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平成29年 新市民体育センター整備調査特別委員会 本文 開催日: 2017-02-20

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  1. 彦根市議会 2017-02-20
    平成29年 新市民体育センター整備調査特別委員会 本文 開催日: 2017-02-20


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午後1時31分開議 ◯委員長(赤井康彦君)   皆さん、お疲れさまです。  ただいまより第2回新市民体育センター整備調査特別委員会を開きます。  前回申し上げましたが、この特別委員会は、小泉町地先の建設を前提といたしまして、市民の代表であります議員が時期を逸しないよう、整備に関する諸問題を調査・検討し議論してまいります。国体開催までに完成させる、また、施設の利用できない期間をできる限り短くしていかなければなりませんので、議員の皆さん、そして、理事者の皆さん双方が前向きな発言をしていただくことに努めていただきたいと思います。  それでは、今回は、新市民体育センター新築に係る設計委託業務候補者公募型プロポーザル方式によって選定され、2月15日に建築工事設計委託業務契約が締結されたことを受け、契約者および提案内容等について執行部から説明をいただくものでございます。  まず初めに、新市民体育センター整備事業について、議題に入りたいと思います。  会議次第の1番、今ほどの新市民体育センター整備事業についてでございます。本日の進行としては、執行部から議題(1)から(4)までについて一括して説明を受け、説明後、質問に入りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、執行部からの説明をお願いいたします。  保健体育課主幹。 2 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   それでは、まず(1)、現在の進捗状況、また作業状況についてご説明を申し上げます。  前回以降の作業状況でございます。まず、資料1をごらんください。資料1につきましては、各業務の内容につきまして記載させていただいております。  まず、一番上段の基本構想等支援業務でございますが、この業務につきましては、滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科の金子研究室にお願いをしております。委託金額は100万円でございまして、委託期間は平成28年10月4日から平成29年3月30日までを予定しております。  この金子研究室でございますけれども、「環境としての建築と都市」を主なテーマとして、身の回りにある自然・文化・歴史・地理・気候などさまざまな環境の文脈とともに、建築と都市を研究・設計の対象とされています。地域の自然環境や歴史の特徴を捉え、そのポテンシャルを生かすため、意匠とエンジニアリングを高度に統合させたデザインを探り、多様な視点から環境と都市・建築を捉える視点を養うことを目標としておられる研究室でございまして、学生数については、現在12名でされているということでございます。  この支援業務の目的といたしましては、環境建築デザイン学科ならではのスキルを生かし、ワークショップ形式を中心とした形でより具体的な市民の意見の収集を行っていただくこととしております。  研究室から提案いただいております支援内容といたしまして、まず1点目でございますけれども、ワークショップでのコミュニケーションツールとしての基本構想案の作成と模型等の作成、2点目といたしまして、県立大学生によるプレワークショップの開催、3点目といたしまして、市民・利用者を対象としたワークショップの開催、4点目といたしまして、駅前等での市民アンケートの実施、5点目といたしまして、設計業者と連携し、ワークショップ成果の資料作成等の提案をいただいております。  実施状況でございますが、この1月12日には学内でのプレワークショップを実施いただきました。現在、市民ワークショップに向けて模型を作製いただいているところでございます。プレワークショップの成果といたしまして、学生がどのように利用したいと思っているのかをつかむとともに、市民ワークショップに向けて準備すべきことが確認できたという成果を報告いただいております。  市民ワークショップにつきましては、今のところ2月26日でございますけれども、市民体育センター利用者を対象に市民体育センターで開催予定でございます。また、3月18日には同じくひこね燦ぱれすでの開催を予定されております。いずれも定員は30名程度ということでお聞きしております。  次に、資料1の2番目でございますけれども、建設地の用地測量委託業務でございます。こちらにつきましては、平成28年10月27日に契約しておりまして、予算額1,250万円に対しまして962万4,960円で契約しております。請負業者は関西建設コンサルタント株式会社でございまして、履行期間は平成28年10月28日から平成29年3月29日の予定でございます。資料2のピンク色の網かけの部分、こちらの方で現在作業中ということでございます。  次、3番目でございますけれども、建築設計委託業務でございますが、平成29年1月31日にプロポーザル審査会によりまして二次審査を行いました。一次審査を通過した5社の技術提案についてヒアリングを行い、委託候補者の選定を行いました。  審査の結果でございますが、資料3でございます。資料3に記載のとおり、委託候補者といたしまして、株式会社石本建築事務所大阪支所に決定いたしました。次点は株式会社環境デザイン研究所でございます。また、このプロポーザル審査員につきましては、資料3、下の方の名簿のとおりでございます。
     プロポーザルの審査基準でございますが、資料4をごらんください。  一次審査につきましては、審査基準の2(1)の1)から4)までの項目につきまして、点数評価をしました。一次審査の結果は、応募いただきました5社全てが全ての項目において満足しており、5社による二次審査を実施することといたしました。  二次審査につきましては、審査基準の2(2)の1)から9)までと、(3)から(5)の12項目について点数評価をしていただきました。配点につきましては、一次審査が20点、二次審査が80点、1人合計100点として採点いただき、総合得点800点のうち662点の株式会社石本建築事務所大阪支所を選定いたしました。  プロポーザル審査会の講評でございますが、資料5をごらんください。  審査いただいた後、講評をいただいたところでございまして、前段はこれまでの経過ということで記載させていただいておりますので、審査項目に関して講評に関しましては、資料5の下から2段目から読ませていただきます。  ヒアリングの結果や審査員のそれぞれの専門的な立場からの意見も踏まえ、審査会は最高得点となった株式会社石本建築事務所大阪支所を委託候補者として選定しました。また、次点として株式会社環境デザイン研究所を選定いたしました。  委託候補者として選定した株式会社石本建築事務所大阪支所の提案からは、まちなか交流の拠点の意図をよく理解していることがうかがえ、日常的に人が回遊できるよう見通しのよい交流ストリートを配置し、周囲に設けられた交流の庭や市民広場などのオープンスペースの活用が高く評価されました。  また、敷地形状に合わせた南北両方に顔がある施設配置や認知しやすいコンパクトなゾーニング等、限られた敷地の中で誰もが使いやすくなるための工夫が十分に盛り込まれており、彦根市と協議する中でよりよいものをつくり上げたいという姿勢が評価されました。  次点の株式会社環境デザイン研究所の提案では、健康をテーマとした環境デザインとしての考え方や施設全体がスポーツ・文化ミュージアムとする考え方が独創的であり、競技力の向上を図る施設に関する考え方が高く評価されました。  という評価結果でございます。  請負契約につきましては、2月15日に予算額1億1,000万円に対しまして、請負額8,996万4,000円で契約の締結をしたところでございます。履行期間につきましては、平成29年2月16日から平成30年9月28日まででございます。  技術提案内容につきましては、後ほど説明をさせていただきます。  次に、道路整備に係る委託業務でございますが、小泉庄堺線ほか1線、道路予備設計委託業務を平成28年12月8日に契約締結し、現在作業中でございます。予算額620万円に対しまして請負額523万8,000円で、請負者は株式会社オースギでございます。履行期間は平成28年12月8日から平成29年3月27日の予定でございます。  委託箇所につきましては、お戻りいただきまして、資料2、上の方です。緑色で囲まれている部分でございますけれども、北側の市道小泉城南小学校線の平面測量0.01平方キロメートル、道路予備設計、延長が0.18キロメートル、交差点予備設計1カ所、それと下の方の緑囲いの部分、南彦根駅から市道小泉庄堺線の平面測量0.017平方キロメートル、道路予備設計、延長が0.32キロメートルでございます。  次に、都市再生整備計画策定業務につきまして、平成28年11月30日に契約いたしまして、予算額740万円に対しまして請負額656万6,400円、請負者はパシフィックコンサルタンツ株式会社滋賀事務所、履行期間は、平成28年11月30日から平成29年3月30日までの予定でございます。  次に、福満遺跡の試掘状況でございます。資料6をごらんください。  試掘の箇所につきましては、青線で囲まれている部分でございます。その区域におきまして62カ所の試掘を行う予定でございまして、1月31日現在では36カ所の試掘を終えております。  試掘の状況でございますけれども、今出てきているのは建物の柱穴や土器の小片という状況ではございますが、周辺の遺跡調査結果と変わりなく同様な状況でございまして、稲部遺跡のような貴重なものは今のところ出ていないという状況でございます。  本調査につきましては、試掘結果をもとに4月以降に実施していただく予定にしております。  次に、地元等の対応の状況でございますが、今ほどご説明申し上げました資料2の測量業務、遺跡調査等の実施前に周辺自治会へは作業実施の回覧文書で周知、回付させていただきました。また、城南小学校PTA役員さん、人数といたしましては約40名の方のご出席をいただきましたけれども、その説明会を9月30日にさせていただきまして、12月には城南小学校PTA会長から要望書の提出がございました。  主な内容といたしましては、工事期間中の要望といたしまして、騒音・振動・粉塵への対応、登下校時の安全対策など、また供用開始後の要望といたしまして、市民体育センター利用時の騒音対策、防犯対策、交通安全対策など多岐にわたりいただきました。これにつきましては、1月にはPTA会長さん宛て、回答させていただいたころでございます。  次に、建築設計検討委員会の状況でございますが、委員には、学識経験者として、プロポーザルの委員の方、京都府立大学の宗田副学長、滋賀県立大学の陶器教授、びわこ成蹊スポーツ大学の鳥羽副学長にお願いしておりますが、このうち鳥羽副学長におかれましては、東京オリンピックバレーボール強化事業本部長に就任されまして、4月から東京に拠点を移されるということになりましたことから、協議の結果、後任の方の推薦をお願いしているところでございます。  また、地元代表といたしましては、小泉町自治会長様、市民体育センター利用者代表には市民体育センター自主事業参加者の丸橋美起さん、ひこね燦ぱれす利用者代表には彦根絵画倶楽部いきいき講座講師の小田柿寿郎さんにお願いをしたところでございます。  内部委員につきましては、国体準備室長、地域経済振興課長、都市計画課長、建築住宅課長保健体育課長市民体育センター所長の6名でございます。  第1回の検討委員会の開催につきましてでございますけれども、2月下旬の開催を予定しておりまして、学識経験者の先生方の調整を行ってきたところでございますが、どうしても先生方のご都合がつかず、また、3月に入りますと市の方も議会定例会等がございますため、現時点では3月下旬から4月上旬の日程で学識経験者の先生方と調整中でございます。日程が決まり次第、皆様にはお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、用地取得の状況でございます。前回以降も説明をさせていただいておりますが、地権者2名、筆数では3筆でございますけれども、平成28年10月に契約、所有権移転が完了しております。また、交渉中でありました1名の方、1筆でございますが、先日、口頭ではございますが、内諾をいただきまして、今後、契約手続を進めていく予定でございます。予定しておりました用地取得については一定めどがついたという状況でございます。  以上、進捗状況の説明とさせていただきます。  続きまして、(2)の建築設計委託業者の技術提案について、概略説明をさせていただきます。資料につきましては、資料7になります。  まず、候補者の大きなテーマでございますけれども、まちづくり、環境、コストの大きく分けて三つのテーマに沿って技術提案書をまとめていただきました。まちづくりとしては、後ほど紹介いたしますが、まちとつながる交流ストリートを軸に人々の活動があふれ出す拠点づくりを、環境としては、自然の力を有効に活用する安全・安心のサスティナブルな施設づくりを、コストとしては、イニシャルコストの1割削減とライフサイクルコストを縮減し、長く使うことのできる施設づくりを目指すこととされました。  資料7の2)でございます。まず、まちづくりについてでございます。建設予定地が通学路や通り抜け道として生活に密接にかかわっていることに着目し、まちづくりの新たな核となる交流拠点を目指すこととされました。  その仕掛けとして七つを考えておられます。一つ目は、敷地中央を通り抜ける交流ストリートです。中山道の宿場町、高宮宿の街道沿いのにぎわいからヒントを得ており、真っすぐに南北に敷地を抜ける交流ストリートを軸に、左右にトレーニング室ダンススタジオ、研修室、コミュニティスペースなどを配置し、スポーツから文化活動までさまざまな活動が垣間見えるようにすることで市民の興味喚起を促すことを考えておられます。そのため、イメージ図のように交流ストリートの西側に体育館を、東側にまちなか交流拠点を配置し、エントランスで広場でつなぐ計画となっています。  二つ目は歩車分離を徹底した明快な動線計画です。敷地の真ん中は歩行者ゾーン、体育館の裏側を車道とし、イベント時、緊急時のみ、車が校庭と体育館の間を通り抜けることができるように考えておられます。  三つ目は、南北両方に顔がある施設配置です。エントランス広場を施設中央に設けることで、南北両方からアクセスしても、にぎわいの表の顔が見れる構成としておられます。  四つ目は、五感を刺激する四季折々の変化に富んだ緑の散策路でございます。敷地全体をウォーキングコースとして、この絵のように軽運動やピクニックができる広場やハーブ園などを設け、訪れてみたくなる楽しい場づくりをするとされておりまして、市民との協働の場づくりということを提案いただいております。  五つ目には、古代の遺跡をテーマとする福満公園と連続する緑のランドスケープでございます。交流ストリートが福満公園やくすのき通りとつながることでまちの連続性が高まるため、小学校や保育園の児童、市民の方々とワークショップを行い、ベンチやサイン、広場のデザインを一緒につくり、みんなが愛着を持って訪れることができる交流ストリートをつくることを考えておられます。  六つ目は、通学路として目が行き届く安心・安全な設えでございます。周辺住民の通り抜け道としても利用されているため、より安全に通ることができるよう、死角のない外構設計という提案をされております。  最後に、周辺への影響を最小化するボリューム計画と十分な離隔距離でございます。周辺には住宅や学校が近接しておりますので、周辺への圧迫感や校庭への日陰の影響を最小にした計画とします。  資料7の3)でございます。利用者は、交流ストリートからエントランス広場へやってきて、体育館のスポーツラウンジまちなか交流拠点の交流ロビーへとそれぞれ入っていきます。まちなか交流拠点機能を分棟とすることで、双方の利用者の動線を明確に分けて単独利用を可能とし、柔軟な対応ができるように配慮した提案をされました。また、敷地全体にお祭り広場や交流の庭、健康の庭といったように、子どもからお年寄りまで、さまざまなきっかけで訪れてくれるような場づくりをされておりまして、日常的に地域の人々が訪れたくなるということをテーマとして提案されております。  次に、環境についてでございますけれども、自然通風や地中熱、自然採光などの自然の力を有効に活用することで空調機の熱負荷の縮減や照明を抑え、また空調負荷も抑制した設計とすることで、ライフサイクルコストを17%、年間光熱費を30%縮減することを提案されました。また、最後のコストとも関係してまいりますけれども、ライフサイクルコストを縮減すること、また省力化、経費削減、無駄を省くことでイニシャルコストも約1割削減することを目指すとされております。  また、資料7の4)でございますが、市民の安全の拠点としての施設計画の提案をされております。近隣には小学校や都市公園、病院や消防本部などが集まっておりますので、連携を重視し、地域の防災拠点として計画することを提案されております。また、長期避難場所としても、災害時、機能を発揮できるよう、電力確保からマンホールトイレやかまどベンチまで災害に強いライフライン・インフラ計画を提案していただいております。  また、構造につきましては、全体構成といたしまして、耐震壁を積極的に配置した強度型加工を基本とし、耐震重要度係数1.25以上を確保するとされております。体育館の上部や交流施設のホール以外は鉄骨造りとし、求められる性能に応じて構造種別にメリハリをつけることで適材適所なローコスト構造とするという提案でございます。  また、メインアリーナの屋根につきましては、多くの人が集う安全な大空間として、落下物となる天井を設けないアリーナをご提案されております。これにつきましては、内観にあらわれる構造体そのものを美しく、また競技のしやすさも考えながらつくる工夫が欠かせないことを提案されております。  専門的な部分になりますけれども、この部分に関しましては、観客席の最上段から、x、yの両方向に大きなアーチがけを渡します。アーチの形は観客席に配慮して、短部の円弧がきつく、中央が丸い三心円とするということでございます。また、アーチと屋根面の間をつないでトラスを構成し、緩い円弧の中央アーチの構成を高めるとともに、キャットウォークのスペースを設けるということをされております。また、この提案によりまして、外周も高さを抑えることができるという提案でございました。  最後になりますが、工事全般にわたっては、建設費や維持費の低減を目指した施設づくりを徹底するとされております。現場作業の省力化により、経費の削減、無駄を省き、工事費削減に寄与する掘削計画などをさまざまに提案、検討し、プロジェクトを進めることで目標建設工事費の約1割縮減を目指すという提案でございました。  技術提案については以上でございます。  次に、(3)のスケジュールについてでございます。  全体スケジュールにつきましては、前回もお示しをさせていただきまして、大きな変更点はございませんが、変更点のみ説明させていただきます。  まず、3)の敷地宅地造成設計委託業務でございますが、前回は、2月から着手の予定でございましたが、3月からの着手ということにしております。  次、6)の遺跡調査の試掘でございますが、2月中の予定をしておりましたが、3月いっぱいまで試掘をさせていただくということで変更しております。  また、前回のものには予算の計上時期等を記載しておりませんでしたが、おおむねの予算計上時期、入札時期等を記入させていただきました。黄色の部分が予算案の計上予定時期でございます。赤い色の部分が入札予定時期、緑色の部分が議会の上程時期と考えております。  まず、基本設計、実施設計委託業務でございますが、9月に債務負担の議決をいただいたところでございまして、29年度当初予算につきましては、29年度分の出来高分の予算を計上させていただきます。30年度につきましては、当初予算として30年度分の委託費を計上しております。  7)の遺跡本調査費についてでございますが、平成29年度、平成30年度分をそれぞれ当初予算で計上させていただく予定をしております。  8)の造成工事費につきましては、平成30年度当初予算に計上予定でございまして、遺跡調査の進捗状況と調整を図りながら、順次発注していきたいと考えております。  9)の建築工事につきましては、平成30年度の秋ぐらいに実施設計が完了予定でございますので、その実施設計が完了後、予算計上をさせていただきまして、順次、入札、契約案の上程をさせていただきたいと考えております。  10)、11)の付帯工事、ひこね燦ぱれす解体工事につきましては、平成34年度当初予算に計上させていただきたいと考えております。  12)の道路整備工事につきましては、実施設計や用地取得の状況等によりまして、順次、予算計上をさせていただきたいと考えております。  全体スケジュールにつきましては、以上でございます。  次に、(4)その他でございます。資料では9になります。  前回の委員会で弓道場併設の体育館の事例をというご意見がございましたので、規模的に比較的近いものを4件、資料として用意させていただきました。  まず、1でございますが、四日市市の体育館でございます。こちらについては、現在計画中で、2020年の完成予定でございますが、規模的には本市よりも一回り大き目でございます。延べ床面積が1万4,500平方メートル、観客席が約3,500席。弓道場は近的と遠的が併設で、事業費97億円、1平方メートル当たり66万9,000円の計画をされております。  2番目でございますが、日立市の体育館でございます。延べ床面積が9,749平方メートルで、観客席が2,642席。弓道場は近的のみでございます。事業費52億8,000万円、1平方メートル当たりは54万1,000円となっております。  3は流山市の体育館でございます。延べ床面積が1万648平方メートルで、観客席が2,178席。弓道場は近的のみでございまして、事業費51億7,110万円、1平方メートル当たり48万6,000円となっております。  4は大田区の体育館でございます。延べ床面積が1万3,983平方メートルで、観客席が4,012席。弓道場は近的のみでございます。事業費は71億円で、1平方メートル当たり50万7,000円となっております。  私どもの方からは以上でございます。 3 ◯委員長(赤井康彦君)   ありがとうございました。  ただいま、次第の1の(1)から(4)まで説明をいただきましたけれども、今の件について質問はございませんでしょうか。  谷口委員。 4 ◯委員(谷口典隆君)   まず初めに、技術提案の中で、5社からなんですけれども、今、この選定された業者からは、目標建設工事費が54億円という形で示されております。確かに想定されている、議会の中でもるるご答弁いただいた金額よりかは低いかと思うんですけれども、各社このような金額を示されたのか、示されたのであれば、最も低い金額がこのプロポーザルされる業者であったのかということを1点お聞かせいただきたいと思います。  それから、この提案の中に図書館の機能という文言が見当たらないのですけれども、これがどのように反映されるのか、また、どのような評価があったのか、そのような評価が出ていなければ、本日ご出席の中にも選定委員の方がおられますので、その辺についてちょっとお聞かせいただきたいと思います。 5 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 6 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   まず1点目の建設費用の提案ということでございますが、具体的な費用を出されたのはこの1社のみでございます。残りの4社につきましては、削減をするという表現にとどまっておりました。  続きまして、図書館機能が見当たらないということでございますが、提案といたしましてはコミュニティスペースの中で配置を考えていくということでございます。  以上でございます。 7 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 8 ◯委員(谷口典隆君)   1点目ですけれども、金額提案は特段なくてもよかったということですか。逆に、54億円というものが示されたのが1社であったことによってこの業者になったというとこら辺で、コストダウンというものが随分と、教育部長も議会の中でご答弁をいただいておりましたけれども、他社からそういった指摘等々はなかったのか。もしくは、選定されるに当たって、54億円という数字があるがゆえに選定されたということにはならなかったのか、その辺の見解をお聞かせいただきたいと思います。他社からもコストダウンを図るというのは当然ながらプレゼンの中でも言葉でも発せられていたとは思いますけれども、その辺が十分に酌み取られた評価となっているのかどうかということを少し確認をさせていただきたいと思います。  それから、図書館機能の件です。コミュニティスペースということがございましたけれども、このプロポーザルを業者選定に決定するまでというか、二次審査が提案されるさなかに新しい中央図書館のパブコメが出たと記憶しております。その中では新市民体育センターの中での図書館機能というものがかなり明確にうたわれていたように私は記憶しております。その一方で、このような形で厳密に図書館というものにあまり、このプレゼンを聞いていないので何とも言えませんけれども、この提案書を見る限りは、その辺が十分に反映されていない、もしくは他社もそうだったのかもわかりませんけれども。何をもって図書館機能を充実させるということ、その辺、パブコメとの整合性であるとか、地元からの要望というものがあったかと思いますけれども、その辺の見解をお聞かせください。 9 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 10 ◯教育部長(山口義信君)   いわゆる図書館機能の分に明快に図式といいますか、されていないということなんですが、まず……。    (「1番目から順番に」と呼ぶ者あり) 11 ◯委員長(赤井康彦君)   順番に、まず最初からお願いします。副市長。 12 ◯副市長(川嶋恒紹君)   まず、この提案書の54億円、ほかの4社で具体的な建設コストの明示はなかったということで、この54億円が評価にどう影響を与えたのかということだろうと思いますが、確かに1割のコスト削減というのは、設計をこれからしていただくに当たりまして、インパクトとしては大きかったというのはございます。ただ、ほかの4社も、基本計画にもございます想定コスト、想定コストというよりも近時建設された体育館の平均コストの60億円というものに対して、そのコストを抑える努力をしていくということは、それぞれの社の提案者が説明の中で言っていただいておりました。したがいまして、一定の評価結果に与えた1割カットというインパクトはあったとは思いますが、どの程度それが最終の得点に反映されたのかというのは、個々の選定委員の受けとめ方もあっただろうと思います。ただ、トータルとして、イニシャルコストもそうなんですけれども、ランニングコストの削減の提案というのもひとつ大きかったのではないかと、選定をさせていただきました一人として思っているところでございます。  もう一つ、図書館機能の分野についても少し触れさせていただきますと、この技術提案書の中、資料7の3)、左上の図をごらんいただきたいんですけれども、右側、多目的ホール等が入っている建物で交流ロビーというのがございます。交流ロビーの右上の方に共用文化室というところがございまして、この共用文化室を図書館的機能にはめていこうというのがこの提案でございます。これはあくまでも各社が提案してきた図、しかも、今提示させていただいておりますのは選定に選ばれた業者が提案してきた図ということでございますので、今後こういったことを踏まえまして、議会の皆様あるいは市民の皆様、検討委員会の中で図書館的機能をいかにこの中に持たせていくのか、どういうスペース、位置関係で持たせていくのかというのを詰めていきたいということを考えているところでございます。提案段階でパブコメの結果がどこまで反映されたのかというのはまだまだ十分ではないとは思っております。今後、基本設計を組む中でそういった点を加味しながら進めていきたいということでございます。 13 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 14 ◯委員(谷口典隆君)   1点目は結構です。2点目の図書館の件ですけれども、先ほど申し上げましたように、二次審査の提案までの間にパブコメが出されて、当然ながら業者ならそのパブコメを見られていると思います。パブコメを見れば、少なくともこの提案書の中に図書館という文字を入れるのではないかというのが私個人の見解です。私が逆に業者の立場であれば、必ずこういう議会での議論も踏まえて入れ込むと私は思うんです。それであるのに、ここに十分に反映されていない。一方で、図書館協議会でしたっけ、何かご意見のやりとりの中ではサテライトにするしない、また、こっちの図書館の方で引き受ける云々というようなやりとりがあるということで、ここに図書館という文言がなければ、今、例に出して申しわけないのですけど、結果的に文化プラザにあるような図書の閲覧程度のものにとどまってしまうという懸念が私にはあります。  今、副市長、今後の中でということもおっしゃいましたけれども、ただ、これを評価された段階でここに文言が入っていないものをさらに今後突っ込んでいって、我々が議論を深めていっても、また、議会でもコストがあるから、前は60億円とおっしゃったのが今度は54億円になって、54億円があるからということで手かせ足かせになって、そこの図書館機能という部分が十分に反映されないのではないかと私は思います。  だから、よその業者で図書館という文言を入れておられたのであれば、なぜそれが採用されてなかったのかと思います。それを蒸し返してもしようがないのかもわかりませんけれども、もっと図書館機能をという地元のご意向もあったかと思いますし、当然ながらパブコメされた提案の中にも盛り込まれていたわけですから、図書館という文言をここに明言しておかれるべきであったと思うし、その文言が入ったものを採用されるべきであったのではないかと私は思います。今後とおっしゃいましたけれども、その辺がどれだけ十分に反映できるかというのが非常に疑問に思うところでございます。意見で結構です。 15 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、ご質問等ございませんか。  安藤委員。 16 ◯委員(安藤 博君)   まず1点目は、当初2月の下旬にこのプロポーザルが決まれば建築設計検討委員会が早々に詰めていくんだと議会の中の答弁でもおっしゃっていました。が、1人の先生が東京の方にということで、メンバーの推薦もあろうかと思うんですが、これでいきますと一月ほど遅れてしまいますよね、3月下旬から4月上旬という形になったら。その部分について弊害が出ないのかどうか、まずその確認をさせていただきたい。  それと、ちょっと細かいところにこだわるようですけれども、資料7の1の技術提案書の部分の一番最初の業者の実施方針のところで、「新たな交流拠点としての『スポーツを通じた健康複合施設』の創造」と書いてあるんですけど、これは、いわゆる研修施設であるひこね燦ぱれすの部分からいくと、どういう形に読み取ればいいのか。あくまでも、この業者そのものがスポーツ施設をメインにしているのではないかと僕としては抱かざるを得ないのですが、その部分の説明等々はあったのかないのか。いわゆるひこね燦ぱれすの機能そのものをどういったところで説明を受けられて、最終、点数評価をされたのか、そこのところを具体的にご説明いただきたい。 17 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 18 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   まず、検討委員会の関係でございます。こちらの方、議員ご指摘のように2月にさせていただく予定にしておりました。先生方の都合の調整の中で3月下旬から4月で大丈夫でしょうかという投げかけもさせていただいております。その中で、ある一定期間、期間を置くことで業者の方も今提案いただいたよりもさらに突っ込んだものが組み立てられる期間があるので、それでも支障はないのではないかというご意見もいただきましたので、3月下旬から4月上旬という形で進めさせていただこうという流れになっております。  2点目といたしまして、施設の考え方でございますけれども、まずもってまちづくりということでご提案をいただいております。確かに健康複合施設ということで、健康がメインになっているのではないかということもあろうかと思いますが、提言の中では、新市民体育センターを新たな市民の交流拠点として、市民コミュニティを大事にした新しいまちづくりということでまとめられておりますので、体育館に限らず、市民交流というもの、また、評価の中でも市民交流の拠点という考え方を前面に出されたことをプロポーザル審査会でも大きく評価された結果と捉えております。  以上でございます。 19 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 20 ◯委員(安藤 博君)   まず1点目の3月下旬から4月上旬、ある一定の期間を得られることによって業者の方から再度詳細な提案がいただけるということ、それはわかりました。ということは、本日の特別委員会の議論の内容、あるいは2月定例会で議論になるかもわかりませんが、そういった我々議員サイドの提案そのものもひっくるめて業者の方にお伝えいただいて、その上で3月下旬から4月上旬の検討委員会が開催されるのかという点を1点、確認しておきたい。弊害がないということに対しては承知いたしましたけれども、議会あるいは本会議や委員会の意見がそこに反映されていくのかどうかを確認させていただきたいと思います。  それと、これは一番最初のものなので、ある程度理解はしますけれども、もともと合築といったときに、コンセプトに1点追加されましたよね。その部分についてどういった説明をされた中で今回の業者がこういったコンセプトの実施方針を決められたのかというのはしっかりと説明をしていただきたいと思いますので、再度よろしくお願いします。 21 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 22 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   第1回検討委員会に議会の意見が反映されるのかということでございます。第1回検討委員会までには市民のワークショップも進んでおります。県立大学では3月中にはそういった意見をまとめていただけるということをお聞きしておりますので、議会ももちろん市民の声も当然のことながら設計業者にはお伝えして反映させていただきたいと考えております。  2点目のコンセプトでございますが、先ほども申し上げましたように、敷地中央を通り抜ける交流ストリートでありますとか、五感を刺激する四季折々の変化に富んだ緑の散策路ですとか、そういった場所、交流のスペースを設けて市民の交流施設、コミュニティ施設を反映していくという提案でございます。
     以上でございます。 23 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 24 ◯委員(安藤 博君)   1点目は理解をいたしました。私どもも含めて大いに提案させていただきたいと思います。  2点目につきましては、私の質問が悪いのかわかりませんけれども、ひこね燦ぱれすという、いわゆる勤労者の研修施設であるものを合築するというところから始まって、かつ途中で市がコンセプトを一つ追加されているんですよ。そこのところをしっかりと説明してくださいと申し上げているので、業者のおっしゃっている部分については、ここに記載されていますので、理解はいたします。が、その部分についてどういった形でその業者の方々が受けとめておられるのか。この部分だけを読むと、どうしてもスポーツ施設、市民体育センターありきで私自身も9月定例会、12月定例会を含めて、先ほど谷口委員もおっしゃいました、図書館機能も含めた部分が置き去りになってはないのかというところを確認させていただきたい。そこがまず出発点であると思いますので、しっかりとお答えいただきたい。 25 ◯委員長(赤井康彦君)   産業部長。 26 ◯産業部長(黒澤茂樹君)   これにつきましては、私も審査員に入りましたけれども、やはり産業部としましては、委員おっしゃるとおり、ひこね燦ぱれすという今の機能がより充実するようにするにはどうするか、また、体育施設と研修施設であるひこね燦パレスの機能を持ったまちなか交流拠点が、例えばスポーツをされているときにでも静かにちゃんといろんな研修等ができるかどうかということを全ての業者に確認させていただきました。その中で、今回、今の提案された業者がちょうど分棟のような形で一番いいのではないかという形で、ほかの審査員の方もこういうことで点数をつけられたのではないかと考えております。 27 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、ありませんか。  杉原委員。 28 ◯委員(杉原祥浩君)   幾つかあるんですけれども、まず一つ、採用された会社の実績は、最初の第一次に上がっていましたけど、一次審査の中で、技術者の資格とか実績等、受賞歴、業務実施の体制というものがありました。これを選考されたと思うんですけれども、ここでもし決まったのなら、こういう実績があった会社だと、これだけ信用があるんだというのを教えてもらえるといいと思ったりもするんです。どこどこの、この体育館、有名な体育館をしているようなところだとか。そうすると市民も安心しますし、実際、その建物が築何年かたっておって、それを今どのように使われて、どうなっているのかも調べていただいたりまでは多分していないと思うんですけれども、そこまでしていただけると本当に確かな会社だと思いますので、そういうところをもし教えていただけるものなら教えていただくか、何か資料で出していただけると、私ども、また市民にもわかりやすいというのが一つ。  それから、メインの体育館の座席数なんですけれども、もともと2,500から3,000と言っていました。3,000という数字は出ていますけれども、細かく、移動式、可動式が幾つで、それ以外が幾つという、3,000の内訳が知りたいんです。  続いて、先ほど出ていました54億円という金額ですけれども、心配するのは、やはり安普請にならないかというところで、安かったらいいというものでもないと思うので、その辺をこれからいろいろ実施設計等で検討していただく中で上乗せしていただいてもいいのかと思います。それこそ、業者から言わせると、このぐらいプラスしますので、もうちょっとよくしてくれとか、こっちの要望もありますので、このぐらいよくしてくれとか、いいものにしてほしいと思います。その辺のお考えはどうかと。  それから……。 29 ◯委員長(赤井康彦君)   杉原委員、3点ぐらいで一旦とどめていただきたいと思います。 30 ◯委員(杉原祥浩君)   ごめんなさい。すみません。 31 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 32 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   まず1点目の実績でございますけれども、例示させていただきました日立市の中央体育館、それと大田区の大田区総合体育館、そちらを手がけておられます。そのほかには春日市の総合スポーツセンター、また田辺スポーツパークの体育施設など、実績は十分にお示しいただいているところでございます。  次に、席数でございます。すみません。席数については、詳細が抜けているかもわかりませんが、例示させていただいた事例の席数でよかったですね。    (「本市の」と呼ぶ者あり) 33 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   私どもの席数については、基本設計を進める中で費用・効果も含めまして検討していくということで、提案の中では席数については移動・可動の詳細はございません。  あと、事業費の54億円ということでございますが、こちらについては、ある意味、業者の目標額ということで捉えております。これにつきましても、建築設計検討委員会の中で機能を煮詰めていく中で精査をさせていただきたいと考えております。 34 ◯委員長(赤井康彦君)   杉原委員。 35 ◯委員(杉原祥浩君)   今のうちの一つだけ。3,000席のうち可動がどれぐらいかははっきりわからないということでしたけれども、全部が固定席で、3,000席ということはないのでしょうか。動かない席が3,000でということ、可動席はゼロだということもあり得るということですか。 36 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 37 ◯副市長(川嶋恒紹君)   今回5社から提案いただいて、いずれもそうなんですけれども、基本計画の中で2,500から3,000という座席数を押さえていっておりますけれども、それを踏まえてこういう形で提案いただいたということでございます。現在、この提案を採用させていただいたところについて、3,000席の内訳、固定席が何席で移動席がどれだけということは、まだこれからの協議、設計の中で決めていくということでございます。  5社とも固定席と移動席を設置するということについては提案の中で説明がございました。具体的に何席という提案はないのですけれども、そういうことで可動席も設けていくということでございます。  この座席数についても、提案は3,000席ではございますけれども、今後、基本設計をしていく中で、ここは基本計画を踏まえていろんな観点から最終的に座席数はどの程度が良好なのかというのは絞り込んでいかなければならないとは思っておりますし、議会の中あるいは検討委員会の中でもそのあたりについては十分にご意見を頂戴できればと思っているところでございます。  この提案の54億円、1割カットするというあたりにつきましても、さらに基本設計を進めていくわけですけれども、今提案されているものをベースにして基本設計に入っていくということではなくて、あくまでもこれは、現段階でプロポーザルをして、業者の考え方、コンセプトをお出しいただいたものであるということで、これを受けて、当然、市としてここはこうすべきだろうということも言っていかないといけませんし、議員の皆様からもいろんなご意見をお出しいただくことになろうと思います。そういったことを全て反映して基本設計を組み立てていくということですので、あくまでも提案の資料ということでご理解いただければと思います。 38 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、ありませんか。  中野委員。 39 ◯委員(中野正剛君)   先ほど、市民のワークショップとか、そういうことをしていきますという話がありましたけど、今回、この体育館でもバレーボールとかバスケット、ハンドボール、弓道、こういう競技を実際にされる方の意見とかというのは聞いてもらえるのかというか、どうなんだろうというのを質問させていただきたい。なぜかというと、この前、大田区の体育館を視察させていただきました。弓道場があるということで見せてもらったんですけれども、弓を使って競技をするということを前提に考えてつくってなかったのか、弓が天井に当たって穴があきかけているとか、そういうことがあって、それでちょっと変更するのに1,000万円ぐらいかかったということが現実にあったんです。実際にそのスポーツをされる方の使い勝手をよく聞いて設計しないと、また控え室が小さいとか、弓道の場合は和服に着がえなければならないということがありますから、そういう場所がないとか、いろいろ不具合が出てくると思いますので、これはぜひ聞いていただきたいと思うんですけれども、ご意見をお聞かせください。 40 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 41 ◯教育部長(山口義信君)   私も委員としてそこに参加して、各業者の方々にまず質問したことがございます。それは、付帯決議で出ましたように、建築設計検討委員会におきまして幅広い市民の意見を聴取することということが出ておりました。この部分につきまして、県立大学では学生を主体としたワークショップとかいうことをやってまいりました。その分をどのような形で受け入れ、対応するのかという質問をいたしました。そうすると、ここでもワークショップの形でいろいろ意見を聞くという考えもしておられますけど、それについてはできるだけ反映させていく形、取り組む形でさせていただくということをこの業者はおっしゃっておりました。ほかの業者においてもそのような柔軟な考え方をしておられましたので、今後、図書館の部分、また、ひこね燦ぱれすの部分も含めましても、そういった意見を反映して、できるだけ全体的な最適値になるような形の施設になるものと思っております。 42 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 43 ◯委員(中野正剛君)   そうしたら、これは全然まだ基本設計で、寸法も何も書いていないのでどうということはないんですけど、ぱっと見た目、更衣室だとかシャワールームとか、そういうものがスポーツ施設だったら当然ついていると思うのですが、そういうものがまだ一切書いていない。そういうものはこれからのことだということで理解していいんですね。 44 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 45 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   今ご指摘いただいたとおりでございます。 46 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 47 ◯委員(中野正剛君)   もう1点、質問よろしいですか。 48 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 49 ◯委員(中野正剛君)   このコンセプトの中で、前回言わせていただいた障害者スポーツのことがあまり書いていない。というか全然書いていないような。まだよく読んでいないのであれなんですけれども、やはり南彦根の駅前ということで、障害者の方が駅におりてすぐに使えるすばらしい立地の体育館だと私は思っているんです。こういう部分に関しての配慮というのは、これからあるんでしょうか。 50 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 51 ◯教育部長(山口義信君)   資料7の技術提案書の3)ですけれども、この右下のところです。「誰もが使いやすいユニバーサルデザインの徹底」ということで、そういう障害者に対する配慮といいますか、そういったことを明記しておりますし、それから、これは基本設計、プランではございません。川嶋副市長が先ほども言いましたように、業者を決めるための一つの考え方で、まず比較して最適値の業者を決めるということでございますので、今後、こちらから意見を述べまして、こういうようにしていただきたいという形でいろいろと意見を言いながらよりよいものにしていくということでございます。また、詳細なシャワー室とか、そういった部分につきましては、まだまだこの中に書き切っておられない部分がございますので、これは今後プラン図の中で出てくるものと思っております。 52 ◯委員長(赤井康彦君)   よろしいですか。  中野委員。 53 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。ありがとうございました。 54 ◯委員長(赤井康彦君)   山田委員。 55 ◯委員(山田多津子さん)   かなり質問が重なってきているんですけれども、やはり市民のための市民体育センターにならなければならないというのが一番の基本だと思います。私は現体育館の方にも寄せていただきました。支援業務の中でワークショップをしていただくというご説明でした。今の答弁の中にもありましたけれども、できるだけ多くの皆さんの意見を反映させて、それから設計業務の方に入っていくという説明があったんですけれども、やはり市民の利用者のワークショップについて、先ほどおっしゃったんですが、一般の市民の方だけではなくて、今、高校生の方もたくさんご利用になっています。そういう方の声の反映の仕方というのをどう考えておられるのかをお聞かせいただきたいと思います。  それから、プロポーザルとして、とりあえず基本的な部分でのお示しをいただいたと思うんです。どの業者もコスト削減ということを主眼に置いた提案をしていただいていると思うんですけれども、先ほどありましたけれども、3,000席というのがこの中にきちっと書かれてしまっている。その席数も含めてこれから議論をしていただくという確認はさせていただいたと思うんですけれども、やはり固定席が多くなればなるほどコストが上がっていくのではないのかと思うんです。その辺、どういうふうにお考えになっているのか。この資料7、技術提案書の3)の中に完全移動型可動席というのが青いところで示されていますよね。あと、オレンジのところというのは壁面収納型可動席とか、こうやって書いてあるので、なかなか席数を示すことが難しいと思うんですけど、このようにかなり具体的な提案なのではないかと思いますので、この辺はどう評価をされたのかというのもあります。だから、席数のこれからの考え方も含めて、この辺はきちっと押さえていただきたいと思うんです。その辺の考え方も教えていただけたらと思います。とにかくコストを、今回54億円という数字で出ていましたけれども、それでも大きなお金だと思いますし、できるだけコストは抑えていかなければならないと思います。その辺の考え方も含めてお示しいただきたいと思います。 56 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 57 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   市民体育センターに高校生の意見をということでございます。こちらにつきましては、当然、高校生の利用も多くございますので、ワークショップに当たっては高校生にも参加いただくようにはお願いしているところでございます。  また、コスト削減、席数のことが出ましたけれども、先ほど来、副市長が申し上げていますように、あくまでもこれは提案でございます。3,000席という提案をいただいたから3,000席をつくるんだという考えは持っておりません。そのあたりにつきましては、コスト、構造、その辺のことを皆さんの意見を踏まえながら検討委員会で検討していくべきではないかと考えております。  以上でございます。 58 ◯委員長(赤井康彦君)   山田委員。 59 ◯委員(山田多津子さん)   ありがとうございます。市民の皆さんというのはわりとワークショップでも参加してもらいやすいと思うんですが、高校生はどういう働きかけをして参加していただくのか、現在はかなり固定された高校生の方が利用されていると思うんですけれども、これから場所が移転しますので、どういう収集の方法をしていただくのかということでは、もしお考えがあればお示しいただきたいと思います。  コスト削減の部分については、3,000席にはこだわらないとおっしゃいましたので、ぜひ市民の皆さんの意見を大いに反映していただきたいということ、これはお願いしておきたいと思います。 60 ◯委員長(赤井康彦君)   先ほどの質問ですけれども、固定席が多いとコスト増にならないのかという質問もあったかと思いますので、そのあたりのことも答弁いただきたいと思います。  保健体育課主幹。 61 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   今ほどの固定席が多いとということについてですけれども、これも配置によるものと考えておりますので、そのあたりも専門的な見地からご検討いただきたいと思います。  高校生の意見をより多くということでございます。市民の意見を求めるのはワークショップだけでなくて、駅前での市民アンケートも提案いただいておりますので、その中で高校生の方の意見もいただけるのではないかと考えております。  以上です。 62 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 63 ◯委員(長崎任男君)   3点ばかり聞きたいんですけど、私、一つ聞き逃していたら申しわけないのですが、今回の市民体育センターのコンセプトの中で、弓道場との合築というのがかなりポイントだと思うんですけれども、弓道場はどういった規模のものをお考えなのか。例えば国体で使用できる弓道場をお考えなのか、それとも、競技として使われるのではなくて練習用の弓道場を目的とされているのかということをお聞かせ願いたいのがまず1点です。  2点目が、総工費54億円ということなんですけれども、私自身としましては、これを市民体育センターとしてではなかなか回収し切れないといいますか、今後のランニングの問題も出てくると思いますので、どのようにして54億円の建物が負の遺産にならないようにお考えなのかということをお聞かせ願いたいです。  3点目は、今ほどよく出ておりますけれども、ワークショップの話が出ております。市民体育センターをここに場所が決定する段階でパブリック・コメントをされたんですけれども、相当数の意見が出た中で、私の個人的な意見ですけれども、2,500席から3,000席という観客席の数は、パブリック・コメントで多かった意見の中から唯一採用してもらったと思うんです。パブリック・コメントでいろいろ意見を出してもなかなか採用してもらえなかったものが、高校生とかのワークショップをしたら、そこに出てきた意見は採用してもらえるのかどうかという、その辺を少しご説明いただきたい。  以上です。 64 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 65 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   まず、弓道場の考え方でございます。仕様といたしましては、近的は10人立以上、遠的は3人立の2射場ということで、大きな競技大会については実施可能と考えております。  次に、ランニングコストが負の遺産とならないかということでございます。社会体育施設ということで、採算面ではなかなか難しい面もあるかと思いますが、できる限り受益者負担という考え方で運営はさせていただきたいと思っております。  3点目のワークショップ、高校生の意見は吸い上げられるのかというご質問でございますが、これにつきましては、市民も高校生も同じレベルというか、同等に取り扱いをさせていただいて、反映できるものは反映させていただく、できないものはできないものというすみ分けが必要かと思っております。ですので、市民にとって使いやすいというご意見を尊重しながら進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 66 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 67 ◯委員(長崎任男君)   大まかには理解いたしましたけれども、1点目なんですけど、近的の10人立、遠的3人立というのは、国体基準と理解してよろしいんでしょうか。 68 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 69 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   競技施設自体は国体も開催は可能です。ただ、どこまで観客席が必要なのかというのがなかなか明確になっていないので、これは今後検討していく必要があると考えております。  以上でございます。 70 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほかございませんでしょうか。  矢吹委員。 71 ◯委員(矢吹安子さん)   ひこね燦ぱれすの跡地が今度、駐車場として250台の中に入るのはわかるんですが、そっくりそのままこれがその下のまちなか交流拠点となるんだったら、今までのままあっても、そっちの方を駐車場にしたらいいのではないかとふと思ったことと、それから、ここに研修室とか三つぐらい書いてあるのですが、ひこね燦ぱれすのときは貸館事業とか自主講座とかいろんなのにわりにたくさんの方が使っていらして、使い勝手がよかったのではないかと思うのです。こうして研修室とかが別になると、別にした方が多くの観客が訪れることができるという文面があるんですが、彦根はとても冬が長くて寒いから、こういう研修室へ交流ロビーで受付をしてそっちに行くのか、そしたら、傘を差したりするようなことになるのか、屋根があっても風は入ってくるので、彦根はやはり引っついている方がいいのではないかと思ったのですが、どう思われてつくられたのか、その辺だけ聞かせてください。 72 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 73 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   今ほどご指摘いただいた件でございますけれども、ご指摘のこともあろうかと思います。あくまでもこれは業者の提案でございますので、彦根市の思い、市民の思い、議会の思い、そういった意見を集約させていただいて、検討委員会で協議していただいたものを反映してまいりたいと思っております。  以上です。 74 ◯委員長(赤井康彦君)   矢吹委員。 75 ◯委員(矢吹安子さん)   今後検討していただく、やはり滋賀県というか彦根はとても寒いところで、ロビーから外へ出ていってどうのというよりは、一つの屋根の中にしっかりある方がいいのではないかと私は思ったものですから、また頭に入れておいてください。よろしくお願いします。 76 ◯委員長(赤井康彦君)   意見でよろしいですね。  そのほか、ありませんか。  杉原委員。 77 ◯委員(杉原祥浩君)   すみません、何回も。これで最後にしますので、お願いします。今、弓道場の話が出ていまして、2階で遠的、3階で近的という感じで、10人立と3人立ということで、これ、弓道連盟からこの数でということは示されているのか、弓道連盟からは何人立と何人立でお願いしたいというご意向が現在あるのか、その辺をちょっと教えていただきたい。それと、遠的に関しては、現在の長さがどのぐらいあるのか、もうちょっとはっきりわからないんですけど、私らが知っている限りでは遠的というと60メートルぐらい要るかなと思っているんですけど、その長さが確保できているのか。  最後に一つは、私ども、この間、二つの弓道場を視察に行ってきたんです。行ったとき、たまたまかもしれませんけれども、二つともアーチェリーをされてたんですね。弓道場でアーチェリーをすることが正しいのか正しくないのかわからないんですけれども、アーチェリーというのは何か耳に入れておられるのか、弓道場でアーチェリーをされることに関して、それも考えのコンセプトの中に入れておられるのか、その辺も教えていただきたいんです。  以上。 78 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 79 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   まず、弓道場の関係で連盟から何かあったのかということでございます。もちろん連盟からのご意見もいただいております。国体競技、全国大会の規模を開催するには、近的は10人立で遠的は3人立の2射場というのが決められておりますので、そういった連盟の基準に沿って計画をさせていただいているところでございます。  図面の中で長さが確保できるのかということでございますが、確保できるように設計していただくというのが基本スタンスでございます。  3点目、弓道場でアーチェリーということでございますが、これにつきましては、私どもはつい先日、アーチェリーもやられているところがあるということをお聞きしております。このあたりはまだ視野には入れておりませんでしたので、基本設計の中で一度検討してまいりたいと思っております。  以上です。 80 ◯委員長(赤井康彦君)   杉原委員。 81 ◯委員(杉原祥浩君)   ごめんなさいね。弓道関係の人が聞いておられたら嫌な気持ちになられたかもわからないんですけど、たまたま見に行ったときにそうだったので、アーチェリーをされることもあるのかなと思いました。それをするならするで、床の材料や天井の高さとか、そういうことも考慮しないといけないのかなと思ったので。私らも見に行ったら、静かにしてくださいと怒られました。わりと子どもさん相手にやっておられたので。2カ所が2カ所ともそうだったので、思いました。  ただ、最後に一つだけ、これはこれからの中で。今、矢吹さんの中にもちょっと出ていましたけれども、会議室の数がどうも少なそうな感じがするんです。合築をして、メインのアリーナでハンドボール、弓道場で弓道、こっちの方でもし多目的ホールで何かの運動部がされたときに、やはり会議室だとか控え室だとか、そういうものが一緒に要ると思うんですね。その辺も考えていただいて、現在の市民体育センターの会議室とひこね燦ぱれすの会議室や多目的室を合築したのに数が減らないように、スペース的にも、これが一緒に種目が重なったときにでも両方が使えるように。また、そこに弓道が入ってこられたりしたときに、弓道も前から控え室が欲しいと言われていたのが、そうなると、種目が重なったら控え室だとか会議室が使えないようになるので、会議室の数の確保だけは今まで以上に減らないようにお願いしておきます。これはお願いでございます。  以上です。 82 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、ご質問ありませんか。  中野委員。 83 ◯委員(中野正剛君)   エントランス広場の件なんですけれども、大体どれぐらいの広さを考えておられるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。この前、大田区の体育館を見に行ったとき、あそこは観客席が4,000席でしたよね。そして、あそこはプロのスポーツが見れる施設だということで考えておられたんですけれども、一斉に出たときに雨にぬれないということを考慮して、ある程度屋根の部分を考えていますということを言っておられたんですね。ここも3,000席という大きな席になると、体育館の中で例えば試合が終わってどっと出てきたときにそれぐらいの配慮ぐらいはしないといけないのかなと思っているんですけど、エントランス広場の大きさというのは何か考えがあるんでしょうか。
    84 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 85 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   個人的な意見ですけれども、エントランス広場につきましては、できるだけ許す範囲で大きなものをというか、余裕を持ったスペースというものは想定しております。ただ、これも対費用という関係もございますので、その辺のことを加味しながら、できるだけゆとりのあるエントランス広場というのは考えております。  また、雨の日に出入りが集中するとということでございますが、この提案にもありますように、2方向から顔が見られるということで、歩行者と駐車場を利用される方の動線については分散してという提案もいただいておりますので、そのあたりのところは尊重していきたいと考えております。  以上です。 86 ◯委員長(赤井康彦君)   個人的な意見ではないですよね。  保健体育課主幹。 87 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   はい。 88 ◯委員長(赤井康彦君)   確認をしておきます。  そのほか、ご質問ありませんか。  谷口委員。 89 ◯委員(谷口典隆君)   2点お願いいたします。いろいろとワークショップを初め利用者であるとか議会の意見もということでおっしゃっておりました。先ほど申し上げましたように、この業者のみということでありましたけれども、54億円という金額が示されました。示されてしまったという方が正しいのかもわかりませんけれども、結果的にこの54億円ということが一つのボーダーラインみたいになってしまうのではないかと私は思います。先ほどから、いろんな意見を反映できるようにというご回答もございました。その中で54億円を超えてしまう部分もあると思いますし、超えなくてコストを抑えられて利用者を初め我々の意見も反映できれば一番いいんですけれども、これを54億円という一つのボーダーラインとして見ておられるのか、あくまで業者からの提案の数字なのか。先ほど副市長からは1割カットというのは非常に大きいという評価もございましたけれども、この54億円というのがまた前回までの60億円のようにひとり歩きしてしまう可能性もありなんと思いますので、その辺の建築金額、工事費の54億円というものに対する考え方をお聞かせいただきたい。  もう1点は、先ほど副市長も委員の質問に答えていただきました。議会の意見も聞くということでございましたけれども、議会の意見というのはこの委員会での意見なのか、それとも、よもや例えば質問質疑のときに答える範囲ということではないと思いますけれども、何らかしかるべき別の機会をまた設けていただいて、我々が議会として意見を反映できる機会を設けるおつもりなのか、時期的・スケジュール的にそういう機会を設けることが可能であるのか、その点について執行部としてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。 90 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 91 ◯副市長(川嶋恒紹君)   谷口委員おっしゃいましたこと、非常に重要なことだと我々も考えております。54億円、1割カットということで努力してここまでコストを抑えていこうという提案者の意図なり、提案の重点の置き方といいますか、そこはある面非常に大きなところであるかと思っております。  したがいまして、できるだけコスト低減を図っていくというのは、そもそも市としてもそういう姿勢で臨みたいと当初から思っておりますので、54億円というのが固定ではないにしろ、コスト削減をできるだけ図っていく努力をしていきたいと思っております。  一方で、いろいろと今後ご意見をお聞かせいただく中で、付加していくべき要素というのが出てくることも十分考えられるところでございます。そういったコストの最終的な形が現在の提案と比較してどういう理由でどうなったのかというのを十分に説明させていただけるような終着点というのを持っていなければならないのではないかと考えております。  ただ、トータルとして、できるだけコストを縮減していくという方向については、我々もこの提案者の方も一致した考え方であろうかと思っております。  もう一つ、議会でのご意見の頂戴の仕方でございますけれども、一つは、当然、本会議なり常任委員会等のご意見というのもございましょうし、もう一つは、この特別委員会というのを設置いただきましたので、そういった場を活用させていただいて議員の皆さんのご意見を頂戴していきたいと考えております。  現在、この議会本会議、常任委員会、そして特別委員会以外に議会の皆さんからまた別途ご意見を頂戴するという考えは、現在のところ持っておりません。もしそういったことが必要ということでございましたら、そのあたりにつきましては十分お話し合いをさせていただきまして、できるだけ多くのご意見をお聞かせいただくというのが本旨でございますので、そういった方向で進めてまいりたいと考えております。 92 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 93 ◯委員(谷口典隆君)   1点目の54億円というのは、結果的に業者の方から、唯一ですけれども出された数字だということでありました。副市長おっしゃったように、業者としていろんなイニシャルも含めランニングもコストを抑制しようという姿勢は読み取れて評価できると思います。それは同感いたします。ただ、先ほど杉原委員もおっしゃっていたように、安普請にならないようにということであるとか、また、いろんな意見を加味していった中で結果的に54が56、57になってしまってもしようがないという話になってきたときに、54億円という、このペーパーに書かれた数字というのは、ひとつ大きな基準といいますか、になってしまったというように、結果論ですけれども、私はそう思います。  それであるならば、ここの込み入った具体的な数字というのは、これで54億円に抑えると、1割カットできたということを積極的にアピールしたいということであるならば、私はそれは一定の理解はいたしますけれども、結果的にそれが足かせとなって、54億円に引っ張られてしまって、いろんな意見が反映できないとか、設計の中で意見が加味されないということになってしまっては元も子もないのかなと私は思うので、若干その辺を懸念するところでございます。都市建設部長、何かご意見があったら、おっしゃってください。  その辺が手かせ足かせになってしまわないようにという懸念をいたしますので、この54億円が出てしまった以上はしようがないとは思いますけれども、その辺をしっかりと、どういう認識をお持ちなのかということを今後詰めていただきたい。執行部の味方をするわけではないですけれども、そんなことを思います。  議会の意見というものは、今後またあらゆる機会でやっていただく必要があると思います。ただ、私は、議員からの質問を待ってとか、個々また会派ごとの要望ということではなくて、何らかの、それもオフィシャルな場で意見を吸い上げていただく機会がある方が望ましいとは個人的には考えています。  以上です。 94 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、ご質問ありますか。  馬場委員。 95 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。種々多くの質問、意見が出ました。今ほど副市長もご答弁いただいたんですけど、今回、この提案を採択するに当たって、大きくは3点についてテーマとして挙げていただいていたと。まちづくりの観点、環境面の観点、そしてコスト面の観点ということで、一定の評価の内容的なことは今の応答の中で理解をさせていただいたんですけれども、これは、複合施設という意味合いというのが非常に強いですので、皆さんがご懸念されていると思うんです。例えば図書館協議会だとか、市民のワークショップだとかパブコメ、あるいは議会からのいろんな意見というのがそれぞれから出てきますよね。それを集約していただいて今度の設計へ反映していただくという意味では、部内なり庁内ということで違う意見が出てきたのをまたどこかですり合わせていかなければならないという部分があると思うんですよ。その辺の考え方というのをお示しいただきたい。  それと、可動と固定と合わせて2,500席から3,000席と思っているということ、3,000席を活用できるような大会なり、いろんなことも視野に入れてのこの席数だと思うんですが、国体で例えばどんな種目をとってくるかとか、そういうことも含めて体育館の設計というのが成り立っていく場合もありますし、一時的な国体に向けてということ以外に、長く市民が使っていくという意味では、ランニングコストというのはイニシャルコスト以上に大きなことだと思うんです。気軽に利用できる施設であって、そして、ランニングコストを抑えて、入ってくるお金を増やしていくということが長く施設を維持しながら継続できるという意味では、その辺、どういうお考えをお持ちかというのが一つあります。  複合施設という意味合いがあるので、考え方も多岐にわたってあると思うんですけど、どう集約してどういう方向に導いていく、最終的には市の方針としてこういう方向で行くということを反映していただくというようには理解しますが、その辺をできたら答弁いただきたいと思います。 96 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 97 ◯副市長(川嶋恒紹君)   さまざまなご意見の集約の仕方ということでございますけれども、本庁舎の耐震化整備に関しましては、関係部長を含めた本部会議というのを庁内で持っているわけです。そういった中で意見交換しながら、あるいは意見集約しながら、そして、特別委員会、議会の方へもその反映した結果をお返ししながら、ご説明申し上げながら設計を進めていったという経緯がございます。  今回におきましても、庁内の企画振興部、総務部、都市建設部、産業部、そういった関連部門を集めて会議も持っております。それは本部会議という名前にはしておりませんけれども、関係部局を集めて、庁内での集約できる会議というのも持っております。庁内的にはそういった中で整理をしていく。教育委員会を忘れていましたけれども、教育委員会中心なんですが。そういった中で庁内的には意見整理をさせていただきながら、また検討委員会、あるいは議会の特別委員会等とキャッチボールをしながら集約を図っていければと思っております。  この特別委員会も今後、段階段階でご意見を頂戴したものを基本設計に具現化していって、それをまたお示しさせていただいて、いろんなご意見を頂戴すると、その繰り返しを進めていく中で、できるだけ集約化を図っていきたいと考えております。  もう1点、国体仕様でどうか、あるいは長く使える気軽に皆さんがご利用いただける体育館、そういった点の考え方、どういう施設にしていくかという考え方でございますけれども、これは両立させていかなければならないと思っております。国体にも対応できるように、先ほど弓道のお話もございましたけれども、これは施設をつくったはいいわ、国体には使えないと、こういうものにしようとは考えてございません。あくまでも国体なり、あるいは大会を開催していただける施設をつくっていくということでございます。これは、アリーナにしましても、基本計画の中でハンドボール2面というのを集約させていただいておりますし、こういうことでひとつ基本的なところは国体に十分対応できる施設をつくっていくということでございます。  もう一方で、気軽に利用できる施設をどうやってつくっていくか。これはいろんな提案も頂戴しながら、この設計業者の一つのコンセプトでもございます交流の広場なりストリート、こういったものを活用しながら、近隣の方あるいは市民の方が集える施設も含めて、いろんな意味で活用していただける施設をつくっていくことが重要だと思っております。  以上です。 98 ◯委員長(赤井康彦君)   馬場委員。 99 ◯委員(馬場和子さん)   集約する仕組みというのはしっかり固めていただいていますので、そうなってきますと、ぜひとも広く、より幅広くの意見を頂戴していって、反対の意見が出るかもしれないけれども、それらも含めて集約して、皆さんが望まれる方向へ持っていっていただきたいということ、これは強くお願いしておきたいと思います。  以上です。 100 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほかございませんでしょうか。  安藤委員。 101 ◯委員(安藤 博君)   今度は道路の関係で、先ほどもPTAの方からご要望いただいて、一定のご回答をなされたとご報告いただきましたけれども、資料の8のスケジュールで、プロポーザルのところも含めていよいよ具体的に決まりましたので、あえてご要望というかご意見として申し上げておきたい。資料の2ですと、南彦根駅からの市道小泉庄堺線の道路改良工事と施設の造成工事の南側付近、造成工事は南側を一気にされるのかわからないですけれども、いずれにしても、通学路の関係を含めて工事車両が非常に多く行くようなスケジュールにならざるを得ないのかなと思うので、今、考え方としては、市道小泉庄堺線市道小泉城南小学校線の改良工事の工事の仕方というのはどういう形で、本体の造成工事、建築工事を含めてどういうようにお考えなのか、その点、まずお聞かせいただきたい。 102 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 103 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   今考えておりますのは、造成工事については県道の方からの出入りを想定しております。まず、道路設計については平成29年度中にさせていただいて、平成30年度に詳細設計と、一部の工事になろうかと思いますが、まずは造成工事が先になろうかと思っております。建築工事を進めつつ、道路改良になるのかなと思っております。ある一定、工事車両の出入りが少ない期間、それを狙って道路改良工事になろうかと思っております。 104 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 105 ◯委員(安藤 博君)   今日の時点で具体的な詳細スケジュールが欲しいという形ではないんですが、先ほどPTAの方にも一定、そこら辺、ご要望の中の部分を回答されていますので、この道路改良工事と造成あるいは建築工事の部分につきまして、できる限り車両が過密にならないように配慮をいただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それと、今後、この特別委員会の進め方にもかかわってくるんですが、耐震化のときもそうだったんですけれども、図面なり、そういったものが出てきましたら、早い段階で私どもに開示していただきたいと思います。この間の臨時会のときでもいろいろありましたけれども、少なくとも執行部と我々議会、ひいては市民の皆さんとのキャッチボールができるような環境づくりについては、これは委員長に申し上げた方がいいのかどうかわからないですけれども、そういった形で進めて、できる限り図面等々を含めて開示していただきたいというのが1点。  それと、プロポーザルの方を先に決めて、設計者を決めて、今後、実施設計に入っていきますので、ときにはプロポーザルの方、大阪の方かな、大阪支店の方になっているのであれなんですけれども、参考人招致を含めて、その考え方も含めてやはりそこら辺をすり合わせてしておかないと、半世紀以上使う建屋、五十数億円というのがひとり歩きするのもあれなんですけれども、大型投資でありますので、ちょっとその部分についてモデルがないので、市庁舎の場合は増築するにしてもモデルがあるのでいいんです、想像がつくんですが、私どもも限られた中でしか視察も行っておりませんので、そういった部分については実際、設計業者とのコンタクトというのは今後非常に重要になってくるんだろうと思いますので、その点ちょっと配慮していただきたいということを申し上げておきたいと思います。 106 ◯委員長(赤井康彦君)   ありがとうございます。委員長といたしましても、参考人招致や図面等のできるだけ早い段階での資料提出というものは求めてまいりたいと思いますが、参考人招致については、また皆さんのご意見等を賜りながら適切な時期に考えてまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。  そのほか、ありませんか。  谷口委員。 107 ◯委員(谷口典隆君)   安藤委員のご質問と関連なんですけれども、城南小学校には情報提供なり接触していただいているようですけれども、ここは県立盲学校の通学路でもあります。点字ブロックもございます。まだ恐らく情報提供なり接触はしていただいていないと思うんですが、その辺は早急に工期、特に視覚障害をお持ちの方が。この場で私が申し上げるまでもないと思います。車の出入り等々もございますし、今後どういうような計画であるかというのを事前に周知していただくことで、南彦根駅でおりられて、県内他市から来られている方もいらっしゃいます、寄宿の方もいらっしゃいますけれども、この通路なりは南彦根駅から盲学校までの動線になっておりますので、情報提供をお願いしたいと思います。その点、ご回答をお願いしたいと思います。 108 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 109 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   今委員からご指摘いただいたことにつきましては、自治会の要望の中でも承っております。実際、計画ができまして、工事着手前には必ず連絡はさせていただくということで考えております。  以上です。 110 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 111 ◯委員(谷口典隆君)   あしたからとか来月から工事が始まりますよではなくて、この計画があるということ、城南小学校はPTAも既にいろんな情報提供されて意見交換されているということでございますので、速やかにお願いしたいというお願いでございますが、どうですか。 112 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 113 ◯副市長(川嶋恒紹君)   速やかにご説明申し上げたいと思っております。地域の皆さんのご理解なくしてはこういった大きな事業は成就できないと考えてございますので、できるだけ関係機関の方、地元の皆様は当然でございますけれども、配慮に努めてまいりたいと思っております。 114 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、質問ございませんか。よろしいでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 115 ◯委員長(赤井康彦君)   ほかに質問はございませんので、なければ、以上で会議次第1、新市民体育センター整備事業についてを終了いたします。  続いて、会議次第2、その他でございます。  今後の委員会の予定について、設計業者が決定したことで、今後、新市民体育センターの設計が進められていくことになります。基本設計案が形になった段階で第3回の委員会を開き、設計案をお示しいただいて、委員の皆さんからご意見を頂戴したいと考えているので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  開催時期について、委員の皆さんからご意見ございませんでしょうか。  谷口委員。 116 ◯委員(谷口典隆君)   もちろん物理的な問題は理解いたしますけれども、おおよそどれぐらいのタイミング、時期になるのかということをお願いできますか。 117 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 118 ◯副市長(川嶋恒紹君)   今想定しておりますのが、4月の下旬から5月の連休明け、5月の中旬までぐらいの間でお示しさせていただきながら、そこで特別委員会をお開きいただければというようには考えております。 119 ◯委員長(赤井康彦君)   よろしいでしょうか。  そのほか、ご意見ございませんか。  中野委員。 120 ◯委員(中野正剛君)   そんなに早く基本設計ができるんですか。 121 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 122 ◯副市長(川嶋恒紹君)   基本設計が仕上がるのは秋でございます。完成してしまってからご意見を頂戴していては手詰まりになってしまいますので、その段階段階で、ここまでできましたという段階でお示しさせていただいて、ご意見を頂戴する、修正する、修正した後、こんなのでどうでしょうかということで、またご意見を頂戴するというやりとりをさせていただくということでございます。 123 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 124 ◯委員(中野正剛君)   ワークショップですね、先ほどもお願いしましたように、いろんな競技される方のワークショップとか、市民の方のワークショップとか、そういうのをされてから、大ざっぱでもいいですけど、早く出してもらいたいと思うんですけれども、それをしてなおかつそれぐらいで出せるんですか。 125 ◯委員長(赤井康彦君)   副市長。 126 ◯副市長(川嶋恒紹君)   そのように指示をさせていただいております。 127 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 128 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。 129 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、よろしいでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 130 ◯委員長(赤井康彦君)   なければ、以上で本委員会における本日の審査は終了といたします。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 131 ◯委員長(赤井康彦君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  それでは、以上で新市民体育センター整備調査特別委員会を閉じます。お疲れさまでした。                                午後3時24分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...