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  1. 熊本市議会 2021-02-24
    令和 3年第 1回教育市民分科会−02月24日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-29
    令和 3年第 1回教育市民分科会-02月24日-01号令和 3年第 1回教育市民分科会               教育市民分科会会議録 開催年月日   令和3年2月24日(水) 開催場所    教育市民委員会室 出席委員    8名         小佐井 賀瑞宜 分科会長   田 中 敦 朗 副分科会長         紫 垣 正 仁 委員     山 本 浩 之 委員         荒 川 慎太郎 委員     田 上 辰 也 委員         浜 田 大 介 委員     上 野 美恵子 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(4件)      議第 22号「令和2年度熊本市一般会計補正予算」中、教育市民分科会関係            分      議第 31号「令和2年度熊本市奨学金貸付事業会計補正予算」      議第 51号「熊本市学校教育施設整備基金条例の制定について」      議第 90号「財産の取得について」
                                午前 9時59分 開会 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ただいまから予算決算委員会教育市民分科会を開会いたします。  この際、申し上げます。  各分科会における審査の分担等についてはタブレットに掲載しておりますので、御承知おき願います。  本日の議事に入ります前に、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。 ◎井上学 文化市民局長  議会開会の冒頭で市長からも謝罪がございましたが、職員の不祥事等につきまして、当分科会の審議に先立ち、御報告とおわびを申し上げます。  まず、職員の不祥事についてでございますが、令和元年7月に発生した文化財発掘現場における死亡事故の現場責任者だった、文化市民局文化財課職員が停職3か月の処分を受けております。  また、コンビニエンスストアにおいて、支払った値段以上の飲料水を窃盗し、現行犯逮捕されました中央区・区民課の会計年度任用職員懲戒免職処分を受けております。  さらに、土壌汚染法に基づく届出について、10年間遡って調査した結果、市全体の未届件数が133件、うち文化市民局・区役所分として2件の未届事案が判明いたしました。この件につきましては3月17日の教育市民委員会で詳細について御報告させていただく予定でございます。  以上のように、市政への信頼を失墜させるような不祥事を起こしておりますことに対しまして、管理監督する立場にある者として大変重く受け止めております。  これまでも、事務処理ミスを含め不祥事の根絶に向け取り組んでいる中、このような事象が多数発生しましたことを委員各位を初め市民の皆様に対しまして深くおわび申し上げます。  今後も強い危機感を持って、特に本日出席しております管理職職員が先頭に立って不祥事の根絶に向け努めてまいります。委員の皆様方には今後とも御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  以上、御審議前の貴重なお時間をいただき申し訳ございませんでした。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  発言は終わりました。  これより、本日の議事に入ります。  今回、当分科会において先議案件として審査を分担します議案は、補正予算2件、条例1件、財産の取得1件の計4件であります。  それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議会運営として、審査の日程を局ごとに設定し審査を行うこととしております。  よって、当分科会の審査の日程については、本日これより、文化市民局・区役所について、休憩を挟んで教育委員会の審査を行い、審査の方法としては、議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○小佐井賀瑞宜 分科会長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  それでは、これより文化市民局・区役所に関する議案の審査を行います。  議第22号「令和2年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎梶原勢矢 地域政策課長  予算決算委員会教育市民分科会説明資料をお願いいたします。  議第22号「令和2年度熊本市一般会計補正予算」のうち、文化市民局、各区役所分について御説明いたします。  資料市の1の93ページをお願いいたします。  文化市民局・令和2年度補正予算総括表をお願いします。  補正額は、総務費、教育費、災害復旧費を含めて2億8,400万円余の増額補正でございます。大きな要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う所管施設の指定管理料の増、並びに昨年中にいただいた熊本城への寄附金や、県からの熊本地震被災文化財等復旧復興事業費補助金熊本城復元整備基金への積立増による決算見込みに伴う補正でございます。  続きまして、94ページの繰越明許費の補正について、文化財等保存活用事業及び教育施設災害復旧事業の2事業を御説明いたします。  文化財等保存活用事業1,588万円でございます。これは、国指定史跡熊本藩主細川家墓所泰勝寺跡にある歴史的建造物である仰松軒の保存修理に係る経費でございます。ですが、入札不調により想定していた工事契約時期が遅れ、当初見込んでいたよりも年度内の工事出来高が上がらないため、次年度へ繰り越すものでございます。  続きまして、教育施設災害復旧事業でございます。1億7,640万円のうち、文化財等災害復旧経費関連が7,740万円でございます。これは、熊本地震で被災した記念館、洋学校教師ジェーンズ邸、徳富旧邸、夏目漱石内坪井旧居、四時軒の復旧に係る経費でございますが、設計業務に時間を要したことや入札不調等により、想定していた工事契約時期が遅れ、当初見込んでいたよりも年度内の工事出来高があがらないため、次年度へ繰り越すものでございます。残りは熊本城復旧事業関連のものが9,900万円でございます。このうちの一つは熊本城天守閣前の広場舗装等暫定整備工事分の2,000万円で、これは本年4月の天守閣内部公開に向けて天守閣前広場の整備を行うもので、天守閣本体工事との取り合い部分につきましてスケジュールを調整した結果、4月半ばまでの工期が必要となったため、工事請負費を繰り越すものでございます。  二つ目は、熊本城天守閣屋外照明設備改修工事分の7,900万円で、新型コロナウイルス感染拡大による影響により設計業務に時間を要し、当初の見込みより年度内の工事出来高があがらないため、工事請負費を繰り越すものでございます。  97ページをお願いいたします。  今回の補正予算の内訳でございますが、主なものについて説明させていただきます。  戸籍住民基本台帳費でございます。地域政策課1のパスポート事務経費でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響による渡航自粛や外国における渡航制限に伴いパスポートの申請件数が見込みより下回ったことにより、熊本県収入証紙購入費用4,880万円余の金額補正を計上しております。  続きまして、社会生活総務費です。下段部分をお願いいたします。  男女共同参画課1の男女共同参画センター施設整備経費につきましては、男女共同参画センターはあもにいの吸収式冷温水機の故障に伴う緊急修繕のため290万円余の増額補正を計上しております。3の配偶者暴力相談支援センター経費につきましては、令和2年第2回定例会で予算計上しました先進的な取組を行う民間DVシェルター運営団体への交付金について、見込みとの差額分として250万円の減額補正を計上しております。  98ページをお願いいたします。  上段部分交通安全対策費でございます。生活安全課1の交通安全教育経費でございますが、交通安全教育のための動画作成経費等170万円余の増額補正を計上しております。  続きまして、青少年育成費でございます。生涯学習課1の成人式経費でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、集合による式典開催を中止したことから、使用料及び賃借料等の減額に伴い90万円余の減額補正を計上しております。  続きまして、自治振興費です。下段部分地域活動推進課4の地域コミュニティセンター運営経費でございますが、山本地域コミュニティセンター改修工事等入札執行残により1,830万円余の減額補正を計上しております。  99ページをお願いいたします。  中段部分、区政推進費でございます。地域政策課1のマイナンバー制度推進事業でございますが、マイキーID設定支援に係る補助金について、今年度に入り国の交付決定通知がなされたことに伴い1,520万円余の増額補正を計上しております。 ◎石坂強 中央区総務企画課長  同じく、説明資料99ページから101ページをお願いいたします。  私からは、各区役所の補正計上分を一括して説明させていただきます。  まず、説明に先立ちまして、本日、正誤表を配付させていただいております。説明資料100ページの下段、南区総務企画課所管の3項目、南区施設整備経費の説明中、工事経費の金額に正誤表記載のとおり誤りがございました。訂正いたしますとともに、おわびを申し上げます。  それでは、今回の補正では、中央区が8,458万円、東区が182万3,000円、西区が3,332万6,000円、南区が5,107万6,000円、北区が2,849万3,000円の、いずれも減額補正を計上いたしております。これらの補正の大部分が、施設整備費業務委託料、補助金などの執行残による決算見込みを踏まえたものでございます。  主なものとしましては、99ページ下段の中央区施設整備経費7,627万7,000円や、100ページ下段の南区施設整備経費4,788万8,000円等の減額補正などを計上いたしております。これらは、関係します工事の実施に当たりまして、設計の見直しや各発注工事の入札残の発生により減額となったものでございます。  簡単ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎梶原勢矢 地域政策課長  102ページをお願いいたします。  上段部分文化振興費でございます。文化政策課7のエンターテインメント支援基金でございますが、令和2年分の寄附金をエンターテインメント支援基金へ積み立てるものとして390万円余の増額補正を計上しております。  中段の公民館費でございます。生涯学習課1の主催講座開催経費でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により主催講座が開催できなかったことから、講師謝礼金等830万円余の減額補正を計上しております。  次に、新型コロナウイルス関連3の公民館オンライン講座開催経費でございますが、公民館講座インターネット配信に係る動画撮影用機材等購入経費の執行残90万円余の減額補正を計上しております。  103ページをお願いいたします。  上段部分文化財費でございます。文化財課3の埋蔵文化財調査経費でございますが、想定していた受託事業の発掘調査が減少したことにより、作業員の報酬等1億8,040万円余の減額補正を計上しております。下段部分施設管理費でございます。熊本城総合事務所1の熊本城施設管理経費でございますが、熊本城特別公開に必要な入園券や熊本城パンフレット等の印刷費用及び光熱水費の執行残等により2,930万円余の減額補正を計上しております。  104ページをお願いいたします。  上段部分整備振興費でございます。熊本城総合事務所2の「復興城主」関連経費でございますが、先ほど、予算総括表の方で説明させていただいたとおり、昨年中にいただいた熊本城への寄附金等熊本城復元整備基金へ積み立てるための増額等により7億8,240万円余の増額補正を計上しております。  中段の総務費災害復旧費をお願いします。地域活動推進課熊本地震関連分として、1の地域コミュニティ施設等再建支援経費でございますが、神社やお堂など、地域コミュニティー拠点施設等復旧工事に対する補助金等の執行残により500万円の減額補正を計上しております。  下段部分教育費災害復旧費でございます。熊本城総合事務所1の熊本城災害復旧経費でございますが、天守閣復旧工事を初めとする熊本城復旧事業経費執行残等により1億1,650万円余の減額補正を計上しております。  2月補正の説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆山本浩之 委員  おはようございます、山本でございます。  マイナンバー制度推進事業に関して、ちょっとお尋ねなんですけれども、今、現状の普及率はどのようになっていますでしょうか。 ◎梶原勢矢 地域政策課長  現状の交付率ということで説明させていただきますと、令和3年1月末現在でいきますと、交付枚数は22万9,291枚ということでございまして、交付率としては31.25%となっております。  以上でございます。 ◆山本浩之 委員  本来、本年度で何%を目標とされていたんでしょうか。 ◎梶原勢矢 地域政策課長  マイナンバーの交付体制につきましては交付円滑化計画を策定しております。その中で、計画としましては3月末の段階で27万2,435枚ということで、37.1%を目標にしておったところでございます。  以上でございます。 ◆山本浩之 委員  コロナで申請しやすかったのか、そこは分からないんですけれども、目標に6%足りていないというところで、今後も課題となっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。 ◆田上辰也 委員  施設の指定管理料の増額の理由が新型コロナウイルス感染拡大による増額ということですけれども、幾分、いろいろな部署にわたっておりますけれども、その具体的な増額の内容を教えていただけたらと思います。 ◎岩本清昭 地域活動推進課長  私どもの施設としましてはコミセンということになります。コミセンを簡単に申しますと、コミセンは閉館期間がございましたので、閉館分に伴う使用料の減収というところの補填ということになります。  以上でございます。 ◆田上辰也 委員  ほかはどうですか。 ◎田島千花子 文化政策課長  基本的には同じような考え方でございまして、一つは、閉館期間の減収の部分、下がる部分と、それから下がっていた間に使わなかった電気代とかそういったところもございます、それは下げます。その上で、例えば、コロナに関するアルコール消毒でありますとか、こういったマスクでありますとか、そういったものをお客様に差し上げるというようなことで購入したものもございますし、それから、入り口で、コロナ対策ということで検温をしたりというような、そういった人の増えた部分、その増えた部分は足しまして、支出の方を1回出します。それから、最後に減収になった収入の分、その差額のところを今回補填するということですので、この考え方は、いずれも全て同じことになるかと思います。  以上です。 ◆田上辰也 委員  そういうことですね。減収分と、それに伴う器具類の用意だったりとか、また、使わないことによる支払いが減ったことによるもの、その辺の調整をさせていただいたということなんですね。はい、了解しました。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかに、ありますでしょうか。 ◆山本浩之 委員  102ページのエンターテインメント支援基金経費というところなんですけれども、(熊本地震関連)と書いてあります。よろしければ、熊本地震に関連したエンターテインメント支援基金の詳細をちょっと教えていただきたいと思います。どのようなものなのかを。 ◎田島千花子 文化政策課長  エンターテインメント支援基金は、地震の後、2017年から、この基金を使って事業を運営しているという形になります。まず、2016年の段階で1億3,000万円余の寄附金等を元に運用も始めまして、その後、復興のイベントに係る経費でありますとか、または、地震のときに壊れました市民会館のホールの復旧に関わる経費とか、そういったところの支出をしてきております。併せて、熊本城ホールが2019年に開業いたしますけれども、それに向けての機運醸成でありますとか、また、それが開くときのイベントでありますとか、そういったところに支出をしてきておりました。そして、金額的には、今、最初は1億3,000万円程度ということでお話をいたしましたが、寄附や、この時期ですので、あまり利子は乗っかってはいないんですけれども、2億700万円程度に、寄附金と併せて積み立て、そういう額になったんですが、それを、今申し上げたような事業で2019年まで進めたところで、3,800万円程度の残金がございます。今年、2020年に3,700万円程度の事業をすることになっておりまして、これは最終的に、今年の決算金額によりまして若干上下するんですけれども、最終的には、今見ていただいています395万円、こちらを積み立てることによりまして、年度の最終的には420万円程度が残金に残るという形です。  事業につきましては、最初の方は、今申し上げましたように、工事でありますとか比較的大きなイベントにということで、額の大きなものが、それで事業を実施することができたんですが、最終的に今年に入りましてから、例えば、今年の9月の事業で、文化芸術支援事業ということで、歳出事業は800万円、こちらの財源として、こちらから500万円使わせていただいたりというようなことで、文化振興に、よりつながっていくといったものに今後も使っていきたいというふうに考えているものでございます。  失礼しました。先ほど、私、395万5,000円と申し上げたんですが、これが実際の積立額でございまして、当初の予算のときに3万5,000円が入っておりましたので、それを引いた392万円というのが今回の補正額となっております。ちょっと若干のずれはそういったところでございました。  以上です。 ◆山本浩之 委員  御説明ありがとうございました。 ◆上野美恵子 委員  今、山本委員から聞かれたエンタメのことで、関連でお願いします。  このエンタメ基金なんですけれども、ここ数年間の寄附で積み立てていると思うんですけれども、過去3年ぐらいの寄付金額と、それから、積立額というのを教えてもらっていいですか。 ◎田島千花子 文化政策課長  まず、寄附金の全体額から申し上げますと、2億680万円程度でございます。これが、今まで、今回の補正を加えたところでの額でございます。そして、過去3年ということですので、平成30年度を申し上げますと、合計としまして1億160万円程度、それから、令和元年につきましては790万円程度です。そして、今回が、令和2年度ということで78万円程度でございます。今回、要求額が令和2年のところとちょっと違うなとお思いになったかと思うんですけれども、これは、令和元年度の1月から2月、昨年度の分も今回新たに積み上げることになりますので、額はちょっと多くなっていますけれども、1回年度で区切っていきますと、今のような形で収入が合っている状態です。 ◆上野美恵子 委員  要するに、年度に入ってきた寄附金をその年に積み立てるということではないんですか。 ◎田島千花子 文化政策課長  まず、今回の2月の補正予算の審議をしておりますのが、基本的に12月の時点までで予算要求等をいたしますので、言い方は変ですが、それに間に合わないもの、1月から3月については次の年に積み上げるという形で進んでおります。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。  私、そこの担当課からいただいた積立額と、別に熊本市のホームページの方で掲載してあった寄附金額というのに食い違いがあったから、条例でいけば、寄附プラス熊本市の予算という形で積み立てるというふうに書いてあったので、寄附よりも少ないことはないのかなと思ったんですけれども、2019年なんかは寄附金の方が多くて、積立額が少なかったりしたから、そこのところがちょっと分かりにくかったので、ここは説明がきちんとつくように、何かしらんけれども、こんなのがネットに出てくるから、公に公開する資料については見たときに整合性が取れていた方がいいかなというふうに思いましたので、できれば、きちんと確認していただいて、できる説明があれば、後からまたお願いしたいと思います。  それから、今年の見込んでいらっしゃる取崩し内容の詳細について、事業と金額を教えてください。 ◎田島千花子 文化政策課長  まず、事業の主体が私どもの課のみではないところもございますので、今、事業の名前と予算の金額ということでお伝えいたします。2020年の事業といたしましては、復興映画祭に対しまして1,000万円、それから、熊本城ホールが1年たちまして、その関連事業といたしまして1,740万円、それから、このエンターテインメント支援基金を動かしていくための事務経費が10万円、そして国際復興音楽祭ということで、予算上500万円、そして、先ほど申し上げました文化芸術支援事業、こちらについて500万円ということで、こちらを財源というふうに考えているものです。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  ありがとうございます。今、御説明があったように、幾つかの事業にお金が使われていますが、例えば、今年取崩し予定額が3,750万円のうち、熊本城ホールに1,740万円という金額になっているかと思います。過去の内容について少し事前に調べさせていただいたんですけれども、いただいた資料によれば、先ほど、課長の方から、これまでの取崩し額が2億円ちょっとだという説明がありましたけれども、そのうち熊本城ホールの関係に1億5,300万円か400万円ぐらい、たしか使ってあるんです。  私は、別にこれがよくないということではないんですけれども、ただ、この条例のもともとの趣旨が、目的が書いてありまして、もともとは、熊本地震からの復興の中で市民を元気づけてきたエンターテインメントに関する施策を持続的に推進するということと、途中で条例が改正になって、それを推進するためにエンタメ基金ということで積み立てていくというふうになって、条例もちょっと変わっているんですけれども、何か、エンターテインメントに関する施策を推進するというときの、誰が元気になるのか、私は、エンターテインメントに関わっておられる創造主体であるとか、受ける私たちもそうなのかなとは思ったんですけれども、広く、もう少し市民が文化を享受できる、エンターテインメントを享受できるようなことのために基金を使っていくという解釈を私としてはしていたんです。熊本城ホールの事業にほとんど4分の3を使ってしまって、ほかはすごく事業費も少なくて細々なんです。だから、この基金の運用についての考え方がどうなっているのかというのをここでお尋ねしておきたいんですけれども、いかがでしょうか。 ◎田島千花子 文化政策課長  今、御指摘のありましたように、特に、地震が起きまして、その直後の数年間は、熊本市民が非常に、いわゆる下を向いてしまって、なかなか元気が出ないというところで、著名な方々をお呼びしての講演でありますとか、そういったことを、熊本城ホールも含めまして、行うことによりまして熊本を元気づけていくというようなところが非常に大きかったというのは御指摘のとおりかと思います。  そして、5年になります今の時点ですけれども、先ほど、最後に申し上げましたように、文化芸術支援事業、9月に800万円ということで予算をつけていただいたものですが、こちらは、今、委員おっしゃいましたように、熊本市民文化芸術を楽しんでいらっしゃる方々、こういった方々を登録制という形で、いわゆる見ていただく、見える化させていただいております。そして、それを披露できる場所、こちらも同じように、登録ということで見える化させていただいております。
     こういった方々、楽しんでいらっしゃる方々をより見ていただいて、つながっていただくという、こういった、ちょっと地道というと失礼かもしれませんが、こういった事業にもこの予算を使って、このことは仕組みとして続けていきたいと思っておりますので、今、御指摘のような形も、今後は具体的に進めていけるように考えていきたいと思います。 ◆上野美恵子 委員  市民が元気になっていくということで言うなら、熊本城ホールまで足を運んで文化を享受できている方というのはそんなに多くないと思うんです。やはり、今は高齢者も進んでいるし、地域中心で生活をしているようなスタイルもありますし、特にコロナになってからは、町に出てこないとかいろいろありますけれども、やはり、身近なところで文化が享受できるようなことが大事ではないかなというふうに思うんです。  だから、熊本城ホールのイベント関係に1億5,000万円以上も使っているという今の基金の運用の仕方をもう少し何か客観的に考えるならば、例えば、市民会館であったり、はあもにいであったり、健軍文化ホールであったり、あとは地域のいろいろな、植木町、城南町、富合町など、健軍もそうですけれども、いろいろなところの文化ホールなどを活用した文化の事業についても、こういうものを活用することによって、やはり、熊本城ホールまで来るという人、そんなに、みんながみんなではないと思うんです。私、今のところ、熊本城ホールでやっていらっしゃる事業というのは、やはり会場費も高いことなんかもあって、多分、料金もそんなに安くないと思うんです、よっぽど招待とかでもなければ。  だから、やはり、エンターテインメントというときに、広くいろんな市民が文化を享受できるような、そういう発想の、やはり基金運用というかをやっていかないと、熊本城ホールの事業の補助ばかりやっているような、そんなふうに見えてしまうと、もともとの条例がつくられたその趣旨やら目的というのが達成できているのかなというふうに思えてくる、見えてくる面があるので、今すぐどうこうということではないですけれども、やはり、この点は少し考えていかないと、事業の中身は、精査すれば少しいびつな、偏った形になってはいないかなということを今回は指摘をしておきますので、何かこれは選定委員会とかがあるようなものではなくて、執行部の方で基金をどのように使っていくかを考えて、そして予算化をして提案するというような御説明を受けておりますので、ということは、私たちにも運用の責任が、予算を承認していくという側でございますので、やはりそういうことをきちんと、だから、事前に、早い段階で、決まる前に、こんなふうに、方向にしようと思っているとか、よければ前もって言ってもらわないと、予算が出てから、これでやりますと言われても意見も言えないから、前々から、やはりきちんと説明していただいて諮っていただくようにお願いをしておきたいと思います。  先ほどの補正予算の説明資料の98ページに特別定額給付金給付事業というのがあります。もちろん、事業自体はもう終わっていると思うんですけれども、最終的な給付率と、それから、未申請や未取得の世帯数が分かりましたら教えてください。それから、そういう未申請、未取得の世帯について、市としてどのように捉えて、どんな取組をしてこられたのか教えていただきたいと思います。 ◎梶原勢矢 地域政策課長  特別定額給付金の最終的な給付率につきましては99.7%というふうになっております。また、未申請世帯につきましては1,602世帯というふうになっております。特別定額給付金につきましては、これまでも、いろんなSNSですとか新聞とかホームページとかで公告、広報・周知をしてまいりました。その中で、7月中においても、まだ申請されなかった方に対しましては、個別に申請勧奨の通知書を送ったところでございます。これによりましても、また申請が伸びまして、最終的には99.7%という高い給付率が実現できたものと考えております。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。  1,600世帯が未申請でもらわれなかったということなんでしょうけれども、なさったことは膨大な数の申請とか給付の事業であったと思うので、担当された方々も本当に大変だったと思います。この事業で、何かこう、いろいろ、こんな場合はもらえないんじゃないか、申請をどうするんだろうかという疑問が、途中途中にはありましたけれども、いろいろと個別の勧奨などもやって取り組んでいただいたというふうに今伺いましたので、よかったのかなと思っております。  そうしたら、同じ説明資料の103ページの一番下なんですけれども、熊本城の特別公開に伴うキャッシュレス決済の導入経費ということで674万8,000円の減額補正になっています。減額の内容と理由について御説明をお願いいたします。 ◎岩山誠二 熊本城総合事務所副所長  103ページの件につきまして、今回、コロナウイルス感染症の影響により、熊本城特別公開の入場者数が減少したということに伴いまして、それに伴うキャッシュレス決済での購入者も減少ということによるキャッシュレス決済手数料の役務費の減額という形になります。  あと、比率の方なんですが、まず、第1弾の方から説明させていただきますが、昨年の10月から、第1弾の公開に関しましてはキャッシュレス手数料の方が約7%、第2弾、6月1日からのキャッシュレス手数料の方が約6%という実績が出ております。  以上でございます。 ◆上野美恵子 委員  もともとこれが、キャッシュレス決済を導入するという事業の実施に当たって、どの程度の目標値でこれが活用されていくというふうに想定されていたんでしょうか。 ◎岩山誠二 熊本城総合事務所副所長  目標値に関しましては、あくまでもキャッシュレスという感じは、どっちかというと、そこまで数字的な表示は表していなかったんですが、利便性の向上という形での導入機会という形と考えていますので、目標値までは設定はしておりません。  以上でございます。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。それから、入場者数の減が影響しているというお話でしたけれども、入場者、入園者に関しまして、第1弾、第2弾、それに対する目標値と、その実績を教えてください。 ◎岩山誠二 熊本城総合事務所副所長  まず、昨年の10月からの第1弾の入場者の実績なんですが、18万6,000人という数字になっております。今回、特別公開第2弾の実績になりますが、1月14日までの数字となっておりますので申し訳ございません。それまでの実績の方が25万8,501人という人数になっております。あと、目標値に関しましては、新型コロナウイルス感染症の問題もあったものですから、入場制限等の制限もかけまして、大体1日当たりの入場者数というのを決めておりますので、トータルで何人という目標値は当初は立てておりません。  以上でございます。 ◆上野美恵子 委員  予算上の目標値、入場予定数というのはあったんですか。 ◎岩山誠二 熊本城総合事務所副所長  予算上は、過去の数字になりますけれども、過去3年間の平均値という形で約160万人という数字で予算計上させていただいております。  以上でございます。 ◆上野美恵子 委員  今回、確かに、予算のときはまだコロナが反映されていなかったと思うので、その後のいろんな、閉園であったりコロナ対応であったかと思うので、実際、入場者が少なかった点は仕方ない面もあったのかなというふうに思います。例えば、次年度の見通しというのは、何かもう、今検討されているんですか、目標はどうするとか。 ◎岩山誠二 熊本城総合事務所副所長  来年度の歳入の予算に関しましても、平均値の160万人という形で予算計上はさせていただいている状況でございます。  以上でございます。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。  でも、何かちょっと、コロナが、今から社会的なディスタンスをとりながら、いろんな催しとかも含めてやっていくような形になるので、そこら辺は、コロナも見据えた何か検討というのが必要ではないかなと思います。意見です。  それから、もう一つは、98ページに成人式の経費があって、98万円の減額になっています。これは、コロナによって結果的には実施をすることができなかったんですけれども、この98万円の減額に当たっての、プラスになった分とか、これは使わなかったとか、差引きでの98万円かなと思うので、その内容について御説明をお願いいたします。 ◎青山和人 生涯学習課長  成人式につきましては、12月25日に中止を決定いたしまして、実際、実施はしておりませんでしたが、それまでは実施に向けた準備を進めておりました。最終的には、会場使用料ですとかはもう中止になりましたので執行しなくなったということで、今回減額しておりますけれども、業務委託ですとか負担金関係については、当初想定しておりませんでした新型コロナウイルスの感染予防対策の対応を取った上での実施ということで、例えば、ウェブ配信ですとか、あるいは、会場の椅子の清掃、消毒等が、追加の経費としてかかってくるということがありましたので、そちらの方については流用対応で、業務の実施に向けて予算的には対応していたところです。  これも、結果的に中止になったことで、業務委託の業務の内容等も変更になっております。ただ、中止になりましたけれども、周辺道路の看板の設置に向けては、既に看板の作成とか終わっておったり、業務完了部分もございましたので、受託業者については、実際に執行が済んでいる部分ですとか、あるいは、執行に向けたもろもろの人件費も含めた業務に関わる実費経費がどれぐらいかかっているのかというところを協議させていただいて、最終的には、委託料、負担金関係も減額になると思いますけれども、そちらについては、今回、補正では減額せずに、残したままで、流用分で110万円分の増と会場使用料の分の208万円の差引きで、今回98万円を減額補正というような形で提示したところでございます。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。いろいろ御苦労があったことだと思います。成人式については全国的にも大変な中で、なさったところ、おやめになったところあったと思うんですけれども、政令市の他都市の状況、やめたとかやめなかったとかは把握されているんでしょうか。 ◎青山和人 生涯学習課長  指定都市、熊本市を除く19都市についての開催状況等は確認しております。開催した都市が11市と延期した都市が4市、中止した都市が熊本市も含めて5市というような形になっております。 ◆上野美恵子 委員  中止した5市は、熊本市のほかはどこだったんですか。 ◎青山和人 生涯学習課長  北からいきます、札幌市、さいたま市、千葉市、静岡市となっております。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。  よそから帰省をして、移動をして、みんなが集まる、すごく大人数になるとか、いろいろ条件がありまして、本当に判断というのが難しかったのだろうというふうに思っています。それは本当にやむにやまれぬ事情での判断で中止になったとは思います。  ただ、私たちのところにもいろいろな声が届きまして、本当に御家族から、一生に一度のことなのに本当に残念だったという、とても残念な声というのがあったんです。今聞いて、5市が中止だったというふうに伺いまして、私、ちょっとコメントはできないんですけれども、そういういろいろな思いになられた方がおられたということしか私は言えない、どうしろということは言えないんですけれども、そういう声、皆さん、そんな思いで今回の中止というのを受け止められておられましたということをここで御報告をさせていただきたいと思います。なかなか、みんなの声を反映するというのは難しいし、一番大事なのは危機管理の問題かなというふうに思いますので、一応その声だけ、ありましたということでさせていただきます。  以上です。 ◆荒川慎太郎 委員  成人式の関連でお尋ねします。ウェブ開催ということで、ホームページ上でメッセージですとか、あと、拝見した分では、中学校の先生方からのメッセージとか、非常にいい動画がアップされていたんですけれども、そちらのページビューというかアクセス数、そういった部分の解析は何か出ていますでしょうか。 ◎青山和人 生涯学習課長  ウェブでの配信については、当初開催予定だった1月11日の朝から1月31日まで、約1か月弱ほど流しておりました。1月11日当日、コンテンツが、市長のお祝いメッセージですとか来賓の御出席の紫垣議長からのお祝いメッセージですとか、今、お話のあった卒業中学校のお祝いメッセージですとか、コンテンツによって数の違いはございます。一番多かったのは、卒業中学校からのお祝いメッセージが、やはり皆さん、自分の母校のメッセージを閲覧されたのかなと思います。当日、一番多かった卒業学校からのお祝いメッセージが1,566再生されております。最終的に1月31日まで、終了した時点で3,629再生されておりまして、新成人の数が全体で7,702人でしたので、御覧になったのが新成人だけではないと思いますけれども、7,702人に対して3,629再生、大体約47%ぐらい、2人に1人ぐらいは見ていただけたのかなというふうに思っております。  以上です。 ◆荒川慎太郎 委員  ありがとうございます。その3,629再生のうち3回ぐらいが私なんですけれども、あれは本当に、見て、すごくいいのを作ってあって、すばらしいなと思ったんですけれども、果たして、ここに行き着く新成人の方たちがどのくらいいるかなというのが、ちょっと疑問にあったもので、実数的にはちょっと把握は、実際の成人の方が見た数というのは把握できないかもしれないですけれども、もう少し何かしらPR、特に若い世代だったら、インスタですとか、ラインの方ではもちろん告知されていましたけれども、何か告知のやり方、もうちょっと工夫ができれば、もっと多くの新成人の方に見ていただけたのかなというイメージがありましたので、何かしら、今後同じような事案が発生するようなことがあれば御検討いただきたいと思います。  以上です。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。  では、ほかになければ、以上で、文化市民局・区役所に関する議案の審査を終了いたします。  この際、議事の都合により休憩をいたします。  午前11時10分に再開いたします。                             午前10時52分 休憩                             ───────────                             午前11時08分 再開 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  それでは、おそろいのようでございますので、休憩前に引き続き分科会を再開いたします。  これより、教育委員会に関する議案の審査を行います。  まず、議第22号「令和2年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分について、議第31号「同奨学金貸付事業会計補正予算」、以上2件について一括して説明を求めます。 ◎福島慎一 教育政策課長  議第22号「令和2年度熊本市一般会計補正予算」、議第31号「同奨学金貸付事業会計補正予算」について説明させていただきます。  資料は教-1をお願いいたします。  2ページ進んでいただきまして、107ページをお願いいたします。  教育委員会事務局が所管します教育委員会事務局・令和2年度補正予算総括表1、一般会計、歳出ですが、款、教育費としまして、表の2行目のとおり14億7,111万1,000円の減額で、補正後の額は593億6,935万9,000円となっております。  108ページをお願いします。  款、災害復旧費としまして、上段の表2段目のとおり4,864万円の減額で、補正後の額は1億2,756万円となっております。これらによりまして、教育委員会事務局が所管します2月補正予算の合計としましては、上段の表5段目のとおり15億1,975万1,000円の減額で、補正後の額は594億9,691万9,000円となっております。  次に、繰越明許費補正でございますが、中段の表をお願いいたします。教育施設等感染防止対策事業など12件、11億897万円を計上しております。これらは主に新型コロナウイルス対策関連事業や国の第三次補正予算に対応する事業について計上しているものでございます。  次に、2、特別会計の奨学金貸付事業会計でございますが、下段の表をお願いします。補正額は900万円の増額で、補正後の額は1億2,710万円となっております。  次に、補正予算の主な内容について御説明します。  111ページをお願いします。  項、教育総務費、目、教育総務費でございます。教育政策課5、国庫支出金等返還金としまして70万5,000円を計上しております。これは、本定例会にて議案として提出しております熊本市学校施設整備基金条例に伴うもので、旧松尾3小学校が廃校となったことに伴いまして、国庫補助金として交付を受けた金額の一部を基金として積み立てて施設の維持補修等に活用するための経費でございます。下の指導課3、一般管理費経費としまして300万円を計上しております。これは、昨年、西原小学校で発生しました体罰事案につきまして、被害を受けた児童の入院治療費などでございます。  112ページをお願いいたします。  4、学校教育活動継続経費としまして480万円を計上しております。これは文科省の補助事業として実施されるもので、感染症対策や教職員の研修などに係る経費で、予算額は国の補助基準額に基づきまして、平成さくら支援学校が160万円、あおば支援学校が320万円となっております。なお、この学校教育活動継続経費につきましては、項、小学校費に1億1,320万円、中学校費に5,200万円、高等学校費として440万円を計上しております。  6、教育の情報化推進経費としまして199万5,000円を計上しております。これは、11月に開催しましたKumamoto Education Week2020の開催経費でございます。  114ページをお願いします。  項、小学校費、目、学校管理費でございます。学校施設課4、校地整備経費として6,000万円を計上しております。これは、国の補助金を活用し田迎南小学校の運動場改良工事を行うものでございます。  115ページをお願いします。  健康教育課4、感染防止対策経費、給食施設として3,017万円を計上しております。これは、6月補正にて措置されました給食室手洗い器などの設置経費につきまして修繕費が増額となったほか、給食室で新たに使用するスポットクーラー購入に要する経費でございます。なお、給食室のスポットクーラー購入経費につきましては、項、中学校費にも43万円、目、共同調理場費に780万円を計上しております。下の5、小学校給食室施設整備経費としまして1億2,360万円を計上しております。給食室の改修工事を行うものでございます。  116ページをお願いします。  目、学校建設費でございます。学校施設課2、義務教育施設整備事業としまして1億2,860万円を計上しております。これは吉松小学校の校舎大規模改造工事などに要する経費でございます。4、学校施設長寿命化関連経費としまして2,410万円を計上しております。これは白川小学校の校舎改築に伴う解体工事費でございます。  117ページをお願いします。  項、中学校費、目、学校建設費でございます。学校施設課2、義務教育施設整備事業としまして1億3,620万円を計上しております。富合中学校校舎増改築工事等に要する経費でございます。4、学校施設長寿命化関連経費として1億6,760万円を計上しております。城西中学校校舎の改築工事等に要する経費でございます。  119ページをお願いします。  項、幼稚園費、目、幼稚園管理費でございます。指導課1、感染防止対策経費としまして300万円を計上しております。これは市立幼稚園の消毒や清掃等に要する経費でございます。2、幼稚園ICT環境整備経費としまして600万円を計上しております。これは、市立幼稚園のICT環境整備として資材等の購入に要する経費でございます。  120ページをお願いします。  項、社会教育費、目、図書館費でございます。教育政策課1、電子図書館拡充経費としまして1,000万円を計上しております。これは電子図書館のコンテンツの充実に係る経費でございます。2、移動図書館充実経費として2,000万円を計上しております。これは移動図書館車両の更新に要する経費でございます。  121ページをお願いします。  項、保健体育費、目、保健体育総務費でございます。健康教育課5、感染防止対策経費、学校教育施設として5,560万円を計上しております。これは健康診断時に使用します検診器具の滅菌処理を行う機材の購入に要する経費でございます。  最後に、125ページをお願いいたします。  奨学金貸付事業会計補正予算でございます。補正予算の計上額は歳入歳出ともに900万円を計上しております。これは、令和元年度の決算に伴い繰越金が発生しましたことから、歳入に補正額を計上しまして一般会計への繰出金を増額しているものです。そのほか減額補正の事業につきましては、主に決算調整によるものでございます。  以上が、令和2年度一般会計及び特別会計奨学金貸付事業会計2月補正予算の概要となります。よろしくお願いいたします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  次に、議第51号「熊本市学校教育施設整備基金条例の制定について」の説明を求めます。 ◎福島慎一 教育政策課長  議第51号「熊本市学校教育施設整備基金条例の制定について」、御説明いたします。  資料は、教-2となります。  ページを1枚めくっていただきまして、説明資料をお願いいたします。  まず、基金条例の制定理由としまして、(1)に記載のとおり、平成28年度末に閉校しました松尾東小学校と松尾西小学校の校舎利活用に当たりまして、有償での貸付けを行うために、令和元年12月に文部科学省宛てに教育財産の処分について承認申請を提出し、④にありますとおり、条件つきで承認されたところでございます。   (2)の条件付き承認の内容でございますが、財産処分した当該校舎が、建設当時に文部科学省の義務教育施設整備に係る国庫補助金を活用していましたことから、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づきまして手続を行ったところでございます。また、当該校舎は、国庫補助事業完了後10年以上経過しており、補助金相当額を本市の学校教育施設の整備に要する経費に充てることを目的とした基金を積み立て、適切に運用することを条件として承認されました。そこで、これまで基金の積立てが必要となる財産処分が行われていなかったため、この決定に基づきまして、今後の学校教育施設整備の財源に資する基金を積み立てるための条例を制定しまして基金を設置するものでございます。裏面には学校ごとの補助金相当額、いわゆる積立金額と、使用料として市が実際に歳入する金額を記載しております。  以上が、基金条例の概要でございます。よろしくお願いいたします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  次に、議第90号「財産の取得について」の説明を求めます。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  議第90号について御説明いたします。  資料は教-3となります。よろしくお願いいたします。  本件は熊本市立高等学校学習用端末の取得に関するもので、地方自治法第96条第1項第8号及び熊本市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定に基づき市議会の議決を求めるものです。  内容についてでございます。取得する財産として、熊本市立高等学校学習用端末1,874台、取得価格は1億4,079万3,620円でございます。契約相手方は西部電気工業株式会社熊本支社でございます。  資料、次ページをお願いいたします。  本件は、新型コロナウイルス感染症に係る緊急対策の一環として、子供たちの学びと心のサポートを行うため、今年度中に熊本市立高等学校へ生徒1人1台端末を配備するものです。教員にも1人1台配備します。契約政策課において12月22日に入札を行い、12月28日に仮契約を締結しております。納入期限は3月31日としております。納入機器は、写真にもありますとおり、ノートPCタイプの端末で、折り曲げることによりタブレット形状でも使用することができるものです。小中学校と同じように、日々の学校の授業で学びを深めるために活用するほか、課題の出題、提出、学校から家庭への連絡などの活用が考えられます。新型コロナウイルス感染症対策として、学校に登校できない状況の生徒への授業配信や課題の出題、提出といった活用も考えられます。  説明は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。
     分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆山本浩之 委員  118ページの指導課のところの3と4に、教科管理経費(必由館・千原台)と書いてありますけれども、そこがちょっと、よく分かりませんので、詳しく、どういう定義なのか教えていただければと思います。お願いします。 ◎大江剛 指導課長  3番の教科管理経費、必由館、それから4番の、同じように千原台高校の教科管理経費でございますけれども、こちらにつきましては、先生方の旅費に充てられているものでございます。  以上でございます。 ◆山本浩之 委員  旅費というのは、どちらに行く旅費でしょうか。 ◎城野実 必由館高等学校長  留学生交流経費については、今回、サンアントニオの交流事業がコロナ禍で中止になったんで、その分の減額という形になると思います。それと、3番の必由館の旅費の減額の部分も、同じように全国大会とか九州大会が中止になった分で、減額という形であげております。 ◆山本浩之 委員  ということは、教職員の先生と生徒さんたちがスポーツ大会とかの全国大会に行くための旅費ということですね。分かりました。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。 ◆荒川慎太郎 委員  112ページの学習支援特別番組テレビ放映経費について、お尋ねです。昨年の「くまもっとまなびたいム」の減額の分だと思いますけれども、この委託料減額の内容を教えていただけますでしょうか。 ◎森江一史 教育センター所長  昨年、学習支援特別番組を放映いたしました。4月、5月に作成し、また、中学校の分を夏休みに放送いたしました、その分でございます。予定しておりました内容から、放送局との話合いの中で減額になったというふうになっております。 ◆荒川慎太郎 委員  それは、局の方の放映料が値引きしてくれたということでよろしいんでしょうか。 ◎森江一史 教育センター所長  当初予定しておりました放送時間と実際の放送した時間で調整させていただきまして、減額をしております。 ◆荒川慎太郎 委員  番組数、もしくは放映の時間が減ったということでよろしいですね。 ◎森江一史 教育センター所長  当初の予定よりも時間数が減ったということで減額になっております。 ◆荒川慎太郎 委員  ありがとうございました。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。 ◆山本浩之 委員  112ページの教育の情報化推進経費、Kumamoto Education Week2020開催という、今後、2021もされると思いますけれども、先ほど、御説明で、11月にオンラインで開催されたと、これがどういうものなのかというのを詳しく教えていただきたいのと、また、どれぐらいの規模を想定されている、オンラインで199万5,000円ついていますけれども、結構、オンラインでそんなにかかるんだと思いましたんで、ちょっと、そのあたりを教えていただければと思います。 ◎森江一史 教育センター所長  Education Week2020につきましては、今年度初めて行ったものでございます。その目的は、よりよい教育を通じてよりよい社会をつくるという目標を学校と社会が共有し、これからの社会をつくり出していく子供たちに向けて、私たち、広く社会と共有していくことを考える機会にしようということで実施いたしました。11月8日から11月15日までの1週間でございます。  本年度、こういうコロナ禍にありまして、オンラインでの実施というふうになりました。そのオンラインのよさを最大限に生かしまして、学校教育関係者、社会教育関係者、家庭教育の関係者が参加していただき、内容としましては、パネルディスカッション、トークセッション、セミナー、またグローバルフォーラムということで、熊本から世界に向けて発信するということを取り組みました。オンラインですので、参加者につきましては3,000人規模の参加を予定しておるところです。この経費につきましては、このオンラインでの実施、また、講師として依頼する講師等の謝金等にも充てるということですが、詳細は副所長の方から説明をいたします。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  私の方から、経費のことについて若干補足させていただきます。  これが、オンラインでの実施なんですけれども、オンラインで実施するとき、Zoomとかユーチューブで配信を実際にしておりますけれども、そのために業務委託をいたしておりまして、このための公式のウェブサイトを作成していただいたりとか、実際に配信するときの機材をそろえていただいたりとか、配信の実際の運営もしていただいております。その委託料として165万円というところでございます。それから、報償費につきましては、このときに講師の方をオンライン上ですけれども呼んでおります。もう一人、吉藤オリィさんという方を呼んでいるんですけれども、そこはもう実際にこちらの方に来ていただいて講演をしていただいております。その分が34万5,000円という形になっております。  以上です。 ◆山本浩之 委員  もしオンラインではなかった場合に、コロナの状況ではなく、普通に開催された場合には、この隣の補正前の9億円かけてということでしょうか。もともとの予算は。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  このEducation Weekに係る費用といたしましては、先ほどの委託料と報償費を流用しているのが195万5,000円という形になりますので、そちらの方の9億円のものとはもう全然別という形になります。 ◆山本浩之 委員  この9億円のは、どういうあれなんですか。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  この分は、一番大きいのはタブレットの委託料です。それからプログラミング教材の購入、それから大型提示装置、いわゆる電子黒板ですけれども、そのリース、そういった、いわゆる学校の方で教育ICTを進めているタブレットとか電子黒板とか、そういったものの委託料がほとんどでございます。 ◆山本浩之 委員  分かりました。要するに、このKumamoto Education Weekのやつが195万円ということですね、分かりました。ありがとうございました。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。 ◆田上辰也 委員  111ページ、一番最下段、先日から、懲戒処分もありました学校事故等に係る医療費、相当な金額、支出することになるんだなというような感想があります。その具体的な内訳と、または、保険金等による補填等があるのかということ、それから、もう一点は、ここからどういう学びを得られたのかということをお尋ねしたいと思います。 ◎惠口猛 指導課副課長  この事故の対応については、医療費部分を負担するということになっております。医療費のみでございます。 ◆田上辰也 委員  医療費の金額だけで、この金額という説明ですか。 ◎惠口猛 指導課副課長  あと、保険で対応していくことができるということになっています。 ◆田上辰也 委員  ここに書いてあるのは、補償補填及び賠償金で300万円と、具体的な内訳を先ほどお尋ねしたんです。その内訳の御説明が、きっちりと私の方に伝わっていないので、再度お尋ねしたいんです。 ◎惠口猛 指導課副課長  申し訳ございません。詳細な内訳につきましては、ちょっと今すぐ手元にございませんので、確認をして、後でお知らせさせていただきたいと思います。 ◎岩瀬勝二 教育次長兼教育総務部長  若干ちょっと補足をさせていただきたいと思います。  医療費については、また改めて、この後、詳細について御説明させていただきますけれども、内容としては、大まかに申し上げますと、入院費ですとか、あと装具代でありますとか、そういったもので290万円ほどかかっております。基本的に病院にお支払いしたものと、あと装具の会社、あとシーツ、クリーニング関係、入院している間の。そういった関係で、直接業者の方にお支払いしたものの総額が、この290万円余りということになります。それから、この補填ということですけれども、学校事故賠償保険の方に、市長会の方に加入しておりますので、そこの方から全額補填いただくということで話をしていくということになります。  それから、最後に学びということで田上委員の方からお尋ねでございますけれども、今回のこの事故、本人に対しては停職処分と懲戒処分を行っておりますけれども、こういった事故が発生したことによって、まずは被害を受けられたお子様に対して、本当、大変申し訳ないというふうに思っているところでございますけれども、結果的にこういった形で、市の教育に対する信用を失墜させたということに加えて、こういった賠償を市に負わせてしまったということで、大変重いものであったというふうに考えています。  今後、この事故に関しては、取りあえず治療費だけの、先ほど申し上げた内容のお支払いということでさせていただいたところでございますけれども、まだ、相手方に対する補償と、例えば、見舞金でありますとか、慰謝料でありますとか、そういったものについての協議が残っておりますので、今後引き続き、この辺については相手方と誠意を持って対応していきたいというふうに考えています。  以上でございます。 ◆田上辰也 委員  内容、理解できました。それから、学びについても、教育委員会としての学びはできたというふうに思いますが、しかし、学校、現場の全教職員に、その皆さんの学びが浸透していくように、あらゆる機会を通じて深めていただきたいなというふうに希望いたします。  以上です。 ◆山本浩之 委員  119ページの指導課の星印の2、幼稚園ICT環境整備経費についてお尋ねしたいんですけれども、御説明では、資材等というお話で600万円ついておりますが、今後、幼稚園の園児たちにどのような指導をしていくのかと、あとは、幼稚園から小学校にバトンタッチしていくと思いますけれども、どこまで計画を立てられてされていくんでしょうか、教えていただければと思います。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  この幼稚園の経費につきましては、園児たちが使うというものではなく、幼稚園の保育内容ですとか、保育動画ですとか、そういったものを配信するための機材という形でございます。1園当たり100万円をつけておりますので、これで6園ということで600万円という経費になります。これは、今のところ、園での配信とか、写真、動画になりますが、そういったものがまだ十分整っていないものですから、それを保護者の方々に配信できるように環境を整えるということでございます。  委員から今、御質問がありました小学校へのつなぎといいますか、そういったところは、もちろん園の中でも、授業の中でも、園児たちに写真を見せたりとか、そういった中で考えさせたりとか、気づかせたりというのはあると思いますが、園児そのものがタブレットを使うというイメージではございません。何らかの形で、園の方は体験というものを大事にしないといけませんで、その中で、適切にこういったICT機器も活用させていただきたいというふうには考えているところでございます。 ◆山本浩之 委員  ありがとうございました。やはり、幼稚園の園児が、そうやってICTのいろいろな画面とか見ると、勉強にもなると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。 ◆荒川慎太郎 委員  今の幼稚園の件に関連してなんですけれども、今、答弁の中で、保育の様子の配信ということでしたけれども、それは保護者に対して園内の様子を見ていただくということだとイメージしますが、それは、現状、今、何かしらそういう策があるのか、それとも、これからするためのこの予算なのかと。今後、取り組まれるのであれば、どういう方法で配信をされるのか、きっと、幼稚園ですと、非常にプライバシーの問題とかがデリケートだと思いますんで、そのあたり、何か見えている部分があればお聞かせください。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  形といたしましては、今、園の方に、先生方には、タブレットは担任の先生分を配備するようにしているんですけれども、配信となりますと、やはり負荷がかかりますので、それなりの機材というものが必要となってくると思いますので、そういったところで、今回予算として上げさせていただいているというところでございます。もちろん、園児たちそれぞれの個人情報というところ、配慮するために、今、小中学校もそうですが、ユーチューブ等で配信するときも限定の配信という形をとらせてもらっておりますし、Zoomでつなぐ場合も、待合室をつくったり、パスワードをつくって入ってもらったりとか、最大限の配慮をしながら行っているところでございますので、園の方も同じような運用で、子供たちのプライバシーを守りながら保護者の方に園の様子を伝えるということで考えているところでございます。 ◆荒川慎太郎 委員  分かりました。  ユーチューブでの配信、限定配信ということでしたけれども、ユーチューブの限定配信は非常に穴だらけですので注意が必要かと思いますので、ぜひデリケートな問題なので、御注意よろしくお願いします。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにありますでしょうか。 ◆上野美恵子 委員  115ページの一番下の指導課の就学援助経費についてお尋ねいたします。  今回の補正、1,090万円の増額になった内容、理由も含めて御説明をお願いいたします。 ◎惠口猛 指導課副課長  このたびの小学校の就学援助経費の増額補正の主な要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症により学校行事等の中止の結果、当初見込んでいた学校給食の平均食数が増加したこと、それと、認定者数が想定よりも17名増加する見込みであったこと、それと、新型コロナウイルス感染症のため、校外活動を行う学校について、バスの台数が増えたというような状況がございましたので、こういった状況を加味して増額の要求をさせていただいたところでございます。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  給食が増えたというところは、どうしてですか。 ◎惠口猛 指導課副課長  給食につきましては、通常であれば、運動会でありますとか校外に行く授業などがあったときには給食は必要ないんですけれども、そういったものが中止になった場合は通常の授業が行われますので、授業が増えれば給食の食数は増えるということでございます。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  でも、学校の休校もありましたよね。それは減ったんじゃないんですか。 ◎惠口猛 指導課副課長  4月、5月の休校期間につきましては、給食を出したという想定で、実費分を配当として対象者の皆様に支給させていただきましたので、その分が含まれて、この数ということになっております。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。  就学援助は、今、説明があったように、新型コロナの影響でいろいろ増減があっての補正のようですが、昨年の5月に教育委員会から通知が出されて、新型コロナによる家計急変世帯への就学援助を出していこうというふうな文書が出ておりまして、これに基づく新型コロナ対応での就学援助の相談とか支給件数はどうなっていますでしょうか。 ◎惠口猛 指導課副課長  新型コロナウイルスに関係します家計急変での就学援助のお申込みにつきましては、令和3年2月10日現在で、小学校が23世帯34人、中学校が15世帯19人というお申込みをいただいておりまして、小中学校合わせまして31世帯53人の方を認定したというところでございます。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  分かりました。  相談があった方は、皆さん、丸になったんですか。それとも何か、該当ではないという方がおられましたか。 ◎惠口猛 指導課副課長  まず、学校の方に相談していただく場合もございますので、その数についてはちょっと分からないんですけれども、それなりの数の相談はあったというふうに聞いております。 ◆上野美恵子 委員  それなりではなくて、要するに、生活が困窮したからどうにかしてほしいという相談を寄せられるわけで、要するに、本当に困っているのであれば、きちんとそれが就学援助の対象にならないといけないと思うんです。ですから、相談があって、申請したいと言った方について、全てが対象になったのか、それとも、おたくはこんな理由で対象外ですよということで支給を受けられなかった世帯があったかということを聞いたんです。 ◎惠口猛 指導課副課長  こちらで最終的に把握できますものは認定した方なんですけれども、通常は所得超過で非認定になるような世帯が17世帯あったんですけれども、そういった方たちも丁寧にお話を聞いて、対象として認定したというところはございました。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  今回のこのコロナ対応での相談件数と、支給の決定数に差があったかどうかを聞きたいんです。今の17世帯は一般の分でしょう。 ◎惠口猛 指導課副課長  そうでございます。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  お尋ねの趣旨は、当然、末端の方で、学校も含めて、相談の件数がどれぐらいあったかということです。そこを聞かれている。 ◎松島孝司 学校教育部長  申し訳ございません。今のお尋ねの件に関しては、データはどうも、持ち合わせがないようなところもございますので、改めてまた、きちんと確認して正式なお答えをさせていただきたいと思います。申し訳ございません。 ◆上野美恵子 委員  せっかく、コロナ対応で、文書まで出されて、ぜひ家計急変の場合は申請してくださいという呼びかけをされた、そのことについて、私は大変評価をしたんです。だけれども、今申し上げたように、要するに、困窮しているというふうに手を挙げた方たち、相談の声を上げた方たちが、きちんと支給対象になったか、あるいは、いろいろな基準等々もあって対象外になったのか、でも、自分の方から、自ら手を挙げて困窮しているというふうに意思表示をしておられる方たちについては、やはり、何らかの支援が必要な方たちだと思うんです。  だから、今、学校現場に相談が来るので、委員会としてそこまでは、ちょっと今の時点では答えもできないし、今、この場での把握はされてないということではあろうかと思いますけれども、こういう事業の場合は、本当に困っているという意思表示をした方に対して、委員会としてきちんとした対応をするというのが一番大事なんです。そういう意味では、やはり相談が幾つあって、何人の方はよかった、でも、対象外になった方はどんな困難があるのかなと、就学援助は対象外かもしれないけれども、それだったら、こんな援助はできないだろうか、こんなサポートはできないだろうかということを、学校現場と教育委員会が力を合わせて、一つ一つの事案に対して丁寧に取り組んでいくということは大事だと思うんです。  せっかく手を挙げたところにプリントを配ったところまではよかったけれども、その先が、やはり、ちょっと何か最後の一番肝心なところが、ちょっと足りてないんではないかなという印象を持ちました。  だから、学校現場、すごく毎日忙しくて対応も事務も多いから、こんなことを言うと、また現場が急いで、相談件数、何件だったと計算するのに大ごとされるかもしれんけれども、でも、子供たちが安心して、お金の心配なく勉強できるということは、もう教育では基本のことだから、やはり丁寧に対応されることが大事かなというふうに思っております。  これは、今後、来年度以降についても、コロナのいろいろな状況が続いていくと思うので、何らかの形で、随時支給ができますよということを大いにPRされて、今、1月以降に、たしかプリントが、次年度分が配ってあると思うんです。今から受付していかれると思うんですけれども、やはり家計が急に変わったり、困窮になってきたときは、いつでも手が挙げられますということを引き続き丁寧に周知していただいて、それぞれの子供さんや親さんたちへの対応をしていただくようにお願いをしておきたいと思います。  それから、今度、就学援助の制度について、入学用品について、事前に支給できるように私たちも何回もお願いをして、今、制度の運用が変わっているんです。それは評価をしています。ただ、現行の運用が、一つは、入学式の日までの申請に限るという対応があります。もう一点は、1月までに申し込んだら3月に振り込まれて、2月以降の申込みになってしまったら6月の振り込みというふうになっているんです。  一つは、入学式の日までに申し込めなかった方について、今どう対応されているのか。それと、2月以降に申し込んだ方が6月というのでは、ちょっと、あまりにも遅いかなというふうに私は聞いて思ったんです。この2点についての今の認識と現状、そして、どう思っているか教えてください。 ◎惠口猛 指導課副課長  入学式までにお申込みいただいた方についてはということ。 ◆上野美恵子 委員  と、2点ですよ、振り込みが遅くなるという問題と。 ◎惠口猛 指導課副課長  まず、3月の振り込みというのは入学式前のことをおっしゃっているのかなと思うんですけれども、そちらにつきましては、1月にお申込みいただいて、3月に振り込むというふうな処理をしているところでございます。 ◆上野美恵子 委員  それ言いましたよ、こっちから、さっき。 ◎惠口猛 指導課副課長  それにつきましては、ちょっと、事務処理上、審査をする時間もございますもんですから、現時点で変更というのは、ちょっと対応は難しいのかなというふうに考えているところでございます。  それと……。 ◆上野美恵子 委員  もう一つは、申請は、この準備金については入学式の日までに申し込むと書いてあるんですよ、指導課の広報の媒体に。だから、例えば、1年生になるときには、みんな、お金が要るわけですよね、そして、確かに、入学前に準備をして、四苦八苦してそろえるんだから、後からお金はやらんでもいいんだろうということで入学式の日と決めてあるのかもしれないけれども、でも、入学するときは、みんな、お金がない中で、たくさん、何万円というお金を使って準備するんだから、入学式の日までに申請しなければ、それはあげませんという対応は何か変かな。  そう決まってなければいいですよ、そんなふうにネットに書いてあるから、これは改善した方がいいなと、別に、入学式のあくる日に申請した人は、あなた、もう駄目よ、昨日でしたとかという必要ないでしょう。1年生に入学するときに就学援助を受けますと。例えば、4月いっぱいにこれを申請したら、4月分からの経費が出るわけですよね。そうしたら、当然それはもう入学の準備も含めてお金を払っても、何ら差し支えはないはずでしょう。でも、なぜかしらないけれども、入学式の日までと書いてあるんです。書いてあることは御存じですか。書いてあるのを知っているかどうか教えてください。私の言っていること正しいですか。 ◎惠口猛 指導課副課長  ちょっと詳細確認しまして御報告差し上げたいと思います。 ◆上野美恵子 委員  悪いけれども、基本ですよ、こういうこと。聞かれて、担当の方が、分からないというのはおかしいですよ、インターネットで広報している内容について。しかも、日々業務をされているんでしょう。教育長、いかがですか、おかしくないですか。だって、そんなこと分かっていることでしょう、詳細に調べての数字ではないから。 ◎遠藤洋路 教育長  基本的なことがお答えできず、誠に申し訳ありません。今後、指導を徹底していきます。 ◆上野美恵子 委員  その考え方として、なぜ、入学式の日までに申請しなければ入学準備の費用というのは出さないという決まりなんですか。関係ないでしょう、いつ申請したって、1年生は、そういうお金たくさん使って、中1も小1も入ってくるわけだから、申請した時点で中1や小1であれば、それは支給してもいいんではないですか、年に1回の費用でしょう。なぜ、入学式の何月何日までにというふうに書く必要があるんですか。 ◎松島孝司 学校教育部長  お答え、きちんとできずに申し訳ございません。今、御指摘あった件につきましても、含めて、さらにきちっと精査して、きちっとしたお答え、確認させていただきますが、ただ、一つの考え方としましては、入学式日というところで、ある程度の区切りというのは必要だというふうには考えているところでございます。ただ、その辺の個別の対応というようなところも、これまでもあったのかもしれませんし、ちょっとそこも確認しますが、柔軟に対応していく方向では考えておるところでございます。 ◆上野美恵子 委員  よければ、全然分かっていない雰囲気ですから、ちょっともう、やり取りするのもあれなんですけれども、入学用品というのは、それぞれ1年生に、小学校でも中学校でも上がるときに必要となる割とまとまったお金ですよね。就学援助の制度というのは、困窮した世帯に対して就学援助をしていこうというふうな考え方の事業ですから、基本、あれは駄目、これは駄目というふうに言うのが趣旨ではなくて、困窮世帯にきちんと提供していくのが、私は趣旨だと思うんですよね。しかも、年1回きりの経費ですよ、ひょっとしたら借金して払っていたかもしれませんよ、やりくりして。結局、何かの、例えば生活福祉金であるとかいろいろなものを借りてやりくりしてやったような世帯もあったかもしれない、でも、当然それは返していかないかんかもしれんし、とにかく、その調達に苦労があるであろうことは間違いないですよね。  だから、そういう費用は1年生で申請した方には支給できるというふうにするのが本来の制度の趣旨であろうかと私は考えますので、今後、精査するということであれば、区切りというのは行政側の都合でしょう。ではなくて、受ける側の子供の困窮した状況というのを最大限に配慮して、支給できるというふうにするのが、私は本来の筋だと思います。  それから、申込みの期限と振込月の関係では、1月までに申し込んだ方には3月までに振り込みをされているんですよね。その間2か月です。2月に申し込んだ方については、この考えでいくなら4月中に払えるわけですよね、仮に、精査をしたり、手続をやったにしたって、また3月までに申し込んだ人についても、5月中ぐらいには期間的にいえばできるはずのことです。それがなぜか、1月の人は3月なのに、2月以降になっちゃったら、もう6月というのは、あまりにもこれは怠慢ですよね。事務手続上は何ら問題ないはずですよ、1月分までやっているんだから。全然差はないはずです。2か月期間が要るんだったら4月に出すべきですよ。3月の人は5月ですよ。それも、やはり、受ける側の立場ではないから、こういうふうな、まあ、自分が大変だから、もう次の人は6月ですというふうに十把一絡げにして、結局この時期、教育委員会も忙しいから、先にしとこうみたいになってしまってはいないかなという心配をします。だから、これはちょっと、今日、答弁はないと思いますけれども、今、私が言ったような点はきちんと受け止めていただいて、改善を要望しておきます。  それから、115ページに、小学校の給食室施設整備経費ということで、桜木小学校のドライ改修の予算が新規で上がっています。1億2,360万円ということで、これは、私、事前に説明を伺ったときに、ドライ改修と併せて空調を改修していくというふうに説明を受けました。本当によかったと思ったんですよ、せっかくドライ改修するときに、ずっとこれまで、やはり給食室の暑さの問題というのは大変だろうから、できる限り改善していった方がいいというふうに意見を言ってきましたし、それが、1校ではあっても進んだのは大変よかったと思っています。今後、こういう形での、やはりドライ改修するときに、空調とかを併せて改修していくというふうな考え方は何かあるんでしょうか。計画とか。 ◎中村順浩 健康教育課長  今、委員、御案内いただいたとおり、今回、桜木小学校のドライ改修時に空調設備をこの中で設置をするという形で進めさせていただきます。また、今後は、やはり、空調設備の整備に当たっては、抜本的な整備をすることで、空調の設備を導入した効果というものが必要になってまいりますので、ドライ改修時、こういった大規模改修時には、空調設備については今後整備を導入していきたいというふうに考えているところでございます。
    上野美恵子 委員  大変結構です、いいことだと思います。やはり、本当に暑いんですよね、給食の調理室というところは、だから本当に、もう極限状態で夏場仕事をされていると思うので、こういう積極的なやり方はぜひ推進していただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、ちょっと分からない点で1個聞いておきたかったのは、120ページに、学校図書館の電子図書館拡充経費と移動図書館充実経費というのがありまして、電子図書館のコンテンツの充実というのは問題なく、大変いいことだと思います。2番の移動図書館の充実経費ということで、今度、車両購入というふうになっていますけれども、財源はコロナ交付金ですか。 ◎坂本三智雄 図書館長  コロナ交付金、10分の10を充てさせていただいております。移動図書館は、コロナの関連で、なかなか移動したくない、図書館に行きたくないというような方もいらっしゃいまして、そういう方が、家の近くに来る移動図書館を利用していただくというケースも徐々に増えてまいっております。そういうことで、コロナ補助金を充てさせていただいております。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  ただ、今、コロナ対応として充実されるのは大変いいことだと思いますが、バスの台数って変わらないですよね。どんなふうに拡充していかれるんですか。 ◎坂本三智雄 図書館長  今、3台で運用いたしておりますが、買換えを予定しておりますのが、本館が所有しております4,000冊所蔵の一番大きなバスでございます。購入して29年がたっておりまして、いろいろな不具合も出ているところでございます。今回、買い換えますのは、それをもう少し小さいサイズ、2,000冊程度の小型にいたしまして、今まで行けなかったような、道が狭いとか駐車場のスペースの問題などで行けなかったところにも、小型化をすることによって行きたいというふうに思っております。また、訪問先につきましては、ほかの2台もそれぞれ、植木地域や城南、富合地域などを回っておりますので、その辺との全体を見直すような形で、ニーズに合ったサービスを提供していきたいというふうに思っております。 ◆上野美恵子 委員  利用が増えてきているということでありますので、この移動図書館の利用実績が、どのように伸びてきているかというのを後日資料でいただけたらと思います。  それから、拡充というのなら、老朽化の買換えというのは、通常経費で、古くなったものは当然更新していくのが一般的な考え方ですよね。だから、小さくして、小回りがきくようにして、あちこちに行きたいという趣旨は分かりましたけれども、本当にコロナ対策で、この移動図書館を抜本的に拡充していきたいというふうにお考えなのであれば、今の3台を4台にするために国費を10分の10で使うみたいな、そんな積極的なコロナ対策であってほしいなというふうに思います。  これだったら、老朽化を、ちょうど古くなっていたから、よかった、交付金来るけん、買い換えておこうみたいな、それで終わってしまいますよね。やはり、拡充というときは、本当に事業そのものが充実していくという方向でやっていただくようにお願いをしておきます。  それから、続けて、125ページに奨学金の改定があります。ここで、歳出の方の貸付事業費というところが3,820万円ほど減額になっています。今、私たちがいろいろ耳にするところでは、コロナで非常に就学状況が困難な、大学であったり、高等教育でもそういう方が増えているというふうに聞いているんです。でも、事業費が減っているということについては、ちょっと何か、あら、ちょっと違うかなと思ったんです。今の貸付け状況について、例えば、新規にどういう貸付けをやってきたか、それは目標値に対してどうであったのかなど、御説明をお願いします。 ◎惠口猛 指導課副課長  令和2年度奨学金につきましては、申請者数が、まず77名いらっしゃって、要件で確認をさせていただきまして、要件に該当された方が、その中で63名いらっしゃると。63名を採用しまして、その後、その中から9名辞退される方がいらっしゃいましたので、本年度の貸付けにつきましては54名ということになっております。それと、家計の急変でお申込みをいただいた方が1人いらっしゃいましたので、その方も入れましたところで、今年度は55名の方に貸付けをしたということになっております。  目標値につきましては135名を想定したところで予算を組んでいたところでございます。 ◆上野美恵子 委員  今、答弁がありましたように、目標値に照らせば、135人に対して55名だったということは、実績としては半分以下なんですよね。要するに、先ほどから、コロナですごくみんな大変だということになっていますけれども、コロナという、就学上もいろいろ大変な状況を子供たちが抱えている中で、目標値にならなかったということについて、委員会としての評価を教えてください。 ◎惠口猛 指導課副課長  制度の周知につきましては、市政だよりやホームページ、それとラジオ放送といったメディア媒体の利用でありますとか、学校等を通じた周知として、教育委員会から発出した募集案内を生徒さんや保護者の方に配布を依頼したりしております。そういったこともやっている状況ではあるんですけれども、135名に対して55名ということになっておりますことにつきましては、周知あたりについて、もうちょっと、評価としてはなかなか伸びていないということは非常に困惑しているところでございます。 ◆上野美恵子 委員  周知を聞いたのではなくて、要するに、予算上は、これだけたくさんの方に利用してもらおうというふうに決めながら、なかなか利用が進んでいないということについて、委員会がどのような感想を持たれているかということを伺ったんですけれども、周知ができていないと言いたかったのか何なのか、ちょっとよく分かりませんが、ただ、何か理由があるから、なかなか利活用されない、もちろん借金だから、借りたら返さなければいけないから、私も、借金をじゃんじゃんやってくださいというふうに勧めるつもりは全くありません。だけれども、本当にこういう運用状況でいいのかなという感想は持っています。本当に、皆さん、就学の費用に苦労されているようなんです。  学生さんたちの話をちょっと聞く機会があったんですけれども、仕送りが少なくて、学費も生活費も自分で賄っているような方も中にはおられるし、学費は親からもらっているけれども生活費は自分で捻出しているとか、相当苦労しながらやっていて、しかも、コロナでバイトとかが減っているので、きついんですよねという声が聞こえてくるんです。  そんな実態を聞いていると、だったらこういうのは、今は活用して、先は返さなければいけないけれども、今の学費を払えないから退学も検討せなんというぐらいの方もおられるみたいで、それなのに、せっかくある制度が運用されないというのは、どこかに何かがあるはずなんですよね。例えば、ほかの就学の奨学金とか、掛け持ちはできないんでしょう。 ◎惠口猛 指導課副課長  給付型の奨学金であれば、掛け持ちは可能ということになっております。また、先ほどのお話ですけれども、平成22年度から、高校授業料の無償化や、平成26年度から、就学のための給付金などもできておる状況がございますので、そういった状況も多少影響しているのかなというふうには考えておるところでございます。 ◆上野美恵子 委員  今の答えは、コロナではないときも、それを言っておられましたものね。だから、やはりコロナになって、すごく今困窮してきているという、以前と違った現状があるというのを、どんなふうに委員会として把握をして、それに対応していくかというのが大事なんですよね。だから、そういう声が委員会の方には届かないのかなと、ちょっと私としては不思議なんですよね。  併用ができないとか、いろいろあるかと思うんですけれども、これだけ予定していても活用されないのであれば、本当に借りる側の立場になって、どうしたら、せっかく組んだ予算、ある制度なので、活用してもらえるかということを、やはり少し、もともとのところから検討すべきではないかと思います。そしてまた情報も収集された方がいいと思います、いかに、今、子供たちがどんな状況かというのを。その状況把握なんかはされているんですか。 ◎大江剛 指導課長  今、委員お尋ねの学生の状況把握につきましては、現在のところやっておりません。指導課の方に、いろいろこういった学生の方等から奨学金等の御相談等がありましたら、一つ一つ丁寧に対応するようにしていっているところでございます。  以上です。 ◆上野美恵子 委員  教育委員会も、本当に業務が多くて大変だろうと思います。日常本当に大変な中でされているというのはよく分かりますけれども、このコロナ対策とか子供たちの困窮の問題については、待ちの姿勢では駄目だと思います。本当にみんな苦労していると。高校の先生の方から、ちょっとですが、ちらっと聞いた、やはり子供たちがお金に苦労している面があるんですということをおっしゃっていたんですよ。  ですから、どういうやり方で把握すればいいのかというのは私から言えないんですけれども、やはり、今こんな状況だから、きちんと、少し一歩踏み出して、委員会としても、子供のところの状況把握をしながら制度を運用していくというふうな、そういう姿勢を持っていただけたらなと思います。それと、やはり、この制度が十分活用できるように、抜本的な改善が必要であれば、それを検討していくことをお願いしておきます。  それから、議案で出されております、今度の高校に対するタブレット端末の購入の件なんですけれども、これが、多分、小学校も中学校も同じだったと思うんですけれども、一括で買わなければいけないのは運用上の問題ですか。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  一括で買わないといけないのは運用上の問題ということでございます。 ◆上野美恵子 委員  小学校とか、でも、最初、順次入れていきましたよね。あれは全て同じ業者に発注したんですか。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  小学校の場合は最初に3分の1を入れておりますが、それはもう業務委託で、同じ業者というところに。物を買っているわけではございませんので、業務委託という形で契約させていただいて、3分の1入れて、今度新たにまた、その残りの分を契約しているという形になっております。 ◆上野美恵子 委員  私も運用上のことだと思ったんですけれども、やはり何か、一括となると、これ、じゃ、小中学校も西部電気さんだったんですか。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  小中学校の方はNTTドコモさんへの業務委託でございます。 ◆上野美恵子 委員  小と中は別ですか、同じですか。 ◎本田裕紀 教育センター副所長  小と中は同じでございます。 ◆上野美恵子 委員  運用上、一括でないと難しい面があるのかもしれませんが、でも、高校は別のところに頼むんだったら、小と中は別にするとか、やはり公共的なものは、同じところに一括発注ではなくて、基本、やはり公共工事もそうですけれども、分離発注という、地域経済の実情に即して、1か所ではなくて、やはりばらけて発注するというふうな考え方も、小と中は、多分、運用別でしょうから、そういうことは少し検討していかないと、電子系のものというのは、一旦発注したら、同じになっていくんですよね、例えば、ここのホストコンピューターがずっと同じなように。  だから、何かこれは今回もう高校はこれで仕方がないのかもしれないけれども、教育においても、契約の問題もきちんと考えて、でき得る限り、そういう分離発注的な考えに立った契約になれていくように検討をしていただけるといいなというふうに私は思っておりますので、今後の課題としてお願いをしておきます。  以上です。 ○小佐井賀瑞宜 分科会長  ほかにございますか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○小佐井賀瑞宜 分科会長  では、ほかになければ、以上で教育委員会に関する議案の審査を終了いたします。  これをもちまして、教育市民分科会を閉会いたします。                             午後 0時18分 閉会 出席説明員  〔文化市民局〕    局長       井 上   学    市民生活部長   白 石 義 晴    地域政策課長   梶 原 勢 矢    地域活動推進課長 岩 本 清 昭    生涯学習課長   青 山 和 人    首席審議員兼生活安全課長                                 寺 崎 真 治    人権推進部長   福 田 栄 拓    人権政策課長   津 江 三喜雄    男女共同参画課長 山 田 紀 枝    文化創造部長   林   将 孝    文化政策課長   田 島 千花子    文化財課長    北 野 伊 織    熊本城総合事務所長網 田 龍 生    熊本城総合事務所副所長                                 岩 山 誠 二    熊本城総合事務所副所長             濱 田 清 美  〔中央区役所〕    区長       横 田 健 一    区民部長     酒 井 健 宏    総務企画課長   石 坂   強  〔東区役所〕    区長       宮 崎 裕 章    区民部長     小 島 雅 博  〔西区役所〕    区長       甲 斐 嗣 敏    区民部長     木 櫛 謙 治    首席審議員兼総務企画課長             田 中 孝 紀  〔南区役所〕    区長       村 上 誠 也    区民部長     緒 方   公    総務企画課長   福 田 敏 則  〔北区役所〕    区長       小 崎 昭 也    区民部長     松 川 善 範    首席審議員兼総務企画課長             中 川 和 徳  〔教育委員会〕    教育長      遠 藤 洋 路    教育次長兼教育総務部長                                 岩 瀬 勝 二    教育次長     塩 津 昭 弘    教育政策課長   福 島 慎 一    教育政策課審議員 上 村 清 敬    学校改革推進課長 濱 洲 義 昭    学校施設課長   内 村   智    青少年教育課長  水 町 美 延    図書館長     坂 本 三智雄    熊本博物館長   田 端 文 一    学校教育部長   松 島 孝 司    指導課長     大 江   剛    指導課副課長   惠 口   猛    首席審議員兼教職員課長                                 岩 崎 高 児    総合支援課長   川 上 敬 士    教育審議員兼特別支援教育室長                                 若 杉 敏 郎    健康教育課長   中 村 順 浩    人権教育指導室長 平 生 典 子    教育センター所長 森 江 一 史    教育センター副所長廣 瀬 泰 幸    教育センター副所長本 田 裕 紀    必由館高等学校長 城 野   実    千原台高等学校長 南   弘 一 〔議案の審査結果〕   議第 22号 「令和2年度熊本市一般会計補正予算」中、教育市民分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 31号 「令和2年度熊本市奨学金貸付事業会計補正予算」……(審 査 済)   議第 51号 「熊本市学校教育施設整備基金条例の制定について」…(審 査 済)   議第 90号 「財産の取得について」……………………………………(審 査 済)...