広島市議会 2018-02-15
平成30年第 1回 2月定例会-02月15日-01号
(2月15日から3月27日までの41日間と決定)
日程第2┌自報告第22号
専決処分の報告について
┤ (道路の
管理瑕疵等による
損害賠償額の決定)
└至報告第26号
専決処分の報告について
(
市営住宅に係る家賃の
長期滞納者との訴え提起前の和解)
(終了)
日程第3┌自
検査報告第1号 平成29年10
月分例月出納検査
┤
└至検査報告第3号 平成29年12
月分例月出納検査
(終了)
日程第4 平成29年度
包括外部監査結果報告について
(終了)
日程第5┌自第 1号議案 平成30年度広島市
一般会計予算
┤
└至第 60号議案
包括外部監査契約の締結について
┌自第274号議案 平成29年度広島市
一般会計補正予算(第5号)
┤
└至第294号議案
変更契約の締結について
諮問第7号
審査請求に対する裁決について
(市長説明後,質疑は後日に譲る)
休会について(明日から19日までを休会と決定)
次会の開議通知(20日午前10時開議を宣告)
散会宣告(終了)
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出 席 議 員 氏 名
1番 海 徳 裕 志 2番 山 本 昌 宏
3番 山 内 正 晃 4番 山 路 英 男
5番 木 戸 経 康 6番 平 野 太 祐
7番 石 橋 竜 史 8番 森 畠 秀 治
9番 定 野 和 広 10番 近 松 里 子
11番 森 野 貴 雅 12番 森 本 健 治
13番 碓 氷 芳 雄 14番 西 田 浩
15番 渡 辺 好 造 16番 宮 崎 誠 克
17番 大 野 耕 平 18番 三 宅 正 明
19番 伊 藤 昭 善 20番 桑 田 恭 子
21番 馬 庭 恭 子 22番 藤 井 敏 子
23番 豊 島 岩 白 24番 八 軒 幹 夫
25番 八 條 範 彦 26番 原 裕 治
27番 米 津 欣 子 28番 安 達 千代美
29番 星 谷 鉄 正 30番 平 木 典 道
31番 今 田 良 治 32番 元 田 賢 治
33番 谷 口 修 34番 竹 田 康 律
35番 村 上 厚 子 36番 中 原 洋 美
37番 中 森 辰 一 38番 酒 入 忠 昭
39番 佐々木 壽 吉 40番 太 田 憲 二
41番 若 林 新 三 43番 山 田 春 男
44番 児 玉 光 禎 45番 金 子 和 彦
46番 永 田 雅 紀 47番 沖 宗 正 明
48番 土 井 哲 男 49番 木 山 徳 和
50番 種 清 和 夫 51番 中 本 弘
52番 木 島 丘 53番 碓 井 法 明
54番 藤 田 博 之
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欠 席 議 員 氏 名
な し
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職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 田 原 範 朗
事務局次長 重 元 昭 則
議事課長 石 井 一 司
議事課課長補佐主任事務取扱
小 田 和 生
議事課主幹 立 原 満
議事課主幹 今 井 悦 尚
議事課主査 高 谷 昌 弘
外関係職員
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説明のため出席した者の職氏名
市長 松 井 一 實 副市長 谷 史 郎
副市長 岡 村 清 治
危機管理担当局長行 廣 真 明
企画総務局長 及 川 享 財政局長 手 島 信 行
市民局長 谷 本 睦 志
健康福祉局長 川 添 泰 宏
こども未来局長 滝 川 卓 男 環境局長 和 田 厚 志
経済観光局長 久保下 雅 史
都市整備局長 山 地 正 宏
都市整備局指導担当局長 道路交通局長 谷 山 勝 彦
古 川 智 之
下水道局長 早 志 敏 治
会計管理者 佐々木 政 弘
消防局長 山 崎 昌 弘 水道局長 野津山 宏
監査事務局長 堀 敬 輔 財政課長 中 村 徹
教育長 糸 山 隆
選挙管理委員会事務局長
久 保 雅 之
人事委員会事務局長
柴 田 吉 男
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午前10時02分開会
出席議員 52名
欠席議員 1名
○
永田雅紀 議長 皆さん,おはようございます。
出席議員52名であります。
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開会宣告
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○
永田雅紀 議長 ただいまより平成30年第1回
広島市議会定例会を開会いたします。
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開会挨拶
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○
永田雅紀 議長 開会に当たりまして,一言御挨拶を申し上げます。
本定例会には,平成30年度の当初予算案や条例案など,市民生活にかかわりのある重要な議案が多数提出されております。
議会といたしましては,これらの議案に対しまして十分審議を尽くし,市民の負託に応えていく所存でございます。会期も長期の日数を予定しておりますので,議員並びに
理事者各位におかれましては健康に十分留意していただき,円滑な議会運営に御協力を賜りますようお願い申し上げまして,開会の御挨拶とさせていただきます。
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開議宣告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 これより本日の会議を開きます。
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会議録署名者の指名
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 本日の
会議録署名者として
8番 森 畠 秀 治 議員
25番 八 條 範 彦 議員
を御指名いたします。
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報告
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○
永田雅紀 議長 この際,御報告を申し上げます。
熊本憲三議員より,1月31日付で
議員辞職願が提出されましたので,
地方自治法第126条ただし書きの規定により,議長において同日付で辞職を許可いたしました。
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諸般の報告
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○
永田雅紀 議長 この際,諸般の報告がありますので,
事務局長に朗読させます。
◎田原範朗
事務局長 (朗 読)
報告事項
1 本定例会に市長より提出された案件は,平成30年度議案として第1号議案から第60号議案及び平成29年度議案として第274号議案から第294号議案並びに報告第22号から第26号の計86件であります。
1 市長より,
人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問1件を受理いたしました。
1 市長より,
審査請求に関する諮問1件を受理いたしました。
1
監査委員より,
検査報告第1号から第3号を受理いたしました。
1
包括外部監査人より,平成29年度
包括外部監査結果報告書を受理いたしました。
1
地方公務員法第5条第2項の規定に基づき,第27号議案について
人事委員会の意見を求めたところ,お手元に配付した文書のとおり回答がありました。
1 閉会中の
議会運営委員会委員の辞任及び選任について,お手元に配付した文書のとおり,議長において辞任許可及び指名をいたしました。
1 受理した陳情は,お手元に配付した
陳情受理報告書のとおりであります。
以上であります。
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日程に入る旨の宣告
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○
永田雅紀 議長 これより日程に入ります。
───────────────────────────────────────
△日程第1
会期決定について
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○
永田雅紀 議長 日程第1,
会期決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は,本日から3月27日までの41日間にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
永田雅紀 議長 異議なしと認めます。よって,会期は41日間と決定いたしました。
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△日程第2┌自報告第22号
専決処分の報告について
┤ (道路の
管理瑕疵等による
損害賠償額の決定)
└至報告第26号
専決処分の報告について
(
市営住宅に係る家賃の
長期滞納者との訴え提起前の和解)
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,日程第2,報告第22号から第26号を一括上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
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△日程第3┌自
検査報告第1号 平成29年10
月分例月出納検査
┤
└至検査報告第3号 平成29年12
月分例月出納検査
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,日程第3,
検査報告第1号から第3号を一括上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
───────────────────────────────────────
△日程第4 平成29年度
包括外部監査結果報告について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,日程第4,平成29年度
包括外部監査結果報告を上程いたします。
本件については,発言の通告がありませんので,これをもって終わります。
───────────────────────────────────────
△日程第5┌自第 1号議案 平成30年度広島市
一般会計予算
┤
└至第 60号議案
包括外部監査契約の締結について
┌自第274号議案 平成29年度広島市
一般会計補正予算(第5号)
┤
└至第294号議案
変更契約の締結について
諮問第7号
審査請求に対する裁決について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 次は,日程第5,第1号議案から第60号議案及び第274号議案から第294号議案並びに諮問第7号,
審査請求に対する裁決についてを一括議題といたします。
当局の説明を求めます。
市長。
〔
松井一實市長登壇〕
◎松井一實 市長 平成30年第1回
広島市議会定例会の招集に当たり,議員各位に敬意を表するとともに,今回の定例会に提案しています平成30年度当初予算案をはじめ関係諸議案の概要について説明いたします。
最初に,
予算編成の基本方針及び予算案についてです。
平成30年度の当初
予算編成に当たっては,広島駅周辺の装いが一新されるなど広島の
まちづくりが確実に進んでいることが実感できる中,これまでの
まちづくりの基礎・基盤を踏まえつつ,「200万人
広島都市圏構想」のもと,「人口減少・
少子高齢化に打ち克ち,世界に誇れる『まち』の実現に向けてワンステップ駆け上がるための予算」とすることに意を用いました。
まず,「活力にあふれにぎわいのあるまち」の実現に向けては,「ひろしま都心活性化プラン」に沿って「楕円形の都心」の西の核である紙屋町・八丁堀地区の活性化を加速させるため,国の支援が受けられる都市再生緊急整備地域制度を活用した取組やエリアマネジメント活動の支援などを行うとともに,引き続き広島駅南口広場の再整備に取り組みます。
また,広島高速5号線や新交通西風新都線などの交通ネットワークの整備,西広島駅北口地区や西風新都における
まちづくり,東部地区連続立体交差事業などを着実に進めます。
さらに,中山間地域・島しょ部については,地域住民による主体的な
まちづくりの支援を基本に,新たな視点に立った総合的な活性化を図ることで地域コミュニティを再生することとし,農業による定住促進の取組など地域活性化の担い手の確保に重点的に取り組みます。
このほか,広島広域都市圏の市町と連携し,新たに,ICカードを活用した地域共通ポイント制度を導入するとともに,圏域の特産品の紹介や観光情報のPRを行う情報発信拠点を設置することで,ローカル経済圏を構築する取組を一層進めます。
次に,「ワーク・ライフ・バランスのまち」の実現に向けては,自助・共助・公助の適切な組み合わせによる持続可能な地域福祉を構築するという考え方の下,「地域共生社会」を目指し,新たな計画を策定するなど取組を強化します。
中でも,子育て・高齢者支援を安定的に実施していくために必要となる,保育・介護人材の確保に向けた「ひろしま保育・介護人材応援プロジェクト」について,更なる事業展開を行うこととし,その取組の普及・定着を図っていきます。
また,介護予防・健康増進への活動を促進する「高齢者いきいき活動ポイント事業」について,地域住民の主体的な事業として定着するよう取り組むほか,新たに,外傷の軽症患者を受け入れる夜間救急診療所の整備や,圏域市町と連携して電話による救急医療相談等を行う救急相談センターの設置など,保健・医療・福祉の充実を図ります。
さらに,待機児童対策に引き続き全力で取り組むほか,「広島市教育大綱」に基づき,一人一人の児童生徒が,算数・数学などの確かな学力,異文化への理解に資する英語力,豊かなコミュニケーション能力といった資質・能力を身に付け,将来の可能性を最大限発揮できるよう,個に応じたきめ細かな質の高い教育を推進します。
また,東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控え,4月の都市型スポーツの世界大会をはじめ,女子硬式テニスの世界大会,障害者中心の国際ヨットレース,フィギュアスケートの国際競技大会が広島で開催されます。本市としても,これらのスポーツ大会等の開催を支援し,市民が年間を通じて様々なスポーツに身近に触れる機会を確保するとともに,国内外から多くのスポーツ観戦者を呼び込むことによって,まちの活性化を図ります。
最後に,「平和への思いを共有するまち」の実現に向けては,引き続き世界の為政者に被爆地訪問を呼びかけて「迎える平和」を一層推進するほか,国連で採択された核兵器禁止条約の批准・発効を促進するためにも,平和首長会議の加盟都市の更なる拡大を図っていきます。
また,こうした取組を確実に実施していくために,行政体制の面においては,企画立案業務を重点的に担う職員体制の確保と,実施業務における民間への委託化や非常勤職員の活用を推進します。
このように,限られた財源の中,引き続き事務・事業の見直しに取り組むとともに,効果・効率性の高い行政体制の構築に意を用いながら「選択と集中」を推し進め,広島の将来も展望しつつ,真に求められる施策について,重点的に予算配分しました。
それでは,新年度の予算案において,新規・拡充事業を中心に,市政推進に当たっての基本コンセプトに掲げた三つの要素に沿って,順次説明いたします。
第一の要素は,「活力にあふれにぎわいのあるまち」の実現に向けた取組です。
(1) まず,都市機能の充実強化についてです。
① 「楕円形の都心づくり」の推進については,広島駅周辺地区について,南口広場の再整備等に向け環境影響評価や魅力ある空間整備の検討を行います。
また,紙屋町・八丁堀地区においても,事業者等によるエリアマネジメント活動の支援などを行い活性化を加速します。
さらに,その両地区をつなぐ西国街道を軸とした都心の歩行環境の改善を推進するため,西国街道に関する案内板や路面標示等を設置します。
② 大規模未利用地の活用方策の検討については,広島西飛行場跡地に関し,県と連携して幹線道路などの基盤整備を行うとともに,スポーツ施設を新たに整備するための実施設計に着手します。
また,広島大学本部跡地の旧理学部1号館について,引き続き保存・活用の方針に基づく活用方策の具体化に向けた検討を行います。
③ 地域ごとの特性や将来性等を踏まえた地域づくりについては,西広島駅北口地区において土地区画整理事業に着手し,
まちづくりの一層の推進を図ります。
また,西風新都の都心づくりを推進するため,梶毛南地区及び善當寺地区において西風新都環状線の整備を進めます。
さらに,東部地区連続立体交差事業については,先日の本市,広島県,府中町,海田町の4者での合意を踏まえて,事業の早期実現を図ります。
④ 公共交通を中心とした都市内交通の円滑化については,総合交通戦略の改定に着手するほか,バス利用者の利便性向上などを図るため,再編路線のバス停の上屋や乗継地点の待合施設などの整備に対して補助を行います。
また,新交通西風新都線の整備に向け,予備設計や環境影響評価を実施するとともに,西広島駅や下祇園駅の自由通路の設計を行います。
⑤ 都市の内外を結ぶ交通ネットワークの強化については,広島高速5号線のトンネル工事等の進捗にあわせて,事業を行う広島高速道路公社に対し出資及び貸付けを行うとともに,関連道路の整備を進めます。
また,山陽自動車道への接続に向けた広島高速4号線の延伸や高陽地区へのスマートインターチェンジ設置の実現可能性について,引き続き検討を行います。
⑥ 自転車都市づくりの推進については,デルタ市街地内において,自転車走行空間の整備に取り組むとともに,観光客向けのレンタサイクル事業について,市民の日常利用に適した商業施設などで貸出しや返却ができるようサイクルポートを新設し,市民利用の拡大を目指します。
(2) 2点目は,産業の振興についてです。
① 活力にあふれる地域産業の育成については,ものづくり産業の強化の一環として,圏域の中小自動車部品メーカーの開発技術力向上を図るため,産学官等で構成する研究会を設置します。
また,新たに,圏域の特産品の紹介や観光情報のPRなどを行う情報発信拠点を大型商業施設内に設置するとともに,ICカードを活用した圏域で利用できる地域共通ポイント制度を導入します。
さらに,中山間地の中小企業の人材確保を図るため,空き家を活用した社宅の整備や就職説明会への出展等に対する支援を新たに行います。
② 企業等の立地誘導の推進については,企業立地を促進するための助成や圏域市町と連携した企業誘致活動に取り組みます。
③ 地域特性等を踏まえた商店街の振興については,にぎわいを創出するためのイベントや店舗の魅力向上を図る事業への補助を行います。
④ 農林水産業の振興については,魅力ある里山づくりの一環として,地域内の未利用材を薪に加工し地域内で消費する「小さな循環モデル」を導入するため,薪加工場や薪ボイラーの整備に着手します。
また,農業経営者の育成を支援する「ひろしま活力農業」経営者育成事業の募集人数などを拡大します。
さらに,耕作放棄地対策として,新たに,地域主体で取り組む耕作放棄地の再生・利用活動を支援するとともに,耕作放棄地となった小規模農地の基盤整備を行います。
有害鳥獣対策については,駆除班等による駆除活動や防除対策に取り組むほか,地域住民が主体となって取り組む駆除活動等への支援を新たに行います。
また,魅力ある里海づくりとして,人口の藻場ブロックを試験的に設置し,藻場を再生するためのモデル事業を新たに実施します。
さらに,中央市場について,早期の現地建替えに向け,事業手法等の検討を行い,基本計画を策定します。
(3) 3点目は,観光の振興についてです。
① 観光プログラムの開発と推進については,外国人旅行者等に主要な平和関連施設などの周遊を促すため,スマートフォン用コンテンツの提供やプロモーションに取り組むピースツーリズムを推進します。
また,平和大通りのにぎわいづくりのため,民間を主体とした社会実験を行うとともに,将来的に担い手となる組織の設立に向けた検討を行います。
さらに,圏域市町と連携し,「食」をテーマとした観光キャンペーンを実施するとともに,修学旅行生の増加に向けて,関東地方の中学校・高等学校等への誘致活動に重点的に取り組みます。
② 来広者への「おもてなし」については,まず,「ごみのない
まちづくり」として,市民あげてのボランティア清掃等の促進を図るとともに,美化推進区域において,おもてなしクリーンアップチームによる清掃活動等を行います。
また,住民参加による不法投棄防止活動への支援など,地域との協働による不法投棄ごみ解消に向けた取組を実施します。
次に,「花と緑と音楽の広島づくりの推進」として,市民等の機運醸成や地域活動の促進を図るとともに,平成32年に県内一円で開催する「全国都市緑化フェア」の基本計画及び実施計画を,県や県内市町と連携して策定します。
次に,「美しい都市空間の形成」として,歴史ある西国街道沿いの水辺の魅力を向上させるため,駅前大橋周辺の河岸緑地において,にぎわいづくりイベントを定期的に開催するとともに,京橋川両岸に設置されたオープンカフェ周辺のライトアップに向けて実施設計を行います。
次に,「ビジターズの受入環境づくり」として,平和記念公園レストハウスについて,耐震補強や旧中島地区の歴史資料展示に係る改修工事に着手するとともに,平和記念公園の園路の舗装改修を行います。
また,観光客の利便性をさらに向上させるため,交通結節点である広島バスセンターに,新たに観光案内所を設置します。
③ MICEの推進については,圏域市町と連携し,歴史的建造物等によるユニークベニューの活用推進など,MICE受入態勢の整備に取り組むとともに,国際会議の誘致を促進するため,開催助成の対象を中規模な会議にも拡大します。
④ 近隣市町等との連携による広島情報の発信については,瀬戸内4県の都市が共同して,香港の旅行雑誌担当者等を招へいし,瀬戸内の魅力発信を行うプロモーションを実施します。
(4) 4点目は,中山間地域・島しょ部の活性化についてです。
① 地域活性化の担い手の確保については,定住者を呼び込むため,首都圏等で本市の中山間地域の魅力を情報発信するとともに,「ひろしま活力農業」経営者育成事業の応募要件を就農地域への居住とした上で,新たに,実地研修予定地を見学し就農を体験するツアーを実施します。
また,中山間地域への進出プランを有する事業者の発掘や地域とのマッチングを行うための交流会を新たに開催します。
さらに,地域住民が掘り起こした空き家の物件調査を行い,その活用を支援するとともに,定住者同士の交流会を開催し,定住者のネットワークを形成するなど,地域の協力を得ながら定住者の受入態勢の構築を図ります。
② 地域資源を活かした魅力の向上については,新たに,似島臨海少年自然の家の有効活用策の検討や,安佐南区戸山地域と佐伯区湯来地域の交流人口増加につながる連携施策の検討を行います。
③ 地域が主体となった
まちづくりについては,似島と小河内小学校跡施設を中心とした安佐北区小河内地区において,住民との連携の下,地域おこし協力隊を活用した地域の活性化に取り組みます。
④ 地域産業の振興については,超高速ブロードバンド環境の整備に取り組み,安佐北区小河内地区などで新年度から順次サービスを開始します。
第二の要素は,「ワーク・ライフ・バランスのまち」の実現に向けた取組です。
(1) まず,雇用の促進等です。
保育・介護分野における人材確保・育成を図るため,保育・介護人財サポート事業の利用拡大に取り組むほか,介護が必要な人が地域において安心して暮らしていける体制づくりに向けて,新たな事業を展開します。
具体的には,市民を対象に,介護に関する基礎的な知識や技術を習得する講座を開催し,ひろしま介護サポーターを養成します。また,将来の介護職の確保につながるよう,高校生・大学生向けの介護体験事業を実施するとともに,高齢者の生活援助に係る資格を取得しようとする者や,資格取得後に継続して就労する者に対して奨励金を交付することで,生活援助員の確保を図ります。
また,国,圏域の自治体,経済団体等が一体となって,新たに,東京・関西圏の学生等を対象としたUIJターンの促進に取り組むとともに,圏域の大学や企業と連携して実施している「有給長期インターンシップ」の対象者に,東京・関西圏の大学生も加えます。
(2) 2点目は,保健・医療・福祉の充実です。
① 健康寿命の延伸に向けた取組については,5種類のがん検診と特定健康診査の同時実施など,がん検診の受診率向上に取り組みます。
また,県単位化される国民健康保険の被保険者の健康保持増進等に係る新たな取組として,脳卒中・心不全の再発や慢性腎臓病患者の人工透析への移行を予防するため,看護師等による保健指導を実施するほか,多剤服薬による健康被害を予防するため,かかりつけ医等への相談を促します。
② 医療提供体制の充実については,新たに,準夜帯に外傷の軽症患者を受け入れる夜間救急診療所を整備するとともに,圏域市町と連携して,電話による救急医療相談等を行う救急相談センターを設置・運営します。
また,県から本市への権限移譲に伴い,指定難病患者に対する医療費の支給などを行います。
③ 高齢者が安心して暮らせる社会の形成については,まず,「介護予防の促進」として,地域介護予防拠点や地域高齢者交流サロン等の実施か所を拡大するほか,昨年9月に開始した高齢者いきいき活動ポイント事業が,地域住民の主体的な事業として定着するよう取り組みます。
次に,「在宅生活の支援」として,地域包括支援センターの体制強化や業務の効率化を図るとともに,在宅医療の担い手の拡大や質向上など在宅医療・介護連携の取組を推進します。
次に,「高齢者福祉施設整備等」として,広島市高齢者施策推進プランに基づき,特別養護老人ホームの整備費補助を行い,平成32年度までの3年間で定員380人分の確保を図るとともに,老朽化が進む特別養護老人ホームなどの改築を行う事業者に対する補助制度を創設します。
次に,「認知症高齢者等への支援」として,早期診断,早期対応に向けた支援体制の構築を進めるため,認知症患者等の自宅を訪問して必要なサービスに結び付ける「認知症初期集中支援チーム」の設置数の拡大などを行います。
④ 障害者の自立した生活の支援については,障害福祉サービスの利用援助などを行う委託相談支援事業所数を増やすことで,相談支援体制の充実強化を図ります。
また,障害者スポーツの振興を図るため,経済的負担が大きくなる国際大会や全国規模の大会等の参加費用を新たに助成します。
⑤ 地域福祉の充実については,「地域共生社会」の実現に向けた計画を新たに策定するほか,育児・介護・障害・貧困など複合化した課題を包括的に支援するため,住民に身近な相談機関に,相談支援員を配置するモデル事業を実施します。
また,住宅確保要配慮者が円滑に民間賃貸住宅に入居できるよう,必要な方策を検討するための協議会を設置・運営します。
さらに,市民の寄附を促進し,共助意識を醸成するため,共同募金の活性化等を図る「あったか
まちづくり推進プロジェクト」を検討します。
⑥ 被爆者援護については,高齢化が進んでいる被爆者に対して,健康管理手当など諸手当の支給や健康診断を行うとともに,介護老人福祉施設の入所や通所介護の利用料等を助成します。
また,黒い雨を体験したことによる住民の健康不安の軽減を図るための相談事業などを行います。
(3) 3点目は,未来を担う子どもの育成です。
① 全ての子どもが健やかに育つための環境づくりについては,まず,「妊産婦・乳幼児健診」として,妊婦や乳児の健康診査,新生児の聴覚検査等に係る費用を助成するとともに,発達障害児の早期発見と支援の充実に向け,中学校区1か所で5歳児モデル健診を実施し,課題や問題点の検証を行います。
次に,「子どもの医療費への助成」として,中学3年生までの子どもの保護者に対し,子どもの医療費の一部を補助するとともに,「養護・療育体制の整備」として,児童相談所及びこども療育センターの建替えや,北部こども療育センターの増築整備に取り組みます。
② 安心して子どもを産み育てることのできる環境づくりについては,まず,「妊娠・出産への支援」として,不妊治療に対する助成を行うとともに,妊産婦のニーズに応じた相談や育児技術の習得支援など,妊婦・出産,子育て期にわたる切れ目のない支援を行います。
次に,「待機児童対策」として,保育園等の整備費補助を行い,平成31年度当初における受入枠を553人分拡大します。
また,待機児童の大部分を占める1・2歳児の受入れを促進するため,保育士を増員して受入増を図る私立保育園等に対して人件費などを新たに補助します。
さらに,保育士確保対策として,新たに,保育士養成校の学生を対象に,私立保育園等での就職体験や若手保育士との交流会を実施するとともに,私立保育園等の魅力向上などに資するスマートフォンアプリの導入に係る補助を行います。
次に,「保育環境整備」として,預かり保育事業を実施する私立幼稚園の耐震化に対する補助を行います。
次に,「子どもの居場所の確保」として,新たに,本市が開設する全ての放課後児童クラブにおいて,一定の利用者負担のもとで,長期休業中の朝の開設時間を延長するとともに,民間事業者には開設時間延長に係る運営費を補助します。
次に,「ひとり親家庭等への支援」として,ひとり親家庭の児童生徒に対する学習支援事業について,小・中学生に加え高校生も対象にするとともに,実施場所を拡大します。
③ 家庭・地域社会・学校が役割と責任に応じて子どもを育てる環境づくりについては,地域の子育て支援拠点であるオープンスペースやひとり親家庭等居場所づくり事業の実施場所をそれぞれ拡大します。
また,子育て世代が容易に子育て支援情報を得ることができるよう,スマートフォン向けの「ひろしま子育て応援アプリ」を新たに導入・配信します。
④ 知・徳・体の調和のとれた教育の推進については,特別研究校を新たに指定し,個別の学習支援が必要な児童生徒に対して,算数・数学に係る補充学習を行い基礎学力の定着を図るとともに,英語力やコミュニケーション能力の向上を図るための効果的な教育方法の開発などに取り組みます。
また,広島みらい創生高等学校が本年4月に開校するほか,児童生徒が急増している広島特別支援学校の校舎増築の設計に着手します。
さらに,いじめに関する総合対策については,学校・家庭・地域社会の連携による「まちぐるみ『教育の絆』プロジェクト」の実施校を拡大するとともに,いじめの早期発見・早期対応に向けた体制強化を図ります。
(4) 4点目は,スポーツ・文化芸術の振興です。
① スポーツの振興については,東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控え,メキシコ合衆国選手団等の事前合宿の受入れなどに取り組むとともに,広島で開催される様々な国際的なスポーツ大会の開催支援やその競技会場の整備を行います。
また,子どもの競技人口の減少率が大きい柔道及び剣道について,競技人口が増えるよう,初心者向けの体験教室を新たに開催します。
② 文化芸術の振興については,広島交響楽団等による様々なコンサートや市街地でのまちかどコンサートの実施など,市をあげて「音楽のあふれる
まちづくり」に取り組みます。
また,浅野氏の広島城入城400年を迎える平成31年に向けて,記念事業を実施するとともに,本年8月に開催される「第17回広島国際アニメーションフェスティバル」の開催補助を行います。
(5) 5点目は,安全・安心に暮らせる生活環境の整備です。
① まず,地域の実情に応じた市民主体の
まちづくりについては,地域の良好な環境や価値を維持・向上させるための住民・事業者等による主体的な取組であるエリアマネジメントの円滑な導入が図られるよう,新たに全市的なルール作りの検討を行います。
また,安佐市民病院移転後の跡地活用については,導入する施設・機能の円滑な整備・運営に向け,地域の代表者等で構成する推進協議会において,引き続き検討を進めます。
② 犯罪の起こりにくい
まちづくりについては,町内会等に対し,防犯カメラ設置に要する経費を補助します。
③ 災害に強く安心して生活できる
まちづくりについては,「防災
まちづくり基金」を活用した取組として,防災マップの作成支援などに加え,新たに,各小学校区の自主防災組織連合会が実施する防災訓練や,自宅で防災行政無線を受信できる民間サービスの利用を支援します。
また,防災拠点を中心とした公共施設の耐震化に取り組みます。
④ 平成26年8月20日豪雨災害からの復興については,復興
まちづくりビジョンに基づき,道路や雨水排水施設など防災・減災のための施設整備を進めるとともに,地域の復興
まちづくりプランに基づく施設整備や,被災者の生活再建支援に取り組みます。
⑤ 生活環境への優しさが行き届いた
まちづくりについては,持続可能な低炭素都市の実現を目指し,市民,事業者,行政等が一体となって,「脱・温暖化!市民総ぐるみ推進キャンペーン」を実施するとともに,スマートコミュニティを推進するため,低炭素集合住宅の建築費等に係る補助を行います。
また,安定的なごみ処理体制を確保するため,恵下埋立地の整備を行うとともに,老朽化した南工場の建替えに向けて基本計画の策定に着手します。
第三の要素は,「平和への思いを共有するまち」の実現に向けた取組についてです。
(1) まず,核兵器廃絶と世界恒久平和の実現です。
国内外の都市が加盟する平和首長会議を中心に,2020年までの核兵器廃絶に向けた取組を一層推進します。
具体的には,本年4月にスイスのジュネーブ市で開催されるNPT再検討会議第2回準備委員会に出席するとともに,核兵器禁止条約の早期締結を求める署名活動を展開している高校生を派遣します。
また,6月に米国・ボストン市で開催される第86回全米市長会議年次総会に出席し,平和首長会議の取組を紹介するとともにヒロシマのメッセージを伝えます。
さらに,ヒロシマ・ナガサキ原爆展をフランス・カーン市などで開催します。
(2) 次に,「迎える平和」の推進です。
比治山公園「平和の丘」基本計画に基づき,民間事業者等と連携した公園の管理運営等について検討するとともに,頼山陽文徳殿やまんが図書館などの施設整備を行います。
また,被爆の実相を正しく伝えていくための取組として,被爆体験伝承者の養成や研修を修了した伝承者による講話を行うとともに,平和記念資料館本館の再整備を進めます。
さらに,原爆ドーム保存事業等基金を活用して,平和首長会議加盟都市の若者が広島で被爆の実相などを学ぶ青少年「平和と交流」支援事業を実施するほか,民有被爆建物の保存工事に対する補助や被爆資料の収集などに取り組みます。
次に,「効果的・効率的な行政の推進」についてです。
広島市基本構想及び第5次広島市基本計画について,平成32年度の改定に向け,総合計画審議会や区
まちづくり懇談会の運営を行うなど,計画的に改定作業を進めていきます。
また,経済団体,大学,行政で構成する懇話会での意見交換を通じて,広島の拠点性強化や「200万人
広島都市圏構想」の実現に向けた検討を引き続き行います。
このほか,厚生部組織の再編に合わせて,各区役所で行っている保健・福祉業務の一部を集約化した事務センターを設置した上で,その業務の委託化を行い,効果・効率性の高い行政体制の構築を図ります。
次に,組織・職員数等について説明します。
まず,組織については,社会経済状況の変化に伴う行財政運営に関する新たな課題に持続的に対応するため,企画総務局に行政経営部を設置します。また,「地域共生社会」の実現に向けた取組を推進するため,健康福祉局に地域共生社会推進室を設置します。さらに,高齢者,子ども,障害者等を含めた地域の包括的な支援体制づくりに取り組むとともに,地域における保健師の保健活動の充実を図るため,他の区役所に先駆けて,東区役所厚生部に地域支えあい課及び福祉課を設置するなどの見直しを行います。
次に,職員数については,中央市場の再整備に向けた検討や平成32年の全国都市緑化フェア開催に向けた取組の推進などのため,職員を増員する一方,社会経済状況の変化への対応や組織の再編,また,効果・効率性の高い行政経営のため,職員を減員し,小・中学校等の教職員を除き,差引約50人の減員を予定しています。
また,各種施策を着実に推進していくためには,全ての職員にその能力を存分に発揮してもらうことが重要です。そのため,職員一人ひとりが「ワーク・ライフ・バランス」を実現できるよう,時間外勤務の縮減やメンタルヘルス対策の充実などに取り組むとともに,女性職員のキャリア形成に係る研修会を実施するなど,職場環境の整備と女性や若手職員の育成に力を入れていきます。
以上の施策を中心に編成しました平成30年度当初予算の規模は,一般会計で6,509億6,794万7千円,前年度当初予算に対し0.8パーセントの増,全会計では1兆2,141億1,139万9千円,前年度当初予算に対し0.6パーセントの減となります。
次に,予算以外の議案としては,広島市個人番号の利用に関する条例の一部改正案など,条例案31件,その他の議案6件を提出しています。
次は,平成29年度関連の諸議案及び
審査請求に対する裁決についてです。
平成29年度関連の諸議案は,
一般会計補正予算案など21件であり,以下,その概要について説明いたします。
最初に,補正予算案です。
(1) まず,一般会計の補正についてです。
国の補助内定に伴い,豪雨災害被災地の復興
まちづくりの推進に係る雨水管きょ整備費を計上するほか,障害者自立支援給付,精神障害者医療費公費負担,予防接種事業及びがん検診事業に係る経費を増額します。
また,寄附金の受領に伴う公益財団法人広島市スポーツ協会への出えん金や,過年度分の精算に伴う国庫支出金の返還金を計上しています。
このほか,広島市火葬場等及び広島市納骨堂の管理経費や,工事の早期発注を目的とする道路整備に係る債務負担行為を設定します。
(2) 次に,広島市民球場特別会計については,目的外使用料等の増収が見込まれるため,一般会計への繰出金を計上しています。
(3) 次に,
後期高齢者医療事業特別会計については,
後期高齢者医療広域連合への納付金額の決定に伴う追加額を計上しています。
(4) 次に,介護保険事業特別会計については,平成28年度決算剰余金を介護給付費準備基金に積み立てるとともに,過年度分の精算に伴う国庫負担金の返還金等を計上しています。
(5) 次に,国民健康保険事業特別会計については,収支不足の補填に必要となる一般会計からの繰入金や,過年度分の精算に伴う国庫負担金等の返還金を計上しています。
(6) 次に,下水道事業会計については,一般会計同様,国の補助内定に伴い,豪雨災害被災地の復興
まちづくりの推進に係る雨水管きょ整備費を計上しています。
(7) このほか,既定の経費を精査し,事業費の決定による不用額や年度末までに執行が困難な事業について減額の補正を行います。
以上の結果,今回の平成29年度補正予算額は,全会計で47億8,486万4千円となり,補正後の予算規模は1兆2,290億8,013万6千円となります。
次に,予算以外の議案としては,広島市
こども医療費補助条例の一部改正案など,条例案4件,その他の議案10件を提出しています。
最後に,諮問第7号については,水道料金及び下水道使用料についての
審査請求を却下及び棄却する裁決を行うに当たり,
地方自治法の規定に基づき議会に諮問するものです。
以上が,今回提案いたしました議案の概要です。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○
永田雅紀 議長 ただいま上程中の議案及び諮問に対する質疑は後日に譲ります。
───────────────────────────────────────
休会について
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 この際,休会についてお諮りいたします。
明日から19日までは,議案調査研究のため休会にいたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
永田雅紀 議長 異議なしと認め,さよう決定いたしました。
───────────────────────────────────────
次会の開議通知
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 この際,御通知申し上げます。
20日は,午前10時より議会の会議を開きます。
───────────────────────────────────────
散会宣告
───────────────────────────────────────
○
永田雅紀 議長 本日はこれをもって散会いたします。
午前10時48分散会
───────────────────────────────────────
△(参照1)
(写)
広人委調第56号
平成30年2月8日
広島市議会議長
永 田 雅 紀 様
広島市
人事委員会
委員長 飯 田 恭 示 印
条例案に対する意見について
平成30年2月8日付け広議議第52号で
地方公務員法第5条第2項の規定に基づき意見を求められた条例案について,下記のとおり意見を申し述べます。
記
第27号議案 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について
この条例案は,国及び他の地方公共団体における措置との均衡等を考慮し,職員の退職手当について減額措置を講ずる等所要の改正を行おうとするものであり,異議はありません。
△(参照2)
平成30年2月15日
議 員 各 位
広島市議会議長
永 田 雅 紀
閉会中の
議会運営委員会委員の辞任及び選任について(報告)
下記のとおり,
議会運営委員会委員の辞任及び選任がありましたので報告します。
記
┌───┬───────┬─────┬────────────────────┐
│区 分│ 委 員 氏 名 │年 月 日│ 備 考 │
├───┼───────┼─────┼────────────────────┤
│辞 任│平 野 太 祐│ 30. 1.24 │広島市議会委員会条例第6条第5項の規定に│
│ │ │ │より,議長において辞任許可 │
├───┼───────┼─────┼────────────────────┤
│選 任│中 原 洋 美│ 30. 1.24 │広島市議会委員会条例第6条第1項ただし書│
│ │ │ │きの規定により,議長において指名 │
└───┴───────┴─────┴────────────────────┘
△(参照3)
平成30年2月15日
議 員 各 位
広島市議会議長
永 田 雅 紀
陳情の受理について(報告)
下記のとおり陳情を受理し,陳情第192号,第193号,第195号,第196号,第198号及び第199号は,関係委員会に付託したので報告します。
記
陳情
┌───┬─────────────────┬─────┬─────┬─────┐
│ 受理 │ 件 名 │ 受 理 │ 付 託 │付託委員会│
│ 番号 │ │ 年 月 日 │ 年 月 日 │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│191│憲法改正,防衛力強化より対外的情報│ 29.12.14 │ │ │
│ │省を設立する事を優先すべきと,国に│ │ │ │
│ │対して議会は要望書を提出する事につ│ │ │ │
│ │いて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│192│呉線「矢野駅」駅前客待ち営業タクシ│ 29.12.28 │ 29.12.28 │経済観光 │
│ │一運転手のたばこ投棄討議について │ │ │環境委員会│
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│193│呉線「矢野駅」駅前客待ち営業タクシ│ 29.12.28 │ 29.12.28 │建設委員会│
│ │一運転手の逆走撲滅討議について │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│194│平成30年度広島市における福祉の充実│ 30. 1.16 │ │ │
│ │向上を図るための各種施策の実施につ│ │ │ │
│ │いて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│195│地球人類の叡智(えいち) Hiro│ 30. 2. 2 │ 30. 2. 2 │総務委員会│
│ │shima Uni-Earth │ │ │ │
│ │City の建設について │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│196│審査会,審議会及び調査会等の委員そ│ 30. 2. 9 │ 30. 2. 9 │総務委員会│
│ │の他の構成員に対する報酬及び費用弁│ │ │ │
│ │償条例に反する審議会委員召集旅費の│ │ │ │
│ │取扱いを平成12年8月21日に当時の給│ │ │ │
│ │与課長が決裁し決裁即日に適用させて│ │ │ │
│ │いることについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│197│広島法務局長が平成30年1月12日付で│ 30. 2. 9 │ │ │
│ │広島市企画総務局秘書課による人権侵│ │ │ │
│ │犯の疑義について侵犯事実不明確の決│ │ │ │
│ │定を行ったことについて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│198│広島市教育委員会委員の職業や社会活│ 30. 2. 9 │ 30. 2. 9 │総務委員会│
│ │動実態その他役職等の調査及び公開に│ │ │ │
│ │ついて │ │ │ │
├───┼─────────────────┼─────┼─────┼─────┤
│199│広島市教育委員会委員である鈴木由美│ 30. 2. 9 │ 30. 2. 9 │総務委員会│
│ │子氏が牛乳食育研究会の設立発起人で│ │ │ │
│ │副代表幹事であることの弊害について│ │ │ │
└───┴─────────────────┴─────┴─────┴─────┘
───────────────────────────────────────
議 長 永 田 雅 紀
署名者 森 畠 秀 治
署名者 八 條 範 彦...