審査の
方法としては、
議案について
説明を聴取した後、
質疑を行いたいと思いますが、御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 御
異議なしと認め、そのようにとり行います。
これより
議案の
審査を行います。
まず、総括的な
説明を求めます。
◎
中村英文 経済観光局長 経済観光局でございます。
第2回
定例会経済分科会に御
審議をいただきます
補正予算案について御
説明をいたします前に、2点御
報告をさせていただきます。
まず、先週末の6月10日に、
えがお健康スタジアムで開催されました
ラグビー日本代表国際テストマッチでございますけれども、当日は
経済委員の
皆様方を初め、多くの方々に御来場いただきまして、
来場者数は1万8,585人と、これまで
えがお健康スタジアムで開催された
ラグビーの
試合においては、過去最高の
入場者数となりました。
今回の
国際大会運営を通じまして、
試合前後の
交通アクセスの課題など、今後検証を行い、
ワールドカップ本番に備えてまいりたいと考えております。
御
支援を賜りました
議員各位を初め、
関係者の
皆様方に対しまして、この場をおかりして、厚く御礼を申し上げます。
続きまして、
日本たばこ産業JT熊本支店跡地について御
報告をさせていただきます。
経済委員の
皆様には、4月26日付で
JTに対して
買い取り協議を行うことを
通知するとの
報告を個別にさせていただいているところでございますが、その後、
JTとの
協議におきまして、
平成31
年度までは賃借し、その後購入する方向でございまして、現在、その
条件などを記した覚書を締結する準備を進めさせていただいております。
当該地につきましては、当面は
熊本城復旧のための拠点として活用し、その後の
利活用につきましては、
熊本城跡としての遺構の
保存などを前提といたしまして、市議会を初め、
関係各位の幅広い
意見を聴取しながら検討してまいりたいと考えております。
それでは、
説明に入らせていただきます。
今回、
経済分科会で御
審議いただきます
案件は、
予算案件1件でございます。
補正予算の概要について、私の方から
説明させていただきます。
予算決算委員会説明資料の69ページをお願いいたします。
経済観光局平成29
年度補正予算総括表でございます。
歳出の表の一番下をごらんください。
所管予算合計欄の
補正前の額は、243億6,480万3,000円でございます。今回の
補正額でございますが、17億5,992万2,000円をお願いいたしたいと思っております。そして、
補正後の額が261億2,472万5,000円でございます。
内訳といたしましては
補正額の欄、表の上から2段目でございますけれども、414万2,000円、
社会教育費でございます。それから、その2段下、
保健体育費でございますけれども、218万円。これらは、いずれも
インフレスライドに伴う
増額補正でございます。
さらに、その2段下、
熊本城費4,990万円につきましては、
復興城主募集経費の
増額補正となっております。
さらに2段下、
災害復旧費17億370万円でございますけれども、これは
文化財などの
災害復旧経費、それから
熊本城災害復旧経費の
増額補正でございます。
補正予算の詳細につきましては、この後、各
担当課長から御
説明させていただきます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 次に、議第122号「
平成29
年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
分科会関係分についての
説明を求めます。
◎
濱田安拡 文化振興課長 文化振興課でございます。
それでは、
予算決算委員会説明資料の72ページをお願いいたします。
まず、
資料の見方でございますけれども、
事業名の先頭に
星マークがあるものは
新規事業、
丸印があるものは流用により
予算執行を行った
経費が含まれる
事業、また
財源内訳については真ん中ほどの記載のとおりでございます。
次に、
文化振興課分の
説明を申し上げます。
73ページの上段でございます。
文化振興課1、
文化財保存修復経費でございます。これは
労務単価等の増に伴う
インフレスライド適用による
工事費の増として、
工事請負費414万2,000円の
補正でございます。
具体的に申しますと、
インフレスライドとは予期せぬ特別の事情により
工期内に急激な
インフレまたはデフレを生じ、
請負代金額が著しく不適当となったときに、
発注者または
受注者が
請負代金額の
変更を請求できるという
制度でございまして、今回、これは
国指定史跡川尻米蔵保存修理工事に対して、国の
通知に基づき、必要な積算を行い算定したものでございます。
次に、このページの一番下でございますけれども、
文化振興課熊本地震関連の1、
文化財等災害復旧経費でございます。これは
民間所有の
市指定文化財の
災害復旧経費等として
負担金補助及び
交付金9,050万円などでございます。
具体的に申し上げますと、富合にあります
熊本市
指定文化財清田家住宅というのがございますけれども、それが
地震で大きく損壊しておりまして、
復旧総額2億円に対し、今
年度予算で1,000万円を計上しておりますけれども、このたび、
復旧総額の2分の1の
補助を行うこととして、その1億円との差額9,000万円を計上するものであります。
理由としましては、先般、県から
被災文化財等復旧復興基金制度が示されまして、
民間所有の
市町村文化財に対しては
復旧費の2分の1の20%を交付するということとなり、また、別途
特別交付税で
市町村の
補助額の80%措置されるということとあわせますと、市の
実質負担がなくなることから、今回、最大限の
支援を行おうということでございます。
また、
熊本市
指定民俗文化財であります
新町獅子舞で使う花車が
地震で破損しておりますため、100万円の
事業費の2分の1の50万円を
補助するものでありまして、同じく
さきの
復興基金により20%交付されます。
さらに、
熊本市
指定名勝史跡であります
瑞巌寺跡の
災害復旧事業について、これも
さきに述べました
インフレスライドを
適用し、150万円を計上いたしております。
以上、
合計9,200万円でございます。
文化振興課からの
説明は以上です。
◎
松川善範 スポーツ振興課長 スポーツ振興課でございます。
同じく
資料73ページの上から2段目になります。
項45、
保健体育費、目20、
体育施設費、
スポーツ振興課所管分でございます。
水前寺競技場改修事業費といたしまして218万円を計上しております。
平成29年3月から
適用されます
公共工事設計労務単価等の
上昇を受けまして、
工事請負契約約款第25条第6項の規定により、
インフレスライドとして
請負金額の
変更を行うものでございます。
対象となっております
水前寺競技場フィールド芝改修工事につきましては、
熊本地震の
影響によりまして芝の適正な
育成期間まで
工事発注を見合わせておりましたことから、新
労務単価基準日から約4カ月の
残工期がありますために、
インフレスライド分を
増額補正するものでございます。御
審議のほど、よろしくお願いいたします。
◎
野本達雄 熊本城総合事務所副
所長 熊本城総合事務所でございます。
73ページ
中段下、
熊本地震関連といたしまして、項60
熊本城費、目20
整備振興費の
復興城主募集経費といたしまして4,990万円を計上いたしております。
これは、
復興城主の
募集に伴う
事務経費で、
内訳といたしましては、
城主証、
城主手形等消耗品の
需用費、及び
窓口受け付け業務等の
委託料でございます。
次に、74ページをお願いいたします。
同じく
熊本地震関連といたしまして、目55、
教育費災害復旧費の
熊本城総合事務所分といたしまして16億1,170万円を計上いたしております。
内訳は、
工事請負費が9億6,960万円、
委託料が6億4,210万円でございます。
主な
内訳といたしましては、
飯田丸五階櫓の
石垣復旧関連経費約8億1,000万円を初め、天守閣の内装、展示に係る
基本設計経費約5,000万円などでございます。
補正予算につきましては以上でございます。
なお、
熊本城の
復旧状況等につきましては
経済委員会の
所管事務報告の中で御
報告させていただきます。
以上でございます。
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 以上で
議案の
説明は終わりました。
これより
質疑を行います。
分担議案について、
質疑及び
意見をお願いいたします。
◆
那須円 委員 今、
説明いただいた中で、まずは
インフレスライドのことをお尋ねしたいと思うんですけれども、
労務単価上昇で、こうした
インフレスライドということで
増額補正が行われるということですが、今
年度行われるさまざまな、例えば
復旧事業であったりとか、この
委員会が所管しているような
施設の
修繕であったりとか、そういった意味では、きょうは
文化財とか
水前寺競技場とか、3つ出てきましたけれども、それ以外に、
インフレスライドというのが
対象となって、今後
影響がかなりの額あるのかなというふうにも思いますし、いやいやそうではないよ、当初
予算で、もうそこら辺も見込んで組んでいるよというようなことなのか、この
インフレスライドによる
影響額というのは、
事業によっては国と
一般財源半々というのもあるし、
全額一般財源というのもありますし、かなり本市の財政に、
復旧事業の
規模が大きいだけに、少なくない
影響があると思うんですが、その辺、
インフレスライドの今後の
見通しといいますか、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、その点を教えていただければと思います。
◎
濱田安拡 文化振興課長 インフレスライド自体は、ここ3年間とりましても、
年度末に
国交省からの
通知があっておりまして、さっき申し上げたような
制度ではございますけれども、出来高を除いた
残工事が2カ月以上ある場合に対して
変更できるということでございますので、いろいろな
工事がありますけれども、その
残工事が2カ月以上ある場合ということも
条件になりますので、
適用にならない
事業もあると思いますけれども、なかなか全体で、いろいろな
工事を今からも発注しますので、これまでの例からしますと、またひょっとすると
年度末に
国交省の
通知があって、
引き上げということもあるかもしれませんが、ちょっと全体のことはなかなかわからないところもございます。
◆
那須円 委員 今
説明いただきましたけれども、
残工事2カ月以上というのは、その
労務単価基準日、
説明受けた中では
平成29年3月1日の
部分から起点にということなんですけれども、この時点では、多分当初
予算も恐らく組まれていた時期ですので、どれだけ
労務単価が
上昇するかというのは、当初
予算組んだ後にわかった話なので、今後、さまざまな
事業で
インフレスライドというのが出てくる
可能性があるということなんですかね。そこら辺がちょっとよくわからなかったんですけれども。
◎
濱田安拡 文化振興課長 可能性としては、当然あると思います。いろいろな
事業で、
残工事2カ月以上、ここ3年間は国の
通知で
引き上げがあっておりますし、それが今後の
事業に、
対象2カ月以上ということにかかってくれば、
可能性はあると、当然考えます。
◆
那須円 委員 済みません、
文化振興課とだけのやりとりで全体がわかるかというと、なかなか難しい
部分はありますし、これは市全体にも言えることではあると思うんですけれども、もし
インフレの、この
単価、平均で3から4%ぐらい伸びているということでいうと、
復旧費用、
事業全体の
規模からすると、たとえ3から4%でも少なくない額と思うので、そこら辺は
見通しや、
財源をどうするのかという点も含めて、ぜひ、今後わかり次第、また明らかにしていただければというふうに
要望しておきたいと思います。
以上です。
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 ほかにありませんでしょうか。
◆
那須円 委員 では、もう一点、
清田家住宅も含めたところで、
市指定の
文化財等災害復旧経費が出ていますけれども、県の
基金などによって、当初2億円だったものが、今度はその半分
支援をしていこうということで、貴重な
文化財であったりとか、町並みをしっかり形づくる重要な
建築物であったりとか、そういった
部分についての
復旧というのは非常に大事だと思っています。
こういった、先ほど言われた
基金なんかの
拡充や創設なんかによって進んでいるとは思うんですけれども、例えば
市指定文化財の中で、どれくらいの割合で、大体
復旧見通しとか
修繕見通しとか立っているのがあるのか。それとも、それ以外に
復旧見通しが立っていないのは大体どれくらいあるのかとか、そういった全体の
状況なんかは今わかりますでしょうか。
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 復旧の
進捗状況ということですね。
◆
那須円 委員 そうですね。
◎
濱田安拡 文化振興課長 復旧の
状況でございますけれども、まず
地震による破損といいますか、
被害の程度もまちまちなものですから、まず今回、
清田家住宅が億単位の
被害ということもあり、
大変要望もあったものですから、上げさせていただいて、これ以外でもいろいろ今回上げさせていただいたんですけれども、市が所管する
市指定文化財ですね、今回の
清田家住宅と
新町獅子舞、あと今
年度予算で上げておりますのは、
水前寺廃寺跡ですとか、
天福寺の宝塔ですとか、七
所宮の
石造とかいうのがありまして、その
あたりは今
年度予算で措置できればと思っておりますし、それ以外でも、六地蔵ですとか
石造とか、幾つかまだ
所有者様が、まだまだ
生活再建とかに追われて、なかなかまだ手に負えないというような
状況もありますものですから、その
あたりは、今後、
要望があれば
予算化していくということで、全体でいいますと、まだ3割ぐらいは未定といいますか、まだ
所有者の御意向もちょっとわからないし、今後探っていくという
状況かと思います。
◆
那須円 委員 特に
民間所有の
指定文化財については、今おっしゃったように、まずは家であったりとか住まいの
再建であったり
生活再建だったりと、やはりなかなかこういった
指定文化財の方は、まだまだ考える
対象になっていないといいますか。進めていくために何が必要かという視点で、ぜひその
所有者の方も含めて、しっかり御
意見聞いていただいて、例えば
基金なんかは、もう少し
補助率を上げる必要があるのではないかとか、
拡充が必要ではないかとか、そういう
意見なんかも出れば、ぜひ
支援制度の改善や
拡充に向けて取り組んでいっていただきたいというふうに、これは
要望として申し上げておきたいと思います。
以上です。
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜
分科会長 ほかになければ、これをもちまして
経済分科会を閉会いたします。
午前10時36分 閉会
出席説明員
〔
経済観光局〕
局長 中 村 英 文
総括審議員 平 井 英 虎
産業部長 井 上 隆
経済政策課長 増 田 浩 徳
し
ごとづくり推進室長 計量検査所長 田 中 真 代
福 田 智 子
商業金融課長 潮 永 誠
産業振興課長 山 田 信一郎
企業立地推進室長 野 崎 元 彦
競輪事務所長 山 浦 英 樹
競輪事務所副
所長 栗 原 誠
観光交流部長 三 島 健 一
観光政策課長 福 島 慎 一 新
ホールマネジメント課長
上 野 勝 治
イベント推進課長 藤 田 裕一郎
動植物園長 岡 崎 伸 一
文化・
スポーツ交流部長 首席審議員 金 山 武 史
村 上 誠 也
文化振興課長 濱 田 安 拡
埋蔵文化財調査室長上 杉 重 文
スポーツ振興課長 松 川 善 範
スポーツ振興課審議員
田 島
千花子
市民会館長 坂 本 三智雄
熊本城総合事務所長津 曲 俊 博
熊本城総合事務所副
所長 熊本城総合事務所副
所長
野 本 達 雄 濱 田 清 美
熊本城調査研究センター副
所長