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06月26日-01号

  • 平井昌蔵(/)
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  1. 岡山市議会 1987-06-26
    06月26日-01号


    取得元: 岡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    昭和62年 6月定例会    昭和62年6月定例岡山市議会    議 事 日 程  第1号       6月26日(金)午前10時開議第1 会期の決定について第2 報第17号 昭和61年度岡山市一般会計継続費繰越計算書について 報第18号 昭和61年度岡山市一般会計繰越明許費繰越計算書について 報第19号 昭和61年度岡山市下水道費特別会計繰越明許費繰越計算書について 報第20号 昭和61年度岡山市西部地区土地区画整理事業保留地処分特別会計繰越明許費繰越計算書について 報第21号 昭和61年度岡山市住宅新築資金等貸付事業費特別会計繰越明許費繰越計算書について 報第22号 昭和61年度岡山市水道事業会計予算繰越計算書について 報第23号 専決処分の報告について 報第24号 専決処分の報告について 報第25号 専決処分の報告について 報第26号 専決処分の報告について 報第27号 専決処分の報告について第3 甲第97号議案 工事請負契約締結について第4 甲第98号議案 昭和62年度岡山市一般会計補正予算(第1号)について 甲第99号議案 昭和62年度岡山市下水道費特別会計補正予算(第1号)について 甲第100号議案 昭和62年度岡山市中央卸売市場費特別会計補正予算(第1号)について 甲第101号議案 昭和62年度岡山市宅地造成分譲事業費特別会計補正予算(第2号)について 甲第102号議案 昭和62年度岡山市西部地区土地区画整理事業保留地処分特別会計補正予算(第1号)について 甲第103号議案 昭和62年度岡山市農業共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第104号議案 昭和62年度岡山市公共用地取得事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第105号議案 昭和62年度岡山市財産区費特別会計補正予算(第1号)について 甲第106号議案 昭和62年度岡山市学童校外事故共済事業費特別会計補正予算(第1号)について 甲第107号議案 昭和62年度岡山市上道墓園費特別会計補正予算(第2号)について 甲第108号議案 昭和62年度岡山市病院事業会計補正予算(第1号)について 甲第109号議案 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第110号議案 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 甲第111号議案 岡山市生活改善資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定について 甲第112号議案 岡山市営墓地条例の一部を改正する条例の制定について 甲第113号議案 町及び字の区域の変更について 甲第114号議案 土地改良事業の計画の概要を定めることについて 甲第115号議案 和解及び損害賠償の額を定めることについて 甲第116号議案 前川湛水防除施設管理協議会の廃止について 甲第117号議案 工事請負契約締結について 甲第118号議案 工事請負契約締結について 甲第119号議案 工事請負契約締結について 甲第120号議案 工事請負契約締結について 甲第121号議案 工事請負契約締結について 甲第122号議案 工事請負契約締結について 甲第123号議案 工事請負契約の一部変更について 甲第124号議案 委託契約締結について 甲第125号議案 市道路線の認定について 甲第126号議案 市道路線の認定について 甲第127号議案 市道路線の認定について 甲第128号議案 市道路線の認定について 甲第129号議案 市道路線の認定について 甲第130号議案 市道路線の認定について 甲第131号議案 市道路線の認定について 甲第132号議案 市道路線の認定について 甲第133号議案 市道路線の認定について 甲第134号議案 市道路線の認定について 甲第135号議案 市道路線の認定について 甲第136号議案 市道路線の認定について 甲第137号議案 市道路線の認定について 甲第138号議案 市道路線の認定について 甲第139号議案 市道路線の認定について 甲第140号議案 市道路線の認定について 甲第141号議案 市道路線の認定について 甲第142号議案 市道路線の認定について 甲第143号議案 市道路線の認定について 甲第144号議案 市道路線の認定について 甲第145号議案 市道路線の認定について 甲第146号議案 市道路線の認定について 甲第147号議案 市道路線の認定について 甲第148号議案 市道路線の認定について 甲第149号議案 市道路線の認定について 甲第150号議案 市道路線の認定について 甲第151号議案 市道路線路線変更について第5 甲第152号議案 助役の選任同意について第6 甲第153号議案 助役の選任同意について第7 岡山市農業委員会委員の推薦について第8 備南衛生施設組合議会議員の選挙について    …………………………………会議に付した事件 日程第1 会期の決定について 日程第2 報第17号~報第27号(上程・報告) 日程第3 甲第97号議案(上程・説明・付託・報告・表決) 日程第4 甲第98号議案~甲第151号議案(上程・説明) 日程第5 甲第152号議案(上程・説明・表決) 日程第6 甲第153号議案(上程・説明・表決) 日程第7 岡山市農業委員会委員の推薦について 日程第8 備南衛生施設組合議会議員の選挙について    ──────〇──────出席議員(53人)        1番  片 岡 五百樹君        2番  辻 野 喬 雄君        3番  田 畑 賢 司君        4番  崎 本 敏 子君        5番  楠 木 忠 司君        6番  寺 田 和 子君        7番  土 肥 啓 利君        8番  宮 武   博君        9番  梶 原  一君        10番  貝 原 信三郎君        11番  小 川 晴 雄君        12番  太 田   稔君        13番  有 井 靖 和君        14番  河 合 和 成君        15番  寺 田 明 生君        16番  則 武 伸一郎君        17番  高 津 利 明君        18番  松 山 茂 樹君        19番  守 屋 彰 久君        20番  串 田   務君        21番  川 田 敏 幸君        22番  堀 川   進君        23番  山 田 録二郎君        24番  鈴 木 邦 彦君        26番  丹 原 重 彦君        27番  脇 本 一 郎君        28番  亀 井   章君        29番  吉 田 政 司君        30番  景 山 貢 明君        31番  内 田 宏 哉君        32番  福 原 弘 子君        33番  定 政 猛 男君        34番  華 房 美 衛君        35番  垣 下 文 正君        36番  磯 村   博君        37番  田 中 昭 三君        38番  大 橋 英 雄君        39番  伏 見 昇 男君        40番  高 木 悦 夫君        41番  根 石  平君        42番  妹 尾 達 道君        43番  小 林   勉君        44番  新 谷 盈 智君        45番  山 田   勇君        46番  苦 水 重 徳君        47番  磯 島 康 夫君        48番  渡 辺 慎 一君        49番  岡 本 俊 彦君        50番  花 岡   薫君        51番  小 橋 留 男君        52番  浅 野 卓 志君        53番  板 野 和 昭君        54番  片 山   仁君    …………………………………欠席議員(1人)        25番  宮 川 日 吉君    ─────────────説明のため出席した者   市     長  松 本   一君   助     役  鹿子木   貢君   収  入  役  久 山 忠 孝君   総 務 局 長  三 宅   襄君   財 政 局 長  関 場 長 久君   民 生 局 長  木 村 公 男君   衛 生 局 長  竹 原 良 一君   経 済 局 長  人 見 文 男君   建 設 局 長  森 本 隆 也君   下 水 道 局 長  鏡 原   進君   西大寺支 所 長  浅 野 幸 雄君   参     与  有 本   正君   参     与  井 堀 晃 郎君   参     与  徳 田  弘君   参     与  中 山   彰君  水  道  局   水道事業管理者  黒 田 智 昭君  消  防  局   消 防 局 長  清 水 克 己君  教 育 委 員 会   委     員  辻   吉之祐君   教  育  長  奥 山   桂君  選挙管理委員会   委  員  長  小 野 敬 直君   事 務 局 長  森 末   京君  監 査 委 員   委     員  藤   昭 博君  農 業 委 員 会   委     員  奥 山 一 清君    ─────────────出席した議会事務局職員   局     長  原 田 知 義君   次     長  石 原 重 樹君   議 事 課 長  中 川 和 彦君   調 査 課 長  二 宮 善 政君   議 事 課 主 幹  植 野 耕 次君   記 録 係 長  最 相 初 音君   主     事  佐 藤   武君    午前10時20分開会 ○議長(片山仁君) 皆さん御苦労でございます。本日,昭和62年6月定例岡山市議会が招集されました。 ただいまの御出席は51名であります。 これより6月定例岡山市議会を開会し,本日の会議を開きます。    ───────────── ○議長(片山仁君) 会議録署名議員に田畑君,土肥君のお二人を指名いたします。    ───────────── ○議長(片山仁君) 本日の議事日程はお配りいたしておりますとおりでございます。    ───────────── ○議長(片山仁君) この際御報告申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,市長から陳情の処理経過及び結果について,また市長,農業委員会会長選挙管理委員会委員長代表監査委員及び教育委員会委員長から市議会における説明者の異動について,それぞれ報告がありましたので,御報告を申し上げます。 続いて御報告を申し上げます。 お配りいたしておりますとおり,市長から地方自治法第243条第2項の規定により,岡山市土地開発公社財団法人岡山建設公社岡山都市整備株式会社及び財団法人岡山シルバー人材センターに関する経営状況説明書が提出されましたので,御報告を申し上げます。    ──────〇────── △日程第1 会期の決定について    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程に入ります。 日程第1は会期の決定についてであります。 お諮りいたします。本定例市議会の会期は,議会運営委員会の申し合わせにより,本日から7月20日までの25日間と決定いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,会期は本日から7月20日までの25日間と決定いたしました。    ──────〇────── △日程第2 報第17号~報第27号    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第2に入ります。 日程第2は報第17号昭和61年度岡山市一般会計継続費繰越計算書について以下11件の報告についてであります。これを一括上程して市長の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま御上程になりました報告について御説明申し上げます。 まず,報第17号から報第22号までは,いずれも昭和61年度継続費繰越計算書繰越明許費繰越計算書または予算繰越計算書で,経費の性質上または年度中途の避けがたい事由により,昭和62年度にわたり繰り越して執行するため,その内容について報告するものであります。 次に,報第23号は,西大寺幹線(1工区)築造工事について,到達立杭を縮小したこと及びシールド・マシーンの止水用ブラシの交換が不要となったことに伴い,契約金額を減額したものであり,また報第24号は,住宅新築資金及び宅地取得資金返済債務等に関し,報第25号は,宅地取得資金返済債務等に関し,それぞれ借受人及び連帯保証人に対して訴訟手続により,当該債務等の履行を請求することを決定したものであります。 次に,報第26号は,環境事業部第2事業所所属市有自動車が,市内新屋敷町二丁目5番17号先交差点を走行中,原動機付自転車と出会い頭衝突し,同車を破損させ及び運転者を負傷させた事故について,また報第27号は,教育委員会管理部総務課所属市有自動車が,市内雄町432番地の14先県道上で自動二輪車と側面衝突し,同車を破損させ及び運転者を負傷させた事故について,それぞれ相手方と和解し賠償額を決定するに当たり専決処分をしたものであります。 何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(片山仁君) 以上で日程第2の報告を終わります。    ──────〇────── △日程第3 甲第97号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第3に入ります。 日程第3は甲第97号議案工事請負契約締結についてであります。これを上程して市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。 これは,岡山駅西口地下自転車駐車場新築工事(第2期)について,アイサワ工業・広成建設建設共同企業体と3億7,500万円で工事請負契約を締結するものであります。 なお,この第2期工事は本年6月30日に完工する第1期工事と一体的なものであり,そのため工事空白期間を生じさすことはそれだけ安全管理上の工事費用が増加し,また全体工事のおくれをも生ずることになるため,本議案につきましては他の議案と切り離して御審議の上,御協賛を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(片山仁君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に質疑もないようですから質疑を終わります。 つきましては,日程第3の案件はお配りいたしております付託案件表のとおり総務委員会に付託いたします。 委員会審査のためしばらく休憩いたします。    午前10時28分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午前10時54分開議 ○議長(片山仁君) 休憩前に引き続いて会議を開きます。    ───────────── ○議長(片山仁君) この際申し上げます。会議録署名議員土肥君が退場されましたので,会議録署名議員に丹原君を追加指名いたします。    ───────────── ○議長(片山仁君) ただいまの休憩中に開かれました総務委員会における審査の経過及び結果について,総務委員長の報告を求めます。   〔23番山田録二郎君登壇,拍手〕
    ◆23番(山田録二郎君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は,甲第97号議案工事請負契約締結についてであります。 審査に当たりましては,当局の説明を聴取し慎重に審査いたしました結果,全会一致をもって原案に同意すべきものと決定いたしました。 以上甚だ簡単ですが総務委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(片山仁君) 以上で委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。 甲第97号議案工事請負契約締結については,委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,委員長報告のとおり決定いたしました。    ──────〇────── △日程第4 甲第98号議案~甲第151号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第4に入ります。 日程第4は甲第98号議案昭和62年度岡山市一般会計補正予算(第1号)についてから甲第151号議案市道認定路線変更についてまでの54件の議案についてであります。これを一括上程して市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) 昭和62年度補正予算案並びに各議案の御説明を申し上げるに先立ち市政に対する私の所信の一端を申し述べ,議員各位の御理解と御協力を賜りたいと思うのであります。 さきの市長選挙におきまして市民の皆様の絶大な御支持をいただき,再び市長としての重責を担わせていただくことになりました。 世紀の大事業であり,地域住民が久しく熱望いたしておりました瀬戸大橋と空の高速交通ネットワークの拠点となる新岡山空港の完成も来春に迫り,いよいよ瀬戸内新時代の幕あけとなりますとともに,昭和64年には岡山市制施行100周年の記念すべき年を迎えます。 また,今期の4年間は今やわずか10数年先に迫りました21世紀に向けて,成熟し,安定した輝かしい岡山をつくるための基盤を確立するときでもあります。この極めて重要な時期に瀬戸内中核都市岡山の市政を担当いたしますことを非常に光栄に存じますとともに,その責任の重大さを痛感いたしているところであります。 社会の変革は目まぐるしく,今後幾多の困難も予想されますが,積極果敢に挑戦し,全力を挙げて市政を遂行してまいる決意でございますので,何とぞ議員各位におかれましては,なお一層の御指導,御鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げる次第であります。 さて,本議会は昭和62年度予算の肉づけを行う重要な議会であり,同時に私の市長再任後の初の定例市議会でございますので,今後の市政運営の基本的な考えを若干申し述べたいと思います。 私の市政運営に当たる基本的な政治姿勢は,昭和58年に市長に就任以来,一貫して実行してまいりましたとおり,まず第1に,「市民の声が生きる清潔で公正な市政の確立」であります。申し上げるまでもなく,私どもは主権者たる市民の負託に基づき,市政を担当いたしているのでありまして,市民の生の声に耳を傾け,謙虚に受けとめ,ともに考え,ともに前進する姿勢が何よりも大切であると確信いたしております。この信念に基づき,これまでの4年間,市民各位とのまちづくり懇談会各種団体との市政懇談会を開催し,市民の声が生きる市政の確立に積極的に努力してまいりましたが,今後も引き続き市民との対話の機会を広げ,その意向を市政に反映させてまいるとともに,市政への市民参加を進める上で重要な要素であります情報公開制度につきましても,その早期実施を図りたいと考えております。 また,清潔かつ公正で,市民に信頼される市政の推進のためには,活力ある新しい執行体制の確立を図ることが重要であると考え,さきに行いました人事異動においても,職場の活性化と意欲的に仕事に取り組む生き生きとした職場づくり,人心の一新と長期的観点に立った人材の育成を基本方針として,本庁と出先部門の交流,部門間の交流,能力主義に基づく適材適所への配置を心がけたところであります。今後も引き続き職員倫理の高揚を図り,市民に信頼される市政の確立に全力を挙げてまいる覚悟であります。 第2は,「心のふれあう,夢と希望に満ちた市政の推進」であります。 御承知のように,社会は今,国際化情報化高齢化などの新しい潮流が押し寄せております。同時に,所得水準の向上,自由時間の増大など生活の豊かさが進み,人々の価値観もかっての合理性効率性等を追求する経済優先の考え方から,自然との調和,人と人との触れ合いといった情緒的価値を重視する方向へと変化しつつあり,生活にゆとりや潤いが求められるようになっております。 しかし一方では,青少年の非行やいじめなどの問題行動は後を絶たず,また自己中心的な社会風潮から,高齢者障害者など社会的に弱い立場の人々への思いやりの心が欠けている現実も見受けられるのであります。青少年の未来に夢を与え,そしてすべての人々が自立自助の原則に立ちながら,お互いに手と手を携えて足らざるを補い合い,あすに希望を抱き,健康でゆとりや潤いのある暮らしを送ることができる社会の実現を目指して,真に心と心の触れ合う市政を進めてまいる覚悟であります。 その第3は,「一分,一円を大切にする市政の推進」であります。 我が国の経済は急激かつ大幅な円高の進行,国際経済摩擦の激化など,極めて厳しい環境に置かれており,地方財政においても地方債償還の負担の増大,国庫補助率の引き下げの継続などから,その現状は非常に深刻な状況にあります。 本市におきましても,円高不況などのあおりで自主財源の根幹である市税収入は多くの伸びを期待できず,反面,市債償還額が昭和63年度にピークとなるなど,義務的経費の増高,多様化する行政需要への対応,市制100周年記念事業等に伴う財政需要の増大が見込まれるなど,ますます厳しい財政運営が予想されるのであります。このため,国,県に対しては,地方財政充実強化について強く要望してまいる一方,市自体としても行財政の簡素合理化,経費の節減等を図り,財政の健全化を積極的に進めなければならないことは論をまたないところであり,財政面では1円を,また行政面では1分・1秒を大切にする市政を引き続き推進しながら,市民サービスの向上に鋭意取り組んでまいる考えであります。 以上のような基本的な考えに立って市政を推進してまいりますが,次に具体的な都市づくり基本理念主要施策について申し述べたいと思います。 私は,これまでの4年間,新総合計画を基本に3カ年を単位とする実施計画を策定し,市民生活に直結した身近な生活環境の整備と瀬戸大橋時代に向けての町づくりに重点を置いて計画的かつ積極的に施策を展開してまいりました。その結果,下水道生活関連道路を初め身近な生活環境の整備についてはかなりの進展を見ており,また新時代に向けての都市基盤の整備については,その基礎固めができたと考えております。 御承知のとおり,去る5月,第4次全国総合開発計画,いわゆる4全総の国土庁試案国土審議会に提出され,交流ネットワーク構想により,多極分散型国土を形成するとの方向づけがなされております。この中で地方中核都市については,地域の発展を主導する広域的拠点として,今後特に業務管理,情報,研究開発国際交流等高次都市機能の強化を図るとともに,引き続き商業機能高度化を進める必要があると位置づけられております。 このような国の施策を都市づくりの一つの指針としながら,この4年間培ってきた市政を礎に,21世紀に向けてますます進展が予想される国際化情報化高齢化,さらに高度技術化サービス経済化,社会の成熟化等の新しい流れに的確に対応していくため,長期的な展望に立って,「21世紀につなぐ,都市基盤の整った機能的な都市づくり」「新時代に適応した,市民生活を豊かにする活力のある産業の振興」「長寿社会に対応した,心と心のふれあう快適で健やかな地域社会づくり」「快適さにみちた,市民生活に直結した身近な生活環境の充実」「人をつくり育てる,文化の香り高い個性と風格のある都市の形成」を政策の柱として市政を推進してまいる所存であります。 岡山市はこれまで幾多の困難な時期を先賢の英知と努力で乗り越え,発展を続けてまいりました。瀬戸内新時代を目前にして社会の激しい変革の波の中を21世紀に向かって進む我々に今一番求められていることは,本市が持っている恵まれた自然的条件,位置的優位性,歴史・文化の豊かな蓄積,都市機能の集積等を最大限に生かしながら,社会の変化を的確にとらえ,行政と市民が英知と持てる力を結集して夢と希望に満ちた生き生きと躍動する岡山市の実現に取り組んでいくことであると思うのであります。そこで,都市づくりの柱の第1は,「21世紀につなぐ,都市基盤の整った機能的な都市づくり」であります。 瀬戸大橋新岡山空港,山陽自動車道,中国横断自動車道などの整備の進展に伴い,交通はもちろん,経済,文化,情報などあらゆる面で中・四国地方における中核としての本市の地位を確固たるものにしてまいらなければならないと考えるのであります。そのためには,瀬戸内新時代に新しい都市圏の発展を先導する高度な都市機能を備えた都市として,交通ターミナル機能の充実強化,環状道路を初めとする広域幹線道路網の整備,情報通信基盤の整備充実などを積極的に促進するとともに,市街地再開発事業の推進により,魅力と活力のある都市の創造に努めることが肝要であります。 関係者各位の熱意と御努力により,駅前本町地区,表町一丁目地区の再開発事業は順調に進捗しており,今後は新時代の県都の玄関にふさわしい機能と風格を備えた駅前広場を初めとする岡山駅周辺の整備に積極的に取り組むとともに,駅元町地区の再開発についても地元の御理解をいただきながら推進を図ってまいりたいと考えております。 また,流通拠点の機能を高めるため,見本市などの開催できる大規模総合展示場の建設を県などとともに検討してまいりたいと思っております。 第2は,「新時代に適応した,市民生活を豊かにする活力のある産業の振興」であります。 本市の産業が将来にわたって成長を続け,地域経済が活力を維持するためには,急激に進歩しつつある先端技術や高度情報技術を導入して既存の産業を活性化するとともに,交通結節点としての有利な立地条件を生かして産業基盤の整備を行い,新たな産業の導入を図るなど,新時代に適応できる施策の展開が必要であると考えます。 まず,本市産業の中核をなす商業は道路交通網の整備や交通手段の発達などによる地域間競争の激化,消費者ニーズの多様化など,厳しい環境変化の波に洗われており,市としてもニューメディアなどを導入した経営の近代化,効率化により,卸・小売業の体質の強化を促進するとともに,地域の特性に応じた魅力と活力のある商店街づくりに関係者と一体となって取り組んでまいらなければならないと考えております。 次に,工業については既存の集積の上に立って,企業の体質強化による競争力の向上,先端技術産業の育成を図るとともに,工業用地等の生産環境の整備と新たな企業の導入を促進してまいりたいと考えております。 国の農業政策は,去る5月のOECD閣僚理事会やさきのベネチア・サミットの合意に基づいて,さらに大幅な転換を迫られており,我が国の農業が大きな転機に差しかかっているのは御案内のとおりであります。 このような状況のもとで,本市の農林漁業については,担い手の育成や生産基盤の強化に努めなければならないことはもちろんでありますが,さらに地域の特性に応じてフライト農業やバイオ・テクノロジー等を取り入れた農業の育成,栽培漁業の振興,1.5次産業への転換なども積極的に進めなければならないと考えております。 観光は都市に活力を生む総合産業であり,岡山の都市イメージを高める重要な役割を持っていると思います。瀬戸内海の多島美と相まって,世界的な観光資源になる瀬戸大橋の完成,新岡山空港の開港に伴い,観光客の飛躍的な増加が予想されることから,この千載一遇の機会を逸することなく,広域的な視点から総合滞留型の観光地づくりを進め,観光客の本市への誘導策の推進,市民総コンパニオン運動の定着,コンベンションの誘致とそのための施設整備の促進,国際観光モデル地区にふさわしい町づくりなど,ハード・ソフト両面から総合的な観光対策を強力に推進してまいる所存であります。 第3は,「長寿社会に対応した,心と心のふれあう快適で健やかな地域社会づくり」であります。 従来から市政の大きな柱として,心の触れ合う高福祉都市の実現を目指して各種の福祉施策を推進してまいっておりますが,それとともに大切なことは市民一人一人がお互いに支え合い,助け合って,健康で夢と希望にあふれる地域社会をつくることであると思います。 今,人生80年時代と言われる高齢化社会を迎えて,計画的,効果的に施策を展開するため,近く高齢者福祉中期構想(仮称)を策定し,老人の健康と生きがい対策などの施策を総合的に推し進めてまいる所存であります。 また,児童や障害者など,同じく社会的に弱い立場にある人々の福祉の充実に積極的な取り組みをしてまいる考えであります。このため,新たな拠点として新総合福祉センター(仮称)を建設するほか,在宅福祉サービスの充実,ボランティア運動の推進と地域福祉ネットワークの構築などの施策を進めてまいりたいと思います。 また,西大寺地区における福祉の拠点施設についても整備を進めることにいたしております。 さらに,心のふれあう地域社会づくりを進めるため,引き続きコミュニティーハウスの建設とコミュニティー活動の促進を図ってまいりたいと考えております。 同和対策の推進につきましては,本年4月1日に新たに施行された地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に基づき,生活環境の改善,産業の振興,職業の安定,教育の充実,人権擁護活動の強化,社会福祉の増進等に取り組んでまいります。 また,同和問題の早急な解決は行政の責務であるとともに,国民的課題であるとの認識のもとに,真に同和問題解決に役立つ施策を積極的に推進し,行政の責任と主体性を持って同和問題の解決に努めてまいる所存であります。 余暇時間の増大や所得の増加による社会の成熟化に伴い,市民のスポーツ,レジャー等に対するニーズはますます多様化しておりますが,これらに的確に対応し,市民皆スポーツの町岡山にふさわしいきめ細かな市民サービスを行うため,近くスポーツ・文化振興財団を設立する運びにいたしております。 また,スポーツ施設の整備についても,引き続き計画的に推進してまいりたいと考えております。 第4は,「快適さにみちた,市民生活に直結した身近な生活環境の充実」であります。 先ほども申し上げましたとおり,これまでの4年間,健康で安全,快適な市民生活を確保するため,身近な生活環境の整備を市政の重点課題として取り組んでまいったところであります。今後も引き続き,住民要望の高い下水道の整備を初め,幹線道路や生活道路,都市排水路,用排水路,公園・緑地などの整備を積極的に推進してまいる所存であります。 また,ごみ,し尿等の衛生的,効率的な処理を図るため,地域の環境保全に留意しながら,最終処分地の確保,中間処理施設の整備を推進する一方,長期的展望に立った一般廃棄物処理基本計画を策定して,適切な対応を図ってまいりたいと考えております。 さらに,市民の生命,財産を各種災害から守るため,消防防災体制の充実強化にも力を注いでまいりたいと思います。 第5は,「人をつくり育てる,文化の香り高い個性と風格のある都市の形成」であります。 本市は,古代吉備文化の流れを受け継ぎ,また城下町として栄えた輝かしい歴史を持ち,数多くの文化的,歴史的遺産と伝統を継承しております。これらの貴重な財産を保存し,後世に伝えるとともに,市民の郷土愛をはぐくむ場ともなる総合的な歴史博物館を建設したいと考えております。 また,市の中心部では歴史的,文化的環境と近代的な都市美との調和を図りながら,文化的シンボルゾーンの形成を進めておりますが,その中心施設となる芸術音楽ホールの建設につきましては,関係者の御協力をいただきながら諸準備を進めており,年内には着工の運びにしたいと考えております。 さらに,無電柱化等主要道路の美装化を推進し,市街地景観の向上を図ることにいたしております。 一方,市民の文化意識の高まりは目をみはるものがあり,みずからの手で新しい文化を創造しようとする動きも活発になっております。古代から脈々と継承されてきた伝統文化と市民の手になる新しい文化の融合により,個性的な岡山文化を創造するため,その機会と場の提供に努めてまいりたいと考えております。 地域づくりは人づくりと言われますが,生き生きと躍動し,希望に満ちた輝かしいあすの岡山を担う人材の育成は行政の重大な使命であると感ずるのであります。特に,今日の成熟化社会に向かう流れの中で,人々の自己実現への欲求は非常に高く,市民の学習意欲にこたえるため,生涯学習体系の一層の整備充実に努めてまいる所存であります。 幼児教育,義務教育については,これが生涯教育の根幹をなすものであり,また将来社会生活を円満に営むために必要な知識と技能を習得するとともに,協調性,自主性,責任感等を培う基礎的教育機関であることにかんがみ,小・中学校の新増設を初めとする教育施設の整備,児童・生徒の一人一人の能力と適性に応じた教育の実現,教育内容の充実などに積極的に取り組んでまいらなければならないと考えております。 また,多様な教育課題に有効適切に対処するため,教職員の研修や教育に関する研究,情報提供などを行う施設として,長期的観点に立って総合教育センター(仮称)の建設を推進してまいることにしております。 国際化高度技術化が進展している現在,これらの変化に対応できる人材の育成も急務となっております。本市には岡山大学を初め数多くの高等教育機関が整備されておりますが,今年度から新たに作陽短大情報処理学科,さらには新しいタイプの高等学校として注目を浴びている城東高校が本市内に開校し,高等教育機関,高等学校の充実が図られているところであります。 今後はこれらの教育機関の機能の充実を促進するとともに,地域に開かれた教育機関として,これらとの間に緊密な連携をとりながら,人材育成に努めてまいりたいと思います。 心身ともに健全な青少年の育成については,昨今のいじめを初めとするもろもろの問題行動を見聞きするにつけ,その対策は焦眉の急であると思うのであります。家庭,地域,学校が三位一体となって青少年の非行防止,健全育成に邁進しなければならないと痛感する次第であります。 国際化が進展する中で,本市では早くから姉妹都市,友好都市との交流を中心に友好親善を深めてまいりました。とりわけ,本年はサンノゼ市との姉妹都市縁組30周年という意義深い年に当たっており,今秋サンノゼ市において計画されている各種記念行事に参加するため,親善訪問団を派遣することにしております。また,この機会にコスタリカのサンホセ市を訪問し,心と心の触れ合いを深め,交流の輪を広げてまいりたいと考えております。今後,姉妹都市,友好都市間を初め,海外との交流はますます重要になってくるものと考えられます。より広い分野にわたる市民レベルの交流を一層推進してまいる所存であります。 以上5つの柱に沿って都市づくりに取り組む基本的な考えを述べさしていただきましたが,続きまして都市づくりの基本となります総合計画について若干申し述べたいと思います。 本市においては,昭和57年4月に岡山市新総合計画を策定し,総合的,計画的な町づくりを推進してまいりました。しかし,近年国際化情報化高齢化などの社会経済環境の変化に対応するため,国においては第4次全国総合開発計画が策定されつつあり,また県においても昭和61年4月には第3次岡山県総合福祉計画が策定されており,加えて未春に迫った瀬戸大橋新岡山空港等の完成により,本市を取り巻く環境は大きく変わろうとしております。こうしたことから,新しい時代に向けて長期的展望に立った都市づくりを進めることが大きな課題となっておりますので,先ごろ実施いたしました岡山市長期展望基礎調査をもとに,各分野にわたり幅広い議論をいただきながら,第3次の総合計画を策定してまいりたいと考えております。 以上,21世紀につなぐ最も重要なこの時期に市政を担当させていただきますに当たり,所信の一端を申し述べ,御理解と御協力を賜りたいと存ずる次第でございます。 さて次に,ただいま御上程になりました各議案について御説明申し上げます。 まず,甲第98号議案から甲第108号議案までの予算案についてその大要を御説明申し上げます。 このたびの補正予算につきましては,去る4月,統一地方選挙が行われたため,当初予算を一般行政経費,義務的経費,継続的経費及び住民の福祉・利便の低下を招かないよう,市民生活に直結した事業などを中心に骨格的予算として措置いたしておりましたが,今回はその肉づけ予算として政策的経費,新規事業などを中心として編成したものであります。その規模は一般会計159億1,600万円余,特別会計70億3,800万円余,事業会計3億3,000万円余であり,総額で232億8,600万円余となっており,補正後の予算総額は2,133億6,800万円余となるものであります。 次に,予算案の主な内容について御説明申し上げます。 まず,一般会計についてでありますが,歳入では,一般財源としましては市税23億9,800万円余,61年度からの繰越金8億700万円余を,特定財源としましては国,県支出金,市債などを,歳出との関連などを勘案して計上いたしております。 一般財源の大宗を占める市税収入につきましては,昨今の円高不況など流動的な経済状況のもとにおきまして,なお予断を許さない状況であり,財政調整基金及び市債調整基金を合わせて45億円取り崩すことにより,積極型予算を編成いたしております。 次に,歳出予算の主な内容について御説明申し上げます。 まず,総務関係では,市制100周年記念事業費,瀬戸大橋架橋記念博覧会出展等に要する経費,コミュニティー施設整備事業費,第3次総合計画策定事務費など6億9,500万円余を計上いたしております。 民生関係では,新総合福祉センター(仮称)建設調査費,高齢者福祉副読本作成費,小規模デーサービス事業費,福祉タクシー助成など,きめ細かい福祉施策を推進するとともに,小串保育園全面改築に要する経費,同和対策事業費など,4億5,800万円余を計上いたしております。 衛生関係では,山陽自動車道建設に関連した高松地区の墓地移転事業費,一宮浄化センター旧処理施設改造事業費などを中心に6億7,900万円余を計上いたしております。 経済関係では,まず農林水産業につきまして補助の確定に伴う団体営・非補助融資など土地改良事業費の増額補正及び市が単独事業として行う用排水路など農業用施設改良事業,排水施設整備事業などを積極的に推進し,身近な環境整備の充実を図っております。 また,観光対策としましては,瀬戸大橋架橋を間近に控えて,サインタワー,サインボード新設など観光基盤整備事業費,ガイドブックの作成など観光キャンペーン事業費,商業振興対策事業補助金などを計上し,農林水産業費及び商工費合わせて22億4,900万円余を計上いたしております。 土木関係では,道路の新設改良,舖装新設などの市単独事業費に重点的な予算配分を行い,身近な生活環境整備を図るとともに,道路・街路整備費,住宅建設事業費,表町一丁目地区市街地再開発事業費など,国の認証に伴う増額補正をお願いいたしております。 さらに,目前に迫った瀬戸内新時代に向けての都市基盤整備を図るため,新岡山空港建設事業費負担金,市役所筋キャブ化事業費,市街地景観整備事業費,岡山駅開放地下道改修事業費,岡山駅南土地区画整理事業費などを計上し,土木費総額で73億600万円余を計上いたしております。 消防関係では,消防分団機庫・詰所の整備費,水槽付ポンプ車の購入費など4,100万円余を計上いたしております。 教育関係につきましては,当初予算では小・中学校の施設整備費につきまして継続費に係るもののみを計上いたしましたが,今回の補正では本年度新たに建設に着手するもの等について計上するものであります。 その内訳につきましては,福谷小学校の全面移転改築,光南台中学校校舎増改築のほか,小学校8校,中学校5校及び幼稚園2園の校舎,園舎,屋内体操場などの新築,増改築を計画し,あわせて小学校3校,中学校5校,幼稚園1園の事前設計を実施するなど,施設整備費は40億5,900万円となっております。 教育費では,このほか夜間照明施設などスポーツ施設整備費,教育センター設置費など,教育費総額で44億8,100万円余の増額補正を行っております。 次に,継続費,債務負担行為及び地方債でありますが,これらは事業変更等に伴う所定の措置を講ずるものであります。 続いて,特別会計でありますが,下水道事業費では,国庫補助決定に伴う公共下水道施設整備費,児島湖流域下水道事業負担金,都市下水路施設整備費など,総額で56億6,100万円余を計上するとともに,債務負担行為といたしまして岡東浄化センター建設工事委託費等を,また地方債につきましても事業の変更等に伴う所要の措置を講ずるものであります。 次に,公共用地取得事業費につきましては,本市の重要路線である青江・津島線,上石井・北方線や浦安総合公園の土地購入費など,公共用地の先行取得費を中心に,総額11億円余を計上いたしております。 その他の特別会計につきましても,経常経費,事業費,公債費などについて所要の措置を講じております。 最後に,事業会計でありますが,病院事業につきまして市民病院東側に,駐車場を新設するための経費などを中心に,総額3億3,000万円余を計上いたしております。 次に,甲第109号議案から甲第112号議案までは,いずれも条例の改正についてであります。 まず,甲第109号議案は,外国語教育等の充実を図るため,語学指導等に従事する外国籍の非常勤職員を任用することに伴い,その報酬額を定めるものであり,甲第110号議案は,地方公務員災害補償法の改正に伴い,本市の議会の議員,その他非常勤職員の公務災害補償制度についても,通勤の定義に関する規定及び収監中の場合の休業補償の取り扱いの規定を整備するとともに,年金たる補償に係る補償基礎額について年齢階層ごとの最低限度額及び最高限度額を設定する等の所要の改正を行うものであり,また甲第111号議案は,生活改善資金の貸付債権残高の累増に伴い,運用資金の枠を拡大するものであり,次の甲第112号議案は,東山地区市営墓地内の無縁墓地を10年計画で整理し,市営墓地として再利用するため,整備が完了した平井墓地の一部を平井墓地(第1工区)とし,その墓地の使用料の額を定めるものであります。 次に,甲第113号議案は,岡山市青江・豊成土地区画整理事業の施行に伴い,事業実施区域内及び一部隣接地の町及び字の区域を変更するものであり,甲第114号議案は,猿場池地区団体営ため池等整備事業及び西祖浦間地区団体営土地改良総合整備事業を施行するに当たり,その計画の概要を定めるものであり,また甲第115号議案は,岡山市立財田小学校第2理科教室において,水素が燃える気体であることを示す実験中,水素が爆発し,ガラス破片が飛散したことにより,実験を見ていた児童の右眼を負傷させた事故に関し,相手方と和解し,及び損害賠償の額を定めるものであり,次の甲第116号議案は,前川湛水防除施設のうち,本市にある排水施設が県から譲与されたことに伴い,当該施設に関する事務を共同して管理し及び執行する必要がなくなったので,本協議会を廃止するものであります。 次に,甲第117号議案から甲第122号議案までは,いずれも工事請負契約の締結についてであります。 まず,甲第117号議案は,豊成幹線(1工区)築造工事について,若築建設岡山出張所と5億6,400万円で,甲第118号議案は,浜野西幹線(1工区)汚水管埋設工事について,元川建設と1億5,400万円で,次の甲第119号議案は,浜野西幹線(2工区)汚水管埋設工事について,小柴工務店と1億400万円で,また甲第120号議案は,平田ポンプ場施設築造工事について,アイサワ工業と2億1,200万円で,甲第121号議案は,消防通信の迅速化を図るとともに,災害時における応急対策,応急救助を迅速かつ的確に実施するため,岡山市消防防災行政無線通信施設整備工事について,富士通ゼネラル広島支店と1億5,650万円で,それぞれ工事請負契約を締結し,また次の甲第122号議案は,AB設置工事を施行するに必要な市道M1号線(市役所筋)。AB設置附帯工事及び石井支線30号その他下水管埋設工事について,大本組とそれぞれ3,620万円及び600万円で工事請負契約を締結するに当たり,これら3工事の総額が1億3,700万1,000円となるため,市議会の議決を経ようとするものであります。 次に,甲第123号議案は,西大寺幹線(2-2工区)汚水管埋設工事について,当該工事契約を昭和61年度に承認された国債枠に係る予算により執行したため生じた未施工部分を本年度において予算措置を行い,追加発注したことに伴い,契約金額を増額し,及びそれに必要な工期を延期するものであり,甲第124号議案は,除籍及び改製原戸籍のマイクロフィルム化を行い,検索システムを導入することにより,除籍及び改製原戸籍の交付事務の迅速化を図るため,除籍及び改製原戸籍再製業務について,岡山コピーサービスセンター岡山営業所と1億2,770万円で委託契約を締結するものであります。 次に,甲第125号議案から甲第151号議案までは,いずれも市道路線の認定または路線変更についてであります。 以上をもちまして提案理由の説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議をくださいまして,御協賛を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(片山仁君) ただいま市長から提案理由の説明がありました。これに対する質疑は後日お願いいたしますので,御了承願っておきます。    ──────〇────── △日程第5 甲第152号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第5に入ります。 日程第5は甲第152号議案助役の選任同意についてであります。これを上程し市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。 これは昭和62年6月30日をもって任期が満了する助役鹿子木貢氏の後任として同氏を再任するに当たり,市議会の同意を得ようとするものであります。 なお,同氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略さしていただきます。 何とぞよろしく御同意のほどお願いを申し上げます。 ○議長(片山仁君) ただいま提案理由の説明がありました。 この際お諮りいたします。本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。 甲第152号議案助役の選任同意については,これに同意することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,甲第152号議案助役の選任同意については,これに同意することに決定いたしました。    ──────〇────── △日程第6 甲第153号議案    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第6に入ります。 日程第6は甲第153号議案助役の選任同意についてであります。これを上程し市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長松本一君登壇〕 ◎市長(松本一君) ただいま御上程になりました議案について御説明申し上げます。 これは昭和61年7月31日をもって辞任した助役富岡要氏の後任として八木肇氏を選任するに当たり,市議会の同意を得ようとするものであります。 なお,同氏の略歴につきましては,既にお手元に配付しておりますので,説明を省略さしていただきます。 何とぞよろしく御同意のほどお願いを申し上げます。 ○議長(片山仁君) ただいま提案理由の説明がありました。 この際お諮りいたします。本件は委員会の付託を省略し,本会議において御審議の上,御決定願いたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に質疑もないようですから質疑を終わり,討論に入ります。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 別に討論もないようですから討論を終わり,採決いたします。 甲第153号議案助役の選任同意については,これに同意することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なじと認めます。よって,甲第153号議案助役の選任同意については,これに同意することに決定いたしました。(退場する者あり)    ──────〇────── △日程第7 岡山市農業委員会委員の推薦について    ───────────── ○議長(片山仁君) 日程第7に入ります。 日程第7は岡山市農業委員会委員の推薦についてであります。 推薦する委員の決定方法はいかがいたしましょうか,お諮りいたします。   〔31番内田宏哉君登壇〕 ◆31番(内田宏哉君) ただいまお諮りになりました岡山市農業委員会委員の推薦につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられるよう動議を提出いたします。 皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。   〔拍 手〕 ○議長(片山仁君) ただいま内田君から推薦する委員の決定方法については,議長を指名者とする指名推選の方法によるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を議題とし,採決いたします。 お諮りいたします。本動議のとおり決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,本動議のとおり決定いたしました。 指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議事課長(中川和彦君) 朗読いたします。 岡山市農業委員会委員  岡山市伊福町二丁目17-7  新谷盈智君  岡山市花尻14-1      楠木忠司君  岡山市浅川304        太田 稔君  岡山市高島新屋敷285-1   亀井 章君  岡山市大供二丁目12-12   磯村 博君 以上でございます。 ○議長(片山仁君) ただいま朗読いたしましたとおり指名いたします。 指名いたしました5人の方を岡山市農業委員会委員に推薦することに決定して御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,指名いたしました5人の方を岡山市農業委員会委員に推薦することに決定いたしました。    ──────〇────── △日程第8 備南衛生施設組合議会議員の選挙について    ───────────── ○議長(片山仁君) 続いて日程第8に入ります。 日程第8は備南衛生施設組合議会議員の選挙についてであります。 本件は同組合議会議員の任期満了に伴うものであります。 お諮りいたします。選挙の方法はいかがいたしましょうか。   〔31番内田宏哉君登壇〕 ◆31番(内田宏哉君) ただいまお諮りになりました備南衛生施設組合議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとられるよう動議を提出いたします。 皆さん方の御賛同を賜りますようお願いを申し上げます。   〔拍 手〕 ○議長(片山仁君) ただいま内田君から投票の煩を省き,議長を指名者とする指名推選の方法をとるよう動議が提出され,所定の賛成者がありましたので,動議は成立いたしました。 よって,本動議を直ちに議題として採決いたします。 お諮りいたします。本動議のとおり決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。 これより指名いたします。 職員に氏名を朗読させます。 ◎議事課長(中川和彦君) 朗読いたします。 備南衛生施設組合議会議員  岡山市西大寺中二丁目25-5 串 田   務君  岡山市川入513       脇 本 一 郎君  岡山市中畦636       宮 武   博君  岡山市庭瀬939       安 井   隆君  岡山市曽根366       藤 井 志 郎君  岡山市古新田913      吉 田 石 君 以上でございます。 ○議長(片山仁君) 以上のとおり指名いたします。 指名いたしました方々を当選者と決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,指名いたしました6人の方々が当選者と決定いたしました。    ───────────── ○議長(片山仁君) お諮りいたします。議案検討のため,明6月27日から7月2日までの6日間本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(片山仁君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ───────────── ○議長(片山仁君) 次の本会議は7月3日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。    午前11時54分散会...