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令和 元年第 4回厚生委員会-12月09日-01号
令和 元年第 4回教育市民委員会-12月09日-01号
令和 元年第 4回総務委員会-12月09日-01号
令和 元年第 4回経済分科会-12月09日-01号
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  1. 熊本市議会 2019-12-09
    令和 元年第 4回都市整備委員会−12月09日-01号


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    最終取得日: 2021-06-29
    令和 元年第 4回都市整備委員会−12月09日-01号令和 元年第 4回都市整備委員会                都市整備委員会会議録 開催年月日   令和元年12月9日(月) 開催場所    都市整備委員会室 出席委員    8名         光 永 邦 保 委員長    藤 永   弘 副委員長         伊 藤 和 仁 委員     田 島 幸 治 委員         山 内 勝 志 委員     原 口 亮 志 委員         坂 田 誠 二 委員     落 水 清 弘 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(27件)      議第 132号「市道の認定について」      議第 133号「同        」      議第 134号「同        」      議第 135号「同        」      議第 136号「同        」      議第 137号「同        」
         議第 138号「同        」      議第 139号「同        」      議第 140号「同        」      議第 141号「同        」      議第 142号「同        」      議第 143号「同        」      議第 144号「同        」      議第 145号「同        」      議第 146号「同        」      議第 147号「同        」      議第 148号「同        」      議第 149号「同        」      議第 150号「同        」      議第 151号「同        」      議第 152号「同        」      議第 153号「同        」      議第 154号「同        」      議第 155号「市道の廃止について」      議第 173号「指定管理者の指定について」      議第 174号「同        」      議第 176号「工事委託契約締結について」   (2)所管事務の調査                             午前10時27分 開会 ○光永邦保 委員長  ただいまから都市整備委員会を開会いたします。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、工事委託契約締結1件、その他26件の計27件であります。  それでは、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法としては、まず付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に所管事務の調査として、執行部より申し出のあっております報告12件について説明を聴取し、所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  これより議案の審査を行います。  まず議第132号ないし議第154号「市道の認定について」、議第155号「市道の廃止について」以上24件について説明を求めます。 ◎弓削秀和 土木管理課長  土木管理課でございます。  第4回定例会議案書45ページをお願いいたします。  議第132号から、46ページ議第154号までの市道認定議案23路線、及び49ページ議第155号の市道廃止議案1路線の議決を求めるものでございます。  内訳につきましては、都市整備委員会参考資料の資料1をもとに御説明いたします。  まず、紙資料の1ページをお願いいたします。  認定路線につきましては、都市計画法に基づく管理帰属によるもの17路線、地元要望によるもの5路線、道路整備によるもの1路線、計23路線で、合計延長は2,233.8メートルでございます。  廃止路線につきましては、一部払下げによるもの1路線で、延長は317メートルでございます。  続きまして、紙資料の2ページから5ページに、各議案番号、路線名、起点終点、幅員、延長などを記載しており、6ページからは各路線の位置図、拡大図、周辺写真路線情報を記載しております。  紙資料の6ページから19ページまでの17路線が開発行為による認定となっております。  次に、紙資料の20ページから23ページまでの5路線が、地元要望による認定となっており、次の24ページが熊本西環状道路側道整備による1路線の認定となっております。  最後に、紙資料の25ページですが、当該地は東区保田窪4丁目、西原中学校の北側に位置し、一部払下げによる1路線の廃止でございます。青い矢印線が廃止路線となっております。  以上で説明を終わらせていただきます。  よろしくお願いいたします。 ○光永邦保 委員長  次に、議第173号、議第174号「指定管理者の指定について」の説明を求めます。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  第4回定例会議案、69ページをお願いいたします。  議第173号及び議第174号「指定管理者の指定について」御説明申し上げます。  令和2年度からの市営住宅等指定管理の指定につきましては、去る10月16日に学識経験者並びに市職員の5名で構成いたします指定管理者候補者選定委員会、こちらを開催いたしまして、審議が行われたところでございます。  その結果、中央区、北区及び西区におきましては、株式会社明和不動産管理株式会社キューネットの2者で構成いたします熊本市営住宅管理(中央・北・西)共同企業体が、東区及び南区におきましては株式会社コスギ不動産日本管財株式会社の2者で構成いたします熊本市営住宅管理センター共同企業体がそれぞれ指定管理者の候補者として選定されたところでございます。  また、指定期間につきましては、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5カ年を予定いたしております。  今回、市営住宅等指定管理者を指定するために、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  よろしくお願いいたします。 ○光永邦保 委員長  次に、議第176号「工事委託契約締結について」の説明を求めます。 ◎高倉伸一 公園課長全国都市緑化フェア推進室長  公園課でございます。  議第176号「工事委託契約締結について」御説明申し上げます。  同じく議案書73ページをごらんください。  1、委託名、公園照明灯一括LED化事業業務委託。  2、委託金額、2億5,190万円。  3、契約の相手方、西邦・不二・パスコ特定建設工事共同企業体でございます。  この公園照明灯一括LED化事業につきましては、本年第2回定例会本委員会におきまして説明しておりますが、維持管理コストの縮減を図り、環境に配慮した安全・安心な公園空間を確保するためのものでございまして、その後、事業手続を進めておりましたが、この内容で今後とも進めたいと考えております。  よろしくお願いします。 ○光永邦保 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  付託議案について質疑及び意見をお願いいたします。 ◆坂田誠二 委員  お尋ねと、この辺はどういう考えなのかお聞きしたいと思っております。  市営住宅指定管理先ほど説明がありましたように、中央区と北区、西区は明和さんとキューネットさん、わかるんですけれども、東区、南区でコスギさんと日本管財さんで、熊本のコスギさんはいいんだけれども、あえて県外の日本管財さんをこういう中で選んだということは、コスギさんと一緒になってされるんでしょうけれども、こういう案件は、普通、土木とか建築とかいろいろ県外の大手さん、その辺はわかるんだけれども、市営住宅の管理、その辺まで県外の業者さんを入れられたという、先ほど説明の中でありますように学識経験者、それから職員の皆さん方が協議されて入れられたということなんですけれども、その辺の考え方をお尋ねしたいと思います。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  今回、指定管理者の候補を募るに当たりましては、公募期間といたしまして8月1日から9月10日までと、約40日間の公募を行ったところでございます。公募に際しまして、条件といたしましては、本市に営業所を設置しているということを条件といたしましたので、本社は確かに熊本市内にはございませんが、営業所という形で本市に拠点を構えて活動されている企業ということで、公募の要件を満たしていたということで、今回名乗りを上げられて、選定の結果、候補者として今、議案として上げさせていただいているような状況でございます。  以上でございます。 ◆坂田誠二 委員  営業所の場合は例えば所得、その辺は地域に落ちてくるんですか。その辺はどうだったかな。それをお尋ねなんだけれども。結局、さっき私が言ったのも、あえて県外にという形が先ほど、どうしてもしようがない場合はわかるんだけれども、やはり思いは地域でこういう管理とかそういうことは、なるだけ地域の熊本の業者にという思いがあるものですから、それは何でかというと、やはり税収につながっていくからそういうことを申し上げるんですよ。  だから、その辺のことはどうなのかな、今お聞きしている営業所の場合は、多分地域には所得としては全然上がってこなかったと思うんだけれども、お尋ねをいたします。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  ただいまの御質問の件につきましては、すみません、私の記憶でのお答えになりますので不確かになりますが、営業所でも法人市民税というのを納税されていたかというふうに記憶いたしております。また、さらに従業員の方も当然、本市に在住の方だと思います。  ただし、法人税関係につきましては確認をさせていただきまして、後ほど御報告をさせていただくということで、この場は御了解いただければと存じます。 ◆坂田誠二 委員  それは確認してから教えてください。  今言う根本的な問題は、その辺が熊本で落ちるんだったらそれでもいい。だけれども、なるだけならやはり市営住宅の管理ぐらいまでは、やはり熊本のそういう上の例えば明和さんとキューネットさんとか、そういう形で選んでほしいという、私からの要望をしておきます。  私からは以上です。では、後で教えてください。 ○光永邦保 委員長  ほかにございますか。 ◆落水清弘 委員  公園の一括LED化の件ですけれども、道路のLED化が大体もう完了しつつあるかと思うんですけれども、私も大分、皆様も御承知のとおり、勉強させていただいていますもんですから、下から器具を見ますと、若干型が古いものがついている地域があります。  それで、もうついたものはしようがありませんから、それでいいんですけれども、公園に関しましては、ぜひ一番新しい現年度発売品ということで、今で言うなら2019年度発売品というものをつけていただきたい。なぜかといいますと、LEDは日進月歩でして、3年前のと今のでは明るさが5割ぐらい違います。それは目で見た明るさなんですけれども、データ上ではなくて目で見た、視覚で見た明るさが5割ぐらい違います。ですから、少しでも今、色目を少しオレンジ系にしていらっしゃいますので、なおさら明るい方がいいですものね。  ですから、その辺を検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎高倉伸一 公園課長全国都市緑化フェア推進室長  今回、御承認いただきまして契約が進むことになると思いますが、その後、打ち合わせの中でその辺の協議をしていきたいというふうに考えております。 ○光永邦保 委員長  よろしいですか。 ◆落水清弘 委員  はい。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  ほかになければ以上で付託議案に関する審査を終了いたします。  これより所管事務調査を行います。  執行部より申し出のあっております所管事務の報告12件について、順次説明を聴取いたします。 ◎角田俊一 都市政策課長  都市政策課でございます。  参考資料右肩資料2をお願いいたします。  11月末の被災者支援並びに復旧の状況についてでございます。  まず、被災宅地の復旧ですが、@の市の直接施工分は、受付221件のうち着手が60件、完了が前回8月末から9件増の123件となっております。  Aの補助金対応分は、受付19件に対しまして全てを交付決定し、11件が完了しております。  次に、Bの復興基金支援分は、受付が2,313件に対しまして交付決定済みが2,203件で95%、完了が2,040件で88%となっております。  次に、住宅支援でございますが、@の応急修理は2万2,731件全て完了しております。  次に、Aの仮設住宅などの提供につきましては、提供総数1万1,988に対しまして、入居が947、退去が1万1,041となっており、前回8月末から3カ月で706世帯の方が転居された状況となってございます。  次に、Bの災害公営住宅整備状況につきましては、8団地326戸全てが竣工しており、最下段の南熊本第二団地につきましても、来年1月に御入居予定となっております。
     次に、Cのマッチング状況につきましては、真ん中の欄、マッチング済みが16ふえまして1,212、一番右の778が希望者に対する提供可能残数という状況でございます。  以上でございます。 ◎飯田考祐 都市政策課副課長  都市政策課でございます。  資料3をお願いいたします。  このたび視察してまいりましたフランス各都市のまちづくりについて御報告いたします。  まず1ページ目、視察の目的でございます。  熊本地震から3年8カ月ほどたちまして、まだまだ道半ばでございますけれども、市民の皆様とともに復興を着実に進めているところでございます。一方で少子高齢化、人口減少などが進展していく中、これからは歩いて楽しめる上質な生活都市へ転換する、新たなまちづくりに挑戦していく必要があると考えております。そこで、まちづくり先進的取り組みで世界的に有名なフランスの各都市を訪問し、今後のまちづくりにつなげていくことを目的としております。  日程等につきましては、下段にありますとおり、去る10月30日から11月6日までの6泊8日で、ストラスブール市、オルレアン市、エクサンプロヴァンス市の3都市を訪問いたしました。参加者につきましては、記載のとおりでございます。  視察に当たりましては、右下の図にありますとおり、気軽にお出かけしやすいまち、車中心から人中心のまち、昼も夜も魅力のあるまち、この3つの視点で視察を行ったところでございます。  次のページをお願いいたします。  視察した都市の取り組みをまとめております。  まず、左側、視点@、気軽にお出かけしやすいまちでございます。上段写真にありますとおり、低床で大量輸送が可能な路面電車LRT、向こうではトラムと呼ばれておりますが、それとBRTと呼ばれるバスを軸とした交通体系となっており、町なかから郊外部まで充実したネットワークが構築されておりました。  トラムとバスは同一事業者で運営されている上、支払いが事前精算であるなど、乗り継ぎや乗りかえが非常に便利で、定時性、速達性にすぐれております。また、これら公共交通とパークアンドライド、自転車など多様な移動手段が継ぎ目なく連携しておりまして、気軽にお出かけ、移動できる環境が整っております。  特に自転車につきましては、視察したどの都市も力を入れておりまして、下段写真のような自転車専用レーンが市内一円に整備されております。さらにレンタサイクルの駐輪場がトラムやバスの停留所を初め、市内いたるところに整備されておりまして、どこでも気軽に自転車を利用できる環境となっておりました。  次に、視点A、車中心から人中心のまちでございます。  上段写真のとおり、中心市街地では歩行者が行き交う空間をトラムが走っている、いわゆるトランジットモールが導入されておりますが、トラムと歩行者が共存しておりまして、安全で快適な空間が確保されております。また、ライジングボラードと呼ばれる車どめにより、車両の侵入を物理的に制限しておりまして、その内側では、下段でございますけれども、広場や路上といった公共空間を使ってマルシェ、市場やカフェが日常的に開催されておりまして、楽しめる、くつろげる空間となっておりました。このように、町なかが歩行者に開放されておりまして、地元住民や観光客など多くの人が行き交い、にぎわいが創出されておりました。  次に、右側B、昼も夜も魅力あるまちでございます。  オルレアン市では町のシンボルである大聖堂、上段の写真奥に見えますけれども、この大聖堂の景観を損ねないよう、一定区間トラムの架線をなくし、地面から受電する方式を採用しております。  また、下段写真のように歴史観あふれる建築物がシャンパンゴールドのような色調で統一された照明灯で美しくライトアップされておりまして、魅力ある上質な空間が形成されておりました。  次のページをお願いいたします。  今後の進め方でございます。  今回の視察を通しまして、歩いて楽しめる上質な生活都市の実現に向けて、さまざまなアイデアを得ることができました。今後、まず市民の皆様を初め、議会や経済界の皆様に報告する機会を設けて意見交換をさせていただき、施策に反映したいと考えております。来年2月ごろをめどにシンポジウムを開催する予定でございます。  そして、今後の具体的な取り組みにつきましては、現在取りまとめ中ではございますが、短期・中期・長期に分けて整理しまして、来年度から予算化させていただき、実施してまいりたいと考えております。次年度以降におきましても、議会への御説明、御報告をさせていただくとともに、経済界を含めてしっかりと連携させていただき、歩いて楽しめる上質な生活都市の実現に向けて取り組んでまいります。  以上でございます。 ◎中村孝 都市整備景観課長  都市整備景観課でございます。  桜町・花畑地区のまちづくりについて御説明いたします。  資料4をごらんください。  桜町の再開発施設は9月11日のバスターミナル開業、14日の商業施設開業、その後、各種施設が段階的に開業し、今月1日に熊本城ホールメーンホールがオープンしたところでございます。  九州産交グループの発表では、商業施設開業日来場者数が約25万人と、想定の10万人を大きく超える来場者で、その後も順調に来場者数が伸びてきているとのことでございます。この事業が中心市街地にぎわいの向上に寄与しているものでございます。  また、同日には熊本県内バス・市電の無料の日キャンペーンが実施され、公共交通機関利用者数が前週と比較し2.5倍、約24万7,000人の利用者数となり、無料キャンペーンの影響の大きさを実感したところでございます。  次ページをごらんください。  シンボルプロムナード等暫定利用利用状況でございます。  9月中旬の暫定供用以来、祭りアイランド九州ラグビーワールドカップファンゾーンなど、さまざまなイベントで利用していただき、37日間で18件のイベントが開催され、約50万人の人で町なかのにぎわいが創出されたところでございます。今月末まではクリスマスマーケットなどのイベントが予定されているところでございます。  最後に、オープンスペースの整備等について御説明いたします。  これまで本委員会で御説明してまいりましたとおり2020年、来年1月から土木工事に着手し、順次、公園等の再整備を行い、2022年3月の全国都市緑化くまもとフェアまでに整備を完了する予定でございます。  なお、辛島公園北側道路歩行者空間化につきましては、交通量調査交通解析を行った上で、歩行者空間化の社会実験を行い、実現性について関係機関との協議を継続していくこととしております。  以上でございます。 ◎粟田修 都市整備景観課副課長  引き続き、都市整備景観課でございます。  資料5をお願いいたします。  まちなか再生プロジェクト検討状況について御説明いたします。  このプロジェクトは災害に強く、魅力と活力ある中心市街地の創造のために、容積率の割り増し景観計画の高さ基準、財政支援により老朽建築物の建てかえや低未利用地の解消を誘導するものです。今回は、防災機能に着目した容積率の割り増し制度の方針案を御説明いたします。  左側の地図をごらんください。  適用地区は商業、業務等都市機能が特に集積している中心市街地活性化基本計画における通町筋、桜町周辺地区内で、かつ道路等の都市基盤が十分整備された指定容積率が本市最大の600%の地域を想定しております。  左下をごらんください。この容積率の割り増し制度は、法定の既存制度である建築基準法総合設計制度都市計画制度を用い、建てかえ誘導のために方向性を合わせて運用するものです。  右の表をごらんください。  容積率の割り増しの考え方についてですけれども、まず、指定容積率600%に対しまして、Dで書いてあります一定の公開空地による公共貢献による割り増しを前提といたしまして、それに加えまして表のAの部分、防災機能の強化、次にB、まちづくり取り組み、C、誘導用途の割り増しを実施するものです。熊本地震を教訓に、特に防災機能強化割り増しの重点を置いて、割り増し率を設定しておるところでございます。  今後、細やかな割り増し要件等につきましては、各審議会に意見を伺いながら、運用基準等を整備していく予定でございます。次回の議会では、財政支援案について説明をさせていただき、来年度には財政支援も含めた3つの施策を一体的・総合的に展開できるよう検討を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。  続きまして、引き続き資料6をお願いいたします。  6、屋外広告物条例の一部改正案についてでございます。  これは近年、国が進めている公共的なデジタルサイネージの設置促進及びエリアマネジメント活動の推進のための屋外広告物規制の弾力化に対応したものでございます。国が平成29年度に屋外広告物条例ガイドラインを改正し、今回はそのガイドラインの改正に沿って条例を改正するものです。  具体的には、右側の他都市事例の写真にございますように、デジタルサイネージ等を活用して周辺案内表示公共交通機関発着状況表示等を行う際に、表示の一部に広告を入れ、その広告料を設置費や管理費に充てる場合、禁止区域でもこのような広告の掲出を可能にするものです。  また、3つ並びの写真の中央にございますように、公園や街路照明灯など、通常は広告が禁止されている場所や物件に、まちづくり団体等が広告を出し、その広告料を例えばその場所の清掃等の公共的なまちづくり活動取り組みに充てる場合には、禁止区域でも掲出を可能にするものでございます。  なお、右上の許可のスキーム案にございますように、許可をする際には1物件ごとに景観審議会に諮問し、その広告の内容の審査基準公共表示や活動内容について個別に審査することになります。  今後は、個別の許可運用基準審査基準等を整備しながら、次の第1回定例会にて議会上程を目指して検討を進めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◎酒井伸二 都市デザイン室長  続きまして、都市デザイン室でございます。  資料7をお願いいたします。  第3回定例会でも御報告いたしました、歴史的風致維持向上計画策定状況につきまして御報告申し上げます。  まず、資料左側に記載をしております代表的な歴史的風致と重点区域につきましては、前回からの変更点はございません。  資料右側の課題と今後の主な取り組みにつきましては、歴史まちづくりの課題を5つ挙げまして、課題解決に向けて23の事業を計画に位置づける予定でございまして、主に歴史的建造物の保存・活用に向けた支援制度の拡充や、地域資源を生かしました観光振興、情報発信等を行っていく予定でございます。  今後のスケジュールといたしましては、年明けの1月よりパブリックコメントを実施いたしまして、市民意見を踏まえた上で今年度中の策定を目指しているというところでございます。  続いて、次のページをごらんください。  こちらは、歴史的風致維持向上計画の策定に合わせまして制定を目指しております歴史的建造物の保存活用条例の概要となってございます。これまで建築基準法への適合がネックとなりまして、活用できなかった歴史的な建築物につきまして、代替措置を講ずることで資料右側の事例のように、保存・活用を可能とする条例の制定を目指すというものでございます。  現在、関係機関と協議を始めたところでございまして、来年度の7月ごろを目途に条例の制定を目指してまいりたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。 ◎原和義 住宅政策課長  住宅政策課でございます。  資料8をお願いいたします。  熊本市住生活基本計画中間見直し(素案)の概要につきまして、説明いたします。  本計画は平成27年に策定し、今年度が計画策定から5年目の中間年に当たりますことから、熊本地震での経験や社会情勢の変化などを反映した見直しを行うこととしております。  本計画の基本理念を「共に支え合い 長く住み継ぎ 人が集う くまもとの住まい・まちづくり」とし、基本方針に3本の柱を掲げ、安心なくらし、良質な住まい、住みやすいまちの実現としております。  次のページをお願いいたします。  今回の中間見直しに当たりまして、少子高齢化や人口減少の急速な進展に対応しますため、居住支援や既存住宅に係る重点的な施策を記載したところでございます。今後、年明けにパブリックコメントを実施し、年度内に中間見直しを完了する予定でございます。  以上でございます。 ◎今村寿也 道路整備課長  道路整備課でございます。  私の方から2点御報告させていただきます。  まず、資料の9をお願いいたします。  熊本都市道路ネットワーク検討会の取り組み状況について御報告申し上げます。  6月の第1回検討会では、都市圏の課題を共有し、8月にはシンポジウムを開催して、新たなネットワークの必要性や期待について意見が交わされたところでございます。  同時に、会場とウエブ上でアンケート調査を行い、道路が担う役割で関心が高かったものが、公共交通の利便性の向上、災害時の代替性の確保などで、強化すべき区間では、環状道路や空港、高速から中心部といったアクセスとなりました。  右の図は、ウエブアンケートの結果でございまして、線の色が濃くなっているほど強化の要望が多い区間を示したものでございます。このようなさまざまな御意見を受け、10月に第2回検討会を開催し、新たな道路の役割としての3つのビジョンを示させていただきました。  次のページをお願いいたします。  新たな道路の役割では、物流、産業、防災、空港や駅の拠点性、都市内交通円滑化を必要な視点とし、循環性があり災害に強い、そして定時性、速達性を備えた、そして多様な交通モードの機能を強化する、こういった3つの道路ネットワークの形成をビジョンとして示したところでございます。  今後、このビジョンに基づき、新たな広域ネットワークのあり方を第3回検討会で示していきたいというふうに考えております。  また、これ以外にも中期・短期の対策も具体的に示していくべきだというような御意見もいただいております。その対策についても示していきたいというふうに考えておるところでございます。  続きまして、資料の10をお願いいたします。  現在、検討を進めております熊本市域街路樹再生計画について御報告申し上げます。  本市の街路樹は、昭和30年代に熊本高森線のイチョウが植樹されるなど、数多くの街路樹が植樹されてまいりました。その結果、現在、高・中木が約1万5,000本、低木が約15万平米の街路樹を管理している状況にございます。しかしながら、街路樹は安全性の低下、景観性の低下、維持管理の課題といった課題を抱えており、その解決のため、今回、熊本市街路樹再生計画策定委員会を設置し、検討を始めたところでございます。  計画の策定に当たりましては、重点路線を定めて、その路線の実施計画とすることや、直轄国道を含めて国と合同で策定することなどをポイントとしております。計画では、テーマと3つの方針を定め、まずは第1期計画の5年間の取り組みとしております。  重点路線の決定に当たりましては、2環状11放射道路網、緊急輸送道路網、景観計画指定路線などから候補路線を選定し、課題を整理して優先度を検討することといたしました。  次のページをお願いいたします。  次のページが候補路線のネットワーク図になります。こういったところから候補路線を選定し、実施計画を定めていくというところでございます。11月末に委員会の審議が第1回ございまして、熊本高森線、通称電車通り、熊本益城大津線、第二空港線などを第1期計画の重点路線として、今後実施に向けた検討を進めてまいります。  その他、効果的な管理手法についても検討を行うこととしておりまして、官民連携の方向性や雑草対策のための薬剤使用についても、この場で検討してまいりたいと思います。  説明は以上でございます。 ◎高倉伸一 公園課長全国都市緑化フェア推進室長  公園課でございます。  私の方からは2点、説明したいと思います。  まず、資料11をごらんください。  全国都市緑化くまもとフェアの開催について御説明いたします。  現在、2022年春のくまもとフェア開催に向けまして、事業内容や愛称などに関する基本計画を策定しているところでございます。その概要につきまして説明したいと思いますが、まず愛称、緑の文字で書いておりますが、くまもと花とみどりの博覧会〜THE GREEN VISION未来への伝言〜といたしております。開催期間は3月19日から5月22日までの65日間を設定しております。また、目標入場者数は160万人、事業費はおおむね19億円を見込んでおります。シンボルマークにつきましては、現在作成中でございます。  資料右側に移りまして、フェアの開催に向けまして、各メーン会場の方の基盤整備も進めてまいります。上段の街なかエリアは現在、整備を進めておりますシンボルプロムナードを使用いたします。また、水辺エリアの植物園、水前寺江津湖公園、まち山(立田山)エリアにおきましては、施設の老朽化が進んでおりますので、トイレ、園路、サイン、照明などの施設更新を実施していきます。
     最後、左下に戻りますが、今後は来年1月30日に実行委員会を設立しまして、準備を進めていきたいというふうに考えております。  次に、資料12をお願いします。  水前寺江津湖公園利活用・保全計画(素案)について説明いたします。  計画の策定の背景ですが、現在、江津湖が置かれている課題を、その豊富な自然環境などを使用しまして、現在、学識経験者、事業者、地域団体、関連団体等で構成する協議会において、公園の利活用と自然環境、歴史文化資源の保全、両面からの計画を策定しているところでございまして、その素案がまとまりましたので御報告したいと思います。  計画の概要ですが、計画の基本理念は、湧水により育まれてきた自然と人との共生を継承していくというふうにしております。資料右側には、主要な事業イメージを記載しております。江津湖の価値は恵まれた自然環境と歴史文化資源であるため、公園全域を保全エリアというふうに設定しております。その上で利活用として、黄色で示しております子どもたちの遊び場づくりや動植物園との一体化、また再生や保全方策としましては、緑で示しておりますような地下水保全のPRや、歴史文化資源の活用を図っていきたいというふうに考えております。  また、最後のスケジュールですが、12月から1月にかけてパブリックコメントを実施しまして、3月に計画を取りまとめ、今後進めていきたいというふうに考えております。  私からは以上でございます。 ◎上村和也 都市政策課副課長  都市政策課でございます。  私からは、熊本市第7次総合計画基本計画の中間見直しの素案について御報告いたします。  前回の第3回定例会の委員会では、基本構想の見直しの素案について御説明しましたが、本日は基本計画中間見直しの素案について御説明をいたします。  なお、計画案の見直しに係る審議事項については、全体的な考え方や方向性は総務委員会、分野別施策は各常任委員会で審議することとなります。  資料13の1をごらんください。資料は基本計画の見直しの全体的な考え方や方向性をまとめたものでございます。本委員会の所管の分野別施策は第8章、安全で利便性が高い都市基盤の充実でございますので、抜粋しました資料13の3で御説明をさせていただきたいと思います。  資料の13の2は基本計画全局分でございます。資料13の3をごらんください。  第8章の主な変更部分について御説明させていただきます。  2ページをごらんください。8章の前文でございます。各節の取り組み状況に応じまして、AIなど最新技術の活用、公共交通と自動車交通の最適化などの追加・修正を行っております。  4ページから第1節、計画的な都市づくりでございますが、6ページをごらんください。全国都市緑化フェアの開催を見据えまして、都市緑化の推進を追加しているところでございます。  7ページから第2節、魅力と活力のある中心市街地の創造でございます。  8ページをごらんください。  (2)を追加いたしまして、歩いて楽しめる都市空間の創出、建てかえ促進、駐車場配置、サイン、歴史まちづくりを記載しました。(3)、(4)につきましては、熊本駅前の広場の整備と駅周辺のまちづくりについて、具体的に記載いたしました。  9ページから第3節、誰もが安心して移動できる公共交通体系の確立でございます。  10ページをごらんください。  バス路線網の再編、運行効率化、また新たなコミュニティ交通、MaaS、モビリティマネジメント、ICTによる公共交通のシームレス化などを追記いたしました。  11ページから第4節、良好な道路環境の実現でございます。  12ページをごらんください。  (1)に新広域道路計画、国道57号線の立体交差化を、(2)最近の交差点での事故を踏まえた事故危険箇所対策を、(4)に生活道路の維持管理を追記しました。  13ページから5節、洪水や都市型水害による被害の防止・軽減でございます。  14ページをごらんください。  国土強靭化の視点から(1)に災害に強い河川を、新たに(2)から独立させております。(3)に雨水排水としての下水道対策を、より詳細に記載しております。  15ページから第6節、豊かな住生活の実現でございます。  17ページをごらんください。  (2)に大阪地震等を踏まえまして、ブロック塀撤去等を追加しております。(3)、(4)で喫緊の課題であります空き家対策について特出しをしております。  主な変更点は以上でございます。来年度、第1回定例会の議案の上程に向けて、適時皆様の御意見を拝聴しながら、見直し作業を進めてまいります。  以上、第7次総合計画基本計画中間見直しについての御報告を終わります。 ○光永邦保 委員長  以上で説明は終わりました。  10月に行いました本委員会の行政視察の調査項目の1つであります宇都宮市のLRT導入については、イメージ動画が作成されており、本市にとりましても参考となる内容だったと考えております。そこで、本委員会での情報共有及び今後の参考として、これよりタブレット端末にて視聴したいと思います。それぞれ準備をしていただいて、各自で宇都宮市のホームページから動画を視聴していただきたいと思います。         〔動画視聴〕 ○光永邦保 委員長  これが今のところ430億円の予定で、宇都宮市が考えているトラムの計画の動画です。かなりつくり込んであります。ちなみに、これを計画するに当たっては、宇都宮市もストラスブール市を視察に行ったということと、宇都宮市はオルレアン市と姉妹都市なんですね。だから、恐らくオルレアン市の方にも足を運んで、いろいろ勉強した上でこれを事業化に向けてやっているんだろうと思っております。         (「総延長距離は何キロですか」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  総延長15キロちょっとですね。  簡単に感想を言ってもらえますか。  どうですか、これをごらんになって。視察のときを振り返ってもらってもいいですけれども。執行部も誰もこれを見ていないし、行ってもいないので、何か紹介したいことあれば。土屋課長ぐらいしか行っていないです。土屋課長しか見ていない。  山内委員、どうですか、何か。紹介したいことありますか。 ◆山内勝志 委員  率直な感想は初めて、ない状態からおつくりになるということで、いろいろ非常に夢を持ってお考えになられていたなという感想があります。熊本の場合は実際、今もう既に走っておりますので、いろいろな課題があるという前提で考えることだろうなとは思いますが、改めてこういった他都市の事例、これから夢を持ちながら考えるというのを、うまく熊本の場合にも考えて盛り込んでもらいたいなというふうな思いがありました。 ○光永邦保 委員長  落水委員、いかがですか。何かつけ加えていただいて。よろしいですか。 ◆落水清弘 委員  もう私、十分しゃべりました。 ○光永邦保 委員長  宇都宮市市街地も、いよいよLRTが走りますという開通に向けての盛り上げ、のぼりをつくって、宇都宮市にはようやくこういう交通機関ができますという全体の盛り上げも感じましたね、あちこちにのぼりが立っていたという状況でした。情報共有ということで紹介をしておきます。  それでは、これより質疑を行いたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。  それでは、所管事務について質疑及び御意見をお願いいたします。 ◆原口亮志 委員  少し詳しく教えていただきたいんですけれども、資料5、容積率の割り増しの考え方ということで案が出ておりますけれども、これにつきましてはきちんと、やはり条例化しながらつくっていかれるのかなと思いますけれども、今後のもう少し詳しいスケジュールも含めて、大体どういった形で新たな再生プロジェクトに育て上げていくんだという、もう少し具体的な表現の仕方でお話しいただければ、イメージが湧くかと思うんですけれども。 ◎粟田修 都市整備景観課副課長  容積率の割り増しにつきましては、法定の既存制度でございます建築基準法総合設計制度、それと都市計画制度によって法律の枠内で誘導を行っていくものですけれども、それぞれこういう割り増しの基準ですとかにつきましては、建築基準法であれば建築審査会、それと都市計画であれば都市計画審議会の方と、方針としましてはここに、表に書いております割り増しの重点の考え方等は、この表に沿ってだとは思うんですけれども、その中の割り増しの例えば計算式ですとか細かい手順につきましては、審議会を通しまして法律の中で要綱ですとか基準を今から策定していくものというふうに考えております。  そのスケジュールにつきましては、建築審査会につきましては1月の建築審査会で御説明等をし、都市計画制度につきましては、3月の都市計画審議会の方で報告と説明をした後、この容積率の割り増しの実務を進めていくというふうに考えておるところでございます。 ◆原口亮志 委員  全体的には考え方としてはわかるんですけれども、建物自体が新旧混在の中で、この新たなプロジェクトが始まるということでございますので、ある意味、法律の範囲内でやるということですけれども、長期戦というか非常に長い時間がかかった中でのまちづくりになると思うんですけれども、ここら辺は補助あたりもやるんですか。補助金交付もやるのかな。 ◎粟田修 都市整備景観課副課長  はい、3本の柱といたしまして、高さの基準の話と今回の容積率の話、そして最後は財政支援を考えておりますので、補助金といいますか交付金関係もやる予定でございます。 ◆原口亮志 委員  財政支援ですけれども、今のところ、まだわからんことでしょうけれども、大体、希望によってどれぐらいというのは考えておられますか。現時点ではまだわからない。 ◎粟田修 都市整備景観課副課長  現在、民間の団体の方ですとか、あとは財政当局とも今、調整しまして、1つの物件についてどのくらいの財政支援を行うかですとか、あとは財政支援に関する要件ですとか、そのあたりは現在、詰めてといいますか、協議を行っているところでございます。次の議会で御説明ができるかというふうに思っておるところでございます。 ◎吉澤勇一郎 総括審議員兼都市政策部長  今、まさに財政当局とは詰めているところでございますけれども、他都市の事例ですと例えば、固定資産税相当額の同額とか、あるいは一定割合とかというのを目安にしているところもございますので、そういったところを参考にしながら、今、財政当局とは調整させていただいているところでございます。  また、2月、3月の第1回定例会でまた改めて御説明、御議論させていただければというふうに思っております。 ◆原口亮志 委員  固定資産税に関しては、建てる要件によっては築5年ぐらいは5割減免とかいう、現時点でも措置されていますよね。それにプラスアルファということの減免措置を考えるということで理解してよろしいですか。 ◎吉澤勇一郎 総括審議員兼都市政策部長  今、細かいところは調整中ではございますが、なるべくほかの制度と重ならないようにはしたいと思っているので、おっしゃるとおり今、例えばオフィスをつくる場合にそういった固定資産税相当額の減免、補助というのがなされますので、そういったところと調整しながら、わかりやすく効果的な制度をつくっていきたいというふうに思います。 ◆落水清弘 委員  関連ですけれども、一昨日、菅官房長官が記者会見されて、スペシャルホテルを全国に50都市、国が支援するという打ち出しをされました。これは我が市にとっては本当に驚くようなチャンスですね。ぜひ今回のまちなか再生プロジェクトの中の一環として、ここにはハイグレードホテル整備と書いてありますが、ハイグレードではだめです。スペシャル、スペシャル、スーパーホテルを建ててください。要するに、五つ星ということですね。  皆さん方、五つ星というイメージをどういうふうに持っていらっしゃるかと思いますけれども、今度、MICEのところにできましたホテルはAクラスホテルという印象を持たれてください。そうすると、あの上にSというのとSSというのとSSSというのがあります。このSSSをつくっていただきたい。そういうものをやはり考えていただきたいんですよね。  結局、今回我が市で容積率を特例的に10年間上げるという本当にすばらしい政策を組まれますけれども、多分国はそれにまた上乗せをしてくれると思います、今回のホテルに関しては。ですから、そういうところをぜひ吉澤さん、おいでいただいておりますので、つかんできていただきたいんですけれども、御見解を。 ◎吉澤勇一郎 総括審議員兼都市政策部長  ありがとうございます。おっしゃるとおり、官房長官からそういう話がございました。今回のまちなか再生プロジェクトの中でも、やはりホテルを誘致するというのは1つの目的でございまして、容積率のところでも少し入れているところではございます。国の施策と連携して、おっしゃるようなSSSホテル、経済部局とも調整して、なかなかできるかどうかというのはありますが、できるだけチャレンジをしていきたい、頑張りたいと思います。ありがとうございます。 ○光永邦保 委員長  ほかにございますか。 ◆山内勝志 委員  資料でいきますと、6の屋外広告物条例の一部改正ということで、今回の御説明いただいたことについてではありませんが、関連する話としては、こういった推進することももちろん結構なんですが、町なかの非常に迷惑な広告物、こういったものをやはりもう少し撤去に向けて、行政側が何か力を持てるような改正が必要だろうなと思いますので、この件とは別ではありますけれども、このスケジュール案でいって条例を改正しようとするときに、そういったものも少し御検討いただけないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎粟田修 都市整備景観課副課長  都市整備景観課でございます。  委員御指摘の中心市街地の、恐らく路上の立て看板のお話かと思います。そのような苦情といいますか、そういうお話は我々の方も受けております。  現在、我々としましては一斉パトロールですとか、あとは毎日嘱託の2名の者が町なかも含めましてパトロールを実施しております。口頭の指導ですとか、あとは周知のチラシをお配りして、事業主さんに周知と直接的な行政指導をしておるところでございます。  このあたりで出ている看板も、そういう指導に関しましては必ず何回かは行っていると思います。ただ、それでも確かに御指摘のとおり、なかなかいたちごっこで直っていないという状況があるのも存じております。それ以上の行政指導を超えましてやるということで、こちらの方も本市の法制部局とそのやり方につきまして今、協議を進めておりまして、指導の要綱ですとか、こちら側の指導のためのルールを詰めさせていただいて、要綱がこの12月にはできるようなスケジュールで進んでおりますので、その要綱に従いまして、通行の特に妨げとなるような危険な看板に関しましては、順次違反者に対して、まずは文書指導から行っていきたいというふうに考えておるところでございます。 ◆山内勝志 委員  ありがとうございます。  可能であれば御検討の中で、ある一定の累積回数、警告なりなったらば、ある程度強制的にできるような、そういったものも含めて御検討いただければと思います。 ○光永邦保 委員長  ほかにございませんか。 ◆落水清弘 委員  数点お伺いしたいと思います。  まず、第7次総合計画に関しましてですけれども、ぜひ、今回の欧州視察の分を追記いただきたいと思います。やはり、例えば1ページ目であるならば、ここには具体的にやはりトランジットモールやパークアンドライドという言葉を突っ込まれた方が現実味を帯びてくると思いますし、この文全体の中からユニバーサルデザインという言葉がどうも消えたような気がしたんですよ。それで、ユニバーサルデザインに関しては必ず復活されるべきものと思っております。  それと2ページあたりで言うなら、こういうのはどうでもいいのではないかというふうな感覚的なものがあるので、右と左が同じになってしまっているような印象を、私は受けて仕方がないんですよ。やはり現行と改正後は常に前に前にという形をとっていただきたいと思いますので、例えば一番上であるならば、計画的な都市づくりというのが右と左に両方とも入っています。例えば日本語としてここに計画的で魅力的な都市づくりというふうに持っていけば、また印象は全然変わってきますよね。  別に、この日本語を使ってくださいよという意味で言っているのではないんです。もう一回こっちをちょっと洗い直してもらいたいんですよ。田中局長、今回の欧州に行かれて相当勉強されたことは伺っておりますので、やはりその感覚はこれを大分書きかえられたいという気持ちになられると思います。もう一回ちょっと見直しをしていただきたいと思っております。  例えば、単なる美しい景観づくりとかいうのとか、または魅力と活力がある市街地とかあっていますけれども、今回、夜景に関しても相当感動されたというふうに伺いましたので、日中問わずにとかいう日本語を入れるとか、何か夜景を入れるであるとか、やはり自転車の件であるとか、やはりパークアンドライドの問題であるとかも、もう少し具体的に書き込む場所があるような気がいたしますので、いま一度御検討いただくことをお願いして、局長よろしいですか。一言。 ◎田中隆臣 都市建設局長  ありがとうございます。  私も欧州に行って非常に感動したというか、やはり皆さん方の人の動きを実際生で見て、例えばトランジットモールのようなところを歩いている方々が、やはり本当生き生きとした楽しい雰囲気というのを実際味わってこられたのは非常に大きかったと思いますし、市長が申したように若い職員も一緒に行ったので、やはり次の世代にも十分、今我々がやろうとしている施策をつないでいけるのかなと思っています。  委員おっしゃるように、やはりそういう視点というものをどこか盛り込めるところは盛り込みたいと。特に2ページとかの全体的な今後の方針を示すようなところでは当然、総合計画はやはり残り4年の計画なので、やはりそういうものもあってたてつけをつくったところでありますので、そういう理念的なものはきちんと踏まえて、のせていきたいと思っております。  それと、できるような検討とかいうパークアンドライドとか、そういう検討はやはりしていかなければならないようなものもございますので、短期的に。そういうものについては、やはりのせられるところはきちんとのせられるというか、反映できるところはやっていきたいと思いますので、パブコメがもうすぐなので頑張ります。  以上でございます。 ◆落水清弘 委員  ありがとうございます。  それと市営住宅ですね、住生活基本計画の中間見直しが素案として出ていますけれども、適正戸数は入っていないでしょう。市営住宅の適正戸数、入っておりますか。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  この住生活基本計画の方には、適正戸数が何戸かという記載はございません。 ◆落水清弘 委員  ありがとうございます。  入れられることは考えられませんか。私はやはり今の行政施設を縮小するという印象は、どの計画にも記載する意味のあることだと思っていますものですから、適正戸数というのはふやす方には絶対にいかないんですよね。当然今から先の時代は人間が減るわけですから。そのこと自体はどの計画にのせる、どの計画にのせないではなくて、全てのことに計画に関しては常に適正を考えていくという考え方を織り込むべきと思って、今お話ししているんですけれども、お考えいただくわけにはいかないでしょうか。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  ただいま御指摘いただきましたとおり公共施設等総合管理計画、こちらの方では40年後に20%の削減を目指しますというような表現を記載させていただいておりますので、住生活基本計画につきましても、そちらの計画との整合を図る意味からも、今後改定を進めていく上で、貴重な御意見として承りまして、そちらを反映させるような形で検討させていただければと考えております。  以上でございます。 ◆落水清弘 委員  御理解いただいて、ありがとうございます。  続いて、資料10番の街路樹の再生計画、いよいよやっていただけるようで本当に安堵しております。そういう中で、前にも藤山議員がお話しになったんだと思うんですけれども、北海道立総合研究機構林業試験場が開発しました、どれぐらいの大きさですか、直径が30センチ以上ぐらいの木だと思うんですけれども、振動を与えて、その波動を測定することによって、中の空洞がわかるという、地震計と同じですよね、理屈は。こちら側から振動を与えて、こちら側ではそれをキャッチして、幹のどの部分に空洞があるか、どれぐらいの空洞があるかというのができるという装置を開発されております。  これは平成30年の話ですけれども、1台わずか30万円という金額でできますものですから、これで測定した後に樹木医に正式に見ていただいてやるという手続でいきますと、非常に簡単に数多くの木の診断ができ、そして、これは特に心配だなと迷ったときだけ樹木医についていただければということで言えば、経費も相当安くつくと思うんですよね。  このペーパー、後で局長の方にお渡ししておきますので、ぜひこういうふうな新しい技術も導入しながら、ぜひ今後の街路樹に関して。結局今回の街路樹のことに関しては、余りにも管理費が高くつくからやり始めているのが事実だからですね。であるならば、そのやり方にしても、より一層経費を削減することを目的にやらなければ何もならないのであって、その辺の目的が行き違いのないようにお考えいただきたいということで、これは答弁は不要でございます。  それと局長、ラウンドアバウトの話を私、何度かしていると思うんですけれども、実はラウンドアバウトが少し前向きに動き始めてくれるかなと思うときにお話ししようと思って握っていたんですけれども、実はラウンドアバウト、熊本市内にあるんですよ。ただ、ラウンドアバウトをつくろうと思ってつくられたのではないのかもしれないんですけれども、ちょうどきょうの資料に偶然も偶然で、この市道認定の資料の番号19号、ページで言うと24ページです。ラウンドアバウトは、ほんのちょっとしか写っていないんですけれども、この右下の方に柿原公園というのがあるかと思います。柿原公園の一番西端にラウンドアバウトがあるんです。これで言うと下の方に議第154号というところに半丸が出ているではないですか。これ、ラウンドアバウトなんです。  ぜひ委員長、これを3月議会のときにでも視察にでも行って、実際に皆さんに自分の自家用車で走っていただくと、ラウンドアバウトの印象がわかると思いますので、ぜひ局長、職員の方をきょうにでも午後から行かせていただいて。ラウンドアバウトは本当は、放射線がたくさんある方がラウンドアバウトの印象があるんですけれども、ここは4本しか線がないんで、ラウンドアバウトの印象としては一番簡素なタイプの部分ですから、これも要望で結構ですので、ぜひとも見ていただきたいと思いますので、また委員長に関しましては3月の委員会ででもよろしくお願いしたいと思います。  最後にもう1点だけお願いいたします。  実は11月30日に国の補正予算の説明ということで、自民党の方から話がありまして、大西市長もおいでいただきました。各市町村長と議長に案内をいたしまして来ていただいて、大西市長もとても熱心にメモをしておられました。  その中で、自民党としてはこちらに書いてありますように、今回の台風災害に関しまして、相当てこ入れをしたいということを今回、補正予算として出しておりまして、5年間、緊急対策ということでやりたいということで、河川から公園からさまざまなことに関して、これも局長に後ほど一覧表を差し上げておきますけれども、対応しておりますし、または経済活力の方からも公園整備等に関しての重点事項としても上がってきておりますから、やはり市長も十分同じ情報を御存じですので、ぜひとも国との折衝の中で政権与党をフルに活用いただけるように、そのことがひいては熊本市民のために必ず役に立ちますので、よろしくお願いしたいと思います。
    ◎田中隆臣 都市建設局長  ありがとうございます。  11月30日、市長と議長が会われるというのは、市長からも事前に情報をいただいておりまして、11月30日、別の場所で、阿蘇で道路の期成会というか総決起大会で、実は坂本代議士が多分これを説明されて、おくれて来られてその場で詳しく皆さんの前で、こういうことなんだという説明も生で受けたところでございます。  それ以前から市長の方からも、特に吉澤さんとかに国の情報は的確に取れと。取るべきところはどこまででも取れという指示を直接受けられて、情報は収集しておりまして、我々もやはり逃さないというか、せっかくあの規模ございますので、きちんと対応してまいりたいというふうに考えております。 ◆坂田誠二 委員  土木の道路の方から説明は議会の前にお聞きしたんですけれども、西環状道路は結局は今、島崎、私たちはあと二、三年で駅前まで通れると思っておったんですけれども、現実的には万日山の下まで来るのにあと5年ということで、先般、県議会で前川議員の方から都市計画道路がこんなにおくれたらいろいろな形でという話が出ていたと思います。  おくれた理由を担当課長と担当部長の方からお聞きはしたんですよね。現実的に余りにもおくれ過ぎなもので、自分の頭の中では、せめて3年ぐらいではいくんだろうという思いだったんですよね。ところが5年とお聞きし、大きい石が出たり、地盤が軟弱だったり、用地交渉がおくれた、その辺の事情でおくれているというようなことはお聞きしたんですけれども、現実的にもう一遍その辺は確定的である程度、5年はやはり間違いないわけなんですか。それをまず、ちょっと1番目お聞きしたいと思います。 ◎今村寿也 道路整備課長  今回、公共事業の評価ということで、池上校区は再評価を受けさせていただいております。その中で今回、令和7年まで延期をさせていただくということで、評価上どうしても設定しなくてはいけませんものですから、そういう表示をさせていただいたというところでございます。  今後の工事の量、工事工程、そういったものを1つ1つ詳細に詰めていきまして工程を組みました結果、どうしても令和7年までかかってしまうというような内容でございます。 ◆坂田誠二 委員  かかってしまうというので現実的に思うのは、今まで私どもはさっき申し上げるように、今議会でお聞きするまで、二、三年では通れるという思いを持っておったのよね。ところが現実的には5年間と。では、その途中、今までその辺をどうして説明できなかったのか。期間が3年延びるといったような形なのよ。3年も。わかりますよ、用地交渉やいろいろなことがあっておくれると。道路をつくるときの最初だったらわかるけれども、あそこまできていて3年もおくれるというような形をもう少し早く出せなかったのか、その辺はどうなんですか。 ◎田中隆臣 都市建設局長  今回の再評価ということで、このような御心配、御懸念されているようなことになったことに対して、まずもって本当に申しわけなく思っております。  ただ、この事業につきまして、やはり市民の期待も、坂田委員の言葉からもわかるように非常に高い路線でございまして、用地はほとんど100%終わっておりまして、あとは工事だけになってございます。今回の、工事の中で石とかそういう問題もございますし、やはり工事用道路がなかなかないということで、1つの現場が終わってからでないと次に進めないとか、そういうふうな作業工程とかもございまして、やはり皆さんにお示しする上では、きちんとした工程を組んでからお示ししないと、特に再評価委員会というものにかけますので、そういうのにちょっと時間がかかったというものはございます。  その過程で仮にということで、少なくとも事前にお話しできなかったという、こちらの落ち度もございますけれども、そういう事情でございまして、皆さんの期待の路線でございますので、やはり確かなところになってからの公表ということで、今回に至ったというところでございます。それについてはおわびしかないんですけれども、そこら辺御理解いただければと思います。 ◆坂田誠二 委員  わかるんですよ、わかるんだけれども、私たちが言っているように、期待が大きいわけですよね。結局は3号線の渋滞、局長たちも御存じのように、そういう中であれが早くできるほど少しでも3号線の渋滞が緩和する、植木バイパスも早くということで、北区の議員として原口委員もいろいろな形で頑張ってはおりますけれども、やはり西環状道路も早く何とかという思いがあるもんですから。どうして二、三年なのを5年という形で、1年ぐらいだったらわかるのよ。ところが3年、ちょっと何をやっていたのというのが正直な話です。  私も聞いてからびっくりしたんだけれども、局長から謝るほかありませんということではあるんだけれども、やはりこういう大きな事業は、ある程度途中の情報は必要かと。私たちはそのまま進んでいると今議会の12月までそう思っていたもんですから。地域の皆さん方もいろいろな形で要望もあるもんですから。お話ししてきておったら、あと5年かかるなんていうようなことも言われる。  だから、さっき局長言われたように、もう少しその辺の情報は、早く入れてほしいということと、この件については少しでも早く完成していただきたいと思っております。  以上です。 ○光永邦保 委員長  強い要望ということでよろしくお願いします。 ◆原口亮志 委員  短く終わります。  以前から、今回の重点事業の中で資料8になりますけれども、総合的な空き家対策の推進ということで、一生懸命やっておられると思いますけれども、これはうちの委員会だけでできることではなくて、全庁的なやり方、税も絡んでくると思いますので、ぜひ、急激にふえてくるような不安事案に関しては、スピード感を持って審議をしながら、まず条例作成も含めて急いでいただきたい。今の道路もそうなんですけれども、この空き家対策の件も非常に予断を許さない時期に入っておると思いますので、これ、時々確認しますけれども、進捗状況などもぜひ委員会の中で報告をしていただきたいと思います。コメントがあれば聞きます。 ◎田中隆臣 都市建設局長  間違いなく情報を共有しながら、1つ1つ対策していきたいと思います。その一環で1月31日に、実はシンポジウムを開催する予定でございまして、これは行政だけでできませんので、広く一緒に不動産団体とか宅建さんとか、そういう方にも呼びかけて、学識とかそういう方を入れて、今後空き家対策だけではなくて利活用も考えてございますので、やはり一緒にやっていかないとできないということを、市民にも広くアピールしながらやっていきたいというふうに考えておりますので、そういう情報も今後、発信していきたいというふうに思っております。 ◆原口亮志 委員  利活用に関しては、ある意味強力に進めておられるのがわかってくるんですが、やむを得ず廃屋となった家屋に対する対策というのは、うちだけではできませんよと。そっちの方にも力を入れてくださいねという意味の要望でございましたので、答弁要りませんけれども、よろしくお願いしておきます。 ◆伊藤和仁 委員  同じところの熊本市住生活基本計画の見直しの素案のところの2ページ目で、先ほど市営住宅の供給適正化、落水委員からございましたが、40年後の20%の削減ということになっていくかと思うんですが、これの例えば削減していくに当たっての基準というか、そういったものは検討されつつあるんでしょうか。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  こちらにつきましては、これからだんだん人口が減少していくといった中で世帯数についても減少していくと。一方で、総世帯数のうち困窮世帯数、これがどういった数で推移するかというのを国の方がガイドライン的なものを示されておりまして、それに基づいて熊本市の場合も推計をいたしているところでございます。その中で2015年、平成27年でございますが、そのときが困窮世帯数というのが約3万8,500世帯というふうに推計されておりまして、これが2055年、40年後でございますが、このときは3万3,800世帯ぐらいがやはり困窮世帯としては考えられると。  そういった中で公営住宅、いわゆる市営住宅のみでこれを全て対応させていただくという形ではなくて、県営住宅もございますし、民間の賃貸住宅、先ほど話題に上りました空き家とか、そういったのも今後、ふえていく推移も考えられますので、そういったところを総合的に利活用しながら、困窮世帯の方々に提供していくというところで、数字を見ながら市営住宅の20%削減というのを目指していきますものの、やはり数字というのが推計値でございますので、そのときどきで変化も考えられますので、これを大体5年ごとに推計の見直しという形で、時点修正的なものを行っていく予定といたしているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤和仁 委員  わかりました。  適正化に向けては、やはり第2項と第3項というところを1つ重点的に行っていくというような受け取り方でよろしかったでしょうか。 ◎原和義 住宅政策課長  住宅政策課でございます。  先ほど、市営住宅課長から説明させていただきましたとおり、やはり民間の施設もこれから空き家、空き室、そういったものを活用しながらトータル的に高齢者とか、そういった方々に住宅の戸数、そういったものを供給していきたいというふうに考えておりますので、このあたりも非常に重要なところというふうな認識をしておりますので、福祉部局と連携をしまして、適切な供給を目指していきたいというふうに考えているところでございます。 ○藤永弘 副委員長  今、伊藤委員の方から高齢者、住宅の弱者に対する心配があって質問されたと思うんですけれども、私も人口は減るんだけれども、ますます高齢者の方にとっては安価で安心して暮らせる住宅というのは、必要性は高まるのではないかという心配もありますので、その場合、今は民間の空き家なんかも活用してということも考えているということで、総合的な財政負担の軽減を目標20%、例えば土地は2つも要らんだろうと。こことここは近いから統合して1カ所にして、こっちは財源をちょっとでも減らすために売ろうと。この土地はとか、高層にしてとか、そういうあらゆる展開をして、20%戸数を減らすのではなくて、やはり財政負担を少しでも減らすような方向で、そのまま同じことをやったら、このくらい要るのか、こういう知恵を使ったから当り前にいくよりも20%削減できたというような総合的な知恵を使って、やはり住宅問題は早くから考えていただいて、動向を見ながら空き家利活用なんかも考えるということですので、財政面で負担になる前に建て直してやったら、このぐらいかかるところを空き家を利用したとか、また、2つある場所を1カ所に統合して、こうやってあいたところを売ったから、こういうふうな削減ができましたとか、総合的な考えで持っていくことは可能ですか。 ◎原和義 住宅政策課長  先ほどおっしゃいましたように、やはり総合的に考えるということは非常に大事かというふうに考えておりますので、さまざまな御意見をいただきながら、また税務の部署ですとかそういったところも含めて、一緒になって考えていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○藤永弘 副委員長  くれぐれも高齢者の方が安心して暮らせる熊本というのは大事にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。要望です。 ◆落水清弘 委員  伊藤委員も副委員長も言われるとおりです。要するに、行政が市営住宅を運営するコストを削減するということが目的ですから、単純に戸数を減らすとか民間の借り上げをするとかいう単純な問題ではないんですよね。トータルコーディネートがどうしても必要になってくるわけですね。  例えて言うならば、戸数を減らして民間を借りる場合には、月2万円の補助をしますでもいいわけですよね。いろいろなやり方が実際あると思うんですよ。ですから、トータルを副委員長が言われたみたいに財政面での20%削減という考え方を基本に持っていかないと、戸数は減ったけれども実際は経費はかかってしまったよというんだったら、何もならない話になりますから、財政面で20%削減するという目標を明確に持ちながらやっていかないと、結局今、新築すると1戸当たり千何百万かかっていますか、大体アバウトで言うと。ちょっとお願いします。 ◎杉田浩 市営住宅課長  市営住宅課でございます。  最近、新築というのは災害公営住宅しかございませんが、それからいきますと、大体2,000万円前後はかかるかと思っています。 ◆落水清弘 委員  2,000万円だと割り算がちょっとしにくいので、1,200万円と仮定しましょう。1,200万円を月割りしてみてください。1で割ったら120ですよね。2万円補助を出したら50ですよね。つまり、2万円補充を出した場合には50年間補助金が出せるわけですよね、1,200万円で。それを考えれば、どうすればいいかということはおのずから皆さん方、私たちもはるかに勉強もできたりするし賢い方ばかりですから、簡単に答えは出るわけですよね。  ですから、そういうふうな考え方で、先ほど副委員長が言われたみたいに、高齢者または本当、今からはこの辺からこっちは独居老人組ですから。本当にそういう独居の方が一番気の毒と私は思うんですよね、やはり。晩年に孤独になるということほど、特にここには男性の方が多いですから、男がひとりになるほど惨めなことはないわけで、やはり真剣に次の世代の方々に負担をかけない方法の中で御高齢の方々に、または先ほどのユニバーサルではないですけれども、高齢の方も障がいを持つ方がたくさん出てくる、つまり障がい者と高齢者というのは全く同じ枠の中にいるわけですから、そういう方々に対して優しい行政になると同時に、経費が2割削減できるような方法論を考えていただきたいということで、答弁は必要ありません。  よろしくお願いいたします。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  ほかになければ、以上で所管事務調査を終了いたします。  これより採決を行います。  議第132号ないし議第155号、議第173号、議第174号、議第176号、以上27件を一括して採決いたします。  以上27件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  御異議なしと認めます。  よって、以上27件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして都市整備委員会を閉会いたします。                             午後 0時05分 閉会 出席説明員  〔都市建設局〕    局長       田 中 隆 臣    総括審議員    加 藤 栄 一    総括審議員兼都市政策部長        都市政策課長   角 田 俊 一             吉 澤 勇一郎    都市政策課副課長 上 村 和 也    都市政策課副課長 飯 田 考 祐    交通政策課長   土 屋 裕 樹    交通政策課副課長 黒 部 宝 生    都市整備景観課長 中 村   孝    都市整備景観課副課長                                 粟 田   修    都市デザイン室長 酒 井 伸 二    震災宅地対策課長 上 野 幸 威    建築指導課長   小 山 博 徳    開発指導課長   上 村   亮    建築審査室長   荒 巻 純 生    植木中央土地区画整理事業所長                                 田 島 伊 織    熊本駅周辺整備事務所長         熊本駅周辺整備事務所副所長             田 尻 亮 司             榊   正 邦    熊本駅周辺整備事務所副所長       熊本駅周辺整備事務所副所長             松 尾 達 哉             上 杉 剛 二    住宅部長     宮 崎 由 之    住宅政策課長   原   和 義    建築物安全推進室長中 嶋   浩    市営住宅課長   杉 田   浩    空家対策課長   平 石 研 吾    震災住宅支援課長 吉 住 和 征    公共建築部長   東 野 洋 尚    建築保全課長   塩 田 栄一郎    営繕課長     林 田 敬 成    設備課長     吉 村 和 敏    設備課副課長   河 田 誠 二    土木部長     藤 岡 明 弘    土木総務課長   石 田 智 寿    土木総務課副課長 岩 佐 康 弘    道路整備課長   今 村 寿 也    道路整備課副課長 藤 田   武    道路整備課副課長 高 倉 智 浩    土木管理課長   弓 削 秀 和    自転車対策室長  竹 原 義 博    用地調整課長   高 木 裕 治    河川課長     米 村 浩 介    公園課長全国都市緑化フェア推進室長                                 高 倉 伸 一    震災土木施設対策課長          東部土木センター所長             松 窪 昭 宏             奥 田 滋 晃    西部土木センター所長          富合地域整備室長 磯 田 茂 成             高 永 恭 男    城南地域整備室長 平 江 利 也    植木地域整備室長 谷 富 隆 弘  〔交 通 局〕    交通事業管理者  肝 付 幸 治    次長       大 関   司    首席審議員    島 田 裕 士    総務課長     河 本 英 典    運行管理課長   伊 藤 達 也 〔議案の審査結果〕   議第 132号 「市道の認定について」……………………………………(可  決)   議第 133号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 134号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 135号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 136号 「同        」……………………………………(可  決)
      議第 137号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 138号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 139号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 140号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 141号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 142号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 143号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 144号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 145号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 146号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 147号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 148号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 149号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 150号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 151号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 152号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 153号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 154号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 155号 「市道の廃止について」……………………………………(可  決)   議第 173号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)   議第 174号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 176号 「工事委託契約締結について」……………………………(可  決)...