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03月13日-07号

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  1. 岡山市議会 2020-03-13
    03月13日-07号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 2年 2月定例会    令和2年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第7号       3月13日(金)午前10時開議第1 甲第2号議案 令和2年度岡山市一般会計予算について 甲第3号議案 令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計予算について 甲第4号議案 令和2年度岡山市用品調達費特別会計予算について 甲第5号議案 令和2年度岡山市災害遺児教育年金事業費特別会計予算について 甲第6号議案 令和2年度岡山市公共用地取得事業費特別会計予算について 甲第7号議案 令和2年度岡山市財産区費特別会計予算について 甲第8号議案 令和2年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計予算について 甲第9号議案 令和2年度岡山市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算について 甲第10号議案 令和2年度岡山市介護保険費特別会計予算について 甲第11号議案 令和2年度岡山市後期高齢者医療費特別会計予算について 甲第12号議案 令和2年度岡山市公債費特別会計予算について 甲第13号議案 令和2年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計予算について 甲第14号議案 令和2年度岡山市病院事業会計予算について 甲第15号議案 令和2年度岡山市水道事業会計予算について 甲第16号議案 令和2年度岡山市工業用水道事業会計予算について 甲第17号議案 令和2年度岡山市市場事業会計予算について 甲第18号議案 令和2年度岡山市下水道事業会計予算について 甲第19号議案 市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について 甲第20号議案 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について 甲第21号議案 岡山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第22号議案 岡山市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第23号議案 岡山市特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例の制定について 甲第24号議案 岡山市コミュニティハウス条例の一部を改正する条例の制定について 甲第25号議案 地方独立行政法人法第19条の2第4項に規定する条例で定める額を定める条例の制定について 甲第26号議案 岡山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 甲第27号議案 岡山市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定について 甲第28号議案 岡山市奨学金条例を廃止する条例の制定について 甲第29号議案 岡山市入学一時金貸付条例を廃止する条例の制定について 甲第30号議案 岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第31号議案 岡山市幼保連携型認定こども園の学級の編制,職員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第32号議案 岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 甲第33号議案 岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第34号議案 岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について 甲第35号議案 岡山市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第36号議案 岡山市足守プラザ条例の一部を改正する条例の制定について 甲第37号議案 岡山市クラインガルテン条例の一部を改正する条例の制定について 甲第38号議案 岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第39号議案 岡山市児童遊園地条例の一部を改正する条例の制定について 甲第40号議案 岡山市建築関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第41号議案 岡山市下水道条例の一部を改正する条例の制定について 甲第42号議案 岡山市消防事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第43号議案 岡山市水道事業及び岡山市工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第44号議案 岡山市中央卸売市場設置条例の一部を改正する条例の制定について 甲第45号議案 岡山市花き地方卸売市場設置条例の一部を改正する条例の制定について 甲第46号議案 岡山市中央卸売市場業務条例の制定について 甲第47号議案 岡山市花き地方卸売市場業務条例の制定について 甲第48号議案 岡山市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について 甲第49号議案 訴えの提起について 甲第50号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて 甲第51号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第52号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第53号議案 指定管理者の指定について 甲第54号議案 指定管理者の指定の期間の変更について 甲第55号議案 指定管理者の指定について 甲第56号議案 岡山市公共下水道施設利用協定の変更に関する協議について 甲第57号議案 令和2年度包括外部監査契約の締結について 甲第58号議案 田原用水組合規約の変更について 甲第59号議案 工事請負契約の締結について 甲第60号議案 令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について 甲第61号議案 令和元年度岡山市国民健康保険費特別会計補正予算(第3号)について 甲第62号議案 令和元年度岡山市公共用地取得事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第63号議案 令和元年度岡山市財産区費特別会計補正予算(第1号)について 甲第64号議案 令和元年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第65号議案 令和元年度岡山市介護保険費特別会計補正予算(第3号)について 甲第66号議案 令和元年度岡山市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第2号)について 甲第67号議案 令和元年度岡山市公債費特別会計補正予算(第1号)について 甲第68号議案 令和元年度岡山市立総合医療センター病院事業債特別会計補正予算(第1号)について 甲第69号議案 令和元年度岡山市水道事業会計補正予算(第2号)について 甲第70号議案 令和元年度岡山市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第71号議案 令和元年度岡山市市場事業会計補正予算(第1号)について 甲第72号議案 令和元年度岡山市下水道事業会計補正予算(第3号)について 甲第73号議案 岡山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第74号議案 岡山市立幼稚園の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第75号議案 岡山市立の小学校及び中学校の教育職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 乙第1号議案 岡山市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について第2 令和元年陳情第24号 路面電車の岡山駅前広揚への乗り入れ計画を凍結すること等を求めることについて 陳情第1号 岡山市足守地区における一般家庭ごみ収集運搬業務についての一般競争入札について正確な説明を行うこと並びに入札実施の公告文に正確な記載を行うことを求めることについて 陳情第2号 国土交通省の政策に呼応,計画策定のための「岡山市交通局」新設を求めることについて 陳情第3号 公立保育園の維持を求めることについて 陳情第5号 路面電車の岡山駅前広場乗り入れ計画の実証実験に南北方向の実験も行うことについて 陳情第7号 公務員獣医職職員の確保について 陳情第8号 公務員獣医職職員の確保について 陳情第9号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出について 陳情第12号 岡山市立地適正化計画基本方針(案)の不実行及び当該計画(案)の撤回を求めることについて 陳情第13号 424の病院リストと「具体的対応方針」の再検証要請の撤回を国に求める意見書の提出について第3 報第7号 専決処分の報告について 報第8号 専決処分の報告について第4 甲第76号議案 令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)について第5 甲第77号議案 岡山県公安委員会委員の推薦同意について第6 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第7 乙第2号議案 岡山市議会の各会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について第8 湛井十二箇郷組合議会議員の補欠選挙について第9 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について 1 継続審査  〇 保健福祉・協働委員会    令和元年陳情第3号 人工鼻関連商品の購入補助を求めることについて  〇 市民・産業委員会    陳情第4号 西大寺向州公園テニスコートの新増設について    陳情第11号 種苗法改正反対の意見書の提出について  〇 子ども・文教委員会    令和元年陳情第4号 岡山市可知保育園の民営化・廃園に反対し,岡山市立の保育園として存続を求めることについて    令和元年陳情第7号 岡山市吉備津保育園を公立保育園として存続させることを求めることについて    令和元年陳情第12号 3歳以上の年収360万円以上相当の世帯も含めた,給食副食費月額4,500円を補助する仕組みの構築を求めることについて    令和元年陳情第21号 学校事務職員等に係る時間外労働の実態調査及び働き方改革推進法に定める時間外労働の規制を担保するための方針等の策定と取り組みを求めることについて    令和元年陳情第25号 保育士等の確保のため,派遣保育士等の人件費及び紹介料に対する補助金の創設を求めることについて    陳情第6号 岡山市に公立中学校夜間学級を設置することを求めることについて    陳情第10号 横井保育園を今までどおり市立保育園として存続を求めることについて 2 継続調査  〇 総務委員会    市政運営の基本方針について    危機管理について    主要政策について    行財政改革について    広報及び情報政策について    組織及び人事の管理について    文書管理及び情報公開について    財政問題について    会計及び財産管理について    入札及び契約について    消防力の整備充実について    選挙事務について  〇 保健福祉・協働委員会    市民との協働について    持続可能な開発のための教育(ESD)について    国際交流について    人権行政について    男女共同参画について    福祉行政について    保健行政について    環境衛生行政について    医療行政について  〇 市民・産業委員会    市民サービスの充実について    生活衛生行政について    文化・スポーツ政策について    商・工業振興対策について    観光コンベンション対策について    雇用対策について    農林水産業振興対策について    市場事業対策について  〇 都市・環境委員会    廃棄物の処理及び清掃について    環境保全について    都市計画について    交通政策について    都市再開発について    区画整理について    公園緑地について    道路橋りょう・港湾について    建築・住宅について    開発行為について    西部新拠点について    下水道・河川について    公共工事について    水道事業について  〇 子ども・文教委員会    岡山っ子育成について    学校教育について    社会教育について    教育施設について  〇 議会運営委員会    議会の運営及び議長の諮問について    議会に関する条例等について      …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 甲第2号議案~甲第75号議案,乙第1号議案 日程第2 令和元年陳情第24号,陳情第1号~陳情第3号,陳情第5号,陳情第7号~陳情第9号,陳情第12号,陳情第13号 日程第3 報第7号,報第8号 日程第4 甲第76号議案 日程第5 甲第77号議案 日程第6 諮問第1号 日程第7 乙第2号議案 日程第8 湛井十二箇郷組合議会議員の補欠選挙について 日程第9 常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について            ──────〇──────〇出席議員(46人)            1番  寺 林 綾 乃            2番  森 山 幸 治            3番  菅 原   修            4番  平 元 道 隆            5番  江 田 厚 志            6番  松 本 好 厚            7番  岡 崎   隆            8番  柳 井   弘            9番  熊 代 昭 彦            10番  東     毅            11番  田 中 のぞみ            12番  柳 迫 和 夫            13番  林   敏 宏            14番  福 吉 智 徳            15番  川 本 浩一郎            16番  赤 木 一 雄            17番  松 田 隆 之            18番  山 田 正 幸            19番  二 嶋 宣 人            20番  難 波 満津留            21番  鬼 木 のぞみ            22番  林     潤            23番  太 田 栄 司            24番  高 橋 雄 大            25番  竹之内 則 夫            26番  中 原 淑 子            27番  藤 原 哲 之            28番  東 原   透            29番  千 間 勝 己            30番  吉 本 賢 二            31番  小 川 信 幸            32番  成 本 俊 一            33番  羽 場 頼三郎            34番  下 市 このみ            35番  竹 永 光 恵            36番  小 林 寿 雄            37番  楠 木 忠 司            38番  松 田 安 義            39番  則 武 宣 弘            40番  田 尻 祐 二            41番  田 口 裕 士            42番  宮 武   博            43番  和 氣   健            44番  三 木 亮 治            45番  森 田 卓 司            46番  浦 上 雅 彦      …………………………………〇欠席議員(0人)      ─────────────〇説明のため出席した者       市     長  大 森 雅 夫       副  市  長  那 須 正 己       副  市  長  加 藤 主 税       理     事  河 野 広 幸       市 長 公 室 長  小 山 直 人       政 策 局 長  山 口 博 史       総 務 局 長  森 安 浩一郎       財 政 局 長  小 川   浩       市 民 生活局長  荒 島 茂 樹       市 民 協働局長  田 渕 澄 子       保 健 福祉局長  福 井 貴 弘       岡山っ子育成局長 岡 崎 尚 子       岡山っ子育成局保育幼児教育担当局長                中 原 貴 美       環 境 局 長  門 田 和 宏       産 業 観光局長  赤 坂   隆       都 市 整備局長  林   恭 生       都市整備局都市・交通・公園担当局長                栗 田 泰 正       下水道河川局長  斎 野 秀 幸       消 防 局 長  東 山 幸 生       水道事業管理者  今 川   眞       市場事業管理者  大 杉   誠      教 育 委 員 会       教  育  長  菅 野 和 良      監 査 委 員       委     員  岸   堅 士      ─────────────〇出席した議会事務局職員       局     長  矢 木 広 幸       次     長  石 井 敏 郎       総 務 課 長  山 本 和 広       議 事 課 長  岡 田 慎一郎       調 査 課 長  塩 見 紀己代      午前10時0分開議 ○浦上雅彦議長  皆さんおはようございます。 これより2月定例市議会第7日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は45名であります。      ───────────── ○浦上雅彦議長  会議録署名議員に高橋議員,小川議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○浦上雅彦議長  本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,監査委員から例月現金出納検査の結果について報告がありましたので,御報告申し上げます。 重ねて御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,会議規則第132条の規定により議員を派遣いたしましたので,御報告申し上げます。      ──────〇────── △日程第1  甲第2号議案~甲第75号議案,乙第1号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程に入ります。 日程第1は,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について以下74件の議案について並びに乙第1号議案岡山市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これらを一括上程いたします。 これらの議案につきましては,それぞれ所管の委員会において御審査をいただいておりますので,これより委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔30番吉本賢二議員登壇,拍手〕 ◆30番(吉本賢二議員)  皆さんおはようございます。 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について外16件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算については,一部の委員から反対があり賛成多数で,そのほかの議案については全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算のうち,歳出第2款総務費第1項総務管理費中,第57目防災対策費について御報告申し上げます。 ここでは,緊急告知ラジオの一般販売について,普及促進に向けてどのような取り組みをしていくのかが議論となりました。 これは,岡山市独自の特殊な信号を受信することで自動起動・終了する仕様のラジオで,メーカーの受注生産となっており,市が一括購入し,その購入価格と同額で希望者に販売する事業であります。 まず委員から,緊急告知ラジオは必要だが,販売台数が400台というのは余りにもさみしい,市の施策として緊急告知ラジオを販売するのであれば,広報紙含め,さまざまな媒体でPRし,危機管理室だけではなく市全体として普及活動を行っていくべきではないかとの質問があり,当局から,緊急時に情報を提供していくツールの一つであり,まずは来年度に販売を開始するということで,これからニーズ等を見ながら普及促進を図り,販売台数を増加させていきたいとの答弁がありました。 これを受け別の委員から,障害のある方など,特に緊急時の情報が届きにくい方もおられるので,今後の施策の中で広く普及できる仕組みづくりを期待しているとの意見がありました。 以上のとおりでありますが,当局におかれましては,このほか審査の過程及び所管事務調査において各委員から出された意見や要望等に十分留意され,事務事業の執行に当たられるよう申し添えて,総務委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,保健福祉・協働委員長の報告を求めます。     〔13番林敏宏議員登壇,拍手〕 ◆13番(林敏宏議員)  保健福祉・協働委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について外15件の市長提出議案並びに議員提出議案の乙第1号議案岡山市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第3号議案令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計予算については,一部委員から反対意見があり賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程で特に議論となりました点について御報告いたします。 まず,乙第1号議案岡山市動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 これは,本市における動物と市民の調和のとれた共生社会の実現を目指すため,本条例について基本理念を定め,市並びに市民,事業者等の責務を明らかにするなどの改正を行うものです。 委員から,このたびの改正において市の責務を規定した意図は何かとの質問があり,提案者から,動物との共生社会の実現を目指すため,パブリックコメントや関係団体の御意見を踏まえ,市,市民,飼い主,事業者等に対してそれぞれの責務を規定した。市としても率先して実行していく必要があることから,市の責務を規定したものであるとの答弁がありました。 また別の委員から,市民の責務や猫の飼い主等の遵守事項を規定しているが,市民から見た場合わかりにくい部分もあると思う。条例を施行する際は,逐条解説の作成など丁寧な説明が必要ではないかとの質問があり,提案者から,動物との共生社会の実現に向け,周辺の生活環境や地域住民への配慮などを含めた市民の責務等を規定している。逐条解説の作成など市民にわかりやすい周知,広報を行っていきたいとの答弁がありました。 次に,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算についてのうち,成年後見中核機関運営事業についてです。 本事業は,弁護士や支援機関,家庭裁判所等と連携し,成年後見制度の利用推進を行う中核機関を令和2年度より本格稼働させるものです。 委員から,中核機関は福祉的な面から利用者を支援するものだと考えている。本機関の設置によりどのような方々が利用しやすくなるのかとの質問があり,当局から,高齢者の方については地域包括支援センターでの取り組みが進んでいるが,今年度の試行の状況を踏まえると,知的・精神障害者の方なども利用しやすくなると考えているとの答弁がありました。 さらに委員から,今は弁護士など家族以外の方が後見人になっている割合が高いが,成年後見制度を利用したい方がより利用しやすくなるために,中核機関の支援を得ながら,市民後見人の方なども含めた制度の充実が必要ではないかとの質問があり,当局から,市民後見人が個人で後見人業務を行うことはいまだハードルが高いと考えているが,市民後見人の活動支援は中核機関の業務の一つであり,将来的な環境づくりや適切な支援を考えてまいりたいとの答弁がありました。 これを受け委員から,成年後見制度利用者の増加を見据え,中核機関の業務をしっかりと検証しながら,権利擁護も含め,利用者が安心して利用できる体制をつくっていただきたいとの要望がありました。 以上,本委員会における審査の経過を御報告いたしましたが,そのほかにも審査の過程でさまざまな意見や要望が出されました。当局におかれましては,それらの意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添え,保健福祉・協働委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,市民・産業委員長の報告を求めます。     〔7番岡崎隆議員登壇,拍手〕 ◆7番(岡崎隆議員)  皆さんおはようございます。 市民・産業委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について外15件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について,甲第44号議案岡山市中央卸売市場設置条例の一部を改正する条例の制定について,甲第45号議案岡山市花き地方卸売市場設置条例の一部を改正する条例の制定について,甲第46号議案岡山市中央卸売市場業務条例の制定について,甲第47号議案岡山市花き地方卸売市場業務条例の制定について,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について,以上6件の議案については,一部の委員から反対があり賛成多数で,その他の議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算第6款農林水産業費のうち,農作物被害対策事業費についてであります。 本事業は,イノシシ等有害鳥獣から農作物を守るため,鳥獣の出没しにくい環境整備の啓発や侵入防止柵などの設置補助,捕獲に対する奨励金の交付などを行い,有害鳥獣に強い集落づくりを総合的に推進する事業です。 委員から,近年町なかへの有害鳥獣の出没がふえてきている。区ごとの捕獲頭数だけではなく,中学校区ごとの捕獲頭数を把握すること,実施隊の活動と猟友会の活動をリンクさせ,速やかに地域に情報提供するなど,先手を打った対策が必要なのではとの意見があり,当局から,駆除班のつくる報告書に捕獲場所を詳しく記載してもらうことを検討していきたい。また,地元に詳しい実施隊の意見や専門家の意見を聞きながら,効果的に対策を進めていきたいとの答弁がありました。 次に,第7款商工費のうち,ものづくり産業振興事業費についてであります。 ここでは,IoT・AI等先端技術導入支援事業費補助金について議論となりました。 委員から,IoT,AIを操れる人材を本市に引き込むためには,世界を見ていくことも重要だ。海外の学生などと企業とをマッチングさせるような視点が必要だが,どのように考えているのかとの質問があり,当局から,そのような人材と企業をマッチングさせることができれば今までにない動きが起こるかもしれない。IoT,AIに詳しい方々とも協議しながら,何ができるか考えていきたいとの答弁がありました。 これを受け委員から,取り組みがどんどん加速している分野なので,アンテナを立てながらしっかりと取り組んでもらいたいとの要望がありました。 次に,甲第46号議案岡山市中央卸売市場業務条例の制定について及び甲第47号議案岡山市花き地方卸売市場業務条例の制定についてであります。 委員から,今回の卸売市場法の改正によって取引の自由化が加速され,市場間の競争が激化することが推測されるなど,卸売業者の経営が不安定になった場合に備え,市場開設者として対策を考えておく必要があるのではとの指摘があり,当局から,卸売業者に対する検査権限が現行法上は国と市の両方にあるが,法改正後は市のみとなる。卸売業者の財務の健全性が図れるよう,公認会計士など専門性を有する方への業務委託により検査体制を強化し,指導を徹底していきたいとの答弁がありました。 また委員から,今回の改正により海外への販路拡大も可能になる。海外に向けたビジネス展開,海外ブランドの創出についてどのように考えているかとの質問があり,当局から,卸売業者からそういった要望があれば,開設者としても必要な支援をしていきたいとの答弁がありました。 次に,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)のうち,第2款総務費についてであります。 ここでは,各区のまちづくり推進事業費について議論となりました。 委員から,各区とも減額しているが,区づくり推進事業についてもっとしっかり考えてほしい。どういう予算の組み方をしているのかとの質問があり,当局から,新規事業が出た場合にも不足することがないように予算を組んでいるため,減額補正になる可能性はあるとの答弁がありました。 さらに委員から,今年度は区まちづくり独自企画事業として隠れた名所発見コンテストや防災力強化事業などいい事業があった。こういう企画をすることで,それぞれの区の特性が出てくると思うので,各区役所に頑張ってもらいたいとの意見があり,当局から,これからも企画から実施までを区で行うことで,各地域の状況,特徴に応じた区民協働によるまちづくりが可能になるよう検討していきたいとの答弁がありました。 議案については以上でありますが,この場をおかりして,所管事務調査のうち特に議論となりました岡山芸術創造劇場(仮称)について御報告いたします。 これは,令和4年秋ごろの開館を目指し,現在,設置条例の制定手続を進めているものでありますが,本委員会としては,少しでも市民が利用しやすい施設使用料金の設定にしてもらいたいという思いがあり,去年から議論を続けているものでありますが,市民や団体の意見を聞いてもう一度委員会に報告してもらうことと,意見を聞くに当たっては,こちらから積極的にコメントをもらいに行くぐらいの活動をしてもらいたいとの要望をしたものであります。 最後になりますが,現在,市民生活や地域経済に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスに関して,令和2年3月6日現在の製造業,卸売業,旅行業,宿泊業等,市内各産業の現状と相談窓口の設置,融資の認定件数など,岡山市の支援策の説明があったことを御報告します。 以上,御報告いたしましたが,このほか審査の過程でさまざまな意見や要望が出されました。当局におかれましては,このような意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,市民・産業委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,都市・環境委員長の報告を求めます。     〔17番松田隆之議員登壇,拍手〕 ◆17番(松田隆之議員)  都市・環境委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について外16件の議案であります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について,甲第15号議案令和2年度岡山市水道事業会計予算について,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について,以上3件の議案については一部委員から反対があり賛成多数で,その他の議案については全会一致で,いずれも原案のとおり可決並びに同意すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算中,環境局関係について御報告申し上げます。 ここでは,環境局で使用する公用車へのドライブレコーダーの搭載についてが議論となりました。 当局から,令和2年2月に施行された岡山市長が管理する公用車におけるドライブレコーダーにより収集及び記録した個人情報の取扱規程について説明がありました。この規程は,岡山市長が所管する公用車で専用車,リース車を問わず適用され,ドライブレコーダー等の管理運用を適正に行うため管理責任者を置き,ドライブレコーダー等は管理責任者等に限り取り扱うことができる。運転者は,ドライブレコーダー及び記録媒体の操作,着脱,データの閲覧を行ってはならない。また,管理責任者等以外の者が一切閲覧,操作できないよう保護するものであるとのことであります。 まず委員から,民間ではドライブレコーダーが機能しているかどうか点検をしていると聞いた。いざというときに作動しなかったらどうしようもないので,そこをどう担保するのかとの質問があり,当局から,事業所の収集車両約100台にドライブレコーダーが今後搭載される予定である。データについては当然慎重に管理すべきものであり,データが改ざんされていないか,抜き差しした跡がないか,管理する必要があると考えているとの答弁がありました。 続いて,同じく令和2年度岡山市一般会計予算中,都市整備局関係のうち,路面電車の乗り入れを含めた岡山駅前広場整備事業についてであります。 ここでは,今後の事業の進め方についてが議論となりました。 まず委員から,令和2年度の当初予算案として,後楽園をイメージした駅前広場の整備費が含まれているのかとの質問があり,当局から,このたびの予算案の内訳については,左折レーンを設置するなど駅前の交差点改良関係費用,レール等設備購入に対する事業者への補助,地下街補償算定であり,後楽園をイメージした駅前広場の整備費は直接含まれないとの答弁がありました。 さらに委員から,例えば南北の道路が渋滞し,信号の再検討が必要となった場合,時間がかかると思われる。また,大規模な工事が必要な事態も起きかねない。何があってもやり抜く強い意志を持ってこの事業をやっていくのかとの質問があり,当局から,岡山駅の交通結節機能を高くしていくということは非常に重要なものであり,強い意志を持って進めていきたい。交通への影響については,交通解析のみならず,精度の高い交通シミュレーションを実施し,著しい渋滞は発生しないことが確認できたので,事業を進めることとした。そうした中,岡山県バス協会から出された実証実験の実施を求める陳情が議会で採択されたことを踏まえ,バスの出入り検証を行ったところ,影響はほとんど認められなかった。さまざまな検証をしてきているので大きなトラブルが起きることは想定していないが,万が一問題があれば,きちんと原因を分析し,速やかに対策を検討して実施するとの答弁がありました。 さらに別の委員から,左折レーンの設置と県庁通りの1車線化,タクシーと一般車両の待機場所の入れかえができた段階で実証実験,交通量調査をするという考えはあるかとの質問があり,当局から,実証実験は事業着手の前段階において事業の課題等を把握するために実施するものであるので,事業着手の後に行うものではないと考えている。左折レーンの設置等の交差点改良,タクシーと一般車両の待機場所の入れかえといった改良は乗り入れの工事の一部であって,左折レーン設置後に実証実験を行うことはない。ただし,事業実施による交通への影響は十分に確認する必要があるため,前もって交通解析,交通シミュレーションを実施し,著しい渋滞は発生しないことを確認しており,さらにバス出入り検証を行って,影響はほとんど認められなかった。必要に応じて交通量調査を行い,交通の状況を確認するとの答弁がありました。 さらに別の委員から,万が一のことがあっても,速やかに対策を検討し,何らかの対応をしていく。その一例として,タクシーと一般車両の待機場所の入れかえ後に混乱を招かないよう誘導員を配置することなども考えられるとの答弁をされたが,そのほかに今,当局が考えている何らかの対策はあるのかとの質問があり,当局から,交通解析等を行ったところ渋滞は起きず,大きな影響はないと考えている。万が一何か問題が発生したときには,どうしてそういった現象が起きるのか分析し,ハード,ソフト面からさまざまな施策を速やかに講じてしっかりやっていきたいとの答弁がありました。 続いて,甲第18号議案令和2年度岡山市下水道事業会計予算についてであります。 ここでは,支出のうち起債の残高,償還についてが議論となりました。 委員から,今残っている起債の残高,償還中のもので一番高い金利は何%のものがあるのかとの質問があり,当局から,6%程度のものが残っているとの答弁がありました。 これを受けて委員から,利息及び手数料を少しでも減らすという視点は非常に重要である。収益の改善に貢献するよう検討してもらいたいとの強い要望がありました。 以上,御報告いたしましたが,このほかにも審査の過程でさまざまな意見や要望が出されました。当局におかれましては,こうした意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう申し添えて,都市・環境委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,子ども・文教委員長の報告を求めます。     〔15番川本浩一郎議員登壇,拍手〕 ◆15番(川本浩一郎議員)  皆さんおはようございます。 それでは,子ども・文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について外15件の議案についてであります。 これらの審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について,甲第28号議案岡山市奨学金条例を廃止する条例の制定について,甲第29号議案岡山市入学一時金貸付条例を廃止する条例の制定について,甲第30号議案岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第32号議案岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第33号議案岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について,甲第34号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について,以上8件の議案については,一部の委員から反対があり賛成多数で,そのほかの議案についてはいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 それでは,審査の過程において特に議論となりました点について順次御報告いたします。 まず,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第3款民生費中,就学前の障害児に対する支援についてであります。 委員から,幼稚園,保育園,認定こども園,また公立と私立で特別支援教育支援員や加配の保育士の配置基準が異なっており,就学前に通う場所によって障害児支援の対応が違うということに非常に不安を覚える。特に発達障害などの障害のある子どもたちが同じような支援が受けられる体制が必要ではないかとの質問があり,当局から,今年度において私立の保育園などで加配の保育士の配置ができれば,その分補助金をかさ上げするという一定の整理はできたと思っている。次の段階として,本市としては幼稚園を認定こども園に移行しているが,その際に毎日子どもを見てくれている幼稚園の特別支援教育支援員の力をかりることができないかと考えており,今後整理していきたいとの答弁がありました。 次に,歳出第10款教育費中,夜間教室運営事業についてであります。 この事業は,不登校などさまざまな事情により十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した人などを対象に,学びの場として夜間教室を開設し,義務教育課程の内容について学習支援を行おうとするものです。 委員から,事業を通じて夜間中学開設に関するニーズを調査するということであるが,どのくらいニーズがあれば開設につながるのかとの質問があり,当局から,夜間中学を開設することは,校舎を設置し,校長を配置し,夜間で中学校の教育課程を実施するという一つの中学校をつくることになるなど大がかりであるため,初めから否定しているわけではなく,まず夜間教室を開設して,そこではしっかり門戸を開いて,どんな学習を積み重ねていきたいのか,どのようなニーズがあるのかを丁寧にヒアリングし状況を把握していきたいとの答弁がありました。 これを受け委員から,ニーズを調査しながら公立夜間中学を展望していくのは非常に意味があるが,一方で不登校の子どもの学力保障をどうするか,外国人の受け入れをどうするかという話になれば,岡山市を挙げて取り組むべきだとの意見がありました。 次に,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)歳出第10款教育費中,GIGAスクール構想によるICT環境整備事業についてであります。 本事業は,各教室で児童・生徒1人1台のPC端末利用を可能とするため,無線LAN整備,高速通信用LANケーブルの整備,PC端末充電保管庫の整備を行うとともに,児童・生徒や教員のPC端末を導入しようとするものです。 委員から,ICT機器を活用した授業へ対応することへの不安を抱えている教員もいると思うが,研修は大丈夫なのかとの質問があり,当局から,教育研究研修センターにおいて,実際にパソコンを使いながらの演習を通した研修などに学校の代表の方に参加してもらうことを考えているとの答弁があり,また別の委員から,小学校では低学年と高学年での使い方や発達障害を含めた学習障害の子どもに対する使い方と全体授業での使い方が違うこともあり,各校や子どもの実態に合わせてどのように使っていくのかなど,代表の方だけの研修ではなく,これまでの研修のやり方の発想を変えて,現場が混乱することなくICT機器が活用できるように,ICT用の研修にしっかり取り組んでいく必要があるとの意見がありました。 さらに委員から,今回の補正予算で約1万8,000台の児童・生徒のPC端末の整備等で約27億円が計上されており,その財源として国の補正予算がついているが,それらの更新時期には国からの予算がつくのか。国の方針で大がかりなことをやるので,人的配置も含めて財政的に面倒を見るよう国にしっかりと言ってほしいとの要望があり,当局から,更新の際の予算について国へ質問したところ明確な答えはなかったが,政令市の教育長及び政令市市長会も通じてその先のこと等について要望しているところであり,どの自治体でも継続して予算が必要になってくるため,引き続き要望していきたいとの答弁がありました。 次に,歳出第3款民生費中,児童クラブ補助金の1億2,400万円余の減額補正についてであります。 主な減額理由は,放課後児童クラブにおいて障害児に対応する支援員の追加配置が見込みを下回り,それに伴い障害児加算の補助金交付が減少したためであります。 これを受け委員から,児童クラブ独自ではなかなか加配できない状況について,岡山市としてぜひ何らかの手だてを考えてほしいとの要望があり,当局から,年に2回ほど児童クラブへの就職相談会を開催し,支援員の確保に努めているとの答弁がありましたが,別の委員から,小学校では岡山っ子スタート・サポート事業の実施や特別支援教育支援員の配置などがなされているが,それとは別に児童クラブそれぞれで支援員を確保して配置するというのは,もう現実的ではないと思う。学校現場または保育園や幼稚園ともしっかり連携して,どのような仕組みをつくっていくのがよいか,発想を転換する段階に来ているのではないかとの意見がありました。 以上,本委員会における審査の過程を御報告いたしましたが,当局におかれましては,委員会審査の過程で各委員から出されたさまざまな意見や要望に十分留意され,事務事業の執行に当たられますよう要望し,子ども・文教委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。東議員。     〔10番東毅議員登壇,拍手〕 ◆10番(東毅議員)  皆さんおはようございます。日本共産党岡山市議団の東毅です。 委員長報告に反対する討論をいたします。 反対する議案は以下のとおりです。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について,甲第3号議案令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計予算について,甲第15号議案令和2年度岡山市水道事業会計予算について,甲第28号議案岡山市奨学金条例を廃止する条例の制定について,甲第29号議案岡山市入学一時金貸付条例を廃止する条例の制定について,甲第30号議案岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第32号議案岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第33号議案岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について,甲第34号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第46号議案岡山市中央卸売市場業務条例の制定について,甲第47号議案岡山市花き地方卸売市場業務条例の制定について,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)についてです。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第3款民生費第10項児童福祉費第1目児童福祉総務費中,こども園推進事業費24億2,800万円のうち,高島,古都,浮田,宇野の認定こども園分,第16目認定こども園費中,認定こども園整備費16億1,200万円余のうち,庄内,鹿田,千種の認定こども園分,歳入第26款市債第1項市債第3目民生債第10節児童福祉債保育園・幼稚園一体型施設整備事業費充当14億4,000万円,債務負担行為中,庄内認定こども園(仮称)施設整備事業限度額3億3,000万円余,鹿田認定こども園(仮称)施設整備事業限度額2,500万円余,令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)中,繰越明許費補正第3款民生費第10項児童福祉費幼保一体化整備事業8億7,300万円余の古都,宇野,高島幼稚園の園舎解体工事費,甲第33号議案岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について,甲第34号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定については,市立園の廃止,民営化や市立保育園の認定こども園化にかかわる議案です。 保育園の入園を希望しながら入れなかった子どもが,1月21日の一次内定の結果,1,868人も出ました。昨年より92人ふえた過去最多の数字です。保育の受け皿が需要を上回ったといいますが,そのうち約800人は認可外保育施設です。認可施設を求める保護者の方々の需要に見合うものではありません。こんなときに市立幼稚園・保育園の廃止,民営化のために多額のお金をかけるべきではありません。市立保育園を認定こども園に変えたところで2号,3号認定児の枠がふえるわけではないので,保育園に入れない問題の解決にはなりません。 少子化の影響で将来的に保育の需要は減少します。市立園の民営化で民間園の割合を高めることは,将来民間園同士で減っていく需要の奪い合いをさせることにつながります。今,子どもを安心して預けたい保護者の願いに応えるために必要なことは,市立園の廃止,民営化や市立保育園の認定こども園化に使うお金を保育士確保や今の市立施設を活用した枠の拡大に大胆に振り向けることではないでしょうか。 甲第30号議案岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてと甲第32号議案岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については,小規模保育事業や家庭的保育事業,保育ママ等の規制緩和です。 今,岡山市では3歳児の行き場がないことが問題です。小規模保育施設や保育ママに預けられるのは,ゼロ・1・2歳です。3歳になったときに行く場所がない,連携施設がないことは,直ちに解決しなければなりません。連携保育施設がなくてもよい期間を5年間延長することは認めるべきではありません。連携施設に認可外保育施設も認めることは,保育の質の低下を認めるものであり,不適切です。3歳児の居場所についてですが,昨年,市から4・5歳児のみを預かっている市立幼稚園でも3歳児教育をやりたいという話が地元連合町内会長に打診され,了承を得ました。しかし,結局この3歳児教育は実行されませんでした。3歳児の行き先の一つになり得たものを地元合意までとっていながら実行しない一方,連携園がないことを容認させようとすることに政策のちぐはぐさを感じずにいられません。問題解決の本気さが問われると思います。 甲第28号議案岡山市奨学金条例を廃止する条例の制定について,甲第29号議案岡山市入学一時金貸付条例を廃止する条例の制定については,市の奨学金と入学一時金の貸し付けをなくす議案です。 新年度予算案に給付型奨学金が計上されました。年間1.3億円の予算で,高校生限定の年間6万円です。歓迎します。ただ,これを機に現行の貸与型の市奨学金と入学一時金をなくすというのはどうでしょうか。市は,ほかに貸与型奨学金があること,利用者が少ないこと,貸付額が200万円にもなることを理由にしています。貸与型市奨学金の利用が少ないのは,学生支援機構の奨学金より募集時期が遅いからだと聞いています。これは,裏を返せば学生支援機構の奨学金を利用できなかった学生の受け皿という役割を果たしていることになります。無利子であることは,学生支援機構の第2種よりもすぐれています。また,貸し付けであるがゆえに市の財政負担は決して多くはありません。また,貸与型市奨学金は大学生も対象にしており,高校生のみが対象の給付型奨学金より多くの人を対象にしています。岡山市奨学金と入学一時金貸付金は直ちになくすのではなく,せめて国や市の給付型奨学金の影響を見てから考えればよく,今なくすのは時期尚早だと考えます。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第10款教育費第5項小学校費第10目学校建設費中,9億2,600万円余,歳入第26款市債第1項市債第10目教育債第5節小学校債義務教育施設整備事業費充当中,8億1,300万円余,債務負担行為中,山南義務教育学校(仮称)整備事業限度額13億8,500万円余,これらは山南義務教育学校(仮称)の建設にかかわる予算で,山南中学校の敷地に4小学校を合わせて義務教育学校をつくるものです。 国の方針では,義務教育学校は教職員の数は小・中一体の学校より少なくでき,学校のリストラが可能なものです。先日,大阪府池田市の義務教育学校ほそごう学園を視察しました。ここではどのような教育を進めていくか数年間の検討を経て,義務教育学校を選択しました。岡山市ではなぜこの方針が決まったのか,教育委員会としての検討状況や判断基準が明確ではありません。例えば,あしもり学園は小・中一体の学校として運営されていますが,義務教育学校ではありません。どんな教育体制でどんな教育をするのか,教育委員会に方針があるのか,危惧を申し上げ,予算に反対します。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費中,学校教育施設等整備基金運営費420万円余及び第12節委託料中,給食業務委託料10億9,300万円余,第24節積立金学校教育施設等整備基金積立金38万円余,歳入第23款繰入金第2項基金繰入金第1目基金繰入金第49節学校教育施設等整備基金繰入金4,900万円余,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)歳出第10款教育費第30項保健体育費第15目学校給食費中,学校教育施設等整備基金運営費2,300万円余及び第25節積立金学校教育施設等整備基金積立金2,500万円余,これらは給食調理業務の民間委託を進める予算です。 学校給食の民間委託は新年度も進み,ほぼ60%にまで広がります。岡山市の学校給食は,かつての直営から民間委託が導入拡大され,中学校を中心に自校調理からセンター方式に変わってきました。3年前,中区の中学校で民間委託を受ける予定で話をしていた業者が人手不足で撤退し,1学期の間よその中学から食べ物を運ぶ事態に見舞われました。運ぶ現場を見に行きましたが,搬入,搬出を想定した設備ではないので,不安を感じざるを得ませんでした。民間委託の調理員の待遇は決してよくありません。給食の民間委託は不安定であることを認識しなくてはなりません。給食の民間委託拡大に反対します。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第10款教育費中,学校校納金の同意書提出にかかわる予算も賛成できません。給食費など学校に納めるべきお金について,まるで借金であるかのように扱うものではありません。学校が保護者にきちんと説明を行うことで足りるものであります。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第8款土木費第20項都市計画費第1目都市計画総務費都市交通戦略推進事業費16億1,700万円余中,路面電車の乗り入れを含めた岡山駅前広場整備事業5億5,900万円余及び桃太郎線LRT化検討6,300万円,これら路面電車の駅前広場乗り入れと吉備線LRT化に関する予算に反対します。 交通政策については,市内全体を視野に入れる,とりわけ20万人に上る交通不便地域の住民の足をどうするかを正面に据えることが必要だと考えます。路面電車やLRT化なら行け行けどんどんでよいとはできません。路面電車の岡山駅前広場乗り入れは,初め10億円といっていた経費が43億円にふえました。駅前広場を後楽園風にしなくても,本物の後楽園は路面電車に乗ればすぐそこです。イミテーションの後楽園は要りません。 吉備線LRT化について,三門駅北側の住宅などを立ち退きさせ軌道を敷設することは多額の費用を要し,住民の負担が大きいです。交通渋滞の原因になっているという踏切を信号化するなど負担の小さい方法を検討することなく,LRT化ありきで進めることはすべきでありません。吉備線沿線の活性化やフィーダー交通など周辺地域へのバス路線への接続は,LRT化を待たずとも可能なものであります。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第4款衛生費第5項清掃費第1目清掃総務費中,家庭系ごみ有料化事業費3億7,100万円余,歳入第18款使用料及び手数料第2項手数料第4目衛生手数料第2節清掃手数料中,家庭系ごみ処理手数料9億8,500万円余,債務負担行為中,家庭系指定ごみ袋作成経費限度額1億1,800万円,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)中,繰越明許費補正第4款衛生費第5項清掃費家庭系ごみ有料化事業2,100万円余,これらは有料ごみ袋にかかわる予算です。 ごみ袋の有料化が行われて11年になります。ごみ袋の売り上げから経費を引いた額は温暖化対策に使われているとしますが,もともと行政が行わなければならないものです。ごみの減量は頭打ちであり,気候危機とも呼ぶべき気候変動に対応するには,有料化でごみを減量させ,収益で温暖化対策という姿勢そのものを変える必要があります。横浜市では,ごみ収集の無料を維持したまま,徹底した市民の意識づくりでごみをリバウンドなしに減量しました。今は食品残渣に対し水切りの徹底や,そもそも食べ残しを出さないキャンペーンを広げています。有料化は単なる市民負担でしかなく,ごみ減量とリンクしません。有料ごみ袋予算は賛成できません。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第4款衛生費第1項保健衛生費第30目火葬場費中,斎場施設関連整備事業費29億7,000万円余中,北斎場分28億9,300万円余,第6款農林水産業費第1項農業費第20目農地費中,北斎場関連の農道整備費1,100万円余,第8款土木費第5項道路橋りょう費第10目道路新設改良費中,単独道路新設改良事業費及び単独道路改修事業費の北斎場関連の道路整備費1億4,700万円余,歳入第26款市債第1項市債第4目衛生債第1節保健衛生債斎場整備事業費充当26億5,300万円余中,北斎場関連,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)歳入第25款市債第1項市債第4目衛生債5億8,100万円中,北斎場関連,繰越明許費補正第4款衛生費第1項保健衛生費斎場施設関連整備事業1億8,100万円余中,北斎場関連,これらは北区富吉での新斎場整備事業にかかわるものです。 地域住民の合意が不十分なまま土地が取得され,住民の間の悲しい分断が持ち込まれる原因になった事業です。土地の取得価格にも疑問があります。新年度予算案では地元要望に基づく道路整備も盛り込まれていますが,必要な道路であれば,新斎場の地元対策などとすりかえずにしっかり整備すべきものであります。最初のボタンのかけ違いをそのままに,お金だけは積み続けるやり方には賛成できません。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第4款衛生費第15項上水道整備費第1目上水道整備費中,岡山県広域水道企業団関係費2億1,900万円余,歳入第23款繰入金第1項特別会計繰入金第1目特別会計繰入金第1節水道事業会計繰入金1,800万円余,第26款市債第1項市債第4目衛生債第15節上水道整備債岡山県広域水道企業団水源開発出資金充当2億円余,甲第15号議案令和2年度岡山市水道事業会計予算収益的支出第1款水道事業費用第1項営業費用第2目受水費中,岡山県広域水道企業団からの受水に要する費用23億1,600万円余,第2項営業外費用第2目他会計繰出金1,800万円余,資本的支出第1款資本的支出第1項建設改良費第1目基幹施設整備費中,瀬戸送水施設建設負担金8,300万円,これらは苫田ダムからの不要な受水にかかわる予算案です。 無駄なダムだという現地住民や県民の反対を押し切ってつくられたのが苫田ダムです。ダムの無駄はつくっておしまいではありません。毎年23億円を超える受水費を岡山市は払うことになりました。岡山市民の水の消費量が減り続けているのにもかかわらずです。広域水道企業団からの受水のために瀬戸町大内の貴重な独自水源を潰そうとしています。(「おいおい,違うで」と呼ぶ者あり) しかもこれに伴う瀬戸送水施設の管路は広域水道企業団の施設なのに,岡山市は通常の出資や負担とは別に布設費用を負担するのです。水道事業の無駄は,水道料金として市民の負担になります。苫田ダムからの無駄な受水はやめるべきであり,反対します。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳出第3款民生費第10項児童福祉費第1目児童福祉総務費第12節委託料中,電算機業務委託料のうち児童手当のマイナンバー利用拡大にかかわる450万円,甲第3号議案令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計予算歳出第1款総務費第1項総務管理費第1目一般管理費第11節役務費中,手数料のうちオンライン資格確認対応2,580万円余,歳入第19款国庫支出金第2項国庫補助金第20目事務費補助金第1節事務費補助金中,社会保障・税番号制度システム整備費補助金2,580万円余は,マイナンバーの利用拡大につながるものです。 来年3月にマイナンバーカードを保険証として使えるようにする国の方針を受けて,国民健康保険のシステム改修を行おうという予算は重大です。マイナンバーカードは,導入当初は個人番号が他人に流出しないように気をつけて使おうという扱いでした。それが保険証と同じように病院窓口で使えるようにシステム改修をするのです。個人情報漏えいのリスクを際限なく拡大する危険を指摘し,予算に反対します。 甲第46号議案と甲第47号議案は,卸売市場法の改定を受けた中央卸売市場と花き地方卸売市場の条例制定です。 改定卸売市場法では,それまで規制されていた第三者販売,商物分離,直荷引きが自由化できることになりました。これにより卸が仲卸を通さない直接取引で価格決定が行われるとともに,大手流通,大手小売の流通における力が強まり,公平公正な価格形成が損なわれる危惧があります。犠牲になるのは,消費者にとっての安全・安心や生産者の経営です。そのため,市場の条例制定に当たって,札幌市や京都市などでは規制を残す内容になっていますが,岡山市の条例案では市場秩序への言及はあるものの,原則自由化の内容です。地方卸売市場である花卉の市場では受託拒否の禁止もなくなる条例案です。生産者の経営が不安定にならないかを懸念します。市場をどう活性化させていくかが大切なときに,国の規制緩和をほとんどそのまま条例に持ち込むことは市場の解体につながるものであり,賛成できません。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算歳入第19款国庫支出金第3項委託金第2目総務費委託金第1節総務管理費委託金中,自衛官募集事務費委託金6万9,000円は,自衛官募集を市が行うことに関する予算です。 市は,外交,防衛は国の専管事項だと答弁する一方で,自衛官募集の国の仕事は受けるというのです。さらに,今議会では自衛隊への高校生世代の名簿提供について,要請があれば検討するとも言いました。安倍総理は,憲法を変えて自衛隊を書き込もうと言います。自衛隊を憲法に書き込むことは,自衛隊を憲法に書き込むだけでは終わりません。既に憲法そのものに手をつける前から,イラン危機を名目にした中東派兵など危険な任務をふやしています。災害救援などで活躍されている自衛隊員に殺し殺させる任務を負わさせるわけにはいきません。今,私のところには,自衛隊をやめたいが辞表を出してもやめさせてくれないという相談が寄せられています。やめたくてもやめさせてくれないブラックな職場に,市が国とともに募集を進めようとする予算には賛成できません。 以上,議案に対する反対討論といたします。 皆さんの御賛同をよろしくお願いします。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,羽場議員。     〔33番羽場頼三郎議員登壇,拍手〕 ◆33番(羽場頼三郎議員)  私は,市民ネットを代表して反対討論させていただきます。 甲第2号議案の令和2年度岡山市一般会計予算と,それから甲第60号議案の令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)における火葬場費の中の岡山北斎場整備にかかわる事業については,容認ができません。 岡山北斎場の計画が持ち上がって8年になろうとしております。令和2年度予算において本体工事費用50億円の中の24億2,708万円などが計上され,岡山市はいよいよこの本体工事に着手しようとしております。 岡山北斎場問題は,そもそも岡山市が地元住民に事前に一度も説明を行わないままに2012年の富吉地区臨時総会において条件つきの賛成の決議が行われたことに端を発しております。たとえ町内から説明会の必要がないと言われても,岡山市が責任を持って進めるためには,岡山市が地元住民の皆さんに直接そして丁寧に説明を行うべきでした。この当たり前の手順が行われていたら,現在のような事態を招いていなかったのではないかと非常に残念でなりません。 新斎場計画に限らず,岡山市の事業は公正で民主的な手続のもとに進められるべきであり,最も近隣の小畑地区住民の皆さんの同意がない中で進めるべきではありませんでした。さらに市は,この小畑地区の皆さんが町内会を結成しても,法律での根拠がない内規,会員が10人以上が町内会というのを振りかざして町内会として認めてきませんでした。これまで8年間,住民の皆さんが苦しんでいることへの岡山市の責任は私は重大だと思います。 さらに,これから先,最も近隣で,そして地形上その地区の上部に当たるところに岡山北斎場ができるわけですから,その影響を受ける可能性のある小畑地区の皆さんになぜもっと寄り添おうとしないのか。小畑の住民には市民権がないとでも言うのでしょうか。平穏に暮らしていく権利がないとでも言われるのでしょうか。私はそうじゃないと思います。市はもっとその住民に寄り添う姿勢を持つべきだと思います。 御存じのように,岡山北斎場は安定型産業廃棄物の最終処分場に建設されようとしています。この安定型産業処分場,言葉からすれば安定しているから安心できるんじゃないか,そう思われる方がもしいらっしゃるかもしれませんが,それは大きな間違いです。たとえ現在この問題が表面化していないとしても,地下深く工事を行うに当たって環境への負荷がどうなるのか,心配を拭い去ることができません。地元の皆さんが要求したこの十分な数のボーリング調査,またトレンチ調査などそうした地盤の検討が十分に行われているとは思えないからです。葬祭場の必要性は私たちも十分認識しています。だからこそ市民の納得のいく形での事業執行が必要だと思います。 以上から私たち市民ネットは,本体工事を行う令和2年度当初予算関連の進入路と下水道埋設工事を行う債務負担行為が組まれている令和元年度2月補正予算に反対いたします。 さらに次に,甲第28号議案岡山市奨学金条例を廃止する条例の制定について及び甲第29号議案岡山市入学一時金貸付条例を廃止する条例の制定について反対の立場から討論いたします。 廃止の理由として,今回新しく給付型の奨学金事業を開始するので貸与型の奨学金は不要となると考え,廃止するとお聞きしております。しかし,給付型の対象となる生徒は高校生だけで,大学生は対象にはなりません。2020年から高等教育無償化,大学の授業料減免制度が始まります。ただ,市民税非課税世帯は全額,約300万円までは3分の2,約380万円までは3分の1が入学金や授業料の免除額となるようですが,全ての大学が授業料免除の対象ではありません。岡山市の奨学金条例や入学一時金貸付条例は,大学,高等専門学校,高等学校及び専修学校に入学する生徒が対象です。 借りたものを返すということは,本人の自覚や自信にもつながります。これは私の経験から申し上げているんですが,そうやってそういう貸与型のよさというものも私は理解すべきではないかと思います。ここで廃止する,急いで廃止する必要はないと思います。市民にもっと利用してもらう,そういうことも必要ですし,また子どもの貧困対策として重要なこの貧困連鎖を断ち切るためにも,この貸与型の奨学金条例を直ちに廃止するべきではないと考えます。子どもたちに広い選択肢を与えることこそ必要ではないでしょうか。 また,給付型の奨学金事業は要綱で行い,条例にはならないとお聞きしております。制度の安定性を考えれば,また市民の代表である議会の目が届く,そういうためにはやはり条例にすることが一番いいんじゃないかと思います。それが市民のための制度だと思います。この1年で廃止のため条例をつくる,つまり逆に廃止するということは拙速に過ぎると思いますので,これらの条例には賛成できません。 どうか皆さん方の御賛同をよろしくお願いしたいと思います。 以上で反対討論を終わります。(拍手)
    浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第1の案件中,甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について以下14件の議案を他の議案と分離して起立により採決いたします。 議案名を職員に朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  分離して起立により採決する14件の議案名を朗読いたします。 甲第2号議案令和2年度岡山市一般会計予算について,甲第3号議案令和2年度岡山市国民健康保険費特別会計予算について,甲第15号議案令和2年度岡山市水道事業会計予算について,甲第28号議案岡山市奨学金条例を廃止する条例の制定について,甲第29号議案岡山市入学一時金貸付条例を廃止する条例の制定について,甲第30号議案岡山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第32号議案岡山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について,甲第33号議案岡山市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について,甲第34号議案岡山市立学校条例の一部を改正する条例の制定について,甲第44号議案岡山市中央卸売市場設置条例の一部を改正する条例の制定について,甲第45号議案岡山市花き地方卸売市場設置条例の一部を改正する条例の制定について,甲第46号議案岡山市中央卸売市場業務条例の制定について,甲第47号議案岡山市花き地方卸売市場業務条例の制定について,甲第60号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第5号)について,以上でございます。 ○浦上雅彦議長  まず,甲第2号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第3号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第15号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第28号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第29号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第30号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第32号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第33号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第34号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第44号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  全員起立であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第45号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  全員起立であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第46号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第47号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,甲第60号議案を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立多数であります。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました14件の議案を除く他の議案について一括採決いたします。 これらの議案につきましては,委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第2  令和元年陳情第24号,陳情第1号~陳情第3号,陳情第5号,陳情第7号~陳情第9号,陳情第12号,陳情第13号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第2に入ります。 日程第2は,令和元年陳情第24号路面電車の岡山駅前広揚への乗り入れ計画を凍結すること等を求めることについて以下10件の陳情についてであります。 これらを一括上程いたします。 この際申し上げます。 日程第2の陳情のうち,陳情第7号公務員獣医職職員の確保について及び陳情第8号公務員獣医職職員の確保については,甲第73号議案岡山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてが原案のとおり可決されたため,採択とみなして処理いたしますので,御了承を願っておきます。 お諮りいたします。 本件に対する委員長報告は,会議規則第41条第3項の規定により省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 討論の通告があります。菅原議員。     〔3番菅原修議員登壇,拍手〕 ◆3番(菅原修議員)  皆さんおはようございます。日本共産党岡山市議団の菅原修です。 私は日本共産党岡山市議団を代表して,陳情第3号公立保育園の維持を求めることについて,陳情第5号路面電車の岡山駅前広場乗り入れ計画の実証実験に南北方向の実験も行うことについて,陳情第9号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出について,陳情第12号岡山市立地適正化計画基本方針(案)の不実行及び当該計画(案)の撤回を求めることについて,陳情第13号424の病院リストと「具体的対応方針」の再検証要請の撤回を国に求める意見書の提出について,令和元年陳情第24号路面電車の岡山駅前広揚への乗り入れ計画を凍結すること等を求めることについての6件の陳情について,委員会報告に反対する立場で陳情の採択を求めて討論します。 まず,陳情第5号と令和元年陳情第24号についてです。 日本共産党岡山市議団は,路面電車の岡山駅前広場への乗り入れを進めること自体に反対です。全体のネットワークのあり方を検討して,交通不便者をなくすことが先決です。そして,具体化の際は市民の暮らしと財政状況を考える必要があります。 陳情第5号は,路面電車が岡山駅前広場に乗り入れた際の交通への影響を懸念するものです。現状では左折車線がないとして,市は実証実験をする気がありません。市にその気がないとしても,交通の影響を懸念する市民の声に議会が応えなくてはなりません。陳情者が懸念しているのは,南北方向の交通です。植栽と縁石を取り払って左折車線を設置して実証実験をすれば,乗り入れをしなかったとしても左折車線自体は駅前の交通の円滑化に寄与するでしょう。陳情にあるように,一旦乗り入れたら簡単に撤去できません。周辺交通への影響を十分に把握する必要があります。よって,本陳情の採択を求めます。 令和元年陳情第24号は,そもそも路面電車の岡山駅前広場への乗り入れ計画を凍結することを求めるものです。2019年11月議会で継続審査とされていました。当該陳情では,費用対効果に疑問があるとしています。路面電車の岡山駅前広場への乗り入れ方法については,平面,高架,地下,デッキが候補とされ,最も費用が抑えられる平面乗り入れは10億円程度とされていました。その後,岡山駅前広場の改修がセットとなり,総額43億円になりました。ところが,岡山市は費用対効果の費用のほうの計算には線路に関する10億円しか入れません。広場の改修は乗り入れに際してバス乗り場とタクシー乗り場を入れかえるためのもので,当然乗り入れに伴う費用です。これでは最初に費用を小さく見せておいて,結局巨額の工事になります。100メートルほど乗りかえが短くなったら利用者がふえるのか,町なかを回遊するようになるのかは示されていません。その点でも費用対効果への疑問はもっともだと考えます。 日本共産党岡山市議団は,自動車優先から公共交通の充実への転換は必要だと考えていますが,岡山駅前広場への乗り入れにその効果があるとは思えません。よって,本陳情は採択すべきです。 次に,陳情第9号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出についてです。 この陳情は,最低賃金を全国一律で時給1,500円に引き上げることとあわせて中小企業支援の拡充を国に求めるものです。 2019年10月改定の地域別最低賃金は,一番高い東京で時給1,013円,岡山県では833円,一番低い鳥取県などで790円です。これではフルタイムで働いても年収120万円から150万円にしかなりません。月給の手取りで11万円から14万円です。若い人たちが自立して家庭を持てる額とは言えません。しかも,この最低賃金の地域格差が東京一極集中を大きく助長していることは間違いありません。全国労働組合総連合が行っている最低生計費調査によれば,若者が一人で自立して生活する上で必要な生計費は月額22万円から24万円で,地域による大きな差はないとのことです。そのために必要な額が時給1,500円となるわけです。 日本の最低賃金はOECD諸国の最低水準です。そして,そのほとんどの国で全国一律制をとっています。当然,全国一律の最低賃金引き上げを実現するためには,中小企業支援が欠かせません。OECD諸国では政府が率先して中小企業支援を行い,公正な取引ルールを整備し,最低賃金の引き上げを支えています。市民・産業委員会でも最低賃金を引き上げると中小企業が困るという意見が出たと聞きますが,本陳情は中小企業支援の拡充をセットで求めています。また,全国一律の賃金とすることこそが東京一極集中を打開する道になります。よって,本陳情を採択し,地方から声を上げることを求めます。 次に,陳情第12号岡山市立地適正化計画基本方針(案)の不実行及び当該計画(案)の撤回を求めることについてです。 日本共産党岡山市議団は,安心して住み続けられるまちづくりを掲げてきました。今住んでいる場所で暮らしていけることが大切です。そのために地域交通や公共交通,中学校区ごとの行政の拠点整備を訴えてきました。市民が暮らしている地域を後から居住誘導区域と誘導区域外に分けることに対して不安の声が上がっています。区域外が不利益をこうむることになれば,暮らしている人は納得いきません。また,逆に区域内と区域外で違いがないならば,計画をつくる意味がありません。実際には市は,公共施設の新設や建てかえの際には立地適正化計画を踏まえる方向です。つまり,身近にあった公共施設が遠くなる不安が生じます。地域コミュニティーにとって大きな役割を果たしている学校が位置づけられていないことにも違和感があります。 当市議団は,農地転用は厳格にすべきことや50戸連檐制度の廃止を求めてきました。無秩序な市街地の拡大は,農地を減らし,将来的には空き家をふやすことになるからです。現状でも市街化調整区域の線引きがあります。その仕組みを守っていくことで低密度の市街地の拡大は抑制できます。岡山市の人口減少が避けられないこととしても,そのときのまちづくりはそのときの住民としっかり話し合って行われるべきです。安心して住み続けられるまちづくりのためには,市内のどこに住んでいても置き去りにされる不安のない方針や計画が大切です。よって,本陳情は採択すべきです。 次に,陳情第13号424の病院リストと「具体的対応方針」の再検証要請の撤回を国に求める意見書の提出についてです。 昨年9月に厚生労働省が,再編統合が必要として全国424の公立・公的病院名を公表したことに対し撤回を求める陳情です。 公立・公的病院は,それぞれが今後の方針としての具体的対応方針を策定していました。ここに国は突然424の病院について具体的対応方針を見直して,病院の統廃合や再編,ダウンサイジングするよう要求してきたのです。国には地方の頭越しに公立・公的病院を再編,統合する権限はありません。地方が策定した具体的対応方針を覆させようとするのは,地方政治への介入と言わなくてはなりません。 国の狙いは医療費の削減です。しかし,424の病院のうち4分の3は200床未満の中小病院です。採算のとれない地域で地域医療を担っているのが公立・公的病院です。今,地域医療に必要なことは切り捨てでなく,医師の確保など充実に努力することです。国は,画一的な検証項目と判断基準で病院を選別してきました。例えば付近に類似の医療機関があることを判定基準にしていました。しかし,自動車で20分以内という距離を付近だというのです。高齢者が車の免許を返上したら,たちまち医療難民です。 岡山市では市立せのお病院と岡山市久米南町組合立国民健康保険福渡病院がリストに入っていましたが,現在,国のリストから外させることができました。関係者の努力による大きな成果だと思います。同時に,国の乱暴な地域医療の切り捨てを見過ごすことなく,住民の命と健康のとりでとして地域になくてはならない公立・公的病院を守るために声を上げるときではないでしょうか。本陳情第13号の採択を求めるものです。 最後に,陳情第3号公立保育園の維持を求めることについてです。 子どもを持つ保護者の方々が安心できる環境の中で子育てができる公立保育園の維持を求める思いは当然だと思います。今後,子どもが減少していく状況だからこそ,子育て環境や保護者支援のかなめとも言える公立園を充実させるべきです。公立園を減らすことは,安心して子どもを預けられる場所を奪うことです。岡山市が責任を持って公的教育・保育施設の拡大と充実を進め,障害のある子どもも含め,どの子も受け入れてきた公立園を残していくべきだと思います。将来的な少子化を見れば,民間園では生き残り競争が激化することは明白です。公立こそが柔軟に対応できると考えます。岡山市の未来を担う子どもたちのためにも本陳情を採択するべきと考えます。 以上,各陳情の採択を求めて,日本共産党岡山市議団を代表しての意見を述べさせていただきました。 議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で討論を終わり,採決いたします。 日程第2の案件中,令和元年陳情第24号路面電車の岡山駅前広揚への乗り入れ計画を凍結すること等を求めることについて,以下7件の陳情を他の陳情と分離して起立により採決いたします。 陳情名を職員に朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  分離して起立により採決する7件の陳情名を朗読いたします。 令和元年陳情第24号路面電車の岡山駅前広揚への乗り入れ計画を凍結すること等を求めることについて,陳情第2号国土交通省の政策に呼応,計画策定のための「岡山市交通局」新設を求めることについて,陳情第3号公立保育園の維持を求めることについて,陳情第5号路面電車の岡山駅前広場乗り入れ計画の実証実験に南北方向の実験も行うことについて,陳情第9号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の提出について,陳情第12号岡山市立地適正化計画基本方針(案)の不実行及び当該計画(案)の撤回を求めることについて,陳情第13号424の病院リストと「具体的対応方針」の再検証要請の撤回を国に求める意見書の提出について,以上でございます。 ○浦上雅彦議長  まず,令和元年陳情第24号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 令和元年陳情第24号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第2号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第2号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔起立者なし〕 ○浦上雅彦議長  起立なしであります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第3号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第3号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第5号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第5号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第9号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第9号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第12号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第12号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,陳情第13号を起立により採決いたします。 本件に対する委員会報告は不採択であります。よって,本件を採択することについて採決いたします。 陳情第13号を採択することに賛成の方は御起立願います。     〔賛成者起立〕 ○浦上雅彦議長  起立少数であります。よって,本件は不採択と決定いたしました。 次に,ただいま議決いたしました7件の陳情を除く他の陳情を採決いたします。 陳情第1号につきましては,委員会報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,委員会報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第3  報第7号,報第8号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第3に入ります。 日程第3は,報第7号専決処分の報告について以下2件の報告についてであります。 これらを一括上程し,市長から説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました報告について御説明申し上げます。 報第7号は,リース公用車の事故について,相手方と和解し,賠償額を決定したものです。 報第8号は,リース公用車の事故について,賠償額を決定したものです。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で日程第3の報告を終わります。      ──────〇────── △日程第4  甲第76号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第4に入ります。 日程第4は,甲第76号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 甲第76号議案の令和元年度一般会計補正予算案は,新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応を行うために編成したものです。 補正額は,一般会計で2億2,300万円余の増額となっております。 その主な内容について申し上げます。 岡山市立小学校の臨時休業に伴う児童クラブの開所のための運営費補助のほか,認可保育施設等における登園自粛への対応としての保育料等の減免,感染予防に必要な物資の調達等を実施します。 以上で提案理由の説明を終わります。 何とぞ御審議の上,議決を賜りますようお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で市長の提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わります。 つきましては,日程第4の案件は,お配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の委員会に付託いたします。 委員会審査のため,しばらく休憩いたします。      午前11時40分休憩      ~~~~~~~~~~~~~      午後0時39分開議 ○浦上雅彦議長  午前中に引き続き会議を開きます。 ただいまの休憩中に開かれました委員会における審査の経過並びに結果について,委員長の報告を求めます。 まず,総務委員長の報告を求めます。     〔30番吉本賢二議員登壇,拍手〕 ◆30番(吉本賢二議員)  皆さんお疲れさまでございます。 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第76号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。 この審査に当たりまして,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で総務委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,保健福祉・協働委員長の報告を求めます。     〔13番林敏宏議員登壇,拍手〕 ◆13番(林敏宏議員)  それでは,保健福祉・協働委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第76号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。 審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上,簡単ではございますが,保健福祉・協働委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,市民・産業委員長の報告を求めます。     〔7番岡崎隆議員登壇,拍手〕 ◆7番(岡崎隆議員)  皆さんお疲れさんです。 それでは,市民・産業委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第76号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。 この審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上,市民・産業委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,都市・環境委員長の報告を求めます。     〔17番松田隆之議員登壇,拍手〕 ◆17番(松田隆之議員)  都市・環境委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第76号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。 この審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で都市・環境委員会の報告を終わります。(拍手) ○浦上雅彦議長  次に,子ども・文教委員長の報告を求めます。     〔15番川本浩一郎議員登壇,拍手〕 ◆15番(川本浩一郎議員)  子ども・文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。 本委員会に付託されました案件は,甲第76号議案令和元年度岡山市一般会計補正予算(第6号)についてであります。 審査に当たりましては,当局の説明を聴取し,慎重に審査いたしました結果,全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で子ども・文教委員会の報告を終わらせていただきます。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 甲第76号議案については,委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。      ──────〇────── △日程第5  甲第77号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第5に入ります。 日程第5は,甲第77号議案岡山県公安委員会委員の推薦同意についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 甲第77号議案は,本年6月3日をもって任期が満了する岡山県公安委員会委員藤浪秀一氏の後任として同氏を再推薦するに当たり,市議会の同意を求めようとするものです。 なお,同氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略させていただきます。 何とぞ御同意のほどよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 甲第77号議案については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,甲第77号議案はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第6  諮問第1号      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第6に入ります。 日程第6は,諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 諮問第1号は,令和元年8月31日付で辞任した人権擁護委員畠山耕一氏の後任として三宅真実氏を推薦し,令和2年6月30日をもって任期が満了する津嶋宣夫氏,川上充雄氏,石阪重喜氏,伍賀俊子氏,福田久美子氏,牧野彰介氏及び金馬健二氏の後任として同7氏を再推薦するとともに,同日をもって任期が満了する多田野正史氏及び吉田美枝氏の後任として阿部和美氏及び砂川にい女氏を推薦するに当たり,市議会の意見を聞こうとするものです。 なお,各氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略いたします。 何とぞ御同意のほどよろしくお願いいたします。 ○浦上雅彦議長  以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 諮問第1号については,これに同意することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,諮問第1号はこれに同意することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第7  乙第2号議案      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第7に入ります。 日程第7は,乙第2号議案岡山市議会の各会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これを上程し,提出者から提案理由の説明を求めます。     〔32番成本俊一議員登壇,拍手〕 ◆32番(成本俊一議員)  ただいま御上程になりました乙第2号議案岡山市議会の各会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について,提案者を代表いたしまして提案理由の御説明を申し上げます。 これは,政務活動費領収書の市議会ホームページでの公開について,これまでの収支報告書に加えて令和2年度分より公開していくため,本条例の一部を改正しようとするものであります。 これにより政務活動費の使途の透明性と市民に対する説明責任をより一層果たし,議員活動への御理解を深めていただけるものと考えております。 議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 提案理由の説明を終わらせていただきます。 よろしくお願いします。(拍手) ○浦上雅彦議長  以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより質疑に入ります。 別に質疑の通告がありませんので,質疑を終わり,討論に入ります。 別に討論の通告がありませんので,討論を終わり,採決いたします。 乙第2号議案については,原案のとおり可決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,乙第2号議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。      ──────〇────── △日程第8  湛井十二箇郷組合議会議員の補欠選挙について      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第8に入ります。 日程第8は,湛井十二箇郷組合議会議員の補欠選挙についてであります。 お諮りいたします。 選挙の方法はいかがいたしましょうか。     〔26番中原淑子議員登壇,拍手〕 ◆26番(中原淑子議員)  ただいまお諮りになりました湛井十二箇郷組合議会議員の補欠選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられるよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。     〔拍  手〕 ○浦上雅彦議長  ただいま中原議員から,投票の煩を省いて,議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。 本動議のとおり決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎岡田慎一郎議事課長  湛井十二箇郷組合議会議員として議長が指名いたします方の住所,氏名を朗読いたします。  岡山市北区高松田中603番地 秋山 芳文さん 以上でございます。 ○浦上雅彦議長  ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました方を当選人と決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,ただいま指名いたしました方が当選されました。      ──────〇────── △日程第9  常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について      ───────────── ○浦上雅彦議長  日程第9に入ります。 日程第9は,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査についてであります。 お配りいたしておりますとおり,常任委員会及び議会運営委員会における閉会中継続審査及び継続調査について委員長から申し出があります。 お諮りいたします。 委員長から申し出のとおり,閉会中継続審査及び継続調査に付することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○浦上雅彦議長  御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。      ───────────── ○浦上雅彦議長  以上をもちまして2月定例岡山市議会に付議されました案件は,全て議了いたしました。      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際お高いところからではございますが,お許しをいただきまして,一言御挨拶を申し上げます。 皆様方には,先月20日以来23日間にわたり,令和2年度当初予算を初め,令和元年度補正予算,さらにはさまざまな市政の課題に対し熱心に御議論をいただいたところでございます。また,議会運営にも終始御協力を賜り,本日2月定例市議会が無事閉会の運びとなりましたことに心から厚く御礼申し上げる次第でございます。 さて,中国に端を発しました新型コロナウイルスは日本においても猛威を振るい,さまざまな面で影響が出ております。本市においてはまだ感染者が報告されておりませんが,予断を許さない状況であり,当局は国の要請に応じ,3月2日から市立小・中・高等学校を休校にし,また小学校の休校に伴う放課後児童クラブを朝から開所するなどの迅速な対応をとられているところであります。 そのような中,本市議会といたしましては,市民生活を第一に考え,新型コロナウイルス対策に専念していただくため,4日間の休会を決定し個人質問を短縮するなど,この国難とも言える事態を乗り越えるために苦渋の決断をいたしました。議会の短縮について懸念の声もございましたが,市民の広範な意見を把握し,活発な議論や政策提言を行っていく姿勢に変わりはなく,今後とも市民の思いが市政に反映されるよう努めていく所存でございますので,今後とも議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。 最後になりましたが,今月末で退職されます職員の方々におかれましては,長年にわたり市勢の発展と市民福祉の向上に御尽力いただきましたこと,感謝にたえません。心から御苦労さまでございました。大変お世話になりました。今後ますますの御活躍,御健勝をお祈り申し上げます。 また,市民の皆様を初め報道関係者各位には今後とも市政に対しまして御支援,御協力を賜りますようお願いを申し上げて,令和2年2月定例市議会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 まことにありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○浦上雅彦議長  この際,市長から御挨拶の申し出があります。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,お許しをいただきまして,令和2年2月定例市議会の閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。 去る2月20日の開会以来,令和2年度予算案並びに関係諸議案,さらには新型コロナウイルス感染症に緊急に対応するための令和元年度2月補正予算等について熱心に御審議いただきまして,先ほどは議決も賜りました。まことにありがとうございます。また,感染拡大の防止対策として臨時休校を決定した際には初動対応に専念できるよう配慮をいただき,改めて感謝を申し上げます。本会議や委員会においては議員各位からいただきました御指摘,御提言につきましては十分に検討し,今後の市政運営に生かしていきたいと思っております。 迎える新年度におきましては,ただいま成立した予算を有効に活用し,住みやすさ,力強さ,安全・安心の3つの視点を大切に,市民が愛着と誇りを持ち,未来へ躍動するまち岡山の実現に向けて,市政の各般にわたるさまざまな政策課題について,引き続き長期的な展望に立ち,誠実かつ積極的に,また総合的に取り組んでまいりたいと思っております。 市議会,市民並びに報道関係の皆様には一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げて,本定例市議会の閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 まことにありがとうございました。(拍手)      ───────────── ○浦上雅彦議長  これをもちまして2月定例岡山市議会を閉会いたします。 大変御苦労さまでございました。      午後0時57分閉会...