• 林道(/)
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  1. 福岡市議会 2020-12-17
    令和2年経済振興委員会 開催日:2020-12-17


    取得元: 福岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1  12月17日  午前10時0分開会        午後0時0分休憩         〃 1時10分再開         〃 2時13分閉会 1.議案審査 (1) 議案第211号 一般会計予算補正(第6号)〔関係分〕 (2)  〃 第215号 集落排水事業特別会計予算補正(第1号) (3)  〃 第216号 中央卸売市場特別会計予算補正(第2号) (4)  〃 第217号 港湾整備事業特別会計予算補正(第2号) (5)  〃 第218号 市営渡船事業特別会計予算補正(第1号) (6)  〃 第221号 モーターボート競走事業会計予算補正(第1号) (7)  〃 第230号 産学連携交流センターに係る指定管理者指定 (8)  〃 第231号 はかた伝統工芸館に係る指定管理者指定 (9)  〃 第232号 マリンメッセ福岡B館に係る指定管理者指定 (10) 〃 第233号 油山市民の森に係る指定管理者指定 (11) 〃 第234号 油山牧場に係る指定管理者指定 (12) 〃 第235号 今津リフレッシュ農園に係る指定管理者指定 (13) 〃 第236号 立花寺緑地リフレッシュ農園に係る指定管理者指定 (14) 〃 第237号 海づり公園に係る指定管理者指定
    (15) 〃 第238号 ヨットハーバーに係る指定管理者指定 (16) 〃 第247号 花畑園芸公園に係る指定管理者指定 (17) 〃 第271号 研究開発拠点用地の取得  以上17件を審査した結果、いずれも原案どおり可決すべきものと決した。  なお、質疑・意見の概要は次のとおりである。 2 211号関係 ◯ 繰越明許費の補正におけるウッドデッキの敷設について、中央区役所玄関広場改修工事全体の費用と農林水産局負担額、そのうちウッドデッキに関わる費用を尋ねる。 3 △ 全体工事費は3,585万6,000円であり、そのうち農林水産局負担額は、木質化相当分として1,040万円である。木質化に係る費用の内訳としては、ウッドデッキ部分が850万円、玄関ひさし部分が190万円である。 4 ◯ 具体的な工事内容を尋ねる。 5 △ 中央区役所前の交差点で発生する信号待ち歩行者の滞留を解消するために、区役所前広場の敷地をセットバックして空間を確保し、老朽化したタイル張り替えを行うもので、改修する260平米のうち100平米をウッドデッキとして整備するものである。 6 ◯ 農林水産局費用負担の財源として国から補助は出ているのか。 7 △ 国から配分されている森林環境譲与税を財源としている。 8 ◯ 令和2年度は幾ら配分されているのか。 9 △ 1億4,400万円程度を予定しており、そのうち1,040万円を改修工事に充てている。 10 ◯ 改修工事以外には何に使われているのか。 11 △ 森林を整備するための間伐や林道整備、その他木質化に係る経費である。 12 ◯ 木質化を予定している施設を尋ねる。 13 △ 令和2年度は、本件のほか、鮮魚市場市場会館2階の老朽化したタイルウッドデッキでの整備、早良区役所の1階窓口の記載台及び階段の手すりの木質化を予定している。 14 ◯ 木質化する施設に看板などを設置してアピールすることは検討しているか。 15 △ 多くの市民に木質化をPRするため、看板やサインの設置について施工主体と協議している。 16 ◯ 木質化の取組について、民間や行政に対してどのようにアプローチしているのか。 17 △ 平成25年に定めた、福岡市内公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針に従って取組を進めている。 18 ◯ 取組の結果、木質化された施設の実績は把握しているか。 19 △ 公共建築物木質化から取組を進めており、毎年、各局にどのくらい木材を使ったか聞き取りを行っている。実際には市営住宅学校等で使用されており、新設校では照葉北小学校で使用されている。民間での木質化の状況は把握できておらず、今後、把握の方法などを検討していきたい。 20 ◯ 学校では照葉北小学校だけなのか。 21 △ ほかにも西都小学校など、新設校には木材を取り入れるように教育委員会に働きかけており、引き続き木材利用が進むように取り組んでいきたい。 22 ◯ 農林水産局木質化の呼び水として他局の費用を一部負担しているのは分かるが、本来であれば木質化は自局の予算で取り組み、農林水産局は宣伝に徹するべきである。今のままでは他局の工事費用を抱え込むことになりかねないと思うが、所見を尋ねる。 23 △ 近年、SDGsの取組が進む中、温暖化対策としても木材が注目されている。民間に対してはコスト面だけでなく、木材の必要性を理解してもらい、市役所の内部でも積極的に取り入れてもらいたいと考えている。予算には限りがあるため、公共施設の中でも多くの市民の目に触れるなど効果的な場所から木質化に取り組み、まずは木材のよさを伝えることから進めていきたい。 24 ◯ 行政の内部の動きだけでは木質化は進まない。各局が率先して自局の費用負担で木材を取り入れ、市民に対して木質化を進めるまちづくりをアピールしなければならない。民間に対しては、設計関係事業者に宣伝したり、木材を活用した建物を積極的に表彰したりすることで木材のよさを広げる努力をすべきである。補助金を出すだけではなく、木質化が進むためにはどのようなサポートが必要か検討すべきと意見を述べておく。 25 ◯ 水産業振興費における都市交流型水産業推進費の追加について、補正額の内容を尋ねる。 26 △ 海づり公園管理運営費について、補正前の4,300万円余の指定管理料に加え、新型コロナウイルス感染症などに伴う料金収入減を補うための指定管理料の増額として、1,938万円余を計上している。 27 ◯ 指定管理料を増額する根拠を尋ねる。 28 △ 海づり公園利用料金制度を採用しており、本市と指定管理者との協議により、年間1億1,000万円余の全体の管理運営費に対し、釣台使用料駐車料金などの利用料金収入を見込んだ上で、不足する4,300万円余を管理運営費として支出している。今回、同感染症拡大防止のため、本市が1か月半休園するよう指示し、開園後も3密を避けるために入場者数の上限を定めたため、土日の入場者数に影響が出た。通年で計算すると1,938万円余の収入減となることから、その分について補填するものである。 29 ◯ 入場制限の内容を尋ねる。 30 △ 釣台は400人以上が同時に釣りができる長さであるが、3密を避けるために釣台の上に間仕切りを設け、その間に1グループずつ入り、200~250人程度が上限になるようにするとともに、入場は完全予約制としている。 31 ◯ 補填額の具体的な算定方法を尋ねる。 32 △ 4~10月については、当初収入見込み額と実収入額の差が1,713万円となった。また、11月~翌年3月については、10月までの実績を基に220万円余の収入不足が生じると想定し、合わせて1,938万円余としている。 33 ◯ 実収入額が出ていない11月以降の当初見込み額との差額をどのように計算したのか。 34 △ 11月以降の収入不足額を算出するに当たり、4~10月の実績を参考にしたが、4、5月は休園期間を含むため、将来の予測に使うのは不適切と判断して除外した。7、8月は夏休みで来園者が多い期間であるものの、7月はコロナの影響で来園者は例年の4割程度であり、8月についても同様に夏休み期間であったため7、8月は除外した。残りの6、9、10月の来園者数の平均は例年の約85%であり、この平均値を11月~翌年3月にも当てはめた結果、220万円余の収入不足が生じると予測した。 35 ◯ 8月の当初収入見込み額と実収入額、その差額と実収入額見込み額の何パーセントだったのか尋ねる。 36 △ 8月の当初収入見込み額は856万円余、実収入額は752万円余で差額は103万円余であり、実収入額見込み額の約88%である。 37 ◯ 6月について、同様に尋ねる。 38 △ 6月の当初収入見込み額は405万円余、実収入額は306万円余で差額は99万円余であり、実収入額見込み額の約76%である。 39 ◯ 8月より6月のほうが落ち込みが大きい。8月を除外して6月を将来予測値に入れるとつじつまが合わないと思うが、所見を尋ねる。 40 △ 通常の夏休みであれば、8月は850万円程度の収入があるが、6月は400万円程度で半分以下である。また、コロナ禍により夏休みが大きく短縮されたという特殊性があったため、7、8月の実績は除外した。 41 ◯ 当初収入見込み額と実収入額の差は、8月は103万円余、6月は99万円余であまり変わらない。7月は約40%しか収入がないが、同じ夏休みでも8月は約88%の収入があった。夏休みだからといって8月を7月と同じように除外するのはおかしいと思うが、所見を尋ねる。 42 △ 8月は夏休み期間中であり、家族連れの来園者がもっと来るものと想定していたが、実際には約88%の収入しかなかった。7月も落ち込みが激しく、7、8月はともに夏休みの短縮による影響であると考えたため除外した。 43 ◯ 10月の当初収入見込み額と実収入額、その差額と実収入額見込み額の何パーセントだったのか尋ねる。 44 △ 10月の当初収入見込み額は630万円余、実収入額は525万円余、差額は105万円余であり、実収入額見込み額の約83%である。 45 ◯ 8月は夏休み期間であるにもかかわらず、コロナ禍で実績が少なかったため除外したということだが、10月の当初収入見込み額と実収入額の差は105万円余で8月より大きい。実績が落ち込んでいる月を除外し、できるだけ当初収入見込み額に近い実収入があった月を基に11月~翌年3月の収入不足額を予測すべきと思うが、所見を尋ねる。 46 △ 例年、夏休み期間中は平日でも子どもの来園者が多いが、今年の7、8月はコロナ禍で来園者が少なかった。11月~翌年3月までの平日の来園者に子どもの数が見込めないことから予測から外した。 47 ◯ 確認するが、11月~翌年3月の見込みを出す上で、4、5月はコロナ禍で施設を閉園していたため除外し、7、8月は学校が4月からの休校の影響で夏休みも短縮され、例年と違う特殊性があるため除外したということか。 48 △ そのとおりである。 49 ◯ 8月を入れて算出しても大きな差にはならないが、資料だけでは説明が足りないと意見を述べておく。 50 233号及び234号関係 ◯ 油山市民の森と油山牧場指定管理期間を1年間としたのはなぜか。 51 △ リニューアル事業のスケジュールが確定していないことから、最低限の期間として1年間とした。 52 ◯ リニューアルプランの素案は出されたが、トイレの整備、施設内道路駐車場の拡充、キャンプ場利便性向上駐車場からキャンプ場等へのアクセス向上バーベキュー施設と売店の充実、バンガローの撤去や集約化など民間ではできないインフラ整備について具体的な提示がなかった。インフラ整備は本市が行うべきであり、これらを含めたグランドデザインを素案で示すべきだったと思うが、今後の予定はどうなっているのか。 53 △ 今回は、9~10月にかけて行った民間サウンディングの結果を報告している。今後、議会の意見も聞きながらリニューアルプラン案を策定して来年の2月議会で報告する予定である。 54 ◯ 問題点を挙げただけで具体的な施設整備案について全く示されていない状況では、指定管理者も困ると思う。今後、リニューアルがスケジュールどおり進まず、指定管理期間が延長される可能性は十分あると意見を述べておく。 55 ◯ 油山市民の森の指定管理者の選定結果について、B委員が200点満点になっている。B委員は細かく評価するのではなく、選定すべきと判断すれば満点でよいと思ったのではないか。本市は、審査基準だけでなく施設運営の考え方などもしっかり伝えておくべきである。選定方法として平均点で決めるやり方には疑問があり、選定委員会での意見などを取りまとめたものを資料に添付しておくべきである。また、選定基準業務遂行能力について、暴力団排除が審査の主な観点にあるが、暴力団と関係があれば応募する資格さえないため、評価項目にあえて入れるべきなのかも疑問である。 56 ◯ 油山市民の森のリニューアルに関しては、(一財)福岡市市民の森協会との意見交換議事録も資料に載せるべきである。同協会はリニューアルについて様々な意見を持っており、意欲もあると思う。今のままでは油山牧場と連携して施設を生かしていこうという発想が見えず、施設の管理だけをさせておけばよいという感覚に陥ったまま、指定管理者制度を活用できていないと思うが、所見を尋ねる。 57 △ 油山市民の森の管理運営については、日頃から同協会と意見交換を行いながら進めている。リニューアル事業では、施設の老朽化などの課題について協議しながら、多くの人が訪れる施設を目指していきたい。 58 ◯ 現状ではスケジュール案どおりには進まない。2月議会で道路や駐車場などの施設整備について具体案を出せないのではないか。指定管理期間も3年程度にすべきで、その間にリニューアル工事が入っても構わない。1年間ではインフラ整備もできないままリニューアルオープンになってしまう。指定管理期間を1年間とした理由を再度尋ねる。 59 △ リニューアル事業のスケジュールが確定しておらず、最低限の期間として1年間としている。 60 235号関係 ◯ 次点候補者の(社福)野の花学園について、提案内容と評価の概要を尋ねる。 61 △ 農福連携の観点から、障がい者が就労する場所としての提案が多かった。農福連携については活動を期待していた選定委員もいたが、業務遂行力の点数が及ばなかった。 62 ◯ 選定委員会議事録では、4人中3人の選定委員が野の花学園の障がい者との取組について発言している。今後、農福連携という概念が農業従事者の後継者問題や障がい者の雇用など多岐にわたって影響を与えると思う。同法人の提案を評価すべきと思うが、農林水産局として野の花学園を後押しするような取組を考えているのか。 63 △ 指定候補者の九州林産(株)は、地元の野の花学園と連携しながら業務を行っていく提案もしている。また、本市でも農業研修に今年度から福祉事業所職員が参加するなど、農福連携の取組を進めており、障がい者が農業分野で活躍できる場の創出に努めている。 64 ◯ 非常に大事な取組であるため、今後も進められたい。 65 ◯ 油山市民の森、油山牧場今津リフレッシュ農園立花寺緑地リフレッシュ農園花畑園芸公園の4人の選定委員が全施設とも同じなのはなぜか。 66 △ 5つの施設を農林業ふれあい施設として位置づけていることから、同じ選定委員としている。4人の選定委員は、農業分野にたけた学識経験者、観光経済を専門としている人、JA福岡市東部の女性部で幅広い活動をしているほか、自らも農業を行い直売所へ出荷している人のほか、施設管理の知識を持つ市職員であり、各分野から様々な意見が述べられたと認識している。 67 ◯ 各施設にそれぞれ別の応募者がおり、提案について細かく審査をしなければならない点で、選定委員を一くくりにすることが公正性や公平性を担保することになるのか疑問である。5つの施設の指定候補者の選定委員会は1日のうちに同じ場所で行われたのか。 68 △ 選定委員会は3回行っており、それぞれの回を1日で実施している。そのうち、事業者からの提案説明及び質疑応答を2回目に実施している。 69 ◯ 審査時間はきちんと確保されているのか。 70 △ 審査に当たっては、事前に提案書を選定委員に渡して内容を確認してもらっている。提案説明及び質疑応答の時間として全体で20分ほど取った。 71 ◯ 市民から5つの施設で選定委員がなぜ同じなのかと指摘されることも考慮されたい。4人がそれぞれ広い見識を持っていることは否定しないが、より多くの意見を行政に反映させていくという視点では、全ての施設を同じメンバーで選定することが、広い見識を集め、公正、公平な審査につなげていくことになるのか疑問であると意見を述べておく。 72 237号関係 ◯ 海づり公園の開園時間について、4月が6~17時となっているが、違うのではないか。 73 △ 4月は17時までは誤りで、19時までが正しい。 74 ◯ 指定管理期間を3年間とした理由を尋ねる。 75 △ 指定管理者指定の手続に関するガイドラインでは、原則5年を超えない期間で設定することになっている。利用料金制を採用している海づり公園においては、近年、勢力の強い台風の上陸、冬の季節風、夏の異常な高温など、不測の事態が頻発しており、これらの事態に備えて指定管理者と本市のリスク分担等について、社会情勢の変化に柔軟に対応すべく適宜見直しをする必要があると考え、上限の5年間ではなく3年間とした。なお、指定管理期間については、福岡市漁業協同組合の了解を得ている。 76 ◯ 漁業者が高齢になってきており、5年間では長いとの話があったのか。 77 △ 同組合との協議でそのような言及はなかった。 78 2.油山市民の森等リニューアル事業の検討状況について  本件について、理事者から資料に基づき報告があった。  なお、次のような質疑・意見があった。 79 ◯ 油山市民の森&油山牧場リニューアルプラン(素案)の概要を見ると、素案にはなっていない。官民の費用負担の考え方に、基盤、インフラ施設整備費としてトイレ、駐車場、給排水、電気、既存建築物、遊具などが記載されているが、どこにどれだけ駐車場の整備を検討しているなどの情報がない。そのため、スケジュール案そのものにも疑問がある。行政が施設に関する最低限の考え方や整備の過程を示すのが素案と思うが、所見を尋ねる。 80 △ 民間サウンディング調査に当たり、本市の考え方を示した、いわゆるたたきとして素案を捉えている。また、そのたたきを素案と表現することが妥当かについては反省する点もあると思っている。公募条件に関する主な意見に関しては、新たな魅力創出の提案において、子ども広場での宿泊施設や樹林地でのアスレチック等のスポーツコンテンツなどの提案がある一方で、既存施設やインフラに関して市への要望も聞いている。現在、これらの意見を整理している段階であり、2月議会のリニューアルプラン案の報告では、本市が行うことを一歩踏み込んで提示できるようにしたい。 81 ◯ 駐車場はどのように拡充するのか、キャンプ場バーベキュー施設は予約ができるのか、バンガローは建て替えるのか、そこにトイレは設置するのか、このような具体案がないものは素案とは言えない。具体案がなければ事業者もそれに合わせて投資ができない。課題がある程度分かっていれば、本市としてどのように整備していくのか、2月議会でリニューアルプラン案を出す前に提示すべきである。それができなければ、スケジュールそのものを大幅に見直すべきと思うが、所見を尋ねる。 82 △ 指摘された課題については、一つずつ整理している段階であり、2月議会の前に提示するのは難しいと考える。2月議会で報告する内容で案を固める認識はなく、議会の意見も聞きながらよりよいものにしていきたいと考えているため、現時点ではこのスケジュールで進めていきたい。 83 ◯ 2月議会で当然にリニューアルプラン案を了承することにはならないと思う。実際には、2月に具体案である素案を提示し、議会や市民の意見、事業者の提案も聞き、それらを整理して本市ができることを絞り込み、6月議会でリニューアルプラン策定に向けての報告を行うべきと思うが、所見を尋ねる。 84 △ 2月議会で提示する案がどの程度受け入れられるかが大きなポイントになると思う。6、9、12月議会で出されたリニューアルプランに関する様々な意見を極力受けとめる形でまとめていきたいと思っており、2月議会で提示する案をしっかり議論してもらい、その上で判断したいと考えている。 85 ◯ 資料では9月議会でリニューアルプランの素案の報告とあるが、これは素案ではなく、検討状況や課題整理であった。その後、具体的にどうするかを示すのが素案である。2月議会で提示される案が素案と思っており、その後、素案に対する意見を基に再度事業者と協議すれば事業者がまた新たな提案をしてくる。このような作業をしっかり重ねていってもらいたい。結果的にスケジュールが遅れたとしても、民間の活力を生かし、少ない費用で大きな効果を得るために必要な過程である。2月議会での報告後、事業者等の意見を聞いた上で再度報告するのか。 86 △ 2月議会で提示する案の内容が分からない状況で、スケジュールありきで進めることは考えていない。 87 ◯ 2月議会で案が提示された後も関係団体や市民から幅広く意見を聞くよう要望しておく。 88 ◯ 施設の運営状況について、利用状況などの数値が出ているが、数値の増減だけでなく、利用者は何を楽しんだのかといった視点も意識されたい。油山牧場と連携し、散策する人、家族連れがどんなことを求めているかなど、利用者の意見を反映させる取組を進められたい。 89 ◯ 公募型民間サウンディングのメリットとデメリットについて尋ねる。
    90 △ 公募型民間サウンディングとは、市有地などの活用方法について、公募により民間事業者から広く意見や提案を求め、事業への有用な意見やアイデアを収集することを目的として、民間事業者と市で直接意見交換を行うことで、市場性等を把握する調査である。メリットとしては、広く民間と対話をすることで意向を把握できることがあり、デメリットは特にないと考える。 91 ◯ リニューアルのコンセプトは変わらないと思うが、サウンディングによりコンセプトの実現に向けた取組がさらに増える可能性はあるのか。 92 △ 事業者、議会、市民などの意見を聞いた上で取組の分類を変更したり、新たな取組が増えることもあると考えている。 93 ◯ サウンディングのメリットを最大限生かしてさらに魅力ある施設となるようにしてもらいたい。公募条件に関する主な意見の事業スキームに関することについて、指定管理期間が15~20年が望ましいという意見がある。魅力的な施設を整備するにはある程度の期間がないと民間も投資できないと思うが、指定管理期間の法令上の制限はあるのか。 94 △ 法令上の制限はないが、指定管理者指定の手続に関するガイドラインでは原則5年を超えない期間で設定することになっている。 95 ◯ 関西のある自治体では、駐輪場の整備を事業者に全て委ねる代わりに指定管理期間を10~20年に設定している。ある程度長い期間を設定しないと、事業者は投資の計画を立てられない。今回のサウンディングでも15~20年の指定管理期間が望ましいとの意見が出ており、魅力ある施設として整備するためにもこの意見を生かしていくよう要望しておく。 96 3.福岡市農林業総合計画の策定について 4.福岡市水産業総合計画の策定について  本件について、理事者から資料に基づき報告があった。  なお、次のような質疑・意見があった 97 ◯ 農林業総合計画及び水産業総合計画について、計画期間は何年か。 98 △ いずれも令和4~8年度の5年間である。 99 ◯ 前期計画の期間と重なるのか、終了した後に次期計画に移るのか。 100 △ 現在の計画が令和3年度までであり、期間は重ならない。 101 ◯ これまで実施されてきた計画の反省や課題を分析して次の計画に盛り込む必要があるが、従前の計画を手直ししただけでは、社会の変化に対応できないと危惧している。市場流通でも分かるように、輸入や市場外流通が増えており、市場に関わる人の置かれている立場などをしっかり把握し、何をどう変えたらよいか議論した結果を次の計画に加えていけば思い切った政策につながると思う。次期計画には間に合わないとしても、これまでの計画の検証を行うべきと思うが、所見を尋ねる。 102 △ 新たな計画を策定するに当たっては、現状をチェックして反省し、課題を整理することが非常に重要と考えている。1~2月にかけて開催する審議会やその後の分科会においても、課題整理や方向性の検討をしっかり行っていきたい。 103 ◯ 審議会では新たな計画を策定する作業だけになり、これまでの計画を十分検証する時間はない。計画の策定と並行してこれまでの課題を分析し、新たな計画にどう生かすか議論すべきである。具体的には、育てる漁業や若者に魅力を与える農業などの課題について、若者の意識をどのように調査するか議論すべきである。計画の策定とは切り離してこれまでの課題を分析し、本市独自の近郊農業、漁業の在り方を提案していくべきである。これまでの課題の検証や外部の意見を聞いて議論ができる委員会のような組織をつくるべきと思うが、所見を尋ねる。 104 △ 農林業総合計画は第13次、水産業総合計画は第10次であり、これまで脈々と続けてきたが、一方で、今までの大きな流れから一歩踏み出せずにいる課題も含んでいる。新しい計画を策定するに当たっては、今までの取組をしっかり振り返ることは重要と考えている。毎年各種データは取っており、その数字を並べてみたときに何が見えてくるのか、そこから導かれるものをもう一段踏み込んで検証し、新しい計画に反映できるように取り組んでいきたい。 105 ◯ 審議会では十分検証する余裕がないため、新たに議論する場をつくっていかなければならないのではないか。 106 △ 課題を検証する場については今後検討していきたい。 107 ◯ 5年間の総合計画は期間的には、中期計画である。これまでの計画の中では目標も定められているが、5年間で達成しても問題が根本的に解決されない目標しかない。本来であれば、中期計画の前に20~30年の長期的な計画を立て、本市の農業や漁業はこうあるべきという長期の目標を持ち、そのためには5年間でどうすべきかという形にしていかなければならない。今のままでは、次の5年間も同じことの繰り返しになってしまうと意見を述べておく。 108 5.一般財団法人福岡市水産加工公社の清算結了について  本件について、理事者から資料に基づき報告があった。 6.請願審査  本委員会に付託中の請願については、いずれも閉会中の継続審査に付すべきものと決した。 7.所管事務調査  本委員会の所管事務のうち次の事件について調査を行うこととし、閉会中調査の申出を行うことに決した。 (1) 公益財団法人九州先端科学技術研究所 (2) 公益財団法人福岡市中小企業従業員福祉協会 (3) 公益財団法人福岡観光コンベンションビューロー (4) 一般財団法人福岡コンベンションセンター (5) 公益財団法人福岡市文化芸術振興財団 (6) 博多港開発株式会社 (7) 博多港ふ頭株式会社  上記7団体に関する次の事項について  (ア)事業計画  (イ)資金計画  (ウ)決算に関する資料(事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書) (8) 市行政に係る重要な計画(基本計画を除く)の策定、変更又は廃止に関する事項について Copyright (c) FUKUOKA CITY, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...