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平成28年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2016-12-20

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  1. 彦根市議会 2016-12-20
    平成28年 企画総務消防常任委員会 本文 開催日: 2016-12-20


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分開議 ◯委員長(安居正倫君)   皆さん、おはようございます。  ちょっと最初にお断りさせていただきたいんですけれども、議長でございますが、ご親戚にご不幸ができまして、お葬式に出席をしておられますので、今日は欠席されます。よろしくご了承をお願いいたします。  それでは、ただいまから企画総務消防常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりでありますので、審査をお願いいたします。  最初に、議案第87号彦根市重要伝統的建造物群保存地区における彦根市市税条例および彦根市都市計画税条例の特例を定める条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  税務課長。 2 ◯税務課長(速田智之君)〔議案第87号について提案説明〕 3 ◯委員長(安居正倫君)   どうもありがとうございました。  これより議案第87号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  野村委員。 4 ◯委員(野村博雄君)   お教えを賜りたいのですが、税率を下げることによって歴史的環境の保全および活用に資するというところの間の説明、どうして下げることによって歴史的環境の保全および活用に資することになるのか、この辺について、私が聞き漏らしていたら申しわけないのですが、もう少し詳しくわかりやすくご説明をいただきたい。  それと、第2条の第3号、一番最後の方、伝統的建造物に該当しない家屋で、保存条例第3条第1項に規定する云々の最後のところで、5年度分の固定資産税に限ると書いてありますので、この辺の根拠というか、どうして5年なのかということについて、私が聞き漏らしていたら申しわけないのですが、ご説明を頂戴いたしたいと存じます。 5 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 6 ◯税務課長(速田智之君)   第1点目の、保全と活用についてでございますが、税金の方、固定資産税都市計画税を軽減する特例措置の大きな理由といたしましては、本市の保存計画の中で保存地区内の伝統的建造物の修理基準や伝統的建造物以外の建物につきましても、景観を維持していくために、新築、増築、改築などの許可基準や修景基準など一定の制限がありますことから、今回、特例の措置として税の軽減を提案させていただいたところでございます。  2点目のご質疑の、修景の5年間の根拠ということでございますが、家屋を修景された場合につきましては、現在、他の自治体を参考にさせていただきますと5年間という場合が多くございましたので、それを参考に提案させていただいているところでございます。  以上でございます。 7 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。
     獅山委員。 8 ◯委員(獅山向洋君)   税額のことを聞いておきたいんですが、こういう条例ができた結果、適用範囲はわかりましたけれども、適用範囲内の方が歴史的環境の保全および活用に資することになる金額といいますか、減税額というのは概算で大体どれぐらいなのか。逆に言うと、彦根市の税収としては、税収が減る金額は幾らぐらいになるのかお教えいただきたいと思います。 9 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 10 ◯税務課長(速田智之君)   ただいまご質疑いただきました税収の減収額でございますが、平成27年度課税ベースですと、全体としまして約270万円の軽減となります。詳細を申し上げますと、伝統的建造物の家屋におきましては約55万円、その地区の土地全体で約120万円、重要伝統的建造物以外の土地で約95万円という試算をしているところでございます。  以上でございます。 11 ◯委員長(安居正倫君)   小川委員。 12 ◯委員(小川喜三郎君)   1点目は、全国的にも何カ所か指定されておりますけれども、今回の条例の軽減の比率、他市の軽減措置と大きく変わるのか、あるいは大体そのようなことでよいのかということの措置の比較についてお教えいただきたいと思います。  それから、第3条のただし書きで、当該固定資産が保存条例の規定に違反している場合は、この限りではないということで、この違反というのは、先ほど言われた修景基準に違反しているというのが主な理由なんですか。ほかにこの違反というのはどのようなものが想定されているのかお教えいただきたいと思います。 13 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 14 ◯税務課長(速田智之君)   まず、1点目の軽減の部分についての比較でございますが、全国で約100以上の保存地区に指定されている地区がございます。そのうちの約半分ぐらいがこのような不均一課税の特例を設けておられまして、そのうち、土地につきましては2分の1とかそういう部分で、今回提案させていただいた軽減率が他の自治体でも一番多いということで、今回、提案させていただいたところでございます。  2点目でございますが、固定資産が保存条例に違反している場合は、先ほど委員がおっしゃいましたように、修景基準、条例で定められている許可の基準に関して違反している場合を示しております。  以上でございます。 15 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 16 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第87号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 17 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第89号彦根市事務分掌条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 18 ◯人事課長(疋田元伯君)〔議案第89号について提案説明〕 19 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  これより議案第89号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  夏川委員。 20 ◯委員(夏川嘉一郎君)   文化財部、教育部の担当であったのを、一応、めどがついたから企画振興部という形に移転するということでございます。そういういろいろな組み合わせ、文化的なものから、総合的な、他部署との交渉とか、県との交渉とか、全般的な方に移転されたんですけれども、文化的な追求というのはそこそこめどがついたのかどうか。この辺の説明をお願いできたらと思います。 21 ◯委員長(安居正倫君)   人事課長。 22 ◯人事課長(疋田元伯君)   今ご質疑の文化的なという部分についてでございますけれども、まず、基礎的な業務であります特別史跡彦根城跡保存活用計画につきましては平成28年3月に策定しております。これらをもとに、今後、推薦書の原案作成に向けて取り組んでいくということでございますけれども、引き続き、文化的な部分につきましては、総合調整以外の部分については文化財部で所管をいたしますので、あわせて、こちらの方で保存等についても努めていくという整理でございます。 23 ◯委員長(安居正倫君)   夏川委員。 24 ◯委員(夏川嘉一郎君)   大体わかったんですけれども、文化的な部分も並行してやるということでしたけれども、やはり移転するからには何か一段落、一つの形というものができたのではないかと思うんです。その形というのはどういうものであるのか、もし説明できればお願いしたいんですが。何か区切りというものができたのではないかと思うんですけど。よろしくお願いします。 25 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 26 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   今ほどのご質疑ですけれども、一応の区切りといたしましては、これまで、どのような方向で世界遺産登録を進めていくかということをさまざまな有識者の方からご意見を伺ってまいりましたが、これまでいただいた助言をまとめまして、9月2日に文化庁にその結果を報告いたしましたところ、このような方向で進めていただきたいということと、学術検討委員会を立ち上げて検討してくださいという指示をいただいたということが一番大きなポイントかと考えております。  あわせまして、今後、いわゆるバッファゾーンを決めていったりとか、そういう作業をしていく中で、既に彦根市の景観計画や歴史的風致維持向上計画等のエリアでもございますので、その辺との整合性をどのようにとっていくかという作業も、今後、必要となってまいりますので、いわゆる総合調整部分企画振興部の方でお願いするというような形で考えているところでございます。  以上です。 27 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 28 ◯委員(小川喜三郎君)   提案の内容を逸脱するかもしれませんけれども、登録の推進には、今回、私も企画振興部が妥当と思っております。いわゆる看板のかけ替えだけでなしに、より推進するということを期待しているのですけれども、その辺のお考えがございましたら見解をお示しいただきたいと思います。 29 ◯委員長(安居正倫君)   人事課長。 30 ◯人事課長(疋田元伯君)   今後の推進につきましては、先ほども申しましたように、市の各関連部局が一体となって進めていくということで、当然、企画振興部の事務分掌にはなりますけれども、他の計画、例えば都市建設部の景観の関係とか、そうしたところというのは大きく関係してくるものと思っております。  したがいまして、市の組織内の関連部局と総合的に調整をしながら進めていくために、こちらの市長部局の方で一体的に取りまとめといいますか、中心になってやっていくということで、今回、改正をお願いしたというところがございます。 31 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 32 ◯委員(獅山向洋君)   この問題は、私、この常任委員会でも指摘したところなんですが、この世界遺産登録に関しては、もともと市長部局にあったのに、これをあえて教育委員会へ持っていって、再びこちらへ戻してきたというような経過があるわけでございます。この際、整理するために、一体なぜ教育委員会へ持っていったのか、また、なぜこちらへ持ってくるのか。なぜこちらへ持ってくるのかはここに書いてあるとおりだと思うんですけれども、それならば最初から、こういう問題があったわけなので、市長部局に置いておくべきだったと私は思っております。  そういう意味で、やはり今までのこの経過がおかしかったのではないかという認識があるのかないかで今後の世界遺産に対する対応が変わってくると思います。その点についてお答えいただきたいと思います。 33 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 34 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもご説明をさせていただいてまいりましたけれども、県との協力体制を築く前提として、教育委員会間で人事交流をするということがございましたので、その意味で、文化財部に一旦戻したというよりも、文化財部にも世界遺産推進のための部署を立ち上げたということでございます。文化財部と企画振興部内の世界遺産登録推進室という二つの部署で取り組んでまいりましたが、当時、いわゆる学術研究を主に取り組まなければならないという大前提がありましたので、分散されていたものを集約したということでご理解をいただきたいと思います。今回、他の分野との総合調整というものが必要な段階になってきたということで、総合調整の部分を改めて企画振興部の中で明記したということでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。 35 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 36 ◯委員(獅山向洋君)   この問題は、とやかく言っていても見解の相違なので、細かいことは申し上げませんけれども、それでは、そもそも教育委員会へ行っている間は総合調整は全然していなかったということなんですか。改めて、今ごろになって総合調整が必要になってきたということなんでしょうか。 37 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 38 ◯市長(大久保 貴君)   これはこれまでもご説明させていただいてまいりましたとおり、総合調整というものは市長部局の方でも、私どももやっていたということでございますが、これまでも獅山委員からいわゆる調整の根拠がないではないかというご指摘をいただいてまいりました。その部分については確かにそういうところもあろうかと思います。したがって、そういうご意見も踏まえ、そしてさらに、具体的な他の政策との調整が必要になってきた段階ということがありましたので、今回、改めて企画振興部の部分で総合調整機能というものを明記させていただいたということでございます。 39 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 40 ◯委員(獅山向洋君)   付則によりますと、平成29年1月1日から施行ということになっているわけです。そうしますと、総合調整機能というのが1月1日から始まると思いますけれども、それに伴うような人事も1月1日を予定しておられるんでしょうか。 41 ◯委員長(安居正倫君)   人事課長。 42 ◯人事課長(疋田元伯君)   人事の異動の内容につきましては、基本的には総合調整に関する部分につきまして企画振興部の所掌事務になりました。そのほかの、総合調整以外の部分につきましては教育委員会に事務委任するという方向で考えております。また、それに伴います人事の部分についてでございますけれども、基本的には文化財部の世界遺産の関係の職員に企画振興部の部署へ併任を発令するという形で、文化・スポーツと同じような形で体制を組んでいきたいと考えております。 43 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 44 ◯委員(獅山向洋君)   これは人事異動とは直接関係ないかもしれませんけれども、そもそも今まで教育委員会にあったということは、市長部局のトップとして誰が担当するのかも明確でなかったように思います。その意味で、これは市長に質疑したいんですが、担当を副市長とするとか、あるいはそういうものは置かずに、直接、市長がやるとか、そういう方針は決まっているんでしょうか。 45 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 46 ◯市長(大久保 貴君)   これは山根副市長が担当をすることになります。 47 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 48 ◯委員(獅山向洋君)   確認しておきますが、今まで山根副市長は担当ではなかったんですね。 49 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 50 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもご説明をさせていただいておりましたとおりに、要するに、コンセプトを探求するためのワーキンググループというものがありまして、そのトップは山根副市長に務めていただいてまいりました。したがって、今回、これは獅山委員が繰り返しご指摘をいただきましたことでございますけれども、企画振興部に調整機能を明記し、そして、それを山根副市長が担当し、進めていくということでございます。 51 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 52 ◯委員(獅山向洋君)   細かいことを言うようですが、重要な問題なので確認しておきます。確かにワーキンググループとかそういうのはあったかもしれませんけれども、市長部局の組織として担当副市長がいなかったと。あくまで担当は教育委員会であったことは間違いないので、その点をはっきりしておいてほしいんですよ。組織上はなかったんでしょう。 53 ◯委員長(安居正倫君)   暫時休憩します。                               午前 9時59分休憩                               午前10時00分再開 54 ◯委員長(安居正倫君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  市長。 55 ◯市長(大久保 貴君)   条例としては明記されていなかったということでございますが、文化財部に戻すときに、戻すというよりも、実質の作業をしていくときに、引き続き、市長の指示のもとに進めていくという伝達指示をしております。 56 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 57 ◯委員(獅山向洋君)   本当にそんな指示って、これは文書でおやりになったんですか。ちょっと確認しておきたいんですよ。驚いたな。本当ですか。 58 ◯委員長(安居正倫君)   答弁してください。  市長。 59 ◯市長(大久保 貴君)   確かにそういう文書で指示をしましたので、その物があるかどうか、また確認をいたしますので、後ほどまたご報告いたします。 60 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 61 ◯委員(獅山向洋君)   条例上ないことについて、市長がそういう確認の文書を出すということ自体、おかしいのではないですか。市長部局と教育委員会は全く別の組織なんですよ。その点、整理しておいてもらわないと困るんです。それはおかしいですよ。組織がわかっておられる方が答弁してもらえませんか。 62 ◯委員長(安居正倫君)   総務部長。 63 ◯総務部長(和気豊文君)   お答えします。  条例上、あるいは規則上、今まで、現在の時点では教育委員会の所管になっていることは明らかでございます。今回、改めるということ、これはおわかりいただいていると思います。  市長が申しました指示というのは、いわゆる決裁行為を行う場合の中でそういった考え方をお示しになられたもので、いわゆる規則、総合的に言いますと、例規というものに明確に書いていることはございません。そこは、以前に獅山委員からご指摘いただいて私が答弁に立ちましたけれども、改めるべきは改めるということで、適正に執行していきたいということでございますので、ご理解をお願いいたします。 64 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 65 ◯委員(獅山向洋君)   総務部長の答弁はよくわかりました。そのとおりだと私は思います。  その上で、最後にちょっと聞いておきたい。今回は彦根市の事務分掌条例の改正なんですが、対応する教育委員会の方の改正は必要ないんでしょうか。 66 ◯委員長(安居正倫君)   人事課長。 67 ◯人事課長(疋田元伯君)   教育委員会につきましては、教育委員会事務局の組織規則というものがございます。こちらにつきましては規則でございますので、この規則につきましても改正をお願いしております。  この協議につきましては、11月29日に教育委員会議にお願いいたしまして、協議は済んでいるという状況でございます。 68 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  矢吹委員。 69 ◯委員(矢吹安子さん)   少し同じような傾向になるのかもしれませんが、滋賀県との連携とか、国および国際関係機関等との総合的な調整で、市の一体的な執行体制を構築するためとは、企画振興部の中で、さっきちらっと兼任発令をするとおっしゃいましたが、こんな重要な案件を、企画振興部の中でもっとしっかりした課をつくって、専任の方も入れていかないといけないのではないかと思うんですが、その辺は考えていらして、この文書が出てきたのでしょうか。 70 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 71 ◯市長(大久保 貴君)   そういう段階になればそういう対応をしなければならないかもわかりませんが、現在は総合調整を副市長がしていく段階で大丈夫だろうと思っております。 72 ◯委員長(安居正倫君)   矢吹委員。 73 ◯委員(矢吹安子さん)   けれども、世界遺産登録にするというのはとても大変な事業だと思うんです。そして、この前のときにもニコラ・フォシェール教授とかエリザベス・ケイレル氏にレポートを書いていただくというのがありましたけれども、その窓口は、また、山根副市長以外でこの方たちに会った方は、特にエリザベスさんの方には会ったんでしょうか。やはりそういう人と人とのかかわりがなかったら前に進まないのではないかと思います。もっと真剣に、みんなで一丸となってやっていただかないといけないのに、ちょっと気になったのですが、フォシェールさんには何人の方が会っていらっしゃるんですか。それと、エリザベスさんは、副市長以外で何人の方が会っていらっしゃるんでしょうか。少し聞かせてください。 74 ◯委員長(安居正倫君)   議案と関係ありません。 75 ◯委員(矢吹安子さん)   その質疑はやめます。  佐倉市のファシリティマネジメントの推進体制では、資産管理経営室として33人がしっかり体制をつくって、三つに分かれて頑張っていらっしゃいます。ぜひ、世界遺産登録も、兼任発令だけでなく、この文書の中に含まれていると信じていますので、しっかり頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
    76 ◯委員長(安居正倫君)   要望でよろしいですね。 77 ◯委員(矢吹安子さん)   はい。 78 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 79 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより議案第89号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 80 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第90号彦根市特別職の常勤職員の給与等に関する条例および彦根市病院事業管理者の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 81 ◯人事課長(疋田元伯君)〔議案第90号について提案説明〕 82 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  これより議案第90号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 83 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第90号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 84 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第91号彦根市職員の給与に関する条例および彦根市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 85 ◯人事課長(疋田元伯君)〔議案第91号について提案説明〕 86 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  これより議案第91号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 87 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第91号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 88 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了いたします。  次に、議案第92号彦根市職員の退職手当に関する条例および彦根市水道事業職員の給与の種類および基準に関する条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  人事課長。 89 ◯人事課長(疋田元伯君)〔議案第92号について提案説明〕 90 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  これより議案第92号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 91 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第92号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 92 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第93号彦根市市税条例の一部を改正する条例案の件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  税務課長。 93 ◯税務課長(速田智之君)〔議案第93号について提案説明〕 94 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  これより議案第93号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  獅山委員。 95 ◯委員(獅山向洋君)   率直に言って、説明を聞いてもよくわからないというのが正直なところですね。要は、相互主義とかいう言葉が出ているので、例えば彦根市に台湾の人が住んでいた場合というように理解してよろしいのでしょうか。 96 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 97 ◯税務課長(速田智之君)   今ご説明させていただきましたのは、彦根市にお住まいの方が台湾の政府系金融機関から利子所得や配当所得を受けられた場合に、源泉徴収することができないために申告の規定を設けさせてもらったものでございます。 98 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 99 ◯委員(獅山向洋君)   もうちょっと理解するためにお聞きするんですが、よくこういう税務関係の条例のときに、一体どういう人がこの条例に関係があるのか、彦根市ではどういう人に関係があるのか、こういう質問がよくあるんですけれども、そうすると、今おっしゃったのをもう一回言っていただけませんか。どういう人が彦根市民の中で関係があるのかということですね。今、ご説明になったんですが、念のためにもう一回ちょっと言っておいてほしいんです。 100 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 101 ◯税務課長(速田智之君)   彦根市の市民への影響ということかと思うんですが、彦根市にお住まいの方が台湾の政府系金融機関や中央銀行から利子所得や配当所得を受けられた場合、現在は課税することができないこととなっております。今回の改正で申告が規定されましたので、申告していただいて、所得として住民税を課税するというものでございます。  以上でございます。 102 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  奥野委員。 103 ◯委員(奥野嘉己君)   1点だけ、ちょっとひっかかったところがあるんです。  54ページの条例の改正等の趣旨のところです。私は台湾を国と認めるのは賛成の立場なんですけど、ここでは外国、国として認めて扱っておられるのでしょうか。 104 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 105 ◯税務課長(速田智之君)   今回の改正につきましては、台湾は国として認めていないということから、今回の特例措置ということで新たに条項を追加されたものでございます。 106 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  野村委員。 107 ◯委員(野村博雄君)   今の趣旨のところで、外国および地域(台湾)という表記が適切かと存じますが、ご回答をお願いします。 108 ◯委員長(安居正倫君)   税務課長。 109 ◯税務課長(速田智之君)   今ご質疑いただいていますのは条例改正等の趣旨のところかと思うんですが、日本、外国、今回の改正は台湾についてでございますので、このような表記で間違いないと考えております。 110 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 111 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第93号に対する討論を行います。  討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 112 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  次に、議案第96号町の区域を新たに画することにつき議決を求めることについての件を議題といたします。  提案者の説明を求めます。  総務課長。 113 ◯総務課長(杉本弘之君)〔議案第96号について提案説明〕 114 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  これより議案第96号に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  長崎委員。 115 ◯委員(長崎任男君)   議案第96号について3点お伺いいたします。  1点目は、アンケートの実施主体についてお聞かせください。  2点目が、検討委員会の報告を受け、議案として上程する前に庁内協議は行われたのか。  3点目が、今回、駅東町になるということなんですけれども、ほかにどのような名称が候補として挙げられていたのか。  この3点でお願いいたします。 116 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 117 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   まず1点目、アンケートの実施主体でございますけれども、今ほど説明がありましたように、彦根駅東土地区画整理事業区域内町名町界検討委員会が主体となってアンケートをしております。  続きまして、議案として出す前の庁内協議でございますけれども、駅東町の案を受けまして、当然、住所等が変わってきますので、関係各所で協議をしております。  ほかの候補でございますけれども、最終、ことしの8月にアンケートをとりまして、四つの候補から駅東町というのを選んでいただいております。その候補としましては、駅東町と新青波町、新輝町、新しく輝く町という表現です。それと、平成新町、この四つから選んでいただいております。  以上です。
    118 ◯委員長(安居正倫君)   他にございますか。  夏川委員。 119 ◯委員(夏川嘉一郎君)   ちょっと関連するんですけれども、その検討委員会で決めたときには、この区域は幾つもに分けるのではなしに一つとして考えようという一つの枠を始めから提示されたのか。それから、長崎委員が先ほど質疑されましたけれども、各自治会では十分に町名の決定に関して意見を集約したのかどうか、その辺をもう一度お願いします。 120 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 121 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   町名町界検討委員会では、2回、アンケートをとっておりまして、その1回目のときに、現在、四つの町にまたがっているのですけれども、四つの町でいくのか、一つの新しい町にするのか、はたまた二つの町にするのかというようなことを踏まえてアンケートをとっております。そのアンケート結果を踏まえて、検討委員会の中で一つの新しい町にしましょうということが候補になっております。  各自治会でございますけれども、検討委員会の委員の中には四つの町の各自治会から代表者の方も入っていただいておりまして、それぞれ地元自治会での意見も集約して決定していただいております。  以上です。 122 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにありませんか。  獅山委員。 123 ◯委員(獅山向洋君)   私、最初に自分の意見を申し上げておきますが、駅東町という名前を聞いてがっかりしたというのが正直なところですね。私も長年にわたってこの土地区画整理事業に関与しておりましたので思い入れがかなり強いんですけれども、率直に言って、駅東といったら、駅があったら、皆、東があるので、極めてありきたりな名前だというのが印象でございます。  おっしゃるとおり、多くの町が入り組んでおりまして、町名を統一するというのはなかなか難しかったかもしれませんけれども、昔から、線路の向こう側というような意味で余りいい印象がないわけなんです。駅東と言うと、全く新しい町名であるということは誰が見てもわかるわけでして、東側というようなことで、私自身は余りいい印象は受けなかったと率直に申し上げておきます。  そこで、質疑したいんですが、今のご質疑にもあったんですが、アンケートの対象者数が141人ということは、これは委員会だけなのかというようにも思いますし、あるいは、ここに住んでおられる方々全員なんでしょうか。その辺が数字の上からはよくわからないので、お教えいただきたいと思います。 124 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 125 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   アンケートの対象者141名につきましては、区画整理事業の権利者、土地を所有になっている方、または借地権をお持ちになっている方が対象になっております。  以上です。 126 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 127 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、そのアンケート結果が出た上で何か総会でも開催されて、そうして、その総会の中で決められたということなんでしょうか。 128 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 129 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   アンケート結果を踏まえて、町名町界検討委員会の中で、一つの町にする、それと、駅東町にしようということが決まっております。  以上です。 130 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 131 ◯委員(獅山向洋君)   私が質疑しておりますのは、やはり新しい町になるわけですから、新しい町としての一つの総会みたいなものが持たれても不思議ではないと私は思います。そういう意味で、ただ単に町名町界検討委員会でこの名称が決まったということなんですか。もう一回聞いておきますが、総会で決まったわけではないのですね。 132 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 133 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   検討委員会の中で候補として選んでいただいたということですので、総会で決まったということではございません。 134 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 135 ◯委員(獅山向洋君)   いかがでしょうか。行政の皆さんにこれを聞いていてもしようがないのですけれども、本来、こういう問題はアンケートが出てきて、そうして、町名町界検討委員会で一応それを了承した上で、総会というものを開いて決めるべきではないんでしょうか。この町にはまだ総会はないのですか。 136 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 137 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   町として成立しておりませんので、総会というのはないと思います。 138 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 139 ◯委員(獅山向洋君)   実は町名というのは、今後、変えようがないと言うと言い方は悪いんですが、ほぼ永久的に使われるわけなので、いかに総会があろうとなかろうと、こういう町名にしますということを、やはり全ての町民に対して明らかにして、賛否をきちっととっておくのが本来のあり方ではないのですか。その点、もう一回、確認しておきたいんです。 140 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 141 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   新しい町名案につきましては、今回の議決が得られましたら、各町民の方には周知をしていきたいということも考えておりますし、当然、区画整理事業でございますので、換地計画の中に新しい町名地番が必要ですので、その段階でも各地権者、権利者には十分周知できるかと思います。  以上です。 142 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 143 ◯委員(獅山向洋君)   これは意見ですけど、そもそもここで議決してしまったら決まるのではないのですか。そういう意味で私は言っているんですよ。なぜ全町民の意見をちゃんと聞いて、しかも総会という場で、臨時総会でも何でもいいんですよ、どっちにしても、これは一つの町になるという前提になっているんですから、そういうものを開いた上で決めるべきではないかということです。これは私の意見として申し上げておきます。 144 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  夏川委員。 145 ◯委員(夏川嘉一郎君)   私も意見として。本来、町名というのはその文化あるいは歴史、ここは余り歴史はないかもしれませんけれども、その町民がそこに、よそとは差別化した名前で誇りを持てるというような名前であるべきだと、常々、私は思っているんですけれども、これを見たときに、全く無味乾燥というか、十把一からげというか、土地に対する、自分のふるさととしての郷愁も何も感じない、全く数字に等しい町名であると思いました。今後、彦根の町名をいろいろつけていただくときに、こんな形の町名が出てきたら、彦根の城下町としての誇りも何も砕けていくのではないかと非常に危惧しているわけです。これは、私は、どうしても具合が悪いと感じます。これは意見です。 146 ◯委員長(安居正倫君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 147 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ご意見ということで、今、委員お二人の方からいただいたわけですけれども、まず、先ほど総会という話がございましたが、委員ご承知のとおり、この地域につきましては、先ほど申しましたとおり四つの町、自治会にすれば五つあるわけです。町名町界というのは自治会とはまた別の問題であるということが一つございます。ですから、先ほど課長が申しましたように、この17.7ヘクタールの区域で新たな町はございませんので、そこでの総会というのは、まず、ないと。そうすれば、既存の五つの自治会がありますけど、そこで決めていただく、このようなものでもないのかと。であれば、先ほどおっしゃったように、地域の中にお住まいの方ということになりますが、一つは、現在お住まいの方、地権者もおられれば借地権者、中にはアパート等にお住まいの方で異動がかなりある方もいらっしゃれば、店舗でテナントさんもあるということです。とりわけこの141件というのは地権者、借地権者ということなんですが、ですから、店舗あるいはアパートにお住まいの方々については対象としていなかったというのがまず1点。  そして、もう一つ、今、夏川委員の方からお話がありました、町名は誇りを持てるものであるべきではないかというご意見をいただいたんですけれども、文化、歴史という意味では、この地域については古沢町、里根町、外町、安清東町、それぞれ過去からの経緯で地名がついてきているということでございますが、駅東町につきましては、この4町のそれぞれ一部で構成されます。そうした中で、それぞれの町の今までの経緯もあるとは思いますが、新しく土地区画整理によって、いわゆる区域が、地番も当然変わりますし、エリアも変わってくるというようなこともございます。お持ちの土地も仮換地という形で場所が変わってくるわけです。アンケートをとらせていただいた中では、こうした中で、やはり新しく一歩を踏み出したい、これから歴史、文化を新しい駅東町としてつくっていきたいという思いも、当然、皆さんはございました。そして、この事業そのものが、冒頭でもありましたように、彦根駅東土地区画整理事業ということで頭に彦根駅東がつくということで、平成11年の事業計画からこの駅東というのは地域の方々には定着してきているという部分もありまして、アンケートの上でも多くの方がこの駅東町を願われたというような結果でもございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上です。 148 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 149 ◯委員(獅山向洋君)   意見を申し上げただけなのに、答弁がございましたので、念のために申し上げておきたいんですが、私が申し上げているのは、どちらにしても、新しい町ができると。その中には地権者だけではなくて多くの住民もいるわけなんですよ。その方々にとっての町名なので、私はやはり民主的な手続というのは非常に重要だと思います。  一遍、例えば駅東というようにこの検討委員会で決めたなら、なぜそこに住んでいる皆さんに対して「こういう町名に決めようとしていますが、よろしゅうございますか」と言わないのでしょうか。しかも、事業名が駅東だから町名が駅東というのは、これは非常に乱暴な話だと思いますよ。これはあくまで事業名であって町名ではないわけです。まるで事業名が、今後、町名になるようなことになってしまったら、これはとんでもない話なので、そういう意味で、私はこの決め方そのものがおかしいと思っております。 150 ◯委員長(安居正倫君)   答弁は必要ですか。  獅山委員。 151 ◯委員(獅山向洋君)   もし答弁があるなら。意見ですけれども。 152 ◯委員長(安居正倫君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 153 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   今の事業名称が町名になるというのはおかしいのではないかというようなご意見がありましたけれども、先ほど私が申し上げましたのは、平成11年から事業が始まりまして、長年にわたっているわけで、周辺区域の地域の皆さんについては、その駅東というのに慣れ親しんでこられたということもあって駅東というのを選ばれたと申し上げたものでございますので、ご理解をお願いいたします。  以上です。 154 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 155 ◯委員(小川喜三郎君)   素朴な疑問ですけれども、郵便番号は、当然、新しい番号になるんでしょうか。これだけお教えください。 156 ◯委員長(安居正倫君)   市街地整備課長。 157 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   郵便局の方と調整しておりまして、新しい郵便番号になるということを聞いております。 158 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 159 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する質疑はこれにて終了します。  これより議案第96号に対する討論を行います。  討論はありませんか。  獅山委員。 160 ◯委員(獅山向洋君)   今の質疑で大体おわかりかと思いますけれども、こういう駅東という町名に賛成とか反対とか、これは個人的な意見でございますので、それはいいんです。ただ、こういうほぼ半永久的に使われるような町名については、ただ権利者だけで決めるというのも私はどうかと思います。やはりそこの住民にとっての町名なので、駅東に決めようとするならば、最低限、住民全員に対して、総会が無理だとおっしゃるのだったら、アンケートでもとって、そうして、これで結構ですという回答を得てからこういう提案をされるべきではないでしょうか。  これは行政の問題というよりも地域住民の問題なので、後々、何でこんな名前にしたんだというような話が出てきたら行政としても責任が出てきます。そういう意味で、今、この現時点で駅東ということについて、委員としては承認しかねますので、申し上げておきたいと思います。 161 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにありませんか。  夏川委員。 162 ◯委員(夏川嘉一郎君)   私も反対します。  町名というのは、いろんな歴史の中で醸成されて、長い期間かけてやっとでき上がったという非常に価値の高いものです。これから新しい町名をつくるにしても、そのことに十分留意しながら、町名というのは、さっき言いましたように文化的な、あるいは歴史的なものであるべきだと。今回の検討委員会は余りにも簡単に決め過ぎておられる。一応の形はとられておりますけれども、やはり町名というのは自分の息子の名前みたいなものですから、十分に町名の価値をもうちょっと見直すべきではないかと。今後、やはりいろんな新しい町名もつける機会があると思いますけれども、町名というのはしっかりと深く考えて、慎重につけるべきではないかと思います。その点では、早く簡単な結論を出し過ぎたと考えます。反対したいと思います。 163 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 164 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、本議案に対する討論はこれにて終了します。  以上をもって議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第87号彦根市重要伝統的建造物群保存地区における彦根市市税条例および彦根市都市計画税条例の特例を定める条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 165 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第87号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第89号彦根市事務分掌条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 166 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第89号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第90号彦根市特別職の常勤職員の給与等に関する条例および彦根市病院事業管理者の給与および旅費に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 167 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第90号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第91号彦根市職員の給与に関する条例および彦根市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 168 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第91号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第92号彦根市職員の退職手当に関する条例および彦根市水道事業職員の給与の種類および基準に関する条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 169 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第92号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第93号彦根市市税条例の一部を改正する条例案は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 170 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第93号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第96号町の区域を新たに画することにつき議決を求めることについては、原案のとおり可決すべきことにご異議がございますので、起立により採決します。  議案第96号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。
       (賛成者起立) 171 ◯委員長(安居正倫君)   起立多数であります。よって、議案第96号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、請願の審査をします。  お手元に配付しております請願文書表に従い、ご審査を願います。  まず、請願第8号原発事故による避難者用無償住宅支援の継続を求める意見書の提出を求める請願の件を議題とします。  この際、お諮りします。  請願第8号については、審査の必要から、会議規則第134条の規定に基づき、紹介議員の説明を聞きたいと思います。これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 172 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、紹介議員からの説明を聞くことと決しました。  それでは、審査に入ります。  請願第8号について、紹介議員の山田多津子さんに説明を求めます。紹介議員におかれましては簡明な説明をお願いします。 173 ◯紹介議員(山田多津子さん)   ありがとうございます。では、お許しをいただきましたので、請願第8号原発事故による避難者用無償住宅支援の継続を求める意見書の提出を求める請願について説明をいたします。  福島原発事故から5年9カ月がたちましたが、収束の見通しは全く立っていません。原発事故で避難した少年に対するいじめ問題がメディアを騒がしていますが、原発事故で自主避難した人々の多くが安倍政権と福島県の非情な仕打ちに苦しんでいます。放射能汚染などのために全国で14万1,000人の住民が避難を余儀なくされています。滋賀県内には福島県から155人、被災地域全体では212人の方が避難をしておられます。昨年6月12日、政府は、居住制限区域、避難指示解除準備区域を遅くとも2017年3月までに解除することを決めて、住民の帰還する意思や条件のあるなしにかかわらず、自主避難者への無償住宅支援を2017年3月に打ち切るとしています。  避難指示が解除されても、放射線レベルも、住宅や生活インフラももとに戻ったわけではなく、住める条件にはほど遠い状況です。自主避難者は母子での避難者も多く、経済的に余裕がなく、福島県の調査では、住宅支援対象とされてきた1万2,239世帯のうち約1,038世帯が来年3月以降の転居先も決まっていないと発表しています。自主避難者たちが路頭に迷う可能性が現実味を帯びてきています。何の罪もない原発事故の被害者である避難者にこれ以上の犠牲を強いて追い詰めることは避けなければなりません。原発事故に責任のある国はその責任を自覚し、率先して支援し、避難者の苦難を救済すべきです。  福井の原発群の近くに住む私たち彦根市民にとっても福島原発事故避難者の置かれているような現状を考えるとき、それは決して他人事であると片づけることはできません。県内では同様の請願が近隣自治体の多賀町、甲良町、豊郷町や米原市を初め、日野町、栗東市、湖南市、野洲市、守山市で採択されています。地域住民の暮らしと健康を守る立場から、この請願をぜひ採択していただくようお願いし、説明といたします。  以上です。 174 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  ただいまの説明に対し、発言はありませんか。  夏川委員。 175 ◯委員(夏川嘉一郎君)   今の、福島からこっちへ避難している方の引き続いての支援ということでございますけれども、もともと国はそういうものが解除されたという発表をしているんですけれども、国の発表というのは、常々、公害とか、あるいは原発に関してのそういう解除の発言は絶えず後追いであると。今までの公害に対しても、いろんな裁判をして、その被害者がやっとかち取って、国が最後に認めたという前例がありますし、それを国がいいと言ったから大丈夫だというような簡単な判断はやはりすべきではない。地方自治体は自治体として独立した考えをすべきである。  それから、当市も、近くが国の原発銀座と言われておりますが、いつ何どきそういう同じ運命になるかわからない。しっかりと救済の事例をつくって、その形をつくっておくべきではないかと考えます。賛成の立場で発言させていただきました。 176 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに発言はありませんか。  獅山委員。 177 ◯委員(獅山向洋君)   私も賛成の立場で発言させていただきます。  私の方は賛成の理由は実に簡単でございまして、現に国および福島県は無償住宅支援を制度として行っているわけです。これを打ち切る理由というのがどうも余りはっきりしない。特に事故から5年9カ月たっているわけですが、このようにたって、しかも来年の3月でしたか、打ち切るというその理由が余りはっきりしないのです。そういう意味では、制度としてあるものを打ち切るなら打ち切るで、やはり区域外避難者、また、我々自治体関係者が納得できるような理由をもっと明確に説明すべきではないかと思っております。そういう意味で、現にある制度を打ち切るならそれだけの強力な説明が必要であるという意味で、私はこの請願については賛成いたします。 178 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに発言はありますか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 179 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、ただいまから採決を行います。  請願第8号原発事故による避難者用無償住宅支援の継続を求める意見書の提出を求める請願は、採択すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 180 ◯委員長(安居正倫君)   起立少数であります。よって、請願第8号は不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第9号自衛隊員や南スーダンの少年兵の命を守るため自衛隊の南スーダンPKOからの撤退を求める請願書の件を議題とします。  この際、お諮りします。  請願第9号については、審査の必要から、会議規則第134条の規定に基づき、紹介議員の説明を聞きたいと思います。これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 181 ◯委員長(安居正倫君)   ご異議なしと認めます。  よって、紹介議員からの説明を聞くことと決しました。  では、山田議員、よろしくお願いします。 182 ◯紹介議員(山田多津子さん)   ありがとうございます。では、お許しをいただきましたので、引き続いて、請願第9号自衛隊員や南スーダンの少年兵の命を守るため自衛隊の南スーダンPKOからの撤退を求める請願書についての説明をさせていただきます。  昨年9月19日に安保法制が強行採決、成立させられてから1年余りがたちました。戦争法、安保法制ですが、に基づく初めての任務として、11月20日から南スーダンでのPKO平和維持活動に派遣されている自衛隊員に、新任務、駆けつけ警護が加えられました。これまでとは違い、警護の名のもとに自衛隊が武器を使用でき、人を殺すこともできるという憲法違反の任務です。  南スーダンでは政府軍と反政府派の武力衝突が繰り返し起こっています。ことし7月には数百人が死亡する大きな戦闘も発生しました。政府軍が国連関係者の宿泊するホテルを攻撃したり、特定の部族が、民間人であっても狙われ、殺されたりする事態が起きています。こんなところに日本の自衛隊を派遣したらどうなるでしょうか。自衛隊が戦闘に巻き込まれ、自衛隊員が命を落とす、あるいは現地の方を殺すという危険が高まっています。警護どころか自衛隊が戦争の主体者そのものになってしまう危険すらあります。  PKO5原則は活動条件の1番目に、紛争当事者の間で停戦合意が成立していることと明記されています。ところが、現地では激しい武力衝突が繰り返し起きています。停戦合意など存在していません。こんなところに自衛隊を派遣するのはPKO5原則にも反しています。  安倍政権は南スーダンについて、永田町と比べれば危険とか、戦闘行為ではない衝突だとごまかしていますけれども、現地が危険な戦闘状態にあるという事実は動かしようがありません。  東日本大震災など災害での人命救助、救援復興に献身的に取り組んでいただいている自衛隊員、若者を決して戦争に派兵してはなりません。自衛隊創設以来、一人の戦死者も出さず、一人の外国人も殺さなかった戦後史への重大な汚点であり、今後さらに拡大されることになり、決して許されるものではありません。自衛隊を南スーダンからただちに撤退させ、非軍事の人道支援、民生支援を抜本的に強化してこそ憲法9条を持つ日本が行う国際貢献であることを申し添え、説明といたします。  以上です。 183 ◯委員長(安居正倫君)   ありがとうございました。  ただいまの説明に対し、何か発言はございますか。  夏川委員。 184 ◯委員(夏川嘉一郎君)   今の請願に対して賛成の立場で発言します。  もともと専守防衛を旗印とする我が国が、国連を守るとは言いながら、わざわざ武器を持って地球の反対側に近い南スーダンまで出かけていくということはもともと反対ですけれども、そのことはさておいて、皆さんも新聞等でご存じだと思うんですけれども、南スーダンという国はまだ国家の体制も軍の統一もできていない。いわば烏合の衆の集団というような様相の国であると私も判断します。そして、PKOを依頼した政府軍、この政府の中の高官がPKOあるいは国連に最近は非常に反感を持っている。そして、その政府軍というのは大きな種族であって、今、小さな種族を追い詰めている段階だと。その政府軍の中でPKOに憎しみを持っているような状況、しかも政府軍は、まだ軍としては成り立っていないのに、西洋の方からの非常にすぐれた火器、要するに兵器をもって無差別に攻撃してくる。そして、現在のPKOに行っている各国、中国軍とかいろいろあるんですけれども、そういうのに巻き込まれたら、また政府軍を相手に戦うというような、非常に矛盾した戦闘を行うおそれがあるので非常に控え目になっているということで、敵が味方か、味方が敵か、今、非常に混乱した状態が続いているというような混沌とした状況にある。こんなところに真面目な日本の自衛隊が行って混乱に巻き込まれる、政府軍に恨まれて取り返しのつかない状況になるおそれもありますし、あるいは弱者を守るという正義、少数民族を守るということもできにくい。何が正義で、何がいいのかわからない。国の混乱期の中へ入っていくような状況でございますので、これは、自衛隊といえども、そういうものは撤退する時期もやはり大事だと考えます。取り返しのつかないことにならないうちに、日本の名誉が守れるうちに、今、しっかりと撤退しておくべきではないかと考えます。  以上です。 185 ◯委員長(安居正倫君)   ほかに発言はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 186 ◯委員長(安居正倫君)   なければ、ただいまから採決を行います。  請願第9号自衛隊員や南スーダンの少年兵の命を守るため自衛隊の南スーダンPKOからの撤退を求める請願書は、採択すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 187 ◯委員長(安居正倫君)   起立少数であります。よって、請願第9号は不採択とすべきものと決しました。  以上で本委員会に付託されました請願の審査は終了しました。  これにて本委員会に付託されました案件の審査を終了します。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 188 ◯委員長(安居正倫君)   それでは、ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  暫時休憩します。                               午前11時24分休憩                               午前11時38分再開 189 ◯委員長(安居正倫君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、定例会でもありますので、所管事項に対する一般質問を行います。  質問はありませんか。  長崎委員。 190 ◯委員(長崎任男君)   2点お願いします。  まず1点は、410年祭に関することはここの所管だと思っておりますので、410年祭に関する広報計画についてお伺いします。  どのような段階でどのような広報を行われるのか、現在、410年祭に関しましては、チラシといいますか、ポスターが1枚だけあるというように認識しているのですけれども、そういった紙ベースのものを今後どのようにしていかれるのかということと、現在、実行委員会は2回しか実施されていないとお伺いしているのですけれども、今後、実行委員会は今年度中に実施されるのかどうかということ。あと、広報の仕方、どのようなところにどのような手段で、どのようなタイミングで周知徹底されていかれるのかということにつきましてお伺いいたします。まず、それが1点。とりあえずそれだけ。 191 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 192 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   今ほどの、まず、広報の話なんですけれども、今ご指摘のございましたとおり、現在、チラシが1枚できているというところなんですけれども、ポスターとチラシとを作成ということで、遅れてはいるんですけれども、今、業者の方に発注しておりまして、年内には納期ということで予定をしております。  ポスターにつきましては、開幕1カ月前になるんですけれども、2月中旬からJR西日本管内、270の駅の方で掲出を予定しておりますのと、ポスターにつきましては一応900枚、そして、チラシを3万枚ということで、今、作成を予定しているところでございます。  あと、第2弾として3月開幕に向けましたパンフレットということで、直政公とか彦根城に関する説明のものも3月に向けて作成するということで、今、計画をしているところでございますのと、広報活動、ほかにはこの12月から、一つはホームページを開設させていただいております。まだ内容的には3月18日からさせていただく内容のところしかございませんけれども、随時、事業等が決定しましたら、そこにいろいろとアップしていきたいということがございます。あと、この12月からなんですけれども、のぼり旗の方を設置させていただいております。今、彦根駅の広場と彦根城周辺、例えば開国記念館のところとか二の丸の駐車場等で旗を設置させていただいております。また、県道沿いにも、滋賀県の許可をとっているところですので、その辺につきましても、とれましたら設置の方を考えて、随時、設置はさせていただきたいと思っております。  あと、推進委員会をいつするのかということでお尋ねなんですけれども、今の予定としましては、来年1月には第3回目の推進委員会を開催させていただきたいというように予定しているところでございます。  以上でございます。 193 ◯委員長(安居正倫君)   長崎委員。 194 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  その中で、再度お伺いしたいんですけれども、ポスターですか、チラシですか、1カ月前に出されるというご説明が今あったんですけれども、その短い期間の中で本当に周知徹底できるのかというのが、私は毎回、それはずっと感じているんです。例えば旅行会社にちゃんとアプローチしているのかとか、彦根市のホームページを見られる方に対してホームページで広報しているとおっしゃるんですけれども、90万人が目標ということなんですけれども、それで本当にそれだけの人に呼びかけられているのか、広報できているのかという本気度合いといいますか、その辺が私自身、毎回ですけれども、ちょっと薄いのではないかというのがあります。  それと、今、のぼり旗の件と開国記念館のことをおっしゃいました。先ほどの質問と若干ずれるかもわからないのですけれども、開国記念館では大河ドラマ展というのをされるということです。私ども公政会で、以前、上田市の方にお伺いしたんですけれども、上田市の大河ドラマ館は、旧の市民会館全部を大河ドラマ館という形にしまして、中を周遊していきまして、最終的にはそこでお土産物を買っていかれるというような、ただそれだけ見に行くのだけでも価値があるようなものだったんです。今回、開国記念館で大河ドラマ展をされるという中でも、あの小さなと言ったらおかしいですけれども、あの開国記念館を二分して、大河ドラマ館と文化財の方とを分けてされているというような話でございますので、本当にそれで誘客ができるのかと。また実際、彦根に来られた方が本当にそれで満足されるものになるのかというのは甚だ疑問なところもございますので、前回の広報活動のやり方しかり、のぼり旗もされるということなんですけれども、そのあたり、この410祭に本気で取り組んで、90万人以上のお客さんに来ていただけるものに本当になるのかどうかというところを再度お伺いいたします。 195 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 196 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   まず初めに、ポスターの設置の件で、1カ月前という話をさせていただいたんですけれども、1カ月前につきましてはJRの270カ所の駅のところには、開幕前ということで、それで1カ月前ということでご説明させていただいておりました。ちょっと私の説明の方が不足していたのですけれども、当然、年内にポスター等はできますので、それは年明けには各関係団体、例えば観光協会とか自治会とか、そういうところにもお配りをさせていただいたりしまして、周知は図ってまいりたいと考えております。  それと、もう一つ、大河ドラマ展が、上田市ではいろいろと満足できるような状況であるけれども、彦根がこのような状況でどうかというお話なんですけれども、一応、大河ドラマ展は開国記念館の方でさせていただきまして、今、委員が言われたとおり、入って右半分が大河ドラマ展、左が文化財という形にはなっております。ただ、上田市とかでいきますと、大河ドラマ館という形で、それをPRしておられるというところ、それが一番のメインという形になっているんですけれども、彦根市の場合ですと、410年祭ということで、その一つの主要な事業として大河ドラマ展というのを開催させていただいております。大河ドラマ展だけでなくてお城の方にもお客様に来ていただきまして、天秤櫓、そして西の丸三重櫓の方でも催しをさせていただきますので、そちらの方で、来ていただくお客様には満足いただけるような対応という形で事業を展開していきたいと考えているので、ご理解いただきますよう、お願いいたします。 197 ◯委員長(安居正倫君)   長崎委員。 198 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  今の質問の中でも何度も申しているんですけれども、そのチラシを、例えば観光協会のところにお渡しに行く、各自治会のところにもお渡しに行くというようなご説明が今あったんですけれども、これは毎回のことなんですけれども、持っていって、それで終わりですか。あと、ポスターも、各駅270カ所に張ってくださいと言って、それで終わりなんですかということなんですよね。  ですから、例えば実際に来られる方ですけれども、やはり観光バスで来られる、そういう旅行会社に対して営業活動といいますか、そういうのはされているのか。チラシを持っていったら、それが営業活動というように認識されているのかどうかというところを私は一番危惧しているところでございまして、そのあたりの認識をどのようにお考えなのか、それで本当に目標は達成できるのかということを再度お伺いします。 199 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 200 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   旅行会社へのPRなんですけれども、9月の初めにエージェントツアー、旅行会社の方にお集まりいただきまして、410年祭の事業の説明と、料金も上がるということで、その辺につきましてもご説明をさせていただきました。一応、内容等を説明させていただいて、今度の旅行会社の商品の方に何とか入れていただいて、彦根市の方に来ていただくようにということで説明会等をさせていただいているという状況ではございます。 201 ◯委員長(安居正倫君)   長崎委員。 202 ◯委員(長崎任男君)   旅行会社の方に、例えば彦根の410年祭に行きましょうというような旅行のメニューみたいなのが各旅行会社で設定していただいているのか、例えば彦根市以外のところから、このバスツアーで410年祭に行きましょうと、また、それを見た人は、ぜひ行きたいというような内容のものが実際に用意されているのかどうかというところを聞きたいわけでございまして、「そういう説明会をしました」で、それが営業活動と認識されているのかということをお伺いしたいのであって、その辺について、もう一度わかりやすくご説明いただきたいです。 203 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 204 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   今ほどの営業の面につきましてですけれども、エージェントツアーをさせていただいた後にも、旅行会社からもいろいろと問い合わせ等がございました。先ほど申し上げた、商品にもしたいというお話もございまして、そこら辺で、私どもの方といろいろ協議をさせていただいたりしているところはございます。また、そういう情報提供は旅行会社の方にさせていただいて、後に決まったものとかもさせていただいて、随時、こちらの方に誘客いただけるような仕組みづくりというのをこちらからもさせていただいているような状況ではございます。 205 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございませんか。  夏川委員。 206 ◯委員(夏川嘉一郎君)   2点質問させていただきます。
     一つは、条例の概要書ですけれども、先ほどいろんな質疑が出ました。前に、たしか難解な部分は平易な言葉で、ちょっと横にそういう説明文を書けないかというようなことを提案していまして、検討しますということでしたけれども、先ほどの質疑の中でも獅山委員が、法律の専門家が何かわからないと、こういうようなことを発言されておられましたので、一般にはかなりわかりにくいという部分もあると思います。これは以前にも質問したのですけれども、こういう横に説明をお願いしたい。 207 ◯委員長(安居正倫君)   夏川委員、今言ってられるのは、要するに説明がわかりにくいということを言っておられるんですか。  夏川委員。 208 ◯委員(夏川嘉一郎君)   そうです。わかりにくいから、横に注釈文をつけるということはできるのではないかと前のときにも質問しましたけど、再度、質問したいと思います。  もう1点ありますけど、先にお願いします。 209 ◯委員長(安居正倫君)   ここではそういう答弁というのはできないのではないですか。  夏川委員。 210 ◯委員(夏川嘉一郎君)   前のときにも一般質問の中で質問しました。 211 ◯委員長(安居正倫君)   一般質問は結構ですけど、所管に係る問題ですから。  夏川委員。 212 ◯委員(夏川嘉一郎君)   いいと思うけど。 213 ◯委員長(安居正倫君)   私もよく。  夏川委員。 214 ◯委員(夏川嘉一郎君)   そういう方法がとれないかという可能性について発言しているのです。 215 ◯委員長(安居正倫君)   質問ですか、要望ですか。  夏川委員。 216 ◯委員(夏川嘉一郎君)   質問です。前にちょっとそのことを質問しましたら。 217 ◯委員長(安居正倫君)   これはどこの所管になるんですか。  夏川委員。 218 ◯委員(夏川嘉一郎君)   企画総務消防常任委員会だと思います。 219 ◯委員長(安居正倫君)   そんなことはないでしょう。全部にわたる分ですから。これは所管外ということで。意見なら意見と言っておいてください。多分、答弁はできないと思いますので。  夏川委員。 220 ◯委員(夏川嘉一郎君)   委員長の顔を立てて。 221 ◯委員長(安居正倫君)   いや、顔を立ててもらわなくても結構ですけど。  夏川委員。 222 ◯委員(夏川嘉一郎君)   意見ということにしておきます。  もう一つ。地方創生の総合戦略、まち・ひと・しごとという件ですけれども、常々、見える化をして皆さんと一緒に進めと、自分らだけでどうこうではなしに、この大きな問題、総合的な問題は常に見える化をして、自分自身の一つの縛りにもなるし、そういうものを解決していくという方法をとれということを再三言っていたんですけれども、それはおいおい言います。今回はちょっとおきまして、ある一定期間にはどこまで進んだか、あるいは、ここに問題があるとか、課題はどこにあるのか、現時点での課題はどこだというようなことを、きちっとある期間を決めて、5年間という一つの総合プロジェクトですけれども、期間を決めて我々に説明していただいて、その時点での問題点を共有するというような施策をとるべきではないかと思うんですけれども、これはいかがでしょうか。 223 ◯委員長(安居正倫君)   地方創生推進室主幹。 224 ◯地方創生推進室主幹(牛澤 淳君)   まち・ひと・しごと総合戦略の推進に関するご質問ですけれども、昨年度、まち・ひと・しごと総合戦略を策定いたしまして、今年度、外部委員によります成果の検証を行う必要があることから、商工会議所、彦根公共職業安定所、滋賀県立大学、滋賀銀行、労働者福祉協議会、それと、「こんきくらぶ」を発行されておられる株式会社中広という外部の方を委員にお招きいたしまして、協議会というのを設置しております。こちらの方は、総合戦略で策定しました取り組み等を検証して、今後、改善を重ねるために検証していただくものなんですけれども、今年度はその協議会は3回開催しております。まず、第1回目は7月に開催しているんですけれども、このときは委員の委嘱をし、総合戦略の概要等を説明させていただきました。それと、この時点で、総合戦略につきましては指標を設定しておりますので、平成27年度の目標としていた数値と実績の指標の結果というようなことを資料で説明させていただきました。次に、第2回は8月にこの協議会を開催させていただいたんですけれども、各指標の結果について、それぞれ説明をさせていただきました。また、そこで外部委員から意見をいただきまして、各基本目標が四つございますけれども、それに応じた部会を庁内で設けまして、外部からの意見等も踏まえまして、どう改善していったらいいかというようなことを検討いたしまして、予算編成に反映できるものは反映していくというような方向性を定めまして、11月の終わりぐらいに第3回の推進協議会を開催いたしまして、外部委員にもお知らせさせていただいているところでございます。こういうことについてはホームページにも掲載しておりますので、よろしくお願いいたします。 225 ◯委員長(安居正倫君)   夏川委員。 226 ◯委員(夏川嘉一郎君)   大体、いろんな団体の中で協議し、発表するという回答でございましたけれども、議員に対して、ある時期時期に、現在はこうだ、問題点はこれだということをはっきりと期間を決めて提示すべきではないかと思うんです。最後に、できてから実はこうでしたというような尻すぼみになることを非常に心配しているんですけれども、どこの市町もこれをやっている非常に重要な項目でございます。ぜひ、期間をきちっと区切って、その都度、議員にいろんな形で説明をすべきだと思うんですが、これはできますか。 227 ◯委員長(安居正倫君)   地方創生推進室主幹。 228 ◯地方創生推進室主幹(牛澤 淳君)   総合戦略につきましては、基本目標等は議決事項としてお認めいただいているところなんですけれども、主な取り組みですとかそういうところにつきましては、毎年毎年、修正をしていく必要があると考えております。また、予算編成等にあわせまして、こうした取り組み事項を修正する必要が出てくると思いますので、予算編成資料等ともあわせまして、またそういった資料をお知らせさせていただきたいと考えております。 229 ◯委員長(安居正倫君)   夏川委員。 230 ◯委員(夏川嘉一郎君)   予算と絡めてお知らせということでございますけれども、それではなしに、問題点は問題点として、現在、ここまで行っているけれども、こういう問題点がある、これが課題ですとか、そういう形の、予算と絡めない一つの問題提示をきちっとやるべきではないかと思うんですけれども、これは当然だと思うんですけれども、いかがでしょうか。もう一度お願いします。 231 ◯委員長(安居正倫君)   地方創生推進室長。 232 ◯地方創生推進室長(辰巳 清君)   今、主幹の方からいろんな手法を申し上げましたけれども、まずもって夏川委員の方からは見える化ということでおっしゃいました。市民へのお知らせということではホームページ等でお知らせをしているんですが、議会に対してどのような形でお示しできるかということも毎回おっしゃっていただいていますので、それにつきましては、これも今少しおっしゃいましたが、予算に見える形だけではないでしょうというご指摘もございました。それは先ほど主幹が申しました各団体の委員からも、予算が全てではなく、いろんなご意見も賜っております。  議会にお示ししております総合戦略の方は議案としてこの3月にお認めいただいておりますので、それに大きな変化があるようでしたら、次回議会で変更に関する議決をいただくというようなことになろうかと思いますし、いわゆる時点修正というようなことでしたら、全員協議会を開くのかは別といたしまして、何らかの形でお示しをするべきだと思っております。  それから、5年間でということをおっしゃっていただきました。これも、計画が5年、あるいは、いろんな地方創生関係の交付金が5年間というスパンも決まっておりますので、おっしゃいますように、5年間というのが一つの区切りかと思っています。これも、毎年これを繰り返してPDCAサイクルで検証しておりますので、何らかの形で、市民はもちろんですけれども、議会にもお知らせをしていきたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと思います。 233 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございますか。  獅山委員。 234 ◯委員(獅山向洋君)   築城410年祭の話が出ましたので、これに関連して質問したいと思います。  今回の410年祭は、「おんな城主 直虎」と重なったというところに非常に特徴があるのではないかと思います。彦根市としては、410年祭を一生懸命やっておられるので、水を差すようで申しわけないのですけれども、ただ、410年祭というのは400年祭でもないし450年祭でもない、あくまで10年たったというお祭りでございます。そういう意味では、彦根城なり彦根市という自治体にとってのお祭りであって、それを種にしてと言うと悪いですが、なるだけ観光客に来てもらおうというような話なんですね。ところが、「おんな城主 直虎」はNHK大河ドラマとして全国的に放映されるわけでありまして、大河ドラマをごらんになると、当然、井伊家の話が何回も出てくる。井伊家は一体どこにあるんだと。彦根よと。そしたら、誰でも彦根に一遍行ってみたいと思うものなんですよ。そういう意味で、物の考え方というか、規模が全然違うのに、今のところ、何かと言えば築城410年祭ばかりが出てきて、「おんな城主 直虎」という話が、出てこないとは言いませんけど、比較すれば余りにも少ないんですよ。  浜松市なんかは、あそこは本来、徳川家康の本拠地だったところなんですよ。駅前にも徳川家康の銅像が立っているんですよ。しかし、今は直虎一色で一生懸命に頑張っておられるわけです。よそのまちも「おんな城主 直虎」のゆかりの地ということだけで、一生懸命、宣伝に努めておられると。  そこでお聞きしたいのは、一体、直虎についてどんな認識を持っておられるのか。大河ドラマというものについてどんな認識を持っておられるのか。その辺から、一遍しっかりと物を考えてもらわないと困ると思っているんです。  なぜかというと、90万人というような目標を立てておられますけど、大河ドラマをごらんになった人はもっと来ると私は思っていますよ。そういうときに、ただ90万人というような、築城410年祭という規模で物事を考えておられたら、見込み違い、あるいは失敗がたくさん出てくるのではないかと、そういう心配をしているんですよ。その点、ちょっと責任あるご答弁をお願いしたいと思います。 235 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 236 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   今、委員からのご質問にございます直虎の関係ですけれども、どのように認識を持っているかというところでございますが、委員ご指摘のとおり、直虎は大河ドラマで来年から放映されます。当然ながら、全国放送ですので、この宣伝効果は大変大きいところでございます。また、直虎公自体は浜松というところですけれども、井伊ということで、井伊といえば彦根市ということが当然出てきます。私どもにつきましても宣伝の効果ということで見えていないところもあるかとは思うんですけれども、私どもとしましてもホームページも開設はさせていただきましたし、SNSとかフェイスブック等でも、410年等と絡めて、直虎の部分につきましても宣伝という形もさせていただいております。また、今後、広報宣伝ということで業者の方に入っていただきまして、410年プラス直虎というところもクローズアップして、全国、東京とか大阪の方でも発信をさせていただいて、彦根市の方に誘客できるような取り組みを考えているところではございます。  また、先日、12月4日にも浜松市さんと協力させていただきまして、東京の方で井伊家ゆかりのということでシンポジウムを開催させていただきまして、250名ほどのお客様が来ていただいているようなところでございます。そういうところで、東京の方でも情報発信というような形もさせていただいておりますので、今後、410年だけではなくて、直虎を含めたPR活動を積極的に展開していきたい、そのように考えておりますので、ご理解いただきますよう、お願いします。 237 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 238 ◯委員(獅山向洋君)   もう来年の1月から放映が始まるんですよ。今ごろ何を言っているのかと思っているんですよ。それでは具体的に何を発信するんですか。具体的に話をしてください。みんな、彦根市民は、彦根市は何をやっているんだろうと。410年祭ばかり言っているけれども、直虎を忘れているのではないかと思っている人もたくさんおられるんですよ。そこで一体何を発信するのか、しっかり答えてください。 239 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 240 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   発信の内容といいますか、PRとしまして、410年祭もさせていただくんですけど、彦根は井伊直政公が開かれた場所なんですけれども、今おっしゃっておられます直虎は、直政公を育てられた養母であるとか、そういういろんな説明とか、直虎に関する大河ドラマ展を開催しますというような内容を積極的にPRしていきまして、誘客の方を図っていきたいと。歴史の部分も含めまして、410年、大河ドラマ展をやりますというような内容について、ホームページを通してとか、そういう形で宣伝をしていきたいと考えているところでございます。 241 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 242 ◯委員(獅山向洋君)   私は市長にも聞きたいんですけど、どうなんでしょうか、室長の話では「いきたい、いきたい」の話ばかりで、来年の1月から、もう1カ月もないのですよ、放映されるんですよ。それを、今ごろ「いきたい、いきたい」と言っていていいんですかということを尋ねているのです。そういう計画書がちゃんとあるんですか、こういうことをやるという。そんなもの何もないでしょう。今、話ししておられるだけなんです。その点は、いかがですか。 243 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 244 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   すみません、「いきたい」と発言してしまったんですけれども、そういう形で推進するということで、今、進めているということでご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 245 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 246 ◯委員(獅山向洋君)   時間がかかりますけど、よろしいですか。  推進するなら推進の計画書でも我々に見せてくださいよ。そうでないと、議会としても何も協力ができないですよ。ただ「やります、やります、推進します」と言っているだけで、どんどん日がたっていっているわけです。しかも目標が3月18日ですか、築城410年祭が始まるところに目標を置いておられるように感じますので、そんなことでいいんですかということを聞いているんです。  市長、いかがですかね、その辺ちょっと、トップとしてしっかり答えてくださいよ。 247 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 248 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどから室長がお答え申し上げておりますとおりに、市外でのイベントには積極的に既に参加をさせていただいて、浜松の鈴木市長と私と、東京でもシンポジウムをさせていただいたり、法要等にもお伺いしたり、かなり広範に、井伊家の関係の自治体というのは本当に数多く存在しますので、そのネットワークづくりを今やっていこうという動きをしております。  他方、この地元でどうかということでございますが、ご案内のとおりに、直虎公に関しては、史実、資料が非常に少ないわけでございまして、その意味において、NHKにおかれましては彦根城博物館に対して大変大きな期待をしていただいております。したがって、今までにない規模で博物館での展示等の準備を、今、進めておりまして、例えば直政公の武具、甲冑等もございます。これは唯一、彦根城博物館にしかないものでございますが、これは確かに410年以上たってございますので、非常に扱いが難しい。その準備に大変労力と時間を要するということもNHKとも共有しながら、万端、準備をしていきたいと考えております。  また、NHKの大河ドラマ展に関しましても、ことしのMEET三成展の規模をはるかに上回る規模の展示をするということで準備をしておりますので、私どもも大河ドラマとの相乗効果をしっかり上げていくように努めてまいりたいと考えております。 249 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 250 ◯委員(獅山向洋君)   今までおやりになったことが、彦根市が主体性を持ってやったということはあるんですか。みんな、浜松がおやりになるからということで呼ばれて行っているばかりでしょう。その辺をしっかり認識してもらわないと困るんですよ。  まさに井伊直虎が養母で直政を育てたんですよ。今回の大河ドラマでも、当然、その関係が出てくるに違いないのです。なぜかというと、日本全国の皆さんは井伊家なんて知らないのですよ。知らない人々に説明するときには、彦根の井伊家を出さざるを得ないわけでして、そういう観点からいえば、当然、彦根に行きたいという人がたくさん出てくるんですよ。ところが、それのきっかけを何もつくっていないのですよ。  卑近な例で言いますと、よそのゆかりの地は少なくとも直虎ゆかりの地というのぼり旗みたいなものをたくさんつくって、あちこち町中に立てているんですよ。彦根はどこにそれがありますか。旗さえつくっていないのですよ。情けないと私は思うんですが、お話ばかりしておられるのはいいですけど、現実に何を実行しようとしているのか、しかも彦根市が主体性を持って何を実行しようとしているのか、それだけでも答えてください。 251 ◯委員長(安居正倫君)   答弁をお願いします。  彦根城築城410年祭推進室長。 252 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   今ほど、のぼり旗等で、直虎に関する名称が載っていないというようなご質問があったわけでございますけれども、その部分につきましては、私どもも、のぼり旗を作成させていただくときに、今回、大河ドラマ展をさせていただきますので、その部分も含めて、一緒に旗には「同時開催します」ということを明記したかったわけなんです。交渉しておりますNHKの方に、大河ドラマ展の名称についてこういう形で出させていただきますという話をさせていただいたわけなんですけれども、NHK内部の方で大河ドラマ展の名称がまだ決められないということで、出せないというところがございました。それで、のぼりの方には大河ドラマ展の名称をつけてはいないのですけれども、1月ぐらいには名称が決まるというお話を聞いておりますので、その辺で正式名称を出させていただいて、懸垂幕等で広報等をさせていただきたいというようなところではいるわけでございます。  そういう形で、一応、彦根市民の方々にも、410年祭の中で直虎公のことについて広報させていただき、開国記念館の方とかにも来ていただいて、井伊家と浜松、直虎さんと直政さんの関係等を勉強していただくような機会となればいいとは思っております。 253 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 254 ◯委員(獅山向洋君)   旗の問題だって、よそがどんどん立てているのに何で彦根だけ立たないのかと。これは彦根市民が言っていますよ。直虎ゆかりの地は何もNHKの許可を受ける必要はないのですよ。よろしいですか。また、彦根市は、直虎が養母であった井伊直政の地だということを書いても、これは歴史的事実なんだから何も問題ないのですよ。何でそのことを考えないのですか。何でもかんでもNHKの許可がないと出せないみたいなことを考えている方がおかしいんですよ。大河ドラマがあるということは誰でも知っているんですよ。そんなことを一々旗に書く必要がありますか。その点、どうなんですか、市長、ちょっと考えてくださいよ。  こういう、言うならば市の職員のおかたい方に何もかも任せていたら何も進みませんよ。どう思いますか。 255 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 256 ◯市長(大久保 貴君)   大変貴重なご意見をいただいたと承らせていただいています。  種々、410年祭の推進委員会において議論をしていただいて、進めていただく段取りでございますので、ご意見もしっかり伝えさせていただいて、今までから遅い遅いというご指摘、さまざまいただいておりますので、今回、皆様方の期待に応えられるように全力を尽くして頑張らせていただきたいと思っております。 257 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 258 ◯委員(獅山向洋君)   410年祭の推進委員会とかいうのがあるらしいんですけど、この推進委員会を傍聴していても、何だか事務局案の承認機関みたいになっていまして、意見はさっぱり出ていませんよ。  この議会でこれだけいろいろな意見が出ているのに何も反映されない推進委員会というのは、私は疑問に思っているんですよ。市長自身が疑問に思われないから私も疑問に思っているんですよ。どうですか。あれは実行委員会ではないのですね。ただ単に推進するだけであって、推進は紙の上でも推進ですよ。その点、どう思いますか。本当に、やはりリーダーシップをとって、こうやろう、ああやろうという、そういう市長であってほしいから私は言っているんですよ。いかがですか。ちょっとはやってくださいよ、本当に。 259 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 260 ◯市長(大久保 貴君)   種々、取り組ませていただいているつもりではございますけれども、まだまだ足りないというご意見でございますので、その旨、しっかり受けとめさせていただいて、推進委員会の皆さんともどもに、力強く、さらに前進をしていきたいと思っております。 261 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 262 ◯委員(獅山向洋君)   私はそんなありきたりの言葉をお聞きするために質問しているのではないのです。最初に申し上げましたように、築城410年祭というのは彦根城なりローカルな話なんですよ。ところが、大河ドラマの「おんな城主 直虎」は全国的な問題なんですよ。なぜそれについてもっと力を入れないのかということを言っているのであって、これこそ推進委員会が一番問題のあるところなんです。何だか築城410年祭でお茶を濁せばそれで終わりと、90万人来たらそれでよいというような感覚を持っておられるからおかしいと思っているんです。どうですか、市長、そういう考え方を改めることはできないのですか。 263 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 264 ◯市長(大久保 貴君)   そういうご意見、まことにごもっともなことだと思うんです。大河ドラマの影響力というのは非常に大きいと私自身も思っておりまして、推進委員会の皆さんもその思いは共有しておられると思うんです。したがって、改めてそのことを確認し、すぐ始まりますので、できる限りの対応をさせていただきたいと思っております。 265 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 266 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、推進委員会、先ほども質問がありましたけれども、一体いつ、どういう議題でやるんですか。これはあくまで推進委員会の会長任せなんですか。その点、彦根市長としての立場をお尋ねしたいと思います。 267 ◯委員長(安居正倫君)   暫時休憩いたします。                                午後0時23分休憩                                午後0時24分再開 268 ◯委員長(安居正倫君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  市長。 269 ◯市長(大久保 貴君)   先ほど室長がお答えさせていただいたと思うのですが、1月、近々、推進委員会は開かれるということでございますけれども、それに先立ちまして正副会長会議というのがありますので、そこで大きな方向性というのを確認する場がございます。そこにおきまして、直虎に関してもう少し強調して、410年祭として取り組むための具体的な案について協議をさせていただきたいと思っております。 270 ◯委員長(安居正倫君)   ちょっと委員長から申し上げます。  これにつきましては早くしてもらうということで、市民に対する、いわゆる議会報告会をやりましたときに、ものすごく早くしてもらわないと困るということで政策提言が出ているはずです。その提言については、言わなくてもわかっているように、早くするということで、ところが、実際は来月から始まりますのにこういう状態だということでは、本当にそれは皆さん、議会の議員が心配もされ、それから、ある意味では怒りを持っておられるのも当然だと思います。
     したがって、本当に事の重要性を真剣に捉まえていただきまして、柔軟な頭で、本当にどうすればいいのかというのを真剣に考えていただきたいと。これはよろしく、私の方からは意見を申し上げられませんので要望だけになりますけれども、ぜひともそれは、そういう経過があって、市民もそういう心配をしているわけですから、そこら辺のことはしっかりと対応していただきたいと思います。  それでは、暫時休憩いたします。                                午後0時26分休憩                                午後1時30分再開 271 ◯委員長(安居正倫君)   それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。  他に質問はございますか。  矢吹委員。 272 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。  さっき獅山委員が言われたのに少し関係があるかと思いますが、410年祭に対して、直虎のことで何もできていないのではという話の中で、龍潭寺とか井伊神社だとか清凉寺、大洞の弁天さんがあります。佐和山の方に対して何も答弁を伺わないのですが、そこは盛り込まれないのか。例えば龍潭寺も、浜松の龍潭寺は今もたくさんの人が見えて、すごくにぎわっているというお話が聞こえてまいりますし、それに比べたら、彦根の龍潭寺付近は、少し人は増えてきていますが、それはほんの少しの人たちだけなのですが、410年祭に際して、その地域のことをどう考えていらっしゃるのか、教えてください。 273 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 274 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   今ほどのご質問、地域への誘客等の対応ということかと思っているんですけれども、パンフレット等で、ホームページにつきましても、当然ながら、地域の史跡等、観光地とか、そういうものについては掲載させていただいて、お客様にはこういう史跡等がございますということで、そういうご案内のチラシ等は作成させていただこうということで考えてはいるところでございます。 275 ◯委員長(安居正倫君)   矢吹委員。 276 ◯委員(矢吹安子さん)   警察の横ぐらいからのぼり旗がしっかり入るとか、もっと人が入ってこれるような、そして、いつも井伊神社を一般公開されるときも、踏切を渡ったところに看板を立ててくださいとお話しするんですが、なかなかできないのですが、看板があったり、のぼり旗をしっかりして、やはり人に来ていただくことと、テントを張って、例えばひこにゃんとか招き猫とか、そういうのは井伊家とかかわりが深いので、そういうものを売るお店とか、ボランティアガイドのところに何かするとか、もう少し工夫をしていただけないんでしょうかね。 277 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 278 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   歴史のあるところへの誘客ということで、そういう看板等なんですけれども、看板設置につきましては、占用等でいろんな問題があるかもわからないのですけれども、今おっしゃっていただいたような410年ののぼり旗等で、それを目印ということで、例えばなんですけれども、そちらの史跡の方に誘客できるような形ができるんでしたら、土地の所有者のご了解等もかかわってくるところはあるかとは思いますけれども、また今後、検討させていただきたいとは考えておりますので、ご理解いただきますようにお願いいたします。 279 ◯委員長(安居正倫君)   矢吹委員。 280 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。  そして、410年祭というのも開かれるし、「おんな城主 直虎」が始まると彦根駅の玄関には人がいっぱい来る。来てほしいという願いがある中で、例えば銅像が直政公だというのが割にわかりづらいのと、直政公のことを説明している石のところに張ってあるものがあるんですが、それが真っ黒で全く読めない。それも駅側ではなくてお城側に張ってあるんですが、410年祭として、ああいうのは「これは直政公だ」と、看板ではないですが、もう少しわかりやすいことをされる考えはないんでしょうか。 281 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 282 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   直政公、玄関、入り口ということで、私どもも見ていますと、あそこで記念撮影をしておられる方もおられます。字がちょっと読みづらいというところもあるかとは思うんですけれども、そこの管理者の方と、その辺につきましては、今回、そういうお話があったということで、何か対応はできないかということは、一度、話をさせていただきたいと思っておりますので、ご理解いただきますよう、お願いいたします。 283 ◯委員長(安居正倫君)   矢吹委員。 284 ◯委員(矢吹安子さん)   要望ですが、できるだけ早いというのではなく、もう始まるので、本当にもっともっとできるだけ早くしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 285 ◯委員長(安居正倫君)   要望でよろしいですね。  矢吹委員。 286 ◯委員(矢吹安子さん)   結構です。 287 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにありませんか。  長崎委員。 288 ◯委員(長崎任男君)   410年のことは午前中、結構やられたので、昼からはもういいかと思っていたのですけれども、どうしてもやはりこれは言っておきたいということがありますのでお伺いします。大河ドラマの「おんな城主 直虎」のところを絡めていくというのが今回の410年祭の大きなポイントだとするならば、長浜市とかは「軍師官兵衛」のときにラッピングした電車を走らせたりとかいうようなPRを大々的にしていたのですけれども、ラッピング電車であるとかラッピングのバスだとか、そういったもので広告宣伝するということはお考えにならないのか、そういうことはされないのかということがまず1点。  もう1点は、営業のことを聞くんですけれども、エージェントの方にお話をされたときに、「なるほど、これだったら彦根に行きたいという人がたくさんおられます」、「この企画だったら二重丸ですね」というようなコメントが得られているのか、もしくは、「こういうことをしたらもっと人が呼べるのではないですか」ということがエージェントの方から提案はなかったのか。逆に、「彦根としてはこういうようにしたいんだけれども」と提案をしたときに、向こうの方から断られたこととかがあるのかどうかというような、単にチラシを置いてくるだけが営業ではない、チラシを送りつけるだけが営業ではないという中で、そういう双方の意見交換の中でどのような意見が出たのかということをお聞かせください。 289 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 290 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   初めの、ラッピングされた電車とかバスの運行なんですけれども、直虎に限って申し上げますと、今、予定しておりますのが、電車は、現在、ちょっと考えてはおりません。ただ、バスとしましては、今、大阪市バスの一部の路線になるんですけれども、そこでラッピングのバスを1台、1年間、走らせるということで予定をしております。そのときに、410年祭のものと、もう一つ、同時に直虎のドラマ展を開催しますということをラッピングしたものを走らすという計画を今しているところが一つございます。  それと、もう1点、エージェントとの意見交換の中でのお話なんですけれども、やはりエージェント側からおっしゃっておられたのは、お客様に対して何らかのメリット、来ていただいて満足いただけるようなものを何か見出してもらえないかというところが一つございました。一応、値上げもするというようなお話で、お客様からしたらマイナスのイメージのところがありますので、それには何か付加価値、お客様が満足していただけるような企画を市の方で何か工夫はできないかというようなところがございました。企画の内容で、櫓とかでやりますので、その辺で楽しんでいただけたらという話はしていたんですけれども、ただ、それだけではなかなか満足いただけないということでした。その辺はまた、そのエージェントとの話としてはそういう形で終わったんですけれども、あと、個々の段階で各旅行会社の方々から提案という形で、企画物に対して何らか、お客様を大勢連れてくるので、例えば料金をもうちょっと下げることができないかとか、団体とかの誘客ですね、そういう話とか、あと、何か物がつけられないかとか、何か企画ができないかとかいうような提案はございました。 291 ◯委員長(安居正倫君)   長崎委員。 292 ◯委員(長崎任男君)   まず、ラッピングの件からですけれども、私が思いますのは、例えば彦根駅から東京に行く高速バスとかがあると思うんですけれども、そういったようなバスにそういうラッピングをすることができないのか。いろんな人に見てもらうというのが大事ですし、ここから東京に行く中では浜松も通っていくわけですし、そういう話、前回の「軍師官兵衛」の場合は姫路と長浜というJRでのつながりがあったのでそういったことができたんですけれども、今回、JR沿線となると、浜松と彦根の場合は直通もないわけなので、そういった中で何かできないかということであれば、近江バスとかでそういうのがあるのならばそんなことはできないのか、そういうことはお考えになったことはないのかということが、お伺いしたかった、まず1点目でございます。  あと、2点目の、営業に関してですけれども、これは本当に何度も申すことなんですけれども、確かに料金も大きな話だとは思うんですけれども、例えばそれを10円とか50円とか値下げすれば観光客数が倍増するのかといったら、私はそうではないと本当に思うんですね。本当に知恵を絞った意見交換、本当に成功したいんだというような意気込みで双方のところで意見を交わされているのかどうか。向こうから投げかけられたことに対して、彦根市としては知恵を絞って、こういうことを考えたという意見をお考えなのかどうかということが聞きたかった。  実際に今度の推進委員会が1月、来月中にあるということなんですけれども、そのときには、「おんな城主 直虎」は、当然、スタートしているわけですし、そこで「さあ、何かないですか」では僕は遅いと思いますので、そのときに企画の方から、やはり「これは」というような目玉のものを投げかけられるような内容をお考えいただきたい。この点は要望とさせてもらいます。  以上です。 293 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 294 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   彦根駅から東京へ行くラッピングバスの話です。当初は宣伝ということで、一つ、ラッピングバスは案ではあったんですけれども、今、委員から言われました、東京とかそういうものについては当初は考えてはいなかったのは事実でございます。とりあえず市内の方々にも広報ということで、410年祭等を周知させていただく手法として、現在、湖国バスさんにご協力いただいて、彦根駅から市立病院の方へ行きますラッピングバスを1台走らせていただいているような状況でしたので。ただ、ラッピングバスは、それだけではちょっと物足りない、宣伝の効果のところもございましたので、今、近隣の、大阪市のバスの方で考えたというところが現状でございます。 295 ◯委員長(安居正倫君)   企画振興部副参事彦根城築城410年祭担当。 296 ◯企画振興部副参事彦根城築城410年祭担当(野崎孝志君)   今、営業の話を長崎委員の方から再三お尋ねいただいています。当然、今、職員がこちらの方で担当していまして、エージェントとのつき合いというのは今までなかなかありませんでした。そういうこともございますので、びわこビジターズビューロー、彦根観光協会、それと商工会議所内にある近江ツーリズムボードがエージェントとのつながりが非常に大きいところでございますので、そちらと絶えず情報交換をさせていただいております。そこのエージェントとの情報交換の中で、今後、当然、まだイベントが出てきますので、そういうところの中で話をさせていただいているところでございます。営業につきましては、私どもで直接営業というのはなかなか難しいところもあるので、今までそういうノウハウを持っておられるところと情報交換をさせていただいているところでございますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 297 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございますか。  獅山委員。 298 ◯委員(獅山向洋君)   午前中にも随分、410年祭についてはお話ししたんですが、とにかく今の彦根市は、まるで待ちの体制というか、何か言ってこられたらやりましょうかというような、そういう感覚のように思われてならないのですよ。それで、こっちもいらいらして声が大きくなってしまうわけですが、まず一つ、極めて具体的な話をしますと、400年祭のときなんかは、これは職員の発案であって私自身は余り喜んでいなかったんですが、玄関入ったところに「400年祭開幕まであと何日」とカウントダウンしておりましたね。あれは嫌なもので、来るたびに、「ああ、もうあと何日しかないのか」と、そればかり気にしていたんですけど、やはり市民の目につくようなことをきちっとやってほしい。それと同時に、市長も、毎朝入ってくるときに、ああ、あと何日しかないのかといって追い立てられるような気持ちになってもらわないといけないのではないかと思うんです。そういう意味で、改めて、カウントダウンの表示でもする気はないかということをお尋ねしたいと思います。  それと、もう一つは、「おんな城主 直虎」がいよいよ放映されるわけですが、やはり第1回目のテレビ放映のときに、パブリックビューイングというんですか、大画面で市民がみんなで見て、これから彦根市民もしっかりと応援するぞというような、そういうことをお考えにならないのかと。これも待ちではなくて、彦根市が主催でして、こういうことをやりましょうということを言う気はないんでしょうか。  まず、この二つだけ、お答えいただきたいと思います。 299 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 300 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   1点目の、カウントダウンの看板の設置についてでございますけれども、400年祭のときに市役所の正面玄関にあったということでございます。今回、410年祭につきましても、大変遅くて大変申しわけございませんけれども、市役所の正面玄関のところに同じような形のカウントダウン、そしてまた、彦根城の天守広場、ひこにゃんの看板付近にカウントダウンの看板の設置を予定しているところでございます。今、業者の方と設置に関しての調整をしているところでございます。設置が遅れまして申しわけございませんが、ご理解いただきますように、お願いいたします。  次に、直虎の放映に関する、1回目のパブリックビューイングの開催についてでございますけれども、現在のところ、考えておらないところでございますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 301 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 302 ◯委員(獅山向洋君)   今のパブリックビューイングのことですけど、考えていないというのは、何か障害があるんですか。考えていないという言い方がどうも意味がよくわからないですな。何か、これこれ、こういう障害があるからやらないとか、何か個人的な見解に聞こえますので、その辺、いかがなんでしょうか。こんなのは、できれば市長がお答えいただきたいぐらいですな。 303 ◯委員長(安居正倫君)   企画振興部副参事彦根城築城410年祭担当。 304 ◯企画振興部副参事彦根城築城410年祭担当(野崎孝志君)   今のパブリックビューイングなんですけれども、彦根市の主催ではございませんけれども、三成でもパブリックビューイングをしていただきました。放映に関して、あの場所でNHKが放映されるということで、NHKのご協力をいただいてパブリックビューイングをさせていただいているというのがございますので、当然、NHKの大津放送局とは頻繁にお話もさせていただいておりますので、1月の放映のときには、1月8日は、現在は計画しておらないのですけれども、そういう話をNHKともさせてもらえるかとは思いますので、今後、検討させていただきたいと思います。 305 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 306 ◯委員(獅山向洋君)   今後させてもらうではなくて、もう放映の日まで決まっているのに何でそれぐらいのことを思いつかないのですか。そこが問題だと言っているんですよ。今言ったんですから、今からでもすぐに、あしたにでも行って、NHKと交渉しないのですか。 307 ◯委員長(安居正倫君)   企画振興部副参事彦根城築城410年祭担当。 308 ◯企画振興部副参事彦根城築城410年祭担当(野崎孝志君)   NHKの方には話はさせていただきますけど、この放映の日にちに合わせるということはお約束できませんので、ちょっとそこはお話しさせていただきたいと思います。  以上です。 309 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 310 ◯委員(獅山向洋君)   そんなお約束できる・できないの問題ではないでしょう。まず、やるということが一番大切なので、どうですか、市長、こんなことぐらい、遠慮なく行けと言ってもらわないといけないのですよ、今でもね。黙って聞いているだけでは、これは市長ではないですよ。もうちょっとしっかりやってくださいよ。これは意見です。  次は質問です。  今までにもちょっと問題になったんですが、今、一番問題なのは、一体これ、本当にこの410年祭なり直虎に関しての彦根市の人事体制です。私は人事については余り言いたくないのですけれども、こんな状態では、人事体制がどうなっているのかということも聞いておきたい。  具体的な質問ですが、この410年祭に関して、現時点で一体何人が専任としてこの仕事だけにかかり切っておられるのか、それをちょっと質問したいと思います。 311 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 312 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   専任の職員でございますけれども、私と、あと課長補佐級が1名、そして、一般職員が2名の計4名、そこに臨時職員が1名ございます。臨時職員を含めますと5名という形になります。  以上でございます。 313 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 314 ◯委員(獅山向洋君)   今おっしゃった4名は兼務はないと理解しますけれども、それで、今言ったようなパブリックビューイングとか、そういう発案とか、そういうものは全然出てこないのですか。現に石田三成のときでさえやっているのに、これは彦根市としてどうなのか。浜松なんかは当然おやりになると思うけれども、彦根市はまさに井伊直政公、直虎に育てられた人の藩なんですよ。それが、市民はみんな自分の家で見ているというような、そんな話でいいのかという、そういう感覚をやはり公務員としても持ってもらわないといけないと思うんですが、今おっしゃったような専任の4人の中からはそういう意見は出てこなかったということですか。 315 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 316 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   パブリックビューイングのお話なんですけれども、今ほど指摘がございましたとおり、「真田丸」のときにもございましたので、一部、職員からはパブリックビューイングの話は出てはおりました。 317 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 318 ◯委員(獅山向洋君)   出ていたのはいいんですけれども、結局、採用されなかったということですな。ちょっとそれだけ聞いておきたいんですよ。  というのは、やはりこういう問題で、きちっとそういう意見が、上の方までと言うと言い方が悪いけれども、場合によっては市長のところまで上がっていく体制というのは非常に重要なのです。さっきから申し上げているカウントダウンの問題でもそうなんですよ。こんなもの、400年祭の記録を見れば幾らでも載っているわけです。ところが、そういう発想を採用しようとさえしないというようなところが、やはり市民がなかなか盛り上がらない一つの原因でもあると思うのでね。  もう一回、質問に戻りますけれども、ちゃんと上へ上がらないのですか。それだけ聞いておきたいんです。 319 ◯委員長(安居正倫君)   彦根城築城410年祭推進室長。 320 ◯彦根城築城410年祭推進室長(橋本邦彦君)   さまざまな、パブリックビューイングの話もですけれども、中で話をさせていただきまして、先ほど次長の方からも話がありましたとおり、NHKとの調整がございましたので、そこで一応、話的にはとまっているというような状況でございます。  以上でございます。 321 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 322 ◯委員(獅山向洋君)   これは市長にお尋ねしたいんですが、市長は「真田丸」についてはパブリックビューイングにいらっしゃったと聞いていますが、あれをごらんになって、これはやはり「おんな城主 直虎」のときもやらないといけないというようなことはお考えになりませんでしたか。 323 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 324 ◯市長(大久保 貴君)   パブリックビューイングのお話は、私も一部で伺っておりましたけれども、三成のときは、やはり三成の最後をみんなで見届けようという盛り上がりがございましたので、たくさんの方もお見えになったということで理解をしております。結果、よかったとは思っておりますが、今もお話しのように、調整をしているということでございますので、その状況を見ていきたいと思っておりますが、空回りしてもいけませんので、その辺は、やはりきちっと周到に用意をしてさせていただかなければならないとは思っております。 325 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 326 ◯委員(獅山向洋君)   今のお話ではまるで1年先の話みたいですな。周到に準備してやるとおっしゃるんですけれども、1月8日なんですよ。その辺がね、どうも感覚的によくわからないのです。  それと、もう1点は、空回りしてはいけないとか、そんなことではない。市長としてはこうしたいんだということをおっしゃる。それが市長のリーダーシップではないですか。何とかしてやはり直虎を盛り上げていきたい、あるいは直政も盛り上げていきたい、そういう気持ちを持ってもらうということが非常に重要なので、何とか持ってもらえませんかね。どうなんですか。 327 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 328 ◯市長(大久保 貴君)   しっかり頑張らせていただきます。 329 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 330 ◯委員(獅山向洋君)   しっかり頑張るのはいいんですけれども、パブリックビューイングはやるんですか、やらないのですか。空回りしないようにこれから慎重に検討するわけですか。やるというのと慎重に検討するって大分違いますので、念のためにちょっと、彦根市民に代わって確認しておきます。 331 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 332 ◯市長(大久保 貴君)   今も担当からご説明させていただきましたように、NHKの協力も必要でございますし、場所の確保等々もございますので、検討していきたいと思っております。 333 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございますか。  長崎委員。 334 ◯委員(長崎任男君)   410年のことは、今、大分出ましたので。  次に、これは前からずっと思っていることなんですけれども、防災無線のやり替えというのが総務省の指針で出ているんですけれども、それに対して彦根市はどのような取り組みをされているのかということ。例えば彦根にある大きな河川、犬上川や芹川、宇曽川とか愛知川も含めて、そういうところにカメラやスピーカーを据えつけて、もし水の量が増えてきたら危険ですよというようなことをされるとか、これは他市とかでもあるんですけれども、クラウドWi-Fiとか地域Wi-Fiとかというんですけれども、そういったものを整備して、緊急地震速報みたいなものの市内版みたいなのができるようになるのか、ならないのかということですとか、あと、市町村デジタル防災同報通信システムとかを利用してやるとか、私が今考える中ではそういったところがあるんですけれども、彦根市は防災行政無線のことに関しましてどのような取り組みをされているのかということがまず1点。  2点目は、彦根市はふだんから、市民への防災情報発信の手段として現在はどのようなことをされているのか、それのPR方法はどのように市民の方に対してされているのかということが2点目です。  3点目は、これも再三この場所でも言わせてもらっているんですけれども、アプリラジオというものの実現の可能性はあるのか、ないのか。  この3点をお願いいたします。 335 ◯委員長(安居正倫君)   危機管理室長。
    336 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   1点目の、防災行政無線の彦根市の取り組み方でございます。  彦根市は、現災害対策本部室を設置するときに防災行政無線のデジタル化ということで、総務省のその当時の指針等を見ながら、同報系ではなくてデジタルの移動系の無線をつけるということで、一旦、決定されました。それで、まだ5年たっておりませんので、現在は防災行政無線自体のシステムを大きく変えるということは検討できていない段階なんですけれども、おっしゃっていますように、デジタルの同報システムがあれば、外に対してのお知らせというのはかなり有効な手段だとは考えております。  当時は経済比較とかもあって、今は移動系のデジタルということになったのですが、3点目のアプリラジオとかの実現というのとも関連してくるかもわかりませんけれども、今後、研究をしていって、そういったアプリラジオなどで、どこか危険な区域だけとかでも同報系の無線がつけられないか、ただし安くというところで検討ができれば、そういったところも、アプリラジオも含めて検討していきたいと思っております。  もう一つ、2点目ですけれども、情報発信の手段とかPRの方法で、現時点では、情報発信につきましてはエフエムひこねの方に防災の豆知識ということで、今も徐々に数を増やしていっています。今でき上がっているのが5、6項目ぐらいあるんですが、そういったことを放送していただいて、豆知識を市民の方に知っていただく。通常の情報発信としましては、一応、ツイッターもやっております。何か防災訓練ですとか防災展とかがあるときには、その前につぶやくような形をしておりますし、災害時にも、メールシステムというのもあるんですけれども、それは登録していただいた方に防災情報、ほかの防犯情報とかも含めて流すものですが、そういったもので情報を提供させていただいたりとかしております。もちろんホームページの方にも掲載はしております。  あとは、出前講座とかいうのが年間80回ぐらいありますので、そういったところでチラシとかを持っていきまして、直接、周知・広報させていただいているような状況でございます。  1番目と3番目とが一緒になりましたけれども、以上でございます。 337 ◯委員長(安居正倫君)   長崎委員。 338 ◯委員(長崎任男君)   大体わかりました。今もお金の話とかもやはり出てくるんですけれども、資金の段取りというのは、当然、総務省の指針のところで確保されている予算というのは、実際、今、5年たっていないので使えないというようなお話もあったんですけれども、それとは別に、今、本庁舎の耐震でもあるんですけれども、緊急防災・減災事業債、そういったような資金はこういったものには該当しないのですか。 339 ◯委員長(安居正倫君)   危機管理室長。 340 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   今ちょっと把握している範囲でお答えさせていただきます。  やはり該当する事業はございます。ただ、同報系なら市内全てとか、ラジオを提供するなら全世帯に全て提供するとか、そういった条件がついてまいりまして、そうなりますと、現在では彦根市の方としましては、予算上のことも考えるとかなり高額になるというところで、そのあたりは今とまっているところです。  そのほかにも、先ほども言いましたけれども、部分的に認めてもらえるようなものがあれば検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 341 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございますか。  獅山委員。 342 ◯委員(獅山向洋君)   消防の話が出ましたので、この機会にちょっと質問とお願いをしておきたいと思うんですが、本年度の防災訓練は県と市の合同の防災訓練でございました。話を聞きますと、たしか7、8年に1回ぐらいしか回ってこないということで、訓練場なんかは私が市長のときに決めたというようないきさつがあるわけですが、それはそれといたしまして、実は市議会としてちょっと文句を言っておきたいのは、確かに市議会議員にも来賓として案内がございました。我々も行ったわけですが、これはひがみっぽい言い方かもしれませんが、我々彦根市議会は、いわゆる参加団体ではないわけですね。来賓がたくさん来ておられたんですが、ほとんどが、やはり参加団体のトップ的な方が来賓兼という形で座っておられまして、次から次へと出たり入ったりしておられたわけですが、いよいよ防災訓練が終わるというときになって、自分らはもう役割がないものと思ってお帰りになっていた市議会議員も割合おられたわけです。いざ最後に、市議会議員は前へ、来賓のラインですな、そこへ立ちなさいというようなことになりまして、非常に慌てた。慌てると同時に、立ってみたら多くの市議会議員はもう帰っておられて、彦根市の市議会議員の部分だけが歯抜けのようになってしまっていたんですよ。  それで、一つ質問したいのは、普通、いろいろ役割がきちっと決まっていまして、何時何分には誰がどういうようにするというようなことを、さすがに消防関係の人はきちっと決めておられるんですが、市議会議員についてはそういう役割というものについて県の方から何も連絡がなかったのかということと、少なくともそれぐらいのことは彦根市の消防本部の皆さんも配慮して、ちょっと我々に、出席と書いたら最後にはこういうようになりますよというぐらいの、そういう連絡をしていただいてもいいのではないかと思ったんです。  そんなことで、ちょっと古い話なので申しわけないのですけれども、お聞きする機会がなかなかなかったもので、この機会にちょっと質問を兼ねて、今後そういうことがないようにお願いしておきたいと思います。 343 ◯委員長(安居正倫君)   危機管理室長。 344 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   この進行等に携わりましたのは危機管理室の方が主にやっておりましたので、危機管理室の方からお答えさせていただきます。  おっしゃいますように、まず、大変申しわけございませんでしたということが1番目でございます。今年度は県との総合防災訓練ということで、おおむねの大きなスケジュールとかは県の方が調整をされまして、言いわけになってしまうんですけれども、最終の閉会式までのスケジュールが来たのが前日か前々日ぐらいになってしまいました。そこで、我々も早く気がついて、閉会式のときのお話を、朝、来ていただいたときにするとか、閉会式のときに並んでいただくような段取りをさせていただければよかったんですが、毎年度、彦根市の防災訓練のときは市議会議員の皆様にお越しいただいておりますけれども、テントの方でお座りいただいているような状態のまま閉会式が始まります。そういったところと混同したようなところもございまして、これは私どもの方のミスでしたので、この場をおかりしまして、おわび申し上げます。  今後、来年度以降といいますか、県の防災訓練は7年に一度回ってくるんですけれども、これにとらわれず、来年の彦根市の防災訓練におきましても、そういった失礼がないように十分気をつけてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 345 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございますか。  獅山委員。 346 ◯委員(獅山向洋君)   総合教育会議というのが法律の改正によりましてできたわけですが、かねがね、例えば市長選挙のときに市長が「私は教育に力を入れます」と言っていながら、実際は教育委員会の専権事項であって、せいぜい教育長の任命権ぐらいしかないというようなことが問題になっていたわけでございまして、そういうことで、ようやく市長も総合教育会議の中で一定の意見を述べることができるようになりました。むしろ主宰者として会議を主宰できるようになったわけです。  そういう観点からちょっとお尋ねしたいんですけれども、相変わらず滋賀県は小・中学生の全国学力テストでも、市は知りませんけれども、どうも県としては余り芳しくない状態ばかりが続いているわけです。  まず一つ質問しておきたいのは、市長は彦根市の小・中学生の全国学力テストの結果というのは知っておられるのでしょうかということですね。  それと、もう一つは、こういう総合教育会議の中で、彦根市の学力というか、もっと細かく言えば、全国学力テストの成績を上げるためにどのようにすればよいかとか、そんなことを考えておられるのか。  まず、その2点についてお尋ねしたいと思います。 347 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 348 ◯市長(大久保 貴君)   全国学力テストの結果は知っております。前回の総合教育会議で一定の内容は公開させていただいているということがございます。  昨年の結果は、前年までの3年間、右肩下がりであったものが反転、上昇したということで、いい結果をいただいているということでございます。  向上の方法としましては、今、予算の範囲内ではありましたが、学力について大変熱心に取り組んでおられて結果を出されている福井県の方に教員の皆さんが視察をいただいて、つぶさに現場の状況を視察していただいたりしております。さらに、そうしたところをフィードバックするために、現場での研修も重ねていただいていると。とにかく私どもが、1年、努めてまいりましたのは、学力を向上させなければならないという強い思いを現場の皆さんと共有し、進めてきた結果が、一定、効果が出てきたものと考えております。 349 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 350 ◯委員(獅山向洋君)   教員の皆さんが、先進県とかいうのはおかしいと思うんだけれども、とにかく全国学力テストの結果のいいところを見学にいらっしゃるというのは非常にいいことはいいことかもしれないけれども、滋賀県が相変わらず、多少は向上しつつあるとはいいながら、なぜこんなに低迷しているのかについて、総合教育会議の主宰者たる市長として何らかのお考えはございますか。 351 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 352 ◯市長(大久保 貴君)   この問題について、総合教育会議の中でも議論をさせていただいたり、意見交換をさせていただいたりしてまいりましたが、まず、とにかく一番重要なことは、学力・学習状況調査というものは子どもたちの学力を正しく反映されていないという認識を持っておられる方が随分おられたと。過去3年間、そういう説明でございました。そうではなくて、まず、これを改善しなければ話にならないということをお互いに認識し、そのことを現場の皆さんにお伝えしていったということであります。  これは、今申しましたような、子どもたちの学力の正確な反映ではないというご意見については、県の教育委員会でも同じような話がありまして、それを発言する立場が、例えば全国ランキングで真ん中ぐらいならばまだしも、あるいは上位の方にいれば、一定、聞く耳を持てるかもわかりません。しかし、下位で、下から2番目というような状況で、さらに、県の平均を下げている彦根市においては、そうしたことは到底言えないわけでありまして、状況を改善すべく、皆さんに努力をお願いし、その結果、一定、努力をしていただいた成果が出たと思っております。 353 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 354 ◯委員(獅山向洋君)   これは小・中学生を持つ保護者にとっては重大な問題なのでお聞きしておきたいんですが、市長としては改善すべきだということなんですが、一体どういう改善をすべきだとお考えなんでしょうか。 355 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 356 ◯市長(大久保 貴君)   総合教育会議の中でもさまざまな議論をいただいております。さまざまな子どもたちの環境あるいは境遇、要因等々ございますが、まず、ことしは一旦、向上に向かって一歩を踏み出した。これが持続的に上向いていくような努力をしていかなければならない。そのためには、さまざま見えてきた課題について、それぞれ対応していくということが重要だと言われております。  一つは、私ども市長部局と教育委員会がこれからさらに議論を深めていかなければならないのは、過去数年、いわゆる小一あるいは小二の学習環境、学習態度について課題が指摘されてきました。小一すこやか支援員とか、そうした外的な支援をしながら教育現場を支えてきたということでございますが、さらに深く見ていきますと、やはり就学前の状況も非常に重要だということがわかってまいりましたので、これは、今、幼保が市長部局にございますので、教育委員会と十分に意見交換・共有をしながら、スムーズな小学校生活を送っていく移行の過程をつくっていくということも重要でありましょうし、1例でございますけれども、そうした、市長部局と教育委員会が共同しながら対応していくという局面がこれからますます増えてくると考えておりまして、そのような対応をこれからとっていきたいと思っております。 357 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 358 ◯委員(獅山向洋君)   それと、もう1点は、よく全国学力テストの成績のよい福井県とか北陸3県、秋田とか、しきりに視察というような形で行っておられるんですが、あれは何らかの効果があったんでしょうか。その点、市長としての見解を聞いておきたいのですが。 359 ◯委員長(安居正倫君)   市長。 360 ◯市長(大久保 貴君)   お伺いしますと、学習環境が大変違うということを伺っております。例えば福井県敦賀市の小学校には小一のすこやか支援員等はおられないと。いなくても大丈夫だということであったり、これはいろんな意見があろうかと思いますが、実際に学校の環境、雰囲気というのが随分違うということでございます。私も総合教育会議で、秋田県、あるいはそうした学力向上について熱心な県の取り組みを視察された教員の皆さんに具体的に講演もいただいてまいりましたけれども、やはりその域まで達するには相当努力が必要だとは思いました。  ただ、そういう各地の取り組みが正解かと言われると、私も何とも言えないところがありますが、そうしたモデルもあるけれども、彦根市の小・中学校にとってふさわしいモデルをつくっていくということが重要だろうと思っておりますので、これからも総合教育会議においてさまざまな議論をさせていただきたいと思っております。 361 ◯委員長(安居正倫君)   夏川委員。 362 ◯委員(夏川嘉一郎君)   今の成績評価というのは、簡単に言えば、覚えると。ある程度のことを覚えて、それが成績につながるというような、簡単に言えば、それが基本かと思うんですけれども、最近の流れを見てみますと、大学でもどこでもそうですけれども、アクティブ・ラーニングという言葉に象徴されますように、何でもないところから真理を見出していく、あるいは、皆が寄ってよりよい方法を、一つの目標があるのではなしに、自分たちで目標をつくるというような、考える教育という方向に進んでいると思うんですけれども、小学校でも、どっちかというとアクティブ的な授業をぼちぼちやっておられるというように見ております。  彦根市も、まず、市長が言われた、とりあえずあるラインに、成績をよくしていくという形はそれでいいと思うんですけれども、次の時代に向けて、やはり一つの考える教育というような地盤も研究していくべきではないか、そういう方向に向かうべきではないかと思うんですが、こういう一つの構想というのは持っておられるんですか。市長にお伺いしたいと思います。 363 ◯委員長(安居正倫君)   教育全般については所管外とします。  暫時休憩します。                                午後2時25分休憩                                午後2時26分再開 364 ◯委員長(安居正倫君)   休憩前に引き続き、会議を開きます。  獅山委員。 365 ◯委員(獅山向洋君)   これは総務部長にお尋ねしたいんだけれども、前に市長の履歴書についていろいろと議論をしたことがあるんですが、ちゃんと企画総務消防常任委員会の会議録を読んでおられる方もおられまして、一体あれはどうなったんだと。結局、市長が継続するにしても、あるいはかわるにしても、市長は履歴書を出さなくてもいいのかと。その辺を最後にきちっと確認しておいてくれと、こういう話だったんですよ。これは総務部長にちょっと調べておいてくれと言っていたので、いかがだったでしょうか。 366 ◯委員長(安居正倫君)   総務部長。 367 ◯総務部長(和気豊文君)   履歴書とか、市の規則上は特段の規定はございません。当時もお答えしましたとおり、市長会へ市長の履歴を届け出るというか、向こう様がどういった略歴をお持ちなのかということをお尋ねになられますので、現在で言う秘書政策課を通じましてお答えしていると。それを援用して、市のホームページで、大久保市長は略歴を披歴しておられるということでございます。市当局が求めるということは、ルール上はございません。 368 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 369 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、非常勤の特別職である市議会議員については議会事務局から求められたし、また、我々も出したという記憶があるんですが、これも出さなくてもいいんですかね。その点をちょっと確認しておきたいんです。 370 ◯委員長(安居正倫君)   議会事務局次長。 371 ◯議会事務局次長(山口和子さん)   市議会議員の履歴書に関しても、法的に提出していただくというものではないのですが、こちらの参考のためにいただいているものでございます。 372 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 373 ◯委員(獅山向洋君)   ご承知のとおり、地方自治法上、特別職にある者は兼職してはならないというような規定が幾つかあるわけですけれども、これは市長だって、例えば国会議員と兼職したらいけないわけでして、そういう意味では、あるわけです。  そういうような問題について、やはりきちっと勤務先である彦根市あるいは彦根市議会がそれを求めた上で、公文書としてそれを控えておいて、その中で、こういう兼職禁止とかそういう規定に触れていないということをきちっと調べる義務はあるのではないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。これは総務部長にお尋ねしたいんですが。 374 ◯委員長(安居正倫君)   総務部長。 375 ◯総務部長(和気豊文君)   突然のご指名であれですけれども、ルール上ないのですが、自治法の規定に抵触するという事態が起きてはいけませんので、これはちょっと事務方として申し上げるのはあれですけれども、特別職になられた方自らが、私はこういう略歴ですということをお出しいただくのは何もやぶさかではないといいますか、大丈夫だと思いますので、そういった対応をしていただければどうかと思います。いわゆる運用上でございますね。  正式にルールに決めるかどうか、規則として定めるのであれば研究の必要があるかと思います。 376 ◯委員長(安居正倫君)   獅山委員。 377 ◯委員(獅山向洋君)   私は意見として申し上げておきますが、公職選挙法でも経歴詐称というのは非常に重大な選挙違反になっているわけでございまして、そういう意味で、公職にある者が、一種の公務所に供するという意味では、公文書としてそれを出さないということ自体がちょっとおかしいのではないかと思っているんですよ。お調べになった限りで、そういうことであるなら仕方がありませんけれども、私の方も、また一遍、調べておきたいと思いますので、とりあえずは総務部長のご回答はこうであったと、私に質問された方には答えておきます。ありがとうございました。 378 ◯委員長(安居正倫君)   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 379 ◯委員長(安居正倫君)   ないようでございますので、以上で企画総務消防常任委員会を閉じます。  大変お疲れさまでございました。                                午後2時31分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...