もなかったわけではないと思います。なぜかというと、今、独禁法とか官製談合防止法に関して事業者は非常に敏感ですから、何かちょっとにおいがしたらいろいろ競争者も動きますし、そういうことはあっても、市の方は独禁法上の違反はあまり考えられない。官製談合防止法は、この契約が結ばれる前の段階で何かなかったか。今の段階では見る限りなかったと考えています。ただ、この合意の法的性格をどう捉えるかということもありますので、絶対にそういう疑いはないと、100%断言することは無理です。それは市役所ができることではない。やはりこれはヒアリングの結果、それから、顛末書を読み、いろんな議事録を読んだ結果、これはやはり早く、ちゃんと工期をおくらさず賃貸契約にも支障を来さずに早くやるというそれを市役所というか、担当者の方でやはりお願いをしたという要素が非常に強いという意味で、独禁法にも官製談合防止法にもほとんど関係ないと考えています。 210 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はございませんか。  杉原委員。 211 ◯委員(杉原祥浩君)   ちょっと初めてしゃべるので、ゆっくりしゃべりますけれども。  私たちは今日これだけの方がこの予算の審議に一生懸命になられてこれだけのものをつくっていただいて、それのチェックをするために今日は集まっている。何とか通したいという思いでいろんな質疑をするんですけれども、その中で今一番大きな問題がこの庁舎の耐震化ということで、それだけの話になっているかと思うんです。これはほかの質疑もほかの人にしていただきたいので言うんですけれども、この耐震化のことについては、また、この百条委員会でこれからしていくことはあるんですけれども、先ほどから市長がおっしゃっておられるのがおかしいのは、一番最初に、例えば僕が社長で最終決裁を押すときに、決裁を押したのに、それが後からだまされていたとわかっていながら、今としてはそれを公式なものだと言われるから、おかしなことに今なっているんです。だから、だまされたんだと言われるのなら、部下も、岐建も、おまえら、だましただろうと言うのが普通ではないですかというのが先ほどから皆さんが言われていることなんです。それを怒る気持ちはあるけれども、そこを進めると言われるから、これ、市長の指図があったんだとしか考えられないのです。普通ならそうでしょう。僕がもし会社の社長なら、部下も、おまえ、もう退職しろと。相手の業者も、もういいと。裁判をやろうが構わないと。そんなの信用できない、違う業者に私が頼むとなるんですよ、普通は。それをされない。それで、岐建にも、副市長が先ほどおっしゃったけど、何ら不備はないということは、市長からの命令があったとしか聞こえないのです。だから、そこらが納得できないから、この予算にOKが出せないという結論になるんですけどね。  これを言い出すと、本当に百条のことだと思うので、それより本当に皆さんは、ほかの予算の審議をしていただきたい。本当にこの多くの皆さんがこれだけのことに結局時間を使って、本当に大事な1年間かかる予算が、これ、このままで行くと全否決されるんです。本当にそれぐらいの大事なことなのでね。それは百条にしておいて、今言われる大久保市長の考え方がおかしいということだけ、それはもうわかっていただきたい。僕だったらかんかんになって怒りますよ、もし僕が社長の立場なら。それを全然思っておられないから、絶対指図があったとしかとれない。だから、そこを言いたいんです。  先ほども廣瀬さんの方からも話がありましたけど、20項目が30項目になったと。なったのなら、そしたら、この中で、おまえらも悪かったけど、この9億円を何とか勉強しろと、これだけ表になってきたんだから。そしたら、補正予算で市議会議員の人に何とか半額ぐらいで、5億円ぐらいで今の工事と同等のことをしてもらうように頼むから、おまえら、それでしてくれないかと、そのぐらいの技量がなぜないのかというところがものすごく残念なんです。だから、本当に契約をしていいものを早く進めたいと思うのなら、市長はだまされたと言われるけど、僕らもだまされたんです。だから、同じことなんです。僕らもそれはそれだけの工事が、40億円の工事があると思って耐震化の委員会を解散もして、もうこれで進むんだと。だから、市長と同じ立場なんですよ、私らは。それを今になってこの予算をだまされたのをわかっていて通してくれ、何の手だてもなしにというのは、それは筋が通らないと思うんですね。そこらを皆さんがやはり言われているところなので、あんまりここで時間を使うのが本当にここにおられる部長、課長に申しわけないと思いますので、これは今僕が言ったことだけちょっと市長が、僕が言っていることがおかしいのかどうか、それだけお答えをいただきたい。 212 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 213 ◯市長(大久保 貴君)   全く同感です。 214 ◯委員長(上杉正敏君)   副市長。 215 ◯副市長(山根裕子さん)   私たちは岐建に何ら責めがないと言っているのではなくて、この弁護士の見解の前提になっているのは、やはりこの原因はこちら側に主にあると言っているからであって、市長は多分ものすごく内部のやり方にも岐建にも怒っておられたと思うし、でも、気持ちをどうするかという問題よりも、これから、おっしゃるように、だから9億円を5億円にしてくれという交渉をしているわけです。ですので、その辺におかしなところはないと思います。    (「それが官製談合というのではないですか」と呼ぶ者あり) 216 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 217 ◯市長(大久保 貴君)   今まさにおっしゃったように、さまざまな法的なクリアしなければならない問題があります。なぜこんなことになっちゃったのかということについては本当にじくじたる思いがある。ただ、こうなってしまったことをどういうようにしてきれいにして完成させていくのか、ものすごく難しい問題に直面しています。ですから、怒っている相場ではないのです、実際のところ。だから、この予算をお願いするに当たっても、上程せざるを得ないと判断をして、今ここに出させていただいているということでございます。本来ですと、きちっとその辺が精査ができて、要するに追加予算も合法的にきちっとお願いできるという形になれば一番だったと思います。ただ、それができない今状況にあるということです。業者とは弁護士を介し法的にもきちっと整理がついて、皆様も、そして、市民の皆様も競合の他社も納得いただけるような形でおさめていかなければならない。    (「何でおさめないといけないのですか。それがわからんのです」と呼ぶ者あり) 218 ◯市長(大久保 貴君)   ですから、いろんなリスクがそこに存在をしているということです。したがって、皆様のお知恵もおかりしながら何とかこれは進めさせていただきたいと。ただ、今回はこの予算は義務的経費として上げざるを得ないということで上程をさせていただいたものでございます。 219 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 220 ◯委員(獅山向洋君)   私も問題にしていることは、まさに今杉原委員がおっしゃったとおりだと思います。ただ、そういう間違ったことをした岐建となお今後も工事をしてもらおうと、しかも安くしてもらおうという感覚でおられるのがおかしいと言っているんです。我々議員だって正当に必要なお金はいつでもちゃんと議会として同意いたします。それを妙なところで10億円を5億円にしてもらうとか、いろんなことを一生懸命やっていますみたいなことが、それこそむしろ談合ではないですか。本来はきちっと今ここでとめてしまって、新たな業者も皆入れて、これだけのお金でやってくださいと出して、正当な競争が行われて初めて本当の立派な彦根の既存庁舎なり、あるいは新しい庁舎、増築庁舎ができるんです。そんなこそくな手段でやめてもらいたいというのも、私はきつく申し入れておきたいと思います。    (「今やろうとしていることは官製談合と違うんですか」と呼ぶ者あり) 221 ◯委員長(上杉正敏君)   副市長。 222 ◯副市長(山根裕子さん)   ごめんなさい、私の言い方が悪かったんです。法的に整理をしなければならない側面がたくさんあります。    (「ないって、そんなもの」と呼ぶ者あり) 223 ◯副市長(山根裕子さん)   いえ。それから、今後どのように工事を進めていくかに関しても、選択肢はあるんですけれども、それに伴ういろいろな不具合もありますので、それを検討している最中であって、先ほど私が申し上げたのは間違いですので、すみませんでした。 224 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 225 ◯委員(北川元気君)   この予算を執行していくに当たって、これから工事を進めていくに当たって、今いろんな選択肢があると、それを検討していると、今すごく重要なことをおっしゃったので、では、どういう選択肢があってどういう検討をされているのかを、これ、予算に関係することなので、しっかりとご答弁をお願いします。 226 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 227 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどもお答えしましたように、今、弁護士さんに入っていただいて法的な整理をしながら、どのような対応ができるのかということ、実際の工事、いわゆる実務的な技術的なことも含めて検討に入っている状況です。確かにきちっとまとまって具体に説明をさせていただければ一番よかったんですが、今この時期にそれができない、今検討中ということしか申し上げられないので、まことに申しわけないと思いますが、そのようにご理解をいただきたいと思います。整えば、きちっとご説明をさせていただきたいと思っております。 228 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  山内委員。 229 ◯委員(山内善男君)   もう時間があんまり使えないようなので、私自身の思いだけ言っておきます。  今出されている予算は21億1,500万何がしかの予算ですけど、この予算というのは昨年の6月定例会で認めた予算の中での執行だと思います。だから、議会が認めたのは、彦根市が出した設計書に基づいた中の一部の21億1,500万円ということだと思うんです。もし議会が認めるとするならそういうことだと思うんです。  しかし、市長がおっしゃるのは違うわけです。二つの契約があって、裏合意に基づいて今私は考えているとおっしゃる。それに基づいた21億1,500万円なんていうお金は議会は認められるわけがないわけで、だから、結論的に言うと、このお金は認められないということに僕は議会としては当然なると思うんです、申しわけないけれども。この21億1,500万円というのは昨年6月定例会が認めた中の一部だと私は思うんですけれども、市長がそうでないとおっしゃるのなら、僕は議会としては認められないと申し上げておきたいと思います。
     以上です。 230 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員、今のは意見ですか。  山内委員。 231 ◯委員(山内善男君)   意見です。 232 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はございませんか。    (「ほかというのは全部ですか」と呼ぶ者あり) 233 ◯委員長(上杉正敏君)   全部、当然。    (「ちょっと待ってください。そこなんです。ほかはたくさんあるって」と呼ぶ者     あり) 234 ◯委員長(上杉正敏君)   だから、ほかに質疑はございませんか。    (「ほかにはあるんです。今のこのテーマについて」と呼ぶ者あり) 235 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 236 ◯委員(小川喜三郎君)   それでは、項目を変えまして、歳入につきましてお尋ねをいたします。  まず、市税のうちの軽自動車税ですけれども、これは私の説明の聞き間違いかわかりませんけれども、予算書の28、29ページでございます。大幅増になっている要因を教えていただきたいと思います。あわせて、自動車取得税交付金についても6,000万円が7,000万円に1,000万円増加しておりますけれども、ありがたいことですけれども、これの要因についてもお尋ねをしたいと思います。  とりあえず歳入について2点、すみません。 237 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 238 ◯税務課長(牛澤史幸君)   ただいまの軽自動車税の増の要因についてお答えをさせていただきます。  予算書の31ページのところで軽自動車税の内訳の方を書かせていただいておりますが、一番大きなところとしましては、上から四輪の乗用の新税率分、こちらの部分が1万800円の台数ですが、昨年の予算書でいきますと、700台でありましたが、今年は3,400台と見させてもらっています。これはこの予算の作成時にその直近までの軽自動車の販売台数等を見させていただいて、販売の売り上げが好調でしたので、その伸びを予想させていただいて、3,400台と積算をさせてもらっています。あと、その二つ下の1万2,800円の自家用の部分も、昨年は2,800台と見ておりましたが、4,700台と乗りかえ分を見まして、ちょっと増加をして積算をさせてもらっています。主な要因としては以上です。 239 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 240 ◯財政課長(杉本弘之君)   それでは、自動車取得税交付金の方についてお答えをさせていただきます。  昨年度の予算額は6,000万円で見積もっておりましたが、今年度の歳入の見込みにつきましては9,700万円程度を見込んでおります。県の推計値でも伸び率は1.0ということですので、安全圏を見て7,000万円という形で見させていただいているところでございます。 241 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 242 ◯委員(小川喜三郎君)   説明につきましては一応理解をいたしましたけれども、特に自動車取得税交付金については、さらに9,700万円でしたか、7,000万円に抑えて予算を出しているということですので、軽自動車税については現状を見て直されたと理解をさせていただきました。 243 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はございませんか。  安澤委員。 244 ◯委員(安澤 勝君)   では、ちょっと危機管理経費について、予算書の117ページでございます。システム変更委託料というのがあるんですけれども、金額にすると496万8,000円ですが、これはどういうシステムを変更されるのかという詳細を教えていただきたいのと、あと、その下にあります防災行政無線の点検委託料ということで291万6,000円、これについてはどういう場所についた行政無線で年間どれぐらいの点検をされていかれるという計画なのかを教えていただきたい。  もう一つ、同報系防災放送設備設置委託料ということで6,987万6,000円なんですが、これについても多分おそらく新規だと思うので、ちょっと詳しく教えていただければと思います。  以上3点お願いします。 245 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 246 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   それでは、まず、システム変更委託料の方からご説明をさせていただきます。  システム変更委託料といいますのは、全国瞬時警報システム、いわゆるJアラートと言っているものの受信機がございますが、それが近年情報量とかが増えてまいりまして、機能の方を受信機のハードウエアが平成22年度以降は変更されていないものでございましたので、昨年度より国の方から、新型の受信機の方に、有事のときに情報が膨大になったものも瞬時に遅延なく受けられるように受信機の方を更新しなさいという通達がありまして、1台、来年度に変更させていただくものでございます。彦根市には計2台ございまして、1台については今年度更新をさせていただきました。もう1台が来年度ということでございます。  続きまして、防災行政無線点検委託料でございます。  防災行政無線点検委託料といいますのは、内容的には二つございまして、これも防災行政無線という言い方をしておりますけれども、内容といたしましてはJアラートの保守点検の業務委託と緊急地震速報の保守点検の委託でございます。これらの受信機につきましては、この本庁舎の方に受信機自体は置いてあります。こちらの方は年間契約ということで、毎月の保守点検委託業務を12カ月委託をしているもので、こちらの方は西日本電信電話株式会社の方に委託契約をしているものでございます。  もう1点、同報系防災放送設備委託料でございますが、これにつきましては来年度新規で計上させていただくもので、彦根市には今まで屋外の放送設備が屋外で同時に情報を伝える設備がございませんで、情報伝達のあり方の中でそこが欠落している部分で課題ではあったんですが、来年度、エフエムひこねのラジオ放送波を利用してFM放送に割り込みができるような装置を危機管理室の方にも設置いたしまして、そこから学校を中心として17小学校、そして、この市役所の18機をまず初年度として屋外放送設備、今考えておりますのは主には電柱形式のもので、詳細の調査に入りましたら屋上につけるような形に変わることもあるかもわかりませんが、そういったものを17の小学校と市役所に設置しまして、屋外のスピーカーで周辺400メートル程度の方に聞こえるような形で同時に緊急情報の方を伝達させていただこうというものでございます。通常のFM放送に割り込みをしまして、危機管理室からも、もちろんエフエムひこねの方からも緊急情報の方が発信できますし、Jアラートとも連携します。将来的には危機管理といたしましては市内全域に広げていきたいと考えているところで、まずは来年度、初年度ということで導入を目指しているものでございます。  以上でございます。 247 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員。 248 ◯委員(安澤 勝君)   Jアラート、非常にこれからどういうことが起こるかわかりませんから、大変重要な設備だと思うんですけれども、これについては彦根市内全域ですね。例えば鳥居本の笹尾であるとか善谷とか、本当に中山間地についてもそれがきちっと有効に作動するのか否かということを確認させていただきたいのと、エフエムひこねに割り込んで緊急放送ができるということになるんですが、当然日本人であれば日本語でわかるんですけれども、昨今例えばインバウンドで外国人の観光の方もいらっしゃれば、母国語でしか内容がわからない外国人の方もやはり彦根に住んでおられます。特にやはり外国の方は、ウーというそういう大きなサイレンの音で何だろうということは感じられるとは思うんですけれども、やはり内容がわからないということになってこようかと思うんです。こういった部分の外国語対応についてはどのようにお考えになっているのか確認をさせてください。 249 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 250 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   まず、1点目のJアラートにおける中山間地での情報の受信というところですけれども、今、一般的にJアラートで彦根市で受信していただけるのは携帯のキャリアなんかです。携帯の電波が入っているところではJアラートの方も受信もされると思いますのと、彦根市がメール配信システムを現在させていただいておりますが、それを登録していただいて受信していただいている区域の方には、そこからも文字でですけれども情報が伝わります。  今回、来年度から実施をしようというエフエムひこねですけれども、電波の方は、そちらの山間地側の集落があるところにつきましては電波が届くという確認はしていただいておりますので、今後、市内に広げていく中で、そういったところも網羅をしていきたいと考えております。  2点目の外国語の対応ですけれども、正直悩ましいところでございまして、すごく簡単な定型文のようなもので一言、二言で示せるような内容で同時に併記をするとか放送してはどうかというところを今考えているんですが、それで全て事が足りるのかどうかというところが今まだちょっと検討課題かと思っているところで、難しい表現は長々とできないので、簡単な方法で何か伝わるようなものを考えたいと思っているところでございます。  以上です。 251 ◯委員長(上杉正敏君)   安澤委員。 252 ◯委員(安澤 勝君)   携帯が入れば受信できると1点目についてはご答弁いただいたんですが、山間地へ行きますと、ある一定のメーカーは入りますけれども一定のメーカーは受信ができない、そういう地域もあるので、その辺はまた確認をしていただいて、いろんな携帯のメーカーがございますが、どれでも入るような状況にしていただければと思います。  外国人対応というのはやはり非常に重要なことで、これは大きな課題として、やはりこの彦根市におられる外国人の方にも優しく安全に住んでいただけるように、簡単なメッセージ、「危険です。危険です」でも、何が危険なのかがよくわからないということになってきますので、その辺についても危機管理の方でしっかりと協議をいただいて、対策をとっていただきたいと思います。  以上です。 253 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 254 ◯委員(北川元気君)   今の関連で、ちょっと聞き漏らしていたら申しわけないのですけど、半径300メートル、400メートルぐらいに届くスピーカーということなんですけど、僕らは一般的にスピーカーといったら片方向に向くスピーカーをイメージしてしまうんですが、360度のそういう意味なのかということが一つと、あと、これ、いつからできるんですか、その時期は。もうすぐにできるのか。それをお願いします。 255 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 256 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   スピーカーの件ですけれども、ちょっと説明不足で申しわけありませんでした。おっしゃっているように一つのスピーカーでは一方向、その開いたラッパの分しか行きませんので、四つつけて四方向で周囲360度にという形で考えております。  時期につきましては、予算を認めていただいて、年度が変わりましたら、まず、少しまた実態調査をさせていただきまして、ここはどの位置に、学校でしたら学校との協議もありますし、どこが一番音が広がりやすいかというところも決めて、位置を決めてから施工に入りますので、工事というか、いわゆる設備をつけにかかるのが来年度後半ぐらいになってくるかと思います。早くて来年度終盤ぐらいから放送が可能かとスケジュール的には考えております。  以上です。 257 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 258 ◯委員(北川元気君)   災害はいつ起こるかわからないので、できるだけ早く、平成30年度なので平成30年度末でということではちょっと頼りないと思うので、早目にしていただきたいと意見を言っておきたいと思います。  それから、違う項目に行っていいですか。 259 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかの方、おられましたら。  北川委員。 260 ◯委員(北川元気君)   違います。違う項目に行っていいですか。 261 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 262 ◯委員(北川元気君)   それでは、主要事業の資料の15ページの一番上のご当地ナンバーの話なんですけど、彦根市をPRするためのご当地ナンバーを導入するということで、どういうご当地ナンバーなのか、それから、いつ完成して、市民が利用できたりするのはいつぐらいなのかとか、その辺も詳しく教えてください。 263 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 264 ◯税務課長(牛澤史幸君)   ただいまのご質疑2点、1点目がどういうご当地ナンバーなのか、2点目がいつごろ交付をめどにしているかということですが。  1点目のどういうナンバープレートになるかということですが、こちらの想定としましては、ご当地プレート、原動機付自転車のナンバープレートですが、2種類導入をしたいと考えております。1種類は認知度で当然ひこにゃんを用いたものを一つ、もう1種類につきましては、ひこにゃん以外の図柄を採用させていただいて、交付を始めたいと考えております。  目標としては、ことしですが、滋賀県でありますとか京都府とか近隣で図柄入りご当地ナンバーというか、そのプレートを10月1日から交付されるように聞いております。できましたら、その時期に合わせて彦根市につきましても原動機付自転車のナンバープレートの交付を始めたいと考えております。 265 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 266 ◯委員(北川元気君)   わかりました。10月を目標でやっていくということなんですけど、この平成30年度の予算で大体どれぐらいの数を見込んでおられるのかわかりますか。 267 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 268 ◯税務課長(牛澤史幸君)   プレートの交付枚数につきましては、ちょっとその交付、様子を見ながらという形になりますが、一応種類としましては、プレート、4種類ございます。すみません。排気量が四つございまして、色は違いますが、同一のデザインで考えております。ただ、一番よく出るのが白色、50cc以下のナンバーが大体700枚ぐらい、あとは、各100枚程度で見させていただいて発注の方をしたいと考えております。 269 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 270 ◯委員(北川元気君)   原付の50ccが700枚ぐらいで、それ以外のものが100枚ずつぐらいということだったんですけど、目的としては、ここに書かれてあるように彦根市をPRするためということなので、それだけの量でどういうPRを、どういうイメージアップを考えておられるのかお聞かせください。 271 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 272 ◯税務課長(牛澤史幸君)   量でどれぐらいのPRが図れるかということですが、今回、他市の10市程度にアンケートをさせていただいて、実際の状況とかを調査させていただいているんですが、基本的にこのナンバープレートについては、当然、彦根市内がメインで走っておられる原付自転車につけていただいて走っていただくと。少し近隣とか遠くに出られたとしても、当然この付近で走っていただくことによって、基本的には外から来ていただいた方について、あ、彦根市には違ったオリジナルのデザインのプレートがついた原付自転車が走っているということで認知をしていただいて、この主要事業のところにも書いているように、走る地域の広告塔としまして市のPRとイメージアップ、そして、もしくはちょっと愛着を深めていただきたいということで考えております。 273 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 274 ◯委員(北川元気君)   値段は幾らですか。 275 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 276 ◯税務課長(牛澤史幸君)   この主要事業のところに書いておりますように、ご当地ナンバーの標識については180万2,000円と書いておりますが、この内訳につきましては、4色の標識の材料費というか、ナンバープレート代ですが、60万2,000円。もし通常の形と変わった金型でしたら120万円。    (「買うときに出してくるお金」と呼ぶ者あり) 277 ◯税務課長(牛澤史幸君)   失礼しました。これは軽自動車税、税の標識ですので、基本的に今も無料というか、納めていただいた標識ということで手数料はないです。無償です。 278 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 279 ◯委員(北川元気君)   そしたら、今原付に乗っている人でナンバーがついている人で、それに変えたいとなったときはどうなるんですか。 280 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 281 ◯税務課長(牛澤史幸君)   現在お持ちの方が1回だけ交換される場合については無償と考えております。 282 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 283 ◯委員(北川元気君)   ただだったら、みんな変える、変えると言って量がなくなる可能性とかないのですか。 284 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 285 ◯税務課長(牛澤史幸君)   逆にそれほど人気があれば、こちらとしてはありがたいかと考えております。その時点でまた発行枚数を見ながらちょっと考えていきたいと思っております。 286 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 287 ◯委員(北川元気君)   そしたら、数が足りなくなったら補正とかも考えておられるということですか。 288 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 289 ◯税務課長(牛澤史幸君)   一応その交付状況を見ながらということで、ちょっと必要があればその可能性もあるかと思います。 290 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 291 ◯委員(北川元気君)   わかりました。ありがとうございます。 292 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  和田委員。 293 ◯委員(和田一繁君)   今ほどの北川委員の関連なんですけれども。これ、一応一つはひこにゃんのデザインということで、このナンバー用のデザインの委託というのは、これは製作者の方に依頼されるのか、そのあたりと、あと、このナンバーをいわゆる告知、広報するのはここには入っていないのですが、それは「広報ひこね」とか、あと、どういったいわゆる媒体があるのか、その2点をお願いいたします。 294 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 295 ◯税務課長(牛澤史幸君)   1点目のこの委託料につきましては、ひこにゃんを使わない標識のデザインについての委託料ということの50万円です。  2点目につきましては、各PR方法ですが、当然「広報ひこね」でありますとか、また、そのひこにゃんのデザインにつきましては、一般公募、こちらの方で案を複数案作成させていただいて、例えば市役所の窓口であったり支所、出張所であったり、市内のある程度の機関、多くの方が集まっていただくような商業施設であったりとか、あと、駐輪場とか、そのあたりでアンケート、一般投票のポスター等を張らせていただいて、それで周知を図っていきたいと考えております。 296 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 297 ◯委員(和田一繁君)   そのご当地ナンバーのひこにゃんのデザインというのは、今あるものを使うということで、新たにナンバー用にデザインをつくってもらうのか、その辺だけちょっと確認をさせてください。
    298 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 299 ◯税務課長(牛澤史幸君)   ナンバープレートのデザインについては、新たにつくりますが、ただ、ポーズにおいては決まっておりますので、図柄のポーズにおいては4種類のポーズがございますので、それを使ってひこにゃんのデザインの方をする予定です。 300 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 301 ◯委員(和田一繁君)   わかりました。今の4種類ということでよろしかったですね。 302 ◯委員長(上杉正敏君)   税務課長。 303 ◯税務課長(牛澤史幸君)   図柄については4種類ですが、画像の方、ひこにゃんさんそのものにつきましては、例えば撮影にご協力いただいてポーズをとっていただいたりということで、そうした写真の方も考えさせてはいただいております。 304 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 305 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。  もう1点よろしいですか。 306 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 307 ◯委員(和田一繁君)   主要事業の10ページと、すみません、予算書の89ページの1点だけ。彦根城の眺遠的大会の開催の補助金ということで、これはあくまでもそのイベントとしての意味合いがあるのか、それか、遠的の大会としての扱いなのか、そのあたりをお聞かせください。 308 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 309 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   この眺遠的大会につきましては、彦根城の築城410年祭の市民提案事業といたしまして、昨年9月30日に彦根市弓道連盟の方で開催されましたものでございます。それの第2回大会に対しまして補助をするものでございます。  昨年開催されたときには、県外から142名を含みます189名の方の参加がございました。通常ですと60メートルの距離を射るというところなんですけど、それを80メートルに延ばされて、全国的にも例がない遠的大会であるということと、彦根城を眺めながら射るという要素もありまして、参加された方のアンケートをとられましたら、とても楽しかった、来年もまた来たいということで、この大会を評価される方がほとんどであったということから、第2回の大会を計画されているものでございます。  この大会の中で今回特徴といたしまして、外国人の方の部を設けるとか、前泊をされる方に対して前夜祭を開催するとか、また、弓道体験コーナーを開催されて、一般の観光客の方に対しましても彦根城をバックに的を射る姿を記念撮影できるようなコーナーとか、そういうものを設置するような形の特徴から、第1回大会よりも集客とかそういうものに期待されるという内容もございます。国宝・彦根城築城410年祭推進委員会の下部組織でございますポスト410年祭の企画検討会議の中でも提言書が出された中で、この眺遠的大会についても開催について提言されているものでございます。本市といたしましても、国内外のプロモーションとか歴史的資産活用による地域の活性化、また、観光消費の向上とかもございますし、また、2024年には国体がございまして、本市でこの弓道は開催されますので、国体に向けての市民の機運の醸成にもつながるということが考えられますことから、大会に対して補助をするということでございます。 310 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 311 ◯委員(和田一繁君)   ありがとうございます。一応去年からということで、今、流鏑馬が今回なくなったということで、そのかわりではないですけど、これは継続として、次年度も継続していくような事業としてお考えなんでしょうか。 312 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 313 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   今この段階では、昨年されて好評で第2回もこういう形でちょっと趣向を変えてされるということです。内容的には先ほど申し上げたところがございますし、国体にもつながるということがございますので、それにつきまして財政的な部分もございますので、今年度はこの補助金ということでしか今考えてはいませんけれども、今後また調整をさせていただきながら、次年度もつなげていくような形にできるのかどうかを含めまして、中でも協議させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 314 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 315 ◯委員(和田一繁君)   後で今おっしゃる国体がありますので、それはできるだけ継続していただくようにお願いをしたいということと、あと、やはり弓道ということで弓道連盟という形になると、本来ならいろいろと教育委員会の保健体育課さんとかもつながりが当然あると思いますので、これ、実働のいわゆる裏方というか、される方は、当然弓道連盟の組合さん、あと、シティプロモーション、あと、教育委員会さんもこれは協力とかはしていただけるんでしょうかね。 316 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 317 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   教育委員会の関係にはなるんですけれども、国体関連のこともございますので、実際まだその辺の十分な打ち合わせ等はできてはおりませんけれども、国体関連部署とも協議をさせていただきながら、この眺遠的大会が大いに盛り上がって、国体に向けて市民の機運の醸成につながるということで盛り上げていくような形で進めていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。 318 ◯委員長(上杉正敏君)   和田委員。 319 ◯委員(和田一繁君)   本来なら保健体育課がやはり窓口だと思いますので、そこら辺は教育委員会さんとしっかりと連携していただきますよう、よろしくお願いいたします。  以上です。 320 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  長崎委員。 321 ◯委員(長崎任男君)   予算書の方でまずちょっとわからなかったことがあったので、ちょっと詳しく教えてもらいたいんですけれども。85ページの総務管理費のところの職員給与費の中の時間外勤務手当が、これ、2億6,870万6,000円とついている。これはこんなものなんですかということがまず聞きたかったんです。  働き方改革の業務改革の推進経費というのが予算書の101ページ、概要書の4ページの重点事項に上がっているんですけれども、この働き方改革のこの推進経費のここの概要書を読んでも私はこれが意味がちょっと、これだけの経費がかかっていてこれだけのことをするということが意味がわからないというか、ちょっと理解ができない中で、時間外は絶対これだけするみたいなことを予算に上げておられるあたりのこの辺の整合性を含めてちょっと教えていただきたいというのと、あと、私はこれ、聞き漏らしたのかも分からないのですけど、97ページの企画一般経費の中で、国・県への要望という説明があったと思うんですけど、それはどこに当たるのかということだけちょっと教えていただきたいと思います。  以上3点です。 322 ◯委員長(上杉正敏君)   人事課長。 323 ◯人事課長(北村 清君)   予算書85ページの職員給与費の中の時間外勤務手当2億6,870万6,000円でございますけれども、この積算につきましては、まず、平成29年度、今年度の見込みをさせていただきまして、昨年10月から働き方改革の目標設定をさせていただいています関係で、対前年10%減ということで庁内でも啓発しているところでございますけれども、その平成29年度の見込みをまず算出いたしまして、それに対して平成30年度の当初予算につきましては、ここで上がっておりますのはあくまで市長部局等ということで、行政委員会も一部入るんですけど、教育委員会を除きますけれども、その部分で平成29年度の見込みに対して10%の減をいたしまして、先ほどの2億6,870万6,000円という金額を算出させていただきました。  以上でございます。 324 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経営・地方創生推進室長。 325 ◯地域経営・地方創生推進室長(野崎孝志君)   今、予算書の101ページ、主要事業4ページでございます働き方・業務改革推進経費でございまして、こちらにつきましては、平成29年6月の補正でお認めをいただいております債務負担行為で1,914万9,000円のうちの実契約を1,909万5,000円分を委託料に上げさせていただいておりますが、こちらにつきましては、全事務事業が1,000近くに上りますが、そちらについての調査分析の方を行いまして、具体的に、今、全ての事務事業につきましてどのような職員が何人でどのような工程でやっているか、また、法的な部分で民間委託等にできるのかという調査をしているところでございまして、その辺の調査を平成30年度に行いまして、具体的に働き方の改善策の取りまとめ、改革プログラムの策定、それに基づきますいろいろな改革に基づきます研修費用等を上げさせてもらいまして、その調査がまとまりましたら外部委員によります委員会によりまして診断、見直しを行いまして、具体的にどのような事務事業の見直しができるのかを検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 326 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 327 ◯企画課長(山岸将郎君)   国・県への要望等の経費でございますけれども、97ページでいいますと、その企画一般経費の中の普通旅費、ここには幾つかの事業がありますので、全体で17万円ありますけれども、これが、国はめったにないですけれども、県に要望に行ったりするための旅費、経費と、あと、消耗品費、これは要望書をつくったりするための経費が入っております。  以上です。 328 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 329 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。働き方の業務改革というのは、これは今後事業を絞っていったりするときにこういうやり方でやっていくという説明があったことの経費の分だというのは一定理解いたしました。  今の国・県への要望のところ、普通旅費が17万円ということなんですけど、これはもともとやはり彦根市としては国への要望事項とかが他市町に比べて少ないと、その辺が彦根市の弱いところではないかということがいろんなところから指摘されているわけなんですけれども、これは何回ぐらい要望に行けるという、この17万円の算出根拠はどこにあるんでしょうか。 330 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 331 ◯企画課長(山岸将郎君)   ここの旅費につきましては、定住自立圏の普通旅費と総合戦略の普通旅費、大学連携に関する普通旅費、それから、関係機関との連絡調整に関する経費がございまして、それぞれ東京は1回程度を見ておりまして、あとは県に行く経費を見ています。  以上です。 332 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 333 ◯委員(長崎任男君)   今おっしゃられたことで、それぞれ東京は1回程度ということなんですけれども、各いろんな事柄について、東京へ1回行くことでいろんな問題が解決されると考えてこの予算を立てておられるのでしょうか。 334 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 335 ◯企画課長(山岸将郎君)   十分足りているというわけではないのですけれども、メインで事業を起こしているときではないので、調整に行く経費、あとは、代表で市長に行っていただく経費でございます。 336 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 337 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   中央要望の関係につきましては、秘書政策課の方で出張の方は見ております。旅費といたしましては、積算で根拠だけですけれども、平成30年度でいきますと、市長の東京の一応旅費としては日帰りで9回、それから宿泊で1回、具体的には、それぞれご要望なりいろんな要望がございますので、その都度必要性を判断して行っていただいているという状況です。 338 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 339 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。ということは、確認ですけど、それなら、今この17万円の旅費は、年末に企画振興部長とかが財務省に行かれたような感じのイメージの旅費というように考えておいてよろしいんでしょうか。 340 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 341 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   そのとおりで結構です。 342 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 343 ◯委員(長崎任男君)   わかりました。ありがとうございます。 344 ◯委員長(上杉正敏君)   暫時休憩します。                                 午後2時32分休憩                                 午後2時44分再開 345 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑はありませんか。  矢吹委員。 346 ◯委員(矢吹安子さん)   一つだけ、すみません。97ページのふるさと彦根応援寄附事業のことですが、本当は99ページの一番上のところのことなのですが、ふるさと関連業務委託料、返礼金のこれ、関連だと思うのですが、これは昨年の返礼品は5,205万円でしたが、平成30年度予算は4,310万円で、約895万円減っているんですが、昨年の評判はどうだったのか、また、今年度この金額になった内訳を教えてください。 347 ◯委員長(上杉正敏君)   まちづくり推進室長。 348 ◯まちづくり推進室長(松宮智之君)   まず、今年度の実績で申し上げますと、2月末日現在で寄附金額としまして6,935万円程度になっております。この金額につきましては、昨年度同時期と比べますと、大口寄附を除く金額の部分で比較いたしますと大体4.1倍の伸びとなっております。そして、返礼品に係る事業費の積算でございますが、ご指摘いただいたように、昨年については報償費の部分で5,000万円、そして、返礼品の手数料で200万円、合計5,200万円ほど見ておりましたが、これについては、当初これは返礼品の割合を5割で算定しておりました。しかし、4月に総務省の方から通知がございまして、3割以内にするという方針がございましたので、今年度の積算については、返礼品を3割、そして、業務を委託している業者への手数料として10%、それと、返礼品を郵送します郵送料、これと合わせた金額で4,310万円となっております。  以上でございます。 349 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  北川委員。 350 ◯委員(北川元気君)   今のふるさと彦根応援寄附事業のことですけど、結局これ、幾らもうかるのかというか、「自主財源の積極的な確保に向け」と書いているので、どれぐらい見込んでいるのかというのをお聞かせください。それから、返礼品が変わるのか、その辺も教えてください。  それからもう1個、さっき働き方改革の話がありましたけれども、主要事業の4ページの方ですけれども、これ、いろんな調査分析をもう既に進めていただいていると思っていますし、結果として見直しおよびアウトソーシングの導入の可能性の検証等を進めると書いているんですけれども、具体的にこれ、いつぐらいに着手できるのかというのも教えてください。 351 ◯委員長(上杉正敏君)   まちづくり推進室長。 352 ◯まちづくり推進室長(松宮智之君)   まず、1点目のふるさと納税の見込み額でございますけれども、平成30年度につきましては、全ての六つのテーマ合わせまして1億円を見込んでおります。そして、返礼品については、これまでから彦根の物産であるとか体験、そういったものから選んでおりまして、大体86品目ございますが、そういったやはり彦根の業者さんが潤うような返礼品を考えていきたいと考えております。    (「変わるのですか」と呼ぶ者あり) 353 ◯まちづくり推進室長(松宮智之君)   いや、基本的には大筋は大体同じ形です。 354 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経営・地方創生推進室長。 355 ◯地域経営・地方創生推進室長(野崎孝志君)   働き方・業務改革推進の経費でございまして、こちらにつきましては、具体的に着手、いつごろということでお尋ねになっていただいたということと思います。  現在、今年度につきましては、総合窓口のワンストップ化の方の具体的なスケジュールの方を今こなしておりまして、そちらについても調査分析をしております。平成30年度につきましては、全事務事業につきましての調査分析を行いまして、具体的に業務の、法令の有無、業務の範囲、最適な担い手、また、業務委託のどのような会社等ができるのかというところの視点を踏まえながら、今後調査していく予定でございますが、総合窓口も含めまして、こちらにつきましての当初からのスケジュールにつきましては、本庁舎が竣工後に総合窓口も含めまして全事務事業につきましての最終的な結果をそこに反映させていこうということで、調査自体につきましては当然平成30年度の早い段階で調査の分析の結果をまとめまして、具体的に平成31年度の予算に反映していきたいと考えているところでございます。  以上です。 356 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 357 ◯委員(北川元気君)   ふるさと応援寄附事業については大体1億円ぐらい見込んでいるということで、5,255万8,000円を使って1億円ぐらいということで理解をしました。ありがとうございます。  働き方改革の方ですけれども、平成31年度の予算に反映させていくことを目指しているということは理解をしました。調査とかを進めている段階で、これはもうアウトソーシングでいけるとか、この業務は見直しをかけられるということがわかった時点でそういうことをやっていったりとかする考えはないのですか。 358 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経営・地方創生推進室長。 359 ◯地域経営・地方創生推進室長(野崎孝志君)   平成30年度の予算におきまして具体的なアウトソーシングができる可能性を今後洗い出していきまして、具体的にどの業務がアウトソーシングに適しているのかを出してくるんですけど、その際、やれるところからというお話もございましたが、現在、今までも具体的にアウトソーシングができるような事業というのはそれぞれの担当課で考えて予算は要求しているところでございますが、全庁的な事務事業の見直しでやっていくという部分につきましては、大々的にやっていこうと思いますと、当然民間委託のアウトソーシングの経費が必要になってまいりますので、そこの部分をしっかりと分析して、平成31年度予算に反映させて、具体的に竣工後に新しい組織体系の中で業務をやっていこうということをスケジュールとして上げさせていただいているところでございます。  以上です。 360 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 361 ◯委員(北川元気君)   この庁舎の竣工というのがいつになるか今全然見えない状態で、結局これ自体も遅れてしまうのではないかというのも懸念するところなんです。なので、当然予算が絡むところというのは平成31年度という形になるのかもしれませんけど、さまざまな業務の見直しをしている段階で、これは予算にかかわりなくいけるというのがもしあるのであったら、それは早く着手をしていただきたいと思うんですが、いかがですか。 362 ◯委員長(上杉正敏君)   地域経営・地方創生推進室長。 363 ◯地域経営・地方創生推進室長(野崎孝志君)   今、北川委員の方がおっしゃられていますとおりに、竣工の時期に合わせるといいますか、具体的に平成31年の4月からできる部分というのも当然あると思いますので、それは平成31年の予算で早急にさせていただくということもありますし、現在でも早急にできるものがあるのであれば、調査結果がすぐに出ましたら、そこのところは所管の方で検討して出していくということになると思います。  以上です。 364 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 365 ◯委員(北川元気君)   では、できるだけ早くそこも進めていただくように、平成31年度の予算ということもわかりますし、庁舎の竣工というのも遅れてきておりますので、できるものはできるところから早く進めていただくように要望いたします。お願いします。  ありがとうございます。 366 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  山内委員。 367 ◯委員(山内善男君)   それでは、3点お聞きいたします。  一つ目です。この平成30年度予算に関係して、長崎委員の方からもお尋ねがありましたけれども、基本的に財政調整基金が取り崩してもう2億円しか残らない状況になるということで、市長の説明でも一般財源の確保は非常に厳しい状況だというお話がありました。だとすれば、不要不急の経費はしっかり削減をするということで取り組んでいただかなければならないと思います。  ところが、市の態度は、平成31年度からだということです。平成30年度から市民に直結する関連予算は十分確保していただいて、そのほか不要不急のものはしっかり見直していくということが大事だと思います。私どもは市民体育センターや国体関連経費については、既存設備を使ってできるだけ緊縮財政で、そして、市民の生活を圧迫しないような予算立てが必要だと思いますけれども、その予算立ての基本的な姿勢についてお伺いしたいと思います。
     二つ目です。予算書でいいますと117ページ、主要事業の方でいいますと11ページ、危機管理経費なんですけれども。主要事業の方がわかりやすいかな。主要事業の方でいきますと11ページなんですが、11ページの中の危機管理経費についてお尋ねします。  今、福井の原発で高浜原発が稼働しているんですが、一旦事があれば、十分滋賀県にも、ここ彦根でも琵琶湖でも影響が出るということなんですけれども、従来、ヨウ素剤を確保していただいていると思うんですが、ヨウ素剤の確保というか、いわゆる使用年限というのはどれぐらいなのか。それで、今確保していただいている数と使用年限、それから確保していただいている場所について、改めてお知らせいただきたいと思います。  それで、平成30年度の予算でヨウ化カリウム丸が11万8,000丸、それから、ヨウ化カリウムゼリータイプが3,100包、ヨウ化カリウム粉末500グラムが1瓶とあるんですけれども、これは誰を対象に、何人を対象にされているものなのかお聞かせください。  三つ目です。これは予算書の275ページ、消防の関係なんですけれども、市民の方から訴えがあって、いわゆる分団の手当が非常に薄いので、行政の方としてきっちり手だてをする必要があるのではないかと。そういう手だてをきっちりしていただいて、自治会とかあるいは連合自治会とか分団に対してお金を集めているけれども、本来的にはそういう経費については市の会計の中に組み入れて本来発表されなければならないものではないかという市民の訴えなども、私、議会で紹介をさせていただきましたけれども、それを酌んでいただいて、ポンプ操法に関する訓練の手当の引上げだとか、分団員に対する手当の引き上げなどもしていただいたと思うんですが、平成30年度の予算ではありませんけれども、その訴えに基づいてどれぐらい引き上げをしていただいたのか紹介をしていただきたいと思います。  それと、その後、そのときに各分団がどういう形で市民に対してお願いをしているのか調査をするというお答えをいただいたかと思うんですけれども、できればその調査結果も発表をしていただけるようならお願いをしたいと思います。  また、その市民の訴えがこの予算にどういう形で反映をされたのか。 368 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員、すみません。今だんだん質疑が広がっていますので、3点にしていただきたいんです。  山内委員。 369 ◯委員(山内善男君)   ということでお願いをしたいと思います。 370 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 371 ◯財政課長(杉本弘之君)   それでは、ただいまのご質疑のうち、財政調整基金が来年度末2億円ということで、不要不急の事業をやめてということで予算立ての基本的な姿勢をというご質疑でございました。  本会議の方でもご答弁申し上げておりますけれども、大変厳しい財政状況の中でしていかなければならない大型事業、国体関連でありますとか、そういう事業もございます。当然義務的経費も増えている中ではございますけれども、この平成30年度、当初からしっかり市民の皆様にこういう状況をご説明申し上げた中で、生活に影響の及ぶ経費、事業もあろうかと思いますけれども、ご理解を得ていく中で、あわせて市役所の中で業務改革、働き方改革も進め、あわせて事業の見直しを行って、健全な財政と結びつけていきたいと考えているところでございます。 372 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 373 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   主要事業の11ページの中段より少し上のヨウ化カリウム丸、ヨウ化カリウムのゼリータイプ、ヨウ化カリウムというところということで、予算書の117ページのこの備考欄のところの医薬材料費というところになるかと思いますので、こちらの方でお答えをさせていただきます。  まず、ヨウ化カリウム、これは丸もゼリーも粉末もあるんですけれども、これの使用年限でございますけれども、これは3年とされております。保管をしている場所ですけれども、これは彦根市立病院の薬剤部の薬務課で補完をしている状況です。数と対象が誰かというところですが、まず、丸といいますか、粒ですね。これは40歳未満の彦根市民と市の職員、帰宅困難者ですとか、その他予備も含めていますけれども、主に40歳未満の彦根市民を対象ということで、数としては5万9,000人分を用意していることになります。帰宅困難者等の分も見ているので、少し多くなっております。  ヨウ化カリウムのゼリータイプは、3歳未満、乳生児から2歳児までの方を対象として、これは3,100包といいますか、3,100袋を用意しています。  ヨウ化カリウムの粉末ですが、こちらは製剤する必要がありますので、なかなか簡単に調剤ができませんので、ちょっと専門的な知識が要るかと思うんですが、予備として500グラムの容器を一瓶用意しております。  以上です。 374 ◯委員長(上杉正敏君)   消防総務課長。 375 ◯消防総務課長(谷澤幸治君)   分団運営について市の方はどれぐらい費用を引き上げてその支えをしているかという趣旨のご質疑だと思います。  市議会の本会議の方でもこういった寄附に対するご質疑がありまして、消防本部といたしましても寄附に頼らない運営が望ましいと考えておりまして、平成28年の秋には各分団の分団長さんにお集まりいただきまして、分団運営をどのようにやっておられるか1回教えてくださいということで会議を持たせていただきました。そうした中でいろいろるるお教えいただきまして、皆さん一番お困りになっているのは、消防操法訓練大会に出場する年にいろいろ費用が要ると。その分、みんな気張って訓練しているので、その費用をきちっと見てほしいという趣旨のご発言をたくさんいただきましたので、平成29年度当初予算のときからその拡充をさせていただいたわけです。  そして、同時に平成29年の2月定例会で消防団条例の一部を改正いたしまして、訓練に係る費用弁償額を従来の1,300円から1,700円に400円の増額改定をさせていただきまして、それを新年度予算に反映させていただきました。その中で、特に消防操法訓練大会の訓練に係る費用弁償は、従来ですと7人の30日分と。しかも、単価が1,300円ということで非常に少ない額でございましたけれども、これを小型ポンプの部ですと、15人の70日で単価を400円上げまして1,700円ということになりまして、従来でしたら20万円余りしか出ていなかった、ごめんなさい、もう少し正確に言いますと、27万3,000円の費用弁償でしたけれども、平成29年度からは178万5,000円と大きく拡充をさせていただきました。  次の平成30年度当初予算におきましても、この平成29年度に改定した考え方を踏襲しまして、小型ポンプの部では15人の70日、そして、ポンプ自動車の部では22人の70日ということで大きく費用弁償を改善させていただいて、寄附に頼らない体質を強化していただいたというところでございますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 376 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 377 ◯委員(山内善男君)   予算の基本的な考え方については一般質問でもお聞きしておりますので、対立したままなんですけれども、先ほども私どもが言いました、私たちは無駄な経費と思っているんですが、できるだけ市民の暮らしに向けてお金が使えるように、ぜひ再考をお願いしたいと思います。  二つ目の原発関連のヨウ素剤の関係なんですけれども、もう一度詳しくお聞きしますが、40歳未満でヨウ化カリウム丸というのは11万8,000丸があって5万9,000人分というのは、1人2粒ということでいいということでしょうか。  それと、ヨウ化カリウムのゼリータイプというのは4歳児までが全部網羅できるということでいいんでしょうか。  それと、もう一つお聞きしたいのは、これ、市立病院で預かっているということなんですけれども、一旦事故が起こったら、これ、実際福島でも言われているのは、避難所に積まれてあって誰も結局は使わなかったということなんですね。結局これ、事故がもし起こったらすぐさま飛んでくるわけで、一体1カ所に集められている意味がどれだけあるのかと市民団体からも言われていますけれども、使用方法を市民に周知して市民の手元に置いておくことが大事なのではないかという指摘があるんですが、その指摘に対してどう危機管理室はお答えになるのか、お願いいたしたいと思います。  それから、三つ目の消防の関連については、非常に……。 378 ◯委員長(上杉正敏君)   すみません、山内さん、それで四つ目になりますので。今もう三つ言われました。    (「再考をお願いします」と呼ぶ者あり) 379 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 380 ◯委員(山内善男君)   それでは、以上、お願いします。 381 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 382 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   すみません、説明不足もありまして申しわけありません。40歳未満の方でヨウ化カリウム11万8,000丸ですが、3歳から12歳までの方は1万1,000人対象で1人1丸です。13歳から39歳、40歳未満までの方は、1人2丸、二つ飲んでいただくということになります。彦根市の今の直近の方の統計からは、3歳から12歳が約1万1,000人と。13歳から39歳が3万9,000人程度なんですけれども、備蓄数としては4万8,000人分の備蓄をするということにしております。  あと、ゼリータイプですけれども、3歳未満までということで、2歳児までということです。0歳から3歳になるまでです。なったら錠剤というか、丸を飲んでいただくということで、その中で新生児は16.3ミリグラムというちょっと少な目のゼリーを飲まれて、それ以降1カ月ぐらいから2歳児と言われる3歳になるまでの間は32.5ミリグラムのゼリーを飲まれるということで、二種類ございます。それが新生児が毎年彦根、100人前後ですので100人分ということと、それから0歳、1歳、2歳児については3,000個用意している状態でございます。  病院に置いておくことについてですけれども、委員おっしゃられますとおり、1カ所に置いておいてそこにとりに行くのかというところが問題点ではございます。分散備蓄ということは必要であろうかということは考えてはおりますが、どこに保管しようかというところも、原発の30キロ以内のところでは薬局とかに分散されたりとか学校に保管されたりとかしておられるということもあるので、将来的にといいますか、今そういったこともちょっと視野に含めて検討していきたいとは思っております。  市民への説明方法については、いろいろと処方箋、一応建前としては医師の処方があって飲むものということにされておりますが、事前に説明をしておいて、了解といいますか、承諾を得ておけばよいという方法もあるようですけれども、そのあたりまで踏み込むかどうかというのがちょっと検討させていただきたいと思っております。  個別の配付になりますと、3年ごとに切り替えがあったりとか、それから、副作用がある方が飲まれてしまったりとか、保管方法にも高温多湿のところで置けないとかいろいろと問題があるので、その点は今のところは慎重に考えているところでございます。  おっしゃられることはよくわかりますが、今のところ彦根市の見解といたしましては検討もしつつというところでございますので、よろしくご理解お願いいたします。 383 ◯委員長(上杉正敏君)   山内委員。 384 ◯委員(山内善男君)   ありがとうございます。もう一つだけお聞きするんですが、危機管理の方でヨウ素剤を既に購入されていると思うんですが、それの使用年限で今実際どこまでたって、今度いつ購入する見込みなのかということだけ教えてください。  あと、消防の関連でお答えいただきまして、ありがとうございます。一つだけお聞きしたいんですが、各分団の自治会なり連合自治会からのその取り組み状況を調査していただいたということなんですが、その調査結果は教えていただくことは可能でしょうか。  以上です。 385 ◯委員長(上杉正敏君)   総務部危機管理監。 386 ◯総務部危機管理監(高田秀樹君)   安定ヨウ素剤で現状持っている分でございますが、平成27年の12月を納入期限として購入しておりますので、使用期限3年ということで、平成30年の12月に使用期限が切れるということになります。医薬品でございますので、単に捨てるということはできませんので、製薬会社の方へ廃棄処分を委託するということになります。 387 ◯委員長(上杉正敏君)   消防総務課長。 388 ◯消防総務課長(谷澤幸治君)   自治会等の寄附の調査というのは実際にはしていないと考えております。聞き取りの中でいろいろお教えをいただきまして、寄附につきましても、後援会組織があったり、いろいろやられているようなところもあるんですけれども、詳しくはそこまではちょっとまとめられてもおりませんので、調査結果というものは特にこちらの方では持ち合わせておりませんので、よろしくお願いいたします。 389 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 390 ◯委員(小川喜三郎君)   3点お願いをいたします。  概要書の9ページでございますけれども、帳票印刷業務委託料ということで、これはもっと早く取り組んでいただきたいと個人的に思っているんですが、この説明では、基幹業務ということで、一括業務委託ということで通知表の作成、印刷、封入・封緘ということですけれども、これは基幹業務ということで、ほとんどの業務が掌握されているのかどうかということと、それから、一括業務でどの程度財政的に有利になったのかということを1点お聞かせください。  それから、その下のヘルプデスクの設置ということで新たに取り組まれるわけですけれども、これ、職員の負担軽減ということと事務の効率化を書いていますけれども、ちょっとこれの概要をお教えいただきたいと思います。  それから、3点目は、概要書の83ページになりますけれども、分団の件です。第5分団の詰所の設計委託業務が上がっております。現状でいきますと、駐車場側に新たに建てて、現在の詰所を解体されるのかと思いますけれども、詰所の建て方なり建築物についてはどの分団も同じような建物に私は思っているんです。これ、面積が決まっているのかどうか、それから、今2階建てで、2階はかなりひどいんですけれども、その辺、どのような仕様で設計委託をされるのか。  この3点をお聞きいたします。 391 ◯委員長(上杉正敏君)   情報政策課長。 392 ◯情報政策課長(杉本 昭君)   私の方から、まず1点目の帳票アウトソーシングで、基幹業務で大体の業務ができるのかというところで、これまで各納付書とか通知書の方の用紙の印刷、封入・封緘等を、税でしたら税務課の方、国民健康保険でしたら保険料課の方、各課でそれぞれ契約とかを進めまして業者選定とかしておりましたのを、基幹業務が統合パッケージをしたのを機に、まとめて情報政策課の方で契約するということで進めてまいっております。  今回の業務は、ある程度の枚数がないとコストメリットがないということで、今回の中では、税務課の市民税、資産税、軽自動車税、国民健康保険の納付書とか通知書、後期高齢者医療、介護保険、健康推進課の予防接種の案内とか、あと、福祉医療の受給者証、児童手当の現況届、そのような業務に限らせていただいて今回はさせていただいております。経費としましては、各課に調査いたしまして、全体としまして、人件費とかいろいろ含めまして全体でその対象業務で3,900万円程度かかっておりましたのが、今度、最初は初期経費がかかりますので3,700万円程度ということで、200万円程度の差額ということになりますけれども、平成31年度以降、700万円程度の削減を見込んでおります。  次、二つ目のヘルプデスクですけれども、こちらの方はネットワークの障害とか端末の不具合とか、そういった内容につきまして今まで情報政策課に直接電話がかかっておりましたけれども、情報政策課の職員と、あと、派遣職員がおりますけれども、その職員、今回の西口の仮庁舎の移転の際に端末の入れ替えとかいろいろな作業が重なりまして、そういったときになかなか情報政策課の方に電話がかかりにくいとか、そういった苦情とかもありましたので、いろいろ内部で検討しました結果、外部のセンターの方でヘルプデスクというのを委託しまして、そこに一旦全部の電話を集中させることによりまして、待ち時間の解消とか、あと、その内容をシステムに登録しまして、そういういろんな障害とかの事象を管理しまして、その後の対応とかに生かしていくというメリットもありますので、その辺を考えまして導入させていただいております。  以上です。 393 ◯委員長(上杉正敏君)   消防総務課長。 394 ◯消防総務課長(谷澤幸治君)   第5分団の分団車庫詰所についてのご質疑でございますが、まず、詰所の建て方といたしましては、芹川町にございます第5分団は、敷地面積が281.09平方メートルと恵まれた面積を有しておりますので、現在の建物の横に新たなものを建てて、そして、現在の建物を潰すという手法をとっていくものと考えております。  面積については、分団ごとの車庫は大体決まっているのかということですが、それぞれの立地の土地の形状等によりまして、特に決まりはございません。ただし、以前に建てられたもので非常に手狭であったものは、ポンプ自動車の大型化に伴いまして、それがおさまるように改善をしてきておりますので、平成24年、25年に建て替えをしました第9分団、第8分団におきましては、鉄骨2階建てで80.94平方メートルを確保いたしました。今年度建て替えを行いました日夏町にあります第10分団につきましては90.06平方メートルと、これも鉄骨2階建てでそれだけの面積を確保しておりますが、実は佐和山学区の第5分団は、第15分団、稲枝の分団を除いて一番大きな面積を有しておりまして、102平方メートルございます。こちらにつきまして、土地の余裕がございますけれども、ほかの分団とのバランスとかもございますので、設計事務所と協議しながら、どれぐらいの面積を確保すべきか検討していきたいと思っております。できるだけ現有面積程度をとりたいということは考えております。  そして、仕様、どのような仕様になるのかというお尋ねですけれども、鉄骨2階建ての建物を想定しております。  以上でございます。 395 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 396 ◯委員(小川喜三郎君)   基幹業務の封入・封緘の印刷の分は一応了解をしました。今年度は初期投資が必要ですので200万円ぐらいしか減額にならないということですけれども、結構でございます。  二つ目のヘルプデスクですけれども、これは社員さんが来られるということではなくて、今のご説明では、ネットワークの支障だとか端末の不具合などでトラブルがある場合に集中管理でそこで対応していただくということで理解していいのかお伺いを再度します。  それから、3点目の分団の詰所の件ですけれども、現状の詰所においては一番大きいような表現でした。それでも、現状の車庫以外の後ろに詰所があるんですが、分団員さんが全部座れるような広さでもありませんし、その辺を考えますと、全分団員さんがお座りになれるぐらいの、机とかそんなのではなくて椅子だけでも座れるような状況でいきますと、できるだけ面積的にも余裕がございますので、現有面積程度ではなくて、できる範囲、団員さんが活動しやすいような面積を確保していただくようにお願いしたいと思います。  以上でございます。 397 ◯委員長(上杉正敏君)   情報政策課長。 398 ◯情報政策課長(杉本 昭君)   各課からの問い合わせの一次受け付けをそのヘルプデスクにするということで、そのヘルプデスクでその内容によってはそこで完結しますし、また職員に振り分けるという対応をさせていただいておりますので、そこで集中して受け付けさせていただいております。  以上です。 399 ◯委員長(上杉正敏君)   企画振興部次長。 400 ◯企画振興部次長(野崎孝志君)   今のヘルプデスクでございまして、今、課長の方が説明させていただきましたけれども、民間のヘルプデスクと同じで、最初に電話を入れていただいて、そこで完結する場合はそこでヘルプデスクは終了します。そのかわり、そこで6割程度完結するんですけど、それ以外の部分については現有の情報政策の職員にヘルプデスクから指示がありまして、そこから情報政策課職員ないしはそこにいる派遣の職員が対応するという形をとっているシステムでございますので、集中管理というか、最初の一次受け付けの電話を集中管理しているということでございます。  以上です。 401 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 402 ◯委員(小川喜三郎君)   そうしますと、6割か何割か私も承知しませんけれども、職員も対応する、あるいは派遣職員での対応ということで、現地にはこの委託業務の方はおられないと。いわゆる最初の不具合の把握だけをされて、その改善策をとられるのみの委託業務と理解すれば、あとは現状のままでトラブルの解消をしていくという、そう理解してよろしいでしょうか。 403 ◯委員長(上杉正敏君)   企画振興部長。 404 ◯企画振興部長(馬場完之君)   電話オペレーターみたいなイメージをしていただくとわかるんですけれども、まず、そこに電話が入ってきます。そこでさばけるものが6割ぐらいで、それで、こういう方法で直してくださいよということでお返しして、そこで6割が解決します。あと、ちょっと難しいものとか現地に行ってシステムを直さなければいけないものがあれば、例えば職員であったり今派遣のSEがおりますので、そこで対応する、そういうシステムを入れさせていただいているということでございます。 405 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 406 ◯委員(小川喜三郎君)   ということは、そのトラブルの原因なり改善方法を派遣職員なり市の職員にどうして対応するのかということだけを頼む業務だけの範囲で委託をされるということでよろしいんですか。 407 ◯委員長(上杉正敏君)   企画振興部長。 408 ◯企画振興部長(馬場完之君)   そのとおりです。 409 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員、3点目は要望でよかったんですか。  小川委員。 410 ◯委員(小川喜三郎君)   お考えがあれば。先ほどのご説明では特に大きさが決まっているということでもありませんでしたので、用地もありますので、その辺のお考えだけお聞かせください。 411 ◯委員長(上杉正敏君)   消防総務課長。 412 ◯消防総務課長(谷澤幸治君)   昨年度も小川委員から同趣旨のご質疑をいただきまして、昨年度は平成29年度に第10分団の計画をしているということで、実は第10分団につきましては、従前は58平方メートルしかなかったんですね。それで、できるだけ広く団員さんが集まれるようにという小川委員からのご要望もありましたので、そこを何とか引き合えて90.06平方メートルまで持っていったわけですけれども。第5分団につきましても、先ほども言いましたように内輪で一番広いという中で、なるべくみんなが座れるようにというご趣旨のこともありますけれども、翌年度に予定している工事費にもかかわってきますので、その辺は我々の方もバランスをとって検討させていただきたいと思います。 413 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 414 ◯委員(小川喜三郎君)   それでは、第5分団だけが大きくなるということもあれですけれども、できるだけ有効に作業ができる、活動ができるような体制を要望しておきます。 415 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 416 ◯委員(獅山向洋君)   予算全般についての質疑は今日限りということなので、既に本会議におきましても本日の委員会でも何回か取り上げられているわけですが、この財政調整基金のことについてちょっと違う角度からお尋ねしておきたいと思います。  平成30年度財政調整基金が2億円ということなんですが、本会議における質問に対する答弁でも、県の方では標準財政規模の5%ですか、というご答弁もあったわけですが、これはある程度我々議員もちゃんと認識しておきたいので、県の方はどんなように県内の市町に対して言っているのか、もう一度ちょっと正確にご答弁いただけたらと思います。 417 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 418 ◯財政課長(杉本弘之君)   滋賀県市町振興課の方ですけれども、財政ヒアリング等の中では、標準財政規模の5%程度を確保するのが望ましいという表現で指導なりを受けております。 419 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 420 ◯委員(獅山向洋君)   そう言っているわけですが、それは5%程度を確保するのが望ましいというのは、当初予算でというようなある程度時期的な限定はしているのかしていないのか、その点はどうでしょうか。 421 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。
    422 ◯財政課長(杉本弘之君)   その辺の明確な指導なり指示はございませんけれども、やはり当初といいますか、予算編成の段階で5%、本市でいいますと12億円程度残っているのが望ましいと理解をしております。 423 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 424 ◯委員(獅山向洋君)   私もそう理解しているんです。残念ながら市長はどうもそういう理解をしておられないようなんですが、財政担当の方からそういう趣旨は十分に市長に説明はしておられるんでしょうか。 425 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 426 ◯財政課長(杉本弘之君)   そのあたりのちょっと詳しい説明まではさせていただいていないかもしれません。同じような表現で5%持っているのが望ましいという形でしか説明はさせていただいていないと思います。 427 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 428 ◯委員(獅山向洋君)   私が市長をしていたときは、財政というのは非常に厳しいというか、うるさい課でございましてね。これは克明にきちきち私に、担当しておられた方もおられますけれども、うるさかったんです。なぜ市長にこういう重要な問題についてきっちりおっしゃらないのか。逆におっしゃってもお聞きにならないのか。なかなか言いにくいかもしれませんけれども、少なくとも市長は5%ということを認識しておられるということは間違いないんでしょうね。もう1回確認しておきたいと思います。 429 ◯委員長(上杉正敏君)   財政課長。 430 ◯財政課長(杉本弘之君)   認識しておられると考えております。 431 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 432 ◯委員(獅山向洋君)   ところが、それでいながら、当初予算の段階でもう既に2億円で、今おっしゃったように標準財政規模の5%ならば12億円、少なくともそれだけは確保しておかなければいけないのに、確保しておられないわけなんですよね。  この点、市長にお聞きしたいんですがね。少なくとも認識しておられるというご答弁があったので、認識しておられた上でこのわずか2億円という財政調整基金にとどめられた理由をちゃんと言っていただきたいと思います。 433 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 434 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもたびたびご説明させていただいているところでございますが、確かに今お渡ししている内容は大変厳しい状況をお示しさせていただいていると思います。しかしながら、これまでもきっちり財政運営をしていただいてきておりますので、その信頼のもとにこれで大丈夫だと私自身は思っております。お答え申し上げてまいりましたとおりに、年々のいわゆる不用額等々でやりくりをしながら取り崩しを極力抑えていくと。抑えてきた結果が今の状況でございますので、その信頼は揺るがないということでございます。 435 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 436 ◯委員(獅山向洋君)   今質疑していることに端的に答えておられないと思うんです。私が聞いているのは、少なくとも予算編成の段階とか、あるいは当初予算段階で県の方は少なくとも標準財政規模の5%ぐらいを維持するのが望ましいと、こうおっしゃっているわけでしてね。そんな今おっしゃったのは全然違う話なんです。どうなんですか。それを守っていないということだけは間違いないんでしょう。 437 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 438 ◯市長(大久保 貴君)   このお示しさせていただいている額は、確かにおっしゃるように理想的な12億円には至っていないということは明らかでございますが、そのように理想的な数字を維持できるという自信があるから申し上げているわけであります。 439 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 440 ◯委員(獅山向洋君)   シミュレーションとか決算段階でとかおっしゃるけれども、そんなことではないでしょう。私が聞いているのは、当初予算段階とか予算編成の段階でこういうことを考えるということなんです。  それともう1点、理想的ななんておっしゃったけど、そんなことではないのです。そんな認識では困ります。これ、最低限これぐらいは維持するのが望ましいとおっしゃっているわけであってね。理想という言葉だけは、これは撤回してもらいたいと思いますが、いかがですか。 441 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 442 ◯市長(大久保 貴君)   望ましい形ということで訂正させていただきます。 443 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 444 ◯委員(獅山向洋君)   こんなものが理想なんて思ってもらったらもう財政になっていきません。  さて、それで、私、県の5%というのについてもちょっと疑問があると思っているんです。なぜかというと、ご承知のとおり、県は非常に財政状態が悪くて、5%を県が維持できないのです。だから、維持できない県が県内の市町に10%なんて言えないから、5%と言っておられるだけなんです。その上で、通常のまちはやはり10%、裕福な市ならば20%ぐらいをやはり維持するように努めておられて、市の財政の運用の中の一つのルールの中でそういうことを決めて予算編成をやっておられるんです。そういう意味で、それでは、大久保市長は財政調整基金が2%になっても構わないと考えておられるんですか。2%ではない、2億円です。ごめんなさい。 445 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 446 ◯市長(大久保 貴君)   2億円は少ないと思っております。 447 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 448 ◯委員(獅山向洋君)   正直なお答えが初めて出ましたな。2億円が少ないと思った場合、予算編成の段階でいかにして少なくとも県が最低限示しているようなレベルを維持しようという、そういう感覚というものはなかったんですか。 449 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 450 ◯市長(大久保 貴君)   先ほども財政課長がお答え申し上げましたように、これまでの平成29年度の決算、まだわかりませんが、平成28年からの繰り越し、平成29年の不用額等々で維持できるだろうという想定をしてございます。この財政調整基金は、獅山委員はよくご存じなんですけれども、私も就任をさせていただいたときに就任時から5年後には財政調整基金がゼロになるという数値を見せていただいて、厳しい財政事情であるということで、これまでも歴史的にやってきたということでございます。非常に財政は厳しいということを皆様にもご理解をいただいて、いろんな手当てをしていかなければならないということをぜひご理解いただきたいという意味でお出しさせていただいているものでございますので、よろしくご理解のほど、お願いしたいと思います。 451 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 452 ◯委員(獅山向洋君)   今の説明では全然理解できないですね。むしろこれだけ財政調整基金が少なくなるから、来年度、本来はこの事業をやりたいけれども、これは再来年度あるいはさらに先に延ばそうとしてやりくりしていくのが財政なんです。ただ2億円まで減って、それで構わないみたいな感覚では、これはもう市の財政なんて破綻寸前だと思います。これでやれるとおっしゃる方がおかしいと思いますが、念のためにもう1回同じお答えをしといてください。これはもうきちっと議事録に残るわけですからね。どうなんですか。本当にこれでいいと思っているんですか。 453 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 454 ◯市長(大久保 貴君)   この2億円でいいとは思っておりませんし、そのようには申し上げてありません。望ましい額、ある程度の財政調整機能を持たせる規模の基金を持っていくということは当然だと思っておりますし、そのように努力をしてまいります。 455 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 456 ◯委員(獅山向洋君)   またそのように努力してまいりますでは困るんです。こんなことはわかり切ったことだから、予算編成の段階でそういうことを考えるのが市長だということを言っているんです。お考えにならなかったんですか。 457 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 458 ◯市長(大久保 貴君)   考えてございますので、申し上げておりますとおりに、この平成28年、29年という事業の流れによって取り崩しを最小限にして、その基金の額を維持したいということを申し上げてきているわけでございます。 459 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 460 ◯委員(獅山向洋君)   ちょっとここはもう打ち切りますけどね。ほかになければちょっと質疑したいので。 461 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 462 ◯委員(北川元気君)   それでは、先ほどもちょっと出ましたけれども、行政情報化事業、行政情報化経費のところの質疑で、主要事業の9ページです。これについてちょっとお聞かせいただきたいと思うんですけれども。  我々議員に資料の12、ICT関連事業予算というのもお示しをいただいていまして、平成29年度からの比較として、情報政策課の予算は増えていますが情報政策課以外の予算が減っていますよということがここを見たらわかるんですけど。そこで、全体のこの予算がどういう今見解としてお持ちなのかというのがまず1点目です。特別顧問の都筑さんに来ていただいて、いろいろとIT回りを改修していただいて、これからはランニングとしては減っていくんだという説明を以前から受けておりましたけれども、その点も含めての見解をお願いしたいと思います。これが1点目です。  それから、さっきのヘルプデスクの話なんですけど、これは何か問題があったときに電話をして、それを一旦受けてもらうと。それの委託をするという説明はわかっているんですが、この庁舎から仮庁舎の方に移動して、パソコンとかが新しくなって使い方がよくわからないということで問い合わせが殺到したという説明もありました。これ、平成30年度になったら、もうそろそろ職員の皆さんもパソコンとかなれておられて、そういう問い合わせというのはどんどん減っていく傾向にあると思うんですけど、そこで583万円という金額の委託料になっているんですけど、これはどういった契約なのかというか、その料金設定ですね。その辺をちょっと教えていただきたいというのが二つ目です。  それから、主要事業の8ページの広報経費、インターネットによる市の情報発信事業についても、こちらについてもちょっとお聞かせいただきたいんです。ホームページ作成ソフトを利用し、専門知識のない職員でもホームページコンテンツが作成できるようにすることでということで書いているんですけど、これ、ちょっと具体的にどうやっていかれるのかというのをまずお教えください。  3点です。 463 ◯委員長(上杉正敏君)   情報政策課長。 464 ◯情報政策課長(杉本 昭君)   まず、1点目のICT関連の予算で情報政策課の予算の方が増えて各課の方が減っているということで、今後の見込みですけれども、今年度情報政策課の方の予算で増えていますのが使用料及び賃借料の方で、各課で入れていました基幹業務の統合システムの利用料というのが今回こちらの平成29年度から情報政策課の方に上がってきておりまして、あと、それに伴いまして、それまで各課で調達していましたシステムのリース料とかは徐々に減っていくということになっているんです。今回統合パッケージを入れたんですけれども、そのシステムによりましてはリース期間がまだ終わっていないものも一部ありまして、その残があります。今後、来年度以降はその分が減ってきますので、今年度以上に各課の方は減っていくと予想しております。  それで、今、基幹業務とかその辺を考えてみますと、今後ですけれども、これまでのシステムを使っていたのと比べまして、1億5,000万円程度削減が今年度につきましてはされると考えていまして、今後、毎年その程度削減されるということで、5年間で7億5,000万円程度削減されるという今予測をしております。  二つ目のヘルプデスクなんですけれども、こちらの契約というのは外部のセンターの方でヘルプデスクの業務を委託しているんですけれども、1人というのではなくて複数人で対応していただいて、全ての業務を月額45万円で12カ月という計算になっています。当初はその端末だけのことになると思うんですけれども、今タブレットとか入れ替えておりますし、あと、今、グループウエアというのも更新とかしておりますし、いろいろなその他の通常的な業務というのも、一定的な問い合わせというのも、その障害以外も情報政策課の事務の補助的な全てに対してそこを一次窓口にしておりますので、多少は減るかもしれませんけれども、極端に減るということはちょっと今のところ考えておりません。 465 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 466 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   インターネットのホームページの関係ですけれども、これは秘書政策課の広報の方で担当しておりまして、ホームページ、通常といいますか、普通、1カ所の端末で1人がさわることによってそれで更新をかけていきながらという形にはなるんですけれども、本市の場合UDFaceというシステムが入っておりまして、各課でいろんな枠が決まっていますので、そこに必要なことを入れて更新をすれば、もう翌日には新しいホームページが更新されると。いわゆる秘書政策課を通さずに各課でそれぞれが更新ができるようなパッケージというんですか、そういったものを使っていますということで、省力化と迅速化を図っておりますという意味で明記させていただいています。 467 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 468 ◯委員(北川元気君)   まず、1点目のIT関連予算全体の話ですけれども、ちょっと確認しておきたいのが、平成31年度以降から減っていきますよと。どれぐらい減るかというと、1億5,000万円の掛ける5年で7億円ぐらいがランニングコストとして減っていきますよということを多分おっしゃったと思うんですけど、その理解でいいのか確認です。  それから、ヘルプデスクのことについて、そんなに問い合わせの件数が減っていかない。少しは減るだろうということはわかりましたけれども、この583万2,000円で契約されているので、つまりこれは1年間ずっとその業務をやっていただく感じなのか、減っていくのに合わせて形態が変わっていくのか、そういうことをちょっとお聞きしたかったので、そこをもう1回お願いします。  それから、ホームページの作成ですけど、各課でページの更新というのはもう既に今もやっておられますよね。それを今、何か今年度からやるような感じでおっしゃったので、ちょっとそこを整理していただきたいんですけど。 469 ◯委員長(上杉正敏君)   情報政策課長。 470 ◯情報政策課長(杉本 昭君)   1点目のICT予算の件につきましては、委員のおっしゃるとおりでございます。  二つ目のヘルプデスクにつきましては、件数による契約というのではありません。業務自体の月額の設定がその45万円という金額での契約になっておりますので、件数が減ったからといってその金額が減るということではございません。 471 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 472 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   委員が今おっしゃられておりますように、今までもそういった機能で使っておりますし、ここで言いますと、その経費が一番上のホームページシステムの借り上げ料でございまして、これは継続の事業でございます。 473 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 474 ◯委員(北川元気君)   ICT関連予算のことについて減っていくということも理解しました。わかりました。  これはちょっと要望なんですけど、この資料12、せっかくおつくりいただいているんですが、今おっしゃったそういうこれから減っていくんだと、ランニングコストがこうやって減っていくんだというその見込みとかをここに載せていただく方がわかりやすいと思うので、次からはそういう形で出していただけるとありがたいと思います。これは要望です。  それから、ヘルプデスクについても理解しました。本当だったらそれが庁内で完結できるようにしていければいいのではないかと僕は思っていたんですけど、一旦これでちょっと始めてみるということで理解をしました。  それから、ホームページのことで、これは継続事業だということで理解しましたけど、平成31年からのホームページがリニューアルになるということもここで二重丸、つまり新規事業として上がっていますが、これ、簡単な話、いつリニューアルされるのかとか、このリニューアルした後に各課がそういうように情報を更新していかれるような体制でやっていかれるんだと思うんですけど、本会議でも指摘しましたとおり、ページが見つからないとか、PDFを張りつけるだけのデータ管理とか、そういうのは以前から指摘をしていますので、その辺をちゃんと改善してほしいという思いからこの質疑をしているんですけど、ちょっとその点、見解をお願いします。 475 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 476 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   ホームページのリニューアルの件につきましては、システムを5年間で契約しておりまして、平成30年度で一旦契約が終わります。平成31年度からまた契約が切れますので、新たな契約という形になります。そこで、委員おっしゃられますようによりわかりやすいとか、PDFを張りつけるだけではなくして親しみやすいようなフォーマット、そういったものに対応できるようなホームページを今度つくっていくために、それを構築するのにどういう仕様書をつくったらいいのかということを、専門家の意見を聞きながら仕様書をつくっていきたいということで上げておりますのが仕様書の策定支援業務になります。ですので、ホームページが新しくなるのは平成31年度からということです。 477 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 478 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。僕の方で少し勘違いしていたところがありました。わかりました。  それから、次の有料バナー広告を掲載し、自主財源の確保に努めるという部分で、これ、バナーがホームページのバナーのことですよね。あれのことについてもうちょっと詳しく教えてもらえますか。バナーがないときとかあるではないですか。ちょっとその点を教えていただきたいんですけど。 479 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 480 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   ホームページのバナー広告につきましては、1カ月当たり2万円の費用で広告料をいただいておりまして、昨年度につきましては、9カ月の実績で18万円の広告料の収入になっています。ホームページのバナーにつきましては、バナー掲載をお願いしますということでホームページにも載せておりますし、また、あと、少しチラシをつくりまして、事業者さんとかが来られるような窓口に置いたりしながら、できるだけ掲載していただくように働きかけはしているんですけれども、ちょっとなかなか掲載の方が進んでいないという状況です。  これからにつきましては、当然広報等にも掲載もしたり、いろいろと最近はインターネットで見られる方が多いので、よりできるだけ掲載していただきやすいように事業者さん等に広く周知の方はしていって、さらに実績を上げていきたいと思っています。 481 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 482 ◯委員(北川元気君)   同じ関連なので、すみません。今ちょっと見込みについての明言を避けられましたけど、その目標のところ、どうなのかというところをちょっと聞いておきたいんですけど。お願いします。  それから、この市の公式アプリ、その下の行ですね。さらに市の公式アプリ「ひこまち」において、子育て、防災、多言語対応の機能を拡充するということで書かれているんですけど、これ、今、実際この「ひこまち」、僕もダウンロードしていますけど、どれぐらいの利用者があるのか、また、この平成30年度でどれぐらいの利用者を見込んでこういうことを考えておられるのかお聞かせください。 483 ◯委員長(上杉正敏君)   秘書政策課長。 484 ◯秘書政策課長(疋田元伯君)   まず、目標のバナーの額といいますか、今予算の方では、広報の広告経費と合わせて180万円の歳入予算を見ています。それで、当然その部分につきましては広報と抱き合わせですけれども、それは当然クリアをしていきたいというところで、ちょっと今のところはお話しさせていただけるのはこういう形です。  それから、アプリなんですけれども、3月7日現在で1,137名の方にダウンロードをしていただいております。今はごみとイベントとプッシュ通知でメインに持っていっていますが、今後新たに子育てと防犯、それから多言語というのを合わせにいくことによって、当然その登録者というのは増やしていきたいと思っておりますし、目標という具体的な数字は挙げてはないのですけれども、現在、参考に、謎解きのアプリが今5,000ダウンロードぐらい行っておられるみたいなんですけれども、今回は市民用ですので、各世帯、4万5,000ほどの世帯があれば、4,000件か5,000件ぐらいは最低来年度は達成をしたいと自分なりには思っています。 485 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  杉原委員。 486 ◯委員(杉原祥浩君)   それでは、私はまち・ひと・しごとの移住の推進の事業で、主要事業の方で4ページの方ですか。企画振興部の方の管轄だと思うんですけれども。  まず、この地域おこし協力隊の人件費で2名に増員ということで、もともと何か2名おられたような気がしたんですけれども、この2名の方、どういう活動をされておられるのかというのが一つ。  移住促進住宅の取得費の補助金が1件が50万円で、これ、2件分ということが、要項を45歳以下、また、中古物件の取得を対象に加えるということで、現時点で昨年は2人ほどの申し込みがあったのかということと、移住のまた促進の家賃の補助金も、これは好調だと聞いておりました。ことし新たに結婚新生活の支援の補助金ということで、30万円1件の上限で6件分かと思うんですけれども、これがこのただし書きが長浜市、米原市とありますけれども、移住者を除くというところ、この意味合いをちょっと教えていただきたい。  この三つです。 487 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 488 ◯企画課長(山岸将郎君)   まず、主要事業に載せております地域おこし協力隊の2名という筆記なんですが、現在彦根市には、企画課に移住コンシェルジュの1名と観光企画課に1名おります。企画課の方でもう1名増やすという形で上げさせていただいています。この2名ですけれども、1名は移住コンシェルジュそのままで、もう1名は、地域おこしを頑張っている地域に派遣して、現地で企画運営をしてもらうことに携わってもらおうかと考えております。  次に、住宅取得の50万円、2件分100万円ですけれども、新築物件だけで平成28年10月からやってきまして、実際申請がありましたのは今年1件のみという形でございます。これは本会議の方でもお答えしましたけれども、何らかの形で緩和をしていくことが必要だということで、中古物件も対象にしようと。年齢要件は家賃の方もあわせてちょっと拡大しようということになりまして、件数、なかなかおうちの方はないので、2件という形で見ております。  最後、ただし書きの点ですけれども、そもそも移住に関しては、近隣地域で人をとり合いするのが本来の目的であろうかというところもございましたし、データを見ますと、この補助金が始まる前からなんですが、2市4町に関してはほぼ、流入流出人口を見ますと、彦根市に入ってくる人の方が多いというデータがございます。その関係で補助がない状態でも彦根市の方に来ていただいておりますので、この移住を促進するという意味合いの補助金は今回から対象者としては外そうということで、ただし書きを記載したものでございます。  以上です。 489 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 490 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございます。このリフォームの補助金は、私、何度も前から言っていますけれども、今年度も予算の上乗せがなかった。昨年度も大分埋もれた方がおられたので、所管の方にお聞きすると、使っておられる方がいつも同じような方もおられるので、広くやりたいという意味合いがあると。それで、これも継続していきたいということも聞いております。ただ、何百人の人が埋もれているということは、やはり市長、だめだなと言われるんです。何とか6,000万円のところを倍にしろとは言わないので、次年度せめてちょっと上乗せ、財政がしんどいのもわかるんですけれども、せめて1,000万円ぐらい上乗せをしていただけると、またいいかと思うので、またそれはお願いなんですけど、大体おっしゃっていただいたことはわかるんです。 491 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員、今のリフォームは市民産業建設常任委員会に入るので。  杉原委員。 492 ◯委員(杉原祥浩君)   ごめんなさい。ひとり言でした。すみません。申しわけないです。  それもあって、まち・ひと・しごとの移住のところで今その移住促進の住宅費の補助金は緩和をしていただいているということなんですけど、まだこれ、厳しいのではないかと思うんです。これ以外に表に見えていませんけれども、子どもが何人とかいういろいろ決め事があったと思うんです。やはりこういうように今回中古物件というのを入れていただいたので、確かにこの促進にはなるのかと思うんですけれども、これも2件分しか見ていないというのが何か悲しい話なんです。現実がそうなんだと思うんですけれども。そこで緩和をしているにもかかわらず、今の新しくできた結婚新生活支援補助金でこのただし書きをつけるというのがね。こっちでは緩くしているのにこっちで厳しくするというのをわざわざこれ、よその町のために彦根はとり合いしないようにやっていますよと言いたいがためにやっているようにしか見えないのですけどね。入ってきておられないというのなら書く必要がないと思うんです。だから、もっと門扉を広げて、やはり彦根の人口を、もうそんなことを言っている時代ではないと思うんです。やはり彦根の人口を増やして税収を増やすということが一番大事なことだと思うので、このただし書き、これはつけていただいたのでもう消せないのかと思うんですけれども、また次年度は緩和をしていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。
    493 ◯委員長(上杉正敏君)   企画振興部長。 494 ◯企画振興部長(馬場完之君)   この部分につきまして、今年度は何も制限がなく、どこからでもいいんですけれども、私、今年度から企画振興部に来たんですけれども、そもそも彦根市では定住自立圏というのを組んでいまして、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町、これは以前から手を携えてやってきたところです。この圏域で伸ばしていこうという考え方もあります。また、長浜市、米原市については、観光であったり広域行政の部分で昔から一緒にここもやってきた2市でございます。そもそもそういうところからとってもいいのかということで、ちょっと見直してくださいよと僕がまずは言い出したんです。  その見直していく中で、今、課長も言いましたように実際どうなんだろうと。入ってくる部分と出ていく分を見ますと、ここの2市4町さん、ほとんど彦根がひとり勝ちみたいな状況でありましてね。そうしたら、今まで補助金を出さなくても来てもらっていた。これはそもそも彦根に住んでいただきたいような促進の補助ですので、過去からそんなあれがあるんだったら、そこはわざわざ出さなくても来ていただいているし、さらには今までから手を携えてやってきたところですので、そこはちょっとやめましょうかという意味合いでやっていた部分で、これはちょっと来年度以降もこの形でやりたいと。この補助金を続けさせていただけるのならそう考えているところです。 495 ◯委員長(上杉正敏君)   杉原委員。 496 ◯委員(杉原祥浩君)   ありがとうございました。 497 ◯委員長(上杉正敏君)   ほか、ありますか。  あるようでしたら、ここで一旦暫時休憩に入ります。                                 午後4時11分休憩                                 午後4時23分再開 498 ◯委員長(上杉正敏君)   休憩前に引き続き会議を開きます。  北川委員。 499 ◯委員(北川元気君)   それでは、短く質疑していきますので、ご答弁は簡潔にお願いしたいと思います。  まず、主要事業の3ページの特別顧問設置経費で1名が上がっていますけれども、これについては助言・指導を行うということで書かれていますけれども、具体的にどういった内容なのかというのを簡潔にひとつ教えていただきたいというのが1点。1点ずつ質疑します。お願いします。 500 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 501 ◯企画課長(山岸将郎君)   特別顧問につきましては、基幹事業のアップデートが平成30年度ありますので、それの支援と行革関係の業務をしていただきます。  以上です。 502 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 503 ◯委員(北川元気君)   来ていただく日数とかには変更はあるんですか。 504 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 505 ◯企画課長(山岸将郎君)   ことしは毎週2日が、来年度は隔週の3日になります。 506 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 507 ◯委員(北川元気君)   了解しました。  違う質疑に移りたいと思います。主要事業の11ページの記念式典開催事業で水戸市と彦根市の親善都市提携50周年を記念して記念品の交換等を行うということですけれども、これ、具体的な中身を教えてください。 508 ◯委員長(上杉正敏君)   総務課長。 509 ◯総務課長(速田智之君)   水戸市との50周年記念式典でございますが、基本的に記念品の交換と、あと、まだ詳細なところは詰められていないのですが、それぞれ水戸市と彦根市で実施するということでございます。    (「中身」と呼ぶ者あり) 510 ◯総務課長(速田智之君)   中身につきましては、彦根市の場合ですと会場をお借りしまして、そこで記念品の交換を考えております。  以上です。 511 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 512 ◯委員(北川元気君)   ちょっと簡潔過ぎて困っているんですけど。文化プラザでとか、そういうところが決まっているのかとか、あと、市民にオープンにして、また以前からやっているような記念式典を想像しているんですけど、そういうことなのかとか、あと、いっぱい苦情もこれまであったので、そういうことを気にされている市民の方も多いんですけど、その辺についての見解をお願いします。 513 ◯委員長(上杉正敏君)   総務課長。 514 ◯総務課長(速田智之君)   今年度は80周年記念式典で、いろいろとご意見もいただいております。今回の水戸市との親善都市50周年記念式典につきましては、関係者のみの形で考えております。それで、市民の方々につきましては、「広報ひこね」やホームページの中で水戸市とのこの50年の歩みであるとか、そういう歴史的なものを周知してまいりたいと考えております。  それと、場所につきましては、今のところまだ予算上はホテルの一室をお借りして計上させていただいております。 515 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 516 ◯委員(北川元気君)   何でそういう形になったんですか。 517 ◯委員長(上杉正敏君)   総務課長。 518 ◯総務課長(速田智之君)   ちょっと水戸市さんと事前調整いたしまして、10月の29日が50周年に当たる日でございまして、10月、11月は両市とも、さまざまなお祭りであるとか、あるいは物産展の交流であるとか、それぞれ彦根市から寄せていただいたり、あるいは水戸市の方から来ていただいたりとかいう、そういう時期でもございますので、その来ていただいたとき、あるいはこちらから水戸市さんの方に行かせていただいたときの日の中でどこかで時間をとってやるのが一番ご負担をかけないであろうというとこら辺から、今のところそのような形で進めたいと考えております。 519 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。  小川委員。 520 ◯委員(小川喜三郎君)   1点だけお願いいたします。シティプロモーションのうちの「ここ滋賀」ですけれども、説明では次年度は2階の食堂でということでお聞きをいたしましたけれども、今年度は2月19日に私も寄せていただきまして、ひこにゃんが屋外しかいませんでしたので、1階の物品販売のところもほとんどの方がお入りにならない。もちろんひこにゃんを見に来られない方は中に入っておられます。近隣の長崎館とか、それから富山館では、担当者からも月曜日は大体どの館もお客さんが少ない日だとお聞きをいたしましたけれども、おかげさまで「ここ滋賀」は他館よりもたくさんの方がお越しになっておられました。  2階の食堂も必要ですし、観光パンフは来場者の方に屋外でもお配りをいただいていましたので、彦根のPRには大いに役立ったかとは思いますけれども、彦根の甲冑なんかもほとんど中へ入っていただかないと見られないということで、そうした点では、2階で予定をされる来年度の事業についても、1階にもお越しをいただくような行動をとっていただけるような検討をしていただきたいと思います。確かに「ここ滋賀」は他の館から比べますと通行量も多いですし、場所的にも最高のところでございますので、そうしたことではかなり彦根のPR、滋賀県のPRですけれども、大いに活用していただくような工夫をしていただきたいと思うんですが、それについての見解がございましたらお教えをいただきたいと思います。 521 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 522 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   今お話ございましたとおり、ことしの2月に「ここ滋賀」の方で彦根のPRということで、彦根の仏壇の技術によりまして製作された赤備えの甲冑とか、また、ここ彦根で使われました映像等を放映させていただいたり、また、ひこにゃんの方に来てもらって大いに彦根のPRをさせていただきました。今ほど委員が言っておられたとおり、ひこにゃんが1階の方でさせていただいたわけなんですけど、やはり場所が1階は手狭ということでして、ひこにゃん、実際外の方で、ぎりぎりのところでちょっとさせていただいたわけでございます。  今回こういういろんな反省点がございましたので、2階のレストランの活用も含めて事業展開ということで来年度は思っているんですけれども、ご指摘いただいたとおり、当然1階の方もお客さんは来られますので、それを含めても活用はさせていただくような方向でまた検討させていただきますし、ひこにゃんにつきましても、やはり首都圏の方でも認知度は高く、お客様も大変来られましたので、可能な限り活用させていただきながら彦根のPRの方は進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 523 ◯委員長(上杉正敏君)   小川委員。 524 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございます。他館では、私が見ました二つの館では大変大きなスペースのところでございましたけれども、「ここ滋賀」は2階建てですので、大変スペース的には。2階建てで3階が屋上でございまして、屋上はごくごく小さいスペースでしたけど。有効に活用していただくように要望とさせていただきます。  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 525 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 526 ◯委員(長崎任男君)   ちょっと今の問題で関連でお伺いしたいんですけれども。2月の段階で、「ここ滋賀」のところは狭いですということを予算常任委員会のところでさんざん申させてもらったんですけれども。今回また「ここ滋賀」のこの活用で31万8,000円上がっているんですけれども、狭かったということであれば、なぜその隣のスペースをお借りしてそこでもっと大々的にやろうという発想にならないのかというのがちょっとありまして。なぜまた前回と同様のこのスペースでの活用、前回いまいち手狭であったというイメージがあるにもかかわらず、なぜそのような考えになったのかということをお聞かせ願いたいと思います。 527 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 528 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   2月に行かせていただきまして、手狭でありましたということで報告させていただいているところでございます。平成30年度につきましては、この反省もございましたので、一応テーマといたしましては、彦根の食というものをテーマに出展を予定しておりますけれども、その1階のスペースだけでなく、2階のレストランの方を活用させていただきまして、そちらの方が場所的には広いと思いますので、そちらの方で広く活用しながら、下の方の今おっしゃっておられました手狭なところも可能な限り何らか対応、PRできるようなことも考えながら進めていきたいと、そう思っております。 529 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 530 ◯委員(長崎任男君)   1階だけでは狭かったので2階を使うと言われたけど、2階も当然行かれているとは思うんですけれども、2階も大概狭いんですけれども。それでわざわざ活用してやろうというだけのパフォーマンスといいますか、それができるのかというのが正直ありまして、本当に彦根を活用したいというのであれば、やはりもっと隣のスペース、当初オープニングをされたところを借りてやるようなことに、何でこういう発想にならないのかというのがあるんです。そのあたり、そこに例えばいろんなブース、彦根の物のブースを使うとかしたら、もっと大々的なことができてもっと宣伝になって、手狭ではないような形になると思うんですけれども、何でそういう発想になるんですか。そこだけ教えてください。 531 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 532 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   「ここ滋賀」ということで、県の方で首都圏の情報発信ということでいろいろと発信を首都圏で多くしておられるということで、情報発信されていますので、そこにお客様が来られるというのがまず一つあるかとは思っております。それで、そこのスペース、手狭というところもあるんですけれども、そこにお客さんが来られますので、そこでやはりいろんな滋賀県のものと一緒に彦根のPRもしていきたいというところがございます。ただ、委員おっしゃるところもありますので、まだ、実際その隣の場所を借りることによってどれだけの費用が発生したり、例えばどれだけの宣伝とかをこちらの方だけでやっていかなければいけないとか、いろんな部分もございますけれども、その辺も今後のまた参考ということにはさせていただこうと思っておりますので、ご理解いただきますようお願いします。 533 ◯委員長(上杉正敏君)   長崎委員。 534 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。一定は理解したんですけど。  もう1個、最後に。前回ひこにゃんの登場時間のことについていろんな意見があって、何で1日だけなんだとか、彦根城に出ている時間がどうだとか、今回また四番町にもやはりひこにゃんが出るようになったり、その辺のこと、ひこにゃんがそこに行ってやるとなった場合にそういう。行かないのですか、今回は。これ、ひこにゃんは実際登場しない活用になるんでしょうか。その辺も含めて、もし登場するのであれば、ちゃんとひこにゃんの都合といいますか、その辺のことも、前回私らがここで予算常任委員会で指摘したことは考慮していただけるのか、その辺をお聞かせください。 535 ◯委員長(上杉正敏君)   シティプロモーション推進室長。 536 ◯シティプロモーション推進室長(橋本邦彦君)   2月に「ここ滋賀」に出展させていただきましたときには1日ということで、2回ひこにゃんの方には登場をいただきました。今回まだ出展の時期は調整中ですので、その辺はひこにゃんの予定がどうなるかわからないのですけれども、その辺、可能な限りということにここではお答えさせていただくことになるんですけれども、執務の方については、可能な限り執務いただいて活用していくということでお願いしたいと思います。 537 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 538 ◯委員(獅山向洋君)   私もひこにゃんについていろいろと言いたかったんですが、もうほとんど言っていただきましたので。申し上げておきたいのは、ひこにゃん人気を甘く見るなということなんです。あれだけ我々が言っておいたのに、あんなひこにゃんを外でなんてね。そんなことをするというのは、我々のひこにゃんに対して非常に失礼なことだと私は思っております。そういう意味でもっと大事にしてほしいし、同時に、せっかく旅費、日当を使って行っているんだったら、何回もファンの方々の前に出るぐらいのことを考えてもらわないと、まさにシティプロモーションという名前が泣いてしまうと思います。それだけちょっと申し上げておきたいと思います。  それから、既に特別顧問についてはご質疑が出たんですけれども、この予算書では、85ページのところに特別顧問報酬というのがあって、そして、97ページにも特別顧問報酬というのがあるんです。これは一体どういう方をどう想定しておられるのか、ちょっと説明しておいてもらいたいと思います。 539 ◯委員長(上杉正敏君)   人事課長。 540 ◯人事課長(北村 清君)   予算書85ページの中ほど、一般管理経費の特別顧問報酬、1人日額2万4,000円と書いているところでございますが、こちらの方が今回この4月から新たに予定をさせていただいています特別顧問ということでございます。それで、その中で報酬と、それから費用弁償の部分の中に、三人目になられます特別顧問の報酬の部分と、それから費用弁償、交通費であったりとか宿泊費であったりという予算を見積もらせていただいているところでございます。 541 ◯委員長(上杉正敏君)   企画課長。 542 ◯企画課長(山岸将郎君)   97ページに上がっております特別顧問報酬、1人日額2万4,000円、報酬の187万2,000円と費用弁償の120万4,000円のうちの119万6,000円が特別顧問のものですけれども、こちらが先ほど北川委員が質疑いただいた都筑顧問でございます。 543 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 544 ◯委員(獅山向洋君)   どうもね。これ、議事録に残りますのでね。今この最初の方で4月からとかおっしゃっているけど、名前が何も出ていないのですよね。ちょっと明確に名前を言っておいてもらえませんか。 545 ◯委員長(上杉正敏君)   人事課長。 546 ◯人事課長(北村 清君)   失礼しました。85ページの一般管理経費の特別顧問につきましては、現在の山根副市長のことでございます。  以上です。 547 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 548 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、85ページの部分について聞きますけれども、この山根副市長が特別顧問になられるということは、市長の方からも発表はされたんですけれども、具体的にどういう仕事をされるのか、これをちょっと明確にしておいていただきたいと思います。 549 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 550 ◯市長(大久保 貴君)   これは本会議でもご説明させていただきましたけれども、世界遺産登録の推進に向けて取り組んでいただくことをさらに進めていただくこと、そして、今もお世話になっておりますけれども、行政全般のアドバイス、法的なさまざまな見地からのご助言、そういったことをお願いしたいということでございます。 551 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 552 ◯委員(獅山向洋君)   通常、顧問というのは英語でいうとアドバイザーなんですけれども、世界遺産については推進という言葉が入ったんですけれども、アドバイザーではないのですか。何か役割を持って推進されるんですか。 553 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 554 ◯市長(大久保 貴君)   予算の中でもご説明させていただいておりますが、この秋には国際会議の開催もしていただかなければなりません。これのコーディネートもお願いをしております。いわゆるシティプロモーションでご説明をさせていただいた世界遺産登録推進というのは、これはまちづくりにつながっていくものでございます。したがって、いわゆる市民の皆さんの1000人委員会というのもございますけれども、そうした場面で市民の皆さんに世界遺産のまちづくりについて共通理解を深めていただくと、こうしたことにも役割を発揮していただきたいと思っております。 555 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 556 ◯委員(獅山向洋君)   私はそういう役割を発揮していただきたいとおっしゃると、これは顧問、いわゆるアドバイザーから離れてしまう、範囲を越えてしまうと思うんです。その辺、どうお考えですか。 557 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 558 ◯市長(大久保 貴君)   離れないと思っております。私に対して直接ご助言もいただいて、私とともにその任に当たっていただきたいと思っております。 559 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 560 ◯委員(獅山向洋君)   そういう意味で顧問という言葉をしっかりと理解して動いていただかないと、これ、また行政が混乱するんです。例えば1000人委員会とかそういうものをやっておられて、そこでまた委員長にでもおなりになったら、これはどういうことなんだと。アドバイザーではなくなるではないですか。そういうことはないのですか。ちょっと明確にしておいてください。 561 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 562 ◯市長(大久保 貴君)   1000人委員会の委員長になられたりということは想定しておりません。 563 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 564 ◯委員(獅山向洋君)   それではどういうことをされるんですか。何をアドバイスというか、顧問されるのか、それがよくわからないのでね。 565 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 566 ◯市長(大久保 貴君)   現在も市の広報紙に世界遺産とまちづくりについて連載をしていただいております。各種団体に出向いていただいて講演もしていただいております。そうしたことをこれからも引き続きおやりをいただくと。まちづくりというものは、要するに世界遺産のまちづくりというものについて広く市民の皆さんと共有をして、美しいまちをつくっていくという目標を持って活躍していただきたいと思っております。 567 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 568 ◯委員(獅山向洋君)   この辺は今後かなりしっかりと議論しなければいけないと思うんですけれどもね。何か活躍とか講演とかそのようになっていくと、講演業でもおやりになるんですかと聞きたくなるんです。アドバイザーというのはもう既にお二人アドバイザーがおられるわけでして、その方々のやっておられる内容についても私は疑問を持っていることは持っているんですが、それはそれとして、どこにどういうアドバイザーをされるのかということを聞いているんです。誰にどういうアドバイスをされることになるんですか。 569 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 570 ◯市長(大久保 貴君)   私に対するアドバイスということでございます。 571 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 572 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、あくまで市長に対するアドバイザーですね。
    573 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 574 ◯市長(大久保 貴君)   はい。 575 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  杉原委員。 576 ◯委員(杉原祥浩君)   最後、私、一つだけ。主要事業の26ページの方ですけれども、公衆便所管理事業のところで、市内6カ所の公衆便所の維持管理を行うというところで。    (「市民環境部の方だ」と呼ぶ者あり) 577 ◯委員(杉原祥浩君)   市民環境部ですか。    (「月曜日です」と呼ぶ者あり) 578 ◯委員(杉原祥浩君)   すみません。月曜日にやります。 579 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 580 ◯委員(北川元気君)   私も獅山委員が今質疑された特別顧問のところの質疑を最後にとっておいたんですけれども、関連してやらせていただきたいと思います。  まず、この費用弁償、報酬のところの金額、日額の方は値段が一緒になっているんですけど、費用弁償の方で、こっちは339万2,000円、都筑顧問の方は120万円ぐらいの金額になっているんですけど、まず、ここをご説明いただきたいのと、どういった勤務体系になるのか、週何日とかになるのか、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。 581 ◯委員長(上杉正敏君)   人事課長。 582 ◯人事課長(北村 清君)   費用弁償でございますけれども、ここの予算書85ページに上がっております339万2,000円の、これ、全てというわけではなくて、その上にございますいろんな審議会の委員報酬がございます。その関連の費用弁償もございます。特別顧問に関する部分で申し上げますと、基本的にはいわゆる旅費の部分と、それから宿泊料の部分で、339万2,000円のうち307万4,000円を予定させていただいております。  あと、勤務の関係でございます。こちらは報酬の方でございます。こちらも報酬478万4,000円になっておりますが、特別顧問に関する部分はこのうち436万8,000円となっておりまして、おおむね週に3日から4日というところで来ていただくということで積算をしているところでございます。  以上でございます。 583 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 584 ◯委員(北川元気君)   山根副市長が4月から顧問になっていただいて週3で勤務をされていくということが今わかったんですけど、そしたら、これは本会議でもお聞きした内容と一部かぶってしまうかもしれませんけれども、ちょっと違う切り口で、副市長を今やっておられますけど、4月からは顧問になると。具体的に何がどう変わっていくのかというところをちょっとお聞かせいただきたいです。 585 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 586 ◯市長(大久保 貴君)   当然副市長ではございませんので通常日常の決裁ラインには入りません。私のアドバイザーですので、さまざまなことを今もご相談させていただいていますけど、そのようなご相談をさせていただきます。世界遺産登録あるいは今のまちづくりについても、それぞれに役割を持って働いていただきたいと思っています。 587 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 588 ◯委員(北川元気君)   そうすると、今、山根副市長がやっておられる仕事は、副市長が不在になりますので誰がやられるんですか。 589 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 590 ◯市長(大久保 貴君)   副市長の選任同意は、また熟考の上、提出をさせていただきたいと考えております。 591 ◯委員長(上杉正敏君)   北川委員。 592 ◯委員(北川元気君)   ということは、今やっておられる副市長のお仕事は、副市長がいない間は市長がやるんですか。 593 ◯委員長(上杉正敏君)   市長。 594 ◯市長(大久保 貴君)   私が就任させていただいて1年間は私1人でやっておりましたので、そのような状態になると、こういうことでございます。 595 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにございませんか。  獅山委員。 596 ◯委員(獅山向洋君)   もうあと2点だけです。  1点は、これは予算書のどこかよくわからないので主要事業の方で申し上げますが、11ページの行政文書管理事業という中に「広報ひこね」に関する記載がございます。これは金額的なことはもうそれで結構なんですけれども、私も非常に関心を持っていますのは、要するにポスティングでやっている自治会と自治会自身が配付しているそういう自治会と、現在どんな割合になっているのかお教えいただきたいんですけれども。 597 ◯委員長(上杉正敏君)   まちづくり推進室長。 598 ◯まちづくり推進室長(松宮智之君)   文書配付の自治会配付とポスティングの割合でございますが、最新の数値で申し上げますと、2月末現在で自治会配付が219、ポスティングの方が108自治会、合計327自治会でございます。 599 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 600 ◯委員(獅山向洋君)   これは予算書では117ページの危機管理経費ということで、予算案の概要では11ページです。ここに非常用備品なり食料等の備蓄ということで2,023万4,000円ということで、非常に詳細にその品目が書かれているわけですけれども、これは全く新たに追加的に購入されるのか、あるいは今まで備蓄していた物が、賞味期限と言うのはおかしいかな、つまり期限が来たから買いかえをされるのか、あるいは両方ともかもしれないけれども、その辺をちょっとわかれば教えていただきたいんです。 601 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 602 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   備蓄品でございますが、主要事業の方を見ていただきますと、上の方から水、食料、粉ミルク等々、土のう袋までは、これにつきましては備蓄目標を決めておりまして、毎年度購入をしておりますところから新たに備蓄をしていっているものです。ただし、水、食料については5年という期限がございますので、入れ替えもしております。  ヨウ化カリウムにつきましては、先ほど3年の期限ということをお話ししましたが、来年度で3年が切れますので、全数入れ替えということになります。  哺乳びん、簡易トイレ、携帯トイレ、トイレットペーパー、ライト、マンホールトイレセット、水中ポンプ、発電機、衛星携帯電話というのにつきましては、これは全て新たに導入をするものでございます。防災計画で備蓄計画を立てた数量を目指して、今年度から約10年で備蓄していくものでございます。  概要としては以上でございます。 603 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 604 ◯委員(獅山向洋君)   それで、一応防災計画で目標としておられるのは、これから何年もかけてやるわけですけれども、大体何万人ぐらいを目標にしておられるのか、単純に言えば、何万人で何日分とか、よくそういう表現しますので、どういう目標を立てておられるんですか。 605 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 606 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   市が備蓄をするのは原則1日分ということで、1日分を目標にしております。個人で1日、県が1日ということで3日までをしのいで、それ以降については応援の物資に頼るということにしております。人数は初日よりも3日目の方が避難者が多くなりますので、避難の人数は3日目で2万3,000人程度の避難者が出る予定でございますので、それをもとにして備蓄をしております。あと、おむつとか生理用品等は、年齢層の構成から数を拾ってきて、1日分、基本的には3日目ぐらいの避難所の避難者、場合によっては全避難者の1日分を備蓄しているということです。  以前まで備蓄しておりましたのが、平成29年度を目標年度として今年度で備蓄目標は達成したんですけれども、防災計画を見直しした結果で備蓄数量が増えましたので、さらに平成39年度までかけて現在またその目標に向かって備蓄をしていくというところでございます。 607 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 608 ◯委員(獅山向洋君)   それで、そういうように防災計画を変えられたわけで、そういう意味では平成39年度までの目標を想定すれば、現在は、大ざっぱでいいんです。何%ぐらいまで備蓄しているんでしょうかね。 609 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 610 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   物によって違いますので、例えばですけれども、お米、おかゆとかアルファ化米は現在では64%程度です。クラッカー類については86%、あと、飲料水については73%、あとは、おむつですけれども、おむつの幼児用の方は、子どもの数が減っているので既に目標を達成しておりますが、大人用の方が数が増えましたので、今70%程度ということです。トイレにつきましては、現在備蓄目標が、従来96台というのがあったんですけれども、今回新たに算出しますと214台必要ということで、ドント・コイという簡易用のトイレを購入しておりましたが、そればかりを購入していますと場所も増えますし価格も高いので、簡易用のプラスチック製の簡易トイレを購入して、携帯用の袋でしまうようなもの、それも並行して備蓄していこうということで、その簡易トイレの数107個を新たに来年度から備蓄していきます。ドント・コイという簡易用のトイレについては、107台のうち、現在たしか、ちょっと1台ぐらい違うかもわかりませんけど、96台程度の用意はできております。  ざっと以上でございます。 611 ◯委員長(上杉正敏君)   獅山委員。 612 ◯委員(獅山向洋君)   南海トラフの地震も想定されておりますので、できる限り早く目標達成するように予算要求も今後やっていただきたいと思います。  最後、一つだけ聞いておきたいんですけど、クラッカーという言葉が出たので思い出したんですが、つい最近NHKのテレビで、備蓄していた食品が5年たって、それを処理するのに非常に各自治体で困っているという話が出ておりました。そういう意味で、こういう期限が来たようなものについて、彦根市においてはどのようにして処分しておられるのか、それについてお尋ねしておきたいと思います。 613 ◯委員長(上杉正敏君)   危機管理室長。 614 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   彦根市におきましては、入れ替え年度で数カ月、残り3カ月とかに使用期限、廃棄期限が迫ってきたものにつきましては、市民の方の防災の行事の際に使われる啓発品ですとか、防災訓練とかを自治会や防災会でやっていただくときの品物ということで、ある意味防災の啓発品として使っていただくということで受け付けをしておりまして、かなりの数を利用していただいておりますので、そういった形で今のところ廃棄する分の方が消化できていっているというところでございます。 615 ◯委員長(上杉正敏君)   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 616 ◯委員長(上杉正敏君)   なければ、平成30年度当初予算の全体説明および議案第1号平成30年度(2018年度)彦根市一般会計予算のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算に対する質疑は、これにて終了します。  本日の委員会はこの程度にとどめたいと思います。採決につきましては、13日の福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算の審査終了後に行います。  本日は、皆様には長時間にわたり慎重かつ熱心なご審査を賜り、厚く御礼申し上げます。  週明けの12日は、午前9時半から引き続き委員会を開き、議案第1号のうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算、議案第2号、議案第3号、議案第5号、議案第7号および議案第9号の各議案の審査を行いますので、関係各位のご出席をよろしくお願いします。  以上をもちまして、本日の予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでした。                                 午後5時03分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...