(3)送付された陳情(2件)
陳情第142号「植木町岩野に
建設予定の
総合運動公園に
硬式野球場を設置することについての要望書」
陳情第152号「
熊本市営自転車等駐車場の有料化の中止を求める陳情」
(4)
所管事務の調査
午前10時55分 開会
○
白河部貞志 委員長 ただいまから
教育市民委員会を開きます。
今回、当
委員会に付託を受け審査いたします議案は、去る6月3日に上程されました発議第11号「熊本市不当な
勧誘行為等の防止に関する条例の制定について」の1件であります。
なお、このほか陳情2件が参考のため議長より送付されておりますので、その写しを配付しておきました。
それでは、審査の方法についてお諮りいたします。
審査の方法としては、本会議において既に
提案理由説明がなされております発議第11号を除き、
報告案件及び
執行部より特に報告したい旨、申し出のあっております10件につきまして、順次
執行部の説明を聴取した後、
付託議案、
報告案件及び陳情について一括して質疑を行い、続いて
所管事務の質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 御異議なしと認め、そのようにとり行います。
まず、
報告案件及び
報告事項についての総括的な説明をお願いします。
◎
飯銅芳明 市民生活局長
◎
廣塚昌子 教育長
(
総括説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、報第12号「
財団法人熊本市
美術文化振興財団の
経営状況について」、報第13号「
財団法人熊本市
国際交流振興事業団の
経営状況について」の説明を求めます。
◎
松本祐一 首席民生審議員兼
文化国際課長
(平成22年5月第2回
定例会議案に基づき説明)
○
白河部貞志 委員長 次に、報第14号「
財団法人熊本市
学校給食会の
経営状況について」の説明を求めます。
◎
岩瀬勝二 健康教育課長
(平成22年5月第2回
定例会議案に基づき説明)
○
白河部貞志 委員長 以上で
報告案件の説明は終わりました。
引き続き、
執行部より特に報告したい旨の申し出があっております案件についての発言を許可いたします。
◎前渕啓子
市民生活局次長兼
市民生活部長
◎
山口敬三 教育総務部長
(
行財政改革計画の
進捗状況について資料に基づき説明)
◎
平井英虎
市民協働推進課長
◎
松石龍太郎 総務企画課長
(
事務権限移譲の県市
協議状況について資料に基づき説明)
◎
木戸桂介 市民課長
◎
村上義直 図書館長
(
情報交流施設について資料に基づき説明)
◎
松本祐一 首席民生審議員兼
文化国際課長
(
花畑地区再開発における
文化ホールの整備について資料に基づき説明)
◎
宮崎裕章 生活安全課長
(
熊本市営自転車等駐車場有料化に向けての考え方について資料に基づき説明)
◎
松石龍太郎 総務企画課長
(
教育振興基本計画中間報告について資料に基づき説明)
◎
松永健 学務課長
(
学級支援員、
司書業務補助員の
実態調査について資料に基づき説明)
(
力合小学校、
田迎小学校の
分離新設校について資料に基づき説明)
◎
河田日出男 文化財課長
(熊本市「
熊本藩川尻米蔵跡(外城
蔵跡・
船着場跡)」の
国史跡指定答申について資料に基づき説明)
◎
永光英俊 教育センター副所長
((仮称)
こどもセンター2階
教育相談部門平面図について資料に基づき説明)
○
白河部貞志 委員長 以上で報告は終わりました。
それでは、議事の都合により休憩といたします。
午後1時に再開といたしますので、よろしくお願いいたします。
午前11時58分 休憩
───────────
午後 1時02分 再開
○
白河部貞志 委員長 休憩前に引き続き、
委員会を再開いたします。
それでは、これより質疑を行います。
付託議案、
報告案件及び陳情について、一括して質疑をお願いいたします。
◆
東美千子 委員
硬式野球場の件が陳情で出ていますけれども、これまでも何回か
硬式野球場をつくってくださいという話しがあってますけれども、政令市に向かいましてやはり
硬式野球場が1つでは足りないかなという気がいたしております。
九州大会規模のものが誘致できないというのもありますので、財政的に非常に困難かと思いますけれども、
硬式野球場をつくるという話、何度か今までも出ていますけれども、そのあたり検討されたことはおありでしょうか。
◎
田上彰一 社会体育課長 委員御質問の
硬式野球場の建設に関する分でございますけれども、確かに以前から
本格的市営野球場の建設を望む声というのはございました。
昭和63年1月に
野球関係団体から、本格的な
市営野球場を建設してくださいという陳情がなされております。その動きを受けまして、平成2年1月に熊本市
野球場建設準備委員会を立ち上げて以降、4年間7回にわたる審議を行っております。しかしながら、この間の
経済状況、本市の
財政状況等に伴いまして、建設の
必要性は認めながらも平成6年3月31日の第7回の
野球場の
建設準備委員会を持ちまして最後の
委員会ということになって、以降は開催されておりません。
今回の陳情に出てまいりますように、
大会開催に当たりましては球場の確保等でいろいろな要望が出されております。今回の趣旨はわかりますものの、現下の
経済情勢とか建設費、
採算性等を考えますと
硬式野球場の建設については、慎重な検討が必要であろうかと考えております。
◆
東美千子 委員 随分土地も必要でしょうし、今の
財政状況からしたら厳しいかなというのはよくわかりますけれども、これから熊本市を経済的に発達させていくための大きな起爆剤になるかと思いますので、ぜひ平成6年で消えた
検討会を再び立ち上げるぐらいの勢いで検討していただきたいと思います。これは、要望にかえさせていただきます。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。
◆
前田憲秀 委員 先ほどの報告の
学級支援員と
図書業務補助員の
アンケートの件でお尋ねをしたいんですが、資料でいうと9ページ。
学級支援員の方は、学校も
支援員も100%の回答率だったと思うんですが
図書業務補助員アンケートの集計票は、学校の方でも6校ですか119校中回答が113校、そのあとも100%ではないですよね、
補助員としても、ここは催促しても返って来なかったとか何か理由みたいなものはあるのでしょうか。
◎
松永健 学務課長 5月10日の週1週間で回収する関係で、翌週から催促をしたところでございますが、集計を急ぐ関係で、学校の方は催促をしておりますが
司書業務補助員及び
図書主任の方については催促をしておりませんので、この数になったところでございます。
◆
前田憲秀 委員 5月10日から実施をして
回収期間はいつだったんですか。
◎
松永健 学務課長 その週の金曜日までということで、1週間の
回答期限でございました。さらに申し上げますと、
司書業務補助員については封書で回答しておりました関係でプライバシーを保護する関係で、そういった催促等を差し上げることをしなかったところでございます。
◆
前田憲秀 委員 この件に関してはほかの委員からもいろいろ御意見があるかと思うんですが、
一般質問でも出ていましたように本来
司書業務補助員の
アンケートについて言えば、7ページでも不都合がありというのが90%近くという、前回の
委員会でもさまざまな議論があったとおりの結果ではないのかなと思います。また、質問の中でもあったようにそもそもこの内容をやはり把握した上で、前回の予算を組むべきではないかという話もあったとおり、私も今回で補正で出てくるものとてっきり思っておりましたけれども、そこら辺はやはり
一般質問の中での答弁のとおりなんでしょうか、またそこら辺、日程等がわかっておりましたらお教えいただきたいんですけれども。
○
白河部貞志 委員長 前田委員、これは
所管事務関係だから後でまた時間をかけてということで、先に議案、陳情、
報告関係でお願いします。
◆
前田憲秀 委員 失礼いたしました。では、議案の方でちょっと最初に要望なんですけれども、発議第11号で今回、熊本市不当な
勧誘行為等の防止に関する条例の制定というのが、当
教育市民委員会に付託をされました。今まで議会の中では
検討会等で何回か検討もされたと聞いておりますが、この
教育市民委員会において初めて今回付託をされて、初めてこの場で議論をされるということですので、私もいろいろ
質問事項も用意しておりますけれども、しっかりとここで議論をした上で
罰則規定も中には入っておりますので、大事な案件であるという認識を持っております。ですからしっかりと議論をしていきたいと思っておりますので、
皆さん方にも要望をさせていただきます。
◆原亨 委員 これは
執行部の方も逆に言えば初めてだろうというふうに思うんです。唯一ここは
中松委員が条例をもむところで御一緒でありましたし、また
発議者にもなっておられますので、その辺含めてお尋ねをしながらというふうに思っております。
本案件については昨年の12月、
条例制定の原則として
全会一致を目指して
政策条例検討会が設置され、
牛嶋会長のもと審議が開始されました。
条例そのものについては、何人も反対もなく、数回の論議と
熊本県警との協議も2度ほど行われました。しかし、採決とは至らなく、
議会運営委員会に
協議内容を
牛嶋会長が御報告をされて終わっているという現状であります。今議会に
地方自治法第112条の規定により熊本市不当な
勧誘行為等の防止に関する
条例案が、6名の
発議者により上程されました。その結果、
議会運営委員会より
教育市民委員会に付託され、きょうの論議に至っているというふうに思っております。ここの中で、私も
政策条例検討会におりました。
中松委員と御一緒させていただいて、
中松委員が副会長というお立場で昨年の12月から論議をしてまいりました。その中で、
熊本県警において9月議会に上程されるべく論議がなされている現状であります。その内容は県民・市民の安心・安全の一層の確保のために、特に青少年の
健全育成の見地からも、
現地調査、
県民アンケート、他
都道府県条例の調査を実施し、背後に多く位置する
暴力団関係の
取り締まり、検挙を目的に、
暴力団排除条例を組み込んだ
条例案が現在県警において検討されております。そして、この案件に関しては、熊本市以外の繁華街においても同様の行為が行われており、規制の網を同時にかけないといけないというふうなことの中で、県警が今そういう活動をしているという現状であります。仮に、市の条例が先行して成立したとしても、
熊本県警がどのように動くのか、
市議会主導で県警が機能するのか、現在作業中の
熊本県警の
条例案と
整合性は確保できるかなどの問題が論議をされております。
本議会に上程されている
条例案は、個人が動いているレベルであります。
熊本県警、検察庁、所管の
北警察署、熊本市の行政すべて
個人相談のレベルであり、何一つ担保がなされていない現状であります。このような重要な
条例制定の場合は、県警、検察庁、法律家、行政、議会人などから構成する
審議会等を設置し論議を重ね審議する内容ではないかと推察するところであります。罰則により、逮捕、拘留、罰金また法人の責任も同様に課しており、このような条例を
議会決定後約1カ月後に施行、実施するとなっているが、
議会提案ということで
パブリックコメントも実施されず、十分な
周知期間もとることなく施行など論外ではないでしょうか。ここには
事業者に対する営業権の妨害というのも法律上は出てくるということであります。
市議会において論議がなされていない部分、たくさんあるわけでありますけれども、逮捕をするときに何歩ついて行ったら逮捕できるのか、どの角度で話をしたら逮捕できるのか、こういった論議は全くなされていない現状であります。だとするなら、これが仮に上程され、可決をされるということになれば、それから始まっていくわけでありますから、やはり今県が9月に上げて2月に施行というふうになっておりますけれども、我々
熊本市議会としてはもっとかかる。それはなぜかと言いますと、県警は熊本市の管轄ではないわけですね。そして、これは議員が提案をしておりますから、
執行部はそれを受けて協議をし熟知をし、それから県警との協議に入らないといけない、でないと県警は動きません。そのような現状でありますし、また、仮に市の条例ができたとしても、県の条例ができた段階で廃案となり、数カ月のために税金を使うという結果も生まれてくるわけであります。
熊本県警の条例は9月議会に上程され、施行日は平成23年2月1日となっていますが、本議会に上程されております
条例施行が8月1日はあり得ないことであります。今るる申し上げたとおりであります。だとするならば、今県議会、県警が踏んでいる同じプロセスを踏むとするならば、やはりそれだけの期間が必要になってくるということでありますので、県議会からすれば2、3カ月のずれというふうなことになるわけであります。そして現在も、県警との打ち合わせの中で、
スカウト行為に対する
取り締まりということに関しては、別件ではなく
現行法律で逮捕ができる、検挙ができるわけです。ただ、それをもっと法的にもスムーズにやるためにということと、そこで検挙をしてもトカゲの
しっぽ切りということになりますので、大もとの暴力団を排除するということを踏まえた
条例案づくりに着手をしているということでありますので、当然それができるまでの間というものに関しては、
市議会なり議長名での要望という形を出して、
取り締まり強化をしていただく。この件に関しては、
中松委員も御一緒に行きましたけれども、県警としてはそれは強化をしていきますというふうな状況下になっております。
そこで、
執行部の方にお尋ねをいたしますけれども、こういった
条例案件の場合、
パブリックコメントの有無、しなくていいのか、していいのか、その辺の見解をお尋ねしたいということ。それからもう1点でありますけれども、この
条例案件が仮に通過をしたということになれば、そこでかかる経費、ただつくっただけではだめでありますから、かかる経費と言われるものがあります。それからもう1点は、これができたとき、
執行部の提案ではなくて議会の方でありますから、それを受けた期間と準備、これが来月施行できるのか、その辺も踏まえてお答えをいただければというふうに思います。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 まず、1点目の
パブリックコメントの
必要性ということでございますが、熊本市
パブリックコメント制度の
実施要綱には、広く一般に適用され、市民の権利、義務、生活、
事業活動等に重大な影響を及ぼすような条例の制定は
パブリックコメントの対象というふうになっております。ただ、
議員提案によります条例の制定に関しましては、この要綱では定めてはありませんが、
事業者にとっては、先ほどのお話しにもございましたように、これまでの
営業行為に制限がかかるものであり、権利、義務や
事業活動等に影響を及ぼす
可能性があるということ、また市民にとりましては、
禁止行為に関します
具体的項目についての意見なども出てくる
可能性があるのではないかというふうに思っております。ちなみにではございますが、平成19年度に同じように
議員提案をされました
ポイ捨て条例につきましては、意見の聴取はされたようでございます。
次に周知を行うときの経費ということでございますが、
事業者に対しましてはこれまで行ってきた
営業行為に制限を与える
可能性があるということと、先ほど申し上げましたが、市民の方々にとっては
禁止行為に関する
具体的項目についての意見が出てくる
可能性があるということを考えますときに、やはり徹底した周知が必要ではないかというふうに考えております。経費につきましては、他都市の状況ではございますが、200万円から500万円ほどの予算を計上されたと聞いておりますし、本市の
ポイ捨て条例の際には新聞ですとか、ポスター、市政だより等々で1,000万円を超える啓発、広報を行っているというふうに聞いております。
次に施行前につきましてでございますが、
事業者や市民に対しまして、周知の徹底というふうなものにつきましては、必要であると認識をいたしております。
事業者に対しましては、先ほども申し上げましたように、
営業行為への制限ですとかがかかってきますので、制度の徹底した周知というのは不可欠であるというふうに考えております。また、市民に対しても同様でございまして、
取り締まりの対象となります
行為等を周知しながらする必要があり、県警への通報につなげていくという意味でも周知については大変重要かというふうに思っております。
あと1点が県警に対します研修を行う必要があるというふうに思っております。
議員提案ということでございますので、市の担当課、
生活安全課になるかと思いますが、それと
法制部門とで条例の趣旨ですとか解釈を協議をしながら統一的な見解を持つ必要があると、そのようなことを県警に対しまして条例の内容、研修等を行う必要があると。特に禁止の行為の内容について、具体的な事例などによります研修が必要になってくると思いますので、かなり時間を要するものではないかというふうに想定をしております。
◆原亨 委員 今お答えをいただきましたとおりだろうというふうに思っております。やはり、この逮捕、拘留、罰金、営業権の侵害等々の問題を踏まえたときに、きょう通してあしたからやろうなどということは、あってはならないことだろうというふうに思っています。それから、これは法的な問題ですから、日本の三審制度の中で、警察としても苦慮するのは一審、二審、最高裁ということの中で勝たないといけないわけですよね、ということなんで法律をつくっていくときに期間をかけているんです。今上程されている
条例案と言われるものに関しては、そういう論議は全くなされていない、よその県はこんなことをしているという部分の中のとらえ方なんですよね。ところが熊本市、熊本県の条例ということになれば、その内容というのは現場に合わせて把握をしないといけないということで、熊本市の上通、下通だけではなくて、八代も植木も松橋も天草もあるわけですから、その
実態調査をしながらの中で網掛けをという作業をしているわけです。となりますと、やはりこれは本来膨大な日数をかけて論議をしていくという部分、人を逮捕するわけですからね。そして、逮捕したときにそれがきちっと検察庁の中で、罰則を与えきれるかどうかというところまで論議をしないといけないような内容にもかかわらず、今回出てきてから8月1日施行するまでの論議というのは何であったかということになりますと、決してそういった部分は論議をされていないわけですよね。ですからやはり委員の皆様にもその辺のところを考慮していただいた部分の中で、これはいいことでありますから、このこと自体を否定するものではありません。やはりいいものをつくって安心・安全の中で我が娘、我が孫が上通、下通を安心して歩けるように、そして松橋も天草もそうなんです。そのためには、やはりいいものをつくっていただかないといけない。これを拙速の中で、今
市議会が判断をして、これを通すというようなことになれば、
県警そのものもやっている部分が狂ってくるわけです。完成されていない中で、
取り締まりをしなくてはいけないということになったら、法の
整合性がない、きょう逮捕した人間と3カ月後に逮捕した人間の刑が変わってくる
可能性だってあるんですね。ですからそういう部分を踏まえていきますと、やはり慎重にこれは審議をする内容ではないかなというふうに思うわけであります。
◆
津田征士郎 委員 確かに女性、子供さん方を守るためにも、この趣旨には賛同いたしますが、今
前田委員、
原委員から話しがございますように、県も
スカウト行為を取り締まるための
迷惑行為等防止条例の改正を9月議会を視野に準備をされていると聞いております。そうした中で特に今、
原委員の言われたように県民、市民が混乱しないためにも
県条例が明らかになった段階で
整合性をとる必要がありはしないかと思っております。
市民にとってより実効性のある
取り締まりをするためには、実施に至るまでのいろいろな準備と十分な議論の時間が必要との理由によって、私どもはやはり発議第11号に対しての
継続審査を求めたいと思います。
◆
前田憲秀 委員 私も個人的にはいろいろ
アンケート等も見させていただきまして、被害に遭われた方のお気持ちも考える上で、こういった条例を制定をするということには、内容を含めて賛成であります。ただ、それだけ重要な条例の案件でもありますので、先ほどの
原委員の質問に関連してちょっとお尋ねをしたいと思うんですけれども、
事業者への
周知徹底は重要だということだったんですけれども、
ポイ捨てのことも踏まえてでもいいですけれども、今回のことに関してその
事業者への
周知徹底、どれぐらい必要とお考えですか。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 今回のこの条例にどのくらい
周知期間が適当かということでございますが、まだそこまで、どのくらいが適当かというふうなことの検討は、申しわけございません、こちらの方ではやっておりませんが、
ポイ捨て条例の状況を申し上げますと、
パブリックコメントの期間が平成19年の2月1日から2月14日と、その後、
禁止区域の
パブコメが平成19年5月27日から6月27日、約1カ月ということでございます。また、条例の制定が平成19年の3月に制定をされまして、条例の施行が7月ですから、4カ月ほどの
周知期間がなされているところでございます。
◆
前田憲秀 委員 あと、先ほど警察への研修と言われましたですか、それも
周知徹底になるんでしょうか。その期間はどれぐらいを考えられますか。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 まず、1点目に先ほども少し触れましたけれども、御提案いただいています議員の方々と我々
執行部との解釈において
統一見解を持つ必要があるということで、1カ月弱ぐらいは必要かなというふうに思っておりますし、県警に対します条例の内容の研修、周知につきましては、
取り締まりを行います警察の方々に対してですので、相当数の人数いらっしゃると思います。その方々に具体例を挙げながらの研修というふうになってまいると思いますので、そのあたりでやはり2カ月程度は必要ではないのかなというふうに、ざっとではございますが、そのように思っているところでございます。
◆
前田憲秀 委員 それでは、逆に施行後に主としてやることというのが何かございますか。それをちょっとお尋ねします。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 施行後につきましては、実際に取り締まるのは県警でございまして、検挙できるのも県警でございます。したがいまして、その施行後実際に取り締まる場合につきましては、例えば市から動員をしまして県警への通知、通報ですとかというふうなことの協力は可能ではないかというふうに考えております。
◆
前田憲秀 委員 今、御答弁いただいたのを整理しますと、今回のスカウト条例に関しては
周知期間はまだまだ定かではないが、3カ月から4カ月、
ポイ捨て条例では4カ月ほど
パブコメも含めてかかっていると、警察の研修には1カ月弱から2カ月程度かかるのではないだろうかということでございますので、ここにある先ほどから出ています8月1日というのは、もちろん夏休み期間とにかく早急に対応をという提案側の御意見も十分わかるんですが、条例を制定する側としては、やはり期間が必要ではないのかなという印象は私も受けます。
○
白河部貞志 委員長 この問題につきましては、議員発議でございますので、
発議者の委員の方、会派の方何かございませんか。十分に議論したほうがいいと思いますが。
○中松健児 副
委員長 私もこの
検討会に所属し、そして
議会運営委員会にも所属しておりましたので、経過は
原委員がおっしゃるとおりでございます。いろいろな疑義が出ました。だから疑義が出るたびにそれぞれの会派に持ち帰りながら、意見調整をしていくと、こういう手続を踏みながら進められてきたことは事実でございます。そういう中で私たち、会長、
執行部で県警の方に行き、そしてまた県警の方で出た疑義をさらに今度は
検討会に持ち帰る。さらにまた会派で論議してまた持ち込むと、その繰り返しをやって、2回もしたということです。そういう中でいろいろなことが洗い出されたことは事実でございます。一番初め、今言われましたように
周知期間がこれでいいのかどうかというようなことも事実です。それから罰則はどうなっているのだろうかと、それからやるのは県警だから県警が真剣に取り組んでもらえるだろうかとか、そういうものを含めて論議をしたわけでございますが、そういう
市議会が一定の動きをする中で、特に商店街あたりからは今までずっとこういうことがあっていると、問題が多いんだということで、ぜひとも早急に取り組みをしてほしいとこういう強い要望も出ておりますし、それから防犯協会からも陳情、要請が出ておりますものですから、それではやはり可能な限りできるものならば進めるべきではないかと、そして少しでも早く取り組むことによって、こういう意味の被害者が出るのを防ぐことができるならばいいことではないかということから、今回条例を出すことにつきまして、私たちは発議をしたわけでございます。
確かに、
パブコメの期間が少ないのではないかということですけれども、大体四十何日間
パブコメの期間等もありますし、そこで鋭意進めることでいいのではないかと思ったんですが、ただ
議員提案の場合、先ほどもありましたように
パブコメは省略してもいいというようなことになるものですから、それならば周知するための説明会とかそういうことに集中できるのではなかろうかと考えております。
そういうことの中で、先ほど出ました刑法の問題につきましてもその
整合性につきましては、一応個人的とは言いながらも検察庁に行かれまして、その刑法の問題、大体全国的なもの、それからこういう問題の刑法のあり方について見解も出されております。その中でつくられた
罰則規定でもあります。50万円以下の罰金とか、個人に対してとか法人であるとか、
条例案をつくるにあたってはそういう関係団体と十分相談があって出された
条例案ではあるということです。ただ、個人的な面は若干隠せません。田尻議員さん、ここで名前を出しては何ですが、何度も足を運ばれて出された見解が、私も本当に県警はどういう態度をとったのだろうかということで、確認をいたしましたところ、検察庁の検事正の方から、本
条例案の罰則性については問題ないものだという見解も出されたわけで、
罰則規定については
整合性があるだろうというふうに思っています。
それから県の言う条例、それにつきましては確かに暴力団との関わりが出てきますからそれについては私たちも他県の状況を見ながら、それから熊本市がつくっている
罰則規定についても十分
整合性を持たせるような
県条例はつくりたいということ、そしてもし、向こうができあがりましたら、もちろん市の条例は廃止となっていくということです。
それからこのスカウト条例についての、現段階での取り締まる法律はない、したがって今はそれぞれのところでパトロールなんかしているけれども、それについては牽制的なものではあるけれども、市がつくっていただけるならば、市の条例に基づいて県警はちゃんとやりますという見解ももらっております。やはり、この法律はだめ、こっちの法律は良いということにはならないわけで、市の条例があればそれに応じた形の対応はいたしますということです。そして、市の条例を県に持っていってありますが、これはかぶりますねということでした。かぶりますということは大体県が考えている内容と市が考えていることと
整合性を持つと私たちは理解しております。
確かに
周知期間の問題、経費の問題については鋭意詰めなければいけない部分もたくさんあるとは思いますけれども、そこは意欲を持ってぜひ進めたいと思っています。特に県警の
生活安全課の課長さんと私たち
検討会代表も接触したのですが、私たちはちゃんとやりますよというお言葉もいただいておりますし、4月には何とかという班をつくって対応できるような状況までつくってあるようです。ただ、予算面は別問題のようですけれども。そういう形で、県警としては十分対応しようという意欲は見られるということでございます。
そういう中で私たちは、なんとしても1人でも被害者が出ないようにということを頭におきながら、早期の
条例制定をし、詰めるべきものは十分県警とも
執行部とも一体となって詰めていきたいというふうに思っております。
答えにならないところはたくさんあるとは思いますが、可能な限り
整合性が持たせられるような県警との話し合い、検察庁との話し合い、それから内部討議を進めてきたという経緯の中で今回
条例案を提案したということでございますので、意のあるところをお酌み取りいただきたいと思います。
◆田中誠一 委員 これはうちの会派の方から、
条例案というのは出たわけですけれども、下通あたりの商店街から唯一そういう陳情を受けたわけです。一日も早く熊本市の条例をつくらないといけないという中で、まだ
検討会であまり前の方に進まなかったんです。その中で県の方もつくるということになったと、結局条例をつくろうと言った後に、9月に県の方でそのような
一般質問の中ですると出たものですから、両方ありまして県がどうせつくるならば、県の方にプロに任せればいいのではないかと、そういうあれから出てきたわけです。最初言い出した方は、いや熊本市でも1日でも早くできるように、条例をつくったらいいのではないだろうかと。私は一緒に入らないで報告書を受けていないので、余り内容は詳しくないですけれども、話を聞けば両方とももっともな意見と思います。しかし、けなげにも一生懸命
議員提案でしているのだから、余りちょっと待ってと言ってもあれかなと。お金も数千万かかるといったらあれですけれども、300万円か500万円ということであれば、
熊本市議会の方で一応こういう条例をつくります。進めますという形でもっていってもおかしくはないかなと、そういう思いであります。
◆
東美千子 委員 私たちの方も
発議者に同意いたしましたけれども、会派の中で随分論議いたしました。論議した中で県警がつくるなら待っていてもいいのではないかという意見ももちろん出ました。けれども、政令指定都市を目指しているのであれば、熊本市独自の条例があってもいいのではないか、そこが数カ月間の寿命かもしれないけれども、それで夏休み期間中女の子達が守れるのならば、それが数カ月間であってもいいのではないかという方にうちの会派では結論が出ました。
周知期間が短いというのは、
執行部の皆さんは大変だろうというのは予想できます。法が通ったら忙しくなるだろうと思っていらっしゃると思いますけれども、通れば通ったで
執行部の皆さんは絶対全力でしてくださるという確信を持っておりますので、県ができればもうちゃらになる条例だけれども、そこ数カ月間でも有効であれば、政令指定都市を目指している心意気の一つとして先ほどほかの市、八代だ水俣だいっぱい市がありますけれどもやはり熊本市が一番規模が大きいので、被害者としては熊本市が一番多いのではないかというように想定されますので、まず熊本市がつくっても、県がつくるからいいのではないかと待っていなくてもいいのではないかというのがうちの会派の出した結論でございますので、もしこれが通ったら
執行部の皆さんは、ぞっとされるかと思いますけれども、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
◆松野明美 委員 案を拝見しまして、私はすぐにやっていただきたいと、本当に思いました。と言いますのは、お金がかかるとかいろいろな問題もあると思いますが、二十数年前、高校を卒業してすぐ、私はもうマラソンばっかり走っていましたからそういう経験もありませんが、私の友人が植木はなかったんですが植木町からまちの中に遊びに来たときに、これも夜ではなくて夕方ぐらいに、ちょっと声をかけられたりとか、いすに座っていたら真横にぱっと座って、ちょっとどうのこうのと話をされたと、本当にいやな気持ちになって、もうまちの中には遊びに行けないと私の友人ですが、言っていました。数名やはりその友達もそういう経験をしまして、まちの中とはこんなに怖いものかと、19歳ぐらいのときですけれども言っていました。そこでぱっと離れてもいいんですが、子供のときと言いますか女性としてその傷というのは一生残るんですね。あの19歳、20歳のころこんなに嫌な目にあったというのはずっと残ります。これは消えないですね、ここは男性と女性の違いなのかなと思うんですが、私自身は女の子の親であればけんかしてでも早くつくってくれという気持ちになるのではないかなと思っております。ただ、時間もあるということで、県の方は9月上げて大体2月ということを聞いておりますが、せめてもう少し早く9月とは言わずに7月ぐらいには少しでも1カ月でも早く上げていただきまして、年内ぐらいに実行できれば私は頼んでもいいのではないかと本当に思っております。
◆原亨 委員 一つはやはり物理的に8月1日と言われる部分というのがどうなのかという問題もあります。それから取り締まる法律がないということでありますけれども、
迷惑行為等防止条例をつくっています。この法律に関しては、つきまといですとか、客引き行為こういった部分も適用を、当然そのためにつくったわけですから適用できているというふうなことでもありますし、これは親告罪ではなくて、被害者の告訴がなくても逮捕できるという内容ですから、本来はこの辺を利用しながらこの夏休みは県警としては強化をしますというのは、
県警そのものも9月上程を予定しているわけですから、当然その動き、機運というのがあるわけですから、当然強化をしますよというのは担保をもらっているわけであります。それからそういうようなわけで、数カ月間という部分なんですけれども、現実的にはやはりこれを8月1日に行うというのは、まあ今聞いていた範囲のことを考えても、まず無理だろうというふうに私は思います。動くのはまず
執行部があります。ここだけではだめですね、次県警に行きます。今度は県警は
整合性、法律論ですから逮捕しなければいけないわけですから、そこに入っていきます。それがクリアをしたとするなら、今度は所管の警察署にそれをおろしていかなければいけないという部分なんです。となってきますと、現実的にはやはり数カ月間遅いか早いかという部分と同時に、
県警そのものも戸惑うと思うんです。自分たちがつくりたい暴対法における排除と言われるものを、織り込んでつくっている部分の中で、そうではない部分が先に動くということになりますから。結局今うちから上げようというふうな実態の中にはそういうのはないわけです。どちらかというと
迷惑行為等防止条例がダイレクトに対応できるような内容しかなっていないわけです。ですからそういうふうな形の中で、やっていくのはいかがなものかということと、それから政令指定都市になるということになってくると、やはり熊本県との中でも非常にやはり力をもって、また規範たれという立場になっていく、そういう中で、やはり全体的に県警が網をかけなくてはいけないというふうなことの中で今詰めをしているし、地域性もあるんです。こちらはこちらのやり方がある、こちらはこちらのやり方が地域性もあるだろうしと、範とするに当たって、そういうやはり
実態調査をして一気に網をかけるということになっているわけですから、逆に政令指定都市になるからこそ、地域を周りを大事にしながらの中で、行くべきであって、えい、熊本市がというふうな内容では私はないような気がしております。それと、本来だとどう考えても今上がってきてさあこれからどういう布陣で審議をしましょうかという入り口だと思うんです、今出てきているのは。だからその入り口の部分を先にするのかという話でありまして、本当はいい話でありますし、これはやらなくてはいけない。しかし法律を上げるということは我々にも責任があるんです。どこがやっているから、だれがどうだから上げよう採用しようという話ではないと思うんです。ましてや逮捕ができる、それと
事業者を倒産に追い込むことだって考えられます。これはAVに出ませんかアダルトに出ませんかという話しが主になっておりますが、そうではなくてこれは、健全に営業しているスナックの人が、やはり自分のところの従業員を募集したいしなかなか来ないからと思って、うちのスナックで働きませんかということにも網がかかるんです。そうなってきたときに
周知期間もなくてそれをやった日には、営業権の侵害で訴えられますよ。それは県警もその辺のところは配慮しているんです。ですから私は十分そういう部分を御理解いただいて、やはりもっと慎重に審議を継続していくべきではないかなというふうに思っておりますので、
委員長に継続審議の取り計らいのお願いをしたいということでございます。
◆田中誠一 委員
原委員の話を聞くと、非常に説得力がありまして県警から来て話をされているかのようですけど、実は今から始めれば、どうしたって3カ月は遅くなるわけです。話を聞くと、市が上程したら県警も困るというようなことでありましたけれども、もし、やるとするなら最初から県警も一緒に入ってくれますので、そういう県が決めた組織と全然違う、そういうことはないと思います。また逮捕の云々というのも、これは専門家が決めることだし、ただ今から取り組んで市で上程するか、3カ月待って県の方でしてもらうかというその差ですよね。一緒に始めれば、3カ月は絶対おくれます。そういう形で一応判断していただきたい。
◆
前田憲秀 委員 皆さんそれぞれの御意見が本当にありまして、私も最初に発言させていただいたとおり、
ポイ捨てのときも私は環境水道
委員会におりまして、あのときは1,000円の過料なんですけれども、実行するに当たってものすごくシビアだったんです。今回はここにもありますように50万円、100万円、懲役まである内容を、先ほど松野委員が言われたお友達の件も、実際そうなったときに具体的にはなにが証拠になって、どういうふうになっていくのか、特に中心商店街でいえば監視カメラの問題も出てくるのではないかと思いますけれども。であればこの
委員会で、今監視カメラがどこについていて、どれぐらいの監視能力があるのかあたりも視察をしてもいいのではないかと、私はそれぐらいやはり重要な内容ではないのかなというふうに思います。条例自体、このことを進めていく自体は、私も全く賛成です、内容に関しても、被害者の声を聞いても。ただ、これを進めて行くに当たっては、先ほどの物理的な
周知期間だとか警察への研修の期間、それももちろん先ほどお話ししたようにありますけれども、もっともっとよりよいものに確実にこれが実行されれば根絶できるんだというところまで、やはり付託を受けた以上は、この
委員会で現地視察あたりも本来は必要になってくるのではないんでしょうかと私は思っています。
◆松野明美 委員 監視カメラがまちの中のどこにあるのかはわかりませんけれども、若い女の子だけではなくて、私の母たち5人ぐらいのおばあちゃん集団ですが同窓会で市内へ2年に1回ぐらい行きますが、それでも頭のてっぺんから足の先までじろっと、点々と男性が2人ぐらい並んでいるそうなんですが、じろっとみられるから怖いので行けないと言うんです。私はそういう熊本市でいいのかなというのはありますね、やはり。せっかく70歳ぐらいのばあちゃんたちが集団で遊びに行くぐらいのときに、ほっとして楽しく2年に1回ぐらい遊びに行ってほしいなというのはありますね。ほんとうにここからここまでじろっと見られるんですよ、私もこれでもありますから。いやなんですよね、なぜ見るんだろうと。それがこんなに良い熊本市なのになというのは、ちょっと残念ですよね。
◆
前田憲秀 委員 松野委員の思いと全く一緒ですので、そういう熊本市であってはならないというのは全く同じです。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑がなければ、引き続き
所管事務についての質疑を行います。
◆原亨 委員 先ほど
前田委員のほうから出ていましたけれども、もともとこういう
アンケートをとること自体がおかしい。なぜかというと、予算を10%シーリングされた段階でわかっていることではないですか。それを
アンケートをとってやはりそうですねというのは、おかしい。やはり守らなければいけないと思うんです。だからこの
アンケート結果は幸山市長に見せないといけない。議会に見せる必要はないですよ、議会はそういう論議ではないのだから、議会に回って来ること自体が私はおかしいのではないかと思うわけです。だから、やはり教育といわれるものがいかに大事かと、もう言う必要もないわけでしょう。経済の問題が言われている、しかし教育が崩壊したら国家は崩壊するんです。経済でつぶれるような日本ではありませんからね。そうなりますと、皆さんが子供たちを守るということは予算を守らなければいけない。予算を守り切れなかった部分で
アンケートをとって、やはり長いのがいいですよねとか、こっちは最初から最後までついてはいられないですよねとか、わかっていることではないですか。だから守っていかなければいけない、これは。次長、いかがでしょうか。
◎三原悟 教育次長 急にふられてびっくりしております。ありがたい御意見でございます。
○中松健児 副
委員長 私も大分総括質疑で言いましたし、ここでも言いましたからあえて申しませんけれども、議員たちの意見は教育問題は大事な問題だと、これは絶対補正をしてでも、この原案を撤回すべきだというのがあったということだけはぜひ新しい
教育長さんもあれしてください。
だから、今
原委員が言われるように、この
アンケートをとること自体が何だろうかと思うわけです。二番煎じですよ、時間つぶしではないかと、このようにとられる方もあるのではないか。なんでこの回だめなら補正を出して絶対やりますと、議員はだれも反対は出なかったというふうに私は踏んでおります。あとは教育
委員会の決断を待ちたいと思います。
◆
東美千子 委員 今回できるだけ早く元に戻す方向でということのお答えをこの前いただいていますけれども、できるだけ早くがいつなのかということなんですが、4月5月はこの
アンケート結果を見たいということでしたので、もうこの結果は明らかになっていますので、7月1日からやっていただきたいと思います。というのは、学期単位だと、あと7月で1学期終わるんですよね、そうするとまた9月になるんですよね、できるだけ早くとは言えないです、9月だと半年たちますので。だから月末締めだと思いますので、ここは踏ん張って7月1日に戻すという方向で、ぜひ奮闘していただきたいなと思います。もう4月5月6月で3カ月待っていますので、早い期間はもう過ぎていると思いますので、もう7月1日で御検討いただきたいと強く強く要望いたします。
◆古川泰三 委員 ちょっと今のこと、約束してもらわないといけないよ、どうですか。
◎
廣塚昌子 教育長 ありがたいお言葉を委員さん方からいただきました。実はこの件につきましては、私も前の
教育長から引き継ぎを受けております。時間を短くというのは苦渋の判断だったということで、学校体制で何とかできないかというような知恵を絞りながら、何とかやろうというようなことでの御判断だというふうに聞いております。ただ現状ではどうなのかということを、委員の皆様方おっしゃったように何で調べる必要があったのかというふうなこともございますけれども、5月ひと月たった学校状況あたり調べさせていただいたところでございます。実際に聞いてみますと、時間短縮に伴うもの、それからほかにもいろいろ周辺のところでいろいろな課題が出ております。この課題につきまして、今整理をしているところなんですが、すぐできるもの、一時将来的な課題として考えていかなければいけないようなもの、いろいろ出ていると思いますけれども、私どもといたしましてはこの課題を整理しながら、
一般質問の中でも御答弁をさせていただきましたけれども、早い時期に改善できるようにということで対応を検討していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
◆古川泰三 委員 そういう課題があったから補正に上がらなかったんですか、どうですか。
◎
廣塚昌子 教育長 まず、いろいろな課題が上がっておりますけれども、私どもが課題として考えておりますところで、一つ大きく考えておりますのは、支援の必要な子供たちに対する支援でございますとか、学校図書館の運営でございますとか、学校全体での取り組みが必要な部分というのが多々あるというふうに思っております。ただ、その中で
支援員さんあたりからのお話しが出ると、業務の指示がよくわからない、明確ではないというのと、担任の求める部分にこたえられていないのではないかというふうな御意見もいただいております。これは私自身としては重たく考えているところでございます。
学級支援員に来ていただく先生方に何をこちらからお願いをして、学校全体で何を取り組んでいくのかという整理は必要ではないかというふうに考えております。
それから、休憩時間のお話しもいただいております。学校の中で休憩時間の設定をするのはなかなか厳しい、先生方の勤務時間もそうなんですけれども、そういうふうなお話しをどうするのか、それから学校図書館につきましては、学校支援ボランティアあたりの御協力をいただけないかというふうなところでの論議もなさったということでございますので、その学校支援ボランティアを考えるのも
司書業務補助員さんが中心になっていただいているというところもあるやにも聞いておりますので、学校全体として特に図書館につきましては司書、
図書主任あたりも御意見もいただいているところなんで、そこら辺を学校全体の取り組みというのを確立する中で対応を考えていきたいというふうに思っております。なるべく早くということでやりますので、どうぞよろしくお願いします。
◆古川泰三 委員 なるべくという言葉はあまり使わないほうがいいですよ・・・・。前回の
委員会で小牧
教育長さんは、私は約束されたと思う。そこだよ、なんで補正で上がらないのか、みんなびっくりしているんじゃないか。これは。早い段階でやりますという約束をしている。その約束をやはり新しい
教育長さんは守っていかないと、引き継ぎだから。だからここでは、いつからやりますというような形のものがあるけど、大体の、早い段階ではなくて、このくらいからやれるだろうと思いますというような言葉をちょっと言ってくださいよ。
◎
廣塚昌子 教育長 なるべく早くということではいけないということで、いただきましたので、本当に速やかに対応させていただきたいと思います。
◆古川泰三 委員 いろいろ話があったように、やはり教育が人をつくるということでしょう。熊本市を良くするためには、やはり人をつくるということが第一番ですね、人材、人の財産なんだ。そういうことをやはり考えてもらうと、もともとお話しがあったようにこういうようなものを削減するということが間違いだと、してはいかんのだということなんですよ。だからぜひ、できれば予算でもなんでも教育予算あたりは随分少なくなっている。もっと多くしてもらって、人を育てるというふうな形の根本に返ってもらいたい。全体から見ると教育予算というのは、非常に少ないと思いますよ。どんどん上げていただいて、人をつくるためにお金を使うというふうな原点に返ってほしいということを要望しておきます。お願いします。
◆
前田憲秀 委員
教育長が今御答弁されたのは、例えば前回の
委員会で元に戻すという議論があったわけですけれども、それよりも拡充される内容が出てくる
可能性もあるということでいいんでしょうか。
◎
廣塚昌子 教育長 はい、今回整理をさせていただきまして、どこまでできるかという部分は確かにあります。ただ、将来的な課題あたりも整理をして、今後どういうふうな方向でいかなくてはいけないというところまでの整理はしたいというふうに考えております。
◆
前田憲秀 委員 非常に頭が悪いので、わかりにくい御答弁なんですけれども、私も先ほど古川委員が言われたように、前
教育長は、やはりこの件に関しては我々と同じ削減というのは残念だと、シーリングの話からこういうふうに至ったということで、私も今回には必ず補正で出てくるという思いでありました。
アンケートはまた別次元であって、やはり日程的なあれはできないと思うんですけれども、まずは元に戻した上でさらに何か拡充が必要だというのが
アンケートの中身から出てきたのではないかと思いますので、そっちの方をまた早急にやっていただくような動きで頑張っていただきたいというふうに要望しておきます。
○中松健児 副
委員長 私は、教育
委員会が事業をのせた、それなら十分投資して、そしてこれは大事な事業内容だということで自信を持ってやってもらいたいと思うんです。自信がないから
アンケートで聞くとか、時間を切るとかそういうような試行錯誤になるわけで、このことは、改めて認識されたと思います、学校も働く人たちも、そして意欲を持って働く人たちの事実がわかったという、それなりのことは考えますけれども、少なくとも事業推進にあたっては、そういう政策を練り上げて、そしてそれを継続してそれを発展させていくという形で政策を立ち上げていただきたい、こういうことを要望しておきます。
◆松野明美 委員 済みません、勉強不足で。
学級支援員というのは、お手伝いということですか、それとも特別支援学級の先生ということでしょうか。ちょっとわからないので、済みませんお願いします。
◎
松永健 学務課長 学級支援員は、支援の必要な学校に担任の補助として児童生徒の安全のために配置している臨時職員でございます。
◆原亨 委員 見過ごしてはいけない部分が、今の中にあると思うんですよ。
教育長の言葉の。それは、30人学級の弊害のときもちょっと述べたんですけれども、システムづくり、賢い人がいればそれなりの動きができる、そうとは限らないとなるとおっしゃっているようなやはりシステム的な部分、人を登用していく中のシステムが完成されていない部分というのはあると思うんです。これはぜひやはりやっていくべきだろうと思っています。なぜかと言いますと、予算を復活してなったときにもっと効果が出ますよね。だから、そのためにやはり人を予算を使って入れているわけですから、それを有効に使うためにという部分での、与えればいいというのではなくて、どう与えるかという部分が少しやはり薄いという部分も相マッチ、時短ということになっていますから、非常に現場としてはこういう
アンケートの結果が出るということだろうと思いますけれども、やはり予算もさることながらそういった部分もある面では金がなければ知恵を出せというわけですから、そういう部分も一緒にやはり論議はしていっていただきたいというところであります。返事は要りません。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。
◆
津田征士郎 委員 教科書についてちょっとお尋ねをします。新学習指導要領が平成23年度から小学校から順次実施されるに伴い、教科書も変わると聞いておりますが、特に新しい教科書では非常にページ数が、4割ですか5割ですかふえると聞いておりますが、詰め込み教育にまた戻らないかという心配がありますから、この点ちょっとお尋ねします。
◎濱平清志 指導課長 ただいま来年度、平成23年度から小学校の教科書が新しく変わります。4割から5割ということでしたが、今のところ4割ほどページ数がふえるということでございます。文部科学省は、これまでの教科書の記述内容はすべて学習しなければならないという教科書の考え方を転換しまして、大きくは3つの観点により改善がなされております。
まず、1つは、個々の児童・生徒の理解の程度に応じて指導を充実してほしいということ、それから、児童・生徒が興味関心を持って読み進められるものであってほしいということ、それから最後は、児童・生徒が家庭でも主体的に自学自習ができるものであってほしいと、この大きく3つの観点から改善がなされています。このような観点をもとに、改善がなされました結果としてページ数の増加になっております。したがいまして、詰め込み教育へ戻るということではございません。そういった形で考えております。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。
◆
東美千子 委員 情報図書館についてお尋ねします。これが指定管理者になるというのは非常に残念なんです。ある程度の運営とか、内容とかを直営でやってみて、ある程度の形ができ上がってから指定管理者を利用すべきではなかったかと思うんですが、もうほぼ決定のようですので、この指定管理者に管理してもらう場合に熊本市としてどういうかかわりを持つのか、失敗したということが起こらないためには、市としてどういうかかわりを持っていくような計画なのかをお示しください。
◎
村上義直 図書館長 ただいま御質問をいただきました、市立図書館が情報図書館にどうかかわっていくのかということでございますけれども、基本的に図書等を購入、整備、保存する場合にどういったところに観点を置くかということも大切なことだろうと思っております。なお、そういう蔵書につきましては、あくまでもこの市立図書館の方で選書購入ということでやっていきたいと思っております。選書構成が乱れますと、現在行っております市立図書館並びに公民館図書等の蔵書構成の原因にもなりますので、そういった選書等につきましては情報図書館の指定管理者の意見を聞きながら、選書購入に当たってまいりたいと思っております。大きなところとしては、そういうところになるかと思っております。
また、管理面につきましても、レファレンスという問題がございます。こういったものにつきましても、やはりそういう専門家あるいは図書コンシェルジュというのを置きながら、利用者の方々により使いやすい、親しみやすいような図書館づくりを努めていくとそういうことにおきましては、やはり司書の配置というものも今の図書館よりも充実させていく必要もあるのではないかという具合に考えております。
◆
東美千子 委員 今持っていらっしゃる構想があると思いますし、大きな目的、目標があると思うんですよね。それが途中でずれることがないように、必ず市の方が今持っている目的、趣旨が崩れないように必ずかかわっていただきたいと思います。ゼロから指定管理者に任せるなんて、もってのほかだと思いつつもう決まったからしようがないかなと思っているところです。あとをしっかり、市の方の責任を果たしていただきたいと思います。
◆原亨 委員 2つほど、もう時間も時間でありますから要望をしておきたい。
1つは
花畑地区再開発における
文化ホールの整備についてですね。基本的な考え方というのが書いてあります。だからこのとおりのやはりホールをつくってもらいたい。良く変わる。今、市民会館等々もあります。しかしやはり観光行政というものを考えていったときに、やはり文化・歴史いろいろな部分を含めた熊本の芸能といわれる部分もあるわけです。だからそういった部分をやはり演じる場所、そういう部分をやはり観光の方ともタイアップしながらの中で、そこで必ず見られる、見せるということで、時間を費やさせることで滞在型に変えるとかですね、いろいろな要因を持っていかないといけない。そうなりますと、やはり八千代座でもない、博多座でもないというようなやはり
文化ホールをつくるべきだろうというふうに思っておりますので、これに関しては注意深く見ていきたいと思っておりますので、心して基本的考え方が変わらないようにお願いをしたいということ。
もう1点、自転車の駐車場有料化という部分、これは確かにという部分もあります。ただ、1つだけやはり子供たちなんですよね。中心市街地の活性化補助金行政が主たるところであります。人が来ないといけないということになってこれから考えていかなくてはいけないのは、子供たちなんです。今子供たちはどこに行くんだろうということになりますと、もともとが逆に、今郊外に行けば映画館からすべてがそろうという、レジャー施設も遊び施設もいろいろなものがあります。そうなってきたときに市内に出てくる魅力とは何だろうかと。我々の時代は、周りに何もなかったから、ちょっとまちに行こうかと言うとここに来ることだったんです。ところが今はまちはいっぱいあるんですよね。そういう中で子供たちから自転車の駐輪代を100円なりとるということの中で、ますます遠ざかっていくということになりますと、やはり子供たちが大人になったときに、この中心といわれる部分に対する感覚がないですね、これは大事だと思うんです。経済の問題ですが、飲み屋さんが疲弊しているというのは、何か、飲みにケーション文化というのが無くなっている、会社の接待・交際費が使えなくなる、自腹で上司が出すかよということになる、だから若い子はなぜスナックとか行ってお金払うの、お父さんという話になる。ですから怖いんですよね、積み重ねが。だから有料化というのは私もやむを得ない部分はそうは思っておりますけれども、別な角度から見たときに、そういうこともあるんだよということを、考えながら施行するかどうかというのはえらい違いだと思うので、そういった部分までやはり目線を見開いていただきたいというふうに思いますので、要望しておきたいと思います。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。
○中松健児 副
委員長 前の小牧
教育長さんは、よく学校をぶらっと訪問されていたんですよ。私は学校訪問という一つの行政的な訪問ではなくて、
教育長さんがこういう問題があるからと、適当に理屈をつけながらあちこち学校を回って、職員の意志を鼓舞してもらいたいなと思います。その向きについて、どのようにお考えでしょうか。
◎
廣塚昌子 教育長 学校今145校になりました。いろいろな学校の状況あたりはぜひ私も見せていただきたいと思っておりますし、子供たちの元気な姿も見に行きたい、それから先生方の生の声もお聞きしたいと思っております。145校少しずつではありますが、回らせていただきたいと思っております。
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 委員長 ほかに質疑がなければ、これより採決を行いたいと思います。
先ほど
原委員から、発議第11号「熊本市不当な
勧誘行為等の防止に関する条例の制定について」は、閉会中の
継続審査とされたいとの動議が出されておりますので、お諮りいたします。
発議第11号について、
継続審査を要求することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成)
前田憲秀委員、原亨委員
津田征士郎委員、古川泰三委員
(反対) 中松健児副
委員長、松野明美委員
東美千子委員、田中誠一委員
○
白河部貞志 委員長 可否同数。
よって、
委員会条例第11条に基づき、本職において裁決をいたします。
本職は、ただいまの発議第11号について
継続審査を要求することについて、否決と裁決いたします。
よって、発議第11号は、
継続審査を要求しないことに決定いたしました。
〔
前田委員、
原委員、津田委員、古川委員退席〕
○
白河部貞志 委員長 それでは、原案の採決に移りたいと思います。
それでは、発議第11号について、採決をいたします。本案を可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
白河部貞志 委員長 挙手全員。
よって、発議第11号は可決すべきものと決定いたしました。
以上で当
委員会に付託を受けました議案の審査は、すべて終了しました。
これをもちまして、
教育市民委員会を終わります。
午後 2時15分 閉会
出席説明員
〔市民生活局〕
市民生活局長 飯 銅 芳 明 局次長兼
市民生活部長
前 渕 啓 子
文化生活部長 田 上 美智子
首席民生審議員 上 田 栄 治
人権推進総室長 高 嶋 博 幸
市民協働推進課長 平 井 英 虎
首席民生審議員兼地域づくり推進課長 中央まちづくり交流室長
内 田 浩 一 古 閑 克 則
地籍調査課長 西 川 博 之
市民課長 木 戸 桂 介
北部総合支所長 矢 野 壽 和 河内総合支所長 下 田 利 一
飽田総合支所長 中 村 達 男 天明総合支所長 飯 川 昇
秋津市民センター所長 託麻市民センター所長
長 野 桂 祐 友 田 静 雄
首席民生審議員兼
文化国際課長 市民会館長 高 柳 裕 一
松 本 祐 一
生活安全課長 宮 崎 裕 章 消費者センター所長三 鶴 慎 也
男女共生推進課長 野 口 恭 子 男女共同参画センターはあもにい館長
宮 崎 悦 子
人権推進総室次長 大仁田 伸 男 ふれあい文化センター館長
福 間 眞
城南まちづくり交流室長 植木まちづくり交流室長
光 永 雅 博 永 田 裕 人
〔教育
委員会〕
教育長 廣 塚
昌 子 教育次長 三 原 悟
教育総務部長 山 口 敬 三 学校教育部長 杉 原 哲 郎
生涯学習部長 花 崎 敏 弘
教育センター所長 徳 永 晃
博物館長 前 野 清 隆
総務企画課長 松 石 龍太郎
施設課長 小 山 正 信
学務課長 松 永 健
教職員課長 甲 斐 俊 則 指導課長 濱 平 清 志
健康教育課長 岩 瀬 勝 二 人権教育指導室長 西 山 雄 一
必由館高等学校長 佐 藤 善 衛 千原台高等学校長 田 島 道 孝
総合ビジネス専門学校長 生涯学習課長 林 田 謙 二