令和 元年 6月定例会 令和元年6月
定例岡山市議会 議 事 日 程 第6号 6月20日(木)午前10時開議第1
個人質問 甲第4号議案 令和元年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について 甲第5号議案 令和元年度岡山市
下水道事業会計補正予算(第1号)について 甲第6号議案 岡山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第7号議案 岡山市
行政不服審査法施行条例の一部を改正する条例の制定について 甲第8号議案 岡山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第9号議案 岡山市
市税条例等の一部を改正する条例の制定について 甲第10号議案 岡山市
災害弔慰金等支給審査会条例の制定について 甲第11号議案 岡山市
漁港管理条例の一部を改正する条例の制定について 甲第12号議案 岡山市
証明事務等手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第13号議案 岡山市公園条例の一部を改正する条例の制定について 甲第14号議案 岡山市
建築関係事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第15号議案 岡山市
建築基準法施行条例の一部を改正する条例の制定について 甲第16号議案 岡山市
消防事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について 甲第17号議案 岡山市
火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 甲第18号議案 岡山市水道条例の一部を改正する条例の制定について 甲第19号議案
岡山市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について 甲第20号議案 不動産の売払いについて 甲第21号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて 甲第22号議案 損害賠償の額を定めることについて 甲第23号議案 字の区域・名称の変更について 甲第24号議案 岡山県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体数の増減及び岡山県
市町村総合事務組合規約の変更について 甲第25号議案
市道路線の認定について 甲第26号議案
市道路線の認定について 甲第27号議案
市道路線の認定について 甲第28号議案
市道路線の認定について 甲第29号議案
市道路線の認定について 甲第30号議案
市道路線の認定について 甲第31号議案
市道路線の認定について 甲第32号議案
市道路線の認定について 甲第33号議案
市道路線の認定について 甲第34号議案
市道路線の認定について 甲第35号議案
市道路線の認定について 甲第36号議案
市道路線の認定について 甲第37号議案
市道路線の認定について 甲第38号議案
市道路線の認定について 甲第39号議案
市道路線の認定について 甲第40号議案
市道路線の認定について 甲第41号議案
市道路線の認定について 甲第42号議案
市道路線の認定について 甲第43号議案
市道路線の認定について 甲第44号議案
市道路線の認定について 甲第45号議案
市道路線の認定について 甲第46号議案
市道路線の認定について 甲第47号議案
市道路線の認定について 甲第48号議案
市道路線の認定について 甲第49号議案
市道路線の認定について 甲第50号議案
市道路線の認定について 甲第51号議案
市道路線の認定について 甲第52号議案
市道路線の認定について 甲第53号議案
市道路線の一部廃止について 甲第54号議案
市道路線の一部廃止について第2 甲第55号議案 岡山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業等の
利用者負担額に関する条例の一部を改正する条例の制定について …………………………………〇会議に付した事件 日程第1
個人質問 甲第4
号議案~甲第54号議案 日程第2 甲第55号議案 ──────〇──────〇出席議員(45人) 2番 森 山 幸 治 3番 菅 原 修 4番 平 元 道 隆 5番 江 田 厚 志 6番 松 本 好 厚 7番 岡 崎 隆 8番 柳 井 弘 9番 熊 代 昭 彦 10番 東 毅 11番 田 中 のぞみ 12番 柳 迫 和 夫 13番 林 敏 宏 14番 福 吉 智 徳 15番 川 本 浩一郎 16番 赤 木 一 雄 17番 松 田 隆 之 18番 山 田 正 幸 19番 二 嶋 宣 人 20番 難 波 満津留 21番 鬼 木 のぞみ 22番 林 潤 23番 太 田 栄 司 24番 高 橋 雄 大 25番 竹之内 則 夫 26番 中 原 淑 子 27番 藤 原 哲 之 28番 東 原 透 29番 千 間 勝 己 30番 吉 本 賢 二 31番 小 川 信 幸 32番 成 本 俊 一 33番 羽 場 頼三郎 34番 下 市 このみ 35番 竹 永 光 恵 36番 小 林 寿 雄 37番 楠 木 忠 司 38番 松 田 安 義 39番 則 武 宣 弘 40番 田 尻 祐 二 41番 田 口 裕 士 42番 宮 武 博 43番 和 氣 健 44番 三 木 亮 治 45番 森 田 卓 司 46番 浦 上 雅 彦 …………………………………〇欠席議員(1人) 1番 寺 林 綾 乃 ─────────────〇説明のため出席した者 市 長 大 森 雅 夫 副 市 長 那 須 正 己 副 市 長 加 藤 主 税 理 事 河 野 広 幸 市 長 公 室 長 小 山 直 人 政 策 局 長 山 口 博 史 総 務 局 長 森 安 浩一郎 財 政 局 長 小 川 浩 市 民 生活局長 荒 島 茂 樹 市 民 協働局長 田 渕 澄 子 保 健 福祉局長 福 井 貴 弘
岡山っ子育成局長 岡 崎 尚 子
岡山っ子育成局保育・
幼児教育担当局長 中 原 貴 美 環 境 局 長 門 田 和 宏 産 業 観光局長 赤 坂 隆 都 市 整備局長 林 恭 生
都市整備局都市・交通・
公園担当局長 栗 田 泰 正
下水道河川局長 斎 野 秀 幸 消 防 局 長 東 山 幸 生
水道事業管理者 今 川 眞
市場事業管理者 大 杉 誠 教 育 委 員 会 教 育 長 菅 野 和 良 監 査 委 員 委 員 岸 堅 士 ─────────────〇出席した
議会事務局職員 局 長 矢 木 広 幸 次 長 石 井 敏 郎 総 務 課 長 山 本 和 広 議 事 課 長 岡 田 慎一郎 調 査 課 長 塩 見 紀己代 午前10時0分開議
○
浦上雅彦議長 皆さんおはようございます。 これより6月
定例市議会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は44名であります。 ─────────────
○
浦上雅彦議長 会議録署名議員に田中議員,山田議員のお二人を指名いたします。 ─────────────
○
浦上雅彦議長 本日の議事日程は,お配りいたしておりますとおりでございます。 ──────〇──────
△日程第1
個人質問 甲第4
号議案~甲第54号議案 ─────────────
○
浦上雅彦議長 日程に入ります。 日程第1は,
個人質問並びに甲第4
号議案令和元年度岡山市
一般会計補正予算(第1号)について以下51件の議案についてであります。 これらを一括上程し,
個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして東議員。 〔10番
東毅議員登壇,拍手〕
◆10番(東毅議員) 皆さんおはようございます。
日本共産党岡山市議団の東毅です。
個人質問2日目の最初の質問に立たせていただきます。 それでは,早速ですが通告に従いまして質問させていただきます。 1,災害への備えについて。 岡山市は,今年度中に
自主防災組織率100%を目標に取り組んでいます。一方,町内会では,担い手の確保に苦労しているという話を伺うところです。また,民間施設と地域で
避難所協定を結んでも使いづらいという声を聞いております。 質問ア,小さな町内会など単独で機能できないところは,近隣と合同で行えるようサポートしませんか。 質問イ,
防災資機材の置き場がない場合の支援はありませんか。 質問ウ,小学校などの避難所,とりわけ
福祉避難所の開設情報は
自主防災組織に伝達されますか。 質問エ,民間との協定による避難所について,市は直接チェックしていますか。 質問オ,使用に困難がある場合,より使いやすくする整備の補助ができないでしょうか。 市民の自主防災など災害対策を進めるために,まず情報提供が大事と考えます。
東日本大震災で盛り土で造成した団地に被害が出たことを受け,大
規模盛り土造成地マップをつくることになりました。平成29年11月議会での質問に対し,平成30年度末をめどに調査を終え公表する見込みが示されました。しかし,岡山県は
全国ワースト4位の公表状況で,岡山市の公表もまだであります。 質問カ,進捗状況及び公表や住民への周知の
スケジュールはどうなりますか。 質問キ,防災区域の指定等の判断や周知はどう行いますか。 岡山県が不動産の取引時に大雨の
ハザードマップの情報を公開するよう
県宅地建物取引業協会,
県不動産協会と協定を結びました。岡山市内では,被害予測の大きい地震や津波の
ハザードマップも周知すべき情報と考えます。 質問ク,地震,津波の
ハザードマップも周知できていますか。 質問ケ,大
規模盛り土造成地の情報も周知するようにしませんか。 平成29年11月議会で,
木造住宅耐震改修への
代理受領制度を提案しました。そして,昨年度から
補助金部分は市民が立てかえることなく直接市が業者に支払えるようになりました。
特定空家除去や
空き家リフォームについても同様です。
補助金支給について少しでも制度を活用しやすくするため,可能な限り
代理受領制度を導入してはいかがでしょうか。 質問コ,
木造住宅耐震改修について,
代理受領制度導入によりふえたコストはありますか。 質問サ,
ブロック塀等撤去補助制度や民間建築物吹きつけ
アスベスト除去等補助にも
代理受領制度を使えませんか。 藤田の錦団地にある錦児童館について,地元からは
避難所機能を備えたものとして現地での建てかえを求める要望が出されたと聞いています。現地は多くの
子どもたちが集う一方,
駐車場スペースがないためよそとの合築にはそぐいません。災害時の浸水地域にあるだけに,避難用の施設として整備する必要性は高いと認識しています。 質問シ,児童館のあり方の方針について,いつまでに何を考慮して立てますか。 質問ス,
避難所機能を備えたものとして現地での建てかえができないでしょうか。 2,
笹ケ瀬新橋周辺の安全対策について。 笹ケ瀬川にかかる千両街道の
笹ケ瀬新橋というものがあります。南が藤田で,北が浦安の橋ですが,ことし1月末に浦安側で通学中の高校生がトラックに接触して重傷を負いました。
笹ケ瀬新橋は歩道部分が1.5メートルしかなく,橋に接続する道路も狭く非常に危険です。2月1日に南区役所に行き安全対策を求めたところ,事故現場の道路の拡幅を直ちに行うとの回答でした。藤田側の道路の拡幅なども計画されています。いち早い対応に,住民の皆さんから感謝の声を伺っております。 それでも一番狭い橋の本体は,そのままです。事故に遭った高校生のクラスメートの保護者などから自転車・歩行者用の橋を求める声が上がり署名も集められています。6月11日,住民が自転車・
歩行者用橋設置を求める署名374筆を南区長に手渡しました。3月19日に
備前県民局に提出した144筆と合わせて518筆の署名です。橋の設置はお金がかかるというだけでなく,農道に設置するのは市道に設置するようにはならないという問題があります。しかし,役所の中のルールです。乗り越えるための研究,検討を求めます。 質問ア,事故を受けて行う
笹ケ瀬新橋周辺の安全対策の計画をお示しください。 質問イ,
笹ケ瀬新橋の自動車と自転車の通行量は把握されていますか。 質問ウ,現地の危険性について,どう認識されていますか。 質問エ,橋の安全確保の責任は岡山県か市か,どちらにありますか。 質問オ,自転車・歩行者用の橋をつくるとすれば,どんなハードルを乗り越える必要があるのでしょうか。 3,
公共交通の充実について。
高齢ドライバーによる事故が相次いでいます。その一方,免許を返納しようにもできないという声も伺います。岡山市
総合交通計画によれば,駅やバス停にアクセスしづらい人口は約3割の約20万人で,そのうち約5万人が高齢者です。車がなくても病院や買い物,役所に行けることが根本的な事故対策です。免許を返納した高齢者に県が発行する愛カードで,バスや
タクシー料金が割引されます。しかし,全ての事業者で使えるわけではありません。5月31日,富山市は65歳以上の高齢者に発行している交通の割引券──おでかけ定期券を利用している人と利用していない人の違いを発表しました。1日当たり5,287歩と7%多く歩き,医療費は1人当たり7万2,860円少なかったとの結果です。学ぶべき政策だと思います。 質問ア,バスやタクシーの
愛カード利用件数や割引額は把握していますか。 質問イ,
愛カード協賛者に対する市や県の補助はありますか。 質問ウ,富山市のように高齢者の
公共交通割引券をつくりませんか。 質問エ,
心身障害者への
福祉タクシー助成事業のような補助を免許を持たない高齢者に行いませんか。 岡山市では
地域公共交通網形成計画のために,
公共交通網形成協議会や幹事会が開かれています。幹事会ではバス路線の集約化の絵が示されており,ここでは築港新町から南区役所までの延伸案なども示されております。 質問オ,
地域公共交通網形成計画や
地域公共交通再編実施計画の実施に向けて市が行うべきこと,行えることは何ですか。 質問カ,築港新町のバス停から南区役所に行くバス路線の実施には,現在どんなハードルがありますか。 質問キ,外環状線の完成にあわせて,南区を横断する路線の案が示せませんか。 鉄道駅の
バリアフリー化について,
国土交通省は3,000人未満の駅であっても地域の実情に鑑み,利用者数のみならず高齢者,障害者等の利用の実態を踏まえ,可能な限り実施としています。JRの協力を得て,拡充を進めていただきたいです。 質問ク,上道駅を初め3,000人に届かない駅にも
バリアフリー化を行うための課題は何ですか。 質問ケ,高齢者,障害者等の利用の実態の調査を行いませんか。 以上で1回目の質問とします。 御答弁のほどよろしくお願いします。(拍手)
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。
◎
河野広幸理事 1番の災害への備えについての項,順次お答えいたします。 まず,
単位町内会で機能できない
自主防災組織は近隣町内と合同で組織できるようサポートできないかとのお尋ねですが,おかやま創政会を代表されての小林議員に御答弁したとおりでございます。 次に,
防災資機材の置き場がない場合の支援についてお答えいたします。
自主防災組織が購入する資機材の置き場がない場合につきましては,それぞれの地域の状況が異なることから個別の相談に応じさせていただきたいと考えております。 次に,民間との協定による避難所について市は直接チェックしているか,使用に困難がある場合,より使いやすくする整備の補助ができないかとのお尋ねにお答えいたします。 民間施設と地域とで協定を結んでいる避難所につきましては,地域から情報提供があったものについては市で把握しております。また,
協定避難所は民間企業の建物であり,避難場所として使用する場合については,協定業者に対し御相談させていただきたいと考えております。 次に,岡山県が
不動産取引時に大雨等の情報を公開するよう宅建協会,
不動産協会に対し協定を締結しているが地震,津波の
ハザードマップも周知できているかとのお尋ねにお答えいたします。 地震,津波の
ハザードマップについても周知していると聞いております。 以上です。
◎
福井貴弘保健福祉局長 同じ項,小学校などの避難所,とりわけ
福祉避難所の開設情報は
自主防災組織に伝達されているかとのお尋ねです。
福祉避難所は
高齢者福祉施設や
障害者支援施設等の中に開設される避難所で,一般の
指定避難所での生活が困難である在宅の要配慮者を対象としております。
福祉避難所の利用に当たっては,市が御本人の状態などをお聞きし施設側の
受け入れ体制等を確認した上で御案内する場合と,
利用対象者が施設へ直接避難され施設側で
受け入れ体制等を勘案し受け入れる場合を基本としております。このため,
福祉避難所の開設情報は
自主防災組織に伝えることはしておりません。 なお,小学校などの一般の
指定避難所の開設情報については,
緊急速報メールやテレビ,
ホームページ等を通じて公表されることとなっております。 以上です。
◎
岡崎尚子岡山っ子育成局長 同じ項,児童館のあり方の方針について,いつまでに何を考慮して立てるのか,また錦児童館を
避難所機能を備えたものとして建てかえができないかとのお尋ねに一括してお答えします。 市有施設の
個別施設計画は令和2年度末までに策定することとなっており,錦児童館を含めた
市立児童館をどうするかについても,その策定過程の中で現在の利用状況や
運営コストを初め施設の状況や
市民ニーズ,防災機能の強化などの観点から検討していくこととしており,現時点で方針をお示しすることはできません。 なお,建てかえを検討する場合には施設の複合化,多機能化に加え総量抑制,民間活力の導入なども検討することになってまいります。 以上です。
◎
林恭生都市整備局長 同じ項,大
規模盛り土造成地マップの進捗状況及び公表の
スケジュール,それから防災区域の指定,
マップ情報の
県宅地建物取引業協会等への周知について一括してお答えいたします。 大
規模盛り土造成地については平成29年度から2カ年で調査を行い,現在公表に向けてマップを作成しております。年内には市の
ホームページ等で公表するとともに,
県宅地建物取引業協会など関係団体への情報提供を行い,周知を図ってまいりたいと考えております。法律では大
規模盛り土造成地のうち,盛り土の
地すべり等で相当数の居住者等が被害を受けるおそれが大きい一団の造成地が防災区域の指定を受けると宅地の所有者等は擁壁の設置など必要な措置を講ずる努力義務を負うことになります。しかしながら,防災工事の実施については地盤の滑動崩落による影響の範囲,関係者の合意形成,
工事費負担などの課題があることから,防災区域の指定については慎重な検討が必要であると考えております。 次に,
代理受領制度によるコスト増はあるか,
ブロック塀等撤去補助にも
代理受領制度を使えないかとのお尋ねにお答えいたします。
代理受領制度は市が施工業者へ直接補助金を支払う制度であり,施工業者には補助金分の受領にタイムラグがあるものの
補助事業者である市民にとっては施工業者へ支払う額が補助金を控除した額となり,金銭的な負担が軽減されます。
木造住宅耐震改修補助では追加の書類提出の必要はありますが,
コスト増加につながるものはないと考えております。今年度から創設された
ブロック塀等撤去補助は補助額が少額でメリットが限定的ではありますが,市民の負担軽減のため適用に向けて検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◎
赤坂隆産業観光局長 2,
笹ケ瀬新橋周辺の安全対策についての項,まず事故を受けての
周辺安全対策の計画,自動車,自転車の交通量,現地の危険性の認識,橋の安全確保の責任について一括してお答えいたします。
笹ケ瀬新橋は
広域農道児島湾線の笹ケ瀬川を渡る橋梁で,7.5メートルの車道及び1.5メートルの歩道で構成されており,県から譲与を受けた市が管理を行っている橋梁です。平成26年度の
交通量調査によると7時から19時までの12時間
自動車通行量1万5,304台,
自転車通行量139台となっています。また,最近の聞き取りでは,
自転車通学の高校の生徒約200人が通学に利用していると聞いております。橋梁の取りつけ部については路肩が狭く勾配があるため
自転車通行が危険との御指摘もあり,また事故も発生していることから優先して対策を開始しており,橋梁北側取りつけ部は路肩の拡幅工事が6月末には完了予定,南側も設計に着手し,今年度工事に着手予定です。 次に,自転車・
歩行者用橋設置についての御質問ですが,この路線は
土地改良事業によって造成された広域農道であり,改修には農業上の効果を必要とすることから,
歩行者専用橋の架橋は制度としてなじまないため,ほかに方策がないか県へ相談しているところです。 以上です。
◎
福井貴弘保健福祉局長 3番目,
公共交通の充実についての項,
福祉タクシー助成事業のような補助を免許を持たない高齢者に行わないかとのお尋ねです。
福祉タクシーの助成につきましては,免許を持っていない高齢者という要件で一律に助成することは他の
社会福祉施策との整合性の問題や財源の面から困難と考えております。 以上です。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 同じ項,
公共交通の充実についての御質問に順次お答えいたします。 まず初めに,おかやま愛カードの利用件数や割引について把握しているのか,また市や県の補助についての御質問に一括してお答えいたします。
民間事業者が運営するバスやタクシーでのおかやま愛カードの利用については,実績を把握していない事業者もあり,市では把握できておりません。市が運行経費の一部を支援する生活交通については,本年4月,5月の利用者数に占めるおかやま愛カードの利用割合は迫川地区での利用はありませんが,足守地区では約21%,千種地区では約48%となっております。おかやま
愛カード提示者への運賃割引を実施している事業者への補助については県は行っておりませんが,本市については二嶋議員にお答えしたとおりでございます。 続きまして,高齢者の
公共交通の割引に関する御質問でございます。
路線バス等の料金のあり方については,二嶋議員にお答えしたとおりでございます。 続きまして,
地域公共交通網形成計画や
再編実施計画の実施に向けて市が行うべきことは何かとの御質問でございます。
地域公共交通網形成計画の取り組みにつきましては,公明党を代表しての則武議員にお答えしたとおりでございます。 続きまして,築港新町のバス停から南区役所に行くバス路線の実施におけるハードル及び外環状線の完成にあわせた南区を横断する路線についての御質問に一括してお答えいたします。 先般開催した幹事会では,岡南方面の路線再編によって生み出された余力で築港新町から労災病院や南区役所へ延伸する案を提示したところですが,そのためにはまずは再編の実施,実現が必要であり,その実現に向けて乗り継ぎしやすいダイヤの設定や乗り継ぎ割引による料金抵抗の軽減などの課題への対応について事業者と協議を行っていくこととなります。 なお,議員御提案の新規路線については,まずは利用ニーズを把握する必要があると考えております。 続きまして,利用者が3,000人に届かない駅での
バリアフリー化を行うための課題及び高齢者,障害者等の利用の実態調査を行ってはどうかとの御質問に一括してお答えいたします。 駅の
バリアフリー化については,JRから1日当たりの利用者数が3,000人を超えた時点で検討すると聞いております。現在岡山市では,昨年度策定した
総合交通計画に基づき駅の利用者増につながるさまざまな施策を推進しているところであり,その中で議員御提案の高齢者や障害者の利用実態調査についても必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 以上です。 〔10番
東毅議員登壇〕
◆10番(東毅議員) 御答弁ありがとうございます。 それでは,一問一答形式で再質問させていただきます。 まずは,災害への備えについてであります。
自主防災組織が実際に動きやすくするために個別に相談に応じていきたいということでありまして,非常に大事なことだと思っているところです。資機材の置き場所については難しく受けとめないようにすることがやっぱり大事だと思っていて,これは確認ですけど,一ところに集中させてなくてもいいという認識でよろしいでしょうか。
◎
河野広幸理事 反問で。 はっきり聞こえなかったので,もう一度お願いできますか。
◆10番(東毅議員) 反問にお答えします。
防災資機材の置き場所について,別に一ところに集中させてなくてもいいという理解でよろしいでしょうか。
◎
河野広幸理事 資機材の置き場について,1つの場所というわけではなく,一番取りやすい場所,それから置きやすい場所,それについては柔軟に考えていきたいと思っております。 以上です。
◆10番(東毅議員) たちまち動ける人というところが割と限定されているようなところもあると思いますので,難しくしないで個別にやっていただきたいと思っています。 あともう一個,防災の説明を地域にしたときに,例えば車椅子の人が逃げられる程度の道路の整備が要るじゃないかみたいな話など,いろんな声が出されたりすることがあると思います。このようなことについては,関係局に伝えるといったことなどはされているんでしょうか。
◎
河野広幸理事 説明会等でいろんな御意見が出ます。それと困っている状況とかございましたら,こちら危機管理室のほうから関係部局のほうに連絡しております。 以上でございます。
◆10番(東毅議員)
自主防災組織を本当につくっていこうというのであれば,もう本当にいろんな悩みにぶつかることもありますので乗り越えられるように,最後は住民任せということにならずに,市のほうからハードルを解決するために頑張っていただきたいということで,次に移ります。 避難所の問題です。 これについてはちょっとごめんなさい,よく聞き取れなかったんですが,民間との協定による避難所については行けていないということになるんでしょうか。
◎
河野広幸理事 民間施設の
協定避難所については,直接行ってはおりません。 以上です。
◆10番(東毅議員) ぜひ行っていただきたいと思っています。市が協定を結んでいるところについても直接チェックはされているでしょうか。
◎
河野広幸理事 民間施設の協定については,地元と民間施設との協定ということでございます。 以上です。
◆10番(東毅議員) 市が協定を結んで
ハザードマップに載せている民間の施設があるんじゃないですか。認識違いだったら済みません。そこを確認させてください。
◎
河野広幸理事 民間施設のほうは,基本的に地元と民間施設との協定という認識でございます。(後刻,「民間施設との協定につきましては,市と民間との協定も多数ございます」と訂正) 以上です。
◆10番(東毅議員) 避難所に行くことについては,今後もお伺いするようにします。例えば総社市では市が指定した避難所というのは職員が直接行っていたり,あと静岡市では津波から一時的に避難する民間の施設に対して外階段の改修とか,実際に避難ができるような仕組みをつくっておりますので,岡山市も指定しておしまいではなくて,実際に使えるようにするということで段取りをしていただきたいので,よろしくお願いします。これは要望にします。 あと大規模盛り土についてです。 これについては全国的な公表状況では100%の都道府県が16あって平均が72.8%なんですが,岡山県が14.8%で岡山市自身も倉敷市よりちょっと1年ほどおくれているんですよ。よそよりおくれている理由というのは,どういうことがあったんでしょうか。
◎
林恭生都市整備局長 済みません,おくれている理由をちょっと考えたことはなかったんですけれども,平成29年度から2カ年で図上での調査をやりまして,一応今年度公表の予定とさせていただいております。 以上です。
◆10番(東毅議員) もう結論としては,市の内部的にやらにゃあかんところは急いでやっていただきたいということになるんですが,やっぱり災害に対しての行政の備えというか,どう備えていくかということが問われていることだと思うので,急いでいただきたいと思っております。ちょっとそれは置いておいて,不動産の
ハザードマップの件です。 県の建築指導課が出したお知らせのところでは,当面は浸水想定区域を対象に取り組みを行い,その後,地震の震度分布等への対象の拡大を検討しますということが書いてあるんです。地震の
ハザードマップを知らせてくれないわけじゃないし,
ハザードマップをもらっているんだけども,先のことという扱いなんですよ。ここのところは既にできているということじゃなくて,まだできていないという認識のほうが正しいことありませんか。どうなんでしょうか。
◎
河野広幸理事 済みません。お答えする前に,1点訂正させていただきたいと思います。 先ほどの民間施設との協定につきましては,市と民間との協定も多数ございます。 それから,先ほどの県の宅建協会,
不動産協会の周知の件についてお答えいたします。 現在,浸水想定区域は宅建協会とかが
不動産取引時にお示ししているんですが,その中に浸水,津波,内水,ため池等の情報をお伝えしているという状況でございます。 なお,今後地震の震度については,対象の拡大を検討するとは聞いております。 以上です。
◆10番(東毅議員) 訂正はされたんですけど,確認して聞いた基本的なことについて間違いがないように,こっちも質問時間をとられてしまったので,ちゃんとしていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いします。 それで,
ハザードマップの件ですけど,もう先のことの扱いになっており,それは業界の内部的な事情はあるとは思っているんですが,やっぱり急いでいただきたいと思っているところです。市が大規模盛り土の造成地の情報を提供する段に近いうちになると思いますが,そのときでもいいので,そのときに改めて市として地震の
ハザードマップも早く周知してもらうよう働きかけることができないでしょうか。いかがですか。
◎
河野広幸理事 県のほうに働きかけるということでは,県のほうの判断になると思います。 以上です。
◆10番(東毅議員) 次に移ります。 児童館についてです。 今後の
個別施設計画の決定について,総量抑制とかいろいろ条件をつけられているんですけれども,今果たしている役割は維持されるという理解でよろしいでしょうか。今果たしている役割,機能を縮小させていくという計画にはならないと思っているんですが,いかがでしょうか。
◎
岡崎尚子岡山っ子育成局長 現状をベースに,先ほど申し上げた観点から検討していく予定としております。
◆10番(東毅議員) それで,考慮していく条件がいろいろあるんですが,児童館というのはやっぱり子どものための施設だと思っております。近隣の児童館といっても結構距離が離れていて,行動範囲が広くない子どもにとってはよそとの合築というのはすなわちもう利用できなくことを意味すると思っています。子どもにとっての使いやすさは外せない要素だと思っておりますが,いかがでしょうか。
◎
岡崎尚子岡山っ子育成局長 子どもたちが利用する,そうした立場,それから視点も踏まえて検討していく予定としております。
◆10番(東毅議員) 確認させていただきました。 その上で,
避難所機能ということも言われました。これはどのような中身になるのか,ありましたら教えてください。
◎
岡崎尚子岡山っ子育成局長 避難所としての必要性も含めて,検討するということでございます。 以上です。
◆10番(東毅議員) 何となく後退したような印象を持つんですが,これについてはもう私としては津波からの一時避難所としても使えるものとしてつくっていただきたいと要望したいと思います。地元の意見もしっかり聞いていただきたいので,よろしくお願いします。 では,次に移ります。
笹ケ瀬新橋周辺の安全対策についてです。 これについては農道なのに自転車が安全に通れるようにしないといけないという課題や県が設置なのに管理は市で責任の所在が曖昧になりかねないという課題があって,行政からすれば重要な線引きではあるんですが,市民からすれば役所の中の縦割りの弊害ととられかねないものだと思っています。事故に遭った高校生のクラスメートの親御さんからは,学校に登校したら無事に帰ってくるか心配しながら1日を過ごして,帰ってきてやっとほっとするという話もされています。何とか解決の糸口を見出していただきたいと思って質問に入れさせていただきました。 それで,問い合わせているところだということで御答弁をいただいたんですが,問い合わせているのは岡山市ですか,それとも岡山県ですか。
◎
赤坂隆産業観光局長 今協議させていただいているのは県の農林部局と相談といいますか,協議をさせていただいているところでございます。
◆10番(東毅議員) 県なんですけど,3月に
備前県民局に行ったときには,市が計画を立てたら県としてもどうするか考えますと言われたところで,当事者意識という点では直ちに動いた南区の農林とは随分差があるということを感じているんですが,そこら辺はどうですか。話をしてみて感じることがあるでしょうか。きちんと当事者意識を持って取り組んでもらえているのかどうか,いかがですか。
◎
赤坂隆産業観光局長 現在のこの広域農道につきましては,市が管理しておりますので,このあり方といいますか,それについては市が責任を持ってやらないといけないと考えております。 ただ,実際にその事業を行う際には県の補助でありますとか,その辺の相談も必要ですので,そちらと一緒になって考えてまいりたいということでございます。
◆10番(東毅議員) 国の制度について問い合わせていただくにも,やっぱりあるかどうかと聞くだけじゃなくて,ありとあらゆる可能性を追求する立場で聞くという上では,市が問題意識をきちんと伝えていただかないといけないなというのは感じているところです。この問題については,そういうルールがある中で時間がかかることだと思っておりますが,危険性について先ほどの質問項目には入れていたんですが,ちょっときちんとお伺いできなかったので,危険性の認識について改めてお伺いします。
◎
赤坂隆産業観光局長 危険性につきましては要望書もいただいていることですし,職員が現地のほうも見させていただいている中で,危険性を認識して,それで緊急の対策をさせていただいているということでございます。今回の緊急対策によって,ある程度のリスクは軽減できるというぐあいに考えております。
◆10番(東毅議員) 危ないところだという認識の上で,今工事も進められていて,一番最初のところはもう大体終わっているので,さらなる対策を求めるところです。よろしくお願いします。 それで,千両街道から笹ケ瀬川を渡る道としては,現在建設が進められている市道藤田・浦安南町線があります。これちょっと高度差が大きかったり,ここを通って南の県立高校に行くには道のりとか道の広さとか,夜道が暗いとかあって,代替になるのかというとなりづらいとは思っているんですが,ここでの自転車での安全な通行というのはきちんと保障されるつくりになっているのでしょうか。計画をお示しいただけたらと思います。
◎
林恭生都市整備局長 現在笹ケ瀬川にかけている橋梁につきましては,自転車,歩行者が安全に渡れるように設計もされて,その上で施工を今しているところでございます。
◆10番(東毅議員) 例えば条例では自歩道だったら3メートル幅が要るとかということになりますが,それはもう確保されている,間違いないということでよろしいでしょうか。
◎
林恭生都市整備局長 おっしゃるとおりでございます。
◆10番(東毅議員) ありがとうございます。 現場については以前からやっぱり危険性を指摘していたところで,事故が起こってしまって大変なことでありましたので,市としてもありとあらゆる可能性を追求していただきたいと思っております。 最後,
公共交通の充実についてです。
総合交通計画の中では,こういう絵も示されております。この黄色いところが駅から800メートル,バス停から300メートル,スーパー,病院から500メートル圏域だということになっています。このエリアに住んでいる住民が交通不便地域にお住まいで,
総合交通計画における課題だということで認識してよろしいでしょうか。確認です。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 総合交通計画において,いろいろな課題なり方針を示している中で,生活交通と
公共交通空白地域の交通というのをしっかり確保していかないといけないと位置づけているんですが,その中で拠点等に一定の時間で到達できる,そういう考え方で分析したときになかなか到達できないところを
公共交通空白地域として,そこの人口をできるだけ減らしていかなくてはいけないのではないかというような指標を立てて取り組んでいるところでございます。 以上です。
◆10番(東毅議員) 済みません。改めてちょっと,ここではバス停から300メートルとかというので出されているんですけど,これが基準になっているのか,別の基準があるのかということでお伺いしました。いかがでしょうか。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 鉄道駅周辺は800メートルで,バス停は大体300メートルということを一つの基準にして,今回のこの分析は行っております。 以上です。
◆10番(東毅議員) ありがとうございます。 そうなると,高齢者の割合が高いところじゃなくても,町なかでも交通不便地域があるんじゃないかということで最初の質問に入れさせていただいたところです。その上で,やっぱりバスの充実というところは町なかでは走っているので,進めていただきたいと思っております。それで,これはたたき台として案が示されたわけですが,これは実際に運営するバス会社の理解を得られるように粘り強く求めていくものとして示されたものなんでしょうか。いかがですか。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 もちろん我々として,一つの実現の可能性のある案として示させていただきました。もちろん実現していくためには,いろいろクリアしていかなきゃいけない課題もあるとは思いますので,そういった課題についても事業者といろいろ御相談というか,いろいろ連携しながら,協力しながら,一つ一つ整理していきながら実現に向けて取り組んでいきたいとは思っております。 以上です。
◆10番(東毅議員) バス会社に無理ですと言われて簡単に引っ込めるもんじゃないんだろうなと思いながら,お伺いしたところです。 それで,実際にやろうとすればお金もかかる話の中で,以前も我が会派の中からはその交通政策に出しているお金,バス路線に出しているのがもう行政の区域を越えたところにしか,まともに出していないということなども指摘させていただいたところです。実際に経営として成り立つように,財政的な支援も含めて提案されているのかどうかということを確認させてください。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 当然持続可能なネットワークというものを維持,再構築していくために経営の安定化,健全化というのは図っていかなきゃいけないということを大きな柱にしておりますが,そこは何というんでしょうか,行政が運行経費に対して支援をどんどんしていくということではなくて,やはりそれはいろんな収支バランスというのをうまく整えていきながら構築していくということを第一に置くべきだと思っています。運行経費に対する補助というのは実際にはございまして,国の支援でもございます。これは赤字路線に対してですけれども,そういう運行経費に対する助成もさることながら,いろいろなバスの再編なりそういったものを進めていくためには,その構築に向けた場合のいろんなハード整備であるとか改良だとか,そういうものも必要になってきます。そういうことでありますとか,また二嶋議員にもお答えいたしましたけれども,いろんな高齢者利用とかに対する,そういった利用者への支援をどうしていくのか,こういったことを全体として体系的に捉まえた上で今議論しておりますので,その中で実効力のあるといいますか,効果のある適切な方法で今後市としては支援していくということを考えていきたいと考えております。 以上です。
○
浦上雅彦議長 以上で東議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして柳迫議員。 〔12番柳迫和夫議員登壇,拍手〕
◆12番(柳迫和夫議員) 皆様おはようございます。おかやま創政会柳迫和夫でございます。 まずは,新潟,山形でおととい発生しました地震に関して,私も短期間ではありましたが新潟県の胎内市というところで実習をしました。その当時,テレビでも出ていました村上市にも行った思い出があります。被災された方に心からお見舞い申し上げます。また,駐車していた車が土地の液状化により沈下した映像がありました。岡山市も,南区などでは液状化するところがあると言われております。災害は起こらないことが一番ですが,万が一発生した場合の対応も必要だと思います。特に防災・減災については,スピード感を持ってお願いしたいと思っております。 それでは,通告に従いまして質問させていただきます。 大きな1番目,災害に関する情報について。 昨年7月の豪雨災害では一部の地域を除いて市内全域に避難指示(緊急)を発令し,市民への避難を呼びかけましたが,必ずしも避難行動にはつながりませんでした。避難情報が持つ緊急性や危険度を市民にわかりやすく伝えるとともに,市民の安全を最も重視した適時適切な避難情報の発令を気象や時間帯などの状況に応じて臨機応変に行うことが必要と考えます。市民の方からは避難情報を発令するに至った緊急性や危険性を十分に把握できておらず,避難行動につながらなかった,市の発令した情報がわかりにくかった,高齢者や外国人旅行者への情報を伝える方法が必要であるなどの意見が寄せられております。 そこでお伺いします。 (1)緊急告知ラジオ,避難速報メール等について。 緊急告知ラジオは,緊急時には電源を切っていても自動的に電源が入り防災スピーカー(防災行政無線)と同じ放送内容を最大音量で聞くことができます。緊急時には,他のラジオ局を選曲していても自動で緊急放送に切りかわります。岡山市ではFM──レディオモモから情報を発信しており,現在市有施設でも市役所,区役所及び避難所となる小・中学校及び公民館等に配備されていると聞いております。情報の発信の一つの手段として有効と考えます。 そこでお伺いします。 ア,今年度以降の市有施設等への配備計画についてお聞かせください。 イ,発信はFM電波を利用しております。受信できないと意味がありません。どの地域が受信しにくい,もしくは受信できないエリアかなど,わかっていますか。 ウ,受信が困難なエリアについては他の手段が必要と考えます。こういう地域への情報発信についてお聞かせください。 エ,昨年の豪雨災害で被災した方へのアンケートによると,避難勧告,避難指示等の情報入手先として1位が
緊急速報メール,2位がテレビとなっております。今年度から避難情報等の区分が細分化される予定ということですが,
緊急速報メールは文字数制限があると聞いております。
緊急速報メールで発信される内容は具体的にどのようになるのでしょうか,お聞かせください。 (2)災害警戒レベルについて。 人命にかかわる災害情報の伝達は一刻を争います。市民の方にわかりやすい形で確実に情報を届ける必要があると考えます。気象庁などは,大雨のときに出す気象情報を5段階の危険度レベルに分けて公表する運用を始めました。それを受けて,避難情報も5段階に分けて発信すると聞いております。例えばレベル5は既に災害が起きている状況であり,命を守る最善の行動をとることを要請するレベルです。レベル4では全員避難を求め,レベル3では高齢者などの避難を始めるように促すというようにレベルを数字であらわし,避難行動を促すことになっています。レベルの数字と避難行動をリンクされることはわかりやすいと思っています。 そこでお伺いします。 ア,この変更内容を周知させるために,どのようにされますか。 イ,
ハザードマップは小学校単位に作成されると聞いております。最終的には各家庭や職場,学校等で話し合い,集合場所や避難場所などを決めていく必要があります。
ハザードマップに家庭内で決めたルール等を記入し,例えば何々家の
ハザードマップと書き込みができるようにしてはどうでしょうか,お考えをお聞かせください。 大きな2番目,高齢者・障害者福祉について。 (1)バス利用について。 先日,車椅子を利用されている方から話を聞く機会がありました。主な移動手段としてバスを利用されている方でした。バスビジョンを利用されており,自宅からバスの運行状況を確認できるので助かっていると言われました。しかし,バスにはノンステップバスやそうでない車両もあります。また,乗降口に数段でも階段があると,乗りおりが大変な状況です。 そこでお伺いします。 ア,バス車両に車椅子のマークをつけるためには,どんな基準等がありますか。 イ,岡山市内を走行する路線バスの車両のうち,車椅子のマークをつけたバスの比率はどのくらいでしょうか。 ウ,バスロケーションシステムとの連携についてお伺いします。バスロケーションシステム等で車椅子のマークがついているバスは判別できるのでしょうか,お聞かせください。 (2)生活状況調査について。 最近,高齢者の方の交通事故のニュースがたびたび報道されております。高齢者へのインタビューでも免許を返納することに対してどう思うかという質問に対し,都心部では徒歩圏内に病院,スーパーなどがあり,電車,バスなどの
公共交通も整備されており,不便にはなるが免許を返納したというコメントが多く寄せられておりました。それに対して,地方の方の意見では,買い物,病院にも行けなくなるというコメントが多いと感じました。車が必需品であり,免許が返せないという実情があると思われます。住んでいるエリアによって,当然差が出てくると思います。岡山市も同様で中心部では車がなくても生活できるところが多いと思いますが,周辺部に行くと車がないと大変で,免許を返納してくださいと言っても返納率が劇的には向上しないと推測されます。 そこでまず,エリアごとに買い物は徒歩圏内で可能なのか,病院までの移動時間はどのくらいかなど項目ごとに調査,解析することにより現状が見えてくると思われます。まずは,各地区の調査してはどうでしょうか,お考えをお聞かせください。 大きな3番目,観光客誘致について。 SNS映え投稿分析のスナップレイスによるSNSのさまざまなデータを独自分析,解析し,2018年にSNS映えの高かったスポットを抽出したトップテンが発表されました。2018年の傾向として見られた特徴としては,アクセスのよい都心部よりも地方のスポットがランキング上位を占めたことです。これまでは東京などの都市部など比較的アクセスのよいスポットが人気を集めていました。しかし,直近では滋賀県のラコリーナ近江八幡や石川県の金沢21世紀美術館などを初め,地方のスポットにも注目が集まり始めています。2017年にインスタ映えが流行語大賞となって以来,首都圏では数多くのインスタ映えを狙ったスポットがふえていますが,地方のSNS映えスポットはまた一味違ったそこでしか撮影できないような写真が撮影でき,他の人との差別化もしやすいということからSNS上で反響が高まりやすいのではないかという分析でした。 そして,2019年はよりストーリー性のあるフォトジェニックさがポイントになると予想されております。これまではナイトプールを筆頭にインスタ映えが流行し始めたこともあり,飲食店や観光施設がインスタ映えする仕掛けを行い始めました。例えばかわいいウオールアートを設置したりカラフルなスイーツをつくったりハートでかわいくデコレーションしたりなど,このような流れの中で消費者もインスタ映えに対する目がどんどん肥えてきています。そこで必要なのは,ストーリー性のあるフォトジェニックさです。例えば写真撮影が可能な美術館やアート展は海外でも流行しており,日本でも来場者参加型でフォトジェニックな写真が撮れる美術展の人気はより高まると予想されております。また,飲食店では生クリームにこだわった生クリーム専門店やミルクティー専門店など特定の素材にこだわったわかりやすいストーリー性のある店舗などがより注目を集めると予想されております。 そこでお伺いします。 ア,岡山にも岡山城,桃太郎のストーリー性のある題材はたくさんあります。ストーリー性のあるフォトジェニックさを取り入れた観光客誘致の促進について,お考えをお聞かせください。 大きな4番目,岡山市内のイベントについて。 (1)烏城夏まつりについて。 ア,今年度は,納涼花火大会のかわりに烏城夏まつりを開催する計画と聞いています。この中で,岡山城にてプロジェクションマッピングをされるそうですが,どんなテーマでされるのでしょうか,お聞かせください。 イ,岡山城でプロジェクションマッピングを初めて実施するということで,期待しているところでもあります。見るだけではなく,写真の題材にもなりそうです。岡山城の写真コンテストを開催してはどうでしょうか,お考えをお聞かせください。 (2)観光大使について。 桃太郎のまち岡山大使に岡山出身のプロゴルファーである渋野日向子さんが就任されました。渋野さんはプロ2年目でメジャー初勝利を大会最年少優勝で飾り,今後も期待されております。 そこでお伺いします。 ア,現在岡山市の観光大使は何人いるのでしょうか。 イ,各人の分担等はどのように考えられていますか。 ウ,岡山中央卸売市場に市民イチバデーというイベントがあります。観光大使に市民イチバデーに来ていただき,フルーツなどのPRをしていただくお考えはありますか,お聞かせください。 最後,大きな5番目,消防施設について。 (1)南消防署移転について。 南消防署は岡山市の南部に位置し,東は岡山市の中心部を流れる旭川河口,南は瀬戸内海国立公園につながる児島半島の山々があり,管内には工場や山林を抱える一方,近年新興住宅が増加している地域です。また,水産資源の豊かな児島湖,児島湾の干拓に由来する田園地帯も広がっています。移転の
スケジュールは本年度に基本設計及び実施設計,令和4年度に運用開始とお聞きしております。 そこでお伺いします。 ア,現在の南輝二丁目から浦安南町に移転した場合,現場への緊急車両の到着時間が変わってくると思います。担当範囲等についてお聞かせください。 イ,南区の大部分は埋立地です。南海トラフ地震発生時は道路も液状化し,緊急車両も通行できない場合があります。新しい消防署は耐震設計であり地震にも強く,消防ヘリコプター「ももたろう」も岡南飛行場が使用できなくなる場合を考慮して南消防署の屋上にヘリポートを設置すべきと考えます。御所見をお聞かせください。 (2)ドローンについて。 先般の水防訓練でも,ドローンを活用した状況を見せていただきました。今後のさらなる活用を期待しております。ドローンも総務省から貸与されたものと消防局が購入したものがあると思います。複数台所有することで,いろんな場面での活用が想定されます。 そこでお伺いします。 ア,今後のドローンの活用方法をお聞かせください。 イ,消防局の中でドローンを使える人はどのくらいいるのでしょうか。 ウ,ドローンを使用するために訓練も必要だと思います。訓練のカリキュラム,場所等についてお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 御答弁よろしくお願いします。(拍手)
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 それでは,柳迫議員の質問にお答えします。 私は岡山市内のイベント烏城夏まつり,岡山城のプロジェクションマッピングはどのようなテーマで行うのかということでお答えさせていただきます。 納涼花火大会については,事務局として岡山商工会議所があるわけでありますけども,彼らのほうがことしは会場のキャパシティーが足らない,また雑踏・交通面において事故の危険性における警備の問題から中止の方向を打ち出しております。そうしたところ,経済界を中心に中止を惜しむ声が上がり,今年度の納涼花火大会については休止とし,来年度以降の開催可能性については現在岡山商工会議所内において検討を進めているというところであります。年末ごろを目途に,方向性を導き出していく予定であると聞いております。 そして,ことしの納涼花火大会の代替事業として実施する烏城夏まつりにつきましては,先月おかやま桃太郎まつりの開催概要がまとまり,その中で発表させていただいたところでありますが,毎年8月に開催している烏城灯源郷や幻想庭園,うらじゃとの回遊性を図るために岡山城を会場として8月2日,3日に開催いたします。内容としては,城下町の夜の風情や昔懐かしい縁日を感じさせる夜店,またビアガーデンを開催するとともに,岡山城で初めて実施するプロジェクションマッピングでは,日本遺産に認定された桃太郎伝説や,ことし5月の改元にちなみ新しい時代の夜明けをテーマとした令和の幕あけなどを花火でお祝いする映像を投映していきたいと考えております。ことしの納涼花火大会は中止となりましたが,烏城夏まつりで夏の夜の祭り気分を多くの方々に味わっていただければと思います。 私からは以上です。
◎
河野広幸理事 1番の災害に関する情報についての項,緊急告知ラジオ,避難速報メール等について順次お答えいたします。 まず,今年度以降の市有施設への配備計画についてお答えいたします。 緊急告知ラジオは既に市役所,区役所及び小・中学校,公民館などの避難場所には配備済みでございます。今後,追加の配備は考えておりません。 なお,新たに結成される
自主防災組織へは,緊急告知ラジオの配備を行うこととしております。 次に,受信できないエリアについては,公明党を代表されての則武議員に御答弁したとおりでございます。 次に,受信が困難なエリアへの情報発信についてお答えいたします。 緊急告知ラジオの受信が困難な地域につきましては,防災行政無線,
緊急速報メールやおかやま防災メール,Lアラートを活用したテレビ,ラジオ等の情報媒体,岡山市の
ホームページ等を通じて情報を発信しておりますので,こういった方法で情報を取得していただければと思っております。 次に,
緊急速報メールで発信される内容は具体的にどのようなものかとのお尋ねにお答えいたします。
緊急速報メールの内容は,まず警戒レベルととるべき行動について,例えばタイトルとして岡山市避難勧告発令,警戒レベル4,避難開始といったように端的に伝えます。 次に,災害種別,災害のおそれがある地域,開設する避難場所,そして垂直避難の選択も含めた避難する際の注意点についても伝えます。 なお,文字数制限があることから,詳細についてはテレビ,ラジオ,市の
ホームページ等で確認するようあわせてお願いしますという内容で発信いたします。 次に,災害警戒レベルについてお答えいたします。 まず,変更内容を周知させるためにはどのようにするのかとのお尋ねにお答えいたします。 警戒レベルの市民への周知につきましては広報紙「市民のひろば おかやま」6月号や岡山市ホームページに掲載しており,さらにフェイスブックとツイッターにも掲載するとともに,LINEでも配信しております。今後も機会あるごとにメディアを通じて情報を発信するとともに,出前講座等でも周知してまいります。 次に,小学校単位の
ハザードマップに書き込みができるようにとのお尋ねにお答えいたします。 今年度作成予定の小学校ごとの
ハザードマップには,浸水の深さや土砂災害警戒区域などの情報に加え,災害種別ごとの避難場所,避難情報の入手方法などをわかりやすく記載し,全戸配布することとしております。
ハザードマップの作成に当たっては,これをより効果的に活用できるよう各家庭で災害時の対応を話し合い,避難経路や危険箇所,家庭内ルール等を書き込めるようにすることも検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◎
福井貴弘保健福祉局長 2つ目の高齢者・障害者福祉についての項,生活状況調査について各地区の調査を行ってはどうかとのお尋ねです。 岡山市では各小学校区で支え合いの地域づくりを推進しておりますが,地域で必要な支え合い活動を創出するためには,まずはそれぞれの地区の現状やニーズを把握する必要があります。活動の進捗や内容は地域によって異なりますが,現在13の小学校区で地域ごとの自主的なアンケートによる調査を実施していただいております。 以上です。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 同じ項の御質問に順次お答えいたします。 まず,バス利用についての御質問のうち,バスに車椅子マークをつけるための基準及び車椅子マークをつけたバスの比率がどれくらいかという御質問に一括してお答えいたします。 バス車両への車椅子マークの表示については義務化されておりませんが,高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づく国のガイドラインの中で車椅子対応の車両であることを利用者にお知らせするための考え方が示され,事業者等により取り組むこととなっております。市内を走行する路線バスの車両のうち,平成29年度末時点でノンステップバスが約24%,ワンステップバスが約48%導入されており,このうち車椅子マークの表示については,ワンステップバスは各社で対応が異なり全体の半数程度となっておりますが,ノンステップバスは全て対応されているとバス事業者から聞いております。 続きまして,バスロケーションシステムで車椅子のマークがついているバスを判別できるのかというような御質問にお答えいたします。 現在市内を運行する9社のバス事業者のうち,7社がバスロケーションシステムを導入しており,その中で車椅子マークのついたバス車両の運行情報についても確認することが可能となっております。 以上です。
◎
赤坂隆産業観光局長 3,観光客誘致についての項,ストーリー性のあるフォトジェニックさを取り入れた観光客誘致の促進についての御質問ですが,近年観光客誘致を進める上でフェイスブックやツイッター,インスタグラムなどSNS映えする写真での戦略は重要視されております。岡山城ではことしの夏の烏城灯源郷において,岡山らしさのあるフォトジェニックな写真スポットとして天守閣内に3Dトリックアートを設置する予定です。インスタグラムなどは言葉の壁もなくインバウンド誘致などにおいても有効なツールであることから,岡山らしさのあるフォトジェニックな写真を多くの方々に投稿いただきインスタ映えスポットとして広く情報が拡散することで興味を持つ方々がふえ観光客誘致の促進につながるものと考えております。 続きまして,4,岡山市内のイベントについての項,市長答弁以外についてお答えいたします。 まず,烏城夏まつりについてのうち,岡山城の写真コンテストについての御質問ですが,過去の写真コンテストについてはおかやま観光コンベンション協会が平成20年度に岡山城を題材として,また平成25年度には観光客に紹介したい岡山市内の魅力的な夜の風景を題材にして実施しており,当時は岡山市の魅力を情報発信する素材として収集を目的に実施したものです。近年では写真の撮り方も変わり,SNSを活用した情報発信が主流になっていることから,今回の岡山城におけるプロジェクションマッピングや烏城灯源郷などの写真もSNSを活用して広く情報を拡散してもらうことが岡山市のPRにもつながると考えております。今後も注目されるような魅力ある事業を実施していきたいと考えております。 続いて,観光大使についてのうち,まず現在の岡山市の観光大使は何人いるかとの御質問ですが,岡山市出身の女優の桜井日奈子さんとプロゴルファーの渋野日向子さんのお二人でございます。 最後に,各人の分担についてどのように考えるかとの御質問ですが,観光大使の分担については特にございません。市から観光大使にイベントなどの情報提供を行い,それぞれのSNS等を通じて発信してもらっております。 以上です。
◎大杉誠
市場事業管理者 同じ項,観光大使についての中で,市民イチバデーでの観光大使によるPRをという御質問です。 当市場では,市民の皆様に市場について知っていただき食に関する関心を深めていただくため,市場ふくふく通りを会場に市主催による市民イチバデーを年1回ないし2回開催しております。今年度は,来年1月18日の土曜日を予定しております。市場にふさわしいイベントを企画する中で,観光大使の参加についても検討し,来場者の皆様に楽しんでいただけるよう開催に向けて取り組んでいきたいと考えております。 以上です。
◎東山幸生消防局長 消防施設についての項,南消防署移転について2点の御質問にお答えいたします。 初めに,担当範囲についてですが,南消防署が現在の位置から浦安南町に移転した場合,担当範囲が南西方向に移動することにより全市的な署所配置のバランスが向上し,消防力の均衡化が一層図られるものと考えております。 次に,ヘリポート設置についてですが,ヘリポートはヘリの耐荷重を考慮した構造や離着陸用の設備等に多額の費用を要しますことから,同敷地内に建設を予定している訓練棟の屋上を緊急的な離着陸場として使用することについて現在検討しております。 次に,ドローンについて3点の御質問に順次お答えいたします。 初めに,ドローンの活用方法についてですが,ドローンは消防隊員の立ち入れない場所や上空から俯瞰的に被害状況等を把握できますことから,自然災害現場等における情報収集,また水難事故での行方不明者の検索などで活用してまいりたいと考えております。 次に,ドローンを使える職員数についてですが,現在10名のドローン操作員が運用に当たっておりますが,今後も計画的に操作員の養成を図ってまいりたいと考えております。 最後に,訓練のカリキュラム,場所についてですが,ドローンの操縦,安全運行に関する外部講習に職員を派遣するほか,指名した職員に対し当局の訓練要領に定める10時間以上,8項目にわたる訓練を消防教育訓練センターなどの局内施設で行い,操作技術の向上を図ってまいります。 以上です。 〔12番柳迫和夫議員登壇〕
◆12番(柳迫和夫議員) 御答弁ありがとうございました。 市長から今度の岡山城のプロジェクションマッピングについてお話を伺えてよかったと思います。花火大会がなくなって残念だなという声も多くあります。今年度はそれにかわって岡山城のプロジェクションマッピングということで大変期待しております。ぜひ成功していただきたいなと思っております。 それでは,順次再質問等させていただきます。 まず,災害に関する情報のところで,緊急告知ラジオについてお伺いしました。これは勝手に電源が入ってアナウンスされるということで,特に大勢の方が集まるところで有効だと思っております。前回もちょっと質問させていただきましたが,欲しいと思われる方とか企業がいらっしゃると聞いております。ぜひ販売できるように,早目に販売ルート等を決めていただきたいなと思っております。これは要望にさせていただきます。 では,質問ですが,2番目の災害警戒レベルということで,「市民のひろば」とかホームページ,LINEとかで周知徹底していきますというお話でしたが,やっぱりある程度文書に残す必要もあると思っております。防災マニュアルを今改定中とお伺いしておりますので,こういうところにぜひ盛り込んでいただきたいと思っています。御所見をお願いします。 もう一つ,
ハザードマップについてもお伺いしました。やはり,各家庭で話し合うということが大切だと私も思っております。これは各家庭に1枚ずつ配布しますというお話だったんですが,話し合った結果を多分私の分,誰々の分と,こうこう持ち歩くということになると,1枚をコピーして使うと思うんです。その場合,白黒コピーが一応汎用的かなと思っています。そうすると,配色によっては真っ黒けになって見えないということもありますので,ぜひ配色についてはそういうところを加味していただきたいなと思いますが,御所見をお願いします。 大きな2番目の高齢者・障害者福祉のところでございます。 車椅子の方でバスの乗りおりが大変だというお話のところで,まだまだノンステップバスの比率が低いと私も感じております。ぜひ各事業者が導入しやすいような仕組みをつくっていただきたいなと思っています。これは要望とさせていただきます。 2番目の生活状況調査で,アンケートをとっていただいているとお伺いしました。これ今13小学校ですかね,とっていただいているということなんですが,これをやっぱり最終的には岡山市のマップとして例えば買い物困難地域です,バス乗りおり難しい地域です,通院難しい地域ですと分類していくマッピングが多分必要になってくるのかなと思っています。そのためには,ある学区ではこの項目を聞いていなかったというようなことがないように,共通の項目を設定してそれを各学区のほうにお願いしたらどうでしょうか,御所見をお願いします。 あと今回,大きな3番目の観光のところは新しい取り組みをスタートするということでぜひ成功していただきたいなと思っています。フォトジェニックでSNSを活用したところもありますが,ぜひ岡山城の写真コンテスト,普通にプリントしたところ,こういうところもぜひ実施していただきたいなと思っています。それを岡山城に掲示することによって,また撮った人が岡山城を訪れるというようなことも考えられると思います。ぜひ御検討ください。これは要望とさせていただきます。 最後に,消防の施設についてもお伺いしました。7月の豪雨から,もうすぐ1年たちます。先日水防訓練を見させていただいて,本当に実のある訓練だったなと思っています。ことしは岡山で,全国消防救助技術大会があると聞いています。御活躍を期待しております。 その中で1点要望になります。 ドローンの技術を向上させるために,こういうドローンの大会というのもしてはどうでしょうか。これは今後御検討いただければなと思います。 以上で再質問を終わります。
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。
◎
河野広幸理事 再質問ということで,まず災害警戒レベルに関する内容を防災マニュアルに盛り込んではどうかという御質問でございますが,この災害警戒レベルに関する事項につきましては防災マニュアルの改定の際に反映させてまいりたいと考えております。 それから,
ハザードマップを各家庭に配布する予定ですが,そのときに配色等に配慮してもらえないかという御質問ですが,これについてはコピーした際に白黒でも見やすいような配色等──配色に限らずいろんな方法があると思いますので,その点も含めて今後研究してまいりたいと考えております。 以上です。
◎
福井貴弘保健福祉局長 市全域で共通の調査項目を聞いてみてはどうかという御質問だったと思います。 全市的な調査としましては,今現在あります第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画を推進しているところなんですが,それに当たって後期高齢者の方を対象に実態を把握する調査というのを昨年一応やったことはあります。そんな中で,日常の外出手段とかを聞いてはいるんですが,また計画が3年に1度見直しになります。今後また調査をやっていくことにもなりますので,そういった中で把握して市全体の施策につなげていきたいと思います。 以上です。
○
浦上雅彦議長 以上で柳迫議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして福吉議員。 〔14番福吉智徳議員登壇,拍手〕
◆14番(福吉智徳議員) 皆さんこんにちは。公明党岡山市議団の福吉智徳です。 先ほどの東議員から
笹ケ瀬新橋のお話がございました。これは実は事故が起こる前に,地元の町内や交対協の皆さん,そしてその橋を利用されている県立高校のPTAの保護者の皆様から南区役所のほうに要望書も出されておりまして,特に橋の対岸側のところの道路が狭くなったり,それから段差があって大変危険だということで,南区役所の農林水産振興課と,それから地域整備課が一生懸命考えていたやさきに事故が起こりまして,これはやっぱりすぐ対応しないといけないと本当に職員の皆さんに頑張っていただいて,対応策を速攻でやられたという事実があります。そういった現場の皆さんが,本当にやっぱり子どもの命を絶対守っていかなきゃいけないという,この決意のあらわれだったんだろうと思っております。先ほど局長から今,県とのこの橋の問題の協議というのがありましたけれども,こういった現場で頑張っている職員の皆さんが連動できるように頑張って,またさらに頑張ろうという気持ちになれるような,またそういった交渉でぜひともかち取っていただければと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 それでは,通告に従い質問いたします。 1,中高年層のひきこもり8050問題について。 40歳から64歳でひきこもり状態の人は全国約61万人,内閣府が中高年層を対象に初めて実施した全国規模の調査が3月下旬に公表され,注目を集めました。今回の調査結果は2015年に実施した15歳から39歳の若年層のひきこもりの推計約54万人を上回ったものとなり,衝撃を受けた内容でした。約61万人のうち7割以上が男性で,ひきこもりになった年齢は40歳以上が57.4%,きっかけは退職が最も多く,人間関係がうまくいかなかった,病気,職場になじめなかったなどが続いております。特に2000年前後に大学を卒業した40歳から44歳の層はバブル崩壊後の就職氷河期とも重なっており,就職活動の失敗がひきこもりの原因となった可能性もあります。 また,今回の調査では,ひきこもり期間の長期化も鮮明になっています。5年以上が約半数を占め,10年を超える人は約3割に上っています。一方,家の生計を立てているのは父母が34.1%に上り,ひきこもりの長期化,高齢化の影響により80代の親が50代の子どもを支える8050問題の深刻さが裏づけされました。そのほか悩み事に関しては誰にも相談しないが4割を超えており,中高年のひきこもりの人がいる世帯が社会から孤立しやすい傾向にあることも明らかになりました。 精神科医として30年にわたりひきこもりや不登校の問題に取り組んできた筑波大学の斎藤教授によれば,中高年のひきこもりがふえている要因として,かつては大半が不登校経験者だったが今は社会人になってから引きこもる人がふえている,平均年齢が34.4歳にまで達している,一度引きこもった状態が数年続くと次第に無気力になり,みずから抜け出すことはほぼ困難だ,平均年齢はさらに上がるだろう,8050問題が深刻化し親たちは自身が亡くなった後の子どもの生活を案じつつも有効な手が打てない状況にある,親の病気や介護,経済的困窮など複合的な課題が重なっていると指摘しています。 さらに,このまま高齢化するとどういう状態となるのかとの問いに,50代半ばで引きこもっている数万人が一斉に年金の受給開始年齢に達する,我が子の将来を案じる親は子どもの年金保険料を払い続けている,その
子どもたちが年金を受給し始めたとき年金の財源の半分が税金であるにもかかわらず,働かずに税金を納めてこなかった人たちに年金を支給していいのかという議論が必ず起こる,またすぐに9060問題が訪れる,そして彼らの存在が無視できなくなったとき,その数は1,000万人までふえているかもしれない,こうなると日本の総人口が減る中で年金のほか生活保護などの福祉財源が破綻するか,孤独死が大量に発生するか,どちらに転んでも明るい未来は見えないと警鐘を鳴らしています。 そこで,この課題に求められる対策はあるのかとの問いに,中高年層のひきこもりは失敗や挫折により自信をなくした人たちだ,ほとんどの人は就労することで自己肯定感を得ている,したがって就労が実質的なゴールと言っていい,その一歩が消費意欲を持たせることだ,ひきこもりが長期化するとお金を使う機会が失われ物欲もどんどん減退していく,欲と意欲は同じだ,欲がなくて就労意欲だけがあるというのはあり得ないとして,そのポイントはまず家族間の対話を成功させること,本人を半人前扱いせず家計の実態も共有させること,そして少ない金額でもいいからお小遣いを渡し物欲を促し欲しいものを買うために必要なお金だから働くという動機づけがよいとしています。そして,これらをよい方向に導くためにも自治体による訪問支援から就労まで切れ目のない相談・支援体制が欠かせないとしています。現在全都道府県,政令市にひきこもり地域支援センターが設置され,制度は充実してきましたが,さらに医療,福祉,教育,労働などの専門知識を持ち寄り,ひきこもりの段階に応じた適切な提案を行うことが必要とされています。 これらに関して,岡山市の現状と対策について幾つか質問いたします。 ア,現在岡山市のひきこもり地域支援センターで扱った平成30年度の相談件数,男女別,対象者年齢をわかる範囲でお示しください。 イ,全国調査では中高年層のひきこもりは約61万人となりましたが,それを踏まえて岡山市ではどれだけの方が対象者になるのか,その推計値をお示しください。 ウ,中高年層のひきこもりは内閣府が実態調査を実施したことにより鮮明となり,その課題が表面化されました。また,ひきこもりのほとんどが相談していないことも明らかになったため,これから同センターの役割は大きくなったと感じています。そのためにも,同センターの存在を広く市民の皆様へアピールする必要があると考えます。日ごろの具体的な活動も示しながら,広報についての考えをお示しください。 エ,若年層のひきこもり対策に加え,中高年層の対策について体制を強化しなければならないと考えます。特に斎藤教授の話によれば,中高年層のひきこもりは就労がゴールともおっしゃっており,就労やそのきっかけとなる社会へのつながりを持つことが重要です。この課題を成就するため医療,福祉,教育,労働などの専門的知識を備えた人の配置,そして各部署との連携とNPO法人などの民間支援団体やハローワークなどの公的機関との連携も欠かせません。これから相談件数の増加が見込まれる同センターに対して,人的体制や運営についてのさらなる充実が必要ではないでしょうか,市長のお考えをお聞かせください。 2,児島湾大橋前の宮前トンネルについて。 主要地方道岡山・玉野線の児島湾大橋前の宮前トンネルについて,照明が暗いとの話を数多くの方から伺います。特に昼間の運転で児島湾大橋からトンネルへ進入したとき,車のライトをつけても周りの状況が見えなくなるというもので,さらに下り坂になっているためスピードも出やすく,トンネルの出口で大きく右へカーブしており,その先の信号で複数の車が停車している場合,視野が回復する時間の影響もあり気づいたときには追突しそうになり,ひやりとしたことが何度もあるというのです。また,トンネルは勾配のきつい坂になっているので,何十年間にわたりトラックなどの排気ガスの影響で壁や照明が黒ずんでいます。 これらの状況から,宮前トンネルの壁の修繕と照明のLED化を求めます。御所見をお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 それでは,福吉議員の質問にお答えしたいと思います。 8050問題で,ひきこもり地域支援センターの体制等に対しての私の考えということであります。 まず,川崎市や農水省の元次官による事件については,痛ましいことだと思っております。被害に遭われた方々に対しては,改めてお見舞いを申し上げるところであります。 なお,この事件については現在捜査中ということで,ひきこもりと事件との結びつきは現時点では明らかになっているわけではありません。 福吉議員のこの質問を受けて,昨日いろいろと関係者で話し合いました。まず,この岡山市のひきこもり地域支援センターでどのくらいの相談があったのか,またその対象者の年齢はどうなっているのかということでありますけれども,相談自体は延べ件数が,電話では2,287件,来所相談が1,032件,こちらから訪問したのが440件と,数としては結構な数になっていますね。対象者の年齢別でありますが,これはトータルは238人でありますけれども,ちなみに40歳から49歳が36人,50歳から59歳が2人となっています。全体が238人でありますから,40歳以降でいきますと38人で16%,8050ということで50歳以上でいくと2人ですから,1%ということであります。これをどう見るかですが,思ったよりは多くない。しかし,これが本当に実態をあらわしているかどうかというのはわからないですね。相談に来られていないということで,隠れている問題も多いんじゃないかなと思います。 きのういろいろと打ち合わせした中で,直接ひきこもりの方と話をしたという人が,これはセンターでじゃないんですけど,1人だけいまして,最初のうちはまだ会話があったんだけど,だんだん会話もなくなってきたというようなことで,必ずしもいい方向ばかりに行くわけでもないというところもすごい難しさがあると感じました。 センターでの成功事例という話をいただいたんですが,これはまずセンターに相談があって,それから就職意識が芽生えてくる,そして臨時職員,最終的に正規職員というふうになっている例もあるんですけども,初回相談から正社員採用まで1年半かかっている。やっぱり相当長い時間がかかるということであると思います。そういう面でいくと,相談を受けると当然ながら丁寧に相談を聞き本人また家族の気持ちに寄り添いながら解決方法を,若干地道になるかもしれませんがやっぱり見つけていくということが望ましいんではないかなと思っております。 それから,もう一つは,ひきこもり地域支援センターそのものがどれだけ岡山の市民の方々に流布しているのか,そこもあるんじゃないかなと思っております。パンフレットもありますけれども,ぜひここにおられる議員の皆さんもそういった組織がありますから,何か関係されている方があればお知らせいただきたいと思います。そのほかこの問題は,識者の間でもいろんな議論が交わされています。我々としてどういうことが考えられるのか,アンテナを高くしていきたいと思います。 以上です。
◎
福井貴弘保健福祉局長 中高年層のひきこもり8050問題についての項で,市長答弁以外についてお答えいたします。 全国約61万人に対して,岡山市の対象者数はというお尋ねと,広報の考え方についてだったと思います。 全国でひきこもりとされている約61万人は国が40歳から64歳までの5,000人に対して実施した抽出調査による推計値でありまして,この方法による割合をもとにすると,あくまで参考値なんですけども,岡山市では3,300人程度となります。ひきこもり地域支援センターの広報につきましては,市のホームページに掲載するとともに,センターの事業内容を紹介したパンフレットを作成し関係機関へ配布することなど行っておりますが,今後も市の広報紙や民生委員さんなどへの情報提供も適宜行っていきたいと考えております。 以上です。
◎
林恭生都市整備局長 2番の児島湾大橋前の宮前トンネルについての項,宮前トンネルの壁の修繕と照明のLED化についての所見をというお尋ねです。 宮前トンネルについては,平成29年度の定期点検の結果,トンネル本体は健全であり修繕の必要がないことが明らかとなりました。来年度から照明のLED化の詳細設計を行い,引き続き工事を実施する予定としております。 なお,壁と照明の黒ずみについては,早急に清掃を行いたいと考えております。 以上です。 〔14番福吉智徳議員登壇〕
◆14番(福吉智徳議員) 御答弁ありがとうございました。市長ありがとうございました。 8050問題というのは,自分が50代なもんですから一番当事者年齢ということで身につまされるものがあります。なおかつ現役世代の方々がやっぱりこの社会を支えていく一番今重要なポジションでありながら,どうしてもいろんな理由で家に引きこもってしまう,さらに斎藤教授が指摘しているような年金を受給する年齢に達したときにといった今後の問題もあるし,それを支えている高齢者──親御さんですね──のつらい思いというのもあるんで,何とかそこを早く現役復帰といいましょうか,できるような,そういう仕組みということで,今回社会問題になっていることに対して岡山市ではどういった体制ができているのかなということで質問させていただきました。市長からもいろいろとお話しいただいて,しっかりと応援できるところは私たちも応援するし,それからあとこのひきこもり地域支援センターをしっかりとやっぱり周知していきたいなと思います。 ただ,最初に質問すればよかったんですけど,ひきこもり地域支援センターは何人の体制で運営されているのか,現状をちょっと教えていただければと思っています。 それからあと,宮前トンネルについてありがとうございます。確かにちょっと暗いし,もう大分すすけていますし,ちょうど道路の中央にオレンジポールが立っているんですね。もう真っ黒なんですよ。見えないんですよ。もう危ないんですわ。やっぱり実感として特に昼間に暗いトンネルの中に入ると本当に危ないんです。夜は周りが暗くてトンネルの中に入ると明るいんで何とかまだわかるんですけど,昼間が危ないという声がたくさんありますし,岡山市民だけでなくて玉野の方からも何とかならんのかと,尾坂トンネルはきれいになったんじゃというような話もあって,これはもうぜひとも早急に清掃と,それから照明のLED化を来年度していただけるということなんで,大いに期待しておりますのでよろしくお願いします。 以上です。
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。
◎
福井貴弘保健福祉局長 ひきこもり地域支援センターの現在の体制はとのお尋ねですが,現在心理士とか精神保健福祉士で専任職員が3名,それからあとこころの健康センターとの兼務職員が3名の合計6名体制で行っております。 以上です。
○
浦上雅彦議長 以上で福吉議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして太田議員。 〔23番太田栄司議員登壇,拍手〕
◆23番(太田栄司議員) 皆様こんにちは。おかやま創政会の太田栄司でございます。 思ってもいない早い時間ということで,(笑声)頑張っていきたいと思います。 まずは,本日お忙しい中,仕事の途中でもありましょうが,傍聴にお越しいただいた皆様,本当にありがとうございます。また,oniビジョンを御視聴の皆様,インターネット議会中継の視聴者の皆様も本当にありがとうございます。 いろいろと項目もありますので,早速ではございますけど,今回も市民の皆様からいろいろいただきましたお問い合わせなどを中心に通告に従って質問に入らせていただきます。 大きな1番,ごみ有料指定袋について。 岡山市では平成21年2月1日から市民の皆様の御理解と御協力により,ごみの減量化,資源化の推進と排出量に応じた受益者負担の公平性の確保のため家庭ごみの有料化が始められました。その後,有料指定ごみ袋を使用する中で,有料指定ごみ袋はくくる部分がちぎれやすい,袋の黄色に濃淡があるとの要望があり,次回納入される袋から色は濃い黄色にしたり,くくる部分の幅を広くし強度を持たせるように改善していただいたところであります。しかし,市民の皆様からはカラスによるごみ荒らしは絶えないとの声をお聞きしている状況であります。 そこで,お聞きします。 (1)市民の皆様から有料指定ごみ袋に対する問題点などの御意見はございますでしょうか。また,そのほかいろいろとまだ課題などを把握されているのであればお示しください。 (2)現在有料指定ごみ袋の発注時は,どのようなことに留意しているのでしょうか。また,納入時はどのような検査をされているのでしょうか。 (3)カラス対策として,どのようなことをされていますか。また,新たな施策のお考えがあればお示しください。 大きな2番,外来種の対策について。 最近テレビでも池の水を抜いて外来種の影響を調査,駆除するといったものを見ることがあります。岡山市においても以前河川に多くのミシシッピアカミミガメ──通称ミドリガメなどが生態系を破壊していると報道されていました。地球温暖化が拍車をかけ高温となり,在来種の住めない環境になっているのではないでしょうか。先日環境団体が農作物に被害をもたらし在来種の生態に影響を与えるおそれのある外来種などの特徴をパネルで説明していました。被害を予防するには外来生物を入れない,捨てない,広げないことと呼びかけていました。また,地元青少年育成協議会主催で毎年
子どもたちを集めて実施している川遊びに参加しておりますけど,講師をしていただいている方も以前住んでいた魚が減少していると言われていました。 そこでお尋ねします。 (1)外来種について,どの程度まで把握されているのでしょうか。 (2)外来種による生態系への影響は,どのようなものがあるのでしょうか。また,生態系を守るために,どのような取り組みをされていますか。 (3)岡山市として外来種の飼育や取り扱い,危険性などの周知はどのように行われていますか。 大きな3番,下水道災害対策室の設置について。 岡山市はこのたび,気象状況の変化や警報などの発令により災害が予想され下水道河川局災害対策本部が立ち上がった場合に,人と情報を集約する専属の場所として下水道災害対策室を設置されています。この対策室では気象情報の収集,本部とポンプ場によるゲートやポンプ施設のリアルタイムな状況把握と情報の一元化を図ること,また一部ゲートの遠隔操作による迅速な水位操作を実施されます。 そこでお尋ねします。 (1)今年度一部遠隔操作ができるようにするのは,10カ所とお聞きしております。どこになるのでしょうか。また,設置箇所はどのような条件で,また理由で選定されたのでしょうか。 (2)今回の整備も有効と考えますが,今後も迅速な水位操作をするために遠隔操作化は必要と考えます。そこで提案ですが,金沢市の先進的な事例も参考にして人的判断,労力を省力化するために自動監視・制御できるように整備して検証することも考えてみてはいかがでしょうか,御所見をお願いいたします。 大きな4番,岡山市超小型モビリティーの活用について。 岡山市は岡山市
総合交通計画を策定し,その中で環境に優しい人中心の交通体系を築くとし,計画のコンセプトとしてあらゆる人の交通環境を向上させ,人とまちを元気にすると掲げております。そうした状況の中で,平成28年度から環境に優しいライフスタイルの醸成として,過度に自動車利用に依存した暮らしからの脱却を図るため渋滞や環境問題,個人の健康等の問題に対する意識を醸成することにより,一人一人の交通手段選択を自動車から
公共交通に転換するよう促すモビリティーマネジメントに取り組んでおります。 具体的には1人乗りのコンパクトな電気自動車──超小型モビリティーを活用したさまざまな実証実験がされてきました。平成28年度からステップ1として,さまざまなイベントにおいて体験試乗などを活用してPRを実施してもらうということであります。ステップ2として地域生活圏における町内会,地域活動団体などの実生活で乗っていただくモニター活用──使ってイメージしてもらうということ,そしてステップ3として総括評価及び施策方針を決定するとなっております。それぞれずっとやってきたということであります。 超小型モビリティーは環境に優しく地域内での手軽で新たな交通手段として期待するとともに,自転車や自動車,
公共交通機関での移動の補完や自動車を共有して活用するシェアリングなど車の総量抑制と道路空間に余裕を生み出す可能性を秘めているとして私も大変期待しております。 そこで,お聞きします。 (1)岡山市
総合交通計画では,超小型モビリティーについてどのように盛り込まれているのでしょうか。 (2)現在のところ,新たな動きが示されていないと思います。現在の検討状況や今後の具体的な活用計画をお示しください。 大きな5番,公園等の維持管理について。 岡山市は公園等の維持管理について市民との協働による緑と花のまちづくりを目的に公園,緑道,緑地,遊園地及びちびっこ広場のある地域の住民でつくるボランティア団体である愛護委員会を設置して清掃,除草,遊具の点検について協力をお願いしており,支柱部の腐食,ぐらつき,接続部のボルト欠落,著しい汚れやさびなどがないか,またその他の附帯設備の手洗い場やトイレ等の異常を発見した場合は市への連絡をしていただいている状況であります。その後,市によって異常箇所の修理,改修を実施するようになっております。 こうした中,先日5月19日に今一丁目公園においてあずまやが転倒し人的被害が発生し,早急に撤去するなど迅速に対応していただき,全て撤去が完了しているとお聞きしておるところであります。また,そのほかに市のホームページには公園内等の遊具の使用禁止措置についてとして,現在岡山市では,遊具の点検調査の結果,危険度が高いと判定された遊具について,テープを巻く等の使用禁止措置を行っています。このため,使用禁止措置となっている遊具は使用をしないよう御理解と御協力をいただくとともに,修繕等による復旧作業も随時行ってまいりますので,御不便をおかけいたしますが,いましばらくお待ちくださいますようお願いいたしますとだけ記載があります。 これは先日の新聞紙上で取り上げておられましたけど,岡山市は2018年度までの2カ年で1,800基を総点検した結果,首が挟まれるおそれがあったり,さびて穴やひびが生じたりした遊具を多数確認した,
国土交通省がことし3月,遊具の安全指針に沿って修繕や撤去などの対応をするよう各自治体に要請したのを受け,使用中止に踏み切ったということであり,立入禁止のテープが張りめぐらされた遊具があるということであります。こんな光景が岡山市内のあちこちの公園で見られております。管理する市が今春,安全上問題がある700基を使用中止にしたということであります。 そこでお伺いします。 (1)破損した遊具への危険表示,使用禁止表示はどこも今回のような黄色いテープで表示するだけなのでしょうか。子どもだけが公園で遊んでいる場合,おもしろ半分で破損した遊具に接近することも考えられます。看板や危険区画をしっかりとするべきと考えます。対応・処置方法について,基準等決まったものがあるのであればお示しください。 (2)また,今回の今一丁目の公園の転倒したあずまやは,いまだに修理が全て完了していないこと,いつまでに修理が完了するかお知らせがなかったとお聞きしております。利用者や周辺地域の住民の皆様に対して使用禁止期間や今後の対応,
スケジュールについて早期に周知すべきと考えます。今回の対応はどのようにされましたか。また,今後どのようにしていくのか,あわせて修理完了時期についてもお示しください。 (3)遊具を総点検した結果,使用禁止となったものについては,どこまでどのように周知されたのでしょうか。 (4)公園等の維持管理をしていただいている愛護委員会が設置されていない箇所はあるのでしょうか。あるのであれば,何カ所あるのでしょうか。また,今一丁目公園はどこが管理されていたのでしょうか。 (5)また,愛護委員会に対して遊具などの点検についての教育は定期的に実施するなど,現在どうしているのでしょうか。 大きな6番,交通危険箇所の実態調査について。 先日5月15日,千葉県市原市五井中央西2丁目の公園で,車が突っ込んだと通行人から119番通報があった,県警によると乗用車がフェンスをなぎ倒し近くの保育園児らが遊んでいた砂場に突っ込んだという事故が発生しました。引率していた30代の女性保育士が2歳の女児をかばって,右足首の骨が折れるけがをしました。園児にけがはなかったということが,本当に幸いだと思っております。また,大津市の交差点で車2台が衝突し弾みで軽乗用車が保育園児らの列に突っ込んで16人が死傷した事故がありました。 昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議においても,暴走した乗用車による親子の交通死亡事故や大津市で発生した園児らの交通死亡事故など高齢運転者による事故,子どもが犠牲となる事故が相次いで発生していることを受けて,政府はこれまでも認知症対策を強化した改正道路交通法の運用など高齢運転者対策を進めているところでありますが,大変痛ましい事故がいまだ後を絶たず,このため,高齢者の安全運転を支える対策のさらなる推進,高齢者の移動を伴う日常生活を支える施策の充実について新たな技術の進展なども考慮しつつ一層強力に推進していくことが望まれております。さらには,交通事故から次世代を担う子どものかけがえのない命を社会全体で守るため,未就学児を中心に子どもが日常的に集団で移動する経路の安全確保方策を早急に取りまとめて,喫緊の課題として解決に取り組もうとしています。 そうした中,今月12日,岡山県警は警察と学校,道路管理者などと合同で危険性の高い通学路や散歩コースを対象に安全点検を実施することとしました。 そこでお尋ねいたします。 (1)岡山市においても,市民の皆様の道路における安全・安心を確保する対応が必要と考えられます。そのための交通危険箇所の改修,改善はどうしているのでしょうか。 (2)用水路転落危険箇所を把握したように,地元町内会や関係団体と連携し危険箇所を把握する必要があると思っております。今後の対応についてお示しください。 (3)危険性の高い通学路や散歩コースを対象に安全点検を実施するとのことですが,現在地元町内会から横断歩道や信号機の設置,安全性を高めるためにそういった要望が多数出ていると思います。そういった要望にはどのように対応されるのでしょうか。岡山市としても早期に道路の安全性を高めるために,こうした設置に対してもっと協力ができないのかと思っております。その辺についての御所見をいただけたらと思います。 午前中になったということで,結構焦って早口になりました。 以上で1回目の質問を終わります。 御答弁よろしくお願いします。(拍手)
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浦上雅彦議長 質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。 午前11時58分休憩 ~~~~~~~~~~~~~ 午後1時0分開議
○
浦上雅彦議長 午前中に引き続き会議を開きます。 当局の答弁を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 それでは,太田議員の質問にお答えします。 私は超小型モビリティーの活用ということですが,
総合交通計画でどう盛り込んでいるのか,今後の活用方策等々であります。 まずは,岡山市
総合交通計画においては,日常の移動を便利にし健康な暮らしを支える施策の一つとして位置づけているところであります。超小型モビリティーですけれども,コンパクトで小回りが可能であり,坂道や狭い道路での利便性が高いことなどから郊外における高齢者の利用などの可能性があるのではないかと考えておりますが,1人乗りであること,またエアコンが設置されていないこと,普通自動車運転免許が必要なことなどの技術的,制度的な課題があります。そういうことで,実験をやりましたけれども,それほど利用が多くないというような状況にもなっております。 ただ,一方で高齢者等の移動手段の確保は今回も随分議論になっていますが,今後ますます重要になってまいります。そういう面では,特に自動運転の技術,またその実現に資する交通手段として超小型モビリティーの活用も期待されていることから,こういう自動運転技術の開発,また運転免許制度の見直しなどにも注視しながら具体の活用の可能性について考えていきたいと思います。 以上です。
◎門田和宏環境局長 1番,ごみ有料指定袋についての項,まずごみ袋の問題点等についての御質問ですが,有料指定ごみ袋に対する御意見としましては,穴があいている等の不良品の交換に関するものがほとんどで,平成30年度は25件ありました。 次に,発注時の留意点と納品時の検査についてですが,発注時には製品の仕様を日本工業規格などの規格と同等またはそれ以上とすると指定しております。また,納品時には納品されたごみ袋を無作為に抽出し形状,寸法などが仕様書に適合しているかどうかを検査しております。 それから,カラス対策についてですが,カラス対策としてはカラス等防護ネットの無償貸与やごみステーションに金網を設置する等の改修費について20万円を限度として補助金を交付しております。現時点ではそのほかに有効な対策は見出せておりませんが,全国的な課題でもあることから,引き続き情報収集に努めてまいります。 続いて2番,外来種の対策についての項,まず外来種の把握についての御質問ですが,岡山市内でこれまでに確認された外来種は明らかになっている範囲で,哺乳類2種,鳥類11種,両生類・爬虫類2種,魚類16種,昆虫類3種,昆虫類以外の無脊椎動物8種,植物590種の計632種です。 次に,生態系への影響と生態系を守るための取り組みについてですが,生態系への影響として懸念されていることとしては,もともとその地域にいた在来種を食べる捕食,在来種の生息・生育環境を奪ったり餌の奪い合いをする競合,在来種と交雑して雑種をつくる遺伝的攪乱がございます。そこで,水辺教室などの自然体験行事において外来種が捕獲された場合は駆除を行うとともに,
土地改良事業や水路改修工事などの機会を捉え,事業主体に対して外来種を可能な限り駆除するよう要請するなどの取り組みを行っております。 最後に,外来種に関する周知についてでございますが,外来種の取り扱いなどに関しましては自然体験行事の際に注意喚起を行っているほか,チラシやホームページなどを活用して啓発や周知を行っております。引き続き環境省を初め関係機関と連携しながら,外来種被害予防3原則,入れない,捨てない,広げないの市民周知に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
◎斎野秀幸
下水道河川局長 3,下水道災害対策室の設置についての項,順次お答えいたします。 まず,今年度遠隔操作化する箇所はどこか,またどのような条件,理由で選定したのかというお尋ねでございます。 今年度は津島地区3ゲート,西崎地区1ゲート,新保・泉田地区4ゲート,築港緑町地区2ゲートの計10カ所でゲートの遠隔操作化を実施してまいります。 また,遠隔操作化する箇所の選定条件でございますが,操作頻度の多い箇所から順次実施しているところでございます。 次に,人的判断,労力を省力化するために各ゲートが自動監視・制御できるように整備できないかというお尋ねでございますが,まずは残りのゲートの遠隔操作化を確実に進め,災害時に早急な対応ができるように進めてまいりたいと考えております。さらに,他都市の事例などを参考といたしまして,雨水管内の水位情報などをもとに既存の雨水管の能力を最大限に発揮できるようなゲートの運用方法の高度化を検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 5番目の項,公園等の維持管理についての御質問に順次お答えいたします。 まず初めに,遊具の使用禁止についての対応・処置方法及びその周知についての御質問に一括してお答えいたします。 今回の遊具に関する対応については,国からの通知を受け,施設管理者として公園利用者の安全確保を最優先とし,使用禁止を決断して速やかに措置を行ったものでございます。遊具を使用禁止にする場合の措置方法について具体的な基準はございませんが,遊具への立ち入りを完全に防止することは困難であるため,使用できないことがより確実に認識できるよう立入禁止と記載した黄色いテープを遊具に直接張っているところです。その後,使用禁止の理由がわからないなどの御意見をいただいたことから,使用禁止の理由を記載した表示の設置を行っているところです。また,各公園の愛護委員会には今年度の総会において報告し,愛護委員会のない公園については関係する町内会へ順次報告を行っているところです。 続きまして,あずまや転倒後の周辺住民への対応及び修理完了時期についての御質問でございます。 5月19日に発生した今一丁目公園のあずまや転倒事故につきましては,事故翌日にあずまやを撤去するとともに,地元町内会へ報告を行っております。今回の事故後に実施した同様のあずまやの緊急点検により,他の公園にも修繕等が必要な施設が見つかったため,それらの施設を含めた対応や復旧時期について現在検討を行っているところであり,できるだけ早く地元関係者の皆様と協議を行い,対応してまいりたいと考えております。 続きまして,愛護委員会の設置箇所,今一丁目公園の管理者はどこかというような御質問でございます。 岡山市が管理している公園は現在1,476カ所あり,そのうち愛護委員会が設置されていない公園は713カ所となっております。今一丁目公園につきましては北区地域整備課が管理を行っておりますが,日常的な管理は愛護委員会にお願いしているところです。 この項最後になります。遊具の点検について愛護委員会にどのようなお願いをしているのかというような御質問でございます。 愛護委員会につきましては公園愛護の手引きをお配りしており,その中で公園施設等の点検及び異常時の連絡について主な遊具の点検内容などを示しながらお願いしているところです。 以上です。
◎
林恭生都市整備局長 6番,交通危険箇所の実態調査についての項,交通危険箇所の改修,改善はどうしているのかとのお尋ね,それから地元町内会や関係団体との連携について,それから横断歩道や信号機の設置の要望への対応について一括してお答えいたします。 交通危険箇所の改修,改善については,人身事故が年間10件以上発生した地点を交通事故多発地点として警察が毎年公表しており,岡山市管理の道路が含まれていた場合はその都度交通安全対策を行っております。平成29年は久米交差点東付近と大和町交差点の2カ所が交通事故多発地点として平成30年6月に公表されており,久米交差点東付近については路面標示による注意喚起を完了しており,大和町交差点については現在路面標示とソーラー式の発光体の設置に向けて準備を進めております。 また,地元町内会や関係団体と連携した危険箇所の把握については,現在小・中学校の通学路やその周辺においては学校,地域,警察,道路管理者などが定期的に合同点検を行い,必要な安全対策を実施しており,それ以外に地元町内会などから要望をいただいた危険箇所についても現場を確認して対応しております。 横断歩道や信号機の設置については,警察と道路管理者の役割分担に応じて警察が行っており,要望をいただいた場合は各所轄の警察署などへお伝えするとともに,道路管理者として実施できる交通安全対策を検討してまいります。 以上です。 〔23番太田栄司議員登壇〕
◆23番(太田栄司議員) 御答弁ありがとうございました。 順次再質問させていただきたいと思います。 まずは要望というか,皆様からお聞きした辺をちょっとお話しさせていただきたいと思いますが,ごみの有料指定袋について,カラスの対策をいろいろと講じられてはいるんですけど,なかなかそれがうまくいっていないと町内の皆さんからもお聞きします。そうしたところ本当にイタチごっこではあるんですけど,先ほども言いました新しい何かがあれば取り組んでいく方向で一生懸命やってほしいなと思いますので,よろしくお願いします。 それから,市長から御答弁いただきましたモビリティーのほうですけど,これも近くの町内会で実証実験をさせていただきました。その方からも,うちでやったんだけどなかなかその後のお話が全然ないなと,うちもそういったところをしっかりと使っていきたいという町内の皆様も話を聞いているというところで,何か早期に使っていく方策があればなと,しっかりと考えていただけたらなと思っていますので,よろしくお願いします。 それでは,質問ですけど,数点ちょっとお願いします。 2番の外来種の対応についてです。 なかなかちょっと対応,調査等もできないということでありますけど,町内では水質悪化するということでため池なんかの池干しを実施していると思うんです。その機会を利用して参考に外来種を調査するとかサンプリングするとか,そういったことをしてみてはどうかなと思うんですけど,御所見をいただけたらと思います。 それから,下水道災害対策室の設置についてです。 今回の整備も有効だろうなと本当に思っております。 ただ,これからのことを考えて今高度化というようなことを進めていくということでありますけど,これからの高齢化なり人手不足,または人命といったところを長期的に考えていくと自動監視・制御というのもやっぱりこれからしていかないといけないんじゃないかなと思うんで,今後高度化を推進していく上でその辺を考えてもう一度御所見をいただけたらと思います。 それから,これから整備される遠隔操作ゲートについてですが,水害が減少することを願っているんですけど,実際にはどのような運用というか,管理をしていくのか,もう少しその辺を詳しく御教授いただけたらなと思いますので,よろしくお願いします。 それから,5番目の公園等の維持管理です。 国交省からの遊具の安全指針に沿って総点検されたということで,いろいろと禁止された遊具があります。その中で,1,800基に対して700基にこの2年間で不備が見つかったということでありますけど,700基も見つかったのは点検方法が何か変わったのか,または点検する項目がふえたということなんでしょうか,その辺を教えていただけたらと思います。 それから,教育については手引なんかで指導されているということでありますけど,今回700基も見つかったということは愛護委員会の方でも見落としたものもあったと考えられます。そういったところで,市としてやっぱり定期的に細密点検とか,そういうのをやられているのかな,どうなのかなという疑問がちょっとあるんですけど,そういったときに愛護委員会の方にもっと見る視点,目を持ってもらうというためにも一緒に何か,教育を兼ねるじゃないんですけど,そういった点検をするということも定期的にできないのかなと思います。ちょっとその辺のお考えをお示しいただけたらと思います。 以上で再質問を終わります。 よろしくお願いします。
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。
◎門田和宏環境局長 地域で池干しなどが行われる機会にサンプリング的に調査してみてはどうかという御質問だったかと思います。 仮にそういう機会があってお話がありましたら,池とか周辺環境の状況がどうなっているかとか,地域の方々の御協力が得られるのかとかといったことを総合的に見た上で在来種,希少種,外来種の生息状況が実際どうなっているのかという調査,あわせて外来種を駆除するというようなことも考えられると思いますので,効果があると見込まれるような場合にはモデル的に実施することも検討してまいりたいと考えております。
◎
栗田泰正都市整備局都市・交通・
公園担当局長 公園の遊具につきまして,点検の方法が何か変わったのかというようなことや,あと愛護委員会のほうと一緒に連携して点検すればいいのではないかというような御質問に一括してお答えいたします。 今回国から通知がありまして,我々として安全性というのを最優先に考えてこの措置を行ったわけでございますが,その遊具の構造的な破損であるとか劣化を日常点検のレベルで全て見つけるというのはなかなか難しいです。実は今,長寿命化計画というのを策定しております。この策定をしている中で,健全度調査というのでちょうど遊具の点検を行っておりました。ですから,こういった詳細なチェックを行っていたことがあって,今回の国からのこういった通知を受けて安全性を最大限に優先して迅速な対応を行ったというようなことでございます。ですから,今回の事案に関して言えば,愛護委員会の日常点検のレベルでそういう危険な構造を全てチェックできたかというと,そういうわけではないんですが,ただ今回の事案云々だけではなくて,やはり常日ごろから公園の特に遊具ですね,児童,その安全性の確保を図るためにしっかりその安全性の確保を図っていくということは大変重要なことだと思っておりますので,日常点検レベルにおいても愛護委員会ともしっかり連携を図りながら維持管理に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
◎斎野秀幸
下水道河川局長 下水道のゲート操作の高度化,さらには自動制御はどうかというような再質問だったかと思います。 議員御指摘のように本市でも,ゲートの操作員の高齢化などが課題になってきています。一方で,その運転の自動制御をやろうと思った場合に,そのゲートの安全確認ですとか,あと特に本市の場合ですと用水路経由で雨水を下水道に取り込んでいるという実態がございますので,利水との兼ね合いといったところでなかなか技術的に難しい面があるのかなと思っております。したがいまして,先ほど御答弁申し上げましたとおりゲートの遠隔操作化及びそのゲート操作の高度化を進めさせていただくとともに,自動制御につきましては他都市の先進事例ですとか国や民間企業の技術開発の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上です。
○
浦上雅彦議長 以上で太田議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして
和氣議員。 〔43番和氣健議員登壇,拍手〕
◆43番(和氣健議員) 自由民主党の和氣健でございます。 質問戦も5日目,
個人質問が2日目と,私がきょうは5番目ということですけども,こんなに早い時間になるのはかつてないことで,何だかんだ言いながら岡山市議会も大変いい方向に粛々と変わっていっているのかなと思っております。(笑声) 改選後初の
定例市議会でありますが,この様子も変わりまして新しい議員を迎えて何となくフレッシュな感じを受けますし,何よりも私はこの令和という節目の年に我々の初議会があるということが大きな変わり目であったと思います。さきの5月臨時で議長選がございましたけれども,この議長選,例年本当に深夜に及ぶような長々とした議会でありまして,これがすっきりと議長を誕生させることができたということであります。多くの方々が浦上議長を選んだということで,すっきりとした形で誕生したわけでありまして,こういうことで一つ一つきれいなといいますか,令和にふさわしい議会が生まれつつあるのではないかなと思っております。 ところが,一方におきましてこの改選前の選挙戦を振り返ってみますと投票率が39%という,3人に1人しか投票しないという,こういうふうなことが私は深刻な事態ではないかなと思っております。選挙のテーマもたくさんあったと思うんです。災害で大変な目に遭った,これはやっぱり政治が出ていって解決する,関心が高まるはずではないかと思っておりました。また,子育て支援,大変多くの方が待機児童で困っておられる,こういったものが争点になり,多くの人が関心を示して投票率がぐっと上がるのではないかなと思っておりましたけれども,そうはなりませんでした。私の地元におきましては,大変な被害が出まして,これは皆さんの関心が高いな,投票率が高くなるんかなと思っておりましたけれども,あに図らんや,20%台,30%に届かない,こういう状況でありまして,投票率の問題については選挙管理委員会がどうのこうのというふうなことではなくて,あるいは岡山市議会,岡山市政というだけではなく全国的な問題ではありますけれども,しっかりとこのことについてもう小手先のびほう策ではなくて,やっぱり本格的な体制をつくっていくというのが要るのではないかなと思っております。いずれにしましても,この改選後の議会が本当に令和の時代にふさわしい議会となるように頑張っていきたいと思っているところであります。 それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。 会計年度任用職員制度についてお伺いいたします。 会計年度任用職員制度にあわせて,非正規職員の職を整理するためこの本会議に条例の改正案が提出されているところであります。政府の進める働き方改革は,労働者の権利を守るという上で極めて当然のことであり,待遇の改善につながるようなものでなくてはなりません。しかしながら,逆にこのことにより司書,公民館などの嘱託職員の賃金が大幅に下がるのではないかとの不安が広がっていると聞きます。どのように変えようとされているのか,その中身についてわかりやすく御説明いただきたいと思います。 また,従来より問題となっております司書,公民館などの嘱託職員と正規職員の違いですが,嘱託職員の仕事が正規雇用職員の補助的な業務であれば待遇に差があるのは当然のことでありますが,仕事上の差異もなければ責任においてもほとんど変わらず,給与のみが大きく違うという矛盾を抱えているところであります。この差を解消させるため,勤務時間を調整しながらつじつまを合わせている実態があるわけでありますが,仕事が減るのならばともかく新しい仕事がふえている中,形式的に時間を減らしてみても市民サービスに支障がないようにしなければならないということになれば,実態は職員の誰かにしわ寄せが行っているのではないかと思います。こうした矛盾を抱えたままでは一たび事件が起きたとき,雇用主としての責任を問われることになるのではないかと思います。この際,こうした矛盾の解決もあわせて行うべきと思いますが,御所見をお聞かせください。 公民館のあり方についてお伺いいたします。 公民館を地域サービスの拠点にするため,市長部局に移す計画がかつてあったように思います。その後どうなったのか,お尋ねいたします。 現在地域担当職員を配置し,災害対応を初め市長部局の仕事を公民館が担うことになっています。市民にとっては好ましいことであり,歓迎したい施策であります。しかし,現体制では少し無理があるように思います。つまり公民館職員にも併任させるということで,両方の仕事ができるようにしていますが,明確な命令系統のないわかりにくい組織になっているのではないでしょうか。こうしたことを避けるためにも,公民館を一体化させ,全体を市長部局に移し,市民サービスの最前線の拠点としてさらなる充実した組織にすべきと思いますが,いかがお考えでしょうか。 次に,図書館の民間委託についてお伺いいたします。 市町村などの自治体が持つ全国約3,200の公立図書館のうち,民間企業が運営を担う図書館が少なくとも約650館,全体の2割に達しているようであります。例えば神奈川県のある都市では健康セミナーを開催したり,鳥の鳴き声を館内に流したり,さらには民間ならではのカフェ,あるいは書店を併設するなどの工夫を加え,来客数を倍増させた事例もあるようでございます。魅力的なサービスを打ち出し,来館者数をふやす一方で,利益優先の動きを懸念する声もあると聞かれますので慎重でなければなりませんが,各都市でさまざまな形態で民間委託の導入が検討されているようでございます。 本市においては,図書館事業については10年以上にわたり図書館計画が全くの凍結状態であり,議論さえ進んでおりません。多額の費用を要する事業ですが,市民にとっては必要度の高い事業です。中区に設置されるはずの図書館計画が前に進まないことから,次に予定されています私の地元であります人口増の著しい西部地区への設置計画も前に進んでおりません。今後の図書館のあり方を民間委託も含め,さまざまな事例を検討し真剣に検討すべきと思いますが,いかがお考えでしょうか。 以上で第1回目の質問を終わります。 失礼いたしました。もう一問ありました。(笑声)ちょっと緊張していますね。 ももちゃりについてお伺いいたします。 岡山市コミュニティサイクル事業のももちゃりが好評のようです。利用者がふえ,ももちゃりポートもふえているようであります。平たんな地形,雨の少ない気象にも恵まれている条件もあったと思いますが,施策そのものがよく練られたものであったからだと思います。地味ですが,岡山市の自慢できる施策の一つではないかと高く評価しております。今現状がどうなのか,お知らせください。 この施策は本市の交通施策を補完する上でさらに充実,発展すべきものと考えますが,今後どのように進めていかれるのか,将来構想をお聞かせください。 私の地元である問屋町卸センターを中心に北長瀬駅,そして岡山ドームを有するこの地域が元気であります。問屋町が新しくおしゃれなまちに生まれ変わり,多くの人々が訪れています。また,この地域は中心部以上に多くの高層マンションが建ち並ぶエリアになっているところであります。しかし,残念ながら
公共交通は従来のバスが走っているのみであります。将来的には,路面電車などの交通を考えていかなければならないのではないかと思っているところであります。当面の課題として,卸センター,問屋町から北長瀬駅に行くのに車で行くのにはちょっと近過ぎるし,駐車場も十分ではありません。歩いていくのには少し遠い距離であります。また逆に,問屋町を訪れるのに北長瀬駅からも同様のことが言えます。北長瀬駅からドームへの距離も,歩くのには少し遠いように思います。こうしたことを考えれば,多くの需要が見込めると思います。新たにポートを設置し,さらなる利用拡大を図ってはどうかと考えますが,いかがでしょうか。 以上で第1回目の質問を終わります。(拍手)
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 それでは,
和氣議員の質問にお答えします。 私は
和氣議員が忘れ去りそうになったももちゃりについて,(笑声)お話し申し上げたいと思います。 まず,第1に
和氣議員の質問の中で地味ですがとありますけど,私は決して地味だとは思わずに,このももちゃりを見に視察にも実に多くの方が岡山に来られています。本当に今,自慢できるような状況だと思っています。何といっても現在の利用状況は1日の1台当たりの回転率,平成30年度ベースでは3.73回であります。したがって,1日に1台がほぼ4回使われていると,こういう状況でもう全国トップクラスであります。登録者数も年々増加しているところであり,多分ここにおられる方も相当数が登録されているんじゃないかなと思います。したがって,他都市のコミュニティサイクルと比べて1回当たりの経費は低く,高いコストパフォーマンスで運営できているんではないかと,この水準はやはり維持していかなければならないと思っております。私が当選した直後に東口の中心にこのポートを置いていったわけでありますけれども,それから議論になったのは西口でしたね。結果的に岡山大学とか運動公園とか,そういうところに置かせていただきました。これからどうするかということなんですけども,今言ったようにパフォーマンスを維持していかなければやっぱりどんどんどんどん人件費とかでコストがかかってしまう。したがって,展開エリアとか,ポート数を余り拡大するのはいかがなものかと思います。 ただ,
和氣議員がおっしゃったように北長瀬,問屋町,そういったところは今非常に人気が高く,これから駅前のブランチ岡山北長瀬でしたっけ,これも今月末にはもうオープンしていくというようなことにもなるわけであります。そういう面で,これからこういうコストパフォーマンスを維持していくためにはどういうことが考えられるのかというのを一度整理する必要があるかなと今回の和氣さんの質問を契機に少し考えた次第でありますが,そのためには一体人の流れはどうなっているのか,また自転車の利用,特にももちゃりの利用というニーズがどれだけあるのかというのを調べていかないといかんのじゃないかなと関係者との話でなったところであります。ことしは予算をとっていませんからやりようがちょっとないんですけれども,来年度以降その話をできれば議会の御承認もいただければ,そういった議論を展開していく必要があるかなとも思っているところであります。 以上です。
◎森安浩一郎総務局長 1,会計年度任用職員制度についてです。 待遇改善については,日本共産党を代表されての竹永議員に御答弁したとおりです。 不安を感じられているのは新たな制度導入によって現在の年収に達しない少数の方だと思いますが,一定期間現在の月収や年収を保障する激変緩和措置を設けることとしており,丁寧に説明してまいります。また,会計年度任用職員の職については業務の内容や責任の程度などを十分整理するとともに,業務改善や効率化することで適正に運営できるよう努めてまいります。 以上です。
◎菅野和良教育長 大きな2番,公民館のあり方についての項,公民館を市長部局に移し,市民サービスの拠点としてさらなる充実を果たす組織にすべきと思うがどうかというお尋ねでございます。 公民館における指揮命令系統につきましては,公民館職員と市民協働局所属の地域担当職員とがより連携して業務に当たれるよう昨年度から公民館振興室のもとに一本化しております。教育委員会といたしましては,昨年度策定しました公民館基本方針に基づき公民館職員と地域担当職員が一体となって地域課題の解決やSDGsの達成に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 この項,以上でございます。 続いて,大きな3番,図書館の民間委託についての項でありますが,図書館のあり方をさまざまな事例から検討すべきと考えるがどうかというお尋ねです。 図書館整備事業につきましては,現在平成14年に改定した岡山市立図書館整備実施計画の見直し作業を進めているところであります。今後の図書館のあり方につきましては,現在実施しているインターネット予約図書モデル事業の成果,課題の検証や民間委託を導入している他都市の事例を研究するなど幅広い視点で検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 〔43番和氣健議員登壇〕
◆43番(和氣健議員) 市長には,ももちゃりについて非常に前向きな御答弁をいただきました。何か非常にやっぱり胸のつかえがおりたような気持ちで,(笑声)ありがたいことでぜひ前に進めてほしいなと思っておりますし,私もその協力をさせていただきたいと思っております。 この会計年度任用職員といいますか,嘱託職員のことですが,私がどうも矛盾を感じるのは例えば嘱託職員の時間を30時間とか35時間とかというような話なんですけれども,やっぱり本当にそういうことで解決できるような状況ではないんかなと思っておりまして,例えば公式な会議が当該職員の時間外にあるとすれば,これは超過勤務手当というか,超勤命令を出して超勤手当を出すというふうなことにしていないと筋が通らんのじゃないかなと思うんです。今のその超過勤務手当,あるいは超過勤務命令の実態がどうなっているかというふうなことをちょっと詳しく教えていただきたいと思います。 それから,公民館のあり方ですけれども,これからどんどんどんどんやっぱり市の業務を公民館でやっていただくというふうなことが私はいわゆる市民部局側の話ではないかなと思っておりまして,教育長が答弁されるということになるとそういう答弁になるのかなと思いますが,要するに市民サービスという新たな仕事を担うことになれば,そこのところに公民館というか,教育長任せでそこに位置づけるのではなくて,体制を一層充実させるという方向に向かうとすればいろんなことを解決せにゃいかんというふうなことを思うわけですよ。例えば休みの日が全然違うし勤務時間が違うしというか,体系が違う中で,市長部局の仕事をどう調整するかというふうなことでは,今の公民館のままでは全く都合が悪いんではないかなと思っております。やっぱり別の仕組みを当てはめないと,うまくいかんのではないかなと思っておりまして,そのことを当局側といいますか,市長部局のほうから答えていただきたいなと思っております。 それから,図書館の件ですけれども,教育長の答弁は全く凍結状態をどういいますか,余り前に進めようというような意欲のない答弁でちょっと残念な思いはあるんですけれども,実はこの西部地区への図書館というのは当時私が20年前に選挙に立候補する上で,この地域に図書館をつくりましょうというような思いを訴えながら登場して,もう20年たったわけでありまして,何の道筋も見えてこないというのは大変残念なように思うわけですけど,もうちょっと具体的に,早くなるとか遅くなるとかではなくて,何か計画の一端をお示しいただきたいと思います。 御答弁よろしくお願いします。
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 今度は,胸のつかえがとれるような答弁にならないかもしれません。公民館のあり方というのは,やはり難しさがありますよね,今おっしゃったように。そこはもう
和氣議員の指摘もよくわかるところなんです。 ただ,例えば我々ESDの国際会議をやりましたよね。そこの岡山の売りというのは,やっぱり公民館を中心としてさまざまないわゆる生涯教育が環境面,国際平和,いろいろな面からやられているという構図をとってきて,CLC会議の中心として岡山が題材になったところであります。そういう面では,ESDの協議会がユネスコの中でも大きく認められ表彰も受けているところであるわけですね。それはどちらかというと,生涯教育というか,教育委員会のほうがウエートとしては大きいわけであります。それをやっぱり忘れちゃならないというのはあるんじゃないかなと思いますね。 ただ,
和氣議員のおっしゃっているような市民サービスであるとか,もっと広い意味での活動の拠点たり得るところもあるわけで,そこをどうやってうまくくっつけていくのかというのは,これからの課題になってくるんだろうと思いますが,とりあえずは今の体制をとり,お互いが連携をより深めることでいい形にしていければなと,体制の問題というよりも具体的に何をしていくかというようなことで,これからまた議論させていただければと思います。 以上です。
◎森安浩一郎総務局長 今現在の嘱託員の方がやむを得ずというんですか,夜間に勤務する場合,時間外に勤務する場合の対応ですけれども,現在勤務時間をずらすとかというような形で対応しているように私どもは聞いております。今回の新たな会計年度任用職員制度では時間外勤務,本来原則的にはないものと考えておりますけれども,業務の必要性によりやむを得ず時間外をする場合には手当を支給することとなっております。 以上です。
◎菅野和良教育長 図書館整備を前に進めてほしいというお尋ねでございますが,平成14年に改定いたしました図書館整備実施計画に記載してある図書館整備事業につきましては,現在実施しているインターネット予約図書モデル事業を初めとするソフト事業の成果,課題の検証,それから議員御指摘のような民間の力を活用している事例を研究するなど幅広い視点で検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 〔43番和氣健議員登壇〕
◆43番(和氣健議員) 1つだけ確認ですけど,嘱託職員の超過勤務手当を支給できるような制度になっていると言われたのか,もうすると言われたのか,ちょっとそこら辺を確認させてください。
○
浦上雅彦議長 当局の答弁を求めます。
◎森安浩一郎総務局長 失礼いたしました。 今回の会計年度任用職員の場合,業務の必要性により時間外勤務を命令した場合には時間外勤務手当を支給することとなっております。 以上です。
○
浦上雅彦議長 以上で
和氣議員の質問は終わりましたので,本日の
個人質問を終了いたします。(拍手) ──────〇──────
△日程第2 甲第55号議案 ─────────────
○
浦上雅彦議長 日程第2に入ります。 日程第2は,甲第55号議案岡山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業等の
利用者負担額に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これを上程し,市長から提案理由の説明を求めます。 〔大森雅夫市長登壇〕
◎大森雅夫市長 ただいま上程になりました議案について御説明申し上げます。 甲第55号議案は,子ども・子育て支援法等の一部改正に伴い特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業等の
利用者負担額を改める等のため,条例の一部を改正するものです。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上,御議決を賜りますようお願いいたします。
○
浦上雅彦議長 以上で市長の提案理由の説明を終わります。 なお,この議案に対する質疑は後日お願いいたしますので,御了承を願っておきます。 本日の日程は以上で終了いたしました。 次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き
個人質問を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。 午後1時52分散会...