本日の日程は、お手元に配付のとおりですので、よろしくお願いいたします。
それでは、日程第1の
検討課題の協議といたしまして、(1)の「会期の
見直し」について協議をお願いいたします。
本件につきましては、前回の
検討委員会におきまして、3
会期制の
神奈川県議会の状況、本
市議会において、9月議会と12議会をあわせた場合の
シミュレーション等の資料を御確認いただきましたが、本日の
検討委員会で改めて協議をすることとなっておりましたので、
皆様方から御意見を伺いたいと思います。
きょうは特に
資料等はございませんので、それぞれ会派においてお
話し合いをいただいた
内容等について御意見をお願いしたいと思います。
◆
浜田昌利 委員 この前の
シミュレーションも
皆さんで見て、うちの会派も見させていただいて、そんな
問題点があるとは思えないかなと思いまして、なので3会期を進めていいんじゃないのかなと私は思いました。
まず3会期、もし合意できるなら3会期をやろうと決めて、では決算は、今
委員会で
分科会はこうなっているけれども、もうちょっと日程を何とかできないかとか、それはその後に議論できたらいいのかなと思いました。
◆
青木功雄 委員 資料をそろえていただいてありがとうございました。見させていただいて、もちろん今
浜田委員がおっしゃるとおりなところもあるなと思っていました。
ただ、開会中ではなかなかできないような、もちろん
行政視察ですとか、我が会派はその間に全国の大会があったりとか、また、今は4年に1回ですけれども、
海外視察検討プロジェクトの話の中では、その間に
海外視察に行くというような状況が重なっていて、それが会期中に行われるときには、それなりにきっと何か手順を踏まなければいけないのかなということは、もう少し検討しなければいけないのかなと感じたというか、
話し合いに出ました。
また、前回のはただ単純につなぎ合わせただけだったので一概に何とも言えないですけれども、つなげた割にはただ広くなっただけで、つながっていないときとの違いがどういうところなのかなと。
専決処分だったりとか、すぐに臨時に議会を開けるという
メリットの部分はお示しいただいたとおりだったと思うんですけれども、逆に今冒頭説明させていただいた部分を考慮すると、もう少し越えなきゃいけないハードルは多いのかなという話が多く出ているということです。
◆
勝又光江 委員 いただいた資料を見たんですけれども、3会期にする――もともと3会期にしたらこういうふうな
メリットがあるというのが、もう一つ何かはっきりしないというのがあって、4会期でやっていて
不都合があって、だから3会期にというもともとのところがちょっとはっきりしていないというか、そこのところがどう――いただいた資料でもそこのところがもう一つよくわからないということで、まだ4会期のままでいいんじゃないかというふうな声が多いんですね。だから、それ以上のものはありませんでした。
◆
岩隈千尋 委員 私たちは基本的に、先日
委員長もお話しいただいたように、議長から回数を重ねて、今回はきちんと結果を出しなさいよという大前提がありますよということを会派の中でお話しさせていただいて、それはもうイコール、きちんとここで答えを出しなさいよということだと思うんですね。
その中では、我々は従前からお話ししていますように、会期の中身については
議会局のほうからいろいろと資料をいただいていますように、通年にすることによって、通年の中でまた会期というかやる日数ができるわけであって、そもそも
デメリットがあるということについては、余りうちの会派については
拒絶感とか
拒否感はないんですね。
そうはいっても、じゃあ一気に通年にしてしまえというのがなかなか難しいのであればということで、
公明党さんとも同様なんですけれども、まずやりやすいところから進めていきましょうかねということで、会派の中で話はもらっています。先ほどの
スケジュール感についても、そこは決まった段階でまた決めていけばいいじゃないかという話の中で、まず結果を出すためにもできるところから進めていこうということで話はまとまっています。
◆
青木功雄 委員 今の話の中で、きょうは資料を持って説明みたいなところまで行くと、多少何かハレーションもあったりとかするのかなと思っていたんですけれども、
通年議会にして、その後戻したという議会が全国の
自治体の中にはあるので、その事例を今度は
皆さんと一緒に話し合ってみてもいいのかなというか、今度会うまでにその資料か何かをそろえて
皆さんで勉強して、また戻ってきてもいいのかなと思う。
決めなきゃいけない期間もあるんでしょうけれども、あとは、そのときに、なりました、戻しましたときに、多数決をしたみたいなんです。選挙じゃないですけれども、戻すか戻さないかみたいな、それで割れた
ケースがあって、その割れるというのは余りよろしくないのかなと思っていて、それなら導入に際し、しっかり慎重に考えていかなければいけないのかなというのが。ほかの何個かの
自治体で、通年にしてみようよとなったはいいけれども戻したというのがあったもので、ちょっとそれだけはつけ加えさせていただければと思います。
○
橋本勝 委員長 皆様方から御意見いただいたんですが、確かに今
勝又委員が言っていたのは、前回の唯一の申し送り事項になった会期の
見直しについては、多分今までのやり方で特に何か大きな
デメリットがあるとかないとかでは、恐らく前期の
検討協議会の中でも、この会期の
見直しについてはそういう感じだったんじゃないのかなと。
私も今言われてみると、確かにそういうことなんじゃないのかなと感じたんです。ですから、入りの部分で、どうしても変えていこうよというふうなことにするのか、もっと検討していこうよと、とりあえずの検討が必要だということでここに申し送りで来ているということですよね。
何回か議論していただいて、民主み
らいさんと
公明党さんは3
会期制をとりあえずやってみたらどうだと。通年を主張しながらということでありますけれども、自民党と
共産党さんは今までのままでもというか、少し慎重なという形になりますので、前回のこの件についての
検討協議会のいわゆる
報告内容が、結局はまとまった内容ではないんですよ。
◆
浜田昌利 委員 一応ね、一応そうは言うものの会期は
見直しましょうというのは、前期はまとまったんですよ。前期は、会期を見直すのは認められたんですよ。ただ、どうするかは次に見送りましょうとなったんですよね。
○
橋本勝 委員長 一定程度いろいろな項目を抱えている中ですので、この件は多分一番最初は10月ぐらいにやったんでしたっけ。だから3、4回やっていることになりますので、できれば、もう1回年度内で来月予定していますけれども、
1つ年度というときが来ますので、できればこの会期の
見直しについては、唯一の申し送り事項ということもありますし、ここでの結論といいますか、取りまとめを来月のときにさせていただければなというふうには、私、
まとめ役というか
委員長職を預かっている者としては、何となくそういう思いを持っておりまして、今のままでいくと、なかなかうまくマッチしないのかなという感じがしなくもないんですけれどもね。
◆
浜田昌利 委員 通年化して戻したというか、それはあると思うんですけれども、3
会期制にして戻してはいないと思うんですよね。私も、通年というのは、最初三重のも聞きましたけれども、何かあるんですかと言ったら、やっぱり4月1日から施行の案件あるので、3月31日の夜、7時ぐらいか8時ぐらいから本会議を毎回やるんですと言っていたから、ああ、なるほどね、それは大変だなと思ったんです。そういう意味で、この2月・3月議会と6月
議会あたりをくっつけると難しさがあるのかなと思ったんですよね。
あとは、一応川崎は実態は通年みたいなんですよ。閉会中審査をいっぱいやっているんですよ。だから、もうちょっと……。
◆
岩隈千尋 委員 多いですよね。
◆
浜田昌利 委員 だから、会期の外でやっていることがたくさんあって実質的にそうなんだけれども、も
うちょっとそれにめり張りがつくのかなと。あとは、私が思っているのは、今までの経験でも12月のクリスマスまでとか結構あるんですよ。だから何なのということはあるかもしれないんだけれども、結構年末は
皆さん忙しいんですよね。
◆
岩隈千尋 委員 このところ
衆議院選挙が年末にありましたので、そういうことがあったかもしれないですね。
◆
浜田昌利 委員 そうじゃないときでも割とあるんですよ、25日まで。25日まで議会、そうなのかなと。もうちょっと――全然違うけれども、都議会なんか12月10日に終わっているんですよ。それがいいか悪いかはあるかもしれないけれども、やっぱり議員として、市民の声を聞く機会をきちんとつくるのも役割の一つかなと思って、12月22日、23日、24日、この辺まで拘束されると、最後は大体
一般質問なんですよね。
そうすると朝から晩まで拘束されるのが――拘束されるという言い方もよくないかもしれないけれども、続いていて、もうちょっと年末早くできないのかなという気持ちがあるんです。それは
皆さんも、いろんな市民の方と触れ合う機会は多くて、年末のそういう機会になかなか出席できなかったとかあるんじゃないかなと思うんです。
◆
岩隈千尋 委員
浜田委員の御意見と若干私もかぶると思うんですけれども、そもそもうちの会派が通年等々というのを議論してきているのは、やっぱり1点が
危機管理のときに、何か事象が勃発しましたというときに予算も含めて、では議会としての主体的な
かかわりは一体どうするのというのを、これまで通年とはまた別に
危機管理における議員のあり方というのも議論してきたじゃないですか。
そういった兼ね合いも含めて、では議員としての主体性というのが、閉会中に何か事象が勃発しました、全て行政任せ、議員は関与しませんよとなると、それはそれでいかがなものかなと思うので、
危機管理という視点からまず1点。
そしてもう1点が、やはり
議会閉会中に、少なくとも議会というのは議論する場じゃないですか。そうしたときに、
共産党の
勝又委員からお話しいただきました4会期でやっていて
不都合がないという話がありましたよね。
僕らは、
おのおのの議員がすごく
不都合を感じているんですよ。なぜかといったら、我々が閉会中に決まってしまう
行政施策というのはめちゃくちゃたくさんあるわけなんですよ。そうしたときに、もう
皆さん御承知のとおり、3月の下旬で――うちの
代表質問を今回聞いていただければ、結構そういったことも盛り込んでいますので、3月の下旬にはいはいと我々が閉会中に決まってしまって、4月1日にはもう既に
机上配付で終わりというような
ケースが
行政施策の中でごろごろあるわけですよ。
やっぱりそういうのも含めて、もう少し報告も含めて、きちんと我々が議論できる土壌を整備したいというのが、
通年議会をどうですかと言っている我々の会派の考え方なんですよね。
だから、やっぱり私どもの会派というのは、閉会中に何でもかんでも決まってしまうというところでかなり
不都合を感じているところなんですよね。だから議会としてもそうですし、会派としても、
おのおのの会派がもっと
行政施策に対してきちんと議論できるように関与したいというのが思いとしてあります。
○
橋本勝 委員長 行政施策に関与するということですね。
◆
岩隈千尋 委員 そうですね。もう挙げていったら切りがないぐらいたくさんあるのでここでは言いませんけれども。
◆
青木功雄 委員 正直、4
会期制を3
会期制にするときの
公明党さんのお話の中で、くっつけただけだからイメージできていないので問題なのかもしれないですけれども、確かに12月のぎりぎりまで、ちょっと間違えると28日とか29日ぐらいまでやるというのは悩ましいなというところはあるので、そこはもう少し研究なのかなと思うんです。
例えば、
通年議会ではないですけれども、さっきの施策の行政への
かかわりというのは、もちろん
通年議会のほうがかかわれるんじゃないかという可能性は大だと思うんですけれども、きっと今回お話しされていた中には、会期のときに、要は私たちの4年に1度の改選のときにいろいろ決まったということも
問題点の中に含まれているような話を、きっと団長さん以下されているのかなと思うと、私は4年に1回の改選を変えるという話にはならないと思いますから、決して
通年議会だけの話じゃないのかなという部分はあるのではないかなと思いました。
◆
岩隈千尋 委員 いやいや、我々は選挙のときだけの話じゃないです。今回もそうです。
◆
青木功雄 委員 期せずしてそのような発言をほかの
委員会のときにされていたので、改選前後でばたばたっと行政が物を決めて、そのときのやりとりがなかなかうまくいかない。その後、私たちも
世話人会があって、2カ月、3カ月とまっちゃうじゃないですか。その間に結構今回の
地域包括ケアシステムのことがばたばたばたっと決まったのがあったので、それはあるのかなと。
また、通年にしたほうが、議長の
議会招集権か何かというのも、いろんな
議会改革の中で
1つ話が上がってきていて、それと何かあったらというときに、それを権利として持っておけば、何かあったときに対応できるのか、
通年議会のほうが対応できるのかというのは、これまた悩ましいなというところがあるんですけれども、どうなんですかね。
◆
岩隈千尋 委員 まさに
青木委員が御指摘いただいたところなんですけれども、
議会基本条例の第8条のところで、長期にわたる
行政施策等々についてはきちんと議会に諮りなさいよという文言があるんじゃないですか。
そうしたときに、ではそれを実態としてできているのかといったら、何が対象になるのか。いわゆる
総合計画だけは対象になりますけれども、それ以外の部分というのは、まだアバウトでぼやあっとしているんですよね。例えば、委員にお話しいただいた
地域包括に関しては、あれは10年スパン以上のいわゆるビジョンですよね。本来だったらそういうものもかけなきゃいけないのに、そういった認識は
行政当局には全くないわけであって、そうしたときに、やっぱりもうちょっと丁寧にやるべき。
その
ツールがせっかくある
議会基本条例も使われていませんよという話になると、やはりそういったもうちょっと議論できる土壌というのは、もっと開かれた場で通年ということでやってもいいんじゃないかなというのはあると思うんですよね。だから、せっかくそういった議会に対してのいろんな
ツールがあるのに、それもまだ生かされていないというのはやっぱりあると思うんですよね。
例えば、これは別論議ですけれども、
議会基本条例の中で対象となる事業をもっとがちっと決めなさいと。そうしたらいわゆる
拘束感みたいなのがもっとできるかもしれませんけれども、まさにそういったところも考えなきゃいけないところかもしれませんね。
○
橋本勝 委員長 事務局のほうにお聞きしますけれども、例えば
通年議会ということにしたときに、ある程度イメージ的には、定例の4回というのが決まりますよね。今言っている突発的なことが起こったときに、
通年開会中ですから、いつでも議長が本会議を開催することを決定することができるということになるんですよね。
そうすると、通常の
委員会を招集するのと違って、本会議を招集するということは何か
議決案件があるとか、そういうことに限られるんですか。
◎小泉
議事課長 議決案件だけではなくて、今言われる
危機管理事象が起きたときであったり、そこは議会の判断で
招集権者である議長さんが判断されるということなので、何か議決をしなきゃいけないからというために本会議を開くだけではないと思います。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 今、
岩隈委員が言われたように、我々も
通年議会とするという部分について、
浜田委員のほうから発言があったように、現状4
会期制で、
会期外で各
委員会をとりあえず――とりあえずという話ではないけれども、
委員会でこういったものを審議しますよと言って、一応会期末に
会期外で審議する案件をきちっと報告をしておかないと、それ以外のことを例えば
委員会で審議しようとしたときというのはどうなるの。
◎小泉
議事課長 通常、各
定例会の
最終日に
議会閉会中の
継続審査の
申し出の議決をしていただいております。したがいまして、請願・陳情と、あとそれぞれの
常任委員会であれば
委員会の
所管事務の調査という一文が入っているかと思います。議会というのは、基本的に会期中に活動するというのが基本でございます。会期不継続ということになりますので、その会期中だけの活動が原則でございます。
ただ、
会期外、いわゆる閉会中も活動するに当たっては、議会の議決をもって閉会中でも活動できるということなので、
議会最終日に閉会中の
継続審査の
申し出を議決していく。あれを根拠に、閉会中の
委員会が活動されているというのが現状としてあります。
○
橋本勝 委員長 ですから、請願・陳情を継続して扱うことができますよ、
委員会に係る
所管事務については扱うことができますよというふうにやっているということですから、今吉岡副
委員長がおっしゃったようなことじゃなくて、基本的には
委員会におけることはできるということですよね。
◎小泉
議事課長 もっと具体に、閉会中の
継続審査で、請願・陳情については個別の申出を行っています。
では仮に、
所管事務の
継続調査も、
総務委員会で、何々に関することと個別に議決をした場合は、その議決をした個別のことに関してしか活動ができないことになりますが、本市の場合は、何々
委員会の所管に関することということなので、各局が所管するいろんなことを報告、調査も含めて対応できているという状況です。
それがいいのか悪いのかという議論はまた別にあるんですけれども、そのような議決をしているので、議会が閉会中も
委員会としての活動ができているというのが現状です。
したがいまして、開会中に請願・陳情の
締切日を2日間設けておりますけれども、仮に
最終日までに特に結論が出ずにそこで落としてしまったら、受け付けはしたけれども、会期を継続していませんので、その請願・陳情については、審査できません。基本的に会期中に
継続審査としないということであれば、
審議未了、廃案という形にまります。
手をつけていないんですけれども、閉会時の
継続審査の議決をしない、
審議未了廃案と。なので、基本的には請願・陳情も会期中に議論するというのが前提としてあります。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 今、
事務局から話をしてもらったとおり、
委員会としてはそうかもしれないし、川崎市の場合は
委員長が言ったように、そこに
所管事務の調査という一言がついて議決をしていただいているから、各局の
所管事務についてはいいんだけれども、例えば、先般
連合審査会をやったような案件が出たときに、
連合審査を開催するというような話はなかなかできないと思う。個別の
委員会でそれぞれ話をして、まとめるようなことしかできないと思う。これが通年だったら議会が開いているわけだから、
議会開会中の活動として可能になると思う。
そういったことがあるのと、今の議論とはちょっと観点が違うのでなかなか言い出す話ではないと思うんだけれども、もう一つ、私個人的に懸念をしていることがあって、それは、
議会開会中が基本的に議員の
活動期間ですよと。要は、
議会開会中が基本的に議員の
活動期間であって、
議会閉会中は、極端なことを言うと、選出された議員であることは確かなんだけれども、市民から見ると、例えばそこに対して歳費を払うことができるのかどうかというような基本的な疑問がある。
議会は開会中にやっているのであって、活動していない例えば閉会中の7月とか8月とかの歳費はどういう意味なの。要は、我々の立場からすると、今一生懸命市民の声を拾って行政に反映しようと
日常活動として一生懸命やっているんだけれども、それもひっくるめた川崎の
市会議員としての歳費ですよという説明が今はできると思う。今はそういう話になると思うんだけれども、もう少し
地方議員としての身分をきちっとしていく意味合いも、例えばこの
通年議会、できなければできるだけ
閉会期間を小さくすることによってできるのではないかなと思っているわけです。
だから、今の話を逆にすると、山形県のある市町村のように、
日当制になっちゃう。
日当制を排除――こんなことを言いたくはないんだけれども、
日当制と今の
歳費制とでは格段に違う。そういった議員としての身分という観点からも、もう一度見直す必要があるんじゃないかなと私個人的には思っています。
◆
岩隈千尋 委員 我々の身分のお話と、それから報酬の話も含めて、それはちょっと別議論かなと思ったのであえて言いませんでしたけれども、その話も実はうちの会派内で出ました。まさに
吉岡委員のお話しされたことにみんな同意はしていました。そのとおりだなというのがやっぱりありました。
ただ、それはちょっと別の機会かなと思ったのであれでしたけれども、本来実態として、我々は閉会中の
委員会もあったり、日々の活動であったり、また他都市、他の
政令市議会に比べて川崎は質問が非常に多い、
委員会開催日数も多いということについては、市民の
皆さんも
御存じないところが非常に多いと思います。これは我々の発信力も問われるところですけれども、市民の
皆さんはなかなか
御存じないということが多い中で、やっぱりもうちょっときちんとした実態であったり、身分であったり、報酬の問題も含めて、こういった通年というのも考慮する必要があるねということは、会派の意見としてかなり出ましたね。
◆
勝又光江 委員 うちは、ちょっと逆の意見のほうが強いものですから、閉会中であっても、先ほどおっしゃっていたように市民の声を聞いて、私たちはそれを議会に反映してというのが仕事ですからというのを一番最初おっしゃっていた、そのとおりなんです。
だから、一番最初に3期にするのも、正月前に冬休みが――10日で終われば市民の中に入っていけるんだという話のところは、それがいいというのは別なんですけれども、地域を回っていろんな人の声を聞く機会を多くしたいというその部分だけを言うと確かにそうだと思うし、私たちは会期中じゃないとき、
委員会は招集されますけれども、それ以外のときも、こっちに来ることもあるけれども、地域を回って視察をしたりとかいろんなことをしていて、議員の仕事は土日も休みなしで祭日も休みなしで動き回っていて、どうなんですか、大丈夫ですかという声のほうが多いので、議会に行っていないから仕事ができていないかどうなのというふうになってくると、ちょっとそこはこの議論と違うのかなという感じはするんです。
本来なら、3期制にするのに、民主み
らいさんは何か
通年議会をしたいというところからとりあえず1回、4期を3期にしたらどうかという話で、
公明党さんは3期でとりあえず一度やってみたらという……。
◆
浜田昌利 委員 私も通年というのは頭にはなくはないけれども、ただ現実問題として、三重県のを聞いたら3月31日とかあるから、本当に通年というのはなかなか難しいことがあるなと思っているので、神奈川県は3期で実際やっているんだから、まずやっぱりそういうふうにしてみるのがいいのかなと。そもそもやっぱりチェック機能を強化しようとか、そういうところは前期で
皆さん合意したんですよね。だからそういうチェック機能を強化するとか、災害時だと緊急事態にも迅速に対応できるようにするというところは前期で合意して、それが一応申し送り事項になっているので、そういう意味では何かを変えるということであれば。
◆
勝又光江 委員 そういう意味では、
議会局のほうから話があったように、特に今話が出ている問題を先ほど
委員長から話を聞いたら、特段進めている議会の中身については、今の状況でもやれますよというのがさっきの報告でしたよね。ですから、その意味では、やっぱりなぜ4期から3期にというここのところが、ここが困るからやったほうがいいというのをもうちょっと絞ったほうがいいのかなと思うんです。どうしてもいろんな話が出てくるので、もともとのところに。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 意見として言わせてもらうと、いろんな見方があると思います。今、議会の立場としての本来の機能として、チェック機能を果たしていく。それから、政策提案等の機能、議会としての機能を果たしていくという観点と、私がちょっと口を出しちゃったのは、もともと
地方議員の身分というのは決まっておりません。法律的にもはっきりしておりません。特別職ですから決まっていません。
そういった中で、市民側から、市民の目線から見た議会というのをきちんとわかりやすくしていくという観点も必要なんじゃないでしょうかというのが私の個人的意見でした。要は、
公明党の団の中として話し合ったわけではないので、これについては私の個人的意見です。この
会期制の
見直しの中には、そういったいろんな見方をしてどうしようかという話が必要なんじゃないかなと思っているので、発言させていただきました。
今、通年にするには、先ほど
浜田委員のほうから三重県の話が出ましたけれども、そういった課題もあるし、いろいろあるわけですけれども、現状のチェック機能で
事務局のほうがきちんと入れてくれているから、閉会後の審査というのが今できている話になっているんですけれども、これは通年や3会期にすれば、1回議会を招集すればきちんといろんなことを我々議員としてチェックができるんじゃないかなと私は思うんですけれどもね。
○
橋本勝 委員長 この件だけで随分時間がたってしまってあれなんですけれども、今言ったとおり閉会中の審査をしていますから、
委員会開催による
行政施策への関与がどこまでのレベルかどうかは、一定程度できている現実はあると思います。
ただ、やっぱり閉会中にいわゆる
議決案件には対応できないというのが、結局今の状況ですよね。
委員会審査、
委員会はできますけれども、結局は何か議決を要するような事案が出たときには、閉会中には一切関与ができないと。そういうことではないですか。
◎小泉
議事課長 閉会中であっても、やはり市長のほうが臨時会を招集するという……。
○
橋本勝 委員長 それは向こうが言えばですよ。
◎小泉
議事課長 あと、議会のほうも請求ができます。請求をして、それを受けた市長が、では招集しましょうということで、臨時会を開催することはできますので。
○
橋本勝 委員長 それはできるんですよね。それは確かにできるということではありますが、だからそこら辺の判断も出てきますよね。本来でいえば、継続の議決をしているんだから
委員長権限で
委員会を開催するということはできるんですよね。そうですよね。議長が申し入れ、市長のほうに議会を招集したいのでという依頼をすることもできるということですね。
◆
青木功雄 委員 そうなってくると、結局は
勝又委員が初めに言っていただいたことに多少集約されるのかなと思うんですけれども、今と新しくするときの弾力性ですよね。緊急性も含めた議会対応の弾力性が、今度は個別具体的な案件が、これとこれとこれを対応できないから通年なのか3
会期制にしていくのかみたいなところが少し見えてこないと、さすがに、今
議会局から話をしていただいたように、それぞれ何かしらの対応できるというメニューがあるわけですから、お聞きして、具体的なイメージが出てこないとなかなか厳しいのかなというふうには思います。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 1つ、具体的なイメージかどうかは別問題として、鹿児島県阿久根市の市長さんが
専決処分をフル活用して、議会の議決を得ないでばかばか決めちゃう。本来だったら議会に諮るような話も、決めちゃった後から、例えば事業を始めちゃった後から議会に修正条例みたいな形で出してきたりとか、要するに議会を無視されたような首長が出てきたときに、現状では対応できないんですよ。というか、請求はできるんですね。議会の開催の請求はできるんだけれども、市長が拒んだら開会できないんですよ。今は招集権の問題で。
○
橋本勝 委員長 臨時会はできるんでしたっけ。
◎小泉
議事課長 今のお話は、おそらく臨時会で、議会側が開いてほしいと議長が市長に申し入れ、請求をします。阿久根市の場合のように、それを蹴ってしまうというようなことがまかり通ることになりますと、全て市長側が
専決処分でどんどん物事を決めていってしまう。そういうふうな運営上問題がある。そういうことも発生します。
ですので、
通年議会にすることによって、いわゆる会期を議会のほうで主導するというんですかね。活動を議会のほうが主導して、そこに市長側が条例を出してくる。なので必ず日程的に会期の中で議論しなきゃいけないので、
通年議会の
メリットがあるんではないかというような御趣旨の御説明だとおもいます。
◆
青木功雄 委員 ではいいですか。この話のやりとりですから。それを言い始めちゃうと、正直言ってというところがありますよ、副
委員長。それはもちろんいろんな事例がありますから、地震が起きた、やれ、ここがなくなったとか、そういう事例があったみたいになるとなかなか難しいなと思うような具体例ですね、正直。その具体例だと、余計なかなかまとまりづらい議論の方向に行くので、というふうに感じました。
◆
浜田昌利 委員 私もね、だから通年と今を比べましょうというのではないんですよね。通年は確かに難しいことがあるなと私も思っているんですよ。だから、4か3か。今の4のままで行くのか、3にしてみるのか、ここを判断しませんかと思っているんですよ。一応、前期からは議会のチェック機能を強化するとかは申し送りになっているんですよね。
○
橋本勝 委員長 そうしますと、今、これはなかなかまとまっていかなさそうな方向に走っちゃっていますから、それでは、
浜田委員がおっしゃられた、現状維持か、あるいは3
会期制にするか、そこのところを来月やるときの検討会でそれぞれの会派から考えを持ってきてもらうということにいたしましょうか。通年も含めて議論すると、ちょっといろんなところになっちゃいますので、今言った現状維持か3
会期制にしてみるか。ここのところについての各会派の意見を来月開催の検討会で表明をしていただくということでよろしいですか。どうでしょう。
◆
岩隈千尋 委員 1点いいですか。
事務局のほうに伺いたいんですけれども、現状維持という選択肢は、これは前期の申し送りの中には入っているんですか。
◎小泉
議事課長 前回第2回の資料の中に、会期の
見直しの検討結果ということで、協議会では会期の
見直しの必要性は意見が一致したものの、具体的な会期の
見直しに関しては各委員から現在検討が行われている決算審査の
見直しの実施状況を勘案した上で具体的な会期の
見直しの検討を進めるべきとの意見。地方自治法第102条に基づく
通年議会とするべきとの意見。直ちに
通年議会とするのではなく、3会期、2
会期制のあり方を検討するべきとの意見。会期の
見直しをした場合の
メリット、
デメリットを検討するべきとの意見など、さまざまな意見があるため、具体的な会期の
見直しについてはさらなる検討が必要である。具体的な会期の
見直しは一致しなかったが、ここで報告書を取りまとめ、議運に報告することを決したということであります。会期の
見直しの必要性は意見が一致したということです。ただ、具体的にどうするかというのはやはり……。
◆
勝又光江 委員 会期の
見直しをする必要性をというのは、それは会期の
見直しをしましょうという意味にとれるんですか。それとも、そういう意見も話し合う必要があるという意味でのものですか。そこは微妙に何か、最初の言葉が大きく影響するので、最後のほうになると議論していきましょうとなっているんですよね。
◎小泉
議事課長 これを受けて議運のほうでもいろいろ各会派から御意見をいただいて、そこではやっぱり会期の
見直しについては慎重に議論をしていくべきではないかというところなので、会期を見直すことを前提に慎重に議論するのか、それとも会期を
見直しすることもやっぱりもっと慎重に議論しなきゃいけないんじゃないかと。2つ捉えられるのかもしれないですけれども、多分意見が一致しなかったというのは、やはりもっともっと具体的に慎重に議論しなきゃいけない、会期の
見直し自体はやはり議論しなきゃいけないのではないかということの認識で今回
世話人会から議運、そして
検討委員会のほうの議題として上がっているのかなと思います。
◆
岩隈千尋 委員 では、これはちょっと確認ですけれども、次の段階で現状維持か3
会期制にするかということで決めたら、もう今期4年間はその議論はなしということなんですか。
○
橋本勝 委員長 いや、もしくはそういうふうなところでうまくいかないのであれば、あとは引き続きいずれかの時期を見てまた検討をすることもありかなというような内容で議長に送るかですよ。
◆
岩隈千尋 委員 前期はどれだけの時間をかけてこれを議論してきたんですか。
◎小泉
議事課長 回数は10回以上はやっていたかと。
◆
岩隈千尋 委員 10回以上、2年間ぐらい。
◎小泉
議事課長 そうですよね。かなりもう、1番か2番ぐらい長く期間をかけてやっていたと思います。
○
橋本勝 委員長 皆さんがもう少しやるというのであれば、とりあえず私は単純なところで年度末だからそこでと思いましたけれども、まだ必要があるということであればこれは検討項目として引き続き残していくというのは別にやぶさかではないんじゃないでしょうかね。
何となく雰囲気的に
岩隈委員も、通年とはいえども
公明党さんの話に近寄っていらっしゃる。こっちもちょっと少し慎重。ですから、
通年議会にしようよという、ここの中にまとまるということはないと思うんですよ。ですから、今の話の中で言うと、今言ったとおり、現状維持なのかいわゆる3
会期制なのかというところについての話を、1回それぞれ各会派の考えをまとめていただいて、必要があれば、この検討会は次の改選までの間の期間ですよね。
その中のどこかでまた議論をしようじゃないかという取りまとめをしてもいいのかなという感じはしますけれどもね。3月にうまくまとまればそれはまとまったでいいですよ。もしそうでなければ、では議論をここで1回切っちゃうということじゃなくて、任期の中で、またどこかで
会期制の話については議論をするというような取りまとめの仕方でも議長に対してはいいのかなと思っているんですけれどもね。
◆
青木功雄 委員 我々はそうですね、これだけ研究していただいていますし、もしいいなら取り入れたほうがいいと思いますから、その3
会期制ないし――通年の話はちょっとおいておくんだったら3
会期制なんでしょうから、いいというもので、こういう案があるというのが出てきたら、決してこの議論はしたくないみたいなことは、我が会派はないですから、というふうにまとめていただいて、うちの会派はいいですよね、
委員長。3月でまとめるのか、また戻しても――それとも、これは4月以降もやりますか。
ちなみに、仮に3会期をやるとなると、少なくとも4月からではないということなんですかね。
○
橋本勝 委員長 これは無理でしょう。平成28年度は無理でしょう。
◆
青木功雄 委員 まとまれば、平成29年度からみたいなことなんですかね。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 早くてでしょう。
◎小泉
議事課長 ちなみに、川崎
市議会の場合は、川崎
市議会の
定例会の回数を定める条例というのがあって、ここで4回というふうに規定されておりますので、まずこの条例を改正する必要があります。ですので、度議会運営
委員会等で
委員会提出議案ということで確認をいただいて、本会議で議決の後に、この条例に基づいてという形になるわけです。
◆
勝又光江 委員 どの辺で折り合うかという――折り合うものでもないんですよね。だから、一応全会一致ということで進めていかなきゃいけないと思うので、それぞれの思いが同じところというよりもちょっといろいろと違うみたいなので、余り結論を急ぐということはしないでいったらどうかなと思うんですけれども。だから、次、話し合う機会というかそういうものを持つというのはいいんですけれども、次のときまでに結論を出しても、結局、全会一致というのが基本ですから、そこのところは話し合うか、ここでストップするかどっちか。
○
橋本勝 委員長 私が申し上げているのは、これをどこかで一度区切りにしないと、3項目検討していくという、このことが今後の
検討委員会にずっと入っていっちゃうんですよね。それで、収束を見ないままにずっとこれが残っていくということになりますので、どこかで一度、今言ったような現状維持か3
会期制かというようなことに対しての意見をまとめて、それでまとまらないようであれば会期の
見直しをそこで打ち切るんじゃなくて、ほかの検討項目をやって様子を見ながら、またどこかでやろうじゃないですかという、一通りのこのことについての取りまとめをさせていただいたほうがいいのかなと思っているんですよ。そうしないとこれがずっと残っていきますので。
◆
勝又光江 委員 一旦切るということですね。
○
橋本勝 委員長 一旦。それで、ほかのものを項目として差しかえてやっていって、どこかの時期が来れば項目だって全部終わるかもしれないし、終わらないかもしれないけれども、どこかの時期が来ればまたこれを
検討課題の項目として要は差し戻してきて、またやってもいいんじゃないですかというようなことなんですけれどもね。
◆
勝又光江 委員 わかりました。では、それで。
○
橋本勝 委員長 岩隈委員、どうですかね。
◆
岩隈千尋 委員 さっきちょっと確認させていただいたように、前期からの申し送りの中である程度、慎重という意見はあれども、いわゆる必要性の認識はあるわけですよ。それでここでまた現状維持して果たしていいものかなというのが、それが議長の求める回数を重ねて結果を出しなさいよにつながるのかなというのが非常に――
委員長がお話ししていることはわかるんですよ。こればっかりに引きずられてほかのが全然手つかずだと、それももったいないですし、だからわかるんですけれども、ここでそれでどうなんですかね。ただ、現実論としてなかなか落としどころというか、歩み寄るところがないというのであれば、ちょっと次のステップも考えなきゃいけないのかなというのはあるとは思うんですよね。
次の開催日っていつでしたっけ。
○
橋本勝 委員長 次は
最終日、3月18日でしたね。
◆
岩隈千尋 委員
浜田委員、どうですか。仮に持ち帰ったとしても、どんな感じが想定されますか。
◆
浜田昌利 委員 また私も
皆さんに団会議で報告するしかないかなと。こういう現状でしたと、なるべく次回でまとまればいいんじゃないかという、そういうお話もありましたということを報告して、
皆さんにどうしますかということをもう1回聞かなきゃいけないかなと。ただ、うちのほうとしては3会期をという人が多かったから、それはまたみんなから聞いてみてですけれどもね。
◆
岩隈千尋 委員 ただ、一応
委員長の御提案としては現状維持か3
会期制かで3月18日の会議までに決まるのであれば、休むか休まないかも含めて決めてしまいたいということですよね。
○
橋本勝 委員長 そこでまとまらなければ、今言ったとおり一回項目から外して、またどこかの段階で差し戻すと。
◆
岩隈千尋 委員 そうですね。ではまた持ち帰って考えましょうかね。
○
橋本勝 委員長 この会期の
見直しについては、そういうことで皆様よろしくお願いをいたします。
─────────────────────────
○
橋本勝 委員長 続きまして、検討項目(2)です。「
常任委員会の
所管局の
見直し」についての御協議をお願いいたしたいと思います。本件につきましては、前回の
検討委員会において、具体的な
所管局の
見直し案について決定をしていただきましたので、本職から議長宛てに報告書を提出させていただきました。
これは、きょう議決もしたからいいんですかね。資料を御説明してもらいますか。
◎小泉
議事課長 では、
事務局のほうからきょうお配りしております資料の2ページ以降、御説明をさせていただきます。
2ページは、
議会改革検討委員会の協議経過について(報告)でございます。
議会改革検討委員会において、
常任委員会の
所管局の
見直しについて御協議をいただき、区
常任委員会に関する部分を除き、各委員の意見が一致いたしましたので、別添のとおり、
常任委員会の所管を見直すべきとの結論に至りました。その報告書のとおり、1月28日付で、
委員長から議長宛てに提出させていただいたものでございます。
次に、3ページですけれども、
常任委員会の所管の
見直しと。今、
委員長がおっしゃられたように、本日の本会議で議決をしていただいた内容と同様のものでございまして、それぞれ
総務委員会の所管が総務企画局、経済労働局、あと臨海部国際戦略本部が追加になってございます。あと、市民
委員会の名称が文教
委員会。そして、環境
委員会の所管に港湾局が入ったと。
そして、2、平成28年から3年間の正副
委員長等の割り振り、前回の議運で確認されましたけれども、変更しないということで、こちらの
検討委員会の中でも御確認いただいたかと存じます。
内容は以上でございます。
○
橋本勝 委員長 報告書の説明は以上のとおりでございますので、こちらのほうはこれで御承知おきをいただければと思います。
次に、除いてあります民主み
らいさんからの御提案である区
常任委員会の設置についての御協議をお願いしたいと思います。お手元に資料を配付しておりますので、
事務局のほうからこの資料について説明をしていただきたいと思います。
◎小泉
議事課長 それでは、区を単位とする
常任委員会につきましては、第30次地方制度調査会において考え方が示されておりますので、その内容につきまして、資料に基づきまして御説明をさせていただきます。
4ページになります。こちらは総務省が作成いたしました地方自治法の一部を改正する法律の概要に関する資料でございます。
資料の丸囲みですけれども、地方自治法の一部改正は、地方公共団体の組織及び運営の合理化を図るため、地方制度調査会の答申(平成25年6月25日)を踏まえまして、指定都市について区の事務所が分掌する事務を条例で定めることとするなどの改正内容でございまして、一部改正法につきましては平成26年5月30日に公布されております。
この一部改正法では、四角の囲みになりますけれども、1の指定都市制度の
見直しが示されております。その中で、区の役割の拡充等に関する改正があわせて行われております。
次に、5ページのA4横の資料になりますけれども、こちらのほうをごらんいただきたいと存じます。四角囲みの1の指定都市制度の
見直しによる区の役割の拡充に関する具体的な拡充内容について御説明させていただきます。
まず、(1)の①でございますけれども、区の事務所が分掌する事務を条例で定めることとされておりまして、こちらについては、さきの12月の第5回
定例会におきまして、川崎市区の設置並びに区の事務所の位置、名称及び所管区域を定める条例の一部改正が既に議決をされております。
次に、②の区にかえて総合区を設け、議会の同意を得て選任される総合区長(特別職)を置くことができるようにするとされてございます。
なお、これら2点に関する一部改正法の施行日は、平成28年4月1日となってございます。
次に、第30次地方制度調査会答申における区
常任委員会の考え方につきまして御説明させていただきますので、次の同じくA4横の資料の6ページをごらんいただきたいと存じます。第30次地方制度調査会答申抜粋(都市内分権関係)でございます。
四角囲みの1つ目の下線部分でございますけれども、答申では、区の役割を拡充する方法としては、まず、条例で、市の事務の一部を区が専ら所管する事務と定めることができることとすべきであるとされておりまして、2つ目の下線でございますけれども、区長の独自の権限を持たせる場合には、現在は一般の職員のうちから命ずることとされている区の事務所の長、いわゆる区長について、副市長並みに、市長が議会の同意を得て選任する任期4年の特別職とし、任期中の解職や再任も可能とすることを選択できるようにすべきとされております。
以上の2点につきましては、先ほどの一部改正法における区の役割の拡充に関する内容に反映されてございます。
最後に、最後の段落でございますが、答申では、「以上のような新たな区の位置付けを踏まえ、区を単位とする住民自治の機能を強化すべきである。区単位の議会の活動を推進するため、
市議会内に区選出議員を構成員とし、一又は複数の区を単位とする
常任委員会を置き、区長の権限に関する事務の調査や区に係る議案、請願等の審査を行うこととすべきである」とされてございまして、新たな区の位置づけを踏まえた区を単位とする
常任委員会に関する考え方がこちらにはまとめられております。
なお、この区を単位とする
常任委員会の設置については、一部改正法への反映は行われておりません。
次の資料7ページでございますけれども、こちらは参考ということでお配りをさせていただいてございます。区の事務所が分掌する条例についての資料となってございます。
資料の説明は以上でございます。
○
橋本勝 委員長 説明は以上のとおりです。
それでは、資料の内容の確認も含めまして、
皆様方から御意見を伺いたいと思います。
どうですか、いかがですか。
◆
岩隈千尋 委員 我々の会派からの提案なので、これは前回もお話しさせていただいたことなんですけれども、国のほうもこういった感じで、もう地方制度調査会のほうでいろいろ変わってきて、そしてこういった感じで導入すべきではないか、望ましいのではないかと。
あと、もう一つは総合区の設置とかいろいろ可能になってということで、いわゆる政令市の中においてもそうなんですけれども、区に対しての分権というのがもう本当に国のほうでも進んでいるよという中で、では、我々も含めてなんですけれども、区に対する予算のチェックであったりとか
行政施策に対する、先ほどの通年のときもお話が出ましたけれども、もっとより深くきちんとチェックなり関与をしていったほうがよいのではないかというのがやはり我々の会派の考え方です。そして、例えば来年度4月から二重行政のことについても首長同士の会議がまたいろいろ設置されるということも含めて、やはり議会としても主体的に区の予算権限であったりとか区のいわゆる分権施策についてのきちんとしたチェック機能を働かせたいというのがやはり趣旨としてあるんです。
本市の場合も、これまで区長権限で予算は5,500万円までと決まっていたのが、それも取っ払われて
地域包括ケアの話も含めて、いわゆる区への仕事というのが物すごくふえていく中で、では我々が、こちらの本庁だけの議論で事が足りるのかといったら、やはり現場で働いている方たちのお話であったりとか、現場で携わっている行政職員との予算の話であったり、いわゆる行政職員の人、物、金、情報という源泉の話ですけれども、そういったところもきちんと議論できるようにということで、区におけるそういった
常任委員会等々の、どういう形がいいのかというのはまだわかりませんけれども、そういったものも今後設置していってもよいのではないかと。これはもういわゆる分権の流れの一つとして、我々も主体的に
かかわりましょうよというのが趣旨です。
◆
浜田昌利 委員 具体的に総合区長を置こうとかいうような動きが見えている
自治体は。
○
橋本勝 委員長 どうでしょうね。大阪がちょっとそっちのほうに議論を1回引っ張っていこうとしましたよね。今どうなっているか知らないけれども。川崎市は、一応、この間のどれに入っていたのかな。行革に入っていたんでしたっけ。総合区のことについて川崎市の場合は、特別自治市みたいな感じで進めていくから何とかみたいな文言はありましたよね。
◆
青木功雄 委員 うちの会派は、もちろん地方自治法ですからそれなりに
皆さん理解は当たり前のようにしているんですけれども、政令市20都市あっても、それぞれ顔が違うじゃないですか。
川崎市はその中でも面積が一番狭いし、総合区というか、区が7区で、例えば横浜のようにたくさん区があって、しかも選出している議員が区ごとに2人とか3人ですよね。そういうのと、この川崎市の場合は7人とか10人とかいうのと、区も7個なのか20個なのかというので、一概に国が決めた制度をそのまま入れるとなると、多少コンパクトになっている部分も川崎市はあるので、どこまでそれが――国がやっているから、それぞれというのとはちょっと議論を離してもいいのかなということは考えて、雰囲気としてはありますね。
だから、これを設置して、さらに議論が増すかどうかというのは、前にちらっと、これもまた議論は別でしょうけれども、選挙目当てになっちゃうんじゃないかみたいなのは、それを置いたところでなる人とならない人が出てきますからさほど大きな問題ではないのかなと思うんですけれども、川崎市にこれがそのままぱたっとあったときに、合っているかどうかというのは考えなきゃいけないのかなというふうに。まだ議論の導入段階しか話にはなっていないんですけれども、そんなような様子です。
◆
岩隈千尋 委員 別に我々は総合区を設置しろと言っているわけではなくて、それはちょっともしかしたら誤解というか、どちらかというと総合区のあり方については、我々は大都市制度と特別自治市の兼ね合いもあるのでちょっとどうかなと思うところもあるんですが、いずれにしてもいわゆる区の行政に対しての我々の
委員会としてモニタリングする目というのをもっと拡充しても、国のほうでもこういったふうに分権制度が進んでいって、繰り返しになりますけれども、本市でもいろんな施策が展開される中で、そういった予算も含めてのチェック機能を充実させてはどうでしょうかという感じのお話なんです。総合区との兼ね合いというのは余り考えてはいないですね。
◆
勝又光江 委員 今ちょっと話が出たんですけれども、これは予算を伴わないものではないんですか。予算を伴うんですか。こういう各区に常任委員というのを設けていくというのは。
権限だけで、予算は伴わないものですか。やはり権限を持たせてそれぞれのところで議論したときに、例えばこういうことをしたいとかああいうことをしようとかいう話が出たときは予算が出てくるものではないんですかね。そういう予算が伴ってくるものでないものをそれぞれの行政区ごとに
話し合いをしていくというのは、もう一つ、まだよくわかっていないんですけれども。
○
橋本勝 委員長 今のを説明していただくことできますか。
◎小泉
議事課長 基本的に区の権限プラスそこには必ず組織なので人も入ってくる。なおかつ、予算も入ってくる、それが区の権限の拡充というか区長権限の強化ではないんですけれども、権限を強化するとそれに伴う予算も移譲されますし、それに伴う組織もということで、恐らくこの総合区ということをしっかりと各
自治体で議論して、法ではもう4月1日から施行されて、明記されるんですけれども、それを導入するかしないかというのは指定都市に任されていることなります。
資料の7ページになりますが、下の留意事項のところにあるんですけれども、総合区の設置の要否及び議会における区を単位として調査・審査等を行う仕組みの設置の要否についてもあわせて議論することが望ましいということなので、そういった区の権限とか区の予算と、いわゆる区を単位とした
常任委員会というんですか、調査・審査をするためのそういった
委員会というのはやはりあわせて議論すべきものであろうということが留意事項で示されております。
したがいまして、
勝又委員が言われるように、基本的には予算も人も権限もということがやはり想定されるのかなと。予算がなくてというのは、ちょっと現状としてはどうなのかな、余り考えられないことなのかなと。
◆
浜田昌利 委員 やるとすると、7つの
常任委員会となるんですかね、区ごとにね。
◆
青木功雄 委員 各区で開催するのか、本庁舎で開催するのか。
◆
浜田昌利 委員 各区ですかね。
◆
青木功雄 委員 各区で、区役所でやるということね。
◆
勝又光江 委員 そうなんですか。
◆
浜田昌利 委員 場所はちょっと、どっちでやるのかなみたいな。
私がちょっと前も言ったんですけれども、そこで多数決なりをしようとすると、例えば川崎区だったら歳出についてはみんな賛成しちゃうかなと。だから、それがちょっと課題かなと。では、例えば川崎区と幸区をくっつけた
常任委員会をもしやるとすると、変な話、川崎区は定数9なんですよ。幸区は7人だから、そうすると申しわけないけれども、多数決だと川崎区の言ったことが通っちゃうけれども幸区が何かを言うと絶対否決されちゃうとか、それも何かおかしいかなと。変な話ですけれども。
◆
勝又光江 委員 それを言うと、その2つにしたらどうというあれも、7行政区もみんなそうですよね。予算が伴ってくるというふうになってくると、中身で言っては温度差が全然違いますから、それは結構大変なことですよね。
◆
浜田昌利 委員 大変なことなんですよね。だから私が思ったのは、例えば川崎、幸、中原、これを1つにすれば、1つの区で過半数は持たないから、一応まとまったとしても、別にどこかの区だけが何か主張したことが何とかということにはならないしね。
だから、多摩区と麻生区だけでもやったらやっぱり多摩区の意見のほうが強くなっちゃうかなと思うから、多摩区、宮前区、麻生区で、だからやっぱり2つに分けるぐらいしかないかなと思ったんですけれども。
◆
青木功雄 委員 スタンスはもっとピュアだということなんですよね。
◆
浜田昌利 委員 ピュアですね、そうですね。
◆
青木功雄 委員 今後は現実的になっていく。
◆
岩隈千尋 委員 合同は基本的にないと思います。最終的にそれは、全市的に我々議員なんですから、単なるリクエスト型であったりとか、もうそれを言っちゃうと利害の調整で、単なるパフォーマンス議員ですからね、そんなのは。我々の質の問題ですよ。
だから、それはちょっと自己否定につながるのかなということで余りあれなんですけれども、さっき
青木委員がおっしゃったように、もっと純粋なところでね。
◆
青木功雄 委員 わからないですよ。例えば、今
地域包括ケアシステムが始まって、地域みまもり支援センターか何かやったときに、各区に、委員方もそうでしょうけれども、各区を4つとか3つに割ったじゃないですか。あの割り方も、本当はもう少し各議員が入って、この割り方でいいのみたいなのは入ったほうがいい部分があったと思うんですよ。そういうのに入っていくことが、今の
常任委員会の割り方じゃなかなか難しいというのは事実かもしれないですよね。
◆
岩隈千尋 委員 では、具体例を1つ挙げますよ。例えば今回であれば、そういった地域課題対応事業みたいなのが区にいろいろ予算づけされているじゃないですか。ああいうのだって別に委員方が御心配のように、各区の議員がリクエスト型の予算要望になるんじゃないかということに関してなんですけれども、では平成27年度だけの単年度でついて、平成28年度は今委員にお話しいただいた地域みまもり支援センターでも制度ががらっと変わるから、1年だけ、単年度ついている予算事業とかは結構あるわけなので、そうしたときに、何で1年だけお金がついているの、それは本当だったら継続しなきゃいけない予算じゃないのとか、予算のあり方等々については幾らだって議論ができるわけですよ。
でも、そういうのは本庁での議論にはなかなかならないですよね。だからという話なんですよ。予算をふやせ、みんなでばんばんと手を挙げてとなると、それはちょっと悲しいかなという話になりますよね。
◆
青木功雄 委員 みたいなところまで考えておかないと、任期の最後のところにわあっと出ちゃったりすると厄介だなと。ピュアな部分もたくさんあるじゃないですか。要は、その理想と現実の部分……。
◆
岩隈千尋 委員 確かに議場でも、これは余り言い過ぎたらあれですけれども、予算について、やれ私がやりました的な質問もありますよ。だから、そういったのは最終的に質の問題になりますし、これから
常任委員会での発言等々というのは、議長が折しも予算をつけていただいたように、カメラでちゃんと中継されますから。そうしたときに、やっぱり我々はもっと襟を正して、予算のあり方であったりとかそういったものの議論をきちんとやっていくという質を高めていく必要性が僕はあると思っているので、
だから、そういったリクエスト型のというのは淘汰されていけばいいなとは思うんですけれどもね。
○
橋本勝 委員長 イメージ的には、区の予算執行の決算みたいなものかな。
◆
岩隈千尋 委員 そうですね、それも含めてですね。確かに委員方御心配の
ケースというのがすごくあるのは私も理解をしています。
○
橋本勝 委員長 この件につきましては、まだまだ研究していく余地があるかなと思われます。ただ、そうは言っても研究していくことと同時に、いわゆる御提案いただいているわけですから、区の
常任委員会の設置というものが必要であるのか、あるいは、会派ごとに必要ではないともしかしたら思っていることもあるかもしれませんので、そこら辺もぜひひとつ会派の中で御議論をしていただきたいなと思います。
では、この件は引き続きということでよろしくお願いをいたします。
─────────────────────────
○
橋本勝 委員長 次に、(3)の項目ですが、「
特別委員会の設置」について御協議をお願いしたいと思います。
まずお手元の資料について、
事務局から説明をお願いしたいと思います。
◎小泉
議事課長 それでは、資料の8ページをごらんいただきたいと存じます。
特別委員会の設置についてでございます。
前回の
検討委員会で御説明をさせていただきましたけれども、
特別委員会の設置につきましては、
委員会条例第5条で、
特別委員会は、必要がある場合に議会の議決で置くことができますが、議会運営の手引き193番にございますとおり、予・決算審査
特別委員会を除く、他の
特別委員会の設置については、
委員会の名称、目的、構成、調査期間等を議会運営
委員会で協議することとなってございます。
では、資料の具体的な中身ですけれども、1の名称でございますけれども、こちらは次の2の目的に応じて検討いただくことになろうかと存じます。
次に、2の目的でございますけれども、
特別委員会は、
委員会条例第5条にございますとおり、必要がある場合において議会の議決で設置する
委員会でございますので、複数の
常任委員会の所管にまたがる案件や、特に重要な案件で特別な構成により集中的に審査する必要がある案件など、
常任委員会の運用ではその目的が達せられない案件を検討していただくことになろうかと存じます。
なお、
特別委員会に付議された案件につきましては、
常任委員会では審査ができなくなりますので、その点にも御留意いただければと存じます。
また、請願・陳情、議案の取り扱いの整理が必要でございます。会議規則第36条及び第92条では、議案等及び請願につきましては、議会の議決で
特別委員会に付託することができる規定がございますので、請願・陳情、議案の付託のあり方についても検討が必要になろうかと存じます。
次に、3の構成でございますが、(1)委員定数、(2)会派の割り当て及び無所属議員について、(3)正副
委員長の選出方法等の検討が必要になろうかと存じます。
なお、
常任委員会の委員・正副
委員長につきましては、改選後の
世話人会において、会派の所属議員数の構成比により割り当てが決定しております。
次に、4の設置期間でございますけれども、
特別委員会は、会期不継続の原則によりまして、会期の終了により消滅いたしますけれども、
継続審査の議決があれば閉会中の審査が可能でございます。なお、
特別委員会の設置の際に、あらかじめ「審査が終了まで」と議決することで、審査が終了するまで存在することも可能でございます。なお、
特別委員会は、議員の任期満了等によりましても消滅することとなります。
特別委員会の設置についての説明は以上でございます。
次に、資料の9ページをごらんいただきたいと存じます。こちらの資料については、政令指定都市における
特別委員会の設置状況(平成26年度)版のものでございます。
こちらについては、前回の
検討委員会で御協議いただきました内容や御意見を受けまして、他の政令指定都市の
特別委員会における会派の構成の考え方及び結果等の報告のあり方について、調査した結果になってございます。
表の右側の2つの欄に、会派構成の取り決め方及び無所属議員の取り扱い、調査期間終了後の附議事案の取り扱いについて、新たに追加をさせていただいてございます。
ここで1点、前回の資料との訂正の部分で御報告させていただきたい点がございます。さいたま市の欄の上から3番目、
議会改革推進
特別委員会でございますけれども、今回の調査で再度確認いたしましたところ、会期中の開催日数が5日ではなく4日、閉会中の開催日数が1日ではなく2日と判明いたしましたので、本日の資料で訂正をさせていただければと存じます。
資料の説明は以上でございます。
○
橋本勝 委員長 説明は以上のとおりです。
資料の内容の確認も含めて、
皆様方から御意見をお伺いしたいと思います。
これは、つまるところ予算決算以外どこの都市でも
特別委員会を持っているということですかね。
◆
勝又光江 委員 2カ所。
○
橋本勝 委員長 京都市と北九州市がないんですね。
◆
青木功雄 委員 これは個々の市で違うんでしょうけれども、私たちと同じような仕組みを持っていて、かつ
特別委員会を持っているところというのは少し精査したりしたんですか。
◎小泉
議事課長 そこも参考になるかどうかなんですけれども、まず、表をごらんいただければと思います。表の開催日数、真ん中よりちょっと右側なんですけれども、札幌市さんを見ていただきますと、会期中には基本的には開催をしていなくて、閉会中に4、1、3と。いわゆる会期中は
常任委員会、閉会中は
特別委員会というような、あと仙台市さんもそうですね。会期中には全く活動していないと。閉会中に4、5、5、4、6、1というような、会期中よりも閉会中に活動されている
特別委員会がかなり多いのかなと。
その裏返しでは、会期中は議案を審査するための
常任委員会を開催して、閉会中に
特別委員会で活動するというような他都市の事例がかいま見れるのかなと思っております。
◆
勝又光江 委員 そうすると、会期中はしていないと。閉会中に行っているんですが、今の続きで言うと、川崎市は閉会中には
委員会を開いていて、それぞれのところの議論をしていますよね。だから、川崎のようにやっていて、さらに違うところというのはあるんでしょうか。
◎小泉
議事課長 実際のところ、そこまでは調べておりません。ただ、他都市の状況を見ますと、川崎
市議会は開会中も閉会中も、特に閉会中ですけれども、
常任委員会の活動がかなり活発にされておりますので、そういった意味では川崎と同じような状況で、
特別委員会も同じようにやっているという都市はないと思われます。
◆
青木功雄 委員 やっていないところは、この京都と北九州の閉会中に
常任委員会を開催しているかどうかというのは。
◎小泉
議事課長 では、この
特別委員会の開催状況とあわせて、
常任委員会の開会中、閉会中の開催状況を本市と比較できるような形で再度また表を御用意させていただいて、御協議いただくような形をとれればと思います。
○
橋本勝 委員長 このことについて、何か会派から御意見はございましたでしょうか。前回、もしテーマがあればみたいな話はしていましたけれども。
◆
岩隈千尋 委員 人数割りもどうするかという話がありましたよね。
○
橋本勝 委員長 そうでしたね、ありましたね。
◆
浜田昌利 委員 一応うちは、そうは言うものの2つつくって、ペーパーもつくってきたので、もしよかったら1枚ずつ。
( 資料配付 )
◆
浜田昌利 委員 一応うちのほうは2つで、1つは
地域包括ケアシステムなどについてということで、介護保険もそうだったし、成年後見制度もそうだったし、出だしの3年間ぐらいはすごく難しかったかなと思って、だからやっぱり出だしで情報共有がきちっとできて、意見交換ができるということが必要かなと。安定して運用されるようになれば、別にそういったことはなくなるのかなと思うんですけれども、そういう意味で
特別委員会が必要かなと。具体的に名前も長いのと短いのと――AもBも同じなんですけれども、長いか短いかだけの違いです。
もう一つは、これも神奈川口なんていうことはオリンピックまでかなと思うんですけれども、都市基盤整備についてということで、南武線の高架化も一段落すればもうテーマにならないんでしょうけれども、とりあえず当面神奈川口とか南武線高架化というようなことでは、情報共有とか意見交換の場があるといいんじゃないかなということで、これもアとイは長いか短いかの違いで、内容は同じです。こんなことが一応会派として出ました。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 補足にならないかもしれないんですけれども、上の
地域包括ケアについては、全ての障害者も子どもも高齢者も全部ひっくるめるようなシステムを考えていらっしゃるようなので、どうかなという提案で、特にこの件についてはまた御検討いただければと。
◆
浜田昌利 委員 高齢者とともに子どももというふうなことがあるので、出だしが大変かなという……。
○
橋本勝 委員長 この件につきましては、設置か設置じゃないかというと、設置していこうよという方向性は確認できていると思いますので、あとは個別テーマと委員の割り振り、あと今言っていただいたように請願・議案をどうするかみたいなこともありますけれども……。
◆
勝又光江 委員 今のこの
特別委員会は一応こういう例をずっと出していただいたんですけれども、これを設置しようというふうになっていましたか。
○
橋本勝 委員長 そういう必要性を感じているというふうに僕はここで感じましたけれども、そういう形じゃないですか。
◆
勝又光江 委員 ええ。うちは、この
特別委員会はこのところでどういう例でと出していますけれども、つくるという方向ではなくて、このことについてどうするのかという意味での
話し合いをしているつもりだったんですけれども。
つくる方向でどういう形でやっていくかというふうに言ったら、もう一歩踏み込んでいるみたいな感じなので。
◆
岩隈千尋 委員 でも、前回
委員長から、例えば選出される委員の数とかそういったのを会派のほうに持ち帰って議論してくださいという話がありましたよね。
◆
浜田昌利 委員 ただ、
勝又委員はなくてもいいという……。
◆
勝又光江 委員 いやいや、ではなくて、そういうふうになったというんですけれども、私の捉え方がそうじゃなかったものですから、そうだったんですか。
○
橋本勝 委員長 おおむね設置しようという方向性でまとまっていたと思うんですよ。ですから今
岩隈委員が言ったとおり、例えば提案があれば持ってきてくださいねと言った記憶もあるし、人数どうですかねとか言ったんだと思うんですよ。
◆
勝又光江 委員 さっきの質問で、次のときに資料が欲しいと言ったのは……。
○
橋本勝 委員長 それもありましたよ。それももちろんありましたよ。
◆
勝又光江 委員 ほかのところでは
特別委員会はこういうふうにやっていますよと言うんですけれども、今川崎市がやっている中で、
委員会でほぼこれが行われているものであれば、そういうのは必要あるのかどうかというものとして、次のときに出してほしいというふうに言ったつもりだったんです。
そうしたら例えば、札幌市でこれはやっているけれども、川崎市ではこのことについては今既にこういうふうにやられている、もしくはここの
委員会でできるとかいうふうになれば、つくる必要があるのかないのかというところの考え方をするのかなと思っていたんです。
○
橋本勝 委員長 なるほど。では、
共産党さんはそもそものところでまだお考えがというところですかね。
◆
青木功雄 委員 それもさっきの冒頭の質問につながっているところはありますよね。ほかの区はわあっとありますけれども、うちと同じシステムをとっていないところもたくさんあるわけだから、そのような整合性みたいなものとか、あとさっき
委員長がおっしゃられた議案の取り扱いはどうしているのかも一緒に調べて、その表か何かに入れておいていただけるといいですよね。
○
橋本勝 委員長 そうですね。では、そこら辺も一緒にあわせてお願いできますか。
◆
岩隈千尋 委員 我々の報告としては、
公明党さんと一緒で、ペーパーにはしていませんけれども、
委員長から前回御指摘いただいたので、課題としては
地域包括ケアは横浜がやっているような、行財政のいろいろ――福田市政になってからいわゆる財政が心配だからということで財政問題。そして、もう1点がオリパラも含めてスポーツ関係のということです。
あと最後に、前回副
委員長のほうから、やはりきちんとした結果なり、設置のための設置になってはいけないという御意見が出たと思うんですけれども、それも全くおっしゃるとおりだなということで、
特別委員会を設置するのであれば、それに伴ってやはりきちんとした形で報告、報告書等々も含めて、結果になるもの、形になるものを見出していこうよということは、会派の中で意見としてまとまっております。
◆
青木功雄 委員
検討委員会は
特別委員会なの。
◎小泉
議事課長 違います。これは協議調整の場です。
◆
青木功雄 委員 こういうのを
特別委員会に入れちゃっているところもあるんだよね。
◎小泉
議事課長 あります。
◆
青木功雄 委員 3つも4つも
委員会に入らなきゃいけなくなっちゃうんだよね。
◆
岩隈千尋 委員 あと、構成については、今の各
常任委員会みたいな感じで、ここの
特別委員会の中にみんなが入っているところもあるじゃないですか。そうじゃなくて、各会派から特定の方が選出ということでどうなのかという話にまとまっています。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 常任委員会があるところは、大体議員がほとんどどこかの
特別委員会に所属しているみたいな感じになっているよね。
○
橋本勝 委員長 これを見るとね。
常任委員会1つと、多分
特別委員会にも1つ属しているみたいな感じですよね。
確かに、開催ゼロなんていうものも見た感じだとあるのかな。開催ゼロはないのか。開催ゼロはないので、何かしら……。
◆
吉岡俊祐 副
委員長 会期中か、
会期外かという。
○
橋本勝 委員長 何かしら設置をしているということは、やっぱり課題なり問題意識をちゃんと持ってやっているということは読み取れますよね。
◆
岩隈千尋 委員 あと、開催時期についてのお話とかもあったと思うんですけれども、これはもういきなり3つ設置するとか2つ設置するとか数とかは別に、そこまで我々のところは固まっていませんし、始まる時期についてもやはり各会派の委員方との協議を経て、そこでコンセンサスをとっていこうというのがスタンスですね。
○
橋本勝 委員長 では、きょうは具体的な御提案もありましたけれども、民主み
らいさんも例えばスポーツ関係のあれだとか、どこのまちも大都市税制とか行財政に関する
特別委員会を持っているまちが多いですから、そういうような話もございました。あとはもう少し調べて資料としていただきたいというものも今
議会局のほうにお話をさせていただきましたので、そこら辺も御用意をいただいて、
共産党さんもなるべく前向きにこの件については考えていただければと思いますので、よろしくお願いをします。
きょうのところは、
特別委員会の設置についてはこれでよろしいでしょうか。
( 異議なし )
○
橋本勝 委員長 それでは次に、その他なんですけれども、前回の
検討委員会におきまして次回の開催日は3月18日午後1時ということにさせていただいておりますが、このとおりでよろしいですかね。
協議の結果、3月18日(金)午後1時に開催することとした。
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○
橋本勝 委員長 そのほか、委員の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )
○
橋本勝 委員長 事務局からも特によろしいでしょうか。
◎小泉
議事課長 結構です。
○
橋本勝 委員長 それでは、以上で本日の
議会改革検討委員会を閉会いたします。
午後2時36分閉会...