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  1. 神戸市議会 2015-09-16
    開催日:2015-09-16 平成27年企業建設委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時1分開会) ◯委員長(山下てんせい) おはようございます。  ただいまから企業建設委員会を開会いたします。  本日は,昨日の本会議で本委員会に付託されました議案の審査及び報告の聴取のため,お集まりいただいた次第であります。  また,本日は,法人の経営状況を説明する書類についての報告のため,神戸地下街株式会社からも職員が出席されておりますので,御了承願います。  本委員会写真撮影について,お諮りいたします。  自由民主党さん及び維新の党・民主党さんから,本委員会の模様を写真撮影したい旨の申し出がありますので,許可したいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(山下てんせい) 御異議がありませんので,許可することに決定いたしました。 (交通局) 3 ◯委員長(山下てんせい) それでは,これより交通局関係の審査を行います。  当局の説明を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 4 ◯佐藤交通局長 おはようございます。交通局でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは,着席させていただきます。  報告に先立ちまして,9月7日に発生をいたしました市バスバイクとの接触事故の件につきまして,御説明を申し上げます。  西神営業所が担当しております伊川谷駅前発朝霧駅前行きの市バス58系統が,伊川谷高校バス停より北に200メートル付近の上り坂を走行中,前方25メートル先のカーブから出てきたバイクがふらつき,センターラインをはみ出すと同時に,転倒して,バスに向かって滑走してきたため,バスは急ブレーキを踏んだものの間に合わず,バスの右前の角にバイクごと衝突し,全身を強く打って,バイク乗務の男性が死亡した事故でございます。  今回の事故は,バス運転士としては避けようのなかったものと認識しておりますが,これまでも交通事業者として安全を最優先としてきたところであり,再度,安全運行委託営業所も含めた全職員に徹底してまいりたいと考えております。  それでは,市バス営業所管理受委託につきまして,御説明を申し上げます。
     お手元の企業建設委員会資料をお開きください。  1.経緯についてでございます。  交通局では,平成16年9月に策定いたしました神戸市交通事業経営改革プラン,レボリューション2004における中心施策の1つといたしまして,市バス営業所の管理の受委託を位置づけ,平成16年度にパイロット事業として行っておりました,神戸交通振興株式会社への有野営業所管理委託を拡大実施することといたしました。  その後,提案競技を経て,平成17年度より魚崎営業所神戸交通振興株式会社に,松原営業所阪急バス株式会社に,平成18年度より落合営業所西神営業所神姫バス株式会社に委託をいたしました。  現在は,平成22年度の提案競技を経て,魚崎・松原・落合・西神の4営業所につきまして,同じ事業者に継続して,平成23年度から平成27年度までの5年間について委託しているところでございます。  2.今後の方針についてでございます。  平成27年3月23日に神戸市交通事業審議会より提出をされました市営交通事業の今後の経営の方向性についての答申において,現行の改善型地方公営企業経営形態を大きく変える必要は認めないと結論されたことを踏まえまして,平成28年度以降も引き続き,市バス営業所管理委託を行ってまいります。  なお,この答申を受けまして,現在策定中の次期経営計画と整合を図りつつ,より効率的な市バス運営のための委託対象営業所あり方や,路線見直しの検討結果を反映した提案競技を実施する必要があること,また,現下のバス運転士の採用が難しい傾向の中で,できるだけ多数の事業者に参加いただき,公平かつ競争性のある提案競技を実施するためには,十分な実施期間を確保することが望ましいことから,平成28年度については,現在の受託事業者との間の契約を1年間延長した上で,平成28年度当初を目途に,平成29年度から平成33年度までの5年間を契約期間とする提案競技を実施いたします。  なお,参考に,これまでの市バス営業所受委託実施状況を一覧に掲げておりますので,御参照をください。  以上,報告を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 5 ◯委員長(山下てんせい) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行います。  報告事項市バス営業所管理受委託について,御質疑はございませんか。 6 ◯委員大澤和士) 路線別営業係数というのを出されてると思うんですけども,各路線の係数の出し方の計算式をちょっと確認させていただきたいんですけど。 7 ◯宮本交通局次長 路線別営業指数の出し方ですが,まず営業収益を分母にいたしまして,分子を営業費用という形で行っております。収入につきましては,営業収益につきましては,乗車料収入でありますとか,運輸の雑収入みたいなものを含めてございます。費用につきましては,人件費,燃料費,それぞれ係る経費というものを含めたものを掛けて,それに100を掛けたやつが,100であればちょうどだという考え方になっております。 8 ◯委員大澤和士) それは,全営業所まとめてやられているということでよろしいんでしょうか。 9 ◯宮本交通局次長 全営業所もございますし,営業所別もございますし,路線別にも計算しておりますんで,例えば,路線別営業係数などにつきましては,ホームページにも掲載させていただいてございます。 10 ◯委員大澤和士) それはわかっているんですけども,今回,委託営業所,継続してやっていくという方針で,当然,より効率的な──書いてあるように──委託対象営業所あり方,路線の見直しということで,検討をするということなんですけども,いただいた資料の中に,営業所の別の収益,それから人件費で算出した路線別の係数というのは出されているというふうに理解していいんですか。 11 ◯宮本交通局次長 資料にはおつけしてませんが,そういうのを把握してございます。 12 ◯委員大澤和士) ぜひ,その資料も我々に提供いただいて,やはり委託しているということで,かなり係数も上がっているんじゃないかなということも感じておりますので,そういうことも参考にして,本当に委託しているところがどういう状況なのかということも,それである程度わかるのではないかと思いますので,ちょっとその辺の資料は出していただきたいと思うんですけども,よろしいでしょうか。  以上です。 13 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。 14 ◯委員朝倉えつ子) 見直しをされるということなんですけども,具体的な方向性とかお聞かせをいただければなと思っています。多数の事業所というふうに書いてあるんですけども,どういう企業が,どれぐらい手を挙げるのがいいのかなというふうにお考えなどがあるのかないのかということをちょっとお聞きしたいなと思っています。 15 ◯宮本交通局次長 営業所の委託に関しましては,道路運送法の第35条というところに基づきまして,その中に運営業務運行管理業務,それから整備管理業務というものを一体的に委託しなさいということで,どういう方が対象かということがまとめられております。ですから,それと,前回,今の契約期間の委託するときには,市内で運行実績があるというような状況もつけさせていただいておりまして,対象としては,11の事業者の方が対象になるというふうに考えてございました。 16 ◯委員朝倉えつ子) ありがとうございます。経営形態は見直すということなんですけども,この間も市バス路線運行に当たっては,市民の皆さんからもお褒めの言葉もあるけれど,苦情とか要望も多いというふうにお伺いをしてます。やっぱり公共交通として,市バス交通に,今どういうニーズがあるのかということも含めて,バスの路線の再編後の調査なんかも含めて,市民や利用者皆さんから意見集約なんかも必要だと思うんですけども,そういうことはお考えでしょうか。 17 ◯野々下交通局自動車部長 路線を委託の事業者を幅広で選んでいくというのは,御説明申し上げましたけど,一方で,運行する路線についても見直し,より効率的な運営をしたいというふうに考えています。それにつきましては,26年に少し大きな見直しを行って,我々としてチャレンジしたところでありますけども,大きくはそういう流れに沿いまして,例えば,長大路線とか,重複路線とか,運行の効率が悪くなっているということで,今,営業路線別の収支のお話も出ましたけども,そういった中で,営業係数が悪い,あるいは単年度で収支が悪化している,そういう路線をターゲットに,どういった形で効率的な運営ができるかということを考えたいと思っています。  その見直し案を定めるに当たっては,前回の例もそういうステップを踏みましたけども,まず,地域に最も身近な区役所にも相談をしまして,そういう助言を得た中で,こういった地域のお声を聞いたほうがいいよということであれば,そちらへ出向いてお話を聞かせていただくと,そんなステップを踏みたいというふうに思っていますし,そういう中で,我がほうとしてのプランを固めて,市会の皆さん,あるいは地域に,全容がまとまれば御説明をさせていただきたいというふうな流れで臨みたいと思っております。  以上です。 18 ◯委員朝倉えつ子) 営業係数の悪い路線ということで言えば,高齢化もすごく進んでまして,北区なんかも本当に大変な地域なんですけれども,一概にそれだけで,路線も採算ベースだけで切れるものではないなというふうに思っています。  それで,この間も運転手の職員の採用が厳しいという議論もずっとされているんですが,1年契約の不安定な非正規の雇用こそ,やっぱりそれが一番の原因じゃないかなというふうに思っています。市バスから移譲された営業所では,こうした低賃金で不安定な雇用を生んでいるというふうに思っています。交通振興なども2005年に移譲されてからずっと嘱託職員で1年契約の雇用だということですが,これまでも私たちの会派は,質疑の中で,この問題をずっと取り上げて,改善を求めてきました。やっぱり働く皆さんが安定した正規雇用の職を求めるというのは,今,本当に当然だと思うんですが,この点いかがでしょうか。 19 ◯野々下交通局自動車部長 今,委託事業者における労働者勤務条件について,今,質疑がございました。基本的に,我々が委託をなぜ行っているかという根本のところになると思うんですけれども,先ほどまでの答弁でも御説明申しましたけど,道路運送法35条の中で,委託を行う場合については,国土交通省が許可をするという枠組みになっております。そういう許可をするときに,どういう考え方をもとに許可をするんかということが,通達の中で明らかになっています。それは事業効率化事業継続運営のため,管理の受委託をとらざるを得ないと認められるものと,経営の中でそういう状況に立ち入ったときに,その経営を改善していくための方策として,委託というのをとるというふうになっています。  そういうことからすると,今,コンペのお話が,きょうの報告の本題でありますけども,民間の事業者,それぐらいの規模を持ち,ノウハウを持つ事業者に,特定のそういう事業所を預かって,どういう形で責任を持って運営できるという形を提案いただいて,その中で,安全・安定運行もしかり,経済性もしかり,サービスの水準もしかり,総合的に判断,こういった枠組みでございます。  そういう中で言いますと,我々,事業を委ねる立場からしますと,よきサービスの運営で,安全なものをできるだけ効率的に提供いただきたいと,こういう立場になります。  一方,応募する事業者にとっては,会社としての経営を念頭に置いて,そして厳しい経営判断をして,こういう形で受託をして,社会に貢献できると。そういう御判断のもとに応募されてきて,事業者が決まると,こういう流れだと思っております。  そういうことで言いますと,今,委員御指摘の受託する事業者側労働条件について,いかに考えるかというのは,まさに応募される事業者が,現下のさまざまな社会情勢でありますとか,社会の情勢なんかも踏まえた上で,そこにチャレンジをされて,結果,決定していくことになるのかなというふうに,私は思っております。  以上です。 20 ◯委員朝倉えつ子) 効率化だけを進めていくというのは,私はちょっとあれなんですけど,路線再編なんかも,もともと市民の足を守るためと,筋肉質的な体質を維持していく,そういう経営を維持するためというふうにこの間の企業建設委員会でもお答えになっているんですけれども,路線をどんどんぶつぶつ切っていって,それを運行している運転手さんは,短期の不安定雇用で本当に低賃金ということで言えば,筋肉もつくどころじゃないというふうに私は考えているんです。  そういう不安定な状態がますます固定化して,また拡大していくというふうになるんじゃないかなというふうに思っているんですけど,そういう意味でも,やっぱり市バスにどれだけの人が乗っていただくかということも含めて考えていくことが大事で,だから,市民の利用者のニーズもぜひしっかり調べてほしいというふうに思っているんです。  見直しをするというのであれば,ぜひ運転手さんの声も含めて,この点を踏まえた改善と見直しを求めたいと思っています。よろしくお願いします。 21 ◯委員長(山下てんせい) よろしいですか。他に御質疑はございませんか。 22 ◯委員(山本じゅんじ) 簡単にお聞きしますが,先ほどから営業係数の話だとかいろいろ出てきておりましたけれども,今の答弁ですと,委託された事業者側経営判断だということも加味されているということなんですけど,結局,委託された路線の中で営業係数を上げていこうということになると,多くの部分で人件費だと思うんですよね。ですから,営業係数を上げていくとなると,人件費をおのずと下げないといけなくなってしまうという悪循環ができてしまうんじゃないかと思うんですよね。  ちょっと先ほど議論聞いておりましたら,事業者さんの自分のところでは正社員として雇っていながら,委託路線ではそうではないと,契約なのか,請負なのか,いろいろとあると思うんですけどね。委託契約という形態上,やむを得ない部分があるんかもしれませんけど,やっぱり他の地域の路線と市内を走っている委託された路線というので,そもそもそこで働いている運転手さんの労働条件が違っているというのは,これは余り好ましくないんじゃないかなと思うんですけど,そういう意味でいうと,まず,交通局が運行している路線の中で,ぶつぶつと短く切っていくとか,そういうリストラのあり方ではなくて,ちょっと運行のあり方を変えていくという,そういう1つの工夫も,まだ余地があるんじゃないかと思うんですけれど,その辺についてはいかがでしょうか。 23 ◯野々下交通局自動車部長 委託によって経済的なメリットを追求するのではなくて,ダイヤ・路線──市バスの商品といいましょうか,そのものの中で考えることがあるんではないか,そんな御指摘であったかと思います。  今,ぶつぶつ切るという御指摘がありましたけど,長大路線を短絡する,鉄道をターゲットに短絡するという絵を描いているわけでありますけど,それ自体は,もちろん乗り継ぎをしたりする御負担をかけることになりますけども,例えば,長い距離ですと,その間の定時運行するために,どうしても時間を余分目に見る形で効率が悪くなる。短いルートに分断すると,それだけ定時性が確保できるようになって,コストの割には多くのサービスを提供できる,こんな部分もありまして,必ずしも我々は,路線の見直し・再編というときに,守銭奴のように金を要求するというのではなくて,もちろん御利用者サービスという観点も踏まえて考えておりますので,そこは御指摘の部分ともしっかり受けとめて,プランを考えていきたいというふうに考えています。  その上で,今の応募される民間事業者従業員の方の条件のこと,繰り返しになってしまうんですけれども,これは,どれだけの規模といいましょうか,体力といいましょうか,そういう自主の運行路線をたくさん持っていて,それだけボリュームがある経営をされておるんであれば,管理受託を受ける営業所のスタッフについても,多くが正規職員になっているのが現実であります。  基礎体力といいますか,それが小さい事業者になると,また別の経営判断になるわけでありますけど,そこについては,私ども事業を委ねる立場のほうから,個別の営業所で働く従業員の給料は,それぞれの会社のルールにかかわらず,こうしてね,ああしてねというような組み方をするというのは,なかなか現実問題としては難しいのではないかなというふうに考えております。  以上です。 24 ◯委員(山本じゅんじ) 納得できる部分と納得できない部分とあるんですけれど,ぶつぶつと切るというのが,やみくもに切っているという表現をしたんではなくて,やっぱり必要なところまで延びてたはずなのに,それがちょっと届かなくなって,もうちょっとだけ延ばしてくれたら,みんな困らないのというようなところもあったりするので,そういう運行のあり方って,もうちょっと工夫すれば,それが収入が,例えば70をほんまは見込めるところが,40ぐらいにとどまってしまったところが,もう少し工夫次第では70まで上がっていくんじゃないかとか,そういうのがあると思うので,利用者の動向を見ながら工夫をしていって,その上で,もうちょっと局内で体力をつくりながら,本当に委託せなあかんというような状況になってくれば,そこでまた委託の仕方によっても違いが出てくるんじゃないかなと,そういう意味で,今のことを質問させていただいたんですね。  ですから,別にやみくもにやっていると私は思わないんですけど,ただ,もう少し改善の余地があるんじゃないかということをずっと思ってきたので,ちょっと問題意識として述べさせていただきました。  それから,もう1点,こちらの受委託の説明書に書いている,公平かつ競争性のあるという部分なんですけど,さっきさらっと流されたので,もう少し具体的に,どういうことを想定されて,ここの部分が書かれているのか,もう少し詳しく言っていただけませんか。 25 ◯宮本交通局次長 この提案競技をするに当たりまして,最近のバスの運転手さんの採用の仕方がちょっと難しくなってきているという状況をお伺いしてます。前回コンペをさせていただいたのが,7月に提案競技書の募集要項を提出しまして,最終決まったのが9月ごろだったと思いますが,そうしますと,半年の間に採用活動をしないといかんという状況になっておりまして,そうしますと,なかなか──5年前,10年前であれば,割と,今と比べましても採用しやすかったようには思うんですが,こういう状況の中で,採用難しい中でいきますと,どうしても既存業者のほうが有利になってしまうのではないかなということで,新しく手を挙げられる方でも応募ができるような形ということで,そういうふうな表現をさせていただいたということでございます。 26 ◯委員(山本じゅんじ) そしたら,公平かつ競争性のあるというのは,採用云々ということが一番大前提にあるということなんですか。 27 ◯宮本交通局次長 応募できる時間をとってあげるということでございます。 28 ◯委員(山本じゅんじ) これ,ちょっとこっちの勝手な思いなんですけどね,公平かつ競争性のあるということでいうと,例えば,利用者側にとってこういう一番いい提案やなと思えるような提案がされてて,それが公平かつ競争性のある提案競技の中に入っているかとか,そういうことが含まれての話かと思ったんですけど,多くの部分というのは,半年間に採用するのはごっつい難しくなっているから,ちょっとその部分も含めて,もう少し,どの業者でも応募できるようにゆとりを持たせようかという,そういうことでこういう表現はされているんですか。 29 ◯宮本交通局次長 そのような理解で結構かと思います。 30 ◯委員(山本じゅんじ) そしたら,さっきの議論にもちょっと戻ってしまうんですけど,運転手さんが募集をかけてもなかなか採用しにくいというのは,1つは労働条件の問題があるんじゃないかと思うんですけど,そういうことも含めて,採用が難しいというふうに今おっしゃられたんでしょうか。 31 ◯宮本交通局次長 採用の難しい背景なんですけれども,実は,バスを運転するのは当然ですが,御存じのとおり,大型二種の免許が必要になってまいります。その免許の保有者なんですけれども,高齢の方も含めるとちょっと話が変わってきますんで,運転の適齢期ということで,例えば,20歳から64歳の方でどれだけの方が保有をされているかというのを10年前と比較してみますと,平成16年でいきますと71.5万人の方が免許を持っておられたんが,平成26年でいきますと55.2万人ということで,かなり,率でいきますと23%も減少しているという形になってますんで,そういうことを背景にした中で,採用が難しくなってきているのではないかなと。  一例なんですけれども,神戸市の交通局運転手さんの採用状況どうかといいますと,採用を行いました──毎年しているわけじゃないんですけども──20年度,22年度,23年度でいきますと,倍率が14倍から17倍ぐらいございました。27年度もちょっと行ったんですが,約5倍ということで,採用できないということではないんですけれども,やっぱし倍率が低くなってきているんで,そういう中での難しさ──民間のほうにつきましても,採用できないことではないんですけれども,例えば,以前であれば,年1回だけで採用活動よかったのに,例えば,年2回しないかんとか,3回しないかんとかというようなことで出てきているのではないかなと思っております。 32 ◯委員(山本じゅんじ) 71万人から55万人というのは,それは母数っていうのかな,県ですか,どこが。 33 ◯宮本交通局次長 全国です。 34 ◯委員(山本じゅんじ) 全国ですね,わかりました。そしたら,稼働年齢の減少というか,そういう言い方をしたらちょっと語弊があるかもしれませんけど,そういうようなことも含めて労働条件はもちろんあるんでしょうけど,それで年に2回,3回の募集をかけなあかんということになるんかもしれませんけど,こういう状況であるからこそ,やっぱり公平かつ競争性のあるという,そういう形で表現をしたというふうに捉えていいんですね,わかりました。  そしたら,ただ,さっきの議論でもありましたけど,バスの運転手,多くの人たちを運んでいくわけですから,一番安全性にもかかわってくる問題ですし,労働条件がどんどん低下をしているというようなことがやっぱり背景の1つにあるとすれば,今後,非常に大きな問題になるかなというふうに思いますので,せっかく1年間延ばそうとしているわけですから,受託する側の労働条件の問題やなんかも,ちょっとやっぱり審査というか,議論していく中で,どういうふうにしたらいいのかというのは,受託した側の問題ですからというんではなくて,委託する側としても,そういうことまでちょっとよく考えていただきたいなというのは,私の思いとしてありますので,そのことは最後に申し上げて,終わらせていただきます。 35 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。 36 ◯副委員長(高岸栄基) 1点だけ確認をとらせてください。  先ほど,71.5万人,55万人の数字が出てきたときに,二十歳からということで言われたんですが,大型二種の免許要件は二十歳で可能だったですかね。 37 ◯宮本交通局次長 18歳から3年間の運転免許の経歴が必要になってまいりますんで……。 38 ◯副委員長(高岸栄基) 統計的には21歳ですね。 39 ◯宮本交通局次長 そうです,済みません。訂正させていただきます。 40 ◯副委員長(高岸栄基) 以上です。 41 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 42 ◯委員長(山下てんせい) 次に,この際,交通局の所管事項について,御質疑はございませんか。 43 ◯委員(松本しゅうじ) 以前から何回かは質問して,検討して頑張ってますという中身なんですが,走行改善の部分を申し上げたいんですが,高齢化,人口減少というのは,一番の日本のしんどい話なんですが,加えて,退職者等々もふえてくる。それで,できるだけ高齢者の運転は危ないというようなところもあったりして,免許証を返すという,そういうような時代に入ってきたんですね。そうなってくると,ますます,このバスというものの価値が上がってくると思うんですが,利用率がね。そうなってくれれば経営的にもいいんですが,それにつけても,やはり土・日はともかく,平日に男性陣なり,また女性陣も,在宅でおられましても,走行改善がよければ,かなり時間をロスせずに,スムーズな計画を立てながら暮らせるという環境になるんですが,相変わらず路上駐車とか,警察との協議とか,信号との流れの問題でありましたり,今はバスベイとか,いろんなことで自主努力はたくさんしていただいていますので,それはそれで結構なんですが,外とのそういった走行改善についての協議なり,どれぐらいまで改善しているのかというようなことをもっと積極的にやらなきゃいけない時代に入りました。  そこで,そのことについては,今どんな形をされてるのかというのをお尋ねしておきたいと思います。 44 ◯野々下交通局自動車部長 委員御指摘のとおり,バスというのは,運転士,人と車両と道があってこその事業でありまして,その道路のそこの環境が整っていないと,サービスの水準が下がってしまう,御利用もいただきにくくなる,この枠組みがあるというふうには承知してございます。  そういう中で,走行環境を改善するキャンペーンというような取り組みということ,これは現場の運転士が一番前面の中で苦労を扱いますので,彼らともタイアップする形で,毎年,期間を定めてPR活動というのは取り組んでおりますし,その中では,市会の皆さんもそうですし,県会あるいは交通御当局,警察当局にも呼びかけを行っております。  そういう中で警察本部あるいは各署におきましても,問題がありそうなところについては,かなり目を光らせていただくといいましょうか,留意をいただいているというふうに受けとめております。ただ,今御提案ありましたように,本当に居座って長々とというのは大分改善したんですけども,少しバス停の近くのところに,わずかだからということでとめてありますと,そのわずか1台とまっていることでも着車の障害になったりいたしますので,ここはもう1つ彫り込んで,意識を高めていただくというのは必要だというのは認識してございます。  どういう形が決定打になるかというのは,まだ持ち合わせておりませんけども,現場の声,それから警察御当局ともしっかり協議いたしまして,少しでも走行環境が改善されるようにということは,引き続き,しっかり思いを持って取り組んでいきたいというふうに思っております。 45 ◯委員(松本しゅうじ) 今の答弁は,従来と変わってないわけですよ。本当に走行環境をというふうにやろうとすると,他都市でやっているように,朝夕の規制のラッシュで,完璧に警察がそこに立って,交通ルールというんでしょうかね,最初は注意ぐらいなんでしょうけど,これを何回か繰り返していきますと,道交法違反できっちりと取り締まるという,そういうところまでいっている都市もあります。  例えば,そういうことをしますと,今は自主マナーみたいなところと,皆さん方が頑張って啓発をしているということですが,これは,やっぱりもっともっと警察のほうと──交通の問題で事故防止とか死亡者云々とかいうことも,ほかのとこでやっておられますよね。携帯とかシートベルトとか,こういうものとも同じぐらいの──公共の足だということになると,それぐらいまで踏み込んだ議論をして,少しでも,例えば,一回朝だけやってみるとか,そういう協力をいただいて,それによっては,何回もやるところはイエローカードからレッドカードにするとか,いろんな工夫があると思うんですね。  今のままでは,何も進んでないなという気がしますので,これはもっとそのあたりを進めるという気概を持って,また他都市との連携なんかも,もしあるとしたら──政令市で同じ悩みがあるんだと。そしたら,こういったものをこういうふうに,道交法のほうに,特定の政令市については条例を定めることができるとか,いろんなものが考えられます。そこまで突っ込んでやるべきやと思うんですが,どうですか。 46 ◯野々下交通局自動車部長 熱い激励を頂戴しましたので,委員御指摘のとおり,先進的な事例ということも,少しアンテナを高くして調べてみまして,また,警察とも,今,一定の御理解をいただきながら歩みを進めておりますけども,もう少し一段と踏み込んだことができないか,我々も思いを持って協議をして,少し取り組みのあり方について検討してみたいと思います。  以上です。 47 ◯委員(松本しゅうじ) もう終わりますけれども,例えば朝だけとか,夕方だけとか,危険地区とか,さっきも話ありましたけど──危険区域いうんでしょうかね,交差点の云々がありましたが,特に駅舎と重複しているようなところなんかはいっぱいあると思いますんで,そこだけでも規制対象ということの厳しさを,皆さんでいろいろなものを協議しながら,できるように,規制が実態として取り組めるように進めてもらいたいということだけ要望して,終わります。 48 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑がなければ,交通局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。それでは,次の水道局が入室するまでの間,休憩とし,10時45分に再開いたします。   (午前10時38分休憩)   (午前10時40分再開) (水道局) 49 ◯委員長(山下てんせい) ただいまから企業建設委員会を再開いたします。  それでは,これより水道局関係の審査を行います。  当局の報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 50 ◯見通水道局長 ありがとうございます。  それでは,平成26年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち水道局関係分につきまして,御説明申し上げます。  お手元の資料1ページをお開きください。  1平成26年度神戸市水道事業会計予算繰越計算書でございます。  (1)地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額を記載しております。なお,金額につきましては1万円未満は省略させていただきます。
     建設改良費のうち27年度へ繰り越しとなる事業は,表の左から3列目,事業名の欄にございますように,基幹施設整備工事,配水管整備増強工事,開発団地等施設工事,建物改良工事,貯浄配水施設改良工事の5事業でございます。  合計欄をごらんください。これら5事業の予算計上額は106億1,999万円でございまして,これに対する年度内の支払い義務発生額は76億5,157万円,翌年度への繰越額は23億7,791万円となっております。繰越額の財源内訳でございますが,その他の留保資金等で23億7,791万円でございます。なお,不用額は5億9,050万円となっております。  3ページをお開きください。  繰越明細表でございます。各事業の繰越額につきまして,事業名ごとに御説明いたします。  基幹施設整備工事では,工事名の欄にございますように,北神I・II系連絡施設整備,大容量送水管整備工事などで計7億2,107万円,配水管整備増強工事では,経年配水管更新工事及び配水管新設改良工事で計13億5,185万円,開発団地等施設工事では,妙法寺駅東開発計画などで計5,733万円,建物改良工事では,垂水センター(建物増・改築工事)で計2,529万円,貯浄配水施設改良工事では,千苅送水管路移設工事などで計2億2,235万円を繰り越ししております。  以上,繰越額の合計は,表の一番下の欄にございますように,23億7,791万円であり,繰り越し理由は,いずれも工程調整によるものでございます。  5ページをお開きください。  (2)地方公営企業法第26条第2項ただし書きの規定による事故繰越でございます。  これは受託工事である,明石市との緊急事業連絡管整備工事の設計業務を繰り越すものでございます。予算計上額は2億7,090万円で,これに対する年度内の支払い義務発生額は2億3,911万円,翌年度への繰越額は367万円でございます。なお,不用額は2,811万円となっております。  繰り越しの理由は,河川管理者などの関係機関との協議や明石市側の水需要に関する調整に時間を要したことによる工程調整でございます。  7ページをお開きください。  2平成26年度神戸市工業用水道事業会計予算繰越計算書でございます。  (1)地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額を記載しております。  建設改良費のうち27年度へ繰り越しとなる事業は,表の左から3列目,取浄配水施設改良工事で,予算計上額は8億1,229万円,これに対する年度内の支払い義務発生額は3億6,846万円,翌年度への繰越額は3億6,700万円となっております。繰越額の財源内訳でございますが,国庫支出金が2,619万円,企業債が2億円,その他は留保資金等で1億4,081万円でございます。なお,不用額は7,682万円となっております。  下表に繰越明細表を記載してございますが,取浄配水施設改良工事では,工事内の欄にございますように,工水(灘浜地区)連絡管新設工事などで計3億6,700万円を繰り越すものであり,繰り越し理由は,いずれも工程調整によるものでございます。  以上で,平成26年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち水道局関係分につきまして,御説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほど,お願い申し上げます。 51 ◯委員長(山下てんせい) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行います。  報告事項,平成26年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち水道局関係分について,御質疑はございませんか。 52 ◯委員(川原田弘子) 水道の繰越明細表で,先ほど御説明していただいた分で,例えば,基幹施設で7億円ぐらい,配水管のほうで13億円という大きい額が繰り越しされているんですけれども,多分,毎年ある程度繰り越しは大きかったと思うんですが,この繰り越しは,去年とか一昨年とかに比べて,例えば,今言われている建設費の高騰とか,人手不足とか,そういうことによってこれが大きくなっているのか,それか工事のために地元の調整で時間がかかっているのか,ちょっと傾向を教えてください。 53 ◯見通水道局長 繰り越し,不用についても,水道局特有の事情がございまして,多いのは申しわけないと思っています。それで,その理由としましては3つほどございまして,1つは,地元等との調整ということで,占用物件ということで通行規制がございますんで,そういったもので13件ほどございまして,全体としては52.5%,それから,もう1つ大きいのは,やはり入札不調という点で,先ほど委員からも御指摘ございましたけども,やはり水道工事については,機材とか,そういうものがたくさん要るとか,あるいは少し建設省の積算単価よりも厚労省のほうが低いということがございまして,どうしても発注が入札不調になりやすいということで,26年度では,神戸市全体で8.9%のところが,水道局分では23.1%でございます。  先ほど,建設省と言いましたが,国土交通省の誤りです,済みません。  それから,他工事との工程調整ということで,地下埋設物の占用位置が台帳と異なったり,あるいは水道工事に先行して,ガス等の地下埋設物があるというようなことでございまして,それで7件,17.5%です。入札不調では13件で6億8,520万円ということでございます。これらにつきましては,水道局としては,やはりこれを少なくしようということで,かなり努力をしておりまして,実際には早期着手とか,あるいは債務負担行為,それから事前調整を密に行う。それから,ちょっとこれは不用との関係ですけども,早い目にできないところについては,玉がえといいますけども,他工事を用意しておくというようなことで防いでいるところでございます。  そういうこともございまして,数字的に申し上げますと,そういった事情もありますけども,昨年度に比べまして,数字的には繰越額としては,25年が36億900万円ということで28.4%であったのが,26年は21.4%ということで23億7,800万・21.4%でございます。それから,不用額についても,25年度,17億6,800万円・13.9%が,26年度は6億6,000万・5.9%ということで,かなり,そういった努力の効果があらわれているんではないかなということで,とにかく不用を減らすのをかなり重視しまして,繰り越しも減らしますけども,ちょっと玉がえ等で,工事の取っかかりが遅くなるものについては,ある程度,やむを得ないというふうには考えております。  以上でございます。 54 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 55 ◯委員長(山下てんせい) 次に,この際,水道局の所管事項について,御質疑はございませんか。 56 ◯委員(梅田幸広) 水道,これからどんどん工事やっていかないけないメーンのやつを,あわせて下水も一緒にやるから,特に建設との調整──工事やる場合の,それは月に1回ぐらいやってると聞いとんやけど,何回も掘ったり埋めたりするんやなしに,この路線はいついつまでやりましょうというような場合,よう調整した中でやっていかないと,水道管,大体40年,50年たってきとうし,下水管もなってきとう。これから嫌でも工事せなあかん時期が来てますんで,特に,建設局との打ち合わせ,それを密にやっていただきたい。それについて,今は大体1カ月ぐらいやと聞いとんやけど,現状どうなのか,1点だけお聞きしたい。 57 ◯見通水道局長 まず,やはり先ほど,繰り越し,不用額を減らす,また事業費そのものを減らしていくことが大切だということで,さまざまな工夫をしておりまして,その中では,1つは,材料自身を樹脂管とか,そういうものによりまして,それと,大ロットで工事をしたりとか,面的な整備をしたりとか,そういう工夫を今検討しながらやっておりまして,それによって,大体工事費としましては,3分の2ぐらいに落ちるんですけど,ただ,舗装費が半分ぐらい占めますんで,委員御指摘のように,そこで大変お金がかかってきますんで,トータルとしては,ちょっと1割ぐらいしか減らないんですけども,そういう努力をしていくと。  それを一番減らすんについては,やはり建設局あるいはガス等とも調整が一番重要であります。その状況については,部長のほうから報告させていただきます。 58 ◯水口水道局事業部長 今,委員御指摘の建設局との調整ということなんですが,地下埋設物は,私ども水道だけじゃなくて,下水もありますし,あるいは関電さんもありますしという形で,そういう関係者が集まる会が実はございまして,掘削調整会議という形で開いております。事務局は建設局のほうでやっていただいてるんですが,大体年4回ほど,そういったものはございまして,建設事務所ごとに,そういったことは開かれておりますので,そういったところで情報の共有,意見交換,そういったことをさせていただいております。  以上でございます。 59 ◯委員(梅田幸広) 私が特に言いたいのは,やっぱり工事するのに,よく連絡調整して,最終的に,先ほど局長言われたように,上の路面舗装ね,これは非常に高いでしょう。まして,田舎のほう言うたら失礼やけど,メーン道路はごっつい舗装が厚いから,平米当たり10何万かで聞きましたんで,そういうのを一緒にやることによって,例えば,下水と水道一緒,ガスも一緒にやって1回で終わったら,それぞれが何回もするより,工事屋さんにとってはそうしたら,もうからへんかもわからんけど,やっぱり全然経費が少なくなるんで,特に,先ほど部長言われたように,各建設事務所で打ち合わせやっていると,勉強会のときは,たしか1カ月に1回ぐらい,ようやっとんですわいうて聞いたんやけど,徹底的にやっていただきたいと。それ,別に答弁求めるわけやなし,強く要望して,終わります。 60 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 61 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑がなければ,水道局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。それでは,次の建設局が入室するまでの間,休憩とし,11時に再開したいと存じます。   (午前10時55分休憩)   (午前10時57分再開) (建設局) 62 ◯委員長(山下てんせい) ただいまから企業建設委員会を再開いたします。  それでは,これより建設局関係の審査を行います。  議案4件及び報告事項2件について,一括して当局の説明及び報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 63 ◯末永建設局長 それでは,議案4件,報告2件につきまして,一括して御説明を申し上げます。  お手元にお配りしております資料の1ページをお開きください。  予算第23号議案平成27年度神戸市一般会計補正予算のうち建設局関係分につきまして,御説明を申し上げます。  なお,計数につきましては万円単位で御説明をさせていただきます。  1歳入歳出補正予算一覧表をごらんください。  補正予算額につきましては,一般会計合計欄にございますように,歳入・歳出ともに18億5,200万円でございます。なお,この補正予算につきましては,台風11号の被害による災害復旧にかかわるものでございます。  次に,2歳入予算の説明でございます。  第16款国庫支出金,第1項負担金で3億5,600万円を,第23款市債,第1項市債で14億9,600万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。  2ページをごらんください。3歳出予算の説明でございます。  第14款災害復旧費,第1項災害復旧費で,下の表にございますとおり,第1目土木施設災害復旧費において,台風被害等による土木施設災害復旧に要する経費として18億5,200万円を増額しようとするものでございます。  4債務負担行為でございます。  平成27年度神戸市道路公社有料道路事業につきましては,後ほど御説明を申し上げます,第69号議案神戸市道路公社が六甲有料道路事業,六甲北有料道路事業及び六甲北有料道路2期事業の変更等許可申請をすることに同意する件に関連いたしまして,債務負担行為を設定しようとするものでございます。  御崎公園球技場競技環境高度化事業につきましては,ノエビアスタジアム神戸の芝生の張りかえに伴う費用について,債務負担行為を設定するものでございます。  3ページをお開きください。  続きまして,第67号議案神戸市都市公園条例の一部を改正する条例の件につきまして,御説明を申し上げます。  本件は,神戸総合運動公園の駐車場を管理許可施設に変更することに伴い,条例を改正しようとするものでございます。改正条例の施行日は,平成27年10月1日でございます。  5ページから6ページまでは新旧対照表を掲載しておりますので,後ほど御参照ください。  なお,参考といたしまして,条例改正後に予定しております駐車場料金の改定について,料金改定案を7ページに,各駐車場の位置図を8ページに掲載しておりますので,これも後ほど御参照ください。  9ページをお開きください。  続きまして,第68号議案市道路線認定及び廃止の件につきまして,御説明を申し上げます。  本件は,道路法第8条及び第10条の規定により,市道路線を認定及び廃止するため,議会の議決を経る必要があるものでございます。  1認定する市道路線として,下三条町1号線を初め18路線を掲げております。  続きまして,10ページをごらんください。  2廃止する市道路線として,須磨里156号線を初め10路線を掲げております。  詳細につきまして御説明をさせていただきますので,お手元の議案参照図をごらんください。  御説明の中で申し上げます路線名につきましては,各議案参照図下部に載せております凡例の中に記載をしております。  まず,認定しようとする路線でございます。  その1の下三条町1号線ほか1路線,その2の大池99号線ほか2路線,その3の妙法寺66号線ほか1路線,その4の霞ケ丘2丁目1号線,その5の長坂第18号線,その6の別府39号線は,それぞれ都市計画法による開発行為に伴って築造された道路について,認定しようとするものでございます。  その7の御影山手16号線は,地域住民の生活道路として利用されており,このたび寄附を受けるに当たり,認定しようとするものでございます。  その8の舞多聞120号線ほか5路線は,都市計画法による開発行為に伴って築造された道路であり,このたび寄附を受けるに当たり,認定しようとするものでございます。  その9の井吹台西町110号線は,みなと総局が築造した道路でございまして,移管を受けるに当たり,認定しようとするものでございます。  続きまして,廃止しようとする路線でございます。  その10の須磨里156号線,その11の水谷第7号線,その12の玉津里160号線,その13の小山第10号線,その14の名谷94号線,その15の押部谷里566号線,その16の兵庫北4号線ほか2路線,その17の玉津里47号線は,それぞれ道路機能の喪失により残しておく必要がないため,廃止しようとするものでございます。  委員会資料に戻りまして,13ページをお開きください。  第69号議案神戸市道路公社が六甲有料道路事業,六甲北有料道路事業及び六甲北有料道路2期事業の変更等許可申請をすることに同意する件につきまして,御説明を申し上げます。  本件は,神戸市道路公社が有料道路事業の一部を変更することについて,国土交通大臣にその事業変更許可を申請することに本市が同意するに当たり,道路整備特別措置法第16条第2項の規定に基づき,議会の議決を得ようとするものでございます。  神戸市道路公社からの同意申請につきましては,14から17ページに記載をさせていただいておりますが,今回,事業変更の内容について,その概要をまとめておりますので,18ページの参考資料をごらんください。  1.事業変更の趣旨でございますが,六甲有料道路,六甲北有料道路及び六甲北有料道路2期について,ETCの設置や4車線への拡幅などの改築工事を行うことにより,お客様に対するサービス向上と安全・安心な道路の提供を図るものでございます。  2.事業変更の内容につきまして,御説明を申し上げます。  (1)工事予算(総事業費)の変更でございますが,六甲有料道路3路線合計の総事業費を429億3,800万円から486億3,800万円に,57億円の増額変更をいたします。  改築事業の内容は,1)ETC設置工事として,大沢出入り口料金所にETCを新設,本線上の3料金所にETCを増設いたします。  2)拡幅工事として,神戸北インターチェンジから大沢インターチェンジ間を4車線化いたします。  3)六甲山トンネル天井板撤去及びジェットファン設置工事として,老朽化した天井板を撤去し,ジェットファンによる効率的な換気方式に変更いたします。  4)橋梁耐震補強工事として,耐震補強工事未実施の8橋梁について実施いたします。  5)情報板改築工事として,情報板のフリーパターン化を実施いたします。  6)照明改築工事として,照明のLED化を実施いたします。  (2)料金徴収期間の変更についてでございますが,事業費の変更に伴い,現行,平成14年6月1日から平成39年11月27日までを平成14年6月1日から平成43年7月2日までに変更するものでございます。  なお,本議案とあわせて,予算第23号議案平成27年度一般会計補正予算にて債務負担行為をお願いしております。  3.参考(債務負担行為の内容)にございますとおり,期間を平成27年度から平成43年度まで,限度額を196億1,400万円とするもので,六甲有料道路3路線の料金徴収期間満了時の収支不足を担保するものでございます。この収支不足は,公社において法令に基づき積み立てを行っております損失補填引当金を充当いたしますので,解消できると考えております。  続きまして,平成26年度神戸市各会計予算繰越しの報告につきまして,御報告を申し上げます。  19ページをお開きください。一般会計予算繰越明許費繰越計算書でございます。  なお,計数につきましては万円単位で説明をさせていただきます。  繰越額は,上側の表,左から5列目,翌年度繰越額の下の合計欄に掲載しておりますとおり,40億8,552万円となっております。
     下側の表をごらんください。繰り越しの内容について御説明をいたします。  道路改良事業では,明石神戸宝塚線ほか道路改良工事で6億5,349万円を,橋梁整備工事では,築島橋ほか橋梁整備工事で13億400万円を,交通安全施設整備事業では,神戸三木線ほか交通安全施設整備工事で2億9,204万円を,公園整備事業では,しあわせの森施設ほか公園整備工事で3億2,900万円を,河川改修事業では,妙法寺川ほか河川改修工事で3億3,770万円を,治山砂防事業では,赤松町ほか治山砂防工事で2,070万円を,街路築造工事では,神戸三田線ほか街路築造工事で4億9,700万円を,土木施設災害復旧事業では,道路等災害復旧工事で6億5,159万円をそれぞれ工程調整のため繰り越しをしております。  次に,21ページをお開きください。一般会計予算事故繰越し繰越計算書でございます。  繰越額は22ページの左から2列目,翌年度繰越額の下の合計欄に掲載しておりますとおり,5,184万円となっております。  下側の表をごらんください。繰り越しの内容について御説明を申し上げます。  道路改良事業で,有馬住吉線道路改良工事で5,184万円を計画変更等のため繰り越しをしております。  次に,23ページをお開きください。下水道事業会計予算繰越計算書でございます。  上側の表,地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額は,左から6列目,翌年度繰越額の下の合計欄に掲載しておりますとおり,78億3,100万円となっております。  下側の表をごらんください。繰り越しの内容について御説明をいたします。  処理場建設事業では,西部処理場消化ガス発電設備工事ほか処理場建設工事で9億7,500万円を,ポンプ場建設事業では,中突堤ポンプ場放流渠築造工事(その2)ほかポンプ場建設工事で13億200万円を,汚水幹枝線布設工事では,羽坂通3丁目地区ほか汚水管改築更新工事ほか汚水幹枝線布設工事で14億4,000万円を,雨水幹枝線布設工事では,中突堤地区内2号雨水幹線他築造工事ほか雨水幹枝線布設工事で21億200万円を,処理施設等整備事業では,垂水処理場特高受変電設備工事ほか処理施設等整備工事で20億1,200万円をそれぞれ工程調整のために繰り越しをしております。  続きまして,25ページをお開きください。  法人の経営状況を説明する書類のうち神戸地下街株式会社について,御説明を申し上げます。  第1会社の概要でございますが,当会社は地下街を建設し運営する事業主体として,神戸市のほか阪神電気鉄道,阪急電鉄,神戸高速鉄道,そごう等の隣接関係各社等民間企業との共同出資により,昭和38年2月に設立されたものでございます。  3資本金は1億929万6,000円で,うち神戸市の出資額は2,425万6,000円でございます。  なお,平成26年3月31日付で,神戸市が保有する株式を譲渡し,出資額を下げております。  4設立目的は,公共性を保ちながら充実した経営基盤を追及することを基本理念と位置づけ,神戸の表玄関として常に時代に合った経営に努め,安心・安全で快適な公共通路とショッピングゾーンを提供し,本市と一体となって,神戸のまちづくりに寄与することを目指しております。  第2平成26年度決算について,御説明を申し上げます。  1事業実績の概要でございますが,(1)さんちか及び26ページに参りまして,(2)デュオこうべのそれぞれの地下街商業施設の管理運営を行うとともに,(3)交通センタービルの管理運営を行いました。各施設の年商は,おおむね前年度並みの実績となっております。  27ページをお開きください。  財務諸表について御説明を申し上げます。なお,計数につきましては万円単位で説明をさせていただきます。  2損益計算書でございますが,表の左側の費用の部の合計は25億3,980万円,右側の収益の部の合計は29億3,198万円で,税引き前当期純利益は,差し引き3億9,217万円となっております。これから法人税等を差し引いた当期純利益は2億6,117万円となり,前期繰越利益剰余金20万円を加えた繰越利益剰余金は2億6,138万円となっております。  28ページをごらんください。  3支出明細書は,各事業別の支出内訳を記載しております。  29ページをお開きください。  4貸借対照表でございますが,表の左側の資産の部合計は72億2,592万円,右側上の負債の部の合計は58億4,191万円,右側中ほどの純資産の部の合計は13億8,400万円となっております。  31ページをお開きください。  第3平成27年度事業計画でございます。  前年度に引き続き,さんちか・ディオこうべの地下街商業施設及び交通センタービルの管理運営並びに公共通路等の管理を行ってまいります。  なお,32ページには,2予定損益計算書を掲げておりますので,後ほどごらんください。  以上で,建設局所管議案及び報告についての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 64 ◯委員長(山下てんせい) 当局の説明及び報告は終わりました。  これより順次質疑を行います。  最初に,予算第23号議案平成27年度神戸市一般会計補正予算のうち本委員会所管分について,御質疑はございませんか。 65 ◯委員大澤和士) 御崎公園の球技場競技環境高度化事業,いわゆるノエビアの芝生の張りかえの件なんですけれども,これまでもピッチコンディションについては,さまざま問題がありまして,今回,特に選手,監督,それからヴィッセル神戸関係ですね,クラブのトップからも改善を求める声が上がっておりまして,今回,施設管理者である神戸市としても,何とかしないといけないという決断をされたと思います。市長が英断を下されたと思うんですけれども,この状況に至ったこれまでの経緯と,それから,いろいろ原因書いてありますけれども,その辺の責任とまでは言いませんけれども,なぜこういう事態になっているのかということをちょっと明らかにしていただきたいと思います。 66 ◯井川建設局公園部長 ノエビアスタジアム神戸ですが,2002年開催のサッカーワールドカップに合わせて整備されまして,開閉式屋根を備え,天候に左右されない球技専用スタジアムとして市民に親しまれております。しかし,その後の2003年に開閉式屋根を整備しましたことから,日照不足あるいは通風不良のため天然芝の育成環境が悪くなりまして,その後,何回か全面張りかえをしてきております。  そのときに,1つはですが,夏芝,いわゆる暖地性の芝を使っておったんですが,暖地性の芝では日照の減少に耐えられないということで,芝種の変更をしております。現在は寒地性の芝,冬芝という芝を使用しております。  それと,建築設備関係につきましても,通風の不良があるということがございましたので,大型の通風の送風機を10台,新たに整備しております。  それと,スタンドの壁面に開閉式の通風窓を設置して,おおむね芝生育成に必要な風は確保できておるというふうに考えております。  また,日光の照射の不足を補うために,屋根の一部を透明化する工事もしております。  10年前には全面芝生張りかえもいたしておったんですが,その後のいろいろな研究によりまして,部分的な張りかえで,今までずっと経緯を見てきたんですが,その間も,一応,Jリーグのほうからの芝生のコンディションにつきましては,全面良芝ということで,試合については支障ないという判定をいただいておりました。  今年度なんですが,非常に春先から夏にかけての日照量が少なかったということと,この夏の酷暑によりまして,冬芝が非常に生育が悪くなりまして,そういう事情もございまして,今年度につきましては,新聞等でございますように,非常にピッチが荒れておるという御指摘をいただきました。我々も,今年度中にもいろいろな施策はとっておるんですが,10年もたちますと,パッチワーク的に張りかえをしておりますので,そういうところも不陸の原因ではないかということで,来年度は全面張りかえという決断に至った次第でございます。 67 ◯委員大澤和士) 御説明いただきまして,日照不足と風が足りなかったということなんですけど,当初,これ整備されたときには,最新の技術,最新の設備でスタートされて,はっきり覚えてませんけれども,自動的に水を補給したり,必要な養分も自動的に,そういう最新の技術を用いて整備されたと思うんですけれども。それで,スタジアムの構造的なもので,日照不足,風が不足している,それは当初からわかっていることではなかったのかなと。その上で,そういう状況になってしまっているということは,やはり設計ミスといいますか,そういうことではないかと思ってしまうんですが,その辺はいかがなんでしょうか。 68 ◯井川建設局公園部長 そもそも,これはコンペで,設計と,それから後の管理運営も民間業者にやっていただくということで行ったものでございますが,設計段階でさまざまなシミュレーションは行っておりまして,当初から屋根がかかるということで,日照不足による芝の育成不良は想定しておりました。そこで,途中から水分量や温度を管理する新しい芝生の管理システムを採用いたしましたが,結果的に,うまく,今のところ機能しておりませんという結果なんですけども,生き物を人工的な環境下でコントロールする難しさを改めて認識しておる次第でございます。  施工者は,その責任を果たすため,先ほど申しました今までの張りかえであるとか,建築設備の改築であるとか,そういうものを実施しておりまして,この10年間は管理技術の研さんを積んでいって,徐々に芝生の状況を改善してきておりまして,施工者としては,現在は一定の責任を果たしておるものというふうに考えております。 69 ◯委員大澤和士) そのたびに部分的に張りかえをしたり,御説明ありましたように,送風機を設置したり,窓を設置したり,そういう屋根の透明化とか,いろいろ説明ありましたけれども,それでもだめだったということで,今回,2億かけて張りかえると,年2回張りかえるということに決断されたと思うんですけども,やはりその原因,結果をはっきりと明らかにしていただいて,その辺を市民に説明する責任があるのではないかと思います。で,これ,毎年2億かけて張りかえを続けていくんでしょうか。 70 ◯井川建設局公園部長 市長の会見にもございましたように,芝生は生き物ですので,来年の張りかえた経緯を見ながら,今後,他の球技場,屋根つきの球技場のそういう張りかえをしている状況も確認しながら考えていきたいと,研究していきたいというふうに考えております。  また,海外では──日照不足を補うためのグローイングライトというんですけども──人工光を照射しまして,そういう芝を育成してるような事例もございますので,そういうことも研究をしていきたいというふうに考えております。 71 ◯委員大澤和士) 10年間やってきてだめだって,また,何と言うんですかね──張りかえして,生き物やからわからないという御答弁ですけど,また枯れたらどないするんだと。やはり今ちょっとあったんですけどね,構造的な問題,制約があるんであれば,根本的に屋根を外してしまうとか,そういうことをしないと,いつまでも同じ状況ではないかなという危惧をいたします。何とかいいピッチコンディションで,ヴィッセル神戸が優勝するのを夢見ておりますので,ぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。 72 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。 73 ◯委員(山本じゅんじ) 細かい話は後の議案で話させていただくんですが,ちょっと確認なんですが,この債務負担行為で,およそ200億円限度額として設定されているんですが,この200億円,これはどういう根拠で200億円出してきたのか,そこを教えていただけますか。 74 ◯油井建設局道路部長 現在の収支計画でございますけれども,六甲3路線の収支計画でございますが,これは平成14年当時に作成したものでございまして,そのときが,将来の交通量を想定しまして,それに基づいて,実際に維持管理するのに必要な額,収入ですね,そういったものから償還を考えて,一応,閉じるということでしておったわけですけれども,今回,もともとの交通量が,そういった交通に至っていないと,交通量が予測どおりにいっていないということを加味しまして,将来の収入源でどんだけ実際に償還準備基金が積み上がるかということを出した結果として,最終的に200億円というのが償還準備基金として積み上がらないということでございます。 75 ◯委員(山本じゅんじ) この約200億円,196億円ですけど,これは今回,計画変更を出すために一応出してるということなんですかね。それで,これは今後,196億円のままずっと最終的に推移していくのか,それとも実際に最後の段階になって,もう少し減っていくということがあり得るのか,その辺はいかがでしょうか。 76 ◯油井建設局道路部長 今の196億円につきましては,今の想定の交通量で収入をはじいていますので,当然,道路公社としては,できるだけ収入がふえるような努力はしていかなあかんと思います。そういった意味で,必ずしも196億円というのは,最終的な形になるのかどうかというのはわかりませんけれども,今の段階では,196億円を固定という格好で最終段階まで行くという形でございます。 77 ◯委員(山本じゅんじ) 今,一応固定ということで,最後まで行くということでいいんですけど,実際にはもっと減っている可能性もあるよということで捉えていいんですか。 78 ◯油井建設局道路部長 今の債務につきましては,最大値というふうに考えてございますので,それを当然減らす努力を──先ほども言いましたけども──していかなあかんというふうに考えてございます。 79 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。 80 ◯委員(坊 やすなが) 要望だけです。観光が目玉になってきてますけども,中国とか韓国とか,たくさんの方が都市間競争で取り合いになってきているふうにも思うんですけども,道路の表示とか案内板について,道路管理上,るるあるんでしょうけれども,極力というか,必ず観光部局とさわるときは相談をしていただいて,より外国人がわかりやすい,動きやすい,そういう環境をつくっていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 81 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 82 ◯委員長(山下てんせい) それでは,次に,第67号議案神戸市都市公園条例の一部を改正する条例の件について,御質疑はございませんか。 83 ◯委員(山本じゅんじ) これ,たしか外郭のときか何かで出されたと思うんで,ちょっと繰り返しになったら大変申しわけないんですけれど,今回,条例上の制約をなくすということになってるんですが,管理者が,神戸市として結局は料金設定というのは決められるということになるんですね。こういう運動公園という場所なんでね,今後も大きく駐車料金変わるとは余り思えないんですけれども,これから今の条例上の制約を取り払って,今後は,どういった形で料金設定の変動を抑えていくことができるのか,その辺はいかがでしょうか。 84 ◯井川建設局公園部長 この料金設定は,都市公園法上の管理許可という法的な裏づけに基づいてやっておるものでございまして,この管理許可をする時点で,相手側と基本協定を結びまして,現状より市民サービスが低下しないということを担保しております。  また,料金改定に際しましては,事前協議を義務づけておりまして,現場独断での料金改定はできないようにしております。  以上でございます。 85 ◯委員(山本じゅんじ) ちょっと確認です。相手側と協定を結んでサービスの低下にならないようにということと,独断では変えられないと,こういう歯どめがあるということですね。  そしたら,今回,この運動公園については,条例上の制約がなくなるわけですが,同じような公園で王子公園があるんですけど,ここはそのまま条例としては残るという形になるんですが,この王子公園と,それから運動公園と,この運用の違いはどういうところから出てきているんでしょうか。 86 ◯井川建設局公園部長 運動公園につきましては,いろいろな利用者が──先ほどの図面のほうでもお示ししましたように,いろいろな場所の駐車場がございまして,その場所場所で利用者のニーズが違うということで,一律に条例で決めるということは,利用者のニーズに合わなくなってきているということもございまして,今回の管理許可で料金を変えることができるというふうな指定管理者の提案を受け入れたわけでございます。 87 ◯委員(山本じゅんじ) 王子公園の場合は。 88 ◯井川建設局公園部長 王子公園の場合は,先ほどの運動公園とは違いまして,一体的な駐車場管理をしておりますので,その中で,収入そのものが神戸市に入って,それが会計されておるという形であります。王子公園,王子動物園自体が市の直営事業でございますので,そういう意味では,駐車場も直営の形になっております。 89 ◯委員(山本じゅんじ) 利用される人たちの目的とかニーズが違うということで,今回の提案になっているということなんですが,ちょっとそういう意味で言いますと,今出されている資料の図面というか地図で見ますと,提案内容と比較しますと,P3だけの部分で料金体系が変わるということになりますね。そうすると,ここの部分だけを変えようというその趣旨はよくわかるんですね。それで,別にここを否定する理由もないんですけれど,ただ,今回,全部一体的に料金体系を変えるということで,現在の指定管理者では変えようとはしていなくて,P3だけの部分なんですけど,今回,制約もなくすということによって,運動公園全体の魅力の向上だとかそういうことと,この駐車場の料金をさわるということとどうリンクしてくるのかというのは,ちょっとよくわからないんですけれど,そこの辺はいかがなんでしょうか。 90 ◯井川建設局公園部長 当然のことながら,駐車場を利用しやすい──運動公園全体のお客様が,いろいろな場所によって利用の形態が違いますので,それごとに一番利用しやすい形,料金体系はどういうものかということを考えた上で,料金については設定していこうという方向性でございます。 91 ◯委員(山本じゅんじ) 何かちょっと,わかったようなわからんような話なんですけれど,今の運動公園の状況を見てると,常時あけてないというか,臨時的にあけている部分と,それから,通勤に使っている部分も当然あるでしょうし,それから,パーク・アンド・ライドとして活用されている部分もあって,確かに利用者全体が公園を使うために使っているというわけではないのはよくわかるんですが,今回,料金体系も利用料金制に変えるということで,指定管理者が変わってしまえば,また変わる可能性もありますわね。そうすると,運動公園の魅力に,駐車場料金魅力というのか,一体のものとして考えると,どう駐車場の料金のさわる部分と,それから運動公園の活用という部分に関して重なっていくのか,ちょっとそれがよくわからないんですね。それを指定管理者で一体的に運用するというのは,ちょっとよくわからないんですが,そのことについて,ちょっとわかりやすく説明していただけますか。 92 ◯井川建設局公園部長 例えば,P3の駐車場なんですが,今回,1回500円から,初めの1時間200円で以後200円ごとというふうに変えますが,これは駅前で一番利用しやすいところの駐車場ですので,真っ先にここが埋まってしまうと。一律500円であれば真っ先に埋まってしまって,全体の利用からは非常に支障が出てくるということがございまして,今回の利用料金の改定によりまして,ここの駐車場の回転を上げて,利用者もいつもいっぱいでないということで,一番近い人はそれだけの費用負担をするということで,本来的な利用者のためになっておるというふうに考えております。  また,そのほかの──今回,回数券も考えておりますので,おのおののトレーニングセンターとかに行かれる方は,この回数券を利用することによって,より利用しやすくなるというメリットがございます。 93 ◯委員(山本じゅんじ) 結局,考え方としては,駐車場の管理と,それから公園の利用というのは,ちょっと別のもんやというふうに考えたほうがすっきりするんですけど,そういう捉え方でいいんですかね。私はそういうふうに捉えてしまうんですけども,それは間違っているんでしょうか。 94 ◯井川建設局公園部長 基本的に,公園内の駐車場というのは,公園利用者のための駐車場でございますので,そこは不可分な形で,一番,公園利用者がその場所で利用しやすい料金体系にしておくというふうに理解しております。 95 ◯委員(山本じゅんじ) ちょっとこの質問やめますけれど,今回,P3の部分だけ料金体系を変えることになるんですが,これ,ほかの部分は条例でそ,まま置いといて,P3の部分だけ別建ての条例をつくること,これはできないんでしょうか。 96 ◯井川建設局公園部長 今回の指定管理者の提案によりまして,一応全体を管理許可にして,今後,またいろいろ変動がもしあったときに速やかに対応できるようにという思いもございまして,全体を管理許可にしたものでございます。 97 ◯委員(山本じゅんじ) このP3だけ切り離すことはできないんですかと,条例としてね,それはできないんですかということを聞いてるんですけれど,ちょっと今の質問のお答えになってないかなと思います。 98 ◯井川建設局公園部長 今のところ,条例上は,総合運動公園駐車場で一括して1台500円となっておりますので,これをどこどこの駐車場という形で分割してやるということは,技術上は可能かと思いますが,先ほど申しましたようなメリットがないというふうに考えております。 99 ◯委員(山本じゅんじ) 明らかに,いろんな説明を判断からすると,P3の駐車場の分については,ちょっとほかの駐車場とは利用形態が違うと。そういう意味で,利用料金制,全体に導入してしまったということにはなるかと思うんですね。確かに,P3の部分については,上限料金を撤廃することによって,いろんな利用者の流動化が起こって便利にはなるやろうというのは確かにわかるんですけれど,それやったらそれで,明らかに使い方が違うということで,このP3だけは別建ての管理方法もあるんじゃないかなと思って,あえて全体を含めて利用料金制に変える必要はないんじゃないかという意味で今質問してるんですけど,なかなかちょっと,その辺のお答えが,よく答えとして返ってきてないなと感じているので,もう1度ちょっとお答えいただけませんか。 100 ◯井川建設局公園部長 今回の料金改定はP3だけなんですけども,今後の利用方法によりましては,おのおのの駐車場の料金も変わってくるだろうということも想定されますので,そういう意味からも全体を管理許可にするのが妥当ではないかというふうに考えています。 101 ◯委員(山本じゅんじ) 今回,条例を外すということなんですけど,最初のほうの御答弁で,二段というか,二重の歯どめがあって,料金が大きく変わることはないだろうというのも,確かにその辺はよくわかるんです。ただ一方で,利用料金制に変わるということなので,指定管理者が変わった段階で,また料金体系というのは変わる可能性がありますよね。今の段階では,緑化協会が管理していることで,この改定案になっているわけですけど,これが仮に,緑化協会じゃなくて,別の団体が管理しますということになったら,もっと違う体系になってくる可能性ありますよね。  神戸市と協議の上でということになるんですけど,そうすると,今の段階ではこうですけど,将来的にはどうなるかわかりませんと。一定の歯どめはありますけど,それもどうですかねということになると,果たして,これで利用者の側として,ここの駐車場は安心やでという話になるかどうか,その辺がすごく不安になってくるんですね。だから,管理上の問題で,こういう料金を判断していいのかどうか,すごく不安になってきてるんですけれども,やっぱりそういう意味で言うと,本当に今回問題になっていることがP3ということであれば,このP3だけを切り離して管理するということも1つの方法じゃないかと思うんですけど,もう1回お答え願えませんか。 102 ◯井川建設局公園部長 先ほど,P3のことだけを申しましたが,この改定表の中に少し書いておりますように,公園を頻繁に利用される方などの駐車場の利用回数が多い方にとっては,平日定期券とか利用者限定の回数券の導入をする予定でございまして,これによって費用負担が軽減されるというふうに考えております。  また,短時間利用される方にとっては,タイムサービスで1回30分以内は無料というふうに,今回設定しようとしておりますので,その導入によって費用負担がなくなるということでございまして,次回の更新時をどうするかということでございますが,更新時につきましても,スタート時点で現状レベルを担保するということは間違いございません。 103 ◯委員(山本じゅんじ) もうそろそろ,ちょっと話が並行というか,なかなか納得できない部分もあるんですけど,今回,今の指定管理者の中ではP3の部分だけが料金が変わるということであって,全体が変わるということになるんですが,技術的な話として,P3の部分をまた別建ての条例でくくって,その上で一体として管理してもらうという,そういうことはできないんでしょうか。 104 ◯井川建設局公園部長 済みません。何回も繰り返しになりますが,やはり公園全体を見て,今後の利用者の動向に従って,最も市民が利用しやすい料金体系ということであれば,全体がフレキシブルに料金体系を変えれるというシステムが,一番ベストであるというふうに考えておりまして,運動公園の1つの駐車場だけで1つ1つ考えるんでなしに,先ほどの定期の考え方もございますように,運動公園全体でいろいろな駐車場を総合的に考えるということのほうが利用者に利便があるというふうに判断しまして,駐車場全体を管理許可にしたということでございます。 105 ◯委員(山本じゅんじ) もうこの質問終わりますけれども,さっきちらっと言いましたけど,別にP3の部分だけを別建ての条例にした上で一体で管理してもらうということは,技術的には,別に今と何ら変わるものではないと思うんですよね。ですから,利用料金制に変わるということに抵抗があって,こういう質問をしてるんですけれども,やっぱり余り技術的に変わらないのであれば,別建ての条例でくくった上で,一体的に管理してもらうということも,それは僕は可能ではないかと思いますので,ちょっとこういう意見もあったということはとどめておいていただければというふうに思いますので,以上で終わります。 106 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 107 ◯委員長(山下てんせい) それでは,次に,第68号議案市道路線認定及び廃止の件について,御質疑はございませんか。  (なし) 108 ◯委員長(山下てんせい) 次に,第69号議案神戸市道路公社が六甲有料道路事業,六甲北有料道路事業及び六甲北有料道路2期事業の変更等許可申請をすることに同意する件について,御質疑はございませんか。 109 ◯委員(軒原順子) 拡幅工事とか,また天井板の工事を初めまして,利便性また安全性を考えると,必要な工事ではないかと思っております。ただ,利用者の皆様にとりましては,料金徴収期間の変更がまた延びるということで,大変残念に思われる方もいらっしゃるかと思うんですけれども,これまでの営業実績から考えられて,変更が平成43年7月2日までとなっておりますけれども,これ,もし料金の収入が増大したりした場合,早くに変更期間を終えるということもあるのでしょうか,お聞きしたいと思います。 110 ◯油井建設局道路部長 先ほどの議案でもございましたように,今回,事業変更で変更議案に出していただいておりますけれども,トータル43年まで料金徴収期間を延ばしても,トータル196億の債務負担をとらないけないということで,なかなか料金が──すごく料金徴収がふえれば別ですけれども,今の予想からいきますと,できるだけ債務を減らすような努力をしていきたいと思ってございますけれども,それが196億円が全くなくなって,さらに徴収期間を短くするということは,なかなか難しいかなというふうに考えてございます。 111 ◯委員(軒原順子) わかりました。本当に市民の皆様にとりまして,丁寧な説明といいますか,していただきたいなと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 112 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。
    113 ◯委員(山本じゅんじ) 再三申しわけないです。  外郭でもあったので,ちょっと重複する部分があったりしたら大変申しわけないんですけれど,1つは,道路公社の──どこやったかな,ちょっと忘れました。道路公社の損失補填金全体で239億円ありますけども──これ26年度末です──この活用というのはできないんでしょうか,今回の57億の工事費に関してですけれども。 114 ◯油井建設局道路部長 損失補填引当金というのは,料金徴収の一部を積み上げる内部留保金ということでございまして,例えば,借金していますけれども,著しい金利変動であるとか,不慮の災害等による損失を最終段階,事業修復段階に補填するためのものということで,途中段階で,そういうことを対応するというのはできないというふうに理解してございます。 115 ◯委員(山本じゅんじ) 27年度でいうと6億7,000万の引当金予定されてるんですけど,結局,今回一旦出して,どの部分で負担するかは別なんですけど,一旦出して,その上で,上がってきた料金徴収の中から入れていくという,そういうことというのは技術的には不可能なんでしょうか。 116 ◯油井建設局道路部長 繰り返しになりますけれども,損失補填引当金は,先ほど言いましたように,最終的に補填するためのものということで,例えば,今年度,これだけ入ったから,それを借金の返済に使うということはできないということで理解してございます。 117 ◯委員(山本じゅんじ) 趣旨はよくわかっております,わかった上で質問させていただいているんですが,今回,外郭の審査でもいろいろありましたけども,利便性を高める部分と,それから安全性を高める部分と,2つの種類がありますよね。安全性を高める部分というのは,どうしても,やっぱり必要な工事になってくるので,それまでは否定し切らん部分があるんですけど,ただ一方で,渋滞解消というこの2期部分の解消というか,緩和というのか,そういう目的もあったと思うんですね。それは同じ利便性であっても,商業施設から発生してきた問題が結構大きいと思うんですよね。大体,そういう違う性格の問題が1つにかかわってきてるにもかかわらず,一体として予算を上げてくるというのは,上げていくというのか,工事しますということで57億円計上するというのは,ちょっと無理があるんじゃないかと思うんですけども,それは分けて考えることはできないんですか。 118 ◯油井建設局道路部長 やはり利用者からすると,安全も大事ですけれども,できるだけ早く,その道を通っていくという,利便性という,非常に大事なことだと思いますので,両方あわせて改築事業として計上してございます。 119 ◯委員(山本じゅんじ) 利便でいうと,これまでの質疑でもいろいろありましたけれど,六甲有料道路ですね,無料化早くしてくれというか,ずっと以前から言われてたと思うんですが,結局,今回の拡幅工事も含めてですけれども,57億円,必要な工事はあるんですけど,57億円とるということで,そっちの無料化が早くと求められる部分も含めて,ずっと延ばされていくわけでしょう。そうすると,本当にこの工事がどこまで必要なのかということがちゃんと理解がされるかどうかというと,非常に理解されにくいと思うんですね。ですから,やっぱりちゃんと利便の部分と,それから安全性を高める部分ということで考えていく必要があるんじゃないかなと思うんですね。  それで,特に安全性の部分で言うと,別に一般道だからといっても,結局,同じだけ費用はかかるわけですから,当然,負担区分のあり方もちょっと考えていく必要があるんじゃないかなと思ったりするんですが,やっぱり一体運用となると,どうしても早く無料化してほしいとずっと求められている部分というのも同じように考えられてしまうということになるので,非常に無理があるということは抜け切らんわけです。  そこで,先ほど言ったように,安全性を高める部分というのは,大事な工事として位置づけておくわけですけど,拡幅に係る部分,その部分をちゃんと別建てで考えて,損失補填積立金から入れていくというのも1つの方法ではないかなと。ほんまに全くそれは融通のきかないものなのかどうか,その辺をちょっと検討されたことはあるんでしょうか。 120 ◯油井建設局道路部長 損失補填金を途中段階で投入するということを他の地方道路公社等でもやっているかどうかについては,一部確認をしてございますけれども,そういった事例はないということで,神戸市道路公社でも,そういった検討はしてございません。  やはり損失補填引当金というのは,もともと制度が,金利の変動であるとか,不慮の災害が起こったときに,その道路に対して最終段階で補填するという形で設けられたものですから,あくまで事業の最終年度に使うということで理解してございますので,そういう検討は現在までしてございません。 121 ◯委員(山本じゅんじ) ただ,やっぱり無料化を求める声がありながら,無料化がずっと先延ばしになると,こういう状況の中で,新たな工事します,道が広がりますということで,もうちょっと待ってくださいという話になるわけでしょう。それはやっぱり,ちょっと利用者の方が納得はされないんじゃないかなというのは,私はずっと感じます。  それで今回の拡幅工事なんですけど,実際に外郭で聞いたときには,平日でいうと,2,400~2,500台でしたかね,通っている台数が。土・日,祝日になると6,000台と,こういうことで3倍近くにはなってはいるんですけど,ただ,本当の一時期の間だけのために道路を拡幅するということについて,その効果がちょっとわからない部分があるんですね。  そこでちょっと提案があるんですけど,ETCもあわせてつけるということになっているわけですから,じゃあ,このETCを先につけて流れをスムーズにしたら,どれぐらい流れが変わっていくのか,そういうシミュレーションというのか,先にそれだけやってみるという方法は検討されたことはあるんでしょうか。 122 ◯油井建設局道路部長 今の渋滞の原因というか,状況について,ちょっと御説明をさせていただきたいと思いますけれども,例えば,大沢料金所を通って南行きの交通がございます。南行きについては片側1車線ということで,その先に大沢インターから入ってくる流入交通が合流してくるということでございまして,合流のときに,やはり速度低下が起こって渋滞をしているということで,ETCをつけたからといって,その渋滞が解消されるということにはないというふうに理解してございますので,そういった検討はしてございませんし,やはりどうしても合流のところを渋滞を解消しようとしますと,やっぱり片側2車線が必要,拡幅が必要というふうに考えてございます。 123 ◯委員(山本じゅんじ) おっしゃっていることはよくわかるんですけれども,ただ,本当にそこで道路の拡幅がどこまで必要なのかというのはちょっとよくわからないところも,やっぱりあるんです。  最初の話に戻りますけど,損失補填積立金の分,例えば,今回,拡幅工事でかかる費用というのが9億円でしたかね。外郭の資料だったと思うんです,9億円だったと思うんです。その9億円やと,27年度の予定損益で言えば6億7,000万ぐらいのお金が新たに積み上げられるということになるので,そうすると,予定で言うと,そんなに,一旦使ったとしても,それほど取り戻すのにかかるとは思えないんですけれども,それぐらいの融通というのはきかないんでしょうか。 124 ◯油井建設局道路部長 済みません,何度も同じ回答して申しわけないんですけれども,損失補填引当金につきましては,途中段階で取り崩してあるものに対応するという,例えば,割引にするとか,そういった対応もできないというふうに理解してございます。あくまで,やっぱり事業の最終段階に事業を収束させるときに,それに充てるというために積み上げているものでございますので,その辺,御理解をお願いしたいと思います。 125 ◯委員(山本じゅんじ) もう終わりますけれども,やっぱり外郭の審査が要らんいうのを聞いてまして,2期の工事というのは,ちょっと課題じゃないかなというのは感じるんですね。それで,さっきも少し言いましたけど,かたくなに減損積立金は使われへんのやとおっしゃるんですけども,それは,どっか国交省からの指導か何かあるんかもしれないんですけど,だけど実際に,今回,工事をしようとしてて,それで,本来だったら無料の期間になるはずのところがならんと,また3年半延びるということになるので,既にもっと以前からつくられていた道路というのは,先延ばし先延ばしでずっと来てるわけでしょう。そしたら状況が状況だけに,やっぱりちょっとそこは別に考えていただきたいなと思うんですね。それで,しつこく減損積立金の話をちょっと言わせていただいたんですけど,もう少し利用者の側に立った配慮というのがやっぱり必要で,そこはちょっと弾力的に運用させてほしいということは,本当に国交省にも言うていくべきだと思いますし,そのこともやっぱり改めて私は求めておきたいと思いますので。  以上で終わります。 126 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 127 ◯委員長(山下てんせい) それでは,次に,報告事項,平成26年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち建設局関係分について,御質疑はございませんか。  (「なし」の声あり) 128 ◯委員長(山下てんせい) 次に,報告事項,法人の経営状況を説明する書類についてのうち神戸地下街株式会社に関し,御質疑はございませんか。  (なし) 129 ◯委員長(山下てんせい) では,次に,この際,建設局の所管事項について,御質疑はございませんか。 130 ◯委員朝倉えつ子) 今回,東日本,関東のほうでも大変な被害が出ているんですが,8月の集中豪雨,台風の影響で,小部の明石線の52号線藍那インターチェンジの付近で土砂崩れがあった件で,ちょっとお伺いをいたします。  西鈴蘭台から行くと,東藍那トンネルの手前の右側ののり面が──北建設の方がおっしゃるには,800メートルほどかなというふうに聞いてるんですけど──崩れて,今は土砂も取り除いていて,とりあえず,のり面は固めている状態だというふうに聞いてます。片側通行ができるまで一定対策をとっていただいているんですけど,その後の対応,もし何かおありでしたら,お聞かせいただけないでしょうか。 131 ◯林建設局防災部長 御質問は,崩れたのり面がどういうふうになるのかということでよろしいんでしょうか。  たしか,道路の北側ですね,のり面崩れておりまして,これについては民地ののり面だということでございます。今現在,県の補助事業を用いて修復ができないかという調整をしておりまして,その方向で調整をしているとこです。県単治山補助事業というものでございます。これには幾つか要件がございますし,民地,持たれている方の同意も必要ということですので,そういう形で調整しているというところでございます。  以上です。 132 ◯委員朝倉えつ子) じゃあ,県の事業としてやるということでよろしいんですか。 133 ◯林建設局防災部長 県は補助でございまして,事業主体は神戸市になるということでございます。 134 ◯委員朝倉えつ子) ちょうど,たまたまここは人的被害が本当になくて不幸中の幸いだったなというふうに思っているんですが,トンネルの向こう側で倒木があって,それを復旧作業するためにとめていたときに起こったということなんですよね。北建設の方も,全容がわかるまでに本当に時間もかかって,1カ月以上土砂を取り除くのにかかられたということで,大変な対応だったとは思うんですが,また崩れる可能性もあるというふうにも聞いています。私も,きのうも──夜も,やっぱり結構交通量があるところですので,今,ガードマンさんが配置されてますけども,ぜひ対応をお願いしたいなというふうに思っています。  藍那の方からも,生活道路として使っているということで,大変,片側通行になるまでは不便があったというふうにも聞いてますので,ぜひ対応お願いしたいなというふうに思っています。 135 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑はございませんか。  (なし) 136 ◯委員長(山下てんせい) 他に御質疑がなければ,建設局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  なお,委員各位におかれましては,建設局が退室するまでその場においてしばらくお待ち願います。 137 ◯委員長(山下てんせい) それでは,これより意見決定を行います。  最初に,予算第23号議案平成27年度神戸市一般会計補正予算の本委員会所管分について,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 138 ◯委員長(山下てんせい) それでは,反対の声が上がりましたので,原案を承認するという意見と原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 139 ◯委員長(山下てんせい) 挙手多数でありますので,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第67号議案神戸市都市公園条例の一部を改正する条例の件について,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 140 ◯委員長(山下てんせい) 原案を承認するという意見と原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 141 ◯委員長(山下てんせい) 挙手多数でありますので,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第68号議案市道路線認定及び廃止の件について,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」の声あり) 142 ◯委員長(山下てんせい) それでは,本件は原案を承認することに決定いたしました。  次に,第69号議案神戸市道路公社が六甲有料道路事業,六甲北有料道路事業及び六甲北有料道路2期事業の変更等許可申請をすることに同意する件について,いかがいたしましょうか。  (「異議なし」「異議あり」の声あり) 143 ◯委員長(山下てんせい) 原案を承認するという意見と原案を承認しないという意見がありますので,これよりお諮りいたします。  原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。  (賛成者挙手) 144 ◯委員長(山下てんせい) 挙手多数でありますので,本件は原案を承認することに決定いたしました。  以上で,意見決定は終了いたしました。 145 ◯委員長(山下てんせい) 本日,御協議いただく事項は以上であります。  本日の委員会はこれをもって閉会いたします。   (午後0時9分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. 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