議第 352号「同 」
議第 353号「同 」
議第 354号「同 」
議第 355号「同 」
議第 356号「同 」
議第 357号「同 」
(2)送付された陳情(5件)
陳情第57号「「道徳」時間の教科化に反対する陳情」
陳情第58号「「
まちづくり条例」の制定について議論を求める陳情書」
陳情第59号「「
パブリックコメント」の現状の問題点を明らかにし、「熊本市
市民参画と協働の
推進条例」(「
推進条例」)の「
パブリックコメント」条項の
条文見直しと
個別条例の制定等を求める陳情書」
陳情第60号「「熊本市
市民参画と協働の
推進条例」(「
推進条例」)の「審議会」条項の
条文見直しと「審議会」に関する
個別条例の制定を求める陳情書」
陳情第61号「市長の
自治推進委員会への「
自治基本条例見直し」の諮問は、
自治推進委員会に
自治基本条例に違反する見直しの既成事実の前例をつくり、
自治基本条例の改悪につながるため、市長に対して諮問の
中止勧告を行うことを求める陳情書」
(3)
所管事項の調査
午前11時00分 開会
○
東すみよ 委員長 ただいまから
企画教育市民委員会を開会します。
今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、条例1件、その他11件の計12件であります。
このほか陳情5件が議長より参考送付されておりますので、その写しをお手元に配付しておきました。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、まず、各号議案について説明の後、
付託議案についての質疑を行い、次に、執行部より申し出のあっております
報告案件8件について順次説明を聴取し、陳情並びに
所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
東すみよ 委員長 御異議なしと認め、そのようにとり行います。
これより議案の審査を行います。
まず、総括的な説明をお願いします。
◎高田晋
企画振興局長
◎
廣塚昌子 教育長
(
総括説明)
○
東すみよ 委員長 次に、議第314号「熊本市
暴力団排除条例の一部改正について」の説明を求めます。
◎和田仁
市民協働課長
(平成24年12月第4回
定例会議案に基づき説明)
○
東すみよ 委員長 次に、議第344号「
宇城広域連合の処理する事務の変更及び規約の一部変更について」の説明を求めます。
◎
宮崎裕章 企画課長
(平成24年12月第4回
定例会議案に基づき説明)
○
東すみよ 委員長 次に、議第348号ないし議第357号「
指定管理者の指定について」、順次説明を求めます。
◎
弓掛博親 生涯
学習推進課長
◎
緒方哲郎 北区役所次長兼
総務企画課長
(平成24年12月第4回
定例会議案に基づき説明)
○
東すみよ 委員長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
付託議案について、一括して質疑をお願いいたします。
付託議案についての御質問はございませんか。
よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
東すみよ 委員長 質疑がなければ、以上で
付託議案に関する質疑は終了しました。
これより
所管事務の調査を行います。
執行部より申し出のあっております
報告案件8件について順次説明を求めます。
◎
宮崎裕章 企画課長
(第6次
総合計画基本計画の
中間見直しについて資料に基づき説明)
◎
齊藤保夫 中央区役所次長兼
総務企画課長
◎
坂本泰三 東区役所次長兼
総務企画課長
◎
内田敏郎 西区役所次長兼
総務企画課長
◎
田上美智子 南区役所次長兼
総務企画課長
◎
緒方哲郎 北区役所次長兼
総務企画課長
(区の
振興ビジョンについて資料に基づき説明)
◎
平井英虎 区政推進課長
(区ごとの協議の場について資料に基づき説明)
◎
松田正二郎 総合支援課長
(熊本市
特別支援教育推進計画(案)について資料に基づき説明)
◎
井上正文 教育委員会事務局首席教育審議員兼
教育政策課長
(
事務事業点検評価について資料に基づき説明)
◎
村上義直 市立図書館長
(
くまもと森都心プラザ図書館について資料に基づき説明)
◎
岩瀬勝二 健康教育課長
(夏休みの
学校プール開放事業に係る事故後の対応について資料に基づき説明)
◎松永健
学務課長
(
龍田小学校分離新設校について資料に基づき説明)
○
東すみよ 委員長 以上で報告は終わりました。
ここで、議事の都合により休憩いたします。午後1時より再開いたします。
午後 0時00分 休憩
───────────
午後 1時00分 再開
○
東すみよ 委員長 休憩前に引き続き、
企画教育市民委員会を再開いたします。
これより質疑を行います。
陳情並びに
所管事務について質疑をお願いします。
◆牛嶋弘 委員 教育の花園のプールの件でお聞きします。
一応、対応策、防止策とかいろいろ、
子供たちは待ち望んだ夏のときのプールの開放というのは大変喜んでいるというのが実情ですけれども、今回の夏はそれ以降、休止ということでなっていますけれども、説明の中で、
事故原因に対しての調査あるいは今後の対応ということで少し説明をお願いしたいと思います。
◎
岩瀬勝二 健康教育課長 事故原因について、この間、先ほど御説明申し上げましたけれども、関係者の聞き取りを行ってきております。
資料にもございますけれども、そこに書いてあります関係者について、延べ6回程度聞き取りを行ってきております。その中で、
事故原因の特定というところまでは至ってはおりません。ただ、事故の状況等を調査、把握する中で事故の原因となった背景というものについてある程度課題として整理できるのではないかということで、今、その整理を行っているということでございます。
そういったものを課題として整理させていただいて、それを踏まえて来年度以降に向けた
安全対策、そういったものに生かしていこうということで今、整理をさせていただいております。
それから、来年度以降の
プール開放のあり方についてということでございますけれども、これについても、これまで、今年度までの
実施主体であります各単P、各学校のPTA、それと市の
PTA協議会あたりとPTAの意向等を踏まえた上で、どういった
開催方法ができるのか、望ましいのか、そういった協議を今やっているという状況でございます。
◆牛嶋弘 委員 あれは田迎のほうだったですか、一度、プールに頭から行ってお亡くなりになったという事故が起きていますから、その点はそれぞれ飛び込みに対しての注意とかもあったと思っております。ただ、その中で、この
花園小学校というのは本プールがあって
予備プールと、浅いプールがあるそうですね。その浅いプールからこう行けば深くなるからということで、防止の何とかは、その後検討の中に入っていますか。
◎
岩瀬勝二 健康教育課長 小プールと大プール、これは間を
鉄パイプでふさいでございます。ですから、自由には出入りができない構造になっておりますので、小プールで遊んでいて、うっかり大プールのほうに入ってしまうということはございません。
◆牛嶋弘 委員 私がお聞きした内容では
防止さくがなかったというふうな形で聞いていますから、前々からありましたか。
◎
岩瀬勝二 健康教育課長 それはございます。
◆牛嶋弘 委員 もう一つ、私からの提案ですけれども、事故をやる場合、完全に防げるというまではいかないでしょうけれども、プールの中を4等分とか6等分とか升状に頭を描きながら、そのプールを4つに割るとします。その1番目のところには何人の1番だけの監視をしておられる、2番目のところも2番だけの監視、3番目も4番目もという、その升状の中で、監視する役を4つに分けて4等分ですれば明らかに目が行き届くのではないか。ただ一面を全体で見るというのは、そういうのがあると思います。
こういう形の方法で、市内の小学校には、やっている小学校もあるんです。こういうのがいい方法となったら、各学校にどういう方法でどういう
監視体制でガードマンを雇うのか。PTAで皆さんで見ているのか。たまたま私が
PTA会長をやったときは、保護者が来れない場合は、
保護者会から金を出して、大学生、プール、水泳にたけているというか、そういう講習を受けた人でもないのですけれども、お願いしてやっていた。中
緑小学校というのは小規模であって、これは毎日、保護者が行くというような態勢をやっていた。だから、その流れがずっと来ている中で、事故があるのはどこかで、あらっと思ったときのそれではないかと思う。
だから、一番いい方法、いい方法を検討なさりながら、そういうふうにプールを4つ、6つとか分けながら、そこに保護者あるいは監視員といいますか、そういう方たちを、ここだけ私たちが見て頑張ります、ここはというような形で、漠然と1プールをみんなで見るのではなくして、そういう区割りみたいな感じでやったほうが私は監視の目が行き届くのではないかと思う、これは提案しておきます。検討の中に入れておいてください。
○
東すみよ 委員長 答えはいいですね。ほかに。
◆満永寿博 委員 各区の
推進課長にお尋ねしたいけれども、各区の目指す姿についてというようなことで、きょうの資料の出し方にはもう少し工夫ができないのかと、そう私は思っています。
この5つの素案をずっと見てみたら、これはばらばらにそのままにして見せられてもなかなかよくわからない。これ、わからないまま議員にお聞きしろということもちょっとこれはおかしいと思うし、だれもが知りたいのは区の目指す姿なんです。その部分と私は思っております。だから、これについて、区ごとに個性があってまとめにくいのは理解できるのですけれども、一般的には一覧表にまとめてみて、各区の表現の違いを比較してみるものではないのかと思いますけれども、その辺どうですか。
○
東すみよ 委員長 今回はそれぞれの区で特徴ある概要版をつくられたものと思っていますが、これについて何か。
◎
平井英虎 区政推進課長 今、満永委員、最後のほうにおっしゃいましたけれども、それぞれの区の特性を出すということで、これといった形で明確に様式を決めて今回つくったものではございません。それで、区の特性を出していきたいということですけれども、中には区が目指す姿ですとか、方向性ですとかという形で一致したもので、表現の仕方が若干変わっているというふうに御理解をいただきたいと思います。
◆満永寿博 委員 これ、こんな目指す姿についても市長にはこれはわかりやすく説明はするのでしょう。全くしないということではないんでしょう。これは別に作成してこれを説明したのかどうなのか。
○
東すみよ 委員長 もちろん、市長には御説明されたと思いますが。
◎
平井英虎 区政推進課長 これにつきましては、今、素案という形でまとめておりますので、一応、素案という形で二役のほうには説明をしたところでございます。
◆満永寿博 委員 各区をですか。
◎
平井英虎 区政推進課長 各区の分についてでございます。5つとも。
◆満永寿博 委員 大分時間がかかったでしょう。それは5の素案をそれぞれ説明するということは、これは大変なことだ。恐らく、
市長あたりになると簡単に一覧表にまとめて各区で、こういうことでございますというか、目玉とか何かを説明するのではないですか。違いますか。
◎
平井英虎 区政推進課長 今、おっしゃいましたように一覧表とまではいきませんけれども、一応、
項目ごとにピックアップしたものはつくってお見せはしております。
◆満永寿博 委員 これは一応、今後はできればそういったことで工夫をして、我々にもいい、ひとつ今後の課題としてよろしくお願いしたいと思います。
◆
田尻将博 委員 ちょっと関連なんですが、
区民会議がああいう形になりましたよね。条例を含めて各
まちづくりのほうに書いてありますように、
設置要綱も、この上部団体的なそういう
区民会議とか、そういう条例というのはもう出さないわけですか。
◎
平井英虎 区政推進課長 今、
田尻委員がおっしゃいましたように、昨年度は
区民会議として全区統一的なものということで、
附属機関設置条例という形でお願いをしたところでございますけれども、否決をされたというようなことです。今回は、先ほどの
振興ビジョンもそうですけれども、各区の独自性を持っていきたいということで、各区の要綱によって
まちづくり懇話会、協議の場を設置いただくということでございます。
○
東すみよ 委員長 よろしいですか。
○
原口亮志 副委員長 関連でいいですか。
先ほど、ちがう区のことは言ったらいけないような感じですけれども、西区の一番、決して敵ではなくて、いい話ですから。
すみません、発言中ですので静かにお願いします。
一番右下のところに、非常に、西区のところです、
ビジョンの。
ソフト事業については区独自の
まちづくり予算を活用するとともに、ここですね、
ハード事業については、本庁、
関係各局との連携を図りますと、本当に予想してほしいんですけれども、私たちがこの
ビジョンについて、区長なり何なりに聞くと、
ソフト面の支援ですということで、一刀両断的に話は切られるんですけれども、これを
区民懇話会あたりで、例えばこれに道路はと言ったときに、本当に懇話会の中で、各局をまたいで、皆さんが努力して、いや、それはここには必要な事業ですからということでやるのが前提でこういう文言を書かれているのか。
私が確認した段階では、
ソフト面の支援ですからということで、全くそういった
ハード面のことは想定に入っていないというような説明だったんですけれども、これが一般の人が聞いても、それ以上のこういった丁寧なお答えができるのかと、本当にこうあってほしいんですけれども、その点についてどのようにお考えか。どこですか。
◎永田剛毅 西区長 今のお尋ねでございますけれども、西区のほうで記載したというのが、この
ビジョンの説明会、あるいはいろいろな
アンケート調査をいたしましたところ、ハードに関する要望がかなりございまして、それで課題という形でも整理をさせていただいているんですけれども、やはりそれだけ要望があるということは我々に対する期待も大きいんだろうというふうな思いもありまして、本庁で実際、
ハード事業についてはやるという形に今なってはいるんですけれども、それを地域の実情をきちんと本庁のほうに伝えていくのが我々区役所の使命でもあるというふうに思っておりましたので、そういうふうに記載をさせていただいております。
(「西区はまだ開発がおくれおりますので、
道路整備もできていません」と呼ぶ者あり)
○
東すみよ 委員長 勝手に発言しないでください。
○
原口亮志 副委員長 今、西区の区長のお答え、本当にすばらしいと思います。ぜひ、ほかの区の
区長たちもしっかりそういうところは踏まえて、非常に
ハード面というのは予算化して組み立てていかないと、もう3年も4年もかかる難しい問題でありますけれども、地域に直接接しておられる区の区長、懇話会の中での話というものが実践できるかできないかというのが、こうしてうたっている以上は皆さんの
努力いかんによるものだろうと思います。
よければ、ほかの区もこの文言を全部入れてほしいと思うぐらいですけれども、ぜひこれ、難しいことだと思いますので、しっかりその点は配慮の中で進めていただくようにお願いしておきます。
○
東すみよ 委員長 お答えはよろしいですか。
○
原口亮志 副委員長 答えは、できますならばしていただきたいんですけれども、それはほかの区長がいいですね。
○
東すみよ 委員長 各区に共通する問題だと思いますし、そういうふうに心得ていらっしゃることと思っておりますので、そういうふうに努力していただきたいと、それでいいですか。
◆
藤山英美 委員 今に関連してですけれども、各区それぞれの
ビジョンはすばらしいものができていると思います。しかし、仏つくってということになりますけれども、それに裏打ちするのが予算だと思います。
今、副委員長のほうからもありましたように、
まちづくりの予算とかいろいろ持ってきても構わないと思いますけれども、今、新
年度予算の要求もあっていると思いますけれども、そういうのも含めて次の議会には、アバウトでも結構です、ある程度予算を張りつけた形で、これは、初年度はこれだけ、次年度はこれだけというふうな、
タイムスケジュールのような形で出していただくとそういう形が見えてくると思うんです。財政の経験者も何人もおられるし、私
たち議員にとってもある程度、形として見えるようなそういう資料が欲しいと思うんです。
今の段階ではそれはもう無理と思いますけれども、来年度になればある程度の形、そしてその
関連予算ということで、課が違ってもそこから持ってくるとか、いろいろな手法はあると思いますので、そういう形で提示していただければ、この
ビジョンというのがまだまだ見えてくると思うんです。この絵にかいたところではすばらしいのはわかりますけれども、それをどういうふうに実践していくのかというのがなかなか見づらいので、次回はぜひそういう形でやっていただけないかというお願いでございます。
◎
平井英虎 区政推進課長 今の
藤山委員の質問ですけれども、来年の3月議会におきましては、ただいま各区においてどのような事業をやっていくのかということを検討なさっておりますので、目で見える形で事業の積み上げを行いまして、事業はどういう事業をやっていきますということがごらんいただけるかというふうに思っております。
◆
田尻将博 委員 すばらしい5つの
まちづくりの推進ができたんですけれども、競争というのですか、5つの区が目標に向かって、そういうのを何か形としてというのですか、金太郎あめのように何となく5つを見ていても感じるわけです。お互いやはりいろいろな特徴が各区にあるわけですので、そういうのを何か1年に1回ぐらい表に出すとか、そういうのを各区ではなかなか難しいので、企画なり、今、課長のところでもいいので、何かそういうのもアクションをしていただきたい。せっかくできて、何もだらだらと入っていったというと、我々、西区に住んでいるんですけれども、東も北も中央もやはり見たいんですね。ぜひ、そこは要望です。
◎高田晋
企画振興局長 今、取り組みを始めたというようなことでこういう形にさせていただいておりますけれども、徐々に、我が区ということで皆さんが、いや、よそには負けてはいけないという切磋琢磨もこれは必要なことだろうと思っておりますので、今から進める中で、どういう分野でいい意味で競争ができるような、そんなものも探っていかなければいけないと、そういう話もちょっとやっているところでございます。
○
東すみよ 委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
所管で何かございましたら、お願いいたします。
◆
田尻将博 委員 二、三点ですけれども、一つは、本議会でもいろいろ質問が出ておりました通学路の
危険箇所といいますか、相当な数が出てきて、それはそもそもどういう形で改修していくのか。長期間にわたる部分もあるし、今すぐしなければならない部分も出てくるのですかね。
一つは、
池上小学校のことを言わないといけないですけれども、そこしかありませんので、実はバイパス・トンネルができまして、信号が極端に旧
新町小島線ですが、農協の前が短くなりまして、大体、右折車を回すと5台ぐらいしか行けない。小学校の正門近くの交差点まで渋滞する、これは通勤と帰る5時ごろですね。そうすると、小学校の中へ入った道、市道があるんです。それを山の中を通る道にほとんどの方々が、知っている方はそちらを回っていく。そうすると、
子供たちがいつも行く時間帯なんです。だから、そういうのも警察も挙げてやっておるんですけれども、そういうのもあるというのを、また改めて出た
危険箇所ということです。
それと、もう一つは、PTAがやっておりますように、大体、学校のマップ、校区中心に、夏休みに行くといけないという
危険箇所マップなんかがいろいろあるんです。そういうのもやっておることとの整合性といいますか、これもあれも足していいのではないだろうかというのが一つありますので、そういう今ある
危険箇所のマップと通学路の関連で改修、そういうのをお聞きしたい。
それと、もう一つは、学校の先生の時間外を個別的な
学校単位とか
個人単位とか、把握はしてあると思いますけれども、玉名市で事件があった。学校の先生が帰りがけに教え子から襲われるというような、そういう時間帯まで超勤といいますか、仕事をするという実態が表に出てきたわけです。そういう時間外の、何時ごろまでしているのか、そういう把握ができているのか、そういうのを調べて、わかればお聞かせ願いたいと思いますし、熊本市の学校の
先生たちに対するそういう指導、それもぜひお願いしたいと思います。駐車場も。
◎
岩瀬勝二 健康教育課長 通学路の件について、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。
今年度の4月に京都等で通学途中の
子供たちが
交通事故に巻き込まれるという事故が多発いたしまして、それを受けまして、文科省、警察庁、それと
国土交通省、それぞれが管下のところに、3省庁の協議をもとにいろいろな通知が国のほうからおりてきているところでございます。
文科省関係でいいますと、ことしの4月に
緊急事態宣言というような総理大臣のアピールが出たんですけれども、その後、5月末に文科省のほうから緊急の
道路管理者、警察、
学校教育委員会、三者による
合同点検を実施するようにということで通知が来たところでございます。
その通知を受けまして、
教育委員会のほうから
道路管理者と警察、熊本市内でいいますと5警察署、北署、東署、南署、それと植木と城南のほうを管轄しております山鹿と宇城がございますけれども、5警察署、それと県警本部、集まっていただきまして、三者合同による
合同点検の
日程調整等、今後の進め方等協議させていただいて、8月中にそういった
緊急合同点検を実施させていただいたところです。
まず、学校のほうから
危険箇所というのを挙げていただきました。おおむね各学校平均しますと二、三カ所、
危険箇所が報告されたところでございますけれども、報告された
危険箇所を三者合同で、あわせてPTAですとか校区の各種団体のほうにも御協力いただいて、一緒に点検をしていただくということでさせていただきました。
これが8月末までのスケジュールでさせていただきまして、400カ所余りが出たんですけれども、それ以後、また追加で一緒に
合同点検をやる中で、あるいは後で追加というような形で学校から報告が上がった分をあわせまして、11月末までで420カ所、
危険箇所ということで報告がありまして、
合同点検が実施されたところでございます。
これについて、11月末までに対応策について検討するということになっておりまして、あわせてそういった対策についても並行的に検討がなされてきたところでございますけれども、最終的に420カ所中約260カ所についての対策が11月末までに一応、何らかの対策がとられまして、残り160カ所について今後対応をとっていくという形になりました。この160カ所につきましては、
道路管理者が行う分、それと警察が行う分がございます。
道路管理者が実施します分につきましては、当然、今年度限りで全部終わるというものはございませんで、2カ年あるいは3カ年という形で長期的な対策というものもこの中には含まれているというふうに聞いております。
警察につきましても、今年度いっぱいですべて終わるということでは聞いておりませんで、やはり2年ぐらい、長期的にかかる分が含まれているというように理解しております。
教育委員会としましては、できるだけ速やかに
道路管理者、警察に対して対策をとっていただきたいということで要望しておるところでございまして、また引き続き要望していきたいと思っているところでございます。
既に実施済みの260カ所につきましても、
道路管理者、警察が行ったものと、あわせて学校で行われた対策というのも当然たくさん含まれておりまして、交通安全指導でありますとか、中には通学路の変更をしたというところもございます。そういった形で対策がとられてきたというところでございます。
通学路については以上でございます。
◎林田謙二
教育委員会事務局首席教育審議員兼教職員課長 時間外の状況の把握、それから指導についてどうかということでございますが、時間外につきましては各管理職のほうに申し出をするという形になっております。その分で、トータルでの平均の時間のほうは手元にはございませんが、私の覚えている資料では、全体平均しますと、月に10時間いかない状況で申告の分はあるということです。
ただ、どうも実態的にはもちろん時期的にも、またそれ以上の時間があるのではないかと思っております。
その中で、特に健康状態の悪化につながるような時間外が、1月に80時間を超えましたり、あるいは3カ月で平均でまた80時間を超えましたりとかというようなことで、これまた別途うちのほうに各学校長のほうから毎月上げてくるものがございます。
その分でいきますと、平成23年度、今言いましたような1カ月100時間以上か、2カ月、3カ月平均で80時間以上がとても過大な時間というふうに認定しておりまして、この分について平成23年度、一番多い月で147人ほどそういう者がいるということでございます。
全体的には人数のほうが3,500名ほど職員がおりますので、その分の5%ほどがそういう過大な状況にあるということでありますし、それ以外でも実態的には自分の家に持ち帰っていろいろな校務の処理等をしている者があるでしょうから、かなり厳しい状況にあるのではないかと思っております。
それに対してどうするかということでございますが、まず委員会でどうできるかということで、負担軽減のための検討委員会のほうを、各課長が集まりまして検討会をしております。
その中で幾つか事例的には全員で検討し、改正結果ということで、順次報告し実施しておりますが、一つには、そんな中で例えば、外部指導者の部活動の指針を設けて徹底させる。あるいは、外部指導者のほうにどんどんお願いするというようなこともございますし、あるいは教職員1人1台のパソコンを適用しまして、本年度で中学校のほうも敷設が終わったんですが、ということで、いろいろな通信簿とか指導録とか、いろいろな校務に使っていただくということもございます。
それから、行政のほうでいろいろなアンケートのほうを学校にいたします。調査もいたします。その分も統合できるもの、はしょっていくものということで継続して検討いたしまして、学校のほうには、例えば、今申し上げましたものは、23年度にはこれこれということで、そういう廃止あるいは縮小あるいはサービス提供、物の提供というようなことを行っております。
継続して現在もそういう検討をしておりますので、そういうふうに毎年度そういう形で何らかの負担軽減の措置をしていきたいと思っております。
また、学校のほうでは、当然、学校行事のほうもいろいろございますので、その分の精査もしたり、あるいは校務文書のほうもできるだけ統合したり、あるいは1人に偏らなくてみんなでしたりとかというようなことで、学校のほうでも工夫しておりますし、そういうふうな工夫を促しておるところでございます。
◆
田尻将博 委員 わからないことではありませんけれども、そういう時間外、深夜まで及ぶことで玉名市のような事件というか、これはいろいろ問題はあったかもしれませんけれども、少なくとも早く帰るような対策をぜひお願いしたいと思います。
○
東すみよ 委員長 ほかに。
○
原口亮志 副委員長 施設課の担当かもしれませんが、11日の井本議員の一般質問において、街路灯のLEDの導入、技術事業も含めてですけれども、質疑があったかと思いますが、小学校の体育館あたりにLED照明を導入できないものかということでお尋ねしますが、とにかく消費電力が7割ぐらい削減するということで、初期投資は若干要るんですけれども、リースも含めて環境問題それから地域経済ということも含めると、採算性が合えば、財政負担が、初期投資は要るんですけれども、すぐ取り返して電気代なんかで相殺できるような状態であれば、地域経済とか環境とか考えた場合、積極的に取り入れていく必要があるのではないかと考えますけれども、その点についてどういうふうにお考えでしょうか。
◎澤村善隆 施設課長 LED照明につきましては、体育館へのモデル的なLEDの消費電力効果、あと長寿命化ということで、電力、水銀灯の約5倍の長寿命が切りかえ可能だということ、それと消費電力については半分以下、またはそれ以上ということで、大変大きな効果が期待されているところでございます。LEDの照明の消費電力効果につきましては、他都市への聞き取り調査及びそれにおいて確認されているところであります。
本市においては、体育館の新築や改築などを行う場合には課題等も幾らかございますので、その辺を見守りながら、積極的に導入してまいりたいと思っております。
○
原口亮志 副委員長 積極的に導入ということでいいですね。改築とか新築とかいうと、これはいつのことかわからない話で、こういった費用対効果、それと地域経済、そういうのがしっかり加味して積極的にやるのか、改築や新築のときしかやらないのか、そこら辺をお願いしたいと思います。
◎澤村善隆 施設課長 既存の建物につきましては、既存の老朽化、あと照明器具の更新時期というのがございますので、その辺を勘案して検討していかなければならないと考えております。
○
原口亮志 副委員長 実にうまい答弁でしたけれども、積極的にやらなければならない理由というのもさっき言いましたので、教育長のお考えを少し聞かせていただきたい。
◎
廣塚昌子 教育長 LEDにつきましては、この間、道路の防犯灯のお話も出ておりましたので、
教育委員会の中でも検討をさせていただいているところでございます。実際に北九州市の体育館をというようなことで御紹介もいただいて、調査にも行ったところでございます。
先ほど課長が言いましたように、効果はとても高いというふうに聞いておりますけれども、実は既設のところを入れかえますと、本体自体が大分老朽化をしておりまして、LEDは30年も40年ももつというようなことも聞いておりますけれども、その前に改築とか改修とかになりましたら、せっかくつけましたLEDが、また外さなくてはいけないというふうな課題も私どもの中で話しているところでございます。
新築の建物につきましてはどんどん取り入れていきたいというようなところは考えているところでございますが、既設の建物の入れかえについてはちょっと厳しいかなというところで考えているところでございます。
○
原口亮志 副委員長 体育館の大規模改修工事とは違って、これは電球、照明の話ですから、既存の体育館があと10年なのに30年のをつけてという考え方もよくわかるんですけれども、それだったら何年で費用を回収できるのかということがきちんと計算すれば、そういったところにもきめ細かく対応できるわけでございまして、地域経済とかということもしっかり考えていただければ、余り型にはまった考え方ではなかなかこの事業は進まないと思いますが、もう一回、教育長。
◎
廣塚昌子 教育長 私どものほうも実際には検討を始めたところでございますので、詳細については、今、副委員長からお話がありました費用対効果、それから実際に経費がどうなのかというところも検討させていただきたいと思います。
○
原口亮志 副委員長 わかりました。
○
東すみよ 委員長 ほかにありませんか。
◆満永寿博 委員 これは寺本議員の一般質問にもありましたけれども、新聞記事にもちょっとありました。その中で記事を読むと、どちらの主張にしても正しいように思われまして非常に悩ましいという感じがします。私も県庁におったころ、付近の民間駐車場を借りて、8,000円から1万円ぐらいを職員が負担してマイカー通勤しているということでありましたけれども、そういうぐあいです。ほかのところは学校行事のためにマイカーを利用した場合はガソリン代など、これは教員の出し損なのか、教員の足としてあれば一般職員と同様に、マイカーを使うケースが多いから無料にと主張できると考えますけれども、そうでなくて、実費弁償というようなことであれば、今度は一般職員とのバランスから市民の理解は私は得られないと思います。
○
東すみよ 委員長 これはどなたがお答えになりますか。
◎
井上正文 教育委員会事務局首席教育審議員兼
教育政策課長 今、言われましたいわゆる教職員の場合、マイカーで来ていらっしゃる方が大体9割弱ぐらいいらっしゃいます。
その中でいわゆるマイカーを使った場合、いわゆる県費であれば当然県費の旅費規程というのがございます。その中で何キロ以上は幾らとかいうのがございます。
また、今回、今年度から私費の職員につきましても、いわゆる旅費というので、マイカーを使った場合、例えば18キロまでだったら18円とか、そういう形でことしから私費にも一応旅費で、いわゆるガソリン代ではないですけれども、そういう形で出すような形にしております。
そういう意味では、県費も私費もいわゆる車を使った場合についてのガソリン代は一応、県の場合は予算の範囲内とは思いますけれども、学校における予算の範囲内だと思いますけれども、そういう形でのガソリン代はそういう形で旅費支給をしております。
◆満永寿博 委員 現在、今、言われたように、私は、マイカーの通勤がほとんどだと思うんですけれども、有料になったらバス通勤などに変更すると思います。
うまくバスの便があるところだったら別だけれども、学校でもへんぴなところはあるでしょう。そういったところのマイカー通勤を続けるのであればどうかなというような感じもするんです。難しい問題がありますね。
全部が公共交通機関というように変更したら、通勤手当がふくらんで駐車料金の収入よりも通勤手当が多くなってそしておかしいことになると思うが、試算したことはありますか。
◎
井上正文 教育委員会事務局首席教育審議員兼
教育政策課長 今議会においても、その試算結果につきまして、総務局のほうで3億何千万ぐらい通勤費が出るということで一応試算はされております。
教育委員会の分だけは、すみませんけれども、ちょっと試算はしておりません。
そうした中で、先ほど満永委員が言われたように、学校というのは市内全域に点在しております。そうした中で当然、バスの便がいいところもあれば、当然、結果的には悪いところがいっぱいあるかと思います。そういうのも踏まえて、いわゆる地域性とそれと学校の特殊性を踏まえて、今、職員の有料駐車場化が言われておりますけれども、関係部局というか、行政経営課になりますけれども、そこのほうに教職員の実態というのを申し上げて、できるだけその分を協議してから、いろいろ配慮をしていただきたいとは思っております。
◆満永寿博 委員 わかりました。頑張ってください。
○
東すみよ 委員長 ほかにございませんか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
東すみよ 委員長 ほかに質疑がなければ、これより採決を行います。
議第314号、議第344号、議第348号ないし議第357号、以上12件を一括して採決いたします。
以上、12件を可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
東すみよ 委員長 御異議なしと認めます。
よって、以上12件はいずれも可決すべきものと決定しました。
以上で当委員会に付託を受けました議案の審査はすべて終了いたしました。
これをもちまして、
企画教育市民委員会を終わります。
午後 1時40分 閉会
出席説明員
〔企画振興局〕
局長 高 田 晋 総括審議員兼次長 岡 田 浩
総括審議員兼次長 平 塚 孝 一 首席企画審議員兼オンブズマン事務局長
甲 斐 俊 則
首席企画審議員(CIO補佐) 首席民生審議員 徳 本 和 浩
桐 原 光 洋
人権推進総室長 長 野 桂 祐 東京事務所長 片 岡 隆 一
秘書課長 金 森 光 昭
企画課長 宮 崎 裕 章