神戸市議会 > 2015-07-22 >
開催日:2015-07-22 平成27年外郭団体に関する特別委員会 本文
開催日:2015-07-22 平成27年外郭団体に関する特別委員会 協議事項・名簿

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  1. 神戸市議会 2015-07-22
    開催日:2015-07-22 平成27年外郭団体に関する特別委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時1分開会) ◯委員長(堂下豊史) ただいまから外郭団体に関する特別委員会を開会いたします。  本日は,委員会運営並びに建設局関係2団体及び教育委員会関係1団体の審査を行うため,お集まりいただいた次第であります。  なお,五島委員より交通渋滞のため遅刻する旨の申し出がありましたので,御報告申し上げておきます。  最初に,委員各位の座席につきましては,正副委員長で相談の結果,お手元に配付いたしております定席表のとおりといたしましたので,御了承願います。  次に,写真撮影の許可についてお諮りいたします。  自由民主党さん及び公明党さんから,本日の委員会の模様を写真撮影したい旨の申し出がありましたので,許可したいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長(堂下豊史) それでは,許可することにいたします。 3 ◯委員長(堂下豊史) それでは,協議事項によりまして,委員会運営についてであります。  本件につきましては,去る6月24日の当委員会理事会において協議しました結果,別紙委員会の運営について案のとおり決定いたしました。また,当委員会の審査対象団体は,別紙一覧表のとおり34団体となっております。今後この方針により委員会を運営してまいりたいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 4 ◯委員長(堂下豊史) それでは,ただいま決定いたしました委員会の運営方針に基づき,当委員会を運営してまいりますので,委員各位の御協力のほどよろしくお願いいたします。  なお,本委員会においても常任委員会と同様に,審査局が複数ある場合には局の入れかわりに当たっては短い休憩をとることといたしますので,委員の皆様の御協力をお願いいたします。  次に,当委員会の審査日程についてであります。  審査日程につきましては,理事会において協議しました結果,お手元に配付いたしております一覧表のとおり実施することにしたいと存じますので,御了承願います。  次に,本委員会の行政調査についてであります。  本年度も他都市の施策・事業等を調査するため,先ほどの日程表記載のとおり,1月の下旬から2月の上旬にかけて実施いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり)
    5 ◯委員長(堂下豊史) 御異議がありませんので,さように決定いたしました。  なお,日程及び調査先等は,正副委員長にて調整し,御提示いたしますので,御了承願います。  それでは,これより審査を行います。  委員の皆様におかれましては,建設局が入室するまでしばらく自席にてお待ち願います。 (建設局) 6 ◯委員長(堂下豊史) これより建設局関係団体の審査を行います。  まず,神戸市道路公社について及び報告事項,六甲有料道路3路線の事業変更(予定)について一括して当局の報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 7 ◯末永建設局長 ありがとうございます。  それでは,神戸市道路公社の事業概要及び報告1件につきまして,一括して御説明を申し上げます。  お手元の平成27年度神戸市道路公社事業概要の1ページをお開きください。  公社設立の趣旨について御説明を申し上げます。  昭和45年に地方道路公社法が制定され,本市においても,特に市街地と西神及び北神地域を連絡する幹線道路網の整備・拡充が急務となり,法に基づき,昭和46年4月に神戸市道路公社を設立いたしました。  2ページをお開きください。  公社の概要について御説明を申し上げます。  所在地は,北区山田町下谷上字池ノ内6番地の1でございます。基本財産は,平成27年7月1日現在283億8,303万円で,その全額を神戸市が出資しております。  3ページをごらんください。  下段に掲げております公社への債務保証額でございますが,神戸市道路公社債務保証は195億6,848万円,有料道路整備資金貸付債務保証は51億4,388万円となっており,これらは公社債券及び長期借入金に対する債務保証でございます。  4ページには公社の機構,5ページには役員の氏名,職員数を,6ページから10ページにわたり定款を掲げております。  11ページをごらんください。  平成26年度事業報告につきまして御説明を申し上げます。  (1)建設事業でございますが,西神戸有料道路5期事業は,安全で安心な施設と快適な道路サービスの提供を進めるため,橋梁の耐震補強工事等を平成24年度から26年度にかけて行いました。平成26年度は,橋梁の耐震補強工事天井板撤去工事及び照明のLED化工事を実施いたしました。事業費は5億1,329万円でございます。  (2)管理事業では,六甲・六甲北・六甲北2期,西神戸の各有料道路及び神戸駅南・荒田公園・三宮中央通り・大倉山・箕谷の各駐車場の維持管理及び料金徴収業務を行いました。  12ページをお開きください。  路線別の通行台数及び各駐車場の利用状況の推移を掲げております。  26年度の利用状況でございますが,中ほどの有料道路計欄にございますように,1日平均通行台数は7万8,227台であり,前年度と比べると減となっております。これは,年度前半のガソリン価格の高騰や西神戸有料道路において天井板撤去工事のため昨年5月から7月にかけて夜間通行どめを行った影響などにより通行台数が減少したものと考えております。  また,駐車場につきましては,下段の駐車場計欄にありますように,1日平均駐車台数は2,123台であり,前年度に比べると減となっております。  13ページをごらんください。  平成26年度損益計算書につきまして御説明を申し上げます。  費用・収益の部ともに64億8,607万円であり,費用の部中ほどの諸減価償却費のうち償還準備金繰入額は14億2,238万円を計上しております。償還準備金繰入額とは公社特有の会計処理で,収益から費用を差し引いた残額を借入金の返済に充てる償還準備金に毎年度繰り入れるため計上しているものであります。  また,当期利益については,欄外注にありますとおり,箕谷駐車場に係るものとして区分して記載させていただいております。  なお,14ページに平成26年度路線別損益明細表,15ページに貸借対照表,16ページに財産目録を掲げておりますので,後ほどごらんください。  17ページをごらんください。  平成27年度事業計画につきまして御説明を申し上げます。  引き続き六甲・六甲北・六甲北2期,西神戸の各有料道路及び神戸駅南・荒田公園・三宮中央通り・大倉山及び箕谷の各駐車場の維持管理及び料金徴収業務を行ってまいります。  (ア)有料道路管理路線の概要でございますが,最下段に掲げておりますとおり,全路線の今年度予定収入は56億3,100万円で,1日平均予定通行台数は7万7,900台でございます。  18ページをお開きください。  (イ)管理駐車場の概要でございますが,最下段に掲げておりますとおり,5駐車場の今年度予定収入は5億9,300万円で,1日平均予定駐車台数は2,058台でございます。  19ページには,有料道路の通行料金等を路線別・車種別に掲げております。  20ページにはETC割引の内容を,続いて21ページには駐車場の料金等を掲げております。  次に,22ページをお開きください。  経営改善の取り組み状況について御説明を申し上げます。  神戸市道路公社では,安全で快適な有料道路を目指し,24時間管理体制のもと,ETCの整備等お客様に対するサービス向上など,より利用しやすい道路として提供できるよう努めてまいりました。今後も中期経営計画に基づき,引き続き経営効率化を目指してまいります。  まず,これまでの主な経営改善策でございますが,(1)有料道路についてでは,管理経費の節減及びETCの整備等によるお客様サービスの向上などを行っており,近年では,西神戸有料道路道路情報板更新や照明機器更新などの改善を行いました。  (2)駐車場についてでは,利用しやすい料金体系等の導入として,近年では,神戸駅南駐車場において自動二輪車料金の設定を行いました。  (3)その他では,本社事務所の移転による効率的な業務の執行や箕谷駐車場の有効活用などを行いました。  次に,平成27年度における経営改善・サービス向上策でございますが,これまで行ってきた取り組みに加え,(1)質の高いサービスの提供として,六甲有料道路の視認性向上のための排水性舗装工事など,お客様へのサービスの向上を図ります。  (2)経営効率化の取り組みとして,組織体制・業務の見直しの検討も行ってまいります。  以上が経営改善の内容でございます。  続きまして,23ページをごらんください。  平成27年度予定損益計算書につきまして御説明を申し上げます。  費用・収入の部とも63億2,455万円となっております。また,費用の部中ほどの諸減価償却費のうち償還準備金繰入額は11億2,553万円となっております。  続きまして,24ページには平成27年度路線別予定損益明細表を,25ページには予定貸借対照表を,26ページには平成26年度主要事業計画・実績比較表を,27ページには主要事業の推移について掲げておりますので,後ほど御参照ください。  以上で,神戸市道路公社の事業概要についての説明を終わらせていただきます。  続きまして,神戸市道路公社の六甲有料道路3路線の事業変更(予定)について御説明を申し上げます。  お手元の委員会資料,報告,六甲有料道路3路線の事業変更(予定)についての1ページをごらんください。  六甲有料道路3路線について,平成27年度下半期に事業変更を予定しております。第3回定例市会9月議会にて議案を上程させていただく予定でございます。これに先立ちまして報告をさせていただくものでございます。  1事業変更の趣旨でございますが,六甲有料道路六甲北有料道路及び六甲北有料道路2期について,ETCの設置や4車線への拡幅,橋梁の耐震補強などの改築工事を行うことにより,お客様に対するサービス向上と安全・安心な道路の提供を図ってまいります。また,六甲北有料道路2期の大沢インターチェンジにおいてETCを整備の上,新たに大沢インターチェンジ再入場割引を導入いたします。  2改築工事期間でございますが,平成27年度下半期より平成30年度までを予定しております。  3改築工事内容でございますが,ETC設置工事・拡幅工事・橋梁耐震補強工事情報板改築工事照明改築工事六甲山トンネル天井板撤去及びジェットファン設置工事を予定しております。  4改築事業費でございますが,約57億円を予定しております。  5料金の額でございますが,料金の変更はございません。  6料金徴収期限の変更でございますが,現行の平成39年11月27日から,事業の変更に伴い,平成43年7月2日へ変更となる予定でございます。  2ページをごらんください。  7大沢インターチェンジ再入場割引の導入についてでございますが,大沢インターチェンジを出てから2時間以内に再入場したETC車に対して割引を実施する予定でございます。  8今後の市会手続といたしまして,国への事業許可変更申請に当たっての同意議案を平成27年第3回定例市会9月議会にて提出させていただく予定でございます。  以上で,神戸市道路公社の六甲有料道路3路線の事業変更についての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 8 ◯委員長(堂下豊史) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行いますが,この際,当局に申し上げます。  委員会運営の効率化のため,答弁は,適当なものについては当該団体の幹部職員からも答弁されるよう特に申し上げておきます。  また,委員各位におかれましては,質疑の要点をおまとめの上,簡明にお願いいたします。  それでは,神戸市道路公社について及び報告事項,六甲有料道路3路線の事業変更(予定)について御質疑はございませんか。 9 ◯委員(植中雅子) 箕谷駐車場の有効活用についてなんですけれども,最初この箕谷駐車場ができたときはパーク・アンド・ライドで,そこで車をとめて表のほうに持っていかないと──できるだけバスや電車で行っていただこうという目的だったんですけれども,最初は料金は300円で,本当に満杯で早く行かないととめられないぐらいいっぱいだったんですが,いつの間にか500円に値上がりをいたしまして,婦人市政懇でも値上げし過ぎじゃないかと,何とか安くならないかという質問を何回かさせていただきましたけれども,周りの民間の駐車場が500円ということで足並みをそろえないといけないということで500円で定着してしまいました。そうしましたらもう本当にがらがらで,入らないんですね。みんな結局車で行くようになってしまって,所期の目的が達成されていないと思います。  それで,今度マルハチでしたかね,スーパーマーケットが入られるんですけれども,そのスーパーマーケットが入ることによって2つ心配することがあります。  1つは箕谷,皆森の渋滞というのは今スーパーマーケットができていなくても物すごい渋滞で,朝夕のラッシュはなかなかひどいものなんです。そこへそのスーパーマーケットができましたらば,その渋滞策というのはお考えなのでしょうか。  それからもう1点,今までこれは201台が収容の可能台数でしたかね,そこへ半分近くなりますと,ほぼ今まで入れていたその駐車場へとめる車の台数というのは駐車可能なのでしょうか。2点についてお聞きいたします。お願いいたします。 10 ◯國山神戸市道路公社常務理事 皆森の渋滞のことで非常に懸念をされているということでございまして,当初こういうスーパーマルハチの話があったとき,当初から我々も皆森の交差点が日常結構台数が多いということで,1日約3万5,700台があの交差点を通過してるということも承知おきしてございます。  それで,渋滞に対する影響ということで,じゃあどれくらいそのスーパーマーケットにお客様が来られるのかということも一応推計で,昨年から我々とスーパーマルハチの事業者といろいろ考えておりまして,一応予想値を立ててございまして,当然混んでるとき,混んでないときとあるんですけども,ざっと,ピーク時の来客の利用者数というのが大体1時間に87台ぐらい想定してございます。うち気になるのが,日の峰方面から来る車,これがどれぐらいなのかということで換算しますと,約48台ぐらいが来られるのではないか,ピーク時なんですけどね。これを我々も全体の皆森の交差点に集まる3万5,700台のうちのどれぐらいに匹敵するかということをいろいろ考えてみましたら,1つの交差点で信号が6サイクルぐらいあるんです。そのサイクルの間にざっとスーパーに来られる方がふえる分としての入り込みの車が約2.1台ぐらいがふえるというような形になってございます。ですから,大きくそのスーパーができることによって渋滞に多大な影響を与えるというほどでもございません。そこは御安心いただきたいと思います。  ただ,我々ちょっと懸念してますのは,スーパーから出るに当たって非常に事故とかそういうのもございますので,スーパーの出口を当初1カ所ということでしていたところを,これも議論しまして,公安委員会からの指導がありました関係上,428のほうにも出口を設けまして,入るところは1カ所なんですけれども,出るところは2カ所ということで,若干その辺は交差点への事故を防ぐための改善策ということで考えてございます。  ですから,3万5,700台という大きな総数の車でございますので,スーパーでのお買い物客から影響する渋滞というのはそんなに大きくないというぐあいに私どもは考えてございます。  もう1点,収容台数でございますけど,そのスーパーの面積が第1駐車場で6割ぐらいを占めてございます。その分の駐車台数が減るんではないかという委員の御指摘ということで,これも当然スーパーに来られるお客様も当然おられますので,スーパーの2階・3階それから屋上階,ここにも当然駐車場を設けさせまして,そのスーパーに来るお客様と我々のパーク・アンド・ライドのお客様とも一緒にする条件で,台数については若干減る程度で,貸し付けはもう238台ということでございますので,その辺は若干2階・3階へ上がっていくことによって不便は感じるかもわかりませんけども,キャパシティーの問題としてはおさまるというぐあいに考えてございます。料金もですから従前と同じということで,1時間につきましては無料ということでございます。  先ほど非常に駐車料金が高いのではないかというようなちょっとこともございましたけども,周辺いろいろ谷上も含めましていろいろ民間の駐車場ができてきた経緯がございまして,やむなく料金改定したということでございますので,その辺はひとつ御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 11 ◯油井建設局道路部長 私のほうから皆森の交差点のそもそもの渋滞対策について,ちょっと回答させていただきたいと思っております。  先ほど國山常務のほうからマルハチの影響について回答させていただきましたけれども,皆森の交差点におきましては,特に朝のピーク時に東西方向の交通量が多くて,特に西から東のほうに行くところでかなり渋滞が起こっているということで認識をしてございます。そういう中で,神戸市もそこの交差点については主要渋滞箇所に位置づけておりまして,いろんな交通量の調査とか渋滞の調査をさせていただいているというところでございます。  交差点周辺におきましては,阪神高速の新神戸トンネルの出入り口がありましたり,高速バスのバス停があったり,路線バスの運行などもございます。そういった周辺の交通状況を踏まえながら,現在の交差点の改良であるとか,例えば信号の現示の改良などができないか,そういった対策について今現在警察など関係機関と検討を進めているという状況でございます。  以上でございます。 12 ◯委員(植中雅子) ありがとうございます。  渋滞もさることながら,あそこの道路は左折したら──日の峰から行きましたらば,本当は左側の車線から入ってはいけないんですけど,大体の車が割り込んで入ってきます。そうしましたら,向こうから来る車とぶつかること──私も実はそういう経験があるんですけど,そういったことも今度そのスーパーができましたらさらにふえるのではないかと思うんです。それとやっぱり出口が2つで入り口が1つということは,同じ路線にずっと──その左折ラインにずっとたまっていくことになりますから,そういったときのやっぱり対処もこれからちょっと考えていただきたいなと思うのと,それから今6サイクルで皆森の信号は変わるということですけど,もうあれ前にも要望しましたら,中央集中のほうでやってるので勝手にそれはもう変えることができないって言われたんですけど,ちょっとその辺のところももう1度考えていただきまして,スムーズに──本当にね,何度か立たせていただきましたらね,すごいこの渋滞は本当にすごいので,何とか本当は交通の管理棟みたいなんがあるんですかね,そういうところでもう1度基本的に見ていただきたいなと御要望させていただきます。  以上です。 13 ◯委員長(堂下豊史) 要望でよろしいですか。 14 ◯委員(植中雅子) お返事いただけるんだったらいただきます。 15 ◯國山神戸市道路公社常務理事 ちょっと信号現示のさっきの6サイクルにつきましては,これは所管が道路部長のほうなのであれなんですけども,いずれにしましても7月の下旬にはオープンしまして,スーパーのほうも当初は──8月の下旬ということで,スーパーのほうもガードマンを多数当初は入れる予定になってございます。なお,その駐車場の前が我々のいわゆる道路公社の事務所がございますので,毎日やはりその辺は注視して見ておりますので,オープン後,何らかの支障があるということでありましたら,また建設局とも協議しながら対応を早急にやっていきたいというふうに思っています。  以上です。 16 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 17 ◯理事(山下てんせい) それでは,損益計算の点で御質問させていただきます。  私はここ3~4年ほど,道路公社の未償還額,昨年も質問させていただいて,平成43年度というのが1つの目標になっているということなんですけれども,この未償還額の推移を見ていたんですけれども,平成26年度の実績を見ると,この1年間の償還額が極めて少ないんですね。昨年度は18億円ほど償還してたんですけども,ことしは2億円ほどしか減っていないと。この点について,その理由を説明していただけますか。 18 ◯國山神戸市道路公社常務理事 一応未償還額につきましては,当然毎年のでこぼこというんですか,ございまして,26年度につきましては,いわゆる管理業務費というんですか,こちらの左側のほう,14ページ見ていただけたらわかるんですけども,こちらのほうの業務費の中の例えば維持費であるとか補修改良費,この辺が,例えば料金所の収受機の更新であるとかそういう形で,若干26年度は業務費が膨らんだということで差し引きがそういう形になってございます。  それと,将来的には平準化していく予定でございますけども,いずれにしましても,我々としては更新のものは更新するということで,順次費用と収益見ながらやってございますので,昨年度についてはそういう形でちょっと工事費がふえておるということを御理解いただきたいと思います。
    19 ◯理事(山下てんせい) なるほどそういう費用がね,業務が膨らんだということなんですけれども,関連してなんですけど,ちょうどきょうも非常に天気が悪うございまして,先日もいわゆる幹線道路が麻痺したということがあり,やはり道路の安心・安全の確保というものは非常に大きな問題になっておりますけれども,有料道路の管理あるいは安全面の対策という部分でやはり対策費がかかるということであれば説明の整合性がつくと思うんですけど,その点についてはそういう解釈でよろしいでしょうか。 20 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今,理事御指摘のとおり,やっぱり安全というものにつきましては我々のもうこれは使命ということでございますので,毎年そういう何かあれば,災害があれば災害の復旧対策費の早急にそれをやらなあかんということがございまして,昨年の場合は,唐櫃でやはり土砂が崩れたということもございますので,そんな形で対応はするということで心構えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。 21 ◯理事(山下てんせい) ありがとうございます。  道路の維持管理に係る費用というものは,確かに非常に費用のかかるものでございますので,その点はしっかりとやっていただきたいと思うとともに,一方で,償還準備金のほうが,やはりしっかりと積み上がってきているというところもありますし,我々の感覚からすると,結局その償還準備金というのは特別法上の引当金という名目であるにせよ,内部留保であるというふうな見方もできるわけですね。そういうものをトータルに考えて,平成43年度をめどにして償還のほうを──昨年の回答ではちょっと不足の見込みということで聞いておりますけれども,その折り合いをしっかりつけた上で,かかる費用はもうかけてください。その点に関しては安心・安全第一でお願いしたいと思うとともに,しっかり計画的な償還を進めていただき,最終的に市民負担が生じないようによろしくお願い申し上げます。  以上です。 22 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 23 ◯委員(五島大亮) 済みません,道路公社のほうに質問させていただきます。  先ほど未償還の話があったんですけども,六甲有料・六甲北有料のあたりは1本やと思うんですけど,これは現行39年の徴収期限では恐らく一般財源負担が出るかと思うんですよ。今のままいけば幾ら出る予定なのか。43年に仮に今計画お示しいただいたんですけど,その場合また結局幾ら一般財源負担が出る予定なのか,ちょっと教えてください。 24 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今,六甲のお話でございますけれども,現在26年度末におきまして,六甲3路線の未償還ということで,いわゆる残債ということで345億円ございます。それで,これもちょっと計画値からするとかなり乖離があるんでございますが,ただ今後損失補填引当金という内部留保の分もございまして,これが今現在91億円たまってございます。これを差し引きしますと250億円ぐらいが実質の現在の残債というぐあいに──3路線ですけどね──形になってございます。  今後ですね,仮の話なんですけども,我々としては43年がいわゆる道路公社全体の最後収束ということで考えてございますので,26年度と同様な全体で,いわゆる有料道路とそれと駐車場──駐車場については大変厳しいんですけれども,トータルにしてそういう損失引当金と償還準備金の繰入額をあと残り17年という計算を単純にしますと,ざっと357億円それに引き当てることができるということでございまして,先ほど六甲に限ってということでありましたけども,我々としては全体を見てますので,全体の残債というんですか,最後357億円全体で多面でいきますと,料金徴収期間満了時の未償還額というのは約138億円残るような形になってございます。  ただ,その中には市への出資金が入ってございますので,ここの280数億円,これが出資金ということでございますので,この中で今申し上げました残り138億円まで減らすことが可能やということでございまして,順調にいけばなんですけども,市からの新たなそういう補填というのは今のところは想定してございません。ですから,償還準備金とそれと損失補填引当金をずっと足していって,それで最終的に道路会計,それと今申し上げました駐車場のほうをトータルしますと最後は357億円まで減らすことが可能だということでございますので,最終的には市からの負担というのはないということでございますので,出資金がその中に入ってるということは御理解いただきたいと思います。  以上です。 25 ◯委員(五島大亮) ちょっと確認ですけど,神戸市の出資金が283億円ですよね。138億円が未償還で残るけども,出資金よりも少ないから市の持ち出しはないと。また追い金というか,追加で出資は必要ないということですね。わかりました。  追加で出資はないんですけども,出資したお金が要は穴あけてることになるんですよね。それは市民負担が生じないというのは,ちょっと認識を改めていただきたいんです。穴あいてますので,半分ぐらい。  その上で,今回57億円の改築事業費を使って4年間の料金徴収期間を延ばすということなんですけど,これ端的に言うと私,ちょっと北区の議員なんですけど,これちょっと反対させていただきたいんですね。というのも,もともとトンネルがあって,だんだん北に向かって延ばしていってるんですけども,そのたんびに料金徴収期限がどんどん延びていってる状況で,今のお話にもあったように,43年になっても100%回収することが可能なわけではないじゃないですか。だから,市民からすれば,何か知らんけどだんだん延ばされてるっていうイメージでしかなくて,この今回の工事に関しても,本当に必要だったのかというのがちょっと思いとしてはあるわけですね。  今実際,先ほどおっしゃってたように唐櫃の道路が陥没した。その中で,今回の11号のときにも,あらかじめ雨量がふえるだろうということで,柳谷から唐櫃のインターチェンジまで無料開放,当初からされていただいてました。こういうものは本当にありがたいと思ってるんですけども,そういう一般道の下道が非常に弱い中で,そことはちょっと違うところの大沢のあたりの拡幅であるとかそういったところにお金を使って料金を延長してしまう。こんなことするんであれば,それはせずに,例えば唐櫃から柳谷の間を先に無料開放していただいて,そのかわり,こっちは料金を徴収する期間を延ばしますよであるとか,そういう腹案みたいなものがないと,ちょっと市民としては納得できないと思うんですね。そのあたりちょっとお答えください。 26 ◯國山神戸市道路公社常務理事 確かに五島委員のおっしゃるとおり,私もその辺はなかなかちょっと的を得た回答いうのはちょっとできないんですけど,ただ六甲北につきましては,当初予定をしておりました開発団地というんですか,それの非常におくれというのがございまして,3路線プール化した以降,なかなか実績の数字が計画値に追いつかないということもございまして,今現在は約2万台,六甲北については通ってます。計画の交通量につきましては当初は2万8,000台ぐらいを見てたんですけど,その乖離いうのが約8,000台ぐらい今あるということで,この辺も経営的には我々としては大変ちょっと苦戦してるところでございまして。また,六甲北のトンネルの中には唐櫃トンネルとかほかにも2本ほどのトンネルがございまして,非常に電気代とか維持管理費等もそれなりにかかってございまして,公社経営の観点から,今おっしゃったような一方での無料化とかいう話も当然我々は認識はしてございますけども,料金値下げも含めてなかなか大変厳しいところがあります。  六甲の今の新しい改築事業につきましても,これは六甲3路線全体のお客様のニーズに応えるための安全と利便性を何よりも以前から要望もございました関係上,早急にやりたいということもございましたので,この時期に重なって,それも改築事業という手法で,3年半延ばすことによって改築事業費の57億を3年半の料金徴収で賄おうかということでございますので,その辺,我々の改良工事のお客様に対するサービス向上,安全ということも,御理解いただきたいというぐあいに思ってございますので,よろしくお願いしたいと思います。 27 ◯委員(五島大亮) 常務理事は道路公社のトップの方だと思うんですけど,そこの観点でおっしゃられる,物事を話されるというのはわかるんですが,私たち市民から見ると,道路公社も一般道も同じ神戸市の道なんですよね。今回の台風・去年の台風11号,両方ともかなり被害をいろんなとこに及ぼしたんですけれども,実際この六甲北に関しては被害としてはないかなという認識なんです──ちょっとはあったかもしれませんけども。有馬街道であるとか,もっと日に交通量の多い道路が寸断されていたりとか,いろんな障害を持ってる。今回もまだ3路線未開通のところがあるというような状況で,こういったお金をかける優先順位としては,何というか,それは有料道路の中の話だからと言われたらそうなのかもしれないんですけども,市民目線からすると,そっちの工事をするんだったら,もっとこっち先にするべき違うんかいなというのが我々の普通の思いなんですね。  だから,六甲北に関してこういうことで延長したいというのは非常にわかるんですけども,でも工事の優先順位とかあるじゃないですか,やっぱり。業者さんも無限にいるわけではないので,そっちやるんだったら先にこっちをもっと強くしてくれと,有馬街道強くしてくれとか,トンネルの事故をもっと早く撤去してくれよとかいうのが我々の思いなんですよ。そういった面では,この必要性というのは優先順位的にはまだまだちょっと甘いんじゃないかと思うんですね。  結局,追い金はないって言ったんですけども,一般財源から資本金として出した金額に穴をあける状態でこの工事が本当に必要性があるのかというのは,金額面も含めて,やる時期と,金額面を含めてやり直しというか,検討し直したほうがいいんじゃないかと私は思うんですね。もう1度意見をお願いします。 28 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今その工事の内容の優先度ですかね,そういうことを御指摘をされてるんですけども,ただ我々も,この中にはもう何よりもやっぱり大事なのが,例えばETCのやっぱり工事というのは,これはぜひともやりたいと。もし,今1つしかETCがなくて,それがもし故障とか事故をしたときに大渋滞を引き起こすということもございますので,これは当然阪神高速であるとかNEXCOなんかではもう当然複線化ということで,カバーできるETCいうのはどこでもあるわけなんです。  道路公社も,そういう形で,例えばの話,ETCの話を申し上げましたけども,これももし工事を先延ばしにしてやったときにやはり誰が一番困るかといいますと,やっぱり北区に住まわれているお客様が一番通行されるのに困るのではないかなというふうに私自身も思ってますし,ちょうどETCなんかの時期が,つけて大体今10年を経過してるところなんです。約,ETCの利用率なんかも通行の中の大体8割は超えるところまでETCをつけているということで,ほとんどETC,あとはもう軽自動車とか単車がETCつけられてないということもございまして,昨今やはりETCにまつわるトラブルというのが多発してきてございます。そんな形で,ぜひとも今の時期でないとできないというふうに私らもこれはもう痛感してございますので,その辺をお願いしたいというのと,もう1つは,先ほどおっしゃいました防災に関することで,やっぱり橋梁の耐震化というのもございまして,これは山麓の西神戸についてはもう既に完了してございますけども,いわゆる六甲のほうについてはまだ未着手ということでございますので,これも何せ8橋──橋が8つございまして,我々としては台風とかで橋が崩れることはないんですけど,やはり地震というのも当然ございますので,耐震化はもうこれは早急にやらなくてはいけないというぐあいに思ってございます。  いずれにしましても,この許認可の関係で,国土交通省の近畿地方整備局といろいろ議論しながら,この工事をやりたいというぐあいに調整してございますので,まだ許可を得たわけでも何でもないということなんで,とりあえず今回はこの予定ということで事業変更の報告をこの場でさせていただいておるということでございまして──1番から6項目まで全て道路公社にとってはもう今必要やということを訴えておきたいと思うので,ひとつ御了解のほどお願いしたいと思います。 29 ◯油井建設局道路部長 委員御指摘のとおり,神戸市の一般道も含めて,バランスよく私どもやっていかなあかんというふうには思っております。  その中で北区の路線としましては,神戸三田線について,やっぱり非常に北区の中でも重要な路線ということで思っておりまして,今現在大池の工区と,それから有馬口の工区で事業をさせていただいてまして,特に有馬口の工区については今現在ちょうどのり面を大々的に今つくってるというところでございまして──のり面というか,道路を拡幅するためにのり面を今切ってるという状況でございまして,やはり限られた予算の中でも,それなりに重点的にそういう神戸三田線の整備については引き続き進めていきたいというふうに考えているところでございます。 30 ◯委員(五島大亮) わかりました。耐震工事であるとかいうところの必要性に関しては,私がそれは要らんの違うんかとかそういうことも言えませんし,わからないので,どうしようもないです。公社として絶対必要だという話,ETCの話もそうなんですけど,わかります。必要であれば,やっていただければいいと思うんですけれども,ほかの道路とのバランスなんですけれども,今回の台風台風って何回も言いますけど,台風で結構山の向こうの被害が非常に大きかったわけですよね。こっちに関しては,ほとんど次の日は,きのうたくさん雨降ったのにぐらいのイメージしかないのかなと思います。第二神明が混んでて通行どめになって長田のあたりの西行きが非常に混んだあたりの影響ぐらいが,この海側の市民の皆さんの認識なのかなと思うんですけども,山の向こうは全然違うんですよ。もう全然崩れてて渋滞もまだまだありますし,もう何でこんな不便なんだろうっていう思いが皆さん持たれてるんですよね。  その中,公社に関しては,私は反対ですけども,そこまで必要だと言うならばやっていただいて,そのかわり何か唐櫃のトンネル工事を今やってて有馬口から唐櫃インターチェンジまで今一般道のトンネル工事やってるじゃないですか。あの期間にだけ限定で例えば柳谷から唐櫃まで無料化にするとか,そういった案も御検討いただきたい。これは防災の観点からそういうことも考えられないかというのをちょっと考えていただきたいというのは,これは要望させていただきます。  もう1つ,神戸全体の道路に関してなんですけれども,要はこれだけ気象の変化があって雨の降る状況が変わってきた,雨の降り方が変わってきたという中で,要は山の向こうの道路の維持管理というのは,本当にいざ何かあったときには,こっちの道路が寸断された場合は,阪神大震災のときも北から物を入れたわけですよね,北から援助もした。南海トラフのときも北から何かを入れようという危機管理室のほうでもそういう話をしてますよね。だから,北の道路というのは非常にそういった意味では大事なんですよね。  そういった中で,今こういう雨の降り方が変わってきたところで,今までの予算のとり方で建設局としては本当にこれからもやっていけるのかというのは,これは疑問だと思うんですよ。だから気候が変動してきた中で,南海トラフもそろそろ来るんじゃないかと言われてる中で,今までの予算規模でいいのかといったら,私はそうじゃないんじゃないかと思いますね。だから北であるとか西であるとか,ふだんの交通渋滞の解消も含めて,そういう災害対応のためにも建設局のそういう道路に関する予算の規模というのは,もっと大きくしたらいいんじゃないかというのが思いです。なので,これは我々からも言っていきますけれども,ぜひ局長からも今までとは違うんだから,もうちょっとしっかり整備しないといけないというのを言っていただきたい。  公社に関してこういう工事が絶対必要だという話ですけども,有馬街道,結構去年もことしも寸断されましたけども,その場で土砂撤去して結構終わってるような感じがするんですよね。本当にそれでいいのかというのが思いです。もうちょっと根本的にあそこ,一番の大動脈ですから,もうちょっと改良する工事とかいうのもやっていただきたいと思うんです。局長のほう。 31 ◯末永建設局長 本当に委員御指摘のとおり気象の状況が激変しておりまして,昨年の8月も台風11号でございました。非常にそのときの被災状況を見ますと,これまでにない壊れ方をしてるということでございまして,そのダメージが非常に大きかったというふうに考えております。  また,ことし11号で,非常に今回の雨でも長雨だったということで,北区のほうの道路が寸断された状況になってございます。これについては,1つはやはり今までの排水のやり方,例えば側溝の大きさでありますとか,そういったことについては一定ちょっと考え直しをしていかないかんのじゃないかなというふうに考えておりまして,水の,要は山麓部から流れてくる水はけをうまく排水する。これは表六甲ドライブウェイでもそういうふうな状況が生まれております。非常にそういった点では御迷惑をおかけしておりますが,そういった点は我々認識しておりますので,排水系統の見直し,これがまず優先順位ではなかろうかというふうに考えておりますので,それに伴います予算についても今年度以降,現在ある手持ちの予算でできること,それから来年度の予算で要求していかなあかんこと,これは強く市長のほうにもお話を上げていきたいというふうに思っております。  昨日も市長のほうに被災状況のほうを御報告しました。その中で,やはりこういった状況を踏まえて,しっかりと建設局として取り組んでいかなあかんなというふうな指示もいただいておりますので,我々も北区だけではなくて全市域に関して,下水道それからその中には当然浸水対策,ポンプの運転等も考えておりますので,下水それから公園それから道路,これは我々が管理いたします社会基盤全体につきまして,そういった今後雨の降り方が変わっているよということをどう踏まえて予算の中に組み込んでいくのか,対策していくのか,これはしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 32 ◯委員(五島大亮) そろそろ終わります。  ふだんから道路の維持管理,非常に頑張っていただいていると思います。今回の台風,去年の台風に関しても対策やっていただいて,早急にやろうとしていただいてる動きというのは我々も見てますので,今後もこのまま頑張ってやっていただければと思います。これは応援させていただきます。  今,予算要求の話ありましたけども,これもぜひやっていただいて,お願いします。  公社のほう,必要な工事だというのは気持ちはわかりましたけども,まだまだちょっと納得いける段階ではないというのが事実です。公社の工事だけをぼんと出されるのではなくて,例えばさっき言った値下げとか無料化の話も欲しいですし,それが無理でしたら,例えば公社とは関係ないけど一般道の例えば有野北の交差点の改良を同じ時期にやりますとか,ここの拡幅もやりますとか,そういう一般道も頑張ってるんだというのを見せていただきたいわけですね。そういったことで納得感が出るんじゃないかと思います。だから,そういったこともちょっと要望させていただきまして終了します。 33 ◯委員(山本じゅんじ) 先ほどの質疑とちょっと重なる部分があるかと思いますが,六甲有料道路の3路線の改築工事についてお聞きしたいんですが,今回提案といいますか,報告事項の中で神戸北インターと大沢のインター間の約1キロほどが拡幅工事されるというふうになってるんですが,この区間は混雑が激しいというふうにも聞いてるんですが,どういう状況になっているのか,お答えいただきたいんですが。 34 ◯國山神戸市道路公社常務理事 混雑の状況でございますけども,この大沢インターのいわゆる手前ですね,1キロということで,ここが1車1車,南行きも1車,北行きも1車ということになってございまして,とりわけ三田のプレミアムアウトレットあるいはイオンとかモールがございまして,その土・日・休日につきましては一部線のほうにどうしても流れていく車が多いと。我々の渋滞の原因がですね,特に根幹が三井アウトレットのそちらのほうから流れてくる車がもういわゆるブースを越えて,料金所を越えてまで来るということで,その北行きの1車を塞いでしまっているという状況がございまして,これはなかなか三田方面に抜けるお客様がもう結局その被害をこうむるというような状況に──南から北に行く方についてはそういう形で阻まれてございます。北のほうから逆に南行きにつきましては,ちょうどその料金所を越えてから,またここの流入する車がございまして,これも1車しかございませんので,それがどうしてもクロスしながら前へ行けないというようなちょっと詰まったような状況で,恒常的に土・日・祝日については渋滞をしておるというようなことで,それを解消するためにもう,2車2車にしようということが狙いでございます。  以上です。 35 ◯委員(山本じゅんじ) 今答弁の中で土・日・祝日──多客期,そういう時期ということでしたが,平日はどういう状況になってますでしょうか。 36 ◯國山神戸市道路公社常務理事 端的に申し上げますと,数字上で申し上げたほうがいいと思うんですけども,その大沢,一部線のほうで通行量,これ平日が2,300台ほど通ってます。これが土・日・休日というんですか,その辺になりますと6,000台を超えるということで,約3倍に近いというような状況でございまして,そういう1対3の割合ぐらいの差が開いてございます。 37 ◯委員(山本じゅんじ) そうすると,今の答弁いろいろ重ね合わせますと,結局一番お客さんの多い時期に商業施設の駐車場のキャパを超えてると,そういう状況の中からこういう混雑とか渋滞の状況ができてるということだと思うんですね。  そうすると,まずそれだったら道路の拡幅ではなくて商業施設に対しての駐車場の拡大等そういうのを少し求める必要があるんじゃないかと思うんですけれども,これは道路公社のほうか局なのか,お答えいただきたいんですけれども。 38 ◯國山神戸市道路公社常務理事 当然ですね,アウトレットが第1期,第2期,第3期ということで増床を重ねてきてございます。その都度当然右上がりにお客様のほうが──通行台数がふえているというのはもうこれは明らかになってございますので,我々としては建設局とも一緒になりながら事業者のほうに申し入れをしまして,駐車場の拡大,それから誘導するガードマンの配置の問題あるいは的確な誘導をしてほしいというようなこと,最近では従業員さんの駐車場もあったりするんで,それをもう遠いところへ移動してもらって,いわゆる本来のお客様が入りやすいような駐車場の形にするというようなことも言ってございます。  それから,我々としては案内を当然ホームページのリアルタイムなんかでも今の渋滞状況はこうですと,あるいは急に混んでるときは移動するそういう道路標識板を道路上に置いて御案内するというようなこともやってございますし,今委員御指摘の事業者とは定例的に膝を詰めながら毎回やってございます。 39 ◯委員(山本じゅんじ) 求めていらっしゃるということなんですけど,いろいろ対策はとられているようなんですけれども,ただ現状では,やっぱりその対策がまだまだ十分足りてないというのか,届いていないということで,実際には土曜日・日曜日・祝日中心に道が混んでると,それが常態化をしてるということになってるわけでしょう。そうすると,やっぱりその商業施設の対応というのが少しまだまだ甘いんじゃないかなということがあるんですね。  これはちょっとこの商業施設ではないんですけど,別の商業施設では,日ごろから駐車場のキャパは確保しながら,お客さんの多い時期だけ一定の部分を開放して,臨時の駐車場ということで車をさばいてるところもあるんですよね。そうすると,そういう対策だってとれるんじゃないかと思いますし,現にそれをされてて,それでもさばききれないのか,それはどちらなんでしょうか。 40 ◯國山神戸市道路公社常務理事 ちょっと私も2点ほどちょっと言い漏れとったんですけれども,事業者のほうもそれなりに努力はしておりまして,当然アウトレットに来るルート,大沢のほうから回って来るようにとか,あるいはバスでお越しくださいとかいう送迎バスの問題,それからそういう事業者のホームページでの渋滞の緩和に対する告知というんですか,啓発なんかもしてございまして,決して甘いとおっしゃることでは私自身は思ってございません。我々も強く建設局さんと一緒になって要望してございますので,その辺はもう十分認識はしてございます。  最近はお客様のほうも大体混む時期というんですか,バーゲンのある時期もある程度リサーチしてますので,その辺の時間帯とか曜日も含めてある程度行く日をうまいことチョイスして行かれているというのも事実ありまして,第1期,第2期,第3期の増床ごとにある程度お客様のほうも学習されているのかなというぐあいに認識してございます。 41 ◯委員(山本じゅんじ) 当然商業施設を拡幅していけばしていくだけ,それだけお客さんがどれぐらいふえていくかというのを見込んでの拡幅だと思うんでね。そうすると,車でどれぐらい来るのかというのもある程度見込みながらやってると思うので,やっぱりまだまだ今のような状況になってるということは,その対策がまだ不十分じゃないかなという感は否めないんですね。  これはちょっとよその業者さんの話なんでこれぐらいにしておきますが,今回ほかの改築部分も含めて必要な部分も当然あるかと思うんですけど,この財源はこの有料期間を延長すると,実際3年半ぐらいですかね,延長するということで賄うとされているわけですが,先ほどの議論もありましたけど,利用者にとっては無料化というのは実際に3年先送りされるわけですよね。これは事実上の負担増になるんじゃないかと思いますけど,その辺の認識はいかがでしょうか。 42 ◯國山神戸市道路公社常務理事 あくまでも先ほどもちょっと私,御回答しましたけれども,改良事業費につきましては,有料道路の受益者負担と──お使いになる方の受益者負担ということで,3年半の期間を延ばす,これは当然換算起算日方式ということでそういう制度が国の制度でございまして,これをしなければ逆に料金を値上げをせなあかんということになりますので,当然3年半を延長して,トータル的には収支は変わらない形でその事業費57億を賄うということでございますので,決して期間は当然今御指摘のように延びますけども,新たに負担がふえるということではございませんので,よろしくお願いしたいと思います。 43 ◯委員(山本じゅんじ) 今回台風でですね,先ほどもありましたが,一部区間ですかね,通行どめになりましたね。北区の方にとっては生活に著しく支障が出たと,そんな話をいっぱい聞いてるんですが,特に中央区,そういった市街地へのアクセス,そういった道路,それから通勤としても欠かせないということなんですが,生活道路なのになぜ有料なのかと,そういう声も当然多くの方から上がっているということは,これまで議会でも繰り返し取り上げられてきたと思うんですね。  それで,この中期経営計画の終わりの部分に,ここにもちゃんと述べられてるんですよね。利用者負担の軽減,これらの相反する問題を解決していくこととか,あと料金の値下げですかね,そういったことも求められているような認識のことを書かれてるんですね。そういうことをきちんと認識されてるということは,やっぱりちゃんと使っていらっしゃる方が無料を求めてるということ,そのことをきちんと認識していただきたいんですね。  やっぱりそういうことを考えると,無料化こそ一番先にやるべき──この工事よりも先に──今回の拡幅工事以前にやるべきことは無料化ではないかと思うんですけども,その辺はいかがでしょうか。 44 ◯國山神戸市道路公社常務理事 いろんな各方面から無料化の話は出ておることは我々も認識をしてございますけども,道路公社としては償還を確実にやっていくということがこれ使命でございますので,必要な──先ほどからいろいろ議論出てますけども,災害にかかわる分あるいは耐震化の問題とか,維持していく上で,非常に我々が目前急迫な課題というのが山積してございますので,堅実に経営をやった上で,最後平成43年無事閉じられたらということで考えてございますので,現在のところ無料化ということは我々としては考えてございませんので,よろしくお願いしたいと思います。 45 ◯委員(山本じゅんじ) もう1点あるんですけどね,生活道路としての使い方というのは非常に多く使われてるということなんですけども,そうであるならば,災害に強い道路としての改善ということが求められてると思うんですね。先ほど局長のほうからもいろいろ答弁があったと思うんですけども,この災害に強い道路として通行どめの期間とか,それから通行どめになるということを防いでいくということも一番先にやっていかなければならない問題ではないかと思いますが,そこら辺はいかがでしょうか。 46 ◯國山神戸市道路公社常務理事 その辺はもう建設局と道路行政全体の問題でございますので,その都度協議をしながら検討していきたいと思ってございます。 47 ◯委員(山本じゅんじ) それはぜひやっていただきたいと思います。  今回いろんな改築工事の財源捻出するということで,結局無料化が先送りになると,3年半ね。仮に今後何かまた新たな改修の必要性が出てきたりとか,必要な需要に応えなければならないというときに,またその財源をどない捻出するかということになると,今回と同じようにまた無料化までの期間を延ばすということだって十分あり得るわけですよね。そうすると,北区の人たちにとっては,ずっと市街地に向かうのに料金を払い続けなければならんということにもやっぱりなりますし,そういう声も実際に聞いてるんですよね。  商業施設の利用から発生した道路の混雑と,このために生活道路として利用されてきたもう1つの側面にしわ寄せとなるというのは非常に納得ができないと私は思います。拡幅の必要性とかETCの設置のあり方と改めて再検討は求めておきたいと思います。  それからもう1点,全然違う問題もう1点お聞きしたいんですが,さきの建設局の委員会の質疑の中で私どもの朝倉議員より,阪神高速に新神戸トンネル移管をされたんですけれども,この移管された新神戸トンネル,阪神高速が大気観測機,これを撤去したということについて質問したんですが,この観測機は地元住民との取り決めがもともとあって,本来勝手に撤去できない性格のものだと思うんですね。地元に声をかけないまま撤去されたことに対して,阪神高速は地元から抗議の声を受けてるということなんですが,それで神戸市のほうも阪神高速との間で話し合いをされてるようです。  さきの委員会でも質疑がありましたが,局長自身は道路公社に対して間に立つようにちゃんと伝えますと,地元と阪神高速が和解できるように強く申し入れをしたいというふうにも言われました。  そこでお聞きしたいんですが,委員会質疑の後,阪神高速との間で何らかの話し合いが持たれたのかどうか,お聞きいたします。 48 ◯國山神戸市道路公社常務理事 先ほどの委員会ということで,去る6月26日の委員会終了後,私は委員会出てございませんので,道路部長のほうから連絡がありまして,公社として必要な対応を行ってほしいというそういう伝令が来てございまして,それを受けまして,我々も当然道義的責任があるということを感じてございますので,この7月の13日に阪神高速の幹部と私ども道路公社と,この二軒茶屋の大気観測機の件で協議を行っております。  このときはもう突っ込んだ話で,とにかく地元の要望,十分酌み入れて対応していただきたいというぐあいに私どものほうあるいは建設局からも同じような要望ということで申し上げてございます。いわゆる阪神高速としましては,社内でいろいろ議論をされたということも聞いてございまして,現在は前向きに再設置をしたいということをその場では申し上げられております。ただ,設置する場所が関西電力の土地に今まで借りて観測機があったもので,それをまた再度お借りするというようなこともございますので,その辺は確約はすぐできませんので,ある程度協議を踏まえてからまた返事をしたいということを聞いてございます。ある程度一定の話がまとまりましたら,我々と阪神高速さんと一緒になりまして,また地元のほうに入ってお話をしたいというぐあいに考えてございます。  以上です。 49 ◯委員(山本じゅんじ) じゃあ,これは条件がこれからいろいろありますけど,その条件1つ1つクリアしていきながら,阪神高速としても地元に対しては誠実に対応していきたいと,そういう姿勢になってるというふうに理解していいんですね。 50 ◯國山神戸市道路公社常務理事 阪神高速としての組織として,そういう形で再設置の方向で動いてるということを聞いてございますので,私どもそれは間違いないというぐあいに思っております。 51 ◯委員(山本じゅんじ) 終わりますけど,ぜひその方向で再設置されるように進めていただきたいと強く要望しておきます。  以上です。 52 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 53 ◯委員(あわはら富夫) 済みません,4ページを開いていただいて,公社の機構・職員数というところなんですが,実はここに専門役ということで──別に個人がどうのこうのということじゃないんですけれども,ところが平成26年の,7月1日現在の1年前のですね,組織機構図を見ると,この専門役というのはないんですよね。ところが今回できたということの,この専門役ということの意味をちょっと明らかにしていただきたい。しかも嘱託ということなんですが,どういうことなんでしょう。 54 ◯國山神戸市道路公社常務理事 この専門役につきましては,以前はもちろん専門役というのはなかったんですけども,これは実は警察のほうからのOBでこの専門役になっていただいてございまして,いわゆる交通問題ということを全般に各警察署との調整をやっていただくというのが本分でございまして,それ以前は,この方が来るまでは私ども役員で理事というのがございまして,この理事が同じく警察から来られた方がいらっしゃいまして,この理事を1名減員しまして,役員を減らしまして,そのかわり同じ仕事を今度専門役として警察のOBの方に担っていただいているというのが現状でございます。これは嘱託ということでございますので。  以上です。 55 ◯委員(あわはら富夫) 前は理事で,理事というのは常任理事じゃなくて。 56 ◯國山神戸市道路公社常務理事 はい,そうです。 57 ◯委員(あわはら富夫) ということですわな。それで嘱託員なら当然身分保障ということになります。理事もありますけれども,それは同じなんですか。待遇面は同じ待遇になっとるということですか。 58 ◯國山神戸市道路公社常務理事 待遇はですね,基本的には一緒です。ただ,警察におられたときの階級というのがございますよね,いろいろと警視とか警視正とか。その辺の若干の給料の違いということで,そこだけです。待遇面については,もうほぼ同じです。 59 ◯委員(あわはら富夫) ちょっとやっぱり気になるのは,組織機構改革ということで,余り天下りって言い方が正しいのかどうかわかりませんけれども,そういうものについては極力やっぱり整理していこうというような考え方の中にあると思うんですよね。警察の意向の中でそういう形で1つの職をつくるというような流れというのは,これは別に神戸市だけじゃなくて全国的にそういう警察からのそういう話があって,そういう組織編成をしてくれというのは,警察のほうから具体的な提起があってこういう形になってるということですか。 60 ◯國山神戸市道路公社常務理事 いきさつにつきましては,全国今現在33ぐらいの道路公社があるんですけど,それぞれ立場が違うんでしょうけれども,神戸市の場合は特に警察行政にかかわるいわゆる交通事故の発生であるとか,あるいはETCを突破する不正通行とか,いろいろ警察行政にまつわる案件が多くて,危機管理全般をやっぱり掌握するにつきましては,やっぱり専門家が要るだろうということもございまして,我々からのほうももちろん市のほうを通じて要望すると同時に,警察のほうからも当然そういう就職先というのも当然ありますので,それがマッチしたということでございますので,決して何か押しつけられて入れてるということではございません。 61 ◯委員(あわはら富夫) 大体中身は理解しましたけれども,ただ,やっぱりどうなんですかね。私なんか見てて,別に警察のほうは警察の担当者というのがもう現にいらっしゃるわけでね。そこと神戸市との話し合いというものを,例えば定期的な調整会議みたいなものでやればやれるわけで,こういう形で専門役に警察官を入れていくみたいなやり方というのは,どうもやっぱり今の世の中の流れから見て,少しやっぱり問題があるんじゃないかなということだけ指摘をしておきたいと思います。 62 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 63 ◯委員(安井俊彦) まずね,今回の台風で建設局を初め道路公社の皆さんが本当によくやっていただいた。心から感謝申し上げたいと思うんです。私も長い間,皆さんにお世話になって議員というお仕事を頂戴して,ずっと過去の流れを見て,この雨だったらここらが危ないな,ここらがやられるなというようなとこは大体頭に浮かぶほどなんですが,今回はこれだけの豪雨,記録的な豪雨で,本当に最小限度に食いとめてくれたというのは,やっぱり建設局を初め皆さんの努力だったと思うんです。建設局,各局で2日も3日も庁舎に泊まり込んで家に帰らんと頑張ってくれた職員の皆さん,あるいはまた区役所の皆さん,そういう地道な仕事──ただ言うときますが,議会人も頑張りましたんでね。我々だって住吉川見に行ったり高橋川見に行ったりしてそれぞれやったんですが,本当に僕はよくやってくださった,こういうふうに思って心から感謝と敬意を申し上げたいと思うんです。  それから,今回のこの有料道路の改良の報告については,本当に議会人が今まで指摘したETCのところで物すごい渋滞があるんやとか,ETCが故障したらどないなんねんとか,あるいはまたアウトレット行くのにこんだけ困っとうでいうことで,過去の北区の議員さんを中心にして随分と議論してきたその成果が,今皆さん方がこういうふうに具象化してくれよるわけですよ。  確かに無料化がおくれたこと,しかしこれはある意味では受益者負担ということで,そういう公平性の原則の中で,私たちがこれをやらなかったら市民生活のために将来の神戸の道路行政の中に必要なことなんですという國山さんの切々たる話を,了としたいと思うんです。本当によく理解できると思います。議会としては一生懸命そのことには応援をしていきたい。だって過去の議会でその議論をし,それを具象化してくれたわけですから,これはしっかりと応援をしていきたいと,そういうように思うんです。  ただ,もうちょっとこういうあれを持ってずっと各議員に説明に回られたということはあれしますが,委員会でやっぱりもうちょっと丁寧な──庶務課長なんかしっかり聞いといてもうて,実はこれテレビ中継できるようになってますから,議会人をともかく市民の皆さんによくわかるようにやっぱり説明するいう意味では,これからもっと大きな──昔ようはやったんですけど,議会に説明するのに大きな画面持ってきたりして,そういうことをやっぱりちょっと努力してみてくださいよ。我々個々に回っていただいて説明されるのもいいんですがね。  そういうことで,コメントがあったらひとつコメントが欲しいというのが1つと,それからもう1つは,植中議員が,ほうっと思ったんですが指摘したパーク・アンド・ライド方式が稼働してませんよという指摘というのはびっくりしたんです。あのパーク・アンド・ライド方式の政策というのは,宮崎さんの末期から笹山さんの初めにわたって取り入れられた政策なんですね。そのときには駐車場の料金を思い切り安くしようということで,安い値段で,一時は我々も視察に行きましたけれども超満員で入れなかったというのが,今植中議員の指摘を聞くと使われてないですよということでびっくりして,これ,制度なり政策というのはやっぱり制度疲労するのかなと思って。議員が,料金が原因ではないですかという質問に対して大してしっかりした答弁がなかったんですがね。  これ,非常に私,興味があるんですよ。これはなぜそれが──そういう制度が必要でなくなったらやめたらいいんで,その制度がまだまだ必要──あれはいわゆる中央区とか市内における交通渋滞と公害を発生させないために入り口で車を規制しようという政策やったと思うんですが,その政策がもう必要でないんやったらやめたらいいんだし,あるいはいやいや,駐車料が原因じゃないんですよと,真ん中走っとるバスや電車が高いからあかんのですわとか,何かその辺の原因というのは言及されなかったんですけど,それはどうなっとるのか,その2点ちょっと教えてください。 64 ◯國山神戸市道路公社常務理事 まず1点目のいわゆる説明の仕方,これにつきましては,先生おっしゃるとおり,もっとビジュアル化でわかりやすく,それで市民の皆さんも何の改良工事をするんだというわかりやすいことはもう当然工夫させていただきます,次回もしあれば。今回はそういうことで,ちょっと気が回らなかったということでお許しをいただきたいと思います。  それともう1つのパーク・アンド・ライドにつきましては,昭和51年から当然これオープンしておるんですけども,我々も先生御指摘のとおり,お客様がどう思ってるんかと,値段が高いんかとかそういうことは昨年もアンケートを調査して,来られてる方に対して1枚ずつお配りをして,何日間なんですけど,限られた期間でやはり皆さんの声を聞いたりしております。いろいろの声もございまして,もちろん値段をもうちょっと安くせえとか,これでいいとか,それはもう賛否両論ございます。ただ,キャパシティーの問題が第1駐車場と第2駐車場と2つあるんですけども,本来それが今の御時世に本当に台数として需要と供給がマッチしてるかどうかというのは,当然周辺のパーク・アンド・ライド駐車場,民間もたくさんございますので,その辺ももう1度検証──今回このスーパーができるということも1つの変わり目になってございますので,我々としてももっと検証して,パーク・アンド・ライドの必要性ということを根幹にもうちょっと踏み込んで考えたいと思ってございます。  以上です。 65 ◯末永建設局長 まず私のほうからは,建設局の社会基盤につきましては,今後ともしっかりと進めていきたいと思っております。最近の特徴といたしまして,老朽化,これがやはり進んでおりますので,この観点からもしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。  それから,先ほどのやはり説明の内容が技術的なことがございますので,説明の中でETCばかりではございません。橋梁の耐震化工事とか,六甲山トンネルの天井板を撤去するとか,そういったことがもう少し市民の方にわかりやすくなるように,これは工夫をしてまいりたいというふうに思っております。  それで,パーク・アンド・ライドの政策につきましては,できた政策の当初のことはまさに指摘のとおりでございまして,この政策が一部機能してないんじゃないかといったことにつきましては,都心の今後の総合政策というか,総合交通のあり方あるいは北区から市街地に出るのにどういった方法が最適なのかといったことも踏まえまして,総合的に今のパーク・アンド・ライド政策がいいのかどうか,もっと工夫すべき視点がないのか,それについては建設局道路部を中心に検討させていただきたいというふうに思っております。 66 ◯委員(安井俊彦) 確かにね,局長,よく議会の意見を今回は本当に具象化して聞いてくれたと思うんです。例えば,もぎりの会社がずっと随契であったと,これはあきませんよという指摘に対して,これからは公開入札にしますというような,非常に真摯に振る舞っていただいたことで,本当に僕は建設局いうのは議会を大事にしてくださると評価しとんです。今の答弁も非常に満足しとるんですが,基本的に國山さん,駐車場の量とか原因が何とかいうような制度を生かすために言うてるんじゃなしに,その制度がまだ継続するんですかということなんです。  つまりどういうことかというと,神戸の魅力にはいろいろあるんですけれども,水がええとか魚がおいしいとか空気がいいと。交通渋滞が少ないというのも1つの魅力になっとんです。市内でも交通渋滞が非常に周辺が整備されて,道路網が整備されて,交通渋滞をこれやったらもうないですよということやったらパーク・アンド・ライド方式やめたらええんですよ。だから,そういうふうに制度疲労を起こしてるんですか,あるいはこの制度がもう市民にとって無用な制度になりました,この制度は役目を果たしましたということについてお考えいただいとんですかということを言うたら局長は,確かにそういうことをもう1遍見直してみますという答弁やった。そういう意味で言うとるんで,その辺ちょっと公社もよく考えていただいてお願いしたいと思います。これで終わります。
    67 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 68 ◯委員(林 まさひと) 西神戸有料道路のことで質問します。  本線を無料にした後,いわゆる山麓線に大型のコンテナ車が大量に流入して,地域では騒音とか振動とか交通事故が多発をして大問題になって,改善がこの間されてきたわけですが,この山麓バイパスの料金を社会実験として値下げをされてきてるんですが,12ページの数では,年間通行量とか1日平均の台数,総台数なんですが,コンテナ車としてはどれくらいこの値下げの効果があるのか,わかりますでしょうか。 69 ◯國山神戸市道路公社常務理事 山麓バイパスの今大型2のことの御指摘だと思うんです。700円に下げたということでですね──全体の西神戸有料道路につきましては,去年,山麓の天井板の撤去工事とかで通行どめがあったりして,その辺は若干落ちたりしてるんですけども,大型2につきましては,値下げ前と比べますと今1.8倍ぐらいに大型2としては率としてふえてございます。25年・26年・27年と3カ年で右上がりになってきてございまして,当初は1.5倍ぐらいだったんですけど,その後1.6倍,1.8倍ぐらいまで値下げ前の大型2の台数としては道路公社としてはふえてるということで,効果があったということで認識してございます。 70 ◯委員(林 まさひと) 台数の比率がふえてきているということなんですが,台数そのものの数というのはわからないですか。 71 ◯國山神戸市道路公社常務理事 済みません,今27年の直近で申し上げますと,大型2が5月で116台通過してございます。4月で見ますと123台ということになってございまして,値下げする前,平成23年度なんですけども,その当時値下げする直近の5月,4月で見ますと67台の大型2が通過してございますので,これが今申し上げましたように120台近くにはね上がっておるということで,もう数字としては明らかに出てございます。 72 ◯委員(林 まさひと) 効果があるということなんですが,そもそも大型コンテナは,西のほうから港へ行く総台数というのはわからないですか。その中で有料を使っている台数の割合,一般道へ流れてる部分がどのくらいとか,そういう数字としてはわからないんですかね。 73 ◯國山神戸市道路公社常務理事 総台数につきましては,この道路公社での把握はしてございません。 74 ◯委員(林 まさひと) 減っているということなんですけれど,依然として山麓線,夢野白川線の沿線住民の方に聞けば,感覚的にはそんなに変わってないと,振動にしても騒音にしても,昼間も夜も騒音が続いている,振動が続いてるということで,やっぱり被害の声が出てきているわけですよね。  例えば,行きは,運ぶときは有料使うけれども,空になって帰ってくるときは一般道使うという可能性も考えられるわけなんですよね。そういう点では引き続き,例えば今の700円が絶対なのか,これを例えば500円にしたときに台数がどのくらいふえるか,シミュレーションをして,一般道への流入を防いでいくそういう方策,やはり引き続き考えるべきではないでしょうか。 75 ◯國山神戸市道路公社常務理事 今ちょっとお金の話は出たんですけども,道路公社としては採算をやっぱり重視して,24年の5月に神戸市の建設局と一緒になって,環境対策の一環ということで思い切って大型2を値下げをしたということでございます。道路行政全般のこれ話でございますので,我々道路公社が,単にこの700円が適当であるかとか,あるいはもっと値下げをすべきであるということに対して,私自身はコメントは控えさせていただきますけども,これは政策的にその当時我々の採算も加味しながら厳密に700円ということで決定した額ということで御認識をしていただきたいと思います。  以上です。 76 ◯油井建設局道路部長 山麓線の交通の状況でございますけれども,夢野白川線を通って山麓線に来てるわけですけれども,その大型車混入率については,確かに若干ちょっと多いところはありますけれども,他の幹線道路と比べて極めて多いというような状況になっていないというのが現状でございます。  騒音とか振動についても,環境局と協働しながら調査を毎年やってございます。現時点で過去の状況とで比べて大きな変化がないというふうな状況ですけれども,また環境基準も下回っているような状況ですけれども,やっぱり今後も市民の皆さんが利用してそういう影響が少ないようにしていくということは非常に大事だと思ってますので,神戸市の道路管理者としましては,山麓線とか夢野白川線について,小さな段差でも,大きな音につながるということもありますので,小まめにその辺のところについては現場調査して,そういうのがあれば,できるだけスムーズに車両が流れるようにしていきたいというふうに思っております。  また,大型車の誘導策について山麓バイパスの料金を下げるということでやらせていただいています。実際有料道路を使う利用者の利便に対して料金を負担をしていただくということが有料道路の基本的な考え方でございまして,そういう中で今の現在の料金というのはその辺のバランスのとれたような料金かなというふうに考えてまして,著しく低い料金となるようなことというのはなかなか難しいというふうに考えております。  また,神戸市のほうでは,有料道路の山麓バイパスの料金が安くなってるということで,以前にも兵庫県トラック協会とか海上コンテナ協会等に,ビラ等を配布したりしてますけれども,昨年10月にも再度そういったビラ等で周知をしていただいているという状況でございます。  以上でございます。 77 ◯委員(林 まさひと) 若干多いということで答弁あったんですが,他の幹線と比べてと言われたんですが,ここは市道なんですよね。2国とか幹線と違う生活道路ではないんですか。 78 ◯油井建設局道路部長 夢野白川線とか山麓線というのは,夢野白川線は神戸の西のほうから市街地に入ってくる非常に重要な幹線道路と思ってますし,山麓線についても神戸市の市街地の山麓部を東西に結ぶ,そういった面では重要な幹線道路というふうに考えてございます。 79 ◯委員(林 まさひと) 引き続き,地域住民にとっては,やっぱり影響がまだまだ続いているということが言われていますので,大型車を極力この道路から流入を防いでいくと。例えば,段差改良とか言われてるんですが,ここの道路自身が非常に構造上,盛り土をしたり何か脆弱な構造になっているというふうにも聞いてますので,余りここへ通るということは,またこの道路の補修に余分にお金がかかっていくということにもなると思いますので,引き続きどの程度がいいのか,シミュレーションをぜひこれはしていただいて,この下げた値段が未来永劫ということではなくて,検討をお願いしたいと思いますが。 80 ◯油井建設局道路部長 先ほども答弁させていただきましたように,料金については,やはり実際有料道路のところで料金を取っているということで,やっぱり有料道路の基本的な考え方については,利便とそれに対する負担というのがありますので,その辺のバランスを考えると今の料金というのは妥当なところじゃないかと。  例えば,同じようなルートでいきますと,例えば夢野白川線の白川南のところから行きますと,阪神高速の山手線を通って市街地に入ってくるルートがございます。それと山麓バイパスのルートを考えますと,阪神高速使いますと610円ぐらいかかるんですが,今回の山麓バイパスで行きますと360円ということで,他の高速道路と比べても高いというより逆にキロ当たりでいきますとどっちかいうと安いというようなところもございますので,そういったところも考えながら料金については考えていかなあかんというふうに思っております。  それと,道路としては幹線的な道路だという答弁させていただきましたけども,当然沿道には,住民の方がお住まいということで,できるだけ住んでいる方に騒音とか振動起きない,振動・騒音を与えないということが道路幹線に必要やと思ってますので,パトロールについては強化して,そういった原因になるところがありましたらできるだけ速やかに対処していきたいというふうに考えてございます。 81 ◯委員(林 まさひと) 地域住民の方の安心・安全いうところで,やはり管理をしていっていただきたいというふうに思います。終わります。 82 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。  (なし) 83 ◯委員長(堂下豊史) ほかに御質疑がなければ,神戸市道路公社及び報告事項についての審査はこの程度にとどめ,次の団体の審査に参ります。  それでは,公益財団法人神戸市公園緑化協会について及び報告事項,神戸総合運動公園駐車場の料金改定等について一括して当局の報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 84 ◯末永建設局長 それでは,公益財団法人神戸市公園緑化協会の事業概要及び報告1件につきまして,一括して御説明を申し上げます。  お手元の平成27年度神戸市公園緑化協会事業概要の1ページをお開きください。  I協会設立の趣旨について御説明を申し上げます。  当協会は,昭和38年に神戸市公園協会として発足いたしました。その後,昭和31年に設立いたしました神戸王子動物園協会と平成8年4月に統合いたしました。  市民の健康増進,余暇活用の促進及び教育文化の向上に寄与することを目的に,公益事業の担い手として,都市緑化,公園緑地及び動物園に関する事業を通して,市民や行政との協働の理念による潤いと彩りあふれる市民生活の実現を推進し,市民に憩いと安らぎの場を提供し,さらに市民・事業者・行政をつなぐ役割をあわせ持つことで一層の市民サービスの向上を図っていくため,平成23年4月1日に公益財団法人に移行しております。  2ページをお開きください。  II協会の概要でございますが,1名称は公益財団法人神戸市公園緑化協会,2所在地は須磨区緑台でございます。3設立年月日は記載のとおりとなっており,4基本財産は2,400万円で,50%を神戸市が出捐しております。  次のページに参りまして,III協会の機構・職員数でございますが,3ページには協会の機構を,4ページには評議員・役員を,5ページには職員数を,次の6ページから14ページには定款を掲げておりますので,後ほどごらんください。  15ページに参りまして,平成26年度事業報告につきまして御説明を申し上げます。  公益財団法人への移行に伴い,事業区分を公益目的事業として不特定多数の者の利益の増進に寄与する事業と,収益事業等として公園利用者等の利便に供するための事業に区分いたしております。  (1)公益目的事業1)公益1事業,市民の緑化意識の高揚と緑化活動支援事業でございますが,ア緑化啓発イベントの実施といたしまして,花のフェスタこうべ,グリーンフェスタこうべの開催や,イ花壇管理事業等のほか,16ページに参りまして,エ神戸みどりの夢基金事業などを行いました。  ページの下のほうにございます,2)公益2事業,利用者満足度を高める公園緑地のマネジメント事業でございますが,ア一般公園等の多様な利活用の促進では,(ア)一般公園の維持管理や,(イ)運動施設の維持管理を行うとともに,17ページに参りまして,(ウ)その他都市公園等維持管理として,公園の遊具等の施設点検を行ったほか,(カ)公園の利用促進として,イベント開催などを行いました。  イ有料公園等の多様な利活用の促進でございますが,(ア)須磨離宮公園は,年間入園者数は29万3,675人でございました。  b主なイベントは,春と秋のローズフェスティバルを初め,季節に合った多くのイベントの開催や,18ページに参りまして,武庫離宮造営100年記念行事を行いました。cその他展示及び案内ガイドを行ったほか,d神戸女子大とのキャンパス・パーク連携事業や,19ページに参りまして,e地域・市民グループとの連携にも努めてまいりました。  続きまして,(イ)森林植物園でございますが,年間入園者数は23万4,700人でございました。  c主なイベントとしては,新緑つつじ・しゃくなげ散策,森の中のあじさい散策,森林もみじ散策など,季節を彩るイベントを開催いたしました。d真野響子名誉園長の業務活動として,とんど焼き等のイベントに御参加いただきますとともに,多方面にわたり,森林植物園のPRと情報発信に努めていただきました。  20ページに参りまして,h園内散策ボランティアによる園内ガイドの充実や,i神戸親和女子大学などとの地域連携事業の実施に努めました。  (ウ)神戸総合運動公園でございますが,c主な大会・イベントにございますように,ユニバー記念競技場では,21ページに参りまして,兵庫リレーカーニバルやJリーグ・ヴィッセル神戸の公式戦が開催されるほか,兵庫県下初開催となる1,000万人ラジオ体操・みんなの体操祭の開催支援を行いました。グリーンアリーナ神戸では,バレーボールV・プレミアリーグ女子神戸大会,全日本卓球選手権大会が開催されました。  22ページに参りまして,gボランティアとの協働によるイベント等の開催として,学生との協働によるUNIVER祭やコスモスまつり,さらに近隣企業との協働事業──パークDEビア~星空のビアガーデン~等を開催いたしました。  (エ)その他指定管理事業でございますが,住吉公園・大和公園テニスコート及び駐車場,大原山公園・掖谷公園テニスコート及び駐車場,相楽園について,民間事業者との共同運営を行いました。  3)公益3事業,動物に関する知識の普及と理解の増進事業でございますが,ア動物科学資料館管理運営業務として,(ア)特別展の開催や,23ページに参りまして,(ウ)教育普及事業を行いました。  イ動物とこどもの国ふれあい業務を行うとともに,ウ動物園事業との連携として,イベント支援や広報等の協力を行いました。  次に,4)公益共通事業でございますが,ア有料公園等の利用者へのサービス向上と来園者数の増員として,旅行業者等との入園券契約やアウトドア総合メーカーとのフレンドショップ登録を継続するほか,各園の新たな魅力の発信,集客促進のための新規イベントを企画・実施いたしました。  また,森林植物園のキャラクター──モリンくんのイベント参加によるPR活動にも努めました。  24ページに参りまして,イ協会関連各公園や緑花に関する情報の発信として,ホームページのほか,フェイスブックやツイッターでの発信を行いました。  ウ公園利用者への安全・安心の確保として,AEDの設置箇所を拡大しております。  (2)収益事業等,1)収益1事業,公園施設等附帯収益事業でございますが,公園利用者のための利便施設として,駐車場や売店・レストランなど各種の収益事業を実施しております。  25ページに参りまして,2)収益2事業,動物園収益事業でございますが,動物園利用者の利便施設として,遊戯施設や売店・レストラン等を運営しております。  続きまして,26ページをお開きください。  平成26年度損益計算書につきまして御説明を申し上げます。  数字につきましては,1,000円以下を切り捨て,万円単位で御説明を申し上げます。  費用の部は,左の欄の一番下の合計にございますように19億6,881万円,収益の部は,右の欄の下の合計にございますように20億4,514万円となっております。この結果,右下の欄内にございますとおり,税引前当期利益は7,632万円で,法人税等充当額5,578万円を引いた税引後の当期利益は2,054万円となっており,前期繰越一般正味財産3億2,054万円を加えた当期未処分一般正味財産は3億4,108万円となっております。  27ページには正味財産増減計算書を,28ページには貸借対照表を,29ページには財産目録を,30ページには収入明細書を,31ページには支出明細書を掲げておりますので,後ほどごらんください。  続きまして,32ページをお開きください。  平成27年度事業計画につきまして御説明を申し上げます。  (1)公益目的事業,1)公益1事業,市民の緑化意識の高揚と緑化活動支援事業でございますが,緑化啓発イベントの開催,花壇管理事業等を行ってまいります。  33ページに参りまして,2)公益2事業,利用者満足度を高める公園緑地のマネジメント事業でございます。  ア一般公園等の多様な利活用の促進でございますが,一般公園や運動施設の維持管理のほか,公園を活用した市民主体のイベントの協働実施等を行ってまいります。  イ有料公園等の多様な利活用の促進でございます。  (ア)須磨離宮公園では,事業計画の着実な実行として,34ページをお開きください,目標年間入園者数を24万7,000人とし,指定管理の共同事業者である神戸市造園協力会との連携によるきめ細やかで高水準な園地の管理に努めます。  b豊富な公園資源の充実・活用による魅力の発信と環境学習の場の提供として,バラ園を初め,公園資源の充実と関連イベントの実施,公園の活性化を推進してまいります。  また,歴史案内板の設置やホームページの充実などにより,武庫離宮庭苑や須磨の別荘文化等魅力ある歴史資源情報を発信してまいります。  f集客増につなげる効果的なマーケティング施策では,35ページに参りまして,物販・イベント等事業参画を公募し,効果的な事業の実現を目指してまいります。  (イ)森林植物園でございます。  管理運営の理念に基づき,目標年間入園者数を22万5,000人とし,事業計画を着実に実行するとともに,b森林植物園3大イベントなどの実施と森林展示館における企画展・特別展の開催として,新緑つつじ・しゃくなげ散策,森の中のあじさい散策,森林もみじ散策など,年間を通してさまざまなイベントを実施し,魅力ある植物園として観光客の誘致に努めるほか,社会教育活動への取り組みや,36ページをお開きください,近隣住民等の協働による公園活性化事業を進めてまいります。  次に,(ウ)神戸総合運動公園でございます。  事業計画の着実な実行として,基本理念「新たな価値を創造し,新しいライフスタイルが展開される総合運動公園」の実現を掲げ,37ページに参りまして,c居心地のよい空間演出を行うサードプレイスプロジェクトに取り組むほか,h市民等との協働事業を引き続き行います。  k主要施設の主な利用予定につきましては,39ページにかけて記載しておりますので,後ほど御参照ください。  39ページに参りまして,(エ)その他指定管理事業でございますが,相楽園において,一般社団法人神戸市造園協力会と運営するなど,それぞれ民間事業者と共同で運営管理を行ってまいります。  3)公益3事業,動物に関する知識の普及と理解の増進事業でございます。  ア動物科学資料館及び動物園ホールの多様な利活用の促進として,(ア)特別展の開催や,(イ)イベントの開催,(ウ)動物知識の普及・啓発として,教育支援事業の推進や動物に関する刊行物の共同発行を行ってまいります。  4)公益共通事業でございますが,ア有料公園等の利用者へのサービス向上と来園者数の増員として,40ページをお開きください,旅行業者に各園のPRを行うとともに大手アウトドア用品メーカーとの提携を図ってまいります。  イ協会関連各公園の緑花に関する情報発信として,ホームページやフェイスブック・ツイッターでの発信等を行います。  ウ公園利用者への安全・安心の確保として,AEDの設置拡大及び管理に努めてまいります。  (2)収益事業等でございます。  1)収益1事業,公園施設等附帯収益事業でございますが,公園利用者の利便を図るため,各種の収益事業を引き続き実施してまいります。  41ページをごらんください。  中ほど下,2)収益2事業,動物園収益事業でございますが,動物園利用者の利便を図るため,各種の収益事業を引き続き実施してまいります。  42ページをお開きください。  経営改善の取り組み状況として,これまでに行ってきた主な経営改善策でございますが,(1)第4次中期経営計画の実施として,PDCAサイクルによる進行管理を行うほか,(2)公益法人制度改革に伴い,平成23年4月1日に公益財団法人に移行いたしました。  また,(3)人員の見直しに取り組むとともに,(4)KEMSによる環境負荷の低減,経費の節減を行ってまいりました。  次に,平成27年度における経営改善策でございますが,(1)第4次中期経営計画の実現に向け,引き続き進行管理を行います。  また,(2)組織・人員の見直しでは,当協会がこれまで培ってきた経験やノウハウの継承を一層確かなものとし,充実させるために固有職員を増員いたしました。また,引き続き組織体制やその配置について見直しを行ってまいります。  (3)公益財団法人としての取り組みでは,公益増進の重要な担い手として,公益事業の充実を図るとともに,公益事業を実施する財源の安定確保のため,利便施設の充実など収益事業の拡充に努めてまいります。  43ページに参りまして,平成27年度予定損益計算書でございますが,費用の部は,左の欄の一番下の合計にございますとおり19億9,273万円を,収益の部は,右の欄の下の合計にございますように19億9,329万円をそれぞれ計上し,その結果,税引前当期利益は56万円となり,法人税等充当額35万円を除く当期利益は21万円を見込んでおります。  44ページには収支予算書を,45ページには予定貸借対照表を,46ページには予定収入明細書を,47ページには予定支出明細書を,48ページには平成26年度主要事業計画・実績比較表を,また49ページには主要事業の推移表をそれぞれ掲げておりますので,御参照ください。  以上で,公益財団法人神戸市公園緑化協会の事業概要についての説明を終わらせていただきます。  引き続きまして,神戸総合運動公園駐車場の料金改定等につきまして御報告を申し上げます。  お手元の委員会資料の1ページをお開きください。  1駐車場管理形態の変更につきまして,現在当公園駐車場の料金収受業務は,神戸総合運動公園の指定管理の一環として,指定管理者である公益財団法人神戸市公園緑化協会が担っております。昨年の指定管理者選定において,同協会から駐車場の運営に関して公園利用者のニーズ等に柔軟に対応し,利便性の一層の向上を図るため,管理形態を管理許可に変更する提案がございました。本市としても市民サービスの向上に資する提案であると考え,管理形態を変更しようとするものでございます。  次に,2駐車料金改定の理由でございますが,神戸総合運動公園には多くの駐車場が設置されておりますが,それぞれ立地条件が異なっており,また,利用実態にも特性があり,利用者のニーズが多様であることがうかがわれます。多様な利用者ニーズに対応し,利便性の向上と資産の有効活用を図るため,現行の一律の料金体系を変更し,新たな料金体系を構築しようとするものでございます。
     次,3料金改定についてでございますが,各駐車場における料金改定案について順に御説明を申し上げます。  駐車場の位置関係につきましては,2ページの位置図を御参照ください。  (1)時間制料金の導入でございますが,駅前駐車場P3につきまして,長時間の利用を抑制するため,現行料金の1日500円を1時間当たり200円に変更しようとするものでございます。なお,駅前駐車場P3を除く他の園内の駐車場ですが,通常の利用料金は1日1回当たり500円で据え置きといたします。  さらに,(2)平日定期券・回数券の新設についてでございますが,公園を日常的に利用されている方の負担軽減を図り,さらに利用を促すため,平日定期券及び回数券を導入いたします。この回数券につきましては,販売対象をトレーニングセンターやテニス教室等の利用者に限定したものといたします。なお,時間制料金の導入を予定している駅前駐車場P3及び収容台数が少なく,また大会関係者の専用利用があるユニバー記念競技場前の駐車場P1につきましては,定期券等の対象外としたいと考えております。  続きまして,(3)サービスタイムの導入でございますが,それぞれの駐車場につきまして,短時間利用者の利便性の向上を図るため,サービスタイムとして30分以内を無料といたします。  最後に,4実施予定日でございますが,駅前駐車場P3の時間制料金への移行及びサービスタイムの導入につきましては,平成27年10月1日を,その他の駐車場への平日定期券及び回数券の導入につきましては,平成28年2月1日を予定しております。  2ページの中ほどには現行料金と改定案の対照表を掲げておりますので,後ほどごらんください。  以上で,駐車料金の改定等につきまして御報告を終わらせていただきます。何とぞよろしく御審議のほどお願いを申し上げます。 85 ◯委員長(堂下豊史) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行います。  公益財団法人神戸市公園緑化協会について及び報告事項,神戸総合運動公園駐車場の料金改定等について御質疑はございませんか。 86 ◯理事(住本かずのり) 済みません,2点ございまして,まず1点目なんですけど,須磨離宮公園の目標年間入園者数24万7,000人とございますが,これの根拠を教えていただきたいのが1点と,もう1点が42ページの27年度における経営改善策,これの固有職員を増員したというところがあるんですけど,これが27年度予算の職員数130人,26年度から比較して12名増員してるんですけど,これの件でしょうか。この2点ちょっと御確認をお願いいたします。 87 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 2点目の人員の経営改善のところの出てまいります人員の増員につきまして回答申し上げます。  こちらの表は5月1日現在でございまして,先ほど御説明いたしました組織図のところ,5ページでございますが,職員数掲げてございます。7月1日現在ということで,先ほどのはちょっと5月1日現在で全て統一しておりましたが,今最新の数字で申し上げますと,7月1日現在127名でございます。ということで,118名と比べますと9人増ということでございます。  内訳でございますけれども,細かくなりますが,市のOB嘱託が2名減,それから事務職員が2名増,技術職員が2名増,5年間の契約で雇用しております契約事務職員が5名増,契約技術職員,これが2名増ということで内訳となってございます。  これにつきましては,経営改善に取り組む中,離宮公園・森林植物園のほうが随意選定になりました。また,総合運動公園のほうも新たに指定管理を確定することができましたので,より長期の人員配置のほうが可能になってございます。有期職員のうちから3名を期限なしの固有職員のほうに登用するといったこともございまして,また,その後任に増員を行うといったことで取り組んだ結果でございます。  我々の主要な事業であります植物園管理では,非常に景観を楽しむとか動植物に親しんでいただくために基本となります植物,それがもたらす魅力的な景観とか空間の醸成・維持・充実が柱となりますので,まさに手間暇かけての長期のスパンで継続的に職員のほうもスキルアップしていかないといけないということで,これからも積極的に固有職員の採用・育成を進めていってまいるということでしております。  以上でございます。 88 ◯井川建設局公園部長 私のほうからは,最初の御質問でございます須磨離宮公園の年間目標入園者数24万7,000人の根拠ということでございますが,これにつきましては,一昨年,指定管理の応募をするときに,過去3年間の離宮公園の平均値を定めまして,これを目標とするというふうなことを応募の条件にしておりますので,それが根拠になっております。  以上でございます。 89 ◯理事(住本かずのり) 職員増員については承知いたしました。  離宮公園の年間入園者数の根拠も承知いたしました。  過去2年間見ますと,25年度が27万1,000人,26年度が29万3,000人と大変ふえております。次のそうしましたら3年間の年間入園者数は具体的にどれぐらいお考えでしょうか。 90 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 お答えさせていただきます。  次の3年間も,やはりできるだけ目標値は当然クリアの上でございますけれども,26年度の実績値をできるだけ達成していきたいと思っております。 91 ◯理事(住本かずのり) 済みません,普通民間でしたら昨年比100%は当たり前,やっぱり10%増しとか110%とかの目標値を与えられて,それに向かって努力するというのが民間の感覚だとは思いますが,そういったお考えはございませんでしょうか。 92 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 こういう離宮公園というのは観光施設でございますけれども,非常に1点はやっぱり天候に左右されるというところがございまして,ただ常に,同じような条件でさらにサービスをしましてですね,今までの例えば26年度の29万人というのを目標にして常に努力していきたいと考えております。 93 ◯理事(住本かずのり) ぜひ私も地元須磨区出身なので努力していただいて,より多くの市民の方に須磨離宮公園を楽しんでいただいたらと思います。  1つ経営努力のところで,私地元なんでよく聞くことが,最寄り駅,電車で来た場合,山陽月見山駅でおりると思うんですけど,南に行ったらいいのか,北に行ったらいいのか,わからない,案内掲示板が少ないという御指摘をよく市民の方から受けるんですけど,そういった道案内の工夫とかは今後御検討はいかがでしょうか。 94 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 委員御指摘のとおり,いろいろと月見山駅からの道については非常にわかりにくいというような御意見をいただいておりまして,地域の方々,それから電鉄の方々と協力いたしまして,バラの小径という形で──離宮公園,御存じのようにバラが一番シンボルになっておりますので,玄関にバラを飾っていただいたりというような形で,できるだけわかりやすい形では努めさせていただいております。  また,我々離宮公園に関しましては山電さんと非常に協力をさせていただいておりまして,そのあたりの山電さんのパンフレット,そういうチラシ類なんかにもわかりやすいような形でという形でお願いさせていただいておりまして,今後とも不十分な点はございますけれども,できるだけ電車からの利用の方々にもわかりやすい離宮公園でありたいと考えております。 95 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 96 ◯委員(向井道尋) 32ページの事業計画の中で,特に市民花壇についてちょっと質問をさせていただきたいんですけども,私ども地域の中で自治会であったり老人会であったり,そういう中で皆さんが市民花壇を大事にされて,いろんな花を植えて一生懸命活動されている様子に出会うことが多くございます。  この27年度の事業計画を見せていただくと,例えば市民花壇のレベルアップ支援ですか,こういう項目が上がってるんですけど,具体にどのようなレベルアップ支援をされてるのか,お聞きしたいと思います。 97 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 私ども,この市民花壇のレベルアップ事業というのは,協会の自主事業,公益事業でやらせていただいておりまして,市民花壇の制度そのものは市さんからの各団体さんへの支援制度でございますけども,ただ,市民花壇をやられている方々から,一生懸命頑張ってるんやけどもうちょっときれいにしたいんやとか,どんなふうにしたら──コンクールもございますので入賞できるようになるかというような御相談を市にも寄せられますし,我々協会のほうにもそういうお声がございますので,そういう団体さんに技術指導という形で,数は多いときでは5~6個だったんですけど,今は3カ所とか市民花壇の方々と花まちの職員,それから花まち──花と緑のまち推進センターでございますね──花と緑のまち推進センターでいろいろとボランティアの方々もおられます,その方々と一緒になりまして,地域の方とボランティアの方,それと我々協会の職員で,どういうような形で市民花壇をもっと市民の方,見られる方に楽しんでいただけるかという形のことをさせていただいております。 98 ◯委員(向井道尋) それでは,今市民花壇の花の苗の配布等もされておるんですけども,具体に私が相談受けたことで,もう何か,花ですから季節によって違ってくるんですけども,大体もうワンパターンだと。春なら春で,もうマリーゴールド1つだと。それもいいんだけども,やっぱり食事のとき,おかず毎日同じもんでは飽きてきますから,いろんなものを食べてみたいという思いがありますように,やはり市民花壇も春,マリーゴールドだけかいなと,ほかに花はないのかという思いがあるんですね。そういったところをもうちょっと酌んでいただいて,市民花壇,もっと意欲的に取り組んでいただけるようなことが必要ではないかと思うんですが,その点いかがでしょうか。 99 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 市民花壇の花苗につきましては,非常にそういうお声を聞かせていただいております。実は,やっぱり非常に多くの団体,700団体の方々,それから花壇をつくるレベル,力もその団体によってさまざまでございます。そうしますと,どうしても中心になる花は病害虫に強い花を中心にやっていただいて,例えば今マリーゴールドというお話がありましたけど,マリーゴールドプラス何か自分らで工夫していただいて新たな花を購入していただくなり何なり──助成金も入っておりますのでしていただいて,そういうことの,じゃあここの花壇でどんなもんがいいんやろうかとかという相談を我々花と緑のまち推進センター等に当然御相談いただいたら結構でございますし,レベルアップ事業でそういうことをやらせていただきたいという形のことを考えさせていただいております。 100 ◯委員(向井道尋) 結論的に言うと,マリーゴールドしかいかないということですかね,春で言えば。 101 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 決してマリーゴールドだけでは──市のほうと協議させていただいて配布させていただいておるんですけども,まず1つは区の花を必ず4回の花苗の配布のときに入れるというのは,もう大前提でやらせていただいております。それプラス今言ったマリーゴールドとか,その時々の強い花を入れるという形で,決して1種類の花というわけではございません。それから,さまざまな市民花壇の団体さんのほうにアンケートも実施しておりまして,どんな花がいいですかという形で,常にずうっと長い間続いている花壇事業でございますけれども,同じ花──それぞれ工夫はさせていただいておりますけれども,ただ,いかんせん1つは多量の花を委託して栽培しなきゃならないということと,やはり強い花──マリーゴールドばっかり言うたらあれですけども,例えばサルビアとかそういう形にはなってくるかとは思うんですけども,その辺は御理解いただきたいと思います。 102 ◯委員(向井道尋) 要望にとどめますけども,さらに研究・工夫をしていただいて,本当に市民花壇やられてる皆さんがさらに生き生きと取り組んでいただけるようにぜひお願いしたいと思います。どうしても違うものにしたいいう場合は,その助成の分を使ってできるということなんで,その辺もちょっと内容によってはふやしていただくとか,ぜひそういったところもお願いしたいと思います。  終わります。 103 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 104 ◯理事(山下てんせい) それでは,総合運動公園のことについて幾つか質問したいと思います。  まず1点目,報告事項の駐車場の件なんですけれども,以前から指摘していたとおりP3の駐車場,これがもう早朝に占拠されているという状況がこれで改善されるだろうと期待しております。ありがとうございます。  ただ,結局パーク・アンド・ライドをされてる方にしてみたら,P1・P2の,特にP2の駐車場を使っていくことになると思いますので,このP2の駐車場のところを見てみますと,パーク・アンド・ライド定期券があるのは,これは非常に使い勝手がいいと思うんですけど,その下に平日定期券ができると,あと回数券もできると。回数券はいいんですけども,この平日定期券が並立する意味がわからないんですね。同じパーク・アンド・ライド定期券,平日限定と平日定期券何が違うのか,わからないんですけれども,これ説明してください。 105 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 パーク・アンド・ライド定期券は先ほどからお話に出ておりました通勤の方々という形で,板宿よりも以東に通勤される方というような感じで限定させていただいております。ですから,どちらかというと公園利用者のためではなくて,先ほど施策的な事業として,このパーク・アンド・ライド定期券を我々この運動公園でも協力をさせていただいているという形でございます。  それから,今回新たに新設する平日定期券でございますけれども,これは非常にある程度声がございまして,実は通勤とかそういう方ではなくて,スクールを利用されてる方とか,もうやっぱり運動公園をよく利用される方で週4回とか利用するんだけど,1回500円で割高感があるんでというような形の方々のニーズに応えるために今回新たに設けさせていただきました。 106 ◯理事(山下てんせい) なるほど,用途が違うと解釈してよろしいですか。 107 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 そのように御理解していただければ幸いでございます。 108 ◯理事(山下てんせい) 承知いたしました。  では,総合運動公園の駐車場,この駅には残念ながらバス停がありませんので,近隣のお住まいの方,ここまで車で来て地下鉄乗っていくというふうな通勤形態をとる方も多いです。あと,この総合運動公園の裏手には工業団地がありまして,やっぱり車のほうも同じように駐車場のニーズが高いということなので,利便性の高い施設としてしっかりと管理していただきたいなと思います。  そういった点では,でも本来公園の利用者に向けての駐車場であるということから考えれば,サービスタイムの導入というのは非常に評価しておりますので,その辺の運用も,また経緯を見守っていきたいなと思うとともに,覚えてますでしょうか,25年度に須磨海浜公園と須磨浦公園の駐車料金を改定しまして,値下げしました。値下げをしますと,明らかにその効果が出ていて,駐車台数も非常に1割ほどふえているということで,恐らく今回の改定によって駐車台数はふえると思われます。ですので,やはり事故等起きないように表示の工夫等引き続きやっていただきたいなと思います。  あともう1つ,総合運動公園の敷地内なんですけど,この公園,実は公園であると同時に,近隣の学園東町の人たちにとっては通勤路でもあるんですね,実は園内が。やっぱり通勤路の方からよく言われるんですけど,トイレがやはりどうしても分散してしまっていて利便性が低いというところ,あと,トイレの美しさ,そういったところでもうちょっときれいにならないのかとか,そういう要望を受けております。  あともう1つは,車椅子で入ってこられる方の障害者用のトイレがやはりもうひとつ足りないと。テニスコートのあたりにはあるんですけれども,グリーンアリーナ神戸のあたりに行くと1つ欲しいなと,そういうふうな意見がありましたので,これちょっと要望です,これは。要望としてお願いしたいと思います。  あともう1点が,これはちょっと総合運動公園の管理とは直接関係なく,どっちかいうと建設局寄りかもしれないんですけれども,名谷のほうから,この西神中央線に入ってくる道と総合公園前の信号がちょうど補助競技場の横あたり,このあたり最近非常に車の追突事故が多いんですけれども,御存じだったでしょうか。 109 ◯油井建設局道路部長 済みません,私自身はちょっと把握してございません。 110 ◯理事(山下てんせい) なぜそうなっているのかというのは私もわからないんですけれども,やっぱりここの交通量がまたふえてるなということじゃないかなと思うんですね。  総合運動公園の横,ここは御存じのとおり,なかなか逃げ場がありません。駐車場に入っていく車が多いということは,当然右へ左へ曲がっていく車が多いということにもなりますので,やはり以前から要望しているとおり,このあたりの道路標識,道路標示というものをもう少し強化していただいて,駐車場の案内板ですとか,あるいはこの辺ちょうど白線も結構消えたりしてるんですよ,なかなかね,道路維持管理の観点で。なので,済みません,これちょっと建設局にかかわることになってしまって恐縮なんですが,ぜひ道路のメンテナンスよろしくお願いいたします。一応関連する要望ということで,この場でお伝えさせていただきました。  以上です。 111 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 112 ◯理事(西 ただす) 少し先ほども出ましたけど,須磨離宮公園のところと森林植物園のところにちょっとかかわって御質問させてもらいます。  33ページから34ページ,35ページ,36ページともう非常にいろんな取り組みをされていらっしゃるなということで,先ほども天候の関係でなかなか,ちょっと読めない面もあるというふうなことも言われてたんですけども,そういう中で,例えばこれ満足度を上げるあるいは入園者をふやすということで言うと,インターネットでもいろいろされてるようなんですけど,アンケートなんかもとりながらやられてるのかなということと,季節に応じて開園時間の延長を紅葉とかイベントとかを須磨離宮のほうではやられてるんですかね,こういったものをされてると思うんですけど,こういうのはいつごろからされてるんでしょうかね。 113 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 いわゆる開園時間に関しましては,割と離宮公園・森林植物園とも指定管理になる前から割と市さんと協力しながら,ずっと割とさせていただいております。離宮公園につきましては,特に夏場の夜間開園という形,ずっと続けておったんですけども,さらに今回指定管理の努力の中で,秋の紅葉シーズンなんかにも夜間開園,いわゆる夜間開園の枠を広げていくというような努力をさせていただいております。  それから,森林植物園につきましては,これはもうつい最近では4カ年前から冬場,ライトアップというか,冬の夜間のときに見ていただける,いわゆる閑散期のときにできるだけ利用していただくというような形,それから森林植物園が早くから取り組んでおりますのは,鳥の観察とかをしていただくために,早朝早くあけるような努力もさせていただいております。  失礼しました。それとアンケートでございますけども,年4回アンケートをとらさせていただいております。 114 ◯理事(西 ただす) なるべくたくさんの方利用していただくということで,いろんなことされてるんだなということを思いました。  あと,先ほどもちょっと出てきたんですけど,やっぱり固有職員がこの間ふえているということで,やっぱり質の高い運営ということとかかわっていくというふうに思うんですけど,それをふやすことによって,例えばこういう植物園に対してこういったことができるであるとか,あるいは長期で見るというふうに言われてましたけど,それでどういったところでメリットがあるのかなということをお聞きしたいんですが。 115 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 最近ですが,ここ数年になりますが,固有職員を積極的に登用していくということで,我々のほうとしましては,いろいろな希望を持たれる職を求められる方の中で,特に植物とかあるいは森林とかそういった専門的なことに興味を持たれて,収入はともかく,そういった仕事をやることに生きがいを見出すという方がこのごろふえておるというふうに理解してございまして,我々の公募にもそういった方々が応募していただけるので,そういった興味・関心を仕事の中でお持ちの方を,例えば離宮,例えば森林の中で,長期にスキルアップしていただけることによって,やはり我々の経営の本当の商品といいますか,柱になります植物・花・森林あるいは景観,またそれを利用したいろんなイベントにもさまざまなノウハウが必要でございますが,そういったものを長期的に実力を発揮していただけるというふうなことを期待しながら,固有職員のほうを収益上のことも考えながら,バランスを考えながら積極的に採用を続けてまいってございます。 116 ◯理事(西 ただす) 公益財団法人へ移行されて,花と緑あふれ動物との触れ合いを大切にする豊かなまちということで,さらに力を入れていらっしゃるというふうに思います。やっぱりそこできっちり技術を高めてもらって,さらにいい仕事をしていこうということだというふうに思うんですね。やっぱりそれが市民サービスにつながるかなというふうに思ってますので,引き続き建設局のほうとも協力されて,安全・安心という観点も含めて継続的な事業を進めていただきたいと思います。  もう要望で。以上です。 117 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 118 ◯理事(沖久正留) 済みません,もういい時間になってしまったんで,簡単に1つお伺いしたいと思います。  私も久しぶりに外特の委員になりまして,今回ちょっと審査をさせていただいてるんですけども,私たちが審査をするこの資料について,ちょっとお話しさせていただきたいと思います。  例えば,こちらの26ページで,それぞれの損益の計算書が掲載されております。ここで確かに収益の部と費用の部と書かれておりまして,それぞれの事業ごとに数字が書かれていまして,私らが計算すれば単純に済むことではあるんですけども,例えば審査する上の判断する資料としてですね,例えば先ほどの道路公社の路線別の損益表ってありましたけれども,ああいう形で,あるいは事業別・プロジェクト別のこういったデータというのは多分皆さんお持ちだと思うので,その辺のところを,もう少し判断材料として提供していただけないかなと思うんですが,いかがでしょうか。 119 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 我々公益財団法人ですので,必要な会計書類というものは法定されておりまして,それが27ページ,28ページ,29ページ,31ページまでですね,これらの諸表となっております。これだけだとどの事業に幾ら使っているのか,さっぱりわからないということでございますので,従前から,公益財団法人になる前から,損益計算書とそれからバランスシートのほうで説明してきたものにのっとって旧の計算書としてつけております。  理事御指摘のように,やはりこれ引き算しないとわからないということになりますので,ちょっと不親切かなとも思いますけれども,この中身は,公益事業とそれから収益事業というものをやはりきっちり分けるということが一番我々公益財団法人必要でございますので,それは税制上も必要になってきます。収益事業のみに課税されます。また,収益事業の利潤を公益事業のほうに寄附をすることができます。みなし寄附という形ですることができますので,できるだけ公益と収益を峻別して会計をあらわす必要がございます。  理事御指摘のように,やはりこれ引き算をして何年かを比べると,そういった見方もやはり経営を見るという意味では必要ではないかというふうには認識してございます。これはほかの公益財団法人の会計調書とのバランスもあろうかと思いますので,我が協会のみでそういう資料をここに載せるというのは,ちょっとまた検討が必要かと思いますけれども,認識としましてはおっしゃるとおりかなと思います。 120 ◯理事(沖久正留) どうもありがとうございます。  確かにほかの団体さんとの調整も必要かとは思うんですけれども,私は4年前と今回と余りこういったところがちょっと変わっていなかったといいますか,そのあたりが今特に外郭団体に対する市民の目線というか,視線も厳しいものがございますので,例えばこちらのほうで今後──42ページのところで経営改善の取り組み状況とか書かれてますし,当然今までPDCAのサイクルの中でチェックをしてきたというふうに言われているんだと思うんですよね。今後もそういう形でやっていきましょうよということで決意も表明されているんですが,そういう観点で私らがチェックする上でも,どの辺のところをチェックしたらいいのかというところがなかなか見えない部分がございますので,そのあたりは今後ちょっと検討していただけたらなと思います。  同時に,ここの経営改善の取り組みのところで,随分コスト削減であるとか取り組んでこられたということを書かれているわけなんですけども,私は逆にもっともっとこのあたりのところを市民の方にPRしてもいいんではないか,明らかに数字で数値化するとかそういったところで,前年度に比べてこれだけ改善しましたよとかね,そういったところをもっとほかの団体も含めてですけれども,アピールしていただけたらなって思いますので,それは要望させていただきますので,また今後チェック,私らが逆にチェックしやすいようなそういった資料等,また検討していただけたらと思いますので,それは要望させていただきます。  以上です。 121 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 122 ◯委員(五島大亮) 26ページの26年度の損益計算書と43ページの27年度の予定損益計算書を比べると,税引前当期利益というのががさっとなくなって,7,000万円以上なくなってるんですけども,この数字というのは,それぞれ主な収入と事業費がそれぞれがっとなくなっていってるように見えるんですが,一方で附帯事業費の駐車場等事業費というのが6,000万ぐらいふえてるんですよね。この辺かなと思うんですけど,これ何でこんなふえてるんですか。 123 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 ちょっと先ほども触れましたが,公益財団法人でございますので,できるだけ収益事業,ここで書いておりますのは附帯事業費でございますね。左側の附帯事業費というのは,例えば駐車場で考えていただくと,駐車場を運営するために必要な人的な経費とか,あるいは料金徴収機とかそういったコストでございます。それで収入が右側にございますので,計画的に予算として考えれば,この予定損益計算書のようになるというふうに御理解いただいたらいいと思います。結果的に出てまいりますのが,この26年度の決算ということになります。ですので,簡単に言いますと,少し抑え目にといいますか,それほど収益が出ない格好に一応予算のほうは安全を見て組んでございます。  それで,決算と比べますと,やはりこの税引き前の当期利益等が極端に少ないわけでございますけれども,できれば,収益事業のほうを公益事業のほうに,全てとは言いませんが,そのほとんどを,みなし寄附という形で移転することによって,できるだけ多くの公益事業,我々の第1目的であります公益事業の推進ということが達成できますので,予算のほうはほぼとんとんという形で組ませていただいてございます。  ちょっと説明になったかどうかわかりませんけど,済みません。以上です。 124 ◯委員(五島大亮) ごめんなさい,ちょっとわからないんですが,収益は,要は過大な見積もりをしないように抑え目にしていますということですね。駐車場の事業費が6,000万円以上ふえてますけどというとこなんですけど,これごめんなさい,僕も公益事業の会計ようわからないんですけど,ここをふやしてみなし寄附にこれがなってるという数字の意味なんですか,これは。それとも人を10人雇ったとか何か経費がふえたとか,6,000万円いうたら大分,去年の駐車場等事業費が2億3,300万円の中で,ことしの予定損益が2億9,000万なっちゃってるんで大分ふえてるんですけど,それは何か明確な理由があってしかるべきやと思うんですけど,その費用のふえたとこの内容を教えていただきたいんです。  済みません,わかります。 125 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 ちょっと予定損益計算書の駐車場等事業費の2億9,900万でございますね。それと26年度の2億3,300万の差というふうに理解したらよろしいでしょうか。299と233の差の6,600万,そうですね。  これは駐車場の当然面積なり規格なりが変わると当然変わってまいります。例えば,何か駐車場の料金システムとか,それを改定したりとか,あるいはちょっと警備とかそのあたりのコストを上げたりとか,そういったことになりますとコストが増加するということでございますけれども,駐車場自体は面積が変わったりとかそういった部分はございませんので,修繕等でコストアップあるいは人的要素でコストアップというのを見込んで予算を立ててございます。現実にどのような契約がまた──契約行為でございますので,結ばれるというのはまた別でございますので,また決算的にはそれぐらい,例えば4,000~5,000万ぐらいは変わってくる,変動してくるのではないかと思います。数が非常に駐車場のほうは多いので,そういう状況でございます。 126 ◯委員(五島大亮) ちょっとまた後で教えてください。  ちょっとストーリーとしては──ストーリーとしてはっておかしな話なんですけど,ほかの外郭団体さんにもお願いしたいんですけども,この駐車場事業って結構利益が出てたじゃないですか,ことしはちょっとよくわからないんですけど。また,この数字の中身を聞かないとちょっと意見が言えないとこだったので,今ちょっと僕も痛い状況に来てるんですけど,要は去年の26年までというのは税引前利益が出て納税してるということでは,市外にお金が流出してるということですね。この中の神戸市の中でお金を使ってほしいということで,今回予定損益がそういうことに結果的になってるんですけど,そういうふうに市内にお金を還流する事業として,この外郭団体もそういうあり方でいってほしいと思うんですね。  公園緑化をやっていただいてるんですけど,この緑化協会さんが持ってる公園のトイレはきれいなのかもしれないんですけれども,普通の一般にある公園のトイレというのがですね,大分汚いところがたくさんあるんです。これは普通の建設局さんの所管のとこやと思うんですけども,そういった公園緑化協会の所管のとこだけの話をするんではなくて,そこの収益事業でお金を余らせて今言っていただいた公益の増進のために公益事業にお金を回していくんだという意味では,例えば建設局本体が持ってるトイレのお掃除にももうちょっと人を割くとか,予算をこっちから回していくとか,そういったことも市民は待ち望んでると思うんです。そういったお金の使い方をしていただきたいなというのが,これは要望にしておきます。よろしくお願いします。 127 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 128 ◯委員(あわはら富夫) 私も外郭団体の委員は久しぶりなんで,過去にやってたときに,ちょうどやっぱりこの評議員制度というのができて,外郭団体が全国的にいろいろ破綻をしたりとかいうようなことがあって,ガバナンスを高めていこうということがあって,しかも市民のいろんな意見とかいうものが反映しやすい仕組みをつくろうということで,この評議員制度というのが発足したんですけれども,評議員制度を実際やってみて,これ,2~3年もうたってると思うんですが,どれぐらいの頻度で──最低1回はやらなきゃいけないというのはよくわかってるんですけれども,どれぐらいの頻度で行われて,この評議員会によってどういう改善が行われているのか,ちょっとその辺,この団体の場合にはどうなのか,ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 129 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 評議員と理事という二院制で運営してございまして,4ページでごらんいただけますように,評議員さんとそれから理事のほうは,それぞれ分野異なる方々,学識経験者あるいは市民代表の方,弁護士さん,いろいろバラエティーに富んでおります。  おっしゃいますように,評議員は年1回,主には理事の任命にかかわることについて審議いただきます。理事については,これは常任理事と非常任理事がございますけれども,もちろん常任理事のほうはもう毎日のように打ち合わせ等々してございますが,外部理事も含めて理事会というのは年2回行われております。評議員会は年1回でございます。  ただ,それを行われるときに,評議員会・理事会とも,ほぼ1時間なり2時間なりという短い時間帯でございますので,十分に我々の事業について御理解いただけるようにですね,それぞれの先生方に個別に,私なり課長なりが説明に参りまして,いろんな御意見を伺ってございます。ということで,非常にいろんなそこでお伺いした意見をいろいろ反映しながら,我々の活動も十分に取り組ませていただけてるというふうに理解をしてございます。 130 ◯委員(あわはら富夫) 例えば,その評議員さんが実際の仕事ですよね,現場なんかを,例えば見に行かれたりとか,これ多分この制度を出発したら,また今みたいな話を聞いてると余り前と,1つ評議員会というのがふえただけで,ほとんどこの役割が果たされてるのかなというふうな感じがするんですよ。結局1年間,多分これ1回で1時間程度と。事前にあなたのほうが説明しに行ってということであるならば,本当の意味で,この評議員制度の役割というのは余り果たされてないんじゃないかなという感覚がするんですけれども,できるだけもっともっと知ってもらって,いろんな提案をしてもらおうというふうなことであれば,実際上その業務全体を何回かに分けて視察をしてもらうとか,いろんなことを制度を含めて知ってもらうとかいう工夫を生かそうとやるべきだと思うんですが,その辺はやられてるんでしょうか。 131 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 皆さんでそろって現場視察というのは,ちょっと正直してございません。ただ,この時期にこういう公園でこういうイベントがございますとか,非常に人が集まる季節ですよという形で御案内申し上げ,かなりの先生方が足を運んでいただいている,その現場を見られての意見をいただいてるケースが非常に多いかなと思います。メンバー見ていただけると,非常に造園とか公園とかあるいはイベントとかあるいは旅行とかそういったことに関心の高い方々ばかりでございますので,非常に貴重な意見をいただいてございます。
     委員おっしゃいますように,やはりもうちょっと活性化するという必要,特に回数の面でございますね。そういうことで,例えば中期計画が3年に1遍ございますので,次期計画というのが28年度からになりますので,それを策定する上で,やはり参考になる意見を評議員の先生方あるいは理事の方々からお伺いするということも必要かと思いますので,そちらのほうも検討させていただきたいと思います。 132 ◯委員(あわはら富夫) これはそちらの局だけの問題じゃなくて全体的な問題になってくると思うんですけども,どうもやっぱり評議員と理事会制という二院制をつくって今までのガバナンスの不足を補っていこうということの改革を行われたわけなんですけれども,ほかの局にもちょっとこれは聞いてみようかなというふうに思ってるんですけれども,どうもちょっと生かされ──2~3年たつの待ってたんですわ,本当にこれがちゃんと生かされるのかなというふうな気がしてたんで,ちょっとやっぱりまた1つ組織がふえただけという感覚になってる部分があるんじゃないかなというふうに思うんです。  それで,評議員の場合も理事会の場合もそうですけれども,議事録をつくるということが義務づけられたと思うんですが,その議事録については,例えば市民のほうに公開できるというふうな制度になっとんでしょうか,その辺どうなんでしょう。 133 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 基本的に議事録公開でございます。 134 ◯委員(あわはら富夫) それは両方とも公開というふうに理解していただいていいんですか。 135 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 人事案件とかで非公開の分はございますけれども,両方とも公開ということになっております。 136 ◯委員(あわはら富夫) できるだけ,やっぱりこの制度というのはせっかくできて,ガバナンス高めようということをやってきたわけですから,やっぱり局としても,逆に高める努力をちゃんとやっぱりするべきじゃないかなと。これでまた1つ本当に屋上屋ができただけというふうになってしまってるんじゃないかなという思い持ってますので,これはここの局だけじゃなくて,ほかでもちょっといろいろ聞いてみたいというふうに思ってますので,これをやっぱり生かすことを考えないと,何のためにあんな議論をしとってやったのかなというのは少しわからないような気がします。  以上です。 137 ◯委員長(堂下豊史) ほかにございませんか。 138 ◯委員(安井俊彦) この緑化協会,長いこと神戸市民のために神戸市行政の補完の協会として努力をしてくださっておるわけですが,この概要を読んでみても,神戸市からの仕事の量が少ないから食べていくの大変で人員減らさなあかんいうて書いてあるんですけど,そういうことではなしに,緑化協会が独自で神戸市の下請ということではないんだと,自分たちでノウハウを持ってほかの仕事をとってくるなり,ほかの仕事をしていくんだというそういうことが考えられてるのかいうのが1つと,もう1つは,離宮公園,前回まで,これまでの外郭で随分論じられて,民間の知恵を入れようというようなことでいろいろ工夫をされとんですが,大して実績は上がらない。現実には,例えば須磨の水族館に比べたら格段の差がある。六甲山の森林植物園にしてもそうなんですが,やっぱり民間の知恵とか何かを大胆に取り入れようというそういう気持ちがあるのかどうか,基本的なことについてちょっと聞かせてください。 139 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 委員御指摘のように,やはり市に関連する,あるいは市の委託事業というもののウエートが,歴史的経緯からそうなんですが,非常にウエートが高うございます。ほとんどが市に関連する,市の建設局の緑化あるいは公園行政の委託というものが非常に大きなウエートを占めてございます。  我々の定款の中には,第4条の事業の中では神戸市を中心とした兵庫県内で行うものとするということになってございますので,フィールドとしては神戸市以外の兵庫県内も活動することは可能ではございます。これから公益財団法人になってから,23年度になりましてからもう5年になりますので,独立性,市から独立するというある意味少しひとり立ちをしていくといった施策についても研究・検討していく必要がございますので,チャンスがあれば,新しい事業にチャレンジしていきたいというふうに考えてございます。 140 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 離宮公園の民間の活力でございますけども,我々離宮公園にかかわらず,協会としましては,できるだけ民間の御意見それから提案等を取り入れて,森林植物園・離宮公園においてより一層活性化して,市民の方々の利用しやすい公園にさせていただきたいと考えております。  昨年度,指定管理の随契に当たりまして,離宮公園につきましては,特にビジネスパートナーとして公募事業をさせていただきました。11社の公募がございまして,その中から26年度には1社提携を結びまして,離宮公園で実施させておりますし,現在4社の方々と試行的に事業を実施したり,それから今回非常にその11社を通じていろんな方々の──11社から企業さんの紹介等を受けまして,現在いろいろと検討・話し合いを持っておるところでございます。  ただ,なかなか大きな事業というのが出てこなかったのは事実でございますけれども,やはり積み上げの中で,我々のない視点の中で民間の小さいことからも取り入れていって,より一層活性化させていきたいと考えておりますので,今後とも努力していきたいと考えております。 141 ◯委員(安井俊彦) 例えば,神戸市民は──きょうちょっと委員会の前に雑談したんですが,神戸市民は緑税というのを市民1人当たり800円ずつ県に県税として払っておるんですが,ほとんど六甲山の緑化には戻ってきてないですね。これなんか,県からの仕事を受けて六甲山の緑化に努めるというのは,皆さんの立場からしたら市民に対する仕事としては立派な仕事だと思うんですね。あるいは国土交通省からもいろんな仕事があるでしょう,緑の。そういう意味で,そういうことをチャレンジしていってるのかどうかね。議会で努力します,努めます言うたかって具体的な動きがなかったら,それは全く何もやってないということで,議会に対する虚偽の供述になるんですね。その辺はしっかりやってるのかどうかというのが1つ。  もう1つ,ビジネスパートナーということをやったと。これは非常におもしろい試みで,成功すればいいなというふうに思ったんですが,成果としてあっと驚くようなことがない。電飾やったということぐらいだったと思うんですが,1発大きなホームランを打てとは言いませんが,もう少し広く全国にアピールできるようなもの,例えば須磨水族館なんかいうのは見事にこれ大ヒットを打っとんですよね。物が違うと言われればそうなんですけれども,そういうことに対するチャレンジ・意欲がもう少し欲しいと思うんですけど,その2点についてちょっと再度答弁してください。 142 ◯矢野公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 県民緑税で六甲山整備戦略の事業の一部を協会が主体となってできないかという御質問かと思います。  緑税の仕組みの中では,現在少しそういった用途については難しいというふうに聞いてございますけれども,六甲山整備戦略自体の前向きに進めるという点では,市と協力しながら私有林についての整備について,協会のほうで基金をこのたびつくりまして進めていこうというふうに考えてございます。その財源として県民緑税,何とか使えないのかということについては,建設局とも御相談しながら,ちょっと研究してみたいかなと思います。  あと,民間の皆さんの知恵をかりながらチャレンジしていく気があるかどうかということでございます。  チャレンジする気は十分,満々というか,十分持ってございます。特に,神戸市造園協力会の皆様方とは離宮公園,それから相楽園で密接に仕事をさせていただいておりますので,また新しい事業がございましたら,パートナーとして一緒に取り組んでいきたいというふうに考えてございまして,常日ごろから連絡調整しているところでございます。 143 ◯泉谷公益財団法人神戸市公園緑化協会常務理事 神戸市が六甲山整備戦略をつくりまして,非常に大きな柱として事業を進められておられます。我々協会のほうも,昨年度から公益事業の柱の1つとして,六甲山につきましてはいろいろと検討・研究もさせていただいておりますし,またその組織なり体制なりも整えさせていただいてきているところでございます。  今後も六甲山につきましては,やっぱり我々都市部のフィールドだけじゃなくて,六甲山というのも大きな協会の事業のフィールドと考えておりまして,十分そのように取り組んでいきたいと考えています。  このあたりにつきましては,28年度から我々協会,中期経営計画,次,第5次中期経営計画の中で十分位置づけていきたいと考えておりますし,先ほどから御意見いただいてるビジネスパートナーにつきましても,今回離宮公園で初めてやらせていただいたわけですけども,またもっと多くの意見で一緒にやっていけるようなことはできないのか,離宮だけじゃなくて森林とかいろんなところでできないかというのも,もう少しやり方を公募だけじゃなくいろんなネットワークを使ったり何なりで実施していきたいと考えておりますので,よろしくお願いします。 144 ◯委員(安井俊彦) 終わります。 145 ◯委員長(堂下豊史) ほかにございませんか。  (なし) 146 ◯委員長(堂下豊史) 他に御質疑がなければ,建設局関係団体の審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。  午前中の審査はこの程度にとどめ,この際,暫時休憩いたします。午後2時より再開いたします。   (午後0時58分休憩)   (午後2時0分再開) (教育委員会) 147 ◯委員長(堂下豊史) ただいまから外郭団体に関する特別委員会を再開いたします。  これより教育委員会関係団体の審査を行います。  まず,公益財団法人神戸市スポーツ教育協会について当局の報告を求めます。  教育長,着席されたままで結構です。 148 ◯雪村教育長 それでは,教育委員会が所管する公益財団法人神戸市スポーツ教育協会の事業概要につきまして御説明申し上げます。  お手元の事業概要1ページをお開きください。  まず,1協会設立の趣旨でございますが,当協会は,昭和22年に神戸市体育協会として発足,全ての人々が生涯にわたってスポーツに親しみ,健康づくりができるスポーツ社会を基本理念に,平成24年に公益財団法人へ移行いたしました。  協会の目的を,神戸市におけるスポーツの普及及び競技力の向上を図るとともに,教育・健康増進に関する事業を行い,もって市民の健全な心身の発達及び保持に寄与することを定め,名称についても神戸市スポーツ教育協会に変更いたしました。  次に,2協会の概要でございます。  4の基本財産は2億円であり,神戸市の出捐は87.5%でございます。  2ページをお開きください。  協会の機構といたしましては,会長1名,会長代行兼副会長1名,副会長1名,常務理事1名,総務課以下3つの課と神戸レディースフットボールセンターなど12事業所の管理運営を行っております。  3ページをごらんください。  役員を除く職員数は,表の右側から4列目,職員数の一番下の合計欄にございますように61名で,うち7名が神戸市からの派遣職員でございます。  なお,指定管理施設の共同企画事業者の職員等を合わせますと,表の右側の一番下の合計欄にございますように101名となっております。  4ページをお開きください。  評議員は,協会の各加盟団体より10名,学識経験者より4名,市民団体等より3名,マスコミ・企業等より2名,教育委員会からの1名の計20名となっております。  5ページに参りまして,理事・監事の役員でございますが,協会の各加盟団体より10名,学識経験者より3名,給食関係2名,事務局等5名の計20名の理事と2名の監事から成っており,6ページには現在の加盟団体52団体を掲げております。  次の8ページから15ページにかけましては,定款を記載しております。  16ページをお開きください。  まず初めに,当協会の事業形態につきまして,事業体系図により御説明させていただきます。  当協会では,平成24年4月に公益財団法人に移行したことに伴いまして,事業体系を大きく分けて,(1)公益目的事業と(2)収益事業の2つに分類いたしました。  公益目的事業は,市民スポーツの振興や指定管理施設の運営などを行う公益1スポーツ・教育振興事業と,学校給食や食育・地産地消を推進する公益2給食・食育推進事業に大別させていただいております。  また,収益事業は,ポートアイランドホールや神戸レディースフットボールセンターの運営などを行う収益1スポーツ教育施設収益事業と,収益2教育受託等事業に大別させていただいております。  これから御説明させていただきます平成26年度の事業報告,平成27年度の事業計画では,この事業形態に沿って説明させていただきます。  それでは,平成26年度の事業報告でございますが,まず(1)の公益目的事業につきまして御説明いたします。  公益1スポーツ・教育振興事業でございますが,aの市民スポーツ大会等開催事業といたしまして,表にございます市民参加型のスポーツ大会を実施いたしました。  bのスポーツイベント支援事業におきましては,1)の各種スポーツイベント誘致支援といたしまして,国際級・全国級・日本リーグ級のスポーツイベントの開催を支援いたしました。  なお,国際級イベントの欄に記載しておりますラグビー日本代表対マオリ・オールブラックス戦におきましては,当日の観客数は2万1,000人でございましたが,当協会においては,そのうち約2,500人の市民観戦会を実施いたしました。  なお,皆さん御存じのとおり,ラグビーワールドカップ2019におきまして,開催都市の1つに神戸が選ばれるという大変うれしいニュースがございました。  次に,17ページに参りまして,2)神戸マラソンの支援事業といたしまして,大会に関連した集客イベントや沿道応援,協会加盟団体によるボランティアの提供などを行いました。  また,dのその他スポーツ振興事業におきましては,1)のトップアスリートとの交流機会の提供を実施したほか,4)の市内のプロチームへの支援では,ヴィッセル神戸に加え,INAC神戸レオネッサ・デウソン神戸・兵庫ストークスといった地元トップチームの市民観戦会についても実施いたしました。  次に,イ,スポーツ・教育施設運営事業でございますが,aの指定管理施設運営事業におきましては,18ページの表にございます王子スポーツセンターを初め,9施設について管理運営を実施いたしました。  なお,平成26年度は全体で197万1,000人の利用がありました。  また,bの施設スポーツ振興事業におきましては,1)の神戸総合型地域スポーツクラブの育成支援,2)のウインターフェスティバルの開催,3)のスポーツ・健康づくりを通じた地域交流の促進などを行いました。  19ページに参りまして,次に公益2給食・食育推進事業でございますが,アの学校給食推進事業におきましては,安全で良質な食材を神戸市立小学校・特別支援学校で179回分の供給を行いました。また,26年度からは中学校給食も一部開始され,その食材86回分についても提供を行いました。さらに,給食食材の産地情報を協会のホームページに掲載したほか,従来の食品検査に加え,専門機関による食品工場等への立入調査を実施するなど,安全性の確保を図りました。  また,イの食育・地産地消推進事業では,市内産野菜を積極的に使用し,地産地消の促進に努めました。26年度の市内産生鮮野菜の使用率でございますが,小学校給食では16.7%,20ページに参りまして,中学校給食では21.6%でございました。なお,主食の米につきましては小・中学校とも神戸市内産を100%使用いたしました。さらに,生産農家等の協力のもと,小学生に農業体験の機会を提供するなど,子供たちへの食育も推進いたしました。  次に,(2)収益事業につきまして御説明いたします。  収益1スポーツ教育施設収益事業でございますが,a指定管理施設収益事業におきましては,指定管理者といたしまして,ポートアイランドホールの管理運営を行いました。  平成26年度は台風の影響による興行の中止などの影響により,前年度に比べ利用者数がやや減少いたしました。  次に,bレディースフットボールセンター推進事業におきましては,引き続き安定した運営を行いました。INAC神戸レオネッサを初め多くの方々に利用していただいており,26年度は平成24年の開設以来最も高い利用率となりました。  次に,イの施設附帯等事業でございますが,施設利用者のための駐車場運営やスケート靴の貸し出しなどを行いました。  21ページに参りまして,収益2教育受託等事業につきましては,アの教育受託事業におきまして,学校園安全互助会と中学校教育振興会の事務処理業務を受託いたしますとともに,イの出版販売事業におきましては,4種類の教育図書を出版いたしました。  なお,22,23ページには平成26年度に神戸で開催されました主なスポーツイベントの一覧表を掲げておりますので,御参照ください。  続きまして,24ページをお開きください。  財務諸表を御説明申し上げます。  なお,金額は万円単位で説明させていただきます。  まず,事業別収支計算書でございます。  収入の合計額は,表の左側の欄の一番下の収益合計48億9,294万円でございます。一方,支出の合計は,表の右側の欄,下から4番目の費用合計のとおり48億5,246万円でございます。したがいまして,法人税・住民税及び事業税(B)を差し引きますと,一番下の当期一般正味財産増減額(A)-(B)は2,727万円となってございます。  なお,24ページの下には,小学校・中学校別の給食事業収支の明細を掲げてございます。  次の25ページから29ページにかけて,正味財産増減計算書のほか,財務諸表を掲げております。  続きまして,30ページをお開きください。  平成27年度事業計画でございますが,平成26年度から29年度を計画期間とする中期経営計画の2年次として重点目標の達成に向けて取り組んでまいります。  まず,スポーツ振興事業におきましては,市民参加型のスポーツ大会の開催や,トップアスリートと子供たちとの交流事業に取り組んでまいります。  また,生涯学習振興事業といたしまして,市民がみずから学べる環境づくりを進めてまいります。  また,指定管理施設等の運営におきましては,引き続き市民の幅広い活動拠点となるよう取り組むとともに,新たに選定されたリサイクル工房みなとじまにおきましては,市民の環境への意識啓発に努めてまいります。  さらに,給食・食育推進事業といたしましては,小学校・特別支援学校・中学校給食に引き続き安全・安心・良質な食材を安定的に供給するとともに,食育・地産地消にも取り組んでまいります。  それでは,事業計画の具体的内容につきまして御説明申し上げます。  まず,(1)の公益目的事業につきましては,公益1スポーツ・教育振興事業といたしまして,aの市民スポーツ大会等開催事業の実施,31ページに参りまして,bのスポーツイベント支援事業では,ジャパンオープン・荻村杯などの開催を支援いたしますとともに,3)なでしこジャパンパブリックビューイングを実施いたしました。  また,dのその他スポーツ振興事業では,市内のプロチームを積極的に支援してまいります。  また,イのスポーツ・教育施設運営事業では,aの指定管理施設等運営事業,bの施設スポーツ振興事業などを実施いたします。  32ページに参りまして,次に公益2給食・食育推進事業でございますが,アの学校給食推進事業を実施するとともに,33ページに参りまして,イの食育・地産地消推進事業では,引き続き積極的に市内産野菜の利用を図るほか,学校の食育支援にも取り組んでまいります。  次に,(2)の収益事業でございますが,収益1スポーツ教育施設収益事業のうち,アのスポーツ施設収益事業では,aの指定管理施設収益事業を行いますとともに,bのレディースフットボールセンター推進事業につきましては,新たに開設された六甲アイランド高校女子サッカー部に練習場所を提供するなど,女子サッカーの普及・振興にも努めてまいります。  また,イの施設附帯等事業といたしまして,aの駐車場等運営事業とbの管理施設附帯等事業を実施するとともに,収益2教育受託等事業では記載の事業を実施してまいります。  なお,34,35ページには,平成27年度に神戸で開催予定の主なスポーツイベントの一覧表を掲げておりますので,御参照ください。
     36ページをお開きください。  次に,協会の経営改善の取り組みについて御説明申し上げます。  協会では,今後とも公益目的事業を持続的に実施していくため,継続的に経営改善に取り組んでまいります。  まず,1これまで行ってきた主な経営改善策でございますが,前・中期経営計画に基づき,目標と計画を着実に実施してまいりました。  内容といたしましては,2)自主事業として開催した神戸レディースフットボールセンターにおいて,将来の経営基盤の強化への道筋とするとともに,3)指定管理事業においては,利用者が安全・安心に利用できる満足度の高い施設づくりを行った結果,平成26年度から29年度の指定管理者の公募では10施設の管理者として選定されました。  また,4)市派遣職員の削減を進めるなど自立性を高めるとともに,5)これまで以上に外部の意見を取り入れ,活発な議論を促すため,理事会・評議員会を再編いたしました。  次に,2平成27年度における経営改善策でございますが,平成26年度から29年度を見据えて策定した中期経営計画に基づき,目標達成に向けて各事業計画を着実に実施してまいります。  具体的な内容といたしましては,まず,1)する・見る・支えるスポーツの振興を図り,関連事業の参加者数について前計画に比べて7%増の90万人を目指してまいります。  また,2)学ぶ・生かす・つながる学習環境づくりを目指し,学びの環境づくりを推進いたします。  また,3)指定管理施設の運営を通じて,スポーツや生涯学習を楽しむきっかけを提供するとともに,市民の幅広い活動拠点となるよう取り組み,関連事業の参加者数について前計画に比べて16%増の250万人を目指してまいります。  さらに,4)平成27年度に全校で実施される予定の中学校給食においても,引き続き安全・安心な食材調達を行うとともに,食育・地産地消についても推進してまいります。  また,5)職員の資質向上に努めるとともに,自主事業の拡大など一層の自立化を目指してまいります。  なお,次の37ページには,全ての市民がスポーツ・健康づくりや生涯学習を通じて,健康で文化的な生活を楽しめる豊かな社会の実現を経営理念とした中期経営計画の概要を掲げております。  次に,38ページをお開きください。  平成27年度の事業別収支予算書でございますが,収入の合計額は,表の左側の下段にございます収益合計56億1,826万円でございます。一方,支出の合計は,表の右側の欄,下から4番目にございます費用合計のとおり56億1,391万円でございます。したがいまして,税関係を差し引きますと,当期一般正味財産増減額(A)-(B)は149万円でございます。  次の39ページから43ページにかけましては,予定正味財産増減計算書のほか,財務諸表を掲げております。  参考資料といたしまして,44ページ以下に主要事業の推移,施設の概要,施設の所在図を掲げております。  以上,公益財団法人神戸市スポーツ教育協会の事業概要につきまして御説明いたしました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 149 ◯委員長(堂下豊史) 当局の報告は終わりました。  これより質疑を行いますが,この際,当局に申し上げます。  委員会運営の効率化のため,答弁は,適当なものについては当該団体の幹部職員からも答弁されるよう特に申し上げておきます。  それでは,公益財団法人神戸市スポーツ教育協会について御質疑はございませんか。 150 ◯委員(植中雅子) お願いいたします。  給食の食育推進事業についてお尋ねいたします。  学校給食の食材の提供の中で安心・安全な食材の提供,良質な給食食材を安定的に提供,さらに食育・地産地消とこううたってあるんですけれども,市内の中の生鮮食料品,生鮮野菜ですか,小学校で16.7%,そして中学校で21.6%とありますけれども,常備,使うお野菜,例えばジャガイモでありますとかタマネギでありますとかニンジンでありますとかそういったものは,あえて前からJAを通すとか生産農家にお願いをしておれば市内で十分に調達できるのではありませんか。できるだけ安心・安全な食育を考えるならば地産地消でお願いしたいなと思いますので,今後そういう計画はあるのかどうか,1つお尋ねをいたします。  それからもう1点続けてよろしいですか。  リサイクル工房みなとじまについてお尋ねいたします。  リサイクル工房みなとじまは,今まで多分環境局がやっておられたもので,ことしから多分こちらになったんだと思いますけれども,リサイクル工房の拠点なんですよね,みなとじまは。さまざまな3Rに関することをやっていらっしゃるんですけれども,一般の市民にどれだけ知られているかというと,ちょっと疑問だと思うんです。  北区でも3年前に神戸市北区連合婦人会のほうで委託をやっと受けることができまして,婦人会全体でやってるんですけど,非常に好評で,子供さんたち連れて訪ねてくださる方がもう年々ふえて,非常にリサイクルあるいはリニューアルに対する理解が深まっていると考えているんですけれども,リサイクル工房みなとじまでは自転車とかそれからたんすとかさまざまなものを直してくださって,それをさまざまなお祭りの中で提供してくださって,皆さんすごく喜んでくださってはいるんですけれども,もう少し広報活動というかPR活動,そして市民の皆様に利用していただくような手だてを考えておられるのでしょうか,以上の2点お尋ねいたします。 151 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 まず,地産地消の推進という件に関しましてお答えをさせていただきます。  学校給食に地域の産物を活用するということは,子供たちが給食を通して農業などの地域の産業の理解や感謝の心の醸成等,教育上の効果とともに,地域の農漁業の振興等に果たす役割が非常に大きいということで教育上もされております。  このため本市学校給食では,北区・西区に農業地帯を有する本市の恵まれた状況を生かしまして,協会,教育委員会,産業振興局,食材の生産や流通を担う各種団体が役割分担を持って連携し,地産地消を推進をしております。  具体的には,協会では生鮮野菜の調達に当たって市内産を優先的に利用しておるほか,産業振興局では市内産野菜の生産量の拡大,教育委員会では市内産野菜の利用のための献立の工夫といった役割分担を持って,神戸給食における「こうべ旬菜」利用促進会議や実務者会議等で地元産利用促進について協議を重ねてまいりました。  この結果,市内産野菜の利用率の統計をとり始めた平成13年度では6.7%であったものが,こうべ給食畑推進事業が開始された平成20年度には11.4%,昨年は16.8%と小・中学校込みですけれども,伸びてきてはおります。  ただ,委員御指摘のとおり,個別の品目では学校給食での利用が最も多いジャガイモ・タマネギ・ニンジンについては,栽培を開始してからまだ年数が浅いということで,作付面積が十分でないというふうに産業振興局からも伺っておりまして,なかなか伸び悩んでおるというのが実態でございます。そのために,利用率を上げるために献立の工夫を行ったり,ホクシンネギ等市内産野菜の利用あるいは規格外の野菜を利用した加工品開発にも取り組んでまいりました。実際には給食ですから献立と収穫時期とあとは価格等の問題がありまして,そこのマッチングをどうしていくかということが一番大きな課題かなと思っております。  協会としましては,地産地消の推進が非常に重要と考えておりまして,委員御指摘のとおり,タマネギ・ジャガイモ・ニンジンで主要生鮮野菜の7割を占めます。産業振興局を初めとする関係部局・JAあるいは関係機関などで開催するそういった会議の場でいろんな協議をして進めてまいりたいと。なかなか難しいところがあるんですけれども,何とか地産地消でパーセンテージを上げていけるように頑張りたいと思っております。  それからリサイクル工房ですけれども,協会は市と連携して社会教育施設の管理運営その他教育に関する事業を行うこととしておりまして,公共的な立場と信用力を生かしまして,教育に関するノウハウと管理施設の利用者を初めとするネットワークを活用しながら,リサイクル工房みなとじまの管理運営を平成27年4月からやっております。  主な事業内容は,御指摘のあったとおり,家具・自転車の修理・展示・提供業務あるいは修理実践教室の開催,それから育児・子供用品・古着・古本の交換に関する業務,それから市民啓発事業の企画・実施といったようなことをやっております。  情報発信の取り組みですけれども,スポーツ協会の管理施設に啓発チラシを配布をする,あるいは広報紙KOBEやホームページで広報する,それからいろいろ親子のワークショップの開催をしたりするというようなことで,協会情報パンフレットにも掲載をしておりますけれども,そういった結果,来客者,26年度は4・5・6月で1,575名だったものが27年4・5・6月で1,968と25%ぐらいはふえました。  ただ,これで十分かといいますと,まだまだ不十分なとこもありまして,8月にはリサイクル工房の壁面にワケトンキャラクターをペイントするなどして,アピールをして工房のPRを実施するとともに,いろんな活動を通じまして,ごみ減量のための3Rを発信してまいりたいと思ってます。  27年度実施を予定をしておる相談会・講習会というのは7月から毎月1回やるようにしておりまして,自転車修理の整備相談会でありますとか,8月には親子体験教室,家具の簡単な修理でありますとか自転車修理,そういったものを毎月1回,この提供業務以外にやりまして,市民のほうにいろいろアピールをしていきたいと思っております。  以上です。 152 ◯委員(植中雅子) ありがとうございます。  お野菜のことなんですけれども,北区──西区のほうは私よく存じ上げませんが,北区ではもう休耕田がごろごろあります。そういった休耕田で,ジャガイモなんかそんなに難しいものではなくて,生産農家にあらかじめ頼んでおけば計画してつくることはもう全く可能なことであると思いますので,そういった前もっての献立まで2カ月かかるということなんですけども,これはもう年から年中できる時期は決まっているわけですから,あらかじめそれはつくっておいて備蓄することができますので,それはできたらもう市内で使っていただくように要望としてお願いをしておきます。  それから,リサイクル工房なんですけれども,リピーター率をどれだけ上げるかということが問題になってくると思います。それは利用してよかったっていうお母さん方が,よかった,ただでこのかわいらしいお洋服もらえるねんよって勝手にコマーシャルしてくださるわけですから,リピーター率を上げるということに努力をしていただきたいなと要望としてお願いしておきます。  以上です。 153 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 154 ◯理事(住本かずのり) 済みません,先ほど教育長からもお話があったと思うんですけど,ラグビーワールドカップ神戸大会が決まったということで,大変喜ばしいことだと思うんです。ただ,まだ市民の中では認知度がなかなか低いと思いますので,今後ラグビーワールドカップの盛り上げや普及のための今後の展望,お聞かせいただけたらと思います。 155 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 ラグビーワールドカップの件でございますので,私からお答え申し上げたいと思います。  委員御指摘のように,ラグビーそのものの認知度というのは,やはりサッカー等メジャー級のスポーツに比べるとやや劣るということは現状では否めないことだと思います。そういう中でワールドカップが4年後に日本で開かれるわけですけれども,神戸で開催が決定したということで,この春からできることからやっていこうと思って,兵庫県ラグビー協会などと一緒になって,この6月には兵庫県ラグビーフェスティバルという中でさまざまな試合が組まれたんですけれども,その中でワールドカップのPRブースを設けてお子さんに写真サービスをしてみたりとか,あるいは記念品のクリアファイルを一緒にお配りして,その中に2019年の資料を挟み込んで見ていただくような取り組みをやってまいりました。  それから先般,これは東京のほうでですけれども,7月15日に開催都市12都市の知事さん・市長さんがお集まりになってキックオフ・ミーティングというのが開かれたところでございまして,そこで12都市結束して,これからPR等も一緒に努めていこうという会議も持たれ,また情報発信もさせていただいたところでございます。  この後まだまだ取り組むべき課題は多いと思いますけれども,残念ながら今ラグビーのオフシーズンでございますので,日本の試合は行われておりません。現在は日本代表が9月のイングランドにおけるラグビーワールドカップ2015の練習に向けて外国で今練習試合といいますか,強化試合をやっているという状況で,なかなか今この時期に目の前でラグビーを見ること,一般の市民の方々には難しいわけですけれども,まずはそういうこの秋のイングランド大会を見据えて,私ども,例えばパブリックビューイングを企画するですとか,あるいはそれに合わせた市内の装飾ですとかそういうことにも取り組み,その後には,今度はラグビーシーズンがやってまいりますので,そのときには神戸製鋼スティーラーズを中心に,ラグビー並びにワールドカップを盛り上げていくと,こういう戦略を持って取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 156 ◯理事(住本かずのり) 岡田スポーツ局長とは先日お話しさせていただきまして,これから普及ということで,私たちともども頑張っていこうということをお話しさせていただきました。  次期経営計画の中の部分になると思いますので,今後とも2019年に向かってラグビーワールドカップ神戸大会を盛り上げていこうということで御要望させていただきますので,今後ともよろしくお願いいたします。 157 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 158 ◯理事(西 ただす) 私も給食の食材にかかわって質問したいと思うんですけども,小学校と中学校の食材に責任持たれてるということがスポーツ教育協会なんですけども,地産地消を促進されるというのは非常にいいことだというふうに思うんですよね。産業振興局とかあるいは教育委員会とも協力しながら進められてきたということなんですけど,ちょっと基本的なところの確認なんですけど,目標を例えば給食畑とかつくられて結構前から目標を持たれて,例えば生鮮野菜やったら何%,あるいは品目でも目標が生鮮野菜であったのかというのをちょっとまず確認したいんですけども。 159 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 まず,目標数値の件なんですけれども,先ほどもちょっと申し上げましたけれども,学校給食での利用率が最も高いジャガイモ・タマネギ・ニンジンにつきまして,栽培を開始してから年数が浅いということで作付面積も十分でないと,また献立,収穫時期の課題や限られた給食費の中での価格といった問題もあるために,現在のところ具体的な目標値というものを設定するところまでは至ってないというふうに産業振興局からは聞いております。  品目につきましても,いわゆる食育推進計画の中で地場産の利用率30%以上という食品目標があるんですけれども,現在生鮮野菜では24品目中13品目ということで,50%を超える使用率を達成をしておるかなというふうに思っております。  これについて目標率を持っておるかということでございますけれども,これにつきましても今目標率は持っておりませんでして,何とか定められたいわゆる食育推進基本計画に基づいた数値を達成するよう頑張っていきたいなと思っております。 160 ◯理事(西 ただす) 実際になかなか難しいからということなんですけど,目標はね,やっぱり立てて進めていくことが大事だというふうに思うんですよね。24か25品目ということですが,済みません,そのうちの比率,何%ができてるとかいうことなんですけど,例えば品目の25なりをふやしていくとかいうのはどうなんでしょうか。 161 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 済みません,24品目のほうについても目標を持っておりません。 162 ◯理事(西 ただす) 今そういう状況やということなんですけども,ここでもちょっと書かれてますけど,1つは規格外の野菜への対応ということで今力入れていらっしゃるのかなというふうに思うんですけどね。具体的に規格外の野菜への対応ということでどういう努力をされているのかということで,これ加工品に対しての努力をされているということですかね。結局規格サイズそのものが例えばサイズが違うかったらやっぱり使えないということなんでしょうか。 163 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 本協会で調達する青果類の規格なんですけども,優先的に神戸市内産を調達することということですね。それから秀規格,優秀の秀規格,それからサイズは2L・L・Mというふうに定めております。これはどういうことから定めておるかといいますと,学校給食,大量な食材をおおむね9時から11時の間に調理をしなければならないということで,いわゆる規格外の野菜は多くのロスが出ると。したがって,大量調理の関係上,規格を合わないものについては,ちょっと対応が難しいということで,何とか規格外の野菜を使えないかということで,これまで神戸たまねぎミンチカツあるいは神戸にんじんパンというようなことで活用してまいっております。  ただ,規格外の加工品開発につきましても,いろいろ協議を図っとるわけですけれども,問題点も何点かありまして,まず安定してこういう加工品開発をしていく,加工品を使うということをやっていこうということでありますと,まず1点目,数量の確保を確実にしなければならないと。それから納品日がきちっと守られなければならないと。学校給食で提供しますから相当量が要ります。それから価格なんですけれども,当然加工賃というものが入ってまいりますので,当然それを加味した価格で設定をする必要があると。それから加工品処理工場までの運搬費,これはいわゆる産地のほうの負担という格好になってしまいますので,そういう意味でいいますと,いろいろハードルが高い。  一方ではですね,規格外のジャガイモ・タマネギにつきましても特別な規格外というか,ニンジンとかで言いますと二股になってるものとかいうもの以外は,農家のほうから聞いてるお話で言いますと,直売所で比較的簡単に販売ができるというようなことも伺っておりまして,なかなか先ほど申し上げたような条件をクリアするというところがなかなか難しいということでございまして,我々としては何とか規格外のものも使っていけるようにということで今までも努力はしてきておりまして,これからもそういった範囲の中で努力は続けていこうと,そういうふうに思っております。 164 ◯理事(西 ただす) 多分その話し合いというのはJAさんなどと話し合いという場なんでしょうけど,例えばそこに具体的に協会のほうも,あるいは教育委員会のほうも参加されていらっしゃるんでしょうけど,どういった方がこちら参加してお話しされてるんでしょうか。 165 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 まず,先ほどちょっと御案内させていただきました学校における「こうべ旬菜」等利用推進会議,今,西理事のほうからお話ありましたJA,それから中央卸売市場の卸売業者,それから仲卸業者,それから教育委員会の健康教育課,それから産業振興局,それから私どもスポーツ教育協会という構成メンバーでやっております。  一方,年に1回ですけれども,現場と産地のほうでいろいろ意見交換会をするということで,調理師と栄養の教諭のほうと産地見学会・意見交換会というのを設けさせていただいております。これはJAと栄養教諭,それから調理師,それから産地の皆さんと,収穫体験をした上でいろんな意見交換をするというような場を持っておりまして,実際先ほどちょっと御案内をさせていただきましたサイズ2L・L・Mになるんですけど,同じMという規格の中でもちょっと認知度が少し違ったりするので,そこのすり合わせをやるなどして,何とか少しでも規格外を減らすようなそういった努力をさせていただいておると。現場とのお話ということであれば,こういったメンバーでやらさせていただいております。 166 ◯理事(西 ただす) その調理師さんというのは小学校の調理師さんということですよね。 167 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 はい,そうです。 168 ◯理事(西 ただす) それで,現場のほう実際に食材扱っている方,そういう方が来られて話すというのはとても大事なことだというふうに思うんですけど,これからちょっと気になっとんのが中学校給食始まるでしょう。ほんなら民間の企業さんがこれ食材さわられるけど,そちらのほうはどういうふうにかかわってくるように考えていらっしゃるんですかね。 169 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 今のところ中学校給食のほうの地産地消の推進ということで言いますと,現在中学校21.5%という数字で推移しておりますけれども,先ほど来いろいろ御指摘がありますように,絶対量そのものが少し足りないということになっておりまして,中学校給食が全校実施されまして今の地産地消率を維持できるかどうかというのは非常に厳しいところがございます。その意味でも,先ほど来,御指摘のあったように,総量をふやしていくという努力をしていかんとあかんのですけれども,その中で今中学校給食の民間調理業者と,このあたり産地との問題をどう解決していくかということについては,今のところまだ何も具体的なお話,計画というものは持ち合わせておりません。  以上です。 170 ◯理事(西 ただす) ちょっと今気になったんですけど,地産地消率を上げよう言うてるのに下がる可能性があるということなんですかね,そこは。 171 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 少し量の御案内をさせていただきますと,先ほどタマネギ・ニンジン・ジャガイモ,生鮮野菜のうちの68%を占めます。それのいわゆる市内産,今ジャガイモが16トン,それからタマネギが37トン,それからニンジンが29トンというふうになってまして,これがいわゆる使用率が6.6%,11.6%,11.1%という格好になっております。  これが,中学校給食で拡大をされますと,今見込んでおるのが,ジャガイモで260トン,それからニンジンで299トン,タマネギで約350トン程度必要になろうであろうかなと思いますけれども,この数字から見ても全然足りていないというところになろうかなと,そう思っております。 172 ◯理事(西 ただす) あの,中学校給食が始まるのはわかっていることですし,実際に先ほどの話でも例えば休耕田の話も出たりとか,やっぱりこのスポーツ教育協会としてどう引き上げていくかという議論の中でですから,そこは計画的にどうするかというものを絶対持たなきゃいけないというふうに思うんですよね。そこをもっと計画持って,減らさんでふやすように頑張るという思いでやられるんでしょうか,そこを確認したいんですけど。 173 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 私どもは,教育委員会のほうから献立をいただきまして,それでもって給食の食材を調達するんですけれども,やっぱり総量をふやしていかなければ,なかなか使いたいと思っても使えないというような問題があります。したがいまして,いわゆる生産振興の業務を担っておる産業振興局ともよく相談をして協議をしながら,このあたり拡大をしていきたいというふうには思います。生産地の御理解,御協力もいろいろ必要かなというふうには思っております。  以上です。 174 ◯理事(西 ただす) ちょっとね,今ちょっと減っていく,不安な話があったので,そこはちょっと集中して聞きましたけども,やっぱりそれと,やっぱり中学校給食の話で言いますと,実はさっきなぜそういう話──中学校のほうは,企業さんのほうはどうや言うたんは,小学校の調理師さんとこの前お話ししまして,やっぱり実際につくるほうと,そして食材として生み出すほうというところでのやっぱり意識の違いというのは当然あると。やっぱりその中で使いづらいな,何でこんなもん来るんやろうという思いも,やっぱり時間の問題としてあるというところで,やっぱりそのギャップをなくしていくために神戸市でやっぱり協力しながらやっていくことは大事やと思うんですよ。ほんでその中で,やっぱり神戸のものを使おうという気持ちになると思うんで,そこはやっぱり,中学校給食に関しても,やっぱり実際につくられてる,調理されてる方という方を巻き込んでいくべきだと思うんですけど,いかがでしょうか。 175 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 先ほどお話を差し上げたように,地産地消率を維持をしていく,上げていくということは我々の使命だと思っておりますので,教育委員会ともよくお話をしながら,このあたりどういうふうに進めていけばそういうところに寄与するのか,いろいろ検討していきたいと思います。 176 ◯荒木教育委員会事務局担当部長 先ほど来御指摘いただいてます問題を,産振局あるいはJA等とも話する中で,現時点見えてきてる状況があるというのが事実でございます。そういうことも含めまして,これまでから関係者会議,非常に意欲的に進めてきております。そういう中で,ジャガイモ等につきましても,まだ作付始まって数年ということではありますけれども,これを基盤に,どんどん飛躍的にやっていきたいということは,もうその思いでこの会議等も始まってきて今経験を重ねてきております。  また,先ほどお話ありました調理師等,やはり実際に献立を考える者,またそれを使う者,いろんな立場,当然食べる者の立場もありますけれども,よりよい給食とするために,そして安心できる食材をより安心して安定的に供給・調達するという意味でも,その者たちの多くのかかわりは有意義だと思われます。現時点でまだ中学校給食については,参画できてないのが事実です。ただ,中学校給食にかかわる栄養教諭・栄養士等は現時点参加してますが,まずは中学校給食,これから全校実施に向けてのまず安定的な運営というのを現時点は最優先しております。それを踏まえながら,そういう方々も参加できる,あるいは研修の場でいろいろ意見を聞いていく,まだまだ多様な方向があろうかと思います。ぜひとも地産地消,少しでもワンポイントずつでもふやしていけるように,計画数値がまだないのが事実ですけれども,着実に上がってきていることを踏まえて,より中長期的にも調整を図っていきたいと思っております。 177 ◯理事(西 ただす) この件では大体努力して進めていただくということで確認はできたと思いますし,中学校のほうでもやっぱり本当に,小学校とやっぱり中学校で違って結局使えないという食材,例えば同じ野菜であってもというのは,ちょっと出てきたら問題やなというふうに思ってるんです。  ちょっとその関係で,もう1点ちょっと視点変えてなんですけど,今回の中学校と小学校のやつで比較でも出てるんですけども,例えば品目の全体的な──これ野菜だけではないんですけど,品目で見ますと,ちょっとね,ここに書いてあるんですけど,小学校と中学校でちょっとファクスでもらったんですけど,平成26年度の給食使用食材一覧表ってもらったんですけども,小学校が348種なんだけど,一方で中学校では221種となってまして結構差があるんですよね。これはちょっとなぜこんなことが起こってるのかなと思いまして。 178 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 中学校給食,昨年の11月から開始をしております。したがいまして,時期あるいは日数あるいはそれに伴う献立の関係で使用品目数が少なくなっておると,そういうことでございます。 179 ◯理事(西 ただす) ということは,単純に期間が短かったからということですか,中学校やって。 180 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 基本はそういうことです。 181 ◯理事(西 ただす) それはわかりました。  例えば,小学校でできているものが例えば中学校の給食でできないとかいうことがあると,やっぱりそこは教育・食育という観点でもやっぱり問題があると思いますので,そういうことはないようにというふうにしていただきたいと思います。地産地消という観点から,これからどんどん進めていただきたいので,これからも注視しながら質問をしていきたいと思います。  以上です。 182 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 183 ◯委員(あわはら富夫) 済みません,各局のほうに聞かせていただいてるので,たしか3年ぐらい前ですかね,スポーツ,ここだったと思いますけれども,評議員の決め方とか理事の決め方の問題で,これで本当にガバナンスが働くのかということで言わせていただいて,今回の経営改善策の中で,より外部の意見を取り入れるということで協会経営のガバナンスの強化を図ったということが書かれてるんですけれども,具体的にはどういうことなのかと。確かに評議員の中では今までではない医学博士が入ったり弁護士が入ったりといろいろしてるんですけれども,その辺の中身をお聞かせいただきたいということと,それと評議員会なり理事会って大体どういう頻度で開かれてる──1回はやらないといけないというのはあるんですけれども,理事会は1回だけじゃないですけれども,その辺の中身についてと。  それと,また別の問題──時間も短縮したいのでもう1点のことも一緒に聞きますが,36ページの平成27年度における経営改善策の1番,5番目のところで,職員の専門性のノウハウを蓄積をして,新たな事業展開を検討すると,これは中期経営計画の概要の中にももまれてますけれども,具体的などんなことが考えられているのかね。こういう形で新たな公益を持った2つに分けてという中で,収益事業をどんどん図れば公益事業にそのお金を回せるということですので,そういう事業展開ということだろうと思うんですけれども,どういうことを考えておられるのか,ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 184 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 平成25年度の外郭団体に関する特別委員会におきまして,評議員会についての御指摘をいただきました。協会としても真摯に受けとめましてさまざまな課題を検討した上で,26年3月に評議員会の再構築を行っております。評議員の総数につきましては20名として,外部からの視点が必要であるということで,10名につきましては弁護士でありますとか学識経験者・市民団体等から選任をさせていただいて,第三者的な視点でチェックを行うというとともに,生涯学習や食に関することなどについても専門的な意見が出し合える体制への変更を行っております。  何回評議員会を行ったかということなんですけども,具体的には26年の6月,それから27年の3月,それから27年の6月ということで,現在まで3回開催をさせていただいておりまして,その中でどういうガバナンスが行われたかということで,26年の6月につきましては,学識経験者のほうから,市民みんなでできるいわゆる運動という観点で取り組みが必要ではないかというような御指摘もいただきました。私どもとしましては,27年の2月にシニア世代の食育と運動ということで,管理栄養士による食育セミナーいきいき長寿の食生活と専門指導員によるいきいき長寿運動の講座というのも開催させていただきました。27年3月にも,これは市民団体の代表の方から御指摘をいただいたんですけど,子供たちの体力の向上が非常に重要ではないかということで,私どもとしましてはキッズスポーツチャレンジということで体力測定をする,あるいは26年新たにやったがんばれ神戸っ子長縄跳び大会を開催をしたり,今年度は駆けっこ教室というようなものも開催する,いわゆる子供のための体力向上につながるような取り組みもやらせていただくということで考えております。  それから,27年6月なんですけれども,これは市民団体の代表のほうから励ましのお言葉をいただいたんですけど,26年から新しい指定管理者制度になっておりまして,それまで指定管理者となっておりました自然の家が指定管理施設から外れました。野外活動・青少年活動をしていただいている方ということで,長い間,かつて自然の家を利用してきたんだけれども,いわゆる協会のほうで運営をしているのはやっぱり安心というものがあるので,次回頑張れというような励ましのお言葉もいただきました。それに対して次期指定管理者を目指して頑張りたいというようなことで返させていただいております。  それから,職員の専門性の向上と,自主事業というものを充実させるというこういうことなんですけれども,委員から御指摘のあったように公益事業は赤字というのが前提に公益財団法人ですからなっております。自主事業で上げた収益を公益事業のほうへ回して市民サービスにつなげていくというようなことを目指していくというふうには考えておりますけれども,具体的にこれについてこういうふうにやっていくんやということで言いますと,なかなか明確なものを持っておりませんでして,先ほどちょっと食育のお話も出ましたけれども,食育事業の拡大等,やっていきたいというふうに思っております,公益事業としては。  以上です。
    185 ◯委員(あわはら富夫) その評議員の前の制度のときはちょっとびっくりしたような内容だったんで,今回大分改善はされてるんですけども,ただずっとメンバーを見てると,理事・監事と評議員との分け方の問題なんですけども,特に関係団体のところが,剣道連盟理事長が入ってたら,例えば理事に入ってると,こちらの評議員のほうでは柔道協会理事長が入ってたり,それぞれの評議員と理事の役割みたいなものがあると思うんですね,機能的な役割というのが──から見ると,余りにも,医学博士だとか,それから弁護士だとかいうのはわかるんですけれども,ソフトテニス連盟理事長が評議員に入ってると,今度はテニス協会会長は理事に入ってると,ずっと見比べると結構こういうのが非常に多くて,もう少しこの評議員という制度というのは,逆に言えば,理事会なりが出していくいろんな活動方針だとか,きょう皆さんが提起をされたような内容について,評議員のほうではそれをやっぱり市民的目線でもってやっぱりチェックをしながらいろんな意見を出していくというところにこの制度の二元制というのがあると思うんですけれども,ちょっとまだまだそういう関係を見ると,改善をしていただいたことは非常に評価してるんですけれども,ガバナンスをもっともっと高めていく必要性があると思いますので,そこはもう少し工夫が要るんじゃないかなと。ほかの団体まだここまでも行ってない団体が多いので,別に批判をしてるわけじゃないんですけれども,もうちょっと改善の努力もやれるんではないかなと。  特に,この協会の場合には,どうしても加盟団体がたくさんいて,それがやっぱり協会の運営にはかかわってこないといけないというのはよくわかるんですけれども,ただ制度からいうと,もう少しその辺はどういうふうに,改善がもう少し要るんじゃないかなと。ただ,今度の経営改善の中にもガバナンスをさらに高めなあかんというふうなことが提起されてますので,その辺どういうふうに考えておられるのかというのが1点と,それと新たな事業展開というのは,やっぱり今皆さんのところにあるいわゆる固有職員の皆さんで,それぞれ専門性を持った人がたくさんおられると思うんですね。そういうものもちょっと生かしていくというふうなことで新たな事業展開考えるだとか,それとこの計画の中にも,出版事業だとか美術商品等販売事業とかいうのがあるんですけれども,こういうのは具体的にはどんなことが行われてるのかね。こういうところはむしろどんどん拡大していかないといけない中身になるのかどうか,ちょっとその辺の検討のことをお聞かせください。  以上です。 186 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 評議員につきましてはですね,先ほども御報告させていただきましたけれども,御指摘をいただきまして,いろいろ見直しを進めないかんということで,見直しをしたわけなんですけれども,加盟団体につきましては,市内においては競技ルールも含めてそれぞれの種目を統括しておる団体として,営利を目的としない一般の市民で構成する非営利のスポーツ振興団体が大半であり,その種目をする・見る場である大会を開催したり,あるいは裾野を広げる活動やプレーを指導するなどの支える活動を行うことを通じて,広くスポーツの普及と競技力の向上を行っている団体ということで,評議員会が協会の予算・決算や事業が適切であることを確認して意見をし,承認するというチェック機能を果たしていくためには,加盟団体の参画は不可欠であるというふうに考えて,20名のうちの半数の10名はこの加盟団体に選出をいたしました。現在こういう見直しを行ってですね,26年からスタートしたところですので,今のところこれを今後どう見直すかという考えは持っておりません。  それから,出版事業とそれから美術商品の販売事業なんですけれども,美術商品のほうはですね,美術館の案内業務を受けてたときに美術商品をつくっておりました。そのとき売店で売っておった商品,絵はがきでありますとかボールペンとか在庫がありまして,その販売を委託しておりまして,この在庫がなくなり次第この事業は終了するという事業でございます。  それから,自主出版事業なんですけれども,これは児童・生徒の学習のきっかけづくりでありますとか読書活動の支援に役立つ内容の出版物でありますとかいったものを,学校の先生から成る研究会と一緒になって,学校現場の意見を反映しながら出版をしておるんですけれども,4種類ありまして,「ぼくの本わたしの本」でありますとか「おもしろ実験ガイド」・「数学ABC学習ノート」・「体育指導の手引」というようなものがあるんですけれども,これにつきましては,現在収入が400万,収支差30万というような事業でございまして,事業のあり方も含めまして,ちょっと方向性をいろいろ考えていく必要があるのかなというふうに思っております。方向性につきましては,まだよく見出せてないというところでございます。  以上です。 187 ◯委員(あわはら富夫) 何か自主事業と言いながらも,自主事業,ほとんど方針がないのかなというような感じがするんですけれども,特にやっぱり公益事業を収益事業で支えていくということを考えて,できるだけ市の受託に頼るんじゃないという方針を打ち出すのであればですね,何かもう少し具体的な──もう26年度から29年度ということで,もう中期経営計画が始まってるわけで,何かその辺,実際に計画を立てた中のものがほとんど方針がないというのはちょっとどうなのかなというふうな感じを受けます。これ以上言うてもこれはしょうがないのかもしれませんが。  それと,ガバナンスについては,もうそれはよくわかってるんです。ただ,もっともっと高めていくための努力を,例えば前の局でもちょっと言わせていただいたんですけれども,例えば評議員になっていただいた方に事業を見ていただくということで,どんどん現場のほうにも入ってもらって,事業に実際にどんな事業が行われてるのかというのを──自分のところの専門性はわかってると思うんですけど,そういう意味でガバナンスがもっともっといろんな提案なり意見が出せるようなこともしてほしい。皆さんから言えば,余り言われんほうがええかなという思いがあるとは思うんですよ,ある意味では。だけど,もっともっと意見を出してもらうということの必要性を,この制度ができた背景にありますから,その制度をやっぱり生かすためのいろんな取り組みだとか努力を──前のところは1回しか開いてませんでしたから,これは3回開いてるので評価してるんですけれども,それで結構この前,3年前ですかね,意見言わせていただいた中で大きく変更もしていただいてるので,これ以上言うつもりはないんですけれども,ただもっと努力して,もっといい意見を取り込んで,それこそ自主事業につながるような意見が出るかもしれないんで,そういうことも努力をしていただきたいなということだけ申し添えておきたいと思います。 188 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。 189 ◯委員(五島大亮) ちょっと給食で,済みません,かぶってしまいますが,確認させてください。  献立は教育委員会さんがつくられる。調達をする,仕入れをするのはスポーツ教育協会さんであると。地産地消,非常に重要なポイントなんですけど,ここを推進していくのは,今ここに地産地消って書いてあるんですけど,スポーツ教育協会さんなのか,それともさっき産振の話も出てきましたけど,どっちが主体的にやっていくんですか。 190 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 スポーツ教育協会では今委員から御指摘がありましたように食材の調達,これも主食ではなくて副食材の調達でございます。主食──米とか牛乳あるいはパンですね,そういったものについては私どもではなくて県体協のほうから教育委員会のほうへいわゆる調達されるという格好になっております。  先ほどの地産地消の推進ですけれども,これはどこが中心になってこの事業を進めているということではなくて,給食事業において地産地消を進める関連部局ということで,我々スポーツ協会,それから産業振興局,それから教育委員会,それから当然産地,それから流通の中央卸売市場といったようなメンバーで,何とか地産地消を進めていこういうことで,みんなが一緒になって進めておると,そういう状況でございます。 191 ◯委員(五島大亮) 多分そのみんなが一緒になってやってるというのが,多分目標数値がないとかそういうとこにつながってるんじゃないかと思うんですよね。どっかが主体的にやらないと,何かみんなでやりましょうねみたいに,今あわはら先生が言った評議会って回数やって何にも決まらんとか何にも進展せえへんとかそういう話につながっていってると思うんですけど,例えばスポーツ教育協会さんが主導を切って調達会議というのをやってるってお聞きしたんですけど,もう生産してるところの産地の人と話をしても仕方ないんですよね,これね。だからまだ空き地で持ってる人の生産者のところに行って話をしてほしいというのが本当の地産地消の推進だと思うんですけど,そういうところの活動を主体的にやっていただかないと意味がないんですよ。だからそこをやっていただきたいんですけれども,どうですか。 192 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 先ほども申し上げましたように,今までどっか中心的なとこがないという御指摘受けますけど,そういう意味ではまさにそうなのかもしれません。それぞれの役割分担を持ってやってきておりますので,一度,いわゆる推進会議をしておるメンバーの中でそういった御意見もいただいておりますので,よく議論をしたいと思います。  我々としましては,非常に難しいなと思っておりますのは,やっぱり先ほども申し上げましたが,収穫の時期と献立で使う時期がマッチングができるかどうか,収穫の時期と。それからあとは価格の問題。どうしても給食費ですので,当然限界があります。それと産地のほう,生産者のほうが言い値で買ってくれるんだったらというようなこともあろうかと思うんですけど,そのあたりのすり合わせていくところが難しいところでございまして,そのあたりにつきましてもいろいろやっぱり進めていかないかんということは十分重要な課題だというふうに思っておりますので,よく協議をして連携をして進めていきたいと思います。  以上です。 193 ◯委員(五島大亮) いろいろ困難なのはわかるんですけど,先ほど植中先生も西先生も皆さんおっしゃってたんですけど,要はいつからこのぐらいの量が必要だというのは,もう決めてるわけですよ。だからもうこのときに何が幾ら要るというのはわかってるんで,今は別にその日に収穫したものを使うわけじゃなくて保管しておけたりするわけじゃないですか。だからそういう計画性を持って主体的にやるところをどこか決めてほしいというのは,それは協会さんに言ってもちょっときついのかもしれませんけども,そこは本当に産振の農政がやるのか,教育委員会がやるのか,ちゃんと決めないといけないと思います。主体的にどっかが動いていかないと,こんなもん,じゃあ何%してくださいって言っても,産地と話をするのはあっちだからちょっとできませんとか,何かそういう譲り合いみたいな話になるんで,全く意味がないと思うんですね。だからそういう主体的にじゃあどこが地産地消を進めていくのかというのは産振がやるのか教育委員会がやるのかというのは,しっかり話をして決めてください,教育長,お願いします。 194 ◯雪村教育長 五島委員先ほども言われましたように,献立って教育委員会がつくるんですよねと,それから食材の調達は協会がするんですよねと,それから産地との調整は産振局,そういうふうに確かに役割分担がございまして,それで力を合わせんことには進まんというのも確かでございます。  ただ,この会議の,先ほど言いました利用促進会議の事務局は産業振興局がやはりやっております。ただ,先ほど献立の件言われましたけど,やはり市内産野菜利用拡大のためのいわゆる献立の工夫というの,やっぱりあると思います。こういう献立だったら市内産野菜を使いやすいとか,季節に合っているとか,そういったものは,やっぱり教育委員会が献立の工夫を栄養士等を中心にやらなければいけないでしょうし,協会では,いわゆる先ほど来言うておりますように,給食の使用に適さない規格外野菜をどのように使うか,利用開発するかとか,それからやっぱり売買契約のときに,同質のものであればできるだけ市内産のほうを優先するとか,そういった調達の工夫というのがあろうかと思いますし,それから先ほど来出ておりますように,いわゆる栽培面積の関係であるとか,それからせっかく出荷しても,その使用時期がなかなか給食の大量消費の献立のときには合わないとか,そういう出荷時期の問題との調整とかは,やはり産業振興局がやらなければならないと。そういう意味では,やはり3者が寄って,そうやって利用調整を行いながら,できるだけ市内産野菜の率を高めるというのは本当に大事なことだと思いますし,こういう会議ができてるのは比較的画期的じゃないかなと思います。  参考までに,我々も都市部である政令市がどの程度市内産野菜を使ってるかというのを教育委員会と協会と一緒になってちょっと調べてるんですが,なかなかそういうデータを持ち合わせてない都市もあるんですが,一応13都市ぐらいは大体いつも調べれてまして,神戸の場合,現在3位です。大体2位とか3位とかになって,比較的やはり浜松とか九州が,熊本とかが上位なんですが,神戸の場合も比較的いつも上位を維持してるということもございますので,できるだけ指定都市の上位というのは,やはり維持していかなければならないというふうに考えております。 195 ◯委員(五島大亮) たしか教育日本一のまち神戸って誰の言葉か,ちょっとわからなくなってしまいましたけど,これはやっていただきたいので,そういう意味でも食育という面では,政令市の中で何位とかいうのはよく説明にはお使いいただく言葉なんですけども,断トツの1位じゃないといけないと思うんですね。その辺はちょっともっと画期的な努力というか,やっていただきたいと思うので,主体的などこがやるのかというのは,やっぱり会議があって重要なんだというのもわかるんですけれども,俺がやるんだという局があってもいいかなと思うんで,そこは本当に決めていただきたいと思います。要望にとどめます。  19ページ,ちょっとだけ教えてください。  安全性の確保というとこに立入検査を行ったとかいろいろ書いてあるんですけど,これは仕入れ先の立入検査ですか。 196 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 先ほども御報告させていただきました。食材の確保,副食材の確保ということで,私ども,調達する食材につきましてですね,冷凍の肉あるいは魚につきましては,入札時に指定検査機関で細菌検査を行ったものであるとか,あるいは肉は国内産を指定して納入経路一覧表によって産地や流通経路等の履歴資料をあわせて提出させる。あるいは冷凍野菜につきましては,国内産は残留農薬検査証をちゃんとつける,あるいは加工品につきましても細菌検査成績書を提出をさせるといったような形で,いわゆる食品の安全確保をしてるんですけれども,さらに抜き取りをしまして,いわゆる衛生管理の専門機関,具体的には兵庫県予防医学協会なんですけれども──とともに食品工場への立入調査あるいは必要に応じて指導をさせていただいておると。さらに市の衛生監視事務所とともに,衛生講習会等も実施をしまして,食材の安全性の確保に努めておると,そういうことでございます。  以上です。 197 ◯委員(五島大亮) 済みません,じゃあ最後,要望だけします。  ここに下に放射性物質の検査ってあるんですけど,要は福島あたりの生産品を使っているんじゃないんですかと。例えば,近隣の産地の食材が要は献立に──献立というか,インターネットとかに載ってるわけですよね。そういうことがあったので,お母さん方からあの辺のものって怖いですよねっていう意見をいただく,もうこれはかなりいただくんですよね。もちろん検査をやって一定の数値以下であるとか,安全であると国が決めるものを使っているんだとは思うんですけれども,ただそれに関しては本当に安全な保障ってないじゃないですか──こんなところでしゃべることかどうか,わかりませんけども。  なので,地産地消というのは神戸経済の発展という意味でも丸ですし,こういう安全性といった意味でも本当に追求していってほしいんですね。なので,神戸で大部分をつくっていただければ,そういう神戸で子育てをするお母さん方の心配も格段に減るわけです。東北でというのは,震災復興というのは大事なんですけれども,そこを我々神戸市民の子供たちにちょっと100%安全かどうか保障がないものを食べさせるわけにはいかないというのが神戸市会議員としての立場だと思いますので,そういうところは,賛否はあるかもしれませんけれども,できるだけ神戸で,兵庫で,近畿で,関西でという形の仕入れをぜひとも心がけていただきたいと思います。  要望です。ありがとうございます。 198 ◯委員長(堂下豊史) ほかにございませんか。 199 ◯委員(安井俊彦) 目的の4ページで第4条で1から12まであるんですが,これ,どれ1つとっても,非常にたくさんの職員の数が要るし大変な仕事なんですよ。これ,わずか100人の職員の数でスポーツ協会がこれだけの仕事をこなすというのは不可能で,さっきあわはら議員がおっしゃった歴史的なもんを売るとか言うてカレンダー売るとか,もうやむを得んと僕は思いますよ。大変ですわ,これだけの数でね。  そこで,これ1から9までだあっと来とんですが,11から12で大体100人のうちの割り振り,どれぐらいですか。1から9まででどれぐらい,100人のうち。10から12までどれぐらいですか,その部門に達してるの。 200 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 これは事業概要に職員数というものを掲載させていただいておりまして,社会教育施設の管理運営その他教育に関する事業といいますのは…… 201 ◯委員(安井俊彦) 時間もったいないから,ざくっとでええわ,何%で。 202 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 リサイクル工房のところで3名,それから…… 203 ◯委員(安井俊彦) いやいや,だから何%,大体割合したらいいやん,そんな。 204 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 1割強だと思います。 205 ◯委員(安井俊彦) 1割強が10から,だから10名ぐらいか。 206 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 10数名です。 207 ◯委員(安井俊彦) 10数名でこの教育の食材のことをやっとるわけや。 208 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 はい。 209 ◯委員(安井俊彦) それはもうとてもやれない,それだけの数じゃ。  ほんで今,植中議員やうちの五島議員が今すばらしい発案したんだけれども,契約栽培やりようと,そしたらいけるんやないですかということと,それからもう1つは,西議員からも出とったけど,実は僕も板場なんでようわかるんですよ。商品がそろわなかったら物すごい時間かかんねん。そういう意味では,この10人のうちのおたくの職員のうちでも野菜や魚見る目のある人おれへんやん。そんなもん全部業者に電話かけて業者が持っていって,着いてみたら調理に値しない商品いうのがごろごろ出てくるわけや。物すごい時間かかってあれなる。だから彼らは本当にすばらしいことを指摘してくれとんですよ。  同時に,はっきり申し上げて,学校の先生を終えてやっておられる皆さん方でこれ扱うの,無理ですよ。どっか切り離して,9番までと10から12はさっき産振局でやらせたらどうやとか何とかいうて言うてましたけれども,民営化するか,この部分を,あるいは何か特別な機関で食材の購入とかいうことの部門をつくっていく必要があると思いますね。これ無理です,10人でこれだけのことをやれいうのは。議会も考えないかんので,あれやれ,これやれ言わんと,ちょっと命令受けとうほうの立場も考えてあげないかんので,これはちょっと無理違いますか。第一この10人のうちで商品の目ききできる人何人おります。このニンジンはどうやとか,この魚はどうやとか,このジャガイモはどうやとかいう。 210 ◯寺西公益財団法人神戸市スポーツ教育協会常務理事 済みません,先ほどの数値なんですけど,給食・食育を含めますと,もう8名ほどふえますというのが1点と,どうしても効率的な運営をしなければいけないということで,生鮮食品等,中央市場の仲卸あるいは卸の手をかりながらいいものを仕入れるということで,協力体制のもと推進をしております。 211 ◯委員(安井俊彦) いやいやだから協力体制を持っておるいうのは,協力,全部おんぶにだっこで全部丸投げしとんですよ。だから丸投げしとんで,結局その業者はその日に持っていく商品というのが結局ふぞろいであったり給食にうまいこと合致しないようなもんがやっぱり行くんですよ。何人の人が市場へ行って足運んで商品見てるか,8名ふやして18名でも無理です,それは。だからもう少し,これさっき産振局の関係もある言うた,ちょっとこれ組織がえをするとか,この面に関してはメニューから何から全部一貫してやるというような組織を一遍考えてみてくださいよ,そういう議論があったということで,議会で。  それからその次に,これどれ1つとっても大事なことで,これあとの職員の皆さんでやっていただく,例えば国際級スポーツ大会等の誘致。それで中期計画の中でオリンピックのことを書いてあるけれども,東京だけでオリンピックが完成しないんだったら地方へ飛ばすいうて言うとんですけど,神戸は具体的にこれ動いとんですか。動いとんだったらどういう方面で動いてるのかということが1つ,まずそれちょっと答えてください。簡単でいいですわ,時間もったいない。 212 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 これまで実際に動いた件につきましては,例えばサッカーですね。サッカーの競技会場が足らないという話が日本サッカー協会からございましたので,それに対して我々はやりたいという手を挙げさせていただきました。結果としては,関西では大阪で新しくつくっている万博のところにある吹田の競技場が4万人という収容力を持つということで,そちらに決定をされたという残念な結果が実は起こっております。この後,新しい競技がありますので,例えば野球が選ばれたとすれば,またこれ会場が足らないという話が出てくると思います。我々はそれについても情報収集して取り組んでいきたいと思っております。 213 ◯委員(安井俊彦) 向こうで競技場が足らないのを狙うんじゃなしに,神戸にふさわしいものを狙うというのが考え方にないんですか。  例えば,サッカーは確かに神戸発祥の地ですよ。嘉納治五郎というのは神戸出身ですわ。世界の柔道家,世界中で柔道をやってる人で知らん人いない。なぜ神戸で格闘技柔道を誘致しようとしないのか。  それからもう1つ,オリンピックの国際級のあれをやるというて書いてあるんですが,神戸から何人のオリンピックの選手が出ようとしてるのか,またそれがどれぐらい強い状況で,あるいはどういう援助をしてるのか,どういうふうに調査してるのか,その辺について教えてください。 214 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 まず,今先生から柔道のお話がございましたけれども,これは,大変申しわけございません。東京にあります東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会が会場を確定させておりますので,我々はそれを持ってくることは残念ながらできません。ただ,この競技を実際に行う選手たちの事前合宿を我々が持ってくることは可能であるというふうに考えておりまして,そういう取り組みはこれから続けていきたいというふうに思ってございます。  それから,大変申しわけございません。オリンピック,今何人神戸から出たかというのは,ちょっと手元すぐに出てまいりませんけれども,選手の強化につきましては,国体を主にやっております兵庫県体育協会,こちらのほうがかなり大きな強化費を持ってございます。それに我々も少しだけ強化費を出しまして,合宿等の経費に使っていただきたいということは市のスポーツ教育協会と一緒になって選手強化に当たっていると,こういう状況でございます。  以上でございます。 215 ◯委員(安井俊彦) 結果的には柔道はだめや,しかしそういう意味では,議会にも声をかけ,あるいはまた神戸にふさわしいスポーツを逆にとりにいくというぐらいの意欲を持つべきだったと思うんですよ。結果的によそにとられたからあかんので練習場だけ持ってきますわでは,それはここに書いてある趣旨とは違うはずなんですね。  それからもう1つ,オリンピックの選手何人出るか,そんなん誰もわかりませんわ。答え言うほうが,僕が聞いてるのは,そういう可能性を探っておられますか,どの部門でどうなんですか。そういう意味では,例えばテコンドーなんかでは神戸からオリンピックの選手が出そうなんですよ。あるいはサッカーでは女子サッカーが出そうですね。そういう形で,神戸から皆さん方のお役目としたら,オリンピックの選手を一人でも出していくというそういう立場を,やっぱり持ってくるというのは1つの大きな目的に合致したことだろうと僕は思いますね。  そういう意味の努力がやっぱりなされていないと僕は思うんです。なぜなされないのかいうたら,今の毎日の仕事で手いっぱいなんです。これだけの人数じゃ,それはもうやれんですよ。それは十分同情しながら,その辺をどうやっていただくのかということをちょっと聞かせてください。覚悟というか,そういう方向でいくのかどうか。 216 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 もちろん神戸市のスポーツ教育協会の人員だけでは不足すると思います。これは私たちも神戸市教育委員会としても私の傘下の人間一緒になってスポーツ教育協会と頑張っていきたいと思っておりますし,また施設関係では建設局の人員もおります。そういう人員が必要なときには私から直接お願いをして,国際競技大会等々あるいは求められる,例えば試合をやるのに求められること,施設に求められることそれぞれに応じて私が指示をしてやっていきたいというふうに思ってございます。 217 ◯委員(安井俊彦) 済みません,あのね,あなたね,人に言われたらやるというんじゃないんで,あなたが能動的にここの部門を強化しよう,例えばテコンドーでオリンピックの選手を出していこうやないかとか,あるいはここで柔道で出そうやないか,女子サッカーは絶対出していこうぜ,そのために何をするかというあなたが能動的に,あなたが責任を持って動かなかったら,言われたら動きます言うんだったら,そんなことやったらこんな協会要らんやないですか。全く能動的に動いていただかんと,議会はそれを期待してるわけですよ。だからその辺の覚悟を聞かせてくださいと,こう言ってるんです。  長くなりますからあれですけれど,例えば女子サッカーで今ほとんどINACで世界2位まで来ました。神戸の力ですよ。神戸市民が応援してる力ですよ。ここで彼らは言ってるのは,今神戸にスタジアムをつくってほしい,女子サッカー専用の世界の大会ができるスタジアムを神戸でつくってほしいと言ってる。これなんかも力入れていく1つの目標の1つであろうと思いますよ。  それから,今ラグビーとおっしゃったんですけれども,ラグビーが神戸に呼べたという背景の中には,やっぱりレガッタの力というのは隠し切れないものがあるはずですよ。今レガッタがどうなってるのかということもきっちりと調査してほしいですよ。そういう非常に大きな仕事がたくさんある。職員の数が少ないというのは,僕はもう本当に同情するんですけれども,しかし,そういう1つか2つの大きな目的のために集中的に仕事をしていくということは,今皆さんに置かれた立場だろうと思うんですが,その辺を含めて覚悟をちょっと聞かせてください。 218 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 先生の御指摘,真摯に受けとめたいと思います。私が先頭に立ってやってまいります。  INAC神戸のほうから新しいスタジアム構想のお話,これは以前からお伺いをしております。現在の状況は,その構想をいただいたときから細かい計画にまで積み上がっている状況にはないと思いますけれども,これは先方さんの御要望なり御計画をよくよく聞いて検討を重ねるべきというふうに考えておりますので,精力的にやっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 219 ◯委員(安井俊彦) 言いたくないけど,それはわかりますけど,あなたその安井君が言うた能動的に,例えばできるだけオリンピックの種目を,向こうから余ったやつをとりにいくんじゃなしに,こっち側から狙い撃ちでやっていくという覚悟があるのかどうか。失敗してもいいですよ,そういう気持ちがあるのかどうかということと,もっと具体的に言うならば,神戸でこのスポーツとこのスポーツでオリンピックで出していきたいなというようなそういうことも頭に入れながら動こうという覚悟があるのかどうかということを聞いとんですよ。 220 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 私の説明が少し足らなかったかもしれませんけれども,オリンピックの種目については,既に組織委員会が国際オリンピック協会に計画書の中で出して,そこに会場地も全て決まった上で,現在東京での会場の縮小があるがために地方にやらないかということで回ってきたというのが経緯でございまして,もともととりにいけるという筋合いのものではないということを御理解いただきたいと思います。計画の変更の中でたまたまそういうことがあったということでございまして,それに対しては即反応したわけですけれども,済みません,残念ながら大阪の吹田に決まったということを申し上げたものでございます。説明が不足していたらおわび申し上げたいと思います。  それから,これについてオリンピック選手をというのは,もちろん私ども,先生先ほど御指摘のとおり,INAC神戸には大変すばらしい選手がおりますので,我々も常に応援をしておるわけでございますので,彼女たちにはぜひオリンピックあるいは次のワールドカップ,頑張ってもらいたい,若い選手もたくさんよくよく存じ上げております。それから,柔道選手では,市立神港高校の阿部君という生徒が今すごい力を発揮してございます。66キロ級という非常に厳しい競争──日本の中での厳しい競争もありますけれども,彼にも非常に期待をし,市長からも特別賞などを贈呈し,さらに努力に励んでいただくようにというようなお願いをしたいというようなことで,各種目でそういう選手おりましたところについて我々も力を入れていっているという状況でございます。頑張ります。 221 ◯委員(安井俊彦) 済みません,もうやめたいんやけど,その答弁聞いたらやめられへんですよ。向こう,オリンピックの組織委員会で変更なって,もうそのときには,だから数限られたもんしか狙えなかったと,こういう説明ですね。それはわかりますけど,その前にやっぱり動くという,あるいはまた,例えばあなたの姿勢が弱い,あなたがやる気がないということがわかるのは,マスターズで全然出てこないですよ。オリンピックの後,関西でやるマスターズで神戸がこういう種目をやりたいとかこういうことをやりたいとかいうこと,これ関西広域連合でやっとんですけれども,全く出てこない,神戸という名前が。それやる気があるのかないのかという問題。あなたはわかっておられるんですか,神戸がスポーツ都市宣言をしとるということ。そういう意味で,あなたは非常に重要なポジションにおられる。それが宛てがいぶちで仕事をするんやったら,それは僕は議会としては非常に失望する。だからその覚悟はあるのかどうかいうことを聞いとったら,一生懸命INACが何や表彰やったとかなんとか,そんなことは別に新聞読んでわかっとるよ。あなたの覚悟を聞いとる。もう1遍答弁してください。 222 ◯岡田教育委員会事務局担当局長 まず,関西ワールドマスターズゲームズでございますけれども,これにつきましては,現在この3月に各県下の競技団体に兵庫県と一緒にこのゲームズに参加する意向について説明会を開かせていただいた。それを受けて現在開催希望申請を受け付けておる状況でございまして,複数の団体から出ております。これについて今その内容についてヒアリングをし,兵庫県を通して組織委員会に提出をする段取りとなってございます。競技種目の決定自体はことしの秋に組織委員会が決定をするということになってございますので,それに向けて今複数の競技団体と現在協議をしておりますので,着々と進めておるということでございます。こういうことも含めて一生懸命頑張ってまいりたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 223 ◯委員長(堂下豊史) 他にございませんか。  (なし) 224 ◯委員長(堂下豊史) 他に御質疑がなければ,教育委員会関係団体についての審査はこの程度にとどめたいと存じます。  当局,どうも御苦労さまでした。  委員の皆様に申し上げます。  当局が退室されるまでの間,しばらくお待ちください。 225 ◯委員長(堂下豊史) それでは,本委員会の実地視察についてであります。  実地視察については,先ほどの日程表記載のとおり,次回7月30日木曜日,委員会審査終了後に実施いたしたいと存じます。  視察先につきましては,神戸新交通株式会社の六甲アイランド線を視察いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 226 ◯委員長(堂下豊史) 御異議がありませんので,さように決定いたしました。 227 ◯委員長(堂下豊史) 本日御協議いただく事項は以上であります。  次回の委員会は7月30日木曜日午前10時より,ここ28階第4委員会室において,市長室関係1団体及び水道局関係1団体の審査を行いますので,よろしくお願いします。  また,先ほど決定いたしましたとおり,委員会審査終了後,実地視察を行いますので,よろしくお願いいたします。  本日は,これをもって閉会いたします。どうも御苦労さまでした。   (午後3時37分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. 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