彦根市議会 > 2016-10-03 >
平成28年 新市民体育センター整備調査特別委員会 本文 開催日: 2016-10-03

  • 試掘(/)
ツイート シェア
  1. 彦根市議会 2016-10-03
    平成28年 新市民体育センター整備調査特別委員会 本文 開催日: 2016-10-03


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分開議 ◯委員長(赤井康彦君)   皆さん、おはようございます。  ただいまから新市民体育センター整備調査特別委員会を開きます。  初めに、議長口述にもございましたとおり、この特別委員会は、小泉町地先の建設を前提とした上で、市民の代表である議員が時期を逸しないよう、整備にかかわる諸問題を調査・検討する委員会です。また、国体開催までに完成させる、さらには施設を利用できない期間をできるだけ短くするという大前提のもとで、議員、そして理事者の双方が前向きな発言をしていただきますことをお願い申し上げたいと思います。  なお、この委員会は、設計業務の完了を一定のめどとさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、初めに、川嶋副市長からご挨拶を願いたいと思います。  川嶋副市長。 2 ◯副市長(川嶋恒紹君)   皆様、おはようございます。  本日は、去る9月27日の市議会本会議で設置していただくことになりました新市民体育センター整備調査特別委員会の初回会合を開催いただくことになりました。委員の皆様には、今後とも何かとお世話になることと思いますけれども、よろしくお願いを申し上げます。  さて、この新市民体育センターの建設に関しましては、本年3月末に建設場所を南彦根駅西側、ひこね燦ぱれすの隣接地とすることを市として決定し、用地確保を含む諸準備を進めさせていただいているところです。また、建設の基本的な構想といたしまして、ひこね燦ぱれすとの合築の方針をお示しさせていただき、体育・スポーツ・健康増進施設の位置づけとあわせて、まちなか交流の拠点としての施設づくりを進めていくこととしております。  今般の市議会定例会では、この施設整備に着手するための関連予算をお認めいただき、着実に事業を遂行していくための大きな一歩を踏み出すことができたものと思っております。しかしながら、議会の中でもご指摘いただいておりますように、まだまだ施設建設に係る内容につきまして十分に説明を尽くせていないところもございます。特に建設に際しての整備基本計画につきましては、本日初めてご説明させていただくということで、計画の策定自体とあわせまして、説明の機会が遅れましたことに対し申しわけなく思っている次第でございます。  市といたしましては、ご議決いただいております補正予算の付帯決議を重く受けとめさせていただくとともに、本特別委員会を中心に、できる限りの情報共有を議員の皆様とさせていただきまして、ご意見、ご提言を頂戴しながら、市民に愛され親しまれる施設、また市民が誇れる施設になるよう、事業を推進してまいりたいと考えておりますので、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。 3 ◯委員長(赤井康彦君)   ありがとうございました。  なお、本日は報道による写真撮影を許可しておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げたいと思います。  それでは、議題に入りたいと思います。  会議次第の1番、新市民体育センター整備事業についてでございます。  本日の進行といたしましては、執行部から議題(1)から(3)まで一括して説明を受け、説明後、質問に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、執行部からの説明をお願いいたします。  保健体育課主幹。 4 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   新市民体育センター整備事業につきまして、(1)新市民体育センター整備基本計画についてご説明を申し上げます。
     彦根市新市民体育センター整備基本計画ですが、新市民体育センター整備基本計画および金亀公園再整備基本計画検討委員会で合計6回にわたる検討結果を新市民体育センター整備基本計画素案としてまとめていただきまして、7月22日に検討委員会委員長から市長に対しましてご提言をいただいたところです。  提言いただきました素案につきまして、事務局で検討させていただき、計画案として取りまとめ、7月29日から8月29日までパブリック・コメントを実施させていただきました。パブリック・コメントで寄せられましたご意見ですが、お手元の資料の中に「意見の概要および市の考え方」という資料がございます。寄せられましたご意見の内容につきましては、トレーニング室の器具の充実ということで、他の都市に負けないようなトレーニング設備を導入していただきたいというご意見でした。これに対します市の考え方といたしまして、トレーニング室の詳細な設備等につきましては、今後の運用の検討の中で充実を図っていきたいと考えており、ご意見はその際の参考にさせていただきたいと考えております。パブリック・コメントによります計画案の変更はございません。  お手元に彦根市新市民体育センター整備基本計画をご用意させていただいておりますので、素案と変更はございませんが、概要について説明をさせていただきます。  まず、1ページをごらんください。第1章では、新市民体育センターの整備について経緯を取りまとめています。平成36年に開催されます第79回国民体育大会滋賀県立彦根総合運動公園を主会場として開催されることとなり、主会場整備に伴い市民体育センターを移設することとなりました。また、建設予定地ひこね燦ぱれすとの複合化(合築)を行うこととし、弓道場の整備についても記載しております。  3ページから第2章に現況把握として現市民体育センターの概要を、5ページから利用状況を記載しております。平成26年度には7万7,216人の方が利用されている状況です。  9ページから市民等アンケート調査結果を記載しており、11ページでは新市民体育センターに求める機能について、更衣室、ロッカー、トイレ等が使いやすく充実していること、また駐車場・駐輪場が十分確保されていること、競技場の規模が十分確保されていること等の意見が上位に上がってきております。  12ページには、中間報告の際に実施しましたパブリック・コメント結果を記載しております。  13ページでは、2章の結びとして、現在の市民体育センターにおける課題を、立地条件、アリーナの仕様、ユニバーサルデザイン、付帯機能の四つの観点で取りまとめています。  15ページからは第3条で、整備の基本方針として五つの基本コンセプトを定めました。コンセプトの一つ目には競技力の向上を、二つ目には健康づくり・体力づくりを、三つ目には誰もが使えることを、四つ目には市民生活のサポートを、五つ目には環境や地域の歴史・文化に配慮を軸にして整備方針を定めてきました。  17ページからは、建設予定地の選定について記載しております。建設予定地は、JR南彦根駅西側に立地するひこね燦ぱれす南側に隣接する市有地を含む一帯の土地といたしました。  19ページには、ひこね燦ぱれすの概要を記載しています。  21ページには、ひこね燦ぱれすを合築することによりまして、先ほど申し上げました基本コンセプトを再整備し、一つのコンセプトを追加し、六つ目に人と人が集うまちなか交流の拠点としての施設を加えました。  22ページ、23ページには、コンセプトと整備方針の再整理を記載しております。  24ページ、25ページは、配置計画を記載しており、自動車動線歩行者動線、周辺住宅への影響の軽減などの配慮について記載しております。  26ページには、現在、金亀公園内にある弓道場が老朽化しており、再整備する必要がありますが、金亀公園再整備基本計画を検討している中で、公園全体が狭隘であり、公園内での弓道場の拡張・再整備が困難であることから、新市民体育センターにあわせて整備することといたしました。  27ページ、28ページには、導入機能を記載しております。28ページの青線で囲んでいる機能については、ひこね燦ぱれすを合築することにより追加・拡充する導入機能です。  29ページからは、施設規模について記載しております。メインアリーナは、ハンドボールコートが2面、バスケットボールコートですと3面がとれる規模で、横が57メートル、縦が45メートルです。サブアリーナは、バスケットボールコートが1面とれる規模で、横が32メートル、縦が22メートルとしております。観客席は2,500席から3,000席程度、駐車場は450台から500台程度の予定をしております。  31ページには、概算費用を記載しております。近年の類似する体育施設の事業費の平均から1平方メートル当たりの単価を算出し、それに私どもの市民体育センターの予定面積1万1,500平方メートルを掛けて概算費用を算出しております。  32ページからは、今後の検討課題を記載しております。アクセス、交通動線への配慮としまして、導入路の拡幅や交差点整備、車両や歩行者の動線について検討を記載しております。  33ページには、防災機能の検討について記載しております。  34ページには、障害者スポーツへの対応、ユニバーサルデザインの検討、景観デザインの検討。  36ページでは、整備手法の検討を記載しております。PFI方式リース方式DBO方式などと比較しています。PFI方式等は、民間のノウハウを生かす余地が多く、またコスト削減が見込めるものの、民間資金調達の金利が高く、最終的には同規模程度になるのではないかと考えております。また、民間の提案等を受けることにより、市の主導権が限定されること、工事着手まで相当の期間が必要であることから、今回は従来方式としました。  37ページには、整備スケジュールの検討を記載しておりますが、後ほど詳細な説明をさせていただきます。主会場となります彦根総合運動公園の整備の関係で、現市民体育センターは新市民体育センターが完成する前に解体することになり、使用できない期間が発生するため、少しでも早く竣工できるよう努めたいと考えております。  続きまして、次第の(2)スケジュールについてご説明申し上げます。  資料の1、(仮称)彦根市新市民体育センター整備事業全体スケジュール(案)をごらんください。資料は、現時点での予定です。  まず、1)平面測量・用地測量委託業務ですが、この業務は建設地の平面的な現地測量を行い現地の平面図を作成する業務と、事業用地と民有地の境界、また里道水路等公有地の境界を確定し、事業用地を確定するために実施するものです。平成28年11月ごろから平成29年3月ごろまで実施する予定です。  次に、2)の基本設計・実施設計委託業務ですが、この業務の基本設計は、彦根市新市民体育センター整備基本計画に基づき、建設用地内での建物全体配置、整備基本計画に記載しております導入機能のメインアリーナや各会議室等の建物内配置、外観や高さなど具体的な建築設計図面を作成するものです。  この基本設計につきましては、まず設計事業者に素案を作成いただき、その素案をもとに建築設計検討委員会で検討いただく予定をしております。また、地元や利用団体など関係者、本市民体育センター整備調査特別委員会にもお示ししてご意見をいただき、再度基本設計に反映し、建築設計検討委員会で再度専門的な見地から検討いただき、整備基本計画をまとめていきたいと考えております。さきの定例会等でご指摘のありましたコスト削減等につきましても、この過程の中で検討してまいりたいと考えております。また、具体的な建築事業費や人件費等を除く維持管理費等につきまして、この基本設計がまとまった時点で実際に近い概算費用が算出できるものと考えております。この検討委員会は年度内での開催を3回予定しておりましたが、現時点でのスケジュールを見直しまして、資料の2の最下段にありますように、年度内に2回の開催、平成29年度で4回程度の合計6回程度でまとめていきたいと考えております。  なお、建築設計検討委員会の委員の構成・選出につきましては、先の定例会でのご意見等も踏まえまして、予算の範囲内でできるよう検討しているところです。  次に、実施設計ですが、基本設計が工事実施可能な設計となるよう、構造計算や材質および内装などをより詳細に設計するもので、最終的な建築事業費はこの時点で算出し、お示しできるものと考えております。  基本設計・実施設計につきましては、平成29年2月上旬から平成30年秋ごろまでを予定しております。  次に、3)の敷地宅地造成設計委託業務ですが、この業務は建設用地の造成設計を行うもので、敷地の盛り土や既存水路のつけ替え、敷地境界の擁壁などの設計を行います。平成29年2月上旬から平成29年10月下旬ごろまでを予定しております。  次に、4)の道路設計等委託業務です。資料3の位置図をごらんください。この業務は、新市民体育センター整備事業に伴い、施設利用者および周辺道路の円滑な交通と安全の確保を目的としまして、南彦根駅から新市民体育センターへのアクセス道路であります小泉庄堺線のバリアフリー化と新市民体育センター出入り口交差点、資料3の位置図では左下の交差点予備設計と書かれている部分ですが、そこと県道彦根環状線、通称くすのき通りと小泉城南小学校線との交差点、図では左上の交差点予備設計と丸のついているところ、この2カ所の交差点等の測量設計を行うものです。平成28年12月上旬から平成30年3月下旬までを予定しております。  次に、5)の都市再生整備計画策定業務ですが、市民体育センターとひこね燦ぱれすを合築した新たな新市民体育センターを中心として、南彦根駅前のまちのにぎわいを創出するための計画となる都市再生整備計画を策定し、国の支援を得ようとするものです。この業務は、平成28年11月上旬から平成29年8月下旬ごろまでを予定しております。  次に、6)の遺跡調査試掘ですが、皆様もご存じのとおり、建設用地には福満遺跡がございます。試掘は本調査に向けての調査を行うもので、平成28年12月上旬から平成29年2月下旬までを予定しています。  次に、7)の遺跡調査ですが、6)の結果によりまして本調査を実施するもので、平成29年4月から平成30年冬ごろまでを見込んでおります。  次に、8)の造成工事ですが、3)の設計に基づきまして水路のつけ替えや盛り土、擁壁などを行うものです。この工事は平成31年夏ごろまでを予定しております。  9)の建築工事ですが、新市民体育センターの建築工事を実施するもので、平成31年春ごろから平成33年冬ごろまでを予定しております。  次に、10)の付帯工事ですが、敷地周辺のフェンスの設置や植栽等の整備を予定しており、平成34年の夏ごろを予定しております。  次に、11)のひこね燦ぱれすの解体ですが、新市民体育センター完成後、供用開始し、ひこね燦ぱれすの機能を移転後に解体したいと考えており、平成34年の春ごろを予定しております。  次に、12)の道路整備ですが、4)の設計に基づき実施するもので、関連工事と調整を図りながら実施してまいりたいと考えております。予定としましては、平成30年春ごろから平成33年度中の完成を予定しております。  全体的なスケジュールは以上ですが、次に、公募型プロポーザル方式について、都市建設部副参事からご説明いただきます。 5 ◯委員長(赤井康彦君)   都市建設部副参事。 6 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   それでは、私の方から、プロポーザル方式および設計協議(コンペ方式)につきまして説明をさせていただきます。  まず、プロポーザル方式につきましては、事前に建築物の場所、目的、期間などの概要を示し、受託希望者がその設計に対する遂行方法やその方法を選択するメリットなどを書面や簡単なスケッチ等で表現するとともに、実績や体制などを提案し、これらが総合的に審査されることによって選定される方式です。後で説明しますが、設計協議(コンペ方式)との違いは、設計案ではなく、設計者(人)を選ぶところにあります。これは委託者、受託者の双方にとって比較的負担が少なく、競争入札に代わる方法として、現在、国、地方公共団体等の発注する業務では主流になりつつある方法です。  次に、設計協議(コンペ方式)ですが、国立競技場もこれで進めておられました。大型プロジェクトなどでは、世界的に広く採用されている方式です。建築主側の定めた詳細な設計条件に基づき具体的な設計案を提案していただき、最もふさわしい設計案を選定する方法です。大規模で複雑な建築物の条件設定に膨大な労力を必要とするほか、応募者側の負担もかなり大きくなることが課題であると言われております。また、選定された設計案が建設予算に適合していないなど、かなり実現性に欠けている際の責任が曖昧になるという問題が出ております。国立競技場が設計予算で1,000億円だった予算が、コンペ後は3,000億円になったというのが問題になったところです。  彦根市で過去にありました大事業ですが、ひこね市文化プラザでは、一次で公開プロポーザル方式をとり、二次でコンペ方式をとりました。60社前後の応募があり、審査の上、5社に絞って、コンペ方式に切り替えたというのが事実です。市立病院では、最初から公募型プロポーザルで進めたところです。 7 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 8 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   今ほどご説明いただきました公募型プロポーザル方式スケジュールについてご説明をさせていただきます。  資料2の(仮称)彦根市新市民体育センター設計委託業務に係る業務候補者選定プロポーザルスケジュール(案)をごらんください。  1行目の実施要項の公告ですが、仮に10月中旬に公告した場合のスケジュールをご説明申し上げます。実施要項の公告を10月中旬にした場合、質問書の受付締め切りを11月上旬としております。この質問書受付につきましては、別に定めます彦根市新市民体育センター新築基本設計および実施設計委託業務、以降、長いので委託設計と言いますが、委託設計実施要項委託設計事業方針委託設計特記仕様書に対する事業者からの質問を受けるものです。この質問に対しましては、11月中に回答する予定をしております。  次に、4行目のプロポーザルへの参加申請書の受付を10月中旬から11月下旬まで行う予定です。プロポーザル審査会の委員の選出は、11月下旬までに選定させていただきたいと考えております。  次に、第一次審査を1月下旬に実施したいと考えております。第一次審査は資格審査で、11月下旬の予定です。  次に、12月上旬に第一次審査結果を事業者に通知させていただきます。その後、事業者からの技術提案書を12月上旬から1月上旬まで受け付けます。建築設計検討委員会委員を、その間の12月下旬までに選定したいと考えております。  次に、第二次審査としまして、事業者からの提案についてのヒアリングを平成29年1月下旬に実施したいと考えております。  次に、平成29年2月上旬には審査の結果を取りまとめ、設計事業者を決定し、事業者に通知する予定です。委託期間は、契約締結後から平成29年10月末ごろまで基本設計を実施し、基本設計がまとまりましたら、平成29年11月ごろから平成30年9月末ごろまで実施設計を実施する予定です。先ほども全体スケジュールの中で若干触れましたけれども、建築設計検討委員会は平成29年2月、3月、5月、7月、8月、10月ごろの6回程度を予定しております。  スケジュールにつきましては以上です。  続きまして、次第の(3)現在の状況についてご説明申し上げます。  まず、未買収地の状況についてです。皆様もご存じのとおり、新市民体育センター建設用地は、昭和63年ごろから勤労者福祉サービスセンターおよび産業振興センター用地として用地の取得を始められたわけですが、4筆が未買収地として現在に至っているところです。以後、約30年間にわたり、地権者の方々は特別の思いを持って、この土地を守ってこられたわけで、皆様が買収協議が整うのか不安を持っておられることは十分承知しているところです。私自身も、この4月に全くかかわりのない部署から担当を命ぜられまして、誰よりも不安に思っていた1人ですが、地権者の方々は、事業に対する必要性については当初からご理解をいただいておりまして、協議を進めてきたところです。  進捗状況につきましては、議会答弁でも申し上げましたとおり、2名の方、3筆は内諾の書面もいただきまして、現在、契約の事務手続を進めているところです。内諾いただきました2名の方につきましては、11月中には全ての手続を完了する予定です。地権者の方々から早期に内諾をいただきましたことは、関係各位の影ながらのご支援と地権者の方々の事業に対する深いご理解のおかげと思っておりまして、感謝しているところです。1名の方につきましては、合意には至っておりませんが、事業には一定のご理解をお示しいただいておりまして、測量や境界の立ち会い等についてご理解・ご承諾をいただいており、今後も継続して交渉してまいりたいと考えております。今後におきましても、関係各位のご支援を賜りますとともに、また個人の財産にかかわることでもございますし、地権者の方々のお気持ちも大事にしたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  次に、周辺自治会等への周知等についてご説明申し上げます。資料5のカラー刷りのA3版です。地元等関係者の方には、こちらの資料の概要版でご説明を申し上げたところです。また、回覧についても、この資料を回覧させていただいたところです。  自治会への周知・説明等につきまして、時系列的にご説明申し上げたいと思います。  まず、5月25日は、小泉町の自治会長、副会長に面談させていただき、今後の進め方、周知の仕方等について相談させていただきました。自治会長からのご意見としまして、歴代の自治会の申し送りとして、図書館建設の要望をしている、中には図書館への思いの強い方もいらっしゃるとのことで、市民体育センターの中で図書館別館のようなものは併設できないだろうかというようなご要望をいただきました。また、保育園前の道路は狭く、特に保育園の送迎時に混雑する。人の往来が増えれば防犯面でも問題があるのではないか。住民説明会を開く前に、まず役員で意見を集約させていただきたいというようなご提案をいただきました。  同日、5月25日ですが、城南小学校の校長先生に概要の説明に寄せていただいたところです。ひこね燦ぱれすとグラウンドの敷地交換をするということでご説明を申し上げましたところ、賛成をいただいたところです。また、職員駐車場としてひこね燦ぱれす東側の敷地を借りているので、考慮してほしいというご意見がございました。体育館は安く気軽に利用できる施設ができればよいと思っているというようなご意見もいただいております。  次に、6月16日には、西今町第1区の自治会長に、小泉町と同様、今後の進め方について相談をさせていただきました。主な意見としては、1区の住民向けに説明会を開いてほしいというようなご意見がございました。  西今町は第1区から第5区の連合自治会がありますので、翌日、6月17日には西今町の連合自治会長会議に寄せていただきまして、各自治会への対応について協議をさせていただいたところです。主な意見としまして、現状、出入り口は県道しかないため、交通対策には十分配慮してほしいという意見がございました。説明会は、1区、2区は別々に開き、3区から5区は概要書の回覧で構わないというご意見をいただきましたので、3区から5区には回覧をさせていただいたところです。  次に、6月22日には、小泉町の自治会役員への説明会をさせていただきました。主な意見としましては、地域のためには、周辺への影響を考えて対策をしっかりしてほしい、工事中も含め子どもの安全や通学路の安全を確保してほしい、違法駐車や騒音への対策を考えておいてほしい、青少年のたまり場となる危険性がある、道路に利用者がごみを落としていく心配もしている、くすのき通りは学生の自転車交通量が多く事故も発生しているため配慮してほしいという意見でした。くすのき通りはその通りから北側の人たちの主要道路であって日常生活に支障を来さないよう交差点の信号機等を配慮してほしい、水利機能は維持してほしいというようなご要望もございました。駐車場規模についても、現状よりも増やした方がいいのではないかというご意見もいただいたところです。  次に、7月30日、小泉町自治会の住民を対象とした説明会をさせていただき、約44名の出席者がございました。その中で出ましたご意見は、長期的な事業なので体制が変わっても内規・要望等が薄れないよう引き継いでほしい、平成21年か平成22年ごろに城南連合自治会で図書館機能を持ってきてほしいと陳情しており図書館も併設されたい、体育館の整備にとどまらず面的な地域開発を考えてほしい、雨水排水は舗装することで流末に雨水が集中するのではないかと思うのでさまざまな分野のノウハウを集めて整備を考えてほしい、老人も運動できるようにグラウンドゴルフが併用できるスペースなど緑地部分の工夫をしてほしい、敷地内の農業水路については話し合いをしてほしい、古い設備やその関係の敷地もあるのでまた話し合いに乗っていただきたいというようなご意見がございました。  次に、8月5日には、西今町第1区の住民説明会をさせていただきました。出席者は10名でした。主な意見としましては、進入路に信号をつけるべき、遠方からの来客は国道などを通ってくるのでくすのき通りがメインの入り口にしてほしい、大型車両等はくすのき通りから出入りしてもらいたい、敷地内南北の通路は日常的に通れるようにしてほしい、敷地の水路は地元農業組合との協議を十分してほしいとのご意見でした。また、説明会に来ない人たちへの伝達方法として資料の回覧もしてほしいとのことでしたので、回覧をさせていただいたところです。  次に、8月12日には、西今町第2区の住民説明会をさせていただき、出席者は13名でした。主な意見としましては、小泉庄堺線、特にセブンイレブン前の信号はいつも渋滞するため対応を十分に考えてほしい、南彦根駅に新快速が停まるようJRと協議してほしい、工事車両の進入路は十分注意して対応していただきたい、くすのき通りの歩道は視覚障害者誘導用ブロックが引いていて盲学校の先生や生徒の通路であり、工事中は交通誘導員には早朝から立ってほしい、盲学校には工事関係の連絡が滞りがちのため、しっかり通知してほしいというご意見がございました。  8月31日には、城南保育園の園長先生とお話をさせていただいております。主な意見としましては、園児の送迎時の安全確保に努めてほしいというご意見がございました。  また、西今町3区から5区の方には回覧をしましたが、それに対してご意見をいただいております。意見としましては、市民にとって利用しやすい環境での講座内容を希望する、現状、ひこね燦ぱれすでも歩行者、自転車と自動車の接触等、危険な部分も見受けられるので検討いただきたい、便利のよい場所だけに期待も大きいため、行政だけでなく住民の意見も取り入れてほしいというご意見がございました。  以上でございます。 9 ◯委員長(赤井康彦君)   ありがとうございました。  それでは、ただいま説明をいただきました件について質問はございませんか。  谷口委員。 10 ◯委員(谷口典隆君)   ご説明、ありがとうございます。  基本的なところなのですが、付帯決議を提出した者として質問をさせていただきます。付帯決議の1項目めにあります「設計業務委託予算執行までに詳細な計画を」ということですが、ご説明いただいた整備基本計画をもって、これに代わるというようなご認識なのかどうかをお聞かせください。 11 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 12 ◯副市長(川嶋恒紹君)   私も当初、付帯決議を見せていただいたときから、1番目の項目と2番目の項目につきまして、どこで、あるいはどの場所で、議員全員なのか、そうではないのかというあたりの記述がございませんでしたので、私自身、この部分をどのように受けとめたらいいのか、いろいろ考えさせていただきました。当然、本会議での付帯決議ですので、最終的には全員に説明すべきだと思うのですけれども、本日、この段階で特別委員会を開催いただきましたので、その特別委員会においての説明なしに進むことはできません。まず、特別委員会でご説明させていただく。 13 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 14 ◯委員(谷口典隆君)   どの場でということではなくて、本日ご説明いただいた整備基本計画が付帯決議の1項目めにある「より詳細な仕様」に当たるのか。 15 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 16 ◯副市長(川嶋恒紹君)   捉え方を間違っておりまして、申しわけございません。  そういうことです。説明させていただきました整備基本計画の内容につきましては、付帯決議に書かれております「より詳細な仕様について」という部分であると認識しております。ただ、整備基本計画そのものとその整備基本計画を踏まえたより詳細な部分におきましては、現段階では固まっていない部分も非常にたくさんございます。ですから、現段階でご説明できる内容として、整備基本計画とさまざまな経過を説明させていただいたということです。より詳細な仕様というのは、現段階ではそれ以上に明確に整理できているものがないというのも事実です。基本設計を進める中で、徐々に固まっていくものであると思っておりますので、そのあたりはご理解をお願いしたいと思っております。 17 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 18 ◯委員(谷口典隆君)   ということは、今ご説明いただいたものをもって、付帯決議の1項目めは履行できたというお考えであるということなのですよね。先ほど副市長も付帯決議を重く受けとめるとおっしゃいましたし、保健体育課主幹の方からも説明不足であったというような趣旨のご発言もございました。ご説明いただいた保健体育課主幹の方からも「素案と何ら変わりはない。変更はないけれども、再度読み上げさせていただきます」ということで、ご説明をいただきました。ということは、素案と何ら変更のないものを説明いただいたということであって、この前の9月27日に決議した付帯決議以降、何も進捗していないことに変わりはない。これは間違いないと思います。その日に決議したのは、より詳細なもの、財源も含めたもの、もう少し踏み込んだ説明をしていただきたいという思いで述べたのです。副市長は「基本設計に入らないと」とおっしゃいましたが、つまりは予算執行していかないと、より詳細な踏み込んだものは説明できないとおっしゃられたのではないかと思うのです。それはつまり、既に付帯決議の1項目め、2項目めかもしれませんが、これは履行できないというようなお答えですか。であるならば、「設計業務委託予算を執行するまでに」という付帯決議の1項目めはいつまでとお考えなのか。設計業者を公示されるまでなのか、設計に入るまでなのか。その辺をお聞かせください。この場でとは申しません。ただ、我々は、予算執行するまでに、もう少し財源や詳しい積算根拠、新しい施設の詳細について説明をいただきたいと申し上げただけです。この1項目めについて、おっしゃられた予算執行というのは、いつ、何をもって予算執行までにというお考えなのか。それとも、付帯決議の1項目めはもう既に履行できないとおっしゃられるのか。もう一度、明確にお願いしたいと思います。 19 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 20 ◯副市長(川嶋恒紹君)   整備基本計画を踏まえ、委員がおっしゃいました財源的な問題や建設事業費の積算の精度をもう少し高めた仕様や考え方について、現実上は基本設計にかからないことにはなかなか整理尽くせない部分が非常に多い事柄だと感じております。我々は公告から予算執行という思いを持っておりますので、説明が尽くされていないから予算執行に入るべきではないとのことですが、逆に言いますと、予算執行をさせていただかなければ、次のもう一歩先の詳細な仕様、そこまで至らなくてももう少し踏み込んだ説明ができないのかというところも、基本設計に取りかからないことには説明させていただけないというのも事実です。今の説明で予算執行をさせよと言っているのかということになりますと、今の説明以上のことはなかなか難しいという思いは持っております。ただ、財源につきましては、今の説明では具体的に触れていませんでした。財源の考え方等については、今の段階でも幾つか説明漏れの部分はあると思いますので、その辺はきちんと、今ご説明できる限りの範囲において説明させていただければと思っております。 21 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 22 ◯委員(谷口典隆君)   財源については説明不足であるとおっしゃられるのであれば、本日の委員会までにそれなりにご準備いただくなり、口頭でも結構ですので詳細なご説明をいただくべきであったのではないかと思います。9月議会でも議論になっているのは、予算を執行しなければ整備基本計画に入れない、詳細がわからないというようなものに、私は議会として白紙委任といいますか、手形を振り出すわけにはいかないというような考え方であるということはご理解いただけると思います。例えば整備基本計画の31ページにあるような建設費の高騰を見込んでというのは、何を根拠にして建設費の高騰だというのか、どんな根拠があるのか。ほかのAからHまである体育館は、どこのどんな施設なのかということも明らかにされないままです。先ほど言われましたひこね市文化プラザの場合でしたら、何市のどんな施設だということも書かれていました。どういうものを根拠として、どんな規模なのか。ただ60億円としてしまうと、この60億円がひとり歩きして、コンペではないのですから、プロポーザルになれば、事業費として膨らむのは目に見えていると思うのです。だからこそ、ここで、我々としてはより詳細な議論を踏まえていきたい。その上で納得すれば、しっかりとした予算を積み上げていただいて、ひょっとしたら60億円を超えるかもわからない。それだけの整備が必要だという判断をするかもわからない。そのための判断材料を示していただきたいという思いで、この付帯決議を出させていただき、多くの議員に賛同していただいたと、私は認識しております。その上で、今ご答弁いただいた内容では、私は十分に納得できるものではないし、これをもって詳細な整備基本計画だと言われると、先ほど保健体育課主幹が「何ら素案と変わらない」とおっしゃったものをこの場に出してきて、「付帯決議を重く受けとめる」とおっしゃったのに、この整備基本計画をもってして「予算を執行したい」と言うのはいかがなものかと考えます。予算の財源が説明不足と言うのであれば、今日、なぜ出していただけなかったのか。いつまでに出していただけるのか。10月中旬とされる公告までに、しっかりとした予算、財源根拠を出すのかということを、もう一度、お考えいただきたいと思います。  私は、この整備基本計画をもってして、議会への詳細な説明を済ませたと言うのは、得心するようなものではないということだけは意見を述べさせていただきます。 23 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 24 ◯副市長(川嶋恒紹君)   具体的に財源のお話がございました。財源につきまして、本日は説明の中では触れておりませんけれども、基本的には、さきの予算常任委員会の中だったと思うのですが、財政課長の方から説明をさせていただいた財政スキームとあわせた財源の考え方、ここが今説明をさせていただける最大の部分ではないかと思っております。60億円という建設費につきましては、今ほどご指摘いただきました整備基本計画の中で、八つの体育施設の情報をもとに、一つの目安として平方メートル当たりの単価、0.5%の物価上昇を見込んでいるわけですけれども、60億円という数字そのものが参考的な建設費ということでお示ししているということをご理解いただければと思います。建設費につきまして、アリーナ部分でありますとか、ひこね燦ぱれす部分、それぞれがどれだけの経費でそういう建設事業費が割り出されたのかとなりますと、基本設計を進める中でないとなかなか積み上げができないということもご理解いただければと思います。  ただ、この60億円という参考的な数値に対しまして、財源としてできるだけ補助金あるいは有利な起債を活用したいという思いがございます。その中でまちづくり交付金の5億円程度を見込んでいくという動きもさせていただきたいと思っております。あと、財源でいきますと県の補助金。これは国体絡みでどこまで補助金を確保できるか。議会の中では最大1億円というお話もさせていただいておりますが、そういった財源。それと、もう一つ財源として大きいのが、現在の市民体育センターを除却しなければなりませんので、その除却に絡んで、新天地へ移転するに当たってどこまで県から補償等を見ていただけるのか。現在、県の方と交渉を行っている中ではあるのですけれども、これだけは見込めるという説明をさせていただく段階には至っていませんので、そのあたりの財源をご説明できないのは申しわけなく思っているところです。仮ではございますけれども、そういった財源が見込めることと、基金をどこまで活用できるか。あとは一般財源と起債になります。起債の規模がだいたい40億円から45億円程度を見込んでおりますけれども、これは本当のアウトラインです。こういった建物では、起債の償還は20年償還というのが通常ですので、数年の据え置きの後、年2億円ずつぐらいの元本返済が生じてきます。現在の実質公債費比率が8%という状況で、実質公債費比率を算出する分母がおよそ240億円ということからしますと、毎年2億円あるいは2億数千万円の償還になってきますと、実質公債費比率では1%前後の影響が出てくるのではないかと見込んでいるところです。財源的なものについてはまだまだ不確定な部分が非常に多いのも事実で、確定した段階あるいは進捗の段階で、この特別委員会等にご説明を申し上げたいと思っております。  それから、31ページの八つの施設の詳細がわからないとのことなのですが、具体的な施設、どこの施設のことか整理をしております。この資料をお示しできるかどうか、確認をさせていただきたいと思います。 25 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 26 ◯委員(谷口典隆君)   今ご説明いただいたのは、9月議会で各議員のご質問に答えていただいた域をそう大きくは超えるものではないと思っております。実質公債費比率も含めて後年度への影響をお聞かせいただきました。私どもは、この場で後年度への影響までをどうこう言っているのではなく、例えば弓道場を併設すると言っておきながら、過日の常任委員会では、議員からの質問によって初めて、遠的場は仮設だという答弁が出てくるというような状況でした。そういうことも考え合わせると、県からの国体に係る費用である1億円についてはそれでチャラになってしまうのではないかという話にもなってきます。根拠となる60億円に、国や県からゲタをはかせていただけるという補助金の部分が不透明である、我々に対して十分な説明がなされていないと申し上げているのです。なぜもう少し早く県との調整をされなかったのか。これで議会を通ると思い込んでおられたのか、見込まれていたのかはわかりませんけれども、もう少し県との調整をしていただいて、10分の1、20分の1かはわかりませんけれども、県からこれだけの補助金が見込まれますというようなものがあって初めて、ようやくそこで我々も納得できるような財源構成になってくると思います。その後に変更があったり、国からの支援が得られるということであれば、また補正していただければいいと思います。「基本的に、除却するという市民体育センターについて、県からの支援はいただけるだろう。ただ、それがどれだけなのかわかりません、今、調整中です。ただ、60億円かかります。この60億円の詳細については、匿名のAからHの施設を参考にしています」ということでは、納得して予算を執行していいとは言えない、我々議会として説明責任が果たせないという思いです。  資料をご準備いただけるかどうかとのことでしたが、お願いして、こんな話です。付帯決議を重く受けとめるとおっしゃられるのであれば、今日までに予見して、資料やご説明いただいたものをペーパーで準備していただけなかったのか。どこまでいっても、質問しなければ、こういう資料は出てこないのか。私はそのあたりを疑心暗鬼に感じてしまいます。資料をご提出いただけるのであれば、より詳細な資料の提出を求めたいと思います。 27 ◯委員長(赤井康彦君)   暫時休憩いたします。
                                  午前10時40分休憩                               午前10時56分再開 28 ◯委員長(赤井康彦君)   休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  ただいま谷口委員から31ページの資料について資料要求がございました。施設名等が書いている資料の要求がありましたので、お諮りいたします。  本委員会として要求することにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 29 ◯委員長(赤井康彦君)   ご異議なしと認め、さよう決しました。    (事務局 資料配付) 30 ◯委員長(赤井康彦君)   そのほか、質問はございませんか。  杉原委員。 31 ◯委員(杉原祥浩君)   「市民体育センターの整備計画をつくる上で、ひこね燦ぱれすと弓道場は新市民体育センターに複合化(合築)することとし、整備の取り組みを進めてきました」と概要版にも書かれておりますし、地元への説明もされておりますが、出された8カ所の体育館は弓道場を併設されている施設ですか。 32 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 33 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   弓道場については確認できておりません。 34 ◯委員長(赤井康彦君)   杉原委員。 35 ◯委員(杉原祥浩君)   整備計画の中でも弓道場とおっしゃっておられます。私が知る限りでも、これは相当前の資料だと思うのです。この時点で弓道場を併設すると言われるのなら、大概、弓道場は武道場と一緒になっているので、これぐらいのレベルの武道場と弓道場が一緒になったような建物と考えていかないといけないのではないかと思うのです。そうでなければ、先日第7回の開催もありました公園整備の検討委員会の中で、もう1回検討するというのも考えるべきではないかと思うのです。概要版にこれほど書いているので、もうそこへは戻らないという感じはしますが、先日の金亀公園再整備の基本計画の検討委員会の中では、土地的に余裕がありそうな気がするので、市民体育センターと弓道場を合築するという方向には来ましたけれども、ここに来て、本当に場所的に不可能なら、もう1回戻すという考えもありなのではないか。弓道場をどこかで整備するというのは決めたのですけれども、弓道連盟としては会議室なども一緒に使いたいという考えで一緒になられたと思うのですが、そういうことも考えて整備すると、合築ということになれば60億という金額がこれ以上に膨らむと思うのです。弓道場の整備を上乗せしていこうという考えでは、これ以上に膨らむと思うのです。私の言っていることは違いますか。 36 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 37 ◯教育部長(山口義信君)   事業費が膨らんでいくのではないかということだと思うのです。先ほど山本都市建設部副参事から、プロポーザルコンペ方式の違いということの説明がありました。プロポーザルをすることによって、施主である彦根市のコントロールができる。概算で60億円と出しておりますけれども、業者を決めて、打ち合わせをしていく中で、基本設計・実施設計をしていく中で、60億円におさまるような形でしっかりと整備したいと思っております。逆に言えば、彦根市の事業費が膨らまない形で、主体的に取り組めるのではないかと考えております。  整備基本計画の中でお示しした総延床面積と、過去、近隣の計画も含めた形の実施単価と5%のコストアップ分を含めている、あくまで概算工事費です。 38 ◯委員長(赤井康彦君)   山田委員。 39 ◯委員(山田多津子さん)   60億円におさめるようにと言われたのですが、60億円という金額がどこで決まったのか。どこででも、決まっていないと思うのです。それぞれの施設名をお示しいただいたのですが、例えば松江市ですと20万人都市です。高崎市は37万人都市。ほかの市も調べてみたのですが、なぜ彦根市に匹敵する人口の都市との比較をされないのかと思うのです。示されたのは、ほとんどが20万人以上の都市です。その範囲内で比較されていると思うのです。例えば2,500席から3,000席という席数も検討委員会の中で出ていますけれども、どこでどのように決まったのか。整備基本計画の中には出ていますが、根拠が示されないままで、計画が出されている。これについて、どのようにお考えなのか。根拠がわからない。私たちが規模も含めて検討するには、まだまだ材料が不足していると思うのですけれどもいかがですか。 40 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 41 ◯副市長(川嶋恒紹君)   皆様もご理解いただいておりますように、整備検討委員会の中で、さまざまな角度から、どういった新体育施設が望ましいのかという検討を加えていただいております。大きなところは、ハンドボールコートが2面とれる施設であるとか、バスケットボールコートサブアリーナの規模。こういったものを、今後、コンセプトであります競技スポーツの進展、市民の利活用を十分に図っていく施設として、長らく市民に愛され、使用される施設としてどうあるべきなのかという検討を行っていただいた上で、この規模をご提示いただいたと認識しております。大き過ぎるではないか、ハンドボールコートは1面でいいではないかと、ここで立ち戻るのかと言うとそうではなく、そこの段階は既に議論いただいて、前向きに進んでいこうという、そのきっかけはもう超えたところにあるのではないかと私は思っています。現実には、我々が最終的に示したこの整備基本計画に基づいて、市民体育センターをまずは国体までに完成させるということを思っておりますし、その後も末永くみんなで使えるように、運営なども含めて、どういったソフト面の付加価値をつけていくのかという議論をこれから深めていかなければならないのではないかと思っております。したがいまして、全体的な規模など基本部分につきましては、ぜひとも事前にご理解いただきたいと思っております。  それと、後先になって申しわけないのですけれども、先ほどの杉原委員の弓道場のお話です。基本的に、弓道場の施設としての面積も、今回の1万1,500平方メートルの中に含んでおります。それを含めて、今の面積に単価を掛けると、こういう想定の建設費というのが一つの概算としてお示しできる。目安としての建設費ということです。  もう1点だけ、くどいようですが申し上げておきたいのは、谷口委員がおっしゃられました仮設の弓道場の部分です。国体に対する仮設の弓道場というのは、国体を開催するためには本来の弓道場と試合をする弓道場を補完するための練習場が別に必要となってまいります。近的で二つ、弓道ができる施設を持たないといけない。遠的で二つ、持たないといけない。今回の体育館の想定では、遠的場と近的場ひとつずつを体育館の中につくるというのが一つです。それが、練習会場になるのか、本会場になるのかは、先日の委員会の中ではまだ調整中です。仮設になるのか、本体にいくのかは調整しないといけないと思うのですけれども、とりあえず近的の練習場はメインアリーナの中で対応できるというのは事実です。ただ、遠的のもうひとつの練習場なり本会場というのは、遠的場を施設の中に二つつくるわけにはいきませんので、一つが外になってしまう。それが仮設になってしまうということです。その辺はご理解いただければと思います。 42 ◯委員長(赤井康彦君)   3人の質問に対してのご答弁だったと思いますが、よろしいですか。  谷口委員。 43 ◯委員(谷口典隆君)   余り物を知らずに申しわけございませんでした。  ただ、それも含めて、ここでご説明いただかないといけない。何も説明がないので、我々は、1億円を上限として県から補助金が出るということで、施設整備の60億円の中で単純にマイナス1億円というような計算をしてしまうのが常だと思います。何の説明もなしに、委員から質問があって初めて、「仮設でします」と言う。その仮設のことを質問したら、揚げ足をとるみたいに、「それは違います」と言う。国体のことを存じ上げないので、勉強不足で大変申しわけないという思いはありますけれども、それであるならば、なぜそれまでに十分な説明をしていただけないのですかという話なのです。ひこね燦ぱれすと合築します、遠的も近的も弓道場は併設します、その弓道場はこういう状況ですけれども、こういう仮設は必要になるかもわかりませんというご説明があってしかるべきだと思います。  先ほど杉原委員がおっしゃいましたけれども、この中にそれも含まれているのか。私も調べましたけれども、弓道場が併設されているのは、関東でも東京都北区にある体育館ぐらいしかございませんでした。この八つの中には、多分、どの施設もなかったと思っています。合築も含めて、弓道場が必要であるならば、国体のときにはこれだけの施設が使える、これは国体のときに使えるから県の補助金もいただけるというご説明をいただかないと、教育部長は「60億円までに」とおっしゃいましたけれども、では、資料のような体育館を並べたうえで、どんな弓道場ができるのか。ここに併記されておりませんけれども、観客席の椅子はどんなものなのか。私どもも水戸市の東町運動公園体育館に行ってきました。まだ更地でしたけれども、これだけの大きな予算をかけられます。天井高はこれだけというご説明もいただいてきました。そういった詳細についてのご説明がないのに、教育部長からは「60億円を上限とする」というご発言もあるので、我々はその詳細を聞かせてくださいと言っているのです。必ずしも60億円がだめだとは言っていませんし、仮に言えば80億円だって可能性としてはあると思うのです。その詳細がわからないから、詳しい説明を求めているだけですので、そこはシンプルに、もっと時間をかけて説明を尽くしていただきたいというのが思いです。 44 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 45 ◯委員(安藤 博君)   60億円の話もありましたけれども、冒頭から、整備基本計画案と今回提出された整備基本計画とはそう変わらないということで、私はある意味、がっかりしました。変わっているのは、標題が、案のときは彦根市教育委員会となっていたのですが、今回は彦根市に変わりました。まず、基本の基本を確認させていただきたいのですが、あくまでもこの7月に教育委員会名で整備基本計画案を出されたときは、先ほど経緯の中でご説明いただきましたように、検討委員会からの提言に基づいて整備基本計画案が示されました。6月議会、9月議会を含めて、彦根市として9月に整備基本計画を提出されたとき、例えば弓道場を一つの体育施設とみなすのであれば、今回は体育施設と勤労者福祉施設が合築されることについてどういうコンセプトを持っているのか。標題だけを見ると、あくまでも市民体育センターでいこうとされているように思えます。資料を見ますと、合併特例債を使っているところは別としても、社会資本整備総合交付金を主な財源として取り入れられている。体育施設としての交付金と社会福祉施設としての交付金というのは違うはずなのです。そういったところも含めて、どういう財源構成になっていくのかということが、私は彦根市として新たに出された計画には示されるべきだと思うのです。そうでないと、先ほど来からおっしゃっているように、規模を含めての部分が、私たちには全然落ちてこない。  これも委員会や本会議で議論がありましたけれども、もともと設置目的が違う施設同士が合築するのですから、先ほどはまちなかコンセプトだけをおっしゃっていましたけれども、それを受けて彦根市として出される整備基本計画であるならば、そこに思いを入れていただくべきだと思うのです。そういったところがはっきりしない中で、どういった交付金をお使いになるのかが私たちの方にもわからない。従来どおり、教育委員会の方で説明をされていますけれども、ここをメインに仕切っているのはどこの部署なのか。まず、そこを明確にしていただきたい。 46 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 47 ◯教育部長(山口義信君)   主管課という形で言いますと、教育部の保健体育課です。そこを中心にしてやっております。今回の場合は金亀公園とあわせての検討委員会ですので、まず市長への提言がありまして、それを受けて市長が教育委員会の方に提案内容について議論しなさいと。さらにそれを受けて、パブリック・コメントを行いまして、こういう形で取りまとめましたということで、市長の方にお返しし、最終、彦根市の整備基本計画として定まったということです。 48 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 49 ◯委員(安藤 博君)   そうしたら、今回はあくまでも体育施設をメインとした整備基本計画で進めていくと。本会議でも、今のひこね燦ぱれすの所管である産業部との議論されたようには聞きましたけれども、本当に彦根市として設置目的の違う二つを合築するに当たって、最終的には教育委員会の方でイニシアティブをとっていただこうということで、今回、上げられたという理解でよろしいのですか。 50 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 51 ◯教育部長(山口義信君)   まず、新市民体育センターという中でイニシアティブをとってまとめましたけれども、この中には合築案が出てまいりまして、ひこね燦ぱれすと弓道場との合築という複合化という考え方もございます。建物の複合化ではなしに、その中身を見ますと多機能化というコンセプトと明示しておりますけれども、今度はこれを具体的に協議して進めてまいりたいと思っております。当然、産業部など関係部局と協議しながら進めてまいりたいと思っております。ひこね燦ぱれすの機能をその中でしっかりと生かしていくということです。最終的に管理はどうしていくのかというお話になると思いますけれども、くすのきセンターの場合も休日急病診療所や保健センターなど幾つかの複合施設で、たまたま福祉保健部という部局の中の施設ですけれども、今回の場合は部局をまたがるような施設ですので、それについては新しい公共施設のあり方ということで今後しっかりと議論して、進めてまいりたいと思っております。 52 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 53 ◯委員(安藤 博君)   合築と複合というのは違うと思うのです。ひこね燦ぱれすの土地に行きましょう。でも、ひこね燦ぱれすの現有の建物のところに駐車場を置きたい。だから、機能を一緒に持たせましょう。検討委員会のご提言なので、それはそれで尊重されるべきだと思いますけれども、本当に彦根市として設置目的の違う二つのものを今後、進めていくのであれば、そのあたりをしっかりと議論していただくのが本来であって、こういった議論の結果、今回は複合施設ということで、私としてはひこね燦ぱれすの機能が保障されるのか疑問を感じます。それは具体的なところで議論をさせていただくことになると思います。  冒頭に谷口委員がおっしゃられたように、整備基本計画の中で詳細な仕様を示していくとなると、資料2に提示されていますが、来年2月上旬から10月下旬、ほぼ1年かけて基本設計をされて、6回の検討委員会を開催するとなれば、検討委員会の方からいろんな意見が出てくると思います。そのたびに基本設計について議論をされていくのだろうと思いますけれども、その詳細な部分は我々議会に対してどの時点で教えていただけるのか。6回目の検討委員会で詳細な部分が出るかどうかもわからない。そうなると、財源はどうなるのかというところに結びついていく。ここの考え方をもう少し整理した答弁をいただきたいと思います。 54 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 55 ◯教育部長(山口義信君)   今後の特別委員会の開催時期と議題のお話だと思うのです。事前に調整する必要があると思いますけれども、大きな流れからいいますと、まず公募を行って設計業者が決まります。現段階でのこちら側の思いですけれども、第2回目は業者が決まった段階で行いまして、業者提案内容をご説明申し上げたいと思っております。随時、それぞれの適切な時期に、検討委員会の中で決まった部分についてお示ししていきたいと思っております。 56 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 57 ◯委員(長崎任男君)   私の方からは、2点お聞きしたい。  先ほど山田委員もおっしゃられていた体育館の規模や席数などは、散々、検討委員会で議論され、パブリック・コメントを実施されて、唯一、意見を書かれた方の意見を採用されたのだと理解していますので、そのあたりは前へ進めていただきたいとは思います。  1点目に、予算常任委員会のときに私が質問しました検討委員会の委員の学識経験者の部分なのですが、冒頭の説明の中で、具体的にどのような方が委員になっているのかをご説明いただけなかったと思います。それはなぜかと言いますと、規模は決まっている、時期も決まっている、前へ進めるという中で、検討委員会の中で外部からの意見を取り入れるという面で、どういった方が入っていただけるのかを明確にしていただきたいというのが1点です。  もう1点は、公政会の代表質問で、補助金の再質問の中で教育部長の答弁に不明確な部分がありました。社会資本整備総合交付金に頼った回答だったのですけれども、学校施設環境改善交付金というのがありますが、今回はこれをなぜ採用されなかったのか、なぜ使えないのかという部分に対して回答をいただけませんでした。  その2点についてご説明をいただきたいと思います。 58 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 59 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   お手元の資料4の説明が抜け落ちておりました。大変失礼いたしました。  まず、資料4を説明させていただきます。  業務提案審査会(プロポーザル審査会)は、彦根市新市民体育センターの建築基本設計および実施設計委託業務を発注するに当たりまして、公募型プロポーザル方式で実施する予定です。応募があった事業者からの提案等について、専門的見地から提案の妥当性、優位性などを審査していただくものです。委員につきましては、現時点では、建築部門の学識経験者を1名、スポーツ関係の学識経験者を1名、内部委員は4名程度を予定しております。  次に、建築設計検討委員会は、事業者の基本設計案に対し、専門的見地からよりよい施設となるよう、また利用の面からも検討いただくものです。委員につきましては、建築部門の学識経験者1名、スポーツ関係の学識経験者1名、地元と利用者代表の2名、内部委員4名程度を予定しております。さきの定例会でも、委員については検討するようご指摘をいただいておりますので、現在、検討をさせていただいているところです。  次に、都市再生整備計画策定委員会について説明をさせていただきます。都市再生整備計画は、市民体育センターとひこね燦ぱれすを合築した新たな彦根市新市民体育センターを中心として、南彦根駅前のまちのにぎわいを創出するための計画となる都市再生整備計画を策定し、国の支援を得ようとするものです。都市再生整備計画の策定につきましては、外部の方々のご意見も聞きながら進める予定で、策定委員会の委員につきましては、都市計画部門等の学識経験者を2名、利用者代表を3名、内部委員3名を想定しているところです。 60 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 61 ◯教育部長(山口義信君)   長崎委員から、財源の問題について、文部科学省の施設補助についての言及がなかったのはなぜかというご質問ですが、国の補助におけるスポーツ施設、社会体育施設というのは、延床面積4,000平方メートルを基準としており、新市民体育センターの体育館部分の詳細な面積が出てこないとできなかったというのがあります。今ある施設を解体して、新たにつくるのですから、増築部分に係るところが補助対象になります。その部分を明確にしようとしますと、いわゆる体育館1万1,500平方メートルの中で弓道場を除いた体育館部分の面積が必要になってまいります。そういう意味では、まだ確定していませんので、こういった補助金はございますけれども、増築部分をベースにしますと限定的な補助金になると思います。まだ明確ではありませんので、その補助金についての説明はしなかったということです。 62 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 63 ◯副市長(川嶋恒紹君)   補足の説明をさせていただきたいと思います。  業務提案審査会と建設設計検討委員会の委員選定のご質問ですけれども、今ほど保健体育課主幹が言いましたように、さきの補正予算の中で、業務提案審査会は学識経験者2名、関係部長等4名、建設設計検討委員会は学識経験者2名、地元自治会等関係機関の方2名、内部委員、内部委員4名としていたところです。議会の中でもご答弁しましたように、委員のあり方については、ひこね燦ぱれすの利用団体もそうですし、学識経験者もそうですし、参画いただける方の人選や範囲をもう少し充実できないかということで、現在、検討をさせていただいております。長崎委員からご指摘いただいておりますように、この検討委員会で、新市民体育センターの建設内容を本当に市民に、あるいは地域に受け入れていただけるように十分検討し、進めたいと思っております。 64 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 65 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  副市長からも詳細にご説明いただいたのですけれども、業務提案審査会と建築設計検討委員会の学識経験者というのは、当然、同一の人ではないのですよね。 66 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 67 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   学識経験者の方には引き続きしていただくということで、同じ方を想定しております。 68 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 69 ◯委員(長崎任男君)   わかりました。どうして同じ人なのですか。やはり流れが必要なのですか。全く違うものではないかと思うのですけれども、なぜ同一の方でしようとされたのか。その方がいいものになるのか。理解できないところがあるので、そこら辺の考え方をご説明いただけますか。 70 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 71 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   私どもとしましては、プロポーザルの中で提案いただいたものを、設計業者が反映して設計されますので、提案内容の中身と実際に設計される中身の整合をチェックしていただくことも一つの大きな役割と思っております。提案内容を十分認識して選定し、その後もその事業者の提案についてしっかりとチェックしていただくことを想定しておりますので、同一の方の方がいいのではないかという考え方を持っております。 72 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 73 ◯委員(長崎任男君)   わかりました。その点については、一定、理解いたしました。  もう一つ、先ほどの補助金の件なのですが、教育部長がご説明されたのは社会資本整備総合交付金の件だったように私は認識するのですけれども、違いますか。学校施設環境改善交付金の件ですか。それについてご説明いただいたのですか。 74 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 75 ◯教育部長(山口義信君)   先ほど説明いたしましたのは、文部科学省の補助金であることは間違いないのですが、学校体育施設ではなく、社会体育施設のスポーツ施設のくくりの補助金です。4,000平方メートルが限度の補助金です。 76 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 77 ◯委員(長崎任男君)   公政会の代表質問の際の再質問で聞いたのは、学校施設環境改善交付金だったのです。これは整備後の延床面積が2,000平方メートル以上です。交付の対象となる事業として、地域スポーツクラブの活動拠点であったり、地域スポーツセンターの新築または改築あるいは改善をする事業であるという内容のもとでの交付金で、今回の新市民体育センターは十分可能性がある交付金だと思って再質問をさせていただいたのです。それに対しての回答が曖昧だったので、再度、この場所でお聞かせいただきたいと思うのですがいかがでしょうか。 78 ◯委員長(赤井康彦君)   暫時休憩いたします。                               午前11時36分休憩                               午前11時37分再開 79 ◯委員長(赤井康彦君)   休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  教育部長。 80 ◯教育部長(山口義信君)   私の申しますのは長崎委員とは若干違います。長崎委員がおっしゃっておられるのは、あくまでも学校体育施設としての整備でございます。現市民体育センターの整備に関しては当たらない。それをやろうとすれば、社会体育施設としての補助事業に当たるということです。 81 ◯委員長(赤井康彦君)   長崎委員。 82 ◯委員(長崎任男君)   私が申している補助金は、絶対に当たらないという回答ですね。 83 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 84 ◯教育部長(山口義信君)   あくまでも学校体育に係る部分です。現有の市民体育センターの再整備に伴う補助金には当たらないということです。 85 ◯委員長(赤井康彦君)   馬場委員。 86 ◯委員(馬場和子さん)   いろんな疑問点があるようで、皆さんからもたくさんの質問が出ています。検討委員会で慎重に協議・検討して、あくまで提案として市長に出していただいた。この提案はもちろん尊重すべきだとは思うのですけれども、先ほど副市長からは、規模も決まっているからここは動かせないというような答弁がありました。この辺でどうなのかと思うのは、21ページに「競技スポーツを推進し競技力の向上を図る」から、ひこね燦ぱれすを加えたことによって「人と人が集うまちなか交流の拠点としての施設」とまで六つのコンセプトが上がっているのです。先ほど概算費用のことが出ていましたが、費用の算出は総面積掛ける単価で出されています。総面積が出ているから、単純に単価を掛けて60憶円という金額が概算で出ていますが、コンセプトを読み解いていきますと、対外的に人を呼んでいろんなことをしていかなければいけない、まずは国体でハンドボールをとってこよう、弓道をとってこようという目的があると、こういう規模になっていきますし、コンセプトの2、3、4、5番にあるように、市民の体力向上やスポーツ推進、健康増進に主眼を置くのであれば、ここまで大きいのが要るのか、要らないのかという規模の問題にもなってくると考えるのです。規模や仕様、観覧席数に絡んでくるのですけれども、コンセプトと規模が連動している考え方を説明いただきたいのが一つ。  もう一つは、プロポーザル方式コンペ方式があって、ひこね市文化プラザや市立病院の例を示されたのですけれども、コンペ方式だと東京の国立競技場のように、デザインが優先してしまって、どんどん費用が膨らんで、とてつもない金額になったというような例も示されました。今回は設計案ではなく設計者を選んで進められるということなので、もう少し詳しくご説明いただきたいと思います。  3点目は、(3)現在の状況について説明いただきましたが、地元で説明されて、二つの町で正副会長にお話をして、町内の方にむけて説明をされたとのことでした。学区の役員会の中では、当該の町内会以外は回覧でいいとのことだったので回覧をしたとのことでしたが、これだけ大きい事業になってきますと、直接かかわっている町内だけではなく、学区としても問題共有したいという声もあります。意見もたくさんフィードバックされていると思うのですが、どこかの時点で学区全体に対しての説明の場が必要ではないかと考えるのです。見解を伺いたいと思います。  以上3点でお願いします。 87 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 88 ◯副市長(川嶋恒紹君)   1点目のコンセプトと規模の考え方について、私の方からお答えをさせていただきます。  まず、コンセプト1の競技スポーツのことですが、これがメインアリーナサブアリーナの広さ、観客席数を設定する一つの根拠になっていると考えております。競技そのものを度外視した体育館というのもあるのかもわかりませんが、現に国体が日程に入っていて、彦根市としても競技スポーツをますます盛んにしていくという方向性から行くと、競技スポーツがうまく推進できるような施設規模というのは大きな前提になってくると考えております。当然のことながら、市民の日常利用、体力増進、健康増進といった部分は、規模と直接結びつくわけではありませんけれども、日ごろの体力づくりができるような施設整備も必要になってまいります。先ほどのパブリック・コメントの中でもありましたトレーニングルーム的なものや、メインアリーナを周回できるようなランニングコースの設定といったことも、規模に絡んでくるものではないかと思っております。  誰もが使いやすい、市民生活をサポートするといったコンセプトも、複合施設といいますか、合築の中でも十分反映させていかないといけないと思っております。それから、当然のことながら、新たに加えました「人と人とが集う“まちなか交流の拠点”」については、ひこね燦ぱれすの機能も損なわないように設置する以上に、体育館との複合化によって、より一層使い勝手がよい施設につくっていかなければならないと考えております。  したがいまして、具体的にこの部分がこうというようなつながりを申し上げることはできませんけれども、コンセプトの一つ一つを実現していくための規模として、1万1,500平方メートルを設定させていただいた。当然、その面積の中には、遠的、近的の弓道場も含んでいるということです。 89 ◯委員長(赤井康彦君)   都市建設部副参事。 90 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   では、私の方から、選定方式のプロポーザル方式についてお答えいたします。
     先ほども言いましたように、プロポーザル方式というのは、設計案を選定するのではなく設計者を選定する方式です。これがまず基本です。その選定に入るまでに事前に建築物の場所、目的、期間などの概要条件を決め、その概要条件が今回お示ししております整備基本計画案で、この整備基本計画案をもとに応募者から提案していただくというのが、プロポーザル方式の基本となっております。先ほども言いましたけれども、コンペになりますと、完全な最終案で決定することから、彦根市の意見が取り入れられにくい。反対に、プロポーザルですと、彦根市が主導で設計にかかれる。それが今回採用した理由です。 91 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 92 ◯教育部長(山口義信君)   学区全体への説明はどうなのかというご質問ですが、敷地内に係る自治会の方々については地元説明会等をやってまいりました。連合会の方にもご挨拶に伺ったところですけれども、その中ではそういったお話はございませんでした。まずは、広報とホームページを通じて情報提供をしてまいりたいと思います。連合会の方とも、その思いをお話いただきまして、今後、検討してまいりたいと思っております。 93 ◯委員長(赤井康彦君)   馬場委員。 94 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  1点目ですが、コンセプトと規模が連動していることは理解します。そうすると、何の競技種目をとっていくかというのが関連してくる。他市の先進事例を見ていますと、たくさんの競技種目をとったら、いろんな施設を整備しないといけないので、それだけ負担が大きくなるのは当然のことです。競技種目をとっていって、決定すると、県や国からの補助も期待できるのか。規模が大きくなれば、当然費用も大きくなっていきます。大きくなり過ぎた施設を、後でどのように使っていくか、運営していくかということにもつながっていきますので、競技種目の選定が大きく影響してくるのではないかと思うのです。わかる範囲で、今の動向をお教えいただきたいと思います。  それと、2点目の選考方式についてですが、彦根市の意向も十分反映しながら、費用が膨らみ過ぎないようにコントロールしながらできるという意味では、非常によい手法だと思います。事前の概要条件というのは、今日いただいた資料が概要の全てになるのか、もう少し詳しいものが業者に公示されるのか、教えていただきたいと思います。  それと、3点目の学区全体への説明会ですけれども、隣接していたり、土地の関係などがあったりして、もちろん当該の地元が一番関心を持っておられるし、第一に説明するべきだと思います。ただ、大きな問題です。検討していただけるとのことでしたので、設計案ができた時点なのか、建設工事に入る時点なのか、どこかの時点では、説明会を設定していただきたいと思います。  2点お願いします。 95 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 96 ◯副市長(川嶋恒紹君)   1点目のご質問なのですが、コンセプトの1番目に競技スポーツと書いておりますし、ここでメインの規模がおおむねセットされる、連動しているという話を申し上げました。ただ、国体との連動もなくはないといいますか、当然、国体は日程に入っていますし、国体というのは大きなイベントではありますけれども、それ以後も長期にわたって競技スポーツが彦根で発展していけるようなものを前提にして、このコンセプト1は成り立っているのです。この場で国体の競技のことを答えるのがよいかどうかはよくわからないのですが、今後長く競技としてやっていく、競技スポーツを発展させていくための一つの中心となる施設であるというのが大前提になっているのです。それと、国体に向けても、彦根市で誘致に手を挙げている種目の中で、ハンドボール、弓道、その他1、2の競技がまだ決定に至っていませんので、メイン会場の陸上競技だけではなく、彦根市として責任が果たせるように、種目が決定されたら、その種目について全力で当たっていくということです。 97 ◯委員長(赤井康彦君)   都市建設部副参事。 98 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   整備基本計画案の提出というご質問です。整備基本計画案を指針として、応募者から提案をいただく。その提案に基づいた審査になると考えております。 99 ◯委員長(赤井康彦君)   馬場委員。 100 ◯委員(馬場和子さん)   1点目で、競技種目を誘致しているようなことはお知らせいただいたのですけれども、結局、ニワトリが先か、卵が先かになるのですが、これだけ整備しているものがあるから来てくださいと言うのか、この種目を誘致するから整備するのか、その辺はどちらかわからない。いずれにしましても、さらっとおっしゃいましたけれども、国体で何の種目をとっていくかというのがここには大きく影響しているのではないかと思います。国体は期間が限られていますので、後をどう長く使うかというのは運営上の問題だとは思うのですが、さらっとおっしゃった中でも国体というのはあるのではないかと推察したいと思います。  それと、整備基本計画案ですけれども、もちろん整備基本計画案を指針として出すのですが、公示する整備基本計画として示すのは、私たちに配っていただいている資料なのでしょうか。 101 ◯委員長(赤井康彦君)   都市建設部副参事。 102 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   今日、ご承認いただければ、これを整備基本計画として出していきたいと考えています。    (「承認するものでない」と呼ぶ者あり) 103 ◯委員長(赤井康彦君)   馬場委員。 104 ◯委員(馬場和子さん)   少し声が出ましたけれども、今日は議案として出ているわけではないので、協議を深めるというか、内容についての説明を受けた後に、皆さんから意見を交換するという場です。例えば、今日出ていたいろんな意見を計画に盛り込むことはないのでしょうか。 105 ◯委員長(赤井康彦君)   都市建設部副参事。 106 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   プロポーザルにつきましては、この整備基本計画を指標として提出します。この場でいただいたご意見等につきましては、基本設計の中で組み入れていきたいと考えております。 107 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 108 ◯委員(中野正剛君)   国体のときに、障害者スポーツ大会も開催されます。新市民体育センターで開催される種目というのはもう決まっているのでしょうか。 109 ◯委員長(赤井康彦君)   国体準備室長。 110 ◯国体準備室長(岸田道幸君)   障害者スポーツ大会の件についてご質問をいただきました。全国障害者スポーツ大会が、平成36年の国体以後に滋賀県で開催されることは情報として得ておりますけれども、主会場や競技スポーツの種別、その会場がどこかは決まっていない状況です。全国障害者スポーツ大会開催準備総合計画というものがありますが、県が設置される準備委員会の中で、今後、詳細が決められていきます。今のところは、以上のような答弁となります。ご理解をお願いいたします。 111 ◯委員長(赤井康彦君)   中野委員。 112 ◯委員(中野正剛君)   先日、人権フェスタ2016に二宮清純さんが来られて、ひこね市文化プラザのグランドホールで、障害者スポーツのことを話されていたのです。その中で、今回のリオ・オリンピックで障害者スポーツがかなり注目されてきて、次の東京オリンピックではさらに注目され、それが全国の体育館に水平展開されていくだろうという話をされていたのです。今回の新市民体育センターは、東京オリンピックが終わってすぐにできるので、そこら辺を外したコンセプトにしてしまうと、いち早く日本で一番使いづらい体育館と言われるのではないかと思いながら聞いていました。今はまだ決まっていないとのことですけれども、意見だけ聞かせていただければと思います。 113 ◯委員長(赤井康彦君)   教育部長。 114 ◯教育部長(山口義信君)   障害者スポーツですが、整備基本計画の34ページにも挙がっておりますが、今後の課題としての障害者スポーツへの対応、ユニバーサルデザインの検討ということで、基本設計、詳細設計、実施設計の中で詰めてまいりたいと思っております。福祉保健部の方からもいろいろと意見はいただいておりますので、それを具体化して、委員のおっしゃったような部分でしっかりと対応してまいりたいと思っております。 115 ◯委員長(赤井康彦君)   矢吹委員。 116 ◯委員(矢吹安子さん)   現在の状況の中で気にしていることを教えていただきたいと思います。  平成29年の10月ごろに今の市民体育センターを解体され、4年間、違うところを使うのですが、どこまで交渉されているのか。現状を教えていただきたいと思います。それが一つ目です。  それから、ひこね燦ぱれすの解体が平成33年の冬とありますが、それまではひこね燦ぱれすは仕事をされているのか、どこかで切られるのか。もう1回ぐらい指定管理者が入ってくると思うのですが、周辺自治会の方が納得されているとかいう問題ではなく、勤労福祉会館やひこね燦ぱれすに現在かかわっていらっしゃる方たちにも説明されるのか。  それから、くすのき通りは四つ角まで行くのに三つの信号機があります。例えば、そんなに長い道のりではないのに、関西電力から米原方面には幾つも信号があって、護国神社に向かうときに、車が並んでいるのを見ます。交通的なことで、信号はどのように考えていらっしゃるのか、聞かせてください。 117 ◯委員長(赤井康彦君)   3点ですね。 118 ◯委員(矢吹安子さん)   はい。 119 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 120 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   現市民体育センターの解体につきましては、現在、県とも解体時期の調整をさせていただいており、できるだけ延命をと要望しているところです。平成29年度中は使っていただけるであろうということで、調整しているところです。現在使用されている団体等への調整につきましては、中学校、高校にどのような利用で使わせていただけるかを打診したところです。この種目はどこでするからお願いしようという具体的な拾い込みをしております。やみくもに「使わせて」というのも、施設管理者の方も難しかろうと思っておりますので、具体的にこの時期に使わせてほしいということを拾い込み、各施設管理者の方に要望させていただきたいと思っています。  次に、ひこね燦ぱれすの解体時期に関連して、いつまで使えるのかですが、先ほどのスケジュールの中でも申し上げましたが、新市民体育センターの供用開始までは使っていただけます。新市民体育センターができた時点で移転するという基本スタンスで予定しております。また、指定管理の方に説明してほしいとのことですが、先日も、指定管理者の方、地域経済振興課、保健体育課の三者で協議の場を持ち、るるご説明申し上げたところです。また、地元の方へも、新市民体育センターが完成するまではひこね燦ぱれすを使っていただけるという旨のご説明はさせていただいております。  くすのき通りの信号機につきましては、先ほど、地元からこういう要望が上がっているという説明を先ほどさせていただいたところです。信号機は道路管理者、公安委員会との協議、ご指導を仰ぎながらさせていただくものと考えており、今後もこういった専門的な機関・管理機関と協議をさせていただきたいと考えております。 121 ◯委員長(赤井康彦君)   矢吹委員。 122 ◯委員(矢吹安子さん)   1点だけ。解体して使えない時期について、国立印刷局とか、パナソニックとか、ブリヂストンとかにお話をされた結果はどうだったのでしょうか。 123 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 124 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   ご挨拶に行きまして、使わせてほしいという要望はさせていただいておりますが、具体的にどういう状態で使わせてほしいというところまではいっておりません。 125 ◯委員長(赤井康彦君)   矢吹委員。 126 ◯委員(矢吹安子さん)   話が整ったら使わせていただく方向も考えていらっしゃるのでしょうか。 127 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 128 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   使わせていただく方向で考えております。 129 ◯委員長(赤井康彦君)   暫時休憩いたします。                                午後0時07分休憩                                午後0時08分再開 130 ◯委員長(赤井康彦君)   休憩前に引き続き委員会を再開させていただきます。  そのほか、ご質問等はありますか。  安澤委員。 131 ◯委員(安澤 勝君)   一番基本的なことを再度お伺いしたいと思います。  まず、場所はここでということで進んでいることに関しては十分理解しているのですが、冒頭、現在の状況ということで、お二方、3筆に関しては内諾をいただいて、11月には完了するというご報告をいただきました。もうお一方に関してはまだ合意には至っていない。しかしながら、一定の理解はもらっているというご説明があったかと思います。現状考えていただいている場所でするにしても、まだ合意に至っていない方に関してどういう手応えなのか。一定の理解はいただいているとのことですけれども、取得できる見通しはどうなのかという基本の基本について、執行部の方はどういう交渉をなさっておられるのかを明らかにしていただければと思います。 132 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 133 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   理解はしていただいているという意味合いは、市民体育センターを建てる必要があるというご理解でございます。交渉の内容につきましては、機微にわたることですので、この場では控えさせていただきたいと思っております。 134 ◯委員長(赤井康彦君)   安澤委員。 135 ◯委員(安澤 勝君)   では、深くは追及しませんけれども、これが一番に解決すべき問題だと思います。ここで、こういう絵を描いてと言っても、まずこれが整わないと絶対に前へ進みませんから、早急に整えていただきたいと思います。  それから、お話が出ていましたけれども、付帯決議をもって賛同した我々は、この委員会の中でより深く議論をさせていただきたいという思いで可決させていただきました。現状では、委員会や本会議の答弁とさほど変わらず、深く踏み込んだ答弁がもらえていない状況です。このまま特別委員会を継続して、何か新しい進展があるのかという疑問を持つわけです。今後、議論をしていく中で、執行部の皆さんはどの辺まで新市民体育センターを合築する方向性を示していただけるのか、疑問に感じているところです。基本的なスタンスから、もう一度、発言していただければと思います。 136 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 137 ◯副市長(川嶋恒紹君)   ご指摘の点につきましては、本日、この場で、整備基本計画と現在の進展状況等につきまして、できる限りの説明をさせていただいたと思っております。ただ、踏み込んだ説明、仕様ということになってまいりますと、基本設計の方に足を踏み入れないことには整理し尽くせない部分も多々ございます。財源的なこともご指摘を頂戴しているわけですけれども、その部分につきましても、全体的な基本設計、基本の部分というのはこの整備基本計画に基づいて前へ進めることによって初めて整理できてくるという部分でございます。とはいえ、小出しにしているではないかというご指摘は本当に真摯に受けとめさせていただいておりますし、この特別委員会の中でも、今後できる限りの資料とご説明はさせていただかなければならない。これは重々、私も思いをいたしているところですので、その時点時点で、最大限お示しさせていただくということを踏まえて、そのあたりをご理解いただけないかと思っているわけでございます。今の段階で漏れている部分があったりしてしまうと、やはり隠しているではないかということにもなってしまうのですけれども、そういうことではなくて、全体的に整理が滞っていたという部分は確かに出てくるかもわかりません。基本線、そうして歩みを進めることによって固めていかせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 138 ◯委員長(赤井康彦君)   ほかにありませんか。  安藤委員。 139 ◯委員(安藤 博君)   資料の2で、もう一度、確認なのですけれども、基本設計とおっしゃるので、現在お示しいただいているのが来年の2月上旬から来年の10月下旬に基本設計をやるということはわかりました。基本設計の予算提案は、このスケジュールのグラフを見ていく限りでは、今年の12月議会で補正予算を組まれるのかと思うのです。来年の11月から実施設計にかかわるところへ、シリーズでつながっているのです。基本設計が10月で終わって、臨時会をやられるのかどうかはわからないのですけれども、基本設計と実施設計を合わせた予算提案をされるのか。基本的には基本設計だけの予算提案だと思います。先ほど来の皆さんの疑問のところは基本設計で明らかな詳細が出てくることになると、ここの期間というのは非常にタイトなスケジュールになっているのではないか。パブリック・コメントが必要なのかどうかはわかりませんが、我々議会としても、この資料だけを見ると、市民の皆さんにこんな詳細な計画が出てきましたとお示しする期間がないのではないかと、そう捉えてしまいます。その点についてお聞かせいただけないでしょうか。 140 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 141 ◯副市長(川嶋恒紹君)   先に今後の予算化の考え方についてのみ、私の方からご答弁させていただいて、設計の関係は都市建設部副参事から答弁していただきます。  予算的には、現在も開催中ですけれども、9月定例会で、設計関係の予算の債務負担行為のご議決を頂戴いたしました。この債務負担行為の議決を経て、付帯決議でご指摘いただいている内容を踏まえて、基本設計の作業を進めていくことになるわけです。予算としては、債務負担行為を既にとらせていただいておりまして、この2月の頭までに業者を決め、業者が決まった段階で契約を結ばせていただくことになります。年度内は予算執行なし、つまりこれが債務負担行為をとらせていただいた理由でもあるのですけれども、設計の契約だけを今年度に結んで、次年度の当初予算の段階で次年度分の設計予算を計上させていただきたい。平成30年にもかかってまいりますので、債務負担行為の範囲内で残る部分については平成30年度の予算でお願いするということで考えております。 142 ◯委員長(赤井康彦君)   都市建設部副参事。 143 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   私の方からは、設計期間等の話です。  ご指摘のとおり、かなりタイトな設計期間になると考えております。このスケジュール表でいきますと、基本設計が終わってすぐに実施設計となっております。この境については、あくまでも予定ですので前後する可能性が出てくるのではないかと考えています。基本設計でしっかりと案を固める。今考えていますのは、この固める時期が9月から10月の間。その中で実施設計に移る準備をしていきたいと思っていますので、検討委員会もそれまでに終えて、基本設計案を固めていきたいと考えています。 144 ◯委員長(赤井康彦君)   安藤委員。 145 ◯委員(安藤 博君)   そうしたら、先ほど来からおっしゃっている基本設計をやることによって詳細が明らかになっていくというところは、順次、こういった特別委員会などで議論できるのだと思いますが、議会や市民に対して最終的にこれで実施設計をしてよいのか聞くことは考えていらっしゃらないのか。 146 ◯委員長(赤井康彦君)   川嶋副市長。 147 ◯副市長(川嶋恒紹君)   これについては、現在も開催いただいております本庁舎耐震化整備検討特別委員会と同じ流れを想定しております。当然、この特別委員会の方でも整備基本計画とのキャッチボールはあるわけですけれども、基本設計の業務を進めながら、その都度、特別委員会に資料を提出させていただいて議論し、基本設計を固めていく。そういう段階を経させていただきたいと思っています。この特別委員会を中心に議論をさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 148 ◯委員長(赤井康彦君)   ほかにありませんか。  谷口委員。 149 ◯委員(谷口典隆君)   2点お願いします。  用地買収の件なのですけれども、予定が示された中で、既に今年度中に測量の委託業務に入られるというご説明がございました。あと1名、1筆の方は、測量の立ち会いは了解を得ているというご発言があったかと思いますが、年度内に用地買収を完了する予定なのか。基本的に測量には立ち会っていただけるというご了解をいただいているだけなのか。お答えいただける範囲内で結構ですので、お聞かせください。  それから、整備基本計画の中で、先ほどおっしゃいましたように、小泉町の自治会が毎年継続して図書館建設の要望を出しているとのことでしたが、そういった要望は整備基本計画に含めているのか。都市建設部副参事から、整備基本計画をもって要綱を作成して、業者を決めたいというお話をされましたけれども、これに基づいていくと地元の声というのが反映されないのではないかと思うのですが、その辺はどうやってお酌み取りになられるのかをお聞かせください。 150 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 151 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   用地測量につきましては、あくまでも現況の私どもの用地と周辺の民有地にかなり多くの方が接地しておりますので、そういう方々との境界を確定させていただくものです。1名の方の見込みですけれども、この用地測量とは関係なく、用地の交渉はさせていただきます。境界の確定はさせていただきますが、買収の予定には影響されるものではないとご理解をお願いしたいと思います。  続きまして、整備基本計画に地元の要望、特に図書館ということで反映されていないのではないかとのことですけれども、整備基本計画の28ページの導入機能の中で、11番のコミュニティスペースの中に「図書や新聞の閲覧など図書館機能を設けます」ということで、反映はさせていただく予定です。その図書館機能とは何かというのは、今後検討をさせていただきたいとさきの答弁でも申し上げたところです。 152 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 153 ◯委員(谷口典隆君)   用地買収については、もうお一方の1筆分については年度内に予定をしていない。それまでに完了すればいいというものの、平成28年の3月までに終えようとされている1)については想定されていないということでいいのですか。  それと、2点目で、今後検討していくというご発言がございましたが、10月に実施要綱の公告をされるまでには詳細を詰めて、応募される業者には資料としてお示しされるということでしょうか。 154 ◯委員長(赤井康彦君)   保健体育課主幹。 155 ◯保健体育課主幹(田口 清君)   用地を年度内に取得する予定はあるのかとのことですが、相手のあることですので、交渉次第になると思っております。私どもとしても早期に取得はさせていただきたいという思いは持っておりますけれども、地権者とのお話の状況にもよりますので、交渉を今後も続けていきたいと思っております。  要望につきましては、こういう機能を入れてくださいとうたっておりますので、詰めていく中で詳細については決めていきたいと考えております。 156 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 157 ◯委員(谷口典隆君)   2点目です。先ほど都市建設部副参事からは整備基本計画しか出さないというようなお話でしたけれども、今のご答弁ですと、業者選定に当たっては、これから詳細を決めていったものを資料として提出されるということですよね。そうであるならば、我々はそれを示してくださいということを申し上げているわけです。今後決めていくものを示していただきたいということを申し上げているのであって、今後詳細を決めて、それを業者に配るという、その業者に配布するものを我々に見せてください。審議とは言いません。説明して、十分に地元の意向が、小泉町、城南学区の皆さんの意向が反映されているのかどうかということを確認させていただきたいと、先ほどから皆さんもおっしゃられているので、今のご答弁であれば、そのころにもう一度、この特別委員会で資料を配付してください。お願いします。 158 ◯委員長(赤井康彦君)   暫時休憩いたします。                                午後0時28分休憩                                午後0時28分再開 159 ◯委員長(赤井康彦君)   休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
     都市建設部副参事。 160 ◯都市建設部副参事(山本茂春君)   この整備基本計画のみで、とりあえずプロポーザルは進めていきたい。保健体育課主幹がお答えしました内容につきましては、基本設計を進める中で、地元の方の声、利用者の声などを取り入れていきたいということです。とりあえずプロポーザルは、この整備基本計画を指標として、設計者の提案をいただくということです。 161 ◯委員長(赤井康彦君)   谷口委員。 162 ◯委員(谷口典隆君)   最後にしておきます。  お答えが一貫していないと申しますか、基本的には、私どもが付帯決議をさせていただいた内容とそごが生じていると思います。基本設計をやらないと詳細がわからないということについては、その点は理解いたします。用地買収についてもご苦労いただいている点については理解を示させていただいているつもりでございます。しかしながら、都市建設副参事もよくご存じかもわかりませんけれども、ひこね市文化プラザが提案されるときには詳細な基本計画、66ページにわたるものが議会に示されました。その中には、予算の概算の概算ということで、建築に幾ら、電気設備に幾らというような金額が示されていました。その上で議会としては当初予算で基本設計を認め、その上で予算執行されたということでした。その後に要綱で定められ、業者設定、プロポーザル設定をされる中で、現地の見学会も開かれて、その66ページの中に事細かに趣旨、地元のご意見というものが反映されていたと考えております。そういうものがない中で、これまでの経緯から申し上げまして、今のご答弁だけの揚げ足をとるつもりはございませんけれども、そうした地元のご意向なりをしっかりと反映して、十分に市民の皆さんに我々が説明責任を果たせるように、せめて概算なり、財源なりをお示しいただきたいというのが付帯決議の一番の思いです。そういった意味から、この整備基本計画をもとにして詳細な説明は済んだとされて、このまま基本設計を進められるというのは、事情はわかりますけれども、猶予としてはまだ十分あると考えております。もう少し詳細なものを議会、ひいては市民の皆さんにご説明いただきたいと私は考えております。意見とさせていただきます。 163 ◯委員長(赤井康彦君)   ほかにありませんか。  杉原委員。 164 ◯委員(杉原祥浩君)   最後に一つだけお願いです。私が先ほど申しました弓道場との合築による金額的なことですが、名前が出たこの資料の中でも、体育館だけのシンプルな建物と客席やフロアー等を計算して60億円という計算をされたとのことでした。先ほど谷口委員もおっしゃいましたけれども、付帯決議の中に「詳細な」というものがあります。この60億円だけで1冊できるぐらいの中身が欲しいというのが本当だと思うのです。ここまで来られた経緯がもっとあると思うのです。国体のために弓道場を新設すると、シンプルな弓道場だけでどのぐらい要るのか。ひこね燦ぱれすを新築するのに幾ら要るのか。それが上乗せしてくると思うのです。東京オリンピックでは、予算よりもどんどん金額が上がっている。そこを一番心配するのです。合築と言って、2階建てのものを、その上に弓道場を乗せて3階建てにする。民間の住宅でも、2階建てと3階建てでは倍以上の金額がかかるというのが常識なのです。合築で、部屋は増やす、図書室も増やす、会議室も増やす、職員の数も増える、両方の職員を入れるというのに、谷口委員がおっしゃったように、ある程度の詳細な予算設定というのか、ここに至った経緯やら、いろんな予算をひっくるめて60億円にされた経緯も示していただきたいというのが、お願いでございます。  以上。 165 ◯委員長(赤井康彦君)   ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 166 ◯委員長(赤井康彦君)   なければ、以上で会議次第1、新市民体育センター整備事業についてを終了いたします。  続いて、会議次第2、その他でございます。  その他、委員の皆さんから何かございますか。  安藤委員。 167 ◯委員(安藤 博君)   今日が第1回目の新市民体育センター整備調査特別委員会ですので、今日の議論を聞く限りでは、我々委員と執行部サイドとの温度差を感じるに至りました。プロポーザルで基本設計の業者をお決めになるのはわかりました。業者をお決めになられてから、今度は基本設計に移られるまでの間に、ぜひともこの特別委員会を開いて、業者決定の経過なども聞かせていただいた上で、その業者が今後どういった形で基本設計に臨まれるのかを明らかにしていただく場ということで、開催の時期等々については執行部との調整があろうかと思いますので、それは委員長の方にご一任させていただきますけれども、ぜひともその間で特別委員会を開催していただくことを求めたいと思います。 168 ◯委員長(赤井康彦君)   厚く承っておきたいと思います。執行部とも話し合って、早急にできるように努めてまいりたいと思います。  そのほかにございませんか。  矢吹委員。 169 ◯委員(矢吹安子さん)   元に戻るかもしれませんが、図書館機能というところに行政と住民の方との誤差があるように思うのです。住民の方との話を整備基本計画に反映していただけたらと思います。よろしくお願いします。 170 ◯委員長(赤井康彦君)   要望とさせていただきたいと思います。その点は、本当は会議次第の1でおっしゃっていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  ほかにございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 171 ◯委員長(赤井康彦君)   委員長から申し上げたいと思います。今日の委員会を見ていて、この委員会は前へ進めるべき、期限が限られているものです。出せる資料は出していただき、より詳細に説明をしていただくことを理事者にお願い申し上げ、第2回目に挑んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で本委員会における本日の審査は終了いたします。  なお、本委員会の中間報告書等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 172 ◯委員長(赤井康彦君)   異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で新市民体育センター整備調査特別委員会を閉じます。お疲れさまでした。                                午後0時37分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...