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  1. 熊本市議会 2021-03-17
    令和 3年第 1回都市整備委員会-03月17日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年第 1回都市整備委員会-03月17日-01号令和 3年第 1回都市整備委員会                都市整備委員会会議録 開催年月日   令和3年3月17日(水) 開催場所    都市整備委員会室 出席委員    8名         寺 本 義 勝 委員長    藤 永   弘 副委員長         伊 藤 和 仁 委員     山 内 勝 志 委員         光 永 邦 保 委員     原 口 亮 志 委員         落 水 清 弘 委員     坂 田 誠 二 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(23件)      議第 63号「熊本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」      議第 65号「熊本市道路の構造の基準等を定める条例の一部改正について」      議第 68号「市道の認定について」      議第 69号「同        」      議第 70号「同        」      議第 71号「同        」
         議第 72号「同        」      議第 73号「同        」      議第 74号「同        」      議第 75号「同        」      議第 76号「同        」      議第 77号「同        」      議第 78号「同        」      議第 79号「同        」      議第 80号「同        」      議第 81号「同        」      議第 82号「同        」      議第 83号「同        」      議第 84号「同        」      議第 85号「同        」      議第 86号「同        」      議第 87号「同        」      議第 88号「同        」   (2)所管事務調査                             午後 0時58分 開会 ○寺本義勝 委員長  ただいまから都市整備委員会を開会いたします。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、条例2件、市道の認定21件の計23件であります。  それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局及び部ごとに設定し、審査を行うこととしております。  よって、当委員会の審査の日程については、本日これより都市建設局のうち、都市政策部、熊本駅周辺整備事務所並びに交通局について、休憩を挟んで都市建設局のうち、住宅部、公共建築部、土木部についての審査を行い、審査の方法としては、付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に、所管事務の調査として執行部より申出のあっております報告23件について説明を聴取し、所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  それでは、これより都市建設局のうち都市政策部、熊本駅周辺整備事務所並びに交通局に関する議案の審査を行います。  まず、議第63号「熊本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」の説明を求めます。 ◎小山博徳 建築指導課長  都市整備分科会都市整備委員会参考資料を御覧ください。  資料8をお願いいたします。  議第63号「熊本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」ですが、これは高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律及び同法施行令の一部を改正する政令が、令和3年4月1日に施行されることに伴いまして、所要の改正を行うものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○寺本義勝 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  付託議案について、質疑及び意見をお願いいたします。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  なければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。  これより所管事務調査を行います。  執行部より申出のあっております所管事務の報告13件について、順次説明を聴取いたします。 ◎能勢和彦 総括審議員都市政策部長  それでは、資料9をお願いいたします。  熊本市震災復興計画の総括について御説明いたします。  1ページをお開きください。  まもなく熊本地震の発災から5年の節目を迎えます。こうした中、本市は熊本地震の経験を踏まえ、この教訓を未来へつないでいくため、これまでの復旧・復興に向けた取組の成果と実績を総括し、復興のその先を見据えた新たなステージへの展開を取りまとめました。  2ページをお開きください。  本市は、熊本地震の発災以降、市民、地域、行政が総力を挙げて復旧・復興に取り組んでまいりました。その結果、主な成果として仮設住宅等入居世帯の恒久的な住まいへの移行率が99%を超えたほか、昨年度末までにインフラ等の復旧がおおむね完了し、熊本城の復旧や新たなまちづくりも着実に進行しています。  一方、主な残された課題としては、住まい再建後の切れ目ない被災者支援や防災・減災のまちづくり熊本地震の記録と記憶の伝承などに、今後も継続して取り組んでいくこととしております。  3ページをお開きください。  以上のように、多くの被災者が住まいを再建され、着実に復旧・復興が進んでいる今、本市は復興のその先を見据え、未来への礎を築いていく新たなステージへ移行してまいります。熊本地震の経験により培った市民、地域、行政のつながりを大切に、復旧・復興の取組を契機とした地域共生社会の実現に向け来年度より通常体制による取組を進めてまいります。  以上が本総括の概要となります。  続きまして、4ページからの主な分野別の取組の総括と、15ページからの主な残された課題と今後の方針では、今御説明した内容について分野ごとの具体的な取組を記載しております。後ほど所管分について御説明いたします。  19ページをお開きください。  ここからは、復旧・復興の概況について御説明します。  熊本地震後、震災復興計画期間である2019年度までの各種経済指標は、熊本地震により一時大きく影響を受けたものの、企業の投資等を含む様々な復旧・復興事業により力強く押し上げられました。  21ページをお開きください。  復旧・復興に係る一般会計の事業費は、令和3年度当初予算編成時点で3,004億円と見込んでおり、本市の実質的な負担額は国、県への積極的な要望活動の結果、361億円を想定しています。  22ページをお開きください。  昨年12月に市ホームページで行ったアンケートの結果、復興が進んでいると感じると答えた方は半数を超えた一方、今後の復旧・復興に向け多くの御意見を頂いたところです。引き続き頂いた御意見を踏まえ、誰一人取り残すことがないよう復旧・復興に取り組んでまいります。  以上、3つの視点から復旧・復興の概況を御説明させていただきました。  次に、所管分の具体的な取組について説明いたします。  まず、4ページ以降の1、主な分野別の取組の総括のうち、都市建設局が所管する主な取組を御説明します。  4ページをお開きください。  (1)被災者支援の主な成果と取組でございますが、市営住宅の優先提供を含め、約1万2,000世帯に応急仮設住宅を提供するなどの取組を行ってまいりました。  5ページをお開きください。  災害公営住宅の建設や公営住宅のマッチングなど住まい再建への取組を進め、全ての被災者の方々が一日も早く住まいを再建できるよう支援に取り組みました。  6ページをお開きください。  被災した宅地の復旧につきましても、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業や復興基金を活用した復旧支援等を行っており、宅地液状化防止事業を除き、2021年度に全事業を完了予定です。また、液状化対策工事については、2022年度に完了予定となっております。  7ページをお開きください。  (2)都市・インフラの復旧についてですが、道路、橋梁や河川、公園については、2018年度に復旧が完了しております。  また、まちなか再生プロジェクトによって、中心市街地の老朽化した建物の建て替えを支援し、まちの防災力向上を引き続き推進してまいります。  9ページをお開きください。  (4)地域経済に関し、新たな熊本の経済成長を牽引するプロジェクトとして、桜町・花畑周辺地区や熊本駅周辺地区の再整備を推進してきたところです。今週末の3月20日、土曜日には熊本駅白川口駅前広場が、本年秋には花畑広場が完成予定となっております。  次に、15ページ以降の2、主な残された課題と今後の方針のうち、都市建設局が所管する主な取組を御説明いたします。  15ページをお開きください。  (1)被災者の生活再建に向けたトータルケアとしまして、引き続き宅地復旧及び耐震化支援などに取り組んでまいります。  17ページをお開きください。  (2)防災・減災のまちづくりとしまして、引き続き道路、橋梁をはじめとしたインフラの耐震化など、災害に強い都市基盤の形成を推進してまいります。  以上、所管分の取組を説明しました。本総括について各常任委員会で御意見を頂いた上で、来年度以降の復旧・復興の取組につなげてまいりたいと考えております。  委員各位には引き続き御理解、御協力を賜りますようお願いいたします。  続けさせていただきまして、資料10でございます。  都市建設局の組織改編について概要を御説明させていただきます。  組織改編の基本方針といたしまして、必要最小限の改編を基本としつつ、第7次総合計画に掲げる上質な生活都市の実現に向け、効果的、効率的な組織体制を構築することとしております。  中ほどの都市建設局を御覧ください。  都市政策部の改編内容といたしまして、自転車の利活用の促進を図るため、土木部にある自転車対策室都市政策部に移管し、交通政策課の課内室として自転車利用推進室を新設します。  また、多核連携都市の実現及び歩いて楽しめる景観づくりを効率的に推進するため、都市整備景観課都市デザイン室及び熊本駅周辺整備事務所を統合し、市街地整備課都市デザイン課に再編いたします。  次に、住宅部の改編内容といたしまして、市民サービスの向上を図るため、震災住宅支援課住宅政策課に統合いたします。  なお、熊本地震に係る被災者支援業務については、住宅政策課において切れ目なく着実に実施してまいります。  最後に、土木部の改編内容につきましては、次のグループにおきまして、資料25を用いて土木総務課長より御説明いたします。  私からは以上でございます。 ◎角田俊一 都市政策課長  資料の11をお願いいたします。  都市計画道路の見直しで、廃止候補路線の選定ということで御説明させていただきます。  廃止候補路線の案としました15路線、27キロにつきましては、昨年の説明会以来、頂きました御意見、要望に関しまして、地域と協議・調整をしてまいりました。おおむね御理解が得られた路線も多くなってきたところでございますが、表の右側、米印書いております下南部画図線水前寺画図線滴水平野線につきましては、現在も地域と協議を進めております。  そこで、この3路線を除きました12路線、約24キロを都市計画変更手続に向けた廃止候補路線としたいと考えております。  なお、最下段がスケジュール、次ページが位置図となってございます。  続きまして、資料12をお願いいたします。  立地適正化計画の改定についてでございます。  今回、施策展開の方向性などの盛り込みや防災視点の強化などの改定を進めてまいりまして、パブリックコメントなど意見の聴取を終えましたので、御報告いたします。  頂きました御意見は31件でございまして、4つに区分したものが真ん中の表になっております。御意見では、例えば表の一番上のように、公共交通体系コミュニティ交通につきましては、より明確にしたといった追記9件などを行っております。  今後は、最下段のスケジュールにも書いておりますが、年度内に改定を終えまして、さらなる周知、あるいは計画の推進をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。
    ◎黒部宝生 交通政策課長  資料13をお願いいたします。  熊本地域公共交通網形成計画の見直しについて御説明いたします。  まず、見直しの趣旨等ですが、本年度は本計画の策定から5年が経過する中間年度に当たりますことから、この間の社会情勢の変化でございましたり、法改正の趣旨等を反映し、計画を改定するものでございます。  なお、本計画の位置づけや計画前期に実施した事業については、2、3に記載のとおりでございます。  次に、4の公共交通を取り巻く現状と課題ですが、公共交通の利用者は長期的に減少傾向にあります。加えて、新型コロナウイルス感染症の影響により利用者数がさらに減少している状況でございます。  このような中においても、公共交通のサービスを確保、維持していくためには、総合的な公共交通戦略の推進とともに、交通事業者や行政が連携してそれぞれの役割を果たしていく必要がございます。  資料の2ページ目をお願いいたします。  計画後期に重点的に取り組む施策を左図のとおり整理しております。コロナ禍において共同経営によるバス網の再構築などの事業を拡充するとともに、新規事業として公共交通シームレス化の推進など、各施策を展開することによりベストミックスの構築に取り組むこととしております。  このような取組を進めることで、右上の数値目標でございますが、目標2に掲げております公共交通機関年間利用者数の増加を図り、目標4の収支率の改善や目標5の利用者1人当たりの公共交通への公的資金投入額の低減を実現していきたいと考えているところでございます。  次に、本計画案のパブリックコメントの結果でございますが、2月9日から3月8日にわたりまして実施いたしまして、2名の方から7件の御意見を頂きました。御意見の対応につきましては、既に記載しているものが2件、事業の参考とするものが3件、その他の意見が2件であり、計画案の修正はございませんでした。  最後に、今後のスケジュールでございますが、3月下旬の公共交通協議会に最終案として御説明し、4月に熊本地域公共交通計画として改定したいというふうに考えてございます。  続きまして、資料の14をお願いいたします。  市電延伸の検討についてでございます。  昨年度より取り組んでおります基本設計につきましては、整備形態案4ルートに対し検討を行ってまいりました。資料に4ルート案を記載しておりますが、交差点部をショートカットする左の走行ルート①と、直角に曲がる右の走行ルート②と大きく2つございます。それぞれに緑の破線で示している高森線をセンターリザベーション、サイドリザベーションとする案がございまして、計4案となっております。  この4案につきまして比較検討を行い、沿線自動車の出入りでございましたり、自動車交通に与える影響など総合的に勘案した結果、高森線をセンターリザベーションとし、交差点部を直角に曲がるC案が最も優れているということを考えております。  平成28年度の調査とC案を比較しますと、利用者見込みの増加やそれに伴う収支改善等により、事業費の増加による影響を上回る費用便益が見込まれる結果となりました。  次のページをお願いいたします。  市電延伸による主な効果についてですが、1点目に、市民病院から市役所までの所要時間が、市電利用により自動車利用に比べ最大約21分早くなる見込みとなっております。  2点目としまして、自動車から市電への転換が進み、1日約2,300台の自動車数が減少する見込みとなっております。  それによりまして、右側でございますが、朝ピーク時の健軍町交差点で、中心市街地方面の自動車数約200台の減少というのが見込みとして出ているところでございます。  今後の検討につきましては、引き続き課題整理でございましたり、関係機関との協議を進めていくものの、実施設計の着手などの事業再開に当たりましては、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら議会とも協議し、進めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◎上野勝治 都市整備景観課長  資料の15をお願いいたします。  桜町地区市街地再開発事業の終了認可でございます。  桜町につきましては、一昨年9月にオープンしているところでございますが、事務手続上、都市再開発法第50条の15に基づく終了認可が必要となりますことから、今回御報告するものでございます。  スケジュールの3段目でございますが、これまで事業者である再開発会社の方で追加工事を実施され、これらが完了したことから、今般の手続となったところでございます。  終了認可申請書が提出された後、今後、審査を経て再開発事業の終了が認可され、再開発会社の解散という動きとなってまいります。  その下、事業収支についてでございますが、これまでの事業費約777億円が最終的な事業費として約790億円となっております。このことは、中段矢印の下にございますとおり、民間さんの保留床取得者レイアウト変更でございますとか、設備の追加工事で約12.5億円の増額があったものでございまして、本市の補助金や熊本城ホール保留床取得金額が増えたということではありませんということでございます。  説明は以上でございます。 ◎酒井伸二 都市デザイン室長  続きまして、資料16をお願いいたします。  都市デザインの推進に向けまして、今年度策定を進めております公共サインガイドライン及び光のマスタープランにつきまして御説明いたします。  まず、資料中段の公共サインガイドラインにつきましては、昨年10月以降、素案に係る関係機関との意見調整を進めてまいった次第でございます。主な意見は、記載のとおりとなってございます。  今後も国や県、また民間団体等に情報提供を適宜行いながら、ガイドラインの普及啓発について協力をお願いいたしますとともに、市民にも広く周知を図ってまいります。  次に、熊本市光のマスタープランにつきましては、年明けからパブリックコメントを実施いたしております。結果は記載のとおりとなってございます。  今後、官民連携の実証実験でございますライトスケープ・キャラバンの実施や動画等の各種媒体を活用するなど、市民にも分かりやすい情報発信を実施してまいります。  今後は資料下段にもございますように、今年度策定いたします同計画の内容を踏まえまして、各種事業の実施でしたり、実証実験を進めますとともに、本市全体の景観施策に関します普及啓発、また、景観教育の実施などにも取り組んでまいります。  続きまして、資料17をお願いいたします。  まちなか再生プロジェクトの進捗状況及び財政支援の拡充につきまして御説明をいたします。  まず、プロジェクトの進捗状況につきましては、資料の中段に記載のとおりとなってございます。  次に、財政支援の拡充につきましては、感染症リスクにも適応した強靭な社会経済システムを構築するため、資料下段に示しますビルの換気や施設の非接触等の取組を誘導いたしますとともに、防災機能の強化に向けまして備蓄倉庫、また、止水板の整備等にも支援を行ってまいります。  なお、これらの支援の総額の上限としましては1,000万円といたしまして、期間は令和2年度からの5か年といたします。  今後も魅力と活力ある中心市街地の創造に向けた取組を着実に進めますとともに、誰もが安心して働き、訪れ、暮らせる持続可能なまちの実現に向けて取り組んでまいります。  以上でございます。 ◎伊藤幸喜 交通局総務課長  同じく資料18をお願いいたします。  熊本市交通局経営計画の策定についてでございます。  素案は事前にお配りしておりましたけれども、本日は概要版にて説明いたします。  本件につきましては、第3回定例会の本委員会におきまして、骨子という形で説明しておるところでございますけれども、その後、市民の意見も聴きながら内部でさらに検討を行いまして、今回、素案として説明するものでございます。  まず、骨子から変わった2点について説明いたします。  1点目は、経営形態の見直しについてでございます。  骨子では、他都市の上下分離の例を参考といたしましてお示しし、交通局の将来に向けた経営形態の在り方につきまして、計画期間中に検討するということにしておりましたけれども、今回の素案につきましては、令和3年度に経営分析とそれを基にした方針決定を行うことを明記した上で、経営戦略プログラムとして位置づけたところでございます。  2点目につきましては、職員の採用や処遇の改善についてでございます。  人材の確保は喫緊の課題でございますため、骨子では市の正職員としての採用を考えておりましたけれども、経営形態を見直す中で、組織体制等につきましても検討することといたしました。  それでは、概要を説明いたします。  4ページ、基本理念についてでございますけれども、気軽に利用できる安全安心な移動手段としての役割を果たすことはもとより、まちのシンボルとして人とまちをつなぎ交流を促進していくといたしております。  それを踏まえました経営方針の重要なポイントといたしまして、乗ることそのものを楽しんでもらえる、乗客がより求めているものに応えていく、まちづくりに貢献する、経営形態の見直しも含め、効果的で効率的な運行体制を構築し、強固な経営基盤を確立することといたしております。  また、5ページから6ページには、経営戦略プログラムの体系をお示ししておりますが、冒頭で説明しました経営形態抜本的見直しにつきましては、基本方針3の施策4として今回位置づけたところでございます。  その下の成果指標でございますけれども、市電利用者につきましては、第7次総合計画の中間見直しの指標となりました公共交通機関利用者数の推移でございます市電利用者数推計データを使用しておりまして、コロナ禍以前の水準をかなり上回る数を目指すことにいたしております。  7ページから8ページにつきましては、リーディングプロジェクトを掲載しておりますが、中でも多両編成車両につきましては、100周年を迎える令和6年度の導入を目指しまして、輸送量の増強と運行の効率化に取り組むことといたしております。  9ページは、収支計画でございます。  まず、乗車人員については、先ほども説明しましたように1,180万人を目指しますが、収支計画上では、最終年度にコロナ禍前の令和元年度の水準に回復すると厳しく見込んでいるところでございます。  歳出につきましては、施設ごとに目標耐用年数を定めて計画的に更新していくことにしておりまして、計画期間中の投資総額は約120億円でございます。  基本的な方針といたしましては、一般会計からの運営に係る財政支援を段階的に廃止いたしまして、自立性の確保を目指してまいりますが、市電の機能強化のための設備投資につきましては、一般会計補助を活用させていただくことにいたしております。  なお、表の一番下にございます資金収支の動きを見てみますと、毎年度の資金不足が令和4年度には退職手当引当金の一部に食い込みまして、令和6年度にはそれを含めても資金不足に陥るという事態になりますため、令和6年度に運賃を170円から200円に改定するところで試算しているところでございます。  なお、具体的な運賃改定額や時期につきましては、毎年度の収支や累積資金の状況を踏まえまして、他の公共交通機関公共交通政策等を総合的に勘案しながら、今後検討してまいります。  引き続きまして、資料19をお願いいたします。  乗車券類販売の利便性向上及びサービスの見直しについてでございます。  予算でも説明いたしましたように、来年度より窓口での手続が不要となるスマホ定期や車内でのQRコード決済を導入することで、利便性向上に取り組むことといたしております。  また、これまでnimocaカード利用者には、車内でのキャッシュレス化を進めるために、交通局の負担によりポイントを付与してまいりましたが、資料の裏面2ページ目、参考の①を御覧いただくと分かりますとおり、nimocaカード利用者の割合は現金も含めた利用者全体の約7%と低く、交通系ICカードのみで比較いたしましても、その割合は年々減少傾向でありますため、nimocaカード以外の利用者との間で不公平感も出てきているところでございます。  そのため、来年10月よりこのポイント付与を廃止いたしまして、先に述べたような新たなサービスに転換していくことで利便性を向上し、利用者拡充を図ることといたしました。  そのほか、交通局1階の乗車券販売窓口の営業時間を現在8時45分から17時30分でございますが、これを9時から17時へ変更することといたします。  2ページ目の参考②を御覧いただきますと、乗車券販売窓口につきましては、桜町バスセンターや熊日プレイガイドにも業務委託いたしておりまして、これらの窓口の方が立地もよく営業時間も長いため、交通局の窓口利用者は年々減少しているところでございます。  なお、今回、短縮する時間帯の交通局での窓口の利用者は、1日平均3名以下であることに加えまして、今後は委託先での業務拡大やスマホ定期の導入によりまして、交通局の窓口利用者はさらに少なくなると見込んでおりまして、その影響は少ないと考えているところです。  引き続き、資料20をお願いいたします。  アミュプラザくまもとと連携したモバイル市電1日乗車券の販売についてでございます。  交通局では、昨年12月よりスマートフォン上で手軽に購入できるモバイル市電1日乗車券を販売いたしております。今回の取組は、この1日乗車券にアミュプラザくまもと内の各店舗で使えるショッピングチケット500円分の引換券をつけまして、数量限定で販売するものでございます。モバイル化した1日乗車券の認知度向上と販売促進を図りますとともに、1日乗車券という特性を生かしまして、熊本駅から中心市街地を含む市電沿線沿いの回遊性向上を目的とするものでございます。  なお、限定500枚のショッピングチケットにつきましては、連携先であるJR熊本シティが費用負担いたしまして、1日乗車券の販売代金は通常どおり交通局に入るものでございます。  説明は以上でございます。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  女性専用車両につきましては、前回の委員会で御議論いただきまして、試験運用期間を3月末まで、そしてさらなる利用者の意向データを収集するような御意見を頂きましたことから、女性優先車両と名前を変えまして、現在試験運行を行っております。  2月にアンケート調査を実施しまして、前回は紙の筆記式で行いましたところ、回答率が約23%と低かったことから、今回は筆記の必要がないビンゴ型のカードタイプのアンケート用紙を作成しまして、約2,600枚配布いたしましたところ、1,852枚、回答率で約72%の方から回答を頂きました。  結果につきましては、賛成、どちらかといえば賛成と御回答いただいた方が男性で67%、女性で90%でございました。一方、反対、どちらかといえば反対とお答えいただいた方は男性で32%、女性で10%でございました。  一方、混雑状況でございますけれども、2両編成のうち1両目と2両目で混雑率の不均衡があったのかということで数値を調査しましたところ、ほとんど差異はございませんでした。  なお、迷惑行為につきましては、残念ながら今年度は11件発生しておりまして、女性優先車両が運行している時間帯でも2件発生しております。  対策としましては、前回の御意見を踏まえまして、車内に黄色で非常に目立つステッカー、「防犯カメラ作動中」というステッカーを1車両について4枚程度貼っております。また、車内放送等も活用して防犯に努めているところでございます。  以上のことから、令和3年4月からは女性優先車両として本格運用をしたいと考えておりますが、迷惑行為は運行している全ての時間帯で発生していますので、防犯カメラが車内に多数設置されている、例えば1両編成の車両でありますと6台カメラを設置しておりますが、そういうことをアピールしたり、車内放送やポスターなどを活用して、迷惑行為は犯罪ですよということを認識してもらうための防犯啓発活動に努めていきたいと考えております。  また、迷惑行為を抑止するような機器とか手法とか、これをほかの都市や他の事業者の取組事例などを参考にしながら検討して、来年度は今年度の11件を下回る、できれば半減、もしくはもっと少ない数になるように取り組んでいきたいというふうに考えております。  説明は以上です。 ○寺本義勝 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について質疑及び意見をお願いします。 ◆光永邦保 委員  今、女性優先車両について御説明いただきましたので、ありがとうございました。  やはりこういう問題の最初にこういう迷惑行為があるんだと、何とかしたいと、いろいろ努力をしてこれを半分にしたいとか、まず数値目標を出して、それからいろいろやって、今のような説明をしていただいて、また、丁寧にアンケートも取っていただいて非常に現状よく分かりました。  やはり1台の車両に監視カメラ6台もあるというのは、僕は多分それを知った人はおっと思うと思うんですよね。そういうのはしっかりPRしてもらって、こういうケースが少しでも減るように、そしてデータもこれから取っていただいて、こういう施策を打ったから減ってきましたと、それもまたPRできるようにしていただきたいと思います。  この女性優先車両は、先ほどの交通局の経営計画の中には何か表現としては盛り込まないんですか。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  この女性優先車両につきましては、費用等はもう今後予算はそんなに発生しないものですから、経営計画の中には特段盛り込んではおりません。 ◆光永邦保 委員  私の意見ですけれども、冒頭に安全安心のというところをうたって、運行対策を確保するということも書いてありますので、こういうことに取り組んでいることを計画の中にうたい込むことはむしろ良いのではないのかなと思いますので、検討していただきたいと思います。 ○寺本義勝 委員長  答弁要りますか。 ◆光永邦保 委員  では、一言頂きます。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  御意見ありがとうございました。  前向きに検討させていただきます。ありがとうございます。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。
    ◆落水清弘 委員  女性優先車両の件ですけれども、これは今後増やしていくおつもりですか。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  一応2両編成の車両で現在実施しておりますので、ちょっと将来になりますけれども、多編成車両が入った暁には、そういう多編成車両で実施するとかということでやっていきたいというふうに考えております。  1両編成の電車では、ちょっと物理的にといいますか、非常に困難でございますので、一応低床電車だけでやっていきたいというふうに考えております。 ◆落水清弘 委員  女性優先車両というのは、私個人的には大賛成ですけれども、今回このアンケートをちょっと見ていただいて、どちらかといえば賛成、どちらかといえば反対というこの微妙な言葉の遣い方ですよね。この付近を追跡調査の必要性がどうしてもあると思います。  それと、アンケートを見てやはり誰もが思うんですけれども、女性の方で反対していらっしゃる方がそれなりの人数おられますよね。ですから、女性の方で反対していらっしゃる理由が明確に分かっておかないと、やはり女性の感覚的なものの理解ができないと思いますから、その辺の実態調査も今後必要になってくると思います。  1回だけのアンケート調査ではなく、今後、LGBTはじめ、様々な性の問題というのがクローズアップされております。今日も午前中に札幌地裁でしたか、同性の結婚を認めないのは違憲か何かで判決が出ていましたので、やはり1回限りで終わるのではなくて、こういう問題は、交通局としては今後通常業務の中に織り込んで日頃から議論をする必要性があると思いますけれども、その辺は交通事業管理者、考えていただいてよろしいでしょうか。 ◎古庄修治 交通事業管理者  市電の利用者に関しましては、我々としては定期的にいろいろなサービスについての御意見を賜っておりますので、その一環の中で、この女性優先車両だけじゃなくて、防犯についていろいろな提言を頂いたりとか、そういう形で定期的に利用者の御意向、御意見を承ってまいります。 ◆落水清弘 委員  よろしくお願いします。  もう1点、ライトスケープ・キャラバン、夜のまちを美しくするというこのライトスケープ・キャラバンの内容を教えてください。 ◎酒井伸二 都市デザイン室長  ライトスケープ・キャラバンと申しますのが、今年度作りましたマスタープランを基に、これから様々いろいろ地域に出かけてまいりまして、私どもの課からいろいろな照明の機材、これを持ち込みまして、地域の皆さんと地域で大事にしているようないろいろな地域の資源、こういったものを照明、ライトアップするなどしまして、地域と一緒に社会実験的に光を当てることでまちづくりが進んでいかないかというふうな実験を、来年度ライトスケープ・キャラバンということで取り組みたいと思います。私どもから機材を提供し、地域の皆さんと一緒にまちづくりにそれを生かしていくという取組をライトスケープ・キャラバンということで呼んでおります。  以上でございます。 ◆落水清弘 委員  この点は、市民の協力なくしてはどうにもならない話なんですけれども、どこかのタイミングでマスコミ等に正式に市長がアピールするような時期があるんですかね。 ◎酒井伸二 都市デザイン室長  これからこのマスタープランを仕上げまして、地域に様々、今地域拠点15か所ございますが、これからそういったところのまちづくりに入ってまいります。そうした中で、いろいろな、市長を初めとして動画の発信、SNSの発信といったことで、市民の皆様にも広く熊本市がそういった取組を進めているという情報発信を、来年度にかけて積極的にやっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆落水清弘 委員  私、御存じのように夜の明かりに関しては相当うるさい方ですから。上熊本駅の照明についても相当やかましく言わせていただきまして、横に建ちましたマンションに夜行かれたことがありますか。全部シャンパンゴールドですよ。あれはなぜかと聞いたら、駅前のイメージと合わせたとマンション会社がおっしゃったんですよ。つまり民間の協力なくして夜の美しいまちづくりは絶対できないわけですよね。  なぜかといいますと、1軒1軒の家の明かりというものが、最終的にはある程度その地域、その地域でそろっていかなければ、赤、白、黄色になったら全然美しくないわけですからね。  ですから、本当にこの点は市長に正式に記者会見していただいて、市民の皆様方に協力を、長い期間、20年、30年かかる話ですから費用、意志を執行部も度々打ち出して、コマーシャルを打っていっていただきたいんですけれども、その辺の意識はお持ちでしょうか。 ◎酒井伸二 都市デザイン室長  今、委員おっしゃったような理念も、当然マスタープランに今回盛り込んでおりますし、今、上熊本の地域周辺のお話がございましたが、正直ちょっと私まだ見れておりませんので、大至急そこも見に行きたいと思っています。  市民の皆様のそういった御協力があってマスタープランも生きていくと思いますので、このプランが形骸化しないように、これからも引き続きそういった普及啓発、PR、私たちも出かけていってまちづくりにこの取組が生きるように、今後も引き続き取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◆落水清弘 委員  御理解いただいて感謝申し上げます。  もう1点だけすみません。  自転車利用推進室ができるということで大変喜んでおりますけれども、現実的にはこの自転車の問題というのは、今日午前中、副委員長の方からもお話ししました規則等の問題もちろんありますけれども、自転車道の整備という問題が最終的には一番大きくのしかかってきますよね、経費的にはですね。  やはりそうなってくると、経費というものをどこから捻出していくのか、それと同時に、今のペースでやっていても、20年たっても多分自転車が走りやすいまちには、熊本市はお金の掛け方としてはならないです、今のペースでは。  やはり自転車推進年間を何年か定期的に設けてですよ、徹底して自転車道整備に関するお金の使い方の投入をそこに重点的にやるというふうなやり方を考えなければならないと思うんですけれども、そういうことは今回の新しい自転車利用推進室で考えることはできないもんですかね、そういう物事の考え方は局長、考えられませんか。 ◎田中隆臣 都市建設局長  自転車道につきましては、今道交法上車道を走るというふうなことになっております。当面、ちゃりんぽみち以外の自転車道については、路側にカラー舗装とか、そういうものでやっていくということで、それは莫大な予算は必要ではないと思いますので、ただ、そういう路側がきちんと取れるかどうか、それとやはり植樹帯をちょっといじめてじゃないですけれども、自転車がちゃんと走れる空間を確保するために、やはりそういう歩道との、要は道路の配分の仕方ですよね。そういうものはやはりしっかり考えていかないと、自転車道というのは、今委員おっしゃられるように成り立っていかないと思っております。今できるところをやっておりますので、その効果を見極めながらちょっとスピードアップするとか、そういうものに取り組まさせていただきたいと思っております。 ◆落水清弘 委員  1例を局長に話しますと、明午橋の上、あの歩道の幅どう思われますか。1日にあそこ何人通りますか。私は10分ぐらい立っておりましたけれども、本当に僅かな人数ですよ。あそこは完全に真ん中に何か入れてから自転車道路にするべき道路ですよね。  だから、そういうふうな新しいものをせっかく架け替えて、橋を架け替えても、現実的には自転車が走りやすい道路ではないという現実になってくる。結局ところどころ自転車だけが走る道路があると、そこがクローズアップされて、ああ、自転車もいいねというふうに人間の心が動きますよね。自転車と歩道、歩行者が一緒の道路があると、自転車の印象は全然つかないんですよね。  そういうふうな市民の心に訴えるようなことも今後検討していただきたいと思っておりますので、これは要望で結構ですので、ありがとうございました。よろしくお願いします。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。 ◆伊藤和仁 委員  バスの共同経営についてお尋ねいたします。  本当にこの共同経営を中心とした持続可能なバス路線の再構築というところで、本当にこれからバスの利便性が向上していくんだろうなという物すごい期待があります。それはそれでこの路線網の再構築というところはしっかりと話し合われていくんだと思いますが、これ例えば福祉的なことも共同で当たっていくことにおいては、本当に全体的に浸透しやすくなるのかなというところで、1つ新しくバスターミナルができたわけですけれども、バスに掲示されているサインですね、これ本当に数字で表現を多分されていると思うんですけれども、それはそれで非常にスマートな形ではあると思います。  ただ、福祉的な目的、障がい者の方から、またそのお子様をお持ちの方から、どうしても数字だとどこに行くのか分かりにくいということが私の下に寄せられておりました。そのときには例えば動物の絵柄であるとか、そういったものがあれば、そういう発達障がいをお持ちの方からも、例えば動物のパンダの路線だよということで非常に覚えやすいという、そういうお声を頂きました。  だから、この共同経営、せっかくそういう形を取られるのであれば、そういう福祉的なところもしっかり今後話し合われていくと、さらにバスの親しみというか、利便性、また、障がい者に対しての配慮にもなっていくんじゃないかと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎黒部宝生 交通政策課長  御意見頂きましてありがとうございます。  昨年、バスの表示案内を英数表記にしたというところで、いろいろバスの定期の複雑な部分がございますので、できるだけ分かりやすいという視点から、観光客に分かりやすいという視点から英数表記というふうにしたところではございますけれども、以前に交通局でバス運営をやっていたときには、そういった動物のマークとか、そういったものもつけていたというふうには記憶しておりまして、様々な皆様に分かりやすい案内となるように、共同経営準備室の方、バス業者の方にそういった御意見を伝えながら、皆様に利用しやすい公共交通となるように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆光永邦保 委員  資料12の熊本市立地適正化計画の改定についてお尋ねしたいと思いますけれども、これは多核連携都市で今まで買物だとか、病院だとか、便利なまちに初めてハザードマップをかぶせて、安全安心を取り入れながら検討というのは、とても良い取組だと思うんですけれども、これはまとめて4月以降については、例えば災害ですとか、取組方針の共有とかというのは、あまり具体化されていないように思うんですけれども、このまちづくり以外のそういう災害とかというところと一緒になって、縦割りを廃して話合いする場というのは、今年は早速何か予定されているんですか、その辺の今年の計画が何かあれば教えていただきたいと思います。 ◎角田俊一 都市政策課長  今委員おっしゃるように、私ども策定の段階からまちの中の担当職員といろいろお話ししながら、特にソフト的なもの、校区のハザードマップですとか、そういったものもございまして、連携を深めてやっているというところでございます。  新年度につきましても、出水期もございますし、そういった中で、今回立地適正化計画も防災地点を強化したんだということで、まず集中をしていくような機会にしたいと思っておりますし、それ以降もぜひ掲載事業もありますので、そういった事業も通じながら、広く市民の方と関わっていく、そういうふうなことで考えております。  具体化につきましては、今のところ、お互い共通認識でやっていこうねというところまでできていますので、いよいよ来年度は具体化していきたいと思っていますので、先ほど御説明したようになっております。  また、追ってどういう形でやっていくというふうなことでまたやりましたというか、そういう具体策の方は御説明をさせていただくようなことにしたいと思います。ありがとうございます。 ◆光永邦保 委員  問題点の共有とかは割と早めにできるのかなと想像しているわけですけれども、住人にとっては縦割りは全然関係なくて、うちの近所に住んでいる独り暮らしの女性の方がハザードマップもらったが、実際に自分の地域の浸水区域が、歩いてどの辺まで水が来るのかもっと分かるようにしてほしいという希望を言われたんですね。  考えてみたら、地図の上に書いてあることを日頃の生活の中に見える化してあげる。その人の家は、暖房システムが全部床下にあると。だから、これから家を建てる人は、浸水ラインがどこかというのが非常に目で見て分かると助かるという御提案もありましたので、そういう観点からもうちょっとまちを、災害も分かるような見える化をしながら造るというような話合いもぜひ進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。もう結構です。 ◆原口亮志 委員  すみません、これは資料の11、都市計画道路の見直しについてというところで、ちょっと分かりにくい表現だから確認したいところがありまして、中ほどの米印のところに、廃止候補路線(案)として、引き続き地域と対応策等の協議・調整を行うということで表現してありますけれども、都市計画変更の手続へと移行していくと、地域の理解を得られた時点で移行していくというのは、つまり下のタイムスケジュールのところに、変更手続の後は変更、そして廃止になっているんですけれども、ここら辺が協議・調整という言葉と具体的に理解がどのように得られたから都市計画道路の手続に入っていくのかという、そこの過程が若干曖昧で、そこをきちんとどのようにこれは解釈したらいいのかということを説明していただきたいと思います。 ◎角田俊一 都市政策課長  都市計画道路と申しますのは、そもそも的な話になるんですけれども、地域と地域を結ぶような結構長い路線でございまして、そういった視点で都市計画道路をまず配置していると。地域の方々とお話しする中では、やはり通学環境がよろしくないですとか、部分的に渋滞、例えば交差点部分に問題があって渋滞が起きているだとか、あるいは地域によっては防災上の視点で問題があるんだとか、いろいろおっしゃっているということがございます。  私ども都市計画道路としての意味合いを整理するとともに、この機会にまちづくりもしていただきたいと思っていますので、そういった防災の視点やら通学の安全環境であれ、そういったものが少しでも向上する機会にしたいと思っておりますので、そういった点で、地域と協議を深めていると、特にその3路線、そういった話をさせていただいていると思っております。  そういった違う、違うといいますか、道路としては道路の範疇なんですけれども、いろいろな御意見の調整が済めば、都市計画変更・廃止の段階に進んでいきたいということでございまして、下のスケジュールなんですけれども、そういった意味合いで現在のところは打っていて、一番上の方に都市計画道路の黒塗りのところですね、変更手続とそれから白い部分というか、これが協議の部分なんですけれども、書いておりまして、一応両方併記で書いていると、並列で書かせていただいているというふうなことでございます。  なので、ちょっと先がいつまでということよりも、きちっと地域の方々と我々が都市計画道路の廃止ということでおっしゃった課題、これを認識して解決してから都市計画道路の廃止に進んでいきたいという意思表示でございます。  以上でございます。 ◆原口亮志 委員  大変よく分かりました。  廃止候補路線というのは、もう廃止ですよね。そして(案)の米印が今の協議と調整ということだったんですけれども、今の御説明でありますと、廃止に向けて進めていくということで理解していいわけで、そこにいろいろ期待感を持たせてはあるんですけれども、地域との逆にこういった言葉が摩擦になっていかないかとちょっと心配いたします。  そして現に、この案の中の1本は、私も十分通るところでもありますし、本当に危ない、朝の登校、夕方の下校時は、非常に危ないような道路環境になっておりますが、今日廃止の案をやるのではなく、その地域がずっと開発されてきたわけで、こういった廃止に至る経緯の中で、そういった開発についても当然都市計画道路ということで位置づけられているのであるならば、そういった開発についても一定の配慮をしながら、地域とコンタクトを取っていくべきではなかったかというふうに思いますので、一様に協議とか調整とかという言葉で、では、どんなことかしてくれるのかなというふうな期待感を持たせるんではなくて、もう少し計画的に、計画道路ですから計画的に廃止についても進めていただきたかったなというふうに私は思います。  コメントがあれば聞きたいですけれども。 ◎角田俊一 都市政策課長  今、委員からのお言葉重く受け止めまして、今後の都市計画道路の考える際のよりどころの1つにさせていただければと思っております。  ただ、廃止の方も計画的にということではございますけれども、やはり地域の方とのあつれきにならないようにというか、今委員御心配いただいたように、妙な期待とか、そういった意味合いにならないようにということで、この件はやっていきたいと思いますし、そういった意味合いで、ここにはちょっとすみません、時間がいつまでというのは書いておりませんけれども、適宜廃止の方向で進めさせていただければと思っているところです。ありがとうございます。 ○寺本義勝 委員長  よろしいですか。 ◆原口亮志 委員  これ以上言うときついので。 ◆山内勝志 委員  市電の延伸の件についてお尋ねします。  今回、基本設計の御報告ということですけれども、最終の終点が延長するということで人の流れが大分変わってまいります。輸送のことを中心にやはりこういった形で設計、計画されると思いますけれども、例えば商店街の人の流れとか、そういった地元からすると大きく生活パターンが変わるということも出てくると思います。今後の話になるのか、あるいは基本設計の中に盛り込んであるのか分かりませんが、そういった近隣の商店街さんあたりとの情報交換、そういったものは計画の中には含まれているんでしょうか。 ◎黒部宝生 交通政策課長  健軍商店街さんとの連携というような御質問かと考えております。  昨年度、その健軍商店街さんの方にもいろいろ意見等もお伺いしているところでございまして、あちらの方のまちづくりを今進めていらっしゃる部分がございますので、その中のワーキンググループの中に交通部会というのがございまして、その中にも、今年度はちょっとコロナの影響でなかなか一緒にできなかったんですけれども、ワーキングの方でもいろいろ議論をさせていただいているところでございまして、おおむね御理解の方はいただいているのかなというふうに考えているところでございます。商店街の活性化というものにひとつこの延伸が生かせるような形で考えていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆山内勝志 委員  ありがとうございます。  商店街のこともそうですし、例えば始発の電停ですので、すごい電停をオーバーして車道まで人が並んでいるというような実情が、これが始発、終点ではなく、もしそれがなくなったのであれば、そういったものが解消できるとか、今並んでいる方がどこから来られているのか、もしかすると延伸をした先のところからわざわざ来ているのかとか、そういうこともあると思いますので、ぜひ人の流れというのをテーマにして、まちづくりですよね、そういったものも今後御検討いただくときに盛り込んでいただきたいと思います。  以上です。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。 ◆光永邦保 委員  一言ですけれども、この資料9、熊本市の震災復興計画、これすばらしいですね。万感胸に迫るというか、やはり一言お礼を申し上げたいといいますか、皆様の御労苦に感謝申し上げたいと思います。  そういう話が委員会で出たということを記憶にとどめて、記録していただこうと思って感謝をしておきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ◆落水清弘 委員  市電の延伸の話が出ましたけれども、ついこの間でしたけれども、東区の知り合いのところにちょっと行きました。そのときに市民病院のところまで延伸されるという話をしましたらば、あんな何もないところで何で止まるんですかということを言われました。私も地図で見ましたら、考えてみれば自衛隊の真ん中で止まったような格好になりますよね。  ですから、皆さんも御存じのように、新幹線が鹿児島が先にできたときに鹿児島のにぎわい方ってすごかったじゃないですか。鹿児島は何としても終着駅効果を狙うためにあれを政治力でやったわけですよね。  やはり今回、延伸をするなら、やはり一般住宅街のところまで延伸しないと、私はここに出ているような効果が出ないような気がするんですよ。あそこに公務員住宅がたくさんありますけれども、先ほど出た健軍商店街との連携を考えても、お客さん層を考えると、公務員住宅の真ん中で止まるというんじゃなくて、やはり一般の市民の方の帰る住宅のところが終点になる方が、私は触感的にいいような気がしてしようがないもんですから、そのためにはあと何メートルですかね、地図で見ると500、600、600メートルぐらいですかね、自衛隊の過ぎたところですね。何かディスカウントセンターがあそこにありますよね、あそこら辺まで延ばす方が絶対に私は、集客は思った以上に伸びると思いますから、いま一度考えられた方が私は良いと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。要望で結構です。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  ほかになければ、以上で都市政策部、熊本駅周辺整備事務所並びに交通局に関する所管事務調査を終了いたします。  この際、議事の都合により休憩いたします。  午後2時10分に再開いたします。                             午後 2時01分 休憩                             ───────────                             午後 2時06分 再開 ○寺本義勝 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより都市建設局のうち、住宅部、公共建築部、土木部に関する議案の審査を行います。  まず、議第65号「熊本市道路の構造の基準等を定める条例の一部改正について」の説明を求めます。 ◎今村寿也 道路整備課長  令和3年2月第1回定例会議案、83ページをお願いいたします。  議第65号「熊本市道路の構造の基準等を定める条例の一部改正について」御説明いたします。  道路法の一部を改正する法律の施行に伴う道路構造令の一部改正に合わせ、本市条例の一部を改正するものでございます。  道路構造令の改正内容ですが、まず、交通安全施設に自動運転車の安全な運行を補助する施設となる自動運転補助施設を追加、次に、にぎわいある歩行者中心の道路空間を構築するため、歩行者が安心、快適に通行・滞留できる空間が整備され、占用を柔軟に認められる歩行者利便増進道路の構造基準を追加するとなっておりまして、これらに伴います関係条例の一部について所要の改正をするものでございます。  委員会参考資料の資料22に、新旧対照表をつけておりますので御参照ください。  なお、歩行者利便増進道路につきましては、その制度導入について後ほど所管事務報告の中で説明させていただきます。  説明は以上です。 ○寺本義勝 委員長  次に、議第68号ないし議第88号「市道の認定について」、以上21件について説明を求めます。 ◎弓削秀和 土木管理課長  第1回定例会議案、89ページをお願いいたします。  議第68号から、90ページ、議第88号までの市道認定議案21路線の議決を求めるものでございます。  内訳につきましては、都市整備委員会参考資料の資料23を基に御説明いたします。  まず、紙資料の1ページをお願いいたします。  認定路線につきましては、都市計画法に基づく管理帰属によるもの19路線、管理引継によるもの1路線、地元要望によるもの1路線、計21路線で、合計延長は1,441メートルでございます。  続きまして、資料の2ページから4ページに、各議案番号、路線名、起点・終点、幅員、延長などを、また、右端の欄には詳細資料の図面番号を記載しており、5ページからは各路線の位置図、拡大図、周辺写真、路線情報を記載しております。表記中の赤い矢印線が認定路線となります。  資料の5ページから21ページまでが開発行為による19路線の認定となっており、資料の22ページ、1路線が管理引継による認定となっております。  最後に、資料の23ページが地元要望による1路線の認定でございます。
     以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○寺本義勝 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  付託議案について質疑及び意見をお願いいたします。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  なければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。  これより所管事務調査を行います。  執行部より申出のあっております所管事務の報告10件について順次説明を聴取いたします。 ◎杉田浩 首席審議員兼市営住宅課長  報第2号及び報第3号の専決処分の報告についてを御説明申し上げます。  資料につきましては、第1回定例会議案、105ページをお願いいたします。  まず、報第2号「専決処分の報告について」でございます。  これは、市営住宅等に係る家賃等の請求及び明渡しの請求に関する訴えの提起並びに和解成立について、令和3年1月15日に専決処分を行いましたので、地方自治法第180条第2項の規定に基づきまして、市議会に報告させていただくものでございます。  相手方は、市営住宅及び市営改良住宅に係る家賃等滞納者で、件数は8件、金額は171万3,700円となっております。  なお、訴訟方針等につきましては、4に記載のとおりでございます。  続きまして、107ページをお願いいたします。  報第3号「専決処分の報告について」です。  こちらは、市営住宅等に係る家賃等の請求に関する和解申立及び訴えの提起について、令和3年1月15日に専決処分を行いましたので、地方自治法第180条第2項の規定に基づきまして、市議会に報告を行うものでございます。  相手方は、市営住宅及び市営改良住宅に係る家賃等滞納者で、件数は13件、金額は329万5,600円となっております。  なお、和解方針等につきましては、4に記載のとおりです。  説明は以上でございます。 ◎原和義 住宅政策課長  私の方からは、説明資料の24をお願いいたします。  熊本市建築物耐震改修促進計画(素案)のパブリックコメントの結果につきまして報告申し上げます。  本年1月6日から2月5日までの約1か月間、意見募集を行ったところ、御意見等は特にございませんでしたので、予定どおり年度内に策定をすることといたしております。  私からは以上でございます。 ◎渡部秀和 土木総務課長  資料25、土木部の組織改編について御説明申し上げます。  上段の方に土木センター、下段に本庁土木部の組織改編概要を記載しております。  まず、上段の土木センターですけれども、昨年度から進めております1区1土木センターを明確にしますため、中央・西区土木センターを現在地の本館と新館にそれぞれ中央区土木センターと西区土木センターに分割し、配置いたします。  それから、土木センターを道路等の維持管理を中心としました組織に再編し、地域の要望にさらに的確に対応できる体制を構築するために、各区の区民部へ移管いたします。  次に、下段の本庁土木部につきましてですが、まず、道路事業の施策立案機能を強化するため、現在の道路整備課を道路計画課と道路保全課へ再編いたします。  次に、計画に基づきます事業実施体制の効率化及び土木等技術力の強化と継承を図りますために、土木センターの道路等の新設、改築事業部門を本庁に集約し、新たな道路整備課と用地課を設置いたします。  最後に、土木部の財産管理及び用地補償などを担います土木管理課と用地調整課を土木総務課へ統合し、土木総務課及びその課内室としまして、用地調整室に再編いたします。これは本庁土木部の予算管理を含みます総務系事業を集約し、スリム化、効率化を図るものでございます。  なお、参考資料といたしまして、次ページに土木センターと本庁土木部の所管、取組状況を添付しております。  説明は以上でございます。  引き続き、資料26をお願いいたします。  土壌汚染対策法に基づきます届出状況につきまして御報告いたします。  本市が発注しました工事等につきまして、法改正がなされました2010年度までの10年間に遡りまして調査しました結果、届出が必要な対象事業としましては、172件ございました。  このうち39件は届出がされており、133件が未届となっておりました。その内訳は資料にありますとおりで、都市建設局の未届件数につきましては72件でございます。未届原因につきましては、土壌汚染対策法の趣旨や手続について認識が不足していたということによるものでございます。未届事案につきまして、2月末までに届出を終了したところでございます。  今後は、整備いたしました発注段階等におけますチェックリストの活用や職員への研修会を実施しまして、法の趣旨徹底と再発防止に努めてまいります。  説明は以上でございます。 ◎千年康秀 首席審議員  資料27、新広域道路交通ビジョン・計画の策定について御説明いたします。  近年、激甚化、頻発化する災害等への備えはいまだ十分ではないとし、令和2年12月11日に、防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策が閣議決定をなされております。その中で、高規格道路のミッシングリンクの解消等の道路ネットワークの機能強化対策については、新たに重点的に取り組むべき施策として位置づけられるなど、その重要性が再認識されたところでございます。  そのような中、熊本都市道路ネットワーク検討会で公表いたしました左側下図のような議論成果を反映した形で、3月19日から約1か月間、熊本県版の新広域道路交通ビジョン案についてパブリックコメントを実施いたします。  右側はビジョン案の抜粋で、県全体の目指すべき将来像や広域的な道路交通の基本方針の記載の中で、赤く囲ったところが検討会で議論成果を盛り込んだ熊本市に関連する部分でございます。  最後に、今後の策定スケジュールですが、ビジョン案のパブリックコメント等を踏まえ、国、県と調整を図りながら、令和3年度の早い段階で新広域交通ビジョン及び計画を策定する予定としております。  説明は以上です。 ◎今村寿也 道路整備課長  資料の28をお願いいたします。  歩行者利便増進道路制度の導入について御説明いたします。  先ほど条例改正の中で説明いたしましたが、本制度は改正道路法で新たに創設されたもので、この度魅力的な都市空間の創出や地域と連携した維持管理を目的とし、導入するものでございます。  歩行者利便増進道路に指定された道路におきましては、占用者による収益活動やベンチ、テーブルなどの設置が可能になります。併せて、占用者には清掃等の維持管理に協力いただくこととしております。  指定基準には歩道などの幅員が十分にあり、通行の安全が確保されていること、沿道住民などの理解が得られていることなどがあり、資料右上に記載のエリアを対象に、現在、地元などの関係者と協議・調整を進めているところでございます。  次ページに、その専用区域のイメージ、設置する物件や行為などについて記載させていただいております。  今回の条例改正により、歩行者利便増進道路に関する構造基準を定めた後、路線及び区域の指定を行い、順次運用を開始してまいりたいと考えております。  続きまして、資料の29をお願いいたします。  道路除草における市民協働の取組について御説明申し上げます。  道路の除草につきましては、市民からの多種多様なニーズがある中、様々な取組を行ってまいりましたが、全ての要望に応じられていない状況になっております。  このことから、市民の参画と協働によるまちづくりの一環として、地域の方々に道路の除草をお願いする制度を検討いたしました。令和元年度から試行的な取組を行い、地域にお任せしても特に問題なく作業が可能であるとの確認が取れたところでございます。  取組制度といたしましては、地域が取り組みやすく事務的な負担が少ない報償金交付制度とし、作業に当たっては、実費相当程度を交付することとしております。  本制度につきましては、土木センターがこれまで以上に地域と密着した道路の維持管理を行うことができるとして、令和3年度から本格的に導入し、効果検証や地域の御意見、課題などを見直しながら、より良い制度にしていきたいと考えております。  続きまして、資料の30をお願いいたします。  谷尾崎・池上地区の地盤沈下問題についてでございます。  池上地区につきましては、これまでの調査解析結果により、工事との因果関係が整理されたということで、令和3年1月21日に、専門家会議により市長に対して中間取りまとめ報告が実施されたところでございます。  内容といたしましては、調査解析結果は妥当であり、発生した宅地の地盤沈下は橋脚工事の排水による地下水位低下が起因しているといった報告がなされ、また、周辺の同種工事の施工方針についても留意点が示されたところでございます。  これを受けまして、今後被害を受けられた住民の皆様に対しては、具体的な補償など引き続き丁寧に対応を進めてまいります。  次に、2月26日に行いました第3回専門家会議では、谷尾崎地区については、前回会議で専門家委員により指示のありました三次元の地質図や試験結果などを、池上地区につきましては、現在の施工状況を報告させていただきました。  委員からは、谷尾崎地区については、透水性の高い岩盤の分布や高有機質土の確認がされ、各委員で工事等の関連性を持ち帰り確認することや、池上地区については、今後さらに慎重に工事を進めることなどの意見がございました。  次回会議につきましては、3月下旬に開催予定としており、沈下現象と工事との関係などについて審議いただく予定としております。  説明は以上です。 ◎中田護 自転車対策室長  資料31をお願いいたします。  自転車に関する取組について説明いたします。  (1)の熊本市自転車活用推進計画でございますが、平成29年に自転車活用推進法が施行され、本市でも自転車の特性や環境の変化を取り入れた新たな計画を策定しているところでございます。  1、方針として、乗るbicycle、良かbicycle、守るbicycleの3つの方針を立てております。  2、スケジュールでございますが、1月下旬までにパブリックコメントを募集したところであり、今後、議会及び協議会での了承を得て、本年度末に策定を行い、4月より10年計画として進めていくものでございます。  3、パブリックコメントの結果でございますが、年末年始の30日間募集を行い、2名から5件の意見を頂きました。意見の種類としては、駐輪場の有料化、サイクルトレイン、自転車情報総合サイト、自転車保険の義務化に関する意見があり、それぞれ表記の内容で回答を行ったところでございます。  4、熊本市自転車の安全利用及び駐車対策等に関する条例の改正でございますが、熊本市自転車活用推進計画での主な施策である3つの方針を実施していくに当たり、計画推進の根拠条例として、現在の放置自転車対策中心の条例から安全利用等に関する内容を拡充し、改正するものでございます。  今後、外部委員会による協議等を経て、令和3年第4回定例会での条例改正議案上程を目指すものでございます。  次に、(2)自転車放置禁止区域の拡大についてでございます。  熊本駅周辺については、現在図で示しております水色の区域が自転車放置禁止区域となっております。平成30年9月の熊本市自転車駐車対策等協議会において、平成33年(令和3年)春にはJR熊本駅ビルの商業施設が完成予定であり、熊本駅周辺で自転車放置禁止区域の拡大変更することは妥当であると市長に答申されております。  その後、順調に事業が進行しており、3月5日にはJR熊本白川ビルの商業施設が開業し、4月23日にはJR熊本駅ビルが開業予定でございます。  また、3月20日に、熊本駅白川口駅前広場が完成予定でございます。  これらの事業に合わせ、熊本駅周辺の駐輪場が熊本市整備分とJR整備分を合わせ、現在約1,500台のところ、3月末までに約2,600台へ拡大予定でございます。  このようなことから、熊本駅周辺の自転車放置禁止区域変更及び駐輪場への誘導の周知を3月から開始し、令和3年4月23日に図で示す赤色の枠で囲った区域へ拡大するものでございます。  なお、熊本駅周辺の駐輪場は現在無料でございますが、来年度より有料化の検討を始める予定でございます。  以上でございます。 ○寺本義勝 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について質疑及び意見をお願いします。 ◆坂田誠二 委員  確認のためにちょっとお尋ねをいたします。  説明資料の25、土木センターは、この前ちょっとお聞きはしたんだけれども、結局今の土木センターを維持管理だけにするということで、これに書いてあるように、用地調整課と土木総務課、この辺のは統合して本庁に一本化するということだよね。  そうなってきたときに、例えばこれによると、維持管理を土木センターがする、各区の区民部に移管ということが書いてある。予算とかいろいろの、その辺のことは都市建設局から離れるわけかな。まずはその辺ちょっとお尋ねしておきます。 ◎渡部秀和 土木総務課長  今最後に言われた、まず予算のところから御説明申し上げます。  予算につきましては、土木部で予算措置をしまして、再配当という形を取りまして、区役所の土木センターに配当するというふうな仕組みにしております。  それから、維持系を残しまして区民部の方にひっつけるというところでございますけれども、今委員御案内のとおり、各区まちづくりセンターが区民部の中におりまして、そことタイアップしながら土木センターが動いていくというイメージを持っております。  そうしますと、区の中にあります道路、河川、公園、そういったものにつきましても、身近なインフラということで一緒になっていろいろな話ができたり、修繕とか、そういった話もすぐできるんではないかというふうに思っているところでございます。 ◆坂田誠二 委員  そういう中で、また、ちょっと不安に思うのは、結局まちづくりセンターの人たちは、現実どちらかというと事務職さんだよね。そういう中で、例えば我々は地域でもいろいろまちづくり、各地域の校区の協議会なら協議会で日頃から見えてくる。そうしたときに、今までであれば、例えば北区では、北区土木センターもいろいろな形の中で、維持管理というよりも、改良とか、そういうある程度大がかかりなときには呼んで説明させたり、いろいろしてもらったりしてきたんですよね。  その辺のことが、今回は本庁で決めたのならそれでいいけれども、一本でやるならやってもいいけれども、要は何のために5区を作って、市民に対して一番現実的な身近な問題として、田舎の中心部外ほどハード的な道路というのは、市民からいろいろな形で一番要望が多いわけですから、そこを結局は本庁さんが言われるように、まちづくりの中に職員がということで言われたけれども、その人たちが専門家じゃない、そうなってきた場合に、またそこに手間がある、その辺をちょっと疑問に思う。私はこの間もそういう形で、ちょっと土木センターの所長と話す中でその辺も感じました。それでいいのかなって。  土木センターが各区の身近になって、そういう地域のいろいろな形の中で、維持管理というのはどちらかというと、簡単な一番元の簡単なあれだからいいけれども、その辺のことが政令市になって区ということを考えて、一番住民に身近な区役所という形の中からしていくとどうなのかなって。  だから、先だって私も代表質問でも申し上げたんだけれども、今、熊本市は5区ある。例えば浜松市なんかは7区あったのを3区まで減らしたとか、いろいろそういう例があるんだけれども、だから、また元に戻るようなことになっていくと、その辺がどうなのかなという思いがあって、今回、身近なまちづくりというそこは分かるんだけれども、逆に改良、その辺のことになってくるとあくまでも本庁という形になっていくんだったならば、これは一番最初のそれぞれの区を作った意味があるのかなという思いがちょっとするんだけれども、その辺は部長か、担当課長よりも部長がよいだろうか。 ◎藤岡明弘 土木部長  まず、坂田委員がおっしゃった要望に関するお話なんですけれども、本庁でやりますのは、整備プログラムに記載されております都市計画道路とか、交差点改良とか、新市基本計画を本庁でやります。それで委員らが要望書を持って行かれた、あれは土木センターでほとんど処理することになると思います。区分けはちょっとその辺で、大規模な工事でしたら本庁かもしれませんけれども、そこは極力区のほうでやっていただくようになると思います。  それとやはり予算もそうですけれども、一番のメリットは区長の権限でまちづくりとか、優先順位をつけられたりとか、その辺もできますので、よりまちづくりセンターとタイアップしてその地域に貢献するというふうなイメージを我々は持っております。  ちょっと簡単ですけれども、以上です。
    ◆坂田誠二 委員  いやいや分かるけれども、ごめんなさい。分かるけれども、現実、区長なんかが、技術職さんだったら逆に分かる。だけれども、区長さんはほとんど事務職さんで、もちろん技術を経験した人もおるし、いろいろした人もおる。それは分かるんだけれども、そういう形の中でそこまで分かるのかな。  ただ、区長さんに、確かに我々も区に権限を、権限をと言ってきた、その辺のこともあってきているのは事実だけれども、どうなのかなと、絶対悪いということじゃないんだけれども、いろいろ考えるとちょっと疑問視したところがあったからね、それでいいのかなと。一遍やってみるのはそれはいいということだったから、来年度からやってみてということもあるでしょうけれども、その辺はちょっと疑問視もするもんですから、その辺を今後頭に入れて、今後の令和3年度の事業を行っていただきたいと思います。  私の方からは以上です。 ○寺本義勝 委員長  今のちょっとごめんなさいね、委員長で整理するけれども、なぜこういうことを考えたのか、何でこんなことをしないといけないのかという何か課題があったわけでしょう、今の現状で。だから、これを今度こうするということなんで、何でこうしないといけないんだったかを説明しないと、ちょっと回答にはならんと思うけどな。したからこうなるというのは、今説明のあったとおり。だけれども、こうしなければいけない原因は何なのかというのを説明してあげてください。 ◎藤岡明弘 土木部長  まず、熊本地震もございまして、まちづくりセンターが作られたと。まちづくりセンターについては、各委員御存じのように、かなり地域と一体化してやっていると。その中で、やはり土木センターが区の中に入るということは、坂田委員からお話があったんですけれども、区長が、まあ土木センターの所長はまず土木職ですので、まちづくりセンターの事務職あたりとタイアップして、やはりいろいろな効率化ができるという思いでこれに至ったと私は思っています。         (「今のでほかの質問」と呼ぶ者あり) ◆原口亮志 委員  ちょっと同じような質問になるんですけれども、これまでと今度の組織改編の大きな違いは、もともと区役所と土木センターは分離した形であったんですけれども、この図式を見ると、区役所の下に区民部があって、そこに土木センターが編入されるということですよね。         (「はい」と呼ぶ者あり) ◆原口亮志 委員  ですから、それが業務上の効率……         (「下になる」と呼ぶ者あり) ◆原口亮志 委員  格下になることから、業務上の効率化をどう招くかというのが1点。それから地域からのいろいろな要望が、まちづくりセンターも通過するということで、結局そういうことの業務の割り振り、ここら辺がなかなか今この図では見えてこない。特に南区には城南地域整備室があると。北には植木地域整備室があると。ここら辺との兼ね合いもよくわからない。  現場は私たちもよく知っとるけれども、執行部は、特に局長知っていると思いますけれども、大変なことになっているんです。やはり人数の削減もあったし、いろいろな要望があるし、それをどう消化していくかということで、そこは細かくは言いませんけれども、そこら辺をしっかり、例えばまちづくりセンターあたりも含めて協調、協力しながら地域に応えていくんだとか、そういう業務上の効率化をきちっともう少し明確に出さないと、図式がこれだからといってなかなか我々には入ってこないし、特に地域の市民の方々に混乱を与えるような、そういう組織再編ではあってはならないというふうに思いますので、局長でもいいですけれども、そういうことですね。 ◎田中隆臣 都市建設局長  効率化という点では、やはりまちづくりセンターの方と一緒になって、例えば水防とか、そういう地域に密着した災害とかの対応は、やはりマンパワーが多分今よりも充実してくるというふうに思います。  それと、やはり一番大きな、今回の改編に至ったのは、やはり要は区役所機能を、まちづくりセンター機能をやっていこうという中で、やはりまちづくりセンターなんかの要望で土木が非常に多いというのは、皆さん多分御存じだと思いますので、やはりそこら辺の、我々の効率化もそうなんですけれども、やはり区役所機能を強化することで市民サービスを強化するというのが、私は一番の目的だと思っております。  そこに言えば、何でもワンストップということで、坂田委員おっしゃられるように、技術職がいないだろうと、でも我々土木センターのちゃんと優秀な職員は送り込みますので、必ずそういうふうな要望というか、まちづくりセンターなんかのところにうちの土木職員も行くということで、今までは何か土木に関係のあるときだけ土木が行っていたかもしれないんですけれども、必ずやはり今までの土木と違ったところでも、そういう視点でも我々土木職員が見ていけるんではないかなということで、効率化という我々の、土木職員のスキルアップというふうのにもつながるんではないか。それは我々行政側なんですけれども、一番は市民サービスの向上が目的というふうにお考えいただければ、要は早くサービス提供できるというふうに、ただ、今から試行錯誤の部分はあると思いますので、より良い区役所にしていくための第一歩というふうにお考えいただければと思います。 ◆原口亮志 委員  今の局長さんの御答弁で、前向きに期待感を持ってということでよろしいのかな、市民のためにもということで。 ◎田中隆臣 都市建設局長  はい。 ◆原口亮志 委員  はい、分かりました。 ◆落水清弘 委員  私は、期待していないですよ。  私は、ここの畑結構長くおるので、土木センターという位置づけは、市民にとって一番重要な部署の1つであるということはもうつくづく思っています。土木センター所長宛の陳情書を出したことは何十通もあるからね。今度は区長宛に出さないといけないのか。  何かさっき原口委員が話したときに、ちょっと横でいらんことしゃべったけど、この組織図見てから何か格下になるような気がするんだよな。それが腹立たしいわけよ。これだけ市民に役に立っている組織が、何で区の一部になるのかというふうな印象づけを持つわけね、この組織図見たときにね。それは何か職員の士気が下がるんじゃないかと思って。昔の何か事務職の下に現業がおるような、何かあまり良い組織形態には見えないね、長年見ているから。  だから、そこら辺、実際に今回辞められる方は誰かおるんですか、局長以外に。         (「自分がそうです」と呼ぶ者あり) ◆落水清弘 委員  またどこか良いところで働きなさるんですか。ちょっと本音を言ってください、どう思いになっているんですか。 ◎藤岡明弘 土木部長  まず、格下と言っていいかどうか分かりませんが、やはりそこは私は職員のスキルアップ、意識は向上すると思います、まちづくりとかを一緒にやっていくことで。局長も同じ考えだと思うんですけれども、そこは変わらない、現状以上だと私は思います。  以上です。 ◆落水清弘 委員  では、信じます。 ○藤永弘 副委員長  すみません、今日は、ここの部屋に土木センター所長さんは入られたですよね。委員会があるときは、今後は所長さんは総務委員会に入るわけですよね。         (「そうなるよね」と呼ぶ者あり) ○藤永弘 副委員長  何となくしっくりこないですね。 ◎渡部秀和 土木総務課長  今、副委員長の方から今後の委員会についてということでございますけれども、いわゆる委員会条例があるかと思いますけれども、そちらの方の中に土木センターというかは、いわゆる区役所がどこに入るというのが決まっておりませんので、今後は委員長はじめ、委員の皆様方と相談しながら、議会事務局を交えて委員会の配置先については相談させていただきたいと思います。 ○藤永弘 副委員長  皆さんが思うように、所長という立場が何となく附属品にされたような感じで、何か割と物すごい仕事が多いところでがんがんやっているところが、何かちょっと士気が下がるみたいな感じがするって、落水委員から言われましたけれども、何か私も長年やっているうちに何かそうなりはしなのかという疑問がありますので、ここはどのような、どう思いますか。 ◎田中隆臣 都市建設局長  まず、士気というか、当然土木センター所長は今も土木部長の下についてございます。今度、区民部の部長の下につくようにはなるんですけれども、そこは土木部としてちゃんと土木センターを統括する立場の人間は置きます。  最初、予算の話もありましたけれども、予算を配当するという中で、ここがここの西区土木センターの予算がちょっと足らなくなったとか、そういう場合には、束ねる土木部の立場のものがそこら辺はちゃんと所長を集めて、そういうふうな年度内でのそういう調整もできるようにしたいと思っております。  我々人事の話はできないんですけれども、やはり土木は土木部の職員の一員として区に送り出しているという言い方はいけないんですけれども、ちゃんと連携してやっていくというつもりでございます。  最初は下というか区民部に入るかもしれませんけれども、これは個人の意見ですけれども、区民部長、区長となる可能性もあるのかなということで、そういう意味では期待もあるというのは、個人的な意見でございます。 ○寺本義勝 委員長  ごめんなさいね、整理させてもらうけれども、取りあえず4月から今説明を受けたものでやるということ、さっきの渡部課長の説明では、委員会をどこにぶら下げるかというのは、議会に相談しながらということだったでしょう。今の各委員の意見をお伺いすると、今日ここに4名の土木センター所長がいらっしゃいますけれども、委員会の所属は、今の委員さん方の意見を聴くと、やはり都市整備委員会に置いといていただきたいというふうな意向があるので、取りあえず当委員会としては、組織の改編はどうぞそちらの中身の話なので、内部の話なのでどうでもいいけれども、我々が常日頃受けている住民、市民からの相談とか、課題とか、そういったものを所管するためには、やはり今までどおり、この都市整備委員会に土木センターは置いといてほしいと。  あと、組織内の、執行部の部内の組織はどうでもされて結構です。ただし、土木、道路、そういった我々が日頃抱えている問題を審議する場所としては、当委員会に所属をお願いしたいということで、この件に関してはこれで終結します。  ほかにありませんか。 ◆落水清弘 委員  歩行者利便増進道路制度の導入について、待ちに待ったものがスタートしましたね。もうこれも田中局長がヨーロッパに行ったたまものかと思います。ヨーロッパの町並みにはもうどこへ行ったってありますね。もうどこへ行っても。  しかし、問題点があります。世の中には悪い人が山ほどおります。例えばバニーガールの服装でここをうろうろされてお酌されては迷惑です。公序良俗に違反するような行為がないようにお願いしたい。そのような緻密なルールですね、客引きの問題、様々な問題があります。そういう緻密な問題を詰めている段階に今なっているのか、今からやりますという段階なのか、お答えください。 ◎弓削秀和 土木管理課長  ほこみち制度につきましては、最終的には私どもの道路の占用許可という許認可をもって許可を出すという形になるかと思います。その許可の際に、もちろん先ほど説明がありましたように、路上の清掃をしていただくとか、きちんと交通上支障がならないようなルールを守っていただく。それから、そういった一般的な条件のほかにも、今言われます必要に応じた条件を課したいというふうに考えております。  当然客引き行為等に関する迷惑行為等もございますので、こちらは当然本市の条例でも生活安全課、それから県警本部も含めてですけれども、いろいろなところと関係機関と調整しながら、そういった違法な行為であったりとか、華美な装いで客を引き付けるようなそういった行為がないように、当然見回り、それからパトロールも含めて実施していきたいというふうに考えております。 ◆落水清弘 委員  有能な弓削課長がなさることですから、老婆心でございまして申し訳ないですけれども、本当に悪意がある人の対応を考えてください。すばらしい事業で、これ本当に市民が喜んで、今のコロナの状態で、なおさらまちの中に来て、要するに屋外カフェであれば3密になりにくいわけですから、利用もしやすくなりますから、ぜひ多くの市民がここに参加できるような体制を作っていただきたいと思いますので、くれぐれも悪意のある人に対応するためによろしくお願いしておきます。  もう1点、いよいよ道路除草の報償金交付制度が始まりますね。本当にすばらしいと思います。これはところで、基本的にはどういうふうな考え方なんでしょうかね。予算削減、それとも市と市民との協働の作業、どういう哲学かお答えをお願いします。 ◎今村寿也 道路整備課長  この取組につきましても、まず、我々いろいろな市民の皆様からの除草に対してのいろいろなニーズがございます。それに対して、やはりなかなか受け切れていないという現状が1つあったというところが1点でございます。  それと、やはりまちづくりといいますか、地域との協働によるそういう取組というところについては、非常に重要だろうというふうに考えております。こういった取組をすることで、先ほど土木センターの話もありましたけれども、我々土木センターと地域が密着した形で、そういった取組を進めていけるというところも考えております。  まず、試行、運用になってきますけれども、取組を行いつつより良い制度にしていければということで考えておるところでございます。 ◆落水清弘 委員  市民協働ももちろん十二分にお考えの上と思いますので、そこのところの重点をよろしくお願いしたいというところと、報償金の額がちょっと小さいですよね。ここに書いてある花園、ここは私のところでモデル地区やりました。500メートル、500メートルを10万円でやれと言ったらしないよ。今のは冗談ですけれども、結局該当地区を考えて、やはり何か考えないといけないですよね。やはり最初だからちょっと不安だから取りあえず10万円にしようと思ったのかもしれないとは思いますけれども、何かそういう付近を少し、もうちょっと詰めないといけないですよね。  あまりばらけて団体にお願いすると、後で市の方の管理が大事になりますよ。うちは9町内ありますから、では、500メートルを9町内に分けてくださいというふうな話になると、今度は事務が煩雑になって、もう役所の方が手に負えなくなりますよ。今900町内ぐらいあるんだろう。だから、そういうところを考えて、いろいろな団体が参加するのは構わないんですけれども、地域の取りまとめはやはり基本的に校区自治協議会でしてもらうようなことをしていかんと、あなた方が事務処理が物すごく大変になる。受ける側も、妙な地域競争みたいなのが起きやすいし、市民協働にならないところが出やすいから。  何を言いたいかというと、子ども会でするから、自治会は遠慮しようとか、今、廃品回収がそうなってしまっています。要するに、補助金の話で先取りしとるところがあるわけだよね、老人会が取っていたり、子ども会が取ったりするわけよ。そしたら、最近は自治会がお金が枯渇しているもんだから、自治会で始めようと思うときに、PTA会長が、すみません、会長、うちでやるからやめてくださいと言われると、もうやめないといけなくなってしまうわけです。  そういう問題点が出てくるから、地域は地域で取りまとめをするような仕組みを、あなた方はそんなこと考えたことないでしょう。地域は地域の事情があるわけだよ。地域の輪が崩れんように市民協働を行政としてやってもらいたいわけだ。だけれども、私は公園の除草作業に関して一貫して言ってきているでしょう、窓口は自治協議会1本にしないといけないですよ、後で大事になりますよという話をしたのは、そういうところにあるわけです。結局、補助金の取り合いを今度地縁団体がし出すと、地縁団体の仲が悪くなって、本来の市民協働の趣旨から外れてしまうわけですよ。そこを考えていただきたいんで、今村課長いかがでしょうか。 ◎今村寿也 道路整備課長  今、委員から貴重な御意見を頂いたと思っております。  制度につきましては、今後、より良いものにしていきたいというふうに考えておりますので、いろいろな御意見をお伺いつつ、地域が取り組みやすい制度にしていきたいというふうに我々も十分考えております。そのことで地域に悪い影響を与えないようにきちんと見直し、そういったところは考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ◆落水清弘 委員  よろしくお願いします。 ○寺本義勝 委員長  ほかに。 ◆坂田誠二 委員  今、落水委員の関連で、この前ちょっと今村課長からも説明を受けたんだけれども、今、落水委員もいろいろ言われたように、これも、今私たちの自治会にしたって、例えば年に三遍か四遍、市道の横の草を刈っていくわけよね。そういう形でね。それは農地保全の方で幾らかは、例えば出てから、もう年に出たって僅かなものです。そういう形で自治会としてやっているわけよ、農地保全の方でね。  で、この場合の道路はどこまで、では、例えば市道も全部そうするのか、例えば県道以下に、そういう形までするのか、そういうことをまたはっきり道路のどこまでを、今回のこれで認めてやっていこうと思っているのか、その辺のこともはっきりしないと。それとこの御案内をまた言われたように各校区、それから当然自治会、そういう形になっていくだろうし、そういうときに自治会長さんたちにまで下ろさないと、そうすると、自治会長さんたちは地域にそれぞれの自治会にまた説明される。そこの中で、では、協力しようかどうしようかという問題が出てくる。  だから、さっき言ったようにまずは道路を市道も全部そうするのか、そこのまた分け方です。農地保全でしている市道の草刈りと、年に三遍か四偏するから。だから、それと今回の除草、その辺の分け方をではどうするのか、ここら辺が大変難しいと思うけれども。よろしくお願いします。 ◎今村寿也 道路整備課長  まず、道路の種類になりますけれども、まずは我々道路管理者が管理している道路というものが大前提になってこようかと思います。その中で、今言われた農政管理の部分というのは、今回のところから除外というところで考えております。  それと当然作業していただく中で、安全性の確認というところは非常に大事になってこようかと思います。当然交通量が多い場所、そういったところについては、安全の確保というところが課題になってまいりますので、そういったところはまずは申請を自治会の方から出していただいて、土木センターの方でその内容について精査をさせていただいて、安全な場所なのかどうか、作業ができるのかどうか、そういったところの御確認をさせていただくということになってまいります。  そういったことができる場所について、作業をやっていただくということで今考えておるところでございます。当然場所につきましては、交通量が少ないところ、それと歩道際、そういったところをイメージしているところでございます。  以上です。 ◆坂田誠二 委員  だから、今、今村課長も道路の現実のことを今言ったように、農道はもちろん違う、私たちも農道はやっていないと、農道は農家だけでやるわけ。市道よ、もちろん市道です。市道をやって、現実的には私たち地域などでは農業者もおられる、新興住宅の人たちもおられる。そういう中だから、農業者の人たちが例えば草刈り機持ってきたり、いろいろな形でやって、そうやって作業をして、それは今、現実は言うならば、地域でのメイン道路よ。  だから、そこら辺の問題がまた出てくるから、だから、聞きたいのは、では、例えば下の私たちの近くにある京町線からずっと行っている上の昔の県道、それとか、上熊本から来ておる昔の鈴麦線、今、田原坂線、その辺の道路はある程度限定するのか、そうしないと、私たちがやっているところも地域では市道のメインよ、6メートル以上あるような。そういう道路のところをやっているわけ。  だから、そこら辺がたくさんある。だから、私もあえて尋ねているんだけれども、だから、その辺をしっかりと分けないと。では、こうやってやることは確かに悪くはない。だけれども、また、いろいろなところでそこは行き違ってくるといろいろな問題が出てくるから、いや、あそこではいいと言うのに、こっちじゃいかん。  だから、その辺は本当あそこ、ある程度の市道であったって、県道、そこを決めて、ある程度の路線を決めてやらないと、どこでもそうしたら、地域でまたいろいろもめると思いますよ。また地域、校区からそういう問題が自治協議会の場に出てきて、私どもあなたたちにまたばんばん言わんといけないことになると思いますよ。 ○寺本義勝 委員長  ちょっと整理させてもらっていいかな。  今坂田委員がおっしゃっているのは、もちろん市の助成制度だから、市が管理する認定道路かな、市道になっとる道路のことを想定されとるけれども、市道は農村集落の中も走っとるもんだから、両脇は田んぼだったり農地だったりする。そうした場合に、今おっしゃった農地保全あたりの補助金を使いながら作業をしているんだけれども、今度の制度ができたときにどっちでするかという関係が出てきて、ただ、行政としては補助の二重払いなんて絶対しないはずだから、例えば年に4回されているうちの1回は市の補助を使って、残りの3回は従来の農地保全あたりの補助を使ってというのは可能なわけなんでしょう。ですね。  だから、絶対年に1回をどちらかでしろということも行政側も考えてもおらんだろうし、とにかく今、草刈りを市は年に1回分しか予算がないわけだから、それをできるだけすぐ入るから、地域の皆さんに協力していただいて、自主的にやっていただけるのに、報償金でまずは支援をしましょうということで始めるわけであって、もしかしたら、今御指摘があったような詳細な部分の詰めはまだできていないかもしれないんでしょう。  できれば、新年度から運用するのであれば、今坂田委員からもあったように、落水委員からもあったことを参考にして、トラブルが発生しないような運用方法を考えて、もし詳細を詰めることができるのであれば、もうあと4月1日まで少ない期間しかないけれども、そうした詳細が決まったら、それぞれ質問のあった委員さんには、またこういうふうにやりたいと思っておりますということで説明をしてください。じゃないと、なかなかまだ一発目の制度なので、100%の運用というのは難しいと思いますので、各委員さんから出た意見を参考に、また設計したら説明をしておいてください。  いいですか。 ◆坂田誠二 委員  そういうことです。よろしくお願いします。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  ほかになければ、以上で住宅部、公共建築部、土木部に関する所管事務調査を終了いたします。  これより採決を行います。  議第63号、議第65号、議第68号ないし議第88号、以上23件を一括して採決いたします。  以上23件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  御異議なしと認めます。  よって、以上23件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、都市整備委員会を閉会いたします。                             午後 3時05分 閉会 出席説明員  〔都市建設局〕    局長       田 中 隆 臣    総括審議員    加 藤 栄 一    総括審議員都市政策部長        都市政策課長   角 田 俊 一             能 勢 和 彦    都市政策課副課長 上 村 和 也    都市政策課副課長 飯 田 考 祐    交通政策課長   黒 部 宝 生    交通政策課副課長 飯 干 修 一    都市整備景観課長 上 野 勝 治    都市整備景観課副課長                                 粟 田   修    都市デザイン室長 酒 井 伸 二    開発指導課長   上 村   亮    震災対策課長   上 野 幸 威    建築指導課長   小 山 博 徳    植木中央土地区画整理事業所長      熊本駅周辺整備事務所
                中 村   孝             田 尻 亮 司    熊本駅周辺整備事務所副所長       熊本駅周辺整備事務所副所長             榊   正 邦             松 尾 達 哉    熊本駅周辺整備事務所副所長       住宅部長     宮 崎 由 之             上 杉 剛 二    住宅政策課長   原   和 義    首席審議員兼市営住宅課長                                 杉 田   浩    空家対策課長   平 石 研 吾    震災住宅支援課長 吉 住 和 征    公共建築部長   東 野 洋 尚    建築保全課長   塩 田 栄一郎    営繕課長     林 田 敬 成    設備課長     河 田 誠 二    土木部長     藤 岡 明 弘    首席審議員    米 村 浩 介    首席審議員    千 年 康 秀    土木総務課長   渡 部 秀 和    道路整備課長   今 村 寿 也    土木管理課長   弓 削 秀 和    自転車対策室長  中 田   護    用地調整課長   高 木 裕 治    河川課長     松 窪 昭 宏    公園課長     高 倉 伸 一    全国都市緑化フェア推進室長       東区土木センター所長             井 戸 義 行             奥 田 滋 晃    中央・西区土木センター所長       南区土木センター所長             高 永 恭 男             東   眞一郎    北区土木センター所長          北区土木センター高規格道路建設推進課長             佐 藤 武 士             下 田 和 幸  〔交 通 局〕    交通事業管理者  古 庄 修 治    次長       河 本 英 典    総務課長     伊 藤 幸 喜    運行管理課長   伊 藤 逹 也 〔議案の審査結果〕   議第 63号 「熊本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 65号 「熊本市道路の構造の基準等を定める条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 68号 「市道の認定について」……………………………………(可  決)   議第 69号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 70号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 71号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 72号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 73号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 74号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 75号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 76号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 77号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 78号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 79号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 80号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 81号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 82号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 83号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 84号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 85号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 86号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 87号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 88号 「同        」……………………………………(可  決)...