京都市議会 2011-02-28 02月28日－02号
この日の丸，君が代の通達は，はっきりと合憲となったわけであります。これは全く持って当然の結果であります。高裁の裁判長は，通達について式典の国旗掲揚，国歌斉唱を指導すると定めた学習指導要領に基づいているもので，一方的な観念を子供に植え付ける教育を強制するものではないとして，判決は平成１１年制定の国旗国歌法の前から日の丸が国旗，君が代が国歌であることは，慣習法として確立していたと判断されております。
この日の丸，君が代の通達は，はっきりと合憲となったわけであります。これは全く持って当然の結果であります。高裁の裁判長は，通達について式典の国旗掲揚，国歌斉唱を指導すると定めた学習指導要領に基づいているもので，一方的な観念を子供に植え付ける教育を強制するものではないとして，判決は平成１１年制定の国旗国歌法の前から日の丸が国旗，君が代が国歌であることは，慣習法として確立していたと判断されております。
日の丸，君が代強制についても，政府は批判する子供の思想，良心の自由も保障しなければならないと答えました。教育の自由に関しては，政府は１９７６年の最高裁判決の国家権力による教育内容への介入はできるだけ抑制的でなければならないという論理を認めています。本市の教育行政においても，これらの政府の国会答弁を踏まえて憲法に基づく教育行政，施策を進めるべきと考えますがいかがですか。
かつて京都は，蜷川共産府政の下で学校が特定のイデオロギーを掲げる教師集団に支配され，文部省や教育委員会の指導にはすべて反対，学力テストや君が代，日の丸も認めないといった子供の存在を忘れ反権力闘争にうつつを抜かしていた時代がありました。
過去には，ある学者から市役所のことを伏魔殿と揶揄されたこともあると聞いておりますが，我々市会議員から見ても親方日の丸といいますか，市役所の仕事の仕方や体質に色々問題を感じる機会が多くありました。職員の不祥事がまだ続いていることを含めて，まだまだ十分とはとても言える状況ではありませんが，この４年間で職員の意識や市民への応対姿勢が大きく変わってきたことは事実であります。
第２は，国民主権と侵略戦争への反省という戦後政治の原則に背く日の丸，君が代の法制化。第３は，通信の秘密を侵す盗聴法。第４に，国民のプライバシーを侵害する住民基本台帳法の改悪等々です。いずれも憲法の平和原則，基本的人権の原則を大きく踏みにじる憲法違反の法律です。また，これらの法律がまともな審議もされず数の暴力の下で強行されたのであります。
このほか，教育予算の確保と学校施設整備に当たっての考え方，学級崩壊問題への対策の強化，卒業式などにおける日の丸掲揚と君が代斉唱のあり方，30人学級の実現，中学校給食に係る検討状況の情報公開などについても論議が交わされ，御意見がありました。
今日の新聞にもありましたが，５月８日付の新聞によりますと，教育課題審議会の特別活動委員会は，日の丸，君が代について指導の徹底を図るとする答申案をまとめたと掲載されておりました。そこでお伺いいたしますが，京都市の教育委員会では，国旗や国歌に対しどのような指導方針を教師に打ち出されているのか。今後，国際交流の面からもマナーとして，礼儀としてどのような指導をしていかれるのか，教育長にお尋ねいたします。
日本人としての誇りと自覚を持ち，国歌君が代や日の丸の国旗に対する愛着心を持ち，両親をはじめあらゆる人に融和できるような人づくりを進めていただくことにより，平和で健全な日本を造り上げることができると思います。 次に先ほどの質問と関連して，特に生涯学習の振興，地域諸活動の活性化についてお伺いいたします。市内中心部では65歳以上のお年寄りが２割を超えるという超高齢化が進んでおります。
日の丸や君が代の反発ばかりが表面に出過ぎ，本質的な解決策を誰も取らず，愛国心まで繊細に扱い過ぎてきたためだ。その結果，本質を失った私のような人間が大勢生まれたことには誰が責任をとるのか。アメリカに来て多くの外国人と会った。人々は自国を自慢し，その愛国心を高らかに歌った。私にはそれはいつもまぶしいことで，実際私は国歌を最後まで口ずさむことはできない。国歌に敬意を表したくともしたことがなかった。
式典の初めに国歌君が代が演奏されました。父兄をはじめ来賓など大人の出席者は全員が斉唱いたしました。けれども子供は全く歌っておりません。この子供たちは歌わないのではなくて全員が知らないのです。ということは教えていないからであります。ＰＴＡの役員さんの話を聞きますと，教職員側の反対はあったが，やっとここまでもってこられたということでありました。
大企業の要請にこたえた人づくりで受験中心の競争主義，新指導要領によってますます難しくなる教科書内容，校則に見られる管理主義の強化，そして日の丸，君が代の押付けなど差別と選別の教育で子どもの人間形成を阻害し，いじめを助長してきたのであります。また教師には管理体制を強め，忙しさの中で十分子供と心を交わす余裕すら作ってこなかったのであります。
とりわけ人生の大きな節目として厳粛に挙行しなければならない入学式や卒業式における国旗日の丸の掲揚や国歌君が代の斉唱に反対する姿勢では，国際社会を担って立つ子供たちを尊敬され信頼される人間として成長させるために重要な取組である教育を任せることができないものであります。