神戸市議会 2014-02-01
平成26年第1回定例市会(2月議会)(第1日) 本文
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(
大澤議長登壇)
◯議長(
大澤和士君) おはようございます。平成26年第1回
定例市会を開会するに当たり,一言御挨拶を申し上げます。
本
定例市会は,本日から6月までの長期の日程を予定いたしておりますが,この2月議会には平成26年度当初予算を初め多くの重要議案が提出されております。これら議案につきましては,後ほど市長等から説明がございますが,
久元市長が初めて編成された新年度予算として,選挙公約で掲げられた新規施策を盛り込まれるなど,その内容は多岐にわたる膨大なものであります。
言うまでもなく,議会と市長とは独立・対等の立場で,それぞれの特性を生かし,お互いに補完し合いながら切磋琢磨することにより,市民の信託に全力で応えていかなければなりません。
したがいまして,議会といたしましては,議案等に対して幅広い視野と多角的な視点から,活発な議論を通して検討を加えていかなければならないと考えております。
議員の皆様におかれましては,市民の代表として議会の権能を十分に発揮し,慎重な御審議を賜りますようお願いを申し上げまして,開会の御挨拶といたします。
(
大澤議長議長席に着く)
2 ◯議長(
大澤和士君) これより平成26年第1回
定例市会を開会いたします。
ただいまより本日の会議を開きます。
最初に,市長の御挨拶がございます。
久元市長。
(
市長久元喜造君登壇)
3 ◯市長(
久元喜造君) 平成26年第1回
定例市会の開会に当たりまして,一言御挨拶を申し上げます。
本
定例市会には,平成26年度予算案を初めといたしまして,多数の議案を御提案申し上げております。新年度の予算案につきましては,後ほど詳しく御説明申し上げますが,輝ける
未来創造都市の実現を目指した神戸の
元気創造予算として,
消費税率の引き上げに対応した短期的な
経済対策,
総合交通体系の整備を重点とする将来を見据えた神戸の
まちづくり,さらには
都市間競争の中で重要となる全ての市民が安心できる
暮らしづくりに重点を置き,編成をさせていただきました。
議員各位におかれましては,何とぞ十分な御理解を賜りながら御審議のほどをよろしくお願い申し上げまして,簡単ではございますが,開会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
4 ◯議長(
大澤和士君) 市長の御挨拶は終わりました。
次に,諸般の報告を申し上げます。
まず,
議場出席説明員に異動がありましたので,御紹介申し上げます。
選挙管理委員会委員長米田和哲君。
(自席で起立)
次に,市長より,本日付をもって「議会の委任に基づく
市長専決処分の報告」が提出されましたので,お手元に送付いたしておきましたから,御了承願います。
次に,監査委員より,去る2月13日付をもって「監査の結果に関する報告」が,また
包括外部監査人より,同日付をもって「
包括外部監査の結果に関する報告及び意見」が,それぞれ提出されましたので,いずれもお手元に送付いたしておきましたから,御了承願います。
以上,報告を終わります。
これより議事に入ります。
5 ◯議長(
大澤和士君) 日程によりまして,日程第1 議席の一部変更の件を議題に供します。
本件は,会派の異動に伴い,議席の一部を変更しようとするものであります。
お諮りいたします。
本件は,お手元の議席表のとおり決して御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
6 ◯議長(
大澤和士君) 御異議がないと認めます。
それでは,さように決定いたしました。
7 ◯議長(
大澤和士君) 次に,日程第2 会期決定の件を議題に供します。
お諮りいたします。
本
定例市会の会期は,本日から6月26日までの128日間といたしたいと存じますが,御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
8 ◯議長(
大澤和士君) 御異議がないと認めます。
それでは,さように決定いたしました。
9 ◯議長(
大澤和士君) 次に,日程第3 予算第1号議案より日程第69 第45号議案に至る平成26年度神戸市各会計予算並びに関連議案,合計67議案,一括議題に供します。
この際,申し上げます。
ただいま議題に供しました諸議案中,第4号議案及び第5号議案について,
地方公務員法第5条第2項の規定に基づき,
人事委員会の意見を照会いたしましたところ,同委員会より,議案の内容に異議ない旨の回答が参っておりますので,御報告いたしておきます。
これより,当局の説明を求めます。
久元市長。
(
市長久元喜造君登壇)
10 ◯市長(
久元喜造君) 平成26年度
予算案並びにこれに関連いたします諸議案につきまして市会の御審議をお願いするに当たり,市政運営の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに,予算の大要を御説明申し上げたいと存じます。
これから約1カ月間にわたりまして,十分な御審議を賜りますようお願いを申し上げます。
神戸市は,阪神・
淡路大震災の影響による財政悪化から,一時は
財政再建団体への転落も危惧されましたが,
矢田前市長のもと懸命な
行財政改革に取り組んだ結果,財政状況は
政令市中位程度にまで改善し,まちのさらなる発展に向けて歩みを進める可能性を得ることができました。平成26年度予算は,その可能性を生かし,輝ける
未来創造都市の実現に向けた
取り組みを加速化していきます。
人口減少社会を迎える中で,未来に向かって持続的な成長を可能にする
まちづくりを進めるに当たっては,短期的な視点だけではなく,将来的な視点も加えて,市民の働く場を確保し,まちのにぎわいを維持・向上する
取り組みが必要になります。
平成26年度予算は,神戸の
元気創造予算として,
消費税率の引き上げによって予想される景気の減速に対応した短期的かつ即応的な
経済対策,市民の皆さんや神戸に来られる皆さんの視点から,神戸の将来に不可欠な
総合交通体系の整備を重点とする将来を見据えた神戸の
まちづくり,さらには
都市間競争の中で神戸に人口を呼び込むためにも重要となる全ての市民が安心できる
暮らしづくりに重点を置いていきます。
また,将来にわたる重要な
政策課題である
三宮周辺ウオーターフロント地区における都心の再生,
計画的開発団地の
リノベーション,
市街地西部地域の活性化,社会保障・
税番号制度への
対応等ICTの活用,
南海トラフ地震津波対策などの施策を盛り込むほか,
国家戦略特区の実現に向け,
神戸医療産業都市の推進に積極的に
取り組みます。
政策課題の解決に当たっては,
複合的視点に立った施策の展開が重要です。このため,情報や課題を共有しつつ全庁的な
取り組みを強化するとともに,市だけでは対応が難しい
政策課題については,
プロジェクトチームを設置して公民協働による検討を進めます。
このような考え方を踏まえ,神戸2015ビジョンと神戸市
行財政改革2015の達成に取り組むとともに,5つの重点施策を柱として積極果敢に施策を展開していきます。
第1は,「市民が元気で働けるにぎわいのある街の実現」,第2は,「世界に誇れる夢のある街の実現」,第3は,「安心して子育て・教育ができる街の実現」,第4は,「市民が地域と
つながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街の実現」,第5は,「本物の市政改革をすすめ新しい地方自治がはじまる街の実現」です。
平成26年度の本市の税収は,企業収益の改善による
法人市民税の増収や家屋の新増築に伴う
固定資産税・
都市計画税の増収などにより,平成25年度予算から大幅な増加が見込まれます。
地方交付税については,税収の増加や
消費税率の引き上げに伴う
地方消費税交付金の増加などに伴い減収となったものの,本市が自由に使用できる財源の総額は前年度と同程度を確保することができました。
予算編成に当たっては,平成5年度予算以来21年ぶりに要求額の上限を設けず,各部局が真に必要となる額を要求し,財源の状況を勘案しながら施策の優先順位を検討いたしました。また,部局横断的な
政策課題については,関係部局が合同で予算要求を行い,議論を尽くすなど,工夫を行いました。
以上の考え方のもとに編成した平成26年度予算は,一般会計で7,070億5,439万円,特別会計で1兆574億9,809万円,全会計では1兆7,645億5,248万円となりました。
それでは,主な施策について御説明を申し上げます。
「市民が元気で働けるにぎわいのある街の実現」を目指して,中小企業を初めとする
地元企業の元気の創出がまちの活力の源泉となることから,神戸経済の活性化と市民の雇用機会の拡大に全力で
取り組みます。
商店街・小売市場みずからが企画提案する
地域商業活性化の
取り組みを一括して柔軟に支援する仕組みを創設するとともに,
製造業投資促進等助成制度を拡充し,新たに技術力や生産性の向上,受注拡大に向けた
設備投資に対する助成を実施します。また,医療・
ライフサイエンス分野や
ファッション産業と全国の
ITベンチャー企業の
ビジネスマッチングに
取り組みます。
企業誘致の推進では,国の
集中投資促進期間を踏まえながら,
神戸エンタープライズゾーン条例を改正し,平成26年度から28年度の進出期限を設けて,雇用や税収の増加が見込まれる進出企業への
税優遇措置を大幅に拡充し,
雇用創出,
進出企業数など,これまでの倍の実績を目指すとともに,
税優遇措置を大幅に上回る税収効果を見込みます。また,
新規雇用効果に着目した
設備投資に対する助成を新たに実施するほか,
雇用創出を前提に,外国・
外資系企業オフィス賃料補助制度を拡充し,企業の新規進出による雇用の確保を図ります。
また,
ファッション産業の振興では,アジア・
マスターテーラー連盟大会2014神戸大会や
神戸ファッションウィークの開催を支援します。
農漁業の推進として,民間企業,JAなどと連携し,フルーツ・
フラワーパークを
新規就農者の育成や新品種の開発などを行う新しい神戸の
都市型農業を創造する拠点として整備するとともに,神戸産農水産物の
ブランド化を推進するほか,イノシシなどによる農作物や生活環境への被害を軽減するため,捕獲員の育成支援や餌づけ禁止の啓発・指導を重点的に実施します。また,
市場事業では,
中央卸売市場の機能強化を図るため,
産業振興局に3市場を統括する運営本部を設置するとともに,冷蔵庫の移転の方向性を検討するなど機能性の向上を図ります。
田園地域,
インナーシティー,
ニュータウンなど地理的な条件,高齢化率など,それぞれの状況が異なるまちの課題解決に向けては,地域の資源を生かしたまちの再生が必要です。
須磨ニュータウン地域や
多聞台団地など,おおむね昭和30年代以降に整備された
計画的開発団地において,住みかえなどの
ニーズ調査や事業手法の検討などを行い,
リノベーションを推進するほか,桜の宮などの大
規模市営住宅において民間活力を導入した団地再編を進めます。
市街地西部地域の活性化では,
民間事業者による夜間・昼間・交流人口の
増加促進策の提案募集を行い,実践するとともに,
新長田駅南市街地再開発地区において地元住民や商業団体,大学との協働によるくにづかリボーンプロジェクトを推進するほか,
地下鉄海岸線1キロ
きっぷ実証実験や兵庫運河の
利活用検討調査など,重層的な
取り組みを推進します。また,
民間空き家住宅対策の具体化に向けて,空き家率の高い長田区において現状調査を実施します。
交通問題は,地域,対象者,
交通手段,目的によって課題や対策が異なり,さまざまな観点からの検討が必要となります。そのため,
公共交通を中心に自動車,自転車など多様な移動手段をバランスよく組み合わせた,全ての人に優しい交通網の整備を推進します。
北神急行電鉄の
現行運賃水準を維持するための助成を行うとともに,神戸電鉄の活性化のため,
粟生線利用促進助成や今後増加が予想されるシニア層などを対象とした新たな
乗客増加対策の検討を進めます。
ポートライナーの朝のラッシュ時における
混雑緩和策としてバスを活用するための社会実験を実施するとともに,神戸新
交通株式会社の車両編成の増備を支援します。
田園地域における住民の足を確保するため,地域住民による
自主運行バス等への助成制度を創設します。また,
公共交通の料金施策や循環バスの運行,
公共交通機関と駐車場の連携のあり方など,
都心ウオーターフロントにおける総合的な交通施策のあり方を検討するとともに,
自転車利用を促進するため,
民間駐輪場や
自転車走行空間の整備を推進します。
さらに,LRT──
次世代軌道系交通システムやBRT──
バス高速輸送システムを初めとした新たな
交通手段について,まちのにぎわいの創出,
事業採算性などの観点から
実現可能性の検討を進めるほか,
交通事業では,新たに
ICカードによる
市バス乗り継ぎ割引制度を創設します。
神戸の自然や町並みを観光資源として生かし,国内外からの集客力を高めるとともに,スポーツ・芸術・文化の力を通じて人々の心と暮らしに潤いをもたらすため,観光交流とスポーツ・芸術・文化の
まちづくりを推進します。
観光入り込み客数の増加を図るため,
ビッグデータを活用した
戦略的マーケティングを実施し,観光客の
潜在的ニーズを把握するとともに,市内約3,000カ所の
Wi-Fiアクセスポイントへの接続を可能にする
公衆無線LAN環境の整備や
観光クラウドサービスなど,
外国人観光客からのニーズが高い
ICT環境の構築に
取り組み,旅行者への
おもてなし力を高めます。また,
神戸ならではの地域資源を活用した,おとな旅・神戸について,
神戸空港を活用した
観光客誘致につながるよう
取り組みます。
コンベンション機能の強化では,
グローバルMICE戦略都市として,2020年の
東京オリンピック・
パラリンピックを視野に入れたさらなる集客・
経済波及効果を図るため,
コンベンションセンターの再整備に向けた
事業化調査を実施します。
夜間景観のさらなる魅力の向上を目指して,東遊園地のライトアップのあり方を検討するとともに,
フラワーロードの光の
ミュージアム事業を推進するほか,
ハーバーランドにおいてガス燈通りの照明施設の
リニューアルを実施します。
スポーツの振興では,子供たちがトップアスリートと触れ合う
神戸アスリートフェスタ2014を開催するとともに,
関西ワールドマスターズゲームズ2021の開催に向けた準備を進めます。また,
東京オリンピック・
パラリンピックの経済効果を取り込むための全庁横断的な対策に向けた調査を実施するとともに,
神戸マラソンを引き続き開催します。
デザイン都市・神戸の推進では,デザイン・
クリエイティブセンター神戸を中心に,担い手となるクリエーターなど
創造的人材の育成・集積を図るとともに,ユネスコ・
創造都市ネットワークを活用して神戸の魅力を世界に発信します。
また,市民に身近な
図書館サービスを充実するため,いつでも返却可能なポストをモデル配置するとともに,
市民図書室に設置する予約図書の
受け取りコーナーの配置を拡充します。
「世界に誇れる夢のある街の実現」を目指して,人・物・情報の交流が盛んな都心を活性化し,全市への
経済波及効果を創出するため,神戸のさらなる飛躍に向けた都心の再生を推進します。
都心の再生に向けた機運の高まりを確実に神戸の発展へとつなげていくため,
三宮周辺地区・
ウオーターフロント地区を大胆に活性化する将来ビジョンを策定し,
神戸未来創造都市プロジェクトの実現に向けた
取り組みを強力に推進します。
鉄道事業者による駅ビル再整備計画の進展などが見込まれる
三宮周辺地区では,再整備に向けて地域団体,
地元企業,
交通事業者などと一体となり,
交通結節機能や商業・
文化交流機能のあり方などを検討するとともに,
JR三ノ宮駅前を初めとした周辺地区の基本構想を策定します。
都心の道路空間のリデザインとして,
三宮周辺地区の人を中心とした高質な道路空間を形成するための整備方針や
歩行者ネットワークのあり方を検討します。
また,
ウオーターフロントの魅力をさらに向上させるため,港都
神戸グランドデザインの実現に向けた
取り組みを進めます。
ホテル事業者が進出する新港第1突堤において魅力あふれる親水空間を創出するとともに,新たに宮崎港との
フェリー航路が就航する新港第3突堤において,歩道改良などの周辺環境の整備を進めます。また,
JR貨物神戸港駅跡地において,自転車・歩行者道の整備を公民連携により進めるとともに,三宮と
ウオーターフロントを南北に結ぶ葺合南54号線の再整備を進めるほか,
ハーバーランド地区では,デュオこうべ浜の手の
リニューアルを進めます。
医学技術の向上による市民福祉の向上と
医療関連企業の集積による
経済活性化のため,最先端の医療・科学技術が発展する
まちづくりを推進します。
国家戦略特区の指定を目指す
医療産業都市の
取り組みとして,
iPS細胞を用いた再生医療の
研究開発拠点である
神戸アイセンターの整備に向けた調査を実施するとともに,集積の進む
高度専門医療機関がメディカルクラスターとして一体的に運営されるよう,法制度上の課題や先進事例を検討します。また,
PMDA薬事戦略相談連携センターや
医療機器等事業化促進プラットフォームの運営を支援するとともに,
健康長寿社会に向けた先制医療の実現を図る
コホート研究基盤を構築します。
さらに,神戸の強みである充実した開発環境を生かした
創薬イノベーション拠点の構築を目指して,企業や研究機関の誘致体制を強化するとともに,創薬推進のための研究拠点の整備を進めます。また,第29回
医学会総会2015への出展を初め,国内外へ
医療産業都市の
取り組みや成果を戦略的に広報します。
神戸港の
コンテナ取扱量と
神戸空港の利用者数の増加を図るため,活力と魅力があふれた港の創造を推進します。
神戸港では,
国際コンテナ戦略港湾として,平成26年度においては国策としてかつてない規模の投資が行われることから,神戸港
埠頭会社と一体となり,
目標貨物取扱量290万TEUの達成に向けて取り組んでまいります。
具体的には,釜山などの
海外フィーダーを利用している地方港の貨物や
国内フェリー貨物を戦略的に集貨するため,
インセンティブ策を創設・拡充します。また,近年の船舶の大型化に対応するため,高
規格コンテナターミナルの整備を進めるとともに,神戸港
埠頭会社による高
規格ガントリークレーンの整備を支援し,港湾機能の強化を図ります。さらに,これまで平成27年度に予定していた神戸港・大阪港の両
埠頭会社の経営統合については,平成26年度中の前倒しをするべく協議を進めます。
神戸空港では,4月に
発着上限枠の30便に到達する見込みであり,将来的な関西3空港の一体運用を視野に入れつつ,現在15時間とされている運用時間の延長や発着枠の拡大など,空港の機能充実,規制緩和の早期実現に向けて
取り組みます。
自然に恵まれた神戸が地球規模の環境問題に先導的な役割を果たすため,人に,自然に,地球に,未来に貢献する
環境貢献都市KOBEを推進します。
災害時の
エネルギー供給を確保する
エネルギーセンターの
導入可能性を検討するとともに,防災拠点となる民間施設に対する
再生可能エネルギー設備の導入を支援します。また,
水素エネルギーの利活用を推進するため,企業との協働により
燃料電池車──FCVの
導入促進協議会を設置するとともに,
住宅用太陽光発電システムや
家庭用燃料電池──
エネファーム設置助成を実施するほか,
住宅用太陽光発電システムを設置される方を対象としたHEMS──
家庭向けエネルギーマネジメントシステム設置助成を創設します。
「安心して子育て・教育ができる街の実現」を目指して,将来の神戸を担う子供たちを社会全体で大切に育むため,誰もが安心して出産・子育てができる
まちづくりを推進します。
国の子ども・
子育て支援新制度の実施に向けて,
保育サービスコーディネーターによる
利用者支援の充実を図るとともに,きめ細やかに新制度の周知を行い,円滑な移行に努めます。
誰もが安心して出産できるよう,
妊婦健康診査の助成額を増額するとともに,新たに助産所などにおいて妊娠に対する悩みへの相談窓口を設置するほか,家族の支援が得られない産婦を対象とした産後ケア事業を充実します。
平成27年度の
保育所待機児童の解消を目指して,保育所の新増設や分園の整備,
小規模保育事業の拡充などにより,約1,400人分の保育枠の拡大を行うとともに,保育士の確保対策に取り組むほか,病児・病後児保育を拡充します。
乳幼児等医療費助成制度では,現行3歳から小学3年生までは1日上限800円,小学4年生から中学3年生までは2割負担としている外来一部負担金について,3歳から中学生まで1日上限500円へ一律に引き下げます。また,
私立幼稚園就園奨励助成金を拡充するとともに,親・子世帯の近居・同居住み替え
助成モデル事業を拡大して実施します。
放課後児童対策では,児童の安全・安心な放課後の
居場所づくりのため,学童保育と
放課後子ども教室の一体・
連携型モデル事業「
放課後こどもひろば」の実施校を拡充するとともに,
学童保育施設の過密解消を図るため,
学童保育コーナーを整備します。
心理的・精神的な問題を抱えた子供を入所させ,心理治療などを行う
情緒障害児短期治療施設を市内で初めて整備するとともに,
自立援助ホームの定員を拡大します。また,
児童養護施設を退所する児童に対して社会生活に向けた研修を新たに実施するほか,
ひとり親家庭に対して
大学生ボランティアなどによる学習支援や親の
就業相談支援を拡充します。
特別支援教育の推進では,児童・生徒の障害の重度・重複化に対応した
特別支援学校への看護師の配置や,小・中学校への
特別支援教育支援員の配置をそれぞれ拡充します。また,
垂水養護学校と
青陽西養護学校の統合・移転を進めるとともに,青陽東養護学校において過密化対策に取り組むほか,兵庫県が旧農業公園内の設置を予定している高等
特別支援学校の整備に向けた調整を行います。
療育体制の再構築として,こども家庭センターにおける相談・検査体制を強化するとともに,ひまわり学園・のばら学園を東西の療育の拠点として,児童発達支援センターへの再整備・機能拡充を進めます。
子供たちが神戸のまちを誇りに思い,規範意識や国際感覚を身につけられるよう,心豊かな子供を育む教育の充実を図ります。
学力の定着やいじめの未然防止,規範意識の向上を図るため,学ぶ力・生きる力向上支援員の配置を進めるとともに,習熟度に合わせた学習指導を実施するため,新たに小学校5年生・中学2年生の全員を対象とした学力定着度調査などを導入します。また,小・中学校へ学校司書の配置を進め,読書に親しむ環境をつくります。
いじめや不登校対策の充実を図るため,スクールソーシャルワーカーを新たに配置するとともに,インターネットにおけるいじめ対策として,防止プログラムの策定や学校ネットパトロールを実施するほか,スクールカウンセラーの配置を拡充します。
教員の負担を軽減することで児童・生徒に向き合う時間を確保するため,神戸市情報教育基盤サービス──KIIFの更新に当たり,利用端末の性能向上や配布対象を拡大するとともに,出欠管理などの校務を標準化し,業務効率の向上を図る校務支援システムを構築します。
また,デリバリー方式による中学校給食の実施に向けた施設整備,小学校や幼稚園への空調設備の整備,トイレ改修などを平成25年度2月補正予算と合わせて実施します。
防災教育では,東日本大震災を含む被災経験のある地域の中学校との交流などを通じて神戸らしい防災教育を推進するほか,科学技術を担う人材の育成を目指して,JAXAと連携した宇宙教育の実施や青少年科学館の展示室の
リニューアルを実施します。
「市民が地域と
つながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街」の実現を目指して,高齢者・障害者が住みなれた地域で健康に生きがいを持って過ごせるよう,高齢者・障害者が安心して豊かに暮らせる
まちづくりを推進します。
高齢者福祉では,
民間事業者との連携などによる新たな介護予防プログラムの構築に取り組むとともに,特別養護老人ホームなどの施設整備を計画的に進めるほか,地域包括ケアシステムの構築を図り,本人・家族へのサポート体制を強化します。また,高齢者の居住する既存住宅のバリアフリーリフォーム補助制度を創設します。
障害者福祉では,重症心身障害者に対応した短期入所施設やグループホームなどの整備を推進するとともに,市立たまも園・もとやま園の民間社会福祉法人等への移管に際して,短期入所機能の追加などサービスの拡充を図ります。また,障害者の就労に適した特例子会社の設立に対する助成を創設するとともに,地域障害者就労推進センターの機能を拡充するほか,障害者の移動支援施策のあり方を検討します。
全ての市民が元気で質の高い豊かな生活を送ることができるよう,市民の命と健康を守る安心な暮らしの確保に努めます。
救急医療対策の充実として,急病診療所を市内3カ所に増設するとともに,救急患者の振り分け機能を持つ救急急病電話相談センターを設置します。また,休日歯科診療所を移転・拡充するほか,二次救急医療機関への支援を拡充します。
中央市民病院では外来患者数の増加などに,西市民病院では内視鏡検査需要の増加などに対応するため,病棟の増築を行うとともに,高度医療機器の整備を行うほか,西神戸医療センターでは手術室の増築や医療機器の整備を行います。
また,女性特有のがん検診の個別勧奨などにより,がん検診の受診率の向上を図るとともに,がん患者の不安や悩みを軽減します。
地域見守りについて,地域福祉ネットワーカーの拡充配置などにより,地域における支え合いの仕組みづくりを進めるとともに,生活困窮者の自立促進のため,就労経験の少ない若年層に対して多様な支援を実施するほか,貧困の連鎖を防ぐために生活保護世帯の子供への学習支援を拡充します。
今後予想される南海トラフ巨大地震を初めとした災害に備えるとともに,市民の日常生活の安全・安心を確保するため,阪神・
淡路大震災の経験を礎とした安全な都市基盤の構築を推進します。
南海トラフなどの巨大地震への備えとして,住まいや公共施設の耐震化を一層促進するとともに,津波対策として,来街者の多い都心における避難行動の指針の策定や海抜表示板の設置を進めるほか,海岸保全施設の耐震・耐津波対策を検討します。また,三宮南地区の浸水対策や新港地区などの高潮対策を計画的に実施します。
都市機能の根幹をなす道路や橋梁,上下水道,公園などの公共施設について,効率的・効果的な修繕による長寿命化に
取り組みます。また,鈴蘭台駅前や新長田駅南地区における市街地再開発事業や密集市街地の再生を進めるほか,市営住宅において,第2次市営住宅マネジメント計画に基づき,建てかえや耐震改修,計画修繕に
取り組みます。
河川氾濫地域に防災行政無線の屋外スピーカーを増設するとともに,行政サービスの維持と早期再開に資する業務継続計画を策定するほか,早期の罹災証明の発行や各種給付等に不可欠な被災者生活再建支援システムを構築します。また,全市を対象としたシェイクアウト訓練を実施するとともに,地域の統括防災リーダーの育成を図るほか,要援護者の安全・安心を確保するため,福祉避難所のバリアフリー化や備蓄の充実を図ります。さらに,地域からの要望の強い防犯カメラの設置助成を拡充します。
阪神・
淡路大震災の経験や教訓を次の世代に継承するため,大学生の震災学習・発信事業を支援するとともに,震災を経験した市職員が東日本大震災の復興の
まちづくりにおいて必要となるノウハウを継承する震災復興交流セミナーを開催するなど,震災20周年事業を展開します。また,神戸ルミナリエは,震災の記憶と鎮魂の思いを後世に語り継ぐため,大切に継続します。
先人が育んできた神戸の豊かで美しい自然環境を守るため,次世代へつなぐ環境共生の
まちづくりを展開します。
資源ごみの無断持ち去り対策として,条例を改正し,クリーンステーションの巡回パトロールを実施するほか,これからの100年を見据えて策定した六甲山森林整備戦略に基づき,山上における私有林整備や間伐材の再利用についての具体的方策の検討を進めます。
また,須磨海岸では,子供を連れて家族で行きたくなる海水浴場の実現を目指して,歩きたばこの禁止などに係る啓発活動や指導を徹底します。さらに,里山や在来生物の保全を推進するとともに,生物多様性に関するシンポジウムなどに取り組むとともに,市指定文化財のカヤぶき民家に対する維持管理助成制度を創設します。
「本物の市政改革をすすめ新しい地方自治がはじまる街の実現」を目指して,市民の声を敏感に受けとめ,変化の激しい社会に対応していくため,市民ニーズを踏まえた迅速できめ細やかな行政サービスを提供します。
さまざまな市民の声を市政に生かすため,市民と市長との対話フォーラムや大学生との円卓会議を実施するとともに,インターネットを活用したネットモニター制度のシステムを構築するほか,市民と行政の双方向の情報提供機能を持つ市民公開型GISの整備を進めるなど,広報・広聴機能の強化に努めます。
また,社会保障・
税番号制度への対応に合わせた庁内業務システムの改善に
取り組み,申請手続の簡素化・迅速化を推進するとともに,ICTガバナンスの推進により,庁内情報システムの最適化に
取り組みます。
また,区役所機能の強化を目指して,鈴蘭台駅前の再開発ビルへの移転に合わせた北区庁舎の整備を進めるとともに,兵庫区庁舎について建てかえに向けた基本設計を進めるほか,証明のワンストップ窓口を長田区・垂水区に拡大します。さらに,西神地域における区役所サービスのあり方について分庁舎化も含めて検討するとともに,西神中央出張所の区民ニーズに対応するため,窓口業務を充実するほか,区の個性を生かした
まちづくりを積極的に展開できるよう区長裁量予算を大幅に拡充します。
また,大都市の責任と権限を踏まえ,特別自治市の実現に向けた
取り組みを行います。
神戸市
行財政改革2015に基づく聖域なき
行財政改革では,職員総定数について,私立保育園による建てかえ・運営に伴う公立保育所の廃止・統合,道路等維持管理業務などの執行体制の見直しなどにより331人を削減します。
また,10団体を削減目標に掲げている外郭団体の見直しについては,株式会社神戸ワインをフルーツ・
フラワーパークの管理業務終了後に清算手続を開始することにより,平成26年度までの累計で13団体を削減します。
これまでのやり方や行政のみでは解決策を見出すことが困難な課題に対応するため,職員の人材育成強化と民間の知恵を結集した政策立案体制の構築を進めます。
国際的視野に立った政策形成・人材育成プログラムとして,市政の重要課題の解決に向け,海外や国内の先進的事例の研究を通じて職員の見識を広め,行政対応力を高めます。
また,新しい発想と多様な視点による政策立案を目指して,若手職員向けの政策形成研修や女性の活躍推進ワークショップなどを開催するほか,職員みずからが問題意識を持つ市政課題の自主研究を支援する制度を創設します。さらに,
市街地西部地域の活性化や耕作放棄地への対応,民間住宅の空き家対策など喫緊に取り組むべき課題について,市民・職員協働
プロジェクトチームを結成し,民間の知恵を生かした行政課題の解決に
取り組みます。
神戸は,美しい自然を生かした特色ある町並みや明治の開港以来の自由で開放的な気風を受け継ぎながら,独自の生活文化を育んできました。また,営々と培われてきた高い物づくりの技術など,先人の知恵とたゆまぬ努力を礎として今日のまちの姿がつくり上げられてきました。
今,
医療産業都市の
取り組みにおいて,
iPS細胞を用いた世界初の再生医療の臨床研究の開始やSTAP細胞の発見などに世界の注目が集まるとともに,都心・三宮周辺において
鉄道事業者による駅ビルの再整備に向けた動きが始まるなど,神戸に新たな人・物・仕事・情報の流れが創出され,まちの発展へつながる動きが活発化しています。このような好機を逃すことなく,先人から引き継いだ神戸のまちをさらに発展させ,次の世代へと引き継いでいかなければなりません。
私は,神戸のまちの発展から紡ぎ出される豊かさを全ての市民の皆さんが享受でき,暮らしの質の向上を実感していただけるよう,輝ける
未来創造都市の実現に向けて全身全霊を傾けてまいります。
以上,平成26年度予算案を提案するに当たりまして,私の市政に対します所信の一端と主な施策につきまして御説明を申し上げました。
議員各位並びに市民の皆様の御支援・御協力を心からお願い申し上げる次第でございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。(拍手)
11 ◯議長(
大澤和士君) 次に,岸本行財政局長。
(行財政局長岸本義一君登壇)
12 ◯行財政局長(岸本義一君) 引き続きまして,平成26年度予算案及び関連議案につきまして一括御説明申し上げます。
まず,予算案につきまして,お手元の予算書「平成26年度神戸市各会計予算」により御説明申し上げます。
1ページをお開きください。
以下,計数につきましては,100万円未満を省略して御説明申し上げます。
予算第1号議案一般会計の予算総額は,歳入・歳出それぞれ7,070億5,400万円となっております。
各款ごとの事業の概要,債務負担行為及び市債につきましては,後ほど御説明申し上げます。
次に,一時借入金は,限度額を900億円と定めるものでございます。
歳出予算の流用は,人件費の予算について同一の款内の相互流用ができるよう定めるものでございます。
それでは,2ページの第1表歳入歳出予算の歳入から御説明申し上げます。
第1款市税では,市民税,
固定資産税などで2,721億6,400万円を計上いたしております。第2款地方譲与税では45億1,400万円を,第3款利子割交付金では7億3,800万円を,第4款配当割交付金では13億200万円を,第5款株式等譲渡所得割交付金では2億9,700万円を,第6款
地方消費税交付金では207億4,000万円を,第7款ゴルフ場利用税交付金では4億2,400万円を,それぞれ交付見込額として計上いたしております。
3ページに参りまして,第8款特別
地方消費税交付金は,存目でございます。第9款自動車取得税交付金では7億6,100万円を,第10款軽油引取税交付金では61億3,000万円を,第11款地方特例交付金では9億7,700万円を,第12款
地方交付税では568億2,300万円を,第13款交通安全対策特別交付金では6億1,700万円を,それぞれ交付見込額として計上いたしております。第14款分担金及負担金では,都市計画費負担金などで14億3,000万円を,第15款使用料及手数料では,土木使用料などで140億4,400万円を,第16款国庫支出金では,民生費負担金などで1,307億8,700万円を,それぞれ計上いたしております。
4ページに参りまして,第17款県支出金では,民生費負担金などで324億6,500万円を,第18款財産収入では,財産売払収入などで92億100万円を,第19款寄附金では4億1,700万円を,第20款繰入金では,基金繰入金などで114億8,800万円を,それぞれ計上いたしております。第21款繰越金は,存目でございます。第22款諸収入では,貸付金元利収入などで759億1,400万円を,第23款市債では,臨時財政対策債などで658億1,900万円を予定いたしております。
以上,一般会計の歳入合計は,7,070億5,400万円となっております。
次に,5ページの歳出につきまして御説明申し上げます。
第1款議会費では,議会運営費などで21億7,800万円を,第2款総務費では,一般管理費並びに市税の賦課徴収に要する経費のほか,区役所等庁舎整備費などで574億200万円を,第3款市民費では,市民文化・広聴等に要する経費及び文化ホールなど各種会館の運営費などで47億9,600万円を,第4款民生費では,生活保護費,児童・障害者・高齢者等に対する福祉費などで2,545億5,000万円を,第5款衛生費では,公衆衛生,環境衛生に要する経費などで221億7,100万円を,それぞれ計上いたしております。
6ページに参りまして,第6款環境費では,廃棄物処理,環境施設整備に要する経費などで288億6,300万円を,第7款商工費では,中小企業融資などの商工振興及び観光振興に要する経費などで213億9,000万円を,第8款農政費では,生産振興や農業基盤整備に要する経費などで51億9,900万円を,第9款土木費では,道路・橋梁,公園,河川などの管理費及び整備費などで265億6,400万円を,第10款都市計画費では,街路築造,区画整理事業に要する経費などで137億7,500万円を,第11款住宅費では,住環境整備費,建築指導費などで50億6,400万円を,それぞれ計上いたしております。
7ページに参りまして,第12款消防費では,消防署の維持管理経費,消防施設等整備費などで178億6,600万円を,第13款教育費では,市立学校園及び看護大学の運営費,外国語大学への運営交付金,学校建設費などで664億7,100万円を,第14款災害復旧費では100万円を,第15款諸支出金では,
市場事業費など各会計に対する繰出金のほか,公債基金積立金などで1,800億5,800万円を,第16款予備費では7億円を,それぞれ計上いたしております。
以上,一般会計歳出合計は,7,070億5,400万円でございます。
次に,8ページ,第2表債務負担行為では,業務継続計画策定など64件につきまして,それぞれ債務負担行為を定めようとするものでございます。
続きまして,10ページ,第3表市債では,民生施設整備事業など27件につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
以上で一般会計の説明を終わらせていただきます。
続きまして,特別会計につきまして御説明申し上げます。
11ページをお開きください。
予算第2号議案
市場事業費では,本場及び東部市場の運営費,施設整備費などで26億5,600万円を計上し,債務負担行為では,本場屋上駐車場防水改修を計上し,市債では,
中央卸売市場整備事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,15ページ,予算第3号議案食肉センター事業費では,運営費などで11億8,700万円を計上し,市債では,食肉センター整備事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,17ページ,予算第4号議案国民健康保険事業費では,保険給付費,後期高齢者医療に係る拠出金などで1,653億1,600万円を計上し,債務負担行為では,国民健康保険システム再構築を計上いたしております。
次に,19ページ,予算第5号議案勤労者福祉共済事業費では,運営費などで4億2,400万円を計上し,債務負担行為では勤労者福祉共済システム構築を計上いたしております。
次に,21ページ,予算第6号議案農業共済事業費では,農作物共済費,家畜共済費などで2億5,200万円を計上いたしております。
次に,23ページ,予算第7号議案母子寡婦福祉資金貸付事業費では,母子家庭及び寡婦に対する修学資金,住宅資金などの資金貸し付けに係る経費として1億9,400万円を計上いたしております。
次に,25ページ,予算第8号議案駐車場事業費では,運営費などで10億600万円を計上し,債務負担行為では,指定管理(三宮駐車場ほか)を計上いたしております。
次に,27ページ,予算第9号議案農業集落排水事業費では,運営費,施設整備費などで13億2,800万円を計上し,市債では,農業集落排水処理施設建設事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,29ページ,予算第10号議案市街地再開発事業費では,再開発事業の用地買収及び設計などで98億8,600万円を計上し,債務負担行為では鈴蘭台駅前市街地再開発事業を計上し,市債では,市街地再開発事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,33ページ,予算第11号議案市営住宅事業費では,市営住宅の建設費及び管理費で315億2,300万円を計上し,債務負担行為では公営住宅等建替事業など3件を計上し,市債では,市営住宅建設事業など2件につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。
次に,37ページ,予算第12号議案介護保険事業費では,保険給付費などで1,237億200万円を計上し,債務負担行為では介護保険システムサーバー化を計上いたしております。
次に,41ページ,予算第13号議案空港整備事業費では,空港管理事業などで31億3,900万円を計上いたしております。
次に,43ページ,予算第14号議案後期高齢者医療事業費では,兵庫県後期高齢者医療広域連合への納付金などで329億円を計上し,債務負担行為では後期高齢者医療システム改修を計上いたしております。
次に,45ページ,予算第15号議案公債費は,各会計の公債償還のための整理会計でございまして,公債元利償還金,公債諸費,一時借入金利子などで3,175億7,900万円を計上いたしております。
続きまして,企業会計につきまして御説明申し上げます。
47ページ,予算第16号議案下水道事業会計では,第2条で下水処理量などの業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,下水処理場の維持管理費などで378億6,200万円を計上し,収入では,下水道使用料などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで263億2,300万円を計上し,その財源として企業債などを予定いたしております。第5条以下では債務負担行為,企業債,一時借入金の限度額などを定めております。
なお,この第5条以下につきましては,各会計それぞれ計上いたしておりますが,以後これに関する説明は省略させていただきます。
次に,53ページ,予算第17号議案港湾事業会計では,第2条で港湾管理などの業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,港湾管理事業費などで272億6,100万円を計上し,収入では,賃貸料などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで572億2,100万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,57ページ,予算第18号議案新都市整備事業会計では,第2条で土地売却量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,土地売却原価などで242億1,700万円を計上し,収入では,土地売却収益などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで653億7,600万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,61ページ,予算第19号議案自動車事業会計では,第2条で運転車両数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,バスの運転に要する経費などで163億1,600万円を計上し,収入では,運輸収入などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで13億3,700万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,65ページ,予算第20号議案高速鉄道事業会計では,第2条で運転車両数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,高速鉄道の運転に要する経費などで319億7,000万円を計上し,収入では,運輸収入などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで149億6,700万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
次に,69ページ,予算第21号議案水道事業会計では,第2条で総給水量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,水道施設の維持管理費などで484億100万円を計上し,収入では,給水収益などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで122億6,100万円を計上し,その財源として,工事負担金などを予定いたしております。
次に,73ページ,予算第22号議案工業用水道事業会計では,第2条で年間給水量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,工業用水道施設の維持管理費などで19億4,700万円を計上し,収入では,給水収益などを予定いたしております。第4条資本的支出では,建設改良費などで9億3,800万円を計上し,その財源として,企業債などを予定いたしております。
引き続きまして,平成26年度予算関連議案につきまして御説明申し上げます。
「平成26年第1回
定例市会(2月議会)提出議案(平成26年度関連)」の1ページをお開き願います。
第1号議案関西広域連合規約の変更の協議の件は,関西広域連合の処理する事務に関する規定を改正しようとするものであります。
5ページ,第2号議案神戸市事務分掌条例及び神戸市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の件は,事務の移管及び組織の改称をしようとするものであります。
13ページ,第3号議案神戸市職員定数条例の一部を改正する条例の件は,事務事業の増減に伴い,職員定数を前年度に比べて194人削減し,1万3,633人にしようとするものであります。
15ページ,第4号議案特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の特例に関する条例及び神戸市職員に対する期末手当等の支給に関する条例の特例に関する条例の一部を改正する条例の件は,特別職の職員で常勤のものの給料月額及び期末手当の減額並びに指定職職員の期末手当の減額を継続しようとするものであります。
21ページ,第5号議案神戸市職員の給与に関する条例及び神戸市職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例の件は,住居手当等の改定及び再任用に関する規定の整備をしようとするものであります。
27ページ,第6号議案神戸市長期継続契約を締結することができる契約に関する条例の一部を改正する条例の件は,長期継続契約を締結することができる契約の範囲を変更しようとするものであります。
29ページ,第7号議案公立大学法人神戸市外国語大学に係る譲渡等に認可を要する重要な財産を定める条例の一部を改正する条例の件は,不要財産の納付に関する規定を定めようとするものであります。
33ページ,第8号議案神戸ゆかりの美術館条例の一部を改正する条例の件は,ゆかりの美術館に関する事務を教育委員会へ移管するものであります。
39ページ,第9号議案地方独立行政法人神戸市民病院機構第2期中期計画の認可の件は,地方独立行政法人神戸市民病院機構が作成する第2期中期計画を認可しようとするものであります。
75ページ,第10号議案兵庫県後期高齢者医療広域連合規約の変更の協議の件は,副広域連合長の定数を変更しようとするものであります。
次に,79ページ,第11号議案地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の一部の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の件は,法律の施行に伴い,関係規定を整理しようとするものであります。
89ページ,第12号議案神戸市指定居宅介護支援事業者の指定の基準並びに指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の件は,指定居宅介護支援の事業の人員及び運営に関する基準を定めようとするものであります。
93ページ,第13号議案神戸市健康づくりセンター条例の一部を改正する条例の件は,利用料金の返還に関する規定を定めようとするものであります。
95ページ,第14号議案神戸市ふれあいの
まちづくり条例の一部を改正する条例の件は,井吹北地域福祉センターを新設しようとするものであります。
97ページ,第15号議案神戸市立老人福祉施設条例の一部を改正する条例の件は,たちばなデイサービスセンターなど4施設を廃止しようとするものであります。
105ページ,第16号議案神戸市乳幼児等医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の件は,乳幼児等医療費助成,老人医療費助成及び母子家庭等医療費助成に係る一部負担金の変更等をしようとするものであります。
125ページ,第17号議案神戸市立老人いこいの家条例を廃止する条例の件は,老人いこいの家を廃止しようとするものであります。
127ページ,第18号議案神戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の件は,所得割保険料の算定方式の変更及び保険料の軽減措置に係る規定を定めようとするものであります。
次に,149ページ,第19号議案地方独立行政法人神戸市民病院機構が行う譲渡等に認可を要する重要な財産を定める条例の一部を改正する条例の件は,不要財産の納付に関する規定を定めようとするものであります。
153ページ,第20号議案神戸市立防疫所手数料条例を廃止する条例の件は,伝染病予防のための消毒事務に係る手数料を廃止しようとするものであります。
155ページ,第21号議案神戸市手数料条例の一部を改正する条例の件は,受胎調節実地指導の指定に係る審査手数料の新設等をしようとするものであります。
165ページ,第22号議案神戸市立児童福祉施設等に関する条例の一部を改正する条例の件は,八幡保育所など6施設の廃止及びやはた桜保育所を新設しようとするものであります。
171ページ,第23号議案神戸市廃棄物の適正処理,再利用及び環境美化に関する条例の一部を改正する条例の件は,家庭系一般廃棄物に係る資源物等の持ち去り行為を禁止しようとするものであります。
175ページ,第24号議案神戸市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の件は,工場立地法による緑地面積率等の特例を定めようとするものであります。
177ページ,第25号議案神戸市立食肉センター条例の一部を改正する条例の件及び179ページ,第26号議案神戸市
中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例の件は,いずれも消費税法等の改正に伴い,使用料を改定しようとするものであります。
187ページ,第27号議案神戸エンタープライズゾーン及び神戸国際経済ゾーンにおける支援措置に関する条例の一部を改正する条例の件は,条例の適用期限の延長及び支援措置を拡充しようとするものであります。
243ページ,第28号議案神戸市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例の件は,消費税法等の改正に伴い,使用料を改定しようとするものであります。
次に,247ページ,第29号議案神戸市立フルーツ・
フラワーパーク条例を廃止する条例の件は,フルーツ・
フラワーパークを廃止しようとするものであります。
249ページ,第30号議案神戸市道路公社が西神戸有料道路事業の変更許可申請をすることに同意する件及び255ページ,第31号議案神戸市道路公社が六甲有料道路,六甲北有料道路及び六甲北有料道路2期を一の道路として徴収している料金の変更許可申請をすることに同意する件は,いずれも神戸市道路公社が消費税等の改正に伴う通行料金の改定について国土交通大臣の許可を受けるに当たり,本市への同意申請がありましたので,これに同意しようとするものであります。
263ページ,第32号議案神戸市下水道条例の一部を改正する条例の件は,消費税法等の改正に伴い,使用料を改定しようとするものであります。
267ページ,第33号議案神戸市営住宅条例の一部を改正する条例の件は,収入超過者の家賃に係る激変緩和措置の創設並びに外浜西住宅の廃止及び垂水第一住宅など2カ所を追加しようとするものであります。
275ページ,第34号議案ポートアイランド市民広場条例の一部を改正する条例の件,279ページ,第35号議案神戸市港湾施設条例等の一部を改正する条例の件,303ページ,第36号議案神戸市入港料条例の一部を改正する条例の件及び305ページ,第37号議案
神戸空港条例の一部を改正する条例の件は,いずれも消費税法等の改正に伴い,使用料を改定しようとするものであります。
307ページ,第38号議案神戸市消防長及び消防署長の資格を定める条例の件は,消防長及び消防署長の資格に関する規定を定めようとするものであります。
309ページ,第39号議案神戸市火災予防条例の一部を改正する条例の件は,消防法等の改正に伴い,関係規定を整理しようとするものであります。
313ページ,第40号議案神戸市水道条例等の一部を改正する条例の件は,消費税法等の改正に伴い,使用料を改定しようとするものであります。
次に,323ページ,第41号議案神戸市社会教育委員条例の件は,社会教育委員の委嘱基準等に関する規定を定めようとするものであります。
325ページ,第42号議案神戸市立学校設置条例の一部を改正する条例の件は,井吹の丘小学校を新設しようとするものであります。
327ページ,第43号議案神戸市立学校の授業料等に関する条例の一部を改正する条例の件は,高等学校等就学支援金制度の見直しに伴い,規定を改正しようとするものであります。
333ページ,第44号議案神戸市公民館条例の一部を改正する条例の件は,公民館運営審議会を廃止しようとするものであります。
335ページ,第45号議案平成26年度に係る
包括外部監査契約締結の件は,平成26年度に係る
包括外部監査を佐伯 剛氏と契約しようとするものであります。
以上で,予算案及び関連議案の説明を終わらせていただきます。
何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
13 ◯議長(
大澤和士君) 以上で当局の説明は終わりました。
この際,お諮りいたします。
本件に関する審議は,本日はこの程度にとどめたいと存じますが,御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
14 ◯議長(
大澤和士君) 御異議がないと認めます。
それでは,本件に関する審議は,本日はこの程度にとどめます。
15 ◯議長(
大澤和士君) 次に,日程第70 予算第33号議案より日程第85 第123号議案に至る16議案,一括議題に供します。
これより,順次関係局長の説明を求めます。
まず,岸本行財政局長。
16 ◯行財政局長(岸本義一君) ただいま御上程になりました諸議案中,予算第33号議案から予算第41号議案に至る9議案につきまして,一括御説明申し上げます。
このたびの補正予算は,国の好循環実現のための
経済対策に対応し,学校施設の耐震化,老朽化・長寿命化対策や高潮対策などの実施により,防災・安全対策をさらに加速させることなどを目的に編成したものでございます。
まず,予算第33号議案一般会計補正予算から御説明申し上げます。
「平成25年度神戸市各会計補正予算」の2ページをお開きください。
以下,計数につきましては,100万円未満を省略して御説明申し上げます。
歳入から御説明申し上げます。
第1款市税では,
法人市民税で8億9,000万円を,第14款分担金及負担金では,都市計画費負担金で4億2,000万円を,第16款国庫支出金では,都市計画費負担金などで50億5,100万円を,第17款県支出金では,民生費補助などで900万円を,第19款寄附金では3,100万円を,第20款繰入金では,基金繰入金で47億8,000万円を,第23款市債では,起債の承認見込み額92億1,700万円を,それぞれ追加いたしております。
以上,一般会計の歳入補正額は204億円の追加となっております。
次に,3ページ,歳出につきまして御説明申し上げます。
第3款市民費では,神戸ビエンナーレ開催経費で2,200万円を,第4款民生費では,障害福祉サービス事業所整備などで6億1,100万円を,第8款農政費では,垂水漁港修築で600万円を,第9款土木費では,道路改修,高潮対策などで29億1,200万円を,第10款都市計画費では,街路立体交差事業などで32億4,100万円を,第12款消防費では,消防防災ヘリコプター整備で11億6,900万円を,第13款教育費では,空調やトイレなどの学校改修や中学校給食配膳室整備などで115億6,500万円を,それぞれ追加いたしております。
4ページに参りまして,第15款諸支出金では,財政調整基金積み立てなどで8億7,100万円を追加いたしております。
以上,一般会計の歳出補正額は204億円の追加となっております。
次に,5ページ,第2表繰越明許費では,津波避難情報板等設置など47件につきまして繰り越しをしようとするものでございます。
次に,7ページ,第3表債務負担行為補正では,平成26年度指定管理(太閤の湯殿館)など2件につきまして,債務負担行為を追加をしようとするものでございます。
また,第4表市債補正では,民生施設整備事業など9件につきまして,限度額を補正しようとするものでございます。
次に,特別会計に移りまして,9ページ,予算第34号議案市街地再開発事業費補正予算では,歳出におきまして,照明灯柱の点検・更新で400万円を追加し,歳入では,一般会計からの繰入金で同額を追加しようとするものでございます。
また,第2表繰越明許費では,新長田駅南地区復興市街地再開発など3件につきまして,繰り越しをしようとするものでございます。
11ページに参りまして,第3表債務負担行為補正では,鈴蘭台駅前市街地再開発事業につきまして,期間の補正をしようとするものでございます。
13ページ,予算第35号議案市営住宅事業費補正予算では,市営住宅建設など3件につきまして,繰り越しをしようとするものでございます。
15ページ,予算第36号議案介護保険事業費補正予算では,歳出におきまして,介護保険システム改修で3,900万円を追加し,歳入では,一般会計からの繰入金で同額を追加しようとするものでございます。
また,第2表繰越明許費では,介護保険システム改修につきまして,繰り越しをしようとするものでございます。
17ページ,予算第37号議案公債費補正予算では,歳出におきまして,公債基金への積立金で8億8,900万円を追加し,歳入では,港湾事業会計からの繰入金で同額を追加しようとするものでございます。
次に,企業会計に移りまして,19ページ,予算第38号議案下水道事業会計補正予算では,第3条資本的支出におきまして,建設改良費で10億8,100万円を追加し,収入では企業債などの増を予定いたしております。
21ページ,予算第39号議案港湾事業会計補正予算では,第3条資本的支出におきまして,建設改良費などで43億6,000万円を追加し,収入では企業債などの増を予定いたしております。
23ページ,予算第40号議案高速鉄道事業会計補正予算では,第2条資本的収入におきまして,高速鉄道特例債の発行に伴い,企業債で9億7,800万円を追加しようとするものでございます。
25ページ,予算第41号議案水道事業会計補正予算では,第3条収益的支出におきまして,阪神水道企業団への繰り出しで1億1,200万円を追加し,収入では,一般会計からの繰入金で同額を追加するほか,給水収益の増などに伴い,財源更正をしようとするものでございます。
25ページに参りまして,第4条資本的支出におきまして,建設改良費で6億7,900万円を追加し,収入では,基金繰入金などの増を予定いたしております。
以上,各会計補正予算につきまして,一括御説明申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
17 ◯議長(
大澤和士君) 次に,大谷市民参画推進局長。
18 ◯市民参画推進局長(大谷幸正君) ただいま御上程になっております諸議案中,第117号議案及び第118号議案につきまして,一括御説明申し上げます。
「平成26年第1回
定例市会(2月議会)提出議案(平成25年度関連)」の15ページをお開きください。
第117号議案土地確認の件は,
神戸空港の公有水面埋立工事の完成に伴い,この土地が本市の区域内に新たに生じたことの確認をしようとするものであります。
次に,17ページ,第118号議案町及び字の区域の変更等の件は,西区における宅地造成及び中央区における公有水面の埋め立てに伴い,町及び字の区域の変更等をしようとするものであります。
以上,何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
19 ◯議長(
大澤和士君) 次に,谷口
産業振興局長。
20 ◯
産業振興局長(谷口時寛君) ただいま御上程になっております諸議案中,第119号議案指定管理者の指定の件(神戸市立太閤の湯殿館)につきまして,御説明申し上げます。
21ページをお開き願います。
本件は,平成26年4月1日から平成27年3月31日までの期間,神戸市立太閤の湯殿館の指定管理者として,一般財団法人神戸国際観光コンベンション協会を指定しようとするものであります。
何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
21 ◯議長(
大澤和士君) 次に,中島建設局長。
22 ◯建設局長(中島 信君) ただいま御上程になっております諸議案中,第120号議案及び第121号議案につきまして,一括御説明申し上げます。
23ページをお開きください。
第120号議案市道路線認定及び廃止の件は,開発行為により築造された道路等の認定並びに機能及び形態が喪失した道路等の廃止をしようとするものであります。
次に,37ページ,第121号議案損害賠償額の決定及びこれに伴う和解の件は,垂水区内の道路の陥没により相手方が負傷し,また,相手方の車両が損傷した事故について,損害賠償額を決定し,これに伴う和解をしようとするものであります。
以上,何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
23 ◯議長(
大澤和士君) 次に,山崎都市計画総局長。
24 ◯都市計画総局長(山崎聡一君) ただいま御上程になっております諸議案中,第122号議案神戸市民の住環境等をまもりそだてる条例の一部を改正する条例の件につきまして,御説明申し上げます。
39ページをお開きください。
本件は,地区計画の決定に伴い,当該地区の区域内において建築物等の制限をしようとするものであります。
何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
25 ◯議長(
大澤和士君) 次に,雪村教育長。
26 ◯教育長(雪村新之助君) ただいま御上程になっております諸議案中,第123号議案指定管理者の指定の件(神戸市立青少年科学館)につきまして,御説明申し上げます。
45ページをお開きください。
本件は,平成26年4月1日から平成30年3月31日までの期間,神戸市立青少年科学館の指定管理者として,SFG神戸を指定しようとするものであります。
何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。
27 ◯議長(
大澤和士君) 以上で,関係局長の説明は終わりました。
本件に関し,質疑の通告もありませんので,本件は,お手元に配付いたしております議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に審査方を付託いたします。
28 ◯議長(
大澤和士君) 次に,日程第86 議員提出第39号議案を議題に供します。
これより,提案理由の説明を求めます。
49番北川道夫君。
(49番北川道夫君登壇)
29 ◯49番(北川道夫君) ただいま議題となりました議員提出第39号議案神戸市がん対策推進条例案につきまして,提案議員を代表して提案説明をさせていただきます。
我が国では,急速な少子・高齢化や社会構造の変化が進む中で,隔たりのある食生活,運動不足,過労などによる生活習慣病の問題や,働く環境の変化などに起因する心の問題などが生じており,私たちの健康を取り巻く環境は厳しさを増しています。
その中にあって,特にがんは,昭和56年より30年以上,国民の死亡原因の第1位であり,生涯のうちに約2人に1人はがんにかかると推計され,年間約35万人がこの病によって命を失っている国民病であります。
神戸市においても,年間死亡者数約1万4,000人のうち,がんによる死亡者数は約3割の4,500人となっています。神戸市では健康増進計画において,がん検診受診率の向上対策及び検診結果に応じた
取り組みの推進を掲げ,がん対策の推進に取り組んでいます。
しかしながら,神戸市が実施しているがん検診の受診率はおおむね2割から4割と低く,国が目標としている受診率5割以上にはほど遠く,がんの脅威,予防の重要性に対する意識が市民の皆さんに十分浸透しているとは言いがたく,市民総ぐるみでがん対策を進めていく必要があると考えております。
そこで,本条例を制定することにより,がんの予防対策の推進,検診受診率の向上,早期発見及び早期治療に係る意識の普及やがんに関する教育の推進,心のケア,アピアランス支援などピアサポートの充実,医療水準の向上,研究開発の推進など,がんの治療の向上などを目指しております。
そして,がんの予防対策による健康寿命の延命や,病を得ても患者や家族の皆さんが自分らしく生きられるように支援の充実に努めるなど,市民総ぐるみでがん対策のさらなる向上に寄与していくことを目指して,神戸市がん対策推進条例を提案するものです。
議員各位におかれましては,本条例案の意義・趣旨に御賛同いただきますようお願い申し上げ,提案説明といたします。
30 ◯議長(
大澤和士君) 提案理由の説明は終わりました。
本件に関し,質疑の通告もありませんので,本件は,福祉環境委員会に審査方を付託いたします。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
この際,申し上げます。
次回本会議は,来る2月25日午前10時に開きます。
なお,ただいま在席の各位には,文書による開議通知は省略させていただきますので,さよう御了承願います。
本日は,これをもって散会いたします。
(午前11時28分散会)
神戸市会事務局
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