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03月11日-07号

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  1. 岡山市議会 1994-03-11
    03月11日-07号


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    平成 6年 2月定例会    平成6年2月定例岡山市議会    議 事 日 程  第7号       3月11日(金)午前10時開議第1 個人質問 甲第14号議案~甲第101号議案      …………………………………会議に付した事件 日程第1 個人質問      甲第14号議案~甲第101号議案(質疑)      ──────〇──────出席議員(48人)           1番  定 政 猛 男君           2番  華 房 美 衛君           4番  寺 田 和 子君           5番  近 藤   昭君           6番  藤 岡 康 博君           7番  串 田   務君           8番  浅 野 卓 志君           10番  奥 野 三四志君           11番  佐々木 清 巳君           12番  石 原 奐 治君           13番  土 肥 啓 利君           16番  則 武 伸一郎君           17番  高 津 利 明君           18番  井 村 嘉 久君           19番  羽 場 頼三郎君           20番  吉 田 政 司君           21番  伏 見 昇 男君           23番  板 野 和 昭君           24番  梶 原 昌 一君           25番  垣 下 文 正君           26番  有 井 靖 和君           27番  堀 川   進君           28番  亀 井   章君           29番  片 岡 五百樹君           30番  辻 野 喬 雄君           31番  田 畑 賢 司君           32番  崎 本 敏 子君           33番  藤 沢 和 弥君           34番  景 山 貢 明君           35番  小 川 晴 雄君           36番  大 橋 英 雄君           37番  宮 川 日 吉君           38番  川 田 敏 幸君           40番  河 合 和 成君           41番  磯 村   博君           42番  脇 本 一 郎君           43番  山 田   勇君           44番  福 原 弘 子君           45番  小 林   勉君           46番  新 谷 盈 智君           47番  苦 水 重 徳君           48番  内 田 宏 哉君           49番  高 木 悦 夫君           50番  貝 原 信三郎君           51番  太 田   稔君           52番  藤 原   貢君           53番  小 橋 留 男君           54番  花 岡   薫君      …………………………………欠席議員(4人-欠員2)           3番  楠 木 忠 司君           14番  宮 武   博君           22番  鈴 木 邦 彦君           39番  山 田 録二郎君      ─────────────説明のため出席した者      市     長  安 宅 敬 祐君      助     役  森 末   京君      助     役  高 島   進君      収  入  役  三 宅   襄君      市 長 公 室 長  山 本 俊 介君      参     与  安 井 英 二君      参     与  井 上 忠 夫君      総 務 局 長  菱 川 公 資君      財 政 局 長  加 藤 憲 幸君      民 生 局 長  藤 原 忠 男君      参     与  中 村 清 司君      衛 生 局 長  芝 野 浩 和君      参     与  馬 場 克 彦君      経 済 局 長  山 本   宏君      建 設 局 長  春 田   巌君      参     与  同 前 喜八郎君      下 水 道 局 長  大 嶋 吉 雄君      西 大 寺支所長  出 羽 蓉 治君      水道事業管理者  遠 藤 嘉 昭君      消 防 局 長  加賀谷 益 治君     選挙管理委員会      委  員  長  服 部 忠 文君      委     員  長 安 早智子君      事 務 局 長  天 久 嘉 弘君     監 査 委 員      委     員  槌 田 邦 夫君     農 業 委 員 会      会     長  小 若 敬 二君     教 育 委 員 会      委     員  平 松   掟君      委     員  片 岡 和 男君      教  育  長  奥 山   桂君      ─────────────出席した議会事務局職員      局     長  中 川 和 彦君      次     長  小 坂 夏 彦君      次     長  長 尾 栄二郎君      議 事 課 長  斎 藤 泰 清君      調 査 課 長  広 内 芳 宏君      午前10時4分開議 ○副議長(串田務君) 皆さん御苦労でございます。 これより2月定例市議会第7日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は35名であります。     ───────────── ○副議長(串田務君) 会議録署名議員に寺田君,佐々木君のお二人を指名いたします。     ───────────── ○副議長(串田務君) 本日の議事日程は,個人質問並びに甲第14号議案から甲第101号議案までの88件の議案についてであります。     ──────〇────── △日程第1 個人質問(甲第14号議案~甲第101号議案)     ───────────── ○副議長(串田務君) 日程に入ります。 日程第1は,個人質問並びに甲第14号議案平成6年度岡山市一般会計予算について以下88件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして吉田君。     〔20番吉田政司君登壇,拍手〕 ◆20番(吉田政司君) おはようございます。それでは,朝一番ですので,今,さわやかにという声がありましたので,短時間なことがさわやかになるのではないかと思いますので,行いたいと思います。 質問をですね,するに当たりまして,最近のマスコミの論調で議会のあり方に対して批判の声があるように思います。例えば,長時間答弁とか,質問の中身もですね,量より質であるとかでございます。膨大な市の行政をチェックしているわけでありますから,内容はあらゆる方向に行き,また大きな問題から小さな問題にと,とかく煩雑になるのもやむを得ないと,こう思います。さらにまた,一つ一つの質問が必ずしもセンセーショナルでおもしろいものになるとは限りません。しかし,貴重な時間を使っているのも確かであります。そこで我々議員の側も,できるだけこの議場で聞くにふさわしいものを洗練する努力をするべきと思いますが,同時に当局も問題の意図するところをよく理解され,一つ一つめり張りある答弁をお願いしたいと思います。 その答弁のあり方としまして,1つはですね,寺田議員もこの前,指摘しておられましたけども,できるものはできる,しかもできるのであれば,いつごろできるかをきちっと明示する。また,できないものはできない,そしてその理由を明確にすると,こういった点をですね,あいまいにしないで,むしろ一つ一つをはっきりするべきではないかと思います。そうでなくても,市民要望がふえる一方でありますし,また財源は限られ,またかつ厳しい昨今であります。おのずとできるもの,できないものが出てきますし,またやるべきもの,やるべきでないものもあるでしょう。そこのところを明確にしていくことがこの本会議のもう一つの大きな目的になろうかと思いますし,そこに市長のスタンスが明確になってくると思います。特に,これからの急速な高齢化社会への移行に対する市民の不安をいかに解消していくかが,今,大きな問題になっているわけでありますから,特にすぐ手がつけられない問題は,また違う角度から市民要望にこたえるなど,知恵を発揮すべきであります。現状をありのままに市民に提示し,ともに苦労しながらこれからの道を探っていくべきではないでしょうか。ですから,この本会議の答弁こそ,これからの市長の方針,立場を明確に表明する場ととらえ,問題を一つ一つ整理し,解決されるよう強く要望いたします。 ちょっと前段が長くなりましたけども,以下意を体しまして通告に従い簡潔に質問を行いたいと思います。 まず最初は,リサイクルフェア地域分化についてお伺いいたします。 ごみ非常事態宣言をさらに延長するとのことですが,行政と市民挙げてリサイクル社会構築のために取り組んでいるところであります。その中で,市民意識の向上のためにリサイクルフェアが開催されておりますが,その成果をどのように評価されているか,まずお伺いしたいと思います。 以前,私は平成2年6月定例議会で,まだ非常事態宣言が出される前でありましたが,不用品などの交換でごみの資源化リサイクルを目指し,ごみの市──当時の言葉で──の開催を提案しておりました。そのときの答弁では,その必要性は認めながらも,市民の協力あるいは場所,交通の問題,あるいは搬入の問題,運営方法などの問題点があるとのことで,研究課題となった経過があったわけであります。実際はその2年後,その後にごみ非常事態宣言が出されたわけでありますが,このリサイクルフェアが開催されたわけです。これらの諸課題はどうであったのかをお伺いしたいと思います。 そして,年1回の開催でキャンペーンとして結構なことでありますが,このリサイクルフェアがですね,西川などではいわゆるふれあいマーケットなど,市民それぞれが自由に楽しみながら交換市なども開催されています。行政として,このような市民が自発的に開催する催し物に,ぜひとも助成の手を差し伸べるべきではないかと思います。行政から市民にお願いごともふえ,しかもなかなか協力いただけない昨今であります。このように自発的に開催するイベントを大切に育てることこそ,ハードからソフトへの時代の要請であると言えます。そして,たとえ一つ一つは小さな渦であっても,全市的な広がりができるところに市民の盛り上がりが出てくると思います。 そこで市民が自主的に数々のイベントを開催したいとき,何らかの助成はないかと調べてみましたが,意外とないこともわかりました。各団体などではそれなりにあるのでしょうが,価値観の多様化する中,町の活性化の大きな援助として汎用性のある,応用のきく助成事業を開始する必要があるのではないかと思います。御所見をお伺いいたします。 次は,シルバー人材センター活性化についてお伺いしたいと思います。 福祉のサービス提供あり方も,時代とともに変わってきていると思います。物,金のたぐいから人のサービスへ,いわゆるマンパワーが大きな地位を占めるようになってきています。しかし,ここには人件費の問題があり,その必要性が強いにもかかわらず,困難な課題になっているのであります。そこでどのようにしてこのマンパワーを見出すかが今後の大きな課題ではないでしょうか。今回は,シルバー人材センターにそれを探ってみたいと思います。 まず最初に,この制度が現在に至る経過を若干振り返っておきたいと思います。 昭和40年代になりまして,平均寿命が70歳になるに及んで,貴重な高齢期の生活を有意義に,かつ健康で過ごしたいということから,定年退職後において何らかの就業状態で働く機会を求める声が高齢者の間から強まってきたようです。特に東京都においては,こうした要請にこたえていくために,高齢者が主体となって相互協力のもとに,すなわち自主自立協同共助といった理念に立ち,そして一般的な雇用にはなじまないが,働く意欲を持つ高齢者がその経験と能力を生かしつつ,働くことを通じて社会に貢献する,つまり生きがいとしていく機会を確保することを主たる目的として,高齢者事業団の設立が提言され,さらにこれを受けて江戸川区高齢者事業団が昭和50年に設立されるに至ったのであります。その後,この趣旨に賛同する団体が全国各地に広がっていったのであります。 さらに,国も昭和54年8月,第4次雇用対策基本計画において,多様な形態での就業の機会が確保されるよう努めるという基本指針が示されました。そして,昭和61年にはシルバー人材センターにいわゆる法的な位置づけが確立したのであります。 我が岡山市でも,昭和53年に財団法人岡山高齢者福祉事業団が設立され,55年にシルバー人材センターに移行しております。しかし,生きがい対策という位置づけ,臨時的かつ短期的な就業ではなかなか高齢者の方々の希望とはほど遠く,十分機能していないのではないかと思います。それは設立に至った過程を見ましてもわかります。その後,時代状況も次第に変わってきています。いよいよ部分年金時代になってくる現在,60代をいかに過ごすか,深刻な課題であるわけであります。 一方,最初に申し上げましたように,高齢化の進む中,高齢者をだれが支えるのか,我が国全体を見ましても,10年,20年後を展望するとき,年金など労働人口と言われる人のみでは不十分であるのではないか。これまでの福祉のあり方では,早晩破綻を来すということがわかってきております。高齢者と呼ばれる人たちが単に福祉の享受者との考えでは,この困難な時代を乗り切ることは至難な技であります。マンパワーとして新たな地域の高齢者福祉の担い手としての役割が高まっているゆえんもここにあると思います。現在行われています家事援助サービスなどが注目されてきていることもうなずけることであります。もちろん,福祉のみならず,例えば緑化の推進に伴う後の維持管理など,経常的な経費はますます増大し,ばかになりません。これらの課題を総合的に考えるとき,この人材センター見直しが出てくると思います。 そこでまずお伺いしたいことは,1つ,会員の入会動機はどのような変化があるのか。 2つ,就業日数など1人当たりどのくらいになってきているのか。 3,希望する職種に変化はないか。 そして,会員数の動向はどうなのか。 5番目に,時代の変化に伴い,人材センターあり方見直し,特に前向きで活性化をする方向での見直しの時期に来ていると思いますが,御所見をお伺いしたいと思います。 次に,チームティーチングについてお伺いしたいと思います。 最近,複数の教師がペアを組んで授業を行う,いわゆるチームティーチングが注目を集めつつあります。特に語学教育において,母国語を話す外国人日本人の教師がペアを組んで行う授業が好評のようで,これはかなりの教育効果を上げているようであります。文部省もこの授業形態に前向きに取り組み始めているようです。岡山市においては現在どのように取り組んでおられるのか,二,三,お伺いいたします。 まず1つは,英語教育においてどのように取り組んでおられるのか,その現状と教育効果についてお伺いしたいと思います。 2番目に,このチームティーチングを他の教科,例えば算数とか数学といった科目で行っているのかどうか,これも現状と効果についてお伺いしたいと思います。 最後に,さらに今後は拡充など,どのようにお考えになっているのかをお伺いしたいと思います。 4番目の倉安川の改修については,通告しておりましたが,割愛させていただきます。ただ,長年の懸案であり,また膨大な予算と長い年月がかかると予想されるこの事業であります。最近とみに言われております親水,水に親しむ,こういった観点などを考慮して,一日も早い完成を,これは要望としておきたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手) ○副議長(串田務君) 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 吉田議員個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず,リサイクルフェアについての成果と,それを日常的に各地域に輪を広げる必要があるのではないかというお尋ねでございます。 ごみの減量化リサイクルについての啓発事業として,全市的な規模でのリサイクルフェアを平成4年9月に岡山市で開催した第1回ごみ減量化推進全国大会を機に,津島の運動公園内,スポーツの森広場で開催したところであります。そこではフリーマーケットのほか,廃油による石けんづくりや牛乳パックを使ってはがきをつくるコーナー,ごみ問題に関するパネル展などを行いまして,リサイクル意識の啓発に役立ったと認識いたしております。 この成果を踏まえて,昨年9月にも第2回目のリサイクルフェアを同じ場所で開催しましたところ,家族連れなど約3万5,000人の参加がありまして,ごみの減量化リサイクルについての市民意識が次第に高まってきていると考えております。 このほか,御紹介もありました西川フリーマーケット,ふれあいセンターでのフリーマーケット一宮桃太郎まつりでのフリーマーケットなど,さまざまな取り組みも行われておりますが,今後さらに各地域へこういった輪を広げていく必要があると考えておりまして,来年度には各地区の公民館を拠点として啓発行事を開催することなどを検討しているところでございます。 次に,シルバー人材センター活性化をということの観点から,今までというか,現在のは臨時的かつ短期的なものだと,それを雇用的なものへと,その希望も変化してきているのではないか。したがって,生きがい対策という観点だけじゃなくて,能力,経験を生かした場として提供する必要性が出てきているのではないかというお尋ねでございますが,シルバー人材センターは,定年退職後などにおける雇用関係に基づかない臨時的,短期的な就業機会組織的提供を通じて高年齢者生きがいの増進や社会参加の促進を図り,活力ある地域社会づくりに寄与していこうとするものでありまして,結果として社会的労働力として評価される性質のものであります。したがって,御指摘のようないわゆる雇用労働政策の分野とは趣旨を異にしているところであります。 一方,昨年夏に労働省のシルバー人材センターあり方に関する研究会から,臨時的かつ短期的な就業のみならず,ある程度継続的な就業機会も対象とすること,能力の開発体制の充実,ホワイトカラー層の増大への対応など,センターの業務を21世紀初頭に迎える超高齢社会にふさわしい内容に見直すべき旨の提言がなされたところでございます。今後ともこうした国の動向を踏まえながら,高齢者の能力,経験を生かした多様な就業ニーズに対応できるように研究してまいりたいと考えております。 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から御答弁さしていただきます。 ◎民生局長藤原忠男君) シルバー人材センター活性化につきまして,市長答弁を補足さしていただきます。 まず,入会の動機に変化はないのか,就業日数は1人当たりどのくらいになっているのか,また1人当たり配分金はどのくらいになっているのか,希望職種の変化はどうか,会員数の動向はふえているのかどうかという御質問でございますが,入会動機といたしましては,健康の維持増進のためという動機が一番多く,4割以上を占めておりますが,最近の傾向といたしましては,生きがい社会参加地域社会への貢献といった社会的動機が年々ふえておりまして,本年度の1月末までの新規会員199人のうち26%,52人でございますが,を占めておる状況でございます。 次に,平成5年4月から平成6年1月までの実績によりますと,実働人員の1月1カ月当たり就業日数は,平均で8.83日となっております。同じく平成5年4月から平成6年1月までの実績によりますと,実働人員の1カ月当たり配分金でございますが,平均約3万600円となっております。 次に,希望職種につきましては,近年の職種班別班員数構成比で見ますと,特に変化はございません。 最後に,会員数の動向についてでありますが,最近の推移を各年度末の数字で申し上げますと,平成元年が899人,平成2年が917人,平成3年が925人,平成4年が1,003人となっておりまして,本年2月末で1,106人,男女別で申しますと,男性が674人,女性が432人と年々増加の傾向にございます。 以上でございます。 ◎参与(馬場克彦君) フェア地域分化についての御質問のうち,地域で開催する市民グループに対する援助についてでございます。 この種の市民グループによる自主的な活動は,フリーマーケットやバザー,あるいはガレージセール等,さまざまな形で,あるいは規模,方法で行われておりまして,その目的もボランティア活動PTA活動,あるいはコミュニティー活動等の資金集め等さまざまな目的でございます。したがいまして,これらの活動に対する援助につきましても,対象をどのようなものにするか,あるいは援助方法等をどのようにするか,難しい問題がございますので,今後の検討課題とさしていただきたいと思います。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 教育に関します,まず最初のお尋ねは,英語教育においてチームティーチングにどのように取り組んでいるかというお尋ねでございます。 英語教育におけるチームティーチングは,英語指導助手と──AETという分でございますが,このAET日本人教師とで行っておりまして,岡山市では現在11名のAETを採用いたしております。外国人と生徒が直接話したり英語を実際に生で聞くといった貴重な機会となっております。AETというのは,選ばれた人が来ておるというせいもあるのかもしれませんが,個性や表現力が非常に豊かな人が多いわけでございまして,その個性や表現力が豊かなAETによって授業そのものが活気にあふれ,生徒にも積極性が増し,日本の教師も英会話力に自信が持てるようになるというようなことが起こっております。 また,外国人との親近感を増す国際理解の心も育ってきておるというように把握をしております。 それから次は,チームティーチングを算数,数学といった他の教科で行っているかどうかと,行っているとすれば,その効果について,それから今後拡充していく考えはないかというお尋ねでございます。 御案内のように,このチームティーチングというのは,国におきまして教職員の第6次配置改善計画の中で,今年度から実施しておる施策の中の一つでございます。そのねらいは,個に応じた教育の推進ということでございます。現在,岡山市では小学校10校,中学校3校にそれぞれ1名の教師を加配し,算数,数学を中心に2名の教師が協力して授業を行います。つまり,それがチームティーチングでございます。で,その研究をしておるわけでございますが,この最大の効果は,どの子がどんな考えを持っているか,どの子がどんな伸びる芽を持っているのかというようなことが発見しやすく,一人一人の児童・生徒の状況に応じた指導ができやすいということでございます。したがいまして,今後もできる限り実施校をふやしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。     〔20番吉田政司君登壇〕 ◆20番(吉田政司君) 再質問さしていただきます。 1つは,リサイクルフェアでありますけれども,確かに今,時代は大きな転換期に差しかかっておりまして,行政のサービスあり方の質の問題も当然大きく変化していくときに来ていると思います。昨日もリストラとかということが話題になっておりましたけども,さらに最近ではリ・エンジニアリングとかということで,さらに進んだ変革といいますか,が求められております。で,先ほどのフェアにしましてもですね,いわゆる何かやるから助成しろとかという,そういうふうに言ってしまえばそれまででありますけれども,こういった行政のですね,あり方についてぜひとも研究をしていただきましてですね,効果的で,まさに少ない予算で効果の大きいものができる,そういったものをぜひ研究していただきたい。で,それは市長も今,将来の布石のためにいろいろと,研究,審議,つくっているとおっしゃいましたけども,私はそれはそれでいいと思います。ぜひそれはさらに総合的に,また急ぐように,そして早く新しい方向を見出していただきたいということをまず1点,要望と質問です。 そして,人材センターの方ですけども,先ほど会員の数とか,わざわざこういうとこで本来聞く必要がないことでありますけれども,聞きましたのは,要は既存のいろんないいものがたくさんあるわけですけども,ただでき上がった当時から見て,当然時代の変化というものがあるわけで,それをただ惰性で持続するというのはいかがなものかという意味でお聞きしたわけです。決して,65歳以上の方はたくさんいらっしゃいますけども,わずか1,000人ほどの方しか登録してないと。ということは今のままではよくないということの逆の裏づけではないかと思います。ただし人材センターも先ほどございましたように,雇用の問題とボランティアとの中間的な存在でありますので,いきなりこれが職業安定所になるわけにはいきませんけれども,こういった中で市のいろんな分野を分担していただくという,そういった面で高齢者の方にとってもプラスになる,また市の側からとってもプラスになると,こういった道をぜひ探るべきではないかという意味で御質問いたしました。ぜひこの辺もしっかりですね,研究という答弁は余りいい答弁ではないというふうになっておりますけども,これはまさに本当に研究していただいて,早い結論を出していただきたいということを再度質問したいと思います。 ○副議長(串田務君) 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 吉田議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。 リサイクルフェアですね,我々が目的としているのは,本当にこのリサイクル社会というものをですね,一つの大きな理念として掲げておりますし,リサイクル社会元年というふうにも位置づけております。そのための条例改正をしているわけでありますが,このリサイクル社会に本当に移行していくために,このリサイクルフェアというのは一つの手段でありますけれども,これが市民の日常的なですね,考えとしてですね,もう浸透しているんだと,このリサイクルというのはもう当たり前だと,それがあらゆる生活の中にごく自然にですね,浸透しているんだというようになった方がいいんじゃないかと,そういう意味で来年度には各地区の公民館をですね,全市で1カ所と,こうやるんじゃなくて,公民館単位にやっていくということも検討しているわけでございます。 それから,シルバー人材センター,御指摘のように確かにこれはもう発足当初からもう既に時代的な背景が変わってきておるということが言えるんじゃないかと思います。センターの取り扱う,これまでの臨時的かつ短期的な仕事の範囲を,ある程度継続的な仕事に拡大すると,これが1つですね。 それから,ホワイトカラー,これからは希望会員の増加がホワイトカラー層まで拡大していくと,そういう仕事の受注にも対応できるように。 それから,専門的な技術や知識を持った高齢者への発注がふえると思いますし,そういう高齢者の方がふえてきますから,そういう意味では情報処理,経理,社会福祉などの職種に関する講習も充実させるなどして,これは法律上,今の範囲を超えられないもんですから,私どもとしてはそういう法律の改正も要りますけれどもですね,センターもそろそろ体質転換に来ているという認識でおるわけでございます。 ○副議長(串田務君) 次は,順序に従いまして片岡君。     〔29番片岡五百樹君登壇,拍手〕 ◆29番(片岡五百樹君) 私は通告に従いまして4点質問をさしていただきます。 まず第1は,護国神社市有地問題のその後の経過と措置であります。 本件は,岡山市有地を長期にわたって宗教法人へ無償で貸し付けている問題であります。契約書によれば,1町6反9畝5歩という約5,000坪という大変な広さの市有地,土地であります。憲法の政教分離及び地方自治法の規定にも違反しているとして,私は一昨年,平成4年6月議会に質問をいたしました。 なお未解決のため,昨年,平成5年の6月議会でも質問をしたわけであります。その平成5年のときの市長答弁は,昨年6月に早急に適切な措置をするよう指示をした憲法の政教分離の原則に照らし,疑義を生じているとも認められる答弁でございました。しかし,私は念のため,昨年6月7日に監査委員会に監査請求書の提出をしたわけであります。そして,その審査結果の回答がその後,私にありました。ここに持っておるわけですが,その中で岡山市監査委員会は本件契約に基づく市有地の財産管理は,地方自治法第242条第1項に規定する不当な財産の管理に該当するものであるとして,岡山市長に監査の結果に基づき勧告をしたと,そういう回答がございました。そして,勧告の文書を添付をしてきておるわけであります。その文書は,岡山市と岡山県護国神社との契約に基づく市有地の財産管理は,地方自治法上,不当なものであるので,本件財産の適正な管理等を期するため,本件契約の解除あるいは将来に向かっての契約内容の変更等,早急に改善されるよう勧告をする。 なお,当該措置については平成6年3月末日までに通知されたいとの勧告文書でございます。期日が迫っておるわけであります。 さてそこで質問いたしますが,1,既に問題を指摘し,2年間の期間も経過をいたしております。また,監査委員会が示した時期も迫っておるわけであります。その後,本件についての措置方針とその交渉内容及び今日までの経過と改善措置について明らかにしていただきたいと思います。 2,もし未解決であれば,その理由,問題点,相手方の言い分や問題点解決の見通し等をお示しをいただきたいと思います。 3,監査委員会は期限が過ぎても措置されないときには,再度の勧告等,必要な措置をされるのか,代表監査委員にお尋ねをしておきたいと思います。 第2の質問は,旧県運転免許試験場跡地の利用計画であります。本問題については,私は議会で何回か取り上げてまいりました。家族連れや多くの市民がグループで,また憩いや楽しみのできる,子供たちや市民のための文化自然科学館など,広々とした児島湖と一体になった野鳥も観察できる海浜公園を提言をしてきたわけであります。その都度,当局の答弁は,市民福祉に役立つよう県当局に要望するとの答弁の繰り返しでございました。既に昨年,移転は完了いたしました。門は閉ざされたままで広い敷地と建物は人影もなく,静寂で放置をされておるわけであります。岡山県は県民のための都市施設らしいものは,他県と比べても何一つつくっておりません。長野県知事になって既に22年経過いたしておりますが,吉備高原都市,その周辺の地域の山の中にできております道路,また飛行場,まさに部分的な日本列島改造,ゼネコン開発絡みであります。しかし,今日まで長野県知事のしてきたことは,そういう大変な県費を使って開発をしておりますが,今なおですね,莫大な県費を投入をしてチボリをやろうというようなことにしがみついておるという様子であります。県都である本市に,県民のための文化,教育,スポーツ,福祉,児童施設,県民ホール,県立公園など何一つ在任中,整備しない知事も全国的には珍しいのではないかと思うわけであります。それどころか,岡山市内にあった県立大学,またこの運転試験免許場も市外に移転をさしてしまいました。 さて,そこで質問いたしますが,1,この跡地利用計画について県に重点要望をされておられますが,その回答はどうなっておるのでしょうか。 2,市長として県知事に卑屈にならず,堂々と県都の岡山市に県民のための行政,県都にふさわしい都市施設等を要求すべきであります。御所見をお示しいただきたいと思います。 第3の質問は,NTTの市内営業所の廃止問題であります。 私はNTTに勤めてはおりましたが,最近のNTTはますますもうけをふやし,莫大な利益を通信機器メーカーに保障する,大企業のための設備投資,建設投資の予算を確保するために,一般利用者には大幅な電話料金の値上げを計画をいたしております。また,働く労働者にはリストラと称して事業再構築ということで,営業所窓口や電話番号案内センターの廃止や閉鎖,職場の広域集約化,下請別会社化等を進め,職員3万人の事実上の首切り,人減らしを強行しておるわけであります。その結果,しわ寄せは働く職員はもちろんのこと,市民や電信電話利用者へのサービスの切り捨てとなってあらわれているわけであります。岡山市内でも,去る1月31日をもって突然,岡山東電話局と妹尾電報電話局の市民のための窓口業務が廃止をされ,無人局となったわけであります。 続いて,岡山西電話局は代理店化をしようと計画をし,岡山南電話局の営業窓口は廃止をして無人化するという計画をしておるわけであります。県下でも福渡,美作が廃止をされました。そして,今後瀬戸,新見,久世の代理店化,児島,玉島,井原,総社は委託化されようとしておるわけであります。 今回の経済不況は,深刻,長期化いたしております。政府や地方自治体は,莫大な赤字国債や市債によって景気浮揚対策に必死であります。しかし,大企業でしかも大もうけをしているNTTは,公共性の高い,しかも独占的企業でありながら,消費不況をますます深刻にするために狂奔しておるわけであります。あのバブル経済の引き金になった株価狂奔のNTT株のつり上げをした公共的事業の会社が,今度は景気対策に冷水をかける役割を果たしていると言われても仕方がございません。今,全国各地で国民と利用者のための電信電話事業として,サービスの切り捨てに反対をし,町の電話局としての社会的責任を果たせるように市町村長や議会が動き,廃止を断念させるなど,運動の成果を上げておる市町村も多くあるわけであります。 さてそこで,1,市民窓口の存続確保のために,市長はNTTに営業窓口の廃止に反対をし,存続を働きかけてほしいと思います。御所見をお聞かせください。 2,経済不況は企業にも責任があります。特に,独占的大企業で公共公益事業者であるNTT,また経済者団体が社会的な責任や経済的な責任を果たすことについて,政府と地方自治体はそういう団体に要求すべきだと思います。市長の御見解をお聞かせをいただきたいと思います。 第4の質問は,道路開発行政の諸問題であります。 私は昨年12月16日,岡山市の道路行政について,他の3人の関係市民とともに,行政不服審査法に基づいて安宅岡山市長に異議の申し立てを提出をいたしました。しかし,その後約3カ月が経過をいたしましたが,今日まだなおナシのつぶてであります。何の連絡も回答もございません。道路法によれば,30日以内に回答しなければならないという規定もあるわけであります。道路法は空文でございましょうか。なぜ連絡も回答もないのか,その理由と責任の所存をまず明らかにしていただきたいと思います。 2,この問題は何も新しい問題ではございません。これまで何回か市当局に,また議会の発言,陳情などで話し合い等をしてきた問題でもあります。なぜ回答が速やかにされないのか,いいかげんな対応を繰り返してきたことを示しておるのではないかというふうに思いますが,どうでしょうか。 3,去る12月議会でも行政不服審査法の所掌窓口の設置がないことを指摘をしてまいりましたが,今もって責任を持つ部署と担当者はいないのでございましょうか。 4,本市のような多くの実在しない幹線市道,幽霊道路の存在は全国的に例がありません。市当局が私の議会質問に答弁をされました広島市や千葉市等について調査いたしましたが,本市のような幽霊道路はないわけであります。どうかこれまで繰り返してきた答弁は真実かどうか,御答弁を再度いただきたいと思います。 5,計画道路の線引きが50年,40年と長期にわたって著しく私有財産権を制限している例が多くあるわけであります。そこで見通しや効果のない計画について見直しをし,変更か廃止をしてはと思います。 また,都市計画法の条文に従って,土地の買い取りや先買いをすべきと思いますが,例えば出石町のY氏の場合についての御見解をお示しいただきたいと思います。 6,本市は中・四国の交通の結節点にあることは,今も昔も変わりません。そのために物流や運輸関係の会社の進出が無秩序に調整区域の耕種農地を買いあさって各地で問題を起こしておるわけであります。 また,住宅地内の町工場の公害問題を解決するためにも,適地にトラックターミナル基地や物流や鉄工等の町工場を誘導する業務工業団地を,協同組合か場合によっては市営の中小工業団地を開発整備することによって農用地を守り,また環境のよい計画的なまちづくりがされるのではないかということで,私はこれまでたびたびこのことについて提言をしてきたわけであります。 大企業のための企業団地は県にお願いをし,本市のしなければならないことはここにあると思います。そういう点で努力をすべきと思います。市長の御見解をお示しください。 7,大規模開発については,近隣の地権者や水路や道路の関係利権者の意見と同意をよく得て,住民の納得と合意を得ることが大前提であり,大事であります。ややもすると,一部のボス取引で安易に進めるケースが地域にもめごとを起こす原因となっているわけであります。行政としてのあり方を十分御検討をいただき,このようなことのないようにする必要があると思いますが,どうでしょうか。 以上,第1回目の質問を終わります。(拍手) ○副議長(串田務君) 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 片岡議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 旧県運転免許試験場跡地の利用計画についてのお尋ねでございますが,この土地は市街地に近接した交通の便のよい場所であり,さらに自然環境にも恵まれていることから,そのすぐれた立地条件を最大限に生かして,有効活用が図られるよう住宅団地構想も含め,現在県において鋭意検討が進められているところであります。しかし,地盤が軟弱なところでありますので,さらに慎重な検討が必要であると聞いております。本市といたしましても,児島湖や児島湾に隣接した自然環境に恵まれているため,そのすぐれた条件を生かした地域の活性化が図られるような有効活用を県に要望してまいりたいと考えております。 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から順次御答弁さしていただきます。 ◎総務局長(菱川公資君) 行政不服審査法の所掌の窓口ということでございますが,12月議会でも御答弁申し上げましたように,行政不服審査法に基づく市に対する不服申し立てにつきましては,当該行政処分を行った担当部局に提出をしていただくということにいたしておりまして,特に担当窓口なり担当職員は設けておりません。
    ◎財政局長(加藤憲幸君) 護国神社市所有地問題の措置方針と改善措置についての御質問でございます。 護国神社の市有地問題につきましては,過去の経緯はあるものの,現実に即した解決を図るべく神社側と折衝を重ね,おおむね次のとおり合意をいたしております。 1,当該市有地のうち,神社が使用している部分の土地の所有権を神社に移転する。 2,神社が所有している土地で市の公園に隣接している土地を公園用地等として本市が取得する。 3,1,2を行うため,本市と神社は土地交換契約を締結し,交換によって生ずる差金は神社が本市に支払う。 さらに,市有地のうち,神社が使用している部分について,過去10年までさかのぼって使用料を請求することにしております。今後,今月中に契約を締結し,あわせて監査委員へ措置状況を通知する予定でございます。 ◎経済局長(山本宏君) 企業の社会的な責任や経済的な責任についてのお尋ねにお答えいたします。 近年,企業の社会的責任,あるいは社会貢献の重要性が指摘され,環境保護,生活水準の質的向上,高齢者などの社会的弱者への配慮といったものを大切にし,これまでの利益至上主義,効率至上主義からの価値観の転換が求められ,企業が社会に果たすべき役割はますます重要になってきております。不況が長期化し,構造的な変革期を迎えていると言われる中で,各企業は長期的な見通しのもとに事業やマーケティング戦略の見直しを行い,消費者へのサービスの確保を図るとともに,多角経営のもとでの余剰労働力の吸収に努力をされているものと考えております。 次に,大企業のための企業団地は県にお願いし,適地に物流や鉄工等の業務工業団地を協同組合化,市営の中小工業団地として開発整備してはどうかというお尋ねでございます。 本市産業の活性化と産業構造の高度化を促進するとともに,西大寺地域の活性化を図るため,現在高付加価値型企業集積団地の整備を図っているところでございます。この団地への企業誘致につきましては,大企業,中小企業を問わず,いわゆる高付加価値型企業の誘致を推進してまいりたいと考えております。 一方,中小企業の発展のためには,体質強化,経営基盤の強化を図りながら,協同組合等の組織化を推進するとともに,適地へ誘導していくことが重要であると考えておりまして,今後とも中小企業高度化資金の導入による集団化,共同化事業の推進や情報提供等の支援策を積極的に講じてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎建設局長(春田巌君) 道路の開発行政の諸問題についてでございますが,昨年12月16日,岡山市の道路行政について異議の申し立てをしたが,回答がないがということでございます。岡山市の道路行政について,昨年12月16日に提出された片岡議員外3名の連名による異議申し立ての処理事務がおくれている理由でございます。まず,その後,その前述の4名の方のうち,1名の方から相互に関連する問題を含む異議申立書が提出され,その2件の申立書の調整に日数を要したこと,また異議申立書の内容等,事実の確認等に時間を要したものでございます。したがいまして,道路関係につきましては,道路法に規定する30日以内に処理することが困難となりましたが,近く審査の結果を御通知する予定にいたしておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 続きまして,本市のような実在しない幹線市道の存在は全国的にも例がない。広島や千葉市等を調査したが,このような道路はなかったということで,事実かどうかというお尋ねでございます。本市の場合,認定から供用開始までの一連の手続を手戻りのないよう確実に行うための手段として,これらの法的手続を事業完了後に行っている事例もありますが,道路は認定という行政行為により初めて道路管理者が決定した道路になり,その道路管理者が道路の建設管理の義務を負うことになるものでございます。本来は事業着手の前に認定及び区域決定手続をすべきものでございますが,路線認定した路線が現実にはまだ建設されていない道路が一定期間存在するわけでございます。御指摘の広島市や千葉市の場合でも,このような都市計画道路を市道認定している事例があると聞いております。 続きまして,計画道路の線引きが長期にわたって私権を制限しているが,見通しや効果のない道路は見直してはというお尋ねでございますが,都市計画道路は将来のまちづくりの根幹をなす道路として決定されています。これは都市計画法により健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保するため,将来にわたって適正な土地利用が図られることを基本理念として決定されているところでございます。 一方,実現が長期となる都市計画道路内への建築については,都市計画法53条の規定により,住民の皆さんの権利を守りながら,岡山市のまちづくりを進めているものでございますので,御理解を賜りたいと思います。 続きまして,都市計画法の条文に従いまして土地の買収,先買いをということで見解をというお尋ねでございます。街路事業は「グリーンロード・オカヤマ・アクセス21」に基づきまして計画的に推進をいたしております。御指摘の都市計画道路津島・飛行場線の土地の先買いでございますが,所要の手続により制度上は可能でございます。そこで津島・飛行場線,出石工区のアクセスの整備でございますけれども,第2次都市計画道路整備5カ年計画の策定の中で可能な方策を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎参与(安井英二君) NTTの市内営業所の市民窓口の存続確保についてのお尋ねでございます。NTT岡山支店では,電話受け付け116番の利用定着化や料金収納方法の多様化などによる役割の変化と市場動向の変化や新電話会社との競争に対応した効率的な運営を行うなどの理由から,営業窓口のあり方を見直すと聞いております。 営業窓口の統廃合に当たりましては,116番での注文受け付け,料金支払いに当たって口座振り込みやコンビニエンスストアの利用を図るなど,市民サービスの低下を来すことのない対応がされており,やむを得ない措置と理解しております。 以上です。 ◎参与(同前喜八郎君) 大規模開発については,住民の納得と合意を得ることが大事であり,行政としてのあり方についての御質問に御答弁申し上げます。 開発指導に当たりましては,住民の合意と納得が得られるよう,開発者に対し近隣の地権者や周辺住民及び関係公共施設の管理者との協議調整を十分行うよう指導に努めているところであります。そのためには,関係各課が十分連携し,全体としての適切な対応なのかどうかについて,あらゆる観点から検討することが必要であり,今後とも十分連携を図りながら適切な指導に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎代表監査委員(槌田邦夫君) 護国神社市有地問題に関して,監査委員は勧告の期限を過ぎても措置されないときにはどうするのかというお尋ねであります。 この問題に係る住民監査請求についての勧告は,市長に対して平成6年3月末日までに措置状況を求めておりますが,ただいま財政局長からの答弁がありましたように,期限内には当該措置についての通知があるものと聞いております。 なお,監査委員は必要な措置を講じた旨の通知を受けたときは,当該通知の内容を請求人に通知し,かつこれを公表することとなっております。 以上でございます。     〔29番片岡五百樹君登壇〕 ◆29番(片岡五百樹君) 護国神社の問題でございます。この問題で,関係職員がいろいろ努力されていることは承知をいたしております。しかし,先ほどの財政局長の答弁は非常に抽象的でございます。きょうもNHKのニュースで報道されておりますし,また昨日は総務委員にある程度具体的なですね,金額も含めた回答をしておるというふうに私は聞いておるわけですが,そこでですね,再度質問したいのは,このたびの解決が再度ですね,憲法や地方自治法に違反するということが起きないようにですね,しなければならないというふうに思うんです。しかも,39年間という長期にわたって放置されてきた問題であるだけに,よく検討してですね,やらなければならない。特に,私は今,まあ私が聞いとる範囲の例えば10年間さかのぼって3,000万円賃借料をもらうとかですね,それから2,000万円で土地を売るとかいうような,そういう中身であれば,地方自治法の237条,財産の管理及び処分の中で述べられておりますように「条例又は議会の議決による場合でなければ,これを交換し,出資の目的とし,若しくは支払手段として使用し,又は適正な対価なくしてこれを譲渡し,若しくは貸し付けてはならない」という項がありますが,この適正なですね,方法でないということになれば,明らかに問題になるわけですから,そういうことの起きないようにですね,される考えがあるのかどうか,その点を再度お聞きしたい。 2点目,貸し付けについて,貸し付けている市有地を受け入れる護国神社の土地交換,それから移転,そういうふうに答弁があったわけですが,そういうものについて正しいですね,土地評価をして等価交換をされるようになっているのかどうか,そういう話になっているのかどうか,明らかにしていただきたい。 3点目は,売り渡す土地面積の価格ですね,坪当たりか,または1平米当たりの価格をお示しいただきたい。そして,近隣の実例価格と比較して正しいかどうか,明らかにしていただきたいと思います。 第4は,使用料の金額の算出と10年間のみとした理由,なぜ29年間の放棄をするのか,その理由についても明らかにしていただきたいと思います。 5点目は,岡山市と護国神社との土地賃貸契約書第4条に明記をされております。私はここに持っておりますが,平井米山の国有地約1町8反を払い受ける場合の一切の費用を護国神社が負担するということになっております。そういうこの契約の履行はですね,実行されるのかどうか,どうなるのか,明らかにしていただきたい。 また,第6点目で,営林署からですね,早期にこの払い下げを受けるように何回も督促を受けております。私も昨年,このことは営林署の次長から確認をいたしておりますが,その問題についてどうなっておるのか,営林署との問題。また営林署が言っている,市が護国神社に貸したために借り受けをした墓地の国有林1町8反について,営林署が示している金額,これについても明らかにしていただきたい。営林署は2億円ぐらいの金額を言っておると,その金額が多いために,要するに護国神社との契約がなかなか実行できないということでこれまで延びてきておる経過があるわけですから,それがここで解決をするということになれば非常にいいことですが,しかしええかげんなですね,解決をされたんじゃ困るという点で,再度質問をしておきたいと思います。 それから,運転免許試験場跡地利用の問題ですが,市長が答弁をされたわけですが,同じ答弁の繰り返しなんですね。ちゃんとですね,県知事に対して県有地を遊ばすんでなくて,もう本当はですね,当然チボリのような倉敷のクラボウの土地まで県が金を出して借ろうかという時代にですね,何で岡山市にある県有地のですね,有効利用ができないんですか。そんなええかげんなですね,県行政に対してどうしてかっちりですね,主権者としての県民の立場,市長の立場から物が言えないのか,ええかげんな答弁ばっかり何回も繰り返しとんではね,これは県民は納得しません。市民は納得しませんよ。この問題についてどうされるのか,どういう構想を持っておられるのか,ちゃんと内容を示していただきたい。再度市長に,市長はいろんな見解を持ったりアイデアを持っていろんなことをですね,やられるんですね。操車場跡地も,まだ買ってなくてもですね,やれカヌーをやるとかですね,サッカーやるとか,いろんな案は次々示される。しかし,要するに県が持ち,岡山市内にあるそういう有効な公有地をですね,どう活用するかについては,岡山市が積極的に提案されるということは,非常に当たり前なことなんです。それがなぜできないんですか。それをはっきりしていただきたい。 それから,NTTの営業窓口は,これは当たり前だというような答弁ですね。これはね,本当にね,今の不況の時代,大企業でしかもNTTは5兆数千億円という内部留保を持っておりますし,1年間に2,000億円も3,000億円ももうけておると,それでなおですね,大変な首切りをして,しかもですね,それがリストラにもならないような,要するに切り捨てなんですよ,完全な。独占企業だからね,競争する相手がないからそういう窓口の閉鎖ができるんです。赤字の企業でも,銀行にしてもどこにしてもですよ,窓口を廃止するいうことはできないんですよ,普通は。独占だから勝手にやるんです。ですから,ちゃんとですね,そういう今の景気対策は国や地方自治体に責任ばかりなすりつけるんでなくて,企業者自身が,特に大企業が責任を持ってどうするか,今の資本主義の矛盾をどう解決するか,それは資本主義が正しいんだというんなら,それをですね,はっきり示さんといかんでしょ。国がやるいうことになると,計画的な事業,要するにそれは社会主義の方便,方法でやらんといかんのですよ,計画的に。そうなると,市場経済と矛盾するでしょ。それを盛んに景気対策で国や地方自治体には赤字公債発行してもやれえといいながら,片方の自分の経済専門家のですね,会社や大企業やですね,経済団体は全然それについては何の方策も示さん。これはもうけしからん話ですよ。一方ではどんどんどんどん景気を悪くするような政策をやる,こんなええかげんなですね,資本主義はつぶれますよ。だから,我々が,共産党が言っている,今すぐ社会主義をするとか,共産主義をすると言ってんじゃない,今の資本主義の民主的な本当に人民的な民主主義をやろうじゃないかと,これが共産党の主張なんですね。経済の民主主義,これを主張しとんですよ,経済の民主主義を。今,経済は民主主義じゃないですよ。完全な独占の横暴ですよ。これを解決しないとね,今の不況は解決しません。市長の言うような今の不況の対策については,非常におざなりのね,主張じゃどうにもならないということを申し上げて,これについて再度,ほかの市長やこうは言うとんですから,ちゃんと明確に言うて廃止をするのをやめさしとるんですから,何で岡山市ができない。60万の都市だとか,困難なときには何でも私は解決する力があるんだというふうなことを平気で言うんなら,はっきりそのことについて明確にですね,答弁をいただきたい。非常にね,ええかげんな答弁ばかりを繰り返しております。 それから,道路行政についても,さっき総務局長は行政不服審査法の窓口は持たないんが当たり前だというようなことを答弁されましたが,しかしね,これはね,もってのほかだと思うんですよ。ちゃんと法律があって,しかも裁判を起こす前にそういうことをしなさいということを,それでないと行政の責任は果たせない。要するに,公僕としてのですね,国民のための行政にならないという立場でこの法律はできとんです。まず,市民に対して,言ってきたら,あっち行けこっち行け,それはうちじゃない,あっちじゃいうてね,そういうたらい回しをするのがいいんですか,市長。市長がこれ答弁してください。これは私はあくまでもね,もう大臣まで,再審請求までしますから,ええかげんな答弁されるんなら。 それから,さっきの幽霊道路の問題,これもそうですよ。旭川のね,2号線のバイパスのすぐ100メーター下に岡山市の道路があるんですよ,橋があるんですよ。そういう認定をしとんですよ。これいつするんですか。できる可能性もないような,必要もないような,そういう道路の認定をしとるから私は問題にしとんですよ。ええかげんな認定をしてですね,そしてそれが正しいんじゃという主張をするというのはもってのほかです。だから,この問題についても明確に御答弁いただきたい。時間がありませんから,最後の3回目の質問を保留さしていただきます。 ○副議長(串田務君) 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 片岡議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず第1は,旧運転免許試験場跡地でございますが,明確に答弁したつもりでございますが,知事さんにはきちんとお願いをいたしておりますし,これは県の県有地でありますし,県が主体となって考えていただいておるわけでございます。 それから,道路と開発行政の諸問題の中で,行政不服審査法の所掌窓口でございますが,これはたらい回しは確かにいけないと思いますけれども,行政庁がそれぞれの行政処分をやったところがやるのが一番親切でありまして,窓口をつくったからそれが親切であるとは考えておりません。 ◎財政局長(加藤憲幸君) 護国神社の問題につきましての御質問でございますが,使用料を10年さかのぼったのはどういうわけかということでございます。民法167条第1項によりまして,債権は10年間これを行わざるにより消滅の規定により,請求のときからさかのぼって10年間ということで措置をいたそうとしてるとこでございます。 続きまして,平井墓地と神社側との前契約につきましては,契約の執行を双方で確認したいと存じます。 それから,営林署の提示金額をとの御質問でございますけども,今後の交渉によるわけでございまして,神社の問題が解消後,対応を予定いたしております。 それから,土地の評価でございます。2社の鑑定によりまして平均値を採用いたしております。 それから,売り渡す土地の面積,それから価格についてでございますけども,神社側との最終的な確認事項がございますので,現段階での公表は差し控えたいと存じます。 ◎建設局長(春田巌君) 再質問にお答えいたします。 実在しない幹線道路の問題でございますけれども,本市の道路事業と市道の認定の関係では,1つには道路工事が完了した段階で路線の認定と区域の決定及び供用開始を一体的に行うことが現実的でございまして,確実な方法であろうかと考えます。 また,都市計画道路,または道路法上の道路整備は,本来事業計画が具体化した時点で路線の認定をしまして,事業実施の段階で区域決定を行いまして,用地買収にかかり,工事を施工いたしまして,完成後,供用開始を行う一連の処分が法の趣旨に沿った流れであろうと考えます。したがいまして,路線認定したが,現実には実態がない道路が一定期間存在することはあり得ることでございまして,都市計画道路は現状実施までには日時を非常に要しておるのが実情でございます。 なお,本市におきましては,順次計画的に整備をいたしておりますので,御理解をいただきたいというふうに思います。 ◎参与(安井英二君) NTTの営業窓口の統廃合についてでございますが,やはり窓口の統廃合については,市民サービスの低下にならないというのが一つの判断かと考えております。で,現在,サービスの低下にならないようにいろいろ対応されておりますし,また廃止された営業所につきましても,NTTグループでその地域に密着した活用を図ると聞いておりますので,まあ廃止は市としてはやむを得ない措置と理解しております。     〔29番片岡五百樹君登壇〕 ◆29番(片岡五百樹君) 再々度質問さしていただきます。 市長は,まず不服審査法は窓口を示さんのが親切なんじゃいうんじゃけどね,そのような見解がどうしてあるんですか。市長の解釈をもう一遍明確にしてください。行政庁は市長名で公示をしですね,本人に通知するんですよ。それが岡山市へ行って,あっちじゃこっちじゃ言われたらどねえなるんですか。ええかげんなことばあ,あんた答弁せられな。市民の立場に立っとるいうて,市民のための市政じゃ言うけど,一つも市民──あんたのための市政やりょんじゃねえんか。ええかげんな答弁をせずに,ちゃんとじゃな,本気入れて市長なら市長らしい答弁せえ。 護国神社問題について,いつ解決をするのか,まだ話し中なのか。大体方向ははっきりしましたいうて,管財部長はじゃな,言うて回っとるじゃないか。はっきり議会で何で言えないんですか。議会の本会議は最高の,市のじゃな政策を発表する場所じゃろう。何であんたこそこそやって言えないんですか。総務委員会で報告するなら,しない前にここで言うちゃいけんとかいうような,あんたそんな考え方があるんか。本会議で言う──委員会よりも,本会議があんた本場じゃろうがな,市政の。それを何で本会議で言えないのよ。隠すようなことを言うんなら。そんなあんた,議会,この会場を侮辱するようなやり方についてはね,市長,それはいいんかな。ちゃんと議員が責任持って聞いたことについて,しかも事実を公表するいうのがここの場所でしょう。市民にわからんようにこそこそしてやるのがやり方なんか,いろいろあんた情報公開で請求しても出さない,今度の場合もそういうことで出さんのかな。それが安宅市政なんか。もう少しはっきりじゃな,本当に公明正大,私が監査請求の中でも,市民に公開しなさいいうのを言うているんですよ。公開するのが当たり前だと,監査委員会でもそういうふうに言うてるし,何でできないんですか。はっきり護国神社問題については,今の交渉内容,どこまで行っとるのか,明からにしてください。今のような抽象的な答弁では納得できません。もう少しじゃな,既に総務委員には土地を交換するということを,移転をするということを,2,000万円で買うということ,2,000万円。3,000万円で10年間の地代を払うということを言われとるじゃないかね。何でここで言えないのか。はっきりしてください。 ○副議長(串田務君) 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 片岡議員の再々質問に対しまして御答弁申し上げます。 行政不服審査法の所掌窓口ですが,これはちょっといささか議員も誤解されているんじゃないかと思います。市長にはなっておりますが,行政処分をした窓口というのがあるわけです。行政処分をした理由もあるわけです。ここが一番詳しいんです。そこに不服申し立てするのが一番筋でありまして,確かにたらい回しはよくありませんが,それはよく気をつけますけれども,行政処分をした窓口に対して不服申し立てをされるのが一番いいんでして,窓口にやっても何の解決にもなりません。 ◎財政局長(加藤憲幸君) 護国神社の問題でございますが,神社側との折衝を重ねまして,おおむねの合意には達してはおりますけれども,現実問題といたしまして,今月中をめどに契約を締結しようということで,今進めておるとこでございます。交換面積なり,あるいは金額等につきましては,神社側との最終的な確認事務もございますので,現段階での公表は差し控えたいと存じます。(発言する者あり) 若干のちょっと説明不足もあったのかもしれませんけども,先ほど申しましたように,当該市有地のうち,神社が使用している部分の土地の所有権を神社に移転する,それから神社が所有している土地で市の公園に隣接している土地を公園用地として本市が取得するということで,交換するということ,それからそれぞれ行うために,本市と神社は土地交換契約を締結し,交換により生ずる差金は神社が本市に支払っていただくということで,それぞれ,さらに市有地のうち,神社が使用している分については,過去10年までさかのぼって使用料を請求するということにしております。(発言する者あり) 大変失礼いたしました。神社側との最終的な確認事項がございますので,詳細なる面積なり金額なりは最終的に確定しておりません。これからでございますので,御答弁の方,御容赦いただきたいと存じます。 ○副議長(串田務君) 次は,順序に従いまして小橋君。     〔53番小橋留男君登壇,拍手〕 ◆53番(小橋留男君) 久しぶりに議会がエキサイトして,気分がちょっと乗ってきたような気がするんですが,何分にも今,耳が中耳炎のなり損ないで毎日病院へ行っていますので,原稿もできていないようなことですから,御容赦いただきたいと思いますが,私は通告しておりますように,21世紀の岡山,これによその都市を調査に参りまして,岡山はこれでいいんだろうかというようなことを痛感しておりますので,お答えいただきたいというように思います。 まず1番には,市長の政治姿勢でございますが,これは全項目に関係してこようというように思います。去る3月5日の山陽新聞のこの記事の件については答弁は要りません。というのは,皆さんも御承知のように「記録更新もうたくさん」ということで,大きな見出しが出ておりました。それを読んでみると,だらだら議会とか,また60万都市の議会はこの程度か,市民の嘆きが聞こえてくると,こういうことが書かれておるわけでして,この件については,議会側の質問が,項目が多い。これに対して市長が答弁すりゃ,こうなってくるんでしょうが,私ども議会人として一度研究しなきゃいけんのじゃなかろうかなというように思います。 2番目には,請願・陳情書,これの意味についてお伺いをしてみたいというように思います。 議会の議長が,毎議会おっしゃるように,当局の答弁は要点を踏まえて簡単明瞭にと,こういう要求でございますが,このようにされていないんじゃなかろうかなと,もう本当に先ほど言いましたようなだらだら議会になっておるというように思います。ひとつお互いにこれは直したいというように思うわけです。 2番目ですが,現時点で皆さんも御承知のように,安宅市長は3月4日,我がクラブの掘川議員の質問に対しまして,市民の支持があれば,再選に向けて立候補したいと,こういう答弁がありました。それに加えて,先般は3人の候補予定者がテレビで信念を披瀝されておったようでございます。このことについては,おのおのが政治に対する哲学,また自分の信念,21世紀にこうあるべきだと,こういうことで安宅市長と同意見であれば立候補されないということであろうと思いますから,この次の選挙は,注目に値するというように思うわけです。 そこで21世紀を間近に控えた高齢者時代,この財源は,市長はいつも21世紀,21世紀言われるんですが,今,政府も論議をしておるように,2010年には3人の若い者で1人の老人を支えることになる。これは平成8年に岡山城の400年が来るというのと同じように,ほっといてもやってまいります。それに対して岡山市は現状でいいのかどうか,このことを伺いたいというように思います。 故岡崎市長の市民葬が先般行われまして,これに対しましても岡崎市長は常に行政は企業感覚を持って採算性を考えながら行政の立案,執行に当たらなきゃならんということは,のべつ答弁をされておりました。このことについては,森末助役はよく理解をされておるはずであります。今の安宅市政を見てみますと,そういう財源的裏づけもなしに口で言うて済ますということになっておるんじゃなかろうかというように思うわけです。 そこで岡崎市長は,まず当選されまして1期目は赤字財政で自治省のひもつきになっておった,岡山市が。それを1期の間に解消をされ,しかも水道行政においては,岡山市民が70万人になるまでは責任を持つ,こういうことでありましたし,2期目になりましてからは,1市10カ町村の合併を旗印に立候補され,全国で14番目の岡山市を当時つくられたわけであります。 安宅市長は当選以来,ごみの非常事態宣言,こういうことでやっておられますけども,し尿並びにごみは行政の附置義務であって,東京の板橋区を調査に参りましても,またお隣の倉敷を見ても,ごみには皆まいっておる。しかし,こぎょうさんに非常事態宣言とは言っておられない。このごみは当然附置義務としてやらなきゃならないけども,そのほかのものが一体どこまで進んだんかなあということに私は疑問を持っておるわけです。 それと同時に,松本市長に岡崎市長の5期20年の市長をやられて,この実績について名誉市民の称号を贈ったらどうなんだろうということを,この席で申し上げて,松本市長は政治のかたきであったけれども,松本市長の英断で岡崎市長が名誉市民になられたということは,先般市民葬でも明らかなとこです。 そこで安宅市長,あなたは部下の指導に非常に私は愛に欠けておるんじゃなかろうか。今までの質問の中で,職員が4時まで勉強してこのひな壇に座る。もう過労死を出さんようにしてくださいよと,こういうことも言っておりましたが,最近また聞いてみると,家に帰れないで,時間的にないので,役所で寝ておるというようなことも聞くわけですが,そういうことについて,市民に対する愛情の配慮を私はしてほしいなというように思いますが,市長,その点はいかがでしょうか。 次に,ボートピアについて伺いますが,これは岡山設置推進協議会が提出しております請願書,陳情書,これをどのように市長は解釈をされておるのか。先ほども憲法ということがありましたが,憲法16条に市民の権利として請願,陳情ができるというようになっておりますし,解説を見ても,請願書の場合は,市民に調査の結果を詳細に伝えなきゃならんと,提出者に伝えなきゃならんと,こういう解釈もついておるわけです。そういうことからして,先般来の請願,陳情に対するボートピアをどのように考えておられるのか,伺っておきたいと思います。 また,姫路や呉市民のボートピア設置反対者が開催後の今日どのように認識しておるじゃろうかということで,再調査を依頼しておるということです。 ボートピア推進協議会は,3年前に姫路で猛反対をした。むしろ旗を立って反対された。こういう方々を一人一人訪ねて回り,小学校・中学校校長に会われて,これができた後,どのくらい皆さん迷惑されておるんかということを全部聞いて回っておるわけです。これに対して校長も,小学校,中学校の校長は,ガードマンが角々におってくれて親も安心しておるということですし,他の連合町内会長や婦人会長も,現在,姫路では240日開催されておるのが,これがあるときは非常に町に活力があり,おかげがある。したがって,現在60日ふやして300日にしてくださいという陳情をしておる。この一事をもってみても,ボートピアが町の活性化になり,市民の迷惑には何らなっていない,このことを調査してくれということを請願,陳情しとるわけですから,調査された職員と調査の結果,どうであったかということをお聞かせいただきたいと思います。 呉の市長が中国新聞と一問一答式でインタビューされております。ちょっと読んでおきます。「呉市宝町に徳山競艇の場外舟券売り場が進出する計画が持ち上がり,市民に戸惑いを与えている。受け入れに積極的な姿勢を見せる佐々木呉市長に今後のまちづくりと公営ギャンブルのかかわりなどについて聞いた」と。そこで,場外舟券売り場についての市長の考えはという質問に対して,「働く場や文化施設,歓楽街など都市にはそれなりの必要な機能があり,舟券売り場もその一つと位置づけている。違法であってはならないが,公営ギャンブルは国が認めている事業で,需要もある。誘致の必要はないが,申請があった場合,断ることもないと思う」。また,市財政への収入を福祉に回すことに割り切れなさを感じる市民もいるがと,この質問に対しまして,「市に入る税金と同じ。抵抗を感じることはない。高齢者福祉の総合プラン策定を進めているが,膨大な経費がかかるだけに,新財源の裏づけがないとプランの内容そのものがしぼんでしまうおそれもある。半年前からプランと舟券売り場の収入が結びついてきた」。風紀上の問題はという質問に,「私は競輪も競馬もしないが,道義的な考え方として,大勢が参加している事実は認めないといけない。家を傾けたりするのは,個人の節度の問題。呉市民が宮島や徳山へ行く時間のロスは大きい。広島にあってもよいが,呉にあってはいけないという論理は成り立たない」。こういうことで市民の説得をし,この金は全部21世紀へ向けての福祉施設,福祉対策に使わしてもらうということにしておられますが,岡山は21世紀に,先ほども言いましたように,本当に高齢者の福祉ができていくんだろうか,その時分には私はおらんからええようなもんじゃけど,実際に若い者がどうなるんじゃろうかという心配があります。 先ほどから言うておりますように,こういう現地調査の報告書,これは反対をしておった方々を全員回っておられます。全員回っておられる。それだけの調査をしたのかどうか。 それといま一点は,市長がこの議会で田畑議員の質問にもお答えでした。岡山へ関係機関から依頼か調査でも来たんかと,依頼があったんかと,こういうことについて何らないと,こういうことですが,全国でも初めてだそうですが,中央ボートの協会の方から清水課長がおいでになって,山本公室長と振興課長が立ち会って2時間ぐらい説明を聞き,そうしてよろしくお願いしますということを言ってお帰りになっておる。このことをなぜ本会議で何にもないと,こういうことに答弁されておるのか,私はもう納得がいきませんので,その辺を今までの答弁が間違っておったんなら,間違っておったというように言っていただきたいというように思います。 それともう一点は,公室長がいつもそういう場合には立ち会われる。先般,倉敷の,岡山県ですけども,社団法人のボート協会の会長西山さんが先月の26日に議長,市長,総務委員長等々へお会いして話がしたいというような文書を配付しておりますが,返事がないということで,先般議会にお見えになって副議長と山本公室長がその話を聞いていただいております。このことも何にもなかったということにはならんのじゃないかと思う。市長,その点は間違いなら間違い,来ておられますならおられますと,はっきりひとつ言っていただきたいというように思います。 さて,最後ですけども,先般,土肥議員や磯村議員等々と新潟県の黒川村というところを視察に行かしていただきました。日本一の豊かな村と,こういうことですから行かしていただきましたが,昭和46年に植樹祭がその村で行われた。10年たって育樹祭が57年に行われた。そのときから現村長が本腰を入れてリゾートに取り組んで,それまではその役場の仕事は10月の末から11月にかけて東京,大阪の方へ出稼ぎの村民の仕事を探しに行くのが,もう精いっぱいだったと,こういうことでございます。ところが,現在はわずか6,000人の村に90万人の観光客が来るところまで仕上げておられる。まあホテルもまことに立派,国民宿舎ですが,桃太郎荘とか国民宿舎とか言わずに,グランドホテルと,こういうことでまことに豪勢な立派な,東急よりも立派なものを本当に建っておられる。そこで宿泊客は500人収容ができて,年平均60%の収容能力があるんだと。したがって,今までは出稼ぎに行った者が,スキー場も新潟から北海道へかけては一番大きくて,リフトを12本つけておる。入場料は4,000円。ホテルのふろへ入って帰るということで,入浴料が500円。しかし,大分入らずに帰ってくれるから寄附をもらうようなもんだと,こういうことも聞いたんですけども,現在90万,10年ほどの間に。ということは,岡山は60万ですから,黒川村は6,000人ですから100倍です。岡山が100倍。そのことから端的に計算するとですね,いかに黒川村が豊かなかということはわかると思うんですが,岡山へ換算すれば100倍ですから,9,000万人,日本じゅう足腰の立つ者は皆来いと,年一遍,いう率になっとるわけですね。だから,これは豊かなんが当たり前だと。先般来,パンフレットも皆さんに見ていただいたんですけども,大きな病院もひとつ黒川病院いうのがある。そうして部落の集落,これが点々とあるんですが,大きい部落の集落が3つある。そこには診療所をつくっておるということで,6,000人の村で年間86億円の予算,大体1人150万円ぐらいの収入です。岡山だったら50万ぐらいでしょ。だから,仕事もできるというように思いますけども,将来の老人ホーム,とりわけ老人の中でも目の見えない人の老人ホーム,こういうことまで配慮がされておる。こういうところを見てですね,もう少し岡山も今から21世紀の福祉と老人対策,このことには予算を割いたことをやっておらないと,間拍子に合わんというように思うわけです。市長の考えを聞かしていただきたい。必ず政府が言っておるんじゃから,間違いないと思いますが,2010年には若者3人で1人の面倒を見るんだと,こればっかしはもう岡山だけは来んということにはなりません。そういうことをひとつ考えていただきたい。本当にこの黒川村を市長も一遍見に行ってこられたらいかがかなというように思うんです。したがって,私も聞いてみました。そこまでやったら無投票でしょうな言うたら,対抗馬がありませんと,こういうことでしたが。安宅市長には現在3名は既におる。また,共産党も出られれば5人になるということでして,無投票まで行かあでもですね,ようやったなあという私は1期であってほしかったなというように思うんですよ。ひとつ笑い話のようになり,私,本当耳が痛いからね,話をしようても気合いが入らん。じゃから,ひとつ時間は9分もありますけども,この辺で一遍お聞かせ願いたいと思います。(拍手) ○副議長(串田務君) 質問の途中ではございますが,午後1時まで休憩いたします。      午前11時50分休憩     ~~~~~~~~~~~~~      午後1時3分開議 ○議長(花岡薫君) 午前中に引き続き会議を開きます。 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 小橋議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 議会答弁につきましては,簡潔にわかりやすくということでございます。今後とも気をつけていきたいと考えておりますが,今回いろいろ新聞等にも報道されておりますがですね,私自身が好き好んで長くいるとか,帰りたくないというようなことでありませんで,私は一分一秒でも早く家に帰りたいわけでありましてですね,今回も2日ほど3時を過ぎるようなことがありましたけれども,ちょっと受け身のようなとこがありまして,いろいろ議会の各議員の御質問に対しまして答弁作成に猛スピードでやったんですけれども,どうしてもですね,この2日間はかかったというのが正直なところでございます。 部下に対する配慮につきましても,私自身が役人の経験がありますしですね,よくその気持ちはわかっておりますので,今後とも部下の健康第一ということで考えていきたいと思っております。 それから,21世紀に向けての高齢化社会対策,これは今議会でもたびたび各議員から御質問がありました。私どもも昨年,高齢者保健福祉10カ年計画を国のゴールドプランとの整合性を図りながら立ててまいりました。この3本柱を中心にですね,少なくとも全国に誇れる福祉都市,長寿社会に対応する都市づくりに邁進してまいりたいと考えております。 それから,黒川村に議員が視察をされた感想でございますが,意欲的な村づくりというか,をされております。私も機会があったら,ぜひ行ってみたいなと,いろんなことをお聞きしたいなと考えております。 なお,高齢化社会につきましての施設,財源とか,それからそのほかの御質問につきましては,担当から順次御答弁さしていただきます。 ◎財政局長(加藤憲幸君) 21世紀の高齢化対策に目標を定めて着実な取り組みがなされているが,岡山市として施設や財源は確保できる見通しはあるのかとの御質問でございます。 御指摘のとおり,平均寿命の上昇,出生率の低下などにより,21世紀には本格的な高齢化社会が到来するものと考えられます。こうした中,国においては高齢者保健福祉推進10カ年戦略,いわゆるゴールドプランを策定し,岡山市におきましてもこれを受けて平成11年度における保健福祉サービスの目標量等を定めた岡山市高齢者保健福祉計画を策定したことは御承知のとおりだと思います。今後はこの計画に沿った各種施策を展開していくこととしており,まず平成6年度ではソフト面で保健所政令市への移行,在宅介護支援事業,ひとり暮らし老人等給食サービス促進事業,岡山ふれあいカードの運用開始,ホームヘルプサービス事業の充実など,ハード面では西大寺ふれあいセンター(仮称)建設事業,養護老人ホーム富崎園の移転改築準備,公営住宅内へのシルバーハウジング計画などを予定しております。 計画推進の財源確保についてでありますが,大規模事業を含めた中期財政計画の見通しの中で,健全財政を維持しながら財源の確保はできるものと考えておりますとともに,この高齢化社会への対応は,国全体の重要課題でもありますので,今後の国の施策の活用並びに国庫補助金等の確保に鋭意努めてまいりたいと考えております。 ◎市長公室長(山本俊介君) ボートピア岡山についてのお尋ねでございます。数点のお尋ねにお答えをいたします。 まず,ボートピア岡山建設推進協議会が提出した請願書,陳情書は憲法の規定に従ったものだ,あるいは請願,陳情は姫路,呉市民のボートピア反対者が設置後の今日どのように認識しているか,再調査を依頼していると,どのように対応したか。また,憲法に保障されている請願書を受理した後にどのような姫路市,呉市の調査をしたか,調査した職員名と内容をというお尋ねでございます。 場外舟券売り場に関しましては,昨年の6月でございますが,市長公室内の参事が姫路市役所を訪問いたしまして,姫路市における場外舟券売り場の設置に至る事実経過を調査をいたしましたが,姫路市が場外舟券売り場設置に関与した時点は,地元で一定の方向が見出された時点であります。そういう意味で,このたびの請願書にあるような,地元住民等の関係者への調査はいまだ実施しておりませんが,市としての判断をするに当たっては,必要に応じて調査をしたいと考えております。 次に,岡山県モーターボート競走会の会長が9日早朝,副議長と公室長に会ったがと,また市長はだれも関係者より依頼はないと答弁しているが,東京本社の清水課長が来岡して,私と課長に詳細を説明して依頼してきとるじゃないかという御質問でございます。 昨年の8月20日でございますが,全国モーターボート競走会連合会のボートピア推進部の清水課長にお会いをいたしましたけれども,これはあくまでも場外舟券売り場の概要や設置までの手続の流れなどを御説明をいただいたものでございます。その中で地元の合意が前提になることも確認をいたしております。 また,市長が答弁の中で申し上げたのは,施行者となるいずれの市またはその市から委任を受けたという立場で打診があったというものではないという意味でございます。 岡山県ボート競走会の会長にお会いいたしたときも,倉敷市から委任を受けたという立場でお話があったというものではございません。 以上でございます。     〔53番小橋留男君登壇〕 ◆53番(小橋留男君) 再質問さしていただきますが,何分にも耳をちょっと修理しようりますんで。 今,答弁の中で山本公室長が言われたのを,私も立ち会っておりましたので申し上げておきますと,正式にはボートをやっておる市,すなわち岡山市なら倉敷市長から請願をするというのが筋である。しかし,市長が市長へ請願をして,それがだめだと,こうなると,両市の関係が非常に悪くなるので,そういうことは全国的にやっていないんだと,こういう説明であります。したがって,ボート競走会の西山会長は80%ぐらい地元ができたら,どことも賛成多数ということでやってくれとるんだと,こう言いましたら,山本公室長は,「それは岡山市で決定することです」と,ぽんとけっちんかましたのでありまして,それを聞いた西山さんが,帰りに「岡山いうとこは厳しいんですなあ」と,こう言うて帰りょうられた。そんだけ山本さんがじゃな,公室長が,かちっとよそから来とられる人に言えるほど,市長の権限委譲はされとんかどうか。私はそんなことはなっとらんと思うんですけれど,ちいと利口になり過ぎとんじゃねえかと思う。ちいと利口になり過ぎとる。もう少しあんた市長の補佐役なら補佐のような発言をせんと,あんたが言うことは,やっぱりおやじがおやじなら子も子だと,こうなりょうるわけだから,その辺のことをじゃね,もう一遍,山本君,あんたはどういう感覚でああいう答弁をよそから来とられる人にするのか。 それともう一点は,表町のボートピアの件,これについて三丁目の再開発で市長に陳情に来られた,商店街が。そのときにその中の核の一つとして,ボートピアいかがでしょうかと,こう,よろしゅうお願いしますという言葉が出たんだそうです。そうしましたら,市長の顔色が一遍に変わったということで,表町三丁目の開発の話をするのに,ボートピアの話をすると補助金も出んよと,協力できんよと,こう言われたということで,三丁目の会長,また新西大寺町の会長,この方は役員からもうおりざるを得んということで現在おりております。これが事実とすると,陳情,請願で不公平な差別扱いをされることはないと憲法に書いてある。これをしたことになる。その点をひとつ事実があったのかないんか,両会長はそのことを地元で言うて引いておられるわけですから,必ず私はあると思いますし,何じゃったら名前を教えてあげてもええんじゃけども,ひとつあんたの方から名前を言うて,どういう経過だったのか,そういう請願,陳情に対してですね,そんなことをしたら後々ためにならんよというようなおどし文句がついたとすれば,これは重大な問題いうように思うわけです。 それともう一点は,調査の依頼です。これは姫路市が現在240日しておるのを,非常に先ほども言いましたように,町が活性化する。またお客さんが大勢来て駐車場は満員になるということから,非常に活力になっておるということで,300日になるよう60日ふやしてくれえという陳情が出ておる。この陳情はどう受け取られるんですか,市長は。ためになるから240日,今やっておるやつを,あんだけ反対したけれど,300日にふやしてくださいいうのを出しておる。 それと,今,公室長はこの請願について,陳情について地元の調査してくれという項目については調査していないと,こう言う。議会も同じじゃと思う。請願はそのことについて調査をして,詳細に陳情者に報告しなければならないと書いてある,解説に。調査せずにどういう報告をしてやるんですか。そういうでたらめはないはずですよ。だから,議会の方の陳情もですよ,そういう請願書については,現地へ行て調査をしてから結果報告をしてやってもらわにゃいけんのじゃと,こういうように思います。 きょうのちょっと話と違いますけども,活性化ということで,この前も言いましたが,淡路島のね,金塊を持っとる町ですね,名前は津名町,津名町いうんですよ。現在,大体1年間に入場料,安いんですけども,1,200万円ぐらい入っておると。これを福祉に回しておるというように,普通の予算,入ったものを入ったで使うだけじゃなしに,皆,工夫をしてふやしておる。そのことを知ってもらおう思って,岡崎市長は行政は企業感覚がなければだめだということをのべつ言われましたよと,そのことは森末助役が一番よく知っておられるはずじゃということを先ほど述べたわけです。よその都市は,税金が入ったのを,これは福祉じゃ,これは建設だと言うだけじゃなしに,極力そういう金を福祉に回すために,どことも頑張っておる。今,財政局長の言われるのは,市民の税金,国の補助金を山分けするんだというようなことだけでは,岡山は21世紀におくれますよということを言よんであって,その点について説明をしてください。 ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。     〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 小橋議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。 表町三丁目の再開発の陳情の際にですね,役員に対しボートピアの推進から手を引かねば協力できないと言った職員がいるのか,それは事実かというお尋ねでございますが,議員が指摘されているような事実は関係職員に確認いたしましたが,なかったと確信をいたしております。 それから,姫路市が240日のところを,活性化を図るために300日にしてほしいというようなことを言っているということでございますが,これは姫路市のいろんな過去の経緯,そして地元事情があるのでございまして,私どもとしては姫路市は姫路市ですが,岡山市は岡山市としてどうこの問題に取り組むべきかということではないかと考えております。 ◎財政局長(加藤憲幸君) 岡山市もやはり企業感覚がなければだめではないかという御指摘でございます。まさにそういう発想を,当然我々職員も税金を活用する以上は,そういった形で臨んでおりますので,よろしくお願いしたいと思います。 ◎市長公室長(山本俊介君) 岡山県のモーターボート競走会の会長に会ったときにという話でございますが,3月9日早朝,突然に副議長の部屋においでになりまして,私はその部屋に,その席に呼び出されたわけでございます。この会長さんがおいでになったというのは,施行者,すなわち倉敷市から頼まれて同意の申し込みにおいでになったというようには認識はいたしておりません。 それから,陳情・請願権についてでございますけれども,憲法に定める請願権につきましては,これは何人も平穏に請願をする権利を有することを保障しているものでございます。すなわち,請願者の意図するとおりにすることを義務づけているというものではないというように解しております。 以上でございます。 ○議長(花岡薫君) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は3月14日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。      午後1時22分散会...