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平成27年 予算特別委員会(第1日目) 本文 開催日: 2015-12-10

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  1. 彦根市議会 2015-12-10
    平成27年 予算特別委員会(第1日目) 本文 開催日: 2015-12-10


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    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時30分開議 ◯委員長(八木嘉之君)   皆さん、おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開きます。  今期定例会において本委員会に付託されました案件は、各位に配付しております委員会審査事項のとおりであります。  お諮りいたします。  委員長としましては、付託されました議案の審査に当たりまして、議案第94号から議案第98号までを一括議題とし、まず企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分の審査をお願いし、続いて福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分の審査をお願いした後、付託議案に対する討論および採決をお願いしたいと思いますが、このような審査方法でご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。  それでは、議案第94号から議案第98号までを一括議題とし、まず企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分について審査をします。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 3 ◯財政課長(西田康浩君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 4 ◯委員長(八木嘉之君)   議会事務局次長。 5 ◯議会事務局次長(廣瀬 淳君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 6 ◯委員長(八木嘉之君)   総務部次長兼選挙管理委員会事務局長。 7 ◯総務部次長(馬場完之君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 8 ◯委員長(八木嘉之君)   出納室長。 9 ◯出納室長(木村 徹君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 10 ◯委員長(八木嘉之君)   企画振興部次長。 11 ◯企画振興部次長(山口昌宏君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 12 ◯委員長(八木嘉之君)   市民環境部次長
    13 ◯市民環境部次長(小林重秀君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 14 ◯委員長(八木嘉之君)   監査委員事務局長。 15 ◯監査委員事務局長(西山 武君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 16 ◯委員長(八木嘉之君)   産業部次長兼農業委員会事務局長。 17 ◯産業部次長(西川政美君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 18 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部次長。 19 ◯都市建設部次長(廣田進彦君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 20 ◯委員長(八木嘉之君)   消防本部次長。 21 ◯消防本部次長(河池 博君)〔議案第94号のうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 22 ◯委員長(八木嘉之君)   市民環境部次長。 23 ◯市民環境部次長(小林重秀君)〔議案第95号について提案説明〕 24 ◯委員長(八木嘉之君)   上下水道部次長。 25 ◯上下水道部次長(寺嶌正和君)〔議案第96号および議案第98号について提案説明〕 26 ◯委員長(八木嘉之君)   これより、議案第94号から議案第98号までのうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  安藤委員。 27 ◯委員(安藤 博君)   予算書35ページの地域経済循環創造事業についてお尋ねしたいと思います。旅館業で、新規雇用を7名予定とのことですが、これは正規雇用なのか、それとも非正規雇用なのかという点についてお聞かせいただきたい。かつ、彦根市内の方の募集なのか、それとも地域ということですので、市外の方を含めての募集なのかに関しても確認させていただきたいと思います。  それから、旅館ですので、旅館の宿泊可能人員数についてもお知らせください。  それから、旅館の事業開始時期についてお示しいただきたいと思います。  以上3点お願いします。 28 ◯委員長(八木嘉之君)   地域経済振興課長。 29 ◯地域経済振興課長(長野繁樹君)   今回の地域経済循環創造事業交付金によりまして、NPOが行われる旅館業、宿泊事業ですが、それによって新たな雇用が7名生まれます。宿泊部門と飲食部門がありますが、宿泊部門は責任者が1名、新規雇用です。サービス従事者が2名、新規雇用です。飲食部門は料理人が2名、新規雇用です。サービス従事者が2名、こちらも新規雇用です。合計7名です。全て新規雇用ですけれども、中にはパート職員もいらっしゃるということはお聞きしておりますけれども、全ての部門において7名の新規雇用があるということで、非常に効果があると考えております。  それから、宿泊者の数ですが、1階に客室として和室を2部屋、2階に客室として和室を4部屋、合わせて6部屋つくられるということですので、それに相当する人数の宿泊者を受け入れることができるということでお願いしたいと思います。  それから、開始時期ですが、現在、工事改修をされているところです。2月末から3月にかけてオープンされるとお聞きしております。  雇用の募集につきましては広く募集されておりますので、必ずしも市内とは限らないとお聞きしております。  先ほど申しましたように、7名の新規雇用があるのですが、うち何名が正規か、何名が非正規かというところまでは情報を得ておりません。中にはパートの方もいらっしゃるというぐらいしかお聞きしておりません。 30 ◯委員長(八木嘉之君)   安藤委員。 31 ◯委員(安藤 博君)   ありがとうございます。  いずれにしましても、新規雇用が7名ということで、今回の地域経済循環創造事業の趣旨からいくと、新たな雇用を生み出すということがうたわれておりますので、少なくとも正規雇用であるべきだと考えます。その事業者であるNPOの方々の考えも当然入ってくるわけですが、公金が投入されるのですから、所管として正規雇用、非正規雇用を含めて確認して、また議会の方にお知らせいただきたいと思います。  現場も見せていただきましたが、風情ある旅館になるのではないかと期待しております。和室が合計6部屋とすると、宿泊可能人数は何人なんですか。 32 ◯委員長(八木嘉之君)   地域経済振興課長。 33 ◯地域経済振興課長(長野繁樹君)   和室の大きさですが、1階は5.5畳が2部屋、2階では4部屋と言いましたが、4.5畳、6.5畳、6.5畳、7.5畳ですので、トータルでいきますと20名ぐらいが宿泊できるのではないかと考えております。 34 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  夏川委員。 35 ◯委員(夏川嘉一郎君)   まず1点目、職員給与が軒並み減っている原因としまして、人事異動と標準報酬制移行ということでした。仕組みはわからないのですが、仕事に差しさわりはないのか。仕組みがどうなっているのかを子細に説明していただきたい。  それから、予算書6ページにJR稲枝駅改築整備事業の補正予算が出ています。これは市債で埋めるとすれば、後はどうやって埋めていくのか、無理はないのかを知りたい。  2点お願いします。 36 ◯委員長(八木嘉之君)   人事課長。 37 ◯人事課長(疋田元伯君)   今回の給与の減額分につきましては、職員数の減少というより、育児休業者の給与を見ておりましたけれども、その分を減額しております。育児休業者は現在37名おりますので、その分を減額しているのが金額的に大きなものです。  また、標準報酬制ですが、被用者年金の一元化の法律が施行され、平成27年10月から共済年金制度から厚生年金に統一されました。これまで共済年金制度では給与月額に対して一定の率を掛けて負担金率が算出されていたのですが、今回、厚生年金に統一されるということで、固定給および時間外勤務手当、扶養手当といった変動給も合わせまして、それを標準報酬等級表に当てはめて、そこから金額を算出し直しているというものです。共済年金制度そのものが変わったということですので、業務に支障が出てくるといった部分はないものと考えております。 38 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 39 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   JR稲枝駅の件についてお答えいたします。  市債とおっしゃいましたが、市の負担額ということでお答えさせていただきます。現在、JR西日本と求償協議をしておりますので、詳細には答弁を差し控えさせてもらいたいと思います。全員協議会でもご説明申し上げましたように、JR西日本との委託工事については一旦彦根市が負担して工事を進め、その後、JR西日本と負担については協議していくということでご理解をお願いしたいと思います。 40 ◯委員長(八木嘉之君)   馬場委員。 41 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございました。るる説明を頂戴しました。  まず1点目、予算書37ページです。最上段にあります観光推進事業で、びわ湖・近江路観光圏活性化協議会負担金169万円の補正予算が計上されています。本会議の中でも、広報の手法について議論がありました。3市が合同して、大河ドラマに着眼して、石田三成公を全国的にクローズアップしていこうという、非常にタイムリーな取り組みだと考えます。内容的には、パンフレットをつくるとか、ポスターの制作・印刷・掲出手数料、広告宣伝経費、ノベルティのクリアファイルなどということで、それらの市の負担分ですけれども、効果的に広告を展開していくという意味では、どの時期にどのように展開するのかというのが非常に大きなネックになってくると思うのです。その辺、見通しをお持ちでしたらお示しいただきたい。  もう1点は、予算書6ページの債務負担行為補正です。観光企画課で平成27年度から平成28年度に石田三成特別展開催経費として2,000万円というお金が上がっています。内容をお伺いしたら、平成28年5月から12月までのロングランで企画しているとのことです。全員協議会での説明の折に、200年祭の佐和口多聞櫓での特別展「一期一会」の実績も踏まえてということでした。開催中ですので、総括はないと思うのですけれども、映像や資料を活用するという意味では、まずもって手を打っておかないと、後で「しまった」ということになると思うのです。内容的にどのようなことを考えておられて、200年祭の実績をどのように反映されるのか。この2,000万円の債務負担行為補正についてお伺いしたいと思います。  3点目、予算書6ページの債務負担行為補正です。JR稲枝駅の石炭燃え殻に関する瑕疵についてです。とりあえずは彦根市が払っておいて工事は進め、後で弁護士に入っていただいて、戻してもらうための交渉をしていこうという説明が本会議でありました。そもそもの土地の権利関係について経緯を教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 42 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 43 ◯観光企画課長(松宮智之君)   まず1点目のびわ湖・近江路観光圏活性化協議会負担金のPRに関する部分で、いつの時期にするのかということですが、今回、補正予算をお願いしている部分は、3市で構成しております活性化協議会の共通のPRの部分です。3市で按分した金額を予算計上させていただいております。お認めいただきましたら、年明けからでも3市でパンフレット等の制作にかかり、PRを始めてまいりたいと思います。県もPR予算をとられていますので、県と連携したPRをできるだけ早い時期にしてまいりたいと考えております。  次に、2点目の特別展についてですが、内容としまして、大河ドラマ「真田丸」に関連したコーナー、主に大河ドラマを活用しまして、ストーリーや登場人物のスチール写真、関連映像等の展示を考えております。また、佐和山城跡の関連コーナー、3市の紹介コーナーです。3市の紹介コーナーは、米原市、長浜市でも共通で行っていただきます。  それと、200年祭の結果を踏まえてということですが、現在、佐和口多門櫓の特別展「一期一会」を開催しておりますが、駐車場の奥にあることもありまして、入場者数が苦戦しております。こういったところを踏まえまして、入り口をわかりやすくするとか、駐車場の入り口に目立つような看板を置くとか、そのようなことで対応してまいりたいと考えております。 44 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 45 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   JR稲枝駅の工事の関係で、土地の経緯ということでお答えします。  現在JR西日本に委託しております工事をしている土地の所有につきましては、ほぼJR西日本の所有地になっております。平成25年4月に締結しておりますJR稲枝駅東西自由通路に関する基本協定に基づきますと、今回工事している土地は工事終了後、JR西日本から有償譲渡を受けるという協定を結ばせてもらっています。 46 ◯委員長(八木嘉之君)   馬場委員。 47 ◯委員(馬場和子さん)   まず1点目、広域観光振興事業についてです。年明け早々にパンフレット等の制作にかかるという答弁を頂戴しました。予定では5月ごろから特別展を開催されるということですので、年明け早々に制作にかかって、印刷、配布、掲出という非常にタイトな中で進めるのですが、3月ぐらいには張り出されているという状態でないと、お客さんに来ていただけないと思います。今の答弁はあっさりとしていましたので、スケジュールについてもう少し詳しく答弁を頂戴したいと思います。  2点目の債務負担行為補正で、観光企画課が所管されている石田三成特別展の開催経費についてです。三つの大きな柱で進めるということです。おっしゃったように、特別史跡内ですし、いろんな制約はあるかと思いますけれども、「行ってみて、よかった」、「三成が本当によくわかった」、「ドラマにもつながっていく」ということで、非常に効果的でタイムリーな企画だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。映像や資料などの使用に当たっては著作権などの交渉もあると思いますので、その辺は前もって早く手を打っていただくことで、すぐにスタートできる足がかりになると思います。その辺の調整等について、どのようにお考えかをお聞かせいただきたいと思います。  3点目の稲枝駅改築整備事業に関する債務負担行為補正についてです。非常に大きな額をとりあえずは市が負担しておこうという考えで進めるわけですが、土地の権利関係を伺いますと、JR西日本の所有地であり、完了した後には彦根市が有償で譲渡を受けるという答弁を頂戴しました。彦根市がとにかく工事を進めたいという思いはわかるのですけれども、瑕疵がある土地に対して、なぜ彦根市がまず負担してというようなところに至るのか。民間的な発想からは不思議だと感じます。本会議の中でもるる議論はあったのですけれども、土地に瑕疵があったという部分では、彦根市の立ち位置というのをしっかり考えていただかなければいけないと思いますので、この辺についてもう少し詳しくお聞かせいただきたい。こういう例は、駅周辺を開発しているいろんなところでも起こっていると思うのです。そのときの判例とか事例を鑑みた場合、ほとんど戻ってこないところもあったり、求償されても非常に少額しか戻ってこないという事例もあると思うのですが、その辺の研究はされた上で債務負担行為補正として金額を上程されたのかをお聞きしたいと思います。  以上、お願いします。 48 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 49 ◯観光企画課長(松宮智之君)   1点目のできるだけ早くPRするための具体的なスケジュールですが、NHK大河ドラマとの関連がございますし、NHKエンタープライズを通して調整が必要だと思っております。ただし、県の方も連携したイベントでPRを行う予定でありまして、これが3月上旬ごろと聞いておりますので、それに合わせた形で、できるだけ早い時期にPRを始めていきたいと考えております。  それと、2点目のNHKとの調整ですが、NHKエンタープライズとは既に調整に入っております。具体的には、展示会場を予定しております佐和口多聞櫓を実際に見ていただいて、「ここを会場にしたい。どういったご提案をいただけるか」というお話までしておりますので、今後も引き続き調整をしてまいりたいと思っております。 50 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 51 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   JR稲枝駅の整備につきましてJR西日本の所有地であるにもかかわらずまず市が費用を負担することですけれども、JR西日本は工事の受注者でもありますので、受注者において予期しない費用の増額は、協定上、発注者が負うということです。  それと、土地の瑕疵についてですけれども、現在施工しております工事と土地の瑕疵というのは分けて考えるべきと顧問弁護士の方からも回答をいただいておりますので、一旦彦根市が工事についてはその分を負担しておいて、土地の譲渡の段階で土地の瑕疵については処理をしていこうということで、現在協議をしております。  駅周辺を開発しているほかのところの事例ですけれども、近いところでは、米原駅東口で訴訟になったという事例がございます。県の公社と米原市が国鉄清算事業団の後継組織を相手に78億円余りの損害賠償請求をされておりましたが、3億4,000万円で和解されたという事例がございます。 52 ◯委員長(八木嘉之君)   馬場委員。 53 ◯委員(馬場和子さん)   観光企画課の方には、答弁をいただきまして、ありがとうございます。3月上旬に県の方が動くということですので、効果的に広告戦略を展開するという意味では、県と足並みをそろえて、一気に石田三成がメディアに出てきたというような取り組みをぜひお願いしたいと思います。  それから、稲枝駅の問題ですけれども、確かに協定の中にうたわれているのであれば、それはやむを得ないという判断について、一定理解はするのですけれども、今後、有償譲渡をしていただく際には、土地に瑕疵があったというところを申し述べていただいて、しっかりと対応していただかないといけないと思います。米原駅東口の例を挙げられましたけれども、78億円余りのうち3億4,000万円で和解という、何これというような数字が示されていますので、彦根市として強く申し入れていただきたいと思います。その思いと、工事を早く進めたいという二つの思いの中でいろいろ苦労いただいているとは思いますが、しっかりと対応していただきたい。大きな金額ですので、よろしくお願いしたいと思いますが、ご見解があればどうぞ。 54 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 55 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   今後につきましては、顧問弁護士と相談しながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 56 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 57 ◯委員(山田多津子さん)   今の稲枝駅のところで1点だけ確認させていただきたい。  私は地元の人間ですし、稲枝駅の供用開始を一日も早くしてほしいというのが地元の皆さんの思いなんです。どんどん工事が延びている。この前は地盤の整備のために3カ月延びたと思うのですけど、また今回、石炭殻の問題が出てきて、地元の皆さんは「またか」、「どうなっていくのだろう」というような思いをされています。早期に工事を再開してもらうためにはということで、こういう手立てをとっていただいたということは、大変ご苦労をいただいたと理解しています。  細かい話なんですが、石炭殻の処理費用の算出の基準となる面積ですが、市が工事するための面積を積算した数字が基本になっているのかどうか。その点を確認させていただきたい。  それと、そういう手立てをとって、これ以上工事の延期がないことがJR西日本との交渉内容であるのか。その点について確認させていただきたいと思います。 58 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 59 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   まず、基準となる面積についてですが、現在委託しております工事に影響する部分の面積から大まかな数字を算出しております。  それと、工期についてですが、今の時点で、東側のヤードにつきましてはほぼ掘削を終わり、底盤のコンクリートも打設しておりますので、おおむね東側については予定どおりいっていると思います。西側につきましても、現在濁水処理をしておりますので、間もなく濁水処理完了というところで、建物の本体工事に入っていけると思います。これ以上延びないのかと言われると何とも言えないところですけれども、今のところ順調に、予定どおり進めているところです。 60 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 61 ◯委員(山田多津子さん)   順調にというか、今の計画上で予定どおり進んでいるというように理解させていただきました。  石炭殻の処理費用ですが、大まかな数字と言われたのですけれども、これ以上、「ここももう少し」ということに絶対ならないように、その辺はきちんと確認していただきたいということを申し添えておきたいと思います。  以上です。 62 ◯委員長(八木嘉之君)   長崎委員。 63 ◯委員(長崎任男君)   予算書37ページで、先ほど馬場委員からも質疑がありましたけれども、観光推進事業についてお聞きします。  大河ドラマ「真田丸」のPRということなんですけれども、その内容を見ますと、パンフレットやポスターの制作、東京への旅費、ノベルティとかあるのですが、パンフレットはどこに置くのか、誰に渡すために制作するのか。JR西日本の駅に張られると思うのですけれども、どこに張られるのか。旅費は東京1泊2日9名と書いてあるのですけれども、どこに、何の目的に、この人数で東京へ行かれるのか。のぼり旗はどこに置かれるのか。ノベルティはどこで、誰に渡すのか。彦根市内の方に「広報ひこね」などでPRするだけではなく、彦根市外の方、滋賀県外の方にPRすべきだと思うのですけれども、PRのターゲットはどこに置かれているのか。その辺をお聞かせください。数量もお願いいたします。 64 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 65 ◯観光企画課長(松宮智之君)   まず、パンフレットですが、旅行エージェント、プレス、マスコミ関係、東京にあります県の観光物産情報センター等で活用するほか、各種のキャンペーンでも配布させていただきます。また、市内におきましては、宿泊施設や各観光施設の方に配布を予定しております。  2点目のJR西日本のどの駅かということですが、JR西日本の主要駅270カ所に2回の掲出を考えております。  それと、旅費の目的ですが、先ほど馬場委員の質疑にもお答えいたしましたが、県のキックオフイベントが東京で3月上旬に予定されておりますので、こちらと連携したPRということで旅費を上げさせていただいております。  また、のぼり旗につきましては、3市の3会場、各種PR会場、キャンペーンでの活用等も考えております。  ノベルティにつきましては、やはり市内というよりも、観光キャンペーン等で市外でお配りしようと考えております。  それぞれの数量ですが、パンフレットはA3の二つ折りで10万部、ポスターが1,000枚、ノベルティは5,000個で考えております。 66 ◯委員長(八木嘉之君)   長崎委員。 67 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  今の件でもう少し詳しくお聞きしたいのですけれども、パンフレットが10万枚という具体的な数字を出してもらっているのですが、なぜ10万枚なのか。10万枚全部を渡せる見込みはあるのか。周知できる手段はあるのか。例えば出張されたり、外へ出向いていかれると思うのですけれども、1回きりの「お願いします」で終わるのではないかということを心配するのですけど、そのあたりはいかがですか。 68 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 69 ◯観光企画課長(松宮智之君)   10万枚の根拠ですが、詳細に、どこに何部というのは言いづらい状況にございますが、彦根市でも通常6万部程度はつくっておりますので、事務局の方で計算していただいて10万枚分という数字で上がっております。ただし、配布につきましては、各種キャンペーン等でも配布しますが、規模と回数、日数によっても違ってきますので、今はそこで何部お配りするという詳しい数字はお答えできませんので、ご了解いただきたいと思います。
    70 ◯委員長(八木嘉之君)   長崎委員。 71 ◯委員(長崎任男君)   私が言っているのは、「お願いします」と言って、まとめてドンと置いてくるのではなく、例えば街頭で手配りするなど、そういうことも含めてお考えなのかということです。この「真田丸」と翌年の「おんな城主 直虎」という大河ドラマが、彦根市の観光の起爆剤となる非常に大事なポイントだと思いますので、翌年の「おんな城主 直虎」を成功させるためには、絶対「真田丸」で勢いをつけていかないといけないと思う中での意気込みも含めてお伺いしたのです。そのあたりを含めまして、もう一度お願いできますか。 72 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 73 ◯観光企画課長(松宮智之君)   パンフレットにつきましては、東京にあります県の観光物産情報センターなど常設できるところにはある程度まとめてお渡しする形をとります。キャンペーン等につきましては、私どもスタッフも参加しますので、それぞれ手渡しすることも考えております。そういった有効なPRをしてまいりたいと考えております。 74 ◯委員長(八木嘉之君)   長崎委員。 75 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。ぜひともよろしくお願い申し上げます。 76 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  安澤委員。 77 ◯委員(安澤 勝君)   今ほどの長崎委員あるいは馬場委員の質疑にも関連するのですけれども、「真田丸」というのは石田三成がクローズアップされてくるのですけれども、5月ごろからの特別展の場所は佐和口多門櫓と議案の概要書にも記載されています。昨日の和田議員の発言の中にも、石田三成のファンとして彦根に来られる方は佐和山城へ行っておられる、佐和山の入山者数はどれぐらいあったかというようなお話があったと思うのですけれども、なぜ石田三成という西軍の大将の催しが東軍の井伊家の居城である彦根城で開催をされるのか。それは時代背景からして全く反対です。「真田丸」を見て彦根へ行く、石田三成のファンであるという方であれば、当然、佐和山城が中心となります。石田三成のファンの聖地であるならば、佐和山城です。これは彦根にしかないので、佐和山城で事業を大きく展開することが、石田三成のファンがたくさんこの彦根の観光に来て、この事業の成功の鍵を握っているのではないかと私は思うのですけれども、なぜ彦根城の佐和口多門櫓で事業を展開されるのか。その意味がよくわかりません。 78 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 79 ◯観光企画課長(松宮智之君)   特別展の会場につきましては種々検討を行っておりますが、佐和山近辺ですと、特別展を行える既存施設がございません。それと、お客様が車で来られた場合やJRで来られた場合を想定しますと、佐和山のふもとですと駐車場も少ししかありませんので、来られる方の利便性も考えると彦根城の佐和口多聞櫓が適しているということで、そちらを検討しているところです。  もちろん特別展については、私どもも佐和山城もぜひ行ってほしいという思いがありますので、佐和山城跡の紹介コーナーを設けて、そちらにも誘導するような形をとっていきたいと考えております。 80 ◯委員長(八木嘉之君)   安澤委員。 81 ◯委員(安澤 勝君)   国道8号バイパスの関係で、下を掘って、内町の辺から当時の遺品がたくさん出ているようですので、そういう部分をしっかりと展示していただく。先ほど長崎委員もおっしゃったように、特別展を成功させることによって彦根のPRにもつながっていくと思います。彦根の旧市街だけで盛り上がるのではなく、彦根市全体がいろんな事業を通して活性化していくことを十分に検討していただく必要があると思うのです。昔からよく言われていますけれども、彦根城の周辺しか事業をされないという、特に中心市街地から離れているところの市民からの思いというのはあると思いますので、彦根市内を俯瞰して見て事業を展開していくことによって、彦根市民の思いも、事業に対する理解も変わってくるかと思います。その辺を強く執行部の方に要望して、この1,690万円が有効に使えるようにしていただきたいと思います。  以上です。 82 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 83 ◯委員(獅山向洋君)   ただいま質疑されておりますびわ湖・近江路観光圏活性化協議会について、基本的なことをお尋ねしておきたい。  びわ湖・近江路観光圏というのは、既に大久保市長が一定の目的を達したと言って、解散しておられるのです。この観光圏の基礎となる法律がありまして、その法律の中で、国の方は「観光圏という言葉を使うのは国が認めたところだけだ」というような制限をしておられたと私は記憶しております。活性化という言葉は入っているのですけれども、びわ湖・近江路観光圏という名前をいまだに彦根市が使っているということは問題があるのではないか。私はこの点についてツイッターでも書いておいたのです。もう既に解散したものの名前をいまだに使うのはおかしいのではないのか。少なくとも国の方にきちんと確認をとっておくべきではないか。あるいは、非常に長ったらしい名前の法律なので私も覚えていないのですが、観光圏に関する法律をしっかり読んでもらう必要があるのではないか。この辺についてのご見解をまずお尋ねしておきたいと思います。 84 ◯委員長(八木嘉之君)   観光企画課長。 85 ◯観光企画課長(松宮智之君)   ただいまご質問いただきました観光圏の関係ですが、獅山委員ご指摘のとおり、びわ湖・近江路観光圏につきましては平成25年度に解散しております。当初、長浜と米原の3市で協議している段階で名前の方も考えてまいりましたが、他市の方から観光圏という名前を残したいというご希望がありまして、現在も使っております。ただし、国の方の確認などはできておりませんので、その点については事務局を通じて国の方に確認していくよう求めてまいりたいと考えております。 86 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 87 ◯委員(獅山向洋君)   これは知的財産権にかかわる問題なので、国の方に聞きに行くというのも妙な話で、また他市の要望があったから使っているというのも非常にいい加減な考え方で、きっちりしていただきたい。特に市長におかれては、廃止されたわけですから、その後のフォローをきちんとやっていただきたいと思っております。  びわ湖・近江路観光圏というのは私が勝手につけてしまった名前なので、解散したのにいまだに使っているというのは、個人的には非常に不愉快に思っているのです。ただし、客観的には、知的財産権の名称の問題であるという観点から、しっかりと確認しておいていただきたいと思います。 88 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  小川委員。 89 ◯委員(小川喜三郎君)   1点だけ。  予算書32、33ページです。先ほどの説明では、清掃センターの搬入路の改修でしたでしょうか。予算書では工事請負費500万円ですから、そう大きな工事ではないかと思うのですけど、これは何か理由があるのか、あるいは目的はどのようなものなのか。修繕料も記載されていますが、目的と概要だけお教えいただきたいと思います。 90 ◯委員長(八木嘉之君)   清掃センター副所長。 91 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   今回補正をお願いしております清掃センター搬入路拡張等改修工事ですが、概要は、現在の管理棟の事務所部分を解体・移転しまして、その跡地部分を搬入路として利用することで、幅員を広げてスムーズな車両の通行を図るものです。しかしながら、工事の協議を進める中で、曲がり角傾斜部分の路面を拡張するに当たりまして、より安全な勾配とするには、当初の予定より掘削範囲を広げて施工する必要があることが判明いたしました。これに伴いまして、当初は既存の搬入路路面舗装も利用する予定をしていた部分につきましても舗装の改修をする必要が生じてまいりました。また、NTTの回線および建物の機械整備のメイン機器につきましては、解体する事務所直近の作業員詰所に移設する予定で費用を算出しておりましたが、でき上がってきました施工図面および現地の詳細な確認を専門技術者と行った結果、当該メイン機器につきましてはメンテナンス性や管理上の面から一括管理することが適切であるとのことから、新しく移転します新事務所の方に設置を変更するものでございます。この二つの事由によりまして、当初予算では施工が困難な状況となったため、係る費用につきまして増額補正をお願いするものでございます。 92 ◯委員長(八木嘉之君)   小川委員。 93 ◯委員(小川喜三郎君)   ありがとうございました。  工事の変更ということで増額になると理解してよろしいのですか。 94 ◯委員長(八木嘉之君)   清掃センター副所長。 95 ◯清掃センター副所長(若林伊知郎君)   そのとおりです。 96 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 97 ◯委員(獅山向洋君)   先ほどから出ておりますJR稲枝駅の改築整備事業に関して、債務負担行為補正について一連の質問をしたいと思います。  補正予算書6ページの一番下の欄に記載されていますが、ここにはJR稲枝駅改築整備事業(JR協定分)とあります。そこで、お尋ねしたいのですが、一体JR協定分というのはどういう意味なのか。我々は協定書も何も持っていないわけで、普通ならばJR西日本との協定書の何条にはこういうことが書いてあって、これこれこういう協定があって、こういう解釈があるから、最終的に彦根市が負担しなければならないとか、当然、そういう説明があるべきだと思うのです。この点はいかがなんですか。 98 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 99 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   まず、JR協定分の意味ですけれども、JR西日本と現在2本の協定を結んで工事を進めております。一つは駅舎の橋上化に関する協定書で、それと東西自由通路の整備に関する協定書です。その2本の協定を結んで、稲枝駅の改築整備事業を進めております。JR協定分というのは、そういう意味です。  基本協定につきましては、平成25年4月にJR西日本と協定を結びまして進めております。東西自由通路に関する基本協定につきましては、議会の承認を得て進めさせてもらっておりますので、内容については見ていただいていると解釈しております。 100 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 101 ◯委員(獅山向洋君)   見ていただいていると言うのはわかります。けれども、これを変更と書いてあるわけですし、2億3,180万円もの金額について変更するわけですから、改めて各議員に協定書をきちんと配るべきです。しかも二つあるとおっしゃったのだから、どちらの部分で、協定の条文のどの条項に基づいてということは、当然説明すべきでしょう。いかがなんですか。 102 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 103 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   変更についての説明ですけれども、平成27年11月2日に全員協議会での説明をお願いいたしまして、その中で今回の件について説明をさせてもらっております。その際に、現在までの経緯や今後の対処方法等についてご説明をさせていただいております。そのときには、現在の協定書の資料等はつけさせていただいておりませんでした。 104 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 105 ◯委員(獅山向洋君)   出していないということはわかったのですが、それでは出す気はあるのですか。こんな大きな金額の問題について、協定書の第何条のどういう解釈のもとに彦根市が負担するのだという説明がない限り、市議会議員としては市政を監視する役目を果たしていないことになってしまうのです。ただ、2億3,180万円を払ったらいいみたいな、そんなばかな話ではないでしょう。今でもいいのです。ちゃんと協定書を出すか、出さないかだけでも答えてください。 106 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 107 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ただいま獅山委員の方からお話のありました協定書のどの条文でどういう解釈なのかということです。  先ほど申しましたように、現在結んでおります協定は、稲枝駅東西自由通路に関する基本協定書と、もう1本は稲枝駅舎橋上化に関する基本協定書の2本の協定書がございます。当初、平成25年4月1日に協定を結んでおり、本年3月議会におきまして変更をお願いし、金額と期間の変更を本年4月1日に行っているものです。  なお、お話のありましたように、協定書を配らせていただきますので、お時間をいただきたいと思います。 108 ◯委員長(八木嘉之君)   暫時休憩いたします。                               午前11時08分休憩                               午前11時22分再開 109 ◯委員長(八木嘉之君)   それでは、休憩前に引き続き委員会を開きます。  都市建設部副参事市街地整備担当。 110 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ただいま委員の皆様にお配りさせていただきました。まず、一つ目が稲枝駅東西自由通路に関する基本協定書。平成25年4月1日に締結したものと、その後ろに平成27年4月1日に変更の基本協定を行ったものです。次に、もう1部ありますのは、稲枝駅舎橋上化に関する基本協定書。次についていますのはその変更基本協定で、同じく平成27年4月1日に協定を変更したものです。  先ほどご質問がございました、どの条項に基づいてのことかということですが、自由通路の協定書の2ページ目の第14条、下から4行目ですけれども、そちらに損害の負担の条項がございます。また、稲枝駅舎橋上化の基本協定書の2ページ目の中にも、同様に、損害の負担の条項として第12条がございます。これらの条項の内容は「工事の施行に伴う損害は、乙の責による場合を除き甲が負担するものとする」というもので、甲は彦根市で、乙はJR西日本です。  顧問弁護士に相談させていただいた結果ですけれども、これら第14条と第12条に基づきまして、受注者において予期しない費用の増額については発注者が負うことが原則であるとの見解を得ましたので、一旦、処理費用の全額を市が負担することとして、早期に工事再開を図ることにしたものです。  ただし、本会議でも市長から答弁しましたように、土地につきましてはJR西日本が所有しているものですし、その土地が原因で発生した費用ですので、JR西日本とはその処理費用についての求償協議を行っているという状況ですので、ご理解賜りますようお願いいたします。 111 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 112 ◯委員(獅山向洋君)   本来、全員協議会でここまできちんと説明しておかないといけないのではないかと思います。残念ながら、その日、私は欠席しておりましたので言えなかったのです。  稲枝駅東西自由通路に関する基本協定書の第14条なんですが、ここに「工事の施行に伴う損害」とあります。簡単に言うと、これは石炭殻の除去とか、濁水の問題です。ここにちゃんと「乙の責による場合を除き甲が負担するものとする」と書いてあるわけです。では、この石炭殻は乙、すなわちJR西日本の責めによるものとは考えていないのですか。また、相談された弁護士はそのように考えていかなったのでしょうか。お答えいただきたいと思います。 113 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 114 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   この件につきまして顧問弁護士と相談しましたところ、工事の受託者であるJR西日本と土地所有者であるJR西日本とは別だという解釈をいただいております。工事を施工しているJR西日本には責めはないという解釈かと思われます。 115 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 116 ◯委員(獅山向洋君)   これは法律論になりますけれども、そんな奇妙な論理がありますか。ここに乙として西日本旅客鉄道株式会社とはっきり書いてあるのです。それで、工事の受託者とは違うとか、何とかおっしゃるなら、今度は工事受託契約の契約書もきちっとお出しになるべきではないですか。その上で、簡単に言えば、一つの会社が二つに分裂して、この場合はこっちだし、この場合はこっちだという使い分けができるような契約になっているのかどうか。それを説明すべきだと思います。  次の質問に移りますが、彦根市の顧問弁護士はそういう意見を述べたというならば、その意見を明確に書面にしておくべきではないか。これは弁護士の職務上の重大な責任があるのです。我々もよく「弁護士さんがこう言ったからやった」と言われるのですが、弁護士が間違っていたら、損害賠償請求されるのです。ですから、彦根市も、いざというときには弁護士が誤った助言をしたということで、賠償請求できるように、きちっと鑑定書を書かせるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 117 ◯委員長(八木嘉之君)   暫時休憩いたします。                               午前11時28分休憩                               午前11時31分再開 118 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き委員会を開きます。  都市建設部副参事市街地整備担当。 119 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ただいま獅山委員から質問のございました顧問弁護士から鑑定書をとっておくべきではないかとのことについてです。  今回の件に関しましては、鑑定書という名称でいただいているものではございませんが、本件に関して文書でのやりとりをさせていただいております。 120 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 121 ◯委員(獅山向洋君)   この問題については、おそらく数名の弁護士あるいは数カ所の弁護士事務所に相談を持ちかければ、かなり意見が分かれるのではないかと思います。特に第14条の「乙の責による場合を除き」となりますと、乙の責めによる場合とは何かという事実判断にもかかわってくるわけです。私がいただいた資料によれば、JR西日本の土地の9割ぐらいまで石炭殻が埋まっているのです。だから、JR西日本の責めによる場合に該当する可能性が非常に強いのです。ですから、なぜ彦根市の顧問弁護士がそのように言ったのか。逆に言うと、彦根市という依頼人の利益のために本当に行動しているのかという疑問を私は持つのです。  文書のやりとりがあるならあるで、それもきちっと明確にしてもらわないと、我々委員としても、2億3,000万円余のお金について何の資料もなしで判断してくださいということでは、市民から「市議会は一体何をやっているのだ」と言われるのです。私は、鑑定書も文書も必要だと思いますが、同時に、やはり複数の事務所に、特に事実関係をはっきりと言う必要がある。JR西日本の土地だということと、地下何メートルに埋められていたとか、その範囲はこうだったとかです。さらに、JR西日本も掘り返した可能性は幾らでもあると思うのです。例えばコンクリートなんかを打ってありますから、その際に基礎をきちっとするために当然掘り返したと思うのです。そのときに当然石炭殻が埋まっていたことを確認しているはずです。そういういろんな事情から、どちらに責めがあるかということを判断すべきです。彦根市の代理人である弁護士であるならば、「これはおかしいのではないか」と言って、JR西日本にかけ合うのが当たり前のことなのです。これが100万円や200万円ならいいですけど、いや、よくもないけれども、2億3,000万円余ものお金について安易にやってもらったら困るのです。  改めて質問しますけれども、彦根市の顧問弁護士がそうおしゃっているならば、ほかの複数の事務所に意見を求める気はないのでしょうか。 122 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 123 ◯副市長(山根裕子さん)   委員がおっしゃるとおり、複数の弁護士に意見を聞き、必要なときに鑑定書を書いてもらうべきでしたし、そのように私は言いました。  まず、平成8年3月のものですが、瑕疵について土地売買の契約書には、「瑕疵担保について、本契約締結後、売買物件に数量の不足または隠れた瑕疵のあることを発見しても、売買代金の免除もしくは損害賠償の請求または契約の解除を請求することができない」と書いてあります。これの当事者は当時の日本国有鉄道清算事業団なんです。これだけを見ても、新たにJR西日本と契約を結んだときに、これを問題にしておくべきだったかと思います。基本協定が結ばれたのは平成25年4月のことで、その前に既に米原駅の事件が発生しており、公表もされていました。米原駅の場合には、石炭殻だけではなく鉛も出ていたわけです。このとき既にJR西日本との交渉の上で、もう一度瑕疵の問題を協議しておくべきだったのではないかと思います。おっしゃるとおり、いろいろな段階で、安易に1人の顧問弁護士に意見を聞くだけで前に進むべきではなかったかと思います。 124 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 125 ◯委員(獅山向洋君)   副市長から大変貴重なご意見をいただいて感謝いたします。  米原駅のことだと思うのですが、清算事業団の問題はあくまで清算事業団を相手にしていたから、そういう規定があったから、そこで遮断されてしまったのではないかと思うのです。ところが、今回の問題はそういう遮断は何もないのです。石炭殻がJR西日本の土地に埋まっているので、それをどうするかとなったときに、JR西日本は「知らなかったから、自分の方に責めはない」とおっしゃるかもしれませんけれども、普通、自分の土地の中に埋まっていれば、無過失責任的に責任を問われるわけなのです。ですから、これはJR西日本の責めによる場合である、除外事由には当たらないということで、JR西日本でちゃんとやりなさい、お金を払いなさい、負担しなさいと言うのが当然ではないかと思っております。  この点について、副市長のご意見はお聞きしたのですけれども、市長の方はどうお考えですか。 126 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 127 ◯市長(大久保 貴君)   そうした状況を理解した上で、JR西日本におきましても一定の負担はお考えいただいている状況です。その具体的な中身は、求償協議を進めておりますので、一旦協議は協議として継続しながら、工事を進めていくことが彦根市民、地域の住民の利益につながる。現場の方で求償協議を行っていく上で、大体これぐらいの負担ということは話をされているわけです。求償協議が全部完了しなければ工事を進めるべきではないという意見もあるかもわかりませんが、そうなりますとどんどん工事が遅れていくわけですから、交渉の中でそういう判断をさせてもらったということです。 128 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 129 ◯委員(獅山向洋君)   私は過去のことを聞いているのではなくて、現在どう思っているかということをお聞きしているのです。私も長い間弁護士の仕事から離れているので、自分ながら頼りないのですけれども、ただ一旦2億3,180万円を彦根市が支払って、後で求償をするなんてことを言いますと、訴訟になったときに、裁判所には、「乙の責による場合を除き甲が負担するものとする」という規定があるけれども、彦根市は乙の責めによる場合と考えていなかったから金を払ったという既成事実として捉えられてしまうのです。求償さえすれば取り戻せるかのような物の考え方を、市長自身がしていてはおかしいです。本来は弁護士が考えるべきですけれども、なぜ弁護士にもっと意見を聞かないのですか。私が相談を受けたら、「こんなとんでもないことをしてはいけません。このお金は絶対返ってきません」と言います。言葉の遊びで求償なんていうことを使ってもらったら困るのです。しかもこれは求償ではないのです。償いを求めるのではないのです。最初から乙の責任ではないかと言っているわけなのです。そのことだけは明確にしてもらいたい。ですから、もう1回、顧問弁護士にしっかりと話を聞いてもらわないと困るのです。その上で、責任を持った鑑定書を書いてもらわないと、2億3,000万円余もの金が彦根市からなくなってしまう。その点で、もう1回、ご意見をお伺いします。 130 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 131 ◯市長(大久保 貴君)   おっしゃられたご意見は受けとめて、検討させていただきます。 132 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 133 ◯委員(獅山向洋君)   検討するというのは、この議案について改めて検討する。今議会では撤回するという意味なんですか。そのことをしっかり言っていただかないと、ただ検討するだけで、このままどんどん進んでしまって、予算特別委員会も通ってしまったら、検討なんて言葉だけになってしまうではないですか。もう一度、質問します。 134 ◯委員長(八木嘉之君)   暫時休憩します。                               午前11時44分休憩
                                  午前11時44分再開 135 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き委員会を開きます。  執行部の答弁を求めます。  市長。 136 ◯市長(大久保 貴君)   今もご説明しましたとおり、工事を再開させるという目的において、今回このような対応をさせていただくことになったわけですが、おっしゃられたように、法律家のセカンドオピニオンを必要ならばお願いすることについて検討すると申し上げたところです。 137 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 138 ◯委員(獅山向洋君)   先ほどから答弁の中に、しきりに地元の皆さんとか、そういうお話がありますが、本庁舎の耐震化の問題と一緒で、工事を早く進めたいというお気持ちはよくわかります。けれども、例えばこの問題で稲枝駅が突然使えなくなってしまって、一日も早く工事を再開させなければならないというのならばわかるのです。しかし、稲枝駅は確かに従前よりは不便かもわかりませんし、新しい駅庁舎に比べればはるかに不便かもしれませんが、皆さんは乗降しておられるのです。この周辺の議員の皆さんもおられますので、その方々もお困りであることはよくわかっています。周辺の町の皆さんもたくさんの方が稲枝駅を使っておられますので、大変不便であることはわかっているのです。だからといって、乗降できないということでもありません。担当の皆さんが、稲枝の皆さん、あるいは周辺の町の町長などへ説明に行って、「実はJR西日本の土地の中に、たくさん石炭殻が入っていた。これを取り除くのに2億3,000万円余も要ると言っている。工事を再開するためには、この金を彦根市が払わないとやらないというようなことを言っている。あなた方もぜひとも協力していただきたい。わかっていただきたい」という説得をすべきではないですか。それをやれば、JR西日本の方が困ってしまって、「どうかやめてください。とりあえず私の方で負担します」と言うと思います。もっと世論を盛り上げるぐらいのことをしっかりやって、2億3,000万円余を守ってください。どうですか、市長。あなたは、そういうお考えはありませんか。 139 ◯委員長(八木嘉之君)   暫時休憩いたします。                               午前11時47分休憩                               午前11時48分再開 140 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き委員会を開きます。  執行部の答弁を求めます。  市長。 141 ◯市長(大久保 貴君)   弁護士のセカンドオピニオンをとるようにいたします。 142 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 143 ◯委員(獅山向洋君)   セカンドオピニオンはわかりましたけど、この議案についてはどういう対応をされるのですか。それだけ、はっきり答えてください。 144 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 145 ◯市長(大久保 貴君)   先ほど来、ご答弁しておりますとおり、この工事を進めていきたいということですので、この議案でお願いしたいと思っております。 146 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 147 ◯委員(獅山向洋君)   先ほどから申し上げていますように、市長はJR西日本に責めがないという判断なんですね。それが重要なんです。私も本会議で申し上げましたように、そういう判断をした市長の考え方が間違っておれば、市長が住民訴訟で負けて、2億3,000万円余を払わないといけないのですよ。それでもよろしいのですか。 148 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 149 ◯市長(大久保 貴君)   本会議でもご答弁させていただきましたとおり、現在、求償協議を行っておりまして、この見解については確かにさまざまなご意見があるかもしれません。しかしながら、求償協議の中で話し合いを進めております。この債務負担行為補正をお認めいただいて工事にかかり、同時に求償協議を行ってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 150 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 151 ◯委員(獅山向洋君)   工事にとりかかりたい一心でおっしゃっているのはよくわかるけれども、私も弁護士としていろんな事件をやりましたけれども、簡単に言えば、JR西日本が市長を脅しているだけなんです。「この石炭殻はどこから出てきたんだ。これを知らなったというのはどういうことなんだ。本来知らなかったとしても、あなたの方に責任があるのではないか」と、向こうが脅しているのだったら、こちらも脅し返す。それぐらいの気概がないと、市長は務まりません。工事を早くしたいというだけでは、まるで6月や9月議会で出てきた緊急防災・減災事業債の話のときと全く一緒ではないですか。急がないといけないというばかりでは、政治なり行政がやっていけますか。もう1回、ちゃんと答えてください。あなた個人にとっても大変な問題なんです。 152 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 153 ◯市長(大久保 貴君)   この問題が発覚した当時から、現場においてさまざまなやりとりを行っていただいております。JR西日本側に対して誠意ある対応を求めてきたわけですが、協議のテーブルについていただいて、これから協議をしていくという態度を示していただいているわけです。石炭殻の瑕疵担保云々の協議もいたしましたけれども、非常に難しい問題だということで、私どもとしましては求償協議の中でJR西日本と事後の対応について詰めさせていただいておりますので、それが整いましたら、またご報告させていただけると思っております。 154 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 155 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、聞いておきますが、市長自身がJR西日本とこの件に関して交渉されたことはあるのですか。 156 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 157 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ただいまJR西日本との交渉についてのご質問をいただいているかと思いますので、私の方でお答えしたいと思います。  私は、市街地整備担当で、JR西日本との協議も担当させていただいているわけですが、課長ともどもJR西日本大阪支社あるいは京都へ出向き、何度も交渉を重ねております。そのことにつきましては、11月2日の全員協議会のときに資料をお配りし、ご説明をさせていただいているわけですが、基本的な市の主張としまして、委員のおっしゃるとおり、当然、土地所有者であるJR西日本が全額負担すべきだということは強く主張しております。さらに、対応方針ということでも書かせていただいておりましたが、市長が申し上げておりますとおり、一旦負担し、工事の再開を図る、これが市民の期待に沿うことでもございます。ただし、その土地に係る分については当然JR西日本側が負担すべきものと考えておりますので、それについても現在強く求めて、求償協議を行っている状況にございます。そのあたりをご理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 158 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 159 ◯委員(獅山向洋君)   求償という言葉がおかしいと思っているのです。これはJR西日本の方に責めがある場合なんです。だから、後で求償するという問題ではなく、最初から払わないというのが当たり前なんです。後で求償するという前提のもとに交渉しておられるということが、間違いではないかと思います。  それと、もう1点、担当の方々が一生懸命交渉しておられるのはわかるけれども、こんな問題について市の職員であるあなた方が交渉しなければならないのか。本来は法律に明るい弁護士、あるいは交渉にたけた弁護士にきちっとやってもらうべきではないかと考えておられませんか。担当の方、正直に言ってください。 160 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 161 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   JR西日本との交渉に限らず、市の職員としてさまざまな交渉なり折衝というのはいろいろ経験してまいりました。今回のような事例では相手方に担当窓口がありますので、担当レベルでの協議が第一かと思われます。その中で、法的なことについては顧問弁護士等に相談するという手立てで今まで進めてまいりました。 162 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 163 ◯委員(獅山向洋君)   担当の方としてはそう言わざるを得ないだろうと思いますが、これだけ高額な金額について、しかも議会に提案しなければならないとなってきたら、市長なり副市長がきちんと弁護士に依頼して、交渉してもらうべきです。これはまさにトップの判断であり、トップマネジメントなんです。そういうことはお考えになりませんか。 164 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 165 ◯市長(大久保 貴君)   いろいろとご報告を聞かせていただいておりまして、担当者で協議を進めていただくという判断をいたしたわけでございます。 166 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 167 ◯委員(獅山向洋君)   私が聞いているのは、そんなことではないのです。あなたが判断するとか、そういうことではなく、こういう2億3,000万円余もの高額の金額について、なぜ弁護士に頼まないのか。やはりもち屋はもち屋ということです。もしこちらが弁護士に依頼すれば、当然、JR西日本の方も弁護士が出てきます。その中で法律論を闘わせれば、市民としても「ここまでやったのだから」ということで納得できると思うのです。けれども、今のように顧問弁護士1人の意見だけで、しかも弁護士も交渉に当たらず、こちらがまず2億3,000万円余を払って、後で求償するというような話をやっていること自体、とんでもない話だと思うのです。  もう1回、お聞きします。この議案は、今ここで通してしまいたいのですか。そこだけ聞いておきたい。あなたも責任はありますよ。 168 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 169 ◯市長(大久保 貴君)   この議案を通していただきたいとお願いしているところです。 170 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 171 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、「通していただきたい」というご希望であって、私ども市議会議員として否決しても構わないとお考えですか。 172 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 173 ◯市長(大久保 貴君)   私がお答え申し上げる問題ではないと思います。これで通していただきたいと提案させていただいておりますので、ご審議のほどお願いいたします。 174 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 175 ◯委員(獅山向洋君)   これは後々の問題にも絡んできます。これだけいろいろと材料を申し上げても、市長はいまだに「通していただきたい」というお気持ちであるということだけは確認させていただきたいと思います。いかがですか。そうなんですね。 176 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 177 ◯市長(大久保 貴君)   よろしくご審議をいただきたいということでございます。 178 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 179 ◯委員(獅山向洋君)   「よろしくご審議いただきたい」であって、議案を通していただきたいということではないんですか。 180 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 181 ◯市長(大久保 貴君)   ご審議の上、可決をいただきたい、お認めいただきたいというのが、私の考え方でございます。 182 ◯委員長(八木嘉之君)   暫時休憩いたします。                               午前11時59分休憩                               午後 1時01分再開 183 ◯委員長(八木嘉之君)   それでは、休憩前に引き続き委員会を開きます。  執行部の方から答弁の申し出がありますので、これを許可します。  都市建設部副参事市街地整備担当。 184 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   まず、これまでの経過も含め、ご説明をさせていただきたいと思います。  先ほども資料をお渡ししていますとおり、協定を結びましたのが平成25年4月1日でございます。そのときに東西自由通路と駅舎橋上化の協定を行っております。その後、詳細設計、工事と始まっていくわけですけれども、現在行っております工事の土地につきましてはほとんどがJR西日本の所有地です。今後、東西の駅前広場の整備をしていくことになりますが、その広場用地につきましてもJR西日本の所有地がかなりあります。そうしたものを工事完了後に市がJR西日本から有償譲渡を受けていくという、土地の処理も含めた内容で東西自由通路の基本協定を締結しております。そうした中、今の底盤改良を含めた工事を進めてきた中で、11月2日の全員協議会でもご説明申し上げましたように、8月27日にJR西日本との協議の段階で石炭の燃え殻の存在を確認してきました。以後、顧問弁護士への法律相談等々を踏まえながら、JR西日本と協議を進めてきているわけです。  JR西日本が所有する土地に瑕疵があるということで、産業廃棄物および濁水処理の費用はJR西日本が全額負担すべきものであるというのが、彦根市の主張であります。一方、JR西日本の主張は相反するもので、彦根市が負担すべきものだという考え方です。顧問弁護士に相談しましたところ、受注者において予期しない費用の増額は協定上、この協定といいますのが先ほどお配りしております自由通路と橋上駅舎の協定書のそれぞれ第14条と第12条の損害の負担の条項に当たるわけですが、発注者が負うことが原則であるとの見解を得ましたことから、一旦処理費用の全額を市が負担することといたしまして、工事の再開を図っていくことにしたものです。瑕疵による処理費用の負担による損害につきましては、土地所有者であるJR西日本に請求させていただくことになると、11月2日の全員協議会でもご説明したところです。  また、今後の対応方針についてですが、今申し上げましたように、弁護士相談を経ながら、費用負担等も含めまして基本協定の変更と、発注者である市が全額を負担しながらの工事再開を図り、その後、土地の瑕疵分についてはJR西日本に求償していく。JR西日本から費用負担の割合について提案があった場合は、弁護士に相談しながら対応していく。このような内容で石炭の燃え殻の処理に当たっていきたいということでご説明申し上げたところです。  その中でステップを書いていましたが、石炭の燃え殻の問題が発生して以降、基礎工事が約2カ月間中断していましたので、一日も早く再開するための手続として、協定変更に向けた議事録の確認、協定変更に向けた覚書の締結、市議会に議案を上程する。議案の上程は基本協定の変更および債務負担行為補正ということで、予算手続の関係で債務負担行為を上げさせていただいております。最後に、それぞれを議決いただければ、基本協定の変更となります。こうしたステップがあるわけですが、現在は覚書の締結をするべくJR西日本と協議を進めております。覚書の締結をするときに費用負担の件が出てくるわけですけれども、一旦は市が全額を負担するという内容になってこようかと思います。ただ、それでは市の負担分がどうなるのかということになりますので、「市としてはその土地に係る処理費用の負担分をJR西日本に求めていきます」というような内容の差し入れ文書を入れていくという考え方をしております。  今議会でお願いしております債務負担行為補正につきましては、あくまで限度額ということでお願いしているわけです。今後、JR西日本と協議をする中で、この金額が精査されてくるかと思います。最終、東西自由通路の変更協定を行う際に議決をいただくことになりますが、その段階におきましてお互いの負担がどうなるかがはっきりしないと協定が結べませんので、逆に言えば、それまでの間はJR西日本側にこの覚書でもって工事を進めていただいている立場にあるということをご理解いただきたいと思います。  最後に、今回の件に関しましては、11月2日の全員協議会後、地元のまちづくり協議会や連合自治会の役員の皆様、近接します各自治会の会長様等にご説明申し上げ、ご理解もいただいているものと考えております。ただ、「一日も早い供用開始を何とかしてくれ」という強い要望を承ってまいりました。  経過については以上ですので、どうかよろしくお願いいたします。 185 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 186 ◯市長(大久保 貴君)   今、さきの全員協議会に重ねて、経緯をご説明させていただいたところです。委員の皆様からも彦根市の負担についてご心配をいただいていることは重々受けとめさせていただいて、求償協議の中で、きちっとそのあたりのことは申し入れをさせていただくということで、必要に応じて法律家のセカンドオピニオンもとらせていただく用意はございますので、そうしたことをお約束させていただいて、ぜひ慎重な審議の上にご了解いただくようお願い申し上げたいと思います。 187 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 188 ◯委員(獅山向洋君)   今のご説明で、逆にいろいろと疑問が出てきました。  まず、一つお尋ねしたいのは、「8月27日のJR協議で石炭燃え殻の存在を正式に確認」と書いてあるわけですけど、「正式に」というのは以前からある程度わかっていたということなんですか。もしわかっていたなら、いつごろからわかっていたのかを明らかにしていただきたいと思います。 189 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 190 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   8月27日に現場で黒い土が出ておりまして、それについてJR西日本に伺ったところ、「炭殻である」という回答を得た、正式に聞いたということでございます。 191 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 192 ◯委員(獅山向洋君)   そうすると、8月27日に彦根市は初めて認識したということなんですか。 193 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 194 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   今回の現場について、石炭殻としての認識はこのタイミングだということでございます。 195 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 196 ◯委員(獅山向洋君)   ここには建物を建てるので、当然、JR西日本としてはボーリング調査なんかもやっていたのではないかと思うのです。彦根市は、そういうことは全く知らなかったのですか。 197 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 198 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   平成22年度に基本設計のボーリング調査が発注されております。その中で、東側の1本について燃え殻の層があるということが確認されております。ただ、それが部分的なもので、どこまで広がっているかについては、その時点ではわかっておりませんでした。 199 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 200 ◯委員(獅山向洋君)   ですから、何のためのボーリング調査なのか、よくわからないのです。そういうものがあるということがわかったならば、当然、その周辺についてもきちっと調査したのではないかと思うのです。そういうことは、JR西日本からは全く聞いていないのですか。 201 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 202 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   その後、JR西日本が詳細設計の段階で追加ボーリング等を行っておりますが、炭殻というのは確認できておりませんでした。 203 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 204 ◯委員(獅山向洋君)   この図面を見ますと、非常に広い範囲にわたって石炭殻が埋まっています。こんなものを知らなかったと言ったり、8月27日に彦根市が現認して初めて正式に確認したというのも、非常に奇妙な話ではないかと思っております。  次の質問に移ります。11月2日の説明資料では、「9月11日に工事中断」と書いてあります。これは工事を中断せざるを得ないから工事を中断したのか、あるいは工事は進められるのにJR西日本なり建設会社の意向で中断したのか、どちらなんですか。 205 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 206 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   9月11日は現場の掘削途中に濁水が発生しており、そのため工事が進められないということで中断したということです。 207 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 208 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、現在も工事中断中と聞いているのですが、それは事実なんですか。
    209 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 210 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   現在は工事を再開しております。 211 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 212 ◯委員(獅山向洋君)   現に工事は再開されているから、通常ならば計画に従ってどんどん進んでいくと理解していいわけですね。 213 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 214 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   協定に基づいて進めていくということでいいかと思います。 215 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 216 ◯委員(獅山向洋君)   地元の皆さんは、彦根市が金を払わないと、債務負担行為補正をしないと工事が進まないのではないかと心配しておられるようだし、市長のご答弁を聞きましても、債務負担行為補正を通さないと工事が進まないかのようなニュアンスに聞こえたのですが、その点はどうなのでしょうか。工事が中断していないのだったら、計画どおりどんどん進んでいくのであって、彦根市が債務負担行為補正について議決するかどうかは別の問題ではないかと思いますがどうなんですか。 217 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 218 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ただいまのご質問なんですけれども、課長の方が「協定に基づいて」と言いました。しかしながら、先ほど私が申し上げましたように、工事は一旦再開しているわけです。全面的に再開ということではなく、そのステップの中で中断しているものを一旦再開しましょうということです。協定を結ぶまでに、その協定を結ぶための覚書を締結する必要があり、その覚書の締結ができなければ工事がまた中断していくことになります。最終、協定変更ができましたら、全面再開というような流れになってくると思います。何も手立てを打たなければ、事務手続上、そういう手順の中で行き詰まりが出てきますので、そうした事態にならないようにJR西日本と協議を重ねているという状況であるということをご理解いただきたいと思います。 219 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 220 ◯委員(獅山向洋君)   随分正直におっしゃいました。そうしますと、JR西日本の意思で工事を中断したり、再開したりできるということなんですか。しかも、協定が締結できないと全面的に中断と理解していいのですか。 221 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 222 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   ただいまのご質問なんですけれども、JR西日本の意思でできるというものではなく、一般の工事でもそうなんですけれども、工事契約をしていて、そこに予期しない障害となるものがあった場合に、その障害を取り除かないと次の工事のステップに入れない。そのためには変更したり、別途工事にして、その障害を取り除いていく。そういうことと同じようなことが言えると考えております。ですから、JR西日本が好き勝手にとめるということではなく、JR西日本側としては工事をとめたいと思って工事をとめておられるわけではございません。とめざるを得ない状況になるからとめておられるということですので、その辺はご理解をいただきたいと思います。 223 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 224 ◯委員(獅山向洋君)   先ほどのご答弁では、覚書なり協定書が関係して中断するかのように聞こえたので確認しているのです。工事中に地中に障害物が出てきて、どうしても工事を中断せざるを得ない。これは当たり前の話であって、JR西日本が考えるような内容の基本協定の変更にならないとまた工事がとまるのではないかという心配があるから聞いているのです。この点はどうなんでしょうか。 225 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 226 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   今ご質問がありましたことについては、JR西日本にはJR西日本側の考えもあるでしょうし、市は先ほども申しましたような対応方針でJR西日本と協議を進めております。考え方としてはぶつかっておりますので、市は市の考え方で通していく。そうした中で、弁護士の見解もいただきながら対応していく。そのような流れで進めております。詳細な部分につきましては求償協議中ということもございますので、その部分での答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 227 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 228 ◯委員(獅山向洋君)   今回の議案は、2億3,000万円余の債務負担行為の問題なんです。市長は一刻も早く工事を進めたいとおっしゃっていますが、それとこの基本協定や覚書とはどういう関連があるかということをしっかり確認しておきたいのです。JR西日本としては、費用負担のことでなかなか彦根市が言うことをきかないのだったら、現在やっている工事をまたとめようかというようなことで圧力をかけてくる。私は前回も脅しと表現しましたけど、まさにそのような考え方に至るわけなんです。そういう心配がないのかということを確認しているのです。いかがですか。 229 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 230 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   現在は両者の意見が異なっておりまして、合意できるような状況ではございませんので、そういう中身について協議を詰めているというようなことです。こうした協議を双方が納得できるような形を求めて鋭意努力させていただいておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。 231 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 232 ◯委員(獅山向洋君)   いずれ基本協定を変更するらしいですが、これは何を変更するのか、我々には何もわからない。基本的な金額面で変更するのではないかと思っているだけであって、一体何の協定を変更しようとしているのですか。 233 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 234 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   債務負担の限度額の変更ということでお願いしておりますが、JR西日本と協議し、その中でまとまってくれば、協定の変更をお願いするというタイミングになろうかと思います。  変更の内容としましては、完成期限の延伸、協定金額の変更というのが主な変更内容になると思います。 235 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 236 ◯委員(獅山向洋君)   延伸はよくわかりますが、金額を基本協定で変更してしまえば、彦根市は何の異存もなく基本協定の内容を決めてしまったわけですから、後で求償とか、そんなことが出てくるはずがないのです。先ほど、そこに差し入れ書みたいなものを入れようとしているとおっしゃいましたけど、差し入れ書は彦根市の意見に過ぎないわけであって、余りいい例ではないですが、付帯決議みたいなもので、強制力も何もない。そんなことで彦根市民や我々市議会をごまかそうとするのはおかしいです。基本協定を結んでしまったら、それだけのお金を必ず払うというのは当たり前の話であって、差し入れ書とか、そんなものは何の効果もないです。どうなんですか。 237 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 238 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   基本協定を結んでしまったらというお話ですけれども、先ほど申し上げましたように、処理費用の負担割合が決まってこないと基本協定の変更ができない。このような状況になろうかと考えております。 239 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 240 ◯委員(獅山向洋君)   今、私が問題にしているのは、債務負担行為補正の2億3,180万円です。市長がこれを提案して、議会がこれを承認した場合、JR西日本としては「これだけの金額を彦根市は了承しているのだ」と思ってしまうのです。私が本会議でも質問した際に答弁されましたように、「まだどれだけお金がかかるかもわかっていない」とおっしゃっていながら、なぜこんな金額が出てくるのか。これは限度額だとおっしゃるけど、何でこんな限度額が出るのかわからない。現にJR西日本と交渉しているならば、今こんなことを市議会が認めてしまったら、もうJR西日本は安心してしまいます。「これだけのお金を払ってもらわないと工事を中断しますよ」ということになってくる。まさに脅しに乗っているようなものです。どうなんですか。 241 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 242 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   委員はそのようにおっしゃいますが、現在、私どもが交渉を担当させていただいておりますけれども、JR西日本の担当の方との協議については紳士的に対応いただいており、午前中に市長が申しましたように、求償協議に応じていただいている状況ですので、そうしたことをご理解いただきたいと思います。 243 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 244 ◯委員(獅山向洋君)   先ほどから求償協議とおっしゃっているけど、基本協定を変更してしまってから求償なんてしたら、裁判所は笑います。何を言っているのだということなんです。一連のご答弁は何を言っておられるのか、よくわからない。交渉中なら、交渉がきちっと決まるまで、こういう議案を提案するのを差し控えるのが、市当局としての当然の態度ではないのですか。限度額だけ決めてもらったら、こちらの方で適当にやるみたいな感じですが、そういうことではないのです。基本協定を変更する、その金額はこれだということが明確でないと、市議会としては判断できません。 245 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 246 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   繰り返しになりますけれども、債務負担行為につきましては限度額でして、今後精査をしていって、最終、基本協定の変更に至っていくことになるのですが、その基本協定の変更を締結しようとするならば、市としましては、JR西日本と市それぞれの処理費用の負担がどれだけかということが決まらなければ協定変更はできないと認識しておりますので、ご理解をお願いいたします。 247 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 248 ◯委員(獅山向洋君)   繰り返しになるので別のことを聞きます。それでは、2億3,180万円という金額をお決めになった根拠は何ですか。本会議でも、一体あとどれぐらい石炭殻が埋まっているかもよくわからないというような話で、180万円という細かい金額が出てきたというのも不思議に思っているのです。どういう根拠なのでしょうか。 249 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 250 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   2億3,000万円余りの工事費の内訳ですけれども、債務負担行為補正の変更をお願いしている額は、石炭の燃え殻等の処理費用を最大に見積もった額です。まず、石炭燃え殻の処理費用は1億8,400万円、6月議会でご説明申し上げました工事車両のルート変更に伴う交通整理員の増額費用が最大で2,200万円に、管理費と消費税を加えた合計額でございます。申し上げましたように、いずれも最大で見積もった限度額であるということのご理解をお願いいたします。 251 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 252 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、石炭の燃え殻量は一体誰が見積もったのですか。 253 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 254 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   石炭の燃え殻の処分量は、JR西日本で見積もっていただいております。その根拠といたしましては、現在、基礎工事のために矢板で仕切っておりますヤードの中、それとホーム擁壁の工事に伴う掘削部分から推定しております。 255 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 256 ◯委員(獅山向洋君)   予算特別委員会で、石炭燃え殻をどうしてもどけなければならない、それも彦根市の費用だという予算を提案するときに、その燃え殻の量の見積もりを単純にJR西日本にすべてお任せするという態度でいいのでしょうか。普通の予算審議でも、これは問題になるのではないかと思います。 257 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 258 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   今回の委託業務につきましては、主体的にJR西日本が設計も含めて数量計算もしておりますが、彦根市としましてもヤードの広さ等の確認をさせてもらっておりますので、問題ないかと思います。 259 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 260 ◯委員(獅山向洋君)   私は求償なんて後々にやっても認められないと思っておりますけれども、もし本当に求償の訴訟を起こすのだったら、今から彦根市もきちっと求償できるだけの資料を、写真を撮るなり、いろんなことをして残しておかなければいけないと思うのです。そういうことをきちっとやっていますか。 261 ◯委員長(八木嘉之君)   市街地整備課長。 262 ◯市街地整備課長(久保達彦君)   JR西日本に委託しております仕事ですので、市としては主体的にとっておりませんけれども、今回のようなケースにつきまして写真等は確認しております。 263 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 264 ◯委員(獅山向洋君)   今のお答えでもわかるように、何だか全てJR西日本任せみたいなもので、実際に求償権を行使して訴訟でも起こしたら、全てJR西日本の証拠に頼らざるを得ないようになってしまうのです。そんなことで、今、求償について交渉しているなんて言えるのですか。どうなんですか。弁護士はどういう意見を言っていますか。弁護士の法律相談に基づいてやっていると聞いていますが、弁護士はそういうこともちゃんと言っていないのですか。資料もきちっと揃えておけとか、証拠を残しておけとか、そういうことは言っていますか。 265 ◯委員長(八木嘉之君)   都市建設部副参事市街地整備担当。 266 ◯都市建設部副参事市街地整備担当(安居庄二君)   現在のJR西日本との協議におきましては、当然、職員間で信頼関係を築き上げる中で事業を進めております。こうした中できちんと協議を進めております。法律的なことは弁護士にご相談し、それをベースにしながら協議を進めているということでご理解をいただきたいと思います。 267 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 268 ◯委員(獅山向洋君)   ほかの件もありますので抑えますけれども、先ほど市長はセカンドオピニオンを聞くような話をされたのですが、副市長にお聞きします。午前中の質疑に対して、「セカンドオピニオンを求めるべきだと言いました」というようなお答えだったと思うのですが、これは市長に対しておっしゃったのでしょうか。 269 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 270 ◯副市長(山根裕子さん)   市長にはいつもそのように申しておりますし、それに加えて、この件に関しては協議のときにも部長や担当者にも申し上げました。 271 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 272 ◯委員(獅山向洋君)   副市長がそのように市長におっしゃって、市長のお答えはどうだったのですか。 273 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 274 ◯副市長(山根裕子さん)   お答えはありませんでした。 275 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 276 ◯委員(獅山向洋君)   これは最後の質疑で、意見だけ申し上げておきます。  せっかく副市長がそのようにおっしゃっても、市長の方からお答えがないということなので、恐らくこれから副市長2人制の質問も出るかと思いますが、そういう状態では、幾ら副市長を2人にしても、3人にしても、結局、結果は同じではないかと思います。これは私の意見として申し上げておきます。  次の質疑に移っていただきたいと思います。 277 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 278 ◯委員(獅山向洋君)   どなたも質疑がないのでしたら、副市長の問題に移りたい。副市長2人制につきましては本会議で随分細かく聞いたのですけど、具体的なご答弁がなかったので改めて取り上げたいと思います。  なぜ2人にしなければいけないのかという説明が実に漠然としていまして、最後には来年度予算案についてまで話が出てきているのです。もう既に来年度予算についてはどんどんヒアリングにも入っておられて、最終的には市長や今の副市長が判断すれば済むような状況になっているのではないかと思うのです。そんな苦しい言いわけまで出して、なぜ副市長がもう1人必要なのか、私もよくわからないのです。これは市長のご意見だと思うので、市長にお尋ねしたいのですけど、なぜ副市長がもう1人今要るのですか。 279 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 280 ◯市長(大久保 貴君)   本会議でもお答えを申し上げましたが、委員はよくご存じだと思いますが、1月後半には復活予算査定がございます。今議会の冒頭には、本庁舎耐震化整備事業につきましても大きな方向性をお示しいただきました。これまでもお話をさせていただいてまいりましたけれども、限られた時間の中で迅速に取り組んでいかなければならない案件です。特に庁内調整が必要になってきますが、本庁舎耐震化整備事業だけの予算を考えて見ましても、お願いするに当たっては予算編成から参加していただく必要があるという時期的な問題として申し上げたところです。他の大きな懸案事業においても専門的・集中的に処理していかなければならない案件が幾つもあるということをご説明し、ご理解いただきたいということで上程しているわけですので、何とぞよろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 281 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 282 ◯委員(獅山向洋君)   復活予算とおっしゃいましたけど、突然新たに副市長になった人がそんな判断をできるとは思えません。担当者が一から説明しないといけないのです。しかも、その副市長が判断するのですか。市長が判断すべきでしょう。それを何だか、その副市長がいたら判断できるかのようにおっしゃるのは、論理的におかしいと思いますがどうでしょうか。 283 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 284 ◯市長(大久保 貴君)   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 285 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 286 ◯委員(獅山向洋君)   もう予算編成がどんどん進んでいて、あとは復活折衝とか、そんなことになってきたとき、最後は市長が決めるのです。何をおっしゃっているのかよくわからない。新たになった副市長がアドバイスして、市長が「ああ、そうか」と言うようにはとても思えないので、おかしいのではないかと言っているのです。 287 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 288 ◯市長(大久保 貴君)   獅山委員、よくご存じのとおり、予算のヒアリングというのは年明けから始まるのです。その段階から新たな副市長には入っていただきたい。1月の第1週から始まるわけです。一次査定は終わっていますが、二次経費についてヒアリングを始めていくわけです。その段階で入っていただいて、私どもも聞きたいことがありますし、今申し上げましたようなさまざまな案件についてそれぞれ相談させていただきたいということでございます。 289 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 290 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、現在の副市長の意見ではだめだという判断なんですか。それは何か妙です。 291 ◯委員長(八木嘉之君)   副市長。 292 ◯副市長(山根裕子さん)   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 293 ◯委員長(八木嘉之君)   暫時休憩します。                                午後1時45分休憩                                午後2時46分再開 294 ◯委員長(八木嘉之君)   それでは、休憩前に引き続き委員会を開きます。  この際、お諮りいたします。  大久保市長から発言取り消しの申し出がありましたので、発言を許します。  市長。 295 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどの獅山委員の「突然新たに副市長になった人が判断できるのか。判断は市長がするのではないか」というお問い合わせについてお答え申し上げた部分の削除をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 296 ◯委員長(八木嘉之君)   お諮りいたします。
     ただいま市長からの発言取り消しの申し出について、取り消すことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 297 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、市長からの発言取り消しの申し出を許可することに決しました。  続いて、副市長から発言取り消しの申し出がありましたので、発言を許します。  副市長。 298 ◯副市長(山根裕子さん)   「現在の副市長ではだめか」とのご質問に対する私の答弁の取り消しをよろしくお願いいたします。 299 ◯委員長(八木嘉之君)   お諮りいたします。  ただいま副市長からの発言取り消しの申し出について、取り消すことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 300 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。よって、副市長からの発言取り消しの申し出を許可することに決しました。  執行部の答弁を求めます。  市長。 301 ◯市長(大久保 貴君)   ありがとうございます。今、取り消した部分につきまして、私から改めてご答弁を申し上げます。  判断するのは最終的に私ですので、2人の副市長から助言をいただいて、私が判断するということでお願いいたします。  二つ目の現在の副市長ではだめなのかというお問い合わせですけれども、本会議でもご答弁申し上げましたとおり、今年に入りまして、市民体育センターの移転・新築が具体化するとともに、広域のごみ処理施設の候補地選定がより具体的に進みつつあります。急浮上してきたこれらの事業は、いずれも長期的な展望に基づき、専門的な知識や調査を要し、多くの機関との調整を進め、健全な選択と決断を下すことが求められている大規模な事業です。また、本庁舎の耐震化につきましても、早期に進めていく必要があります。さらに、地方創生など新たな行政および経済発展上の課題も増加しており、こうした懸案事項の解決に向けて迅速に取り組んでいかなければならないと考えております。こうした状況を踏まえまして、的確に業務を遂行するため、トップマネジメントの強化を図ることが必要であると考えますことから、これまでの副市長1人体制から2人体制にさせていただこうとするものです。 302 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 303 ◯委員(山田多津子さん)   確認です。今年の3月議会で、市長から副市長2人制の質問に対して、「山根副市長にはさまざまな行政分野や困難な事案にも豊富な知識と経験から的確な指示を職員に与えていただいており、市政全般の政策や企画をつかさどって職員を監督していただいています。職員の意を酌み取りながら円滑に業務が遂行できるよう努力していただいています。庁内でも調整役として十分にお力を発揮していただいている」というようなご答弁をいただいています。新たな行政課題が増加したというような説明があったのですが、それは4月当初から想定できていたと思いますし、地方創生の問題でも国がこういう方針を出してきたという点では当初からわかっていたと思うのです。今、急に出てきた事案ではないと思うのです。今までの議論を聞いていますと、どうしても副市長を2人体制にしなければならない理由が理解できない。改めて、その部分についてご説明いただきたい。 304 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 305 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しの答弁になって恐縮なんですが、おっしゃるように、そうした課題が目先に見えていた。ただ、今年度に入りまして、そうした懸案がより具体的に進みつつある状況にございます。あわせて、本庁舎の耐震化につきましても相当の調整を要しますし、3月議会に耐震化関連の予算を上程させていただこうと考えておりますので、そうしたことも含めまして今トップマネジメントを強化する必要があると判断したところです。よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 306 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 307 ◯委員(山田多津子さん)   現在、山根副市長に着任していただいていますけれども、私はそうしたことについても現在の山根副市長に大いに力を発揮していただくことが必要ではないかと思うのです。今年度に具体化してきたというような説明もありましたけれども、早くからわかっている事案だと思うのです。この時期になぜこういう提案をされるのか。全然具体性がないと思うのですがいかがでしょうか。 308 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 309 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しの答弁になって恐縮なんですが、例えば定住自立圏につきましても、定住自立圏が始まったころというのは、いろんな希望があって、それをまとめ上げるという、ある意味上り坂のような状況でしたが、2期目に入りまして、さまざまな課題も生じてきております。これ一つをとりましても、なかなか大変な業務でございます。そうした中で、こうした懸案に対してより専門的に大変な労力を必要とするわけですが、検討を加えて進めていくためにはトップマネジメントを強化することが必要だと考えております。したがって、今、この時期にさせていただきたいという判断をいたしましたので、そのことをご理解いただいて、お願いしたいと思います。 310 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 311 ◯委員(山田多津子さん)   同じ答弁しか返ってこないのですが、「市政全般の政策や企画をつかさどっていただいている」という答弁をいただいているのです。残念ながら、そういうことが今の体制ではできないと判断されたのですか。 312 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 313 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しになって恐縮なんですが、具体的に進みつつあるこうした懸案事項、大きなものに対して、長期的な展望に立って専門的な知識や調査を要し、多くの機関とも調整をする必要がある。そうした中で、健全な選択と決断を下していくこと、長期的な展望に立って、彦根市においてそうした判断をしていくことが今必要だと判断いたしました。とにかくトップマネジメントの強化をお願いしたいということですので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 314 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 315 ◯委員(山田多津子さん)   答弁は抽象的で具体性が全くない。委員も、今の市長の答弁を聞いて、「なるほど、2人目の副市長が絶対必要だ」と理解できたのでしょうか。  例えば庁舎の問題でもそうですが、担当の職員には非常にご苦労いただいて、ここまで何とかこぎつけたと思います。そういった点では、職員も含めて、もっと信頼していただきたいと思うのです。「健全な」と言われますけれども、何が健全なんですか。非常に抽象的な表現しかされないので、今、この時期に副市長が2人必要だという理由が全く見えないと言わざるを得ない。同じ答えは要りません。先ほどの議論や今までの議会答弁などのような発言もされています。それらは今年の3月議会の答弁から見ると、全く説明がつかない内容だと思うのですがいかがですか。 316 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 317 ◯市長(大久保 貴君)   先ほどの発言につきましては取り消しをさせていただきました。これまでもそうした答弁はいたしておりません。私は、今、この時期にトップマネジメントを強化する必要があると判断いたしましたので、これまでるるご説明させていただきましたが、ご理解をいただきたいと存じます。 318 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 319 ◯委員(山田多津子さん)   選任同意議案の人物がマスコミでも報道されています。ここで名前は挙げられませんけれども、非常に優秀な方です。私どももその人物についてどうということではないのです。今の市長、副市長の体制から見て、全体の調整をするために着任されるとしか思えないのですがいかがですか。 320 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 321 ◯市長(大久保 貴君)   この種の議論は私が就任させていただいた当時からもございましたが、そういった問題ではありません。それぞれが努力し、副市長におかれましては、既に1年半が経過し内部の事情にも詳しく、指揮監督をしていただいております。そういう事情ではなく、新たに生じてきているこうした事案に対応するためにトップマネジメントを強化したいということですので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 322 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  獅山委員。 323 ◯委員(獅山向洋君)   山田委員に引き続いて同じようなことを聞きますが、繰り返しの答弁にならないように、私の方も聞きたいと思います。  まず、「広域ごみ処理施設の候補地の選定がより具体的に進みつつあり」と書いていますが、一体どのように具体的に進んでいるのですか。管理者として、一遍きっちり答えていただきたいと思います。 324 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 325 ◯市長(大久保 貴君)   獅山委員は彦根愛知犬上広域行政組合議会の議員でもいらっしゃいますので、その辺のところは広域行政組合議会でお尋ねいただけたらと思いますが、今、公募に入っておりまして、種々手続が進んでいるということです。 326 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 327 ◯委員(獅山向洋君)   そんなことはわかっているのです。その上で、一体、副市長がなぜ今もう1人必要なのかということをきちっと言ってください。 328 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 329 ◯市長(大久保 貴君)   調整等に相当の労力を要すると判断いたしまして、トップマネジメントの強化をお願いしたいということでございます。 330 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 331 ◯委員(獅山向洋君)   調整に労力を要すると言いますけど、現時点でどういう調整が必要なんですか。 332 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 333 ◯市長(大久保 貴君)   既に負担割合等々の問題も出てきておりまして、そうしたことも丁寧にしっかりと調整していかなければなりません。私もさせていただいておりますが、そういうことも含めまして全体のトップマネジメントが必要です。彦根市は定住自立圏の中心市であって、私も広域行政組合の管理者として、全体のトップマネジメントを強化していくことは必要だと判断しております。 334 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 335 ◯委員(獅山向洋君)   私は、広域ごみ処理施設に絞って聞いているのです。もう1回答えていただきたいのですが、負担割合というのは何のことですか、正確に言ってください。それの調整とはどういうことなんですか、具体的に言ってください。 336 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 337 ◯市長(大久保 貴君)   よくご存じのことだと思いますが、均等割、人口割等々の問題です。こうしたものも議論になってきております。そうしたことも含めて、しっかりとトップマネジメントを強化していきたい。 338 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 339 ◯委員(獅山向洋君)   負担割合なんておっしゃったけど、こんなものは今、全然問題になっていないでしょう。そんなことは管理者として十分ご承知のはずです。これは答弁になっていません。広域ごみ処理施設で何の調整が必要なのか、具体的に答えてください。これは、議員が、副市長がもう1人必要かどうかを知るために聞いているのです。 340 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 341 ◯市長(大久保 貴君)   広域ごみ処理施設も一つの例としてお話させていただきましたけれども、市民体育センターの建設もそうですし、新たな懸案事項というものがより具体的に進んできている中で、私どもはトップマネジメントを強化したいということですので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 342 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 343 ◯委員(獅山向洋君)   委員長からも注意していただきたいのですが、私の質問に対して何も答えずに、すぐにトップマネジメントの話に逃げてしまう。  それでは、端的に聞きますけど、むしろトップである市長の自己マネジメントが必要ではないかと思うのです。どうなんですか。 344 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 345 ◯市長(大久保 貴君)   さまざまな大きな懸案事項に対しまして、より的確に市政を健全な方向へ進めていくために、トップマネジメントを強化したいという思いでありまして、繰り返しになって恐縮ですが、ご理解のほどお願いしたいと思います。 346 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 347 ◯委員(獅山向洋君)   必要性の問題について、今回の本庁舎耐震化整備事業についても挙げておられたと思うのですけど、あの経過を見ていけば、むしろ市長本人のマネジメントが一番求められているのではないかと思ったのです。幾ら副市長を2人にしても3人にしても、ご本人がきちっと副市長の意見を聞くという態度がなければ何も進まないのではないかと思うのです。恐らく山根副市長も市長に対して助言というか、意見を述べられたと思うのです。けれども、市長が何も聞かなければ、結局は副市長がいないのと同じことになってしまうのです。もう一度聞きますけど、なぜ副市長がもう1人必要なんですか。トップマネジメントの中には市長も入っているのです。どうなんですか、あなた自身のマネジメントはできているのですか。 348 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 349 ◯市長(大久保 貴君)   ご意見は真摯に受けとめさせていただきますが、彦根市の利益のためにトップマネジメントを強化することが必要だと判断しておりますので、ご理解のほどお願いいたします。 350 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 351 ◯委員(獅山向洋君)   本会議の答弁にも出ましたけれども、副市長1人について4年間で6,500万円余の金が要るのです。これだけのお金を使う以上、今のような答弁で済むと思っているのですか。それで十分な答弁になっていると思っていますか。念のために聞いておきたいと思います。 352 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 353 ◯市長(大久保 貴君)   繰り返しの答弁になって恐縮ですが、新たな懸案事項が具体化し、適切に対応していかなければならないという時期にトップマネジメントの強化を図っていくことにつきましては、健全な判断だろうと私は思っております。私に対してのご意見は私自身、真摯に受けとめさせていただきます。 354 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 355 ◯委員(獅山向洋君)   本当に真摯にお聞きになるのだったら、なぜもう1人必要かということについてもっと真剣にお答えになるべきではないですか。  繰り返しにならないように、別の事業についてお尋ねしましょう。市民体育センターの移転・新築についてです。過日、新聞にも載っていましたけれども、アンケート調査をしたら芹川以北を希望する意見が一番多かったというような結果でした。本会議でも長崎議員が随分詳しくお聞きになりました。それについて、副市長が今、何をするのですか。現に検討委員会がいろいろと検討中でしょう。まだ場所も決まっていないのに、これから何を副市長が調整するというのですか。具体的に答えていただきたいのです。 356 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 357 ◯市長(大久保 貴君)   本会議でもお話したとおり、懇話会の中でいろんな議論をいただいております。しかし、そうしたものを受けまして、市として最適な場所に選定も含めてお願いしておりますが、最終的な判断をしていかなければなりません。委員会に全部決めていただくわけではありません。そうしたことも含めて、これから取り組まなければならない時期にいますので、そうした事情も勘案しまして、トップマネジメントを強化させていただきたいということです。 358 ◯委員長(八木嘉之君)   市長に申し上げます。質問の内容をよく把握していただいて、的確なご答弁をお願いします。繰り返しの答弁になりますと議論が深まりませんので、これからの答弁についてはご留意いただきたいと思います。お願いいたします。  獅山委員。 359 ◯委員(獅山向洋君)   私が申し上げておりますのは、今どうしても副市長がもう1人必要だとおっしゃるから、なぜ必要なのかを聞いているのです。市民体育センターなんてまだ場所も決まっていないし、懇話会で一生懸命検討されておられるわけですから、この11月、12月の時点でなぜもう1人必要なのかと質問しているのです。なぜお答えにならないのですか。 360 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 361 ◯市長(大久保 貴君)   これまでもお答え申し上げてきましたとおり、市民体育センターの解体工事がいつになるかは確定しておりませんが、市民体育センターが使えない時期をできるだけ短縮したいということを私どもは申し上げております。したがって、年度内にはおおむねどの辺につくるということまで決めていかなければならないと思っていまして、そういう意味も含めまして、この時期に重要な案件が重なっているわけであります。そこをぜひご理解いただいて、お願いしたいと思います。 362 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 363 ◯委員(獅山向洋君)   市長は、「私には執行権があるから、私が決める」というようなことをよくおっしゃっていたのです。それなら、副市長がもう1人おられなくても、懇話会でいろいろと議論されて、その結果を答申されれば、市長自身が決めたらいいではないですか。何で副市長がもう1人必要なのかわからない。特に広域ごみ処理施設についても、現に公募して、たくさんの自治会が手を挙げておられるわけです。これから選定委員会が基準に従って取捨選択して決定し、答申が出てくるのです。それが来年の7月以降なんです。それなのに、今、なぜ副市長がもう1人必要なのか。何も説明になっていない。どうなんですか。 364 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 365 ◯市長(大久保 貴君)   私が知る限り、まだ具体的に応募された自治会はないと思っております。当初、応募があるかどうかも含めて検討を要したわけです。私どもとしては必ずしも迷惑施設ではないということをお話させていただいておりますが、応募が実際にあるかどうかというのはわかりません。したがって、所要の調整をしながら取り組んでいかなければならないと思っておりまして、そういう意味で必要だということでご理解のほどお願いしたいと思います。 366 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 367 ◯委員(獅山向洋君)   まさに繰り返しの質問になって申しわけないですけど、そんな状態にあるときに、今、副市長がもう1人必要だというのはなぜなのだということを聞いているのです。ちゃんと答えてください。時間がむだになります。 368 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 369 ◯市長(大久保 貴君)   なかなかご理解いただけないので困りますが、広域ごみ処理施設の調整というのも、今具体的に申しました状況であって、これからも調整をしていかなければならないという一つの大きな案件です。先ほど獅山委員のおっしゃった市民体育センターの移転・新築というのも、一つの大きな調整事項。さらに、本庁舎耐震化につきましても、時間の問題もありますので、調整を相当しなければならないと思っております。そういうことを考えますと、より全体のマネジメントを強化していくということは時宜を得たものだと私は考えております。 370 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 371 ◯委員(獅山向洋君)   これはもう委員各位にご判断いただきたいと思うのですが、調整とおっしゃっていますけど、何を調整するのですか、何もないでしょう。ないものについてあるかのようにおっしゃること自体、問題だと思います。  それと、もう1点、本庁舎耐震化の問題でも、本庁舎耐震化が問題になった6月議会とか9月議会までの間に、どうしても調整が必要だから副市長がもう1人必要だとおっしゃるのならよくわかるのだけど、結局、補正予算案が修正され、市議会の本庁舎耐震化整備検討特別委員会の方にボールが投げられてしまって、特別委員会が一生懸命いろいろと議論して、ある程度の方向性を出しつつあるときに、なぜ調整が必要なんですか。むしろ、市長が特別委員会の意向をきちっと受けることが必要なんであって、事務レベルの皆さんが今までたくさんの案でさんざん苦労してこられたけれども、ある程度1点に絞られつつあるわけですから、もう1人の副市長なんて必要ないでしょう。どうなんですか。今回は本庁舎耐震化だけに絞って答えてください。何を調整するのですか。 372 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 373 ◯市長(大久保 貴君)   私も、特別委員会でさまざま出された意見のまとめたものをまだ見せていただいておりませんが、そうしたものも調整し反映していく努力もしなければならないと思っております。そういうものはもうできたから要らないというご理解をされるかもわかりませんが、私は大変な労力だと思っています。仮設庁舎をどうするかという問題もありますが、引っ越しの問題につきましても大変なリスクを伴うわけであります。そうしたものも含めまして、今この時期に適切に判断し、予算をお願いしていくというプロセスの中にあって体制を強化したいということですので、よろしくお願いしたいと思います。 374 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 375 ◯委員(獅山向洋君)   市長の話を聞いていますと、市長は何もやらないで、副市長任せにするかのようにも聞こえます。今みたいな調整は市長で十分できるのです。どうなんですか、あなた自身はやらないのですか。何のための市長なのか、よくわからないです。お答えください。 376 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 377 ◯市長(大久保 貴君)   当然、私も一生懸命やらせていただきますが、こういう状況下にあって、より強力に、効率的にさまざまな判断を下していく必要があると判断いたしたわけです。要らないとおっしゃる意見は永遠にあろうと思いますし、これまでもそういう議論はありましたが、私は今必要だという立場でお願いしているわけです。 378 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。
    379 ◯委員(獅山向洋君)   市長は必要というお考えのようですけれども、これは市長の個人的意見ではないのですか。庁内全体として、本当にもう1人副市長を必要としているかと聞けば、恐らくほかの職員の皆さんは「市長が自分のマネジメントさえちゃんとやってくれたら、どんどん仕事は進みます」と答えるのではないかと思うのです。例えば地方創生の問題についてももう1人副市長が必要であるかのようにおっしゃいましたけど、この彦根市役所には企画振興部というのがございまして、本当に優秀な職員がたくさん集まっているのです。ちゃんと対応していると思っています。後は市長がきちっとそしゃくして、受け入れて、実行していくかどうかだけの問題だと思うのです。ところが、今は非常に停滞している。市長、本当にもう1人副市長がいないと、企画振興部でさえきちっと使いこなすことができないのですか。そこが問題だと思うのです。これから6,500万円余も要るのです。どうなんですか。 380 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 381 ◯市長(大久保 貴君)   今も立派にやっていただいていると思っておりますし、パンプアップチームから原案が出されて、今も精査していただいている状況です。  私が申し上げておりますのは、トップマネジメントを強化するということは、そうした個々の問題だけではなくて、全体がより発展していくための方策でありますので、そのことはぜひご理解をお願いしたいと思います。 382 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 383 ◯委員(獅山向洋君)   私も質問に疲れてきました。それはそれとして、現に副市長がちゃんとおられるのです。しかも、あなたの方でお願いして、来ていただいたのではないのですか。トップマネジメントというのは、やはりトップである市長のマネジメントとして、現在の副市長の意見を聞いたり、あるいは副市長に指示したり、きちっと使いこなしていくことなんです。それができないからもう1人欲しいと言っておられるように聞こえてしようがないのです。それでは、なぜ今の副市長ではだめなんですか。 384 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 385 ◯市長(大久保 貴君)   トップマネジメントができないからと申し上げたことは一度もございません。3月にもお答えしましたように、うまくいっていると私自身は思っています。しかしながら、新たに生じてきました具体的な懸案事項を、長期的な展望に立ってより深めて取り組んでいくことが必要だということですので、ご理解のほどお願いしたいと思います。 386 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 387 ◯委員(獅山向洋君)   私は既に市長がおっしゃっていた懸案事項について、一つ一つ具体的に反論したつもりなんです。懸案事項のために、今この議会の議決によってどうしても副市長がもう1人要るのだ、この事業のこれについて必要なんだということをちゃんと説明してください。抽象的な言葉ではなくて、具体的にちゃんと言ってください。 388 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 389 ◯市長(大久保 貴君)   これは何度も繰り返し答弁し、委員長からもご指摘をいただいておりますが、既にご指摘いただいたような案件が具体化し、取り組んでいかなければならない状況にあるということでございます。絶対反対という人もあるし、さまざまだと思います。しかしながら、今、体制強化することが市にとっての利益になると判断して、お願いしているところです。 390 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 391 ◯委員(獅山向洋君)   これは繰り返しです。具体的なものをやっていかなければならないとおっしゃっているけれども、少しも具体性がないです。具体性がないものについて副市長が必要だとおっしゃるのは、論理的に破たんしています。普通なら、この事業ではこういうことがあって、現にこういう事態にあるから、私では無理だからと正直に言って、その上で、こういう人にやってもらいたいと言うのが当たり前の話です。しかも、今までの答弁の中では、結局、副市長にやってほしいことばかりおっしゃって、私はこういう役割をきちっと果たすが、私ではできない部分があるから副市長にこれをやってほしいという説明がないです。それでは、市長自身は何をやっているのですか。念のために聞きますが、広域ごみ処理施設の問題とか、市民体育センターの移転・新築の問題とかについて、市長自身は一体何をやっているのですか。 392 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 393 ◯市長(大久保 貴君)   これまでも繰り返しの答弁をさせていただいているので、お叱りを受けているわけですけれども、繰り返しご指摘いただきました広域ごみ処理センター、市民体育センター、地方創生などの課題に加えまして、定住自立圏の共生ビジョン、こうしたものを推進していかなければならないということを例として本会議でも申し上げました。5年前、定住自立圏構想を推進するに当たって、市長、副市長、企画振興部長の3人で対応するのは相当の労力がかかるということで、2人目の副市長を置いたわけでありますが、2期目に入ってさらに調整が必要な状況が生まれているということです。これは繰り返し説明をさせていただいています。こうした中で、私ももちろん対外的な調整もさせていただきますし、もちろん内部の調整もさせていただきます。トップマネジメントを強化するということに関しては、見解の相違があるかもわかりません。しかし、私は今この時期においてトップマネジメントを強化することが必要だと総合的に判断したということです。 394 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員、恐らく同じ種類の質問では、議論がこれ以上深まらないと判断いたしますので、切り口を変えていただきたい。  獅山委員。 395 ◯委員(獅山向洋君)   市長の今回の提案においては、いろんな事業が重要な場面にかかわってきているとおっしゃったのですが、そういう事業にかかわっている人に対して大変失礼な言い方だと思うのです。例えば広域行政組合だったら、副管理者がきちっとおられるのです。何も副市長がやっているわけではないのです。まさに管理者が市長であって、副管理者は各町長がやっておられるのです。あたかも広域ごみ処理施設の問題が進まないかのように、候補地の選定が大変だなどとおっしゃると、何で副管理者に対してきちっと言ってくれないのかという問題になります。例えば定住自立圏だって1市4町でやっているわけであって、町長の方々あるいはいろいろな委員の方々がおられて、その方々が一生懸命やっておられるのです。それを副市長がもう1人必要な理由にするなんていうのは、大変失礼なことをおっしゃっていると思います。  まして庁内の調整とか、いろんなことをおっしゃるけど、現に副市長がおられるのに、その副市長を目の前に置いてトップマネジメントの強化なんておっしゃると、現副市長のトップマネジメントが欠けているか、トップたる市長の自己マネジメントが欠けているか、そのどちらかでしかないのです。それを補うために、さらに6,500万円ものお金を、彦根市民の税金を使って就任させるというのは、副市長に対しても失礼だし、彦根市民に対してもきちっとした説明をしてもらわないと困るのです。  地方創生などの問題は、政府の方からいろんな通知が来て、企画振興部や関係部署の皆さんも苦労しておられるのです。市長はこれをきちっとお読みになって、その上で的確な指示をしておられるのかどうか。非常に疑問に思っています。  こういう提案は、関係者みんなに失礼なことをやっているという意識はありませんか。 396 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 397 ◯市長(大久保 貴君)   そういう観点からすると、そういうことは言えるかもわかりませんが、前向きに市の発展を考えたときに、体制を強化することが必要だと判断したところです。 398 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員。 399 ◯委員(獅山向洋君)   市の発展のためとかおっしゃっていますけど、こんなことで延々と、本会議でも、また委員会でも議論をしているわけです。これが市の発展のためになるか。私はとても思えません。  それと、もう1点、市長はいつも強い彦根とかおっしゃっていますけど、市長自身が自分のマネジメントをしっかりやって、強くなってもらわないと、彦根市は少しも強くなりません。今回の提案は、強い彦根どころか、弱い彦根をさらけ出したのではないかと思います。これに対する反論があったらお答えいただきたいと思います。 400 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 401 ◯市長(大久保 貴君)   ご意見として承っておきます。 402 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  夏川委員。 403 ◯委員(夏川嘉一郎君)   副市長2人体制に関する問題の話が長々と続きまして、双方を聞いていますと、言わんとしている趣旨は十分に理解できたと思います。同じようなことをいつまでも長々とやっても、最終的に我々が判断しますので、委員長として適当なときに話は打ち切るべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 404 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  馬場委員。 405 ◯委員(馬場和子さん)   休憩を入れながら非常に長い議論をしていただいていますが、それだけ大きな問題であるという意味で捉えております。副市長を2人体制にするという議論の中で、議案の説明のときには、現に頑張っていただいている山根副市長の仕事の役割と新たな副市長の仕事の割り振りをお話いただきました。先ほど来、話が出ていますように、大きな懸案を抱えている中で何とかしていかなければいけないという思いは、当局も持っておられるように、議会も持っていると共通認識はしております。ただ、今年の3月の公政会の代表質問の中で、「副市長2人体制は考えていない」と明確に答弁されました。その後に、あれも出てきた、これも出てきたと市長はおっしゃいますが、あれも出る、これも出るということは大体想定できたことで、今年の3月の答弁とこの時点で2人体制を提案されることに違和感を持っているのも確かです。先ほど来の市長と副市長の様子とか、本庁舎耐震化整備の中で職員ヒアリングの反映のやり方などを見ていますと、職員とぎくしゃくしているというか、すんなりいっていない感覚を持ちます。今の体制のまま、山根副市長がいらっしゃって、市長をトップにされている中で、もう1人副市長が入っても、このぎくしゃくした関係が解消するのかというのは非常に不安にも思っています。でも、このままではいけないという思いも持っているのです。  大きな金額になりますし、今回の補正予算は3月31日までの特別職給与費ということで275万円余が計上されています。この後の企画総務消防常任委員会の中で副市長の定数を1人から2人にするという条例改正についての審議が済んでいない中で先にこの補正予算を議論しております。もちろんしっかりとしたトップマネジメントをしていただかないといけないのですが、今の市長の感覚では、どんな方に来ていただいても、どのように人材を補給しても、耳を傾けながら職員とともにチーム彦根で頑張るというようなことができていくのか、非常に不安に思っています。お金を投じても、投じがいがあるのかと思っています。今まで市長がなさってきた職員に対する、副市長に対するところで、反省すべき点はないのかということを、この補正予算を審査する中でまずお聞きしたいと思います。 406 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 407 ◯市長(大久保 貴君)   これまで反省すべきことがあったかと言われると、さまざま考えなければいけないことがあるのかもわかりませんが、全体としては、常に職員の皆さんの進言にも耳を傾けながら市政を推進してまいったところです。ただ、本庁舎の耐震化整備に関しましては意見の相違もあったわけですが、馬場委員のおっしゃっていただいたことも真摯に受けとめて、彦根市がより発展的に進んでいきますように、さらに努力してまいりたいと思います。 408 ◯委員長(八木嘉之君)   馬場委員。 409 ◯委員(馬場和子さん)   今まで以上に耳を傾けていただくということで、一定安堵はいたしますけれども、例えば先ほどの石炭の燃え殻の話でも、法的に知見の深い副市長がおっしゃっている言葉にも結局は耳を貸さなかったというような発言もありました。職員一人ひとりがそれぞれ能力も力も持っておられることを認めていただきながら、それを大きなくくりで見ていただくのが、それこそトップのすべきマネジメントだと思います。対外的なトップマネジメントもありますけれども、彦根市という一つの自治体として、市長がしっかりとそれぞれに目を配りながら、耳を傾けながらしていただかなければ、どんなに人材を投入しても、お金を入れていっても、この形は改善されないと思います。トップマネジメントのあり方について、市長はどう考えられますか。 410 ◯委員長(八木嘉之君)   市長。 411 ◯市長(大久保 貴君)   今、るる諭していただいたこともしっかりと受けとめさせていただいて、今後、さらに強力に私どもも頑張って市政運営に当たりたいと思っております。 412 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  馬場委員。 413 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。今の市長の発言を重く受けとめさせていただきたいと思います。 414 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 415 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、議案第94号から議案第98号までのうち企画総務消防常任委員会および市民産業建設常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑はこれにて終了します。  暫時休憩します。                                午後3時34分休憩                                午後3時45分再開 416 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き委員会を再開します。  次に、議案第94号から議案第98号までのうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分について審査します。  提案者の説明を求めます。  財政課長。 417 ◯財政課長(西田康浩君)〔議案第94号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 418 ◯委員長(八木嘉之君)   福祉保健部次長。 419 ◯福祉保健部次長(辻 宏育君)〔議案第94号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 420 ◯委員長(八木嘉之君)   教育部次長。 421 ◯教育部次長(山口義信君)〔議案第94号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 422 ◯委員長(八木嘉之君)   文化財部次長。 423 ◯文化財部次長(広瀬清隆君)〔議案第94号のうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する補正予算について提案説明〕 424 ◯委員長(八木嘉之君)   病院事務局次長。 425 ◯病院事務局次長(谷澤幸治君)〔議案第97号について提案説明〕 426 ◯委員長(八木嘉之君)   これより、議案第94号から議案第98号までのうち福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  馬場委員。 427 ◯委員(馬場和子さん)   るるご説明ありがとうございました。説明に基づいて、所管事項についてお尋ねしたいと思います。  最後に説明いただきました病院事業会計についてですが、90ページです。待ち望んでいました分娩再開に向けての経費を計上されていますけれども、病院長初め、病院事務局長も奮闘していただいて、ありがたいと思っております。ドクターについては県から補助金として500万円ずつ、お二人分、計1,000万円の補助をしていただいていますが、ドクターの確保ができて、次は助産師で、600万円の助産師就業支援給付金を計上されています。600万円の内訳として1人120万円掛ける5人という数字の根拠と、120万円がほかと比べて妥当か、助産師が「行ってみよう」と思われるような金額なのか。お教えいただきたいと思います。  次に、47ページ、湖東定住自立圏学校給食センター管理運営事業で、光熱水費が補正予算として810万円計上されています。もともとの想定以上に電気代や水道代が要ったのか。大きい金額になった原因をお示しいただきたいと思います。  もう1点は、43ページ、埋蔵文化財発掘調査受託事業で600万円が計上されています。当初思っておられたよりも発掘調査の受託件数が増えたとのことですが、市内全域にいろんなところの発掘調査があると思いますけれども、どのへんで増えたのかをお示しいただきたい。  以上3点お願いいたします。 428 ◯委員長(八木嘉之君)   職員課長。 429 ◯職員課長(野崎孝志君)   先ほど助産師5人の根拠をお尋ねになられました。今は2名の方が着任されまして、準備を整えているところです。事前にお話もしておりますけれども、分娩150件を目標に考えております。現在5人の助産師がおります。150件の分娩を想定しますと、さらに5人程度の助産師の採用が必要で、現在助産師の募集を図っているところです。150件程度の分娩のためには、5人程度の助産師が必要と考えております。 430 ◯委員長(八木嘉之君)   学校給食センター所長。 431 ◯学校給食センター所長(黒澤茂樹君)   光熱水費の内訳ですが、電気代と上下水道代です。初めての施設ですので、当初、彦根市と食数と熱源がよく似た他市の給食センターの実績から算定させていただきました。実際に稼働しまして、4月から6月の厨房機器と空調のフル活動時の一月当たりの平均を見ますと、電気代もかなり増えておりましたし、水道代も増えておりました。  その主な原因ですが、本市の給食センターと参考とさせていただきました給食センターでは、空調設備のタイプが大きく変わっていることがわかりました。参考とさせていただきました給食センターの空調は、ヤマタノオロチみたいにダクトが幾つか出ておりまして、スポット的に空調するようなシステムであることがわかりました。それに比較しまして、当センターは埋め込み式で部屋全体を空調する設備ですので、学校給食衛生管理基準に従って決められた温度にするためには多少の電気代がかかったということです。  もう1点、上下水道につきましては、大きい施設はそうなのですが、直接、下水管に排水することはできません。一旦ためて、浄化して、下水道に排水します。当センターは駐車場前の下の方の場外施設に流しておりますけれども、場外施設内に微生物がいまして、その微生物で浄化して下水管に排水する仕組みとなっています。水温を60度以下にしておかないと微生物の活動が低下し、浄化能力が低下しますので、あえて水道を加えて排水しているということで上下水道代が増えたと判断しております。 432 ◯委員長(八木嘉之君)   文化財課長。 433 ◯文化財課長(稲野善行君)   文化財保護法に規定されます縄文時代から古代、中世の貝塚、古墳、住宅跡等の遺跡が地下に埋もれております、いわゆる周知の文化財包蔵地といいますのは、市内各所に約200カ所以上存在しています。包蔵地内で道路工事を初め宅地開発、住宅の建て替え等掘削工事が行われる場合は、まず建設工事前に試し掘りをしまして、遺構が確認された場合は本発掘調査といった形になります。原因者負担になるのですが、受託事業につきましては、そういった本発掘調査に係る経費です。当初予算では5カ所の本発掘調査を実施するための予算を計上しておりましたけれども、試し掘りの結果、遺構が確認された場所がさらに3カ所増え、合計8カ所になりました。増えた3カ所は、西今町で2カ所、高宮町で1カ所、それぞれ宅地造成や集合住宅等に係るものです。 434 ◯委員長(八木嘉之君)   職員課長。 435 ◯職員課長(野崎孝志君)   120万円の根拠につきましては、看護師の奨学金貸与を一月5万円にしておりますので、この5万円に12カ月を掛けます。また、要綱にて「助産師の資格を有し、市立病院に勤務しようとする者が、2年間勤務すること」を交付条件にさせていただこうと考えておりますので、その2年分ということで120万円という根拠になっております。 436 ◯委員長(八木嘉之君)   馬場委員。 437 ◯委員(馬場和子さん)   まず、助産師の方からお尋ねします。60万円掛ける2年分という根拠を教えていただきました。来てくださるためには、「給料的にもいい。行ってみようか」というのもきっかけになるし、周辺の状況もあるかと思うのです。この120万円で他市にも負けないくらい頑張って金額を示していただいているのかが気になるところです。それから、雇い入れはその都度なのか、一斉に求人をかけて、雇い入れて教育されるのか、その辺を教えていただきたい。  次に、給食センターについてです。電気代が上がったのは設備の違いからだという答弁でした。ということは、この電気代が今後も継続して必要になってくるということですので、予算計上の際には配慮していただかなければいけないと思います。それと、浄化してから排水する、微生物を使って環境に配慮した排水をするために、水もたくさん要る、お金もかかると理解しますが、環境や設備の違いも含め、今後予算計上する上で種々注意することと気づいたことがあればお聞きしたいと思います。  それから、文化財についてです。宅地開発が進めば進むほど、昔の遺構が見つかることもたくさんあります。これは想定外のことなので、補正というのは十分に考えられることだと思います。試し掘りで見つかり、本発掘調査をして、残しておかなければいけないとか、埋め戻すとか、いろんな判断があると思います。今後もフレキシブルに対応して、遺構を大事にし、住宅地でしたら迷惑がかからないように配慮しながらではありますが、その辺についてのお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 438 ◯委員長(八木嘉之君)   職員課長。 439 ◯職員課長(野崎孝志君)   ほかの病院との比較もありますが、今回は産科医が着任したことによる分娩の再開を想定しておりますので、看護師の奨学金の一月5万円を根拠にしたということです。今後、分娩および手術等も増えてまいりますので、現在、助産師の資格を有している3年以上の助産師業務経験者の職員の募集をしております。他の病院につきましては、看護師の奨学金の一月5万円を根拠となるおおむねの金額とされております。2年間というのはあくまで本院の交付要件ですので、適当だと考えております。今、助産師の募集をしておりますが、採用試験という形をとりますので、引き続き募集をしてまいりたいと思いますし、制度的なことの周知も図ってまいりたいと考えております。 440 ◯委員長(八木嘉之君)   学校給食センター所長。 441 ◯学校給食センター所長(黒澤茂樹君)   電気代につきましては、ほぼ1年間の予想がわかりましたので、このままで毎年になると思いますが、できる限り節電につなげたいということで、既に事務所と物品の検収室、下処理室の蛍光灯は間引きして運営しております。また、水道代につきましては、洗浄にも使いますので、これ以上節約するわけにはいきません。1年間、大体これくらいということがわかりましたので、来年もこのあたりの数字になると思っております。 442 ◯委員長(八木嘉之君)   文化財課長。 443 ◯文化財課長(稲野善行君)   包蔵地の発掘につきましては、地下に埋もれた遺構ですので、そのまま触らない、そっとしておくというのが基本です。遺構が確認された場合、試し掘りや本調査をさせていただいて、大きな遺跡あるいは史跡等の場合はそのまま史跡公園にしたり、保存するという方法もありますが、通常の場合は住宅開発等によって遺構が壊れてしまいますので、遺構を記録して保存するというのが第一条件になっております。住宅開発等の場合は、分譲住宅でしたら発売等の期限も決まっておりますので、先方から「できるだけ急いでくれ」というお話もあります。こちらの方も全部掘ってしまうわけではなく、極力遺構は壊さないよう、基礎の図面を見せていただいて、極力掘る部分は少なくさせてもらって、できるだけ工期も短くなるように努力しておりますので、よろしくお願いします。 444 ◯委員長(八木嘉之君)   馬場委員。 445 ◯委員(馬場和子さん)   ありがとうございます。  1点だけ。助産師の就業支援給付金ですけれども、採用試験を実施するということは、募集をかけて、一斉に試験を受けるのだと理解していますが、そのことについてお答えいただきたいと思います。それから、本格的に再開する時期を目指して、ある程度足慣らしの期間も必要ではないかと思いますが、その辺も鑑みて、どれぐらいの余裕を持っておられるのかをお聞かせいただきたいと思います。 446 ◯委員長(八木嘉之君)   職員課長。 447 ◯職員課長(野崎孝志君)   募集は一斉かということですが、3年以上の助産師業務の経験者を入れるということで随時試験です。何日と日にちを決めるのではなく、応募がありましたら、その都度、採用試験をさせていただくという形をとっております。それから、4月の本格的再開に向けてめどをつけていくには、医師も着任していただいておりますので、とにかく早く助産師を採用したいと考えております。採用試験のみならず、足りない分は人材紹介会社等を使っての採用も考えておりますので、4月には何とか5人をそろえてまいりたいと考えております。 448 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 449 ◯委員(山田多津子さん)   まず、病院会計についてお尋ねしたいと思います。
     C型肝炎の治療に係る薬品費の補正ということで1億3,000万円と、非常に高額な補正予算が出ています。この薬の効果は検証されたのかどうかをお聞きしたい。  ほかの医療機関ではどのような利用実績があるのか。これも調査されたのかどうか。  先ほど保険対象だと説明されたと思うのですが、高額医療で、ご本人への負担はその範囲内で済むのか。  3点お聞かせいただきたいと思います。 450 ◯委員長(八木嘉之君)   病院長。 451 ◯病院長(金子隆昭君)   ハーボニーという薬なんですけれども、この薬は血液中からC型肝炎ウイルスを排除するという効果のある薬です。C型肝炎ウイルスというのは、持続感染を起こして、肝硬変になって、やがては肝臓がんになるという病気です。日本では大体200万人ぐらいが持続感染を起こしていると言われています。いろんな治療があって、有名でよく使われるのがインターフェロンです。けれども、インターフェロンはうつになるとか、かなり副作用が強い。それ以外にも薬はあるのですけれども、どれもインターフェロンと併用あるいは多剤、2種類、3種類併用ということになるわけです。今回新しく9月から日本で認められ、使えるようになったハーボニーという薬は、これ1剤、1日1回飲めばいいという薬なんです。1錠が8万円を超えますので非常に高額です。28錠が一つのボトルに入っています。要するに4週間分ですけれども、この薬は12週間続けて飲んで、それで治療終了ということになるわけです。1錠8万円何がしの薬で、1ボトル220万円程度、それがボトルで3本分ですからさらに3倍となります。全てのC型肝炎の患者さんに使えるわけではなく、遺伝子系がタイプ1から6まであって、タイプ1というC型肝炎ウイルスにしか効果はありません。それが大体20人だろうということで、そこに示してある金額になっているということです。  治療の効果なんですけれども、データがありまして、国立国際医療研究センターの資料なんですが、治療効果を何で判定するかというと、薬を12週間飲ませて、ウイルスがどれだけ検出されるかというものです。検出の最低限に引っかかるかどうかということで見るのですけれども、100%の効果があります。著効率100%ということです。24週間たっても100%は維持されています。ですから、この1錠を12週続けて飲むことによって、血液中からウイルスがなくなってしまうということを示しています。こういう効果の高い薬というのはほかにはないわけです。  実際どれだけ使われているかに関しては、手元に詳しい資料がありません。9月から使われるようになったということですので、まだまだ考えているところが多い段階ではないかと思いますけれども、当院には肝臓専門医がおります。そういう薬を採用することよって、患者さんに対する治療の提示の選択肢も広がるということもございますので、このようにさせていただいたということです。 452 ◯委員長(八木嘉之君)   医事課長。 453 ◯医事課長(高月多智男君)   ご質問のございました高額医療の関係ですが、今回この薬を使っていただきますC型肝炎患者につきましては、上限1万円程度になるかと思います。残りの分については保険対応になるということです。 454 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 455 ◯委員(山田多津子さん)   非常によくわかりました。ただ、タイプ1の方にしか適用できないということでした。国の方で承認された新薬だと思います。より多くの方に適用されればいいと思います。他の医療機関での実績というのは、まだ9月から販売が始まったばかりですので、ぜひ検証も含めて見ていただきたい。効果的な使用をしていただきたいということを申し添えておきたいと思います。 456 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。  山田委員。 457 ◯委員(山田多津子さん)   概要書の3ページ、保育所等の給付費のことでお尋ねしたい。子ども・子育て支援新制度は、非常に複雑で、なかなか理解しがたいところなんですが、公定価格は今年の4月から適用されていると思うのです。今この時期にこういう補正予算が出てきたことの説明をしていただきたいと思います。  地域区分が100分の3から100分の6になったということは、平たく言って、処遇改善のためのものなのかどうか。保育士はどうしても都市部に集中する。こういう地域はなかなか保育士の確保ができないので、こういう地域区分が出て、処遇改善のために単価が引き上げられたのか。そういうことにも使えるのかも含めて、お尋ねしたいと思います。  それから、3歳児保育特別配置が施設型給付費の3歳児配置改善加算に変わっています。今の制度は、3歳児20人に対して保育士1人を、15人に対して1人となるように保育士を加配するための経費を確保できる制度だと理解しているのですが、内容が変わっていないのかを確認したい。よろしくお願いします。 458 ◯委員長(八木嘉之君)   幼児課長。 459 ◯幼児課長(大久保裕次君)   一つ目です。今回、公定価格についての大幅な制度変更があったということで、議案の概要書にも書かせていただいておりますが、この制度は4月1日から始まっております。4月分から新制度に基づきまして、委託料の支払いも始めているところです。当初予算は旧制度の単価で見積もっておりましたので、今回、新制度の単価で改めて見積もりし直し、増額をお願いするものです。国や県から制度の基準が示されてきた時期なんですが、平成26年度は適宜、原案として情報提供がありました。その後、特に公定価格は3月31日付の告示内容が、今年の4月中旬に、県から我々の方に正式に示されたものです。さらに、4月22日に、県の方で担当者会議を開かれ、そこで具体的な説明も受けてきたところです。そういった体系が示されて以降、各園におきまして給付費や補助金の申請内容をまとめるのに時間を要しましたので、9月には間に合わず、今回お願いすることになったものです。  二つ目です。100分の3地域から100分の6地域というお話です。地域区分につきましては、地域間に存在します人件費の格差を勘案しまして、単価に差を設けることで地域間格差を和らげようとするものです。保育所の所在する地域におきまして全国で8区分設けられており、彦根市は今回から一つ上がりまして100分の6地域になりました。これが処遇加算に該当するかというと、それは違います。議案の概要書の3ページの1番でご説明しています基本部分の単価の中に加算項目が入っていますので、そこで加味しています。  三つ目です。3歳児保育特別配置の関係です。議案の概要書の4ページの一番上に低年齢児保育事業というのが書かれております。従来は補助金ということで、3歳児が27人以上いる園は対象になって、27人未満の園は加配の対象にはなっていませんでした。今回は、この部分を制度的により充実させたと考えているところです。26人の園でも、25人の園でも、職員配置の体制が整えば加算の対象にはなってくるということです。 460 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 461 ◯委員(山田多津子さん)   公定価格については、国の方の提示が遅れた。スタートさせると言いながら、4月に入ってからやっと公定価格の提示があったということで、園の方には確定をして順次この公定価格による給付費という形でお支払いされているのですね。確認です。  それから、処遇改善と申し上げたのですが、現場の保育所等に聞きますと、「単価の引き上げがあったことによって保育士の確保がしやすくなった」というようなお話があります。ただ、まだまだ保育士の確保は難しいのです。低年齢児の問題とか、時間延長の問題とかあるのですが、朝の8時半から夕方の6時半までが標準時間に設定されています。既にこの長い時間は交代勤務をしないと保育士の配置ができない。6時半から7時とか7時半まで延長保育をされているところについては延長分がつくことになっていると思うのですが、保育士の確保については、公定価格が変わって区分替えがあったということも加味して、市の方も丁寧な説明をしながら、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、3歳児の部分ですけれども、27人以上の保育をしながら20人が基本ですか。15人が基本になりますか。保育士の確保については、15人以上の保育から2人目の配置ができるのか。今までは27人以上という基準になっていますが、制度が変わって3歳児配置改善加算ということになれば、26人、25人でも、基準保育をしていて、15人以上の保育から2人目の保育士配置になるのかどうか。その辺の確認をお願いします。 462 ◯委員長(八木嘉之君)   幼児課長。 463 ◯幼児課長(大久保裕次君)   委員のお話のとおりです。今までは27人以上の園でなければ加算の対象ではなかったですけれども、27人であってもなくても全ての園が、基準の体制を整えていて、結果的に15対1の職員配置であれば加算の対象になってくるというものです。 464 ◯委員長(八木嘉之君)   もう一つ、公定価格の質問があったかと思います。  幼児課長。 465 ◯幼児課長(大久保裕次君)   公定価格の分につきましては、4月から順次お支払いしているところです。 466 ◯委員長(八木嘉之君)   山田委員。 467 ◯委員(山田多津子さん)   これは現場からの声です。非常にややこしい制度で、申請書類が多い。先ほど公定価格から園への給付費を確定するのに、順次聞き取りや調査をされているとお聞きしましたが、毎月、子どもの変動があるたびに書類を書き直さなければならない。だから、こういう補正予算が出てくると思うのです。先ほども申し上げましたけれども、現場には丁寧な説明をしていただく。できるだけ簡略化できるような方法も含めて、園の方に対応していただきたいということをお願いしたいと思います。  以上です。 468 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 469 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、議案第94号から議案第98号までのうち、福祉病院教育常任委員会の所管事項に相当する予算部分に対する質疑は、これにて終了します。  以上をもちまして、本委員会に付託されました議案第94号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)、議案第95号平成27年度(2015年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第96号平成27年度(2015年度)彦根市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第97号平成27年度(2015年度)彦根市立病院事業会計補正予算(第3号)、議案第98号平成27年度(2015年度)彦根市水道事業会計補正予算(第2号)の質疑を終結します。  暫時休憩します。                                午後4時53分休憩                                午後5時10分再開 470 ◯委員長(八木嘉之君)   休憩前に引き続き委員会を再開します。  これより、議案第94号から議案第98号までの各議案に対する討論を行います。  討論はありませんか。  獅山委員。 471 ◯委員(獅山向洋君)   既にいろいろと質問いたしましたのでおわかりかと思いますが、稲枝駅に関する債務負担行為補正と副市長の1名増に関する予算、この二つについて反対討論を行います。もちろんこれは修正でも何でもありませんので、全体としての予算に対して反対ということにはなります。  まず、稲枝駅の問題です。本日ある程度皆さんにもご理解いただけたと思いますが、基本協定書が二つございまして、その基本協定書にはいずれも同じ内容の条文があるということです。「工事の施工に伴う損害は乙(JR西日本)の責めによる場合を除いて彦根市が負担するものとする」となっているわけです。皆さん、どうお考えでしょうか。現在の稲枝駅の土地、JR西日本の土地ですが、そこに大量の石炭の燃え殻があった。こんなことは、JR西日本は知り得るべきだったと思いますし、逆に知らなかったとしても、JR西日本の土地に埋められていたものですから、JR西日本の責めによるものだと考えるのが極めて常識的であろうし、また法律論としても、こういう常識的な問題で法律構成をするというのが当然ではないかと思っております。  ところが、法律相談された結果では、彦根市がまず負担しなければいけないというような結論になっているようで、これは非常におかしな話だということです。しかも、一旦払うけれども、後に求償権を行使して取り戻すつもりというようなことを言っているわけで、法律家としてはこれも非常におかしな話です。なぜかと言いますと、先ほど申しましたように、JR西日本の責めによる場合を除いて彦根市の負担になるわけですから、端的にJR西日本の責めによる場合はJR西日本が金を出すのは当たり前の話であって、それなのに一旦払ってから後で取り返すというような、ばかばかしい法律論というのはあり得ないと思っております。  それから、もう一つは、期間が延びるということと損害に関する2億3,000万円余のお金です。これについては協定書を変更して、議会の承認を得るというわけです。協定書を変更してしまって、その後で求償権交渉をするというのは、普通はあり得ません。恐らく裁判を起こしても、裁判官の方は「何を言っているのだ。それならばそのときにさっさとしておけばよかったのだ。一旦協定書を結んでしまってから返してくれなんていう、そんなばかな話はありません」と言うに違いないのです。これはまさに既成事実を尊重するということです。  そのようなおかしな法律論を展開した上で、彦根市がまず負担しなければいけないようになっているのですが、こういう法律論を出すからには、まず第一の意見としてそういうものが出てきても、2億3,000万円余のお金がかかっていることですから、普通の会社ならばその事業費の2億3,000万円の1%ぐらい、230万円ぐらいは法律論を明確にしておくために金を使うものなんです。ところが、ただ顧問弁護士の意見ということで、顧問料だけで、こんな大きなお金に関して物事を決めるということは、私の感覚では考えられない。民間企業にお聞きになっても、考えられないと言うかもしれません。お金を使わなければいけないということと同時に、そのお金を使って複数の事務所にきちっといろいろな見解を問い質す必要があると思います。彦根市に責任があると言うところはそれなりの理論を展開するだろうし、JR西日本の問題だと言うならばそれなりの理論展開をするに違いないと思います。それをきちっと読んだ上で、最後はリーダーシップといいますか、トップが判断しなければいけない問題なんです。ところが、そういうことも何もせずに、お金も使わず、複数の事務所にも聞かない。  それと、ただ単なる法律相談というのは、私の経験で言うのはおかしいのですが、弁護士は幾らでも言い逃れができるのです。文書として残っていれば、「この判断はこの部分がおかしいのではないか」と言えるのですが、言葉だけで聞いていれば、「実は、あのときはこのように言ったけれども、これはこういう理由だったのだ」と言い逃れができるのです。やはり、これだけの金額の問題については、鑑定書というと大げさですけれども、文書としてきちっと残しておかなければいけないのです。  こういう手続を経た上で、市議会に対して、「こういうようなことで、トップとしてはこういう判断をしたから、ひとつ議案を通してもらいたい」というのが当たり前の話なんです。こういう手続をしっかりとせずに、手続上の欠陥があるものを出しているということは、トップの責任になりかねない。簡単に言ったら、法律論を十分に尽くさずに出して彦根市に損害をかけたということになりかねない。  副市長は「セカンドオピニオンを」とおっしゃったようですけれども、市長としてそういうことをわきまえてやっていただかないと彦根市がまず損害を受ける。その次に、私はやるつもりでおりますけれども、今度は誰かが住民監査請求をやって、当面は十分な議論が尽くされていないから差し止めを求めるし、もしこれを執行されたならば、「市長はこういう損害を彦根市に与えたから、彦根市は市長に対して金を返せ、金を払えという請求をしろ」というような住民訴訟を起こさざるを得ないわけです。  市長は、私が言うと、何でもかんでも反対するみたいにお考えになっているような気がするのですが、そうではないのです。市長のために一生懸命言っているのだし、彦根市のためにも一生懸命言っているのだけれども、どうもその辺の私の気持ちが理解いただけないようなので、本当に残念に思っております。  そういうことで、たくさん質問をして、聞いておられた方はある程度理解しておられると思いますけれども、やはりこういう大きい金額のものについては彦根市として十分な対応をしておく必要があろうかと思います。  最後に、こういうことをやっていると稲枝駅の工事が遅れるのではないかというような心配をする方がたくさんおられるようですが、そうではないのです。変更基本協定書にあるように、JR西日本に責任があるのに工事をとめたりしたら、完成期限は平成28年12月末日と書いてあるわけですから、このとおり守らなければ遅れた日数に応じて損害金を請求するのは当たり前なのです。駆け引きとしては、先ほど私は「脅し」という言葉を使いましたけれども、何だか脅されるような雰囲気があって、JR西日本から「いつでもとめるよ」と言われて、びくびくしながら交渉しているようでは、話にならない。本当は弁護士に依頼してでも、そういう脅しに乗らず、むしろ法律論できちっと対応できるようにすべきではないか。そうすれば、彦根市も市民の血税を使わなくても済むし、彦根市長もやっかいな住民訴訟でいろいろと心配せずに済むのではないかと思っております。  これが、債務負担行為補正に関する私の反対討論です。  次に、副市長2人制に関する当面は300万円ほどの補正予算です。  もし1期4年間おやりになれば、退職金も含めて6,500万円余のお金を使うことになるわけです。彦根市民から考えれば、大変な税金のむだ遣いではないかと言われる可能性があるのです。それならば、なぜ必要かということです。今回はたまたま彦根市の職員という話もあるので、300万円丸々損をするわけではありませんけれども、もし外部の人が来る場合、来年度まで待ってもいいのに、今なぜ300万円の予算を出すのかということも大きな問題です。  そういう点で、いろいろと質問したわけですけれども、「いろんな事業がたくさんあるから、円滑に執行するために、トップマネジメントを強化する」ということでした。具体的にいろんな事業について聞きましたけれども、何も急ぐ内容ではないのです。また、副市長が2人いないとやれないような事業ではございません。むしろ、市長が的確に判断して指示していけば、有能な職員がたくさんいるわけですし、広域行政組合や定住自立圏においても市長よりも行政経験の多い町長さんもたくさんおられますので、彦根市がこんな大きな金を出さざるを得ない状況では全くない。同時に、今、こういうような予算を組まないと来年度が迎えられないような状況があるのかと言えば、そんな状況も全くありません。むしろ、こういうものを提案すること自体、直接的には山根副市長が一番ご立腹ではないか。表向きはどうおっしゃっているかはわかりませんけれども、ご立腹ではないか。職員も、「自分たちは一生懸命やっているのに、もう1人、副市長がいないとだめなのか」というような気持ちも持つ。広域ごみ処理施設の問題であれば、副管理者の町長さんも、「広域ごみ処理施設はこのように進めているのに、この問題についてまた副市長が要るというのはどういうことなんだ」ということで、彦根市に対して不信感をお持ちになるのではないかと思っております。今回の副市長に関しては非常に疑問が多い。しかも、市民の税金のむだ遣いであると考えております。  私は質問の中でも再々申し上げましたけれども、今回の本庁舎耐震化整備事業なんかを見ましても、トップである市長の自己マネジメントができていない。職員のヒアリング結果も尊重しないとか、市議会の付帯決議も尊重しないとか、そういう反発のもとに、これだけいろんな問題が起きて、ほかの事業にまで影響を及ぼしているわけです。やはり、市長自身が自己のマネジメントをおやりになることが一番重要である。それをやらない限り、もう1人副市長がいても、いろいろ助言をしても市長が言うことを聞かないのならば何の意味もないのです。  私は、彦根市民にもこういう状況を認識してもらいたいと思いますし、同時に、市議会議員もなぜこんなことにお金が必要なのかということをもう一度考えてほしい。市長は否定しておられるのでしようがありませんけれども、やはり市長の個人的な願望に過ぎず、彦根市全体、彦根市役所全体を客観的に、総合的に考えて出てきた人事だとは到底思えない。私どもはそういう個人的な願望について、こんなことを通していいのかということをしっかりと考えていただきたいと思っております。  以上で私の反対討論を終わります。 472 ◯委員長(八木嘉之君)   獅山委員に確認します。議案第94号に対する反対討論ということでよろしいですか。 473 ◯委員(獅山向洋君)   そういうことです。 474 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。  山田委員。 475 ◯委員(山田多津子さん)   私も、議案第94号の一般会計補正予算に対して、反対の討論をしたいと思います。  市政運営にいろいろ努力をしていただいているということは皆さんに敬意を表するのですが、今回の副市長の2人体制に対して補正予算が組まれているという点です。いろいろ質疑させてもらったのですが、今年の3月の時点で、市長はこのようにおっしゃっています。「山根副市長には、さまざまな行政分野や困難な事案にも豊富な知識と経験から的確な指示を職員に与えていただいている。市の政策決定や実施の過程においてはさまざまな問題があるけれども、副市長には私の指示を受けて市政全般の政策や企画をつかさどって職員を監督していただいている。職員の意を酌みながら円滑に業務が遂行できるように、私と職員の調整役もしていただいている」と大変評価され、「2名の配置は考えていない」と答弁されています。それから8カ月たちました。この間にいろんな事業が出てきて、具体化してきた。だから、任務分担も含めて、もう1人の副市長を選任するための補正予算を可決していただきたいという提案でした。私は何度もお聞きしたのですが、必要だという具体性が全く見えない。抽象的な答弁しかなかったと言わざるを得ないのです。  理由づけに市民体育センターや広域ごみ処理施設の問題などを言っておられますけれども、理由が後づけであるようにしか思えません。職員が大変努力されている中で、市長がもっと歩み寄るという点と、市長の姿勢こそが問われていると思います。だから、安易に2人目の副市長の予算を絶対に認めるわけにいかない。皆さんもお聞きになって、理由の具体性がないと言わざるを得ないと思うのです。職員も、山根副市長も、本当に努力されていることを否定されていると言わざるを得ないと思います。  今回の補正予算は、この部分について反対といたします。  以上です。 476 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。  安澤委員。 477 ◯委員(安澤 勝君)   賛成の立場で討論させていただきます。  本予算特別委員会の質疑は、執行部からは幾度となく同様の答弁があり、議論が深まらない状況でありました。今後は十分協議をいただき、委員会、あるいは明日から始まる常任委員会に臨んでいただきたいと思います。  特に議論がありました1点目の稲枝駅の工事で石炭の燃え殻が発見されたことにより2億3,180万円限度額を増額する債務負担行為補正の件につきましては、本市が一旦負担することになりますが、顧問弁護士の見解だけではなく、セカンドオピニオンを受けられ、強力な弁護団を結成するなどして、万全の体制でJRに対し臨んでいただきたいと思います。  また、稲枝駅の工事については、これまでも問題が発生するたびに工期に遅延が生じ、稲枝駅を利用されておられる方々や地域の住民の皆さんは「またか」と落胆されると思われます。稲枝地域の皆さんの期待に応え、これ以上工期の遅れを発生させないために、本委員会での議論を踏まえながら十分な対応をして、本市に不利な条件にならないように推進していただければと考えます。  また、副市長2人制については、特に市長の答弁について委員長から注意を促されるほどであったことは遺憾に思うところです。また、質問にもありましたが、なぜあとお一人必要なのかということを明確に示されなかったことは、答弁としては残念でありました。市長におかれましては、副市長、部長を初め各職員の意見に耳を傾け、2人の副市長の任務をしっかり指示され、執行部が一丸となって市政運営に取り組んでいただきたいと思います。  再度申し上げておきますが、本委員会で議論されたことをしっかり頭に置いて、今後の諸課題に対応していただけることを期待し、議案第94号の賛成討論といたします。 478 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。  夏川委員。 479 ◯委員(夏川嘉一郎君)   議案第94号に賛成の立場で討論したいと思います。  まず、稲枝駅の工事で石炭の燃え殻が発見された話です。一旦とめて違う弁護士を呼んだり、いろんな弁護士との相談をすべきという意見がありましたけれども、先ほどの答弁の中で、JR西日本と信頼関係がある中で進めているという話がありました。これを信頼します。米原の事例が出てきましたけれども、恐らく全国の旧国鉄の中ではいろんな事例があるのだろうと思います。それを早急に調査して、資料や情報をそろえてもらって、走りながらではありますけれども、しっかりとJR西日本との交渉を有利にもっていってもらいたい。  それから、副市長2人体制の話です。先ほどのいろんな意見の中で、一つ一つを取り上げて、この問題はなぜだめなのかというやりとりがありましたけれども、総合的に考えてみると、ごみの問題、国体、本庁舎、世界遺産、図書館、この辺はここ2、3年でけりをつけなければならない。この全部が非常に裾野が広く、いろんな人と合意形成をしないといけない。それを考えてみても、補佐役、市長の言われているトップマネジメントの強化は必要ではないか。数学のように、一つ一つをだめだと言っても解決できる問題ではない。グロスで考えたときに、これは大変な時期だと考えます。  そういうものを総合しまして、私は議案第94号に賛成です。  以上です。 480 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。  中野委員。 481 ◯委員(中野正剛君)   私も賛成の立場で討論させてもらいます。  難しいことは言えませんけれども、話を聞かせていただいて、JR西日本も夏川委員が言われたように、紳士的に対応しているということですから、10対0で彦根市を蹴飛ばすというようには、私には聞こえませんでした。  それと、副市長2人制の件ですけれども、確かに2025年問題を見据えなければならないし、国体やいろんな施設の問題が山積みになっている。彦根市にとって今が本当に勝負時だと感じます。そのときに万全の態勢をとる方がいいのではないか。それを「必要ない」と言って蹴飛ばして、いざ数年たってみて、彦根市が出遅れたとか、そういうことがあってはならないと思います。  私も賛成の立場をとらせていただきます。 482 ◯委員長(八木嘉之君)   中野委員、議案第94号の賛成討論ということで。 483 ◯委員(中野正剛君)   はい。 484 ◯委員長(八木嘉之君)   ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 485 ◯委員長(八木嘉之君)   なければ、議案に対する討論はこれにて終了します。  以上をもって、全議案に対する質疑および討論を終了します。  ただいまから採決を行います。
     まず、議案第94号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第94号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 486 ◯委員長(八木嘉之君)   お座りください。起立多数であります。よって、議案第94号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第95号平成27年度(2015年度)彦根市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 487 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第95号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第96号平成27年度(2015年度)彦根市下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 488 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第96号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第97号平成27年度(2015年度)彦根市立病院事業会計補正予算(第3号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 489 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第97号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第98号平成27年度(2015年度)彦根市水道事業会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 490 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認めます。  よって、議案第98号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了します。  なお、本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 491 ◯委員長(八木嘉之君)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で予算特別委員会を閉じます。  お疲れさまでございました。                                午後5時39分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...