(1)
エクサンプロヴァンス市等訪問の報告について
(2)今次
定例会における
市長提出議案について
(3)
提出議案の
委員会付託について
(4)今次
定例会の会期について
(5)
常任委員会並びに
特別委員会の
開催日について
(6)
質問通告書の
提出期限について
(7)意見書・決議案の
提出期限並びに取り扱いについて
(8)開会当日における議事次第について
(9)
議会活性化検討会からの報告について
(10)台風19号に伴う災害に対する義援金について
(11)次回の
議会運営委員会の
開催日について
午前10時00分 開会
○紫垣正仁
委員長 ただいまから
議会運営委員会を開きます。
なお、
澤田委員、原委員、
藤永委員におかれましては、欠席する旨の届けがあっておりますので、御了承願います。
まず初めに、議長より発言の申し出があっておりますのでよろしくお願いいたします。
○倉重徹 議長 去る10月30日から11月6日の日程で、
大西市長とともに私のほか5名の議員で訪問いたしました
フランス訪問につきまして、御報告をさせていただきます。
本市と
交流都市であります
エクサンプロヴァンス市のマリーズ・ジョワサン=
マシニ市長からの招聘を受けまして、同市の
まちづくり視察及び
交流会等へ出席するとともに、
公共交通の
先進都市である
ストラスブール市などを視察し、その
取り組みを今後の本市の
まちづくりの参考とするべく訪問したものでございます。
まず、
ストラスブール市におきましては、市役所を表敬訪問し、ナウェル・ラフィック・エルムリニ副市長へ昨年の第6回
日仏自治体交流会議の
熊本開催を機に交流が進み、今回の
まちづくり視察が実現したことへの感謝の気持ちをお伝えいたした次第でございます。
また、同市での
現地視察では、
世界文化遺産に登録されている旧市街の
歴史景観エリアにおきまして、
歩行者空間の確保や
自転車走行道路の
整備状況などを視察いたしました。
さらに、市役所では
路面電車を中心とした都市の再編及び都心部における
歩行者中心の政策などについて
プレゼンテーションを受けました。
さらに、
ストラスブール日本国総領事館においては、
ラグビーワールドカップ2019
日本大会の成功と
両国チームの健闘をたたえ、
レセプションが開催され、
ラグビーなどの
スポーツを通じた日仏のさらなる交流について懇親を深めました。
次に、オルレアンでは、トラムやバス、駐車場の
交通機能が複合した
乗り継ぎ拠点などを視察いたしました。また、トラムには実際に乗車をいたしまして、
歴史景観エリアの大聖堂前の
架線レスや歴史的な建物とトラムのデザインの調和など、随所に景観と環境に配慮した
まちづくりを体感することができました。
次に、
エクサンプロヴァンス市では、旧市街や再
開発地区、
文化拠点施設などを視察し、
土地利用のあり方や
歴史的保存地区などについて説明を受けました。
また、同市の
駐車場管理を受託する
セメパ社並びに同市より
事業概要や
まちづくりの
整備計画などに関する
プレゼンテーションを受け、
意見交換をさせていただきました。
市役所におきまして、
マシニ市長を表敬訪問した際には、熱烈な歓迎を受けますとともに、
レセプションでは市幹部を初め、
民間団体、大学、
姉妹都市協会などの皆様とともに和やかな雰囲気の中、懇親を深めることができました。
以上が主な内容となりますが、今回の訪問により
エクサンプロヴァンス市を初め、各都市との友好と交流がさらに発展していくことを願いますとともに、
行政機構や制度の違いはあるものの今後の本市の
公共交通利用を促進した暮らしやすい都市の形成に向け、
大変参考となるものと感じたところでございます。
以上、簡単ではございますが、訪問団を代表して私からの御報告とさせていただきます。
○紫垣正仁
委員長 次に、今次
定例会における
市長提出議案について、執行部の説明をお願いいたします。
◎
大西一史 市長
令和元年第4回
定例会につきましては、本日告示、11月28日開会の運びで、よろしくお願い申し上げます。
説明に入ります前に、数点、御報告させていただきます。
まず、
天皇陛下の
即位礼正殿の儀への出席について御報告申し上げます。
先月22日に
天皇陛下の
即位礼正殿の儀がとり行われ、
熊本市民を代表して出席してまいりました。このような
歴史的行事に参列できたことを大変光栄に感じております。改めまして
熊本市民を代表し、謹んで
天皇陛下の御即位をお祝い申し上げますとともに、
天皇皇后両陛下の末永い御健勝と皇室の弥栄を心からお祈り申し上げます。
なお、参列者に配付された記念品は、あすまでとなりますが本庁舎1階
総合案内横に展示いたしまして、市民の皆様にごらんいただいております。
次に、台風19号などで被災いたしました
自治体への
支援状況について御報告いたします。
去る8月から10月にかけて、大雨や台風等の
自然災害によりとうとい命や財産が失われるなど、
日本各地で甚大な被害が発生いたしました。ここにお亡くなりになられた方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、被災された全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、いまだ行方不明となられている方々が一刻も早く発見されますようお祈り申し上げます。
本市といたしましては、環境省や
国土交通省を初め、
被災自治体等からの要請を受け、12の
自治体に対し80名を超える職員を派遣し、
家屋被害認定調査業務や
災害廃棄物処理業務等の支援を行ってまいりました。また、
物的支援として
災害協定を締結しております
イオン九州株式会社に御協力いただき、千葉県市原市に
ブルーシートを4,150枚配送するとともに、同じく
災害協定を締結しております
公益社団法人熊本県
トラック協会に御協力いただき、福島県相馬市に約60トンの
生活用水を配送いたしました。被災地の1日も早い復旧・復興のため、引き続きできる限りの人的、
物的支援を行ってまいりたいと考えております。
続きまして、
海外訪問について御報告申し上げます。
まず、10月15日から17日にかけて、
マレーシアで開催されました第7回アジア・
太平洋都市フォーラムに参加いたしました。この
フォーラムは、持続可能な都市の開発に関し、アジア・
太平洋地域の関係者が一堂に会する
アジア最大のもので、
マレーシアの住宅・
地方自治大臣や
国際機関の代表者など、私を含めまして約4,000人が参加いたしました。この中で、都市の強靭化に関する
パネルディスカッションでは、
熊本地震の経験と教訓を踏まえた
都市復興への
取り組みを紹介いたしました。
また、閉会式における
行動宣言では、地震の経験と教訓を国内外に伝えることで
国際協力を行うことを宣言いたしますとともに、来年10月に本市で開催いたします第4回アジア・
太平洋水サミットをPRしてまいりました。本市といたしましては、アジア・
太平洋水サミットを本市で開催することにより、アジア・
太平洋地域における水に関する諸問題の解決に貢献できるよう、
関係機関と連携し着実に準備を進めてまいります。
次に、10月30日から11月8日にかけて、
フランス及び
イタリアに出張いたしました。今回の出張は、第7回
日仏自治体交流会議日仏合同推進委員会への参加のほか、歩いて楽しめる
まちづくりの視察や、
熊本産品の
販路開拓、拡大のための
トップセールスという3つの大きな目的がございました。
まず、来年11月に
エクサンプロヴァンス市で開催されます第7回
日仏自治体交流会議の
準備会議に
日本側推進委員長として出席し、会議の枠組みを協議するとともに、
基本事項を決定してまいりました。来年の会議が有意義なものとなるよう、日仏の
関係自治体等の皆様とともに準備を進めてまいります。
次に、
ストラスブール市及び
エクサンプロヴァンス市の歩いて楽しめる
まちづくりの視察につきましては、先ほど御報告がございましたけれども、
倉重議長を初め市議会並びに経済界の皆様とともに訪問いたしました。トラムやバスの
公共交通を軸としつつ、
パークアンドライド等により他の
移動手段とも連携が図られた非常に利便性の高い
交通体系が構築されておりました。また、まちなかでは車両の進入を制限することで
歩行者中心の空間が形成され、広場でのマルシェや
カフェ等による
にぎわいの創出も行われておりました。
このように、大胆かつ徹底した
取り組みを実際に見ることができまして、
公共交通を軸とした
まちづくりが重要であると強く確信いたしましたので、移動しやすく歩いて楽しめる
まちづくりの実現に向けて、さらなる
取り組みを進めてまいりたいと考えております。
最後に、
イタリアのミラノ市では、
同国最大手スーパーであります
コープイタリアにおいて、
熊本産品の
トップセールスを行ってまいりました。店頭におけるプロモーションの有効性を実感いたしますとともに、
熊本産品の
欧州展開の可能性に大きな手応えをつかんだところでございます。今回の
トップセールスを足がかりとして、欧州への
販路拡大に向け、さらに
取り組みを進めてまいりたいと考えております。
このほかにも、最初の訪問地である
ストラスブール市では、同市で会期中の
欧州評議会において日本の
自治体を代表し、
熊本地震時の
NGO等とのパートナーシップに関するスピーチを行ってまいりました。
また、
イタリアのソルフェリーノ市では、本市と共通する
赤十字発祥の地として
災害対応も含めた
博愛精神や
人道主義の考え方、これらをテーマとした連携の可能性について、市長や
現地関係者の皆様と
意見交換を行ってまいりました。
今後は、今回の訪問の成果を
まちづくりの具体的な
取り組みにつなげるとともに、誰もが憧れる上質な
生活都市の実現に生かしてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様には御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
次に、
国際スポーツ大会について御報告と御案内を申し上げます。
9月20日に開幕した
ラグビーワールドカップ2019については、迫力あるプレーに日本中が熱狂し、今月2日に閉幕いたしました。本市においては2試合が開催され、5万5,000人を超える方々に観戦いただき、
ファンゾーン等へも5万人を超える方々に来場いただきました。ここに大会の
運営等に御尽力いただきました全ての皆様に心から御礼を申し上げます。
また、今月30日からは2019
女子ハンドボール世界選手権大会が開幕いたします。この大会を契機に、本市の魅力や
熊本地震からの力強い復興を国内外へアピールし、さらなる飛躍につなげてまいりたいと考えておりますので、
議員各位におかれましては引き続き御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後に、
熊本城ホールについて御報告を申し上げます。
熊本地震からの復興の
シンボルとして、桜町に新たに整備した
熊本城ホールがいよいよ12月1日に
グランドオープンを迎えます。現在、開業を記念してさまざまなイベントを開催しており、今後は
中心市街地における
防災拠点としての機能を果たしつつ、
市民相互交流の場であることはもとより、
九州最大規模を誇る
メーンホールを活用した
コンサート等の誘致を行い、
にぎわいの創出や文化の
発信拠点としての機能を発揮することにより、
地域経済が持続的に発展するような
取り組みを進めてまいります。
それでは、
提出議案について説明に入らせていただきます。
今回の
補正予算案は、東京2020
オリンピック聖火リレー熊本県
実行委員会への負担金のほか、ASFいわゆる
アフリカ豚コレラの
侵入防止のための
緊急支援経費、
条例議案として提案しております熊本市
一般職の職員の給与に関する
条例等の一部改正に伴い増加する
職員給与など、今後の
業務推進上、速やかに対応する必要があるものについて計上いたしております。
また、来年度当初から業務を開始することとなる施設の
維持管理経費等について、今年度中に入札等の
契約事務を実施するための
債務負担行為も計上いたしております。
まず、
補正予算案の概要について申し上げますと、
一般会計において22億1,794万円の増額、補正後の
予算額3,775億9,693万円、
特別会計において3,425万円の増額、補正後の
予算額2,142億699万円、
企業会計において3,468万円の増額、補正後の
予算額849億1,979万円となり、全会計の合計では補正額22億8,687万円、補正後
予算額は6,767億2,371万円となりました。
補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、
一般会計では1.9%の増、
特別会計では2.4%の増、
企業会計では1.6%の増、全体の合計額では2.0%の増となっております。
主な内容について申し上げますと、平成28年
熊本地震関連の
補正予算ですが、今回の
補正予算案では合計で2億5,800万円を計上しております。
まず、
熊本地震に伴う
雑損控除の申告等により発生する
市税還付金、また、ONE
PIECE連携復興応援事業として
動植物園正門入り口に設置する
キャラクター像の除幕式に要する
経費等でございます。
次に、熊本城の
災害復旧に係る経費として、
天守閣石垣の
安全対策経費のほか、
特別公開第2弾に伴う
入園管理業務等に要する経費などの
債務負担行為でございます。
最後に、
文化財等災害復旧経費について
債務負担行為の期間の変更でございます。
続きまして、
熊本地震関連以外の主な内容について、部門別に申し上げます。
まず、
政策部門では、
市政広報番組の制作及び
放映業務に要する経費の
債務負担行為等でございます。
次に、
総務部門では、
社会保障・
税番号制度に対応するための
共通基盤システム改修経費のほか、
庁内ネットワークシステムの
維持管理経費の
債務負担行為等でございます。
次に、
財政部門では、
ふるさと納税制度の推進及び管理に要する経費の
債務負担行為等でございます。
次に、市民・
区役所部門では、
マイナンバーカードの
交付率向上に向けた
特設窓口の設置等に要する経費のほか、
マイナンバーカード交付窓口に設置する
統合端末の借上料の
債務負担行為等でございます。
次に、
健康福祉部門では、
老人福祉施設等の
開設準備費用に対する
助成経費のほか、
生活自立支援センターを拡充する経費の
債務負担行為等でございます。
次に、
環境部門では、
東部堆肥センターに搬入される
家畜排せつ物の増加等に伴う
指定管理料の増額のほか、燃やすごみ等を収集運搬する経費の
債務負担行為等でございます。
次に、
経済観光部門では、
千葉城地区の
日本たばこ産業熊本支店跡地の
用地購入費のほか、
体育施設予約システムの機器借上料の
債務負担行為等でございます。
次に、
農水部門では、立田山におけるICTを活用した
イノシシ対策の
強化経費のほか、中
山間地域管理システムの機器借上料の
債務負担行為等でございます。
次に、
都市建設部門では、
熊本西環状道路に関連する
池上インター線の
橋梁下部工の
関連工事のほか、道路、公園等の
維持管理に要する経費の
債務負担行為等でございます。
次に、
教育部門では、小中学校における
仮設校舎の借上料のほか、
市立図書館における
図書購入費の
債務負担行為等をそれぞれ計上しております。
最後に、
企業会計のうち、
上下水道局では、水源地の
電気工作物を管理するための
業務委託に要する
経費等について、交通局では、
運賃収入等の輸送や入金に要する経費についてそれぞれ
債務負担行為を計上しております。
以上が
補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源としてそれぞれの歳出に見合う国、
県支出金等の
特定財源や市債を計上しますとともに、
一般財源として繰越金を充当しております。
続きまして、
条例等の議案でありますが、主なものといたしまして、まず、熊本市
一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について御説明いたします。
これは、本年10月に
本市人事委員会が行いました職員の給与等に関する報告及び勧告に基づきまして、
本市職員の
給料月額及び
勤勉手当の改定等をするため、所要の改正を行うものであります。このほか、これに関連して特別職などの給与に係る条例6件についても、あわせて所要の改正を行います。
次に、公の施設の他の団体の利用に関する協定についてでありますが、これは
熊本連携中枢都市圏の
構成都市である本市と菊池市との間で協定を締結し、図書館または図書室における相互の住民への
図書資料の貸し出しを行うこととするものであります。
その他の
条例等の議案につきましては、
総務局長から御説明申し上げます。
なお、熊本市
一般職の職員の給与に関する条例など、
給与関係条例6件の一部改正につきましては、施行日の関係で先議をお願いいたしたいと考えております。
最後に、
人事案件につきましては現在調整中であり、改めて提出したいと考えております。
私からは以上であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎萱野晃
総務局長 それでは、タブレットまたはお手元に配付しております
提出議案一覧に従いまして、議案の概要について御説明申し上げます。
第4回
定例会の議案につきましては、
予算案件11件、
条例案件10件、その他の案件50件の合計71件を予定しております。このほか、
報告案件が7件ございます。
まず、
条例案件でございます。
6ページをお願いいたします。
整理番号1から、9ページの
整理番号6までは、先ほど市長から説明がありましたとおり、
一般職及び特別職の職員の
給与改定等を行うものであります。
整理番号7は、大学等における修学の支援に関する法律に基づき、真に支援が必要な低
所得者世帯の者に対して、
総合ビジネス専門学校の入学料及び授業料の減免を行うものでございます。
整理番号8は、先ほどと同様、
教育職員の
給与改定を行うものでございます。
10ページをお願いいたします。
整理番号9と10は、
建築基準法の改正により、
耐火性能に関する要件が緩和された
児童福祉施設及び
認定こども園における一定の建築物について、
厚生労働省令等の改正に伴い、従前の
耐火性能を維持する等の改正を行うものでございます。
次に、その他の案件でございます。
11ページをお願いします。
整理番号1と2は、市道について23路線の認定と1路線の廃止を行うものでございます。
整理番号3は、
当せん金付証票、いわゆる宝くじの発売について本市に係る限度額を定めるものでございます。令和2年度は60億円が限度額となります。
12ページをお願いします。
整理番号4は、先ほど市長から説明がありましたとおり、本市と菊池市における図書館または図書室の
相互利用に関する議案でございます。
整理番号5から、17ページの
整理番号12までの案件は、
指定管理者の指定についての議案でございます。施設の名称、
指定管理者名等については記載のとおりでございますので、その説明は割愛させていただきます。
18ページをお願いします。
整理番号13は、
予定価格が4,000万円以上の動産の買い入れに関する議案でございまして、消防団に配備する
小型動力ポンプ付積載車10台を新たに購入するものでございます。