城内に戻りまして、
彦根城ブライダルでございますけれども、昨年9月からこの事業の結婚式を挙げていただく
カップルを募集しましたところ、8組の
カップルが結婚式を挙げられることになっております。各日にち、3月24日、土曜日は、午前1組、午後1組というようなところで合計8組でございます。これにつきましては、
観光協会が
事業担当でしていただいています。
同じく
観光協会の関係で、
HANA&千人茶会は、春と秋2回、
彦根城博物館と
滋賀縣護国神社のところで、茶道と華道の家元の皆さんの協力を得ながら、現在9人の部会員におきまして
実行推進部会を組織して、春の催しに向けて今現在チラシや
お茶券等の具体的な
作成準備に入っておられます。近日中には、これらの詳細を発表予定でございます。
続きまして、
開国カンファレンス、これにつきましては、4月には
横浜ステージ、そして6月には
彦根ステージということで、横浜では横浜市の
開港記念会館で、横浜市の後援・協力要請を行っているところでございますし、今現在、シンポジウムの内容について、
講演者等との調整をお互いに諮っているところでございます。なお、
彦根市内では6月16日と6月17日の2回、
滋賀大学講堂と
彦根城博物館で開催するという予定になっております。
それと、佐和山城・
一夜城復元プロジェクトということで、これにつきましては、9月の上旬から中旬ということで、今現在まだ日を明確にしていませんけど、これは建築確認の申請や
屋外広告物、
道路占用、
風致地区等の許認可の手続を進めている上において、今現在、日を明確にしていないわけなんですけれども、現在ここではそれらの申請の部分では図面を作成され、そしてまた地元の皆さんとの調整も終えて、それぞれ実施に向けて進んでおられます。
光の祝祭
彦根城ライトアップ「ひこね夢灯路」、これにつきましては、昨年に実施した
プレ事業の取り組みでございますから、それらの反省、そして成功した事例等々を分析して、9月1日から9月30日、11月15日から12月2日というような部分で、本番でのバージョンアップを図れるように、今、
観光協会を中心にしながら検討をされているところでございます。
彦根サウンドラリー2007、これにつきましては、9月から10月ということで、
彦根城周辺が会場になります。この
サウンドラリーにつきましては、さまざまなジャンルの音楽とアーティストの選考を進めているところでございますけれども、特に彦根は
彦根城ならではのコンサートをやるための工夫の検討をしていただいているところでございます。これは
青年会議所でございます。
日韓交流フェスタ、これにつきましては、彦根市がことし
朝鮮通信使縁地連絡協議会ということで誘致しました「
朝鮮通信使ゆかりの
まち全国交流会」にあわせて開催するものでございまして、
実行委員会といたしましては、
朝鮮通信使の行列の再現等につきまして、警察との協議や衣装の手配等についても今調整しております。10月7日、日曜日と、8日、月曜日の祝日の部分で、
夢京橋キャッスルロードを中心にしながら、宗安寺さん、そしてまた広域的な視点からも高月の
雨森関係の
連絡調整等を図っているところでございます。
以上が、簡単でございますけれども、
主催事業の準備・
進捗状況でございます。
続きまして、おめくりいただきたいと思います。資料2でございます。
400年祭の
関連工事関係で、特に上3つは
開国記念館でございまして、先ほどもお話をしましたように、
開国記念館の
エレベーターホールはほぼ完成という状態で、次は
エレベーターをそこへ設置していくように今現在進んでおります。それと、
開国記念館の外壁も一部足場も外され、避難通路も工事が終わっておりまして、あと、その下に書いております
屋根工事等が今順調に進んでいるというような部分でございます。
大手前公園の第2広場、これは
滋賀大学テニスコートの東側の広場で公有地化したところでございまして、今、土砂もあり整地中というような部分でございます。これについても計画どおり進んでいるということです。
彦根城内の玄宮園前、そしてまた内堀沿いの石垣の
保存修理工事についてもこれは順調に進んでおります。それと、
玄宮楽々園につきましても、玄関は今現在工事中でございますけれども、これも400年祭が始まるときには玄関棟も見ていただけるということで、今、工事が順調に進んでいると聞いております。
本町京橋口駐車場、
市立病院跡地でございますけれども、これも天候に恵まれまして、やや先行型といいますか、早めに駐車場の整備が進んでいるということを聞いております。
二の丸、桜場、
大手前公園ということで、特に
仮設トイレにつきましては、一部設置させていただいております。そして、二の丸のインフォメーション・
物産販売所設置も、現在クレーンも入りまして、一部設置もされております。この部分につきましては、それぞれ設置した後、また装飾等を施していくということになると思います。
先ほどご説明申し上げた
開国記念館の「井伊家十四代物語」の部分でも、現在内装も終えて、そしてまた展示の部分、展示台といいますか、それぞれ工事が随分進んでおりまして、それぞれご紹介させていただいた工事等につきましては、順調に進んでいるということを
実行委員会でご報告させていただきました。
続きまして、資料3をお願いしたいと思います。
第2回の
協賛事業(
支援事業)の関係でございまして、昨年の11月1日から12月28日まで募集いたしまして、市内の団体が開催される創意と工夫を凝らした事業を募集したところ、23件のご応募がございまして、1月22日に7人の
審査委員さんで審査会を開いて審査していただきました。この部分につきましては、審査などの一定基準以上の
事業提案に対しましては支援していこうということになりますし、そしてまた、一部
ヒアリングをする必要性があるという部分では、
ヒアリングをまた日を改めてしていただくということでございます。企画の内容で判断できないものについては、そういうことで
ヒアリングなどして、
主催団体と確認をさせていただいているということをご報告させていただきます。それが「
詩吟朗詠錦城流彦根支部発足50周年
記念大会」等含めて15の
企画提案を採択させていただいたということで、15の事業を挙げさせていただいております。裏のページにも最終「ひこにゃん
タクシー発信!!」を含めて15でございます。
資料4でございます。
協賛事業の中で、
支援事業にあわせて
後援事業というのがございます。これにつきましては、昨年の6月12日から22件の
後援事業を承認させていただいておりまして、
ホームページ等でPRをさせていただいております。これにつきまして22件あるという部分で、市民の皆さんが何らかの形で少しでもかかわっていただけるような形で後援の部分をPRさせていただいたということでご報告を申し上げたところでございます。
続きまして、
カレンダー風の白い紙が入っていると思います。これにつきましては、前回、第7回の
実行委員会で少しでも事業の一覧がわかりやすいように工夫をしてほしいというようなご希望もございました。そういうことで、主催と
協賛事業を
カレンダーに掲載させていただいたところでございますけど、一部まだ掲載できていない部分がございます。こういう形をさらに充実して、
ホームページでもこういう
カレンダーを載せて皆さんにも見ていただけるような手法をとっていきたいと思います。とりあえず3月21日から6月までの事業をお示ししたというところでございます。これが6月まで、一部まだ抜けているところがあります。
ちょっと急ぎますけれども、資料5の部分でございます。
開催期間中の駐車場と
交通誘導等計画という中で、駐車場の部分では、彦根城内の駐車場につきましては、上の欄1から7の部分がございます。これについては、旧近江高の跡地の
大手前公園とか、市営住宅の跡地等の
臨時駐車場も含めまして、全部で城内に1,085台の乗用車がとまるということになっております。それと、大型車30台、これは
いろは松に20台、そして今新しく完成しつつある
京橋口駐車場に10台というようなことで、城内にはこれだけの数をとめるということになっております。
特に桜の時期とか
ゴールデンウィーク、秋の紅葉等につきまして、400年祭の期間中の駐車場といたしまして、次の一覧がございます
彦根城域外駐車場ということで6つの駐車場を入れさせていただいております。1つは、
彦根商工会議所の駐車場でございます。
商工会議所さんも会議等の部分がございますけれども、繁忙期にはお借りしていきたいということで、最大130台となっております。それと、駅東の部分で約250台を確保していきたい。それと、
県立彦根総合運動場、これについては、いろんな大会もございますけれども、大会がなければ全部で420台とめられるということで調整していただいております。それと、
市民体育センターの駐車場、これについても大会等がなければ全部で200台。それと、少し離れますけれども、
東北部浄化センターということで、これは180台ということになっています。それと、彦根港の県の所有地、これにつきましては、
いろは松でお客さんに降りていただいた後、バスを彦根港で待機していただくという部分で、今現在でも桜の時期等にはしている状況ですけれども、これを特に繁忙期お借りするということで、70台の
バス待機場ということで考えております。合計いたしますと、乗用車で城域内を含めまして2,265台、そして大型車(バス)、これが100台という部分でございます。
これにつきまして、おめくりをいただきたいと思うんですけれども、最初のカラー印刷しております部分につきましては、これは平常時の誘導線で、先ほどご説明申し上げました
彦根城域内の駐車場1から7にとめていただく部分でございまして、これにつきましては、
観光協会とか市の職員で対応させていただくということでございます。
次のページの地図でございますけれども、これが桜の時期、
ゴールデンウィーク、紅葉の時期という部分で、私どもは繁忙期の誘導線ということで地図をつくっているわけですけれども、城内の駐車場が困難になってきたということは、旧
近江高跡地に約7割程度入ったときには、それぞれのセクションに連絡をとって、
臨時駐車場を用意するという部分でございます。特に、先ほど申しました8番の
商工会議所さん、10番の県の
総合運動場、11番、
市民体育センター、ここを先に誘導いたしまして、そしてさらに混んできた場合に、駅東の9番、そして12番、これは先ほどの
東北部浄化センターの部分でございます。それだけを誘導しながらさせていただくんですけど、特に12番は離れております。その中でこの部分については
送迎バスを用意したいと思います。
東北部浄化センターから県立の
総合運動場まで運行させていただく。というのは、城内に近づくほど混んでくるというのがこの時期でございますので、
総合運動場から陸橋を渡っていただいて、そして黒門、そしてまた玄宮園の方へ徒歩で行っていただくというような部分でございます。これについては、
送迎バスを2台走らすという計画でございます。
混雑時につきましては、市の職員が対応するのはもちろんですけれども、次のページにA3で
交通誘導員配置平面図となっております。市の職員と、そして、この数につきましては、警備員さんをお願いして、専門的な部分で誘導していただくという部分でそれぞれ人数が入っております。これについては、警備員さんの人数で、
交通誘導員ということです。専門的な方をお願いしているということで、今、最大16人を配置するという部分で計画しております。
続きまして、次のページにカラーの
誘導看板ということで入れております。これにつきましては、全体で61枚を設置します。名神から出て外町の近くを走って国道、そしてまた
湖周道路等々でございます。これにつきましては、
ロゴマークを入れて、赤色でお示しして、パーキングは青でお示しする。こういうような形で、状況によって車等の流れ方が違ってきますので、この矢印はマグネットで変えられるような形で対応していきたいということで進めております。これについては、警察と
協議済みでございます。
それと、資料はございませんけれども、交通の関係では、市内の
巡回バス、ご
城下巡回バスの運行ということで、今度の2月議会で、予算の審議をお願いしているところでございますが、期間中、これは1時間に1本ということになっておりますけれども、特に繁忙期の桜の時期、
ゴールデンウィーク、秋の
城まつりの時期等につきましては、
実行委員会で
巡回バスを増発して、土・日を中心にしてバスを走らせるということで、このバスが走るとなると、半時間に1本走るという部分で、コースは一緒でございます。そういうような形で計画をしております。
恐れ入ります、資料6をお願いしたいと思います。
これは、各商店街の皆さんのご協力、そして
商店街連盟に加入されていない商店街の皆さんにもご協力いただきながら、バナー、1つのパターンでございますが、三角のバナーも商店街によって変わってきますけれども、これは横60cm、縦90cmのバナーでございます。こういう形のものを全部で約600枚近くを町の中につけていただいて、にぎやかに祝っていこうという部分でございます。それと、次のページに、
のぼり旗がございます。これにつきましては、
彦根駅前から彦根城への導線というようなことで、
のぼり旗を立てていくということで今計画しております。このバナーと
のぼり旗については、3月に入ったら順次それぞれ対応していこうという部分で、今現在それぞれ作成をしております。
資料7でございます。
これは、私どもが築城400年祭の
ホームページから抜き取った「ひこねを盛り上げ隊」の資料でございますけれども、今現在100人ほどおいでになります。昨年の10月21日に発足した当時は60人ぐらいでしたけど、今、100人を超えています。そういう中で、城内で
江戸時代の衣装を着て、それぞれ
彦根小江戸実感劇団として盛り上げていただくという部分でございます。これについての衣装も広く呼びかけまして、市民の皆さんからも提供をいただいているところでございます。そしてまた、まち中を花等で飾っていこうということで、美化活動をする部分でございます。
キャンペーン隊でございますけど、それについても今具体的に、まちの皆さんの協力を得ながら
フラワーポット等で飾りつけていこうということで、3月に入るとその部分の活動が開始されます。それと、「
彦根どんつき先導隊」ということで、彦根のさまざまな魅力を訪れていただいた皆さんに満足していただけるように、今現在その部分について検討中でございます。盛り上げ隊については、月例会を定期的に毎月行われていますし、盛り上げ隊の3つの部門ではそれぞれまた会議を開かれているというようなことで
実行委員会の中でご紹介をさせていただきました。
その中で1つご報告を忘れたんですけれども、交通の関係で、特に車でおいでいただく部分につきましては、JRを使っていただこうということで、これから
ホームページにも、車で来ていただくと混雑して大変ですし、渋滞に巻き込まれますよというような部分で、
公共機関をお使いくださいというようなことで積極的に今もやっているんですけど、さらにもっと具体的にお示しをしていきたいと考えております。また、その部分では、いろんなところでJRをお使いいただくということでお願いもしていきたいと思っております。ただ、どうしても車でおいでいただく方はございますし、そういう部分では、混雑はするかもわかりませんけど、スムーズに駐車場まで来て会場へ入っていただけるという部分は看板等で対応していきたいと考えております。
続きまして、資料8でございます。
19年度の
実行委員会の
収支予算ということでお示しさせていただいたんですけど、この部分につきましては、18年度の
実行委員会の決算がまだできていません。この部分と、そして、19年度の市の負担金につきましては、2月議会でまたご審議をしていただくという部分でございますということをお断りして、とりあえず3月21日から開催されますので、19年度の
実行委員会の
収支予算案というのをお示ししてご説明をさせていただきました。
それで、19年度予算でございますけど、
事業収入2,809万円、これについては、
主催事業の収入で入場料とか参加料、そして二の丸に出展の関係で1,000万円の部分でございます。それと、負担金につきましては、市の負担金、これが2月議会でご審議いただく部分ですけど、2億9,621万円、そして、6団体の負担金250万円ということで、2億9,871万円というのが負担金でございます。それと、寄附金と協賛金10万円で合計3億2,690万円というのを収入として見込ませていただきました。
支出の方でございますけれども、
事務局運営費、この部分については、二の丸での
案内スタッフとか、そして事務の
コピー等、そしてまた
郵送代等で1,276万3,000円というような部分で
事務局運営費を組ませていただきましたし、そして、
広告宣伝費につきましては、実際開催されますので、少しその部分では昨年18年度に比べて金額が減っておりますけど、1,950万円ということで、これについては、
ポスターとか新聞・
テレビ等の
広告宣伝費等を見込ませていただいております。それと、行・催事費、主なものは
会場整備ということで、現在も
会場整備が行われておりますけど、これについては、18年度にお支払いする部分と、中間でお支払いする部分と、最終にお支払いをする部分で、
会場整備費が5,948万円というような部分でございます。そして、
主催事業にかかわる部分で1億8,780万6,000円、そして、委託料、これは
アシスタントディレクターとか
ディレクターの部分で、これが2,005万8,000円というようなところが主なものでございます。合計19年度予算額3億2,690万円というような部分で支出の部を見込ませていただくということでお示しをさせていただきました。
裏のページにつきましては、
主催事業の収支の部分でございまして、先ほど申しました行・催事費の主催の1億8,780万6,000円の詳細の部分でございます。この部分をお示ししてご説明させていただいて、
実行委員会では承認をいただいたというところでございます。
概略でございますけど、過日の開かれた
実行委員会のご報告とさせていただきました。
以上でございます。
5
◯委員長(
矢吹安子さん) ありがとうございました。
続きまして、ただいま説明を受けました第8回国宝・
彦根城築城400年
祭実行委員会報告について、委員皆様方から何かお聞きになりたいことがあればご発言ください。一度ざっと目を通してください。
細江委員。
6 ◯委員(細江正人君) 大変詳細にわたってご報告いただき、ありがとうございます。私、ちょっと理解が悪いので、まだもうちょっとわからない。お金の流れについて、人に聞かれたとき説明がしにくいので教えてほしいんですが、ここに寄附金・協賛金というので10万円、10万円、10万円と挙がっております。そうすると、築城400年祭に対する寄附をお願いしたのは、歳入にたしか入るのかなという理解をしております。その額についての報告というのは、これからは読み取ることができないのかなということが1点と、ここに事業費として
主催事業で1億8,780万6,000円が挙がっておりますが、これらを見ますと、それの内訳としての収入が挙がっております。そうすると、支出がこっちにありますと、この収入の方も内訳があるのかなということをお尋ねしておきます。これは、こういうふうに説明したらいいよというふうに教えていただいたら、そのとおりまた人に聞かれたときに説明をさせていただきますし、もっとたくさんの寄附の希望しているんだよということであれば、そのこともお伝えしなければいけないし、小口でも数多く集めるんだということであれば、またそれもアナウンスをしていくのかなというふうにも思いますので、その辺のところもあわせて教えていただきたいと思います。
それと、今度がらっと趣が変わりますが、ついでにもう1点言っておきます。駐車場、近江高校跡地のところ、大手前が70%ぐらいであけるんだよという大変経験的な判断で、いいことだと思うんですが、その指揮系統についてきちんとできているのかなというところ。いつも担当者の方のファインプレーでやっておられるような気もいたします。このことについては、おおよその予測をしてシミュレーションをしながら指揮系統を構築しておかないと、思わぬところでつまらない混雑が起きてしまってトラブってしまう。特に日曜日に考えられる、今これを見てみますと、
商工会議所のところも当てにされているようですね。あそこはちょっと何かがあったときだけでも大変混雑をいたします。郵便局は閉庁のときだからいいとは思いますが、恐らくインターから三番町まで列がきちっと詰まっているところへ横に入れて横に出すというと、まず出てこない。出さないと入らないというような事態が起こりますので、そういうようなことの判断をどこでして、どういう指揮をするのかというのがちょっと見えていないので、もし計画がわかっていれば教えていただきたいなと、以上2点でございます。
7
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長補佐。
8
◯彦根城築城400年
祭推進室長補佐(谷澤幸治君) 私の方から、前段おっしゃいました寄附のことと、それから、収入の内訳のことについてお答えをさせていただきたいと存じます。
まず、寄附金を現在いろいろな形でちょうだいをしておりますけれども、市に対する寄附と
実行委員会に対する寄附がございます。ですから、企業さんとかが大口で寄附をしていただきます場合、趣意書に基づきまして、彦根市の方に寄附をちょうだいをいたしておりまして、彦根市はその寄附を受けまして、基金等に積み立てをさせていただきます。
実行委員会へのお金の流れといたしましては、来る2月市議会でご審議いただきますけれども、
実行委員会への負担金ということで、市から
実行委員会への支出がされます。その中には寄附の分も含まれているということでご理解をいただきたいと思います。そうしますと、ここの
実行委員会への寄附でございますけれども、こちらは、いわゆる寄附金控除とか、そういったものにかかわりなく、
実行委員会へご寄附をいただける分、例えば不特定多数の方々が募金箱のようなもので募金を募っていただきまして、おまとめいただいたものを
実行委員会へまとめてくださるものといったものでございます。
2つ目の
主催事業の収入の内訳という点でございますけれども、こちらにつきましては、今ほどの資料8の裏面のところに各
主催事業の事業名が書いておりまして、例えば「井伊家十四代物語」でしたら5,392万8,000円、その下の方に行きまして、まちなか博物館ですと1,860万円ですが、うち
事業収入が997万円ありますよということが記載されております。そうしますと、
実行委員会から実際にまちなか博物館の分として割り当てる分は、残りの863万円ということになってまいります。そうしたことで、
実行委員会からの負担は、ここの下の合計が1億6,971万6,000円分が
実行委員会から純粋に負担をさせていただきます分でございまして、
事業収入1,809万円はこれは収入の方で見込ませていただいております。資料8の表面に戻っていただきますと、収入の部で
事業収入が2,809万円となってございますが、これは今ほどの
主催事業の1,809万円に加えまして、二の丸での「ええもの物産館」という名前で現在進めていただいておりますけれども、そちらの方の賃料1,000万円が入っておりまして、合わせまして2,809万円となってございます。残ります1,690万円余りにつきましては、支出の部のところに入ってくるわけですが、
主催事業全体として見ますと、予算額1億8,780万6,000円となりますので、その金額が記載されているということでご理解をいただきたいと思います。
私の方から2点説明させていただきました。
9
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部参事。
10 ◯企画振興部参事(中村宇一君) 駐車場の関係でございますけれども、本日お示しさせていただきました資料5の中で、基本的に
彦根城域内の管理運営につきましては、社団法人彦根
観光協会と市の職員で対応していきたいと、このように考えておりますし、また、彦根城域外のすべてが
臨時駐車場でございますけれども、それの管理運営につきましては、市の職員と
交通誘導員でもって管理運営をやっていきたいと、このように考えているところがこれは基本でございます。それぞれ各会場には当然責任者を置きまして対応していくということを前提に考えております。
まず、先ほども説明させていただきましたとおり、
彦根城域内の駐車場からまずご利用いただくというのを原則にしております。その判断といたしましては、先ほどご説明いたしました旧の近江高等学校を利用させていただく段階で、ほぼ70%に達したときの判断として、
臨時駐車場の城域外の駐車場に連絡をしていくということになります。それにつきましては、それぞれの責任者が携帯電話を持ちますので、その携帯電話でお互いが確認をし合いながら、できるだけ渋滞のないような誘導を心がけていきたいと、このように考えております。
まず、
臨時駐車場をどのように運営していくのかということになるわけでございますけれども、私どもの方も先にはプロジェクト会議を設置いたしまして検討してまいりました。また、そのプロジェクト会議から、城域外につきましては、都市建設部と下水道部の職員が中心となりまして検討してまいりました。また、城域内は、産業部と
観光協会が中心となって、具体的に現状と合わせながら検討してまいりました。当然55万人を前提で計画をするわけでございますけれども、なかなか想定というのは非常に困難であるというのが実態でございますが、それぞれの今までの実績といいますか、お越しをいただいた方々の動向等も踏まえながら、この日は恐らく平日よりは混むだろうというようなことも踏まえながら、4月の桜の時期、あるいは5月の連休の時期、それから、10月の行楽シーズンが始まります時期、そして、11月3日を中心としました小江戸彦根の
城まつりの時期、それから、私どもが11月25日に設定しておりますエンディングに向いましての時期が混むだろうという、そういった想定で
臨時駐車場を開設していきたいと、このような基本のもとに私どもは運用をしてまいりたいと、このように考えておりまして、責任者を定めまして、できるだけ指揮系統、そういったものには支障のないような体制を考えてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
なお、彦根の警察署への相談の中では、できるだけ彦根城域の中に車を誘導するのは、渋滞を招く結果になるというようなことで、できるだけ1つの固まったところで大量に車を駐車していただいて、そこからシャトルバスという計画がいいのではないですかというような、そういったご指導もございましたけれども、実際といたしましては、いろいろ当たらせていただきましたけれども、確保が困難であったということで、今ご報告させていただきましたように、城域内で何カ所、城域外で何カ所というような結果になりまして、これに伴います職員の配置あるいは
交通誘導員等が膨大な数になってまいりました。そういった中で運用していきますし、できれば公共交通機関、JRあるいは近江鉄道等をご利用いただいて、彦根駅から城域までは10分ということを常に申し上げまして、できればそういった機関をご利用いただいて、できるだけスムーズに彦根城域に到達していただきたい、このような取り組みをこれからもしていきたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
11
◯委員長(
矢吹安子さん) よろしいですか。
田島委員。
12 ◯委員(田島茂洋君) 今、交通の問題でご説明いただきましたけれども、この間の日曜日、2月のあの日にもう既に混雑していると、このような状況だったそうなんですけれども、今のお話を伺っていると、とてもじゃないがそんなんではいけないのと違うかなという感じがするわけなんです。というのは、膨大な人数の警備とおっしゃいましたけれども、職員さんはそんな平日出られるんですか。職員さんを配置するとおっしゃいましたけど、どのようにされるかという実際の具体的な図というものをやっぱり示してもらわないと、我々としても、ああ、それはそうですなという、こういう判断にはならないと思うんですよ。ですから、実際に、今、警察署のご指導とおっしゃいましたけれども、警察は全然協力してくれないんですか。この400年祭の交通に対する、いわゆる渋滞回避のためのそういうようなお願いだとか、そういうものは全然できないのかどうか。よそを見てみますと、やっぱり肝心なところは警察官が出て、誘導とかそういうのをしてもらっているような感じがするんですけど、そのぐらいの努力というか、そういうものはどうなっているのかなということをちょっとお伺いしておきたいなと思いますし、今までの経験からとおっしゃいましたけれども、今までの経験でうまくいっていないんでしょう、実際は桜まつりのときでも何でも。
ですから、例えば信号の矢印をどういうふうにつけるかとか、今ずっと見ますと全然ないんですよ、市内へ入ってからの矢印。彦根駅のところに1本あるだけで、あとは京町の交差点もございませんし。だから、あそこなんかでも左折れを優先するとか、何かそういう方法でやらないと、真っすぐ行く、いわゆる東から西の方へ行く、上から下へ行く車は左へ曲がるのも真っすぐ行くのも一緒ですから、余計に混雑する。ですから、左優先するような、右折れなんかは要らないと思うんですよ、はっきり言ったら。実際、右折れ車線をつくっていますけれども、そういう判断というか、そういうことも考えていかないと、今から間に合うのか間に合わないのか知りませんけれども、実際そのぐらいのところを考えておかないと、本当に渋滞、渋滞でどうにもこうにもならない。結局城へ入るのに何時間もかかってしまうということになってしまったら大変なことですから、そういうところをお願いしておきたいなと思いますし、
実行委員会でも十分議論はされたと思いますけれども、そういうことをお願いしておきたいなと思います。もし何かございましたら、よろしくお願いします。
それから、4月1日からという
商工会議所のまちなか博物館、これはどういうことなんですか、それをちょっとお伺いします。
13
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部参事。
14 ◯企画振興部参事(中村宇一君) ただいまの委員からのご意見でございますけれども、まず、250日という期間で55万人をお迎えをさせていただくという前提で計画をしているところでございます。これは申し上げたとおりでございまして、その期間中に、このイベントがなくても、例えば桜のときとかいうのは1日に1万人を超えているということで、お城にお越しいただく方も駐車場等にはご迷惑をかけておりますし、また周辺の住民の皆様方にも大変ご迷惑をかけていると。当然そこを通行されます車の方あるいは歩行者の方にもご迷惑をかけていると、それは重々現状は認識をして、その上で検討させていただいたわけでございますけれども、まず駐車場の確保がなかなか困難であったということは事実でございます。確保する段階に当たっては、少ない場所で数を確保させてもらったということで、それに対して、職員とあるいは彦根
観光協会あるいは
交通誘導員でもって対応していく。基本的には観光駐車場は今現在でも毎日対応しております。委員が先ほどおっしゃいました過日の2月10・11・12日、この3連休、1日ほどお天気が悪かったんですけれども、あとは大変お天気等に恵まれて暖かったということでお出かけいただいて、約3日間で、この時期にしては珍しいといいますか、6,600人程度お越しをいただいたということで、普通の観光駐車場では当然収容し切れなかったということで車が渋滞をしたと。急遽近江高等学校の跡地をお借りして急場をしのいだというような状況でございまして、なかなかお越しになるというのは想定はしづらいんですけれども、私ども、始まります3月21日を想定して考えてはおるんですが、まず今現在では桜の状況がどうなるのか。
私どもが考えていましたのは、4月7日、土曜日、8日、日曜日が一番多いのではないかなということで焦点を当てておったんですけれども、どうも早くなってきそうだということでございますし、そういった面で
巡回バスを早めたり、あるいは駐車場の体制を見直しをするというような中で、観光駐車場は毎日行いますけれども、彦根城域の臨時の駐車場をまず動かさせていただく。これは
観光協会と産業部を中心とした職員で対応すると。期間中毎日やるわけではございませんので、その日を集中して職員と運用する
観光協会の職員でまず対応すると。それでは当然1,085台という車しかマックスはございませんので、それで収容し切れないという判断をしている日について、城域外の駐車場を稼働さすと。そこに最大で今のところ15人の
交通誘導員、そして、それぞれの会場に職員を複数以上充てまして、協働して対応していくということで、延べでいきますと数にはなりますけれども、
臨時駐車場を動かす日がいつだと。それで何台想定して、逆に言ったら、どこの駐車場を動かしていくのかということを今私どもが計画させていただいて、それにのっとって今、人の張りつけをさせてもらっていると。ただ、その日その日の動きがございますので、急に今、新しい駐車場をあけようとなると、まず
交通誘導員の配置もできませんし、職員の配置もできませんので、どうしてもあけなければならないときには、事務局なり、いてる職員が急遽あけに行って対応するというのが、本当の避難的対応だというふうに私ども思っておりまして、そこは想定の中で、できるだけ私どもが持っております駐車場を十分活用するということを前提に考えてまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと、このように考えております。
15
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長補佐。
16
◯彦根城築城400年
祭推進室長補佐(谷澤幸治君) 最後の
彦根まちなか博物館の4月1日からの開設の件でございますけれども、これにつきましては、さきの12月市議会の中で、「
夢京橋あかり館の設置および管理に関する条例の一部を改正する条例案」ならびに12月補正予算案の中でもお認めいただきましたけれども、
夢京橋あかり館の一部の改修工事の経費をお認めいただきましたけれども、それによりまして、
夢京橋あかり館の2階部分を一部改修をしてまいります。しかしながら、現在稼働中の彦根城等へのパスポート、JRさんの方でお願いしている分でございますけれども、これが2月末まで現行のものでいかなければなりません。そうしたことから、3月1日から改修工事に取りかからせていただくということで、工事の工程をいろいろ調整していただきましたけれども、どうしても3月末まではかかってしまうということで、できるだけ早くの開設をしたいということでやっておったんですが、4月1日から始めさせていただくと、このような形で調整がつきましたので、ご理解をいただきたいと思います。
17
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部参事。
18 ◯企画振興部参事(中村宇一君) 先ほど駐車場の管理運用を中心にご答弁させていただきまして、警察関係あるいは道路標識等についてのご答弁が漏れておりました。まことに申しわけありません。私どもの方も何回となく彦根警察署の交通係の担当の方とも打ち合わせをさせていただいている中で、基本的には主催者の責任でもって対応するということが前提になってございます。場所あるいは時によりましては、重点的にお越しをいただける可能性があるかもわかりませんけれども、基本は主催者団体できちっとやっていただきたいというのが警察としてのお考えというふうに私は理解をさせていただいております。
それと、そういったことを受けまして、看板等の設置をいたしまして、駐車場への誘導というものを考えていくわけでございますけれども、会場が彦根城ということで認知をいただいている関係もございまして、余り遠方からの看板の設置は現在のところ考えておりません。できるだけ近いところから国道8号線あるいは琵琶湖の
湖周道路、そういったところからの導線を主にしながら、彦根城へ近づいてきていただくところの交差点、あるいは判断をしていただいて、こちらが誘導していくべきところへの看板は設置をしてまいりたいと思っております。また、その日の状態によっては、当然駐車場がとまってまいります、城域内の駐車場が入りませんので。そのときには
臨時駐車場を稼働させます。そのときには、臨時の看板を前もって設置をしに行って、その中にマグネットで当然矢印をして誘導するという、変更誘導していくということは、私どもの人的マンパワーでやってまいりたいと思っておりますし、特に大きな交差点については時差信号が中心になってございますけれども、私どもは警察署の方においては「ここの交差点が非常に渋滞しております。そこの信号機の時間を考慮してほしい」と、そのようなことは申し上げているんですけれども、そこだけやると、次の信号に影響してくるということで、連動信号になっているということで、部分的にそこを調整するというのは非常に困難なことは理解してほしいということと、自動システムでチェックしておりますと。そのときそのときの状況によっては調整をできる限り考えてまいりたいというようなことも私どもはいただいておりますので、期間中、彦根の警察署とも連絡をさせていただきながら、何とか限られた駐車場あるいは人員等で対応していきたいと。ただ、すべてがスムーズにいくかというと、なかなか私どもは困難だというふうに実際に思っております。日によりましては、ある一定の時間、当然道は混雑しているという状況になろうというふうに私どもは思っておるんですけれども、抜本的な対応ということについては、なかなか困難であるというのが現状でございます。先ほど言いましたような、いろんな手法をもって対応を考えてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
19
◯委員長(
矢吹安子さん) 市長。
20 ◯市長(
獅山向洋君) 交通問題について少し補充的にお話をしておきたいと思うんですが、現に京橋口の大きな駐車場をつくっていながら少し矛盾するかもしれませんが、私自身は、今日までの彦根城観光は余りにも乗用車中心にとらわれ過ぎていたんじゃないかなというふうに思っております。そういう意味では、あくまで今回の400年祭はJRなり近江鉄道なりあるいは観光バスを中心として考えて、乗用車はやはり補充的というふうに考える方がいいんじゃないかと思っております。ですから、駐車場も1つの補充的な手段というふうに考えるべきだと思います。それではどうするのかということですが、外から来られる方々は、今まで彦根城へ来られた方は車で行けるだろうというふうに考えておられるかもしれませんが、初めて来られる方に対しては、どのように彦根城に来てもらうかということを、特に最近はインターネットの
ホームページでしっかりと広告宣伝すべきであるというふうに考えております。
これは卑近な例で申し上げますと、長浜の黒壁なんか見ますと、どこに乗用車の駐車場があるのかと。そんなものありませんよ。大型バスが確かにとまるところはお寺の近くにありますけど、だからといって、乗用車がどこにとまるかといえば、せいぜい駅の前ぐらいしかないわけですよ。それでも何十万という人をさばいているということは、これはやはり認識の問題だと思うんですね。簡単に言えば、私も前はたびたび長浜へ行っていましたので、よく経験したんですが、とにかく長浜駅へJRが着けば、ドーッと人が降りてくるわけですよ。ほとんどと言うと言い方は悪いけど、JRで来ておられるわけですよ。ところが、彦根市は、特に彦根城は、たまたまと言うと言い方は悪いけど、ある程度駐車場があったがゆえに、何となく駐車場で乗用車をお迎えするという考え方が強過ぎたというふうに私は思っております。そういう点で、あと1カ月切りましたけれども、切らないと、今からやっていてもいけないので、ぎりぎりの段階でしっかりと「JRで来てください」という詳細というか、事細かな宣伝をこれからやっていきたいと思っております。
それともう一つは、今回は通常の対応ではとても追いつかないんじゃないかという事情がございます。それはなぜかといいますと、今までは通過型観光というか、簡単に言えば、彦根城は途中の観光地だったわけです。ですから、乗用車が来ても、お城へ上がられて、そしてざっと見て、それでもう帰られる、あるいはそこから京都、大阪へいらっしゃるとか、北陸の方あるいは中京の方へいらっしゃるというのは多かったわけですよ。ところが、今回はしっかりと彦根城をたくさん見てもらわなければならないわけです。ですから、ついでにと言うと言い方は悪いが、さらにまち中まで出てきてほしいと、そういう考え方でいきますと、乗用車が一定の面積を占める時間的な長さが非常に長くなる。簡単に言えば、回転がきかないわけですよ。そういう考え方からいいますと、えらい矛盾して申しわけないけども、従来の経験で物事を考えているとちょっとえらいことになるんじゃないかなと私自身は思っているんですよ。そうなると、やはりJRで来ていただいて、一種のウォーキングというような形でずっと歩いてくださいと。決して彦根駅から
いろは松まではそんなに遠くありませんよと。私もたまたまいい表現を聞いたんですが、彦根城域まで10分間と。つまり、
いろは松までは10分間というような宣伝をして、ああ、そんなに近いんだったら、車なんかよりも歩いていこうかというような、そういう感覚を植えつけていかなければいけないんじゃないかと思います。それともう一つは、ゆっくり歩いておるんだったら、私はビールもお酒も飲みますので、車なんかで来るよりは、JRで行って、ちょいとほろ酔い気分であちこち見て回ろうかなと、こういうような、それとなくの、車よりはこっちの方が楽しいですよというような宣伝も必要ではないかなと、こんなふうに思っているわけです。
そういう点で、本当に貴重な意見をいただきまして、まさにそこが一番の問題でございますので、もう一つトイレの問題もございますが、トイレなんかだったら幾らでも臨時のトイレを増やすこともできるわけですが、こればっかりはどうしようもありませんので、十分検討させていただきたいと思っています。
それから、彦根署のことでございますけれども、これは今、参事の方からお答え申し上げましたように、原則は主催者ということです。ただ、私もたびたびいろんな会合で署長さんにもお会いしていますし、交通課長さんにもお会いしていますが、「建前はそうだけれども、市長、一生懸命やりますよ」と、そういう言葉はたびたび言っていただいております。きょうも彦根市
公共機関等連絡会議というのがございまして、また署長さんにお会いしましたので、そのときも署長ははっきりと皆さんの前で「ことしの春は400年祭の交通整理に全力を挙げたい」とはっきりおっしゃっていました。ただ、建前と本音というのは、今回は本音を言っていただいたんですが、建前はやっぱり主催者側でしっかりやらなければいけない。けれども、彦根署は応援しますよということをはっきり言っていただいておりますので、その点はひとつご安心いただきたいと思います。
以上です。
21
◯委員長(
矢吹安子さん) 田島委員。
22 ◯委員(田島茂洋君) どうもありがとうございました。ただ、一番心配するのは、私が心配してもしようがないのかもわかりませんが、やはり交通パニックというのはどういうふうに位置づけされるのか。過去の実績といいますか、経験からいきますと、インターから出てきましても、そこが渡り切れないというような状況が何回か起こっていると思うんですよ、出られないという。ですから、そういうときには、今、市長がおっしゃいました、警察官に的確な、信号のいわゆる時間のずれだとか、そういうものをしてもらって、スムーズにいくように、優先的にそちらの方が動きやすいような方法をとってもらうという、1つの条件といいますか、そういうものもつくっていただくという、そういうこともひとつお願いをしたいなと思いますので、よろしくお願いしたいなと。もし何かコメントがありましたらよろしくお願いします。
23
◯委員長(
矢吹安子さん) 市長。
24 ◯市長(
獅山向洋君) 彦根署の交通課といいましても、数が少ないというか、たしか私の記憶では、14、15人ぐらいしかおられないわけなんですよ。そういう意味で、とても回り切れないということは、それははっきりとおっしゃっているんですが、ただ、彦根署としても、今日までお花見のときとかそういうときに大変な混雑なり、簡単に言えば、詰まってしまって動かないということは経験しておられますので、そのときは彦根署として、交通信号の問題とか、これは我々がいじれない問題なので、ですからそれは交通の問題として当然やりますと。ただ、そういう事態にならないように、やっぱり主催者としては十分な努力をしていただきたいと、こういうことでございます。
25
◯委員長(
矢吹安子さん) ありがとうございます。
細江委員。
26 ◯委員(細江正人君) しつこいようですが、お願いをしておきます。市長も、ずっと話を聞いていると何かなと思ったら、最後にはちゃんとするというふうにおっしゃっていただきましたので、よかったんでありますが、車で来るかJRで来るかは来る人が決めるので、可能性としてパニックは期間中多くて10日ぐらいかなと思うんですが、そのときに多くの人が彦根に対する不満を持って帰られるか、満足感を持って帰られるか、CSで一生懸命やろうと言っているときに、外の人に与える影響ということがあります。だから、お願いをしておきます。先ほどの非常というか、城外を使おうというようなときなんかのマニュアルといいますか、指揮系統図というものを、命令系統をしっかりしないと、パニックのときに情報がふくそうしますので、近江高校グラウンドが70%に達したといって止めたままで、空いてきているのにまだ止まったままとか、いろんなことが考えられます。
それから、臨時看板を出してという、駐車場の満空表示がこれにはないようですが、それは案内のガードマンでするのか何かだと思いますが、臨時看板がこれで見ると13枚のようでありますが、これが臨時看板のことでありましょうか。
誘導看板の補助看板ということで聞いておりますが、これはまた別物でありましょうか。そのときの満空表示がないようですので、その対応もしていただかないと、徒歩で来られた方も歩けないという状況が発生しますので、特に心配します三番町・
いろは松間、本会議でも前に申し上げておりましたあの間は大変心配しますので、ぜひともその辺の想定とマニュアルと指揮系統図をきちっと整備されておかれるようにお願いをしておきます。
27
◯委員長(
矢吹安子さん) 市長。
28 ◯市長(
獅山向洋君) 車の問題は、重ねてとおっしゃいますが、何回おっしゃっても重要な問題でございますので、まず、私、インターネットの
ホームページなんかで、このときは車で来ないでくださいという明確な意思表示をしなければいけないと思うんですよ。今までそれがはっきりしていないんです。何となく行けるんじゃないかという気持ちでどんどん入ってきておられるので、この日はだめですよという書き方をしなければいけないと思います。それともう一つは、例えば彦根の花火大会でも長浜の花火大会でも車はたくさん来ますけれども、やっぱりJRでたくさん来ておられるんです。特に長浜なんかはほとんどJRで、私も去年行きましたけれども、とにかく身動きができないぐらいにぎっしりとJRで来られるわけですね。ですから、そういう意味で、こんなとき来ても、行っても車では入れないよという、そういう宣伝を確実にやらなければいけないと思います。そういう観点から、おっしゃっておられることはよくわかりますので、簡単に言ったら、車の駐車場の宣伝は一切しない。どうもこれはどう行っていいかよくわからないと。ところがJRで行くのは懇切丁寧に説明してあるというような、そういう
ホームページをこれからはしっかりつくろうと思っているんです。
以上です。
29
◯委員長(
矢吹安子さん) 西村委員。
30 ◯委員(西村久子さん) 聞き漏らしたかもわかりません。人が混雑するという、車がこんなになる、身動きもとれないほど、うれしい悲鳴なんですけれども、救護の体制はどのようになっていますか。どのあたりにどれだけ設置される、それから、電気ショックを与えるAEDもやっぱりどこかに必要だと思うんです。不安の部分をお伺いします。
31
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長。
32
◯彦根城築城400年
祭推進室長(
東田孝一君) 1点は、救護の関係では、先ほどから申しております繁忙期、桜の時期、そしてまた5月の
ゴールデンウィークの中で、土・日につきましては、看護師さんまたは保健師さん等、二の丸の駐車場、インフォメーション近くに待機していただくということで考えております。それと、市立病院、友仁山崎病院、中央病院等の支援体制も今お願いしているところでございます。それと、AEDの関係では、過日、彦根ロータリークラブさんと南ロータリークラブさんがそれぞれAEDを購入すべくということでご寄附をちょうだいいたしました。そのご寄附を活用させていただいて、AEDをたくさんおいでになるお客様に対して対応していこうと考えておりまして、設置は二の丸駐車場のところと天守の事務所に置こうと考えております。
以上でございます。
33
◯委員長(
矢吹安子さん) 佐野委員。
34 ◯委員(佐野正博君) 先ほど交通のことについていろいろご質問がありまして、また市長からほっとするような返事もいただきましたけれども、人がたくさん来られますと、どうしても迷子さんとか、スリとか、自動車に傷つけたとか接触とかがある場合に、警察官が期間中いつもどこかに常駐しておられると、そういうことは考えられないんですか、ちょっとお尋ねします。
35
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部参事。
36 ◯企画振興部参事(中村宇一君) 55万人の方を期間中お越しいただくという前提で、今の迷子の対策あるいは交通安全、城山一帯等における全般的な安全という、そういった関係はいろいろ検討はさせていただいておるわけでございますけれども、まず、当然迷子さんが発生するという確率は高うございますので、今、期間中の管理マニュアルを作成をさせていただいております。これにつきましては、それぞれの会場等あるいはスタッフ等がそのエリアで見つけた場合どうするのか、迷子の申し出があったときにはどうするのか、そのときの対応はどうするのか、そういうようなところを踏まえてマニュアルをつくりまして、それを徹底して対応させていただきたいと、このようにまず考えております。
それから、先ほどの交通と同じでございますけれども、基本的には主催者が中心となって対応していくという基本に立って考えているわけですけれども、今の桜の期間は旧の二の丸派出所といいますか、そこには期間に限って彦根警察署の方からの出務もしていただいているという状況ではございますけれども、期間中250日間にわたって出務あるいは出動をご要請する、それは実現していただけるということは困難かなというふうに思っております。ただ、定期的なパトロールとか、そういったものをしていただくことによって、抑止力といいますか、私ども管理する方の職員の心の支えにはなりますし、また定期的に来ておられるということがやっぱり知れ渡りますと、ないとは思いますけれども、犯罪等の、あるいは交通事故等の抑止力にはつながるのかなという、そういったことで、私どもの方も彦根警察署の方にはお願いをしていきたいと、このように考えておりますが、基本的には主催者団体が責任を考えていくというのが基本だろうというふうに私どもは理解をした上で考えていきたいと、このように思います。
37
◯委員長(
矢吹安子さん) ほかに質問はありませんか。
八木委員。
38 ◯委員(八木嘉之君) 1点大変細かいことで恐縮なんですけれども、バナーのフラッグと、
のぼり旗のお話を伺ったんですけれども、駅から城内への導線として掲げられるということなんですけれども、確かにそのことも大切であろうというふうに思いますが、彦根市の今のプレの段階において、横断幕というものが公共の施設に掲げられております。あるいはチラシ、いろんな広告宣伝、PRというのは十分になされているわけですけれども、この
のぼり旗はやはり城内、400年祭が行われている中心、そこへ導くためのものではあるわけですけども、さっきと裏返せば、車で来てもらわないということも大切ですけれども、来られる方もいらっしゃる、あるいは車で彦根を通られた方が
彦根城築城400年祭をやっているということを、これは長いスパンで見れば、どこかで目にとめていただかなければならないということを考えれば、要はこの
のぼり旗をいろいろな市内のイベント会場あるごとに、移動してでもいいですから数多くつくっていただいて、立てていただいて、それで400年祭を彦根のまちじゅうで盛り上げてやっているんだというような、そういう宣伝効果というものもひとつお考えいただいて、有効的な活用をお願いしたいなというふうに思うわけですけれども、意見ということと、あと、もしコメントがございましたら、ぜひお伺いをしたいと思います。
39
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長。
40
◯彦根城築城400年
祭推進室長(
東田孝一君) 実は、そういうにぎやかさを出すため、商店街のバナー、
商店街連盟さん、そして各商店街さんにご協力いただいて、バナーを600枚をつるしていただくように手配をしております。そして、
のぼり旗につきましては、駅前から城内を250本ということで、これはさっき八木委員がおっしゃったように、特にJRをお使いいただいた方が彦根城へとさらに雰囲気的に盛り上がっていただくためにも、そういう部分でさせていただいているというのが現状でございます。その部分でご意見をいただきましたので、ちょっとこの部分については今即答はできかねますけれども、積極的にいろんな意味でいろんな場所で、
のぼり旗だけでなしに、違った部分についてもまた活用なり盛り上げていきたいと思っておりますので、ひとつまたその点ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
41
◯委員長(
矢吹安子さん) 馬場委員。
42 ◯委員(馬場和子さん) 質問というよりも意見になるかなと思うんですけど、きょうのこの委員会の冒頭の市長のごあいさつの中で、ひこにゃん人気がひとり走って、すごく全国的にブームであると。確かにひこにゃんの追っかけというのがあるそうです。ひこにゃんの行くところへは皆ついていかれるというような追っかけがあると。この間も彦根駅の周辺である団体があって、「いや、よう札幌までは行かへんかったわ」と。札幌までは行かなかったけど、そのほかの全国にはついて歩いておられると、そういうようなすごいブーム、うれしいブームなんですけれども、この間たまたま大阪でちょっと歩かせていただいて、大阪駅から京橋の方まで行かせていただいた。そやけど、このひこにゃん追っかけをつくるひこにゃんの
ポスターってどこにあるのかなとちょっと探したんですけど、どこにあるのかなと見つからなかった。たまたまその会合では名古屋からとか来ておられて、「名古屋の方ではどう?」と言ったら、「えっ、もう一つ400年祭のことを知らへんわ」と言うので、そのときもはっぴを持っていって、チラシを配ってきたわけなんですけれども、そういうPRの方も、「JRを使ってください」と
ホームページでおっしゃるのであれば、JRを利用される方の目にとまるところにもっとアピールしていただきたいなというのが1点。
「ひこねを盛り上げ隊」の中で、どんつき先導隊ということで、各商店街にパンフレットを置くラック等を設置していただくということも進めていただいている中で、各商店街の方の取り組みというか、そういうのを市側としても、やはり元気な商店街と元気じゃない商店街いろいろあると思うんですけれども、彦根へ来られて、例えばJRでたくさん降りられた、そこからずっと歩いていかれる、この駅前商店街にしても、彦根の一番最初に出会うところです。そういう意味では、印象に強く残るところだと思いますので、これは本当に各商店街の取り組みいかんによると思うんですけれども、その辺の働きかけをまたしていただきたいということと、そして、たくさんの方に来ていただくと、おもてなしをして、その心が市民の方にないとだめだというふうに思います。今の交通のいろんな問題をお聞きしていますと、市民にとっては、何かいっぱい人が来られて、どこ行こうと思っても車が通れないしという迷惑意識の方が何か強く出てしまって、何らか住民の方とか商店の方にプラスになることであれば、また取り組みが変わってくると思うんですけれども、私、今ずっといろいろな地域で人が集まるところにははっぴを着て行っているんですけど、むしろ市民の返ってくる言葉というのが「市立病院やらいろんな問題がたくさんあるのに、400年で何を浮かれているの」という感じの声がたくさん返ってくるので、はっぴを着てここへ行っていいのかなと思う、気持ちよく400年祭に取り組んでいけないというのも事実としてあるんじゃないかなと思うんです。
そういう意味で、本当にあとカウントダウンをしたら1カ月切って、きのうが30日、もう28日になると思うんですけれども、その中でどうやって、お城の周辺だけじゃなくて、もっと広げる何らかアクションができないのかなというのを思っているんですけれども、この盛り上げ隊の中では本当にいろんな企画を出していただいて、徐々に隊員も増えてきて、若い方もどんどん入ってきていただいているという中で、もっとその人らが核になって広げていかないとだめなのは十分わかっているんですけれども、そうするにはまだまだ力も足らないなというのを実感しているようなことなんです。これは抽象的な意見になってしまうんですけれども、せっかくこうやってたくさんのお金も投じてするイベントですので、市民がもっとおかげをこうむったり楽しんだりできるように、何らかの働きかけができないかなというのを、私がそれぞれの場所へ行った感触で感じたものですから、これは本当に抽象的なことで、どこをどうということじゃないんですけど、ちょっと意見として述べさせていただきたいなと思います。
以上です。
43
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長。
44
◯彦根城築城400年
祭推進室長(
東田孝一君) 実は、ひこにゃんの
ポスターにつきましては、私ども昨年、JR東海、名古屋本社を中心にして、そして西日本、京阪神の本社ということで、これは広島まで、そして九州の一部ということで、554枚張らせていただきました。ただ、JRさんはずっと張ってくれるわけではございませんので、その辺で期間が限られているというような部分でございます。それで、次にバージョンを変えまして、3月になればまたJRの方の
ポスターを使っていきたいという部分で、この部分については、同じように550枚以上張らせていただきます。今もその部分では、
ポスターをちょうだいということできょうも何人も事務所へおいでになったんですけれども、今手持ちがなくなっておりますので、今度新しいバージョンで、また積極的にJRを活用しながら、ご協力もいただきながら、400年祭のPRをしていきたいと思います。もちろんその中には、
ポスターだけじゃなしに、パンフレット等もJRのラックに置かせていただいております。そういうことでございます。
以上です。
45
◯委員長(
矢吹安子さん) まだ質問される方はたくさんありますか。ここで暫時休憩をとらせていただいた方がよろしいですか。
それでは、暫時休憩をいたします。10分ほど、よろしくお願いいたします。
午後4時01分休憩
午後4時11分再開
46
◯委員長(
矢吹安子さん) 休憩前に引き続き会議を開きます。
辻橋委員。
47 ◯委員(辻橋正一君) 1点、細かいことなんですけれども、お尋ねしておきたいと思います。
先ほどから話に出ております
交通対策については、十分に対応していただいて、ああ、彦根に来てよかったなと思われるような対応をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。もうここまで来たので、祭り気分でぐっと盛り上げることができたらなというふうに考えております。
そこで、小さなことでまことに申しわけないんですけど、資料8の
収支予算書の中で、市負担金2億9,621万円がありますけど、これの算出根拠と入場料との関係というんですか、その辺の関係がございましたら、関係なかったら関係ないで結構なんですけれども、その辺の関係をお願いしたい。それから、団体負担金はどのような団体負担金を予定されているのか、その辺お聞かせください。よろしくお願いいたします。
48
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長補佐。
49
◯彦根城築城400年
祭推進室長補佐(谷澤幸治君) お尋ねの第1点目の市負担金の件と、それと入場料との関係でございますけれども、入場料につきましては、こちらは彦根市の方の会計に入ります。したがいまして、この
実行委員会の
収支予算案の中にはその数字はあらわれてまいりません。
2点目の団体負担金につきましては、彦根市以外の
主催団体がございます。
彦根商工会議所、社団法人彦根
観光協会、彦根
商店街連盟、稲枝商工会、彦根市物産協会、社団法人彦根
青年会議所でございますけれども、それぞれの団体様の方から加入会員様の人数の割合で負担金をいただいております。この負担金につきましては、平成17年度から同じ額で3カ年いただくということで、各年度合計額が250万円、3カ年合計いたしますと750万円となります。
以上でございます。
50
◯委員長(
矢吹安子さん) 辻橋委員。
51 ◯委員(辻橋正一君) 考え方ですけれども、大体55万人というような数字があって、それで1,000円掛けると5億5,000万円ですか。私なりに考えたのは、5億5,000万円のお金を、結局ここに出ております合計金額の5億円というようなとこら辺をめどにして、これは市の金は直接使っていないんだよというような言い方をしてもいいわけでございますね。ただ収入があって、そしてその分を出していくわけですので、市の税金は使わないでやっているんですよという言い方をしていいのかどうか、ちょっとその確認をお願いします。
52
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長補佐。
53
◯彦根城築城400年
祭推進室長補佐(谷澤幸治君) 今の点は、前回までの特別委員会でも何回かご説明があったかと存じますが、市の
実行委員会への負担金の財源の中にいろいろなものがございます。基金でありますとか、そういったものがございますので、そうしたいろんな財源から
実行委員会への負担金を拠出しているということですので、税金が投入されているされていないという部分につきましては、ちょっと微妙でございますけれども、先ほどおっしゃいましたような入場料収入も反映されておりますので、そういうことでトータルに出させていただいているということでご理解いただきたいと思います。
54
◯委員長(
矢吹安子さん) 辻橋委員。
55 ◯委員(辻橋正一君) すみません、もう1点ですけど、観覧料の1,500円を決めるときにいろいろ議論されたと思うんですが、そのときに個別の券を決めるべきと違うかというような話も出たんですが、一応私らの考え方としては、減免規定があるから、その辺のことは減免規定を適用することによって解決できるのと違うかというようなことで、統一券でいこうというふうな判断をさせていただいたんですけれども、これから現に開会になってきますと、1,500円を払って、例えば
開国記念館だけしか行けないと、体の状況によってそういう方も出てくるかと思うんですが、そういう方への対応の仕方というのは何か考えておられるのかどうかお尋ねをいたします。
56
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部長。
57 ◯企画振興部長(丸尾 勉君) 体の都合で
開国記念館しか行けないということは、上まで上がれないというふうに理解をさせていただきたいと思うんですけれども、1,400円というセット券、当日券の中に、
開国記念館または彦根城という位置づけをさせていただいています。つまり、彦根城にどうしても上がれない方は、期間が250日間と非常に長うございますので、
開国記念館でも2回お越しいただけるというふうに選択肢を広げさせていただいたというのが1点と、それから、あと、
彦根城博物館、これについても、今、車いすのスロープ等を設置しておりますし、余り彦根城ほど上まで上がっていただかなくてもご入場いただけるのかなと。それから、玄宮園も中に含まれておりますので、玄宮園は少し離れておりますけれども、一応フラットというふうに考えておりまして、1,400円の当日券で彦根城まで上がれなくても、
開国記念館2回、玄宮園1回、博物館1回という形でご入場いただけるということで、その部分については、どうしても特別史跡ということで、バリアフリーということが彦根城はできなかったわけでございますけれども、
開国記念館2回ご入場いただくことによって、1,400円という部分でそんなに差がつかないような形でさせていただいたというふうに考えております。
58
◯委員長(
矢吹安子さん) 辻橋委員。
59 ◯委員(辻橋正一君) そうすると、余り減免規定は適用するのを考えておられないということでよろしいんですかね。
60
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部長。
61 ◯企画振興部長(丸尾 勉君) 体の不自由な方については、例えば身体障害者の規定で手帳を持っておられる方については、一定制限はございますけれども、無料という形になっていますので、今の場合、1,400円を購入される方というふうに限定した場合は、私が説明したような形になるというふうにご理解いただきたいと思うんです。身体障害者の1級、2級の手帳を持っておられる方は、基本的に無料ですので、無料ということでご理解いただけたらと思います。
62
◯委員長(
矢吹安子さん) 辻橋委員。
63 ◯委員(辻橋正一君) 確認だけですけど、1,400円、手帳を持っておられない方で、山へは上がれないけれども、
開国記念館だけ見て帰ろうと。見に行ったら、1,400円しかしようがないと。遠くから来ても、それでしようがないなということで、数は少ないと思うんですけど、そういう心遣いというのか、そういうようなものがあってもいいのかなという思いを、ちょっと私はこの1,400円の統一券を出すときに思っていましたので、再度確認だけさせていただきたいなというふうに思います。
64
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部長。
65 ◯企画振興部長(丸尾 勉君) 具体的に細かい話をしますと、セット券が1,400円になっていまして、彦根城または
開国記念館は1,000円でございます。その1,000円でいきますと、玄宮園と彦根城と
開国記念館という形になっていますので、博物館が入っていないという形になるわけでございますけど、今、委員のご質問の、どうしても彦根城に入れない方への配慮という部分では、今、1,000円券も1,400円券も考えさせていただいたのは、複数回同じところに入っていただけるという部分で検討させていただいたということで、例えばそれ以外の払い戻しとか、いろんな部分については対応できないということでご理解いただきたいと思います。
以上です。
66
◯委員長(
矢吹安子さん) 赤井委員。
67 ◯委員(赤井康彦君) 休憩がありましたので、質問が1つ増えて2つさせていただこうというふうに思います。
1点は、
協賛事業について先ほどご説明がございました。採択件数15件というところで、これを再度また募集か何かをされるのか、そういったことがあるのか教えていただきたい。
それともう1点は、資料1の方の
主催事業の日程などを書いていただきました。これをざっと見ますと、3月から11月までの通年通しての特別展とかまちなか博物館以外は、見てみますと、7月、8月なんていうのが手薄というか、ないんですよね。そういったところでバランス的にどうなのかなというふうに思うわけでございまして、どういうふうにご検討されたのかお聞かせ願いたいと思います。
68
◯委員長(
矢吹安子さん)
彦根城築城400年
祭推進室長補佐。
69
◯彦根城築城400年
祭推進室長補佐(谷澤幸治君)
協賛事業の
支援事業につきましては、予算上で申しますと、
実行委員会の予算上でございますが、平成18年度10件採択分、19年度20件採択というような考え方で来ておりました。現在、実際募集をかけまして、審査の結果は、18年からやっていただける事業につきましては7件になりましたし、19年にやっていただける事業につきましては15件になりました。予算枠としましては、8件ぐらいまだ採択できる見込みはございますけれども、これにつきましては、
協賛事業部会がございまして、そちらの方でもう一回募集をかけるかどうかという検討をしていただく予定になっております。ただし、全期間の分の募集を終えたので、これで締めておこうということになるかもしれませんけれども、もう一度検討いただくというような部会長からの指示が来ておりますので、ご報告いたします。
2点目の
主催事業につきまして、7月、8月のあたりが少し手薄になるんじゃないかなというようなご指摘でございますけれども、これも過去に
実行委員会の中でやはり同種のご意見が出ておりまして、そのあたりもう少し底上げをやったらどうだというようなご意見もありまして、そうした中で、例えば子どもたちも関心を持って見ていただけるような「レゴ」で作った世界遺産展等を加えていったという経緯はございます。そしてまた、今ほど
協賛事業の例も出していただきましたけれども、市民のいろんな団体の中で
協賛事業の
支援事業あるいは
後援事業でやっていただけるものも含めまして、トータルで400年祭を盛り上げていくというような形で議論がされたというところでございますので、ご報告をいたします。
70
◯委員長(
矢吹安子さん) 辻橋委員。
71 ◯委員(辻橋正一君) すみません、1点、観覧料のことでもう一度お願いというのか、検討していただけるのであれば検討してほしいということでお話をさせていただきますが、お年寄りの会なんかが、老人会とか俗に言われるんですけど、そういう方が一遍彦根城へ来ようかと。ただ、30人で行くけれども、今ほとんど高齢化して山までは上がれんわという団体の方がおられれば、できたら減免規定を使ってでも、何かここだけだというような形に施設を限定していただいてするようなことができないかどうか、ちょっと検討をお願いしたいというふうに思いますが、いかがでしょうかね。
72
◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部長。
73 ◯企画振興部長(丸尾 勉君) 今、具体的に老人会というようなことでお聞きをしたわけですけれども、いろんな形で、例えば学術的に何かを研究されるとかいう方に対して無料の券を出しているとか、いろんなことがあるというふうに思っています。ただ、今ほど申し上げたんですが、お年を召しているからということだけで減免ということをできるのかどうかというのは、今現在城山の減免規定を運用している部分もございますので、少しその辺は勉強させていただきたいなと思いますけれども、現実にいろんな減免規定を今やっております。それは市民の場合は65歳以上無料とか、身体障害者は市民以外でも無料とかいうのはありますので、その辺のところで現在のところは対応したいというふうに考えているところでございます。
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◯委員長(
矢吹安子さん) よろしいですか。
馬場委員。
75 ◯委員(馬場和子さん) すみません、私も細かいことなんですけど、市民の中から、今の65歳以上の方は無料ということのお話の中で、そういうお話をアピールして話しましたときに、例えば65歳であるということを証明するというか、そういう何かを持って歩かないとだめなのかと。初めから、例えば市民にどこどこ以上の人には何かそういうものをくださると、それだけ持っていったらいいのと違うのというようなことが声としてあるんです。私、証明するのがどういうようなものが要るのかわからないんですけど、例えば先ほどの話の中で、混雑しているときもあると。みんな行きたいのはシーズンの一番きれいなときや一番いいとき、企画がおもしろいときに集中すると思うんです。そういうときに、例えばそれを照合したり何やらしていてというようなことの煩雑さもありますし、そして、お年寄りもそういう大事なものを持って歩くということに対する不安というのもあるように聞きますので、証明するのに代わる何かの発行なんかはどうなのかなというのを一遍申し上げたい。前に市民のパスポート券の話が出ましたときに、不正使用される可能性があるし、それはちょっと考えないというようなことをお話の中であったと思うんですけど、例えば老人の証明する何かカード等についてもそういうようなお考えをお持ちなのかどうなのかなというところも少し伺いたいと思うんですけれども。
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◯委員長(
矢吹安子さん) 企画振興部長。
77 ◯企画振興部長(丸尾 勉君) 減免の考え方としまして、特定の要件に合致した方に対しては減免をするという前提かと思います。その場合、今の委員の方からおっしゃいましたように、65歳であるとか、市内の小中学生であるとか、身体障害者であるとかというものをある部分ご証明をいただいて、その場で減免をするという考え方になってこようかと思います。その考え方でいきますと、これを持ってきたらすべて無料だよというようなものをお渡しするということは、少しそこからは外れてくるのかなというふうに思っています。やはりその個人が減免を受けるということを前提にして来られた場合、ご証明いただいて、いろんな手続は省略して確認だけさせていただいてお入りいただくということになってこようかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
78
◯委員長(
矢吹安子さん) ほかに質問はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
79
◯委員長(
矢吹安子さん) 質問もないようですので、以上で本日の調査を終わります。
なお、本日の委員会で調査いたしましたことについては、2月定例会において中間報告をいたしたいと思いますが、その文案につきましては、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
80
◯委員長(
矢吹安子さん) ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。
以上をもちまして、本日の
彦根城築城400年
祭特別委員会を閉じます。
皆様、ご苦労さまでした。
午後4時28分散会
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