熊本市議会 2018-09-18
平成30年第 3回経済委員会−09月18日-01号
報第 28号「
公益財団法人熊本市
美術文化振興財団の
経営状況について」
報第 29号「
一般財団法人熊本市
社会教育振興事業団の
経営状況について」
報第 30号「
公益財団法人熊本県
武道振興会の
経営状況について」
(3)送付された陳情(1件)
陳情第24号「
道路整備について」
(4)
所管事務の調査
午前11時32分 開会
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ただいまから
経済委員会を開会いたします。
今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、条例1件であります。
なお、陳情1件が議長より参考送付されておりますので、お手元に配付しておきました。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、まず、
付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に、
所管事務の調査として、
財団法人の
経営状況に関する報告7件及び執行部より申し出のあっております報告11件について説明を聴取し、陳情及び
所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 御異議なしと認め、そのようにとり行います。
これより議案の審査を行います。
議第230号「熊本市
現代美術館条例の一部改正について」の説明を求めます。
◎
平野孝博 文化振興課副課長 議案書の27ページをお願いします。
議第230号「熊本市
現代美術館条例の一部改正について」御説明いたします。
現代美術館の
指定管理者の
選定方法につきましては、平成30年第2回
定例会経済委員会において、
指定管理者候補者選定委員会における審議の結果、非公募型に該当すると報告したところでございます。
これを踏まえまして、
現代美術館に係る
指定管理者の
選定方法を公募制から非公募制に変更するため、所要の改正を行うものでございます。
以上でございます。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 以上で、議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
付託議案について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆那須円 委員 1点だけ、これは要望として発言をいたしますけれども、前回、
指定管理料が前の期間に比べると若干減少した形で、市のシーリングに合わせる形で
指定管理に出されることについて議論をいたしました。
例えば、そこの
削減部分が、働かれている方の待遇、人件費であったり、どこに影響を与えているのかをしっかり検証しながら、もちろん、この条例の中に位置づけられている、例えばそこで働く学芸員の方、十分な
専門知識を持つ学芸員を有するという部分に対して、予算の削減、縮減でマイナスの影響がないように、しっかり
チェックを図っていただきたいと思いますし、非公募という形で、より一貫性のあるといいますか、そこにちゃんと経験が蓄積されるような
仕組みづくりとしては評価できる部分がありますので、今指摘した点なんかを、
モニタリング等もあわせてしっかり
チェック、管理しながら運営していただきたいと要望として申し上げておきます。よろしくお願いいたします。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかになければ、以上で
付託議案に関する審査を終了いたします。
これより
所管事務調査を行います。
報第24号「
一般財団法人熊本市
勤労者福祉センターの
経営状況について」、報第25号「
一般財団法人熊本テルサの
経営状況について」、報第26号「
株式会社熊本流通情報センターの
経営状況について」、報第27号「
一般財団法人熊本国際観光コンベンション協会の
経営状況について」、報第28号「
公益財団法人熊本市
美術文化振興財団の
経営状況について」、報第29号「
一般財団法人熊本市
社会教育振興事業団の
経営状況について」、報第30号「
公益財団法人熊本県
武道振興会の
経営状況について」、以上7件について、順次説明を求めます。
◎
増田浩徳 首席審議員兼
経済政策課長 地方自治法第221条第3項の法人の
経営状況を説明する書類、こちらをお願いいたします。
73ページをお願いいたします。
平成29年度の決算、30年度の予算、
事業計画をあわせて御報告いたします。
報第24号、
一般財団法人熊本市
勤労者福祉センターの
経営状況についてから、順次ポイントだけ説明させていただきます。
当財団は、
勤労者福祉センターの
管理運営を
指定管理者として受託し、また、通称、ふれあう共済を運営している団体で、出捐金3,200万円の100%を熊本市が出捐している団体です。
1の
貸借対照表をお願いいたします。
資産の部、負債等の部は、それぞれ2億2,123万円余で前年度と大きな変化はございません。
74ページの2、
正味財産増減計算書でございますが、
実施事業会計、その他会計、
法人会計の3つに分かれております。全体としましては、
定年退職者2名分の
退職金支払い等により、
法人会計が対前年
比大幅増となっております。
続きまして、77ページをお願いいたします。
3の
事業実績でございます。
(1)の
勤労者福祉センター管理事業につきましては、ア市
指定事業と
イ自主事業を実施しております。また、
ウ指定管理事業の29年度の
センター利用者数は7万7,124人で、地震の影響の大きかった前年度比65%増でございました。
(2)のふれあう
共済運営事業は、29年度末で2,225事業所、3万3,689人の会員となっております。
79ページをお願いいたします。
第2平成30年度
事業計画ですが、1熊本市
勤労者福祉センターの
管理事業と2
勤労者福祉サービスセンター(ふれあう共済)
運営事業を実施します。
最後に、81ページから83ページまでの3会計の30年度予算は、記載のとおりでございます。
続きまして、85ページ、報第25
号一般財団法人熊本テルサの
経営状況についてでございます。
熊本テルサは、出捐金1億円のうち30%に当たる3,000万円を熊本市が出捐している団体で、職業等の
情報提供、教育・研修等に関する事業を行っております。
86ページ、1の
貸借対照表ですが、資産の部、負債等の部の合計が4億6,490万円余と前年度比11.2%減となっております。これは
地震被害対応借入金の減という理由でございます。
続きまして、87ページの
収支計算書の最下段、支出、収入の合計7億7,677万円余となっておりまして、前年度から3.7%の微増ですが、29年度は地震の影響の大きかった前年から
通常営業に戻ったということでの支出の微増によるものです。
続きまして、88ページの
事業実績は、(1)職業等の
情報提供、教育・研修等に関する事業、(2)の法人の管理に関する事業の実績でございます。
最後に、89ページは平成30年度
事業計画と90ページからは平成30年度予算でございます。
事業計画の
予算規模は29年度比32.5%増で、収入、
支出ともに9億2,455万5,000円となっておりまして、この増額は既存のテルサの駐車場の上に
立体駐車場を建設する経費約2億円を計上しているもので、慢性的な
近隣道路の渋滞解消と施設の
利用拡大に向けた施策でございます。
その財源としましては、銀行からの
長期借り入れを1億5,000万円、
基本財産を5,000万円取り崩して、今年度中に建設を実施する予定となっております。
以上、よろしくお願いいたします。
◎潮永誠
商業金融課長 続きまして、93ページをお願いいたします。
報第26号「
株式会社熊本流通情報センターの
経営状況について」御説明いたします。
資本金9,800万円のうち、熊本市からの出資は2,773万4,000円、出資の割合は28.3%となっております。
続きまして、94ページをお願いします。
第1平成29年度決算でございますが、1の
貸借対照表の最下段に記載しております資産の部の計、負債の部及び純資産の部の合計は6億7,090万7,766円で、前年度比12.8%増となっております。増収の主な要因は、
ファイル無害化システムの利用料5年分が一括して前受金に算入されたことによるものであります。
続きまして、95ページをお願いします。
2
損益計算書の売上高の合計は4億2,097万3,211円で、前年度比6.6%の微増となっております。増収の主な要因は、
クラウドデータセンター事業の
売り上げ増によるものでございます。また、最下段の当期純利益は2,143万6,805円で、前年度比で27.6%の増となっております。増益の主な要因は、
クラウドデータセンター事業と
流通情報システムの
利益拡大によるものでございます。
続きまして、96ページをお願いいたします。
3の
事業実績でございますが、記載のような(1)の
食材発注システムや
勤怠管理システム等の
流通情報システムの提供、(2)の
自治体コールセンター事業等を実施しております。
続きまして、97ページをお願いいたします。
第2平成30年度
事業計画でございますが、記載のように、平成29年度とほぼ同様の内容となっております。
最後に、98ページをお願いいたします。
第3平成30年度
収支計画でございますが、
予算規模は29年度比3.4%増で、収入、
支出ともに合計4億1,207万7,000円となっております。増収の主な要因は、
クラウドデータセンター事業売り上げ増の見込みによるものであります。
以上、よろしくお願いいたします。
◎福島慎一
観光政策課長 続きまして99ページ、報第27
号一般財団法人熊本国際観光コンベンション協会の
経営状況についてでございます。
基本財産10億1,620万円のうち、熊本市からの出資が5億円となっております。
コンベンション協会は、熊本駅や桜の
馬場城彩苑における
観光案内所の運営を初め、
観光ボランティアガイド、
観光客誘致、
MICE誘致などを行っております。
100ページをお願いいたします。
平成29年度決算でございます。1の
貸借対照表でございますが、資産の部、負債及び
正味財産の部の合計が13億4,665万7,383円と、前年度比約3.2%の減となっております。これは流動資産における繰越金の減少によるものでございます。
次に、101ページから105ページは
実施事業等会計、その他会計、
法人会計、それぞれの収入と支出を記載しております。
特に101ページ、収入の合計が1億4,405万5,927円で、前年度から約1,900万円の減となっておりますが、これは県・市からの負担金の減少によるものでございます。
続きまして、106ページからの
事業実績でございますが、(1)の
MICE誘致・
支援事業から(7)の
収益事業まで記載のとおりの事業を実施しております。
最後に、109ページからの平成30年度
事業計画と111ページからの平成30年度予算でございますが、
事業計画は29年度とほぼ同様の内容でございますが、特に
旅行代理店等に対する
セールス活動や
インバウンド誘致に力を入れてまいります。
また、
予算規模につきましては、収入、
支出ともに合計5億7,067万円で、対前年度約7.1%の減となっておりますが、これは
熊本地震後、熊本城と動植物園の売店が閉鎖中であり、土産物の
売り上げ収入が見込めないためでございます。
以上が
コンベンション協会の
経営状況報告でございます。よろしくお願いいたします。
◎
平野孝博 文化振興課副課長 続きまして、117ページをお願いします。
報第28
号公益財団法人熊本市
美術文化振興財団の
経営状況についてでございます。
美術館等における
文化芸術の
調査研究や
活動支援及び
教育普及を行い、
展覧会事業を初め文化、芸術の振興に資する事業を行っております。
118ページの第1平成29年度決算の
貸借対照表でございますが、
基本財産1億円は全て熊本市からの出資となっております。
資産の部、負債及び
正味財産の部、それぞれの合計が同額の2億7,560万3,662円と前年度比15.81%の減となっており、これは主に現金預金の減が原因となっております。
続きまして、119ページの
正味財産増減計算書でございますが、
公益目的事業会計は収入、
支出ともに3億5,712万5,611円、120ページの
収益事業等会計は668万256円、121ページの
法人会計は2億3,949万486円となっております。
それぞれの会計におきまして、前年度と比較して目立った増減はございません。
続きまして
事業実績でございますが、122ページの(1)の熊本市からの
受託事業として熊本市
現代美術館の
管理運営業務を実施し、昨年度の総
入場者数は22万3,419人となりました。
また、125ページから126ページに(2)の
自主事業を記載しております。
最後に、平成30年度
事業計画と予算でございます。
まず127ページの
事業計画ですが、記載のとおり前年度とほぼ同様の内容でございます。
予算規模は、130ページの
公益目的事業会計が収入、
支出ともに、3億2,188万3,000円。
132ページの
収益事業等会計は550万9,000円、133ページの
法人会計は2億3,603万3,000円となっております。特に
公益目的事業会計は前年度比13.41%の減となっており、これは
一般正味財産期首残高の減によるものでございます。
以上でございます。
◎上島雄二
スポーツ振興課副課長 135ページをお願いいたします。
報第29
号一般財団法人熊本市
社会教育振興事業団の
経営状況についてでございます。
当財団は、熊本市
総合体育館、
青年会館ほか8施設の
管理運営を
指定管理者として受託しており、
基本財産4,200万円のうち、2,000万円を熊本市が出資している団体でございます。
続きまして、136ページの
貸借対照表をお願いいたします。
資産の部、負債及び
正味財産の部、それぞれ合計で6億9,308万8,379円となっており、前年度比で6.2%の増となっております。
続きまして、137ページから140ページまでが
正味財産増減計算書となっておりまして、収入、
支出ともそれぞれ記載のとおりとなっております。
この3会計を合計しますと、前年度比5.4%の増となっておりまして、これは
指定管理施設の
営業再開に伴い、
事業収益が増加したことによるものでございます。
続きまして、141ページの
事業実績でございますが、(1)体育・
スポーツの振興や(3)本市から
指定管理を受けた施設の
管理運営業務のほか、記載のとおりの事業を実施しております。
最後に、143ページの平成30年度
事業計画と144ページからの平成30年度予算でございます。
まず
事業計画は、記載のとおり29年度とほぼ同様の内容でございます。
予算規模は、3会計の合計で、前年度比22.1%の増となっておりまして、これは30年度から新たに
市民会館の
指定管理業務を受託したことに伴い、増加したものでございます。
以上が熊本市
社会教育振興事業団の
経営状況でございます。よろしくお願いいたします。
◎井戸義行
スポーツ振興課副課長 続きまして147ページ、報第30
号公益財団法人熊本県
武道振興会の
経営状況でございます。
当財団は、
熊本武道館におきまして、武道の
普及奨励や青少年の
健全育成指導等に関する事業を行っており、
基本財産330万円のうち、100万円を熊本市が出資する団体でございます。
1の
貸借対照表でございますが、資産の部、負債及び
正味財産の部、それぞれ合計が2,033万8,527円となっており、前年度比12%増となっております。これは、臨時職員が1名減になったことや、震災の影響等で柔道場が閉鎖されておりまして経費が削減されたことにより、このような状況になったものでございます。
続きまして148ページから149ページの2
正味財産増減計算書でございます。
公益目的事業会計及び
法人会計、それぞれ収入と支出を記載しております。両会計を合計しますと3,570万1,445円で、昨年度比3.6%の増となっております。
続きまして150ページの3、
事業実績でございますが、記載のとおりの事業を実施しております。
最後に、151ページの平成30年度
事業計画と、152ページからの平成30年度予算でございます。
まず
事業計画につきましては、記載のとおり平成29年度とほぼ同様の内容でございます。
次に、
予算規模につきましては、前年度比3.5%増となっておりまして、これは柔道場の補修完了により武道館が全面開館となったことに伴いまして
事業費増となったものでございます。
以上が
公益財団法人熊本県
武道振興会の
経営状況でございます。よろしくお願いいたします。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 説明の途中ではありますが、この際議事の都合により休憩いたします。
午後1時より再開いたします。
午前11時57分 休憩
───────────
午後 1時00分 再開
○
小佐井賀瑞宜 委員長 休憩前に引き続き、
経済委員会を再開いたします。
執行部より申し出のあっております報告11件について、順次説明を聴取いたします。
◎
平井英虎 経済観光局長 私の方から1件御報告をさせていただきます。
ジェーンズ邸の移築に関しまして、9月7日の本会議におきまして質問がございまして、市長の方から答弁をさせていただいたところでございます。
私の方から改めて報告をさせていただきたいと思います。
まず、
移築場所の
決定経緯を改めて申し上げさせていただきます。
熊本地震後、
ジェーンズ邸の再建につきましては、当初、国の
災害復旧の
基本方針であります
現地復旧で検討をいたしておりました。しかし、
水前寺地域を代表する
文化観光施設として定着している
ジェーンズ邸のさらなる活用の可能性を見据え、近隣の市立体育館前電停に面した
芝生広場への移築の可能性について、平成29年7月に
文部科学省に対して
現地復旧の
拡大解釈で考えられないかと打診を行ったところでございます。
同年9月、現地での復旧費を上回らない範囲であれば移築も可能との御理解をいただきました。
このようなことから、その後、
熊本城周辺や
水前寺地域について改めて検討を行いました。その結果、
災害復旧という時間的制約がある中で、現地に隣接している市立体育館前電停に面した
芝生広場が
移築場所として適当であるとの判断に至り、昨年第4回定例会において市長から表明をさせていただいたところでございます。
その後、一新校区と
水前寺地域での
地域説明会や
市民団体への説明会などによりまして、本市の方針について御理解をいただけるよう努めてまいりました。
ことしの3月には、市議会におきまして移築先の
造成工事等に関する平成30年度当初予算の承認をいただき、現在、設計に着手をしているところでございます。
しかし、昨年の
移築場所表明に当たって、決定の経緯、それから過程を関係者に説明していなかったことや、また今回、
熊本城域内への移築を要望されている方々からいただいております質問書において指摘をされておりますけれども、熊本市から国へ相談をした昨年7月の文書の表題が要望という形をとっておりましたため、この時点で市は
移築場所を決定していたのかといった誤解や不信を招いてしまったものでございます。
私
ども担当部局における
情報提供のあり方、検討の過程において丁寧な説明が不足していたことにより、
熊本城域へ移築を要望されている方々への不信感を招いたものであり、大変申しわけなく思っているところでございます。
今後は、まずは質問書に対する回答を早急に行い、改めて
ジェーンズ邸の
水前寺地域への移築について御理解をいただけるよう、丁寧な説明に努めてまいります。
また、
ジェーンズ邸の将来の
あり方等について、広く市民の皆様の御意見を拝聴する機会を設けさせていただき、魅力ある
文化資源として発信してまいりたいと考えております。
今後、私どもといたしましては、
事業推進に当たって丁寧な説明に心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
◎潮永誠
商業金融課長 恐れ入りますが、第3回
定例会議案の65ページをお願いいたします。
報第36号、権利の放棄の報告について御説明いたします。
昨年の第3回定例会におきまして、
熊本地震による被災の影響等により、本市の制度融資の債務を返済できなくなった事業者を支援するため、本市との
損失補償契約を締結している熊本県
信用保証協会が事業者の債権を放棄するに当たりまして、事業の再生や再
チャレンジに資するなど一定の要件を満たした場合には、本市が
保証協会に有する
回収納付金を受け取る権利を放棄することができる条例を制定させていただきました。
このたび、同条例に基づき、
保証協会からの申し入れに対し、平成30年5月21日付で
回収納付金を受け取る権利を放棄した案件が発生いたしましたので、議会に報告するものでございます。
3に記載しております放棄の理由並びに放棄した権利に係る件数及び金額でございますが、放棄の理由は、条例第3条第7号に該当し、
熊本地震事業再生支援ファンドの支援を受けて策定された事業の再生に関する計画に基づく
債務整理の支援を行うことにより、事業の再生、再
チャレンジに資すると認められることから判断したものでございます。
件数は1件、金額は39万3,929円であります。
説明は以上でございます。
◎山浦英樹
競輪事務所長 債権の放棄の報告について、
経済委員会所管事務報告資料、
右肩資料1、債権の放棄の報告についてでございます。
熊本競輪場内の売店等の
賃貸借契約に基づく
貸付料等に係る
金銭債権の放棄について御報告いたします。
中段の概要についてですが、債務者は競輪場内で売店、食堂を経営いたしておりました。平成25年から経営不振に陥り、
売店貸付料と燃料・
光熱水費が滞納となり、面談による
納付交渉を続けたことで、平成26年9月までは過年度、現年度をおくれながらも納付をいたしておりましたが、その後は納付も困難となったため、平成27年3月で
賃貸借契約を終了させました。
その間も
納付交渉を続けておりましたが、平成27年7月に
代理人弁護士から
破産申し立て通知を受けました。その後、家庭の事情や
熊本地震の影響によりまして
破産手続が中断していたこともあり、平成29年5月に
破産手続開始が決定され、平成29年9月に
免責決定の通知を受けたものです。
債権額は71万6,009円、債権の放棄の理由、債権管理条例第14条第1項第1号、破産による免責でございます。
続きまして、次ページの資料2をお願いいたします。
熊本競輪事業検討会の検討結果について御報告をいたします。
1、検討会の設置目的でございますが、ことしの6月議会でも御報告させていただきましたが、施設整備基本計画の策定を進める中におきまして、バンク周長の違いによりまして、施設整備の3つの理念の実現のための機能や整備・管理経費等に差異が生じることが判明いたしました。そのほか、競輪や自転車競技の各団体から、それぞれ異なるバンク周長の要望、意見をいただいたものでございました。
2、検討経緯につきましては、財政的制約、規模的制約、機能面の3つの視点について、評価点、評価項目などを定め、各委員7人の評価をいただきました。評価結果をもとに意見を取りまとめ、3番検討結果のとおりとなりました。
7人のうち、最も評価した委員でございますが、500バンクはいらっしゃいません。ゼロ人でございました。400バンクは4人、平均点が80.2点、333バンクが3人、79.6点という結果をいただきました。
その下、検討会の意見のまとめでございますが、@総合的に評価した結果、400メートルバンクによる施設整備を提案する。
A400メートルバンクとした場合、新たに利活用が可能となる空地が多く生み出される。空間の確保など地域貢献、災害対応、アマチュア
スポーツ振興の3つの理念の実現に努めていただきたい。
B施設整備に当たっては、既存施設の利活用を図るなど、可能な限り経費削減に努められるよう、あわせて提案をする。
4、今後の対応についてでございますが、今回の検討会の御意見、議会の御意見、関係団体の要望などを踏まえ、12月までにバンク周長を決定させていただき、施設整備基本計画を策定する予定でおります。
報告は以上でございます。
◎
増田浩徳 首席審議員兼
経済政策課長 続きまして、資料3をお願いいたします。
高年齢者無料職業相談コーナーの設置について、御報告をさせていただきます。
1番の目的でございます。
県内では人材不足が深刻化しているところでございますが、一方、内閣府の調査におきましては、高齢者の7割以上が65歳以上でも働きたいという結果が出ております。健康で就業意欲の高い高年齢者の方の多様なニーズに対応するため、関係機関とも連携しまして、職業相談を実施するものでございます。
2の概要でございます。名称は熊本市高年齢者無料職業相談コーナーでございます。
開始日は平成30年9月3日からでございます。
開設日は月曜日から金曜日の午前9時から午後4時までとしております。
相談員は、熊本市シルバー人材センターより1名配置することとしております。
業務の内容としましては、雇用・就業に関する情報の提供などでございます。
場所としまして、市役所1階の中央区のハローワークサテライトに付設する形で、図面にございますように、下の赤く囲まれた部分が高年齢者職業相談コーナーです。
3点目、シルバー人材センターとの連携でございますが、8月にシルバー人材センターと高年齢者無料職業相談コーナーの運営に関する協定を締結いたしました。費用負担につきまして、熊本市が場所の提供と備品等の設置、シルバー人材センターの方から相談員の人件費、消耗品などでございます。
また、開設日から統計をとってまいりましたところ、9日間で相談件数30件ありまして、1日に平均3.3人来場されております。そのことから、シルバー人材センターとも協議をいたしまして、年間の目標数値を500件としたところでございます。
以上でございます。
◎杉本幸生 審議員兼誘致戦略室長 資料4をごらんください。熊本城ホールの状況報告について、御説明させていただきます。
まず最初に、熊本城ホールの整備でございますが、前回報告させていただいた6月から引き続き躯体工事中でありまして、写真で比較していただくとわかりますとおり、現在、メインホールの舞台最上部まで鉄骨が立ち上がっており、熊本城ホールの全体像が見えてきたところでございます。
竣工につきましては、来年夏ごろを予定しております。
次に、熊本城ホールの運営でございます。
指定管理者の状況としまして、利用規約をつくるなど、開業へ向けた準備業務の実施や、前回報告をさせていただきました使用許可申請の仮受け付け等を行っているところでございます。
次のページになりますが、熊本城ホールの誘致でございます。
まず問い合わせ状況になりますが、表の一番下に記載しておりますとおり、総数で78件の問い合わせがあっておりまして、そのうち仮受け付け済み、手続中、誘致中の案件を利用年度ごとに記載しております。
7月に仮受け付けを開始しまして、仮受け付け済みの件数が16件となっており、今後手続中や誘致中のものも調整が終わり次第、仮受け付け済みの件数に加わっていくことになります。
最後に、開業1年前プレイベントになりますが、ことし12月ごろの開催を予定しておりまして、内容につきましては、ステージイベントやトークショーの開催などを検討しているところであり、具体的には10月に開催いたします実行委員会において決定する予定でございます。
以上でございます。
◎田島千花子
スポーツ振興課審議員 2019年国際
スポーツ大会に向けた取り組み状況を御報告いたします。
資料5、A4両面ともう一枚の計3ページでございます。
まず女子ハンドボールについてです。
実際に女子ハンドボールを見ていただき、興味、関心を高め、来年の大会への機運醸成、機運向上を図る目的で、8月5日、7日、8日におりひめJAPANトライアルゲームズ2018を開催いたしました。
初日は八代、あとの2日は市内の上熊本の県立体育館で開催、日本代表、強豪国のデンマークのクラブチーム、オムロンチーム、この3チームで非常にレベルの高い、見応えのある試合が展開されました。熊本市民の皆さんも展開の早いハンドボールのおもしろさや選手の華麗な動きなどに魅了されたことと思います。
また、夏祭りを会場の入り口で行ったり、レクリエーション
スポーツとしての新たなハンドボールの開発に取り組んでみたりと、機運醸成に向けた新たな試みも行ったところです。
次に、(2)のことし12月に開催する第17回女子ハンドボールアジア選手権大会についてです。
来年の世界選手権大会のプレマッチとして、アジア選手権を開催いたします。ちょうど1年前のイベントとなります。日程、場所、出場国は記載のとおりで、準備事務局の私どもにとりましても、来年の本大会のシミュレーションを行い、経験値を高める上でも絶好の機会と考えております。
また、文化的にもバリエーション豊かな国々が集結いたしますので、国際大会であるということを市民の皆様にも実感いただき、また来年への機運醸成にも資するものと私どもも期待しているところです。
裏面につきましては、このアジア選手権を開催するに当たり出場国の組み合わせ抽せん会の様子とその結果、あわせて視察が行われたことを記載しております。
(3)、女子ハンドボール世界選手権の大会ボランティアを現在募集中であること、そしてその下のチケットにつきましては、ことしの11月下旬の発売開始を目指して、現在関係機関と協議中であります。
次のページ、ラグビーワールドカップ2019についてです。
ラグビーに関しましては、いよいよ9月20日に1年前となることから、全国の12会場でも、それぞれ1年前を知らせるイベントや催しが始まります。熊本におきましても、チケットの本格販売の開始を受けまして、県のラグビー協会とコラボした、ここに記載しております1年前イベントや都市装飾の強化、中心市街地でのテレビ局イベントでのプロモーションなど、いろいろな試みをいたしまして、1年後お楽しみと盛り上げてまいりたいと考えております。
最後に、7月18日に募集が終了いたしましたラグビーのボランティアの応募状況でございますが、全国12都市では、これまでの大会でも最高だった3万8,000人の応募があったということで、その人気ぶりが示されたところですけれども、熊本も組織委員会の方の必要人員見込み数を上回る650名が応募しているというふうな情報を私どもは得ております。
今後は、10月の中旬にインタビューを受けていただきまして採否が決定、その後に事前の研修を受けまして来年10月の大会本番を迎えるというスケジュールになっております。
以上でございます。
◎野本達雄 熊本城総合事務所副所長 資料6をお願いいたします。
熊本合同庁舎跡地の暫定活用(案)について御説明させていただきます。
1、熊本合同庁舎跡地の利活用方針につきましては、平成30年第1回定例会
所管事務で、管理団体として適切な管理を行うとともに、文化庁より貸借して保存活用を図ると報告させていただいたところでございます。
2、暫定活用(案)でございますが、
熊本城周辺の回遊性や交通処理等を踏まえた暫定活用案の検討並びに文化庁との協議を行い、現状変更許可の範囲内において暫定活用・整備を行うことで、熊本城の復旧進捗に合わせた柔軟な活用を図ることとしており、詳細等につきましては、文化庁と継続して協議してまいります。
真ん中ほどの図面の左側をごらんください。
緑色で囲んでおります西側の敷地全体の約3分の2は、熊本城復旧工事関係としまして、石材・資材置き場、工事・作業ヤード、工事事務所、工事関係車両駐車場などとして活用の予定でございます。
また、復旧公開等に係る多目的スペースとして、広場、見学・情報発信のスペースなどとしての活用を考えております。
活用内容等につきましては、文化庁と協議・許可の上実施してまいりたいと考えているところでございます。
赤色で囲んでおります東側の敷地約3分の1は、復旧公開等に係る大型バス臨時駐車場としまして二の丸駐車場の大型バス駐車場を二の丸駐車場からおろし、城彩苑バス乗降場所と集約し運用したいと考えております。普通車の駐車場は、二の丸駐車場に残すこととしております。
3、暫定整備に向けた今後のスケジュールでございますが、ことし9月以降には熊本市が管理団体に指定される予定でございます。その後、10月には文化庁との詳細協議後に大型バスの臨時駐車場としての整備などの設計に着手の予定でございます。
11月には、石材置き場等復旧工事関係の使用を開始したいと思っています。
来年の5月には文化庁との貸借契約締結を予定しており、整備工事に着手しまして、10月には大型バスの臨時駐車場として暫定活用開始の予定でございます。
説明は以上でございます。
◎中元正人
文化振興課副課長 資料7をお願いいたします。
千葉城地区の保存整備につきましては、第2回定例会でも御説明させていただきましたが、特別史跡の指定を受け、文化財として保存活用するよう検討しておりまして、文化交流ゾーンとしての整備を考えております。
5月から6月にかけまして、以下の経済団体、文化団体、地域団体等への説明会及び意見聴取を行ってまいりました。
主な意見として(3)にまとめておりますが、加藤・細川家にまつわるような歴史文化を伝える施設を整備してほしい、駐車場やカフェなどの観光客・市民の利便を高める活用をしてほしい、イベント広場などの中心市街地に人が集まるような活用をしてほしい、史跡保護や景観保全等に配慮した活用をしてほしい、歴史文化を学習できる施設の整備をしてほしいなど、熊本城にふさわしい保存整備についてさまざまな意見をいただいたところでございます。
今後につきましては、10月にかけ庁内で内部整理をさせていただきまして、11月に熊本城跡の保存活用に関する諮問機関であります特別史跡熊本城跡保存活用委員会へ報告をさせていただきまして、12月に市議会の方で利活用構想(案)について御説明をさせていただければと思っております。
なお、利活用構想(案)の作成に当たりましては、議会の御意見も伺いながら進めさせていただきたいと考えております。
以上でございます。
◎濱田清美 熊本城総合事務所副所長 熊本城特別公開につきまして、資料8にて御報告をいたします。
まずは資料上段、熊本城特別公開第1弾2019秋でございます。
熊本城の天守閣につきましては、早期復旧を目指しまして鋭意工事の方を進めているところでございますが、2019年秋の熊本城大天守の外観復旧に合わせまして、有料域からの観覧が可能となります特別公開の方を第1弾として実施をいたします。
詳細につきましては、3項目挙げております。
1点目としましては、2019年10月5日土曜日から特別公開を実施いたしますが、原則としまして、工事のない日曜・祝日限定の実施となります。
2点目としましては、2019年秋の大天守外観復旧に合わせまして、10月5日の土曜日から10月14日の祝日につきましては、熊本城大天守外観復旧記念ウイークとしまして、平日も特別公開を実施いたします。
ただし、天守閣全体のスケジュールを遅延させないために工事に影響が出ない範囲での特別公開となりますので、平日につきましては公開時間、公開エリアともに制限をさせていただくこととなります。
3点目としましては、ラグビーワールドカップ熊本開催期間中の10月5日土曜日から12日土曜日、それから世界女子ハンドボール開催期間の11月30日土曜日から12月14日土曜日につきましては、日曜・祝日に加えまして、工事を休止する形で土曜日にも特別公開をいたします。
資料中ほどに記載をしておりますけれども、特別公開のルートにつきましては、丸い緑色の斜め線で示しております二の丸広場を起点にしまして、太い青線で示しておりますとおり、1つ目の工事用スロープを通りまして、平左衛門丸前から2つ目の工事用スロープを通りまして、天守閣前広場まで御案内をするものでございます。
先ほど御説明しました10月の熊本城大天守外観復旧記念ウイーク期間中の平日の公開時間につきましては、資材搬入時間を調整した上で午後のみの公開となります。
また、公開区域につきましても、作業ヤードを確保しながらの公開となりますために、1つ目の工事用スロープを通りまして、平左衛門丸前から西側の天守閣の状況をごらんいただくということとなります。
制限のある中での公開とはなりますが、復旧状況を間近に見ていただけるというところで見どころはあると考えているところでございます。
資料下段、熊本城特別公開第2弾2020春と記載をしております。
赤の点線で示しております熊本城復旧基本計画にも記載しておりました見学通路につきましては、2019年度内の整備完了に伴いまして、2020年春から見学通路上からの特別公開第2弾を実施させていただきます。被災状況や復旧状況など、今しか見られない熊本城の姿を見ていただきたいと考えているところでございます。
資料の2枚目、3枚目は、配付資料として熊本城の復旧状況を記載してございます。
本丸エリア以外にも復旧が進んでいる状況でございます。本日説明はいたしませんけれども、お目を通していただければと思います。
説明は以上でございます。
◎宮本明大 農業政策課長 資料につきましては、表紙の下段に青色の枠内に農水局と農業委員会と記載された
所管事務報告の資料でございます。
資料1の森林環境譲与税(仮称)の導入に伴う新たな森づくりの取組について御説明いたします。
まず、Tの国の動きでございます。
1の森林環境税(仮称)及び森林環境譲与税(仮称)についてでございますが、まず新たに導入されます森林環境税につきましては、個人住民税均等割とあわせて、年額1,000円の賦課徴収制度が2024年度から施行されることとなっております。これは、森林整備等のために必要な経費を国民にひとしく負担していただくための税制改正でございます。
この財源をもとに森林環境譲与税が2019年度から地方公共団体へ譲与される予定でございますが、2023年度までは森林環境税の徴収がありませんので、その間は国において特別会計から財源相当額を借り入れられ、譲与税に充当されることとなっております。
なお、熊本市への譲与額の想定と国が示しております譲与税の使途につきましては、記載のとおりでございます。
これらの税制改正の時期につきましては、平成31年度の税制改正において創設されることとなっております。
次に、2の森林経営管理法についてでございます。
ことしの5月に森林経営管理法が制定され、新たな森林管理システムが制度化されております。そのシステムの概要につきましては、表の@からCに記載のとおり、森林管理の責務の明確化などが制度化されております。このシステムの運用に対しましても譲与税を充当することができるとなっております。
次に、Uの熊本市の森林・林業の現状でございます。
1の市域の森林の状況でございますが、本市の森林面積は6,188ヘクタールとなっており、そのうち民有林が4,614ヘクタールございます。残りが国有林となっております。
現在、木材生産を目的とした林業は行われておらず、スギ、ヒノキなどの人工林の面積割合も県平均を大きく下回っている状況でございます。
次に、2の現在の市の体制と森林関連業務でございますが、これは各局で実施しております事業や管理を行っております施設等でございます。このように、それぞれの部署で業務を行っていることで窓口がわかりづらくなっていることや表の中に記載しておりますとおり、森林環境譲与税を活用した森づくりや業務を効率的に実施する体制の構築が必要であると考えております。
次に、Vの森づくりの方向性(案)でございますが、先ほど申し上げた本市の状況や今回の森林環境譲与税の導入に伴い、新たな森づくりの方向性として、1森林経営計画等による持続的な森林経営の強化、2適正な森林管理の推進、3市民参加の森林(もり)づくりの推進、4里山林等の地域資源の活用に取り組むことといたしております。
最後に、Wの平成30年度の取組と今後のスケジュールでございますが、ことしの4月に庁内の関係12課で庁内検討会議を設置いたしております。現在、庁内の森林関連業務の整理や森づくりの方向性、推進体制の検討を進めているところでございます。
今後のスケジュールにつきましては、平成31年第1回定例会におきまして森林環境譲与税の受け入れのための基金設置条例や関連予算案を上程する予定でございます。
そして、平成31年4月から新たな体制のもと森づくりを推進することといたしております。
説明は以上でございます。
◎永田和惠 鳥獣対策室長 資料2をお願いいたします。
本年4月に鳥獣被害対策の一元化による市民にわかりやすい窓口として設置しました鳥獣対策室のこれまでの活動状況について御説明いたします。
2に活動状況を記載しております。本年4月から8月までに市民から221件の相談を受け、291件の現場対応を行っております。
Bに猿、鹿、イノシシの市街地への出没状況を記載しております。
Cにイノシシ、鹿の捕獲頭数を記載しております。有害鳥獣駆除隊等により、この4カ月でイノシシ109頭、鹿3頭が捕獲されております。
3に集落全体で取組む「えづけSTOP!鳥獣被害対策事業」の実施について記載しております。
集落全体で鳥獣の生態等の知識を深めて、餌場や隠れ場所をなくす取り組みを進めてまいります。
本年度はモデル地区として記載しております北区の2集落で取り組む予定です。
3ページをお願いいたします。
4に住宅地等における有害鳥獣対応連絡会議の立ち上げについて記載しております。
先ほども御説明しましたが、本市では市街地に猿、イノシシ、鹿が出没しており、組織的な対応が求められております。このため、県、県警、市の連携のもと連絡会議を本年10月に設置し、有害鳥獣の市街地への出没時の対応方法や関係機関の役割分担の明確化、連絡体制の整備等を行い、被害の発生及び拡大の防止に取り組むこととしております。
4ページに区ごとに設置します連絡体制図のひな形を添付しておりますので、ごらんください。
説明は以上です。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
陳情及び
所管事務について質疑及び意見をお願いします。
◆田尻善裕 委員 資料8のお城の件でお尋ねをいたします。
お城の特別公開ということで大変大歓迎なんですけれども、まず入場の方法を教えていただきたいんですけれども、有料域からと書いてあるのでお幾らぐらいなのかというのと、例えば、これは常時入れるのか、それとも時間を区切ってとか、いろいろマニュアルがあると思うんですけれども、何かそういうのが決まっていましたら教えていただいていいですか。
◎濱田清美 熊本城総合事務所副所長 特別公開につきましては、来年10月5日からというところで決定をしたところでございますが、詳細につきましては今からという部分もかなりございます。
今委員からお尋ねがありましたまず入場料につきましては、今回有料域に入っていただくということでございますので有料でと考えているところでございます。
今後、熊本城、段階的に公開をしてまいります中で、入場料全体の考え方の整理を今しているところでございまして、今回の段階的公開、それから全域公開と公開域が広がっていくなかで、料金を同じにするかどうかも含めまして年内にはきちんと検討していきたいというところでございます。
それから、特別公開の時間でございますけれども、平日以外の日・祝・土曜日につきましては9時から5時までというところで、地震前の公開時間に合わせるというところでございます。
平日につきましては、どうしても工事をやりながらでございますので、午前中に資材の搬入の方を終わらせまして、12時から13時で準備をさせていただいて、13時から17時までを公開するという形で、午後からの公開ということで実施をさせていただきたいという考えでございます。
◆田尻善裕 委員 まず、殺到すると思うんです。なので、私が今お尋ねしたかったのは、例えば予約制にするのかとか、例えば一遍に何千人とか来た場合、どういうふうに誘導するのかと考えると、そこら辺も考えておく必要があると思うんです。
それと、地図上で待機場があってお城までということなので、そうすると、トイレの問題とかもあります。城内でもトイレが確保できているのかとか、そういうことがあるので、もし、もう検討されているのであれば教えていただきたい。
◎濱田清美 熊本城総合事務所副所長 段階的公開に合わせまして、今回、補正予算でも上げさせていただいておりますけれども、さまざまな利便施設が必要になるというところでございますので、そのあたり一旦発注させていただきながら、必要なものを整えていくというところでございます。
ただ、委員おっしゃったとおり、かなりの方がいらっしゃるという見込みを私どもも立てているところでございます。待機場所、それからもちろん全員を一遍に入れるということが難しい場面もあるかと思いますので、十分な人員配置をしながら、混雑緩和に十分努めて、安全性を一番に進めていきたいというところでございます。
◆田尻善裕 委員 地図を見ましたら、幾つかの方向から二の丸に来られるようになっていますので、そうすると、現金を扱うのか、それともチケットだけにするのかとか、対応はいろいろあると思います。みんな熊本城が好きで見に行きたいと思っている人たちですから、スムーズに運用できるように知恵を絞っていただきたいとお願いしておきます。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかに。
◆那須円 委員 私も資料8、資料6に関連してお尋ねします。
資料6では、二の丸の駐車場、大型バスを合同庁舎跡地に再配置というふうなことを書かれていまして、ただ、資料8の見学者が通られる通路を見ると、二の丸駐車場からちょっと横に向かってというふうな通路になっているんですが、これが下の合同庁舎跡地に大型バスの駐車場が移った場合というのは、例えば、利用者が坂を上っていったり、そういう利便性というのが、大型バスの駐車場を下に集約したことで、より行きにくくなるんではないかなというふうなことを思ったんですが、その点への対応は何か考えていらっしゃいますでしょうか。
◎野本達雄 熊本城総合事務所副所長 今委員おっしゃいましたとおり、二の丸駐車場から合同庁舎跡地に大型バスのみをおろさせていただこうという計画ではございます。その中で、特別公開に向けましては、現在も走っております無料のシャトルバス、あと車椅子の方などについては人的なソフト面で対応させていただければというふうに考えております。
◆那須円 委員 あともう幾つかあるんですけれども、今度は資料7、千葉城地区の保存整備について、さまざまな団体や立場の方から意見を聞かれたということで、主な意見がここに5点ぐらい紹介されております。
いろいろ相反するといいますか、いろいろな施設をつくってほしいという方もいれば、景観保全に努めてほしいというような意見もあり、どう整備していくのかについては、私は前回、時間をかけてしっかり考えていくべきではないでしょうかというふうな意見を言わせていただいたんですが、今後のスケジュールを見ると、もう既に、きょうは9月です。12月には利活用構想(案)というのができると。その翌月には利活用構想策定ということで、この3カ月で千葉城地区のあり方というか大まかな形がつくられるというふうに思うんですが、計画だけをぼんと打ち出して、こういうふうにしていきますよという構想だけではなくて、今市の財政状況というと、本当にさまざまな課題が山積しているような状況ですので、利活用構想をつくるに当たっては、財政計画、総事業幾らで、どういうふうな財源があるのか等々も含めてしっかり示されるものなのかどうか、まずその点を確認させていただきます。
◎中元正人
文化振興課副課長 財政面につきましては、国庫補助等の活用はもとより、熊本県等ともいろいろ相談させていただきながら、あらゆる選択肢を検討した上で、できるだけ本市の負担が少なくなるように努めてまいります。
◆那須円 委員 今答弁いただいたことは、もちろん当然のことだと思うんですが、要するに財政計画というのは、例えばどれくらいの費用を見込めば、こういった構想ができるのかという全体的に必要な額、そういったものは示されるんでしょうか。
◎中元正人
文化振興課副課長 今どのような利活用をしていくかということで検討しておるところでございますけれども、そういう構想ができた段階では、土地・建物、いろいろな展示等含めまして、どれくらいかかるかという大まかな予算につきましては示させていただきたいと考えております。
◆那須円 委員 では、そこはぜひよろしくお願いしておきます。
また引き続き、資料4の熊本城ホール状況報告についてということで、表の見方をお尋ねしたいんですけれども、2ページ目、熊本城ホールの誘致についてということで、仮受付済というのが2019年5件、2020年9件、2021年以降2件ということで書かれています。その横には、フロア別利用件数という形で書かれています。例えば、2019年5件ある中で、フロア別利用が4と4と1で9になっていますので、恐らく1件当たり複数の、2階と4階を利用して重なっていると思うんですけれども、件数と利用日数とはまた違うことだと思うんですが、例えば利用日数とかはどのようになっているのか今わかりますでしょうか。
◎杉本幸生 審議員兼誘致戦略室長 今御質問いただきました。件数が5件ということで、シビックホール、会議室、メインホールで9件ということ、これは1件の催事が複数会場を使うということでございます。
日数については5件で利用延べ日数が133日ということになります。
◆那須円 委員 では、例えばメインホールは延べ日数133日ですけれども、メインホールの1件は何日間使用ということになっているんでしょうか。
◎杉本幸生 審議員兼誘致戦略室長 31日でございます。
◆那須円 委員 なら、催事で31日間メインホールを使用する、そういったものが1件入っているということでしょうか。聞きたいのは、仮受付済と書いているところの日数なんですが。
◎杉本幸生 審議員兼誘致戦略室長 失礼しました。今手元に正確な資料がございませんので、後ほど整理して提出させていただきたいと思いますが、よろしゅうございますでしょうか。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 那須委員、よろしいですか。
◆那須円 委員 はい。また後ほどお願いします。
◆田尻善裕 委員 また、資料6の件でお尋ねをいたします。
合同庁舎跡地の利活用の問題なんですけれども、これを見せていただくと、来年5月には整備工事の着手となっているので、もう来年度予算に入れ込まないといけないと思うのでお尋ねしますけれども、臨時バスは何台とめられるのか。それと、これを利用する時間、何時から何時と決めてあるものなのか、お尋ねします。
◎野本達雄 熊本城総合事務所副所長 台数につきまして、詳細は現在文化庁と調整中でございますが、現在、二の丸駐車場が32台、下の城彩苑の乗降場が10台、合わせて42台でございますが、それをベースに調整させていただいているところでございます。
時間につきましては、まだ詳細は決まっておりませんので、今後詰めさせていただければと思っております。
◆田尻善裕 委員 これは、熊本城を観光する人たちが駐車場を使うということでいいと思うんです。例えば、熊本観光に来て熊本に宿泊するとか、そういうツアーとかのバスなんかは無料でとめてもらうとか、そういうことは考えられないですか。無料に限らず、格安でとめるとか。せっかくいいところにあるので、熊本に少しでも泊まってもらう。今熊本で宿泊ってなかなか少ないではないですか。だから、少しでも泊まってもらうためのインセンティブとして夜の時間を数整理するとか、そういうことも考えたらどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎野本達雄 熊本城総合事務所副所長 夜間の宿泊駐車についても、市内の宿泊施設利用者については、現在も二の丸駐車場の方に夜間駐車していただいておりますので、あわせてできるように今後検討してまいります。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
◆那須円 委員 さっきの数値はまだ出ていないんですけれども、もう一点熊本城ホールについてお尋ねをします。
メインホールも含めて2019年度の利用状況について市が目標とするもの、そして
指定管理者が目標とするものに比べると、まだまだ誘致の状況が少ないのかなという印象を受けるんです。
その部分については、今学会等々ではなくて、コンサートなんかを中心に誘致を進めていますよというふうな答弁が議会の中でもあったと思うんですけれども、それが恐らく誘致中の14件であったり、問い合わせの部分であったりというふうに思うんですけれども、例えば、
市民会館とのすみ分け。
市民会館は
市民会館で当然これまでもコンサートをずっと開かれてきたわけで、また
指定管理者になりながら、そこでちゃんと利益を上げていかなくちゃいけないと。1,500席とか、その規模のコンサートは
市民会館。では、それ以上の
市民会館に入れないのが熊本城ホールとか、そういうふうなすみ分けなんかはちゃんとされているんでしょうか。それとも、
市民会館でやっていたようなコンサートも含めて、とりあえず熊本城ホールに今どんどん誘致しているような状況なのか、そこら辺の市が保有している施設のすみ分け、使い分けというのは誘致活動の中でどのように位置づけられているのか、その点を教えていただきたい。
◎杉本幸生 審議員兼誘致戦略室長
市民会館と熊本城ホールとのすみ分けという御質問でございますが、まずもって
市民会館が1,590席、熊本城ホールのメインホールが2,300席でございますので、これはコンサートプロモーターだったり、イベンターへの聞き取り調査の結果でもございますが、1,800席ぐらいないとペイしないようなコンサートの演者、アーティストの皆様がいっぱいいらっしゃるということで、そのところについて本市は今まで1,590席というのがいっぱいだったものですから、例えば福岡県に来たら鹿児島県だったり大分県、そんなところに飛んでいった状況でしたので、熊本城ホールについては2,000席を埋められるようなアーティストを中心に今のところ誘致をしているという状況でございます。
◆那須円 委員 では、そこは
市民会館とちゃんとすみ分けをしながら進められておるということでしたので、わかりました。
◎杉本幸生 審議員兼誘致戦略室長 すみません、先ほどの数字を訂正させていただきます。まずメインホールが2019年度の仮受付済については1件となっておりますけれども、これは4日間使用するということでございます。
シビックホール、多目的ホールについては4件の申し込みにつきまして11日使うということでございます。
◆那須円 委員 本会議で11日という数字が出ていたかなとは思うんですけれども、メインホールは4日間ということで言うと、今からの取り組みというのは非常に大事になってくるんではないかなと思いますし、熊本城ホールについては、私たちの会派もこれまでいろいろ意見を言わせていただきましたけれども、せっかくつくるのであれば、利用率をどう上げていくのかという点も含めて、また皆さんともしっかり議論していきたいと思いますし、ぜひ誘致活動を頑張っていただきたいと思っております。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
◆田尻善裕 委員 福島課長、前にお話ししたんですけれども、先日も水前寺の住民の方から、水前寺を散歩していて、「水前寺公園はどこですか」とよく聞かれると言われたんです。私たちは今観光に力を入れておりますけれども、思い出してみれば、五、六年前までは、熊本城が見えるのに「どうやって行けばいいんですか」と県外の人から尋ねられるような状況だったわけです。ですから、今の時代、スマートフォンを持っていれば地図ですぐわかるんですけれども、そういう人たちだけではないということで、現に最近もそういうことをよく聞かれるというお話がありましたので、熊本城とともに熊本市を代表する観光地でもあるので、そこはもう一回考えていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎福島慎一
観光政策課長 田尻委員の御指摘のとおり、一部わからないとおっしゃる、特に外国人の方を初め観光客の方がいらっしゃいますので、30年度予算で観光案内板を700カ所ぐらい、今もう一度調査をかけています。今調査の結果がほぼほぼ出つつありますので、優先順位をつけて整備を図ってまいりたいと思います。特に主要な観光施設から優先して改修してまいりたいと思っております。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
◆那須円 委員 資料3のことでお尋ねいたします。
高齢者無料職業相談コーナーの設置ということで、高齢者の7割以上の方が65歳以上でも働きたいというふうなニーズに対応するための窓口設置ということで、先ほど実績が、9月に入ってからですので、件数としてはまだそう多くないと思うんですが、働きたいというニーズ、あとは働き口、需要と供給の部分がちゃんとマッチングできているのかどうかというのを聞きたいんですが、例えば、33件来られた中で、ちゃんと仕事にマッチングしたような方というのがどれぐらいいらっしゃるのか、まずそこを教えていただければと思うんですが、どうでしょうか。
◎
増田浩徳 首席審議員兼
経済政策課長 相談件数33件につきまして、相談の内訳は、例えばハローワークに引き継いだり、シルバー人材センターに相談とか、相談のみですとか、他機関の紹介、その他ということで分けておりますけれども、現状では相談のみが14件ということで一番多く、まだまだ始めたばかりでございまして、実際に就業に結びついたというようなケースは、ないような状況でございます。
◆那須円 委員 業務内容のところに雇用・就業に関する情報の提供というふうにありますので、例えばこういう条件で働きたいというふうな相談があれば、こういうところがありますよと。そこはハローワークに受け渡すみたいな形になるのですか。それとも、もうここで一定度仕事の条件が合えば紹介できるような、そういった内容になっているんですか。そこを詳しく教えていただきたい。
◎
増田浩徳 首席審議員兼
経済政策課長 今内訳を見てみますと、ハローワークにそのまま引き継いだというケースはまだございませんで、シルバー人材センターでの相談、シルバー人材センターの業務の紹介、それとか他機関の紹介というのがございます。他機関というのが中身までは今手持ちはないんですけれども、そういうような状況でございます。
◆那須円 委員 開始が9月からですので、もう少し期間がたって、いろいろな状況などがわかれば、また改めてお尋ねさせていただきます。
◆田尻善裕 委員
現代美術館のことでお尋ねをしたいんですけれども、さっき資料で年間
入場者数が二十二、三万人だったですか。あれは有料部分と思っていいんですか。
◎
平野孝博 文化振興課副課長 29年度の総
入場者数が22万3,419人となっておりまして、そのうち有料の
入場者数は6万5,630名となっております。
◆田尻善裕 委員 今回、非公募の条例が出ていますけれども、それは私的にはちゃんとやっていらっしゃるからいいと思うんですけれども、中身については全国的にもすごくいいことをされていると思うんです。その割には
入場者数がとても少なく感じるんです。
それと、以前喫茶店、レストランがあったところはどうなっているのかと、私的には6万5,000人というのはすごく少なく感じるので、その対応、認識というのをお尋ねしたい。
◎
平野孝博 文化振興課副課長 入場者の有料
入場者数に関しましては、前年の28年度なんですけれどもジブリ展を催しまして、そのときは企画展だけで20万人ちょっと
入場者数を確保することができたんですけれども、このようにお金が取れて、人気があるようなものを持ってくるのはもちろん簡単なんですけれども、それ以外に熊本市民の方々の作品ですとか、熊本にちなんだ方々の作品を紹介することも1つ意義があることかなと思っております。
それとティーラウンジにつきましては、平成28年の4月と9月に入札を行っておりましたが2回とも不調に終わりまして、また29年7月に庁内で使うところがないかどうかという意向調査をしましたけれども、単発のイベントだけしか出てこなかったという経緯がございました。
それと、29年11月に再度入札をさせていただきましたけれども、これも決まりかけたんですけれども採算が合わないということでだめになったという経緯がございまして、30年度につきましては、部分的な貸し方ができないかということで今検討しておりまして、今年度中にもう一度入札を行いたいと考えております。
◆田尻善裕 委員 この問題は、もう1年以上あいたままになっていますので、その分市の負担もあるし、民間の方は採算が合わなければ借りませんので、せっかくいい場所にあるし、そこら辺は執行部の方で取り組みをお願いします。
それと美術館に関して、例えば金沢市なんかは年間100万人を超えるような
現代美術館とかもありますし、私的には中身はすごくいいことをされていると思いますが、実は先日いろいろ資料を見ている中で、全国の政令市のデータ比較というのがあったんですけれども、美術館とか博物館の入場料など文化的なものに使う金額が政令市20市の中で熊本市民が一番低いというふうに出ていたんです。そういうことから文化に親しむ、そういう土壌も涵養していっていただきたいと思うし、また桜町にMICE施設ができるんであれば、それも含めて熊本市民の文化的な機運を高めるように頑張っていただきたいと思います。
◆村上博 委員
熊本地震から2年5カ月がたったわけですけれども、動植物園の人気コーナーの猛獣が5頭、よその4カ所の動物園に預けてあるわけなんですけれども、その後、そういうところでの猛獣たちの様子というのを知る機会がなかなかないものですから、どんな状況なのかというのがわかれば教えてください。
◎岡崎伸一 動植物園長 地震発生直後、1週間後に九州の4つの園に4種5頭をお預けしております。預けた後の状況につきましては、そこの園でいろいろなイベントをされた都度、ホームページに載せたり、熊本市の方からも飼育員が行ったりして様子をうかがっているところでございます。実際私も28年12月末ですけれども4園を回りまして、元気な姿を確認してきたというところでございます。
その後は、担当者の方が業務、またプライベートでもちょこちょこ見に行っているという話も聞きますが、今のところ4種5頭につきましては元気に飼育されているという状況でございます。
来月にも戻ってくるということでございますので、私も非常に楽しみにしているところでございます。
◆村上博 委員 4種5頭、来月全部帰ってくるということですか。帰ってくるということは、猛獣舎の復旧工事というのはもう完全にでき上がったということでしょうか。
◎岡崎伸一 動植物園長 来月の10月22日と23日の2日に分けまして戻したいと考えております。来月になりますと猛獣舎ももう完全に復旧しているということで、大型の動物の移動といいますと、大体春とか秋。暑さ、寒さを避けまして気候がいい時期ということですので、4園との調整もありましたので、ちょうど休園日ということで月曜、火曜の設定をさせていただいたということでございます。
◆村上博 委員 大変な朗報だろうというふうに思います。ただ、今動植物園は部分開園というふうな形です。それは猛獣たちが帰ってくることで、来月は全面的な開園というふうに理解してよろしいんでしょうか。
◎岡崎伸一 動植物園長 非常にお答えがしにくい質問でございます。
現在の
災害復旧工事の進捗状況でございますが、猛獣舎はもうすぐ完成という状況でございます。ただ、あと幾つかの動物舎はまだ工事中ということ、それともう一つ、契約がかなりおくれました給水管の布設工事、これがもうやがてめどがつくという状況にございまして、それが終わりましたら、今度は園路の舗装工事というのがございまして、それが終わらないと全面開園ができないという状況でございますので、その辺の工事の一つ一つの進捗につきまして、さらに確認をさせていただいて、最終的な全面開園の日時を設定したいと思っております。
ですから、来月、猛獣が帰ってきますが、まだ全面開園、観覧できる状態ではないということでございます。
◆村上博 委員 ということは、猛獣が帰ってきても、猛獣が即公開されるということではないということですね。
◎岡崎伸一 動植物園長 4種5頭につきましては、以前当園にいたということで、戻ってきても、すぐになれるとは思うんですが、一部リニューアルしております関係でなれる期間が必要ということでございますので、その期間も考慮しまして、10月に戻すということに決定したところでございますが、新しい動物舎、猛獣舎になれさせる期間も必要だということでございます。
◆村上博 委員 ありがとうございました。猛獣たちがいつごろ帰ってくるのかなというようなこと、預けられている動物園でもかなり人気者になって貢献をしているということでもありますけれども、帰ってくるなら帰ってくるでまた環境が変わるということですので、その点は全力を挙げて考えていただきたい。
あと1つ、きょうの熊日に介護留学生倍増、1,142人というふうに出ていまして、介護福祉士を養成する専門学校でつくっている施設協会で、6人に1人が外国からの留学生。これは介護に特化した、そういった養成学校なんですけれども、いろいろな局にまたがる話でもあるんですけれども、これまで国としては在宅介護というような方向を打ち出しているんですけれども、介護の仕事につく若い人たちが少ないということだったんですけれども、国が外国人留学生を受け入れる方向で、そのことが原因となって留学生の急増につながったというふうに記事の中にも書いてあるわけです。その点で、熊本市も福祉サービスの給付を決定しても、それを受けるだけの介護者がいないということで大変深刻な状況であるんですけれども、こういうふうに国が方向転換、方針転換をしたとなったときに、熊本市でもそういった若い人たちが介護の勉強をするという状況にいち早く取り組んだ方がいいんではないかなというふうに思うんですけれども、現状はどうなんでしょうか。
◎
増田浩徳 首席審議員兼
経済政策課長 外国人の介護留学生に関しましては、確かに国の動きとしては拡大ということでございますし、熊本市でも外国人関係につきましては、技能実習生とかが今一番多いような状況でございます。今後ふえていくということは当然考えております。ただ、具体的な取り組みとして介護人材を外国人でということで拡大しているといった状況については今すぐにはわかりませんので、調べさせていただければというふうに思います。
◆村上博 委員 これは私が直接いろいろ要望を受けていることでの実感で言いますと、事業所が複数、20件ぐらい集まって合同説明会をしても、そこに来る人たちの件数が一桁というような状況があったわけです。それで御相談をしたところ、市の方としても尽力していただいて、昨年は合同説明会に50人以上の参加者があったということなものですから、これは合同説明会にとどまらず、国が大きな方針転換をして、外国人の方が国家資格を取ればという条件つきではありますけれども、日本人の若者がそういった介護の分野になかなか向かないというようなことが今後続きますと、障がい者のみならず、高齢者の介護という部分についても大変深刻な状況になっていくだろうと思うんです。そういったときに、仕事づくりということも鑑みて、熊本市で外国人留学生の方々が安心して学べるようになる、また、介護というのは非常に微妙な部分がありますので、文化の違いとかも乗り越えながら、留学生であっても、外国の人であっても熊本市の介護を担っていけるような環境づくりというのを市としても積極的にやっていくべきではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎
増田浩徳 首席審議員兼
経済政策課長 委員同様の御意見、御質問は一般質問でもございましたので、その際にもお答えしておりますけれども、当然国の状況を見ながら積極的に関係機関とも協力しながら考えていきたい、検討していきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。
◆村上博 委員 外国人留学生だけに頼るということではなくて、子供たちの人数も少なくはなってきていますけれども、若者たちが介護の分野にも、ぜひ積極的に活発に参入してくる、そういう環境を。もちろん待遇面とかクリアしなければいけない分野もいろいろありますけれども、そういったことも勘案しながら取り組んでいってほしいなというふうに思います。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ただいまのお話については福祉政策の色合いも大変強い問題でありますけれども、雇用対策に直結した問題でもありますので、この点については横断的な取り組みの中で適切な対応をお願いします。
◆藤山英美 委員 農水局の資料2の鳥獣対策ですが、これは捕獲頭数ということでイノシシ109頭、鹿3頭となっております。イノシシについては1日に1頭ぐらい捕獲されているというような計算になるんですが、推定ではどのくらいいるのか。
◎永田和惠 鳥獣対策室長 捕獲頭数なんですけれども、昨年度は1年間で1,001頭とれております。捕獲頭数がどんどんふえてはきていますので、昨年同様の頭数が捕獲されるのではないかとは思われます。
◆藤山英美 委員 推定ですけれども、どのくらい生息しているかわかりますか。
◎永田和惠 鳥獣対策室長 国の方も鹿の捕獲頭数は検討できるんですけれども、イノシシについては国の方でも頭数の把握ができないということで、熊本市内での頭数は、すみませんがわかりません。
◎西嶋英樹 農水局長 野生鳥獣について、鹿については保護法とか、それで生息の推定をやって、国全体で何十万頭だったかあって、それに対して捕獲幾らという形で出しています。
残念ながら、今イノシシの方は環境省の方でも、実際にどれだけ数がいる、生息数の推定そのものを今研究している段階でございまして、そういった意味で生息数というのはまだわからないというのがお答えでございます。
◆藤山英美 委員 イノシシは相当数いると思います。鹿は3頭ということで少ないんですけれども、山岳部に行けば相当数の鹿がいるというような話は聞いております。捕獲したイノシシ、鹿というのはどういうふうな処理をされるのですか。
◎永田和惠 鳥獣対策室長 今のところ、捕獲された方の自家消費という分、あとは埋設という形で処理しております。
◆藤山英美 委員 これだけの頭数ですから、私もエゾシカの薫製というのをいただいたことがあるんですが、おいしいですよね。鹿の頭数が多ければジビエとかいろいろおもしろい展開ができると思いますけれども、イノシシの場合は相当数捕獲ができるから、そういう料理とか販路とかをいろいろ考えてもおもしろいなというふうに思いました。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありませんか。
◆田尻善裕 委員 決算のときに触れて、所管で言いますと言っておいたことがあったものですから。
先ほど決算のときに、例えば植木温泉だとか金峰山とか、外国人のアドバイザーを入れてというようなお話がありました。熊本市も来年、ラグビーワールドカップ、フランス関係が多いものですから、フランス語がわかる人を今採用したりしている状況の中で、来年のワールドカップに日本に行こうと思っている人たちはそろそろ旅行の計画を立て始めるのかな。せっかく行くなら熊本市に泊まって、こういうところに行きたいなというふうなことを思っていただくときに、今からフランス語対応とかの宣伝もしておった方がいいのかなと思うんです。例えば、ユーチューブとかでフランス語で案内をしたり、そういうこと。
それとまた、熊本市の観光地がトリップアドバイザーに全然ひっかからないという話を聞いたことがありまして、外国人観光客は大体そこの口コミを見て、行くか行かぬか判断する。そういうことで、市としてせっかくアドバイザーとかも入れるんであれば、それへの対応もしていただきたいと思っているんですけれども、そこら辺はどう対応していらっしゃいますか。
◎福島慎一
観光政策課長 今田尻委員の方から御案内がありましたトリップアドバイザーですけれども、これは調べましたところ世界最大の旅行サイトで、世界各国で730万件以上の宿泊施設とか観光名所とかレストランを掲載されているということで、月に利用者数が4億人ぐらい、口コミ情報も5億7,000件ぐらい入っているということです。
熊本市でいろいろ調べますと、とんかつ屋とかラーメン屋、そういったところの評価が高いし、観光名所で言いますと、熊本城とか水前寺成趣園がランクインしているというところで、口コミ情報ではありますが、確かにこういうのを特に欧米の方は事前に大分リサーチされるということですので、このあたりの活用ができないか、急ぎながら調査したいと思っております。
先ほどのアドバイザーの話なんですが、これにつきましては午前中も触れましたけれども、海外のお客様が居心地がよいようなことの取り組みということで植木温泉にアドバイザーを招聘しますし、また語学の方までは間に合わないかもしれませんが、全庁的な取り組みとして、欧米系に訴えかけるような動画の作成も今着手しているところで、まだ全然物にはなっていないんですが間に合うように準備をしたいと思います。
◆田尻善裕 委員 地震が起きるまではトリップアドバイザーで熊本城は3年連続、行ってよかった!日本の城の第1位だった。今はベスト20にも入らないぐらいの、口コミにひっかからないような状況ですので、たくさんの人に来てもらったら、ぜひそういうところで評価していただいて、そしてその評価が高いところに行ってみようかという選択肢になるように、そういう観点でも頑張っていただきたいとお願いしておきます。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかになければ、以上で
所管事務調査を終了いたします。
これより採決を行います。
議第230号を採決いたします。
本案を可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。
以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。
これをもちまして、
経済委員会を閉会いたします。
午後 2時21分 閉会
出席説明員
〔経済観光局〕
局長 平 井 英 虎 総括審議員 井 上 隆
産業部長 山 田 信一郎
首席審議員兼
経済政策課長
増 田 浩 徳
しごとづくり推進室長 計量検査所長 古 川 嘉 朗
東 博 昭
商業金融課長 潮 永 誠 産業振興課長 野 崎 元 彦
企業立地推進室長 辻 山 亨
競輪事務所長 山 浦 英 樹
競輪事務所副所長 栗 原 誠 観光交流部長 三 島 健 一
観光政策課長 福 島 慎 一 観光政策課副課長 中 川 奈穂子
新ホールマネジメント課長 審議員兼誘致戦略室長
上 野 勝 治 杉 本 幸 生
イベント推進課長 藤 田 裕一郎 動植物園長 岡 崎 伸 一
文化・
スポーツ交流部長
首席審議員 金 山 武 史
村 上 誠 也
文化振興課長 濱 田 安 拡
文化振興課副課長 中 元 正 人
文化振興課副課長 平 野 孝 博 埋蔵文化財調査室長永 野 昭 敏
首席審議員兼
スポーツ振興課長
スポーツ振興課副課長
松 川 善 範 井 戸 義 行
スポーツ振興課副課長
スポーツ振興課審議員
上 島 雄 二 田 島 千花子
熊本城総合事務所長田 代 和 久 熊本城総合事務所副所長
野 本 達 雄
熊本城総合事務所副所長 熊本城
調査研究センター副所長
濱 田 清 美 網 田 龍 生
〔農 水 局〕
局長 西 嶋 英 樹 農政部長 岩 瀬 勝 二
農業政策課長 宮 本 明 大 農水ブランド戦略室長
本 山 和 彦
農業支援課長 岡 本 岬 鳥獣対策室長 永 田 和 惠
農地整備課副課長 坂 崎 真 一 東農業振興課長 中 澤 由 美
西農業振興課長 一 村 和 徳 南農業振興課長 水 牧 一 也
北農業振興課長 川 上 喜 久 水産振興センター所長
廣 岡 泰 章
水産振興センター副所長
東 郷 雅
〔農業委員会事務局〕
事務局長 福 田 栄 拓
首席審議員兼副事務局長
平 井 功
西区分室長 宮 本 眞 介 南区分室長 伊津野 敬 浩
北区分室長 原 田 邦 久
〔議案の審査結果〕
議第 230号 「熊本市
現代美術館条例の一部改正について」…………(可 決)...