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平成19年 彦根城築城400年祭特別委員会 本文 開催日: 2007-07-05

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  1. 彦根市議会 2007-07-05
    平成19年 彦根城築城400年祭特別委員会 本文 開催日: 2007-07-05


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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                午前9時34分開議 ◯委員長矢吹安子さん)   それでは、ただいまより彦根城築城400年祭特別委員会を開きます。  大橋副議長と佐野委員は、所用のため欠席であります。  それでは、委員会を始めるに当たりまして、獅山市長からごあいさつをお願いいたします。 2 ◯市長(獅山向洋君)   皆さん、おはようございます。本日は、何かとお忙しい中を、彦根城築城400年祭特別委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。  この400年祭、3月21日にスタートいたしまして、現在、108日目になってきております。いろいろと問題はありながらも順調に推移しておりまして、ちょうどこの6月28日が100日目になったわけですが、100日目現在では、彦根城への入山者が34万人を超えました。また、彦根城博物館への入館者も10万5,000人を超えたわけでございます。もちろん、入山者も例年に比べて非常にたくさん入ってきていただいているわけですが、特にこの彦根城博物館ですが、これは毎年、年間で9万人か10万人ぐらいという数で推移しておったわけですが、100日目にして10万5,000人を超えたわけでございまして、そういう意味で博物館の健闘ぶりといいますか、それが特に目立つように思っております。250日間のうち大体4割、40%の日数を超えたわけでございまして、まだまだ約140日余りの日数が残っているといいますか、頑張らなければならないわけでございまして、そういう意味で、特別委員会の委員の皆様方におかれましても、今後ともぜひともご支援、またご協力を賜りたいと思っております。  本日は、平成18年度の事業報告収支決算、さらに、平成19年度の事業の概要や収支予算についてご説明させていただきたいと思っております。これにつきましては、6月下旬に理事会や実行委員会を開催いたしまして、その中で一応こういうことにしようというふうになった内容でございますので、できる限り詳しく説明させていただき、またそれに対してご意見を賜りまして、それを我々としても実行委員会の方に反映させていきたいと思っておりますので、忌憚のないご意見を賜りたいと思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。 3 ◯委員長矢吹安子さん)   ありがとうございました。  本日の委員会を進めるに当たり、理事者から資料の提供の申し入れがあり、委員長として許可いたしましたので、お手元に配付しております。これに基づき、理事者から説明をいただきますので、よろしくお願いいたします。  本日の委員会の進め方としましては、理事者側から説明を受けた後、質疑に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、第9回国宝・彦根城築城400年祭実行委員会報告についてを議題といたします。  理事者の説明をお願いいたします。  彦根城築城400年祭推進室長。 4 ◯彦根城築城400年祭推進室長東田孝一君)   それでは、今ほど委員長のお話にございましたように、6月26日に第9回実行委員会が開催されまして、平成18年度事業報告ならびに平成18年度の収支決算報告、そして平成19年度の事業計画案、平成19年度の収支予算案を審議していただきました。いずれも承認されましたところでございますが、その資料に基づきましてご説明をさせていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それでは、お手元にございます資料1、18年度の事業報告書の1ページをごらんいただきたいと思います。  18年度の事業報告実行委員会および理事会、専門部会開催状況ということで、実行委員会につきましては、18年度は開会前の2月19日までに5回開催されまして、ご審議、検討等をいただいたところでございます。それと並行しながら、理事会という中で開催状況を示させていただいております。これにつきましては、理事会とあわせて、後ほどご説明申し上げます専門部会というのがございます。その専門部会長も合同で出席していただいて会議を開催させていただいたものが、理事会の下の欄のところに掲載させていただいております。  専門部会につきましては、総務・広報宣伝部会主催事業部会、そして協賛事業部会市民文化創造部会、この4部会がございまして、総務・広報宣伝部会につきましては、1ページ一番下の方に掲載させていただいておりますように、開催後におきましても開催をさせていただいたという状況でございますし、それと主催事業部会は開催の直前まで、各事業についての準備・進捗状況等についてもご検討、ご議論いただいたところでございます。協賛事業部会につきましては2回開催されておりますけれども、また後ほど事業内容等でご説明申し上げますけれども、このほかに審査会ということで2回開催させていただいております。そういうような状況でございます。それと、市民文化創造部会につきましては、「ひこねを盛り上げ隊」という隊を発足いたしまして、そして市民の創意工夫した事業を展開していこうという中で、開催された状況をお示しさせていただいております。  続きまして、3ページをお願いいたします。  この3ページはプレイベントということで、既に特別委員会でもご紹介させていただいておりますけれども、最初のプレイベントとしては、「TekuTeku彦根」ということで、昨年の10月14日、稲枝から市街地、彦根城内、そして彦根駅までを歩くコースを2コースで開催させていただいたところでございまして、一般の参加者145名、小・中学生7名という中で、地域のボランティアの方、そしてまた観光ボランティアの方等々、協力いただきながら開催させていただいた事業でございます。  4ページをお願いいたします。
     「自然の学校・野楽~温故知新・築城400年祭分校~」ということで、これにつきましては、子どもたちが自然の中で学ぶことで、郷土愛の育成につなげようということで開催されました。会場は彦根城一帯でございます。特に、城内のお堀にカヌーを浮かべまして、市内の小学生の皆さんが普段体験できない場所でのカヌー体験ということで随分と感動を持たれたということを聞いておりますけれども、カヌー体験の指導には野田知祐さんにおいでいただいて、145名の小学生が参加していただきました。この参加者とは別に、保護者等、約150人前後の方がおいでいただいてこの様子を見守っていただき、そしてまた、お手伝い等をいただいたというような事業でございます。これが4ページの自然の学校であります。  5ページをお願いいたします。  「大人の学校・夜樂~温故知新・築城400年祭分校~」ということで、これにつきましては、文化・芸術、そしてまた、まちづくり人づくり等いろんな形で講師をお迎えして、そして食をともにする中で、彦根の現在と将来のテーマで話し合いをしていただいた事業でございます。第1回目は「歴史」を語らしむということで、この講座につきましては彦根城博物館能舞台の方でございまして、無料でさせていただきました。約二百数十名の方がお集まりいただいたということでございます。あと、2回、3回、4回、5回と、「食」と「まちづくり」と「旅」と、そして「直弼とたか女」ということで、歴史・文化の部分でそれぞれご参加いただきまして、講師とともに、一方的に話を聞くだけでなしに、参加者からも語りかけ、そしてまた、食事をともにしながらやっていくという事業を展開させていただいたところでございます。  6ページをお願いいたします。  光の祝祭 彦根城ライトアップ「ひこね夢灯路」ということで、これにつきましては、彦根城内をライトアップするとともに、そして、この事業についてのシンポジウムを2回開催させていただきました。講師につきましては、ライトニングデザイナーでございます内原智史さんにおいでいただいて、市民の方、そして関係者等が、ひこね街なかプラザ彦根城博物館シンポジウムが開催されたところでございます。特に年末、大みそかでございますけれども、彦根城の北側にございます金亀公園、野球場、エントランス広場等で2万灯のキャンドルの点灯を行いまして、これにつきましては約2,000人の市民、そしてまた遠方からもおいでいただいておりましたけども、そういう方々にお集まりいただいて、キャンドルをともし、そしてまた、年越しを楽しんでいただいた事業でございます。その様子の一部が、6ページ右下にひこにゃんをキャンドルで描いた写真が出ておりますけれども、こういう形で2万灯のキャンドル点灯した事業でございます。  続きまして、7ページをお願いいたします。  3月21日以降の主催事業のご説明になりますけれども、3月21日から特別展「井伊家十四代物語」、この事業につきましては、250日間、開国記念館で開催している事業でございまして、彦根城と彦根藩井伊家14代のそれぞれを展示、そしてまた、映像等で紹介するものでございます。これにつきましては、石積みの体験とか、昔の火縄銃の鉄砲の重さを実際に体感できる、そういうような体験の展示、そしてまた、彦根城とか井伊家の藩主に関する映像等のムービー的な部分の紹介、あわせて彦根城内で随分とたくさん撮影されております、その撮影された部分、場所を示しながらの、数多くのドラマのロケ地になった彦根城を見ていただくというような映像等をやっておりまして、随分とこの部分では、子どもさんから大人の方まで楽しんでいただき、またそして学んでいただける事業ではないかと感じております。  続きまして、8ページをお願いします。  特別展「ワダエミの衣装展・森羅万象in彦根城」、これにつきましても3月21日から5月30日まで開催させていただきまして、西の丸三重櫓、そして、天秤櫓で開催させていただきました。作品そのものは150展を展示されまして、ここの両櫓に訪れていただいた方は約17万人という数字でございます。そのような中で映画の世界、オペラの世界の衣装等を多くの皆さんにごらんいただいた事業でございます。  続きまして、9ページをお願いいたします。  彦根まちなか博物館、これにつきましても、開催期間中11月25日までずっと開催されておりまして、アル・プラザ彦根3階と近江鉄道彦根駅構内、それと夢京橋キャッスルロード・夢京橋あかり館2階、このそれぞれの会場で開催されております。彦根出身の書道家であります日下部鳴鶴のコレクション、そしてまた、高橋狗佛コレクション近江鉄道コレクション、そして引札コレクションなど、市内に眠っていたコレクションをさらにこの機会に展示して、多くの皆さんに見ていただくための博物館でございます。  10ページをお願いいたします。  「彦根城ブライダル~井伊家35万石大名庭園での結婚式~」、これにつきましては、築城400年祭をさらにPRするための事業でございまして、人前結婚式という手法で彦根城玄宮園、そして彦根城博物館能舞台を会場に開催されたところでございます。晴天の日は玄宮園、そして雨のときは彦根城博物館能舞台で開催されまして、8組のご応募がございまして、それにかかわる関係者570名の方がおいでいただいたということでございます。これはふだん結婚式を挙げる場所ではないので、新郎新婦は随分と感動されたという感想もお聞きしております。  続きまして、11ページをお願いいたします。  広報宣伝の事業でございますけれども、パンフレット、ポスター等印刷物等をつくらせていただいた枚数等を掲げさせていただいております。その下は、観光展などキャンペーン等で、東京、京都、名古屋、大阪等へ出向かせていただいたところでございます。特に、この事業につきましては、私ども独自でキャンペーンをやるのは大阪で実施させていただきましたけれども、あとはできるだけ経費の面等々、随分と経費がかかりますので、びわこビジターズビューロー、そしてまた観光協会観光課等とタイアップしながらいろんな箇所でキャンペーンを張らせていただきました。特に、さっぽろ雪まつりでのPRにつきましては、彦根城の雪像がつくられ、そしてまた、彦根の方が雪まつりの中でのPRをしていただいたということで、随分と関心を持たれたということを聞いております。  そして、12ページ下の方のその他ということで、旅行エージェントツアー、これは、昨年9月13日から28日の間、大手7社、約50名の方がご参加いただきまして、1泊2日の事業でございました。それぞれ社ごとに区分けして、日を変えて来ていただいたわけですけども、夜には「玄宮園で虫の音を聞く会」の会場へ行っていただき、そしてまた、お昼等には夢京橋キャッスルロード、そのほか彦根城はもちろんのことですけど、そういうようなところへ、現地へ行っていただいて彦根のよさを体感していただいたということで、ここに参加していただいた方は、各旅行会社の商品企画を担当されている方々です。それと、3月21日の開催の前日に、プレスプレビューということで、彦根城内各櫓と、そして彦根まちなか博物館報道関係の皆さんに見ていただいたというところでございます。  続きまして、13ページをお願いいたします。  協賛事業でございます。協賛事業には支援事業後援事業がございまして、先ほど協賛事業部会の中でご説明させていただきましたけども、18年度、第1回の支援事業の募集には7事業に対し、最高25万円の助成をさせていただきました。そして、第2回目はことし1月22日に審査会を開きまして、23事業のうち15事業を支援させていただいたということでございます。もちろん、これにつきましては、審査会とヒアリングは部会の方でやっていただいて、それぞれの事業を決定していただいたところでございます。それで、18年度に、この事業の中で開催された支援事業の3月31日までに開催された分を掲載させていただきまして、と同時に、一部事業につきましては19年度もあわせて実施されているという部分でございます。  それと、後援事業でございます。これにつきましては名義後援等で、あとはホームページで周知するなど、そういうような形で事業支援をさせていただいている後援事業でございますけれども、18年度には14の事業に後援をさせていただきました。現在、約40件の申請があり承認をさせていただいているということでございます。これが13、14ページでございます。  15ページをお願いいたします。  市民文化創造事業ということで、市民文化創造部会の中で「ひこねを盛り上げ隊」、これにつきましては、昨年10月21日に「ひこねを盛り上げ隊」発足会議が開かれまして、その中でキレイHIKONEキャンペーン隊活動ということで、彦根駅前、そしてまた昭和新道等の花壇等の手入れ、そしてまた清掃活動等の隊活動といいますか、班活動が1つ。それと小江戸彦根実感劇団活動ということで、これについては彦根城内、城域を、おいでいただいた観光客の皆さんとともに江戸時代の空間をつくろうということで、「ひこねを盛り上げ隊」のメンバーが時代衣装を着用して城内を歩いていただいたり、写真撮影していただいたり、そういうような形でやっていただきました。  それと、「ひこねを盛り上げ隊」の中でもう一つ、彦根どんつき先導隊、16ページの下の方に出てきますけれども、彦根の情報を出していくということで、情報誌「どんつき瓦版」ということで今現在4回発行されておりますけれども、そのような編集、そしてまた取材活動の分でございます。これが3つの班に分かれて、「ひこねを盛り上げ隊」として活動されております。3月31日現在127人ということで登録者数が出ておりますけど、今現在約200人近くが登録されているところでございます。  17ページをお願いいたします。  開場式および開会式典ということで、3月21日に彦根城表門橋前で開場式が開催されまして、ここに掲げております皆さんにテープカットをしていただきました。この開場式には約1,000人の方がお集まりいただいたということをお聞きしております。  続いて、開会式典彦根城博物館能舞台で開催されまして、開場式典に参加していただいた来賓の皆さん等開会式典が開催され、テレビとかラジオの放送で生中継をして、参加できなかった市民の皆さんや、そしてまた広く県内の皆さんにも周知したというところでございます。ちなみに、この日の彦根城の入山者数は、開会式の日は6,178人でございました。  18ページをお願いいたします。  その他ということで、前売り券の販売結果、これは実行委員会分でございますけれども、構成団体を中心に、当初一般券2万枚を印刷されていたところでございますけれども、実行委員会としましては、結果的に一般券2万5,373枚、小・中学生1,029枚、この分を前売り券で販売させていただいたという結果報告をさせていただいております。それと、寄附金の分で、平成18年度ご寄附いただいた件数は288件、1億3,429万4,634円ということでご報告を申し上げました。それとあわせて、シンボルマーク、ロゴマークキャラクター等の使用申請でございますけれども、18年度は410件ございまして、今現在、特にキャラクターグッズ等が約220点販売されております。それと、彦根城の入場者数でございますけども、18年度3月21日から開会されました入場者数につきましては4万1,571人というところでございます。ちなみに、昨日4日現在で34万9,865人というところでございます。  駐車場・交通対策でございます。彦根城域内の駐車場につきましては、7つの駐車場を用意させていただきました。  19ページをお願いいたします。  19ページにつきましては、彦根城域外臨時駐車場ということで6つの駐車場を用意させていただきました。それとあわせて、臨時駐車場につきましては、市の交通対策班も出務しておりましたけど、それとあわせて交通整理員の配置ということで業者の方にお願いしたということで、それぞれの駐車場の配置人数を掲げさせていただいているところでございます。  それとあわせて、駐車場誘導等看板設置箇所の数は61カ所ということでございます。また、市内を巡回していただくのに巡回バスを、実行委員会としても18年度中に、特に祝日、土・日の分で4日間、ご城下巡回バスと同様のコースをこちらで運行させていただいたということでございます。  それと、城内に大勢のお客様をお迎えするに当たっては、仮設トイレということで、二の丸駐車場仮設トイレにこれだけの数を、桜場駐車場も同様に、そして大手前保存用地駐車場、旧近江高のところにも仮設トイレを置かせていただきました。二の丸と桜場については既存のトイレがございましたけども、それ以上にここで対応させていただいたというところでございます。  彦根ええもん物産館でございますけれども、これにつきましては、二の丸のにぎわい広場に彦根ええもん物産館を設置させていただきまして、この中には物販の部分と、そして休息の部分とインフォメーションの部分をこちらでは設置したというところでございます。それと、私ども実行委員会現地事務所を、にぎわい広場に、以前観光協会が駐車場と休息所に使っておられた場所、二の丸駐車場ですが、現地事務所ということで設置させていただきました。  続きまして、20ページをお願いいたします。  20ページは、400年祭の公式ホームページを昨年の5月25日に設置いたしましたけれども、それについての推移をご紹介しております。特に、開幕が近づいた3月に入ってから、そして開幕直後等については随分とアクセス数が増えておることがわかります。そういうような部分で、この400年祭のホームページアクセス状況を示させていただいた数字でございます。  続きまして、資料2でございます。  18年度の400年祭の収支決算書でございます。  収入の部でございます。前年度繰越金301万6,809円の決算額でございます。そして、事業収入につきましては決算額1,521万1,015円ということで、これにつきましては、事業収入の中は、後ほどまたご説明させていただきますけども、各主催事業の参加料等々の収入がございます。そして、広告料収入ということで、ガイドブックをつくらせていただいて、それぞれの企業から広告料をちょうだいした分でございます。そして、400年祭のホームページバナー広告ということで、広告料収入として499万円というところでございます。それと、負担金でございますけども、負担金は1億4,258万7,000円、これにつきましては市の負担金1億4,008万7,000円、そして団体負担金ということで、17年度も同額でございましたけど、250万円というところでございます。それと、寄附金・協賛金でございます。これにつきましては130万1,000円、これにつきまして、協賛金ということで、開会式にテレビ放送いたしました。その中で、企業の方から協賛金をちょうだいした80万円、そして実行委員会にご寄附いただいた50万1,000円という部分でございます。その他収入としましては354万1,380円ということで、これは預金利子と、雑収入ということで開会式のお祝い金、はっぴの売り上げ、そしてまた後でご説明します立替金等でございます。合計決算額1億6,565万7,204円ということで、予算額に対しまして1,153万204円の増額になっております。  支出の部でございます。事務局運営費決算額1,140万5,653円、これにつきましては、臨時職員さんの賃金から銀行振り込み手数料までの部分でございます。それと広告宣伝費、これは2,378万7,014円ということで、先ほどご紹介した事業に使った経費でございます。行・催事費1億2,326万3,178円、これは会場整備費、また後ほどご説明申し上げます主催事業費協賛事業費市民文化事業費、そして、ディレクター等の委託料、光熱水費等でございます。予備費につきましては、行・催事費へ充用させていただいたということで、支出の部1億5,845万5,845円ということで、予算に対して432万8,845円ということで出ておりますけれども、収入から支出を差し引いた、一番下に書いております720万1,359円は次年度へ繰り越しということにさせていただいております。  次のページをお願いいたします。2ページでございます。  これにつきましては、今ほどご説明申し上げました収支決算書の副表でございまして、特に支出、下の欄の各項目別の流用等について掲げさせていただいております。支出の部の予算額の右側の流用額、それぞれの項目から流用、そしてまた予算にプラスしたという分をここではご説明させていただきました。  3ページをお願いいたします。  特に、主催事業の部分で収支決算をご説明申し上げます、主催事業事業収入978万1,015円等を含めて、主催事業では収入の部が8,167万440円ということでございます。これにつきましての支出の部でございますけども、プレイベントの自然の学校・野楽、大人の学校・夜樂、TekuTeku彦根、光の祝祭 彦根城ライトアップ等、それぞれ実行委員会構成団体が担当団体として事業を執行しておりますけれども、このプレイベントの部分、彦根城ブライダル、彦根まちなか博物館、事業を展開するに当たっての映像等の借用の準備経費、城内へおいでいただく方の保険料等のイベント保険、そして城内で開催させていただく特別展等に係る費用をここに掲げさせていただきまして、ご説明を申し上げているところでございます。  4ページをお願いいたします。  4ページにつきましては、今ほどの主催事業の副表ということで、各事業の収入を特にここでは掲げさせていただいております。自然の学校・野楽以下でございますけども、参加料、彦根まちなか博物館等の前売り券の売り上げ、そしてグッズの売り上げ、広告料等をここでは掲げさせていただいて、事業収入の詳細をご紹介させていただいたところでございます。  支出の部でございますけれども、前ページで掲げさせていただきました各事業の決算額とその財源の内訳ということで、それぞれの事業につきまして、先ほど申しました事業収入、その他収入、預貯金利息、そして実行委員会本体からの拠出金を掲げさせていただいています。  これらの事業として、収支決算につきましては、6月21日に監事さんお二人に監査をしていただきまして、それについての報告書でございます。  次に、資料3でございます。19年度の主催事業の概要ということで、19年度事業でございます。  もう既に、これらの事業の中には始まっているもの、そしてまた始まって終わったもの等がございます。「井伊家十四代物語」も始まっておりますし、「ワダエミの衣装展」につきましては、既に約17万人のお客さんをお迎えして終わっております。そしてまた、3段目の特別展「山田洋次 時代劇三部作展」、これも天秤櫓で開催させていただきまして、この期間約2万5,000人のお客さんをお迎えいたしました。  今後、1ページ一番下の「レゴ」で作った世界遺産展ということで、世界遺産をレゴブロックで再現したものを天秤櫓で7月14日から開催していく分でございます。  続きまして、2ページをお願いいたします。  同じく、天秤櫓では特別展「招き猫展」ということで、約300体の招き猫を一堂に集めて、こちらで展示させていただきたいと思っております。  それと、現在開催中でございますけれども、西の丸三重櫓では「開国資料展」ということで、現在、主催事業「開国カンファレンス」、もう終わりましたけれども、その分や、彦根城博物館での特別企画展等を開国に合わせてやっております。その部分で、西の丸三重櫓でも「開国資料展」を開催させていただいております。  9月秋からは「ホリ・ヒロシ人形姫絵巻」ということで、秋から閉幕までの長期で、西の丸三重櫓でホリ・ヒロシさんの作品をこちらで展示予定でございます。  それと、彦根まちなか博物館、これは先ほどもご説明させていただいた、期間中ずっと開催されるものです。  一番下のHANA&千人茶会、既に5月27日には大勢のお客様をお迎えして、彦根城博物館、そしてまた滋賀縣護国神社等でお花とお茶席等が開催されたところでございます。今度、10月6日、秋にももう一度開催いたします。  3ページをお願いいたします。  3ページは、先ほども少し触れましたけど、開国カンファレンスということで、Part1ということで、1回目は4月21日に横浜市の開港記念会館の講堂で、横浜市民の方を中心にしてカンファレンスを開催させていただきました。この会場では、横浜市長の中田市長さんのごあいさつをいただいております。そして、Part2は彦根会場ということで、6月16日には滋賀大学の講堂で約300人、彦根城博物館の能舞台で明くる日の17日に150人の方にご出席いただいて開催させていただいたところでございます。  さらに、9月1日からは、佐和山・一夜城復元プロジェクトということで、商工会議所青年部の皆さんが中心になって佐和山の絵をパネルに張りまして、それをライトアップしていくという事業でございます。これが9月1日から始まります。  それと、同じライトアップで、光の祝祭 彦根城ライトアップ「ひこね夢灯路」、これはプレイベントでさせていただきましたけど、さらにこの部分では、「玄宮園で虫の音を聞く会」や「錦秋の玄宮園ライトアップ」とあわせて彦根城内堀、そしてまた中堀の周辺をライトアップしていくという事業でございます。  彦根サウンドラリー2007、これにつきましては、彦根城周辺でのさまざまな文化的な施設を使いながらいろんなジャンルのコンサートを開催していくということで、今最終の調整段階に入っておりますけれども、8月31日を第1回として4日間を予定しております。  それと、日韓交流フェスタ、これにつきましては、10月7日、8日と、朝鮮通信使の関係の事業が開催されます。特に10月8日祝日には、宗安寺さんを中心にした夢京橋キャッスルロード周辺で朝鮮通信使の行列約100人、県警の音楽隊とか子どもたちの音楽隊等、そしてまた時代衣装をまとった方、関係者を含めると総勢約500人を想定しております、日韓交流フェスタを10月8日、朝鮮通信使行列の再現をと考えております。  次の5ページをお願いいたします。  協賛事業支援事業後援事業)、これは先ほど18年度事業でもご説明申し上げましたけれども、さらに今後、また既に19年度済んでいる事業もございますけども、このような形で最高25万円の支援事業がこちらで、19年度にさせていただいた、そしてまた今後させていただくということで掲げさせていただいたところでございます。  6ページをお願いいたします。  後援事業でございますけれども、これも同じくもう既に済んでいる事業もございます。そしてまた、今継続中、そしてまた今後開催される事業ということで後援事業、特にホームページ等でご紹介しながら、実行委員会も市民と一体となった事業展開をしていきたいということで掲げさせていただいたところでございます。  資料4をお願いいたします。  19年度の実行委員会収支予算書でございます。  第8回の実行委員会が2月19日に開催されまして、19年度予算を検討いただいたところでございますけれども、決算がこの時期にはできておりませんでしたので、その部分で、一番左側が19年度予算額、2月19日ということで掲げさせていただいた収入の部が3億2,690万円ということになっております。  今回、19年度予算が、次、右側に掲げさせていただいております前年度繰越金が720万1,359円ということでございますし、そして事業収入といたしまして2,765万円、これにつきましては主催事業収入、そして賃貸料収入というのは、ええもん物産館の4月1日以降の収入予定でございます。それと、負担金2億9,871万円、これは市から負担金として出していただく2億9,621万円、そして構成団体が負担していただく250万円でございます。それと補助金、これにつきましては「井伊家十四代物語」に県の方から500万円の補助金が確定いたしまして、それを19年度の予算に加えさせていただきました。それと、その他収入3万8,641円、これは予算調整額でございまして、19年度収入の部の予算額3億3,870万円を組ませていただいたところでございます。  支出の部でございますけども、19年度予算額、事務局運営費1,396万3,000円ということで、これは賃金から手数料ということでそれぞれの分でございます。特に、印刷製本費では記録誌等の制作も考えまして、その分で印刷製本費を120万円プラスさせていただきました。そして、広告宣伝費でございますけれども、これが2,000万円、これにつきましてはキャラクターの運用等に750万円見込まさせていただいたところでございます。行・催事費3億7万3,000円ということで、これにつきましても主催事業の県補助金分と、そしてまた会場整備に80万円を見込まさせていただいたところでございます。これにつきまして、19年度支出の部の予算額3億3,870万円が見込額でございます。  それでは、2ページをお願いいたします。  19年度の主催事業収支予算書ということで、それぞれ構成団体が事業を執行していく主催事業でございますけれども、この部分では、実行委員会から1億6,971万6,000円で、それぞれの事業からの参加料等の収入の、事業収入1,809万円、そして県の補助金500万円、合わせまして主催事業の収入として1億9,280万6,000円でございます。  支出の部でございますけれども、開催されました事業もございますし、今後開催される事業もございます。これにつきまして、それぞれの事業の予算額、そして内訳といたしまして事業収入、補助金、その他収入、実行委員会の拠出する分ということで一覧表に掲げさせていただきまして、主催事業でございますけれども、この分の支出の部は1億9,280万6,000円ということでございます。  以上、急ぎましたけども、ご説明を終わらせていただきたいと思います。  そのほか、実行委員会ではいろいろと順調な推移で経過しているというご発言もございましたけど、また課題、問題点を委員さんからご指摘いただいたということをこの場をかりてご紹介させていただきます。  以上でございます。 5 ◯委員長矢吹安子さん)   ありがとうございました。  続きまして、ただいま説明を受けました第9回国宝・彦根城築城400年祭実行委員会報告について、委員の皆様方から何かお聞きになりたいことがあればご発言ください。  馬場委員。 6 ◯委員(馬場和子さん)   何度も説明の中でもお聞きかせいただいていたんですけど、彦根まちなか博物館、3カ所に分けてしていただいているんですけど、かなり施設の整備等々でお金をたくさんつぎ込んでいただいているという部分もあると思うんですけれども、一応、私も説明員の関係で出務はさせていただいているんですけど、ちょっとお客さんの入りがもう一つかなという感触を持つんですけれども、今のところ施設別にどれぐらい来ていてくださって、今後もっと、やっぱりそれだけ整えてお待ちしているので、何とかたくさんの方が彦根の隠れたお宝を見ていただく、そういうような取り組みにも力を入れていただきたいなと思いますので、その点ちょっと教えていただけますか。 7 ◯委員長矢吹安子さん)   彦根城築城400年祭推進室長。 8 ◯彦根城築城400年祭推進室長東田孝一君)   今ご質問のございました彦根まちなか博物館でございますけども、6月30日現在でございますけども、アル・プラザ彦根ほか2施設ございます。これも合わせまして5,300人、詳細を言いますと5,284人とお聞きしています。そして、夢京橋キャッスルロードの夢京橋あかり館2階、これは4月1日以降でございます。2,099人。近江鉄道ミュージアム、これは近江鉄道さんの敷地の中にございますけれども、3,629人というような部分でございます。  以上でございます。 9 ◯委員長矢吹安子さん)   馬場委員。 10 ◯委員(馬場和子さん)   34万人を超えている中で、何千人ということで、多分お城とか開国記念館彦根城博物館に行ってくださっても、そこの彦根まちなか博物館までは見ていただいていないんだなというような感じを受けるんです。見ていただいたらこんなんあるのかというようなことを知っていただく本当にいい機会やと思うんですけれども、何とかならないですかね、せっかくスタッフの方もお越しいただくのをお待ちしているということもあるのでね。  これ、アル・プラザ彦根で、日下部鳴鶴さんの書道展の折に、企画展で次々変えられますわね。そのときに、書道の勉強会をしましょうというので呼びかけられたら、結構、書に関心のある方が県外からとかでも来て、その会をしたその後に展示を見ていただくというようなことをされていたように思いますので、そこへ来てくださいという呼びかけだけじゃなくて、何かお話しの会とか体験の会とかをしていくと、また来ていただくきっかけになるのかなというふうに思いますので、その方についてのご所見がもしございましたらお願いいたします。 11 ◯委員長矢吹安子さん)   彦根城築城400年祭推進室長補佐。 12 ◯彦根城築城400年祭推進室長補佐(谷澤幸治君)   今ほど馬場委員さんからご指摘がございました彦根まちなか博物館でございますけれども、もともと彦根城のように何十万人が来ていただくというような企画のものではございません。彦根にはこういったすばらしい方がいらっしゃった、そしてこういった宝物があったということをまず市民の方々にも知っていただいて、そして観光に来ていただいた方にも知っていただけたらありがたいなということで、新しい彦根の魅力探しの一環としてやられているという部分が1つあるかと存じます。  そして、今ほどご指摘がありました、例えば日下部鳴鶴さんの書につきましては、書道関係の皆さんにも随分働きかけをしていただきまして、聞くところによりますと、入場された方の数よりもコレクションブックの販売の数が多いということで、書道をたしなんでおられる方には非常に高い評価を受けておられるというような報告を現在受けております。確かに、お客様の数が、彦根城等に比べますと少し数字のけたが違うわけでございますけれども、駅前の交差点に案内看板を設置させていただくなど努力もしていただいていますし、ホームページやいろんなところでの宣伝もさせていただいておりますので、引き続きそういったことでPRを続けさせていただいて、1人でも多くのお客様に来ていただけるようにしていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 13 ◯委員長矢吹安子さん)   田島委員。 14 ◯委員(田島茂洋君)   約5億円の事業ですね、これは。現在進めてこられまして、5億円の事業といいますとかなり大きな事業になるわけなんですけれども、その5億円が、対価としてどのようにこれが成果として出てくるかということだと思うんですけど、その辺の分析といいますか、それも市民が中心になってやってきた事業だと、こういうことになりますね。我々、この中身については一切何も見えない、出費するかしないかという審議はさせてもらいますけれども、この中身については、どのように使われているかということの具体的なことについてはその審議の中に入れないということになりますので、その辺の実行委員会の執行部として出ておられます、市長は開催地の市長さんというのでどういう発言をされているか知りませんけれども、実際にはその辺の成果というものを、我々の立場と、我々というのは、市議会議員としての、最高の決議機関と言われる議員としての立場で考えますと、5億円の出費については認めていかないかん、その中身のことについては入り込めないと、この辺のジレンマというか、そんなことをちょっと感じるわけなんですけれども、実際にうまく機能してやっておられると思うんですけれども、何か参加されている実行委員として、いわゆる主催者のスタッフとして参加されている方の意識というか、その辺のところの評価というのはどういうふうにされているのかなと、ちょっとその辺のところをお聞きしたいなと思いますので。市長もずっと、側面からと、あるいはまた真正面から入っておられるのかどうかわかりませんけども、後ほどまたその辺のコメントなり、そういうものもいただけたらと。  といいますのは、彦根市が幾ら出しているんやというようなことをよく聞かれます。彦根市としては5億円です。しかし、その5億円を出費することについての収入のものについては全部彦根市に入ってくるんだ、トータルすると恐らくプラスになるだろうと、このような答え方を私らはさせてもらっているんですけど、その辺のことの兼ね合いといいますか、ちょっとうまく言葉としては言いあらわせませんけども、そういうことについてちょっとお伺いしたいと思います。 15 ◯委員長矢吹安子さん)   副市長。 16 ◯副市長(松田一義君)   今回の事業につきまして、いわゆる歳入として上がってくるものは、メインが城山の入山料でございます。それは実行委員会に対して出す財源にもなりますし、250日というロングラン、城山の管理という部分で特別会計で出費するという部分がございます。  一方、それぞれ主催者団体がされます事業につきましては、採算という部分についてはそう重きを置いていない、いわゆる市民に喜んでいただく、市民が関心を持つ、市民が参加するという、そういう事業が多々あるわけでございます。それは、採算部門ではなくても、市民に対して十分にこの400年祭に関する事業の中で還元できているという部分だというふうに思っております。これは暮れから始まっておりますし、250日でなくてもっと長い期間、彦根市民が参加してきたという、今までになかったような、博覧会ではないんですが、そういう祭りになってきたというふうには思っております。  今後も、朝鮮通信使を初めいろんな形で、城山だけでなくて市内でいろんなイベントが行われます。それに基づきます効果といいますか、そういうものがあるというふうに思います。また、今回、旧病院跡地を整備しまして、駐車場の拠点ともなりました関係もございまして、夢京橋キャッスルロード、四番町スクエア、ひいては銀座から佐和町までリュックサックを背負った、市外から来られた方がたくさん歩かれるようになってきた、特に夢京橋キャッスルロード、四番町スクエアについては新しい観光地になってきたという、そういう大きなメリットが、この400年祭事業をやって全国にPRをしたという効果によって上がってきていると思います。また、今までタイアップしなかったJRが、いろんな商品を開発されていました関係もございまして、かなりJRが彦根というものを重要視されてきた、これは今後も大きな効果になろうと思いますし、また、修学旅行で拠点に集まって、そこで分散して、また拠点に回ってくるという、今高校生がよくやります修学旅行のタイプが、どうも彦根はいいように思われます。いわゆる安心して街なかを高校生が散策できる、城山もあれば、ショッピングもあれば、歴史もあればいろんなものができるという、そういう部分での商品開発もエージェントの関係ではやっておられるように思いますし、そういう部分でいけば非常に効果があったように思います。  採算につきましては、城山の収入がメインでございまして、その多くは、また実行委員会も出しておりますし、今後のいろんな形での城山の整備に対する財源にも充てられるというふうに思いますので、そういう部分では5億円という数字、一般財源、基金の取り崩しなり、観光特別会計での財源充てなり寄附金によりやっているわけでございますが、その金額に対する効果は非常に大きいというふうに考えております。  以上でございます。 17 ◯委員長矢吹安子さん)   田島委員。
    18 ◯委員(田島茂洋君)   ありがとうございました。  そういうような効果というものがやはりなければだめだと思いますし、ましてや一番大事なことは、この事業を通じまして参加した人たちが、いわゆる市民の方々が、まちをつくっていくといいますか、これから彦根市をつくっていくというときのスタッフとして、そういう中身へ入っていけるような、そういういい経験をされたのではないかなと、この辺のところが一番大事なことではないかなと思いますが、その辺のところで、特に目につくようなところがあればちょっとお伺いしたいと思います。  それから、最後に1つお聞きしたいのは、おとついでしたか、井伊達夫さんという方が、今までの開国の主が井伊直弼であったということが言われていたんですけど、それは間違いであると、このようなことを発表されました。このことにつきまして、これは直接400年祭には、今後関係するかしないかわかりませんけれども、その辺のことについて何かお調べになったことがあるならばちょっとお伺いしたいと思いますし、もしその辺の感想的なことがあればちょっとお伺いしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 19 ◯委員長矢吹安子さん)   副市長。 20 ◯副市長(松田一義君)   井伊達夫さんの件は、中村達夫さんだと思いますが、ちょっとわかりません。  市民参加という部分で、今回我々も余り発想していなかったので、成功するかなと思っていましたのが、内堀に走っております屋形船です。これにつきましては、発想が我々はなかったわけですが、堀の中の囲いをとったということも含めまして、堀の中で新たな来客なり観光客が、彦根で新しい展開の遊びというものを経験されたということで非常に人気がございますし、日々民間の方が出務されております。エコモーターで巡回をされておりますし、また、路上を見れば自転車タクシーが走っている非常に景観がいいところで、いかにエコを中心にした祭りであるという、そういう評価も受けておりますので、そういう我々が今まで発想していなかった部分での発想、「ひこねを盛り上げ隊」もそうでございますし、200名の方が城山周辺にいろんな形で「ひこねを盛り上げ隊」はされておりますし、市民の中でも「しまさこにゃん」も出ていますように、いろんな発想が今回出てきているという部分については大変喜んでおりますし、彦根市の高い評価にもなってきているというふうに思っております。  井伊達夫さんの件については、ちょっと、中身を読んでおりませんので。 21 ◯委員長矢吹安子さん)   彦根城築城400年祭推進室長補佐。 22 ◯彦根城築城400年祭推進室長補佐(谷澤幸治君)   私も井伊達夫さんにつきましては存じかねておるところでございますけれども、開国論につきましては、先ほど室長の方から報告がございました開国カンファレンスの中で、横浜ステージと彦根ステージ、2日間でいろんな専門家の方々をお招きして今回論じていただいたところでございます。横浜でのステージのときには、開国の立て役者が井伊直弼かどうかというようなところにも少し言及をしていただきましたけれども、やはり横浜市民も井伊直弼、井伊家、あるいは彦根市に対する親しみを持っていただいているという結果でございました。ご報告させていただきます。 23 ◯委員長矢吹安子さん)   市長。 24 ◯市長(獅山向洋君)   私ども井伊達夫さんがどういうことをおっしゃっているのかよくわからないんですが、井伊達夫さんのおっしゃっていることは別に目新しいことでないと私は思っております。前からそういう説はございまして、皆さんもご承知のとおり、例えば内閣総理大臣がおっていろんな意見が出てきて、最終的に総理大臣的な、井伊大老が決断したと思うんですけれども、その経過においてはさまざまな意見が出ておって、また、大老として決断するについても、老中の話を聞いたり、あるいは長野主膳や宇津木六之丞の意見を聞いたりしてさまざまに悩んでおられたことは間違いないわけですよ。それがまた短歌にも出てくるわけでございまして。  また、水戸浪士に襲われるときも、覚悟の上でというような、それも自分が責任をとろうという意味があったわけで、決断はやはり井伊大老だと思いますけれども、井伊大老そのものが本当にそういうふうに思っておられたか、またそういう結論に達した経過はさまざまの説がございますので、そういう意味で、僕は決して新しい意見ではないと思っております。 25 ◯委員長矢吹安子さん)   田島委員。 26 ◯委員(田島茂洋君)   私が見ましたテレビの中では、そう詳しくは覚えていないんですけども、井伊家にある文書からということをあえて示されながらおっしゃっていましたので。だから、自分の意見だとかそんなのじゃなくして、かなりのそういう確かなものを示してということやから、恐らくマスコミの放送局が取り上げたと思います。一遍ちょっと調べておいてもらった方がいいんじゃないかなと。  というのは、余りにもそういったことが表に出てしまいますと、これは彦根市にとってプラスになるのかマイナスになるのか、その辺はわかりませんけれども、要するに本当のことかどうかということを調べる必要があるのじゃないかと思いましたので、あえてちょっと今日はここで申し上げた。ちょっとジャンルが違うかもわかりませんけれども、そういうふうな危惧をしましたので申し上げたので、ご了解いただきたいと思います。  以上でございます。 27 ◯委員長矢吹安子さん)   辻委員。 28 ◯委員(辻真理子さん)   おっしゃっているテレビの番組を私もたまたま見たんです。そしたら、井伊直弼は本当は決断ができるようなタイプの人間ではなく、とても小心者であったと。それで、開国の決断をするに当たっても、何かの議事の中のミスでたまたま開国するというふうになってしまったというふうなことをお話しされていたので、えっと思って、今まで歴史で習った、学校で習ったときには、本当に日本の開国に向けて頑張って、日本の将来を救ったというふうに、英雄というふうにみんなの心の中に残っているのに、井伊さんの末裔の方が資料を出してこられて、その中に小心者である、結果はミスであったというようなことをテレビで発言されましたので、やっぱり改めてその問題については放っておかずに対処するべきだと私も思います。 29 ◯委員長矢吹安子さん)   暫時休憩いたします。                               午前10時43分休憩                               午前10時47分再開 30 ◯委員長矢吹安子さん)   休憩前に引き続き会議を開きます。  すみません、築城400年祭実行委員会の報告に関して質問をしていただきたいと思います。  小林委員。 31 ◯委員(小林 武君)   1点お伺いいたします。  寄附金の件でございますけれども、平成18年度、昨年、非常に多くの寄附が集まっております。この寄附金は、実行委員会のその他の方で報告されておりますけども、楽々園の改修に回るわけですね。そうすると、決算書の方にあります寄附金50万1,000円、この寄附金との区別、これは市民の方が寄附されるときにどのような区別でもって寄附されているのかちょっとお聞きしたいなと思うんですけど。大分懐は違うと思うんですけれども。 32 ◯委員長矢吹安子さん)   彦根城築城400年祭推進室長。 33 ◯彦根城築城400年祭推進室長東田孝一君)   400年祭に関する寄附については、今、小林委員さんのお話にございましたように、彦根市の基金としてする寄附と、市民の方、そしてまた募金とか、そういう部分で400年祭に使っていただきたいという部分で実行委員会へお持ちいただいたという、指定寄附と言いますとおかしいですけども、そういう部分でこの400年祭で何らかのこの分を直接使ってくださいということでご寄附を事務局等、そしてまた何らかの形でお届けいただいた部分でございます。  以上です。 34 ◯委員長矢吹安子さん)   小林委員。 35 ◯委員(小林 武君)   寄附の件になりますと、寄附というのは、一般市民の方が本当にわずかなお金でも出していただくことが非常に参加でありますし、盛り上げになるというふうに自覚しておるんですけども、そういった意味で、寄附の性格というものを市民の皆さんにどう説明されるかなというのが問題だと思うんですね。今ですと、築城400年祭に使わせていただきます、楽々園の改修に使います、基金に使います、このような区別をつけて一般の方が理解できるかどうかというふうに思うんですね。本当にお金を集めたいのか、集めたくないのか。  といいますと、この実行委員会の報告にあります寄附金1億3,429万4,634円というものは、これは大口の寄附金に当たるわけですか。端数が出ておりますので、そうでないと思うんですけども。商工会議所でやっております寄附は1億5,000万円を超えると聞いておりますけれども、そうした中で、やはり、この一般市民の皆さんの寄附というものは非常に大事だと思うんですね。お金も出す、「ひこねを盛り上げ隊」にて行動する、企画を出す、事業を展開する、いろいろあると思うんですけども、一般市民ができるのは、やはり、わずかでもお金を出して、この祭りが成功になればという思いがあろうかと思いますので、そういった意味の寄附金でありたいなと思うんですけども。ややもすると、この寄附金が大口の寄附金を当てにされているような気がするんですけど、本来ですと、この実行委員会収支決算書に出る寄附金がもう少し多くなればいいかなと思うんですけども、その点どうでしょうか。 36 ◯委員長矢吹安子さん)   彦根城築城400年祭推進室長補佐。 37 ◯彦根城築城400年祭推進室長補佐(谷澤幸治君)   寄附金につきましては、過去のこの特別委員会でもご報告をさせていただいたことがございますけれども、市の方でお受けさせていただいております寄附につきましては、いわゆる国・地方公共団体への寄附ということで税控除がされる寄附金でございます。そうしたことで多くの方々からの寄附を受けやすいように、逆に言いますと、寄附をされる方からしますと、寄附をしやすいようにということでしていただいている寄附でございまして、これは平成17年度の3月議会で基金条例案を提出させていただいてお認めいただいたところでございますけれども。  そしてまた、実行委員会の寄附につきましては、いわゆる税控除と関係なく、私は、実行委員会に対して、400年祭に対して寄附をしたいというような方々からいただくような寄附が1つございますし、不特定多数の方々から募金箱のようなもので募金をされたものを代表の方が持ってこられるというような寄附もあるかと思います。そういうことで、今回の決算等に計上させていただいておりますこの実行委員会の寄附といいますのは、そういう性質のものの寄附でございます。 38 ◯委員長矢吹安子さん)   小林委員。 39 ◯委員(小林 武君)   我々が、この彦根城築城400年祭に対して、市民から寄附がありました、1億5,000万円あったと、そう言っていいわけなんですね、これは。そういう表現を使っていいわけなんですね。  私は、寄附というのは多い方がいいと思うんですよ。これは関心のあらわれですさかいね。ですから、これを見ますと、50万1,000円しかないということになりますね。こんなもんかいなというふうに思われますし、片方の事業報告を見ますと、1億3,000万円、4,000万円もあるということになりますと、どちらを信用するんだというふうになりますわね、これは。知った者だけ知るやなしに、知らない者に知らせないかんわけですので、その点を聞いているわけです。 40 ◯委員長矢吹安子さん)   企画振興部長。 41 ◯企画振興部長(丸尾 勉君)   寄附の今の仕組みについてのお尋ねだと思いますけど、昨年基金の設置をお認めいただきまして、400年祭の寄附に係る基金というものを設置させていただきました。それには大きく2つの目的がありまして、1つは400年祭の実施に充てる部分、それから楽々園の整備に充てる部分ということで、2つの目的で基金を設置して寄附をいただきたいということで進めてまいりました。今ここに挙げさせていただいている50万円というのはそれではなしに、実行委員会に直接、先ほど説明がありましたように、例えば募金箱に入れて寄附をされるとか、そういう部分を計上させていただいております。  それから、基金の部分については、これは大きな金額、今1億何千万円という金額が上がっておりますけれども、これは市が直接受けている部分でございます。趣意書をごらんになっていただいたことがあると思いますけれども、400年祭の記念事業ということで寄附を集めさせていただいております。それについては基金に積み立てをするという形になっておりますので、この50万円についてはそれは計上されておりません。これは実行委員会の経費の部分でございますので、実行委員会に直接寄附をされた方のお金がここに計上されているということで、あくまで両方が400年祭の寄附というとらえ方をしておりますけれども、ここに計上させていただいているのは、実行委員会に直接寄附をいただいた分だというふうにご理解いただきたいと思います。 42 ◯委員長矢吹安子さん)   細江委員。 43 ◯委員(細江正人君)   このことについてであります、今のことですが。今、小林委員もおっしゃっていますように、市民の感情として、築城400年祭に関して幾ら集まったんや、このことについてはずっと議論してきましたね。会計の入り口と出口が複雑になるのでということはずっと議論してきたところでありますが、感情として、この寄附の50万1,000円で決算をくくりますと、えっということになるんですね。別の報告で出ております、もちろん。  だから、このことはこの決算書とは別に、ここに参考としてでも基金繰入に幾らの寄附がありましたということを表記するようなことは考えられないものでしょうか。そうしないと、この18年度、総額で幾らやったんやというのが、一覧性がないと理解に苦しむ。関与する我々でさえ、ここまで議論して説明を受けて、あ、そうかというようなことになるわけなんですよね。そしたら、一般市民がぱっとこの実行委員会の決算書を見たときに、「どこへ行ったん、あれっ」という、一瞬そういう思いをすると思いますので、それはどうかならないものでしょうか、お尋ねいたします。 44 ◯委員長矢吹安子さん)   企画振興部長。 45 ◯企画振興部長(丸尾 勉君)   寄附の全容がわかる方法を考えていただきたいというご提案だというふうに思いますので、それについては、今、参考という部分では挙げ方の検討はできるかもしれませんけれども、実行委員会の中の収支という部分では挙げることはできない。これは予算上の仕組みといいますか、市と実行委員会とは基本的に別の組織ですのでできないというふうにご理解をいただきたいと思いますが、寄附金の総額、要は400年祭にかかる寄附金の総額は幾らになっているんだという部分については、ここには出せないにしても、掲載方法については検討させていただきたいというふうに思います。 46 ◯委員長矢吹安子さん)   細江委員。 47 ◯委員(細江正人君)   そうなんです。そのタイムラグが誤解を生むもとになるというふうに思います。今も取材に見えていますね。こういう議論を聞くと、何や、50万1,000円だけかというようなことで、そういうタイムラグのために誤解が出るといかんので、できるだけ努力をしていただきますように。 48 ◯委員長矢吹安子さん)   企画振興部長。 49 ◯企画振興部長(丸尾 勉君)   タイムラグという話になりますと、ちょっとこの事業報告書を見ていただきますと、18ページのところに寄附金という形で挙げさせていただいています。これは、前売り券の部分の下に寄附金の総額が挙がっております。これは寄附金の総額という形での計上でございまして、予算上の仕組みの話になりますと、先ほどからもご説明させていただいていますように、ここに資料2の収入の部分に市の負担金というのがございます。この部分、市から実行委員会へ出した負担金でございますけれども、その財源が何になるのかという部分はここには当然掲載されておりませんけれども、いろんなところから負担を出しているわけでございまして、考え方としてはこの中に寄附金が含まれているということもあり得るわけでございますので、計上の仕方としてはそういう形になるということでご理解をいただきたいと思います。  それで、今、細江委員がおっしゃった寄附金の全体像という部分では、計上の仕方としてはここになるというふうにご理解をいただきたいというふうに思います。 50 ◯委員長矢吹安子さん)   細江委員。 51 ◯委員(細江正人君)   そのままで、「そうですか」と言うていると、これでよかった、この発表の仕方でいいんだということになりそうですので、どこかを見たときにそういう誤解が生じないような工夫をしておかないと、後でもう一遍説明をしなくてはならないということになると思いますので、出し方というものについては、今申し上げたように、参考でもいいですし、お礼の言葉でもいいですし、そういうもので、我々がぱっと見たときに、決算書というものを見ると、そこで流れが全部だという理解をしますので。だから、これ以外にもあるんですよということを一目で理解できるようなことになっている方がいいだろうなというふうに考えますので、その辺もひとつ、ぜひとも工夫をいただきたいという要望でとめておきますが、その方がいいかなという思いだけをちょっと述べさせていただきました。 52 ◯委員長矢吹安子さん)   市長。 53 ◯市長(獅山向洋君)   説明しておきたいと思います。  本来、玄宮楽々園とか築城400年祭に関する寄附金というのは、これは税金の控除が受けられるとかいろいろな特典がありますし、同時にその期間も決まっているわけです。何も400年祭の間だけやるわけじゃないわけです。そういう意味での金額が、今18ページに書いてあるような金額なんですね。ところが、この実行委員会に寄附された、これはどうも団体らしいんですが、そこは税金の控除とかそんな難しいことは要らんのや、また、長い間の問題じゃなくて、実行委員会さんがお使いになっていただいたらもういいんですという、こういう趣旨のご寄附なんですよ。そういう意味でこの寄附の目的は全く違っているので、そういう観点からこの実行委員会への寄附ということで挙げさせていただいているわけです。ですから、そういう意味で1億何千万円かと50万円とを足してしまってもいいけれども、ただ、寄附の趣旨としては実行委員会さんが使ってくださいと、こういう寄附ですので、ちょっと、本来のと言うと言い方は悪いですが、玄宮楽々園に、こっちの方には使えないお金なんです、それは。その辺ちょっとご理解いただきたいと思います。 54 ◯委員長矢吹安子さん)   細江委員。 55 ◯委員(細江正人君)   どうも申し上げていることがうまく伝わっていないので、改めてもう一遍申し上げます。  中身はよくわかっているんです。その構造についての考え方もよくわかるんですが、市民がこの決算書を見たときに、別の流れでそういうのもあって、今現在それだけ集まっているんだなということが、このシーンでもわかるようにしておいてもらった方が親切かな。だから、この会計とは別枠になると思うんです。申し上げていました参考といいますか、こういう流れで指定寄附というか、基金繰入の寄附が幾らありましたというようなことがさらっとあったらいいかなという程度に思っておりますので。会計的に一緒にしなくてはいけないとかそういうことを申し上げているわけではございませんので、市民に理解しやすいような形があるといいなということで、ぜひとも工夫をいただきたいなということでございます。 56 ◯委員長矢吹安子さん)   市長。 57 ◯市長(獅山向洋君)   市民にわかりやすいというならば、今私がご説明したような形で説明していただきたいと思うんです。  ただ、おっしゃっていることはよくわかるんですよ。といいますのは、これ、いろいろ技術的な問題がありまして、例えば彦根城への入山料とか、そういうものは実行委員会にも何も出ていないわけですわね。そういう観点からいいますと、いわゆる連結決算的な感覚といいますか、そもそもこの築城400年祭で全部でどれだけの収入があって、またどれだけの支出があるんだというような総体的なものがなかなかわかりにくいということは私もよくわかっているんです。  それはいろいろ技術的な問題、例えば彦根城の特別会計を利用するとか、さまざま問題があったからこんなことがあったわけです。そういうことで、必ずやりますと約束はできないんですが、なるたけ連結決算的なことが、最終的に収支決算をしましたらこれだけプラスになりましたとか、あるいはこれだけマイナスになりましたとか、そういうことがわかるような形に、終わるころか、あるいは終わってからかにわかるようにはしたいと、こういうふうに思っております。 58 ◯委員長矢吹安子さん)   ほかに質問はありませんか。  夏川委員。 59 ◯委員(夏川嘉一郎君)   寄附の話はこんなもんにしまして、ちょっと、私もわかりやすく何とかというふうに思ったわけなんですが、細江委員が発言されました。  400年祭も後半を迎える段階に入りましけど、やはり人間の集中力というのは、後半は必ずダウンする。長距離ランナーが走る折に、中間でもう一遍やり直すという強い意思を持ってスタートに立つということと同じでございまして、非常に難しい段階に今入ったなと。要は、広告のマスメディアを使った宣伝のやり直しというふうに考えていただいて、いろいろ初めに各家はチラシももらいましたけども、大概の家はそれがごみ箱に入っている家も多いんじゃないかと。ここでもう一度内外にPRをするという方法を考えてもろうた方がいいんじゃないか。それから、テレビやラジオですけども、何か大きなイベントをして、そこにマスメディアが参加していろんな画像なりを映すという、そういうイベントまで考えてもいいんじゃないかなと。  例えば、稲枝の方から歩いて彦根に向かうという話がさっき出ていましたけども、今回の400年祭は彦根城周辺にエネルギーが集まって、近隣には余り関係ないわというような感じなんですけども。例えば、自転車で稲枝や川瀬あたりをびゅーっと行進するようないろんな人の動員方法を考えるとか、そういう近隣を巻き込むような、それで盛り上げるような方法も1つの方法じゃないかなと。必ずそれにはマスコミが映像に映すと思いますので。  それから、これはテレビの話なんですけども、ヨーロッパの方の大きな城祭りで、全国昔の衣装を着て、あの辺はよく面をかぶるんですけども、街なかを市民が熱狂して歩くと。これも1つ計画されているのでそんなに大きなことはできへんやろうけども、そういう市民を巻き込んだ、ちょっと興奮状態に持っていくような1つの方法もあると。いろんな方法があるんです。  これ、きめ細かくいろんなことを考えてもらっているんですけども、ひとつ後半に向けて、もし考えれる余地があるならば、大胆な方法を、マスコミが注目するような方法を考えてもらったらどうかな。自転車で歩くというのも非常におもしろいし、各地域からかごで彦根城に集結するとか、いろいろ大規模な広い面でそれをなして集中していくという方法、ここらを考えてもろうたらどうかなと思うんですけれども。  それから、着物、浴衣でいつも夢京橋キャッスルロードで「彦根ゆかたまつり」をしておられますけども、着物のある人は銀座街をずっと着物で何か踊り歩くとか、いろんな派手な、私の言いたいのは、マスコミが注目するような派手なイベントはやっぱり後半に考えるべきじゃないかというふうに感じます。広告と面の広がりを持ったようなイベント、これは1つの案ですけども、思い切ったことをやってもらう必要があるんじゃないかと。  以上であります。 60 ◯委員長矢吹安子さん)   市長。 61 ◯市長(獅山向洋君)   いよいよ後半に入りますので、そういう意味でしっかりやらなきゃいかんと思っているんですが、私、議会の方にもお願いしておきたいんですけれども、私どもも今まで準備から開会があって、それから100日目を迎えてと、率直に言えば大分疲れてきておるわけですよ。ところが、議会の皆さんは、たまたま統一地方選挙があったから、この400年祭については全く新戦力なんですよ、現在ね。これから、議会の皆様方もいろいろと、さっき申し上げたように、ご支援、ご協力をいただきたい。  例えば、一番大きな問題というか、やっぱり寄附金を集めるについても、選挙前は戸別訪問になるとかいろいろ問題があったので、議員の方々にはあえてお願いしていなかったんですが、もう当選されたわけでございますので、そういうこともしっかりと手伝っていただけないかなと思うんです。特に、私どももなかなか手が回らなくてついつい大きいところばかりまず行ってしまいましたので、やっぱり、彦根にもたくさんの地場産業やら中小企業やら、あるいは商店主の方々もおられますので、その点ひとつ考えていただけないかなと思っております。  それと、やはり、本来は議会と市とが車の両輪なので、この400年祭ももともとは両輪であるべきだったわけなんですけども、いろんな選挙とかそういう事情がございましたので、こんなふうにちょっと片輪みたいな形になっていますので、これからは、1つは、議会の皆様が積極的にもやっていただきたいんですけども、同時に、モニター的な役割で、あるいは意見を言うという形でどんどんやっていただけたら非常にありがたいなと思っています。正直言うと、こんなことが議事録に残るとまずいなと思うけれども、議会の皆さんが私らにあれこれ言われるとうるさくてかなわんのですわ。うるさいんですけど、やっぱり彦根市に観光客なりお客様を気持ちよくお迎えするという意味では、これは皆さんがどんどん意見を言っていただいて、まずいところをどんどん修正していくということが非常に重要だと思いますので。私どもは内心うるさいなと思いながらも、しっかりと観光客のために耳を傾けていきたいというふうに思っております。  それから、先ほど、面的な広がりという問題なんですが、私は、最近、割に観光客が街なかといいますか、夢京橋キャッスルロードとか、四番町スクエアをうろうろしてくださいますので、むしろそれをもっと広く外へ出していくという努力をしなきゃいけないと思っているんです。これは1つの私の考えなんですが、彦根市は、そういう意味では観光客向けのホームページがしっかりできていないんですわ。せっかく、夢京橋キャッスルロードや四番町スクエアで食事をされていっぱいで入れないと言いながら、あとどこもご存じない。本当にベルロードさえご存じないんですよ。あれだけたくさんの食べるところがあるのに、ベルロードもご存じないんですわ。皆そこでとまってしまうわけですね。ですから、そういう意味では、もちろん銀座街とか、佐和町とかそういうところの観光客が行きたいお店、それをやるのは必要ですが、同時に、やっぱり川瀬も稲枝も、あるいはこのベルロードもしっかりしたものを、少なくともホームページはつくらないかんなと思います。  実は、最近、私はたまたまラジオを聞いておりましたら、和歌山県が、これは外国人に対するアンケートなんですけれども、それを何か100人以上アンケートをされたらしいんですけど、「どうして和歌山に来られましたか」という質問に対して、77%の人が「ホームページを見て来ました」と言っておられるんですね。私らでも、よその観光地に行くときは、まずホームページを見て、どこにどういうお店があるかとか、皆さんもそうだと思いますが、プリントアウトというか、みんな印刷して持っていくわけですよ。そういう点で、残念ながら彦根市は随分遅れているなというふうに思っているんです。その点もまた皆さんにちょっと協力していただきまして、これからまだ150日近くありますので、しっかりやっていきたいと思っております。  それから、今おっしゃいましたように、面を広げるためにいろいろアイデアがありましたら、どんどん言っていただけませんか。それに対しては、彦根市も25万円でしたか……。    (「もうない」と呼ぶ者あり) 62 ◯市長(獅山向洋君)   もうないのか。それだったら補正でもつけたらいい。これは予備費でも使ってもいいんですよ、こんなんはね。やっぱりそういうことをやらなきゃいけませんわな。せっかくこんなにやっているのに、それがなくなったのなら、やっぱりお金をつぎ込まないかんと思います。 63 ◯委員長矢吹安子さん)   夏川委員、簡潔によろしくお願いいたします。 64 ◯委員(夏川嘉一郎君)   今、ホームページも大事だし、彦根のお城に集まって、例えばどこどこ町にどういう遺産があるとか、そういう広告看板が全く彦根は、私もきょろきょろ見ているんですけど、ないんですよ。何々町へ行ってください、こういうような看板をあらゆるところに。やっぱり、よその地へ行ったら、大抵名所旧跡が載っています。そういうのが少ないと思います。  以上でございます。 65 ◯委員長矢吹安子さん)   要望でよろしいですか。はい、では、小林委員、簡潔にお願いいたします。 66 ◯委員(小林 武君)   要望しておきます。  各通りに旗とかのぼり、フラッグが出ておりますね。そういうものは大体一月か二月が限度だと思うんですね。ですから、新たにすべて新調するぐらいの気持ちを持っていただいて、心機一転、また夏場のとき、また秋本番を迎えたいと思いますので、どうぞよろしくご配慮をお願いします。  以上です。 67 ◯委員長矢吹安子さん)   ほかに質問はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 68 ◯委員長矢吹安子さん)   質問もないようですので、以上で本日の調査を終わります。  なお、本日の委員会で調査いただきましたことについては、再来月に予定されています9月定例会において中間報告をいたしたいと思いますが、その文案につきましては、委員長にご一任いただきたいと思います。これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 69 ◯委員長矢吹安子さん)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上をもちまして、本日の彦根城築城400年祭特別委員会を閉じます。  皆さん、ご苦労さまでした。                               午前11時16分散会 Copyright © Hikone City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...