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  1. 彦根市議会 2015-06-01
    平成27年6月定例会(第12号) 本文


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            午前9時06分開議 ◯議長(西川正義君) 皆さん、改めまして、おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。 ────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(西川正義君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、16番中野正剛君、および17番山内善男君を指名いたします。 ────────────────── 日程第2 議案第52号から議案第78号ま で、および請願(委員長報告・質疑・討 論・採決) 3 ◯議長(西川正義君) 日程第2、委員会報告書が提出されましたので、議案第52号から議案第78号まで、および請願を一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  その順位は、予算特別委員長福祉病院教育常任委員長市民産業建設常任委員長企画総務消防常任委員長の順とし、順次ご登壇願います。  予算特別委員長八木嘉之君。八木君。 〔予算特別委員長八木嘉之君)登壇〕 4 ◯予算特別委員長八木嘉之君) 予算特別委員会委員長報告を行います。  今期定例会において、本委員会に付託されました議案審査のため、6月18日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告をいたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第2号)、議案第53号平成27年度(2015年度)彦根市立病院事業会計補正予算(第1号)、議案第54号平成27年度(2015年度)彦根市水道事業会計補正予算(第1号)の3件でありました。  議案第52号は賛成多数で、議案第53号および議案第54号については全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議案第52号については、本庁舎耐震化整備に係る関連予算を減額する修正案が提案され、審査の結果、賛成少数で否決されました。
     この議案第52号に対する修正案に対しては、賛成の立場から、本庁舎耐震化整備に関する予算について、このまま進んでいってよいのか危惧する、什器類については職員の意見を十分聞くことが市民サービスにつながる、その上でコンサルの意見を聞くべきである。また、昨年12月18日付の付帯決議で求めた窓口ワンフロア化などもされておらず、もっと検討する時間が必要である、来庁者と職員の安全の観点から、一日も早くしないといけないという認識はある、今後50年使う市役所であり、このまま進んでよいのかと思う、市長は市民や職員との対話に欠けており、もう一度、時間をかけて考え直すべきである、などの理由で修正案に賛成するという討論がありました。  また、議案第52号の原案に対して反対の立場から、仮設庁舎の建設に関しては、現行案と今回実施案のどちらかに賛同するのではなく、観光都市彦根の玄関口である彦根駅東口に豊島区のような役所やマンションなどが入った総合施設を彦根のシンボルとして建設して、中京圏のベッドタウンとして人口問題に対処することを考えると、今回の計画では市民に胸を張れるものではないので反対をする。  同じく反対の立場から、消費税の引き上げに伴う料金改定があるが、景気の回復の実感のない市民に追い打ちをかける負担増は回避していただきたいという思い、また、マイナンバー制度の導入は、年金情報の流出問題で心配する国民も多く、12月の導入は望んでいないという世論調査もあり反対する、という討論がありました。  一方、議案第52号の原案に対して賛成の立場から、本庁舎耐震化についてはさまざまな指摘があったが、来庁者の安全を勘案すると、敷地内で作業するよりは東口に仮設庁舎を建設するべきである、付帯決議に対して時期の明言はなかったが、これからワンフロア化を進め、県と誠心誠意理解を得られるような話し合いをお願いして賛成をする。  また、安全確保のために一日も早く耐震化するべきであり、これまでの提案の手順には問題はあるものの、限られた時間の中であることを理解し、市長の責任において滋賀県との交渉、市民の安全確保を執行されることをお願いして賛成する。さらには、耐震工事は人の命にかかわることである、市長が誠意を尽くして交渉することを信じて、一日でも早く進むように賛成する、という討論があったことを申し添えます。  以上をもって、予算特別委員会委員長報告を終わります。 5 ◯議長(西川正義君) 福祉病院教育常任委員長山田多津子さん。山田さん。 〔福祉病院教育常任委員長山田多津子 さん)登壇〕 6 ◯福祉病院教育常任委員長山田多津子さん) 福祉病院教育常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会におきまして、本委員会に付託されました議案審査のため、6月19日に本委員会を開き、慎重に審査をいたしましたその経過ならびに結果について報告をいたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第59号彦根市子どもセンターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第60号彦根市公民館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第61号彦根市民会館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第62号ひこね市文化プラザの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第63号彦根市高宮地域文化センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第64号みずほ文化センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第65号彦根市民体育センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第66号彦根市地域体育館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第67号彦根市立学校運動場照明設備の使用に関する条例の一部を改正する条例案の9件でありましたが、異議なく可決すべきものと決しました。  以上をもちまして、福祉病院教育常任委員会委員長報告を終わります。 7 ◯議長(西川正義君) 市民産業建設常任委員長上杉正敏君。上杉君。 〔市民産業建設常任委員長上杉正敏君) 登壇〕 8 ◯市民産業建設常任委員長上杉正敏君) 市民産業建設常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において、本委員会に付託されました議案および請願審査のため、6月22日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告いたします。  本委員会に付託されました議案は、議案第57号彦根市廃棄物の処理および清掃に関する条例の一部を改正する条例案、議案第68号彦根市男女共同参画センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第69号ひこね燦ぱれすの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第70号彦根市農村環境改善センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第71号彦根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案、議案第72号彦根市準用河川に関する占用料条例の一部を改正する条例案、議案第73号彦根市公園条例の一部を改正する条例案、議案第74号彦根市駐車場の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第75号彦根市自転車駐車場条例の一部を改正する条例案、議案第76号彦根市自転車等の放置の防止に関する条例の一部を改正する条例案の10件でありましたが、議案第57号、議案第68号から議案第70号まで、議案第73号から議案第76号までの8件は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  また、議案第71号および議案第72号は、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議案第57号、議案第68号から議案第70号まで、議案第73号から議案第76号までに対しては、いずれも消費税が5%から8%に増税されたことに伴い各施設等の使用料を値上げするものである、消費税増税で市民の生活は逼迫しており、市は消費税が8%に引き上げられたときは様子を見ようとしてくれた、引き続き努力をしてほしいので議案には反対するという討論がありました。  次に、請願の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました請願は、請願第3号子ども医療費助成制度の拡充を求める請願書の1件でありましたが、起立少数で、不採択とすべきものと決しました。  この請願に対しては、委員から、子どもの医療費の助成を拡充することにおける財政負担について担当課への確認があった後、子育てしやすい環境の整備をするという請願の趣旨には賛同するが、財政状況も考えると段階的に制度の拡充をしていく必要があることから、今回の請願には反対するという発言がありましたので申し添えます。  以上をもって、市民産業建設常任委員会委員長報告を終わります。 9 ◯議長(西川正義君) 企画総務消防常任委員長、安居正倫君。安居君。 〔企画総務消防常任委員長(安居正倫君) 登壇〕 10 ◯企画総務消防常任委員長(安居正倫君) 企画総務消防常任委員会委員長報告を行います。  今期定例会において、本委員会に付託されました議案および請願審査のため、6月23日に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告をいたします。  本委員会に付託された議案は、議案第55号彦根市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案、議案第56号彦根市市税条例等の一部を改正する条例案、議案第58号彦根市荒神山自然の家の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案、議案第77号財産の取得につき議決を求めることについて、議案第78号財産の取得につき議決を求めることについての5件でありましたが、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願の審査結果について報告をいたします。  本委員会に付託されました請願は、請願第4号集団的自衛権の行使を具体化する法案の慎重審議を求める請願書の1件でありましたが、起立少数で、不採択とすべきものと決しました。  以上をもって、企画総務消防常任委員会委員長報告を終わります。 11 ◯議長(西川正義君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ここで、議案第52号に対しては、1番谷口典隆君ほか3名から修正案が会議案第3号として提出されております。  この際、提出者の説明を求めます。  1番谷口典隆君。谷口君。   〔1番(谷口典隆君)登壇〕 12 ◯1番(谷口典隆君) 私から、会議案第3号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第2号)修正案の提出に当たり、提案説明をさせていただきます。  本修正案は、今期定例会に市長から提案されております議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第2号)中の本庁舎耐震化整備事業に係る経費のみを削減する減額修正を行おうとするものであります。  市役所本庁舎耐震化整備事業については、本会議での質疑ならびに一般質問でも取り上げられましたが、市長からは同整備事業を推進するに当たり、議員からの質問や不明な点について明確な根拠や理由などを明らかにされることはありませんでした。  むしろ、昨年の12月議会において多くの議員の賛同を得て可決された平成26年度一般会計補正予算(第6号)に対する付帯決議を軽んじ、同決議の中で、特段の配慮を求めた五つの項目が主眼であるにもかかわらず、その多くを履行しようとする意思がないことが明白になり、これは市長による議会軽視と言わざるを得ません。  中でも、付帯決議に盛り込まれた、庁舎の分散化を避け、市民会館にある各部局の執務スペースを確保するため、本庁舎の増築を求める事項については、本庁舎の実施設計に増築計画は盛り込まれておらず、本会議ではこのことについて、「年次的に集約化への検討を進めるため、今回の耐震化整備事業と同時並行にその結論は出せない」との答弁を繰り返されました。  しかしその一方で、23日に開催されました企画総務消防常任委員会一般質問では、市民会館にある各部局の機能集約化の質問に対し、「平成28年度末に本庁舎が耐震化されたら統合し、同時に執務を開始したい」と答え、本会議での答弁を翻されました。  新聞報道によりますと、さらにはその後、報道機関に対し、「配置をやりくりして対応したい。また、必要なら必要な手だてをしていく」と述べるなど、基本的な考え方に一貫性がないどころか、場当たり的な市長の発言は信憑性に欠け、信頼を寄せるにはほど遠く、仮設庁舎に係る予算のみならず、市役所本庁舎耐震化整備事業の基本計画も予算審議の判断材料とする我々議員に対して、その対応は不誠実としか言いようがありません。  また大久保市長は、市長就任時に市の財政が厳しく平成29年度当初予算が組めないとの説明を受けたとの認識に基づき、コストダウンのために工法の見直しを初め、本庁舎耐震化整備の事業費の抑制に取り組んでこられました。  しかし、この6月議会の本会議では、その根拠が市長の勘違いであり、正確には平成29年度単年度収支は赤字になるが、基金を取り崩すことによって予算組みは可能であったとの事実が明らかになりました。  このことは、現庁舎に隣接する県有地の購入を市長独自の判断で白紙に戻したことにも起因する大事な認識の違いであり、さらには、仮設庁舎を現庁舎敷地内に建設できない理由として来庁者の安全確保の観点を挙げておられますが、その原因となった、市長が県有地を購入しないと判断した理由を明らかにするよう求めた私の質問にも、何ら明確な答弁を得られませんでした。  このように正確性を欠き、不明瞭かつ不誠実な答弁が繰り返される中で、本庁舎耐震化整備事業に係る予算を認めては、我々議員は市民に対し十分な説明責任を果たすことはできません。現計画では市民や来庁者の利便性を損なうことはあっても、市民に対する行政サービスの向上を図ることは難しく、また、市の職員の皆さんが効率的に働くことができる環境の確保と、災害時における危機管理および職員の皆様方の安全確保を図ることは困難であり、市長には本庁舎耐震化整備事業計画の見直しを求める意味で、本修正案を提出させていただいた次第であります。  我々議員は、今このタイミングを逃せば、緊急防災減災事業債という非常に有利な財源制度を活用できなくなるとの懸念を有していたことも事実であります。しかしながら、さきの本会議では、「平成28年度に予算が計上され、平成30年3月までに事業が完了してさえいれば緊急防災減災事業債を活用できる」との答弁もあり、計画の見直しのための時間的な猶予が多少なりともあることが明らかになり、我々にとって、その懸念も払拭されたところであります。  大久保市長におかれましては、ともに有権者から選ばれた我々議員としっかりと向き合っていただき、市民のために、そしてこの市役所という職場で日夜市民のために汗して働いてくださっている職員皆さんの安心・安全のために、ここは一度立ち止まって考えを改めていただきたく思うものでございます。  最後に、もう一言述べさせていただきたいと思います。  市議会議員も、そして市長も、副市長も教育長も、また職員の皆様方も、私たちは公共の仕事をしています。先日、ある新聞のコラムにこんなことが書かれていました。「この国では、公共的なものは誰のものでもないと解されがちで、皮肉にも、だから私が勝手にしていいんだという身勝手な解釈により私物化され、公共と名のつく公園やトイレなどが汚れている原因がここにある」との指摘でありました。  しかし、「公共」という言葉を「みんな」という言葉に置き換えることで、例えば「公共の公園」は「みんなの公園」に、そして「公共のトイレ」は「みんなのトイレ」に、このように「公共」という言葉に「みんな」という概念を倒置することで、「私」のもの以上に大切にしなければならないことに、きっと多くの人が気づくはずです。  市役所とは公共の場そのものであり、つまりは、みんなの場所、みんなの施設、みんなの市役所であることは言うまでもありません。公共のものだからといって、その長たる市長とて、私的な考えで好き勝手にしていい理屈はどこにもありません。公共、つまり市民みんなのものであるのですから、みんなの意見を取り入れて、みんなで考えて、そして最後に、みんなでよかったねと言い合えるような市役所、そんな市役所の耐震化整備計画をつくり上げていくべきではないでしょうか。  そして、公共の仕事に携わる私たちは、少なくともこの議場の中にいる我々は、そのために精いっぱいの努力を重ねるべきではないでしょうか。その精いっぱいの努力の一端である議論のスタート地点に立つための本修正案でございます。どうか多くの議員の皆様方のご賛同を得られますように心からお願いを申し上げまして、私からの提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 13 ◯議長(西川正義君) 暫時休憩いたします。            午前9時31分休憩            午前10時05分再開 14 ◯議長(西川正義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はありません。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 15 ◯議長(西川正義君) 質疑なしと認めます。  これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。  これより修正案に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はありません。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 16 ◯議長(西川正義君) 質疑なしと認めます。  これにて修正案に対する質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております会議案第3号については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 17 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。  よって、会議案第3号については、委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告書が5名の方々から提出されておりますので、順次発言を許します。  その順位は、17番山内善男君、7番赤井康彦君、18番山田多津子さん、2番獅山向洋君、21番安澤勝君の順とし、順次ご登壇願います。  17番山内善男君。山内君。   〔17番(山内善男君)登壇〕 18 ◯17番(山内善男君) 私は日本共産党市議会議員団を代表して、今期定例議会に提出されています議案第57号から議案第70号まで、また議案第73号から議案第76号までの18議案に対して、一括して反対する討論を行います。  これらの議案は共通して、市が行う事業に対する市民等に対する手数料等の徴収に対して、消費税増税分を上乗せして徴収する議案です。例えば、ごみ搬入手数料、荒神山自然の家、子どもセンター、各地区公民館市民会館、ひこね市文化プラザ高宮地域文化センターみずほ文化センター彦根市民体育センターなどなど、ほとんどの市の施設利用料を、消費税引き上げ相当分を上乗せして徴収しようとする議案です。  市は昨年4月、消費税が5%から8%に引き上げられた際、その後、10%に引き上げられることを見越して、度重なる改定をするのではなく、据え置く措置をされました。しかし、10%への引き上げが2年後となることから、今回の市の各施設の利用料を消費税8%に追従させるこれら議案を提出されたと説明されています。  ところで、私たち日本共産党は、消費税は庶民に重くのしかかる税制で、最悪の不公平税制であると考えています。しかも、消費税を引き上げながら、今年度の政府予算は社会保障を充実させるどころか、3,900億円もの社会保障財源を削減し、軍事費は過去最高の5兆円を突破させました。また、大企業は285兆円もの内部留保を増大させているというのに、2年間で1兆6,000億円もの大減税予算といたしました。  庶民は、消費税の税率が5%から8%に引き上げられた昨年4月以来、1年間の国内総生産が実質で1%のマイナスになったことが明らかになりました。2008年のリーマンショックが国際的な金融危機を引き起こした2008年、2009年度以来のマイナス成長です。消費税の増税が国民の暮らしと経済に破綻をもたらしているのは明らかです。  安倍政権は、アベノミクスで経済が持ち直してきているかのように言いますけれども、数字をごまかすことはできません。アベノミクスは経済を建て直すどころか、円安と株高を進め、大企業と大資産家を潤しているだけです。経済失政の誤りを認め、消費税に頼るのはやめて、国民の暮らし最優先の経済政策に転換すべきです。  以上のように、消費税に対して私たちはこのような見解を持っていますけれども、今回の市の消費税引き上げ相当分の料金引き上げ提案に対して、一つには、このような国の動向の中で、地方行政として、昨年4月の引き上げの際ただちに追従せず抑制してきた市としてさらに努力を求めること、二つ目には、市民の置かれている以上の経済状態を鑑みることが求められていること、三つ目には、消費税引き上げ分の国からの消費税交付金が増額されていることなどから、引き上げ抑制の努力を一層市に求め、各種料金引き上げへの反対討論といたします。  次に、請願第3号、請願第4号に対する賛成討論を行います。  まず、請願第3号子ども医療費助成制度の拡充を求める請願書について行います。  子どもの医療費の窓口負担を無料にする助成制度が全国の自治体に広がっています。子どもの健やかな成長を願う世論と運動の力で拡充させてきたものですが、対象年齢が自治体ごとに大きく異なるなど、一層の充実を求める声は切実です。自治体は住民の声に応え、無料化をさらに進めることが求められています。  子どもが病気やけがをしたとき医療機関を受診すると、かかった医療費の3割、小学校入学前までは2割ですけれども、患者や家族が支払います。この負担が、病気にかかりやすい乳幼児、アトピー性皮膚炎やぜんそくなど慢性疾患で継続的な治療が必要な子どものいる家庭にずしりと重くのしかかります。急に高熱が出たのに手元にお金がなくて病院に行けない事態は、病状が急変しやすい幼い子どもたちにとって命にかかわる問題です。  宮城、長野、大阪の保険医協会・歯科保険医協会の調査では、学校歯科健診で要治療とされた子どもたちのうち、小学生の半数、中学生の3分の2が受診をしていないことがわかりました。虫歯が10本以上あるなど、口腔崩壊の子どもたちも少なくありません。経済的事情が未受診の一因になっていることも明らかになりました。3府県の府県段階の医療費助成が就学前にとどまっていることの反映ではないかと指摘もあります。滋賀県でも当然医療費助成が行われておりません。  中学校3年生まで無料化を実現した群馬県では、無料化後、虫歯処置治療の子どもが全国平均を上回りました。医療費無料化が、所得の違いに関係なく、全ての子どもの健康を守る上で大きな役割を果たしていることは明白です。  医療費無料化制度拡充でコンビニ受診が増大して、医療機関も自治体の財政負担も大変との指摘もありますが、実際、医療費助成の充実をした自治体では、逆に医療費抑制効果があらわれているとの指摘もあります。経済的負担が軽くなることで病気の早期発見・治療が可能になり、重症化を防ぎ、医療費を抑制している効果があらわれているのです。  今、子どもの医療費助成は、2014年4月現在で、通院で中学校卒業までが930自治体、それ以上無料化制度を行っている自治体は204自治体に上り、全ての自治体の65%に上る自治体が中学校卒業まで以上の通院医療費無料化を実施しています。近隣では米原市、甲良町、多賀町が通院も含めた医療費無料化実施をし、特に豊郷町は高校卒業まで助成が進んでいます。  また、支払い方法についても、彦根市は就学前までは窓口で医療費を支払う必要はありませんが、中学校卒業までの入院医療費のみの無料化が実施をされていますけれども、支払い方法は償還払いで、いっとき窓口で全額を支払う必要があり、全国的な水準から大変遅れています。
     大久保市長は、全国一の福祉モデル都市を実現すると公約されて市長に就任をされました。しかし、以上のように残念ながら全国の自治体からも子育て支援の医療費助成は遅れ、定住自立圏を組む他の自治体からも取り残されているのが現状です。  新たに選出された議員の皆さんが、彦根市が安心して子育てできる環境をつくっていくためにも、子どもの医療費助成制度の拡充を求める本請願に賛同されるよう強く求めて、賛成討論といたします。  次に、請願第4号集団的自衛権の行使を具体化する法案の慎重審議を求める請願書に、賛成する討論を行います。  安倍政権が今国会で成立を狙う平和安全法制の正体は、日本を「海外で戦争する国」にする戦争法案そのものです。この間の国会質問や論戦を通して、法案の危険な問題点が次々と明らかになっています。  一つには、法案が憲法を壊す違憲立法だということです。  これまで政府は、憲法9条のもとでは海外での武力行使は許されないと言ってきました。ところが、法案には、集団的自衛権の行使とともに、戦闘地域にまで自衛隊を派兵し、武力行使をしているアメリカ軍への補給・輸送などの後方支援を行うこと、3,500人もの戦死者を出したアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)のような活動に自衛隊を参加させるなど、幾つもの危険な仕掛けが盛り込まれています。日本の若者を「殺し、殺される戦争」に駆り出す法案には絶対賛成することができません。  二つ目の問題は、自民党政権がアメリカの行うことに常に追従をしてきたことです。  アメリカは事実を捏造してまで、ベトナム戦争やイラク戦争など先制攻撃の戦争を繰り返してきました。安倍政権がアメリカから言われるままに集団的自衛権を行使し、自衛隊を参戦させることになるのは明らかです。  三つ目の問題は、安倍政権が日本の過去の侵略戦争について間違った戦争と認めることを拒み続けていることです。  日本の過去の戦争への反省がない安倍政権が、憲法を壊し、日本を「海外で戦争する国」につくり変える、これほどアジアと世界にとって危険なことはありません。今、戦争法案反対の声が大きく広がっています。世論調査では、戦争法案反対が賛成を上回り、今国会での成立に反対の声が国民の8割にも上っています。  これは今日の商業新聞の報道ですけれども、昨日、国会では3万人もの人々が国会を包囲する、こういう状況が報道されています。ところが、政府は、戦後最長の国会の会期を延長いたしました。日本共産党の山下芳生書記局長は、「定められた会期の中で成立しなかった法案は廃案にするというのが、多数の横暴を抑える会期制のルールだ」と指摘して、また、「日本国憲法に違反し、日本の立憲主義を破壊する戦争法案など、断じて強行は許されるはずがない。審議すればするほど国民の中では反対が広がっている。それは法案が日本を戦争する国にしてはならないという国民の願いを踏みにじっているからで、戦争法案強行のための会期延長は二重、三重に憲法と議会制民主主義を破壊する暴挙であり、断固反対する」と記者会見で表明をしたところです。  今、その他多くの団体も反対を表明しています。JAの新聞、日本農業新聞では6月10日付の論説で、「憲法違反を重く見よ」と掲げて、「今国会での法案成立に国民の理解は深まるどころか、不信が高まっている。安倍内閣の判断で憲法解釈を変更した原点こそ問われなければならない」としましたし、また、真宗大谷派東本願寺、私はここの門徒でもありますけれども、宗務総長声明で、「私たちの教団は、さきの大戦において国家体制に追従し、戦争に積極的に協力して、多くの人々を死地に送り出した歴史を持っています。その過ちを深くざんきする教団として、このたび国会に提出された安全保障関連法案に対して、強く反対の意を表明する」、このような声明を出されました。  また、日本弁護士連合会も、強制加入の団体ではあるけれども、「徹底した恒久平和主義を定め、平和的生存権を保障した憲法前文および第9条に違反し、平和国家としての日本の国のあり方を根底から覆すものである。また、これらの憲法の条項を法律で改変するものとして立憲主義の基本理念に真っ向から反する。さらに、憲法改正手続を踏むことなく憲法の実質的改正をしようとするものとして、国民主権の基本原理にも反する。よって、当連合会は、本法案による安全保障法制の改定に強く反対するとともに、基本的人権の擁護を使命とする法律家の団体として、本法案が成立することのないよう、その違憲性を強く訴えるものである」、このように会長声明を出されたところです。  なお、さきの委員会審議の中で、政府が大幅な会期延長をしたことをもって、慎重審議を求める当請願の採択の意味はないとの議論がありましたけれども、あくまでも請願事項にあるように、国民合意が得られるまでと注釈があり、国会の会期が延長されたことをもってよしとするものでないことは明らかです。逆に、当然、国民合意がない法案は廃案とすべきだということを言っています。  今、戦後70年という節目の年で、戦争か平和かが鋭く問われています。この彦根市議会が平和を願う彦根市民の声を真摯に代弁できる議会として、議員各位が良識ある態度を発揮されるよう強く期待し、賛成討論といたします。  以上です。ありがとうございました。 19 ◯議長(西川正義君) 7番赤井康彦君。赤井君。   〔7番(赤井康彦君)登壇〕 20 ◯7番(赤井康彦君) 議案第52号に、会派夢みらいを代表して、賛成の立場で討論いたします。  この議案に対しては、6月定例会の中で、仮設庁舎の移設に係る予算においてさまざまな議論をなされました。我々会派としては、平成25年12月18日に提出された「彦根市役所本庁舎耐震工事に係る議会の議決を重視し、明確な方向性を示すとともに、ただちに耐震補強工事に着手することを求める決議案」を全会一致で決議していることを、市長も議員も大変重く受け止めるべきだと考えます。  仮設庁舎の移設に反対することは全会一致で決議されたこの決議案の行動と矛盾することであり、決議案の文書の中にも、「彦根市議会は、大久保市長に対し、来庁者や職員の生命と市民の財産を守るため、ほかにもただちに耐震補強工事に着手することを求める」ともされております。ここでこの議案に反対することは、8,000平方メートルの仮設庁舎の場所を新たに探すことから始まり、市役所本庁舎敷地内に設置するには、安全確保の議論から始まり多くの時間を費やすこととなります。  緊急防災減災事業債は現時点の期限では平成28年度末までであり、現時点では今後延長されるか未定であり、この緊急防災減災事業債を活用するためには、来年の3月議会で工事の予算計上し、年度内に事業執行されるのが条件であります。  耐震工事をやみくもに遅らせることは、議員として矛盾する行動であるとともに、来庁者や職員の安全を守らなければならない立場である議員としても、今回、この仮設庁舎の移設に係る議案第52号に賛成し、討論といたします。ありがとうございました。 21 ◯議長(西川正義君) 18番山田多津子さん。山田さん。   〔18番(山田多津子さん)登壇〕 22 ◯18番(山田多津子さん) 私は、ただいま議題となっております会議案第3号議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算修正案に対して賛成討論を、議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算と議案第56号彦根市市税条例等の一部を改正する条例案に対して、反対討論を行いたいと思います。  まず、会議案第3号議案第52号修正案ですが、市役所本庁舎は震度5から震度6の地震で倒壊・破損するおそれがあり、地震時には機能不全に陥る危険性を抱えています。本庁舎耐震整備事業につきましては、平成25年12月18日に市議会としてただちに耐震補強工事に着手することを求め、全会一致で可決をしており、庁舎の耐震化工事は一日も早く実施することが求められています。  しかし、2013年9月議会で、大久保市長は、耐震整備基本計画策定委託、耐震化工事実施計画委託と、議会の議決を経ながら順を踏んで業務委託が進められてきた案を一旦立ち止まって考える、そのようにして5年間、練りに練って、私ども議員に対しても意見を多く聞いてくださって、何よりもここで執務をされている職員にはそれぞれの担当課ごとに要望等も聞かれて計画がされ作成がされた実施計画を、実質ほごにされました。先ほどの討論もありましたけれども、一日も早く実施することが求められているという決議をしたことを、実質、市長が工事を延ばしている。このことを私は強く申し上げておきたいと思います。  その後、市役所本庁舎整備事業につきまして、庁舎耐震化整備検討委員会で4回の検討が行われ、委員会からの報告書を受けて、耐震改修の工法を現行案の耐震工法から制震工法へと切り替えるため、改めて実施設計のための補正予算が計上されている、そういう経緯があります。  私は、今回の予算審議の中で、市民に対する行政サービスの維持ならびに工事期間中の来庁者および職員の安全の確保の観点から、特段の配慮がなされるべきであり、工事期間中も工事完了後においても市民や職員の安全を第一に、行政サービスを利用される市民の利便性を阻害することがない点からも、仮庁舎が狭隘なために什器類を大きく変更されるに当たって、ここで働く職員の意見が反映されているのか。このことを質しましたけれども、市長は、「現場の声も重要だが、専門的な意見を聞くため、コンサルタントに判断を求める」、このような答弁をされています。  また、市長は、今回の仮庁舎を駅東に建設するに当たり、市民の利便性と安全性を重視するため、このように強弁されていますけれども、市民の利便性を充実させることは、ここで働く職員の職場環境を充実させていくことが市民サービスの向上につながっていくことであり、什器類が変更になることに対して職員からの不安の声が聞こえていることにもしっかりと耳を傾けることなく、あのような答弁がされたこと、私は非常に残念な思いでなりませんし、そして職員間との信頼関係もなくなっていくのではないか、このように思います。  本庁舎の耐震整備事業について、今議会で多くの質疑が出されました。私は、昨年、多くの議員の賛同を得て提出された付帯決議にある「特にこれ以上の庁舎の分散化を避けるとともに、耐震補強のできていない市民会館にある各部署の執務スペースを本庁舎に確保するため、耐震化工事にあわせて本庁舎の増築を行うこと」、このような質疑に対しても、「年次的に集約化、年次的に整備をしていく必要があると考えている」、このような答弁を繰り返されましたけれども、どこにそのようなスペースが確保されているのか、どこにどのように集約化をしていくのか、明確な答弁がありませんでした。そして、付帯決議で指摘しているような内容が担保される保障が全くないと言わざるを得ないような答弁が繰り返されました。  そして、先日の企画総務消防常任委員会も私は傍聴をさせていただきましたけれども、市長の答弁、全く整合性がない。本会議での答弁を翻す答弁も繰り返されました。この常任委員会の中で、来年度中の結論を目指すとしていた市民会館にある部局の配置について、本庁舎の耐震化が完成した暁には統合したい、このような答弁に変わっています。  そして、現状で約2,200平方メートルあるスペースの確保については、配置をやりくりして対応したい、このような答弁をされているんですけれども、どこにどのようにスペースを確保するのか。それでは、どこかの部署がどこかへ出なくてはならないのか。そのような事態が起こってくると言わざるを得ません。私は、本当にもう一度しっかりと不安のない工事案を練り直していくこと、このことが今、本当に必要ではないかと思っています。  庁舎の耐震整備は、検討委員会の専門家の立場からのさまざまな意見の中で、保全を施すことによって100年はもつとも言われています。この耐震化工事は大きな費用を投じる事業だからこそ、市民サービスの充実が図られ、来庁者の安全とここで働く職員の安全の確保がされることを願って昨年議会で提出した付帯決議がしっかりと遂行されるためにも、議員各位、今、私たちがこの議論をしっかりとしていくことが本当に私たちの重大な責任であるということ、このこともしっかりと踏まえて、私はこの修正案に対して議員各位の賛同を求めたいと思います。  続きまして、議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計の補正予算(第2号)と、議案第56号彦根市の市税条例等の一部を改正する条例案に対しての反対討論を行いたいと思います。  まず、庁舎の耐震工事関連の予算計上がされていますので、耐震化工事は一日も早く実施することが求められていますけれども、先ほどの討論でも申し上げた点を指摘しておきたいと思います。  そして、二つ目。これも消費税率の改正に係る使用料および手数料の見直しについて、14施設の使用料および手数料が平成27年10月から消費税の引き上げに伴う条例改正と料金の値上げ、そして歳入補正が提案されています。この問題につきましては、先ほども山内議員の方から条例案に対しての反対討論がありました。私は、国が税率を変えてくるからといって一律に変えていくのではなくて、日本国憲法で税金について、負担能力に応じて負担をし、支払った税金は福祉に使うというのを基本にしています。しかし、消費税は低所得者には重く、高額所得者には軽い不公平な税金です。  今、市民は、一部を除いて景気回復の実感は全く感じていません。こういうときだからこそ、市民に一番身近な行政が、公共料金の消費税を増税して市民に追い打ちをかけるのではなくて、暮らしを守るとりでとしての力を大いに発揮していただいて、地方自治体は国の悪政の防波堤になって、そして市民の暮らしを守るという点でも、一律に消費税が上げられるからといって連動させるべきではありません。そういった点からも反対の立場を改めて表明しておきたいと思います。  三つ目は、マイナンバー制度に伴うコンビニ交付事業と番号制度対応事業についてです。  2015年10月5日に施行される個人番号制度について、住基カードから個人番号カードに切り替えるためのシステム改修のための予算となっていますけれども、今回、公的年金の個人情報が125万件も大量流出したことは、公的機関の個人情報管理の脆弱性と絶対安全などないことを示しており、10月に番号通知を開始する共通番号(マイナンバー)制度の前提が崩れていることを浮き彫りにして、多くの問題点が指摘され、個人情報保護の問題、なりすましなどで情報の盗用が行われる問題など解決がされていないにもかかわらず、拙速に導入がされようとするものです。  世論調査でも、73%が「個人情報流出に不安を感じる」とし、75%が「国の個人情報管理は信用できない」と答えており、全国的にも懸念が指摘をされています。地方自治体が政府の方向でやらざるを得ないこと、また、職員は大変煩雑な業務でご苦労をしていただいていることは私は十分に理解をしていますけれども、このシステムの構築に市がお金を使っていく、このようなことは、私たちは非常に大きな懸念をするところです。  なお、議案第56号彦根市市税条例等の一部を改正する条例案も、マイナンバー制度に伴う特定の個人を識別するための番号利用のための整備を伴うものであり、反対として、私の討論といたします。 23 ◯議長(西川正義君) 2番獅山向洋君。獅山君。   〔2番(獅山向洋君)登壇〕 24 ◯2番(獅山向洋君) 私は、議案第52号の修正案に対する賛成討論をいたします。  この修正案につきましては、既に谷口議員から理路整然たる提案趣旨説明がございました。また山田議員からも、非常に突っ込んだ、しっかりとした賛成討論がなされました。それで、私の方はどちらかといえば補足的になるかもしれませんけれども、かなり観点も違いますので詳細にお話ししたいと思います。  まず、どうしても触れなければならないのは、昨日の新聞報道でございます。朝日、中日、京都新聞が彦根市長の発言を大きく報道しました。その内容は、本庁舎が耐震化された後に、両部局を統合して執務を開始したいという内容でございます。恐らく議員の皆さんも、この新聞を見て初めて知ったということではないでしょうか。もちろん今回の本会議においても、また私の属しております企画総務消防常任委員会でも、こんな発言はございませんでした。議会の議員が知らないような発言が、官庁街の話から始まって次から次へと飛び出してくる。これ自体が彦根市議会のあり方について非常に大きな問題提起をしているのではないかと思います。  既におっしゃいましたように、それでは2,200平方メートルも足りなくなる、それをどうするんだ、増築するのかどうかもわからない。あるいは、ほかの部署を出してしまえばさらに分散化が進んでしまうわけですね。簡単に言えば、一つ押してほかの部局を出してしまうだけの話であって、統合にも何にもならないわけです。これについて市長は何の説明もしていないわけですね。私もよほど緊急質問しようかと思ったんですけど、内容が余りにも私から言えばばかばかしいので質問する気にもなれないというのが正直なところでございます。  この問題で皆さんぜひ考えてほしいのは、これだけ本庁舎の耐震化事業が揺れ動いているときに、今回の予算案を通すということはおかしいではないですか。やはり本体がどうなるのかということをきちっと市民の皆様にお示しした上で、仮庁舎の予算を通すというのが筋ではないでしょうかね。私はこの点について、市民から負託された議員として、しっかりと判断していかなければいけないと考えます。  次に、それでは、これほど揺れ動いている本庁舎耐震事業および増築ですね。増築は、もう既に1階フロアは増築するとおっしゃったわけですから増築と考えていいと思います。これは彦根市にとって大変な事業なんですよ。まさに彦根市のシンボル、ランドマークをどういうようにしていくかという大きな問題から考えなければいけません。ですから、ついこの正月から執務を開始された長浜市役所を例に挙げてご説明したいと思います。  これが長浜市役所の正面から見た全景です。よろしいですか。ここに非常に高い塔が立っていますね。塔屋と書いてあるんです。長浜市役所は地上7階、塔屋3階でございます。この塔屋は、執務室は全くありません。私はちょっと悪口で、どうもこれは火の見櫓ではないかと言っているんですけれども、それはそれとして、ぜひ長浜市民の心意気というのを理解してほしいと思います。  皆さんも、お花を生けるという気持ちは、あるいは趣味をお持ちの方もあるかもしれませんが、長浜の市役所は、ただ単に塔屋がないままであればランドマークの役割を果たさない。だから3階、あえて高くしたわけですよ。この理由については、電波の受信をしなければならないとかいろいろなことをおっしゃるんですが、電波を受信するだけなら鉄骨のものを上へ上げればいいので、それをあえて塔屋にしておられるわけですね。これぐらい長浜の方々は、長浜がこれからどんどん上へ伸びていく、発展していくと、その気持ちをあらわしたいということで、このようなことまで考えておられるんですよ。  ここで、長浜市長の言葉をご紹介しておきたいと思います。「市庁舎は、行政を推進する拠点であり、シンボルでもあります」と言っているんですよ。それから、「市民から愛され、市民の自慢の市役所としたい」と、こういうことをおっしゃっているわけですよ。だからこれだけのものをおつくりになったんですよ。  それでは、彦根市の市役所はどうか。特に、議員の皆さんはおわかりなので、あえて現行案と今回実施案という形でお話しさせていただきたいと思います。それでは、現行案と今回実施案がどういうものであるかということをしっかりと見ていただきたいと思います。  皆さんから見て左の方が今回実施案でございます。右の方が現行案です。皆さんからはなかなか見にくいかもしれませんが、今回実施案にはブレースがたくさんございますね。私もこれをわざわざ数えてみたんですけれども、とにかく全部で96ぐらいありました。94かもしれませんが、そのうち48、50近くがブレースですよ。それ以外のものはかろうじてブレースから免れております。しかし、こういう正面になるわけです。先ほどお見せした長浜の図を思い出していただきたい。何とも情けないことではないですか。  さて、現行案をお見せいたします。現行案は、ブレースは全くございません。なぜかといいますと、現在の市役所の庁舎の前に、ほぼ同面積の建物を新築するわけですね。ですから、当然ブレースはあるんですけれども、それは新築部分で完全に隠されております。しかもこれは新築ですから、横や裏に回らない限りは、あたかも彦根の市役所が新築されたかのような外観を呈するわけでございまして、そういう意味で非常に私はいい外観になると、こう思っておるわけです。  次に、西側側面図と東側側面図をお見せします。これも左側が今回実施案でございます。これは西側の立面図です。右側が現行案ということでございます。ごらんなさい。今回実施案の西側立面図は5階まで全てブレースです。しかも、ブレースは直接つけられないので、鉄枠を5階まで全部つけるわけですよ。何という恥ずかしい格好でしょうか。私はそう思います。どうも恥ずかしいと思わない方もおられるようですけれども、それはそれでよろしいです。  次、現行案ですけれども、この中心部分で吹き抜けがありますけれども、この中心部から吹き抜けの、皆さんから見て右側ですけれども、これが新築部分です。それで、皆様から見て左側の部分が現在の庁舎ですね。ですから、これにつきましては、全くブレースはございません。そういう意味で、非常にすっきりしているわけですね。  同じように東側立面図もお見せしておきます。ほぼ同じですけれども、ただちょっと違うのは、今回実施案のこのブレースの部分が、5階分だけは西側立面図と違ってないわけです。これだけはないんです。けれども、この立面図そのものはほぼ同じであるということです。  さて、外観というのは非常に重要だと私は思います。彦根市民が、あれが私の市役所だと、別に自慢まではしなくても、さりげなく言えるようにしてあげたい。これは市議会の皆さん誰でもそう思うのではないですか。ところが、長浜市役所ほど金をかけていないので残念ながらタワーまではつくれませんけれども、それでも、我々が誇れるような市役所の外観というものを皆さんも十分考えていただきたい。  それと、もう一つ、現行案のすぐれたところを申し上げておきますと、ちょうど現在の市役所とほぼ同じ建坪で増築しているわけです。そうしますと、旧館の方が本当に古くなってきてそろそろ寿命が来たというときには、新しい方だけ残して、後ろの方だけその時代にマッチした建物に変えることもできるんですよ。だから、順次建て替えができるということになるわけでして、そういう意味でも非常に長期的な展望を考えた案であるということをおわかりいただきたいと思います。  さて、なぜこの現行案についてご説明したかといいますと、これはもう既に議会において設計の予算まで可決されまして、設計図面までできてしまっているんですよ。だから現行案なんですよね。ですから、これは比較対象にしていいと私は思っております。通常、こういう現行案に対して何らかの修正案、簡単に言うと今回実施案を出す以上は、現行案以上のものを出すというのが当然でしょう。  ところが、皆さん、まずごらんになっただけでも本当にほかの市の方々に見せるのが恥ずかしいような、こんな今回実施案を出すということ自体、私は、これをお考えになった市長は一体どういう感覚をお持ちなのか。彦根市のシンボルである、ランドマークであるという感覚がゼロであるというように考えます。この点については今後もいろいろと触れますけれども、次に移ります。  それは、今回の実施案について、出てきたのは皆さんもご承知のとおり5月28日ですね。そのときに初めて見たわけですよ。それと同時に、まるで一体化するように仮設庁舎の予算案が出てきた。そして今日は、何と1カ月もたっていないのに、これを議決せよというわけですよ。私はたまたま前市長だから、この現行案の内容を知っているから比較できたわけでございますけれども、多くの皆様、特に新しい議員の皆様は、そんないとまも何もなかったはずなんですね。そういう中で判断しろということが許されるのかということを、ぜひ新しい議員の皆さんもしっかり考えていただきたいと思います。  そこで、私も本会議でも問題にいたしました、県との関係についてお話ししておきたいと思います。  私は嘉田知事をかなり批判しておりましたので、まるで彦根市と県は仲が悪いかのように思われておりました。今の大久保市長はその点をついて、県と市が仲よくやるようにしますというような公約をおっしゃっていましたけれども、そうではないんですよ。この庁舎の耐震化のためには県と非常に細かく打ち合わせをして、既に大久保市長が独断で確認書を破棄してしまいましたけれども、きちっと県と話し合いを尽くして、どういう立体駐車場をつくるか、また県の土地のどこを取得するか、そういうことまで皆決めた上で、あとは登記簿上の手続をやるだけというところまでいっていたんですよ。  さて、そういう状況であったのに、今回の実施案においてはどういう話し合いをしておられるか。これ聞いても、無理もないんですよ、我々に提示したのが5月28日ですからね。だから協議する時間は全然なかっただろうと思いますよ。それをあたかも何回も申し入れしたかのようにおっしゃっていますけれども、具体的な協議は何もできていない。ところが、現行案に比べますと、今回実施案は県に対して大変な迷惑をかけることになっております。  皆さんもこれはよくごらんになっていると思いますけれども、皆様から見て左側が県の湖東合同庁舎でございます。右側の斜線部分が彦根市の市役所の庁舎の一番西の端ですね。ですから、今回、鉄の枠をつくって、そこへブレースをはめ込むためには、この赤線の部分、これだけの作業場が要るんですよ。  しかも、私は定規で一生懸命はかってみたんですが、この赤線の部分から県の庁舎までは6メートルと書いてありますが、植え込みもあれば車止めもあります。そうすると、結局、私のはかったところでは、4.75メートルしか県のツールはなくなってしまうわけです。しかも、県の公用車などは奥の方にあるわけですね。簡単に言ったら、我々の市役所の裏の方にあるわけなんですよ。ここをどういうようにして通るか。あるいはまた、ブレースの枠の部分とかそういうものを買い取るのかどうかとか、どういうように貸してもらうのか。  さらに、大きなクレーンが入るわけですよ。これは彦根市役所の5階建ての一番上までさまざまな資材を引っ張り上げなければならないわけです。この図面では県の庁舎に触れないような形でクレーンが描いてありますけれども、私はそんなことはなかなか難しいだろうと思いますよ。当然クレーンは触れるし、風が吹けば揺れる。うっかりしたら資材が県の庁舎に当たるかもしれない。だから、そういうことについて県と十分に話し合って協定しておかなければ、この本体の工事そのものができなくなるわけですよ。皆さん、よく考えてくださいね。  そういう感覚からいえば、私は、現行案では県にはほとんど迷惑をかけない状態だったけれども、今回は大変な迷惑をかけるわけであって、そういう協議さえきちっとせず、確認書さえ取り交わさずにやるということ自体、私は県に対して非常に失礼である。彦根市は本当に礼儀を尽くしていないと考えます。  もし県が、こんなクレーンを動かすんだったら危ないから時間を制限してくれと、あるいは時間を制限すると言ったら、工事そのものが遅れてしまうんですよ。そういうことを皆さんよく考えていただきたい。  だから、私が今回の修正案に賛成するのは、こういう非常に重要な問題さえきちっと解決しないで、さっさと駅東地区に仮設庁舎を建てるというような物の考え方がおかしいのではないか。  それと、もう1点だけ申し上げておきたいんですが、もし県が、まだ何の話し合いもきちっとできていないのに仮設庁舎をさっさと駅東へつくってしまったら、県の立場から見れば、県として非常に重要なネックの部分については、彦根市は県が当然承知するものと思っているというように考えますよ。  皆さん、自分の立場になって考えてください。こんなことをされて怒らない人がありますか。地方自治体としてのお互いの礼儀を尽くすというのが、我々彦根市民、また市議会の良識ではないでしょうか。私はそういう点で、彦根市長は良識に欠けているとはっきり申し上げておきたいと思います。  次に申し上げておきたいのは、やはり仮設庁舎のことでございます。これは私もいろいろと会議で質問したところでございますけれども、備品購入費というのに1億円余りかけるということなんですね。どうでしょうか。私は驚いているんですよ。備品というのは必要に応じて徐々に買い集めていくものであって、備品が古くなれば性能のいいものをまた買い増していくというものですが、これだけのお金の備品を一気に買ってしまうということは前代未聞ではないでしょうかね。  しかも説明によると、今この本庁舎の1階から5階まである古い備品、全部これ廃棄処分にせざるを得ないのではないでしょうか。ですから、これはただ単に1億円のお金を使うのではないんですよ。まさに、みんながもったいないもったいないと言って必死になっているのに、大量の備品があっさりと廃棄されてしまう。こんなことが彦根市において許されていいのでしょうか。私はこういう予算を出すということ自体がおかしいと思いますよ。  しかも、この備品について考えてもらいたいのは、なぜ1億円もの備品を買うのか。これは理由がひどいんですよ。いいですか。この仮庁舎が狭いから、もう一つは引っ越しの日数が少ないから、だからこういうようにすると。しかもその備品をいずれは耐震化になったこの本庁舎で使うということです。  そうしますと、今度は職員の問題についてお話ししたい。これはもう既に山田議員もおっしゃっていますけれども、職員の皆さんとしては、いきなりこの本庁舎から仮庁舎へ移る。短時間で移るわけです。普通なら、使い慣れた机、備品、そういうものがきちっと移ってこそ、そのまま継続して仕事がしやすいんですよ。  ところが、皆さんもごらんになったと思いますが、丸で楕円の大きなテーブルに6脚の椅子があって、しかも書類はどうもキャビネットみたいなところにみんな行ってしまう。皆さん、こんな状態に職員を追い込むということが、本当に市長の役割なんでしょうかね。それだけ大きな環境の変化があるならば、職員に十分説明し、十分に意見を聞いて、その上で、こうしたい、ああしたいと職員との間で十分な協議をやってから移るのが当然ではないでしょうか。  まして、この彦根市は地方自治体、公文書を扱っているんですよ。公文書がどこにあるかわからないとか、あるいは、きちっとあるべきところにないということになれば、事務そのものが混乱するのではないですか。  卑近な例なので、たびたび例に挙げて申しわけありませんけれども、確かに長浜市役所もこういうものをお入れになったところはありますよ。けど、私が見る限りでは、古い備品だって結構たくさんありましたよ。やはり新しい備品を入れるには、当然職員が、何年もかけてとは言いませんけれども、やはり1、2年かけて十分協議した上で、こういう備品が欲しいという職員の方からの要求で調えたと、こうおっしゃっていましたよ。  また、市長としては、別に効率化とかそんな問題ではないと、ただ、この機会にできるだけ古いものは捨てて新しいものを入れたいと、そういうお気持ちでできるだけ職員の要望を入れたそうです。  ですから、私は、今回のこの1億1,000万円の備品購入費というのはとんでもない物の考え方だ。しかも職員というものを忘れておるということですね。仕事をするのは職員なんですよ。市長が具体的な仕事をやっているのはわずかですよ。職員の方々のことを考えないこういう移転計画というのはおかしいのではないですか。移転というのは仮庁舎ですね。  そこで、もう一つお話ししたいと思います。  やはり職員の皆さんが非常に苦労されるわけですよ。後ほども申し上げますけど、組合関係の議員の方々もたくさんおられるわけですけれども、なぜ職員の方々の立場になってお考えにならないのか。私はそれが不思議でかなわないですね。何で市長の言うことばかり聞いておられるのか。職員の立場でお考えになるということがまず第一ではないでしょうかね。私は、そういう点、よく考えていただきたいと思います。  さて、先ほど私ちょっと言い落としましたのでもとへ戻りますけれども、いわゆるBCPということがよく問題になっておりました。これは、地震、台風、テロとか大規模な災害が起きたときに、事業活動の停止を回避するための計画ということですね。先ほども申し上げましたように、これを長浜市役所は非常に考えておられます。これは私がお配りしたパンフレットもよく読んでいただきたいんですけれども、もちろん太陽光発電から、地下水まで利用するとか、さまざまなことを考えておられるわけですよ。  彦根市は、残念ながら、長浜の市役所の予算、65億円だったそうですけれども、彦根市は現行案でも30億円程度なのでそこまでできなかったけれども、やはり新築部分には当然太陽光発電のパネルも置けます。それと同時に、今申し上げたBCP、これは新築建物だから当然、今回実施案の建物よりもはるかにBCPはしっかりしているわけですよ。それだけはきちっと頭に置いていただきたい。  どうも大久保市長は、すぐに現行案の旧館と今回実施案の耐震が済んだ部分とを比較されますけれども、新築したところが絶対に強いことは明らかなので、これだけちょっと言い忘れましたので、つけ加えさせていただきます。  次に、今回の実施案については、長浜は百年の事業、百年の計だとおっしゃっているんですが、このままだと何だか、教育委員会やら上下水道部は一緒にするかのようなことを言っていますけれども、実際は、具体案は何にも出ていない。そうしますと、こういう状態で彦根の市役所が50年ぐらい続くかもしれないわけですね。そういうことを考えるときに、市長は節約した節約したと言っているわけです。節約金額が10億円とか11億円とかそういう話ですけれども、皆さん、よく考えていただきたいんです。10億円、11億円節約した結果、何が失われたか。問題はそれなんですよ。  バランスシートというのは、一方に財産があれば、こっちに負債があるとかいろいろなものがあるわけであって、10億円、11億円節約した結果、何が失われたか。これは今まで申し上げたように、外観は失われてしまっているし、これから入っていきますのは付帯決議を少しも実現していないということなんです。  特に重要なのは、職員の皆様の生命・安全、また市民の皆様の生命・安全を守るということが耐震化なんですよ。ですから、何も市役所だけではない。職員のおられるところを皆、耐震化しなければならないわけですよ。ですから、そういう意味からいえば、現行案はきちっと増築して、そして今この市民会館に出ておられる教育委員会とか上下水道をこちらへまとめようと、そうすれば耐震化は済んでしまうわけですね。そういうことで昨年12月の定例会において付帯決議というものがなされたわけです。  ですから、私の質問に対する答弁では、付帯決議は議決案件ではないから関係ありませんということをあっさりとお答えになったけれども、私はそうではないと思いますよ。あの予算案を通す、通してもらう、そういうことでようやく付帯決議という妥協案ができたわけであって、言うならば一体化しているわけですよ。一体化しているそういう議決を、一番重要な統合、分散化を避ける統合というものを全く無視しているという今回実施案をよく提案したと。私は本当に、この度胸というか、あるいは鈍感さには恐れ入っていますよ。恐らく市民の皆さんもびっくりされるのではないかと思います。  それで、私、また夢みらいの皆さんにもお話ししたいんです。昨日の新聞でもいろいろなことを言っていますけれども、結局、本体の現在の市役所は耐震化されるわけですよ。ですから職員の皆さんも、絶対とは言いませんけれども、巨大地震が来たらどうかわかりませんけれども、それはそれとして、少なくとも安心・安全に執務ができる。それなのに、この市民会館におられる方々は何のきちっとした計画もなしに、不安な形で仕事をしなければならないわけですよ。  ちょっと漏れ聞いたんですけれども、特に上下水道部の職員なんかは市民会館の1階におられるんですね。一番心配しておられるようで、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一体我々はどうしてくれるんだと。  そのときに、私、夢みらいの皆さんに申し上げたい。あなた方は働く者の立場で頑張っておられるのではないんですか。また、そういう気持ちで今回の4月の選挙も戦ってこられたのではないないんですか。まさにこの彦根市の職員、組合員が全然労働条件の違うところで働かされようとしているんですよ。それを一遍原点に立ち返って考えるべきではないんですか。  私は、あなた方のこういう行動を、この彦根市全体の働く者あるいは組合員が周知していると思いますよ。しっかりと見ていると思いますよ。なぜこういうことを、いつまでたってもできない市長の味方をされるんですか。先ほど私は予算の原案に賛成の討論を聞いたから申し上げるのであって、知らなかったらこんなこと言いませんけれども、しかし、やはりそういうことをしっかり考えてほしいんですよ。  私はそういう点で、わざわざここに連合の2020年ビジョンまで準備してきたんですよ。ここにはきちっとこういうことが書いてあるんですよ。「働くこと」、ここにかぎ括弧がしてあるんですよ。「『働くこと』に最も重要な価値を置き、自立と支え合いを基礎に、誰もが公正な労働条件のもと、多様な働き方を通じて社会に参加できる。」、そういう「働くことを軸とする安心社会」と位置づけると、これが連合の2020年ビジョンというものにきっちり書いてあるんですよ。  また、連合の行動指針の第2条にも、「私たちは、組合員の視点に立った運動を展開するとともに、全ての勤労者、市民に共感される運動を目指す」と、ここまで言い切っているんですよ。どうなんですか。私は市長が今回実施案と言っているのは全くこれに反していると思いますよ。
     さっき申し上げましたように、備品をいきなり変えて、しかもそれが、引っ越しが大変だからとか、あるいは狭くなるからとか、そんな理由で備品を変えるということはとんでもない話ではないですか。しかも、労働条件というか、職場の環境もちゃんと考えずにやってしまうというような、こんなひどいやり方があるんでしょうか。  私はそういう意味で、しっかりと夢みらいの皆さんも考えていただきたい。もちろん考えておられる方もちゃんとあるということは知っていますけれども、もし考えていないならば今ここでしっかりと考えてほしい、こういうことでございます。  さて、次に申し上げておきたいのは、最初にも申し上げましたけれども、今回は余りにも時間的に余裕のない提案であるということです。わずか1カ月足らずの間に、今まで何年も何年もかかって積み上げてきた現行案、今回実施案はわずかの期間ですけれども、そういうものについて市議会議員に今すぐ判断しろと。特に、工程表によれば、仮設庁舎を建設してといって、あとそのまま今回実施案になだれ込んでいくようなスケジュールになっているんですよ。ですから、私たちは、当然これは一体的なものであると考えざるを得ない。それでは、新しく議員になられた皆さん、本当に現行案について十分勉強なさいましたか。また、それと今回実施案の間で比較をきちっとされましたか。私はそういうことの上で、やはり表決に加わっていただきたいと思うんです。  また、今回実施案に問題ありと思ったら、時間的な余裕が欲しいということであっさりと修正案に賛成していただきたい。また同時に、もしわからないというならば、昨年の12月議会でも退場された方もおられたようでございますので、退場するというのも立派な意思表示なんですよ。ですから、退場は逃げたのではないんですよ。私にはわからないという意思表示をするという勇気を持っていただきたいと思います。  さて、最後に非常に重要な問題を申し上げたいと思います。  まるで緊急防災減災事業債が急がなければならないからということをしきりに市長、関係者は言っていますね。議員の方もそれをおっしゃっています。いいですか。私、短く言います、緊防債、これは随分前からあったんですよ。よろしいですか。これは、東日本大震災があって多くの市役所や地方役場が大きな被害を受けて、そうして司令塔から指令が出せなくなったということから、借金をする場合は有利に借金を認めましょうということになったわけですね。  ですから、私が市長のときも、これはいい制度ができたというので、そのお陰でというと言い方は悪いけれども、現行案もスムーズにでき上がったわけなんですよ。この緊防債に遅れたら、あたかも議会に責任があるかのようなことを植えつけようとしているように私は思います。これはまさに暗示にかからないようにしていただきたいと思いますよ。  市議会はきちっと責任を果たしていますよ。なぜかといいますと、既に現行案というものをきちっと市の方から提案して、そうして議会は設計費用も予算で認めて、現に設計までできてしまっているんですよ。ですから、何も議会が責任を果たさないのではない。議会は既に責任を果たしているんです。いいですか。これだけは忘れないようにしてくださいよ。  その上で、問題はその後の大久保市長の行動なんです。いいですか。皆さんには当然ですが、市の職員にも何の相談もなしに、現行案で県と市が確認書までつくっていました。これは当然、嘉田知事の決裁もあります。もちろん彦根市長の決裁もあります。双方が確認しているものを、大久保市長は自分一人で行って破ってしまったわけですよ。破棄しました。  仄聞するところによりますと、この大久保市長の態度には、県の担当者も非常に不愉快に思ったということです。誰だってそうですよ。通常なら、どうしても破るんだったら、まず総務部長あたりからきちっと挨拶させて、その上で最後に市長が出ていって、実はこれこれこういう事情でと、きちっと理由を説明して破棄すべきでしょう。ところが、そういうような話はなかったと私は聞いております。そこから始まったんですよ。  そこで、簡単に結果だけ言っておきますけれども、要するに増築はしないということですよね。ところが、いろいろと議会でも決議、また付帯決議がありました。これも議会はちゃんと責任を果たしておられるわけですよ。その上で、付帯決議の一番重要な部分をまるで忘れたのか、決議というものを尊重していないのか、私はよくわからないけれども、分散化というものについて全く考えずに、1階のワンフロアだけ広げるということなんですよ。  ところが、今議会においていろいろな問題が起きてきたら、統合も考えるみたいな話になってきました。しかも、行政施設の全般的な検討の中で考えるみたいな話があったんですけれども、何だか最近になってきたら統合するかのようになってきて、今度、この新聞では耐震化後に統合を考えるということなんですよ。私たちは不思議に思いますね。それだったら、どうして耐震化する前に設計の中で統合しないんだと、誰だって思いますよ。それにも答えずに今に至っているわけです。  だから、既に現行案ができ上がった段階において彦根市議会はきちっと責任を果たしています。しかも、その後、市長の行動に対して決議もし、さらに付帯決議もしています。しかも今回は修正案まで出ているわけですよ。ですから彦根市議会はきっちりと責任を果している。むしろこれほどの混乱に陥らせたのは、まさに大久保市長の個人的責任であると私は思っております。どうか皆さん、暗示にかからないようにしてくださいよ。一体誰に責任があるのかということをしっかりと考えていただきたいと思います。  まだまだ1時間ぐらいしゃべりたいんですけれども、それはそれといたしまして、十分要旨はお話しいたしましたので、この程度にさせていただきますけれども、改めて私は皆さんに、長浜の市役所、しかも、コンセプトというんですか、まさに彦根市民のシンボルである、また愛する市役所である、そういう市役所というものをあなた方ももう一回考えてほしいんですよ。30億円を使うのがもったいないとか、とんでもない話ですよ。3方がブレースだらけで、まるで牢獄みたいなこの市役所を、市民の誰が喜びますか。恐らく今ここにおられる皆さんだって、執行部の皆さんだって、まさか手を挙げて、「はい、私はこのブレースいっぱいの市役所に賛成です」と言う人はいないと思いますよ。  ですから、私はこの修正案に賛成しているというのは、何も耐震化事業をやらないとかそういうことではないんですよ。むしろ、ここまで引っ張ってきた大久保市長の責任というものをしっかり考えていただきたいし、同時に、長浜市役所はでき上がりましたけれども、新聞でもごらんのように、これから米原市役所も約50億円かけて新築されるわけですよ。それも大体場所もどうやら決まって、決まるというか、決めようとしておられるわけでして、米原市役所だって、彦根市役所よりは格好いいというような話になるでしょう。彦根市も残念ながらお金を長浜市役所の半分ぐらいしかかけておりませんので、そんなすばらしいものはできると思いませんけれども、やはりこれから50年間、市民が見上げ、我々が使っていく、そういう誇りの持てる市役所というものを考えようではありませんか。そのための修正案ということをぜひともご認識いただいて、私はお願いするという言葉は使いません。皆さん、しっかり考えようではありませんかという呼びかけで、賛成討論を終わらせていただきます。どうも長々とご清聴ありがとうございました。 25 ◯議長(西川正義君) 21番安澤勝君。安澤君。   〔21番(安澤 勝君)登壇〕 26 ◯21番(安澤 勝君) それでは、私は議案第52号に対して、公政会で賛成する議員を代表し、賛成の立場での討論を行いたいと思います。  当議案に関しましては、今定例会におきまして、さまざまな議員の皆様から議論がなされたところでございます。そのご意見の中でも、もっともだと思う意見もたくさんございます。しかしながら、当議案に賛成する公政会議員の一同は、いつ発生するかわからない大震災に際し、できるだけ早期に工事に着手し安全を確保することにより、市民の方々や職員の皆様方の大切な命の保障と安全を確保することが何よりも重要であると考えております。  また、平成25年12月18日に提出されました市役所本庁舎耐震工事に着手することを求める決議案を決議いたしているところであり、議員として、このことも十分に考慮すべき点であると考えております。  一方、これを否決した場合、彦根駅東口での仮庁舎はできず、広大な仮庁舎の場所を新たなところに求めなければならないことになります。現在の庁舎付近でこうした広大な土地を確保することは至難のわざだと考えます。こうした場所の選定や工法選定を考えますとき、工事の着工はますます遠のき、いつ耐震工事にかかれるか極めて不透明であります。  現在は、こうした議論の段階で済んでおりますが、もし不幸にして大震災が発生し死傷者が出るような事態に陥った場合、市民に対し議員はどのような説明が行えるでしょうか。市民の財産、生命、来庁者や職員を守る立場にある議員として、早期着工の立場からも議案第52号に賛成し、討論といたします。  以上でございます。 27 ◯議長(西川正義君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 28 ◯議長(西川正義君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  ただいま議題となっております各議案のうち、まず、議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第2号)に対する、谷口典隆君ほか3名から提出された修正案について、起立により採決をいたします。  お諮りいたします。  本修正案に賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 29 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、議案第52号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第2号)に対する修正案は可決されました。  次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について、起立により採決いたします。  お諮りいたします。  議案第52号の修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 30 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第53号平成27年度(2015年度)彦根市立病院事業会計補正予算(第1号)を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 31 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第54号平成27年度(2015年度)彦根市水道事業会計補正予算(第1号)を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 32 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号彦根市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 33 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第56号彦根市市税条例等の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 34 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第57号彦根市廃棄物の処理および清掃に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 35 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第58号彦根市荒神山自然の家の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 36 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第59号彦根市子どもセンターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 37 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第60号彦根市公民館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 38 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第61号彦根市民会館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。
     本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 39 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号ひこね市文化プラザの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 40 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号彦根市高宮地域文化センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 41 ◯議長(西川正義君) ご着席ください。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第64号みずほ文化センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 42 ◯議長(西川正義君) ご着席ください。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第65号彦根市民体育センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 43 ◯議長(西川正義君) ご着席ください。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号彦根市地域体育館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 44 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第67号彦根市立学校運動場照明設備の使用に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 45 ◯議長(西川正義君) ご着席ください。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。            午前11時44分休憩            午前11時52分再開 46 ◯議長(西川正義君) それでは、引き続き採決をさせていただきます。  次に、議案第68号彦根市男女共同参画ンターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 47 ◯議長(西川正義君) ご着席ください。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号ひこね燦ぱれすの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 48 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号彦根市農村環境改善センターの設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 49 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号彦根市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 50 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第72号彦根市準用河川に関する占用料条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第73号彦根市公園条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。
     本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 52 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第74号彦根市駐車場の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 53 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第75号彦根市自転車駐車場条例の一部を改正する条例案を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決いたします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 54 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第76号彦根市自転車等の放置の防止に関する条例の一部を改正する条例案を採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議がありますので、起立により採決します。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 55 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第77号財産の取得につき議決を求めることについてを採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 56 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第78号財産の取得につき議決を求めることについてを採決します。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 57 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、請願第3号子ども医療費助成制度の拡充を求める請願書を採決します。  本請願に対する委員長報告は不採択であります。  お諮りします。  本請願を採択することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 58 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立少数であります。よって、本請願は不採択と決しました。  最後に、請願第4号集団的自衛権の行使を具体化する法案の慎重審議を求める請願書を採決します。  本請願に対する委員長報告は不採択であります。  お諮りします。  本請願を採択することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 59 ◯議長(西川正義君) ご着席ください。  起立少数であります。よって、本請願は不採択と決しました。  暫時休憩いたします。            午前11時59分休憩            午後1時00分再開 60 ◯議長(西川正義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ────────────────── 日程第3 議案第80号上程(市長提案説 明) 61 ◯議長(西川正義君) 日程第3、議案第80号を議題といたします。  職員にこれを朗読させます。   〔廣瀬議会事務局次長朗読〕 62 ◯議長(西川正義君) 提案者の説明を求めます。  市長。   〔市長(大久保 貴君)登壇〕 63 ◯市長(大久保 貴君) 本日、追加提出いたしました議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。  議案第80号は、一般会計について、諸般の事情により緊急に処理すべきものの補正を行おうとするものでございまして、去る5月29日(金)に、ごみ焼却場の中央自動運転制御装置が故障いたしまして、ごみの焼却ができなくなったことから、同装置の応急修繕費、故障期間中の可燃ごみの処分費、および同装置を本格的に修繕するための経費につきまして補正を行うものでございます。これらの補正予算額は9,557万1,000円でございまして、繰越金をもって賄おうとするものでございます。  以上が本日提出させていただきました議案の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 64 ◯議長(西川正義君) これより質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はありません。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 65 ◯議長(西川正義君) 質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております議案第80号については、会議規則第37条第1項の規定に基づき、予算特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 66 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、議案第80号については、予算特別委員会に付託の上、審査することに決しました。  休憩中に予算特別委員会を開き、付託議案を審査願い、再開後は、委員長に委員会審査の結果報告を求めます。  暫時休憩いたします。            午後1時02分休憩            午後2時00分再開 67 ◯議長(西川正義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほどの獅山議員の議案第52号の修正案に対する賛成討論の中で、個人が特定される部分について発言の取り消しの申し出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 68 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。  お諮りします。  ただいま予算特別委員長から委員会報告書が提出されましたので、この際、議案第80号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、議案第80号を日程に追加し、議題とすることに決しました。 ────────────────── 追加日程 議案第80号(委員長報告・質 疑・討論・採決) 70 ◯議長(西川正義君) 議案第80号を議題とし、委員長の報告を求めます。  予算特別委員長八木嘉之君。八木君。 〔予算特別委員長八木嘉之君)登壇〕 71 ◯予算特別委員長八木嘉之君) 予算特別委員会委員長報告を行います。  今期定例会において、本委員会に付託されました議案審査のため、本日、本会議休憩中に本委員会を開き、慎重に審査いたしましたその経過ならびに結果について報告をいたします。
     本委員会に付託されました議案は、議案第80号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第3号)の1件でありましたが、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって、予算特別委員会委員長報告を終わります。 72 ◯議長(西川正義君) 以上で委員長の報告は終わりました。  暫時休憩します。            午後2時02分休憩            午後2時10分再開 73 ◯議長(西川正義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより委員長の報告に対する質疑に入ります。  ただいまのところ質疑の通告はありません。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 74 ◯議長(西川正義君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結します。  これより討論に入ります。  ただいまのところ討論の通告はありません。  討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 75 ◯議長(西川正義君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第80号平成27年度(2015年度)彦根市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 76 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ただいま、議案第80号が可決されました。  さきに議案第52号が修正可決されたことにより、議案第80号の計数を整理する必要が生じましたので、会議規則第43条の規定により、議案第80号に係る計数の整理を議長に委任されたいと存じますが、これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 77 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。 ────────────────── 日程第4 意見書案第2号上程 78 ◯議長(西川正義君) 日程第4、意見書案第2号を議題とします。  職員にこれを朗読させます。   〔廣瀬議会事務局次長朗読〕 ────────────────── 79 ◯議長(西川正義君) お諮りします。  ただいま議題となっております意見書案第2号については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、提出者の説明を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 80 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、意見書第2号については、提出者の説明を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  ただいまところ質疑の通告はありません。  質疑はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 81 ◯議長(西川正義君) 質疑なしと認めます。  これにて質疑を終結いたします。  お諮りします。  ただいま議題となっております意見書案第2号については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 82 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、意見書案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。  討論の通告書が1名の方から提出されておりますので、発言を許します。  4番夏川嘉一郎君。夏川君。   〔4番(夏川嘉一郎君)登壇〕 83 ◯4番(夏川嘉一郎君) 私は、意見書案第2号「安全保障法制」に関わる意見書案に対する賛成討論を行います。  既に慎重審議に入っているという人もおりますけれども、法案の基本部分を通すためのこれは手練手管ではないかという考えもございます。しかも、国の命運を左右するような大きな法案でございます。しっかりと討論をさせていただきたいと思います。  今、国会で審議中の集団自衛権行使に係るこの法案は、我々国民にとって、国の命運を左右しかねない重大さを内包しているものであると考えます。政府提出のこの法案の骨子は、日米両国軍事体制のさらなる一体化の推進ではないでしょうか。  具体的には、世界で行動する米軍に追随し、後方支援を受け持つというもの。もちろん政府は、各種平和法案を設定し、歯止めはしっかりとかけていると主張しておりますが、例えば、1番、武力攻撃事態改正法案、これは日本の存立が脅かされる場合での他国への武力行使容認。2番目、重要影響事態法案、日本に大きな影響を与える事態での米軍等への後方支援。3番目、国際平和支援法案、国際社会に対する脅威を取り除く活動。これは多国軍への後方支援等々でございます。  しかし、これらの歯止め法案は、いずれも定義が曖昧で、その時々の政府によってどうにでも解釈できるもの、また、周辺状況が緊迫すれば、小さな歯止め、複雑な歯止めは意味をなさなくなる可能性は大きいのであります。これは戦時緊迫下でのこの種の歯止めは全く意味をなさない。これは戦争体験あるいは戦争に行った方なら、誰でもが声をそろえて「そのとおり」と言うはずでございます。これは全く緊迫下では役に立たない、このように私は確信いたします。  ここで申し添えておくべきことは、もう一つあります。  軍事での後方支援も前線もこれは一体でございます。一体の軍であり、その危険度に全く差異はないのではないでしょうか。このことは古今東西、軍師の証明するところであります。輸送部隊がまず攻撃される、これは軍の常識でございます。日本のかつての太平洋戦争がそれをしっかりと証明しているのではないでしょうか。後方支援は分断されて、前線の兵士が餓死をしました。これは、ありありとこの間の戦争が証明をしている事実でございます。ここにも一つの大きな危険が潜んでいるのではないでしょうか。  さて、今まで、自衛隊の海外での軍事活動は憲法違反ということで米軍からの無理な要請も何とか断れてきたのでありますけれども、平和憲法、専守防衛、周辺事態のこの大きなかんぬきを自分から外す、このような愚行を犯せば、あとはただ止まらない汽車のごとし。「止まらない汽車」という歌がありますけれども、米国世界戦略の駒として後戻りできない世界へ足を踏み入れること、これは必至ではなかろうかと私は考えるものであります。  しかも、大国に沿って動く追随国という形、ここにも危険が潜んでおりますが、自分の意思ではなく、強国が自分の意思で進むその後について進む、しかも一番危ない、こういう形に巻き込まれる危険性は十分にあります。  第3番目。いま一つ、別の観点からの懸念もございます。  戦後70年、多くの人の犠牲の上に開眼、平和を求める国として、それなりのイメージ、立ち位置を世界の中で獲得してきた我が国。これからは、さらに世界平和の旗手としてその働きに期待する人々、また世界の国々も多いはず。現政府はなぜ一気にその誇るべき責務を放棄し、一方にシフトして動こうとするのでしょうか。一度失った信用は二度と戻りません。歴史の中で日本の国がそういうように一方にシフトした、この事実は決して世界史の中で消えることはないと思います。進むべき方向がはっきりとわかっていないのではないでしょうか。これが非常に危ない方向というポイントの四つ目でございます。  最後に、気にかかることをもう1点。  我が国憲法学者の大多数が、この法案は明らかに憲法違反と声をそろえて反対していることでございます。これは大いに参考にすべきことだと考えますが、いかがでしょう。  最後に、もう一つだけ言わせていただきます。  政府が間違った方向に進んだとき、国民が無意識にそれに従うのではなく、軌道修正をしっかりやる、そういう日本国民であるべきではないかと私は思うわけでございます。  以上、これらの見解により、私は集団的自衛権行使に関わる法案の慎重審議を強く求めるものでございます。  討論を終わります。 84 ◯議長(西川正義君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 85 ◯議長(西川正義君) 討論なしと認めます。  これにて討論を終結いたします。  これより採決を行います。  意見書案第2号「安全保障法制」に関わる意見書案を採決します。  お諮りします。  本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 86 ◯議長(西川正義君) ご着席願います。  起立少数であります。よって、意見書案第2号は否決されました。  この際、お諮りいたします。  地方自治法第100条および会議規則第159条の規定に基づき、お手元に配付しております議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 87 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、お手元に配付しております議員派遣の件のとおり、議員を派遣することに決しました。  お諮りします。  ただいま議決された議員派遣の件につきましては、諸般の事情により変更が生じた場合には、その取り扱いについて議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 88 ◯議長(西川正義君) ご異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。  続いて、お諮りします。  議会運営委員長および議会改革特別委員長、ならびに予算特別委員長から、会議規則第103条の規定に基づき、閉会中もなお審査および調査を継続する必要がある旨の申し出がありました。  お諮りします。  各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 89 ◯議長(西川正義君) 異議なしと認めます。よって、議会運営委員長および議会改革特別委員長、ならびに予算特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査ならびに継続調査に付することに決しました。  以上で今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  これにて平成27年6月彦根市議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。
               午後2時25分閉会 会議録署名議員  議 長  西 川 正 義 君  議 員  中 野 正 剛 君  議 員  山 内 善 男 君 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...