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  1. 堺市議会 2009-09-11
    平成21年第 3回定例会-09月11日-05号


    取得元: 堺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    平成21年第 3回定例会-09月11日-05号平成21年第 3回定例会               〇 出 席 議 員(51名)         1番 池 田 克 史       2番 土 師 純 一         3番 水ノ上 成 彰       4番 杉 本 和 幸         5番 大 林 健 二       6番 芝 田   一         7番 小 堀 清 次       8番 西   哲 史         9番 田 中 丈 悦      10番 長谷川 俊 英        11番 石 谷 泰 子      12番 田 中 浩 美        13番 米 田 敏 文      14番 野 里 文 盛        15番 西 井   勝      16番 西 林 克 敏        17番 田 渕 和 夫      18番 裏 山 正 利        19番 成 山 清 司      20番 榎 本 幸 子        21番 筒 居 修 三      22番 池 尻 秀 樹        23番 水 谷 一 雄      24番 増 栄 陽 子        25番 欠   番        26番 山 口 典 子        27番 吉 川   守      28番 石 本 京 子        29番 源 中 未生子      30番 森   頼 信        31番 高 岡 武 汪      32番 西 村 昭 三
           33番 馬 場 伸 幸      34番 北 野 礼 一        35番 加 藤   均      36番 宮 本 恵 子        37番 小 西 一 美      38番 吉 川 敏 文        39番 松 本 光 治      40番 星 原 卓 次        41番 池 原 喜代子      42番 大 毛 十一郎        43番 服 部   昇      44番 辻   宏 雄        45番 中 井 國 芳      46番 小 郷   一        47番 平 田 多加秋      48番 島   保 範        49番 米 谷 文 克      50番 乾   惠美子        51番 城   勝 行      52番 栗 駒 栄 一               〇 欠 席 議 員( 0名)             〇 議 会 事 務 局 出 席 員 議会事務局長     佐々木   純      議会事務局次長    笠 谷   実 議事調査課長     松 本 純 司      調査法制担当課長   左 近 政 浩 議事調査課長補佐   深 川   晃      議事調査課主幹    松 尾 恵 子 議事調査課主幹    仲 村   剛      議事調査課主幹    植 松 あけみ 議事調査課主査    矢 幡 いづみ      議事調査課主査    山 崎 賢 司 議事調査課主査    高 橋 康 浩      議事調査課主査    杉 岡 幹 敏 議事調査課主査    河 合 太 郎      議会事務職員     國 澤 幸 治 議会事務職員     松 本 浩 史      議会事務職員     重 松 真 美 議会事務職員     熊 谷 雄 太                 〇 議 事 説 明 員 市長         木 原 敬 介      副市長        藤 原 安 次 副市長        指 吸 明 彦      副市長        高 橋   保 技監         藤 崎   強      市長補佐官      溝 口 勝 美 市長公室長      藤 岡 幹 雄      総務局長       芳 賀 俊 洋 財政局長       五 嶋 青 也      理財局長       時 本   茂 市民人権局長     以 倉 忠 一      環境局長       池 川 哲 彦 健康福祉局長     谷 口 清 治      市立堺病院事務局長  板 東 俊 一 子ども青少年局長   木 村 正 明      産業振興局長     林   義 昭 建築都市局長     正 木 博 明      建設局長       西 川   久 消防局長       玉 崎 和 実 上下水道事業管理者  澤 野 哲 也      上下水道局長     七 野   正 教育長        芝 村   巧      教育次長       佃   芳 治 教育次長       鳥 井 廣 二 代表監査委員     木 戸 唯 博                 ┌─────────┐                 │ 議 事 日 程 │                 └─────────┘                                  議事調第1100号                                 平成21年9月10日 議 員         様                                  堺市議会議長                                    星 原 卓 次               議事日程第5号について(通知)  目下開会中の平成21年第3回市議会(定例会)の議事日程を次のとおり通知します。                      記 一、開議の日時   9月11日(金)午後1時 一、会議に付すべき事件                            (日程第一、第二、第三を一括)  日程第一                    (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議案第134号  大阪府公安委員会委員の推薦について  日程第二           (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議案第135号  堺市教育委員会委員の任命について  日程第三           (提案理由説明、質疑、討論、採決)        諮問第  2号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  3号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  4号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  5号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  6号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  7号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  8号  人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  9号  人権擁護委員の候補者の推薦について  日程第四  泉州水防事務組合議会議員の選挙  日程第五               (決算委員会付託分~委員長報告、討論、採決)        議案第 95号  平成20年度堺市一般会計歳入歳出決算の認定について        議案第 96号  平成20年度堺市都市開発資金特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 97号  平成20年度堺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 98号  平成20年度堺市老人医療給付事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 99号  平成20年度堺市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第100号  平成20年度堺市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第101号  平成20年度堺市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第102号  平成20年度堺市公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第103号  平成20年度堺市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第104号  平成20年度堺市市立堺病院事業会計決算の認定について        議案第105号  平成20年度堺市水道事業会計決算の認定について        議案第106号  平成20年度堺市下水道事業会計決算の認定について        議案第107号  平成20年度堺市高石市消防組合歳入歳出決算の認定について  日程第六               (常任委員会付託分~委員長報告、討論、採決)        議案第109号  堺市立町家歴史館条例        議案第110号  堺市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例        議案第111号  堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例
           議案第112号  堺市国民健康保険条例の一部を改正する条例        議案第113号  堺市産業活性化基金条例        議案第114号  工事請負契約の締結について        議案第115号  工事請負契約の締結について        議案第116号  訴えの提起について        議案第117号  訴えの提起について        議案第118号  訴えの提起について        議案第119号  訴えの提起について        議案第120号  町の区域の変更について        議案第121号  町の区域の変更について        議案第122号  本市において住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について        議案第123号  南河内清掃施設組合規約の変更に関する協議について        議案第124号  富美山環境事業組合規約の変更に関する協議について        議案第125号  市道路線の認定について        議案第126号  大字平尾共有地処分について        議案第127号  大字南余部共有地処分について        議案第128号  大字北共有地処分について        議案第129号  大字金田・大字長曽根共有地処分について        議案第130号  土地の売払いについて        議案第131号  平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)        議案第132号  平成21年度堺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)        議案第133号  平成21年度堺市下水道事業会計補正予算(第1号)        報告第 30号  損害賠償の額の決定の専決処分の報告について        報告第 31号  損害賠償の額の決定の専決処分の報告について  日程第七                    (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議案第136号  堺市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例        議案第137号  工事請負契約の変更について  日程第八                    (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議員提出議案第 9号   改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書        議員提出議案第10号   大胆できめ細かな雇用対策を求める意見書  日程第九                    (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議員提出議案第11号   「天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞」の決議  日程第十                    (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議員提出議案第12号   安心社会実現のため平成22年度予算の確保を求める意見書        議員提出議案第13号   地方分権改革推進計画策定と新分権一括法制定を求める意見書  日程第十一                   (提案理由説明、質疑、討論、採決)        議員提出議案第14号   保険でよい歯科医療の実現を求める意見書              ┌─────────────┐              │ 本日の会議に付した事件 │              └─────────────┘  日程第一  議案第134号 大阪府公安委員会委員の推薦について  日程第二  議案第135号 堺市教育委員会委員の任命について  日程第三  諮問第  2号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  3号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  4号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  5号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  6号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  7号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  8号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  9号 人権擁護委員の候補者の推薦について  日程第四  泉州水防事務組合議会議員の選挙  日程第五  議案第 95号 平成20年度堺市一般会計歳入歳出決算の認定について        議案第 96号 平成20年度堺市都市開発資金特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 97号 平成20年度堺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 98号 平成20年度堺市老人医療給付事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 99号 平成20年度堺市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第100号 平成20年度堺市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第101号 平成20年度堺市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第102号 平成20年度堺市公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第103号 平成20年度堺市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第104号 平成20年度堺市市立堺病院事業会計決算の認定について        議案第105号 平成20年度堺市水道事業会計決算の認定について        議案第106号 平成20年度堺市下水道事業会計決算の認定について        議案第107号 平成20年度堺市高石市消防組合歳入歳出決算の認定について  日程第六  議案第109号 堺市立町家歴史館条例        議案第110号 堺市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例        議案第111号 堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例        議案第112号 堺市国民健康保険条例の一部を改正する条例        議案第113号 堺市産業活性化基金条例        議案第114号 工事請負契約の締結について        議案第115号 工事請負契約の締結について        議案第116号 訴えの提起について        議案第117号 訴えの提起について        議案第118号 訴えの提起について        議案第119号 訴えの提起について        議案第120号 町の区域の変更について        議案第121号 町の区域の変更について        議案第122号 本市において住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について        議案第123号 南河内清掃施設組合規約の変更に関する協議について        議案第124号 富美山環境事業組合規約の変更に関する協議について        議案第125号 市道路線の認定について        議案第126号 大字平尾共有地処分について        議案第127号 大字南余部共有地処分について        議案第128号 大字北共有地処分について        議案第129号 大字金田・大字長曽根共有地処分について        議案第130号 土地の売払いについて        議案第131号 平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)        議案第132号 平成21年度堺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)        議案第133号 平成21年度堺市下水道事業会計補正予算(第1号)        報告第 30号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について        報告第 31号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について  日程第七  議案第136号 堺市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例        議案第137号 工事請負契約の変更について  日程第八  議員提出議案第 9号 改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書        議員提出議案第10号 大胆できめ細かな雇用対策を求める意見書  日程第九  議員提出議案第11号 「天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞」の決議  日程第十  議員提出議案第12号 安心社会実現のため平成22年度予算の確保を求める意見書
           議員提出議案第13号 地方分権改革推進計画策定と新分権一括法制定を求める意見書  日程第十一 議員提出議案第14号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書 ┌────────────┐ △開議 └────────────┘ 平成21年9月11日午後1時開議 ○議長(星原卓次君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議録署名議員は、会議規則第117条の規定によりまして、議長において21番筒居修三議員、30番森頼信議員の両議員を指名いたします。 ┌────────────┐ △諸般の報告 └────────────┘ ○議長(星原卓次君) 日程に入るに先立ち、事務局長から諸般の報告をいたします。 ◎事務局長(佐々木純君) 報告いたします。  現在議場に在席する議員は48名であります。  次に、市長が推薦する泉州水防事務組合議会議員に欠員が生じたため、市長から、お手元に配付いたしておりますとおり、候補者の推薦を得ております。  次に、決算審査特別委員会委員長及び総務財政、市民人権、健康福祉、産業環境、建設、文教の各常任委員会委員長から、去る8月25日の本会議におきまして、各委員会に付託されました案件について、お手元に配付いたしておりますとおり、審査結果報告書がそれぞれ議長に提出されております。以上であります。                                 平成21年9月9日 堺市議会議長  星 原 卓 次 様                          平成20年度決算審査特別委員会                          委員長  小 郷   一         平成20年度決算審査特別委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第 95号│平成20年度堺市一般会計歳入歳出決算の認定について  │ 認 定 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第 96号│平成20年度堺市都市開発資金特別会計歳入歳出決算の認定│ 認 定 │ │       │について                       │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第 97号│平成20年度堺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の│ 認 定 │ │       │認定について                     │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第 98号│平成20年度堺市老人医療給付事業特別会計歳入歳出決算の│ 認 定 │ │       │認定について                     │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第 99号│平成20年度堺市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳│ 認 定 │ │       │出決算の認定について                 │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第100号│平成20年度堺市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認│ 認 定 │ │       │定について                      │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第101号│平成20年度堺市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定│ 認 定 │ │       │について                       │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第102号│平成20年度堺市公債管理特別会計歳入歳出決算の認定につ│ 認 定 │ │       │いて                         │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第103号│平成20年度堺市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算│ 認 定 │ │       │の認定について                    │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第104号│平成20年度堺市市立堺病院事業会計決算の認定について │ 認 定 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第105号│平成20年度堺市水道事業会計決算の認定について    │ 認 定 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第106号│平成20年度堺市下水道事業会計決算の認定について   │ 認 定 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第107号│平成20年度堺市高石市消防組合歳入歳出決算の認定につい│ 認 定 │ │       │て                          │    │ └───────┴───────────────────────────┴────┘                                  平成21年8月28日 堺市議会議長  星 原 卓 次 様                            市民人権委員会                             委員長  島   保 範             市民人権委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第111号│堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例    │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第131号│平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員│ 可 決 │ │       │会所管分                       │    │ └───────┴───────────────────────────┴────┘
                                     平成21年8月28日 堺市議会議長  星 原 卓 次 様                            産業環境委員会                             委員長  大 毛 十一郎             産業環境委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第113号│堺市産業活性化基金条例                │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第123号│南河内清掃施設組合規約の変更に関する協議について   │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第124号│富美山環境事業組合規約の変更に関する協議について   │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第130号│土地の売払いについて                 │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第131号│平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員│ 可 決 │ │       │会所管分                       │    │ └───────┴───────────────────────────┴────┘                                   平成21年9月1日 堺市議会議長  星 原 卓 次 様                            建設委員会                             委員長  野 里 文 盛              建設委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第116号│訴えの提起について                  │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第117号│訴えの提起について                  │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第118号│訴えの提起について                  │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第119号│訴えの提起について                  │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第120号│町の区域の変更について                │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第121号│町の区域の変更について                │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第122号│本市において住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域│ 可 決 │ │       │における住居表示の方法について            │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第125号│市道路線の認定について                │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第131号│平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員│ 可 決 │ │       │会所管分                       │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第133号│平成21年度堺市下水道事業会計補正予算(第1号)   │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │報告第 31号│損害賠償の額の決定の専決処分の報告について      │ 承 認 │ └───────┴───────────────────────────┴────┘                                   平成21年9月1日 堺市議会議長  星 原 卓 次 様                            文教委員会                             委員長  西 井   勝              文教委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第114号│工事請負契約の締結について              │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第115号│工事請負契約の締結について              │ 同 意 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第131号│平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員│ 可 決 │ │       │会所管分                       │    │ └───────┴───────────────────────────┴────┘                                   平成21年9月3日
    堺市議会議長  星 原 卓 次 様                            総務財政委員会                             委員長  服 部   昇             総務財政委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第109号│堺市立町家歴史館条例                 │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第110号│堺市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例│ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第126号│大字平尾共有地処分について              │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第127号│大字南余部共有地処分について             │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第128号│大字北共有地処分について               │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第129号│大字金田・大字長曽根共有地処分について        │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第131号│平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員│ 可 決 │ │       │会所管分                       │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │報告第 30号│損害賠償の額の決定の専決処分の報告について      │ 承 認 │ └───────┴───────────────────────────┴────┘                                   平成21年9月3日 堺市議会議長  星 原 卓 次 様                            健康福祉委員会                             委員長  宮 本 恵 子             健康福祉委員会の審査結果報告について  本委員会に付託された案件は、審議の結果次のとおり決定したので、会議規則第74条の規定により報告します。                      記 ┌───────┬───────────────────────────┬────┐ │ 番   号 │          件     名          │ 結 果 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第112号│堺市国民健康保険条例の一部を改正する条例       │ 可 決 │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第131号│平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員│ 可 決 │ │       │会所管分                       │    │ ├───────┼───────────────────────────┼────┤ │議案第132号│平成21年度堺市国民健康保険事業特別会計補正予算   │ 可 決 │ │       │(第2号)                      │    │ └───────┴───────────────────────────┴────┘ ┌───────────────────────────────────┐ △日程第一 議案第134号 大阪府公安委員会委員の推薦について △日程第二 議案第135号 堺市教育委員会委員の任命について △日程第三 諮問第  2号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  3号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  4号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  5号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  6号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  7号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  8号 人権擁護委員の候補者の推薦について        諮問第  9号 人権擁護委員の候補者の推薦について └───────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) これより日程に入ります。  日程第一から第三、すなわち議案第134号大阪府公安委員会委員の推薦についてから諮問第9号人権擁護委員の候補者の推薦についてまで、計10件を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 ◎市長(木原敬介君) (登壇)議案第134号にございます大阪府公安委員会委員の推薦について、ご説明を申し上げます。  大阪府公安委員会は大阪府知事所轄のもとに警察の管理機関として設置され、大阪府と大阪市、そして堺市から選出された5人の委員をもって構成されております。現在、堺市選出の委員として前田製菓株式会社の代表取締役社長を務めておられる前田寛司氏にご活躍をいただいておりますが、平成21年10月6日をもって任期満了となりますことから、引き続き同氏を推薦いたしたいと存じます。  引き続きまして、議案第135号にございます堺市教育委員会委員の任命について、ご説明を申し上げます。  本市教育委員会委員、田中正三氏には平成13年10月1日に委員にご就任をいただき、ご尽力を賜っておりますが、平成21年9月30日をもちまして任期満了となりますので、後任として岩本直美氏を任命いたしたいと存じます。岩本直美氏は近畿大学医学部をご卒業の後、同大学、淀川キリスト教病院勤務を経て、医療法人岩本診療所に勤務をされまして、医師としてご活躍中でございます。加えまして、堺市立西百舌鳥小学校学校医としてもご尽力をいただいておりまして、その卓越な識見また高潔な人格は本市教育委員会として最も適任であると信ずるものでございます。以上の案件につきまして、何とぞ委員各位のご同意を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。  最後に、諮問第2号から第9号にございます人権擁護委員の候補者の推薦について、ご説明を申し上げます。  このたび平成21年12月31日をもちまして、福井眞弓氏、中辻さつ子氏、橋本昭治氏、美濃部桂子氏、井藤良子氏、伊藤幹枝氏、染谷史氏、川端靖子氏の8名が任期満了となります。この方々の後任候補者を慎重に検討いたしました結果、福井眞弓氏、橋本昭治氏の後任候補者には白本忠史氏、楠玲子氏をそれぞれ推薦いたしたいと存じます。白本忠史氏は堺市人権教育推進協議会副会長として、また楠玲子氏は保護司としてそれぞれご活躍中でございます。残りの6名の方々につきましては引き続き推薦いたしたいと存じます。以上8名の方々は人格・識見ともに備わり、人権擁護委員として適任であると信ずるものでございます。人権擁護委員法の規定に基づきまして法務大臣に推薦するに当たり、本市議会のご意見を承りたく、何とぞよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(星原卓次君) 説明が終わりました。  お諮りいたします。本件については、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、それぞれ原案に対し、同意並びに異議なき旨回答することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件は、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、それぞれ原案に対し同意並びに異議なき旨回答することに決定いたしました。 ┌─────────────────────────┐ △日程第四 泉州水防事務組合議会議員の選挙 └─────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、日程第四、泉州水防事務組合議会議員の選挙を行います。  本件については、泉州水防事務組合規約第7条ただし書きに基づく市長が推薦する議員としてお手元に配布いたしておりますとおり、市長から候補者の推薦があるものです。  お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定を準用し、指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法については、指名推選によることに決定いたしました。  続いて、お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  これより指名いたします。  泉州水防事務組合議会議員に高田威氏、辻内治三氏の両名を指名いたします。
     お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました高田威氏、辻内治三氏の両名を泉州水防事務組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました高田威氏、辻内治三氏の両名が泉州水防事務組合議会議員に当選されました。            泉州水防事務組合議会議員市長推薦候補者名簿 ┌───────┬───────────┬────────────────────┐ │ 氏   名 │  生 年 月 日  │      住     所       │ ├───────┼───────────┼────────────────────┤ │高 田   威│昭和25年11月13日│堺市堺区松屋町1丁16番19号     │ ├───────┼───────────┼────────────────────┤ │辻 内 治 三│昭和35年 8月21日│堺市堺区南旅篭町西3丁3番3号     │ └───────┴───────────┴────────────────────┘ ┌────────────────────────────────────────┐ △日程第五 議案第 95号 平成20年度堺市一般会計歳入歳出決算の認定について        議案第 96号 平成20年度堺市都市開発資金特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 97号 平成20年度堺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 98号 平成20年度堺市老人医療給付事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第 99号 平成20年度堺市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第100号 平成20年度堺市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第101号 平成20年度堺市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第102号 平成20年度堺市公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第103号 平成20年度堺市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について        議案第104号 平成20年度堺市市立堺病院事業会計決算の認定について        議案第105号 平成20年度堺市水道事業会計決算の認定について        議案第106号 平成20年度堺市下水道事業会計決算の認定について        議案第107号 平成20年度堺市高石市消防組合歳入歳出決算の認定について └────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、日程第五、議案第95号平成20年度堺市一般会計歳入歳出決算の認定についてから議案第107号平成20年度堺市高石市消防組合歳入歳出決算の認定についてまで、計13件を一括して議題といたします。  本件は、去る8月25日の本会議におきまして、平成20年度決算審査特別委員会に付託したもので、これより委員長の報告を求めます。  小郷決算委員長。 ◆46番(小郷一君) (登壇)平成20年度決算審査特別委員会における審査の結果について報告いたします。  本委員会は、去る8月25日の本会議において設置され、平成20年度各会計決算計13件が付託された後、8月28日から9月4日までの間、6分科会に分割して審査を行いました。  続いて、9月8日及び9日の2日間にわたり、分科会報告、総括質疑、討論の後、採決をいたしました結果、平成20年度各会計決算計13件は賛成多数でそれぞれ原案のとおり認定することに決定いたしました。  なお、本委員会における各会派等の討論の内容については、お手元に配布のとおりであります。  以上で本委員会の報告を終わります。 〇平成20年度決算審査特別委員会における討論の内容 ┌─────┬──────────────────────────────────┐ │ 会派等名 │ 公明党堺市議会議員団、民主党・市民連合、自由民主党・市民クラブ、 │ │     │ クリエイティブ フェニックス、自由民主党堺市議団、プロジェクト堺 │ ├─────┴──────────────────────────────────┤ │ 私は、民主党・市民連合、自由民主党・市民クラブ、クリエイティブ フェニックス、│ │自由民主党堺市議団、プロジェクト堺及び公明党堺市議会議員団を代表して、平成20年│ │度各会計決算について意見を申し上げます。                    │ │ 現在、わが国は地球環境問題・持続的発展可能な産業構造への転換、また少子高齢化の│ │進行や社会保障制度改革など、国内外の危機や課題が同時かつ複合的に押し寄せており、│ │どのような将来ビジョンをもって、これらの問題を克服するのか、今がまさにその正念場│ │にあるといえます。このような社会経済情勢下にあって、地方自治体における最大の役割│ │は市民の暮らしを守ることであり、市民一人ひとりと向き合いながら、すべての市民が安│ │全で安心して活力に満ちた生活を送れるようきめ細やかな施策を推進しなければなりませ│ │ん。                                      │ │ こうした観点から本決算を見てみますと、経常収支比率は94.6%と前年度より0.│ │9ポイント増加しているものの、普通会計では実質収支、単年度収支ともに黒字を維持さ│ │れ、また健全化判断比率は前年度に比べ一部数値に若干の上昇がみられますが、4つの指│ │標すべてにおいて早期健全化基準を大きくクリアしています。            │ │ 歳入では、国の税制改正により個人市民税が増加し、またコンビニ収納など市税等の収│ │納対策の取り組みが一定の効果をあげているものの、世界同時不況の景気低迷の影響から│ │法人市民税が前年度比マイナス17億3,300万円と大幅に減少し、市税全体では1億│ │3,000万円の減と4年ぶりの減収となっています。一方歳出は、障害者自立支援費や│ │生活保護費などの扶助費や消防局の設置にともなう人件費をはじめNTC等の普通建設事│ │業費等が増加し、前年度を上回る支出となっていますが、要員管理の徹底や事務事業の見│ │直しなど不断の行財政改革が功を奏し、健全で柔軟な財政を維持されていることを高く評│ │価しております。                                │ │ しかしながら、現在の不透明な経済状況では、今後の歳入確保は厳しい状況が考えら │ │れ、更なる行財政改革が求められております。その中でより一層の市民福祉の向上をはか│ │ることにより、堺の魅力と活力を高めるまちづくりを進め、中長期ビジョンのもと引き続│ │き健全性を維持した行財政運営に留意していただきますよう要望いたします。     │ │ さて、現下の経済状況は各種経済指標に景気の底打ち感がみられるものの、依然雇用を│ │中心に厳しい状況が続いています。引き続き、官民が一丸となって中小企業支援施策を充│ │実させるとともに、今後団塊世代が第一線を退かれていくなか、次代を担う若年者層の就│ │労支援や女性の再就職支援対策などきめ細やかな施策を実施し、堺・雇用創出1万人作戦│ │を実効あるものにしていただきたいと思います。                  │ │ また、今後急速に少子高齢化が進展するなか、家庭・地域・企業の役割が変化し、それ│ │ぞれのつながりが希薄化していくことが指摘されています。支えあいと協働のもと高齢者│ │や障害者、子どもたちが安心して生活できる環境づくりが必要です。特に医療や子育ての│ │分野においては、新型インフルエンザの大流行や大規模災害時にも対応できる地域医療体│ │制の充実をはじめ、過去10年間に4,000人に上る受入枠の拡大を行ってきた保育所│ │待機児童解消等の子育て支援施策など、すべての市民が安全安心に生活できる基盤整備を│ │推進していただきますようお願いいたします。また、教育の分野においては、特に急増し│ │ているインターネット・携帯電話を使ったいじめ防止に関する取り組みをより一層進めて│ │いただくとともに、子どもたちが健やかに成長し夢と希望をもって未来へ羽ばたけるよう│ │教育施策をさらに充実させ、地域・保護者の協力を得ながら教育環境を整えていただくよ│ │う要望いたします。                               │ │ まもなく、臨海部で建設が進められている21世紀型コンビナートの中心となるシャー│ │プ堺工場が稼動し、また関西電力・シャープにより世界最大級のメガソーラー発電計画が│ │推進されるなど、木原市長が成長産業の誘致と環境産業への転換等企業投資の促進に努め│ │られた努力が実を結びつつあります。本市は本年1月23日に環境モデル都市に認定さ │ │れ、臨海部におけるこれらの先進的な省エネ技術による産業構造の転換やLRTを中心と│ │した環境にやさしく利便性の高い都市公共交通の構築などが全国から注目を集めておりま│ │す。あわせて山口家住宅など重要文化財や伝統産業などの地域資源を生かした観光振興、│ │さらに本市の玄関口となる堺東駅周辺や中心市街地の再生など、本市の賑わいの創出やシ│ │ンボルとなる事業が動き出そうとしております。経済発展と環境保全そして伝統文化が調│ │和した堺らしさあふれる持続的発展可能な都市を構築し、全国や世界各国から訪れてみた│
    │いと感じる魅力と躍動感あふれる都市の形成を期待しています。           │ │ また、本市は、これまで「男女共同参画都市」宣言や堺市男女平等社会の形成の推進に│ │関する条例の制定など男女平等に向けた取り組みを積極的に推進してきました。その本市│ │で、10月に日本女性会議2009さかいが開催されます。平和人権都市・堺として、こ│ │の日本女性会議を成功させ、一層の男女共同参画社会の実現へ向けての契機とし、さらに│ │は堺市平和と人権を尊重するまちづくり条例に基づき、より人権を尊重する社会、世界平│ │和に貢献する都市へと取り組みを進められることを期待します。           │ │ 本年度は、自由都市・堺ルネサンス計画と新行財政改革計画の最終年度にあたり、政令│ │市の権限と財源を最大限に生かしたまちづくりの成果・効果を内外に示すとともに、市民│ │の安全・安心やまちの活力を生み出す施策を推進していくことが求められています。市民│ │・地域・企業の活力を原動力に、伝統ある自治都市としての賑わいや魅力を創出し、全国│ │の自治体を先導する都市として大きな役割を果たすべきだと考えます。        │ │ これまで木原市長は他市に先駆け2期8年にわたり行財政改革を断行し、事務事業の見│ │直しや職員数の削減、職員の給与制度の見直しなど人件費の削減に努められ、事業の選択│ │と集中により危機的状況にあった財政基盤を立て直し、本市発展の基礎づくりに努めてこ│ │られました。また美原町との府下唯一の合併を経て本市40年来の悲願であった政令指定│ │都市への昇格を成し遂げられるなど、本年をもって120年を迎える堺市政においてひと│ │きわ輝く本市の可能性をひらかれた木原市長に引き続き市政の舵取りを期待するものであ│ │ります。                                    │ │ 最後に、決算審査特別委員会の審議を通じ、各委員から出された市政各般にわたる指摘│ │や意見・要望を十分に尊重し、今後の市政運営にあたることを要望し、平成20年度各会│ │計決算の認定に対する賛成の意見といたします。                  │ └────────────────────────────────────────┘ ┌─────┬──────────────────────────────────┐ │ 会派等名 │ 田 中 丈 悦 委員                       │ ├─────┴──────────────────────────────────┤ │ 決算総括の討論を行いたいと思います。                     │ │ 今回の決算委員会を通じまして、私が取り上げました問題は、市民生活に関し行政とし│ │て果たすべき役割と課題、そして問題の解決に向けて、未成年者の喫煙と自動販売機問 │ │題、そして健康福祉分科会での地域セーフティネットワークのお元気ですか訪問活動につ│ │いて、この2点を取り上げさせていただきました。また、堺市の市政運営と説明責任を問│ │いかけるものとしまして、財政運営の基本的認識と収支見通しの見直し案の根拠の明確 │ │化、そして建設分科会では中村町における市街化調整区域の開発につきましての、これら│ │の諸点を取り上げて議論してきたところでございます。               │ │ さて20年度決算についてですが、対前年度比で建設事業費では35億円と、市債発行│ │では26億円の増となり、これは当市の財政当局にとっても痛いところであると思います│ │けども、市債発行の中には今までに準備されてこなかった、市負担の48億円分の退職手│ │当債が含まれる、こういう状況を迎えてございます。                │ │ 今決算について、当局は単年度収支で7年、実質収支で29年連続の黒字であると、こ│ │ういうふうに誇りました。そして、また4指標と政令市の都市比較におきまして、政令市│ │のトップクラスというふうにしております。4指標につきましてもそうでございますが、│ │経常収支比率と実質公債費比率の2つを十分に私達は注視をして財政運営に活用していか│ │なければならないと考えています。一方で、単年度収支、実質収支とともにいつ赤字とな│ │ってもおかしくないということを指摘させていただきました。これは単に財政運営上の問│ │題としてはもちろんそうでありますし、今日の経済状況、市税収入の減の状況から見て │ │も、このことが言えると思っております。                     │ │ こういった点から、収支見通しが遅れてまだ発表されていませんが、政令市の中での市│ │債残高第3位と誇る本市財政、これも今年度の大和川線やLRTなど、今後の4,600 │ │億円もの大型プロジェクトによりまして、本市の財政の基調は起債発行と市債残高増加へ│ │と大きく変わっていくことが予想されます。行財政改革によりまして、本市財政のプライ│ │マリーバランスは維持できたといたしましても、これらによる将来負担比率が増加してい│ │くことも間違いのないところでございます。                    │ │ そして、また、良好とされる市財政の一方での市民負担についてであります。市民負担│ │は起債残高では一人当たり33万円、世帯当たり72万円、これらが大型プロジェクトの│ │推進によりまして、そのピーク時には一人当たり43万円、世帯当たり100万円へと市│ │民負担が、この人口を減少とした場合、増加していくことも今回の議論で明らかになりま│ │した。このような市民生活という観点から本市財政、あるいは市民の生活を再度見回して│ │みますと、この間の定率減税の廃止による増収・増益につきましては、議会を通じて議論│ │してまいりましたけども、これらの負担は年間53億8千万円でございました。一方、公│ │共料金としての介護保険は高いほうから1番目、国保は回答の中で20年では3番目、下│ │水道料金は現在3番目、こういう状況であろうと思います。これらを最も低い自治体の料│ │金から比べた場合、下水道料金は1.6倍、介護保険料は1.4倍、国保料は1.3倍と│ │なるはずでございます。このように本市財政の財政運営という点からだけではなくて、最│ │も中心に置くべき市民生活という観点から見れば、市民の負担は起債負担とあわせて、こ│ │うした公共料金のトータルとしてとらえて考えなければならないと考えております。  │ │ 行政としての健全な財政の一方で、重い市民負担が堺市の中に並行して存在していると│ │いうことであります。ある意味ではこのような市民負担によりまして、本市財政の健全性│ │は保たれているということが本市の実情で、実相であろうかと考えております。この点で│ │市民負担の軽減を図ることとともに、このことが極めてこれからの財政運営の中で考慮し│ │ていくべきことではないかということを申し上げておきたいと思いますし、これからの │ │10年の見通し計画の中では、ぜひ人口推計を明確にして施策の誘導分として示していた│ │だきたいというふうに考えております。                      │ │ 次に、今申し上げました収支見通しの根幹にかかわる問題でございます。現在の市当局│ │が予定しております大型プロジェクトは、確かに26年をピークとして市債残高が減少す│ │る、したがって市民負担も減少する、このように答弁が行われてまいりました。しかしこ│ │の見通しであれば、今後、堺市は10年間、これらのプロジェクト以外の公共投資は行わ│ │ないということになるわけでございます。                     │ │ その公共投資の大型プロジェクトのうち、大方は都心部開発という堺市の中での一地域│ │集中、一極集中であり、これまでもさまざまに指摘がされてまいりましたように、例えば│ │中区や東区をはじめとした全市的な均衡発展は、10年間は置き去りになるということが│ │懸念されます。果たしてこれでよいのかとの問題が浮上してくるわけであります。そして│ │また選挙の結果は別にいたしまして、4年後におきましてもそうでございますけども、こ│ │の10年計画のもとで、木原市長のあとの市長も、この10年間の財政計画、これに基づ│ │いた市政運営を強いられるということが前提になって、この10年間の収支計画が成立す│ │るということになるわけであります。                       │ │ 財布はひとつでございますし、あれもこれもという時代から、あれか、これかという何│ │を市民の皆さんのもとへと優先課題として届けていくか、この選択の時代といわれる中 │ │で、果たしてこの都心、一地域・一極集中でよいのかどうか、このことが私は問われてい│ │ると思います。                                 │ │ また一方、私の聞き間違いかわかりませんけども、区の拠点を中心にして、今の堺市の│ │各区における地域での行政活動が行われると、ここを拠点にして木原市長は政令市を中心│ │にしてやってきたというふうにおっしゃられましたけども、これらの各支所での地域の施│ │設建設という意味でいえば、木原市長の前の段階からこれらが完成しているというふうに│ │思います。南区におきましても、ニュータウンと旧村といわれる地域におきましては、地│ │域間格差が明確にございます。堺市の全7区の地域間格差を是正する、そして全市的な均│ │衡発展をめざしていくまちづくりを行うことが、市民福祉と市民生活を向上させていく自│ │治体としての本来のあり方ではないのか。また、せめて政令市平均並みへと市民負担の軽│
    │減を図ることが、このまちに住み続けたいというそうした市民の思いとまちをつくること│ │ができるのではないか、こういったことが今、堺市に求められているのではないかという│ │ふうに考えます。                                │ │ こうした点からは、一極集中、一地域集中のまちづくりのあり方を根本的に見直す必要│ │があるということを、私は提起しておきたいというふうに考えています。       │ │ 次に、本市の課題と問題解決能力につきまして議論をさせていただきました。自動販売│ │機の問題につきましては取り組みを行っていただく、働きかけを行っていただくというこ│ │とでございましたけども、是非とも問題の解決を行うためにしっかりと調査をして問題解│ │決に向けた進行管理をお願いしておきたいというふうに思います。          │ │ そしてもう1点、健康福祉分科会で取り上げました地域セーフティネットのお元気です│ │か訪問活動でございます。超高齢化社会やニュータウンの限界集落化ということも議会の│ │中で指摘されてまいりました。地域のボランティア活動に頼るだけではなく、私は行政と│ │しての地域の保健衛生を含めた課題の一つではないのか、そのように位置づけてよいので│ │はないか、ふさわしいのではないかとこの点では考えています。必要な方へ週一回程度の│ │訪問をカバーできる目標を持つのは行政として当然ではないでしょうか。これを行うとき│ │には圧倒的に人員が不足しております。地域によって格差もございますけども、地域コミ│ │ュニティの不足の場合、あるいは地域の底力が、ボランティアの力が発揮できない場合 │ │は、私は今後職員対応も考える、そのような必要が出てくるのではないかと思います。現│ │状では補助金支出の合理的基準につきまして、早急にきちんと早いうちに整理・検討を行│ │っていただくことが、今後のこの事業を発展させていく一つの要件でもあるというふうに│ │考えています。                                 │ │ 次に、本決算委員会では議論できませんでしたが、いまLRT計画を中心といたしまし│ │て、堺市のまちづくりと説明責任が大きく問われております。また残念ながら見直し案に│ │ついては、市長がお約束をいただきました選挙前には出せないようでございますが、議会│ │の中で多くの議会と多くの市民と沿線住民の賛成が必要であるというご認識が示されまし│ │た。しかしこれにつきましては、一方でこれらの賛成が得られたのかどうかを、どう判断│ │するのかという建設委員会での長谷川委員の質問に対しては、理解を求めていきたいとの│ │答弁のみで、その市民意思の確認方法は明らかにされてございません。また昨日の市長の│ │ご答弁では堺東・堺浜間の建設計画を進めながら市民の皆さんと一緒に交通全体計画を協│ │議していく、このような趣旨のご答弁がされたのではないかというふうに受け止めており│ │ますが、これで今までの手順とどこが変わるのでございましょうか。         │ │ 振り返りまして、LRTにつきましてはルート1つ取りましても、懇話会から今回の計│ │画案のルートまで、変更や選定について、なぜそのルートになったのかということが明確│ │に説明されてきたでしょうか。市民の皆さんが直接に知ったのは、堺市が大小路ルートを│ │決めてからであり、市民団体の学習会であり、当局説明として開かれました市校区での説│ │明会でありました。市民の皆さんが言われているのは、まず行政と市民が一緒に交通全体│ │計画をつくり、その中にLRTを位置づけようということであり、LRT建設計画を先行│ │することや並行して考えていこうということではございません。           │ │ また強行しないとおっしゃるのであれば、是非そのように市民の皆さんとの全体の交通│ │計画づくりを、時間をかけても行っていく必要があるのではないでしょうか。堺市の政策│ │形成過程が市民の皆さんに見えてこなかったということが、今市民の皆さんが思っている│ │最大の不信を与えているというところであることを是非考えるならば、再考をお願いをし│ │たいというふうに私は思います。                         │ │ あわせまして市民合意の前提として見直し計画案にはきちんとした運行会社である南海│ │・阪堺と整備会社である堺市の収支の長期見通しと市民負担などを市民の皆さんの前には│ │っきりと示していただきたいこと、全体的な全市民的な課題であるということをご認識な│ │さるのであれば、この見直し案をもって全区での市民説明会を行うべきではないかという│ │ことを私は申し上げたいと思います。このままこの計画が進められた場合、市民合意には│ │到底及ばず、木原市長が進めるLRT計画が市民の中に亀裂を生む、このような大きな禍│ │根を残すことだけは避けていかなければならないというふうに私は思っております。  │ │ 最後となりましたけども、中村町における市街化調整区域の開発につきまして、議会の│ │中でご報告し議論させていただきました。無許可工事を許した点につきまして、行政とし│ │て何らかの反省が示されるどころか、4メートルの道路拡幅の開発許可の条件整備が、現│ │行条例のもので官民一体となって行われ、市街化調整区域の開発が進められている現状を│ │確認することができたと思っております。                     │ │ これらの点からこれまでのLRTの議論と同様に、昨年11月からの条例案の見直し作│ │業について、今日の議会まで、これらの方向性が明らかにされてこず、この点では議会に│ │とっても政策形成過程に議論が反映できないという問題が続いてきたわけであります。昨│ │日の議論とご答弁のとおり、人口誘導策の終焉という事態を踏まえまして、市街化調整区│ │域の開発抑制という本来の趣旨への転換へと舵を切っていただきたいということを申し上│ │げておきます。                                 │ │ 以上、今決算委員会を振り返りまして、まちづくりの基本的なあり方や行政の政策形成│ │過程の見える化などを含めたいくつかの点につきまして、この討論で触れさせていただ │ │き、改めてご提起を申し上げさせていただきたいというふうに思います。また、今後発表│ │されるであろう財政見直し計画、これをもとに今後の行財政運営につきまして、さらに私│ │は検討していくということを申し上げまして、本20年度決算につきましては、認定を行│ │うことを表明して私の総括意見といたします。                   │ └────────────────────────────────────────┘ ┌─────┬──────────────────────────────────┐ │ 会派等名 │ 日本共産党堺市議会議員団                     │ ├─────┴──────────────────────────────────┤ │ 2008年度決算について、日本共産党を代表して意見を申し上げます。      │ │ アメリカ発の世界経済危機のもとで、日本経済の深刻な悪化が引き起こされ、国民の暮│ │らしは重大な打撃を被っています。日本の経済危機は、構造改革路線によって貧困と格差│ │が広がるなど、社会のあらゆる分野でゆがみが深刻になっています。そして、将来へのく│ │らしの不安がいっそう広がっています。これまでの政治・経済の枠組みをこのまま続けて│ │いいのか。日本の政治のあり方の抜本的転換の必要性が、多くの国民にとって強く実感さ│ │れる状況となっています。こうしたもとで、構造改革を推し進めた自民・公明政権を退場│ │させるという明確な審判がさきの総選挙で国民によってくだされました。       │ │ 堺市政においても、政治と経済の適切な関係を守り、厳しい財政状況の中でも市民の暮│ │らしのための予算を最優先し、住民福祉を増進させ、市民の安全と健康を守り、教育条件│ │をよくするという確固とした姿勢が求められます。                 │ │ 堺市は、市民には財政が厳しいと繰り返す中、政令市の中でもトップクラスの高さにな│ │っている国民健康保険料、介護保険料、上下水道料金の大幅引き下げの願いに背を向けて│ │きました。その一方で、2008年度の決算は実質収支が29年、単年度収支が7年の連│ │続黒字になり、財政健全化判断比率でも国の示す指標をすべてクリアーするものであり、│ │市長は全国の政令市の中でも一、二の健全財政と述べています。           │ │ しかし、それは行財政改革の名のもとに必要な住民サービスを低下させたうえ、住民に│ │は高負担を求めてきた結果であり、決して胸を張れるものではありません。市民の福祉向│ │上や子育て・教育条件や安心して医療、介護をうけることのできる条件を整える財政運営│ │がなされることこそ、本来の市政のあり方ではないでしょうか。           │ │ シャープの誘致そのものに反対するものではありませんが、そのための基盤整備に多額│ │の税金を使った支援策は認められません。また、堺市の財政にも影響を及ぼすような、他│ │市に見られぬ破格の減税を行う支援策をとることは、許されません。         │ │ また、市役所庁舎の真向かいに16階建て再開発ビルをつくり、市民会館の建替えをそ│ │の中に組み込むことはすべきではありません。サッカー・ナショナルトレーニングセンタ│ │ー整備は大阪ガスの遊休地の固定資産税推定年間2億円の免除を行い、事業費も当初の予│
    │定よりも大きく膨らませたことなどには賛同できません。阪神高速大和川線建設は、もと│ │もと進めるべきではなく、多額の費用を要するものであり認められません。LRT・新型│ │路面電車建設計画は、これまでも様々な論議をしてきましたが白紙に戻し、全体の堺市公│ │共交通計画に位置づけるべきものであると考えます。                │ │ 堺市ブランド創造発信事業について、数億円単位の多額の費用を要する一方で、事業目│ │的や内容の不明確さ、調査段階からの契約の過程の不透明さなど、市民の理解を到底得ら│ │れるものではなく関連費用について認めることはできません。            │ │ さらに、民間委託・民営化などを推し進めることは行政の公的責任を後退させ、住民サ│ │ービスの切り捨てにつながるものであります。公立保育所の1カ所の民営化、小学校給食│ │の調理業務の民間委託5校拡大、学校等の用務業務の委託拡大12校園、青少年センター│ │などへの指定管理者制度の導入、図書館資料整理業務委託、移動図書館運営業務委託など│ │は認めることはできません。                           │ │ 以上の内容を含む本決算認定には同意できないことを申し述べ、日本共産党を代表して│ │の意見といたします。                              │ └────────────────────────────────────────┘ ┌─────┬──────────────────────────────────┐ │ 会派等名 │ 長谷川 俊 英 委員                       │ ├─────┴──────────────────────────────────┤ │ 私は、今期決算の審査にあたりまして、建設分科会ではLRTの問題、それから総務財│ │政分科会では消防職員の不正行為について、さらに本日の総括質疑におきましては堺ブラ│ │ンド創造発信事業についてさまざまな問題点について議論いたしました。まず改めてこれ│ │らの問題から論じたいと思っております。                     │ │ 今お示ししました先ほど議論いたしました週刊NY生活の記事についてであります。先│ │ほどの議論の中で中川理事から、このNY生活の記事については、毎日放送の取材によっ│ │て、この記事の内容が事実を曲げて書かれている、その旨のご発言がありました。ご記憶│ │にあると思いますが、念のため休憩中に毎日放送の関係者に確かめましたところ、毎日放│ │送が週刊NY生活の編集部と接触したのは、この記事が出た後だとおっしゃってました。│ │さすれば、記事の内容が毎日放送の取材によって左右されることはあり得ないことであり│ │ます。しかし、きょうの決算審査特別委員会の席上において、明確に堺市の理事はそうい│ │う答弁をなさった。事実関係のいかんによっては2つのメディアを冒涜することです。そ│ │してまた、この堺市議会の場を冒涜することになるはずです。私はこの事実関係をきちん│ │とお調べいただいて、何かあなた方は録音を撮っているということもおっしゃいました。│ │その録音を聞き起こすなど、あるいは両者との間で文書での照会などをやってらっしゃる│ │ならば、その証拠を添えて早急に私及び議会に対して、説明をしていただきたい。産業振│ │興局長、よろしいですね。そのことをまず強く求めておきたいと思います。      │ │ 次に、西消防署での防災協会の会計を担当していた職員の不正事件でございますけれど│ │も、私はこの事件の内容もさることながら、その後の処理をめぐる消防当局の対応に問題│ │を感じました。総務財政分科会では、消防局長は再調査することはしないというふうに明│ │言をされました。改めて総務局長にご答弁を求めて、その答えを聞いて、消防局長は答弁│ │を訂正しなけりゃいけない。そんなぶざまなことをやっていることも含めて、この間の消│ │防当局における事件の調査を究明する姿勢に極めて大きな問題があると私は思っておりま│ │す。                                      │ │ また、私が私の事務所の職員がこれらの関係書類を点検した結果をもとに、今このスク│ │リーンにお示ししておりますように、例えば平成18年5月31日、ダイベア株式会社か│ │ら9万5,000円の会費が振り込まれた。ところが現金出納簿には2万5,000円し│ │か納入をされていないではないか。いったいなぜか。そう問うたことに対して、当時の消│ │防署長は7万円は役員会の会費でありますと、こういう弁明を行った。しかし、この協会│ │の会計から7万円が支出をされた帳簿の記載は全くありません。さらに、それでは役員会│ │は別の帳簿をつけてるんですかと、問い合わせてあなた方から出てきた資料はこれであり│ │ます。確かにダイベアから7万円の会費が入ったことが記されております。どうして5月│ │31日に入金されたお金が、10月12日付けの帳簿に記載をされるんですか。こんなこ│ │とをきちんとお調べにもならないで、極めていい加減な答弁をこの議会でなさったこと、│ │私は極めて遺憾に思っております。ただ、これらのさまざまな問題はありますけれども、│ │私は皆さんに提案したことは、これらの仕事にあたっている方、この問題を起こした当事│ │者は別ですけど、消防吏員として堺市高石市消防組合に採用された。火を消すこと、ある│ │いは人を助けることに自分の命を捧げてもいいぐらいの気持ちで仕事につき、日々その訓│ │練をしていらっしゃる方に会計帳簿の点検をしてもらうというのは、ちょっと無理を要求│ │しているのではないか。もう少しきちんと総務局の部局、財政局が入って事実の解明をき│ │ちんとすること、そして市民の皆さんに説明ができるような調査結果を出すことを提案い│ │たしました。総務財政分科会では総務局長からそのことにあたる旨の答弁があり、今日の│ │休憩中には副市長からもやりますというお話を伺いましたから、時間があれば総括質疑で│ │確認しようとしておりましたけども、確認するまでもなくぜひとも私が提案した形で、こ│ │の問題がきちんと処理をされることを求めておきたいと思います。          │ │ 次にLRTの問題でございますけれども、このことについては、6月の議会で市長が本│ │会議の席で計画の見直しを表明されました。建設委員会では見直しの意思決定がどのよう│ │な形でいつ行われたのか、これをただしましたけれども結局明確な答弁はございませんで│ │した。また、市民の合意形成の手順についてのご答弁も得ようとしましたけれども、これ│ │もお答えができないような状況でございました。さらに私は東西鉄軌道という概念とLR│ │Tの位置づけについてただし、またLRT計画の進め方などについて論じたところであり│ │ます。                                     │ │ きのうは市長がこの問題でご答弁をなさいました。私のメモでございますけれども、市│ │長はこうおっしゃった。私の立場からは、意見をお聞きするということだ。強行するとい│ │う考え方は毛頭ない。東西鉄軌道について市民合意を得たい。その他のことは将来ビジョ│ │ンとして、もし再選されたら22年度予算で東西交通を含めて公共交通のネットワークを│ │2年くらいかけて検討したい。それ以外のバス、自転車も含めて検討する。その上で、公│ │共交通のあり方について、市民の皆さんと議論したい。市長、間違いないですね。こうお│ │っしゃたと私は思っております。どうでしょうか、この考え方、市長、間違っておりませ│ │んか。今この画面にお示ししましたのは、まちづくりと一体となったLRT導入計画ガイ│ │ダンス、平成17年の10月に国土交通省都市・地域整備局都市計画課都市交通調査室の│ │名前で、インターネットでも公開されてるものであります。松井市長補佐官は当然この内│ │容をよくご承知でありましょう。もしかしたら市長はこれまでお読みになっていらっしゃ│ │らないかもわかりませんが、LRT導入計画のポイントというのが第2章にございます。│ │あそこをお読みください。LRTの新規導入を実現させていくためには、以下のようなポ│ │イントに留意して計画・立案に取り組むことが重要である。表2-1として、LRT導入│ │計画のポイントが書かれてあります。1は計画づくりのフレームワークの工夫、その1つ│ │がまちづくりの目標の明確化、その次がLRT導入と連携して実施すべきまちづくりの一│ │体的な計画づくり、あわせて計画の初期段階からの市民との協議の推進、そして具体化に│ │向けて地域が支援する方針の検討、こういうことが書かれておりますね。2つ目の導入効│ │果を高めるための工夫、この項目には最初に都市交通施策との統合、まちづくりとの統 │ │合、ソフト施策との統合ということが挙げられております。             │ │ 第4章にはまちづくりと一体となったLRT導入計画づくりという表題のもとに、導入│ │計画づくりのフレームワークとして、LRT導入計画の検討に際しては、(1)まちづく│ │りの目標設定、(2)具体化に向けた施策パッケージの設定と評価、(3)関連する都市│ │交通施策、まちづくり施策、ソフト施策との統合、これらの3点に配慮し、まちづくりと│ │一体となった計画として検討を進める必要がある。はっきりとこのガイダンスには書かれ│ │ております。さらにその下には、こういう図式が提示をされて、左側にLRT導入計画と│ │いうものがあるならば、都市交通の施策、まちづくり施策、ソフト施策との統合、これが│
    │必要であって、都市交通施策、まちづくり施策、さらにはソフト施策ということが挙げら│ │れております。あそこに握手をしている絵がありますけれども、つまりLRTの導入計画│ │というのは、このように都市交通の全体政策、あるいはまちづくりの政策、さらに運行に│ │あたってのソフトの施策、これらのことが一緒になって進められないといけないことが国│ │交省の方針として示されております。もしかしたら、市長はこのようなガイダンスをご存│ │じなかったのかもわかりませんが、もしそうであれば私はこの際改めてこのガイダンスを│ │きちんとご認識いただいて、事にあたっていただきたいと思っております。この議会の中│ │で、建設委員会や分科会、2回にわたって私は議論してまいりました。きょうも議論がご│ │ざいましたけれども、公開質問状を市長に出した市民というのは、決して反対をしている│ │のではありません。むしろ、きょう、私がお示ししたような国交省のガイダンスを勉強し│ │て、なぜ、堺市がそのようにこの計画を進めてくれないのか、このことについて、おおい│ │に疑問に思って、今、自分たちもさらに、勉強を進めていらっしゃいます。これは、建設│ │委員会でお示ししましたけれども、連続学習会・勉強会をやって、市民は、自分たちが、│ │さまざまな知識を得て、それに基づいて市に提案をしよう、こんなふうに考えているわけ│ │であります。市長は、東西鉄軌道ということにこだわっていらっしゃいますが、このこと│ │は私、建設分科会でも指摘をいたしましたが、現実に計画されているLRT路線というの│ │は、堺市の東と西を結ぶものではありません。だれしもご認識なさっていらっしゃると思│ │いますが、堺市の全域から見れば、市の北西部にほんのわずかな区間に、敷設をされるも│ │のであって、今は、当初、皆さんから提案があったJR堺市駅までの路線でさえ、いつの│ │間にか全く議論をされることなく消え去っています。きのうの総括質疑での岡本室長はこ│ │んな答弁をしてました。どこでも、だれでも、自由に。すばらしいセリフですね。しか │ │し、果たして皆さんがお示しになっていらっしゃるLRT計画、84万の市民が等しく今│ │おっしゃたように、どこでも、だれでも、自由に使えるものでしょうか。そんな計画では│ │ないことはだれが見てもわかってる。東西鉄軌道、市長がお使いになる言葉、この言葉、│ │きのうもどなたかが発言していらっしゃいましたけれども、堺の市民が長年夢に見てきた│ │ことです。現実に私が住んでおります新金岡団地の中には鉄道用地、開発当初から計画さ│ │れたものがいまだに残っております。その東西鉄軌道、市民が描くイメージ、それと現在│ │の北西部に敷設する鉄路を一緒にすることはできないんじゃないですか。私は市民に誤解│ │を与えるようなことが、あるいはそのことを誤解して発言される方もいらっしゃいますけ│ │れども、そんな問題の提起の仕方では市民の納得を得ることはできないんじゃないかと思│ │っております。美原区あるいは泉北ニュータウン方面の住民の思いをどう捉えていらっし│ │ゃるのかと分科会で議論いたしましたけれども、それぞれの地域へのLRTの延伸などと│ │いう現実性の極めて薄い、そんな発言もなされるべきではないと私は思っております。 │ │ 現計画によるLRTの実現をすることに市民の合意を市長が得ようとなさいますならば│ │私はまず国交省が示しているガイダンスに従って、市内全域の公共交通の計画をたてる、│ │あるいは、その計画の中で今計画しているLRTがどのような役割を果たすべきか、この│ │ことをきちんと示すべきではないでしょうか。                   │ │ まちづくりの計画にしてもそうです。沿道住民の皆さんはそれを待ち望んでいらっしゃ│ │る。国交省のガイダンスにのっとってやってほしい、住民の皆さんはそう言っていると謙│ │虚にまず受け止めていただきたいと思います。                   │ │ 過日、政権交代が起こったことは皆さんはご承知のとおり。現実にはまだ新しい内閣が│ │成立しておりませんから、政権交代の時期に立ち入ったとは言えないかもわかりません。│ │しかし、これまでの政権を担ってきた自民党と公明党が文字どおりの惨敗をしました。市│ │長が圧勝を望むとおっしゃった候補者も見事に落選をしました。しかし、私は極めて多数│ │の議席を獲得した民主党、民主党の皆さんには大変失礼ですけれども、私は有権者が民主│ │党の政策を支持したわけではないと思っております。                │ │ ここに画面にお示ししましたのは、朝日新聞の世論調査です。下の方が民主党目玉公約│ │への賛否、子ども手当、全体では賛成は、ちょっと見えにくいですが、24%、反対が │ │43%。民主党への投票者でも43%しか賛成者はありません。高速道路の無料化に至っ│ │ては全体の20%しか賛成者がなく、65%が反対です。民主党に投票された方でも賛成│ │は27%、反対は56%です。こんなふうにその党が目玉にした政策に対する賛否がこん│ │な状態なのに民主党が圧勝しました。一体なぜだと皆さんお感じになっていますか。私は│ │今回の政権交代というのは決して有権者が政権を選んだわけではない。もちろんその側面│ │を全部否定するわけではありませんけれども、これまで長年にわたって日本の政権をずっ│ │と維持してきた自民党、あるいは途中から加わった公明党、これらのやってきた政治、そ│ │のような統治方法に対する市民の怒り、国民の怒りが政権交代をもたらした。それに代わ│ │る新しいものを民主党という受け皿に見つけたと考えております。これから政権を取った│ │民主党がどのような政治をやっていくのか注目されるところでありますけれども、しか │ │し、私は何よりもこれまでの統治方法を変えること、住民の参加、国民の参加に基づく政│ │治が行われるべきだと思っております。                      │ │ こんな時代を受けて、私はぜひ市長にぜひお願いしたい。きっと木原市長は今度の市長│ │選挙に勝つ自信をお持ちになっていらっしゃるでしょう。ちょっと首を振られましたけれ│ │ども、市長はその自信がなければ選挙に出られることはないというふうに思っておりま │ │す。きのうの質疑の中で指吸副市長はシャープへの負担協力を求める意向を口になさいま│ │した。それはいいことだと思います。しかし、LRTが完成する、少なくとも堺浜線、す│ │ぐに着工しても5年先だとおっしゃいました。これからいろんな検討をして計画を見直し│ │てやれば何年先になるでしょうか。そのころの日本経済は一体どうなってるでしょうか。│ │シャープの操業が行われてるかどうかも私は不安になってまいります。私は改めてこのL│ │RT計画というものを堺の市民にとってなぜ必要なのか、皆さんがおっしゃてます公共交│ │通を確保すること、大変大事なことです。その大切なことの中でLRT計画をきちんと受│ │け止め、そしてそれを市民の皆さんに提示をして、私は1案でなくてもいいと思うんで │ │す。民主党・市民連合からは中寄せという案も出てきました。いろんな案を皆さんが提起│ │をされて、市民が一体何を取るのか、どのような市民の議論をそこで巻き起こしていくの│ │か、そういう手続きをやることが必要なんでしょうが、時間はかかるかもわかりません。│ │しかし、私はこの前の本会議で市長に2期でおやめになった方がいいと申し上げた。しか│ │し、市長がどうしても出たいとおっしゃるならぜひ当選をめざしていただきたい。最も市│ │長は私の応援なんか欲しくないと思っていらっしゃるでしょうから、私は応援しませんけ│ │れども、しかし、当選された暁には今この政権交代の時代背景をきちんと認識されて、計│ │画の進め方、手法を改めるべきだ。そうしたらまた私は木原さんの名声が上がるかもしれ│ │ないと思っております。このことについては私は議会も考えるべきだと思っております。│ │少なくともLRTの問題を政治の道具、抗争の道具にしてはいけないと思っています。そ│ │のことは私はこれまで指摘をしてまいりました。なぜ予算化を急ぐんですか。市民の合意│ │を得ない中で予算化をするのは反対だと申し上げた。しかし、強引に予算化された。しか│ │し、市民の間に受け入れられないとみると文字どおり市長選挙を前にして見直しを表明さ│ │れた。市長選挙の前までに見直し案を出すと言われた。しかし、まだ市民の合意や納得が│ │得られるような案ができないことの結果、その見直しの時期も今、延期をされてしまいま│ │した。この経過を見て、私は大変残念でありますけども、せっかく見直しをお始めになる│ │なら、私は期間を定められずに、きょう、私が提起を申し上げましたような、国交省が示│ │しているガイダンスに基づいて、市民が本当に納得をし、さすがに木原市長はすばらしい│ │市長だと言えるような施策展開をやっていただきたいということをきょうあえて、この決│ │算の委員会の討論にあたって申し上げたいと思います。               │ │ なお、議題となっております平成20年度の各会計決算については、取り立てて具体に│ │指摘する項目はございませんので、同意することに異論を唱える立場ではないことを申し│ │上げまして、私の意見といたします。                       │ └────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 以上で委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。ご意見はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)  ご意見なしと認めます。  これより本件を採決いたします。本件は、それぞれ原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は、それぞれ原案のとおり認定されました。 ┌────────────────────────────────────────┐ △日程第六 議案第109号 堺市立町家歴史館条例        議案第110号 堺市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例        議案第111号 堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例        議案第112号 堺市国民健康保険条例の一部を改正する条例        議案第113号 堺市産業活性化基金条例        議案第114号 工事請負契約の締結について        議案第115号 工事請負契約の締結について        議案第116号 訴えの提起について        議案第117号 訴えの提起について        議案第118号 訴えの提起について        議案第119号 訴えの提起について        議案第120号 町の区域の変更について        議案第121号 町の区域の変更について        議案第122号 本市において住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について        議案第123号 南河内清掃施設組合規約の変更に関する協議について        議案第124号 富美山環境事業組合規約の変更に関する協議について        議案第125号 市道路線の認定について        議案第126号 大字平尾共有地処分について        議案第127号 大字南余部共有地処分について        議案第128号 大字北共有地処分について        議案第129号 大字金田・大字長曽根共有地処分について        議案第130号 土地の売払いについて        議案第131号 平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)        議案第132号 平成21年度堺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)        議案第133号 平成21年度堺市下水道事業会計補正予算(第1号)        報告第 30号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について        報告第 31号 損害賠償の額の決定の専決処分の報告について └────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、日程第六、議案第109号堺市立町家歴史館条例から報告第31号損害賠償の額の決定の専決処分の報告についてまで、計27件を一括して議題といたします。  本件は、去る8月25日の本会議におきまして、市民人権、産業環境、建設、文教、総務財政、健康福祉の各常任委員会にそれぞれ付託したもので、これより順次、委員長の報告を求めます。  まず、島市民人権委員長。 ◆48番(島保範君) (登壇)去る8月28日に開催されました本委員会の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました案件は、議案第111号堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例及び議案第131号平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員会所管分、以上2件でありまして、いずれも原案のとおり可決されました。  なお、日本共産党堺市議会議員団委員から、議案第111号堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例について、安全なまちづくりはすべての市民の願いである。住民の安全確保と防犯について、自治体の総合的な施策や住民の防犯活動が適切に行われることは当然である。しかし、本条例案は、さまざまな危惧されることがあるにもかかわらず、それをどうするのか市民的議論がされていません。危惧される内容として、例えば、1つ、軽微なマナー違反を取り締まるのがよいのか。2つ、防犯パトロールや防犯カメラの設置が住民をいたずらに不審者にするということになっていないか。3つ、住民の自主的な日常の地域コミュニティづくりの障害にならないかなどである。条例案前文では、あらゆる暴力を許さない安全・安心・快適なまちづくりを市民協働で進めていくことを決意しとうたい、あたかも市民の自主性を強調するような表現の一方で、第6条にあるように、条文内容は警察や行政主導の推進組織に一部住民を参加させることによって、市民生活への警察の介入を招きやすい内容となっている。これでは行政が住民に奉仕する立場ではなく、住民を取り締まる機関となり、住民が住民を監視する社会へとなってしまうのではないかと危惧するものである。また、第8条で、市は安全・安心・快適なまちづくり推進に関する組織を整備するとしているが、本市では関係法律・条例に基づき、防犯では堺市安全まちづくり会議、堺市子ども青少年健全育成会議、防災では堺市防災会議、交通安全の取り組みとして堺市交通安全対策会議、堺市自転車等放置防止対策審議会などの組織があり、各分野において市民協働の取り組みをしており、新たな組織の整備は理由がないと考える。さらに、第9条防犯等に対する取り組みでは、市民及び事業者は常に安全に対する意識を高め、みずからの安全の確保に努めるとあるように、行政責任よりも市民及び事業者の自己責任を強調するものである。この条文により、防犯カメラの設置につながる。条例が制定された他の自治体の多くは、これまで以上に防犯パトロール活動への参加が強く要請されるようになり、心理的な強制感が生まれている。そして、商店街や共同住宅、住宅街などへの防犯カメラの設置が進んでいる。たばこのポイ捨て及び路上喫煙の禁止については反対するものではありません。しかし、本条例案は、市民の基本的人権擁護の立場から問題点も多く、犯罪抑止の点でも実効性に強い疑問符がつく。この条例案は撤回し、さらに市民的議論を尽くすべきであると考える。以上の理由により、本条例案に反対するとの意見表明がありました。  以上で本委員会の報告を終わります。 ○議長(星原卓次君) 次に、大毛産業環境委員長。 ◆42番(大毛十一郎君) (登壇)去る8月28日に開催されました本委員会の審査結果について報告いたします。  議案第113号堺市産業活性化基金条例から議案第131号平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員会所管分まで、計5件でありまして、いずれも全会一致で原案のとおり可決されました。  以上で本委員会の報告を終わります。 ○議長(星原卓次君) 次に、野里建設委員長。 ◆14番(野里文盛君) (登壇)去る1日に開催されました本委員会の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました案件は、議案第116号訴えの提起についてから報告第31号損害賠償の額の決定の専決処分の報告についてまで、計11件でありまして、いずれも全会一致で原案のとおり可決、同意並びに承認されました。  以上で本委員会の報告を終わります。 ○議長(星原卓次君) 次に、西井文教委員長。 ◆15番(西井勝君) (登壇)去る1日に開催されました本委員会の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました案件は、議案第114号工事請負契約の締結についてから議案第131号平成21年度堺市一般会計補正予算(第3号)のうち本委員会所管分まで、計3件でありまして、いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに同意されました。  以上で本委員会の報告を終わります。 ○議長(星原卓次君) 次に、服部総務財政委員長。 ◆43番(服部昇君) (登壇)去る3日に開催されました本委員会の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました案件は、議案第109号堺市立町家歴史館条例から報告第30号損害賠償の額の決定の専決処分の報告についてまで、計8件でありまして、いずれも全会一致で原案のとおり可決並びに承認されました。  以上で本委員会の報告を終わります。 ○議長(星原卓次君) 次に、宮本健康福祉委員長。 ◆36番(宮本恵子君) (登壇)去る3日に開催されました本委員会の審査結果について報告いたします。  本委員会に付託されました案件は、議案第112号堺市国民健康保険条例の一部を改正する条例から議案第132号平成21年度堺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)までの計3件でありまして、いずれも全会一致で原案のとおり可決されました。  以上で本委員会の報告を終わります。 ○議長(星原卓次君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  通告がありますので、順次発言を許します。9番田中丈悦議員。 ◆9番(田中丈悦君) (登壇)田中丈悦でございます。私のほうからは、ただいま議題となっております議案第111号堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例案につきまして、私の意見を申し上げます。  この条例案は、この間の議会の中で提起をされてまいりました歩行喫煙や、私のほうからも提起をしてまいりましたごみのポイ捨て禁止などを含めた条例として提案されているものでございます。この点につきましては、今回の大綱質疑におきましてエリアの設定など、少なくとも各区での設定が行われなければ、一部堺区という地域条例の意味しか持たないのではないかなどの質問をいたしましたが、お答えは大変不明確なものでございました。その後、多くの市民の皆さんからお声と意見が寄せられ、そしてまた、私もこの条例案につきまして市民の皆さんとの意見交換をさせていただいたところでございます。まず、これらにつきましてご紹介をしておきたいと思います。  各項につきましてはさまざまな意見がございましたが、全体として意見が集中いたしました主な意見は、先ほど申し上げました歩行喫煙やごみのポイ捨て料金について、この中でもとりわけ過料金額についてのさまざまな意見がございました。そしてまた、相対としては一部の箇所のみでは実効的な効果が果たして上がるのかどうかという意見が多数、私のほうへは寄せられてございます。  2つ目は、市民の責務を規定している部分でございます。本市の責務が不十分で明確でないにもかかわらず、例えば道路交通法などの当然のことが記載されていたり、美化の推進が市民の義務の規定とされるなど、本来法令で規定されているもの、あるいは個人の自由意思にかかわるものが努力義務として規定されている点など、全体としての市民への必要外な、不必要な規制が入っているのでないかという点でございます。  次に、具体的な点におきましては、第8条の推進体制は本来当該の市が責任を持って行うべきものではないかという意見、たばことごみのポイ捨てといった目的を明確にした条例をつくるべきではないかとの意見、第14、15、20、21、22、23条など、美化条例部分に相当するこれら条例について絞るべきではないかという意見、条例案の屋外広告物規定では何ら現状で変わらないのではないかという意見、要援護者への支援など、この本条例の中に位置づけるよりも個別で考えるほうがより実効的でふさわしいのではないかという個々・具体的な意見が寄せられたわけでございます。  そして、最も問題となりましたのは、第20条の禁止区間の指定についてでありました。この禁止区間の指定につきましては権限を市長のみが持っているという点でございます。市民の立場は当該地域の住民の意見と団体の意見を聞かれるだけとなっており、表題の市民協働のまちづくりを掲げるのであれば、市民を主体に、有識者を含め市民自身が議論して決めるということが筋であり、市長専決のこれでは市民協働は名ばかりではないかという声でございます。この点につきましては、私も改めて市民主権・市民協働という観点について再認識をさせられたわけでございます。そしてまた、この観点は今堺市が最も必要とされている市民協働のあり方を問うている点ではないかというふうに考えます。  以上の点から、歩行喫煙やごみのポイ捨て禁止につきましては積極的な推進の立場から支持をいたすものでございますけども、市民の皆さんに定着する、あるいは市民の皆さんの活動などを支える、生活を支える条例として制定するためにも美化の部分に絞ること、あるいは包括的な条例とするとしても、別条例によるほうが相ふさわしいものや本来の個人の意思にゆだねられるべきものなど再整理を行うとともに、市と市民の役割について、また禁止区間の市民協働による制定など、この条例の名称が掲げる市民協働条例の名にふさわしい条例とするために、本条例案につきましては本議会の決定ではなく、いま一度これらの点につきまして市民の皆さんの意見を聞く、その時間をとり、さらに市民協働の名にふさわしい条例として再整理を行うべきである、行っていただきたいということを申し上げまして、現状のままでおきましては本条例案につきまして賛同することができないということを申し上げ、私の意見といたします。以上です。 ○議長(星原卓次君) 10番長谷川俊英議員。 ◆10番(長谷川俊英君) (登壇)私からは、ただいま議題となっております常任委員会付託案件のうち議案第111号堺市安全・安心・快適な市民協働のまちづくり条例についての意見を申し上げます。  先ほどの市民人権委員長の報告においても、共産党の議員団がこの条例に対する異論をお持ちであることを表明されました。また、ただいま田中議員からの各種の論点からこの条例案についての異論が表明をされました。私は両者がご主張になってらっしゃることに必ずしも同意する立場ではございません。ただ、この条例案が本議会に提案をされました最初の大綱質疑の場において、私がこの条例についてただしたことがございます。それは、条文の各所に市民の責務が規定されている、市民が主体となる必要性や互いに協力し合うことの重要性は否定はいたしませんが、努力義務であっても、そのことが地域組織の中で誤ってとらえられ、協力をしない人に対する心理的あるいは物理的な圧力が加わるようなことがないだろうか、そんなことを危惧をしていること、市当局においては条例運用上どのような配慮をするのかということを私はお尋ねをいたしました。  これに対して、市民人権局長からは、市民の皆さんの地域活動への参加については条例の推進組織を整備する中で役割や取り組み内容について十分配慮をしながら進めたい、また地域での活動団体で市民参加について誤解が生じないように留意をし、必要とあれば市として十分に対応する、このようなご答弁をいただきました。  その後、本議案が付託をされました市民人権委員会においても、私は委員外議員としての発言の機会を与えていただきまして、やはり私が危惧する点についてをただしました。大綱質疑でも触れました市民の責務、実にこの条例の中の10カ所に規定がございます。  また、この点は共産党の議員団からも指摘がございましたけれども、路上喫煙とあわせてビラ等印刷物を路上に捨てること、これにも過料を課すという罰則規定が設けられております。この点について私は、それではごみを路上に捨てなくてもいいような環境はどのように整えていくのかと。とりわけ私たちが街頭で配布することが多いビラ、議員活動の報告など、さまざまな政治的な主張や、あるいは市民の皆さんからもそのような政治的主張をなさることがあるかと思います。そのようなものが路上に捨てられることは容易に考えられることでございまして、ならば、きちんと捨てなくても済むような環境整備を本市が行っているのか、どうなっているのかということをお尋ねいたしました。しかし残念ながら、このことについては、まったくそのような整備の計画すら立っていないことが明らかになりました。環境整備をしないで市民に過料を課す、罰則をつける、これは私はやはり条例のめざすところではないというふうに思っておりますことも指摘をいたしました。  さらに、私が一番心配しておりました地域組織における住民への強制、このことについてはこれまでも私はたびたびこの場で、果たしてこの状況に対応するような地域組織が生まれているんだろうかと。またあわせて、ちょうどそのころテレビのドラマで放映されましたNHKの「気骨の判決」というドラマを引き合いに出して、あの戦争中に起こっていた大変不幸な地域組織の使われ方、そこでの国民世論という名のもとによって、すべてを国家や戦争のために投げ出さなければ非国民だと言われたような時代、こんな時代があったことを私たちは思い起こしながら、果たして間違いが起こらないだろうかと危惧していることを申し上げました。地域組織ということになれば、当然地域の自治会あるいは連合自治会などがその核になっていくのでありましょうけれども、これまで私たちは幾つかのこのような連合自治会をめぐる問題について指摘をしてまいりました。  きょうはその2つの例をご紹介したいと思いますけれども、例えば金岡南校区の自治連合会、一体何があったでしょう。会長が多額の不正なお金の流用をしていたのではないか、あるいはまた市の補助金を不正に受け取っていたのではないか、こんな事件が起こりました。会長だけではなく、役員の何人かの方々がやはり同じように市の補助金の不正な流用を行っていたということも明らかになってきました。そのことについて議論をしたことを皆さんはお忘れでないかと思います。  そして、もう一つの事例をご紹介いたしますが、先日LRTの延伸について三宝校区の連合町会から市長への要望書が出されました。今、私は連合町会と申しましたけれども、正確には連合町会長からというふうに申し上げたほうがいいかもわかりません。そのことを伝える読売新聞の記事には、連合町会を構成する19町会の会長らが協議して提出を決定と、こういうふうに記事がございました。きのう読売新聞の記者の方に確認をいたしましたら、取材をしたら連合町会長がそのようにおっしゃっていたというお話でございました。  また、堺市の鉄軌道推進室から報道提供された資料にも、三宝校区自治連合町会が堺市長に要望書を提出と書いております。このことについて私は過日の建設委員会で、果たしてこの町会の要望書はきちんとした規約や会則にのっとって組織的にきちんと決められてきたものであるのかどうか、そのことの確認がなされているかということをお尋ねいたしました。確認はなさっていないようでございましたけれども、実は昨日、私のところにある文書が届きました。これは連合会長の名前で、おそらくその方の自筆でありましょう。各町会長へのご報告として書かれた文書でございます。全文をご披露すれば時間がかかりますので一部だけを申し上げますと、例えば、今月は町会長定例会が休議のため別紙の地域要望書の検討承認を得られておりませんが、専門対策チームの方、連合三役で協議の結果云々ということがございました。検討承認を得られていない、このことを連合町会長ご自身が各町会への文書の中にお示しになっていらっしゃいます。このようなことがなぜ起こらなければいけないんでしょうか。協議をし、きちんと手続をした上でお出しになっても、ちっとも差し支えなかったはずのものを、あたかも協議が整ったのごとくして出す。私は、このあたりに自治会運営、地域の自治組織の運営の危うさを感じております。  もとに戻って、この市民協働のまちづくり条例の運営においても、果たしてこんなことが起こってはこないんだろうかということを改めて危惧をしているところでございます。市民協働、大変きれいな言葉です。また、私は、堺市民が安全・安心そして快適な暮らしを保証されることをだれしもが求めていると思っております。そのために本市としてしなければならないことがたくさんあり、また市民全域にそのご協力を得、市民の力によってその町をつくっていくこと、その大切さを否定するものではございません。  しかし、だとするならば、私はきょうこの議会での議論でもおわかりのように、議会の中でさえまだまだこの条例の内容について異論がある。そのことを少しは考慮して、もう少し練り上げ、本当に84万の市民全員がこの条例に基づいて協力をしよう、一緒にやっていこうと、そう思えるような状況をおつくりにならないんでしょうか。市民環境委員会において私は、もう少しこの条例を考え直すことがあってもいいんではないかということを提起いたしました。あるいはまた、私たちが危惧をしてまいりました問題をこの条例案が練られた検討懇話会において議論をされたかということをお尋ねいたしました。しかし、そこでの議論はまったくなかったそうであります。さすれば、議会でそのような指摘を受ければ、改めてさまざまな問題点について検討をし、市民全体が賛意を表せるような条例にしてこそ、この条例の本当の意味がある、そのことによってこの条例の目的が達せられるのではないかと思う次第であります。そのことを顧みないで、多数決によってこれを決定をする、このようなやり方は私はもう一度考え直すべきではないかと思っております。  政権交代が起こって、せんだっても申し上げましたけれども、今国民は日本のこれまでの統治の仕組み、政治の仕組みを変えてほしいという気持ちをあらわしました。新しい政権交代の時代、このことを認識しながら、私たちはもう一度、市民全体が協働すること、あるいは市民の自治、住民の自治、一体どのようにこれを実現していくのか、きちんとそれらを胸におさめて考え直していくべきであろうというふうに思っております。そのことを申し上げ、このままこれが採決されるならば残念ながら私は賛成ができないということを申し上げまして、本条例に関する私の意見といたします。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(星原卓次君) 以上で討論は終わりました。  これより本件を採決いたします。本件は、それぞれ原案のとおり可決、同意並びに承認することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は、それぞれ原案のとおり可決、同意並びに承認されました。 ┌────────────────────────────────────────┐ △日程第七 議案第136号 堺市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例        議案第137号 工事請負契約の変更について └────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、日程第七、議案第136号堺市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例及び議案第137号工事請負契約の変更について、以上2件を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。
    ◎消防局長(玉崎和実君) 議案第136号堺市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。付議案件綴及び同説明資料綴(その17)の3ページ及び4ページをご参照願います。  本件は、消防法の一部改正に伴い所要の改正を行うもので、平成21年10月30日から施行するものでございます。以上でございます。 ◎市民人権局長(以倉忠一君) 続きまして議案第137号の工事請負契約の変更について、ご説明申し上げます。5ページ及び6ページをご参照願います。  本件は、美原総合スポーツ施設建設工事に係る契約変更でございます。契約の相手方は土屋・木綿麻建設工事共同企業体で、変更内容といたしましては、本工事に使用した鋼材類の価格が著しく上昇したため、工事請負契約書第24条に規定された単品スライド条項に基づき、227万7,450円を増額し、契約金額を9億6,916万4,700円とする工事請負契約の変更の仮契約を平成21年9月1日に締結したものでございます。以上でございます。 ○議長(星原卓次君) 説明が終わりました。  お諮りいたします。本件については、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、それぞれ原案のとおり可決並びに同意することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件は質疑、委員会付託並びに討論を省略し、それぞれ原案のとおり可決並びに同意されました。 ┌────────────────────────────────────────┐ △日程第八 議員提出議案第 9号 改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書        議員提出議案第10号 大胆できめ細かな雇用対策を求める意見書 └────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、日程第八、議員提出議案第9号改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書及び議員提出議案第10号大胆できめ細かな雇用対策を求める意見書、以上2件を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。6番芝田一議員。 ◆6番(芝田一君) (登壇)ただいま議題となりました議員提出議案第9号改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書について、全議員を代表して提案理由の説明を行います。  なお、文案の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。  経済・生活苦での自殺者が年間7,000人に達し、自己破産者も18万人を超え、多重債務者が200万人を超えるなどの深刻な多重債務問題を解決するため、2006年12月に改正貸金業法が成立し、出資法の上限金利の引き下げ、収入の3分の1を超える過剰貸付契約の禁止(総量規制)などを含む同法が完全施行される予定である。  改正貸金業法成立後、政府は多重債務者対策本部を設置し、同本部は、①多重債務相談窓口の拡充、②セーフティネット貸付の充実、③ヤミ金融の撲滅、④金融経済教育を柱とする多重債務問題改善プログラムを策定した。そして、官民が連携して多重債務対策に取り組んできた結果、多重債務者が大幅に減少し、2008年の自己破産者数も13万人を下回るなど、着実にその成果を上げつつある。  他方、一部には消費者金融の成約率が低下しており、借りたい人が借りられなくなっている。特に昨今の経済危機や一部商工ローン業者の倒産などにより、資金調達が制限された中小企業者の倒産が増加しているなどをことさら強調して、改正貸金業法の完全施行の延期や貸金業者に対する規制の緩和を求める論調がある。  しかしながら、1990年代における山一証券、北海道拓殖銀行の破綻などに象徴されるいわゆるバブル崩壊後の経済危機の際は、貸金業者に対する不十分な規制の下に商工ローンや消費者金融が大幅に貸付を伸ばし、その結果、1998年には自殺者が3万人を超え、自己破産者も10万人を突破するなど多重債務問題が深刻化した。  改正貸金業法の完全施行の先延ばし、金利規制などの貸金業者に対する規制の緩和は、再び自殺者や自己破産者、多重債務者の急増を招きかねず許されるべきではない。今、多重債務者のために必要とされる施策は、相談体制の拡充、セーフティネット貸付の充実及びヤミ金融の撲滅などである。  そこで、今般設置される消費者庁の所管ないし共管となる地方消費者行政の充実及び多重債務問題が喫緊の課題であることも踏まえ、国に対し、以下の施策を求める。                    記  1.改正貸金業法を早期に完全施行すること。  2.自治体での多重債務相談体制の整備のため相談員の人件費を含む予算を十分確保するなど相談窓口の充実を支援すること。  3.個人及び中小事業者向けのセーフティネット貸付をさらに充実させること。  4.ヤミ金融を徹底的に摘発すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  引き続きまして、議員提出議案第10号大胆できめ細かな雇用対策を求める意見書について、提案会派であります民主党・市民連合、自由民主党・市民クラブ、クリエイティブフェニックス、自由民主党堺市議団、プロジェクト堺及び公明党堺市議会議員団を代表して提案理由の説明を行います。  なお、文案の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。  我が国の経済は若干の持ち直しの動きがみられるものの、引き続き厳しい景気動向の中で、雇用失業情勢は有効求人倍率0.43倍(平成21年6月)、完全失業率5.4%(同)と依然として最悪の状況が続いている。  特に、非正規労働者等の失業期間の長期化が懸念され、こうした事態に対応するため、政府は平成21年度補正予算に緊急人材育成・就職支援基金による支援事業を計上、35万人分の職業訓練機会の確保、30万人分の訓練期間中の生活保障など、雇用保険を受給できない非正規労働者・長期失業者などに対するセーフティーネット機能を持つ仕組みをつくり、ハローワークを中心にして総合的に推進している。すでに、基金による「職業訓練や訓練・生活支援給付金」の申請および支給が開始されているが、全国のハローワークの窓口における適切な対応が求められるところである。  ついては、我が国の雇用情勢のこれ以上の悪化を防ぐため、政府におかれては、下記の点について、さらなる取り組みを行うよう強く要請する。                    記  1.訓練・生活支援給付金の受給資格認定や支給事務に当たっては、対象の失業者が雇用保険の受給を受けていないという実態を踏まえ、柔軟かつ迅速な対応を行うこと。  また、職業訓練の委託先団体の実態も地域によって格差があり、各地域において、特に新規成長・雇用吸収分野の訓練コースの確保に努めること。  2.雇用調整助成金の運用に当たっては、中小・零細事業者の経営実態を踏まえ、社会保険労務士などの協力を得て、ハローワークが積極的な対応を行うこと。  3.こうした業務を円滑に実施できるようハローワークの窓口体制の全国的な整備に努めること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(星原卓次君) 説明が終わりました。  お諮りいたします。本件については質疑、委員会付託並びに討論を省略し、それぞれ原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件は、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、それぞれ原案のとおり可決されました。 ┌─────────────────────────────────────────┐ △日程第九 議員提出議案第11号 「天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞」の決議 └─────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、日程第九、議員提出議案第11号天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞の決議を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。13番米田敏文議員。 ◆13番(米田敏文君) (登壇)ただいま議題となりました議員提出議案第11号天皇陛下御即位二十年を祝す賀詞の決議について、提案会派であります公明党堺市議会議員団、民主党・市民連合、クリエイティブフェニックス、自由民主党堺市議団、プロジェクト堺及び自由民主党・市民クラブを代表して提案理由の説明を行います。  なお、文案の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。  天皇陛下におかせられましては、めでたく御即位二十年をお迎えになられましたことは、市民のひとしく慶賀にたえないところであります。  ここに堺市議会は、市民を代表して謹んで慶祝の誠を表します。  以上、決議する。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(星原卓次君) 説明が終わりました。  お諮りいたします。本件については、質疑、委員会付託並びに討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件は、質疑、委員会付託並びに討論を省略することに決定いたしました。  これより本件を採決いたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 ┌───────────────────────────────────────┐ △日程第十 議員提出議案第12号 安心社会実現のため平成22年度予算の確保を求める意見書        議員提出議案第13号 地方分権改革推進計画策定と新分権一括法制定を求める意見書 └───────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に日程第十、議員提出議案第12号安心社会実現のため平成22年度予算の確保を求める意見書及び議員提出議案第13号地方分権改革推進計画策定と新分権一括法制定を求める意見書、以上2件を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。17番田渕和夫議員。 ◆17番(田渕和夫君) (登壇)ただいま議題となりました議員提出議案第12号及び第13号について、提案会派であります、民主党・市民連合、自由民主党・市民クラブ、クリエイティブフェニックス、自由民主党堺市議団、プロジェクト堺及び公明党堺市議会議員団を代表して提案理由の説明を行います。  なお、文案の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。  まず、議員提出議案第12号安心社会実現のため平成22年度予算の確保を求める意見書について。  平成22年度予算については、すでに示された概算要求基準に基づき、各府省が概算要求しているところであるが、安心・安全を確保するために、特に年金・医療など社会保障について、1兆900億円の高齢化等に伴う自然増を認めるなど必要な修復が行われた。  財政健全化の観点から、歳出全般にわたる徹底した見直しや無駄の排除は当然のことであり、そうした歳出改革を継続しつつ、特に「安心と活力の両立」を図るための予算枠を確保することが何よりも重要である。  ついては、平成22年度予算の編成作業に当たって、下記の点に留意し、安心社会実現のための予算を確保するよう強く要請する。                    記  1.社会保障等の機能強化のため、高齢者医療制度の見直し、少子化対策の抜本的拡充、高額療養費制度の見直しなど、安心社会実現のための必要な施策について必要な予算を確保すること。  今年度補正予算に盛り込まれた女性特有のがん検診、難病対策などについては、平成22年度以降も施策を継続して実施できるよう十分な予算を確保すること。  2.平成22年度概算要求基準に設けられた「重点課題推進枠」では、格差の是正・固定化を防ぐ観点から、雇用対策や低所得者の教育費負担軽減などセーフティネットの拡充に重点配分すること。  3.「緑の経済と社会の変革」の実現に向け、重点配分を行うこと。  4.ゲリラ豪雨など大規模災害の発生に対する災害対策に万全を期すこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  次に、議員提出議案第13号地方分権改革推進計画策定と新分権一括法制定を求める意見書について。  現在、政府において第2期の地方分権改革が進められている。昨年12月8日に地方分権改革推進委員会が出した第2次勧告に基づく国の出先機関の改革や義務付け・枠付けの見直しなどの作業とともに、税財政改革や行政体制の整備などの議論を踏まえて第3次勧告を行うこととされているが、各省庁の抵抗などから第3次勧告の時期も明確ではなく、その後の地方分権改革推進計画や新分権一括法案の策定作業に大きな影響を与えるものと危惧される。  地方分権改革推進委員会の設置期限が明年3月までであることから、「経済財政改革の基本方針2009」に基づき、地方分権改革を着実に推進することが政府には求められている。  ついては、地方公共団体との協議を十分行いながら、下記の点について特段の取り組みを進められるよう強く要請をする。                    記  1.地方分権改革推進本部が決定した「出先機関改革に係る工程表」については、その具体化を図り、「改革大綱」に盛り込むこと。  2.義務付け・枠付けについて、第2次勧告でメルクマール非該当とされたものについては、廃止を原則に見直しを行うとともに、地方の条例制定権の拡大を図る見地から適切な見直しを行うこと。  3.税財政改革については、国・地方の税源配分「5:5」の実現を図るとともに、地方消費税の充実も含め、偏在性の少ない地方税体系の構築を図ること。  4.地方公共団体との十分な協議の上、地方分権改革推進委員会の勧告等を踏まえ、地方分権改革推進計画を早期に策定すること。計画策定後は、速やかに「新分権一括法案」を国会に提出すること。  5.地方分権改革の推進に当たっては、地域主権型道州制の導入を視野に入れて、基礎自治体優先、補完性の原則を重視し、自立した地方政府の確立をめざすこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以上、お願いいたします。 ○議長(星原卓次君) 説明が終わりました。  お諮りいたします。本件については、質疑並びに委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件は、質疑並びに委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。11番石谷泰子議員。 ◆11番(石谷泰子君) (登壇)ただいま議題となりました議員提出議案第12号並びに議員提出議案第13号について、日本共産党堺市議会議員団を代表して意見を申し上げます。
     まず、議員提出議案第12号安心社会実現のため平成22年度予算の確保を求める意見書案についてでありますが、今年度補正予算に盛り込まれた女性特有のがん検診、難病対策の継続やゲリラ豪雨など大規模災害の発生に対する災害対策に万全を期すことを来年度の予算に確保することは当然であります。  しかし、本意見書案に盛り込まれた「緑の経済と社会の変革」とは斉藤鉄夫環境大臣が経済財政諮問会議に骨格を提案し、まとめた文書タイトルそのものであります。内閣の一閣僚がまとめたものをそのまま認めたかのような意見書を地方自治法第99条の規定により地方議会が国または関係行政庁に提出することは、その本来の性格からふさわしいものではありません。  また、4月20日に発表された当該の「緑の経済と社会の変革」の文書の中には、安心・安全な原子力発電とし、原子力発電は低炭素エネルギーの中核として地球温暖化対策を進める上で重要な位置を占めるとし、原子力発電の新規建設の着実な実現、原子力発電の比率を相当程度増加させることや核燃料サイクルを確立するとともに高速増殖炉サイクルの早期実用化をめざすとしています。核燃料サイクルは、原発の使用済み燃料を再処理して抽出したプルトニウムを核燃料として利用するものです。プルトニウムを核燃料として使用することは、プルトニウム自体が化学的にも毒性が強く放射性元素の半減期が2万4,000年である点や、原子炉の冷却材に水や空気と激しく反応するナトリウムを使うなど、極めて危険な原子炉です。海外では技術的困難に加え、経済的にも多大な経費がかかるため、多くの国がこの路線から撤退しています。日本では、高速増殖炉もんじゅが核燃料加工施設JCOでの大事故もあり、核燃料サイクルの安全性が根本から問われています。この間、地震などの自然災害や事故、データ捏造などによって原発の停止が相次いでいます。しかも、事故や廃棄物による放射能汚染という環境破壊の危険も大きく、安全上も技術的にも未確立な原発に頼った温暖化対策はやめるべきであり、本意見書案はこうした理由からも認めることはできません。以上の理由により、本意見書案に反対します。  次に、議員提出議案第13号地方分権改革推進計画策定と新分権一括法制定を求める意見書案についてであります。本意見書案は、政府の地方分権改革推進委員会が昨年12月8日首相に提出した第2次勧告を基礎に、地方政治制度の変革を強く求め、新分権一括法案として国会に法案を提出することを求めるものとなっています。  分権委員を中心に進められている地方分権改革は、地域住民の声から出発したものではありません。政府の骨太の方針が道州制の前提となる地方分権改革と明記したように、地方分権の名により国の財政負担の削減、市町村再編の押しつけ、そしてその終結点として道州制の導入をめざしたものであります。全国町村会も、道州制導入のこれまでの議論は政府や財界主導によるものであり、主権者たる国民の感覚からは遊離したものであること、そして道州制の導入によりさらに市町村合併を強制すれば、多くの農山漁村の住民自治は衰退の一途をたどり、ひいては国の崩壊につながっていくと述べ、強制合併につながる道州制には断固反対していくと昨年11月の大会で特別決議を上げています。道州制のねらいは、国の仕事を外交や軍事、司法、全国規模の開発事業などに限定する一方、憲法に基づいて本来国が責任を負うべき国民の福祉と暮らしを守る仕事を地方自治体に押しつけることにあります。また、国の責任を財政的に裏づけている福祉・教育の負担金、補助金などの廃止、縮減にもつながりかねず、地方の一層の疲弊と地方自治の形骸化をもたらすおそれがあります。  また、第2次勧告は国が住民の暮らし、福祉、教育の最低基準を法律などで自治体に求めている義務づけ、枠づけの大規模な見直しを提案し、保育制度の最低基準の撤廃など、4,076項目の廃止を打ち出しました。こうした内容は認めることはできません。  また、地方の財源確保として地方消費税の充実を求めることは消費税の大幅増税に直結するものであり、反対します。  以上の理由により、本意見書案に反対します。 ○議長(星原卓次君) 以上で討論は終わりました。  これより本件を採決いたします。本件は、それぞれ原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)  起立多数であります。よって、本件は、それぞれ原案のとおり可決されました。 ┌────────────────────────────────────────┐ △日程第十一 議員提出議案第14号 保険でよい歯科医療の実現を求める意見書 └────────────────────────────────────────┘ ○議長(星原卓次君) 次に、議員提出議案第14号保険でよい歯科医療の実現を求める意見書を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。28番石本京子議員。 ◆28番(石本京子君) (登壇)ただいま議題となりました議員提出議案第14号保険でよい歯科医療の実現を求める意見書について、提案会派であります日本共産党堺市議会議員団を代表して提案理由の説明を行います。  なお、文案の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。  歯や口腔の機能が全身の健康、介護・療養上の改善に大きな役割をはたすことが厚生労働省の厚生労働科学研究等で実証されている。その結果として医療費を抑制する効果があることが兵庫県歯科医師会等で実証されている。  しかしながら、公的医療費の抑制により患者の自己負担が増大し保険で歯科医療を受けにくくなっている。国民は患者負担を減らしてほしいと切望している。  また、実質的に医療内容を左右する診療報酬は過去4回続けて引き下げられ、保険でより良く噛める入れ歯をつくることや歯周病の治療・管理をきちんとすることがむずかしくなっている。そのうえ、金属床の入れ歯、セラミックを用いたメタルボンド、レーザー治療などは今日において普通に行われている治療となっているにもかかわらず、過去30年にわたり歯科では、新しい治療法が保険にとりいれられていないことから保険の適用となっていない。「保険のきく範囲をひろげてほしい」これは患者・国民のいちばんの願いである。  よって、国及び政府においては、医療費の総枠を拡大し、患者負担を増加させることなく、保険でよい歯科医療を確保するため、次の事項の実現がなされるよう強く要望する。                    記  1.払える患者自己負担にすること。  2.良質な歯科医療ができるように診療報酬を改善すること。  3.安全で普及している歯科技術に保険が適用されるようにすること。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(星原卓次君) 説明が終わりました。  お諮りいたします。本件については、質疑、委員会付託並びに討論を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」の声起こる)  ご異議なしと認めます。よって、本件は、質疑、委員会付託並びに討論を省略することに決定いたしました。  これより本件を採決いたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立)  起立少数であります。よって、本件は否決されました。  以上で今期定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。 ┌────────────┐ △閉会 └────────────┘ ○議長(星原卓次君) これをもって平成21年第3回市議会を閉会いたします。 〇午後2時17分閉会  ┌──────────────────┬───────────────────┐  │堺市議会議長  星 原 卓 次   │                   │  ├──────────────────┼───────────────────┤  │堺市議会議員  筒 居 修 三   │                   │  ├──────────────────┼───────────────────┤  │堺市議会議員  森   頼 信   │                   │  └──────────────────┴───────────────────┘...