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平成26年第 1回 2月定例会−02月20日-04号

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  1. 広島市議会 2014-02-20
    平成26年第 1回 2月定例会−02月20日-04号


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    平成26年第 1回 2月定例会−02月20日-04号平成26年第 1回 2月定例会         平成26年    広島市議会定例会会議録(第4号)         第 1 回                  広島市議会議事日程                                    平成26年2月20日                                      午前10時開議                   日    程  第1┌自第1号議案 平成26年度広島市一般会計予算    ┤    └至第59号議案 包括外部監査契約の締結について     (総括質問)  第2┌自第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)    ┤    └至第281号議案 広島圏都市計画広島平和記念都市建設計画)地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について    ┌自第283号議案 公有水面の埋立てに係る埋立地の用途変更に関する意見について    ┤
       └至第295号議案 財産の処分について(南区西蟹屋三丁目の市有地)  第3 第282号議案 権利の放棄について ───────────────────────────────────────                  会議に付した事件等  開議宣告(終了)  会議録署名者の指名(終了)  日程に入る旨の宣告(終了)  日程第1┌自第1号議案 平成26年度広島市一般会計予算      ┤      └至第59号議案 包括外部監査契約の締結について       (総括質問)  休憩宣告(終了)  開議宣告(終了)  総括質問(続行し,終了)  予算特別委員会の設置及び付託並びに正副委員長の選任について(終了)  日程の追加変更について(異議なく決定)  追加日程 第276号議案の訂正について       (市長説明)       (承認)  元日程第2┌自第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)       ┤       └至第281号議案 広島圏都市計画広島平和記念都市建設計画)地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について       ┌自第283号議案 公有水面の埋立てに係る埋立地の用途変更に関する意見について       ┤       └至第295号議案 財産の処分について(南区西蟹屋三丁目の市有地)        (質疑)        (各常任委員会付託)  元日程第3 第282号議案 権利の放棄について        (経済観光環境委員会付託)  休会について(明日から24日までを休会と決定)  次会の開議通知(25日午前10時開議を宣告)  散会宣告(終了) ───────────────────────────────────────                出 席 議 員 氏 名    2番  碓 氷 芳 雄            3番  石 橋 竜 史    4番  山 路 英 男            5番  森 畠 秀 治    6番  三 宅 正 明            7番  宮 崎 誠 克    8番  森 本 健 治            9番  山 内 正 晃    10番  伊 藤 昭 善            11番  近 松 里 子    12番  西 田   浩            13番  渡 辺 好 造    14番  原   裕 治            15番  米 津 欣 子    16番  安 達 千代美            17番  星 谷 鉄 正    18番  豊 島 岩 白            19番  八 軒 幹 夫    20番  大 野 耕 平            21番  清 水 良 三    23番  八 條 範 彦            24番  竹 田 康 律    25番  馬 庭 恭 子            26番  元 田 賢 治    27番  今 田 良 治            28番  永 田 雅 紀    29番  平 木 典 道            30番  谷 口   修    31番  母 谷 龍 典            32番  山 田 春 男    33番  太 田 憲 二            34番  若 林 新 三    35番  松 坂 知 恒            36番  沖 宗 正 明    37番  村 上 厚 子            38番  中 原 洋 美    39番  熊 本 憲 三            40番  木 山 徳 和    41番  金 子 和 彦            42番  佐々木 壽 吉    43番  児 玉 光 禎            44番  碓 井 法 明    46番  酒 入 忠 昭            47番  田 尾 健 一    48番  土 井 哲 男            49番  月 村 俊 雄    50番  山 本   誠            51番  平 野 博 昭    52番  中 本   弘            53番  木 島   丘    54番  藤 田 博 之 ───────────────────────────────────────                欠 席 議 員 氏 名    45番  種 清 和 夫 ───────────────────────────────────────           職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名  事務局長    松 村   司       事務局次長   宮 本   誠  議事課長    重 元 昭 則       議事課課長補佐主任事務取扱                                立 原   満  議事課主幹   小 田 和 生       議事課主査   谷 崎 誠 治  議事課主査   石 田 裕 信       議事課主査   今 井 悦 尚  外関係職員 ───────────────────────────────────────              説明のため出席した者の職氏名  市長      松 井 一 實       副市長     西 藤 公 司  副市長     荒 本 徹 哉       企画総務局長  竹 内   功  財政局長    岡 村 清 治       市民局長    及 川   享  健康福祉局長  糸 山   隆       こども未来局長 藤 田 典 子  環境局長    永 谷 尚 之       経済観光局長  谷 本 睦 志  都市整備局長  西 岡 誠 治       都市整備局指導担当局長                                佐名田 敬 荘  道路交通局長  向 井 隆 一       下水道局長   片 平   靖  会計管理者   三 村 義 雄       消防局長    滝 澤 宏 二  水道局長    高 広 義 明       病院事業局事務局長                                山 本 正 己  監査事務局長  原 田 耕 二       財政課長    松 井 勝 憲  教育長     尾 形 完 治       選挙管理委員会事務局長                                岩 崎 静 二  人事委員会事務局長          円 奈 勝 治 ───────────────────────────────────────                  午前10時00分開議                  出席議員  45名                  欠席議員  7名 ○碓井法明 議長       出席議員45名であります。 ───────────────────────────────────────                    開議宣告 ───────────────────────────────────────
    ○碓井法明 議長       これより,本日の会議を開きます。 ───────────────────────────────────────                  会議録署名者の指名 ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       本日の会議録署名者として               21番 清 水 良 三 議員               26番 元 田 賢 治 議員 を御指名いたします。 ───────────────────────────────────────                  日程に入る旨の宣告 ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       これより日程に入ります。 ─────────────────────────────────────── △日程第1┌自第1号議案 平成26年度広島市一般会計予算      ┤      └至第59号議案 包括外部監査契約の締結について       (総括質問) ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       日程第1,第1号議案から第59号議案を一括議題といたします。  昨日に引き続き,総括質問を行います。  発言通告者に順次発言を許します。  12番西田浩議員。                〔12番西田浩議員登壇〕(拍手) ◆12番(西田浩議員) 皆さん,おはようございます。  いつも前振りをして質問に入るのですが,幹事長からそれはやめなさいとの御指摘がありましたので,早速質問に入りたいと思います。  公明党の西田です。会派を代表しまして総括質問を行います。  まず最初に,安佐市民病院リハビリテーション科言語療法部門についてです。  広島市立の4病院で,発達障害を含む言語療法部門を持つ病院は安佐市民病院だけであり,毎年多くの患者さんが言語リハビリを受診されています。しかし,安佐市民病院は急性期病院としての位置づけが強いため,患者さんから見れば,将来も言語療法のリハビリを続けてくれるのかという不安を持っていらっしゃいます。  私に寄せられたお手紙の一部を御紹介いたします。娘さんが言語療法リハビリに通院されている保護者の方からのお手紙です。  娘は3歳から19年間,言語療法に通っていますが,その間に何度も言語療法リハビリの存続の危機が訪れ,私も何回か嘆願に行かせていただきました,そのときは存続していただけると決まっても,何年かたつと,また存廃の問題が起こり,不安な日が続くということの繰り返しでした,障害を持つ娘が少しでも話すことができるようになっているのは,言語療法を受け続けているからで,安佐市民病院小児言語療法リハビリは,なくてはならない部門であると思っております,これからも言語療法が定期的に受けられるようお力添えください,という内容です。  ところで,安佐市民病院の小児の言語療法部門の診察体制ですが,外来患者のリハビリは,医師による診察が毎回義務づけられております。安佐市民病院もこの制度にのっとって行われています。また,小児患者さんの受け入れ体制ですが,平成25年3月までは1週間当たり48人の診療体制で,148人の小児患者さんを受け入れ。同年4月,5月は担当する医師がふえ,1週間当たり55人の診察体制で,188人の小児患者さんを受け入れ。同年6月以降は担当医師の退職により,1週間当たり31人の診療体制で引き続き188人の小児患者さんの受け入れとなり,担当医師増員以前の48人の診療体制は確保されていない状態になりました。また,診療体制の縮小により,新規の外来患者の受け入れがなくなり,現在までこの状況が続いております。  このように,昨年6月以降現在まで,診療体制の拡大も図られず,新たな患者さんも引き受けておらず,現在受診されている患者さんのリハビリの間隔も開いていると聞いています。  このような現状もあり,先ほどお手紙で紹介しましたように,保護者の間には,病院がまた言語療法部門を縮小,廃止したいと考えているのではないかとの不安が広がっています。  発達障害の診療を受けられる施設は,広島県のホームページによれば,広島市内に公的施設であるこども療育センターや民間の医療機関が29ほどあるなど,広島市内には多くの患者さんがいらっしゃるようで,安佐市民病院で新たな患者さんをどんどん受け入れるのは今のところ難しいということは理解できます。  しかしながら,安佐市民病院に対する患者さんの評価が高いことや,188人いらっしゃった小児の患者さんの診療の終了等により,今では166人まで減っていることなどを踏まえ,当面,現在の患者さんが十分な診療を受けられるようにしてもらうとともに,新たな患者さんも受け入れてもらいたいと思います。  また,安佐市民病院は,他の市立病院とともに平成26年度から独立行政法人化されます。経営形態が変わっても,当然,小児の言語療法部門は存続していただけるものと信じています。  そこでお伺いします。安佐市民病院の小児の言語療法リハビリで通院されている小児の患者さんが,十分な診療を受けられるようにするため,どのような対策を講じようとしておられるのかお答えください。  また,独立行政法人の中期計画の中で,安佐市民病院言語療法リハビリについて,どのような形で示しているのかをお答えください。  次に,障害者の短期入所等についてお伺いします。  私のところに,障害児を持つ御夫婦と作業所の管理者から,障害者の短期入所についての御相談がありました。  まず,御夫婦からのお話ですが,この御夫婦には知的障害の男の子と自閉症のある女の子がいらっしゃいます。この息子さんは,病院やスーパーに連れて行くと大きな声を出したり,落ちつきがなく,動き回って周囲の方に御迷惑をおかけすることがたびたびで,気が気ではないとのことでした。加えて,病院やスーパーの職員や店員からも変な目で見られ,いつも肩身の狭い思いをしているとのことでした。また,娘さんにも自閉症があり,心も体も休まることがないそうです。  ところで,障害者を預かるサービスとしては,短期入所のほかに日中一時支援がありますが,この方も利用されています。しかし,いつも満員。やっと予約ができても子供と相性が悪く,強い拒否反応を示し,行きたがらないということです。その上,この方のお住まいの区には,施設が1カ所しかなく,ほかに受け入れてもらえないなど,どうしたらよいかわからないと涙ながらに訴えられていました。  次に,作業所の管理者の方からお伺いした話ですが,障害者短期入所について,いつも同じ人が繰り返し利用され,あきがなく,緊急に預かってもらいたいときに預かってもらえないことが多々あるということでした。このような状況になる原因として,現状の制度では採算がとれなくなり,経営が成り立たない可能性があるということです。短期入所施設には,利用者の有無にかかわらず,管理者として専従できる者を置くこととする基準があり,空室のままでは利用料が入ってこないのに,人件費だけはかかってしまうのです。そのため,なるべく空き室をつくらないという運用になってしまうようです。  第3期広島市障害福祉計画の中で,短期入所について第3期計画の見込みということで,平成24年度から26年度までのサービス量と利用者数の見込みが掲載されています。既に,平成24年度は実績が出ていまして,サービス量の見込みが月当たり2,485人に対し3,184人,利用者数の見込みが月当たり383人に対し393人となっています。このように,実績が見込みを上回るということは,短期入所サービスのニーズが増大していることのあらわれと考えます。短期入所の運用基準は,国の制度で定めているのでしょうが,市としても常に空き室をつくる工夫をするなど,緊急時に利用できる体制づくりが必要ではないかと考えます。  そこでお伺いします。障害児者の家族や介護者の入院など,突発的緊急時に利用しやすくする対策が必要であると思いますが,いかがでしょうか。  次に,グループホームケアホームについてお伺いします。  障害を持つお子さんを持つ親の最大の不安は,親亡き後の我が子の行く末だと思います。果たして一人で暮らしていけるのか。そのような方の受け入れ先としてグループホームケアホームがあります。また,軽度の障害者の中には,一般のアパートでひとり暮らしをしながら作業所に通われる方もいます。このような施設やアパートで暮らすには,それなりの費用もかかります。国の制度には,グループホームケアホーム利用者には家賃補助制度があります。しかし,同じように地域の中で自立して生活をするのに,アパートの利用者にはこうした制度はありません。こうした地域で生活している障害を持つ方の自立を進めていくための方策として,グループホームケアホームの整備を促進していくことが重要であると思いますが,いかがでしょうか。  次に,建設コンサルタント業務の入札制度の見直しについてです。  広島市の建設工事や建設コンサルタント業務等は,低入札での落札が続いていましたが,松井市長当選後は,最低制限価格の設定や,予定価格や最低制限価格等を事後公表にするなどの制度改革により,平均落札率の上昇や低入札件数の減少など,一定の成果が上がってきました。私の地元でも,適正な価格で落札できるようになったと喜んでいらっしゃる企業もあります。  しかし,業種によっては,いまだに低入札になる物件があるとか,地元の企業が落札できないといった不満が,地元の業者の皆さんから聞こえてきます。特に,地元の業者は,県外の他者が落札した業務についても助言を求められたり,市から災害復旧など緊急を要する業務を求められたりなど,種々協力は求められるが仕事はとれないということが大きな不満になっています。地元の業者を育てるということだけでなく,困ったとき頼れるのは地元の業者であるという観点は大切だと思います。  そこで今回は,建設コンサルタント業務の入札制度に絞って,何点かお伺いしたいと思います。  まず最初に,市内本店業者に限定した入札の対象範囲を拡大すべきではないかということです。現在,設計金額1000万円未満の業務は市内本店業者に限定しています。平成24年度及び平成25年度12月末までの1000万円以上の業務は109件,そのうち1000万円以上2000万円未満の業務は66件ありました。そのうち,市内に本店がある業者は28件,支店がある業者は38件であり,市内に本店がある業者の落札数が少なくなっています。前段で述べましたとおり,市内の業者は市に対する貢献度も高く,また市も頼らざるを得ないこともしばしば発生しています。  以上のことを鑑み,市内本店業者に限定した入札の対象範囲を,現在の1000万円から2000万円程度まで拡大すべきではないかと思いますが,いかがでしょうか。  次に,最低制限価格制度の対象範囲を拡大すべきではないかということです。  建設コンサルタント業務の入札制度は,予定価格が100万円以上から1000万円未満の業務については最低制限価格制度を適用し,1000万円以上の業務については低入札価格調査制度を適用しています。平成25年度の12月末現在の落札率を見ますと,1000万円未満の業務は82.1%であるのに比べ,1000万以上2000万円未満の業務は77.3%と低い状況にあります。  こうしたことから,先ほど述べた市内本店業者に限定した入札の対象範囲の拡大にあわせて,最低制限価格制度の対象範囲についても,現在の1000万円から2000万円程度にまで拡大すべきと思いますが,いかがでしょうか。  最後に,今後とも適正な品質を確保するための総合評価落札方式の導入の検討や,国の基準に準じた入札制度に合わせること等,より適正な価格で入札できるような制度になるよう要望して,本件は終わります。  次に,凍結防止対策についてです。  広島市の気候,風土と言われれば,瀬戸内の温暖で穏やかな場所であるというイメージがあります。しかし,佐伯区,安佐南区の北部,安佐北区などは,主要な幹線道路にも積雪や凍結など危険な状況がたびたび発生しています。当局に対しても,各方面から凍結防止対策の要望が寄せられているところです。  ところで,私の住んでいる安佐北区安佐町にある,あさひが丘団地は,市内から行くと安佐動物公園を過ぎた向こうにある約3,000世帯,人口約7,000人の団地です。今,全国的にも問題になっている高齢化の進む団地の一つです。ただ救いなのは,近くに安佐動物公園があるためか,バス便は割と充実しています。  また,団地内には勝木安古市線と下佐東線を結ぶ幹線が通っています。この道路は北広島町,安芸高田市,安佐町久地,飯室,鈴張から広島市内へ出る主要道路の一つで,あさひが丘団地の動物公園側の出口で勝木安古市線と合流し,安佐南区方面へ続いています。  この道路が,時々2つの理由で大渋滞します。一つは動物公園への観光客が多い時期,もう一つは積雪や凍結したときです。ちなみに,安佐動物公園前の一日の車両通行量は上り下りで平均1万4000台余りです。  同団地では,年間四,五回,5センチから10センチ程度の積雪があります。除雪は積雪20センチ以上,気温零度以下が条件であり,ここ数年はここまで積もっていません。しかしながら,5から10センチ程度の積雪がくせ者で,特に団地の出口から動物公園の入場門あたりの頂上までの路線は,雪が通行車両により踏み固められてつるつるになります。また,頂上を過ぎると凍結した下り坂になるため,坂を上り切った車は急にのろのろ運転になります。また,団地に入るまでは積雪がないことが多く,ノーマルタイヤのままで上がってくる車両もあり,上り坂で一旦とまると再発進できなくなります。  このようなメカニズムで大渋滞が発生します。団地内から出る路線バスに乗って1時間たっても団地から出られないということがまま発生します。  あさひが丘連合自治会が昨年末に行った住民アンケートでも,団地の問題として凍結時の大渋滞を挙げられていました。また,朝6時から朝10時までの通行量も,市内側に向けて約1,800台余り,逆方向に2,200台弱あり,大渋滞の原因にもなっています。  そこでお伺いします。本市では,冬季における道路の凍結防止対策として,どのような対策を行っているのか教えてください。また,安佐動物公園付近の県道の凍結防止対策を図るべきと思いますが,いかがでしょうか。凍結防止対策が図られると,高齢化が進むとともに次世代の子供たちが団地を出ていく現状に,少しでも歯どめがかかるのではないかと期待しています。どうかよろしくお願いいたします。  最後に,安佐動物公園の再整備計画についてお伺いします。  私は,これまで議会でもたびたび,安佐動物公園は広島市にとって重要な観光資源であり,その活性化を図るべきだと申し上げてきました。昭和46年の開設以来,42年が経過し,施設の老朽化が進んでいます。近年は入園者数も減少傾向にあり,ツキノワグマのクラウドの棒を回す特技が全国的に話題になった平成20年度には年間約57万人であった入園者が,平成23年度には約46万人まで減少しました。  一方で,安佐動物公園の周辺では,昨年3月の松江自動車道の開通や,平成29年度に予定されている沼田パーキングエリアへのスマートインターチェンジの開設による山陽自動車道や中国自動車道等を利用した広域的なアクセスの改善を初め,昨年6月の柳瀬大橋の完成,平成20年代後半に予定されている県道勝木安古市線や,安佐町後山地区と筒瀬地区とを結ぶ道路など,動物公園に向かう周辺道路の整備が進んでいます。  これらの整備により,安佐南区八木,緑井,安東から筒瀬,後山を通り動物園へ,広島北インターチェンジから勝木安古市線経由で動物園へ,片側1車線の道路により結ばれます。  また,平成29年度には下水道も接続されることになっており,排水能力の向上に伴う新たな水生動物などの導入も可能になると伺っています。つまり,シロクマ,カバ,アザラシ,ビーバーのような子供たちに人気のある動物の飼育の可能性が出るということです。  こうしたことを追い風にして,安佐動物公園の活性化を図るべきであると考えています。  現在,安佐動物公園には幾つかの課題があります。動物公園に至る道路の沿線は,必ずしも美しい景観とは言えません。動物公園に向かう子供たちが,わくわくするような演出が必要ではないでしょうか。また,安佐動物公園は丘陵地に整備され,傾斜のある敷地の形状になっており,来園者にとって決して楽な見学コースとは言えません。  私は,一昨年の9月議会での一般質問において,平成30年代前半をターゲットとした整備計画を策定し,計画的な整備に取り組むべきだとの提案を行いました。今年度は再整備に関する整備方針を検討するための予算がつき,また,来年度には再整備の基本計画策定の予算が提案されています。こうした課題への対応を,再整備計画の中で検討していただきたいと考えております。  そこでお伺いします。今年度に検討されている整備方針は,どのような内容でしょうか。また,来年度の基本計画の策定では,どのような内容を検討されるのでしょうか。  さきの質問の中でも御紹介しましたが,安佐動物公園に隣接する,あさひが丘団地でアンケート調査を行ったところ,動物公園前の道路が動物公園の駐車場に入る車で渋滞することが問題点として上げられました。安佐動物公園からは,一つ山を越えた場所に安佐町の筒瀬地区があります。御存じのように筒瀬地区は,広島市のごみの最終処分場である玖谷埋立地がある地区であり,平成31年度末までの埋立期間終了後の埋立跡地や,埋め立てに使用する土を取る場所の跡地への,広場の整備が計画されています。こうした広場を安佐動物公園の臨時駐車場として利用し,筒瀬・後山間の道路を経由し,シャトルバスで入園者を移送するのも一つのアイデアではないでしょうか。  埋立地の地元である筒瀬地区の住民の方々の御理解を得ることや,車の誘導方法など課題もあると思いますが,春・秋の行楽シーズンやナイトサファリなどのイベント開催時での交通渋滞解消の一つの対策として,提案させていただきます。  また,観光資源としての活用を図っていくためには,安佐動物公園の魅力を積極的にPRし,観光コースの中に盛り込んでもらえるような取り組みも重要です。例えば,園内を2時間コースとか3時間コースなど,主な動物を決まった時間で回れるコースが設定できれば,観光会社も観光コースに組み入れやすいのではと思います。観光バスの運転手の休憩でも必要だと思います。  そこでお伺いします。観光地としてのPR活動について,どのような取り組みを行っているのでしょうか。市と指定管理者である公益財団法人広島市みどり生きもの協会が連携を図りながら,目標をしっかりと定め,安佐動物公園が魅力的な観光地となるよう,再整備の推進やPR活動に取り組んでいきたいと考えています。  以上で,私の総括質問を終了します。  御清聴,ありがとうございました。(拍手) ○碓井法明 議長       市長。                〔松井一實市長登壇〕 ◎松井一實 市長       西田議員からの御質問にお答えします。  安佐動物公園の再整備計画についての御質問がございました。  安佐動物公園は昭和46年に開園し,今日に至るまで,学びや憩いの場として,多くの市民に親しまれてきました。また,動物の繁殖活動や生体研究では,国内の動物園や水族館に与えられる最高の栄誉である古賀賞を3度受賞するなど,大きな成果を上げており,種の保存に貢献する場として,全国的に高い評価を受けております。さらに,当園は,市域内外から年間約50万人が来園する集客施設であり,今後も本市の貴重な観光資源としての役割が期待されております。  施設の老朽化や少子・高齢化が進展し,来園者のニーズも多様化する中で,当園がこれまで果たしてきた社会的意義を継承しながら,観光資源としての役割をしっかり果たしていくためには,幅広い客層に受け入れられる新たな魅力を創出する再整備に取り組む必要があると考えております。  現在,本市と指定管理者である公益財団法人広島市みどり生きもの協会の職員で構成するワーキンググループを設け,「人と動物にやさしく,魅力あるおもてなしの場の再生」を基本方針として,再整備に向けた検討を進めているところであります。  今年度中には,来園者が安全で快適に動物を観察できる環境づくり,動物の快適な生育環境づくり,観光拠点としてのおもてなしの機能向上などを主眼とした,動物公園全体の再整備イメージを取りまとめることとしております。来年度は,この再整備イメージを実現するための,具体的な整備のあり方を示す基本計画を策定したいと考えております。  委員から御提案のあった,動物公園に至る経路の景観対策や,周辺道路の交通渋滞対策についても,この基本計画の策定を進める中で検討してまいりたいと考えております。  その他の御質問については,関係局長から答弁いたします。 ○碓井法明 議長       都市整備局長。 ◎西岡誠治 都市整備局長   私からは,安佐動物公園の再整備について,観光地としてのPR活動について,どのような取り組みを行っているのかという点についてお答えいたします。  安佐動物公園の指定管理者である公益財団法人広島市みどり生きもの協会では,これまでも広島県内はもとより,山陰・四国地方の市町や観光・交通事業者を訪問し,ナイトサファリ等のイベントのPRによる観光客の誘致や,これらの市町の観光資源と安佐動物公園を結びつけた魅力ある広域観光ルートの新設を働きかけるなど,積極的な集客活動に取り組んでまいりました。こうした取り組みの成果として,平成21年度以降減少傾向にあった入園者数が,平成24年度には増加に転じております。  一方で,安佐動物公園における県外からの来園者は1割程度にとどまっており,道外からの来園者が5割を占める北海道旭川市の旭山動物園などと比べると,広域的な集客にまでは至っていない状況にございます。県外からの来園者では,本格的な動物園のない島根県や岡山県からの割合が高くなっており,昨年3月の松江自動車道の開通など,広域的な交通アクセスの利便性向上を契機に,山陰地方からの広域的な集客が期待できるのではないかと考えております。  今後とも,議員からの御提案も踏まえ,指定管理者と連携を図りながら,さらなる入園者の増加を目指してまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  安佐市民病院言語療法リハビリについて,十分な診療が受けられるようにするための対策,独法化いたします中期計画の中で,どのような形で示されているのかについてお答えいたします。  安佐市民病院における小児の言語療法リハビリについては,議員御指摘のとおり,年度中途に医師の退職に伴い,年度当初の時点と比べ,診察できる患者数が減っております。現在,担当医師の言語療法リハビリに携わる従事時間をふやすことや,関係病院からの応援医師の確保について,鋭意,調整を行っており,診療できる患者数をふやして,できるだけ早く従前のような診療体制に戻したいと考えております。
     また,安佐市民病院が,本市の小児の言語療法リハビリにとって重要な役割を担っていることは十分認識をしております。平成26年度からの法人の中期計画案においても,発達障害等の言語療法,失語症及び構音障害の治療を行う言語療法リハビリを引き続き実施することとしており,引き続き小児の言語療法リハビリに取り組んでまいります。  以上です。 ○碓井法明 議長       健康福祉局長。 ◎糸山隆 健康福祉局長    障害者の短期入所等についてお答えをいたします。  まず,介護者の入院など突発的緊急時に利用希望をして,断られる事例があると。緊急時に利用しやすくする対策が必要ではないかとの御質問についてです。  短期入所事業について,昨年6月本市域内の短期入所事業者に対し,稼働率等の調査を行いました。その結果,平成24年度の事業所全体での稼働率の平均は約43%という状況でした。また,同調査への回答の中で,やむを得ず利用を断る理由としては,希望された日にあきがない,入院治療が必要などのほか,利用希望者に対し適切なサービスを提供できない,が挙げられており,さらに,これについて,初めての利用など,利用者本人の状態等がしっかり把握できていない場合には,受け入れが難しいことがある,あらかじめ面談や体験利用してもらうことで,突発的な利用希望に対応できる場合もふえるといった意見も多くありました。  こうしたことを踏まえ,通常利用の曜日の分散化など,緊急時により利用しやすくするため,どのような方策がとり得るかについて事業者と協議するとともに,利用者やその家族に対し,障害福祉サービスの更新の際などに,緊急時に備え短期入所事業の体験利用等を通じた施設との関係づくりを促すことなど,検討していきたいと考えております。  次に,グループホームケアホームの整備の促進についてです。  本市においては,障害者のグループホーム等の整備を促進をしていくため,開設時等の支援として,社会福祉法人に対し,市が保有する未利用の土地や建物を貸与しているほか,国の補助制度に基づき施設整備の補助を行っています。また,独立行政法人福祉医療機構からの借入金の元利償還に対する補助も行っております。  今後とも,これらの補助制度等活用しながら,グループホーム等の整備を促進していきたいと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       財政局長。 ◎岡村清治 財政局長     建設コンサルタント業務の入札制度についてお答えいたします。  市内本店事業者に限定した入札の対象範囲を1000万円未満から2000万円程度まで拡大したらどうか,また,あわせて最低制限価格制度の対象範囲も2000万円未満程度まで拡大したらどうかというお尋ねでございました。  建設コンサルタント業務の入札については,現在,総発注件数の8割以上が適用対象となる設計金額1000万円未満の業務を対象として,市内本店事業者に限定した入札を行っております。  議員の御提案は,地元の中小の事業者の健全な育成を図る観点からは,積極的に受けとめるべき面もあると考えますが,2000万円未満まで拡大した場合には,平成25年度の12月末までの実績でみると,総発注件数の約95%までが適用対象となり,地元事業者の育成には一層の効果があると考えられる一方で,地元事業者のみでは十分な競争性が確保できない場合が生じるなどの課題もあることから,今後しっかりと検討してまいります。  また,最低制限価格制度の対象範囲の拡大等については,最低制限価格制度の導入,最低制限価格の水準の引き上げなど平成23年度,24年度と行ってきたことから,落札率等制度の運用状況は相当改善してきているところですので,まずは検証,分析を行った上で,所要の見直しを検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       道路交通局長。 ◎向井隆一 道路交通局長   道路の凍結防止対策についての御質問にお答えをいたします。  本市ではどのような凍結防止対策を行っているのか。また,安佐動物公園付近の県道について,対策を図るべきではないかとのお尋ねでございました。  本市では,道路の凍結防止対策として,主に幹線道路の橋梁や勾配が急な場所などに凍結防止剤を配置し,道路利用者に散布していただいております。また,バス路線につきましては,バス事業者に散布の協力をいただいております。さらに,特に凍結しやすい山間部の幹線道路などにつきましては,委託業者による凍結防止剤の散布や,アスファルト舗装にゴム材を混入させ,車両走行によりゴム材がたわむことで路面の氷を破砕する効果がある凍結抑制舗装を施工しているところでございます。  議員御指摘の安佐動物公園付近につきましては,山間部の勾配が急な幹線道路でございます。凍結した場合にバスの運行に支障を来すなど,交通への影響が大きい場所であることから,現在行っておりますバス事業者による凍結防止剤の散布に加えまして,どういった対策ができるか,凍結抑制舗装の施工も含めまして検討をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       12番西田議員。 ◆12番(西田浩議員) どうもありがとうございました。  2点だけ,ちょっと要望を述べさせていただきたいと思います。  まず,最初の言語療法リハビリの件ですけども,御答弁の中でできるだけ早く従前のような診療体制に戻したいと考えていると御答弁いただきまして,しっかりと取り組んでいただきたいのと,この従前というのが昨年の4月,5月の状態であると理解をしておりますので,よろしくお願いします。  それと,病院を建てかえた後に,これは次の中期計画になるので,今ここではなかなか御答弁できないんだと思うんですけども,新しい病院になってもしっかりとこのリハビリ続けていただきたいなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。  それから,建設コンサルタント業務の入札制度についてですけども,広島市への貢献度というのはすごく高いんじゃないかと,地元の業者さんですね,と思いますので,地元の業者を育てる観点,あるいは,市へのいろんな協力を受けるという観点からも,しっかりと検討していただければと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○碓井法明 議長       次に,34番若林新三議員。                〔34番若林新三議員登壇〕(拍手) ◆34番(若林新三議員) 市民連合の若林であります。  総括質問をさせていただきたいと思います。私は6項目について,質問と提案と要望をさせていただきたいと思います。  まず最初に,平和行政のうち,アメリカのオバマ大統領の広島訪問についてお伺いをいたします。  被爆68周年となり,被爆者の高齢化が進んでいます。言うまでもなく,被爆者の切なる願いは,地球上から核兵器を廃絶するということです。これまで,勇気を振り絞って,被爆者は核兵器の恐ろしさ,非人間性について語ってこられました。これは,原爆を投下したアメリカの責任を追及するというのではなく,人類史上で再び核兵器を使うことの恐ろしさと愚かさを多くの人に知っていただきたいという悲痛の叫びでもあります。  こうした中,オバマ大統領は,核兵器廃絶に向けて,少し前でありますが2009年のプラハで,アメリカは,核兵器国として,そして,核兵器を使ったことがある唯一の核兵器国として,行動する道義的責任がある,アメリカだけではうまくいかないが,アメリカは指導的役割を果たすことができる,きょう,私は核兵器のない世界の平和と安全保障を追及するというアメリカの約束を,明確に,かつ確信をもって表明をする,と力強く語られました。  核超大国のアメリカの指導者が,このような発言をされたことは,核兵器を廃絶をするという視点で,期待とともに歓迎をいたしました。そのオバマ大統領が,ことし4月にも来日されることで調整されていると伺っています。ぜひとも実現をしていただき,核兵器廃絶に向けた大きな一歩を踏み出していただきたいと思います。  お伺いをいたします。オバマ大統領の広島訪問に向けた動きはどのようになっているのでしょうか。2月13日の報道では,4月22日から1泊2日の日程で訪日をするということです。短い日程ですが,ぜひとも実現していただきたいと思います。これまでの実現に向けた広島市の取り組みについてお聞かせください。  また,広島訪問が日程的に難しい場合,東京ででもいいですから,広島市長と会う日程をつくっていただくなどの努力をお願いをいたしたいと思いますがいかがでしょうか。  次に,2015年NPT再検討会議に向けた取り組みについてお伺いをいたします。  2020年の核兵器廃絶を目指す広島市にとって,2015年は被爆70周年であるとともに,NPT再検討会議が開かれる年でもあり,大きな節目の年にもなります。このNPT再検討会議に向けて,広島市として,また,平和首長会議として,どのように取り組んでいこうとされているのかお答えください。  次に,被爆者健康手帳の審査期間の短縮についてお伺いをいたします。  この問題については,毎年取り上げてきました。申請から諾否の応答まで,1年以上かかっていたこともありましたが,一時的に増員等の措置をしていただき,6カ月程度に短縮することができたことは,評価をすべきものと思います。  しかし,被爆者の高齢化が進み,その可能性のある人も同様に高齢化しています。これまで,標準処理期間の設定にはなじみにくいという答弁を繰り返されておられますが,6カ月というのは,通常の処理期間の3倍にもなり,改善していくことは,やはり必要だと思います。  通常の申請事務については,市民の皆さんが行政庁に,あることを申請してから,行政庁がその申請した市民に,申請内容を受け入れるかどうかを答えるまで,60日以内にすべきであると定められています。これが標準処理期間というものです。行政の事務については,できる限り標準処理期間を設けなければならないと定められています。しかし,被爆者健康手帳の申請については,標準処理期間の設定がなされていません。  お伺いをいたします。現在,被爆者健康手帳の審査期間は平均どの程度になっているのでしょうか。また,今後も審査期間の短縮に向けて,人的配置も含めて対応を強めていただきたいと思いますがいかがでしょうか,お答えください。  標準処理期間の設定については,今回も以前と同様なお答えになると思いますので,別の機会に改めてお聞かせをいただきたいと思います。  次に,広島中等教育学校についてお伺いをいたします。  広島中等教育学校は,本年4月から開校することになりますが,これまで安佐北中学校,安佐北高等学校として親しまれてきました。卒業生の中には,安佐北の名前をぜひ残してほしいという声も聞いています。自分の卒業した学校に誇りを持っていることのあらわれだと思います。  中高一貫教育校には3つの種類があります。1つ目は中等教育学校です。一つの学校として,一体的に中高一貫教育を行います。2つ目は併設型中学校・高等学校です。同一の設置者による,中学校と高等学校を併設しているものです。3つ目は連携型中学校・高等学校です。これは異なる設置者間でも実施可能な形態であり,中学校と高等学校が教育課程の編成や,教員・生徒間交流等で連携を深めるものです。1999年度以降,併設型中高一貫教育校を中心に,全国で中高一貫教育校が増加し,2013年4月現在で,中等教育学校が50校,併設型中高一貫教育校が318校,連携型中高一貫教育校が82校の,合計450校が設置をされています。  安佐北中・安佐北高校は,併設型の中高一貫教育校として,2003年に開校しています。これを契機に学力も向上して,国公立大学や有名私立大学への合格者もふえてきていると聞いています。そのほか,安佐北中・安佐北高校では,生徒が自主的に体育祭や文化祭などを企画・運営するとともに,地域に対しても清掃活動を行ったり,積極的に挨拶をするなど,心身ともに成長する学校づくりが進められているのだと感じていました。  そして,今回,併設型の中高一貫校から中等教育学校に衣がえすることになりました。私は,これまでの併設型中高一貫校でも,着実に実績を積まれてきたと思っています。その安佐北中・安佐北高校を中等教育学校に移行する目的についてお聞かせをください。  また,今回の入学者選抜では,120人の募集に対して,466人の応募があったと報道されています。志願率は3.88倍という高倍率となりました。子供たちや保護者の大きな期待のあらわれであり,率直に喜び合いたいと思います。  新たな学校では,学力の向上や豊かな心の育成ということにも力を入れられているのだと思いますが,幾ら学力があっても社会生活の中でその力を発揮できなければ,宝の持ち腐れにもなりかねません。  もう一つの視点として,キャリア教育の充実も大切だと私は思っています。特に,コミュニケーション能力やリーダーシップなどを身につけた人材を育てていただきたいと思います。  そこでお伺いをいたします。広島中等教育学校では,どのような人材を育成されようとしておられるのでしょうか。具体の取り組みについてもお答えをください。  次に,コンビニでの証明書の交付と収納事務についてお伺いをいたします。  私は,これまでコンビニでの証明書の交付について,実現していただくよう2010年9月議会の一般質問でも取り上げてきました。働いている人は,午前8時30分から午後5時15分までに市民課等の窓口に行くためには,休みをとるぐらいしか方法がありません。そうした市民の皆さんの利便性を向上させるためには,時間と場所が緩和されなければなりません。  仕事が終わってから証明書を取ることができる,あるいは,休日を利用して自宅の近くで証明書を取ることができることになれば,利便性が格段に向上いたします。それを実現できる方法が,コンビニを利用できるようにすることです。  また,そのためには市民を認識するシステムが必要で,これまで民主党政権の中で,マイナンバー制の議論が進められてきました。政権がかわった現在でも,マイナンバー制は生かされ,法律も制定されました。一方,広島市の住民記録システムの再構築も必要となっていましたが,住民記録システムについては,2012年度で再構築されています。  お伺いをいたします。コンビニでの証明書の交付については,今後どのように取り組まれようとしておられるのでしょうか。実現に向けた現在の取り組みについてお示しください。また,実際にコンビニでの証明書の交付が実現するのは,いつごろになるのでしょうか。見通しをお答えください。  その際,交付できる証明書は住民票の写し,印鑑登録証明書等が考えられますが,具体的にはどの証明書が想定されているのでしょうか。市民はどのような手順で交付を受けるのか,全てのコンビニで対応できるのかどうか,あわせてお答えください。  また,住民基本台帳の情報は個人情報であり,その取り扱いには十分な対策が必要です。コンビニの証明書の発行では,セキュリティー対策はどのようになっているのでしょうか,お答えください。  コンビニでの市税や国保料の収納事務については,これまで複数の議員から一般質問等でも取り上げられてきました。今年度のシステム改修によって,新年度から実現が可能となっていますが,具体的にはいつから導入するのでしょうか。また,どのような税がコンビニ対応できるのでしょうか。  その場合,どの程度の収納効果を見込んでおられるのでしょうか。収納効果の根拠を示した上で,市税と国保それぞれお答えください。収納効果を上げるには,市民に対して十分な周知が必要です。どのように周知されようとしているのでしょうか。それぞれお答えください。  次に,可部バイパスの整備促進についてお伺いをいたします。  1981年の都市計画決定以降,三十数年が経過をしましたが,多くの皆様の御協力のおかげで,ようやく2月8日にバイパスが54号に直接接続することができました。バイパスの効果は,これで基本的には発揮することができます。多くの関係者の皆様とともに,この開通を喜び合いたいと思います。  しかし,まだ十分とは言い切れません。191号との交差点付近では,広島方面に向けて可部トンネルに入る前から渋滞が起きることもあります。可部中心部での部分的な4車線化が進められているため,幾分車の流れはスムーズになっていると思いますが,JR可部線を越える高架橋が未整備のため,その機能が十分発揮されているとは言えません。そのためにも,可部中心部だけでも早急な全線4車線化を進めていただきたいと思います。  そこでお伺いをいたします。可部中心部の4車線化に向けて,JR可部線を越える高架橋部分も,引き続いて整備していただくよう,国に強く働きかけていただきたいと思いますが,いかがでしょうか,お答えください。  最後に,安佐市民病院の建てかえについて,提案と要望をいたします。  私は,7年前の2007年の6月議会で,安佐市民病院の建てかえを求めて以降,安佐市民病院の充実と建てかえの必要性について,本会議や委員会などで随時取り上げてきました。病院の充実については7対1看護体制の実現,地域がん拠点病院の指定,救急医療体制の拡充,医師の確保,高度医療機器の導入など,その充実ぶりがうかがえます。さらに,今回の建てかえ後には,これまで困難とされてきた救命救急センターの設置も実現する見通しとなっています。こうしたことは大いに喜ぶべきことです。  そして今回,市長は荒下地区への病院の移転をするための補正予算を提案をされているところであります。この件に関しては,いささかの不自然さを感じています。最初から移転ありきではなかったのかという疑念を払拭することができないのです。昨年の総括質問でも取り上げましたが,道路整備という一方的な付加価値をつけて,説明会を始めるというやり方は,フェアではないような気がいたしました。  昨年の指摘で,可部バイパスの整備や可部大毛寺線と高陽可部線の接続については,現在地での建てかえでも整備するという方針に転換をされましたが,住民の方にとっては移転を強くイメージすることになりました。  今回の提案で不自然に感じる点は幾つかあります。例えば,旧可部町,高陽町など旧安佐郡5町が現在地を最適地として選定してきたことは,基本的に尊重する必要があること,その一角を占める高陽地区の皆さんが猛烈に反対をされていること,現在地での建てかえを求める5万5000人以上の署名に託された大きな願いがあること,バスの利便性は現在地がはるかにまさっていること,現在地周辺の商店の人も生活がどうなるか大変不安に思っておられること,土地の取得・造成を含めた建設費は現在地が安いと見込まれること,新たな塩漬け土地ができる可能性があることなど,課題は多いと思います。  また,現在地周辺の渋滞の主な原因は,病院駐車場に入りにくく,滞留スペースがないことによるもので,建てかえによって改善できるものと思います。さらに,可部大毛寺線と高陽可部線が接続をされれば,54号周辺の皆さん,191号周辺の皆さん,可部大毛寺線周辺の皆さん,いわば可部地区の大部分の皆さんは,踏切を通らずに安佐市民病院に行くことができることになります。  まちづくりについて,市長答弁をされていますので,一つの提案をいたしたいと思います。  荒下地区のまちづくりについては,私もとても重要な課題だと受けとめています。JR電化延伸については,数年にわたって20万円程度の予算しかつかず,首の皮一枚でつないできたこともありました。そんな中,私が建設委員会委員長をしていた2008年の夏に,国から地域交通を活性化させるため,コミュニティーレールという補助制度をつくりたいとの連絡がありました。可部線の電化延伸事業に,国が3分の1補助をする制度をつくるというものです。私はうれしさに小躍りして,亀山南で中心的に活動されている方にすぐさまその報告をしたことを思い出します。その後,可部線輸送改善連携計画の策定に向けて,国やJRも含めて協議会が立ち上げられ,今日の電化延伸の事業化につながっています。大変すばらしく,喜ぶべきことだと思います。  そこで,提案ですが,一昨日,市長は移転した場合の跡地活用について,活力のある地域となるよう,責任を持って取り組むとの答弁をされています。それをそっくりそのまま荒下地区のまちづくりに当てはめられてはいかがでしょうか。可部地区,安佐北区のまちづくりに向けて,一つの場所に市の事業を集中するという手法ではなくて,病院は現在地で建てかえ,荒下地区は電化延伸事業に加えて活力ある地域づくりに責任を持って取り組んでいただくということです。そのほうがバランスのとれたまちづくりになりますし,塩漬け土地のリスクもなくなります。御検討をいただきたいと思います。  安佐市民病院の移転については,市民の間でも,市議会の中でも,議論が二分をしているようです。こうした中で,あえて移転を強行することは,混乱を招くことにもつながりかねません。市長におかれましては,議案を再検討されますよう要望をしておきます。  これで総括質問を終わります。  答弁によりましたら,再質問をさせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○碓井法明 議長       市長。                〔松井一實市長登壇〕 ◎松井一實 市長       若林議員の御質問にお答えします。  平和行政のうち,2015年NPT再検討会議に向けた,広島市及び平和首長会議の取り組みについての御質問がございました。  2015年NPT再検討会議は,2020年までの核兵器廃絶を目指す本市にとって,非常に重要な会議であると認識しています。その会議を翌年に控え,本年4月にNPDI──軍縮・不拡散イニシアチブ──外相会合が広島で開催されます。この会合は,核兵器を保有しない国々が歩調をそろえて,核軍縮・核不拡散に関する取り組みを議論する場であり,NPT再検討会議につながる重要なプロセスになるものと考えています。  このため,当会合の広島開催は,各国の外相たちに核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願う広島市民の思いを伝えるまたとない機会であることから,同会合の行事に原爆死没者慰霊碑への参拝・献花,被爆体験証言の聴講,平和記念資料館の見学を組み込み,各国外相に被爆者の体験や平和への思いを共有してもらうように努めることにしております。  また,本年4月下旬から5月上旬にかけて,NPT再検討会議第3回準備委員会がニューヨークで開催されます。それに合わせて,平和首長会議代表団を派遣し,NGOセッションなどさまざまな機会を捉え,国連や各国政府関係者等に悲惨な被爆の実相を伝えるとともに,核兵器廃絶に向けた具体的な取り組みを強く要請いたします。  さらに,核兵器禁止条約の交渉開始等を求める市民署名を準備委員会議長に提出し,核兵器禁止条約の早期実現に向け,リーダーシップを発揮していただくよう働きかけてまいります。  こうした取り組みを通じて,2015年NPT再検討会議に向け,核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願うヒロシマのメッセージを世界に発信していきたいというふうに考えております。  その他の御質問については,関係局長から答弁いたします。 ○碓井法明 議長       市民局長。 ◎及川享 市民局長      平和行政についての御質問のうち,オバマ米国大統領の広島訪問についてお答えいたします。  オバマ米国大統領の広島訪問については,これまでも,被爆地ヒロシマにおいて,直接被爆の実相に触れ,被爆者の体験や平和への思いを共有し,大統領自身が示す,核兵器のない世界への揺るぎない決意を世界に向けて発信してほしいと考え,米国大使館や日本政府に働きかけてまいりました。  昨年12月16日には,市長が長崎市長とともに,キャロライン・ケネディ駐日米国大使と面会し,改めて大統領の被爆地訪問を要請いたしました。そのとき,大使からは,要請文を出せば必ず検討すると思うとの前向きな発言があり,同月の26日に大統領宛ての要請文を長崎市長とともに連名で送りました。また,先月31日も,市長が外務事務次官に面会し,大統領の広島訪問を要請したところでございます。  現在,日米両政府において,大統領の日本訪問をことし4月22日から23日で調整中であると報じられておりますが,現時点では,広島訪問に関して正式な連絡はございません。  議員御提案の大統領の広島訪問が難しい場合に,市長が東京で大統領と面会できるよう要請することについては,まずは,大統領の訪問を一緒に要請しました長崎市と協議したいと思います。  以上でございます。
    ○碓井法明 議長       健康福祉局長。 ◎糸山隆 健康福祉局長    被爆者健康手帳の審査期間に関し,平均審査期間の現状,審査期間短縮に向けての対応についての御質問にお答えをいたします。  被爆者健康手帳の審査期間につきましては,今年度4月から1月までの10カ月の平均で4.3カ月となっており,直近の本年1月分は4.0カ月となっております。原爆投下から68年が経過し,被爆の事実を確認するための資料調査や証人探し等に時間を要する状況になっていますが,手帳申請者の高齢化が進んでいる現状を踏まえまして,引き続き審査期間短縮に努力をしてまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       教育長。 ◎尾形完治 教育長      広島中等教育学校に関します,2点の御質問にお答えを申し上げます。  まず,安佐北中・高等学校を中等教育学校に移行する目的について伺いたいとのお尋ねでございます。  本市はこれまで,併設型中高一貫教育校を設置し,中等教育の多様化を推進し,生徒一人一人の個性を重視する教育を進めてまいりました。こうした教育をさらに充実させるため,一つの学校として,6年間を見通した一貫性のある教育課程を編成することができる中等教育学校へ移行するものでございます。  次に,中等教育学校は,どのような人材を育成し,また具体的な取り組みはどうなのかというお尋ねでございます。  広島中等教育学校では,高い理想と品格を有する,各分野のリーダーとして活躍できる人材の育成を目指し,生徒がリーダーシップ,アイデンティティー,知的探求能力,グローバルな視点を持ったコミュニケーション能力などを身につけることができるよう,特色ある教育活動を行います。  具体的には,異学年による文化・スポーツなどの交流,茶道などの体験学習,論文作成や研究発表,英語書籍の多読や語学研修などを行ってまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       企画総務局長。 ◎竹内功 企画総務局長    コンビニでの住民票等の証明書の交付に関してお答えいたします。  まず,いつから開始するのかということと,現在の取り組み状況についてでございます。  住民票の写しなどの証明書をコンビニで交付するサービスについては,市民の利便性の向上と事務の効率化を図る上で有意義であると考えております。こうした中,平成25年5月に,いわゆる個人番号法が成立・公布され,平成28年1月から個人番号カードの交付が始まることとなりました。本市は,この個人番号カードの交付に合わせて,各種証明書のコンビニ交付を開始したいと考えています。  証明書のコンビニ交付を実施するためには,本年4月に設立される地方公共団体情報システム機構が保有するコンビニ交付のシステムを利用する必要があります。このため,本市では,今後,専用回線による同システムへの接続と証明書の交付のための証明書発行システムを構築することとしており,平成26年度当初予算案にシステム構築経費に係る債務負担行為を設定しております。  次に,交付する証明書は何かということと,コンビニで証明書を受け取る際の手続と,どのコンビニで利用できるのかという点でございます。  コンビニで交付できる証明書については,現在,住民票の写しや印鑑登録証明書,戸籍の証明書,税の証明書を考えています。コンビニで証明書を交付するための本人確認は,平成28年1月に導入される個人番号カードを用いることになります。このため,市民はまず個人番号カードを取得していただく必要があります。次に,この個人番号カードを使って,コンビニが設置している多機能コピー機の画面の案内に従って,証明書交付の申請と手数料の支払いを行うことで証明書が発行されます。  現在,利用できるコンビニは,セブンイレブン,ローソン,サークルKサンクス,ファミリーマートの国内全店舗であり,本市域内には約370店舗あります。これらコンビニにおいて,基本的には年末年始を除く午前6時30分から午後11時まで,証明書の交付を受けることができるようになります。  次に,個人情報の取り扱いに関するセキュリティー対策はどのようになってるかという点でございます。  コンビニ交付における個人情報保護のセキュリティー対策としては,データの送信はコンビニ交付専用の通信回線を使用すること,それから,証明書発行後,多機能コピー機内のデータは自動的に消去されること,また,操作は全て市民が自分で行うことから,コンビニの従業員など他人の目に触れないで証明書を受け取ることができること,さらに,証明書発行後,多機能コピー機の画面や音声,アラームによって,個人番号カードや証明書の取り忘れを防止する仕組みとなっていることなど,さまざまな対策が講じられており,個人情報の保護は問題ないものと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       財政局長。 ◎岡村清治 財政局長     コンビニでの収納事務について,4点の御質問にお答えいたします。  コンビニ収納は,市税及び国民健康保険料について,いつから導入するようになるのかというお尋ねでございます。  コンビニ収納を開始する時期ですが,市税及び国民健康保険料の新しいシステムにより処理する,平成26年度分の市税及び国民健康保険料については,これらのシステムが本格稼働する本年4月からとなり,滞納管理システムにより処理する滞納繰越分については,同システムが稼働する6月下旬からとなります。  次に,市税については,どの税目がコンビニで納付できるのかというお尋ねでございます。  市税のうち,コンビニ収納の対象税目は,市民税の普通徴収分,固定資産税,都市計画税,軽自動車税です。ただし,納期限経過後のものは,全ての税目が対象となります。  次に,市税及び国民健康保険料に係る効果はどれぐらいの見込みなのか,またその根拠はどうかというお尋ねです。  コンビニ収納による効果額については,先行実施している他都市の収納率の上昇率を参考に,増収見込み額を算出し,その額から手数料等の所要経費を差し引いて算出しております。コンビニ収納の対象となる市税,国民健康保険料等,9つの徴収金全体での年間効果額は,増収見込み額約1億1300万円から,所要経費約4800万円を差し引いた約6500万円と見込んでおります。そのうち,市税の年間効果額は約4500万円,また,国民健康保険料は約1600万円と見込んでおります。  最後に,コンビニ収納の導入について,市税と国民健康保険料について,市民にはどのように周知するのかというお尋ねでございます。  コンビニ収納の広報については,対象となる市税や国民健康保険料などの各徴収金の納付書や納付者宛ての封筒にお知らせ文を記載するほか,納付通知書にチラシを同封します。また,市民と市政や本市のホームページへの掲載,公共交通機関の車内等に掲出する納付勧奨用ポスターへの記載,シャレオ等に設置しているデジタルサイネージでの情報配信などにより,広く周知を図るよう努めてまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       道路交通局長。 ◎向井隆一 道路交通局長   可部バイパスの整備促進についての御質問にお答えをいたします。  可部中心部における,可部バイパスの4車線化に向けて国に働きかけてはどうかについてでございます。  可部バイパスの国道191号との交差点前後では,このたびの安佐北区三入から大林までの区間の供用に合わせまして,右左折などが円滑にできるよう車線が追加され,実質的に4車線の状態になっております。また,中島交差点から太田川堤防沿いの北側約0.5キロメートルの区間におきましても,3月末の完成に向けて4車線化の工事が進められております。  今回の供用やこれらの改良により,バイパスの利便性が一層高まり,今後交通量の増加が見込まれますが,可部地区の拠点性の向上とさらなる活性化を図るためには,中島交差点から国道191号までの区間全てを早期に4車線化する必要があると認識をしております。  議員御指摘のJR可部線の延伸区間横断部など,残る区間の4車線化につきましては,可部地区のさらなる活性化を進めるという観点に立って,引き続き,事業者である国に対し強く要請していきたいと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       34番若林議員。 ◆34番(若林新三議員) 御答弁ありがとうございました。  要望と,一つだけ再質問をさせていただきたいと思います。  オバマ大統領の日程については,大変厳しい日程ということのようであります。マスコミ報道でも,かなり厳しいんではないかなというようなこともございましたが,これも千載一遇のチャンスでありまして,ヒロシマの心,願いというものを直接届けるようなことができればありがたいと思いますので,最後までの御努力をお願いをいたしたいと思います。  そして,広島中等教育学校については,いい学校をつくられるということで御答弁だったんだろうと思います。私が,中で述べたんですけれども,やっぱり学力だけではなくて,キャリア教育もやっぱり必要なんだなということを,私自身は感じているんですけれども,そのあたりについてはどのように対応されるのか,お答えをいただきたいと思います。  それから,安佐市民病院の建てかえについて,一言だけつけ加えさせていただきたいと思います。  今回は提案と要望ということにさせていただいておりますが,一昨日の市長答弁の中で,跡地の関係の最後のところで,今後とも建てかえにかかわる関係者の方々と十分な協議,調整を図りながらという御答弁をされております。  しかし,昨年3月に,現在地の皆さん,あるいは高陽の皆さん含めて100人以上,120人ぐらいの方が市長にお願いに来られました。でも,そのときには市長はお会いをされませんでした。そして,ことし1月,今度はいろいろ地元の方,せっぱ詰まって,400人近い方が,デモ行進ということをされたわけであります。県庁前から市役所まで来られました。そして,その後,要望をされました。400人全員がこの建物入ることができませんので,代表者が要望をされたわけであります。しかし,このときも市長はお会いになりませんでした。中の話を聞いてみますと,病院事業局で対応しておいてもらいたいというようなことであったということで,聞いております。  これは,本当に大きい課題だと,私は思います。地元の皆さんも随分せっぱ詰まった思いを,本当にされておられます。やっぱり,こういう気持ちというのは,真正面から受けとめていただいて,そういう皆さんに市長の言葉で説得をされるなら,説得をしていただく。そういうことをしていただきたかったわけでありますが,そういうことになっておりません。実際の対応と,一昨日御答弁をいただいた言葉と,大きなギャップがあることに唖然としております。  なかなか言葉が見つからないんでありますが,誠実に,やはり今回の問題というのは対応していただきたかったと思います。  教育長については,御答弁をお願いします。 ○碓井法明 議長       教育長。 ◎尾形完治 教育長      中等教育学校におけますキャリア教育の推進についてのお尋ねだと思います。  本校におけますキャリア教育の推進につきましては,先ほど御答弁いたしましたリーダーシップ,アイデンティティー,知的探求能力,コミュニケーション能力を生徒に身につけさせることによりまして,生涯にわたるキャリア形成の基盤を培っていく。それとともに,職場体験活動や各分野の職業人の講演会,こういったものを実施することなど,職業観,そして勤労観の育成に向けて,取り組んでまいることといたしております。  以上でございます。 ───────────────────────────────────────                休   憩   宣   告 ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       この際,暫時休憩いたします。                 午前11時22分休憩 ───────────────────────────────────────                 午後1時04分開議                 出席議員  48名                 欠席議員  4名 ○碓井法明 議長       出席議員48名であります。 ───────────────────────────────────────                    開議宣告 ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       休憩前に引き続き会議を開き,総括質問を行います。  4番山路英男議員。                〔4番山路英男議員登壇〕(拍手) ◆4番(山路英男議員) 自由民主党・保守クラブの山路英男でございます。  総括質問の最後となりますが,安佐市民病院の建てかえについて質問させていただきます。  この件については,賛成・反対とこれまでもさまざまな御意見があり,市民の方にとっても大きな関心事の一つで,次世代を担う子供たちのためにも,しっかりとした議論を重ね,結論を出さなくてはならない問題です。  御承知のように,安佐市民病院は,広島市北部の拠点病院という役割だけではなく,市域を超えて二次医療圏北部,備北,島根県南部を含めた北部の拠点病院でもあります。さらに,安佐市民病院の役割は,基町の広島市民病院の負担を軽減する役割も果たしており,救急医療を初め,市域全体から多くの患者を受け入れている広島市民病院の運営にも大きな影響を与えることになります。  このため,今回の安佐市民病院の建てかえは,広く市民全体にも関係あるものと考えており,単に病院が近くなる,遠くなるといった視点だけではなく,より広い視野に立って,利用のしやすさや建てかえによって可能となる医療機能の拡充などを検討していくことが重要と考えます。  今回の質問では,こうした私なりの観点で質問させていただくとともに,意見,要望を申し上げたいと思います。  今回,市長が表明された安佐市民病院の建てかえの移転先は荒下地区となっており,そこはJRが延伸する最終駅の目の前の立地となっています。本来,病院は健康な方が行かれることはほとんどなく,調子が悪い方,検査のため,または骨折,手術が必要な方など,体のどこか悪いところがある方が行かれるところです。  だとするならば,できるだけ皆に優しい病院にする必要があります。誰にも優しい病院をつくるためにはどうしたらいいのでしょうか。それは,一番の弱者である障害者や高齢者に優しい病院をつくることができれば,皆にも優しい病院ができるはずです。健常者に合わせた病院をつくると,障害者や高齢者,幼児などの弱者にとって優しい病院とはなりません。  今回の計画では,駅をおりたらそのまま雨にもぬれず,病院に行けると聞いております。この駅が病院に直結しているということは,病院利用者にとって,とても重要なことであるばかりか,体の不自由な方や高齢者にとって,とても重要です。例えば,つえや車椅子で来院される方にとって,バリアフリーが整備され,また定時制の確保されたJRの駅と直結している病院であれば,どれだけ来院されやすいでしょうか。  一方,現在地においては,一番近いJR中島駅から約600メートルあり,そこをつえや車椅子で行かなければなりません。また,現在地はバス便が多く走っておりますが,車椅子でバスに乗ることがどれだけ大変なことか。また,バス停から約200メートル離れており,体の不自由な方,高齢者や車椅子の方にとっては,とても長い距離に感じるはずです。  実際,私は安佐市民病院からJR中島駅まで車椅子で行ってみました。健康な方であれば,歩いて約7分で行けるところを,17分もかかりました。その道中もちょっとした坂道や段差にとても苦労し,特に54号線から中島駅に向かう十数メートルの坂はとても大変で,介助がないと一人ではとても大変でした。  また,つえをつきながら歩かれていた高齢のおばあさんもいらっしゃいましたが,かばんを持ち,バス停までの約200メートルをゆっくりと歩かれていました。ちょうどそのとき,雨が降り出していましたが,雨が降った時などを想像すると,つえをつきながら歩く方,車椅子の方,また手押し車を押しながら歩かれている高齢者は傘を差しながら行かなくてはいけないと思うと,その苦労ははかり知れません。  そのほかにも,ベビーカーを押しながら踏切を渡る若いお母さんがいらっしゃいましたが,ベビーカーの車輪がレールにはまらないよう,踏切を渡るときにベビーカーを抱えて渡られていました。  このように,これから高齢化社会に突入する時代,車に乗られる方はいいとしても,高齢で車の免許を返納した方,また免許や車を持っていない方など,交通弱者の方にとって病院の前にバリアフリーが整備され,定時制が確保されたJRの駅やバス乗り場が整備された病院はとても重要であり,全国でも利用しやすい病院となることは間違いありません。それが,全ての人に優しい病院ではないでしょうか。  次に,駐車場に関しましても,現在地での建てかえの場合,工事期間中の4年間,敷地外の駐車場を利用せざるを得ない状況となり,車で来院される方にとって非常に不便をかけることになります。現状でも約200メートル離れたところにある無料駐車場の利用者は少ないことから,車で来院される方は少しでも近くの駐車場を利用したいという心情が働くのは言うまでもなく,基町の市民病院のように,近くの駐車場にとめる車の渋滞が起きるのではないでしょうか。特に,体の不自由な方はそれが顕著にあらわれます。実際に安佐市民病院に行ったときも,多くの方が車椅子を利用されており,玄関口まで車で送り迎えされていました。  現在地に建てかえた場合には,工事期間中に,こうした高齢で体の不自由な方や障害者の方を送り迎えするスペースや障害者用の駐車場を病院の近くに十分確保するといった配慮ができるのでしょうか,お答えください。  また,現在地での建てかえ工事を行っている広島赤十字病院の関係者の話では,ダンプや建築資材を積んだ工事車両が頻繁に出入りしたりすることで,地域に対し非常に気を使われているとか,来院者の安全確保のため,来院者の歩く導線が複雑になったりと,苦労されているとのことでした。また,工事中は大きな音や振動などにより,入院患者の方にとっても悪影響は避けられないとのことでした。  では,安佐市民病院を現在地で建てかえることになった場合,今でも渋滞を引き起こしている状況が,工事車両や来院者の車でさらなる渋滞が発生するのではないでしょうか。そのほかにも,工事による騒音やちりやほこりが舞い,窓があけられないなど,入院患者にとって本当に大丈夫なのでしょうか。入院中は,病気によりふだんよりストレスがたまりやすいのに,さらに工事によりストレスが増すことはないのでしょうか。  このように,病院の建てかえを議論する上で遠くなるとか,近くなるとかの議論ではなく,どちらに建てたほうがより病院機能や利用者が使いやすいかなどの議論をもっとする必要があると思います。  次に,病院機能について質問します。  先日,秋田県にある本荘第一病院という病院に視察に行ってまいりました。この病院はベッド数は160床ですが,外来患者は一日500人も来るような人気の高い病院で,地域になくてはならない存在となっている病院でした。また,この病院は安佐市民病院の移転候補地である荒下地区に非常によく似た立地で,子吉川という一級河川の横に建設され,この川を癒やしの川として位置づけ,川の癒やしを医療に活用されていました。今では,癒やしの川が病院の5つの基本方針の一つにもなっており,癒やしの川で闘病の意欲を高め,命の輝く医療を展開しますとうたわれています。  そのきっかけとなったのは,外に出られない患者さんが,よく病室から川を眺めていたことから,川から何か癒やされているのではないかということで,平成8年5月,患者さんにアンケートを実施されたそうです。その結果は,川を見ていたら心が安らぐ,気持ちがほっとする,心が清められる,気持ちが落ちつく,病気を一瞬忘れさせてくれるといった回答が多くあり,川を使った医療や地域の活性化ができるのではないかということで,さまざまな専門家や地域の方,行政が一体となり,子吉川癒しの川づくりが進み,最終的には,秋田河川国道事務所が河川敷を整備し,平成14年5月にせせらぎパークという河川敷が完成しております。  その後も,医療での実践活動として,さまざまな研究や調査を実施されておりました。どのような調査・研究かと申し上げますと,例えば,川からマイナスイオンがたくさん出ているのではないかということで,測定器を使い科学的に調査をされていました。マイナスイオンは血液の浄化作用や精神安定作用,自律神経の調整作用,免疫強化作用,疲労感の緩和,新陳代謝を高めるなどの効果があるそうで,マイナスイオンが多ければ,通院・入院患者さんのストレス解消などにつながるのではないかということで,科学的根拠に基づく調査をされたそうです。  その結果,河川敷には多くのマイナスイオンが発生しており,リハビリで河川敷を利用したり,散歩に行ったりされ,治療効果の向上につなげられていました。
     また,外に出られない患者さんに対しても,天気のいい日には,病室の窓をあけ,換気することでマイナスイオンの効果を得ることができているとのことでした。そのほかにも,川とストレスの関係を調査されていたりと,今でも癒やしの川と医療との関係について,さまざまな調査・研究をされていました。これらの研究は,論文として20本以上発表されています。  このように,病院を中心に堤防や河川敷が整備されたことにより,本荘第一病院は川を癒やしの川と位置づけ,入院患者の散歩やリハビリ,また糖尿病治療のためのウォークラリーを開催され,また病院が地域と一体となり,子吉川ウォーク大会,子吉川歴史探訪ウォーク,癒やしの川キャンドルナイトなど,多くのイベントを開催するなどし,地域活性化の大きな原動力になっていました。そのほかにも,日常的に市民の憩いの場としても活用されていました。  移転先の荒下地区と視察に行った本荘第一病院の立地は非常によく似ているため,もし仮に荒下地区に移転建てかえした場合,川からの癒やし効果を取り入れた治療などができると思います。  そこで質問します。病院を荒下地区に移転建てかえするに当たっては,申し上げたような川を活用した整備を進められるべきと考えますが,いかがお考えでしょうか。  一方で,川に近いということで,水害の心配をされる議論もあるようですので,確認の意味も込めてお聞きします。  国が行おうとしている堤防整備の概要は,どのようなものなのでしょうか。また,どの程度の災害を想定しているか,そして,整備スケジュールについてもお答えください。また,現在地にも堤防がありますが,その概要と,どの程度の災害を想定したものなのかもあわせてお答えください。  次に,荒下地区の上下水道整備についてもお聞きします。  上下水道の整備にかかわる工期や経費負担は大丈夫でしょうか。もともと県営住宅のあった場所ですから,大丈夫だと思いますが,確認のためお伺いいたします。  次に,冒頭触れましたように,移転建てかえした場合,JRの駅と病院が直結することになりますが,その場合,JRの駅から病院入り口までの整備は,どのような計画をされていますか。また,病院前のバス停の整備についてもあわせてお聞きいたします。  次に,違う観点で質問させていただきます。  現在地での建てかえの要望の中に,受付時間の短縮を求める要望がありました。確かに,私も安佐市民病院ではありませんが,市民病院に診察に行ったとき,待ち時間が多く,数時間病院にいましたが,その大半は待ち時間であった経験があります。えてして大病院は,市民病院や安佐市民病院に限らず,この受付の待ち時間が多いという問題は,どの病院にもあるように思います。しかし,以前東京の国立成育病院に視察に行った際,受付の簡素化,待ち時間の短縮や待ち時間の有効活用をするため,受付時に携帯できる端末を渡され,その端末の指示により,病院内のさまざまな診療科を効率的に回れるようなシステムを導入されていました。  このシステムでは,その端末が鳴るまで,要は端末に指示が表示されます,それまでは,施設内で自由な時間を過ごすことができ,オープンスペースで本を読まれたり,コーヒーを飲まれたりなど,待ち時間を有効に使われていました。このシステムは,広島の会社とお聞きしておりますが,安佐市民病院の建てかえ時に導入される計画はありますでしょうか,お答えください。  また,そのためには,例えば施設内に自由に使えるオープンスペースや飲食店,本屋やちょっとした買い物ができる店など,病院機能以外のテナントを誘致もしくは用意される予定はありますか,お答えください。  次に,現在の安佐市民病院の建てかえの計画にはありませんが,重度障害児者の施設や短期入所施設,いわゆるショートステイの施設を併設する必要についてお伺いします。現在,広島県内には重度心身障害者施設は9施設ありますが,そのいずれも短期入所はあきが少なく,利用したいときに利用できないとアンケート調査でも明らかになり,問題になっております。  特に,人工呼吸器が必要なお子様を預かる施設は,大竹市にある独立行政法人国立病院機構広島西医療センター,東広島市の医療型障害児入所施設わかば,呉市の重症心身障害児施設ときわ呉の3施設と限られており,人工呼吸器が必要なお子様を預かる際には,職員配置を手厚くする必要があることから,受け入れ人数も限られている現状があります。  加えて,近年の医療の進歩により,超重症児・準超重症児のお子さんが増加しており,この子供たちが新たにNICUから在宅に移行することから,現状でさえ今の短期入所の枠では不足している状況ですので,さらに不足することは間違いありません。現に,広島市民病院の過去5年間の集計ですが,人工呼吸器を使用し,退院後に在宅で人工呼吸器を使用されている患者数を調査したところ,平成21年度に15歳未満の方が5名であったのが,平成25年度には14名になり,15歳以上の方も12名から34名に増加し,全体では17名が48名で,平成21年度の約2.8倍となっており,これらのことからもわかるように,今後さらに短期入所施設の不足が拡大していくことは明らかです。  一昨年の9月議会では,障害を持った親御さんの日常的な肉体的,精神的な苦労を少しでも軽減するため,入院時の付き添い問題を取り上げさせていただきました。その御答弁の冒頭で,松井市長は改めて,重症心身障害児など重度障害の子供さんを抱える御家族の介護の大変さや,負担の大きさを痛感しましたと御答弁され,病院事業局の事務局長も,この付き添い問題については改善していかれるとの御答弁をいただきました。  現在,広島市民病院では,この付き添い問題の対策として,保育士を増員されたり,常時看護師の目が届くベッドをふやされたり,観察用のカメラを導入されるなど,その付き添い環境は少しずつ改善されておりますが,広島県立病院やその他の病院に入院されている方の付き添い問題は余り改善されていないのが現状です。そのほかにも,呼吸器管理の必要な超重症児や準超重症児の在宅時の看護においては,依然として24時間の看護が必要で,保護者は一日たりともゆっくりできる日はありません。  これらの子供を施設に預けるのではなく,在宅で見ていくことが本来子供にとっても,保護者にとっても,また自治体にとってもいいことであることは言うまでもありません。しかし,在宅で見るためには,時にはレスパイト,いわゆる休息が必要なのにもかかわらず,先ほども申し上げましたが,広島市には呼吸器管理が必要な超重症児・準超重症児のお子さんを短期的に預かる施設が不足しており,預けられないのが現状です。これらの超重症児を預かるには,医師が必ず必要となります。その医師がいる施設が,現在,大竹市と呉市と東広島市しかなく,今後これら重症児がますますふえていく中,広島市には実質的になく,早急に整備する必要があります。  実質的にないというのは,広島市にも重症心身障害児施設鈴が峰がありますが,実際には呼吸器をつけているような超重症児については,必要な人員体制を確保することができないという理由から,預けることができません。また,市外の他の施設の例では,超重症児を受け入れるためには,数名の他の重度障害児の利用を断らないといけないという現状があるようです。また,ある東区にお住いのお母さんの話で,東広島市のわかばの例ですが,4カ月に1回,1週間のショートステイを利用されていますが,11月に利用したときに,お子さんが3日目に発熱し,その施設からかかりつけの病院まで連れて行ってほしいと連絡があったそうです。わかばは医師もいる施設ですが,発熱したということで結局迎えに行き,東広島市から広島市内の病院まで,最終的には救急車で搬送されたそうです。  結局,医師がいる施設でも,このような超重症児を見ることが難しく,何か少しでも悪くなると,すぐに大きな病院に連れて行かなければならないのが現状です。  このような現状で,親は安心してかわいい子供を預けられるでしょうか。在宅で頑張っていらっしゃる保護者は,数カ月に一度休息をとり,一回気持ちをリセットし,また新たな気持ちで子供の看護に当たられているのです。親は何で元気な体で生んであげられなかったのかと,自責の念で押し潰されそうな心と,障害を持って生まれた我が子の存在意義を一生懸命見つけながら,この先長く続く在宅での看護を頑張ろうとしているのです。  このようなお母さんたちに,ほんの少しだけでも普通の生活をさせてあげてください。このお母さんたちを助けてあげてください。このようなお母さんの支援をしていくためには,どうしてもこれらの子供を短期的に預かる施設が広島市に必要なのです。しかもそれは,保護者が安心して預けられる,専門の医師が多くいる安佐市民病院のような大病院に併設された施設が必要なのです。  これらの施設は民間任せにするのではなく,自治体として責任を持って運営していくべきものだと考えます。現に,神奈川県立こども医療センターでは,肢体不自由児施設が50床,そのほかにも重症心身障害児施設が40床ほど病院内に併設されており,またここはレスパイトのため,重症心身障害児施設40床のうち7床を短期入所用として運用されています。この施設は神奈川県が運営し,専門の医師も多くいる大病院であり,保護者も安心して預けられる施設なのです。  そこで質問します。現在,広島市においては,呼吸器管理の必要な重度障害児者の短期入所施設や入所施設も不足していることから,超重症児者を受け入れるショートステイやデイケアといった短期入所施設や入所施設が必要ではないかと思いますが,いかがお考えでしょうか。それを,例えば,安佐市民病院の建てかえ時に整備してはいかがでしょうか。また,安佐市民病院の建てかえが終わるまでの間は,短期入所機能を他の市立病院に併設すべきと思いますがいかがでしょうか,お答えください。  次に,これから超高齢化社会に突入していきますが,今後,この問題を考えるときには,医療と福祉の問題を考える必要があります。前述のように,今後,医療的ケアの必要な超重症児施設が必要になるのと同じように,今後,団塊の世代が後期高齢者になる2025年以降,医療的ケアが必要となる高齢者がふえることが予想されます。特に,安佐市民病院の医療圏である安佐北区や北部地域は高齢化率が高くなっており,10年20年先を見据えた医療と福祉を考える必要があり,土地が広ければこのような方たちの施設を併設したり,現状では予測できない社会になったとしても,対応できると思います。  そこで質問します。今後予想される高齢化社会や,予測できないような事態が起きたときのことを考えれば,できるだけ広い土地に建てることが必要だと考えますが,見解をお聞かせください。  最後に,安佐市民病院の建てかえに関して,利用のしやすさや医療機能の拡充,10年20年先を見据えた問題などを中心に質問させていただきましたが,私は病院を移転することで,可部や安佐北区が変わるということも,この問題を考える上で非常に重要な観点ではないかと思っています。  一昨日の松井市長の御答弁にもありましたが,現在地に建てかえた場合には,病院の建てかえのみが行われることになりますが,移転すればさまざまな変化が起こります。可部や安佐北区にとって,そう何度もないこの機会は逃すべきではないと思いますし,長い目で見て後悔することがないよう選択すべきと考えます。  その上で,最後に質問します。病院移転後の跡地の活性化や,高陽や白木のまちづくりも移転することをきっかけに検討されることとなっておりますが,このことが安佐北区の活性化につながる大きな要素となるわけですから,移転が決まれば市として責任を持って取り組んでいただくとともに,かつ確実な実行が必要と考えますが,どのようにお考えかお聞かせください。  以上で質問を終わります。  御清聴まことにありがとうございました。(拍手) ○碓井法明 議長       市長。                〔松井一實市長登壇〕 ◎松井一實 市長       山路議員からの御質問にお答えします。  安佐市民病院の建てかえに関し,移転先の川の活用,広い病院用地の確保についての御質問がございました。  まず,川の活用に関して,議員から,実際に他都市に出向き調査された,川を活用した病院の紹介がありました。  病院内外の良好な療養環境は,病院運営にとって大切な要素であります。移転後の川に近いという環境を生かすことは,急性期病院の機能重視の環境を和らげる効果を期待できますし,議員の御紹介にもありましたように,川の周辺を屋外のリハビリの場所として活用することも考えられます。また,建てかえ後の病院には,地域に開放する交流スペースや,地域の方にも利用していただける利便施設の設置が検討されています。病院の外にも地域の方が利用し,集うことのできる川を生かした空間を確保することができれば,地域に開かれた,より親しみやすい病院にしていくことができると考えます。  建てかえを契機に医療機能の拡充を図ることはもちろんですが,荒下地区に移転することで可能となる自然を生かした病院づくり,さらには,地域の交流の場となる病院づくりに取り組むことは,建てかえ後の安佐市民病院の特徴として重要な視点ではないかと考えます。  御提案いただいた川の活用につきましては,今後,太田川河川事務所等とも十分協議しながら,法人が作成することになる基本計画の中で検討させることといたします。  重度の障害児に関する御質問がありました。  昨年度の本会議の御質問で,重度障害の子供さんを抱える御家族の介護の大変さ,負担の大きさを痛感するとともに,重度の障害のある子供さんの多くが,頻繁に病院を受診,入退院を繰り返されるなど,日常的に医療を必要とする状態にあることも認識いたしました。  また,議員も指摘されておられるように,高齢化の進む中,医療と介護の境界線はますます流動化し,今後ますます,住みなれた地域で必要な医療と介護サービスが一体的に受けられる体制を構築することが必要になってくるものと考えております。  障害と医療,介護と医療など,医療と隣り合わせの福祉的課題が,今後増加していくことが予想されております。病院のみでは対応できない課題でありますけれども,公的病院の責任として,積極的にかかわっていく必要があると考えておりまして,こうした課題への対応を含めた今後の医療ニーズ等の変化に,迅速・柔軟に対応していくためにも,委員御指摘のように,できるだけ余裕のある土地を確保していくことは重要と考えております。  移転建てかえによる新たな環境のもと,今回議員に御指摘いただいた点も十分に踏まえまして,福祉部局と新年度から病院の運営主体となる法人がしっかり連携して,安佐市民病院がこれまで以上に市民が必要とする機能を備えた病院となるよう取り組んでまいりたいと考えております。  その他の御質問については,関係局長から御答弁申し上げます。 ○碓井法明 議長       企画総務局長。 ◎竹内功 企画総務局長    病院移転後の跡地の活性化と,高陽・白木地区のまちづくりに関してお答えいたします。  現在,安佐市民病院の周辺には,患者やお見舞いの方々を対象とする店舗や病院勤務者の住居などがあり,また,医療関係の事業者など,人々の往来を含め活力のある地域を形成しています。こうした周辺地域の状況は,病院の移転によって変わらざるを得ないところが出てくるとしても,今以上に活力のある地域となるようにする必要があると考えています。  そのために,跡地については,例えば,医療・福祉関連の学校関係施設を誘致することで,若者を中心としたにぎわいのある地域にする,地域の文化・コミュニティー活動拠点となるような施設を整備し,さまざまな年齢層の方が集うにふさわしい地域にするなど,地域の活性化の重要な資産として活用を図っていくこととします。  こうした跡地利用の具体化に当たっては,地元の意見を十分お聞きしながらも,市が責任を持って取り組みを進める体制を確保し,地域のまちづくり活動についても,積極的に支援していきたいと考えています。  また,高陽・白木地区のまちづくりについては,病院の建てかえ検討のいかんにかかわらず取り組むべき課題であると認識しています。このため,それぞれの地区において,地元の方々と,安佐北区役所,企画総務局によるまちづくり懇談会を設け,各地区の活性化につながる施策を検討していくこととしました。本年1月には,それぞれ第1回の会議を開催し,まちづくりについての御意見や御要望を伺ったところでございます。  今後,こうした懇談会などの場を通じて,地元の御意見等をお聞きしながら,具体化を図り,高陽・白木地区の活性化に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       健康福祉局長。 ◎糸山隆 健康福祉局長    超重症児者を受け入れる短期入所施設や入所施設が広島市に必要ではないか。例えば,安佐市民病院の建てかえ時に整備してはどうか。また,それまでの間,短期入所機能を他の市立病院に併設することは考えられないかとの御質問にお答えをいたします。  超重症児者を含む重症心身障害児,障害者の多くは,日常的に医療的ケアを必要とする状況にあり,その御家族は24時間,365日介護を行う生活を続けられているなど,大変な御苦労をされていることは十分認識しております。  また,現在,重症児・者福祉医療施設鈴が峰と連携して実施しております,在宅の重症心身障害児者に関する実態調査の中で,介護者の困り事としては,身体的負担,精神的負担,身近に介護を頼める人がいない,対応してくれる事業所がないといった回答が,また,どのようなサービスがあれば負担が軽減されるかとの問いに対しては,医療ケアが必要な者を受け入れてくれる施設をふやしてほしいといった回答が多数寄せられております。  こうしたことから,超重症児者も受け入れられる短期入所施設等の整備の必要性は高いと認識しており,現在実施している在宅の重症心身障害児者に関する実態調査の結果も踏まえ,今後,さらに検討を進めていきたいと考えております。  この検討に当たっては,御提案のあった安佐市民病院の建てかえ時の整備や短期入所機能の他の市立病院への併設の可能性についても,病院事業の担当部署と協議していきたいと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長 ◎山本正己 病院事業局事務局長  現在地に建てかえた場合の工事期間中の,高齢,体の御不自由な方,障害者の方の送迎スペースの駐車場の確保についてでございます。  現在の安佐市民病院では,玄関近くに障害者用の駐車スペースを確保し,障害者御本人だけでなく,高齢で体の御不自由な患者さんと付き添いの方が一緒に乗りおりすることもできるようにしておりますが,現在地で建てかえる場合には,工事期間中は敷地の駐車場が使用できなくなるため,玄関の前で車から乗りおりすることはできても,駐車するスペースを確保することは困難ではないかと考えています。  このため,障害者用の駐車スペースを敷地内に確保するとしても,入り口から離れた場所になる可能性が高く,また,付き添いの方は患者さんをおろした後に敷地外の駐車場に車をとめていただくことになり,患者さんや付き添いの方に負担,御不便をおかけすることが想定されます。  次に,国が行おうとしております堤防整備に関する御質問で,災害の程度,整備スケジュール等について,荒下地区と現在地の御質問がございました。  荒下地区を含む太田川下流部については,おおむね200年に一度程度の確率で発生が予想される大雨となった場合でも,太田川が氾濫しないようにすることを目標として,その河川整備が進められています。  現在は,その実現に向けて,平成23年5月に太田川水系河川整備計画が策定され,その計画に基づき,荒下地区も順次整備されることとなっています。  病院が移転する場合には,その移転時に荒下地区の堤防整備を終えていただくよう要望しており,これまでの国との間の協議においては,病院の建てかえ場所が確定次第,区画整理事業に合わせた着工等,詳細な内容・スケジュールを詰めていくことになっております。  次に,現在の安佐市民病院付近の堤防整備については,おおむね100年に一度程度の確率で発生が予想される大雨により,根谷川が氾濫しないようにすることを目標として,先ほど申し上げました太田川水系河川整備計画に基づき,段階的に整備が進められています。現在の安佐市民病院付近の堤防整備は既に完了しておりますが,根谷川の上流部においては,堤防整備を含めた河川整備が実施中であると聞いております。  それから,荒下地区の上下水道整備についてです。  水道局及び下水道局に確認したところ,荒下地区の北側道路である県道宇津可部線には,水道・下水道のいずれの本管も敷設をされています。したがいまして,病院を荒下地区に移転しても,病院の給排水に支障はなく,病院敷地内の水道管・下水道管を本管から引き込む工事も,現在計画をしております病院建設の工期で実施でき,工事費も事業費の中で対応できるものと考えております。  それから,移転した場合のJRの駅から病院入り口までの整備,バス停の整備についてです。  JR可部線最終駅と病院入り口までの整備については,利用される患者さん等が,例えば雨にぬれることなく病院に出入りができるなど,スムーズな移動の確保に十分な配慮をしていきたいと考えています。また,バス停の整備につきましても,できるだけ病院の入り口に近い場所で乗降できるよう,配慮していきたいと考えております。  最後に,携帯できる端末機を患者に渡して,受診の案内をするシステム,オープンスペースや飲食店など病院機能以外を用意する予定はあるのかについてです。  診察までの待ち時間の短縮にも取り組んでまいりますが,議員御指摘のような,端末で受診を案内する仕組みを導入している病院があることは承知をしており,導入について検討してまいります。また,病院内で過ごす時間をできるだけ心地よいものにしていただくために,先ほど市長の答弁の中にもありましたように,利便施設の整備にも積極的に取り組んでいきます。全面的に建てかえることから,病院に附帯する施設として,地域に開放し,利用していただける地域交流スペースを確保するとともに,病院利用者はもちろん,地域の方々にも買い物,飲食の場として利用していただけるような利便施設を整備したいと考えています。  これらのことにつきましては,今回策定する基本計画の中で,その内容を詰めていきたいと考えております。  以上です。 ○碓井法明 議長       4番山路議員。 ◆4番(山路英男議員) 御答弁,聞かせていただきました。  今まであった医療と福祉の垣根といいますか,重なってる部分がどうしてもあって,そこはなかなか医療費で持つのか,それか福祉のほうで持つのかというところが非常に曖昧で,2年前に木島議員と一緒に厚生労働省のほうにお邪魔させていただいて,要望させていただいております。  それで,今回市長の御答弁の中にもありましたけども,やっぱり広島で言えば病院事業局と健康福祉局がしっかり話し合いをして,この医療と介護,また障害と医療という部分の垣根をなくしていただくように,今後とも努力していただきたいと思いますし,神奈川県立こども医療センターでしたか,そこの例でいいますと,本当に施設に行くと,親が施設に預けて,もうほとんど面会に来られない子供がたくさんおりました。それは,やっぱりその子供を介護していく中で,預けられる施設がないというか,時々レスパイトのために預ける施設がない,そうすることでやっぱり心が折れてしまって,子供を手放さざるを得なくなるというような状況になるのではないかなと思います。  ですから,施設も必要だとは思うんですが,それ以上に短期入所施設,ショートステイの,これは重度障害だけではないんですが,普通の療育が必要なところとか,精神障害とか,いろんな場面で,きのうも西田議員がおっしゃいましたけど,短期入所施設というのは非常に不足していますので,これもまたできれば安佐市民病院の広い土地に,そういう自然環境が整ったところにそういう施設をつくっていただくことが,本当に望ましことだなと思いますので,ぜひこれからも検討していっていただけたらなと思います。  また,もし仮に現在地建てかえになった場合も,これらの意見をよく検討していただいて,本当に広島市民にとって,いい病院をつくっていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○碓井法明 議長       以上で総括質問を終わります。 ───────────────────────────────────────        予算特別委員会の設置及び付託並びに正副委員長の選任について ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       お諮りいたします。  ただいま上程中の議案は,議会運営委員会の協議・決定どおり,議長を除く全議員をもって構成する予算特別委員会を設置し,これに付託いたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○碓井法明 議長       異議なしと認め,さよう決定いたしました。  ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長を,委員会条例第7条第2項の規定により,議長より指名いたします。  委員長,山田春男議員,副委員長,西田浩議員,同じく碓氷芳雄議員,同じく豊島岩白議員,同じく三宅正明議員,以上5名を御指名いたします。  ただいま指名いたしましたとおり,選任することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○碓井法明 議長       異議なしと認めます。  よって,指名どおり選任することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────
                    日程の追加変更について ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       この際,日程の追加変更についてお諮りいたします。  市長よりお手元にお配りしてありますとおり,第276号議案の訂正の申し出がありました。  この際,第276号議案の訂正についてを日程に追加,直ちに議題といたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○碓井法明 議長       異議なしと認めます。  よって,第276号議案の訂正についてを日程に追加,直ちに議題とすることに決定いたしました。 ─────────────────────────────────────── △追加日程 第276号議案の訂正について ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       第276号議案の訂正についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。  市長。                〔松井一實市長登壇〕 ◎松井一實 市長       第276号議案の訂正請求について説明いたします。  これは,広島市市民農園条例の一部改正について,市民農園に係る利用料金の上限額の一部に誤りがあったため,議案の訂正をお願いするものです。  よろしくお願い申し上げます。 ○碓井法明 議長       お諮りいたします。  本件は承認することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○碓井法明 議長       異議なしと認めます。  よって,第276号議案の訂正については,承認することに決定いたしました。 ─────────────────────────────────────── △元日程第2┌自第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)       ┤       └至第281号議案 広島圏都市計画広島平和記念都市建設計画)地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について       ┌自第283号議案 公有水面の埋立てに係る埋立地の用途変更に関する意見について       ┤       └至第295号議案 財産の処分について(南区西蟹屋三丁目の市有地) ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       次は,元日程第2,第268号議案から第281号議案及び第283号議案から第295号議案を一括議題といたします。  これより質疑に入ります。  発言通告者に順次発言を許します。  19番八軒幹夫議員。                〔19番八軒幹夫議員登壇〕(拍手) ◆19番(八軒幹夫議員) 自由民主党・保守クラブの八軒幹夫でございます。  本定例会に提出されております第275号議案,平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号),安佐市民病院建替えに係る基本計画策定業務について質疑を行います。  本件は,安佐市民病院の建てかえ場所を安佐北区亀山南一丁目荒下地区とし,その基本計画の策定に着手するため2000万円の債務負担行為を設定しようとするものですが,建てかえ場所を選定した理由について,疑問がございますのでお尋ねをいたします。  2月18日の渡辺好造議員の質問に対し,市長は安佐市民病院のような大きな病院は,その立地が地域のありように大きな影響を与える,このため,病院の建てかえという機会を捉え,現在地と荒下地区のいずれの場所に建てかえることが安佐北区を変え,安佐北区の活性化につながるかについて検討を行ったとした上で,その結果,医療機能の維持,拡充については,いずれの場所でも可能であり,財政負担についても,いずれの場所で整備しても整備費に大きな違いはなく,負担可能であると答弁されました。  しかしながら,荒下地区は,今後区画整理が行われる予定の土地であるとお聞きしております。区画整理も終わらず,土地の価格も決まっていない荒下地区と,既に評価額の決定している現在地とで,整備費に大きな違いがないということには疑問を感じます。  そこで,整備費のうち,荒下地区への建てかえに係る用地取得費についてお答えください。  1,区画整理事業により土地の評価額は上がると思われますが,区画整理後の土地の評価額が確定してない現時点で,土地の購入価格をどのように試算しておられるのですか,お聞かせください。  2,区画整理事業の事業費は,さまざまな要因で変動する可能性があります。事業費がかさむと,保留地の売却価格にはね返ると考えますが,どのようにお考えでしょうか,お聞かせください。  3,病院が移転すれば,地域が活性化するとおっしゃいますが,そうであれば土地の価格も上昇すると考えます。特に,病院のような施設が建設されると,付近の土地の評価額に影響を与えますし,地域がにぎやかになれば,土地の売買が活性化して,実勢価格が上昇することとなります。土地購入費は,そうした変動要素は加味していらっしゃるのでしょうか,お聞かせください。  以上,3点についてお尋ねし,質疑とさせていただきます。(拍手) ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  最初に,土地の評価額が確定していない段階で,土地の購入価格をどのように試算したのかという御質問がございました。  荒下地区の用地費は,当該地区の正式な鑑定評価を行っておりません。それから,区画整理後の額が現時点では算定できませんが,区画整理をすれば土地の評価が上がるということは予想されますので,現在わかっている北側道路に面した路線価を用いて積算をいたしました。  なお,実際に用地を取得する場合には,現在見込んでいる価格に拘束されることはなく,鑑定評価に基づく価格で購入することとなります。  それから,さまざまな要因で変動する可能性がある,事業費がかさむと,保留地の売却価格にはね返るのではないかということでございますが,区画整理事業の事業費は保留地の売却益で賄われるものであり,議員御指摘のような一定の関係はあると思っております。ただ,地域の宅地の実勢価格を上回る売却価格を設定すると,保留地が売れなくなることから,実際には,保留地の売却価格は地域の実勢価格が反映されることになると考えております。  それから,病院が移転すれば土地の価格も上昇するはずである,変動予想は加味しているのかということでございますが,用地費の見込み額は,先ほど申し上げた見込み方をしております。用地の評価はいろんな要素で変動すると思いますが,現時点で周辺の実勢価格の影響等を想定することはできません。申し上げましたように,購入時に鑑定評価を行った上で,その時点で適正な価格で購入することといたしたいと思っております。  なお,仮に取得費が上昇した場合には,建設費,医療機器整備費等を見直すなどして,全体事業費の中で調整することになると考えております。  以上です。 ○碓井法明 議長       19番八軒議員。 ◆19番(八軒幹夫議員) 今,試算の根拠,御説明をいただいたんですけど,ちょっと最後確認をさせていただきたいことがあるんですが,実は,この土地区画整理事業,施行する者,すなわち施行者は都道府県知事の認可を必要とするようになってますけれども,もう認可は受けておられるのか。それと,この土地区画整理事業の事業期間,それから換地計画はどうなっているのか,わかってる範囲でお答えいただけますか。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  現段階は,認可申請の前の段階で,事業計画の作成,準備をされている段階だと思っております。  それから,期間としてはおおむね3年弱,計画をつくられ,認可を受けられ,それから造成工事をなさるスケジュールになりますので,それを含めて3年弱かかるとお聞きしております。 ○碓井法明 議長       19番八軒議員。 ◆19番(八軒幹夫議員) 今,お話を聞かせていただいて,まだこの土地区画整理事業自体が認可もされてない,事業期間もおおむね3年ぐらいかかるけれども,それもわからない。それで,土地の購入価格というものもあくまでも今の試算で出してるというふうな御回答をいただきました。  実は,なぜこのような話をさせていただくかといいますと,私の地元,段原の再開発と俗に言われております土地区画整理事業がありました。その土地区画整理事業をやっている中で,一番地権者が気になったのは,土地の評価をどうするかということでございます。  確かに,段原の土地区画整理事業自体は長期にわたったので,その変動も大きかったんですが,実際には,市の考えている金額どおりに落ちついたかといったらそうじゃない。これから3年かかると,実はその購入価格自体がどう変わるかというのは誰にも予測が恐らくできないと思います。  したがって,土地区画整理事業をするときには,その土地の評価を指数に直して,その指数を最後に工事が概成,つまり工事がほとんど終わった時点でその単価を掛けて評価額を出すという方法を使ってます。そして,なぜそのような方法をするかというと,区画整理事業をすると当然土地の価格とか価値に差が出るので,その公正を図るために最終的には事業によっては,保留地の処分をしたりとか,それから清算金で清算をしたりする。結局,地権者に,その負担を大きく負わせないために,そういう評価額が出てきてるんです。  実際には,実は,私の今住んでおります段原,段原東部土地区画整理事業の地域におきましても,このたび事業が終わりました。やっと清算金に当たる評価額というのが決まりました。しかし,その清算金に当たる評価額というのは,固定資産税の評価額とか,今,病院事業局事務局長がおっしゃった路線価とか,そういうものを評価員がしっかりと評価をした上で,幾らにするかというのを決めて,それが確定をしたものであります。  したがって,事業が終わるまでは私どもも早く決めてくれと言っても,そのことは予測ができないから一切口にされなかった。逆に,西部の土地区画整理事業では,当時恐らく50万円ぐらいでできるでしょう,坪単価50万円ぐらいでできるでしょうと言ったのが,時代の趨勢で100万円以上に上がったので,皆さんも御存じのことと思いますが,議会で大紛糾を起こしたと。結局,区画整理事業というのは,その土地の単価が大きな変動を起こすことに問題があるわけです。  現在地をもし購入されるとすれば,もう既に現在地というのは,土地の価格というのは決まってますから,幾らぐらいかという予算を立てるのは簡単です。しかし,区画整理を今からする土地が幾らの土地になるかというのは,今出されたのは恐らくこうであろうという予測値として,3年ぐらいで事業が完成するであろう,そしてそのときの価値は,今の価値からしたら事業をやったら大体5万円ぐらいになるであろう,それをもとに積算をされているというふうに,今受け取りました。  ならば,市長がお答えになった,財政負担は変わりませんってどこから出てくるんだろうかと。そこが一番実は自分の中で疑問に思うんです。今回の御答弁の中で,いろいろな病院のあり方とかを御説明されましたが,荒下地区に決定した理由の一つが,安佐北区の活性化,可部の新しいまちづくりのために病院を使うんだという御回答をされました。じゃ,当然そこの活性化をすれば土地の値段も普通に考えれば上がるものと考えます。  実は,私どもの手元に安佐北区の方から,工事が済んだら土地の価格が4倍ぐらいになるんじゃないかというようなお手紙を頂戴してます。それが正しいか,間違ってるかというのは誰にもわかりません。もう一人の人に聞いたら,何が5万円もかかるものかと。終わったってそれより低い価格になるよとおっしゃる方もいらっしゃいます。  実は何が言いたいかというと,今言うように,今積算されたのは全部病院事業局のおっしゃっている予測値,憶測に基づく予測値で出した事業計画の上に成り立って,理屈づけをされているんですよ。  じゃ,僕は,安佐北区の活性化になりますという市長さんの御答弁を聞きまして,どういうふうに活性化になるんだろうかと頭の中でいろいろ考えてみたんですが,先ほどおっしゃいましたように,道路ができてから,JRの駅ができると。これは,病院が行こうが行くまいがあそこに土地はできるんですね。それで,安佐市民病院が荒下地区に移ることによって活性化するというのは,そこの土地に人が集まって,例えば商店街ができたり,飲食店ができたり,そういうもので荒下地区が活性化する。これはあり得るかもしれません。  しかし逆に,今現在地にあるお店屋さんに通っておられる方というのは減るわけですから,結局コップの中の水が右から左へ流れただけのような気がしていけないので,もしこれが5万円の価格で事業ができるのであれば,300億円もかけてから右の水を左に移すだけで,それ300億円もかける必要があるのかなと。逆に,先ほどお手紙をいただいたように4倍になってしまえば,土地の取得費が今予定されている20億から80億になってしまうわけですから,その差額の60億というのはどこかで捻出しなければいけません。  今,お答えをいただいた300億で負担ができる限度と見込んでいるけれども,土地の取得価格が上昇した場合は,建物の建設費や医療機器整備費を見直すなど事業費全体の中で調整する,要するに,医療機器の質を落としたり,建物の質を落としたりして予算を減らしてそこの土地の購入費に充てると,そういうことですよね。  ということは,果たしてそれが同等に現在地でも,移転しても同じなのだろうかと。これは,今私の話をしているのは,私の頭の中で考えた仮説です。なぜこんなことを言ってるかというと,荒下地区での土地購入の試算になるもとの単価が確定してないからです。  ですから,私自身は,これが荒下地区に行くというんだったら,荒下地区の別の土地で,既にある土地を購入してやられるのであればはっきりわかりますから,どちらがどうという比較ができるんですが,そうでなく,あくまでも今これぐらいになるだろう,そして,恐らく活性化するだろう,そういうだろう,だろうのもとにつくられた理屈で,安佐北の住民の方が,半分が賛成,半分が反対といって地域の中で割れていらっしゃる状況を勘案して,それをやはり荒下がいいんだと,決定したというのを言われるのを,どうしても私納得ができないんですよ。  これ以上しゃべっても,実は今お話ししていることは全て私の仮説です。というのは,決まったものは何もないから,はっきりと断定することはできません。お手紙をいただいたように,土地の購入価格が4倍になるかもわかりませんし,ひょっとしたらそれより下になるかもしれない。それは恐らく病院事業局事務局長にお聞きしたって,それ今確定はできないはずですよ。もしそれが確定できるというんだったら,段原の再開発のときにやってくださいと,僕は言うております。  ですから,これ以上言ってもいけないんですが,そういう中で,なぜ反対の方がたくさんいらっしゃるものを,いきなり今議会で荒下に決めると決められたんだろうか。もう少し慎重に検討されて,どちらにするかというのを御検討いただいてもよかったんじゃないんかなと思いますが,もう先ほど言いましたように,これ以上聞いても回答は出ないと思いますので,答弁は求めません。  これで質疑を終わらせていただきます。 ○碓井法明 議長       次に,10番伊藤昭善議員。                〔10番伊藤昭善議員登壇〕(拍手) ◆10番(伊藤昭善議員) 市政改革ネットワークの伊藤昭善でございます。  第275号議案,平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号)に関して質問いたします。  安佐市民病院の建てかえに関し,このたび,基本計画策定費用として補正予算2000万円,平成26年度の債務負担行為を組まれております。  安佐市民病院は,昭和40年代後半,旧安佐郡5町が本市との合併協議の中で,また,百条委員会に諮るなどして設置場所が決められてきた経緯があります。また,平成22年度病院建てかえの検討予算がつけられておりました。当然,現在地での建てかえが基本路線と思っておりました。ところが,平成24年度移転の話が突然降って湧きました。その経緯は全く不透明であります。  私のところに寄せられてくるお手紙によれば,これは秋葉前市政への全面否定であり,何が何でも移転ありきの松井市政とも書かれています。真実はどうなのでしょうか。お尋ねをいたします。  さて,病院事業局としては,15カ所に及ぶ現場説明会を実施しています。移転反対,現在地建てかえ,または,荒下地区への移転推進でまちづくりを,可部のまちは二分されました。まさに対立構造が生まれました。昨年の6月議会において,私はこれだけは避けてほしい,何とか正しい議論を進めてほしい旨,お願いをいたしました。この1年余りにおいて,病院事業局として地元住民等に対し,丁寧に,真剣に,誠意を持って対処してこられたのでしょうか,お答えをください。  現在地で建てかえを望む方たちは,市長との直接懇談も実現したいと何度も申し出をしておられましたが,結局のところ実現しておりません。しかし,聞くところによれば,移転推進派と申しますか,JR可部線の電化延伸とあわせ,誘致派の地元行事には,市長みずからが何度か出席をしておられます。この差は何を意味しているのでしょうか。お考えをお聞かせください。  また,安佐北区役所では,そのときの御挨拶の場面写真を区役所ロビーにて展示をしています。あたかも病院の移転は決まっているかの催しです。扱いを平等に考えれば,現在地での建てかえを望む人たちの活動も取り上げるべきではないかと思いますが,どのようにお考えですか,お答えください。  また,昨年11月27日,雨の降る中,現在地建てかえを主張するグループが,可部市内でデモ行進を実施いたしました。また,年が明けて1月21日には,広島市内において県庁から市役所までデモ行進を行い,400名近くに上る人たちで市庁舎を囲むということがありました。しかし,この活動の連絡をとっている自治連会長等に対し,安佐北区長がデモには参加しないでほしいとか,お願いかそういうニュアンスでの発言があったとお聞きしております。この発言に対し,市長はどのように感じておられますか。お答えください。私は,決してフェアではないと思います。  市長は,信頼ある対話・ビジョン・実行を政治姿勢として公約しておられますが,今回の移転問題に関しては,いつ,どのような形で対話を進めてこられたのか,具体的にお聞かせください。  現在地建てかえ,または,荒下地区への移転議論は,本当に正しく,議論尽くされたのでしょうか。病院事業局としてのお考えをお聞かせください。  双方の意見・要望を踏まえた上でのメリット,デメリット等,良否の分析や判断基準等は明確に打ち出し,議会における議論の場を設けるべきではなかったのでしょうか。余りにも拙速過ぎるとは思われませんか。市長はどのようにお考えでしょうか,お答えください。  そもそも,老朽化と土地の狭隘化,建物の耐震基準が満たされていないなどを理由にしているが,耐震基準が満たされていない建物は本館であり,北館や図書館等その他の建物全てがだめなわけではありません。したがって,何が何でも全てを建てかえ,移転しなければいけない道理ではありません。大切な税金を使わせていただくのですから,無駄遣いは許されません。熟慮すべき問題であります。その点,いかがお考えでしょうか。  また,候補地の比較検証において,医療機能の維持・拡充については同等,財政負担についても大きな違いはないとしております。強いて言えば,病院へのアクセスと建てかえ時の診療への影響について,メリット,デメリットを挙げておられます。可部バイパスからのアクセスが容易になり,利便性が高まると見ているようですが,果たしてそうでしょうか,疑問です。  また,病院を巡回するバス便の運行等により,利便性が高まるとも言っておられますが,民間企業であるバス会社が,簡単にこの話に乗ってくれるのかも疑問であります。採算性の見込めない路線が保障されるとは到底思えません。その点について,具体的に納得のいく御答弁をお願いいたします。  また,太田川の堤防整備も,病院を持っていくことにより早期に進めることができると言っておられますが,これも疑問です。根拠はどこにあるのかお答えください。  可部線の電化延伸により,人の流れが変わり,可部中心部の拡大が見込まれていると見ておられますが,一方では流れが変わったために中心部の空洞化が進むとも考えられることについては,どのようにお考えでしょうか,お聞かせください。  跡地の活用については,新たな拠点施設を核としたにぎわいが創出できると言っておられますが,どのようなプランか具体的にお示しいただきたい。政策を決定するに当たって,その過程をオープンにしているとも言われましたが,ぜひとも納得のいく御説明をお願いいたします。どうしても移転ありきの進め方としか思えない,私の気持ちでございます。  可部中心部へのアクセスが向上し,可部の拠点性が高まるとともに,弱かった可部・高陽間の東西の交通の強化,改善が図られるとしているが,全く具体性に欠き,理解できない。具体的に説明をしていただきたいと思います。今以上にバス便が便利がよくなるとは到底思えません。可部のまちづくりのためと言われますが,現在地で建てかえた場合では,可部のまちづくりにはならないのでしょうか。その理由は何かも教えてください。  荒下地区のまちづくりは,ほかの方法でも十分考えることができると思います。ぜひ,まちづくりそのものを非難するわけではありません。私も安佐北区民としてしっかり応援してまいりますので,オープンな議論をぜひ声をかけていただきたいと思います。
     今,このまちでこれまでの人々との出会い,触れ合いの中で育まれてきた歴史に対し,どう思っていらっしゃるのか。まちづくりの中から育まれる生きる勇気とか,喜びを考えることのできるまちづくりこそが大切とも思うのですが,どのようにお考えでしょう。  いろんなことを通じて,人間の生きる喜びとは何かを考えさせられるきょうこのごろでございます。どうぞ誠意ある御答弁をお願いいたします。(拍手) ○碓井法明 議長       企画総務局長。 ◎竹内功 企画総務局長    私から,跡地の活用についての関係をお答えさせていただきます。  跡地の検討については,これからとなりますけども,例えば,医療・福祉関連の学校関係施設の誘致,それから,地域の文化・コミュニティー活動拠点となるような施設の整備などにより,今以上に活力のある地域になるよう,地域の活性化の有用な資産として活用を図ってまいります。  このように,責任を持って跡地利用について取り組んでまいる考えでございますが,跡地利用の具体化に当たっては,地元の方々と跡地利用についてしっかりした議論をすることも必要であると考えており,そのためにも,地元の方々とできるだけ早く協議していきたいと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  数点の御質問に御答弁申し上げます。  一つは,地元に対して誠意を持って対応したのかということでございますが,昨年の1月と2月,それから,ことしの9月と10月,全ての地元説明会に,私,出席をさせていただきました。行き届かないところがあったのかもわかりませんが,誠心誠意対応させていただいたつもりでおります。その結果を踏まえて,病院事業局としては移転がいいという判断をさせていただきました。  それから,市長の行事への出席の御発言がございました。行事の出席,必要性や地域バランスなど,いろんな条件を勘案して,出席する,しない,参加を決めておられるものと思います。今回の件があって,そういう扱いになっているということでは決してございません。  それから,区役所にその場面の写真があるというふうなことがございましたが,これは,当然区役所として,地域の行事を皆さんに御紹介するということでパネルなどを並べられているものだと思っております。  それから,安佐北区長がデモに参加しないようにということですけど,これは聞いてございませんので,お答えしかねます。  それから,対話・ビジョン・実行,今回どのような形で進めてこられたのかということでございますが,先ほど申し上げました今回の移転建てかえの件につきましては,市長から指示,命を受けて,私が2回ほどの地元説明に出席をさせていただきまして,地元の声はお聞きをいたしました。その都度,市長には報告をさせていただきまして,市長からも指示を受けて,対応させていただいているつもりでございます。  それから,議論は尽くされたのかということでございますが,建てかえの検討を病院事業局のほうで表明をさせていただきまして,2年がたってございます。その間,先ほどから申し上げてございます2回ほど,地元にも入らせていただきました。それから,両方の立場から陳情・要望,たくさんいただきました。さらには,議会でも,昨年の12月から今回まで,全ての定例会で建てかえについての御質問いただいていると思います。そういう意味では,十分議論ができているのではないかと思います。  議会における議論の場を設けるべきではなかったのかという御発言もございましたが,先ほどの本会議とか委員会での御議論もございますけども,地元説明にまいります前には議会のほうに事前に御説明もさせていただきまして,その結果も各会派のほうに御説明もさせていただきました。さらに,今回最終的な決定をする前に,病院事業局はこう考えているというものも,昨年の11月だったと思いますが,つくりまして,議会のほうにも御説明に回らせていただいております。  それから,使える建物があるのでそれを残したらどうかという御発言がございましたが,御存じのように安佐市民病院は北館と南館両方で今の患者さんを受け入れております。両方がないと機能いたしません。確かに北館のほうは耐用年数もございますし,もう少し使える建物ではございますけども,もし,南館をそのまま残すとなりますと,耐震工事を南館にしなければいけません。  実は,今回の建てかえ検討の前にそこは検討をいたしておりまして,もし,南館の耐震の工事をするとなると,全部閉鎖をいたしまして,かつ1年8カ月ほどかかるという工事になるということで,その間,北館のみでは当然全体の患者さんを受け入れるということはございません。特に,南館には手術室とか,救急を受ける窓口,心臓部が入ってございますので,そこを1年8カ月とめて病院運営をするということは困難ということで,今回のような建てかえという案をつくらせていただいております。  それから,バス便のお話がございました。バス便そのものは,今運行しておりますバス便は,病院が荒下に行く,それからJRの駅ができるということで,バス会社自身が再編されると,そっちを回るような便につくり変えるという案が一つと,それから,議員がおっしゃいました巡回バスでありますとか,白木,高陽,安佐のほうから病院へ直通のバスを走らせたいと思ってございますが,それは病院が,多分民間の業者さんになると思いますけども,そこへ委託をさせていただいて,病院の負担で運行させていただこうと思っておる便でございますので,そういう対応はできると思っております。  それから,堤防整備のことは,先ほど山路議員のときにも御答弁申し上げました,移転が決まれば国と区画整理事業,かさ上げの工事をいたしますので,それと合わせた着工について,協議を始めさせていただけるというふうになっております。  それから,中心部の拡大というけれども,もう一個の中心部の空洞化という御質問がございました。これは,中心部とおっしゃっておられるのが跡地のことだと思いますが,それは先ほど企画総務局長が御答弁申し上げたとおりです。  それから,可部・高陽間の東西のアクセスの強化ということでございますが,病院が移転をいたしますことで,周辺の病院へ直結する道路,それから,その直結する道路にさらにアクセスする道路の整備も行われます。それから,さっき申し上げました巡回バスも走らせますし,それから,高陽と白木から病院に向かう病院用のバスも走らせようと思っております。そういうこと,今までにない動きでございますので,議員十分御承知だと思いますけども,高陽,それから可部というのは,広島に向いてしか強い交通ができておりませんので,今申し上げましたような可部・高陽間をつなぐようなバス便なり,道路が整備されることで,強化が図られるというふうに思っています。  それから,最後は,現在地に建てかえた場合では可部のまちづくりにならないのかという御質問がございました。これは,先日来御答弁申し上げているとおりの繰り返しになるかもわかりませんが,移転することによってさまざまな変化が起こると,たくさんの人がそちらに動くことになりますし,可部のいわゆる中心部が拡大する。それから跡地には新たな拠点を整備させていただく。それから,東西の交通の強化になるというような変化が起こる。それで,現在地に建てかえた場合には,建てかえのみが起こるということで,変わらないか,変化をとるかという選択ではないかと私自身は思ってございまして,移転するほうが可部,安佐地区にいろんな変化をもたらす,現在地ではその変化が生まれにくいのではないかというようなことで,今回の御説明をさせていただいております。  以上です。 ○碓井法明 議長       10番伊藤議員。 ◆10番(伊藤昭善議員) 今までの繰り返しの答弁をいただいておりますが,一つの例をとればバス便の例をとりましても,今交通の便がないところに新たにバス便を走らせるという話はそちら側がされたのであって,今,現にバス便は便利よくあるんです。ただ,路線を少し変えてもらえば,もっと便利がよくなると。現在地でも,必要を何年も前から訴えてきてるんですけれども,採算が合わないということでバス会社は応じてくれなかったという経緯があるわけです。それを,移転すれば可能になるという発想がどうも理解できないということを申し上げているわけです。  それと,今朝ほども若林議員の要望といいますか御提案もありましたけれども,我々は決して荒下地区のまちづくりを云々言っているわけではないんです。当然,市がしっかり支援をして新しいまちづくりをやっていただきたい,応援していただきたいというのはやまやまですけれども,余りにも移転ありきで,なぜ病院でなければいけないのか。ほかの方法ではいけないのか。  今,可部のまちの中では安佐北区民文化センターも駐車場がなくて,近隣に大変御迷惑をかけてる現状がございます。そういった公共施設もありますし,ほかの方法でもまちのにぎわいとか,荒下地区のまちづくりというのはできるだろうと思うんです。そういう話は出ずに,いわゆる地域ビジョンといいますか,地域デザインが示されないまま,移転,移転ということばかりがどうも訴えられているように受けとめられるので,いろんな御質問をしているわけでございます。  それと,今,あそこの荒れ地を,誰が見てもこの県道沿いの路線価格,今,5万2000円ですか,それを掛けて概算20億円という路線価格,言っておられます。現在地では,実績があるわけですから,そして,荒れ地ではないので整地をするのもそんなに手間がかかるわけでもありません。なぜ,現在地ではいけないのか,もう少し具体的なビジョンといいますか,まちづくりの地域デザインをしっかりと地域住民に納得のいくように示していただきたいし,議論を進めさせてほしいということをお願いしてるんです。  万一,移転ありきを先に承認してしまうと,先ほどの八軒議員の御発言ではありませんが,今後決めたからには何が何でも仕上げなければいけない。湯水のごとく経費が投入されていくんじゃなかろうかという大きな不安も抱いているわけでございます。  ぜひ,細かいところ,ほかにもいろいろありますけども,愚痴になりますので,あとはまた常任委員会とかに続けて質問させていただきます。今のあれで答弁があればお願いいたします。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  移転ありきということではなく,せっかく建てかえるこのタイミングで,非常に大きな病院ですから,先ほどから申し上げてますように,どこに建てるかというのは非常に地域を変える非常に大きな力になるということで,この件は検討をしております。  それで,私どもも建てかえにあわせて,建てかえの検証,立地の検証をしろということでございましたので,先ほど議員がおっしゃいました医療機能であるとか,財政負担であるとか,アクセスであるとか,建てかえ時の診療機能でありますとか,それに加えて,どこに建てたらどんなふうにまちが変わるのかという見方で,一生懸命考えさせていただきました。  それで,先ほど申し上げましたような変化という観点で見ますとすれば,移転をしたほうが随分まちを変える,まちを活性化するのではないかという判断に立ったということでございます。  2年かかって,地元の方々とのお話しもさせていただきまして,地元の方々のお気持ちも重々わかっているつもりではありますけども,長い目で見たときに,可部とか,安佐北にとってどちらの選択がいいかという立場で,判断をさせていただいたつもりではおります。 ○碓井法明 議長       10番伊藤議員。 ◆10番(伊藤昭善議員) 多くは申しませんが,ぜひ,その移転をした場合の,署名も5万6000に近い方々で安佐北区住民の半数に及ぶ者が,やはり現在地を望んでいらっしゃるわけですから,それに対して誠意をもって答弁をしていないのも事実です。  病院事業局事務局長自身が,現場を説明して歩かれたときに,資料の説明はされたけれども,地域の意見,要望等については,市長に報告をいたします,責任をもって回答させますと,いろんなところで約束をされたんです。回答は今回初めて,移転を決めたと,総合的に勘案して移転を決めたという回答だけです。反対署名された多くの方々,もしくは,一生懸命活動していらっしゃる方,きょうも推進派と現地建てかえ派の両方の方がたくさん見えてますけども,双方に納得のいくような,やはり場をつくるとか,そういう比較の資料を御提示されるとかいうことをぜひしていただきたいなと思います。  今回はそういう意味で,この275号議案については,今回は差し戻して,もう少し,初めて土俵に上がったなと私は思っております。ぜひ,もう少し具体的にわかる資料をお示しいただきたいことを要望しておきます。  終わります。 ○碓井法明 議長       次に,38番中原洋美議員。                〔38番中原洋美議員登壇〕(拍手) ◆38番(中原洋美議員) お疲れさまです。  日本共産党市会議員の中原洋美です。市会議員団を代表して,平成26年第1回定例会に上程されました3つの議案について質疑をいたします。  まず,第268号議案,平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)について伺います。  2月補正では,国の経済対策に伴う補正として約65億円が計上され,BブロックやCブロック,広島駅自由通路など,開発関連に約32億が補正されております。が,最も急ぐべきは,防災,減災,老朽化対策です。もちろん,16億円程度で校舎の耐震対策やエアコン整備,道路・橋梁整備費の補正がされておりますけれども,安心・安全な市民生活を確保するためには,この分野の事業費をもっと増額補正し,一日でも早く事業を完了すべきと考えます。  その立場からお聞きします。  市は今回,経済対策としてどのような事業を国に求められたのでしょうか。国の経済対策メニューも教えてください。  あわせて,校舎の耐震化率,教室のエアコン整備率,橋りょう長寿命化事業の進捗状況と,各事業が完了するまでに必要となる事業費規模はどの程度になるのか,伺います。  次は,第275号議案,平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号)についてお聞きします。  安佐市民病院の建てかえについては,議会でも多くの議員から質疑がされてまいりました。荒下地区への移転建てかえの方針が今回示されたことを踏まえて,改めて,重なる点もありますけれども,質疑をさせていただきます。  まず,建てかえの場所をめぐり,現地建てかえを望む声,荒下地区への移転建てかえを求める声と,双方の立場の区民から,要望書や嘆願書が市議会や私の自宅にも届いてまいりました。現時点においても,地元は二分している状況であります。  広島市会議員団がこの1月に実施しました安佐北区民への病院建てかえに関するアンケート調査では,建てかえ場所について,現地がよいとお答えになった方が262,荒下だという方が216で,どちらも拮抗している状況です。この結果から見ても,地元の合意は図れていないと言わねばなりません。市は,果たして地元合意が図られたとお考えでしょうか。市の認識をお尋ねいたします。  移転か現地かの検討がなされる中で,現在地の南側の土地を病院の用地として売却してもよいという話が出てまいりました。住民の協力で土地が確保できれば,駐車場が広がり,現状の混雑や渋滞も解消できるという新たな進展が生まれました。それでも,現地建てかえでなく,移転建てかえを選択された理由を改めてお聞きします。  北棟はまだ築22年であります。壊すのはもったいないとの声もアンケートで多数ありました。患者負担だけでなく,財政負担を極力減らすためにも,壊して建て直すのではなく,耐震補強工事で対応することも検討すべきではないでしょうか。この点の検討をどのようにされたのか伺っておきます。  市は,約300億円をかけて,荒下に建てかえ,同時に可部のまちづくりのためにも役立てると説明されていますが,病院移転で地域がどのように活性化するとお考えでしょうか。  ハザードマップでは,荒下は5メートル浸水する地区となっております。3メートルのかさ上げでは不十分ですが,市は3メートルで安全性に責任が持てるとお考えでしょうか,伺います。  荒下地区の現状は原野という状況でありますけれども,今後,ここを土地区画整理組合が事業をし,かさ上げをいたします。そのうち,4万平米を,市が約20億円で購入すると説明をされております。この20億円という価格は,どのような根拠に基づくものでしょうか。正式な鑑定評価はされたのか,改めて伺っておきます。  荒下に移転すれば,病院へのアクセスをよくする必要性から,既に整備中の一般県道宇津可部線に加えて,市道安佐北3区128号の拡幅,太田川堤防道路拡幅の街路整備を行い,病院の完成に合わせて道路整備を完了すると聞いております。そうなりますと,荒下周辺の道路整備のほうが他の道路事業に優先し,可部大毛寺線や高陽可部線の整備が後回しになるのではないかと懸念をするのですけれども,どのようにお考えでしょうか。改めて,可部大毛寺線と高陽可部線の整備は,今後どのようなスケジュールで進められるのかお聞きします。完成時期も教えてください。  最後に,移転後の現地の活用策はどんな方針をお持ちでしょうか。どこの部局が跡地の活用策を検討されるのかお聞きしておきます。  最後の議案です。第283号議案,公有水面の埋立てに係る埋立地の用途変更に関する意見についてお聞きします。  この議案は,平成22年に変更された港湾計画の土地利用に基づき,出島の埋立地3工区43.7ヘクタールの用途変更を行うため,その手続として,広島県が市にその同意を求めるものです。  現在3工区はまだ埋め立て中であります。埋め立ても完了していないのに,なぜ今,用途変更の手続をされるのか,まずお聞きします。  変更内容を見ますと,交流施設用地17.2ヘクタールを削除します。業務用施設用地を12.2ヘクタールから3.3ヘクタールへと,当初計画の4分の1に縮小します。かわりに,従前にはありませんでした保管施設用地が25.5ヘクタール新設され,3工区内の約6割を占める規模となります。  新たな用途となる保管施設用地とはどんなものでしょうか。コンテナの保管施設でしょうか。教えてください。  もともと,1996年から開始されました出島の埋め立ては,1990年の日米構造協議により,10年間で430兆円,その後200兆円の積み増しにより,総額では630兆円の規模の公共投資基本計画のもとに,海があったら埋め立てよう,山があったら切り開こうと,全国的に無駄な巨大開発に湯水のように税金が使われ,借金を膨らませ,国と自治体を財政難に至らせた巨大開発事業の一つであります。  当時の日本共産党市会議員団は,不要不急の巨大開発はやめなさい,海の揺りかごと言われるアマモを潰し,自然環境を悪化させるなとして,埋め立ての凍結を求めてまいりました。しかし,広島県は広島ポートルネッサンス21に基づき,出島沖の約129ヘクタールを埋め立て,国際的な人・物・情報の交流ゾーンを形成する,外貿コンテナ埠頭を整備するとして,埋め立てが進められてまいりました。その総事業費も,2200億円という巨費を投じただけでなく,多額の事業費をかけて上物を整備するという,とてつもない開発計画でありました。  今回の用途変更は,この県の無謀な開発計画が破綻した結果だと思いますけれども,市はどのようにこの問題を受けとめていらっしゃいますか,お聞かせください。  出島埋め立ての第2工区に整備されております水深14メートルの外貿埠頭は,神戸港や福岡港などとの競争に勝ち,出島の利用をふやすため岸壁係船料や,ガントリークレーン使用料,荷さばき地使用料が減額されております。使用料を減額しないと貨物船が来ないという状況を考えれば,第4工区に計画されております新たな外貿埠頭整備は,必要性がないと言わねばなりません。  しかし,今回の用途変更により,保管施設用地をふやすことでこの第4工区に計画されている水深14メートルの外貿埠頭が進められていくのかどうか,改めてお聞きしておきます。  以上で質疑を終わります。(拍手) ○碓井法明 議長       企画総務局長。 ◎竹内功 企画総務局長    第275号議案,平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号)に関する御質問のうち,病院移転後の跡地の活用方針とその検討はどの部局で行うのかという点についてお答えいたします。  先ほどもお答えいたしましたように,跡地については,例えば,医療・福祉関連の学校関係施設の誘致,地域の文化・コミュニティー活動拠点となるような施設の整備などにより,今以上に活力のある地域になるよう,地域の活性化の有用な資産として活用を図っていくこととしております。  こうした跡地利用の検討は,企画総務局が中心となって,地元の意見を十分お聞きしながら進めてまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       財政局長。 ◎岡村清治 財政局長     第268号議案,平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)についての御質問のうち,今回の国の経済対策に伴う補正予算に当たっては,経済対策としてどのような事業を国に求めたのか,また,国の経済対策メニューはどうかという御質問でございます。  本年2月に補正予算が成立しました国の好循環実現のための経済対策での具体的な施策メニューについてですが,大きな柱立てを申し上げますと,競争力強化策,女性・若者・高齢者・障害者向け施策,復興,防災・安全対策の加速,低所得者・子育て世帯への影響緩和,駆け込み需要及び反動減の緩和などが挙げられております。  本市が,今回の経済対策の対象とした事業については,市として着実な進捗を図っていく必要がある事業のうちで,国の施策メニューに該当するもので,かつ,経済対策の目的に照らし,早期に事業執行が可能なものについて,国と事前協議を行い,選定したものでございます。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       都市整備局長。 ◎西岡誠治 都市整備局長   私からは第283号議案,公有水面の埋立てに係る埋立地の用途変更に関する意見について,4点お答えいたします。  まず,埋め立てを完了していないのに,なぜ今,用途変更の手続を行うのかということでございます。  今回,用途変更に関する意見についてお諮りしている出島埋立第3工区につきましては,広島県が平成22年に,広島港を取り巻く社会情勢の変化を踏まえて取りまとめた,港湾計画の見直しの中で,土地利用の変更が行われております。  その内容は,従前の交流施設や業務施設を中心とした計画から,倉庫等の物流施設を中心とした土地利用に変更し,物流機能の強化を図るというものでございました。  今回の手続は,現在の埋立免許の竣工期限が本年3月末であり,工期の延伸が必要となったことから,あわせて埋立地の用途についても現行の港湾計画に沿って変更するものでございます。  2点目,新たな用途となる保管施設用地とはどのようなものかというお問い合わせでございました。  今回の変更で,主な用途となる保管施設用地とは,コンテナなど貨物の保管や積みかえのための物流貨物倉庫などを整備することを目的とする用地でございます。  3点目,今回の埋立免許の用途変更について,市はどのように受けとめているかというお問い合わせがございました。  今回の用途変更は,平成22年の港湾計画の見直しを踏まえた内容であり,本市としても,国際拠点港湾である広島港の競争力の向上,ひいては地域経済の活性化につながることから,異議のない旨の回答をしたいというふうに考えております。  4つ目のお問い合わせ,保管施設用地をふやすことで,第4工区の外貿埠頭整備を始める考えなのかという点でございます。  議員御質問の未着工の第4工区の外貿埠頭につきましては,今後の取扱貨物の動向などを踏まえて,整備時期を検討することとしていると広島県から聞いております。今回の用途変更と直接関係しているのではないと考えております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       道路交通局長。 ◎向井隆一 道路交通局長   まず,第268号議案,平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)についての御質問のうち,橋梁の長寿命化事業の進捗状況と今後の事業規模についての御質問にお答えをいたします。  橋梁の長寿命化事業につきましては,現時点で対策が必要となっている104橋のうち,本年度末までに40橋の対策が完了する予定でございます。  また,残る64橋の対策につきまして,必要な今後の事業費は,約30億円と見込んでおります。  次に,第275号議案,平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号)についての御質問のうち,安佐市民病院が荒下地区へ移転した場合の可部大毛寺線,高陽可部線の整備,また今後のスケジュールと完成時期はどうかの御質問にお答えをいたします。
     可部大毛寺線,高陽可部線につきましては,安佐北区のまちづくりに欠かせない重要な都市計画道路であり,従前から整備を行うこととしていたものの,完成時期については見通しが立っていませんでしたが,今回の安佐市民病院の建てかえ検討を契機に,移転建てかえにしろ,現地建てかえにしろ,完成時期は病院の開設時期を踏まえたものとすることとしたものでございます。  来年度,道路や橋梁の設計を行い,事業認可を取得したいと考えております。事業認可取得後は,速やかに事業に着手し,早期の完成に向け取り組んでまいります。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  第275号議案,平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号)についてです。  まず,建てかえに係る合意について御答弁申し上げます。  病院事業局が建てかえ検討を表明して以来,地元説明を行ってきましたが,移転建てかえと現地建てかえのそれぞれを支持する意見がともにあるという状況にございます。また,議会においても,平成24年12月議会から今回の2月議会までの各定例会で,双方の立場から御質問,御議論をいただいたところです。  このような状況の中で,市としては,移転反対の声は,病院が移転したら周辺が寂れるのではないかとの不安から,現在の病院周辺の方々から,あるいは,今回の建てかえ検討をきっかけに,これまでの市政では軽視されてきたとの意見が表面化した,高陽・白木地区の方々から,これらの方々のものが多いというふうに認識をしております。  こうしたことを踏まえ,先日,市長が御答弁申し上げたとおり,病院移転後の跡地周辺の活性化,高陽・白木地区に係るまちの機能の充実を,責任を持って取り組むことを前提に,移転建てかえを行うことについての御理解を求めているところです。  次に,南側の土地が確保できたのに,移転建てかえを選択された理由は何かということでございます。  南側の土地が確保できれば,建設工事が終わった後は,議員御指摘のように,混雑や渋滞の緩和が図れることになりますが,現在地の建てかえ工事は4年間にわたることから,その期間中は敷地外の駐車場の確保に加え,工事車両の運行も加わった一層の渋滞,工事による振動や騒音等の発生が避けられません。病院事業局としては,利用される患者さんにとって大きな負担になると判断をいたしました。  加えて,これまで御答弁申し上げているとおり,現在地に建てかえた場合には,病院を建てかえるだけにとどまりますが,移転して建てかえた場合には,可部地区や安佐北区全体の活性化を図ることができます。  このようなことから,移転建てかえを選択したものです。  それから,北棟は壊すのはもったいない。耐震工事で対応することも検討すべきではないかということです。  先ほど御答弁申し上げましたが,現在の安佐市民病院には,北館と南館がございまして,これを一体的に運用して,病院を訪れる多くの患者さんに対応しております。  北館は確かに耐用年数もあり,耐震性がありますので,これを活用することは可能ですが,そのためには南館を残し,使う必要があり,耐震補強工事を行う必要があります。このため,耐震補強について検討いたしましたが,工事は全館を閉鎖し,行う必要があり,工事期間も1年8カ月かかることがわかりました。1年8カ月もの間,北館のみで病院運営することはできませんので,耐震補強工事により対応することは困難と判断をいたしました。  病院移転で,地域がどのように活性化するのかということでございます。  移転して建てかえた場合には,現地で建てかえた場合には期待できない多くの変化を地域にもたらし,可部地区,さらには安佐北区の活性化につながると考えております。  繰り返しになりますが,具体的には人の流れが変わり,病院と直結するJR可部線の延伸と相まって,可部中心部の拡大が見込まれ,また,病院跡地には,新たな拠点施設を核としたにぎわいが創出でき,可部地区の活性化が図られます。  さらに,可部の拠点性が高まり,白木地区,高陽地区と病院をつなぐバス便の運航等により,可部・高陽間の東西の交通の強化改善が図られることで,安佐北区全体の活性化にもつながるものと考えております。  それから,ハザードマップでは5メートル浸水するとしており,3メートルのかさ上げで不十分ではないのかという御質問です。  荒下地区の現在の敷地の形状は,全体として北西側から南東側に向かって下がっており,なだらかに河川面につながる構造となっております。したがってハザードマップでは一番へこんでいる部分では5メートル浸水するというものでございます。  3メートルのかさ上げは,堤防整備を行い,区画整理事業によってさらに盛り土をすることから,平均で3メートルかさ上げするということになるものでございます。整備される堤防,区画整理事業による盛り土により,安全には万全を期しています。  最後に,購入単価の根拠はどういうものかという御質問でございます。  これも先ほど御答弁申し上げましたとおりでございますが,荒下地区の用地費は,当該地区の正式な鑑定評価を行っておらず,区画整理後の額が現時点では確定できないことから,現在わかっている北側道路に面した路線価を用いて積算をしたものです。平成23年度の路線価の約5万円に取得予定面積4万平米を乗じて,現在のところ約20億円を見込んでおります。  なお,実際に用地を取得する際には,現在見込んでいる価格に拘束されることはなく,鑑定評価に基づく価格で購入することになります。 ○碓井法明 議長       教育長。 ◎尾形完治 教育長      第268号議案,平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)の御質問のうち,校舎の耐震化率,教室のエアコンの整備率は幾らか,また,総事業費と,今後必要な事業費はどの程度かの御質問にお答えを申し上げます。  学校施設の耐震化対策につきましては,既に屋内運動場209校,211棟全ての耐震化が完了をしております。現在,校舎の耐震化に取り組んでおり,本年度末には93校156棟の耐震化が完了しますので,屋内運動場を含めた耐震化率は,昨年度末から10.3ポイントアップの80.3%となります。  次に,空調設備整備についてですが,現在,小・中学校,幼稚園の普通教室や図書室など一部の特別教室への整備を進めております。本年度末には,89校の整備が完了いたしますので,整備率は昨年度末から13.5ポイントアップの42.0%となります。  両事業とも,平成27年度末の完了を目標としており,総事業費を耐震化対策が318億円,空調設備整備が99億円と見込んでおります。今後2年間で必要となる事業費は,耐震化対策が115億円,空調設備整備が57億円となっております。  以上でございます。 ○碓井法明 議長       38番中原議員。 ◆38番(中原洋美議員) 要望と,ちょっと意見を言わせていただきたいかなと思います。  まず,校舎の耐震や教室へのエアコン,それから,橋梁の長寿命化,これはまさに安心・安全な事業として必要不可欠だと思います。たくさんの予算がついているわけですが,これが地域の中小業者の皆さんの仕事としてしっかり地域の経済に元気を取り戻す大きな力となって働くことができるように,次は対策をしていただかないといけないと思います。  そのためには,発注側は大変ですけども,やはり小口発注にしていただいて,一括でまとめて発注して,大手がどんととって終わりということにならないように,地域の業者さんの仕事につなげてほしいということを一つ要望するのと,それから,今回もさまざまな不用額というのが出ておりますけれども,やはり,せっかく予算をつけても,結局いろんな事情があってできませんでしたというのでは意味がありませんので,やはりこの事業がしっかり予定どおり完了するためにも,技術員が不足しているとも聞いておりますから,そういう人の加配もしっかりしていただいて,不用額が出ないようにしていただきたいということを求めておきたいと思います。  それから,病院ですけれども,さまざま質疑がありました。それで,私この間いろんな議員さんの意見を聞いている中で思うのは,この安佐市民病院という,市長はこれを何施設とおっしゃいましたですか,集客施設というふうな表現をされましたけれども,私はこういう集客施設という言い方を,病院の施設に対して行うということに,ちょっと違和感を感じるわけですけども,市長も病院がどこに行くかによって,地域のまちづくりに大きく影響があるというのは認識をされています。  そういうふうに認識があるのであれば,どこへ建てるかということを,市長が勝手に決めて,ここにしましたといって説明会するだけではなくて,本当に安佐北区全体の発展のために,この病院を建てかえなければいけない時期になったんだけども,この病院を建てかえることによって安佐北区全体を発展させようと思うんだが,どんなふうにしたらいいだろうかということをね,もっと安佐北区民全体に投げかけて,区の重要な問題として考える,そういうやり方が私は必要ではなかったのかなというふうに改めて思っておりますけれども,これはもう言ってももとには返れませんけど,お気持ちがあるのであればもう少し地元への説明もいただいて,合意の取れる方向にしていただきたい。現地派と荒下派が,安佐北区の中でこういがみ合って,この病院が禍根を残すようなことにはしないでほしいとは思うんですが。  一つ聞きたいのは,やはりこの20億円なんですよ。先ほど,八軒議員のほうからもありましたけれども,私も自然に段原西部の清算金問題をほうふつとしました。  根拠がない数字を,どんな事情があるにせよ,自治体が言うということは,それがもうひとり歩きして,4万平米は20億円で買ってもらえるんだということになるわけですよね。先ほど局長は拘束されないと,この20億円には。とおっしゃいましたけど,局長はそういっても,地元はそんなふうには思っていらっしゃらないと思いますよ。とりわけ,荒下の地権者50名から60名いらっしゃると聞いておりますけれども,こういう皆さんにとっては,あっ,あの土地は市がね,病院で20億円で買ってくれるかと思うと,非常に希望が持てるというふうに思いますし,私は,その辺も一つボタンのかけ違いといいましょうか,いろんな疑惑もアンケートではありました。地上げをしとるんじゃないかとか,疑惑があるとかね。いろんな,えっというようなアンケートにはいろんな御意見がありましたけれども。そういうものが出てくる背景にも,そういう今で言えば,原野のような,そう高くないだろうと予測されるような土地を,区画整理した後とは言えども,20億円というのは高過ぎるんじゃないかというのが皆さんの共通の思いであるんじゃないかと。その辺の数字を言うときの,安易に言い過ぎたんじゃないかなと思っておりますし,それから,どの地域でも,自分の地元が発展しないほうがいいなんて思う人は誰もいません。自分の住んでる地域は少しでも発展してほしいというふうに思うのは,これはもう世の常であり,それは当然です。  そういう思いに,市が,言葉は非常に悪いので先に謝りますが,つけ込むような形で,荒下に建てれば地域の生活道も整備しますという,そういう馬にニンジンといいましょうか,そんな形で,私が思うにはですよ,市が荒下へ,荒下へというふうに誘導していっているんじゃないかなと思えてならないんです。  その辺の思いがあって,質疑をさせていただいたんですけれども,とにかく,どちらに建てるにしても,やっぱり安佐北区の人たちの合意が,私は必要だと思いますから,改めてその辺の,もうこれで決めたんだからやるということではなくって,もう一度というか,もう少し時間をかけるべきではないかなと思いますが,その点の思いを聞きたいというのが一つです。  まず,そこをお答えいただけますか。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  先ほど申し上げましたように,2回ほど地元に入りまして,1回目に地元に入りましたときは非常にたくさんの御要望が出ました。バス便が,道路整備はどうなるんだ,そのときにコストの話も,土地代に何ぼかかるんだという話が出ました。そういう意味では,地元の方々からの要望であるとか,質問は一回お受けをして,それでせんだっての9月のときに,それをお返しするという形で,皆さんに御説明をさせていただきました。  ですから,いろんな,何がどういうふうに条件が変わるのかとか,何が変わるのかということは,現地についても,荒下についても,御説明をさせていただいてます。それで,皆さん,どちらが活性化という視点で見たときに,選択されますかというような議論の進め方をさせていただいたつもりです。そういう意味では,各地域を,安佐北区の全部の地域を回りましたので,しっかり御説明もさせていただいたというふうには思っております。 ○碓井法明 議長       38番中原議員。 ◆38番(中原洋美議員) 安佐北区全域を回られたということですけれども,私たちのアンケートでは,わからないという方も100名程度いらっしゃいます。よくわからないというのは,中身を知らないから判断できないということですね。そういう御意見もありました。  場所を荒下か,現地かということを決めるに当たって,先ほど,現地では工事車両が入るところがないとか,患者さんに4年間といえども負担をかけるということがありましたけど,それを理由にしたら絶対に現地には建てられないと思うんですよ,私は。そういう理由はもう,それはどこか別のところへ建てない限りは,どこでも現地で建てかえる,それは病院じゃなくてもね,現地で建てかえようと思えば,それはできない話なので,それもちょっと地元にとっては,移転の決定的な理由にはならないというふうに思われているんじゃないかなということも申し上げたいと思いますけれども。  私,気になるのは先ほどの大規模な集客施設という話なんですが,病院ですから,観光地ではありませんのでね,皆さん,行ってみよう,行ってみようといって行くような施設ではありません。やはり,好きこのんで病気になるわけではありませんから,そういう施設にもかかわらず,集客施設というふうな表現をされることに違和感を持っておりますし,それから,本当に集客施設が要るのであれば,安佐北区に,それは,荒下に別な集客施設を建てることを考えられたほうがいいんじゃないんかなと,私も思いますけれども,ここでどうかと言われても答弁のしようがないのでしょうか。もしあれば,どうぞ。 ○碓井法明 議長       病院事業局事務局長。 ◎山本正己 病院事業局事務局長  済みません,手短に。  病院サイドに立ったときに,先ほどから申し上げましたように,医療機能,財政負担,アクセス,それから,建てかえ時の診療への影響,これが病院にとって建てかえを検討するときの大前提のテーマでございます。  それに加えて,今回活性化の議論をさせていただくということで,病院としては,きちんとどうあるべきかということはやった上に,活性化の議論をのせているということで,人が集まるというのは間違いない施設,年間大ざっぱでいうと70万,80万の方が利用されるような施設でございますから,その施設が,可部,安佐北のどこに建つのかというのは,非常に大きなまちを変える要素だろうと。  そういうふうに考えて,その影響がどうだろうかということで検討させていただいているということで,決して病院であることを集客施設という言葉でないがしろにするつもりはございませんで,それをクリアした上で,人が集まるという観点で活性化ということにつなげて,御議論するときにそういう言い方をさせていただいているというところでございます。 ○碓井法明 議長       以上で,質疑を終結いたします。  ただいま,上程中の議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ─────────────────────────────────────── △元日程第3 第282号議案 権利の放棄について ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       次は,元日程第3,第282号議案を議題といたします。  除斥の規定により,佐々木壽吉議員は退席をお願いいたします。  これより質疑に入ります。  本件については,質疑の通告がありませんのでこれをもって質疑を終結いたします。  ただいま上程中の議案は,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,経済観光環境委員会に付託いたします。 ───────────────────────────────────────                   休会について ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       この際,休会についてお諮りいたします。  明日から24日まで,常任委員会審査のため休会いたしたいと思いますが,これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○碓井法明 議長       異議なしと認め,さよう決定いたします。 ───────────────────────────────────────                   次会の開議通知 ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       この際,御通知申し上げます。  25日は午前10時より議会の会議を開きます。 ───────────────────────────────────────                    散会宣告 ─────────────────────────────────────── ○碓井法明 議長       本日は,これをもって散会いたします。                  午後3時02分散会 ─────────────────────────────────────── △(参照1)   (写)                 議案の訂正請求について     件 名 第276号議案         広島市財産条例等の一部改正について  平成26年2月13日に提出した上記の事件を,次の理由により,別紙のとおり訂正したいので,広島市議会会議規則(昭和31年広島市議会規則第1号)第17条第1項の規定によって請求します。     理 由      広島市市民農園条例(平成10年広島市条例第100号)の一部改正について,市民農園に係る利用料金の上限額の一部に誤りがあったため。
         平成26年2月20日        広島市議会議長 碓 井 法 明 様                広島市長 松 井 一 實  印                                         別 紙  「第276号議案 広島市財産条例等の一部改正について」中   第23条の広島市市民農園条例の一部改正の部分 ┌─┬─┬────────────────────────────────┐ │ │訂│                                │ │ │正│別表第2中「620」を「630」に,「12,600」を「12,900」に改める。 │ │44│前│                                │ │ ├─┼────────────────────────────────┤ │頁│訂│                                │ │ │正│別表第2中「620」を「630」に,「12,600」を「12,960」に改める。 │ │ │後│                                │ └─┴─┴────────────────────────────────┘ △(参照2)  各常任委員会議案付託表               (平成25年度関係分) ┌────────────────────────────────────────┐ │           審     査     日     程           │ ├─────────────┬────────┬────────┬────────┤ │          場所 │  第  1  │  第  3  │  全  員  │ │ 月 日         │        │        │        │ │ (曜日)  時間    │  委員会室  │  委員会室  │  協議会室  │ ├───────┬─────┼────────┼────────┼────────┤ │2月21日(金) │午前10時│  文  教  │  消  防  │   建  設  │ │       │     │        │  上下水道  │        │ ├───────┼─────┼────────┼────────┼────────┤ │2月24日(月) │午前10時│  経済観光  │  厚  生  │  総  務   │ │       │     │  環  境  │        │        │ └───────┴─────┴────────┴────────┴────────┘                平成26年第1回                広島市議会定例会                   総 務 委 員 会  1 第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)中     第1条第1項     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳入全部      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │  1 議  会  費  │             │       ├─────────────┼─────────────┤       │  2 総  務  費  │             │       ├─────────────┼─────────────┤       │  10 公  債  費  │             │       ├─────────────┼─────────────┤       │  11 諸 支 出 金  │             │       └─────────────┴─────────────┘     第2条 第2表 繰越明許費のうち       ┌────────┬────────┬────────┐       │    款    │    項    │  事 業 名  │       ├────────┼────────┼────────┤       │ 2 総 務 費 │        │        │       └────────┴────────┴────────┘     第4条 第4表 地方債補正全部  2 第269号議案 平成25年度広島市公債管理特別会計補正予算(第1号)  3 第276号議案 広島市財産条例等の一部改正について  4 第278号議案 広島市現代美術館条例の一部改正について  5 第288号議案 財産を出資の目的とすることについて  6 第294号議案 財産の処分について(安芸区上瀬野町の市有地)                消 防 上 下 水 道 委 員 会  1 第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 7  土  木  費  │ 3  河  川  費  │       └─────────────┴─────────────┘     第2条 第2表 繰越明許費のうち       ┌────────┬────────┬────────┐       │    款    │    項    │  事 業 名  │
          ├────────┼────────┼────────┤       │ 7 土 木 費 │ 3 河 川 費 │        │       ├────────┼────────┼────────┤       │ 8 消 防 費 │        │        │       └────────┴────────┴────────┘  2 第285号議案 平成25年度広島市下水道事業会計資本剰余金の処分について                   文 教 委 員 会  1 第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │   9 教  育  費 │             │       └─────────────┴─────────────┘     第2条 第2表 繰越明許費のうち       ┌────────┬────────┬────────┐       │    款    │    項    │  事 業 名  │       ├────────┼────────┼────────┤       │ 9 教 育 費 │        │        │       └────────┴────────┴────────┘  2 第290号議案 財産の取得について(東野小学校の水泳プール)  3 第291号議案 財産の取得について(春日野小学校の校舎等)  4 第292号議案 財産の取得について(みどり坂小学校の校舎等)  5 第293号議案 財産の取得について(大塚中学校の校舎等)                経 済 観 光 環 境 委 員 会  1 第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 4  衛  生  費  │ 3  環  境  費  │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 5  農林水産業費   │             │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 6  商  工  費  │             │       └─────────────┴─────────────┘     第2条 第2表 繰越明許費のうち       ┌────────┬────────┬────────┐       │    款    │    項    │  事 業 名  │       ├────────┼────────┼────────┤       │4 衛 生 費 │3 環 境 費 │        │       ├────────┼────────┼────────┤       │5 農林水産業費│        │        │       └────────┴────────┴────────┘  2 第273号議案 平成25年度広島市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)  3 第279号議案 広島市国民宿舎湯来ロッジ条例の一部改正について  4 第280号議案 広島市勤労青少年ホーム条例の一部改正について  5 第282号議案 権利の放棄について                   厚 生 委 員 会  1 第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中       ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 3  民  生  費  │             │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 4  衛  生  費  │ 1  保健衛生費    │       └─────────────┴─────────────┘     第2条 第2表 繰越明許費のうち       ┌────────┬─────────┬────────┐       │    款    │    項     │  事 業 名  │       ├────────┼─────────┼────────┤       │3 民 生 費 │         │        │       ├────────┼─────────┼────────┤       │4 衛 生 費 │1 保健衛生費  │        │       │        ├─────────┼────────┤       │        │2 原爆被害対策費│        │       └────────┴─────────┴────────┘     第3条 第3表 債務負担行為補正のうち      変更全部  2 第271号議案 平成25年度広島市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  3 第272号議案 平成25年度広島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  4 第275号議案 平成25年度広島市病院事業会計補正予算(第2号)                   建 設 委 員 会  1 第268号議案 平成25年度広島市一般会計補正予算(第5号)中     第1条第2項 第1表 歳入歳出予算補正のうち      歳出中
          ┌─────────────┬─────────────┐       │      款      │      項      │       ├─────────────┼─────────────┤       │ 7  土  木  費  │ 1 土木管理費     │       │             ├─────────────┤       │             │ 2 道路橋りょう費   │       │             ├─────────────┤       │             │ 5 公園墓園費     │       │             ├─────────────┤       │             │ 6 都市計画費     │       └─────────────┴─────────────┘     第2条 第2表 繰越明許費のうち       ┌────────┬─────────┬────────┐       │    款    │    項     │  事 業 名  │       ├────────┼─────────┼────────┤       │7 土 木 費 │1 土木管理費  │        │       │        ├─────────┼────────┤       │        │2 道路橋りょう費│        │       │        ├─────────┼────────┤       │        │4 港 湾 費  │        │       │        ├─────────┼────────┤       │        │5 公園墓園費  │        │       │        ├─────────┼────────┤       │        │6 都市計画費  │        │       │        ├─────────┼────────┤       │        │7 住 宅 費  │        │       └────────┴─────────┴────────┘     第3条 第3表 債務負担行為補正のうち      追加全部  2 第270号議案 平成25年度広島市広島市民球場特別会計補正予算(第1号)  3 第274号議案 平成25年度広島市開発事業特別会計補正予算(第2号)  4 第277号議案 広島市都市計画関係手数料条例の一般改正について  5 第281号議案 広島圏都市計画広島平和記念都市建設計画)地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について  6 第283号議案 公有水面の埋立てに係る埋立地の用途変更に関する意見について  7 第284号議案 広島熊野道路の事業内容の変更に係る同意について  8 第286号議案 市道の路線の廃止について  9 第287号議案 市道の路線の認定について  10 第289号議案 財産の取得について(南区京橋町の建物の一部)  11 第295号議案 財産の処分について(南区西蟹屋三丁目の市有地) △(参照3)  平成26年2月20日  議 員 各 位                              広 島 市 議 会 議 長                                碓 井 法 明              請願・陳情の受理について(報告)  下記のとおり請願・陳情を受理し,請願並びに陳情第155号,第156号,第157号及び第158号は,関係委員会に付託したので報告します。                      記  請願 ┌──┬───────────────────┬─────┬─────┬─────┐ │受理│    件         名    │ 受  理 │ 付  託 │付託委員会│ │番号│                   │ 年 月 日 │ 年 月 日 │     │ ├──┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │46│広島市の事務・事業見直しにおける児童発│ 26. 2.13 │ 26. 2.13 │厚生委員会│ │  │達支援センター利用者の食費負担助成廃止│     │     │     │ │  │案の撤回を求めることについて     │     │     │     │ ├──┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │47│国保料算定方式変更にともなう保険料率等│ 26. 2.17 │ 26. 2.17 │厚生委員会│ │  │の改定を求めることについて      │     │     │     │ ├──┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │48│教育予算の増額,教育費の無償化,父母負│ 26. 2.18 │ 26. 2.18 │文教委員会│ │  │担軽減,教育条件の改善を求めることにつ│     │     │     │ │  │いて                 │     │     │     │ ├──┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │49│教育予算の増額,教育費の無償化,父母負│ 26. 2.18 │ 26. 2.18 │厚生委員会│ │  │担軽減,教育条件の改善を求めることにつ│     │     │     │ │  │いて                 │     │     │     │ └──┴───────────────────┴─────┴─────┴─────┘  陳情 ┌───┬───────────────────┬─────┬─────┬─────┐ │ 受理 │    件         名    │ 受  理 │ 付  託 │付託委員会│ │ 番号 │                   │ 年 月 日 │ 年 月 日 │     │ ├───┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │154│行政訴訟 広島市選挙管理委員会の過失責│ 26. 2.14 │     │     │ │   │任と選挙犯罪者・松井一實氏の説明責任に│     │     │     │ │   │ついて                │     │     │     │ ├───┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │155│二の矢観光戦略<ヒロシマ 鳩 歩っぽ>│ 26. 2.14 │ 26. 2.14 │経済観光 │ │   │について               │     │     │環境委員会│ ├───┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │156│似島楽園構想について         │ 26. 2.14 │ 26. 2.14 │経済観光 │ │   │                   │     │     │環境委員会│ ├───┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │157│災害弱者避難支援対策 Web−GIS避│ 26. 2.14 │ 26. 2.14 │消防上下 │ │   │難情報提供サービスの運用開始について │     │     │水道委員会│ ├───┼───────────────────┼─────┼─────┼─────┤ │158│持続可能な社会保障財源確保への移行措置│ 26. 2.14 │ 26. 2.14 │厚生委員会│ │   │について               │     │     │     │ └───┴───────────────────┴─────┴─────┴─────┘
    ──────────────────────────────────────   議 長   碓  井  法  明   署名者   清  水  良  三   署名者   元  田  賢  治...