熊本市議会 > 2020-06-17 >
令和 2年第 2回総務分科会-06月17日-01号
令和 2年第 2回予算決算委員会−06月17日-01号
令和 2年第 2回経済委員会−06月17日-01号
令和 2年第 2回厚生委員会−06月17日-01号
令和 2年第 2回総務委員会-06月17日-01号
令和 2年第 2回都市整備委員会−06月17日-02号
令和 2年第 2回環境水道委員会-06月17日-02号
令和 2年第 2回教育市民委員会−06月17日-02号
令和 2年第 2回都市整備分科会−06月17日-01号
令和 2年第 2回経済分科会−06月17日-01号
令和 2年第 2回環境水道分科会−06月17日-01号
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  1. 熊本市議会 2020-06-17
    令和 2年第 2回都市整備委員会−06月17日-02号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年第 2回都市整備委員会−06月17日-02号令和 2年第 2回都市整備委員会                都市整備委員会会議録 開催年月日   令和2年6月17日(水) 開催場所    特別委員会室 出席委員    8名         寺 本 義 勝 委員長    藤 永   弘 副委員長         伊 藤 和 仁 委員     山 内 勝 志 委員         光 永 邦 保 委員     原 口 亮 志 委員         落 水 清 弘 委員     坂 田 誠 二 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(25件)      議第 145号「市道の認定について」      議第 146号「同        」      議第 147号「同        」      議第 148号「同        」      議第 149号「同        」      議第 150号「同        」
         議第 151号「同        」      議第 152号「同        」      議第 153号「同        」      議第 154号「同        」      議第 155号「同        」      議第 156号「同        」      議第 157号「同        」      議第 158号「同        」      議第 159号「同        」      議第 160号「同        」      議第 161号「同        」      議第 162号「同        」      議第 163号「同        」      議第 164号「同        」      議第 165号「同        」      議第 166号「同        」      議第 167号「同        」      議第 168号「同        」      議第 169号「市道の廃止について」   (2)所管事務の調査                             午前10時22分 開会 ○寺本義勝 委員長  ただいまから都市整備委員会を開会いたします。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、市道の認定及び廃止、計25件であります。  それでは、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法としては、まず付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に所管事務の調査として執行部より申し出のあっております報告6件について説明を聴取し、所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  これより議案の審査を行います。  議第145号ないし議第168号「市道の認定について」、議第169号「市道の廃止について」、以上25件について説明を求めます。 ◎弓削秀和 土木管理課長  土木管理課でございます。  第2回定例会議案書、19ページをお願いいたします。  議第145号から20ページ、議第168号までの市道認定議案24路線及び23ページ、議第169号の市道廃止議案1路線の議決を求めるものでございます。  内訳につきましては、都市整備委員会参考資料の資料2を基に御説明いたします。  まず、紙資料の1ページをお願いいたします。  認定路線につきましては、都市計画法に基づく管理帰属によるもの22路線、地元要望によるもの1路線、払下げによるもの1路線、計24路線で合計延長は2,217.7メートルでございます。  廃止路線につきましては、払下げによるもの1路線で延長は52.0メートルでございます。  続きまして、紙資料の2ページから5ページに各議案番号、路線名、起点・終点、幅員、延長などを記載しており、各路線の詳細につきましては、6ページから最終27ページにかけまして位置図、拡大図、周辺写真、路線情報を記載しております。表記中の赤い矢印線が認定路線、青い矢印線が廃止路線となっております。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○寺本義勝 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  付託議案について、質疑及び意見をお願いします。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  なければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。  これより所管事務調査を行います。  執行部より申し出のあっております所管事務の報告6件について、順次説明を聴取いたします。 ◎加藤栄一 総括審議員  総括審議員の加藤でございます。  私からは、令和2年度当初予算計上事業の見直し(案)につきまして、その検討状況を報告するものでございます。  都市建設局分につきましては、都市整備委員会参考資料補足資料を作成しておりますので、そちらで御説明いたします。  資料3−2をお願いいたします。1ページを御覧ください。  初めに、この見直しは、新型コロナウイルス感染症への対策のため、対象事業洗い出しや見直しに向けた検討作業を全庁挙げて取り組んだものでございます。  また、減額等の予算案は、次回定例会への上程を予定しております。  それでは、1、見直しに当たっての基本的な考え方でございます。  道路や河川、公園等の公共工事地域経済を下支えする事業であるため、洗い出しの対象からは除外しております。  また、熊本地震からの復旧復興や局の重点方針に資する事業につきましても継続事業と位置づけて検討しております。  次に、その下です。2、見直し事業でございます。  表の体裁としまして、全庁取りまとめの資料3と連動しておりまして、1番左の番号は資料3の番号です。また、赤枠が見直し検討額であり、その一般財源を内書きした形でお示しさせていただいております。  見直しの内容は2つに区分して説明させていただきます。  1点目ですが、直ちに市民サービスの低下につながらないかなどの視点から検討し、その実施時期を次年度に移行したものなどが23事業ございます。  主なものとしまして、145番の新モビリティサービス検討経費は、AIを活用したデマンドタクシー社会実験であり、146番のシェアサイクル導入支援経費とともに先送りし、見直し後の予算額はゼロとなりますが、どちらの事業も新型コロナウイルス収束後の再開に向けて、今年度は実施エリア事業スキーム等について関係者と検討を深めることとしております。  また、148番の熊本駅白川口(東口)駅前広場等整備事業(単独)は、駅前広場のペデストリアンデッキの塗装工事等を見直しております。  2ページを御覧ください。  157番の市営住宅維持管理経費は浄化槽の解体工事を、164番の全国都市緑化フェア開催推進経費年度間調整が可能な施設整備費等の一部を、そして、190番の植木中央土地区画整理事業会計繰出金は令和3年度の換地処分に影響のない事業を、それぞれ実施時期を移行するものでございます。  3ページをお願いいたします。  次に、2点目となりますが、例年2月補正で実施しているものを時期を前倒しして精査したものが29事業ございます。  142番から165番、167番の(国県道)道路橋梁改築経費(防災安全)や169番の国直轄事業負担金など、次の4ページの186番までの事業は、国の補助内示本市負担額が確定したことなどに伴う増減となります。  4ページをお願いいたします。  一番最下段の180番、181番の舗装補修経費は事業費の増減はありませんが、国の補助内示を受け、一般財源を有利な起債へ振り替えたことにより一般財源が減少しております。  最後に、最下段の総計の欄を御覧ください。  事業数は重複がございまして、総計で51事業となります。事業費で約13.9億円、うち一般財源で約4.2億円の減となっております。  なお、全庁的には225事業について事業費約56.5億円、うち一般財源約24.7億円の減として見直しを検討しているところでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎能勢和彦 総括審議員都市政策部長  都市建設局総括審議員都市政策部長の能勢でございます。  令和2年第2回定例会予算決算委員会都市整備分科会都市整備委員会参考資料の資料4、令和2年度重点事業をお願いいたします。  今市議会は、今年度最初の議会でございまして、また、今年度は第7次総合計画後期計画の初年度でございますので、分野別施策に沿いまして都市整備委員会所管重点事業について御説明いたします。  資料の1ページをお願いいたします。  第8章、第1節の計画的な都市づくり重点事業でございます。  初めに、立地適正化計画の改定についてでございます。平成28年策定の立地適正化計画につきましては、現状の調査分析及び評価を実施したところでございまして、今年度は評価結果等を踏まえた施策の検討や、昨今の自然災害の頻発、激甚化を踏まえた居住誘導区域における防災視点の強化など、計画の改定を行うこととしております。  次に、地域拠点拠点性維持拡充施策検討経費でございます。地域拠点については、それぞれの地域特性に応じた施策を展開する必要があるため、都市機能の集積や交通アクセスの状況などについて様々な観点から調査分析を行うこととしております。  次に、歴史まちづくり事業でございます。歴史的風致維持向上計画の認定に伴う歴史的風致形成建造物の指定、町並みづくり助成事業や歴史的な町並み景観に配慮した道路美装化等歴史まちづくりを推進してまいります。  次に、全国都市緑化フェア開催推進経費でございます。全国都市緑化くまもとフェアにつきましては、昨年12月に基本計画を策定後、1月末に実行委員会設立会議及び第1回総会を開催したところでございます。今年度は会場整備に係る基本設計交通輸送行催事等実施計画を策定し、実施に向けた準備を行うとともに、植物園の再整備や水前寺江津湖公園施設改修に着手する予定でございます。併せて多様な主体の参画による緑のまちづくりを未来へつなげていくネオグリーンプロジェクトのさらなる定着を図ってまいります。  2ページをお願いいたします。  第2節、魅力と活力のある中心市街地の創造でございます。  初めに、シンボルプロムナード等整備事業でございます。桜町・花畑地区オープンスペースにつきましては、本年1月から順次工事に着手しておりまして、来年秋の完成に向け整備を進めてまいります。  次に、中心市街地における建替え促進支援経費でございます。まちなか再生プロジェクトにつきましては、本年4月から建て替え促進等に向けた財政支援について新たな運用を開始したところでございまして、既に2件の指定を行っております。今後、さらなる制度活用に向けた普及啓発に取り組むこととしております。  次に、ウォーカブル都市推進経費でございます。昨年のフランス視察を踏まえた新たな取組でございます。まちなかの歩行空間を歩いて楽しめる居心地のよい空間にしていくこととしておりまして、今年度は市民会館前空間の調査解析を行うこととしております。  次に、都市デザイン推進経費でございます。連続的で分かりやすく都市景観に調和した統一的な公共サイン整備を図るためのガイドラインや、夜間景観の将来ビジョンを明らかにし、市民一人一人が意識を持って本市の夜間景観づくりを行うためのマスタープランの策定を行います。  次に、熊本駅白川口(東口)駅前広場等整備事業でございます。熊本駅白川口駅前広場につきましては、平成30年度に工事着手しておりまして、引き続き令和2年度中の完成に向け上屋やトイレ、水景施設等の工事を行ってまいります。  3ページをお願いいたします。  第3節、だれもが安心して移動できる公共交通体系の確立でございます。  初めに、バス交通運行効率化関係経費でございます。本年4月に都市バス内に設置された共同経営準備室において、令和2年度内に共同経営計画を策定し、国への認可申請等を行う予定としております。併せて実施予定の利便性向上の取組についても本市として積極的に関与し、様々な支援を講じていくこととしております。  次に、市電路線延伸調査関係経費でございます。市電路線延伸の検討につきましては、後ほど担当課長から詳しく御説明申し上げます。  次に、電停改良経費でございます。市電の電停改良につきましては利便性の向上に向け、通町筋電停(上通側)や辛島町電停の改良工事、動植物園入口電停改良に伴う道路改良工事を行い、さらなる利用者増につなげてまいりたいと考えております。  私からは、以上でございます。 ◎藤岡明弘 土木部長  土木部長の藤岡でございます。  私からは、土木部関係の事業について御説明いたします。  4ページをお願いいたします。  第4節、良好な道路環境の実現でございます。  初めに、新広域道路交通計画の策定についてでございます。慢性的な交通混雑など長年の課題解決を目的といたしまして、現在新たな広域道路交通計画の策定に向けまして検討を進めているところでございます。詳細につきましては、後ほど担当課長から御説明申し上げます。  次に、道路保全事業に係る経費でございます。橋梁等の道路施設長寿命化につきましては、平成26年度から5か年で実施した法定点検の診断結果を踏まえまして、今年度より予算を拡充いたしましてインフラマネジメントの加速化を図ることとしております。
     次に、橋梁耐震化などの国土強靭化につきましては、3か年の最終年度である今年度、事業を着実に進めるとともに、さらなる国土強靭化を推進するため、国に対して制度の継続を要望してまいります。  また、市民生活に密接な道路におきましては、道路パトロールを強化しますとともに、市民の方々から情報を得ながら、引き続き適切な道路管理を行うとともに、生活道路の舗装につきましては、計画的な補修に転換していくこととしております。さらに児童や未就学児などの交通安全対策につきましても、関係各者と協議を行いながら対策を講じていくこととしております。  次に、熊本市自転車活用推進計画の策定でございます。平成29年5月の自転車活用推進法の施行や最近の社会情勢の変化によりまして、あらゆる面から自転車の利活用が見直されております。本市におきましても、これまでのハード整備交通安全施策に加えまして、自転車の利活用施策を盛り込んだ熊本市自転車活用推進計画を本年度策定することとしております。  5ページをお願いいたします。  第5節、洪水や都市型水害による被害の防止・軽減でございます。  初めに、広域河川改修経費でございます。健軍川、藻器堀川、鶯川の河川改修を実施することを予定しておりまして、護岸工事詳細設計家屋調査等をすることとしております。  次に、緊急浚渫推進事業でございます。本事業では河川の氾濫等の大規模な浸水被害を防ぐために緊急的に、天明新川、麹川、松尾川、白水川、平川のしゅんせつを実施することとしております。  次に、雨水管理総合計画の策定でございます。本計画は浸水対策におきます重点地区の選定、降雨強度の見直しに加えまして地域特性に応じました施設計画、官民連携を踏まえた新たな考え方による雨水管理計画の策定を進めることとしております。今年度は、基礎調査及び基本検討に着手することとしております。  私からは以上でございます。 ◎宮崎由之 住宅部長  住宅部長の宮崎でございます。  最終ページ、6ページをお願いいたします。  第6節になります。豊かな住生活の実現でございます。  初めに、中古住宅流通促進事業でございます。移住者を呼び込むことで空き家化を予防し、さらに地域や経済の活性化を図るものでございます。1件当たり最大50万円の補助で事業費は1,000万円を予定しております。  次に、市営住宅長寿命化関連経費でございます。市営住宅の安全で快適な居住環境を維持するため、市営住宅長寿命化計画に基づきまして、施設や設備等の修繕等を行うものでございます。  最後でございます。公共建築物定期点検特定詳細調査経費でございます。建築基準法等に基づく建築物定期点検の実施や詳細な調査によりまして不具合や劣化の状況を的確に把握するものでございます。また、その結果を基に計画的に修繕・改修工事を実施し、長寿命化を図ってまいります。  なお、昨年6月の補正によりまして実施しました内部及び外壁の緊急点検につきましては、今年3月末に完了し、危険性が高い不具合につきましては今年度中に補修等を完了することとしております。  以上でございます。 ◎黒部宝生 交通政策課長  交通政策課でございます。  参考資料の資料5をお願いいたします。  市電延伸の検討につきまして説明させていただきます。  今後の取組についてでございますが、来年度以降に予定しておりました実施設計につきましては一旦中断いたしますが、昨年度より取り組んでおります基本設計につきましては今年度も引き続き取り組むこととしておりまして、より精度の高い整備費や事業効果等の検討を整備形態案4ルートに対して行ってまいります。  この4ルート案を下記に記載しておりますけれども、想定される走行ルート交差点部をショートカットする案と、直角に曲がる案と大きく2つございます。緑の破線、高森線の区間1の部分でございますが、こちらにつきましてセンターリザベーション、サイドリザベーションとそれぞれ考えられますことから、案1から案4までを整備形態案としてお示ししております。  また、基本設計を補完し延伸による効果を高めるため、パーク&ライド、サイクル&ライドの整備候補地の選定についても検討してまいります。  今後も引き続き検討を深め、今年度末に市民懇話会を開催するなど、市民や議会に調査結果について御提示し、御意見をお伺いさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 ◎今村寿也 道路整備課長  道路整備課でございます。  私の方から、新広域道路交通計画の策定について御説明申し上げます。  資料の6をお願いいたします。  昨年度、「熊本都市道路ネットワーク検討会」において、左の下にあります3つのビジョン、そしてインターチェンジアクセスを10分といった新たな道路ネットワークの機能のイメージを示し、令和2年3月に熊本県幹線道路協議会へ報告をさせていただきました。今後、これらのイメージを具体的な計画へつなげていく必要がございます。  次に、現在の国の動きでございますが、新たな広域道路ネットワークのあり方について検討が進められておりまして、図にありますように、ブロック都市圏の形成や空港、港湾などの交通拠点へのアクセス強化などを基本戦略といたしまして、3つの機能、役割を持った40キロ以上のサービス速度を持つ広域道路、そして、より高い定時性を持つ60キロ以上のサービス速度特定広域道路を位置づける方向で検討されておられます。  今後の取り組みといたしましては、熊本県幹線道路協議会では報告したイメージを具体化するため、国・県と連携しながら調整を進め、特定広域道路への位置づけを目指してまいります。  また、熊本都市道路ネットワーク検討会では、この新広域道路交通計画を見据えながら公共交通も含めた短中期施策を検討し、ベストミックスを具体化していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎角田俊一 都市政策課長  都市政策課でございます。  資料7の都市計画道路の見直しを御説明させていただきます。  左面でございますけれども、市域の拡大やモータリゼーションの進展に合わせまして昭和3年以来、現在104路線、約259キロの道路を都市計画決定しております。また、本年3月には、都市計画道路を含めた道路全般の計画的かつ効率的な整備を進めるため、道路改築歩道整備交差点改良をはじめ新市基本計画、あるいは公共交通機関関連道路事業など、今後10年間の計画である「熊本市道路整備プログラム」を策定しております。  また、さきに申し上げましたように、中心市街地高速道路などのアクセス強化を図る新たな道路ネットワークも構想しているところでございます。さらにこれらと併せまして、公共交通自動車交通を効率的に組み合わせた都市交通体系の最適化、いわゆるベストミックスの構築を目指しているところでございます。  一方で、左下の図に書いてございますように、都市計画道路は現在総延長の25%、65キロが未着手でございまして、うち48キロが決定から40年以上を経過しております。高齢化の進展、あるいは人口減少へと社会情勢が大きく変化しており、道路を取り巻く将来の見通しも明確化してきたことから、左面の中ほどに書いてございますけれども、平成30年8月に策定しましたガイドラインに沿って、第2回の見直しをすることといたしました。  見直しにつきましては、右側の中ほどの図にもございますが、縦軸の必要性としましては、将来の交通量の見込みや主要渋滞箇所への緩和の貢献、骨格である2環状11放射の構成や公共交通軸、あるいは緊急輸送道路の形成に寄与するかといった視点や、横軸の困難性としましては、整備費用、それから用地取得などの項目について評価をしました。結果、赤枠の27キロを廃止候補路線の案としたところでございます。  今後は、これらにつきまして議会をはじめ建築制限となっている土地所有者の方々や地域、そして市民の皆様の御意見をしっかり聞きながら、20年後の都市計画道路網を検討してまいたいと考えております。  以上でございます。 ◎伊藤幸喜 交通局総務課長  交通局総務課でございます。  資料8の新型コロナウイルスの市電への影響について説明いたします。  上段の表につきましては、月毎の運賃・乗車人員の対前年度比の推移を、下段のグラフにつきましては、それを週単位で表したものでございます。  乗客は、2月21日の市内感染者確認以来ゴールデンウィーク頃まで減り続けまして、その後、緊急事態宣言解除以降は徐々に増加いたしております。5月末には前年度比50%程度減まで戻っているところでございます。ちなみに6月に入りましても、平日で30%前後の減、休日におきましては50%前後の減という状況が現在も続いておるところでございまして、以前の水準まで戻るためにはまだまだ時間がかかるというふうに考えておるところでございます。  こういった中におきましても、社会経済活動を支える基盤としましての責任を果たすために、運行本数などは従前の水準をおおむね維持してきたところでございまして、そういったことから今年度の収支は大幅に悪化するものと考えておるところでございまして、右下に記載しておりますように、予算ベースでございますが、5月までに2億6,000万円の影響があるというところでございます。  これらの減収対策といたしましては、今年度の事業の見直しや国の支援制度の活用を図りまして、収支悪化の抑制に努めてまいりたいと考えております。  裏面、次ページにつきましては、種別ごとの前年比を記載しているところでございます。  最後に、資料にございませんけれども、この間の主な取組を申し上げますと、通勤・通学定期の払戻しに対する遡及対応や、通勤帯の増便、深夜帯の減便、土曜日の日祝ダイヤへの変更等を行ってきたところでございます。  なお、通勤・通学定期の払戻しの遡及対応につきましては485件、315万円でございました。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○寺本義勝 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について、質疑及び意見をお願いします。 ◆伊藤和仁 委員  前回の委員会のときに、ブロック塀の危険箇所の調査をお願いしていたと思うんですが、今の現状はどうなっているのでしょうか、お願いいたします。 ◎小山博徳 建築指導課長  建築指導課でございます。  前回の委員会におきまして結果という形で漏れている分を御説明したいと思います。  前回、6,800件ほど安全性が確認できないブロック塀があるという形で御報告しましたけれども、その後、私どもが実施しておりますアンケートの結果によりまして、500件ほど改善されたということになります。  その後、私どもが実施しております周知を5月に行いました。アンケートの回答のなかったもの約4,800件、その後に所有者等が判明した分360件ほどに再度通知を行ったところです。  以上です。 ◆伊藤和仁 委員  そうすると、今現在はまだ6,800件のうち、危険というふうに分かっているところがどれぐらいあるかというのは、分かっていないということですか。 ◎小山博徳 建築指導課長  先ほど述べましたとおり、500件ほど改善されたというのを把握しておりますので、約6,300件ほど安全性が確認できないブロックがあるというふうに認識しております。 ◆伊藤和仁 委員  そうしたら、これからどれぐらいの期間をかけて残りの6,300件の危険調査を行っていくか、見通しをお示しください。 ◎小山博徳 建築指導課長  今後、建築指導課で庁内的な地図情報システムのGISに掲載しまして、全庁的に情報を共有するという形を取ることにしております。その後につきましては、別の課になりますけれども、補助制度の活用を行うとともに全庁的に協議、調整を行う予定としております。 ◆伊藤和仁 委員  例えば、次回の定例会までにある程度分かるものですか。 ◎小山博徳 建築指導課長  見通しでございますかね。今のところ私どもの課の方では周知徹底を行うという形になるかと思います。 ◆伊藤和仁 委員  本当に危険度が迫っているところもあるかと思いますので、やはりここは早期に調査を進めて、やはり全体を把握していくことが大事かと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 ○藤永弘 副委員長  前回、危険度を調べるということで聞いておったと思うのですよ。だから今回はある程度分かるのかと思っていたら、全然分かっておらぬということで、補助制度はあるけれども、この制度を利用していったら何十年とかかっていくことが分かっていて、また前回、まず危険度も目視でざっと見ただけで分かっておらぬということだったから、危険度を把握するようにということで、前回申し入れたと思うんですけれども。  2年前に死亡事故があって、国が全部把握するようにということでブロック塀の調査をやったわけだから、地震があった場合とか、何かあった場合のため、少なくとも通学路から先に、いつまでにやるとかそういう見通しをつけないと。毎日毎日生徒たちが歩くような道沿いに、どのくらい危険な箇所があってというのは、早急に調査する必要があるのではないですか、どうでしょうか。 ◎小山博徳 建築指導課長  ただいまの質問に関して、まずは全庁的に情報を共有するという形であり、今申しました6,300件ほどは安全性が確認できないものの、これが全て危険だというわけではないんですよね。ですので、その辺を全庁的に土木関連でありますとか、教育委員会と一緒に情報を共有して、なくなったブロックについては建築指導課に連絡をいただくというような形で取り組んでいこうと思っております。 ○藤永弘 副委員長  調査した上で、学校の通学路で、これは危険というのを把握しておるところでも、まだ進んでおらぬところもあります。個人の持ち物ですので、それに対してどこまで行政が支援をできるのか、または強制ができるのかという問題があると思うんですけれども。  やはり調査をまずは進めないと、どうやってやろうかという次の対策、今の制度上はちょっと進まぬということだったら、どうしたらいいとかという次の政策をどう打っていくかということが決まらぬのではなかろうかと思いますので、例えば今コーンを置いておるところもあるらしいんですけれども、もう本人に言って、危険ですので注意して通ってくださいとか、札を掲げさせてくださいとか、いや、掲げさせてというのはちょっと問題があるのかもしれないけれど、やはり本人に認識してもらって、これはちょっと取り払わなければいかぬぞという気持ちを促すとか次に進めていくための策を進めていかないと。ばっと国が調査しろと言ったから、しましたというところで進まぬ状態を長年放置することはいかぬと思いますので、次のもうちょっと明確な、いつ頃までにどうしてという計画を、次回の委員会ぐらいに発表できませんか、どうでしょうか。 ◎田中隆臣 都市建設局長  委員も言われているように、やはり個人財産ということで、危険の度合いを特定する調査というのは非常になかなか厳しいものと思っております。  おっしゃられるように、やはり我々も教育委員会とかと一緒に見たときに、ちょっと危ないなというふうに想定ができるところはコーンを設置したりして、所有者に注意喚起ではないですけれども、制度の案内とかを行っております。  そういうふうなやはり地道というと、何ですけれども、やはり各部局が連携して、委員がおっしゃられるような通学路とかそういうところをまず優先的に一緒に見て回って、そういうふうな対策や取組を進めていきますというのは、多分次回委員会でお話することは可能かと思っております。  ただ、全6,300件の調査をやって優先度を決めるというのは、なかなか個人財産に対して我々が評価するというようなことは、ちょっと厳しいのではないかなということで、そこは他都市とかその辺の状況をちょっと調べさせていただいて、そういう御報告ができればと思います。 ○藤永弘 副委員長  では、一歩前進、二歩前進するようによろしくお願いしておきます。  以上です。         (「関連して」と呼ぶ者あり) ◆坂田誠二 委員  その6,000何箇所、現時点で危険箇所があるということなんですけれども。  一つは今、局長も言われたように、個人の所有財産ということもあるんですね。今後の対策として、一つは家を新しく何十年に一回建てていくわけですから、そういうときに建築許可、その辺の時点で危ないところは、多分建築行政の方は分かっておると思うから、そういうところでやはりブロック塀というのは、なかなか、そこまでは何か難しいところもあるんでしょうけれども、構造物としてそういうことはあるわけなので、建築基準法の中で一つは今後の建築許可、そういう場合でかぶせていくというようなことはできないのかな。 ◎小山博徳 建築指導課長  ただいまの件につきましては、前回の委員会でも申しましたけれども、建築物に附属する門塀は建築物ですので、当然建築基準法がかぶります。ですので、当然家の建て替えの際にはうちの方に書類が出てきますので、その辺の周知は行っているところです。 ◆坂田誠二 委員  その辺はよろしくお願いしたいと思います。  以上です、私の方からは。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。 ◆山内勝志 委員  交通局にちょっとお話をお尋ねしますが、先ほど新型コロナウイルスの影響のお話をお伺いしました。これから大変な状況が続くと思いますし、先ほどおっしゃられたように、恐らく一回落ち込んだものがまた立ち上がるまでは数年、年単位の期間がかかろうかと思います。  それで、今後のことでということでお話しになったうちの国からの支援について、まず1点、何かその手応えといいますか、市民連合の福永議員からも質問があったと思いますが、改めてそういった国からの支援についての何かがあるのか。  2点目は、事業見直しというお話でしたが、具体的にどういった形で見直しを進められていくのか。現時点で分かっていることがあったら、教えていただきたいと思います。 ◎伊藤幸喜 交通局総務課長  交通局総務課でございます。  まず、1点目の国の支援制度の活用ということでございますけれども、現在確認できている範囲では、いわゆる赤字を補填するような支援について市電に対するそういった支援は現在のところございませんけれども、今、国の2次補正予算で出ているものにつきましては、今から先に向かった感染予防対策に対する経費への支援というものがございますので、市電の感染防止に係るような抗菌対策ですとか、そういったものに対して活用できるものは活用していくということで、現在検討しているところでございます。  また、学校休業に伴う部分に関しましては、対象となるような休暇を取得した職員がおりますので、そのようなものに関しましては支援金を活用していくというふうに考えております。  2点目の事業の見直しについてでございますけれども、交通局の中でも検討しておりまして、急を要さないもの、それから来年に先送りできるもの、そのようなものにつきましてはイベント等については中止と、そのほかの事業については先送り、または延期というふうな整理を今しているところでございまして、事業費といたしましては約9,700万円程度、現在のところそういったものを中心に検討しているところでございます。  以上でございます。 ◆山内勝志 委員  まず、国からの支援、なかなかこれからどうなるか分からない部分もあろうかと思いますが、なかなか新型コロナウイルスに係る影響というのはある意味ぐっと大きくマイナスになった部分ですので、これは本市の財政当局に対しても、何らかの支援をやはり言い続けていっていただきたいと思います。  それと、もう1点の事業の見直しのことなんですけれども、これからいろいろなことをお考えになっていくんだろうと思います。長期の計画をお立てになるとは思うんですけれども、そこでの余りにもいたずらな人件費の圧縮ですよね。前回の議会の折にもお聞きしましたけれども、運転手の方の正職員の比率もどんどん下がっているというふうに聞いております。  嘱託で来られる、希望される方は多いとは思いますけれども、それでも処遇というのは決してこれから先、上がっていくものでもありませんでしょうし、ただ、そういう中でも運転手の方がいなければ市電も動かないわけなので、ぜひともそういったところの見直しについては慎重に考えていただきたいと思います。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。 ◆光永邦保 委員  田中局長に伺ったほうがいいかなと思って質問しますけれども、資料でいえば、今言った資料の5、市電の延伸のところに書いてありますパーク&ライド、これに補完していきますということがあるんですけれども。  昨年、フランスに行かせていただきまして、フランスでは単に駐車場を造るというだけではなくて、そこに車をとめたら駐車料金も電車に乗る人は安くすると。しかもとめたらそこに電車のただ券が出てくるんですよね。だから、駐車場を単に造るだけではなくて、そこにもっと公共交通機関に乗ってくれという取組がもうひしひしと感じられたんですよね。  用語はもう昔からこれは使われているんですけれども、大体一般的に近くに駐車場を造るという程度でとどまっていますけれども、そういうところまで踏み込んで、もっと電車やバスに乗ってくれというような仕掛けをこれからつくっていかれるのかどうか、その辺をちょっと局長に伺いたいと思います。お願いします。
    ◎田中隆臣 都市建設局長  私もフランスに行かせていただきまして、フランスと同じようにというお答えはなかなか現時点で厳しいものはございます。  ただ、今もパーク&ライドで実施されているのが、光の森でありますとか、ショッピングセンター、そういうのとセットでやっているとか、やはり単にとめて乗り換えるだけではなくて、何か付加価値を与えてあるところはやはり人気があるということはもう分かってございますので、今後検討するに当たってはそういうものができないかと。  将来的には、フランスの場合は駐車場経営者と交通事業者は同じ方で、そういうことも可能となりますので、何かそういうものが例えば助成とか国補助とか、やはり今後公共交通制度をある程度抜本的に見直していかないと、そういう視点もやはり必要かと思っておりますので、それは我々もちょっと検討させていただいて、必要なものについては国に要望するとかそういうこともちょっと考えていきたいなというふうに思ってございます。そういう意味で今年、調査は非常に大事かなとは思っております。 ◆光永邦保 委員  その辺は、古庄交通事業管理者もやる気満々ですので、せっかく新しいメンバーの2人ですので、ただというのはちょっと難しいのかもしれませんけれども、駐車したら100円券が出てくると、バス・電車には100円で乗れますよというだけでも、相当とめようかなという気持ちになると思いますので、ぜひちょっとしたモデルケースでもいいですから、そういう取組をお願いしたいと思います。  以上です。 ◆原口亮志 委員  関連でございます。  今のお話に決して水を差すわけではございませんが、やはり延伸につきましては非常に産みの苦しみの中で採決、議決をしたという経緯もございまして、先ほど新型コロナウイルス感染症の結果といいますか、その結果において大幅な運賃の収入減ということは今お話しになられました。しかしながら、基本設計等は引き続き実施するということで、この事業自体は継続しているというふうに認識をいたしております。  しかし、多くの市民の生活スタイルが今変わりつつある中で、また元どおりに市電の収入が回復するのか。現時点でも4億円ぐらいだったかな、一般会計からの繰入れをやっていますよね。ですから決して黒字というわけでなく、やはり特別事業会計といいますと、独立採算制が一番考えていかなくてはならぬところでございますけれども、こういった今後の動向を見据えた中でも、大きな軌道の変更とかそういったもの、鉄軌道ではありませんよ、本事案の計画の変更なりなんなりがあるかと思いますけれども、その点についてはいかがお考えですか。 ◎黒部宝生 交通政策課長  交通政策課でございます。  今回、基本設計につきましては引き続き調査検討を深めてまいりたいと考えておりますが、その後のステップの実施設計につきましては一旦中断するということを表明させていただいたところでございます。  その後の考え方ということでございますけれども、今新型コロナウイルス感染症対策を最優先に進めていくという中にあって、その収束に一定のめどがついた段階で、また、地域経済の動向でございましたり、本市の将来的な財政負担の状況、そういったものを総合的に考える必要があると考えておりますので、改めてその際に議会等に御相談しながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆原口亮志 委員  分かりました。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。 ◆落水清弘 委員  都市計画道路見直しについての先ほどの資料7の説明の内容についてですけれども、私の地域でも廃止路線になっているものが何本かございます。63歳の私が中学のときに多分計画を立てた分だと思いますけれども。  ぜひ職員の皆さん方にお願いしたいんですけれども、市民目線で物事を考えていただきたい。どうしても長い時間できるできると、もうおじいちゃんがお父さんに言って、お父さんが孫に言うくらいの時間がたっています。孫の中には楽しみにしておる人も現実的にたくさん存在しているわけですね。  ですから、例えば私の地域で言えば、鉄道高架に伴って花園池上線という新設道路が20年ほど前でしたかね、都市計画決定打ったのは、そういう時期がありました。そうしますと、当然その西側にある俗に言う野口清水線、西回りバイパスは当然あの時点で不必要になるということは想定済みだったはずです。ですから、そのような場合には、40年も50年もほったらかさずに途中でやはり一緒に抱き合わせで廃止を打っていただくと、市民からするともっと分かりやすいし、納得ができるんですよね。このような形で廃止だけ路線を打たれると40年も50年も待っている方にとっては、中には喜ぶ方もおられるかもしれません。しかし悔やまれる方もたくさんおられるのが現実です。  ですから、そういう方々が説明をされたとしても納得がいかないんですよね、人間は。幾ら市役所が丁寧に細かく説明をされたとしても、納得がいかないわけです。やはり公共の福祉を考えるというのは、要するに福祉はもう広辞苑で引けば分かるとおり、幸福であって、役所の仕事は市民を幸福に一歩でも近づけるような提案をしたり、できることであればお手伝いをする。この都市建設道路なんていうのはお手伝いをする一つですよね。ですから、そういう視点から物事を発想してもらいたいんですよ。  ですから、今回こうやって出てきておりますけれども、ぜひこの路線を説明されるときには人口減少の問題から始まって、交通量調査がこういう状態であって、将来推計はこうであって、そして今ここは幅員をこちらの道路を広げておりますとか、ここに自転車専用道路を造りますとか。結局、皆さん方からいうと道路はいろいろな道路に名称を分けてつけていらっしゃって、もう課もまたがったりしておりますけれども、市民からすると道路は全部、高速道路と一般道路の違いぐらいはありますけれども、一般道路は全て高規格まで含めて同じ道路なんですよね。  ですから、その市民目線の物差しをやはり今後の説明に関して丁寧にやっていただいて、一人でも多くの市民の方々にこの説明会で、何や今頃と言われずに、それならしようがないねと、納得しないととしようがないねというふうな雰囲気の説明ができるような、いろいろな情報の組合せ方を考えていただきたいんですけれども。  これはちょっとトータルですから、局長にお尋ねします。 ◎田中隆臣 都市建設局長  実は前回の都市計画道路の見直しのときは私も担当でしたので、地元説明にも回らせていただいております。  都市計画道路というのは、地元で待たれている方も本当にたくさんいらっしゃいました。ただ、ものすごく時間がたっていますので、もう忘れているという方もいらっしゃいます。ただ、当然ながら私権の制限をかけているということで、やはり廃止に当たってはとにかく丁寧に説明をしていかなければならないというのは、当時担当をしておりまして、今後もそういうふうにやっていかなければならないと思っております。  前回、ちょっと委員の方から例に出されております野口清水線ですね、当時も花園池上線の計画はあっておりまして、実は野口清水線を廃止していないのは、当時はまだやはり交通量が乗っていたと、廃止ができる状況になかったと。ただ、先ほど言われたように、人口減少とかそういう見据えたところでの交通量推計を基に今回やってございますので、今回は廃止することも可能な、途中でもなっていたかもしれませんけれども、今回のガイドラインを作ったときにそういう見直しもできるようになったということで、そういう丁寧な説明だったり、やはり委員がおっしゃられるように、新たなこういうふうな道路も造っていくということも説明したいと。  今日、別途説明しました新広域道路計画、こちらも今年度策定というか、どこからどこまでというのはなかなか示せないんですけれども、こういうものができるだろうということは多分お示しできると思うんですね。そうしたときには、当然交通量が劇的にそちらに回るとか、そういうのがまた出てまいりますのでさらに説明はしやすくなると。それを載せて、当然分かっていないので載せていません。ただ、さらに廃止の説明がしやすくなるというかそういうふうなことも言えるだろうと思いますので、そういうふうなところが見えるようなところは、それと併せてセットで説明していくとかですね。  例えば生活道路であれば、今年度予算を一応議会でもお示ししましたように、やはり1.2倍くらい拡充しておりますので、そういうものをちゃんとやっていきますと。やはり維持保全が今後ものすごくお金がかかりますというふうなことや、いわゆる地域の道路はちゃんとやりますみたいな説明をしながら、一つ一つ、一路線一路線、丁寧に対処してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆落水清弘 委員  先ほども申し上げましたけれども、100%納得というのは現実的ではないですけれども、市民が納得のできる説明会をどういうふうな形でやればできるのかを研究していただきたいんですよ。そこのところをお願いしておきます。  もう1点お伺いいたします。  先日の本会議で、市長の桜町再開発のマンション問題が出ておりましたけれども、大西市長は、抽せんで当選し購入したので何ら問題はないとお答えになっておりましたので、それは間違いないであろうと思っております。  しかしながら、答弁を聞いていました中で素朴な疑問が幾つか湧きましたので、お伺いしたいと思います。  桜町再開発のマンションについては、販売当時にも議会内でよく話題になったんですよ。我々議員が購入してもいいんだろうかとか。いや、議決権があるからまずいのではないかとかいう話があっておりました。  そこでお尋ねですが、私たち議員が、今回市長が購入した再開発のマンションを購入しても何ら問題がないのかを教えていただきたいんです。  それと、ここに都市建設局長と交通事業管理者、2人の幹部の職員がおいでになりますけれども、このお二人の局長が大西市長と同じように再開発のマンションを今回抽せんで購入されたと仮定した場合、何も問題がないのか。このことを教えていただきたいと思います。  それともう1点、千代田区区長が同じような案件で問題視されているという話も出ておりましたけれども、本市の市長との内容の違いを教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○寺本義勝 委員長  答弁できますか。 ◎上野勝治 都市整備景観課長  都市整備景観課でございます。  まず、1点目、問題が事業上といいますか、問題ないのかというような点でございます。今回の再開発事業の中で、まずは市長の方としては認可をする立場というのがございます。事業を認可していく立場、これは法的にいきますと法とセットになりますので、再開発会社そのものとの利害関係があるかと言われると、法をつかさどっている市長としてはあるのではないかなとは思っておりますが、ただ、これを審査する段階においては適正に処理をするという制度の中で、何ら便宜を図るとかそういうところは絶対ありませんので、そういう意味では問題ないというふうに感じます。  それともう一つ立場がございまして、補助金あたりを交付するというような立場もあろうかと思いますが、これも再開発会社さんと補助金を交付するという立場で市長の方はあるんですが、そこから先、再開発会社さんが例えばマンションさん、今回のマンションですが、マンションを買う段階では再開発会社に補助金というのは収入されますので、それ以降、再開発会社がマンションさんにどう売られるかというのは、補助金上は何の権限もございませんので、そういう問題でも関係がないというふうに考えております。  それから、2点目の局長等が買ったらどうかというような問題は、すみません、ちょっと今、私の方ではちょっと考えが及んでいないんですが。  それと3点目の千代田区長さんとの違いといいますのは、今回、千代田区長さんの場合というのは、優先的な事業者枠といいますか、その辺での分譲というようなところが争点になっているかと思っております。  今回の市長の方のマンションというのは、もう普通に一般的な分譲で抽せんでというようなお答えだったかと思いますので、その辺が違いとしてはあったのかなと考えております。  以上でございます。 ◆落水清弘 委員  私たち議員が購入して問題がないかということ。それと、お名前ではないんですよ、お名前ではなくて、役職ですよね。都市建設局長が購入して問題がないか、交通事業管理者が─だから個人の話はしていませんからね、誤解しないでください。その交通事業管理者が購入して問題がないかということも、早急に調べていただきたいんですけれども。  ほかに質疑がなければ、暫時休憩でお願いしたいですね、委員長。 ○寺本義勝 委員長  すぐ調べられますか。時間がかかるでしょう。法制課と協議しないと駄目でしょう。  では、すみません、落水委員、別途また調査をさせまして報告をさせます。 ◆落水清弘 委員  いえ、すみません、今日回答をお願いします。 ○寺本義勝 委員長  今日できるか。 ◆落水清弘 委員  とりあえず、委員長、何もなければ暫時休憩してください。 ○寺本義勝 委員長  では、いつまでにできるかを調べてください。  それでは、議事の都合により暫時休憩いたします。  午前11時40分に再開します。                             午前11時22分 休憩                             ───────────                             午前11時40分 再開 ○寺本義勝 委員長  それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。  それでは、先ほどの落水委員の質問に対する答弁を。 ◎田中隆臣 都市建設局長  すみません。お答えいたします。  先ほど課長からも説明があったように、あそこの物件なんですけれども、もともと桜町再開発会社から株式会社マリモというところに、不動産会社に販売がなされているということでございまして、そこで一旦利害関係は切れるというお話をさせていただいたかと思いますけれども、そこのマリモさんが正式な手続、当然公募されて抽せんということでそれに申し込んで買うということについては、何ら問題ないということで、これは議員も事業管理者、局長、職責ですね、それも問題ないというふうに考えてございます。 ◆落水清弘 委員  それと、千代田区との違いをちょっと教えていただけますか。 ◎田中隆臣 都市建設局長  千代田区の場合は優先分譲というのをされております。例えばあそこも3戸ぐらい優先分譲をされていると、一番最上階だと思うんですけれども、されているとは聞いてございます。それをするとなると、ちょっとやはり切れているといえども、優先分譲となると、やはりそれで問題があるということで、今、千代田区さんの方がマスコミさんの指摘を受けているというふうに認識しておりまして、それが正しいかどうか、ちょっとそこの判断はこの場でつきませんけれども。今回の抽せんによる申込みに関しては、問題ないということでさせていただきます。 ◆落水清弘 委員  内容はよく分かりました。次は私も応募したいと思っております。今のは冗談ですけれども。  委員長、お願いですが、この案件は市民からもやはり注目を浴びておりますので、本会議委員長報告でお願いしたいと思いますけれども。委員のみなさん、よろしいですね。 ○寺本義勝 委員長  了解しました。  ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  ほかになければ、以上で所管事務調査を終了いたします。  これより採決を行います。  議第145号ないし議第169号、以上25件を一括して採決いたします。  以上25件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  御異議なしと認めます。  よって、以上25件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして都市整備委員会を閉会いたします。                             午前11時42分 閉会 出席説明員  〔都市建設局〕    局長       田 中 隆 臣    総括審議員    加 藤 栄 一    総括審議員都市政策部長        都市政策課長   角 田 俊 一             能 勢 和 彦    交通政策課長   黒 部 宝 生    都市整備景観課長 上 野 勝 治    都市デザイン室長 酒 井 伸 二    開発指導課長   上 村   亮    震災対策課長   上 野 幸 威    建築指導課長   小 山 博 徳    熊本駅周辺整備事務所長         熊本駅周辺整備事務所副所長             田 尻 亮 司             上 杉 剛 二    住宅部長     宮 崎 由 之    住宅政策課長   原   和 義    首席審議員兼市営住宅課長        空家対策課長   平 石 研 吾             杉 田   浩    震災住宅支援課長 吉 住 和 征    公共建築部長   東 野 洋 尚    建築保全課長   塩 田 栄一郎    土木部長     藤 岡 明 弘    首席審議員    米 村 浩 介    首席審議員    千 年 康 秀    土木総務課長   渡 部 秀 和    道路整備課長   今 村 寿 也    土木管理課長   弓 削 秀 和    河川課長     松 窪 昭 宏    公園課長     高 倉 伸 一    全国都市緑化フェア推進室長                                 井 戸 義 行  〔交 通 局〕    交通事業管理者  古 庄 修 治    次長       河 本 英 典    総務課長     伊 藤 幸 喜    運行管理課長   伊 藤 達 也
    〔議案の審査結果〕   議第 145号 「市道の認定について」……………………………………(可  決)   議第 146号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 147号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 148号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 149号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 150号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 151号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 152号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 153号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 154号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 155号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 156号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 157号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 158号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 159号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 160号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 161号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 162号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 163号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 164号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 165号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 166号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 167号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 168号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 169号 「市道の廃止について」……………………………………(可  決)...