彦根市議会 > 2016-12-15 >
平成28年 予算常任委員会 本文 開催日: 2016-12-15

ツイート シェア
  1. 彦根市議会 2016-12-15
    平成28年 予算常任委員会 本文 開催日: 2016-12-15


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時28分開議 ◯委員長(安藤 博君)   皆さん、おはようございます。皆さんおそろいですので、ただいまから予算常任委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりであります。  お諮りいたします。  委員長といたしましては、付託されました議案の審査に当たりまして、議案第81号から議案第86号までを一括議題とし、まず企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算部分の審査をお願いし、続いて福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分の審査、最後に市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分の審査をお願いした後、付託議案に対する討論および採決をお願いしたいと思いますが、このような審査方法でご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。  それでは、議案第81号から議案第86号までを一括議題とし、まず企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算部分について審査を行います。  なお、委員の皆様方におかれましては、質問内容を整理した上で、質問をしていただくことをお願いしたいと思います。また、執行部の皆様においては、質問内容をしっかりと把握した上、論点整理が必要と思われる場合は、反問権を行使していただくなり、その答弁に努めていただきますようよろしくお願い申し上げます。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 3 ◯財政課長(西田康浩君)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 4 ◯委員長(安藤 博君)   議会事務局次長。 5 ◯議会事務局次長(山口和子さん)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 6 ◯委員長(安藤 博君)   総務部次長選挙管理委員会事務局長。 7 ◯総務部次長選挙管理委員会事務局長(廣瀬 淳君)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 8 ◯委員長(安藤 博君)   企画振興部次長。 9 ◯企画振興部次長(野崎孝志君)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 10 ◯委員長(安藤 博君)   出納室長。 11 ◯出納室長(北村典彦君)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕
    12 ◯委員長(安藤 博君)   監査委員事務局長。 13 ◯監査委員事務局長(西山 武君)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 14 ◯委員長(安藤 博君)   消防本部次長。 15 ◯消防本部次長(高田忠見君)〔議案第81号のうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 16 ◯委員長(安藤 博君)   これより審査をしていただきますが、先ほど、企画総務消防常任委員会福祉病院教育常任委員会、続いて市民産業建設常任委員会の順とお諮りしましたけれども、企画総務消防常任委員会の後に市民産業建設常任委員会、最後に福祉病院教育常任委員会の順に訂正させていただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 17 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  それでは、議案第81号から議案第86号までのうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  馬場委員。 18 ◯委員(馬場和子さん)   おはようございます。ただいま説明いただいたことについてお伺いいたします。  1点目は、21ページ。危機管理費ということで、災害協定を締結している鳥取を中心とする定住自立圏に、今回お見舞金を100万円していただきました。協定を結んでいる以上、大事なことだと思うのですが、いろんな災害がありますので、金額的には多い・少ないがあると思うのです。どういうときにはどうという規則があるのか。100万円とした根拠をお聞かせいただきたいと思います。  次に、22、23ページ。企画の方で、統計調査総務費として2名分を補正されています。補正で出すということは、何か特別な統計調査が生じたのか、それとも単に増員という意味なのか。  この2点についてお知らせください。 19 ◯委員長(安藤 博君)   危機管理室長。 20 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   1点目です。災害見舞金100万円の金額の基準ですが、本市におきましては、現時点では、災害時の見舞金を支出する金額の規定はございません。地方自治体が他の自治体へ見舞金を送る場合は、最大限約100万円。10万円のところもありますし、30万円というところもあり、それぞれなのですが、今回は他市でつくっておられる例を見ますと、友好都市や災害時の支援協定を結んだ都市については最大限の金額をされているようなところから、一般的に限度である100万円という額を設定させていただきました。 21 ◯委員長(安藤 博君)   企画振興部次長。 22 ◯企画振興部次長(野崎孝志君)   ご質疑のありました統計調査費職員給与費ですが、新たな調査はございません。人事院勧告に伴う給与の増、人事異動等の反映、共済費の再算定での増額です。 23 ◯委員長(安藤 博君)   馬場委員。 24 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  統計調査総務費については理解させていただきました。  さきに答弁をいただきました危機管理費の災害時のお見舞金についてですけれども、最大限の金額である100万円というのは、協定を結んでいるからという理由もよく理解いたしました。100万円のうち彦根市の分としては72万9,000円という計上ですけれども、これは定住自立圏の中で按分されてとのことですが、按分のルールを教えていただければと思います。 25 ◯委員長(安藤 博君)   危機管理室長。 26 ◯危機管理室長(近藤弘明君)   議案の概要の4ページをごらんいただけますでしょうか。4ページの上段に、積算および負担額という一覧があります。先ほど次長の説明にもありましたが、平成27年国勢調査人口の確定値の人口割ということで、定住自立圏の人口15万6,273人のうち彦根市が11万3,679人で人口割し、端数が出ますので端数は彦根市という形にさせていただいております。これは湖東定住自立圏推進協議会で決定されたものですので、よろしくお願いいたします。 27 ◯委員長(安藤 博君)   馬場委員。 28 ◯委員(馬場和子さん)   理解いたしました。平成27年の国勢調査の人口割とのことなので、次の国勢調査が行われて人口に変動がない限りは、この割合でしていただくということで、国勢調査の結果によっては変動もあるという理解でよろしいですね。 29 ◯委員長(安藤 博君)   企画振興部長。 30 ◯企画振興部長(萩野 昇君)   定住自立圏の取り組みに関連するものですので、企画の方から答弁させていただきます。  定住自立圏の取り組みには各種の取り組みがありまして、例えば均等割2割、人口割8割であったり、そこに利用者割というものが入ってくる事業もあります。はっきりしたケースでは、甲良町と豊郷町と彦根市が学校給食センターを一緒にやっておりますが、これは非常に単純明快で食数割ということで、ルールを設けて経費負担をしていただいています。このように、その事業により経費負担の考え方、割合は変わってまいります。今回の場合は災害見舞金ですので、そこには均等割、利用者割、食数割といった概念は一切なく、等しく1市4町の圏域全体でお見舞金を出させていただこうということで、経費按分の物差しは何が一番ふさわしいかと考えましたときに、人口割とさせていただきました。直近で平成27年国勢調査の確定値が出ておりましたので、それに基づいて経費を算定し、そういった経費の算定方法も含めて4町の方にお諮りしたところ、了解をいただけたということです。今回の見舞金というのは経常的なものではなく、今回こういうケースが発生しましたので、それに一番ふさわしい経費負担のあり方ということで、今申し上げたような理由で決めさせていただきました。 31 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 32 ◯委員長(安藤 博君)   なければ、議案第81号から議案第86号までのうち企画総務消防常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑はこれにて終了いたします。  暫時休憩いたします。                                午前9時52分休憩                                午前9時56分再開 33 ◯委員長(安藤 博君)   休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  次に、市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分について審査を行います。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 34 ◯財政課長(西田康浩君)〔議案第81号の市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 35 ◯委員長(安藤 博君)   市民環境部次長。 36 ◯市民環境部次長(辻 宏育君)〔議案第81号の市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 37 ◯委員長(安藤 博君)   産業部次長農業委員会事務局長。 38 ◯産業部次長農業委員会事務局長(長野繁樹君)〔議案第81号の市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 39 ◯委員長(安藤 博君)   都市建設部次長。 40 ◯都市建設部次長廣田進彦君)〔議案第81号の市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 41 ◯委員長(安藤 博君)   市民環境部次長。 42 ◯市民環境部次長(辻 宏育君)〔議案第82号について提案説明〕 43 ◯委員長(安藤 博君)   上下水道部次長。 44 ◯上下水道部次長(藤原 弘君)〔議案第83号、議案第86号について提案説明〕 45 ◯委員長(安藤 博君)   これより、議案第81号から議案第86号までのうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  長崎委員。 46 ◯委員(長崎任男君)   予算書の6ページ、概要書では10ページの探索動画作成委託業務2,118万8,000円についてお伺いいたします。  まず1点目、この積算根拠、特に動画作成委託料の積算根拠を明らかにしていただきたい。物事には何でも仕様書があるのですけれども、まさか業者の言いなりで出ているわけではないと思いますので、積算根拠を明らかにしていただきたい。  2点目は、本会議での答弁等を聞いてなのですが、初年度のダウンロードの目標が1,500人というような答弁が副市長からありました。2,118万8,000円を単純に1,500人で割りますと、1ダウンロード当たり1万3,000円になるのです。それならば、1万3,000円渡すので、この5カ所をスタンプラリーしてくださいというのと同じことではないかと思うのです。そうではなく、翌年以降も使えると言うのであれば、翌年以降にバージョンアップしていくのに1円もお金がかからないのか。もし翌年以降にバージョンアップするのにはどれぐらいの経費がかかるのかも含めて、ご説明いただきたい。  3点目に、地図を見て、その場所に行くのですけれども、そのときに音声を出すことはできないのか。今回は歴史的な話だけですけれども、将来的には例えば買い物情報とか、彦根のタイムリーな情報を、スマホを開いていることによって、その場所に行けばいろんな情報が得られるように変化させられる汎用性はあるのか。  この3点、お聞かせ願いたいと思います。 47 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 48 ◯観光企画課長(松宮智之君)   まず、今回の探索動画作成委託料の積算根拠ですけれども、アプリのシステム開発、構築費等に約700万円、企画構成、プロデュース、演出、技術スタッフに係る経費が約650万円、録音編集、撮影に関する経費が約420万円、このような根拠で積算を上げております。  2点目です。翌年度以降のバージョンアップに係る経費をお尋ねいただいておりますが、バージョンアップする場合は、当然経費はかかってくるものと思います。どういった動画を幾つつくるのか、どういう技術を使うのかによりますので、幾らというのは申し上げられませんが、追加する場合、経費はかかってくるものと思っております。  3点目の音声や他の情報に関することですが、音声を入れるかどうかは、業者が決まった後で協議していくことになると思います。観光以外の他の情報についてですが、今回は探索動画で立ち上げますけれども、連携できるようなものであれば、発展できるようなものであれば、観光だけではなく、他の部署も含めて検討していければと思っております。 49 ◯委員長(安藤 博君)   長崎委員。 50 ◯委員(長崎任男君)   1点目の積算根拠です。700万円、650万円というのは本会議の中でもご説明いただいていたので、さらに細分化した積算根拠はお示しいただけるのか。  2点目です。翌年以降もかかるであろうとのことなのですけれども、幾らかかるのか、今回と同じ程度かかるのか、そういうことも全く明らかにされていない中で、幾らかかかるでしょうとのことでした。例えば翌年以降も1,000万円かかるというのであれば、今回の2,118万円で1,500人が目標なので、1人当たり1万3,000円という費用になります。それは余りにもお金をかけ過ぎなのではないかという感じがします。1万3,000円お渡しして、5カ所をスタンプラリーしてもらったらいいのではないかというのは極端な言い方かもしれませんけれども、それに近いものがあるのではないか。費用対効果の面では少し高いのではないかという感じがします。翌年以降、どれぐらいの費用がかかるのか。どのぐらいのことをお考えなのか。明らかにしてください。 51 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 52 ◯観光企画課長(松宮智之君)   まず、長崎委員お尋ねの積算の明細ですが、企画構成、プロデュース、演出・技術スタッフの約650万円のうち、シナリオやコンテの企画構成の部分は約280万円、プロデュース費が約100万円、制作進行等で150万円、技術スタッフ等で約120万円を想定しております。それと、システム構築に係る部分は、システムの制作・保守、現地のテストを含めて約700万円。システムの制作に600万円かかるとのことです。それと、録音、編集、撮影経費ですが、音楽関係の録音が約100万円、編集費が約280万円、撮影に係る制作諸費が約30万円となっております。  2点目の翌年度以降の経費につきましては、現在のところ、翌年度以降につくるかどうかは未定です。参考までに、他都市の事例で申し上げますと、コースを一つ追加するのに約100万円というところもありますし、拡充に約700万円というところもありますので、何をつくるかによって全然違ってくるものと思っております。来年度以降につきましては、立ち上げの段階で検討していきたいと考えております。 53 ◯委員長(安藤 博君)   長崎委員。 54 ◯委員(長崎任男君)   1点目で、書き切れなかったものもあるのですが、音楽の録音に約100万円というのがあったのですけれども、録音するのに100万円かかるのかというのが1点。  2点目で、翌年以降はするか・しないかわからないというのなら、今年、2,118万8,000円で1,500人を目標というのが確実なところですので、それだけを審査するのであれば、私は費用対効果が合わないと思うのです。再度、お願いいたします。 55 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 56 ◯観光企画課長(松宮智之君)   1点目の録音費用についてお尋ねですが、音楽の録音には選曲などシステムエンジニアに係る部分があり、大体25万円ぐらいかかる予定です。また、録音するためのスタジオやナレーターなどを含んでおりますので、ご理解いただきたいと思います。  2点目の翌年度以降についてのお尋ねですが、現在のところは未定ですけれども、ダウンロード状況や使用頻度を見まして、観光だけではなく文化財や世界遺産登録に活用できるものにしたいと考えておりますので、拡張の可能性はあると思っております。 57 ◯委員長(安藤 博君)   長崎委員。 58 ◯委員(長崎任男君)   未定とおっしゃいますけれども、やることは間違いないということですか。 59 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 60 ◯観光企画課長(松宮智之君)   次年度以降のランニングコストの部分でお答えしますが、当然、バージョンアップはしていきますので、絶えずお金はかかってきます。更新をしていかなければなりません。情報を追加するかどうかは、今のところは検討段階ですが、可能性はあるということでご理解いただきたいと思います。 61 ◯委員長(安藤 博君)   長崎委員。 62 ◯委員(長崎任男君)   今も野村委員が言われたのですけれども、継続してやっていくのであれば、ストーリー性のある問題ですので、一つのストーリーを掘り下げたものにしていくのか、あるいは新たなものにしていくのかとなった場合に、新たなものにしていくことになればそれなりのお金もかかってきますし、全く違うものにしていくのであればさらにお金も要るわけで、毎年毎年、ランニングコストも含めて2,000万円近いお金がかかる可能性があるのかどうかというところは明らかにしていただきたい。  もともと目標が1,500人というのは、かなり低過ぎると思うのです。費用対効果が合うのか。どうしても今やらなければいけないのか。そのあたりがまだまだ伝わりにくいので、もう少し私どもの胸に響くようなご説明をいただきたいです。 63 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 64 ◯観光企画課長(松宮智之君)   次年度以降、新たなストーリーを追加する場合、今回作成するアプリが元になりますので、2,000万円がそのままかかるようなものではないと考えております。追加するストーリーに係る制作費ですので、2,000万円と同額ではないと考えております。  目標が低いとのことでしたけれども、同じような歴史散策アプリを作成されています福岡市の場合を参考に計算し、当面の目標として1年当たり1,500人としております。ただし、これについては、目標数値を上げるようにPR等に努めて、できるだけ多くの方に使っていただきたいと考えております。 65 ◯委員長(安藤 博君)   和田委員。 66 ◯委員(和田一繁君)   長崎委員の関連質疑です。  そもそも検索動画というのは、執行部側で、410年祭だけで終わるのか、それ以降もされるのか。まず、その1点、お願いします。 67 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 68 ◯観光企画課長(松宮智之君)   今回のアプリにつきましては、直近の大きな記念事業であります410年祭に誘客を図りたいというのも一つあります。ただし、今回作成するアプリについては、410年祭期間中だけではなく、それ以降も当然使うことで想定しております。 69 ◯委員長(安藤 博君)   和田委員。 70 ◯委員(和田一繁君)   410年祭以降もこの検索アプリは使うということで理解してよろしいでしょうか。 71 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 72 ◯観光企画課長(松宮智之君)   410年祭以降も使用していただけるようなものとしてまいります。 73 ◯委員長(安藤 博君)   和田委員。 74 ◯委員(和田一繁君)   410年祭以降も使うのでしたら、通常、ランニングコストはかかってくるのですから、410年祭以降はこれぐらいの金額はかかってきますという説明があっていいと思うのですが、そのあたりはお示しいただけないのでしょうか。 75 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 76 ◯観光企画課長(松宮智之君)   今回補正予算をお願いしており、現在の段階で業者等も決まっておりません。それによって、どういうものをつくるか、また幾らぐらいかかるのかがわかってくると思いますので、現段階で具体的な金額をお示しすることはできません。その点はご理解いただきたいと思います。 77 ◯委員長(安藤 博君)   和田委員。 78 ◯委員(和田一繁君)   検索アプリというのは、他市を参考にされていると本会議でも言われましたけれども、成功している事例、失敗している事例も含めた中で上げていらっしゃるのか。ARというのは既にどこの市もやってらっしゃいます。頓挫されているところもあります。そもそもこの検索アプリ自体、部内でしっかりと検討されたのか。市の職員には若い職員もいます。こういうことにたけている職員もいるでしょう。ポケモンなどいろんなことをやっている若手の職員の意見も聞いた中で、これは行政としていけるのだということで我々に示されているのか。一部の課で検討して、このように我々に示しているのか。観光企画課が所管されていますけれども、観光企画課だけで考えているのか、ほかの部署とも意見交換をされたのか。そのあたりをお伺いいたします。
    79 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 80 ◯観光企画課長(松宮智之君)   庁内にひこにゃん活用検討庁内会議を設置しております。企画振興部、産業部、教育委員会文化財部といったメンバーで構成しております。この検討会議の中で、アプリについて検討を重ねております。そして、今回、補正予算の計上をさせていただいたということです。 81 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員。 82 ◯委員(夏川嘉一郎君)   1点目は今の話です。これは未知の分野です。おそらく彦根では初めての体験です。物事には絶えず軌道修正するという機能を持たせるべきではないか。410年祭以降もそのままやりますと明言されておりますけれども、いろんなところで費用対効果もチェックしなければいけない。節目、節目で軌道修正するシステムをつくっておかないと危ないと感じました。そういう用意があるのか。あるいは既に全部できているのか。この点がまず1点。  もう1点は、35ページです。「住もうよ!ひこね」リフォーム補助事業ということで、住宅リフォームに1,291万円。地方創生という大きな目標の中で非常に結構なことだと思うのですが、申告あるいは申請だけで簡単に決めたのか。リフォームをしたけれども、人に貸すとか、売却するとか、そういうことは世間にはよくあるケースですが、何か歯止めがあるのか。そういうことも考えて予算をつくったのか。  その2点をお聞きしたいと思います。 83 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 84 ◯観光企画課長(松宮智之君)   1点目のお尋ねですが、今回のアプリにつきましては、検証するのは難しいところです。例えばダウンロード数や動線を引いた史跡への訪問者数、使用者の評価をとりまして、総合的に検証してまいりたいと考えています。その結果によりまして、軌道修正する部分も出てくるかもしれません。そういった場合は修正してまいりたいと考えております。 85 ◯委員長(安藤 博君)   地域経済振興課長。 86 ◯地域経済振興課長(田澤靖壮君)   今ほどのご質疑で、人に貸すとか、そういったこともあるのかということですが、申請の要件で、「申請者は申請する市内の住宅に自ら居住し、その場所に住民登録を置いていること」というように条件を決めております。また、要綱の中で、交付決定の取り消しということで、「助成金の交付決定の内容、またはこれに付した条件に違反したときは、一部または全部を取り消す」という規定もありますので、ご理解いただきますようお願いします。 87 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員。 88 ◯委員(夏川嘉一郎君)   1点目です。軌道修正も考えると言われましたけれども、きちんとシステムとしてつくり上げていくのがいいのではないかと考えます。これは意見です。  それから、2点目です。「住民登録を置いていること」と言われましたけれども、よその例を見ますと、3年なり、3カ月なり、そういう期間まで定めてチェックすることを制度化しているところもあります。そういうことができるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。もう一度、お願いします。 89 ◯委員長(安藤 博君)   地域経済振興課長。 90 ◯地域経済振興課長(田澤靖壮君)   申請時に今言いました要件等は見ていますけれども、単身赴任とか、引っ越しとか、その方の状況もあります。将来のことは考えられないので、申請時に条件が合った場合は交付させていただいております。 91 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員。 92 ◯委員(夏川嘉一郎君)   ということは、その後で引っ越しされる、あるいは人に貸す、そういう場合のきちんとした歯止め策を今後つくろうとされるのか。今のままでいいと言うのか。その辺をはっきりさせてください。 93 ◯委員長(安藤 博君)   地域経済振興課長。 94 ◯地域経済振興課長(田澤靖壮君)   やはりその人の人生もあり、交付したものの返還は考えておりません。 95 ◯委員長(安藤 博君)   産業部次長。 96 ◯産業部次長(長野繁樹君)   「住もうよ!ひこね」リフォーム補助事業自体が、市内産業および雇用の活性化、ならびに居住環境の向上を図って、地域経済の活性化の促進を図るという趣旨のものです。市内業者を使って住宅リフォームを行っていただく。市内業者が潤って、地域経済が活性化していくことが一つの大きな目標ですので、私どもとしましては要綱の中で条件を定めております。移住、新婚、子育て、3世代などの条件を定めており、その入り口要件が満たされれば、一応、助成金としては交付するというように考えております。ただ、先ほど地域経済振興課長が言いましたように、不正受給があった場合等につきましては、助成金の交付決定の取り消し、あるいは助成金の返還という規定も設けておりますので、そういう情報に接しましたら、私どももきちんと現場調査し、そういう手続をとっていきたいと考えております。ただ、入り口要件ということで、条件を満たせば助成金を交付するということでご理解いただきたいと思います。 97 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員。 98 ◯委員(夏川嘉一郎君)   わかりました。 99 ◯委員長(安藤 博君)   野村委員。 100 ◯委員(野村博雄君)   今の関連ですけれども、概要書の6ページを見ていますと、今年度からは定住人口の増加を図ることも大事な目的にされていますので、定住していただけるように、制度をしっかりと運用していただけますようにお願いしておきたいと思います。意見です。 101 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  矢吹委員。 102 ◯委員(矢吹安子さん)   探索動画作成等委託業務について、副市長の答弁の中で、8月か9月からと伺った気がするんですが、開催期間の後半、うっかりして9月になったら2カ月ほどしかないので、もう少し早める。410年祭が始まるときに出てくるものだと思っていたのですが、そのあたりをもう少し聞かせてくたさい。  もう一つは、37ページの大藪磯線道路改良事業です。概要書は1ページです。当初予算では70メートルぐらいだったと思うのですが、書いてあるものによりますと、軟弱地盤対策とかありますけれども、70メートルの中でそれだけ費用がかかるのか。それとも、もう少し延長するという意味なのか。聞かせてください。 103 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 104 ◯観光企画課長(松宮智之君)   1点目のアプリのスケジュールですが、動画のシナリオ作成や監修、そして動画自体の制作には日数を要します。こういったものを考えますと、現在のところは8月から9月ごろの想定をしておりますが、できるだけ早い時期、できるだけ前倒しで使っていただけるようなスケジュールを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 105 ◯委員長(安藤 博君)   道路河川課長。 106 ◯道路河川課長(木村康介君)   大藪磯線ですけれども、補正予算分で約130メートル延長させていただく予定です。 107 ◯委員長(安藤 博君)   矢吹委員。 108 ◯委員(矢吹安子さん)   ありがとうございます。  最初が70メートルで、130メートル増えるという意味だと解釈していいのですね。そうしたら、平成29年度に完成予定だったのが、現在は平成31年度完成予定と言われています。着々と進んでいる中、そのそばにアパートが2軒建っていますが、現在の状況はどうなっているのでしょうか。  それから、最初の質疑で、できるだけ早い時期にとおっしゃいました。アプリが始まって、「これいい」という評判が上がるころには410年祭が終わってしまうようではもったいないと思います。要望ですが、できるだけ早くしてください。 109 ◯委員長(安藤 博君)   道路河川課長。 110 ◯道路河川課長(木村康介君)   まず補正予算で130メートル増やします。来年度予算で計画しておりますのは金城幼稚園から南を向いた農地の部分で、用地買収が全て終わっておりますので、軟弱地盤対策等を来年度にかけて終了させたいと思っております。議員がおっしゃられましたように、完成予定は平成31年度です。アパートの交渉につきましては、粘り強く交渉している最中です。その交渉も含めて、平成31年度に完了したいと思っております。 111 ◯委員長(安藤 博君)   山田委員。 112 ◯委員(山田多津子さん)   確認なのですが、動画アプリの件です。本会議でもありましたが、目標を1,500人とされています。矢吹委員からもありましたけれども、これだけ時期がかかるのか。2,100万円もかけて、1,500人のダウンロードが目標ということですが、期間的にどうしてもそれぐらいの人数しか見込めないのかもしれないのですけれども、費用対効果として、これが有効なのかどうかという検証をどのようにされたのか、どうしても理解できない。いろんな事例を参考にして、このような設定になったと思うのですけれども、8月から9月にしかアプリが動いていかないという点では、もう少し検証が必要ではないのかと思うのです。私は余り詳しくないので、システムのことはよくわからないのですけれども、410年祭に向けて、彦根を丸ごとわかっていただくには有効な方法だとは思うのですが、そうであるならもう少し時期を早める手法を考える必要があるのではないか。1,500人の設定も含めて、教えていただきたいと思います。  それから、リフォームです。追加で組んでいただいたのはありがたいと思います。先ほどありましたけれども、概要書の6ページの積算根拠で、132件掛ける9万7,800円で、1件当たりの平均助成額となっているということは、従来の10万円を想定された金額で設定されているのか。新たに移住、結婚および子育て世帯などは15万円という上限で設定していて、89件が対象で、既にご利用いただいているという説明が本会議でもあったと思うのですが、この132件の中には対象として入っていないのか。そういう積算がされて、今回の補正予算になっているのかを教えていただきたいと思います。 113 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 114 ◯観光企画課長(松宮智之君)   1点目のお尋ねですけれども、今回のアプリについては、これから仕様書を示して、実際の業者選定はコンペを行う予定です。そうしますと、仕様書を示してから提案をつくっていただくまでにある程度の期間もかかります。そして、シナリオ作成、動画の作成と、ある程度の期間は見ておかないとできないものと考えておりますが、先ほど申し上げましたように、こちらの方もできるだけ早く進めてまいりたいと思っておりますので、その点、ご理解いただきたいと思います。  それと、1,500人の設定ですが、同じような史跡散策アプリを使われている福岡市の場合を参考にしております。こちらは年平均8,300件のダウンロードがあります。計算として、本市の約6倍の観光入込客数です。それから割り戻し、当面、1年当たり1,500件という数字を出しておりますが、できるだけご利用いただけるように努力してまいりたいと考えております。 115 ◯委員長(安藤 博君)   地域経済振興課長。 116 ◯地域経済振興課長(田澤靖壮君)   今ほどの10%のみか、15%の分も反映されているのかとのことですが、今年度が始まってから11月1日現在で交付決定したもの全てです。10%も15%も合わせて257件を交付決定し、その平均を出しております。 117 ◯委員長(安藤 博君)   山田委員。 118 ◯委員(山田多津子さん)   リフォームの方は、15%も入っての積算ということで理解しました。せっかく始めた制度ですので、より多くの方に利用していただいて、彦根に定住していただく一つの手立てかと思いますので、これからも大いに進めていただくことをお願いしたいと思います。  それから、動画アプリの方ですが、ある程度の期間とおっしゃられたのですけれども、ある程度の期間というのはどれぐらいの期間を見込んでおられるのか。これから仕様書を示して、業者を決めていくということでは、かなり期間がかかるとは思うのですが、どれぐらいの期間を見込んで設定されたのか。1,500件の設定ですけれども、福岡とおっしゃられました。かなり人口規模も違いますし、年間8,300件のダウンロード数で、彦根市の人口で積算したとのことですけれども、より多くの方にどう利用していただくのかの工夫が必要だと思います。その辺の努力も含めて、今後どのようにお考えになっているのかもあわせて回答いただければと思います。 119 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 120 ◯観光企画課長(松宮智之君)   まず1点目のアプリのスケジュールについてです。今回、債務負担行為でお願いしており、業者との契約は今年度内を想定しております。そして、実際に制作に当たるのは、契約後6カ月程度かかると思っております。  2点目のダウンロード数を増やすための努力についてです。まずPR、アプリ自体を知ってもらう努力をしていく必要があると考えております。彦根市のホームページで、ひこにゃんの動画とともにアプリの情報を掲載しますし、同じく予告編の映像を流す予定です。アプリの名称にはひこにゃんの名称を一部使う予定です。ひこにゃんには、毎年1万通を超える年賀状が来ます。その返信にアプリの情報をお知らせするなど、1,500件という利用件数を増やす努力をしていきたいと考えております。 121 ◯委員長(安藤 博君)   山田委員。 122 ◯委員(山田多津子さん)   いつもホームページとおっしゃられますが、目に見えるものもお願いしたいと思います。ポスター掲示なども含めてお願いしたいと思います。もしお考えがあれば、お願いしたいと思います。 123 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 124 ◯観光企画課長(松宮智之君)   利用者を増やすためには、まずアプリの存在を知っていただく必要があると考えておりますので、議員がおっしゃられますように、ポスターやチラシといったものも作成してまいりたいと考えております。 125 ◯委員長(安藤 博君)   馬場委員。 126 ◯委員(馬場和子さん)   予算書の32、33ページ、最下段に担い手確保経営強化支援事業ということで、TPP対策に係る国の補正予算を活用して、今回手厚く補助をしていただきます。先ほどの説明で、助成対象は個人が6件、5,500万円上限、法人が4,300万円上限ということで、弾みになると理解しております。予算が通った後、この良い制度をいかに周知していくか。応募期間との関連もあると思うのですが、その辺についてお伺いいたします。  2点目は、予算書の38、39ページ。国の社会資本整備総合交付金を活用して、案内看板とサインを設置するのですが、案内サインが2基、誘導サインが1基です。今回交付金がいただけたので弾みがついている部分があるのですが、設置するのは案内サインが尾末町と中央町、誘導サインが京町です。来ていただいた方にわかりやすくという意味では、今後も計画的に進めていく必要があると思うので、お教えいただきたいと思います。  それから、案内サイン2基と誘導サイン1基ですが、それぞれの単価というか、積算根拠もお示しいただければと思います。  以上の3点、お願いします。 127 ◯委員長(安藤 博君)   農林水産課長。 128 ◯農林水産課長(中村武浩君)   1点目の担い手確保経営強化支援事業についてです。概要書に書いておりますように、平成28年度の国の補正予算で示されたものです。経営体育成支援事業というのを当初予算でお認めいただいているのですが、それよりさらに補助率や補助限度額が高くなっています。個人6件、法人4件が申請を終えられています。アナウンスはこの補正予算ができた時期に、各農家を回って、特に認定農家を中心にご案内させていただき、この10件が出てきました。現在、国で審査をされていますので、その審査結果によりますけれども、今年度中の事業完了を目指して進めているところです。 129 ◯委員長(安藤 博君)   都市計画課長。 130 ◯都市計画課長(荒木城康君)   2点目のご質疑です。当事業は、歴史まちづくり事業ということで、彦根市の歴史的な景観の保全やまちづくりを生かしたものとして取り組んでおります。このサインは、彦根城周辺の城下町区域において、地域住民も含めた観光客のまち歩きの促進を図るため、案内誘導する公共サインの整備を、社会資本整備総合交付金事業を活用して平成26年度から設置工事を進め、平成28年度におきましても、当初予算によりサイン設置工事を実施しているところです。全体的な計画としましては、国体開催前の平成34年度までを予定しております。当初予算のときの説明でも申し上げたのですが、見直し等も行い、現在は案内看板13基、誘導看板18基を予定しております。彦根城周辺の要点区域に適宜配置して、サインの充実を図りたいと考えております。  それから、2点目の案内サインと誘導サインのそれぞれの単価についてです。まず、案内サインといいますのは、簡潔な表現に工夫された図表や地図等を用いて施設等の位置関係を図解するもので、大きさとしましては幅が1,200センチメートル、高さが1,100センチメートルの図面盤に、周辺の主な施設等の表示をしています。わかりやすい表示をするということで、平成26年12月に策定されました彦根市公共サインガイドラインに基づいて実施しています。幅広い利用者の対応を考慮するというユニバーサルデザイン、絵文字表示によるピクトグラムを利用するなど、わかりやすい表示をしています。それと、城下町である彦根市にふさわしい景観に配慮したサインとなるように考えております。また、誘導サインは、矢印等を用いて目的の場所を示すものです。単価ですが、現在発注していますのは請負額が432万円です。案内サインは工事費を含めて1基約200万円、誘導サインが約120万円、大体それぐらいの値段になります。 131 ◯委員長(安藤 博君)   馬場委員。 132 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  1点目の担い手確保経営強化支援についてですが、非常に手厚く補助していただけるので、弾みがつくと思います。機械購入等の費用とのことなのですが、今問題になっている6次産業化に踏み出すきっかけにしていただければと思います。もう既に申請されている団体・個人ですので、折々にご相談もあると思います。有効にこの補助金を活用して、売り上げ10%アップ、コスト削減のために、しっかりと相談の方もお願いしたいと思います。  2点目のサインについてです。案内サインが200万円で、誘導サインが120万円と、非常に高額だという印象です。先ほどおっしゃったように、ユニバーサルデザイン、どなたが見てもわかるようにしていただいているとのことですが、外国の方への対応もご配慮いただいていると理解してよろしいのでしょうか。確認です。 133 ◯委員長(安藤 博君)   都市計画課長。 134 ◯都市計画課長(荒木城康君)   案内サイン、誘導サインとも、外国の方に対応できるよう多言語表示をしております。日本語、英語、韓国語、中国語を併記し、わかるように表示しております。 135 ◯委員長(安藤 博君)   八木委員。 136 ◯委員(八木嘉之君)   2点です。  一つは、先ほどからおよび本会議でも議論が集中している探索動画の件です。議会に提案されるのであれば、本会議でも指摘のあった「ポケモンGO」の話であったり、余りにも議案の概要書の中身が稚拙過ぎて、私には伝わってこない内容になっているのではないか。例えば企画の意図、背景、「ポケモンGO」という言葉がはっきりと明記されていたり、あるいは、「シナリオは著名な歴史家に監修して作成していただきます」とありますが、全くわからないです。私はこの議案に反対もしませんし、やってみないとわからないし、お金をかけてやられたらいいと思います。だめなことはだめと、メリット・デメリットが出てくると思うので、デメリットを改修してやっていくことはいいのですけれども、市として判断されたのであれば、本会議あるいは委員会の中で、納得いくようにきちんとした説明をしていただくべきだと思うのです。私自身、腹にストンと落ちない部分があります。本会議とこの委員会を通じて、そういうところがありますので、執行部としてどのようにお考えになっているのか。もう一度、お尋ねしたいと思います。  それと、36、37ページで、ポンプの修繕が800万円の工事請負費に入っています。これは中堀から内堀へのポンプの水の循環で、現在2基あって、1基が経年により故障しているので取り替える。これはどういうことがきっかけで故障が発見され、いつから故障しているのか。ポンプは2基あって、製造年や日ごろの稼働状況はどうなのか。お聞かせ願いたいと思います。1基が壊れているということで、もう1基は健全に動いていることを確認されているのかどうかも含めて、実情についてお尋ねしたいと思います。 137 ◯委員長(安藤 博君)   市長。 138 ◯市長(大久保 貴君)   アプリに関して本質的なご質疑がありましたので、長くなるかもわかりませんが、ご説明させていただきたいと思います。  この種のアプリの制作につきましては、かなり前、私が就任してからすぐに、いろんな業者から提案がありました。業者が提案されたのは、市に対しては何ら費用を求めないという、ダウンロードして、課金していくタイプのものでしたが、その一番のネックはひこにゃんの活用でした。著作者との和解の範疇で、それに対して対応することはできませんでした。原作者との接触は続けてまいりましたが、昨年から特に山根副市長が直接会って、信頼関係を築き、覚書の合意まで来たということです。他方、私もいろんなところへ伺ったりした折に、彦根のこと、あるいはひこにゃんのことを宣伝するのですが、実に多くの方々が「ひこにゃんは知っているけれども彦根は知らない、行ったことがない」と言われます。前石破地方創生担当大臣がいろんなところへ行って、滋賀県と言えば琵琶湖とひこにゃんとやゆされまして、私もじくじたる思いをしていたわけですが、ここへ来てようやく覚書が締結され、さきの議会でも、「せっかく覚書を締結したのに、ひこにゃんについて何も展開がない」というご指摘も頂戴したところです。時はまさしく410年祭というものも控え、何かやっていかなければならないと強く感じたところです。  したがって、目的は、ひこにゃんのファンではあるけれども、彦根に来たことがない、あるいは彦根のことをご存じない方に対し、最初の導入として、モバイルデバイスを使った誘客ができないか。加えて、いつも言われることですが、たくさんの方に彦根に来ていただきますけれども、「お城だけだ。お祭りになれば、お城中心ににぎわうだけだ」というご指摘もありました。毎年ですが、先だっても、商店街連盟から「回遊性のある政策を打ってほしい」ということも言われました。そうした条件を鑑み、この覚書の範疇で我々に何ができるのかと考えたのが、このアプリです。  1,500という数字の根拠としては、前例があるものから導き出したものですが、私としてはもっと潜在的にダウンロードして活用いただけると期待しております。概要書のご案内の中で説明が不足しているのではないかということにつきましては、担当課長からまた詳しくご説明させていただきますが、今回こうして提案した背景というものは、今申し上げたようなところですので、ぜひご理解のほどお願い申し上げたいと思います。 139 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 140 ◯観光企画課長(松宮智之君)   今回のアプリ制作の意図・目的についてですが、ひこにゃんの著作物に関する覚書を7月25日に締結したことによりまして、訴訟リスクがなく、新たなイラストの作成やストーリー性のある著作物の作成が可能になりました。こうしたことから、来年3月から開催します国宝・彦根城築城410年祭への誘客を促進したい。また、お越しいただいた方に江戸時代の彦根、現在の彦根の魅力を楽しみながら知っていただくことを目的として作成するものです。  「ポケモンGO」との違い等につきましては、今回想定しておりますアプリは、城下の五つのポイントのGPSと連動して、来られた方を誘導するような形ですが、あくまでもその場所へ誘導するようなものであって、地図でご自身の現在地と目的地は表示されます。辻ごとにその地図を見ることはあっても、「ポケモンGO」のように至るところにポケストップがあって、そこで道具を取ったり、出現したモンスターを捕まえたりするようなゲーム性のあるものではありません。ペーパーの地図を持ってまち歩きをするようなイメージでご理解いただけたらと思います。そのため、利用されている方の事故リスクも少ないのではないかと考えております。  それと、歴史家ですが、現在想定しておりますのは、江戸時代の歴史に詳しい著名な方、例を挙げますと、国際日本文化研究センターの准教授で、「武士の家計簿」等映画化された原作をつくられております磯田道史先生といった方にお願いできればと思います。 141 ◯委員長(安藤 博君)   道路河川課長。 142 ◯道路河川課長(木村康介君)   彦根城堀のポンプの修繕についてです。現在、平成10年度から整備が完了しております尾末町の増水ポンプにより、彦根城の中堀の方へ旧港湾から水を導水しております。中堀から内堀へ上げる部分で、山崎郭のところに中継ポンプがあります。水位差を解消するために中継ポンプを入れて、内堀の方へ流し、そのまま黒門から旧港湾へ戻すというような形の浄化事業で整備しております。  ご質疑のありましたポンプは、山崎郭のところにある導水中継ポンプで、2台のポンプが交互に運転をしている状態でした。5年に一度の定期点検等を行い、オーバーホール等は行っております。故障の確認としましては、平成28年6月6日に、原因不明でポンプ1台が停止しました。その停止を受けまして、ポンプを引き上げ、工場等で点検を行いましたところ、モーター部分の部品等の老朽化が原因であることが判明しましたので、今回はその部品等の交換をさせていただきたい。もう1台は現在稼働しておりますが、この状態が長く続きますと、また同じような状況に陥る可能性がありますので、早急に対応したいということで、今回調整をさせていただいています。  それと、もう1カ所、導水ポンプ側について、ポンプの方は正常に動いているのですが、ポンプと導水管の配管接続部分でも漏水が発見されており、漏水を放っておくと負荷がかかりますので、漏水箇所の接合部分についてもあわせて修繕させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。    (「わかりました」と呼ぶ者あり) 143 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  和田委員。 144 ◯委員(和田一繁君)   概要書の10ページ、検索動画等の委託業務で、ひこにゃんの新規第4イラストは検索アプリ用なのか、いろんなものに使用できるのかというのが1点。  ひこにゃんの第4イラストを発表するのは、検索動画と同時に発表されるのか。その前にイラストは完成し、ほかのものにいろんな形で使用できるのか。  3点目は、検索動画等の広報計画ですが、どのように全国の皆さんに発信するのか。  その3点をお願いいたします。 145 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 146 ◯観光企画課長(松宮智之君)   ひこにゃんのイラストについてのご質疑ですが、まず1点目です。イラストは動画にも使用できますし、第4のイラストとして一般の方にも使っていただけるようなものを想定しております。加えて、ラインスタンプも想定しております。  それから、発表の時期ですが、著作者と協議して、できるだけ早い時期と考えております。当然、動画よりもタイミング的には早いと考えております。
     それと、広報計画ですが、もちろんデザインができた段階で、ホームページ、市の広報、プレス発表など、あらゆる方法で広く広報したいと考えております。 147 ◯委員長(安藤 博君)   和田委員。 148 ◯委員(和田一繁君)   ということは、イラストが発表された場合は、一般の方もどんどん商品化できると理解してよろしいでしょうか。 149 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 150 ◯観光企画課長(松宮智之君)   そのようにしてまいりたいと考えております。 151 ◯委員長(安藤 博君)   長崎委員。 152 ◯委員(長崎任男君)   再度お伺いしたいのですが、探索動画の件です。  「ポケモンGO」の流れに乗り、楽しみながら観光するとのことですが、このスタイルを提案されたのは職員なのですか。それともどこかの業者から「こういうものをしたらどうですか」と言われたのか。そこをお聞きしたいのが1点。  それと、「ポケモンGO」の流れに乗っていけると判断されたと思うのですが、市長や副市長、産業部長や観光企画課長は「ポケモンGO」をされたことがあるのか。また、今でもされているのか。これからも続けていこうと思われているのか。その確認です。  3点目は、広報の仕方が、彦根市のホームページとひこにゃんの年賀状の宛先の方に呼びかけられるとのことですが、ひこにゃんに年賀状をくれる方はもともと彦根のファンであり、ひこにゃんのファンですので、ダウンロードさせるのが目的なのか、彦根に来てもらうのが目的なのか。そもそもの目的と若干ずれているのではないかと思うので、そのあたりを明らかにしていただきたい。  この3点です。 153 ◯委員長(安藤 博君)   長崎委員がおっしゃった「ポケモンGO」を含めての部分は、議案第81号平成28年度(2016年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)にかかる参考資料からご質疑いただいておりますので、その点を踏まえてご答弁をよろしくお願いします。  市長。 154 ◯市長(大久保 貴君)   「ポケモンGO」の流れという趣旨ですが、「ポケモンGO」で顕在化したというように理解しております。先ほども申しましたように、この種のアプリは数年前から私どもにアプローチがあり、いろんな提案がありました。「ポケモンGO」が世間に広まる前からあったわけです。ちなみに、私は「ポケモンGO」をやったことはございません。 155 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 156 ◯観光企画課長(松宮智之君)   まず1点目の提案は業者なのかということなのですが、このアプリに業者は関与しておりません。提案自体については山根副市長から提案いただいて、それを先ほど申し上げました庁内の検討会議で練っていったということです。  それから、「ポケモンGO」をしたことがあるかとのことですが、ほかの方は存じませんけれども、私はしたことがあります。現在はしておりませんが、どんなものかを試すためにしたことはあります。  それと、年賀状をくれる方はもともとひこにゃんのファンではないかというご指摘ですが、ひこにゃんファンクラブの会員は約800名いらっしゃいます。年賀状は、こういったファンの方はもちろんいらっしゃいますが、報道を見られて、年賀状がもらえるのならという方もいらっしゃるように思います。彦根のことを余り知らない方もたくさんいらっしゃいますので、そういった方に広報していきたいと思っております。もちろん目標としては、ダウンロードの数もありますが、やはり彦根に来ていただいて、魅力を知ってもらう。アプリ自体、彦根に来ていただかないと見られない動画ですので、彦根に来ていただくことを目標にしております。 157 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  中野委員。 158 ◯委員(中野正剛君)   アプリについてもう一度質疑させていただきます。  本会議の北川議員の一般質問の中で、5カ所をめぐると古地図が完成するとのことで、「どこが入っているのか」との質問に対して、芹町河原町まで入っていると言っていましたけれども本当でしょうか。 159 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 160 ◯観光企画課長(松宮智之君)   現在、5コースを想定しております。この中で、彦根城下の商工というテーマのコースを考えておりまして、この中には伝建地区である花しょうぶ通りも入っております。 161 ◯委員長(安藤 博君)   中野委員。 162 ◯委員(中野正剛君)   私が言いたいのは、アプリを見ながら5カ所をめぐる、彦根城からそこまで歩いて回るのは、多分、散策のレベルを超えています。ここに書いてあるターゲットの時代劇ファンというある程度の高齢の方が、歩いて、その5カ所を回り切れるのか、すごく疑問に思っているのです。現実にいいものができたとしても、使えないものになるのではないかと思っています。去年、私が彦根城を歩いていましたら、女性の方がお堀のところで疲れ果てて、500円ぐらいで乗せてくれる自転車に思わず乗ってしまったという雰囲気を見たことがあるのです。彦根というのは、移動にすごく金のかかるところだと思うのです。多分、あの方はもう二度と彦根には来ないだろうと思うぐらいです。来年、410年祭はある、直虎はある。テーマがいっぱいあるのですから、移動にもっと力を注いでもらいたい。例えば無料バスで、彦根城から開国記念館、博物館、ベルロード、四番町スクエア、そしてまた彦根城と、ぐるぐる回って、好きなところでお土産を買ってください、こういうのを見てくださいというように、2,000万円のお金があるのだったら、せめて土・日だけでもバスが回せるのではないか。これだけのお金があれば、今言っているパーク・アンド・バスライドの実証実験の一つに十分できるのではないか。そう思うので、私はこのアプリには大反対です。ご見解をお伺いします。 163 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 164 ◯観光企画課長(松宮智之君)   今回作成しますアプリにつきましては、1日で全てを回ることは想定しておりません。回られる場合もあるでしょうが、何日もかけて、何回か来てもらうというのも一つの考え方だと思っています。  議員ご指摘のとおり、彦根市の場合は移動手段が少ないことも考慮しております。巡回バスも運行していますので、こういったものもご利用いただければ、歩かずにも行ける設定となっております。ご理解いただきたいと思います。 165 ◯委員長(安藤 博君)   中野委員。 166 ◯委員(中野正剛君)   納得いきません。  彦根城内で、無料で巡回しているバスはあるのですか。 167 ◯委員長(安藤 博君)   観光企画課長。 168 ◯観光企画課長(松宮智之君)   無料のバスは運行しておりません。    (「結構です」と呼ぶ者あり) 169 ◯委員長(安藤 博君)   中野委員。 170 ◯委員(中野正剛君)   これは意見です。障害者の方や高齢者の方から私が言われたことなのですけれども、「彦根城の天守閣が見たいけど、力がないから上れない。国宝というのはわかっているけれども、裏からエスカレーターをつくれないか」とか、そういう話も現実にあるのです。本当に切実に思っている方もいらっしゃるので、もっと移動に関して力を入れていただきたいと思います。 171 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 172 ◯委員長(安藤 博君)   なければ、議案第81号から議案第86号までのうち市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑はこれにて終了いたします。  暫時休憩いたします。                               午前11時40分休憩                               午後 0時59分再開 173 ◯委員長(安藤 博君)   休憩前に引き続き委員会を開きます。  次に、議案第81号から議案第86号までのうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分について審査いたします。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 174 ◯財政課長(西田康浩君)〔議案第81号の福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 175 ◯委員長(安藤 博君)   福祉保健部次長。 176 ◯福祉保健部次長(牧野 正君)〔議案第81号の福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 177 ◯委員長(安藤 博君)   教育部次長。 178 ◯教育部次長(山縣忠一君)〔議案第81号の福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 179 ◯委員長(安藤 博君)   文化財部次長。 180 ◯文化財部次長(広瀬清隆君)〔議案第81号の福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 181 ◯委員長(安藤 博君)   福祉保健部次長。 182 ◯福祉保健部次長(牧野 正君)〔議案第84号について提案説明〕 183 ◯委員長(安藤 博君)   病院事務局次長。 184 ◯病院事務局次長(鹿谷 勉君)〔議案第85号について提案説明〕 185 ◯委員長(安藤 博君)   これより、議案第81号から議案第86号までのうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  馬場委員。 186 ◯委員(馬場和子さん)   予算書の42、43ページです。最上段で、学校建設費の中の小学校建設費。今回設計委託料240万円ということで、城北小学校の児童増加見込みに対応して、仮設を建てるための費用とのことです。設計段階での費用で、これから設計をしていくのですが、将来見通しというか、今後どうなるのかという見通しも立てながらやるというのが大事ではないかと思います。この240万円の設計費に関連して、お教えいただきたいというのが1点。  それと、44、45ページ、中段にあります文化財保護費の中の開国記念館展示事業についてです。本会議の中でも和田議員からいろいろと話がありましたが、開国記念館という名前の建物です。その答弁の中では、右側は大河ドラマの展示物、左側を文化財課の展示物、そして直政関連の展示物もとお聞きしました。MEET三成展でも、ドラマに関連して、新しい客層というか、そういう方もたくさん来られたと思います。開国記念館で、410年祭にあわせて、文化財的な資料を展示する費用なのですが、ここでパンと割ってしまわずに、大河ドラマに特化するとか、そういう考え方はされなかったのか。  それと、同じページで、世界遺産登録の準備作業ということで予算が上がっています。説明を聞いていると、海外の学識経験者の方等にレポートを作成していただいたり、学術検討委員会を設置したりとのことでした。準備事業として、どの時期に委員会を設置して、どういう方々にレポートを頼まれるのか、大体の見通しを立てた上で予算を計上されていると思いたい。この辺をもう少しご説明いただきたいと思います。 187 ◯委員長(安藤 博君)   教育総務課長。 188 ◯教育総務課長(山縣忠一君)   城北小学校の将来の見込みということでご質疑をいただきました。  5月1日時点での数字ですが、平成30年度に新入生として入学してくる児童数が75人。35人学級ということで、2クラスでは対応できませんので、1クラス不足になります。その後、平成31年度に入学が見込まれる児童数が53名、平成32年度が61名、平成33年度が53名、平成34年度が66名、平成35年度は今年度にお生まれになる方が入学されることになるのですけれども、10月1日現在で31名となっています。あと3カ月ありますけれども、70名未満であろうと見込んでおります。このように、平成31年度以降も同じような状況が続くと見込んでおりますので、教室不足が発生するのはこの6年間だけと考えております。ということで、仮設校舎を建設する予定です。 189 ◯委員長(安藤 博君)   文化財課長。 190 ◯文化財課長(稲野善行君)   ご質疑の開国記念館の展示に関してです。  ご指摘のとおり、右側のMEET三成展の展示を行っているところを使いまして、この1月から放映が開始されます大河ドラマ「おんな城主 直虎」関連の展示をします。本会議でも説明しましたが、左側は彦根城の築城に関する展示です。直虎がいた時代には彦根城はまだありませんので、時代背景的にはつながってはいませんが、彦根城は井伊家の居城です。直虎は井伊家を守った、直政を育てたということで、井伊家つながりという形で関連させました。それと、文化財部としましては、国宝・彦根城築城410年祭ということで、築城にスポットを当てまして、文化財部から見た井伊家の居城であった彦根城や玄宮楽々園、槻御殿等、今までの修築の歴史、発掘調査から見えてきたものということで、学術的な観点からスポットを当てた展示をしております。大河ドラマ展の方を見ていただき、こちらの方では学術的なものを見ていただくという、バラエティに富んだ内容としておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 191 ◯委員長(安藤 博君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 192 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   委託の予定についてです。実はこれまで彦根市に国内外の専門家の方をお招きして、いろいろとご助言をいただいたわけですが、平成27年7月にお越しいただきましたエクス=マルセイユ大学のフォシェール先生からいただいたご指導の方が、もっとも体系的で説得力があると考えまして、その案を持って、今年度9月2日に文化庁に行きましたところ、「そのような方向で進めてください」という指示を受けましたので、それに基づいて今後進めていこうと考えております。したがいまして、この予算をお認めいただけるのであれば、海外資産との比較に関しましてはフォシェール先生、また推薦書原案の価値の証明や保存管理についてはフォシェール先生の共同研究者であるエリザベス・ケイレル先生にお願いする予定をしております。 193 ◯委員長(安藤 博君)   馬場委員。 194 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  まず、城北小学校の5年間の入学者見通しについて詳しく答弁をいただきました。おおむね人数は急に多くもならないし、標準的な推移かと思います。この5年を過ぎたらそんなに増えないという見通しの中で、仮設で対応するということだったと思います。住宅開発などいろんな事情が加味すると変動していくのではないかと思いますが、この見通しの中で、5年間は仮設でやっていこうということで一定理解いたしました。  次の開国記念館なのですが、ドラマ展示を見に来られた方に彦根の築城の歴史を見ていただくというのは一つの狙いどころではあるのですけれども、ドラマを見たいと思って来られた方にとっては、少しの展示では物足りないのではないか。今回は写真パネルや図録作成費用として上がっていますが、歴史的には博物館や佐和口多聞櫓などの施設を上手に分けて、それぞれのポイントをめぐる仕掛けもいるのではないかと思います。今回計上された予算は認めますけれども、今後、より効果的な使い方をしていただきたい。見解があればお示しください。  3点目の世界遺産登録については、どの先生にお願いするのか、海外の学識経験者のお名前も具体的に挙げていただきました。ある意味、具体的な方向性を示されていると思いますが、長年取り組んでいることをこの1年でガッと動かしていかなければいけないという部分もありますので、検討委員会の設置の時期や事業はしっかりと詰めて進めていただきたいと思います。見解があればお示しください。 195 ◯委員長(安藤 博君)   文化財部長。 196 ◯文化財部長(馬場孝雄君)   最初の開国記念館の展示について、私の方から答弁をさせていただきます。  来年の大河ドラマは、女優の柴咲コウさんが主演ということで、人気のある女優さんですので、人気の高いドラマになると期待しております。柴咲コウさんが演じる直虎ですが、今日の朝刊に直虎が男性ではなかったかというような資料も出てきたということです。それはそれとしまして、本能寺の変が起こった、信長の亡くなった1582年、関ヶ原の戦いの18年前に直虎は亡くなっており、私が勝手に想像するところでは、最終回、波乱万丈の人生の直虎が、若き直政にその意思をバトンタッチするような形で終わるのではないかと思っています。多くの視聴者の方がそのように想像されているのではないかと思っています。そうなると、井伊家を守りたいという直虎の意思が具現化されたものがまさに彦根城で、直虎が直政に託した意思が、その後、江戸時代にどのように展開していくのかというのは、視聴者にとって興味深いところだと思っています。ですので、そうしたことを時系列で楽しんでいただけるように、開国記念館では大河ドラマ展と彦根城に係る新たな展示を企画し、そういう井伊家つながりということで今回展示をさせていただきます。  また、開国記念館だけではなしに、築城410年祭の中では、天秤櫓とか、西の丸三重櫓でも関連の展示をいたしますので、そういうところをめぐっていただいて、彦根ならではの歴史を楽しんでいただけたらと考えております。 197 ◯委員長(安藤 博君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 198 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   今後の予定ですが、できれば来年度も学術検討委員会を2回程度開かせていただき、一定の方向性を定めたいと考えております。現在の予定では、7月をめどに第1回目を開かせていただきたいと考えておりますので、できればそのときまでに企画研究や原案の骨子案等をまとめたものを検討会の場でもんでいただくというような予定をしております。そのような形で今後進めていきたいと考えております。    (「結構です」と呼ぶ者あり) 199 ◯委員長(安藤 博君)   ほかにありませんか。  辻委員。 200 ◯委員(辻 真理子さん)   中学校の各所整備改修事業、予算書は43ページの中ほどで、概要書は3ページです。稲枝の中学校の便所の改修工事について、1式2,500万円と上がっています。もう少し詳細に質疑したいと思います。稲枝中学校の生徒は何名いて、トイレは何基改修するのか。1基の単価についてお答えいただきたいと思います。 201 ◯委員長(安藤 博君)   暫時休憩します。                                午後1時55分休憩                                午後1時59分再開 202 ◯委員長(安藤 博君)   休憩前に引き続き委員会を開きます。  辻委員に申し上げます。ご質疑の件に関しましては、また後ほどご答弁させていただくとのことでご了解いただきたいと思います。  ほかにありませんか。  八木委員。 203 ◯委員(八木嘉之君)   私、理解力が乏しいので教えていただきたいのです。予算書の28、29ページ、施設型給付費等支給事業です。延べの利用児童見込み数なのでどういうお答えがいただけるのかわかりませんが、398人、民間保育所の利用者が増えたということでの今回の補正であると思うのですけれども、保育所の入所者数というのは定数でほぼ決まっている状況で、年間見積もりで、そうそう期の途中で大きな開きが発生するとは思えない。実情についてお聞かせ願いたいと思います。  それと、保育所費の職員の給料です。人事院勧告の給料引き上げで上がる部分はあるのですけれども、実際には1,200万円ほどマイナスなので、人の異動により年齢構成が変わったり、異動によって給料の変動があったりしたのかと思うのですが、保育所の職員不足がよく言われていることから、その辺の実情についてお聞かせいただきたい。  それと、3点目に、小・中学校のエアコンの前倒しです。予算書の42、43ページで、8億円の予算を上げられています。エアコンの設置工事が大変な状況で、平成28年度の実績等を見ても、現場の方は当初よりも遅れているところもあったと思うのです。繰越明許で来年度までに完了するということで、11校上げられていますけれども、工期、計画等については、ここで予算を上げられている以上、次年度に全て完了ということで理解するのですが、その辺をお聞かせ願いたい。 204 ◯委員長(安藤 博君)   幼児課長。
    205 ◯幼児課長(大久保裕次君)   1点目の施設型給付費の中の年間延べ利用児童見込み数の398人の実情ということでお答えいたします。  当初予算につきましては、昨年、平成27年9月1日現在の市内民間保育所22園の利用人数が2,145人で、その12カ月分ということで予算をお願いしたところです。今回の補正予算につきましては、概要書にも書いておりますが、今年度4月から10月分まではそれぞれの園の実績人数をカウントし、11月から来年3月分までは10月分の実績人数がそのまま継続するという見込みを立ててカウントしたところです。当初予算では年間延べ人数は2万5,740人で、1園当たり一月何人かと算出しますと、1園当たり一月97.5人になります。補正見積もり時点では年間延べ人数が2万6,138人で、民間22園ですので、1園当たり一月99人になります。この差が1園当たり一月1.5人になりますので、その12か月の22園分ということで、398人という人数を出したところです。 206 ◯委員長(安藤 博君)   人事課長。 207 ◯人事課長(疋田元伯君)   保育所費の職員給与費についてです。年度当初におきましては、1月1日現在の現位現給で予算を見ておりますが、その後、保育士の育児休業者がいまして、育児休業者は無給になりますので、その分の給与を落としているというのが主な減の要因です。 208 ◯委員長(安藤 博君)   教育総務課長。 209 ◯教育総務課長(山縣忠一君)   エアコン設置のスケジュールについてです。来年6月に契約する予定で、夏季休業期間、夏休みを中心に工事を進めていき、12月から1月ごろをめどに工事を完了するよう考えているところです。 210 ◯委員長(安藤 博君)   八木委員。 211 ◯委員(八木嘉之君)   保育所や給与費は一定理解いたしました。  エアコンですが、工程を伺いました。業者は入札をかけると思うのですけれども、無理がない範疇で12月から1月にかけて11校全ての教室において完了すると考えてよろしいでしょうか。そこだけ確認です。 212 ◯委員長(安藤 博君)   教育総務課長。 213 ◯教育総務課長(山縣忠一君)   12月から1月をめどと考えておりますし、遅くとも年度内には完了するよう考えております。 214 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 215 ◯委員(山田多津子さん)   今のエアコンですが、八木委員からもありましたけれども、全部で255室になるかと思うのです。となると、工事を分離して発注してもらわないと、一気に使用できないのではないかと思うのですが、どのように計画されるのかを詳しく教えていただきたいと思います。 216 ◯委員長(安藤 博君)   教育総務課長。 217 ◯教育総務課長(山縣忠一君)   工事につきましては、工事担当の建築住宅課の方に依頼することになりますが、基本的には年度内には完了するように考えております。 218 ◯委員長(安藤 博君)   もう少しまとめていただけますか。  教育総務課長。 219 ◯教育総務課長(山縣忠一君)   基本的には、市内業者も入札に参加していただけるように1校単位での入札を考えておりますけれども、市内業者だけでは進めていくことが無理な場合も考えられますので、その場合は市外あるいは県内業者へと枠を広げて、入札をかけていくように考えております。 220 ◯委員長(安藤 博君)   山田委員。 221 ◯委員(山田多津子さん)   契約ですので、担当課では答弁が難しいところもあるとは思うのですが、かなり努力してエアコンの設置を前倒ししていただいて、本当に喜んでいます。「もうすぐつけてもらえる」という返事もいただいています。ただ、実際に工事にかかられた方からは、極端な話、突貫工事という話も聞いたことがあるのです。中学校のときもかなり大変だったと聞いています。やはり一斉に使える方がいいのではないかと思ったので、どういう工事の発注をされるのかをお尋ねしました。課が違うので答弁は難しいかと思うのですけれども、ぜひ契約の方とも話を進めていただきたいと思います。要望で結構です。 222 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  辻委員。 223 ◯委員(辻 真理子さん)   概要書の4ページ、生活保護費の給付事業についてお答えいただきたいと思います。毎年、今の時期に、国の方に約1億円返還しているのですけれども、私が疑問に思うのは、国の方は返還した金額をもとにして次の年度の金額を策定するのか、毎年一定金額が決まっているものなのかをお伺いしたい。  それから、1億ぐらいお返しするということはほかの自治体では余りないことだと思うのです。前に聞いたときは、受給した人が減ったという状況だったのですけれども、今年度もそういう状況で減ったのか、その内容についてお聞きしたいと思います。 224 ◯委員長(安藤 博君)   社会福祉課長。 225 ◯社会福祉課長(牧野 正君)   生活扶助費等の国庫負担金のご質疑についてです。  まず、負担金の申請からご説明したいと思います。これは平成27年度の負担金で、当初の交付申請は平成27年の3月上旬で、いつも前年度の3月ぐらいに申請時期があります。そのときは予算ベースで数値を上げています。当然、被保護者から返還金が生じるわけですけれども、当初予算の段階では返還金は計上しておりません。ですから、交付申請の段階では、予算をベースにして国の方に申請させていただいている。ところが、実績報告の段階では、被保護者からの返還額が確定しますので、実支出額から返還額を引いた額の4分の3になるのですが、それが実績として確定することになります。したがいまして、被保護者からの返還金の額によって負担金の額が変わってくる。つまり、当初予算で見ていなかった返還額が実績では生じますので、結果、返還金が生じることになります。特にこの年度については、さきの決算特別委員会の中でもご説明いたしましたように、従来ですと、大概は分納という形になりますので、現年度に入ってくる額を調定額として計上しておりましたが、将来的に発生する債権を含めて調停させていただくという債権管理を適切な方法に改めましたので、これまでの額よりも大きくなっております。国庫負担金を請求する際に、控除する額が大きくなっておりますので、結果的に返還額が大きくなっている。当初予算ベースで申請した額よりも実際にいただく額というのは減るわけですので、そういう仕組みで特に大きな償還金、利子および割引料、つまり返還額が生じることになります。要は返還額ということでご理解をいただければと思います。 226 ◯委員長(安藤 博君)   辻委員。 227 ◯委員(辻 真理子さん)   難しかったです。また、個人的にお伺いしたいと思います。毎年同じぐらいの額なので、一定の仕組みがあるのかと思ったのです。単純に生活保護を受ける方が減ったということではないと思いますので、また後ほどお聞きしたいと思います。ありがとうございました。 228 ◯委員長(安藤 博君)   福祉保健部長。 229 ◯福祉保健部長(川嵜 孝君)   原則論だけ申し上げておきます。  最初におっしゃっていましたが、毎年、国がこの返還額を加味して次の交付額を決定することはありません。次長が言いましたように、実績に基づく申請額に基づいて一定率を交付決定するという仕組みですので、この額が影響することはありませんし、毎年定額を一旦交付するという仕組みでもありませんので、そこだけ補足させていただきます。 230 ◯委員長(安藤 博君)   野村委員。 231 ◯委員(野村博雄君)   概要書の8ページです。私が理解できていませんので、お教えを賜りたい。彦根城の世界遺産登録の準備事業ということで、レポートの作成が二つで315万2,952円となっております。私の理解なのですが、ニコラ・フォシェール氏に113万4,585円、エリザベス・ケイレル氏に201万8,367円なのかと思うのですが、この理解が正しいのかどうか。このお金は個人にお支払いになるのか、事務所や団体にお支払いになるのか。それと、一般的な市民の金銭的な価値から言いますと、レポートを作成するのに数万円とか数十万円でしたら高くてもいいのですけれども、100万円とか200万円になっておりますので、この辺の金額の妥当性を市民の皆さんにご理解いただけるようにお教えを賜りたい。もう1点は、レポートは大体いつからいつの間、どれぐらいの期間で作成される予定なのか、お教えを賜りたいと存じます。 232 ◯委員長(安藤 博君)   彦根城世界遺産登録推進課長。 233 ◯彦根城世界遺産登録推進課長(広瀬清隆君)   まず1点目ですが、おっしゃられたとおり、フォシェール先生に国外の登録資産との比較研究に関するレポートをお願いして、エリザベス・ケイレル先生にもお願いする予定をしております。  2点目ですが、事務所という形で開いておられませんので、個人にお支払いする形になるかと思います。  3点目に、一般的にこの金額がどうかということですが、積算としましては、日数換算をしております。まず、フォシェール先生については、全部で8日間お願いしております。全部で9,500ユーロ、これを10月27日現在の為替レート119円43銭で計算して日本円に直しています。また、エリザベス先生については、全部で15日間。保存管理に関するレポートが2日、価値の証明に関するレポートが12日、事前協議の1日を含めて全部で15日間という換算をしております。これを今のレートに合わせて1日換算しますと、1日おおむね13万円から14万円という金額になりますので、一般的には少し高いという感覚があるかと思います。ほかとの比較がないのですが、以前、彦根市にも来ていただいたことがありますし、佐渡や百舌鳥古市古墳群の方にも助言をしていただいている先生に「こういうのをお願いしたら幾らぐらいになるのか」とお尋ねしたときに、「1日15万円程度」というお答えをいただいたこともあります。一般的には高い感覚はあるかもしれませんが、おおむね妥当な金額ではないかと考えております。  最後に、このレポートですが、補正予算をお認めいただければ、今年度中に完了したいと考えております。 234 ◯委員長(安藤 博君)   野村委員。 235 ◯委員(野村博雄君)   これだけのお金をかけた成果がしっかり得られるようにお願いをして、質疑を終わりたいと思います。 236 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  中野委員。 237 ◯委員(中野正剛君)   議案の概要の12ページ、予算書の95ページです。病院事業会計のところで、薬品代が補正で3億円入っています。ここの説明を読んでいますと、「抗がん剤等高額薬品の使用増加により薬品費が不足することから補正するもの」と書いてあります。3億円の薬品を購入して、どれぐらいもつものなのか。高額な抗がん剤を使われている方がどれぐらいの割合で増えているのか。わかったら教えていただきたい。 238 ◯委員長(安藤 博君)   病院総務課長。 239 ◯病院総務課長(鹿谷 勉君)   ただいまお尋ねになられました薬品費の関係です。薬品費につきましては、近年、がんの治療等で単価が5万円以上するような高額なものが出てきています。代表的なものがオプジーボでありますが、オプジーボを筆頭にしまして、大体58種類ぐらい高額なものがあります。11月末時点で薬品費が約9億5,000万円出ておりますが、この中で今申しました高額な薬品費は約23%、2億2,300万円ほどを占めております。医療の高度化であるとか、新たに開発された薬品は当初高額になりますので、そのような関係で増加しているものと考えております。  ちなみに、今申し上げたオプジーボですが、これは点滴で、1本100ミリグラムで72万9,850円という薬価です。オプジーボは成人であれば体重1キロに3ミリグラムですので、私のような70キログラムの体重の者でしたら大体200ミリグラム使います。約2本です。そうしますと、1回に使う薬品費が約145万円になります。オプジーボは2週間に1回の点滴という処置がありますので、月で300万円かかる計算になります。  そのほか、がんではありませんが、昨年12月に補正予算でお認めいただいたものですが、ハーボニーはC型肝炎の薬で、こちらは錠剤で、毎日1錠ずつ、12週間飲み続ければ完治するという薬です。こちらは当初1錠の単価が5万円でしたが、薬価改正がありまして少しは安くなっていますけれども、1びん28錠入っていて、1びんの単価が135万円から136万円となっています。  大量に出ているわけではありませんが、時々出ておりますので、3億円という不足分が出ております。オプジーボを使われる患者さんにしましても、ハーボニーを使われる患者さんにしましても、ある一定期間を過ぎれば使われなくなるかもしれませんが、都度発生しておりますので、そのような関係で3億円という金額をお願いしているわけです。 240 ◯委員長(安藤 博君)   中野委員。 241 ◯委員(中野正剛君)   3億円の薬を購入したら、彦根市で大体何カ月持っているのか。高額の薬を使われている方が、例えばこの前までは10人だったのが、1年で20人に増えているとか、そういうのはわかりませんか。 242 ◯委員長(安藤 博君)   病院総務課長。 243 ◯病院総務課長(鹿谷 勉君)   オプジーボとハーボニーについてですが、現在、当病院で実例がある方は、オプジーボで4名、ハーボニーは3カ月と期間が限定されておりますので期間が過ぎれば終わるのですが、今年度に入りまして12月までで26名の方に使用させていただきました。 244 ◯委員長(安藤 博君)   ストック的なことはどうかとお聞きになられているのですが。  病院総務課長。 245 ◯病院総務課長(鹿谷 勉君)   人数が増えているかということですが、薬品の投与数でいきますと、薬品を病院で使った場合に出ている数を薬品の出庫と言っていますけれども、オプジーボは大体4本から6本という安定した本数で出庫しておりますので、月々250万円から260万円という金額になっております。ハーボニーは治っていかれる方もおられますので、多いときで250錠以上出ている月もありますが、現在は56錠、大体2びんほど月々消費されている感じになっています。 246 ◯委員長(安藤 博君)   金額ではなく、3億円の薬品を購入したらおよそどれぐらい在庫としてストックができるのかというのがご質疑の趣旨です。  病院総務課長。 247 ◯病院総務課長(鹿谷 勉君)   今のご質疑のストレートな答えになるかどうかはわかりませんが、病院としましては、高額な薬品については使用のたびに薬品会社から取り寄せて使っておりますので、在庫として残ることはありません。この3億円は今から年度末にかけて使用していく薬品費です。ほとんど残さないような形で在庫は管理しておりますので、その中で使用させていただく金額が現在の予算より3億円ほど不足しているということでお願いしているわけです。 248 ◯委員長(安藤 博君)   中野委員。 249 ◯委員(中野正剛君)   要は年初予定していた薬代を10月ぐらいで使い切ってしまうというか、12月で切れてしまうという感覚で、残り四半期分の薬がないという感じにとっていいのですか。 250 ◯委員長(安藤 博君)   病院総務課長。 251 ◯病院総務課長(鹿谷 勉君)   現在お願いしております補正予算につきましては、そういう形で組ませていただいております。今後の薬の使用状況により減っていくかもしれませんので、その際は3月の補正の段階で改めて調整させていただきたいと考えております。 252 ◯委員長(安藤 博君)   中野委員。 253 ◯委員(中野正剛君)   わかりました。ありがとうございました。 254 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。  夏川委員。 255 ◯委員(夏川嘉一郎君)   今の質疑に関連して、確認しておきたい。  最近、トヨタでもストックを残さないというような形でやっていますけれども、病院も同じように薬のストックは残さない。薬には期限がありますので、その期限を超えた薬は病院持ちということではなしに、全部、必要な分だけ業者から取り寄せる。薬というのは全てそういうシステムで取り扱っておられるのかどうかだけ確認したいと思います。 256 ◯委員長(安藤 博君)   病院事業管理者。 257 ◯病院事業管理者(金子隆昭君)   こういう高額な薬は、使う前から解いてしまうと、主治医が判断して、熱が出たのでやめておこうとなったときには、150万円が一気に無駄になってしまうことになります。ですから、主治医が朝に確認して、使うとなったら、その時点で業者が持ってきて、そこで薬剤部の方で調剤して点滴するという使い方をしています。全ての薬がそういうわけではなく、こういう薬とか、あるいは何々マブという分子標的薬は全て非常に高額ですので、使うことが確実になった時点で供給してもらう。病院の中で絶えず置いておくということではないわけです。 258 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員。 259 ◯委員(夏川嘉一郎君)   わかりました。ただ、高額でない薬の場合は、期限が切れて効力がない薬を病院が負担する場合もあり得るのですね。 260 ◯委員長(安藤 博君)   病院事業管理者。 261 ◯病院事業管理者(金子隆昭君)   薬剤の方で管理をしていて、これは期限まであとどのぐらいとなったら、その薬を早く使ってくれという情報を医者全員に流します。使うときは、期限切れに近いものから処方して出していくという使い方をしています。 262 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員、あくまでもこの3億円の薬品費の件です。  夏川委員。 263 ◯委員(夏川嘉一郎君)   ということは、無理に薬を使わせて、在庫が残らないようにするということは絶対ないということですか。 264 ◯委員長(安藤 博君)   夏川委員、質疑の趣旨がずれています。あくまでも予算の審議です。    (「これだけお願いします」と呼ぶ者あり) 265 ◯委員長(安藤 博君)   あくまでもこの3億円の質疑ですので。  ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 266 ◯委員長(安藤 博君)   先ほど辻委員からご質疑のあった稲枝中学校のトイレの単価に関しての答弁を求めたいと思います。  教育総務課長。 267 ◯教育総務課長(山縣忠一君)   辻委員のご質疑についてお答えさせていただきます。  まず、稲枝中学校の生徒数ですが、5月1日現在で342名です。  便器の単価ですが、設計単価で11万5,000円。便器の改修個数は、生徒用としまして15基、職員用が3基、体育館のトイレが3基、合計で21基です。 268 ◯委員長(安藤 博君)   辻委員、よろしいですか。    (「はい」と呼ぶ者あり) 269 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 270 ◯委員長(安藤 博君)   なければ、議案第81号から議案第86号までのうち、福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑は、これにて終了いたします。  以上をもちまして、本委員会に付託されました議案第81号平成28年度(2016年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)、議案第82号平成28年度(2016年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第83号平成28年度(2016年度)彦根市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第84号平成28年度(2016年度)彦根市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第85号平成28年度(2016年度)彦根市立病院事業会計補正予算(第2号)、議案第86号平成28年度(2016年度)彦根市水道事業会計補正予算(第2号)の質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。                                午後2時40分休憩                                午後2時43分再開 271 ◯委員長(安藤 博君)   休憩前に引き続き委員会を開きます。
     これより、議案第81号から議案第86号までの各議案に対する討論を行います。  討論はありませんか。  中野委員。 272 ◯委員(中野正剛君)   先ほどのアプリの件ですが、やはり納得いきません。アプリ自体に反対するわけではありませんけれども、移動手段とセットでないと機能しないのではないかという気がします。ひこにゃんの新版や忍者のキャラクターというのは大賛成ですので、移動手段だけ整えていただければ、皆さんに楽しみながらアプリを使ってもらえると思っています。ですから、今の段階では、申しわけないですけれども、私は議案第81号に反対させていただきたいと思います。 273 ◯委員長(安藤 博君)   馬場委員。 274 ◯委員(馬場和子さん)   では、議案第81号について賛成の立場から討論をさせていただきます。  予算常任委員会の中で種々議論を交わしたところですが、災害協定にのっとって遠隔地へのお見舞いというのは非常に有意義なことであると理解いたしました。  また、本会議でも議論のありました「住もうよ!ひこね」リフォーム補助事業ですけれども、移住、子育て、3世代といった方に対象を広げていただいた。有効な申し込みに対しては全てを採用していこうという補正でした。市内業者にとりましても、経済が動いていくという意味では、非常に有効な施策だと理解いたします。  また、農業担い手確保につながる手厚い補助につきましても、農業という地に足の着いた事業を進める上で、大きな弾みになるものだと理解しております。  案内・誘導サインにつきましては、彦根に来ていただく方、外国の方、どなたにも優しいおもてなしの一助であるという理解の上で賛同いたします。  先ほどから議論のありました探索動画等作成委託業務ですが、このアプリは410年祭以降の使用に向けてぜひとも取り組んでいただきたいという意見も種々ありましたが、説明段階あるいは本会議におきましても、どうも読みが甘いのではないかという感はぬぐえませんけれども、費用対効果を期待しまして、十分な運用を図っていただきたいということを申し添えておきます。  小学校へのエアコンにつきましては、国の補助制度による後押しの上で、市長の公約実現の見通しも立ってまいりました。工事期間等でご意見もありましたので、この辺は十分に加味して進めていただきたいと思います。  この補正予算を計上されるに当たり、410年祭あるいは直虎放映というビッグチャンスを見据えた上での補正もたくさんあります。この大きなチャンスを逃さずに、開国記念館あるいは城内の櫓、彦根城のいろんなポイントを大いに活用して、彦根あるいは井伊家、ひこにゃんを発信して、この補正予算で投じた費用以上の効果をもたらしていただきますことを大いに期待して、賛成の立場からの討論といたします。 275 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに討論はありませんか。  夏川委員。 276 ◯委員(夏川嘉一郎君)   議案全体として賛成するものですが、中野委員が先ほど言われました議案第81号はいろんな意見が出ました。改善の余地は多分にあると思いますが、私の意見としては、移動手段など危惧するところがかなりありますので、今後の操作の中で修正していただくことをつけ加えて、条件つきで賛成とさせていただきます。 277 ◯委員長(安藤 博君)   議案全てに賛成ということですね。  夏川委員。 278 ◯委員(夏川嘉一郎君)   そういうことを含めて、賛成です。よろしくお願いします。 279 ◯委員長(安藤 博君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 280 ◯委員長(安藤 博君)   なければ、議案に対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもって、全議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  まず、議案第81号平成28年度(2016年度)彦根市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第81号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 281 ◯委員長(安藤 博君)   ご着席ください。  起立多数であります。よって、議案第81号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第82号平成28年度(2016年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 282 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第82号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第83号平成28年度(2016年度)彦根市下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 283 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第83号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第84号平成28年度(2016年度)彦根市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 284 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第84号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第85号平成28年度(2016年度)彦根市立病院事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 285 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第85号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第86号平成28年度(2016年度)彦根市水道事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 286 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第86号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 287 ◯委員長(安藤 博君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでございました。                                午後2時51分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...